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  1. 川崎市議会 2018-02-08
    平成30年  2月文教委員会-02月08日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成30年  2月文教委員会-02月08日-01号平成30年 2月文教委員会 文教委員会記録 平成30年2月8日(木)   午前10時00分開会                午前11時55分閉会 場所:602会議室 出席委員:川島雅裕委員長、斎藤伸志副委員長、鏑木茂哉、橋本 勝、岩崎善幸、      春 孝明、石田和子、片柳 進、飯塚正良、木庭理香子、重冨達也各委員 欠席委員:大島 明委員 出席説明員:(市民文化局鈴木市民文化局長石川市民生活部長寺澤市民スポーツ室長、        青山庶務課長柳瀬企画課担当課長鈴木戸籍住民サービス課長、        山﨑区政推進課長長澤市民スポーツ室担当課長       (教育委員会)渡邊教育長、西教育次長、小椋総務部長、        野本教育環境整備推進室長市川学校教育部長、金子生涯学習部長、        池之上庶務課長渡辺教育環境整備推進室担当課長、森指導課長、        小林学校教育部担当課長、大島生涯学習推進課長森川高津図書館長       (まちづくり局塚田企画課長若林地域整備推進課長       (宮前区役所)髙石企画課長 日 程 1 平成30年第1回定例会提出予定議案の説明
         (市民文化局)     (1)議案第27号 スポーツ・文化複合施設整備等事業の契約の変更について     (2)議案第28号 高津区及び宮前区における町区域の設定について     (3)議案第29号 高津区及び宮前区における住居表示の実施区域及び方法について     (4)議案第30号 川崎市多摩スポーツセンター建設等事業の契約の変更について     (5)議案第34号 平成30年度川崎市一般会計予算     (6)議案第53号 平成29年度川崎市一般会計補正予算     (7)報告第 1号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について      (教育委員会)     (8)議案第23号 川崎市立学校の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について     (9)議案第34号 平成30年度川崎市一般会計予算     (10)議案第53号 平成29年度川崎市一般会計補正予算     2 所管事務の調査(報告)      (市民文化局)     (1)鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能の検討に関する考え方及び区役所と支所・出張所等の機能再編実施方針改定版(案)について      (教育委員会)     (2)読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)について     3 その他                午前10時00分開会 ○川島雅裕 委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のとおりです。よろしくお願いいたします。  なお、議事の都合上、順番を入れかえさせていただきますので、御了承願います。  初めに、市民文化局関係の「平成30年第1回定例会提出予定議案の説明」を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎鈴木 市民文化局長 おはようございます。それでは、平成30年第1回川崎市議会定例会に提出を予定しております議案につきまして御説明させていただきます。  今定例会に提出いたしますのは、議案第27号から議案第30号の事件議案4件、議案第34号及び議案第53号の予算議案2件、報告といたしまして第1号の1件でございます。内容につきましては、各担当課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎柳瀬 企画課担当課長 それでは、「議案第27号 スポーツ・文化複合施設整備等事業の契約の変更について」御説明申し上げます。議案書の91ページをお開きください。  本議案は、スポーツ・文化複合施設整備等事業の契約金額を182億4,758万5,950円から182億4,687万9,630円に変更するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、92ページの参考資料をごらんください。1から3につきましては、これまで議会で議決していただいた内容でございます。4、変更理由につきましては、事業契約書第79条の規定等に基づき、物価変動に伴う契約金額の変更を行うものでございます。  次に、変更内容等につきまして御説明いたしますので、お手元に配付してございます文教委員会資料①をごらんください。  表紙を1枚おめくりください。初めに、スポーツ・文化複合施設整備等事業の契約におきましては、事業契約書第79条に、「サービス購入料の支払額については、別紙11に従い改定を行う」とありまして、別紙11には「各光熱水費の単価は、3%以上の変動が認められる場合に改定する。」と規定されていることから、平成29年第1回川崎市議会定例会におきまして変更議決された契約金額を変更するものでございます。  1、変更金額でございますが、契約金額182億4,758万5,950円を182億4,687万9,630円に変更するものでございます。  次に、2、変更の内容についてでございますが、(1)サービス購入料D光熱水費相当額)につきまして、変更前の8億635万4,572円を8億564万8,252円に変更するものでございまして、平成30年度から平成39年度までの10年間で70万6,320円を減額するものでございます。3%を超える変動があったのは、ガス料金、その他(A重油)でございまして、変動値は、ガス料金がマイナス7.1%、その他(A重油)が14.3%となっておりますことから変更するものでございます。  次のページをごらんください。(2)改定後のサービス購入料及び契約金額につきましては、以上の算出結果に基づきまして、今回の契約金額の変更内容を取りまとめたものでございます。  以上で議案第27号の説明を終わらせていただきます。 ◎鈴木 戸籍住民サービス課長 それでは、議案第28号及び第29号について御説明申し上げます。  初めに、議案第28号について説明をさせていただきますので、議案書の95ページをお開き願います。「議案第28号 高津区及び宮前区における町区域の設定について」でございます。  1枚おめくりいただきまして、97ページをお開き願います。提案要旨でございますが、高津区及び宮前区野川地区におきまして、住居表示を実施するため、地方自治法に基づき、町区域の設定を行うものでございます。  それでは、提案の内容につきまして、お手元に配付してございます文教委員会資料②に基づき御説明申し上げますので、資料の1ページをお開き願います。こちらは野川地区の住居表示に関する検討経過でございます。初めに、平成27年6月10日の住居表示検討委員会設立準備会でございますが、この準備会におきまして野川地区住居表示検討委員会の規約を定め、委員を選任いたしました。その後、平成27年12月開催の第1回の検討委員会から昨年10月開催されました第7回の検討委員会まで、委員の皆様に御協力いただき、新町界や新町名等の案について検討し、承認いただいたものでございます。今回議案として提出させていただく区域は野川地区の一部でございまして、住居表示の実施時期といたしましては平成30年11月ごろを予定しております。  次に、1枚おめくりいただきまして、資料の2ページをごらんください。こちらが検討委員会で承認いただきました高津区及び宮前区野川地区の住居表示区域図案でございまして、右側の丸で囲みました4つの箇所が今回の提出区域でございます。  次に、1枚おめくりいただきまして、3ページをごらんください。こちらは町区域の設定図案でございまして、青色の2点鎖線が高津区と宮前区の区境でございます。次に、赤の破線で囲まれている区域がそれぞれ新しい町でございまして、上から順に高津区の北野川、宮前区の野川本町3丁目、高津区の東野川1丁目、東野川2丁目となります。  次に、1枚おめくりいただきまして、4ページをごらんください。こちらは町区域の面積、世帯数及び人口を示したものでございまして、いずれも平成29年12月末現在の数値でございますが、4つの町、全て合わせますと面積は61.7ヘクタール、世帯数は2,959世帯、人口は6,693人でございます。  続きまして、議案第29号について説明をさせていただきますので、議案書の99ページをお開き願います。「議案第29号 高津区及び宮前区における住居表示の実施区域及び方法について」でございます。  1枚おめくりいただきまして、101ページをお開き願います。提案要旨でございますが、高津区及び宮前区野川地区において、住居表示に関する法律に基づき、住居表示を実施する区域及び住居表示の方法を定めるものでございまして、先ほど御説明いたしました議案第28号と関連するものでございます。  それでは、提案の内容につきまして、文教委員会資料②に基づき御説明申し上げますので、資料の5ページをお開き願います。こちらは高津区及び宮前区野川地区の住居表示の実施区域図案でございます。住居表示を実施する区域といたしましては赤い実線で囲まれた部分でございまして、実施の方法は従来と同じく街区方式によるものとなっております。  次に、1枚おめくりいただきまして、6ページをごらんください。こちらは今回の議案提出区域を含めました区別の住居表示実施率等の一覧となっております。  また、7ページ以降につきましては、関係法令を添付しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  以上をもちまして議案第28号及び第29号の説明を終わらせていただきます。 ◎長澤 市民スポーツ室担当課長 「議案第30号 川崎市多摩スポーツセンター建設等事業の契約の変更について」御説明申し上げます。議案書の103ページをお開き願います。  本議案は、川崎市多摩スポーツセンター建設等事業の契約金額を変更するものでございまして、契約金額36億8,097万6,425円を36億8,316万1,878円に変更するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、104ページの参考資料をごらんください。1から106ページの13までは、これまで議会で議決していただいた内容でございます。14 変更理由につきましては、事業契約書第71条の規定に基づき、物価変動等による契約金額の変更を行うものでございます。  次に、変更の内容等につきまして、お手元に配付してございます文教委員会資料③に基づきまして御説明申し上げます。  表紙を1枚おめくりください。初めに、川崎市多摩スポーツセンター建設等事業の契約におきましては、事業契約書第71条に、「サービス購入料について、別紙6に定めるところにより金額の改定を行う。」