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  1. 常総市議会 2018-05-01
    常総市:平成30年5月定例会議(第2回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長風野芳之君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(風野芳之君) おはようございます。  御報告を申し上げます。ただいまの出席議員数は20名であります。    ─────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(風野芳之君) これより第2回会議を開きます。  別紙会議日程により議事を進めます。    ───────────────────────────────── 3 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入る前に、教育長より発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。教育長。             〔教育委員会教育長岡野克巳君登壇〕 4 ◯教育委員会教育長(岡野克巳君) おはようございます。  初めに、6月2日の水難事故で命を落とされた水海道中学校3年男子生徒ミウラ・マルコス君の御冥福をお祈りしたいと思います。議員の皆様におかれましては、既に御存じのことではあると思いますが、多大な御心配をおかけいたしました。その後の対応等も含め、ここで御報告させていただきます。  6月2日土曜日12時30分ごろ事故が発生いたしました。事故者は水海道中学校3年男子生徒ダ・シルバ・ミウラ・マルコス・ビニシウス君です。石下橋下流の鬼怒川で友人3名と一緒に遊んでいて事故に遭いました。4名ともブラジル国籍で友人3名はブラジル人学校の生徒と聞いております。懸命の捜査にもかかわらず6月3日、次の日の日曜日13時10分に事故現場付近の水中で残念な結果で発見されました。  この事故を受け、水海道中学校に生徒、保護者、職員の心のケアのためにスクールカウンセラーを昨日4日から配置いたしました。また、市内のすべての幼稚園、小学校、中学校に対しまして、水難事故防止徹底の通知、連絡等をさせていただきました。改めましてマルコス君の御冥福を願い、また救助活動に当たってくださったすべての方への感謝を申し上げ、御報告とさせていただきます。    ─────────────────────────────────  日程第1 一般質問 5 ◯議長(風野芳之君) 日程第1に入ります。  一般質問を行います。一般質問の通告者は全部で16名であります。通告順に発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう議事進行に御協力をお願い申し上げます。
     最初に、12番中村博美君。                〔12番中村博美君登壇〕 6 ◯12番(中村博美君) 皆様、おはようございます。  初めに、ただいま教育長より御報告がありましたミウラ・マルコス君の御冥福を心よりお祈りいたします。  12番中村博美です。議長より指名をいただきましたので、通告により大きく3点の質問を行います。傍聴の皆様、また生中継をごらんの皆様、まことにありがとうございます。  初めに、神達市長への質問は6回目になりますが、健康づくりの質問は今回が初めてです。市長はまだ40代ですので、健康づくりという言葉には縁が薄いのかなと思われますが、私は65歳の准高齢者ですので健康づくりには日々努力をしています。幸い職業が健康運動指導士と水泳指導員ということで、皆様に御指導をさせていただきながら私も健康になれるというわけです。48歳での資格取得には大変苦労をしましたが、今となってはありがたいと思っています。先ほども述べましたが、神達市長への健康づくりの質問は初めてですので、仲間の皆様が応援に来てくださったわけです。しっかり質問してまいりますので、温かい御答弁をよろしくお願いいたします。  それでは、大きな1、健康寿命の延伸の取り組みについて尋ねる。1)健康プランじょうそうの中にある身体活動運動のできる教室(自主活動も含む)の一覧表作成を希望するが、実施について尋ねる。  この冊子が「健康プランじょうそう」です。手元に持って来ようと思ったんですけど忘れてしまいました。前期計画として2012年から2017年の5カ年が終わり、本年2018年から神達市長のもと、後期計画5年が2022年まで行われるわけです。本日はこの冊子の中の49ページにうたわれている「すべての市民が健やかで心豊かに生活できる常総」の共通目標、健康寿命延伸を取り上げて質問いたします。  この中の第2節身体活動の推進、55ページに書かれている項目を御紹介いたします。一つ目、楽しく体を動かし、日常生活の中で自分に合った運動をします。二つ目、気軽に楽しくできるきっかけや環境づくりを推進することが大切です。三つ目、健康寿命の延伸を目指して、元気で生活できる心と体づくりのために、年齢に応じた運動教室や体操などの普及及び継続できる環境整備を推進する必要があります。四つ目、各種イベントや運動教室に積極的に参加することは、仲間づくりやストレス解消にも効果があります。五つ目、仲間と運動に親しむことで健康な体と心を保持することができます。いいことがたくさん出てきています。そして、ここに運動教室に積極的に参加しようと出てくるわけです。では、運動教室はどんな教室があるのかが記載されていません。どこにどんな運動教室があるのかを紹介することが必要だと思い、今回の質問をしました。  再度読みます。1)健康プランじょうそうの中にある身体活動のできる教室(自主活動も含む)の一覧表作成を希望するが、実施について尋ねる。御答弁よろしくお願いいたします。  それでは、一問一答方式ですので質問席に移ります。 7 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 8 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 改めましておはようございます。それでは、中村博美議員の御質問の1、健康寿命延伸の取り組みについて、1)健康プランじょうそうの中にある身体活動のできる教室(自主活動も含む)の一覧表作成を希望するが、その実施について等につきましてお答えいたします。  当市の取り組みといたしまして、生活習慣病の予防や改善並びに高齢者の健康づくりや介護予防を目的とした各種教室を実施し、運動の推進に努めております。その教室に参加していただいた方の中には、運動等の習慣化のために自主活動を立ち上げ、継続されているグループもあります。御質問の自主活動を含む教室の一覧表作成につきましては、今後グループの意向を確認し、広く市民に提供できる仕組みをつくってまいりたいと考えております。  以上でございます。 9 ◯議長(風野芳之君) 中村議員、少々お待ちください。教育部長より答弁させます。続いて教育部長。             〔教育委員会教育部長沼尻秀子君登壇〕 10 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) おはようございます。中村博美議員の御質問にお答えいたします。  現在、生涯学習施設や社会教育施設において健康づくりのために活動している団体は、教育委員会が実施した講座や教室をきっかけに自主活動を継続しているグループを含め、太極拳が20団体、フラダンス16団体のほか、ストレッチやヨガなど合わせて93団体ございます。中村議員御提案の一覧表の作成、公表については、団体の意向を確認し、市民の選択肢が広がるよう、公表可能な団体について速やかにホームページ等で周知してまいります。  以上でございます。 11 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 12 ◯12番(中村博美君) 御答弁ありがとうございます。保健福祉部長、教育部長から団体の皆さんの意向を確認してということで、これはもう当たり前のことで、そんなのを出したら嫌よという方のは出せないということなので、速やかにという教育部長からの御答弁で、ありがとうございます。  今、ホームページにというお話があったんですけど、ホームページはやっぱり見ていないんですよね。特に、私は准高齢者ですけど、私たちより上の方たちは本当にホームページはごらんにならないですね。当市の介護予防教室、介護予防はとっても進んでいるんですね、市長。市長と前市長、前々市長から介護予防のことはとても進んでいまして、これが介護予防の教室の御案内ということで、ペラ1枚になっていますね。どこで何時に介護予防教室、いきいき教室やシルバーリハビリの体操教室、それらが掲載されていますね。私はこういうものを希望しているんですね、教室の。載せてもいいよというグループは載せて、皆さんのお手元にあれば、フラダンスやってみたいな、卓球だとか93団体とおっしゃったのでいろんな団体があるんですけど、自分が今はできないけど後でできる、もう少し時間がたてばできるというようなときにこういうのがあれば、ここに参加したいなということができると思います。  私は何年だったかちょっと調べなかったんですけど、10年ぐらい前に一般質問をしました。守谷では、そういうものが冊子になっているんです。守谷は転居の皆さんが多いですよね、新住民の皆さんが多くて、どこからか守谷に移って来られたら、こんな教室があったらここに参加したいというふうなことが一目でわかる冊子があるので、生涯学習課の皆さん、そのときは体育課でしたけど体育課の皆さん、そういうものをつくってもらいたいなと一般質問したんですけど、それはちょっとかなわずに。なぜかなわないかと言うと、市長がかわられる、部長がかわられる、課長がかわられるということで、そこで引継ぎがないんですよね。なので実現できなかったと思うんです。  市長、5年と言わずに、後期の5年で計画ですけど、5年、10年という長いスパンで健康づくりの取り組みをしていただきたいと希望しておりますので、ぜひ字で書いたものをつくっていただきたいと思うんですけど、もう一度どちらかの部長から御答弁いただけるでしょうか。 13 ◯議長(風野芳之君) 教育部長。 14 ◯教育委員会教育部長(沼尻秀子君) お答えいたします。  先ほども申しましたが、団体数を把握して一覧表は持っていますので、今後、団体の掲載の許可というか意向を確認いたしまして、福祉部のほうとも一つにして一覧表作成して、例えばおしらせ版等を配布するときに全戸配布するとか、そういう形を検討したいと思います。 15 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 16 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。教室はこういうのがあるよというのが知られれば、やってみたいなと思うきっかけにもなると思いますので、ぜひよろしくお願いします。1)は終わります。  次に、大きな1の2)に移ります。この質問に入る前に、1と同じく2018年から神達市長のもとで取り組まれる「じょうそう未来創生プラン」の冊子を紹介いたします。この冊子が「じょうそう未来創生プラン」です。やはり2018年から2022年までの5カ年を前期基本計画として取り組まれる発表がされました。この中に、重点施策の3「た」のまちづくりが示されています。三つのたで、3たのまちづくり、クリスマスのサンタさんじゃないんですけどね、3たのまちづくり。一つ目のた、楽しいまち、二つ目のた、ためになるまち、三つ目のた、頼りにされるまち。楽しいまちは交流人口の拡大、ためになるまちは市民総活躍と経済活性化、頼りにされるまちは福祉の充実と防災先進都市という、3たで参画と継続のまちづくりの実践をされることを発表されました。  そこで、まちづくりは3「た」、健康づくりは3「S」を市民の皆さんに広げてほしいと本日の質問に入れました。これは3SじゃなくてスリーSと私は読みたいんですけど、スリーS。前回の2月議会の一般質問の冒頭にも述べましたが、30年3月4日に地域交流センターで開かれた福祉講座講師であった鎌田實先生のお話を市長とともに聞きました。3月にもお話ししたんですけど、鎌田先生は長野県の医師で、長野県を長寿日本一にされた方です。鎌田先生は69歳の現在、スマイルとスクワットで健康つくりを実践されています。スマイルですね。スマイル、それは笑うと長生きすることだそうです。幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになると心に響く話をされました。そして、スクワットを毎朝50回実行しているとも話され、太ももの前の筋肉大腿四頭筋を鍛えることの大切さを話されました。  健康づくりは、スマイルとスクワットと聞いたときに、そうだ、ここにストレッチ、筋肉を伸ばす運動を入れて市民の皆さんに広めることを考え、3カ月間温めてきました。スクワットの大切さは市長も実感していると思います。どこの集まりかは覚えていないのですが、市長が足を広げて股関節周りの筋肉のスクワットをしているのを見たことがあります。市長も公務の忙しさで疲れてスクワットしているのだなと感じていました。ストレッチで伸び縮みのいい筋肉になると運動を継続することが可能になり、運動することで筋肉が増強されます。また、ストレッチは疲労回復によい効果があり、仕事への能率も上がります。この場の皆さんは既にストレッチのよさは御存じですが、ストレッチのよさを市民の皆さんに広げていきたいのです。  そこで、2)常総独自の取り組み「スリーS大作戦」(SMILE、SQUAT、STRETCH)を提案するが、実施について尋ねる。御答弁よろしくお願いいたします。 17 ◯議長(風野芳之君) 保健福祉部長。 18 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、中村議員の2)常総独自の取り組み、3S大作戦の提案につきましてお答えいたします。  中村議員御提唱の3S大作戦のスマイル、スクワットストレッチの頭文字を取ったものが先ほど申し上げました3S大作戦と考えております。笑顔は自分自身だけでなく周囲も元気になります。また、スクワットストレッチも適正な身体を維持するために行うことは、とても大切なことであると認識しております。  しかし、スクワットストレッチも専門の指導者のもと、正確に行わないと体を傷めるおそれがあります。市民の方には、各種教室等において講師の指導のもとで、ストレッチのリーフレットを見ながら正しいやり方を習得し、習慣化できるように推進していくことが理想と考えております。議員御提案の3S大作戦における身体活動の具体的内容とともに、他の事例等を参考にしながら実施の可能性について協議してまいります。  以上でございます。 19 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 20 ◯12番(中村博美君) 部長、ありがとうございました。まず、3S(スリーエス)大作戦と呼んでくださったこと、ありがとうございます。この質問書をつくって、御高齢の皆さんにこんな質問を神達市長にしますのでと質問書を見ていただいたら、この英語は何が書いてあるかわからない、全然わからないけど、これは何だって聞かれたんですね。これがスマイルとスクワットストレッチなんですよと言うと、ああそうかと言ってくださったんですけど、今、部長が御答弁されたとおり、誤った動作で体に支障を来すやり方では、これはもう本当にマイナス効果です。ストレッチはそんなに誤ったものはないと思います。スクワットは誤ってしまうと、例えば内側にひざを入れてしまってやると内ひざがすぐに痛くなっちゃいます、すぐに。本当にスクワットはものすごく怖いスクワットです。ストレッチは、形だけやればそんなに難しいことじゃないんですけど。  実は私が水海道のトレーニングルームの講師を7年1カ月やらせていただいていたときに、石下のトレーニングルームの講師の方がモデルなんですね。これは私じゃないんです。ここにスクワットを少し入れさせていただいた。当時、体育課でつくっていただいたんですけど、スポーツ振興課長はいなかったかな。つくっていただいたんです。2人で共同で皆さんにストレッチをもう少し重点的にやっていただこうということでこういうのをつくった。こんな感じで、簡単ならこういう感じでもいいんですよね。スマイルは心の栄養になって元気になるよってね。なかなか悲しいときは笑えないんだけど、しっかり笑って生活しましょうということなんですけど。それと、正しいスクワットをきちっとここに書いて、あとはストレッチの種類を書きます。私が一番大事なのはふくらはぎのストレッチね。もう、ふくらはぎをストレッチすれば万病が改善されるなんて言う先生もいらっしゃって、スクワットストレッチで万病改善されるかなと思うんですけど、そういうふうなスクワット。簡単に言えばこんなものでもいいんですけど、できたら冊子、もうちょっと詳しくストレッチの冊子がつくられたらいいなと思っていますということなんですね。検討しますということなのでありがたいんですけどね。お金はかからないですね。モデルも常総で、私も健康運動指導士で、この方も同じ常総健康運動指導士、実践指導者の方なんです。  3S大作戦という名前すごくインパクトがあっていいと思いませんか。いいと思ってくださいというふうに言わんばかりなんですけど。一応当にプロの方がいらっしゃいます。健康づくりのプロの方に御協力いただいて、筑波大学、何とか大学にたくさんのお金をかけて健康づくりするよりは、当市にプロがたくさんいるので3S大作戦でいこうと、まちづくりは3たのまちづくり、健康つくりは3S大作戦、わかりやすいですよね。ということで、市長の御答弁を求めます。よろしくお願いします。 21 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 22 ◯市長(神達岳志君) おはようございます。中村博美議員の3S大作戦についてお答えをしたいと思います。  私も鎌田先生のお話を伺って大変共感、共鳴をいたしまして、3月3日の翌日から毎日スクワットをやっております。私のやり方は毎朝5分、歯磨きを5分しながらスクワットを5分やるというのを継続していますけれども、先ほど部長からも答弁させていただいたとおり、ちょうど1週間前、やりすぎてひざと腰を痛めてしまいまして、今は休憩中でございます。やり方をちょっともう一回勉強しなくちゃいけないなというふうに思っています。  スマイルというのは、私も笑顔は心がけております。笑顔は伝染すると言いますし、雰囲気も明るくしますし、何よりも笑う門には福来たる、福が来るから笑うんじゃない、笑う門には福が来た、笑っているから福が来るんだと昔の人も言葉で教えてくれています。  また、ストレッチ、これも本当に大切な血液の循環もよくするという部分で、また脳の回転にもいいということで、大変健康づくりにはすばらしい効果があるというふうに聞いておりますので、ぜひこの三つの3セットという部分で、事あるごとに私も座談会等々でもお話をしています。なるべく市民の皆さんが健康で長生き、病院で長生きでなくて、健康で長生きしていただきたい、それが市民の幸せをつくっていく常総、みんなでつくる幸せのまち常総でありますから、そういった部分もどんどん推進をしていくように、さまざまな機会を得て周知をしていきたいと思っております。ありがとうございます。 23 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 24 ◯12番(中村博美君) 市長、御答弁ありがとうございました。3たのまちづくり健康づくりは3S大作戦、よろしくお願いします。  これは、中学生、高校生もストレッチを合同でやっています。常陸大宮の中高4校で合同でけが防止という記事。これは昔なんですけど、これをずっと温めていたんです。いつかストレッチをやろうと思って。そして、これはもう御高齢の皆様がストレッチで転倒予防、本当に皆さんわかっていることなんですけど、ストレッチがいかにいいかということで、またストレッチで痛みを改善できる。ぞうきんを絞り過ぎて痛くなったのもストレッチで痛みが改善できるという、いろいろなよさがいっぱいありますので、ぜひストレッチを推奨していただきたいと思います。  昔なんですけど、ある御高齢の皆さんのところでストレッチをして、ふくらはぎを伸ばしていたんです。そしたら、おいおい、いつまで伸ばすんだい、痛くて……。 25 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君、簡潔に質問をお願いいたします。 26 ◯12番(中村博美君) わかりました。  痛くて戻らないよというふうなことを言われたんですけど、やっぱりなれないとストレッチはなかなか難しいです。