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  1. 長崎市議会 2017-10-17
    2017-10-17 長崎市:平成29年環境経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時58分= ◯林 広文委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから環境経済委員会を開会いたします。  昨日に引き続き、第97号議案「平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。  それでは、第7款商工費第1項商工費のうち、文化観光部及び市民生活部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 2 ◯股張文化観光部長 それでは、第97号議案「平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算」、第7款商工費のうち、文化観光部及び市民生活部の所管分についてあわせてご説明いたします。  まず、資料のほうでございますが、厚手で白表紙の事項別明細書におきましては256ページから257ページ、それと262ページから267ページとなっております。さらに、青表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書におきましては、まず316ページになります。316ページから325ページ、そして飛びまして335ページから351ページとなっております。また、主な不用額等の説明につきましては354ページと355ページのほうに記載しております。なお、黄色い表紙の審査意見書におきましては44ページにそれぞれ記載いたしております。  それでは、企画財政部から提出しております平成28年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の資料のほうの31ページの文化観光部の表の第7款商工費をごらんください。第1項商工費第1目商工総務費でございますが、こちらは商工総務費、交際費となっておりまして、予算現額60万円に対しまして支出済額33万2,534円、不用額26万7,466円、執行率55.4%でございます。次に、第4目観光費でございます。予算現額12億6,585万683円に対しまして支出済額11億6,970万9,231円、不用額は9,614万1,452円、執行率は92.4%でございます。  また、第4目観光費の市民生活部所管分としまして、スポーツコンベンション開催補助金につきましては、資料ちょっと戻りますけれども、29ページのほうになります。29ページの上段、1.市民生活部の表に記載しております。予算現額245万1,000円に対しまして支出済額116万2,500円、不用額は128万8,500円、執行率は47.4%でございます。  以下、事業の詳細につきましては、引き続き観光政策課長からご説明申し上げます。 3 ◯藤田観光政策課長 それでは、第7款商工費第1項商工費のうち文化観光部所管分の主な内容につきまして、青い色の表紙の平成28年度決算に係る主要な施策の成果説明書に基づきご説明させていただきます。  説明書の316ページをお願いいたします。まず、個別施策A3-1「長崎独自の観光資源を掘り起こし、磨きます」の平成28年度の取り組み概要の主なものとしましては、長崎らしい魅力あるイベントの展開として、長崎ランタンフェスティバルにおいては、大みそかとしての前夜祭の開催や10メートルのメーンオブジェの設置等の誘客の取り組みを行いましたが、帆船まつりについては、熊本地震の影響を踏まえ、来場者の安全面を考慮し、多くのイベントを中止し実施いたしました。また、観光メニューの開発・強化として、長崎さるくについて、参加者の満足度向上のため参加料金の改定やコース内容等の見直しを行うとともに、観光客から選ばれる都市を目指し、日本版DMO候補法人である長崎国際観光コンベンション協会において、外国人観光客誘致に向けた戦略策定に取り組みました。なお、評価成果につきましては下段に記載のとおりでございます。  続きまして、317ページをお願いいたします。今後の取り組み方針でございますが、まず、長崎らしい魅力あるイベントの展開としては、長崎ランタンフェスティバルについては、安定した財源確保の方法の構築、全国的な認知度を高めるための効果的な宣伝及び情報発信、旅行代理店向け販売促進助成金制度等を有効活用した平日の誘客対策等に努めていきます。また、帆船まつりについては、新規来場者の獲得に向けた情報発信や、リピーター対策として、ファミリー向けイベント体験型イベントの充実や新規帆船の招聘などにより新たな魅力づくりに努めていきます。次に、観光メニューの開発・強化としましては、長崎さるくについては、さるくガイドのレベルアップやコースの見直しなどにより参加者の満足度を高めるとともに、関係団体と連携しながら持続可能な仕組みづくりを行います。また、具体的な商品造成に向け、日本版DMO候補法人である長崎国際観光コンベンション協会を中心とした民間事業者を巻き込んだワーキンググループの発足や外国人観光客のニーズがある体験型の旅行商品の造成に努めていきます。  続きまして、318ページをお願いいたします。関連する主な事業についてご説明させていただきます。まず、長崎さるく運営費補助金でございますが、事業概要につきましては、ガイドツアーの通さるくや学さるくについてコース、テーマの充実を図ることや、さるくガイドの研修及び会議を定期的に開催することによりガイドのレベルアップを図り、市民観光客の満足度向上を目指すこととしております。成果指標としましては通さるく・学さるく参加者数とし、目標値1万2,213人に対し、実績値としては1万3,663人で、達成率は111.9%となっております。また、本事業に係る決算額につきましては5,431万7,215円でございます。次に、長崎ランタンフェスティバル事業共催費負担金でございますが、事業概要につきましては、冬の閑散期における観光客誘致を図るため、長崎ランタンフェスティバル実行委員会に負担金を拠出したものでございます。成果指標としましては来場者数とし、目標値94万人に対し、実績値としましては94万人で、達成率は100%となっております。また、本事業に係る決算額につきましては9,393万5,083円でございます。  続きまして、319ページをお願いします。個別施策A3-2「国内外からの観光客、MICEの誘致を図ります」でございますが、平成28年度の取り組み概要の主なものとしましては、国内外からの観光客の誘致促進として、国内観光客においては、観光客が多く訪れる機会に合わせて世界遺産及び世界遺産候補、世界・日本新三大夜景を軸とした新たな観光資源のPR・情報発信に取り組むとともに、外国人観光客においては、各国の市場の成熟度やニーズに応じた情報発信の強化や誘客促進に取り組みました。また、夜景観光の推進として、個性ある夜景の魅力を生かした宿泊滞在型観光の推進に連携して取り組むために、全国夜景都市協議会の設立や日本新三大夜景都市である札幌市と神戸市と連携したホームページの構築などによる情報発信、夜景サミット2016inベトナムでのトップセールスによる夜景の魅力発信を行いました。また、MICE誘致については、コンベンション協会を通じた主催者への補助や経済界を中心に構成されている長崎MICE誘致推進協議会と連携した戦略的誘致の基礎資料となるMICE需要量調査を実施するなど、産学官によるMICE受け入れ態勢の整備を行いました。なお、評価成果につきましては記載のとおりでございます。  続きまして、320ページをお願いいたします。今後の取り組み方針でございますが、国内外からの観光客の誘致促進としては、出島表門橋の架橋や世界遺産登録を目指す長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産を中心とした効果的なプロモーションや欧州・オーストラリアなど長期滞在につながる市場からの誘客の推進や富裕層旅行誘致等につながる高付加価値化への取り組み強化、観光情報サイトワンストップ化を行います。また、夜景観光の推進としましては、全国夜景都市協議会や日本新三大夜景認定都市の札幌市や神戸市との連携による効果的なプロモーションの実施、夜景サミット2017inタイへの参画による誘致を行います。また、MICE誘致については、キーパーソンへのアプローチの強化や情報収集とそのデータベース化を推進し、それを生かした戦略的な誘致活動について、長崎MICE誘致推進協議会などと連携して取り組んでまいります。  続きまして、321ページをお願いいたします。関連する主な事業についてご説明いたします。まず、コンベンション開催費補助金でございますが、事業概要につきましては、コンベンション協会から長崎市で開催されるコンベンションの主催者に対し補助を行うため、コンベンション協会へ補助金を交付するものでございます。成果指標としてはコンベンション開催補助金交付件数とし、目標値35件に対し、実績値としては35件で、達成率は100%となっております。また、本事業に係る決算額につきましては1,321万2,500円でございます。次に、アジア・国際観光客誘致対策費でございますが、事業概要につきましては、長崎市アジア・国際観光戦略のアクションプランに基づき、外国人観光客誘致及び受け入れ態勢の整備を行うものでございます。成果指標としては外国人延宿泊者数とし、目標値28万人泊に対し、実績値としては31万386人泊で、達成率は110.9%となっております。なお、本事業に係る決算額につきましては3,393万8,724円でございます。  続きまして、322ページをお願いいたします。次に、世界・日本新三大夜景推進費でございますが、事業概要につきましては、他都市と連携した情報発信や夜景サミットへの参画などにより夜景の魅力を国内外へアピールするものでございます。成果指標としては夜景鑑賞を主目的とする観光客の割合とし、目標値4.1%に対し、実績値としては3.1%で、達成率は75.6%となっております。また、本事業に係る決算額につきましては550万1,190円でございます。  続きまして、323ページをお願いいたします。個別施策A3-3「交流のための都市機能を高め、受入態勢の整備とおもてなしの充実を図ります」でございますが、平成28年度の取り組み概要の主なものとしましては、交流拠点施設整備の検討としては、施設の詳細な検討のため民間事業者17者を対象に対話型市場調査の実施や、事業者公募選定等に係る支援業務を行うアドバイザーとの契約とともに受注者選定審査会を設置し、事業者公募に向けた準備作業を行いました。また、外国人観光客受け入れ態勢整備として、外国人観光客の満足度向上につながる取り組みとして、公共交通機関の利用促進、クルーズ客船の円滑な受け入れ、クルーズ客船貸し切りバス道路混雑解消対策の実施など、外国人観光客が快適に滞在、周遊を楽しむためのストレスフリーの環境整備に取り組みました。また、官民連携による受け入れ態勢の充実として、日本版DMO候補法人である長崎国際観光コンベンション協会においてインバウンドに関する観光まちづくりセミナーを開催し、観光事業者などに対し、認識の共有と周知に努めたところでございます。なお、評価につきましては記載のとおりでございます。
     続きまして、324ページをお願いいたします。今後の取り組み方針でございますが、交流拠点施設整備の検討としましては、事業者公募により事業者を選定するとともに、選定された事業者の提案内容について市民説明会などによる説明を行い、市民、議会の意見を踏まえながら交流拠点施設の事業内容の決定を行うこととしております。また、外国人観光客受け入れ態勢整備としては、観光立国ショーケース選定都市として、公衆無線LAN環境の面的整備、民間事業者によるキャッシュレス化など決済環境の改善など、2020年までにさらなる外国人観光客ストレスフリーの環境整備を図ることとしております。また、官民連携による受け入れ態勢の充実としては、長崎市版DMOの確立に向け、地域事業者が連携してプロジェクトの推進に取り組むことにより、地域の連携体制の構築を行うこととしております。続きまして、関連する主な事業についてご説明いたします。まず、DMO推進費でございますが、事業概要につきましては、交流の産業化による長崎創生の実現に向け、地域の稼ぐ力を引き出し、観光地域づくりのかじ取り役としての役割を果たす長崎市版DMOの形成・確立のため補助金を交付するものでございます。成果指標としましてはセミナー参加者数とし、目標値240人に対し、実績値としては202人で、達成率は84.2%となっております。また、本事業における決算額につきましては1,900万円でございます。  続きまして、325ページをお願いいたします。次に、交流拠点施設整備検討推進費でございますが、事業概要につきましては、実施方針等の公表から契約条件の整理までの一連の業務実施に当たり、専門的な見地からのアドバイザーの的確な助言のもとで検討・手続を進めていくとともに、交流拠点施設に係る補助金や整備計画の調整を図るため関係機関等との協議等を行うものでございます。成果指標としましては交流拠点施設に係る事業者公募選定等支援業務委託の事業進捗率とし、目標値26.8%に対し、実績値としましては26.8%で、達成率は100%となっております。なお、本事業に係る決算額につきましては499万5,120円でございます。次に、長崎港クルーズ客船受入委員会負担金でございますが、事業概要につきましては、来港するクルーズ客船の受け入れ行事・接遇を行う長崎港クルーズ客船受入委員会へ負担金を支出するものでございます。成果指標としましてはクルーズ客船乗客・乗務員数とし、目標値43万8,000人に対し、実績値としましては71万7,288人で、達成率は163.8%となっております。また、本事業に係る決算額につきましては620万円でございます。  続きまして、主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果以外の第4目観光費に係る事業につきましてご説明させていただきます。  お手数ですが、同じく主要な施策の成果説明書335ページをお願いいたします。まず、3.観光振興対策費のうち、336ページをお願いします。(6)軍艦島資料館移設整備費810万8,640円でございますが、これは軍艦島資料館を旧野母崎福祉保健センター内に移設するための経費で、移設にあわせて、端島に関する資料や世界遺産としての価値の紹介に関する展示資料の充実を初め、休憩スペースや野母崎地区の観光情報コーナーの設置を行っております。なお、開館は平成28年7月16日でございます。  続きまして、338ページをお願いいたします。5.観光客誘致対策費のうち、(1)宣伝活動費4,653万9,169円でございますが、これは観光客誘致のための宣伝活動に係る経費で、長崎市内のイベントや、観光施設等について、テレビ・ラジオ・新聞・旅行雑誌等、多様なマスメディアを活用した宣伝広告の実施や、ポスター、パンフレットなどを活用して旅行代理店や宿泊施設等に広く周知を行い、観光客の誘致促進に取り組んでおります。次に、(3)国内観光客誘致対策費1,299万8,377円でございますが、これは国内観光客の誘致に係る経費で、誘致に向けた各地での観光プロモーション活動や長崎県観光連盟やコンベンション協会などの関係団体と連携した旅行代理店等へのセールス活動、また、修学旅行の誘致として関係団体と連携した学校等や旅行代理店等への訪問を行っております。  339ページをお願いいたします。次に、(4)交通事業者連携事業費1,788万6,442円でございますが、これは交通事業者と連携して観光客誘致を図るための経費で、主なものとして、平成28年10月1日から12月31日まで実施されたJRグループが中心となった大型観光キャンペーン長崎デスティネーションキャンペーン」を推進することで観光客の誘致に取り組み、熊本地震の影響により落ち込んでいた観光客の押し上げにつなげました。  続きまして、6.国際観光推進費のうち、340ページをお願いいたします。(3)外国人観光客受入推進事業費補助金1,597万4,000円でございますが、これは民間事業者が取り組む外国人観光客受け入れ推進事業に対する補助に係る経費で、34事業者が実施した無料公衆無線LAN環境整備外国語パンフレット作成など59件の取り組みに対し補助を行いました。なお、補助率は3分の2で、残りの3分の1が事業者の負担となります。  341ページをお願いいたします。続きまして、7.夜景観光推進費のうち、(3)夜景観光推進基本計画策定費でございますが、これは先ほどご説明しましたが、平成26年度に県市において取りまとめた長崎の夜景のあり方に関する検討会報告書を踏まえ、夜間景観の向上を図るための基本的な考え方を示す基本計画を策定いたしました。  