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2017-08-28 長崎市:平成29年観光客受入対策特別委員会 本文

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  1. 長崎市議会 2017-08-28
    2017-08-28 長崎市:平成29年観光客受入対策特別委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時58分= ◯武次良治委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから、観光客受入対策特別委員会を開会いたします。  調査に先立ちまして、本委員会の委員でありました板坂博之議員が去る8月8日にお亡くなりになりました。故人に謹んで哀悼の意を表しまして、黙祷を捧げたいと思います。  それでは皆様恐れ入りますが、ご起立願います。          〔黙祷〕 2 ◯武次良治委員長 ありがとうございました。ご着席ください。  それでは、調査に入ります。 〔調査順序について協議を行った結果、「観光客の 消費に係る現状や課題についての民間事業者等と の意見交換」と決定した。また、長崎浜市商店街 振興組合理事長及び長崎インターナショナルホス テルあかりを経営されている、株式会社あかり代 表取締役に参考人として出席を求めることを決定 した。〕 3 ◯武次良治委員長 それでは、参考人の方にご入場いただきますので、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時00分=        〔参考人入室
              =再開 午前10時01分= 4 ◯武次良治委員長 委員会を再開いたします。  私は、観光客受入対策特別委員会の委員長をしております武次良治でございます。  本日は、本委員会へのご出席をお願いいたしましたところ、大変お忙しい中、快くご出席を賜りましたことに、改めて感謝を申し上げます。  本日は、長崎市の観光の現状等に関するご意見をお聞かせいただき、本委員会における調査・検討の参考にさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、参考人から自己紹介をいただきたいと存じます。       〔参考人自己紹介〕 5 ◯武次良治委員長 ありがとうございました。それでは、参考人にご意見を頂戴し、その後、委員から質疑をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。  また、発言に当たっては、委員長の許可を得た上、マイクをご使用いただきますようお願いいたします。それでは、よろしくお願いいたします。  本田様、岸川様の順で各自30分程度ずつお願いいたします。 6 ◯本田参考人 それではまず、私のほうから、事前にお配りしております資料に基づきまして、ご説明いたします。資料につきましては、現在私どもが実施しております観光関連受入事業と、全体をまとめておつくりしました。順にお話をいたします。  まず、2ページ目をおあけくださいませ。アジアクルーズ及び浜振連・銀聯カード取扱高の推移と推計ということで、こちらのほうは平成20年以降、外国人観光客の方々を含めて、どのように推移したかということを観光船の寄港隻数等、こういった形でまとめさせていただきました。ごらんのように平成20年以降大きく伸びておりますのが、国際観光船の寄港というのは、もう皆様ご存じのとおりだと思います。あわせて、この折れ線グラフでいいますと、紫色の浜振連銀聯カード取扱高というのがこういった形で随時、年次でも増加を続けております。特に、銀聯カードの対応をいたしました後、中国人観光客の利用率も非常に上がってきたということもございますし、直近では、韓国の新韓カードに対する対応も加えましたところで、さらに外国人観光客の方々の利用高というのがふえている状況でございます。  私ども浜振連では、外国人観光客のみならず、もともと国内のクレジットカード包括決済を手がけた関係上、その後こういった外国人観光客の方への対応ということで拡大をしてまいりましたけれども、全体で言いますと、クレジットカードの観光客を含めた国内の方々の決済額というのは、年々微減傾向になっております。その中で、外国からの観光客の方々の利用というのはずっとふえ続けているということでございまして、これも基本的な外国人対応というものの施策を実施してきた効果というふうに受けとめております。  次に、3ページ目をお開きくださいませ。略称浜振連についてということで、簡単に、どういう組織なのかということをまとめております。ここにありますように、私ども浜んまち商店街、あるいは地元の浜屋百貨店、そういった大きな大規模店舗を核にいたしまして、商業集積地としては県下最大でございます。古来から長崎市民あるいは観光客の方に親しまれている商店街でございまして、先ほどから申し上げた決済事業立ち上げに関しましては、ここに絵に描いておりますように、浜市、万屋町、鍛冶屋町、観光通り、電車通りという5つの振興組合、組織がございますけれども、こちらが連合いたしまして浜振連というものを組織し、クレジット包括決済の実施等をやってまいりました。あわせて油屋町は任意の団体でございますが、もともとございました浜んまち6商会というくくりの中で種々の催事等、連携して一緒に行っていただいております。  図の下のほうに進捗を簡単にまとめております。浜振連事業としては2001年にクレジット包括決済事業を立ち上げました。2005年とむ~で.com、それから2006年に浜んまち.com。こちらの、とむ~でというのは、共通駐車券事業でございます。こちらのほうは中央地区商店街連合会という別の組織がございますけれども、市内、まちなかの、当初発足時点では15の商店街が連携をして、共通駐車券事業ということで発足をいたしました。それから浜んまち.comというのは、浜んまちのさまざまな情報をネット情報として常時発信をしていこうということで、ホームページの開設等をやった事業でございます。2008年には第2期のシステムといたしまして、先ほど申し上げました銀聯の対応、それから電子マネーの導入、そういったものを対応しております。2009年には中国人観光客の受入開始ということで、正式に外国人対応ということでの受け入れのシステムをスタートさせたというのがこの年でございます。  過去、ご承知のように2012年から上海航路の復活ということでオーシャンローズの就航等がございましたけれども、これに先駆けて県、市からの強い要望もありまして、私どもとしては外国人対応の施策ということで、こういったクレジット包括決済の中に外国人対応ということを入れていこうということで準備をしたところでございました。2011年には決済事業を佐世保市にも広げまして、佐世保市との協力の中で連携を開始をいたしました。端末の配置というのも始まっております。それから2012年には、浜んまち基礎調査事業ということで、市の補助金をいただいた調査事業を行いました。こちらのほうは、現在やっております再開発事業に関連しての基礎的な建物の構造、それから利用度、それぞれのオーナーの実情、そういったものをできるだけ細かに調べて実地のデータとしていこうということで、基礎調査事業を実施しております。  次のページでございます。浜振連と長崎市中央地区商店街の事業連携についてということで、先ほどから申し上げました浜んまち6商会を中心とした浜振連、それに共通駐車券事業をやっております中央地区商店街連合会、こちらのほうには、加盟はこちらにありますように、現在、中通りから広馬場までのまちなかの各商店街が所属をして、協力をしております。共通駐車券事業に関しましては、現在、長崎市内の中心部の駐車場に加盟をしていただき、その駐車場の料金を幾分安くで商店街に仕入れさせていただいて、お客様にお買上げに応じた30分無料の駐車券を配付し、それを利用していただくというシステムでございます。他の商業施設と比べますと、それでもまだ、なぜ無料にならないのかというようなお声も聞くところではございますけれども、現状といたしまして、私ども商店街としては、少なくとも30分無料になるような、そういったものをやりながら、今後駐車券事業に関しましては新たなニーズにどう応えるかということも考えていきながらの改良改善を図っていきたいと考えております。また、2006年に携帯電話での駐車場の案内、満車空車検索システムの「とむ~で.com」というものを立ち上げましたけれども、こういったことを評価をいただいて、経済産業省のがんばる商店街77選にもご推薦をいただいておるところでございます。  次のページでございます。5ページ目でございますが、こういった事業に関しましては、別途私ども商店街で独自に長崎サービスアンドディベロップメンツ略称NSDと呼んでおりますけれども、こういった法人組織を開設いたしました。これは今ご説明したような包括決済システムあるいは駐車券事業、そういったものを業務委託をしまして基本的にはそういった商店街の事業として立ち上げたものですけれども、それをさらに広げて市、県内の地域の活性化に寄与するべく、さまざまな事業を今後展開していけるような、自由度の高い法人組織というものは必要であろうということで、この会社を立ち上げたところでございます。浜振連と連携をいたしまして、決済事業とかとむ~で.comの、あるいはインバウンド関連の事業を企画運営をしております。今後のこのNSDの企画の中には、医療ツーリズムとか老舗邸宅への宿泊、あるいは長崎でのFIT定着を企画立案中でございます。これはまだ企画の段階でございますけれども、今後インバウンドに対する施策等もより強化をしていく必要があるだろうということで、NSDにおいての企画を今やっているところでございます。  次のページをごらんください。浜んまち商店街の課題と解決策としてまとめております。これまで種々の事業を展開してまいりましたけれども、やはり課題、あるいはまだクリアできないいろんな問題もございます。そういった大きなポイントとして、ここに3点上げさせていただきました。  まず1点目は、長崎駅と浜んまちの中間地点である岬の先端に位置しておりました長崎県庁あるいは県警本部、そういったものが今回移転をいたしました。本年度中には完全に移転が終了すると聞いておりますけれども、そういった移転に伴うさまざまな商業の変化、そういったものが私ども中心部の商店街としては非常に危惧するところでございます。ここにありますように、一説、昼間人口4,000人というものが、現在の県庁から駅の周辺に移動するということになりますと、商業としても、あるいはさまざまな交流に関しましても、マイナスの面が出てきはしないかということで危惧をしておるところでございます。また、新幹線の開通に連動いたしまして、長崎駅のリニューアル、そしてアミュプラザ等の大規模商業施設のさらなる増床が予定されていると聞いております。隣接地にMICE施設の建設も予定をされている。こういった中で、私ども中心部にとっては、これまでの中心部たる役割がともすると駅の周辺に移動し、市の中心としての役割が弱っていくのではないかということも、1つの危惧のもとになっております。また、浜町商店街において各店舗は地元のお客様のみならず、観光客を含めたサービスの改善に努力をしてまいりました。しかしながら、まだまだ商店街としての魅力の創出、あるいはこれからふえるであろう外国人の方々に対するこまめな対応というものに関しては、まだまだ足りないところがあると自覚をしております。そういった努力をしながら、最終的には私どもとしては稼ぐまち、稼ぐ店。まちが栄えるということは、イコール地元の方々が幸せになるということでございますが、その幸せになる要因として、今お話したような種々の事業を中心とした、まちで稼いだものをいかに再投資に向けていくかというような発想も、今後商店街やまちなかに必要になってくるという感覚を持っております。そういった中で、現在計画として立ち上げております再開発計画に関しても、この右側にありますような、安心して働けるまちであるかどうか、安心して住めるまちであるかどうか。そういったまちの実現をすることによって商店街も栄える、消費も拡大する、税収も上がるというような、そういったものを目的とした再開発計画でありたいということで、現在進めているところでございます。  7ページ目をごらんください。今申し上げた「稼ぐ商店街・稼ぐ店・安心して働ける街」へのプロセスでございますが、現在、本年度、経済産業省のほうへの申請を行っております調査事業を実施し、それをもとにさまざまなデータを分析をした上で、これから必要なまちとはどういうものなのかということをきちんと据えた上で、新しい商店街づくりということに向かいたいと考えております。ここにありますように、先般の平成23年度に行いました基礎調査事業においても、調査範囲として、商店街の全体の範囲として9ヘクタールという大きなエリアでございます。この中で、土地が899、建物577と事業者1,295と、圧倒的に大規模な商業施設と見ていい地域でございます。