だから、さっき保健福祉部長が言われたように、きちっとしたストレッチを、けがのない、故障のないスクワットをぜひ市民の皆さんに広げていただきたいということで、大きな1番は終わります。 27 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  中村博美君、質問を継続してください。 28 ◯12番(中村博美君) 次に、大きな2番1)受動喫煙防止の推進について尋ねる。この質問を取り上げたのは、子どもを乗せて喫煙をしている車に行き交うことが多々あることです。ずっと気にかかっていました。いつやろうかなと本当にずっと思っていたんですけど、今回やります。  車の中は密室です。その中での受動喫煙は、皆さんも御存じのとおりリスクがすごく高いのです。窓をあけているからいいわ、ではありません。乳幼児突然死症候群にも受動喫煙が関係しているとも言われています。政府の受動喫煙防止策を強化する健康増進法の改正もなかなか進まないようですが、私が本日受動喫煙防止に取り組んでいただきたいのは、幼稚園、保育所、小学校、中学校の父兄への啓発活動、子どもへの受動喫煙防止の取り組みです。  それでは、1)市民への受動喫煙防止の取り組みは何かあるか尋ねる、御答弁よろしくお願いします。 29 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。保健福祉部長。 30 ◯保健福祉部長(吉原克美君) それでは、中村博美議員の2番目、受動喫煙防止の推進について、1)市民への受動喫煙防止への取り組みには何かあるか問うにつきまして御答弁をさせていただきます。  現状の取り組みにつきまして、受動喫煙の危険性については、全戸配布をしております常総健康カレンダーへの掲載、リーフレットの配布、各健康教室や乳児家庭訪問等での説明を通し、啓発を行っております。また、妊娠された方に対し、母子手帳交付の際のたばこの影響について記載のあるリーフレットをあわせて配布してあります。さらに、プレパパママ教室では、妊娠を機会に禁煙を勧めております。父親になる方の参加も多いことから、喫煙や受動喫煙の危険性について御説明をいたしまして、受動喫煙防止の啓発に取り組んでおります。  しかしながら、先ほど議員も御指摘のとおり、女性の喫煙者も増加しておりますので、禁煙の必要性につきましてなお一層の啓発に取り組んでまいる所存でおります。  以上でございます。 31 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 32 ◯12番(中村博美君) ありがとうございました。健康カレンダーとかリーフレットとか教室、妊娠した方にもと、すごく取り組まれていることをちょっと認識していなかったので、すばらしい取り組みだと思います。  先ほど言いましたけど、何度も子どもを乗せて喫煙している車に遭ったんですけど、きょうやろうと思ったのは、きょうは世界禁煙週間なんですよね。あしたまで。5月31日から6月6日までの1週間を世界禁煙週間として啓発していると聞いて。たばこを吸う方から言うと、たばこを吸う人が追いやられているとか御意見があるのも私も存じていますし、たばこ税が当にたくさん入っているというのも認識しているんですね。しかし、人の吸うたばこで死に至る病気の1番が脳卒中、2番が虚血性心疾患、3番が肺がんですよね。これはもう部長もよく御存じですけど、こういうところで、もう吸う人にやめろって言ってもなかなかやめられないでしょうけれども、受動喫煙の防止をこれからもどんどん推進していただきたいと思います。特に私が今希望するのは、教室やプレママ教室もいいんですけど、幼稚園、保育所、小学校、中学校の父兄の皆さんに啓発活動をしていただきたいという要望です。答弁はよろしいですので2)番はこれで終わります。ありがとうございます。 33 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  中村博美君、質問を継続してください。 34 ◯12番(中村博美君) 次に、大きな3番サイクリングロード構想、現在の取り組みの経過について市長にお尋ねいたします。  29年6月7日の一般質問で、私が提案しました三妻駅や圏央道インターチェンジ周辺の地域開発事業内での貸し自転車の設置要望をいたしました。鬼怒川の緊急対策プロジェクトにより、かわまちづくり構想としてサイクリングロードやリバースポットとタウンスポットの設置も含めて進めているという市長の御答弁でした。その後の経過について御答弁をよろしくお願いいたします。 35 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 36 ◯都市建設部長(木村茂樹君) おはようございます。御質問の鬼怒川、小貝川を活用したサイクリングロードの取り組みの経緯につきましてお答えをさせていただきます。  国土交通省下館河川事務所では、鬼怒川の緊急治水対策としまして鬼怒川緊急対策プロジェクトを進めているところでございます。鬼怒川緊急対策プロジェクト+1と称しまして、川と一体となったまちづくりで地域を元気にする取り組みとして鬼怒川、小貝川を活用したサイクリングロード計画を進めております。これにつきましては、常総が下妻とともに地域活性化を目指した下館河川事務所への要望が実現したものでございます。河川の管理者がサイクリングロードとしての舗装、休憩所としてのリバースポット等を整備しまして、我々自治体はベンチやサイクルスタンド、案内板等を整備することとなっております。これにつきましては、下館河川事務所にこれまでの進捗状況を確認しましたところ、かわまちづくり計画として平成28年度末に国土交通省に登録をされ、これを受けて下館河川事務所では平成29年度に事業評価を実施し、平成30年度から事業が開始され、リバースポットについて整備が始まると聞いております。  今後、としましても、下館河川事務所と調整をし、交流人口拡大による地域活性化のため積極的に進めてまいりたいと考えております。  以上です。 37 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 38 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。30年から事業開始ということなんですけど、何か発表されること、大体この辺をサイクリングロードに提案しているとか、提案じゃなくてもう決定しているとか、何かそんなのはないんですか。御答弁をお願いします。 39 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 40 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをいたします。  サイクリングのルートになるかと思いますが、現在までに確認ができているのは、既に堤防天端が県道、市道として占用されている区間は、原則的に堤防が改築されても継続して県道、市道として使用がされるのかというふうに考えております。  サイクリングロードのルートにつきましては、現在調整中ということでございます。 41 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 42 ◯12番(中村博美君) 調整中では、何もお知らせするものはないということですか。もう一度御答弁をお願いします。 43 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部参事。              〔都市建設部参事穴原一幸君登壇〕 44 ◯都市建設部参事(穴原一幸君) 私のほうから少し補足をさせていただきます。  国土交通省で堤防を新しくつくっています。今、部長から説明があったように、今まで市道や県道で使っているところはそのまま市道や県道として使われますので、それ以外に新しくつくられた堤防の天端、堤防の上ですね。そういうところですとか、あとは今堤防をつくるための工事用道路という形で川の中に道路がつくられています。そこを舗装してサイクリングロード化する、そのようなことを基本的に考えているということで、部長が答弁したように、そういうことを基本にルートはこれからという状況でございます。  ただ、今まで使われてなかった堤防天端、今使っている工場用道路、そういうところが基本になりますので。 45 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 46 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。それは常総と下妻でということなので、鬼怒川の土手をずっと走っていくというイメージでよろしいでしょうか。もう一度お答えください。 47 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部参事。 48 ◯都市建設部参事(穴原一幸君) おっしゃるとおり、鬼怒川をずっと縦断的に行けるということです。今まで堤防がつながっていなかったり、道が途切れていたりするところがありますけれども、鬼怒川をずっと、常総区間でいいますと10数キロの区間がずっと通しで行ける、そのような形になります。まだ下妻との連携等もありますので、実際のルート全体というのはこれからになりますけれども、通しで通って行けるというイメージでございます。 49 ◯議長(風野芳之君) 中村博美君。 50 ◯12番(中村博美君) ありがとうございます。ルートも検討中、それからサイクリングロードの名前なんかも全然今は何もないんですね。今話題になっていますね。霞ケ浦サイクリングロード+1という名前をつけたら、もうこんな名前は絶対だめだなんて言ってやっていますけど、ぜひ親しまれるような名前にしていただいて、土浦にもリンリンロードというかわいらしい名前で、あそこをよく皆さんが利用していらっしゃるそうですけど、ぜひ皆さんに愛されるようなサイクリングロードにしていただきたいと思いますね。きょう傍聴に来てらっしゃる中にもサイクリング大好きで、銚子往復、小貝川の上流往復をされる方も来てらっしゃるんです。自転車というのは本当に健康づくりにとてもいいものですので、ぜひ愛される名前で、すばらしいコースでつくっていただくように要望いたします。
     これで質問を終わります。ありがとうございました。 51 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前10時42分休憩    ─────────────────────────────────                 午前10時55分再開 52 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 53 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、13番岡野一男君。                〔13番岡野一男君登壇〕 54 ◯13番(岡野一男君) 皆さん、おはようございます。13番岡野一男でございます。一問一答方式によりまして、通告に従いまして質問を行ってまいりたいと思います。今回の私の質問内容は、水海道あすなろの里の現況についてでございます。  1点目は人口減少化社会がいよいよ始まりました。その対応についてでございます。  あすなろの里は昭和54年水海道あすなろの里として開園いたしました。開園したのはちょうど今ごろの季節6月でございます。54年ですからことしで39年、39歳でございます。我々人間でいえばちょうど働き盛り、市長と大体同じくらいでしょう、働き盛りでございます。  その中での質問をさせていただきますが、その当時、旧水海道でございました。当時の人口は約4万人ありました。けさ、こちらに上がってくる前に市民課の表示板を見てまいりました。当市の人口は6万390人というふうに表示されております。合併当時、18年でございますが、常総の人口は6万6,438人いらっしゃいました。人口は減りました。約6,000人減少しております。大人も、そして子どもも減ってきております。当然、児童生徒数も減少しております。そんな中で、あすなろの里では利用者の方々の層が変わりつつあるという中で、利用者の方々の多様性、そういうものに対してどのような施策を行っているのか、その点につきまして質問を行います。よろしく御答弁のほどお願いいたします。 55 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 56 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 改めましておはようございます。  それでは、岡野議員の御質問にお答えいたします。  水海道あすなろの里の現状について、1)児童生徒数の減少に伴い、利用者は変わりつつあると思うが、利用者の多様化に対応する施策はあるのかということでございます。先ほど岡野議員がおっしゃったように、水海道あすなろの里は昭和54年に学童農園施設整備事業によりまして開園したこともあり、現在も宿泊利用者につきましては、幼児、児童、生徒等が7割を占めている状況でございます。日帰りの入園者につきましては、子どもと大人がちょうど半々になってございます。今後も、児童生徒数の減少が進む中、市外、県外からの誘致に加え、新たなニーズとして大学のゼミ合宿や企業研修の誘致等のPRに力を入れているところでございますが、本年度の予定につきまして、7月に筑波大生による子どもたちのスポーツ教室で2泊130名、また8月には東京学芸大学のゼミで3泊30名、また茨城大学のゼミで3泊20名を予定しております。また、今後もPRの強化に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、近年キャンプブームでございます。キャンプ場の利用者が5年前の3.5倍に増加していることから、ホームページの見直し、またキャンプサイトの改善、オートキャンプ場の整備、ロッジの改修等を検討しながら、キャンプ利用者のさらなる集客増を図り、収益増につなげていきたいと考えております。  以上でございます。 57 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 58 ◯13番(岡野一男君) 御答弁、ありがとうございました。学童農園としてスタートしたわけでございます。現在も幼児、児童生徒が約7割の利用者で占めているということでございまして、今なお子どもたちから喜ばれている施設なのかなというのを改めて感じたわけでございます。私もこのあすなろの里を何回か質問しております。その質問していることの理由の大きな一つはあすなろの里が大好きです。そして、あすなろの里の自然も大好きなんです。そういうことで質問を継続しているわけでございます。  今、筑波大の説明もございました。多様な対応策をしているということでございますが、大きな問題、それは前々から言っております冬場、冬の期間の対策でございます。過去質問を行いましたイルミネーション、これは今どんな経過をしているのか、どんな検討をされたのか、その結果としてどんなふうになってきているのか、この点につきましてもひとつ御答弁をお願いいたします。 59 ◯議長(風野芳之君) 農政課長。 60 ◯農政課長(猪瀬敏雄君) おはようございます。ただいまの御質問にお答えします。  冬の施策としまして、昨年もまたこれからもなんですが、イルミネーションを市民の方から御提供をいただいて、まず入り口から中垣に対して飾りをつけまして、子どもの集客ができるような形でどんどん大きくしていきたいというふうに考えております。  以上です。 61 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 62 ◯13番(岡野一男君) 議会の一般質問というのは行政に対する疑問とか提案とかを出していくわけでございます。質問すればいいものだという、そういう簡単な問題ではないと思っております。陳情・請願については報告がございます。一般質問についても、同じようにその経過報告というのがあってもいいんじゃないのかなというふうに感じているわけでございます。  それから先ほど部長の答弁の中で、キャンプの使用量が約3.5倍にふえつつあるということでございます。これも利用者の多様化ということの流れの一つなのかなというふうに思っております。これにつきましては、全協の中で報告がございました。整備をしていくんだということでございますが、私はもう少し大きな整備も必要なのかなというふうに考えているわけでございます。市民の方の要望があるものについては重点的に整備をしていく。今までそういうことであすなろの里はやってきた経緯があるかと思うんです。そういうわけで、市民の方の要望が多ければ、それについて重点的に進めていくというのが本来の姿なのかなと思いますが、その点につきまして御回答いただければと思います。 63 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 64 ◯経済環境部長(宮田道夫君) ただいまの質問にお答えします。  現在のあすなろの里の改修工事の予定でございますが、先ほど議員がおっしゃいましたキャンプサイトの再編ということで、オートキャンプ場の整備とキャンプ場の増設、それとロッジの改修、またロッジの一部を解体して新設する等キャンプ場へ移行する、もしくは炊事作業場の拡大、また大浴場の改修等、工事の予定が入っております。また、確かに予算の範囲内でということになりますので、要望がある優先順位をつけまして、少しずつ改修していく予定でございます。 65 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 66 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。ロッジ等の一部解体、キャンプ場化にするとか、そういうものを少しずつやっていくというお話です。ただ、少しずつやっていくのではちょっと遅いんですよね。やはり利用者の皆さんの要望が強いものを重点的にやっていくのが本来の姿ではないかというふうに思います。これからも重点施策として、例えばキャンプ場、この前の全協の中でも一番トップに挙げておりました、今年度の事業の目標として。これを全面的にやるには少しずつでは遅いんです。これを全面的に進めていただきたいと思っています。  それでは、2点目に移ります。冬期の施策はあるかということでございます。冬期間の集客問題、これは古くて新しい問題でございます。現在、どのような対策を考えておられるのかお尋ねいたします。 67 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。 68 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、2点目の冬期の施策はあるかについてお答えいたします。  冬季以外の季節では、秋祭りをはじめさくらまつり、ホタルの誘い等、イベントを開催することで多く来客があることから、冬期の施策といたしまして、まず子どもたちのサッカー教室、またサッカー大会を開催するなど新たなイベントを検討しております。また、ミュージアムパーク茨城県自然博物館など外部の団体と連携した体験イベントを企画、検討する等、年間を通した利用者並びに収入増に向け、計画を実施してまいりたいと考えております。  また、先ほどお答えいたしましたような大学のゼミ合宿、企業研修なども冬期においても積極的にPRをしながら、また利用者の御意見を踏まえた改善を行って利用客の拡大に努めてまいります。  以上でございます。 69 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 70 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。冬の期間の対策ですが、いつも質問するんですが、なぜか虚しいというか、やってはいるということなんですけれども、なかなか前へ進まない、結果としてあらわれてこないというふうに感じられるわけでございます。冬の期間に企業の研修とかをやっていくという話ですが、あすなろの里は基本的には夏を想定してつくっております。施設そのものが夏を想定してつくっているもんですから、冬の研修とかそういうものについてはなかなか難しい面があるんじゃないかなというふうに思うわけでございます。次の質問にも関連してまいりますけれども、やはり施設そのものの整備ということも必要になってくるんじゃないかなというふうに思っております。  それから自然博物館との協力体制ですけれども、これも後でやります。7点目にもありますけれども、その中でやっていきますが、とにかくいろいろの機関と連携をとりながら進める、これは非常に大切。