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06月26日-03号
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  1. 瀬戸内市議会 2017-06-26
    06月26日-03号


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    最終取得日: 2022-11-22
    平成29年 6月第2回定例会平成29年第2回定例会               瀬戸内市議会会議録            平成29年 6月26日(月曜日)            ───────────────            出 席 議 員 ( 18 名 )     1番  岡     國 太 郎         2番  角  口  隼  一     3番  高  間  直  美         4番  日  下  俊  子     5番  布  野  浩  子         6番  厚  東  晃  央     7番  河  本  裕  志         8番  竹  原     幹     9番  平  原  順  二        10番  島  津  幸  枝    11番  原  野  健  一        12番  小 野 田     光    13番  石  原  芳  高        14番  馬  場  政  敎    15番  小  谷  和  志        16番  廣  田     均    17番  日  下  敏  久        18番  室  崎  陸  海            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也       副市長     高 原  家 直   教育長     柴 崎  伸 次       総務部長    入 江  隆 晴   危機管理部長  奥 田  幸 一       総合政策部長  石 原  知 之   市民部長    森    浩 徳       環境部長    小 竹  俊 作   保健福祉部長  谷 本  憲 子       保健福祉部参与 松 尾  雅 行   産業建設部長  難 波  利 光       上下水道部長  萬 代    昇   教育次長    近 成  昌 行       病院事業部長  三 浦  一 浩   消防長     鶴 海  栄 一       選挙管理委員会事務局長                                  大 原  克 友            ~~~~~~~~~~~~~~~            事 務 局 職 員 出 席 者   局長      入 江  章 雅       次長      岡    育 利   主幹      広 畑  祐 子       主査      二 丹  裕 樹            ~~~~~~~~~~~~~~~            議 事 日 程 (第 3 号) 平成29年6月26日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序1番~6番)            ~~~~~~~~~~~~~~~            本日の会議に付した事件日程1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時33分 開議 ○議長(原野健一議員) 開会いたします。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(原野健一議員) 日程1、一般質問を行います。 発言順序並びに各議員の質問の要旨につきましては、一覧表にしてお手元に配付しておりますとおりでありますが、内容の重複する質問は極力排除していただきますようお願いいたします。 本日の一般質問は、発言順序1番から6番まで予定しております。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 発言順序1番、日下俊子議員の一般質問に際しましては、資料の配付及びパネル等の使用を許可しておりますので、ご承知おきください。 それでは、日下俊子議員の一般質問を行います。 4番日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 皆さんおはようございます。 こうしてこの場所に戻れたことに本当に感謝をします。この感謝の気持ちを忘れることなく、そして4年前の初心を忘れることなく、この1期4年の成長をこれから見せていくことができるよう頑張っていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。今回は、初日の1番ということで、この運をここで使い切ってしまうことなく、爽やかに張り切ってまいります。 それでは、始めさせていただきます。 質問事項の1です。選挙における投票率の向上についてとしています。 要旨の1です。今回の瀬戸内市議会議員選挙の投票率は54.88%で、前回の62.99%に比べ8.11ポイントも下がり過去最低となったが、その原因をどう分析しているのか、お答えください。 要旨の2です。今回の選挙で大きく変わったのは18歳選挙です。18歳、19歳の投票率はどうだったのか、お答えください。 要旨の3です。4年前の選挙も8年前と比べると7.64ポイント投票率が下がっていました。その上に今回は8.11ポイント下がったわけです。8年前からいうと15.74ポイントですよ、これは大問題ではないかと思います。今後投票率を上げるための対策をどう考えているのか、お答えください。 質問事項の2です。公共交通の整備についてとしています。 要旨の1です。公共交通会議では、ことし11月から西脇邑久駅線、牛窓邑久駅線、美和線の3路線の運行が開始されると聞いております。その詳細について簡単にお聞かせください。 要旨の2です。6月29日、30日に市営バスの説明会を行うと聞いております。どのような人を対象に行われるのか、お答えください。 要旨の3です。どうも美和線が地元の磯上を通ってくれるという話で、私の地元ではバスが通ると大変沸き上がっております。その中で地元の人々といろんな話をしております。バスが通ったらせっかく通るんだからみんな乗ってくれんといけんよということを言いますと、みんなバスが通るのは大変うれしいんだが、乗るかと聞くと、どこをどんなふうに通るのかによるという話になってしまいます。市営バスは当然乗りやすいものにし、一人でも多くの人に乗ってもらうことが大切ですが、その対策をどのように考えておられるのかをお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 選挙管理委員会事務局長。            〔選挙管理委員会事務局長 大原克友君 登壇〕 ◎選挙管理委員会事務局長(大原克友君) おはようございます。 4月の人事異動で総務課長を命ぜられ、あわせて選挙管理委員会事務局長を拝命いたしました大原と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、私のほうから質問事項1、要旨の1から3についてお答えさせていただきます。 まず、要旨1についてですが、今回の市議会議員選挙の投票率は、議員ご指摘のとおり、過去最低の54.88%となりました。今回の選挙の期日前投票の投票率は15.39%で、前回の15.88%(「15.58%」と後刻訂正)と比較しほぼ横ばいの数値でした。そのため、選挙管理委員会としては、当日投票も含めた投票率も前回並みになるのではないかと予想しておりましたが、結果として8.11ポイントも下回ることになりました。 投票率が下がった原因ですが、一概に直接的な要因を特定することはできませんが、一般的には選挙啓発の不足、若年層の選挙離れ、争点の希薄化などが言われており、全体的に有権者の関心が薄かったと言えると思います。 続きまして、要旨の2についてですが、18歳の投票率は34.52%、19歳の投票率は31.27%となっており、18歳、19歳の合計では32.85%となっています。全体の投票率54.88%と比較するとかなり低く、若年層の選挙離れ、政治離れが投票率の低下につながった一つの要因と考えられます。逆に言えば、若年層の投票率を上げることが全体の投票率上昇に直結すると考えられます。したがいまして、今まで実績のある邑久高校での出前講座、模擬投票に加えて、教育委員会とも連携を図りながら小・中学校へも足を運び、将来有権者となる子どもたちに少しでも選挙、政治に関心を持ってもらえるように啓発に努めたいと思います。 続きまして、要旨3についてですが、平成28年に邑久高校で出前講座、模擬投票を行い、若者向けに選挙啓発を行っておりますが、今後は教育委員会や明るい選挙推進協議会とも連携を図りながら、市内の小・中学校へも出向いていき、将来有権者となる子どもたちに少しでも選挙に関心を持ってもらえるような取り組みを行っていきたいと思います。 また、インターネット等の各種ツールを利用し、選挙に関する情報提供の充実を図り、時代に即した選挙啓発にも努めてまいりたいと考えております。 投票率が低い、投票率をいかに上げるかという課題は、全国の多くの自治体が抱えている問題だと思います。県内の選挙管理委員会の委員や事務局職員が集まり、意見交換、情報交換をする機会を捉えて情報収集したり、場合によっては投票率アップに向けて先進的に取り組まれている自治体に出向き参考にさせていただくなど、次回の選挙に備えたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 失礼いたしました。 前回の期日前投票の投票率を要旨の1の答弁のほうで前回の期日前を15.88%とお答えしてしまいましたが、15.58%の間違いでした。訂正させていただきます。申しわけありません。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。            〔総合政策部長 石原知之君 登壇〕 ◎総合政策部長(石原知之君) おはようございます。 それでは、私のほうからは、質問事項2、要旨1、2、3についてお答えさせていただきます。 市営バス事業につきましては、平成29年3月14日に開催いたしました平成28年度第4回目の市地域公共交通会議において事業計画の概要について同意に至ったことから、今回の市議会へ事業経費を補正予算として計上させていただいております。 ご質問の市営バスの詳細でございますが、今回計画しております市営バス路線は、議員ご指摘のとおり、牛窓邑久駅線、西脇邑久駅線、美和線の3路線で、各地域での公共交通不便地域の解消を主目的としており、いずれの路線につきましても行き先は市民病院経由邑久駅行きというふうになっております。これは、今までの経緯でございますが、乗りかえしないで市中心部へ行きたいとの市民ニーズを反映させた結果でございます。 路線停留所につきましては、現在事務局案をお示しした上で地元自治会、瀬戸内警察署、岡山県、中国運輸局岡山運輸支局などの関係機関と協議を行っているところでございます。なお、停留所につきましては、路線沿線自治会ごとに1から2カ所程度設置する予定としており、路線ごとに20から30カ所程度の設置を検討しております。 次に、法的な規制について申し上げますと、今回導入予定している市営バスは市町村運営有償運送の方法で導入する計画としております。 次に、運航日及びダイヤ案でございますけれども、運航日は月曜日から金曜日までの平日のみ、土日、祝日及び年末年始については運休する計画としております。ダイヤにつきましては、各路線とも1日4往復運行するものとしまして、午前8時ごろから運行開始いたしまして、午後5時ごろまでには運行を終了するという予定でございます。 続いて、車両と乗務員についてでございますけれども、市営バス車両につきましては10人乗りワゴン車といたしまして、各路線に1台の専用車両を配置する計画で、車両はリースにより調達する予定としております。乗務員につきましては、市内のタクシー事業者への運行業務委託によりまして二種免許を保有する者の乗務を予定しております。 最後に、運賃についてご説明いたしますけれども、運賃は路線乗車距離に関係なく一律料金といたしまして1乗車300円に設定しております。ただし、小学生であるとか、障害者手帳の保有者の方、岡山県警が65歳以上で運転免許を返納した方へ交付いたしますおかやま愛カード保有者につきましては300円の半額の150円の設定といたしまして、また小学校就学前の子どもについては無料ということで考えております。 なお、回数券につきましては、300円券と150円券の2種類を発行したいと考えております。 以上がご質問の今回導入する予定の市営バス運行事業の内容でございます。 続きまして、質問事項2、要旨2についてお答えさせていただきます。 今回開催を予定している説明会につきましては、自治会内に設置する停留所の位置等についてご意見やアドバイスを求めることを主な目的として開催するものでございます。したがいまして、現段階において市営バス路線として想定している自治会及び路線近隣の自治会の行政委員の方を対象として開催することとしております。 なお、自治会行政委員の方へ送付いたしました出席依頼書では、地域の実情に詳しい土木委員、民生委員などの行政委員以外の方の出席もできるというふうにしておりますので、ご出席いただければと思っております。 現在本年11月運行開始を目指して市営バス事業を具体化する作業を行っている段階でありますけれども、今回の市営バス説明会では、先ほど言いました停留所の設置場所についてご意見やアドバイスをいただきたいと考えております。 続きまして、質問事項2、要旨3についてお答えさせていただきます。 導入する市営バスについては、議員がおっしゃるとおり、一人でも多くの方に利用していただきたいという思いは共通のものであると考えております。そうしたことから、路線や停留所の位置、運賃やダイヤはもちろんですけれども、車両につきましても自動の乗降ステップ、車内への手すりの設置等、主な利用者であるであろう高齢者の皆様が日常の買い物や通院等にお出かけしやすい、利用しやすいように工夫してまいりたいと考えております。 また、せっかく利用しやすいものができても乗ってみたいと思っていただけなければいけませんので、利用者増加につなげるために利用促進を目的とした説明会や利用の手引など、積極的に利用促進を展開したいと考えております。 また、運行開始後におきましては、意見交換会やアンケート調査を継続的に実施し、バスがさらによいものとなるよう改善を加えていきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 丁寧な説明ありがとうございます。 それでは、2回目の質問を順次させていただきたいと思います。 まず、質問事項の1、選挙における投票率の向上についてです。投票率が過去最低となった原因ということで、やはり選挙離れであるとか若者のというようなことをやっぱり分析されてるんだなあというのがわかりました。 それでは、この表をごらんください。これと同じものを皆様のお手元にもお配りをしております。この表を分析することでいろいろなことがわかります。 まず、青色なんですが、青色は有権者数を示してます。そして、オレンジ色ですが、オレンジ色は期日前の投票者数、そしてワイン色は最終の投票者数を示しています。それで、市松模様が4年前の前回、そして模様のないものが今回という形にしております。折れ線グラフのほうが投票率をあらわしています。青が4年前の前回、ワイン色が今回という形の投票率で折れ線グラフを示しております。インターネットをごらんの方には多少ちょっと見にくいものにはなっておりますが、議会だよりのほうにも掲載をしていきたいと思ってますので、しばしお待ちいただきたいと思います。 それで、今回投票率が全体で8.11ポイントの下落ということなんですが、地域によって下り幅には多少の開きがあることがわかります。あと、グラフ上なんですが、愛生園と光明園で物すごく投票率が下がってしまっているのですが、これは4年前とことしで仕組みが変わった部分がありまして、前回は不在者投票がそれぞれの地域に割り振られていたんですが、今回は邑久中央公民館のほうにまとめて入っているために愛生園と光明園の投票率が極端に下がって邑久中央公民館の投票率は少し上がったような形になってしまっています。なので、愛生園と光明園以外の地域でも不在者投票分だけは多少下落をしてしまってることも考えられます。 また、先ほど言っていただきましたが、期日前投票の総数は、前回が4,924票、今回が4,869票です。8.11ポイントの下落を考えると期日前投票の啓発を本当に頑張っていただいた成果がまさに出ているなあというところで、期日前投票の人に関してはふえているなあというのがわかります。 今回は、天候も雨も降らず、暑過ぎず寒過ぎずで天気のせいにはとてもできそうにはありませんでした。期日前投票が伸びているところを見ると、やっぱり関心のある人と関心のない人が二極化されているっていうことが浮き彫りになるんじゃないのかなあと思います。新聞にも、瀬戸内市では市長選だけでなく県議選も3回連続で無投票が続いている、相次ぐ無投票に市民の政治への参加意識が低くなっているのではないか、市民にはいま一度選挙が果たす役割と有権者の責任を自覚してほしいとまで書かれていました。ちょっと残念な記事でした。 私も地元で、市長も市議も選挙がないなんて市民が笑われる、選挙はせんといけんという声を多く耳にしました。市長にお伺いをします。これは本当に市長のせいではなくって、市長が人気があり過ぎるせいで、市長にはどうしようもないことだとは思いますが、市長は瀬戸内市のこの無投票の流れが続いていることについてどのようにお考えなのかちょっと聞いてみたいと思うので、済いません、お願いします。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 市長選挙についてのことでお答えをしたいと思います。 今回結果的に無投票という形になったわけですけれども、現実には立候補を検討される方も事前にはおられまして、そうした方々も支持が得られれば立候補をされてたんじゃないかなあというようには思います。ただ、結果的には無投票になったということで、市民の皆さんに、有権者の皆さんに投票の機会が与えられなかったということは、これはある意味私としても政策を市民の皆さんにお伝えする機会というのは非常に限られてしまったということ、またどのような民意があるのか、またご批判も含めてお受けする機会というのが限られてしまったということはある意味で非常に残念なことだというように思っております。 したがいまして、これから必要なことは、先ほど日下議員もご指摘になったように、有権者の皆さん方の政治に関する関心を高めていくということとあわせて、まちづくりであったりとか、そうしたものに積極的にかかわっていこうという、そうした高い公共性を持たれた方々をふやしていくということが必要なんではないかなあと思います。これはなかなか立候補者をたくさんふやすということは、残念ながら選挙管理委員会の仕事ではありません。これは政治への介入になりますので、厳しく律されなければいけない点だと思いますので、むしろ政治の役割としてそうした方々の関心を高めていくということが求められているんではないかなあと思いますので、これは行政の長としてということはなくて、政治家としてそうしたことを十分に今後受けとめながらさまざまな取り組みを努力をしていく必要があるんではないかなと思っております。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) ありがとうございます。 要旨の2です。18歳、19歳の投票率についてなんですが、本当に初の18歳、19歳選挙ということだったんですが、私も高校のほうで出前授業をしていただいてるとか、そういう関心を持たすような取り組みをたくさんしてくださってることは本当に知っておりました。それなのにこの低さというのが、本当に残念で仕方がありません。何事も世の中最初が肝心と言います。この18歳、19歳の若い世代の人々に選挙の仕組みといいますか、政治において市民一人一人の考えはなかなか中央には届かないんだよということ、そして議員が市民の代表ということで、議員の意見が市民の意見ということになってるので聞いてもらえないんだよということ、そしてきちんと自分の意見を伝えてくれる人を市民がきちんと選ばなければいけないということをやっぱり若い人に伝えて、選挙に行くことの意味を理解してもらわないといけないと、本当にそう思います。私たちもそれをすることが責任だと思ってますので、行政と議員と一緒になってそういうことを伝えていかなければいけないと、本当にそう思います。今後ともよろしくお願いします。 要旨の3です。投票率を上げるための対策ですが、本当に行政のほうで認識されてることも私たちが分析することも本当にかなり一緒だなあというのを思いました。無関心による選挙離れ、それとやはり選挙難民のことも考えていかなければいけないと思います。わざわざ行くのは大変だけど、ついでだから投票しとこうかというような対策をやっぱり考えていかなければいけないのかなあと思います。 実はこれ、私4年前にこの場に立たせていただいたときにも同じことを言わせていただいて、同じ提案もさせていただきました。でも、その中で何か一つも提案が採用されたことはないのでちょっと残念だなあと思うので、もう一度その提案をここで発表させていただきたいと思います。 まず、瀬戸内市には駅が3つもあります。3駅での期日前投票というのはできないでしょうか。若い人に一番効果的だと思います。 あと、選挙難民対策として一番効果的だと思うのが、期日前投票期間の出張の出前投票、各部落に一度でいいからそういう出張出前の選挙ができるものが来たら、そうしたらきっと行ってくれる人がふえるんじゃないのかなあというような気がしております。 あと、現在投票可能な病院施設が愛生園、光明園、市民病院、記念病院、あじさい、錦海荘、長船荘、せとうち、楽々園だけなんですが、これをもう少しふやしていっていただくことも効果はないでしょうか。 あと、投票所への送迎とか車椅子の貸し出しとか、そういう部分も考えていただけたらなあと思います。 あと、うちの若い子が言ったことなんですが、絶対きょう投票行ってえよって言ったら、何時までって言うから6時までよって言ったら、そりゃ早えなあという言葉が返ってきました。それで、ちょっとインターネットでいろんなとこを調べてはみたんですが、結構午後7時までというところも多かったような気がします。6時までを少し若い人仕様に延ばすというのも考えてみていただくわけにはいかないでしょうか。本当に提案ですので、でも4年たったときに何も改善されないというのは寂しいので、ぜひ前向きに考えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(大原克友君) ご提案どうもありがとうございます。 1つ目のご提案の3駅での期日前投票はできないかというところですが、こちらは期日前投票をオンラインでつないでの投票を今現在2つの支所、1つの出張所、あと本庁とでオンラインでつないで投票しております。その環境ができるかどうかというところも問題がありますので、そのあたりも十分検討させていただけたらと思います。 続きまして、2つ目の出張の出前投票所ということができないかというようなお問い合わせ、ご質問でしたが、こちらにつきましても先進的なところによると、この選挙が終わった後、私もインターネット等で調べさせていただいたんですけども、そういうことをしているというのも見させていただきました。ただ、効果ですとか、もちろん費用的なこともかかりますので、そういったことも含めて選挙管理委員会のほうで今後検討させていただけたらと思います。 それから、3つ目の不在者投票ができる病院等の施設をふやすことができないかというようなお問い合わせだったと思います。こちらにつきましては、不在者投票ができる病院等の施設というのは、都道府県の選挙管理委員会のほうで指定するというようなことになっておりますので、瀬戸内市としてはもしそういうことがあれば働きかけをすることが可能かどうかも含めて検討させていただけたらと思います。市として指定するというものではないということだけご理解いただけたらと思います。 あと、送迎の車両と車椅子の貸し出しというようなお話があったと思うんですけども、こちらにつきましても費用的なこともかかると思います。先ほどの出張の出前投票所という同じような考えで今後の検討とさせていただけたらと思います。 あと、6時では当日の投票が閉まるのが早いのではないかというご質問でしたが、こちらにつきましては今期日前投票は本庁でしたら8時まであいておりますので、できましたらそちらの利用も考えながら投票のほうを、当日6時じゃなくて、期日前投票8時まであいてるというところでお考えいただけたらと思いますので、ご理解のほどをよろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 丁寧な回答をありがとうございます。本当にともに考えて少しでもいい方向に向かえるようにしていけたらいいと思いますので、今後私たちも頑張りますし、行政としても取り組めることは取り組んでいただきたいなあと思います。 それでは、質問事項の2です。公共交通の整備についてというところを行かせていただきます。要旨の3で、市営バスに乗ってもらうようにする対策のところでもうまとめて聞かせていただきたいと思います。 今ご回答いただきましたように、乗りやすいバスにする大前提は、何といっても乗る人に聞くことだと思うんですね。説明会を町内会長、行政委員を対象にということでお開きいただくということですが、やはりそういう人を誘ってくださってもいいという含みは持たせていただいてることに感謝をするんですが、もっと実際にバスに乗るしか足のない人の意見をたくさん聞いていただきたいなあというのがもう本当本音でございます。そこに対しては取り組みとしてはどうでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。
    ◎総合政策部長(石原知之君) 失礼いたします。 先ほど言いましたとおり、行政委員の方が対象ですけれども、地域の実情がわかる方ということでお答えさせていただきました。今回29日、30日に実施いたしますけれども、これで参加者の方が少なかったり、また高齢者の方がいらっしゃらないというような場合がございましたら老人会のほうへお声がけもさせていただいて、また高齢者向けの説明会も計画したいと考えております。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) ありがとうございます。一応私の地元では、みんな行ってえよというのは声がけはしときましたので、ぜひいろんな人の意見を聞いて、特にやっぱり使う人の意見を本当に聞いていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 あと、私が地元の人の意見をいろいろ聞く中で、一番こうしてほしいっていうのが、バスがもし通るのであればとにかく乗りやすいものにしてほしいということで、バス停は要らないから手を挙げたらとまってくれんかなあという意見が1番です。通るルートもなるべく県道を走るのではなく部落の中を通ってほしいと。長船の色は緑なんですね。なので、緑のハンカチをちょっとつくっていただいて、緑のハンカチを振る人にはとまってもらえないかなあと。例えば物干しに緑のハンカチが干してあってもそれはとまっていただかなくって結構なので、ハンカチを持ってとまってって言うてくれとる人にとまってほしいなあと、もうそれが本当に地元の人の一番の願いなんですけど、そこを聞いていただけないでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) 議員おっしゃってるのは、恐らくフリー乗降という意味でおっしゃってるものだと思います。しかしながら、私ども今考えておりますのは、今回の説明会っていうのが停留所の位置等についてご案内してどこがいいかというのを地元の方に教えていただきたいというのが主目的で予定しております。フリー乗降する場合であってもある程度というか、停留所を設けまして、その間どこの停留所とどこの停留所の間はフリー乗降できるという設定が必要になってまいります。だから、今回はこのまま計画いたしまして、その後そういった要望が多ければそれに対応していきたいと考えておりますので、現在のところこの形で停留所を設けた形で運行させていただきまして、どうしてもという場合があればそういうことも検討させていただきたいと思っておりますので、ご理解お願いします。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) それはごもっともなんですが、停留所をつくるというてもお金のかかることです。それで、フリー乗降であれば、停留所をつくるお金は要りません。ほかに使うことができます。私もよその地域のことは聞いてはないので、私の地元に関して言えばもうフリー乗降でお願いをしたいという希望です。備前の市営バスにもフリー乗降区間があると聞いております。なので、瀬戸内市でも可能なんじゃないかなあということは思っております。もし本当にバス停をつくるのであれば、例えば磯上だと6部落あるんですけど、部落に1つみたいな言い方をされてたんですが、もう部落に3つずつぐらいはつくってもらわんといけんかなあとか。だから、そのお金を考えるとフリー乗降にしていただいて、この区間は手を挙げたら乗れるっていうような、本当にその検討をお願いをしたいと、それが地元の意見です。検討していただくわけにはいかないでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) もう一度私のほうから詳しく申し上げますと、例えば自宅付近でフリー乗降になりますと自宅付近で乗りおりができるというようなメリットはございますけれども、必然的に急ブレーキをかける場合もあるだろうということもありまして、そんな頻度も多くなり、また車内の安全確保であるとか、後続車の追突防止ということも必要になってまいります。また、乗務員が見落としをする可能性もあるというのもございますので、現在のところ考えてますのは、定時定路線ということを考えておりますので、時間的なことも考えて現行のまま運行させていただきまして、さらにそれ以上のものというか、フリー乗降がどうしても必要だという要望等ございましたら、その時点で変更も検討させていただきたいと思っております。 ○議長(原野健一議員) 副市長。 ◎副市長(高原家直君) 地域公共交通会議の責任者のとしてのお答えをさせていただきたいと思いますが、この路線を決める段階でも公共交通会議の承認を得ております。したがいまして、先ほど担当部長のほうも答えましたけれども、そういったお声が多い、実証運行して柔軟性を持ったものとして考えてはおりますけれども、いずれにしましても公共交通会議に諮っての決定というような形でございますので、その点はご理解を願いたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 公共交通会議のほうは何度か聞きにも行かせていただいてたので存じてはおります。今ちょっとすごく疑問があるんですが、今回例えばこういう形で走ります、それで例えば市民のいろんな声が入りますよね、やっぱりこうしてほしい、ああしてほしい、やっぱりちょっとこっちも回って、こっち回って四角く通るんじゃなくてちょっと三角にとか、そういうないろんな要望とかがあったときにそれは取り入れる余地を残した運行を今後されるのか、もう今回11月に始まったらもうそれが決定であるのか、いろんなことをやりながら直していく余地があるのか、でもただやりながらって言って、それでやってはみたものの全然人が乗らないっていうので便数が4便言うてたけど2便になった、1便になったという、そういうふうなやり方は私はそれはさみしいなあと思うんです。便数が減るようなことはあってはいけないと思うんですが、やっぱしいろんな意見を聞きながら少しずつ変えていくような余地を残して考えておられるのかどうか、そこを副市長教えてください。 ○議長(原野健一議員) 副市長。 ◎副市長(高原家直君) 先ほども言いましたけれども、あくまでも柔軟性を持った委員会としての捉まえ方をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) どうとればいいのかわからない回答だったんですけど、ぜひそれは柔軟性があるということは変える余地は残してるという返事でいいですか、副市長。 ○議長(原野健一議員) 副市長。 ◎副市長(高原家直君) 市民の方々の利便性というようなところは最大のポイントだと思っています。議員ご指摘のように、乗っていただけるバスでないと走らす意味はないと思います。