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  1. 仙台市議会 2017-08-21
    市民教育協議会 本文 2017-08-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                              開会 午後1時20分                              閉会 午後2時40分 ◯委員長  引き続き協議会を開会いたします。  それでは、まず市民局より報告を願います。 2: ◯市民局長  市民局から3件、御報告を申し上げます。  初めに、資料2の旭ヶ丘駅前公共施設の整備方針についてでございます。  旭ヶ丘駅前公共施設整備事業につきましては、昨年12月の第4回定例会において、当初の整備用地と周辺の候補地2カ所を対象とした候補地検討調査に係る補正予算を御承認いただき、調査を行ったところでございます。  その結果を踏まえまして、旭ヶ丘駅西側の台原森林公園内に建設することに変更し、あわせて、当初の整備用地については来館者用駐車場並びに交通渋滞の緩和に活用する方針といたしました。今後、地域の皆様の御意向を伺いながら、施設内容の具体化や公園機能の向上に向けた検討を進め、早期の建設を図ってまいりたいと考えております。  詳細につきましては、地域政策課長から御説明申し上げます。  次に、資料3の(仮称)仙台市自転車安全利用条例に関する懇談会の設置についてでございます。  本市では、自転車の安全利用を一層推進し、自転車事故の減少、自転車事故による被害者の保護等を図るため、(仮称)仙台市自転車安全利用条例の制定に向けて検討作業を進めております。  このたび有識者、各関係団体から御意見を伺う場として(仮称)仙台市自転車安全利用条例に関する懇談会を設置することといたしましたので、御報告いたします。  詳細につきましては、自転車交通安全課長から御説明申し上げます。  最後に、若林区中央市民センター別棟の開館について口頭で御報告申し上げます。  若林区中央市民センター別棟は、児童館、社会福祉協議会若林区事務所との複合施設であり、若林区役所東側駐車場への移転改築工事を進めていたところでございます。  このたび子育てふれあいプラザ若林、愛称、のびすく若林を加えた新たな複合施設として完成の運びとなりました。供用開始につきましては、9月19日に児童館と社会福祉協議会、10月1日に市民センター別棟とのびすくの予定となっております。  市民センター別棟を含めた複合施設全体の開館記念式典は、関係者の方々のお招きして9月30日に開催を予定しておりますので、御報告をさせていただきます。 3: ◯地域政策課長  旭ヶ丘駅公共施設の整備方針の詳細につきまして、資料2に沿って御説明を申し上げます。  まず、1の候補地検討調査結果の概要でございますが、別紙の候補地別の事業費試算等の資料をごらんください。
     別紙の下の段が施設配置イメージ図となっております。  図の右上のバスターミナルの南側の赤い囲みが候補地aで、当初の整備用地でございます。灰色の囲みに3階建ての建物を配置し、空きスペースを平面駐車場とする想定で検討調査を行っております。  次に、図の左下の台原森林公園内科学館南側の赤い囲みが候補地bでございます。土地は、仙台市以外の地権者が所有する緑地となっておりまして、建設する場合には用地取得と造成を行う必要がございます。5階建ての建物と2階建ての駐車場を建設する想定で検討調査を行っております。  図の中央の下の台原森林公園内旭ヶ丘駅西側の赤い囲みが候補地cで、土地は仙台市所有の広場となっており、6階建ての建物の5階、6階を駐車場とする想定で検討調査を行っております。  次に上段の1、事業費の試算について説明をしてまいります。  上から三つ目の欄が本体建築工事費で、建設階が高くなるにつれて想定事業費が高くなっております。  その下の駐車場工事費は、候補地bが土地の高低差を利用した鉄骨2階建てで約3億6000万円、候補地cが鉄筋コンクリート建物の5階、6階部分で約6億5000万円で試算をしております。  土地取得費、造成費につきましては、候補地bのみ約4億円で試算をしております。  なお、その下にございますが、候補地aについては土壌汚染対策法に基づき、建物周辺の土壌を深さ14メーター、4万3200立方メートル程度入れかえる費用として土壌対策費約46億2000万円、用地境界を遮断し、浄化装置を設置する有害地下水対策費として約12億9000万円で試算をしております。  ここで資料の1に戻っていただきまして、以上から、候補地aについては79億円余、候補地bについては29億円余、候補地cについては29億円余の想定事業費となっております。  次に、2の交通影響調査結果の概要でございますが、もう一度別紙のイメージ図をごらんください。  右側の当初の整備用地候補地a旭ケ丘バスターミナルの間に市道がございまして、こちらで通勤時間に発生する送迎車などによる交通渋滞の解消について地域から要望があり、調査の結果、候補地a、当初の整備用地内にキス・アンド・ライド用停車スペースを整備することによって対応が可能であるという結果となっております。  次に、資料の3、候補地の比較(1)事業費の一部見直しでございますが、事業費に占める駐車場工事費の割合が大きいため見直しの検討を行いました。候補地aについては平面駐車場ですので見直しは行いません。候補地bとした場合には候補地aを駐車場とすることが考えられますが、距離が400から500メーターあり、利便性が低いため難しいと考えております。候補地cとした場合には、近接する候補地aの一部を来館者用平面駐車場として活用することにより、駐車場工事費など約7億6000万円の圧縮が可能でございます。  以上を踏まえまして、資料裏面の(2)候補地ごとの評価でございます。  まず、それぞれの評価ですが、候補地aは事業費が突出して多額、対策を行ってもリスクが残る、交通渋滞も解消できないという課題がございます。候補地bについては用地買収が必要、本市の象徴的な公園の一つである台原森林公園内の緑地、自然景観の一部が損なわれる、当初の整備用地や旭ヶ丘駅からの距離が遠く利便性が低いという課題があります。候補地cについては広場の面積が縮小するという課題がありますが、当初の整備用地や旭ヶ丘駅に近接して利便性が高い、建物1階部分を屋根つき広場とすることや、市民センターの屋内空間と広場の屋外空間を活用することにより広場の使い方が広がる、駐車場の工夫で事業費を22億2000万円程度にまで圧縮できるというメリットがございます。  このような調査結果並びに一部見直しを踏まえ、冒頭に市民局長から申し上げましたとおり、旭ヶ丘駅西側候補地cに建設することに変更し、あわせて当初の整備用地については、来館者用駐車場並びに交通渋滞の緩和に活用する方向で、地域住民の皆様の意向を伺いながら具体の検討を進めてまいりたいと存じます。  