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  1. 静岡市議会 2013-09-30
    平成25年 経済消防委員会 本文 2013-09-30


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯内田委員長 ただいまから経済消防委員会を開きます。  今期定例会で本委員会に付託されましたのは、決算認定3件、議案5件であります。  審査に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんにお願いしますが、委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを意識して発言くださるようお願いします。また、特に反対の立場での討論がない場合は、簡易採決により決をとりますので、よろしくお願いいたします。  次に、委員会での質疑のあり方についてです。案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めてくださるようお願いいたします。  次に、委員会の進め方ですが、本日は、お手元の審査順序のとおり、経済局及び農業委員会事務局所管の決算3件、議案5件の審査を行い、あす10月1日に消防局所管の決算1件、議案1件の審査を行います。  このうち、認定第1号の一般会計歳入歳出決算中所管分と議案第183号の一般会計補正予算中所管分につきましては、本日は経済局及び農業委員会事務局所管分の質疑、要望・意見までを行い、討論と採決は明日の消防局所管分の審査とあわせて行います。  なお、認定第9号と認定第14号の2件と、議案第187号、第190号、第196号、第197号の4件については、本日、採決まで行いますので、この点を御承知おきください。      ────────────────────────────── 2 ◯内田委員長 それでは、決算審査に入ります。  認定第1号中所管分、認定第9号及び認定第14号の3件を一括議題とします。  これら3件に対し、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 3 ◯内田委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  なお、委員の皆さんに申し上げますが、発言の際には、議案書の番号とページ数、項目を述べていただくようお願いします。  質疑はありませんか。 4 ◯早川委員 それでは、お尋ねします。主要施策成果説明書4)、291ページ、先ほど、中段の海づり公園代替施設可能性調査事業ということで説明をいただきました。  これは清水港の港湾内ということで、11カ所から4候補地へ適地を絞り込むことができたということで調査は完了したと。今後これをどのような形で進めていくのか。間違いなくつくってくれるんでしょうね。  これは平成23年でしたか、東京電力に5億3,000万円ぐらいで売るのを、6月議会で承認しているんですよね。代替施設をやりますという話はそのときも出ていました。  海づり公園が実際どのくらい活躍したかというのはその後報道されていないのですけれども、それは当然の問題としましても、この調査の今後のスケジュール、つくるかつくらないかも含めて、説明願いたいと思います。
     それと、三保地区が世界文化遺産富士山の構成資産になりましたので、それに似合うような海づり公園というものを考えていらっしゃると思うのですけれども、そこら辺について、発表をすることができたら、説明願いたいと思います。 5 ◯村松清水港振興課長 それでは、海づり公園の今後の関係とスケジュールについてお答えをいたします。  平成24年度につきましては、清水港内を対象としまして、利便性、港湾法を初めとする法規制、あるいは整備事業費などを基本としまして、11カ所を対象に調査、比較検討を行い、清水港海づり公園代替施設可能性調査事業ということで調査を実施しました。この可能性調査の結果、4地区の候補地を絞り込んだということで、6月議会でもお答えをさせていただいたところです。  今年度の取り組みとしましては、この可能性調査結果をもとに、市民意見を聴取しようということで市民検討会、それと、庁内においての検討会ということで庁内検討会の、それぞれ2つの検討会を立ち上げ、今月までにそれぞれ4回実施する予定でございます。  まず市民検討会になりますけれども、こちらにつきましては市民目線での適地選定あるいは施設のレイアウトを検討いたしまして、また、庁内検討会では財源、候補地の事業費確保などを主に検討を進めております。  25年度につきましては、これらをもとに、最終的には来年度以降、基本計画あるいは国、県などの関係機関と細部にわたる協議・調整を図りまして、基本設計、実施設計などを経て、早期の整備を目指していきたいと考えております。  もう1つは、清水港は富士山の眺望が非常にいいということで、できましたら富士山を眺めながら釣りを楽しむことができるような、そういった公園を目指していきたいと考えております。 6 ◯早川委員 市民検討会だとか庁内検討会ということですが、当然大きな金額になりますので、これは3次総には間違いなく入れてくれるのですか。 7 ◯村松清水港振興課長 新たな総合計画の中には間違いなく盛り込んでいく予定でございます。ただ、これは今後の基本計画、基本設計、実施設計などがございますので、その推移を見ながら適宜、適切な金額を入れていきたいと考えております。 8 ◯早川委員 当然のことですけれども、つくってくれるんですね。 9 ◯村松清水港振興課長 建設をするという前提で取り組んでおります。 10 ◯早川委員 わかりました。ぜひそのようにお願いします。  続いて、同じく4)の257ページ、これは報償制度の関係もありますので、ここでもさらっと確認だけさせてください。野生鳥獣被害対策事業費ですけれども、ここで事業名の中に報償金だとか交付金というのが書いてあります。金額も出ています。有害鳥獣捕獲報償金、イノシシ、猿、鹿等で3,640万円云々。これは1頭につき幾らとなっているのか。それを捕獲した場合に、その後の処理はどちらがやるのか。それと、鳥獣見回り報償金というものがあるのですけれども、これはなかなか難しいと思うのです。ぶらっと散歩がてら行っても見回りになるのか、それとも、当局のほうに事後報告するのか、それとも毎日申請を出すのかということ。あと、後援会の交付金ですけれども、3つの猟友会に対して均等に出しているのか、あるいは会員の人数割で出しているのか、そこら辺を確認させてください。 11 ◯杉山中山間地振興課長 今の委員の質問ですけれども、有害鳥獣捕獲報償金については、とったときに1頭幾らという形になっています。具体的にはイノシシ1万円、鹿2万円、猿3万円になっています。それと見回り報償金については、とるときに人が行くということで、その行った人に対して1回650円ということで見回り報償金が出ています。  それと、猟友会に均等にお金を出しているかということですけれども、これについては、とった頭数とか、とりに行った回数で報償金は決められていまして、静岡猟友会とか、清水猟友会とか、庵原猟友会に、とった頭数とか行った回数でお支払いをさせていただいています。  処理のことですけれども、これについては、とった人である狩猟者が各自で処理をしていただいております。 12 ◯三浦委員 主要施策成果説明書の251ページで、水産漁港課に関してですけれども、海岸保全費について少し伺います。  海岸保全施設は防災の観点から早期に完成させなければならないと思っておりますけれども、執行率がこれでいくと53%ですか。ちょっと低いように思うのですけれども、これはどういう理由なのでしょうか。 13 ◯佐野水産漁港課長 執行率が低いという御質問ですが、海岸保全施設整備事業は、国の国庫補助事業を受けて実施しております。当年度当初、交付金決定額が要求額より大きく下回りまして、その後で工事を発注いたしました。その後、国への要望等も行いまして、1月に、国の予備費により予算措置がされましたが、適正な工期が確保できないことから翌年度に繰り越したということで、執行率が低くなっております。 14 ◯三浦委員 平成24年の実施額より繰越額が大きいのですけれども、平成25年度中に完成する見込みはあるのでしょうか。その辺を教えていただきたいと思います。 15 ◯佐野水産漁港課長 25年度中に完成する見込みがあるかという御質問ですけれども、先ほど言いました予備費1億7,200万円が、1月に予算措置された後に、さらに国の緊急経済対策によりまして、防災対策の進捗を図る追加交付金2億9,000万円を受けることができました。2月議会で補正の承認をいただきましたが、工事の早期発注に向けまして、焼津漁港に用地の協力を求め、ブロックの製作場所を確保することができました。これによりまして、25年度内に工事が完成する見込みでございます。 16 ◯三浦委員 補正をして、工事が1年前倒しになったような形になると思うのですけれども、25年度施工分の工事への影響というのはあるのですか。その辺をお願いします。 17 ◯佐野水産漁港課長 25年度の工事への影響という御質問ですが、先ほど言いました予備費によって予算措置されました工事につきましては、今年の11月に完成する見込みでございます。平成25年度分の工事につきましては、先ほど言いましたブロック製作場所があいてくるという形でございますので、引き続き工事に着手できるよう現在発注準備を進めております。その結果、25年度の工事につきましては、年度内に順調に工事が進むものと考えております。 18 ◯三浦委員 ちょっと変わりまして、同じ233ページの農業政策課についてです。  認定農業者支援事業補助金については、44経営体への1,300万円余の補助、助成が実施されておりますけれども、その内容と実際の農家の申請状況とか、その辺のことを説明してください。 19 ◯小林農業政策課長 この補助事業は、農作業の省力化や先端農業技術の導入等、経営基盤の強化を促進するために、農家の担い手であります認定農業者に対し支援するものです。平成24年度末で認定農業者数は632人おります。毎年30人から40人余の農業者の申請があるということで、24年度は44経営体ということになっています。  事業の内容は、導入に係る経費の3分の1、上限は80万円ということで補助しております。認定農業者の更新期間が5年間ということでありますが、その5年間に一度申請が認められておりまして、毎年5月中旬までを申請の期間としております。対象となっている主なものは、トラクターや施設栽培関係の暖房機であるとか、高設栽培の施設、また、自動換気施設、冷蔵庫等です。  毎年非常に多くの方から申請いただいておりまして、補助率は3分の1ということですけれども、24年度の実際の補助率にしますと、33%というふうに言っていますが、予算の関係もありまして、実際は22%程度の補助になっております。 20 ◯三浦委員 率の問題なんかをいろいろ聞くと、それでもうしようがないのかななんていう気もするのですけれど、そんなことも含めて、今後の対応についてはどのように考えておられるのか、その辺を説明してください。 21 ◯小林農業政策課長 今後の対応でございますけれども、近代化施設の導入等は、認定農業者の経営が向上するということで、これは後継者の確保にもつながる重要な施策だと考えております。実は、23年度から24年度になりますときに、予算が足りないということで、150万円ほど増額をしていただいております。しかし、24年度においても、先ほど申しましたように22%程度と、まだ公表しています補助率に達しておりませんので、今後も予算の確保に努めていきたいと思います。 22 ◯水野委員 2、3点お願いします。  289ページですけれども、日の出センターの維持管理、利用について質問したいと思います。  まず1点目は、成果指標のところで、施設利用率が、目標が30.0%に対して、目標ですよ、これ。それで、平成24年の実績が23.0%というのは、どうしてこんなに低い目標を立てて、そして24年の実績が23.0%で、評価の理由が、平成24年より利用率は減少したものの、平成22年以前に対して利用率は向上しているというのは、何かちょっと、これでいいんですか。  もう1回補足しますけれども、どうしてこんなに低い施設利用率の目標を立てたんですか。そうすると、どんどん低くなっていますので、またこの次ももっと低くなる可能性があって、それで、22年度よりはまだましだという、こういうコメントが入っているんですが、これはどうなんですかね。 23 ◯村松清水港振興課長 日の出センターについてお答えいたします。  まず、日の出センターは、臨港地区内に存在をしているということで、人のにぎわいづくりという観点からすると、非常に利用しづらいところがございます。目標を30%に置いたというのは、指定管理料が2分の1、その半分は指定管理者が収入によって賄うというようなことから、目標の施設利用率につきましてはさらにその半分の25%と。ところが減免等がございましたので、当初30%を意識しております。あと、この23%という実績につきましては、いろいろ努力はしているわけですけれども、結果的に後発であるテルサ、あるいは近年ではマリナートができたというようなことから、使用料等も含めて日の出センターはちょっと金額が高いということから、このような数値に至っております。 24 ◯水野委員 この立地というところで、私も時々利用させてもらうのですが、今も説明がありましたが、人のにぎわいというところの中で、周りのテルサ、マリナートに押されているという状況です。せっかくいい場所にあって、それなりの利用しやすい場所にあるんですけれども、意見・要望になってしまいますが、こういう施設を上手に活用していくということが大事だと思うし、それなりの知恵を絞って、もっと利用者をふやすということをしていかなければならないと思います。この利用率をもっと向上させるということは考えていないですかね。もっとアイデアはないですかね。 25 ◯村松清水港振興課長 利用率向上につきましてですが、8月に市民評価会議の中でも、この利用率が問われました。そのときの評価としましては再構築ということになったわけですけれども、臨港地区ということと、日の出センターの当初の目的が清水港を知っていただくと、あるいは清水港をより振興させるためという目的がございます。利用率につきましては昨今の状況により望めないのではないかと、そういったことから、利用率よりもむしろ、当初の建設目的であった清水港を知ると、あるいは産業振興のための施設として利用したらどうかというような意見もございました。  そういったことから、私どもとしましては、建設当初に立ち返って、清水港をよく知っていただくということで、これからは利用率よりもそういう事業、あるいはそういう施設の利用の仕方について検討していくという方向で考えていきたいと思っております。 26 ◯水野委員 いろんな時代の流れもありますけれども、せっかくすばらしい施設でありますので、ぜひとも当局としましてもアイデアを生かして、もっともっと利用率をふやす、あるいは工夫によっては何らかの措置ができるのではないかと思われますので、さらなる意気込みをここにぶつけていただきたいと思います。  2点目、225ページですけれども、農業後継者育成についてです。  婚活の事業までやらなきゃならないという非常に大変なことなのですが、私の知り合いの中でも結構年配の独身者で50前後の人が、結婚して1カ月で離婚しちゃったという話を聞いて、なかなかこれは難しいなと思うのですが、未婚率が高いと書いてあるのですけれども、わかったら、この農業従事者で独身の人というのは割合がどのぐらいか、わかります。 27 ◯小林農業政策課長 申しわけありません。独身率までは把握しておりません。 28 ◯水野委員 そこまで農業の振興が切実に迫ってきているというのはわかりますけれども、やはり農業の振興をするためには、農業の後継者を育成していくということが急務だと思われますが、当局としては今後、農業の後継者育成についての展望というんですか、こうしたら後継者育成できるのだろうというようなことがありましたら、答えていただきたいと思います。 29 ◯小林農業政策課長 先ほどもありましたが、婚活ということで、それも一つの育成だと思います。1つは、後継者の育成ということで、先ほどもありました認定農業者の経営状態を非常にいい方向に持っていければ、農業もこれで食べていけるのかなという希望が持てますので、後継者といったものに一番近づくのではないかなと思います。それと、国でもやっておりますけれども、青年就農事業といいますか、青年就農給付金というものがございます。これは、45歳未満の方が新たに就農する場合に、その支援をしましょうということで、研修期間にあっては2年間、年間150万ほど支給がありますが、また、就農するということになりましたら年間150万を5年間補助するというものがあります。  市としては、こういったものを積極的にPRするとともに、お茶の後継者につきましては、先ほど説明もございましたけれども、いわゆる新規就農の夫婦に入っていただくということで、受け入れ先のお茶工場と研修の夫婦をマッチングさせまして、そちらの支援を行っていくと。年間2組を予定しており、今のところ1組ずつ入っていますが、こちらに力を入れていきたいと思っております。 30 ◯水野委員 228ページの茶の振興事業です。以前、私たちの会派で、台湾でお茶の研究についての視察に行ったことがあるのですが、台湾の場合、お茶の消費は非常に多いんですよね。何で多いかというと、日本との大きな違いは、台湾の場合には、普通にお茶をたしなむという茶の文化があります。例えば、みんなでお茶を楽しみながら、語り合うというものが文化の中に固定されていて、お茶を飲むのが当たり前という状況になっているわけで、歴史も古いんです。  そこで、茶の振興について大変PRをされ、努力されているのはわかるのですが、それが成果としてつながっていかなきゃならない。その成果は何かというと、茶の消費量ということにつながるのではないかと思うのです。茶の消費量は実際、前にもたしかどこかで答弁があったと思うのですが、消費量の推移といいますか、どのぐらいなのか、お答え願います。 31 ◯小林農業政策課長 資料ですけれども、総務省にあります全国の家計調査によります1人当たりの購入量及び金額の調査でいきますと、平成24年の最新でいきますと、1世帯当たり購入量で891グラムというのが全国の平均であります。これは前年度、23年にしますと970グラムということで、若干下がっているという形になります。  静岡市の統計の数字で見ますと、平成24年度が2,400グラムで、全国の倍以上消費はしていると。前年23年度になりますと1,868グラムということで、若干ふえております。ここら辺は、22年度も1,800グラム台ですので、放射能の影響などもあったのではないかと予測されます。市内としては全国平均よりも消費はふえておりますけれども、全国的に見ると大分減っているということになります。ちなみに平成元年を見てみますと、1,300グラムほどということですので、大分ふえているということになります。 32 ◯水野委員 お茶に親しむということが消費をふやすことにつながるかと思うのですけれども、小さいときからコーヒーを飲んだりほかのものを飲んでいれば、そういう茶の消費につながっていかないと思うのです。中山間地へ行くと、お茶を日常的に飲めるような状況になっているのですけれども、この静岡市ではそういうふうに気軽に学校で、お茶が日常的に飲めるような学校があるかどうかはわかりますか。後継者でもいいですけど。 33 ◯小林農業政策課長 飲める学校というような形はないのですけれども、農家のほうで庭先でお茶を提供するとか、最近では、おおさわ縁側カフェというような、日を限りまして、市民の方に来ていただいて、その場でお茶を勧めると。その前は大間地区で縁側カフェがやられています。そういったところで、ある特別な農家の方というか、そういったイベントでは飲めるような形にしておりますが、常設しているところはなかなか少ないです。 34 ◯水野委員 最後になりますけれども、よく地方へ行っても静岡のお茶のPRをされていると思うのですが、私も視察のときに個人的に話をするのは、静岡のお茶を使った静岡割りの話をすると、大変地方の方は驚いて、酒の好きな人はすごく興味を示すんですよね。ただ単にお茶を飲むというのではなくて、そういうお茶を使って、これ静岡割りで飲むとおいしいよということと、そして、実際に飲んでもらう。夜でないといけないかもしれませんが、飲んでもらうという、そういうPRの仕方というのはどうなんですかね。  皆さんも地方に行かれたことがあると思うのですが、お茶割りってウーロン茶を入れているんですよ。静岡の人間は、お茶割りというと当然、静岡のグリーンティーで割ったお茶が出てくると思っているんですが、全国各地へ行くと、お茶割りというとウーロン茶が出てくるんですよ。