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平成28年第4回定例会(第4日目12月 8日)

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  1. 霧島市議会 2016-12-08
    平成28年第4回定例会(第4日目12月 8日)


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    平成28年第4回定例会(第4日目12月 8日)             平成28年第4回霧島市議会定例会会議録   1.議事日程は次のとおりである。                       平成28年12月8日(第4日目)午前10時開議 ┌──┬──┬───────────────────────────┬──────┐ │日程│事件│    件                 名    │ 備  考 │ │番号│番号│                           │      │ ├──┼──┼───────────────────────────┼──────┤ │1 │  │一般質問 植山 利博君(189ページ)          │      │ │  │  │      ・規制緩和や許認可による地方創生について │      │ │  │  │      ・生活道路や通学路などの安全対策について │      │ │  │  │     中馬 幹雄君(203ページ)          │      │ │  │  │      ふるさと創生総合戦略について      │      │ │  │  │     池田 綱雄君(213ページ)          │      │ │  │  │      ・道路行政について            │      │ │  │  │      霧島市立医師会医療センターについて   │      │ │  │  │     宮本 明彦君(225ページ)          │      │ │  │  │      ・待機児童対策について          │      │ │  │  │      ・子育て・子ども支援策について      │      │
    │  │  │      ・資源ごみ回収の回数増加について     │      │ │  │  │     德田 修和君(236ページ)          │      │ │  │  │      ・将来的なまちづくり整備について     │      │ │  │  │      ・災害時の安全対策について        │      │ │  │  │                           │      │ └──┴──┴───────────────────────────┴──────┘ 2.本日の出席議員は次のとおりである。     1番  德 田 修 和 君      2番  平 原 志 保 君     3番  阿 多 己 清 君      5番  中 馬 幹 雄 君     6番  中 村 満 雄 君      7番  宮 本 明 彦 君     8番  前 島 広 紀 君      9番  有 村 隆 志 君    11番  中 村 正 人 君     12番  松 元   深 君    13番  池 田 綱 雄 君     14番  厚 地   覺 君    15番  新 橋   実 君     16番  常 盤 信 一 君    17番  植 山 利 博 君     18番  塩井川 幸 生 君    19番  岡 村 一二三 君     20番  池 田   守 君    21番  下深迫 孝 二 君     22番  今 吉 歳 晴 君    23番  蔵 原   勇 君     24番  前川原 正 人 君    25番  時 任 英 寛 君     26番  宮 内   博 君 3.本日の欠席議員は次のとおりである。     4番  木野田   誠 君 4.会議に出席した議会事務局の職員は次のとおりである。  議会事務局長    久 保 隆 義 君   次長兼議事調査課長 新 町   貴 君  議事グループ長   德 留 要 一 君   書     記   藤 本 陽 子 君  書    記    松 下 俊 一 君   書     記   川 野 洋 也 君 5.地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。  市     長   前 田 終 止 君   副  市  長   平 野 貴 志 君  副  市  長   中 村   孝 君   総 務 部 長   川 村 直 人 君  企 画 部 長   塩 川   剛 君   生活環境部長    小 野 博 生 君  保健福祉部長    越 口 哲 也 君   農林水産部長    満 留   寛 君  商工観光部長    池 田 洋 一 君   建 設 部 長   川 東 千 尋 君  消 防 局 長   馬 場 勝 芳 君   水 道 部 長   上脇田   寛 君  危機管理監     德 田   純 君   総括工事監査監   有 馬 正 樹 君  総 務 課 長   橋 口 洋 平 君   安心安全課長    有 満 孝 二 君  財 政 課 長   山 口 昌 樹 君   工事契約検査課長  松 崎 浩 司 君  企画政策課長    堀 切   昇 君   共生協働推進課長  西   敬一朗 君  環境衛生課長    中 馬 吉 和 君   子育て支援課長   田 上 哲 夫 君  長寿・障害福祉課長 西 田 正 志 君   健康増進課長    林   康 治 君  農林水産部参事   島 内 拓 郎 君   建設施設管理課長  仮屋園   修 君  兼耕地課長  土 木 課 長   猿 渡 千 弘 君   都市計画課長    池之上   淳 君  区画整理課長    馬 渡 孝 誠 君   管 理 課 長   浮 邉 文 弘 君  消防局警防課長   喜 聞 浩 志 君  教  育  長   髙 田 肥 文 君   教 育 部 長   花 堂   誠 君  教育総務課長    本 村 成 明 君   学校教育課長    河 瀬 雅 之 君  保健体育課長    赤 塚 孝 平 君   学校給食課長兼   北井上 真 悟 君                        隼人学校給食センター所長 6.会議のてん末は次のとおりである。             「開 議  午前10時00分」 ○議長(池田 守君)  これより本日の会議を開きます。本日の日程は一般質問のみであります。昨日に引き続き一般質問を続けます。ここで髙田教育長より発言の申し出がありましたので,これを許可します。 ○教育長(髙田肥文君)  昨日,平原志保議員から学校給食について,牛乳パックで直接飲むということが鹿児島県だけだと,そしてまた,みっともないと言う発言で,私の頭の中が正に牛乳のように真っ白になってしまったような感じでありました。今朝ほど県の学校給食会に問い合わせをしてみましたところ,どういう経緯でそうなったかといいますと,昨日もちょっとありましたが,最初は牛乳瓶で蓋を取るとか非常に難しい時代があって牛乳パックになりました。それも最初はストローが付いていたのですが,それを子供たちが非常にあちこちに落としてしまったり,掃除の時間にたくさん出てくるということで,ある学校では子供たちからストローは要らないということで,パックだけになった経緯があるのだそうです。そうして今,開けて飲むようになっていますが,それは牛乳瓶だったら,あとどれ位残っているということで考えながら飲めますが,ストローで飲むと量がどこまで残っているのかが,なかなか分かりにくいということで,ああいう形で今進めているのだそうです。鹿児島県の中では,調べてみましたら,公立小・中学校742校中50校がストローを使っております。これは盲・聾養護学校の特別支援学校が主でありまして,それと三島村,十島村,喜界町,与論町がストローを使っていらっしゃるようでありまして,ほかはほとんど今の形になっています。指導主事にも聴いてみましたら,「えっ」というくらい学校の中では常識みたいに使っていたようでございますが,ほかの県もそういうことで8割くらいは今の飲み方になっているそうです。鹿児島県だけだということは,少し違っていたようでございますので,よろしくお願いをしたいと思います。これは学校のそれぞれの判断だということでありますので,私のほうから全ての学校にストローを使う,使わない,そういうことを柔軟に対応できるように指示をしたいと思います。昨日はいい加減な答弁になっておりましたので,失礼をしました。お詫びをして訂正をさせていただきます。 ○議長(池田 守君)  一般質問を続けます。17番,植山利博議員から2件通告がされております。したがって,発言を許可します。 ○17番(植山利博君)  本日,ここに平成28年第4回霧島市議会定例会において,一般質問の機会を与えられたことに,心から感謝いたします。それでは,議長の許可を得ましたので,先に通告を致しました2点について質問を致します。市長を始め執行当局の明快な答弁を求めます。初めに,規制緩和や許認可また工事発注などによる地方創生についてであります。霧島市が行う許認可,委託など,また規制緩和や工事発注などによる地方創生について,次の3点についての所見を問うものであります。一つに一般廃棄物の処分,運搬の許認可について,二つに認可外の保育所,託児所に対する対応について,三つに公共事業の発注や設計業務などの委託の在り方について,お尋ねを致します。次に生活道路や通学路などの安全対策についてお尋ねを致します。合併11年が経過し,霧島市内の交通事情が大きく変化をしてきています。このような状況の中で,生活道路や通学路の安全確保のための全体的な対策が求められています。現状をどのように把握し,対策をどのように考えられているか見解を問うものであります。以上で,壇上からの質問を終わりますが,答弁により質問席からの質問を議長にお願いいたします。 ○市長(前田終止君)  植山議員から2問につきましての御質問でございました。2問目につきましては私のほうから,そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれ答弁をさせていただきます。2問目の生活道路や通学路などの安全対策についての1点目にお答えします。本市におきましては,近年,宅地開発などの社会情勢の変化に伴い,交通量が著しく増加しており,幹線道路での慢性的な渋滞が発生しております。特に,国分・隼人地区におきましては,幹線道路の沿線に学校等の各種公共施設を始め,大規模な工場や商業施設等もありますことから,渋滞緩和策と致しまして,国分中心市街地においては都市計画道路平和通り線,市街地北部におきましては,日豊本線を跨線橋で越える福島~清水線の整備を実施してきたところであり,県道に関しては,新町線などの工事に着手いただいております。また,合併後の大事業として取り組んでまいりました新川北線のしらさぎ橋も,まもなく完成いたしますことから,交通事情も今後改善されるものと考えますが,市街地全域における交通渋滞の解消にまでは至っていないことから,周辺の生活道路等におきましても,車両の流入など,その影響が見られる状況がございます。一方,通学路につきましては,平成24年に実施した通学路の緊急合同点検以降,学校,PTA,警察及び国・県・市の道路管理者をそのメンバーとし,通学路安全推進会議を年2回,通学路合同点検を年1回開催しており,各学校から点検・改善要望のあった対策が必要とされる箇所については,通学路をカラー舗装にするなどの歩道整備や,衝突・転落防止のための防護柵の設置等,危険度や緊急性に応じ計画的に実施しているところでございます。今後におきましても,更に関係機関との連携を密にしながら,車両の円滑な通行や,歩行者にとって安心安全な環境を確保するための適切な安全対策を講じてまいりたいと存じます。 ○生活環境部長(小野博生君)  1問目の規制緩和や許認可による地方創生についての1点目にお答えします。本市においては,一般廃棄物の処分,運搬の許可については,「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき,霧島市一般廃棄物処理計画に定めているところでございます。その中で,剪定枝のチップ化処理施設や生ごみの堆肥化処理施設などの一般廃棄物の処分業につきましては,ごみの減量化・リサイクルの推進に寄与することから,一般廃棄物処理計画との整合性が保たれ,適切な処理施設で確実に処理または再生される見込みがある場合に限り,新規の許可を行っているところです。一方,収集運搬については,現状の収集運搬の状況やごみの排出量等を勘案し,一般廃棄物の適正な収集運搬を継続的かつ安定的に実施していく必要があることから,新規の許可は認めておりません。なお,お尋ねがございました,一定の品目に限っての収集運搬についても,現在のところ許可は致しておりませんが,今後の社会情勢を見極めながら検討してまいりたいと存じます。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  1問目の2点目についてお答えいたします。認可外保育施設の開設につきましては,県への届け出が必要であり,指導監督も県が行っているところでございます。平成28年4月時点で,県に届け出がなされている市内の認可外保育施設は13施設あり,このうち,児童の事故等に備えた保険に加入をしていることなどの一定の条件を満たす9施設に対して,霧島市認可外保育施設補助金交付要綱により運営費の一部を補助しているところであります。認可外保育施設は,認可保育所の待機児童の受皿であるばかりではなく,保護者の多様なニーズにあった保育を提供できることなどから,本市と致しましては,今後も引き続き,認可外保育施設の運営に対する補助を行ってまいりたいと考えております。 ○総括工事監査監(有馬正樹君)  次に,3点目にお答えいたします。公共事業は,社会資本の整備や防災・減災対策などを目的とし,その実施により地域への経済波及効果,雇用機会の創出等が大きく期待され,本市の「ふるさと創生総合戦略」等における各施策の実現のために,必要不可欠なものであると考えております。公共事業における建設工事の発注に当たりましては,競争原理を働かせつつ,地元建設業者の育成にも配慮することが重要でありますことから,一般競争入札においては,市内の建設業者を対象とすることにより,地域経済の活性化が図られる一方,指名競争入札においては,地域性を考慮した業者選定を行うことにより,中小事業者の育成と中山間地域の活性化,地元雇用の場の確保が図られるものと認識いたしております。さらに,公共工事における地産地消の観点から,地元産材の活用にも取り組んでいるところでございます。また,設計業務などの委託の在り方につきましては,業務の品質を確保した上で,地元でできるものは地元のコンサルタント業者に発注することにより,建設工事と同様に地元業者の育成が地方創生につながっていくものと考えております。 ○17番(植山利博君)  それぞれ答弁を頂きましたので,順を追って再質問をさせていただきたいと思います。全体的に総論としては非常に的確な的を得た答弁だったと思います。今,答弁を頂いたものの中で,具体的に各論に入ってまいりたいと思います。まず,一般廃棄物の処分,運搬の許認可についてでありますが,答弁にありますように,これまでは運搬については新規の許可は認めておりません。さらに,今後の社会情勢を見極めながら検討してまいりたいということですけれども,現在,国は空き家等対策の特別措置法によって空き家の利活用,若しくは危険廃屋の撤去というようなことに大変力を入れております。市もその法を受けて計画を作り補助金を出しながら,その対策に今,積極的に乗り出している。そうしますと,空き家における家財道具であったり,例えば遺品であったり,それを処分する産業廃棄物として建屋と一緒に壊すことなく適切に分別しながら,その処理の仕方も近所の騒音にならないようにとか,そういうような新しいモデルのビジネス,新しい取組が今,出てこようとしている。そういう中で,いわゆる規制と規制緩和,規制を強化する必要があるものは,環境であるとか自然であるとか,そういうものについては,一定の規制強化を進めながら規制緩和をすることによって,イノベーションが起こる新しい技術革新が起こるような方向も見据えていかなければならないと私は思いますが,市長いかがですか。 ○市長(前田終止君)  今,議員が御指摘になったような方向性は,十分に理解できる範囲だと思います。新たな地域の地方創生という言葉があり,そしてまた,新たな活力を生むためには,そういうことがきちんと整理整頓されて,次のまたエネルギーを生むような場づくり,そういうものにも将来的につながっていくものかなと感じるところであります。 ○17番(植山利博君)  市長は4期目への挑戦もこのまえ披歴をされました。そして地方創生における人口増の対策を,非常に情熱を持って13万人を目指すということでありますけれども,その場合のキーワードというのは,市長もよく言われていますけれども,やはり霧島市内に仕事をつくる,雇用の場をつくる,企業誘致もそうですけれども,企業であったり,創業であったり,働く機会,働く場をつくる新しいビジネスチャンスの持てる創業・起業をつくっていく。それに対する支援を政策として打っていく。そしてできるだけ今,公が抱えている事業も民間ができるものは,民間に移していく。その代わり,これまで民間が担ってきた,例えば公共交通システムであるとか,民間が担えなくなったものを税金を投入してでも公が担っていく,そのような仕分けというのが非常に重要だと私は思っております。そういう中でアベノミクスは,金融緩和,財政出動,そして3番目の矢がイノベーションと,技術革新ということを言っておりますけれども,このイノベーションというのは,最も難しいことでないかなというふうに思っておりますので,新しい切り口で新しいビジネスチャンスを生み出そうという若い方々の意欲を,やはりしっかりと行政が受け止めて,新規参入のハードルを下げるとか,先ほども答弁の中にありましたように,過当な競争をしなさいと言っているのではないのです。ただ,いつまでも既得権益を守って,未来永劫,新たな許認可はしませんという方向では,活性化にはつながらないというふうに思いますが,市長いかがですか。 ○市長(前田終止君)  新たな活力を生むためには,ある種の範囲の固定観念的な考え方を,やはり時代によって,あるいは事によっては思い切った見直しも必要なことも当然ありうると思います。いずれにいたしましても,地方創生におけるひと,まち,しごと,こういうものを私たちの地域でしっかりと今までの仕方と現状,それをしっかり把握し分析し,今,御指摘のような点について改革・改善を思い切って踏み込んでいくことについては,今後,踏み込んでいかなければならないと,そういうふうに私としては考えているところであります。 ○17番(植山 利博君)  全く同じ考えを持っておりますけれども,やはり地方創生を進めるためには,第二創業もですけれども,後継者育成というものも非常に大事だと思うのですよ。農業が疲弊する,漁業,商工業これらの後継者がいないことによって,持続可能な地域での経済循環は生まれないわけですから,後継者をいかに育成するか,事業継承をいかに支援していくかということは,行政も非常に力を入れていくべき大きな取組だというふうに思います。そこで担当部局としては,今の市長の答弁を踏まえて,今後,生まれるであろうニーズ,例えば空き家の家財道具を処分する。しかも思い入れのある家財道具なわけですよ。ある意味では遺品であったり,そういうものを産業廃棄物みたいにガチャガチャと一緒に処分することではなく,その顧客の思いをしっかりと受け止めながら心の込もった分別をし,整理をしながら処分をしていく新しいニーズが生まれているわけです。そのことに対する対応を担当部署では,今後どのように認識をされますか。 ○生活環境部長(小野博生君)  ただいま一般廃棄物に関します運搬の許可の件でございましたが,霧島市では一般廃棄物の収集運搬に関しては,26の事業所の方が許可を得ていらっしゃるようでございます。その中で品物を限定してというのは,ちょっと調べてみますと,木くずとかリサイクルに回す分については,品物を限定して行っているようでございます。今言われたように一般廃棄物として,そういう新しい事業所,事業の形態としての分がございませんので,今後,状況を見て検討をして,どうなるか一般廃棄物の中で限定をして,そういう形ができるのか,いろいろ勉強をしてみたいというふうに思っております。 ○17番(植山利博君)  今おっしゃるように,例えば生ごみとかそういうものではなくて限定的な許認可,これは私も聴いてみましたら鹿児島市でも条件付の限定的な一般廃棄物の運搬,処理,そういうことに許可を出しているようであります。だから限定的な許可を出すということも可能だということでよろしいですか。 ○生活環境部長(小野博生君)  そこを今いろいろ調べているところでございます。鹿児島市では出しているようでございますが,いろいろ調べてみれば,可能なのか,ちょっと私たちも勉強をしてみないと分からない部分があるようでございますので,勉強をさせていただきたいと思います。 ○17番(植山利博君)  今,二十数社,現在あるということで,合併してから,この手の許認可があるのですか。 ○環境衛生課長(中馬 吉和君)  合併以降,今申されているような許認可はございません。 ○17番(植山利博君)  先だって聞くところによると,1社だけ限定的にどこどこの処理に関してのみ許可をするというような許可があるように聞きましたけれども,どうなのですか。 ○環境衛生課長(中馬吉和君)  品目に限ってではなくて,地域,収集場所を限定しての許可はございます。 ○17番(植山利博君)  ということは,品目に限ってではなくても一定の限定的な場所,若しくは処理の対象物を限定しての許可は出されているという理解でいいですね。 ○環境衛生課長(中馬吉和君)  条件付きの許可と致しまして,品目あるいは地域,そういうものに限って条件付きで許可は出しているところでございます。
