播磨町議会 2016-03-18
平成28年 3月定例会 (第4日 3月18日)
○11番(
奥田俊則君) この事業については、これ、
メリットも
デメリットもあると思うんですが、それについても
メリットについては、こういう
メリットある、
デメリットについてもこういう
デメリットがあると、そういうことも一つ、体験の
プログラムの中で教えるということでいいんですか。
○議長(
藤原秀策君)
角田英明理事。
○理事(
角田英明君)
メリットにつきましては、既にご承知のとおり、時間と場所にとらわれず仕事ができるということと、自分に合った仕事が選べるというようなことが
メリットとして上げられるというふうに思います。
デメリットにつきましては、これは
クラウドソーシングの特性というような部分になってこようかと思いますけれども、インターネットを介しますので、いわゆる対面でやるよりもコミュニケーションのほうが少し不足がちになる傾向というようなことが言われております。その点につきましても、
体験プログラムの中でしっかりと学習していただきたいというふうに思っております。
○議長(
藤原秀策君)
神吉史久議員。
○8番(
神吉史久君) これ、国のほうの採択がされた場合というのは、国と町の
負担率はそれぞれどうなるのか確認します。
○議長(
藤原秀策君)
岡本浩一企画統括。
○
企画統括(
岡本浩一君) 今回、
補正予算上げさせていただいておりますのは、
加速化交付金の
対象事業ということでございますので、この100万円といいますのは、
加速化交付金対象で100%充当されるということの予定でございます。
○議長(
藤原秀策君)
松岡光子議員。
○13番(
松岡光子君) 播磨町としては
就業率の調査をしていないいうことなんですが、このような
就業形態、在宅での形態も調査の中に入ってて、
就業率にカウントされるんですか。
○議長(
藤原秀策君) しばらくの間、休憩します。
休憩 午前10時11分
…………………………………
再開 午前10時13分
○議長(
藤原秀策君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
角田英明理事。
○理事(
角田英明君) 当然、そういう事業をしていく中で、
体験プログラムも受講していただくということでございますので、その効果というんでしょうか、それにつきましては、何らかの形で検証していきたいというふうに考えております。
○議長(
藤原秀策君) 他に質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) これで質疑を終わります。
これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) 「討論なし」と認めます。
これから、議案第39号「平成27年度播磨町
一般会計補正予算(第7号)」を採決します。
この採決は挙手によって行います。
議案第39号「平成27年度播磨町
一般会計補正予算(第7号)」は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○議長(
藤原秀策君)
挙手全員です。
したがって、議案第39号「平成27年度播磨町
一般会計補正予算(第7号)」は、原案のとおり可決されました。
しばらくの間、休憩します。
休憩 午前10時14分
…………………………………
再開 午前10時15分
○議長(
藤原秀策君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
……………………………………………………
◎日程第2 議案第4号 第4次播磨町
総合計画基本計画変更の件
日程第3 議案第32号 平成28年度播磨町
一般会計予算
日程第4 議案第33号 平成28年度播磨町
国民健康保険事業特別会計予算
日程第5 議案第34号 平成28年度播磨町財産区
特別会計予算
日程第6 議案第35号 平成28年度播磨町
下水道事業特別会計予算
日程第7 議案第36号 平成28年度播磨町
介護保険事業特別会計予算
日程第8 議案第37号 平成28年度播磨町
後期高齢者医療事業特別会計予算
日程第9 議案第38号 平成28年度播磨町
水道会計事業会計予算
……………………………………………………
○議長(
藤原秀策君) 日程第2、議案第4号「第4次播磨町
総合基本計画変更の件」と日程第3、議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」から日程第9、議案第38号「平成28年度播磨町
水道会計事業会計予算」までの平成28年度当初
予算議案7件とを
