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  1. 茨木市議会 2018-10-09
    平成30年文教常任委員会(10月 9日)


    取得元: 茨木市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    平成30年文教常任委員会(10月 9日)                   文教常任委員会 1.平成30年10月9日(火)文教常任委員会を第三委員会室で開いた 1.出席委員次のとおり  委 員 長 小 林 美智子  副委員長 稲 葉 通 宣  委  員 長谷川   浩  委  員 福 丸 孝 之  委  員 山 下 慶 喜  委  員 坂 口 康 博 1.欠席委員 な  し 1.出席事務局職員次のとおり  事務局次長議事課長 野 村 昭 文  議事課主査 駒 井 寿 代 1.委員会おいて審査した案件次のとおり  所管事務調査について     (午後1時00分 開会) ○小林委員長 ただいまから、文教常任委員会を開会いたします。
     現在の出席委員は6人でありまして、会議は成立いたしております。  これより、所管事務調査を行います。  休憩いたします。     (午後1時00分 休憩)     (午後1時01分 再開) ○小林委員長 再開いたします。  本日の議員間討議テーマは、「納骨堂に関することについて」、それと、震災に関連して、「文教常任委員会所管災害対策に関連すること」ということでよろしいでしょうか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小林委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。  それでは、まず、「納骨堂に関すること」について、議員間討議に入ります。  休憩いたします。     (午後1時03分 休憩)     (午後1時05分 再開) ○小林委員長 再開いたします。  少し前の話になってしまいますが、5月に島田市に島田納骨堂について視察に行きましたので、それに関連することについて、まずはそのときのご意見等を聞かせていただければと思うのですが、順番に、長谷川委員からお願いします。 ○長谷川委員 視察に行って、どういう流れで納骨堂をつくることになったのかというのが非常に興味があったわけですが、市民アンケートもとられて、あと高速道路ができるときの余りの土地とおっしゃったんですかね、何かもう、そういう場所があったっていう、非常に、何か需要と供給が合致した場所があったっていうのが一番大きいのかなと思いますし、あと、望まれてる方がたくさんおられたっていうのが、つくる契機というか、根拠になってると思うので、本市にも、やっぱりそういうものがあればいいという方もおられると思うので、ニーズ調査というか、意識調査というか、そういうのは一度してもいいのかなという感想です。 ○福丸委員 感想ということで、どうなんでしょうね、納骨堂っていうこと自体が、昨今、お墓に対してとか、遺骨をどうするかっていうことは、社会問題と言いますか、1つテーマになってきてるのかなというふうには認識してまして、私の親族も、つい最近亡くなりまして、お墓もしくは、遺骨を、どこに、どう入れるんやみたいなことがあったときに、やっぱり霊園とかですね、骨を納めてもらえる納骨堂であったりとか、そういうところは調べて、民間施設に、最終的には、お世話になったんですけれども、だからそこを果たして公共が、ご遺骨をどこまで、どう公共の役割として、持っていかないといけないのかっていうのは、直ちに準備しなければならないっていうようニーズは、私自身感じていないという状況ですね、この本市おいて。  今後、だから骨を本当に納めるところがないとかですね、民間でも、もうこう、どうもお寺であったりとか、そういう民間宗教法人とかに扱ってもらえないというような社会問題がもっと顕在化してきた折にはですね、公共がそこを、どうカバーしていくかっていうよう議論はあってしかるべきだと思うんですけれども、現在は島田市を見させていただいても、島田市でも、たしかまだ3年ぐらいですね。ご遺骨をご利用というか、そこに遺骨を納めておられる方っていうのも少なかったですので、そのあたり、社会的ニーズっていうのは、本市おいても、こうウオッチはしていかないといけないのかなというふうな。