大分市議会 2016-06-23
平成28年建設常任委員会( 6月23日)
平成28年
建設常任委員会( 6月23日)
建設常任委員会記録
1.開催日時
平成28年6月23日(木)午前9時59分開議~午前11時29分休憩
午前11時31分再開~午後0時0分散会
2.場所
第4
委員会室
3.
出席委員
委員長 板倉 永紀 副委員長 松下 清高
委 員 野尻 哲雄 委 員 長田 教雄
委 員 福崎 智幸 委 員 スカルリーパー・エイジ
委 員 徳丸 修 委 員 国宗 浩
委 員 今山 裕之
欠席委員
な し
なお、先日、正誤表をお配りしましたが、
汚水処理人口普及率の現状値が79.3%となっておりますが、これは79.6%であります。申しわけありませんでした。
○
板倉委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、
報告議案の報第1号、専決処分した事件の承認について、平成27年度大分市
一般会計補正予算第4号のうち、
下水道部所管分の審査を行います。執行部の説明を求めます。
○
佐藤下水道部次長兼
下水道経営企画課長
〔
説明書② 76ページ~第4
款衛生費のうち
下水道部所管分について説明〕
○
板倉委員長
ただいま執行部からの説明で質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で当委員会に付託されました
下水道部所管分の審査を終了いたしました。
ここで申し出により、執行部から報告を受けます。まず、第5号報告、
公共下水道事業会計予算の
繰越使用について報告を受けます。
○
佐藤下水道部次長兼
下水道経営企画課長
報告事項①第5号報告、
公共下水道事業会計予算の
繰越使用について御報告いたします。
予算書③平成28年度大分市
補正予算の32ページをお開きください。
繰越使用額は、
管渠建設費・
処理場建設費の公共・単独合わせまして、合計で12億2,335万円でございます。
主な
繰越理由ですが、33ページの説明欄にありますように、
管渠建設費につきましては、地元との調整に日数を要したもの、
処理場建設費につきましては、分配水路の
止水効果が低い原因究明に時間を要したものであります。なお、
別紙資料①-1から①-3に
繰り越しとなった工事等の内訳及び
繰越理由を記載しております。
資料①-1と
資料①-2は
管渠建設費、
資料①-3は
処理場建設費の内訳となっております。
○
板倉委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等ありませんか。
○
今山委員
資料①-1の主な
繰越理由で、発注時期の見直しのためという記載があるが、発注時期の見直しの理由について教えてもらっていいですか。
○
姫野下水道建設課長
発注時期の見直しの内容でございますけれども、昨年度の未
契約繰越予算が6億5,600万円ございまして、その執行を優先してきましたところ、平成27年度に
繰越予算の執行がおくれてしまったという内容でございます。
○
今山委員
去年、前任の課長へ同じような
繰り越しが多く発生しないか確認をすると大丈夫ですという話を聞きましたが、これについては全然大丈夫ではなかったということですか。
○
姫野下水道建設課長
昨年度、合計で14億9,300万円の
繰り越しがございました。本年度9億7,600万円、そのうち未
契約繰り越しが1億2,900万円ということで、基本的に次年度の執行に影響が出ないように、未契約に関しては削減を5億円程度させていただきました。ただ、前年度の
繰越予算がございまして、そちらの執行を先に、優先的にした結果どうしても全体がずれてしまいました。ただ、未契約に関しましては、次年度の執行に影響が出ないような形での縮減としております。その1億2,900万円についての内訳でございますけれども、基本的には入札差金と一部、雨水の整備をする路線で
用地買収等がございまして、その部分で
地権者等の協議が難航し、発注ができなかった部分でございます。
○
今山委員
説明を聞いていると、未契約が1億数千万円だからいいだろうという胸を張った説明のように聞こえます。一生懸命されているのはわかりますが、経営的にどうなのですか。基本的にその年度で、できるだけ
繰り越ししないことが企業の本来あるべき姿ではないかと思います。
繰り越しましたというのだと、経営的に影響が出るのではないですか。その点、
佐藤課長、いかがですか。
○
佐藤下水道部次長兼
下水道経営企画課長
実は
繰り越しというのは、決算上は
繰り越した分は次の年度の決算に入ってくるものですから、単年度で言いますと、その事業費の伸びはもちろん上がります。基本的には公会計というのは単年度が基本でございます。工期を年度内設定して終わらせるのが基本ですが、実は以前に国からの
補正予算を受け入れて、その分が毎年度ずれていったという経過がございます。
そういった経過もありまして、先ほど
下水道建設課長が申しましたように、平成26年度から平成27年度への
繰り越しのときの合計のうちの未
契約繰り越しは6億円ほどありました。それはおかしいということで、今回は努力していただいて、その分を優先した結果、平成27年度の当初予算で計上した事業につきましては、発注時期がおくれた関係で、年度内の工期がどうしてもとれなかったという事情でこれだけの
繰り越しということで、言いわけと言われればそうですが、今回は一応
契約繰越がほとんどで、残りの未契約の分については入札の差金等どうしても出ますので、1億2,000万円が多いか少ないかと言われると、少ないほうがいいとは思います。結果的には決算上は来年度
繰り越した事業も同じような決算となりますと、事業としてはそんなには変わっていないということでございます。ですから、今のところいたし方ないという判断をしております。
○
今山委員
部長にお願いしますけれども、やはり経営の中身について、ある程度気にさせていただきながら、前に進んでいるのですけど、説明の段階で大丈夫だと言われると健全にしているという印象を受けますので、もし質問したときはどこが大丈夫でどこが大丈夫ではないかというところまで含めて、説明を今後お願いします。
○
伊藤下水道部参事
工事発注時期がずれることによって、当然完了後の接続もずれてまいります。そうしますと、
使用料収入も本来3カ月、6カ月前倒しで工事が完了していれば、そこから
使用料収入が発生いたしますので、大きく経営には影響をいたしますので、
今山委員の御指摘のとおり、昨年
野尻委員からも厳しく、こんなに
繰り越しがあるのはおかしいということで、
下水道建設課のほうで見直しを行い、地元の
整備計画説明会をする中で、当初予算を承認していただき、今年度の
事業計画を立てる中で工事を発注しております。それがずれるということは市民に対する約束も履行できないという大きな問題を抱えております。限られた人員の中でやりくりをし、今年度は少なくともその未
契約繰越の分をなくして、この
工期設定を見ていただけるとおわかりかと思いますけれども、少なくとも1月、2月、3月までに入札発注をし、また業者にも工事の施工、すき間なく工事の受注ができますように、その配分も考えながら、所属長もかわりましたので、もう一度職員のほうには指示を徹底して、このような