そういったことを鑑みていろいろ地域公共会議のほうにも柔軟性を持ち、また事務局としても提案というようなところで、こういった実証運行ですので、その中、その間、期間においてはいろんなもので変更もあり得るということで。            (4番日下俊子議員「実証運行」と呼ぶ) 実証運行という名称がいいかどうかわかりませんけれども、やりながら変えていくというようなところの部分が基本的な部分だと思います。100%のものはできないと思います。最初から100%のもの、100点満点のものはできないわけですので、その辺も鑑みながらやっていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 何かいいような悪いような、何か実証運行言うと、この前みたいに実証運行じゃからやめてもええんじゃというていうのが前あったので、何かすごくその響きは嫌なんですけど、実証運行って言われてるのがいつ本運行になって、実証運行の結果、結果が悪かったからやっぱりやらないなんていう選択肢は考えてないというところ、そこをちょっとやっぱり聞かせていただきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 今回の実証運行ということで、またまたかというふうに思われる方もおられると思うんですけれども、今回はなるべく長い期間改善をしていくということを前提で進めていきたいというふうに思っています。なおかつ、実証運行である以上はいろいろな評価をしながら、その中で見直しをしていく、そうしたことを前提にしていくために実証運行というところから入りたいと思っています。 また、これは補助金の関係とか、実証運行だから扱える補助金があったりとかというふうな現実的な問題もあったりいたしますので、基本的には市民の皆さん方に乗車をしていただく、その習慣がちゃんと身につけていただけるようなところまで改善を加えながら続けていくということ、これを前提にやっていきたいと思いますので、そこはぜひご理解をいただきたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) ちょっと不安が何ぼかあるんですけど、ちなみに美和線は長船駅から邑久駅まで行くという話なんです。それで、きのう想定ルートを主人とドライブがてら制限時速で走ってみました。42分かかりました。長船駅から邑久駅は何分ぐらいを想定されてるんですかね。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) 美和線につきましては、長船駅-邑久駅間を約1時間と想定させていただいてまして、若干邑久駅で待合、それから長船駅で待合の時間を設けてます。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) きのう本当に制限時速でゆめトピアはちょっと入ってぐるっと回り、市民病院もちょっと入ってぐるっと回り、邑久駅もちょっと入ってぐるっと回りで一応42分で渋滞はなかったんですけど、今度29日、30日に一応ルート選定もきっと行政委員さんと相談をしていただけるのかなあと思ってまして、せっかくそこのルートを走るんであれば、私的に言いますと、飯井から牛文も入っていただきたいし、柏山から油杉も入っていただきたいし、本当にルート的にはもうちょっと、もうちょっと足を延ばせば拾える人がたくさんいるというような感じもしました。その辺もしっかり行政委員さんとかとお話をしていただいて、時間制限はあるとは思いますが、可能な限りたくさんの人が拾えるルートにしていただける余地はまだ残ってますでしょうか、お答えください。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) 最初の答弁で申し上げたとおり、1日4往復ということを設定しておりますので、1回の邑久駅から長船駅、またその反対もありますけど、それを1時間で想定しておりますので、開始時間を8時、終了5時ということになりますと、今のルート、ほぼそのルート、それ以上のものかかりますとちょっと4往復が不可能になるのかなというのもありますので、実際運行する場合には停留所へとまる時間等を考えますと、現在が一番我々の考えた今、地元で協議もさせていただきますけども、が有効なルートかなというふうに思っております。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) ちょっと入るのも本当に一、二分の差にしかならないと思うんですよ。だから、その辺は行政委員、地元の方の意見をやはり聞いていただきたいなと。もうこれが決定なんじゃなくって聞く耳は持っていただきたいなあと思いますので、よろしくお願いします。 それとあと、地元の人たちと話をするときに、バスってどねんバスが走るんかなあと、目立つものになってほしいなあというていう意見があります。岡山市のめぐりんなんかは緑とワンポイントのオレンジでとってもよく目立つんです。私の知り合いにもオレンジのよく目立つ車に乗っている人がいるんですが、そういった目立つものにしてほしいというような意見があるんですが、あとせっかくなのでブランドロゴの「まっすぐ、しあわせ。瀬戸内市」とかというようなものが側面にぱんって乗るようなそんなものをきっとお考えなんだろうなあと思うんですが、そこも聞かせてやってください。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) 予算のほうでご案内してますけども、ラッピング関係予算、そんな大きな予算とっておりませんので、目立つかどうかと言われるとちょっと難しいんですけど、定時定路線という基本ございますので、あのバスが来たらこの停留所ではこのバスというふうにわかるようにはさせていただきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) やはり最初お金かけるともうそれから先はお金はかけれないので、多少工夫をして目立つバス、瀬戸内市にはこんなのが走ってるって、それこそ市のホームページにも載って、瀬戸内こんなん走ってるんじゃって思うてもらえるような、人気者になれるような、やっぱりポイントポイントを押さえて使えるものは何でも使いたいじゃないですか。だから、バス一つとっても瀬戸内市のマスコットキャラクターも今回かえられるみたいですが、バスもマスコットになり得ると私は思います。なので、バスにもしっかりアイデアを生かして目立つものにしていただきたいと思います。 あと、聞きたいことがいっぱいあるんですが、公共交通マップについてお伺いをします。 現在まだ市民のもとへは届いてはいないんですが、タクシー業者さんとかと中心に一部公共交通マップが出回っているようです。そんな方たちからマップうそつきじゃというてもう声が届いてるんですが、時刻表が全然違うじゃねえかと、佐山長船駅線なんかはマップは3便じゃけど今は6便走りょんでというような声が届いています。今後もJRであるとか市営バスの時刻表、備前のバスの時刻表、そういうものの変更は必ず年に1度やそこらはある話なんですが、そういうものにどう対応をしていくマップにされるのか、教えてください。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) ご指摘のマップにつきましては、備前の市営バスの時刻表のことだと思います。私どもがつくったのは、昨年度の補助事業を活用してつくりましたので、3月31日時点のものでつくらせていただきましたので、そこで誤差が出たものと思っておりますけども、議員おっしゃるとおり、市内を通っております赤穂線でありますとか、先ほどの備前市営バス、それから東備バスについても時刻表はどの時点で変わるかというのはちょっとなかなかわからない部分ありますので、それを常に反映するというのは困難だと思いますので、いつ時点で作成したものというふうにご紹介させていただこうと思っております。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) せっかくの公共交通マップなので、私たちはスマホとかですぐ簡単に時刻表を調べれたりはするんですけど、それを張ってそれを頼りにする人たちもいらっしゃるとは思うので、例えばシール対応であるとか、希望の方にはシール対応するとか、何かもし可能であれば考えていただけたらどうかなあと思います。 あと、例えばなんですけど、そんなことがたびたびあるといいんですけど、10人乗りのワゴン車に乗れないほどの人が例えば停留所で待ってたとか、緑のハンカチ振って待ってたとかという場合はどういうふうに対応されるのかを教えてください。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) そういう場合が出れば大変うれしいことだと思いますけれども、現在考えておりますのは、1路線に1つの車両ということで、大変申しわけないんですが、現在のところ1路線1車両ということなので、今それをすぐに次の車両が来るということはできませんので、一応乗車していただく方には携帯電話を保持していただくというようなことを考えておりますので、それで何らかの対応をさせていただきたいと思っております。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 何らかの対応ということで、すごいうれしい言葉のような気がするんですが、一度人間ってつらい目に遭うともう乗るもんかと思うし、とっても親切にしてもらうとやっぱりこれずっと使おうって思えるところがあると思います。なので、本当に思いやりを持ったバスの運行であってほしいなあと本当に思いますので、そこをよろしくお願いします。 それ以外にも本当に気になるところはいっぱいありまして、子どものチャイルドシートとか、ジュニアシートはどういうふうな運用をされるのかなあとか、ICOCAは使えるんだろうかなあとか、本当にもう考えてたら気になることがいっぱいあります。幸いにも今回総務委員会のほうに予算が上がってるようです。なので、しっかり委員会のほうでも議論をしていただきたいなあと思いまして、私の質問をここで終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(原野健一議員) 以上で日下俊子議員の一般質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午前10時26分 休憩            午前10時37分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 次に、発言順序2番、島津幸枝議員の一般質問を行います。 10番島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) こんにちは。 先般の市議選で当選させていただきまして48回目の一般質問となります。緊張を毎回して思うように質問できませんが、市民の声を真っすぐ市政に届けるという初心に返りまして4年間この場に立ち続けたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、質問事項1、安心して子どもを産み育てられる瀬戸内市について。 合計特殊出生率県下ワースト2位の瀬戸内市、ついつい少子化というキーワードに焦点が当たってしまいます。では、少子化の背景、子育て世帯の生活実態はどうでしょうか。子どもの貧困、子育て世帯の苦難に向き合わずして安心して子どもを産み育てられる瀬戸内市の実現はできない、こういった観点から質問いたします。 初めに、私のもとに届いた子育て中の5人のお母さんたちの声を紹介します。お聞きください。 3人の子どもさんのいるシングルマザーのAさんからは、元夫からの養育費が滞り税金が払えない、このままでは学資保険を差し押さえられる、今でも生活費が回らないのに子どもの学費のことを考えるといても立ってもいられない。2人の子どものいるBさんは、野菜が高くてもやしばっかり買っている、子どもたちからはまたもやしと言われる、貯金なんかできない、支払いを先延ばしにしてどうにかやっているけど毎月赤字。3人の子育てをするCさんからは、家のローンがきつい、旦那とはいつも生活費でけんか、学校へ払うお金のことで毎月悩まされている。2人の子育てをするDさんからは、子どもがアレルギーで食費が多くかかっている、今は中学3年生で医療費が無料だけど来年からは病院の通院費は3割になる、払っていけるかわからない。2人の子育てをするEさんからは、旦那と私のパートの給料では子どもの学費が払えない、この前から夜のバイトも始めてくたくた、それでも歯を食いしばっている。頑張っているお母さんたちばかりです。こういった話を聞くと心を締めつけられる思いでいっぱいです。 2012年厚労省は、子どもの貧困率は16.3%と過去最悪、子どもの6人に1人が貧困であると発表しています。2014年1月には、子どもの貧困対策の推進に関する法律が施行されました。第4条には、地方自治体に対して国と協力しつつ、当該地域の状況に応じた施策を策定し及び実施する義務、責務を果たすよう求めています。そこで、市長にお聞きします。 質問要旨1、瀬戸内市における子どもの貧困をどのように把握しどう解決を図っていくのか、お聞かせください。 次に、質問要旨2、子育て世帯の経済的負担の軽減策を具体化すべきでは。 これまで日本共産党瀬戸内市議団は、出産奨励金、保育料の無料化、医療費無料の年齢拡大、給食費の無料化など子育て世帯の経済的負担の軽減策についておよその年間の経費を示しながら提案してきました。他会派の先輩議員さんも取り上げられた事項もございます。市長の答弁は、経済的な負担の軽減等は我々も財政の許す範囲で頑張ってやっていかなければならないと認識はしております。持続可能な財政となるかどうか十分考慮しながら考えていくという内容でした。そうですね。また、行政報告では、子育て、教育等、市の魅力を高めるための施策は積極的に取り組んでいかなければなりませんとおっしゃられました。経済的負担軽減の具体化が含まれているか読み取れませんでしたが、実際のところどうなのでしょうか。 市が取り組んだアンケートでも、子どもを2人目、3人目と産まない理由の第1位はやはり経済的負担という結果でした。そうですね。本気で経済的負担軽減の具体化に一歩を踏み出してはどうでしょうか。 続いて、質問事項2の地場産業の育成について。 要旨1、住宅リフォーム助成制度の内容を拡充してはですが、この質問も3世代同居リフォーム助成制度や木造住宅耐震改修補助制度の使いにくさについて指摘してきました。リフォーム助成制度は、市内業者の仕事がふえ経済効果が期待できるもので、制度の要件の緩和や制度の拡充を求めます。 質問要旨2、公平公正な市の発注・契約をどのように実現していくのか。 予算決算の総務文教分科会の審査においての質疑では、不正な発注・契約は見受けられませんでしたが、公平性と地場産業の育成の観点がどうも欠けているのではないかという印象を受けました。担当課に公平性を発揮するよう求めたのに対し、是正が必要である、公平性が保たれる方法を研究していくと担当課からは答弁がありました。総務部長就任以前のことだとは思いますが、引き継ぎがされているものだと信じ質問します。 次に、要旨3、先日の行政報告で、新たな工業団地の造成や中小の企業への支援制度の拡充と報告がありました。具体的な内容をお聞かせください。 続いて、質問事項3、JR駅前等整備についてですが、先般計画書において示されました。2月定例会では、短期計画の設計予算について日本共産党瀬戸内市議団は、トイレやバリアフリー化に限定すべきと急を要さない整備部分を削除した修正案を提出しましたが、否決となりました。短期計画には、長船駅のバリアフリー化が入っていません。まず先行すべきはバリアフリー化ではないかと主張します。 そこで、要旨1、駅舎のバリアフリー化の計画についてお聞かせください。 次に、要旨2、JR西日本への要望事項はとしています。 駅舎内のトイレやバリアフリー化は、本来JR側の責任においてされるべきものであると思いますが、トイレについては市が公衆トイレとして設置する計画です。設置後の管理についても要望に上げられているのでしょうか。その辺についてもあわせて要望事項をお聞かせください。 以上で1回目を終わります。 ○議長(原野健一議員) 市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうから質問事項の1、(1)、(2)について答弁をさせていただきます。 議員ご質問の貧困の状態についてでありますが、一概に収入だけで決められるものではなく、家庭における支出の状況などいろいろ把握しがたい要因が存在しているケースが多く、その実態の把握はなかなか難しいということがあろうかと思います。 市のほうでは、要保護児童対策地域協議会を設置し、子どもたちの不適切な養育が疑われるときは子育て支援課に通告が入るようになっております。身体的な暴力を疑うケースもございますが、その多くは不適切な養育を心配しての通告となっております。市のほうでは、即時に状況確認を行い、貧困が問題で保護の必要な家庭には生活保護の制度を紹介し、また生活困窮者には生活相談支援センターの支援による非常食の配布や親族を含めた関係者の協力を調整するなど、適切な支援や見守りを行っております。また、児童扶養手当を受給されているご家庭には、全家庭に対し母子父子自立支援員が訪問を行い、困ったときには早目にご相談をいただきたいという内容のパンフレットをお配りをしております。瀬戸内市の規模だからこそ顔を合わせて情報共有を行い、子どもたちへの支援ができると考えておりまして、今後ますます多くの組織とのネットワークの強化に努めながら、問題の解決に当たっていきたいと考えております。 また、岡山県では、今年度秋に小学生、中学生を対象として子どもの生活実態調査を実施すると聞いております。その結果からも参考になることが見つかればその課題や問題点を確認をし、その解決方法をあわせて検討していきたいと考えております。 要旨2です。 子育て世帯の経済的負担軽減策ということで、国のほうでは幼稚園、保育園の利用者負担額、保育料について平成28年度から多子世帯、ひとり親世帯等への負担軽減措置を拡大し、保育料軽減の制度改正を進めています。そしてさらに、幼児教育の段階的無償化等の取り組みの中で、平成29年度から非課税世帯第2子の無償化や所得の低いひとり親世帯等については非課税世帯並みの額に減額などの制度改正が行われ、市のほうでもそれに合わせて対応を進めている状況です。 また、当市では、平成27年度から放課後児童クラブの利用料における第3子の減免なども実施しているところであります。さらに、児童手当や児童扶養手当の支給なども生活の安定と自立促進の一助となっているものと考えています。 今後については、限られた財源の中でどういった内容で実施するのが望ましいのかということを不公平感のないように検討し、そして実施の上維持していくことが必要だと思っています。そのためには、さまざまな先行事例の研究や、またどういった内容が最も効果的なのかということの施策の比較検討を行いながら、具体的な方策についてお示しをしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうから質問事項2、質問の要旨(1)と(3)につきましてご答弁させていただきたいと思います。 まず、(1)住宅リフォームの助成制度に関してでございますが、産業建設部の関係としましては、現在耐震改修を目的とした住宅改修に対しまして補助制度を設けております。助成額につきましては、耐震改修を行った場合、これ今まで最大25万円の助成をしておりましたが、本年度から助成額を引き上げをしておりまして、50万円の限度額で助成することとしております。 また、国の制度といたしまして、中古住宅の流通促進、既存住宅ストックの長寿命化などを目的として耐震、バリアフリー、省エネなどのリフォーム工事を行った場合、所得税額の控除あるいは固定資産税の軽減措置など税制面での優遇措置がとられているところでございます。このほかにも、劣化対策や耐震性、省エネ対策など、住宅の性能を一定の基準まで向上させ長期優良住宅の要件を満たすリフォーム工事を行った場合にその一部が補助される仕組みなど、目的によってさまざまな助成策が講じられているところであります。 ご質問にあります住宅リフォームの助成に関してですが、住宅リフォームへの助成につきましては、耐震化を目的とするのか、またバリアフリーを目的とするのか、市内リフォーム業者への受注機会の拡大を目的とするのか、定住対策を目的とするのかなど、その目的によって制度設計を分けて考える必要があり、政策的な視点も含めまして考える必要があるのではないかと認識をしております。 議員ご指摘のこの制度のわかりにくさについては、私も共感するところであります。今後は市民の皆様に対しましてホームページや広報紙などでこのわかりにくい制度をなるべくわかりやすくお伝えをし、既にあるこうした制度の紹介を行い積極的な活用を呼びかけるなどさせていただき啓発に努めていきたいと、こういうふうに考えております。 続きまして、質問要旨3、行政報告の中であります新たな工業団地の造成、それから中小企業対策への支援についてご答弁させていただきます。 まず、新たな工業団地の造成についてでございますが、企業誘致施策につきましては本格的に取り組んでから既に6年が経過しておりますが、依然として岡山県南地域への企業からの進出ニーズは高いものがあり、岡山県全体で見た場合、これは平成28年度の実績でございますが、立地件数は28件、ここ数年では一番多い立地件数となっております。本市におきましても、これまでに本庄地区、宮下地区にそれぞれ優良企業の誘致に成功し、現在3地区目となります豆田工業団地の造成に着手していますが、工事も終盤に差しかかってきていることから、早急にこれを完成させ企業に売却したいと考えております。 今後といたしましては、地の利を生かした工業団地のさらなる整備に取り組みたいと考えているところではありますが、売れる工業団地をつくっていくためには候補地の選定は重要な要素となります。単に地理的条件の優位性だけで判断するわけにはいきません。一定規模以上の用地を適地として選定していく場合、数々の法規制をクリアしなければならず、またインフラ面の整備や売却単価に影響する造成コストの面も当然に考慮しなければなりません。このことから、早急に候補地を選定していきたいとは考えていますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、中小企業への支援制度の拡充についてでございます。 市では、現在設備資金や運転資金の借入に対します利子補給、創業に対する支援、商工会に対する補助金などの支援を中心に行っております。しかしながら、地域経済を支える中小企業を取り巻く環境は依然として厳しいものがあり、また人口も減少してきていることから、仕事・人・まちの好循環が成り立たなくなってきているのも事実でございます。 今後は、地方における安定した雇用を創出し、地方への新しい人の流れをつくり、まちが活性化するような施策の検討に入らなければならないと考えております。例えて申し上げるならばでありますが、最近の企業誘致の動向を見ていきますと、既存企業によります事業への再投資の件数も年々増加してきていることから、これらの実態を把握しながら中小企業による事業への再投資をサポートする制度でありますとか、また地域に在学している高校生たちに地元企業を知ってもらう機会をつくり、地元への愛着を持ってもらえるような事業を実施し、仮に都会の大学へ進学したとしても地元へのUターンにつながるようにしていくとか、あるいは中小企業の人材を確保するため首都圏などで行われます合同就職説明会などへ企業が出展する際、支援措置の仕組みをつくっていったらいいのではないかということが考えられると思います。今後は、移住定住施策とも連携をしながら仕事・人・まちの好循環を生み出し、特に将来を担う子どもたちに明るい未来を提供できるようさまざまな角度から検討していきたいと、こういうふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。            〔総合政策部長 石原知之君 登壇〕 ◎総合政策部長(石原知之君) それでは、私のほうから質問事項2、要旨1についてお答えさせていただきます。 総合政策部で所管しております…… ○議長(原野健一議員) 要旨2。            (「要旨は」「要旨1です」と呼ぶ者あり) ◎総合政策部長(石原知之君) 要旨1です。要旨についてお答えさせていただきます。 総合政策部で所管しております住宅リフォーム助成制度につきましては、子どもを産み育てやすい環境づくりや高齢者の孤立防止に寄与するとともに、定住人口の増加と地域内経済の活性化を図ることを目的に、市内において3世代で同居または近居する場合に必要となる住宅の改修に係る費用の一部を補助する仕組みといたしまして、平成27年度から取り組んでいるところでございます。 ご質問の助成内容の拡充につきましては、窓口対応で得られたニーズを踏まえまして、既に3世代で同居または近居している世帯が行う住宅改修についても補助の対象とするため、平成28年度末に制度の拡充の見直しを行いまして、本年度から運用を開始しております。この拡充した条件によりまして、既に2件の補助申請を受けており、本制度によりまして3世代同居等の推進のほか、市内業者による住宅改修を条件としたこの仕組みを継続することによりまして地場産業の育成にも寄与したいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 総務部長。            〔総務部長 入江隆晴君 登壇〕 ◎総務部長(入江隆晴君) それでは、私のほうから質問事項2、要旨2について答弁させていただきます。 これまでも市が発注・契約をする工事等につきましては、一般競争入札制度や予定価格の事後公表、最低制限価格制度の導入等、公平公正な契約となるよう制度の改善に努めてきたところでございますが、議員ご指摘のとおり、地場産業の育成についても重要な課題であると認識しております。前任者から引き継ぎもされている中、今後とも地域の事業者の活用、地場産業の育成には十分配慮しながら公平公正な契約を推進していくとともに、市内の事業者の積極的な入札等への参加を働きかけていきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 副市長。            〔副市長 高原家直君 登壇〕 ◎副市長(高原家直君) それでは、私のほうから質問事項の3番、質問要旨の1番と2番につきましてお答えをさせていただきたいと思います。 行政報告の中でも申し上げましたように、JR等駅前整備事業につきましてはことし3月に策定いたしました整備計画に基づきまして、先般用地測量を発注するなど本格的な事業に着手をいたしました。 ご質問のバリアフリー化でございます。これ、いわゆる法律でバリアフリー法に基づいてその方針が定められておるところでございますけれども、議員ご承知のように、邑久駅が3,500人余、それから長船駅が2,300人余、大富駅が630人ほどというのが1日の乗降客でございます。この方針に従いまして、JRそのものが整備をするのが3,000人以上というふうなところでございます。以上のことを踏まえた上で、邑久駅につきましてはこの基準に該当いたしますけれども、既にホームに上がるスロープが設置されておりまして段差の解消が図られていると考えております。大富駅につきましては、基準未満ではございますけれども、急な階段等が課題になってることから、駅構内への影響が少ないという点から短期計画の中でホームに上がるスロープを整備する計画としております。なお、長船駅につきましては、いわゆる歩道橋がございます。こちらのほうが非常にバリアフリー化がなされていない、駅構内にある、先ほども言いましたように、乗降客が1日2,300人、2,400人というようなところの点がございます。したがいまして、この長船駅の歩道橋につきましては、今後も、この質問要旨の2番にも当たるんですけれども、JRとの当市の要望ということで強く要望していきたいと思っております。 それから次に、2番でございますけれども、このJRへの要望項目につきましては、先ほども言いましたけれども、長船のバリアフリー化も含めまして多くの点でほとんどがその駅構内の部分につきましては当市のほうがどうするというようなところの部分が非常に難しい状況でもございます。しかしながら、短期計画と並行しましてJRのほうへの要望をしていきたいと思っております。 それから、トイレの管理につきましては、これは公衆トイレとして整備をいたしますので、管理のほうも市のほうで行うというような形になります。ご理解をいただきたいと思います。 なお、このJRの駅前整備等々につきましては、本当に市の玄関口でございます。百年の計、50年の計というようなところの強い意志を持って頑張っていきたいと思いますので、またご協力方よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) まず、質問事項1、要旨1、子どもの貧困問題のニーズ把握ですけれども、津山市で昨年実施されたのを市長ご存じでしょうか。 県内では、津山市が昨年実態把握をしようということでアンケート調査や意見聴取を行っています。まず実態把握っていうことから取り組んでいただきたいというふうに思います。沖縄県が沖縄の子どもの貧困率は大体30%というふうに言われております。ということもあって、沖縄県が一番最初に貧困の実態把握に取り組みました。貧困の実態把握を研究した沖縄市こども施策研究会の鈴木友一郎氏の分析がありますので、ちょっと朗読させていただきます。沖縄県で実態把握をした上でのことですので、お聞きください。 基礎自治体における子どもの貧困実態調査は必要です。瀬戸内市ということですね。住民に一番近い公的機関として校区を含めた自治体の実態と課題の把握は不可欠です。それをもとに市町村においても基本計画策定を進めることが求められます。そして、既存の施策の検証は大切だと思われます。子育て支援計画や要保護児童対策地域協議会など既存の施策を機能させることで状況を改善できる面もあると思われます。子どもの貧困対策を機能させるために行政内部に統括組織を置くことも縦割り行政を改善していくことにつながると思います。教育行政職員の意識改革も重要です。制度や仕組みを機能させるには人のかかわりが重要ですという課題を言われています。 私も実態把握をまず的確に基礎自治体としてニーズ把握をすることから出発していかなければならないんではないかというふうに思います。実態調査をする津山市が行っているような、中身については独自のものを活用されればいいと思うんですけれども、その後意見聴取をすると。そしてそれに対して打開策として行動計画を立てる、指標と施策をきちっと指標を、例えば何%にするとか、貧困世帯と位置づけられた人がこの施策を何%活用できるという数値的目標も設定する、そして実施をして、それまた評価をして検証するという、この一連の流れがぜひ必要だと思いますが、まず実態把握をするというところが出発点であると思いますけれども、市長どうでしょうか。実態把握、本気でされてみたらどうでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 津山市さんがどういう調査をされてるかというのは私も把握はしていないんですけれども、議員おっしゃるように、実態をどのように把握するかというのは非常に大切なことだと思っています。岡山県のほうでもやろうとされていますけれども、市としてもじゃあ瀬戸内市特有の課題がどういったところにあるのかということをしっかり認識することは必要だと思っています。 ただ、ちょっと注意しなければいけないことは、実態把握といって聞いてああそうなんかみたいな話だけの調査というのはなるべくやりたくないと思っていまして、あくまでも仮説をしっかりと立てて、こういったところに貧困によって生まれてくる問題が発生しているとか、そうした仮説をしっかりと立てた上でそれに基づいて調査を行っていく必要があると思っています。調査の方法も単にアンケートをやればいいということではなくって、ヒアリングをやったりとか、いろいろインタビューやったりとか、そうした本当に数字で捉える何%の人たちがこうだということだけで終わるんではなくて、先ほど意見としてご紹介くださったような、そうした声がちゃんと酌み取れる、そうした調査を私はやっていくべきではないかと思っています。そうした意味で、まずはその仮説をどのように立てていくかということ、そういったところからしっかりと組み立てて、将来的に新たな予算措置等を生じる、必要となってくる場合には、議会の皆さんにもこういう課題があるからこういった経済的負担の軽減策が必要なんだということがしっかり我々としてもご提案できるように準備をしていきたいと思っておりますので、いましばらく時間をいただきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 要旨2ともあわせての質問になるんですけれども、今市長が答弁に言われました子育て世帯の経済的軽減策の根拠となるものを調査をすることで酌み取っていきたいというような答弁だと思いますので、ですからこの調査についても子育て世帯の経済的軽減策についても今年度中に実施されるということで理解しといてよろしいでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 具体的な予算措置は今年度中にはなかなか難しいと思うんですけれども、その前提となる準備といいましょうか、実態把握に努めていくことはぜひ今年度中に一定の方向性を出していきたいと思っています。