それは僕は結構セールスポイントとして、静岡割りを広げるチャンスというか、いい売りだと思うのですけれども、その辺のことは全く考えていないんですかね。 35 ◯小林農業政策課長 お茶割りということで、静岡ではある意味スタンダードになってきているわけですけれども、全国的にはお茶にウーロン茶のほうがお茶割りではないかなと思っております。お茶割りをPRするということはちょっと考えてはおりませんが、ただ、お茶関連の例えばアルコールですと、緑茶ワインをJA静岡市で開発したりという形でやっていたり、あと、お茶を使ったスイーツですとか、本来でしたらお茶の葉っぱの消費も必要なんですけれども、こちらも含めて、いろんな形での消費が拡大されればという形で、東京に行きますキャンペーンでありますとか、そういったいろんな形でPRしていきたいと考えています。 36 ◯水野委員 私が最初にこのお茶割りを飲んだときに、何てうまいんだろうと感じたわけですよ。それで、体にすごくいいよって言われて、飲んでいる。そして、飲み口もいいということになると、やはりこれはもっともっと全国的にそういった形でセールスをしたほうがいいのではないかなと思います。もったいないなと思います。 37 ◯繁田委員 何点かお伺いします。  4)の262ページについて、これは期待を込めてお尋ねするのですけれども、企業をどんどん誘致してほしいという観点からお伺いをします。企業誘致推進事業ですけれども、ここの表のとおり、成果指標にある企業立地促進法の「企業立地・事業高度化計画」の承認件数が目標に対して倍の実績が上がっているわけですけれども、この計画の承認を受けたとすると、企業にとってはどういうメリットがあるのですか。 38 ◯森産業政策課長 どういうメリットがあるかということですが、企業立地促進法は、企業立地の促進による産業の集積とか地域活性化に、地域が主体的、計画的に行う取り組みを効果的に支援するための措置を講じた法律です。静岡市では、この法律に基づきまして、地域の特性に合わせた地域基本計画を県と策定いたしまして、その中で集積して業種を定めております。そのため、本市域内では、集積業種に該当する企業が設備投資を行う場合、企業立地計画や事業高度化計画を県に申請し承認を受けると、課税特例や金融支援、市の補助金などの支援措置が活用できるということです。企業のメリットですが、課税の特例として、建物取得5億円、機械装置取得3億円以上の場合は、建物・機械の特例償却が認められまして、これによりまして固定資産税の負担が軽減されるということが考えられます。  それから、金融の関係ですけれど、日本政策金融公庫から低利子の融資が活用できるということであります。さらに、金融機関からの融資を受ける場合には、保証限度額の拡大や保証料の引き下げが期待されるというものです。これらは基本計画を定めている自治体に立地する企業しか利用できないということです。また、静岡市では認証を受けた企業への支援といたしまして、平成24年度から中小企業高度化機械設備設置事業補助金を設けまして、500万円以上の機械設備を購入し、雇用を維持する企業につきましては、補助金を交付して設備投資への意欲喚起を図っているところでございます。 39 ◯繁田委員 今のお話についてよくわかりました。  それでは、256ページの温泉浴場管理の件について、お伺いをいたします。  ここにも5つの温泉場の表がありますけれども、24年度の事業仕分けの際に、廃止とか、あるいは再構築といった評価がなされたわけであります。そういった厳しい評価も出て、市としてどんな対応をされたのか。それについて、まずお伺いします。 40 ◯杉山中山間地振興課長 24年度に事業評価を受けて、その地域の住民や指定管理者が危機感を持って、市営温泉を核とした地域振興を取り組んでおります。特に廃止となった口坂本温泉については地域と指定管理者が一丸となって、フルートの音色が山里に響く温泉として誘客に努めております。  市としましても、温泉経営の専門家を市営温泉に派遣して、市営温泉の接遇、経営等の改善に取り組むとともに、きのうやりましたけれども、オクシズ温泉まつりを開催するなど、市営温泉のPRに努めてまいりたいと考えております。 41 ◯繁田委員 先ほどの説明にもありましたけれども、5つの温泉場が前年比較で約8%のお客さんが増加をしたという説明をいただきました。当然のごとく、昨年の4月14日に開通をした新東名の効果もあるのではないかと思いますけれども、市として意識をして、新東名開通にあわせて何か取り組んだといった現実はありましたでしょうか。 42 ◯杉山中山間地振興課長 新東名が去年4月にオープンしまして、非常に中山間地に行く時間帯が短くなったと。東名高速よりも中山間地に行ける時間が30分短縮されたということで、本市といたしましてもいろんな方策を実施してまいりました。  1つとして、新東名のSAの上下線、それと清水のPAにおいて、4月から3月までオクシズガイドマップを配布しました。これはオクシズの紹介をするガイドマップです。24年度で年間3万7,000部、月平均ですと4,100部ぐらいを配布いたしました。  それと、オクシズの農産物を広めていこうということで、新東名の静岡サービスエリア、清水のパーキングエリアにおいて、農産物の販売・PRのために、県と連携して臨時出店を行いました。年間で言いますと延べ18日間、出店を行いました。天候にも左右されますけれども、1日2万円から7万円ぐらいの売り上げがあったと聞いております。 43 ◯繁田委員 それじゃ、最後の項目とします。治山林道課にお伺いします。  4)の244ページに関連すると思いますが、9月18日にJR東海が発表したリニア新幹線の環境影響評価準備書について、我々とすると気になるところであります。工事に伴う残土を林道東俣線沿いに処分するという計画も盛り込まれております。そうなると、当然ダンプが相当多くこの林道東俣線を利用されると思うのですけれども、何といっても環境面と、あと一般の交通車両があった場合にはこれがどうなんだということになるわけです。まず昨年度の東俣線の通行量と、現状ではどんな維持管理をされているか、この点について教えてください。 44 ◯高木治山林道課長 林道東俣線につきましては、もともと林業経営を目的に開設した道路ですけれども、最近、エコパーク、それから中央新幹線計画に伴う井川地区の活性化とか観光面等々、非常に注目を浴びておりまして、重要な路線と考えております。しかし、御存じのように、深い渓谷を縫うように走る林道で、延長約27キロにも及ぶという林道ですが、道幅が狭く、大型車がすれ違えないような林道ということで、また、未舗装で急カーブも多く、ガードレール等につきましても一般道路のように整備されていないのが現実でございます。  そのため、現在は落石や崩土などの危険箇所も多い状況で、林業関係者とか工事関係者、それから井川の地元関係者などが安全に通行できるよう、また、事故を未然に防ぐための観点から、林道の入り口になります畑薙ダムの上流の沼平にゲートを設けて、一般車両の通行を規制している状況であります。許可に当たりましては、事前に目的や期間、それから車両等を記載した車両通行許可申請書を出していただきまして、内容確認の上、単年度ごとに許可している状況でございます。  そのような中で、平成24年度の通行量につきましては、12月28日以降の冬季については凍結等、降雪がありますので閉鎖しておりますので、4月26日から12月28日の間で956件の許可をしております。平成23年度が924件ですので、32件の増でございました。それから、通行車両数につきましては、平成24年度が5,295台、平成23年度が4,664台でしたので、631台多くなっています。多くなった主な理由としましては、先ほどのエコパークとか、中央新幹線の関係の調査、報道関係や視察関係の車両がふえたことによるものでございます。  具体的な維持管理方法についてです。まずゲートの管理につきましては、年間を通じて、現在はゲート管理業務を井川振興会に委託してございます。業務内容としましては、冬季閉鎖期間を除きまして毎日、ゲートをあけている朝の8時半から夕方5時までの間、ゲートに管理人を置きまして、通行許可車両の確認を行っています。そのほか、許可車両の通行に対して、危険防止とか自然保護等の呼びかけ、それから、林道の現在の状況等、情報提供などを行っております。また、このほか全27キロにつきまして週3回のパトロール業務等の管理業務を委託しております。こちらでは林道施設の破損とか危険箇所の有無を、パトロールによって目視で確認するほか、軽微な落石といったものの除去または路面凍結防止剤等の散布とか、地震や異常気象が起きた場合には、すぐに対応してもらって処理していただくということも行っていただいております。それ以上の崩土等で通行に支障が出た場合には、受託者からの連絡によりまして、単価契約によりまして、重機借り上げによる処理等を業者へ依頼して、速やかに通行ができるように対応しているところでございます。 45 ◯繁田委員 そうしますと、全長27キロメートルで渓谷を縫って走っているわけでありますけれども、平成24年度に実施した工事費や修繕費あるいは維持管理費、これが総額でおよそどのぐらいになるのか。そして、現在、潜伏しているものもありましょうけれども、確認をしている危険箇所というのが27キロメートルの中で何カ所ぐらいあるのか、把握しているだけで結構ですから、教えてください。 46 ◯高木治山林道課長 維持管理費について、まずは平成24年度の林道東俣線に係る工事費ですが、平成23年度に全額繰越分がございまして、そちらを合わせると、2件で合わせて2,430万円となっております。これは平成11年度に林道東俣線の改良計画を策定しまして、その後、毎年2,000万円程度を投資しまして、安全対策のための工事を実施してきております。また、修繕につきましては、6月にございました災害対応で1件、約50万円になりますが、それ以外に重機借上料として年間で約80万円で実施しております。これに先ほどお話しさせていただきましたゲート管理とパトロール等の管理業務の委託料が合わせて約600万円ですので、平成24年度の林道東俣線に係る年間維持管理費は合わせて、工事費を除いて約730万円になっております。  それから、危険箇所がどのくらいあるのかということですけれども、当該路線につきましては非常に自然環境が厳しくて、先ほど申しました平成11年度に一度調査して危険箇所を把握しておりますが、そのとき沼平のゲートから椹島ロッジまでの間で58カ所とされておりました。その後また台風等で現状が変わっているということで、平成24年11月に改めて全線の危険箇所の調査を実施しております。こちらは27キロ全線を行っていまして、強度補強や舗装、単独でガードレールを設置するような場所、細かいところはちょっと除いていますが、143カ所あると確認しております。 47 ◯繁田委員 いずれにしてもその143カ所について、危険箇所としての種類別に分けて大小があると思うのですけれども、それだけの数があり、管理方法もゲート管理ということですよね。これから本格的に工事が始まると当然、工事車両は急激にふえるということでありますので、JR東海に対して、林道管理者として、今後、林道を使用するに当たってどんな要請をしていくのか、あるいは完成に至るまでどんな協議をしていくのか、お聞かせいただければお願いいたします。 48 ◯高木治山林道課長 先日、JR東海から中央新幹線環境影響評価準備書が提出されたところでございます。その中に、残土量につきましては、建設発生土が360万立米とか、残土処理場として定めている箇所が7カ所といったものは表示されておりますが、具体的に残土処理場のどこにどれくらいとか、いつとかいった細かいスケジュールや内容というのは、まだ把握できておりませんので、詳細につきましてはそういったものを提示していただきながら、今後、JRと個別に協議していく、または国、県と連携しながら、現在、副市長が委員になっております県との中央新幹線整備推進本部会議というものもございますので、そういったところで連携しながら具体的な要請を行っていく予定でございます。  そうは言いましても、林道に相当数のダンプトラック等が通るのは多分間違いないものということですので、林道管理者としましては、林道東俣線の現状の利用者の安全を守ることがまず第一になります。そのために、先ほど言いましたように、大型車がすれ違えないような場所が非常に多いということですので、そういったすれ違いのできる場所の確保とか、危険な路肩部分の転落防止柵の設置とか、また舗装等の実施などについて、管理者として要請していきたいと考えております。  それともう1点、加えて、林道東俣線には22カ所の橋梁がございます。それから1つトンネルがあるのですけれども、当然それらの施設に影響がないように、壊れてしまわないようにということで、この2点については対応策を求めていかなければいけないと考えております。 49 ◯繁田委員 遺漏のない対応をお願いいたします。 50 ◯内田委員長 暫時休憩します。                 午前11時59分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 51 ◯内田委員長 それでは、休憩前に引き続き会議を再開します。  質問のある方、どうぞ。 52 ◯白鳥委員 それでは、時間も押しているようですので、当局の皆さんも的確な答弁をお願いいたします。  初めに、4)の225ページの中段にあります地域ぐるみ朝市応援事業について、お伺いをいたします。  大分回数もふえたということで、朝市を行おうとする農業者、団体も大分ふえてきているのかなと思っております。朝市をやってもなかなか売り上げが上がらないということになると、継続していくのもいかがなものかと考える向きも出てくるわけでありまして、その辺の売り上げの状況などをわかる範囲で教えていただけたらと思います。 53 ◯小林農業政策課長 先ほど三浦委員から認定農業者の関係の質問がございましたけれども、その回答の中で1点間違いがございまして、訂正させていただきます。  150万円の予算措置で増額をお願いしたということを、平成23年度から24年度になるときということでお話をしたのですが、実は間違いで、平成24年度から本年度の25年度になるときに150万円増額されたということです。申しわけございません、訂正をお願いいたします。  それでは、ただいまの質問についてお答えいたします。  地域ぐるみ朝市応援事業ということで、こちらにありますのは2カ所ございまして、1つは、清水区の草薙地区のみのり朝市、それからもう1つは、葵区の上足洗の朝市の会の2団体です。  まず、みのり朝市ですが、お伺いしましたところ、大体1回に1軒当たり5,000円程度というような話で、5軒のグループでございますので、10回開催されまして、年間27万円程度かなと。また、上足洗の朝市の会ですが、こちらはちょっと少なくて、1回3,000円ぐらいというようなお話ですので、8軒ということで、10回開催されたということで、24万円程度というようなことでお伺いをしております。 54 ◯白鳥委員 ちょっと残念な数字かなと思います。たくさんの人が集まっていただかないとなかなか売り上げも上がらないと思いますけれども、朝市というのは歴史的に見ますと、地域の非常に重要な食材を提供される一番大事なところの1つであったわけです。今は観光的なものとか、あるいは地産地消とかという部分で進められているのだろうなと思います。その辺の広報の仕方について、当然主催をされるところが中心となって広報を進めていくことになろうかと思いますけれども、やはり市もそういった朝市が行われるということについての広報が大事になってくるのかなと思いますので、今後の周知に対する姿勢といいますか、取り組みについて、お伺いをいたします。  それから、より多くの地域で開催できるように、要件について見直しを検討ということを書いていますけれども、現在どんな課題があって、見直しというところがあるのか。その辺のポイントを同時に示していただけたらと思います。 55 ◯小林農業政策課長 まず、周知の方法ということですけれども、各農協の営農センターや支店等の担当者等も加えまして説明会を行ったり、農業者の集まり、いわゆる部農会などの会合がありますが、そういったところへ出向きまして説明会等も行ってまいりました。また、無人販売等が集中といいますか、大分集まっているのではないかと。そういう地区にあっては、こちらは地元に入って説明会をしたりということもやっております。今後も、ホームページを使いましたり、広報紙を使いましたり、いろいろな方法で周知をしてまいりたいと思います。
     それから、先ほどもう1点の要件緩和ということですけれども、集まってやるというのがなかなか難しいということになっておりますけれども、今後、団体の人数であるとか開催の条件、何回やるとか、そういったところを地元とよく話をしながら、開催しやすいような形に検討していきたいと思っております。 56 ◯白鳥委員 開催要件については、現在、開催するときに、出店をされようとする皆さんにとって、何かこういったことがあるのでなかなか出店できないよとか、そういったような問題があるのかということを聞きたかったのですけれども、その辺のところについては特にはないという感覚で、今後、数多くの人に参加していただこうということについての何か要件的なものを整えていこうという感覚の話ですか。 57 ◯小林農業政策課長 ただいま委員がおっしゃっていただいたような形で、地元と密着したよりよい形に、これから検討していきたいと思います。 58 ◯白鳥委員 じゃ、次に227ページの援農ボランティア事業について、お伺いをいたします。  まず、この事業の内容について、確認の意味で概要を説明していただけますか。 59 ◯小林農業政策課長 このボランティア事業ですけれども、後継者不足や高齢化によりまして人手不足になる農家と、農業をサポートしたいという、そういう市民の方々、消費者、それに農業に関心のある大学生といった若者や、あるいは退職をされた方々、そういう農業に関心のある方々を市で農作業のボランティアということで募集をしまして、つなげていこうと。援農ボランティアを希望する方は、15歳以上が対象になっておりますけれど、まず農業政策課に申込書を提出していただきます。ボランティア登録をしていただきまして、その後、登録者が、受け入れ農家リストの中から自分の希望する農家へ直接連絡をとっていただいて、それでボランティアを実施していただくという事業です。この際、市では、万一のけが等が心配になりますので、ボランティア保険等の加入手続、また保険料の負担をさせてもらっています。 60 ◯白鳥委員 それで、今後の取り組み内容ということで示されていますけれども、今、団塊の世代の皆さんも含めて、こういったボランティア、農家の仕事のお手伝いをしたいという方の数もふえてくるかと思っております。ここに、市を介さずに直接そういったボランティアの皆さんが、農家の皆さんと契約を結んで進めていくということが示されているのですが、実際にこのボランティアに参加をされている皆さんの一部に、お話を聞きますと、やっぱりきちっとした介在をしていただいて、農家の皆さんのお手伝いをしたいという希望を持っている方が多いように感じているのです。定着ということについてはまだまだなのかなと思っています。余り早く市のほうが手を抜いちゃって、直接やってもらおうなんていう形で考えるよりは、もう少し定着の方向で、市が介在をして進めていくほうがいいのではないかなと思っているのですけれども、その辺についての考えはどうでしょうか。 61 ◯小林農業政策課長 委員のおっしゃるとおりでございまして、実は、平成20年度からこの事業を実施しておりますけれども、ボランティアと農家というところである程度コミュニケーションもとれているような、信頼関係がとれているような農家さん、ボランティアさんもおります。そういった方については、かえって私どもが間に入るよりは、直接やっていただければと思います。  ただし、今おっしゃられましたように、まだなかなかそこまでいっていないボランティアさん、農家さん、そういう方々にあっては、市のほうで仲介して、双方に都合のいいような形を、これからもとっていこうと思います。 62 ◯白鳥委員 その辺、簡単に手を抜かないようにして、定着するところまで引っ張っていってあげてほしいなと思います。  次に、230ページになりますけれども、農業団体育成指導補助金についてお話を聞きたいと思います。  農協を中心として、農業者に対して技術的な指導やらを進めていくための補助金ということになろうかと思いますけれども、実際の農業者の皆さんの中には、果たしてこの技術指導を通して新たな知識が生まれてきているのだろうかということについて、若干の疑問を持っている農業者もいらっしゃるという観点に立たせていただきたいのです。平成24年度はどのような形で農協の指導が行われたのか、その辺のところについて、教えてください。 