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平成28年第 5回定例会(第5日 9月29日)

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  1. 大田市議会 2016-09-29
    平成28年第 5回定例会(第5日 9月29日)


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    平成28年第 5回定例会(第5日 9月29日)   平成28年9月定例会            大田市議会会議録             平成28年9月29日(木曜日)          ――――――――――――――――――――                議事日程(第5号) 平成28年9月29日(木)午前9時開議  第1 付託案件審査報告委員長報告に対する質疑      議案第271号 平成27年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定              について                       [一般・特別会計決算審査特別委員長]      議案第272号 平成27年度大田市水道事業会計利益の処分及び決算認定に              ついて      議案第273号 平成27年度大田市病院事業決算認定について                          [公営企業決算審査特別委員長]      議案第274号 平成28年度大田市一般会計補正予算(第4号)(歳入、所              管歳出)      議案第280号 大田市議会議員及び大田市長の選挙における選挙運動用自動
                 車の使用の公営に関する条例等の一部を改正する条例制定に              ついて                                [総務教育委員長]      議案第274号 平成28年度大田市一般会計補正予算(第4号)(所管歳出              )      議案第275号 平成28年度大田市国民健康保険診療所事業特別会計補正予              算(第1号)      議案第276号 平成28年度大田市介護保険事業特別会計補正予算(第1号              )      議案第278号 大田市立保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正す              る条例制定について      議案第282号 財産の無償譲渡及び減額貸付けについて                                  [民生委員長]      議案第274号 平成28年度大田市一般会計補正予算(第4号)(所管歳出              )      議案第277号 平成28年度大田市簡易給水施設事業特別会計補正予算(第              2号)      議案第279号 大田市三瓶山周辺観光施設の設置及び管理に関する条例の一              部を改正する条例制定について      議案第281号 指定管理者の指定内容の変更について                                [産業建設委員長]  第2 討論・表決      議案第271号 平成27年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定              について      議案第272号 平成27年度大田市水道事業会計利益の処分及び決算認定に              ついて      議案第273号 平成27年度大田市病院事業決算認定について      議案第274号 平成28年度大田市一般会計補正予算(第4号)      議案第275号 平成28年度大田市国民健康保険診療所事業特別会計補正予              算(第1号)      議案第276号 平成28年度大田市介護保険事業特別会計補正予算(第1号              )      議案第277号 平成28年度大田市簡易給水施設事業特別会計補正予算(第              2号)      議案第278号 大田市立保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正す              る条例制定について      議案第279号 大田市三瓶山周辺観光施設の設置及び管理に関する条例の一              部を改正する条例制定について      議案第280号 大田市議会議員及び大田市長の選挙における選挙運動用自動              車の使用の公営に関する条例等の一部を改正する条例制定に              ついて      議案第281号 指定管理者の指定内容の変更について      議案第282号 財産の無償譲渡及び減額貸付けについて  第3 市長提出議案(人事案件)上程[提案理由説明・質疑・討論・表決]      議案第285号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて      議案第286号 公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて  第4 議員提出議案上程提案理由説明・質疑・委員会付託]      意第  14号 奨学金制度の充実等を求める意見書の提出について  第5 大田市立病院医療体制検討特別委員長中間報告            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                会議に付した事件  日程第1から日程第5まで            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 出  席  議  員  (20名)     1番  木 村 幸 司       2番  森 山 幸 太     3番  胡摩田 弘 孝       4番  森 山 明 弘     5番  小 川 和 也       6番  三 浦   靖     7番  石 田 洋 治       8番  松 村 信 之     9番  小 林   太      10番  松 葉 昌 修    11番  河 村 賢 治      12番  林   茂 樹    13番  大 西   修      14番  月 森 和 弘    15番  塩 谷 裕 志      16番  有 光 孝 次    17番  福 田 佳代子      18番  石 橋 秀 利    19番  清 水   勝      20番  内 藤 芳 秀            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜            欠  席  議  員  (なし)            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜            地方自治法第121条による出席者 市長        竹 腰 創 一     副市長      青 木 裕 志 政策企画部長    原 田   修     総務部長     松 村   浩 健康福祉部長    小 野 康 司     環境生活部長   川 上 節 夫 産業振興部長    尾 田 英 夫     建設部長     田 中   功 上下水道部長    岡 田   稔     消防部長     幸 村 卓 己 温泉津支所長    福 富 雅 英     仁摩支所長    嘉 田 志 信 財政課長      上 西   宏     政策企画課長   郷 原 寿 夫 市立病院事務部長  近 藤 昌 克     教育長      大 國 晴 雄 教育部長      田 中 純 一     監査委員     丸 山 浩 二            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                事務局職員出席者 事務局長      森 山 達 雄     事務局次長    川 上 浩 史 議事係長      藤 間 友 章     主任       石 原 亜紀子               午前9時00分 開議 ○議長(内藤芳秀) 皆さん、おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ただいまの御出席は全員でありますので、議会は成立しております。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりといたします。 ◎日程第1 付託案件審査報告委員長報告に対する質疑 ○議長(内藤芳秀) 日程第1、付託案件審査報告並びに委員長報告に対する質疑を行います。  さきに常任委員会並び特別委員会に付託いたしました議案第271号から議案第282号までの12件を一括議題といたします。  各委員会における審査の経過及び結果について、それぞれ委員長より報告を求めます。  初めに、一般・特別会計決算審査特別委員長の報告を求めます。  16番、有光孝次議員。              [16番 有光孝次 登壇] ○16番(有光孝次) 皆さん、おはようございます。  第5回定例会において一般・特別会計決算審査特別委員会に付託されました議案第271号、平成27年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について、去る9月20日、21日に委員会を開催し、審査を行いましたので、その経過と結果、可否判定の中で示された意見について御報告いたします。  まず、委員会冒頭に正副委員長の互選を行い、委員長に不肖私が、副委員長に清水 勝委員が選任されました。  また、審査に先立ち、審査の進め方、追加資料の請求、さらには主要施策の成果表の表記が一新されているので変更した目的と特徴、留意点についても説明を受けること等を委員間で確認し、審査に入りました。
