40
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 本来、施設とか設備については、もちろん
建築基準法により、毎回検査とか
調査とかいう形でするんですが、
ブロック塀に関して、そういう
調査の対象とされていなかったというところがありまして、現実的にそういうものが建っていたかどうかというところの
部分に関しても、実態はやはり、私も把握ができていないということです。
41
教育総務部長 委員が御指摘のように、これは
建築基準法上二・二メートル以上のブロックを積んではいけないということで、こちらの教育財務課の
職員にも尋ねましたところ、設置当初は
建築基準法に基づいた設置をしていたそうです。今現在の
学校の修繕の予算というのが教育財務課が所管しておりますが、それと各
学校にも修繕料という形で配分しております。これは想定ではございますが、そういったものについて、
学校の予算の中で、こちらの教育財務課を通じない形で修繕をしたこともあるというようなことで、これもまた一緒に技術
職員が現場に行って
確認しないと、なぜそういう形の二・二メートルを超える
ブロック塀ができたかということも、今現在のところはつかめていないという
状況です。
(休 憩)
(再 開)
42 片野広隆委員 先ほど御答弁をいただきまして、そうなると予算が
教育委員会の予算になるのか
学校の予算になるのかという話をいただきましたが、
学校施設にどちらの予算かにかかわらず、手を加えるときには
教育委員会に修繕なり改善なりという
報告は来ないのですか。
43
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 報告は来ております。
(休 憩)
(再 開)
44
教育総務部長 先ほど、私の答弁に誤りがございましたので、謹んで訂正させていただきます。
先ほど、こちらで設置した上にまたさらに追加している
可能性があると申し上げましたが、そういったことについては
確認がとれておりません。また、伝票につきましては、教育財務課で
学校が自分
たちに再配当された予算によって修繕している場合には、必ず伝票も回ってきて写真もついているということで、そういうことは
確認しておりますので、私の答弁に誤りがございました。大変申しわけございませんでした。
45 片野広隆委員 結果として
違法状態になるかもしれない
ブロック塀が存在しているわけですが、今後
調査してという話ですが、
違法状態が公共施設で続いていくというのは適切ではない。
調査はすぐにしていただきたいですが、いつごろをめどに改善されますか。実際存在が
確認されているものについて。
46
教育総務部長 調査も早急にしまして、
対応につきましても、委員からも御指摘がございましたように、
学校施設だけではなく、公共施設の中でもそういったところがあるので、そういったものも含めて必ずこちらも予算を補正させていただくような形でやろうかということを財政当局とも今朝方相談いたしまして、改修、修繕というようなことを考えております。
47 片野広隆委員
学校施設だけではなくて、公共施設にも云々というお話がありましたが、ほかの公共施設にもあるんですか。
48
教育総務部長 今回、私どもで
調査したのは
学校施設だけですので、この際、全てのことについても
調査をするというような
必要性を感じているということですので、その
調査もして、そういう形で
対応していくのが適切であろうというような話を財政当局とは今朝方いたしました。
(質疑終結)
───────────────────────────────────
○議 題
議案第七〇号
川越市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する
基準を定
める
条例の一部を改正する
条例を定めることについて
○提案理由の
説明(
教育総務部副
部長兼
教育財務課長)
○質 疑
49
伊藤正子委員 確認のため、改めて改正の具体的内容と改正のポイントについてお伺いします。
50
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 今回の改正につきましては、
放課後児童健全育成事業の支援員となる資格
基準を変更するものです。
一つにつきましては、
放課後児童健全育成事業に従事した者、五年以上経験した者で市長が認めた者を新たに資格者として加えることが一点です。もう一点につきましては、今までにつきましては、
学校教諭等の資格がある者としていたものに対して、今回の規定は
学校教育法の教育
職員免許法第四条に規定する免許状を有する者と変更したものです。
あともう一点につきましては、高等
学校等を卒業した者の中に当該学科または当該過程を修めて同法規定の専門職大学の前期課程を修了した者を含むというものを加えたものです。
51
伊藤正子委員 平成二十七年に子ども・子育て新制度ができて、学童保育のあり方も変わってきたのかなと思うんですが、
川越市は放課後児童支援員にどのような人物であるとか、どのようなスキルを持った人を求めているのか、
確認のためお伺いします。
52
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 保育士とか
学校教諭とか、もちろん資格のある方というところもそうなんですが、やはり子供に遊びをうまく指導ができる者、子供とのかかわり方が上手な方を支援員として採用できればというところです。