342ページをお願いいたします。続きまして、9.観光振興団体負担金・補助金のうち、(1)長崎市郷土芸能保存連合会補助金4,667万円で、これは長崎くんちを初めとする郷土芸能の保存継承や観光振興を図るため、長崎くんちの振興として長崎伝統芸能振興会に対し4,024万円、お手数ですが343ページをお願いします。上段になりますが、市内各地域の郷土芸能の保存・継承として、長崎郷土芸能保存協議会に対し643万円の補助を行っております。次に、(2)長崎国際観光コンベンション協会補助金3,063万3,405円でございますが、これは、一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会に対し、事業活動の充実強化のために必要な事業費及び人件費相当分について補助を行ったものでございます。続きまして、10.観光施設管理運営費のうち、まず、(3)出島復元建造物6棟完成記念事業費246万8,121円でございますが、これは平成28年10月19日に供用開始した復元建造物6棟完成の記念式典の開催に伴う経費で、120名の方に参列いただきました。  344ページをお願いいたします。次に、(4)出島運営費1億1,389万751円でございますが、これは出島の運営に係る経費で、主なものとしましては、受付等委託、清掃等委託、警備委託を行っております。なお、施設の入場者数でございますが、41万6,999人で、前年比2万9,135人、6.5%の減となっております。  351ページをお願いいたします。(24)長崎歴史文化博物館運営費1億8,036万279円でございますが、これは長崎県と共同で設置した長崎歴史文化博物館の運営に係る経費で、主なものとしましては、運営費の経費の一部を長崎県に対し負担しているところでございます。なお、施設の入場者でございますが、42万9,323人で、前年比3,624人、0.9%の増となっております。続きまして、11.【単独】観光施設整備事業費のうち(1)出島5,171万2,888円でございますが、これは既存の新石倉、ヘトル部屋、表門内部の改修などを行っております。次に、(2)野母崎炭酸温泉Alega軍艦島7,390万8,936円でございますが、これは2階部分の屋上防水工事と1階ホールの空調設備改修を行ったところでございます。  続きまして、354ページから355ページをお願いいたします。ここには、観光費における主な不用額の説明等を記載しております。そのうち主なものをご説明させていただきます。  まず、354ページの第4目観光費、(3)国際観光推進費のうち外国人観光客受入環境整備費において、制限付一般競争入札の結果、予定価格を下回る金額で契約を締結できたことなどによる減、606万8,000円、次に、355ページをお願いいたします。(5)観光振興団体負担金・補助金のうち長崎国際観光コンベンション協会補助金においては、熊本地震の影響によりパンフレットなどの資料請求が減少したことにより補助対象経費の印刷製本費が予定を下回ったことなどによる減、1,776万7,000円、(6)観光施設管理運営費のうち出島運営費において、出島対岸エリア及び長崎駅西側広場駐車場バス誘導・案内業務委託において、制限付一般競争入札の結果、予定を下回る金額で契約を締結できたことなどによる減、1,098万円となっております。その他不用額につきましては、記載のとおりでございますのでご参照をお願いいたします。  また、354ページに戻っていただきますようお願いいたします。主な予備費充用の説明を記載いたしております。これは、平成28年度、出島施設内で発生した転倒事故に対する見舞金として8万円の予備費を充用しております。  以上で、決算に係る主要な施策の成果説明書に基づく説明は終わらせていただきますが、別途、文化観光部の平成28年度負担金・補助金交付団体収支決算書を提出しておりますので、あわせてご参照いただきますようお願いいたします。  大変長くなりましたが、説明は以上でございます。ご審査のほどよろしくお願いいたします。 4 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 5 ◯永尾春文委員 青色の表紙の388ページ、国内観光客誘致対策費ですかね。イの国内観光客誘致事業共催費負担金ということで1,233万9,577円においてなんですけれども、ここには修学旅行の誘致対策事業というのがございますが、例えば過去5年ですけれども、修学旅行の誘致件数がどのように推移しているのか、3年でも結構ですけど、件数と人数を教えていただければと思うんですが。 6 ◯濱田観光推進課長 平成27年度が390校、10万6,143人、平成26年度379校、10万2,583人、平成25年度が401校、10万5,041人。以上のようになっております。  すみません、今のが高校生の分でした。〔発言する者あり〕 7 ◯永尾春文委員 委員長、資料として出していただきたいと思います。 8 ◯林 広文委員長 そしたら、後ほど資料で全体の分の提出をお願いしたいと思いますが、委員会中に提出、後でできますでしょうか。〔「はい」と言う者あり〕 9 ◯永尾春文委員 323ページのクルーズ客船の貸し切りバスの道路混雑解消ということで、実証実験を行っておりますよね。評価として、クルーズ客船貸し切りバスの路上待機が解消される効果が確認されたと、このように記してあるんですけれども、具体的な効果といいますか、取り組みを教えていただきたいと思います。 10 ◯濱田観光推進課長 まず、今回のクルーズ客船貸し切りバスの渋滞緩和に向けた実証実験でございますが、貸し切りバスによる路上混雑の解消を図るために、ショットガン方式といいまして実際にバスがとまったときに次のところにずっと流していくような、とまってバスで一旦おりてもらったらそれから流すという形のような方式をとっていただきました。その中で駐車場を確保したりとかそういったことをしていった結果、実際は実験前と実験後でいきますと、滞留の長さ、バスのとまった長さが減少したということと、滞留時間が減少したという形があっております。それに加えて今年度からなんですけれども、16万トン以上の大型クルーズ客船が来た場合に、うちのほうとしてはその警備員を配置しまして、警備員で誘導をするという形をとっております。  以上でございます。 11 ◯永尾春文委員 ちょっとこの件は一般質問をさせていただきまして、市民の方からも苦情があった経緯もありましたので、ぜひこのことについては今後もしっかり取り組んでいただきたいと思います。  続きまして、336ページなんですが、軍艦島資料館の移設整備費ということで、平成28年に移設をしたということですが、移設後の軍艦島資料館の状況といいますか、どのようにいい効果がもたらされたのか、またもしくは、そうでないことがありましたら具体的に教えてください。 12 ◯藤田観光政策課長 軍艦島資料館につきましては、先ほど申しましたとおり、今まで長崎南商工会のほうが、運動公園の管理事務所がありまして、そこの2階の部分で展示をしておりまして、これは無料でございました。その中で今後、世界遺産の認定等もあるということで長崎市のほうで正式に7月16日に移転してオープンしたところでございます。軍艦島資料館につきましては有料施設として今回はオープンしたところでございます。実態としましては、ちょっと統計のとり方も若干違いもあるんですが、軍艦島資料館につきましては、前年が世界遺産の登録の年、次の翌年が熊本地震の影響もあったことからどうしても来館者が伸びず、やはりちょっと苦戦している状況でございます。数字としましては、2万5,115人の方が来館していただきました。これ前年がちょっと統計のとり方が延べになっている部分もあって5万825人という、ちょっとこことり方が全然違うので一概に比較はできませんが、やはりかなり減少しています。それとあわせまして私どもが、平成28年7月16日からそれ以降の年度で目標として3万1,300人としていましたが、実際そこからは1万7,530人ということで、約半分、56%ぐらいの入場にとどまったというところでございます。現状といたしましては以上でございます。 13 ◯永尾春文委員 熊本の大地震もありましたので、実際、本当に観光が苦しまれていることは十分理解いたします。実際それはそれとしてもやはりしっかり目標の入場者数を確保していく努力は必要かとは思うんですが、それについて対策等ありましたらお聞かせください。 14 ◯藤田観光政策課長 こちらの施設につきましては、Alega軍艦島の指定管理者である野母崎振興公社に指定管理をお願いしております。その中で、温泉の利用のセットのプランとか、宿泊プランの中での相乗効果をあわせるようなセットプランの商品を造成していただいて資料館への誘客というのを指定管理者のほうとしても取り組んでいただいております。  私どもとしても、軍艦島資料館だけではなく、やはり野母崎地区全体の部分のPR活動というのが必要になってきますので、水仙まつりなどのイベントの時期などに合わせて軍艦島の資料館、伊勢海老まつり等もあります。そういうイベントの連携とかも図りながらPRにもうちょっとしっかり指定管理者とも協力しながら努めて、集客に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 15 ◯永尾春文委員 今ご回答の中にもあったんですけれども、軍艦島資料館だけでなくて野母崎地区そのものを観光地としてしっかり位置づけをしていただいて、それに伴ってPRをしていただくというご回答なんですけれども、その点でちょっとお尋ねしたいんですが、1つはコンベンション協会においてそういった活動をされていると思うんですけれども、コンベンション協会とそういった調整といいますか、協議を具体的にされているのかというのが1点と、もう1つはまちなかの公衆無線LANをしっかり整備することで、特にインバウンドのお客さんも含めた観光地としての対策を取り組んでいるんですけれども、このことについて、例えば野母崎地区においてもそういった公衆無線LANの設置の拡充を図っていくような、そういう考えがないのかお聞かせください。 16 ◯藤田観光政策課長 コンベンション協会との連携というところでございますが、具体的に軍艦島資料館ということで連携を直接しているわけではないんですが、やはり観光素材として野母崎地区のイベント、また先ほど言った軍艦島資料館、Alega軍艦島、幅広くありますので、その辺は観光素材としてコンベンション協会のほうにも入れていただきながら、野母崎地区の観光推進については一緒になってやっていっているところでございます。  以上でございます。 17 ◯濱田観光推進課長 公衆無線LANの件なんですけれども、野母崎地区で公衆無線LANをするとかというわけじゃなくて、外国人観光客受入推進整備事業費補助金の中で、うちのほうが事業費の3分の2程度出しておりますので、その中で公衆無線LANの環境整備というものがありますので、そういったものを活用していただきながら幅広くそういったものに努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 18 ◯永尾春文委員 すみません、さっき藤田課長のほうの質問で、コンベンション協会と話はしていないけれどもコンベンション協会が取り組んでいるというふうに聞こえたんですけど、長崎市がしっかりコンベンション協会と野母崎の観光の位置づけをしっかり話していただきたいという思いがあるんですね。そういう意味でもう一度ちょっと回答お願いします。 19 ◯藤田観光政策課長 失礼しました。軍艦島資料館単体での素材ということでの協議じゃなく、やはり野母崎地区全体としての観光素材としての素材があるよということでのコンベンション協会との連携はさせていただいていますという、ちょっと答弁の仕方が申しわけございません。軍艦島資料館だけを個別に話しているわけではなく、野母崎全体の分についてコンベンション協会とは連携を図っていますということで、ちょっと答弁の仕方が申しわけございませんでした。そういうことでございます。  以上でございます。 20 ◯永尾春文委員 あともう1つが無線LANのことなんですけれども、そのことが野母崎の例えば商店とか皆さんに伝わっているのかっていうことがあるのかと思うんですよね。多分そういう事業やっていますよっていうことのお話だったと思うんですけと。ですから、何度も申し上げますが、文化観光部として野母崎を観光地にしていくという観点からは、ぜひそのような長崎南商工会とかそういった中に入っていただいて、具体的に観光地にしていくために公衆無線LANをしっかり整備するんだとか、そういった協議なり調整といいますか、話し合いをされてればいいんですけれども、そういったことが現場ではなかなか聞かないし、実際に無線LANが整備されている様子が余り見受けられないので、その点についてもう一度お願いいたします。 21 ◯濱田観光推進課長 もちろん、今、永尾委員ご指摘のとおり、全てのところに私たちのほうがこの補助事業の要綱等々を個別にお知らせしていったわけではございませんので、そういった部分につきましては、なるべく私たちも広報のPRの部分をしっかりとしながら個別に回らなくちゃいけないところは回っていって話をするとか、そういった部分の取り組みを推進していきたいと考えております。  以上でございます。 22 ◯平野 剛委員 私から1点です。DMOについてです。ちょっと非常に関心を持っているんですが、昨年度も今年度もいろいろ可能性調査だとかいろんなデータを調べているところだと思います。それで、結局のところ課題だとか何をすべきかというところが見えつつあるかと思うんですけれども、動く人がいないというところに対して、聞いているところによると来年度1人採用をしてみますと。ただ、コンベンション協会は独自のお金を持ってないので新入社員限定で20万円ぐらいの給与だったら払えるので、それぐらいやったら1人何とかちょっと考えてますみたいなことをちょっと聞いているところです。ただ、これを本当に推進していく上で、プロフェッショナルな人材だとか経験豊かな人だとか最初ヘッドハンティングして引っ張ってくるだとかいうような話もこの所管事項調査かどこかでしていた。その1,000万円ぐらい出してまでも引っ張ってくるみたいな。早くそういう人を、本気で動く人を採用して入れんと、計画だけ立てて全然誰も動いてないじゃないですかと。その点について聞いても、コンベンション協会側が、いや予算が出てこないんですと、市のほうから自分たちも予算の手当てができないと。市のほうにお願いしても、その予算が出てこないんですと。そこで押し問答していたら何も進まないじゃないですか。そこはどんな考えているんですか。来年度くらいからいいかげん人を入れて動き出せばいいと思うんですけど、そんな新入社員とかにいきなりさせてもできるもんですか。そりゃ雑用だとか1人おれば助かるんでしょうけれども、そんな話じゃないんでしょう。そこら辺の人材を雇っていくっていう予算の手当てというのは、これまでこの決算にかかわって今年度また事業をやってきて、来年度の課題として、その来年度予算にどのように考えていらっしゃるのかちょっとそこの辺をご回答ください。 23 ◯股張文化観光部長 DMOの推進につきまして、やはり合意形成をとる上でベースとなるのはやはり人材の確保というのは大きな観点だと思っております。当初4名体制でスタートというところでございまして、現在のところ9月1日時点では本部長以下、部長クラスを4人とマーケティングマネジャーというところでやりとりしながら従事させております。今後、一気にいわゆる合意形成あるいはDMOの推進というふうになってきますと、委員ご指摘のとおり、人材の確保等が必要になってまいります。そういった中で、現在コンベンション協会のほうと、コンベンション協会とまず長崎市のいわゆる業務のあり方、役割分担のあり方、それから、いわゆる今後の、特に来年度の業務内容につきましてはもう予算を今つくりかけているというか、取りかかっておりますので、そういった中で事業内容と人員体制等についても、これは協議をしているところでございます。これを、ことしじゅうに少なくとも結果を出しまして、来年度予算、それ以降の計画も含めて早く見える形にしていきたいと思っております。なお、DMOにつきましては12月中に、1つはこのキックオフと申しますか、現在、民間事業者あるいは市役所も含めたところで関係者の意見聴収だとかあるいは研究会だとか、そういうものを1つやりながらベースをつくっておりますので、そこともあわせながら、いわゆる官民連携が十分に図れるようなやり方というところで、事務局体制も含めて十分に検討していきたいと思っております。 24 ◯平野 剛委員 一定安心する回答をありがとうございます。せっかく観光立国ショーケースで3つの都市に選ばれているんですから、コンベンションそのものは収益を稼ぐ仕組みを持ってない話で、そこらは一定やはり市のほうから新たな仕組みづくりということで予算を立ててあげないと人雇えないんでしょうから、そこら辺もう一生懸命、真剣に考えていただいて、このDMOの取り組みというのは、いや予算がとかそんな話じゃないと思うんですよ。