大分市議会 2018-09-13
平成30年厚生常任委員会( 9月13日)
平成30年
厚生常任委員会( 9月13日)
厚生常任委員会記録
1.開催日時
平成30年9月13日(木) 午前9時58分開議~午前11時7分散会
2.場所
第2
委員会室
3.
出席委員
委員長 倉掛 賢裕 副委員長 橋本 敬広
委 員 安部 剛祐 委 員 長田 教雄
委 員 堀 嘉徳 委 員 斉藤 由美子
委 員 安東 房吉 委 員 スカルリーパー・エイジ
委 員 衛藤 延洋
欠席委員
なし
4.説明員
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問はありませんか。
○
安東委員
非常にすばらしい
取り組みだと思いますし、これをずっとやってほしいので要望しますが、きょうの新聞に出ていましたが、ほかの県で、学校において保護者が障害のある子供に必ず付き添って面倒見ないといけないということについて、裁判に訴えられています。
障害者福祉を目指す、こういった
共生タウンを目指すのであれば、一緒になって取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
次に、大分市障がい
者就労応援企業認定制度について報告を受けます。
○
原田福祉事務所次長兼
障害福祉課長
続きまして、
報告事項2の大分市障がい
者就労応援企業認定制度について御説明いたします。
資料をごらんください。
本制度は、
障害者就労施設への物品及び役務の発注等により、障害者の
就労支援を行っている企業等を、大分市障がい
者就労応援企業として認定する制度でございます。
制度の背景といたしまして、市内の
就労系障害福祉サービス事業所等は障害者の
就労支援に取り組んでいますが、厳しい経営状況を強いられております。
本市として、現状では
障害者優先調達推進法により官からの受注は一定程度確保できておりますが、
民間企業からの受注機会の拡大が今後の課題と考えており、その足がかりとして、本制度を進めていきたいと考えております。
それでは、資料に沿って説明いたします。
本制度の目的といたしまして3点ございます。1点目は、
障害者就労施設等と企業等の連携強化により、
障害者就労施設等の販路拡大を通じて、障害者の
就労支援を図ること。2点目は、
障害者就労施設等へ物品及び役務の発注等をしている企業等を大分市障がい
者就労応援企業として認定及び公表することによる企業等のイメージアップを図ること。3点目は、
障害者就労施設等への積極的な発注により、障害者の
就労支援に取り組む企業等の増加を図ること。以上の3点でございます。
次に、
認定要件として4点ございます。1点目は、1年間で5万円以上の物品または役務の発注を行っていること。2点目は、販売場所の提供を行っていること。3点目は、作業等について技術的な助言等を行っていること。4点目は、その他障害者の
就労支援に資すると認められる
取り組みを実施していること。以上の4点をいずれか1つ以上、本市の
障害者就労施設等に対して実施していることを要件といたします。
続きまして、本制度における
障害者就労施設等とは、大きく3つに分かれます。1つ目は、
就労継続支援A型・
B型事業所の生産活動をしている
障害福祉サービス事業所等です。2つ目は、
特例子会社等の障害者を多数雇用している企業です。3つ目は、
在宅就業障害者等です。以上の3つでございます。
この
認定制度の認定後につきましては、認定した企業等に対して、資料にあります認定証及び
認定マークの贈呈、本市による
認定企業のPRを行います。
本制度は10月1日から開始予定としており、制度の周知につきましては、
大分商工会議所や大分県
中小企業家同友会の
会員向け広報紙への掲載等を予定しております。
○
倉掛委員長
意見、質問はありませんか。
○
安部委員
企業は
大分市内でなくてもいいのですか。市外の企業でもいいのですか。
○
永田障害福祉課参事
市内の
障害者就労施設等への
取り組みであれば、市外の企業であっても認定を受けられます。
○
斉藤委員
雇用している企業の支援はぜひしていただきたいのですが、その
情報提供の仕方は、今はどのようになっていますか。障害者を雇用していますという企業がありますよね。その情報は、障害者の方々に提供して、就労の機会に結びつくというところまで考えていいのですか。