    ○17番(植山利博君)  部長の答弁と若干違うようですけれども,そこはあとで整理をして,初めて私もこのことについては質問をしましたので,今後,今回の質問を受けて,また調査をするなり,また私も引き続きこのことについては,その展開がどういうふうになるかは議論をさせていただきたいと思います。次に入ります。認可外の保育所の託児所に対する対応ですが,今言われるように子ども・子育て支援法が成立をしてから,あとで宮本議員のほうでもこのことについては触れられるようでありますけれども,認可外の保育所としてのニーズは,非常にあるという理解でよろしいわけですよね。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  認可外のニーズは4月の当初で150人くらいからありますけれども,300人くらいの範囲で引き受けていただいているという事実があります。 ○17番(植山利博君)  この前の条例制定の中でも,ある一定の条件が付けば,市としても補助金を投入していくという条例が制定されたというふうに,私もその当時,担当委員会でしたので理解をしておりますけれども,今現在でも認可外の保育所にも支援をしているということであります。これも施設整備は,ここ一,二年,既存の保育園の施設整備に大きな財源を投じているわけですけれども,なかなか新規参入というのはないように感じているところです。だから,これも先ほどの過当な競争はいいとは言いません。先ほど答弁がありましたように,やはり適性で合理的な競争をしつつ,保護,育成ということも念頭に入れながら進めなければならないというふうに私も理解しておりますので,今後も認可外の保育所に対する施策,これが待機児童の解消に繋がるような施策を進めるべきだと思いますが,いかがですか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  先ほど部長のほうから答弁いたしましたけれども,認可外のニーズというのはございますので,そういった認可外を守るという意味でも,またそこの子供の居場所という意味では,可能な限り運営の支援は続けてまいりたいというふうに考えております。 ○17番(植山利博君)  前回の質問でも国分市内に24時間対応の保育所はありますかという話をしましたら,その時点ではないという答弁だったと思うのですが,現在はどうですか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  認可による24時間というのはございません。認可外に関して,こちらが得ている情報では,毎日そういう状況はないにしろ親が困っているときには,対応されている認可外の施設もあるというふうに聞いております。 ○17番(植山利博君)  私も幾つか相談を受けるときに,出産で休暇を取っていると,復職しなきゃならないと,その場合は0歳児,一番問題のあるのは0歳児,1歳児だろうと思うのですけれども,預けるところがない。最近は職場に病院とか,大きな企業は職場でそういう環境を整えているところもあるわけですけれども,大きな病院とか大きな職場だとそういう対応ができますけれども,なかなか女性が出産後,職場に復帰することは難しいという環境はあるわけですので,後ほどこれは宮本議員にお任せをしたいと思いますが,その辺の対応に認可外の保育所は,非常に重要な役割を担っているだろうというふうに思いますので,その辺の支援も今後ますますしっかりと対応していただくように求めて,次にまいりたいと思います。公共事業の発注や設計業務の委託,先ほど答弁を頂きました。理想的な答弁だろうというふうに思います。ですから一般競争入札の必要性,これも十分分かります。また,指名競争入札,このことの重要性,又は条件付一般競争入札,この辺は十分それぞれの役割というのがあると思いますので,そこら辺をしっかりと配慮をしながら,例えばA級の事業者が更に伸びていくような,霧島市内から夢のような話ですけど,ゼネコンが育っていくような,若しくは,まだ公共事業に参加できていない事業者が,公共事業に参加できていくような知恵を出して汗をかいて,頑張っている事業者が伸びていくような,それを支えるような工事発注の在り方ということは,重要なのだろうというふうに私は思っておりますけれど,そのことを踏まえていかがですか。 ○総括工事監査監(有馬正樹君)  今,議員がおっしゃるように市内の業者がまだまだ伸びていくように,また,新規参入といいますか,まだ指名等に入らない業者さんにおかれましても,事業を立ち上げる道は開いていけるほうがよろしいかと考えます。 ○17番(植山利博君)  今,3問お尋ねをしました。それぞれ所管,部署は違いますけれども,やはりある意味では規制と利活用,これは観光でも言えるわけですけれども,一定の規制をしっかりとかけなければならいないところと,大胆に規制緩和をしなければならない。全く矛盾することですけれども,この両方のバランスを取りながら,地方創生というのは進むのではないかというふうに思いますが,市長いかがですか。 ○市長(前田終止君)  今まで戦後70年という中で,信じて疑わなかったいろんな事業の成長,しかし一方,この人口減少社会,これは消費拡大の意味ではマイナス要因ですから,そういう中でTPP等の考え方等,国全体においてはありましょうけれども,また農業においても,そういうことはありますが,今まであった経済の実態と,今あることとこれから向こう1年,2年,3年くらいほぼ見える範囲があります。そういう中で,今までになかったような踏み込みをせざるを得ない時代に,いろんな分野でも入ってきているのかなということを,いろんな形で観光の面においても風を受けながら実感をしているところであります。農業においても本当にそのとおりだと思います。そうしてまた6次産業化ということなども私たちの周りでたくさんの人たちが積極的に,当たり前のように取り組んでいるということだろうというふうに存じております。そういう意味では議員がおっしゃるような,今までになかった新たな視点で取り組んでいくような意気込みを霧島市政にも,もっともっと前向きに捉えて出ていいのかなということを感じております。例えば公共事業もおっしゃるとおり地元の方々が,まず中心ではあります。それは地元の雇用に直結していると,それはまた私たちの市の更なる発展を願う,税収等々とも深く関わっているわけですから,それをしっかり成長させて,できれば市外,県外に行くような,議員御指摘のような考え方で,成長をしていく事業者が現れていいのではないかと,そういう方々ももちろん全県レベル,全国レベル,あるいは海外レベルで既に存在されているわけでございますが,それらを更に成長させていただくような,私たちはお手伝いをしっかりとしていかなければならいと,そういうふうに思っています。 ○17番(植山利博君)  市長の言われたとおりだろうと思いますので,そういうような思いを現実の施策の中に,一つ一つ反映していただければというふうに思います。それで昨日からも議論があるところですが,私も再三議論をしてきました。水道事業の包括的業務委託,それから給食センターの民間委託,センター方式,自校方式,この問題ですけれども,昨日も平原議員の議論がありました。私も持論から言えば,給食センター方式でもいいのです。いいのだけど一つの施設で700食くらいが理想でしょうと。それを超えるセンターというものはいかがなものですかという思いは,ずっと持っています。例えば昨日生の魚が使えます。4,000食も3,000食も使うのに生の魚なんて使えないのですよ。私もプロですから,だから冷凍食品になるのは当たり前なのです。だからそこら辺のところは100歩譲ってやむを得ないことかもしれませんけれども,やはり,余りコストパフォーマンスだけ,費用対効果だけ言ってもいけないところも行政というのはあるのではないかと。民間企業は,コストパフォーマンスは最重要です。利益が出て効率が良くて,いかに収益を上げるか,これがまず民間企業,この民間企業の良い所と行政の在るべき姿をうまく使う,行政というのは,市民の福利厚生をどう高めるかと,そのためにはやはり生産力があって経済が豊かにならないと教育も福祉も介護も医療もあり得ないわけですから,だけれども,そこの所の使い分けは,コストパフォーマンスだけに執着してはならないところも行政としてはあるのではないですかと言っているのですけれども,市長いかがですか。 ○市長(前田終止君)  民間ができない点を公共が担うというところの点を御指摘されているのだろうと思います。では民間ができないところとは何だということを考えてみますと,この地方のこの条件ではいくら経営努力をしても追い付かない点が,でも必要だよねというところを公共が市民サービスのために,コストをある意味,無理を承知の上の値段設定をして,市民の利用する側もそこを理解した上でしっかりと,そのある種のことの範囲を担っていく。それをお互いに許容し合える,許し合える範囲をしっかり理解し合って経営していくというようなことかなと存じているところです。そこは民間が頑張る点は民間が担う。しかし,やはり費用対効果等を謙虚にきちんと見た上で,今,御指摘のあったような点を私どもの公が担っていくところは,またしっかり磨いて行かなければならないかなと存じているところです。 ○17番(植山利博君)  おっしゃるとおりだと思います。この議論はこれくらいにしましょう。同僚議員がストローの使い方についても昨日是か非かというような議論がありましたけれども,これは皆さん,インターネットで引けば出てきますから,兵庫県姫路市がストローを使うようになったというようなことも御存じだと思いますけれども,だから完璧にこれが正しいということはないのだろうと思います。ですからそこの矛盾するところ,いわゆる収益性があるのか,福利厚生なのか,そこの矛盾の間のところが真理なのだろうというふうに思います。時間がありませんので先に行きます。生活道路ですが,答弁があったように大きなメインになる道路が恒常的な渋滞を来しております。それで,生活道路に迂回路として入ってくる。そこで国分もメインの道路は街路事業で非常にきれいになっています。だけど一本中に入るとなかなか手が着いていない。それが実態ですよ。国分も,もちろん隼人も言えることですけれども,見次の周辺は特にそうです。それで本来は国分の場合は,中心市街地の活性化法で,あの中心市街地の区画整理をやりたかったわけです。だけどなかなか市民の合意形成ができずにできなかったと。それで今,具体的に議員と語ろかいで御指摘を受けたのが,中央病院とライフガーデン国分です。あの間の道路,ちょっと写真を出していただけますか。1のイです。これはちょうど中央病院とライフガーデン国分の間の道路です。住民の方々が議員と語ろかいで文章にして持ってこられたのが,電柱が道路に大分出ています。そうしますと,これはたまたま私が3時頃写真を撮って車が一台も通っていないのですが,議員と語ろかいで,全員で現地を見ました。自治会長さんが現地を見てくれということで見たところ,ちょうど6時ちょっと過ぎで小雨が降っている。そうしたら夕方ですから,大きな交差点の信号でずっと国分霧島線が車が出ることも入ることもできないくらい,電柱前に停まっていないと車が前にも後ろにも進まないというような状況を見させていただいて,委員一同,これは何とかしないといけないなと。地元の方々は,電柱の移設か地下埋設かという要望だったのです。移設にしても地下埋設にしても莫大な経費が掛かるのではないかなと。民有地に移せばどうかなということでしょうけれども,こういう道路というのは,次の2を出してください。これは田方見次線,京セラホテルから国道223号を越えて中村自動車の裏から駅に出る道です。ここもあんなふうに狭い道なのに電柱が出ています。ここも私はたまたま車で通るときに50代くらいの女性が私の向こうから来て,その方は,雨が降っていて傘を差していて,前が余り見えなかったのでしょう。電柱に激突されました。それは,雨で傘を差すほうも不注意といえば不注意で悪いわけですが,車の多いときは,ここも迂回路になる道路です。なんとか対応すべきではないかと。次を出してください。新中道~隼人港線,西浜田2号線,これはAZのほうから写した写真です。AZから隼人港に向かう,ロは隼人港からAZ,両方とも一緒ですね,右と左,ここも新一年生が通学路として使っていると。そうすると小学生には,右側を歩きなさいと言われると,この左側に家があるのですが,一回道路を横断して右側を歩くと,また左側に横断して学校に行かなければならない。そうすると左側だけ行けば横断の必要はないけれども「子供は右側を歩きなさいと言われたら,どうしたらいいのでしょう」と,これは親御さんが相談でした。交通安全協会や警察とも協議をされて,できるだけ警察の方も,この辺をAZのパトロールに行くので,パトカーで巡回しましょうと。この道路は速度制限の標識はないわけです。まっすぐの道路で見通しがいいので,車が50km以上くらいのスピードを出すと。この地域の方々の要望は,速度制限はできませんかと,歩道でなくてもパイプでガードするような,ずっとではなくても10m間隔くらいでできませんかというような要望でした。次は浜之市の区画整理地内,ここでも何度か事故があると。これは自治会長さんからの要望でした。まだ道路が完成していなくて,区画整理の一番西側の端の10号線から南に入った道路です。あそこに,4のイに,右側のところに,ほこらみたいなお地蔵さんみたいなものが何かあるのですけども,あの間隔は非常に狭くて2mくらいしかなくて,その上は16mくらいある道路です。それをニを出してください。これは両方から同じ場所ですけれども,四方から撮った写真です。次を出してください。これはつい2週間くらい前に交差点の出会い頭の正面衝突があった。これは区画整理地内の国道10号の一つ北側の筋ですけど,道路が整備をされて,これは6m道路で,縦も横も幅員が一緒です。優先道路も明確でない。警察の事故処理のときに,私のすぐ近所ですので私も立ち会っておりましたけれども,優先順位は決められないので道路交通法上は左方優先だというようなことで,過失割合も決まったようですけれども,こういう道路は,私は幾つか例を出しましたけれども至るところにあると。こういうことを逐次少しずつでも,できるところから対応をする必要があるのではなかろうか,若しくは地域の住民の方々に,何らかの,今後,年次的にこういうことをやりますと。例えばどちらかに停止線を引くとか,若しくは注意喚起,この前通ったら道路に白線で交差点注意とかという印がしてある所もあります。だから何らかの注意喚起の対策はできないものかということですが,いかがでしょうか。 ○市長(前田終止君)  私たちの霧島市域において,特に国分,隼人の平野部において,合併して12年目を迎えたわけですが,数千人単位で人口増をずっと今日まで続けております。ですから国分の中心市街地においても,隼人の浜之市周辺の都市計画においても,また,あちこち企業の進出や,それなりの隼人駅東のまちづくり計画など,新しく土を起こし建物をつくり,いろんな形で賑わいが平野部においては繰り返されております。そういう中で企業もいっぱいある,そして,いろんな仕事に関する車も周辺から入り込んでくる。そして,観光客も福山方面に行く車,あるいはまた,まちを通り抜けて霧島温泉の山のほうを目指す車,空港や高速道路のインターチェンジを目指す車,商業用の車も多数出入りをしております。そして私たちの市域全体では,本当に九州一の定住移住の実績もあるわけで,まち行く車,人,交通事故に遭う可能性は,県内では最も高い比率であるということは,言うまでない実態にございます。そういう中で,地域のまちの表情が変わっていく。そしてまた,先ほど私の答弁の中にもありましたけれど,幹線の道路については,10年掛かりといえば10年掛かりで意を決して新たな道路,しらさぎ橋ですね,そういう取付道路まで含めて積極的に取り組んでいる。第一工業大学のところも,そういうことでもございます。まだこれから幹線の道路も手を入れていかなければならない。しかし,余りにも件数が,どこにおいても議員御指摘の点,全部見ました。おっしゃるとおりだということを係の者と見ながら,御指摘のとおりだということもよく分かります。でもこれも一編には,なかなかできない膨大な数でありますから,本当に急ぐ場所,取捨選択,計画的にいかなければ市民の皆様方のその地域の数ほどの願いを,どこまで答えていくか至難の業だというふうに思っております。しかし,それも現実と捉えて主要幹線,これは国・県道,また,私どもの市道,そういう中の枝線,そしてまた,公共施設やら大きな誘客拠点施設などと関連する道路,そういうことを念頭に置きながら順番をよく決めて,おっしゃるとおり,一つずつ丁寧にきちんと市民ニーズに応えていくということかなと基本的には思っています。あと詳しいことは,また係の者に答弁させます。 ○建設部長(川東千尋君)  議員お尋ねの幾つかの路線につきまして,個別に御答弁差し上げたいと思います。まず鍛屋馬場南通線,それから田方見次線,こちらのほうは狭い幅員の中で,電柱が交通の障害になっているといったような実情が見受けられるようでございます。そのうち田方見次線につきましては,隼人駅東地区の都市区画整理事業との兼ね合いもあるわけでございますが,今後,慎重に検討してまいりたいと考えております。しかしながら,この路線につきましては,舗装のほうが大変痛んでおりますので,この舗装だけは昨年一部で舗装修繕を実施しておりまして,来年度以降も計画しているところではございます。なお,鍛屋馬場南通線,国分中央病院の横の路線でございますが,こちらのほうは県道国分霧島線との交差点側につきまして,何本かの電柱が交差点のスムーズな流れを阻害しているようでございますので,こちらも自治会のほうなどとも協議いたしまして,移設などの検討を行ってまいりたいというふうに考えております。それから,浜之市のほうの新中道~隼人港線,西浜田2号線,こちらにつきましては,市道の道路区画線が見えにくい状況も生じておりますので,交通量や周辺環境等も考慮しながら安全対策上重要である。現在は,道路中央線のほうを優先しながら,市内各地を施工しているわけですが,本路線は車両の交通量も多く,先ほど申し上げられたように通学の児童もいらっしゃいますので,速やかに検討してまいりたいというふうに考えております。最後に,浜之市の区画整理内の生活道路の件でございますが,この区域内では,平成25年度におきまして,富隈小学校周辺のゾーン30か所の区域指定に伴いまして,学校周辺通学路路側帯のカラーの表示でございますとか,区画線の設置,そのほか安全施設の設置を幾つか行っているところでございます。また,平成26年度には,住宅整備総合事業によりまして区域内に5本の緑道,いわゆる歩道になりますが,こちらのほうも整備いたしました。今年度は,都市計画道路隼人港線内公民館前の舗装工事におきまして,区画道路との接続箇所に安全対策として,ドットライン,破線の白線でございますが,そちらのほうを施工いたしております。今後の対策と致しましては,区域内には交差点が数多くありますので,まず,事故等の発生が懸念される交差点部への十字,それからT字のクロスマークや交差点の注意,速度落とせ等の注意喚起の路面表示,そういったものを設置ができないか検討してまいりたいというふうに考えております。あと隼人港線と市道新前田線の交差点につきましては,現在,道路維持の担当課のほうで,既にそのような白線の表示も行うように指示を致しているところでございます。それから止まれなどの規制表示,こちらのほうにつきましては,停止線,速度規制,そういったものが警察のほうの所管となりますので,また,警察のほうとも協議いたしまして,関係機関との協議を進めていきたいというふうに考えております。幾つかの路線につきまして,ただ今申し上げましたが,このように今後もこれらの路線に限らず,関係機関との連携を図りながら,歩行者等の安全確保に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○17番(植山利博君)  今言われたような,余りお金の掛からない対策で,注意喚起ができるような施策も検討していただくということが必要だろうと思います。それから警察との連携というのも非常に重要です。これも同僚議員から教えてもらったのですが,愛知県警が生活道路で新型オービス,いわゆる速度計測,昔はねずみ取りとか言っていましたけど,あれの簡易なものを数多く生活道路に設置をして,取り締まるということを導入されたそうです。そういうようなことも,鹿児島県警とできないかとか協議をしていただきたいと思いますが,いかがですか。 ○安心安全課長(有満孝二君)  今,議員言われた点につきましては,安心安全課のほうでも勉強をさせていただきまして,霧島警察署又は横川警察署等と協議をしてまいります。 ○17番(植山利博君)  高速の付帯道路,いわゆる新中道隼人港線,ここはAZができてから急激に交通量が増えたのです。今度はケーズデンキの隣に,トライアルという商業施設ができるというふうに聞いております。市長は確認されておりますか。 ○市長(前田 終止君)  確認いたしております。 ○17番(植山利博君)  そうなると,また,はるかに交通量が増えると,高速道路から入ってくれば10号線に出なくていいわけですから,しかも,速度制限がありませんので,さっき見ていただいたように,結構幅員のあるまっすぐな道路ですから,50km台から60km台,これは国分警察署が交通安全協会からお願いがあって,1回通行の車の速度を計られたそうです。そうすると50km台で走っているということですので,かなり交通量も今後も増え続けることが予想されますので,安全対策については,例えば速度制限をするなり,今,言われたような取組を求めておきたいと思います。それから,ここには記載しておりませんでしたけれども,崎森隼人線の鹿児島銀行の隼人南支店の南側の用水路,これは以前,担当部局にはお話をつないだと思うのですが,あそこが非常に交差点の所で,小学校・中学校の通学路の交差点になっておりますので,スペースがなくて,水路の上に蓋をすればいいのではないかという地域の方々の声があるのですが,この対策については,どのようになっていますか。 ○建設施設管理課長(仮屋園修君)  ただいま,御質問のありました交差点につきましては,県道と市道の交差点ということで,通学児童や通行車両も多い所でございます。御指摘の御質問の水路は,用水路になりますので耕地課のほうとも協議をしまして,今後,安全対策について検討してまいりたいと思います。 ○17番(植山利博君)  時間も残り少なくなりました。天降川小学校の通学路の周辺の通学路の安全対策ですが,市長が言われましたように,しらさぎ橋が完成間近です。そうすると,ここも国道10号の渋滞緩和に大きく貢献すると思いますが,いわゆる,しらさぎ橋から国分の自衛隊,天降川小学校の周辺のあの大きな道路が,交通量が非常に増えるということが予想されます。それで保護者の方々,地域の方々が,道路は良くなるけれども交通量が増えて大変ですよねと,子供たちの通学路の安全対策は,どうなるだろうかという懸念を非常にお持ちになっております。この辺の対策については,どのように考えられておりますか。 ○保健体育課長(赤塚孝平君)  天降川小学校周辺の交通安全対策と致しまして,朝の登校指導,スクールゾーン委員会の開催,登下校時の渋滞緩和のための駐車場の借用を行っております。登校指導は,校区内において危険と思われる11か所をPTA全会員の方々の協力のもと,年間を通して実施しております。スクールゾーン委員会は,学校,PTA役員,自治会長,交通安全協会,警察,市道路管理者,教育委員会等25人で構成されております。本年度は,現地調査を含み3回実施しまして,危険箇所や児童の登下校の状況等の情報交換を行いまして,地域,関係機関と連携した通学路の安全対策について,協議されております。さらに,しらさぎ橋開通後,保護者が車で送迎することによる学校周辺の通学路の渋滞や,それに伴う交通事故を防止するため,開発公社所有地をPTA用の駐車場として借用しているところでございます。 ○17番(植山利博君)  例えば,新たに横断歩道を付けるとか,若しくは信号を付けるとか,そのようなことが必要になる場所というのはないですか。 ○安心安全課長(有満孝二君)  今,議員が言われることに合うかどうか分かりませんけれども,地域のまちづくり計画書の中で,現在,天降川小学校南側の一灯式の信号機について,三灯式への信号機の要望が出されております。そちらを受けまして,安心安全課と致しましては,霧島警察署のほうにそのような要望が出ているということで,要望書を提出しているところでございます。 ○17番(植山利博君)  今,お話を聴きますと,しらさぎ橋の開通に向けて様々な対応がされているようでありますので,しっかりと取組を進めていただきたいというふうに思います。それと通学路の安全対策としては,我々が議員と語ろかいで行くと,やはり通学,登校,もしくは下校,この際に子供たちに声かけ事案とか,また,全国的には不幸な事件が頻発しておりますけれども,そのようなことに対する対策・対応,保護者,学校,教育委員会というようなところで,今,取組を考えていらっしゃることはないですか。 ○教育長(髙田肥文君)  子供への声かけ事案が非常にこの霧島市では増えていまして,その情報をいち早く知らせてほしいということですが,例えば夕方暗くなってからなので,報告があるのは明けて,朝というようなことで,非常に遅れてしまう部分があります。