4の施設の概要でございますが、市民センター青葉障害者福祉センターの複合施設として体育館や日常生活訓練室などで構成し、鉄筋コンクリート4階建て、面積5,200平方メートル、事業費22億2000万円を想定してございます。  最後に、5の今後のスケジュール予定でございますが、今後、地元町内会などの地域住民説明を行いました後、利用者なども含めた住民ワークショップ関係機関協議などを並行して行いながら、基本構想を平成29年度中に取りまとめ、平成31年度までに基本設計、実施設計を進めてまいりたいと存じます。  私からの説明は以上でございます。 4: ◯自転車交通安全課長  私からは、(仮称)仙台市自転車安全利用条例に関する懇談会の設置につきまして、資料3に基づき御説明いたします。  本懇談会は、(仮称)仙台市自転車安全利用条例を制定するに当たり、有識者のほか、自転車の安全利用に関係する各団体の皆様から御意見をいただく場として設置するものでございます。  2、委員構成について、表をごらんください。  委員の内訳いといたしましては、学識経験者として交通心理学、交通工学の分野から大学教授をそれぞれ1名、関係団体からは市民、利用者の立場から仙台市連合町内会長会及び仙台市PTA協議会よりそれぞれ1名、交通安全を推進する立場から一般社団法人宮城交通安全協会より1名、自転車販売事業者の御立場から宮城県自転車軽自動車商業協同組合より1名、そのほか法律が御専門の仙台弁護士会、また、今回の条例につきましては、個人賠償責任保険の加入促進が重要な項目の一つとなっておりますことから、一般社団法人日本損害保険協会東北支部の各団体よりそれぞれ1名、合計8名で構成いたします。  主な協議の内容といたしましては、本市を初め市民、自転車利用者、保護者などの各主体が自転車の安全利用についてどのような責務を有し、役割を果たすべきか、また、自転車利用者に対し個人賠償責任保険への加入をどのように求めていくか、さらに、自転車交通安全教育のあり方などにつきましてもそれぞれの見地から御意見をいただく予定でございます。  最後に、今後の条例制定に向けたスケジュールでございます。  懇談会は第1回目を9月5日火曜日に開催することとしており、これを含め年度内に4回程度開催してまいりたいと考えております。検討作業を進め、平成30年4月までには条例中間案として取りまとめる予定でございます。その後、パブリックコメントを経た上で、平成30年第3回定例会への条例案の提出、平成31年1月の条例施行を目指して作業を進めてまいります。  以上で説明を終わります。 5: ◯委員長  ただいまの報告に対し質問等はございませんか。 6: ◯すげの直子委員  私からは、旭ヶ丘駅前公共施設の整備方針について伺いたいと思います。  御報告いただきましたが、市としてこれまで調査検討をしてきた結果、旭ヶ丘駅西側、台原森林公園内に建設することとしたいという御報告でした。これから住民への説明などをする予定とのことですので、そこでの御意見なども丁寧にお聞きすることが必要だなというふうに感じておりますけれども、きょう何点か確認をしたいと思います。  まず、駐車場についてです。この施設は、(仮称)青葉障害者福祉センターの機能も持つという点から考えますと、当初の予定地への整備というだけではなくて、この施設候補地自体にもやはり駐車場が必要なのではないかというふうに感じるんですけれども、その点はどのように考えていらっしゃるのかお伺いしたいと思います。 7: ◯地域政策課長  障害者福祉センターの駐車場につきましてですが、こちら本体に障害福祉センターの送迎車等の車寄せスペースとして4台分を現在、想定をしておりまして、そのほかの利用者につきましては平面駐車場を使っていただく想定でございます。  今後、基本構想の取りまとめの中で、今、御指摘ありましたようなことも含めまして、実態に合いました市民センター障害者福祉センター、来館者用の駐車場に関する詳細の検討を進めてまいりたいと存じます。 8: ◯すげの直子委員  今後、詳細も含めてということなので、障害者の方にとって利用しやすい施設になるというのも当然だというふうに思いますので、財政が圧縮できるという観点からだけじゃなくて、ぜひ利用しやすい施設ということで検討いただきたいというふうに思います。  それから、ここへの整備になることでの弊害として、御報告の中にもありましたけれども、やはり広場の面積が縮小するというのが一番心配です。ここでは年間通じていろいろなイベントなども行われておりますので、こういうイベントをしている方々を初め影響がやはりあるのではないかなという心配をしているのですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。 9: ◯地域政策課長  平成28年度にこの広場では3回大きなイベントが実施をされております。その状況はさまざまでございますが、利用団体と意見交換を行いながら、支障の出ないように工夫をすることが可能であるというふうに考えておりますし、そのようにしてまいりたいというふうに考えております。  また、施設のあり方を工夫し、建物1階、2階の一部と屋根を設けて屋根つき広場とすることで、市民センターの屋内空間と広場の屋外空間を活用して広場の使い方の幅を広げることができると考えてございます。そういったことも含めまして、できるだけ影響の少なくなりますよう検討を進めてまいりたいと存じます。 10: ◯すげの直子委員  ぜひ影響を少なく、そして、どうせならばよりいい活用に向かうようにしていただきたいなというふうに思います。  今後のスケジュールも御説明いただいたんですが、広く住民の方、市民への説明をしていただくことや、御意見をいただく場が必要なのではないかということを以前にも求めさせていただいておりました。そういう点を含めて、住民への説明などについてはどのようになるのかもう少し詳しくお聞きしたいのと、また住民ワークショップもどこが主体になってどのように進めていくという予定になっているのかも含めてあわせて伺いたいと思います。 11: ◯地域政策課長  地域への御説明につきましては、近々に地域の代表の方、陳情いただいている皆様に御説明をした後、9月上旬に地元の町内会などの皆さんに説明を行い、その後にワークショップなどを行いながら、地域や利用者にとってよりよい形での整備を進めてまいりたいと考えております。  ワークショップにつきましては、市民局のほうが主体となりまして、基本構想の委託業者と協力をしながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。 12: ◯すげの直子委員  丁寧に御説明もいただきたいですし、そこでの御意見などもよくお伺いをしていただきたいなというふうに思うんですけれども、先ほど事前にお聞きしましたら、ワークショップも2回程度、今は予定して考えていらっしゃるということですし、今、市民局主体で進められるということでした。  この施設は、先ほど来申し上げていますが、市民センター障害者福祉センターと二つの機能を持つ施設ということです。