○
原田福祉事務所次長兼
障害福祉課長
この応援事業につきましては、障害者を雇用している企業ではなくて、物品や役務の提供をしている企業ということです。障害者の雇用企業については、また別に国のほうで定めがありますので、それ以外で、物品及び役務の提供をこれからしていただける企業に働きかけていくことになります。雇用とはまた別になると思います。
○
斉藤委員
また後ほど聞きます。
○
倉掛委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
次に、輪い
笑いフェスタ!大分市福祉のつどいについて報告を受けます。
○
原田福祉事務所次長兼
障害福祉課長
輪い
笑いフェスタ!大分市福祉のつどいについてでございます。
資料をごらんください。
1の事業の目的です。国で定める障害者週間の記念行事として、障害のある人の自立と社会参加を促進し、障害のある人と市民の皆さんとが触れ合いを深め、
障害者福祉の増進を図ることを目的としています。
また、今年度は、第33回
国民文化祭・おおいた2018、第18回
全国障害者芸術・文化祭おおいた大会の一環事業として、内容を拡充し、2部構成で開催いたします。入場は第1部、第2部とも無料となっております。
次に、2の日時と場所についてですが、第1部、輪い
笑いフェスタ!は、11月3日に
大分いこいの道広場において、午前10時30分から開会式を行います。第2部、和波たかよしヴァイオリン・リサイタルは、11月6日火曜日にJ:
COMホルトホール大分の大ホールにおいて、午後1時30分から開演いたします。
続いて、3の内容についてですが、お配りしているチラシにて説明させていただきたいと思います。次のページをごらんください。
初めに、第1部、輪い
笑いフェスタ!についてですが、チラシ裏面左下をごらんください。ふれあいステージにおいて、エイサー演舞、ジャンベ演奏、長崎県雲仙市に拠点を置く知的障害者のプロの太鼓集団であります瑞宝太鼓の演奏などを予定しています。また、輪い笑いひろばにおいては、福祉施設・団体による販売コーナーや障害のある人に関する相談コーナーなどを設置します。
次に、第2部、和波たかよしヴァイオリン・リサイタルですが、2枚目のチラシをごらんください。
和波たかよし氏は視覚障害があるヴァイオリニストでございます。国内外で活躍しており、数多くの賞を受賞している方です。当日は、奥様で、ピアニストの土屋美寧子様とのデュオによるリサイタルを行います。
前の資料に戻っていただき、4の主催についてでございますが、例年の大分市と障害者団体で構成される輪い
笑いフェスタ!大分市福祉のつどい実行委員会に加え、今年度は、
国民文化祭、障害者芸術・文化祭の一環事業でありますので、文化庁、厚生労働省など、記載している機関が主催となります。
なお、
国民文化祭、
全国障害者芸術・文化祭の全体につきましては、公式ガイドブックを、来週19日水曜日に委員の皆様へお配りする予定でございますが、市内で実施される障害者事業18のうち、本市実行委員会主催事業は輪い
笑いフェスタ!大分市福祉のつどい、障がい者施設アート作品展等を含む5事業となります。
○
倉掛委員長
意見、質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
次に、平成30年7月豪雨に係る
保健師等の派遣について報告を受けます。
○
村上保健所次長兼
保健総務課長
平成30年7月豪雨に係る宇和島市への
保健師等の被災地支援派遣について御報告いたします。
A4横の資料、平成30年7月豪雨に係る
保健師等の派遣についての1枚目をごらんください。
まず、派遣の経緯につきましては、去る7月に発生しました平成30年7月豪雨を受けまして、厚生労働省より、愛媛県宇和島市への保健師チームの派遣についての照会が7月17日付であり、保健師2名、事務職1名の3名を7泊8日で7月20日から派遣可能であることを回答いたしましたところ、7月18日付で宇和島市への派遣が厚生労働省より要請されたところであります。
これを受けまして、7月20日から7月27日までの予定で、保健師2名、事務職1名の計3名1班の体制で愛媛県宇和島市への派遣を行いました。
派遣地区につきましては、資料1枚目の4、派遣先地図をごらんください。宇和島市の中でも北部に位置する吉田地区となります。