     会議においては、竹腰市長ほか関係執行部の出席と委員会委員9名全員の出席を得て、また森山幸太議員の傍聴を許して審査を始め、竹腰市長の決算概要説明と挨拶の後、関係部課長からの市税ほかの収入状況、事業の執行状況、主要施策の成果並びに提出資料の説明を受け、質疑応答を行ってまいりました。  一般会計及び10の特別会計を合わせた決算総額、歳入392億723万3,000円、歳出387億1,106万円について審査を行ったわけですが、各委員からは主要施策の達成状況や成果、反省点や課題について来年度予算編成に向けての評価や提言となる多くの質疑、意見等がありました。  その中でも主な質疑、意見等について申し上げます。  なお、決算の概況や計数等につきましては、本会議における執行部説明丸山監査委員の報告に重複しますので、私の報告としては避けたいと存じます。  まず、成果表の表記一新についてですが、昨年までは費目ごとにやっていたが、各部ごとにまとめ、これまではやった事業内容についてのみ記載していたものを事業の目的、内容、実績、効果を加え、より詳細な説明ができるよう改正したものであると説明を受けました。  これに対し委員からは、わかりやすいので評価する。事業の効果については丁寧に記載いただきたい。残された課題等についても記載いただきたいという意見がありました。  それでは、歳入から御報告いたします。固定資産税都市計画税について、前年比で収支率が下がっている。原因と対応はどのように、また倒産の場合の減免規定はあるのかという質疑に対し、収支率が下がった原因は大型倒産の影響であり、関係者から相談があれば分納等収入の範囲内、納められる範囲内での対応を窓口で行っている。また、倒産を前提とした減免規定は特にない。  地価評価額の近年の状況はという質疑に対し、27年度に評価がえがあり、24年度との比較では旧さんのあ付近商業地が約28%下落、駅前も18から19%下落しているとの答弁がありました。  次に、利用料、使用料についてでございます。まちづくりセンターの使用料が各センターで大きく異なるので、実態精査の上、適正な徴収を指導すべきではないかについて、センター使用料は商行為や葬儀での使用といった際に発生するので、地区ごとの特性がある。  また、使用料の引き上げは慎重にすべきだが、光熱費については理解を得てワンコイン的負担方法も考えてみる必要がありはしないかの質疑に対し、冷暖房費については、まちづくりセンターで現状を聞き、実費をいただくという観点で協議を進めており、これは全ての施設について検討することであるとの答弁をいただいております。  検討するに当たっては、利用されている皆さんの意見を聞いてやっていただきたいという意見があった一方で、財源がないと言いながら市の施設や土地を無料扱いしているものは有料化し、徴収する方向で整理し、公平で適正な対応をすべきであるとの意見もありました。  未収金対策について、使用料、保育料等の未収金については、行政全体としての対応が必要と思う。特に保育料は現地と連携し全力を挙げて取り組んでほしいの質疑に対し、公立保育園では園長から保護者に納入の呼びかけを実施しているが、私立保育園については法的な課題もあり、そこまでできていない。  預貯金の差し押さえについての考え方はの質疑に対し、預貯金の源泉を確認し、差し押さえに値すると判断すればいろいろ折衝し、回答も連絡もない場合についてのみ滞納差し押さえ処分を行っているとの答弁でありました。  次に、歳出ですが、まず政策企画部関係です。地域交通対策事業については、精査しながら経費削減に努めると昨年聞いたが、どのように改善したかの質疑に、中央、西部、仁摩、温泉津、4地区でのバス路線見直し実施計画策定バス路線見直し基準の作成、井田地区デマンド交通試験運行を実施し、新たな交通手段の検討を始めたという答弁であります。  対策事業費については、特別交付税の中で85から90%の裏打ちがあると聞いていたが、内容は変化しているのかの質疑に対し、交付税では約8割程度が措置をされているようであるとの答弁でありました。  どがなかな大田ふるさと寄附金促進事業の人気商品は、データを明らかにすべきである。また、使い道についても寄附者に伝えることが必要。お礼の品代が50%に当たるのは少し高いのではないかといった質疑に対し、人気商品は季節によって変化し、寄附の使い道についても今後は定期的にホームページ等で提示したい。27年度からお礼の品代を高くしたところ寄附金が大幅にふえているとの答弁でありました。  大田市民が他の自治体にふるさと納税をすれば寄附控除され、本来入るべき住民税が減少するが、この点の検証はしているかとの質疑に対し、大田市民が他の自治体にふるさと納税した実態は、26年度22件、27年度40件、28年度現在82件、316万円とふえているとの答弁であり、さらにこのような実態があるからこそこの事業はもっと積極的に進めていただくべきものと思う。また、地域に還元され、大きな経済対策になっているのでしっかりと大田市への寄附額をふやすよう努めてほしいという意見がありました。  次に、総務部関係でございます。市町村アカデミー研修費が予算に対し決算額が半分となっている。職員の皆様にはさまざまな研修に臨んでいただけるようにしてほしいという質疑に対し、周知をしながら募集を図ったが、結果として不用額が発生したとの答弁でございました。  健康福祉部関係では、保育所特別事業の中で公立保育園では一時預かりや延長保育が実施されていないが、なぜ取り組まないのか。また、補助額の変動が大きく、かつ預かる人数と補助額が比例していないが、どうなっているかの質疑に対し、延長保育については、希望があり、今年度から大田保育園で実施している。今後、要望によって拡大するかどうか検討をしたい。27年度から子ども・子育て新制度が行われ、補助金の基準額について変動があった。また、国の補助基準、県の補助適用等あり、預かる人数が多いから補助金が多いというわけではないとの答弁がありました。  地域医療確保対策事業については、病院の企業会計と一般会計のすみ分けを新病院開院に当たって考えておく必要があるのではないかとの質疑に対し、病院には歳出限度がある中、収入の上がりにくい公共性の強い事業も行っており、病院の経営の安定化の状況を見ながら今後、考えていく必要があるとの答弁です。  環境生活部関係では、葬斎場管理料については改修費がかさんでくることを考えれば3つの施設をいつまで抱えていくのかとの質疑に対し、公共施設適正化計画の考え方に基づきかなりの維持管理経費があると思うので、施設の劣化ぐあい等を勘案しながら検討したいとの答弁です。  産業振興部関係では、おおだ振興券発行事業では振興券取り扱い指定店としてより多くの店舗が参加できるよう商工会未加入店対策で事務費を支出すべきではなかったか。また、以前行われた地域振興券の検証を反映しているかとの質疑に対し、市内1,577の事業者のうち実際の取扱店は426店舗であった。反映したのはプレミア部分を10%ふやし、上限額を10万円から3万円に下げ、予約抽せん購入という販売方法にし、また今回は経済波及効果把握のためにアンケート調査を実施したという答弁であります。  建設部関係では、橋梁長寿命化事業において市内674橋のうち修繕を要する段階のものはどれだけあるか、また財源見通しと時間が経過すると悪化すると思うが、対応はどのようにするかとの質疑に対し、レベル1から4のうちレベル3の5年間のうちに改修が必要な橋梁が24橋ある。補助率の高い補助制度があるので、全体の橋梁を5年間で点検し、5年間で直していくような取り組みになるとの答弁です。  消防部関係では、高規格救急自動車更新事業で高規格救急車が6台完備となったが、救急救命士の充足率はどのようになっているかの質疑に対し、基準では19名だが、24名が救急救命士の資格を持っている。管理職が3名いるので、実動21名となり、年齢構成等も考えると引き続き養成が必要であるとの答弁です。  教育部関係では、学校図書館の支援員1名の配置校と支援の内容、学校図書館へのエアコン設置の進捗状況と今後の予定はどのようになっているかの質疑に、支援員1名の配置は大森小学校で、支援内容は分類表や子供への本の紹介を1日2時間の作業時間で対応いただいている。エアコンは昨年度久手小、今年度は仁摩小学校を予定して、小学校は8校、中学校は3校に配置となり、さらに年次的に整備していきたいとの答弁でありました。  次に、審議の中で各委員から示された全体にわたっての指摘や意見を御報告いたします。  1、がん検診事業がん検診事業の検診率の向上に向け市民の対象者に対し積極的な啓発活動をもっと考えていただきたい。  2、生活環境保全推進事業海岸漂着ごみ不法投棄ごみの処理については、処理場さえ確保してあれば処理することのできる地域や団体等もあるので、臨時職員による処理だけではなく、他の方法についても検討してほしい。  3、建築物耐震改修促進事業市営住宅管理費。大規模震災に備え木造住宅の耐震化を進め、老朽化の進んだ公営住宅については民間のアパートを借りるなり災害に備えた政策を前に進めていただきたい。  4、公共施設適正化計画の取り組みについて。今後、維持修繕費もかさんでくるので、各部、全庁を挙げた意識統一のもと執行に当たっていただきたい。  5、商店街まちづくり事業助成事業。担当課だけの縦割りでなく、横の連携を持ってあらゆる視点、多面的な形で精査する中でよりよい事業、地域にするという意識を持つよう全庁的に取り組んでいただきたい。  6、おおだの輝き世界発信事業。公費を投入した事業は適正で公正かつ有効性も求められる。成果が結実するよう財政執行を求めたい。  7、おおだブランド認証制度は、安心・安全な商品、地元の商品を市内外に販路拡大するのが一番の目的。認証の仕方にこだわり、制度をつくったのに生かされていないと思う。また、地元産品のPRはもっと積極的に取り組んでほしい。  8、温泉津図書館について。他の図書館に比べ狭く、蔵書も少ないので、もう少し充実すべきである。  9、道路維持事業、用悪水路整備事業については、市民要望の残数が150件程度残っている。要望の実現に配慮が必要で、財政的な措置を講じてもらいたい。  10、住宅新築資金等貸付事業住宅新築資金貸付料の未納分については、島根県の償還推進助成制度を有効に活用する中で対応を考えてほしい。かねてより整理すべきであると言われてきたので、早急に整理すべきである。  11、下水道事業。一日も早い公共下水道の普及に取り組み、接続率向上にも一層取り組んでいただきたい。  12、国民健康保険事業。市単独の子ども医療費助成による国の負担金の減額約1,100万円については、市長会等を通じ国の統一的実施による減額措置の解消を求めて成果を上げるようお願いする。  13、介護保険事業。第6次介護保険計画の中で第1号被保険者保険料が200円上がっている。介護対象者もどんどん増加する中、国の負担率は25%だが、特別枠が5%別にあるので、これを利用してもう少し国の財政負担を考えるべきだ。  次に、審議の中で委員から示された決算を評価する意見について御報告いたします。  定住対策でさまざまなものが盛り込まれ、子ども医療費が中学卒業まで無料化されていることは住みたい田舎日本一に恥じない内容である。今後もさらに充実していただきたい。  収入未済額の対前年比が大きく減っており、繰り越し事業に係る財源を控除しても前年度より減少しており、善処の結果である。  不用額については、昨年の決算審査で大きく指摘したことを反映し、対前年に比べ大きく減少している。予算総計主義の観点からも評価すべき点であるといった点でありました。  以上、審査経過の中で出された主な内容について申し上げましたが、当委員会に付託されました議案第271号、平成27年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定については、採決の結果、7名が認定、1名が認定せずであり、賛成多数で認定すべきものと決しました。  執行部におかれましては、本委員会での意見や指摘事項を平成29年度予算に反映されるよう要望し、また議員各位には採決の結果に御賛同を求めまして、決算審査特別委員会の報告といたします。ありがとうございました。