ここをいかに市の中心部としてさらにレベルアップしていくかということは私ども商業者のみならず、地域の住民の方、市民の方、あるいは長崎市の行政の方々も含めた協力の中で、引き続き中心部であるべく努力をしていく必要があるのではないかと考えております。今回行います調査事業をもって、ここにありますような分析を行いたいと思います。インバウンド向けWi-Fiの整備の導入であるとか、あるいは商店街のホームページリニューアル、それから共通駐車券等のサービスのリニューアル商店街決済サービスリニューアル。これは今までやってきたものが今までどおりでいつまで継続するかということが、さまざまな問題もございます。これをリニューアルしながら、長期継続的に実施をしていくということを考えております。あわせて、新しいまちとしての必須条件でございます子育て、高齢者支援介護施設等、誘致運営をどうするか。これは、まちづくり会社の運営等の研究も含めて、これから始めていきたいと思っております。また、商店街事務機能の効率化と強化ということも、再三申し上げる再開発計画においても、これまでの商店街としての商店街事業の運営だけでは全く力が足りません。新しい組織としてのこういった事務局機能の強化、あるいはまちづくり会社の設置等、新たな方法を開拓しながら実施をしていく必要があろうかと思っております。  以上が商店街の現状についてのご説明でございますが、最後のページ、8ページには決済事業について、参考として資料をつけております。こういった決済事業の効果というものもご承知おきいただければと思っております。右下にちょっと書いておりますけれども、この決済事業というのを簡単に言いますと、これまで個別に各お店が信販会社と契約をして手数料率を払っていたわけですけれども、これを商店街が一括して、これが包括決済ということですけれども、一括して面倒を見ることによって、各信販会社と統一した手数料率を再交渉して安くするということをやったわけでございます。結果といたしまして、この右側に書いておりますような既存の手数料から、改めて包括契約をした手数料がこれだけ安くなったと。その安くなった分を加盟店の経費の削減であるとか、商店街の事業の運営費であるとか、あるいは新しいシステムに対する設備投資であるとかいうことに振り向けられるようになったということでございます。地元への資金の還流、先ほどちょっと申し上げました、地元で稼いだお金を地元に再投資するというようなことを、いかにシステム化していくかということ。それから、そういったものをすることによって、商店街や地元の生活がレベルアップしていくということにつなげたいという考え方でございます。下のブルーの四角の中に書いておりますように、年間取扱高が約40億円ございます。これが、平均の削減率が0.5%といたしますと、これまで15年間やってきた結果として3億円の手数料の削減に当たるのではないかと。また、小売業の経常利益率2%から5%と前提に置いた場合、60億円から100億円の売上の創出と同じだけのインパクトがあったんではないかというふうに、現状までの状況を評価をいたしております。  以上が、商店街の状況に関するご説明でございました。 7 ◯岸川参考人 まず、今回お招きいただきまして、ありがとうございます。今回このお話をお引き受けするに当たって、いろいろと長崎市の問題と私たちの運営する会社の問題と共通する問題が多々あるなということで、そういったことも含めて共通の課題として受けとめて、これを考えること自体が自分たちのビジネスの突破口にもなるんじゃないかという思いでお受けさせていただきました。  簡単に私の自己紹介からさせていただきたいと思います。諫早市の出身でして、高校を出た後、長崎を出まして大学に行きました。大学の在学中に中国であったり、東南アジアであったり、中南米、そういった所をバスで旅行したりとか、そういうような経験をしまして、長崎のことをそういったときに外から見て、思い浮かべておりました。そういった外に行けば行くほど、長崎のことがやはり見えてくるという気持ちが強まりまして、長崎の歴史、ほかの国に比べてもすごくおもしろい、ユニークな歴史、特異な歴史だなということをすごく感じまして、海外の方、特に中南米の方もそうなんですけれども、長崎のことを全く知らない。日本がどこにあるかも知らない。私のことを見て、チナ、チナというふうに呼んだりするわけなんですけれども、大体あの辺の人だろうというようなぐらいの認識でしかない。そういった状況とかも見たりして、ぜひこういった人たちには日本に来る機会を持ってもらいたいなとか、そういうのを自然と感じるようになりました。海外を旅行していると、そういった宿泊施設というのも安価なものも多々ありますし、交通手段というのもバスであったり、いろんな手段があったりして、非常に旅行しやすかった。発展途上国であっても、そういったバスであったり、駅前には宿があったり、当時見ていたラフガイドとかいう情報紙があったんですけれども、そういった情報が非常にまとまっていて、1人で旅しても旅行ができる環境というのが備わっていた。それを日本でもできたらいいなというのがありまして、長崎で将来、どこかでやれたらいいなという思いを強く持っておりました。東京、香港と、私は海運業界におりまして、そちらで7年勤めておりまして、そういった事業をしながら、長崎にいつの日か帰ってきて事業を起こせたらいいなという思いを温めておりまして。ようやく10年前に長崎に開業するに至りました。現在は、2008年にインターナショナルホステルあかりというものを開設しまして、今10年ですね。2013年に西坂町、駅前のほうなんですけれども、そちらにカフェとゲストハウスというのを併用した小さな施設なんですけれども、そちらを開業いたしまして、運営会社である株式会社としては今現在10期目ということになります。運営のほうは夫婦2人と社員で、合計5名でやっております。アルバイトさんとスタッフが大体三、四名ぐらい入れかわりながらこの2つの施設を運営しているところであります。  今回こういうインバウンドのお話をすることになるんですけれども。まず、言葉の前提というか、インバウンドって何だろうとか、観光産業っていうものとか、それのデータとか、その辺の前提というのをお話してからのほうがいいかなと思っております。  アウトバウンドは日本から海外へ向かう方の人の流れと。インバウンドは外から中に入って来る、日本を訪れるビジターさんを受け入れる際に必要な産業全般ということを言うのかなと理解しております。観光産業というものの理解なんですけれども、観光というのはすごい裾野の広い産業だなという理解ですね。交通であったり、宿泊、飲食も含めてモノの消費だとか、あわせてコト消費といわれていますけれども、そういった体験をするような消費、そういったことも含まれているんじゃないかなと思います。地方創生の起爆剤として、裾野の広い産業、そういった理解でお話を進めたいと思います。今回いろいろデータ的なものというか、そちらもお話したいとは思うんですけれども、何せ私たちの商売の中で、スモールビジネスの中で得た情報になるので、そこの前提はお含みおきいただきたいなと思っております。現在、メディア等々でインバウンドの話って毎日出てくると思うんですけれども、ある種ちょっとブーム過熱気味なのかなという気もしておりまして、その辺はデータというものが存在するのかということを頭に置きながらお話を進めていったほうがいいのかなと思っております。日本に来る訪日外国人の数というのは、入管数というところでわかるかと思うんですけれども、実際に個人の旅行者さんが日本国内でどういった動きをして、どういうふうに回っているのか。長崎に一体何人入ってきているのかっていうデータというのは、正確にはないと思います。今、市の方にもどうやってこのデータを出しているんですかっていうのを聞いたんですけれども。あくまでも、協力宿泊施設の方に聞いた数字から推察するものであるというふうに伺っておりまして。どうしても私はデータというものをどういうふうに見るかというところが、今後の方針を決めていくに当たって非常に重要なところではないかなと思っております。  早速ですけれども、本題に入っていきたいと思うんですが、お配りしている資料、ちょっと簡単にまとめたもので大変申しわけないんですけれども。大体ゲストハウスとか、ホステルとかいう低価格帯の宿泊施設の概要というところを1番目にお話して、次に長崎のインバウンド宿泊マーケットというのは、今どうなっているのか。私たちのあかりという会社の状況と、外のマーケットの状況、そちらをご説明したいと思います。3番目にインバウンド誘致の今後の課題、どういった課題があるのかなというようなことを私たちなりに考えてみました。最後に、民間のこういうインバウンド事業者として、今後どうやって取り組んでいきたいかということと、行政に対し、どういうふうなことに希望があるのかというようなことを簡単にまとめさせていただいております。  1番目からご説明したいと思います。低価格帯の宿泊施設の概要のほう、ゲストハウスとかホステルとかいわれている形態になるんですけれども。価格帯から言いますと、高級層、いろんなホテルとかありますけれども、3万円とか5万円とかですね。ザ・リッツ・カールトンだったり、フォーシーズンズだったり、そういった高級顧客層というところもありますし、シティホテルとかビジネスホテル観光旅館というような1万円前後、1泊2食つきの中間層のホテルですね。そういった所もあるかと思います。私たちが今言っている低価格帯の宿泊施設というのが、1泊お1人5,000円以下ぐらいのところを想定してお話しております。実際、私たちのホステルゲストハウスっていうところの特徴というのを、宿泊業界の中でどの位置にあるかということを踏まえながらご説明していきたいと思います。サービスの特徴としては、エコノミー。宿泊施設等の利用料が安いということ。1泊平均しますと、私どもの平均価格が2,700円ぐらいっていうことになっております。次にサービスがセルフサービスであったり、シェアスタイルであったりということが大きな特徴です。セルフというのは、例えば海外のホステルというところもそうなんですけれども、受付しますと、シーツを2枚と枕カバーを1枚渡して、はいどうぞ。お部屋に、好きなベッドとってくださいというようなスタイルであったり、洗濯機が置いてあったりして、お洗濯が自分でできるコインランドリーがあったりしてできるとかですね。食事とかもついてなくて、キッチンが置いてあって、そちらで自分でいろいろ料理していただいたり、みんなで食べてもらったりできるっていうような状況。リビングルーム、こういうのがあったり、シェアキッチンがあったり、トイレやシャワーなんていうのが共有だったりする。こういったセルフスタイル、シェアスタイルというのが大きな特徴かと思います。コミュニケーションのほう、こちらホステルとかゲストハウス、いろんなタイプがあるんですけれども、私どもはインターナショナルホステルっていうふうに銘打ってまして、外国の方を主のターゲットとしてまして、7割ぐらいが今、外国の方になっています。第2外国語が英語という国の方ももちろんいらっしゃるんですけれども、私たちもそんなにたくさんしゃべれるわけではないので、英語というのを核にさせてもらっています。韓国の方だったりとか、アジアの方とか、特に今、日本人と同じで第2外国語言語同士英語で話すんですけれども、コミュニケーションを相互にすることもあるんですけれども、英語というのを核にさせてもらっています。  こういう施設を大体全国見回してみてもいろんな規模があるんですけれども、収容規模が家族経営で5人ぐらいの所もあったりしますし、都市部ですと100人を超えたり、200人とか。多いところですと200ベッドぐらいっていうのが1施設にあるような施設もあったりします。こういった小さい施設が多いので、個人経営者とか家族経営者の方が多くて、オーナーの方の個性がすごい施設に反映されているっていうのが一般状況です。今、2011年の東日本大震災以降、いろんな方のライフスタイルが変わってきたというようなこともあったり、シェアビジネスというようなことがすごくふえてきていて、ゲストハウスとかホステルとか、こういう施設を自分たちでやりたいというような方がすごくふえておりまして、2011年以降爆発的に今、数がふえておりまして、業態というのもすごくふえて変わってきております。例えばカフェが併設されていたり、バーが併設されていたり、宿泊機能に加えて地元の方と交流できるスペースというのが付設したような施設というのがすごく多いんです。以前は、東京、京都、大阪というところがインバウンドの中心地だったと思うんですけれども、私どもが開業しました2008年以降、そのころから広島であったり、福岡、別府、そういった地域にまで拡大してきておりまして、現在では長崎でも福江だとか、壱岐だとか、唐津だとか、そういった中核都市、今まで観光都市と言われてこなかったような都市ですとか、15万人規模ぐらいの都市っていうところでもこういったビジネスが展開されるようになってきております。  特徴をわかっていただくのに、ホテルとの違いを述べるといいかなと思って考えてみました。