今回の
保健師等の派遣先である宇和島市の被害状況といたしましては死者11名、負傷者18名となっており、住家の被害につきましては1,307件となっております。宇和島市では、吉田地区での被害が特に大きく、地区内の浄水場に土砂が流入し、吉田地区の全域と三間地区の一部で断水の被害が生じておりました。
6の活動内容につきましては、保健師が宇和島市吉田地区の各世帯を訪問いたしまして健康調査を行いました。事務職員については、保健師の活動補助及び市との連絡調整に当たりました。
資料の2枚目をごらんください。
保健師による健康調査の聞き取りや土砂災害の被害状況の様子の写真を載せておりますので、御参考にしていただければと思います。
○
倉掛委員長
意見、質問はありませんか。
○長田委員
いつもお願いしていることですが、現地に行って経験された方の意見をお聞きしたいと思うのですが、委員長、お取り計らいをお願いします。
○
倉掛委員長
現地に派遣された職員から、この委員会で直接報告を受けたいということでしょうか。
○長田委員
はい。
○
倉掛委員長
委員の皆さんにお諮りしたいと思いますが、いかがでしょう。
○堀委員
特に差し支えなければ、直接お話を聞いて勉強させていただけるとありがたいです。
○
倉掛委員長
それでは、こちらで要請をしたいと思いますが、その日時等については調整させていただいてよろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
倉掛委員長
そのほか、意見、質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
次に、
動物愛護拠点施設について報告を受けます。
○
小原保健所次長兼
衛生課長
動物愛護拠点施設について御報告いたします。お手元のインデックス5の資料に沿って御説明をいたします。
本年8月29日に開催されました大分県知事と大分市長との政策協議において、
動物愛護拠点施設であるおおいた動物愛護センターの開設について協議され、その内容について議員の皆様には資料を配付したところでございますが、その詳細について御説明をいたします。
まず、1点目は、おおいた動物愛護センターの開所予定日についてです。現在、建築工事等が順調に進んでおりまして、施設全体が来年1月末の完成の見通しでありますことから、開所予定日を平成31年2月17日日曜日とするものであります。なお、施設は県との共同設置でありますことから、開所の式典の内容や出席者などについて県と協議しており、決まりましたら、式典の内容などの御案内をいたします。
2点目は、おおいた動物愛護センターの管理運営に関する協定の締結についてです。締結日は知事と市長の政策協議の開催日である本年8月29日です。
別とじで協定書の写しを添付しておりますので、あわせてごらんいただきながら、主要な事項について御説明いたします。
まず1つ目は、協定書2ページの第1条において、県・市の運営協議会の設置を規定し、第2条において、収容している犬猫の管理や譲渡などの共同業務は、この運営協議会の方針に基づき、共同で実施することを定めました。
続きまして2つ目は、協定書2ページの第3条において、共同業務の遂行の必要に応じ、県・市の職員を相互に併任することで、効率的な運営を図るものであります。具体的には、県の管轄エリアで捕獲されてセンターに収容された犬を市の職員が手当てをするケース、またはその逆などが考えられますが、どういう業務について併任するかは、別途、県・市で協議してまいります。
続いて3つ目は、協定書3ページの第6条で、共同業務に要する備品等は、県・市それぞれ持ち分2分の1とすることを定め、協定書の3ページの第7条で、共同業務に係る経費は県及び市がそれぞれ等しい割合で負担することを定めました。
なお、共同業務と単独業務につきましては、これまで当委員会で御説明してきたところですが、協定書の4ページに記載しておりますように、この協定書で明記をいたしました。
冒頭の1枚の資料にお戻りください。
3点目は、施設の性質を生かした特色ある
取り組みについてでございます。
1つは、知的障害、精神障害のある方の
就労支援の場として活用することであります。犬猫の動物がいる環境の中で就労に向けた訓練をすることで就労につなげようとするものですが、具体的には今後検討してまいります。