しっかり動く人を、しかもきちんと動ける人、それなりの人材というのもしっかり引っ張ってこられるような予算措置というのをぜひともバックアップをしていただきたいなと思いますので。これ来年度ぜひそこに取りかかれるように、来年度の予算に反映するように、ちょっと年内、ご検討していただければなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 25 ◯奥村修計委員 関連して申し上げたいと思います。DMOの関係は私も過去に質問したことがあるんですけれども、期待しておりますけれども、今のコンベンション協会の中の体制を見てみますと、今おっしゃったような話ができるような状態じゃないと私は思いました。というのは、本当に狭いんですね、観光コンベンション協会の中が。あそこいろいろな団体が入っていますので、ずらっと1列が本当ぎゅうぎゅう詰めの中で4名の方が働いていますけれども、これは環境的にもよくないし、これを推進するためには部屋を別につくってやらないと、ほかの方を呼んでも、その都度ホテルの部屋を借りたり空いた部屋を借りて活動していますよね、実際に。それじゃ進まないと思いますよ。今年度予算にはちゃんと約7,900万円ついておりますから、こういうことを考えて、これ平成28年度の決算ですから言いますけど、そういうものを考えて予算を組まれたと思うんですよ。ですから、やはりそこを環境整備してやらないと、ほかの方々を呼んで、説明会、いろいろ会合をするにしても、場所がないことが現実でしょう。これ場所の確保をする。ましてDMOの特別な基礎をつくってやると、そういうことしてやらないと、これ発展できませんよ。あのごちゃごちゃした中で発想はなかなか、部長は頭がいいけんできるかもしれないけど、私も何回か行って見ましたけど、まさにあの状態では推進していく体制じゃないと私は考えましたので、この辺はつけ加えて、ぜひこの体制の確立を図っていただきたいと。そういうことで独立させてこの問題は動いていただかないと、せっかく長崎は観光を売っていくわけですから。インバウンド、外国人の観光客もいろいろ検討されておりますけれども、実際的にその専門家の方々が活躍できるようなスペースをつくってやらないと私はいけないと思いますので、これは強く要望しておきます。 26 ◯五輪清隆委員 野母崎の炭酸温泉の関係で、あそこの施設については相当お金をかけてから整備しているわけですね。そういう中で宿泊利用者は幾らかふえたということですけど、私は一度、例えばあそこはある意味長崎市のものですから、職員の人が率先して使ったらどうかということで言わせていただいたんですけど、やはり宿泊の関係もかなり、これ熊本地震って言うけど、それは県外だけのことであってから、例えば長崎市の職員がもっともっと使うような形の中でやったらどうかということを思っているんですけど、文化観光部として忘年会とか利用状況、そういう関係どのような状況でしたか。 27 ◯藤田観光政策課長 私がことし4月に来てから歓送迎会等とありましたが、すみません、実際まだ使ってない状況でございます。今後、やはり職員が使えるように率先して文化観光部も使っていきたいと思います。  以上でございます。 28 ◯股張文化観光部長 今、五輪委員がご指摘の件は、確かにこのAlega軍艦島の経営健全化、それからいわゆる収入を図る上で、まずは市職員が率先して行くべきじゃないかと、利用すべきじゃないかというふうなところで、私もかつて課長時代も担当しておりました。今、新しい課長が来てからそういう状況でございますけれども、その前には忘年会だとか歓迎会、それから市職員全体にも呼びかけまして、例えば職員研修だとか、そういったところで使わせていただいております。今年度まだ使っておりませんけれども、今後も意を尽くしてそのあたりは対応していきたいと思っております。  以上でございます。 29 ◯五輪清隆委員 やはり長崎市のお金が相当入っているわけですから、例えば職員の互助会的なやつを活用したりとか、そうすれば必ずや少しはふえると思うんですよ。そういう意味で長崎市のそういう所有ということで認識していただくことをせんと、温泉は出たけど、Alega軍艦島といっても、軍艦島のブームが10年も20年も続くことはないわけですから、そこも踏まえて、やはり職員として、また、文化観光部を中心としながら、市全体でそこらあたりを含めて、PRも含めて、ぜひともお願いしたいということで思っています。要望です。また来年も聞きますから。 30 ◯山口政嘉副委員長 客船の受け入れ対応なんですけど岸壁を広げて2バース化ということでかなり前から出ていたと思いますし、女神大橋の高さ含めてキャンセルがかなり出ているという情報も報道がなされていましたよね。そういう意味では、今、八代とか佐世保地区が大型客船を受け入れるための設備投資をやって、ますますクルーズ客船の引き合いが激化するはずなんですよね。そういう意味では、これは市の直接のことじゃないとは思いますが、そこら辺での岸壁の2バース化について、県の考えとかその市の考えとか、今後の持っていき方。一番手っ取り早いと思うんですよね。受け入れ態勢の見直しと事務の効率を図るとかありますけど、船をふやすためには2バース化が一番効果があると思うんですよね。そういう意味では、現状どういうことになっているかということをお尋ねします。 31 ◯濱田観光推進課長 確かに新聞報道でクルーズ船の受け入れを百数十隻断念したというふうな話も出ております。もちろん今の松が枝国際ターミナルにつきましては、もちろん既に限界近くになっているという状況もございます。今、水辺の森公園の前とかも使っておりますが、それにつきましても大型客船につきましてはなかなか難しいような状況であるという形でございます。そういった中、私たちも県のほうに要望いたしまして、県のほうも今のところ国等々に要望しているという状況でございます。  以上でございます。 32 ◯山口政嘉副委員長 それを含めて、早期に実現するようにひとつよろしくお願いしたいと思います。  それともう1つ、長崎さるく、これは始まってから相当たつとは思うんですが、市の中心部以外の周り、極端にいうなら茂木なら茂木とかそれぞれの各地域でもさるくということでパンフレットもかなりつくって大々的に取り組んだはずなんですよね。現状、そこら辺の取り組み、スタート時点と比較して、各地域、市内はいろいろこういうことで取り組んでしていますけど、一歩外れたその周辺地域のさるくに対してどういう認識を持っていらっしゃるのか。特にもう案内板とか掲示板とか劣化が激しくて、もう全然見られんわけですよね。現状、お客が来て案内はされていますけど、そこら辺の息長い活動は周辺地域に対しては全くなってないんじゃないかなと思っているんですけれども、現状認識含めて今後の持っていき方含めてお聞かせ願いたいと思います。 33 ◯濱田観光推進課長 今現在、実際には通さるくっていう形でしているのは、基本的に全体でいきますと四十数コースしかございません。その部分につきましても入ってはいるんですが、もちろん深堀とかそういった部分、茂木の港散策とかもあります。茂木につきましては、平成28年の参加者が56人という形になっております。今後につきましては、私たちも基本的にこれはオーダーの専用さるくになっております。要望を受けた時点でうちのほうが出していくという、通常の定番コースではございませんので、そういった部分をきちんと活用しながら今後とも進めていきたいと考えております。  今回、さるくにつきましては、いろいろな見直し等々を行っておりますので、来年度に向けてきちんと整理していきたいと考えております。  以上でございます。 34 ◯股張文化観光部長 茂木等のこの説明板と申しますか、さるくの案内板、これ多数あちこち設置しております。そういった中で今、委員からご指摘ありました、やはり古くなっているだとか汚れているだとか、そういったものも見受けられるという状況がございます。これにつきましては、毎年度予算をとりながら、1つは改善したり修繕したりという形で進めておりますので、改めて、茂木、深堀あるいは外海等にコースがあります。そういったところも含めて同じでございますので、しっかりチェックをして新たに年次計画でしっかりやっていきたいと。そして、対応すべきものは早急に対応したいと考えております。  以上でございます。 35 ◯山口政嘉副委員長 ありがとうございます。いずれにしても、各地域には少しでも地域の活性化にも確実になっておりますので、やはり茂木地区で56人だったということ、当初はもっともっと多かったはずなんですよ。そういう意味ではPR含めて、ある意味おろそかになっているんだろうというふうに思いますんで、今後とも息の長い取り組みになるように、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 36 ◯中里泰則委員 青い表紙の317ページですかね、今後の取り組み方針のところの世界遺産観光の磨き上げというところで、潜伏キリシタン関連遺産が登録を目指しているということで、周遊によって宿泊滞在を促進するという取り組み方針があるんですけど、私もきのうちょっと世界遺産じゃないんですけど池島炭鉱体験施設、こういったものが同じ外海のほうにあるというので、そういったものも含めて周遊というか、世界遺産を利用してそういったところまで観光客の足を運ばしたらどうかというようなこともちょっと言わせていただいたんですけど、具体的にこの周遊というところでいけば、どういったところを周遊させていこうっていう構想があるのか、何かそういったとがあればちょっとお願いします。 37 ◯藤田観光政策課長 世界遺産の部分に関しましてはいろんな切り口があると思います。2つの世界遺産がありますのでそことの連携、先ほど言いましたように外海でいけば池島、それと今回の潜伏キリシタンの関連遺産がありますので、そこで外海地区の周遊を図るっていうところと、この前、民間事業所が今モニターをしているんですが、軍艦島のクルーズ、軍艦島から池島に渡るというような構成資産同士のモニターをしたりとか、それと潜伏キリシタン関連遺産でいけば、やはり長崎市内から広域でいけば島原、佐世保、平戸まで行きますので、そういう形での周遊というのもあります。そのような中で、いろんな切り口での商品造成というのができると思いますので、その辺はしっかりとしたPRを図りながら造成には努めて、周遊を図っていって滞在型観光に努めていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 38 ◯中里泰則委員 はい、わかりました。あと、そこで宿泊滞在というところなんですけど、なかなか長崎市内中心部のほうはぼちぼち宿泊施設はあるにしてでも、周辺のほうに行くとなかなか宿泊施設というのは見受けられないんですけど、そういったところも今後ふやしていくというような何か考え方があるんでしょうか。 39 ◯藤田観光政策課長 すみません、行政として宿泊施設をつくっていくとかふやすという考えというのは今のところございませんが、観光客が伸びることでやはり民間事業者の参入というのは促せますので、その辺についてはしっかり観光客を呼び込むことでそういう宿泊施設が呼び込めるような、そういうしっかりした取り組みをやっていく必要があるのかなと思っております。  以上でございます。 40 ◯中里泰則委員 わかりました。周遊というか、なかなか長崎の観光の弱点というのはリピーターが少ないということを首都圏にいる人たちから聞いたことがあります。1回行ったら、ま、いいかと。もう2回目、3回目行く必要ないなみたいなこと言われるんで、やはりどこかに行ったらまたそこから次のほうに移動していくっていくか、それで、いろんなコースがあってもう1回行ってみようかと、そういった思いをさせるようなそういう仕組みというか、やはりリピーターをふやしていくってことのほうにもう少し力を入れてもいいんじゃないかなという思いがあります。  あと1点だけですけど、帆船まつりも同じようにリピーター対策ということで取り組み方針が書かれておりますけど、家族向けのイベントとか体験型イベント、どういったことが今、考えられているんでしょうか。 41 ◯濱田観光推進課長 体験型イベント等々につきましてとか市民が参加という形でいきますと、ことし、今年度の帆船まつりでございますけれども、ブラスバンドとかマーチングを使ったそういった部分をとり行ったりとか、帆船の帆に乗るような体験型をさるくと一緒に企画をしたりとか、そういった部分をふやしながら、もっともっと体験ができるような、帆船についてローピングだったりとか、そういったものができるようなことを考えていきたいと思っております。  以上でございます。 42 ◯中里泰則委員 私も何回か帆船まつり行ったんですが、ただそのころはまだ始まったばかりのことだったんで船を見るだけということで正直飽きてきて、最近行ってないんですよね。ただ見るだけだったらもういいかと、同じような船ばっかり来てから同じようなものだけ見るだけと、そういった目新しいものというか、何かこう体験というのも1つかなと思うんですけど、それこそやはり同じようにリピーターですよね。特に、やはり長崎市民もそうですけど、もう1回船が来たならもう1回行ってみようというか、そういった思いにさせるような取り組みというのも必要かなと思ってますんで、そこはまた努力していただきたいという要望で終わらせていただきます。 43 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  先ほど永尾委員から修学旅行の動向について質問がありましたが、その資料が出ましたので書記に配付させます。         〔資料配付〕 44 ◯林 広文委員長 資料について説明をお願いいたします。 45 ◯濱田観光推進課長 遅くなりましてまことに申しわけございませんでした。平成25年度につきましては1,964校の30万3,500人でございます。平成26年度につきましては1,900校の28万5,200人、平成27年度は1,891校の29万7,300人、平成28年度につきましては1,660校の27万4,600人で、この平成28年度につきましては、熊本震災等々の影響でかなり激減をしております。  以上でございます。 46 ◯永尾春文委員 資料ありがとうございます。平成28年度は熊本の地震でやはり大きな痛手を長崎市の観光業もこうむっているというのはやはり事実としてあるんだなと。平成25年度と比べますと人数でも5万人くらいですかね、もし校数をグラフにするならば、徐々にぐっと下がってきているというのに多分なるかと思うんですね。  都市型観光になりつつあって、長崎市は日本でも最先端の観光の仕組みをつくろうとしているのは当然理解できますし、そのようになっていかんといけんというのも私もそう思っております。ただ、今までの長崎市の1つの観光のあり方としてはこの修学旅行の観光というのはやはりある一定のベースであったわけで、やはり現時点のホテルの皆様もこの需要をしっかりと経営の中で大きなウエートを占めている部門であることは間違いないと思うんですね。その意味でぜひ修学旅行の誘致に関してもいま一度長崎市も、ここに高校生ですけどベスト20で長崎が8位に入っていて、いいのか悪いのかさっきから私も悩んでいるんですけれども、長崎市であるならばやはりもっと上に位置づけるような取り組みをしていくべきだと思うんですが、その観点から今のホテル業の皆さんともう一度課題をぜひ話し合っていただいて、当然できることできないことあるかと思うんですけれども、しっかり今後の修学旅行の誘致の取り組みを強化すべきだと考えるんですが、ご意見をお聞かせください。 47 ◯股張文化観光部長 長崎市にとってこの修学旅行のいわゆる観光客と申しますか、お客様というのは非常に大事な位置づけだと思っております。今後少子化等が進みますけれども、現在でも、例えば平和学習を中心に集客しておりますけれども、アクティブラーニングを中心とした取り組みだとか、あるいは体験型の取り組みだとか、そういったところも新たに交えながら実施している状況でございます。特に宿泊につきましては、大型のホテルを中心に団体を受け入れてきたという経過もございます。そういった中で、現在の誘致体制あるいは修学旅行の方向性、取り組みを促す観点の中でも既にコンベンション協会を中心に宿泊施設協議会だとか個別にそういったホテルとも十分連携を取りながらやっております。ただ、まだまだ十分ではないというところもあるかと思いますので、今後はやはり改めて市もそういった意味で連携を図るということもございますので、こういった宿泊事業者を中心とした団体を中心にコンベンション協会とともにこのプログラム化を含めて盛り上げていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 48 ◯永尾春文委員 ぜひお願いします。  最後にします。この資料見せていただいて一番下に海外の修学旅行市場の一層の取り込みも必要という、たまたまなんですけど、まさしく長崎市は今インバウンドということで世界に向けた観光都市づくりを目指す上においては、ピースツーリズムという観点からも世界の中でもやはり特徴のある都市として可能性が十分あるのではないかと考えられますので、ぜひこれも取り組んでいただきたいと思いますが、見解をお聞かせください。 49 ◯濱田観光推進課長 海外の修学旅行につきましては、もちろん私たちも特に韓国、中国、台湾を対象市場に長崎の観光連盟と一緒に連携しながら取り組んでいるところでございます。今のところ、平成28年度につきましては12件の441人の海外からの修学旅行生が来訪しております。  以上でございます。 50 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時10分=           =再開 午前11時18分= 51 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第10款教育費第1項教育総務費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 52 ◯股張文化観光部長 それでは、第10款教育費第1項教育総務費のうち文化観光部所管分についてご説明いたします。  企画財政部から提出しております平成28年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の31ページのほうの4.文化観光部の表下段の第10款教育費第1項教育総務費をごらんください。第2目事務局費でございます。予算現額430万7,658円に対しまして、支出済額425万862円、不用額5万6,796円、執行率98.7%でございます。