ホテルなんかは、よりプライベートを重視するということもあって、宿泊されてる方同士が知り合うとか、出会うとかということは全くないかと思うんですけれども、私どものゲストハウスとかホステルという場所は、シェア空間なので、ゲスト同士の距離が非常に近いということもあって、コミュニケーションが非常に密です。出会った方が、リビングで出会ってその場で仲よくなって、すぐ食事に出かけるというようなことが日常茶飯事なんですけれども、そういったことが逆に言うとこういった宿泊施設の魅力の1つなのではないかなと思います。ホテルはどうしてもロビーなんかでほかの方と出会って声をかけるとなると、ちょっとおかしなというか、不審者というか、そういった感じがするかもしれないんですけれども、逆に言うとこういったホステルっていうのは、そういったことは自然と距離感が近くてできてしまう、コミュニケーションの場としても存在しておりまして、そういったことが魅力の1つなのかなと思っております。こういったビジネスのビジネスモデル、どうやってもうけて、どうやって回収していくのかというようなことを簡単にご説明させてもらえたらなと思っております。  建物は新築ではないことが多いです。既存の建物、ストックというものを改築したりとか、元旅館だった所とかホテルだった所を改築したり。私どもあかりもホテルだった所を改築して使っているんですけれども。そういったところが、まずベースですね。部屋を共有したりとか、先ほどシェアというふうな言葉をお出ししたんですけれども、食事やランドリーサービスとか、ベッドメイクとか、お客さんにセルフでサービスしてもらう。そこを委ねることで、運営のコストを最小化するということですね。そういったこともあって、価格帯を2,000円、3,000円台という設定をさせてもらえる。逆に言うと、価格が安いので利益の幅も非常に薄くて、薄利多売でないと成立しにくい業態かなと思います。オペレーションのコストも最小化して、薄利多売ということを前提としたビジネスモデルかなというふうに考えております。  一方で、既存の建物とかの改築ということを前提としてたりするので、どうしても建築基準法であったり、消防法とか、その辺の用途の変更の問題とかがあって、非常にハードルが高い。逆にそこは、その対応によっては初期の投資が非常に大きくなって、後々の費用負担に大きくなってしまうということもあります。で、なかなかそういった許可のところに至るまでというのがハードルが高いために、無許可でやってしまったりだとか、今問題になっている民泊問題だったりとか、違法な民泊問題だったり、アンダーグラウンド化するというか、そういった状況も生まれてくる原因というのは、そういったところにあるのかなとも思っております。  次に、次のページのインバウンドマーケットの状況ということで、内側の状況、私たち施設の状況、どういうことか、どうなっているかということと、長崎の宿泊マーケットがどうなっているか、長崎のベッドは足りているのかという副題をつけさせていただいたんですけれども。結論から言うと、私たちの経営状況というか、ベッドの稼働状況というところから、年間稼働というところから見ると、結論からすると十分に足りているんじゃないかと実は思っております。もちろん私どもの経営の問題でもあるかもしれないんですけれども、そういった結論を実は持っておりまして。内容をちょっと説明させてもらいたいと思います。  2008年に開業させていただいたんですけれども、その当時はこういった安価で、英語対応できる旅行者のベースという宿泊施設が長崎にはありませんでした。その当時、私は東京のほうの同業の施設の立ち上げをやっておりまして、東京のマーケットというものをそちらで見ておったんですけれども、東京から長崎まで行って帰ってきたお客さんとかに、長崎どこに泊まったというふうなことをよく聞いておりました。その当時はカプセルホテルだったりとか、インターネットカフェに泊まったと。価格的にそこが合うからと。ホテルはもちろんあるんですけれども、長く旅行するに当たってやはり価格を抑えたいということで、そういうところに泊まっていたということで、その当時は長崎にもこういったスタイルのホテルがなかったということですね。立ち上げ当初、私たちが非常に気にかけていたことは、他のホテルだとか、観光旅館だとかの邪魔をしないということですね。とり合いを絶対しない。今まで関東や関西から足が伸びてなかった外国人をターゲットにしたり、若者というところをターゲットにしたりして、邪魔をしないということを大事な方針といたしました。同時にお客の奪い合いがないようにすることと、自分たちだけがいい思いをするということではなくて、ただあかりという施設を拠点に食事だったり、観光だったり、お買い物だったり、サイクリングだったり、そういった、まち全体を回遊してもらいたいなという思いを持っていました。お互いさまの精神といいますか、そういったことで面としてお迎えするというか。まちとしてお迎えするというような視点がおもしろいであろうし、お客さんにとってもチョイスができて楽しいんじゃないかというようなことをサービスの前提としております。残念ながら、昨今ではすごいいろんな大型の資本だとかも入ってきまして、カプセルホテルだとか、こういった安価なホテルというものが多々できておりまして、供給がちょっと過剰な状態になっているかなという気がしております。で、その辺でマーケットのパイの争奪みたいなことが起こっているのじゃないかなと。で、現に、価格の維持というのが非常に難しくなってまして、さらに値下げしないと埋めきれないというような状況が実は続いている現状です。  ちょっとここからは一般状況というか、データ的なことになってくるんですけれども。どこの国の方が多く宿泊しますかということで、私ども小さい組織であるんですけれども、データというのを非常に大事にしていまして、データをしっかりとっていこうというような活動を続けています。ここ1年のデータというのをとりまして、国ごとというのをちょっととったりしているんですけれども。もう大体ですけれども、韓国の伸びがすごいですね。全体で言いますと、日本人の方が大体3割から4割ですね。それ以外を外国の方で占める。7割から6割というところを外国の方で占めるような方針でお客様を受け入れています。ヨーロッパの方が外国人の中で4割から半分。アジアの方が5割から6割というような状況になっています。その中でも、アジアの方の中でも韓国の方は非常に多いなという気がしております。  次に、何泊滞在されるのか。これ非常に私たちも重要なところで、もちろん1泊より2泊のほうがよくて、2泊よりも1週間滞在してくれるお客さんがもちろんありがたいんですけれども。平均をようやくとることができまして、できたてのデータなんですけれども、1.7泊というのが平均として出ました。大きく分けますと、アジアの方が1泊、日本の方が1.5泊、ヨーロッパ・欧米の方が2泊っていう大きな目安として、私どもでは分析しております。  次に、どんな単位で旅行する方が多いですかということなんですけれども。先ほど言ったドミトリーという2段ベッドがあるようなお部屋ですね。そういったお部屋があったりするので、1人の方というのが非常に多いです。で、2人旅の方、カップルや友人同士、グループの方や家族の方というところが主な状況です。問い合わせのほうは、こういった施設の特徴としてはやはり、1人旅の方を阻害しないということだと思うんですけれども。1人旅の方が来て楽しく過ごしていただける。そこで友だちができて、そこから一緒に長崎のまちなかを回ってもらえるような環境とういうのがあって、そこが大きな特徴ではないかなと思います。あとは、団体様をお受けしないというような方針も持っております。団体様がいらっしゃると、小人数で来たお客さまが小さくなってしまうということで、寂しい思いを逆にしてしまうので、団体様はありがたいですけれども、貸し切りにさせてもらったりとかですね。そういった方針でお受けするようにしております。  次に、情報のソースなんですけれども。どうやって予約してこられるのかとか、どういった情報を見て長崎に来たり、私どものホテルを予約してくれるのかということなんですけれども。以前は、ロンリープラネットや、ラフガイドというような旅行ガイドだったり、そういったことで宿泊の予約を事前にはせずに、来てから決めるというようなスタイルが多かったんですけれども、現在は完全にネット化しております。トリップアドバイザーだったりとか、宿泊予約サイトだったりとかいうところを事前に見ておられまして、宿泊予約サイトで事前に予約するというような動きが多いです。でも、事前に予約するにはするんですけれども、当日に予約するとか前日に予約するとか、そういったような動きが非常にふえていまして、その辺もちょっと今後の、私たちどういうふうに対応していくか課題の1つとして考えております。  集客の方法なんですけれども。集客のほうはどうやってやっているかというと、宿泊予約サイトというところですね。海外のお客さんに強い宿泊予約サイトだったり、日本のお客さんに強い予約サイト、また両方に強い宿泊予約サイトというのがありまして、じゃらんであったり、楽天トラベルだったり、Booking.comという会社であったり、そういったいろんな会社がありますけれども、そういったところに委ねております。もちろん、コミッションというのがやはり発生しますので、そのコミッションというのが10%から15%の間ということになります。私どもは、そこはもう広告費として見て、しようがないということで、広告をそういった宿泊予約サイトに委ねるというような方法をとっております。もちろん、そこにコミッションというのが発生しないような直接予約、自分たちのホームページだったり、電話だったり、そういった予約というのを非常に大事にしてまして、そちらの直接予約がよりふえるような運営というのをできたらいいなとは思っております。  また、繁忙期や閑散期はありますかということなんですけれども。これは実際、すごくあります。長崎でいうと、一番盛り上がっている季節というと3月、4月、5月、8月、9月、10月とランタンという感じになります。閑散は1月、2月、6月、7月も余りよくなくて、11、12月っていう月になります。1月、2月とかっていうところのランタン期間中は別になります。お客さんのほうも海外の若い方が多いので、どうしても学生の方もいらっしゃいます。夏休みというのがありますので、その辺は日本の方とすごく似通うところがあるなということと、あとは、日本に住んでいる外国人の方というところもターゲットになってくるので、案外、日本の祝日とか休日というところにお客様がふえるという状況もございます。  外国のお客様を相手にしていいことは、お休みが土日に重ならないというところで、旅行者の方は3週間だとか2週間だとか長期でやってこられてる方が多いので、平日も埋めてもらえるというところが非常にいいところではないかなと思います。  次に、あかりの平均稼働率はどれぐらいですかと、これは私どものちょっと成績表を発表するようで、余りしたくはないんですけれども。状況を知っていただくのに、リアルに知ってもらったほうがいいのではないかなと思って、ちょっと発表させてもらいます。2008年オープン当初で35%ですね。で、年々10%から15%ぐらいちょっとずつ伸びていって、2010年に6割5分ぐらいになってきたんですけれども、2011年、東日本大震災と原発事故の影響で落ちました。がたっと落ちまして、振り出しに戻って、35%ぐらいになりました。そして、翌年からまたやり直しということで、徐々にやってきまして。この業界は70%を超えると大成功というふうに実は言われておりまして。ほかの宿泊施設もそうかもしれないんですけれども、70%を超えてくると新施設を用意しようといわれているようなラインになってくると言われています。70%を超えたっていう年が2年ぐらいしか実は10年間でなくて、そうこういっているうちにまた熊本の大震災が起こったりとか、ことしは北部九州豪雨というのも実は影響をすごく受けておりまして。ことしの予想で大体6割ぐらいを目指しております。なぜ、東日本とか遠いところなのに影響を受けるのかっていうとこなんですけれども、ここが非常にインバウンドの受け入れをするに当たって盲点ではないかなと思ったんですけれども。東日本大震災、遠いんですけれども、ほかの外国から見て日本は小さい島でしかないと。あっちが揺れていれば、こっちも揺れているというふうな見方を必ずされるんですね。逆を考えてみても、そうかと思うんですけれども。私どもは、例えばニュージーランドで同じ年に大震災が起きましたけれど、その年に向かう方はいらっしゃらないと思うんです。イタリアでどっかで揺れているとなったりすると、あえて今はイタリアはやめておこうとかですね。バルセロナもそうですけれども。テロが起こりましたけれども、そういったことが起こってくると、ちょっとスペイン旅行を控えようかなというのは、当然の流れかなとは思います。なので、インバウンドを受け入れるリスクというところになるんですけれども、そういったところというのは意外な盲点かなと思っております  長くて申しわけないです。あと、長崎、どこを観光するのですかっていうようなことなんですけれども。この辺もすごく難しいところなんですが。欧米の方は王道の所っていうのと、穴場っていうところと、すごく二極化してるなと感じます。