とあり、別紙6において「前回改定時の指標から消費税分を控除したものと、前年のそれとを比較し、3%以上の変動が認められる場合に改定を行う。」との規定等があることから、平成29年第3回川崎市議会定例会において変更議決された契約金額を変更するものでございます。  1 変更金額でございますが、契約金額36億8,097万6,425円を36億8,316万1,878円に変更するものでございます。  次に、2 変更の内容でございます。初めに、(1)サービス購入料B(運営費・維持管理費・その他)でございますが、ア 作業報酬下限額の変更による改定につきましては、平成30年度から995円に変更となりますことから、平成30年度から32年度の3年間分、360万30円を増額するものでございます。  次のページをごらんください。イ 利用料金の改定に基づくサービス購入料Bの改定につきましては、条例改正に伴い、平成29年4月に利用料金の改定を行ったことにより、利用料金収入額が6,028万3,355円から6,614万3,167円に変更となり、585万9,812円を減額するものでございます。  次に、ウ サービス購入料Bの改定額の合計につきましては、アの作業報酬下限額の変更による改定額からイの利用料金の改定に基づく改定額を差し引きまして、合計で225万9,782円を減額するものでございます。  (2)サービス購入料C(光熱水費)につきましては、変更前の金額4億7,792万9,619円を4億8,237万4,854円に変更するものでございまして、平成30年度から32年度の3年間分、444万5,235円を増額するものでございます。変動値につきましては、ガス料金が平成28年と29年の指数の比較で5.0%、電気料金につきましては、平成28年と29年の指数の比較で3.7%となっておりますことから変更するものでございます。  (3)契約金額の内訳一覧につきましては、以上の算出結果に基づきまして、今回の契約金額の変更内容を取りまとめたものでございます。  次のページをお開きいただきまして、一番下の増減額の欄をごらんください。今回の契約変更は、作業報酬下限額の変更による改定及び利用料金の改定に基づく改定で、差し引き225万9,782円を減額しておりますが、ガス料金及び電気料金の指数が増加となったため、444万5,235円の増額となりまして、合計として218万5,453円が契約額から増額となっております。  以上で議案第30号の説明を終らせていただきます。 ○川島雅裕 委員長 ただいま傍聴の申し出がありましたので、これを許可したいと思いますけれども、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、傍聴を許可します。 ◎青山 庶務課長 それでは続きまして、「議案第34号 平成30年度川崎市一般会計予算」のうち、市民文化局に関する部分につきまして御説明いたしますので、別冊の白い表紙、「平成30年度川崎市一般会計予算」の30ページをお開きください。  初めに、歳入でございます。上から5段目、16款使用料及び手数料1項1目市民文化使用料は4,061万3,000円で、1節市民文化使用料でございます。次に、36ページをお開きください。上から2段目、2項8目区役所手数料は5億4,540万6,000円で、1節戸籍住民基本台帳手数料でございます。  次に、38ページをお開きください。下から2段目、17款国庫支出金2項2目市民文化費国庫補助金は8,709万2,000円で、1節市民文化費補助でございます。次に、46ページをお開きください。上から2段目、10目区役所費国庫補助金は2億4,807万1,000円で、1節戸籍住民基本台帳費補助でございます。次に、48ページをお開きください。上から5段目、3項2目市民文化費委託金は1,274万5,000円で、1節市民文化費委託金でございます。その4段下に参りまして、6目区役所費委託金は833万7,000円で、1節戸籍住民基本台帳費委託金でございます。  次に、50ページをお開きください。下から2段目、18款県支出金2項2目市民文化費県補助金は1,077万2,000円で、1節市民文化費補助でございます。次に、54ページをお開きください。上から8段目、3項2目市民文化費委託金は14万1,000円で、1節市民文化費委託金でございます。  最下段に参りまして、19款財産収入1項1目財産貸付収入のうち、2節市民文化費財産貸付収入は1億1,541万4,000円でございます。次に、56ページをお開きください。下段、2目基金運用収入のうち、2節市民文化費基金運用収入は684万9,000円でございます。  次に、58ページをお開きください。下から2段目、20款寄附金1項2目市民文化費寄附金は1,320万円で、1節市民文化費寄附金でございます。  次に、60ページをお開きください。下から6段目、21款繰入金1項2目市民文化費基金繰入金は650万5,000円で、1節市民文化費基金繰入金でございます。  次に、62ページをお開きください。下から2段目、23款諸収入3項2目市民文化費貸付金収入は55万1,000円で、1節同和世帯更生資金貸付金収入でございます。次に、66ページをお開きください。最下段、6項8目雑入のうち、3節市民文化費雑入は6,097万9,000円でございます。  次に、70ページをお開きください。上から5段目、24款市債1項2目市民文化債は6億1,400万円で、1節市民文化債でございます。次に、72ページをお開きください。上から4段目、10目区役所債は1億4,300万円で、1節区政振興債でございます。  一般会計歳入予算の説明は以上でございます。  次に、歳出予算について御説明いたしますので、102ページをお開きください。3款市民文化費は72億3,564万3,000円で、前年度と比較し、132億5,938万2,000円の減となっております。  初めに、上から3段目、1項1目市民文化総務費でございますが、15億34万6,000円で、主なものとして、右ページに参りまして、職員給与費のほか、その2つ下の行、公共施設利用予約システム事業費は、公共施設利用予約システム「ふれあいネット」の運用を行うものなどでございます。その6つ下の行、市民交流事業費は、国際交流センターの運営や区役所窓口等における外国語対応のための通訳者派遣を行うものなどでございます。  左ページに戻りまして、次の段、2目地域安全対策費でございますが、6億9,651万8,000円で、主なものとして、右ページに参りまして、地域の安全対策事業費は、地域における防犯カメラの設置に対する支援や、防犯灯LED化ESCO事業による防犯灯の維持管理や新規設置のほか、かわさき安全・安心ネットワークシステムにより、地域の犯罪情報等の一元化及び市民等への迅速な情報配信を行うことで、安全で安心なまちづくりの推進を図るものなどでございます。次の項目、交通安全対策事業費は、交通安全市民総ぐるみ運動交通安全推進事業などを実施するものでございます。  次に、104ページをお開きください。3目コミュニティ推進費でございますが、2億8,623万3,000円で、主なものとして、右ページに参りまして、上から6行目、総合自治会館施設整備費は、総合自治会館の移転に向け、施設内の設計等を行うものでございます。次の行、自治推進事業費は、協働・連携ポータルサイト「つなぐっとKAWASAKI」の運営、人材マッチング事業の実施、参加と協働による地域課題解決の新たな仕組みの構築に向けた(仮称)今後のコミュニティ施策基本的考え方の策定など、多様な世代・立場の市民による市政への参加促進や、自分たちのまちを自分たちでつくるための持続的な活動に向けた取り組みを進めるものでございます。次の項目、市民活動推進事業費は、地域でさまざまな活動に取り組んでいる町内会・自治会、市民活動団体NPO法人等の活動支援などを行うものでございます。  左のページに戻りまして、4目人権・男女共同参画費でございますが、2億2,240万7,000円で、主なものとして、右ページに参りまして、人権関連経費は、人権を尊重し、ともに生きる社会を目指して、平等と多様性を尊重しながら人権施策を総合的に推進するほか、ヘイトスピーチの解消に向けた啓発活動を重点的に実施するなどしてまいります。  次に、左のページに戻りまして、5目文化振興費でございますが、30億8,172万円で、主なものとして、107ページに参りまして、1行目、市民文化活動支援事業費は、東京2020オリンピックパラリンピック大会を契機とした誰もが暮らしやすいまちづくりに向け、文化芸術に親しめる環境づくりを推進するものなどでございます。その4行下、音楽のまちづくり推進事業費は、「音楽のまち・かわさき」推進協議会等の多様な活動団体と連携しながら、かわさきジャズ等の音楽イベントを開催するなど、幅広い世代が身近に音楽を楽しめる環境づくりを進めるもの、また、その2つ下の行、映像のまち・かわさき推進事業費は、「映像のまち・かわさき」推進フォーラムを中心として、市内の豊富な映像資源による活動を促進するとともに、ロケ地川崎推進事業や毎日映画コンクール表彰式の開催支援など、市民が映像に親しむ機会の創出とまちの魅力を発信するものでございます。その2つ下の行、川崎シンフォニーホール整備事業費は、良質な音楽鑑賞の場を引き続き提供していくため、平成31年1月15日から6月30日までのホール休館期間中に、音響、照明設備などの改修工事を実施してまいります。  次に、左ページに戻りまして、6目スポーツ推進費でございますが、14億4,841万9,000円で、主なものとして、右ページに参りまして、6行目、多摩川を活用したスポーツ大会開催事業費は、川崎国際多摩川マラソン多摩川リバーサイド駅伝in川崎を開催するもの、また、その2行下、障害者スポーツ推進事業費は、障害者スポーツ大会の開催や、スポーツセンターにおける障害者のスポーツ参加機会の充実など、障害者スポーツの普及促進の取り組みを進めるものでございます。次の行、ホームタウンスポーツ推進事業費は、かわさきスポーツパートナーと連携した取り組みやアメリカンフットボールを活用したまちづくり等を通じて、魅力ある豊かな地域づくりを目指すものでございます。その5行下、東京オリンピックパラリンピック推進事業費は、かわさきパラムーブメント第2期推進ビジョンに基づく、多様な主体の連携によるかわさきパラムーブメントの推進により、誰もが自分らしく暮らし、自己実現を目指せる地域づくりを進めます。また、英国代表チーム事前キャンプ受け入れの準備や英国との交流を推進してまいります。さらに、若者文化の発信のため、イベントの支援や環境づくりに向けた検討・調整を行うとともに、ストリートカルチャー等が結集した川崎発の世界的な大会を開催します。その2行下、スポーツ施設費は、民間活力を活用したESCO事業の導入により、麻生スポーツセンターの空調設備等の省エネルギー化を図りつつ、長寿命化に向けた取り組みなどを実施してまいります。  次に、206ページをお開きください。11款区役所費は140億742万4,000円で、前年度と比較して、2億9,785万2,000円の減となっております。このうち市民文化局が所管いたします費目は、3段目、1項1目区政総務費の44億5,119万円のうち、右のページに参りまして、1行目の職員給与費から6行目の区役所等窓口サービス機能再編事業費まででございます。主なものといたしましては、2行目、区政事業費は2億7,356万8,000円で、老朽化が著しい多摩区役所生田出張所の建てかえ整備を進めるほか、区役所改革として市民同士のつながりや地域のコミュニティづくり、市民の主体的な活動を促進する取り組みなどを推進します。