     次に、厚手で白い紙の事項別明細書の297ページ、こちらのほうの右側の備考欄6.事務費の1.事務局費事務費2,311万8,916円、ここに文化観光部所管分が425万862円を計上いたしております。これは、文化財課が所管いたします歴史民俗資料館及びシーボルト記念館におきまして、それぞれ任用した嘱託職員の報酬及び共済費でございます。  説明は以上でございます。 53 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結します。  次に、第10款教育費第6項社会教育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 54 ◯股張文化観光部長 それでは、第10款教育費第6項社会教育費のうち文化観光部所管分についてご説明いたします。  厚手で白表紙の事項別明細書におきましては310ページから315ページになります。それから、青い表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書におきましては474ページから479ページ、それと530ページから535ページ、また、主な不用額等の説明におきましては560ページから561ページとなっております。なお、黄色い表紙の審査意見書におきましては48ページにそれぞれ記載いたしております。  それでは、企画財政部から提出しております平成28年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の31ページのほうの4.文化観光部の表の下の段の第10款教育費をごらんください。第6項社会教育費第3目文化財保護費でございますが、予算現額8億5,097万円に対しまして、支出済額7億6,638万2,393円で、不用額は8,458万7,607円、執行率は90.1%でございます。次に、第4目出島復元費でございます。予算現額6億5,153万6,540円に対しまして、支出済額5億7,829万8,054円で、不用額は7,323万8,486円、執行率は88.8%でございます。  事業の詳細につきましては、引き続き、担当課長によりご説明申し上げます。 55 ◯大賀文化財課長 それでは、まず、第3目文化財保護費についてご説明させていただきます。  青い色の表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書474ページをお開きください。主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果でございますが、ここには個別施策A1-1「文化財を市民の誇りとして保存・継承し、有効活用を図ります」に関連する事業について記載しております。平成28年度における取り組み概要の主なものでございますが、まず、文化財の保存・継承に関する計画である歴史的風致維持向上計画の策定に向け、関係省庁と協議を行うとともに、有識者等による保存・整備委員会を開催いたしました。また、文化財の保存整備におきましては、市が所有する国指定文化財や伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物の保存整備を行うとともに、民間が所有する指定文化財等につきましては、所有者が実施する保存整備事業に対し補助を行いました。評価(成果)といたしましては、まず、歴史的風致維持向上計画の策定に向けスケジュールや計画素案について確認を行い、また、文化財の保存整備では対象とした市または民間が所有する文化財について適切な保存活用が図られております。次に、その下、問題点とその要因といたしましては、市が所有する文化財建造物について、経年劣化により保存修理を要する物件がありますが、計画的な保存整備や活用等について体系的な検討がなされていなかった点などを挙げております。次に、今後の取り組み方針でございますが、歴史的風致維持向上計画について、平成29年度中の策定及び国の認定を目指すとともに、歴史文化基本構想に基づく、文化財の保存・活用・継承を行うため、体系的な保存修理整備を実施するなどとしております。この施策に関連する主な事業につきましては475ページに記載しておりますのでご参照ください。  続きまして、成果説明書476ページをお開きください。個別施策A1-2「歴史・文化遺産に対する市民意識を高め、国内外に向けて発信します」についてご説明いたします。まず、平成28年度における取り組み概要の主なものでございますが、歴史や文化遺産への理解を深める取り組みとして2つ目の段落に記載のとおり、誰もが気軽に長崎の歴史を学べる「ながさき歴史の学校」において6つのコースの講座を実施いたしました。また、下から2つ目の段落にありますが、長崎学研究所による研究成果を発信するため紀要「長崎学」創刊号を刊行いたしました。評価(成果)といたしましては、2つ目の段落に記載のとおり、ながさき歴史の学校に延べ1,241人が参加し、長崎の歴史文化を学ぶとともに、3つ目の段落後半部分になりますが、紀要の刊行により長崎学の普及啓発が図られました。次に、問題点とその要因でございますが、2つ目の段落にながさき歴史の学校において定員を下回った講座が多く、周知広報が十分でなかった点を挙げております。次に、今後の取り組み方針でございますが、ながさき歴史の学校の講座やその内容をさらに充実させ、長崎の歴史文化を学ぶ人の裾野を広げるとともに、長崎学研究所での研究成果を市民に還元する取り組みなどを推進することとしております。  この施策に関連する主な事業につきましては477ページに記載をしておりますのでご参照ください。  それでは、成果説明書の530ページをお開きください。第3目文化財保護費における主な事業についてご説明させていただきます。ページ真ん中から少し下になりますが、まず、大きな項目の1.文化財保護推進費の(3)歴史的風致維持向上計画策定費317万230円でございます。これは、地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律、いわゆる歴史まちづくり法に定める歴史的風致維持向上計画を策定しようとするものであります。平成27年度からの取り組みで、昨年度は計画策定に向け関係省庁と協議を行うとともに、有識者等による保存・整備委員会を2回開催し内容を検討しております。その2つ下になりますが、(5)文化財普及啓発費897万2,196円でございます。これは、市内に残る貴重な文化財の普及啓発活動を行うもので、昨年度は観光立国ショーケースに対する文化庁の支援事業を活用いたしまして文化財説明板の4カ国語化を図るとともに、長崎市の指定文化財に関する説明文について英語、中国語、韓国語の翻訳を行っております。  続いて、531ページをごらんください。一番上の(6)長崎学調査研究費430万5,388円でございます。これは、長崎の歴史及び文化にかかわる調査研究、普及啓発及び後継者育成のための事業を推進し、長崎学の振興と継承、そのための人材育成を図るものであります。昨年度は、市内の大学や歴史研究団体とのネットワーク構築、また、公開学習会の実施、さらに、小学生を対象とした長崎学児童研究コンクールの開催に取り組むとともに、長崎学の研究成果を紀要「長崎学」として刊行し、主な支出としましてはウに記載した書籍等の備品購入費、また、エ.その他経費として計上した印刷製本費などとなっております。  次に、532ページをお開きください。ページ下段になりますが、大きな項目の3.【補助】文化財保存整備事業費の(1)国指定重要文化財旧長崎英国領事館5億円についてご説明させていただきます。これは、国指定重要文化財であります旧長崎英国領事館につきまして、平成26年度から平成34年度にかけ耐震補強を含めた保存修理事業を実施するものであります。昨年度は素屋根の設置、本館附属屋の内部解体、止水を兼ねた地盤改良くいの施工などの工事を行うとともに、保存修理の設計監理を委託により実施しております。次に、その下(2)国指定重要文化財旧グラバー住宅1,575万980円でございます。これは、世界遺産の構成資産でもある国指定重要文化財旧グラバー住宅について、施設利用者の安全を確保するため保存修理に向けた耐震診断を行ったものであります。平成27年度からの事業で、昨年度は文化庁の指針等に基づく耐震診断業務を委託により実施しております。次に、その下、(3)国指定史跡高島炭鉱跡高島北渓井坑跡1,379万1,800円でございます。533ページにかけて記載しておりますが、これは世界遺産の構成資産である国指定史跡高島炭鉱跡高島北渓井坑跡について、操業当時の様子をわかりやすく伝えるため、古写真をもとにした史跡地のジオラマ製作や遺構説明板の作成・設置、また陶板による地下遺構の地表表示を行ったものであります。  次に、533ページ、大きな項目の4.【補助】文化財保存整備事業費補助金の(1)伝統的建造物群保存地区1億4,821万7,000円についてご説明させていただきます。これは、国選定重要伝統的建造物群保存地区である東山手及び南山手の伝統的建造物群保存地区における建造物等を保存整備するため、民間所有者が行う伝統的建造物の修理に要する経費の一部を補助するものでございます。実績といたしましては、表に記載のとおり、活水学院本館の耐震補強、屋根塗装などのほか、個人が所有する伝統的建造物の屋根ふきかえに対し補助を行っております。次に、その下、大きな項目の5.【単独】文化財保存整備事業費補助金の(1)各種文化財2,427万8,000円についてご説明させていただきます。これは、民間所有の指定文化財を保存整備するため事業費の一部を補助するものでございます。実績といたしましては表に記載のとおり、重要文化財旧出津救助院授産場ほか2棟の防犯設備改良、国指定史跡小菅修船場跡整備基本計画作成のほか、県指定の有形文化財、史跡及び天然記念物合わせて4件、また、市指定の史跡及び天然記念物、合わせて3件の保存整備等に対し補助を行っております。  最後に、主な不用額についてご説明させていただきます。  成果説明書560ページをお開きください。第3目文化財保護費中、(2)施設維持管理費の文化財維持管理費におきまして、史跡に係る剪定・伐採の委託料が予定を下回ったことなどによるものが525万2,000円、その下、(3)【補助】文化財保存整備事業費補助金、伝統的建造物群保存地区におきまして、活水学院本館の保存修理事業で設計書の精査を行い、また、入札差金が生じたことにより補助金の支出が予定を下回ったことによるものが5,949万3,000円となっております。  私からの説明は以上でございますが、引き続き、出島復元整備室長よりご説明申し上げますのでよろしくお願いいたします。 56 ◯馬見塚出島復元整備室長 引き続きまして、第4目出島復元費の主な取り組みについて、決算に係る主要な施策の成果説明書に基づきご説明いたします。  青い表紙の決算に係る主要な成果説明書478ページにお戻りください。主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果につきまして、A1-3「史跡「出島和蘭商館跡」の復元整備を推進し、まちづくりに活かします」という個別施策に沿ってこれまで事業に取り組んでまいりました。この施策における昨年度の取り組み概要でございますが、第III期建造物復元事業について、復元建造物6棟の建設工事及び展示業務等を実施し、平成28年10月に供用開始したこと、表門橋架橋について、下部工と上部工工事を引き続き実施したこと、保存管理計画策定として保存活用計画の印刷を行い、これまでの出島の整備内容及び今後の史跡の追加指定や整備・公開・活用の考え方等を周知いたしました。次に、今後の取り組み方針でございますが、建造物復元事業につきましては、第I期、第II期の復元建造物10棟と第III期の6棟の効率的な運営体制を検討することとともに、第IV期事業の検討を始めたところでございます。出島表門橋架橋につきましては、平成29年11月に完成記念式典を開催し周知を図るとともに、情報発信に力を入れて集客につなげていきたいと考えております。  それでは、施策に関連します主な事業をご説明いたします。  成果説明書は534ページに移ります。まず、1点目が1.出島復元推進費、(1)保存活用計画策定費243万円でございます。これは、平成28年に策定しました国指定史跡の追加指定や、その前提となる出島の保存活用計画を500冊印刷し配布したものでございます。  次に、成果説明書534ページから535ページに記載しておりますが、2点目としまして、2.【補助】出島復元整備事業費、建造物復元4億3,251万904円でございます。これは、第III期建造物復元に伴う展示物の製造、復元建造物6棟の復元工事と展示物の製造、それから中央通路下の電気配線路改修工事を行いました。  次に、成果説明書の535ページをごらんください。3点目といたしまして、【単独】出島復元整備事業費、出島表門橋でございますが、1億1,924万894円でございます。これは、旧出島橋の歴史的考証の調査に基づき出島表門橋の上部工及び下部工を施工しました。  最後に主な不用額について説明いたします。  資料は決算に係る主要な施策の成果説明書560ページをお開きください。第4目出島復元費の中の(2)【補助】出島復元整備事業費におきまして、第III期復元建造物6棟の外構工事を主体工事と一体的に実施したこと及び電気配線工事の工法を変更したことにより工事請負費が予定を下回ったことなどによるものが3,165万9,000円、続きまして、561ページ一番上の(3)【単独】出島復元整備事業費の出島表門橋におきまして、橋の周辺整備工事を中島川公園整備と一体的に実施したことにより工事請負費が予定を下回ったこと及び通信線路等移転補償が見込みを下回ったことなどによる3,644万5,000円となっております。  文化観光部からの説明は以上でございます。よろしくご審議をお願いいたします。 57 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。ありませんか。  それでは、質疑を終結します。  討論に入ります前に、理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時39分=           =再開 午前11時40分= 58 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。  それでは、第97号議案「平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会に付託された部分に対する討論に入ります。何かご意見はありませんか。 59 ◯平野 剛委員 第97号議案「平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会に付託されている部分に対し、認定の立場から意見を1点申し上げます。  第7款商工費におきまして、長崎市版DMO推進費が上げられています。いよいよ計画から実践というステージに入るころ、時期かなと思います。実践していく人材の確保とその予算の確保をしっかり来年度、取り組まれることを要望して、認定の意見とさせていただきます。  