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの一般・特別会計決算審査特別委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で一般・特別会計決算審査特別委員長報告に対する質疑を終結いたします。  続いて、公営企業決算審査特別委員長の報告を求めます。  11番、河村賢治議員。              [11番 河村賢治 登壇] ○11番(河村賢治) 9月26日、公営企業決算審査特別委員会委員全員出席のもと開催し、付託されました議案第272号、平成27年度大田市水道事業会計利益の処分及び決算認定について、議案第273号、平成27年度大田市病院事業決算認定について審査をいたしました。その結果と経緯、可否判定の中での主な意見につきまして報告をいたします。  当委員会は、8名の委員で構成され、委員長には私、河村が、副委員長には森山幸太委員が選任をされました。  まず、議案第272号、平成27年度大田市水道事業会計利益の処分及び決算認定であります。  竹腰市長、青木副市長、岡田上下水道部長、関係課長などの出席のもと審査を行いました。  その結果は、平成27年度大田市水道事業会計利益の処分及び決算認定については、賛成多数、原案可決及び認定であります。  質疑では、民間委託の金額と効果の説明を求める。また、適正な職員配置による人件費の削減、業務の民間委託の推進など、引き続き経常経費の削減を図ると決算書に書かれているが、今は適正ではないことかなどの質問に、正規職員のみでは7人と宿直員合わせて5,830万円かかっていたが、平成27年では正規職員と民間委託費を合わせて4,130万円になっていて、結果、1,700万円の効果ということである。そして現在簡易水道統合を控えており、職員が担当したり地元管理があるが、そうしたことも含め民間委託も考えていく。  また、4,130万円は高いのではないか。夜間体制の様子、危機管理体制はどうか。漏水など有収水量にならない水はどのぐらいあるのか。工事のときにかなりもったいない水が流れているの質問に、漏水など問題発生のときは正規職員が当たっている。工事中、垂水などポンプが古く水が無駄になったが、漏水管修繕が進み、改善されている。今後も維持管理に努める。無収水量の計算は難しいでありました。  また、異臭味対策で原因がわかったのか。ことしはないが、なぜかの質問に、原因はわからないが、異臭味は春先、秋口に起こるようで、26年には10月から11月に発生している。秋は水温が下がる時期であった。しっかりと対応する。  また、大口使用者の水道使用料が下がっている。江津市の工業団地では企業局から安い工業用水を受けている。大田市において産業振興の観点から工業用水部分に一般財源から繰り入れをし、補助できないか。島根県の企業局は江津市に優しいと見ているが、いかがかと市長に質問があり、江津市は用水型企業向けの工業団地となっていると思う。したがって、水道料金は安くなっていると思う。大田市と比較できるかは調べてみるが、企業は水道料金のみならず全ての経費削減を行っている。水道料金を下げれば収入は下がる。しかし、企業誘致する面からは有利な条件設定となる。その視点での検討の余地もあるが、現在産業振興部としては工業団地の土地を安くしたり、その他検討もしている。含めて考えていくでありました。  5,000万円の滞納金がある。平成11年度からずっと載っているが、努力されているのか。不納欠損扱いとか集金業務はどのように行われているのかに対し、分納の約束をした人から古いものも含め幾らか集金が行われている。集金業務は通常業務係が行い、適切に行っている。不納欠損の約束もしたが、今回間に合わなかった。古いものは死亡など整理が行っていないものがあるので、大きな金額が残っている。来年度には示していけるでありました。  江の川用水、三瓶浄水の原価の質問に、トン当たり江の川用水は70円、三瓶浄水は270円と大きな差がある。原因は江の川水系は、昭和60年4月に始まり、平成27年度で借金がなくなった。三瓶系は、平成12年4月からで、まだ減価償却が多い。しかし、江の川系の9つの配水池は加味していないので、70円ではない。今後、更新工事もあり得る。今後、三瓶系をふやし、江の川水系の申し込みを減らせば全体金額の減少になると思うでありました。  静間浄水場の処分の考え方の質問に、跡地の利活用もなく、以前の解体見積もりでは高額だったと記憶している。今はできないと思うでありました。  可否判定での主な意見は、一般会計からの繰り入れは少なくするよう努力してほしい。安定供給に向け新たに水道ビジョンを考えるべきなどでありました。  次に、議案第273号、平成27年度大田市病院事業決算認定についてです。  竹腰市長、青木副市長、西尾病院事業管理者、近藤事務部長など関係する職員の出席のもと審査を行いました。  議案第273号、平成27年度大田市病院事業決算認定は、賛成多数で認定であります。  初めに、病院のほうから説明があり、6月より回復期リハビリテーション病棟を開設し、28年2月からは28床を31床にふやし、病院機能転換を行ったことで入院収益は年間患者数が減少したものの、2,013万円の増収となった。開設3年目の訪問看護も順調に患者数が伸びた。外来についても抗がん剤など化学療法の増加により単価が上昇し、7,100万円程度の増収であった。合わせて1億2,200万円の増額となった。  一方で、医業費用が増加した。これは新病院開設に向けた体制整備を進めており、給与費が増加したでありました。  質問では、その他資本的収入に保険金収入63万円とあるが、それは何かの質問に、訪問看護車両のリースに係る物損処理の保険料であるである。ベッド廃棄に伴う収入9,495円は何かに対し、修理不能のベッドが19台あった。処分費より金属リサイクルの金額が上回ったでありました。  看護職員修学資金貸付金。今年度5人の看護師さんが新たに採用をされている。看護師数の過不足状態はいかがかに、看護師数には少し余剰が見られる。しかし、夜勤ができない看護師がいるのでカバーしており、ちょうどいい状態だと思うでありました。  経営的観点から整形外科医が必要と思うが、新病院開設に向けてどのようなものかの質問に、今、大学病院長にお願いをしているが、大学もふえていない。新しい医師は内科系志望が多い。引き続き活動は続けるでありました。  また、新病院建設基本設計変更業務委託5,700万円と出ている。その内容はの質問に、基本設計は使える部分は使っていく方針であり、当初契約は9,500万円であった。今回の変更設計は5,700万円であり、当初の基本設計は地質調査も含まれている。  また、衛生委員会の開催やストレスチェックの質問もありました。それに対し、昨年11月施行のストレスチェック制度は、議論の結果、ことしは9月20日から30日にかけインターネットを使い民間のシステムで行っているでした。  出前講座、病院まつりの経費を伺う質問には、出前講座は27年は18回地域に出かけ、職員派遣であり、経費は発生していない。病院まつりは、チラシの印刷費、その他経費で29万円かかったでありました。  また、未収金の状況において集金の状況、また古いものもあり成果が上がっていないようだの質問に、二、三名の職員でまずは電話をし、訪問も行っている。督促状も出している。これからも努力し、古いものも回収したいという気持ちで行っていきますでありました。  可否判定の意見では、病院経営には大変努力をされている。新病院開設に向け期待をしているので、引き続きよろしくお願いする。また、病院長も大変でしょうが、医師確保に引き続き努力をお願いするなどでありました。  以上、平成27年度の公営企業決算審査特別委員会の審議について経過と結果を述べさせていただきました。  執行部におかれましては、本委員会で指摘されました点を真摯に受けとめていただきまして、今後の公営企業の事業運営並びに来年度予算に生かしていただきますようお願いを申し上げます。  最後に、議員各位の御賛同を心よりお願いを申し上げ、委員長報告といたします。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの公営企業決算審査特別委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。ないようでありますので、以上で公営企業決算審査特別委員長報告に対する質疑を終結いたします。  続いて、総務教育委員長の報告を求めます。  6番、三浦 靖議員。              [6番 三浦 靖 登壇] ○6番(三浦 靖) 去る9月12日の本会議におきまして総務教育委員会に付託されました議案第274号、平成28年度大田市一般会計補正予算(第4号)(歳入、所管歳出)の予算案件1件、議案第280号、大田市議会議員及び大田市長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例等の一部を改正する条例制定についての条例案件1件につきまして、9月13日、委員7名全員出席のもと委員会を開催し、その審査を終えております。  委員会には竹腰市長、大國教育長を初め関係部課長の出席を得、慎重に審査を行いました。  その審査の結果と経過、可否判定における主な意見につきまして御報告を申し上げます。  まずは審査の結果でございますが、付託された議案2件は、いずれも全会一致、原案可決であります。  それでは、議案第274号に関する主な質疑と意見につきまして、歳入では、このたびの補正予算財源内訳について国県補助金2億5,359万円、そのうち災害関連が2億3,423万円であること、その他財源として4,753万円のうち、まちづくり推進基金から3,000万円を充当していること、市債1億7,470万円、一般財源9,090万円の詳細についての説明がありました。  質疑、意見では、災害復旧関連に関して、これまで梅雨末期などの災害対応は12月補正で行われていたものがこのたびは素早い対応により9月補正となり、被災地域の住民の皆様や復旧工事に携わる事業者に喜ばれていると思うので、今後も同様な迅速対応を望むというものでございました。  所管歳出では、石見銀山遺跡世界遺産登録10周年事業に関する質疑が集中し、政策企画課所管の広報プロモーション、ホームページの作成、ノベルティーグッズの作成、石見銀山課所管の映画「たたら侍」と連動した情報発信、新聞媒体等を使った継続的な情報発信について明確な積算根拠を問いただすものでございました。  意見といたしまして、石見銀山遺跡世界遺産登録10周年事業に対して市内外に向けて効果の高い情報発信を望む。地元市民団体や島根県とも緊密に連携して、10周年記念事業を盛り上げていただきたい。  そのほかまちづくりセンターの修繕事業に関して、地域の声を十分に聞きながら、まちづくりの拠点施設であるまちづくりセンターの修繕を早目に対応していただきたいというもの。  また、高校の魅力化推進事業に関しては、生徒のみならず保護者、地域に対しても的確に情報発信を願うというものでございました。  続きまして、議案第280号に関する重立った質疑と意見はございませんでした。  以上、初めに申し上げましたとおり、総務教育委員会に付託されました議案は、全て全会一致、原案可決でございます。議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの総務教育委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり]
    ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。ないようでありますので、以上で総務教育委員長報告に対する質疑を終結いたします。  続いて、民生委員長の報告を求めます。  まず、議案第274号から議案第276号及び議案第278号の4件について報告を求めます。  17番、福田佳代子議員。             [17番 福田佳代子 登壇] ○17番(福田佳代子) 今議会におきまして、去る9月12日、民生委員会に付託されました予算案件3件、条例案件1件につきまして、9月14日、委員全員出席のもと審査を行いましたので、結果と経過、主な意見について御報告申し上げます。  当日は、青木副市長、小野健康福祉部長を初め担当する職員に出席していただき、慎重に審査いたしました。  まず、議案第274号、平成28年度大田市一般会計補正予算の1,898万8,000円は、全会一致、原案可決でございます。  主なものとして、1点目、大田市被災者生活再建支援金支給事業でございます。これは7月の3日、温泉津町西田地区で豪雨災害によって裏山が崩壊し、住宅が全壊したための支援事業であり、300万円が支給されます。  質疑として、基礎支援金が7月19日申請で、8月5日支給となっている。もっと早く支給できないかに対し、社会福祉協議会と緊急時の対応についてもう一度チェックしたい。  また、非課税世帯などの弱者世帯に対してもっと支援金を上乗せするなどの見直しが必要ではないかの質問に、県下の状況、国の動きなどを見ながら検討したいということでした。  2点目、認可外保育施設保育料軽減事業でございます。この事業は平成28年度保育料の負担軽減施策が国、県において実施された認可外保育施設も認可保育所と同等になるよう軽減するもので、補助対象が拡大され、ひとり親世帯の負担軽減、低所得者の負担軽減、第1子、第2子も軽減するとなっております。  質問として、保育料を滞納している人も軽減策が受けられるのかに対し、認可外保育施設では保護者が保育料支払ったものに対して軽減するものであるということでした。  また、未婚、非婚のひとり親家庭に対するみなし控除については、他市の動向を踏まえ検討していくでした。  3点目、B型肝炎の定期予防接種についての問いに副作用が発生する確率はあるのかに対し、国において副作用部会とかで審議され、定期接種となったものであるでした。  議案第275号、平成28年度大田市国民健康保険診療所事業特別会計補正予算は、全会一致、可決です。  質疑はありませんでした。  議案第276号、大田市介護保険事業特別会計補正予算は、全会一致、可決でございます。  出された主な質疑は、5地区で通いの場モデル事業が10月からスタートするが、一斉にできるのかに対し、波根はコーディネーターも決まり、すぐスタートできるが、4地区はまだこれからだ。  送迎についてはどう考えているかの問いに対し、レンタカーの使用ができないかとの話もある。  また、コーディネーターの賃金については日額6,500円とは安い。もっと引き上げるべきだの問いに、協議会やコーディネーター、地域の声を聞いて調整したいでした。  さらに大田町など人口が多い、また面積が広いところは1カ所でなく、2カ所で開設するとか考えるべきだの問いに対して、2カ所、3カ所ぜひやってほしいということでした。  介護保険制度における国の負担を上げるべきだの問いに、財政調整交付金などについて国の負担をふやしてほしいと市長会を通じて要望しているでした。  また、地域のサロンを発展させ通いの場にしてもいいのかの問いに、今のサロンを拡充させ週1回の通い場にしてもらってもいいということでした。  次に、議案第278号、大田市立保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定については、全会一致、可決でございました。以上でございます。  民生委員会の報告といたします。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの民生委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。ないようでありますので、以上で本案4件についての民生委員長報告に対する質疑を終結いたします。  続いて、議案第282号についての民生委員長報告でありますが、本件につきましては、地方自治法第117条の規定により、18番、石橋秀利議員の退席を求めます。              [18番 石橋秀利 退場] ○議長(内藤芳秀) それでは、本案について委員長より報告を求めます。  17番、福田佳代子議員。             [17番 福田佳代子 登壇] ○17番(福田佳代子) それでは、引き続きまして、民生委員会の報告を行います。  議案第282号、財産の無償譲渡及び減額貸付けについて、全会一致、可決でございます。  出された主な質疑は、子供の数が減少する中、土地の有償貸し付けは平成34年度には年間52万2,000円余りであり、保育所にとっては重い負担となるのではないかの質問に、実施後の状況を踏まえ5年後に検討していくでした。  また、仁摩保育所の建てかえが来たときに赤字だから保育所から撤退したいということが仮にあったときには直営に戻してやるという考えを持っているかの問いに対しては、大田市子ども子育て支援事業計画に基づいて保育所のあり方について進めていくでございました。  以上が民生委員会の報告でございます。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの民生委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。ないようでありますので、以上で本案についての民生委員長報告に対する質疑を終結いたします。  18番、石橋秀利議員の入場を求めます。              [18番 石橋秀利 入場] ○議長(内藤芳秀) 続いて、産業建設委員長の報告を求めます。  5番、小川和也議員。              [5番 小川和也 登壇] ○5番(小川和也) それでは、産業建設委員会の委員長報告を行います。  去る9月12日に本会議場で付託されました予算案件2件、条例案件1件、一般案件1件につきまして、9月15日、委員全員出席のもと委員会を開催し、審議を終えておりますので、その結果と審査過程の主な質疑、可否判定での意見につきまして御報告を申し上げます。  当日は、青木副市長、尾田産業振興部長、田中建設部長、岡田上下水道部長、山内技監を初め関係課長などの出席のもと、初めに、青木副市長より御挨拶をいただき、関係部長より概略の説明、担当課長より詳細な説明をいただいた後、審査を行いました。  議案第274号、平成28年度大田市一般会計補正予算(第4号)(所管歳出)は、全会一致、原案可決であります。  主な補正予算の内容でありますが、産業振興部産業企画課のIT産業育成支援事業34万7,000円については、IT関連企業の誘致に伴い新たなインキュベーション施設を設置することで雇用拡大をつなげるとともに、世界遺産石見銀山遺跡を企業誘致の視点で活用することで石見銀山遺跡内の古民家での起業、創業並びにさらなる関連産業の誘致につなげていくことを目指すものであり、取り組み内容としては山中家住宅をインキュベーション施設として市が借り上げ、世界遺産石見銀山遺跡内でのオフィス創業や働き方、地域を初めとする大田市内の情報発信をするものであり、契約期間は5年間、最大3年の延長可能との説明でありました。  審査における主な質疑といたしまして、進出予定企業の企業概要と、また取り組み内容の働き方、大田市の情報発信の具体的な考え方についての問いに、正式に把握はしていないが、派遣も含め9名と聞いている。今後、事業計画等の提出時に売り上げ等の書類も提出していただく予定である。進出予定企業の代表は三瓶町出身であり、御自身も地域貢献、地域活性化に非常に興味を持っておられる方であり、世界遺産の中で働くことなどのアピールや大田市の情報発信を積極的に行っていきたいと言っていただいているとの答弁でありました。  次に、観光振興課、石見銀山遺跡世界遺産登録10周年事業1,600万円については、平成29年が当該年度である。より多くの観光誘客促進を図るため観光シーズン前に情報発信を効果的に行う必要があり、観光キャンペーン実行委員会負担金では主に情報発信、イベント開催への助成である。  旅行雑誌への特集広告掲載業務では、観光消費額の大きい宿泊者増を狙うため所定の旅行コーナー等で販売している全国的に知名度の高い旅行雑誌に特集の広告を掲載し、中四国方面、京阪神方面に情報発信をするものであり、発行時期を来年6月を予定している。  また、石見銀山遺跡登録10周年観光キャンペーンでは、来年4月から効果的に情報発信を図る必要があり、10周年を機に作成した観光商品等を対外的にPRし、中国、近畿地方の来訪者増を図るため企業から企画提案をしていただき、今年度から委託したいと考えている。  助成金事業では、大田市に観光客を呼び込むことが期待できる新たなイベントに対し1件当たり10万円を上限とし定額助成するものであり、10月から企画を募集し、選定を経て対象期間である平成29年3月1日から平成29年11月26日までに開催されるイベント等に助成するものである。  龍源寺間歩内への説明者看板等設置については、10周年を迎えるに当たり不足している外国語表記の注意喚起板や坑道の説明案内板の充実を図るものであるとの説明でありました。  審査における主な質疑として、中四国方面と京阪神方面の雑誌の広告料の違いはとの問いに、中四国方面については雑誌2誌、おおむね8万部、260万円を予定している。京阪神方面の広告掲載は、4ページ程度を予定している。  プロポーザルの内容の考え方についての問いに、プロポーザルについてはこれまで観光キャンペーンを実施している。業者提案だけではなく、効果的であったものをピックアップし、仕様書に盛り込みたいとの答弁でありました。  次に、農林水産課の肉用牛振興対策事業522万5,000円について、和牛・酪農産地再興総合支援では、酪農家において収益向上のために生産子牛を乳用種及び交雑種生産から受精卵移植による和牛子牛生産へ計画的に転換するために奨励金を交付し、経営の構造転換を図るものである。事業内容としては、乳用牛に和牛受精卵を移植し、子牛の生産がされた場合に奨励金として定額を経費助成するものであり、基本的には前年度の和牛生産頭数の増加分を助成対象とし、補助率は定額5万1,000円である。  県央畜産総合センター施設改修については、大田市は畜産が盛んな地域であるが、飼養者の年齢構成や飼養規模別頭数の状況から飼養者の病気、けが等に加え相場展開によっては一気に減少に転ずる懸念がある。飼養管理、担い手確保等の新たな機能を付加した畜産総合センターを設置し、肉用牛生産者の支援を通し地域の肉用牛振興の拠点にするものであり、事業主体は島根県農業協同組合である。