繰り越しがないように頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
新井下水道部長
先ほど
今山委員のほうからも御指摘ありましたように、
繰越理由がはっきりしない中での、遅れは決して許されるものではないということも十分自覚をしております。今年度につきましては、国のほうからの指導もありまして、前期に8割方の発注をするということで、今職員一丸となって発注に努力しておりますので、今後このようなことがないように努力をしてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○
今山委員
わかりました。
○
野尻委員
関連ですが、当初工期の一覧で、これが決定で、今、発注もされているのですよね。それで、未契約分が1億数千万円あるけど、これについても今計画中ということでいいですか。
○
姫野下水道建設課長
当初工期におきまして、
資料①-1、上から1、2、3につきましては、当初2月末、3月中旬に工期の設定をしておりましたけれども、右の主な
繰越理由に書いておりますように、その3件につきましては、理由がございまして、変更させていただいております。それから下の工期につきましては、この
工期設定で発注をさせていただいております。未契約の予算につきましては、今計画中であります。
○
野尻委員
繰越分の工事がこんなにたくさんあるのかという思いもしながら見ておりますが、ことしの
新規事業は何件を見込んでおりますか。
○
姫野下水道建設課長
83件の発注を予定しております。
○
野尻委員
83件の発注は、気をつけてください。先ほど
今山委員が質問したように
繰越理由がいろいろありますが、おくれるにはおくれるなりの理由があるというのは、それはもうやむを得ないですが、そういうところはできるだけ努力し、県との関係でおくれているところは交渉して進めてください。
○
姫野下水道建設課長
はい。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、平成28年
熊本地震における
下水道部の対応について報告を受けます。
○
佐藤下水道部次長兼
下水道経営企画課長
報告事項の②平成28年
熊本地震における
下水道部の対応について御報告いたします。
資料②平成28年
熊本地震における
下水道部の対応についてをごらんください。
まず、1の
地震発生時の対応についてでありますが、4月16日午前1時25分の
地震発生と同時に、
災害警戒本部要員に
参集メールが送信され、1時間以内に32名が参集しました。
午前2時50分に
災害対策本部設置と同時に、
社会基盤対策部下水道対策班を設置し、緊急点検を行っております。
午前8時には全ての施設に異常がないことを確認し、県及び
災害支援協定を締結している
日本下水道事業団へ報告をしました。
次に、2の被災者・被災地への支援状況についてでありますが、まず1番目、公営住宅に居住し、被災により家賃等が免除されている方を対象に、
下水道使用料の減免を行うこととしており、現時点では申請件数は8件となっております。また、
避難所運営等への支援といたしまして、南阿蘇村へ記載のとおり職員を派遣したところです。
なお、今回の地震を受け、現在
下水道BCPの
見直し作業を行っており、その結果につきましては、次回9月の当委員会において御報告したいと考えております。
ここで、今回
下水道部から派遣しました職員のうち、小野が説明員として同席をしておりますので、本人から状況の報告をいたします。
○
小野下水道経営企画課参事補兼
浄化槽担当班グループリーダー
それでは、御報告をさせてもらいます。15次南阿蘇村
災害派遣としまして、6月8日から6月12日の5日間業務を行ってまいりました。業務は、
住まい対策班としまして、避難所の
受け付け事務を行ったところでございます。南阿蘇村の方々は、家屋の被災をされている方が多く、
災害対策本部にも多くの電話やファクスがかなり入ってきておりました。避難所は、今のところ9カ所しかないため、避難所に入れる方は損害で避難していた方、高齢者の方、車中泊の方などに限られておりました。それでも、約1,000人の方が避難しておりまして、村の人口1万1,000人の約1割となっておりました。その他の人々は、自宅に住み続けておりまして、雨による
土砂災害のおそれもあるところでございます。
また、被災地の物資はほぼ足りておりましたが、食料はカップラーメンや缶詰など日持ちのするものが大半ということでした。生活が少しずつ再建されていく中で、洗剤などの生活用品が足りないなどという現状も明らかになってきております。
ライフラインでもあります道路でございますが、被災している区間が多い状況で、田畑や山などに仮設道路をつくりまして、通行できる区間を延ばしておる状態であります。また、私が帰ってからでございますが、6月17日から
仮設住宅の受け付けを開始するなど、少しずつですけれども、生活再建が始まっております。
これからは、
ライフラインや
仮設住宅の整備、被災者の
精神的ケアなど被災者の自立に向けたサポートが必要になってくると思われます。
今後も、私どもも微力ではございますが、自分のできることで応援してまいりたいと考えております。
○
板倉委員長
御苦労さまでございました。今の報告について、委員の皆さんから何かございませんか。
○長田委員
御苦労さまでした。南阿蘇村は下水道がありますか。
○
小野下水道経営企画課参事補兼
浄化槽担当班グループリーダー
一部下水道があると聞いておりますけれども、私が向こうでいただいた資料の中では、下水道という項目がなかったので、どのあたりにあるのかということは確認できないまま終わりました。
○長田委員
トイレはどうでしたか。
○
小野下水道経営企画課参事補兼
浄化槽担当班グループリーダー
トイレも使えるところと使えないところが分かれておりまして、使えないところは村が用意した避難所等を利用しながら生活をされておりました。
○長田委員
わかりました。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、次に
管渠整備について報告を求めます。
○
姫野下水道建設課長
お手元の資料③
管渠整備についての御報告をいたします。それでは、お手元の資料3をごらんください。
(1)
整備計画説明会につきましては、平成25年度から平成27年度の説明会の実績を記載しております。今年度は、10年概成の初年度に当たり、これまで以上の事業推進を図る必要がありますことから、36地区での開催を予定しております。この説明会では、下水道が果たします役割を説明する中で、下水道の必要性を市民の方々に御理解をしていただき、より効率的、効果的な下水道整備を推進するための
取り組みとして開催しているものでございます。
なお、説明に当たりましては、下水道営業課の職員が、受益者負担金や排水設備工事費、
下水道使用料など、皆様に御負担していただく費用について丁寧な説明を行っております。また、同時に早期の接続についてもお願いしているところであります。