王道の所をすごく回るんですけれども、一番最初に平和公園に行かれる方、すごく多いです。で、原爆資料館、グラバー園、出島、軍艦島、中華街、思案橋、夜景っていうところが普通なんですけれども。まち歩きだったり、お散歩だったり、ちょっと山登りしたいわとか、公園で昼寝したいわとか、読書したいわとか、そういった方もいらっしゃったり。ビーチに行きたいわという方もいらっしゃいます。おもしろいところですと、小長井のフルーツのバス停を見たいみたいな方とかもいらっしゃって、これは多分アーティスティックな目で見られているんだと思うんですけれども。恐らく直島とかの、草間彌生さんのああいうふうなオブジェとか、ああいうふうな感覚でまちを見ていらっしゃるのかなという気がします。そういった非常に多様な視点でまちを見ていらっしゃるところが特徴かなと思っています。逆に言うと、お土産とか、個人のお土産はいらないわとか、旅行に来てまで教会は見たくないという欧米の方とか、広島でもう原爆のことは勉強したんで、長崎ではもうちょっと見たくないなという方もいたりとか。中華街も世界中にあるから、中華街はもういいわとか。その辺というのは非常に多様化しているので、一概に説明することができないですけれども、非常に多様化して、自由に旅行されているという感覚を受けております。アジア各国の方も案外、韓国の方もそうなんですけれども、ブロガーとかガイドさんのガイドがあるもの、それをフォローして行くっていうような動きが非常に強くて、旅行の全日程をそのブロガーさんのとおりに追いかけていくというような旅行とか、そういったことをされる方が非常に多いと思います。国によってほんと状況が違うので、そこもおもしろいところかなと思うんですけれども。受け入れ側にも国によってその対応を変えるとか、おすすめを変えるとかっていうようなことが今後必要になってくるのではないかなと思います。  次に、食についてなんですけれども。食についても、ローカルのお店に行きたいという声が非常に多いです。これはちょっと私たちもできてないんですけれども、長崎独自のものというのは、やはりできるだけ勧めていきたいなということで、いろんなことをお勧めしたいなと思っています。  続いては、私どものあかり独自の取り組みということで、何かそういったことがないかということだったんですけれども。どういったことをやっているかとか、喜んでもらえるかということで、私たち自身で考えたことは、インフォメーションを大事にしようっていうことで、非常に力を入れております。これは、今ちょっとお配りさせていただいたマップにちらっとつけているんですけれども。右端に、こういうちゃんぽんというカードがあるんですけれども。これは、私ども営業を始めたころに気づいた、これも盲点だったんですけれども。お客さんに、長崎、何か食べたいものあると言われたので、ちゃんぽんどうですかみたいなことでお勧めして、どこでも食べれるよっていうふうに送り出したんですけれども、西洋の方で漢字もひらがなも実はわからないという状況で。お店のほうも、ちゃんぽんってわざわざCHAMPONなんて表示をしている所はほぼないと思うんですよね。私はそれはいいと思うんですけれども、お店を探せなかったって言ってお客さん帰ってきちゃったんですね。そして、これはちょっと実は盲点だなと思いまして。私どもが同じように韓国であったり、ハングルで書かれた看板があったりとか。タイに行ったりして、看板書かれていても何の店かすらやはりわからないという状況があるなというのを非常に感じました。こういったちょっとお客さんに日本語の解説というか、これを持って行って、この文字を探してくれというようなことで。ちゃんぽんということでお客さんが見て、字面を探すというふうなカードを用意するようにしました。で、いろいろちょっと用意しているんですけれども、トルコライスであったり、ミルクセーキであったり、カステラであったり、そういったカードを受付のところにずっと張って、お客さんに自由にとっていってもらって探してもらえるような工夫というのをするようにしています。あとは、ベジタリアンの方とかもいらっしゃるんですけれども、わざわざベジタリアンの店というのも本当に少ないので、紹介が余りできない。逆に市場で野菜買ってきて自分でつくったらどう、みたいな感じでキッチンでつくってもらう。より地元のものも楽しめるし、ローカルな市場の雰囲気も楽しめるしおもしろいんじゃないというようなことで、そういったインフォメーションをするようにしております。  今、お配りしているマップのほうは、トラベラーズマップっていうふうに称してやっているんですけれども、浜んまち商店街と出島のところまでと寺町、諏訪神社までカバーするようなマップになっているんですけれども。マップが、すごい長崎の規模がちょうどいいというか、こういった宿の周りにこれだけある、まとめやすいまちって余りないなと思うぐらい、すごくいい規模のまちだな、コンパクトなまちだなと思うんですけれども。その中でできる限り観光の要素と、観光以外の楽しみというのを知ってもらえるようなマップというのをつくってやっています。そして、こちらは2,000部ずつぐらい刷って、随時更新するようにしているんですけれども。相当なエネルギーが必要なんですけれども、ここにはものすごく力を入れてやっています。お客さんは本当に小さい情報を、例えば利華園のおまんじゅう1個80円ていうのが小さい字で書いていたりするんですけれども。それをほんとに買ってきて食べられるんですね。リビングで食べたりされているので、それを見るとすごい励みになるというか、うれしくてしようがなくなるので、そのマニアックな情報であったりとか、そういう細かい情報というところをご紹介して、まちを楽しんでもらいたいなという思いでこういうマップをつくっています。  あとは、ショートウオーク・ウイズながさきウオーカーズという企画を実はやっておりまして。こちらはまち歩き、さるくのような感じでもあるんですけれども、私立さるくみたいな感じでやっております。長崎の方もほんとは、外国人の方と知り合いたいということでいろいろと勉強している方も多々いらっしゃいますし、しゃべれる方もたくさんいらっしゃるんですけれども、出会う機会がないということで。なかなかバーとかで出会ってもやはりちょっと危険が伴うとか、怖いということで、私どものような施設が間に入ることで、信用できるお客さんを信用できる長崎の方にご紹介するというようなことで、一緒に歩いてもらう企画というのをやっております。この企画、観光ガイドではなくて、お散歩を一緒にしてもらって、一緒に歩いてもらう。それだけですごく仲よくなるんですけれども。風頭山にちょっと歩いて帰ってきました。で、余りしゃべれなくても一緒に時間を共有するとか、体験をすると、すごく仲よくなって帰ってくる。それでわからないことがあっても構わないというふうに送り出しておりまして、わからないことがあるほど逆におもしろいじゃないか、後々メールアドレスでも交換して、調べて交流して、こういうことがあったよということでお話できればいいじゃない、コミュニケーションのきっかけになっていいじゃないということで、そういったことも大事にしていまして、この企画も開設当初からやってまして、10年の企画になっています。これは細く長くやっていきたいと思って続けている活動の1つです。  あと1つ力を入れていることは、先ほどのデータとりですね。お客さんが実際にどうやって長崎に入ってきて、何泊して、トータルの旅行期間が何泊なのかとか、そういった情報を密にとるようにしております。この情報というのはどこのデータにもないので、ぜひ自分たちでとりたいなと思って一生懸命やっていることの1つです。データから見えることも多々あるので、ここを大事にしていきたいなと思っています。  あとは、外の状況ですね。一般状況として、訪日する外国の方がどんな状況かということで、日本へのゲートというか、ハブ空港はどこかということなんですけれども。日本でいうと、もう圧倒的に東京と関西なんですね。で、福岡のほうはアジア直行便が幾つかふえてきてますけれども、アジアに関しては結構福岡も頑張ってるなという感じなんですが、全体で言いますと、大部分が東京、大阪になってます。日本の観光のルートなんですけれども、長崎に来るまで、長崎にどういう方が来てるかっていうことなんですが。ジャパンレールパスというのが実はありまして、これはJRが出している訪日外国人用のチケットなんですが、JRののぞみ以外の特急、新幹線を全て乗れるというマジックカーペットのようなチケットがありまして、連続した7日間、連続した2週間、連続した1カ月というチケットです。で、これを使って東京、大阪から入って長崎まで来てくれるということになるんですけれども。これがないと、恐らく長崎までは来てくれないんじゃないかなというふうに思っています。私どものデータによると、欧米から来られるお客さんはほぼ東京、大阪から入った方が長崎まで来てます。で、旅行日程も一、二週間しかない方は長崎まで到達しません。長崎まで来られる方は、3週間以上旅程がある方のみなんですね。逆に言うと、私ども東京、大阪に近ければ、一、二週間しかない旅程の方も来てくださる、来ていただける可能性がふえるんですけれども。長崎にはその可能性がちょっと、実はない地の利にあるということを示していると思います。で、3週間というと、相当ゆとりのある方だなと思うんですけれども、そういった方しか来てないということが非常に残念だなと思っています。  あと一般状況として、ホステルというか、低価格帯、簡易宿所という数が長崎でどれぐらいふえているかということなんですけれども。厚生労働省のデータなんですが、長崎すごく、全国一ぐらいちょっと伸び率が激しくて、2005年と2015年を比べますと、300%ということで3倍になってるってことなんですね。供給は3倍になってるけれども、マーケットが3倍になってるかというとそういうことはなくてですね。その辺はちょっと需給バランスというところに課題があるなというふうに思います。  あと、問題点ですね。人気の観光都市が今どうなっているかということなんですけれども。京都だとか、ベネチアだとか、バルセロナ、パリとかの問題というのは、もしかすると将来長崎が観光でやっていこうというときは、ある意味モデルになるのかなとも思うので、例を出してみたいと思います。バルセロナとかで言いますと、民泊のいうところが非常に問題になってまして、民泊がマンションとかに入り込みだしてると。そうすると、民泊のほうが稼げるからということで大家さんが住んでる方を追い出しちゃうというようなことが起こったりしています。そういったことで土地の価格が変わってしまったり、賃料が上がったりとか、そういったことで問題が起こってる。で、供給が過剰になってきたりしてるということで、治安やマナーとか、そういったことが非常に悪化して、住民が生活を守れないというような状況が起こって、住民対観光客というような構図がちょっとでき上がって、あつれきが生じているような状況が見受けられます。バルセロナ市議会とかがその辺の制度とかをいろいろ設けたりして、民泊に対してある程度の抑制をかけるような制度を持つようにしているとのことです。  そして、京都市もそうなんですけれども、京都市なんかも民泊の問題、非常に出てきておりまして、お客さんの数はあるんでしょうけれども、民泊が入ってくることで宿泊マーケットというのがどんどん変わってきて、低価格帯層の宿泊施設の価格っていうのが2,000円台、2,500円ぐらいだったところが、今1,000円台になったりとかしてたりする問題もあったりして、問題化してきているとのことです。外的なマーケットの状況、ちょっと広くなってしまいましたが、そんな感じです。  インバウンド誘致の課題とか、今後の目標とかなんですけれども。1泊から2泊のまちへということを私どもは掲げるようにしています。先ほど1.7泊という平均の宿泊日数があったんですけれども、宿泊者数をふやすことではなくて、宿泊の質をどんどん上げていこうと思っております。そして、これは同じく長崎市でもそういった取り組みがいいんじゃないのかなと実は思っております。数がふえなくても、同じ数のお客さんが来られても、そういう方が1泊ではなくて2泊してくれれば、それだけ滞在時間も延びますし、そこで消費してくれる金額というのは大きくなるんではないのかなと想像しております。私が思うところは、まちのことですね。ほかのまち、他の都市も同じように地方創生でいろんな対策をされているので、似たようなことを多分していてはダメなんじゃないのかなと思いまして。で、他の都市とは競合しているので、そこに負けないコンテンツづくりをしていきたいなということと、ほかの都市とも協働するところは協働するってことは必要なのではないかなと思っています。  最後になるんですけれども。民間のインバウンド事業者として今後どう取り組んでいくかということなんですが。供給がやはり過剰になっているというような問題があるので、私どもとしては同じような事業へ参入するのはやめていこうと思っています。今後はほかのサービスといろいろ掛け合わせたりしながら、新たなビジネスモデルというのを構築して、できれば3店舗、もう1店舗やりたいなと思っております。案としては子育て世代の家族をターゲットにしていきたいなと思ってまして。