そういう点からしますと、市民局サイドだけでなくて、やはり障害者福祉センターとしてもどういう施設となるのが望ましいのか、住民の意見が最初から反映をされること、ワークショップもやっぱりそういう観点も大事にして開催をしていただきたいですし、住民参加や意見の反映が保証されることが大事だというふうに考えます。そのように考えますと、ワークショップも2回と限らず、ぜひ十分開催をしながら、この二つの施設がより機能を十分に発揮できる施設となるようにぜひ御努力をいただきたいということを最後に伺っておきたいと思います。 13: ◯地域政策課長  障害者福祉センターを担当する健康福祉局と連携を十分にとりながら、ワークショップに施設の利用者関係も入っていただくなど、施設利用者にとってもよりよい形での整備をしっかりと進めてまいりたいと存じます。 14: ◯辻隆一委員  そもそもこの施設が、旭ヶ丘駅前公共施設の整備方針と、こういうふうになっているんですけれども、もともと約10年ほど前に旭ケ丘市民センターの問題について、当初の説明では体育館とかあるいはプールとか、旭ケ丘市民センターを補完するようなそういう設備だというコンセプトで当初出発したんじゃなかったかというふうに私は記憶しているんですね。ところがその後、地価の状況とかいろいろあって、延期に延期を重ねて今日に至ったということなんですけれども、そもそも新しくこういう公共施設をつくるというコンセプト自身が、今の市民センターとの関係はどうなるのか、もうちょっとこの辺をきちんと説明しないとわからなくなるんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 15: ◯地域政策課長  こちらの施設につきましては、平成15年当時には市民センター障害者福祉センター、それからリハビリ支援センター、温水プールという最初は計画でございました。その後、経費節減などの問題もありまして、まずリハビリ支援センターについて、これは見送るという決定を平成22年度にいたしております。その後、東日本大震災がございまして、復興計画期間の5年間は休止するということになったんですけれども、その際に温水プールの整備についても休止をいたしますということになってございます。その際に、復興計画期間が明けましてから施設のあり方も含めて検討を開始するということになっておりまして、実施計画に、平成28年度に調査研究を行うということに基づきまして、昨年度まずは追加の調査、これは水質と地盤に関する調査を行いました。その結果、こちらについては平面では問題ないんですけれども、くいの基礎工事を行う場合にはやはり水質汚染などのリスクが払拭できないという結果になったことを受けて、昨年12月の定例議会で候補地調査、こちらのもとの土地と本日御説明しましたa、b、c、こちらの候補地の検討調査を行うということで進めてきていたところでございます。  今回その結果を受けまして、ただいま御報告申し上げましたとおり、候補地cに市民センター、これは体育館も含めた形で建設をし、それには障害者福祉センターも併設をするということで、もともとある今の旭ケ丘市民センターにつきましては、あちらは建物はそのまま残しながら、市民センターではなくほかの有効な活用方法を今後検討していくということで考えてございます。 16: ◯辻隆一委員  旭ケ丘市民センターの現在の市民センターはほかの施設でということなんですけれども、それについてはきょう実は私たちも初めて聞いたような感じなんですね。要するに、今度の施設というのが新しい市民センターの新築工事みたいな、移転工事みたいな位置づけだということですね。確認したいと思います。  それともう一つ、駐車場の関係ですけれども、私自身もよく旭ヶ丘を利用するんですが、駐車場の問題というのは、もちろんここに書いてあるキス・アンド・ライドという視点も大事だと思うのですけれども、もともとこれはパーク・アンド・ライド的な位置づけということで、やっぱり隣の商業施設の駐車場を利用している方が多いんですけれども、市民の皆様さんからはそういう意見もあって、仮にここを駐車場にするということであれば、そういう意見も取り入れたものにしていくのかどうか、その辺の考え方についてもこの際お伺いしておきたいと思います。  2点、お願いします。 17: ◯地域政策課長  まず、1点目の市民センターの、御指摘のとおり移転改築といいますか、新しく市の土地に体育館、それから会議室を含めて改築をするということでございます。  それから、駐車場の問題につきましては、今お話がございましたけれども、今後、駐車場の台数ですとか管理の問題ですとか、いろいろなことがございますので、そういったことにつきましてもきちんと今回、基本構想の中で詳細を詰めてまいりたいと考えてございます。 18: ◯市民局長  若干補足をさせていただきます。  施設の位置づけそのものは、当初の整備用地につきましてもこれは移転改築でございます。場所を変えて市民センターを改築するということでございます。その候補地がちょっと変わったということでございます。  それから、駐車場のつくり方でございますが、これは敷地面積の乖離もございますので、我々としましては、まずは施設の来館者用駐車場を基本にして、あとは地域からの御要望が強い渋滞対策に資するためのキス・アンド・ライド、これを基本にして考えてまいりたいと思っております。  ただ、それ以外の要素につきましては、今、課長から御説明申し上げたとおり、可能な範囲で地域の方のお話も伺いながら具体の検討を進めてまいりたいということでございます。 19: ◯平井みどり委員  候補地を旭ヶ丘駅西側のほうのcとした場合に、候補地aの一部を来館者用平面駐車場として有効活用するということですが、目安でいいですが、何台ぐらいを目標としているんでしょうか。 20: ◯地域政策課長  今回の駐車場につきましては、前回は平成20年度前に検討を行った際に、障害者福祉センター市民センターのほかの類似施設の利用状況等を参考に70台という算定をしておりまして、その70台が現時点ではスタートといいますか、検討の土台になります。 21: ◯平井みどり委員  わかりました。  そうしますと、駐車場ですから、駐車場としてのつくりはどのようにつくられるつもりでしょうか。 22: ◯地域政策課長  当初の整備用地につきましては、基礎ぐい工事を伴う建築物の建設は難しいことがございますので、まずは平面での駐車場、舗装してということで考えてございます。 23: ◯平井みどり委員  これにもありますとおり、土壌対策費、それから有害地下水対策費が必要であるという土地だと思うんですね。そこにアスファルトをして駐車場をつくるということは、何か健康被害とかということは考えられないでしょうか。 24: ◯地域政策課長  昨年度行いました地盤や水質に対する追加調査におきましても、基礎ぐい工事などで土の中をほっくり返さなければ現状では健康被害などは心配ないという結果が出てございます。 25: ◯平井みどり委員  アスファルトをしても、例えば駐車場ですからいろいろな車、重たい車が何度も何度も出入りするわけですよね。