ただ、それが今まで集客につながっていかなかったということも事実です。ですから、冬の期間の催し物については、もう少し積極的に、攻めるというのは変なんですが、お客さん、市民の方に魅力ある施設に持っていっていただければなというふうに感じているわけでございます。さらに、もし何かございましたら御答弁いただければと思います。 71 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 72 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 議員おっしゃるとおりでございます。まず、一度来ていただいた方にまた来たいと思われるのは、まず最初に施設の改善だと思っております。やはりロッジなどに泊まられたお客様に関しまして、ここはきれいだな、また冬場でもあったかいなとか、そういうふうに思わせるような施設改善だと思っております。先ほど申しましたとおり、施設の改善を重点的にやっていき、また一度来た方がまた来たいと思われるようになるよう、修繕をしていきたいと思っております。 73 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 74 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。今の答弁は3点目のほうに移行をしておりますので、改めて3点目の質問をさせていただきます。  施設の老朽化についてでございます。先ほど最初に申し上げましたとおり、あすなろの里が開園いたしまして39年経過しました。我々人間でいえば本当に仕事盛りといいますか、そういう年代でございます。ただ、施設につきましては経年劣化しております。全協の報告では、食堂の雨漏り対策を今年度はやりたいというお話をしておりましたが、施設全体の整備改善ということのお話ではありません。全体の年次計画というものはあるのかどうか、この点につきましてお尋ねいたします。 75 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。 76 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、3番目の施設の改善についての年次計画はあるかについてお答えいたします。  議員おっしゃるとおり、あすなろの里は54年6月開園以降約40年経過しております。先ほどの施設整備は、誘客のためというふうな形で答弁させていただきましたが、今回は安全面に配慮して老朽化が顕著となっている施設の点検を行いながら改修計画を立て、優先度の高いものから改修を進めているというところでございます。昨年度は大浴場のボイラー改修、体育館の屋根修理等を行いまして、今年度につきましては食堂棟の屋根の改修工事を予定しております。今後につきましても、耐震工事などを含めた計画に基づいた施設改修を進めてまいりたいと考えております。 77 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 78 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。施設の改修修理、これは私の求めているのではないんです。修理関係は、当然日々見つけながら利用者の安全、利便性、そういうものに対して行っていくものでございます。私のお聞きしたいことは施設全体の中で市民の皆さん、お客様に喜ばれる施設、そういうものをどんなふうに持っていくのか、この整備計画はあるのか。例えば、ぼんと大きなものをつくっていくと、そういうふうな内容の質問をしているわけです。修理・修繕の質問ではございませんのでもう一度御答弁をお願いいたします。 79 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。簡潔にお願いをいたします。 80 ◯経済環境部長(宮田道夫君) あすなろの里の施設の中で、研修棟や学習棟がございますが、先ほど答弁したとおり、今回、キャンプサイトの再編ということでキャンプ場の整備を重点的にやっていきたいと思います。また、ことしの4月にあすなろの里の誘客拡大プロジェクトチームを設置いたしまして、その中で施設全体を含めまして総合的な改修も現在検討しているところでございます。 81 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 82 ◯13番(岡野一男君) 御答弁の内容と私が期待している内容とは若干の差異、乖離という言葉がはやっていますが、そういうのがあるように見受けられます。  部長が先ほどおっしゃったように、キャンプ場の利用者が3.5倍にふえてきたということなので、やはり私はキャンプサイトの整備拡大は必要なのかなと思います。そういうことをどんどんやっていくという御答弁をもう少し具体的にしてほしかったんですが。大きな施設をつくるに当たっては大変経費もかかるということで、現在ある施設の改修にとどめているというふうに答弁を受けたわけでございますが、それでは日々利用者の方々は減っていくんじゃないかなというふうに思っているわけでございます。  次の質問に関連してきますので4点目に移らせていただきます。鬼怒川決壊という未曾有の災害時、あすなろの里は避難所として大きな役割を果たしました。災害時に必要な施設として大きな注目を受けてきたわけでございます。具体的に緊急時に対応するような改修というものは行っているのか、考えているのかお尋ねをいたしたいと思います。 83 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。 84 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、4点目の災害時に必要な施設として具体的な改修は行っているか、またその計画はあるかにつきましてお答えいたします。  水害時に避難所として大きな役割を果たしてきましたあすなろの里につきましては、現在、避難所及び福祉避難所として指定されております。今後も災害時には重要な役割を担う施設でございますので、関係各課と連携しながら、施設改修計画に基づき優先度の高い施設から改修を進めてまいるとともに、また福祉避難所でございますのでバリアフリー化、また防災の備蓄などをあわせまして担当課と検討してまいりたいと考えております。 85 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 86 ◯13番(岡野一男君) あすなろの里は避難所として指定を受けている、当然ですよね。この前の災害時にはたくさんの方があそこに収容されまして、ひととき安心をされたわけでございます。そういうことで、当然あそこは当市の中でも高台にある大きな施設でございます。避難所としての役割は大変大きなものでございます。その中でいろいろ関係各課と協議して検討していくということでございます。これは決まり文句でございます。私に言わせれば、あれから何年たっているんでしょう。関係各課と検討する、ちょっと遅いのかな、改修の計画もないというふうに受けとめてもいいのかなというふうな感じがいたします。あの災害は一体何だったんだろうと、あの教訓は生きていないんじゃないかというふうに考えてしまうわけです。事務方の御答弁はこれが精いっぱいなのかなというふうに思います。市長の答弁を求めたいと思います。避難所として、これからあすなろの里の果たす役割というのは非常に大きなものでございます。このあすなろの里の改修、避難所としての改修をどんなふうに持っていくのか、市長自身のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 87 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 88 ◯市長(神達岳志君) 岡野一男議員の御質問にお答えをいたします。  福祉避難所としての機能で協定等々を結んだのは、つい私が就任してからということになりますので大きな一歩にもなったのではないかなと、またそれに伴ってバリアフリー化も含めて、また備蓄等々も含めて今鋭意準備を進めているところであります。福祉避難所としての機能はもちろんでありますけれども、先ほどから答弁をさせていただいているとおり、これまでにない大学のゼミであったり、各種イベントをという部分も含めて、またキャンプサイトというのは大変今は人気でございますので、キャンプサイトをどういうふうに増設するかという部分も具体的に見積もり作業にも入っております。そういった部分で収益性も考えながら、具体的な計画をこういうふうな形でなるという部分がまだ今発表できないのが悔しいんですけれども、見積もり作業にも具体的に入って進捗をしております。またこの後も議員の皆さん、または理事の皆さん、評議員の皆さんとも御相談をしながら御報告をさせていただきたいと思っております。 89 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 90 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。今、キャンプサイトにつきましても見積もり作業に入っているということでございます。そういうような御答弁をいただきました。とにかく一歩でも早く対応していただきたい。キャンプのほうはそうなんですが、それよりも避難所としての施設を備蓄を含めて施設の改修等、そういうものも順次進めていっていただきたい、このように考えております。  それでは、5点目に移りたいと思います。入園料についてでございます。昭和54年に開園されました。その開園の当初とはその園内も大きく変わってきております。開園の後、プールや学習棟、動物園、あるいは展望ぶろ等々新たな施設をつくりながら、利用者の皆さんに喜んでいただけるような施設づくり、こういうふうにやってこられた、そのことに対しましては大変感謝をしているところでございます。しかし、何分39年も経過しておりますならば、当然施設も古くなりました。現在入園料は400円でございます。この400円に相当するサービスの提供はあるのかどうか、この点につきましてお伺いいたします。 91 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 92 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、5点目の入園料そのものに相当するサービスの提供はあるのかについてお答えいたします。  現在、入園料のみで体験できるものとしましては、動物園やミニ水族館での生き物とのふれあい体験がございます。その他の施設利用、体験イベントにつきましては、別途利用料をいただいている状況でございます。また、市民の皆様やさまざまな方から、入園料徴収が年間来場者数約50万人を超えるミュージアムパーク茨城県自然博物館と隣接しておりますあすなろの里の一体的利用が課題となっているというふうな御意見もちょうだいしております。の重要施策として先ほどちょっと言いました、本年度発足いたしましたあすなろの里誘客拡大プロジェクトチームにおいて、部分的に期間を設けまして、あすなろの里の入園料無料化の実証実験を行っていきたいと考えております。無料化による誘客増と施設の利用料の見直しによる収入増について検討してまいりたいと考えております。  先ほど冒頭申し上げましたとおり、例えば動物園やミニ水族館、今入園料だけでできますが、その利用料も含めまして全体的に検証してまいりたいと考えております。 93 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 94 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。確かにふれあい体験コーナーが一番入園されまして向かわれるコーナーかと思います。それが動物園であり水族館でございます。今、部分的な無料化ということを検証しているというお話でございました。これは実際今でもやっていますよね。例えばさくらまつりとか、あるいはあすなろのお祭りとかひな祭り、そういうときには1日無料化しているということでやっております。  この入園料に対する質問というのを最近よく受けるんですよね。質問というよりは苦情に近いものです。施設の利用料のほかに入園料も必要なのかということでございます。目的の利用施設しか使用していない、入園料は免除してほしいというふうな内容のお話でございます。今、部長から部分的な無料化というものを検討しているんだということでございますが、私は幾つかの理由で、現在徴収しております人園料の撤廃というものも提案していきたいと思います。それは、部長もおっしゃったように、入園料は施設内の散策などを通してあすなろの自然というものを満喫してもらいたい、こういうものを想定したというふうに私は受けとめております。都市と農村との交流ですよね。そういうものが開園した当初の目的であったというふうに考えております。施設の利用料に単に上乗せをしたものではないということだと思います。施設の散策型から施設の利用とその利用方法も大きく変わりつつある現状でございます。  それから、もう一点は入園のお客様の把握が非常に難しいということでございます。園内は広いです。12ヘクタールほどございます。今現在、受け付けを行っているのは表門の受付だけでございます。ここでは入園者全員を把握し切れないんじゃないかなというふうに思います。把握できないということは不公平にもつながるわけでございます。入園料の収入が減るということは、あすなろの里の経営にとりましても大きな痛手ではございます。しかし、長い目で見れば来場者の増加につながっていくんではないか、そういうふうに私は見ております。  以上のようなことで、私は現在徴収しております、いただいております入園料につきましては、施設の内容、そういうものが変わってきておりますので、この際見直しを行い、毎日無料という実験を行っていただければと思います。この提案についての御答弁をお願いいたします。 95 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 96 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 無料化の問題でございます。現在までさくらまつり、またふるさとの秋祭りなどは無料で実施しております。今回プロジェクトチームで実証実験を行うものとしては、数カ月間、冬季も含めまして入園料無料化の実証実験を行います。また、先ほど議員がおっしゃったとおり、入園無料化により何人集客できたかというのも算出しなければなりませんので、その辺も含めまして、数カ月間の無料化であすなろの里の自然と親しむ、また中に入っていただけますればキャンプ場もある、ロッジもある、無料だったらまた来てみようかな、もう一歩進んでロッジに泊まってみようかなというふうな形の方向に向かうように、現在プロジェクトチームで検討しているところでございます。 97 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 98 ◯13番(岡野一男君) プロジェクトチームで検討している、部分的に無料化というものは過去いろいろな機会を通してやっております。この結果、たくさんの方が来場されております。この結果は出ておりますよね。当然、無料化でいろいろな催し物をあすなろの里でやっていけば、近在のお客様がたくさんおいでになります。これは当然の結果でございます。ですから、事業を行い、施設をよくして、無料化といいますか、入園料をなくす方向に持っていけば、必ず、昔と言っては変ですけれども、昔のあすなろの里のにぎわいというものも取り戻せるんじゃないかというふうに考えているわけでございます。  市長、思い切ってどうですか。入園料、部分的な無償化というのではなくて、先ほどから申し上げているとおり、散策のための入園料というものには提供するものが非常に少ない、現在は施設を利用しているお客様は非常に多いということを加えていけば、この入園料につきましては無料化といいますか、そういう方向に向かっていってもいいのではないかというふうに思っているわけですが、市長自身のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 99 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 100 ◯市長(神達岳志君) あすなろの里の入園料についての無料化でございます。私もこれは岡野一男議員と同感でございまして、ついせんだってのあすなろの里の理事会においても、坂巻理事から御提案もいただきました。その議論もさせていただきました。また、せんだっては自然博物館の館長もわざわざ市長表敬に訪れていただきまして、入園料を無料化して共通利用というものをもっと促進しようという御提案までをいただいておりました。私も早急に入園料の見直しということを指示いたしまして、今プロジェクトチームでそれを検討しているところでありますけれども、これについては、ただ無料化するだけでなくて、施設の利用部分でその部分の年間の元を取れるような仕組みであったり、またこれは条例改正も必要になっていきますから、そこの部分の数字的データというものをしっかりお示しできるように、今、実証実験というものを決めたところでございます。その結果を見ながらなるべく早急に入園料の無料化に向かって進めていきたいと考えております。 101 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 102 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。一歩前進の御答弁をいただきました。理事会でもそういうふうな御発言があったということを聞いて、皆さんが同じような考えだなというふうに感じ取ったわけでございます。市長からなるべく早急にと、早急でございません、なるべくという言葉が入っております。早急に検討していただき、整備していただきたいと思います。皆さんはそれを願っているわけでございます。  それでは、6点目の質問に移ります。30年度の予算編成のときに、ことしの7月から売店にかわりまして物産館を開設していきたいというふうなことで予算の上程がございました。もう6月になりました。何度がお邪魔しているんですが、物産館建設の動きが見えてきておりません。売店は今までと同じように動いております。現在の物産館の進捗状況を教えていただきたいと思います。 103 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。 104 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、6点目の売店の運営はどのように行うかについて答弁させていただきます。  現在、商工観光課、農政課、水海道あすなろの里で施設の改修や運営に関しまして協議をしているところでございます。現在、売店の設計を、先ほどおっしゃいました現在の売店のあすなろまんじゅうの団体も含めまして設計検討中でございます。物産館の開館日ですが、来場者の多いと思われます土日を中心に、夏休み、冬休みやイベント開催日等に開館するというふうな形で検討しております。売店の開館時間ですが、9時半から16時半で検討しております。勤務体制ですが、1日2名体制を予定しておりまして、現在人材の確保を検討しているところでございます。  最後に、始まります開館日ですが、3月の予算特別委員会で岡野議員からの御質問に、7月ごろを予定しておりますと御説明いたしましたが、開館日につきましては、あすなろ全体の誘客など施設等々もございますので、よりよいものとするため時間をかけまして、また売店の設計、現在のようにあすなろまんじゅうがそこでつくれて、そこで売って、また常総の観光物産など物産展も売れるような形で現在協議中でございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  あすなろの里物産館の開館によりまして、あすなろの里への交流人口拡大と利用客の満足度の向上、同時に常総の名産品のPR及び活性化等を図っていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 105 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。