63 ◯小林農業政策課長 技術指導がなかなか十分ではないのではないかという御指摘ですけれども、農協の実務者等の間で、農協の技術者の肥培管理であるとか技術指導なども、一定の水準を保つために、農業振興の中にあっては重要な役割を果たしているのではないかと思います。  市としては、技術的な指導について、市自体の技術者がなかなかおりませんので、農協の技術者であったり、また、県の中部農林事務所の技術者であったり、そういった方々の力をかりて技術指導をやっているわけです。本年におきましても、今申しましたような形で、県の職員または農協職員の技術指導をある面、非常に頼りにしてといいますか、一緒に指導を行いまして、農業振興を図っていくというふうに思っています。  農協の営農指導としましては、今おっしゃられました技術指導のほかに、営農のコンサルであるとか、また、お茶におきましては、最近お茶の価格も低迷しておりまして、それにかわるほかの作物の栽培にも取り組んだり、また、果実などにおいては巡回指導とかを行いまして、果実の分析調査なども行っているところです。 64 ◯白鳥委員 私が聞く話によりますと、要するに農家の皆さんも、後継者の問題とか、いろんな部分で課題を抱えているわけです。そういった現実的な指導ということもですけれども、今、コンサルという話もしていただいたのですけれども、その辺の経営上のいろんな課題に対して、果たして農業者の皆さんが満たされるだけの指導というか、つながりを持って対応がなされているのかどうなのか、その辺のところを非常に危惧するわけです。その意味で、もう少し市も、こういった課題に対してこんなような指導を、こんなようなコンサルをという進め方というのも必要なのではないかなと。農協さんなどの大きな団体に対して、こういうようなことについて注意をしながら指導していただきたいということを提言していくことも必要なのではないかと思っているのですが、その辺の市の考え方としてはどうでしょう。 65 ◯小林農業政策課長 指導不足という声が聞かれるということで、危惧されているということですけれども、このことをJAにも伝えまして、また、今後、より一層適切な指導に努めていただけるように要請をしてまいりたいと思います。 66 ◯白鳥委員 その辺よろしくお願いいたします。  次に233ページの一番上に、新規就農支援事業ということで、平成24年度は20代の御夫妻が1組、こういった指導、研修を受けたという話が示されています。今後こういった皆さんがふえてくることが非常に楽しみになるわけですけれども、一方では、農業者の現状というのはなかなか厳しい状況がある中で、就農という形をつくっていくためには、農地の確保やらいろんな問題で、この研修後の支援が市にとっても要求されてくるのではないかと思っているのです。今、1組がようやくスタートしたという段階ですけれども、その辺の市の支援についての検討は行われているのでしょうか。 67 ◯小林農業政策課長 新規就農について、研修に入ったその後が御心配ということで、ごもっともだと思います。  まず、農地の確保の件につきましては、茶工場等の研修先の募集要項で実践研修の修了までに、その研修生に対して農地の紹介をするということが、研修生を受け入れる要件になっております。研修生が就農するときには、ある程度農地の確保がされているものですから、また、その農地から生産されるお茶で販路ということが問題になるのですけれど、それにつきましては、これも受け入れ先の条件で、修了後3年間はそのお茶工場で生葉を買い取るということで設定をさせていただいております。研修先としましては、研修者に多くの茶園を管理させて、多くの生葉を出荷してもらうということが、その農家にとっても経営の安定が図られることだと思います。研修修了後も引き続き、研修修了者に対しまして農地の紹介や生葉の買い取りは続けていくことが期待できるのではないかと考えております。  また、先ほど新規就農の国の事業のことをちょっと御説明いたしましたけれども、45歳未満の新規就農者であれば、一応5年間、150万の保障がありますので、少しの間かもしれませんが保障されるという形にはなっているかと思います。 68 ◯白鳥委員 次に234ページの畜産振興指導費の中のスズメバチについて聞かせてください。  ことしも、私のところにも、スズメバチの被害の以前に、スズメバチの巣ができてしまって困っているという相談がありまして、市で対応していただいて、ありがたいなと思いましたけれども、なかなか相談窓口について市民の皆さんがわからないという現状があるように思っております。対応は今どんなふうにされているのかということについてお伺いをするとともに、周知についてもう少し、今いろんなところでこの問題が出てきておりまして、新聞などで見ると、大分被害があるという話も出てきているものですから、その辺の対応について、考えていることを教えてください。 69 ◯小林農業政策課長 まず、どういう形で対処しているかということから御説明いたします。  市民から捕獲の依頼があった場合、当課に電話が入ってくるわけですけれども、職員が電話で詳しい状況を聴取いたします。スズメバチの巣があるということを確認した上で、委託業者にファクスで駆除をお願いいたします。スズメバチが飛んでいるだけでは駆除ということにできませんので、巣を確認してもらっております。それから、業者へファクスを送りまして、その後、業者から市民の方に折り返し連絡をして、その依頼者の方と一緒に、立ち会いのもと駆除を行っていると。原則としまして、依頼から休日を除いて2日間、5日以内で駆除ということになっております。ただ、非常に高い場所ですとか、屋根裏だとかいう危険な場所で、どうしても駆除できないという場合も出ております。  それから、もう1点の周知はどのようにしているかということですけれども、ホームページに詳しい内容といいますか、スズメバチの写真とかアシナガバチの写真、巣とかいったものを、なるべくわかりやすい形で表示をさせていただいております。そういった中で、電話等で連絡が来た場合でも、もしパソコンを開けるというような状況にあれば、パソコンを開いてもらいまして、それで内容を確認してもらうと。それから、いろんな広報を通じまして、スズメバチについて周知を図っているというところです。 70 ◯白鳥委員 昨年度、このスズメバチによる被害といいますか、そういったものはあったのでしょうか。その辺について、把握されていますか。 71 ◯小林農業政策課長 市民からの電話の際に、刺されたというような形で聞いたことはございますけれども、どこまでが被害というか、ちょっとわからないのですが、ひどくなったというようなことは聞いてはおりません。 72 ◯白鳥委員 実は被害って結構あるのですね。皆さんもよく聞いていると思うのですけれども、それも病院に行ってかなり手当てをしなければならないという被害はいっぱいあるわけでして、子供さんも被害に遭ったという話も私は聞いているのです。そういう状況があるということですので、時期が来ましたら、このスズメバチ被害というのは怖いことだという認識を、市民の皆さんには持っていただくというような対応も、やっぱり必要なのではないかと思います。広報紙も減ってしまうということでどうなのかなと思ってはいますけれども、きちっとした伝え方、マスコミの皆さんを通して、そういったことをできるだけ発信するということも大事だと思いますので、ぜひともそんなことについても気を置いておいていただきたいなと思います。  じゃ、次に246ページ、水産業振興ということでお話をお聞きしたいです。  この中にはアユ釣りをやられる方もいらっしゃると思うのですけれども、近年、安倍川、藁科川、興津川は若干いいというお話ですけれども、災害等の関係もありまして、大分厳しい状況になっているということです。温暖化とか環境が変わってきてしまっているのかなと思うのですけれども、一方では、大井川のほうでは大分ことしはよかったという話も聞いておりますので、やっぱり水産を振興するというスタンスが大切です。  それから、静岡には本当にたくさんの釣りを楽しむ皆さんがいらっしゃるものですから、その皆さんが遠くに行ってアユ釣りを楽しむということではなくて、静岡市内にせっかく安倍川、藁科川、興津川というアユが生息するところがあるので、何とか環境を整えていかなければならないと。そのためにはいろんな角度で協力していかなければならないと思っているわけですけれども、現状の川の状況について、水産漁港課としてはどんなふうに認識をしているのか。また、どんな取り組みを昨年度行われているのか、その辺について、御説明をください。 73 ◯佐野水産漁港課長 まず、安倍川、藁科川の状況につきましては、平成24年の台風による大雨で増水した結果、河床が変動したり、本年の猛暑による河川の瀬枯れがありまして、漁場が被害を受けていると感じております。そのため、アユの遡上が減ったり、ふ化場所が減少するなど、魚にとって安倍川、藁科川は厳しい状況であるのではないかと認識しております。  それで、現在、静岡がアユ釣りのメッカということで、どのようなことをここに来てやっているかという質問ですけれども、漁協と市は、市民が川と親しむ交流の場としまして、清沢の黒俣川、田町の親水公園で、ことしの夏に親子参加のふれあいまつりを開催いたしまして、アユのつかみ取りで魚に触れてもらったり、釣りをしてもらいまして、釣る楽しみを実感してもらっております。また、市民のアユ釣り大会などを実施しております。  そして、生態系をどのように維持していくかという関係で、本年、安倍川、藁科川の生態系の維持、保全、改善のために、安倍川と藁科川の河川清掃、そして、河床、川底の清掃といいますか、耕うんといって石をきれいにする作業なんですけれども、そういうことを行うことによって漁場の回復につながる活動が国の補助事業として、水産多面的機能発揮対策事業があり、その対策事業に安倍川、藁科川漁協が採択されるよう、市としても連携しております。 74 ◯白鳥委員 この問題は水産漁港課だけではなかなか何ともしようのない部分もあろうかと思います。河川管理とかは、国土交通省ということになるかと思いますけれども、そんなところとは、もちろん水害等の保全というものが川に関しては主な仕事ということになろうかとは思うのです。  そういった自然環境をもう一度復活させるというか、戻していこうということについて、庁内でもそうですし、他の関係機関というところでもそうですけれども、漁協もありますけれども、そういったところとはどんな話というか、連携というか、何かされていることがあるのでしょうか。 75 ◯佐野水産漁港課長 魚の生息にとりまして、川の濁りが非常に重要だと考えております。特に土砂の堆積が国交省管理の区間に多いと。市の河川にもそれは見当たることなんですけれども、建設業の工事を行う場合、先ほど言いましたように河川の濁りが大きな原因となると。そういう中で、建設業を発注する市役所と請け負った業者とが漁協と常に協議をいたしまして、工事を出すときに、汚濁が出ないような対策をとってもらうとか、工事が終わった後、魚がすんでおりますので、全て埋めるのではなくて、魚が生息できるような形で少し残すとか、そういう形で協力しております。 76 ◯白鳥委員 昔の川遊びといいますか、川の釣りというものが、これは単に川を楽しむということだけではなくて、観光資源というか、そういう位置づけがあったと思います。そういう意味では、かなり厳しい状況にあるという認識を持っていただいて、いろんな機関とも改善策も検討していただきたいと思います。大分、釣りをする人たちも、静岡では釣らないという人たちがふえています。せっかく鑑札を買っても、何千円とする鑑札が1年間パアになるという話も聞いておりますので、そういった関係機関との協議をぜひやっていただきたいと思います。  次に252ページの地域振興費の中の集落支援員配置経費という事業についてお聞かせください。  この事業が始まってちょうど5年たとうとしているわけです。支援員の皆さんの中には、本当にこの地域に愛着を持って、そして、地域の皆さんと一緒になって、いろんな事業が展開されてきておりまして、「おらんとこのこれ一番事業」についても進められてきているという状況があるわけです。そういう中で、せっかく5年間でもって積み上げてきたことが、ちょうど5年ということで、任期切れといいますか、交代をしていくというケースもあろうかと思います。それから、新規でまた何カ所か、準備を進めたいということもあるわけですけれども、実際この5年間の状況を見て、支援員の皆さんの働き、活躍について、どんなふうに認識しているのかを、最初に聞かせていただきたいと思います。 77 ◯杉山中山間地振興課長 成果をどのように認識しているかという質問ですけれども、集落支援員が地域を巡回し、地域の会合に参加することで、市にとってもきめ細かな地域情報が得られるようになりました。また、支援員の持つ人的ネットワークにより、例えば玉川地区においては、トレイルレースの開催において、支援員がトレイルレースの関係者等と玉川地区の住民を結びつけ、共同して大会を開催する仕組みをつくったように、新しい動きを地域にもたらしています。さらに、独居老人世帯、高齢夫婦世帯の巡回をして、話し相手になったり、買い物のお手伝いをしたりということで、補助や市への支援の申請の支援をしていただいたりと、大変感謝されております。地域住民以外の人の目で見た地域の評価など、新しい視点で提案やアドバイスなどをなされ、地域のやる気を出すためのよい刺激にもなったと思っております。 78 ◯白鳥委員 そこで、5年がたつということで、これで打ち切られてしまうという支援員の方もいらっしゃると思います。そういう成果といいますか、そういったものを感じながらも、雇用のいろんな枠があって、なかなか難しいところもあるとは思いますけれども、継続的に続けてきたこと、成果が上がってきていること、せっかくそういう地域の皆さんと人間関係をつくって、新たに事業を起こしてくださっているようなことは簡単にこういう雇用の形があるからかわっていただきますよとは言い切れない現状があるのではないかと思います。継続的にもう少し時間を、タイムランを持っていただいたほうがいいのではないかというところも感じるのですけれども、その辺の継続雇用についての考えはいかがでしょうか。 79 ◯杉山中山間地振興課長 やはり5年間支援員をやっていただいて、今説明させていただいたように非常に成果を上げていただいたりしています。地元にも非常に好かれたりして、いい関係でやってくれました。5年たって、来年3月で3人の支援員が退職されるということで、うちのほうもその地域の支援員の方に意思を確認して、支援員から今年度限りでやめさせていただきたいというお話がありました。3名については来年3月である程度やめていただいて、それについては今後、募集をしていって、来年の4月1日には集落支援員として新しい人を雇うつもりでおります。ただ、井川なんかですと、そこに行く人たちが募集をしても少ないと仮定されます。そういう場合については、今、集落支援員をやっている方にもう一度できないかということで打診をして、やっていただける可能性もあるかなと考えております。 80 ◯白鳥委員 何か今うまくごまかされちゃったような感じがするのですけれども、意思を確認して、意思があるという答えのいただける支援員の方については、継続的に支援員としてやっていただくことも考えられるという認識でいいですか。 81 ◯杉山中山間地振興課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 82 ◯白鳥委員 じゃ、支援員の方にも意識を強く持ってもらって、再度続けてやっていただきたいと私からも言っておきますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  それから、同じページになりますけれども252ページのクリエーターズビレッジモデル事業について、残念ながらインターネット回線の能力不足でということで、3名の申し込みがあったにもかかわらず、対応ができなかったということであります。せっかく昔は青少年自然の家という形で利用されていたものを、新たな取り組みをしたにもかかわらず、そういう結果に終わってしまったということは残念なことだと思います。申し込みをしていただいて、移住をしようといいますか、検討していた皆さんは今どうしているのかなということが気になるところです。  先ほどの説明によりますと、長期ということではなく、短期的に、体験的にという話がありました。どうして体験的にという形でもって変わってしまったのかなとも思うのですけれども、その辺の応募してくださった皆さんの現状は今どうなっているのでしょうか。それから、短期にした理由はどういうところにあるのでしょうか。 83 ◯杉山中山間地振興課長 今、委員がおっしゃるように、楢尾の小学校を少し改装してクリエーター3名の募集をかけたと。ただ、そのときに、中山間地ですのでネット関係が非常に厳しいと。それで、うちのほうも中山間地の最大の衛星インターネットを設置させていただいたと。募集のときにもそういう内容で募集をしたものですから、その募集を見て、ネット関係はこういう内容だよということで、3名の方に応募をしていただいて、それで話をしたところ、来たいよということになりまして、来ていただいたと。うちのほうも、やはりネット回線は非常に重要なことですので、もう一度クリエーターさんに話をさせていただいて、ぜひこういう形でどうでしょうかという話をさせていただきました。それで、3名のクリエーターさんは、特に音楽関係のクリエーターさんなものですから、非常に大容量を使うという話になりまして、最終的には光回線が必要だと。これじゃないとなかなか来れないよという話になりまして、うちのほうもその辺としてはクリエーターさんと話をさせていただいたんですけれども、結果的にはことしの1月ぐらいですか、ちょっと無理だということで、最終的には来れないという話をいただいて、うちのほうからもその書類を出させてもらったというところが現状です。  それと、その後その人たちはどうしているのかという話ですけれど、1人は焼津の人です。あと2人は東京から来ていただいた人ですけれど、3人ともそれぞれのところで、そういうネット関係でそのまま音楽関係の仕事をしているということは聞いております。  短期にした理由ですけども、これはうちのほうも募集をするときに、クリエーターさんでそういう大容量が必要だということも含めて、もう少し間口を広げて、音楽関係じゃなくても、陶芸とか、書道とか、そういうクリエーターさんもいますので、関係機関に聞いたりして、どういう人たちが山に来ていただけるのかという話の中で協議しまして、やはり間口を広げて、そういう大容量を使わないでも来れるようなクリエーターさんに来ていただこうということで、平成25年の4月から募集をそういう形で間口を広げたと。  もう1つは、せっかくあそこの施設がありまして、以前、それこそ委員がおっしゃるように、学校の子供たちに来ていただいて体験していただくという施設だったものですから、うちとしてもこれをやっぱり有効活用しようと、余りクリエーターさんにこだわっているとなかなか人も誘客できないのではないかということで、ある程度間口を広げて、体験移住というところで4月からやっております。ネット上で募集をしていますので、体験移住だと割と申し込みがありまして、8月末ですと50数名という方に来ていただいたり、クリエーターさんも4月にはオーストラリアから1人、それで1週間ぐらい来たいということで、この間来ていただいて、体験もしていただいたり、すごくよかったということでお話を聞いておりますので、今後もこういう形で、間口をちょっと広げましたけども、市民の方とかいろんな方に使っていただけるような施設としてやっていきたいと思っております。 84 ◯白鳥委員 そうやって新たな展開として、短い期間でもいろんな体験をしていただく、あるいはクリエーターの可能性といいますか、そういったものについて取り組んでいただくということであるならば、理解させていただきます。  現在、インターネットの状況はどうなっているんですか。その辺のところについて説明を。 85 ◯杉山中山間地振興課長 今も募集のときと同じような衛星回線を用意しております。 86 ◯白鳥委員 わかりました。  次に、253ページの「おらんとこのこれ一番事業」について、伺います。  先ほど、清沢レモンの郷づくりについては、新商品としてぶっかけレモンというものが生まれて、それが商品として好評ですよというお話がありました。  それで、同じように、ここでは2年目になるんですけれど、ことし3年目を迎えるのが玉川地区、梅ケ島地区、それから足久保地区とあるのですけれども、この辺の現状、玉川についてはトレッキングのレースについての説明をしていただきました。その辺の現状についての御説明をしていただきたいということと、これらを今後どうするのかというところについて、それぞれやっていることが、担当課が変わってくるというお話もあるのかもしれませんけれども、中山間地振興課としてはどんなふうに考えるのか、その辺のところについての御説明をお願いいたします。 