それに関しては、例えば地盤沈下が起こるとか地下水が漏れてくるとか、そういう心配は一切ないでしょうか。 26: ◯地域政策課長  昨年度の追加調査で、そこのところは大丈夫だというふうに考えてございますが、なお実際にこれから基本構想、基本設計等々行ってまいりますけれども、その中でも十分な調査をして当たっていきたいというふうに考えてございます。 27: ◯平井みどり委員  やはりいろいろなところで汚染された土壌ということが話題になっているというか、問題になっているところだと思いますので、慎重にしていかないと、後で汚水が漏れてきたとか、そういうことが起こってはならないと思っております。  それで、ここの場所なんですけれども、本当に一等地だと思うんですね、市民センター近く、それでバスターミナルがある、地下鉄の駅もあるというところで、本当にいい土地だと思うんですが、駐車場にする以外、何かほかのことはできないかという検討をされたことはあるでしょうか。 28: ◯地域政策課長  この土地については、先ほどと重複になりますけれども、基礎ぐい工事を伴う建築工事はできないということで、平面での利用というのがまず前提でございまして、それとあわせて、今回3カ所の比較を行う中で、cであれば近接するこちらの場所を駐車場として利用というのが一つ大きく考えられましたことと、あと交通渋滞の解消、これも地域からは非常に大きな、今回の事業と一緒に解決してほしいという御要望もいただいておりますので、あわせて解消ができるということで、まずはその2点で考えているところでございまして、今までのところでは、平面でというところでございますと、現状、農園で地域の方が使っておられますけれども、地域の方にもお話はこれからなんですけれども、まずは駐車場とそのキス・アンド・ライドということで御説明をしながら今後進めてまいりたいと考えております。 29: ◯平井みどり委員  できないんですというのはわかりますよ。汚染されている土地ですから、使えないというのはわかるんですけれども、今申し上げましたとおり、ここは一等地なんですよ。それで、できないからできないんだじゃなくて、それをなぜできないかということをよく説明をしなければいけないのと、それから本当にそれしか使いようがないのかなというところを、やはり財産ですから、できれば検討というのをよくしていただいて、もしできないのであれば、それを十分に市民の方に説明していただきたいなと私は思います。 30: ◯地域政策課長  今の御指摘いただいたような点も含めまして、今後、基本構想していく中で、地域の方とも御相談を申し上げながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。 31: ◯委員長  ほかに質問はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32: ◯委員長  なければ、次に、消防局より報告願います。 33: ◯消防局長  資料はございませんけれども、本年度の消防団特別点検の実施について御報告申し上げます。  消防団の日ごろの訓練成果を御披露いたします、恒例となっております消防団特別点検を3週にわたり実施をいたします。いずれも日曜日の午前中の開催となりまして、8月27日の若林消防団を皮切りに、翌週9月3日には青葉、宮城野、泉、宮城、秋保の5消防団において、また9月10日には太白消防団において開催をいたします。  委員の皆様には各消防団から既に御案内が届いているとは存じますけれども、ぜひとも御臨席賜りますようお願いを申し上げます。 34: ◯委員長  ただいまの報告に対しまして質問があればお願いします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 35: ◯委員長  なければ、次に教育局より報告を願います。 36: ◯教育長  教育局から1件、平成29年度第2回仙台市総合教育会議について御報告申し上げます。  先月の26日に、今年度第2回の仙台市総合教育会議が開催されたところでございます。この間の、いじめ・自死の防止に向けた対応状況について、市長、教育委員、そして私との間で意見交換をさせていただいたところでございます。  このたび議事の概要が取りまとまりましたので、資料4に基づき総務課長より報告を申し上げます。 37: ◯教育局総務課長  それでは、私から資料4、平成29年度第2回仙台市総合教育会議について御報告申し上げます。  先月26日に開催されました会議には、市長並びに教育長のほか教育委員6名が出席いたしました。  当日の協議題につきましては、いじめ・自死の防止に向けた対応状況についてということで、本年4月の自死事案発生以降に教育委員会として実施してまいりました取り組みにつきまして、さまざまな視点から意見交換を行うべく協議題とされたものでございます。  まず、事務局より別紙1及び別紙2により、本年4月の自死事案発生以降に取り組んでまいりましたいじめ・自死の防止に向けた対応について種々説明を行い、これを踏まえ意見交換を行ったものでございます。  教育委員らとの意見交換の内容につきましては、別紙3の総合教育会議での意見交換概要をごらんいただきたいと存じます。  委員からの御意見をかいつまんで御紹介申し上げますと、学校、保護者、地域との意見交換会についてはそこで終わりではなく、もう1段進めた形で広がりを持たせることが大事ではないか。また、同じく意見交換につきまして、話し合いで終わらせるのではなく、それを礎にそれぞれの学校や地域に合ったネットワークをつくっていくことがこれからの目標だと感じたといった意見でありますとか、学年を飛び越えていろいろな活動をする縦のつながりが大切ではないか。また、教育現場には教師が一人では抱え切れない多領域のニーズがあふれ返えっており、教育だけではなく、医療や保健、福祉、事務などの世界からももう少しサポートできる方法があるのではないかなどといった意見が出されたところでございます。  市長からは、地域というものを考えるときに、区役所やさまざまな地域団体が行う地域づくりと教育の課題との接点をどうつくっていくか、どういうことを具体的に施策として考えていき実現に近づけるのかについては、もう少しいろいろな意見を伺いながら具体の知恵を絞らなければならないとの発言や、現場の声について、なるべく実感のレベルが抽象化され過ぎないように配慮をしながら丁寧に把握することが必要であるなどといった発言がございました。  その他の意見交換の詳細につきましては、後ほど資料を御高覧いただきたいと存じます。  なお、当日の会議の議事録につきましては、近日中にホームページなどで公表することとしてございます。  私からは以上でございます。 38: ◯委員長  ただいまの報告に対し質問等はございませんか。 39: ◯鈴木広康委員  第2回目の総合教育会議が行われたということで、我々のところにもその際の資料をきょういだたいておりました。