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  1. 仙台市議会 2018-05-21
    都市整備建設委員会 本文 2018-05-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから都市整備建設委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会を開催し、委員会審査事項以外の所管事項について当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いをいたします。              《閉会中継続審査について》 2: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  審査事項は、「総合設計制度活用について」及び「市バス地下鉄広告料収入確保に向けた取り組みについて」でありますが、前回の委員会で「総合設計制度活用について」を審査いたしましたので、本日の委員会では「市バス地下鉄広告料収入確保に向けた取り組みについて」を審査したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、市バス地下鉄広告料収入確保に向けた取り組みについて、交通局より説明願います。 3: ◯交通事業管理者  交通局から、市バス地下鉄広告料収入確保に向けた取り組みにつきまして御説明を申し上げます。  市バス地下鉄におきましては、収益確保策一つといたしまして、車両地下鉄駅などを活用した広告事業に取り組んでおり、その収入額平成28年度実績で約9億400万円に上ってございます。  本日は、この事業経営上貴重な収入源となっております広告料収入確保取り組みにつきまして経営企画課長より御説明いたします。 4: ◯交通局経営企画課長  それでは、お手元資料1に基づきまして、市バス地下鉄広告料収入確保に向けた取り組みにつきまして御説明を申し上げます。  委員長からあらかじめお許しを頂戴しておりますので、パワーポイントを使用し前方のスクリーンにお手元資料と同じ内容を表示させていただきます。  本日の御説明流れでございます。初めに広告掲出仕組みについて、次いでバス広告地下鉄広告、おのおのの種類特徴を御紹介申し上げ、広告料収入推移についてお話しさせていただき、最後広告料増収に向けた取り組みについて御説明をいたします。  初めに、広告掲出仕組みについてでございます。  交通局では、広告代理店申請に基づきまして、図の中央にございます指定広告取次人として指定しております。この指定広告取次人は現在18社となっておりますが、図の右側広告主に対してはこれら取次人媒体運用の提案を含む営業活動を行い、広告掲出契約を獲得いたします。  広告掲出されますと広告料金広告主から取次人、次いで取次人から交通局へと納入されまして、当該取次人には交通局から手数料をお支払いする、基本的にはこのような流れとなってございます。  この指定広告取次人制度は、交通局が直接広告を取り扱うことに比べまして、広告主にとっては広告媒体の効果的な組み合わせや見せ方といった広告代理店が持つ専門的なノウハウを活用でき、また、交通局にあっては申し込み受け付け契約料金収納等に関する事務負担が軽減できるということにより、双方にメリットがあるものと考えてございます。  次に、広告運用形態でございます。大別しまして割当広告申込広告の2種類がございます。
     このうち割当広告は、交通局取次人広告掲出スペース等を年間を通じて割り当てるものです。実際に掲出する広告取次人が調整を行い、取次人側では広告の有無にかかわらず一定料金交通局に支払うことになります。交通局としては一度割り当ててしまえば安定した収入を確保できますが、広告単価は相対的に安く設定しております。  一方の申込広告は、広告主が希望する期間のみ掲出するもので、取次人から交通局への申し込み先着順掲出する形となります。広告主ニーズに応じる半面、必ずしも掲出スペースが埋まらないといったリスクもありますことから、広告単価は相対的に高く設定しております。  次に、バス地下鉄広告種類特徴でございます。  初めに、バス広告ですが、大きくバス車内車外とに分けられます。  このうちバス車内広告でございますが、主なものとしては車内放送のほか、座席上部車内ポスター窓ガラスステッカー、また中扉両面ステッカー車内側づりなどがございます営業所運行エリア中心とした地域密着型の広告が多く、例えば地域診療所飲食店などの案内広告に利用されております。  一方、バス車外広告でございますが、写真2-1のとおりバス車体の前後左右を広告スペースとして活用するものであり、フリーカット戸袋ステッカーなど多種多様にわたっております。また、写真2-2のように車体全体や両側面中心部ラッピングするボディー広告も行っております。