次に、(2)汚水管渠の整備延長でございますが、同様に平成25年度から平成27年度の整備延長の実績を記載しております。今年度は事業費17億3,200万円の費用をかけ、約1万4,000メートルの整備を計画しております。なお、平成27年度の実績につきましては、平成27年度予算に平成26年度からの
繰り越しを加えた総額約19億5,600万円の執行によるところでございます。
次に、(3)公共ます設置個数につきましては、同様に平成25年度から平成27年度の公共ます設置個数の実績を記載しております。なお、今年度は786個の設置を計画しております。
次に、右上段の図面をごらんください。
今年度も中央処理区の南大分地区、東部処理区の下郡地区・皆春地区など、効率的で効果の高い地区を重点的に、整備を進めてまいります。なお、効率的な整備手法といたしまして、100%の接続が可能な集中浄化槽団地や各戸浄化槽団地の
公共下水道の接続を優先的に進めてまいります。
図面に表記しておりますように、集中浄化槽団地①から④、戸別浄化槽団地⑤、⑥の団地の接続を今年度予定しております。
右下段、平成28年度
公共下水道への早期接続促進
事業計画をごらんください。
事業計画に示していますように、接続個数426戸、年間
下水道使用料1,320万円の増収が見込まれるところでございます。
今後も、管渠の整備に当たりましては、引き続き、
整備計画説明会等を通しまして、地域の皆様に
公共下水道事業への御理解、御協力をいただく中で効率的で効果の高い地区から順次整備を進めてまいります
○
板倉委員長
ただいまの説明について、委員の皆さんから質問等はありませんか。
○
野尻委員
(3)の公共ます設置個数ですが、ことしの目標数は、786個ということはわかりましたが、全体でどれだけ残っていて、その中で目標数が786個なのですか。教えて下さい。
○
姫野下水道建設課長
全体処理区のますが、どのくらい残っているかという数字につきましては、現在把握をしておりません。ただ、先ほど言いました平成28年度の83件の執行に当たりまして、個数を集計しますと786個で、83件発注に対して786個の設置を目標に頑張りますということでございます。
○
野尻委員
ということは、先ほどの繰越明許費の問題とかかわってきますよね。今まで毎年毎年、当初計画でことしの工事件数は何件という形で、その件数を挙げた中で、工事完了したら、公共ますの設置個数が出てきます。その目標数字を挙げているということでしたら、繰越明許費であれだけ工事件数が翌年度に繰り越されたら、この目標数値は新規の83件の工事件数で目標数値挙げていくということにはならないのではないですか。ことしの8月か9月末ぐらいまでで終わる繰越工事で、その工事した中での処理区の公共ます設置という形の数値を挙げなければならないのではないですか。
○
姫野下水道建設課長
平成28年度、83件に対しての786個でございまして、平成27年度から
繰り越しをしております、ますの個数に関しては、この中では集計をいたしておりません。あくまで平成28年度の事業の中での786個ということで、最終的には平成27年度予算の
繰り越した分の個数と平成28年度の現年で執行したトータルの数字が、最終的に皆様に御報告できる数字と考えております。
○
野尻委員
それでは、平成27年度の1,048個というのは、平成27年度で公共ますを設置した実績ということですか。
○
姫野下水道建設課長
平成26年度の予算を
繰り越した分で平成27年度に終わった分と、平成27年の現年で平成27年度に終わった分が1,048個ということです。
○
野尻委員
そうすると、平成27年度の工事を
繰り越した中で公共ますを設置する個数がありませんか。
○
姫野下水道建設課長
繰り越した分での数字というのはございます。
○
野尻委員
その数字を記載しないと悪いのではないですか。そうすると、実績は来年の、またこの時期に出るということですか。
○
姫野下水道建設課長
平成27年度からの
繰り越し分と、平成28年度の786個をトータルして幾らという数字で表記をさせていただこうと考えております。
○
今山委員
この平成28年度は、結局、昨年度から
繰り越した分が、この後加わる可能性があるということですか。
○
姫野下水道建設課長
はい、そうです。
○
今山委員
仮にまた平成28年度に
繰り越しが出た場合は、また平成29年度に追加されるということですか。
○
姫野下水道建設課長
平成25年度、平成26年度、平成27年度に関しましては実績でございます。
○
野尻委員
その目標として、これだけ考えていますというのなら、それでいいのですが、何個中の何個という表記をしないと、みんなにはわからないということではないですか。
工事は終わったのに公共ますを設置していない世帯がまだあるわけですから、そういうところの部分を、いわゆる
新規事業の工事や
繰り越しの工事、そういうことと関係なく、終わったところの分の接続も含めて総個数を書いてください。
○
板倉委員長
これは実績とその計画だから、平成27年度までは実績で、平成28年度は今年度分の計画と
繰り越しの計画分が幾らとわかるような表記をしてください。
○
姫野下水道建設課長
はい。
○
板倉委員長
それをわかりやすくするための表ですから、
繰り越し分の数字が出ていないという指摘です。
○
野尻委員
結局、そこまで詰めて質問しないと本当のところが出ないという資料は、参考になりません。正確な数字で報告してください。
○
姫野下水道建設課長
はい。
○
板倉委員長
今、
野尻委員が言ったようにはっきり説明するよう考慮してください。
○
姫野下水道建設課長
はい。
○徳丸委員
目標の捉え方といいますか、目要するに共有できるような目標というのは、どうも聞いてわからないです。今言われていた実績というのを聞いても、何に対して仕事をしているのかという話になったときに曖昧になってしまいます。
○
伊藤下水道部参事
野尻委員のほうから、全体の中でまだますを設置していない戸数が何戸あって、それに対して今年度の事業費でどのくらい目標を立てて設置をしていくのかという全体の数の把握ができていないという部分がございます。今後、事業費が14億円から15億円の
管渠建設費で700個から800個のますを計画的に設置をして、あと何年でおおむね90%まで行くのか、徳丸委員が言われましたように、全体の目標の中で今どういう状況にあるのかというように数字が示されるような形で洗い出しをして、また御説明ができるように整理をさせていただきたいと思います。
○徳丸委員
それが、本当にできますか。これは実績です、計画ですと、その辺は御理解くださいというふうに持っていかないと、我々も理解のしようがないと思います。
○
板倉委員長
今、いろんな意見が出ましたけれども、今言うように整備計画の中で個数を挙げても、どれだけしないといけない中でどれだけの進捗状況ですというのは、次は接続の件も出ますが、どういう状態であり、何が原因で整備が進まないのかということを、我々としては知りたいです。それがわかるような資料を作成してください。
○松下副委員長
資料について委員長と執行部とで調整させてもらって、現実的な分も含めた数値的な部分というのを検討したいと思います。