一括議題とします。
本案について、
委員長の報告を求めます。
田中久子予算特別委員会委員長。
○14番(
田中久子君)(登壇)
予算特別委員会に付託されました議案第4号「第4次播磨町
総合計画基本計画変更の件」と、平成28年度当初予算7件の合計8件につきましては、議長を除く全議員で審査に当たったところですが、改めて審査の経過と結果を報告させていただきます。
ご承知のとおり、本
特別委員会は、3月9日の本会議において、議案第4号「第4次播磨町
総合計画基本計画変更の件」と、平成28年度当初予算7件の審査を行うこと目的に設置されました。これを受けて、本
特別委員会は、3月10日から17日までの間、6日間開催し、町長、副町長、
教育長初め
幹部職員の出席のもと、慎重に審査を行いました。
審査過程における主な質疑と答弁などについては、改めて要約して報告すべきところですが、議長を除く全議員で審査に当たりましたので、省略させていただきます。審査の結果は、お手元に配付いたしております
委員会審査報告書のとおり、議案第4号「第4次播磨町
総合計画基本計画変更の件」及び議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」から、議案第38号「平成28年度播磨町
水道事業会計予算」までの当初予算7件につきましては、全て原案のとおり「可決すべきもの」と決定いたしました。
なお、議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」については、委員4名から本案に対する
修正案が提出され、原案と
修正案をあわせて審査したことをつけ加えておきます。
以上で、
予算特別委員会の
審査報告とさせていただきます。
○議長(
藤原秀策君)
委員長の報告は終わりました。
お諮りします。
委員長報告に対する質疑は、議長を除く13人の委員で審査に当たっておりますので、省略したいと思います。
ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) 「異議なし」と認めます。
したがって、
委員長報告に対する質疑は、省略することに決定しました。
田中委員長、ご苦労さまでした。
議事の都合により討論、採決は個々の
議案ごとに行います。
これから、議案第4号「第4次播磨町
総合計画基本計画変更の件」について、討論を行います。
討論はありませんか。
神吉史久議員。
○8番(
神吉史久君)(登壇) 私は、議案第4号「第4次播磨町
総合計画基本計画変更の件」について、反対の立場で討論をいたします。
この
総合計画は、播磨町の
まちづくりにとって最も重要な計画であることは言うまでもないことでありますが、この中で、今回のこの計画の中、各
施策ごとに今後の目指すべき目標として、複数の
まちづくりの指標が設定されています。今後の
まちづくりについて、非常に重要な指標です。
計画策定時の数値をもとに、中間の平成27年、最終年の平成32年の
目標値が設定され、定められています。
しかし、この指標の中には、平成27年の数値が目標を大きく下回っているものがあり、中には、
計画策定時の数値からさらに悪化しているものもあります。これらの中には、平成32年の
目標値が現実的な数字とは考えられないものもあります。
しかし、今回の
見直しでは、
下方修正はしないとの方針で、これらの数値は現実的でない数字が維持されています。
行政として高い目標を持つという考え方は理解できますが、しかし、高過ぎる目標は達成できないと諦めてしまい、
改善意識が薄れてしまうこともあります。
今回の
見直しでは、なぜ目標が達成できなかったのか、なぜ目標、指標が悪化してしまったのかを分析し
下方修正することになっても、本当に達成可能な目標に修正する必要があります。そして、その
目標達成に向けた
取り組みを行うことが重要だと考えます。
そういった意味で、今回提案された
見直しでは、そういった分析が十分に行われたのか疑問であり反対をいたします。
○議長(
藤原秀策君) 次に、原案に
賛成者の発言を許します。ありませんか。
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) これで討論を終わります。
これから、議案第4号「第4次播磨町
総合計画基本計画変更の件」を採決します。
本案に対する
委員長の報告は可決です。
議案第4号「第4次播磨町
総合計画基本計画変更の件」は、
委員長の報告のとおり賛成の方は挙手願います。
(挙 手 多 数)
○議長(
藤原秀策君) 挙手多数です。
したがって、議案第4号「第4次播磨町
総合計画基本計画変更の件」は、