このようにバス車外広告は、バス利用者だけではなく歩行者一般ドライバーなど、不特定多数の人々にごらんいただけるため、企業PR広告自治体観光PRなどの広報手段として活用されております。  続きまして、地下鉄広告でございます。  地下鉄広告地下鉄車内広告駅構内広告、その他広告の三つに大別できます。  まず、車内広告ですが、主なものとして中づり広告やドアサイドステッカーつり革につけるアドストラップなどがありまして、きめ細かく掲出スペースを確保しております。市域全体からお客様が集まりますことから、学校医療機関等案内のほか、企業商品価値を高めるためのイメージ広告などに利用されております。また、東西線につきましては南北線と比較して車体が小さいため広告掲出にも限りはございますが、ドア横など掲出可能なスペース活用するなど、工夫をしながら設置しているところでございます。  次に、駅構内広告です。アドピラーと呼ばれる柱巻き広告駅張りポスタービッグボードと呼ばれる大型のポスター広告ホーム向かいの内照式広告などがございます。駅構内には不特定多数の人が出入りするため、よりビジュアルやインパクト等を重視した掲出方法が取り入れられ、企業広告等に利用されております。  また、その他広告といたしましては、地下鉄換気塔の壁面を活用した広告もまた行っておりまして、同様に企業広告等に利用されております。  こうした各種の広告でございますが、その収入合計額推移をグラフ化してお示ししております。近年、バス広告地下鉄広告とも景気低迷影響もあって減収傾向となっておりました。  バス広告につきましては、そのほとんどが割当広告の扱いとなっているため、そもそも年度ごとの変動が小さいという特徴はございますが、全体として広告料収入が回復してきております。  一方、地下鉄広告申込広告が約6割を超えていることから、景気動向影響を受けやすい特徴があり、看板系媒体への長期掲出が減少する一方、ポスター媒体ステッカーなどが活用されるようになってきております。平成27年度東西線開業により広告料収入も大きく増加しており、東西線広告料収入としましては平成27年度実績は6200万円、平成28年度実績は1億7100万円となってございます。  次に、バス広告の最近の動向でございますが、ボディー広告バスにつきましては年度がわり新規申し込みを受け付けておりますが、申込枠がすぐ埋まる状況にございます。御参考までに平成30年5月時点における契約総数としましては、フルラッピング広告が73台、ハーフラッピング広告は3台の合計76台となっております。また、車内ポスター広告よりもステッカー広告の需要が大きいという特徴があり、比較的安価で目にとまりやすい広告媒体人気が集まっている状況にございます。  一方、地下鉄広告につきましては、ポスターなどの紙媒体から情報量が多く動画も使用可能で掲出がしやすいデジタル媒体への移行といったトレンドの変化が見受けられます。同時に内照式広告などの看板系広告への長期掲出が減少する一方、車内駅構内ポスター媒体ステッカーなどの媒体中心に、短期かつ集中的に活用されるようになってきております。  今後とも広告取次人と協議しながら、広告主ニーズに合わせた新規媒体開発を進めてまいる所存でございます。  こうした広告傾向を踏まえ、今後の増収に向けた取り組みでございます。  バス広告では、ボディー広告バスに関する話題づくりの一環として、写真7のような出発式を開催し、広告媒体としての媒体価値を高めるための取り組みを実施しております。写真左は昨年8月の大館市ラッピングバス出発式でございます。また、右の写真8のようにバス営業所の敷地内に広告看板を設置するなど、新規広告媒体開発バスシート背面広告ステッカーを見やすくするためのサイズの見直しなどを重ねながら、今後とも新たな広告主の獲得を図ってまいりたいと考えております。  さらに、地下鉄広告では、視認性の高さから広告主人気がある、いわゆるデジタルサイネージ広告平成28年から主要駅等に導入し、平成30年には地下鉄東西自由通路にも新たに導入しております。また、右側写真のように地下鉄南北線東西線車内のあいているスペース活用し、広告運用を開始したところもございまして、今後とも新たな広告媒体開発などに取り組んでまいる考えでございます。  最後となりましたが、より安全で快適な市民の足を目指しながら必要な施策を講じていくためには、より安定した経営基盤が求められるところでございます。厳しい事業環境が続く中、車両施設スペース活用等によって得られる広告料収入交通局にとりまして貴重な収入源でございます。したがいまして、指定広告取次人による営業活動はもとより、交通局としましても沿線企業学校医療機関などに機会を捉えてPRを行うなど、引き続き創意工夫に努めましてさらなる増収が図られるよう鋭意取り組んでまいりたいと考えております。 5: ◯委員長  ただいまの説明を含めて本件について質問等はございませんか。 6: ◯野田譲委員  ただいま説明をいただきました。バス路線が全路線赤字になっている中で、こうやっていろいろな取り組みをされていること、御苦労さまでございます。  