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平成30年第112回定例会(第6号 3月27日)
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  1. 篠山市議会 2018-03-27
    平成30年第112回定例会(第6号 3月27日)


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    最終取得日: 2022-11-22
    平成30年第112回定例会(第6号 3月27日)        第112回篠山市議会定例会会議録(6)           平成30年3月27日(火曜日)              午前 9時30分 開議   〇出席議員(18名)      1番  前 田 えり子         2番  隅 田 雅 春      3番  足 立 義 則         4番  栗 山 泰 三      5番  國 里 修 久         6番  河 南 克 典      7番  大 西 基 雄         8番  木 戸 貞 一      9番  向 井 千 尋        10番  吉 田 知 代     11番  恒 田 正 美        12番  大 上 和 則     13番  森 本 富 夫        14番  安 井 博 幸     15番  園 田 依 子        16番  小 畠 政 行     17番  奥土居 帥 心        18番  渡 辺 拓 道 〇欠席議員(0名)
    〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         酒 井 隆 明   副市長        平 野   斉   教育長        前 川 修 哉   代表監査委員     畑   利 清   政策部長       稲 山   悟   総務部長       梶 村 徳 全   市民生活部長     野々村   康   保健福祉部長     倉   剛 史   農都創造部長     堀 井 宏 之   まちづくり部長    横 山   実   上下水道部長     酒 井 一 弘   監査委員・公平委員会・選挙管理委員会                        農業委員会事務局参事                                   中 筋 吉 洋   消防長        畑   光 明   教育部長       芦 田   茂   教育次長       酒 井   宏   (教育委員会事務局次長) 〇議会事務局職員出席者   局長         酒 井 和 正   課長         福 西 保 博   主事         中 瀬 文 隆 〇議事日程 第6号 平成30年3月27日(火曜日)午前9時30分開議   第 1  会議録署名議員の指名   第 2  諸般の報告        ・定期監査報告        ・財政援助団体等監査報告   第 3  特別委員会所管事務調査報告        ・市名変更並びに地域ブランド振興調査特別委員会   第 4  議案第 1号 篠山市自家用有償旅客運送条例   第 5  議案第 2号 篠山市地域ラボの設置及び管理に関する条例   第 6  議案第 5号 篠山市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を               改正する条例   第 7  議案第 6号 篠山市公の施設使用料条例の一部を改正する条例   第 8  議案第 7号 篠山市支所設置条例の一部を改正する条例   第 9  議案第 8号 篠山市西紀青年集会所条例を廃止する条例   第10  議案第 9号 篠山市コミュニティ消防センター条例の一部を改正する条               例   第11  議案第20号 財産の無償譲渡について   第12  議案第10号 篠山市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正す               る条例   第13  議案第11号 篠山市斎場条例の一部を改正する条例   第14  議案第12号 篠山市看護師等修学資金貸与条例の一部を改正する条例   第15  議案第13号 篠山市介護保険条例の一部を改正する条例   第16  議案第14号 篠山市国民健康保険条例の一部を改正する条例   第17  議案第15号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例   第18  議案第16号 篠山市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例   第19  議案第17号 篠山市農業共済条例の一部を改正する条例   第20  議案第18号 篠山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に               関する条例の一部を改正する条例   第21  議案第40号 篠山市放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一部               を改正する条例   第22  議案第30号 平成30年度篠山市一般会計予算   第23  議案第31号 平成30年度篠山市住宅資金特別会計予算   第24  議案第32号 平成30年度篠山市下水道事業特別会計予算   第25  議案第33号 平成30年度篠山市農業集落排水事業特別会計予算   第26  議案第34号 平成30年度篠山市国民健康保険特別会計予算   第27  議案第35号 平成30年度篠山市後期高齢者医療特別会計予算   第28  議案第36号 平成30年度篠山市介護保険特別会計予算   第29  議案第37号 平成30年度篠山市農業共済事業会計予算   第30  議案第38号 平成30年度篠山市水道事業会計予算   第31  議案第41号 平成29年度篠山市一般会計補正予算(第13号)   第32  議案第42号 平成29年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第5号)   第33  議案第43号 平成29年度篠山市農業集落排水事業特別会計補正予算               (第5号)   第34  同意第 1号 農業委員会委員の任命につき同意を求めること及び農業委               員会委員の過半数を認定農業者等又はこれに準ずる者とす               ることにつき同意を求めることについて   第35  同意第 2号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めるこ               とについて   第36  請願第 1号 日本政府に核兵器禁止条約に調印することを求める意見書               提出に関する請願書   第37  発議第 1号 安井博幸君に対する懲罰の件   第38  常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件               午前 9時30分  開議 ○議長(渡辺拓道君)  皆様、おはようございます。  これから、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。 ◎日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(渡辺拓道君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、3番、足立義則君、4番、栗山泰三君、5番、國里修久君を指名します。 ◎日程第2  諸般の報告 ○議長(渡辺拓道君)  日程第2.諸般の報告を行います。  本日、酒井市長から提出されます案件は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。  次に、監査、検査結果について。  監査委員から、地方自治法第199条第4項の規定によって、平成29年度定期監査報告書、並びに同条第7項の規定によって、「株式会社夢こんだ」に係る平成29年度財政援助団体等監査報告書が提出されました。その写しを配付しておりますので、お目通しいただきたいと思います。  これで、諸般の報告を終わります。 ◎日程第3  特別委員会所管事務調査報告 ○議長(渡辺拓道君)  日程第3.特別委員会所管事務調査報告を行います。  市名変更並びに地域ブランド振興調査特別委員会で行われました所管事務調査について、報告を求めます。  森本市名変更並びに地域ブランド振興調査特別委員長。 ○市名変更並びに地域ブランド振興調査特別委員長(森本富夫君)(登壇)  皆様、おはようございます。市名変更並びに地域ブランド振興調査特別委員会委員長の森本でございます。  当委員会は、市名変更を求める市民からの署名の提出を受け、議会として調査・研究を行うため、昨年12月5日に設置をしました。本年6月30日までを期限に取り組んでいますが、これまでの調査・研究の結果を3つの小委員会から報告を得て、市名変更の議論の材料として共有することを、3月20日の全体会で確認し、中間報告としてまとめましたので、御報告申し上げます。  調査に当たっては、小委員会ごとに第1小委員会では行政負担・市民負担を含めた市名変更に係る費用負担について、第2小委員会では商標登録や原産地表示などの現状と「丹波篠山」を使用することの影響について、第3小委員会では報道機関等への聞き取りを通して、第三者が丹波篠山をどのように認識しているかについて、調査・研究を実施いたしました。  まず、第1小委員会では、市名変更に係る行政負担の調査として篠山市が試算した6,550万円について検証するため、市名を変更した2つの自治体に行政視察を行いました。岐阜県海津市は、平成17年3月に3町が合併し、人口は約35,500人、もう一つの愛知県あま市は、平成22年3月に3町が合併し、人口は約8万8,900人、いずれも名古屋市から30キロ圏内にありながら田園地帯が広がる町でした。両市とも合併による誕生で、市名変更のみの場合とは単純に経費比較ができない面もありますが、本市の試算した項目に準じ、丁寧な説明をいただきました。行政視察の内容は今後精査し、本市の試算が妥当か引き続き検証していきます。  そして、市民負担に係る費用の算出においては、市民用と市内事業所用とのアンケート調査を実施しました。市民700世帯、事業所300社を無作為抽出し、郵送により発送、回収しました。回収率は市民用で40.4%、事業所用で56.3%と多くの回答がありました。御協力いただきました皆様には、厚く感謝申し上げます。集計結果から、市民用では、市名変更に係る費用の合計は「1万円未満」との回答が最も多く、費用を「負担と感じない」が43%、「負担と感じる」「重い負担」と合わせ42%でした。事業所用では、費用の合計は「11~50万円」と市民の回答より高く、費用を「負担と感じる」「重い負担」と合わせ77%と高い割合でした。アンケート結果については、今後はクロス集計等を行い、詳細に分析していきたいと考えています。  次に、第2小委員会では、まず、原産地表示・景品表示法の調査を行いました。原産地表示については、「食品表示基準」により都道府県名を表示の基本とし、「市町村名」「その他一般に知られている地名」に変えることも可とされています。このため、「食品表示基準」からは「丹波篠山産」の表示は可能と考えられます。しかし、「その他一般に知られている地名の見解」として、3つの要件があり、①地域が存在し、②その範囲が特定でき、③消費者に誤認を与えないことの要件に照らし合わせてみると、「丹波篠山」の範囲が特定しかねることから、兵庫県は消費者に誤認を与える可能性があると考え、「兵庫県篠山市産」と表示するよう啓発指導をしています。「丹波篠山産」の表示ができないと断定はしていないものの、実務においては、「その他一般に知られている地名の見解」を満たすか否かによって判断されると考えます。
     景品表示法については、商品名としての「丹波篠山」が篠山市内で生産・加工されている等、合理的根拠を備えた場合は問題ないと考えられます。ただし、その表示が産地を示すと判断される場合は、食品表示基準に従うことになります。  市内小売店等の商品表示の現状については、特産物等の商品調査において、原産地表示はおおむね適正になされていると確認できました。商品パッケージに最も多く記載されている地名は、「丹波篠山」でした。  続いて、商標・地域団体商標・地理的表示の調査を行い、商標については、「地域名としての標章」や「商標を登録しようとする商品名の標章」の識別力が相当に高くなければ認められないと考えますが、地方公共団体が商標権者になれることに加え、「地域の名称」で商標登録が行える点に特徴があります。地域団体商標については、特定の法人格を有する団体等が申請者になることができ、商品にとどまらず役務についても商標が取得可能で、「周知性」という要件もあります。  第2小委員会の調査により、表示のルール化や「丹波篠山」の表示の保護、そして、自治体商標の活用を提案し、同小委員会の調査・研究はおおむね終了しました。  そして、第3小委員会では、まず、報道機関や情報雑誌の編集・制作関係者より「丹波」「丹波篠山」の使用状況等について聞き取り調査を行いました。放送局では「丹波篠山」あるいは「丹波・篠山」は丹波市と篠山市の両方を指す地域や地方、エリアといった概念での使用が常態化しつつあります。一方、新聞社等の報道機関においては、地域に密着した取材を行っていることから、読者の誤解を招くような表現とならないよう意識して記事が書かれています。しかしながら、「丹波」「篠山」「丹波篠山」「丹波・篠山」の表現の使い分けについては、会社としての明確な方針やルールはなく、執筆者が使い分けています。書面による調査では、特に所在地が東京の会社では、「丹波篠山」が丹波市と篠山市の両方を指す言葉として認識されているとともに、聞き取り調査において、若い記者には同様の認識がありました。「丹波篠山」が「篠山市」を指すとの認識は急激に失われつつあります。  観光ガイドブックでは、2004年の丹波市誕生以降において、「篠山」「丹波エリア」「丹波篠山」「篠山・丹波」等の見出しが使用されています。記事の内容によっては、多少、兵庫・京都を含めた「丹波」としてエリアが広がりを見せる傾向も見受けられますが、おおむね「丹波篠山」イコール「篠山市」としての情報が掲載されており、篠山市の露出度は高いと言えます。  報道機関や出版社等への聞き取り調査の結果、各メディアから発信される情報は誤ったものではありませんが、特に関東圏の会社などで「丹波篠山」が篠山市と丹波市を指すなど、「地方」「地域」「エリア」として認識されつつあります。放送局や出版社からは、「もっと篠山市をPRすることが必要である」「他市では市長みずから積極的に情報を持ち込み、うまくメディアを活用した情報発信を行っている」と聞きました。また、「スマートフォンやカーナビが普及している時代にあって、篠山市に行くつもりが誤って丹波市へ行くことはない」「篠山市を訪れた人が、丹波へ行ってきたと言われることはあるかもしれない」とも聞きました。  情報化社会にあって自治体ホームページやSNS等は非常に効果的であり、第3小委員会では、さらなる情報発信の必要性を確認し、調査・研究はおおむね終了いたしました。  当委員会では、今後この中間報告を生かしてさらなる調査・研究を進め、必要に応じ政策提案につなげていけるよう努めてまいります。また、市が直面する大きな課題であり、中間報告を市当局や市民とも共有し、次回、議会報告会でお知らせしていきたいと考えております。  