その資料に基づきながら何点か伺っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  この会議の中で、この資料をもとにしながら意見交換が行われたわけでありますけれども、この際に配られた資料の別紙1の中で確認をしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  この会議の中で、いじめ・自死の防止に向けた対応状況ということで資料が配られたわけであります。それらをもとにしながら意見の交換などが行われたわけでありますけれども、この中で例えば(4)のところに、文科省の講師との意見交換などがあったということであります。この際に校長先生方との意見交換ということで実施をされておりますけれども、特に仙台市においては文科省からのいろいろな指導も入っております。そういう意味におきましては文科省との講話、そしてまた校長先生との意見交換はどのようなものがあったのかお伺いをしたいというふうに思います。 40: ◯学校教育部長  文部科学省からの講話につきましては、児童生徒課の室長のほうからいじめ対策のポイント、そして国のいじめ防止基本方針の改定について講話をいただきました。特に法律に基づいたいじめの正しい認知やいじめの重大事態の対応について具体的に御指導をいただいたところでございます。その後、テーブルごとに組織対応のあり方や情報共有の工夫などについて、自校の状況を振り返りながら情報交換を行い、4名の校長が協議内容について発表を行いました。 41: ◯鈴木広康委員  文科省から来て、講話もあって、校長先生とのいろいろな意見交換もあったという内容であります。もう1点確認をしておきたいんですけれども、(7)で、全校の児童生徒との個別の面談をということで実施に至るような部分での通達をしているわけでありますけれども、この際、忙しい中で個別の面談を実施されている状況であります。特に報告等をとるような話ではないように伺っておりますけれども、個別の面談で大事な部分については、例えば個別に特に対応すべきなどの内容が教育委員会のほうに上がるような体制になっていて、それらの報告が現在あるものなのか、また、それがあった場合の対応という部分では、どのように想定しながら今回の面談については実施をされたのかお伺いしたいと思います。 42: ◯学校教育部長  面談の結果につきましては、まずは学校において組織として情報共有するとともに、必要に応じて各学校で対応しているところでございます。また、重要と思われる案件につきましては、教育委員会へも報告ということをお願いしたところでございます。  現在のところ、この面談に基づいて重要な案件が発覚して、教育委員会のほうに報告があったというものは特にはございません。
     なお、面談等を通し、配慮が必要であると考えられる児童生徒については、特に夏休み明けの丁寧な観察であるとか個別の支援について今後も徹底していきたいというふうに考えております。 43: ◯鈴木広康委員  ぜひ、面談をせっかく実施していただいておりますので、報告を待つというところだけではなくて、ポイントとなっている例えばいじめ問題等について、推進をする学校等はもう選定をされている状況にもありますし、そういうところ以外の部分も含めながら、逆に教育委員会のほうからいろいろと聞き取りの中で、面談の中で何かありませんでしたかという双方向のやりとりをしっかりやっていただきたいというふうに思うんですね。報告が上がらなかったということがよしという段階でないというのが今の状況であろうかというふうに思いますので、そこのところはよくそこの部分を取りまとめの中で気を使っていただくという部分が大事ではないかなというふうに思いますので、お願いをしておきたいと思います。  もう1点確認をしたいんですけれども、(9)の中で、これはもう通達をされて実施をするということになっているわけであります。年4回の定期報告を実施するということが通知されているわけでありますが、現場の皆さん、先生方も大変お忙しいという状況にもあろうかというふうに思います。ある意味では、そういう中で意見や要望、これを踏まえて、何かあるのか、もしくは聞き取りも行っているのか、その辺は教育委員会とどのような状況なのかお伺いをしたいというふうに思います。 44: ◯学校教育部長  年4回の報告に対する現場の意見といたしましては、いじめ事案を事案ごとに一覧表として整理することにより自校のいじめの把握がしやすくなったこと、また、被害児童生徒の保護者や関係児童生徒の保護者にいつ連絡したかが一目でわかり、対応の漏れを防ぎ、さらに進捗状況がつかみやすいとの意見をいただいております。  今後も記録を累積し、対応状況や解消状況について学校と情報を共有できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 45: ◯鈴木広康委員  現場からそのようなやりとりがあったということであれば、今後いろいろな中身につきましては、個別の案件においてもいろいろと継続をしながら経過を見ていくことになろうかというふうに思います。それを蓄積することによってその時々の状況が、対応がどのようにされたのか、されなければならないのかということがしっかりと把握できるようになるものに生かしていただきたい。せっかく4回という報告をするということ、これはいろいろな形で、これまでの1回からふえるというわけでありますので、どのようにしてその報告を生かすのかということが問われるものであろうかというふうに思いますので、そこのところはぜひ、数をふやしたからいいというわけではないということをしっかりと理解をしてお願いをしたいというふうに思います。  もう1点、(10)に、おのおのの特性等の理解、保護者との連携など、適切な指導、支援を行う通知とあります。この具体的な通知というのは、どのような適切な指導、支援を行うような通知をされたのか確認をしておきたいというふうに思います。 46: ◯学校教育部長  発達に課題があるなど特に配慮を要する児童生徒は、いじめられている認識が薄かったり、自分の気持ちをうまく伝えられなかったりするため、いじめが発見されにくいなど、いじめのリスクが高いと考えられます。このことに留意し、特別支援教育の視点から、多角的な視点で対応していくことについて改めて理解をするとともに、各校、園内においてこのことを職員に対して周知し、配慮を要する児童生徒の適切な指導等について一層の対応を求めたところでございます。  配慮の内容としては、学校内での組織的な対応、保護者との連携、関係機関との連携、進学進級における適切な情報の引き継ぎなどの項目を挙げております。 47: ◯鈴木広康委員  これも個別個別の対応が大事だろうというふうに思います。それを通知によって、個別個別の対応がしっかりとされるようになっていくことが私は一番大事なポイントだろうなというふうに思いますので、そこのところをぜひ通知をした上で、そのような確認もぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  もう1点、PTAと市長との講話を実施したということで報告があって、さまざまな意見交換が総合教育会議の中でもされたというふうに伺っておりますけれども、意見交換をされる中で、市長との部分につきましてですけれども、例えば市長から講話をいただきました。