今回の事業は、県央地区邑智管内の市町で取り組むものであるとの説明でありました。  審査における主な質疑といたしまして、前年度までの飼養頭数の状況はどうだったのか。また、今後、何件の繁殖農家が利用するのかとの問いに、前年度の実績として島根県農業協同組合が47頭、三瓶開拓酪農協同組合が30頭の合計77頭である。今年度は20頭、6年目には86頭になる計画であるとの答弁でありました。  次に、建設部土木課の現年土木災害復旧事業3億2,030万円については、平成28年7月3日豪雨災害復旧であり、補助災害76カ所、3億3,980万円、単災害13カ所、790万円、市単災害107カ所、1億1,290万円、測量設計5,500万円、総計196件、5億1,560万円である。公共土木災害復旧は、おおむね2カ年で復旧することとなっており、平成28年度の工事発注は99件、倒木等手数料の関係61件の予定である。来年度の過年度災害については、36件を予定しているとの説明でありました。  審査における主な質疑といたしまして、災害復旧工事の発注見通しについての問いに、9月と10月に災害査定を受けることとなっており、おおむね発注については11月中旬から下旬を予定している。市単災害については、補正予算が可決次第発注準備に入りたい。  7月豪雨災害後、8月、9月の豪雨で被害が拡大し、さらに危険な状態になっていないかの問いに、通常の雨でも地形状況が変わった箇所もある。市単災害で随時対応しているとの答弁でありました。  可否判定での意見として、観光情報発信では滞在型の誘客に力を入れていただきたい。観光キャンペーンでのプロポーザルでは紙媒体のみならずSNS等の活用もお願いしたい。災害復旧工事は、なるべく早く発注し、完了させていただきたいとの意見がありました。  続いて、議案第277号、平成28年度大田市簡易給水施設事業特別会計補正予算(第2号)は、全会一致、原案可決であります。  補正予算の内容でありますが、水道施設災害復旧事業70万円については、7月豪雨災害により被災した市道熊谷線に埋設してある50ミリの配水管の復旧工事で、延長は50メーターを予定しており、道路災害復旧工事にあわせて行うものであるとの説明でありました。  審査における主な質疑として、災害後の雨で状況が変化していると思うが、現場をよく確認していただきたいとの問いに、それぞれの箇所について確認した上で現在の復旧計画となっているとの答弁でありました。  続いて、議案第279号、大田市三瓶山周辺観光施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定については、全会一致、原案可決であります。  審査における主な質疑として、平成29年度の指定管理料の見直しについての問いに、営業期間は4月から11月となっており、11月分の人件費を削っている。来年度は150万円程度が削減できると考えているとの答弁でありました。  次に、議案第281号、指定管理者の指定内容の変更については、全会一致、原案可決であります。  審査における主な質疑として、リフト券の販売作業の支障が出ないかとの問いに、発券機は案内所の前にあり、ミラドールさんべにはないとの答弁でありました。  以上、産業建設委員会における審査報告といたします。議員各位の御賛同をお願いを申し上げ、委員長報告といたします。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの産業建設委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。ないようでありますので、以上で産業建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。  ここで15分休憩いたします。               午前 9時59分 休憩               午前10時14分 再開 ○議長(内藤芳秀) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎日程第2 討論・表決 ○議長(内藤芳秀) 日程第2、これより、本案12件について討論、表決を行います。  まず、議案第271号を討論に付します。  本案について、討論の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、17番、福田佳代子議員。             [17番 福田佳代子 登壇] ○17番(福田佳代子) 私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第271号、平成27年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定につきまして、反対の立場から討論を行います。  平成27年度は、合併10周年を迎えた決算であり、皆様はどのように総括をされるのでしょうか。平成17年10月1日の人口は4万2,046人、平成27年10月1日では3万6,806人となり、この10年間で5,240人、年間平均で524人ずつ減少したことになります。  思い返しますと、大田市・邇摩郡合併問題研究会が作成したパンフレット、考えましょう、これからの県央地域のまちづくりに基づいて、さまざまな形での話し合いが重ねられたのを覚えています。10年を迎え、節目であり、検証してみることが次につながると考えます。  平成の大合併は、国の法律に基づいて行われたもので、国が実施した行政改革であったと私は認識しております。合併したらどうなるのか、合併時に配付のパンフレットでは、1つ、同じ条件でサービスを受けることができる、2つ、魅力的な地域づくりが推進される、3つ、公共料金などの住民負担の抑制、4つ、国、県からの財政支援、5つ、行政サービスの高度化、多様化、6つ、多様な産業の発展、7つ、医療、福祉、教育環境の充実、8つ、公共交通の充実でサービス向上と市民が期待する内容ではなかったでしょうか。この10年間で新生大田市の土台をつくり得たと言えるのでしょうか。  10年間市長さんを先頭にさまざまな努力がなされ、新消防本部庁舎、新不燃物処分場などの建設、石見銀山世界遺産登録などがありましたが、一方で、学校統合、支所の縮小、公共料金の統一、保育所民営化などが進められました。  平成27年度は、市民要望に沿って引き続き子ども医療費助成事業や保育料の軽減、定住対策など評価するものですが、以下のことについて反対、また考えていただきたいと思います。  歳入についての反対の1点目は、法人税の減税です。国の税制改正によるものですが、法人税が対前年比でマイナス2,676万2,000円、マイナス8.5%となりました。政府は、法人税を減税すれば企業の競争力が高まり経済にプラスになるとか、減税すれば賃上げにつながるなどの理由を上げました。しかし、企業の減税をしても賃上げにつながらず、消費も伸びませんでした。大企業のための減税であり、内部留保をふやすだけでした。  2点目は、差し押さえは滞納者の話をよく聞いて、できるだけ実施すべきでないと考えます。分納などの対策はとられていますが、給与13件、預貯金2件が差し押さえとなりました。  歳出についての反対の1点目は、福祉ネットワークにじ販売拡大員設置事業211万3,000円が平成27年度で廃止となりました。当初は販売を拡大し、利用者の工賃向上を図るということを目的に皆さんには大変喜ばれました。廃止となったことで28年度は販売料も落ち込み、関係者の皆さんは今後どうしたらいいのかと悩んでおられます。障がい者に温かい市政をと願うばかりです。  2点目は、次期可燃ごみ処理について邑智郡総合事務組合との広域処理になりました。出雲市との広域処理に私どもは反対をしてまいりました。毎年多額の処理費、平成27年度は1億3,800万円、運搬委託759万円、圧縮こん包の中間処理に2,274万円などとなっています。大田市が出したごみは大田市で処理するのが基本であり、単独処理をすべきです。新不燃物処分場管理運営費2,124万円、ごみ処理にはできるだけ財源を使わず福祉や教育に回していただきたいと考えます。
     3点目は、個人番号カード交付関連事業です。これも国が決めたことですが、マイナンバー制度は国民一人一人の収入と財産を把握し、税、保険料の給付削減を押しつけるものであり、国民にとってメリットはありません。  4点目は、おおだの輝き発信事業524万4,000円です。台湾、ハワイ、フランスで大田市と石見銀山を宣伝し、来訪者、観光客をふやす目的で実施されました。県内、国内の来訪者をふやすことにまず力を入れていただきたいと思います。  5点目は、石見銀山らとちゃんバスの運行で129万6,000円、平成27年度の9月から11月の土日とシルバーウイークに24回運行されています。平均6人が乗車。この事業は、費用対効果を考えたときに再検討すべきであると考えます。  6点目は、ふるさと大田創業事業、空き店舗を利用し起業、創業するというもので、24件となっていますが、2業者がすぐに廃業しています。何が問題なのかを検証すべきです。  7点目は、全国、県の学力テストの問題です。参加することで学校が競争の場となり、子供社会、教師の社会に格差を生じさせることになるので参加すべきではありません。  最後に、住みたい田舎日本一を施政方針で強調されております。定住対策、子育て支援、防災など一層進めていただき、住みよいまち、住みたいまちを実現していただきたいと思います。そして国の悪政に対して市民の暮らし、福祉を守る防波堤として頑張っていただきたいと思います。  特別会計国民健康保険事業は、保険料が一般で世帯当たり5,000円下がったことは評価するものですが、後期高齢者医療事業、介護保険事業では加入者の所得から見て保険料がいずれも高く、暮らしを圧迫し、病院に行くことを控える状況も生まれております。一般会計からの繰り入れ、基金の取り崩しなど対策をとるべきであると考えます。  以上、申し上げて反対討論といたします。議員各位の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(内藤芳秀) 次に、9番、小林 太議員。              [9番 小林 太 登壇] ○9番(小林 太) 私は、今議会に上程されております議案第271号、平成27年度大田市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場で討論をいたします。よろしくお願いいたします。  平成27年度の国内経済は、デフレ脱却政策やまち・ひと・しごと創生総合戦略が進められている中、緩やかな景気回復が感じられつつも消費動向の伸び悩みなどにより景況感は踊り場であると言われております。  このような環境の中、自主財源が乏しく依存財源に頼らざるを得ない当大田市は、国や世界の情勢を見きわめつつ行財政改革を計画的に進め、大田市総合計画後期計画に目配りをしながら定住施策や観光振興策など積極的な活性化策にも挑戦し、一方で、市民の安心・安全の確保など全般的な市民サービスが求められるというまさに高度なバランス感覚を意識した自治体経営が求められていると言えます。  そこで今回の決算認定審査であります。先ほど有光委員長より特別委員会の審査の過程での意見等については的確に報告があり、その結果は認定であります。  