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) ぜひ早急に協議して、一日でも早い調査に乗り出していただきたいなあというふうに思います。 これは質問ではございませんけれども、子どもの貧困対策推進条例をつくってみてはどうかというふうに思います。条例がひとり歩きしてもいけないんですけれども、それまでの、条例をつくるまでの、今私が言いました、市長の言われました実態調査をして、ヒアリングをして、それから行動計画、実施、評価、検証までという、こういう条例をつくるまでの過程においてが仕組みづくりの大切なところであると思いますので、担当部の方にぜひ貧困対策推進条例の研究もしていただきたいなあという要望を申しておきます。 それから、質問事項2、住宅リフォーム助成制度の拡充については、3世代同居についてはややこしかったものを取っ払って、3世代同居の人や近居の人はリフォーム助成の対象にしますよという改善について努力していただきましてありがとうございます。産業建設部におかれましても、改修金額について25万円から50万円という限度額を拡充していただいたことに関しましては本当感謝をいたします。 ただ、なかなかこの周知がちょっと下手くそじゃないかなあというふうに思います。私もこれこの間知ったばっかりなんですね。これだけ質問を長年にわたってしてるんですから、改修できたのでホームページ見といてくださいとぐらい一言言ってくれてもよかったんじゃないかなあというふうに思いますけれども、私のアンテナがちょっと悪いんでしょうから、そこはそこで私の欠陥だと思いますけれども、まずは広めるところから、地場産業を本当に育成しようという観点があるんでしたら周知っていうのは最大の武器になりますので、ぜひ積極的な周知を図っていただきたいなあというふうに思います。よろしくお願いします。 それから、質問要旨2、公平公正な市の発注・契約をどのように実現していくか、総務部長、自分が前任者から引き継ぎをされてということなので、ぜひ積極的に行ってほしいと思います。 今回ちょっと再質問で取り上げさせてもらおうと思ってますのが自動車、車両購入と、それから車両購入後の整備であるとか車検であるとかをちょっと引き出し、引き出すというか、そこにクローズアップしていきたいと思います。 予算決算の分科会、総務文教分科会におきまして再三質問させてもらいました。結局合併前はそれぞれの町工場の方が大体公用車の管理を数台ずつしてたんですね。だから、町工場の人たちが公用車の管理が結構多くの事業所で行っていたのが今は限定されつつあると。もう全てとは言いません。それの始まりになったのが合併後購入元に車検修理など、随意契約なんでしょうけれども、一体として発注するような仕組みをつくってしまったんですね。そうすると、結局購入できる業者でしか整備も車検も行うことができないということで大変不公平感のあるご意見も私自身のもとにも寄せられました。町工場の人が合併前は車の整備をして検査をしていたけど今1台もなくなったという声や、また別の事業者からは、結局修理なども購入元しかできないということで町工場の目の前で公用車がパンクしたとしても、極端な例を言いましょう、長船の町工場の前でパンクしても結局購入元が牛窓の業者であるとしたら牛窓までその公用車持っていって修理をせざるを得ないと、そういうような状況が生まれています。大変不効率でもあります。 総務文教常任委員会の中、総務文教分科会ですね、資料請求もさせていただきました。そうすると、購入も車検も一定の事業者に集中していたことも明らかになりました。これは大変異常な事態だと私は認識しておりますけれども、例えばほかのまちではそういうことが起こらないように購入元と、また瀬戸内市がしてるように購入元に随意契約するんではなくって、車検整備、修理については別というふうに切り離して契約している自治体もございます。私は早急な改善を求めますが、いかがでしょうか、総務部長。 ○議長(原野健一議員) 総務部長。 ◎総務部長(入江隆晴君) 先ほども申しましたとおり、地場産業の育成については重要な課題の一つだという認識であります。今言われました車の業種だけではございません。瀬戸内市に合った発注方式の検討、先ほども言われました先進地の事例についても十分研究をいたしまして対応していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 産業建設部にもかかわることかもしれません、地場産業の育成という意味では。私が以前産業建設水道常任委員会に所属をしていたときに、京都府の与謝野町というところに中小企業振興条例の先進地視察に行ってまいりました。そこで、条例をつくるに当たって事業者自身の方と一緒のテーブルで参画して条例をつくり上げていった事例を紹介して議会や行政や、それとか商工会の代表とか、そういう充て職的な人を寄せるだけじゃなくて、事業に携わってる人みずからが参画して地場産業の育成だとか、こういう契約・発注に関しても意見を賜りながらつくり上げていったんだというふうなことも紹介していただきました。 自動車整備の関係で言いますと、岡山県自動車整備振興会瀬戸内支部という組織がございます。認定工場に指定されてるところはほぼ瀬戸内市の場合加入してるそうなんですけど、28社が加盟しているそうです。そのうち、28社のうち実は購入や、それから整備に手を挙げている指名業者っていうのは3社しかないんですね。ふえてるかもしれません、私が調査をした段階ではそうでした。悲しいじゃないですか。28社のうち3社しかできないと。要は指名登録にも手間もかかります、お金もかかります。そういったことから、もうはなからそういう手間やお金をかけてもどうせ機会がないというふうに思って参加されないわけです。皆さんがもっと活発に参加できるような仕組みづくりをぜひ研究していくためにも、まずこの振興会瀬戸内支部というところに声を聞きに行ってほしいと思いますけれども、どっちに、こちらに、総務部長、ぜひまず声を聞いていただきたいと思います。早いうちに行ってもらえますでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 総務部長。 ◎総務部長(入江隆晴君) それに当たりましても十分検討して、必要であればお話を聞くということは必要かなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 副市長、この不公平なことは副市長わかるでしょう。必要性を感じられません、副市長。必要であればというふうに総務部長答弁されましたけれども、これまでずっと総務文教の分科会では必要であるというふうに担当課から答弁をいただいて改善する必要があるということを言われてきたんです。それを必要性があれば、必要なんですよ、副市長、思いません。 ○議長(原野健一議員) 副市長。 ◎副市長(高原家直君) この28社、振興会の瀬戸内支部のうちの3社というようなところの部分でございますけれども、基本的には指名願を出していただきたいというようなところが願いといいますか、希望です。ただ、おっしゃるように、それが費用もかかるし参加しても落札もできないじゃないかというようなところの部分でそういった出さないというようなところの部分が傾向があるというようなところは非常にゆゆしき問題であるというようなところの問題意識は捉まえております。したがいまして、振興会さんのほうに直接お話を聞いていきたいと思いますので、あわせて先ほど言いましたように、指名願を出していただけるようにお願いもしたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 指名願を出していただくよう働きかけても恐らく出されないというのがこういう仕組みが問題があると。ですから、振興会に行って指名願を出してくれと言うだけじゃなくって、やはりそこの原因は何なのかというのをお聞きするのが副市長の仕事じゃないですか。私はそう思いますよ。どこに問題があるのかと、そこまで答弁していただきたい。 ○議長(原野健一議員) 副市長。 ◎副市長(高原家直君) その問題点の明確化というようなところもあわせてお話をお聞きしたいと思っております。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) まず、耳を傾ける姿勢をよろしくお願いします。そして、必要なんですよ、必要があるから改善に、総務部、副市長、それから市長、一緒に知恵を出し合って改善に向けていってほしいなあというふうに思います。 今回は自動車に限ってを言及させていただきましたけれども、総務部長言われたように、ほかの例えば教育委員会であったら給食の食材の搬入であったり、公共事業であったり、いろいろございます。皆さん本当に所管が、地場産業の育成と言えば産業振興課だったかな、産業振興課になると思うんですけれども、縦割り行政でなかなかそこの地場産業の育成っていうのをついついないがしろにされそうなんですけれども、皆さんが地場産業を育成しようじゃないかということで取り組んでいただきたいなあというふうにお願いをしておきます。 それから続きまして、どこまで行ったや、3が終わってないんかな、3番、2番のあれやな、2、要旨3につきまして、新たな工業団地の造成っていうのは私たちには初耳でした。執行部の中ではそういう計画があったのかもしれませんけれども、多額の経費も要します、実際には。そこのあたりで私はやっぱり慎重になっていただきたいと思うんですけど、部長おっしゃられました、本庄、宮下。豆田が今造成中だということで、豆田の工業団地はもう道筋がつきましたか、企業誘致の。 ○議長(原野健一議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 豆田の工業団地につきましては、現在造成中ということは先ほどご答弁させていただいたとおりですが、売り払い先の企業については現在特定の企業さんと話を進めているところではございますが、まだちょっと公表できる段階ではございませんので、近いうちに公表できるようになりましたらまたご報告をさせていただきたいと、こういうふうに思っております。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 工業団地に対する期待っていうのは市民の中でももう要らんがなって言う人もおられますけれども、雇用創出のためには工業団地が要るんだというご意見もあります。雇用創出、本庄、宮下に瀬戸内市合併してからつくりました。本庄、宮下の雇用創出、つながったかという評価という、報告、評価というか、何ぼの雇用創出ができましたという報告も議会には入ってきませんけれども、実際どうなんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) ちょっと今のところ確定的な数字は持ち合わせておりませんが、当初の計画どおりに採用が進んでおりますと、本庄地区につきましては実際の採用人数は恐らく40名弱ほどの方があそこで勤務されてるかと思います。それから、宮下の工業団地につきましては、現在までに100名ほどの従業員の方がいらっしゃいます。宮下の工業団地に入居している企業さんにつきましては、昨年度から市内の高校生も積極的に採用していただいてるということで、今年度も市内の高校生の採用があるというふうに伺っております。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 宮下が市内の在住者が100名、全部ででしょう。市民の期待は、やはり市内の在住者の雇用創出につながっているのかという期待が大きゅうございます。もうぜひ本当これまでの今後進める新たな工業団地つくりたいというふうな話が降って湧いてきましたけれども、本当に雇用創出につながるのかという分析していただきたいと思いますね。当然市内の工業団地、行政報告にまで急にうたってるということは、市内の在住者の雇用の創出につながるんだ、だから必要なんだという気合いを持って上げてこられたんだろうというふうに理解してましたけれども、そういった観点がちょっと低い。ここで堂々と発表したらいいじゃないですか。工業団地つくったら市内の在住者で雇用がこれだけ生まれたんだと、だから共産党さんはいつも工業団地に批判的なこと言ようるけど、どうしても必要なんじゃというふうに反論してくださいよ。 ○議長(原野健一議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 行政報告の中でもご案内させていただきました新しい工業団地につきましては、現時点で具体的な場所を定めてとか、そういうことで計画をしてるわけではございません。それは誤解を招くような形になるといけませんので、この場ではっきりと申し上げたいと思います。 報告の中で申し上げさせていただきましたのは、今後県内の動向等を見た場合に、やはり県南の土地を求めていらっしゃる企業さんというのは県からもいろいろな情報提供を受けて私のほうにも入ってきます。そういった企業ニーズに対してもし、先ほども答弁させていただきましたように、これかなり法規制が厳しい状況下でございますので、そういった中で実現の可能性が高い場所があり、かつ造成に係るコストも抑えられる、要は費用をかけずに新しい工業団地の造成する場所があるのであれば、そういったところをこれから探していきたいということで、新しい工業団地の造成ありきという形で動いてるわけではございませんので、そこはご理解いただければと思います。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 工業団地は、結局それだけ経費をかけてもその分企業に買ってもらえるから戻ってくるんだということを、私が以前産業建設の委員会のときに難波部長が担当課でしたね、そのときに言われてほうと、もちろんそうなんですけれども、ほんならもうしっかりやる気出してされるんだなあという印象も難波部長には受けたことがございます。ただ、何だかんだってまぶれる工事って出てくるんですよ。例えば取りつけ道、今度豆田の工業団地が、それ売れる道筋が立ちつつあると言われてますけれども、取りつけ道についてもその分含めて売買契約されるのか、また調整池なんかもございますよね、豆田工業団地にしたらフェンス、それから緑地帯なんかも市が整備してるところもございます、緑地帯は違いますね、フェンスなんかもございます。そういうのまで本当に含めて契約をされないでしょう、実際には。それは市民の税金であり、借金をしてのことでしょうけれども、市民の税金がそこに使われるわけですよね。 あわせて、誘致をしてもらった企業には、企業すぐ出ないんですけど、奨励金がありますよね。何ていう名前でしたっけ、ちょっとお答えください。ごめんなさい、すぐ出てこない。 ○議長(原野健一議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 今お尋ねいただきましたのは企業立地奨励金のことだと思います。
    ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 企業立地奨励金、これには実は雇用のことであるとか、余り明確にうたわれてないんですね。例えば100人の雇用をするのであれば奨励金出しますよというふうにはうたってございません。だから、地元雇用がゼロでもこの企業立地奨励金っていうのは払われるんですよ。 ですから、私が申し上げたいのは、工業団地造成っていうのには多額の税金も費やします、売れるからその分返ってくるんだという難波部長の見解はあるとしても、販売価格以外にも費やしてる費用もございます、それでも進めたいんでしょうけれども、私は今先ほど貧困問題も取り上げました、本当に今しないといけないところは何なのかというのを、市長、見きわめる必要があると思いますけれども、工業団地造成について私は、市長も決して財政が豊かなわけでもないと、ただ財政調整基金は他市に比べてはまだましなほうだということも言われてますけれども、やり残した施策もたくさんあるわけでしょう。子育て世帯の経済的負担軽減策もそうです、他市に比べて出おくれてますよ、課題がございます、それでもやるんだと、そういうのをもうほったらかしとってやるんだという市長ではないと思いますけれども、ぜひ工業団地、経費たくさんかかるものです。慎重に進めていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 議員がご指摘のように、企業誘致というのは見た目には企業さん来られてそこで雇用がふえて税収が期待できるというような理屈でもって進めるわけでありますけども、そこには常に費用対効果というのを私たちも見きわめていかなければいけないというのは大切な観点だと思います。そうした意味で、先ほど担当部長も答弁させていただきましたように、そうした造成費用であったりとか、こういったものがどの程度かかるのかということ、またそれに見合った企業からの投資、またそれに関連した税収がどれぐらい期待できるんかということ、こういったところを見きわめながらやっていく必要があるかと思っております。何ていいましても、先ほど例に挙げられましたような、貧困家庭へのご支援だったりとか、いろんな施策ですね、福祉面の施策を打っていくということは当然その裏づけとなる財源、特に地方自治体の場合、本市のような場合には自主財源がどれほど確保できるかということが結果的にその福祉の手厚さに結びついていくという部分がございますので、そうした入と出のバランスをとりながら考えていく面においては経済力を、地域経済を元気にしていくという視点は必要だと思いますので、そういった点、ご指摘の点を十分に考慮しながら慎重に進めていきたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 慎重によろしくお願いいたします。 それから、JR駅前等整備について副市長にお聞きします。 多分私たちは修正案を出した立場ですし、予算を通す立場ですから見解の相違というのはしょうがないというふうにこの場では思いますけれども、やはり短期計画については合併特例債を活用するということで、間に合うかどうかという不安もございます。本当に今急ぐべきものを先行してやるというのが、私たちはそういうふうに思ってます。 長船のエレベーター設置についてやトイレについても、JRとの意向がかみ合わなければ実現もしないということなんですけれども、まず本当にしないといけないものを優先順位を見きわめて…… ○議長(原野健一議員) 残り3分です。 ◆10番(島津幸枝議員) やっていただきたいなあというふうに思います。これ要望でございます。副市長、よろしくお願いします。本来すべきのは、本当は皆さん多分ほかの議員さんも思われてます、JR側ですよね、駅舎については、と思いますので、気概を持って副市長交渉に臨んでいただきたいなあというふうに思います。 それから、邑久駅前の要望の中にぜひ入れていただきたいのが、邑久駅から西に行って百田の踏切がありまして、あそこがずっと要望に上がってきたんですけど、拡張がなされてません。それもあわせて要望していただきたいなあというふうに思います。よろしくお願いします。 今回については、貧困対策を取り上げました。そして、子育て世帯の経済的負担軽減も求めました。また、地場産業の育成ということで市内で小さくても頑張っている事業者への仕事の機会を市として設けることも求めました。これまで瀬戸内市合併して、瀬戸内市として施設整備など大型公共事業に多くの税金を投入してきたと思います。それは見解が違うと言われたらそうかもしれませんけれども、私の目にはそういうふうに映っています。そろそろ市民の生活に目を向けられてはどうでしょうか。弱者切り捨ての市政が続くのであれば、市長が言うしあわせ実感都市実現は到来しません。税金の使い方について胸に手を当てて考えていただきたいとお願いしますが、最後市長の思いをお聞かせください。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 施設整備については、必要なものについて長年の課題について取り組んできたという気持ち、自負はありますので…… ○議長(原野健一議員) 残り時間1分です。 ◎市長(武久顕也君) その辺はいろいろな見方があると思いますけれども、常にそれらが生かされるようにしていくのが我々の務めだと思っています。 あわせまして、弱者切り捨てということにならないように、私たちはこの3万8,000人だからこそできる支援策をしっかりと練っていくことができると思っています。つまり顔と顔が見える関係をつくっていく中で、その中でしっかりと支えていくということですね。単に予算をつければいいということではなくて、そうしたものを組み合わせながら今後も多くの皆さん方にさまざまな立場の方にしあわせの実感していただけるまちを目指して取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) ぜひきょうの言葉を忘れることなく、弱者切り捨てをせずに取り組んでいただきたいということを要望しまして、私の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 以上で島津幸枝議員の質問を終わります。 次に、発言順序3番、岡國太郎議員の一般質問を行います。 1番岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) このたび初めてこの場に立って一般質問の機会を与えられました。非力ながら精いっぱいの質問を試みるつもりですので、よろしくお願いいたします。 それでは、早速質問に移ります。 質問事項1、市長選挙及び市議会議員選挙結果について。 質問の要旨1、市長選挙が無投票となったのは市政への関心が低いことが原因と思うが、市政への関心を高める対応はについて質問します。 市長選挙は3期連続無投票という結果でしたが、市政の関心の盛り上がりという観点から決して好ましいことではないと考えますが、市長ご自身はどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。 また、市政への関心を高めるための対応もお聞かせください。 続いて、質問の要旨2です。市議会議員の投票率は史上最低との結果をどのように捉えられているのかについて質問します。 先ほどの日下俊子議員の質問にもありましたが、今回の市議会議員選挙の投票率は史上最低の54.88%でした。また、県の選挙管理委員会に尋ねてみますと、過去3年間の県内市議選でのワーストスリーというか、ワースト3位とのことでした。これは、27年岡山市議会の43.44%、29年倉敷市議会選挙の47.23%に次ぐ低さでございます。これは最も市民にとって身近な選挙であるはずの市議選が岡山、倉敷のような、いわゆる岡山の2大都市並みに市政に対する無関心層がふえる兆しと捉えるなら看過できない問題と考えるべきです。 また、今回の市議選も告示直前までは無投票が予想された事態でありましたが、申し上げるまでもなく無投票となった場合の投票率はゼロ%となるわけです。こうした点を踏まえて今回の結果をどのように担当部局として捉えられているのか、お尋ねします。 続いて、質問事項2の世界遺産登録について質問します。 質問の要旨1、朝鮮通信使の記憶遺産登録申請の進捗状況と今後の見通しはということについてお尋ねします。 現在善隣友好という言葉を旗印に日韓両国の市民団体が中心となって朝鮮通信使の世界記憶遺産登録への申請が進められているところですが、朝鮮通信使の寄港地である牛窓を擁する瀬戸内市としても、この申請に向けての取り組みに加わっていると理解しています。ご承知のとおり、牛窓においては牛窓町時代から朝鮮通信使に関するイベント、エーゲ海フェスティバルを毎年開催してきました。瀬戸内市になってから一旦中止になったものを7年前から市民グループが瀬戸内牛窓国際交流フェスタとして再興しており、そうした活動に対して2年前には高円宮記念日韓交流基金から高円宮賞を受賞したこともあり、このたびの世界記憶遺産の認定については多くの市民が関心を寄せていると思います。つきましては、現時点における世界記憶遺産に向けての申請の進捗状況と今後の見通しをお尋ねします。 続いて、質問の要旨2の長島愛生園、邑久光明園が高松市の大島青松園とともに世界遺産登録を目指して活動を展開されているが、市としての支援の現状と今後の方策はについてお尋ねします。 長島愛生園、邑久光明園は国立のハンセン病療養施設として長年にわたり運営されてきました。中でも旧らい予防法に基づき90年もの間強制隔離策が実施された、いわゆる人権侵害の歴史を物語る施設として高松市の大島青松園とともに世界遺産登録の申請に向けての活動がなされています。瀬戸内市としても、市長が長島両園の将来構想をすすめる会の会長として両園の世界遺産登録に向けて側面的支援を続けられているところですが、支援の現状と今後の方策についてお尋ねします。 続きまして、要旨3の瀬戸内市関連の世界遺産への登録が認められた場合、記念イベント等は検討されているのかについてお尋ねします。 先ほど申し上げた質問にあるとおり、朝鮮通信使の世界記憶遺産並びに長島両園の世界遺産認定については、市民の関心はもとより国民全体が注目するところとなります。そこで、ここではもし認定が実現すれば日本と韓国の2国間にまたがる世界初の記憶遺産となるであろう朝鮮通信使の世界遺産が認定された場合について、市としての記念イベント等を視野に入れての検討は進められているのか、お尋ねします。 続いての質問に移ります。 質問事項3、安全・安心のまちづくりについてのうち、質問の要旨1番の市内各小学校の通学路の危険箇所の点検状況はについてお尋ねします。 皆様もご記憶にあると思いますが、ことし3月に千葉県で起きた保護者会会長による小学3年生児童の殺傷事件は世間を震撼させるとともに、考えもしないような事件が実際に起こり得ることを実感させられました。私は現在牛窓東小学校の評議員をしています。先日の評議員会で東小学校の現況について校長先生からお話をお聞きしました。その中で各集落ごとの人数についての資料を目にして驚いたことがありました。それと申しますのも、牛窓の師楽集落の児童は登下校の際にはオリーブ園の中腹までの人気のない上りおりで2キロの山道を子どもたちだけで歩いて登下校していることを改めて考えさせられたからです。特に最近は少子化の影響で師楽集落の児童は全校で5名とのことで、1学年で1人の場合もあるわけです。私たち団塊の世代の時代には1学年だけで10人ほどいたように記憶しているのでまだしも、現在のような1学年1人の子が人気のない山道を、それも今は日が長いときですが、冬場の薄暗がりの中を1人で2キロの山道を毎日下校している姿と、上述したような何が起こるかわからない世相等を加味して想像すると、親御さんならずとも心配になります。そこで、瀬戸内市市内各小学校区域の登下校通路についての安全点検はどのようになされているのか、お尋ねします。 質問の要旨2の危険と目される箇所の防犯灯、防犯カメラ等の犯罪予防策は検討されているのかについてお尋ねします。 さきの質問で申し上げたとおり、何が起こるかわからない世相の中で子どもの安全はみんなで守るという観点は欠かすことはできません。ここでみんなで守るとは、自助、共助、公助ということですから、小学生を守るためには、保護者、近所や地域の人たち、学校、そして市当局の連携協力は欠かせません。その意味から、自助、共助を呼びかけるとともに、公助、すなわち市当局でしなくてはならないこと、すなわち危険と目される箇所の防犯灯、防犯カメラ等の犯罪予防策を至急に講じる必要があると考えますが、当局者のお考えをお聞かせください。 なお、単に予算がないということでは市の安全・安心に対する認識を問われるところとなりますので、前向きな回答をお願いします。 次に、質問事項3の質問についてです。 質問事項3、学校と地域の連携・協働についてお尋ねします。 ○議長(原野健一議員) 4ですよ。岡議員、4です。質問事項4です。 ◆1番(岡國太郎議員) 大変失礼しました。 質問事項4、学校と地域の連携・協働についてお尋ねします。 質問の要旨1、市内唯一の県立高校である邑久高校を市は地域資源としてどのように位置づけているのかについてです。 昨今の少子化の傾向は今後もますます厳しいことはご承知のこととは思いますが、市内唯一の県立高校である邑久高校の現状について先日校長先生にお会いしてお話を伺ったところ、ここ6年ほど定員割れの状況が続いているとのことでした。現状では、すぐに他校との併合や廃校に見舞われることにはならないだろうとのことでしたが、万が一邑久高校が他校との併合による移転等の事態に至ったとしたら、地域資源としての観点からも当市としては深刻な打撃となることは明らかです。そこで、現下の邑久高校を地域資源としての観点から県の高等学校教育協議会が上げられている地域と連携した学校づくりを踏まえ、市として地域資源としての邑久高校をどのように位置づけしているのか、お尋ねします。 終わりに、質問事項、質問要旨2の県の高等学校教育研究協議会で上げられている地域と連携した学校づくりを踏まえ、邑久高校と市との連携・協働を進めることは考えられているのかについてお尋ねします。 現在岡山県の高校教育課においては、平成40年度を目途とする県立高等学校教育体制の整備について研究、協議を行うとして、27年6月に岡山県高等学校教育研究協議会が設置されています。そして、既に9回の会合が開かれており、ことしの12月には県の教育長宛てに提言がなされる予定です。その提言によって、今後10年後の県立高校のあり方が示されることとなっています。 さて、私の手元には昨年11月にまとめられたその協議会の中間まとめがありますが、そのまとめの中には魅力ある学校づくりの方策との章立てがあり、その下には地域と連携した学校づくりという項目が明記されており、その中には学校と地域の連携と協働の推進ということがうたわれています。 また、小規模化する学校の活性化の項目の中には、全国からの生徒募集の実施に向けた検討とも記されています。こうしたことを踏まえ、今後の市として邑久高校との連携・協働は進められているのか、お尋ねします。 連携等が進められている場合には、具体的な事例を紹介願います。 以上が私の質問です。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからは質問事項の1、(1)につきまして答弁をさせていただきます。 先ほど日下俊子議員の質問と重複する点がありますのでお許しいただきたいと思いますが、今回結果的に無投票になったということでございます。これは私ではどうすることもできない部分は正直ございますけれども、結果的に市民の皆さん方に選挙を通じた意見を言っていただく機会、また私が直接政策をお伝えする機会というのは、できる限りのことを私もやったつもりでありますけれども、時間的に限られたということは残念な部分があろうかと思います。 これどのように考えるかということでありますが、特に地方自治体、市レベルの自治体で考えたときに、やはり地域を二分することも時によっては争点を争うということも必要かもしれませんが、そればかりが大きな価値ではなくて、地域をどのようにまとめていくかということ、こういった観点も非常に重要な部分はあろうかと思います。 またあわせまして、選挙制度のみではもはや民主主義を支える機能としては十分ではないということも私たちは認識をする必要があろうかと思います。全国的に、また世界的に見ても投票率の低下傾向が見られる中、選挙というのは非常に大切な部分でありますが、やっぱりそれを補う部分をどのように我々としてしっかりとつくっていくかということが必要だと思っています。 実際に私ども市長への手紙とか、そういったものを本当に毎日のようにいろいろな意見をいただいたりとか、あるいはみずから出向いていくということ、こうしたタウンミーティングだったり、市長とのセットトークであったり、それ以外の会にもなるべく足を向けていきながら、出向いていきながらさまざまな意見に耳を傾けるということ、こういった姿勢がなお一層求められる、そういう立場にあると考えておりますので、そうした意味で市民の皆さんが主役となっていただけるようなまちづくりに今後も努力をしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 選挙管理委員会事務局長。            〔選挙管理委員会事務局長 大原克友君 登壇〕 ◎選挙管理委員会事務局長(大原克友君) 私からは、質問事項1、要旨2について答弁させていただきます。 