もう1つは、災害緊急時の対応についてです。センターは、災害時の被災動物の避難救護活動の拠点として、ペット同行避難者を受け入れることを考えておりますが、盲導犬などの補助犬を使用されている方は、指定避難所に避難することを基本とした上で、被災状況によっては避難生活が長期にわたることなども考えられますことから、センターにおいて、ペット同行避難者より優先をして受け入れをするものでございます。具体的な事項につきましては、今後検討してまいります。
○
倉掛委員長
意見、質問はありませんか。
○エイジ委員
これは、県と共同ですけれども、パワーバランス的な部分で、ちゃんと市は意見ができるのですか。どちらかというと県が主導権を握っているとか、そういうことはないですか。
○
小原保健所次長兼
衛生課長
これまでもそうでございますけれども、対等の立場で意見を出し合って協議を行っているところでございます。
○
倉掛委員長
そのほか、ありませんか。
○
斉藤委員
運営協議会のメンバーは、どういう方々なのですか。
○
小原保健所次長兼
衛生課長
これまで、施設の役割や機能などについて協議をするために、県・市の担当部長及び関係課長等をメンバーとする共同設置検討協議会を設置し、これまで協議してまいりました。今後は、これを運営協議会に移行する形で、一部メンバーは変わると思いますけれども、県・市で協議していきたいと考えております。
○
倉掛委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
それでは続いて、昨年の
市民意見交換会で出されました質問、意見等について、3月に
厚生常任委員会で回答を受けましたが、その後の進捗状況について、事前に執行部に報告を求めておりましたので、その説明を受けたいと思います。
それでは、執行部、順次お願いいたします。
○朝来
野福祉保健課長
昨年の意見交換会で出された意見・質問事項、
福祉保健部関係について、その後の進捗状況について御報告いたします。
お手元のA3横の集約表をごらんいただきたいと思います。
福祉保健部は全部で4件、内訳としまして、福祉保健課に関する意見・質問は3件、長寿福祉課に対する意見・質問は1件でございます。
まず、福祉保健課に関する意見・質問、その後の経過について御報告いたします。
1番目、質問内容ですが、「赤い羽根などを年に2、3回いただいているが、一般市民で付けている人を見たことがないので無駄ではないかと思う。市民への配布はやめてもよいのではないか。」との質問に対して、前回の回答は、できるだけ有効に羽根が使用されるよう、配布方法等について検討していくと回答させていただきました。
その後の経過としまして、「赤い羽根の配布数、配布方法等について各地区の状況・希望を把握するため、平成30年7月から8月にかけて、大分市共同募金
委員会運営委員(校区自治委員連絡協議会長)へアンケート調査を行いました。 この結果を受け、各地区の希望に沿った募金方法により、赤い羽根の配布を行うことと致しました」。
2番目、「なごみの湯(丹生温泉)について、改善して欲しい点があるが、市は何らかの関与をしているのか。」の質問に、前回の回答は、現在、丹生温泉施設は、社会福祉法人大分市福祉会が指定管理者として管理運営をしており、市は指定管理者に対するモニタリングを実施して、必要に応じて協議の上、対応していくと回答いたしました。
その後の経過としまして、「改善要望等に対しては必要に応じて指定管理者と協議のうえ対応しており、29年度は当課が床・排煙設備・扉・ウォータークーラーの修繕や損傷の激しかった男性用更衣室のロッカー更新を行ったほか、指定管理者が貴重品保管庫を設置しました。 今後も、指定管理者と協議のうえ、必要な対応を行ってまいります」。
3番目としまして、「民生委員をしてくれる人を確保するのが難しいので、市役所の退職者等に対し、積極的に協力するよう呼びかけてもらいたい。また、民生委員の活動費などについても検討してはどうかと考えるが見解は。」との意見に対しまして、前回の回答は、今後も退職予定者に対し、民生委員などの地域への参画を呼びかけていきます。また、平成30年度から校区活動を遂行するための経費である校区民児協運営費の増額を予定していると回答させていただきました。