また、参加と協働による地域課題解決の新たな仕組みの区域レベルの機能として、区における中間支援のあり方の検討などを進めます。その4つ下の行、区役所等窓口サービス機能再編事業費は、川崎の魅力を伝える観光案内・魅力発信拠点と、証明発行等の身近な行政サービスを提供する川崎駅北口行政サービス施設「かわさき きたテラス」の管理・運営などを行います。  次に、214ページをお開きください。最下段、2項1目戸籍住民基本台帳費は22億8,854万6,000円で、主なものとして、右のページに参りまして、各区役所区民課等で業務を行う職員の給与費のほか、戸籍住民基本台帳事務に係る経費などでございまして、マイナンバーカードを利用したコンビニエンスストアにおける戸籍・住民票等の証明書交付の普及促進を図るとともに、コンビニ交付に必要なマイナンバーカードのさらなる普及などを進めてまいります。  一般会計歳出予算の説明は以上でございます。  続きまして、268ページをお開きください。債務負担行為で平成31年度以降にわたるものについての平成29年度末までの支出額の見込み及び平成30年度以降の支出予定額等に関する調書のうち、市民文化局関係で平成30年度より新たに債務負担を設定するものを説明いたします。  270ページをお開きください。10段目の川崎シンフォニーホール改修事業費は、限度額を4億7,554万円とし、平成31年度まで、その2行下、麻生スポーツセンターESCO事業費は、限度額を142万8,000円とし、平成33年度までの債務負担行為による支出を予定しております。  次に、276ページをお開きください。ページ中ほどよりやや下側の生田出張所庁舎整備事業費は、限度額を1億5,919万3,000円とし、平成31年度まで、その2行下の住民票の写し等郵送請求事務経費は、限度額を9,513万8,000円とし、平成32年度までの債務負担行為による支出を予定しております。  なお、市民文化費の主な事業につきましては、別冊の「平成30年度各会計歳入歳出予算説明資料」の36ページから49ページに、また、区役所費のうち、市民文化局関係の主な事業につきましては、164ページ及び182ページにも記載をしておりますので、後ほど御参照いただければと存じます。  以上で議案第34号の御説明を終わらせていただきます。  続きまして、「議案第53号 平成29年度川崎市一般会計補正予算」のうち、市民文化局に関する部分につきまして説明いたしますので、水色の表紙の「平成29年度川崎市一般会計補正予算」の14ページをお開きください。  初めに、歳入でございます。下から3段目、17款2項2目市民文化費国庫補助金でございますが、既定額5億3,234万4,000円に補正額1億9,945万4,000円を減額いたしまして、総額を3億3,289万円とするものでございます。この内容といたしましては、右側に参りまして、1節市民文化費補助におけるスポーツ・文化総合センター整備事業に充当する国庫補助の減によるものでございます。  次に、16ページをお開きください。下から4段目、24款1項2目市民文化債でございますが、既定額134億800万円に補正額1億4,900万円を増額いたしまして、総額を135億5,700万円とするものでございます。この内容といたしましては、右側に参りまして、1節市民文化債においてスポーツ・文化総合センター整備事業へ充当するものでございます。  次に、歳出でございます。20ページをお開きください。上から3段目、3款1項1目市民文化総務費でございますが、スポーツ・文化総合センターの整備に係る国庫支出金の認承減に伴い、補正額の財源内訳の欄中、国庫支出金を1億9,945万4,000円減額するとともに、市債を1億4,900万円、一般財源を5,045万4,000円増額して、財源を更正するものでございます。なお、これによる歳出予算額の増減はございません。  次に、11ページにお戻りください。第4表地方債補正でございますが、表の1段目の市民文化総務事業は、補正前の額133億3,400万円から補正額1億4,900万円を増額いたしまして、補正後の額を134億8,300万円とするものでございます。これはスポーツ・文化総合センターの整備に充当するものでございます。  以上で「議案第53号 平成29年度川崎市一般会計補正予算」の説明を終わらせていただきます。  続きまして、報告案件について御説明を申し上げますので、議案書の133ページ、「報告第1号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について」をお開きください。これは地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定された事項について専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により御報告するものでございます。このうち、市民文化局関係の事案について御説明いたしますので、次のページをお開き願います。  13番の専決処分でございますが、発生局は宮前区役所、専決処分年月日は平成29年11月15日、損害賠償の額は25万4,880円でございます。事件の概要でございますが、平成29年9月20日、被害者宅先路上で、本市職員が草刈り作業中、草刈り機によってはねた石が駐車していた被害者所有の小型乗用車に当たり破損させたものでございます。被害者と話し合いを行った結果、示談が成立いたしましたので、専決処分したものでございます。  以上をもちまして市民文化局関係の議案及び報告案件についての御説明を終わらせていただきます。 ○川島雅裕 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                    ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、以上で市民文化局関係の提出予定議案の説明を終わります。  ここで理事者の一部交代をお願いいたします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○川島雅裕 委員長 それでは続きまして、所管事務の調査として、「鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能の検討に関する考え方及び区役所と支所・出張所等の機能再編実施方針改定版(案)について」の報告を受けます。  なお、関係理事者として、まちづくり局から塚田企画課長及び若林地域整備推進課長、宮前区役所から髙石企画課長教育委員会事務局から大島生涯学習推進課長がそれぞれ出席しておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎鈴木 市民文化局長 それでは、鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能の検討に関する考え方及び区役所と支所・出張所等の機能再編実施方針改定版(案)について御説明させていただきます。  鷺沼駅周辺再編整備につきましては、これまでまちづくり局を中心に取り組みを進めてきたところでございますが、民間における再開発の機運が高まる中で、公共機関に関するさまざまな意見・要望が寄せられていることから、関係局区で連携協議し、今後の検討に関する考え方を整理いたしましたので、御報告させていただきます。  また、区役所と支所・出張所等の機能再編実施方針改定版(案)につきましては、昨年11月に素案の段階で文教委員会に御報告させていただき、パブリックコメント手続や市民説明会を開催して市民意見聴取の取り組みを進めてきたところですが、並行して鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能の検討に関する考え方を整理してまいりましたので、実施方針改定版(案)のうち、区役所等に関連する部分に必要な修正を行い、あわせて御報告させていただくものでございます。  具体的な内容につきましては、区政推進課山﨑課長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎山﨑 区政推進課長 それでは、鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能の検討に関する考え方について御説明をさせていただきます。A3判の資料1をごらんください。  初めに、1の「現状と課題」でございますが、鷺沼駅周辺地域につきましては、大きな施設・機能の更新等がないまま40~50年が経過し、高齢化や建物の老朽化が同時に進行することが想定されております。また、山坂が多く、路線バスによる駅へのアクセスが多い地域であるものの、交通広場の機能が不足しており、バス需要に応える増便等の対応が難しいなどの課題を抱えているところでございます。  次に、2の「鷺沼駅周辺の再編整備」でございますが、鷺沼駅周辺では、平成27年6月の東急電鉄との包括連携協定締結を契機に、多様な都市機能の集積と交通結節機能の強化に向けた取り組みを推進しているところでございまして、平成28年度に見直しを行った「都市再開発の方針」では、特に一体的かつ総合的に市街地の再開発を促進すべき相当規模の地区である2号地区として都市計画決定するとともに、市として鷺沼駅周辺土地利用方針(案)を作成し、これをもとに検討を進めているところでございます。  こうした中、民間における再開発の機運が高まっており、JAセレサ川崎や東急電鉄、横浜銀行などの権利者5名で構成される再開発準備組合が昨年8月16日に設立されたところでございます。準備組合では、平成31年度の都市計画決定、平成33年度の工事着手を目指し、事業計画の検討が進められており、昨年12月には準備組合から、議会各会派や市民等からの意見・要望に関して、速やかに検討するよう要請されたところでございます。  次に、3の「議会各会派や市民等からの意見・要望」でございますが、こうした再開発に関する動きを受ける形で、昨年8月に設立された鷺沼駅周辺の町内会・商店会長等で構成される再開発推進協議会を初めといたしまして、市全町内会連合会や宮前区議団、議会3会派など、さまざまな団体から公共機能に関する意見・要望が寄せられているところでございます。  次に、資料の右上、4の「宮前区の主な公共施設の状況」でございますが、区役所、市民館・図書館等が隣接して宮前平に立地しておりますが、アクセスに不便であるという地元意見が以前から寄せられるとともに、こうした市の施設につきましては、現地における施設更新の際には仮設庁舎の建設用地が必要となるなど、将来的な技術的課題も見込まれているところでございます。  次に、5の「基本的な考え方」でございますが、本市におきましては、民間活力を生かした交通利便性の高い駅周辺のまちづくりを進めており、議会各会派や市民等から公共機能に関するさまざまな要望もいただいていることから、準備組合が進めている再開発事業の計画検討の中で議論が可能となるよう、平成30年度内の基本方針策定を目指し、宮前区内の公共機能について、次のとおり検討を行ってまいります。  1点目として、区役所・市民館・図書館等の移転可能性を含め、鷺沼駅周辺再編整備に導入する公共機能について検討してまいります。