議員各位には、今後の円滑な委員会運営並びに各小委員会の調査・研究にますますの御協力をお願い申し上げ、中間報告といたします。ありがとうございました。 ○議長(渡辺拓道君)  これで、特別委員会所管事務調査報告を終わります。 ◎日程第4  議案第1号 篠山市自家用有償旅客運送条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第4.議案第1号 篠山市自家用有償旅客運送条例を議題とします。  本案について、総務文教常任委員長の報告を求めます。  栗山総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  皆さん、おはようございます。総務文教常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました議案第1号 篠山市自家用有償旅客運送条例について、総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。  議案内容は、平成30年4月からの市内の公共交通網再編に当たり、バス等の公共交通機関が不足する公共交通空白地域において、日常生活に必要な住民の移動手段を確保するため、道路運送法第79条の規定による国土交通大臣の登録を受けて、市が自家用有償旅客運送を行おうとするものです。具体的には、後川、大芋、西紀中、西紀北、それぞれ地区の運行組織への委託が予定されていますが、篠山市が自家用有償旅客事業実施するに当たり、運行の内容や運賃、利用者の遵守事項、運行委託の規定などを制定しようとするものです。  委員会では、当局から説明を受け、審議を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告申し上げます。  まず、第4条運行の変更等について、「市長は、天災その他やむを得ない事由により運行上支障があると認めるときは、運行の区間若しくは運行の回数を一時変更し、又は運行を一時中止することができる」と規定しているが、それを決定するのは誰かとの質疑に対し、実施主体が篠山市であるため、「市長が」と規定しているが、運行委託することから、実際は運行の中で受託者が決定することになる。また、そのような決定がなされれば、市へ報告いただくことになる旨の回答がありました。  また、万が一、車が事故を起こし、走行できなくなった場合は、運休するしかないのかとの質疑に対し、市が車両をリースし、地域に貸すことになるので、代車を準備するか、間に合わない場合は市の公用車を使うことも含めて検討し、利用者に迷惑がかからないようにしたいと考える旨の回答がありました。  次に、第5条、使用料について、1回当たりの使用料が、基本200円、長距離の場合は500円とのことであるが、その長距離となるのはどのような場合かとの質疑に対し、基本的に実施地域内で運行いただくことになるが、地域外に出る必要がある場合もある。そうしたことから、バスに乗りかえ可能な地点までを200円、その先を500円と設定している。例えば、大芋地区は、ハートピアから東は200円、ハートピアからはコミバスがあるので、そこから先は500円としている旨の回答がありました。  また、この事業は地元の負担にならないかとの質疑に対し、大芋と西紀中地区では以前からボランティア移送をされていたことから下地がある。西紀北地区はコミバス程度の運行、後川地区については週3回の運行と負担のない範囲でまずは実施していこうと判断されている旨の回答を受け、地域から有償運送を数年は続けられるが、将来的にドライバーの高齢化などの不安があると聞いている。地域で頑張っていただいているうちに、市として何か支援ができないかなど、将来を見据え検討してほしいとの意見が出されました。  以上、質疑終了後、討論を行いました結果、討論はありませんでした。その後、採決を行いました結果、議案第1号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第1号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第1号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第5  議案第2号 篠山市地域ラボの設置及び管理に関する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第5.議案第2号 篠山市地域ラボの設置及び管理に関する条例を議題とします。  本案について、総務文教常任委員長の報告を求めます。  栗山総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  総務文教常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました議案第2号 篠山市地域ラボの設置及び管理に関する条例について、総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。  提案内容は、篠山市農村イノベーションラボで学んだ方や地域おこし協力隊の隊員による地域課題解決に向けた起業への取り組み、また、自治会、まちづくり協議会等地域課題解決のための活動に利用できる拠点施設として、篠山市地域ラボを設置しようとするもので、その設置及び管理に必要な事項を制定しようとするものです。  委員会では、当局から説明を受け、審議を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告申し上げます。  まず、第6条、使用料について、施設によって面積が異なるが、一律月額2万円となるのかとの質疑に対し、地域ラボには住居スペースと事務所スペースを設けることになる。市営住宅のように住居を提供するのではなく、起業後の結果を市や地域へ還元し、貢献いただきたいとの趣旨があり、使用料月額2万円については、おおむね光熱水費の負担を求めるものである旨の回答がありました。  次に、地域ラボに使用期間の制限はあるのかとの質疑に対し、使用期間はおおむね3年としている。あくまで起業したての助走期間の支援であり、イノベーションラボで学ばれた新しい方に次々入れかわってもらいたいと考える旨の回答がありました。また、第9条、原状回復の義務について、リノベーションをした場合を想定しているのかとの質疑に対し、原状回復については、この場所で事業をする人もあると思うので、多少のリノベーションをする場合を想定している旨の回答がありました。  以上、質疑終了後、討論を行いました結果、討論はありませんでした。その後、採決を行いました結果、議案第2号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで、委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第2号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第2号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第6  議案第5号 篠山市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改              正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第6.議案第5号 篠山市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、総務文教常任委員長の報告を求めます。  栗山総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  総務文教常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました議案第5号 篠山市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について、総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。  