    106 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。予算の計上に当たりましては、綿密な計画というものを練り上げて、単価を積み上げて、収益性があるかどうか、いろいろ計算をしながら財政の査定をして議会のほうに上程するということだろうと思います。30年度予算は3月の下旬に通過いたしました。当然、通過と同時にこの事業のスタートは切ったわけでございます。今、部長がおっしゃったように、現在協議中ということでございます。私は進捗が遅いと思います。前にお聞きしたときには7月にオープンする、当然だなと思いました。繁忙期に開設する、これは当たり前のことですよね。それがおくれている、何か別に理由があるのかどうか再度お伺いいたします。 107 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 108 ◯経済環境部長(宮田道夫君) まず、夏休み前にというふうな当初の予定でございました。しかしながら、売店の設計、また売店の人材の確保等を検討しているところでございますが、スタートにおきます開館日は、イベント等集客の多い時期に実施してはどうかという話もございます。そこで大々的にPRをいたしまして、物産館ができましたと。それ以外にもPRは行う予定でございますが、情報の発信という面に関しましてはそれが一番いいのではないかというふうな意見もございますので、その間、よりよいものとするためにいろいろなアイデアを含めまして検討していきたいと考えております。 109 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 110 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。予算を出すに当たっては、当然、その半年前から計画を練ってきているわけでございます。今さら人材の確保とか設計とかというのは、もうちょっと遅いのかなと思うんですよね。もう少し予算の執行に当たっては急いでいただきたい。特にあすなろの里の一番の繁忙期は7月、8月でございます。それに間に合うようにするためには、当然、当初予算の中で出されてきたと思うんですよね。ですから、とにかく早くいいものをつくっていただきたい、そう思うんです。  現在、売店は運営されております。これは、当初の予定ですと7月から新しい物産館ができるのだということでございました。4、5、6月施設使用料を現在の使用者からいただいているわけだと思うんですが、今後も開設が7月に間に合わない場合は延長して契約を行っていくのかどうかお尋ねいたします。 111 ◯議長(風野芳之君) 簡潔な答弁を求めます。経済環境部長。 112 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 現在、売店を実施している団体と協議をしておる次第でございます。工期などを何月までというふうな形で打ち合わせをしておりますので、工事に入る前までできる限り今までどおり販売するというふうなことになっております。 113 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 114 ◯13番(岡野一男君) 今までどおり販売をするというお話でございますが、行政の都合で施設を利用している方がいつになったらできるのか、いつになったらここを撤退していかなくちゃならないのか、いつまで施設の使用料を払っていくのか、そういうことも不安だと思うんですよね。行政はきちんと現在の使用者に対して説明をし、やっていくのは行政の務めであろうかと思うんですよね。それが何かなされていないような、延々と延ばしながらやってきている、そんな感じがしてなりません。行政の遅延で、現在使用している団体に迷惑をかけるということは行政の怠慢であろうかというふうに私は思うんです。この点につきまして、この7月に入ってまで延長されるのかどうか再度お伺いいたします。 115 ◯議長(風野芳之君) 農政課長。 116 ◯農政課長(猪瀬敏雄君) 農政課で物産館の建設と改修ということを今進めています。工事に関しましては今月発注する予定でございます。工期につきましては、おおよそ2カ月を予定しています。早くできれば問題ないんですが、今月発注に向けて今動いているところです。 117 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 118 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。今月発注、6月発注で工期は2カ月間、ぎりぎり夏休みに間に合わせるということなのかなというふうに思います。とにかく急いでください。わかっていることですからね。  それと、もう一つは、現在使用している皆様にもこの説明はきちんとなされるべきだと思います。いつまでも不安定な状態でやるということは大変失礼な話でございます。この点につきましては、よろしくお願いをしたいと思います。  続きまして、7点目の質問に入ります。あすなろの里を運営していくためには、地元の皆さんとの協力体制、これは非常に大きなものでございます。54年開園以来、地元の皆さん、農家の皆さんを含めていろいろと御協力をいただきながらこの39年間やってこられたというふうに思っております。自然博物館の名前も先ほど出てまいりました。自然博物館との共存というのも昔からやっております。このように、あすなろの里を取り囲む皆さんとの協力体制というものは大変不可欠な問題でございます。農家の皆さんと言いましたけれども、かつては観光農業協議会というのがありまして、皆さんの協力を得てあすなろの里のバックアップ体制をとってきたわけなんですが、そのような協力体制は現在あるのかどうか、どういう形で協力体制をとっているのかお伺いしたいと思います。 119 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。経済環境部長。 120 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 7点目についてお答えいたします。  現在、地元住民の皆様には、あすなろの里の名物といたしまして、開園当初からのあすなろまんじゅうを製造販売していただいております。物産館についてなんですけれども、5月23日に打ち合わせをしたときに私も出席して話し合いをしております。また、むくの木会の皆様には、園内の草刈りなど環境整備、また竹細工、門松づくりなどの体験イベントを実施していただいております。そのほか、地元団体の皆様には昨年度大好評だったひな祭りの開催などにも御協力いただいているところでございます。環境整備の一部につきましては、現在シルバー人材センターに委託をしているところではございますが、作業の多くはあすなろの里の職員が業務の合間に行っているのが実情でございます。職員対応では限界がありますので、また今後よりよいあすなろの里にしていくためには、地元の皆様の御協力が不可欠でありますので、老人会の皆様や農業を引退された方等、草刈りや低木剪定の軽作業など、また子どもたちの野菜収穫体験用の作物栽培等に御協力いただけるよう働きかけてまいるとともに、地元と一体となってあすなろの里を盛り上げてまいりたいと考えております。 121 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 122 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございました。部長がおっしゃったように、このあすなろの里を維持するということは、職員では限界があるというふうなお話でございました。私も同感です。あの広い敷地を今の人数で維持するということは本当に難しいことであります。ですから、開園当初から地元の皆さんの御協力をいただいて、あすなろの里はやってきたわけでございます。細かい事業のこともお話しされましたけれども、その事業の展開に当たっても、大変失礼でございますが職員では無理な面もあります。無理な面といいますと技術的な面、そういうことです。むくの木会の皆さんにいろいろお世話になっているということも今お話しされましたけれども、技術的な面というのは職員以上に皆さんお持ちになっております。これは、今後とも共存共栄という中で環境整備も含めてお願いしたいというふうに考えております。  それから、外部の機関、自然博物館のことを今お話をされませんでした。前に自然博物館との協力体制をとっていくというお話でございましたが、今後具体的に博物館との協力体制をとっていただきたいと思うんですが、そのネックとなっているのは、さっき市長もお話しされたように入園料でございます。自然博物館は日帰りの施設です。宿泊の施設はございません。宿泊は水海道あすなろの里ということですみ分けている現状でございます。ただ、自然博物館は園内園外も非常に大きな施設です。なかなかあすなろの里のほうには来る機会も少ない。しかし、事業の内容によりましてはあすなろの里のほうにおいでになるお客さんも結構いらっしゃいます。そういうことも含めながら、これから自然博物館との協力体制も十二分に検討していってほしいと思うんですが、その意気込みをもう一回お聞かせ願いたいと思います。 123 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 124 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 入園料の無料化の一定期間、数カ月間と予定しております。その間に、博物館との連携した何かしらのイベントなどはやっていく所存でございますので、今後ともよろしくお願いいたします。 125 ◯議長(風野芳之君) 岡野一男君。 126 ◯13番(岡野一男君) ありがとうございます。私は一番のネックは入園料だと思います。入園料が撤廃されれば比較的自由に往来が可能です。また、表のほうから入って来られる一般の方々、この方たちも入園料がなくなれば、またあすなろの里に来たいなというふうに感じるわけでございます。今、いろんな事業の中で、催し物があれば入園料は無料ですということでやられております。これを毎日やっていただきたい。ぜひそういう形でこれから進めていただきたいと思います。確かにあすなろの里は毎年赤字、赤字だということで言われ続けてきているわけでございますが、入園料そのものがなくなれば必ず入場者の方もふえて、施設の利用もふえてくるんじゃないかなというふうに考えております。一刻も早くこの協議は進めていただきたいと思います。  以上で私の質問は終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 127 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午前11時54分休憩    ─────────────────────────────────                 午後1時00分再開 128 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 129 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、15番中島亨一君。                〔15番中島亨一君登壇〕 130 ◯15番(中島亨一君) 皆さん、こんにちは。お昼を食べた後で大変眠くなる時間ですが、しっかり聞いてください。15番中島亨一です。通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。総括ということで全部一遍にします。  まず、最初にアグリサイエンスバレー構想についてということで、着々と進んでまいりました。いろいろありましたけれども、できるかできないかわからないとかそういう状況の中で、農振農用地の一等農地の中に立派なものができるんじゃないかなというふうに確信はしておりますが、まだ姿が見えてきませんので何とも言えませんけども、立派なものをつくっていただきたい。そういう思いから、今回はアグリサイエンスバレー構想の中身についてしっかりとお聞きしたい。特に、アグリサイエンスとは何か、またアグリサイエンスバレー構想の基本コンセプトとインター周辺開発事業の整合性、これについてもお聞きしたいと思います。そして、3番目に常総全体の農業のボトムアップとの整合性。今までいろいろな場面でアグリサイエンスバレー構想についてはお聞きしてまいりましたが、どうも内容がいまいちはっきりしない。アグリサイエンスとは何かというと、すぐに大型施設園芸、それから6次産業化、そういう言葉が先行します。果たしてそれがアグリサイエンスバレーなんですかというふうに今回はお聞きしたいと思います。言っていることが何か上滑りしているんじゃないか、また我々が思っているアグリサイエンスバレーの思いと現執行部が考えているアグリサイエンスバレーの考え方がどことなく乖離しているように思われます。  私が最初にアグリサイエンスバレー構想のときに言ったのは、常総全体の農業のボトムアップを図る。なぜかというと、何回も言っていますが、常総の地域資源の最たるものは農地だ。農地を生かしていくことが常総のさらなる発展につながる。ですから、農業をボトムアップしなけりゃいけない。その中心拠点となるところがアグリサイエンスバレー構想のインターチェンジ周辺です。このことを深く明記していれば、今いろんなアグリサイエンスバレーについての意見が出ていますけれども、そういうものではないんじゃないかというふうに考えるわけです。ですから、この辺のところをしっかりと、この後一つ一つ聞いてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それから、道の駅の考え方。道の駅のあり方をどう考えているか。アグリサイエンスバレーの中にどのように位置づけているか。道の駅に直売所をつくる。それだけで道の駅はいいのですか。我々が思い描いている道の駅のあり方と少し違うところが出てきたんじゃないかなというふうに考えます。別に私の考えがすべて合っていて、執行部の考えが間違っているというふうに言っているわけでございませんけれども、どうも先ほど述べたように、いろんな面で議会の皆さんの考え方と乖離している面があるんじゃないかというふうに思われますので、きょうはその点も含めて質問をしてまいりますので、答弁のほどよろしくお願いいたします。 131 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 132 ◯都市建設部長(木村茂樹君) ただいまの中島議員の御質問にお答えをさせていただきます。  最初に、アグリサイエンスバレー構想についての1点目、サイエンスとは何かということでございますが、アグリプラスサイエンスというとらえ方ではなく、今まで農業の実践からでしか情報を得ることのできなかった経験則を、農業に情報通信技術などを駆使することで得られる栽培技術のデータ活用、大学や研究施設などで実証された最先端技術を実施する農業のことをアグリサイエンスと呼ぶものと理解をしております。  次に、2点目のアグリサイエンスバレー構想の基本コンセプトと整備事業との整合性についてお答えをさせていただきます。平成25年度に策定をいたしました圏央道常総インターチェンジ周辺開発事業計画書の中では、農業、食にまつわるさまざまな知恵、知識が集まる集積地のことをアグリサイエンスバレーと称するとしております。その基本コンセプトは、農業との融合による産業団地の形成であり、の基幹産業である農業を産業化するための拠点をつくり出していくという構想でございます。構想実現に向けての考え方につきましては、及び事業協力者であります戸田建設株式会社においても、現在まで終始一貫して行っております。現在遂行している基盤整備事業及び企業誘致に関しましても、その方向性に向かって実行しております。ただし、農業の産業化に向けては課題も多いことも事実でございます。実践している農業者の御意見はもとより、農業関連の民間事業者等の御意見も聞きながら、より具現化できるよう今後も努力してまいります。  3点目の常総全体の農業のボトムアップとの整合性についてお答えをさせていただきます。本地域で実行しようとしている農業の産業化が一つのモデル事業となり、全体へ波及させることができれば構想の実現に寄与でき、農業のボトムアップにもつながるものと考えております。今後、考えなければいけないのは、農業後継者不足が続く中、やる気がある農業者をどう確保していくか、流通、販売までの出口戦略はどうするかなど、生産加工、流通、販売の一貫した体制づくりが大切であると考えております。本地域での実践内容が資金面も含めて市内農業者に受け入れられるか、としてのバックアップ体制づくりはどうなのかなどの課題に対しまして、庁内全体でも十分議論をしながら、の農業を見直すきっかけにしたく努力をしてまいります。  次に、道の駅の考え方、アグリサイエンスバレー構想の中の位置づけについてお答えをさせていただきます。アグリサイエンスバレー構想では、農業生産者の所得増大を目指していることから、その取り組みの一つとして地域農産物の販路拡大として販売拠点の確保が求められております。さらに、事業地は新たな玄関口である常総インターチェンジと国道294号の広域交通結節点であり、昨年12月には市街化区域に編入されたことから、その特性を生かした地域創生の交流拠点整備が期待をされております。これらの状況を踏まえまして、アグリ構想実現のため、農業を生かしたまちづくりの拠点施設としてインター周辺に道の駅を整備する考えでございます。この位置づけにつきましては、平成28年3月策定の常総復興計画では、市内農産物の販売拠点として道の駅の整備をすることが明記されているとともに、本年3月に策定をしました当市の総合計画、じょうそう未来創生プランの中でも、道の駅の整備による地域の農業、商業の振興を目指していくことが掲げられております。  アグリ構想の実現のために道の駅という公共施設を活用するメリットは4点あります。  一つ目として、公共施設として位置づけることで、長期的な地域活性化のまちづくりを行うことができる点。これは民間事業による民間施設では、継続性の点で難しいところもあります。公共施設であれば、腰を据えてしっかりと取り組んでいくことが可能となります。  二つ目としましては、戦略的中核拠点として位置づけることで、農産物や加工品、地域の物産品の販売、飲食のほか、地域資源を生かした新たな価値の創造ができることです。これらは通常の公共施設では生み出せない、地域に利益を還流できる市民のための施設となると考えております。  そして、三つ目といたしまして、道の駅と農業というものは、もともと親和性の高い分野でございます。これは、農業が基幹産業である常総の強みを活かせるチャンスだと考えております。  最後に、四つ目となりますが、道の駅はまちの顔になります。どこの道の駅でも年間数十万人が訪れる地域の集客施設となりますので、交流イベントの場としての活用が可能であり、地域創生のための交流拠点として最適だと考えられます。これのメリットを最大限に生かして、一般的な集客施設としてだけではなく、構想実現を目的に道の駅を中心として持続可能な戦略中核拠点を構築することで、農業の活性化、6次産業化を目指していきたいと考えております。  以上でございます。 133 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 134 ◯15番(中島亨一君) 今るる述べていただきました。あまりいっぱい答えていただいたので、なかなかまとまりませんけども。  私が言いたいのは、アグリサイエンスという言葉そのものを今まで聞いたことないですね。ウエブで調べたら、アグリサイエンスというのは、これは常総でつくり出したような言葉ですね。ほかにはないです。いや、これは笑い事じゃなくて、本当にアグリサイエンスバレー構想というのは、アグリサイエンスというのはないんですよ、調べても。どこが使ったかというと常総が一番早い。アグリサイエンスの3原則の中身が、私なんかが思うサイエンスとはちょっと違うんですね。皆さんが言っているアグリサイエンスというのは、例えば今は戸田が新しいハウスをつくっていますね。これは日光の制限、要するに紫外線の照射量から温度から湿度まで全部一括して管理して行っている。AIですね。AIというのは人工知能のほうではないですよ。アーティフィシャル・インテリジェンスとは違います。これはアグリ・インフォマティクスです。農業の情報科学です。それを今、戸田はやろうとしている。ですから、皆さんの考えているアグリサイエンスというのは、アグリ・インフォマティクスをいっているんじゃないか、こういうふうに私は考えているんです。  そして、それを使って新しく農業基盤をつくっていこうという話ですけれども、新規就農者が手を出せるようなそんな簡単なハウスじゃないですね。これは数千万かかるハウスですから、新規就農者に今支援制度として出しているお金だって年間150万円ですよ。生活保護者に出すお金よりちょっと大きいぐらい。この程度のお金で新規就農者に来てください、貸しますよ、採算が取れないです。