ですから私どもが今,校長会その他で申し上げているのは,車の番号の下二桁でもいいので,一部でもいいので覚えていてくださいというようなこともお願いはするのですが,パニックを起こして,なかなかそこが今,実行できないような状態であります。ですが,いろんな方々のお力を頂いて子供たちをちょうど下校時間帯に見守っていただく方々とか,そういう協力に支えられているところであります。今後,まだ,まちが活性化しますと,なおそういう部分が多くなるかと思いますので,多くの目で監視をしていくことで対応するしかないのかなと,今のところ思っているところです。 ○17番(植山利博君)  最後に,水道事業の包括的委託と給食センターの委託について,一言触れて終わりにしたいと思います。昨日,一昨日からのやり取りを聴いておりますと,その事業者の選定については,できるだけ地元からということで,かなり私が質問したときより,踏み込んだ前向きな答弁だったというふうに評価をしたいと思います。やはり,今まで公が担っていた事業を民間ができる事業は,民間に委託をするということは,これは私は間違ってはいないというふうに思います。その場合に,地元の産業が空洞化になるような委託であってはならないと思っておりますので,給食センターにしても隼人中も民間委託を視野にということですが,そこに関わっている地元の業者もいらっしゃいますので,できるだけ民営化をする際も,大手の全国展開をしているような事業者にお任せをすれば,安心で本当手間も省けるでしょうけれども,地元の業者と共に育てていくというような思いで,民間委託は進めていただきたいということを最後に申し添えて,私の一般質問とします。 ○市長(前田終止君)  新川北線,しらさぎ橋,これが来年,通行可能になることによって,約10年近い努力の中で日の目を見ていくわけですが,しらさぎ橋自身は277m,平野部に架かる天降川をまたぐ橋としては最大の長大橋になります。しかし両岸,このことによってまちの一体化は,物理的にも革命的に恐らく両岸の近いところの各種公共施設や,あるいは中店舗,大店舗,生活の範囲もぐんと変わっていくのではないかなと。そしてまた,その新しい通った路線を大・中・小の様々な生活道路としても,産業的な意味合いで通られる方々も,今までの交通事情が変わらざる得ない部分もあるのかなと。ですから対応の仕方によっては,新たな困難を引き出してしまうということも当然お互い懸念しておりまして,そして何よりも子供たちの通学の安全性だとか,あるいは生活道路としての日常的な安全性だとか,この道路に関わる周辺の道路の利便性・安全性の確保というものを,お互いによく見聞もしながら,なるべく事故のない,そしてまた新たな困難,渋滞などが引き起こされにくい最大努力を市行政としても,みんなで知恵を出して頑張らないといけないなということを情報交換し合っているところでございます。精いっぱい努力をさせていただきます。また,いろんな指摘があったら,どうぞおっしゃってください。 ○議長(池田 守君)  以上で,植山利博議員の一般質問を終わります。次に,5番,中馬幹雄議員から,1件通告がされております。したがって,発言を許可します。 ○5番(中馬幹雄君)  5番,中馬でございます。ただいま,議長より発言の許可を得ましたので質問させていただきます。正に「光陰矢の如し」,今年ももう12月となり,この1年を振り返りますと,台風・豪雨・地震等が全国各地で自然災害が猛威を振るった1年だったと思われます。本市においても大雨により日当山地区の床上浸水,さらに山間部の土砂崩れ等,多くの被害がありました。また,全国的には,特に熊本地震は,今まで地震発生地域でなかったにもかかわらず,突然の活断層を原因とした大地震で甚大な被害を被りました。その後も全国各地で地震が発生しております。今正に,日本列島は揺れ動いています。このような自然災害は,いつどこでいかなる災害が発生するかは分かりません。今後も発生するものと想定し,市民への安全対策を講じて安心・安全なまちづくりに努めなければならないと考えます。それでは,先に通告しております1点について質問します。各自治公民館から要請のあった「地域まちづくり計画」の実施状況の中の一つとして緊急度Aの件数とその実施状況を過去3年にわたり示してください。次に,市道の隅切りの分筆件数を同じく過去3年間においての数字を示してください。次に,福祉避難所について伺います。その該当者数と設置予定数をお知らせください。次に,防犯灯のLED化の実施計画について伺います。以上で壇上からの質問を終わります。 ○市長(前田終止君)  中馬議員から1問に絞っての御質問でございます。その中における2点目につきましては,私のほうから,そのほかにつきましては,関係部長等がそれぞれ答弁をさせていただきます。1問目のふるさと創生総合戦略についての2点目について,お答えいたします。災害時の避難生活において,高齢者,障がい者,乳幼児といった,いわゆる要配慮者の方々のための福祉避難所は,必要不可欠であると認識いたしておりますので,解決すべき諸課題を踏まえながら,早期設置に向けて検討を重ね,現時点で可能な範囲内において,基本的な方向性を定めたところでございます。まず,福祉避難所の対象となる施設は,老人福祉施設等の福祉施設を始め,旅館・ホテル等の宿泊施設及び現在の避難所のうち保健福祉センターなどの要配慮者の避難が可能な施設と致します。なお,現在,避難所として指定されている施設以外の民間施設は,災害状況や施設使用状況等により福祉避難所としての開設の可否が左右されますので,通常の福祉避難所としてではなく,災害時の要配慮者の避難受入れが可能な場合に限って福祉避難所としての役割を担っていただけるよう,今後,早急に御支援,御協力いただける施設と協定締結に向けた協議を進めさせていただく予定であります。このようなことから,設置予定数については,現時点では明確に申し上げることはできませんが,当面は,現在の避難所のうち,各地区最低1か所程度は,平常時から福祉避難所としての機能を有する施設の確保はできるものと考えているところでございます。次に,該当者数でございますが,既に策定済みであります霧島市避難行動要支援者避難支援プランに基づき,介護保険における要介護認定を受け,要介護3から5の方など,本市のシステム上で把握できる方は,先月末現在で6,414人でございますが,この中には入院・入所されている方もおられますし,システム上で把握している方以外にも配慮が必要な方もおられると考えておりますので,現時点で明確な数値についてはお示しすることはできませんが,今後も引き続き,可能な限り,現状に即した要配慮者の把握に努めて,災害時における安心・安全の確保に取り組んでまいりたいと存じます。 ○企画部長(塩川 剛君)  次に,1点目のアにお答えいたします。地域まちづくり事業実施計画書につきましては,地域において,それぞれの事項の緊急度A,B,Cに区分したものでございます。及び優先順位を検討の上,毎年度提出していただいております。記載された事項については,関係課がヒアリングを行い,要望箇所や実情等を確認いたしており,国・県が主体となる事業は,それぞれに市として要望を行い,市が対応すべきものは,実施に要する期間の長短,事業費の大小,事業効果や緊急性等を勘案しつつ,限られた財源の中で,可能な限り実施に向けて取り組んでいるところでございます。市が主体となる事業に対する年度別の実施状況を単年度ベースで比較いたしますと,平成25年度は39地区468件の要望のうち,緊急度Aの要望333件に対し実施済みが178件53.5%,平成26年度は46地区567件の要望のうち,緊急度Aの要望409件に対し実施済みが187件45.7%,平成27年度は61地区818件の要望のうち,緊急度Aの要望574件に対し実施済みが213件37.1%となっております。 ○建設部長(川東千尋君)  次に,1点目のイにお答えします。市道の隅切りにつきましては,平成26年度で13件,平成27年度で16件,平成28年度現在で市内全域に16件の要望があり,そのうち分筆が完了した箇所は,国分地区で2件,福山地区で1件の計3件でございます。なお,要望箇所につきましては重複箇所も含んでおります。道路の隅切りは,幅員が狭く車両の通行が困難な箇所での効果が大きい事業ではありますが,まずは地権者の同意が必要であり,その後に測量設計や分筆登記等の様々な業務に着手することとなりますので,長い期間を要する場合がございます。今後におきましても,市内全域で要望のあった隅切り箇所につきましては,緊急性や必要性を精査したうえで,計画的に実施してまいりたいと存じます。 ○総務部長(川村直人君)  次に3点目について,お答えいたします。市内の防犯灯は,自分たちのまちは自分たちで守るという基本的な考えのもと,本市からの補助金を財源として各地区防犯組合連絡協議会が事業主体となって設置し,地区自治公民館や自治会単位で維持管理を行っていただいており,現在,環境に優しく,エネルギー効率と耐久性に優れ,省エネと維持管理費の節減に効果があり,電気料金の負担軽減に繋がるLED防犯灯への移行を市防犯組合連合会や各地区防犯組合連絡協議会の皆様と一緒になって取り組んでいるところでございます。防犯灯設置は補助事業として行っており,事業主体との調整も必要でありますことから,いわゆる実施計画は策定いたしておりませんが,今後も計画的に防犯灯のLED化が図られるよう財源を確保し,予算の増額に努めてまいりたいと存じます。なお,意欲のある自治会からは,受益者負担の制度を導入することで,限られた予算を有効に活用し,早期にLED防犯灯への移行を図ることはできないか,などとの御提案も頂いている一方,地区防犯組合連絡協議会ごとに状況が異なるため,それぞれに運用を任せて欲しいとの御意見も頂いておりますので,今後も引き続き,関係者の皆様と連携,調整を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○5番(中馬幹雄君)  それぞれに回答を頂きましたが,私の考えを更に細かく質問していきたいと思います。まず今回の質問は,主に平成27年度霧島市一般会計歳入歳出決算の決算特別委員会の内容に基づいて行いたいと考えております。まず地域まちづくり計画については,第2回定例会でも質問がありました。私たち自治公民館を巡回して議員と語ろかいを開催しておりますが,どの会場でもこの問題が出てきます。要するに,現在,地域のまちづくり委員会で審議したものを市に要請します。そして,その内容を市が審議しまして緊急度A,B,C,そしてまた,緊急性のAを1,2,3というふうに順序立てておりますよね。ただ,それで先ほど回答がありましたけれども,その緊急度のAが市内で333件,それで達成率が53%,これが平成25年度です。それで近いところで平成27年度においては,達成率は37%しかないわけです。こういうふうに市としては,A・B・Cランクを付けて緊急性を認識しているわけですけれども,なぜこの37%しか達成できないのか,その辺をお伺いします。 ○企画部長(塩川 剛君)  先ほどの答弁では,ちょっと年度ごとに羅列した説明になりましたけれども,例えば,地区の数でいきますと,平成25年度が39件,平成26年度が46地区,39地区,46地区,61地区と増えております。これはまた,新たに実施計画を作ってきたところが出してきたということでございます。従いまして,Aの要望件数全体としても468件,567件,818件と増えてきていると,当然これに合わせまして要望件数も333件,409件,574件とAランクの分も増えてきております。実施済みの分につきましても178件,187件,213件というふうに実施件数も増えてきております。従いまして,分子の実施件数のほうも増えてきているのですけれども,そういう新たに実施計画を作ってきたところ等もどんどん増えてきておりますので,いわゆる分母のほうも増えているということで,その辺の数字の関係で率としては下がっておりますけれども,実施件数としては,増えているというのが実情でございます。 ○5番(中馬幹雄君)  それは確かに,そうなっているのは分かります。ただ,地域から出された要望書というのは,その地域がまちづくり委員会を開催して審議しているわけです。何でもかんでも出している案件ではないです。ただ,あそこをしてもらおうか,ここをしてもらおうか,そういう単なる問題ではなくて,やはりそのまちづくり委員会で大事だと,ぜひここはしていただきたいという,していただきたいというのは,私は余り好きではないのですけれども,実際,このまちづくり委員会というのは,行政が目の届かないところを,市の行政のほうに知らしているという考え方を私は持っているのです。一応,私も地域のまちづくり委員になって,いろいろ審議しますけれども,やはり東京23区の面積を誇るということで自慢しているところもありますけれども,これを1,200人程度の職員で全域を知るということは無理なことです。ですから,その地域,地域のまちづくり委員会がその自分たちの住んでいるところをいかに良くしようかと,実際,まちづくりの一環を担っていると思うのですが,そういうところを悪い所を知らしめているわけです。そういうところを市として,緊急性をずっと考えながらやっているのですけれども,どうしても私の目から見ると地域からの要望を単に地域のエゴとしか受け止めていないのではないかと。また,上から目線でしてあげるのだと,行政が地域にしてあげるのだというような気持ちが強いのではないかと思いますがどうですか。 ○企画部長(塩川 剛君)  この事業を始めとしまして,自治公民館等を対象にした事業につきましては,基本的に共生協働,自助・互助・公助とお互い力を合わせてやっていきましょうという考え方の基で行っているのが考え方でございます。そういう中で緊急度,この事業につきましては,緊急度A・B・Cという形でそういうランク付けをしていただくということは,私たち行政側と致しましても非常に整理しやすい,事業を着手しやすい,そういう整理の仕方かなと言うことで地域の皆様方に,こういう形でランク付けしていただけるということは,非常にありがたいというふうに考えているところであります。ただ,何分平成27年度で申し上げますと,市が対応すべき要望件数が818件ございまして,そのうちAが574件ということで7割がAランクということになっております。圧倒的にAランクが多いということでございますので,その辺も御理解いただきたいというふうに思います。併せまして,例えば,これは毎年度出していただくわけですけれども,前年度で実施できなかった非常に諸般の事情でなかなか着手できないと,例えば,用地がうまくいかないとかといったようなものも,次年度へどんどん繰り越していきますので,年度が経つごとに実施し難いものが,やはり残ってくるというのも実情でございますので,数字の見方については,その辺も御考慮いただければというふうに考えております。 ○市長(前田終止君)  追加の補足を一部させていただきたいと思います。合併して11年が過ぎ,12年目に入りました。この間,私と致しましては,市民が主役の共生・協働・共助,そして自分たちのまちは自分たちでつくるのだと覚悟をお互いに確認をして,今日に至っております。これはいわゆる住民自治という観点がすごく大事にされているということだろうと思います。そして,地の声,地元の声,その大地の声を,市民の声を吸い上げていく一番の仕組みとして,まちづくり計画がお互いのツールとして大事にされているのだというふうに私は確認・確信を持っているところでございます。ただ,やはり議員のほうから指摘がありましたが,時と場合によっては,上から目線になっているのではないかというような話をおっしゃいますけれども,私たちのほうと致しましては,その挙がってきた地の声,市民の声,それを真摯に受け止めさせていただいて限られた予算の中で,それぞれ,その緊急度A・B・Cランクなどをしっかりとお互いに向き合って協議をしながら,その上に意思決定をして,おおむね半分近く,その夢が一歩ずつ一歩ずつ前進をしているものというふうに存じております。共に共生・協働・共助の精神でふるさとをつくっていく,そして何よりも皆さん方の市民が主役の住民自治,これを大事にしていくことについては,一貫してやってきたつもりでおりますので,どうぞ御理解をまた賜りたいと存じます。 ○5番(中馬幹雄君)  地域でつくるというのも大事なのですけれども,どうしてもできないから,このまちづくり委員会のほうで計画書を出して,市のほうにお願いをしているというようなことなのですよね。それで前回,植山議員から同じような質問がありまして,この中でそれぞれの地域に,毎年度頂いた要望に対する回答書を渡しておりますという文言があったのですが,うちのほうの館長やまちづくり委員長に聴きますと,そういう回答書はもらったことはないと。ただ,年に1回ヒアリングがあって,そのときの書類しかないということですが,この辺はどうなっていますか。(225ページに訂正発言あり) ○共生協働推進課長(西敬一朗君)  地域まちづくり計画につきましては,要望事項につきまして翌年度に要望する事項について,毎年夏頃にヒアリングを共生協働課と,その事項に関連した課で行っております。そしてヒアリングの結果を次年度の予算に反映いたしまして,その予算の反映された結果がどうであったかという書類を各地区にヒアリングの翌年度にお返しいたしております。 ○5番(中馬幹雄君)  結局,ヒアリングを受けた結果というものが,翌年度に回答されてくるのですか。それは,翌年度のヒアリングのときということですか。別に出ているのですか。その辺が一応,私確認しましたけれど全然もらっていないと。だからヒアリングを受けた結果を知りたいのだけども結局1年に1回しかヒアリングがないものだから,そのままになっているということなんですけれども。 ○共生協働推進課長(西敬一朗君)  ヒアリングの結果で,その翌年度の予算でどうなったかという回答につきましては,本年は6月,次のヒアリングの材料,照らし合わせができるように時期を考えまして,お返しいたしております。昨年はちょっとお返しする時期が遅くなりまして,ヒアリングとの間がちょっと少なくなってしまったのですが,ヒアリングの前に毎年お返ししております。 ○5番(中馬幹雄君)  やはりその辺が,まちづくりの委員長とか,そういう方たちがヒアリングを受けて緊急度Aになって,ナンバー1になったというヒアリングを受けますよね。そうしたら普通は,来年度はこれをしてくれるのだというふうになりますよね,ヒアリングを受けるわけですから,その辺の結果を早めにしないと,1年に1回ヒアリングがあるそのときに前のものをというのは,ちょっとまずいのではないかと思うのですがどうですか。 ○共生協働推進課長(西敬一朗君)  予算の結果ということですので,4月がその予算が正式に執行できるようになるわけです。それから各課が項目について,今年度予算では,こういう結果だったということを共生協働推進課のほうに提出いただきまして,取りまとめを致しまして地区にお返しすると。それが今年度は6月,それをお返ししたのが取りまとめを経て6月,そしてヒアリングが8月であったということでございます。 ○5番(中馬幹雄君)  結局は,年に1回予算が4月に付いたけれども,それからその事業を実施するには,その予算配分をした上でやるわけですから,いつ実行するかというのは,どれをするかというのは,その時点では分からないということですね。そうじゃないですかね。そうする間に,また8月に翌年度のヒアリングをするということの話でしょう。そうじゃないですか。 ○企画部長(塩川 剛君)  どれを実施するか,しないかと,当然予算が絡むわけです。これについては,当然3月の議会で議会等の承認を得た上で予算も成立する。それを経た上で今年は,ここをやりますよという形で地域へお返しする。当然できる部分もありますし,予算が付かなかった部分もありますので,今年はどれが予算が付かなかったのか,例えばこの路線は,用地交渉がなかなか難しいので予算が付かないといったようなこと等で,地域にお返しするといったような場合もあります。それを受けて,今度は地域の方々は,その結果を見て次の年への要望に生かしていくというような流れになるということでございます。 ○5番(中馬幹雄君)  そういうことで,予算が付かないものが多いものだから,件数がどんどん増えてくるのではないかと私は考えております。それで前も,このような問題について質問したときに,限られた財源の中でというような回答が必ずくるわけですね。予算がないというようなことですが,実質,先ほど申し上げましたとおり平成27年度の決算実績を見ますと24億7,000万の黒字になっているわけですね。収支が赤だったら仕方がないのですが,決算が黒になっている以上,予算の都合でとか,金がないからというふうにはならないと思うのですよ。ですから特に,先日,決算特別委員長が最後に付け加えた文言で,これが一番地域のまちづくりに重要なものであると思うのですけれども,市長はどう考えていらっしゃいますか。 ○総務部長(川村直人君)  まず平成27年度の実質収支につきましては,議員がおっしゃった数字でございます。この実質収支につきましては,1年間の歳入の確保,それから効率的・効果的な歳出予算の執行に努めた結果でございます。それらは翌年度の財源,それから財政調整基金への積立てに充てるというような年度間の財源調整の性質を持つ剰余金でございますので,これについては平成27年度はそういう金額であったわけですが,持続的な行財政運営を行っていくためには,その年度あるいは近い一,二年先の年度だけではなくて,やはり将来的な財政需要などを見越して予算運営はしなければなりませんので,必ずしも平成27年度がそういう状況であったからといって,決して現在の霧島市の財政状況を考えれば楽観できる状況ではないということは,申し上げておきたいと思います。
