6: ●
谷井宰委員長 次に、日程第2、所管事務調査、公立幼稚園における3歳児保育の状況についてを議題といたします。
担当理事者より説明を求めます。
学校教育課長。
7: ●
学校教育課長 私から、橿原市立幼稚園における3歳児の保育状況について報告させていただきます。
今年度より晩成幼稚園、真菅北幼稚園、白橿幼稚園にて3歳児の受入れを始めました。各園定員34名に対し、令和3年6月1日現在、晩成幼稚園では20人、真菅北幼稚園では24人、白橿幼稚園では21人を受け入れております。
3歳児における各園の園区内・園区外の人数につきまして、晩成幼稚園では園区内が13人、園区外が7人、真菅北幼稚園では園区内16人、園区外8人、白橿幼稚園では園区内が9人、園区外が12人となっております。
晩成幼稚園と真菅北幼稚園におきましては園区内が多く、白橿幼稚園におきましては園区外のほうが多くなっております。
3歳児の保護者に応募の理由を尋ねましたところ、「3歳児から集団生活を経験させたいから」「預かり保育が拡張されたから」「兄弟・姉妹と同じ園の4歳児、5歳児がクラスにいる」ということが主な回答として挙がっております。また、保護者に現在の園についての感想、意見を尋ねましたところ、「5歳児の兄と一緒の幼稚園に通わせることができてよかった」「
選択肢の幅が広がった」「4歳、5歳児にとっても3歳児と接する機会が増えてよい経験となっている」などの意見がありました。職員からは園児の様子について、「入園当初におきましては環境になじめず泣く子も多かった。今は集団生活にも慣れて、全体的に園として落ち着いてきている」と。「園児は楽しく過ごしている」との報告を受けております。
報告は以上でございます。
8: ●
谷井宰委員長 ただいまの説明に対して、質疑等はありませんか。福田
委員。
9: ●
福田倫也委員 1点質問なんですけれども、今、4月から始まって、少しずつ慣れてきて、落ち着いてこられているということなんですけども、このままずっとうまくいけばいいんですけども、もし何か問題が出るとしたら、どういったことを想定されていますでしょうか。
10: ●
谷井宰委員長 学校教育課長。
11: ●
学校教育課長 特に3歳児におきましては、いわゆる慣れてきたという中で、特にゴールデンウイークを過ぎたときに、どうしても一旦園の生活が変わって、またお家に戻ると。また始まるということで、ちょっとぶり返しといいますか、さみしいなというのが出てきております。これは今後、夏休みが長期になりますので、そちらのほうでまたちょっとというのがあるかもわかりません。けれども、今のところ園児については楽しくやっておりますので、一定そういう園児がいるケースもありますけれども、子どもですのでまたその環境に、お友達と過ごしていけば慣れてくるかなということを園のほうからも聞いております。特に今想定されるような今後の問題ということについては、具体的には報告としては、懸念する部分については聞いておりません。
12: ●
谷井宰委員長 よろしいですか。
13: ●
福田倫也委員 結構です。
14: ●
谷井宰委員長 ほか、ございませんか。竹田
委員。
15: ●
竹田のぶや
委員 3歳児保育の拡大の目的が、待機児童の解消ということで始められたということなんですけども、分かる範囲で結構でございますので、去年と、例年と比べて待っておられる児童の方の数、どうなったのか教えていただけますでしょうか。
16: ●
谷井宰委員長 こども未来課長。
17: ●
こども未来課長 令和3年4月1日の待機児童数でございますけれども、国基準、潜在待機を合わせまして176名という待機児童数になってございます。1年前の令和2年4月1日現在が、国基準、潜在待機を合わせまして179名でございましたので、ほぼ横ばいという数字になっています。ただ、今お述べの3歳児保育の開始に伴いまして、窓口のほうでも相当数、3歳児のお待ちになりそうな方については、そういうことが始まりますよということを案内できました。具体的に、待つのであればそちらを選びますという方もございましたので、私の感覚で言いますと、20名程度はそういう形で救われた方がおられるんじゃないかなというふうに思っていますので、現実にこの3歳児保育を開始できていなかったと仮定しましたら、当初の令和3年4月1日が200名前後ぐらいの待機児童になっておった可能性はあるというふうに考えてございます。
18: ●
竹田のぶや
委員 分かりました。数字的には若干名ですけども、増加を抑制できたということですね。