細かくちょっと聞かせていただくというよりも、具体的にこのバス広告フルラッピングとかハーフラッピング、中づり広告とか、このボディー広告指定広告取次人、そして広告主との契約がなされるんでしょうけれども、この一つ一つどれぐらい料金がかかるんですか。それをちょっと教えていただければ。 7: ◯交通局経営企画課長  バス広告料金でございますけれども、それぞれ媒体ごと設定してございまして、一番大きなボディー広告バス、いわゆるフルラッピングということになりますと、1年間で税抜き価格が120万円の広告料金となってございます。これは交通局への広告代となりますので、そのほかにラッピングを作成する費用というものもかかりまして、これが数十万円程度かかってくるものでございます。  そのほかでございますけれども、例えばバス車内ポスターでございますと、1枚当たり10日間という設定で売っておりますが、税抜き価格でございますが、こちらのほうは1枚当たり10日間という設定税抜きで750円という設定となっております。それから、そのほかバス車両後ろのほうにございます車体後部でございますけれども、後部板フリーカットというふうな車体広告掲出できるものでございますが、これは例えば1枚1カ月で3万円の料金掲出できるといったものがございます。 8: ◯野田譲委員  ボディー広告フルラッピングで1年間で120万円、それにその会社印刷代がそれにプラスアルファと。これが全部仙台市の収入になるということなんですか。それともこの指定広告取次人とその辺での手数料的なものが発生して、具体的には仙台市にその分、仮にこのフルラッピングの120万円、その会社印刷は別にして120万円の中から幾ら入るのか。これが取次人に幾ら入るのか、そういうことがあるんでしょうか。 9: ◯交通局経営企画課長  こちらのほうの広告料金から我々のほうからお支払いするものとして手数料がございまして、この広告種類によってそのパーセンテージを変えてございます。大体設定といたしましては30%前後から、あるいは10%までといったところで幅を持たせて設定しておるところでございまして、実際その分を差し引いた金額交通局収入としているところでございます。  そして、ラッピングのほうは、申しわけございません、ちょっとこちらの細かな資料手元にはございません。 10: ◯野田譲委員  この指定広告取次人18社、これは毎年この18社というのは決定しているんですか。 11: ◯交通局経営企画課長  こちらの広告取次人は毎年申請を受けて決定をしておりまして、ことしの18社でございますが、2社新しく加入いたしまして、前までは16社だったんですけれども、18社というふうになって指定しているところでございます。 12: ◯野田譲委員  16社から18社。これは申し込み方というのは何かで募集したりするんですか。 13: ◯交通局経営企画課長  こちらのほうは一般的に、例えば何か市政だよりのようなもの、公募とか、そういった形では行ってはございませんで、個別に広告代理店さんからお問い合わせをいただいた上でこの申請の手続を御案内をしているという形でございます。 14: ◯野田譲委員  では、交通局から表に出してどうのこうのじゃなくて、広告代理人のほうから連絡があったりして、こういう年度の初めにこうやって募集があるとか、そういうようなやりとりをしているということでよろしいんですか。(「はい」の声あり)  それで、さっきしましたフルラッピングとか中づり広告とかリンテル広告とか、さまざま細かいこと、どれぐらいさっきお話ししていただきましたように1年間に120万円とか、バス後ろに張るのは1カ月で月3万円とか、そういう数字を教えていただきましたが、トータル的にここに載せているいろいろな広告金額を後で私のほうによこしていただきたいんですが、よろしいですか。(「はい」の声あり) 15: ◯木村勝好委員  若干お尋ねをしますけれども、この指定広告取次人制度というやり方で公営交通事業広告をとっているというのは、全国の例えば政令指定都市の中で公営バスあるいは地下鉄をやっている事業者はほぼ皆同じようなスタイルでやっているのか、それとも、それぞれの自治体あるいは企業によっていろいろな広告のとり方はいろいろな種類があるのか、その辺はどういうふうになっているんですか。 16: ◯交通局経営企画課長  他の指定都市における状況でございますけれども、広告取次人あるいは広告協同組合を介して広告掲出を行っており、本市と同じような形での広告掲出仕組みをとっているという状況でございます。 17: ◯木村勝好委員  それから、さっき課長の御説明の一番最後のところに取次人だけに頼るんじゃなくて交通局自身もいろいろな努力をしてみたいというようなお話がありましたけれども、実際にここを介さないで交通局自身が御努力をしてとってきたという広告も全体の中で何がしのパーセンテージであるんですか。 