提案内容は、高度な専門的な知識経験を有する者として採用する特定任期付職員の給与について、職の専門性に鑑み、より適切な給与を支給することができるよう、一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する法律に準じた所要の改正とあわせ、一定の期間内に終了、または業務量の増加に対応するため、任用する法第4条、任期付職員及び短時間勤務で任用する任期付短時間勤務職員の初任給や昇給について、所要の改正を行おうとするものです。  委員会では、当局から説明を受け、審議を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告申し上げます。  まず、来年度採用予定の弁護士は、弁護士登録が必要なのか。また、どのような業務を担うのかとの質疑に対し、採用に当たっては、弁護士登録を条件としている。職務については、①土地、建物の権利関係業務を含む空き家対策、②条例改正等の法制実務、③市営住宅や給食費の債権回収、④市民向けの無料法律相談、⑤内部附属機関の委員を想定している旨の回答がありました。  また、採用予定の弁護士は、市長部局だけでなく、教育委員会ともかかわるのかとの質疑に対し、詳細の担当業務については、今後詰めていくことになるが、児童虐待などの相談等にも対応できないか、今後、協議することになる旨の回答を受け、学校においても弁護士を必要とする案件があるのではないか。市にこうした職員がいれば教育委員会や学校関係者も安心である。今後、担当業務については、教育委員会とも相談・協議を行ってほしいとの意見が出されました。  以上、質疑終了後、討論を行いました結果、討論はありませんでした。その後、採決を行いました結果、議案第5号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第5号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第5号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第7  議案第6号 篠山市公の施設使用料条例の一部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第7.議案第6号 篠山市公の施設使用料条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  皆様、おはようございます。民生福祉常任委員会委員長の恒田でございます。  ただいま議題となりました議案第6号 篠山市公の施設使用料条例の一部を改正する条例について、民生福祉常任委員会の審査についての主な内容を御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の改正趣旨等については、城東公民館の2階実習室について、平成21年度に施工した耐震工事により、2階実習室の中央部に耐震壁を設置し、8台あった調理台を6台に減らしましたが、月1回程度開催されていた料理教室を継続して開催していくこととし、定員及び料金は分離した2部屋を同時に貸し出すことで変更を行っていませんでした。しかしながら、現在では、2部屋を使う料理教室の開催はなくなり、2部屋同時使用も少ないことから、部屋ごとの調理台数に見合った定員数及び料金に改めようとするものです。  委員会では、当局から説明を受け、審議を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告を申し上げます。  委員より、調理実習室を2つに分けて利用するとのことであるが、調理実習室として2部屋とも残さなければならないものなのか。1部屋を他の用途に使用することについては検討の余地があると考えるがどうかとの質疑が出され、予約が重複することも想定されるため、当面の間はこのままでいきたいと考える。利便性を高めて、使用いただける環境をつくっていきたい旨の回答がありました。  質疑終了後、討論を行いました結果、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第6号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第6号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第6号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第8  議案第7号 篠山市支所設置条例の一部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第8.議案第7号 篠山市支所設置条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の恒田でございます。  ただいま議題となりました議案第7号 篠山市支所設置条例の一部を改正する条例について、民生福祉常任委員会の審査についての主な内容を御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の改正趣旨等については、多紀支所庁舎は耐震補強工事の実施が不可能との耐震診断の結果、現在の建物を継続して使用することができないことが判明したため、多紀支所を福住複合教育施設(旧福住小学校)に移転することから、支所の位置を変更するものです。  担当部署からの説明を受けた後、審査に入りましたが、質疑はなく、討論もありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第7号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第7号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第7号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第9  議案第8号 篠山市西紀青年集会所条例を廃止する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第9.議案第8号 篠山市西紀青年集会所条例を廃止する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の恒田でございます。  ただいま議題となりました議案第8号 篠山市西紀青年集会所条例を廃止する条例について、民生福祉常任委員会の審査についての主な内容を御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の改正趣旨等については、「篠山市西紀青年集会所」は青年層の生涯学習の推進、余暇を充実するために設置し、主に「西紀青年団」の活動拠点として利用され、平成17年度からは「西紀青年団」を指定管理者として施設の維持管理も行ってまいりました。市内の青年団活動が縮小する中、平成21年度末には管理を指定管理者から市へ戻しましたが、平成23年度以降は「篠山市西紀青年集会所」を利用した活動もなくなっており、また、一部施設の老朽化も進み、集会所としての利用に適さない状況となっていることから、条例を廃止するものです。  担当部署からの説明を受けた後、審査に入りました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告申し上げます。  委員より、廃止した後の活用等は考えているのかとの質疑が出され、当局より、廃止後の方向性については、決まっていない。