その後の経過ですが、「退職予定の市職員に対しては、今後とも、民生委員などの地域活動への参画を呼び掛けていきます。 平成30年度から、これまで年額200,000円であった校区民児協運営費を230,000円に増額しました」。
福祉保健課の報告は以上であります。
○
斉藤長寿福祉課長
続きまして、4番目について御説明申し上げます。
質問内容でございますが、「孤立死について、市はどのような対策を行っているのか。テレビ電話等を活用することで、すぐに駆けつけられるようなバックアップ体制や、何かあれば普段声かけをしている人に連絡が入るようなシステムにしてはどうかと考えるが見解は。」の質問に対しまして、前回の回答といたしましては、孤立死に対する
取り組みとして、ひとり暮らしの高齢者や障害者を対象に緊急通報サービス事業を行っており、何か事案が起こった場合は、ボタン1つで緊急対応できるシステムをつくっており、緊急対応を行っております。また、金融機関やコンビニ等の民間事業者と孤立ゼロ社会推進プロジェクトの協定を結び、高齢者の生活状況の見守りを行っております。さらに、民生委員・児童委員、自治委員、地域ボランティア、老人クラブなどの協力のもと、小地域ネットワーク活動において高齢者の見守りを行っていると回答いたしました。
その後の経過でございますが、「前回回答した事業などを通じ、引き続き高齢者等が住み慣れた地域で孤立することなく生活を送るために、支え合う地域社会の実現を目指した取組みをすすめています」。
○
倉掛委員長
質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
ただいま報告いただいた、その後の経過に対する委員会としての回答の修正等については、正副委員長に御一任いただいてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
倉掛委員長
では、そのようにいたします。
以上で本日予定の審査を終了いたしました。
執行部、その他として何かありませんか。
○
原田福祉事務所次長兼
障害福祉課長
成年後見制度普及啓発イベントについてお知らせします。
チラシを配ってよろしいでしょうか。
○
倉掛委員長
はい、どうぞ。
〔資料配付〕
○
原田福祉事務所次長兼
障害福祉課長
本年10月1日に大分市成年後見センターが本格稼働いたします。これに関しまして、成年後見制度の普及啓発イベントを10月2日、J:
COMホルトホール大分3階で行います。2部形式で、1部は成年後見制度について、大分家庭裁判所からの制度説明、第2部で、成年後見制度の活動の実践報告としまして、弁護士の田中先生から説明いたします。
この内容につきましては、障害者の福祉施設や関係団体等に啓発の文書を送っておりまして、大きく啓発を行っていますので、ぜひ御周知いただきたいと思います。
○
倉掛委員長
質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
ほかに執行部からありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
倉掛委員長
委員の皆さんから、その他として何かありませんか。
○
斉藤委員
3件ありますので、分割して質問します。
今回の障害者雇用の水増しの件は、とても深刻なことだと受けとめています。大分市においては、部長がしっかり確認しているということで、それはとてもよかったのですが、私の周りには障害者の方々、特に精神障害の方が仕事がないという声が非常に多いんですね。先ほどの就労応援企業も、ひいては就労がふえる、雇用がふえることにつながらないといけないと思うのですが、障害者の
就労支援ということに対して、今、市が行っている何らかのことで何か手応えみたいなものがあれば、それをお伺いします。
○
原田福祉事務所次長兼
障害福祉課長
障害者の
就労支援となりますと大きく捉えないといけないのですが、我々福祉部門でございましたら、まず、福祉施設等で障害福祉サービスの中の
就労継続支援A型・
B型事業所、また就労移行支援を通して一般就労につなぐという形になっておりますので、その中で
取り組みを進めています。今月から、本庁舎地下1階で障害者の共同販売所もスタートいたしましたが、大変盛況でありまして、障害者の賃金や工賃の向上が見込めますが、一般就労につなげるということであれば、また別の形で