2点目として、公共機能の検討を踏まえ、公共交通による駅アクセスの向上について検討してまいります。  次に、6の「検討の進め方」でございますが、今後、公募市民等によるワークショップやフォーラムの開催、無作為抽出による区民アンケート、関係団体等への説明・ヒアリングなど、多角的な意見聴取を実施しながら検討を進めてまいります。あわせまして、庁内では、副市長を座長とする鷺沼駅周辺再編整備公共機能検討会議を設置し、市民文化局まちづくり局、宮前区役所、教育委員会事務局を中心といたしまして、組織横断的な検討を進めてまいります。  次に、7の「今後のスケジュール」でございますが、本日以降、関係団体等への説明やヒアリング等を開始いたしまして、平成31年2月の公共機能に関する基本方針案の公表に向けて取り組みを進めてまいります。  なお、資料1の別紙に、「鷺沼駅周辺再編整備に向けた検討状況」として、平成28年12月のまちづくり委員会報告資料を添付しておりますので、後ほど御参照いただければと存じます。  続きまして、A3判の資料2-1、「区役所と支所・出張所等の機能再編実施方針改定版(案)の概要」をごらんください。こちらは昨年11月の文教委員会において素案の段階で御説明させていただいたものでございますが、今回御説明させていただきました鷺沼駅周辺の再編整備に関する記載を追記してございます。  資料を1枚おめくりいただきまして、2ページ目、「第4章 区役所等の現状と課題」の「2 現在の区役所等の主な課題」のページの右下でございますが、「(4)その他」の「イ 鷺沼駅周辺の再編整備」として、再開発準備組合における事業計画検討スケジュールを考慮して、公共機能の検討を行うことが必要な状況を記載いたしました。  次に、資料を1枚おめくりいただきまして、3ページ目、「第5章 機能再編の方向性と取組」の左上、2の「(1)区役所」のウといたしまして、「鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能の検討」としまして、平成30年度内の基本方針策定を目指して取り組みを推進することを追記したところでございます。  なお、資料2-2といたしまして実施方針改定版(案)の本編資料を、また、参考資料といたしまして実施方針改定版(素案)に対する意見募集の結果についての資料を添付しておりますので、後ほど御参照ください。  説明につきましては以上でございます。 ○川島雅裕 委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明について、質問等がございましたらお願いいたします。 ◆木庭理香子 委員 1点お聞きしたいんですけれども、3ページの第5章、(2)の「支所・地区健康福祉ステーション」の「ウ「身近な活動の場」や「地域の居場所」としての活用策の検討」とあるんですが、これに関して、具体的にどういう活動をイメージしていらっしゃるのでしょうか。 ◎山﨑 区政推進課長 こちらにも書いてございますけれども、地域の居場所として、例えば地域包括ケアシステムの構築に資するような取り組みなど、多目的に使えるような場を検討しておりまして、今まで支所や出張所の会議室では基本的にできなかった飲食を交えた交流の場など、そういったことを今のところ想定しているところでございます。 ◆木庭理香子 委員 そうであればよかったなと思ったんですけれども、私は麻生区ですが、麻生区にある市民交流館やまゆりみたいな地域のいろんな立場の人たちが利用できる、音を出したりとか、飲食もできたりとかというのを――やまゆりも公に飲食ができるわけではないんですけれども、イベントによってはできるという状況を設けていますから、そういうものが元気な高齢者の方の居場所づくりであったりとか、地域の方たちのつながりを形成する重要な役目を果たすと思うので、ここはそういった意味で手厚くつくっていただいたり、必要があれば防音も完備するとか、そういうことも検討して、あとは調理場みたいなのも必要なのかなとも思うんですけれども、会議室だけではなくて本当の居場所として使えるような、使いやすいものにしていただきたいと思います。 ○川島雅裕 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能の検討に関する考え方及び区役所と支所・出張所等の機能再編実施方針改定版(案)について」を終わります。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○川島雅裕 委員長 それでは次に、教育委員会関係の「平成30年第1回定例会提出予定議案の説明」を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎渡邊 教育長 おはようございます。教育委員会でございます。教育委員会関係の平成30年第1回定例会提出予定議案につきまして事務局から説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎西 教育次長 それでは、「議案第23号 川崎市立学校の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について」につきましては渡辺教育環境整備推進室担当課長から、「議案第34号 平成30年度川崎市一般会計予算」及び「議案第53号 平成29年度川崎市一般会計補正予算」につきましては池之上庶務課長から説明させていただきます。よろしくお願いします。 ◎渡辺 教育環境整備推進室担当課長 それでは、「議案第23号 川崎市立学校の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について」につきまして御説明申し上げます。  初めに、制定要旨を御説明申し上げますので、議案書の76ページをごらんください。この条例は、小杉小学校を新設するため制定するものでございます。  次に、条例の内容につきまして御説明申し上げますので、75ページをごらんください。別表第1の改正でございますが、「川崎市立中原小学校」の次に「川崎市立小杉小学校」を加えるものでございます。  次に、附則についてでございますが、この条例の施行期日を、開校を予定しております平成31年4月1日からとするものでございます。  なお、文教委員会資料としまして、条例の新旧対照表を添付してございますので、後ほど御確認いただきたいと存じます。  以上で議案第23号の説明を終わらせていただきます。 ◎池之上 庶務課長 それでは「議案第34号 平成30年度川崎市一般会計予算」のうち、教育費関係の主な内容につきまして御説明いたしますので、別冊の白い表紙の「平成30年度川崎市一般会計予算」の3ページをお開き願います。第1表歳入歳出予算でございますが、この内容につきましては、後ほど歳入歳出予算事項別明細書により御説明申し上げます。  次に、9ページをお開き願います。第2表債務負担行為でございますが、教育費関係といたしましては、12ページに参りまして、表の上から8段目、学習状況調査事業費については、期間を平成31年度までとし、限度額を2,538万9,000円と定めるなど6件がございます。  次に、14ページをお開き願います。第3表地方債でございますが、教育費関係につきましては、18ページに参りまして、中段にございますとおり、義務教育施設整備事業で151億6,000万円を、高等学校施設整備事業で8億3,600万円を、社会教育施設整備事業で2億5,100万円を、それぞれ限度額として定めるものでございます。  続きまして、歳入予算の主な内容を御説明いたしますので、30ページをお開き願います。まず、上段の16款1項使用料でございますが、32ページに参りまして、上から4段目、8目教育使用料は5億3,094万4,000円で、主なものといたしましては、右側に記載のとおり、高等学校の授業料や博物館施設の入場料などでございます。続く下段の2項手数料でございますが、36ページに参りまして、上から4段目、10目教育手数料は1,224万2,000円で、高等学校の入学料などでございます。  続きまして、17款1項国庫負担金でございますが、38ページに参りまして、上から2段目、3目教育費国庫負担金は145億3,999万4,000円で、昨年度から9億155万9,000円の増となっておりますが、これは小杉小学校の新設や校舎増築工事の事業費の増に伴うものでございます。続く2項国庫補助金でございますが、46ページに参りまして、上から3段目、11目教育費国庫補助金は11億3,702万3,000円で、昨年度から9億8,690万円の増となっておりますが、これは義務教育施設の再生整備などの事業費の増に伴うものでございます。  次に、18款県支出金でございますが、50ページをお開き願います。中段の2項県補助金でございますが、54ページに参りまして、上から4段目、9目教育費県補助金は201万9,000円で、被災児童生徒就学支援等事業費補助でございます。  続きまして、下段、19款1項1目財産貸付収入でございますが、57ページに参りまして、中段の7節教育費財産貸付収入は5,466万9,000円で、生涯学習財団施設貸付収入でございます。  次に、62ページをお開き願います。23款3項貸付金元利収入でございますが、64ページに参りまして、下から7段目、7目教育費貸付金収入は1,626万2,000円で、大学奨学金貸付金収入でございます。  次に、70ページをお開き願います。24款1項市債でございますが、72ページに参りまして、下から4段目、12目教育債は162億4,700万円で、昨年度より112億3,400万円の増となっておりますが、これは小杉小学校の新設や校舎増築工事の事業費の増、義務教育施設の再生整備の事業費の増などに伴うものでございます。  続きまして、歳出予算につきまして御説明いたしますので、222ページをお開き願います。13款教育費でございますが、1,108億9,533万4,000円で、前年度予算額に対しまして、155億6,294万4,000円の増となっております。主な理由といたしましては、義務教育施設の再生整備などの事業費の増などによるものでございます。  次に、各目の主な内容につきまして御説明いたします。初めに、1項1目教育委員会費は1,748万2,000円で、その内容といたしましては、右側に記載のとおり、教育委員の報酬などでございます。次に、2目事務局費は339億3,055万6,000円で、教育委員会事務局職員の職員給与費などでございます。次に、3目教職員人事費は2,702万6,000円で、教職員の募集・採用など人事管理運営に係る経費でございます。224ページをお開き願います。4目教職員厚生費は1億5,050万5,000円で、教職員の健康診断等を行う安全衛生管理事業費など、教職員厚生に係る経費などでございます。次に、5目教育指導費は7億4,767万4,000円で、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置を行う児童生徒指導事業費や、学校図書館の充実に向けた学校司書の配置を行う読書のまち・かわさき事業費など、学校教育指導に係る経費などでございます。226ページをお開き願います。6目学事費は6,567万7,000円で、就学援助事務や大学奨学金貸付事業を実施する経費でございます。