以上です。 60 ◯中里泰則委員 ただいま議題となっております第97号議案「平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会に付託された部分について、認定の立場から意見を申し上げます。  第2款総務費第1項総務管理費第16目地域振興費のうち、3.離島・過疎地域振興対策費の池島炭鉱体験施設運営費については、池島炭鉱体験施設の利用者数が平成28年度は5,189人で、前年度より2,204人減少しております。これに対する所管課の総括コメントとして、平成28年度は利用者が減少しているため利用者の増加に努めること、池島全体で協議の取り組みは評価できるので継続することとなっております。指定管理者もこの状況には危機感を持って、利用者の利便性向上として池島への交通船の運航時間の見直しを長崎市に要望しております。今の運航時間では、公共交通機関を利用する場合、朝の便に乗るには長崎市内を早く出発するか、昼の便に乗ったら長崎市内に帰る時間が夜遅くなってしまうので、とても不便な状況にあるということです。観光客が公共交通機関を利用して池島を訪れやすくすれば、炭鉱体験施設の利用者の増加も図れるのではないかと思います。今後、外海地区が潜伏キリシタン関連の世界遺産に認定された場合、池島への観光客の誘導も必要になってくるのではないかと思っております。体験施設の利用者をふやそうとする池島の皆さんの思いを長崎市としてもしっかり受けとめて、事業者と十分協議することを要望して討論といたします。 61 ◯永尾春文委員 第97号議案「平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算」について、認定の立場から意見を付して討論いたします。  まず、再生可能エネルギーの利活用と省エネルギーを促進する施策においてですが、太陽光以外の再生可能エネルギーの中で海洋都市である長崎市では浮体風力発電の可能性についてぜひ調査をお願いしたい。五島市の国の実証実践において、この装置は発電だけでなく水産業における漁礁の効果が大きく認められています。CO2の削減とともに水産業の振興にも大きく寄与する可能性があり、環境部におかれましてもぜひ推進を要望いたします。  次に、安定した水産資源の管理回復の施策において藻場保全の取り組みが、三重地区においてウニの実入りがよくなり漁獲高が増加するなど効果があらわれている地区が出てきています。今後ともこの取り組みを工夫・強化することでさらなる藻場保全に取り組んでいただきたいと思います。  また、野母崎高浜海岸交流施設においてですが、レストラン収入全額を本市が徴収することにより指定管理者の経営が多額の赤字の状況が続いております。まずは、現時点で本市としてできることがないか現場を調査して対策を早急に講じてほしい。また、持続可能な指定管理のあり方を早急に検討、作成、実行に移していただきたいと思います。  最後に、修学旅行誘致対策においてですが、修学旅行は長崎市の観光において多くの観光消費に直接つながる貴重な観光需要です。ここ数年、本市において学校数、人数ともに減少傾向になっており、これを増加させるための対策を強化していただきたい。また、インバウンドに取り組む長崎市として海外修学旅行誘致にも積極的に取り組んでいただき、国際観光都市・長崎らしい修学旅行誘致対策を行っていただきたい。  以上、認定の討論といたします。 62 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第97号議案「平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会へ付託された部分について、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 63 ◯林 広文委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時47分=           =再開 午後1時0分= 64 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第101号議案「平成28年度長崎市中央卸売市場事業特別会計歳入歳出決算」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 65 ◯米倉中央卸売市場長 それでは、第101号議案「平成28年度長崎市中央卸売市場事業特別会計歳入歳出決算」についてご説明いたします。  決算内容の資料といたしましては、白い冊子の歳入歳出決算書の42ページから45ページ、同じく388ページから393ページの事項別明細書、それから青い冊子の主要な施策の成果説明書の596ページから598ページ、それから黄色の冊子の審査意見書の71ページから72ページにそれぞれ記載されております。また、5ページつづりの委員会資料も別途提出させていただいております。  それでは、白い冊子の歳入歳出決算書の42ページから45ページをごらんください。歳入歳出決算は歳入歳出同額で、43ページと45ページの合計欄に記載のとおり、それぞれ2億3,852万6,338円で、執行率は88.7%でございます。  引き続き、次長のほうから説明いたしますのでよろしくお願いいたします。 66 ◯岩里中央卸売市場次長 それでは、白い表紙の歳入歳出決算事項別明細書の388ページ、389ページ、こちらのほうをお開きください。まず、歳入でございますが、第1款使用料及び手数料は1億4,209万4,515円で、予算現額1億3,802万4,000円に比べて407万515円の増となっております。これは、卸売業者の取扱金額の増に伴う卸売業者市場使用料の増などによるものでございます。次に、第2款財産収入は本市等が出資し、中央卸売市場内で販売代金の精算を代行しております長崎中央市場サービス株式会社からの配当金で、15万円でございます。次に、第3款繰入金の収入済額は2,092万8,587円で、予算現額4,563万円に比べて2,470万1,413円の減となっております。これは、歳出全体で3,034万1,662円の不用額が生じたことによるものでございます。次に、第5款諸収入の収入済額は3,785万3,236円で、予算現額4,371万2,000円に比べて585万8,764円の減となっております。この主なものは第1項第1目雑入の第1節光熱水費負担金で市場内の業者が使用する電気使用料の実費負担金などが見込みを下回ったものでございます。  次に、390ページ、391ページをお開きください。第6款市債の収入済額は3,750万円で、予算現額4,150万円に比べて400万円の減となっております。これは中央卸売市場施設整備事業において、卸売棟空調設備改修工事費などが当初見込みを下回ったことにより、市債の借入が減となったものでございます。  歳入につきましては以上でございます。  続いて、歳出についてご説明いたします。  392ページ、393ページをお開きください。まず、第1款中央卸売市場費は予算現額2億4,654万9,000円、支出済額2億1,703万1,328円、差し引き不用額は2,951万7,672円でございます。事業別の決算額につきましては393ページの右側の備考欄の1番、職員給与費から5番、【単独】中央卸売市場施設整備事業費まで、それぞれ記載のとおりでございます。次に、不用額の主な内容ですが、第11節需用費の1,272万6,747円は施設維持管理費の電気使用料、修繕料等が当初見込みを下回ったことなどによるもの、第13節委託料の456万1,008円は施設維持管理費の警備管理等委託や電気機械設備管理委託等が当初見込みを下回ったことによるもの、第15節工事請負費の439万2,491円は【単独】中央卸売市場施設整備事業費の卸売棟空調設備改修工事の入札差金等によるものでございます。  次に、青色の表紙の主要な施策の成果説明書の597ページをお開き願います。まず、1.中央卸売市場管理費でございますが、(3)施設維持管理費として光熱水費、施設修繕料、委託料、下水道使用料、工事費などをそれぞれ記載のとおり支出いたしております。次に、(4)中央卸売市場オープン化推進事業費でございますが、市場内の関係業者と設置したオープン化実行委員会主催による青果まつりの開催負担金などとして100万円を支出いたしております。  続きまして、598ページをごらんください。2.【単独】中央卸売市場施設整備事業費として卸売棟の空調設備の改修を実施し、3,758万2,989円を支出いたしております。  引き続き、お手元に配付しております商工部作成の委員会資料についてご説明いたします。  委員会資料1ページをお開き願います。中央卸売市場の概要でございますが、1には中央卸売市場の目的及び役割を記載しております。次に、2に市場関係者の内訳を、また、3に青果物の流通経路について平成28年度の実績をあわせて記載しております。  次に、2ページをお開きください。これは平成27年度と平成28年度の中央卸売市場の収支決算状況について記載しております。  次に、3ページをお開きください。起債償還一覧表でございますが、起債の目的及びその償還の状況を記載しております。  次に、4ページをお開きください。これは、ここ10年間における中央卸売市場における青果物の年度別取扱高でございます。下のグラフにありますように、点線で示しております取扱数量は継続して減少しておりますが、実線で示しております取扱金額につきましては、平成27年度、平成28年度ともに高くなっております。これは、台風などの天候不順等による野菜の価格の上昇などによるものでございます。  最後に、5ページをごらんください。こちらは中央卸売市場の施設の概要及び配置図でございますのでご参照ください。  説明は以上です。 67 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 68 ◯永尾春文委員 白い表紙の393ページですが、一番右の備考欄の中央卸売市場オープン化推進事業費100万円について、もう少し具体的に内容を教えてください。 69 ◯岩里中央卸売市場次長 中央卸売市場オープン化推進事業費でございますが、こちらは長崎市中央卸売市場が策定しております経営展望ということに基づいて、中央卸売市場のこの先のあり方ということを検討しておりますが、その中におきまして市場のオープン化を図ろう、いわゆる市民の皆様に市場に来ていただいて、市場を知っていただいて、それをひいて野菜等の需要につなげたいということで1つのそういう経営戦略を練りました。それに基づきまして実施しております事業でございまして、100万円を市のほうから、もう100万円を市場内の事業者の方が負担していただいて、総事業費200万円で実施しております。その主なものはほとんど青果まつりというものを開催しておりまして、毎年11月にたくさんの市民の皆さんにおいでいただいて青果物の即売であるとか、あるいは地元の団体、中学校や大学、それから保育園、そういった商工会の皆さんにもご協力いただいてイベントを行っていただいておるところでございます。それと別にPR事業といたしまして、青果まつりとは別に市場をPRするためのものを毎年趣向を凝らしてやっておりますが、平成28年度におきましては市場を紹介するビデオですけれども、こちらもともとあったんですが、ちょっと難しい部分もありましたものですから、今度、小学校低学年向けに非常にわかりやすいシンプルな内容のビデオを作製させていただきまして、こちらを市内の小学校のほうに配布させていただいております。これが約40万円程度でございます。  内容は以上でございます。 70 ◯永尾春文委員 最後に言ったDVD40万円はまた別ですよね。私、100万円のことをお尋ねしたんですけど。オープン化推進事業費100万円がそういったお祭りというかそういうので使ったって説明があったので、その具体的なことをお聞きしたんですけど。DVDは別ですよね。 71 ◯岩里中央卸売市場次長 DVDも含めまして市場オープン化推進事業費の委員会の中で事業として行っておりますので、この100万円の中にそのDVDも含まれております。  以上です。 72 ◯永尾春文委員 100万円ということで、切りのいい金額が今回のオープン化推進事業費で出ているわけなんですけれども、何というか、簡単に言うとそんなお金が要るのかということなんですよね。事業者も100万円出しているってことが200万円の予算でしたということなんですけど、そのオープン化といって、要は来ていただくために、何にその100万円とかお金を使うのか。 73 ◯米倉中央卸売市場長 商工部のほうから負担金・補助金の交付団体収支決算書っていうのがまとめて出ていると思うんですけれども、それの最後のページです。145ページになります。よろしいでしょうか。これに記載のとおり、収入に関しては私どもの100万円とそれと市場関係者、先ほど申し上げました100万円、それと協賛金も多少いただいておりまして、それらを含めまして全部で242万7,000円程度の事業ということでやっております。支出の部を見ていただきますとわかりますとおり、青果まつりの開催費として、ステージの設備費、音響一式とか出店ブースとかパネルとかそういったものが86万円、設営撤去で26万円とか、こちらに書いてあるとおりポスター・ちらしで18万円とか、イベントの料理教室、模擬競りとかしてこんな経費がかかって、DVDも合わせて全体で242万7,000円支出したという内容になっております。  以上でございます。 74 ◯永尾春文委員 私もまだ見に行ってなかったので。もともとこういうお金があって、このお金の中で何かをしようという感じなんですよね。要するに何をしようかというところからね。例えば、設備費、ステージ・音響一式86万3,790円とか。やはり大きいですたい、お金をかけるのに。やはりそういうのが、私が言いたいのは、例えばその中にたくさん業者がいるんでしょうと。皆さんが知恵を絞ってこういう中央卸売市場のオープン化について取り組めばいいのではないかなと思うわけですたい。その中で、最初から市から100万円って切りのいい金額が出るっていうのが、地域でもいろいろやっているわけですよ、そういうお祭りは。その中で、やはりこういうことになれば市というのは100万円出るんだなと。要するに皆さん手出しでやっている中で足りない部分を市が出すっていうたらまだわかるんですけど、最初から100万円という予算が組まれて、その中で何かをしようってなったときには、ほかの税金の使い方として、地域でも地域コミュニティとかでしている中で、お金がない中で運営をする中で、こういった予算の組み方はいかがなものかと思うんですが、考えをお聞かせください。 75 ◯米倉中央卸売市場長 この青果まつりにつきましては、先ほども次長のほうから申し上げましたとおり、経営展望をつくる中で、中央卸売市場そのものが市民の皆さんになかなか周知されてないんじゃないかという意見もありまして、スーパーとか八百屋さんで果物、野菜を買っても、その品物がどこから来ているのかっていうのがなかなかわかっていただけてないという観点がありましたんで、とにかくそのオープン化っていうことをやって市民の皆さんに知っていただこうと、そういうコンセプトでこういう祭りをやったらどうかということで始まっております。その中で、負担をするのにそしたらどうしようかということで、事業者と我々が折半してお金を出そうということになって、そしたら100万円ずつは何とかいけるんじゃないか、その範囲の中で市民の皆様、東長崎の地域の皆様は特に楽しみにしているお祭りですので、そういった形で我々も支出に関しては節減しながら、また、来ていただいたお客様には楽しんでいただけるよう最低限のことはしてあげたいということで取り組んでおります。ちなみに、ことしは11月19日日曜日にございますので、ご来場よろしくお願いします。 76 ◯永尾春文委員 11月19日、日程が合えば参加させていただきたいと思うんですが。  私が申し上げたかったのは、例えば五活祭とかいろんな地域でもそういったイベントごとの予算っていうのはどんどん削られていっているわけです。その中で、こういうふうにして毎回やっているんでしょうけど、100万円こういうふうに市が出されていると。私が言いたいのは、お金ありきじゃなくて、なるだけその関係者の皆さんの手づくりでやっていっていいんじゃないんですかと。その中で必要、足りないものがあればそういうのを市のほうも考えると。要するに、あくまでも市場でもあるけど、これは青果市場の皆さんのお祭りでもあるわけですたい。それを皆さん市民の人に提供したいということであれば、そのような考え方も必要ではないかと思いますので、ぜひ今後はそういったことも検討していただければと思います。  以上です。 77 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第101号議案「平成28年度長崎市中央卸売市場事業特別会計歳入歳出決算」について、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。