なぜかというと、長崎というのは修学旅行のメッカとして、やはり教育旅行のベースがすごくあるところだなと思います。歴史も文化も奥深いものがあって、それを子育て世代の方の家族の修学旅行みたいな形でやれたらいいんじゃないかなと思ってまして、そういった方向性は長崎と相性がいいんじゃないのかなと思っております。これは海外の方に対しても、日本の方に対してもそうなんですけれども、そういったビジネスモデルを構築できないかなっていうふうに思ってます。で、同時に市の方にもお話したんですけれども、そういった受け入れのアクティビティといいますか、教育のプログラムといいますか、そういったプログラムが充実していったりするとそういったお客さんをうまく長崎に呼び込めるのではないかなと思ってます。そういった伏線があって、そういったお客様がふえると長崎はちょっと子育てがしやすいというか、そういった思いも受け取ってもらえるかもしれませんし、将来的にその方が定住につながっていくような伏線になるんじゃないのかなという思いも持っています。もともと妻は関東から来たんですけれども、長崎で非常に子育てがしやすい。コンパクトでいろんなものが整っているということですごくいいんじゃないかっていうことで、この案を今後の会社の方針にしていけたらなと思っております。  あとは本当に行政の方に希望とかっていうのは、行政と市民のコミュニケーション不足というところをすごく出したいなと思ってます。とにかく制度がたくさんあったり、補助金とかもたくさんあったりするんですけれども、小さなビジネスをやってる人たちっていうのは、非常に余裕がない。そういうところがあれば調べたり、見たりとかする余裕がないということで、なかなかそこまで行きつかなくて、制度を利用できてないという現状がすごくあると思うんですね。で、観光事業とかでも、飲食の方は観光に関係ないとやはり思ってたりとかしてですね。観光事業で出てる制度、補助金があったりするんですけれども、カフェの方とか、そういった飲食の方とかは、観光には私たちは所属してないから使えないんじゃないかと思い込んでる方というのはたくさんいらっしゃるんですね。で、あとはもう規模がちっちゃいので、そういったところまで見る余裕はないというような感じなんですね。なので、そういったコミュニケーションを密にしていくというか、そういう機会がふえるといいなというふうに思っております。  長くなってしまって、申しわけございません。 8 ◯武次良治委員長 ありがとうございました。  それでは、委員のほうから参考人に対してご質問、ご意見はございませんか。 9 ◯馬場尚之委員 きょうはどうもありがとうございました。浜町の商店街のことをちょっとお伺いしたいんですけれども。一時期、中国の方が大人数来られて爆買いという時代があったんですけれども、それはかなり今減っていると思いますけれども。そのころの状況と今と比べて、実際どうなのか。どれくらい落ち込んでいるのか。実際、観光客はいらしてると思うんですけれども、今もそういうふうなショップに直行するとかいうところで、なかなか足が向いてないような気がするんですけれども。その件に関してどうなのかということと、ちょっと私勉強不足でよくわからないんですけれども。浜町商店街の中に、例えば長崎県産品を取り扱うようなアンテナショップ的な、そういうふうな店っていうのがあるのかなと。例えば東京とかに長崎県のアンテナショップとかあるんですけれども。要は、この長崎県内にもしそういうとがあれば、国内の人は別にしてでも、海外からの人はそういうようなところをターゲットに来られるんじゃないかなとに思うんですけれども。  あともう1点は、駐車場のことが、やはり30分無料というのは努力されてると思うんですけれども。例えば、大きなショッピングモールとかはそこに駐車場がついとって、そこでそのショッピングをするぐらいの時間は無料っていうのは、結構常識的にあるんですけれども。やはり浜町の場合は、何カ所かに分散された駐車場と契約されとるんでしょうけれども、やはりそこが、ネックになっとるんじゃないかなという気がするんですけれども。今後どのように、そのことをどうされていこうと検討されているのか、その3点です。 10 ◯本田参考人 3つのご質問にお答えいたします。  まず、以前と今とで観光客の、特に外国人観光客、中国人の方を中心に爆買いの変化というのはどうかということ。結論から申し上げますと、以前のような爆買いというのは、もう随分弱まっております。主に、もともとドラッグストアとか家電のお店、そういった所には集中して中国人観光客を中心に、非常に船の入ったときには、ものすごい人が来て買い物したという光景が以前は見えましたけれども。ここ2年ぐらいの間にそういったものがだんだん薄れてまいりまして、同じ中国人観光客の方々も、基本的には以前のような何十人という団体で行動されるっていう。これ1つは、以前は浜町のアーケード内以外は出られなかったというような、いろんな決まりごとがあったようでですね。これがだんだん緩和されてきたということもあったんですけれども。あとは、電気釜を3つも4つも買うとか、そういったものがほとんど今見られません。それからドラッグストアで同じ商品を何十個も買うと。棚が空っぽになるというようなことも以前はございましたけれども。そういったことも、ほぼなくなっております。1つはやはり、郊外にラオックス等の免税対応のお店、そのときだけオープンするようなお店が何カ所かございまして、そこにバスで直接行って、買い物して、船に戻るというようなパターンの買い物が定着をしていると思っております。そういった方々、まだその買い物目当ての方々もたくさんいらっしゃると思いますが、逆にそういった方々は商店街で買い物ではなくて、そういった施設にもう直接行かれているということがあります。で、逆に、売り上げが減ったのかということになりますと、外国人観光客の売り上げそのものは先ほどの銀聯カード中心に利用率というのはふえておりますので、外国人観光客の買い物自体はそんなに縮小しているわけではないと。でいわゆる何を買うか、何を楽しむかというところの志向が変わってきているというふうに受けとめております。で、現在はやはり食、それから見るっていいますか、そういった観光に移行して、どちらかというと小グループで何かおいしいもの食べたいとかいうようなことで、まちなかで聞かれることがふえてまいりました。私事ですけれども、私、お菓子屋をやっておりますが、和菓子のお店が今非常に外国人観光客の、これはやはり日本的なもの、日本文化を感じられるものということに志向が向いているのではないかというふうに判断をしております。例えばお土産に干菓子を買っていかれるとか、そういったことも出てきておりますし。そういう意味では、以前外国人の方々が寄りつかなかった小さなお店とか、あるいは個人でやってらっしゃる飲食の店とか、そういった所にも外国人観光客の方がお見えになるようになったという意味では、以前の爆買いは減ったけれども、その志向が変わった結果として、中小の小さなところにも抵抗なく外国人の方がお寄りになっているというような傾向は、以前よりも増してきたというふうに判断しております。  それから2番目のご質問、県産品のアンテナショップが街内にあるかという、現在のところございません。実は私どもも今、再開発計画をやるにおいて、こういった施設がぜひ必要だろうというふうには認識をしております。来街のお客様からも、特に国内のお客様から、どこかに行って一遍に長崎の物が買えるとこがないかということを浜町でも質問されることがよくございます。やはり今後そういった施設が必要だろうと思っておりますし。折々、空き店舗ができたときにそういうものをやったらどうかというような話も出てくるんですけれども、空き店舗が出てもすぐ店舗として充足されておりますんで、これは恵まれているといえばそういうことなんですけれども。やはり改めてそういう施設を必要と思って新設をしていくような努力をしないと、なかなかできないのかなと。必要性は非常に高まっていると感じております。  それから3番目の駐車場の問題ですが、これはもう数十年来、浜町中心部では大きな問題として認識をしておりますし、先ほどお話した共通駐車券事業に関しましても、少しでもお客様の利便性を上げたいというようなことで、そういったシステムをつくりましたけれども、いかんせん、中小の駐車場、あるいは最近はコインパーキングが非常にふえております。本来ならば商店街に付随した数千台の駐車場の建設でもできれば、そこで一括して、1つのシステムの中で商店街もある程度資本投下をして、お客様の利便性を上げていくというような方策がとれればいいと思いますが。これも現状のところは固まった土地、建物というのの建設場所がないというようなこともありまして、これもあわせて再開発がもし可能になれば、そこにやはり駐車場の設置というのは必須要件であろうと認識をして、これからの方策としては前提に置いてやっていくべきことだと思っております。  以上でございます。 11 ◯馬場尚之委員 どうもありがとうございます。特に、アンテナショップとかは、よそから来られた方がそこに行けばいろいろなとが見れるということですね。長崎県内、例えば離島とかですね。そういうところにもいろんな食品とか、そういうような郷土の、通常のお土産品店とかじゃなくて、そういうとこがあればやはりインパクトがあるんじゃないかなと。で、浜町にしかないというのがやはり、そういうとがあればですね。私はもともと愛宕に住んでいたんで、まちといえば浜町で、ほかに同類のいろいろショッピングモールもできたんですけれども、やはり長崎の浜町というのは長崎の中心というようなイメージがあるんで、そこにつくられたほうがインパクトが出るんじゃないかなってことと、そして、駐車場の、やはりショッピングといえばやはり30分じゃちょっとばたばたで。目的が決まっとればさっと買えますけれども、やはり1時間、ウインドーショッピングしながらまちを歩いて何か買うというのは、やはり1時間ぐらいゆったりした時間が必要なのかなと。今後の検討でしょうけれども、この案もぜひよろしくお願いしたいと思います。 12 ◯堤 勝彦委員 ご説明いろいろとありがとうございました。まず、岸川さんにお尋ねしたいんですけど。先ほど本田さんがおっしゃいました、洋菓子より和菓子が最近売れてるんだよとお話があったんですが。先ほど岸川さんがお話しされました、外国の方が日本まで旅行に来られて教会はいいよとか、中華街もどこにでもあるからいいよってことで、何かほかのとこを見に行かれるって言ってたんですけど。さっきの和菓子と一緒で、外国の方は日本のお寺とかを見たいと思っているんでしょうかということが1つと、それとインターネットカフェやカプセルホテルに泊まった外国の方も今までいらっしゃいましたというお話あったんですけど、インターネットカフェやカプセルホテルというのは、金額は幾らぐらいで泊まることができるんでしょうか。ちょっと勉強不足でわからないんですが。先ほど、岸川さんのホステルのほうでは、まだ3,000円程度で泊めてますよということがありましたもんですから。その2点教えていただきたいと思います。 13 ◯岸川参考人 1番目の、海外の方の志向ですよね。どんなところに観光に来て、長崎に、日本に観光に来て、次にどういうところに向かって行くか。メジャーなところというのと、王道な観光施設と、いろんな考え方の欲望が、何と言うんですかね、アメーバ状になっているというか、ボーダレスなんじゃないかなと思うんですよね。日によって、気分によっても違うと思いますし、すごく個人の中でも日によって気持ちも変わってくると思うんですけれども。先ほど言ったような形で、行きたいところですよね。例えばほんと、美術が好きな方というのは小長井まで行っちゃいますし。歩くのが好きな方、フランスとかドイツの方とかなんていうのは、長崎に来て山のメッカではないけれども、登山できる所がありますかとか、必ず聞かれるんですね。で、ちょっとした山歩きでいいから、稲佐山のコースとか、立山だとか風頭だとか、ハイキングということではないんですけれども、そういうまち歩きに行かれたりとか、その辺はちょっと、国によってだいぶ違うんですけれども。台湾の方なんかは、自分だけの体験をしたいっていうような方が多いと思うんですね。そして、韓国の方は、結構いろんなブロガーの方が言ったとおりに、そのとおりに回るっていうような体験をするのが好きだったりするんですけれども。例えばトルコライスのどのお店とか、あの店構えがおもしろい、あの電車の形をしているあの店がおもしろいから、そのとおりに回るというので、全く質問されない。私たちも聞かれることもなかったりもいたします。逆に、台湾の方なんかは自分だけの体験がしたいということで、私たちにすごく質問を投げかけてくれて、おすすめを、あなたしか知らないとこを教えてくれというような質問が来たりもいたしますので、それは国によって、人によってというので、非常に多様化してきてるんではないのかなというふうに思います。  2つ目のご質問なんですけれども。インターネットカフェとかプセルホテルとか、2008年とかそれ以前も同じで、今のようなベッドがあって簡易宿泊施設ホステルというような形態がなかった時に、そういったカプセルホテルだとかにも泊まられていたんですけれども、同じくカプセルホテルも値段は3,000円前後かと思います。