6月4日に執行した市議会議員選挙の投票率は54.88%で、平成25年6月2日執行の前回選挙と比べ8.11ポイントの減となり、過去最低の投票率を記録したことに対して選挙管理委員会としてもとても残念な思いであると同時に危機感を抱いております。 投票率が下がった原因ですが、一概に直接的な要因を特定することはできませんが、一般的には選挙啓発の不足、若年層の選挙離れ、争点の希薄化などが言われています。選挙啓発の不足の部分につきましては、選挙チラシの配布、広報車による投票の呼びかけ等を行っていますが、結果として有権者の投票行動に大きく影響を与えることはできなかったと思います。 また、若年層の政治離れ、選挙離れについてですが、投票に対する義務的意識、いわゆる投票義務感が薄れてきているのではないかと思います。政治や選挙への関心度はもちろんのことですが、有権者としての自覚をいかに持っていただくかということは直接投票率にも影響が出てくることから、従来行っております成人式での啓発用パンフレットの配布や出前講座の充実などにより若年層や未成年の投票義務感の醸成や政治意識の向上に努めていきたいと思います。 今後は、選挙啓発の充実、若者の選挙に対する義務的意識の醸成を図れる方策を検討していき、投票率の向上に努めて取り組んでいきたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。            〔総合政策部長 石原知之君 登壇〕 ◎総合政策部長(石原知之君) それでは、私からは質問事項2、要旨の1と3及び質問事項4の要旨1についてお答えさせていただきます。 朝鮮通信使ユネスコ記憶遺産登録につきましては、ご承知のとおり、昨年3月に日本のNPO法人朝鮮通信使縁地連絡協議会と韓国の釜山文化財団が共同で申請を行い、申請した資料につきましては本蓮寺の掛け軸9点が登録対象として含まれております。現在はユネスコにおきまして審査が進んでおり、登録決定に向けた3段階のステップのうち2段階をクリアしたとの情報も得ております。本年9月には仮決定、いわゆる内定をいただき、そして11月には本決定がいただけるものというふうな状況となっております。 続きまして、質問事項2、要旨3についてお答えさせていただきます。 世界遺産登録の決定につきましては、先ほどの進捗状況で答弁したとおり、11月の本決定を待っている状況でございますが、現時点で記念イベントの開催について具体的な計画はございませんが、朝鮮通信使の残した遺産は瀬戸内市が誇れる伝統文化の一つであり、記憶遺産登録は市のさらなる魅力アップにつながる可能性があることから、記念イベントの開催や世界遺産記憶登録決定の冠を掲げたイベントの実施など積極的に登録決定をPRし、資料の有効活用を進めていく必要があるというふうに考えております。 国内で過去に記憶遺産として登録された地域では、その記録等特別展として展示することなどもしており、本市でも記憶遺産登録された資料を展示し、広く市内外の皆さんに見ていただくこともその一つであろうかと考えております。現在そうした資料は県立博物館で保管されておりますけども、現在その活用方法、活用できるかということで問い合わせをしておる最中でございます。 続きまして、質問事項4、要旨1についてお答えさせていただきます。 議員ご指摘のとおり、市内唯一の高校である県立高校、こちらにつきましては100年近い歴史をもち将来の地域を担う人材の育成の拠点として地域活性化に貢献していただいているというふうに認識しております。しかし、少子化により在校生の数が減少しており、かつ市内中学校卒業生の邑久高校への進学割合も2割程度というふうになっているのが状況でございます。岡山県教委による県立高校の再編の動向も気になるところでございます。 そのような中で、瀬戸内市では地域性が強く若い世代の活気ある地域コミュニティの核となる存在でもあります邑久高校を地域と一体となって育てる方針としておりまして、平成27年度に策定いたしました瀬戸内市太陽のまち創生総合戦略、こちらにおきまして邑久高校への積極的な支援を重点事業として掲げ、さらなる魅力の向上につながる支援などに取り組むこととしております。 具体的には、平成26年度の合併10周年記念事業に邑久高校生徒会や美術部にかかわっていただいたことをきっかけといたしまして、平成27年度には地方創生交付金を活用した地域のきずな強化事業といたしまして東日本大震災をきっかけとした地域のきずなを描いた映画の上映に邑久高校生が運営面で協力をしていただきました。また、昨年度からは地方創生推進交付金を活用いたしまして、邑久高校生が将来働く場として選択肢となります市内の企業を見学する際のバス代の補助を行っております。邑久高校は市民の教育面での安心を支える役割を担っており、地域から邑久高校がなくなることが地域の魅力の低下につながり、定住移住の妨げとなることも考えられますので、市としては今後も地方創生の取り組みとして町の魅力づくりによる定住の促進を進めるに当たりまして邑久高校の積極的な支援を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 市民部長。            〔市民部長 森 浩徳君 登壇〕 ◎市民部長(森浩徳君) 私からは質問事項2、要旨2についてお答えさせていただきます。 市長が会長を務めますハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山は、平成28年10月に開催されました第29回定例会にて両園の将来構想に世界遺産登録に向けての取り組みを新たな事業として記載し、本年1月の第30回定例会にて世界遺産登録の推進母体としてNPO法人ハンセン病療養所世界遺産登録推進協議会、これは仮称でございますが、これを立ち上げることが承認されました。この世界遺産登録の推進母体となるNPO法人につきましては、本年4月に開催されました第31回将来構想をすすめる会・岡山定例会にてその設立に向けた準備会を設立すること及びその事務をすすめる会・事務局、すなわち当市市民課が行うことが承認されました。現在市民課にて準備委員会の開催に向けて調整を行っております。 今後は、地元裳掛地区を初め、市民の方の意見もお伺いし、当該NPO法人を平成29年度の早い段階で設立したいと考えています。市からの財政支援策として、本年4月からふるさと納税の寄附金の使い道に人権に関する事業を追加し、その項目の中にハンセン病療養所施設の支援、世界遺産登録の推進を明記し寄附金を募っています。この寄附金については、当該NPO法人設立後の運営費に対する補助金として交付し、世界遺産登録活動の支援をする予定でございます。補助金のほかにNPO法人の収入としては、NPOへの直接寄附や会員からの会費を見込んでいます。 また、寄附の目的にかかわらず、ふるさと納税のお礼の品に本年5月から愛生園機関紙「愛生」、光明園機関紙「楓」、愛生園の風景を水彩画で描いた絵はがきセット、光明園入所者の手づくりの花しおりセットなどをまとめたハンセン病療養所を世界遺産に応援セットを新たに加え、ふるさと納税を通じてより多くの皆様にハンセン病療養所の世界遺産登録へ向けた動きの意義とハンセン病問題への正しい理解の啓発を行っております。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 教育次長。            〔教育次長 近成昌行君 登壇〕 ◎教育次長(近成昌行君) それでは、私のほうから質問事項3の要旨の1と2、質問事項4の要旨の2についてお答えをさせていただきます。 まず、質問事項3、要旨1、通学路の点検につきましては、各学校において毎年夏ごろまでに安全点検を行い、危険な箇所を教育委員会に報告していただいております。その後、警察、道路管理部局及び学校等の関係機関と合同で通学路危険箇所の点検を実施しております。 平成28年度に危険箇所として学校やPTAから対策の要望があった件数は39件あり、そのうち24件は対策済みであります。現時点でいまだ対策に至っていない箇所は15件となっております。それらのほとんどはハード面での対策を要する箇所であり、今後も引き続き関係機関と協議を行いながら緊急性の高いもの、今後危険性が増すと見込まれる箇所を重点的に道路管理者や警察署に対し対策の要望を行っていきたいと考えております。今後も関係者が一丸となって通学路の安全確保に向けて対策を進めていくよう努力してまいります。 次に、質問事項3、要旨2について、学校園の防犯対策についてお答えをいたします。 全ての幼稚園、小学校、中学校において防犯訓練を含む防犯教室を実施しております。防犯訓練では、不審者が校内に侵入した設定で教職員の緊急対応や園児、児童・生徒の避難の手順を避難計画に基づいて確認をしております。また、防犯教室では、警察、スクールサポーターや警察官を招聘して学校外で不審者に遭遇した場合の対処の仕方など体験を交えて学習しております。 防犯対策としては、園児、児童・生徒が校内で生活している間校門を閉めたり、定時の開閉を行ったり、複数校門がある学校においては入れる校門を限定したりすることで不審者の侵入を防いでおります。さらに、学校に訪問する人を把握し、教職員が安全に対応できるようにするため、小学校6校、中学校3校に防犯カメラを設置しております。また、幼稚園では防犯センサーやインターホンを設置しております。 教育委員会では、ももくんメールや桃太郎っ子サポートラインなど警察からの不審者情報等の情報提供があった場合には、随時電話、ファクス、電子メール等を利用し、幼稚園、小学校、中学校に情報提供し、園児、児童・生徒の安全が確保されるよう注意喚起や指導を依頼しているところでございます。 次に、質問事項4、要旨2についてでございます。 岡山県教育庁に設置された岡山県高等学校教育研究協議会における昨年11月の中間まとめにおいて、学校と地域の連携・協働の推進について示されたところでございます。これまで瀬戸内市ではさまざまな事業を通じて邑久高校との連携協働を進めており、具体的には先ほど市長部局が答弁した地方創生推進交付金を活用した事業を初め、瀬戸内市版総合戦略策定やJR駅前整備の検討などへの邑久高校生の参画、市民図書館設置構想に際し未来ミーティングやシンポジウムへの参画、邑久高校が開設している地域学での市長の講義や運営支援、邑久高校と中央公民館との教育連携事業において、公民館登録グループにより手話、大正琴、昔遊びなどの体験活動支援などを実施しているところでございます。 地域の小・中学校と連携した教育活動の観点では、邑久高校開催の大学入試情報説明会の協力、邑久高校教員による中学校への出前授業、邑久高校生徒による小学校への学習支援、教員間の合同研究会や授業公開などの事業を実施しております。また、市民図書館が市内関係施設を巡回しているせとうちまーる号のデザインは邑久高校生によるものでございます。今後とも邑久高校との連携事業の実施については、推進していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 危機管理部長。            〔危機管理部長 奥田幸一君 登壇〕 ◎危機管理部長(奥田幸一君) それでは、私のほうから質問事項3、要旨2についてお答えをさせていただきます。 まず、防犯灯については、暗くて通行に支障がある場所や防犯上不安のある場所に設置されており、特に犯罪抑止という面で効果は大きいと考えております。 防犯灯の整備につきましては、自治会からの要望により暗くて危険な場所、通学路等を中心に設置しています。また、LED防犯灯を設置する自治会に対しては補助金を交付するなどの支援を行っています。平成29年4月現在、市内の防犯灯の数は6,429灯で、そのうち市管理分が2,475灯、自治会管理分が3,954灯となっています。 次に、防犯カメラについては、その効果としては犯罪の解決のためだけではなく、自分の違法行為が画像として記録されるかもしれないという犯罪の抑止であると考えています。その整備につきましては、現在JR邑久駅、大富駅及び長船駅の各駐輪場におきまして自転車の盗難事件が多く発生していることから、各駅駐輪場に防犯カメラを設置し、青少年の非行防止及び自転車盗などの犯罪の抑止を図っています。 また、その他犯罪予防策としましては、市民や市職員による青色回転灯が設置されているパトロールカーでの児童・生徒の下校時刻に合わせ市内を巡回するなど、市民の防犯意識を高めるため、関係機関、団体と連携協力し啓発活動を行っています。今後も瀬戸内警察署や防犯連合会など関係機関と協力し、より効果的な犯罪抑止の検討をしていきたいと考えております。 ○議長(原野健一議員) 一般質問の途中ですが、ここで昼の休憩にいたします。 再開は午後13時15分から再開いたします。よろしくお願いします。            午後0時15分 休憩            午後1時15分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 休憩に引き続きまして、岡國太郎議員の一般質問、再質問を始めます。 岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) 質問事項の1の1について再質問します。 市長にお尋ねしたいのですが、市政の推進力というか、は、市長に係るところが大変大きいと思うんですが、通常4年目ごとの節目である選挙期間中に自身の市政に対する原点とか今後の方針を自問自答することでリノベーションといいますか、を図ると思われます。しかし、市長自身も先ほどの答弁の中でおっしゃっておられた、選挙期間がないということで自分の考えを訴える機会が少なかったとか、民意を聞くチャンスが少なかったということを選挙戦がなかったことの弊害として上げられておりましたが、ご自身が無投票が3期続いていて、今回の場合どのようにして市長としてのモチベーションを維持し高めようとされているのか、参考までにお聞かせください。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) モチベーションにつきましては、選挙があってもなくてもこれ私自身変わっておりません。むしろより一層市民の皆さん方の声なき声にも耳を傾けていく、そうした姿勢が求められるだろうというように思いますので、独善的になることを常に戒めながら市政に当たってまいりたいと考えております。 ○議長(原野健一議員) 岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) ありがとうございました。 続いて、質問事項1の質問要旨の2について再質問します。 先ほど事務局長が投票率の低下の原因に啓発不足ということを上げられておられました。確かにそれもあると思うんですが、私今回立候補させていただくことになって一番困ったことは、どうやったら立候補できるねんっていう、立候補するマニュアルというか、何を気をつけないといけないっていうことが非常にわかりにくかった経験があります。投票率は、先ほど申し上げましたように、無投票になるとゼロ%になるんですよね。その意味から、いわゆる事務局のほうとしても今後4年後には必ずまた選挙があるわけですから、そのために投票率を上げるということとともに立候補しやすいっていうんですか、あなたも立候補できるっていうか、そういったようなマニュアル、それとか公職選挙法っていうのが非常に微妙というか、難解なことを痛感しております。そのことで私も何かこういうことをやっちゃいけないよというふうなマニュアルというか、パンフレットみたいなのないんですかって言ったらほとんどないという状態で、それもちょっと慌てたんですけども。 繰り返しになりますが、立候補者をふやすことが市政の活性化につながると思うんですよね、私は。そのために事務局として今後の4年間を目指した方針の中に立候補の予定者というか、希望者というか、それをふやすための方策を何か思案していくということは考えられないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(大原克友君) 私はちょっときょう本日は選挙管理委員会の事務局長としての立場で出席のほうをさせていただいております。選挙管理委員会としては、選挙に対する関心を市民の方に持っていただくように、また行政においては市政に対する関心を持っていただくように努力することが大切だと思います。 立候補等手続が難しいですとか、そういったことについて選挙管理委員会の立場としてこうしたらいいですとかということはちょっと申し上げにくいところがあります。公職選挙法の解釈の仕方ですとか、そういったことについては何らか県選管等とも相談させていただきながらこういったものを使ったら市民の方に少しでも理解できるというようなことでは依頼といいますか、そういったことはさせていただこうと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) 繰り返しになるんですけども、おっしゃってる意味は少しはわかるんですけども、選挙権っていう、その前に参政権っていう大事な国民としての権利がありますね。その参政権の中には選挙権と被選挙権というものが含まれてると思います。選挙権の行使ということで投票率ということでそのアップを目指すっていうことじゃなくて、被選挙権の権利があるということの認識を市民に深めるっていうことは両建てで必要なんじゃないかなと思って質問しました。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(大原克友君) 議員の言われることもわかります。立候補があったときの手続のこと、あと立候補するための手続、立候補するためにはこういったことをしたらいいとかということ、選挙権、被選挙権というような認識もこちらのほうもございますが、あわせてどのようにそれを市民の方にアピールすればいいかということにつきましては、今後の検討ということで持ち帰らせていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) 今の答弁で一応検討事項として持ち帰っていただくということで了解しました。 それで1つ、もう一件事務局長に確認したいんですが、午前中の答弁の中で選挙投票に行くことは義務であるというふうな説明があったように聞いたんですが、義務じゃなくて投票に行く権利なんで、義務感で行くということも必要かもしれませんけど、その辺のちょっとお考えっていうか、義務のように言われたのがちょっとそこ確認したいと思ったんですが。 ○議長(原野健一議員) 選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(大原克友君) 午前中の答弁で申し上げさせていただきましたのは、有権者として投票に行っていただくことをまず第1に考えていただきたいというような思いから投票に対する義務というような言葉を使わせていただいたんですけども、おっしゃるとおり、投票は権利ということになります。申しわけありません。 ○議長(原野健一議員) 岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) ありがとうございました。 続いて、質問事項2の世界遺産登録について申し上げます。 要旨3の瀬戸内市関連の世界遺産への登録が認められた場合、記念イベント等は検討されているかについてのお答えをいただいたんですが、現在9月に仮認定ですか、11月には正式認定が予定されているというふうなことだったんですが、今はまだ具体的には計画云々ということはされてないというふうに理解したんですが、私としましては、世界初の2国間にまたがる世界記憶遺産が認証されるとしたらマスコミも大いに注目して各種メディアで大々的に紹介されると予想しています。その観点から一案なんですが、先述したとおり、先年はえある高円宮賞を受賞した際、市長報告会の席上で申し上げたように、世界記憶遺産認定の暁には高円宮妃殿下にご来臨を仰ぐ手だてを講じるのを方策を練ることはいかがでしょうか。もし妃殿下のご来臨が実現すると対外的にも注目を集めるということはもとよりも、市長の言われるところのシビックプライド、つまりは市民が瀬戸内市の歴史的文化遺産に誇りと自信を持つということに貢献できるようになると考えますが、前向きなご検討をいただけませんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(石原知之君) 今私どものほうの朝鮮通信使記憶遺産登録に申請している自治体が日本では13自治団体が連合して行っております。そうしたことから、私どものところだけでそのようなことをするのはちょっとできるのかっていう可能性については調査しないとわかりませんけども、国内で13団体の自治体が一緒に申請してるということを考えますと、少し難しいのであるのかなというふうには考えます。 ○議長(原野健一議員) 岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) 市としての立場というか、その団体におけるあれはありましょうが、いわゆる本蓮寺の掛け軸等の記憶遺産がより注目を浴びるということもあって、以前皇太子殿下が浩宮時代にも本蓮寺お越しいただいたこともありますし、そういうことで非常に地域が沸き上がったことを記憶しております。ですから、はえある高円宮賞というのは日韓両国の友好交流の草の根の団体を顕彰するということもあって日韓友好交流の促進を目指しておるところで、その名誉総裁であられる妃殿下をぜひご招聘いただけるようなことに検討していただけたらと私は思っております。 質問は次に移ります。 質問事項3の安全・安心のまちづくりの質問1番の市内各小学校の通学路の点検箇所の状況並びに防犯カメラ等の手だてなんですが、防犯灯の効果は非常にあるというふうなご回答があったんで、ぜひ牛窓で言うところの師楽地区の児童に対する山道の防犯灯もぜひその危険箇所とあわせてご検討いただきたいと思うんですが、そうしてその設置の費用については、例えば防犯灯に広告主を募集するとかして少しでも経費削減を図って実現できたらと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 危機管理部長。 ◎危機管理部長(奥田幸一君) 防犯灯の設置についてでございますが、防犯灯の新設ということにつきましては、市が管理する路線で地元行政委員さんからの要望等によりまして市の担当職員のほうが現地のほうに行って確認を行い対応のほうをさせていただいております。それで、予算の範囲内でその新設の要望ということについては対応のほうをさせていただいております。そういう格好で進めさせていただいております。 それから、スポンサー等の件でございますが、現在スポンサーにつきましてはその運用ということについては行ってはおりません。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) 自治会からの要望ということであるんですが、それを待っててはそれこそ何が起こるかわからない時代なので、ぜひともそれを待つんじゃなくってみずから危険箇所を検討して実現の方向へ向かっていただけたらと思っております。 次の質問に移ります。 質問事項4の項でございます。質問事項4の学校と地域の連携・協働についてお尋ねします。 要旨2の邑久高校と市の連携・協働を進めることを考えられているのかということでお尋ねしたんですが、その中で邑久高校との連携でやってる活動の中でたしか公民館との活動ということはあったように理解したんですが、市民図書館との連携についてはいかがでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 教育長。 ◎教育長(柴崎伸次君) 先ほど次長からもご答弁させていただいた内容にもあるんですが、失礼しました、昨年度開館して、6月1日開館の後、夏休みに入って市民団体とともに図書館が協働して小学生に対する学習支援を行ってございます。その際には、邑久高生に講師になっていただいたと、そういったことで現在進めておりますし、公民館と協働っていう観点ではないかもしれませんが、邑久高校の正面にあるわけでございます。日々高校生に図書館のほうをご利用いただいていると、そういう状況でございます。 ○議長(原野健一議員) 岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) 議員控室から南のほうを臨むと、市民図書館と邑久高校が一望のもとにあるわけですが、邑久高校の地域資源としての活性化ということを考えたときにこれほど恵まれた環境条件はないっていうのが市民図書館に隣接してるっていうことです。もうチャイムとチャイムの間に移動もできるし、また図書館長嶋田さんも優秀な人材でもあるので、そういった環境と人的資源も活用して市民図書館側の市のほうから積極的に邑久高校へもアプローチして協働のプログラムをできないかということの提案等はできないもんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 教育長。 ◎教育長(柴崎伸次君) 議員おっしゃってるその協働っていうのがどの範疇まで及ぶかということではございます。私が所管してる教育分野については、可能な範囲で協働しているというか、協力し合いながら進めていきたいと思ってございます。 ○議長(原野健一議員) 岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) 午前中の質問の中で申し上げたことなんですけども、その中のまとめの中の資料で、平成28年3月の中卒者が東備地区なんですが1,357名、それが平成40年は1,059名、3割減、邑久地域で見ると356名が271名に落ち込むという事態であります。そのことからいうと、非常に存続の危機というか、クラス数が減ったりすることが十分予想されて、それを何とかしていくことが大事だと思っております。 私が先ほど図書館のことを申し上げたんですが、これほど日本の中でも恵まれた邑久高校の環境はないと、図書館がすぐもう邑久高校附属市民図書館か、市民図書館附属邑久高校かと言われるほどの環境だと思うんですが、片方ではまたこの答申の中にもまとめの中にもありますが、大学等と連携した先進的で卓越した取り組みの推進とかということとか、全国からの生徒募集の実施に向けた検討ということがうたわれております。ですから、邑久高校学区内の生徒数の減少ということを看過するだけじゃなくって、邑久高校の学区が減るんだったら島根県の隠岐の島にある島前高校を参考にしてもらったらわかるんですが、海士町を挙げて島前高校の廃校を防がないといけないということで島留学ということで全国から募集しております。ことしの5月13日の山陽新聞にも牛窓から行ってる勝本さんのこと、お姉さんももう卒業されておりますが、島前高校のことが大きく載っております。それによって島前高校卒業の子はまた大学行って島に帰ってくるということが具体化されております。そういうことからもいいますと、邑久高校も市民図書館と連携して全国レベルのそういう例えば図書館情報学とか、そういったコースを備えた学科を新設して、3クラスになるけど、もう一クラス分は新しい学科を創設していく…… ○議長(原野健一議員) 残り時間3分です。 ◆1番(岡國太郎議員) そういうことを邑久高校ともに検討してぜひ県の10年後の策定にもマッチしてると思うので、そういったことのステップをこれから切ることはできないでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 教育長。 ◎教育長(柴崎伸次君) 邑久高校と図書館という立地条件については非常にベストな位置関係にあると思ってございます。ただ一方で、議員がおっしゃられる新たな発想っちゅうのはあるかと思いますが、いかんせん邑久高校の設置者は県でございます。実際に県のほうで現在高校教育研を立ち上げて検討してる最中でございまして、学校のあり方、あるいはその位置づけ、そういったものについては県のほうで検討されるべきものと認識してございます。 ○議長(原野健一議員) 岡國太郎議員。            〔1番 岡 國太郎議員 登壇〕 ◆1番(岡國太郎議員) それが正論だとは思うんですが、先ほど来申し上げてますように、平成40年度を目途とした構想のこの中間まとめにもありますように、地域との連携っていうことが大きくうたわれております。ですから、邑久高校のことは県の所管だということでなくて市を挙げて、先ほども産業建設部長も言われましたが、地区の高校生を企業に何か体験さすとか、そういうふうなこともあるので、各部署連携して一丸となって邑久高校の地域資源としての活性化、ひいては地域の活性化につなげていってほしいと思います。 これで私の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 以上で岡國太郎議員の質問を終わります。 引き続き、発言順序4番、高間直美議員の一般質問に際しまして資料の配付を許可しておりますので、ご承知おきください。 それでは、高間直美議員の一般質問を行います。 3番高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 済いません、資料の配付はありません。資料の提示ですね、パネル等の。 ○議長(原野健一議員) 失礼しました。 ◆3番(高間直美議員) それで、よろしくお願いします。 皆様こんにちは。 このたび当選させていただいて初めての一般質問です。4年前ここに立たせていただいて足が震え声も上ずりながら質問したことを思い出します。2期目は少し落ちつきながら頑張りたいと思っております。選挙をへまして市民の皆様の多大な思いに私自身どうお答えしていくべきかと考えました。それにはやはり私自身が成長し続ける姿をもって市民の皆様にお応えしようと決意いたしまして、このたびも提案型です、質問させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 今回の質問は2回目、3回目のものもあります。というのは、選挙戦しまして市民の要望が多かったものを今回はしっかり上げておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、質問に入らさせていただきます。 質問事項1、放課後児童クラブの制度改正についてです。前回の質問もありましたが、子育て中の保護者からのお声を届けます。 要旨1、アンケートの結果と今後の方向性は。 要旨2、設置条例をつくってはどうか。早い時期にとの前の答弁もありましたが、いつごろにお考えなのか、お教えください。 要旨3、統一的に事務を所管する事務局をつくってはどうか。 要旨4、放課後の子どもたちの第3の居場所づくりにしてはどうか。 子どもの貧困のときにもこういった質問させていただいております。こういうことに触れました。前回覚えていらっしゃいますか、子どもの貧困が日本を滅ぼす、社会的損失は40兆円という本が大変話題になりました。前は貧困についての、今回は学童に触れてこれを提案してみました。放課後児童クラブがその役割を担う場所になるのではと思っております。この本の中にも子どもを取り巻く家庭環境や生活習慣を変えていくことで子どもの貧困の連鎖を軽減できる可能性があるということで、読んでくださいましたかね、あのときもぜひ読んでくださいとは言ったと思います。数字でこれは提示しておりますので、とてもわかりやすくなっております。そういう第3の居場所づくりに学童保育がなるんではないかというご提案です。 そして、質問事項2、生涯現役社会づくりについて。 人生の先輩方が生き生きと生活される姿は私たち世代にも希望となります。この質問も3度目になりますので、ぜひともよいご回答をお願いいたします。 要旨1、本市の高齢者の人数と現状は。 要旨2、シニア世代の生きがいづくりのためにコーディネーターを配置してはどうか。 岡山市には、前回もご紹介させていただきました生涯現役応援センターというのがありまして、前回質問させていただいたときはできてまだ半年だったと思います。もう3年目に入られたところです。実は現地に視察に行かせていただきまして、お話を聞いてまいりました。とても参考になることがいっぱいありまして、本当に一人一人に合ったボランティアの場所や仕事を紹介されておりまして、市民や企業、団体などにとても喜ばれているそうです。このようなことを瀬戸内市も取り組んでみてはどうでしょうか。 すごく大変なことではなさそうでした。活動現状記録シートとか、生涯現役センターの登録用紙に登録していただいて、その方の人生をコーディネーターの人が1時間ぐらいかけて面談をされて、得意分野とか、今までの人生の過ごし方をお聞きして、その方に合ったものを紹介するというものでした。とても今後この高齢になる方にとってはとてもいいもんだと思っております。うちもしてみてはどうでしょうか。 質問事項3、地域における見守りについて。 要旨1、地域の情報をどのような形で集め、共有しているのか。 要旨2、トータルサポートセンターの役割と現状は。 このトータルサポートセンターについてもこういういろんな冊子をお配りされてると思います。これも皆さんの家にきっと行かれて知っておられると思うんですけれど、どのようなふうにして情報を共有しているのか、またそのトータルサポートセンターのほうの役割についてもお教えください。 