        〔「異議なし」と言う者あり〕 78 ◯林 広文委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時19分=           =再開 午後1時22分= 79 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第98号議案「平成28年度長崎市観光施設事業特別会計歳入歳出決算」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 80 ◯股張文化観光部長 それでは、第98号議案「平成28年度長崎市観光施設事業特別会計歳入歳出決算」についてご説明いたします。  白表紙の事項別明細書におきましては330ページから339ページとなります。さらに、青い表紙のほうの決算に係る主要な施策の成果説明書におきましては573ページから578ページとなります。黄色い表紙の審査意見書におきましては59ページから61ページにそれぞれ記載いたしております。  それでは、青表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書の573ページをごらんください。収支状況はここに記載のとおり、歳入総額6億3,391万7,619円に対しまして、歳出総額6億2,289万7,853円、歳入歳出差し引き額は1,101万9,766円でございます。この差し引き額1,101万9,766円につきましては、平成28年度の実質収支の黒字分となりますが、平成29年11月議会で補正予算として計上させていただき繰越金として受け入れた後、それと同額を観光施設整備基金に積み立てる予定としております。なお、対前年度比では歳入が約15.9%の減、歳出も約11.3%の減となっております。  詳細につきましては観光政策課長より説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 81 ◯藤田観光政策課長 説明につきましては、今ご説明しました青い表紙の平成28年度決算に係る主要な施策の成果説明書と文化観光部提出の委員会資料の順番にご説明させていただきます。  それでは、まず、青色表紙の主要な施策説明書の574ページをお願いいたします。グラバー園入場状況及びロープウェイ利用状況を記載しております。グラバー園の総利用者数は98万7,822人で、前年度比で約19.1%の減となっております。これは昨年4月に発生した熊本地震の影響により入場者数が伸び悩んだものと考えております。次に、ロープウェイの総利用者数は19万5,218人で、前年度比で約221.3%の増となっております。平成27年度は待合所の改築及び駅舎の耐震化工事等を行い、約9カ月間の運休となっておりましたが、平成28年度は1年間を通じた営業となったため、利用者数は大幅に増加しています。なお、平成28年度の総利用者数は熊本地震の影響が懸念されましたが、結果として長崎市が運営を始めた平成10年度以降過去最高となっております。  次に、575ページをお願いいたします。まず、第1款グラバー園費のうち、後ほど提出資料にてご説明させていただきますもの以外の事業についてご説明させていただきます。第1項グラバー園事業費で、初めに、3.基金積立金の(1)観光施設整備基金1億3,499万4,341円につきましては、今後の施設整備事業等の財源として観光施設整備基金への積み立てを行っているものでございます。  次に、577ページをお願いいたします。第3項繰出金第1目一般会計繰出金、1.繰出金、(1)一般会計繰出金8,317万5,649円につきましては、これはグラバー園の現年分の黒字額の半分の額を一般会計に繰り出しているものでございます。次に、第2款ロープウェイ費第1項ロープウェイ事業費第1目ロープウェイ事業管理費のうち、(2)夜景観光推進事業共催費負担金2,332万8,861円につきましては、市内の宿泊施設等の6カ所からロープウェイ淵神社駅までバスによる無料送迎の実施に係る経費を負担したものでございます。利用者数は4万5,909人となっております。  次に、578ページをお願いいたします。最後に、観光施設整備基金現在高の状況としまして、平成28年度の現在高は7億9,473万3,014円でございます。  次に、文化観光部より提出しております委員会資料よりご説明させていただきますので、ごらんいただきますようお願いいたします。  それでは、まず、1ページをお願いいたします。観光施設事業特別会計に係る事項別総括表を記載しております。左欄にある歳入の決算額の合計6億3,391万7,619円に対しまして、右欄の歳出の決算額の合計は6億2,289万7,853円で、先ほどもご説明しましたが、歳入歳出差し引き額は右下欄外にある1,101万9,766円でございます。  次に、2ページをごらんください。そのうちグラバー園分の事項別内訳表を記載しておりますのでご参照いただきますようお願いいたします。  委員会資料の3ページをお願いいたします。その中で、主な事業についてご説明させていただきます。まず、グラバー園運営費513万4,692円でございます。これは施設の適正な運営維持管理及び利用者に対するサービスの提供等を行うための経費でございます。2.事業内容でございます。(1)施設修繕料128万5,062円は、旧オルト住宅のじゅうたんの張りかえ及び旧長崎地方裁判所長官舎の天井紙の張りかえ等を行ったものでございます。(2)委託料174万2,040円でございますが、その内訳としましては、動く歩道の清掃委託料76万6,800円、繁忙期の旧グラバー住宅における観光客の誘導等を行った誘導警備委託料27万9,720円、旧三菱第2ドックハウスから見ることができる明治日本の産業革命遺産の構成資産等の説明看板を設置した説明板製作・設置委託料11万5,560円などでございます。(3)負担金6万3,000円でございますがその内訳といたしましては、観光施設事業特別会計に係る電子処理負担金5万9,000円、長崎間税会の年会費として4,000円でございます。(4)その他経費204万4,590円でございますが、その内訳といたしましては記載のとおりでございます。次に、3.事業費と財源内訳については記載のとおりでございます。  4ページをお願いいたします。不用額727万8,308円につきましては協定書に基づき市が行う修繕が少なかったことや、課税売り上げに対し、課税仕入れの額が大きかったため公課費の支払いがなかったことなどによるものでございます。  5ページをお願いいたします。【補助】耐震化推進事業費9,948万3,239円でございます。1.概要は記載のとおりでございます。2.事業内容の(1)旧三菱第2ドックハウス3,766万692円でございます。これは耐震基準を満たしていない旧三菱第2ドックハウスの耐震補強工事について、事業費の一部を平成28年度から繰り越し工事を行ったものでございます。次に、(2)旧スチイル記念学校5,993万9,783円でございます。こちらも耐震基準を満たしていない旧スチイル記念学校の耐震補強ほか工事を平成28年度から平成29年度にかけて行ったものでございます。なお、既に工事は完成し供用を再開しています。次に、(3)旧ウォーカー住宅188万2,764円でございます。これも利用者の安全性を確保するため耐震性能を確認し、耐震診断及び耐震補強実施設計を行ったものでございます。  6ページをごらんください。3.事業費と財源内訳を記載しておりますのでご参照いただきますようよろしくお願いいたします。  続きまして、7ページをお願いいたします。今回整備した施設等の4.耐震診断結果及び園内配置図につきましては、記載しておりますのでご参照いただければと思います。  8ページをお願いいたします。【単独】グラバー園施設整備事業費2,665万6,560円でございます。1.概要は記載のとおりで、2.事業内容の(1)エスカレータ改修654万6,960円につきましては、利用者の安全確保のため、グラバー園入り口に設置しておりますエスカレーターの年次改修を行ったものでございます。(2)伝統芸能館便所改修2,010万9,600円につきましては、長崎伝統芸能館の老朽化していた便所の改修工事を行い、洋式化を図ったものでございます。3.事業費と財源内訳につきましては記載のとおりでございます。  9ページをお願いいたします。こちらの不用額844万3,440円の主な理由といたしましては、エスカレーターの改修工事を発注する際に、設備機器の消耗状況等を踏まえて設計内容を見直したことにより経費が縮減されたことなどによるものでございます。なお、4に園内配置図を記載しておりますのでご参照願います。  次に、10ページには個人団体など態様別のグラバー園入園者数を、平成26年度から平成28年度まで3カ年分を記載しており、また、11ページにはグラバー園入園者数の平成元年から平成28年度までの推移、そして、12ページから14ページにかけましては、グラバー園指定管理の概要等を掲載しておりますので、あわせてご参照いただきますようよろしくお願いいたします。  次、15ページをお願いいたします。こちらには、先ほど説明した事項別内訳のロープウェイ分を記載しておりますのでご参照いただきますようお願いします。  16ページをお願いいたします。主な事業でございますが、まず、ロープウェイ事業運営費1,663万123円でございます。これは、施設の適正な運営・維持管理及び利用者に対するサービスの提供等を行うための経費でございます。2.事業内容でございます。(1)施設修繕料210万6,000円といたしましては、市有地における法面の修繕やロープウェイ設備の修繕を行ったものでございます。(2)委託料67万8,834円でございますが、内訳といたしましては、老朽化した外灯の撤去等委託料34万5,600円、稲佐岳駅舎のエレベータ棟完成披露記念式典の会場設備等委託料17万3,232円などでございます。また、(3)借上料1,057万3,938円でございますが、その内訳といたしましては淵神社駅舎及び待合所利用者駐車場のための借上料974万7,828円、大型観光バスの転回スペースのための借上料66万円、観光バス用の臨時駐車場等のための借上料16万6,110円でございます。(4)ロープウェイの運行に必要となる設備として搬器位置表示器の購入費302万4,000円でございます。(5)その他経費24万7,351円でございますが、その内訳としましては記載のとおりでございます。  なお、17ページには3.事業費と財源内訳を記載しておりますのでご参照いただきますようお願いいたします。  続きまして、18ページをお願いいたします。【単独】ロープウェイ施設整備事業費のロープウェイ設備整備3,456万円でございます。長崎ロープウェイ利用者の安全確保を図るため老朽化した設備の改修を行ったものでございます。事業内容は全て工事費でございますが、ゴンドラをつり下げるための設備である懸垂装置と支索上を走行するための走行装置を更新したものでございます。3.事業費と財源内訳及び19ページには改修内容につきまして記載しておりますのでご参照いただきますようお願いいたします。  20ページをお願いいたします。【単独】耐震化推進事業費の稲佐岳駅舎ほか1億2,775万640円でございます。これは耐震基準を満たしていない淵神社及び稲佐岳駅舎の耐震化工事、利用者動線のバリアフリー化工事を行い、平成27年度の完成を予定していましたが、稲佐岳駅舎のエレベーター設置に係る増築工事において事業費の一部を平成28年度に繰り越し工事を行ったものでございます。2.事業内容の(1)工事費は1億2,775万640円でございます。3.事業費と財源内訳及び21ページには4.改修内容を記載しておりますので、こちらもあわせてご参照ください。  22ページをお願いいたします。先ほどご説明しました夜景観光推進事業共催負担金に係る平成28年度夜景観光推進実行委員会の収支決算書を、また、23ページには監査報告書を添付しておりますのでご参照いただきますようお願いします。  24ページからはロープウェイの個人・団体無料別の利用者数を平成26年度から平成28年度まで3カ年分を記載しており、また、25ページにはロープウェイ等の利用者数の平成元年から平成28年度までの推移を、そして26ページから27ページにはロープウェイ指定管理の概要等を記載しておりますのでご参照ください。  長くなりましたが、私からの説明は以上でございます。ご審査のほどよろしくお願いいたします。 82 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。ありませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第98号議案「平成28年度長崎市観光施設事業特別会計歳入歳出決算」について、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 83 ◯林 広文委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時40分=           =再開 午後1時48分= 84 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。  次に、文化観光部の所管事項調査を行います。  それでは、理事者の説明を求めます。 85 ◯股張文化観光部長 文化観光部の所管事項調査といたしまして、今回、交流拠点施設の検討状況について資料を提出させていただいております。交流拠点施設の検討につきましては、さきの9月議会環境経済委員会の所管事項調査で6月議会以降の検討状況についてご説明申し上げましたが、十分なご説明に至らなかったことから、この決算委員会の会期中に改めてご説明させていただくこととなった次第でございます。委員の皆様の貴重なお時間をいただきましたことに対しまして深く感謝を申し上げます。このたびは、これまでの交流拠点施設の検討経緯から現在の検討状況、それから応募グループ数の公表についての考え方、また、事業者公募のための募集要項や事業者選定基準の内容などにつきましてご説明させていただくものでございます。  詳細につきましては、お手元に配付しております資料に基づきまして交流拡大推進室長からご説明させていただきます。私からは以上でございます。 86 ◯黒田交流拡大推進室長 それでは、お手元の資料に基づきご説明いたします。  まず、資料の1ページをお開きください。1.交流拠点施設検討の経緯でございます。平成24年度から記載の検討を進めてきましたが、平成26年11月議会において用地の取得予算案を可決いただいた際の附帯決議に基づき、その後、交流拠点施設用地の活用策についてゼロから検討を行いました。その検討結果として、ページの一番下に記載のとおり、平成28年2月議会総務委員会において、MICE機能を中核とした複合施設を市の活用方針(案)として説明させていただきました。  資料の2ページをお開きください。2.平成28年度以降の検討経緯でございます。平成28年度には対話型市場調査を実施し、事業化の可能性も含めて民間事業者の考え方を一定聴取できました。それを踏まえ、複合施設の詳細な内容について事業者の具体的な提案を受けるために11月議会及び平成29年2月議会で事業者公募に係る関係予算をご承認いただきました。ここから事業者公募選定等支援業務委託に係るアドバイザーの決定と受注者選定審査会の設置を行い、2月3日には実施方針及び要求水準書(案)の公表をし、説明会と現地見学会を開催しております。続きまして、3月31日に募集要項等を公表いたしました。その後、6月6日に市と本事業への参加を予定している事業者グループとで対話を行い、6月16日を期限として応募グループからの参加表明書等の書類を受け付けました。  続きまして、資料の3ページをごらんください。3.平成29年6月議会後の交流拠点施設の検討状況についてご説明いたします。このページはさきの9月議会の所管事項調査の資料を時点修正したものでございます。現在は(2)の応募グループからの提案書の受け付けを行い、(4)にあります市が行う基礎審査を終え、審査会に向けた準備を行っているところでございます。ページの一番下には(6)今後の予定を記載しております。11月予定の第4回、第5回の受注者選定審査会での選定結果を受けて11月下旬には優先交渉権者を決定し、公表する予定です。その後、優先交渉権者の提案内容について来年1月くらいまでの間で市民の皆様への説明会等を開催したいと考えております。  資料の4ページをお開きください。4.受注者選定の進め方(概要)でございます。このページもさきの9月議会の所管事項調査の資料を時点修正したものでございます。現在、左に実施済みと矢印で記載のとおり、提案者の内容が本事業の基本的条件や要求水準を充足しているかを確認する基礎審査を市において実施し、審査を通過しております。