委員長の報告のとおり可決されました。
これから、議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」について討論を行います。
討論はありませんか。
まず、原案に
反対者の発言を許します。
奥田俊則議員。
○11番(
奥田俊則君)(登壇) 私は、反対の立場で討論いたします。
平成28年度播磨町
一般会計予算において、
総務費、
総務管理費で計上された
コミュニティバス運行事業については、
高齢者、
子育て世代の
移動ニーズに合ったモビリティの確保、また、
交通不便地域の解消、また、
路線バスや鉄道のもとの
連携強化を
基本方針に
コミセン便の導入であるが、
コミュニティバス運行事業は、2,153万1,000円、その内訳は
コミュニティバス実証運行支援等委託料は418万円、
コミュニティバス運行補助金は1,730万円である。その問題なり課題は、1つとして、
コミュニティバス実証運行支援等委託金は、
利用者の
実態調査と分析、課題の整理に418万円の経費がかかります。1つとして、
コミュニティバス運行補助金は、1,730万円である。28年度の
執行金額である。そして、
実証運行の期間は1年間である中で、
運行補助金については、倍の経費がかかる。1つとして、
年間経費は
サービスレベルによって大きく左右される。
運行経費は
実証運行の結果を踏まえながらの検討である。1つとして、他の自治体が導入しているからという安易な理由で導入された傾向がある中で、地域に合った自前の身の丈に合った計画が必要である。1つとして、
コミュニティバス運行事業は、その
必要性や他の費用対効果の高い
代替手段、住民への説明など、住民を交えた議論が必要である。1つとして、住民が納めた大事な税を、もっと有効活用すべきと考え、平成28年度播磨町
一般会計予算に反対といたします。
○議長(
藤原秀策君) 次に、原案に
賛成者の発言を許します。
岡田千賀子議員。
○5番(
岡田千賀子君)(登壇) 私は、議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」について、賛成の立場で討論を行います。
歳出について、第4次播磨町
総合計画の5本の柱に沿って、重点的、積極的に取り組まれている
新規事業等の中で、特に
住民福祉を推進する、そのような事業を評価して述べさせていただきます。
まず1項の豊かな暮らしと人を育むまちの項では、生き生きとした
子どもたちを育み、安全で快適な
学習環境の充実に向け、老朽化した
学校施設の大
規模改修や
整備事業、この中で、
生徒たちからよく声を聞くのがトイレの改修です。これにあわせて、
子どもたちの声を取り入れた改修がなされるという予算です。限りある
教育予算の中ですが、今後も積極的にこのような
取り組みが進められることを期待しています。
続いて、2項、やすらぎがあり、健やかに暮らせるまちのところでは、以前から強い要望がある、障がい者の
方たちのための
グループホーム新設設置補助事業です。障がいをお持ちの方やご家族にとっては、将来の展望が示されるような待ちに待った事業ではないでしょうか。町の障がい
者福祉の充実が図られる事業として、私は大いに期待するものとして評価いたします。
第3項、人や環境にやさしく、快適なまちのところでは、長年多くの住民の方々、特にご高齢の方や車や自転車に乗られない方、要望をお聞きしておりました
コミュニティバスの
実証運行事業です。平成26年度に実施された
住民アンケートに基づき、平成27年度播磨町
地域公共交通会議で審議を重ねられた上で、
運行方法やルートなど、ほぼ方向が決まり、今年度はいよいよ
実証運行に向けて
準備等をされ、今年度後半には
実証運行を
開始予定です。
試行しながらよりよい
運行形態を模索していくという、この事業については、
1つ目、
高齢者や
移動手段を持たない人を中心に、
公共交通の
利便性の向上が図れると思います。
2つ目、
コミセンや
公共施設や
鉄道等、
交通結節点などの拠点へのアクセスの向上が図られるものと思われます。3つ目としては、
高齢者等が安全に移動できる環境と外出機会を拡大し、買い物や通院などの
利便性の向上も図られると思っています。そして、主要路線に限定される民間
路線バスとの連携を図る事業として、
基本方針が定められるとともに、効果が期待されます。
この事業ですが、事業費に対する収益を考えると、民間ではとても考えられる事業ではという声もお聞きしておりますが、民間が収益を見込めなく参入しにくい、そんな
住民福祉の向上が図れる事業を行うのが行政だと、私は思っています。
コミュニティバスは動く
公共施設と捉え、
実証運行事業を私は評価いたします。