87 ◯杉山中山間地振興課長 今、3地区でよろしいですかね。(「はい」)玉川地区、梅ケ島地区、足久保地区でよろしいですか。(「はい」)  玉川地区については、トレイルラン、トレイルレースということで、ことし3年目になります。これについては2年、3年とありまして、地域の方とスポーツ団体とか関係者といろいろ話をして、コースの整備なども一生懸命やっていただいております。そこで、先ほど集落支援の話も出ましたので、そういう集落支援によってこれを誘致できたのは非常に成果があったかなと考えております。今、トレイルランもことしで3年目で、コースも少し長くしたりという話を聞いております。  梅ケ島地区については、ここは温泉がメインで、3つの温泉がありますので、その温泉を一体的にめぐっていただくウメケンという制度をつくりまして、情報発信したり、ウメメちゃんというキャラクターをつくったりして、温泉のPRをしております。  それと、足久保地区については、大川の聖一国師を──聖一国師は静岡にお茶をもたらした茶祖と言われていますけど、そのお茶を植えたところが足久保だということが言われていますので、そういう足久保のお茶をブランド化して、地域の活性化を図ろうということで、今、頑張っていただいております。  今後どうしていくかという話ですけれども、3年という1つの区切りがあります。その区切りの中で、その地域の方が3年間を見据えて、その事業をどうしていくかということも考えながらやっていただいているのが現状です。3年やって、あと、じゃ、どうするかというところはある程度地域も考えたり、行政も、先ほど委員がおっしゃるように、部署が変わってしまうのではないかという話が少しありましたけれども、やはり地域がひとり立ちできるような工夫を中山間地振興課としても、別の部署に行くこともあるかもしれませんけども、その辺もサイドサポートしていきたいと考えております。 88 ◯白鳥委員 もっと突っ込んで言いますと、いろんな事業によっては、この清沢の場合は、レモンということで一つ商品化されたという、ある形を残して次の段階にいっているなという感じがするのですけれども、特に玉川のトレッキングレースなんていう形のものについては、イベントですので、それを静岡市として、事業としてどう受けとめていくのかというところの転換点が必要になってくるのかなと思っています。さあ地元の皆さんやってくださいよと投げられても、なかなか厳しいのかなと思っているのですけれども、そういった事業化ということで考えていくに当たっては、どんなことが地元の人にとっては必要とされるのか。当然かかる経費があるわけですから、1年ごと、その経費はある程度確保していかなければならないということで考えますと、今までは1,000万円の3年間で頑張ってやってこられたけれども、これで放り出されてしまうとなかなか厳しいよという声はあるわけですね。  そう考えますと、サポートしていきますよという簡単な言葉だと、ちょっと地元の皆さんは受けとめるのが大変なのかなと思いますけれども、事業化ということで考えるとするとするならば、事業として進めていくにはどんな要件が必要になってくると中山間地振興課としては考えますか。 89 ◯杉山中山間地振興課長 非常に厳しい質問で、答えづらいところがあるのですけれども、3年間やらせていただいて、特にトレイルランというのは、市内だけじゃなくて、市外からも来ていただけて、去年は岩手県から来ていただいた方もおりました。このトレイルランのレースは、聞くところによりますと、レベル的には、初、中、上というクラスがあるのですけれど、中級クラスということで聞いております。こういうことを3年間やったことで、スポーツイズムというか、そういうものもある程度、地域活性化の1つのイベントとしてありますので、そういう部分を含めて考えていきたいと考えております。  ただ、地域としてやっていただいても、地域が活性化されないと、なかなか難しい面がありますので、その部分もいろんな地域のものを活性化いただくシステムとか、なるべく中山間地に泊まっていただくとか、そういう地域でできることはやっていただいて、あとは参加料ではなくて、スポンサー料みたいなところももう少し頑張っていただくとか、いろんな手法がありますので、それらも含めて考えていきたいと思っております。 90 ◯白鳥委員 静岡市は、いいものができると潰してしまうという、寂しい傾向もありまして、いいものを何とかさらに育てていこうと、その辺になってくると、やっぱり部長とか局長の強いリーダーシップが要求されてくるのかなと思いますけれども、部長と局長に答弁していただくというと、今の段階では難しいのかなと思いますが、局長、その辺は十分わかって取り組んでいただきたいと思います。  結論が出るまで話をしたい気持ちがあるのですけれども、きょうのところはこの辺で許しておきます。  次に261ページのこどもクリエイティブタウンのことについて、お伺いをいたします。  昨年、ことし、私たちも見させていただきまして、11億かけたすばらしい施設だなと思いました。ただし、これがいかに活用されていくのかということは、その当時から委員の皆さんにも御意見があったように感じておりますが、いかにこれを魅力あるものにしていくのかというところについては、どんなふうに指定管理者と話をしているのか、その辺のところについて、伺います。 91 ◯森産業政策課長 このこどもクリエイティブタウン「ま・あ・る」ですが、この施設の主たる対象は小学生で、小学生の利用は休日は多いのですが、平日は逆に学校がありまして、小学生はその時間帯は余り来館できないというような状況でありまして、平日は未就学児童とその保護者が対象となっていきます。そのため、5月以降につきましては、未就学児童向けの遊具の充実を図ってまいりました。また、平日の利用につなげるように、チラシを作成して配布したり、また、清水区を中心に、1歳6カ月健診とか、あるいは3歳児健診のときにチラシを配って、一緒に施設のパンフレットも配布してPRに努めてまいりました。  それから、これから秋から冬にかけて、学校の団体利用等の予約が順調に入ってきております。さらなる利用増を図っていくほか、これが重要になってくるのかなと思っているのですけれど、平日用の体験プログラムというものを充実させて、一般の入館者の利用の促進につなげてまいりたいということであります。  指定管理者とどういうふうにつくり上げていくかということです。  指定管理者ですが、この「ま・あ・る」はことしの1月20日オープンということになります。それ以前の、昨年の9月から現在の指定管理者に開館の準備業務を委託しまして、昨年9月以来、指定管理者と市とで共同して開館準備に携わってまいりました。開館後につきましても、毎月、指定管理者と常勤スタッフ、指定管理者の責任者、それから当課の職員等で集まって、定例的に運営の会議を開いております。全国的にも余り例のない施設ということですので、日々新たな状況に直面するということもございます。個別案件につきましても、指定管理者と双方で協議しながら進めていっているところであります。今後につきましても、指定管理者との意思の疎通を図って、安定的にサービスが供給できるような指定管理の運営体制をつくっていきたいと考えております。 92 ◯白鳥委員 1月から3月までの実績はここに出ているわけですけれども、いろんな形でもって対応というか、検討を重ねながら改善していっておりますよという話でありましたけれども、現状の平日の来場者の状況はどうなっているのでしょうか。  それから、率直に言いまして、このままではいかがなものかという感想も実は持っておりまして、もうちょっと活用の仕方というのを、ただ単に産業政策課の中で考えるということではなくて、やっぱり子供相手ですから、教育的な問題もありましょうし、あるいは育児というものの支援という観点もあるでしょうし、もう少しここの活用についてはいろんな形で、課を超えて検討していく必要があると思っているのですけれども、その辺の対応というのはどういうふうに考えていますか。 93 ◯森産業政策課長 まず、平日の人数ということですが、7月までの入館者数の平日の人数は、平均で61人でございます。  それから、「ま・あ・る」の平日の利用等を含めまして、産業政策課だけでなくということですが、毎年、先ほど言いました職員間の運営会議とは別に、「ま・あ・る」に参加してくださっている企業とか、そういった方々を含めた運営委員会というものを行っております。また、今週の2、3日後に、またそういったものがあります。そこでは、参加してくださっています企業からもいろいろな御意見をいただきますので、そういった企業の意見も踏まえて、今後どうしていこうということに取り組んでおりますので、まだ半年、9カ月がたったばかりですが、先ほど言いましたように例のない施設なものですから、ただ、子供たちから、あるいは親から、それなりのいい反応といいますか、感想をいただいておりますので、職員一同、そういったものを励みに、運営委員会の御意見もいただきながら対応してまいりたいと思っています。 94 ◯白鳥委員 指定管理者の方ともちょっと話をする機会があったのですけれども、指定管理者の方も困っていると。産業政策課の皆さんもどうしたらいいんだろうという感じでいるような感じを、実は持っておりまして、今言われたように、初めての施設だということですので、全国から見ると、こういう施設ができたということで、どんな施設だろうと思って見に来てくださる方もいるのかなと思いますが、ぜひ、1つの課だけで考えるのではなくて、総合的にいろんな課の皆さんと、先ほど言っていただいたとおり、この施設をいかに生きたものにしていくのかということを検討していってもらいたいなと思うんですね。60何名の方が来られているということですけれども、これは団体利用も含めての形だと思いますので、いろんな意味での活用の仕方が考えられるのではないかと思いますので、指定管理者を受けた人も困っているというね。こういうのも珍しいなと思っているのですけれども、その辺のところについては、私たちも関心を持っていきますので、ぜひしっかりと、ただ単につくったで終わらないようにしていただきたいと思っております。  それから、あとは一問一答でいきたいと思いますので、よろしくお願いします。  264ページの寿司の都・しずおか創造プロジェクト事業の関係についてお聞きいたします。  評価の理由ということで、評価がBということで示されておりまして、基礎調査は完成したものの、具体的な方針を打ち出すまでにはいかなかったということであります。私は、基本的にすしというのが、「寿司の都・しずおか」というのが果たしてピタっとくるのかなということについても若干の疑問を持っております。マグロと言うと清水というようにつながるでしょうけれども、すしと言うとどうなのかなと思っているものですから、なぜ方針を打ち出せなかったのかということと、それから、現状、すしというところにこだわる意味というか、その辺のところについてはどんなふうに考えているのか。一問一答でお願いします。 95 ◯鈴木観光・シティプロモーション課長 今、委員からお話もありましたが、まず、平成24年度にどういった方針で進めていこうかという、その前段階としての基礎調査を行いました。その調査の内容は、すしに関するイメージであるとか、あるいは逆に静岡市のイメージはどんなのでしょうかというようなもの、主要施策成果説明書にも書きましたけれども、一般消費者に対するWEB調査を使って1,000サンプル以上、それから、飲食関係の皆さんのヒアリング調査ということで聞き取りを行ってまいりました。そういう中で、結果の1つとして、消費者にとって寿司の都イコール静岡市というイメージをさせるものが極めて少ない、あるいはないという結果になりました。逆に静岡市のイメージ、もちろんお茶もあるのですけれども、いろいろなものがおいしいという、そういうイメージをしていただいています。  そういう中で、じゃ、すしが出てくるかというと、すしではなくて、マグロであるとか、サクラエビであるとか、そういった食のイメージが非常に強いという調査結果が出てまいりました。逆に、寿司の都のイメージはどこかということになりますと、例えば東京の築地であったり、金沢市であったりと、こういうような、私どもでもそうだねと思うようなところが出てくるわけですけれども、そういったことから若干、出ばなをくじかれたというような形もございます。  それから、もう1点、主要施策成果説明書にも書きました地魚、主に未利用魚に関する調査ということで、静岡市の特徴を出せるものは何かないかということで、すしネタとして駿河湾でとれるお魚、こういったものはどうだろうかということも含めて調査いたしましたけれども、これもなかなか思うような調査結果が出てまいりませんでした。むしろ、おすし屋さん、業界に対するヒアリングでは、静岡市のお客さんは非常に舌が肥えていて、いいマグロを出さないと怒られちゃうという、そういった声をいただいております。また、注文もやっぱりサクラエビであるとか、シラスであるとか、そういった静岡市はこれだねというようなものが出てまいります。  こういったことから、この結果を平成24年度末にいただいたものですから、現在、方向についてもう1回修正をしているところでございます。今年度中に整理いたしまして、来年度からのプロジェクトスタートにつなげてまいりたいと思っておりますが、寿司の都にこだわっているということでございました。  先般も市民評価会議がありまして、この寿司の都が対象になりました。その評価委員からも、静岡市はすしというよりもマグロではないのかという御意見をいただいておりまして、先日の総括質問の場でもそういった御意見が出されたと伺っておりますので、そういったことも踏まえて、これからの方向を慎重に検討してまいりたいと考えております。 96 ◯白鳥委員 その方向で検討してください。お願いします。  273ページの地場産業後継者育成事業について、お伺いいたします。  以前、金沢というまちに行きまして、文化遺産の多いところでありますけれども、そこに文化遺産を保存することのできる職人さんがいないということで、職人大学校というものを設立されたというお話を伺いました。それを一度、本会議で説明させていただいたことがあったのですけれども、そこにまつわるいろんな後継者というのは、単に伝統工芸品ということに限らず、左官屋さんとか、畳屋さんとか、あるいは建具屋さんとか、いろんな部門があるわけですね。この後継者育成事業を見ますと、業種が、もちろん伝統工芸を扱う業種の皆さんというのは第一に大切な業種だということは十分認識をしておりますけれども、もう少し幅広く、後継者を育成しようとする事業に対して力を、支援を与えたらどうだろうかという認識を持っているのですけれども、その辺の業種の拡大についてはどんなふうに考えているのか、お伺いをいたします。 97 ◯三輪地域産業課長 静岡市のこの後継者育成事業は3つございまして、短期の実習、これは、まず雇用を目的とした支援であります。それと、もう1点が伝統工芸を中心とした2年間にわたる、昔でいう徒弟制度で、親方のもとに職人さんの卵がついてやるという、2年間での長期の支援になります。もう1点、独立支援という制度を持っていまして、伝統工芸を学んで、その後に独立をしたい、そういうような形のもので、賃貸借契約の3分の2、上限10万円を限度とさせていただいて、3年間の支援をさせていただいております。  そもそもの話になるのですが、実は静岡も、金沢や京都と同様に、学校化というものを考えて事業を進めてまいりましたが、産業として起こっていまして、金沢とか京都のように人間国宝が何人もいるような状況と違っていまして、なかなか学校化しても難しいだろうと。そういう形で現在も来ております。クラフトマン制度も徒弟制度のものを考えまして現在に至っているという形です。  先ほど申しました短期のものにつきましては、静岡市では地場産業として24業種を指定しております。その24業種全て行う形ができます。ただ、先ほど申しましたように、雇用を前提としますので、なかなか制度の活用が図られていないというのが現状であり、また課題であると認識しております。  それから、左官であるとか大工さん、それから建築板金、こちらの3つに関しましては、静岡高等技能学校という形で、生徒が毎年8名から12名くらい、10名前後になろうかと思いますけれども、ツインメッセで学んでいただいて、また現場に戻っていただいているというような形です。  もう1つ、先ほど言いました24業種になるのですが、清水区の一番の大きい産業で機械金属というものがございます。こちらは、大企業ですと、技能五輪に出られるような生徒を、企業ぐるみで3年間くらいかけて育成をしているということがございます。その方たちも年々の積み重ねで、退職されているような方もかなりいらっしゃると伺っておりますので、今後は、例えば旋盤に関するもの、そういう機械を製造するときの本当の職人のわざを伝承していくというようなスキルアップの施策も、今後展開していければと考えております。  現在、職種のほうを広げるというのではなくて、先ほど言いました24業種、地場産業にあるものについては全て支援をするという用意をさせていただいていますので、その辺で御了承いただきたいと思います。
    98 ◯白鳥委員 今、課長のほうから技能オリンピックというお話もありましたけれども、2年に1度、幕張のほうでやっているものを言っているのかなと思います。静岡市からもその技能の若手の皆さんがかなり参加をして、そして競っている。かなり優秀な成績を残すような段階にまで来ているというお話があるのですけれども、そういった技能を育てるためには、当然、技能の指導者が必要になってくるわけでありまして、そのための取り組みを民間のレベルでやっているという皆さんもいらっしゃるんですね。ですから、ぜひ、私もまたお伝えさせていただきますので、そういった取り組みが果たして24業種の今言ってくれた事業に合うのかどうなのか。もし合わないとするなら多少緩和して、そういう若手の職人さんたちを育てようとする、そういう姿勢については支援をしてほしいと思います。その皆さんは自費でやっているのですね。そういう厳しい中で、そういう現状があるものですから、またお願いをしたいなと思います。  それから、最後になりますけれども、観光コンベンション協会について、286ページの協会運営費ということで示されています。きょうはここだけの話ということで話を聞いていただきたいと思うのですけれども、観光コンベンションについて、本当に他市のコンベンション協会の働きといいますか、動きを見ますと、かなり盛んに熱心にやってくれているなと思えるところと、そこそこ頑張っているなと思えるところと、全く成果が見えてこないなと感じるところと、いろいろあるわけです。静岡市はその中の1つですけれども、この協会に補助しているということについて、もっともっと観光・シティプロモーション課とかが交流をする中で、いろんな事業の展開というものを一緒になって取り組んでいくということが必要だと思います。  また、民間からの知恵というものが、もう少しこのコンベンション協会の中にあってもいいのかなと思っているのです。ただ単に補助を出すというだけで終わるのではなくて、どんな交流をして、今、事業を進めようとしているのか、今日行ってきているのか、もう少し見える形で進められないものだろうかと思っているのですけれども、その辺のところについての見解をお聞かせいただきたいと思います。 99 ◯鈴木観光・シティプロモーション課長 確認ですが、交流とおっしゃいましたが、観光コンベンション協会と、(「市民」)市民の交流、はい。  例えば、以前は静岡市の職員が観光コンベンション協会に出向したというようなことがございましたけれども、公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律という中で、公益財団法人が派遣対象となっておりませんものですから、現在はできずにおります。これは政令改正を待たないと職員派遣はできないということになっておりますので、市と観光コンベンション協会との職員交流はございません。  ただ、いろんな行事活動の中では、かなり交流といいますか、共同でやっておりまして、観光コンベンション協会の事業を大きく、いわゆるMICE、会議や大会なんかを誘致していきますコンベンションの推進事業、それから、観光情報を発信したり受け入れたりする、パンフレットをつくったり観光案内所を運営したりという観光振興事業、それから登呂遺跡の駐車場ですとか会報を発行している会議サービス事業と、大きく3つございます。  この中でコンベンションの推進事業と、それから観光振興事業については、静岡市の職員と連携をとりながら進めておりまして、例えばコンベンションの推進に関しては、お互いに情報を寄せ合って、営業の対象となる団体が来て営業をかけたりします。  観光振興事業では、一緒に観光キャラバンに出かけて行ったりというように、いわゆる友好都市との連携の中で一緒に出かけて行く、あるいはパンフレットをつくるに当たっても、こちらの要望を伝えながら、先方に補助金を出してという形ですけれども、観光コンベンション協会でつくってもらうというようなことをしております。  