ただ、直ちにという状況ではないのかなというふうに感じました。 ○山下委員 認識がちょっと異なっておりまして、茨木市でもですね、アンケート調査をすれば、かなり需要があるんではないかというのが1つですね。  それから、今回視察に行って、納骨堂部分というのは、時間的にもそんなに短かったし、やりとりも少なかったというふうに思うんです。  みんながばっと見たのは墓地のほうで、非常にきれいな墓地で、それから名前をどういうふうに書くかとかというところが非常にユニークでおもしろかったというのが感想です。  それから、納骨堂そのものは、面積でいうと、16平米ということで、非常に小さいんですよね。 後から役所のほうに問い合わせをして、全体の容積ですけれども、1階部分地下部分と合わせて、57.6立方メートルという返事をいただきました。  それから、何体まで可能かというのは、いわゆる3,000体ということであったわけですけれども、非常に小さなスペースで3,000体ということがいけるんだなというふうに思いました。  茨木市と島田市の違いというのは、島田市というのは、先ほどの話で、非常に全体的にですね、スペースというか、ゆとりがあって、それと人口比というところもあって、切羽詰まった状況にはないということなんですが、私はアンケート調査をすれば、茨木市はかなり需要があるんではないかと。  それから、葬儀をめぐるいろんな事情が取り上げられているということなんかも、最近つくづく感じところがあるので、ちょっと前向きに検討すべきではないかという印象があるんです。  ぜひ、今回のものをきっかけに、前に行けばいいなというふうに思っています。 ○坂口委員 まず、印象感想やけれども、小さいなというね、山下委員が言われたように。もっと設備というか、納骨堂でも、礼拝ができるようなものになってるんかなっていうイメージがあってんけれども、あくまでも納骨だけやったということで、それは一番印象深かったのと、一緒皆さんと行かせていただいて、皆さん納骨に対しての死生観といいますかね、それを思いました。福丸委員地下は嫌やというふうに、あのとき言いはったんが、物すごく印象に残って。私は地下でも、地下2階でも3階でも、別に一緒やというふうに思いましたけども、みんなのそういうもんは異なってんねんなというふうに、それは思いました。  それと、やっぱり島田市との人口規模とかも違いますよね、かなりね。だから、そんなに島田市の場合は土地とか、茨木市とは少し環境が違うなというふうには思いましたけれども、茨木市のほうは、もっと必要性が高いんではないかというふうに私は思ってるんですけれども。要望もかなり受けてますしね、私たちはね。  大きな課題やなということで、今回珍しいテーマ視察させてもらいましたけども、それはありがたかったなというふうに思ってます。 ○稲葉委員 私のほうは、やっぱり納骨堂を見せていただいて、ちょっと思ってたより殺風景だったなと思いました。皆さんもおっしゃっておられましたけれども、コンクリートの缶、土に帰れるかどうかっていうところで、僕もちょっとコンクリートの缶はちょっと今、死生観というお話もありましたけど、本当にちゃんと眠れるのかなというので不安にはなりました。  ただ、ああいう施設があるということは、一定ニーズがあるんじゃないかなというふうに思ってます。 納骨堂とかが必要になってくるのは、多分、地元の人は地元に墓を持ってはるので、基本的に大丈夫だと思うんですが、主に、よそから入ってきた、人口流入があるまち、多分、茨木市は結構、人口流入があるんじゃないかなと、ちょっと正確に調べてないんですけど。その人たちはお墓が向こうにあって、あっちまで帰るの大変やし、かといってここに新たにつくるのも何やから、あっちしまって、ここの納骨堂に入れようっていう、そういうニーズっていうのが、多分大きくて、さらには地元でも世話ができませんよっていう、出ていってしまって世話ができませんよっていうのがあったら、多分それは移らはったところに持っていくと思うんで、その点ではニーズは低いのかなと思いました。  ですから、茨木市は何人かの委員の方もおっしゃいましたけど、ニーズがあるというのは、多分、流入が比較的多いまちだから、調査すると、やっぱりニーズが高くなってくるんじゃないかなというふうに思った次第でございます。 ○小林委員長 私も感想を言わせていただくと、確かに、今、皆さんがおっしゃったみたいに、社会的にも墓じまいとかということ、あと家族の形がさまざまあって、お墓がもう無縁仏的になっているとかという、そういうことが今、すごく社会的にも課題なんだろうなというふうに思いながら、今回、今まで文教常任委員会ではとか、委員会視察として取り上げたことのない納骨堂ということに行ったのは、1つよかったんじゃないかなというふうに思います。  ただ、なかなか視察先を見つけるのが苦労したと言うか、やっぱり、公共納骨堂を持ってるところっていうのが、そんなにたくさんあるわけでもなく、余り古いものでも意味がないのかなというところと、ここ最近つくったところで、一定市民皆さんにもニーズ調査とかをした上で、つくってるところっていうので、非常に視察先を探すのが難しかったです。  ただ、今、建設中ですっていうところも、何市かあったので、やっぱりそこのニーズっていうのは結構高くなってるのかなというふうには思いました。  でも、私も個人的には、あの島田市の納骨堂を見て、自分の親はここに入れたくないなって思ったって言うか、やっぱり納骨堂であっても、お参りができたりとか、これがうちのお墓というか、うち親族の骨だよねっていうのがわかるほうがいいなと思ったので、こう地下の中にこう、みんなが一緒に入ってるっていうところに、すごく抵抗を感じました。  ただ、私も私自身の親がつい最近、親はまだ健在なんですけど、もうお墓用に買ってた土地を売り払って、私らは納骨堂でいいからって言われたので、自分にとっても、すごく身近な問題なんで、一定、考えていかなあかんのかなとは思うんですけど、何人かの委員におっしゃっていただいた、ニーズはあるというご意見、まだそれほど直ちにっていう認識はないっていうご意見あと、やっぱり公共納骨堂というところをするべきかどうかっていう、多分意見があって、すぐにどうこうまとまるっていうのは難しいのかなっていうのが視察に行きながら考えた意見でした。  アンケート調査ニーズ調査島田市もされて、全員じゃなくて、これ多分、新興住宅地ところの方に実施したっていうふうにおっしゃってたと思うんですけど、結構、こういう意識調査をやってるところは多い、納骨堂をつくる、つくらないに限らず、そういう墓地納骨堂だけじゃなくって、そういうお墓に関する意識調査みたいなのをされてる自治体は今、結構ふえつつあるみたいなんですけど、茨木市はですね、一たん会議録を読んでますと、一時期に検討しますということは、会議録の中でも残ってるんですが、その後がどうなってるのかがよくわからないですね。 ○福丸委員 アンケートっていうのが、私の感想としては、すごく難しいのかなと思うのが、要は、こう今、目の前に墓が要るとか、そういう直近に問題が差し迫ってない方からすれば、あるか、ないかで言えば、何かのときには利用できるかもわからんからあったほうがいいよねっていう意見にはなるかもしれないんですけど、じゃあ本当に目の前に来て、自分の親の遺骨をどうするかとかっていう、こう直近に、もう現実にさらされたときに、じゃあ島田市みたいなとこやったらいいとか、嫌やとかね、こういう施設やったらいいけど、個別やったらいいけどとか、施設によっていいとか悪いとかってすごいそこの価値観って、今、坂口委員が言いました死生観先祖をどう供養していくかっていうことに対しては、本当に十人十色だと思うんですね。何かそこを、細かくニーズを把握するっていうのは、現実、困難なのかなというふうに。  ましてや、やっぱりそういう骨をどうするかっていうことになると、親族自分の親であっても、自分だけで決められないとかですね、やっぱりいろんな親族の方とのつながりの中で、どうすべきかとかっていうようなことも、いろいろ出てくるでしょうから、だからそこも、こう一概にアンケートして、そういう必要性っていうのが多いから、じゃあ公共がやるべきだっていうのは、何かちょっと短絡的な議論になっちゃうんじゃないかなというふうに私は感じます。 ○山下委員 アンケートの関係なんですけれども、役所としては、大々的なアンケートをするということについては、ちょっとちゅうちょがあるというのが1つ。  それから、もう1つは、茨木市の市営斎場等利用とかですね、そういったときに、関連して、何かアンケートできるような形であれば、経費もかからないし、意向調査という点ではいいのかなというふうには思うんですよね。  それから、もう1つは、納骨堂イメージなんですけれども、視察に行った島田市の場合は、あくまでも霊園が中心という感じで、スペース的にもそうでしたし、納骨堂、非常に小さい施設で、あれを見てるとですね、墓はこう非常にきれいに、どっから視察に来られても、すごいですねという感想が出そうな霊園やったんですね。  