要旨3、電話相談や通報先が一目でわかるシートを作成してはどうでしょうか。 これここにっていうことで保存版なんでしょうけど、ちょっとわかりにくいっていう声も最近耳にしておりますので、もうちょっとわかりやすいのを作成してみてはどうでしょうかということです。 では、1回目の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部参与。            〔保健福祉部参与 松尾雅行君 登壇〕 ◎保健福祉部参与(松尾雅行君) 失礼します。 私のほうから質問事項1、要旨1から要旨4についてお答えいたします。 まず、要旨1ですが、ことし2月運営委員会方式で運営している放課後児童クラブに対しアンケートを実施いたしました。その中で現在の運営への満足度をお伺いしましたところ、全体では41%の方が満足、まあ満足と回答され、56%の方が余り満足していない、満足していないという結果でした。また、多くの方から運営における事務負担が大きいとのご意見をいただきました。 この結果を踏まえ、市では運営委員会方式で運営している全てのクラブの総会等に出席し、アンケート結果の報告と指定管理者制度の概要について説明をさせていただいております。そして、6月3日に開催された市の連絡協議会総会の後、各クラブのご意向をお伺いしたところ、支援員の雇用や事務を担う組織が必要との方向性が示されております。市としましては、今後も定期的に協議を行いさまざまなご意見も伺いながら具体的な議論を進めてまいりたいと考えております。 次に、要旨2についてです。 さきの2月定例会における放課後児童クラブに関するご質問の中で、市長のほうからまずは放課後児童クラブの設置条例を早い時期に制定したい旨の答弁をさせていただいているところでございます。議員ご提案のとおり、指定管理者制度の導入を行うとなれば、設置条例の制定が必要と考えております。条例の制定については、先ほどご説明いたしました今後の方向性について具体的な議論を進めていく中で条文の内容なども検討しながら進めていきたいと考えております。 先ほどいつごろとのご質問でしたが、まだ未定の状況でございます。今後利用料や指定管理者が行う業務など、全体で協議しまとめた上で条例案をつくり、直近の定例会に議案を提出しご審議いただけたらと考えております。 次に、要旨3についてです。 先ほどの答弁と重なりますが、運営委員会方式の放課後児童クラブ全体の意見としまして、議員ご提案の統一的な事務局的組織が必要との方向性が示されました。市としましては、指定管理者制度導入を進める中でどのような組織がふさわしいのかもお伺いしながら、その上で検討すべき事項を取りまとめそれぞれのクラブにおいてご理解いただけるように定期的な協議を行ってまいりたいと考えております。 次に、要旨4についてです。 放課後における第3の居場所づくりということですが、ご質問の趣旨としまして、利用料、これは保育料ですね、を軽減して利便性を図り受け入れを拡大するということではないかと思います。家庭の事情で利用されていない方に対し利用料を軽減し利用しやすくするという意味では大変意義のあることであろうかと思います。しかし、実施するには幾つかの課題もございます。利用人数がふえることで施設の規模と利用人数の問題や支援員の数の問題、そして利用料軽減分については事務を一元化した場合においてもその確認方法をどのようにするのか、事務負担の部分を含めて、先ほど答弁させていただいたとおり、組織のあり方の協議の中で今後の検討として検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部長。            〔保健福祉部長 谷本憲子君 登壇〕 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) 失礼いたします。 私のほうから質問事項2、要旨1と2、質問事項3、要旨1から3についてご答弁いたします。 まず、質問事項2、要旨1についてでございますが、住民基本台帳による平成29年4月1日現在の65歳以上の人数は、瀬戸内市全体で1万2,471人、高齢化率は32.9%となっています。また、高齢者のみの世帯は5,087戸で、高齢者のみの世帯の人数が7,570人です。そのうちのひとり暮らしの高齢者は2,730人となっています。また、介護保険の要介護と要支援の認定者数は、要介護認定者数が1,881人、要支援認定者数が647人で、合計2,528人です。65歳以上の高齢者の全体の約20%を占めています。 瀬戸内市シルバー人材センターの活動状況については、平成28年度末の会員数が186人となっており、会員数も徐々に増加し積極的に就業機会の拡大に取り組んでいただいています。 介護予防事業として地域で開催していただいているはつらつ教室OB会は現在40カ所あり、現在も新たに4カ所立ち上げを進めています。地域住民の皆様が介護予防や茶話会などの活動を通じて顔なじみになり、地域で支え合うことによって高齢者の皆様が安心して暮らせる地域づくりを推進してまいります。 次に、質問事項2、要旨2についてでございますが、現代はシニア世代の皆さんが社会で活躍できる時代です。今までの人生で培われてきた豊富な知識と経験が発揮できる場があれば地域の活性化にもつながり、笑顔で長生きできるまちづくりに貢献していただくことができます。また、さまざまな分野で社会参加をし、生きがいをもって過ごしていただくことで健康寿命を延ばしたり介護予防につながったりと好循環な社会づくりができるものと思います。 個々のすばらしい能力を生かすためにも、議員ご提案のコーディネートを行う人材を配置することは、活躍を促進する上で効果的だと考えます。今後先進地視察などを行い、この仕組みづくりができるよう社会福祉協議会など関係機関との協議を行いながら検討していきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 次に、質問事項3、要旨1についてでございます。 地域の情報収集については、本人やご家族のご相談を初め、地域で活躍していただいている民生委員、児童委員、愛育委員、栄養委員、自治会役員の方や市内各地域の介護福祉事業所、介護支援専門員の皆様から地域で困っていらっしゃる方の情報や相談を受けています。 また、地域のサロン等からの出前講座の要請を受けて、地域包括支援センター、トータルサポートセンター、市民病院など要望の内容に合った部署が地域の皆様に役立つようなお話をさせていただき、地域の現状や課題をお聞きするなど、顔の見える関係で直接ご相談を受けることもあります。 今年度からは、認知症初期集中支援チームを立ち上げ、認知症サポート医とともに認知症についてご相談をお受けする体制も整備してまいりました。共有については、随時ケース会議を開催するとともに、虐待や困難な事例については毎月弁護士、社会福祉士、司法書士、保健福祉部、市民部、社会福祉協議会等の責任者レベルによる支援検討委員会を開催し、情報の共有と解決策についての方針を立て対応しているところです。 次に、質問事項3、要旨2についてでございますが、病気や障害によって医療や介護が必要となっても誰もが住みなれた家や地域で安心して暮らせる、幸せに暮らすために、適切な医療、福祉、介護サービスを切れ目なく提供する支援体制が欠かせません。トータルサポートセンターでは、その地域包括ケア体制を構築するために平成25年度から市内の医療機関、福祉や介護事業所の専門職を対象とした研修会や意見交換会等を積極的に開催し、異なる職種の方同士の理解を深め、顔の見える関係づくり、連携を深めるとともに専門的な知識の習得の機会を持っています。 市民の皆様に対しては、どこに相談してよいかわからないとき気軽にご相談をしていただくとともに、市民講座や出前講座等を通じて在宅医療、介護に関する情報提供を行っています。個別の相談に対しては、必要に応じて関係機関、関係部署と連携し訪問、支援会議等を行い、支援内容を検討し継続的な支援を行うように努めています。 次に、質問事項3、要旨3についてです。 トータルサポートセンターでは、1人で抱えずにまずは相談してみてはというパンフレットを作成し、相談場所や電話番号、相談できる時間や曜日などを記述し、平成27年度に市内公共施設や民生委員、児童委員の方に配布するなど周知に努めてまいりました。 また、子育て関係では、子育て日和を妊娠届の場や転入時にお配りし、その中に子どもさんへの虐待の見守りや連絡について記述を行っています。ほかに地域包括支援センター、権利擁護センター、生活相談支援センターなどの相談を受けるセンターについても、虐待や認知症、生活困窮、消費者被害等について記述したパンフレットを作成し周知に努めてまいりました。 また、医療・福祉・保健に関することで、どこに相談したらよいかわからないときにはトータルサポートセンターへご連絡、ご相談をいただければ、関係の相談窓口へつなぎ対応させていただきます。今後さらにトータルサポートセンターの役割を市広報紙なども活用し周知してまいりたいと考えております。 以上でございます。失礼いたしました。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) それでは、2度目の質問をさせていただきます。 じゃあ下から、質問事項3から地域における見守りからちょっとお尋ねします。 地域の情報はケース等、また市民病院さんと一緒に地域歩かれてというのもお聞きしております。病院に来られた人とか、そういう形で共有しているのかなあというのも聞いてとれました。 要旨2のトータルサポートセンターの役割と現状のところで、じゃあどこに相談するかわからないときにはトータルサポートセンターに電話をすればいいということでよろしいですか。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) 迷っていらっしゃるときにはぜひトータルサポートセンターにご連絡いただけたらと思っております。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 要旨3にもあるんですけど、トータルサポートセンターの役割と現状の中でこのトータルサポートセンターということでいただいてます。いただいてますね。これ、でも夜間とか土日の休日とかないんですよ。あと、何とかセンター、センター、センター、センターって書いてるけど、ちょっとわかりにくいなあっていうのが、私たち議員は勉強してても何となくちょっとわかりづらいなあっていうのも感じております。市民はもっと、実はわからないんですって。もう本当によく聞かれるんです。こういうのをもらってちょっとどこに電話すりゃええかようわからんって言うんですけど、じゃあ休日や夜間は部長どこに電話すればよろしいんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) 休日、夜間については、緊急の対応ということと理解しております。そういうときには市のほうへご連絡をいただきましたら、日直また宿直等には緊急時の連絡先というシートを用意しておりまして、関係の職員へ情報が来るようになっております。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) この本庁のほうに電話をすればいいということですか、休日、夜間のときでも、どうしてもこれはちょっと緊急だなあとか、困ったときというか、で大丈夫なんですね。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) 緊急時については、そのような体制をとっております。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) わからなかったっていう人がいらっしゃいました。できれば、こういうのもやっぱり必要だなあと思ってます。 どのような形、要旨1にあります地域の情報をどのような形で集め共有しているのかに戻りますけど、市民から寄せられる情報っていうのが実はこのトータルサポートセンターをつくられたっていうことは、市民からの情報っていうのを物すごい私、この高齢化が進む瀬戸内市には大変貴重なものだと思っております。見守りが必要な世帯を地域が気軽に相談、通報ができる方法が一目でわかる、そういうものがあればいろんなことが未然に防げることがあります。 ここは議場ですので言いませんけど、私の知るところでもこの間大変なことがありましたから言ってるんですけど、一部いろんな方いらっしゃいますが、通報する人いろんな方いらっしゃいます、でも虐待でもそうですね、見守りで通報される方、あれがあるから瀬戸内市すごく充実してるな、安心感があるなって虐待のほうでも思うことがありましたよね、事例でもありました。この市民はおもしろおかしく通報する人っていうのはきっと一部にはいるかもしれないけど、私そういう気持ちで通報される方って余りいないんじゃないかなって思ってます。それは、ひとり暮らしで、あのおじいちゃんちょっと最近物忘れあれじゃし夕方出ていくなあとか、昼と夜が逆転してるんじゃないかとか、最近同じものを買い物してるように思うとか、あとごみが何かちょっと訪ねたときに身の回り物すごいふえてるなあといったときに、直接行ける田舎の環境だったらいいんですけど、ちょっと団地に入ったり、隣近所が希薄になってる今実態もありますから、言うたげようにも言うてあげれん、どこにこれは持っていけばいいんだろうっていうことで結構市民って迷ってるんです。未然に防ぐためには、やっぱり最近あそこの家ちょっと気になるんですっていう気軽に通報とか相談する場所があれば、その方がまだはっきり意識がわかるときに親戚がどこにおってとか、電話番号聞くのに自治会長が行けたりとか民生委員が行けたりとかというて見守る体制ができるし、その通報した人はきっと通報した人間ですから責任持って気にしてくと思うんですよね。そういうまちづくりができればとても本当に大変になって市役所の皆さんのお力をかりて何時間も何時間もお手数をかけるようなことがなくなるんではないかなっていうのが、これは地域の声です、地域の人たちがそういうものが1つあれば相談しやすいし安心するっていうことがありました。これをつくったから、いろんな冊子つくってるからわかるでしょう、市民便利帳があるから持っときゃわかるがっていうのはやっぱりこっちの都合で、市民が一目で見て、ちょっと気になるからあそこに言うとってあげようっていうものがあったら、それはそれでトータルサポートセンターの役割っていうのはとても充実化してくると思うんです。そういうものをつくって、これも後で使いますが、市長のマニフェストがここに書いてありますけど、選挙用(「政治活動用」と後刻訂正)につくられた、こういうちょっとこのままわかりにくいですけど、これいいなと思った、こういうマークです、私が言うのは。お年寄りがつえついてんでちょっとクエスチョンがあって認知症で困っとるかなあ、あと家のマークで、ここにごみの袋がちょっとふえたらここふえようるなと思ったらここにとかというので、こういうときはここ、こういうときはここっていうマークがあったり、声かけが一声添えるようなものがあればきっとここに電話するし、あとわからないことは夜間どうのこうのといったときにこのトータルサポートセンターですよっていうのが一目でわかるものがあれば、それはそれは市にとってとても大事な貴重な情報源になってくると思います。市民はその通報をしたからには見守りますよ、その家を。何やかんや電話してきて困るわっていう、そうではなくって、できればその声を生かしたものを製作してみてはどうでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) 現在も高齢者のことは地域包括支援センターへ、子どもさんのことは子育て支援課へというふうにいろいろと情報をいただいて早期に対応できていることがたくさんございます。そういう通報をしてくださる、教えていただける市民の方に関してはとても感謝をしております。 ただ、今市議おっしゃったように、トータルサポートセンターがどういう内容を相談していいかわからないという、そういうご意見が市民の皆様の中にあったというふうな状況でございますから、どういうもので周知していただくかは少し準備期間も要りますし予算も関係することと思いますので、まずはトータルサポートセンターがどういうな形で仕事をしているということをもう少し市民の方にわかりやすいように啓発をしていくということを考えてまいりたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) それ予算が伴いますし、いろんな冊子が出回ってるときにまあって思うかもしれないけど、市長、市長の肝いりでトータルサポートセンター設置されまして、どうしても病院の中にあるとやっぱりそういう医療関係のことなのかなあって思うらしいです。周りに議員さんがいればどこどここんなんだけどって言える場合もありますけど、18人に減りましたし、18名で今までやってきたことをやるわけですから、本当に議員としても大変だなと責任重く思っておりますけれど、市長、皆さんが本当に見守りたいけど見守りにくいっていうのが現状です、一市民からしたら。やっぱり見てわかる、すぐ相談できるっていうものを一つつくられるための予算というのを考えていってもいいんじゃないかなあと思いますけど、いかがですか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 既存の資料が見にくいということであれば、それは今後見直していくタイミングというのはあるのかなあと思います。ただ、いみじくもおっしゃったように、それがあるからよかろうがという話にならないようにしなければいけないというのはまさに議員がおっしゃったとおりでありまして、大切なことはトータルサポートセンターに情報がより集まるようにしていくということもまだまだ十分ではないと思いますが、それとあわせてどこへ連絡をしていただいてもトータルサポートセンターも含めてちゃんと神経の回路のように全てがつながっていくということ、いろんな編み目がちゃんと機能して市民の方を支えられるようにしていくということ、こういう連携をどのようにしていくかということも大切だと思いますので、既存の民生委員さんとかさまざまな地域でお世話をしてくださってる方、また議員の定数も2減りましたけれども、議会の皆さんにもそうした一翼を担っていただきながら、しっかりと地域全体でそうした方々を支えていけるような、そんなまちづくりを目指してやっていきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕
    ◆3番(高間直美議員) 見直しも考えてっていうのが少し聞こえたような気がするんであれですけど、地域では自分たちでちょっとそういうマップをつくってみようかっていう動きも実は出ております。きっと自分たちで考えて自分たちでっていうのもあれなんですけど、手づくりのをつくろうとされてますので、できれば少しお力をかりて試しにやってみようかっていうとこがありますので、ちょっとお力をおかししてくださればいいなと思いますので、部長、よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(谷本憲子君) そういう地域の皆様のお声に関して丁寧に対応して、本当に市民の皆様が自分たちがいるなというふうな、そういうお気持ちで相談していただければまたそれも非常にこれからほかの地域への参考ということにもなりますので、ご要望があれば協力していきたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) それでは、質問事項2の生涯現役社会づくりについてです。 先ほど検討してくださる、3度目ですので、検討してくださるという話は、先進地にぜひ行ってくださるというお話でした。きっと社協の方もよく知っている、私が見に行ったとこはそういうところですので、事例等ありますので勉強していただきたいなと思っております。 先ほど言われた高齢者率32.9%、高齢者のみの世帯数が7,570人、ひとり暮らしの高齢者は2,730人、もうびっくりしますね。私も選挙で(「後援会活動等の中で」と後刻訂正)4年前細かく歩かせていただいて、また今回も私は何千件と歩きました。本当に高齢者の方言われました、私に。きょう初めて人と話ししたとか、何日も誰も訪ねてこられなかった言いながら、頑張ってねって言われながら、本当にこういう思いで、瀬戸内市に住んでくださって頑張ってくださった高齢者の人がこんな思いで私は過ごしておられることにすごく何か残念というか、申しわけない気持ちでいっぱいでした。お元気でもちろんシルバーで頑張っている方、そういう方もたくさんいらっしゃいますけど、どうしていいかわからないっていう人のほうが歩いてみて多かったですね。一人一人私ももっとゆっくりお話を聞きながら、私がコーディネーターになってあげたいわと思うような気持ちもありましたが、私が歩いた人も一部でしたので、ここで提案を申し上げたわけです。高齢になられた方々が元気で瀬戸内市に住んでよかったって、もう約7,000人以上の方々を生かすっていうことは私瀬戸内市のためにはとても大事なことだなと思っております。 その先進地に行っていただくということです。コーディネーターや人の配置ですので予算も伴いますし、社協との連携もあるでしょう、人材誰つけてもいいわとかじゃなくって、私はこういうコーディネーターってセンスだと思っております。人の話をゆっくり聞いてその人の人生を思いながらこの人に幸せになってほしいと思い描きながらきっとお世話をさせてるんだと思う。1時間ですって、その面接、面談、1時間以上って言ったかな、そのお父さんがどんな思いで生きてきたか、どういう仕事をしてきたか、どういう人なんか、どういう人格なのか、そう察しながらこういうシートに書いていくそうです。そして、企業とか施設がこういうのを募集してますというので出してくるんですよ、保育園、幼稚園なんかも草取りをしてほしいとか、子どもたちと一緒に遠足のときに寄ってほしいとか、高齢者サービスではピアノの好きな先生方、80歳のおばあ様が本当は自分が要支援で行ってたのに電車に乗ってバスに乗って施設にピアノを弾いてさしあげて高齢者を喜ばしてるっていう事例も聞きました。もう交通費しか出ない、自分が保険を掛けるらしいですけど、とてもとても喜んで、支援を受ける側がやっぱり喜びを与える側に変わるととても元気らしいです。活動を始め元気になった、刺激をもらえ若返るとか、ありがとうという言葉がうれしい、あと受けるほうは、シニアがいるだけで空気が和らぐ、わかりますよねえ、経験豊かでシニアが事業を支えてくれているって民間企業の方が言われております。職員だけではできないことをしてもらえ助かると高齢者施設の方も言われております。本当にこれをマッチングする私は人材がとても大事だなあと、このコーディネーターする人が大事だなあと思っております。その部分ではどういう方向性で考えておられるのか、これは市長にお伺いしてもいいですか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 今高齢者の皆さん方の雇用だったりとか、また人材の活用というのが地域の中で、社会の中で求められているということは、議員ご質問の中にもそうした趣旨が多く含まれているものと思います。私も同感でありまして、そうした皆さん方に地域の担い手になっていただいたりとか、あるいは地域とかかわる、常に関係を保っていただくということ、こうしたことは単にその方だけのためではなくて地域全体からいっても非常に大切な観点だと思います。 シルバー人材センターもございますけれども、そこで活躍していただける方はそれ一つの方法だと思います。また、ボランティア、ボランティアセンター一応ありますけれども、そうしたところへ登録していただくというのもあると思います。また、場合によっては無給の雇用であったりとか、そうした制度ももしかしたらあるかもしれません。いろんな制度を研究していきながら、いずれにしてもそれを調整する人材っていうのが非常に必要になってまいりますので、そうしたところをどのように財源を捻出していくのか、あるいはこの財源がどのようになるべくかからないようにしながらやっていく方法があるのかどうか、そうした制度の研究も含めてこれからやっていく必要があるんじゃないかなと思いますので、少しさまざまな観点から研究をさせていただければと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 部長は必要だなあって言ってくださってますので、市長、市民もこういう、私が歩いた市民の方は本当に100%ボランティアっていう人もいらっしゃいますよ。でも、そういう時代終わって少しお小遣い程度、交通費とか、あと少しの週に2回ぐらいのお給料、賃金がいただけたらっていうのもいろんな場合がありますけれど、マッチングですので、こういう場所があればそれがとても生きがいになる、そういう場所が欲しいっていう声はたくさんありました。ここにぜひ力を入れていただきたいなと思います。その予算においてはいつも言われます。でも、社協とまた相談もされても市長自身がよろしいんだと思いますし、本当に必要なところに必要な予算っていうのが行政だと思いますので、皆様に喜びを与える、市長の政策にも高齢者のことが余り載ってなかった、少し残念、大きいとこには載ってるんですけど、ちっちゃいとこには何かすごい目を皿にして私は探したんですけど、ありましたか、市長、私が見落としてるんですかねえ。なかなかちょっときょう厳しいものがあったので、でも私が歩いた何千件の中には皆さんも歩かれたと思いますけれど、こういう高齢者の方が元気に頑張りたいという声はありましたので、ぜひこのコーディネートされる人を財源をどうにかして出して配置をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。よろしくお願いします。 それでは、次の放課後児童クラブの制度改正について質問させていただきます。 先ほどアンケートの結果、56%満足できていない、また運営における事務負担が大きい、支援員の雇用や事務を担う組織が必要とのことですね。では、具体的にこういう声を受けてじゃあどう進められるのでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部参与。 ◎保健福祉部参与(松尾雅行君) さきの市連協においていろんな方から一括する事務局みたいなものをつくってほしいということでありましたので、まずはその事務局の立ち上げについて進めてまいりたいと思っております。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) じゃあ、所管する事務局つくってはと、要旨3にあります立ち上げについてですよね、まずは。それにはきっと設置条例っていうのを早急にということなんですかね、参与。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部参与。 ◎保健福祉部参与(松尾雅行君) 設置条例につきましては、事務局を立ち上げた後、いろんな保育料であるとか、指定管理者がどういった仕事をするのか、業務を持つのか、そういったところも検討してまとめた上で条例案をつくって、それからまた直近の議会で審議いただきたいと思っております。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 済いません、ちょっと聞き間違い、事務局をまず立ち上げる、事務局というて、その事務を一貫した事務局ではなくって、事務を一貫した事務局を立ち上げてくださる。この保護者の意見は事務の負担が大きいということですよね。じゃあ、私が要旨3で質問させて、事務を所管する事務局をじゃあ早急に立ち上げてくださるということなんですか。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部参与。 ◎保健福祉部参与(松尾雅行君) 事務局といいますのが、今まで運営委員会方式でやっていらっしゃる皆さん方の事務を一括して管理する事務局でございまして、そこでいろいろ検討してまいりたいと思っております。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 今ある市連協のっていうことなんですか。 ごめんなさいね、私もちょっと。 この市連協の事務負担じゃなくって各クラブが事務負担が大きいっていうことですよね。各クラブの事務負担が大きい。保護者でするにはもう荷が重いんですよ。そのため、これアンケート多数結果はそれでしょう。 ○議長(原野健一議員) 保健福祉部参与。 ◎保健福祉部参与(松尾雅行君) 失礼しました。 事務局というのが、市連協の事務局ではなく、今あるクラブを一括管理する事務局という意味でございます。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) じゃあ、その立ち上げを早急にしてくださるっていうことなんですね。市長に振る、市長に振れというか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 市連協のほうからそうした要望があったということは先ほど答弁をさせていただきましたけれども、順序としますと、まず設置条例をどのように検討していくのかということが議論されなければいけないと思います。なぜかといいますと、将来的な指定管理者をどのように考えていくのかということをセットで議論されるべき話だと思いますので、そのあたりは慎重に考えていきたいと思っております。 事務局としてつくっていくということになると何らかの法人をしっかりとつくるということになります。法人つくるということになっていきますと、それぞれ単独でやってらっしゃる放課後児童クラブの団体さんおられますから、そうした方々とのすり合わせとか、いろいろなやっぱり調整が必要になってこようかと思います。またあわせまして、その中で現在差がある保育料といいましょうか、利用料のこの違いをどのように考えていくのかということも議会の皆さんにご説明するときにはなぜそれが違うのかといったところが十分に説明できなければなかなかご理解いただくことは難しいんではないかなあというようにも思ったりします。 したがいまして、まずは保護者の皆さん方に説明をさせていただいた内容にもなりますけれども、これまでの保護者の皆さん方の主体的な努力によってやっていただいてますというところから、まずそうではなくて、市としてその放課後の保育の質に対して一定の責任といいましょうか、コミットしていくというところにどのように進めていくのかということが大きな方針の変換、大転換になるわけでありまして、そうしたところがどのように受け入れられるかということ、こういったところを十分に詰めていく中で、再度それぞれの地域の皆さん方、それぞれのクラブの皆さん方とも個別の事情がおありになると思います。そうしたところを丁寧にやっぱり酌み取っていく作業も同時にやっていきたいというように思っております。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) じゃあ、やっぱりそういう指定管理、私指定管理がいいって言ったわけではないので、各クラブでは保護者の経営だけど事務負担が大きいからっていうのが今の時点では多いと思うんです。それもひっくるめてきっと意見を聞いてくださるんではあるんだとは思うんですけれど、それは指定管理するとこで本当にすばらしいところで皆も安心して、各クラブが安心してというとこがあればそれが一番いいのかもしれませんけれど、そこはもう丁寧にやっぱり聞いていただくっていうのが大事だとは思っておりますけど、今までは少し保護者に任せて担当者がかわればいろんなことが変わった今の現状の放課後児童クラブから、市が質に対してもいろんなことに関してちょっと責任を持っていこうかという転換っていうのを今聞きましたので、それでよろしいんでしょうね。期待しておきたいと思います。 じゃあ、設置条例をつくっていくっていうことで、その条例が制定されることによって保護者というか、利用する側にはどのようなことが考えられるのかなあと思うんです。私がいつも言っているのは、その条例が、市のその条例、統一された条例があるっていうことによって、今まで何回も質問させていただきましたが、学童保育の保護者の負担軽減っていうことでいろんなことがまちまちだからできないんだよって市長いつも答弁が返ってきますので、そういう設置条例が制定されることによってそういう軽減的なものも関与してくるんでしょうか、市長。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 放課後児童クラブの設置条例を設けるときに、その軽減措置をどのように設けるかということも一つの検討課題になってこようかと思います。そうした条例を検討する際にもしっかりとした、午前中のご質問の中にもありましたけれども、実態を把握をする必要があろうかと思います。こういう状況があるからこうなんだということを私たちはしっかりと説明をする責任があるというように思っています。 