そういうふうな構想。6次産業の拠点をつくる。6次産業の拠点て何だかよくわからないですね。各農業法人や各個人が6次産業化していくというのが基本的には国の考えです。今回は施設を別々に担当させて、業者にさせてそれを利用していくという考えですね。それは6次産業化と言わないですね。こちらに出てくるバリューチェーンとは違います。生産加工、流通、販売、これでバリューチェーンをつくるという話で考えているみたいですけれども、ちょっと一般の農業者には手が出ないでしょう、現実には。  先ほど言われた復興計画の中に農業を中心とする産業の復興、本市の特徴を生かした持続可能な力強い農業の実現、こういう言葉がございます。これ、振っちゃってはまずいな。これはどういう意味かちょっと答えてもらいたいんですが、部長。 135 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 136 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えさせていただきます。  最初に、アグリサイエンスバレーという御質問でございますが、議員からもお話がありましたように、アグリサイエンスバレーにつきましては、平成25年度に常総で作成をしましたインターチェンジ周辺開発事業計画書の中で初めて出てきた造語でございます。考え方といたしましては、先ほども答弁をさせていただいたとおり、新技術の導入による生産性の向上、生産情報管理、省エネ、低コスト化、トレーサビリティーなど、自然に支配されることなく自然とうまくつき合いながら、さまざまな分野、観点から少しの工夫で戦略的に変えていく、そのような農業、食にまつわるさまざまな知識、知恵が集まる集積地という考えでございます。  6次産業化につきましては、通常、農業従事者が生産、加工、販売を一貫して行うことによって6次産業化ということでございますが、開発事業地における6次産業化につきましては、エリアを分けて、生産をするエリア、加工をするエリア、流通販売、それが一体となってそのエリア全体で6次産業化という流れになればというふうな考えでございます。  以上です。 137 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 138 ◯15番(中島亨一君) 今質問したのは、常総の特徴を生かした持続可能な力強い農業の実現を目指すとあるんですが、常総の特徴を生かした持続可能な力強い農業というのは何かと聞いたんです。市長、お願いします。市長、お答えしてください。部長が答えできなかったので。 139 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 140 ◯市長(神達岳志君) 中島亨一議員の質問にお答えをいたします。  常総の特性を生かした持続可能な特徴ある農業の推進ということでありますけれども、常総の特徴といえば、古くから歴史をたどって鬼怒川、小貝川の河川で栄えた土壌、農産物、こういったもので江戸への河床を通じた、そういったものを生かしてきて商業、また農業の町として栄えてきました。そういった部分の河川、または水にはぐくまれた土壌を生かした農業、プラスアルファ立地ということにも大きくかかわっていると思います。都心に近い、また圏央道が通ずると成田にも今度は近くなる、そうすると海外へも目が向けられる、さまざまな立地的な条件、または農地面積が常総市内123ヘクタールの半分以上が農地ということも含めて、農業が基幹産業である、また農業従事者も多く頑張っていらっしゃる、そういう部分のすべての常総の特徴というのを生かすまちづくり、これが私がもとから言っている、これからの常総の地方創生というのは都市化することだけではない、常総にあるものを生かしていくという意味では、いろんな意味での農業の特性というものを生かしたまちづくりの拠点というふうにとらえております。  以上です。 141 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 142 ◯15番(中島亨一君) 答弁になっていませんね。何ですかと聞いたんです。持続可能な農業の実現とか力強い農業とは何ですかと聞いたんです。40点ぐらいですかね。同じ質問を副市長、お願いします。 143 ◯議長(風野芳之君) 藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 144 ◯副市長(藤島忠夫君) 中島亨一議員の御質問にお答えいたします。  答えは市長と全く同じですが、補足としまして私の独自の考えを一つ述べさせていただきます。それが直接的なお答えになるかどうかは、前もってお許しを願いたいと思います。  私は、アグリサイエンスバレー構想を昨年4月から担当することになりました。その中で、これをまず言葉的にはどういうふうにとらえるかということがございます。アグリサイエンスという視点、要素を加えることによって常総の新しい拠点づくり、いわゆるバレーをつくるということでございます。部長答弁とも重なりますが、それは何を目指すかということになりますと、二つだけだと思っています。  一つは、常総の農家所得の拡大というか農家所得の向上、あと一つはこの地域を新しいまちづくりの拠点として、今後の市政運営を図っていくという二つが集約された答えだろうというふうに認識しております。  ところで、先ほどのアグリサイエンスを特化した考え方とすれば、やはりその中には栽培技術の革新というのが一つアグリサイエンスの中の大きな要素であろう、栽培技術の革新というのは二つあるのではなかろうかというふうに考えております。  一つは営農技術の革新だと思っております。これは、いかにコストを下げた中での営農をしていくか、あとはそのためのテクニカルの部分がどういうふうな機械なり施設なりを要するか、どういう形で営農をしていくかという技術的なところが営農技術の中の要素であろう。もう一つは、採算性の高い品目をある一定の概念に基づかないで、これは経験値に基づきながら、当地に合ったもの、市場性みたいなものも含めた関係性の高い農作物も検討していくということがまず私は大事なサイエンスの部分ではなかろうかというふうに考えているところでございます。  常総らしいというようなことで定義されていますが、これは自然現象やこれまでの歴史だけではなくて、なかなか定義は難しいと思いますが、当市の農業の発展という要素をどのようにとらえるかという視点の中で、今後さらにまた考えていければという課題でもあるような気がしております。  繰り返しますが、先ほど私が最初申し上げた考え方に基づくものがアグリサイエンスバレー構想の実現に向けた具体的な方策というふうな考え方で、申しわけないですが、持続可能な常総らしいというところに直接お答えできませんが、私自身の考えは以上のようなことでございます。これも繰り返しますが、御質問に対する答えは市長と全く同じでございます。  以上でございます。 145 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 146 ◯15番(中島亨一君) 45点。私が言ったのではなくて、これは常総の復興計画の中に書いてあるんです。本市の特徴を生かした持続可能な力強い農業の実現、これは何かということを聞いているんです。ですから、目指すものが決まっていないで言葉だけ先行している。  ここに3冊の本があります。これは、先日全協で配られた、全協でしたか、議会の書類と一緒にと来たのかわかりませんけども、これで3,100万。中身を読んでいくと、核心部分がすべてボケている。道の駅基本計画検討書とありますけども、道の駅まで先に進んじゃうとしようがないので、まずこの3冊で3,100万かかっているという事実、これはしっかり押さえておかないといけない。  もう一つは、インターチェンジ周辺の開発との整合性、これについては何かわかるような、わからないような答弁をしていただきましたけども、アグリサイエンスバレーというのは、我々が思うに、我々と言っちゃいけないですね。私が思うには、常総の農業をボトムアップするための情報発信基地だ。市長もよく言われています情報発信基地だと、そういうふうに我々はとらえていたんです。ところが、情報発信とは何をもって情報発信なのか。施設園芸をやればサイエンスバレーで、6次産業化という言葉を使えばバリューチェーン。一体、情報発信は何を情報発信するのか。  先ほど市長と副市長から常総の農業に向けた思い、それを情報発信していくんだと。では、アグリサイエンスバレー構想の中のどこで新しい技術や新しい農業のあり方を発信していくのか、その辺をお答えください。 147 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 148 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  新しい農業についての情報発信につきましては、今までは、鬼怒川の東地区は特に稲作が盛んなところでございます。現時点では、後継者不足であるとか高齢化などで担い手が不足しているというような状況がございます。そのような中で、今までは経験とか勘に頼った農作物の栽培というのがございましたが、アグリサイエンスバレーの中では、そのサイエンス、情報通信技術とかデータの活用とかで、経験とか勘に頼らない農業を展開して、それを新規就農者も含めて市内の現在農業に従事している方にも発信していければ、その結果、収入がアップすればというような、売れる作物がつくっていければというふうに考えております。  以上です。 149 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 150 ◯15番(中島亨一君) 根本的にまず間違っていますね。今、経験とか勘に頼らないというのは、これ全然違います。農業は経験則や勘、そういう暗黙視です。それをきちんと了解した上でデジタル化して、それをきちんと行っていく、それがアグリサイエンスだと思います。ですから、経験や勘に頼らない、だれにでもできる。それはきちんとデジタル化されたものが役に立つということです。ですから、今部長の答弁の中では、そういうふうに頼らないでやっていくんだと、そんなのはあり得ないです。そういうものをきちんとデジタル化して、それでも実際はできないですよ。そして広めていくんだと。だから、その広めるのはどこから広めるんですかと聞いているんです、アグリサイエンスバレーの中で。急いでください。 151 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 152 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えします。  ただいま議員のほうからありましたような農業につきましては、インターチェンジ周辺のアグリサイエンスバレー構想地の14ヘクタールの農地エリアで展開をしていただく農業生産法人であったり、企業系の生産法人であったり、そういうふうな技術を市内のほうに波及できればということで考えております。 153 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 154 ◯15番(中島亨一君) 農業生産法人、個人でもいいですけれども、そういう人たちが自分の持っている秘密、企業秘密をオープンにして新しい農業のあり方を発信すると思いますか。農業に関してだって、一部の人間にとってはプラスになるかもしれないけれども、常総の全体の農家にとっては何のプラスにもならないじゃないですか。会社、企業が自分のところの秘密をオープンにして、どうぞ学んでください、そんなこと言いますか。非常に浅いです、言っていることが。時間がないからいきますけれども。
     では、今まで、施設園芸の転換を図るとともに、農業所得の増大、こういうことを言っているわけです。だけども、川東地区で通常の農地が他市町村よりも20%も水田比率が多いわけですね。ここを乾田化して施設園芸にする。だれがやるんですか。今まで稲作をやっていた人たちに施設園芸をやれと言うのか、それとも全然違う人たちにやれと言うのか、新規就農書を集めるのか、そこら辺を答えてください。 155 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 156 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをいたします。  現在の農地エリア14ヘクタールの所有者につきましては、みずから耕作している方は数名でありますので、そこでその地権者の方が施設園芸に転換していくというのはちょっと難しいと考えております。  そこで、だれがということでございますが、最先端な技術の導入というのも考えておりますので、そこで生産だけではなくて、今後の課題ではございますが、国とか県とか大学とかの研究機関も誘致できれば、それも一つかなというふうに考えております。新たにそこで就業される方につきましては、市内の大型の農業生産法人の方とか企業経営の方とかとも何度かお話をさせていただいたりしておりますので、そういう方にもどんどん入ってきていただければなというふうに考えております。 157 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 158 ◯15番(中島亨一君) 私が今聞いたのは、農地エリア14.5ヘクタール、15だか14.3だか忘れたけども、そのことを言っているんじゃないんです。あなた方が言っている農業所得の増大、これは常総の農家のために施設園芸をやったらば農業所得が増大しますよ、そういうふうに言っているわけでしょう。それが本当にできるんですかと。あそこに持っている人たちが、私たちはもうできませんからお任せします、それはいいですよ。だけど、大半の3,000町歩にも及ぶ水田の持ち主たちは、乾田化して施設園芸に転換だ、そんな簡単にできないでしょう。それをちゃんとわかった上で大型施設園芸とか6次産業化ということを言っているのかということを聞きたいんです。 159 ◯議長(風野芳之君) 産業拠点整備課長。簡潔に御答弁願います。 160 ◯産業拠点整備課長(川沼一巳君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  最終的な目標に関しましてはの農業者の所得の増大ということで、最終的な目的に関しましてはぶれてはおりません。今の時点では模索中でありまして、何がいいか検討中ということで、核心部分はまだまだなんでございますが、基本的に農にまつわるその民間のノウハウであるとか、資金を積極的に取り入れるというコンセプトがございまして、農地エリア14ヘクタールというお話がありましたが、その中で農業生産法人プラス企業、最近、企業の農業参入ということもございます。そちらのほうで試験的に農地エリアで施設園芸を展開しまして、当然地元の雇用も行いまして、その成果をの同業者にフィードバックするというような形で考えております。それが情報発信であり、戸田建設が戸田農房でイチゴ栽培をしているのも、常総の気候の中でどのように育つかというような実験をやっているということでありますので、そういう考えで進めております。よろしくお願いいたします。 161 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 162 ◯15番(中島亨一君) ふた言目には施設園芸という言葉が出てきますね。施設園芸で何をつくるんですか。トマトですか、イチゴですか。トマトもイチゴも季節があるんですよ。通年でやれるものなんかないでしょう、トマトやイチゴで。ハウスを使ったトマトなんか7月以降なんか食べられないですよ、まずくて。こんなことを言ったら怒られるかもしれないけども、よっぽど露地でつくったトマトのほうがおいしいですから。  大規模施設園芸をつくって情報発信するんだ、テストケースにするんだ、そこまではいい。だけども、どこから情報発信をするんですか。何回も聞いているでしょう。アグリサイエンスバレー構想の中で情報発信する場所はどこですかと。そういう産学連携や官民連携を行った結果をきちんと発信していく場所はどこにあるんですか。 163 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 164 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  議員がおっしゃるように、現時点ではそのような情報発信するようなところはございませんが、今、このアグリサイエンスバレー構想地の中に道の駅をという計画でおります。道の駅には、当然観光とかの情報発信基地、これは道の駅の看板をもらうのに必要な施設でございますので、そのようなものも発信の拠点として利用できればというふうに考えております。 165 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 166 ◯15番(中島亨一君) やっと道の駅に入ってきましたけども。私は反対して言っているんじゃないですからね。あなた方の考えが上滑りしているので、常総の農業にとってプラスにならないから言っているんです。もっと深く考えてくださいよ。枠だけつくって、アグリサイエンスバレーという周辺地域の開発、これさえ済めばあとはいいんですか。だから、私はいつも拠点整備を言っているでしょ。農政課と話し合って何をなすべきか、何が高収益を生み出す作物なのかを考えて、アグリサイエンスバレーを絶対成功させるんだという思いでやらなければ、今みたいに形だけできればいいんだという考えでやられたんでは大変なんです。  今は戸田がお金を出しているからいい。たけど、今度道の駅になる。道の駅だと今度はお金を使わなきゃいけない。そのお金のもとは税金ですよ。市民のお金です。国民のお金です。そういうものを使ってつくっていって、きちんとした結果が出せなかったら大変でしょう。だから言っているんです。形だけつくれればそれでいいんだということじゃなくて、本当に常総の農家の方々を考えてあげて、どういうふうにしたらいいのかという。一部の人たちだけじゃないですよ。あそこへ出たいとか、出ていきたい、観光農園をやりたいとか、そんなことを言っているような人の話をしているんじゃないんです。常総の基幹産業だったらば、その基幹産業を守るためにどうするんだと。基幹産業が農業で水稲ならば水稲をどうするんだ、そういう考えがあって、こういうふうにしていきますというものがあるんだったらいいんです。あるんだったら言ってください。 167 ◯議長(風野芳之君) 都市建設部長。 168 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えをさせていただきます。  どのような農作物を今後展開していくかということでございますが、何をというところまでは現在至っておりませんが、有識者の方を含め、国県、先ほど申したように大学等、あとは現時点で農業に携わっていらっしゃる方、さまざまな御意見を聞きながら常総に適した、あるいは植える農作物は何かについて、庁内でいえば農政課とも連携をとりながら研究してまいりたいと思います。 169 ◯議長(風野芳之君) 中島亨一君。 170 ◯15番(中島亨一君) そうなんです。きちんと農政課と話をしてください。もうすぐ、あと一、二年すると産業拠点整備課の役目は終わっちゃうんです。そうしたら、新しいアグリサイエンス推進課でもつくってもらってしっかりとやってもらいたいんですけれども。でも、現時点においては、あなた方に全部かかっているんです。だから、常総の農業をどうしていくのか、それを道の駅のところで言ったけども、聞き取り調査のときにそういう話をしたら、どこから発信するんですか、道の駅からできないんですかと言ったら、できませんという答弁をしたじゃないですか。答弁というか話だったじゃないですか。そういうところはないんですよ、道の駅の中には。そういう話ですよ。そうでしたね、斎藤補佐、川沼課長。ありませんと言っていましたよね、そういうところは。ありませんじゃだめじゃないですか。  私は別に反対しているんじゃなくて、本当に道の駅を成功させてもらいたい。そのためにはもっと真剣になってほしい。形じゃない。本当に農業者が喜ぶ、そういう農業のやり方を考えてもらいたい。何かもう目先の完成させなきゃ、完成させなくちゃと、そればかりに追われている。もっとじっくり農政課と話し合って、どういうことをやっていったら常総の農業に一番いいんだろうと考えるんですよ。今やっている毎日毎日の仕事は毎年やっている仕事です。そんなに毎年やっているんだから時間がかからなくてもいいんじゃないかなと考えるんですよね。わからないですよ、私がやっているわけじゃないから。だけど、毎年何十年間も皆さんがやっている仕事というのは、毎年同じことをやっているんです。ですから、時間を調整してつくればできるんじゃないでしょうかね。