仮に方向性を出せたとしても、当該条例があっては、活用できないことから、廃止しようとするものである旨の回答があり、地元自治会が施設の管理を受けるということは考えられるのかとの質疑が出され、自治会と話をする中では、そうした点は聞いていないが、騒音の出る利用や近隣に迷惑をかける施設利用は避けていただきたい旨は聞いているとの答弁がありました。  また、新しい活用を考えた場合、老朽化等により幾らかの改修費用が必要になると考えるがどうかとの質疑が出され、躯体に問題があるわけではなく、ウッドデッキの腐食等、比較的傷みは小さいと考えている。使用目的によって費用は異なると考えるが、それほど大きな費用にはならないのではないかと考えている旨の答弁がありました。  質疑終了の後、討論を行った結果、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第8号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第8号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第8号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第10  議案第 9号 篠山市コミュニティ消防センター条例の一部を改正する                条例  日程第11  議案第20号 財産の無償譲渡について
    ○議長(渡辺拓道君)  日程第10.議案第9号 篠山市コミュニティ消防センター条例の一部を改正する条例、及び日程第11.議案第20号 財産の無償譲渡についてを一括議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  なお、審査の報告と質疑、討論は一括して行いますが、採決は、議案ごとに行います。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の恒田でございます。  ただいま議題となりました議案第9号 篠山市コミュニティ消防センター条例の一部を改正する条例、並びに議案第20号 財産の無償譲渡について、民生福祉常任委員会の審査についての主な内容を御報告申し上げます。  両案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の改正趣旨等については、篠山市味間北コミュニティ消防センター及び篠山市草山コミュニティ消防センターは、地域総合整備事業債により平成14年4月に完成し、その後それぞれの地元自治会へ管理業務委託をし、平成17年4月1日より指定管理者として、それぞれ味間北自治会長、本郷自治会長を指定しています。平成30年3月31日をもって指定管理期間が終了することにあわせ、各自治会から要望がありました施設の修繕等についても、今年度改修、修繕工事が完了予定であるため、無償譲渡について各自治会とも合意を得ましたので、平成30年4月1日付で味間北自治会及び本郷自治会へ当該施設を無償譲渡し、現行の篠山市コミュニティ消防センター条例に規定されている一部を改めるものです。  担当部署からの説明を受けた後、審査に入りました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告を申し上げます。  委員より、味間北コミュニティ消防センター及び草山コミュニティ消防センターの環境整備の状況はとの質疑が出され、味間北コミュニティ消防センターについては、外壁改修及び同センターへの進入通路の舗装改修をしている。草山コミュニティ消防センターについては、平成28年度に2階トイレを多目的トイレに改修した。また、2階会議室への屋外スロープを設置する予定である旨の答弁があり、引き渡しの時期はとの質疑が出され、工事等が完了次第引き渡す予定である旨の回答がありました。  質疑終了の後、討論を行った結果、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第9号並びに議案第20号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、一括して委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから、一括して討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第9号 篠山市コミュニティ消防センター条例の一部を改正する条例を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第9号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第20号 財産の無償譲渡についてを採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第20号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第12  議案第10号 篠山市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正                する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第12.議案第10号 篠山市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の恒田でございます。  ただいま議題となりました議案第10号 篠山市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例について、民生福祉常任委員会の主な審査内容を御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の改正趣旨等については、現在、清掃センターに電子レンジが持ち込まれた場合、搬入者から1台につき650円の処理手数料を徴収しています。これは、古くは電子レンジに毒性の高いPCBが使用されていたことや、PCBを使用しなくなって以降も、破砕機により再資源化処理を行う前に手作業による前処理を必要とすることによるものです。  平成25年4月に「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」(小型家電リサイクル法)が施行され、平成30年4月より、本市においても小型家電リサイクル法に基づいた処理を実施します。このことにより、清掃センターで受け入れ可能な廃家庭電化製品のほとんどは、国が認定する処理事業者に再資源化処理を委託することになり、電子レンジも特別な処理を必要とせず再資源化処理が可能となるため、電子レンジの個別処理手数料の設定を廃止し、他の廃棄物と同様に重量による手数料徴収とするものです。  担当部署からの説明を受けた後、審査に入りましたが、質疑はなく討論もありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第10号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第10号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第10号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第13  議案第11号 篠山市斎場条例の一部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第13.議案第11号 篠山市斎場条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の恒田でございます。  