53
伊藤正子委員 全国的に学童保育室の待機児童が多い中、なるべく入室の希望をかなえていただいている現状にすごく感謝しているんですが、待機児童をつくらない、なるべく出さないということで、学童保育室の設備の拡充とか、あと放課後児童支援員の増員等で毎年大変な努力をされていると
認識していますので、保育園の待機児童対策として、保育園を拡充したことや今後の国の方針などにより、学童保育のニーズというのはますます拡大していって、放課後児童支援員は不足するのではないかと心配しているんですが、今年度、市が必要としている放課後児童支援員の人数は何人で現在何人充足しているのかわかりましたら教えてください。
54
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 平成三十年四月一日現在の
状況について御
説明させていただきます。
市としては、必要としている支援員の数は二百二名ということになりまして、今実際に指導員としている人は百七十八名となり、不足しているのは二十四名という
状況です。
55
伊藤正子委員 今お聞かせいただいたように、なかなか放課後児童支援員の数が不足している現状があって、そういう中で、今回こういった
条例改正が出てきているのかなと
理解しているんですが、放課後児童支援員の先生が不足しているということと、国の考えが変わったということで、こういうふうに基礎資格の変更を今回は検討していくんだろうという中で、
川越市では放課後児童支援員に対して、どのような研修を行っていて、それが何回ぐらいあって、受講率がどれくらいかというのはわかりますでしょうか。
56
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 平成二十九年度の
状況につきましては、研修を十九回実施しております。その内容につきましては、障害児の
対応とか保護者
対応とか、あと、教育のケースワークの内容につきまして、グループワークや講義方式や実技のほうで、学んでいただくような形の研修会を開いております。研修会の受講につきましては、全員の
職員が参加するものと、個別に選択制で参加していただくものと、あと初任者研修として新たに支援員に就任された方に対しての研修と、そういう形の研修を実施しております。詳細な人数についてはちょっと把握しておりませんが、おおむね研修に参加していただく方は私
たちの予定している方より多く参加していただいているような
状況です。
57
伊藤正子委員 学童保育に対して、地域との協力ですとか保護者への
対応とか、難しい子供のケースなどもふえていて、放課後児童支援員の方に対して求める内容というのは年々上がっていっているように思います。先ほど教えていただいた研修で、その
あたりが十分満たされているかどうかということと、あと先生方は対等な立場、特に主任とかそういう方を置いていらっしゃらないようなので、対等な立場でお仕事に臨んでいると思うんですが、現場でのOJT研修みたいなものは、どういうふうにされているのかあわせて教えてください。
58
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 研修の中身につきましては、毎回支援員を初め、私
たちで臨時の
対応をしている特任の指導員の中で計画を立てまして、それで先ほどおっしゃられましたような地域支援とか発達
段階に応じた
子供たちの支援、あと障害児の支援とか、その辺のところで一番ニーズがあると思われるところを毎年毎年皆さんで協議をしていただく中で研修の計画を立てるということです。
OJTは、もちろん現場のほうで、支援員の中でいろんなところの勉強会を開いていただくとともに、こちらでも特任の指導員がおりまして、そこの支援員が入りまして、研修をサポートしている
状況です。
59
伊藤正子委員 学童保育のニーズに応えるために、資格の要件を拡大する方向で検討しているのかなと
理解しているんですが、実際、学童保育室では
対応の難しい事例がふえていて、専門的スキルが求められることが多いように聞いています。現状では、先生は全て非正規なので、有資格者の専門性の高い方が放課後児童支援員に応募するということが余りないんじゃないかということを心配しています。
そういう中で、改正されることによって、さまざまな人が放課後児童支援員となるのであれば、やはり研修等でスキルを学ぶ機会というのは保障していかないと、安全で安心な
事故のない学童保育室を維持できないのではないかと大変心配しているんですが、市としてその辺はどのようにお考えでしょうか。
60
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 支援員については保育士や
学校教諭の資格がある方が大半ですが、高校を卒業してそういう資格を持たない人の中で支援員になられる方もふえてきております。そのような中で、支援員になるためには、県で認定資格の研修をまず受けなければいけません。既に
川越市も順番で研修を受けさせていただきまして、平成三十一年度までには支援員となるための研修を、全員に受けていただくということと、あと私
たちも、今回このような研修、市としても研修を実施しておりますが、さらにそういう研修を、先ほど委員がおっしゃられたような視点を入れまして、もっとなるべく濃い研修をしていきたいと思います。
61
伊藤正子委員 最後に、今回もし