また、つい最近の事例になりますけれども、レンタサイクル事業を始めるようになりました。この協議会の事務局は観光コンベンション協会にお願いをしております。それから、ちゃり三保号の運営等もこの観光コンベンション協会から事業費も出していただき、あるいはそれにあわせて羽衣の松駐車場で臨時の観光案内所、出張所をつくっていただいたりというようなことで連携をとっております。 100 ◯白鳥委員 ぜひMICEの推進、いろいろ大きなことを掲げている静岡市であるのですけれども、もう少し力強く関係性を持ちながら推進してほしいと思います。  これは提案で、また後ほど言いますけれども、乗っ取られるようなことがあってはいけないのですが、観光にかかわる業種の方の任用といいますか、そういったものも必要なのではないかなと思います。ですので、観光コンベンション協会の中に、これは市からどの程度言える話かわかりませんけれども、そんなようなこともお願いできたらどうかなと思っているところです。頑張ってください。 101 ◯池谷委員 それでは、質問させていただきます。  先週、報道がありましたとおり、県庁に猿が出たということでして、我々経済消防委員会の間だけであったり、農業関係者だけでなく、一般市民の間にしっかりとこの鳥獣被害問題というのが知れ渡ったということは、一方ではいいことかなとは思っているのですが、やはり被害が出るということでありまして、複雑な気持ちでおります。  その観点から1点、野生鳥獣被害に対して質問をさせていただきます。  4)の資料の257ページ、野生鳥獣被害対策事業費の報償金についてですけれども、先ほど報償金に対する質問がありましたが、この対象生物に関しまして、イノシシ、猿、鹿ほかとありますが、そのほかの部分は、静岡市は何が当たるのか、教えていただきたいと思います。 102 ◯杉山中山間地振興課長 先ほどイノシシ、鹿、猿をお答えさせていただきましたけれども、そのほかにカラス500円、ハクビシン5,000円、アライグマ5,000円でございます。 103 ◯池谷委員 続きまして質問させていただきます。そういった野生鳥獣ですけれども、これはもちろん地域によって出てくるものは違うと思います。こういった報償金が与えられる対象に関しましては、これは区が決めるものなのか、市が決めるものなのか、それとも県が決めるものなのか、国が決めるものなのか、教えていただければと思います。 104 ◯杉山中山間地振興課長 この金額については、市が決めております。             〔「対象物に関しても市」〕 105 ◯杉山中山間地振興課長(続) そうです。はい。 106 ◯池谷委員 なぜこういったことを聞いたかと申しますと、立場上、静岡市に遊びに来てほしい、静岡市にやってきてほしいということを話すわけです。静岡市に来ていただいて、例えば、朝早く起きて、最初はまず三保松原に連れていって、ちょっと曇っていて見えないということで水族館に連れていって、おなかが減ったということで丸子に連れていって、とろろを食べさせて、新幹線の時間が来るまで駿府匠宿で体験工房をさせて、お土産を買ってもらうといったことをやっておるのですけれども、駿府匠宿に連れていくところに、何度か行く中で、結構な頻度で蛇が出るんですね。今回9月の補正予算でも防護柵をやっていただいたと思うのですけれども、これは蛇はくぐってきてしまうと思うのです。こういった地域に出てくる野生鳥獣に対して、丸子のほうは蛇が出てきてしまって、道も狭いので、車で行って、急にハンドルを切ったときに危険だということもありますので、こういった新しい鳥獣に対し追加で報償金に入れてもらうということは、どういった手続を踏めばいいのか、お願いいたします。 107 ◯杉山中山間地振興課長 本来ですと、この報償金というのは農作物について被害を及ぼすから報償金を出していることでありますので、蛇が危険とか、そういうものについては、うちの部署ではなかなか扱えない問題かと思います。 108 ◯池谷委員 駿府匠宿ですけれども、今回資料を見させてもらったら年間で30万人訪れると。静岡市の内部の人たちが来るということもありますけれども、観光客ということでバスツアーや何やらで市外から来る方も多いと思うのです。僕が連れていく方々も余り山とは縁遠い方が多くて、虫が出るだけでわあと騒いだりとか、蛇が出るというだけでびっくりしてしまうような方々が多いんですね。駿府匠宿自体は体験工房があり、1日では遊び切れないということがありまして、何度も何度も訪れてもらって、何回も遊ばせてあげたいのですけれども、あそこはちょっと蛇が出るから怖いなと言われてしまうことが多いのです。ですので、この対策をどこかにお願いしたかったのですけれども、これは中山間地振興課ではないということですが、じゃ、どこにお願いすればよいでしょうか。 109 ◯三輪地域産業課長 済みません、どこの部署というものではないのですが、駿府匠宿を管理していますので、敷地内にあれば私どもで対応はさせていただきます。例えば、よく見かけられるというのは道路のほうが多いですか。(「はい」)敷地というか、駿府匠宿の中ではまだ(「そうですね」)ええ。時々アオダイショウあたりはいるということは聞いていますけれども、その都度対応はしておりますので、駿府匠宿にお越しのときにお気づきになれば、また言っていただければ、いつでも対応はさせていただきます。なかなか動物園のほうでという形ではなかろうかと思いますので、申しわけございません、駿府匠宿のほうだけは対応させていただきます。 110 ◯大石委員 本会議のときは何か力が入ってしまって声が大きくなってしまうのですが、きょうは静かにシンプルに質問させていただきたいと思います。  4)主要施策成果説明書の224ページの農業委員会費についてお聞きします。  基本的なことをお聞きしますが、ここの一番上の農地基本台帳の整備ですけれど、このシステム自体を教えてください。 111 ◯兼高農業委員会事務局次長 農地基本台帳システムについてお答えいたします。  農地基本台帳システムは、市内の農地につきまして、所有者、耕作者等の権利者の情報やその世帯の情報を初め、農業振興地域、都市計画区域、生産緑地等の農地区分の情報など、農家と農地に関する情報を一元的に管理するものでございます。固定資産税システムの登記情報をもとにいたしまして、住民基本台帳情報を反映させたもので、今年度から本格的に稼働しております。市内の農地全体で約1万ヘクタール、約27万筆、農家世帯にしまして1万戸の情報になります。  これまでの台帳ですと、紙ベースで、平成18年度に経営面積10アール以上の農家に対しましてアンケートを実施したものを台帳として使っておりました。農家の自主的な申告に基づくもので、農地全体を把握するものではありませんでした。今回のシステムにつきましては、登記情報をもとにしたもので、市内全体の農地について、より客観的でより正確な情報の把握が可能となりました。  活用についてでございますが、システムの効果といたしましては、農地法に係る許認可事務や農業委員会の選挙に係る事務処理等を効率的に行うとともに、農地管理、農業振興の基礎資料として活用しているところでございます。  また、皆さんも新聞等でお聞きしているかと思いますが、現在、国が検討しています農地の集積を目的としました仮称農地中間管理機構とか、日本型直接支払制度の基礎資料としまして活用が考えられておりますが、その場合には、今のシステムに加えまして、地図情報システムのリンクですとか、茶、ミカン、野菜などの作付の状況など新しい登録データが必要になります。そういったことになりますので、現在、国の動向等情報を収集しているところでございます。 112 ◯大石委員 では、次に226ページです。  静岡県果樹研究センター誘致事業の誘致先の条件整備のところですが、私もこの委員会で、農林水産部長に連れていっていただきまして、視察させていただきましたが、広大なところで、すばらしいと思いました。ただ、これは県の果樹センターということで、たしか興津駅の裏に国のかんきつ試験場がありますが、それとダブったりしているようなものかとか、そういうことも含めて、対策というか、そういうものがもしあれば、教えていただきたいと思います。 113 ◯小林農業政策課長 清水区の興津にありますのは国の施設でありますけど、正式名は、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所かんきつ研究興津拠点という非常に長い名称ですが、確かに国のかんきつの拠点ということで研究をしています。そちらではどのようなことをやっているかと申しますと、かんきつ類の保存とか育成、栽培等、特に遺伝子関係の基礎的な研究をやっております。今、清水のほうで普及に努めております清見というかんきつがあります。これもこの興津で選抜、育成されたものです。  また、現在は清水区の興津のほうにございますけれども、先ほどおっしゃいました畑総でやった茂畑のほうに移転される予定になっております静岡県の農林技術研究所の果樹研究センターでは、静岡県の果樹の振興を図るということで、静岡県内のそういった課題を解消するために、主に研究等をされています。内容としましては、栽培方法の確立ですとか、新品種の開発、またその普及、また、県内の果樹産地に密着した具体的な試験研究、そういったものをやっております。また、伺ったところでは、国、県とも共通するような課題については、共同して研究ということも行われているようです。  静岡市におきましては、独自の研究を行うような施設というのは、今は持っておりません。国、県などが非常に近いところにございますので、そういう特性を生かしまして、連携を深めて、かんきつを中心とした果樹の振興に努めてまいりたいと思います。 114 ◯大石委員 連携を深めるということで、理解をさせていただきます。  次に、247ページです。この一番上のアユ、アマゴの放流事業ですが、先ほど白鳥委員からも別の方向でお聞きをされましたが、この3つの組合にどのような形で、この総額に対してどういう内訳で補助をしているか、教えてください。 115 ◯佐野水産漁港課長 3つの漁協への補助の内容ですが、まず安倍藁科川漁業協同組合に640万1,000円、内訳としましては、アユの稚魚600キロ、アマゴの成魚が2,500匹です。興津非出資漁業協同組合には33万円で、こちらはアユが100キロ、これは親アユになります。それと、ウナギ25キロ、カワモクズガニが50キロです。井川漁業協同組合ですけれども、こちらは全て成魚で、アマゴが1万匹、ヤマトイワナが300匹です。             〔「井川の金額は」〕 116 ◯佐野水産漁港課長(続) 井川漁業協同組合は9万7,000円です。 117 ◯大石委員 私はアユ釣り自体はやらないのですが、10年ぐらい前からですけれど、職場の先輩たちが何人かやられまして、釣りをやっていてアユ釣りは本当におもしろい、魅力があるという話とか、あと、5月20日に興津川が、東日本でですか、一番早く解禁をするというので、これを目指して、県内の職場の先輩たちが朝早くから集まって、私は何をやっていたかというと、黒川のキャンプ場にテントを張りまして、夕方、先輩たちが上がってくるのを準備しまして、炭おこしとかいろんなことをして、そこで旬の塩焼きのアユを食べるというものを約10年やってきました。本当は黒川のキャンプ場ができる前に、川の瀬のところでキャンプをやり始めたのが最初だったのですが、だんだんアユが釣れないよということを言われまして、ことしの夏ですが、直接興津へ来られた方が、去年より釣れてないよという話だったのですが、この興津に対してが33万円というのが、金額が低いじゃないかなと思いますが、そこら辺はどうなのでしょうか。 118 ◯佐野水産漁港課長 興津川のアユにつきましては、卵をふ化させるための鮮魚が欲しいという形で、そのふ化代として鮮魚の33万円を希望しているわけです。大きな違いは、安倍川、藁科川のほうは、要は先ほど言いました稚魚、小さい魚をたくさん放流する。それで川の中で大きくなって、釣りの対象にしたいということで稚魚を養育していると。そういう形で、目的が違うものですから金額等が違ってくると。これはあくまでも補助事業でありまして、漁業組合からの要望に対して、市で枠をつくってやっているわけです。 119 ◯大石委員 それでは次に、266ページです。(3)の企業立地促進事業補助金です。  14件の目標に対して19件ということで、すばらしい結果だと思いますが、具体的な雇用の部分では何か策があったのでしょうか。また、メリットとかも聞かせてください。 120 ◯森産業政策課長 企業立地促進事業補助金というものがございまして、企業の進出、それから市内企業の定着を促進、地域産業の高度化、活性化、それから雇用機会の拡大を図ることを目的に補助金を設置してございます。  この補助金によりまして、まず1つ、要件といたしまして、工場建設の補助ですので、移転、増設の場合は1人以上の増加というのが要件になっています。また、新設の場合は10人以上です。それから、事務所の賃貸借の補助ということで、移転、増設で1人以上の補助、新設の場合は従業員3人以上。それから、富士山静岡空港関連産業の事務所開設補助ということで、市内に初進出した場合の従業員3人以上の事務所に対して補助をしており、いずれも市内での雇用の増加がこの補助金の要件となっております。こういった補助金がメリットの1つということになっていると思います。  雇用のほうはどうなのかということですが、雇用に対する補助金としましては、工場の建設を行った企業に対して、雇用増加1人当たりに25万円の補助を行っておりまして、平成20年から5年間で605人の雇用につながっているというものでございます。この補助金がメリットとしてあるということでございます。 121 ◯大石委員 それでは、最後になります。268ページの一番下(4)です。清水七夕まつり補助金交付事業ですが、目標が40万人で、実績が51万人ということで、10万人多く出ているなと思うのですが、私も、小さいころからなれ親しんでいる地元の祭りですが、人もそうですし、七夕飾りも本当に年々、少なくなっていて、寂しいと思っているのですが、市としては、盛り上げていくためにほかにどのような対策というか、そういうものを行っているか、お聞きしたいと思います。 122 ◯松浦商業労政課長 まず、目標の人数でございますが、昨年は51万人と大変多くの方に来ていただいたのですが、過去を見ますと、平成17年、21年が40万人程度ということで、天候によって大きく左右される事業でございますので、我々としては目標としては40万人と決めさせていただきました。実行委員会は目標人数というものは公表というか、つくっていらっしゃいませんので、あくまでも我々としては過去の最低はクリアしたいということで掲げております。  今後どのようなという点でございますが、実行委員会側と我々とで今後どうしていこうかという話し合いの場を持っております。ことしの七夕まつりの中でも、実行委員会とともに、来外者のアンケート調査をとらせていただきまして、今後の方向性をともに考えているところでございます。 123 ◯佐野水産漁港課長 先ほどの安倍藁科川漁業協同組合と興津川非出資漁業協同組合の金額の違いの点について、追加説明させてもらいたいと思います。あくまでもこれは自主放流が原則でございまして、その補助率が50%という形になっておりますので、漁協からの申請に違いがあるということで、このような差が出ております。 124 ◯内田委員 先ほどお茶の問題でいろいろ議論されたのですけども、4)の234ページの冒頭のお茶のおいしい入れ方教室についてです。  小学校の総合的な学習の時間ということで書かれていて、実施小学校数と、実施教室数が143教室ということで書かれているのですけれども、この数字から見ると、もっともっと普及すべきじゃないかと思うのです。平成24年度の実績を含めて、平成25年度はどういう形で小学校等への普及を考えているのか、その辺の考え方を教えてください。 125 ◯小林農業政策課長 お茶のおいしい入れ方教室の実績等ということで、今後どのように考えているかということだと思いますが、まず実績ですけれども、平成24年度は、そこに書いてありますように、57校、143教室です。これはうちの委託料という形でお金を出した部分でありまして、全体ではほかのところでもやっていまして63校でやっております。全体の学校数91校からしますと、約70%の学校でこういったお茶の入れ方教室ということでやっております。こちらはなかなか好評ですけれども、お茶の総合的な学習の時間というものはなかなかとれませんで、その中でお願いをしているわけです。今後ともできる限りそういった日程を早期に組みまして、年の途中からですとなかなかそういったもののカリキュラムといいますか、その中で見えにくいものですから、年の当初から広報しまして、当初からこういったものを事前に入れていただくということで、強力に推し進めて、ぜひ100%になるようにしたいと思っております。 126 ◯内田委員 僕もそうですが、お茶を飲まなくなる人もいるし、コーヒーを飲んだり、紅茶を飲んだりという形で、お茶をどういう形で普及するかということは、静岡市として重要な課題だということが言われています。やはり小さいときからお茶に親しんで、お茶のよさとかを教えていくということは重要だと思うんですね。そういう点で、ここでは全校での実施を、100%を目指すということですから、そういう形でやっていただきたいと思うのですけれども、なかなかこの課題というのは大変だと思いますし、相当力を入れていかないといけないかなと思いますから、100%を目指すということですから、よろしくお願いしたいと思います。  それで、余り時間がないから、次に、261ページの一番下ですけれど、(3)の産業振興プラン推進事業ということで、市内企業・事業所1,000社に対し、アンケート調査を実施して、景況感だとかを分析したということですけれども、これは今後の取り組み内容のところに、各課経済施策の展開に寄与していくという形で、年4回実施するとして調べているみたいです。これは、この間どういう形で生かされてきたのか、各課だけじゃなくて、アンケートをくれた企業や事業所にどういう形でこの調査結果を、援助していこうとしてきているのか、してきたのか、その辺はどうですかね。 127 ◯森産業政策課長 景況調査ということになろうかと思います。そちらにありますように、年4回、市内の企業1,000社に対してアンケートを行っておりまして、そこで、いわゆる景気がいいと判断する企業から、それから悪いと判断する企業の差を引いたと、そういった景況調査をやっておりまして、この結果に基づきましていろいろな事業に展開するわけです。まず公表ですが、ホームページで毎回実施しております。年4回で、結果が出ますとホームページで公開しております。それから、企業によりましても、業種によりましても、例えば輸入が多いとか、輸出が多いとかで、業種によってもいろいろ企業の状況が違いますので、そういうものを判断いたしまして、例えば私どもでやっています融資の制度に活用したりというようなことでやっております。 128 ◯内田委員 特別委員会でも、この課題について調査をしていこうということになっているものですから、きょうのところは余り言わないですけれども、せっかくこういう形で1,000社からのアンケートをとって年4回やっているわけです。どういう形でこれを生かして、景気がいいところ悪いところ、静岡市の地域経済にどういう形でアンケートを入れていくのかということは重要な課題だと思うので、細かいことはいろいろあると思いますけれども、また特別委員会で議論させてもらいます。  あと2つ、287ページの一般管理費で書かれている、観光トイレ維持管理です。  三保地区の7カ所とか、丸子地区の4カ所とか、いろいろと事業をやられているのですけれども、今度、世界遺産の問題でいろいろと三保地区について、予算をつけていただいたり何なりしてきているのです。けれども、観光トイレの問題ではこの間、課題になっていると思うんですね。それで、ここに書かれている7カ所というのは、皆さんは管理しているからわかると思うのですが、わかりにくい場所もあれば、市民の皆さんからこうしていただきたいということで、やっとわかるようにしていただいたところとか、いろいろ努力をされているのですけれども、そのもの自体はやっぱり整備をしていく必要があるのかなと思います。自転車を周遊させるという計画をしていますと、ところどころにある観光トイレがどういう形で役割を果たすのかということが重要な課題になると思うんですね。観光地らしいトイレの整備ということも重要だと思うのですけれども、平成24年度はこういう形でやってきて、今、この土日などもすごい客で、多くの観光客に来ていただいているんです。新年度に向けては、自転車で回ったりということも含めて整備が必要かと思うのです。