今後なんですけど、さらに今の単独園を、今の3園以外の幼稚園に3歳児保育を、令和4年度に拡大されていくお考えはあるのか教えてください。
19: ●
谷井宰委員長 教育総務部長。
20: ●
教育総務部長 ただいまの竹田
委員のご質問でございますが、現在保育所・幼稚園の適正配置の検討
委員会を開催させていただいておりまして、いよいよ最終の答申をいただくところまで行っております。確かに3歳児の需要は、今年から始めましたが非常に好評をいただいておりまして、ほかの園でも実施をいただきたいといった意見もいただいておるところでございます。ただ、やはり単独幼稚園が現在10園ございますので、今後統廃合してある程度数を少なくしていくといったことが、やはりFMの観点からも必要と思われますので、そういった中で今後、単独幼稚園から新しく統廃合する幼稚園になったときには、またそういったことも当然検討をしていきたいと考えております。
21: ●
谷井宰委員長 竹田
委員。
22: ●
竹田のぶや
委員 簡単に言うと、今のところ3園以外、令和4年度の募集はないということですね。もしされる場合は9月ぐらいに準備して案内しないといけないと思いますので、今のところ3歳児保育は3園だけというお考えなんですね。
分かりました。ありがとうございます。
23: ●
谷井宰委員長 ほか、ございませんか。
ちょっと私、質問があるので
委員長を交代いたします。
24: ● 上田くによし副
委員長
委員長を交代いたしました。
引き続き質疑を求めたいと思います。谷井
委員長。
25: ●
谷井宰委員長 3歳児保育、幼稚園について、コロナのやつと熱中症、マスク関係についてちょっと質問させていただきたいんですけども、報道でも出ていると思うんですけども、2月に高槻市の小学校のほうで、持久走をやっている子どもがマスクをつけて走っておって亡くなったという事例がございました。また、5月にも福岡県の篠栗町の中学校で、生徒8人が体育祭の練習中に熱中症のような形になって搬送されたと、そのようなことが報道に出ておりました。このことについてちょっと聞きたいんですけども、現在幼稚園とかで園庭で遊ぶ際に、マスクの着用とかの状況、どうなっているかお聞かせ願ってよろしいですか。
26: ● 上田くによし副
委員長
学校教育課長。
27: ●
学校教育課長 庭園内、外の部分につきましては、小学校もそうなんですけれども、マスクの着用についてはさせていない、特に幼稚園児につきましては、外で遊ぶときにはマスクの着用はしていないということで聞いております。
28: ●
谷井宰委員長 ありがとうございます。まだ幼稚園のほうとかは、結構マスクを外していただいているようなことだと思うんです。
私がこの2件の事故の問題点について考えますには、これ、学校の指導とかはそこまで問題ないのかなと思っているんです。ただ、問題があるとするならば、その風土といいますか、学校内での状況、幼稚園内での状況というんですか、やはり今、コロナで皆さんマスクをつけられています。ここにいらっしゃる皆さんも全員マスクをつけていると思うんですけども、幾ら子どもが周り、先生に「しんどくなったらマスクを外しなさい、水を飲みなさいよ」と言われたところで、周りの大人や子どもたちがマスクをつけている状況で外せるかといったら、なかなか外せないんです。我々も、大人でも、例えばマスクを外して八木駅周辺を歩けと言われたら、なかなか人の目が気になってしまう。そんな状況の中で、子どもたちが自分からマスクを外すということは、なかなかこれは難しい、ハードルの高いことなのかなと僕、思っているんです。やっぱり幼稚園内、小学校内、中学校もそうなんですけども、そういう風土があるから、子どもたちがマスクをつけたまま体育の授業を行ってしまったり、走ったりして具合が悪くなるという事案が起こっていると僕は思うんです。この点についてどう考えているか、ちょっとお聞かせ願ってよろしいですか。
29: ●
学校教育課長 確かに児童につきましては、周りがつけていたらなかなか外しにくいという状況もあります。ただ、これからの時期、かなり暑くなります。熱中症というのはかなりの危険がありますので、マニュアルに沿って学校のほうも運営をさせてもらっております。その中でも、まず登下校についてはマスクを外してもいいよというふうにもしております。体育の授業についても、基本マスクはしなくても、外すという方向で言っているんですけれども、ただ、どうしても最後は子どもに任せるという部分になってくる部分もございますので、特に体育につきましては、体育の時間中については原則外すというふうに考えております。その中でどうしても、じゃあそれを強制できるのかという部分につきましては、いろんな親御さんの考え方ももちろんございますので、絶対につけたらあかんという部分は、難しいところは正直なところございます。けれども、基本外すということで、今、