○
野尻委員
水道局と合体して企業経営という形に進むという流れの中では、経営感覚や経営意識は職員全体が考える必要があると思います。前々から言われてきている問題なので、意識改革する中できちんと、全体の中でも目標数値、そういうのを考えていただくようにお願いします。
○
新井下水道部長
今回のこの管渠の整備についての報告は、公共ます、今年度28年度工事、83カ所して、786個になりますという話をしていますけれども、これは報告であって、
下水道部が進めていく上で一番大事なのは何かと言いましたら、普及率を上げていくということで、整備をどんどん進めていくことが大事だと思います。ますの個数については、例えば、集合住宅であれば50戸とかいう大きなマンションがあったとしても、このカウントは1つなのです。そういうことで、ますをふやすのではなく普及率をどんどんふやしていくというような形で今進めておりまして、今年度は61.9%、普及率を10年概成に向けて早く整備していこうという形で、下水道の
管渠整備をやることによって、普及率がどんどん上がっていくことになりますので、きょうの報告はこの予算を使って786個の分が設置できますという御報告になりました。先ほど委員長も言われたように、資料の作り方については十分検討しながら、皆さん方にわかりやすいような形で御説明をさせていただきたいと思います。
○
今山委員
今の発言で普及率を上げるというのはわかりますが、上げる段階で工事していくわけですよね。
○
新井下水道部長
はい。
○
今山委員
全然採算性の合わないような普及を目指したら、経営はもっと厳しくなるのではないですか。
○
新井下水道部長
普及率を上げるに当たっては、当然経営を考えながら効率的、効果的な地域を選定しながら進めてまいるというのは基本に置いております。
○
野尻委員
費用対効果の部分で、数値として、目標と、それから全体の個数、そういう部分を含めてわかるような形を委員長と副委員長と話しながら進めてもらうようにお願いします。
○
新井下水道部長
はい。
○
板倉委員長
普及率を上げるための目的に向けての報告をわかりやすくということですから、そこら辺を検討して行いましょう。
○
新井下水道部長
はい。
○
板倉委員長
次に、
公共下水道への接続促進について報告を求めます。
○
平田下水道営業課長
公共下水道への接続促進について御報告申し上げます。
浄化槽やくみ取り便所から
公共下水道への接続を促進することにより
下水道使用料の増収と
公共用水域の水質保全を図ることを事業の目的としております。
接続促進に向けた主な
取り組みといたしまして、
公共下水道に未接続の世帯・事業者に対し、効果的な接続依頼を実施してまいります。なお、接続依頼の対象は、市が設置し、供用開始した公共ますとしております。また、
公共下水道への早期接続を促進するため、助成金の見直しを挙げております。
1点目の未接続世帯・事業所等への効果的な接続依頼につきましては、平成27年度の接続依頼の実績をお示しいたしております。接続依頼の総件数は2,196件であり、その内容はごらんのとおりです。また、無断接続、無届け使用の早期発見を目的に実施しております一斉調査の際に行った接続依頼の件数は1,100件となっております。なお、無断接続、無届け使用は、3年間の調査におきまして5件、請求額は32万8,925円となっております。
次に、接続状況ですが、市が設置し、供用開始した公共ますへのこの1年間の接続個数は808個となっております。今後も粘り強く丁寧な接続依頼を行ってまいります。なお、接続により年間約2,700万円の
使用料収入の増を見込んでおります。
次に、今年度の接続依頼の
取り組みについてでありますが、平成28年度に供用開始する公共ますの設置箇所及び表でお示ししております平成元年度から平成27年度の未接続箇所が平成28年4月1日現在5,591個ございますので、これらを戸別訪問の対象者として接続依頼を実施してまいります。
今年度の目標につきましては、使用料の増収につながる
公共下水道への接続個数として900個を接続目標といたしました。接続依頼の戸別訪問は3,600件を予定しております。
次に、収入増を図るための今年度の重点的な
取り組みといたしましては、早期接続を図るため、供用開始1年以内の対象者への戸別訪問による接続依頼の時期を早め、下水道工事への御理解と御協力をいただき、接続意欲の高い工事完了後に直ちに1回目の接続依頼を実施し、その後も未接続の場合には助成金の交付を受けられるよう、供用開始9カ月後に再度の接続依頼を実施します。また、収入増の効果が大きい水道大口利用者に対する接続依頼を最重点箇所として、優先的に接続依頼を実施してまいります。
次に、平日面談できなかった対象者に対しては、3カ月に1回、水道大口使用者等の収入増につながる箇所を優先して、職員が休日に戸別訪問を行い、早期の接続依頼を実施します。
接続依頼の戸別訪問とは別に、平成25年度からの4年間で2巡目の一斉調査を行っておりますが、本年度は最終年度に当たりますので、調査漏れのないよう準備を整え、秋に現地調査を行う予定としております。調査の際には、あわせて一日も早い接続の依頼を実施いたします。
次に、早期接続を促進するための助成金の見直しについてですが、今後さらに接続促進を図る必要がありますことから、未接続者の接続意欲を高め、早期接続を促進するため、助成金の増額改定に向けた作業を進めているところです。
排水設備の設置義務を下段にお示ししておりますが、浄化槽の方は、供用開始の日から1年以内に、くみ取り便所の方は3年以内に
公共下水道へ接続して水洗化しなければならないと下水道条例で定められております。現行の制度につきましては、上段の表でお示ししていますので、ごらんください。浄化槽からの改造が1年以内であれば1万円、くみ取り便所からの改造が3年以内では3万円の助成金となっております。利用状況ですが、助成金につきましては、平成27年度は310件、410万円となっております。融資につきましては、平成27年度は新規の申請が22件ありまして、平均しますと1件当たり約23万円の融資額をあっせんしており、市による利子補給の金額は9万21円となっております。
公共下水道への接続には多額の費用を要しますことから、費用負担を少しでも軽減させるよう助成金を増額することにより、
公共下水道への接続件数をふやしてまいりたいと考えております。
今後も、
公共下水道への接続促進に向けて、全力で
取り組み、
下水道使用料の増収と
公共用水域の水質保全を図ってまいります。
○
板倉委員長
ただいまの説明で質問等ありませんか。
○
今山委員
希望したら、融資をしてくれるのですか。
○
平田下水道営業課長
銀行に申請を出していただくのですが、拒否されたという話は聞いておりません。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○
エイジ委員
無断接続のお話が出ましたけれども、これは業者の方がつながないと、素人では無理ですよね。こういった場合、無断接続を発見する方法と、また発見した場合、無断で接続した業者に対してどのような対応をとっているのか教えてください。
○