第4項のつながりを大切にするまちのところでは、国の
交付金を活用し、
子育てなどで家庭にいる女性の
就労機会を創造するための
クラウドソーシング体験プログラムの実証をするという、そのようなお話を聞いております。女性が働きたくても働けない、なかなか外に出て世間と、社会とつながることができない、そんな声も聞いております。ぜひ、この
クラウドソーシング事業、女性のためにも、
就労機会を創造するためにも、活用をしていきたい事業だと思っています。
最後に、健全な行財政経営による持続可能なまちのところでは、
公共施設の老朽化対策や方針、新たなニーズへの対応として、
公共施設等総合管理計画を策定、財源の
借り入れ方針も時代に合ったものに変更しながら、将来にわたって持続可能な財政運営を推進していくことを期待し、評価いたします。
住民サービスの向上のため、今、
取り組みを始めること、そして、将来に向けて今から
取り組みを始めていくこと、人口ビジョンの策定では、将来、目標人口の達成のため、時代の変化に対応し、コンパクトさを生かした施策が求められています。平成28年度の
一般会計予算には、それらが反映されていると、総合的に評価し、私は、議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」に賛成といたします。
皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
藤原秀策君) 他に討論はありませんか。
次に、原案に
反対者の発言を許します。
藤田 博議員。
○12番(藤田 博君)(登壇) 議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」に反対の立場で討論いたします。
私は、平成28年度播磨町
一般会計予算の全てに反対するものではありません。
コミュニティバス運行事業に異議を感じることから、先日の予算
委員会で、議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」に対する
修正案を提出しました。
しかし、皆さんの同意を得ることができませんでしたので、平成28年度播磨町
一般会計予算に反対するものであります。
私は、
高齢者等の交通弱者に対する日常生活の
利便性の向上を図るための対策は必要と考えております。
しかし、
修正案の趣旨説明にもありましたように、今後の教育施設の大
規模改修などの
公共施設の維持管理に多額の予算が必要となっています。このような状況下で、
コミュニティバスの運行事業が予算計上されています。
コミセン便実証運行計画書では、年間の
運行経費は3,090万円、運賃収入293万745円、収支率9.5%と著しく低く、毎年の町負担が約2,800万円必要となっております。この計画では、
利用者1人に1回当たり1,000円近くの補助を要することになります。1,000円近くの補助をするのであれば、もっと有意義なほかの対策がとれるのではないかと思うところです。
播磨町は、住民が暮らす面積が実質6キロ平米と小さな町です。この中には、JR土山駅、山陽電鉄播磨町駅と2つの駅があり、交通の
利便性がよいことから、ベッドタウンとしてこれまで人口が増えてきた町であります。南北2キロと3キロの小さな面積の町ですので、例えば自転車の移動であれば、町内を横断しても約20分の時間で移動ができます。
しかし、
高齢者などの交通弱者にとっては、短い距離でも移動することは大変苦労されていると思います。そんな中で、交通弱者の皆さんからは、できる限り自宅近くへの送迎、病院への通院や買い物時の送迎があったらいいなとの声も聞いております。
しかし、今回の提案は、播磨町駅、JR土山駅を2ルートで運行し、1ルート往復で90分を要することから、午前8時から18時までの間に運行が7便であり、1時間30分に1本の運行しかできません。そして、バス停までの距離は最大で500メートルとなっています。このような事業を住民の皆さんが望まれているのでしょうか。交通弱者の方が望み、必要とする交通支援に合致していると言えるのでしょうか。
また、先日、私の質問に対する答弁で、来年度予算を提案しているにもかかわらず、バスの停留所設置数も決まっておりません。このような予算案を決して承認することはできません。
私たち議会は、予算権を有しておりませんが、議決権を有しております。この議決権を正しく有効に行使することを住民の皆様から負託されております。議会、議員とはどうあるべきでしょうか。私たちは、町財政を考えながら播磨町の
住民福祉を向上させ、住民の皆さんから喜ばれる、播磨町で暮らしたい、播磨町で暮らしていてよかったと言われるような