以下、具体的に私の賛成理由を述べさせていただきます。  まず歳入でありますが、市税全体では1.7%減少したものの、市民税の収納ではコンビニ収納、夜間窓口の開設などさまざまな対策と努力が講じられ、0.1%の増加となっていること。また、子ども・子育て支援法の施行による保育料、使用料の増加。あるいはふるさと納税、寄附金の増加などにより自主財源比率が26.0%と上昇していること。また、使用料、分担金及び負担金等の収入未済額であるが、下水道事業、生活排水処理及び農業集落排水事業において減少となっていること。国民健康保険、後期高齢者、介護保険の徴収率が前年から増となっていることなど評価をいたすところでございます。  続きまして、歳出について触れたいと存じます。総務費の地域交通対策事業において生活バス路線の確保とともに空白地域の解消などの可能性を探る新たな手法、計画の策定なとが行われ、市民にとって重要な事業となっております。  民生費の子ども・若者支援体制等整備事業は、近年増加傾向にあるひきこもり若者対策としての居場所づくりであり、衛生費のがん検診推進事業及びがん検診事業は、前年より受診者数が増加し、早期発見につながる事業となっております。  農林水産業費では、有害鳥獣被害対策事業では近年被害が多様化している中、有効な対策を引き続き期待します。  土木費においては、一般道路維持を初め河川維持、用悪水路整備、現年土木災害復旧事業など市内インフラ維持整備に予算執行がされております。  消防費の高規格救急自動車更新事業においては、このことで市内全てをカバーすることとなり、安心・安全に寄与することとなりました。  教育費では、読み調べ学ぶ力みなぎる学校図書館事業においては、学校図書館司書、支援員の配置など生徒にとって本を読むことの大切さを確保する事業となっていること。また、小学校耐震補強改修事業においては、耐震性能が向上したことにより学校施設の安全確保につながったところであります。  特別会計においては、保健事業費の特定保健審査等事業でその受診率が上昇しており、生活習慣病などの予防に寄与している点。  また、生活排水処理事業費の特定地域生活排水処理事業では、浄化槽設置基数が62基であり、集合処理区以外での生活環境向上に貢献しているものと評価いたします。  以上、一部の事業を例にとり賛成意見を述べさせていただきました。  結果として一般会計特別会計を合わせた決算総額としては、歳入が392億723万3,000円、歳出が387億1,106万円であり、差し引き額4億9,617万3,000円であります。実質収支額では3億7,340万3,000円の黒字となっております。  また、市債残高といたしましては一般会計ベースで332億5,487万1,000円で、前年より2億8,554万4,000円の減少であります。  一方、財政調整基金と減債基金、特別目的基金は81億8,900万8,000円であり、4,406万7,000円の減少であります。  また、大田市の財政の健全化に関する指標では、実質公債費比率の3カ年平均は13.9%、将来負担比率が91.2%であり、いずれも早期健全化基準を下回っております。  以上、平成27年度の決算認定に関しましては、さまざまな状況を考慮する中で市民への還元と大田市の活性化、教育、福祉などバランスのとれた決算状況であると思われます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(内藤芳秀) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかにありませんか。………ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案認定であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立多数] ○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。  よって、議案第271号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第272号を討論に付します。  本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。  13番、大西 修議員。              [13番 大西 修 登壇] ○13番(大西 修) 日本共産党の大西 修でございます。私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第272号、平成27年度大田市水道事業会計利益の処分及び決算認定について、反対の立場で討論を行います。  昨年度は喫緊の課題である三瓶ダム原水の異臭味への対応や簡易水道の統合等によりこれまで以上に厳しい経営環境になることが想定されますが、今後の人口動態、水需要予測を踏まえ、これまでの御努力に敬意を表しつつ、将来にわたり安心・安全な水を供給していただきたいと思うものであります。  反対理由の第1点は、三瓶浄水場の民間委託であります。命に直結する水をつくるということは、利潤を追求する企業に委託をするのではなく、危機管理の面からも公務員がすべき仕事であり、行革にはなじまないと思います。これへの影響額は1,700万円ということであります。当年度純利益は3,900万円余りからすれば、補えるものと考えるものであります。  2点目は、今でも県内8市の中で一番高い使用料であります。1カ月20立方メートル当たり大田市は4,914円。一番安い浜田市は2,674円です。これ以上引き上げられては暮らしていけないというのが多くの市民の声であります。水の使用量が個人においても大口使用者においても減少をいたしております。大田市の施設として人の転出を防ぐことと企業誘致も困難な中、今ある企業が市外へ軸足を移さないように、質疑の中でもありましたように、産業振興の中での施策を望むものであります。  また、福祉、教育関係の施策も検討するなど水道料金を引き上げないよう水道局と市で協力をして取り組んでいただきたいと考えるものであります。議員各位の御賛同を心からお願いをいたしまして、討論といたします。 ○議長(内藤芳秀) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかにありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立多数] ○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。  よって、議案第272号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第273号を討論に付します。  本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。  13番、大西 修議員。              [13番 大西 修 登壇] ○13番(大西 修) 私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第273号、平成27年度大田市病院事業決算認定について、反対の立場から討論を行うものであります。  反対の理由は、地域医療構想における機能分化の推進と国の医療費削減ありきの政策で介護療養型24床の廃止であります。この間、年延べ患者数は、平成26年度が8,523人から平成27年度9,120人と、597人、前年度から7%も患者数がふえております。ことしの6月末で23人が入院していて、転院に向け支援するとしています。9月末で9名が残り、年内で7人の転院が予定されているという説明でありました。開業医や介護関係者から、今でも重症患者が十分に治癒していない状態で退院を迫られている。特養では待機者も多く、簡単に重症化した人を受け入れることはできないなどの声が上がっています。退院後の受け皿が未整備なまま病床削減のみ先行すれば、医療や介護が受けられない医療介護難民が続出することになります。私は、自治体病院の目指す姿は、患者が安心、地域が安心、働く職員が安心の病院だと思います。  平成28年8月発表された島根県地域医療構想素案で、大田区域の現状と課題で療養病棟が廃止されることによって慢性期機能が不足することが懸念されますと言っています。また、今後の方向性において区域として必要な慢性期機能について継続的に議論していきますとも言っています。介護療養型の廃止は、拙速であると思います。国の医療費削減ありきの政策に振り回され、経営効率のみに気をとられることが市民から信頼される安心・安全の医療が提供できる病院になるのか心配をするものであります。病院自体の存続も危うくなると思うわけであります。  議員各位の御賛同を心からお願いを申し上げまして、討論といたします。 ○議長(内藤芳秀) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかにありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案認定であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立多数] ○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。  よって、議案第273号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第274号を討論に付します。  本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。  13番、大西 修議員。              [13番 大西 修 登壇] ○13番(大西 修) 私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第274号、平成28年度大田市一般会計補正予算(第4号)に反対の立場から討論を行います。  反対の理由は、介護保険事業特別会計繰出金の中の高齢者通いの場づくりモデル事業と生活支援・介護予防サービス体制整備事業の一般会計負担分についてであります。  高齢者の通いの場は、5地区でモデル事業として10月より実施するとしています。地区協議会を立ち上げ、週1回以上まちづくりセンターなどを会場とし、対象は65歳以上の全ての高齢者を対象として、体調チェック、運動、会食など創意工夫して取り組むことであります。  この事業は、国の社会保障制度改悪の中で安倍内閣の2015年度の骨太方針で社会保障予算の自然増を年平均5,000億円押さえ込む方針が明記されたため、介護保険制度において歴代政権はヘルパーの利用時間や派遣回数を制限したり、もとは保険給付だった介護施設の食費、居住費を自己負担にするなど給付削減に向けた改悪を繰り返してまいりました。安倍政権は、個々の給付の切り下げにとどまらず、全国で160万人を超える要支援1、2を保険給付の枠外に追い出し、地域支援事業に移行させ、今回の通いの場となったわけであります。安倍政権が高齢者をないがしろにし、高齢者福祉を後退させていることは見逃してはなりません。  通いの場は、少しの財源で人件費を低く抑え、ほとんどをボランティアに任せ、人の善意によっての内容であります。高い介護保険料は年金から天引きであり、保険あって介護なし、何のための保険かの声が上がっています。この通いの場づくりには市議会主催の報告会で要支援の人はデイサービスは使えないと説明があり、びっくりした。地域で本当にできるのかといった疑問や不安の声が聞かれました。公的介護の充実で介護離職を解消し、現役世代が安心して働けるようにすることは経済成長につながり、税収増に貢献します。  今回の事業に反対をし、安心できる介護保険制度継続と充実を求めるものでございます。議員各位の御賛同を心からお願いを申し上げまして、討論といたします。 ○議長(内藤芳秀) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかにありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案に対する各委員長の報告は、原案可決であります。  各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立多数] ○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。  よって、議案第274号は、各委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第275号について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