新年度は、そういう点ではいろんな整備があろうかと思うのですけれども、この観光トイレについては考え方が、平成24年度の事業も含めて、どういう形でやろうとしているのですか。 129 ◯鈴木観光・シティプロモーション課長 三保の7カ所といいますのが、まず清水第五中学校の裏側にある古いコンクリートブロック製があって、それから三保灯台真崎のところ、内浜の海水浴場の海に行くところ、八木、釜ヶ崎、それから羽衣の松駐車場といった場所になります。この中で新年度に向けては、まず清水第五中学校裏の一番古いタイプのものを改修していきたいと考えております。また、羽衣の松駐車場は非常にお客さんが多くて、もう収容能力を超えているというようなことがあります。  また、目立つ色を使ってはいけないというようなところがありまして、床が黒、壁も黒みたいな中で、皆さんが砂のついた足を洗うということもあって、非常に汚く見えてしまうという、そんな立ち回りのところがありますけれども、羽衣の松の駐車場についても照明を工夫したり、そんな形で使いやすい形にしていきたいと考えております。 130 ◯内田委員 新年度は清水第五中学校の裏の改修というか、釜ヶ崎のところですかね。ほかも経営というか、余りというところがあるのですけれども、それはそれとして、こればっかりをやれないということで、予算との関係もあるでしょうから、それはそれとして、どんどんやっていただきたいと思うのです。  ただ、羽衣の松のところは、景観との関係だとか色彩との関係を言われまして、それはそれでしようがないのですけれども、収容との関係では、相当来ているもので、何らかの対応をしないと大変だと思うのです。その辺はどう考えるのですかね。あそこは早急にしないと大変なのかなという感じがするのですよね。 131 ◯鈴木観光・シティプロモーション課長 羽衣の松駐車場のトイレについては、委員長がおっしゃるとおりの状態であります。今回、補正の中で都市局がトイレについて3,000万円の要求をしておりますので、その中で整備が進むものと考えております。 132 ◯内田委員 それでは、最後に1つ、294ページの港湾整備の問題です。  第2バースが完成をして、それぞれここに書かれているような耐震補強を含めてやられていると思うのですけれども、整備の状況は、平成24年度は第2バースが完成して、あと全体の岸壁の耐震補強も含めて、簡単でいいので、平成24年度はどこまで整備が進んだのか、教えてください。 133 ◯村松清水港振興課長 第2バースの整備状況ですけれども、第2バースにつきましては、平成20年度から平成27年度までの8カ年ということで、耐震強化岸壁、防波堤の延長15メートルの新設、泊地新設ということを行っております。平成24年度までに完成をしたものが、岸壁、それから泊地新設となっております。あとは防波堤を平成27年度までに行いまして、平成28年度から供用開始ということになります。そのほか、泊地については県の起債事業ということで、これも平成28年度の完全供用を目指して取り組んでいるというところです。 134 ◯内田委員 事業の概要は大体わかっているのですよね。  それから、港湾建設費の負担金で2億5,000万円ぐらいの負担金が出ているのです。いろんな形でこの負担金等々は削減されたり、なくすような方向になっているのですけれども、この港湾負担金についてはどのような状況なのか。引き続き、延々と支払うようになっているのか。それとも、担当局では負担金制度については県に対して削減を申し入れているのか、その辺の状況を教えてください。 135 ◯村松清水港振興課長 現状で市が県に負担金をお支払いしているというものにつきましては、静岡県の建設事業等市町負担金徴収条例に基づいて負担金をお支払いをしています。この中には、建設事業一般に係るものということで、港湾だけではなく、道路あるいは林道、河川、それぞれ率も決められているところです。港湾につきましては、静岡県では、清水港については港湾所在地として静岡市ですけれども、あと御前崎あるいは田子の浦という港湾もございます。  市としては、その辺の負担金につきましては、事務費あるいは軽微な修繕ということについてはなるべく減額をしてほしいということで、特に事務費については負担の対象にはなっていないというところでございます。ただし、多くの市町が関係するということから、こちらについては、年に2回、県と円卓会議を行っておりまして、その中で、県と検討していくということになっております。 136 ◯内田委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  冒頭に述べましたように、認定第1号中所管分はあすも審査がありますので、本日は要望・意見にとどめていただき、討論と採決はあすまとめて行います。  よって、本日は、認定第1号の要望・意見と認定第9号、第14号の要望・意見、討論をお願いします。その後、認定第9号と第14号の2件については、本日、採決まで行います。  なお、発言の際は、どの決算に対するものか述べていただけるようお願いします。  要望・意見、討論はありませんか。 137 ◯早川委員 自民党です。  認定第9号、認定第14号につきましては、賛成します。  意見・要望ですけれども、経済局は、本当に多くの事業を行っていると受けとめています。中山間地対策、移住促進、着地型観光振興、森林公園の管理、「おらんとこのこれ一番事業」、鳥獣被害対策、広大な山間地事業を受ける農林業の整備、土地改良の助成、林業担い手の育成、松くい虫防除、農業振興対策として、お茶のまち静岡、茶どころ日本一計画推進等、茶文化の振興、あるいは果樹研究センター誘致、青年就農、後継者育成と。また、水産業のほうでは、清水港、用宗港、由比漁港において祭り、漁港整備、維持管理、商工業におきましては、中心市街地において商業の振興、商店街の活性化対策、新産業の振興、清水港を中心に、にぎわいの創出と貿易振興に対してのポートセールス、工業振興では、ホビーのまちPR、地場産業産品売り込み等振興、商店街後継者育成、そして観光事業の推進と、多岐にわたる事業で、静岡市全体が「希望の岡」に向かって、多くの成果を上げているということは評価します。  しかし、多くの補助金、助成金を支出していることは間違いないところで、市全体の活性化とともに、農業、商工業、水産業において、後継者が夢を持って就労しようと考えるよう助成金、補助金の効果の有無と検証をし、市職員の指導でしっかりと事業支援を行っていただきたいと考えます。 138 ◯水野委員 新政会です。  認定第9号、第14号に関しては、賛成であります。  認定第1号についての意見・要望を述べさせていただきます。  まず、茶の振興については、先ほども申し上げましたけれども、今も内田委員長からも話がありましたが、子供のときからお茶になれ親しむことによって茶の消費につながるよう、今後を期待したいと思います。  また、農業の振興につきましては、昨今、貸し農園が非常に盛んでありますけれども、農業後継者については大変な危惧があります。よく農家の人たちが、農業だけでは食っていけないということを言われますが、やはり生きがいはそこに利益があるということにつながっていかなきゃならないと思いますので、ぜひとも農業の振興のために御尽力をいただきたいと思います。  日の出センター利用率向上については、ちょっと辛口で述べさせていただきます。この成果指標を見ますと、先ほども言いましたが、施設利用率の目標30.0%に対して実績が23%で、そのコメントが、平成24年より利用率は減少したものの平成22年よりも利用率が向上しているという、こういう内容でありました。しかしながら、この成果の冊子を見ますと、利用率の目標が30%、それから実績が23%なんて1つもありません。これはぜひ改善をしていただきたい。私もこの評価を、30%から23%で何でB評価なのかなと不思議に思ったのです。  この主要施策成果説明書の前のほうで、B評価というのはどういう内容かというのが書いてありましたけれども、期待を下回るということなのですね。中身を見てみますと、事業の目的達成に向けてある程度成果を上げているが、目標をやや下回っていると、これがB評価。もう1つ書いてあるのは、活動実績に対する成績がやや低い、これがB評価なんです。何でこんなのがB評価になるのかなと思ったのですね。  ここがC評価ならまだわかるんです。期待を顕著に下回るというのがC評価。事業の目的達成に向けた成果が出ていない。事業実施の効果が認められない。実施方法等の抜本的な見直しが求められる。今後も成果が見込めず、事業そのものの見直しが必要である。これは、Cが当たり前ではないかと、どういう評価をしているのかなと思うわけです。  先ほども、人のにぎわいづくりを今後考えていかなきゃいけないという答弁をされましたけれども、その最初の目的は、清水港の地場産業の振興、市民の福祉の増進、港に親しむ憩いの場の提供というものだったと思いますが、先ほどの答弁だと、人のにぎわいづくりに変わってきているのかなと思います。  テルサ、マリナートができたから利用率が低下してきている。やはり目標というのは、下を見ていくとどんどんレベルが下がっていくということで、利用率向上にメスを入れて、知恵を絞って、施設を有効活用するようにぜひともお願いしたいと思います。やや辛口でありますけれども、よろしくお願いします。 139 ◯白鳥委員 静翔会から意見・要望、討論をさせていただきます。  認定第9号、第14号については賛成をいたします。  その上で、意見・要望をさせていただきますが、農家の状況は大変厳しい状況にあるわけです。その中で、お茶あるいはイチゴとかといった地場の大切な食材については、ブランド化という取り組みできちっと対応していただきたいと思います。いろんな利用がされる可能性はあるのかもしれませんけれども、やっぱりお茶はお茶、そしてイチゴはイチゴという、もうちょっと、静岡市にはこういうものがあるのだということを全国に発信していくことのできるような取り組みをぜひやっていっていただきたいなと思っております。  それから、先ほども説明の中にも出てきましたけれども、グリーンツーリズムという、これからは中山間地の問題も含めて、体験型の観光がこれからいろいろと全国でも取り組みが行われていくと思っております。静岡市においても、眠っているそういう財産を再発見していく。静岡市内の皆さんにもぜひ体験をしてもらうということで、幾つかのメニューをつくってくれているということについては評価をさせていただきますけれども、これを何とかそういった観光施策につなげていくことのできるようなところまで努力をしていっていただきたいと思っております。  それから、先ほど集落支援員のことと、「おらんとこのこれ一番事業」についての説明をいただきましたけれども、これも本当にいい形でもって事業を進めていただいているなと思っております。しかしながら、課題としては、これをいかに静岡市の財産にしていくのかというところが、これから問われてくると思っております。ですから、支援員の配置についても柔軟に考えていただきたいと思うことと、「おらんとこのこれ一番事業」をこれからどういうふうにして生かしていくのかについては、経済局としてもしっかりとした考えを持って取り組んでいただきたいと思っております。  それから、こどもクリエイティブタウンについて、先ほども要望させていただきましたけれど、改めて、いろんな課、局がかかわる形でこれを生かしていくという、命をつくっていくといいますか、そういう思いで取り組んでいただきたいと思います。
     それから、寿司の都・しずおか創造プロジェクトについても先ほど意見を言わせていただきましたけれども、すしというこの一つのネーミングが果たして、これからさらによくなっていくネーミングなのか、あるいは、せっかくの今ある静岡市の資源が全国に発信されにくくなってしまうということになりはしないかと、ちょっと案じておりますので、あえてこの言葉にこだわることなく、静岡市の財産をいかに全国に発信していくのかということについて、改めてこの事業のネーミング自体も含めて考えていっていただきたいと思っております。  それから、地場産業の後継者育成事業ついて、先ほど柔軟な対応についてお話をいただきましたので、ありがたいと思っておりますけれども、静岡市は職人のまちです。全国の技能五輪へ行ってもトップクラスになってもおかしくない、そういう地域的な状況があると思っておりますので、それに対してはしっかりとした支援を行っていただきたいと思います。そのことを要望させていただきます。 140 ◯大石委員 公明党です。  公明党は、認定第9号と第14号に賛成をいたします。  私も議員にさせていただいて半年がたちました。こんなにもたくさんのいろんな方が静岡市の縁の下の力持ちで、いろんなことを行っているのだなと、本当に勉強させていただいて、感動もしております。  こういう立場になってというか、これも運命だなと思いますが、6月22日の土曜日の夕刻ですが、業界の方々と清水区内のホテルで勉強会を行ったところで、世界遺産の構成資産に逆転で決定という一報が入りまして、お水で乾杯をしました。地元ですので、早急にできることと、それから、いろんなプランをつくって進めていかなければならないことがあると思います。  考えてみると、多分私の孫かひ孫になるかもしれませんが、22世紀というのも、例えばことし生まれて長寿で、80年から人生90年となれば、87年たてば22世紀になります。私たちがもう1回生まれ変わっていれば、そのときにいるかもしれませんが、そういう未来の子供たちというか、未来の人たちに、静岡市の市民の方々に誇れる、全てそうですけれど、特に三保松原も含めて、そういう長いプランで物を考えていくようなことをこれからも行っていっていただきたいと思います。  これは私個人のことですが、清水みなと祭りですけれど、本当に2週間いろいろなものに携わさせていただいて、本番の初日にどしゃ降りの雨が降りまして、大場局長以下、たくさんの方々と一緒になって、本当にびっしょりになりました。本当に皆さんを見ていて、経済局の方々がそういうふうにエネルギーを使っていらっしゃるなというのも感動しましたので、これからも頑張っていただきたいと思います。 141 ◯池谷委員 維新の会です。  維新の会は、認定第9号、第14号に対して賛成させていただきます。  そして、認定第1号に対する要望・意見でございますが、もう多くの委員の方がおっしゃられておりますので、個別の事業に関しましては話はしませんが、多くの事業をやられている中で、A評価が多い、期待どおりという評価が出ているものが多いというのは、やはり縁の下の力持ちである市の職員たちが頑張っていただいているというのもありますが、その分だけB評価、C評価というものがちょっと目立ってきているかなとは思います。そして、C評価とついておらずB評価となっているものでも、少し内容を見ますと、抜本的に見直しが必要ではないのかなと思われるような事業もありますので、また来年も引き続きBという評価がつかないように、A、むしろ期待を上回るSという評価がつくように頑張っていただければと思います。 142 ◯内田委員長 ほかにないようですので、これより採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、認定第9号及び認定第14号の2件を一括して簡易採決にてお諮りします。  認定第9号及び14号は認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 143 ◯内田委員長 御異議なしと認め、認定第9号ほか1件は認定すべきものと決定いたしました。  以上で決算審査を終了します。  残る議案審査に関係のない説明員の方は退席していただいて結構です。  お疲れさまでした。  暫時休憩します。                 午後3時17分休憩      ──────────────────────────────                 午後3時30分再開 144 ◯内田委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開します。  次に、議案審査に入ります。  議案第183号中所管分、議案第187号、議案第190号、議案第196号及び議案第197号の5件を一括議題といたします。  これら5件に対し、当局の説明を願います。             〔当局説明〕 145 ◯内田委員長 ただいまの説明に対し、質疑に入ります。  質疑はありませんか。 146 ◯三浦委員 質問させていただきます。  資料2の8ページの漁港・海岸維持工事の津波避難施設についてですけれども、津波避難タワーを水産漁港課で施工する、その理由を教えてください。 147 ◯佐野水産漁港課長 今回の津波避難タワーの施工は、県の第4次地震被害想定におきまして、津波の浸水の深さがレベル1で2.4メートル、レベル2で約4メートルとなっております。漁港周辺には避難の可能な高台とかビルがない状況でございます。青い区域が用宗の漁港の周りの浸水区域となっております。それで、用宗区域の避難箇所が、用宗老人センター、用宗の駅前の市営の団地、あと公民館で、漁港の浸水区域の中には高台がないというような状況でございます。  このようなことから、漁港で働く漁業者や漁港来訪者の避難場所を確保する必要があると考えられます。漁港については、漁獲率を上げるということから、その構造上、どうしても水面から荷揚げ場の高さまでが決まっておりまして、どうしても津波の浸水を避けられないような状態になっております。漁業関係者はもとより、安心して市民がこの漁港に訪れることができるように、港の緊急避難場所の確保が急務であるということで、水産漁港課で津波タワーを設置することにしました。  また、用宗漁港再整備基本計画の整備目標の中に、魅力ある地域づくり、用宗の地域ブランドの構築の推進という中で、地域資源との連携や地域、来訪者との交流の強化、そして漁業者及び地域住民、来訪者の安全・安心を守って防災、減災対策を推進するという1つの目標がございますので、水産漁港課として今回ここに津波避難タワーを設置することになりました。 148 ◯三浦委員 なぜ津波避難タワーの建設のために冷蔵庫を市が解体するのか、その辺の理由について、教えていただきたいと思います。 149 ◯佐野水産漁港課長 津波避難タワーの建設場所の選定につきまして、現在第4冷蔵庫がございます。新聞等に報道されましたけれども、人が集まる場所であり、最も効果的な場所であるため、第2冷蔵庫の設置場所といたしました。この第2冷蔵庫は老朽化が激しく、未使用な状態でありますが、所有者の漁協が経営悪化のため、買いかえまでは長い年月が必要な状態でございます。県の第4次地震被害想定が発表されまして、タワーの設置は漁港利用者及び市民の安全確保に直接結びつく極めて緊急性の高い事業であるということで、第2冷蔵庫の場所にいたしました。 150 ◯三浦委員 その冷蔵庫というのはしっかりした構造物だと思うのですけれども、それを津波避難タワーとしてうまく利用できないかというようなことを私は素人目にも思うのですけれども、そういう点はいかがですか。 151 ◯佐野水産漁港課長 第2冷蔵庫を津波避難タワーに利用できないかという提案ですけれども、基本的には難しい状況でございます。それは、第2冷蔵庫は昭和47年に建設されまして、耐震診断の結果、耐震性が不足している建物という状況になっておりますので、そこを使うことについては非常に難しいと。補強ということも考えられますけれども、どのような形で補強したらいいのか、上に人が乗るための補強となると、その用途とかについてもいろいろ今後検討していくということもありますので、今の段階では、相当の費用がかかるんじゃないかということです。 152 ◯三浦委員 そのタワーを津波避難以外に活用できるとか、何かそういうようなことはいかがですか。何かプランはあるのか、どうでしょうか。 153 ◯佐野水産漁港課長 タワーを津波避難以外の活用ということですが、今回の設置場所からですね、写真を見てもらいますと、ちょっと南側から見えてございますけれども、昨年4月9日に撮った写真でございますけれども、今回世界遺産に登録されました富士山がここからはっきり見えるような状況でございます。用宗漁港に水揚げされたシラスや旬の水産物や農産物をもとに、来た方が富士山を臨む展望タワーとして利用していただけるように考えております。このことが本市の観光ルートの一つとなればと私どもも考えております。  津波避難タワーの上には、常設のベンチ6カ所と、富士山を眺める双眼鏡を設置することを計画しております。 154 ◯三浦委員 何となくわかるような、わからないような。ただ、市長が静岡市も観光というものを生かしたいんだという話を盛んにしておりまして、そういう点ではふさわしいものかもしれませんので、ぜひ積極的にお願いしたいと思います。  