インターネットカフェに至っては、寝る場所ということではなくて、椅子がリクライニングするという状態だと思いますので、1,000円前後とかですね。時間ですね。4時間幾らとか、6時間パックとか8時間パックとかそういったパックで、2,000円までとかで泊まれてたのではないのかなと思います。  以上です。 14 ◯堤 勝彦委員 ありがとうございました。それでは、本田さんに1つお尋ねしたいんですが。浜町商店街で、先ほどカードのシステムですかね、クレジットカードとかなさってるということだったんですが、今、私もちょっと細かい質問になるんですけど、カードでポイントがたまるシステムがありますよね。私が知っとっとはTポイントとか、Pontaカードとかあるんですけど。最初は100円買って1円程度のポイントがつくんですけど、小ばかにしていたんですけど、たまっていけば励みになって、5,000円たまったばいとか、3,000円たまったばいとか。で、先ほど岸川参考人がおっしゃる、じゃらんとか、そういうとで予約する時にはそのポイントが使えたり、とても楽しいなと思っています。そうしましたら、女性の方はそういうのをもっと早くから知ってて、もうためんと、あんた損しとるよみたいな感じで言われてたんですね。そう考えますと、浜町店街でもそういう何かポイント式、ポイントシステムっていうんですかね、それはあるのかなとか、ないのか、そこを教えていただきたいのと。  福岡のほうの西日本鉄道が、nimocaというカードを発行しているんですが、そのnimocaでJRも乗れたり、バスでも電車でもいろいろ乗れるんですね。こっちのスマートカードみたいな感じなんですよ。そのnimocaっていうカードは、長崎でも数年後には長崎電鉄とか県営バスもでしたかね、何社かでnimocaを導入しようとなってるんですけど。そのnimocaというカードも乗り物だけじゃなく、お買い物のポイントもつくそうなんですね。そんな感じでどっかのポイント会社っていうんですか、と何か提携する予定があるか、もしくは、そういうのやってますよとか、あったら教えていただければと思いますが。お願いいたします。 15 ◯本田参考人 現在、浜町にポイントシステムというのはございません。これは今おっしゃったように、ニーズとしては特に主婦層を中心に、そういったものはないのかというようなことは折々お話いただくことはありますが、現状は浜町全体でのポイントシステムというのはございません。個別に各店舗が信販会社や、あるいはそういったポイントシステムとか、今一番多いのがTポイントでございますね。それから、コンビニ系のNanacoとか、そういったものはかなり浸透しておりますので、もう1つイオン系のカードがございますけれども。こういったものは、それぞれが各店舗で使えるようにするかどうかというとこの判断で導入してるとこはございます。基本的にはシステムが必要でございまして、現在私どもがやっている包括決済の端末機を利用してやれるかどうかっていうのが1つポイントになっておりまして。そうでなければもう1台別に端末を用意しなければいけないと。設備投資が非常にかかるという問題があります。結論から申しますと、今後そういったものもぜひ必要だということで、最終的には浜んまちカードみたいなものをつくって、そこで包括決済とそれからポイントを全部含めたものにしていくというのが理想的な形だとは考えております。ただ、そこにいくまでに信販会社とのいろいろな交渉とか、先ほどお話もございましたnimoca等との連携とかということになりますと、地元の銀行主導の動きであったりとか、かなり運営主体とそれから信販会社との関連、そういったものが非常に複雑で、一旦こういうものを、私ども今まで経験したんで、アイデアとして出して研究していくと。そのうちに一、二年たつと信販会社システムも変わるとか、あるいは統合にかかるとか、そういったものでまた別の考え方をしていかなきゃいけない。非常に、実現するまでにいたちごっこがあるみたいなところもありまして、このあたりは行政のご指導も含めて、やはり地域カードというものをどうやって成立させるかというのはかなりエネルギーのいる話だと思いますし、1商店街で包括決済までは来ましたけれども、それ以上のレベルアップということになれば、相当総合的な判断が必要になってくると思っておりますので、今後そういったものは行政等のご協力も含めて、具体的にいけば我々としてもいいんだが、なかなか手がつかないというのが実情でございます。  以上でございます。 16 ◯吉原 孝委員 どうもご苦労さまです。2点ほどお伺いしたいと思います。まず第1点は、資料として浜町、近ごろの銀聯カードの取扱高と、それからクルーズ船の寄港等が記載されておりますが、寄港数あるいは総トン数に比べて、銀聯カードの取扱高のカーブが同じような形で推移してないんじゃないかなという気がいたします。それについては先ほどお話があったように、クルーズ船の大半は中国の方だと思うんですが、この方々のビザの発給の仕方といいますか、それによって本来であるならば、浜町を中心として長崎市内で消費をしていただくということになれば1つのバロメーターとしての、この銀聯カードの利用率が上がってしかるべきじゃないかなと思うんですが、そうでないということは先ほどお話があったように、ラオックス、その他、諫早とか大村等の免税店に流れてる分が非常に多いんじゃないかなという気がするんですが。その点についてのご見解をお伺いしたいというのが1つと、それからもう1つは、先ほど来いろいろお話がありましたが、アンテナショップの問題等、駐車場の問題等がありましたが、これから長崎市のまちづくりの中で駅を中心として、お話にもありましたように、重心が駅地区に推移する可能性があるということで、それの1つの解消策として浜町地区の再開発が考えられております。それによって、先ほど来お話がありました商店街活動以外にも子育ての支援とか、あるいは高齢者介護の問題とか、医療施設の問題とかいろいろ課題を解決していくということで1つ、駐車場もそうでしょう。そういう中で今考えられている再開発ですね。再開発が1つの解決策としての大きな要素じゃないかなと、そう思っております。その点については、本田さんは再開発に関しても中心的な役割を果たしておられますが、それに対する考え方と、現状、それから課題等があればお示しいただきたいと思います。 17 ◯本田参考人 まず、銀聯の使用高と、それから外国人観光客の数とがグラフ上イコールになっていないのではないかというところでございますが、増加に関してはどちらも増加している。ただ、お客さまの数に比べると、銀聯の伸び率は確かに鈍いということは言えます。ただ、このあたりは先ほど申し上げました爆買いが沈静化しているということと、それから浜町の中心部で利用いただいているカードの利用率というものに関しては、非常に順調に伸びているということがございますので、これはイコールにはなっていないけれども増加傾向は今後も続くんであろうと思っております。それから逆に、先ほどもちょっと申し上げましたが、国内の方々のカード利用率というのはクレジットの利用が微減傾向でございまして、逆にいわゆる電子マネー、例えばiDとかEdyとか、こういったものに関しては順調に伸びていると。で、電子マネーを含めたところで、外国人観光客の銀聯あるいは信販カード等の利用高を全部含めますと、包括決済総額でいいますとさほど減ってはいないということで、決済に関して言えば、クレジットの利用高、国内であろうと国外であろうと、ある程度人がふえてきたときの利用高としては、グロスではそんなに大きく落ちないんであろうというふうに見ております。したがって、どちらが大切かというよりも、国内国外問わず、観光客をどうやって私どもの所に来ていただくかという、総合的な観光対策みたいなものが今後は必要になっていくんだろうなと。先ほどの、県産品のコーナーがないのかというようなこともございますし、そういった国内外問わず対応が必要かなというのを今、認識としては持っております。  それから、2番目のご質問。再開発に関してですが、今後に関する課題というようなこともあるというご指摘でございます。現在、再開発計画に関しましては、全体のまちづくり構想、3.7ヘクタールという非常に大きなエリアの中で構想を進めております。その一部の中で具体的に今後進めていこうという動きは出ておりますが、まだ地権者の合意形成であるとか、あるいは具体的な建物、あるいは計画にのっとった施設の概要等が固まる手前のところで、ようやくスタートしたという時点だと認識をしております。今後の再開発に関しましては、基本的な考え方としては、これまでの私ども商店街が考える商店街としてのまちづくりというものには正直限界を感じておりまして、商店街を含めて、商店街が発展するということはもちろん目的としてはございますけれども、それを達成するためには地域の方々やまちにおられる方々、交流人口を含めて、まちにいかににぎわいを戻すかということが大事なことで、その一番大きな1つの目標としては、定住人口をふやすということでございます。したがいまして、決して店舗の整備だけにとどまらず、やはり居住区をどうやって確保するかということに関しましては、マンションの設置であるとか、あるいは交流人口をふやすためにはさまざまな公益的な施設をどう配置するかというようなことも非常に重要になっておりまして。先ほども説明の中でも申し上げたような子育てであるとか、そういった問題も含めて社会性の高い施設というものも今後設置する要件の中には非常に重要になってまいりますので、そういったことを含めた総合的なまちづくりの中で、最終的にどの地区、どの街区が再開発として共同化になるのかというあたりは、これから徐々に見えてくることになるのかなと。それが実現するために現在、地権者の皆様方と協議をしているというところでございます。  以上です。 18 ◯吉原 孝委員 先ほど来、馬場委員からもお話がありましたが、浜んまち地区はこれまでもそうですが、これからも長崎のへそとして発展をしていかなければいけない、文化的な面も含めて、非常に重要な地区だと思うんですよね。で、ご報告がありましたように、雇用者数にしても5,000人規模でありますし、それと売上にしても450億円ほどの売り上げを持っている。事業者数も約1,300あるということで、ある意味この地区が1つの大きな企業と考えていいと思うんですよね。それが衰退するということになれば、長崎の大きな企業がなくなっていくということになり、これがひいては長崎の経済あるいは文化の面で、多く長崎市を変質する可能性がある、その重要な地区だと私はそう思っておるんですね。その中にあって、本田参考人が中心となって地域の振興に努力していただいているということには、心から敬意を表したいと思います。今後も、この地区の振興についてなお一層ご努力をしていただくことを祈念をして、私の質問を終わりたいと思います。 19 ◯井上重久委員 あかりの関係で、岸川参考人から今回初めて、長崎市のインバウンドの現状と可能性。私たちっていうような一般的な修学旅行形態、いわゆる旅行会社を通じた団体のホテル、旅館の動向をずっと状況把握をしておりました。しかしながらきょうは外国人旅行者をターゲットとした、いわゆるゲストハウスホステルの説明を受けて、こういう事業もあるんだなというのを痛く感じているところです。まず、こうゆう運用が飛躍的に発展をしてきた。国内的にはホテル関係宿泊施設は不足をしてるから、ホテルつくりましょうよと。しかしながら、市内、県内関係でいけばホテルは十分足りてるという状況の中で、ただ長崎市内的には中級レベルのホテルが不足をしているから、建設に向けた取り組みを進めようと、こういう話が現在のところあります。いわゆるこの関係、ゲストハウスホステル、今長崎市内で、茂木地区でも同じような事業展開とか、南山手とか、私も幾つか情報としては入ってくるんですが。今の長崎市内、県内の動きってどうなんでしょうかね、それが1点と。それから、ターゲットを絞った事前予約をされとるということですので、ターゲットを絞った同業者との横の連携は今どうなのかと。そこら辺、ちょっと確認して教えてください。 20 ◯岸川参考人 お答えいたします。マーケットの状況は、長崎の議題の中でも2番目に、長崎のベッド数は足りているのかという副題をつけさせてもらったんですけれども。その中で季節波動とか、週間波動というような言葉を解説させていただきました。季節波動というと、休日、土日、特に今、週末、どの旅館もこういうゲストハウスも混みます。ですが週中については、先ほどおっしゃった足りてないであろうといわれる中級のホテルとかっていうとこも空いてますね。で、そういった所は、週中になりますと価格、例えばシングルルームが3,000円台になってきたりとか、下手すると2,000円台っていうところも実は出てきまして。で、そうしますとこういうゲストハウスだとか、そういったところの層と実は競合してしまうというようなことも起きまして。で、価格帯というか、ホテルのレベルでの競合ということだけではなくて、全体の中で宿泊マーケットが足りているか、足りてないかということは考えられるべきではないのかなと思っております。