                [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、議案第275号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第276号について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立多数] ○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。  よって、議案第276号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第277号について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、議案第277号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第278号を討論に付します。  本案について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認めます。  これより本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立多数] ○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。  よって、議案第278号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第279号について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、議案第279号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第280号について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、議案第280号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第281号について、討論はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 討論なしと認め、本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、議案第281号は、委員長の報告のとおり決しました。  続いて、議案第282号についての討論、表決でありますが、本案につきましては、地方自治法第117条の規定により、18番、石橋秀利議員の退席を求めます。              [18番 石橋秀利 退場] ○議長(内藤芳秀) それでは、議案第282号を討論に付します。  本案について、討論の通告がありますので、発言を許します。  13番、大西 修議員。              [13番 大西 修 登壇] ○13番(大西 修) 私は、日本共産党大田市議団を代表いたしまして、議案第282号、財産の無償譲渡及び減額貸付けについての反対の立場で討論を行います。  市立仁摩保育所が指定管理から民営化され、建物は無償譲渡、土地は無償から有償貸し付けとするものであります。このことは第1次、第2次行財政改革大綱の具体化でありますが、福祉にこの行財政改革はなじまないものであると思います。そもそも福祉は、利潤を追求する事業ではありません。今回有償貸し付けにすれば、結果として職員や子供に影響が出てくることを危惧するものであります。保育所の運営費の多くは人件費が占めています。働く人が正規で雇用され、生きがいを持って働くことが子供の幸せに通じると思います。  仁摩保育所の貸付料は、平成29年度、年間18万2,947円、平成34年度は52万2,704円となります。少子化、保育士不足の中で努力されている仁摩保育所が引き続き仁摩町での子供の成長を守る拠点として頑張っていただくためにも無償で貸し付けるべきと考えるものであります。  児童福祉法第2条は、国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに児童を心身ともに健やかに成長する責任を負っています。  また、子どもの権利条約第3条は、子供の最善の利益や第一次的に考慮されるとしております。大田市は考慮するべきであります。  議員各位の御賛同を心からお願いを申し上げまして、討論といたします。 ○議長(内藤芳秀) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかにありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) ないようでありますので、以上で本案に対する討論を終結いたします。  これより本案を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立多数] ○議長(内藤芳秀) 起立多数であります。  よって、議案第282号は、委員長の報告のとおり決しました。  18番、石橋秀利議員の入場を求めます。              [18番 石橋秀利 入場] ○議長(内藤芳秀) 石橋秀利議員にお伝えいたします。大田市議会は、議案第282号については、原案可決と決しましたので、お知らせいたします。 ◎日程第3 市長提出議案(人事案件)上程[提案理由説明・質疑・討論・表決] ○議長(内藤芳秀) 日程第3、市長より人事案件が提出されておりますので、本日の会議に付議いたします。  まず、議案第285号、教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  竹腰市長。              [市長 竹腰創一 登壇] ○市長(竹腰創一) おはようございます。  提出をいたしております議案第285号、教育委員会委員の任命につき同意を求めることにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。  大田市教育委員会委員であります仲野義文市の任期が11月28日をもって満了いたします。  お手元の議案に掲げておりますとおり、引き続き同氏を任命いたしたいと考えますので、議会の御同意をいただきますようお願い申し上げます。  同氏につきましては、平成24年11月より教育委員会委員に御就任いただいております。  なお、参考までに委員は5名でございまして、任期は4年でありますことを申し添え、提案理由の説明を終わります。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの説明について、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本案は、討論を省略して、直ちに採決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認め、本案を採決いたします。  本案は、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
                    [起立全員] ○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。  よって、本案は、原案に同意することに決しました。  続いて、議案第286号、公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  竹腰市長。              [市長 竹腰創一 登壇] ○市長(竹腰創一) 議案第286号、公平委員会委員の選任につき同意を求めることにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。  大田市公平委員会委員であります三島賢三氏の任期が本年11月29日をもって満了いたします。  お手元の議案に掲げておりますとおり、引き続き同氏を選任いたしたいと考えますので、議会の御同意をいただきますようお願い申し上げます。  同氏につきましては、平成20年11月より公平委員会委員に御就任いただいております。  なお、参考までに公平委員会の委員は3名でございまして、任期は4年でありますことを申し添えて、提案理由の説明を終わります。 ○議長(内藤芳秀) 本案について、御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本案は、討論を省略して、直ちに採決することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認め、本案を採決いたします。  本案は、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。                 [起立全員] ○議長(内藤芳秀) 起立全員であります。  よって、本案は、原案に同意することに決しました。 ◎日程第4 議員提出議案上程提案理由説明・質疑・委員会付託] ○議長(内藤芳秀) 日程第4、議員提案による意見書案が提出されておりますので、これを上程いたします。  意第14号、奨学金制度の充実等を求める意見書の提出についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  19番、清水 勝議員。              [19番 清水 勝 登壇] ○19番(清水 勝) 意見書第14号につきまして、提案理由の説明を述べさせていただきます。  