    ○5番(中馬幹雄君)  ただですね,私としては,まちづくり計画の実行率というのが低いのですよ。みんなから要望をされているのが,実際件数が増えたからということもあるのですけれども,緊急度がAであっても37%ですよ。これが50%以上あれば,私はここで何も言いません。余りにも低すぎますよ。ですから何十億円も掛かるような事業ではないと思うのですよね。大きい要望の中で大きい事業費については,国・県の補助金とかそういうものを使っての実施ができると思うのですよね。こういうのは小さい積み上げが件数的にも出てきていると思うので,市長,黒字が毎年続いていますよね。どうにかならないですかね。 ○市長(前田終止君)  議員のおっしゃる気持ちも,よく理解できる点も多々あります。地域において,まちづくりを作ってお示しになられて,そして自分達の手でできるところは自分達でやってきたけれども,できない部分があるから,ここを大きな力で押してほしいと,そして一緒になってまちづくりをやっていこうじゃないかというところを,もっと力強く押して欲しいという理解でよろしいでしょうかね。そこの持ち幅を全体の財政事情をよく考えながら,合併をして一巡,十二支と申し上げますけれども経つわけですから,そのようになっていくわけですから,そういう意味では,もっと選択と集中,メリハリを利かして全体の財政事情をよく見ながら,御指摘のような点についてもさらに今後,一歩も二歩も踏み込んでいくような努力はさせていただきたいと思います。限られた予算の中で,最小限の経費で最大限の効果を,全体としてどうしても上げる姿勢,それはもちろん健全な財政事情を確保していく必要もまた一方あるわけですから,そこはまた御理解いただきたいと思います。 ○5番(中馬幹雄君)  その地域でつくれないところを市にお願いするということなのですが,これは広瀬が出したまちづくり計画書なのですね。Aランクに入っているのは,通学路の整備,これは道路の歩道を造れとか,それで南中学校への通学路の整備をしてください。道路面の補修をしてください。道路拡幅をしてください。排水路の溝の段差を解消してください。舗装の補修,ガードレールを造ってください。ガードレールの設置,歩道に柵を造る。こういうのは,その地域で造れるようなものではないのですよね。だから要望として出して,Aランクが付いているのですよ。だからこういうのは,私どもの地域だけではなくて,あらゆるところがこういうのが出ていると思います。草刈りとかそういうのは,地域の清掃でできますけれども,やはりできないところをお願いしているわけですから,やはりせめて50%以上の達成率をお願いしたいと考えております。次の問題ですが,これも同じようなことでございます。集落内の市道の隅切りの問題です。集落内の道路事情は全く改良されておりません。昔ながらの細い道がそのままあります。それで車社会になって三差路,特に四差路については,そこまでもないのですが,三差路の交差点のある所は,隅切りがないために救急車も入らない。消防車は大きい道路で消火栓から引きますけれども,一番は今,高齢化社会になって救急車の問題が一番だと思います。そういうことで地元の方からも,あそこを隅切りしてくれということで,これには地元の所有者が問題になりますけれども,その土地所有者の了解を得ているにも関わらず何年も掛かるのですよね。そしてまた,測量をしてからも,また何年も掛かる。この前などは所有者は寄附採納しますからと,ただであげますからしてくださいというのもなかなか手着かずだったと。近頃動き出してはいるようでございますけれども,そういう点を考えた場合,市長どう考えられますか。 ○市長(前田 終止君)  要はですね,その地域の要望と私どもの行政の受け止める側の窓口,その関係の中で地域における緊急度,安全性,そういうものの判断だと思うのですよね。だから,そこをしっかりとお互い認識が上がれば,納得度が上がればスピード感を持って対処・対応できるというふうに存じております。 ○5番(中馬幹雄君)  この隅切りの分筆の報告がありましたけれども,平成28年度現在で16件あったと,その中で3件でしたと。これも我々から言えば少ないわけですよ。やはりこういうのを考えても,地域の方が困っているわけですから,やはりそこら辺は早急にしていただかなければ私としては,やはり市民の目でという形でいつもやっている関係上,市長も鳥の目,虫の目,たまには虫の目で見ていただきたいと考えております。次に移りますけれども,2問目は福祉避難所ですけれども,これは後回しにしまして,次の関連がありますので最後のLEDのほうを先にいきます。この件については,私はいつも何回ですかね,5回くらい取り上げております。何でいつも言うかといいますと,議員と語ろかいでこれは必ず出るのですよね。どうにかならないかというのが,やはりそれだけ各自治公民館が困っているのですよ。先ほど川村部長のほうから,また突っ込まれましたけれども,私としては黒字なのだから少しくらいは,こっちのほうに回せばいいのではないかというのは,いつも考えているところでございます。市長,私が6月議会でこれらについて,どのくらい全体を終わるには何年くらいかかるかという質問で,17年掛かるという回答で市長も覚えていますかね。そのとき17年だったら市長は幾つになっているかということを質問したと思うのですけども,やはりこういう問題も期限を切って行政としては,5年計画とか3年計画とかという計画を持って事業実施されますよね。私としては,せめて5年,5年間で完了するという気持ちがあるのですけれども,私もこれに何回も触れたくないので,市長,ここで確約をお願いしたいと思うのですが,どうでしょうか。 ○市長(前田終止君)  LED化,安心安全のまちづくり,そしてまた,初期投資は大きな予算,流れ,力が要っても中長期的には,採算が上がっていく。だからこれを将来見通して,なるべく早くいい形にまち全体をやるべきではないかというような,必要だというふうに理解を致しております。私もこのLED化については,議員御指摘もさることながら結構な方々から,そのような御指摘を,特に自治公民館の館長さん,自治会長さんとの懇談の節は,よく出てくる期待の一つでもございます。このあと市政の明るいまちづくり,安心・安全なまちづくり,それにつながり得る重要な方向性の一つとして,今この場で5年以内にということは確約はできませんが,そういう思いを込めながら真剣な協議をさらに進めていくということは,約束いたしたいと存じます。 ○5番(中馬幹雄君)  本当ならば数字を入れていただきたかったのですけども,ただ自分としては,やはり霧島市民のまちづくり,安心・安全なまちづくりというのを一番考えるべきと,私は考えるわけです。市長には耳の痛いところであるかもしれませんけれども,私自身としては,移住・定住,それも大事です,確かに,人口増加のためには。だけれどもそれ以前に,まず霧島市民が第一ではないかと考えているのです。やはりいろいろまちづくり等で要望等が出てくるのは,今現在,霧島市民が困っているわけですから,まずそこを第一に手を付けたほうが,後1年したら市長のほうの何かもございますから,これからこの1年がやはり市長の手腕が,市民の心にグサッとくるのではないかと思いますので,ぜひ,このことについては,何より先に手を付けていただきたいと考えております。 ○市長(前田終止君)  移住・定住で人口増というのは,もちろん重要な柱の一つであります。しかし,今議員のおっしゃる認識は私も一緒なのです。そこは誤解のないように,あえて手を上げさせていただきました。ひと・まち・しごとという地方創生における大きな柱の考え方は,国レベルでありますよね。私達の地方レベルも,正に暮らしやすいまちが,そこでいきいきと頑張る人がいる。それでそこに仕事,これがしっかり確保されている。それは理想な話であるわけですから,そこをやはり確保して,そして,いいまちだから来ていただきたいと,こっちで暮らそうよという誘いにつながっていくわけですから,議員と同じ目線でそこは考えておりますので,御理解いただきたいと存じます。 ○5番(中馬幹雄君)  まず,去年できましたこれは,単なる行政の意見ではないですよね。これは市民の代表者,そういう方といろいろ検討しながらでき上がった。この総合戦略ですよね。その中に住みよいまちづくりというのは入っている。これは市民の意見が入っているというふうに私は考えます。ですから,そこら辺はやはり先ほど市長も言いましたけれども,住みよいまちづくりをすると,よそから自然と入ってくるのですよ,それで住み良ければ外に出ません。そういうことを考えた場合,やはりその地域からのまちづくりであると,ある所はこういうのが不便だ,こういうのが不便だというのが全部総合的にまとまってくるんですよ,今以上にいい霧島市ができると思いますから,ぜひお願いします。ここでちょっと,原稿は決算委員長が最後の締めで言いましたところを書いたのですけれども,読ましていただきます。今まで何回も繰り返しておりますけれども,このままでは市への信頼感や期待感は薄れ,本来の目的や趣旨とかけ離れ,この事業が立ち行かなくなるのは時間の問題と委員長は述べております。ですから,このまちづくり計画については,やはり取組姿勢を重視していただきたいというのが私の気持ちでございます。それで最後に福祉避難所の問題に入ります。去る10月21日付けの南日本新聞,市長もこれは読まれましたか,鹿児島県の13市,確保0,要するに福祉施設の避難所がその中に,霧島市が入っていないと,私もこれはびっくりしたわけですけれども,いろいろ担当の方等に聴いたら,まだこの数字を出す段階においては決めていないけれども,これには手を付けていくのだというようなことでございました。ただしかし,私もボランティアであちこち被災地に行っております。避難所はものすごく悲惨な状況です。健常者と高齢者,そしてまた介護の必要な方も一緒になって入っております。ですから,やはりこういう福祉避難所といいますか,やはり高齢者や支援の必要な方の専用の避難所が必要であると考えております。この施設を選定するには,いろいろ問題も多いと思います。その辺をどのように考えていらっしゃるかお伺いします。 ○危機管理監(德田 純君)  今,議員のほうから御質問ありました福祉避難所,これについては10月21日の新聞に載りましたけれども,11月2日までに考え方をまとめまして,先ほど答弁させていただいたような形で進めているところでございます。答弁の中でございますけれども,福祉避難所につきましては,今指定している一般の避難所の使用,それとそれ以外の専門的な避難所として民間の福祉施設,それから宿泊施設,こういうところを使って福祉避難所を開設していくと,大きな考え方を決めたところでございます。その中で一般の避難所につきましては,各地区にその機能を有する保健福祉センターみたいな形の避難所がございますので,そこについては,平常時から確保して一般の避難所と,福祉避難所と兼用しながら使っていけるということで考えているところでございます。それ以外の民間の施設につきましては,大きく網を広げまして,手を挙げていただけるところを平常時から把握をしておきまして,災害が起こったときの状況に応じて,そこを使わしていただく,いただかないという話をさせていただきたいというふうに考えて,運用していきたというふうに思っております。 ○5番(中馬幹雄君)  広瀬は毎年防災訓練というものを行政及び消防署の協力の下で行っております。先般も実施したわけでございますけれども,市長に自分のところのことを言うと余りいけないかもしれませんが,広瀬には児童体育館の隣にふれあい館というのを,市の補助をもらいながら造っております。近代的といいますか,冷暖房付きの炊事場付きという形でトイレは洋式,德田危機管理監にも話をしたのですけれども,こういう所が福祉避難所にいいのではないですかと。それで隣には児童体育館がある。あそこには健常者が入って,このふれあい館のほうには,そういう福祉関係の方が入ればいいのではなかろうかというふうには話はしたところでございます。毎年,防災訓練については,市のほうやら消防のほうに協力いただいて,有り難く思っているところでございますが,やはりもしこれができましたら,早急にみんなに知らしめないといけないと思っているのですよ。ですから前作りました総合防災マップ等を修正しながら,やはり全体に広報しておかないといけない。そしてまた,それに携わる介護士というのですか,そういう方達もまた必要になってくるのではなかろうかと。先ほどの回答では,6,400人いると。こういう方達がいれば,入院されていると考えれば5,000人くらいなると,そうなるとやはりそれを対応する,手伝う方も必要になってきますよね。やはりそこら辺も考えて,早急にこの問題は解決していくというか,やはりこういう余りよくない,新聞のゼロというのはいけないと考えます。この問題につきましては,これからと思いますけれども早急の対応をしていただきたいと考えております。 ○議長(池田 守君)  以上で,中馬幹雄議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩いたします。             [休 憩  正      午]             ―――――――――――――――             [再 開  午後 1時00分] ○議長(池田 守君)  休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,13番,池田綱雄議員から2件通告されております。したがって,発言を許可します。 ○13番(池田綱雄君)  ただいま議長の許可を得ましたので,通告に従い新風会の一人として一般質問を致します。さて,前田市長は先日,来年行われる市長選に4期目の出馬を表明されました。霧島市は,お互いを褒め合うキリシマイスターを実施中であります。市長にはほかの人にはない褒めるところがいっぱいあります。また,心身ともに健康でいらっしゃいますので,ぜひ,4期目に向かって頑張っていただきたいと思います。さて,昔から念願でありました国道10号と県道野口線の交通渋滞を補完するため,そのほぼ中心に建設されている新川北線のしらさぎ橋が,6年の歳月を経て立派に完成を迎え,現在,取付工事が急ピッチで行われております。この新川北線の事業費は,しらさぎ橋が約32億円,一部完成の道路が約34億円で総事業費は66億円であり,合併後最も大きな道路事業であります。この道路は50年以上前から,隼人と国分を結ぶ重要な道路だと言われてきました。完成しますと生活道路としてはもちろん,鹿児島隼人方面から京セラや自衛隊,上野原テクノパークなどへの通勤道路として利用され,その交通量は計り知れないものがあります。また,経済発展にも大いに寄与するものと思われます。そこで道路行政についてお尋ねいたします。1問目は,新川北線の進捗状況と一部開通が,平成29年4月に予定どおり開通されるのかお尋ねいたします。2問目は,一部開通後は相当な交通量が予想されますが,交通の流れをどのように想定されているかお尋ねいたします。3問目は,天降川小学校前の交差点の信号機の設置は,一部開通に間に合うのかお尋ねいたします。4問目は福島地区排水路が福島地区の排水対策や水戸川への流域を少しでも減らす一環として,一部完成しておりますが,国分側からの排水はいつから可能なのかお尋ねいたします。次に2点目の霧島市立医師会医療センターについてお尋ねいたします。1問目は,市民から診療時間や待合時間が長いという話を聴きますが,理由は何なのかお尋ねいたします。2問目は,私の身内の話で誠に恐縮でございますが,今年の6月22日叔母が具合が悪く医師会医療センターで夜間診療を受けました。診察は午後10時過ぎから深夜まで掛かりました。具合が大分悪そうだったので,医者にこのまま入院できないか尋ねたところ,この程度の症状では入院はできない,明日かかりつけの病院へ行ってくださいと言われました。これくらいの症状という言葉に,症状は軽いのだと安心しました。次の日,言われたとおりかかりつけの病院で診察や点滴を受けました。夕方にかけ病状が悪化したため,午後8時過ぎ救急車を呼びました。隊員の方に昨夜医師会医療センターで診てもらったことや家も近いこともあり,医師会医療センターに運んでもらうようにお願いしましたが,受け付けてくれないとの返事でした。結局,生協病院が受け付けてくださり運んでいただきました。診察は深夜まで掛かり,医者からこのまま入院するように言われてほっとしました。二,三日後,検査の結果,末期の大腸がんで腸は少ししか開いていない状態とのことでした。病院の内科医,外科医,看護師さんは,何とか手術ができないか家族も交えて何回も打合せをされました。残念ながら手術はできませんでした。叔母は入院から2か月半で亡くなりましたが,その間,病院の対応に本人はとても満足しておりました。私ども家族も病院に対して,安心して任せることができる信頼関係がありました。今回の質問は医師が言われた,これくらいの症状では入院できないという言葉に,それならどれくらいの症状なら入院できるのか。また,前日に診察を受けているのに次の日に診察を受け付けてもらえなかったことに,大きな疑問を持つと同時に,いまだに納得がいかないところであります。亡くなった叔母は,医師会医療センターのすぐ近くに住んでおり,かねがね病院が近くにあるから安心だと言っておりました。今後とも霧島市立医師会医療センターとして,市民に愛され安心と信頼を与える病院であってほしいと思います。そこでお尋ねいたしますが,市民に安心と信頼される病院として,どのような取組をされているのかお尋ねをし,檀上からの質問を終わります。 ○市長(前田終止君)  池田綱雄議員から2問につきましての御質問でございました。1問目の1点目につきましては私のほうから,そのほかにつきましては関係部長等がそれぞれ答弁をさせていただきます。冒頭,池田議員より今,市が取り組んでいるキリシマイスターについて私にお褒めを頂きました。お返しをいたします。池田議員のこれまでの議員活動をこの場でも,また様々な形でも対自させてもらっておりますけれども,私的に言いますと,本当に豊かな行政経験と人生経験,そして物事をきちっと見つめる,そして時には厳しい指摘を頂きますけれども,やはりその経験値から鋭い洞察力や行動力,実行力を議員活動において適格に努力をされているなと,いつもそのように思っているところでございます。お互いに今後とも,市政ふるさと発展のために力を尽くしてまいりましょう。ありがとうございました。さて1問目の道路行政についての1点目についてお答えします。新川北線につきましては,本市における合併効果を高めるために人口が集中し,交通渋滞の著しい国分隼人市街地の南部地域におきまして,隼人町住吉と国分福島を結ぶ東西幹線道路としての位置付けを行い,平成22年度に全体延長2,250m,全体幅員16mの都市計画道路として都市計画決定した路線であります。本路線の事業につきましては,国道223号から,既に改良済であります460mを除く1,790mを全体計画と致しまして,天降川に,市道橋としては最長の長さを誇る延長277mのしらさぎ橋を新たに建設し,国分福島の陸上自衛隊国分駐屯地方面へ向けて,しらさぎ橋右岸の取付区間から,天降川小学校南西側交差点までの延長750mを,来年3月末までには一部開通させる計画であり,整備は予定どおり順調に進んでいるところでございます。 ○建設部長(川東千尋君)  次に,2点目にお答えします。議員御指摘のとおり,しらさぎ橋等を整備したことにより,都市計画道路新川北線の一部開通後は,交通量が増加するものと想定しております。また,車の流れにつきましても,陸上自衛隊国分駐屯地北東の曲がり角は,ほぼ直角に曲っており,車両が多くなることで円滑な通行に影響が生じたり,県道国分霧島線までの区間において,住宅地内の道路を抜ける車が増えてくることなども懸念されます。したがいまして,地域の交通の安全性を確保するためにも,第1期計画区間はもとより,第2期計画区間の早期整備が必要と考えますが,整備には相当な期間が必要となることから,今後,警察等と連携を図りながら,応急的な規制等について協議してまいりたいと考えております。次に,3点目にお答えします。天降川小学校前の信号機設置につきましては,現在,霧島警察署に要望書を提出しております。警察によりますと,しらさぎ橋が開通し,要望箇所の交差点の改良工事が完了した後,交通量の調査などを行い,その結果,設置の必要性があると判断された場合は,公安委員会に上申するとのことであり,新川北線の一部開通までには設置できない状況でありますが,市と致しましては,小学校も近いことなどから早期設置を強く要請するとともに,交差点での安全性を確保するために,応急的な対策等も講じてまいりたいと考えております。次に,4点目にお答えいたします。福島地区排水路整備につきましては,福島地区及び水戸川流域周辺部における浸水被害の軽減を図るため,都市計画道路新川北線の整備に併せて,福島地区の排水の一部を天降川に排水するための整備に平成24年度から事業着手し,全体計画740mのうち,平成27年度までに約450mの排水路を整備したところであります。これまでの整備により,新川北線沿線の隼人地区と国分地区の一部の地域においては,既に天降川への排水がなされているところでありますが,残りの約290mが完成いたしますと,国分地区の約14haの流域において天降川への排水が可能となりますので,今後も引き続き,新川北線の整備に併せ,排水路の整備も進めてまいりたいと考えております。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  2問目の霧島市立医師会医療センターについての1点目にお答えします。霧島市立医師会医療センターは,姶良・伊佐保健医療圏における二次救急医療を担う公的な中核病院として,高度かつ専門的な医療を提供するとともに,地域医療支援病院としてかかりつけ医との医療機関の機能分化による連携を図っており,症状が軽い場合は,地域のかかりつけの医療機関で診療していただき,その場において,高度かつ専門的な医療を受ける必要があると診断された患者には,紹介状をもとに医師会医療センターで診療しております。このようなことから,医師会医療センターの診療におきましては,比較的症状の重い患者が多く,1人の患者が複数の診療科を受診するケースや,診療・検査に時間を要するケースが多い状況でございます。また,医師会医療センターは,二次救急医療を担っていることから,外来診療の途中でも救急患者を受入れたり,病棟入院患者の容体が急変したときは緊急な対応に迫られることがあり,このようなことが,外来患者を長くお待たせすることにつながっているようでございます。次に2点目につきましてお答えいたします。医師会医療センターでは,急性期病院として高度かつ専門的な医療を提供しており,これまで,脳神経外科開設,小児科診療再開,小児外科診療開始,緩和ケア病棟開設など,医療サービスの充実に努めてまいりました。また,姶良地区医師会の協力の下,小児科医・内科医の輪番制による夜間診療を実施しており,小児科診療再開に伴い,緊急入院への対応も可能となりました。さらに,第二種感染症指定医療機関,災害拠点病院などの指定を受け,姶良・伊佐地域における感染症及び災害発生時の拠点病院として,緊急時の重要な役割を担うとともに,救急告示指定医療機関として,二次救急医療の輪番体制,循環器系疾患及び脳外科救急の夜間休日輪番制の中心的病院となり,市民の皆様の安心の確保に努めているところでございます。今後も,引き続き関係機関と連携を図りながら,さらに市民の皆様の安心と信頼に応えられるような医療サービスの提供に努めてまいりたいと存じます。 ○13番(池田綱雄君)  今,一通り答弁を頂きました。さらに自席から再質問をさせていただきたいと思います。まず1点目の来年4月に予定どおり開通するのかということについては,予定どおり開通するということが分かりました。それでは最初に,この橋は大型車両が通行可能かどうかお尋ねいたします。 ○建設部長(川東千尋君)  橋自体は,通行は可能でございます。 ○13番(池田綱雄君)  橋は広いから大型車両も通ると思いますが,その後,通した場合に,それはどこを通って行きますか。自衛隊の北東角,あの直角の道路をまず通らないといけないと思います。そこは私も後ほど写真が出ると思いますけど,4t車が通れないというか,曲がれないというか,相手の車が全部通り抜けないと大きく回らないと通らないと,4t車でさえそういう状態でございます。国道を通る20mとか,そういう大型車両はとてもじゃないが車体が引っかかって,どっちへも行けない状態に私はなると思いますけれども,そういう状況は浮かびませんか。 ○建設部長(川東千尋君)  しらさぎ橋が開通いたしますと,国道223号方面から当然,福島方面のほうに橋を渡って通過する車両等が,様々な車両が通行することになろうかと思います。その中で法的な部分で申しますと,道路法の中で特殊な車両という位置付けがございまして,例えば12mを超える車両でございますとか,高さが3.8m,総重量が20t,こういったものを特殊車両ということで位置付けておりまして,これを超える車両が通る場合には,申請・届出が必要ということになっております。したがいまして,通常であれば,このような車両を運転する場合は,道路管理者のほうに通行可能か,通行していいかといったような届が出されることになろうかと思います。その際に,こちらのほうで判断するといったようなこともあろうかと思いますが,いろいろなことを想定しますと,やはり今,議員御指摘のとおり,今後,通常の大型車両でありますとか,4t車,そういったものが通るためのいろいろな交通,警察等との協議も必要ではないかというふうに考えております。 ○13番(池田綱雄君)  写真を出してください。これはしらさぎ橋が本体はほぼ完成して,今,取付道路を一生懸命やっているところ,ちょうど20日くらい前に写した写真です。次を出してください。これが今言う,左側のほうが自衛隊の角です。90度の角。