◎
日野出 副
市長 積算内訳明細書を相手方に求めることについて、相手方に不都合があるのかどうか、相手方の不都合ということですけれども、これについては私どもわかり得ることではないというふうに思っております。
今度、市がその
落札者に対して
内訳明細書を求める、これ、やっぱり相手方に対してはなぜ求めるのかという、
理由が必要かなと思っております。
その中で
先ほど副
委員長のほうの御
指摘でございますね、そういった
理由をもってですね、その企業の作成した
積算内訳明細書をですね、求めていくっていうことは、これは法的に禁止されているとかそういうことではないとは思われますけれども、それは市としてはいたしかねるということです。
◆
福田 副
委員長 結論いたしかねるですけれども、その
理由がちょっとよくわからないですけれどもね。だから僕、
理由がないと思うんですよね。落札した
業者についてもいろんなとこで
公共工事やってるわけですから、当然
入札時に明細を出してるところも恐らくあるとは思うんですよね。いろんなとこでやってるとしたら。
ですから
業者に対して不都合というのはわからないということですけれども、こちらが何か思てることも、ちょっとよくわからないですけど、そんな何か不都合ということもないんじゃないかなと思います。これはね、ちょっとなぜというのがわからないので本当にその
予定価格が適正なのかどうかとかね、見積もりの
内容とかね、その気になればできるにもかかわらず、もう
理由なしに求めないということなので、これはもうちょっと変だなと思うんですけども、今の議論聞いてて、ちょっと
市長の
考えがあればお答えいただけたらと思います。
◎宮本
市長 今の議論聞かせていただいてて、僕自身は決して
入札にかかわる部分っていうのは詳しい分野ではないんですけども、非常に論旨がおかしいと思います。そもそもですね、
落札率が高いというのは
競争性が低かったということだと思うんです。ただ、
落札者がいてたのできちっと適正な価格で今回はやらせていただいておると思ってます。
要は
先ほどの話で落札された方にですね、その
根拠を求めるよりも、手を挙げられなかったところが、なぜ手を挙げられなかったかというとこを我々はこれから後追いしないと、できるだけ低い
金額で落としてもらえれば非常にありがたいのは確かですけども、
予定価格としてですね、適切に積算されて私どもは提示して、そこに対して
応札があったわけですから、
金額的なところには問題ないと思います。
ですので
先ほどから
福田副
委員長が言われている
市民の
疑念、
疑念というのも、こちらから適正に出されている
金額に対して、その
疑念を持たれる
根拠というのが僕は理解できません。ですので
先ほど来申し上げてますように落札をされた方々にその
根拠を求めるんじゃなくって、むしろ今回ですね、ある程度これだけのボリューム感のある
工事に手を挙げられなかったところがですね、何で手挙げられなかったんかな。ここの
競争性が生まれれば、おのずと
落札率は下がってくるわけですよね。
だから、むしろそっちのほうをきちっと
原因を探っていくのが、私どもの知る責務であって今回
応札いただいた
業者にですね、
根拠を求めたところで今言われてることに関しての問題の解決には至らないんじゃないかなというふうに、私、今の話を聞かせていただいてそう思いました。
◆
福田 副
委員長 僕本人がね、
市民の方にこういう
工事の
案件というのがね、提案
予定になってるということで聞いたんですよ。やはり
皆さん驚かれてますよね。一般的に
入札をめぐるね、いろんな問題の中で高率の
落札率というのが問題に上がる。
予定価格を聞き出したんじゃないかという問題がある。
今回の場合は
予定価格っていうのは事前公表されているので、そういった
疑念というのはないんですけれども1
者応札ということなのでね、本当にそんな
落札率なのかというのはね、異口同音に言われてたわけなんですね。僕なんかは昔役所でそういう積算とかもやってたこともあるので、
先ほど坂本委員が言われていた
内容とかそういうこともあり得るなとは思うんですけれども、いずれにしても
予定価格が適正か否かというのは、それは適正と言うたら今の時世に合うたものだったのかどうかということとかね、いうことも含めて確認することによってですね、
市民の
皆さんにも
説明できるし、確認しましたよと。
やはり今の時世に合うてなかった
予定価格やったかもしれへんし、確認できるわけですよ。それに
禁止規定がないと。特に不都合な部分はわからないということですけれどもね。それを何かあえて、いやしないというのはちょっとどうかなと思いますし、
宮本市長の言われるように
応札されなかった方に聞くということも、僕すごく大切なことだと思うんですよ。これはね、ぜひやっていただきたいと思いますけれども、いずれにしてもこれはもう
宮本市長も
日野出副
市長も一定の
考え方を示されたので、もうこれ以上
質疑はしませんけれども、やはり
市民の
疑念というのはあるし、そして、