取り組みが必要と思います。
大分市においては、商工労政課において、
中小企業家同友会の障害者部会やハローワーク等と連携をしながら、障害者の雇用に向けた
取り組みを行っております。
○
斉藤委員
これは要望ですが、声を聞いてほしいという声がたびたび寄せられるので、どんな希望があるのかということを、ぜひ市の中で受け付けるようなシステムを考えていただくように検討していただければと思います。
それから、2点目ですが、これは介護保険のことですが、今回の一般質問の中で、チェックリストをもっと簡単にするということで検討していくという答弁がありましたが、あれは総合事業のチェックリスト自体をもっと簡素化するということではないのですか。
○
斉藤長寿福祉課長
今回の仮称フレイルチェックは短期集中というか、今、3カ月の事業をやっていまして、厚生労働省が認めた25項目ではなくて、自分で簡単に健康状態がどうか確認できる簡単なチェックリストを市で作成しましょうという答弁でございます。
○
斉藤委員
あと1件。もう1件は保健所関係ですが、今、市内の風疹の罹患状況はどのようになっていますか。
○
佐田保健予防課参事
現在、
大分市内では、風疹の罹患状況はないという報告を受けています。
○
斉藤委員
24歳、25歳ぐらいに感染者が多いと言われていますが、注意喚起は特段行わないのですか。
○
佐田保健予防課参事
関東地方で風疹が流行しているという通知が国のほうから参りましたので、市としては、医療機関及び、一般市民には市ホームページを通じて注意喚起を行っております。そのほかには、妊娠を希望する方に関しては風疹抗体検査を実施しておりますので、そういった部分もホームページ等で広報をしております。
○
斉藤委員
これも要望ですが、妊娠の関係で女子は割と早目に予防接種を受けていると思うのですが、男子に関しては、あまり関心がないということもあるかと思いますので、今後十分留意していただきたいと思います。余り自覚がないと思いますので、お願いします。
○
倉掛委員長
ほかに何かありませんか。
○長田委員
私も3つあります。1つずついきたいと思います。
1つは、今回の議会で、熱中症、暑さに対する質問等がたくさんありましたが、健康危機管理の対策を担当する課は、
福祉保健部にはあるのでしょうか。
○
村上保健所次長兼
保健総務課長
ことしは記録的猛暑でしたが、その対策会議を、総務部防災危機管理課の主催で7月31日に開催しております。その中で、各課の
取り組み状況とか、今後の
取り組み方についての協議等、そういった今後の対策について話し合いを行っております。
○長田委員
要望ですが、こういう異常気象が続く可能性があると思われます。健康管理について、特に保健所等にはそういう情報がたくさん入ってくると思うし、議会のほうにも、大分市保健所健康課からパンフレットが議会のほうに届けられています。これが市民にもう少しあったら、議会の質問に対してよかったのかなと思いながら拝見をしました。
総務部主催でそういう会議が開かれたということですが、今後、そのような会議があったらぜひ報告をしてほしいと思います。市民の健康に対する危機管理は、やはり
福祉保健部としてきちんと行ってもらいたいし、パソコンを見たらわかるよということがここに書いてありますけれども、高齢者はなかなかパソコンとかは見られないので、そういう対策をどうしていくのか、市民部との協力が必要であると思ったところです。要望しておきます。
次に、北海道の地震からちょうど1週間たちました。そういう中で、以前お聞きしましたが、薬の問題が、地震などの災害に際してはあるということでした。その後、何か対応がありますか。
○
嶋津保健所長
薬剤師会においては、災害時の協定は既に締結しておりますが、その後、特に最近新しく何か話があったとか、何かを変えたということは現時点ではございません。
○長田委員
先般、中津市に水害の支援に行った保健師からの報告の中で、一番困ったのが、やはり慌てて飛び出して避難をして、薬を忘れてきたということで、その対策をこの場で協議をいたしたと思います。また、保健所の所長からは、全国保健所長会議の中で、この問題を国の問題として早急に解決していただきたいという協議があったという報告を受けました。台風、地震等々が全国では起きているのですが、国に対してそういう要望をした結果について何かありますか。