ちょうど4tトラックが,私が写真を撮るとき通りました。あれは,4tトラックは今,行けずに止まっている状態です。向こうから乗用車が来ましたので,通れない状態でございます。4t車でもそういう状態にあります。市長はこの道路は行ったことはありますか。 ○市長(前田終止君)  この角もしょっちゅう通っておりますし,また,通告を受けての改めての視察もさせてもらっております。 ○13番(池田綱雄君)  市長御存じだと思いますけど,この道路は自衛隊が来た当時,50年前,50年以上前にできた道路です。自衛隊と一緒にできた道路です。当時は,福島地区にも乗用車というのはほとんどない,1台か2台しかない時代で,非常に大きい道路だなというふうに思いました。そのときに造った直角の道路です。その当時は,何ら支障はありませんでした。今あそこに立っておりますと,中央の線がありますけれども,それを踏まない車は1台もありません。全部はみ出して通っております。そこで,これから最終的に出来上がれば道路がまっすぐ行くわけです。これができるのは,あと何年後ですか。 ○都市計画課長(池之上淳君)  この角からずっと東のほうに向かってというところでございますか。第3工区ですね。こちらにつきましては,最終的な年度ということでございますか。最終的には,平成41年というふうに考えております。 ○13番(池田綱雄君)  私はそうは聴いていない。2工区,自衛隊の裏側を全部終わるのが平成41年と聴いています。向こうは五,六年後じゃないですか。 ○建設部長(川東千尋君)  今,この都市計画道路として行っております新川北線のセット区間と致しましては,まず1期工事が今現在行っております,しらさぎ橋から天降川小学校の正門から下ったところ辺りまでです。こちらが終わりますと,まず大体,自衛隊の北側道路は2車線ございますので,まずそこを飛ばして,先ほど議員がおっしゃった直角道路から県道国分霧島線までの区間を2期区間ということで考えております。そちらのほうが通常でございますと5年くらいを見込むのですが,住宅が密集したりしておりますので,今の1期工区同様,事業的に伸びる可能性もあるのかなというふうに考えております。そちらが終わりますと,自衛隊のちょうど北側,今2車線で供用しております区間に入って,そちらのほうが3期,いわゆる真ん中のほうが3期という考えになっておりますので,今,課長が申しましたのは,その3期が終わるのには今から五,六年掛ける2で,十数年掛かって,平成40年代に入ってくるのではないかといったような答弁でございます。 ○13番(池田綱雄君)  私は何が言いたいかというのは,5年掛かるわけですね,通すのに。そうすると5年間,今のその自衛隊の急カーブを5年間通らせるのかということであります。何か対策はありますか。 ○都市計画課長(池之上淳君)  今,申しましたように,この自衛隊の北東から国分霧島線の整備には,時間が掛かると思われますので,今後,警察と連携を図りながら応急的な規制カーブの表示とか,カーブの手前に減速を促す路面標示とか,そういったので対応していきたいというようなことを協議してまいりたいと考えております。 ○13番(池田綱雄君)  あなた達はあの交通量の想定,全く間違っていると思いますよ。そんなもんじゃない。4月からは,私は国道並みに通ると思いますよ。それを警察と協議とかそんなので私はとても賄い切れない。それでは私が提案をしましょうか。まず,私なら自衛隊に相談をして,あそこの角を買いたい,角を10mくらい買ってカーブを緩くしたい。それはどうですか。 ○建設部長(川東千尋君)  この天降川北線を都市計画道路として計画した当初に,自衛隊の敷地について割譲の申入れといいますか,協議を行った経緯がございます。しかしながら,自衛隊と致しましては,内部の施設の配置,その他様々な面から割譲ということについては厳しい状況であると言ったようなことでございました。ただし,隣接地の一部交換,先ほど言いました1工区分の中に自衛隊の滑走路の部分が道路に飛び出した形であるわけですが,そちらのほうにつきましては,交換という形で今回,協議に応じていただきまして,今定例会のほうに補正予算として,その一部の費用を計上させていただいております。したがいまして,その当時,数年前ではございますが,自衛隊としてはその敷地を割譲するということについては,非常に難航を示されたことがございます ○13番(池田綱雄君)  しらさぎ橋が始まってから6年経過しているわけですね。その間,十分検討する期間はあったと思いますが,それでは自衛隊にその角地を買収ということで,交渉に行ったことがありますか。 ○建設部長(川東千尋君)  先ほど申しましたように,計画・実施を行う段階でも,交差点の協議を行う段階でも,自衛隊のその角というのは,交差点として少なくとも角きりが必要であるという設計になりましたので,そういった形での協議は,過去に行ったことがございます。 ○13番(池田綱雄君)  その反応はどうですか。 ○建設部長(川東千尋君)  ただいま,御答弁申しましたように自衛隊と致しましては,その角,先ほどちょうど写真で示していただいた4t車が曲がっているところの角につきまして,自衛隊は全て外周の道路が回っております。そういった道路も防衛庁の非常に重要な施設,一つの施設として捉えられております。ですので,そういった隅切りにつきましても,やはり施設の配置,もろもろの面から,その区画を割るということについては,難色を示されたところでございます。 ○13番(池田綱雄君)  私も市長,市役所に在籍時代,自衛隊の用地交渉というのもたくさんしてきました。自衛隊というところは,土地をやるというのは全くしないところです。だから私はちょっと方向を変えて5年間ということでした。5年間借りることはできないのかというふうに思うわけです。その辺は市長もすごく政治力があられるわけですけれども,買うのはちょっと抵抗があるかもしれないけれども,その間五,六年だと,借りれないのかという交渉はできませんか。 ○市長(前田終止君)  この新川北線のしらさぎ橋,そして開通後の多くの車両等の通行,なかんずく大型車の通行が,今の状況下で供用開始することにおいて,実に危険な角地になっているので,どうにかしなさいという御指摘だと受け止めております。過去の経緯があり,その件の交渉の過程の中では,厳しい,難しい,困難というようなことでございますが,今まで答弁があったとおりですけれども,私としては,この駐屯地の最高責任者にお会いをして,その現状をしっかりと訴えて,国の安心・安全というのも大事でありますが,地域にやはり自衛隊の皆さん方に,いろんな形で御奉仕いただいたり連帯感を持ってやってもらっています。道路生活の安全もさることながら,道路交通による安全,市民の安心・安全,そういう視点から,ぜひ,理解と協力を頼みたいということで理想にある姿をまずは,求めてみたいと思います。そしてその結果,これは防衛施設としてなかなかそういう形でお分けすることが困難だとか,いろいろ仮にあるとするならば,次の知恵を出して,何としても角地の緩やかなカーブになる土地条件を,様々な形で可能性を求めてみたいと,良い答えを出すように最大努力をしたいと思います。相手あってのことですが,私としては隅切りがきちんと,いいカーブを描けるように,そしてまた向こう岸の流れというのも,次の最終段階では考えられないこともないのかなと思ってもおります。何としても交通の安全,市民生活の安心・安全というのも大事ですから,最大の努力をしたいと思っております。 ○13番(池田綱雄君)  この道路は,私も11年くらい前に一般質問で必要性を訴えました。そういうことでもあったのですが,実際通るとなれば,今のままで通した場合は不評を買いますよ。造ってもらわないほうがよかったと,すぐなると思います。4月が始まればすぐ,その交通量は大変なものになると思います。だから今,私が言う買収には応じないと思います。過去の例から。しかし,借りるというのは今までなかったことで,私もひょっとしたら貸してはくれるのだろうかという一部の望みもあるわけです。だからどうしても4月までに,まだ3か月,4か月ありますので,ぜひ,あの角地をスムーズに曲がれるように,そして市長も先ほどちょっと次の手をとおっしゃいました。私も次の手を考えております。どっちも駄目ならば反対側を計画どおり早く買収をして,大回りをさせたらどうかというのを,私は三つ目に考えてきたところでございます。何としても,何とかして,あのカーブを緩やかなカーブにして,ゆっくりでも通れるように,止まらないでいいような,そういう道路にしたいというふうに思いますけど,部長,今,三つ目の反対側を先に買収して大きく外に回すという,そういう考えはどうですか。 ○建設部長(川東千尋君)  大変良い案であると,今,お聴きして思っているところでございます。御存じのとおり,今この1期工事もその区間を認可を取って進めているところでありまして,こちらのほうが大体,先が見えてまいりましたので,次の2期工事に入っていくことになろうかと思います。そのときに本来は,その直角の角に曲がる所から東側のほうにというセット区間になろうかと思いますが,それを若干伸ばして,影響範囲をセットとして,そういった認可を取りながらといった,いろんな手法が考えられると思いますので,今,議員御提言の案なども参考にさせていただきながら,今後,できるだけ早い機会にそういった対策が取れないか,検討したいというふうに思います。 ○13番(池田綱雄君)  ぜひ,私が三つ提案をしましたけれども,1番目が1番いいのですけれども,自衛隊がのってこないと思います。ただ,今まで私,過去にそういう経験はないのですけれども,貸してくれと言えばどうなのか,どう対応するのか,そこはまだ私も経験はありませんので,ひょっとしたら簡単に貸すというのは,いいよということになるかもしれませんし,早速手を打っていただきたい,市長にもお願いしておきます。4月1日が,私は本当に逃げたいような心境です。あの辺にいたくないくらい交通の渋滞がすごいと思いますよ。目に見えております。だからぜひ,真剣に考えていただきたいといふうにお願いをしておきます。次は,小学校前の写真をお願いします。小学校前の生徒が横断をしている。私も寒い中3日くらい,ここに写真を写しに行ったのですが,ここの天降川小学校前の交差点,今,半分出来上がっているのですよね。全部出来上がっていれば,もっと強く,何で信号機を同時に設置しなかったのかと言いたいのですが,今,半分だからそう強くも言えませんけれども,だけど,ちょうど校長先生も出て来ておられまして,この交差点を天降川小学生が220人くらい,この交差点を渡るのだそうです。だから,ここはかねてから交通事故の多いところですけれども,今回,完全に出来上がっておりませんので仕方ありませんけれども,もしこれが完全に交差点が出来上がると同時に,信号機を取り付けていただきたいと思いますがどうですか。 ○都市計画課長(池之上淳君)  先ほど,部長のほうが御答弁したのですけれども,交差点の改良工事が終わって,それから交通量の調査を行って,その設置の必要性があると判断された場合は,公安委員会に上申するということでありまして,流れとしては,そのような流れになっているのではないかと考えております。 ○13番(池田綱雄君)  出来上がってというのは,あと何年後ですか。 ○都市計画課長(池之上淳君)  2年後を予定しております。 ○13番(池田綱雄君)  2年間の間に交通量調査は,できるのではないですか。4月1日から,ものすごい交通量になると思いますので,事前に前もって交通量調査をしてくださいよ。どうですか。私がしてもいいですよ。 ○安心安全課長(有満孝二君)  今,議員のほうで言われた件につきましては,開通後の交通量調査ということで,警察のほうも一応,入られる予定ではあるということをお聴きしておりますので,その状況等も踏まえて,今後の動きが出てくるのではないかなと思っているところでございます。 ○13番(池田綱雄君)  私が言うのは,交通量が増えるというのは分かっているのですよ。だから2年後に出来上がって,それから交通量調査をして,それから申請しましょうでは遅いよというのですよ。だから前もって,そういうのはできないか。警察官も見れば分かりますよ,交通量がすごいなというのが。そこら辺はどう考えるとういことです。やっぱり終わってから調査をするのですか。 ○安心安全課長(有満孝二君)  霧島警察署のほうに御確認をさせていただいたところでは,一応,道路,橋梁の開通がなされて交通の状況を見た段階で,交通量調査はさせていただくということでございました。調査に入る時期につきましては,明確に開通して何日後に入るということは,ちょっと御確認をさせていただいていないところでございます。 ○13番(池田綱雄君)  確認をします。こっちからは,2年後完成してから交通量調査,こっちからは,しらさぎ橋が開通したら交通量調査をするというようなことですが,2年ずれますよね。どっちが正しいのですか。 ○安心安全課長(有満孝二君)
     交通量調査につきましては,開通した後でも行いますし,その段階で信号機が設置できる状況になるとは,基本的には警察のほうでは考えてないようでございます。そうしますと,やはり,交差点の部分の道路改良が全て終わった時点で,また再度行って全体的なものを見ていくのが一番,最終的なものにはなるのではないかということでお聴きしているところでございます。 ○13番(池田綱雄君)  2年後出来上がってから交通量調査をして,またそれからとなると相当長くなるから交通量調査は,しらさぎ橋ができた時点で,みんなすごい交通量だというのは感じるわけですから,警察もこれはどうにかしないといけないとなるはずですから,だから私は2年後の交差点が出来上がった同時くらいに信号機が設置できないかなと。そういう要望をしてくださいよというお願いです。誰でもいいですからどうぞ。 ○安心安全課長(有満孝二君)  今,議員言われました2年後の道路改良が終わった時点で,信号機の設置ができるようにということにつきましては,強く警察のほうに要望はしてまいりたいと思っております。 ○市長(前田終止君)  この路線決定につきましては,合併をして間もない時期に当時の南副市長,技術系の指導等も情報もいろいろと頂きながら決断をして,その新川北線,しらさぎ橋,この路線に踏み込んで約10年前後,開通までかかるだろうけど最大限の努力をするといって,今日に至っている道路であります。それがとうとう実現するわけで,その実現の後,大きな交通の流れが変わったお蔭で,近くに小学校もある。そしてその新しい橋を通過する,利用する人たちが増大していった場合,事故は絶えないということになっては身も蓋もありませんので,私と致しましては,今の御指摘について最大限の努力をしながら安全性の確保の意味でのカーブの改良,そして信号機等の設置,地域の通学生,そしてまた,生活道路としての安全性を高める最大努力をさせていただきたいと,そういうふうに存じております。 ○13番(池田綱雄君)  よろしくお願いします。交差点が出来上がった時点では,信号機の設置ができるように要望してくださいというふうにお願いします。次に,福島の排水路について,写真をお願いします。これが福島排水路の天降川にある出口です。あの穴は1m60cm,私の背丈くらいの大きさの排水路でございます。こういう立派な排水路を四百何十mですか,入れてもらったわけでございます。私が住んでいる福島地区,非常に高台にあるんですが,大雨が2時間も続きますと,大きな1m程度の排水路が自衛隊の前ともう1本と,3本あるんですけれども,これがいっぱいになって逆流するんです。そうしますと,あちこちで道路が冠水して,何回呼び出されたか。ちょっと来てくれと。行ってもどうしようもないわけです。排水路が満杯になって逆流するもんですから。雨がやんで1時間ばかりするとサーっと引くんですけれども,だから,その辺の水をこの福島のほうに流さずに,それを天降川のほうに,近いんだから流せないかということで,今回こういう大きな排水路を計画をしていただいたところでございます。あと2年もすれば出来上がって,そういう福島地区の冠水はなくなるのかなと。そしてまた,水戸川に流れていくんですが,その水も少なくなって少しは水戸川の排水対策にもなるのかなというふうに思っております。これは,今,16ha,こっちのほうに流域を考えているということですが,できるだけ自衛隊の中の排水も天降川のほうに流していただいて,水戸川への排水対策にも寄与していただきたいというふうに思います。これはお願いを致しておきます。次に,医師会医療センターについてでございますが,答弁を見ますと何も答弁にはなっていないように思うんですが,待合時間について,市民からの苦情,そういうのは市のほうには来ていますか,来ていませんか。 ○健康増進課長(林 康治君)  待合時間につきましてですが,特に待合時間についての苦情は直接市には来ておりません。ただ,医師会医療センターのほうには,市民の皆様からの御意見という形で,待ち時間についての苦情は寄せられているということでございます。 ○13番(池田綱雄君)  待合時間とか診療時間が長いというようなのは,私どものところにはたくさん来ております。例えば,かかりつけ病院から明日一番に医師会医療センターに行くようにと。予約はしてあるということで行ったと。そしたら,11時半まで掛かったと。レントゲンを一つ撮るばっかりでそれだけ掛かったと。本当にというような苦情も来ているわけです。市のほうに苦情が来ないということは,窓口が市にあるということをほとんど知らないのではないですか。私どもも余り分かりませんので。だから,そういう窓口が市にあるよとなれば,恐らくたくさん苦情が来るというふうに思っております。例えば,何かそういう,今後もですけれども,苦情が来たときには,病院側へ何らかの形で伝えるんですか,どうですか。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  先ほど課長が答弁いたしましたように私どものほうへの苦情というのは,待合はゼロですけれども,それ以外の部分で医者の対応であるとか,設備面の不備であるとか,若干の苦情等がございます。今年度も7件ほどそういう苦情は受けております。その中に待合に対する苦情はないわけでございますけれども,そういう形で当然,市にも最終的にはそういう大きな不満がある場合には,市のほうに訪ねて見える部分はございます。医療センターの中では直接,指定管理として市民の皆様,患者様とちゃんと対応している中での苦情等につきましては医療センターの中で一定の解決がなされているのかなというふうに思っているところです。そういうことで,今後も医療センターのほうとはやはり,こちらにあった苦情等はしっかりと伝えて,その対応もしております。施設面等につきましては,例えば,人間ドック等の待合がなくて,非常に不便だというところには今回,10月からプレハブ等の設置をしまして,新たな待合室を造ったりとか,適時応えて対応はさせていただいているところではございます。 ○13番(池田綱雄君)  昨日,新橋議員の質問の中で,常駐のお医者さんが28人でしたか,それから,非常勤が36人でしたか,いらっしゃるということでしたが,常駐のお医者さんの中で,病院内に寝泊りをされているお医者さんは何人くらいいらっしゃいますか。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  病院内に宿舎がございます。宿舎内にお住まいの方が今,16人いらっしゃいますので,緊急時の対応等については,即座の対応ができるかなと思っているところでございます。ただ,オンコール体制という体制を取っております。医者につきましても常に出なければいけない状況ではやはり心の休まる間もございませんので,通常はオンコール体制を取って,交代で対応ができるような状況を作っているところでございます。 ○13番(池田綱雄君)  今回,最後に医師会医療センターについて話しをさせていただきたいと思いますが,市長,越口部長,今から私の愚痴と思いを聴いていただきたいと思います。今回は,医師会医療センターに強い気持ちで質問しようと望んでみました。その理由としては,まず,これくらいの症状では入院できないよと言われたこと,前日に診察を受けておりながら次の日に受付を断られたことに対し,十分な説明をしていただきたいというふうに思いました。しかし,聴き取りをすればするほど,また部長も本音で対応をしてくれましたので,私のほうで答えを出したいと思います。昨日の新橋議員の答弁で医者には常勤と非常勤がいることが分かりました。さらに,お手伝いの医者もいることが分かりました。残念ながらと言いますか,運が悪かったと言いますか,私の叔母を診てくれたのはお手伝いの医者だったようでございます。だから,私がこのまま入院をとお願いしても判断がつかず,また,そのような権限もなかったのではないかなと思われます。そのまま入院ができていればもう少しはという思いがします。次の日の受付拒否も全く信頼を裏切る行為です。その後,部長の話によると,ほかに急を要する患者さんがおられたということでしたが,前の日の診察で病状は分かっていたのではないかと,だから,拒否したのではないかなという疑問が今も残っております。これまで医師会医療センターについては,いろんな意見を聴いてきました。医師会医療センターを良く言う人,悪く言う人に分かれます。なぜなのか,今回の聴き取り調査でよく分かりました。それは,病院には,医者が常勤,非常勤,お手伝い来ている先生方がおられます。先生もたくさんいれば,それぞれ対応の仕方も違うと思います。対応の良い先生に診てもらった患者さんは良く言うだろうし,良くない先生に診てもらった患者さんは悪く言うんだなというふうに思いました。しかし,市民,患者さんにとっては,医師会医療センターの先生に診てもらっているんだと。医師会は一つだという思いでございます。先生に対応の差があってはいけないと思います。80人近い先生方が働いているわけですから,同じようにはいかないかもしれませんが,患者さんにとっては一度しかない命です。まだ言いたいことはいっぱいあります。これ以上は申しませんが,私の意のあるところをくんでいただき,今後の霧島市立医師会医療センターの発展や患者さんへの対応に役立てていただくようお願いを申し上げ,私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(池田 守君)  以上で,池田綱雄議員の一般質問を終ります。ここで,中馬議員より,先ほどの一般質問の中での発言に訂正を求められておりますので,これを許可します。 ○5番(中馬幹雄君)  午前中の私の質問の中で,まちづくり計画書の企画部からの回答の件で,もらっていないということを私は申し上げましたが,議会中継を見ていた館長から先ほど連絡がありまして,もらっているということでありましたので,私の確認不足ということでお詫びして訂正します。 ○議長(池田 守君)  次に,7番,宮本明彦議員から3件通告されております。したがって,発言を許可します。 ○7番(宮本明彦君)  議席番号7番,新燃市政クラブの宮本です。会派室でもキリシマイスターのことでは盛り上がっておりますが,池田綱雄議員が発言をしておりましたので,私のほうは省略させていただき,今日はまた,定時後大事な式典があるものですから早めに進めたいと思います。ただいま議長の許可を頂きましたので,事前通告にしたがい3点の質問をさせていただきます。大きな質問の1点目は,待機児童対策についてです。私の勤務する会社で働く女性が育児休業から復帰する際,約半数弱の方々が育児休業の延長を余儀なくされています。保育園の希望箇所にもよるかもしれませんが,10月以降に出産された方については,4人のうち3人の方が延長申請をしなければならない状況です。1億総活躍社会と言われますが,安心して出産でき,職場復帰がスムーズに行えることが,女性が安心して働け,女性の活躍にもつながるものと思います。