次に、7目総合教育センター費は10億5,785万8,000円で、児童生徒の異文化を受容する態度やコミュニケーション能力の育成を目的とした、外国語指導助手(ALT)を配置する経費など、教育調査研究に係る経費などでございます。  次に、2項1目小学校管理費は249億2,389万4,000円で、教職員の給与費や学校運営費でございます。228ページをお開き願います。2項2目小学校の教育振興費は5億5,746万2,000円で、就学援助費などでございます。  次に、3項1目中学校管理費は127億4,852万5,000円で、教職員の給与費や学校運営費でございます。次に、3項2目中学校の教育振興費は4億8,436万5,000円で、就学援助費などでございます。  230ページをお開き願います。4項1目全日制高等学校管理費は29億1,790万5,000円で、続いて2目定時制高等学校管理費は7億1,668万5,000円で、いずれも教職員の給与費や学校運営費でございます。232ページをお開き願います。3目教育振興費は1億273万7,000円で、経済的な理由により修学が困難な方に高等学校奨学金を支給することで、意欲・能力のある生徒を支援する奨学金経費など教育振興に係る経費でございます。  次に、5項1目特別支援学校費は23億5,369万円で、教職員の給与費や学校運営費でございます。次に、2目特別支援教育諸費は2億4,234万5,000円で、医療的ケアを必要とする児童生徒を対象とした看護師の学校訪問について、一人一人の医療的ケアの状況に応じた訪問とするなど、ニーズに応じた支援を推進する医療的ケア支援事業費など、特別支援学級運営に係る経費などでございます。  234ページをお開き願います。6項1目社会教育総務費は10億5,520万5,000円で、職員給与費などでございます。次に、2目社会教育振興費は1億8,163万5,000円で、地域ぐるみで子どもたちの学習をサポートする地域の寺子屋を引き続き推進する事業費など、社会教育振興に係る経費でございます。次に、3目文化財保護費は2億4,053万5,000円で、文化財の保護・啓発に向けた取り組みや、橘樹官衙遺跡群の保存整備・活用に向けた取り組みを推進する事業費など、文化財に係る経費でございます。236ページをお開き願います。中段の4目教育文化会館・市民館費は5,668万2,000円で、社会教育施設の運営管理費や施設整備費などでございます。次に、5目図書館費は8億1,281万円で、図書整備費や運営管理費などでございます。238ページをお開き願います。6目博物館費は4億4,993万7,000円で、日本民家園及び青少年科学館の運営管理費や施設整備費でございます。  次に、7項1目学校保健費は6億6,497万5,000円で、学校医等に係る経費や児童生徒の健康診断に係る経費などでございます。240ページをお開き願います。2目学校給食費は47億5,529万8,000円で、川崎らしい特色ある健康給食の取り組みを推進する給食運営に係る経費などでございます。  次に、8項1目義務教育施設整備費は207億2,423万6,000円で、小杉小学校の新設などの校舎建築(新築)事業費や、下小田中小学校、井田小学校、塚越中学校などにおける校舎建築(増築)事業費、学校トイレの改修の加速化や、学校施設長期保全計画に基づく整備を実施する義務教育施設整備事業費などでございます。242ページをお開き願います。2目高等学校施設整備費は9億963万5,000円で、高等学校施設整備事業費などでございます。  以上で「議案第34号 平成30年度川崎市一般会計予算」のうち、教育費関係についての説明を終わらせていただきます。  なお、教育費の主な事業につきましては、別冊の「平成30年度各会計歳入歳出予算説明資料」の188ページから207ページまでに記載させていただいておりますので、後ほど御参照ください。  続きまして、「議案第53号 平成29年度川崎市一般会計補正予算」のうち、教育費関係につきまして御説明いたしますので、青い表紙の「平成29年度川崎市一般会計補正予算」の2ページをお開き願います。  初めに、第1表歳入歳出予算補正でございますが、内容につきましては歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明いたしますので、14ページをお開き願います。  まず、歳入につきまして、中段の17款1項国庫負担金でございますが、上から2段目の3目教育費国庫負担金は、既定額136億3,843万5,000円に、4,877万5,000円を追加し、補正後の額を136億8,721万円とするものでございます。  次に、2項国庫補助金でございますが、16ページに参りまして、上から4段目の11目教育費国庫補助金は、既定額1億5,120万3,000円に、1億3,084万7,000円を追加し、補正後の額を2億8,205万円とするものでございます。  次に、下段に参りまして、24款1項市債でございますが、18ページに参りまして、12目教育債は、既定額50億1,300万円に、10億100万円を追加し、補正後の額を60億1,400万円とするものでございます。  続きまして、24ページをお開き願います。歳出についてでございますが、上から2段目、13款教育費の既定額964億9,372万5,000円に、15億4,643万4,000円を追加し、総額を980億4,015万9,000円とするものでございます。こちらは、8項1目義務教育施設整備費につきまして、右側に記載のとおり、学校施設長期保全計画推進事業費におきまして、国庫補助金の認承増がありましたことから、整備費の増額を行うものでございます。  続きまして、6ページにお戻りください。第2表繰越明許費補正でございますが、8ページをお開き願います。13款教育費の内容といたしましては、社会教育施設の施設整備事業及び義務教育施設整備事業につきまして、事業の執行が平成30年度となりますことなどから、合計で15億7,275万3,000円を繰り越すものでございます。  最後に、11ページをお開き願います。第4表地方債補正につきましては、表の下から2段目にございます義務教育施設整備事業の限度額を10億100万円増額するものでございます。  以上で「議案第53号 平成29年度川崎市一般会計補正予算」のうち、教育費関係についての説明を終わらせていただきます。 ○川島雅裕 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、以上で教育委員会関係の提出予定議案の説明を終わります。  ここで理事者の一部交代をお願いいたします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○川島雅裕 委員長 それでは続きまして、所管事務の調査として、「読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)について」の報告を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎西 教育次長 それでは、「読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)について」につきまして、森指導課長から説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎森 指導課長 それでは、読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)(案)について御説明いたします。お手元の資料2が本編でございますが、資料1の概要版で御説明をさせていただきます。資料2の本編につきましては後ほど御参照願います。  それでは、資料1の1枚目、「第1章 読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)の概要」をごらんください。1の「計画策定の趣旨」でございますが、本市では、平成12年の子ども読書年を契機に読書のまち・かわさき事業を立ち上げ、平成16年に読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画を策定いたしました。計画期間をおおむね5年とし、状況の変化に対応しながら計画の改定を行い、読書活動の推進を図っているところでございます。そして、このたび、これまでの取り組みを継続・発展させるため、教育委員会と庁内外で実施される読書活動に係る事業との連携も視野に入れ、第3次推進計画を策定する運びとなりました。  次に、2の「計画の位置付け」でございますが、本年3月策定の川崎市総合計画第2期実施計画及びかわさき教育プラン第2期実施計画における読書のまち・かわさき推進事業を推進するための具体的な方策を定めるものであるとともに、子どもの読書活動の推進に関する法律に基づく市町村子ども読書活動推進計画の位置づけもあわせ持つものでございます。  また、3の「計画期間」でございますが、平成30年度から33年度までのおおむね4年間といたします。  次に、「第2章 読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第2次)の取組成果と課題」をごらんください。初めに、家庭における子どもの読書活動の推進についてでございますが、主な取り組み成果といたしましては、市立図書館や地域子育て支援センター等で乳幼児向けのおはなし会や講座を開催するなど、読書普及活動を行ってきたところでございます。下のグラフにもございますように、児童生徒への貸出冊数や、おはなし会の開催回数も増加傾向が見られるところでございます。主な課題といたしましては、乳幼児に向けた取り組みや保護者への啓発活動でございます。  次に、地域における子どもの読書活動の推進についてでございますが、主な取り組み成果といたしましては、市立図書館において、おはなし会ボランティアへのおはなし会用図書セット等の貸し出しによるボランティア支援などにより、読書活動の推進を図ってきたところでございます。主な課題といたしましては、人材育成と連携の場づくりでございます。  次に、学校等における子どもの読書活動の推進についてでございますが、主な取り組み成果といたしましては、総括学校司書の配置により、市立図書館との連携が図られ、学校司書の配置により、学校図書館の貸出数の増加等が見られたところでございます。また、全市で約3,100名の学校図書館ボランティアの皆様の御協力をいただき、学校図書館の環境整備や、おはなし会などを行ったところでございます。下のグラフにございますように、かわさき読書の日のつどいに向けた読書ポスターや標語、本の紹介文の応募作品数につきましても増加傾向が見られたところでございます。主な課題といたしましては、学校図書館における環境整備、蔵書の充実でございます。  次に、啓発広報活動の推進についてでございますが、主な取り組み成果といたしましては、「子ども読書の日」において、児童生徒による読書啓発ポスターや標語等を掲載したカレンダー等の配布や、川崎フロンターレとの連携により、選手のお勧め本を紹介したリーフレットの作成や、人形劇&おはなし会を実施したところでございます。主な課題といたしましては、大人への読書活動の啓発、各区の市立図書館の特色を生かした啓発広報活動でございます。  資料を1枚おめくりいただきまして、「第3章 読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)」をごらんください。