○
嶋津保健所長
特にございませんが、今も言ったように、大分市では、既に協定も締結しておりますが、この前の中津市山国町のときのような、医療機関がどこも被災していない、流通も障害を受けていない、薬局も全部機能しているという状況では、この協定そのものがかかわる問題ではありません。医療機関も被災して、物流も途絶えて、薬局も機能していないという場合、実際に薬を医療機関として、あるいは薬局として提供すること自体に障害がある場合に協定が効力を発するものでありますので、そこのところは区別して考えていただきたいと思います。
むしろ、この前のような状況だと、本人がとりにいけない、薬をなくしたという場合は、医療機関は正常に働いております。薬局も全部あいておりましたので、御本人が行けるのであれば、御本人が連絡をして、病院に、薬なくしましたので、1週間分出してもらえませんかというような連絡をしていただいて、とりに行ってもらう。本人ができなければ御家族の方、御家族の方ができなければ近くの方々が協力して、その辺のことをやっていただければ、医療機関は災害のときとかは融通をきかしてくれると思います。かかりつけであれば、この前もらった薬がありませんので、臨時でまた出していただけませんかというようなことを言っていただけばよろしいかと思います。
○長田委員
詳しくお話をいただいてありがたいのですが、もう1点だけ。あのときに問題になったのが、医師の処方箋がない場合は薬が出せないという話があったと思います。その処方箋がない場合に、薬局と幾ら協定を結んでいても、市や県が結んでいても薬は出せないということで、例えば、私がお薬手帳等々を持っていたとしても、薬局に行っても出せないということで、全国保健所長会議で議論を行っているという話でした。そういう問題について、これだけ災害が多いので、市長会等々において、全国の自治体からの要求として要望をしていただきたいと要望しておきます。
最後、健康診断について、いろんな機関で健康診断ができますが、これから健康診断をほかの医療機関に変えたいといった場合に、医療情報の交換等ができるのか、できないのか、その辺についてお聞きしたいと思います。
○
竹野保健所次長兼
健康課長
現在、特定健診などは、市内の健診機関や医療機関、いろんなところで受けられるようになっております。同一の健診機関で受けた場合は、経年的な結果を御本人に通知するようなことができておりますが、受診機関を変えた場合は、そのデータのシステムの共有が今のところなされていないため、前回のデータを御本人に渡すことができなくて、比較ができません。健診結果を共有することで御本人が前回の比較できるようにすることは非常に重要だと考えておりますが、今後の課題と認識しているところでございます。
○
村上保健所次長兼
保健総務課長
健診データの共有につきましては、現在、総務省や厚生労働省のほうで、いろいろな検討が進められております。厚生労働省に医療等分野情報連携基盤検討会という検討会があるのですが、その中で医療情報の共有について検討されております。それから、総務省のほうでは、全国の各地域をネットワークでつなぐため、つなぎ方の検討が進められています。県内では総務省のモデル事業として臼杵にうすき石仏ねっとというものがあるのですけれども、この医療情報のネットワークが採用されておりまして、先進事例として研究させていただいているところでございます。
本市といたしましても、昨年の8月に大分市医師会や、それから救急医療機関、健診機関などが参加した大分市地域医療情報ネットワーク研究会というものを立ち上げていて、大分市の現状に沿った医療情報ネットワークづくりにつきまして、現在、調査研究を進めているところでございます。お尋ねにありました健診データの共有につきましても医療情報の一部でありますことから、そういう研究会の中で今後議論していくことになると思います。
○
倉掛委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
では最後に、あすの予定を確認いたします。あすは9時30分から議会運営委員会が開催されますので、終了後、案内の放送がありましたら御集合されますようお願いいたします。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時7分散会...