平田下水道営業課長
無断接続を発見するために、一斉調査を延べ4年間かけて実施しておりまして、無断接続、無断使用というのが過去3年間で5件発見をいたしました。それと同時に、下水道の未接続の御家庭に接続依頼に赴きますので、公共ますをあけさせていただきまして、接続の状況の確認等をさせていただいております。年に数件ぐらい、届出を提出せずに接続をしているケースがございます。その場合にはどの業者がそういう工事を行ったのかを聞き取りいたしまして、業者を呼んで顛末書とか、それから処分の基準がございますので、警告をしたり、指導をしたりということで、業者に対する処分も科すようにしております。違反を重ねる場合には、1カ月間営業ができないなどの処分をいたします。我々も指導しておりますし、業者のほうも指定業者になっておりますので、きちんと守らせております。
○
エイジ委員
毎年何件か出ているということで、違反をする業者は異なるということですか。
○
平田下水道営業課長
1つの業者が重ねて違反すると、営業ができなくなりますので、それは異なる業者となります。
○
伊藤下水道部参事
無断接続、無届け使用につきましては、平成23年に問題が発覚いたしまして、全市一斉調査を行い、400件を超える遡り請求を行ったところです。本来、
下水道使用料が徴収できたにもかかわらず、地方税法の条文に基づいて、5年以上遡れずに請求ができないという事案が発生いたしましたので、平成25年度以降4年間で全て市内全域をもう一度見て回り、もし万が一無断接続等が発見された場合には5年の時効で請求ができないことが起きないように管理をしているところです。
本来工事を行う場合には一般の方はできませんので、通常その工事店が市内に登録されています指定排水設備工事店であれば処分基準を設けております。そこで文書警告、あるいは1カ月の効力の停止という形で営業ができない状態になりますので、指定工事店につきましては、事あるごとに指導を行い、また使用料の徴収漏れにならないように徹底をいたしました。
ただ、今現実的に無断接続の工事を行うところは、実は指定工事店以外の業者が行っているので、そこにつきましては今、下水道営業課のほうで、指定工事店以外が仮にそういう工事を行った場合には何らかの処分ができないかという検討をしているところでございます。
○
野尻委員
調査とは、どのような調査をするのですか。
○
伊藤下水道部参事
接続依頼に現地に赴きます。必ず、接続促進員は、家庭訪問等をしたときには、宅内にある公共ますをあけて流れ込んでいないかどうかということを確認して、そこで無断接続、あるいは使用料を払っていないということが判明をいたしますので、その確認をしているということです。
○
エイジ委員
個人的に業者が下水工事を勝手に実施しているということが、明確にわかっていないので、今後調査していくということですか。
○
伊藤下水道部参事
そういうところも可能性がありますので、調査を行っております。
○
エイジ委員
登録していない業者もしっかりと今後は調査して発見しないと、当然市にとっての負担が大きくなっていくということですから、その辺はしっかりやっていただきたいと思います。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○長田委員
接続目標と公共ますの目標とを比べていくと、これは合致しますか。
○
平田下水道営業課長
接続目標のことですが、平成28年度に工事をいたしますので、新しく公共ますを設置いたします。そこへの接続のお願いには行きますので、工事の設置の個数とは関係してまいります。
それから、平成元年度から平成27年度の未接続箇所というのをお示しいたしておりますが、設置個数が4万208個あり、接続済個数は2万8,967個、未接続の個数につきましては、空き地、駐車場等含めますと1万1,241個あります。ただし、空き地、駐車場については接続依頼に行っても、接続してくださる方がいらっしゃいませんので、依頼対象として5,591個に接続にお願いに赴きます。この5,591個と平成28年度の工事によって設置をされた公共ますについて接続のお願いに行くということで、去年、おととしの新規に設置をした公共ますもございますので、そこも含めて900個を接続目標に接続依頼に行きたいと考えております。
○長田委員
事前の説明を行う予定ですか。
○
平田下水道営業課長
下水道営業課では、各戸に設置をされた後に訪問すると同時に、工事の
整備計画説明会というのを
下水道建設課とタイアップしまして行っております。
下水道建設課のほうが平成28年度の
整備計画説明会を36回予定をしておるということで、下水道営業課も
下水道建設課と一緒に行って、住民の皆さんに下水道の接続をお願いする際に必要な費用負担、使用料、受益者負担金、排水設備の工事費について説明をします。
○長田委員
路線も含めて、目標接続を900個ということでよろしいでしょうか。
○
平田下水道営業課長
新しく設置をする公共ますが、ことし786個を予定しております。過年の分がございますので、合わせて900個を目標に接続のお願いをしたいと思っております。
○
板倉委員長
排水設備の設置義務というのはどこまで強制力がありますか。
○
平田下水道営業課長
下水道法で罰則等がございます。
○
板倉委員長
どういう罰則がありますか。
○
平田下水道営業課長
浄化槽については、必要な措置を命じることができまして、命令に違反した場合には1年以下の懲役、または100万円以下の罰金。それからくみ取り便所に関しましては、改造を命じることができまして、命令に違反した場合は30万円以下の罰金に処するということになっております。
○
板倉委員長
現に処分をした案件がありますか。
○
平田下水道営業課長
全国的に適用した例はないということです。
○長田委員
注意したことはありますか。
○
平田下水道営業課長
注意をして文書を送ったことはございます。
○長田委員
先ほどの
エイジ委員が質問した業者に対してどういう処分をしたことがありますか。
○
平田下水道営業課長
業者が違反した場合には、処分として警告をします。それから、それが重なった場合には資格を停止しまして、1カ月間工事ができないという処分の実績がございます。
○長田委員
最近はどういう処分がありましたか。
○
玉井下水道営業課参事補兼
排水設備担当班グループリーダー
前年度に1件、2月に1カ月間の効力の停止という処分を実施しております。
○長田委員
どのような理由ですか。
○
玉井下水道営業課参事補兼
排水設備担当班グループリーダー
3カ年のうちに2回目の警告という形になりますので、これは規定で1カ月の効力停止となっております。
○
伊藤下水道部参事
指定工事店の処分につきましては、平成24年度延べ13件、平成25年度6件、平成26年10件となっております。
○長田委員
以前問題になっていて、全く直っていない。議会に毎回報告してください。
○
平田下水道営業課長
今後、違反等の事例につきましては御報告申し上げます。
○
板倉委員長
その都度報告してください。
○
平田下水道営業課長
はい。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、