条例が通れば資格が拡大していくという中で、すぐはいろいろ配慮したり気をつけたりすると思うんですが、五年後、十年後になっても公設公営ですばらしい学童であり続けるために、市としてはどのように安心安全を確保していくのか、
最後に教えてください。
62
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 安全安心な保育を実施するためには、施設
基準を初め配置
基準等を遵守しさまざまな安全対策を実施することに加え、やはり、一番大事なところと言いますのは、支援員の指導とか保育の質の確保であると考えますので、私
たちもそれができるように、環境づくりに努めていきたいと思っております。
(休 憩)
(再 開)
63
長田雅基委員 議案第七〇号に関して質疑をさせていただきます。
まず、午前中に古谷学童と南古谷学童を現場
視察させていただきまして、どうもありがとうございました。
今回、指導員、
川越で言うと学童保育室の指導員の
基準を改正していくという内容だと思いますが、いろいろと聞かせていただきたいなと思います。
伊藤委員からも何点かありましたので、そちらも少し踏まえてさせていただければと思っております。
まず一点目なんですが、指導員になられる
基準が二カ所変わっているのかなと思うんですが、まず、教員免許のほうなんですが、現行では教員となる資格を有する者、それが教員の免許状を持っている者となると。この教員となる資格を有する者というのは、いわゆる教員の採用試験のことでよろしいんでしょうか。
64
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 今回の改正につきまして、教員の資格がある者というのは、教員の免許を持っている方というところがあったのですが、そこのところが不明確だったというところもありましたので、教育
職員免許法の第四条に変えたというところで、これは教員の免許を持っている者というような考え方でよろしいと思います。
65
長田雅基委員 そうなると、改正のほうでは免許状を有する者と、前というか、現行のものでは資格を有する者の違いがあるのかなと思うんですが、どちらも免許状を持っていればいいということになるんでしょうか。
66
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 前の規定で言いますと、幼稚園とか
小学校とか
中学校、高等
学校とか、その資格がある方ということでありますが、養護教諭とか、特別支援
学校の教諭とか、あと免許につきましても、特別免許状だったり臨時免許状、そういうようなところの免許を持っていた方も、本来は対象であったんですが、やはりこの規定だと不明確だったということで、今回、教員
職員免許法第四条と明記することで、免許の種類をあらわし、明確にしたということです。
67
長田雅基委員 確認させていただきました。
教員の免許状を持っている種類の拡大ということで
認識をさせていただきました。
続きまして、先ほど指導員の今年度の不足が二十四名ということだと思うんですが、新たにもう
一つ追加されたのが五年以上
放課後児童健全育成事業に従事した者であって市長が適当と認めた者というところなんですが、現在の働いている指導員の中で、いわゆる高卒資格がない方で五年以上
放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育室ですとかに従事している方はいらっしゃるんでしょうか。
68
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 該当する方はいません。
69
長田雅基委員 現在はいらっしゃらないということで、いわゆる高校卒業資格がない方で五年以上働いて五年以上
放課後児童健全育成事業で働いている方というのは、かなりまれかなと正直思っております。こちら、新たに追加されたところでは五年以上ということで記載されているんですが、五年というのは、なぜ五年なのかというところをお聞きします。
70
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 これまでの資格の中で、高卒で児童福祉事業を二年経験されたという方の制度設計がございまして、今度につきましては、一番のことは中学を卒業する方々を念頭に置きますと、高校が三年間とその後の実務経験二年のバランスを考え、ちょうどそうすると高校を卒業された方と同じような
状況という形になりまして、五年という形の年数になったようです。
71
長田雅基委員 理解させていただきました。
今現在、指導員が百七十八名と、四月一日の時点ですが、そういった数字が先ほど出ておりました。五年というと結構な長さなのかなと私は正直感じているんですが、今現在、指導員の中で五年以上勤めている指導員の人数と、あと平均勤務年数などがわかったらお聞きしたいなと思うんですが。
72
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 五年以上の勤務年数の方は七十七名おります。そして、平均の勤務年数は約六年と五カ月です。
73
長田雅基委員 半分以下ですか、五年以上勤めている方というのが。平均年数としては六年と五カ月ということだとお聞きいたしました。
放課後児童健全育成事業ということなんですが、
川越市としては学童保育室ということなんですが、これはいわゆる学童保育以外にもあるのかお聞きをしたいなと思います。
74