まちづくりを進めなければなりません。
今回、提案の
コミュニティバス運行事業は、住民の皆さんから理解され、住民の皆様が満足できる事業とはとても思えません。加古川市、明石市の中間にある播磨町の地形及び地域性に即して、
高齢者などの交通弱者の思い、願いを取り入れて、真に有効な対策を考えるべきと私は思います。
以上の理由から、議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」に対する反対の討論とさせていただきます。
○議長(
藤原秀策君) 次に、原案に
賛成者の発言を許します。ありませんか。
山本雅之議員。
○3番(山本雅之君)(登壇) 私は、一般会計のこの提案について賛成の立場で、この位置におりますが、今回の私の決断は苦渋の決断であったことを申し述べておきます。
今回、争点となっております地域
公共交通については、さまざまな方式があり、現在、全国的に主流となっているのが、今回提案されました巡回型バスとデマンド型出前タクシーです。どちらも
メリット、
デメリットがあり、この点について、総務建設常任
委員会で、昨年来、何回も住民の皆さんへの説明を求めましたが、実行されませんでした。
地域公共交通会議も、議会の意見が反映されず、公平を期すべき立場の
委員長としても、甚だ、この点については遺憾であります。
しかし、どのような形であれ、地域
公共交通の導入が住民の皆さんに求められているのも事実で、
実証運行には賛成の立ち位置をとりました。今後は
委員会への報告を密にしていただきたい。また、議員の声は住民の声であることを忘れないでいただきたい。
修正案は否決されましたが、その内容については、私自身賛同できる部分も多くあり、その中身が住民の声であるということも事実であります。そのことは行政として忘れないでいただきたい。
昨日の予算
委員会の中で、一部、誤りのあるような発言がありましたので、総務建設常任
委員長として、一部訂正をさせていただきます。
岐阜県岐南町の自治振興課からいただきました資料によりますと、昨日の発言の中で、バスからタクシーに移行して、
利用者が10分の1になったということですけども、平成19年から平成26年度まで、バスについては、それ以上の資料がないということで、平成19年から平成20年度、これが移行前は年平均1万5,629人の方が利用されておりました。平成21年はバスからタクシーの移行期間ですので参考にはなりませんが、タクシーに完全移行した平成22年から平成26年度については、5年間で平均、年間2,001.6人、
利用者の割合でいいますと、7.8分の1、12.8%に減っております。10分の1という発言は若干誤りがあると思いますので、
委員長として訂正させていただきます。
なお、つけ加えまして、
運行経費、町の負担金ですけども、バスの場合ですと、2年間で年平均、岐南町さんでは1,068万円負担されております。タクシーについては、5年間で年平均116.6万円、割合でいうと9分の1、10.9%に減っていることを申し添えておきます。
○議長(
藤原秀策君) 他に討論はありませんか。
河野照代議員。
○7番(河野照代君)(登壇) 議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」に対し、反対の立場で討論いたします。
住民の要望を満たすために、資金、人員、機材、施設、技術、情報、時間などさまざまな行政資源が要ります。行政が使い得るこれらの資源は限られており、加速する日本の少子高齢化は行政主権の逼迫を浮き彫りにし、その調達、配分、組み合わせの点検と対処が行政改革のうねりとなり、現在は、それが当たり前の時代となっています。
そのような中、幾ら福祉目的とはいえ、平成28年度計画の
コミュニティバス実証運行事業が時代のニーズ、また、播磨町本町のニーズを反映している事業なのか、慎重に考えるべきであります。限られた行政財源の中で、最初から収支率を9.5%に設定いたしました根拠の妥当性が全く見えておりません。毎年、2,800万円の町負担を出す事業の有効性の根拠はどこにあるのか、住民の理解を得るのは難しいものとし、幅広く住民に明確な説明をすべきものと考えます。
地方は、安定財源を確保し、景気の変動に左右されずに行政サービスを提供していかねばならないとし、この
コミュニティバス事業が安定財源にどう影響を及ぼすのかを念頭に置いて進めるべきであり、
コミュニティバス運行に心から賛同する住民の方が、果たしてどれほどかどうか、調査研究した結果も住民の
利便性の検証も、何も提示されない事業に対し、私は困惑以外の何物もないと申し上げたい。