大学生の昼間部の皆さんで52.5%、大学院生の方々で66.2%の何らかの奨学金を受給しなくては学業の継続は難しくなっているようであります。  公的な奨学金制度の中心は、教育ローン的な貸与型で、その7割を超えるものが年3%の上限とする有利子の第2種奨学金となっているようであります。  昨今、学生の就職難や非正規労働の増加、ブラック企業の出現などから奨学金の返還が進まず、暮らしに困っている若い方がふえてきております。  国におかれましては、一億総活躍プランの中にこの制度の拡充を言われております。家庭の経済状況に左右されずに安心して学業に専念できるように、以下4点につきまして十全に対処されるよう求めるものであります。  1つには、一時高校授業料の無償化がありましたが、一昨年から生活弱者世帯に限り年額3万2,300円の給付型奨学金制度が創設されておりますが、これの拡充と大学生を対象にした給付型の奨学金制度を創設されるように求めるものであります。2017年度の概算予算計上では、財源難が言われ出しております。実行を求めるものであります。  2点目といたしまして、無利子奨学金、第1種であります、これの増額や基準の見直し、延滞金制度の加算利息、現在年率5%であります、これを引き下げることを求めるものであります。  3点目といたしまして、10年間の返還猶予、本人死亡等によります返還免除、家庭環境の悪化によります減額返還などの救済制度の周知徹底とこれらの制度の拡充と柔軟な対応を求めるものが第3点であります。  第4点目は、大学等の授業料減免制度を充実する中からしたり、高等教育の学費の引き下げを図られることを求めるものであります。  以上、簡単ですけれども、提案理由の説明であります。地方自治法第99条の規定によりまして、意見書の提出をお願いするものであります。よろしくお願いいたします。終わります。 ○議長(内藤芳秀) 本案について、御質疑はありませんか。………御質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本案は、総務教育委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、意第14号、奨学金制度の充実等を求める意見書の提出については、総務教育委員会付託とし、閉会中の継続審査とすることに決しました。 ◎日程第5 大田市立病院医療体制検討特別委委員長中間報告 ○議長(内藤芳秀) 日程第5、大田市立病院医療体制検討特別委員会の中間報告についてを議題といたします。  お諮りいたします。  大田市立病院医療体制検討特別委員会に付託中の地域医療を守り支えるため、大田市立病院の医療体制の充実及び新病院建設などについての検討並びに意見具申の件について、会議規則第47条第1項の規定により、この際、中間報告を求めることにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、地域医療を守り支えるため、大田市立病院の医療体制の充実及び新病院建設などについての検討並びに意見具申の件については、委員会の中間報告を求めることに決しました。  本件について、委員長より報告願います。  7番、石田洋治議員。              [7番 石田洋治 登壇] ○7番(石田洋治) それでは、ただいまより大田市立病院医療体制検討特別委員会の中間報告を行います。  去る9月1日、委員19名のうち林 茂樹委員、森山幸太委員の欠席の中、内藤芳秀議長ほか17名の委員が出席し、第11回の特別委員会を開催をいたしました。  また、委員会には西尾病院事業管理者、近藤市立病院事務部長、小野健康福祉部長を初め関係職員が出席をいたしました。  今委員会の付議事件は3件で、1つには新病院建設事業の状況について、2つには患者動向について、3つには診療体制についてでありました。  初めに、西尾病院事業管理者より病院を取り巻く状況について3点説明がありました。  1点目は、新病院の進捗状況についてであります。昨年見直しを行い、その後、順調に推移をしている。今年度中に施工業者を選定、来年度着工できる見通しである。  2点目は、病院の現在の状況についてです。新病院の機能について、平成29年度から介護療養病床が廃止となることを受け、介護入所の患者の皆様には御理解の上、転院のお願いをしている。今後は、回復期リハビリ病棟の拡充を進めてまいりたい。  3点目には、医療スタッフについて、医師は現時点で24名であるが、10月にはもう1名総合医が入る予定である。少しずつ医療スタッフ、医師が充実してきた。しかし、必要な診療科の補充がまだ厳しい状況であり、引き続き医師確保に当たっていく。また、看護師については充足しており、今後は採用について慎重にしなければならない。そのほか薬剤師、リハスタッフ等はまだ充実を図っていかなければならないとの説明がありました。  続いて、近藤事務部長より今特別委員会に提出している議題について概要説明を受けた後、担当者より詳細な説明を受け、質疑を行いました。  初めに、新病院建設事業の状況についての主な質疑であります。実施設計変更による契約状況について、変更前の当初の基本設計、実施設計の金額についてとの質疑について、当初基本設計が9,442万7,000円、実施設計については1億7,093万1,600円であるとの答弁でありました。  また、契約の変更について県、国からの財政的な支援はないのかとの質疑に、変更に係る経費については過疎債の対象となるようお願いし、あわせて財源的な支援をお願いしているとの答弁でありました。  次に、今回の入札工事の方式、ECI方式とVE提案について改めて説明してほしいとの質疑に、ECI方式を進めるに当たって実施設計への協力事業者をまずは選定することになる。その選定プロポーザルの中で、品質を低下させずにコストを低減するVE提案を審査する。ECI方式の中にVE提案があるというふうに考えていただきたいとの答弁でした。  また、参加表明書の提出について何社あったのかとの質疑に、冒頭部長から複数の業者から参加があったと申し上げた。プロポーザルについては現在進行中で、業者が決まっていない状況にある。競争の確保、談合対策の観点から複数の業者の参加があったという言い方をさせていただいた。御理解願いたいとの答弁でした。  次に、実施設計の金額について、本年11月に結果発表される金額と来年6月の協力事業者の協力による実施設計では金額に差が出てくる可能性はないかとの質疑に、そう違いはないとの答弁でした。  続いて、協力事業者を代表するJVによる施工について地元業者が入る可能性はあるのかとの質疑に、大手施工業者1社と地元建設業者が2から4社、電気設備工事が1社、機械設備業者が1社がJVを組み施工することになっているとの答弁でした。  また、新病院建設に関連した意見として、これまで全協の中で説明がよくわからない部分があるが、図面化を図るなど説明方法を考えてほしい。今後は、実施設計の中で設計会社と建設事業者がコストダウンを図りながら進めていただきたい。また、わかりやすい説明に努めていただきたいとの意見がありました。  次に、2点目、患者動向についての質疑では、小児科と外科の患者動向について教えてほしいとの質疑に、外科については医師の都合で1名減となり、2名体制となった。2人で診られる患者数と3人で診られる患者数は違う。1人が休んでいるときに安全面から1人で手術は難しい。患者数の減少はやむを得ないと思っている。小児科については、外来は微増であるが、入院については回転の速さ、少子化の問題から小児科医の数だけで単純には言えない。救急外来では相談窓口のところで対処できたものがあるとの答弁でした。  続いて、病床稼働率について71.2%と対前年で伸びているが、85%が適正な数値と聞いたことがある。平成28年度の目標数値はあるのかとの質疑に、市立病院ではDPC、包括医療費支払い制度を採用しており、病名ごとに診療方針が決まっているため戦略的に稼働率を上げることはできない。むしろ長く入院していただくと診療報酬が下がっていき、収入ダウンにもつながる。  また、関連して黒字化に向け病床稼働率を目標80%に近づけていくためには何が必要なのかとの質疑に、収益面では平成27年度は40億円近くに上がっているが、ことし7月、8月は外科医1名減により回復できていない状況である。経費のほうは節減を含め対策をとろうとしている。完全に黒字化は非常に厳しい状況であるが、減価償却前の黒字を早急に達成するよう取り組んでいる。  3点目、診療体制についての質疑では、外科、整形外科の医師確保の状況について、大田市民、周辺地域も含め困っているが、状況はどうかとの質疑に、整形外科の確保に向けてロビー活動は行っているが、島根大学にも人がいない。大学で医師派遣制度を病院長が整備されている。大田二次医療圏では整形外科医は邑智で1人ぐらいで、圏域として診療体制がプアな状況であり、必要性は認めてもらえると考えるが、最終的には診療科長の判断となるため難しい。大田出身の整形外科医も何人かおられる。また、大学にもおられるので、引き続き努力したい。外科については、現在2名体制となっており、2人とも60歳を超えており、定年延長という雇用延長を行っている。DPCを始めると手術をすることが一番病院収益につながるので、外科系医師を重点的に確保したい。  また、4名の医師が退職されたが、その事由は。また、地域枠の若い医師は戻ってくるのか展望を聞きたいとの質疑に、退職者4名については人事異動である。地域枠の医師については、3年間専門医教育を受けることになるため大学病院、あるいは大きな病院に行くことになる。制度設計上、猶予期間もあるので、大田市に興味を持っている、また一日も早く帰りたい医師はつなぎとめておくようにしたい。  そのほかの項目では、地域医療構想について介護療養病棟の回復期リハビリテーション病棟への転換について経過説明がありました。  以上で第11回特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(内藤芳秀) ただいまの報告について御質疑はありませんか。              [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいまの報告は、了承することに御異議ありませんか。             [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(内藤芳秀) 御異議なしと認めます。  よって、大田市立病院医療体制検討特別委員会の中間報告は、了承することに決しました。  以上で本定例会に付議されました事件は全て議了いたしましたので、平成28年第5回大田市議会定例会を閉会いたします。  なお、お疲れのところでありますが、執行部より御協議申し上げたいことがあるようでありますので、全員協議会室におきまして10分後に全員協議会を開会いたします。  以上であります。お疲れでございました。               午前11時13分 閉会  以上、会議のてんまつを記録し、その内容の正確なることを証するためここに署名する。  平成28年9月29日          大田市議会議長
             大田市議会副議長          大田市議会議員          大田市議会議員...