予定価格ですね、適正であるのか否かということは僕はこの機会に検証するべきだと思いますので、
内訳明細書を求めないということについては認められないと。
したがいまして、この
議案というのはちょっと賛同できかねるかなということの意見を述べて
質疑を終わりたいと思います。
◆今田
委員 質疑じゃないんですけども、今まで各
委員の発言をお聞きしまして、最後に、
宮本市長が示されたこと、私が思ってることと一緒のことなんで、ちょっと述べさせていただきたいと思います。
今回もまず
市民の方の要請があって、
工事を早くしなければいけないということで
入札も短縮したということでありますけれども、
市民の方は早く
建てかえしてほしいという中には安全な建物を
建ててくださいよということが含まれていると思うんです。
ですから、まあ
入札は今回このような形になりましたけども、これもまた、3年前、4年前と今事情が違いますんで本当に時世の単価が変わっていることだろうとも思います。
また、なぜこんなことを言うかといいますと今後6年先に
大阪で万博が開かれます。この万博に合わせて
大阪の景気はまた上がってくると思います。物価も上がってくるでしょう。職人さんが少なくなって本当に難儀な時期が来ると思います。その時期に
門真市としては大きな
事業が山積しております。
それに対して、
先ほど宮本市長もおっしゃいましたようになぜ
応札されなかったんかという検証。今副
委員長がおっしゃいましたけども、
内訳書がなかったら積算できないということもあります。これは今後この
工事を進めていかれる間に役所の
職員の
皆さんが
業者に対しても、設計事務所に対しても
先ほど池田委員がおっしゃいましたけど、監理・監修を徹底して本当に
市民に安心して住んでいただける
住宅をつくっていただくよう
要望とさせていただきます。よろしくお願いします。
○
岡本 委員長 ほかに
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑なしと認め、
質疑を終了いたします。
次に、本件に対する討論を行います。
福田副
委員長。
◆
福田 副
委員長 反対の立場で討論したいと思いますが、趣旨については
質疑のときにも言いましたけれども、そもそも今回の
工事が
府営住宅から市へ
移管された初めての
建てかえ
工事であるということ。それから4棟
一括でですね、これは居住者の
皆さんが
早期に移り住みたいと、いろんな意味でリスクも少ないということで4棟
一括で
発注をした。そのために総額が50億円を超える額になったということですね。
あと、
先ほども議論になりました
落札率が99.69%とかなり高率になったということ。それから1回目の
入札が不調となって2回目は1
者応札でも可ということで、1
者応札になったということ。こういういろんな事情がね組み合わさった
案件だということなんですね。
この
予定価格が適切だったのかどうか、こういった議論もありましたし、やはり
市民の
皆さんの
疑念というのもね、払拭をする必要が僕はあると思うんですね。ですから、そういった意味で落札
業者に、明細書の
提出を求めて、それを一定確認をするという作業は僕はもうこれ必要だと思うんですね。
で、それと同時に
宮本市長の言われた
応札されなかった方に事情を聞くということも大変重要やと思いますので、僕自身はこの
案件については認めることができないという立場で反対をしますが、今後この問題については検証という意味で、
応札されなかった方に対して一定事情を聴取していただいて、それをできれば報告していただきたいということもあわせて述べまして討論とします。
以上です。
○
岡本 委員長 以上で、討論を終了いたします。
これより、
議案第30号を起立により採決いたします。
本件に賛成の
委員の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
起立多数であります。
よって
議案第30号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上をもって
付託議案の
審査は終了いたしました。
本
委員会の
審査は全部終了いたしました。
慎重かつ熱心に御
審査賜り、まことにありがとうございました。
閉会に当たりまして、
宮本市長の御挨拶があります。
◎宮本
市長 閉会に当たりまして、一言御礼申し上げます。
委員各位には、熱心かつ慎重に御
審査賜り、お願い申し上げました
案件につきましては、原案どおり御決定賜り、心から御礼申し上げます。
この後、本会議におきましても原案どおり御決定いただき、今後とも皆様方の温かい御支援を賜りますようお願い申し上げ、簡単でありますが閉会の御挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。
○
岡本 委員長 これをもって本
委員会を終了いたします。
午前11時47分 閉会
以 上
総務建設常任委員会
委員長 岡 本 宗 城...