このPTAの講話をした目的というのは、地域やPTAの方々としっかり連携をしながら、今後は情報交換もしっかりやっていこうということがある意味では目的であったろうかなというふうに思うんですけれども、市長からの講話をいただくだけで終わるのではなかったんだろうなと私は想定をしています。そういう意味におきまして、市長との講話の中でさまざまなお話をいただいて、PTA側から意見とかあったのかどうかお伺いをしたいと思います。 48: ◯学校教育部長  PTAの会長会内での限られた時間でのお話であったため、参加された皆様から御意見を頂戴する時間は確保できませんでしたが、終了後、仙台市PTA協議会会長より報道機関向けにコメントがあり、PTAとしても傍観者としてではなく当事者として子供たちの未来を守っていく責任がある、PTAとしての意見も申し上げるべきは申し上げ、協力すべきところは協力しなければこの問題は解決しないとの御意見をいただいたところでございます。 49: ◯鈴木広康委員  このようなPTA関係の方々とのやりとりは今後も何回か発生をするんだろうというふうに思います。そういう意味におきましては、今ほど時間がなかなかなかったというようなお話でありましたけれども、こういうPTAの方々はまさに子供たちともかかわっていますし、地域の中でもさまざまなリーダーという部分での存在であろうかというふうに思っております。ぜひ、お話をいただいた上でのその場での意見交換を実施すべきであろうというふうに思います。今後このような機会が何度かあろうかと思いますので、その際にはそのような配慮をぜひ時間をとっていただくというところをぜひともお願いをしたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  もう1点、(13)のところを確認したいと思いますが、いじめ担当の教諭の研修がありまして、この中で、特に配慮を要する児童への対応等について、事例検討を通して議論を行ったということでありますけれども、具体的な事例検討という部分でありますけれども、どのような具体的な内容を捉まえながら議論を今回実施をされているのかお伺いをしたいというふうに思います。 50: ◯学校教育部長  事例検討につきましては、どの学級にもあり得る、発達障害が疑われるコミュニケーションをとることが苦手な児童生徒の仲間外れの事案について取り上げたところでございます。このような事案に対していじめ対策担当教諭として、組織を生かしながら、どのように対応するべきかについて各グループで討議を行ったところでございます。 51: ◯鈴木広康委員  議論の中身、討議等につきましては詳細まで聞きませんけれども、せっかく事例を挙げて行った議論だというふうに思いますので、今の現場に即したぜひとも事例を取り上げていただきながらやっていただきたいというふうに思います。  今ほども仲間外れという部分、なぜそうなるのかというところから多分議論は入ったんだろうなというふうに思いますが、そういったところも踏まえながら、具体で、そしてそれが自分の現場に帰ってから生かせるようなものでなければ意味をなさないんだろうなというふうに思いますので、その点はぜひ今後も検討の中でしていただきたいというふうに思います。  総合教育会議の中でさまざまな意見交換がなされました。大変重要な皆さんの意見が今回網羅されておりますけれども、詳細につきましては後ほどホームページでも確認をさせていただきますが、この中で例えば花輪委員からも、今の核家族化の問題を捉まえながら述べられているものがございました。地域の中でさまざまな人たちのつながりも大事なんだということでありますけれども、先般いじめ問題等対策調査特別委員会で校長先生のほうからもお話がありましたけれども、これは学校現場でお話をさまざまな形で児童生徒から伺うということもあるけれども、ほかの立場の方でも子供たちの状況などのお話を聞く場があってもいいのではないかというようなこともございました。まさにそのような中で、子供の自己肯定感につながるということが私は大事ではないかなというふうに思います。  また、私がちょっと考えまして感銘を受けたのは、これを大事だなという思いできょうもう1点質問したいと思うんですが、加藤委員のほうからあった言葉の中で、例えば医療や保健、福祉や事務の世界からももう少しサポートできる方法があるのではないかというような意見も出されております。今回のいじめの問題であったり体罰の問題であったりというようなこと、例えば配慮が必要な児童だったり生徒だったりというようなことがあるわけでありますけれども、教育委員会でもそのようなさまざまなことを踏まえながらこれまでも取り組んでいるわけでありますけれども、その中で、きょうちょっと1点だけ確認と、こんなことも今文科省でもやっていますよというような部分で、どうですかということをお話をしたいと思うんですが、文科省で今取り組んでいる中で子どもみんなプロジェクトというのがあるようなお話を聞いておりました。子どもみんなプロジェクトというものがあるということとお聞きしたんですけれども、これにつきましては教育委員会としては認識しているのかどうか確認をしたいというふうに思います。 52: ◯学校教育部長  子どもみんなプロジェクトは、例えば不登校、いじめなど、子供の問題を心の発達の視点から解決するために、文部科学省が委託事業として全国の大学等に委託している事業、そしてその大学がその地域の教育委員会と連携しながら取り組んでいるプロジェクトということで認識しております。 53: ◯鈴木広康委員  大学等と取り組みをとりながらということでありますけれども、本市におきましても、市内の大学やまたは教育に関するところとさまざまな協定や連携を結んであろうかというふうに思うんですけれども、その協定によってさまざまな教育の内容に反映をできるということを想定をしながらやられているというふうに思いますけれども、これまでどのような形で協定を大学等とやられてきたのか確認をしたいというふうに思います。 54: ◯教育指導課長  市内各大学と教育委員会との連携等についてでございますが、在仙の11の大学と教育委員会との間で覚書を締結いたしまして、学生による学校支援ボランティアとして児童生徒の学習や学校生活の支援、大学と各学校における教育研究面での協力、ICT教育の支援などに関することについて連携協力を図っているところでございます。 55: ◯鈴木広康委員  本市では、特別支援教育はどちらかというと先行してやられてきた部分がありますけれども、特別支援教育という部分では、専門的な知見を持つ大学または機関との連携というか、今おっしゃっていただきました協定というものは結んできていなかったのでしょうか、確認をしたいと思います。 56: ◯特別支援教育課長  特別支援教育に関する大学機関等との連携につきましては、お子さんの学びの場を検討していただく仙台市の附属機関であります就学支援委員会がございます。