さらに申し上げたい。地方分権の進展の権限がおりてくるのは首長である。議会や住民ではありません。首長の力は一層強化されております。このとき、議会がしっかり管理しないと権力が暴走しかねない。実際、首長は予算編成権、議案提出権、首長部局の人事権を持っている。議会に対しても、再議権、招集権に加え、議会予算の執行権、議会事務局の人事権まで握っている、であるからして、議会の行政監視は正しく機能させなければなりません。
逆に、行政は決定機関である議会で否決された事案を、再度、議会にかけるときは、前回提出したときよりも、さらによりよきものに仕上げて議会に提示する責務があると、元宮城県知事の浅野史郎氏がガバナンス紙上でコメントされております。これは私も同感であり、この場で述べさせていただきます。
このたび提案された
コミュニティバス運営事業は、前回、議会で否決された事案であり、毎年2,800万円もの町負担を出す事業が、前回否決された事案より、よりよきものに仕上がったとは到底感じることはできません。10年たてば3億近くの累積の町負担が発生する事業の行き着く先は、住民の皆様から預かる税金の無駄遣いにほかならない。さらに住民の代弁者である我々議会の意見が、全く播磨町
地域公共交通会議に反映されていない。住民無視とも思われる、この議案を無条件に認めるようなことがあれば、議会の持つ権能を、議員自ら破棄したと言わざるを得ない。大切な皆様の血税を使わせていただくのである。福祉目的とはいえ、最初から0.2%の利用率、この事業は民間では倒産必至の事業であります。これは、行政においても行うべきことではないと思います。
こういうことを申し上げまして、私の反対討論とさせていただきます。
○議長(
藤原秀策君) 次に、原案に
賛成者の発言を許します。
小原健一議員。
○9番(小原健一君)(登壇) 私は、議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」に対して、賛成の立場で討論を行います。
人口減少及び少子高齢化という我が国の課題を前にして、我々は、これから持続可能な活力ある社会を構築していかなければなりません。このことから、未来を、あしたを、これからつくっていく
子どもたちに対しては、将来に向けた投資が必要かつ不可欠と考えています。
平成28年度も幼稚園、小学校、中学校といった教育施設の数々の改修事業に多額の金額が必要となっていますが、やらなければならないことであり、容認するとともに、今後も計画的に、かつ確実に進めていってもらいたいと注文します。
そして、次に、安全に快適に安心して過ごせる
まちづくりというのも重要視する大きな柱の1つです。災害に備えた小学校への防災用備蓄倉庫の設置、万が一に備えたコンビニへのAEDの設置拡大、ため池の改修、犯罪、事故防止に向け、街灯のLED化の推進などといった
取り組み、安全、快適な播磨町へという方向性を確認し賛同します。
最後に、
コミュニティバスの運行事業について、これも、
高齢者や自転車の交通事故が増加する中で、この大きな柱に該当する政策と感じています。コミバスは、
公共交通体系の中の1つのピースであり、これで全てが完成するものではなく、あくまで1つの過程である。これから、ほかのピースを組み合わせてよりよいものにしていかなければならない。そのためにも、限られた予算の中で、できるだけ最大の効果を発揮できるように、最初の一歩が重要であることをゆめゆめ忘れることのなきようにと申し添えて、私の賛成討論といたします。
○議長(
藤原秀策君) 他に討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) これで討論を終わります。
これから、議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」を採決します。
本案に対する
委員長の報告は可決です。
議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」は、
委員長の報告のとおり賛成の方は挙手を願います。
(挙 手 多 数)
○議長(
藤原秀策君) 挙手多数です。
したがって、議案第32号「平成28年度播磨町
一般会計予算」は、
委員長の報告のとおり可決されました。
これから、議案第33号「平成28年度播磨町
国民健康保険事業特別会計予算」について、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) 「討論なし」と認めます。
これから、議案第33号「平成28年度播磨町
国民健康保険事業特別会計予算」を採決します。
この採決は挙手によって行います。
本案に対する
委員長の報告は可決です。