年間稼働率というとこで見ると、恐らく中級だとかのホテルというところも、実際は何%なのか、年間通じて稼働がどうなのかっていうところが、非常に実は重要なんじゃないかなと思ってまして。年間を含めて、その会社が利益が出てるか出てないのか、そこを精査する必要はあるんではないかなと。その上で長崎の宿泊施設が、ベッド数が足りているのか、足りてないのかということを語られるべきなのかなと思っております。  ゲストハウスというところに関しましては、宿泊業でいうと、値段が一番高いところと安いところから埋まっていくという、ちょっとセオリーみたいなものがありまして。ゲストハウスって今、一番最下層に値段があるわけなんですけれども、そこからやはり埋まっていったりするので、数としては2011年以降、長崎市内もふえております。約ですけれども、10店舗なんですね。2011年までは3店舗。2008年以前はユースホステルといわれる、ユースホステル協会に加盟しておられる宿泊施設、そちらが数店舗ございました。数としては、そういう状況なんですけれども。簡易宿所というくくりになるんですけれども、これでいうと先ほどちょっと厚生労働省の調べっていうことで、長崎県内の増加率、2005年と2015年を比べてっていうところで、3倍になっているということなんですけど。ものすごく長崎県だけ突出して多く簡易宿所がふえているという結果が出てたわけで、ちょっとデータのほう、どういうとり方をされたのか、私ももう1回精査したいとは思うんですけれども。それほど長崎は観光都市としてビジネスチャンスがあるのではないかというふうに思われてる結果なのではないかなと思っています。  ご質問はその点と、業界の連携ですね。業界の連携なんですけれども、正直言うと横の連携はそんなに強くないと思います。で、複数あわさって集客の協力をし合うとか、そういった活動というのは実はなくて、逆に、周遊旅行というのがすごく多いので、他都市のゲストハウスさんとの連携っていうのは非常に強いです。で、福岡から長崎に来る、長崎から広島に戻る、そこから京都に行くというふうになっていったときに、京都のゲストハウスに泊まりたいので予約を入れてくれとか、紹介してくださいとか。で、逆もしかりなんですけれども、広島から今度長崎に向かってこられるので、広島の宿からご紹介を受けるとかですね。そういった連携というのは非常に多くて、横の連携、そういった横軸の都市間の連携というのは非常に多くあります。  以上です。 21 ◯井上重久委員 ありがとうございました。市内、県内の動きについては、今は他都市との連携を中心にやっとると。それは当然ターゲットを絞って、行政とか私たちも宿泊型の旅行ということで、これは非常に大事なことだろうというふうに思います。  それから、一番最後のところなんですが。資料的にいけば、行政への希望、行政の課題。先ほど資源を磨くというような具体例も説明をしていただきながら、これを磨いていったがいいんじゃないかと。教育旅行の受け入れ体制とかですね。ただ、やはり気になるのが制度補助金について、時間的な余裕がない、あるいは制度の利用が少ない、情報が入ってこない。当然情報は入ってるんだろうけれども、それにとっかかる時間的余裕がない。事業展開のために時間的余裕がないというところで、もうちょっと何とかできればねというのをちょっと感じたもんですから。ここら辺がやはり、うちで言う行政、あるいはコンベンション協会、あるいはそのいろんな関係先と、お互い十分に連携をとったらもっと事業展開が順調にいくような気がしたもんですから。そこら辺はちょっと今後の課題の中で、ぜひお互いに解決をしていければいいんじゃないかなというふうに思います。  以上です。 22 ◯福澤照充委員 ありがとうございます。まず、本田参考人に1つだけ。浜町では交通系のICカードというのはかなり今、使われてるような状況になっているのかということを、ちょっとご質問したいと思います。SUICA等です。 23 ◯本田参考人 先ほど申し上げましたように、ポイントシステム同様、交通系の使用に関しては現状システムとしてございません。、一昨年ぐらいからそういった計画があるということでお話はいただいておりますけれども、やはりその端末の設置の問題であるとか、設備投資の問題等が絡みますし、恐らくこれは現在のお話は多分nimoca系のところと、それから長崎バスがそれに入るか入らないかというのでまだ検討されていると。長崎バスが入らないでその他のところだけというのは、長崎市の利用者からすれば非常にまずいんじゃないかと我々としては思っておりますし、中心商店街としては全てのカードが使えるという前提でなければ対応できないんじゃないかというようなこともございまして、先ほど申し上げた諸条件、非常に入り組んでおりまして、まだ手がつけられていないという状況でございます。 24 ◯福澤照充委員 了解しました。あとは、岸川参考人にお尋ねしたいんですけれども。やはりこの外国人の方は、私は余り個人旅行はしたことないんですけど、ただ行ったところではやはり、韓国などでは、行けば1週間とか外国人の使えるような鉄道のパスなんかがあったりして、随分便利だったなという思いがあるんですけど。先ほど2週間だと長崎には来ないけど、3週間だと来るというお話がありました。例えばこれ、福岡ぐらいだったら2週間でも来るような感じなんですかね。 25 ◯岸川参考人 結構、衝撃的な結構データとか出てるんですけれども。東京、大阪から入られて、広島までは実は相当来ているんですね。1週間、2週間のお客様も来られている。で、広島からUターンをしちゃう、九州方面に向かわずにUターンするお客様っていうのが実はその中の80%で、その中の20%しか九州方面に向かわれていないというデータが出ております。これも部分的なデータではあるんですけれども。某大手の、こういう私どもの同業の最大手のところなんですけれども。そちらがとられているデータでそういうふうに出ております。その2割の中で、長崎に何%来てくれるかっていうことになるので。ですので、一、二週間の旅程の方はなかなか九州方面までは足が向かいにくいというような状況かなと思います。 26 ◯福澤照充委員 わかりました。長崎の場合どうしても、福岡にたくさん入っていただかないとやはりなかなか来ないのかなというように、私も、例えば台湾という1つの島があれば、台北に入って周遊というのがあるけど。先ほどおっしゃったように東京、大阪からだと、東京から安い飛行機の券があるのかとなると、ちょっともうこれは航空会社との折衝になるので、1万円ぐらいで来れればいいんでしょうけど、なかなか難しい現状があると思ってます。で、先ほどアジアの方が1泊されるというお話でしたけれども、これって2008年と比較してやはり伸びてるんですかね。 27 ◯岸川参考人 アジアの方は1泊ですね。そして、日本人の方が1.5泊かな。で、欧州が2泊とかですね。アジアの方もどんどん個人化が進んでおりまして、自由な旅程を組めるようになりつつあるので、以前よりはその辺は0.1泊とか0.2泊とかは伸びているかとは思うんですけれども、微増です。旅程のデータをアジアの方を中心にとったんですけれども、全体の旅行日程が5日から1週間が最も多いんですね。で、ゲートポートが福岡になります。長崎に来られる方のですね。そこで、九州を周遊されますので、長崎にその途中で泊まられるということになりますので、1泊から2泊というのが一番多い旅程になります。 28 ◯福澤照充委員 ありがとうございました。先ほど、小長井とかに行かれる方もいらっしゃるとも言いましたけど。外国人の方からこの長崎県の中の移動手段について、何かご要望とか、ご意見とかは出てるんでしょうか。 29 ◯岸川参考人 これは最後にお伝えしたかったんですけれども、非常に出てますね。長崎市内、特にバス、路面電車もそうなんですけれども。バスの利用が非常に難しいということで。例えば外海、バイオパーク、ペンギン水族館、そちらに行くにしても、バスに乗れないんですね。それを乗れるために、私どももいろいろカードを用意したりとか、いろいろしているんですけれども。日本人の観光客の方ですらやはり乗れないという状況なので、ここは対策を、交通事業者ともども一緒にやりたい、やれるところ、やってほしいところだなと思っております。 30 ◯橋本 剛委員 それぞれ1点ずつお伺いさせてください。  本田参考人のほうからお話があった件で1個だけ。もう多くのことは皆さん聞かれていたので。最後のところにある、佐世保の四ヶ町商店街との連携を開始するということなんですが。これっていうのは、この文脈で、決済のところについてのみ両方でより規模を大きくしていこうということなのか。それとも、佐世保にも新しくクルーズ岸壁をつくってクルーズ船が大量に来るっていうことを見越して、両方で商店街のPRっていうのをしていこうというところまで入っているのか、その辺についてお伺いをしたいと思います。 31 ◯本田参考人 佐世保の件に関しましては、当初長崎で私どもがやっておりましたシステムに佐世保も加わりたいということで始まったシステムで、単純に端末の設置を佐世保の四ヶ町を中心にやっていただいたとこういうことでございます。ただ条件が1つ違いましたのは、佐世保の場合は端末設置、100%市の補助金でやられたということで、長崎と違い、条件がかなりよかったんですけれども。いずれにしても、当初のスタート時点から言いますと、私どもの員外利用という形になるので、そういう意味では手続等のいろんな折衝をやりまして実現したわけでございます。今後のことに関しては、恐らく佐世保も引き続き外国人観光客を中心にふえていくというふうに想定をされますので、より設置店舗がふえていくのではないかというふうに想定をされます。ただ、これもやはり一番問題は、設備投資に対する資金をどうするかという問題。それから、こういったものの決済端末というのが、おおよそ3年から5年のうちに新しいものに変えていかなければいけないと。かなり継続的な設備投資が必要になってきますので、そこに対する資金手当をどうしていくかというのは、これは私どもの商店街活動だけでの資金ではなかなかうまくいかないと。ですから、永続的な補助金を含めた、そういった対策を打っていく必要があるということは感じております。  佐世保とその他いろいろな情報共有をしながら、今後商店街としての情報発信に広がるのかどうかというのはまだ未知数でございますけれども、逆に言いますと、国際観光船の誘致に関しては長崎と佐世保はライバルでございますので、全てうまくいくのかというあたりはこれからの調整が必要かと思いますが、いずれにしても私どものシステム自体では、端末がふえていくということに関しては前向きに捉えております。
    32 ◯橋本 剛委員 ありがとうございます。続いて、岸川参考人のほうに1点だけ。先ほどのインバウンド誘致の課題のところは、ちょっと時間的なものもあったのか、駆け足になられてたようなんですが。この中ですごく大きいなと思ったのが4番目の、「打ち上げ花火ではなく、今ある資源を磨く」ってところで、ほかのところでもそれが出てこられているので、思いが強いのかなと思ったんですけれども。若干言いにくいのかもしれませんが、今あって、何か磨かれてないなと思われるもので、何かこんなのというのがもしあれば、参考までにお聞かせいただきたいと思います。 33 ◯岸川参考人 私もこの委員会に出るに当たって、いろんな方、まちの方にも聞いてみたりしてたんですね。で、みんな寂しい寂しいって言っているものも多々あってですね。で、まちの中の建物が、やはりつるりとしてきてるっていう意見が強く出てます。県庁も県警も、市役所もそうなんですけれども。その辺、ランドマークとしての建物であったりもしますし、市民病院の所の駐車場とかもそうですけれども、やはりどうしてもちょっと無機質な感じがするなということで。大きいものが変わるときは、その機能としては必要なものなんですけれども、その文化としては、まちの風景としてはやはり寂しいものだなというような意見は強く出ています。あとは、駐車場とかマンションの問題ですね。で、市街地のところ、観光というと町並みというか、まちの雰囲気がつくるものっていうのはすごく大きいんじゃないかなと思います。で、そこに対してなんですけれども、どんどんやはりまちの建物のオーナーも、どうしても目先のものというか、まちのためにというよりも、自分のためにやはり生きていかなくてはならないということもあると思うんですけれども。長崎のまちらしさていうのが消えてしまっているというところが、観光資源イコール魅力というところが損なわれているんじゃないのかなという声はすごく多く聞いてます。 34 ◯武次良治委員長 ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  本田参考人、岸川参考人におかれましては、今回お忙しい中、貴重なご意見等を賜り、誠にありがとうございました。  本日いただきましたご意見等は、今後本委員会におきまして十分に参考にさせていただき、調査・検討を重ねてまいりたいと思います。  今後とも本市の取り組みにつきまして、ご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。  暫時休憩いたします。        