また、学校訪問をしていただきながら、発達障害のある子供の見立てですとか学校への指導助言をしていただく発達障害児教育検討専門家チームですとか、学校生活支援巡回相談など、これまでも大学や専門機関の先生方に専門的な知見をいただいております。  また、大学連携につきましては、平成25年度より、ICT機器を活用したLD等通級指導教室における発達障害児への教育支援の実践をテーマに宮城教育大学との連携事業を行っております。障害のある児童生徒がタブレット端末を利用することにより教育的効果が高まったとの報告がなされておりまして、昨年度からは通級指導教室以外にもその実践を広げているところでございます。 57: ◯鈴木広康委員  宮教大との連携もあり、ICTという部分を活用しながらのタブレットの効果が出てきているということも確認をしているというようなお話もありました。  今ほど申し上げましたけれども、子どもみんなプロジェクトが文科省で委託事業としてやられているというところであります。これは平成27年にスタートしたものでありますけれども、まさに教育現場にある教育、子供の発達という視点で研究をされてた方々から、根拠のある手法を提供できるということにつながっている、またはつながるということを想定をしながらやられている委託事業であります。  教育現場での経験というものは大変大事でありますけれども、今ほども宮教大と連携をする中で、タブレット端末を活用して学習効果もあるというような、いわゆる活用したことによって根拠があったと、これを活用することによって効果が出たというようなことが証明をされる場面も出てきております。そういう意味におきましては、科学的な根拠という部分が、ある意味では今後、学習も含めて、子供たちの発育という部分も含めて、発達という部分も含めて必要になってくるんではないかなということも科学的な研究の中で明らかになっていることもたくさんあろうかというふうに思うんですね。そういう意味におきましては、科学的根拠というものも今後仙台市におきましても発達段階にある子供たちの学習であったり発達であったりということにつきましては、今の中でも知見をいただいてさまざま活用されていると思いますけれども、さらに一層そのような根拠あるものをしっかり活用しながら子供たちの支援に取り入れていくことも大事ではないかなというふうに思うんですけれども、いかがお考えなのかお伺いいたします。 58: ◯学校教育部長  教育現場における問題や課題は、複雑化、多様化しており、学校現場におけるこれまでの取り組みや教職員の経験だけでは対応が難しいことも多くあります。子供たちが抱えるさまざまな課題を解決していくためには、教育現場における経験と科学的根拠に基づく実践を組み合わせながら対応していくことが必要であると考えております。 59: ◯鈴木広康委員  そこで、きょう一つだけ提案をしておきますと、子どもみんなプロジェクトは今ほども説明させていただきましたが、日本の大阪大学を基幹とした10の大学、千葉大学、金沢大学、浜松医科大学、弘前大学、さまざまな大学と各自治体が協働し、また教育現場の問題意識を研究者が受けて、子供に対する教育プログラムや現場の先生方への研修プログラムに還元をしていくといった部分、いわゆる教育現場と研究現場をつなぐものとしてスタートしたものであります。そういう中におきましては、各自治体におきましても、教育委員会もこのプログラムのいわゆる連携教育委員会として参加しているところがあるわけであります。  本市においての教育委員会、まだこの連携はされていないわけでありますけれども、ぜひ今回のさまざまな本市における事案等も含めながら、さらに一層前に進めるためにもこのようなプログラムに連携する教育委員会として参加していくことも私は検討していかがかというふうに思うんですけれども、この点、最後にお伺いして質問を終わりたいというふうに思います。 60: ◯教育長  今、委員からるる御指摘のございました国における子どもみんなプロジェクト、そういう一つの事例をお教えいただきました。この事業自体は私ども直接かかわってはいないところでございますが、大学の知見と教育現場の経験、これが融合してより効果的な施策につなげていくということはかねてより必要なものというふうに認識しております。  私どもも、教育指導課長のほうからもお話がございましたが、10年ちょっと前から在仙の大学、宮城教育大学を皮切りにほぼ全部の大学と、それぞれの大学の得意とする分野もしくは手法について御協力いただきながら、ボランティアの形をとったり研究の形をとったりしていろいろ実践的な研究や、また具体的な学生さんたちの支援をいただきながら進めてきたところでございます。また今後、今、直面しておりますいじめの防止対策、いろいろな手だてをもっともっと考えていく必要があろうかと思います。  そういう中で、今、御指摘のあったような、さらに必要と考えれば、例えば在仙の大学のみならず、大学との広域的ないろいろ連携、そういうことも今後模索していく必要があろうかと思います。そういう点で私たちもいろいろ情報収集しながら、必要かつ有効なものは手だてとしてこれから実施できるかどうか、十分今後検討してまいりたいと存じます。 61: ◯平井みどり委員  私は、システム的なプロジェクト的な観点から質問させていただきたいと思います。  今回の仙台市の総合教育会議というのは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律というものにのっとってつくられた会議でありますけれども、その中で今回はいじめ・自死の防止に向けた対応状況についてということで御説明がありました。さらに委員の中の意見交換ということで、ここに概要ですけれども書いてありました。その中で、半数の委員の方が学校、保護者、地域の連携の必要性ということを言っておられます。この点について御当局は、繰り返しになるかもしれませんが、どのようにお考えがあるかということをお願いいたします。 62: ◯学校教育部長  学校が抱える課題が複雑化、困難化している状況の中、いじめ等の困難な課題を解決し、子供たちに生きる力を育んでいくためには、学校のみならず、地域住民や保護者の皆様の参画を得て、力を合わせて学校運営を行っていくことが私たちとしても重要であると認識しております。 63: ◯平井みどり委員  それで、今年度、平成29年4月に地域教育行政の組織及び運営に関する法律に改正がありました。それはコミュニティ・スクールというものを推進するものです。今までに比べて、設置に関しては各自治体においては努力義務になり、より推進するものになったということであります。  仙台市は、コミュニティ・スクールの制度については、現況はどのような取り組みをしているかお知らせください。 64: ◯学びの連携推進室長  いじめの早期発見や子供の居場所づくりなどには、地域の方など多くの方の見守る目やかかわり合いが重要となります。そういった観点からも、地域総ぐるみで、より当事者意識を持って子供を育んでいこうとするコミュニティ・スクールは有効な手だてであると考えております。  