ところが、納骨堂は先ほど言ったよう状況で、ちょっと納骨堂に対する忌避意識というか、そういったのがまだ左右してるんと違うかなという印象があったんです。だから、あの納骨堂を見て、納骨堂はつくらなあかんというふうには、なかなかならないと。私は、もう忌避意識そのものをなくしてですね、だれもが視察に来る、すごいと言うたらあれなんですけれども、こういったところやったら、もう親もね、祭られるほうも満足するんと違うかと。あるいは、家族や親戚がここやったら来たいなというような、本当にリラックスできるというか、豪華までは行かないやろうけれども、すごいなと。  それから、市のほうで異例というか、そういったことも含めてですね、やるということで、もうちょっと納骨堂が社会的に必要性もあるし、何かプラスイメージと言ったらあれなんですけどね、忌避意識の反対の意識になれば、生まれてから死ぬまで行政責任を持ってやってるんだなということにつながるんじゃないかなというふうに思ってまして、ちょっとマイナス、暗いイメージから非常に明るいイメージ納骨堂を変えていきたいなというふうに、個人的には思っています。 ○坂口委員 私は、納骨堂を3カ所ぐらい見に行ったことがあるんですけれどもね、さっき礼拝って言いますか、全部礼拝できるようにしてます。そこはね。  永代供養といいますか、永代保管してもらえるところと、年次的にお墓ができるまで預かっていただくという、そういうニーズに応じてしてるんですけども、決して忌み嫌うという、そういう感じはないんですよね、私自身はね。だから、さっき福丸委員地下はっていうふうに言われましたけども、全くそういうふうには、私は思っていないんですけどもね。あそこの納骨堂がだめやという印象はないんですけどね、私はね。そやけど、つくりようがあるやろうと思う。どうせつくんねやったら、つくりようがあるやろうというふうには、私は思ったんですけれどもね。  だから今、この間も言いましたけれども、自宅でもう骨をそのまま置いている。お母さんの分もあるし、きょうだいの分もあるという相談を受けたんですけれどもね、どうしたらいいかという相談を受けたんですけれども、高槻市から茨木市に越してこられた方ですけれども、茨木市にはないんですかという相談やったですけども、そういうお困りになっているということは確かにあると思います。  ただ、さっきからテーマになっています公共がすべきかということについての判断は、私自身は、基準はちょっとないんですけれども、必要性はあるというふうには思ってるんですけどね。私、言ってるとこ、物すごい明るいですよ。 ○小林委員長 ちょうどこの話、去年の9月の広報誌にも、大阪北摂霊園さん、広報誌最後、広告になってるじゃないですか、そこに今、こういう墓地を開始しますというのが。こういうのを見ると、明るい感じがあります。私自身納骨堂が決してだめとは思わない。多分、それは私のさっき言った個人的な考え、納骨堂でもいいんだけど、もう少し、何かこうロッカー式じゃないけれども、個人、この小林と言うか、ここがうち親族がいてるところやなってわかるよう納骨堂がいいなって思ったのです。  私、やっぱり確かに今、必要性はすごく私自身もあると思っていて、ただそれを多分、最後議論が分かれるのが、結局、じゃあ公がやるべきかどうかっていうところなんだろうなって。  茨木市の事情でいえば、場所をじゃあ、あんな島田市のよう場所があるかと言うと、もう難しいところもあるのかなっていうのと納骨堂で、結局、変に山の奥のほうにつくっても、結局、行けないよう納骨堂っていうのもどうなんだろうとかというのもあるのかなと思うんですけど。  長谷川委員は、何か市民の方から言われたりとかありますか。 ○長谷川委員 言われたことはないですが、実際にね、お墓の問題っていうのは、皆さん言われてるように、社会問題であって。ただ、周りはどうなんですかね。御存じの方おられたら。北摂とかで。高槻市は、市の公園墓地ありますよね、市営の。 ○小林委員長 私、多分、これ視察に行くときに配ったと思うんですけど、高槻市は高槻市立納骨堂があります。ロッカー式って書いてますね。大阪市もあります。堺市、八尾市、寝屋川市。一番新しいので、平成18年4月に寝屋川市はつくってますね。 ○長谷川委員 堺市は平成19年ですね。 ○小林委員長 堺市は平成19年、これ、でも平成6年って書いてますけれど。  