もう一つ、ちょっと先ほどの質問に戻るような形で関連するんですけれども、じゃあ実際に指定管理料であったりとか、現在委託料とかでありますけれども、それの算定をどのようにしていくかという中で民間の学童保育、既にあるところと、それから今度新たに公設でやってるところを新たな組織をつくっていくことになると、新たな組織をつくるということは確実に費用がふえるわけですから、じゃあそこの費用がふえるところをどのように民間の学童保育の皆さん方にご理解をいただくかとか、そうしたところでお金の話になってくると非常にいろんな調整をやっぱりやっていかなければいけないところもあるんではないかなと思いますので、そのあたりも十分にやっぱり対話していきながらいいものをつくっていきたいと思っておりますので、前向きに取り組んでいきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 少しテンションが下がってしまいました。 保護者負担が大きいから今ちょっと問題が起こってるっていうのがあると思いますけど、私最後の要旨4の放課後の子どもたちの第3の居場所づくりについてはどうかっていう、学童保育、とても頑張っていらっしゃるところには本当家庭教育もお料理が、各自がお料理とか、自分で選択もちょっと夏休みしてみたり、体験型行ったらもうすごいすばらしいなあと思うとこが何件かあって、本当に思ったんですけど、子どもの貧困っていろんな関係性のものがとても実は多くて、経済的な貧困、でも親の体験不足による貧困も、それいろいろあるんですけれど、やっぱり経済的に苦しいから学童に預けれないっていう子も結構いらっしゃるんですよね。そういう子どもたちがじゃあどういうふうに放課後過ごしているのかって、そこが一番問題だなあと思います。大きなまちだったらいろんな居場所づくりをつくっていろんな選択肢があるんですけれど、私学童保育行くたびにいつも思うんです。ここにそういう家にいてさみしい思いして、家へ帰ってからうろうろしてる子どもたちがここに来ればどんだけ安心していろんな生活のこと教えてもらったり、またその先生方からの親としてのかかわりを、その先生ではない、支援員ですので、教えてもらったりっていう、こういうとこにこういう子こそ触れさせてあげたいっていうのが思って今回この要旨4のほうに居場所づくりにしてはと入れております。現在利用されてない世帯はやっぱり経済的な理由があるとも考えられますよね。そのような環境にある子は私たちが守るべききっと存在なんですよ。 市長はいつも言われますけれど、市として学童クラブに通う子どもたちには市のお金も入れてます、国のお金も入ってますよ、と通っていない子ども、その整合性どのように考えますか。その子どもたち、実はその学童保育に入れるお金が厳しいから、生活が厳しいから、ようやらんのだっていう、そこは同じ子どもですよ、瀬戸内市に住んでいる、これはどうお考えですか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 放課後児童クラブというのは、第3の居場所になり得ると私も思っています。私も高間議員と同じように、やっぱりそういう経済的な理由で行きたくても行けないという子どもたち、またご家庭に対してはどういう支援策が講じれるのかということは考える必要があると思っています。 ただ、それだけではなくて、本当にその親がどのように子どもと向き合っているのかというところもしっかりと私たちはかかわっていく必要があると思っています。 これは別な事例ですけども、例えば障害者の施設があって、その障害をお持ちの方が親に対して言った言葉が私は今でも残ってるんですけども、自分は行きたくてその施設へ通ってたわけじゃないと、親が無理やり言うから通ってたんだということで、結局結果的に親に対してそういうふうな思いを抱いてしまうということ、だからそういったことはやっぱり制度の中でしっかりとなくしていかなければいけないんではないかなあという思いもあるわけです。したがって、親がちゃんとかかわっていくということ、そして愛情を持って接してくれるということをどのように残しながら、そういった中でも経済的な負担をどのように軽減していくかということ、この両面を考えていかなければ、もう単に丸投げにならないように制度を慎重につくっていく必要もあるんではないかなと思いますので、そのあたりご質問の趣旨、私も十分にわかりますので、しっかり研究していきたいというふうに思います。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 先ほど市長が言われたことも私もこういうとこがあるから行きなさいっていうんじゃなくて、親がちゃんと子どもと向き合うっていうこともよくわかりますけれど、この本は貧困の連鎖をとてもクローズアップしてる、数字でしてます。親にそういう手厚いのを受けてない親は子どもにもなかなかできにくくてそれさえ知らないんですよね。部長はよく知っておられると思うけど、それを向き合え向き合えって言ってもやっぱり向き合えない。その場合はその子どもが次の連鎖生まないためにもそのための第3の実は居場所づくりなんです。本当は家庭ですることが今できなくなる、それを放置してたから今こういう時代になって日本は大変だっていうことに今なってます。そうでなくって、気づいたところからその親をももちろん含めて教育していきますけれど、その子どもにまずは安心・安全、きのうもイクメンで市長絵本読み聞かせしてくださいましたよね、とてもお上手で、こういう書いてんです、ここにも。読み聞かせされた子とされてない子の差って。本一つ読んでもらえない人だっているんです。そこで心を養えない、あと頑張り抜く力が持てない、そういう私たちから、普通に生活しとけばと思うかもしれないけど、毎日毎日ゲーム漬け、毎日毎日ほったらかし、それで御飯もちんちんちんで済まされている子とやはり違うと思うんですよ、夏休み長いし、そういう関係性の負の連鎖が始まっているっていうことで、私は第3の居場所が今要るっていうことで、そこがいろんなところにあってもいいけど、瀬戸内市ぐらいの人数だったらやっぱりそれは学童保育が一番ふさわしいかもしれないし、子どもたちもいろんなところをつくらなくっても入りやすい、友達と一緒に行きやすい、それが実は放課後児童クラブじゃないんかなと思っております。 こういう子どもたちは本当に10年、15年もすれば瀬戸内市の間違いなく私たちの市を担う人材になる宝の子なんですよ。その子どもたちに今の時点ではなかなか手を尽くさせてあげてないですよ、放課後、その子どもたちに。あっという間に大きくなっちゃって、そういう子どもたちに何か、市長、ちゃんと子育てについて書いてくださってるでしょう、読んで、放課後児童クラブなどの子どもの放課後の質の向上とかというて書いて、わあもう質問できるわと思うてもううれしくて赤線を引いたところです。 ○議長(原野健一議員) 残り時間3分です。 ◆3番(高間直美議員) だから、こういうのをぜひ、そりゃ選挙はなかったかもしれないけど、承認されたんです。私たちは選挙しました、しました、一生懸命歩いたんよ、いろんな声を聞けてとても財産でした。私もちゃんとした自分の公約もつくって放課後児童クラブ書きました、私も。やっぱりお約束したことはって、当選証書をいただいたときに言うてくださいましたじゃないですか。私も絶対約束したことを市民にお応えしようと思って証書を受け取りました。市長もぜひよろしくお願いします。こういう子どもたちについてどうですか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) ご紹介いただいたとおりでございます。私も具体的にどのように進めていくかということを考える、そうした重大な責任を負ってると思いますので、責任のある、また議会の皆さん、市民の皆さんにご納得をいただけるような制度なり予算を組んでいきたいと思いますので、ご指摘の点を十分に踏まえて公約の実現に向けて努力してしてまいりたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 学童保育で質問させていただいたときに、放課後児童クラブ、第3子無料してくださいましたよね、やっぱりああいうのが要るんだと思いますよ。大変な世帯の方にはどうぞ放課後児童クラブ利用してくださいっていうのを、市長、あと一分あるから、どうですか、宣言されたら。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 今のご提案にお応えするためには、数ある軽減策の中でなぜそれが必要なのかということ、またその背景としてどういう問題があるのかということを私たちしっかりと根拠を持ってご説明をしていく必要があると思いますので…… ○議長(原野健一議員) 残り時間1分です。 ◎市長(武久顕也君) そうしたことを十分研究しながらやってまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) では、根拠は先ほど何かあった調査等でできるのかもしれないし、もしよろしかったらこの本も読んでいただいても構いませんし、どれだけそういう子どもたちを支援することが市にとってとても、子どもたちにとってもいいけど、それ市にとっての繁栄にとってもいいっていうことを根拠をつけていただきまして期待して待っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上で私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(原野健一議員) 以上で高間直美議員の一般質問を終わります。 ここで10分間休憩します。            午後2時39分 休憩            午後2時50分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 次に、発言順序5番、廣田均議員の一般質問を行います。 16番廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 皆さんこんにちは。 さきの選挙で当選をいたしました。皆さんには大変選挙事務やら何やらでご苦労をおかけしました。大変忙しい選挙でどうもありがとうございました。今後とも頑張りますので、よろしゅうお願いします。 私は、平成10年に旧牛窓町会議員初当選して以来、平成16年11月の合併を経て19年目の議員としてたとうとしております。その間私は一貫して安全で安心なまちづくりについて訴えてまいりました。市民の代弁者として、小さなことからこつこつと、できることからをモットーに頑張ってきたと思います。今回の一般質問も選挙で回っている中、要望や意見をたくさん伺いました。個々具体的な事柄については、執行部に個別にまたお尋ねしたいと思います。議会と市執行部は車の両輪である半面、議会議員は執行部のチェック機関でありますので、時には厳しく市民の目線で意見もあろうかと思いますが、市長の言いなり議員にならんように一生懸命頑張ってまいりたいと思います。 今回の質問事項は3点、各種災害防止対策について。 1、土石流防止対策、2点目、急傾斜地の崩壊防止対策、ため池の決壊防止対策、4点目に、低地帯への浸水防止対策、5番目に、海岸漂着物の撤去についてどうなっているのか、この件についても選挙中、裏山が崩れるとか、それから川が氾濫して浸水するとか、いろんな意見をお聞きしまして、このたびもう一度整理して初心に返ってこの各種災害について、防止対策についてお伺いしたいと思います。 2点目に、インフラの整備について。 県道、市道など整備要望について今の現状と今後の対応はと。また、草刈り、枝打ちなどの年間の取り組み状況は。 これについても、県道、市道が非常に木がかぶさって薄暗い、あるいは道路標識、それから案内標識、警戒標識等が非常に見づらい、そういったことがありますので、現在の要望、それから今後の対応について、また県道、市道が非常に草刈りができておらないようなところが散見されるということでありますので、今後の年間の取り組み状況と今後の取り組みについてお尋ねをいたします。 それから、3点目、鹿忍地区の低地帯対策について。 この件については、改選前から何遍も旧塩田跡地について一般質問をしたところでありますけれども、その後の現状あるいは今後の対策についてお伺いをいたしたいと思います。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうから質問事項の1の1から5、それから質問事項2の1につきましてご答弁をさせていただきたいと思います。 それではまず、質問要旨の1と2でございますが、これは土砂災害防止の観点から土砂災害防止法によって対策を講じるということになっておりますので、まとめてご答弁をさせていただきたいと思います。 土石流防止対策及び急傾斜地の崩壊対策についてなんですが、土砂災害防止法によりまして土砂災害の発生が予測される箇所では、対策工事等のハード対策だけではなく土砂災害が発生するおそれがある土地の区域を明らかにし、住民の生命、身体を守るための警戒避難体制の整備でありますとか、建築物の安全性の強化、開発行為の制限などのソフト対策を展開していくことを目的としまして、平成13年4月1日に同法が施行されているところでございます。 現在瀬戸内市では、土砂災害警戒区域として120カ所が指定されているところです。発生原因別で見ますと、土石流が発生原因になる箇所が33カ所、急傾斜地の崩壊が発生原因になる箇所が87カ所ございます。詳細につきましては、岡山県の防災砂防課のホームページに公開されているところでございます。 この調査につきましては、岡山県が実施しておりますが、今年度からはさらに詳細な調査を行い、土砂災害特別警戒区域の指定を目指しているところでございます。具体的に申し上げますと、今年度におきまして現地調査を実施し、来年度以降地元説明会の開催を予定しているところでございます。 土石流防止、急傾斜地対策につきましては、ハード事業で全ての区域をカバーするということは現実的に難しいことから、これらソフト事業を重点的に実施していくことで地域住民の安全・安心を守る対策を推進していきたいと考えております。ご理解とご協力をお願いいたします。 続きまして、3のため池の決壊防止についてでございます。 瀬戸内市内にはため池が642ございます。そのうち受益面積が0.5ヘクタール以上の池276につきまして、平成25年度から26年度にかけてため池の外形的な状況や周辺環境を調査し、整備の要否の優先度を判定するためのため池の一斉点検を実施しているところでございます。点検の結果、継続監視が必要とされたため池につきましては、職員が巡視し漏水の確認などを行っているところでございます。 また、ため池一斉点検を実施したため池のうち、総貯水量が5,000立方メートルを超える76の池に関しましては、決壊した場合の被害状況を判定する簡易氾濫解析を実施し、さらに受益面積が大きく池の総貯水量の多い4池、これ具体的には、京尾上池、京尾中池、大池、荒池についてでございますが、これにつきましては防災重点ため池に指定しまして、ため池が決壊した場合の浸水想定区域図などを掲載したため池ハザードマップを作成しているところでございます。 防災重点ため池に指定したこの2池につきましては、県営事業で平成30年度から改修する計画となっており、残りの2池につきましても来年度耐震診断を実施する計画としています。これらの対策によりまして、ため池の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 続きまして、(4)低地帯への浸水防止対策についてでございます。 低地帯への浸水を防ぐ事業といたしましては、高潮対策としては防潮堤の設置、内水面の氾濫などに対して河川改修等の事業があるわけでございますが、これ以外にも浸水防止機能の役割を果たす水門、樋門などの適正な維持管理も重要であり、また一時的に排水機能を高めるためのポンプの設置も非常に有効な手段ではあると考えているところです。 その中で鹿忍地区の低地帯への浸水防止対策について申し上げますと、鹿忍地区を流れます小向川の改修につきましては、小向川沿いに住宅が建ち並んでいる状況などから河川断面を大きくするなど河川改修することは困難な状況であります。気候変動に伴い近年のゲリラ豪雨などの発生率が高まっていることは否めない事実でありますので、現況断面を少しでも大きくすることなどによって改善することは望ましいというふうに考えております。 一昨年度に流域や現況河川断面調査などの概略設計を行い、道路整備の中で河川断面の拡幅が可能かどうか検討しておりますが、現況道路などが狭いなどの地形上あるいは施工上の問題点も多く、早急な対策案がなかなか見つからないような状況にあります。また、小向川の改修だけでは周辺の浸水被害などの解消は困難であることから、下水道の雨水排水対策の事業とも連携を図りながら整備をしていく必要があるというふうに考えております。いずれにしましても、どのような対策が最も効果的か、実現可能性も含めまして検討を重ねているところでございますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 続きまして、(5)海岸漂着物の撤去はどうなっているのかという点についてでございます。 近年大量の漂着物の漂着により海岸環境の悪化、海岸機能の低下などの影響が全国的に懸念されつつありますが、このことにつきましては美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境の保全に係る海岸漂着物等の処理等の推進に関する法律、いわゆる海岸漂着物処理推進法といいますのが平成21年に施行されているところでございます。この中で、海岸法に定められた海岸管理者などは、海岸漂着物の処理のための必要な措置を講じなければならないということになっておりますので、当然のことながら市が管理します海岸につきましては漂着物の処理責任があるものというふうに認識しております。 本市における取り組みとしましては、国土交通省の瀬戸内海沿岸の11府県107市町村で構成されます団体、瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会の事業といたしまして、瀬戸内海沿岸で毎年一斉に実施しております美しい瀬戸内海を守るための海岸清掃、いわゆるリフレッシュ瀬戸内に取り組んでいるところでございます。 本市でも、産業建設部が主体となりまして毎年多くの市民の方の参加、ご協力をいただきながら市内の海岸清掃実施をしているところでございます。本年も7月12日市内2カ所の海岸清掃を予定しているところでございます。今後もこの事業を継続させていただきながら海岸美化に引き続き取り組んでいきたいと考えますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項2、インフラの整備についてでございます。 県や国が管理する道路、河川などにつきましては、現状の問題点などを箇所ごとに示し、道路だけではなく河川、急傾斜地、港湾、漁港などの公共施設とあわせまして、また合同期成会などを通じて国や県に対して毎年事業要望を提出しているところでございます。 市道についてなんですが、市道の整備につきましては各自治会の土木委員の皆様方からご要望いただき、現地にて要望の内容を職員にて確認を行っておりますが、この確認を行った後、緊急応急的なもの、また継続的に実施していくものなどを判断させていただきまして、予算の範囲内ということにはなりますが、随時実施をしているという状況でございます。 生活道路の整備としまして、道路維持、改良、舗装、安全施設設置については、これ過去3年間の数字でございますが、要望件数が1,070件、これに対しまして今まで対応させていただいた件数が519件という数字になっております。なお、生活道路の要望は、平成26年度が335件、平成27年度で362件、平成28年度は373件と年々ふえている状況でございます。緊急度に応じて順次整備はさせていただいておりますが、何分財源的な問題もありますので、そのあたりご理解とご協力をお願いいたします。 そして、草刈り、枝打ちなどの取り組み状況でございますが、市道の草刈りにつきましては管理路線も非常に多いことから、幹線市道につきましては業者委託、建設課の作業員による実施、集落内の生活道路的な市道は地元の自治会の皆様方によりご対応いただいているという状況でございます。道路通行に支障がないよう必要最低限の管理しかできていないというのが現状ではあります。道路沿線や道路通行者の方々には大変ご迷惑や不備をおかけするということも多々あるかとは思いますが、何分限られた予算の中で維持管理ということでございますので、担当課としても苦慮しているというところでございます。 また、枝打ちにつきましても、道路の通行に特に支障がある場合や倒木の危険性がある場合など、通行に支障となる危険箇所を対象に対応しているという現状でございます。毎年計画的に枝打ち除去ができればいいのですが、市内の市道の総延長は623キロございます。一掃するには非常に多額の予算が必要になることから、順次計画的に実施してるという状況でございますので、何とぞご理解をお願いいたしたいと思います。 以上で私の説明を終わります。 ○議長(原野健一議員) 環境部長。            〔環境部長 小竹俊作君 登壇〕 ◎環境部長(小竹俊作君) 失礼いたします。 私のほうからは質問事項3、要旨1についてお答えさせていただきます。 塩田跡地の浸水につきましては、議員よりたびたびご質問をいただきご心配をおかけしております。対策につきましては、平成28年11月議会におきましてご説明させていただいておるとおり、当該土地につきましては悪臭防止法や水質汚濁防止法の対象となる工場とか事業場でないということで法の適用に基づいての行政より指導等は困難という状況に変わりはございません。 水質の状況としましては、目視での確認となりますが、本年5月から定期的に当該エリアの西側2地点で水質状況を確認をしております。水面状況につきましては、水温の上昇に伴って水中に藻類の繁殖が見られます。あわせてにおいや濁りなどの状況を職員が確認をしております。今後も引き続き当該土地所有者と粘り強く協議を継続してまいりたいと考えております。ご理解をお願いをいたします。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) ありがとうございました。 順序逆になりますけど、鹿忍の低地帯対策、環境部長から今答弁がありましたけれども、この件については私はもう何回も質問しているところですけれども、1年前の状況と、それから今の状況ではちょっと様子が、本年5月から確認をされておるということですけれども、言えば最初は水面は余り藻類とかというのはなかったんですけど、最近になってもう非常にあの中に野鳥とか、それからウとか、いろんな鳥類が来てふんとかなんとかをまき散らすというか、ああいうところができて余計に中の水質が、栄養分があるんかどうかわかりませんけど、藻が非常に繁殖したと。それにかかわって物すごく、これから梅雨が済んで夏時分になると物すごう悪臭がすると、それに付随してあそこの新浜地区というんですか、あそこの玄関の前、夏場に窓を、いわゆるブラインドというか、ブラインドじゃなしとか……            (「網戸」と呼ぶ者あり) 網戸、網戸、網戸をして寝られるような状態ではないと。ほいで、閉めて寝ると玄関の戸にもう山になるぐらいウンカとか、それから蚊とか、そういった類いのもんがいっぱい出るんだということで、あそこへずっと建てておられる方はもう大分高齢者になるんですから、これは私が育ったとこというか、家を建てたとこじゃから家を離れるわけにはいかないということなんだけれども、3世代同居しとるうちの一番若い夫婦はもうとてもおられんような状態でもう家をかわったと、ほいで鹿忍の中心のほうへ家を新しく建てたと、建ててもうそこで生活するということで、最近もう家ができるらしいですけど、これを捉えて被害等も何でもないという、これが被害でなくて何だろうかという思いがあります。毎日のことですからね、これから。ほいで、玄関をあけると悪臭はする、すぐ二、三メーター前へ出るともう藻が繁殖して、そこはつかる前は畑をしょうたとこなんですけども、今もう完全につかって畑ができるような状態ではない。だから、過日弁護士と相談する機会がありまして、どうしたらいいもんかということで、市の対応としてはもう身内であるから、今のさっき環境部長が申されたように、水質汚濁、それから悪臭防止法には企業じゃないからという法律にかからんということなんだけれども、それをもって何にもしないとかというようなことではちょっとどうかなあということで、現実にもう家をかわっとる、若い世代はもうかわって家を新築して建っとるというような状態ですから、それで弁護士に相談したら、とりあえず簡易裁判所へ行って民事調停をしたらどうかと。どっちみちそういう人だから出てこないということも見通しとしてわかろうかと思うけど、呼び出しを出して来ない、何回も出して来ないということになると悪質性も出ると。 それから、もうそれができなくなるんであればもう民事訴訟、損害賠償請求、それからいろいろあろうけど、民事訴訟になるかなあという思いがあって、簡易裁判所で一遍その地区の人と行って相談を受けたらという弁護士に相談をしたんですけれども、そこに至るまでに何とか自治体として調停あるいは訴訟に入るまでに地元の人と相手側と接点をしてこういう状態なんだということを聞いてもらうような機会ができないもんか、そういうことは考えるんだけれども、市長どうですかね、非常に難しい問題だと思うんじゃけど、これをそのままあれをすると、今の状態ではまた何とかという、そこの一番古い人はまだ私がおったとこじゃからこれを離れるわけにはいかんということなんだけれども、もう限界だということを言っております。だから、これは自治体として何か取り組むべきではないかと、現実に被害が出とるわけですから、どうかと思うんですけれども、市長、そこら辺の判断は、判断といいますか、見解というか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) ご指摘の問題については、本当に長年といいましょうか、議員からも何度も議会でも何とかならないものかというようにご質問いただいた案件であります。私自身もこの地権者の方と何とかお会いする機会を持つことができまして、そうした中で話し合いをさせていただいたりはしておりますが、そこへ近隣の住民の皆さん方にも同席いただいてという形が果たしてとれるのかどうかということ、このあたりは私の一存ではなかなかちょっと決められないんではないかなあと思います。なかなか、あくまでも我々は何らの権限を有しない中でそういう形で何とかお会いできてる状況なので、そのあたりは信頼関係をまずはちゃんと守っていくということも一方で大切なもんですから、そのあたりご指摘の点も十分に考慮しながら今後の対応に当たっていきたいと思っています。 先ほどの調停の話とかっていうのは、あくまでも民事で原告の方がいらっしゃって、その方からの申し出というのがどうしても必要になってまいりますので、そうした動きをとられるということになれば、それは我々もどのようなかかわり方ができるかというのはちょっと難しい部分も正直あります、民事不介入という原則もありますので。議員も初めとした地域の皆さん方がしっかりとその問題向き合っていきながら問題の解決に向けて動かれることを、我々もできることは一生懸命やっていきたいというように思っております。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 問題なんは、あそこへ雨水あるいは海水が下から入ってどういうふうな、真水か海水かわからんような状態の水だろうと思うんですけれども、木が枯れとるということですから、水没して枯れとんだろうと思うんですけど、一番にどうにかできんかということを考えた場合、あっこのたまっとる浸水しとる水、これを排水ができないもんか、もう民有地じゃからほってえてくれえというてというて恐らく言うと思うんですけれども、かといってそれを排水ができないような状態でこのまま行くのか、だから非常に難しいと思うんですけれども、さっき市長の答弁の中で原告、被告ということで調停になればそういうふうにしていかなければならないと思うんですけれども、陳情された人もおりますし、今の現実に被害をこうむった人を訴訟代表者として原告として、どうにもならんときにはやらにゃいけんなという思いは持っておるんですけれども、一時的にはそうなる前にどうなるかということをお聞きしたわけで、今後自治体として注意深く見守っていくじゃなしと、いざというたときにはやっぱり陣頭でも出てきていただいて住民の方のこれこそ安心・安全の、いわゆる財産が失われ、それから今の身体、生命の危機にもなっておる事案ですから、だからこういったこともよくよく考えて今後注視していっていただきたいなと思います。 それから、2点目にインフラの整備について産建部長のほうから答弁いただきましたけれども、この件については予算の範囲内でって、予算は年間どのくらいぐらい組んであるもんかちょっとお尋ねをしたいんですけれども。 ○議長(原野健一議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 予算のほうにつきましてですが、草刈りとかという形で単独ではとっておりませんので、全体の予算枠の中で動いておりますので、ちょっとお時間をいただければ額については後ほど数字をお示ししたいと思います。            (16番廣田 均議員「また後で」と呼ぶ) ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 県道、市道、さっき生活道、いろんなことで草刈りについては道々で対処される方が違うということをおっしゃられたわけですけれども、県道にしても市道にしても年に草刈りは何回ぐらいを思っておられるのか。あれは規定とかなんとかというもんはないんですか。 ○議長(原野健一議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 県道につきましては、従前は年2回実施をしていたというふうに私も記憶をしておりますが、県のほうでも今は年1回というような、場所によっては年1回というところもあるように聞いております。 市道につきましては、回数の制限というのは今のところ基準は設けておりません。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 中には、市長、生活道というか、通学路もあるわけです。ほいで、草ぼうぼうで中によっては、それまちなかじゃそういうことはないですけど、郡部のほうへ行くと草ぼうぼうの中からマムシがおるような状態のようなところを歩いてくるところもあるんです。ですから、私常々思うのに年に何回草刈りをやっとんかなあという思いがあるんですよ。 ほいで、もう草ぼうぼうで、私んところは西脇の海水浴場がありましたけれども、今は海水浴場でなくなりましたから余計ほっとんかなあとも思うたりもしょんですけど、もう草ぼうぼうで県道からもうこっちあぜ道から湧き出て、ほいでもうこれが観光立町である瀬戸内市であるんかなあというような、草刈りぐらいはもう梅雨が明けてするんか、梅雨の水を飲んだら余計生えるから梅雨が済んでからするんか、そういった思いがあるんだけども、やっぱり瀬戸内海国立公園でもあるし、さっきも言われた景観からいえば、この間も選挙中にあるところで、枝打ちができずにもう真っ黒になっておるから家へ帰れんから、私はホテルグランヴィアであっちから帰ってきたらもう帰らずから夕方になってから薄暗えとこ歩いて帰れんからというて、もうここへ泊まりょんじゃという、現実にそういうことも聞きました。そやから、枝打ちをしてくれえとか、それから横の草刈りをしてくださいとか、いろんな要望を受けました。 それから、1点確認をするんですけれども、県道にしかり、市道にしかり、側溝がありますわね、グレーチングがあるところと、それからセメントで覆いをしてふたをしとるところもあるし、そのままもうどんがらのところもあるような状態なんですけれども、あれに葉っぱがたくさん落ちて、へえで一気に雨が降るとその葉っぱが通せんぼをして道路から水があふれて、もう一切葉っぱのところを歩きょんか何が歩きょんかわからんような状態のとこある、その側溝というのはどこが管理するんか、県道じゃったら県、それから市道じゃったら市になるんではないかと思うんだけど、そういったところをもちいとやっぱり見て、生活道路ですから、それでまして観光立町である観光客も来るようなところでばあっと、こんなとこかなあというイメージが、牛窓町は鹿忍にも千葉県の野田から来た人がおるんですよ。ほいで、何でここ、こんなとこへ住んだんというて言うたら、もう瀬戸内市のイメージがええんだということで、もう岡山市にするか瀬戸内市にするかということで来たんじゃけど、もう瀬戸内市のイメージがいいから来ましたという、現実に子どもさんが小学校へ、いつも会うんじゃけど、行っとられるんですよ。