議案第33号「平成28年度播磨町
国民健康保険事業特別会計予算」は、
委員長の報告のとおり賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○議長(
藤原秀策君)
挙手全員です。
したがって、議案第33号「平成28年度播磨町
国民健康保険事業特別会計予算」は、
委員長の報告のとおり可決されました。
これから、議案第34号「平成28年度播磨町財産区
特別会計予算」について、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) 「討論なし」と認めます。
これから、議案第34号「平成28年度播磨町財産区
特別会計予算」を採決します。
この採決は挙手によって行います。
本案に対する
委員長の報告は可決です。
議案第34号「平成28年度播磨町財産区
特別会計予算」は、
委員長の報告のとおり賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○議長(
藤原秀策君)
挙手全員です。
したがって、議案第34号「平成28年度播磨町財産区
特別会計予算」は、
委員長の報告のとおり可決されました。
これから、議案第35号「平成28年度播磨町
下水道事業特別会計予算」について、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) 「討論なし」と認めます。
これから、議案第35号「平成28年度播磨町
下水道事業特別会計予算」を採決します。
この採決は挙手によって行います。
本案に対する
委員長の報告は可決です。
議案第35号「平成28年度播磨町
下水道事業特別会計予算」は、
委員長の報告のとおり賛成の方は挙手を願います。
(挙 手 全 員)
○議長(
藤原秀策君)
挙手全員です。
したがって、議案第35号「平成28年度播磨町
下水道事業特別会計予算」は、
委員長の報告のとおり可決されました。
これから、議案第36号「平成28年度播磨町
介護保険事業特別会計予算」について、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) 「討論なし」と認めます。
これから、議案第36号「平成28年度播磨町
介護保険事業特別会計予算」を採決します。
この採決は挙手によって行います。
本案に対する
委員長の報告は可決です。
議案第36号「平成28年度播磨町
介護保険事業特別会計予算」は、
委員長の報告のとおり賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○議長(
藤原秀策君)
挙手全員です。
したがって、議案第36号「平成28年度播磨町
介護保険事業特別会計予算」は、
委員長の報告のとおり可決されました。
これから、議案第37号「平成28年度播磨町
後期高齢者医療事業特別会計予算」について、討論を行います。
討論はありませんか。
田中久子議員。
○14番(
田中久子君)(登壇) 議案第37号「平成28年度播磨町
後期高齢者医療事業特別会計予算」に反対の討論をします。
後期
高齢者医療事業制度が実施されて、今年で10年になります。75歳以上の
高齢者の収入が限られ、その上、相次ぐ消費税の増税と年金額の減少など、大変厳しい生活状況になっています。保険料は、2年ごとに改定され、平成28年度と平成29年度の保険料改定案では、均等割で年額、現行4万7,603円より694円引き上げで、4万8,297円になり、所得割率では、現行の9.7%より0.4ポイント引き上げ、10.1%になります。その上、平成29年度より現行の9割、8.5割の特例軽減が廃止されようとされています。
高齢者の負担は重くなるばかりです。老後、安心して暮らしたいと願う
高齢者に対して、冷たいこの制度、廃止を求めて反対討論といたします。
○議長(
藤原秀策君) 次に、原案に
賛成者の発言を許します。ありませんか。
岡田千賀子議員。
○5番(
岡田千賀子君)(登壇) 議案第37号「平成28年度播磨町
後期高齢者医療事業特別会計予算」について、私は賛成の立場で討論を行います。
後期
高齢者医療制度は、少子高齢化などに対応せず、老人医療のあり方、老人保健特別会計制度が限界となる中、平成20年度から
高齢者が安心して医療を受け続けられるようにと制度化されました。
私は平成28年度の、この播磨町
後期高齢者医療事業特別会計予算の歳出3億5,570万6,000円のうち、約99%が後期
高齢者医療広域連合納付金であり、平成28年度の
高齢者医療の確保に必要な財源と認めます。適切に編成されていると判断し賛成とさせていただきます。
○議長(