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 本市では、民間の健全育成事業を実施しているところが社会福祉法人のもとで一カ所あります。
75
長田雅基委員 そうなると、基本的には学童保育、放課後の学童保育ということかなと思います。
続けて、過去の新規採用の際、もしくは過去、指導員として勤務していた方の中で、いわゆる高卒資格がなく、中卒の方で五年以上学童の勤務していた経験がある方というのは実際にいたんでしょうか。
76
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 大変申しわけございません。そこのところは把握できておりません。
77
長田雅基委員 先ほども申し上げたんですが、かなりまれなケースかなと思っております。今回、
放課後児童健全育成事業に従事が五年間ということなんですが、こちら、雇用体系に関して、正規、非正規などがあるかと思います。またさらに、パートやアルバイトという働き方もあるかと思うんですが、雇用体系ですとか、あと勤務日数、月何日働いているですとか、そういった
基準というのはあるんでしょうか。
78
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 学童指導員の任用形態ですが、学童指導員の任用につきましては、本市の場合、地方公務員法第二十二条第五項に規定されております臨時
職員です。そして、勤務日数についてはフルタイムということで、月曜から土曜日までの勤務というような形になっております。
79
長田雅基委員 要するに、週一回だけのアルバイトですとかの勤務というのは対象にはならないのかなと思いました。
先ほども、伊藤委員からも学童保育指導員の質の問題、お話がありましたが、今、市としても研修を行っているかなと思います。今回は指導員になられる
基準が拡大するのかなという
条例改正かなと思うんですが、この
あたり、指導員の専門性、また児童もふえていますので、指導員がふえるということになれば、ニーズも高まっているということなので、専門性の水準を高めることは必要かなということは感じております。
今回の
条例改正によって、研修の回数ですとか内容の見直し、先ほども少し触れておりましたが、そういったものが具体的に検討はされるんでしょうか。
80
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 研修につきましては、毎年見直しをしております。そのときの指導員を初め、特任の指導員も入りまして、今後、どのような形で研修をしていくかということで、皆さんのニーズに応えられるよう講義形式やグループワーク形式を取り入れております。今後も専門性を高めるため、新たに業務で変わってきた地域支援を初め、保護者
対応、その辺のところを重点的に研修をしていきたいと思っております。
81
長田雅基委員 研修も毎年見直しが行われているということで、さらに指導員の
役割として、地域支援ですとかというところが拡大しているところも研修などで補っていきたいと、専門性を高めていきたいということかなと思っております。
基本的には、学童保育、きょうも午前中見させていただきましたが、例えば南古谷学童、非常に新しい施設ですが、指導員の能力といいますか、指導員の水準がそれでも低ければ、学童の保育の内容というのが下がると私は思っていますので、指導員の研修ですとか専門性、非常に高いものを目指していただきたいなと感じております。
そこで、今回は五年以上
放課後児童健全育成事業に従事した者も拡大するということなんですが、それと同時に、市長が適当と認めた者というのがただし書きで書かれているんですが、こちら、適当と認めた者というのはどういった人なのかと、また適当でない人というのはどういった者なのか
確認したいと思います。
82
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 市長が認めた者ということですが、本来、制度設計が行われたときに、この
部分に関しましては、当然五年間ということですので、
放課後児童健全育成事業をきちんとその期間、指導員として働いたかどうか、あとそれと、勤務
状況がどうかというところを見ていただきたいというところが国から
通知で来ております。
そこの中で、やはり質もありますし、それだけではなくて、支援員としての資質を見ていくような形になりますので、
川越市としてもこの辺の
部分に関しては、当然研修等でもちろんその辺のところは補っていきますが、やはりそういうところの、積極性だとか子供に対するかかわり方のどのような方かを見ながら採用に生かしていきたいと思っております。
83
長田雅基委員 今、御答弁があったところは、本当におっしゃるとおりだなと思います。ただ、そうは言っても全国的な傾向ではあるんですが、学童保育の指導員が不足していると、
川越市においても四月一日の時点で二十四名不足しているということなので、指導員の数は確保しなければいけないのと同時に、保育の質は下げたくはない。指導員の水準もしっかりと確保、さらに向上させたいというところは両輪であるのかなと思っております。
その中で、今回この
条例を審議するに当たって、
川越市の学童保育の質ですとか、指導員の水準が低下するのであれば、やはり賛成はできないかなというところで、その視点で審議をさせていただきたいなと思っているんですが、今回、この