茨木市内納骨堂設置状況も一応、行く前に市民課に調べていただいたんですが、茨木市内は4カ所、この大阪北摂霊園茨木市なのかな。称名寺さん。市内近辺かな、だから。称名寺さん、それと、西中条町の安住寺って読むんですか、これ。慈光院納骨堂、丑寅。それと、大阪北摂霊園民間です、今。一番多いのが大阪北摂霊園の2万4,000体納めることができるっていうところです。 ○長谷川委員 これは、例えば、市が直営でやってるんですか。もう何か、第三セクターをつくってやってるとかではなくて。 ○小林委員長 大阪市は大阪環境事業協会って書いてるから、多分、民間で、あとは、何々課って書いてるから市がやってる。それを委託してるかどうか、わかんないですよ。  寝屋川市が一番大きくて、寝屋川市の納骨堂市営では多い、1万5,000体。 ○山下委員 だから、墓の継承する人がね、どれぐらいいるのかということですよね。要するに、墓の継承というのは、もう子どもたちが嫌がってるという状況を、私は物すごく感じるんですね。墓の継承者が確保できてるところと確保できてない、いろんなケースがあるので、そういう点でいうと、今後の時代状況でいうと、墓の継承者というのは、非常に困難になってきてるというのが1つ。  それから、納骨堂の場合に、全く継承者がいない場合についてはですね、やっぱり、行政的に何らかの手だてが要るだろうなと。だから、市による公営墓地、それから公営納骨堂という形が私は望ましいなというふうに思うんですけどね。  それから、納骨堂そのものも、1つのパターンだけ考えるんじゃなくって、要するに、自分の家のお墓はこれですよと、個別に入れるよう状況とか、お参りできるよう状況のものと、そういったことは全然想定してなくって、もうみんな一緒永代納骨という形でも構いませんよということなんかがあるので、そんなに経費がかかるものではないのでね、個別用永代供養と、例えば、2種類でも考えても、全然問題ないんではないかなというふうに思うんですけどね。 ○福丸委員 済みません、今、山下委員のご発言にちょっと異を唱えることになるかもしれないんですが、要は、山下委員のほうから、継承者がいないから、こう公共が見ていくべきだっていうような趣旨かなというふうに受けとめさせていただいたんですけど、何かそこは、ちょっと私は違和感があって、やっぱりどうしてもっていう場合は出てくるんでしょうけど、基本的には墓守するのが嫌とか、そういうのではなくて、自分のやっぱりご先祖さん、両親初めとした先祖をどう、ご遺骨も含めた魂って言っていいのか、先祖を供養するという、そういうのは大切にしていかないといけないなというふうに思いますので、それを何か、こう公共が面倒を見るから、もう面倒くさいことせんでええよみたいな、こう意図で、公共が用意するっていうのは、ちょっと違うのかなというふうに感じました。 ○山下委員 実際、墓じまいについてはですね、さまざまな理由なんかを聞くと、やっぱり墓地の維持ができないとかですね、継承者がいないというのが現実的に出てきてるわけです。  そういった場合に、後継者がいない場合に、放置するわけにいきませんので、行政として、そういった場所を準備すればですね、そこで対応ができるというふうに思うんですね。  それと、家族のためというのが一番かなと私は思うんですけれども、私個人は、もう死んだら、本人としてはですよ、墓守も誰も要らなくて、もうそれでおしまい、死んだらおしまいという人生観、持ってますけれども、家族の場合は、そうじゃなくって、やっぱり自分の親とかですね、祖先を大事にしたいという気持ちがあるので、そういったものに対応するものとしては、やっぱり行政がやっぱり責任を持つということが大事やなというふうに私は思ってるんですね。  ですから、生まれて死ぬまで行政が何らかの行政サービスをやっていくと。最後は、永代供養できるところ行政が準備するという形のほうがすっきりしていいんではないかと。民間に任せるというのは、やや無責任とまでは言いませんけれども、公共もやっぱり準備をするということが要るんだというふうに思ってますので、アンケート調査ができるのかどうかということもありますけれども、ますますこういった納骨堂に対する需要というのは高まっていく一方かなというふうには思うんですね。 ○坂口委員 今、考え方について、お二人の考え方がありました。  私は、もう1つ考え方として、やっぱり経済的な負担が非常に大きいと。お墓を持つにも非常に高い。