藤原秀策君) 他に討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) これで討論を終わります。
これから、議案第37号「平成28年度播磨町
後期高齢者医療事業特別会計予算」を採決します。
この採決は挙手によって行います。
本案に対する
委員長の報告は可決です。
議案第37号「平成28年度播磨町
後期高齢者医療事業特別会計予算」は、
委員長の報告のとおり賛成の方は挙手願います。
(挙 手 多 数)
○議長(
藤原秀策君) 挙手多数です。
したがって、議案第37号「平成28年度播磨町
後期高齢者医療事業特別会計予算」は、
委員長の報告のとおり可決されました。
これから、議案第38号「平成28年度播磨町
水道事業会計予算」について、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) 「討論なし」と認めます。
これから、議案第38号「平成28年度播磨町
水道事業会計予算」を採決します。
この採決は挙手によって行います。
本案に対する
委員長の報告は可決です。
議案第38号「平成28年度播磨町
水道事業会計予算」は、
委員長の報告のとおり賛成の方は挙手願います。
(挙 手 全 員)
○議長(
藤原秀策君)
挙手全員です。
したがって、議案第38号「平成28年度播磨町
水道事業会計予算」は、
委員長の報告のとおり可決されました。
……………………………………
◎日程第10
議員派遣の件
……………………………………
○議長(
藤原秀策君) 日程第10、「
議員派遣の件」を議題とします。
お諮りします。
「
議員派遣の件」につきましては、播磨町議会会議規則第128条の規定により、お手元にお配りしましたとおり
議員派遣することにしたいと思います。
ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) 「異議なし」と認めます。
したがって、「
議員派遣の件」は、お手元に配りましたとおり派遣することに決定しました。
ただいま「
議員派遣の件」が議決されましたが、派遣場所、派遣期間等に変更があった場合、その決定については議長に一任されたいと思います。
ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) 「異議なし」と認めます。
したがって、「
議員派遣の件」に変更があった場合、その決定については議長に一任していただくことに決定しました。
……………………………………………………
◎日程第11
委員会の閉会中の
継続調査の件
……………………………………………………
○議長(
藤原秀策君) 日程第11、「
委員会の閉会中の
継続調査の件」を議題とします。
各
委員長から
継続調査について、会議規則第75条の規定によって、お手元に配りましたとおり閉会中の
継続調査の申し出があります。
お諮りします。
各
委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続調査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
藤原秀策君) 「異議なし」と認めます。
したがって、各
委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続調査とすることに決定しました。
これで、本日の日程は全部終了しました。
…………………………………
◎閉 会 挨 拶
…………………………………
○議長(
藤原秀策君) 本日ここに3
月定例会を閉じるに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
本定例会は、平成28年度当初
予算議案7件を初め、条例制定及び条例改正、各会計の
補正予算など、今後の町行政を方向づける重要な議会となりましたが、全ての議案に対し、適切妥当な決定をくだされましたことは、議長としてまことに喜びにたえないところであります。
議員初め、理事者、職員、各位のご心労、ご努力に対し深く感謝の意を表し、閉会の挨拶とします。
…………………………………
◎閉 会
…………………………………
○議長(
藤原秀策君) これで本日の会議を閉じます。
平成28年3月播磨町議会定例会を閉会します。
どうもご苦労さまでした。
閉会 午前11時10分
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成28年3月18日
播磨町議会議長 藤 原 秀 策
播磨町議会議員 木 村 晴 恵
播磨町議会議員 大 瀧 金 三...