このようなことから,さらなる保育施設の整備を図るべきと考えますが,見解をお伺いします。続きまして,大きな質問の2点目は,子育て・子ども支援策についてです。子育て・子ども支援策は様々なものがあると感じています。「ふるさと創生総合戦略」にあるような夢を追う子供を支援するもの,現実を見て子供の貧困に向き合って子供の生活を支援するものなど様々であると考えています。子育てへの支援,子供への支援を両面から考えて新たな支援策の方向性をお示し下さい。大きな質問の3点目は,資源ごみ回収の回数増加策についてです。資源ごみ回収の回数を増やしてほしいという要望を特に単身の方からよく受けます。そういう話を窓口にさせていただいても「無理です」との返事を頂くだけです。確かに一年を通してそういうシステムにすると大きな事業費が掛かるものと思います。しかしながら,清涼飲料水,ビールの消費量が増える夏場などは,1か月間で相当量の資源ごみが家庭内に溜まっている状態ではないかと思います。また,その1回を逃すと更に多くのものが溜まる状態になってしまいます。缶類,ペットボトル等の資源ごみ回収の回数を夏場だけでも増やし,保管で場所を取らないようにできないか,見解をお伺いします。1点目として,資源ごみ回収に要する事業費をお聴かせ下さい。2点目として,実現に向けての課題と対応策をお示し下さい。以上で壇上からの質問については終わります。答弁内容により,再度質問席より質問をさせていただきます。 ○市長(前田終止君)  宮本議員から3問につきましての御質問でございました。2問目つきましては私のほうから,そのほかにつきましては関係部長等がそれぞれ答弁をさせていただきます。2問目の子育て・子ども支援策についてお答えします。霧島市ふるさと創生総合戦略では,2060年において本市の人口を約13万人とすることを目標として,四つの基本目標を定めており,その一つに「幸せな家庭づくりを支える環境づくり」を掲げております。その具体的な内容と致しましては,出産・子育て環境を充実させることにより,合計特殊出生率の向上,子供の増加,地域の人口増を促そうとするものであり,第一次霧島市総合計画の重点施策である「子育て環境の充実」を更に加速させる取組であるものと考えております。私と致しましては,これまでの間,子ども・子育て支援新制度への移行時における,放課後児童クラブや認定こども園等に係る大幅な事業費拡充への対応や,低所得層の負担軽減に配慮した,霧島市独自の保育料の設定などを実施してきたところであり,施設整備におきましても,本年度は,既に認定こども園の新設を含む三つの施設の整備がなされ,現在,1か所の放課後児童クラブを整備中でございます。一方,将来にわたる貧困の連鎖を防ぐことを目的に,子どもの学習支援事業を実施するとともに,ひとり親家庭の親が就職に有利な資格を取得することを促進する母子家庭等高等技能訓練促進事業を拡充し,実施いたしているところでございます。このようなことから,妊娠・出産・子育ての時期における,切れ目のない,総合的な子育て支援体制を充実させ,子供たちの夢を育み,その夢の実現を支える「将来を見据えた」施策と現実を捉えた「今を支える」施策の両方に力を入れて取り組んでいるところでございます。 ○保健福祉部長(越口哲也君)  1問目の待機児童対策についてお答えいたします。平成28年4月1日時点で国に報告しました本市の待機児童数は0人でございますが,保護者の私的な理由等により待機している潜在的待機児童数は244人でございました。この潜在的待機児童の88%は,0歳から2歳の児童であり,この年齢の子供を保育するためには,0歳児3人に対し保育士1人以上,一,二歳児6人に対して保育士1人以上の保育士配置基準を満たす必要がありますので,保育士の確保を促進しなければならないものと考えております。なお,潜在的待機児童数には,保護者の育児休業に伴う児童も含まれておりますので,育児休業明けの保育ニーズにも対応できる保育の受け皿を常に用意しなければならないとの面がございます。このような中,「霧島市子ども・子育て支援事業計画」におきましては,潜在的待機児童数も含めた待機児童の解消を目標としているところであり,今後におきましても,引き続き,施設整備を含め,保育の受け皿を拡充していく必要があるものと考えております。今般,待機児童解消に向けた取組として,本市の助成のもと,認定こども園など3か所の施設が整備を進められており,また,1か所の施設が民間単独による事業所内保育施設の整備に取り組まれていることなどから,これらにより,一定の待機児童の解消が図られるものと考えているところでございます。 ○生活環境部長(小野博生君)  3問目の資源ごみ回収の回数増加についての1点目にお答えいたします。資源ごみの回収に要する事業費は,家庭系一般廃棄物収集業務委託料に含まれており,その委託料は,平成27年度実績で2億9,452万円となっております。なお,業務委託の事項には,資源ごみ以外の可燃ごみ,不燃ごみ,粗大ごみの回収も含まれていることから,資源ごみに限った回収費用について,明確にお示しすることはできませんが,収集回数について平成27年度の国分地区の実績を申し上げますと,年間の全収集回数9,464回のうち,28.44%に当たる2,692回が資源ごみの回収となっております。次に2点目について,お答えいたします。現在,本市におきましては,循環型社会の更なる構築を図るため,ごみの減量化・資源化に向けた基本方針の策定に取り組んでおり,資源化を促進するための対策等について検討を重ねているところでございます。御質問の資源ごみの収集回数を増やすことにつきましては,収集費用も含めて資源ごみの排出状況を詳細に把握することやごみ収集所における立会人の負担の増大といった課題が挙げられますので,市民の皆様方を始めとした各方面の御意見等をうかがいながら,検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○7番(宮本明彦君)  御答弁いただきました。まず資料の説明からさせていただきます。2ページ目,3ページ目です。社員からの質問で保育園に入れないという声が聞こえてきます。市もこれだけの施設の整備を推進していますという説明用に作って使用しているところです。ただ,これだけの保育園が,2ページ目,3ページ目ですね。平成21年度からの部分ですが,年度ごとにちゃんと増えているんだよという説明をさせていただいています。ただ,これだけの保育園が整備された状態でも,先ほどもお伝えしましたが,約44%の方々が育児休業の延長を余儀なくされていますし,10月以降に出産された方については77%の方が延長申請をしなければならない状況となっています。先ほど本年4月1日現在の潜在的待機児童数が244人ということです。待機児童数は0人でよろしいのですよね。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  待機児童数は0人でございます。 ○7番(宮本明彦君)  最新の数字ではどのようになっていますでしょうか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  244人が4月1日の数字でございます。最新の数字が307人でございます。 ○7番(宮本明彦君)  これは市内一円ということですよね。国分・隼人地区に限ったら,この潜在的待機児童数はどういう人数になっているか,最新があればお知らせいただけますか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  307人は10月1日の数字でございますが,99%,国分・隼人地区と一部が溝辺であるような状況です。 ○7番(宮本明彦君)  先ほどの答弁にも,この潜在的待機児童の数88%は0歳から2歳までということでした。0歳,1歳,2歳が多いということなんですが,この中で例えば国分,隼人の地区から中山間地域のほうに通っておられる児童等はおられるのでしょうか。0歳,1歳,2歳です。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  手元に持って来ていますのが,全ての保育の子供の数でございますけれども,そちらのほうでお答えさせていただきます。国分,隼人に住所を置きながら霧島市内のほかの地区の保育施設を使っている子供の数が154人おります。 ○7番(宮本明彦君)  それではもう1点,広域ということで市内から市外の保育園に通っておられる児童数はいかがでしょうか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  まず,霧島市に住所があって,霧島市以外のまちの保育施設を利用している子供の数が67人でございます。逆に霧島市以外に住んでおられて霧島市内の保育施設を利用している子供の数は37人でございます。 ○7番(宮本明彦君)  市街地から中山間地域,それから市内から市外の保育園に通っている児童,これは希望してそういう中山間地に行かれている。または国分,隼人に空きがないからそういったところに行かざるを得ないんだっていうのは,状況的にはどのように捉えていますのでしょうか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  国分,隼人に住みながら,それ以外の地域の保育所を使っている154人のうちの,四,五十人は保育園の近くに職場を持っている方でございます。それから,あとの100人につきましても基本的にその園を希望して入っておられるというふうに捉えております。 ○7番(宮本明彦君)  市外のほうに行かれる方はどんな感じでしょうか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  霧島市外の保育園を選ばれる方につきましては,もうほとんどがそのまちに職場を持っていらっしゃる方でございます。 ○7番(宮本明彦君)  ということは,これらの154人,それと市内から市外の67人,こういう方々は基本的に潜在的待機児童から逃れるために向こうに行ったというわけではないという理解でよろしいですか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  はい,そのように考えております。 ○7番(宮本明彦君)  それではもう1点だけ,例えば,市街地から中山間地域,市外から市街地の保育園に年度替わりとともに移られるような方はおりますでしょうか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  転園の数につきましては正確な数はつかんではおりませんけれども,家庭の事情によって,そういった転園を希望される方はいらっしゃいますが,そのときの市内の受入れの状況によってはそれが叶わない場合も起こっているのではないかと考えております。 ○7番(宮本明彦君)  利用申込書というのがありますよね。前のほうにいっぱい認定の件が書いてあるのですけれども,これが現在307人あるということでよろしいですか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  そのとおりです。 ○7番(宮本明彦君)  市長にお伺いします。待機児童の中には親が育児休業中,それから特定の保育所にのみを希望されている方が含まれているわけですけれども,4月1日現在で244人の方が利用申込書を提出されているわけですね。現在307人ですね。この数の定員を確保しなければならないのではないかというふうに考えているのですけれども,市長はどういうふうにお考えでしょうか。 ○市長(前田終止君)  合計特殊出生率が大変全国的にも厳しい中で,つまり1人か2人,一つの家庭の中で子供さんがおられる。その大事な子供さんをどこにお預けするかということで,実際はこの待機児童というのは受け入れるだけの環境,容量はあっても今おっしゃったような事情で潜在的な待機児童244人,これは一番新しい数字では307人というのはお伺いしたとおりでございます。子供さんをお持ちになられる家族,お父さん,お母さん方の心情というのは,やはり自分の大事な子供さんを一番気に入る形で,そしてお父さん,お母さんの仕事の流れなどなども念頭に置かれて自分たちの理想とするところに入れたいというのは一番本音であられるかなというふうに存じているところです。いろいろな課題を更に抽出しながら,どう答えていくかこれからさらに議論を深めていきたいと存じております。 ○7番(宮本明彦君)  厚生労働省も各自治体で待機児童の基準が様々だから正確な数字がつかめないと言っているくらいです。今回の質問の中心は出産から1年後の育休明けに延長を申請することなく,職場復帰が可能になることが必須かなという形が質問の中心になります。今朝の新聞で延長を2年にしようかという記事がありましたけれども,これは基本的には原則1年ということですから,今,半年延ばせるわけですよね。それが1年にするということですけれども,原則1年ということですからやはりそこで延長申請をかけないといけないということになります。例えば,4月1日でも10月1日現在でもいいんですけれども,潜在的待機児童の中に育児休業を延長されている方は何人おられるかという数字はつかんでいますか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  4月1日の数字でも10月1日の数字でも育児休業中の数字は押さえています。ただ,その方々が次の月に育休をお入れになる可能性もあるということを考えれば,例えば4月が20人,10月が32人という数字で押さえていますけれども,大体それくらいの20人,30人という数字の方が育休明け直前の方がいらっしゃるだろうというような捉え方をしています。 ○7番(宮本明彦君)  利用申込書,これでいつから育休を外れたいよというようなことを書かれると思うのですけれども,それがいつから利用したいというのが,育休明けの1年後のことを書いておられるのが多いかどうかというつかみ方を今されていて,20人とか30人とかおられるという理解でいいですか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  はい。 ○7番(宮本明彦君)  今現在,そしたら育休を延長して待機されている方もおられるという理解でいいですか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  そういう方がおられます。 ○7番(宮本明彦君)  先ほどお示ししたように保育園の定数を増やしてきたというのは私も理解していますし,ちゃんと社員のほうにも報告しているつもりです。ただ,まだまだ足りない状態が続いているということかなと思います。入所希望者の需要をつかみ切れていないのではないかなというふうに考えています。次の資料になりますけれども,出生数,ここ3年,1,250人というようなところです。右のほうにいきますと一番右に高いところがありますけれども,四角の赤系統の色ですね,これが霧島市子ども・子育て支援事業計画でぐっと定員数をここまで上げないといけないという計画になります。その前にある4年間分くらいのが霧島市の保育所待機児童解消対策に関わる基本方針第2次というところで示された数字ですね。ですから過去,平成23年くらいになりますか,この第2次の計画では全然需要を把握し切れてなかったということが言えるのではないかなと思います。その上で今回事業計画で定員数を更に伸ばすんだよという計画を立てておられるということだと思います。左下のグラフですね。これは3歳未満児が増加していますよと。これは明らかですね。あとは夫婦の労働力状態という数字が,これは霧島市統計書のほうに載っていたのですけれども,総世帯数,ブルーの部分が多くなっている。これは核家族化が進んでいる。単身が多くなっているということなのかもしれません。それに対して一番下の緑系統の色ですね。子供がいて夫と妻共に就業する世帯,これは若干減っているということです。右に書いてありますけれども,6歳未満の子供がいて,夫と妻共に就業する世帯数の数はどうなのかなと,ここが増えているんだったらまだまだ需要はあるということなんでしょうけれども,本当はこの数字が知りたいなというふうにも思っています。若者の比率が21.4%で県内トップというお話を市長がされました。それと一緒でこういった予測のつくデータはほかにはないのかなというところなんですけれども,例えば,市民課の持っているデータ,または子育て支援課が持っているデータで保育所を必要とする需要がどれくらいになりそうか,もう少し予測を裏付けるようなデータは出てこないものかお伺いします。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  保育所につきましては明らかに0歳,1歳の時点から子供を早くから預けて仕事をしようという人たちの増加の部分であります。その割合がどれくらいの割合で増えるかというのは,なかなか予想がつかないところでございますけれども,全国的な傾向でありますけれども,施設整備は毎年進めておりますけれども,そういう子育ての環境ができると,保育の預ける環境ができると,そこにまた希望者が増えていっているという状況が明らかでございます。この5年間の申込書の数だけで比べても平成23年が2,827人の申請書が出ました。平成28年につきましては3,448人,621件ここが延びているわけです。その間,5年間に505人の定員を増やし,施設整備等を行いながら,毎年,当然追い付いていないので244人というのが引くと出てくるというのがございます。計画数でいうと幼稚園の分を除いた保育の子供だけを入れると3,404人を目標にしておりました。ただ,この数字は今年の4月の申込者に迫る数字ですので,当然この計画そのものも見直しをしないといけないだろうと思います。0歳,1歳の部分を大幅に見込まないと追い付かないということになると考えております。 ○7番(宮本明彦君)  ですから,0歳児からということになりますけれども,預ける方が多くなってきた。それは社会の環境が変わってきたからかなという思いもしています。先日,商工観光部長にちょっとお聴きしました。霧島市内の企業の育休制度の導入状況に変化が生じているのでしょうかと。企業で育休制度がきちっと整っているところが増えていっているからではないのかということでした。実際のところ内容的にはつかめていませんということでした。やはり利用申込書を見ていて,育児休業を取られている方が多くなっているかどうかというのは何かつかんでいますか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  育児休業だけを見て数字を把握はしていないところでございます。 ○7番(宮本明彦君)
     例えば,それは過去のデータを見ていったら大体どういうスパンで多くなっていっているかどうか,変わらないのかというのは見れるという理解でよろしいですか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  育休中の数字は把握しておりますので,都市部で予約制のような方法を取るところがございましたけれどもあれは予約に対応できる環境が常にないと使えない仕組みだと思っております。ですけれども,育休中の人が20人,30人という数字があるということは常に保育枠を用意し続けないといけないということは年度の中で起こっているというふうに捉えています。 ○7番(宮本明彦君)  よくは理解できなかったのですけれども,本当に育休を取っている方が増えているのかどうか,市内の制度がきちっとなってきたからそうなってきたのか,ほかの要因で0歳児,1歳児,2歳児を預ける状態が増えてきているのか,そういうところがつかめれば,もっときちっとした予測がつくのではないかなというところです。次にいきます。0歳児,1歳児,2歳児の潜在的待機児童数,これは増えてきているのでしょうか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  過去からの潜在的な待機児童数について申し上げます。平成23年度が128人,平成24年度が140人,平成25年度が126人,平成26年度が120人,平成27年度が176人というふうになっております。 ○7番(宮本明彦君)  若干へこみ部分もありますけれども,平成27年度は176人ということでかなり多いということですね。先ほどの3ページの資料にも一部載せていますけれども,事業所内保育施設も増えてきているということかと思います。答弁にもありましたようにそういった施設も受皿になっていただいているよということかと思います。若者が多い市だということもありますけれども,日本全体では人口が減り始めたというお話も2日目でしたかあったかと思います。保育施設をどこまで増やしたらいいのかというのは真剣に予測を立てないと余ってしまう恐れもあります。ですからもっと積極的にまずは市のほうに保育施設の整備ですね,まずは動いていただいてということを考えています。確かに公共施設管理計画もありますので,公立でたくさん増やすというのはできないと思いますが,市の持っている土地に公設民営で3歳児未満の保育施設を造る,これはその場で学童と一緒にすることはできないと思いますけれども,需要がなくなっていったら学童クラブに変えるとか,私有地をレンタルするとか,それは資金的な面,場所的な面ということですけれども,空き家の施設も今ありますよね,いっぱいあると言っていいかどうか分かりませんけれども,そういうところを市が借りて民間に貸し付けるとか,本当に資金的な面,場所的な面で力になれるところがあれば積極的にこの時期になりますけれども,支援すべきではないかと考えますけれども市長いかがでしょうか。 ○市長(前田終止君)  慎重な判断を,全体を見て要する点が多々あるわけでございます。ただ,私たちの地域の合計特殊出生率というのを数字で追ってみました。これは県を上回り,国を上回り,そして私たちの地域が非常に高い合計特殊出生率にございます。国の地方創生におけるいわば合計特殊出生率の目標値は1.8であります。それが既に私たちのところは,10年そこそこの間に一度はそれに達したこともございます。今は1.72,これは平成26年の数値です。そして県が1.62,国が1.42,これは一番新しい合計特殊出生率でございます。議員御指摘の様々な点,満足度を上げていく,しかしながら余り大きな投資は将来を考えると,例えこういう状況が地方都市であり得ても将来がまた課題を残すというようなことにもなろうかと思いますが,保育士の確保も大きな課題,そして育休や様々な子育てがしやすい地域環境,職場環境,そういうものをつくっていく,その中で今最後におっしゃった空き家等を学童等にどう合わせるか,どう調整しながらその視点を持つか,そういうところをよく勉強もさせていただきながら現実的対応を重ねていき,最終的に潜在的な待機児童ゼロに限りなく近づく努力をせざるを得ないのかなと,そういうふうに認識しているとろです。 ○7番(宮本明彦君)  確かに厳しいかと思います。人口が減る中,だけれども霧島市は人口を増やさないといけないというところですよね。特殊合計出生率でしたか,これが2.1を超えたら順調に人口が増えていくというお話でした。確かに霧島市のもプロットはしましたけれども,ちょっとばらつきが大きかったので,これを正確に見ていいのかなという疑問はありました。ただ,今,1.72とおっしゃっていたように若干過去よりは上がっているのかなという気はしています。ですから確かに積極的にとは言っていますが,先ほども言ったように公共施設管理計画もありますから,そんなに多くのところをドンドンドンと公設民営化を建てるということもできません。ですから今はそういった施設,場所をできるだけ提供して民間に入っていただく,そして需要がなくなったらほかの形で変えられないかというところが望ましいのかなというふうにも思っています。