道の駅のあり方をどういうふうにするんだと。商工観光課もかかわってくる、農政課もかかわってくる。また、危機管理課もかかわってくるかもしれない。そういう中で、道の駅の中でアグリサイエンスバレーはどのように位置づけられるのかということを聞いているわけですよ。  皆さんの答えもそろそろ窮してきているのでこれ以上は言いませんけども、もう少し形にとらわれるんじゃなくて、中身のある、きれいな言葉で飾る、こういうふうな本をつくるんじゃなくて中身をつくってください、中身を。常総の農業をやっている人たち、また常総市民が喜んでくれる。皆さん期待しているんですからね。常総市民はみんなアグリサイエンスバレーに期待しているんです。それを裏切らないためにも。裏切っちゃいけませんよ。お金はかかります。当然です。だれが責任をとるかなんていうことは聞きません。だけども、やるからには成功させる、そういう思いでしっかりとお願いします。  以上です。答弁は結構です。 171 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午後1時47分休憩    ─────────────────────────────────                 午後2時00分再開 172 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 173 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、4番寺田 洋君。                〔4番寺田 洋君登壇〕 174 ◯4番(寺田 洋君) 4番寺田洋です。通告に従いまして一問一答方式により、一般質問をいたします。今回は、リサイクル社会を目指すということと、少し耳なれない言葉かもしれませんが、シンギュラリティについてということの2点です。  まず1番目、リサイクル社会を目指すという項目ですが、一言で言えばごみの再利用です。年々深刻さを増すごみ問題は、地球規模のテーマとなっております。日本での一般廃棄物発生量は約5,200万トンで、3,500万トンが焼却され、680万トンが最終処分、埋め立てされています。経費は1兆9,000億円で、国民1人当たり年平均で3万6,500円という値段を支払っていることになります。生ごみについては後ほど説明させていただきますが、ごみを単にごみとして焼却廃棄してしまうのではなく、資源として再利用しようという提案です。環境問題解決の一助にもなりますし、コストの面からもトータル的に見ればプラスになると思います。現在は科学技術の進歩もあり、さまざまな解決策が考えられます。再資源化されるごみも以前より品質的にも安全面にもすぐれたものになっています。  先月、日立に地域ブランド推進の研修に行った折も、日立では自然の恵み、食の極みと同様に技の匠ということも認定しておりまして、そこでは、業務用生ごみ処理機の話も聞きました。また、今週日曜日には廃棄物再生処理の講演も聞きました。当市においても、最新技術を活用してのリサイクル社会を目指すということを考えてみてはいかがでしょうか。  では、具体的な質問に入らせていただきます。まず1番目、当市の現状についてお聞かせ願います。 175 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。経済環境部長。              〔経済環境部長宮田道夫君登壇〕 176 ◯経済環境部長(宮田道夫君) それでは、寺田議員の質問にお答えします。  まず最初に、現状のごみ処理の実態について答弁させていただきます。  平成29年度の水海道地区のごみ処理量は、可燃ごみが7,940.74トンでございます。不燃ごみが1,355.5トン、資源ごみが973.81トン、合計で1万270.05トンでございます。その他、水海道地区の一部モデル地区において、生ごみの堆肥化事業として戸別回収が行われており、平成29年度は41.12トンの生ごみを回収しております。石下地区のごみ処理量は可燃ごみが5,663.85トン、不燃ごみが269.73トン、資源ごみが236.29トン、合計で6,169.87トンでございます。 177 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 178 ◯4番(寺田 洋君) ありがとうございました。資源ごみについてなんですが、全体の割合から見て常総地区のほうが圧倒的に多いと思われますが、これはどういったことなんでしょうか。 179 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 180 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 資源ごみの中身ですが、石下地区と比べまして古紙類、古紙が多いという状況がございますので、この差かと思われます。 181 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 182 ◯4番(寺田 洋君) 分別の問題が実はあると思うんですが、石下地区においても資源としてなるべく使うように、リサイクル社会を目指すということなので対策を考えていただきたいと思っております。  次に移らせていただきます。質問のとおりで、市内で発生するごみを最終処分までが責任を持って行うという考えはございますでしょうか。 183 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 184 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 市内で発生するごみは最終処分までが責任を持って行うという考えはありますかという質問にお答えいたします。  市内で発生する一般廃棄物について、廃棄物処理法の規定により最終処分までが責任を持って取り組んでまいります。石下地区につきましては、クリーンポートきぬで焼却、破砕、選別と処理された焼却残渣、破砕残渣を下妻地方広域事務組合の最終処分場でありますクリーンパークきぬで埋め立て処理をしております。水海道地区においては、常総広域事務組合に最終処分場を有していないため、常総環境センターで処理された溶融スラグ、飛灰処理物などは、県内の管理型最終処分場に委託し、埋め立て処分をしております。常総広域事務組合では、平成23年から平成25年度において最終処分場検討会を開催しております。処分場のあり方、候補地の選定の考え方などを検討いたしました。その検討結果及び全国的な最終処分場の逼迫等をかんがみ、圏域内における最終処分量の削減にも積極的に取り組む必要があると考えております。 185 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 186 ◯4番(寺田 洋君) 水海道地区のごみなんですが、これは県内の業者と今言われましたが、実際は下妻ですか。 187 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。速やかにお願いいたします。 188 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 平成28年度の実績でございます。笠間において大部分でございます。それと、下妻と県外の3処分場で処理をしております。 189 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 190 ◯4番(寺田 洋君) クリーンパークきぬに持っていっていますよね、石下地区のは。そちらに持って行けないというのは何か理由があるんでしょうか。 191 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 192 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 先ほどの答弁でも申したとおり、全国的に最終処分場の逼迫等がございますので、石下地区につきましては、下妻広域事務組合専用でクリーンパークきぬで処理をするということでございます。水海道地区においては、ほかを探して現在のような状況になっております。 193 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 194 ◯4番(寺田 洋君) わかりました。問題はあると思いますが、いずれ改善の方向でお願いします。  質問の3番に移りたいと思います。要は、きょうの1番目の質問は、3番目だけを聞けばいいと思っております。  生ごみなんですが、私の念頭にあるのは実は給食センターを第一に考えてはおります。生ごみは年間2,000万トンが毎日の食生活から発生しています。このうち76%は焼却処分されています。生ごみの重量の55%から80%は水分であり、それ以外の部分は堆肥としての資源化が可能であるため、生ごみの焼却処分はエネルギー資源の無駄遣いであると考えられています。また、焼却処分において、ダイオキシンなどの有害物質の発生をもたらす原因ともなります。  そこで、生ごみは本来焼却処分すべき廃棄物ではないとの考えから、事業所から排出される生ごみ、残飯等に対してはリサイクルを義務づけていると聞いております。まず、の考えとして生ごみは焼却処分をせず資源化させる、またリサイクルの義務づけに関して、どのような考えで取り組んでいるかお聞かせ願えますでしょうか。 195 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 196 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 当市では、現在、資源の節約を推進するとともに、不用物再生利用の促進を図るために、資源として再生利用できる不用物の回収を行った団体に対しまして、1キロにつき5円の報奨金を申請に基づき交付しております。平成29年度は延べ97団体に対し668万2,440円の報奨金を交付しております。これは重さに換算いたしますと1,334トンでございます。また、家庭から排出される生ごみの自家処理を推進することにより、収集ごみの減量化及び資源の有効利用を図るため、生ごみ処理容器及び電動式の生ごみ処理機を購入した者に対しまして、費用の2分の1に相当する額を交付しております。平成29年度の実績といたしましては、延べ29名に対しまして30万6,560円の報奨金を交付しております。ごみの発生抑制、また再資源化の施策としては、現在実施している事業に対しまして、広報、インターネットホームページ等への掲載を充実し、市民への周知を徹底し、積極的な再資源化等リサイクルに対する市民の意識高揚を図ってまいりたいと思っております。 197 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 198 ◯4番(寺田 洋君) 先ほど日立に行って、日立におけるごみ処理について聞いてきたと言いましたが、日立からいただいた資料の中に、スターエンジニアリング、名前を言っていいんですか、ある会社がありまして、そこで業務用の生ごみ処理機をつくっておりまして、日立もこれを推奨しているというようなお話がありました。実績例としても挙げられておりますが、平成17年度では19件、業務用ごみ処理機がありまして、ことしに入ってからも1月、2月、3月と5件ほど生ごみ処理機を導入しています。有名なところでは、大洗水族館に納入しておりまして、そこで出たごみを堆肥化しまして、常陸海浜公園、ネモヒラでしたか、あそこのところにまいているということをお聞きしました。  また、この間の勉強会におきましては、いろいろな処理機がありまして、まず亜臨界水処理機。亜臨界というのは水を200度以上20気圧にすると亜臨界が生じると言われているんですが、この会社の装置は270度30気圧で動かしているらしいですが、水を活性化させてごみを堆肥化させるというような処理です。そういうような処理の機械もありますし、またごみの中からカーボンを取り出して有効利用しようというカーボンの製造機もあります。そのほか、有機物減容機といいまして、これは触媒を使いまして、有機物を1%ぐらいにしちゃおうというような装置だそうです。いろいろな新しい技術を踏まえて、いろいろな機械があると思いますが、常総では何かそういった勉強なり、機械を導入したりして給食センターの生ごみをなくす、学校から給食センターに生ごみ等が集まっていると思うんですが、そういうようなことは考えてはおられますでしょうか。 199 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 200 ◯経済環境部長(宮田道夫君) お答えいたします。  先ほどの答弁のとおり、最終処分場の延命化の問題、またキャパ等の問題等がございまして、どの地方公共団体でもごみの減量化の各種リサイクル推進等を行っているところでございます。現時点で私どもがちょっと注目しているものが一つありまして、まだリサーチしているところでございますが、その技術は寺田議員がおっしゃったものと同じものでございますが、熱分解による業務用のごみ処理でございます。炉の中に廃棄物等を混載して投入して1日で熱処理するというものでございます。熱分解とごみの燃やす燃焼の違いですが、ごみの燃焼については酸素と炭素の酸化反応によります。また、熱処理は無酸素で加熱するという利点があります。また、燃やすときにダイオキシン、煙等が発生いたしますが、熱処理に対しましては、ダイオキシン、煙等は発生しない。また、処理後焼却の場合は灰が発生するものでございますが、熱処理の場合には灰は発生せず、バイオの炭等に変化するということで再利用ができるのではないかというふうなリサーチをしております。構造的には熱分解と排気排水ろ過をする装置から成る構造でございます。100%リサイクル可能かと思っております。  具体的な話はまだまだなんですが、現在検討中なものは、この件でちょっと研究をしております。  以上です。 201 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 202 ◯4番(寺田 洋君) 私が先ほど特に考えているのは給食センターだとは言ったんですが、例えば公共下水等、最後にはどうしてもごみがたまりますよね、建設部長。あれも単なる有機物なので、捨てるんじゃなくて当然資源化できるわけですよね。そのほか、例えばいろいろなところで出るごみ、もちろん集落排水の部分もですけど、そういったものを資源化するというようなことは考えていらっしゃいますでしょうか。どっちに聞いていいかわからないんですけど。 203 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。 204 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 現在、常総の給食センターで排出する生ごみの量でございます。石下地区においては42.5トン、水海道地区においては、正確な数字ではございませんが約80トン、合計で約120トンでございます。  続きまして、公共下水道の平成29年度の汚泥の量でございます。平成29年度は854.23トン、集落排水につきましては3,010.32トン、汚泥合計で3,864.55トンとなります。先ほど議員がおっしゃるように、通常のごみ処理と集落排水、公共下水道、また給食センターも含めまして、ごみの資源の有効利用については、今後検討する課題だというふうに考えております。 205 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 206 ◯4番(寺田 洋君) 当然、最初は投資というかお金が必要なんですが、トータル的に考えるとマイナスかどうか。もしかするとプラスになるかもしれませんし。資源化されたときに、これは先の話でしょうが、当然出口戦略といいますか、資源化したまではいいが、それがたまって積もっていてもしようがないので、売り口といいますか、資源化したもの、肥料とかだったら出口戦略を当然考えなくちゃならないと思うんですが、さすがにそれはまだ考えてはいらっしゃらないでしょうか。 207 ◯議長(風野芳之君) 経済環境部長。簡潔明瞭にお答えをいただきたいと思います。 208 ◯経済環境部長(宮田道夫君) 先ほど説明したとおり、検討をしてまいるということで、議員おっしゃるとおり、再利用したものについても売れるかどうかはわかりますが、それも含めて検討したいと思っております。 209 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 210 ◯4番(寺田 洋君) よろしくお願いいたします。これにて1番の質問を終わらせていただきます。 211 ◯議長(風野芳之君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の方は入れかえをお願いいたします。  寺田 洋君、質問を継続してください。 212 ◯4番(寺田 洋君) 2番目の質問に移ります。技術的特異点についてお聞きいたします。現在、IT関連技術やICTの発達はめざましいものがあり、近年においてはAI人工知能という言葉もよく耳にするようになりました。けさの茨城新聞におきましても、茨城新聞政経懇話会の例会において、ICTやAIを活用して地方にいる若者を生かすようにすべきだという内容の講演を行ったという記事が載っておりました。また、そのほか最近はシンギュラリティという言葉も聞かれるようになりました。ここに本もあるんですが、シンギュラリティとは、人工知能が全人類の知能を超えるということです。人工知能の権威でもあるレイ・カーツワイル博士が提唱しているもので、一応2045年までには人間と人工知能の能力が逆転すると言われています。これは2012年以降、ディープラーニング、音声の認識、画像特定予測など、人間が行うようなタスクを実行できるようにコンピュータに学習される手法なんですが、ディープラーニングの普及で現実味を帯びてきて議論されるようになりました。また、この迫り来るシンギュラリティの概念の根本には、人間が生み出したテクノロジーの変化の速度は指数関数的に拡大していくという考えがあります。昔流に言えば、ネズミ算的にふえるじゃないけど、ネズミ算的に進歩すると理解すればいいと思います。  このような時代背景の中で人工知能が発達し、人間の知能を超えることによって、今後人間の生活に大きな変化が予想される。こういった時代の中で、先ほど中村議員からいろいろな提案をしていただいたじょうそう未来創生プランの中におきまして、このAIの活用を反映させていくような考えはございますでしょうか。 213 ◯議長(風野芳之君) これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 214 ◯市長公室長(小林昭仁君) 寺田議員の御質問にお答えします。  シンギュラリティ、初めて耳にする言葉なので多少勉強させていただきました。  議員質問の中の御説明のとおり、近年では情報通信技術の発展は目覚ましい状況でございます。人工知能につきましても、さまざまな分野で研究や活用が進められており、例えば身近なところでは、実際に商品化されているAIスピーカーなどもその一つかと思われます。県内の自治体におきましても、つくばでございますが、昨年度このAIを自治体の業務に活用する研究が民間企業との共同により実施され、5月に実績報告が公表されました。その実績報告の公表によりますと、市民窓口業務や税業務関係から抽出した単純で定型的かつ大量の作業において、約8割の時間を削減することができたという結果が出たとのことでございます。  このように情報通信技術全般がさまざまな分野で活用されている中、本市におきましても地域情報化計画を策定し、市民生活の利便性の向上や行政運営の簡素化、効率化を推進しております。この計画は昨年度策定いたしました、じょうそう未来創生プランの分野別計画という位置づけとなっております。情報通信技術の活用という視点から、の将来都市像実現に向けた具体的な取り組みを体系的、包括的に整理したものです。現在、第2次地域情報化計画を推進しているところでありますが、上位計画の見直しに伴い、本年度において平成31年度から5年間を計画策定の期間とし、第3次常総地域情報化計画を策定する予定となっております。