委員長のほうからその学校の風土ということもおっしゃっていただきましたけれども、校長会が今度、近日中にございますので、校長会のところで学校として、特に熱中症の対応、今、高槻のこともおっしゃっていただきましたけれども、体育の授業についてはしっかり外すと。どうしても強制ではありませんけれども、そうじゃなく、「ちょっとしんどそうやな、具合悪かったら必ず外しや」ということもしっかりと注意をしながらやっていく。そういうことで、みんながつければつけるんですけど、基本的にはみんなが外すという状況になれば、強制はできませんけれども、一定理解をしていただく中で、改めて校長会を通じまして指導は、注意の徹底をしていくというふうに考えております。
30: ●
谷井宰委員長 ありがとうございます。実際、マスクを外しなさいという強制は当然できないんです。みんな、やっぱりコロナが怖いという、すぐマスクをつけたいという人も絶対いますから。
ただ、やっぱりさっきおっしゃったみたいに、個人が外しているときに、外しやすい環境というのをぜひともつくっていただきたい。今、どうしても1人が外していると、マスク警察、コロナ警察じゃないですけども、やっぱり「しなさいね」とか「マスクしいや」という、そういう圧力が絶対、少なからずあるかと思うんです。やっぱり今後、これからだんだん暑くなってきますし、平成30年、小学生が熱中症でなくなって、あれをきっかけにエアコンをつけるという動きになったわけじゃないですか。やっぱり熱中症というのはすごい怖いものなので、コロナのリスクと同時に、これから暑くなってきますので、マスクの適切な着用の指導というんですか、そういうことをしっかりとよろしくお願いしたいと、これは要望でお願いいたします。
31: ● 上田くによし副
委員長 では、要望でお願いいたします。
委員長を交代いたします。
32: ●
谷井宰委員長 委員長を交代いたしました。
ほか、ないですか。上田副
委員長。
33: ● 上田くによし副
委員長 この3歳児保育の開始をしていただいたわけですけれども、幼稚園のほうでは俗に言われる午睡、お昼寝というふうな時間のカリキュラムはないように伺っています。延長保育が時間延長になったということもございますけれども、園児が少し、体調面でありますとか体力の消耗などがあった際に、体を休めたり、そういった対応というのはあるんでしょうか、お伺いいたします。
34: ●
谷井宰委員長 教育総務部副部長。
35: ● 教育総務部副部長 それについては、保育所のような形で決まった時間というのはしておりませんが、とにかく3歳児の子どもさんは体力がどうしても尽きてしまう時間帯がありますので、園でござを引いたりして工夫をして、保護者の方にはちょっとしたお布団を持ってきてもらったりとかして、疲れた子どもについては電気を消して眠っていただくような形で、その都度対応しております。
36: ● 上田くによし副
委員長 ありがとうございます。同じようにこども園に通う短時間部、幼稚園部の保護者の方も慣れない環境の中で、また夏場にかけて体力が消耗したときに、子どもに体を休めるような、そのような時間や工夫をお願いしたいというふうなご要望を受けています。子どもさんの体調面や、一人一人の子どもに寄り添って、柔軟な対応を今後もお願いをしたいと思います。要望です。
37: ●
谷井宰委員長 要望です。(「協議会にしてもらってよろしいですか」と佐藤
委員呼ぶ)
じゃあ、これが終わってからでいいですか。
以上で質疑を終わり、説明を終わります。
協議会に変えます。
午前10時23分 協議会
───────────────
午前10時25分 再 開
38: ●
谷井宰委員長 委員会に戻します。
以上をもちまして、
委員会を終了いたします。
なお、
委員会の報告につきましては全文
委員会録とし、
委員長にご一任願いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
39: ●
谷井宰委員長 ご異議なしと認め、そのように決しました。
これをもって、本日の
文教常任委員会を閉会いたします。
午前10時25分 閉 会
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