そう言っていても保育士が不足しているという状況も歪めませんので,ここもきちっと目を見開いていただけたらなと思います。最初の答弁の中に保育の受皿を常に用意していかなければならないという面があるということですから,常にそれは念頭に入れた形で,ぜひ働く女性の方々が基本的に原則1年というところで希望されるのだったら,そこから即働けるように,保育ができるようにというような処置はこれからもずっと続けていただきたいと思います。あと二,三点いきます。保育所の整備に関わる事業は保育所等整備事業,保育所分園推進事業が当てはまると思っています。事務事業振返りシートですか,それの成果指標の部分ですけれども,増加した定員数とか,環境が整備された保育園数ということにはなっています。決算に関わる主要な成果の評価にもこの待機児童数とか,潜在的待機児童数というのは明らかになっていません。できたらこの辺も重要な指標だと私は考えていますけれども,そういうところを事務事業振返りシートの中に入れていただくことはできますか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  そのような視点を入れて,実際目に見えるような形のものによりしていきたいと思っています。 ○7番(宮本明彦君)  先ほど利用申込書があるということで,どこからどこまでが育休ですよと,どこで育休が,1年が終りますよというのは把握されているということでした。そういう中で育休終了間近,どれくらい間近までは聴いていないのですけれども,保育園が決まったよという連絡が来ないと,だから近くの保育園に行って相談に行って,うまく空いているというお話を伺えたので入れることができましたというお話を聴きました。これは連絡をするタイミングといったらいいのですか,「入れるようになりましたよ」と,「いや,まだ駄目です」という連絡のタイミングですね,そういうタイミングは大体どこに取っているのですか。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  各園を御希望される方が,一つの園で複数いらっしゃると,そこに点数をいろんな条件で付けて順番が付きます。一番点数の多い人からその園の枠が確保できましたかという連絡を施設とやり取りして,こういう事情で今できますよというようなことを受けると,お待ちになっている方に連絡できるというようなことでございます。 ○7番(宮本明彦君)  ということは,保育園から連絡が来たら連絡するよと。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  担当の者が,担当する地域の園の情報を常に電話等でやり取りをするんです。その中でそういう状況が生まれたときに入れる状況が分かりますので,御連絡ができるということです。 ○7番(宮本明彦君)  要は育休の終了間近を控えていて,まだ連絡が来ないんだけれどもというお話ですよ。ですから連絡が来なかったら決まっていないんだねと。こちらは4月1日に復帰できるんだろうかとやきもきしているのに3月に入ったんだけれどもまだ連絡が来ない,そういうコミュニケーションといったらいいのですか,伝え方のやり取りで不都合が今の状態でないですかということなんです。 ○子育て支援課長(田上哲夫君)  今,お聴きしたような事情というのも,そういうことがあるということですので復帰間近の方であるとか,それから順番を待っていらっしゃる方にある程度の感覚というか,ある程度の時期にそういう情報をお伝えしていかないといけないと,そのように思います。 ○7番(宮本明彦君)  確かにそうしていただければ保護者の方も安心されるのかなと思います。例えば育休前の1か月前にはきちんと連絡しますと,状況は報告しますということがあれば安心されるのかなと思います。最後になりますけれども公立保育園の民営化が進められています。保育士確保の問題かもしれませんけれども,国分,隼人地区の保育園,空きが生じている状況もあるようです。もっと公立保育園も積極的に潜在的待機児童対策にぜひ臨んでいただきたいと思います。そして人口増を目指しています。ただ,先は私も読み切れていないです。だからしっかりとデータをつかんだ形で保育所の整備,本当にどれくらいがいいところなのかというのは考えていただきたいと思います。午前中,植山議員から認可外保育所ですか,この話もあったかと思います。大切な受皿ですので,いろんなバランスを考えながら進めざるを得ないところですので,こちらのほうは市長を先頭にまずはきちっとした整備が必要というのはお伝えしますので,そちらのほうを進めていっていただければと思います。時間がないので先に3問目のほうにいきます。年間の全収集回数9,464回のうち,28.44%に当たる2,692回が資源ごみの回収になっているということです。これを単純に約30%と考えて3億円くらいでしたので,掛け算をしたら9,000万円の費用になると,それの夏だけといったら3分の1で3,000万円くらい回収量が増えるかなというところです。本当に以前から社員からもうちょっと資源ごみの回収を増やして欲しいという要望がありますので,ぜひ,そちらのほうに向けて3,000万円というのをどこから捻出するかというお話はあるでしょうけれども,ぜひ考えていただけたらなというふうに思います。例えば,1年増やしたら9,000万円ですけれども,夏だけだったら3,000万円,金額だけ考えたらですよ。この辺はできる金額ですかとお聴きすることはできないですけれども,見込みがありそうなのかどうか判断していただけますか。 ○環境衛生課長(中馬吉和君)  議員からの質問の中で,ペットボトルと空き缶の資料要求がありましたので,それは御提供いたしました。それは夏場にビールやらペットボトルの飲料水がはけるということで,その部分についての資源ごみの資源量は夏場が増えると思いますけれども,ほかの品物については時期的な変動がないものもありますので,だからもしかして,そのペットボトル,缶類だけに限定する収集となれば,またその金額は変わってくるのではないかというふうに推測いたします。 ○7番(宮本明彦君)  最後の6ページです。確かに夏場だけ増えるかなというようなグラフになっています。今はできたらいいという意味で質問しますけれども,今はペットとプラが同時回収なんですよね。それで,ペットと缶は同時回収ではないですから,そこは同時回収できるものなのでしょうか。 ○環境衛生課長(中馬吉和君)  ペットと缶,排出先の状況やらステーションの状況等で一概に一緒に回収ということができるかというような問題がございますので,そこら辺については地域全体のことをちょっと調べてみないと即答はできないです。 ○7番(宮本明彦君)  どういう車で運んでいるのかなというところが重要なのかなというふうには思っています。それと国分,隼人のほう,回収の方法といったらいいのですか,隼人ほか中山間地のほうは一度に資源ごみを集める,国分はペット,プラ,缶と瓶というような収集になりますので,地域で差がありますので,地域差も考えながらちょっとその辺はしていただきたいなというふうに思います。スマホを置いてきましたけれども,「さんあ~る」がありますよね,12月号でしたっけ,市報のお知らせ版のほうでちゃんと入れましたので,ちゃんと皆さんも入れるようにお願いします。答弁にもありましたけれども,ごみを少なくしていくのが目的だという部分も含めながら,ぜひ収集のほうもちょっと困っている方々がいると感じますので,全体的な資源ごみの回収の回数的なところはじっくりと考えていただきたいというふうに思います。最後になります。幸せな家庭づくりを支える環境づくりということでした。これは正直言って,子ども医療費助成事業ですね,小・中学生2,000円負担で,残りは補助ですよと。それから非課税世帯,この辺も補助になりましたということで,平成24年度と平成27年度の決算を比べると大体1億500万円増えた形になっていると,あと2,000円分を補助すると8,000万円くらい事業費が掛かるというようなところから,この8,000万円の事業費増ですね。これくらいだったら今の財政規模だったら何とかなるかなというふうにも考えていました。ただ,いろいろ貧困の問題,それから夢を追う部分のことも,子供の夢と豊かな心を育む教育の推進等,いろんな事業にきちっと使っていかないといけないということです。夢は伸ばさないといけないですから,きちっとそこは教育部を中心に充当していっていただきたいのですけれども,やはり貧困という問題はついてまわるかと思います。そういう面について一部紹介はしていただいていますけれども,子供の学習支援事業とか,そういったところに8,000万円を使ったつもりででも充当していただけたらというふうに思っています。今回,お金が掛かる話ばっかりだったという反省の部分はあるのですけれども,ぜひ,市民の方々に,有効に税金が使われていると言われるくらいの形での税金投入をお願いしたいと思います。 ○議長(池田 守君)  以上で宮本明彦議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩いたします。             「休 憩  午後 2時52分」             ―――――――――――――――             「再 開  午後 3時10分」 ○議長(池田 守君)  休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。次に,1番,德田修和議員から2件通告がされています。したがって発言を許可します。 ○1番(德田修和君)  議席番号1番,德田修和です。通告書に従い2点質問します。1点目に将来的なまちづくり整備についてお伺いします。先日,鹿児島県宅建協会姶良伊佐支部との意見交換会が「市長とふれあいトーキング」として開催され,参加させていただきました。転入者や転出者の生の声を聴き,どうすれば住んでもらえるのかを考え,まちづくりを生業としている方々の率直な意見が,総合的なまちづくりを研究している市長にとって有意義なものであれば幸いだと思います。また,議員と語ろかいで頂いた意見で,将来を見据えて市長と共に一丸となって取り組んでいきたいことは何かといった質問を受けて,将来的なまちづくりの在り方を考えさせられたところでした。そこで,用途地域の指定に向けての取組について,これまでに行ってきた協議と今後の計画と現在,業者が宅地造成などを行う際,道路部分については寄附採納が一般的であるが,建設資材に対する助成はできないか問うものであります。2点目に災害時の安全対策についてお伺いします。近年,全国各地で自然災害が多発し,本市においても崖崩れや冠水といった被害もあり,住民の不安も増している現状です。隼人の小野地区や姫城地区で開催された議員と語ろかいでも,避難所の在り方について不安の声を頂きました。あとに控えた同僚議員の一般質問で同様の内容の質問が出ていますので,個別具体的にはそちらのほうで議論していただければと思います。私は災害時に不安をあおる部分として暗闇があると思っています。市街地では自家発電設備を備えた企業などが多々あり,停電時も真っ暗になることはないと思いますが,郊外や中山間地域では,避難時に完全な暗闇になる地域は少なくないのではないでしょうか。そこで避難所指定のされている施設に対して,ソーラー式外灯の設置を進めていくことは考えられないか問うものであります。以上2点です。これで壇上からの質問を終わります。 ○市長(前田終止君)  德田議員から2問につきましての御質問でございました。1問目の1点目につきましては私のほうから,そのほかにつきましては関係部長等がそれぞれ答弁をさせていただきます。1問目の将来的なまちづくり整備についての1点目にお答えします。本市の国分・隼人地域は,合併以前から住宅地と田園が調和のとれた市街地の形成を進めてきた地域であり,良好な都市環境を整備していくために適切な規制・誘導が必要であることから,県との協議を重ね,約125haの農用地の除外を行い,用途地域の指定を検討してきた経緯がございます。しかしながら,諸般の事情により農業振興地域の見直しができなかったことから,用途地域は未指定のまま,いわゆる「白地」の状態で,今日まで至っている状況でございます。本地域につきましては,特に宅地化が著しいことから,これまで関係法令で建築の形態等については規制を行ってまいりましたが,用途地域が未指定であるために,様々な種類の建築物が混在している現状がありますので,将来を見据えたまちづくりを考えますと,やはり用途地域の指定を行うことが必要であると感じているところでございます。このような中,本年度に入り,関係法令の改正等により,これまで課題となっておりました約125haの「白地」の地域について,農業振興地域と都市地域との間における調整が可能となる見込みが得られましたので,市と致しましては,今後の関係機関との協議に備え,必要な準備を進めているところであります。 ○建設部長(川東千尋君)  次に,2点目にお答えいたします。本市における比較的小規模な宅地造成などの開発行為につきましては,霧島市土地利用対策要綱において一定の基準を定め,必要な指導及び調整を総合的に行っているところでございます。このような開発行為において,開発事業者により築造された道路等の寄附採納が行われる理由と致しましては,一般的には,私道として残せば所有者等に道路管理などの負担が生じるという問題等が発生しますので,市に対し寄附採納の申し出がなされてくるものと推察いたしております。一方,市と致しましては,道路の公益性等を考慮し,将来においてもその維持管理を行政が行うことで,市民の安全を確保するという観点から,当該申し出に応じているところでありますので,議員御提案の助成等についてはこれまで行っておりませんでした。今後,本市における開発行為の課題等について検討を行った上で,助成を行うことが適切であるか,また,有効な施策と言えるかなど,その可能性について調査・研究してまいりたいと考えております。 ○危機管理監(德田 純君)  2問目の災害時の安全対策についてお答えいたします。大規模な災害時には停電することが予想され,特に,夜間における避難の際には,避難所位置が分かりにくくなるなどの不測の事態が生じ,特に中山間地域などではその傾向が顕著であると考えられます。現時点では,多くの人が集まる2次避難所等について,非常用灯火等の設置に関する調査は致しておりませんが,最低でも常に避難所の位置が分かるような処置は必要であると認識いたしております。したがいまして,今後,実情をしっかりと把握し,国等の再生可能エネルギー推進事業の動向などを注視しながら,その対応について当該施設の設置管理者と連携し,調査・研究を行ってまいりたいと存じます。 ○1番(德田修和君)  1問目から随時質問したいと思います。今,答弁いただきました用途地域のところで言われた約125haの白地の地域について,今後,関係機関との協議に備え必要な準備を進めているところでございます。これは現在,建造物形態規制区域として指定されて,用途地域の図面で斜線が入っている部分であると理解してよろしいですか。 ○都市計画課長(池之上淳君)  はい,そのようであります。 ○1番(德田修和君)  必要な準備ということですけれども,この用途地域が完了されるまでの計画,期間等が示せればお示しください。 ○都市計画課長(池之上淳君)  この斜線を引いた部分につきましては,今,農用地の除外がされているところでございますが,農業振興地域になっているため,この農業振興地域を外さないと用途地域が張れないということになります。農業振興地域を除外するためのいろいろな調査として1年くらい,それから資料作成やその後の事務手続として1年くらい,あと,用途の変更として1年くらいと,うまくいって3年くらいでというふうには考えているところでございます。 ○1番(德田修和君)  今,示された3年の計画でスムーズに用途地域が指定できるように努めていただければと思います。今,そうやって進めていただいているこの部分が完了をした後,どういうふうに次の用途地域指定に対しての計画を考えているのか,その辺の具体的な構想等があればお示しいただきたいです。例えば,答弁のほうでもいただきましたとおり,用途地域を将来見据えたまちづくりを考えると必要だという認識の中動かれているということで,この白地部分というものをどう解消していくかということになっていくと思うんですけれども,国分・隼人地域の市街地,平野部を一体とした部分を市街地と見ていくのか,それとも,今形成されているまち並み,ちょっと大型スーパーであったり,学校であったりとか,そういうのを中心に,今形成されつつあるコミュニティをそれぞれの一つのコンパクトシティというのかどうか分からないですけども,そういう形の用途を張っていく計画なのか,いろいろ考えはあるとは思いますけど,現段階の検討としてどういう方向に進んでいるのかお示しください。 ○建設部長(川東千尋君)  今現在,私どもが検討いたしておりますのは,先ほど冒頭に市長の答弁でもありました125ha,今,課長が申しました建築形態規制を敷いている斜線の部分についての検討,まず,用途を指定するということで進めてまいりたいと考えております。こちらのほうは,今現在,既に宅地化が相当進んでおりますので,用途の指定につきましても,それなりの,現状を見た上での指定になっていこうかというふうに考えております。現在,まだ農地である部分,市街地であるにも関わらず農地である部分も結構多くの面積があるわけでございますが,こちらにつきましては現在のところ,特別にその用途をどうするといったような議論はしておりません。合併後,平成21年だったと思いますが,策定された国土利用計画,その中で全庁的な話を致しまして,その中で農地をどうするか,都市住宅地をどうするか,そういったような議論をした上で,現在は農地を保全するという形で進めてまいっておりますので,今後,それについて合併後10年以上経過いたしますので,また新たな議論を経たのち,用途についてはまた検討していかなくてはならないものというふうに考えております。 ○1番(德田修和君)  その町の用途地域図を見れば,大体そこの自治体がどういうようなまちづくりを目指しているのかというのは,おおよそ予想がつくくらい用途地域というのは本当に重要なものだと思っています。先ほど植山議員の一般質問の御答弁の中で,しらさぎ橋を通って,あの辺が劇的に変わっていくようなイメージを持たれているというようなことでした。私も道路ができるということは,発展につながると思っています。ただ周りが白地部分であれば,発展しようにも発展できないというようなことも事実だと思います。その用途地域の指定部分というのを図面で見ても,やはり不十分に感じるというのは,多くの方が思っているところだと思っています。やはり先ほど言われたような平野部の農業振興地域の在り方というものをまず解消していかないといけないのかなというふうに考えるのですけれども,例えば商業地域など,用途を先に張っていけるような検討がされたことがあるのか,基本的には用途地域は先ほど言われたように,市街地が形成されてきているところに張られていくという,後追いというんでしょうか,後から設定するというのが,現在の事務的な流れではそうなんでしょうけれども,これを先に用途を張っていくような方法かあるのか,ないのか,その辺が分かればお示しください。 ○都市計画課長(池之上淳君)  先に張る方法といいますか,隼人駅東の区画整理を行っている部分につきましては,区画整理の当初からの商業地,今,第一種住居地域という部分があるんですけれども,そこを商業地域に変更するという計画がありまして,それに沿って誘導するような形でやっているところでございます。 ○1番(德田修和君)  ということは,やはり区画整備を行わなければいけないということになっていくんだと思うんですけれども,そこで先ほど言ったような将来的な構想,小さなコミュニティを形成していくのか,大きな国分・隼人の範囲での市街地を考えていくのかというのは,やはり事務的な流れを追っていく期間が相当長いというのもありますので,ある程度の方向性というのは,様々な議論をしていかなければならないものなんだろうなと思っております。ですので,ここで断言されてどうこうというものではないですけれども,市長としては,霧島市全体をオール霧島でやって,中山間地域の発展をとか,いろいろな大きな視野でやっているわけですけれども,そこの部分で,大きな霧島市の市街地という部分を国分・隼人と大きく捉えて,発展させていったほうがいいと思われているのか,それともコミュニティをそれぞれの今,形成されつつある小さな都市というものを組んでいったほうがいいのかというようなお考えというのは,どういうふうに考えられているのか,示せる部分があれば。 ○市長(前田終止君)  今までの11年間の間,たまに申し上げてきたこととして,鳥の目線,虫の目線というお話もさせていただいた時期も,今もまたそういうふうにも思っております。高い視野から,角度から大地を見つめて,全体を見つめて都市設計を考える。しかし一方,非常にアリの目線,歩く目線,車の目線等々で,いろいろまちづくりを考えるというようなことを習慣付けているわけですが,私としては大きな方向性で考えると,国分の中心市街地を中心とした街並み形成,そして一方は,隼人の駅辺りを中心とした街並み形成,我がまちの平野部における,二眼レフ構造で当分の間伸びていく夢を描けたらなと。そして国分の市街地のほうは,横串を通す計画を緒につけたと,これを,特に道路事情が利便性を向上しまた可能性が出てくると,空いている所にまたそれなりのコンパクトシティみたいなイメージで街並み形成が活気が出てくると。そして既に,この中心部を中心に多くの人口が求心力を高めて増加してきていると。そして間,ちょっと超えて隼人の駅東を今整備をしていると。ここが市内に11の駅がある中で,唯一の日豊本線と肥薩線の分岐点駅であります。また唯一のななつ星が停まる駅でもあります。特急はやとの風もまた停まる駅としては,力をまた利便性向上をさせなければならないエリアの駅でもあります。ここを東西からしっかり使えるようにして,そしてここに新しくせっかく街並み形成を造っていくわけですから,民活導入を中心として,若い世代が多い私達のこの霧島市,そこをしっかり受け切るようなアミューズメント関係の諸施設,そういってニシムタさん,あるいはもう一つの商業施設等がケーズデンキのところにトライアルといったものですかね,計画が,もう既に土地を取得されていると。そういうものと併せて全体として街並みがグーと向上していけばいいのかなと。そうすると中長期的,長い将来でいくと,間が空いているよねということをいろいろ今まで,この10年少々の間にも,ぜひここを大きなイオンモールなどではどうでしょうかと言われてきている事実もございます。そういうところも,よく私達のふるさとの未来を見据えながら,将来の可能性というものを皆さんの声をしっかり聴きながら街並み形成,そして用途指定等をお互いに納得をして色づけできていけたらなと。概略そういうふうに思っております。 ○1番(德田修和君)  やはり市長のおっしゃるとおりのことだと思います。そういうことを行っていくのにやはり区画整理が必要になっていくのかな,用途地域を張るのに必要な事業なのかなっていう思いがあります。しかし,それが行えるほどの財政力というのは,やはりそんなにあるものではないというのも理解しています。ですので,後付けで用途を張っていうというような形が,今の事務的な流れで一番現実的な用途の設定の仕方なのかなというふうに理解しています。ですので,やはりそこで関連してくるのが街並みを造っていくような業種の方々の活躍というのも大きいのではないかなというふうに認識しているところです。