     議員御指摘のAI関係施設等につきましては、国県の動向を踏まえながら、まず地域情報化計画策定の中で検討した上で、その反映結果をかんがみて次期じょうそう未来創生プランへの反映を考えていきたいと思っております。  以上でございます。 215 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 216 ◯4番(寺田 洋君) シンギュラリティについて、もう少し追加で説明させていただきたいと思うんですが、まず日本では、総務省が人工知能、IT分野に関するシンギュラリティの研究会を開いていると聞いてはおります。シンギュラリティで実際どんなことが起こるかと言いますと、なくなってしまうような仕事としては、信じがたいんですが、まずお医者さん。つまり診断とかはデータを入力すれば人間がするより間違いのない判断をする。アナリストや芸術家でいえば画家です。画家の手法を入力すればできますし、単純なテレフォンオペレーター、ウエイターとかは必要がなくなりますし、タクシーとか運転業務、そのほか在庫管理等ももちろん仕事としてはなくなるでしょう。  シンギュラリティの来る時期なんですが、先ほど2045年と言いましたが、収穫加速の法則というのがありまして、一つの大きな発明をするとほかの発明がそれに加わり、加速度的に発展するというのがありまして、普通に考えれば2045年と確定した時点で早まることしか考えられないと思います。逆におもしろいと思ったのは、ナノテクノロジーを使いまして、人間の人工赤血球とかもつくれますので、人間が死ななくなるとは言わないんですが、加齢、年を取るのを逆行させるというようなことまでできると言われています。  先ほど中島議員から、アグリサイエンスバレー構想の中の農業部門はどうかというお話もありましたが、ここにインテルの資料がありまして、インテルというとコンピュータとかなんですが、やっぱりAI技術を生かして、農業分野もインテルとかやっておりますので、常総においても参考にしていただければと思っております。  そういうように、人工知能、AI技術が発達していくと思うので、もう一つ、例えば英語、当然ながら同時通訳は簡単に、今でもほとんどできていますし、同時通訳は多分世界中のどの言語もできちゃうので、今小学校でやっている英語教育が必要なのか、そういった意見も出てくると思います。教育とか科学技術、そのほかいろんな生活においても変わってくるところがあると思いますので、常総の未来においても、当然のことながら勉強して変えていかなくては。先ほど言いましたように、まだかと思っていてもすぐ来ちゃうというのが科学なんですね。幾何的にとさっき言いましたが、曲線がこういうふうに伸びるわけですね。部分だけ見れば直線なんですね、幾何については。直線だけ見ているとまだまだかなと思っても、全体で大きく見るとあっという間に来ちゃうので、国の意向でつくっているとは思うんですが、それに続けてやっているようではおくれちゃうので、公室長みたいな賢い方がいらっしゃいますので、AIを使った常総の発展とかも、もちろん十分な研究はしていると思いますが、やっていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。 217 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 218 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  今、議員の御指摘のとおり、今後、国のスタンスということで多少勉強したところがあるんですが、まだ世界レベルの国にまで達していないくらいのレベルということで、先ほどもあったんですが、その加速度というものは、これから激しく増してどんどん速くなってくるということも予想されますので、その辺の動向を踏まえながら、地域情報化計画のほうに反映できるような形で、その先にじょうそうプランということで考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。  以上です。 219 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 220 ◯4番(寺田 洋君) AI技術とは直接は言わないんですが、アメリカなどでは今の失業者はテクノ失業者と言われているそうです。これはコンピュータに仕事を奪われている、そのために失業した人をテクノ失業者と呼ぶらしいですが、アメリカにおいてはテクノ失業者がほとんどなので、社会問題になっているというようなことも聞いております。  常総においても工業団地もたくさんありますし、テクノ失業者が生じることによってがダメージを受けるということも考えられます。できれば今、公室長が言われたように、国の方針も定まらない中でがAI対策を講じるというのは難しいとは思いますが、すべてのに先駆けて勉強に入っていただけると助かると思います。  最後に市長、いかがでしょうか。ちょっとお答えは難しいと思いますが。 221 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 222 ◯市長(神達岳志君) 寺田 洋議員の質問にお答えをいたします。  ありがたい御提案、御提言もいただきまして本当にありがとうございます。AIということでありますけれども、まさに今現在、あちこちで、この前の将棋の問題でもプロ棋士もコンピュータに勝てないという時代がもう来ている、そういうことからすると、2045年問題と言われていますけれども、もっと早く、もうあと27年しかありませんけれども、20年くらいの間には当たり前のようになってくるんじゃないか。逆に今から20年、25年前を見比べても、私が初めて携帯を持ったのが平成5年です。そのころはまだ珍しかったんですけれども、あれから25年たった今、一家に1台どころか1人1台の時代になっている。そういうことから逆算すると、今から20年間の間には相当の進化がAIという分野でも出てくるんじゃないかと。ある研究によっては、日本の人材不足をAIで補う、補い切れないくらいの人口減少も進んでいるということもございますから、加速度的に進むのは間違いないというふうにも考えております。こういった部分は、最先端のさまざまな情報も、議員などのアドバイスもいただきながら注視して、時代の変化に応じた常総の未来づくりを計画していきたいと考えています。  以上です。 223 ◯議長(風野芳之君) 寺田 洋君。 224 ◯4番(寺田 洋君) このシンギュラリティは、今まではプレがつくようなこともありまして、どんどん社会的にも認知されつつあると思っております。せっかく優秀な人材が常総にいることですので、常総から日本に先駆けてできるような体制をつくっていただきたく希望して質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 225 ◯議長(風野芳之君) この際、暫時休憩といたします。                 午後2時41分休憩    ─────────────────────────────────                 午後3時04分再開 226 ◯議長(風野芳之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。    ───────────────────────────────── 227 ◯議長(風野芳之君) 一般質問を継続いたします。  次に、3番坂野茂実君。                〔3番坂野茂実君登壇〕 228 ◯3番(坂野茂実君) 3番坂野でございます。議長から発言のお許しをいただきましたので、一般質問を行います。通告に従いまして、常総消防団の現状及び充実について質問をしてまいります。わかりやすい質問を心がけてまいりますので、御答弁のほうもわかりやすくお願いいたします。  私ごとになりますが、本年3月末で常総消防団水海道支団第4分団を退団いたしました。49歳で入団しまして12年間の団員生活でした。入団当初は50歳前ということでまだまだと考えておりましたが、50代も半ばを過ぎると若い皆さんとの違いはもう明白で、ホース2本を担いで30メートル、40メートル走ると息切れするというような状況で、体力の限界を感じまして退団を考えるようになりました。体力のありそうな若い方に声かけをして交代をしてもらおうと思っても、なかなか首を縦に振ってもらえません。やっとのことで見つかったのがことしの集落の新年会、そこでバトンを渡すことができまして、団員としての活動にピリオドを打つことができたわけです。ありがとうございます。少し寂しい気がしたのも正直なとこでございました。  12年間の間にはたくさんの出動がございました。火災での出動はもちろん、ゲリラ豪雨や災害での活動、操法大会で水海道支団の久しぶりの準優勝、また11年目には恐れ多くも茨城県消防協会長表彰、また市長表彰という二つの功労賞もいただくことができました。  私の経験談を少しばかりお話しさせていただきましたが、消防団の現状は全国的に団員の減少に歯とめがかからない状態でございます。また、高齢化も進んでおり、常総においても例外なく危機感を持って取り組んでいかなければならない問題であると思います。そのような中で、これまで団員の立場では気づかなかった疑問点や常総消防団の充実強化、処遇の改善と団員の活動に深くかかわる部分を団員の責を解かれたことで、今回質問させていただきます。  常総は東日本大震災、関東東北豪雨と2度の大規模災害を経験しており、消防職、団の発災後の大活躍はまだ皆さんの記憶に新しいことと思います。今後、常総近辺でも震度6や7の大地震の発生が懸念され、風水害等の大規模災害がいつ起きても不思議でない中、今回は消防団に限らせていただきますが、消防団が地域の防災力の中核として活動するためには、さらなる充実強化を図ることが必要であると感じております。今後の活動が地域住民の生命、身体及び財産を守る崇高なボランティアと言われる消防団が、より安全に活動できるよう、また消防団活動が住民の皆様に広く理解されることを願いつつ質問に入らせていただきます。  まず、一つ目ですが、現在の常総消防団の現状を伺います。水海道支団、石下支団の分団数、また条例定数、実員数及び充足率、欠員がある分団の数及び最多の欠員は何名ほどいらっしゃるか、その分団の充足率はどのようなのか、さらに団員の平均年齢をお聞かせください。よろしくお願いします。 229 ◯議長(風野芳之君) 答弁関係者の方は議場にお入りください。  これより答弁を求めます。市長公室長。               〔市長公室長小林昭仁君登壇〕 230 ◯市長公室長(小林昭仁君) 坂野議員の御質問にお答えします。  一つ目の質問です。消防団はみずからの地域はみずから守るという郷土愛護の精神に基づき、消火防災活動はもとより平常時の啓発活動など、幅広い分野で地域防災のかなめとして活躍をいただいております。当市消防団は水海道支団が11分団、石下支団が5分団12部、また女性支団体制をとっております。団員定数を472名と消防団条例で定め、現在実団員数は421名、うち女性団員が16名で充足率が89%となっております。現在、51名が欠員しており、最も欠員している分団は7名欠員している状況でございます。団員の平均年齢は、水海道支団が44.9歳、石下支団33.53歳、女性支団が43.12歳で、全体の平均年齢が40.05歳となっております。  以上です。 231 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 232 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。水海道支団11分団、石下支団が5分団で12部、合計詰め所でいくと23ですね。女性支団が1分団16名、条例定数が472名で実員数が421、充足率89%ということですね。充足率89%と聞きますと多いような感じはするんですが、正職を持つ団員がほとんどですので全員が参加することは少ないと思います。名前だけの幽霊団員と呼ばれる団員もいまして、出動した団員に負担が重くのしかかってくる、これが消防団の現状ではないでしょうか。また、平均年齢が水海道の44.9歳、石下が33.53歳、女性支団、これは復唱はちょっとよしたほうがいいでしょうかね。平均年齢が40.5歳ということですが、石下支団は若い方が頑張っていらっしゃるようで大変ありがたいことですね。今後入れかわりがないと、またこちらも平均年齢が上がっていくのかなということが懸念されますが、ことしは私が退団したので若干平均年齢が下がるのかなと思っております。  このように欠員数が大変多いということになりますと、大規模災害発災時、発災後の救援活動など多くの人員が必要な場合、活動に大きな支障が出るおそれがあります。広範囲な大規模災害の場合には常備消防の即時対応が困難になる地域があることも予想されまして、即時対応力、要員動員力、また地域密着力にすぐれた地域の消防団が中核となって住民の皆さんとともに活動することが不可欠になることと思います。そのような地域の現状を考えると、充足率を100%に近づけるための努力を今後続けていただきたいと考えております。  続いて、次の質問に入ります。現在の消防団員の活動内容はどのようなものがありますか。お願いいたします。 233 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 234 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  消防団の活動内容ということで、消防団は地域密着性、即時対応力、要員動員力という特性を生かし、常備消防と連携し、火災や風水害、住民の避難支援にかかわる活動等の消防防災面で幅広く活躍しておられます。さきの関東・東北豪雨の水害においては、身の危険を顧みず、要救助者の捜索並びに救助、危険箇所の警戒活動など幅広い水防活動に従事していただきました。また、平時の備えとして、防火水槽や消火栓、消防ポンプ自動車の点検などの活動も行っております。各種訓練としましては、県立消防学校から教官をお招きして幹部教養訓練の実施や年2回の全団員による訓練、防火防御に適用するための操法訓練、さらには出水期に備え、鬼怒・小貝水防連合体による水防訓練への参加等、さまざまな訓練を実施しております。啓発活動といたしましては、秋季火災予防運動期間中においての市内全域防火パレードをはじめ、各種イベントへの参加により火災予防の啓発、消防団のPR活動等を行っております。  以上です。 235 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 236 ◯3番(坂野茂実君) 詳細に御答弁いただき、ありがとうございます。  大変私も10年間の間に経験をしてきておりますが、こうして改めて振り返ると、ふだんの生活ではなかなか経験できない貴重なことをたくさん経験させていただいたと改めて感じております。  火災や災害時の出動は住民の皆さんの目にとまるものですが、訓練や点検、また地域によってはほかに芝焼きやかがり火、祭礼の警備等の際の出動もございます。平時の活動はなかなか目にとまりにくいものですが、サイレンを鳴らして走っているときだけが消防団の活動ではないということを市民の皆様に御理解いただけたならば、私OBとしても大変これはありがたいことです。また、この団活動を通じてたくさんの友達や顔見知りができまして、地域の中での人間関係においても良好な関係を築くことができております。今になって思えば、大変よい機会を与えていただいたと感謝しているところでございます。ぜひ、そのようなところも行政としてアピールしていただいて、新団員獲得に取り組んでいただければありがたいというふうに考えるところです。  それでは、続いて質問のほうに入らせていただきますが、先ほど女性支団が1分団あるということでしたが、女性支団は火災や発災時の出動はあるんですか。また、活動内容、車を持っていないでしょうから詰め所はないですよね。事務所の存在はどうでしょう、ありますか。よろしくお願いします。 237 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 238 ◯防災危機管理課長(横島義則君) 女性支団についてですが、火災時の出動はございません。発災時につきましては、行動計画に基づきまして主に災害弱者対策等に従事することが想定されております。また、ふだんの活動についてですが、救急救命講習の開催、各種防火指導、住宅火災警報器の普及活動、あわせて各種訓練等がございます。また、事務所についてですが、固定の事務所はございません。  以上でございます。 239 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 240 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。女性支団は火災の出動はないということですね。現在、女性消防団員は全国で2万5,000名と年々増加している状況でございまして、常総においても昨年は13名、今年度が先ほどありましたが16名と3名増加しているということで、地域に対して本当にありがたく、大変心強い思いでございます。大規模災害発災時やその後の避難所等の運営、火災予防の普及啓発、救命や応急手当等に従事しているということでございますが、この辺は女性としてのソフトな活躍な大変期待されるもので、女性消防団員が地域の安全・安心の確保のために果たす役割はますます高まっていくものと考えております。ぜひ御活躍を期待しております。また、事務所がないということでしたが、これまで要望、クレーム等はなかったんでしょうか。また、会議や打ち合わせ、着がえなど、女性ならではの事情もあると思います。周りを気にせず集中できる環境を整備するべきと思うが、この点はいかがでございましょう。 241 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 242 ◯防災危機管理課長(横島義則君) 必要性につきましては全く御指摘のとおりでございまして、以前に要望もございました。検討いたしましたが、なかなか固定の事務所を御用意するのは難しいという状況でございます。現在は、公共施設の会議室等を適宜に借りていただいて活動していただいている状況でございます。  以上でございます。 243 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 244 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。必要なときにその都度借りて使用しているという現状だと思いますが、現在、国が消防団の処遇の改善を強く求めております。環境の改善も処遇の改善の一端であると思いますので、女性支団員が活動しやすい環境を提供するべく、検討をされることを強くこれはお願いしておきます。  続きまして、3番の質問に入らせていただきます。今後さらなる団員減が推測されますが、新規消防団員確保にとしての取り組みはどのようなものがありますか。 245 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 246 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  平成20年度の県政世論調査によると、20歳から30歳の若者のうち32%が消防団を知らないという回答があります。消防団に対する理解促進を図ることがまず第一かと思われます。  当市の取り組みといたしましては、消防団協力事業所表示制度がございます。被雇用者が消防団に入団しやすく、かつ消防団員として活動しやすい環境の整備が求められており、事業所の協力を通じて地域防災体制が一層充実強化されることを目的としたもので、6事業所、県西共済や市内の建設業者が認定をしております。  今後の取り組みといたしましては、ホームページや広報への消防団の活動状況も掲載するほか、機能別消防団の結成などにより、団員減少の対策を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 247 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 248 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。20歳から30歳までの若者で32%が消防団を知らない。これはたしか新聞記事だと思ったんですよね。私もそれは確認しております。かなり以前から人間関係の希薄化、コミュニケーション不足というのが懸念されておりましたが、そちらも一つ原因と考えられるのかなと思っておりますが、今後若者向けにするPRを単発でなく継続的に啓発、啓蒙が必要であるのかなと考えております。県でも若者向けにPR動画を作成しておりまして、茨城キラテレビで配信、DVDを作成して自治体に配布したということを聞いております。私もYouTubeで確認をしましたが、1年ほど前に3本アップしておりました。内容については、興味のある方はぜひ確認していただければと思います。  ただいまの答弁の中で、消防団協力事業所表示制度を6事業所とおっしゃっていましたが、この事業者の業種というのはどんなものでしょう。 