それから、そういう意味で言うと、由比漁港は、津波避難タワーは要らないのか、建設の必要はないのかということをちょっと考えるのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 155 ◯佐野水産漁港課長 由比漁港に必要かという話ですけれども、由比漁港の漁業活動の中心でございます、新たにできました外港には、新基準で建設された荷さばき場がございます。その荷さばき場は十分な高さを避難場所として持っているということになります。そして、漁港内を通過している、北側に東名高速道路がございまして、その東名高速道路の南側が緊急避難場所となることから、新たなタワーの建設は必要なものではないと考えております。 156 ◯早川委員 2つばかりお願いします。  まず1つは、用宗、由比と来たから三保ということで、質問します。7ページですけれども、これ今、世界文化遺産登録に係る三保松原関係ということが3行ぐらいあって、次のページにも三保松原ということで、松くい虫の件もありますけれども。構成資産になって、静岡市もそうですけれど、清水区民は本当に期待しているのですよ。このような形で、ちゃり三保号だとかWEBサイトとか、るるぶ静岡も特別編集号を出したとかということで、ほかの部局でもいろんな形で予算を投入してもらっている、もらうだろうと。ということは、観光客が今までいらした数より間違いなくふえるんだという予測は立てていると思うのですよ。ですから、構成資産になる前と後と、それと今後1年でなかなか効果が出ないんじゃないかと思うのですけれども、これからいろんな投資をしていく中において、3年後なり5年後でどのくらいの観光客の増を見込んでいるかということは、経済局としては考えていると思いますので、そこら辺と、その人たちが来ていろんなお金を落としてくれるという経済効果について、その数字をもし握っていたら教えてください。 157 ◯鈴木観光・シティプロモーション課長 三保の入り込みに関しては現在、急増している状態でして、どの数字が妥当な、妥当なという言い方は変ですけれども、本来望むべき人数かはまだはっきりしておりません。夏休み中は非常に多くのお客様においでいただきましたが、天候が晴れて富士山がよく見えるようになったこの9月もまた、もう一山来ているような、そんな感じもございます。その中で、3年から5年先の見込みということになりますと、非常に予想が難しいと申し上げるしかありません。現状では、本会議で市長からも答弁させていただいたとおり、来年の数字を落とさないように維持をしていくという形で努力をしていきたいと思っております。  また、経済効果については、これも非常に難しくて、現在調べておりませんけれども、例えば東海大学の博物館施設が、昨年の8月と比べると、14%の増になっているというような数字がございます。  それから、私どもでやっておりますレンタサイクルですとか、ちゃり三保号も含めまして、そういった意味では経済効果と申し上げていいのかどうか、例えばレンタサイクルがことし、新年度の5月2日からスタートいたしております。そのときには市内で15カ所、45台でしたけれども、7月に再募集をして、8月1日に第2次スタートを切って、11カ所ふえて26カ所、自転車が34台ふえて79台で運営しております。特に江尻、日の出、三保地区という清水に関しては、7月には6カ所で17台、一月で97件の利用がありました。これが8月には貸し出し箇所も10カ所ふえまして、自転車台数が38台、利用件数が320件ということで、7月に比べると223件ふえたということになります。これは、もともと貸し出し場所と台数がふえておりますので、一概には比べられませんので、ちょっと変な計算かもしれませんが、1台当たり一月何回使われたかという計算をしますと、7月中は5.7回だったものが8月には8.4回使われるようになりました。これは、ちゃり三保号を運行した関係で、自転車を利用して三保を回遊していただくというお客様が確実にふえていることなのだろうと考えております。  経済効果については、今後、三保あるいは回遊先での消費動向等をきちんと調査をしなくちゃいけないと考えておりますけれども、現状では数字という形ではつかんでおりませんので、レンタサイクル等の利用状況ということで御報告をさせていただきます。よろしくお願いします。 158 ◯早川委員 役所的な答弁ですよ。民間企業だとね、経済効果で幾ら利益が出るということで投資するわけでしょう。だから、市役所というのは、皆さんそうで、わかりませんけれどもやりますという。清水としてはありがたいんだけどね。ありがたいんだけど、やっぱりある程度の人数が、今だったらよその土地を見てもいいと思う。だって、日本にこうした事業はほかにもいっぱいあるわけでしょう。それを調査して、これだけの推移で、よその地もこうでしたと、だからこのくらいは見込まれますよと。見込まれなかったからって、あんたらの責任だということは多分言わないと思うのだけれど、それによって投資するわけでしょう。また何かの機会でその数字について、お願いします。  じゃ、もう1つだけ。同じく資料2の8ページになるわけですけれど、同じようにここで予算を投じてもらっている松くい虫防除事業について、松林を保全しなければいけないということで、ここに予防剤樹幹注入という事業がございます。9月補正で2,221本となっていますけれども、これまでも、先ほどの平成24年度の成果報告の中にも、三保を含むという形で数字が出ていました。これの現在行っている概要と9月補正の概要について、また、伐倒が810本というのはここじゃないとは思うのですけれども、そこら辺の概要がわかりましたら、教えてください。 159 ◯高木治山林道課長 それでは、松くい虫防除事業関連のお答えをいたします。  本市の松くい虫防除事業ですけれども、こちらについては、森林病害虫等防除法という法律に基づきまして、県が定めた静岡県防除実施基準により実施しております。具体的な実施計画については、平成18年に県が松くい虫被害対策基本方針というものを出していますので、それに沿って現在は、静岡市松くい虫被害対策自主事業計画と、県の松くい虫被害対策事業推進計画に基づいて実施してきております。この2つの現在の計画は、平成24年4月から平成29年3月末までの5カ年計画で、対象区域が清水区の三保半島の33ヘクタールと駿河区の用宗周辺の3ヘクタール、合わせて36ヘクタールとなっております。  松枯れの原因につきましては、昭和46年に初めて解明されまして、北アメリカから持ち込まれました1ミリにも満たないような、顕微鏡でやっと見られるかどうかという侵入微生物でありますマツノザイセンチュウという線虫が主犯格で、それを運んで松に感染させるマツノマダラカミキリというカミキリ、これを一般的には松くい虫と呼んでおりますけれども、この2つの共生関係によって松枯れが引き起こされるということが明らかになっております。  このマツノザイセンチュウは自分では新たな松に移動できません。逆にマツノマダラカミキリは枯れた松でなければ卵を産めないということで、このどちらかの1つを絶滅できれば、撃退できれば松枯れは根絶できるということになりますので、これまでの松くい虫防除事業では、この2つの生物をどちらか撃退する方法として、3つの事業を実施してきているところでございます。  1つ目には、地元からの情報提供等によりまして、年間を通じて対象区域全域の松枯れ、被害木の伐倒処理を速やかに行って、枝部分までチップ化または焼却処理をしまして、マツノマダラカミキリが成虫に羽化する前に処理すること。  2つ目が、三保半島について、5月下旬から6月上旬に薬剤散布を行いまして、マツノマダラカミキリが新しい松へ飛び移って松の枝をかじることを防ぐこと。これによって、マツノザイセンチュウが松の中に入れなくなります。  3つ目としまして、1月から2月の寒い時期にかけて、松の樹幹へ予防剤の注入を行いまして、松に行き渡らせてセンチュウの動きを麻痺させ、増殖を防ぐこと。これによって、成虫になって飛び立つマツノマダラカミキリにセンチュウが感染しないようにする。この3つが全国的にも松くい虫による松枯れを防止するための有効な方法とされています。  それで、これまでもこの3つの事業を実施してきたところですけれども、薬剤のヘリコプターによる空中散布につきましては、平成17年度までやっていたのですけれども、県の実施基準のほうで、病院及び学校、住居から200メートル範囲内ではやってはいけないことになっていますので、平成18年度から地上散布に切りかえていると。また、全体のうち県の所有地が約1ヘクタールございまして、こちらにつきましては、中部農林事務所が市と全く同じように3つの事業をやっているといった状況でございます。  今回の補正では、3つの事業のうち、今年度まだ実施していない予防剤の樹幹注入につきまして、先ほど来言っていますように、三保松原が世界遺産の構成資産に登録されたことにあわせまして、約2,200本を追加して、合わせて2,700本の松に予防剤の樹幹注入を行って、松くい虫防除事業を推進していきたいといったものでございます。  それから、松枯れの現在の状況ですけれども、三保半島における被害木の伐倒処理の本数は、平成19年度に1,755本、これがピークでした。その後、平成22年に600本、平成23年度が536本、平成24年度は810本ということで、ピーク時の約半分には減っておるのですけれども、ここ数年はほぼ横ばいの状況といったところでして、本年度の状況につきましては、9月末現在で448本になっております。今の状況ですと、最終的に年間では、残念ながら昨年とほぼ同じ程度の伐倒本数になるのではないかと推測しておるところでございます。 160 ◯早川委員 2,700本という数字ですね。松だって10年物から100年物といろいろあると思うのですけれども、どういう松を対象に樹幹注入を行うのかと、あそこは松林ですから、何年ぐらいで終わるのか。要するに枯れるのが早いのか、残すのが早いのかという部分になると思うのですよ。そこら辺を教えてください。 161 ◯高木治山林道課長 予防剤の樹幹注入につきましては、現在、三保松原で約5万4,000本と呼ばれている松のうち、民有地が約7割ということですので、このうちの県有地の先ほど言いました約1ヘクタールを除きまして、公有地内、それから民有地の中でも防災機能が高い海岸線沿いの太い松について、前回実施した記録をもとにして実施してきております。  なお、平成19年度の松枯れがピークだったということで、当時は約2,000本ずつ5年かけてやっていくような予定だったと聞いております。  樹幹注入につきましては、平成20年度に1,737本、その後、先ほど言いましたように、松枯れが減ってきたということで、樹幹注入の本数につきましても、平成21年度が1,054本、22、23年度は同じく525本、それから平成24年度は384本の樹幹注入を行ってきたということで、今年度も当初計画では昨年とほぼ同額の予算によりまして、胸高で幹周りが35センチくらいより太いものについて行ってきたところで、前回の樹幹注入の薬液が、昔のものは4年から5年もつという薬剤を使っておりましたので、この効果が切れている松について実施する予定でした。しかし、今回、三保松原が世界遺産の構成資産に登録されたことに伴いまして、景観の問題も指摘されているところでございますので、本来、先ほど言いましたように、やわらかい先端の松の枝をカミキリが食べますので、実は15センチくらいのものからやったほうが効果があるということですので、今回につきましては、幹周りが15センチ以上のものを全てやっていきたいと。また、薬液の効果が切れた可能性のある松について、これまでは4、5年と言われても、もう1年もつだろうかとか、そういったことで多少調整してきていましたので、切れた可能性あるものは全てやりましょうといったことで、2,200本をやっていきたいということでございます。  それから、実際に全部をやるには、今の計算ですと全体で約5,000本を対象にしている状況です。先ほどピークのときには2,000本ずつ5年で1万本やる予定だったんですけれども、その後、松枯れが減ってきたので多少絞り込んで、今は大体5,000本を対象にしています。ただし、全ての民有地まで含めて松の樹幹注入をやると、議員の御指摘のように、今の予算の10倍かかってしまうというようなこともありますので、現実的にはある程度絞り込んでやってきたのが事実でございます。  ただし、今後は、現在の三保松原全体の管理計画を策定するということで、松林の管理計画もあわせてつくる予定ですので、これにあわせて民有地の松をどこまでやっていくのか、また、先ほど言った太さをどれくらいからやっていくかという明確な基準をもう一回検討して、見直した上で、今後、全体の松の管理計画の策定にあわせて検討してまいりたいと考えております。 162 ◯水野委員 まず、資料2の7ページの、るるぶ静岡市特別編集号について、この改訂の内容、それから、その部数についてお聞きします。 163 ◯鈴木観光・シティプロモーション課長 るるぶについては今回、5万部の増刷を考えております。こちらは古い版です。ここの絵が日本平といいますか、茶畑からの富士山と三保松原からの写真という構成になっておりますが、こういったところを今回の登録にあわせて、三保松原と天女をあしらったイラストに変えたり、中身についても、三保松原を扱ったページを少し目立つような形にしたいと考えておりますが、基本的には大きく改訂することができないものですから、表紙であるとか、三保松原部分の小改訂になろうかと思います。 164 ◯水野委員 あと2点お願いします。  一般管理費のところで、既存駐車場の改修及び観光案内標識の表記統一というところがありますけれども、この表記内容を教えてください。 165 ◯鈴木観光・シティプロモーション課長 案内標識につきましては、通称三保街道に入ったところから、平仮名の「の」が入った「三保の松原」と「羽衣の松」という観光案内標識が交互に出てくるような形になっておりまして、地元の人間でしたら何の問題もないのですけれども、遠くから三保松原を目指して来られる方にとって非常に紛らわしいものになっております。それで今回、補正をお願いして、全て平仮名の「の」はなしで「三保松原」、いわゆる構成資産に登録された名称の漢字で書く「三保松原」というものに統一をしてまいりたいと考えております。 166 ◯水野委員 それと、表記の仕方は日本語だけなのか。それから、この案内標識の表記を変えたときに、何枚ぐらいやって、1枚の単価が幾らぐらいなのか。 167 ◯鈴木観光・シティプロモーション課長 箇所は11カ所を予定しております。単価的には、平米当たりの単価で見積もりが出ているものですから、平米当たり14万円弱ということで数字を今とっております。  それから、表記については、「Mihonomatsubara」というローマ字表記、それから、フォトグラムという絵、富士山と松の絵が入った形になろうかと思います。 168 ◯水野委員 最後ですけれども、先ほどの予防剤樹幹注入の件で、4,500万円ほどですけれど、1本2万円ですね。そうすると、業者というのはどういうふうになっているんですかね。これは専門の業者ですかね。その辺はどうなのですか。 169 ◯高木治山林道課長 事務委託として、造園業者のうち、県でこの樹幹注入の講習会を受けている業者を指名で選定しております。 170 ◯水野委員 これは幾つの業者か、それから期間は何日ぐらいで完了するのか。 171 ◯高木治山林道課長 1本当たりは、太さによって樹幹注入する量が違いますので、今は平均で出しておりますけれども、実際には以前やった松の記録をもとにして選定していますので、実際施工する際にはまた全部、今も始めていますけれども、現地で実際に太さをはかって本数を選定してきますので、本数は変更する可能性が多少ございます。それで、1本当たりの単価もそれによって大幅に変わりまして、平均でいきますと、太い松ですと5万円くらい、2倍以上かかってしまったりしています。ただし、昨年度の実績で、1日当たり50本程度は実際に施工可能だと判断しておりますので、今回、実際に1業者にやらせた場合でも1カ月半くらい、実際の施工できる日として、54日くらいあればできるのですが、天気によってやれない日等もございますので、安全を見て、ブロックを2つに分けて、2つの業務として実施して、年度内に十分完成をさせたいと思っております。  専門業者が何社くらいあるかというお話があったのですけれども、対象業者は市内業者を優先的にやっておりますので、講習を受けた業者が10社程度ありますので、それをローテーションで指名をしているような状況でございます。 172 ◯白鳥委員 それでは、まず資料2の8ページの、先ほど三浦委員からも質問が出されていまして、概略的なことはわかりましたけれども、もうちょっと聞かせていただきたいと思います。  津波避難タワーの必要性ということについては、必要だという前提で考えております。そもそも何年か前に静岡漁協についての話は、たしか用宗のフィッシャリーナの指定管理か何かのときに話として出てきているのではないかと記憶をしているのですけれども、当時、経営的に大変だということで、たしか10億円ぐらいの借入金があるという状況の中で、用宗のフィッシャリーナの指定管理を受けることができないという経緯があって、現在は清水の漁協が管理をしているという状況になるわけですけれども、その後の静岡漁協の実態はどうなっているのかということがちょっとはっきりわからないですね。  それと、今回は冷凍倉庫ということですけれども、静岡漁協が抱えている負の遺産といいますか、資産というものはほかにもあるのかどうなのか、その辺のところについての御説明をいただけますか。 173 ◯佐野水産漁港課長 現在の静岡漁協の状況から説明させていただきます。  平成19年ですけれども、マグロ事業を撤退し、経営が悪化しまして、平成21年4月に清水漁協に事業譲渡をいたしました。現在、法人格は有しておりますが、事実上倒産状態となっております。ただし、現在、漁港内に処分できない建築物がございまして、これを管理するために解散できないような状態になっているということでございます。  静岡漁協が現在持っております財産ですけれども、こちらに書いてございます第1冷蔵庫、こちらが昭和46年の建設で、土地が静岡市、上物が静岡漁協です。第2冷蔵庫は昭和47年の建設で、土地が静岡市、上物が静岡漁協です。こちらの第3冷蔵庫が昭和48年の建設で、土地と建物が静岡漁協です。最後に、マグロの加工場とございますけれども、これが平成5年の建設で、土地が静岡市で上物が静岡漁協というような状況になっております。 174 ◯白鳥委員 そうすると、経営的には全く動きがないという中で、負の財産だけが残ってしまっている。ただ、その管理をしなければならないということで考えますと、じゃ、この管理というのは、実際に何らかの事柄というのが静岡漁協では行われているのですか。危険性とかいろんな状況があると思うのですけれども、その辺の管理は何らかが行われているという状況があるんですか。 175 ◯佐野水産漁港課長 管理でございますけども、現在、静岡漁協は、事業譲渡をしまして、現時点では収入源がない状態でございます。そういう中で、管理は漁協としてはできていないような状況でございます。 176 ◯白鳥委員 実際には何の管理もできていないということであります。今後これをどうするんだということですけれども、漁業組合に参加をしている従事者といいますか、漁民の皆さんはいらっしゃるわけですよね。ところが実態としては何にも管理されていない。これから静岡漁協の所有であるので無償譲渡をしてもらうようにお願いするという事柄が書いてあるのですけれども、何となくしっくりこなくて、静岡市としてはこの辺の負の財産についてはどんなふうに前提としては考えているんでしょうか。 177 ◯佐野水産漁港課長 静岡市の行政財産の譲渡に関しては、基本的には負のものはいただかないということが前提となっているということを承知しております。そういう中で、現在の第2冷蔵庫につきましては、先ほど言いましたように、市民の安全と、用宗漁港の従事者、それと地域のにぎわいをつくる上で必要だと市は考えております。解体につきましては、本市の事業として行うために、事前に所有権の移転等を変更する必要があるので、考えております。 178 ◯白鳥委員 前提としては負のものはいただかないと、ただし、今回については、津波避難タワーを建設する必要性が出てきたので、所有者に対して所有権の無償譲渡をお願いするという御説明ですけれども、この土地は静岡市のものであるけれども建物は漁協のものですよというところがあともう2カ所あって、あと、上も下も漁協だというようなものがあったわけです。処分については基本的には漁協がすべきだという基本的なスタンスでいつつも、漁協の実態は能力的に不可能であるという状況があるわけですよね。そういうものに対して、今後、どう考えていくのかということは考えていかなければいけないことだと思います。  漁協というもの自体は今、ホームページを見ても消えちゃっているわけですよね。何にもないわけですよ、僕らから言わせると。そのものに対してお願いをして譲渡していただくと、その漁協の実態というのは何なのでしょう。今どういう形であるというふうに捉えているのでしょうか。 179 ◯佐野水産漁港課長 まず、漁協の実態ですけれども、登記簿上はまだ静岡漁協は存在しているという状況でございます。  そして、私どもが考えているのは、第2冷蔵庫を壊す形によりまして津波避難タワーができると。それで、聞くところによりますと、譲渡した先の清水漁協が第1冷蔵庫を取り壊して、そこに現在、用宗のシラスを売りますどんぶりハウス等を持ってきたいと。それを持ってくることによって西側の岸壁が、今回やりましたなぎさ市とかどんぶりハウス、旬のシラスをもとにして、来る人々がそこで食べていただいて、収益を上げると。そういうことで、漁協自体に収益が上がった段階で、みずから建物を壊していただくような考え方を私どもは考えております。 180 ◯白鳥委員 今の第1冷蔵庫についてのことで、清水漁協でというお話で、それはありがたい話ですよね。ただ、もう1つ残っている海側のものがあるわけですけれども、今後、漁協に対してはどんな対応で市は接していくのかということをまず聞かせていただきたいことと、悪い言い方をしますと、資金的に何もない、それで放置している、そういう冷蔵庫を市が8,500万かけて、アスベストの工事も含めて、解体工事をしてくれるということで捉えると、ちょうどいいときにこういう事業の話があって、漁協としての責任は、本来は解体をして土地をちゃんと返還するという形をとって対応すべきところを、市が丸抱えして解体もしてくれるということになると、渡りに船という言い方は非常に言葉としてはよくないかもしれませんけれども、漁協から見ますとそんなような事態になっているわけですので、今後の漁協との対応の仕方ということについてはどんなふうに考えて進めていくのか、その辺を再度御説明いただけますか。 181 ◯佐野水産漁港課長 基本的には、個人のものは個人で処分するというのが原則だと考えております。そういう中で、残っている建物につきましては、漁協でみずから収益を上げ、みずから壊していただけるよう、早急に収益を上げる算段もしていただきたいという形で今後対応していきたいと考えております。  そういう中で、今、委員から渡りに船ではないかというようなお話もございましたけれども、私どもといたしましては、先ほど示したように、あの場所なら津波避難タワーをつくる場所として、位置的に条件が合った場所だということと、今回、県の第4次地震被害想定が発表されまして、緊急につくらなきゃならないと。それと、用宗地区には先ほど言いましたように避難施設がない。  もう1点、今回の事業につきましては100%の市債がきくということです。本市としましては、住民の安全を守るために、この制度が本年度限りだということで聞いておりますので、どうしても早急につくる必要があると考えております。