ただいま議題となりました議案第11号 篠山市斎場条例の一部を改正する条例について、民生福祉常任委員会の審査についての主な内容を御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の改正趣旨等については、篠山市営斎場につきましては、平成27年度から3カ年の計画で、人体火葬炉4基、動物火葬炉1基の耐火材の全面改修工事を行っており、本年度をもって工事が完了いたしました。また、昨年度において整備いたしましたペット告別所につきましては、市民の方より、よい施設ができたと好評を得ています。このように施設改修などの大きな節目を終え、今後は新たな運営方法として民間活力を導入することにより、施設運営の効率化を図るとともに、さらなる住民サービス向上の検討を進めていく必要があることから、指定管理者制度導入も可能とするため、条例を改正しようとするものです。  担当部署からの説明を受けた後、審査に入りました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告を申し上げます。  委員より、改正の概要としては、指定管理者に斎場の管理を行わせることができるものにするとのことであるが、仮に指定管理者が管理を行った場合に具体的にどのような市民サービスの向上が期待できるのかとの質疑が出され、当局より、現状、斎場の正規職員は1人のみである中、この冬に当該職員がインフルエンザに罹患し、正規職員がいない状況になった。仮に民間事業者に委託した場合、こうした事態になることはなく、安定的に業務を進めることができると考える。  指定管理者制度をとった場合の詳細なメリットについては、平成30年度に検討していく旨の回答がありました。また、平成30年度中に検討し、平成31年度から実施するスケジュールなのかとの質疑が出され、基本的にはそうしたスケジュールで進めようと考えている旨の回答があり、指定管理者制度を導入した場合に地域への影響はあるのかとの質疑が出され、影響はないと考える中、仮に指定管理者制度を導入するとなった場合は、地域にしっかりと理解いただきながら進めていくことになる旨の回答がありました。  質疑終了の後、討論を行った結果、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第11号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第11号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第11号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第14  議案第12号 篠山市看護師等修学資金貸与条例の一部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第14.議案第12号 篠山市看護師等修学資金貸与条例の一部を改正する条例を議題とします。
     本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の恒田でございます。  ただいま議題となりました議案第12号 篠山市看護師等修学資金貸与条例の一部を改正する条例について、民生福祉常任委員会の審査についての主な内容を御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の改正趣旨等については、現行の制度における対象者は、看護師・助産師・保健師の3職種となっています。平成25年度の条例発足以降21名の方が利用されており、卒業生10名のうち9名の方が篠山市内の病院に勤務いただいています。この制度の活用により、看護師等の確保はもとより定住の確保にも寄与している現状を踏まえ、今後は、篠山市内の介護保険施設において需要が高まっているリハビリ職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)の職種についても貸与の対象とするため、条例の一部を改正するものです。  担当部署からの説明を受けた後、審査に入りました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告を申し上げます。  委員より、市内病院等において理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の需要が高まっているのかとの質疑が出され、当局より、ささやま医療センターにおいては、「365日リハビリ」に取り組んでいることから、リハビリ職の確保が必要と聞いている。また、職員の入れかわりが激しく、市外出身者の定着率が低い一方で市内出身者は高いことから、特に市内出身者の職員を求めている旨の回答があり、市内医療機関等において、具体的にどの程度の人数が欲しいと考えているのかとの質疑が出され、市内医療機関等においては、理学療法士10名、作業療法士5名、言語聴覚士3名を確保したいと聞いている旨の回答がありました。  質疑終了の後、討論を行った結果、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第12号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第12号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第12号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第15  議案第13号 篠山市介護保険条例の一部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第15.議案第13号 篠山市介護保険条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の恒田でございます。  ただいま議題となりました議案第13号 篠山市介護保険条例の一部を改正する条例について、民生福祉常任委員会の審査についての主な内容を御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の改正趣旨等については、第1号被保険者の介護保険料は3年ごとに見直します。平成30年度から平成32年度までは、第7期介護保険事業計画の期間に当たり、計画に基づき介護保険料の水準を定めるため、条例の一部改正を行います。あわせて、介護保険料の延滞金算定について条例に明記し、附則で、その割合の特例を定める条例改正を行うものです。  担当部署からの説明を受けた後、審査に入りました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告を申し上げます。  委員より、第7期における介護保険料基準額について、5,020円から5,880円と第6期に比べると大きな増額になっているが、被保険者に対して、どのように理解を求めていくのかとの質疑が出され、保険料の増額については、広報紙や市のホームページで周知するとともに、老人クラブの研修等の場で丁寧に説明していきたい旨の回答がありました。  また、保険料の支払いが滞る方や支払えなくなる方が増加傾向にあるのかとの質疑が出され、第6期当初においては欠損があり、給付制限を行った件数は1件であったが、第7期には、10件にふえている。被保険者の中には、経済的に厳しい方もあり、相談対応や合同徴収の中で分納を提案することもある。介護保険に係るニーズ調査において、自由記述欄を設けたところ、やはり保険料が高いとの回答が多くあったことを含めて、真摯に受けとめる必要があると考えている旨の回答がありました。  また、第7期介護保険財政の見通しを踏まえ、基金の運用についてはどのように考えているのかとの質疑が出され、平成30年度は収入超過により3,600万円程度を基金に積めると考えている。平成31年度については収支は均衡、平成32年度は、支出超過となり、平成30年度に積んだ基金を投入することになると見込んでいる旨の回答に対し、平成31年度から基金を投入することも想定されるのではないかとの質疑が出され、保険料収入も伸びると見込んでおり、基金を投入することは避けられると考えている旨の回答がありました。  