水資源再生センター等の
改築工事について、報告を求めます。
○
佐藤下水道施設課長
それでは、
水資源再生センター等の
改築工事について御報告申し上げます。
資料⑤をごらんください。長寿命化
事業計画に基づくこの表ですが、平成25年度から平成30年度までの工事計画であります。本年度発注いたします主な工事①、②、③、平成28年度に番号を打っています。この3件はこれまで相当の期間を経過しており、老朽化や部品供給が絶たれたことにより、健全性が低下いたしましたことから更新を行うものであります。なお、工期は平成28年度から平成29年度までの2カ年となります。
次に、主な工事3件について御説明いたします。
1件目は、弁天雨水排水ポンプ場の原動機の
改築工事です。本ポンプ場は、弁天、豊町、中島、舞鶴町などの雨水を大分川へ排水するための施設でありまして、今回原動機であるディーゼルエンジンを2台更新いたします。
2件目は、宮崎
水資源再生センターの中央監視設備の
改築工事となります。本設備は、当該センター全体の監視制御及び情報処理を24時間行うための設備でありまして、今回、監視制御盤及びシステム一式を更新するものであります。
3件目は、原川
水資源再生センターの酸素発生装置の
改築工事です。本センターでは、酸素活性汚泥法という処理方式を採用しており、汚水処理の過程におきまして、他のセンターが空気を使用しているのに対しまして、酸素を使用し処理を行っております。
今回は、この酸素を発生させるための酸素発生装置システム一式を更新いたします。なお、それぞれの工事の発注時期は7月、8月を予定しております。右側は、改築後のイメージ図となります。
今後も、引き続き定期的な点検を行い、予防保全型の
維持管理を進める中で、国の下水道長寿命化支援制度を積極的に活用しながら、計画的に施設の改築を行ってまいります。
○
板倉委員長
ただいまの報告で質問はありませんか。
○
野尻委員
弁天雨水排水ポンプ場ですが、津波が非常に心配されておりまして、津波が来たときに排水能力も問われますが、対策、対応まで考えた中での計画ですか。
○
佐藤下水道施設課長
津波対策につきましては、先般の津波シミュレーションをもとに、津波の進入を防ぐ対策を今後実施していくようにしております。今回の改築はまだそこに手がついておりませんが、機器の機能回復のために改築を図る予定にしております。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
委員の皆さんからその他として何かありませんか。
○
エイジ委員
今は降っていないですけど、雨の影響でいわゆる雨水対策というのは現状どうでしょうか。
○
佐藤下水道施設課長
ここ数日来の大雨ですが、
下水道部で警報が出ると2名がすぐ出動しております。状況によっては、また補充の人員を呼び出して対応しております。
先般の雨では、弁天雨水排水ポンプ場、それから元町に排水ポンプ場がありますが、そういったところも稼働しております。異常時に対して、職員がすぐ出動できる体制はとっております。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○長田委員
これからも子供たちに、ぜひこの蛍の話と下水道の意味を伝えていくことを要望します。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、執行部から、その他として何かありませんか。
○
佐藤下水道施設課長
けさ、新聞報道にありました油流出の件につきまして、資料をお配りしてよろしいでしょうか。
○
板倉委員長
はい。
〔資料配付〕
○
佐藤下水道施設課長
こちらの資料は、平成28年度管渠施設に係る油漏れ等による水質事故関係の集計表となっております。13番ですが、22日、本市防災危機管理課より、住吉川へ油が流れ込んでいるという情報がございまして、現地確認の結果、下水道の雨水管渠のほうに油が流れ込んでおりまして、住吉川へ流入していたという状況がございました。周辺を調査した結果、上流部の温泉施設の油配管が破損しておりまして、A重油が流出したということが判明いたしました。
下水道部としましては、直近のマンホールにオイルマット20個を設置しまして、流出を防いでおります。県のほうは、住吉川の中にオイルフェンスを設置し、被害の拡大を防いだところでございます。現在もオイルマットは設置しておりまして、貸与中でございます。その貸与につきましては、現在は本市から事業者に引き継がれておりまして、現在、事業者が独自に対応しているという状況でございます。昨年まで15件、こういうような油の流出事故がございました。ことしは現時点で14件発生している状況でございます。
○
今山委員
費用負担はどのくらいですか。
○
佐藤下水道施設課長
今回使いましたマットが、1箱程度だったのですけど、3万円請求するようになっております。
○
今山委員
ありがとうございます。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
執行部からほかにありませんか
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
以上で
下水道部の案件は全て終了しました。
続いて水道局の案件について審査を行いますので、説明員を交代させます。
休憩します。
午前11時29分休憩
午前11時31分再開
○
板倉委員長
それでは再開します。
次に、水道局の案件について審査を行いますが、審査に先立ちまして、
三重野水道事業管理者より発言の申し出がありましたので、これを許可します。
○
三重野水道事業管理者
おはようございます。水道事業管理者の三重野でございます。よろしくお願いいたします。
板倉委員長、また松下副委員長を初め、
建設常任委員会委員の皆様におかれましては、平素から水道事業運営に関しまして格別の御支援御協力をいただいておりますことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。
また、このたび、
全国市議会議長会から在職15年表彰を受けられました
野尻委員におかれましてはまことにおめでとうございます。水道局職員を代表いたしまして、お喜びを申し上げますとともに、今後ますます御活躍されますよう御祈念申し上げます。
○
野尻委員
ありがとうございます。
○
三重野水道事業管理者
それでは、早速でございますが、4月1日付の人事異動に伴います説明員の異動がございましたので、自己紹介させていただきます。
〔説明員 自己紹介〕
○
三重野水道事業管理者
それでは、改めまして、審査の前に貴重なお時間をいただきまして、大変恐縮に存じますが、執行部説明員を代表しまして、一言御挨拶申し上げます。
建設常任委員会委員の皆様方には、平素から水道事業運営に関しまして格別の御支援御協力をいただいておりますことに対しまして、改めまして厚くお礼を申し上げます。
まず初めに、水道局にかかわります諸事情の報告をさせていただきます。6月1日から7日まで「じゃ口から 安心とどけ 未来まで」をスローガンに、水道週間の
取り組みを実施いたしました。