ほいで、もう瀬戸内市のイメージがええからというてその家も改築して、ほいで住んでおられるんですけど、だからそういったことからいうとやっぱりイメージダウンというか、そういうなことで、そういったところは要望があってするんじゃなしとやっぱり日ごろから見回って、ほいで草刈りについても牛窓町だけじゃなしと、長船でも言うとんじゃけどいっこもしてくれん、邑久にしても立木があれしてからもうこうなってしもうてからいっこも、ちょっと高え車じゃったら当たる、そういうなところがいっぱいあるんですよ、市長。だから、生活基盤を、後から言う低地帯の問題でも言いますけれども、そういったところもやっぱりちゃんときちっと管理してくれるんが自治体じゃないかなあという思いがあるんですけど、市長どうですか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 瀬戸内市を選んで、そして移住してきてくださる方がおられるというのは本当にうれしいお話だと思います。そうした方々に生活の利便性であったりとか、その魅力を損なうことのないようにということでのご提案で、まさにおっしゃるとおりだと思います。 私たちも厳しい財政ではありますけれども、そうした中で草刈り等は実施をさせていただいたりとか、あと地域の要望に沿って対応させていただいておりますけども、決して全てが全て対応できてるという状況では恐らくないというふうに認識はしています。 今後どのようにしていくかということでありますけども、やはり地域の事情については地域の方々が一番よくご存じのところもあると思います。市にもマンパワー的にも財源的にもどうしても限りがございますので、そうしたところをやっぱり地域の皆さん方が主体的に担ってくださるような関係、今本当におっしゃったように、市に言うていつまでたってもしてくれんという、そうしたことではなくて、主体的にどのように地域のことを考えて動いてくださる方をふやしていけるかということ、高齢化がやっぱり進行している問題はもちろんありますけれども、地域によって事情が全て違うわけですよね。草刈りがたくさん必要なところもある一方で、溝掃除がたくさん必要な部分もあったり、それやっぱり瀬戸内市大きくなったがゆえに、牛窓町のときにはできてたけども瀬戸内市になったらそれ牛窓町だけの話だからできないといったそうした不便もおかけしてるんではないかなあという部分もあります。したがいまして、地域がどのように主体的にその地域を担っていけるかということを我々も協働のまちづくりとして今後制度等も含めて検討していきたいと思っておりますので、そうした中で極力地域の皆さん方にかかわっていただきながらより期待に沿えるようなまちづくりを目指していきたいと思っています。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 今地域の話が出たんで、地域は溝掃除、どぶ掃除、これは地域の者でやっとんですよ、ある程度までは。ですけど、その地域から地域外を出たところがそういうふうな状態なんですよ。だから、地域の者もやるのはやるんですけれども、やっぱり今言う私らの地域、それからほかの地域、いろんな地域ありますけれども、何としても観光で食べていっておる人、牛窓にはペンション等がありますけれども、ペンションも大分一時期一世を風靡して以降、阪神大震災後年々衰退するような状態のようです。それで、廃業に追われてる中で生き残りをかけておるところもあるんですよ。だから、そういったところも応援していかにゃあいけんと思うんで、何とか自治体としてできるところはやってほしいということの思いがありますんで、ひとつその辺も加味していただきたいと思います。 それから、県道、それから市道にかかわらず、産建の部長お尋ねしますけど、新たに通学者が多い、それから通行者が多いということで自転車通学等で多くなってそこの横断歩道を設置してほしいという要望、要望というか、ということを受けまして、何遍かこの件については、もう全体のことを含めて言いますから、横断歩道を設置するのは公安委員会ですから、道路管理者はその道路を管理するだけですけれども、そこの横断歩道へ、横断歩道を設置するためには道が6メーター以上は2車線あるんですけど、6メーター以内とかいろんなところがあるんですけど、横断歩道を設置するためには滞留所、とまって車を確認する、側線があったらそっから横断歩道を引けばええんですけど、それの手前の滞留所がなかったら横断歩道はできないんですね。それで、ここの地権者等の話で分けてくれたらすぐできるということを言われとんですけれども、そういった場合には市はそこへするためにということは、地元の自治会が言うんか、そういうときには行政というか、その土地の収用というか、貸していただくか、買うかぐらいしかないと思うんですけど、そういったときにはどういうふうに、そこへ横断歩道を設置するためには、そこには重大事故で過去自転車で大けがをしたりしとる箇所なんで、全体としてそういったようなときにはどういうふうに対応されるんか、県道にしても、市道にしても。こっち聞こうか。 ○議長(原野健一議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 横断歩道につきましては安全交通施設ということで、設置の場合には、議員先ほどおっしゃっておられたように、公安委員会等への協議っていうのが必要になります。ただ、市道にせよ県道にしましても、その安全施設を設置するために必要な用地について、それが県道側あるいは市道側のほうに確保を求められるということであれば、関係機関と協議を図りながら必要に応じてそういった用地の確保、あるいは地元と協議をしながら用地について、あるいは例えば寄附をしていただけるのであればそうした寄附採納という形もあるわけでございますので、そういう形で横断歩道が必要な場所に対してそういう施設をつくる上で必要な対策っていうのは協議をしながら進めていければいいんではないかなというふうに思っております。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 今担当部長が答弁させていただいたとおりでありますけども、そのあたりも地域の皆さんとよく話をしながら関係機関をうまく調整できるようにしていくのも我々の務めだと思いますので、また具体的な個別の箇所の話につきましてはまた別途いろいろ話を聞かせていただければというように思います。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) ぜひまた個別に言いますけれども、またよろしゅうお願いします。 それから、1番目の各種災害の防止についてでありますけれども、この赤表紙に産建部長書いてある数と、県のインターネットで書いてあるとこ、若干ちょっと数が私がこれで調べた数とはちょっと違うんですけど、大方合うとりますけれども、土石流防止非対策の地域が31カ所、それから急傾斜の崩壊防止地域が、自然の急傾斜が86カ所、それから法律指定でされとるところが48カ所、ため池については牛窓が川がないからもう昔から多いんですけど626、それから邑久が309、それから長船が77ということになっとんですけど、こういったところで大雨が降って、日ごろはもう全然水がないようなため池もあります。だけど、池守がおると思うんですけれども、そういったところが管理をされておると思うんですけど、たまには決壊しそうなというところが出てくるんですよ。だから、そういったときにどういうふうに緊急に水を抜いてええもんか、今ハザードマップで決壊したときの浸水地域のこういうなのが出てきて、特定の地域出したらいけませんけど、うちの子父雁の旧丸柴青果の横の池が決壊しまして、それで当時職員が緊急応集をされとるときにその車が一緒に落ちて、それでそういった、助かったんですけれども、そういうふうな状態もあるんで、ため池については十分に管理をされて急を要するようなことがないように、備えあれば憂いなしと言います、そういったことでよろしくお願いしたいと思います。 それから最後に、鹿忍の低地帯のことを言われたんで言いますけれども、この件については萬代部長さんに前々からよう一般質問で言いましたが、これについては雨水対策と、それから高潮対策、これセットで考えんと、その樋門がある、干潮のときにはあの樋門あけときゃええんですよ、せえが満潮になるとこっちのほうが水がたまってはけるところがないからもうどうしても池になるんですよ。小向川、それから東のほうから来る3つの川からもう全部集まってきますから、あっこの。それで、今排水ポンプが県と町の2つあるんですけれども、これじゃ到底間に合わん、それからその地区が二分して沖東地区とそれからこっちの大向、小向地区の折り合いがなかなかつかない、その後何か、萬代部長、いい話がありましたか。 ○議長(原野健一議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(萬代昇君) 議員のおっしゃってる懸案事項でございますけど、地元にお話を何回か行ってご説明をさせていただくんですけど、やはり台風16号の部分のイメージがかなり内海に排水するということになればかなりのイメージ的なもんで、住民の方とすればそのイメージが強いもんですから、内海ではなく外海に排出をという声が十戸長会議等もそういう声では私らもお伺いしながら、そういう声が聞こえているのが事実でございます。それにつきましてどういう方法がいいんか、またその辺の協議を詰めさせてもらいながら放流先についてのいろいろの検討ということで考えていきたいと思いますので、皆さんのお力添え等もいただきながら検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それから、小向川の河川の断面を拡張する、そういう話も今さっき出ました。なかなかそれは民家があるからできること、それから前に試算したらこの改修をするには30億円かかるんだというような試算もいただいております。じゃから、30億円出すという思いがあるんですけれども、何度か放流先を変えるとか、河川を改修もありましょうけど、その30億円かからんでもあっこがつからんような対策というのは私はできるんじゃないかなあという思いがあるんですけども、その排水先を要は高潮が来たときにもうちゃっぷちゃっぷもう限界にあるときに、いわゆる排水ポンプで排水したらそこが池じゃからそこがあふれてしまうという思いで沖地区の人はあっち出るもんだから、そういうことは海に全体出るんだからという思いもあるんじゃけど、あれが風の方向によると入れ波がして余計波が高くなるから、そこら辺を心配しとんだろうと思うんです。だから、これも何とかせにゃいけんことで、市長そっち向かんように、こっち向いてきてください。ちょっと市長の思いを聞かせてください。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 今ご質問の件は、私も十分認識をしておりまして、今後どのように地域の皆さん方にご理解を得ていくのかということはとても重要な課題だと思っております。科学的に見て、沖に出すのも近くに出すのも大きな違いがないということがきっちりと説明ができなければいけないと思います。そうでなければ、沖のほうに出そうと思うと県に外海を要はふたをしてもらわんといけんという話は、これもうどう考えても無理ですので、ですからそうでない方法として、今よりも少しでもよくなるんであればというところで皆さんのご理解をいただいていくというのが基本になるんではないかなと思います。そうしたところも担当課と十分に足並みをそろえながら地域の皆さん方にまた説明をさせていただいたりとか協議をさせていただく機会を設けなければいけないんではないかと思っておりますので、そうした際にはぜひ地元の議員にもいろいろご協力いただきながらご理解いただけるように努めてまいりたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。            〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 最後になりますけれども、衣食住足りて幸せ…… ○議長(原野健一議員) 残り時間3分です。 ◆16番(廣田均議員) という実感はありますけれども、住むところがなければ幸せも実感できんので、そこがたびたび浸水をするような地域に住もうとは思いませんし、鹿忍に今団地ができて若い人がふえて、西小学校の入学者が今ふえとんだという非常に喜んでええようなことになっておるんで、これからもそういった住んでもらうような地域をつくるためには、そういった課題を解決していかなければ、一番合併して私は鹿忍地区、それから郡部もあります、ほかな町のところもありますけれども、そうしたところもやっぱり手を差し伸べていっていただきたいなあという思いがあります。そういったことで今後よろしくお願い申し上げまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原野健一議員) 以上で廣田均議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午後3時49分 休憩            午後4時0分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 次に、発言順序6番、小野田光議員の一般質問を行います。 12番小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 皆さんこんにちは。 最後でありますので、もう少しつき合ってやってください。 今回の質問であります。今後の市政運営についてということで、質問の要旨といたしまして、行政報告において所信を述べているが、市長がですけど、その内容について問うというものであります。 1として、人材育成について、今後継続的な人材育成のための具体的な仕組みを検討しているとのことだが、その具体策は。 2といたしまして、地域経済とコミュニティの活性化について、瀬戸内市に合った地域への一括交付金と地域自治組織のあり方を確立し、地域の主体的な取り組みが進められることによってそれぞれの地域固有の課題の解決と市民参加のまちづくりが進められるようにしていくとのことだが、その具体策は。 3といたしまして、シビックプライドの醸成について、瀬戸内市に対する愛着と誇りを高めていく取り組みを続けていくとのことだが、その具体策は。 4といたしまして、健全な財政の維持について瀬戸内市の永続的な発展を目指していくとのことだが、その具体策はであります。 このたび市長は無投票で3期目の当選ということで、我々議会も議員の皆さんもこうして議会に戻ってきたということであります。最初の質問ということであります。今後4年間市長がこうしたことがしたいのかなあというふうなことを所信で述べられておりますので、そうしたことを踏まえて、内容をしっかりとお互いに、市長が答弁したとなっておりますんで、しっかり時間の許す限り議論ができたらなあと思っております。 以上、1回目の質問といたします。 ○議長(原野健一議員) 市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからお答えをしたいと思います。 まず、質問事項1、要旨1の①でございます。 瀬戸内市では人口が減り少子高齢化が進む中、定住人口の増加に向けて市民の皆様に幸せを実感していただき、このまちに住むことを誇りに思っていただけるようシビックプライドの醸成を図り、市民の皆様の地域への思いを深めることが必要だと考えております。 瀬戸内市太陽のまち創生総合戦略の中でも、時代に合った地域づくりができ安心して暮らせるまちに向けて、協働のまちづくり、多様な人材の育成、活用を進めるとしているところでありまして、具体的な取り組みとして地域団体への各種補助金制度や地域おこし協力隊の採用など既存の取り組みに加え、地域リーダーの研修を行うとしておるところであります。 また、先ほどご質問の中でも述べていただきましたように、行政報告の中でお互いさまの気持ちを大切にする温かい地域づくりには、地域を牽引するリーダーの存在が欠かせないと考えておりまして、地域自治組織等へのアンケートからも、地域役員の高齢化や後継者不足等の課題が見えてる中、本市においてもコミュニティリーダーの育成は喫緊の課題となっております。その育成の方策として、岡山県ではももたろう未来塾として年間10回程度の講座を開催し、地域づくりに取り組む次世代リーダーの育成を進めています。また、県内でもさまざまなリーダー育成のための塾を開いたりとかという取り組みも始まっているところであります。これら他の自治体が取り組んでいるリーダー育成のための市民塾や研修会、またシンポジウムなどの先行事例も研究しながら本市としての具体的な取り組みを検討し、これからの瀬戸内市を担う人材の育成につなげていきたいと考えています。 またあわせまして、市の職員の人材育成も非常に重要だと思っております。瀬戸内市では、現在人材育成基本方針にのっとり、新採用職員につきましてはエルダー制度による職場内研修、また3年目、5年目研修などそれぞれの時期に合わせた研修や新任係長研修等の階級に合わせた研修も実施をしています。 また、瀬戸内市職員自主研究グループ活動助成要項を制定いたしまして、昨年度からは職員の自主学習への支援制度も導入をしておるところであります。そのほか、国や県等との人事交流も人材育成の一環として実施をしております。 今後さらに問題解決に向けみずから考え調査し行動する職員が次々と育っていくための方策として、例えば市役所内の各部署で業務の改善大会を実施するような先進地事例もございます。今後こうした先進事例も研究し、瀬戸内市に最も合った有効な施策を検討し取り入れてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ②に移らせていただきます。 地域一括交付金制度と地域自治組織制度につきましては、平成24年度から25年度までの瀬戸内市まちづくり会議の提言を受け、平成26年度から先進自治体の調査や市職員への周知等を含めた検討などを進めており、平成28年2月には市民の皆様への啓発のための協働をテーマとしたシンポジウムを開催した後、制度についての検討を行うため各地区の代表者や有識者で構成された協働のまちづくり推進委員会を設置し協議を重ねております。平成28年9月、10月には市内3地区で地域自治組織制度の導入に当たり先進地の事例などをお示しし制度の導入についてご意見をいただくことを目的として協働のまちづくりフォーラムを開催いたしました。このフォーラムにおいて市民の皆様にご意見を伺ったところ、制度の必要性がわからない、あるいは説明や情報開示が足りないといったご意見もいただいたところであります。これを受けて1月から2月にかけて行政委員の方328名と60から64歳、40歳から44歳、30歳から34歳のそれぞれ無作為抽出した500人の方と邑久高校の生徒1、2年生273人を対象にしたアンケートも実施しました。 今後の予定としましては、7月下旬から9月にかけ市内約14カ所程度でこれからの地域を考える会を開催し、これまでの経緯や地域ごとの人口状況や今後の人口シミュレーション、アンケート結果を説明していきながら、現状と人口減少や少子高齢化に伴って今後予想される状況について理解を深めていただき、そしてそれぞれの地域固有の課題と解決策について地域の皆さんと一緒に考える機会を持ちたいと考えております。 地域課題の解決については、まずはそれぞれの地域で取り組んでいただくことを基本と考えておりますので、市としては既存の補助金制度の紹介や必要であれば地域の取り組みを支援するための勉強会や調査のお手伝いをさせていただくことも研究しています。 また、地域一括交付金制度、地域自治組織制度につきましては、地域課題解決のための方法の一つとして、これからの地域を考える会でも状況に合わせて制度の紹介をさせていただくことを考えております。 また、先進地である他自治体の例やこれからの地域を考える会でいただくご意見も参考にしながら、瀬戸内市に合った制度についてさらに今後も研究を重ね、関係部署や関係団体とも協議を行いながら具体的な制度について検討していきたいと考えています。 また、地域自治のあり方につきましては、地域の実情を基本とすべき性格のものでありますので、行政からの押しつけではなく制度導入に向けた自発的な動きがある地域についてモデル的に導入を検討していくことも一つの案として今後検討する余地があるものと考えております。 続きまして、③でございます。 瀬戸内市に対する愛着と誇りを市民の皆様に今まで以上に持っていただくために、これまでシビックプライド推進事業としてデータ分析やブランド構築に取り組んでまいりました。昨年度はブランド構築事業の総括という意味も含め、瀬戸内市の地方創生の象徴となるロゴマークを作成するとともに、ロゴマークに込められた思いをブランドブックという冊子にまとめ広く市民の皆様に周知を図るとともに、市職員にもその理念を業務に反映させるよう徹底していくこととしています。 議員のご質問にありますように、これからはこの取り組みをどう続けていくのかということが重要になります。単にロゴマークをつくりましたというだけでは意味がありません。この瀬戸内市のよさを発信し、瀬戸内市に住み続けたい、戻りたい、あるいは住んでみたいと思っていただくことが人口減少や定住者人口の減少が社会問題となる中、重要な課題だと考えています。 そこで、ブランドブックをもとに理念を広報することはもちろんでありますが、今年度は特に子どもたちに焦点を当て取り組みを進めていきたいと考えています。若い世代が都会へ出ていく、これは働く場や学校の問題などがあり、現代社会の流れとして無理にとめられるものではありません。しかしながら、私たち大人が今の子どもたちに瀬戸内市のよさを伝え切れているかどうかという点はまだまだ努力の余地があると思っています。知らず知らずのうちにメディア等から都会に魅了されることによって瀬戸内市を出ていく、活躍の場を広げることは決して悪いことではありませんが、市のよさをしっかりと知っていただければ何か将来市のために働きたい、あるいは戻ってきたいと思う人はふえるんではないかと思っています。 そこで、具体的には、現在のあくまでも予定でありますけれども、今年度当初予算に計上しておりますふるさと教育カリキュラムの製作を考えておりまして、小学校3年生または4年生に向けて社会科の地域学習に使っていただけるような副教材も検討し、その中で瀬戸内市の魅力を発信していきたいと考えています。こちらにつきましても、ただの配り物になっては意味がありませんので、教育委員会とも十分に協議を進めながら学習の中で活用ができる内容のものを製作していきたいと考えております。 ④であります。 永続的な発展の4本柱の一つが健全な財政の維持であります。昨年10月策定した平成28年度瀬戸内市中期財政計画でもお示ししておりますとおり、今後この見通しのまま財政運営を継続していくと平成29年度から歳入歳出差し引き額は赤字に転落し、基金を取り崩さなければならない状況となります。このような状況の中で、健全な財政の維持を図りながら市民の皆様が幸せを感じるまちを実現するとともに、瀬戸内市の永続的な発展を目指していくため、現在の取り組みとしては真に必要な事業を取捨選択してめり張りのある財政運営を行うように毎年中期財政計画を見直しをしています。 今後の具体策につきましては、一時的な判断の誤りで市の財政が悪化することのないように、例えば健全な財政運営に関する条例などを策定することで市内外にその考えを示していくというのも一つの方法として、先行事例としてございます。具体策については、今後十分に検討し、瀬戸内市に合ったものを実施していきたいと考えておりますので、どうかご理解をいただきますようによろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) それでは、一つ一つ行きましょうかね。 1として、コミュニティリーダーというふうなことでありましたけども、例えばこの瀬戸内市内においても農家さんの多い地域、漁師さんの多い地域であるとか、勤め人さんの多い地域、さまざまな地域があるわけでありますけども、そうした中で、市長、また市が思っておられるリーダーというのはどういうふうに掘り起こしていこうと思われとんのか、そのあたり、各地区から出してくるのか、それとももう市内で例えば10人なら10人くくってしまうのか、それから先ほど言うたように、各地区から、邑久であれば8つの旧小学校区がありますけども、旧村がありますけども、そうしたふうな割り振りで出していくのか、そのあたりどういうふうに考えられとんですかね。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 具体的なご質問、ご指摘をありがとうございます。恐らくその人材を育成するための人を募集していくというのは、単に公募によって何人限定とかでやっても、もちろんいい部分もあるかもしれませんけれども、やはり本当の意味での地域の人材の掘り起こしにはつながらないと思っています。そうした意味で地域のコミュニティ、邑久町で言うならばコミュニティ、またそれ以外の地域で言うならばそれぞれの町内会であったりとか、そうした皆さん方とどういう人たちがその地域で頑張っておられるのかということ、また将来期待できるのかとか、そうした情報交換も行いながら、まずそうした方々に働きかけをしていきながら人材育成の我々の取り組みに共感をしてくださる、また理解をしてくださる方をやっぱり発掘をしていくということ、掘り起こしをしていくということがとても大切だと思っています。具体的な方法については、今後十分に協議していきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕
    ◆12番(小野田光議員) もう少し掘り下げてみると、市長が思われとるそのリーダーというのは、そのコミュニティリーダーというのはどういった方を想定をされておるのか、それがないと探しようもない、掘り起こしもないわけでありますから、そのあたりをもう少し詳しく教えてやってください。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) コミュニティリーダーという言葉の定義いろいろあるんですけれども、まず1つ言えることは、地域の課題をしっかりと顕在化させていくということ、課題をしっかりと抽出をするということ、そしてその中でコミュニケーションをしっかりとれる人材である、またそのコミュニケーションをとった上でその課題を政治的なものとしてしっかりと伝えていくことのできる、そうした、いわばまとめる力といいましょうか、また場合によってはいろんな地域の中でいろんな意見もあると思いますけれども、そうした方々に粘り強く誠意を持って対応してくださるような方が必要だと思います。それぞれの地域ではそういう方は既におられる地域もあると思いますけれども、やっぱりその次の時代を担う人たちであったりとか、そういう若い方々がそういう気持ちをしっかりと受け継いでくださるような、そんな取り組みを市としても支援をしていく必要があるんではないかと思っています。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 市長、今1ついいこと言われた、いいことというか、僕と共感したなあと思うて思うたんが、例えば今各地区に、邑久町であればコミュニティ、そこには当然コミュニティ会長さんがおられます。全般的にそうした方も途中から大きくなっておりますけども、今までしっかりその各地区を牽引してこられた、そうした中で次の方を育成をしていくというふうなことはそのコミュニティの大きな仕事でもあるし、市としてもこれはもう大きな財産であると。そうした中で、また新たにいろんなところからまた新たな人を発掘していくというふうなことも一部ではあるのかもわからんのんですけども、既存のそうした組織の次、次世代を担うリーダーをそうした中から、例えば副会長であるとか、顧問であるとか、部長さんであるとか、いろんな立場の人がおられると思いますけども、そうした方に光を当てていくというふうなことも数だけふやしていけばいいというふうなことではないと思うんですよ。もう船頭が多ければなかなか船もあっち行ったりこっち行ったり大変です。そうしたことも踏まえてぜひ検討もしてやってほしいと思いますけども、どうですか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) まさにおっしゃるとおり、既存のコミュニティの組織であったりとか、そこを担ってくださる方をしっかりと育成をしていくという観点は大切だと思います。地域によってはそれが回り番になっておったりとか、あるいはくじになっておったりとかというふうなことではなくて、本当に次はこの人をというようなそんな思いの中で人材が育っていくということはとても大切な点ではないかなと思いますので、そうした点は十分に考慮しながら、数をふやせばいいということではない、そういった点は十分に注意していきたいと思います。 あわせまして、もう一つ申し上げるならば、リーダーの指導力というのももちろん大切でありますけども、それとあわせて人材の育成というのはそれについていくほう、このフォロワーというふうに言いますけども、そうした方々がやっぱりしっかりしているかどうかということで、そのリーダーというのは本当の意味でリーダーシップを発揮できるということもあると思います。舞台で言うならば、主役が引き立つためには脇役がやっぱりどうやって盛り上げるかというところができ上がっていないとリーダーはリーダーとはなり得ませんので、そうした意味を含めて人材育成が必要ではないかと思っております。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 市長今言われたフォロワー、もちろん大切です。しかしリーダー、今、いろいろ述べられましたけども、やっぱり役割においてもいろんなことが言えると思うんですよ。決まったことでこうこうしかじかと、しゃくし定規に決まったことであれば誰でもできることがあるでしょう。しかしながら、もう各地区においていろんな課題があったり問題があったり人間模様があったり、各地区によっていろいろ違います。そうしたことをなかなかしていただくというふうなこともこれは大変だろうと思います。 そこへ来て、2つ目の質問になるわけでありますけども、そうした中で今回一括交付金というふうなことがあります。こうしたことがあれば、今までであれば先ほど輪番制と言われたこともあった、その中で仕方ないと、2年に1回回ってくるから、2年というか、10年に1回かそれはわかりません、今回はうちの番じゃから仕方ない、受けましょうというふうなことがあるかもわからんけども、こうしたことがあったときにそれを受けるのがなかなかしんどい、難しいというふうなことになりかねはしないかと、そうしたことを先ほど市長も協働のまちづくりフォーラムの中で大変厳しい意見もいただいたというふうなこともあった。委員会においてもこうしたことは時期尚早じゃないかというふうなことで30年から実施するというふうなことがあったけども、期限を切らずに先延ばしをしようと、しっかり住民、市民のそうした声が熟成されるまで待ってみようというふうなことがありましたけども、このあたりの経緯も踏まえて、2つ目のことでありますけども、一括交付金のことをもう少し。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) どういった地域においても、また自然な感情として新しいことに取り組むということはまずどういった負担が生まれてくるのかといったこと、そうしたことが先行するというのはどうしても避けられないことだというように思います。 ただ、私たちもこれから市民の皆さん方にしっかりとお伝えしていく際には、例えば地域の皆さん方に一定の役割をお願いする以上はそれに見合った手当てをどのようにしていくかということ、これは人的な面と、そして予算面と、こういったものをこれだけのことを我々としても準備をしていきたいということをあわせてご提示をしていかなければ、負担の部分だけが目にとまっていくということになるんではないかなと思います。 したがいまして、これまでも何度かお話ししたことがあると思いますけども、例えば集落支援員の制度をしっかりと活用していきながら、そこで市のほうからある程度手当をいただけるような方が一番手間のかかるところを担ってくださるようなことをちゃんと制度として我々のほうからお示しをしたりとかということも必要かもしれませんし、あるいは地域の固有の課題を解決するためにどのような新たな財政的な手当てをすることができるのかとかということ、こういったところもあわせてご提案をしていかなければ、もう単に市のこんな下請になるとか、市が今までやったことを丸投げされるとかというふうな部分のみが強調されてしまって、本当の意味で地域の皆さん方の参加意識を高めて、そしてそのまちに対する誇り、満足度を高めていきながら本当にきめの細かいそれぞれの地域に合ったお金の使い方とか、あるいは問題解決の仕方とかを考えていく、そうしたうったてにはならないだろうというように思いますので、そうしたところはこれまでの取り組みを十分に振り返って反省すべきとこは反省しながら新たな気持ちで取り組んでいきたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 今市長いみじくも言われまして、市の下請にならないであるとか、本当そういう話がひとり歩きをしとるというふうなこともあろうかとは思います。