1の「基本方針」でございますが、子どもの発達段階に応じ、さまざまな読書活動を広げていくため、人材・施設・設備・広報等の環境整備・充実に努めてまいります。  そのための4つの基本方針でございますが、1つ目は、家庭における読書活動の推進でございます。保護者や地域の大人たちが、家庭における読書活動は子どもの育ちに大きな役割を果たすという意識を持ち、乳幼児期から青年期までの各家庭における読書習慣が確立できるよう支援してまいります。  2つ目は、地域における読書活動の推進でございます。市立図書館、市民館、保育園等における活動の中に、子どもが楽しく読書に親しめる機会を積極的に取り入れてまいります。  3つ目は、学校等における読書活動の推進でございます。学校図書館が教育課程の中で、児童生徒がみずから学び、学習支援のよりどころとなる機能や、豊かな感性や情操を育む機能が十分に果たせるよう、環境整備に努めるとともに、地域の読書活動との連携を図りながら、地域に開かれた学校図書館を目指してまいります。  4つ目は、「かわさき読書の日」を中心とした啓発活動の推進でございます。読書のまち・かわさき事業の一層の充実・発展を図り、家庭・地域・学校が一体となった読書活動を進めるため、毎年11月の第1日曜日を「かわさき読書の日」と定めておりますが、春の「子ども読書の日」、秋の「かわさき読書の日」を契機に、特色ある読書活動推進事業を積極的に進めてまいります。  次に、2の「具体的な方策」でございますが、家庭に対しましては、保護者向け講座等の開催や、資料の配布などの普及活動を行ってまいります。  市立図書館におきましては、おはなし会・展示会など各種行事の開催、子どもへの選書支援、専門的職員の配置やボランティア活動への支援などを行ってまいります。子育て支援にかかわる施設等におきましては、地域子育て支援センター、保育施設等が連携を図りながら、絵本の充実や読み聞かせの実施等を通じて、子どもが絵本に触れる機会をふやすとともに、保護者に子どもの読書活動の大切さを伝えてまいります。その他施設におきましては、こども文化センターやわくわくプラザに設置する図書コーナーの環境整備に努めるとともに、地域ボランティア等による読み聞かせなどの取り組みを広げてまいります。ボランティアや民間団体等に対しましては、市立図書館や学校図書館などにおいて、市民ボランティアへの研修の場等の提供などを行ってまいります。「かわさき読書の日」を中心とした子どもの読書活動の推進につきましては、啓発イベント等の開催、すぐれた取り組みの奨励などを行ってまいります。子どもの権利条例につきましては、かわさき子どもの権利の日事業等において、子どもの権利に関する図書の紹介や、市民グループによる絵本の読み聞かせなどを行ってまいります。  学校におきましては、計画的な学校図書館の活用、児童生徒による図書委員会の活性化、司書教諭・図書担当教諭、総括学校司書・学校司書、図書ボランティアによる読書活動の推進などを行ってまいります。外国につながりのある子どもや帰国児童生徒、支援が必要な子ども等に対しましては、それぞれの子どもの状況を把握した上で、関係資料のコーナーの設置をふやし、ボランティアによる少人数への読み聞かせを計画的に行うなど、特色ある読書活動を推進してまいります。PTAなど学校関係者に対しましては、会合や各研究会などにおいて、先進的な取り組みに関する情報交換や研究協議などを積極的に行い、学校関係者の読書活動の推進に対する意識が高まるように支援してまいります。保育園等におきましては、園児等や保護者に向けた読書活動、乳幼児と中学生・高校生等との交流、図書資料の充実などを行ってまいります。
     啓発広報活動といたしましては、「子ども読書の日」における関連ポスターや通信等の配布、「かわさき読書の日」における作家等の講演会や作品展示、かわさき読書週間におけるイベントや催しなどを引き続き行ってまいります。市立図書館の特色を生かした啓発活動といたしましては、各区の図書館が置かれた状況や、その地域の特色を生かし、市立図書館のさまざまな活動をより多くの市民に知らせることで、さらに読書活動の普及を進めてまいります。子どもの読書活動推進のための大人への啓発活動といたしましては、家庭における読書活動、いわゆる家読(うちどく)を推進するため、各家庭での「親子読書の日」の設定を促すなど、親子で本に親しむきっかけとなるよう、広報誌等で啓発してまいります。  次に、3の「推進体制」でございますが、(1)の事業推進会議では、学識経験者、学校関係者、社会教育関係者、行政関係者などにより、子どもの読書活動についての取り組み状況や諸課題を協議し、子どもの読書活動を推進してまいります。  (2)の子ども読書活動連絡会議では、図書ボランティア、総括学校司書、保育園・学校・図書館関係者などのさまざまな立場の方から、子どもの読書に係る事業計画や事業推進に対する意見、提案、評価をいただくとともに、情報収集に努め、子どもの読書活動を推進してまいります。  (3)の市立図書館と学校図書館との連携会議では、各区の市立図書館において、市立図書館と学校図書館担当者との学社連携会議を開催し、情報交換等により、お互いの現状を理解し、協力のあり方を検討してまいります。  (4)の市立図書館における推進体制では、各地区館の児童サービス担当職員で構成した児童青少年サービス委員会による児童書の選書や事業の企画により、子どもに対する図書館サービスの充実を図るとともに、川崎市図書館おはなし会ボランティア連絡会等により、市立図書館と市民が地域ぐるみで子どもの読書活動を推進してまいります。  (5)の庁内における推進体制では、本計画を推進するため、教育委員会が中心となって、庁内各部署と連携しながら、着実に取り組みを進めてまいります。  次に、資料3をごらんください。パブリックコメント手続用資料でございます。今後でございますが、この読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)(案)につきましては、本年2月9日から3月12日までの期間、パブリックコメントにより市民の皆様からの御意見を募集いたします。パブリックコメント手続終了後、いただいた御意見を参考としながら、3月の教育委員会会議におきまして、読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)を策定する予定でございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○川島雅裕 委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明について、質問等がございましたらお願いいたします。 ◆木庭理香子 委員 何点かお尋ねします。まず、「総括学校司書・学校司書による読書活動の推進」とあるんですけれども、今の配置状況を教えてください。 ◎森 指導課長 総括学校司書につきましては、各区に合計21名配置してございます。学校司書につきましては、21名配置しているところでございます。 ◆木庭理香子 委員 今、総括学校司書が全部で21名で、学校司書が21名ということですけれども、学校の数は113校ありますよね。今、学校に全部いないということは、どういうふうなローテーションで回っているのか、改めてお尋ねします。 ◎森 指導課長 学校司書が配置されない学校につきましては、総括学校司書が巡回で訪問しておりまして、そこで図書の整理ですとか読書活動の支援を行っているところでございます。 ◆木庭理香子 委員 これは従前からうちの会派は推進に向けて取り上げてきたので、もう重々理解していただいていると思うし、やれる範囲でやっていただいているのも理解するんですけれども、こうやって総合計画に位置づけて取り組むのであれば、やはりそこはしっかりと予算をつけて、一刻も早く全校に1人は学校司書の方を配置していただくように、これは要望させていただきます。  次に、市町村子ども読書活動推進計画に位置づいてこの計画を立てているということですけれども、そこの部分に学校の図書館司書の配置というのはどのように書かれているのでしょうか。 ◎森 指導課長 子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画につきましては、国で基本的な計画を定めまして、その上で市町村の基本的な計画を定めるものでございまして、この市町村の計画が第3次の計画でございますが、そもそも国の計画におきましてどのような位置づけで書かれているかということでございますが、この中に書かれておりますのは、「学校図書館活動の充実を図るためには、専ら学校図書館に関する業務を担当する職員である学校図書館担当職員(いわゆる学校司書)を配置して、司書教諭と連携しながら、多様な読書活動を企画・実施したり、学校図書館サービスの改善・充実を図ったりしていくことが有効である」と書かれているところでございます。 ◆木庭理香子 委員 今お答えいただいたとおり、専らということは専従でということですよね。専門の「専」ですから。配置して連携してということが触れられているわけですから、ここはないがしろにしないで、繰り返しになりますけれども、早い段階で読書に関心・興味を持ってもらえるような図書館司書、学校の先生の相談相手にもなるような専門的な知識を持った司書の方を配置していただきますように、改めて要望させていただきます。  あともう1つ、これは疑問でお聞きしたいんですが、学校の授業の中での補助とのかかわりというのは今現在どんな感じなのでしょうか。 ◎小林 学校教育部担当課長 今、モデル校が27年度から3年目に入っていますが、今年度のモデル校の検証結果は今集計中ではございますが、27年度、28年度のモデル校のそれぞれの学校の担任の先生にアンケートをとっております。そこでは、89%の先生が学校司書による学習支援があったと言っております。主な支援内容としましては、授業に使う図書資料の準備、あとお子さんと一緒に本を探したり、図書館利用のガイダンスを行ったり、本の紹介ブックトーク、学習の導入での読み聞かせ等の報告を受けております。 ◆木庭理香子 委員 やはり学校の先生の立場からでも学校図書館司書の方というのは非常に心強い相手なのかなと思いますし、今モデル校ですけれども、子どもたちにとっては図書に関する関心・興味が深まっているのではないかなというのは想定できます。子どもたちがどれだけ本に関心を持っているのかというのをはかるには、コンクールなんかの参加もあるのかなと思うんですけれども、昔は割と広くいろんな学校の生徒が参加していて、表彰の場もあったんですが、今、たまに新聞とかで発表されるのを見ると、全部の学校からあるのではなくて、限られた学校から参加されているのかなと見られるんですが、そういうことはないのでしょうか。 ◎森 指導課長 委員御指摘のように、子どもたちが作文を発表する場というのは実はさまざまありまして、報道されているもの、されていないもの、たくさんあります。市内の学校の子どもたちはいろんな子が表彰されておりまして、どこに応募するかはまた学校の状況にもよると思いますけれども、いろんなところに幅広く応募しているというのは私も耳にしておりますので、それぞれ発表しているのかなと思います。 ◆木庭理香子 委員 子どもにとってインプットとアウトプットで、アウトプットしたことによって褒めてもらうということが自信につながって、より読書に関心を持つということがありますので、ぜひそういう場は積極的に活用していただくように学校に働きかけていただきますよう要望させていただきます。以上です。 ◆石田和子 委員 学校司書と総括学校司書の配置の問題で今質疑があったんですが、総括学校司書は計21名ということですけれども、これは小学校だけではなくて、中学校も含めた小中学校の活動をすると捉えているのですが、それでよろしいのでしょうか。 ◎森 指導課長 中学校区も含まれると考えております。 ◆石田和子 委員 ということで、計21名ということは、各区3名ずつと認識しているのですけれども、総括学校司書は非常勤で働いていらっしゃると考えているのですが、それでよろしいですか。 ◎森 指導課長 総括学校司書につきましては非常勤職員でございます。 ◆石田和子 委員 総括学校司書は非常勤職員で、小学校だけでなくて中学校も含めて指導をなさりながら、ボランティアさんとの連携もしながら、学校司書さんとも連携して、図書教諭の先生とも連携をしながらやっていくという位置づけだと思うんですけれども、学校司書の問題は、請願・陳情でこの委員会でもかなり質疑をやったわけですが、現在21名ということで、全校配置に向けての検討をしていくという方向性があったと思うんですが、先ほどもモデル校で配置している担任のアンケートをやったところ、学習支援があったと。準備をしたり、さまざまな授業に役立つ図書を探したり、ガイダンスを行ったりという役割を果たしているということで、あとは導入での読み聞かせも学校司書さんがやっているということですよね。質疑の中で、担任の先生たちとの話をする時間が非常に不足しているというのは課題として持っているということがあったと思うんですが、その課題の認識と、第2期実施計画の中でその辺に向けてどのように対応していこうと考えているのか、お聞かせいただけますか。 ◎小林 学校教育部担当課長 学校司書と担任との連携ということにつきましては、業務の時間の中で対応する時間がなかなかないというお声も聞いております。今、総括学校司書は年6回やっていますが、学校司書も含めまして年4回のペースで総括学校司書・学校司書研修会をやらせていただきまして、その中で学校司書同士の情報交換という時間がございます。その中で、どういう連携をしているのかというところで、ノートの交換をしたり、いろいろなやり方をそれぞれ情報交換して、今生かしていただいているという形だと思っていますが、まだ完全な形ではないので、今後もまた相談に乗りながら進めていきたいと考えております。 ◆石田和子 委員 今後も相談に乗りながら進めていくということですけれども、課題としてかなり明確になってきているわけです。読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)(案)ということで、家庭における、地域における、学校における推進計画、取り組みも進めていくということですから、しっかりとその辺も盛り込んだ形でのものにしていかないと、学校の部分では、そこ抜きにはいかないのではないかなと私は思うんですよね。その辺の方向性だけでもきちんと持ったものにすべきだと思うんですけれども、その辺はどうなのでしょうか。 ◎森 指導課長 学校図書館につきましては、本市の目指すものとして、学校の教育課程に寄与した学校図書館ですとか、よさを共有した質の高い図書館、そして読書センター、学習・情報センターとしての機能の充実、ボランティアの力が生きる学校図書館ということで、それぞれの立場の方が連携・協力しながら今進めているところでございます。課題につきましては、第3次計画で終わりとは考えておりませんで、当然、これからもずっと学校図書館を運営していく上で、状況の充実につきましては引き続き検討してまいりたいと考えております。 ◆石田和子 委員 着実にという言葉もお答えにありましたけれども、私は、そこのことも含めた状況のもとで、きちんとした形で進めていただきたいと思います。本編のほうの25ページに「学校司書については、全小学校への配置拡充に向けた取組をすすめていきます」と書いていますので、その辺はしっかりやると同時に、学習支援の部分も、先生たちと話をしたりとか、協議をしたりとか、具体的な時間がなければ、そうはいったってなかなかできないわけですから、そこはしっかり確保するような形でいっていただきたいと思いますし、学校図書館法だとか、さまざまなものを見れば、やはり専門としての位置づけが必要だと言われておりますので、その辺はしっかりとした取り組みをぜひ進めていただきたいということを意見要望申し上げます。 ◆片柳進 委員 私は、学校と地域と図書ボランティアのこともここにそれぞれ出されているわけですけれども、まずボランティアさんの研修について伺いたいと思います。この間、ベストセラーになった絵本について、親御さんを対象に、感動する中身として書かれているのだけれども、実際子どもが読むと、子どもを不必要に不安にさせてしまうということが専門家からも指摘されているということで、今、ネットでもいわゆる炎上状態になっているというのがあります。子どもの発達段階に応じて読み聞かせや、さまざまな取り組みをしていかないとまずいと思うんですけれども、ボランティアの方がよかれと思って本を選んでも、発達にふさわしくない本を選んでしまうということもあり得るかと思いますので、根本的には今言われたような全校へ司書さんを配置するとか、そういうことが欠かせないと思うんですが、現時点での図書ボランティアの皆さん方への研修の内容や頻度はどうなっているのか、お伺いいたします。 ◎森 指導課長 図書ボランティアの研修内容について御質問がございましたけれども、年2回、全市対象の全市図書ボランティア研修会と、各区ごとに年2回から3回、区図書館ボランティア研修会を行っているところでございます。学校図書ボランティアだけでなく、広く読書に関心のあるボランティアの方々にもお声かけをして参加していただいているところでございます。目的としましては、川崎市内における図書ボランティア活動についての研修を深めて、学校図書館でのボランティア活動の一層の充実を図るといったところでございますので、この研修会を活用しながら、よりよいものにしていきたいと考えているところでございます。 ◆片柳進 委員 そうしたら、その研修の内容と、ボランティアに参加する場合に、こうした研修が必須になっているのかとか、受けたかどうか確認しているかとか、そこら辺の状況はどうなっているでしょうか。 ◎小林 学校教育部担当課長 読み聞かせの内容についての講座や、編集者の方をお呼びしての読書活動についてのお話等、さまざまなものではございますが、各学校で総括学校司書や学校司書を通じて図書ボランティアさんにお声かけをしているところでございます。その中で、何回来たという集計はしておりませんが、その都度お声かけは必ずしているところでございます。 ◆片柳進 委員 わかりました。この点については、今までもありましたけれども、全ての学校への司書の配置ということを求めたいと思います。  もう1点ですけれども、いわゆるLGBTに関連して、この間、幾つかの自治体で学校図書館に、いわゆるLGBTに関する書籍、絵本なんかも含めて、さまざまなものが出ているわけですが、そういうものを置くという取り組みが始まっています。小学校、中学校それぞれ、性的な嗜好や性の自認の問題で、自分は何者なのかとか、自分は異常なのではないかと生徒がいろいろ思うときに、図書館に行けばそういう本があって正確に知れるということ、また、いわゆるカミングアウトみたいなことをしたときに、学習にも使えるということで、非常に大事な取り組みだと思うんですけれども、川崎ではそうしたLGBTに関する書籍を配置しているような取り組みは把握しているのか、まず伺います。 ◎小林 学校教育部担当課長 具体的にLGBT等のことについて蔵書で各学校に置いているという報告は聞いておりません。こちらのほうでまだ調査をしていないところではございますが、ただいま御発言がありましたとおり、もちろん、支援の必要なお子さん、外国につながりのあるお子さん等がおりますので、これまでの蔵書にプラスして、これからどんな蔵書がその学校で必要になるかということを改めて図書担当者連絡会等でお話をしながら、蔵書については学校のほうにお任せしているところはあるんですが、そのようなお話もしていきたいと考えております。 ◆片柳進 委員 まだ把握はしていないということで、各学校の取り組みに任されているのかもしれませんけれども、各校にそういうものが備えられると、この間、国レベルでの取り組みとか、学習指導要領などにも徐々に取り上げられるようになり始めてきていますので、今後、計画的な学校への配置を進めていただければということを要望します。 ◆重冨達也 委員 まず、総括学校司書と学校司書さんについてですけれども、それぞれの予算額を教えていただいていいですか。 ◎森 指導課長 平成29年度の総括学校司書配置事業費につきましては、およそ2,100万円でございます。学校司書配置事業費につきましては、900万円強でございます。 ◆重冨達也 委員 学校司書さんのほうが900万円ということで合っていますか。 ◎森 指導課長 学校司書につきましては900万円強でございます。 ◆重冨達也 委員 僕の認識が間違っていたらあれですけれども、総括学校司書さんは各区3名で合計21名で、学校司書は平成29年度時点だとモデル校で21校、21・21なわけですよね。感覚としては学校司書さんのほうがお金がかかりそうな感じがしたんですけれども、何で逆になっているんですか。 ◎森 指導課長 総括学校司書につきましては非常勤嘱託員でございます。学校司書につきましては、いわゆる謝金でお願いしておりまして、1回3,000円で最大150回という計算でございます。 ◆重冨達也 委員 そうすると、1人当たりの稼働時間は総括学校司書さんのほうが長いと思っていいんですか。 ◎森 指導課長 総括学校司書につきましては、週2回勤務でございまして、1日6.5時間でございます。学校司書につきましては、先ほど申し上げたとおりでございます。 ◆重冨達也 委員 延べ稼働時間はどちらのほうが長いんですか。 ◎森 指導課長 ちょっとお時間をいただいてよろしいですか。 ◆重冨達也 委員 では、また今度で大丈夫です。結構差があるなと思ったので、これだったら学校司書をふやしたほうがみたいな発想もあるのではないかと思いました。また細かく聞かないとわからないので、それは結構です。  今の人数でこれぐらいのお金がかかっていて、たしか読書のまち・かわさきの予算は3,000万円後半から4,000万円ぐらいだったと思うんですけれども、そのうち8割ぐらいがこれに入っているということなので、この人間をふやしていくと多分予算がもっと必要だということになると思うんですが、例えば学校司書のモデル校を今後ふやしていくみたいなのは既定路線として決まっているのか、それとも、29年度の話を総括しないと決められないのか、今どういう温度なのでしょうか。 ◎森 指導課長 小学校配置につきましては、これまでも議会で小学校全校配置に向けての取り組みを進めていくという御答弁をさせていただいたと思います。今回、かわさき教育プラン第2期実施計画におきましても、全校配置に向けての取り組みをお示しさせていただきましたし、今回の第3次の計画におきましても、全校配置の取り組みについてお示しさせていただいたところでございます。