質疑終了の後、討論を行った結果、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第13号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に反対者の発言を許します。  前田えり子君。 ○1番(前田えり子君)(登壇)  議席番号1番、前田えり子です。  議案第13号 篠山市介護保険条例の一部を改正する条例に、反対の討論をいたします。  この条例は、第7期介護保険事業計画内における基準となる第1号被保険者の月額保険料を、5,020円から5,880円に、860円もの引き上げをしようとするものです。  4月からは、後期高齢者医療保険料も負担増となり、介護・医療の保険料負担が高齢者の暮らしを直撃することになります。65歳以上の介護保険料は、多くの方が問答無用で年金からの天引きです。来年度の年金額が据え置かれたもとで、介護や医療の保険料負担増は実質年金額の引き下げに等しく受診や介護サービス利用の抑制を招きかねない、高齢者の暮らしと命を脅かすものです。国民に健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障した憲法25条の理念にも反します。  現行制度は、利用がふえたり、介護労働者の賃金などに充てる介護報酬が引き上げられたりすると、直ちに保険料や利用料の負担増にはね返る仕組みです。そのため、介護が必要な高齢者が多いほど保険料が高くなってしまいます。保険料・利用料の値上げをせずに、制度の充実を図り、安心できる制度にするには、国や自治体の公費負担割合を大幅にふやすしかありませんが、自治体の中には、一般財源から介護保険財政への繰り入れをするなどして、保険料などの負担増を抑制しているところもあります。  高齢期を安心して、住みなれたところで暮らせる、お金の心配をしなくても安心して医療や介護を受けられるように願って、反対の討論といたします。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  これで討論を終わります。  これから、議案第13号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立多数です。  したがって、議案第13号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第16  議案第14号 篠山市国民健康保険条例の一部を改正する条例  日程第17  議案第15号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第16.議案第14号 篠山市国民健康保険条例の一部を改正する条例、及び日程第17.議案第15号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を一括議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  なお、審査報告と質疑、討論は一括して行いますが、採決は、議案ごとに行います。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の恒田でございます。  ただいま議題となりました議案第14号 篠山市国民健康保険条例の一部を改正する条例、並びに議案第15号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、民生福祉常任委員会の審査についての主な内容を御報告申し上げます。  両案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  議案第14号の改正趣旨等については、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律(平成27年法律第31号)の施行に伴う国民健康保険法(昭和33年法律第192号)の改正による国民健康保険の都道府県化関連の改正及び「診療報酬の算定方法」の改正により、篠山市国民健康保険条例の一部を改正するものです。  次に、議案第15号の改正趣旨については、平成30年4月からの国民健康保険広域化に伴い、県と市が共同保険者となり、国民陣康保険制度を運営します。このことにより、保険給付費等を県が算定し、その保険給付費等により市町村国民健康保険事業費納付金が算定されます。保険給付に必要な費用は、県から市町へ支払われ、市町は、県が決定した市町ごとの国民健康保険事業費納付金(医療分・後期高齢者支援金分・介護分)より保険税率を決定し、県へ納付します。また、兵庫県が示す標準的な保険料算定方式が3方式(所得割・平等割・均等割)のため、算定方式を4方式(所得割・資産割・平等割・均等割)から3方式へ変更し、保険税率を改正するものです。  担当部署からの説明を受けた後、審査に入りました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告申し上げます。  委員より、国民健康保険の財政運営が広域化する中、事務量に変化はあるのかとの質疑が出され、当局より、事務量の見通しは難しく、実際に業務をこなす中で把握していくことになると考える旨の回答がありました。  また、基金の運用についてはどのように考えているのかとの質疑が出され、平成29年度当初においては、国保財政が広域化されるに伴い、保険料の大幅な増額も視野に入れつつ、基金を取り入れて上昇幅を抑制することも想定していた中、平成30年1月中旬に県から納付金の連絡があり、前年度比で約1%の上昇であったことから、基金の投入はしていない。基金残高としては約5億円ある中、今後も医療費は右肩上がりになると予想しており、医療費動向を見ながら適切に運用していきたい旨の回答があり、被保険者に理解いただけると考えて、基金は投入しなかったと考えてよいかとの質疑が出され、これまでより上げ幅は小さいこと等、理解いただけると考えている旨の回答がありました。  質疑終了の後、討論を行った結果、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第14号並びに議案第15号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、一括して委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから、一括して討論を行います。  討論はありませんか。
                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第14号 篠山市国民健康保険条例の一部を改正する条例を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第14号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第15号 篠山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第15号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第18  議案第16号 篠山市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条                例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第18.議案第16号 篠山市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、民生福祉常任委員長の報告を求めます。  