〔参考人退席〕           =休憩 午後0時03分=           =再開 午後0時05分= 35 ◯武次良治委員長 委員会を再開します。  次に、前回の委員会において深堀委員より資料請求があっておりました、県庁舎のライトアップに係る県との協議の経過について、理事者から説明を受けた後に質疑を行いたいと思います。  まず、書記に資料を配付させますので、しばらくお待ちください。         〔資料配付〕 36 ◯武次良治委員長 それでは、ただいま配付した資料につきまして、理事者の説明を求めます。 37 ◯股張文化観光部長 ただいま委員長からご説明ありましたとおり、前回、深堀委員から資料要求ありました、新県庁舎の夜間景観の構築に係る長崎県との協議経過の資料について提出させていただいております。  内容につきましては、お手元の資料に基づきまして、観光政策課長よりご説明させていただきます。 38 ◯藤田観光政策課長 それでは、お手元に配付しております新県庁舎による夜間景観の構築に係る長崎県との協議経過について、ご説明いたします。  資料の1ページをお願いいたします。初めに、1.長崎の夜景の在り方に関する検討会報告後の新県庁舎等の夜間景観に関する協議経過につきまして、ご説明いたします。平成26年12月に、長崎の夜景のあり方に関する検討会の報告を県・市合同で取りまとめ、この報告に掲げる施策の推進に当たっては、必要に応じて検討会を開催し、その進捗を検証することとしております。これによりまして、翌年度の平成27年6月に検討会の作業部会を開催し、県庁舎を含む県市の施策の進捗を確認し、以降記載のとおり適宜、県や国道事務所との協議・説明を行ってまいった経緯がございます。さらに、県の取り組みの一層の推進をお願いするため、下段に掲載しておりますように、県知事、県議会議長への要望を予定しているところでございます。  2ページをお願いいたします。2.新県庁舎における夜間景観の構築について、ご説明いたします。これまでの県市の協議の中で、ことし11月に完成いたします新県庁舎につきましては、県庁舎設計の最終段階において長崎の夜景の在り方検討会報告が出されたことを受け、夜間景観を検討項目に加え、県におきましてはアーバンデザイン会議に持ち回って夜間景観のデザインを計画したとのことでございます。県庁舎エリアの照明計画の考え方は記載のとおりでございますが、遠景、中・近景の夜間景観に配慮した照明を実施するものでございます。参考資料としまして、ただいまご説明した内容につきまして、県からご提供いただきました現時点での県庁舎エリアの照明計画の整備イメージを添付しておりますので、ご参照ください。  なお、前回説明が不十分だったことにつきましては、本当に申しわけございませんでした。説明は簡単ですが、以上でございます。 39 ◯武次良治委員長 これより質疑に入ります。 40 ◯深堀義昭委員 説明をしとる時も中身をもう少し言わなければ。今計画しているこの図面を参考にしてください、これだけで終わりですか。違うでしょう。この建物が暗くなってる所は、当然業務をする立場、県警本部である、県本庁。議会棟については、そう夜遅くまでということは考えられないだろうと思うんですが。そこは内部的に、その照明が漏れてくる明かりというものが当然あるわけでしょ。そう説明したじゃないですか。何でそこまであなた方はその説明をしないの。 41 ◯藤田観光政策課長 ただいまご指摘のありました説明不足につきましては、申しわけございません。補足して、説明させていただきます。お手数ですが、添付してます図面のほうをごらんいただきますよう、お願いいたします。  今回の県庁舎の夜景につきましては、記載のとおり直接的な明かりというものにつきましては、県庁舎、警察棟につきましても、明かりを直接照らすということで顕在化を図るのではなく、あくまでも遠景の夜景、また中・近景から見た夜景ということを考慮しまして、今、深堀委員がおっしゃいましたとおり、内部からの漏れる光、こぼれる夜景ということで、照明が外に漏れ出るような夜景というのを検討されているところでございます。またあわせまして、樹木やベンチ、また沿路などにつきましても、照明をすることによって点と線を結んだ面的な歩き方ができるような形にしております。また、排除されてる部分につきましては、よく言われてます不快な光、要するにまぶしくて見えにくい光というグレアな光につきましても排除をすることとしております。また、一番の課題であります水際につきましても、ある程度水際の顕在化が図れるような視認性のある光を設置することによって、遠景からもその位置がわかるような形で整備をするということで、私どもが考えてる基本計画の考えと準じた形で整備されることになっております。  説明が不足しましたこと、本当に申しわけございませんでした。  以上でございます。 42 ◯深堀義昭委員 それでは、それは了としますが。参考資料として要望事項が上がっているんですが。9月に夜景に関することのところで要望事項として、県知事、県議会議長に要望書を提出するというふうになっているんですが、これは9月のうちの議会前に行くんですか、それとも後に行くんですか。 43 ◯股張文化観光部長 県議会、それから県知事要望の日時につきましては、9月の4日の日に両方とも、県議会、県知事に要望というふうなとこで議長、副議長も同席しながら要望するというふうになっております。  以上でございます。 44 ◯深堀義昭委員 何でこれ、委員会にその要望事項の概要を説明をできないかな。私がわざわざ聞いたのは、この特別委員会に対して県の要望事項の中にこの夜景に関するところの要望事項が含まれているというふうに理解をしたから、今聞いてる。それを委員長において、委員会、昼からでも開催されて結構ですので、要望事項等について持っていく資料を出してください。  委員長、とり計らいをして、委員会でも承認をして、なおかつ必要な項目であれば、正副委員長も同席されたほうがいいと、私は提案をいたします。 45 ◯武次良治委員長 まず今、深堀委員のほうから話ありました。確かに、特別委員会で審議する中で、この夜景というのは大きな要素を持っております。そういう意味においても、県に対してどのような要望をするのか、これを全くつゆ知らぬということはやはりいかがなものかというように思いますので、その内容等わかっておりましたら、早急に委員に資料配付をお願いしたいというように思います。  また、同席の問題については、議長等との話もありますんで、それについては後で話を一応した上で判断させていただきたいと思います。  すぐ準備できますか。すぐ準備できるようであれば、このまま継続しますし、時間かかるようならば、昼からということになりますが。       〔発言する者あり〕 46 ◯武次良治委員長 引き続き、そう時間要さないと思いますので。現時点、要望書短いんでしょ。その趣旨説明をちょっとしていただくということで、引き続き委員会を行います。  暫時休憩いたします。           =休憩 午後0時14分=           =再開 午後0時22分= 47 ◯武次良治委員長 委員会を再開いたします。  今お手元に、9月4日に予定されております県知事、県議会議長への要望書提出、このうち本委員会と関係するところ、1.長崎の夜景の魅力向上を図る県の取組の推進について、新規とした分についてでございますが、この分について資料を配付させていただきました。これの概要について、これを逐一やっていたら時間相当かかるかと思いますんで、要点だけかいつまんで説明を求めます。 48 ◯股張文化観光部長 ただいまお手元に配付させていただきました長崎の夜景の魅力向上を図る県の取組の推進についてということで、今回要望させていただきます。  要旨についてでございますけれども、先ほどからずっとご議論いただいている長崎の夜景の在り方に関する検討会、この方向を踏まえまして、県市を連携して夜景の魅力に努めるというふうな中で、県におきましても公共施設のライトアップ、それから水際線の顕在化など、環長崎港における夜間景観の向上に関する取り組みを行っていただきますというふうなこととなっております。  理由といたしましては、こちらの中段のほうに記載しておりますとおり、これまでの長崎市の取り組み、それから平成24年の世界新三大夜景の認定契機、こういった中で地域活性化、それから経済活性化につなげるというふうな意味で、県・市が夜景のあり方に関する検討会を設置して取りまとめてきたというふうな経過がございます。そういった中で、ことし、環長崎港夜間景観向上基本計画、これも策定しております。そういう中で県においても、先ほど冒頭に申しましたとおり、夜間景観の向上にこれまでも取り組んでいただいておりますけれども、さらなる質の向上のために、視点場からの遠景の魅力向上、特に県におきましては公共施設のライトアップ、それから長崎港の水際線の顕在化に向けた海岸線の連続した明かりの整備など、これについて具体的な検討をお願いしますということで記載しております。このページの下のほうには、検討会の報告書の抜粋、それから、2ページの上のほうには、長崎県、長崎市の関係課、それからこの在り方検討会にかかわったオブザーバー、事務局を記載させていただいております。  それから2ページの中段以下、3ページ、4ページにかけましては、在り方検討会の中で、まず2ページの下のほうですけれども、水際線の顕在化、目的、実施したい時期等についての記載、それから右側の上のほうにつきましては、ランドマークの明かりの整備、これについての内容、それから下のほうには、観光施設、公共施設の夜間景観の構築というふうなところで記載させていただいております。  最終の4ページにつきましては、今後の新駅舎、それから駅周辺の公共施設の夜間景観ということで、継続的にお願いしたいというふうなことで要望したいと思っております。  以上でございます。 49 ◯武次良治委員長 今説明ありましたけれども、この件に関してご質問はございませんか。 50 ◯深堀義昭委員 問題はですね、資料等を出すときに、その1枚目にあなた方が書いてなければ、今まで言うてきた問題をまとめて要望してきとるんです、中身を見るとね。そうすればこの事業は、ことしの12月にはもう光が入るんですよ、県庁は。そうしてくるならば、少なくとも県と協議をして、資料の山でもつけて、向こうのデザインの担当者の意見も入れた上で、きょう出しとるわけだから。その項目の中に意見書を提出して、県知事と県議会議長に言いますよというんであれば、初めからこの資料を添付してくれば、説明をすれば何でもないことなんです。そしておまけに、これを持ってくること自体も、あなた方、きょう午前中、朝から来たんだよ。特別委員会がいつあるっていうこと、わかりきってるじゃないか。何でこういうものをその持ってきて、そしたら、こういうの書いてあるけれども、これをこういうふうにしたらどうか、その資料はどうかというのを質問者に先に説明しとけば、何もきょう休憩してまでこの資料を求める必要はないんですよ。少し打ち合わせが足らないんじゃないか。事務局も含めて。  今後このようなことのないように、十分資料等については委員長において指導をしてほしいと思います。 51 ◯武次良治委員長 ただいま、深堀委員のほうから厳しいご意見ありましたけれども。実は、この件に関しましては、私のほうでもまだ報告すべきじゃないんじゃないかというやりとりをさせていただきました。その中で、具体的なところまで踏み込んでいって内容を報告するまで至っていないというようなことがあったんですが、そういうわけにはいかんと。少なくとも前回の中でそういった意見が出とるんだから、現状についての報告だけでもしていただきたいということで、今回このような形になったということでございます。その辺については、ご理解をいただければというように思っています。  それから先ほど、委員長も同席すべきじゃないかというお話でございました。この件に関しましては、この要望事項については、平成29年6月28日に開かれました各派代表者会議の中で、協議事項として新規にこれを上げますよということで説明があっております。そうした中で、この要望については議長、副議長で行くということが決定されておりますので、私のほうが同席ということはないかなというふうに思いますので、ご了承いただきたいと思います。  ほかにありませんか。それでは質疑を終結します。 〔次回の開催日及び調査項目について協議を行っ た。その結果は、次のとおりである。 1 次回開催日については、9月定例会会期中に  決定した。 2 調査項目については、「観光消費拡大の取り組  みについて」に決定した。〕 52 ◯武次良治委員長 ほかに何かございませんか。  ないようでしたら、これをもちまして、観光客受入対策特別委員会を散会いたします。           =散会 午後0時30分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成29年11月20日 観光客受入対策特別委員長                 武次 良治 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...