今後、関係局と協議しながら、できるだけ早く全校配置ができるように、今後また取り組みを進めていきたいと考えているところでございます。 ◆重冨達也 委員 わかりました。  これは第1次と第2次があったと思うんですけれども、第1次が平成16年に策定ということで、年度で言うと、第1次が何年度から何年度で、第2次が何年度から何年度か教えていただいていいですか。 ◎森 指導課長 子ども読書活動推進計画の第1次につきましては、平成16年度から平成20年度でございます。第2次計画につきましては、平成23年度から平成27年度の予定でございます。おおむねということでございますので、若干年度には前後がございます。この第3次につきましては、教育プランとあわせまして、平成30年度から33年度までの計画となっているところでございます。 ◆重冨達也 委員 第2次は27年度で終わっていたと思っていいのですか。 ◎森 指導課長 今回の第3次の計画でもお示しさせていただきましたように、第2次が継続していると考えておりまして、今回の第3次の取り組み成果につきましても、23年度から29年度までの成果を総括したと考えているところでございます。 ◆重冨達也 委員 第2次は23年度から29年度までと思っていいということですか。 ◎森 指導課長 そう考えております。 ◆重冨達也 委員 わかりました。何でそれを聞いたのかというと、計画の取り組み成果が今回右側にあると思うんですけれども、5年間取り組んだ成果として出てくるのがこの紙面でおさまるというのはどうもよくわからないなと思っていて、今回、第3次の進行管理の部分で、例えば、毎年どういうチェックをするのかだったり、4年だったり5年終わったときにはどういう変化が児童生徒や子どもたちにあればよしとするのかというのが余り明確ではないような気がして、進行管理にすごく課題があるなと思って、それで第2次はいつまでなのか、第2次の総括はいつやるのかというのが気になって、その期間も聞いたのですけれども、第2次の総括はこの資料の右側をもって終了とするわけですか。 ◎森 指導課長 今回の読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)で第2次の総括をして、第3次に改めて新しい計画を立てるという設定でございます。 ◆重冨達也 委員 そうすると、本編で言うと3ページから15ページまでが総括ということだと思うんですね。いろいろ書いてあるんですけれども、今で言うところの数値目標的なものがそんなにないような印象がありまして、この計画をつくって何がよかったのかというのがよくわからない。定性的な部分しか書いていないので、第3次については、1年間でどういう総括をするのかだったり、計画期間全てを踏まえてどういう総括をするのかを考えたほうがいいのではないかと思ったんですけれども、どうでしょう。 ◎森 指導課長 この実績ですとか評価についてでございますが、今お示しの資料2で全てを書きあらわすことは難しいので、集約して資料2をつくらせていただきました。その行間には、貸出冊数の調査ですとか先生方のアンケート調査なんかも実施しておりますので、どのような形で数値をお示しするかについては検討していきたいと考えております。 ◆重冨達也 委員 これで4,000万円使っていますというのは、なかなか説明がつかないと僕は思っていて、読書のまち・かわさきを推進する目的は、多分この冊子のほうで言うところの「計画策定の趣旨」の一番最初で、言葉や知識を学んでいただいて、表現力や創造力を豊かにするという機能が読書活動にはあるから、読書活動をやってもらいたいということだと思うんですね。だとしたら、例えば、この計画のアウトカムとして、どれだけ表現力や創造力が貸出冊数と結びつきがあるのかだったり、それは一般的に証明されていることであっても、川崎市で平成27年からモデル校実施をしているところとしていないところで、冊数ではなく、どれぐらい子どもたちに変化があったのかというのを調べないと、本来の計画の目的である表現力や創造力、もしくは夢や希望を本当に与えられているのかというのがわからないような気がするんですよね。もちろん、貸出冊数というのは、この計画によるわかりやすいアウトプットだとは思うんですけれども、それがアウトカムにどれだけ結びついているのかがすごく不明瞭な気がするんですが、教育長はそんな気はしないですか。 ◎渡邊 教育長 予算の成果として、どのように事業を捉えるかという視点は大変大事だと思いますけれども、非常に子どもの内面的なものでもございますので、どの本を読んで、どのように心が豊かになったのかというところを数字であらわしましょうというのは、現実的には難しい問題だとは思うんですね。それで、アウトプットとして貸出冊数ですとか、図書館の利用等の状況について見ているわけでございますけれども、例えば貸出冊数にしましても、かなり厚みのある本を1冊借りるのと薄い絵本を数冊借りるのと、冊数だけで捉えれば薄い本をたくさん借りたほうが冊数は上がるわけです。高学年になって少し厚い物語を読もうとしたときに、冊数そのものは及びませんけれども、例えばそれをページ数にしたら相当なものになるのかもしれませんが、そこまではなかなか追い切れませんので、難しさは感じております。  いずれにしましても、子どもたちが本に触れる読書習慣がつくられていることは大事にしなければいけないと思っておりますし、それは単に冊数だけではなく、日ごろから本に触れる機会が十分生まれているのかどうか、そのあたりを見ていかなければいけないと思っております。特に、これは学校だけではなくて家庭の中でも、例えばテレビとかゲームなどだけではなくて、少し時間があるときに本を開いてみようというのが習慣として生まれるかどうか、そのようなことなどを見ていかなければいけないと思っているんですが、初めのお話のように、それをどのようにアウトカムで見るかというところは少し難しいので、その辺は研究させていただきたいと考えているところでございます。 ◆重冨達也 委員 例えば、家でゲームをやる時間とかというのは多分アンケートをとればわかると思うんですよね。モデル校に指定されている学校とそうでない学校とで、その時間に変化があるのかを見れば、モデル校に効果があるかどうかというのはわかるような気がするんです。冊数は確かにそうですよね。ページ数で全然違うので、では冊数は何の意味があるんだろう。1つの指標であるということだと思うんですけれども、モデル校に指定したところで冊数がふえたという数字は何かでお示しいただいたと思っているんですね。僕は見た記憶があるんですけれども、だとしたら、モデル校に指定されて冊数がふえたところが、学習状況調査の中で自尊心が高まっている傾向があるのかだったり、今、全市で21校あるのであれば、各学校の特色を踏まえても、ある程度傾向は見られると思うんですね。もちろん、教育のことなので、教育長がおっしゃられたように、基本的には全ての施策において全部数字で示すのは難しいという主張はわかるんですけれども、では教育には幾ら入れればいいのかというのをほかの施策と戦わせるときには、何かでも言ったと思うんですが、財政局を説得するためにはある程度データを持っていないといけないと思うんです。先ほどこの振り返りの仕方についてはまだ検討の余地があるということだったので、仮にこれを進めたいのであればもうちょっとしっかりとした振り返りをしないと、教職員の数にしろ何にしろ、教育はお金を使いたいところだらけなので、その中で読書の優先順位をどれぐらい高目にするのかというのは考える必要があると思います。ぜひ御一考をいただければと思います。以上です。 ◆橋本勝 委員 ちょっと確認させていただきたい。まず、子どもの権利に関する条例に基づく権利学習というのは、6・3の9年間のどこで行っているのでしょうか。私は何学年と何学年みたいなやり方でやっているような気がしているんですけれども。小学校では何学年、中学校では何学年となっていませんでしたか。6年間全部ずっと教えるのでしたか。 ◎渡邊 教育長 権利の学習そのものについては、いずれの学年でも扱うことはできるんですけれども、今委員がおっしゃったような資料をもとに学習する機会というのは、学年を決めてやっていると考えているんですが、申しわけありませんが、はっきりと学年を記憶してございませんので、必要でございましたらば確認いたしましてお答えさせていただきたいと存じます。 ◆橋本勝 委員 わかりました。この学年、この学年となっていたような気はしているので、そういうことだったと思うから聞くんですが、誰が作成したかわかりませんけれども、子どもの権利の日事業に子どもの権利について考える図書一覧等を紹介している。そうすると、6学年の中のこの学年、3学年の中のこの学年と授業の中で取り扱っているものを、子どもの権利の日のイベントなんかに参加をされる子どもは別にその学年だけではないでしょうから、わざわざこういうことを通じて川崎市の子どもの権利について広報しようという取り組みのように私は見えてしまうんですけれども、これはどういう感じなのでしょうか。そういうことではないのでしょうか。 ◎森川 高津図書館長 図書館での活動ですけれども、子どもの権利条例につきまして、権利について考える日に、図書の一覧のリストをつくりまして、図書館で誰でも本が閲覧できるような取り組みをしています。 ◆橋本勝 委員 ということは、学校においての権利学習で、子どもたちへの教え方が足りないからこれで補うわけですか。 ◎森川 高津図書館長 いや、そういうことではございません。 ◆橋本勝 委員 では、何のためにわざわざこうやってやるんですか。 ◎森川 高津図書館長 子どもの権利条例というのは、川崎でいち早く取り組んできたことだと思います。図書館には子どもさんだけでなく、いろんな方がいらっしゃいますので、これについて知ってもらうことは大事だと思っておりますので、図書館の取り組みとして連携してやっているということです。 ◆橋本勝 委員 わかりました。では、子どもの権利について考える図書一覧というのはどういうものなのかについて、後で教えてもらっていいですか。  それと、平成28年度につくられた「川崎市子どもの権利条例えほん「レイちゃんとまほうのすな」」というのがあるんですけれども、これは出版社はどこですか。 ◎森川 高津図書館長 こちらにつきましては、こども未来局のほうで作成している本であるということで、こちらのほうで余り把握できていないので、後ほど調べてお答えさせていただきます。 ◆橋本勝 委員 では、「「レイちゃんとまほうのすな」を作成し」という部分については、教育委員会は絡んでいらっしゃらないということでよろしいですか。 ◎森川 高津図書館長 はい、そうです。 ◆橋本勝 委員 わかりました。では、それはこども未来局に聞くから結構です。 ○川島雅裕 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「読書のまち・かわさき子ども読書活動推進計画(第3次)について」を終わります。  ここで理事者の退室をお願いします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○川島雅裕 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○川島雅裕 委員長 それでは、以上で本日の文教委員会を閉会いたします。                午前11時55分閉会...