取り組みといたしましては、例年どおり横断幕やポスターの掲示をし、今年度よりPR用のマグネットシートを水道局の公用車に掲示いたしたところでございます。また、平成25年度より実施いたしております「水道水源クリーンアップ大作戦」と銘打ちまして、6月4日の土曜日、古国府浄水場取水口上流の大分川の河川敷の清掃活動を行いました。水道局職員並びに市職員、管工事協同組合の組合員の皆様など御賛同いただいた市民の皆様合わせて310名の御参加をいただき、十分にPRできたものと考えております。
今後も、機会あるごとに水源の保全と環境美化活動に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、現在、監査委員会で審査を受けております平成27年度水道事業会計決算につきまして、審査終了後は9月の定例会に議案として提出をし、御承認いただくことになりますが、その前に一部中間報告という形で概要について申し上げたいと存じます。
平成27年度の決算見込みにつきましては、収益的収支、いわゆる経常的な収支の部分でございますが、約22億円の純利益を計上することができております。一方、資本的収支、いわゆる施設などの建設改良にかかわる投資的な収支におきましては、トータルで約57億円の収支不足が生じておりますが、当年度純利益や減価償却費などの内部留保資金で補填することといたしております。
今後におきましても、より効率的な事業運営を行う中、健全財政を維持してまいる所存でございますので、委員の皆様方におかれましては、今後とも御指導御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
諸事情等の御報告は以上でございますが、なお、本日御審査いただきますのは、大分市
総合計画の見直しについての
一般議案1件、予算の
繰越使用に係る報告案件2件と4月に発生いたしました
熊本地震における水道局の対応状況を含みます
報告事項2件でございます。詳細につきましては、後ほど
担当課長から御説明いたさせますので、慎重御審査の上、御決定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○
板倉委員長
それでは、審査に入ります。説明員は、最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いします。初めに、
一般議案の議第72号、大分市
総合計画の変更についてのうち、水道局所管分の審査を行います。執行部の説明を求めます。
○
真田経営管理課長
議第72号、大分市
総合計画の変更についてのうち、水道局所管部分について説明申し上げます。
まず、お手元にお配りしております議第72号、大分市
総合計画の変更についてと記載いたしましたA3カラーの資料をごらんいただきたいと思います。
こちらの赤紫色で網がけをしている部分が、本
建設常任委員会で御審査いただく部分でございますが、このうち
基本計画各論の第5部将来にわたって持続可能な魅力あふれる
まちづくり(
都市基盤の形成)の第2章安定した生活基盤の形成、第1節水道の整備が水道局所管部分となっておりますことから、そちらにつきまして御説明させていただきます。
大分市
総合計画 おおいた創造ビジョン2024の98ページをお願いいたします。
第2章安定した生活基盤の形成、第1節水道の整備についてでございます。水道の整備につきましては、老朽化が進む水道施設の計画的な更新や漏水防止対策とあわせ、水道水源である河川の水質保全と浄水施設能力や水質管理体制の充実強化が課題となっておりますことから、水道サービスの持続性の確保や水質の安全の確保に努めることにより、快適で安定した生活を支える
ライフラインとして、安全で良質な水の安定供給を図るための諸施策を着実に展開するとともに、危機管理体制のより一層の強化を推進してまいることとしております。
目標設定といたしましては、管路の耐震化率などを掲げているところでございます。
○
板倉委員長
ただいま説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で当委員会に付託されました水道局所管分の審査を終了いたしました。
ここで、申し出により執行部から報告を受けます。
まず、第2号報告、
水道事業会計継続費の
繰越使用について、報告を受けます。
○
真田経営管理課長
平成28年度大分市
補正予算書③、15ページをごらんください。
第2号報告、
水道事業会計継続費の
繰越使用についてです。次の16ページで御説明をさせていただきます。
地方公営企業法施行令の規定に基づき、逓次
繰り越しいたしました事業は、第4款資本的支出、第1項建設改良費の第4次拡張事業でございます。本事業は、昭和61年度から総額約640億円で、大分川ダム建設や水道施設の建設事業に取り組んでおります。平成27年度におきましては、平成26年度からの逓次繰越額を含めました予算額15億1,293万9,512円に対しまして、支払義務発生額、いわゆる執行額が13億9,304万1,240円でありましたので、残額1億1,989万8,272円を平成28年度へ逓次
繰り越しいたしたものでございます。なお、執行額の内訳につきましては、全て大分川ダム建設工事負担金でございます。
○
板倉委員長
ただいまの報告で質問等ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、第4号報告、
水道事業会計予算の
繰越使用について報告を受けます。
○
真田経営管理課長
補正予算書③の27ページをごらんください。
第4号報告、
水道事業会計予算の
繰越使用についてです。
次の28ページで御説明をさせていただきます。建設改良費の
繰り越しでありますが、
繰り越しした事業は、第4款資本的支出、第1項建設改良費におきまして、
公共下水道事業や道路改良事業などの公共事業に伴う配水施設整備事業、また配水管本管布設がえ工事や配水池築造などの配水施設整備事業並びに更新事業で、総額4億2,330万円を平成28年度へ
繰り越したものでございます。
繰越理由につきましては、公共事業の進捗に合わせ、協議により前倒し発注を行ったもののほか、
関係機関との調整や工事施工中に判明いたしました地下埋設物の調査などに不測の日数を要したものでございます。
○
板倉委員長
ただいまの説明で質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、平成28年
熊本地震における水道局の対応について報告を受けます。
○糸永総務課長
お手元にお配りしておりますA3横の資料をごらんください。右肩に資料①、それから2枚目に資料②と書いております。
それでは、資料①を中心に御説明させていただきます。まず、資料ですが、左側に熊本県内について、そして右側に大分県内についての支援の状況の、それぞれ主なものを記載しております。
まず、左側の熊本県内の状況でございますが、4月14日に発生いたしました地震(前震)の翌日から、日本水道協会の要請を受けまして、熊本市へ応急給水のために給水車2台、職員6名を派遣させていただきました。資料2につきましては、左上に2枚、熊本市の活動状況等を記載しております。