18: ◯交通局経営企画課長  まだそういったパーセントでどのぐらいなのかというふうなところにつきましては、実績としてまだ申し上げられる数字というふうなところまでは至っていないんですけれども、いろいろな打ち合わせの場、民間企業様との打ち合わせの場で広告についてのPR、また、いろいろな媒体の御紹介といったところは続けているところでございます。 19: ◯木村勝好委員  つまり実績はないんだけれども、そういう心がけを持って臨みたいと、こういうふうに理解していいですか。 20: ◯交通局経営企画課長  まだ実績はございませんけれども、おっしゃられるとおりに心がけを持ってこちらのほうの営業活動のほうを行ってまいりたいと思っております。 21: ◯高橋次男委員  この地下鉄の内照式広告掲示内容について一般質問をしたことがありました。きょうこの広告収入推移地下鉄のほうの4番を見せてもらいまして、評価東西線開業によって大きく増収をしているというふうに書いてございます。この経緯を見ると大変いい流れ推移をしているということに見えますけれども、実際はどうなのかなというふうに見た場合に、地下鉄乗り場まで行く地下道の内照式掲示を見ると民間のものがほとんど見当たらないと。あれを見た場合、私は順調に伸びている、大きく増収をしているという評価の仕方にはかなり大きな疑問があるなというふうに感じるところでございます。  この表は棒グラフを見る限り大変いいことだなというふうに思って見えますけれども、これでは内情が正しくつかめない。むしろ地下鉄関係掲示枠をフルに使った場合どのくらいの収入になるんだよと。それに比較して今こういう数字ですという出し方をしてもらうと大変ありがたいなと思うところですけれども、いかがでしょうか。 22: ◯交通局経営企画課長  ただいま御指摘ありましたように、地下鉄広告枠が全て埋まった場合どのようになるかというふうなところで比較をしたほうがよろしいのではないかというふうな御指摘でございます。  こちらのほうですが、今の時点、申しわけございません、ただいま手元にそういった資料は持ち合わせてはいないのですけれども、例えば地下鉄の中づりとか、あるいは駅張りポスターともに今の空き枠状況でいきますと約6割の空き状況市バス車内ポスター空き枠ですと約5割というふうな状況となってございまして、こちらのほうが全て埋まりますと満額としての金額が出てくるという形にはなるんですが、申しわけございません、ちょっと数字のほうは今手元に持ち合わせていないところでございます。 23: ◯高橋次男委員  地下鉄通路の内照式広告状況を見ると、ほとんどが民間部分は見当たらないと言うと大変過大な言い方になりますけれども、仙台市の、あるいは公的な部分ポスターが多いと。  私はこれは決して悪いことではなくて、仙台市の一つ公営企業としての市民に対するPRという意味では大変有効な使い方だというふうに思っております。しかし、やはり収入を得るための施設窓枠でございますので、やはりそのような方向で収入が上がるような営業活動をすべきだなと思います。  それともう1点感じたことで、もうポスターが取りかえてあるかどうかわかりませんけれども、仙台市の文化振興事業団ポスターがございました。具体には仙台フィルハーモニーの全員が集合した写真で、前指揮者のパスカル・ヴェロさんが中心に立って仙台フィル広告しているポスターでございますけれども、音楽都市を主張するという意味では大変すばらしい。  しかし、パスカルさんはもういないわけですよね。もう退任をしております。見る人が見ると、ああ、これは古いポスターだということを敏感に感じるわけです。ポスターに対する仙台交通局管理の仕方にやはり地下鉄安全運行管理しているという視点に立てば、そういう広告媒体も含めてガバナンスが正しく行われているとか、管理が正しく行われているという意味では、やはりそういう部分は速やかに交代をする、あるいは何かと入れかえるというようなしわざと申しますか、把握が私は大変大事なことだなと思うわけです。  それと、窓枠が壊れている、壊れて入れていない分も何カ所か見当たります。地下鉄に対する安全管理のことも含めて地下鉄ガバナンスを考えたとき、そういうことも配慮しながら管理運営をしていただきたいと思うことですけれども、御意見を伺えればなと。これは局長、いかがでしょうか。 24: ◯交通事業管理者  御指摘のありましたように、ポスター掲示されている団体の名称あるいは代表的な人物が交代したというような場合につきましては、速やかに関係機関に働きかけて取りかえるべきものとは考えてございます。その判断は低かったということは確かにございます。  枠につきましては、済みません、詳細は私から申し上げられませんが、一定期間点検は確かにしているはずでございますので、その点検の中に遺漏があったということであれば確実に点検するように努めてまいりたいと思います。 25: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26: ◯委員長  なければ、これをもって委員会を閉会いたします。...