納骨堂にしても、結構お金がかかりますので、やっぱりそこで経済的な負担があるので、家で持っておられるという方もあるという現実ですよね。  それと、もう1つは、やっぱり少子化になってきてますので、例えば、個人的に言いますと、私は子どもおりませんし、うちの弟も結婚していませんので、その後どないしてくれんねんと。おいが1人だけおりますんで、全部そこに集中していくと。おいにそういう墓を守っていくということを教え込んでいこかと。大事にしてくれよというふうに言っていかないと、なかなかしんどいんではないかと。  また、負担が大きくなってくるんですよね、うちおい両親2人と私ところの夫婦2人と弟、5人を納骨しないといけないというようなね、状況なんですよね。  そういう意味からしても、1人に対して、1人の子どもが親、親族を見ていかないといけない負担かなり大きいんではないかと。そこは少し、公共で考えていく必要がある理由があると思うんですよね、経済的な理由少子化という理由とね。私の考え方は2点です。 ○稲葉委員 民間公共、どっちがやるべきかというお話がありましたけど、民間ってやっぱり破綻することがあるそうです。  現実に、福井県あわら市にある、あるお寺は、契約数は伸び悩んで、負債が約3億4,000万円ぐらいになって破綻したという、こういうことがあるそうですね。  じゃあ、破綻したら、じゃあ納めてある納骨は一体どうすればいいのかという問題が出てくると思います。そうすると、やっぱり民間が引き取ってくれればいいですけど、もう一緒になってますから、この人はこっち、この人はこっちってできないわけで。  そういう意味で、今、坂口委員おっしゃいましたけれども、民間側の経済的な負担って、破綻のリスクっていうのは、あるのかなと思いまして、それなりに公共のやる意味があるのじゃないかなというふうに思いました。  これは、山下委員、こないだいただいたやつを1個、1個、ホームページ上ですけど、調べていったら、やっぱりロッカー式がほとんどで、納骨堂っていうのは、長いこと置けるところもあるんですけど、大体、一時安置所みたいな扱いでした。  例えば、高槻市であれば、ロッカー式で最大5年間、基本的にはですよ。大阪市で最大3年。だから何かお墓をつくるまでに一時的に預かってるというのが僕は納骨堂なのかなというよう感じを持ちました。八尾市で、八尾市はちょっと上限書いてませんでしたけど、2年で1契約みたいな感じですね。 堺市が、これは最大30年なんですけど、使用料と管理料でやっぱり100万円近くかかります。寝屋川市も、これ、結構長いんです、25年、長期使用で3段ロッカーと6段ロッカーってあって、3段ロッカーだったら25年で60万円、6段ロッカーだったら25年で30万円っていうふうな感じでした。  だから、そういう意味では、納骨堂って2種類あるけど、一般的に、一時的に安置するところなのかなというふうに思いました。  だとするならばということで、何が必要なのかと言うと、多分今、墓じまいとか、経済的負担とか、人的負担っていうことを考えたときに、本当に必要なのは合葬、要はこれ、今、大阪市も喜連瓜破霊園につくっておられます。ああいうふうな、ほぼ永久に使える永代供養のためのものが必要なんじゃないかなと。だから、納骨堂が仮に一時安置なのであればですよ。  実は、高槻市がですね、来年4月に合葬墓オープンするんです。これ、資料をもらってきて、こんな丸い屋外にある、こういう丸い形をしてるもんで、ここにモニュメントがあって、ここに石碑があって、ここに名前を刻んでいく。この中で、一時的に個別預かりをして、何年か、何十年かすると合葬されるという方式だったようです。参拝はここでやる。屋外で。屋外パターンと屋内パターンと参拝、礼拝所、屋内パターンとあるんですけど、これらと、時間制限どれもありますけれども、ここに名前を刻んでいたら、一応個人が言われた、どこに入ってるかわからないけど、ここに眠っているっていうのは名前でわかる。これなかなかいいアイデアやなというふうに思いました。  来年4月から、応募開始で、これが基本計画もいただいてきたんですけど、やっぱりこれは、おっしゃるように、人的負担先祖を敬う、供養する、僕も、それすごく大事だと思います。  ただ、おっしゃったように、子どもがいらっしゃらない、無縁仏とか、どうするのかっていったときに、ニーズ調査をしてみて、やはり非常にニーズが高い場合は、一定検討の余地はあるんじゃないかな。  ちなみに、茨木市もあるんですよね、市営墓地。いっぱいなんですね。いろいろ運用の仕方があると思います。  