そこで,壇上でも申し上げたとおり,業者と土地分譲などを行う際,道路部分は寄附採納というのが一般的で,そこに先ほども少し触れられておりましたけれども,答弁の中でそういう助成が適切であるか,有効な策と言えるか,可能性について調査研究というところで,1個ちょっと引っかかってくるような問題というところに,それは業者の方が売りやすくするためにやっているのでしょうと。管理がちょっと面倒になるから寄附採納をお願いしてきて,こちらとしては道路の公益性等を考慮してやっているんですよと,言ってくるから受けてあげるんですよというようなスタンスの答弁だったのかなと思いました。一応,順序がどうかという問題でもないですけれども,霧島市の道路用地寄附採納要項としては,第1条の目的というところで道路行政の適切な運営を確保することが目的であるということですので,相手が管理が大変だから,言ってくるから受けてあげているんですよみたいな答弁ではちょっと目的と合わないのかなというようなふうに受けてしまいました。そこで,こういう売りやすくするためでしょうというようなところなんですけども,売りやすくなる,売れる土地ということは,当然住まわれる方が住みたいなと思う土地ということであります。そういう土地だからこそ売れていくんだと思っております。市の現状として生活道路を整備していくというのも予算的にも厳しいというのも今まで様々な議論の中で認識しています。地域利用協議の市の考え方や基準にのっとって開発するということでは,民間が代わりに都市整備を行っていっているようなものだというふうには過言ではないでしょうか,私のほうはそういうふうな認識も一つ持っているところです。道路整備工事に対しグレーチングなどの資材などに対しての一定の補助があってもおかしくないというふうに思っているところなんですけれども,そこを踏まえて,もう一度どうお考えなのかお示しください。 ○建設部長(川東千尋君)  宅地分譲等の中の道路の寄附採納というのは年間結構な件数になってまいりまして,ただ,その中で議員おっしゃいましたように,あがってくるから受けてやるというような我々もそういったスタンスではございませんで,先ほど申された要項の中にあるように,私も答弁いたしましたが,市と致しましても道路の公益性等を考慮し,将来においてもその維持管理を行政が担うことで,市民の方々の安全を確保するということがありますので,宅地の開発業者さんとしては先ほど申されたようなそういったメリットもある。市としてはそういった責務もあるということから,特にどちらが何を与えるということではなく,これまでは寄附採納という申し出を受けてきたといったような経緯の中でそういった助成というものは行ってこなかったということを答弁では申したつもりでございます。そういった中で,今後,寄附採納されると思われる分譲,道路等に対して,助成あるいは原材料などの支給を行うかということについて,私どもも今回のこの質問を受けていろいろ調べてみますと,県内の類似の団体では例はないようですが,全国的には幾つかの例を,今現在見つけたところではございます。その目的と致しましては,例えば定住の促進でありますとか,狭隘道路の解消,こういったものに非常に寄与すると,その自治体の施策に合致しているといったような部分であれば,それに対して助成を行っている全国の事例はあるようですので,先ほど申しましたように,今後,調査研究は行っていく余地はあるのかなというふうに考えております。今,霧島市がいろいろ目指しているそういった施策の中で,今議員が御提案の件が,その施策に合うようであれば,今後,調査研究を重ねながら,また検討してまいりたいというふうに思います。 ○1番(德田修和君)  今,そういうふうに検討に入っていただける,研究に入っていただけるというところを評価した上で,一応そこの事業目的というものに対しての提案というような形で,一旦そういう補助とかから離れて,別視点のほうで質問をさせていただきます。第一次霧島市総合計画後期基本計画の第1節,快適で魅力あるまちづくりの現状と課題の中で,そこの中でも多数存在する狭隘道路の改善と適正な用途地域指定を行うことというようなものが挙げられております。ただ平成28年度で施策マネジメントシートでは,平成27年度,平成28年度の施策の取組方針というものにも狭隘道路を改善していくような事業というものは触れられておりません。これまでの取組と現状をこのシートを基にでも,どう分析されて検討されてきているのか,そういう集落内に残っているような狭隘道路というものを解消していく事業計画等あればお示しください。 ○建設部長(川東千尋君)  施策マネジメントシートの平成28年度の基本計画期間で解決すべき施策の課題の中に,狭隘道路の改善を図り,良好な市街地環境の確保に資する必要があるといったような課題は掲げてあろうかと思います。そのために行う施策と致しましては,本日も御質問がありました,例えば隅切りなどの小さな部分のものから道路延長に沿った多少の拡幅,そういったことによって,せめて車が離合できたり,救急車両が通れたりといったような道路に対する改善は行っていく必要があろうかというふうに考えております。そのような予算措置は通常の予算の中で対応できているのではないかというふうに考えております。 ○1番(德田修和君)  対応できているというような答弁ですけども,やはり目には付くわけです。そういう狭隘道路の多い集落等,支所もいろんなところでいろんな調査をされているので,細い道等もよく御存じだと思うんですけども,やはりそういうところはすごく多いわけです。特に昔ながらに形成されているような集落内の道路というのは非常に多くて,救急車も通れなかったりとか,そういう部分,側溝に蓋がかぶっていないだとか,そういうのが多々まだあります。そういったような集落内には当然空き家も目立っています。特定空き家の調査をされた際に空き家の分布等も把握していると思います。大体,特定空き家予備軍みたいなランク付けをされていたと思うんですけども,そういうものがどういう地域に集中している部分があるのかというような調査ができているんだと思っているんですけれども,そういう中で市街地近くにあって,道路環境を改善することで住環境がガラッと変わって,空き家対策であったりとか,そういうものにつながっていくような道路整備というのを今の予算で賄っていけるというところよりも,一歩進んだ集落を復活させるような道路整備というようなものは進めていくという考えはありませんか。 ○建設部長(川東千尋君)  御質問の趣旨は,そういった分譲の民間の方々の活力と連携しながら,市が予算の範囲内でできない部分について,更に拍車をかけてそういった狭隘道路の解消に結び付けていけないかといったようなことであろうかと思います。これまで私どももそういったことの発案について,なかなか検討を致した経緯がございませんで,少なくとも行政の予算措置の中でやっていくといったようなスタンスで予算編成を行ってまいりましたので,今回,議員が御提案いただいたその民間の方々の宅地開発とタイアップしながら,狭隘道路の解消を目指すといったようなことについては非常に今後研究していく価値もあるのかなというふうに考えております。いろいろと今後また勉強させていただきたいと思います。 ○1番(德田修和君)  ぜひ研究していただきたいと思います。そこで1個,その中の提案でもあるんですけれども,例えば,今言いましたモデル地域ではないですけども,集落,市街地に近くて,ある程度道路改善がされれば復活していけそうな集落地,そういう場所に対して限定的に,ここを開発する場合は何%か補助を出しますよといったような,市の計画を誘導できるような対策というのも一つの案としてはあるのかなと思います。そのようなところもぜひ検討される中で頭に入れていただきたいなと思う点なんですけれども,どうでしょうか。 ○市長(前田終止君)  第一次の市の総合計画,その中で快適に魅力あるまちづくり,その中でまた生活基盤の充実,現状と課題を踏まえて狭隘な道路の改善を図り,良好な市街地環境の確保に資する必要があるという課題認識が,共通のお互いの認識として,既に今挙がっているわけですね。それで年々歳々できる範囲は,その地域の自治公民館,自治会等のまちづくり計画等々の中で挙がってきて,できる範囲は取り組まれてはいると。しかし,今議員がおっしゃっているのは,そういうことにプラス,例えば民間が開発していくようなそういう過去実績のあるようなところで,非常に狭隘な部分があり,まちがもう一つ魅力に欠けているというようなところも手を積極的に促すような,そういう施策を作ってほしいと,そういう理解でいいですか。[「はい」と言う声あり]なるほど。関係部長が申し上げたような範囲でありますけれども,やはり更にもう一歩これに進めて,意欲が出てくるまちづくりに,そういう取組を促す政策作りを私も何かもう一つも二つも踏み込むことができたらなと思います。そのためには,例えば新川北線みたいな道路のプロジェクトをやり切る,あるいはまた,隼人姫城から国分姫城を通って鉄道を超えて第一工業大学,プールのほうに向かう,あの跨線橋,これを市役所からほうから来る道路と合流し,改善をやり切る,そして,今度は清水川のほうにいつも渋滞を繰り返している,これを二つ目の充実した路線を,河川沿いとか,ちょうど住宅地もあるけれども,将来を見通して,そういうことも通す。そして,その枝の地域にある自治公民館,そういう地域にどこかモデル的に,消防車も入らない,あるいは救急車もこれ以上向こうまで行けないよというような所が随所に見られるわけですから,そこに今後の地方創生は戦略的に目を向けて,力を込めて,合併15年,20年に向かう流れをつくっていくことが快適で魅力的なまちづくり,そして人口増にもつながっていく一つの一貫した努力すべき次の段階の方向性かなと考えているところです。 ○1番(德田修和君)  当然,今ある事業をしっかりとこなしてやっていくこともですけれども,先を考えていくという部分には積極的に取り組んでいただきたいなというところでの質問であります。今,市長おっしゃったように地方創生ということで,ふるさと創生総合戦略の中で地方創生有識者会議等も設置されて,その中で様々な方向性とかを話し合われて,将来を見据えた事業を模索しているところだと思っています。ただやはり,そうなったときにも地方創生を目指す有識者会議という中には,そういうまちづくりに関わるような業種の有識者というのは入っていないわけです。ほとんどが学校の先生であったり,教育面だったり,そういうような方の有識者という方たちはいるんですけど,まちを造っていくような建設であったりとか,宅建業であったりというところの協会の有識者というのは目に付かないわけですね。一応そういう中で空き家対策として空き家バンクの協力を宅建協会に依頼して,民間との連携が取れてきているというのは非常に評価している部分なんですけれども,こういったようにトップダウン的な一方的なお願いで,協力してくださいという施策への協力というだけではなくて,やはりそこに至るまで,市長がおっしゃったような,形成していくために,現在こういう問題も実際事業をしている中で問題が発生している部分がありますよというような意見とか,組み入れられるようなまちづくりに対して一緒に協議できるような委員会,付属機関等,そういうものを設置していく,いかれるというほうがいろんな意見を集約するのに有意義なのかなと思っているんですけれども,その辺のお考えはどうですか。 ○市長(前田終止君)  合併前までのほとんどの市町村においては,今議員がおっしゃったような傾向というものが見られて,ある種の事業者,そしてまた宅建みたいな資格を持たれて,常にそれを生業としてやっている人達は,すごい経験値と情報などを持っておられたんだけれども,なかなかそのときまでも,合併前までの間の時期には,いろんな公的委員を何か避けてきたきらいが,どうも過去の経緯としてはありましたよね。しかし,県内外,合併という流れが出てきて,我が霧島市においても,そこいらの壁については,私は皆さん方と向き合う協議はいつでもいいですよという姿勢でおりましたし,この間もそういうことで実現もしております。それでまた,協議の委員についても「代表はどなたかどうぞ」というような形でオープンな姿勢をやって,お互い守秘義務があるところは心得ていただくというようなことでやってきたつもりでございますし,今後も更に進化させていく,そしてまたお互いにどのような事業者であっても公序良俗に反しない限り,また我がふるさとの中で,仕事をきちんとやはりやっていく人達とは,私は常に真摯な気持ちで向き合いながら,一緒にこのまちづくりをやっていこうという気持ちは,行政の職員の皆さんと語らいながら確実に前向きに進めていこうという姿勢でございます。 ○1番(德田修和君)  先日行われたふれあいトーキングも本当にすばらしいもの,余りなかったようなことだったものですから,新しい取組の一つなのかなというふうに感じております。そうやって従来少し避けられていたようなところは否めないのかなと,それはもう世間的にもそういうところがあったのかなと思うのですけども,今はもうコンプライアンス等の向上も図られてきている,これはこの業種だけじゃなくて,全体的な中できっちりとしたルールの中でやられてきてもう久しくなると思います。個人の個々のどの仕事に対してもだと思うんですけれども,個々の事業主等と話をしてしまうと利益誘導等になっていくのかもしれないですけれども,しっかりとした協会等を持っていて,組織で動かれているような所であれば,そういうのも一つ問題はないのかなというふうに感じているところでございます。常にその身を置いている専門家,市長も言われたとおりです。その中の御意見をしっかり組み入れられるような意見を通すという意味ではなくて,何かしらの情報が集められるような体制というのは,よりよい市の発展につながっていくと思っていますので,先ほども建設部長のほうからいろんな方面で研究をしていける分野なのかなというようなお答えも頂いておりますので,何か形になっていくような事業を検討していただければいいなと思っております。続けて2問目に入っていきます。避難所のソーラー式外灯でありますけれども,避難時,地域の拠点になると言われる,いわゆる二次避難所というものは,市内に何箇所あって,どのような施設に指定されているものなのでしょうか。 ○危機管理監(德田 純君)  本市の避難所につきましては御承知のとおり,一次避難所と二次避難所を分けております。既設の公共の施設にそれを割り振っているところでございますが,今議員が言われました二次避難所につきましては,災害が起こった後,一定期間そこで居住をする,避難をするというような施設を指定をしております。よって主体としては小・中学校というのが主体となってまいりますが,二次避難所については,36か所を指定をしております。ただこのほか,地域の特性もありますし,また耐震性などの構造や安全性,それから立地条件の利便性,こういうのを考慮いたしまして,一次避難所として指定しておりますけれども,二次避難所としても使用できるということで,特にこれも小・中学校になりますけれども,これが14か所ございます。36か所から二次として指定をしておりまして,一次,二次兼ねている小・中学校というのが14か所でございます。 ○1番(德田修和君)  先ほどの答弁の中で「非常用灯火等の設置に関する調査を致しておりません。最低でも常に避難所の位置が分かるような必要があると認識しております」ということでしたので,調査されてないということなんですけれども,自家発電設備の整った施設があるのかないのかというのも分からないというような認識でよろしいですか。 ○危機管理監(德田 純君)  避難所の調査の中で,非常用の電源を持っているかという観点で見ておりませんでしたので,そういう観点では承知をしておりません。聴いたところによると,まだ学校等にはそういうのは無いということで伺っております。
    ○1番(德田修和君)  今後そういう自家発電設備としての大がかりな整備というものは計画されていくような考えを持っているんでしょうか。 ○教育部長(花堂 誠君)  学校教育施設としての,そういう整備につきましては現在のところ考えておりません。 ○1番(德田修和君)  小学校,中学校,学校施設というのは,基本が日中活動する施設ですので,そもそもグラウンド以外の夜間照明についての整備計画なんていうものは立てているはずはないだろうなというような認識は持っておりました。予算的にもやはり36か所,一次,二次兼ね備えられる施設が14か所ということになると,そこに自家発電設備を整備していくというのは予算的にもやはり難しい点が出てくるのかなと思っています。そこでソーラー式外灯を提案しているわけですけれども,やはりそこの避難所の場所が分かる,着いたときに少しでも明かりがあるというのは,停電時とかもかなり精神的な安定をもたらせるんじゃないのかなというようなふうに感じたところでした。それを感じたきっかけというのが,ふるさと祭で薩摩川内市がブースを出してくださっていて,その中でソーラー式外灯の紹介をしていたという,そのパンフレットを見せていただいたのが一つきっかけだったわけですけれども,こういうソーラー式外灯というものの能力的なものは把握はされていますか。 ○危機管理監(德田 純君)  議員のおっしゃられたふるさと祭に展示をしていたソーラー式外灯の能力というのは把握をしております。これにつきましては,1日3.5時間以上の日照のある場合に設置をして充電をすると,満充電から約6日間は使用ができるというところでございますので,結構通常にあるソーラー式外灯と全く違ったような,電気を蓄えておけるようなタイプの外灯かなというふうに思っております。 ○1番(德田修和君)  ソーラーパネルも京セラ製ということでございました。いいものなんでしょうと私も思っております。そこで,そういうものを自家発電設備というところまではいかないけれども,そういう十分な機能を発揮するというような外灯というものもあるという中で,やはりそういう整備計画は,せめて中山間地域のその周辺に,ほかに施設等が無くて,本当に真っ暗の中,避難しなければならないというような地域にある避難所からでも整備していければいいなというような気持ちでいるんですけれども,その点の考え方はどうでしょうか。 ○総務部長(川村直人君)  議員の御指摘のそういった停電時の対応,それから避難所のそういう所にソーラーによる外灯の設置,そういう御提案なんですけども,私達もこの御質問を頂いたときに,いろいろ協議をしたところです。例えば,避難所に行くときに自宅からどうして行くかといったら,やはり懐中電灯なんかを持って行くよねと。兼ねて避難所を利用される方,特に一次避難所の場合は地元の方が多いですので,停電の場合でも,兼ねて通り道は分かるわけですので,懐中電灯なんかで行けば分かることは分かるよねというのを話はしました。それから二次避難所の場合は大きいですので,ある程度真っ暗ということも雨などの状況にもよりますけれども,何とかほとんど知っている方々なので,地元の方々なので行けるのではないかと。要は,たまたま他の所から来られた方々がそういうところが分からない。昼の場合は避難所という案内なんかも立てるようにしますので,目に付くかもしれませんけれども,確かにそういった夜間の場合,地理に不案内な方々についてはそういうのが無いとなかなか分からないと。そういう議論はしたところでした。ですから外灯もそういう形で,ほとんど地元の方々は行けるだろうけれども,むしろ最初御質問をされた非常用の電源,そういう自家発電のことについては経費も掛かりますし,先ほど教育部長のほうからもありましたけれども,学校現場としては,特に教育的には必要は無いわけで,それを二次避難所である学校の体育館なんかに備え付けたとする場合に,これの管理とか,それから日頃の手入れ,そういうのをどうするかといったこともまた出てまいります。それから燃料の管理などもまた出てきますので,安全上これはまたきちっとしておかなければならないということでございます。ですから実際そういった体験が幸い本市の場合はないですので,実際早くしないといけないよねと思いつつも,なかなかそういうことまで行き着いていないというのが実情なんですけれども,実際そういうことがあれば,確かに停電をすれば困るわけですので,そういう対策というのは平常時から検討していかなければならないというふうには考えております。今回の熊本地震などについても,そういった先進地のところから,そういう停電が相当長く続いたと聴いておりますので,またいろいろお聴きをして本市としても対策は立てていきたいと思います。 ○1番(德田修和君)  確かに地元の方は,避難所の場所も知っているでしょうし,そういう議論はされているのも当然だと思うんですけれども,停電になるとき,自然災害が起こるとき,前もって「あと何分後になりますので懐中電灯を準備してください」なんていう放送はないわけですから,もうそのときドンと停電になって手元に明かりのない人たちは,その考え方でいけば,手元に懐中電灯を持っていない方は不運でしたね,もう逃げられませんでしたね,懐中電灯を持っていた方だけどうぞ避難所の方へというような雰囲気に聞こえてしまいました。例えばその避難所に物資を届ける,ボランティアで何人か来る,夜間としても移動しなければならないという,それこそ避難されただけではなくて,そこで何かしらのケアをするために来てくださった方々のためにも必要なものだというふうに理解しています。あと一つ,学校教育,当然私も認識しております。学校施設に普段から夜間の外灯が必要なのかといったら,必要ないというような思いでいます。それは所管,管理するところが今学校ということで,教育部の管理がどうかというような話になっていると思うんですけれども,これは市民の命を守る避難所というものであれば,それは危機管理ですので,危機管理のほうでそういったものの権限を持ってされても私は構わないんじゃないのかなと思うんですけれども,管理とか設置とかに対するものですね,その管理している所管が学校だから教育部が付けないよと言ったら,避難所には明かりは無いよとか,そういうのではなくて,危機管理として市民の生命を守るという観点で,危機管理のほうで全面的にそういう避難所に指定したものも危機管理として,ここが適切だよねということで指定しているわけですから,学校教育課が「うちは良い施設だから避難所にどうぞ」といって決めるわけじゃないですので,安心安全課のほうで精査して,ここだったら避難所としてふさわしいという形で,避難所というものが設定されているわけですから,そこはその避難所を指定したところの責任と権限というところで,管理も設置もしていくべきだと自分は認識するんですけど,市長はどういうお考えですか。 ○市長(前田終止君)  議員おっしゃる指摘は理解できる範囲であります。ただ,学校施設内ということで,双方のしっかりしたすり合わせをしながら,適切な意思決定をしていかなければならないのかなとお話を聴きながら思うところでございました。いずれにいたしましても,最終目的は納税者たる,そして我がまちの市民の方々の命を守るということへの道筋をつくるということでございます。危機管理や学校教育関係,そういう関わる関係者とお互いによく話し合いをしながら,しっかり私がリーダーシップを取りながら頑張ってまいりたいと思っています。 ○1番(德田修和君)  ぜひ,所管がどうとかではなくて,一個の目的として命を守るためにはどこがどうリーダーシップを取るべきなのかというところをしっかりと権限を持たせた上で,ソーラー式外灯が仮に案の中でやっぱり必要ないよね,でもほかにもっといい物があるからこれをやっていこうね,というようなときには,ぜひそこは,それぞれの管理所管とかではなくて,一つの権限を持つ場所としての取組というものを改めて強く指摘させていただきまして,一般質問を終わります。 ○議長(池田 守君)  以上で,德田修和議員の一般質問を終わります。これで本日の一般質問を終わります。残りの3名については,明日の本会議で行います。本日はこれで散会します。             「散 会  午後 4時10分」...