本市では、これまで学校支援地域本部の設置とその拡充に取り組んでまいりました。今後もその充実と、全ての児童生徒にその効果が反映されますように努めてまいりますが、コミュニティ・スクールにつきましても本市の実態に合った設置のあり方やその運用のあり方などにつきまして、引き続き情報収集や研究をしてまいりたいと存じます。 65: ◯平井みどり委員  本市は、コミュニティ・スクールには取り組んでおられるのでしょうか。 66: ◯学びの連携推進室長  本市におきましては、現時点ではコミュニティ・スクールには取り組んでおりませんが、今申し上げましたように、その前提として学校支援地域本部の拡充などに取り組んでいるところでございます。 67: ◯平井みどり委員  そうしますと、現在の仙台市の体制は学校支援地域本部ということですが、国が進めているコミュニティ・スクールとのシステムの違い、それから効果の違いはどのように捉えられていますか。 68: ◯学びの連携推進室長  学校支援地域本部とコミュニティ・スクールの違いでございますが、学校支援地域本部とは、学校の求めに応じまして地域の方々の力をおかりしながら、ボランティアとして子供たちの教育活動等の支援に当たるものでございます。  一方、コミュニティ・スクールとは、教育委員会の指定により学校運営協議会が設置された学校のことを指しまして、教育委員会から任命された地域住民や保護者などが一定の権限と責任を持って学校運営に参画するものでございます。 69: ◯平井みどり委員  学校支援地域本部というのは、いわゆる地域の方が学校に尽力ですか、そういうものを尽くしていろいろと協力していただいているところだと思います。  コミュニティ・スクールの中に学校支援地域本部というのは含まれて活動できると思うんですけれども、このまま学校支援地域本部だけでいくのか、それとも国が進めているコミュニティ・スクールも一緒に進めていくのかという今後の方針を教えてください。 70: ◯学びの連携推進室長  先ほども述べましたように、学校が抱える課題が大変複雑化している状況の中、困難な課題を解決しまして、子供たちに生きる力を育んでいくためには、地域住民や保護者等の参画を得まして、連携、協働しながら学校運営を行っていくことが求められることから、その一つの方向性としまして、既に取り組んでおります学校評議員制度、学校関係者評価委員会、学校支援地域本部のほかに学校運営協議会があると認識しておるところでございます。  先ほども述べましたように、コミュニティ・スクールにつきましても、本市の実態に合った設置のあり方やその運用のあり方につきまして、引き続き情報収集や研究を行ってまいりたいと考えているところでございます。 71: ◯平井みどり委員  私は現在、いじめ問題がある本市としてはコミュニティ・スクールというシステムも一つの方法と捉えます。コミュニティ・スクールというのは、学校運営協議会を設置しているものということですから、その中に今、仙台市が行っている学校支援地域本部も活動として入ることはもちろん可能なわけです。ですから、学校支援地域本部というのは、どちらかというと地域の方と学校のつながりということですが、コミュニティ・スクールになるといろいろな方の意見が学校に入ってきて、校長先生と一緒に、それから地域、それから保護者の方というので、いじめの問題がある本市としてはやはりそういうシステムが欲しいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 72: ◯教育長  今コミュニティ・スクールについてのいろいろ御指摘でございますが、コミュニティ・スクールは約10年ぐらい前から国においても推奨といいますか、任意に導入している全国の学校が幾つかございます。そういう中で、実は仙台市はコミュニティ・スクールに関しては慎重な態度をとってきたところでございます。基本的には学校に私どもがなるべく強制感のないといいますか、自発的な地域と学校との関係のありよう、仙台としての今までのカルチャーというものがございますので、そういう点では学校と地域が対立するような関係ではなく、お互い共存共栄するような関係で、学校支援地域本部というのがそういう意味ではなじむ制度ということで今まで拡充をしてきたところでございます。  近年、コミュニティ・スクールがいじめの防止対策にも有効ではないかという御意見もごもっとも、ございます。そういう中で、コミュニティ・スクールを導入するような学校、そういうことも可能かどうか、そういう点について改めて私どもも研究を深める必要があろうかと思っております。  コミュニティ・スクールは、基本的にやはり保護者、地域の方が学校運営にかかわっていくことでございます。プラスの点も多くございますが、いろいろ課題を確認していく点もあろうかと思います。仮に導入するに当たっても条件の整う学校、そういうところがまず優先になろうかと思います。そういう点で、先ほど室長からもお話がありましたように、既存の制度としては学校評議員制度とか学校関係者評価委員会、そして今ある学校支援地域本部と、外から見ると同じようなものが幾つかある中にまたコミュニティ・スクールである学校運営協議会を導入することのいわゆる煩雑さ、もしくは混乱、そういうことができるだけ少なくなるような整理、そういうことも必要かと思っておりますので、そういう意味では改めてコミュニティ・スクールというものを私どもきちんともう一度これを検討、研究してまいりたいと存じます。 73: ◯平井みどり委員  私としては、いじめ問題を抱えている本市がいろいろな方法を検討して、とにかく前向きに進んでいかなければいけないという思いであります。  それで、国としてこのような方針が4月に出されたということで検討する価値もあるのではないかと。それで、今まで防止策と言ってもなかなか防止できなかったということは、何かしらやはり反省する点があるのではないかなと思いますので、こういう地域の方、今教育長が地域の力がちょっと出てくるということもおっしゃいましたけれども、それもまたいろいろなところから意見を聞いて、さまざまな人から御意見を頂戴してということも必要なのではないかなと思いました。 74: ◯委員長  ほかに質問はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 75: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がありましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 76: ◯委員長  なければ、これをもって協議会を閉会いたしますが、今後、特別の事情がなければ、現任期中ではきょうが最後の委員会になる予定でございますので、一つの区切りとして正副委員長から簡単に挨拶をさせていただきます。                 〔委員長 挨拶〕                〔副委員長 挨拶〕 77: ◯委員長  これをもちまして協議会を閉会いたします。...