っていうことは、やっぱり、それなりに一定ニーズがあるんじゃないかなと思うので、別に公共がやれば、先祖供養は不要なんだっていう考えではなくて、ああいう合葬墓で、そこへ行ったら、いつでも会えるという、何か、神社っぽい感じですけどね。そこへ行ったらちゃんといつでも会えるよっていうふうな、そういう意味での供養にはなってるんじゃないかなと、合葬墓は。だから、本当に必要なのは、納骨堂ではなく、合葬墓ではないかというのが今回の私の感想でした。 ○坂口委員 今、稲葉委員のほうからありましたけども、私の知っているところではね、結局5年納骨、5年預かりで、取りに来られない方がね、やっぱりあるんですよね、経済的に。お墓をその間に建てられない方、あるいは、もうその期間で身内が亡くなって、後継者が亡くなっておられる。後継者と言いますか、お墓を建てる。そういう場合もあるんで、永久的に納骨をする。ただし、もう保管というか、持ち出しもできないという条件の納骨堂ですよね、今、合葬っていう形ですね。そういう選択肢を設けて、つくっているところもあります。それはね。だからそれぞれのニーズに応じた形がやっぱり必要なのではないかと。何か経済的負担、人的負担を軽くするための手だてというのは、民間のほうでも考えてはやってるのではないかというふうに思います。 ただ、先祖を敬うということについてはね、異論のないところです。  ただ、経済的な生きている方に、やっぱり一番、負担が生じないような形で、具体策というのを講じていく必要があるんではないかというふうに思います。 ○山下委員 ですから、納骨堂というのは、幾つもパターンがあるわけで、ずっと納骨堂という人もいてるでしょうし、先ほど言ったように、何年かしたら永代供養ところに移るというのもあるだろうと。最初から、もう永代供養という選択肢があってもいいんと違うかというふうに思うんですよね。  ですから、そこら辺のさまざまな需要に応じた形で、行政、何種類も余りつくり過ぎるということはできませんので、一定程度、絞った形で、大ざっぱ、大方の市民が満足するものに、こう集約されていったらいいんではないかなというふうに思います。  どっちにしろ、永代供養というのは準備せんとあかんというふうには思いますけどね。 ○福丸委員 いや、いろいろ議論を聞かせていただきながら、これだっていうのはないんですけど、やっぱり、今の私の考えとして、やっぱり難しいなっていうのが感想として感じました。  私、個人的には、永代供養的に、一律にお骨を入れて、そこで先祖様をお参りするっていうようなのは全然違和感ないし、自分もそうしてもらってもいいしっていうような感覚は、私自身は持ってるんですけど。  じゃあ、市民、28万人いてらっしゃって、いやいや、そんなこうね、多くの遺骨と混じって納められるのは嫌だという死生観をお持ちの方も当然いらっしゃるでしょうし、そういうこう、さまざまな思いを持った、死生観をお持ちの方々を、どうお祭りしていくかっていうことは、何かこう単純には答えが出せないなっていうのが今、議論をお聞きして感じた最初の感想でございます。 ○長谷川委員 選択肢として、あればいいと思います。 ですから、お墓があって、ちゃんと先祖代々、受け継がれていけるところは、別にそのままでいいし、セーフティネットという言い方をしていいのかどうか、わかりませんけど、本当に継ぐ人がいないとか、女性だけだとか、土地から離れてしまうとか、いろんなさまざまな問題があるときに、その方法として、選択肢の1つとして、合葬墓というんですか、納骨堂の定義がどうなのかって、ちょっと私もちょっとわかりませんが、納骨堂も先ほど稲葉委員が言われた、その年が終われば合葬になるのかもしれないし、お墓がその間にできれば、そっちに移されるのかもしれないし、どうかわからないんですが、何がしか、そういうのは、今後考えていくべきと言うか、これだけ高槻市とか、箕面市とかがこのようにやってきてるということは、何がしかのニーズを受けて動いてるんでしょうから、それは1つ考えていくべきものではないのかなという思いです。 ○小林委員長 休憩いたします。     (午後1時52分 休憩)     (午後2時09分 再開) ○小林委員長 再開いたします。