そして、その後、4月16日に発生いたしました本震によりまして、県内の自治体に大きな被害が発生しておりましたことから、日本水道協会九州支部と協議の中、大分県内につきましては、大分県支部が支援を優先して行うということになりましたので、熊本市から一旦引き揚げたところでございます。
その後、県内の自治体への支援が一段落いたしました4月末ごろに、改めて熊本市へ漏水調査、阿蘇市への復旧工事等のための職員を派遣したところでございます。特に、阿蘇市の応急復旧工事につきましては、本市と災害時の応急活動の協力に関して協定を結んでいただいている大分市管工事協同組合の御協力により迅速に対応できたところでございます。資料2につきましては、左側に2段目の2枚が、熊本市の漏水調査等の状況でございまして、その下4枚が阿蘇市の状況と工事の状況の様子になっております。
また、南阿蘇村につきましては、日本水道協会本部が厚生労働省や熊本県からの協力要請を受けまして、本市におきましても、今後の復興計画等の調査や準備のために、人的派遣要請が本市にございましたので、福岡市の職員1名とともに、本市の職員1名を派遣したところでございます。
こちらにつきましては、資料2に、右側に上4枚になりますけれども、南阿蘇村の被害の状況の写真を掲載しております。なお、人的な派遣以外につきまして、小国町の湧水の水質調査を行うなどの支援も行ってきたところでございます。
次に、資料右側の県内の支援の状況でございますが、日本水道協会九州支部との協議によりまして、本市が県支部の支部長市でありますことから、県内支援の調整対応を行ったところでございます。
内容でございますが、資料1の右側に記載しておりますが、竹田市の応急給水、由布市湯布院町、庄内町への応急給水、九重町の応急給水などが主なものとなっております。
こちらのほうにつきましては、資料2の右側の下2段に現地での活動状況等を挙げております。
以上が、今回の地震に対しますこれまでの本市水道局の主な対応状況でございます。また、現在、南阿蘇村から大分県及び大分県市長会を通じて、水道技術職員2名の中長期的な人的な派遣の要請がございますことから、現在調整をしているところでございます。
○
板倉委員長
報告につきまして質問ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、
森岡山配水池からの
配水本管の耐震管への切りかえについて報告を求めます。
○
安東計画課長
それでは、
森岡山配水池からの
配水本管の耐震管への切りかえについて御説明申し上げます。
資料といたしまして、水道局からのお知らせと、今回作業を行います位置図(森岡山配水管切替)の2部をお配りしております。
水道局では、災害に強く、安定した給水ができるように水道管の耐震化を進めています。今回の作業は、
森岡山配水池から下郡工業団地入り口交差点までの配水管の新設に伴い、既設の配水管の一部を閉止する作業です。
資料の位置図をごらんください。赤色で示した区間が新しく布設した
配水本管で、耐震機能を持った口径700ミリメートルの管路です。布設距離は約3キロメートルあります。次に、青色の区間が既設
配水本管の布設位置です。緑色は、明野高尾や藤の台、かたしま台への配水管になります。
現在、新旧2本の配水管を利用して配水を行っておりますが、今回、青色の管路(既設配水管)の一部を廃止します。廃止区間は、
森岡山配水池から滝尾校区公民館の付近の区間となり、図面で閉止と記載している部分です。
今回の作業で断水することはありませんが、下郡工業団地入り口交差点から滝尾校区公民館付近までの
配水本管の水の流れが変わります。このことにより、水道水に濁りが発生するおそれがあります。発生した濁りについては、排水管や消火栓等を利用して除去することとしていますが、一部の地域では、濁り水が蛇口から出ることが予想されることから、事前に該当する各家庭に市報を通じてお知らせチラシを配布するとともに、事業者に対しましても個別に通知を行っております。
お知らせの内容は、作業の日時と濁り水が確認された場合の対応方法、連絡先などとなっております。なお、7月2日に行います切りかえ作業につきましては、水道局の全課から職員を配置して、当日の広報活動や洗管作業など万全の態勢で臨むこととしております。
○
板倉委員長
ただいまの報告で委員さんから質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
委員さんから、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
執行部から、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
以上で当委員会に付託されました全ての案件の審査を終了いたしました。なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件についてそれぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう、議長に申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
そのように決定いたします。
それでは、引き続き委員のみで協議をいたしますので、説明員の方は退席をお願いします。
〔説明員退席〕
○
板倉委員長
それでは、
評価対象事務事業の選定を行います。
書記、3事業以内で選定すればよいのですよね。
○書記
はい。
○
今山委員
提案です。彫刻を活かした
まちづくり事業と高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業はどうでしょうか。道路維持事業と木造住宅耐震化促進事業は既に1度対象となっておりますので、今回は除いてよいのではないかと思います。
○松下副委員長
できましたら、選定理由を補足していただきたいです。
○
今山委員
選定理由どおりです。
○
板倉委員長
それでは、2番目の彫刻を活かした
まちづくり事業と10番目の高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業とし、残り1事業はどうしますか。
○福崎委員
9番目の雨水貯留施設設置補助金はどうですか。
○
板倉委員長
それでは、2番目の彫刻を活かした
まちづくり事業、9番目の雨水貯留施設設置補助金、10番目の高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業の3事業でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
この3事業の意見聴取や調査はどうしますか。
○
野尻委員
選定理由の補足も含めて委員長、副委員長に一任します
○
板倉委員長
それでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
それではそのようにいたします。
あしたは管内視察ですので、午前10時に中庭にバスを待機させますので、よろしくお願いします。
本日はこれにて散会いたします。
午後0時0分散会...