しかし、振り返ってもらったら、じゃあなぜこの一括交付金であるとか新しい自治体、瀬戸内市におけるこうしたことをやろうと思ったのかというと、これはもうさかのぼって考えると、まちづくり会議であると。ここにおいてそういうふうな提言を受けたというふうなことがもとであるというふうなことを担当部長も市長も盛んに言われておると。 じゃあ、その目的は何じゃったんならというたら、合併して10年がたちますよと、そうしたときに10年間は合併におけるいろんな特例が得られますと、合特債もそうです、国からいただける交付税にしてもそうです、しかしそれが10年過ぎて11年目からは交付税において段階的に減されていきますよと。そうした中で、平成32年においては、当初の予定では12億円云々言われてたけど、結局7億円ぐらいですかね、それは場合によったら6億円かもわからん、年代によって計算方法も変わってくるんでしょう、それをいかに全うできるかと、これがまちづくり会議のもう最終目的であると、ここにあるわけであるから、その辺を市長はっきりせんと、そこをぼやかしたらいけん、そこからスタートしよう、するんであれば。ここからもともと始まっとるわけじゃから、まちづくり会議から。その目的は何ならと、最終目的は何ならと、ここになっとるわけじゃから、財政的なことあるわけじゃから、これをぼやかしたらいけんよ。これをクリアした上でみんなしてスタートを切ろう。それがないからなかなか前へ行かんし、市民に対してもこれはどういうことならと、3会場においてもそらみんなびっくりするわ、全くの制度変わってしまうわけじゃから。そこからしっかりと説明せんといけんと思う。どうですか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) ご指摘のように、4本目の柱の健全な財政の維持ということに……            (12番小野田 光議員「今問わんよ、まだ」と呼ぶ) ええ、もちろん。関係してくるわけでありますけれども、そうした実情をしっかりとご理解をいただいた上で地域がそうは言いながらもそこで暮らす市民の方がいらっしゃるわけなので、そうした方々に参加意識を持っていただきながら、その地域で暮らし続けられるようにしていくためにはどのようにしていけばいいのかということ、こういったところを……            (12番小野田 光議員「それはええんよ、それはええんじゃけど、ここのところをぶれたらいけんということ、ここをはっきりしとこうや」と呼ぶ) 財政が今後どういうふうな状況になっていくかということ、これも十分にご説明をした上で、こうなっても暮らしがちゃんと成り立っていくようにということ、こういったことを十分に説明をしていく責任はあると思っています。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 責任はあるというふうなことだけども、市長、何回も言うけど、ここははっきりさせておかにゃいけんよ。これがもと、このためにまちづくり会議をつくったというふうな経緯があるわけじゃから。何回も何回も多くの委員さん集まっていただいて1年ちょいかかったかな、これ、岡大の中村さんに一緒にお願いに行って座長になってもらった経緯もある。そうした中でこれを最終的にまとめ上げた、その最終的な目的はもうこれなんじゃから、ここをずらしたらいけん、ぼやかしたらいけん。これをもとにこれからもその継続的、これからも瀬戸内市は残っていかんといけんわけじゃから、それはもうみんな共通認識なわけだけども、そこの目的、最終目的に向かってじゃあどうしていくんかというふうなことを、それはしっかりこのあたりのことも市民に周知も図るべきであろうし、そうしたことでこうした会議を開かせてもらいました、そうして最終的にこんなことがまとまりましたというふうなこともぜひ知らしめてほしいと思う。もう一回お願いします。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 確かに議員ご指摘のように、まちづくり会議の中では財政健全化部会とそして地域活性化部会というのを2つをつくって、その中で議論をした結果としてこういったものが出てきていただいてるわけでありますけれども、この地域活性化部会というのは、今ご指摘のあったように、財政がこれから厳しい状況になるということを踏まえて、その中においても地域の活性化をいかに図っていくかということを考えているわけでありますので、当然財政が厳しくなるということを大前提にしてでき上がってるものだということ、こういった点は十分に説明をしていく、ご理解を求めていく必要はあると思っています。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 財政健全化部会だけというふうなことを市長言われたけども、これは瀬戸内市のホームページにも当然載せとるまちづくり会議の流れであるし、そこにはまちづくり会議をつくった目的であるとか、構成であるとか、財政健全化部会の課題、地域活性化部会の課題、両方分かれとるよ。しかしながら、何回も言うけど、最終目的というのはどちらも一緒じゃから、だから読み上げようか、何じゃったら。そこよ、そこを市長、本当にごまかしたりぼやかしたりいけん、何回も言うけど。ここからがスタートじゃし、最終目的はここなんじゃから、そうなるためにどうしていくんかというあくまでも手段じゃから。そういう思いでやっていきましょう、よろしく。 どこ行きょうたっけ。 その2でありますけども、一括交付金についてはそうしたことでしっかり市民の方に説明をして、これからいろんな会議も開かれるというふうなことがあります。ましてまた議会のほうにおいても、これを全て認めたというふうなことにはなっておりませんので、そうした声をしっかり市民、そしてまた議会のほうで議論もして、委員会のほうでもしっかりもんでもらって、そしてまた進むべき方向に進めていけばいいのかなと思っております。 2のほうで、地域経済とコミュニティの活性化、地域経済の活性化のためには新たな工業団地の造成というふうなことがあったわけですけども、午前中の担当部長の話では、今回造成入ってませんよというふうなことがあったんじゃけども、市長の中にはこれちゃんと書いとるわけじゃから、ちょっとこの辺のことをもう少し掘り下げて教えてください。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 地域経済の活性化については、企業誘致の側面と、そして地元の事業者の皆さん方をしっかりと支えていくという、この両方のバランスが必要だと思っています。企業誘致一辺倒でいっては、結果的に地域経済が本当の意味で活性化するということにはなりません。ただ、地域の事業者の育成だけでいくと、これは本当に税収面であったりとか、自主財源をふやしていくという点においてはなかなか十分なところまでたどり着かないという、そうした現実的な問題もあります。したがいまして、財政の許す範囲で費用対効果を十分に見きわめながら、適地となる場所があり、またそうした企業誘致が望めるものについては積極的に投資をしていくという側面は必要だと思っています。 ただ、それだけではなくて、地元の事業者の皆さん方の新たな設備投資であったりとか、小規模の事業者の皆さん方が一歩新しい取り組みをしていく、そうしたきっかけであったりとかになるような制度、あるいはそうした情報提供であったりとかということは、これまで以上に一生懸命やっていかなければいけない点だと思っておりますので、その両方のバランスを考えながら費用対効果を十分に考慮した上で積極的に取り組んでいきたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 先ほど僕が質問させてもらったんが、新たな工業団地の造成というふうなことを明確に担当部長はそりゃ今回ないというふうなことじゃったんじゃけども、市長の行政報告にはもう明確に新たな工業団地の造成も行いますというふうなことになっとんじゃけど、この具体先があるんなら教えてもらえませんかというて言うたんですけど、もう一回。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 具体的にどこどこやりますというのは、まだちょっと残念ながらこの場では申し上げられるようなところまでは検討が進んでおりません。そうしたことを念頭に置きながらいろいろな可能性を模索をしていき、また情報収集していきながら前向きに取り組んでいきたいというところで、ぜひご理解をいただきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 1カ所ぐらい、市長、あるんかなあと思うてね。豆田についてはほぼ、言えんのじゃろうけど、候補があるらしい。長船のあそこについてはもうあれぐらいかと。言うてみたら、まだ例えば西須恵であるとか、ここで山下代議士も頑張って農地法云々でしっかりと党内、そしてまた国会においても質問してもらって規制緩和を図られるようにというようなことも言ようたんで、場合によったら、すぐはどうかわからんけども、瀬戸内インターであるとか、邑久インター、ブルーラインのよ、沿線あたりが何とかなるんであれば来たいという企業は結構耳にするわけで、そのあたりのことも踏まえて攻めの行政に転じていくんかなと、そうしたことによって新たな雇用も生まれるし、そして瀬戸内市はなかなか10代、20代の若い人が転出をしていくという悲しい今現状があるわけじゃけども、そのあたりもそうしたことによってストップがかけれていくんかなというふうなことを思うたんじゃけども、じゃあそこまでのまだ施策はないと。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 今回土地改良法の改正等が具体になりつつある中で、本市に当てはめてみてどこまでの新たな取り組みができるかということをもう少し十分に研究する必要はあるかなあと思っています。その上で今例として挙げていただいた場所が具体的に現在の国営吉井川の2期工事の受益地となっている状況の中で、それが具体的に変更といいましょうか、見直しができるような法的な可能性があるかどうかという、この辺はちょっとまだ不透明なところがございまして、そのあたりのやっぱり制度がより具体的に見えてくるその情報をいち早く我々もつかんでいきながら、その中でできる限りのことをやっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) それと、地元産業における特産品の開発とか、販路拡大の支援策というふうなことありますけども、これうちは去年からことしにかけて大きく販路拡大の、東京に行ってしっかりと実績を積んできたわけで、こうしたルートを使わん手はありませんので、しっかり某三越さんであったりとか、某コンサルさんであったりとか、そうしたことを彼らに市役所に来てもらって事情説明といいますか、話を伺うときにこれからもこうしたじゃあルートあるんですかと、使わせてもらえるんですかと言うたらそれも前向きにというふうな答弁もたしかもらったような記憶ありますけども、そうしたこともしっかり駆使して地元産業であったり地元の業者がそうしたことが使えるように、しっかり大きな貸しというんですか、負担というんですか、勉強させてもらった経緯もありますんで、その辺どうですか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 昨年度の取り組みにつきましては、いろいろ議会の皆様方にもご迷惑をおかけした点もあろうかと思いますけれども、着実にいろいろなことをチャレンジをしたことによって見えてきたこともございます。そうしたことを無駄にすることのないように積み上げていくという姿勢が必要だと思っています。今後、例えば振興公社の役割であったりとか、これをどのように位置づけていくかとかということも含めて担当部局と、そして商工会の皆さん方も関係すると思います、漁協さんも関係すると思います、農協さんも関係すると思います、そうした皆さん方とうまく情報交換しながら、その中で瀬戸内市の地域の経済の循環がより一層促進をされて、その中で外に打って出られる、そうした力強い産業を伸ばしていくというか、育てていくということが求められると思いますので、ぜひ前向きに頑張っていきたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) けさほども地場産業の振興であるとか、地場産業が発展するために何とかならんかというふうな質問もあったと思います。そうした中で、市においてはかけ声はええんですけども、例えば商工会であったりとか、漁協もそうかな、いろんなところの補助金がカットをされておると。口じゃあ頑張れ頑張れ、片方じゃあカットカットと、このあたりの政策の矛盾というんかな、口じゃあええこと言うてすることは違うと、武久流言うたらええんか、このあたりどうなんですかね、市長、これは。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) その点につきましては、誤解を招くことがたびたびあるということは私の不徳のいたすところだというように思います。 ただ、アクセルとブレーキを同時に踏み分けながら進んでいくということは、これは市の経営にとってどうしても欠くことのできない部分でありますので、既存の取り組みについてはなるべく少ない予算でやっていただきながら、その中で新たな取り組みには積極的に予算措置なり力を入れていくという、そうしためり張りのつけ方というのはどうしても避けて通れません。そうした部分は、単に予算を補助金をカットしたというだけじゃなくて、それにかわるどのような先をお示しをするかということがまさに問われてるというように思います。例えば、中小企業庁でさまざまな補助金が使えるにもかかわらずそうした情報が十分に伝わっていないケースがあったり、あるいは県の産業振興財団が持ってるさまざまな支援制度であったりとか、そうした情報はやっぱり提供していったりとかということも含めてまだまだ十分だとは言えないと思っていますので、そうしたところも含めながら市としての支援策を十分に示していくことを今後心がけてやっていきたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) なかなかこれといった支援策も乏しい、そして財源も乏しい中で新たなここで部長を迎えたと。まあまあ別に前任の部長が悪い話じゃないんよ。トップの判断でそうカットカットになったんかもわからんから、新たに部長もかわったという意味で、東京とのパイプもあるんでしょう、いろんなことを駆使してオール瀬戸内で地場産業の発展、育成、そして市政の発展ですね、これができればいいのかなと思っております。 それでは、3、シビックプライド、これは市長得意のイギリスがもともと発祥というふうなことで日本語でちょっと意味が違うんかもわからんけども、郷土愛に近いのかなと思うわけでありますけども、こうした中できょうは市長だけが答弁者になっとりますけども、例えば長船、邑久、牛窓それぞれの部長さんおられますけども、こうしたことが我がまちの誇りですよというふうなことがあればちょっと順番に隣から、ちょっと市長聞いてやってください。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) それでは、ご指名でありますので、順次それぞれの住んでいる地域の……            (12番小野田 光議員「もちろん」と呼ぶ) 地域の誇り、シビックプライドについて答弁させていただければよろしいでしょうか。 では、副市長から順番に。 ○議長(原野健一議員) 副市長。 ◎副市長(高原家直君) 長船町に住んでおります高原でございます。 長船といいますれば、もちろん備前長船の名刀という聖地であります。あわせて、福岡の市という、一遍上人聖絵にあるというところの非常に歴史のある伝統ある町だということで誇りを持っております。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 総務部長。 ◎総務部長(入江隆晴君) 私は以前から邑久町に住んでおりまして、現在も地域は違いますが、邑久町内に住んでおります。 私が思うシビックプライド、郷土愛の中で思うのは、やはり人形劇を中心とした地元の、外からの人形劇団を呼ぶんではなしに、地元でつくる人形劇というようなもの、心から地元を愛した人形劇というところを誇りに思っております。            (12番小野田 光議員「ちょっと議長、時間がないんで、済いません、あと牛窓を一人で」と呼ぶ) ○議長(原野健一議員) 教育次長。            (12番小野田 光議員「市長が振らにゃいけん」と呼ぶ) そうか。            (12番小野田 光議員「市長が振らにゃいけん、教育次長と」と呼ぶ) ちょっと待って。 市長。 ◎市長(武久顕也君) それでは、牛窓の代表として教育次長から答弁させていただきます。 ○議長(原野健一議員) 教育次長。 ◎教育次長(近成昌行君) 私牛窓の出身で牛窓で生まれて、今も牛窓へ住んでおります。 よそから来られた方はすごいいいとこですねえとよく言われます。生まれてからずっと住んでる関係でいいとこと思ったことがありません。これが普通という感覚です。そういう会話の中から、牛窓はよそから見たらすごいいいとこなんだろうという自覚は持っております。よその観光地へ行っても牛窓よりいいとこという感覚が余りありません。それがこれ普通かなあと。よそのいい観光地と言われてもこれが普通かなあと、そういうのを見て育っておりますので、その辺は今で考えると自慢ができるところかなあと思っております。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 市長、そういうことらしいですわ。それも参考に。 シビックプライド、英語もええし、イギリスであるとか、アムステルダムであるとか、結構世界的にもいろんなことをしてまちおこしをやっておるんでしょう。国内においてもいろんなところがされておるそうであります。しかし、今副市長も言われたように、本当にもう地元には誇れる人、誇れる財産が多くあります。そうしたことをこうしたことに格好つけることなく、ふだんから我々大人が例えば近所の子どもに我々の住むまちにはこんなものがあるんよというふうなことを心がけて教えていける、そうしたことは昔はあったと思うんですけども、例えばそうしたことを事業の一環で週2回、月に1回でもするとか、例えば我が高校で例えば本庄のほうにはこうした竹久夢二と日本に冠たる、世界に名立たる人が出てますよとか、黒田官兵衛もそうでしょう、いろんな人がおります、そうしたことを一人でも二人でも心にとめられるような教育のことを、余り今どうかわからんですけども、しかしシビックプライドもええんかもわからんですけども、そうした地元の誇りであるとか郷土愛というふうなことは大人が子どもに常日ごろから話して聞かせておれば誇りに感じることもあるでしょうし、郷土を出たときにも我が親が住んでいるまち、我が兄弟、我が友が住んでおるまちというふうなことがあれば必ずそうした郷土愛というふうなことは心にずっと残っておるのかなとも思います。 そうした中で、しかし市としてもいろんなことを醸成をしていかなくてはならないというふうなことになったというふうなことは、逆に何か物悲しいというか、さみしいというか、そんなこともあるんですけども、市長、これ進めていこうと、いろんなとこも日本全国されとんでしょうけども、ちょっともう一回そのあたりのコンセプトと、それからことしは小学校の3、4年生にいろんなことをするというふうなことがあったんじゃけども、市長なりのこの郷土愛、シビックプライドですか、こうしたことをどういった思いでここで新たに大きな柱として載せられたのか、ちょっともう一回教えてやってください。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 議員もご存じのように、地方創生の取り組みの中で本市も地方創生の総合戦略というのを策定をいたしました。これも多くの皆さん方にご協力いただきながらつくったわけでありますけれども、ただその中でどうしてもしっかりと見えてこないのが、どういった方々に対してどういうふうなまちと受けとめていただくことが最も重要なのかということ、こうしたところをしっかりとした調査を行いながら、その中でマーケティングリサーチの中で明らかにしていく、そうしたやっぱり戦略性をもっともっと持たせていくべきではないかというところから始まっております。 その結果として、瀬戸内市の人口動態等を見てみると、特に20代、30代の女性の皆さん方が相対的にやっぱり少ないということ、こうしたところがやっぱり見えてきておりまして、そうした特に女性の皆さん方に愛していただけるまちをつくっていくということが、これが結果的に人口減少問題であったりとか、移住定住問題に対して非常に大きな課題であるということが見えてまいりました。 そうしたことから、それではどのようなまちを目指していくべきなのかということをさらに調査検討を重ねた結果として、瀬戸内市が目指すべきキャッチコピーといいましょうか、として「まっすぐ、しあわせ。」ということと、そしてロゴというのができていきました。ただ、これはあくまで表面的なものでありまして、瀬戸内市として重点的な取り組みを行っていくべき課題というのは大きく3つあります。まず、1つは、この自然の豊かさとその副産物に着目をしてそのよさを伸ばしていくということ、さらには生活の利便性をさらに高めていくということ、これは公共交通の問題であったりとか、病院、医療の問題であったりとか、こうしたことが含まれます。それから、3点目が教育、子育てという視点であります。この3つを重点的に取り組んでいくことによって瀬戸内市がしっかりと愛していただけるようなまちにしていくことができるんではないかということが出発点といいましょうか、そうしたところを戦略的に考えていこうということで、今回の組み立てができております。 もちろん市役所もそれに見合った組織とならなければいけませんで、そのためには市民の皆様に対して誠実であり、そして柔軟性があって、なおかつ気配りができるということ、非常に難しい、行政組織としては難しいテーマでありますけれども、そうしたことにやっぱり取り組んでいくべきではないかということを今後の大きな目標として掲げて頑張ってやっていきたいと、そんな思いでありますので、そうしたところからこのシビックプライドについてぜひ多くの皆さん方にご理解いただけるように進めてまいりたいと思っています。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) イメージは悪いよりいいにこしたことはないわけでありますけども、しかし現実問題何で先ほど言われた10代、20代の方がよく転出をされとるというのは、やはり働く場所がないであるとか、結婚するんであれば例えば有利なところ、市長は図書館建ったら外から来てくれるというようなことがあったけども、それは一部にはおられるかもわからん。しかし、子育てがしやすい環境、例えば保育料が無料であるとか、給食代が要らないであるとか、例えばよ、いろんなことがあるでしょう、学童施設がしっかりしておると、安心して子どもを預けて働ける環境があるというふうなことはやっぱりそりゃ住むんであれば大きな選択肢であろうと。しかし、イメージ向上については、これはちょっとあえて聞いたんですけど、国がこんなことを全力でせよというふうなことでしとることに乗ってやっとるというふうなことで、それはそれでイメージアップにつながるんであればいいのかなと。しかし、片方では、郷土愛を醸成する意味合いからは、常日ごろ我々大人がしっかりと自慢できる、誇りの持てる市ですよ、まちですよというふうなことを我々自身がそうしたことを実際に思えるまちにしていかねばならないとは思っております。 それでは次に4つ目、健全な財政の維持ということでありますけども、市長もこれも悩ましいところであります。これ1、2、3、4全てひっくるめてこれからの市政運営というふうなことで総括になるわけでありますけども、片方ではいろんなことをしていきます、きょうも出ましたJRであるとか、新火葬場であるとか、いろんなことをこれから事業展開をしていこうというふうなことがあるわけでありますけども、しかしこれは限られた予算というのがあります。片方では、財政部においてはなかなかお金が厳しいと、ここで合併後の優遇措置、優遇期間ももう終わりを告げてきておると。そうした中で、当然ながら交付税は減額されると、しかし少子高齢化、生産年齢人口も減ってきておりなかなか、今一時的に市税というふうなことは一部大きな会社が税収もいいんでしょう、しかしながらこれがずっと続くことでもない、人口減少もこれからますます起こることが想定もされておると。そうした中で行革プランもつくられ、そして公共施設の再編計画もやると、されたと。こうしたことは計画はしたけども、じゃあどうなっとるのかと。冒頭言いましたまちづくり会議もここにかこつけてこうしたまちの危機を救うがために行った会議でありますけども、そうしたことを踏まえて、じゃあ実際どの程度これが進捗をしておるのか、どの程度それが生かされておるのか、どういうに市長思われてますか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 確かにまちづくり会議の中での財政健全化部会からのさまざまなご提言については、これが100%達成できているわけではないということは十分自覚をしております。その上でなぜできていないのかということを誠実にまたしっかりと説明していくということ、この責任も私たちにはあろうかと思います。決して行政の怠慢としてやっていないわけではなくて、そこには必ず利害関係者といいましょうか、関係者の方がいらっしゃるわけで、そうした方々に対して丁寧な説明、またそこでやっぱりしっかりと話をまとめていくということが求められるからであります。今後もそうした対話の姿勢というのを大切にしながら、できるものについては問題を先送りすることなくしっかりと前向きに取り組んでいくということが求められると思います。その結果としてなかなかこれまで取り組めていなかった事柄についても幾つか今後の、今後といいましょうか、取り組めていなかったことについても実現できたこともあると思います。そうした時期と、またそうした地域の皆さん方との信頼関係と、そうしたところを十分に見きわめながら今後も前向きに取り組んでいきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 前も質問のときに言わせてもらいましたけども、なかなかこの瀬戸内市というのは近隣のもともとの10市に比べたらインフラが整っていないと。これは仕方のないといいますか、新たな市になった新市であり、いろんなことがもう全て市になる要件がいっぱいあるわけですけども、それを全てもう取っ払ってしもうて人口要件だけで市になれたというふうな大甘な市であります。そうした中で、ほかの市に肩を並べるべくいろんなインフラ整備を進めてきた中でこうしたことが今現在起こっているのも、もちろんそれは片方じゃわかりますよ、しかし限られた合併特例債の使える期間と、そうした中でその有利な起債を使って事業をするんであるというのはわからんこともない。しかしながら、それが市のほうの説明も悪くなかなか前に出てこず、今回新火葬場においても合特債を使えることなく、使うことなくこれを粛々と岡山市との話もある中で進めていかなくてはならない。JRにしてもそうです。じゃあ、そうしたことを優先順位をつけて、必ずやるべきこと、そのあたりのもうめり張りをつけて限られた予算、先ほど市長言われたことにも触れますけども、本当に将来に負担、次の世代に、子や孫の世代に負担を少しでも残さない方法を考えていかんと、これたとえ100%その合特債を使えたところで3割というのはこれは起債であって、後々ボディーブローのようにきいてくるわけでありますから、その辺もしっかり踏まえて検討していただきたいと思いますけど、どうでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) まさに合特債ありきで考えるのではなく、真に必要な課題解決のための事業に充当していくということが必要だと思っております。さらに、活用できる補助金であったりとか、そうしたものは難易度が高くてもやっぱりそういったものをしっかりと情報収集しながら取り入れていくということ、こういう姿勢も欠かせないというように思います。 将来の負担を十分に考慮した上で財政の計画を立てて、その中である程度の数値管理をしていきながら将来に財政が悪化した状態で引き渡すことのないように、そうした意味も込めて今後仕組みを残していきたいというように申し上げた次第であります。具体的な方策を十分に検討しながら、今後議会の皆さんにもご相談してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。            (12番小野田 光議員「ちょっと休憩して」と呼ぶ) ○議長(原野健一議員) 暫時休憩します。            午後4時56分 休憩            午後4時56分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開します。 皆さんにお諮りします。 本日の会議は時間を延長していきたいと思いますけど、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(原野健一議員) 異議なしと認めます。よって、本日の会議は時間を延長して行います。 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) ちょっと何か途中市長はいつものように口からええことを言うてよう意味がわからんかったですけども…… ○議長(原野健一議員) あと3分です。 ◆12番(小野田光議員) 本当に、市長、限られた予算をいかに知恵を使って必要なものだけ、もうあれもこれもどれもというのは到底無理なわけですから、取捨選択、スクラップ・アンド・ビルド、何もかにもできませんよ、ようよう考えて、いろんな会議とかいろんなリーダーもいいですけども、そのために議会もあるわけ。しっかり議会とも話もし、会話もし、議論もし、そうした中で本当に正しい道、子や孫の世代に負担の残らない、そうしたまちづくりをまたこれから4年間ともに頑張っていかなくてはいけないと思っておりますので、そのあたりの決意も含めてもう一度お願いをいたします。 ○議長(原野健一議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) もちろん議会の皆様としっかりと議論していくということ、そうした本当の意味の開かれた議会になるように、それは我々にもその責任の一端があると思っております。議会の皆さんに十分にご審議をいただくために、場合によってはいろんな会議をつくり、その中で議論していただいたものを私の独断でやったりとかという、そういう不安定な状況ではなくて、しっかりと議論したものをさらに議会の皆さんにご議論いただくということ、そうした落ちついた市政の運営というのも継続的な永続的な発展のためには非常に大切な要素だというように思います。そうした十分に議論できる場をつくっていきながら、また情報公開に努めながら今後の瀬戸内市を子どもたちに…… ○議長(原野健一議員) 残り時間1分です。 ◎市長(武久顕也君) しっかりとしたすばらしい形で残していけるように努力をしていきたいというように思っておりますが、これからまだまだやらなければいけないことたくさんあります。抱えてる課題もたくさんあります。できたこととできてないこと、できてないことたくさんあるということを十分に認識をしておりますので、そうした点は十分に今後も反省すべき点は反省しながら敬けんにまちづくりに取り組んでいきたいというように思っておりますので、どうか議会の皆様のご支援賜りますようによろしくお願いを申し上げたいと思います。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 小野田光議員。            〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 以上で私の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 以上で小野田光議員の質問を終わります。 以上で本日予定しておりました発言順序1番から6番までの一般質問が終了いたしました。 次の本会議は、あす6月27日午前9時30分から引き続き発言順序7番から12番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 どうもお疲れさまでした。            午後5時2分 散会...