     議員間討議テーマ納骨堂について、さまざまご意見をいただきました。  今、社会問題になってる墓じまい等で、そういうお墓の形については考えていかなければならないというところ意見が一致しておりましたが、それ以外の点では、さまざまな意見が出て、意見の一致には至りませんでした。  よって、委員会としては、納骨堂につきましては、引き続き委員会として調査を続けるということで、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小林委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。  休憩いたします。     (午後2時10分 休憩)     (午後2時20分 再開) ○小林委員長 再開いたします。  2つ目のテーマの討議に入りたいと思います。  2つ目、災害対策に関連しまして、文教常任委員会所管の件で、何か皆さんが気になる点等がありましたら、議員間討議をさせていただきたいと思います。  9月議会の質疑を受けて、出てきていたテーマとすれば、ブロック塀のことであったりとか、あと地震ではないんですが、台風に関連して、休校の措置、警報の出し方であったりとか、警報の種別についてが多分、本会議委員会で出てきたテーマかなと、その2点だと思うんですけれども。  特に、ブロック塀については、建築基準法施行令違反ということでも質疑がありましたけれども、一定、答弁は出てたのかなと思います。  あと、休校の件に関して、特に台風21号接近のときのキャンプ開催の校長、各校の判断と、あと暴風警報だけではなく、大雨警報についても考えるべきじゃないかっていうところ。  あと、特に、私は市民の方からは、何人かに、やっぱり前の日に、台風21号、それ質疑でもありましたけれども、前日に判断をしてほしかったと。そうすれば、学校、仕事なんかも、自分も休みやすかったというご意見があったりしたんですけれども、判断のタイミングについては、ちょっと考える余地があるのかなというふうにも思いました。 ○長谷川委員 ただ、台風21号のときは、もう確実に近い状況で、他市が先に休校等発してるのを、その朝まで、一応、基準どおりであったっていうのはどうかなという気はしますね。  それで、小学校なんで給食があってね、その準備もしてるわけですよ、朝まで。前日からわかれば、無駄になるかどうか、知らないですけども、そういうことも多少なりとも軽減できるのかなという気はするんで、何が確実かわからないですけどね。おっしゃるとおり、台風は自然災害なんで。おっしゃるように、地区体育祭を早くに中止にしたり、延期にしたところは、実際できたらいいなと、今回の台風24号に関してはね。前日は、できるんと違うかなと思うけどな。ルールをね。 ○山下委員 当日の判断が非常に難しいということと、市内統一しての対応という点でいうと、やっぱり前日判断というところで、委員会としては一致できるんかなという気はしますけどね。  それで、台風は自然災害ですから、確かに当たり外れで、予想どおり行く場合と、そうじゃない場合がありますけれども、前日に判断するということで統一しておけば問題ないというふうに思いますけれども。 ○小林委員長 休憩いたします。     (午後2時25分 休憩)     (午後2時44分 再開) ○小林委員長 再開いたします。  災害に関係して、文教常任委員会所管災害対策に関するテーマについて、特に今、災害のときの休校の措置の取り方についてですが、例えば、台風21号の際の府内の小中学校の状況はどうだったのか。また、府内の他市の教育委員会状況について、また、本市における教育委員会の判断、各学校長の判断、現在の課題について、再度検討すべきではないかという意見でまとまりましたが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小林委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。  休憩いたします。     (午後2時45分 休憩)     (午後2時45分 再開) ○小林委員長 再開いたします。  これをもって議員間討議を終了いたします。  以上をもちまして、所管事務調査を終了いたしました。  なお、会議録の作成に当たりましては、委員長に一任願います。  これをもって、文教常任委員会を散会いたします。     (午後2時45分 散会)  以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。  平成30年10月9日           文教常任委員会           委員長  小  林  美 智 子...