次は、赤の点線で囲っております総合評価を、矢印で示した第4回、第5回の受注者選定審査会で行うこととしております。下に第4回の審査会がございますけれども、この第4回ではMICE事業、民間収益事業の評価項目別に委員間で審議し総括案をまとめます。次に、第5回の審査会では応募グループ出席のもとプレゼンテーションとヒアリングを行い、改めて評価審議を行い、提案評価点を算出します。ここでMICE事業の提案評価点が50%未満の場合は失格となります。その後、審査会では価格評価点と提案評価点とを合わせた総合評価点を決定し、優先交渉権者及び次点交渉権者を選定します。以上が赤の点線で囲った総合評価の説明でございます。  続きまして、資料5ページをごらんください。5.応募グループ数の公表についてでございます。これは9月議会の所管事項調査の際にご質問があった点を整理したものでございます。(1)応募グループ数の公表の考え方につきまして、本事業における応募グループ数の公表は優先交渉権者決定の公表時としております。そのような中、事業提案書提出後である現時点で応募グループ数を公表した場合、適正な事業者公募選定を阻害するリスクが出てくる可能性があると考えております。まず、1)の記載でございますけれども、応募グループ数を1者と公表した場合、応募グループの提案書の内容に対する回答やプレゼンテーションでの審査会での質疑応答が変わってくるといったおそれがございます。見えざる競争相手を意識した上での最善の努力を引き出すことができず、審査の公平性、競争性が阻害される可能性があります。また、3の記載ですが、例えば応募グループ数を複数の何者と公表した場合、応募グループ間での談合を誘発し、辞退届の提出などにより意図的にグループ数が操作されるおそれがあり審査の公平性、競争性が阻害される可能性がございます。これらのことを踏まえ、事業者の選定は慎重かつ適正なプロセスで、審査の公平性、競争性を担保した中、最善の提案による最適な事業者を選定することが重要であるため、それを阻害するリスクをはらんだ現段階での応募グループ数の公表は行わないこととしたいと考えております。なお、下の(2)応募グループ数公表に係る他都市の事例でございます。近年の他都市でのMICE施設やMICE施設との複合施設の事業者選定についての事例を調べましたものが下の表となります。応募グループ数の公表時期はいずれも落札者、事業候補者の決定公表時であり、長崎市の取り扱いと同じでございます。  続きまして、別冊資料であります公募資料のうち、募集要項、要求水準書、事業者選定基準について説明させていただきます。公募資料では、平成29年2月議会の所管事項調査時点における実施方針、要求水準書案の概要について説明しておりますが、今回はその後の審査会での審議や民間事業者との質疑応答などを経て確定した公募内容について改めてご説明するものでございます。  それでは、右上に別冊1と示しました募集要項についてご説明させていただきます。別冊1の2ページをお願いいたします。まず、4.事業目的につきましては記載のとおりでございます。その下に5.事業概要がございます。ごらんください。(1)事業方式の1)MICE事業についてですが、MICE事業者が施設の設計、建設を行った後、市に施設の所有権を移転し、施設の運営、維持管理業務を行うPFIのBTO方式により実施いたします。施設の管理運営は指定管理者制度を導入し、公の施設の利用に係る料金を指定管理者がみずからの収入として収受する利用料金制を採用いたします。  続きまして、3ページをごらんください。3ページ、2)民間収益事業の記載でございます。民間収益事業者が独立採算事業として実施し、市と民間収益事業者との間で定期借地権設定契約を締結いたします。続きまして、(2)本事業の対象となる施設でございます。これにつきましては表に記載のとおりですが、民間収益施設はホテルは必須と、あとは事業者の提案によることとしております。続きまして、(3)事業範囲ですが、1)MICE事業はMICE事業者が施設の設計から建設、工事監理、引き渡し、維持管理、運営、MICE誘致業務までを包括的に実施し、大規模修繕及び更新は除くものとしております。  続きまして、4ページをお願いいたします。2)民間収益事業につきましては、民間収益施設の設計、建設、維持管理、運営を行い、ホテル事業は必須といたします。ホテルは国内外でチェーン展開している高級ホテルであり、国際会議等の誘致受け入れにも寄与できるブランドとサービスレベルを備えたホテルであることとしております。6.事業期間(予定)についてですが、(1)MICE事業は平成30年6月から平成53年10月までの23年4カ月間、(2)民間収益事業は50年間としております。  続きまして、5ページをお願いいたします。8.事業者の収入及び費用に関する事項でございます。(1)MICE事業では、1)市が支払うサービス購入料として設計、建設、開業準備を行う対価を市が支払います。次に、2)施設利用料金収入については、直接にMICE事業者の収入となり運営、MICE誘致業務については利用料金収入により独立採算で実施し、市はその分のサービス購入料は一切支払わないこととしております。3)納付金の支払いについては、MICE事業者は維持管理・運営期間を通じて市に対して固定納付金及び変動納付金を支払うものとしており、固定納付金は応募グループの提案、変動納付金はMICE事業者の年間の純利益の50%相当額としております。  6ページをごらんください。(2)民間収益事業についてでございます。民間収益事業者はみずからの提案により民間収益施設を整備し、必要となる借地料を市に支払い、独立採算制実施するものとします。なお、借地料は応募グループの提案によるものとしております。  7ページをごらんください。第3、事業者の募集及び選定に関する事項の1.事業者の募集及び選定方法についてでございますが、本事業はMICE事業と民間収益事業との複合事業を同一の公募で行うこと、また、事業者の募集及び選定の方法は公募型プロポーザル方式であることをここでは記載しております。次に、2.応募グループの参加、資格要件の(1)応募グループの参加要件についてでございますが、応募グループの中でMICE事業に出資する構成員もしくはMICE事業者から直接業務を委託するが出資は行わない協力会社、このうち1法人は長崎市内に本店等を有する者であることとしております。  続きまして、8ページをお願いいたします。8ページから10ページにかけましては応募グループの資格要件について記載しておりますが、特に建設業務、運営、MICE誘致業務を実施する者にはそれぞれの資格・実績にあわせまして、MICE事業者への出資を行う構成員であることをここでは義務づけております。  資料飛びまして、13ページをお願いいたします。提案書の審査を行う審査会につきましては、表に記載のとおり9名の委員により構成をしております。また、(3)審査手順以下につきましては、先ほどの説明のとおり記載しております。  14ページをお願いいたします。14ページの中ほどにあります(6)事業者を選定しない場合をごらんください。最終的にプロポーザル参加者がない、市の財政負担縮減の達成が見込めない等の理由により本事業をPFI事業として実施することが適当でないと市が判断した場合には、事業者を選定せず、この旨を速やかに公表することとしております。次に、その下の4.予定価格についてでございます。市が支払うサービス購入料の予定価格は147億円としております。先ほどご説明したとおり、設計と建設、開業準備を行う対価として市が事業者に支払う額でございます。  続きまして、16ページをお願いいたします。16ページ、(1)基本協定の概要をごらんください。市と優先交渉権者は事業契約の締結に先立ち、本事業の円滑な遂行を果たすための基本的義務に関する事項や特別目的会社の設立に関する事項等を規定した基本協定をまず締結することとなります。  別冊1の募集要項の説明は以上でございます。  続きまして、ページをめくっていただきまして、別冊2、要求水準書についてご説明させていただきますが、この別冊2は本編は分量が多いことから、さきの2月議会の所管事項調査で提出いたしましたA3版の折り込み、別冊3をもちましてご説明差し上げます。A3版カラーの折り込み、別冊3をお願いいたします。  まず、1ページでございますけれども、1の総則、2.事業者が行う業務の範囲は、先ほどご説明した募集要項と同様の内容を記載してございます。  続きまして、2ページをお開きください。3.MICE施設の設計及び建設業務の要求水準でございます。ページの左側の基本方針等については記載のとおりでございます。その右側に(1)コンベンションホール、(2)イベントホールの要求水準を表の形でまとめております。  続きまして、3ページをお願いいたします。(3)の会議室、(4)利用者利便施設、管理施設、共用部分、(5)駐車場の要求水準として主な仕様を記載しております。今の記載の基本的な考え方としましては、民間事業者のノウハウ、アイデアを生かすために市が必要とする施設面積など必要最低限の水準のみを示し、民間事業者の自由な提案を求めることとしております。同じく3ページの右側をごらんください。MICE施設の設備の性能に関する事項でございますが、共通事項として設備諸室は運転管理、保守点検、修繕などが安全かつ円滑に行うことができるよう、また、機械設備、電気工作物等の選定では省エネルギーかつより高効率なものをここでは求めております。また、下段のMICE施設の設計業務及び建設業務につきましては、記載のとおりの要求水準でございます。  続きまして、ページをめくっていただきまして、4ページをお開きください。4.MICE施設の維持管理業務要求水準でございます。維持管理に関する分でございます。特にMICE事業者には、総則に記載のとおり、事業範囲外である市が実施する大規模な修繕及び更新についても実施計画にてその内容を市へ提案することを義務づけております。ページの右側をお願いいたします。5.MICEの施設運営、MICE誘致業務要求水準書でございます。運営と誘致に関する記載でございます。一番上の基本的な考え方ですが、公の施設として適切に管理するとともに、民間事業者のノウハウやサービスを最大限に活用し、快適で良質なサービスの提供や会議や、イベント等での各種団体等との連携により都市ブランド力の向上及び地域経済の活性化に寄与すること、及びコンベンション協会等と連携し市のMICE推進の中核施設として積極的に誘致活動を行うということとしております。その下の開館日及び利用時間につきましては、基本的に通年開館とし、具体的な開館日はMICE事業者の提案を受け、今後市が決定していきます。また、利用時間は表に記載の時間を想定していますが、周辺への環境対策や安全管理を十分配慮することをここでは求めております。次の利用料金について、ホールや会議室は九州や全国の施設との競争力を持ち、独立採算を確保できること、また、駐車場については周辺の民間駐車場の経営を圧迫しないように配慮した料金設定を民間事業者から提案できるものとしております。  続きまして、ページをめくっていただきまして、5ページをお願いいたします。この左側は6.MICE施設の運営体制でございます。記載のとおりMICE施設を公の施設、MICE事業者を指定管理者とし、維持管理、運営期間にわたりMICE事業を円滑かつ適切に遂行することが可能な運営、維持管理体制を構築することをここでは求めております。今度は資料の右側をごらんください。7.民間収益事業に関する事項でございます。基本的な考え方は先にご説明した内容と同様でございます。事業の条件としましては記載のとおりですが、民間事業者のノウハウやアイデアを生かしたにぎわいや多くの人が楽しめる施設などの提案をここでは求めたいと考えております。別冊2、別冊3の要求水準書についての説明はこれで以上でございます。  引き続き、最後の説明資料となります別冊4、事業者選定基準について説明をさせていただきます。資料は右上に別冊4と書いた資料でございます。1ページから4ページはさきの説明と重複いたしますので説明を省略させていただきます。  別冊4の5ページをお願いいたします。今後実施されます5ページの下段の総合評価という記載がございますけれども、審査会において資料記載の評価項目の配点により事業提案者の提案に対する評価及び提案価格に対する評価を行ってまいります。5ページの下の表をごらんください。評価項目と配点についてのポイントとなる考え方をこの表でご説明さしあげます。まず、表の中でMICE事業が200点、民間収益事業が200点としている点でございます。本事業はMICE事業と民間収益事業との相乗効果により多様な交流と日常的なにぎわいを創出することを求めていることから、中核となるMICE事業とにぎわいや都市ブランドを向上させ、借地料収入につながるホテルを含む民間収益事業は同様に重要とし、同じ200点と配点する考え方でございます。次に、表の中で提案評価400点、価格評価300点としている点でございます。これは提案評価と価格評価ともに重要であるということから、双方の実質的な得点比が1対1に近い形になるよう配点したものです。他都市の事例の調査結果などからそれぞれ400点、300点ずつ配点することで、最終的な事業者が得点をする形が実質的な得点比1対1となるように400点と300点ずつの配点という形をとっております。次に、表の一番右に70点と記載があるところが3項目ございます。運営・MICE誘致に係る項目とホテルの施設計画、運営計画に係る項目、その他民間収益施設の施設計画・運営計画に係る項目、これが3項目ともに配点70点としている点でございます。MICE事業、民間収益事業ともに長期的な運営は重要であり、ともに同じウエートとの考え方から70点ずつの配点としております。次に、一番右に25点と記載のある部分が2項目ございます。地域貢献にかかわる項目、MICE事業、民間収益ともに25点と配点している点でございます。これは地域活性化の観点から、地元企業の参画や地元からの雇用促進などを地域貢献にかかわる配点について最大限配慮するということとし、他都市の配点事例で見られるような採点割合である12.5%、各200点満点中25点の配点をするという考え方に基づいて配点しております。  続きまして、資料の6ページから9ページでございますけれども、個別評価項目ごとの配点と評価のポイントなどを示しておりますのでご参照いただければと思います。  飛びまして、9ページをお願いいたします。2)得点の決定方法というところをごらんいただきたいと思います。審査会において提案書に記載された内容に基づき各項目について絶対評価により5段階で評価し、先ほどの表の得点を決定していくということになります。次に、一番下に3)必須得点の設定という記載がございます。MICE事業の重要性を確保するためMICE事業に係る提案に対する提案評価点を第1段階として評価し、その合格ラインを200点満点中100点、50%以上とすることとしております。ここで審査会の評価において100点未満と、50%未満となった場合は、事業者は失格となります。  続きまして、10ページをお願いいたします。(2)提案価格に対する評価でございます。提案をもとに市が支払うサービス購入料から固定納付金、事業期間の20年分と、民間収益事業に係る借地料、事業期間50年、この分を差し引きまして市の実質負担額を算出いたします。その実質負担額について、資格審査の通過者の中で最も低い実質負担額を分子に、評価対象となるグループの実質負担額を分母にいたしまして、それに配点300点を掛け合わせまして価格点を算出するというような計算方法でございます。最も低い実質負担額となった応募グループの点数は300点満点となり、その他の資格審査通過者、応募グループの価格点は計算式によって割合に基づき算出されるというようなところでございます。これらを経まして、(3)総合評価点の算出に記載がございますとおり、提案評価点と価格点の合計を総合評価点として算出いたします。次に、第5、優先交渉権者等の選定でございますけれども、先ほどの資格審査通過者の総合の評価点を決定した上で審査会において上位の資格審査通過者2者を点数が高い順に優先交渉権者及び次点交渉権者として選定いたします。第6、事業者の決定として市は審査会の審議結果を踏まえまして優先交渉権者及び次点交渉権者となる事業者を決定することとなります。  説明が大変長くなりましたけれども、私からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 87 ◯林 広文委員長 ただいまの説明に対してご質問等ございませんか。 88 ◯五輪清隆委員 9月の委員会の所管事項調査の中で応募グループ数を聞いても答えなかったということでこういう状況になったんですけど、公表できない関係は一応理解をした上で質問します。  3ページの今後の予定ということで、第4回、第5回ということで受注者選定審査会がありますよね。それと11月下旬、優先交渉権者の決定・公表ということでしているわけですけど、これ11月何日とか大体決めているんですか。