    182 ◯白鳥委員 そういう緊急性があるという状況は理解できますので、このこと自体については私も反対する気持ちはないのですが、今後、残っているそういうものに対する対応の仕方、その漁協というものが、じゃ、誰が責任者で今でもやっているのか、その辺のところもはっきりしない状況があるかと思いますので、結局は最後、必要性に応じて市のほうが解体工事まで、全ての冷凍倉庫について責任を持ってやるような形になっていくのかなということも、ある意味では心配なわけです。こういう税金の使い方がいいのかどうなのかということについては、やっぱり本来は違うということは、市の皆さんもわかっていただいておりますので、それ以上言いませんけれども。そういうことであるということをまた再度確認をした上で、書き方が非常に、無償譲渡してもらう必要があるという、こっちがお願いする話のような書き方をしてあるものですから、これは非常に気に入らないという感じがしております。概要は大体わかりましたので、とりあえず説明を聞いたということにしておきたいと思います。  それから、もう1つ、7ページの、観光・シティプロモーション課の世界文化遺産登録に係る三保松原関係の駐車場等の改修とか、先ほどあった表記の話がありまして、実は観光・交流事業調査特別委員会でも話が出ているのですけれども、駐車場の位置について、公社から買い戻そうとする話も含めて、その辺のところで果たしていいものなのかどうなのかということについては、意見が出ております。その辺のところについては、今後、どんなふうに考えて検討していくのかと思っているのですけれども、考えがあれば教えていただけますか。 183 ◯鈴木観光・シティプロモーション課長 白鳥委員にお答えする前に、水野委員の先ほどの案内標識の施工箇所なんですけれども、私、11と申し上げましたが、15ということです。久能街道いちご海岸通りにあるものも4カ所直すということになりますので。大変申しわけありません。訂正をお願いいたします。  それから、今の駐車場の関係でございますが、特に神の道が構成資産のコアゾーンそのものでございますので、一層の保全を図っていかなければいけないというところがあります。また、地元の皆さんも非常に、大型車両等の観光バスがたくさん入ってくることに対して、松の根が傷むんじゃないかというような心配をされているということも承知をしております。ただ、現状では羽衣の松前の駐車場と、現在土地開発公社が持っている羽衣資料館用の土地を買い戻して整備をさせていただきたいと考えております。ただ、神の道を通るということ自体は、その影響が証明されたりとか、そういうことではないのですけれども、この間、神の道について、三保松原や羽衣伝説にアクセスできる情報案内板を市街地整備課で設置をいたしましたし、それ以前から文学的な魅力を伝える歌や詩の案内板が立っておりますので、できればここを歩いていただいて、およそ500メートル、600メートルの距離ですけれども、羽衣の松にたどり着くまでに気持ちを高めていただくような、そういう使い方をしていきたいと、御穂神社も含めて、羽衣の松だけではなくて、神の道、御穂神社というセットで観光的な案内をしていきたいと考えております。  そういった中で、現状では三保生涯学習交流館の建設予定地ということで、やはり土地開発公社の土地が神の道の入り口の手前にございますので、こちらも活用をすると。平成30年が建設予定年度と聞いておりますので、その中をちょっと使わせていただくような形で、これは三保松原事業統括会議であるとか、あるいは活性化事業推進本部との検討の中で、また、その辺は考えていきたいと思います。 184 ◯池谷委員 用宗の避難タワーについて、引き続きお聞かせいただきたいと思います。  用宗の避難タワーについて、なかなか土地がないという話を聞いている中で、ようやく決まりまして、建つということで、地元の方々も非常に安心している方が多いと聞いております。それを聞く中で、用宗という土地といいますか、非常に高齢者が多いと聞いておりまして、この建てられる避難タワーの設計図じゃないですけれども、一つ一つの階段のステップが狭くなっているとか、ちゃんと手すりがついていたりとか、そういったほかの地域とは違うバリアフリー化というのは何かなされているのでしょうか。というのも、いざ津波が来て、一緒にわあと押し寄せたときに、体力のない方が普通の方と同じような階段を進んでいく中で、階段が詰まってしまって、後ろにいる方が波にさらわれてしまうとか、そういうことがあっては大変ですので、その辺何か対策されているのか、お聞かせいただきたいと思います。 185 ◯佐野水産漁港課長 現在考えている津波避難タワーですけれども、用宗の場所が津波の到達時間が5分ということで防災対策課より聞いております。その中で、震災の揺れが約1分半、それで、逃げてくる人の速さが1秒約数メーターという中で、半径200メーターぐらいのエリアの方が逃げられる範囲だということで、防災対策課と打ち合わせをして決定しているわけです。その中で、横がすぐ港だということで、スロープとかそういうものをつくって住民を避難させるには、緊急ですので、あくまでも高齢者等はおんぶしていただいて避難するというような形を持っておりますので、中心の高さが4メーターということですから、倍の8メーターに余裕高1メーターの、9メーターという高さでありますので、三保につくっております避難タワーと同じような階段設備ということで聞いております。ワンステップの高さとか、そこまでは知りませんけれども、そのように聞いております。仕様書発注で公共建築課に処理を考えていきたいと思っております。 186 ◯池谷委員 続いて、こちらを避難タワー以外の目的でも使われるかどうかについて、先ほど三浦委員からもお話がありまして、一番上に展望台の双眼鏡をつけて、人が来て見てもらうという使い道も考えているということがありましたけれども、1年じゅう夜も昼もずっと開放されていて、誰でもいつでも入れるような施設になる予定でしょうか。 187 ◯佐野水産漁港課長 基本的には24時間使えるような状態でございます。 188 ◯内田委員 2点ほど伺います、簡潔に。  資料2の7ページで、駐車場の整備ということでありますけれども、具体的にどういう形の整備をするのかということが1点と、それから、今話が出た生涯学習交流館のところの駐車場を、皆さん一時使ったりしますよね。話が来ているかもしれませんけれど、そこに大型バスでよく行き来していて、コンクリートの建物の中でガードレールを横に置いてやっているのですよ。幅員は広いのですけれども、大型バスが行き来するので、歩行者を含めて、かなり危険性が高いというか、そういうことも考えられる。必要かどうかよくわからないのです。道路管理者との関係が出てくるのか、わかりませんけれども、あれを撤去できるのかできないのか。あるいは道路を広く拡幅するとか。そうすると、大型バスなんかも行き来が楽になるのか、ちょっとわかりませんけれども、その辺の話がわかればお願いしたい。2件だけちょっと教えてください。 189 ◯鈴木観光・シティプロモーション課長 まず、補正でお願いしておりますのが第1駐車場で、もともと売店があるようなところですが、区画線の引き直しをさせていただく予定でおります。それから、民地を借地しております第2駐車場については、不陸調整、いわゆるでこぼこを直して、砕石を敷いて、それから区画線をもう1回ロープで引き直そうということを考えております。  それから委員長からお話があった、交流館前の土地については、今ガードレールは置いてあるだけなものですから、実際にバスを入れましょうというときには動かせるということで聞いておりますので、出入りに支障がないような形で使っていけたらいいと考えております。出入りするところだけ、いわゆる前面ということで。今ロープを張ってあるところのことをおっしゃっているでしょうか。(「いや、いいよ、後で聞きに行くよ」)はい。 190 ◯内田委員 もう1点だけ。8ページですけど、松くい虫の防除事業で、皆さんからいろんなことで話があったから大体わかったのですけれども、2点だけ。  1つは、民有地の管理もあるわけで、全部が全部管理できないのですけれども、樹幹注入は外見の大事なところだけやってくれても、枯れた松の対応について、民有地での管理が十分されていないような気がするのです。そういう点で、枯れたところは放っておくと、さっき言ったマツノザイセンチュウを含めて広がるというのははっきりしているわけで、マツノマダラカミキリが飛び散って。民有地で切ったところはどうするのかという1点。  もう1点は、樹幹注入をやるということで、本会議でも質問したのですけれども、監督をして回るという話がされました。あれは、10の事業所があって、ローテーションを組んで委託するということで説明があったのですけれども、その委託業者がその中で監督をするのか、それとも市が独自にやるか。私は、今までの樹幹注入を見ていると、幹割れ問題を含めて、本当に十分に管理がされているか、監督されているのか、ちょっと疑問に思っているので、その辺はきちんと、業者任せではなく、やっぱり役所が行って、かかわって管理監督していかないと、これだけの数をこれからまた延々と樹幹注入していくので、きちんと管理していく必要があると思うのですけれど、その辺だけ教えてください。 191 ◯高木治山林道課長 民有地で切ったものについてですけれども、基本的に民有地でありましても、現在の文化財課で窓口となって受け付けたものを治山林道課に言っていただいて、うちのほうが年間で依頼している業者に伐倒と、あと先ほど言いました切ったものの処理まで行います。ただ、市に言わないで、自分たちで、邪魔になるからとか、枯れちゃったからとかで切ってしまったものがちょっと放置されているような現状も見受けられましたので、今年度の5月に地上散布をやる際に、今までは回覧板で回していたものを全戸配布で周知を図りまして、そういう民有地であっても放置されると松くい虫の温床になってしまう可能性があるから、そういうことをしないでという文書を入れて周知を図ったところであります。ですから、言っていただきさえすれば、市のほうが対応します。  それから、もう1点の監督についてですけれども、基本的には先ほど10社が対象で回すというお話をしました。当然受託業者は1社になりますけれども、その業者、今回2本で出せば、2つの業者でそれぞれに現場監督員というのはつきます。ただし、発注側にも当然監督員がおりますので、その監督者が常時現場のほうで、何本注入したかとか、実際に注入しているときの写真に入ったりとか、随時現場で管理監督をしているということでございます。 192 ◯内田委員長 それでは、ほかにはありませんか。             〔「なし」〕 193 ◯内田委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  議案第183号中所管分は、あすも審査がありますので、本日は要望・意見にとどめていただき、討論と採決はあすまとめて行います。よって、本日は議案第183号の要望・意見と、第187号、第190号、第196号、第197号の要望・意見、討論をお願いします。その後、第187号、第190号、第196号、第197号の4件については、本日、採決まで行います。  なお、発言の際は、議案番号もあわせて述べていただけるようにお願いいたします。  要望・意見、討論がありましたら、どうぞ。 194 ◯早川委員 自民党です。  議案第187号、議案第190号、同じく第196号、第197号とも賛成です。  議案第183号を含めて意見・要望を申し上げます。  富士山の世界文化遺産登録で、構成資産となった三保松原が先ほど来から本当に話題になっています。数百年の時を超えて、三保に羽衣の天女がおりてきた。これはチャンスだと思います。ぜひこれを生かさないことはないと思います。松くい虫対策をしっかりやってもらいたいし、松林の自然保護もお願いしたい。海づり公園もそうだし、ほかの避難タワーもそうですが、松林に合った避難タワーの対応として、鉄骨のむき出しじゃないようなやつもしっかりと対応していただきたいと考えております。  また、県の第4次地震被害想定において、漁港と海岸保全も緊急に対応をお願いしたい。  野生鳥獣被害対策について質問したかったのですけれども、時間がなくなったものですからやめましたが、やっぱりこれは将来的にもずっと継続されるものだと思います。動物だって子供を産んでいくのです。ですから、猟友会に依頼だとか、防護棚の設置だけではなくて、専門家を呼んで検討することも考えていただきたいと思います。 195 ◯水野委員 新政会です。  議案第187号、第190号、第196号、第197号については、賛成であります。  議案第183号の中で意見・要望を述べます。  まず、松くい虫防除のための予防剤樹幹注入ですが、これをざっくり計算しまして、太さによって金額が違うということで2万から5万という中で、3万円と考えたときに、54日間を掛けるとすると、150万円の仕事になるのですね。これは県の補助金ということですが、また後ほど言いますけれども、観光案内標識の表示が平米当たり14万円ということで15カ所、これは標識の予算が1,000万円というふうに、先ほどとは違って聞きましたけれども、1カ所66万円ぐらいその標識にかかるわけです。  私は何を言いたいかといいますと、前に海抜表示ってあったんですよ。地域の会合で言われまして、海抜表示は幾らかかったのだと聞かれてわからなかったので、賛成した後、議案が通った後に、皆さんも、知らなかったと思うのですけれども、これは全部県の補助金だったんですね。あそこについている海抜表示が、皆さん、幾らだと思います。あれは1万なんですよ。それで、地域の会合で言ったら、おまえら議員は何をやっているんだって。何でそんなに高いものをつけさせるんだって、私は怒られました。  県の補助金にしても何にしても、道路標識もそうですけれども、案内標識もそうですが、税金を使ってやっているわけですので、ぜひともそういう一つ一つの単価を見ていくと、さっきの海抜表示じゃないですが、非常に高くついているものもあるのです。ですから、その辺もよくよくやられていると思いますが、丸投げで後は任せたということじゃなくて、コストということもよく考えて、当局は今後も、そういったできるだけ安くていいものをつくっていくということで、ぜひ心がけていただきたいと思います。 196 ◯白鳥委員 静翔会です。  議案第187号、第190号、第196号、第197号については賛成をさせていただきます。  意見・要望ですけれども、観光・シティプロモーション課を中心として、世界遺産になった三保松原について、今回非常に力を入れて取り組んでいくという姿勢があると感じ取れます。その中で、今はやりの「お・も・て・な・し」という言葉がありますけれども、市民の皆さんも、市外から来る皆さんに対して、いろんな部分での気持ちの持ちようというものが必要なのかなと感じております。静岡市民の皆さん、清水地区の皆さんも含めてですけれども、なかなかその辺、外の人たちを嫌うという感覚も残念ながらありまして、これからは観光で受け入れていく市民とならなければならないということを考えますと、私は最近課長からシティセールスマンというガイドブックをいただいて、皆さんにお配りさせていただいているのですけれども、そんなようなところからも、そういった気持ちの醸成というところについても、大切に取り組んでいただきたいと思っております。  それから、先ほど静岡漁協について質問させていただきましたけれども、これまでの対応の仕方ということについてはどうだったのかと、見えないところがまだまだあると感じております。これからも静岡漁協が保持している負の財産についての対応が必要となってくるわけですが、何らかの形でこういった市有地の上に民のものが建っていて、それが放置されている。これがこのままでいいはずがないと思うのですよね。だから、方法はいろいろあろうかと思うのですけれども、やっぱり何らかの対応をしていくということを一つの教訓にしていただきたいと思っています。その辺のところをお願いさせていただきます。 197 ◯大石委員 公明党です。  議案第187号、第190号、第196号、第197号について、意見・要望はありません。賛成です。 198 ◯池谷委員 維新の会です。  議案第187号、第190号、第196号、第197号について、賛成いたします。  意見・要望ですけれども、先ほど質問させていただきました用宗の津波避難タワーにつきまして、現在、地震の周期に入っておりまして、一刻も早く建設が望まれるということが1点。  そして、用宗で行われているイベントとして、御存知のとおり、用宗港なぎさ市がありまして、用宗漁港まつりもあります。定期的に人が集まるイベントが行われている中で、みんなに愛される、そんな避難タワーにしてもらうためには、用宗避難タワーというぶこつなネーミングのままだと、なかなか地元の人たちに愛されるというのも難しいのかなと思いますので、もし観光名所とするのであれば、それにふさわしい名前を、また、いろんな手を使って考えるというのも必要かと思います。よろしくお願いいたします。 199 ◯内田委員長 ほかにないようですので、これより採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、簡易採決にてお諮りします。  議案第187号外3件は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 200 ◯内田委員長 御異議なしと認め、議案第187号外3件は可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案審査を終了します。      ────────────────────────────── 201 ◯内田委員長 あすは消防局所管分の審査を行いますので、よろしくお願いします。  これをもちまして、本日の経済消防委員会は散会します。                 午後5時散会      ────────────────────────────── 経済消防委員長  内田 隆典 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...