条例改正によって、市としては学童保育の水準と指導員の水準が低下するということがあり得るのか、これについてお聞きしたいなと思います。
84
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 今回の国の改定の中身につきましては、やはり支援員を幅広く採用するというようなことですが、やはり、今回の学童保育の指導員としての資質は、先ほど申し上げたとおり、やはり子供とのかかわり方が上手な方々、あと子供の発達に応じての支援ができる。そこは学歴だけではなくて、人間性が大きく影響するところですので、この
部分に関して、もちろん採用のときには十分注意しますが、研修とか、採用してからのこちらのフォロー、そこを十分に配慮して、質が下がらないような形で実施していきたいと思っております。
85
長田雅基委員 私も同じ考えを持っております。高学歴だろうと資格を有していても、子供にかかわる実際の人間性といいますか、その
あたりが不足している方も中にはいらっしゃる。
川越市の中でそういった人がいるかどうかということではないですが、その中で、しっかりとその
あたりを見極めていただいて採用していただくということが大事になるのかなと。さらに、専門性、確かに保育の知識、保育の専門性というのはあるので、入ってからでもその
あたりは研修で補っていただくことは可能なのかなと私は思っております。さらに言うと、現場でしっかりと学んでいただいて、新人だろうと先輩から教えてもらうということも大事なのかなと思っております。そういったことで、いい指導員、いい学童に育てていけることは可能かなと私は考えております。
三月議会の予算質疑のときにもさせてもらったんですが、指導員の水準に関しては、そのときの御答弁でもあったんですが、差があると、ベテランですごくいい指導員もいらっしゃるが、新人の方でなかなかまだ追いついていないというか、知識もまだ浅いという方もいらっしゃるということをおっしゃっておりました。毎年人数不足、指導員の不足があるという現状から、採用、申し込みされた方を誰でも採用しているということはあるんでしょうか、お聞きをさせていただきます。
86
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 採用に当たりましては、私
たちも面接をさせていただきまして、もちろん基礎資格がきちんとあるのか、今までの経験だとか、そういうところを十分見ております。あと一番大事なのは人間性とか、子供とのかかわり方を見ていく中で、もちろんそれにふさわしくない方々につきましては、採用をしていないという
状況です。
87
長田雅基委員 指導員の不足というのは
一つ課題があると、これは何年も続けてあるのかなと思っております。
その中で、保育の質と指導員の水準を下げずに指導員の確保をしていくためにはどうしたらいいのかというところをお聞きしたいなと思っております。
88
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 これは学童指導員を初め保育士の問題でもあるんですが、やはり一番に処遇の問題があるために指導員や保育士につくことにためらっている方がいるということを聞いております。そのようなことがございますので、やはり、私
たちも指導員を採用するに当たっては、そこのところを十分考慮した上で今後指導員の確保とあともちろん、質の
部分の確保につきましても、研修を初め、学童保育全体でよくしていけるよう私どもも研究していきたいと思っております。
89
長田雅基委員 私も、一般
質問でも指導員の待遇を改善してもらいたいと、向上させてもらいたいというところも取り上げさせてもらって、指導員組合なんかもそういった要望は出ているかなと思っております。当然ですが、指導員自身も専門性ですとか水準を高めてもらった上で、お給料の面ですとか、待遇を改善していくということになるのかなと思っております。
今回の
条例改正に関しては、厚生労働省の法改正というか
基準改正もかかわってきていると、国の動きもかかわってきているのかなと思っているんですが、
最後に、今後指導員の
基準ですとか、また施設や児童の人数の
基準、それを緩和ですとか、下げていくような、人数不足を補うための
基準緩和という国の議論ですとか国の動きというのは現在あるのかどうかお聞きしたいなと思います。
90
教育総務部副
部長兼
教育財務課長 国の、やはり指導員不足といった学童保育の課題というものをなかなか解消できない現状の中で、その辺の
基準を見直す話は国でも出てきております。まだ具体的なところまでは私
たちには入っておりませんが、この辺の
基準緩和というところが、いろいろと出てきていることは事実です。
91
長田雅基委員 国が人数が不足していることで、人数を確保するための
基準緩和、質を低下させるような
基準の緩和なのであれば、
川越市は独自で学童保育を運営しておりますので、その
あたり、しっかりと見極めて学童保育の質、指導員の水準を高めていけるような判断をしていただきたいなと感じております。
以上です。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○閉会中の特定事件については、地方自治法第百九条第八項の規定による継続審査
とすることに決定した。
○閉 会 午後二時二十六分
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