第4回はいつ、第5回はいつ、公表はいつということで。 89 ◯黒田交流拡大推進室長 今、第4回の受注者選定審査会を11月3日、第5回を11月21日という形で予定しております。その後、先ほどご説明したように、審査会のほうで選定されますけれども、市がその事業者の決定に至る市の意思決定を行いまして公表という形になりますけれども、市の意思決定あるいは公表の時期については今後調整していきたいと考えております。 90 ◯五輪清隆委員 第5回で応募グループのプレゼンテーションを実施するということですから、そこの中で応募数がわかるわけですね。例えば2者か3者か5者かわかりませんけど、そこで出て、そのプレゼンテーションのやり方については市民を対象にした、そういうものを考えているのか、まずそこをお聞かせください。 91 ◯黒田交流拡大推進室長 プレゼンテーションにつきましては、このPFIの長崎市の考え方で非公開でやることとしております。したがいまして、審査会の委員の先生方は当然、今、何者ということはわかっておりますけれども、プレゼンテーションは非公開ということになりますので、この時点でも市民の皆様に対して応募グループ数はわからないというような状況でございます。 92 ◯五輪清隆委員 プレゼンテーションには委員も入られるとですか。 93 ◯黒田交流拡大推進室長 失礼いたしました。当然、プレゼンテーションは審査会の委員に対して行うプレゼンテーションになりますので、審査会の委員の皆様方には当然わかるというようなところでございます。 94 ◯五輪清隆委員 そしたら応募のグループ数はいつになったらわかるとですか。この公表ですか。今、11月下旬ということで書いていますけど。 95 ◯黒田交流拡大推進室長 先ほど資料でご説明したように、公表する時期というところで実際に応募のあったグループをお示しするというスケジュールでございます。 96 ◯五輪清隆委員 この前言いよったでしょうが。11月下旬というのは、今の予定では11月議会が11月27日に本会議が開催されて、11月30日から12月5日までが一般質問でしょう。そして、12月6日から委員会に出るわけですから、それまでというのは私たち何も知らんわけですよ。そしてこういうふうに決まりました。それで議会に対して説明というか、それでできると思っているんですか。 97 ◯股張文化観光部長 まず、第4回、第5回の受注者選定審査会の日程については、今説明したとおりでございます。となりますと11月21日、ここが大体最終の優先交渉権者の審査会としての結論を出す予定日になっております。その後、当然ながら市のほうでその内容等を勘案して公表となるんですけれども、当然ながら今までのこの議会の皆様方との流れという中で、議会の皆様方には十分な説明をさせていただくということ、ご理解いただくという時間が私どもも必要だと思っております。したがいまして、この審査会が終わったその後になると思いますけれども、具体的な交流拠点施設の整備・運営事業のより具体的なものが出てくるわけですから、一定期間内にそういった内容等についてご説明する機会の設定ということをやらせていただきたいと思っております。具体的な方法につきましては、今後、議会の皆様あるいは関係部局とも協議して、そこについては意を尽くしたいと考えております。  以上でございます。 98 ◯五輪清隆委員 確認しますけど、11月21日に第5回の審査会があってそこで決定するわけですね。11月下旬までの優先交渉権者の決定・公表、その間に議会に対して説明するということで理解していいんですか。 99 ◯股張文化観光部長 ただいま五輪委員がおっしゃいましたとおり、この審査会後、12月にかけて議会ございますけれども、それまでの間の適切な時期と申しますか、そこにしっかりご説明するような機会を私たちは設けるよう、これ今の段階は検討、考えていくということでございますけれども、それに向けて頑張っていきたいと思っております。  以上でございます。
    100 ◯五輪清隆委員 今、募集要項とかずっと事前に見させてもらって、MICE事業というか指定管理というか、その関係については20年間の管理ということにして、そして土地は50年になってるわけですけど、もし途中でやめたということになったら、この件について、例えば違約金が出るとかそういうのはあるんですか。 101 ◯黒田交流拡大推進室長 違約金というのが発生いたします。まず、施設の引き渡しの前の契約解除の場合は、事業者は建設費相当額の10分の1を払うような違約金もございます。あと、施設を引き渡して実際運営を始めてからにつきましては、この維持管理にかかわる経費の残りの残存期間、この経費の10分の1相当額の違約金を市に払うというような形で違約金の条項をしっかり求めておるところでございます。  以上です。〔発言する者あり〕  そうですね。はい、一緒でございます。 102 ◯五輪清隆委員 何で聞くかというと、あぐりの丘も含めてしとってから、結局は何もできない、何もと言わんとですけど、結局もうもうやめたということでして長崎市が今やっているわけですね。やはり市民の皆さんというのは、ある意味は箱物ですから皆さんの考えと違うわけですよ。結局箱物をつくったけど、そこに指定管理含めてやったけどだめだった。結局、長崎市が運営しなければいけない、そのことによって箱物だけ残って長崎市の税金がどんどん使われる、そういうことがあるものですから、もし途中でなったらもう長崎市が当然するわけでしょう。そういう意味での心配があります。  そしてもう1つ、納付金の支払いの関係、変動納付金の関係は50%相当ということでありましたけど、応募グループの固定納付金については応募グループの提案によるということであるんでしょうけど、どれくらいを市として今考えているんですか。 103 ◯黒田交流拡大推進室長 固定納付金につきましてはもう完全に事業者の提案ということにしておりますので、想定というのは今のところ持ち合わせておりません。  以上でございます。 104 ◯五輪清隆委員 今後は市議会の議決ということで、来年の2月定例会で債務負担行為があるわけですね。その後、6月に契約協議が整ったらということでしているわけですけど、もし、この債務負担行為が否決されたとき、市とここの事業主の関係についてはどのようなことが予想されますか。 105 ◯黒田交流拡大推進室長 そのあたりの予算の審議については、予算審議を経てからの事業決定であるという旨を募集要項のほうにも記載しております。それまでにかかった各事業者の費用は市は支払わなくて、事業者がみずからの負担で行うというような記載をしております。  以上でございます。 106 ◯五輪清隆委員 そこは大体わかるとさね。もし債務負担行為が通らずにということは、結局、6月の議案含めて難しいわけですね。それが延びたことによって、市とそこの事業者との関係含めて、言うならば、そこまでかなり金をかけて準備していると思いますけれども、もうそこまで言われるとやったら撤退するとか、そういうところが予想されるんじゃないんですか。 107 ◯長瀬文化観光部次長 非常に大きい案件でございますので、判断も非常に慎重にする案件であろうということも私たち想定させていただいております。実際、先ほど黒田室長のほうからご説明させていただいたように、議決を得られない場合のリスクというものについては、ちょっと申しわけないんですけど、民間のほうに寄せさせていただいて、議会の議決の自由度というものは確保させていただいているというところでございます。 108 ◯五輪清隆委員 さっきに戻りますけど、第5回の審査会から公表までのその間に議会に対して説明するということですけど、その中身については当然こういう施設ですよとか、そういう形の中で説明をするということで理解していいんですか。 109 ◯股張文化観光部長 その際の説明につきましては、実際、最終的に選ばれたところの内容、つまり規模だとか内容だとか、例えば外観だとか収支だとかそういったもの含めて詳細に説明するというつもりでおります。内容についてはそこでご説明させていただいて、十分に理解を得ていただくような機会を設けると。機会の設け方につきましては、あるいは説明の方法、協議の方法につきましては、今後検討させていただきたいと思っております。  以上でございます。 110 ◯五輪清隆委員 ほかの委員も多分いろんな質問があろうかと思いますから最後にしますけど、皆さんと議会と市民の皆さんと、今度の交流拠点施設についていろんなことで違う面があるんですよ。特に土地の購入のときでも68億円、これに対して本当に必要なのかということで結構市民の皆様から意見がありました。それにあわせて147億円ですから、トータル215億円っていうお金を本当にそういう建物に使っていいのかという、そういう批判的な意見も多くあります。そういう意味で今後進めるに当たっては、当然、議会もそうですけど、市民の皆さんも関心ない人は関心ないんでしょうけど、やはり多くの方は従来の公会堂とかそういうのとまた違った角度の中で意見が多くありますから、今後いろんな形の中で説明できるものについては議会にも市民の皆さんにもやはりオープンにした形でしていただきたいということで、私はきょうはここで終わります。 111 ◯平野 剛委員 決算審査の中で、わざわざ所管事項調査ということで提案があって持ってこられて、どんな説明をされるのかと思ったら、公表はできません、その公表の理由を述べられただけで、あとは6月議会の資料をつけてきただけで、今まで知ってるような話を上乗せで説明してるだけで、私非常に残念に思いますし、いら立たしく思ってます。  MICEは1回否決をされて、土地を買うときも、MICEにかかわらずっていうちょっと中途半端な文言をつけたのは反省だったのかもしれないですけど、MICEにかかわらずっていうのは、MICEはほとんど抜きですよくらいの意味だったのに、MICEは抜けてないっていう勝手な解釈で、その間3案ありました。でも、結局MICEを中核に決めました。その間、全然議案にならず所管事項調査でずっとここまでやってきて、自分たちもイエスもノーも言えんままここまで来ているんですね。もうちょっとことしとか、何でMICEは必要なんだと、その効果はどうなんだと、このMICEを開催することによって集客がどうのこうのだとか費用がどうのこうのだとかもありましたけど、地元の企業がそういった会議に出席したり聞くことによって、自分の将来にどのように生かして長崎の経済が昔の出島のように発展していくのかだとか、また高級ホテルについても、長崎はこういう状況で何でその高級ホテルが必要なんだと、このことによってどういうことが起こるんだとか議論できたり説明できる機会というのはここ1年で相当数あったかと思うんですけど、ずっとこの行政の手続だけのスケジュールの説明ですよ。数年前に否決したときも、私たちは説明不足という言葉を使っているんですね。市は説明不足だと。今回、皆様方も説明しているような感じで思っているとするならば、どういう説明、何をポイントに議論をしたいのかっていうところのピントがずれていませんか。全く中身の話だとか、MICEが何で必要なんだとか、ホテルが何で必要なんだ、またはその複合施設がどうして必要なんだとか、1年間全然何も議論しとらんとですよ。議会が否決したにもかかわらず、それを説得しようだとか納得してもらおうだとかいう努力は全然してないじゃないですか。全くわからない。三、四年前と全く何も進んでない。説明しているつもりでいるんだったら、もうピントが全然ずれていますよ。これそのまま、また11月下旬に決まりました、12月の所管事項調査でこういう業者に決まりましたって説明しましたと。所管事項調査なので、そこもイエスかノーかを言える立場じゃないですよ。ただ説明をしました。説明したっていうのは、何をこっちが求めているのかって、ちゃんとピント合っていますか。私、再三投げかけていますよ。こういう議論をしたらどうですかと。こういうことを話し合いたいんですって、こういうところはどうなんですかって。何らそういう機会を設けることも説明することもなく、こんなスケジュールだとか行政的な手続の資料ばっかり並べて。こんなの別に参考資料ぐらいの話で、皆さん見ていましたか、皆さん説明しているときの顔つきを。聞きたくもないような顔ですよ。関心も持たないですし。説明の仕方だとか何をポイントに議論すべきだとかいうところを、ちょっと整理したほうが、市長は市長の思いがあると思うんですよ。皆様方はそれを単純に今の立場の役割で、受け売りで事務的な仕事をしているだけですよ。事務屋として。だから中身に思いが全然ない。だから説明ができないんですよ。だから私たちにも伝わらない。  もう、きょうこんなふうになってしまったので、前回を受けて今回はもうちょっと何か説明をするとかなと思っていたんですけど、非常に残念です。次の12月のときにどういう説明をするかちょっとあれなんですけど、ピントをちゃんと合わせてもらえないですかね。 112 ◯長瀬文化観光部次長 ただいまいただいたご指摘というものは、MICEと前言っておりましたけど、その取り組みの中からずっと私たちが皆さんに対して説明が足りなかった分であろうと思います。非常に抽象的な戦略の中で、こういうことをやりたいというような説明一辺倒になって、皆様に具体的な提案ができなかったというのは、非常に私たちの中にも反省点としてございます。そういう中で、昨年11月、私たちが審議をいただいて許可をいただきましたこの検討費も焦点を絞って、的を絞った説明ができるように具体的な事例を募集して、その中から一番いいものを選んで、それをもって個別具体的に終始こういうものを明らかにしながら、そういった形で説明していけるような材料を集めさせていただきましょうと、こういった形で今に至っているのだろうと私たち理解しております。その中にあっては、どうしても行政手続上の問題でなかなかオープンにできなかった部分もあったり、お時間が非常にかかっている部分もあったろうと私たち反省しておりますけれども、今この手続を進めさせていただく中で、先ほども申しましたけれども、11月末くらいには個別具体的な絵とか収支計画そういった内容もきちんとお示しをさせていただきながら、焦点の定まった議論になるように議論を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 113 ◯平野 剛委員 今から11月議会、本番は2月議会なんでしょうけど、数カ月の間にどれだけちゃんとしっかり説明を、私たち含め市民の皆様も納得するような理解できるようなものっていうのをしっかり示していただくように。事務的な手続とかじゃなくて、何で必要なんだというところをちゃんと説明していただければなと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。  1つ気になったのが、別冊1の12ページ、(5)提案の取りやめ等と書いてあります。読むと、「市が公正に選定を執行できないと認められる場合、あるいは競争性が担保されないと認められる場合、市は選定の執行を延期もしくはとりやめることがあります」と。何グループ来ているか明らかにしないですけど、一グループだと競争性の担保なんかそもそもあったのかっていうくらいの。ここにこう書いていて、一グループだったっていう事実が最終的になった場合に、今、一グループであったとしても競争性の担保をするために何か公表できないんだと言っていますけど、結果的に一グループだったら競争性も何もないんですよ。一生懸命先ほど説明していた得点の配分だとか何が何点何点だとか、1個しかないんですから。その場合は、選定の執行を延期もしくは取りやめることがありますって書いているんですよね。ここはどうつじつまを合わせてくるんですか。ま、仮定の話ですから、公表してからでいいです。またもう1回質問しますから。どうせどうも答えられんとでしょうから。ちょっと何か引っかかるなというところもあります。そこら辺も含めて公表と同時に私たちにも説明が来るんでしょうから、しっかりそこら辺も含めて。仮に1グループだった場合に、何でそこなんだというところはより一層の説明責任というのは問われるんですから。そこはしっかり肝に銘じて後日説明をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 114 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  以上で文化観光部の所管事項調査を終了いたします。  以上で本委員会の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、環境経済委員会を散会いたします。           =散会 午後2時43分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成30年1月19日          環境経済委員長 林 広文 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...