249 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 250 ◯市長公室長(小林昭仁君) 先ほど一部の業者名というか県西共済、昔の農業共済ですね。1社がそこと、あとそれ以外の5社につきましては、主に石下地区の建設業者の5社が対応となっております。  以上です。 251 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 252 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。農業共済の事務所と建設業者5社ですね。やはり手離れのいいと言ってはならないですが、そういう事業者の協力が得られているようですね。製造業あたりではなかなか機械を回しているとなれば、駆けつけるということも難しいでしょうから、大変そういうところに関してはありがたい御協力だと思います。また、消防団員応援の店、こういう事業は常総の場合行っておりませんか。 253 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 254 ◯防災危機管理課長(横島義則君) 消防団応援の店事業につきましては、近隣では龍ケ崎、下妻で導入されております。検討中でございますが、当市ではまだ導入はございません。  以上でございます。 255 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 256 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。近隣では龍ケ崎等が行っているということです。こちらも新聞記事の報道なんですが、常陸大宮で実施しているようですね。飲食店や菓子店、美容院、ガソリンスタンド等で団員や家族が割引や優待などのサービスを受けられるというものだそうで、団員の士気向上につながり、店側も集客力のアップ、顧客の開拓につながったということで、両方ともプラスになるといったもので、こちらも参考になるのではないかと思います。いかがでしょう、検討の価値はありますか。 257 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 258 ◯防災危機管理課長(横島義則君) 消防団員の活躍の環境を整えるという意味で、大いに検討の価値があると考えてございます。  以上でございます。 259 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 260 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。ぜひ、ひとつ士気向上のために御検討をいただいて、早い実施をお願いできればと思います。  続いて、これまでの答弁に水を差すようで大変恐縮なんですが、現在の高齢化率が27.3%、超高齢社会の時代になりまして、若い団員獲得が大変難しい時代になってきているのかなと考えます。退職消防職団、また離職された方が活動できる、先ほどちょっと出ましたが機能別消防団の創設、こちらのほうも検討されているようですが、シニアの方々の活動しやすい環境の整備も含めて進められるよう、ぜひお願いしたいと思います。こちらはお願いですので答弁は要りません。  続きまして、最後の報酬及び出動手当について伺います。現在、の条例によりまして団員報酬が年額4万1,000円と定められておりますよね。総務省消防庁消防白書によりますと、地方交付税算入額が3万6,500円とありました。こちらについては、団員の報酬額が高い水準で支払われており、何も言うところがありません。本当に感謝したいくらいですが、一つ疑問が残りました。出動手当なんですが、地方交付税算入額が1回当たり7,000円と白書には出ております。常総消防団の場合、出動要請があり出動した場合の手当が1回当たり4,000円でございます。3,000円が減額されているんですが、この理由をお聞かせいただけますか。 261 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 262 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  交付税の1回当たりの出動の単価につきましては、人口10万人の都市を標準自治体と定めて算出したものでございまして、あくまで参考の数字というところでございます。  以上でございます。 263 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 264 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。10万人の都市を参考に1日7,000円ということですか。そうすると、私もそれはネットで大分調べたんですが、その10万人という文言はどこにも出てきていないんですよね。この計算方法はどんなふうになっているんでしょう。 265 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。
    266 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  1回当たりの出動手当に関しての規模別の算出の計算は示されてございません。あくまで標準自治体の10万人の単価が示されているのみでございます。  以上でございます。 267 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 268 ◯3番(坂野茂実君) 7,000円の算入額がありまして4,000円になっている、どのような根拠があるのか教えてください。 269 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 270 ◯防災危機管理課長(横島義則君) 近隣の同規模自治体の金額を参考にしてございます。ちなみに、火災以外の出動、訓練、警戒等の出動手当につきましては1回4,000円でございますが、火災時につきましては、消防車1台当たり、放水ありで4万円、放水なしの場合2万円となっております、参考までにお伝えいたします。  以上でございます。 271 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 272 ◯3番(坂野茂実君) 近隣の市町の報酬、これは費用弁償になるんですかね、そちらを参考にされているということですが、確かに調べますと大体その額に近い数が多いように感じます。  それでは、1回当たり一律4,000円ということで費用弁償があるわけですが、こういう考えはどうでしょう、できないでしょうか。一、二時間で済む場合と、1日長時間かかる場合があるわけです。状況によって違ってくるわけですが、その状況によって若干の差を設ける。例えば、長時間になる場合には3,000円プラスで7,000円の費用弁償をするというようなことでございますが、いかがですか。 273 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 274 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  坂野議員の御提案という形で受けているところなんですが、金額につきましては、消防団本部との協議等々がございますので、この場で変更ができる、できないというものも念頭に置きながら本部と協議をしていくことも必要かと思われます。  以上です。 275 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 276 ◯3番(坂野茂実君) この場でやりますと言えないのは私も重々わかっていますので、ぜひ頭の片隅にでも入れておいていただいて、検討をしていただければと思います。本当に崇高なボランティアと言われる消防団ですので、日夜を問わず市民の安全のために活動されています。徹夜もあり、私もしたことありますが、水害のときなど連日にわたって正職を休んで活動を続けてくれていました。そんな消防団の皆さんの処遇が改善され、これがまた入団者の増加と士気の向上のためにもなるかと思いますので、ぜひ強く検討をお願いしたいと思います。  先ほど機能別消防団というものが出てまいりましたが、機能別消防団に分類されるものと思うんですが、地震や風水害等のがれきが散乱している現場、また浅い水の中なら走ることができる、間違いなく機動力を発揮するであろうバイク隊、こちらの創設もぜひ検討していただければと思います。こちらも答弁は要りません。  続きまして、4番消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律をどのようにとらえ、また防災や発災時の即戦力となるためにとしての対応及び取り組み、進捗状況を伺います。お願いします。 277 ◯議長(風野芳之君) 市長公室長。 278 ◯市長公室長(小林昭仁君) お答えします。  この法律の基本理念として地域防災力の充実強化は、消防団の強化を図ること等により、地域における防災体制の強化を図ることができることとされており、消防団を将来にわたり地域防災力の中核として欠くことのできない代替性のない存在と規定しており、消防団への加入促進と消防団の活動の充実強化が必要と認識しております。このようなことから、先ほども言いましたが、機能別消防団や国が導入を促進している大規模災害団員などの導入について検討しており、特に職員が消防団や機能別消防団に入団しやすい環境づくりを現在進めているところでございます。また、女性や若者をはじめとした消防団員をさらに増加させるため、引き続きPR活動をしてまいりたいと考えております。  さらに、処遇の改善策としては、平成26年度から消防団員に支給される退職報償金について、全階級一律で5万円の引き上げを行いました。今後におきましても、消防活動服や長靴等の定期支給、さらには計画的な消防ポンプ車両の更新など消防装備の充実に努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 279 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 280 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。ただいま機能別消防団、大規模災害団員が出てきましたが、これの違いを簡単で結構ですので御説明いただけますか。 281 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 282 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  まず、機能別消防団につきましては、通常の団員と比べまして出動範囲、また時間等を限定したものが機能別消防団でございます。大規模災害団員につきましては、災害時のみに出動いただく団員の方々というところでございます。  以上でございます。 283 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 284 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。大規模災害団員というのは、そうすると機能別消防団の部類に入りまして、大規模災害時にのみ活動を行うというふうな認識でよろしいですか。 285 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 286 ◯防災危機管理課長(横島義則君) おっしゃるとおりでございます。 287 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 288 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。私もそれを調べてあってわかってはいたんですが、聞いている方にわかっていただかなくちゃと思って、あえて答弁をいただきました。  そこでちょっと質問ですが、装備の充実について、こちらは平成29年7月に消防庁次長名で消防団の装備の基準の改正というものが出されまして、それにあわせて地方交付税が大幅に拡充されたことを踏まえ、消防団の装備の集中的、計画的な配備に向けて、平成30年度の当初予算において予算化するよう検討することという、これはあくまで助言なんですが発出されています。それを受けて、常総消防団ではどのように対応されましたか。 289 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 290 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  平成30年度当初予算において、消防団の装備に関する突出した予算措置をされたということは残念ながらございませんが、従来より消防車の整備、その中でのジャッキ、バール、発電機、投光機等々の装備の充実には順次努めてございます。また、細かいところですが、被覆活動服、ヘルメット、ライトというところは、順次装備しているところでございます。  以上でございます。 291 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 292 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。計画的には進めてはいないが、毎年コツコツと補充はしているということでよろしいようですね。確かに、菅原第4分団なんですが、昨年度にポンプ車を新しく更新していただきまして、4分団とたしか6分団でしたか、新車になりまして、みんな団員がやる気十分で頑張っているところでございます。今後も、一度に補充、準備を計画的にというのは難しいかもしれませんが、その年その年少しずつでも補充していっていただければと思います。消防団の装備の充実は、東日本大震災の際、消防団の装備があまりにも不十分であったため、この経験をもとに団員の安全確保と、同時に市民の安全を守るために強く進めているのが装備の充実ということです。努力義務や助言ということですが、ぜひ進めていただきたいと思います。  続いてですが、以前寺田議員の質問がございました。消防団員の免許制度の改正に伴いまして、分団が使用する消防自動車の運転ができない団員が出てくることが懸念されます。これについてどのような対応を進めていますか。また、近隣市町や検討の対応で参考になるような資料があるのかお聞きします。 293 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 294 ◯防災危機管理課長(横島義則君) お答えいたします。  免許制度ですが、平成29年3月の免許制度改正によりまして、普通中型、大型に加え、車両総重量が7.5トン未満の準中型が設定されました。それ以前に免許を取得された方についてはともかく、今後入団される方々の免許区分が心配されるところです。直近の動きといたしましては、八千代町で本年度より補助制度を導入した例がございますが、なかなか免許の取得費用というものを準中型の限定解除だと15万円から17万円程度かかるものでございます。また、実技が何時間か相当数出なければいけないということで、そういう面もございまして、今後、国県の財政措置を注視していきたいと考えてございます。  以上でございます。 295 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 296 ◯3番(坂野茂実君) 現在、まだ八千代町でしかこの補助制度は行われていないんですか。 297 ◯議長(風野芳之君) 防災危機管理課長。 298 ◯防災危機管理課長(横島義則君) 県内で調べましたところ、把握できているのは八千代町のみ、県外では幾つかございますが、県内ではそういうことでございます。  以上でございます。 299 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 300 ◯3番(坂野茂実君) 八千代町だけですね。そうすると、ここで常総がやるとなると、また周りの目を大分引くようになりますね。しかしながら、免許制度改正によって、水海道支団は2トン車ベースですので普通免許で乗れると思うんですよ。ただ、石下支団は4台ぐらいあるというお話なんですが、これは水槽つきですので、この準中型がないと乗れないということですので、何らかの策を講じなければならないかなと思うんです。今、課長からありましたが、改正法施行前に普通免許を持っていれば、中型を持っているとみなされますので問題ないのでしょうが、今現在、緊急性はないにしても、近い将来必ず何らかの支障が出てくるものと思います。補助ありきで進めるのではなく、近隣、県の情報を得ながら、最善と思われる策を模索していって進めてほしいと考えております。最終的には免許取得のための費用補助になってしまうのかなという気はするんですが、ひとつその辺もしっかり御検討をいただきたいと思います。  続きまして、市長にもぜひ御答弁いただきたいと思います。防災先進都市づくりへの消防団の役割ということで、現在、市長は防災先進都市づくりを強力に進めておられまして、本当に心強い思いで受けとめております。常総も災害後、復旧が進みまして、以前の状態にはほぼ戻りつつあると感じております。これも市長はじめ職員の努力と市民の皆様が粉骨砕身の思いで再起に向けて頑張ってきた成果であると考えております。  その取り組みの中で、1点どうしても今回の質問にあわせて確認しておきたいことがございまして、これまで市長が防災先進都市づくりを進める中で、防災士の育成を強く進めておられますが、前述の二つの災害直後の消防団の活躍は決して忘れてはいらっしゃらないと思います。取り組みを進める中で、私の記憶がどこまで正確かわかりませんが、市長から消防団というワードが出たことはないような気がしております。確かに防災士の育成も必要であり、大事なことでございます。しかし、即時対応力、要因動員力、地域密着力にすぐれた消防団が中核となって、地域の防災士や住民と強力な連携を持って行動することが必要不可欠であると思います。こちらは国も強く進めているところです。ぜひこれに対して市長のお考えをお聞かせいただければと思います。 301 ◯議長(風野芳之君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 302 ◯市長(神達岳志君) 坂野議員の質問にお答えをいたします。  防災先進都市ということでの消防団の役割ということでありますけれども、これはもう当初より、毎回私も述べておりますけれども、地域防災力のかなめ、これは何よりも一義的には消防団であります。広域消防は公的な公助でありますけれども、自助、共助という部分を促す共助の部分で一番重要なのが消防団だというふうにも認識しております。消防団を補完する意味で地域の自主防災組織もございますし、その推進にも努めているところでありますけれども、地域の自主防災組織の防災訓練等々、または地域の自主防災組織の組織図の中にもすべて今の地域自主防災には消防団が入っております。そこにプラスアルファ防災士を育成をして地域防災力をより高めていこうという総合的な取り組みを推進しているところであります。  ついせんだっての土曜日にも、私の地元の前河原地区で防災訓練が行われましたけれども、防災訓練も第3分団に活躍をしていただきました。そして、おとといの消防団の幹部団の教養訓練、また午後には水海道支団の教養訓練の折にも、指揮官である私からも地域防災力のかなめはあくまでも消防団だ、防災先進都市としてふさわしい消防団になるように、市長としても環境整備に努めていくという訓示をさせていただいたところであります。  以上です。 303 ◯議長(風野芳之君) 坂野茂実君。 304 ◯3番(坂野茂実君) ありがとうございます。いや、消防団は忘れられていたのかなと思って心配していたんですが、そんなことはないようですね。さまざまな取り組みの中で消防団の役割を担っていかなければならないと考えておりますが、ぜひひとつ消防団に対して、今後は防災士、自主防災組織の連携を図って活動ができるような体制をのほうに強くお願いをいたしまして質問を終わります。ありがとうございました。    ─────────────────────────────────  散会の宣告 305 ◯議長(風野芳之君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会といたします。                 午後3時53分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...