恒田民生福祉常任委員長。 ○民生福祉常任委員長(恒田正美君)(登壇)  民生福祉常任委員会委員長の恒田でございます。  ただいま議題となりました議案第16号 篠山市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について、民生福祉常任委員会の審査についての主な内容を御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  本条例の改正趣旨等については、高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号)第55条の2の規定が新設されることに伴い、関連する条例の改正を行うとともに、後期高齢者医療保険料の延滞金算定に係る本則条例の整備と、附則でその割合の特例を定める条例改正を行うものです。  担当部署からの説明を受けた後、審査に入りました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告申し上げます。  委員より、住所地特例対象者はどの程度いるのか。また、今後、住所地特例の方がふえる見込みはあるのかとの質疑が出され、当局より、住所地特例を受けておられる方は29名であり、しばらくふえる見込みはない旨の回答に対し、現時点では、国民健康保険財政への影響は余りないと考えてよいかとの質疑が出され、そう認識いただいて差し支えないと考える旨の回答がありました。  質疑終了後、討論を行った結果、討論はありませんでした。その後、表決を行いました結果、議案第16号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第16号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第16号は、委員長の報告のとおり可決されました。  ここで、暫時休憩といたします。再開は11時ちょうどといたします。               午前10時45分  休憩               午前11時00分  再開 ◎日程第19  議案第17号 篠山市農業共済条例の一部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第19.議案第17号 篠山市農業共済条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、産業建設常任委員長の報告を求めます。  小畠産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(小畠政行君)(登壇)  産業建設常任委員会委員長の小畠です。  ただいま議題となりました議案第17号 篠山市農業共済条例の一部を改正する条例について、産業建設常任委員会の審査報告を申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものです。  条例改正の趣旨としては、農業災害補償法が改正され、保険制度の趣旨である公平の原則に基づき、危険段階基準共済掛金率の義務化が定められたことから、これまでの共済掛金標準率に変え、畑作物共済及び園芸施設共済に関し新たな掛金率を導入しようとするものです。  委員会では、当局からの説明を受け、審査を行いました。以下、審査の過程におきまして各委員から出された質疑、意見のうち、主な事項を御報告申し上げます。  まず、委員から、危険段階基準共済掛金率を導入することによって、農業共済はどのように変わるのかとの質疑が出され、当局から、被害の多少に応じ掛金率に差をつけることにより、被害の多い農家の掛金は高く、被害の少ない農家は低くなるため、公平な負担感となるとの回答がありました。また、委員から、現在はどのような掛金率になっているのかとの質疑が出され、当局から、全ての農家に一律である基準共済掛金率であるとの回答がありました。  次に、委員から、掛金率に差がつくことで、評価や共済金の支払いにも差が出るのかとの質疑が出され、当局から、評価や共済金の支払いはこれまでどおりであるとの回答がありました。  続いて、委員から、毎年被害が発生した場合、年々掛金率は上がるのかとの質疑が出され、当局から、掛金率の改定は3年に1度であるため、3年間は据え置き、掛金率改定の年に事故率が掛金率に反映されるとの回答がありました。さらに、委員から、農家の栽培管理能力や立地条件などにより事故率は左右される。獣害においては、農家の対策により違いが出るのではないかとの質疑が出され、当局から、立地条件の差は掛金率に加味していない。農家の管理不十分により事故が発生したと想定される場合は分割評価しており、今後もそうした対応でいきたいとの回答がありました。  最後に、委員から、掛金が上がることにより被害申告をしない農家や加入しない農家が出ることも想定される。掛金が減少した場合、共済事業の運営に問題はないかとの意見が出され、当局から、掛金の上昇以上に共済金の支払いがあるため、被害申告が少なくなることはないと思われる。掛金収入が少なくなっても国への再保険制度もあり、共済金が支払えない事態にはならないとの回答がありました。  以上の質疑を行った後、討論において反対はなく、表決の結果、議案第17号は、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告といたします。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第17号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第17号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第20  議案第18号 篠山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償                に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第20.議案第18号 篠山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。  本案について、総務文教常任委員長の報告を求めます。  栗山総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  総務文教常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました議案第18号 篠山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。  本案につきましては、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。  提案内容は、幼稚園及び認定こども園における環境衛生管理については、必要に応じて小学校に配置している薬剤師が担っていましたが、学校保健安全法により、幼稚園及び認定こども園にも薬剤師を配置するものとされているため、今回、小学校と同様に、条例により報酬を定め、各園に薬剤師を配置しようとするものであります。  委員会では、当局から説明を受け、審議を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告申し上げます。  まず、幼稚園及び認定こども園に配置しようとする学校薬剤師は、非常勤職員とのことであるが、年間の出勤日数は何日ぐらいかとの質疑に対し、学校薬剤師に担っていただく主な業務は、保育室の換気や湿度といった環境検査が年2回、採光や照明の検査が年2回、騒音検査が年2回、水質確認が年1回であり、非常勤職員として年数回、お世話になる予定である旨の回答を受け、学校薬剤師は、環境検査や水質検査等の分野を熟知されているということかとの質疑が出され、小学校や中学校においてもそうした業務を担っていただいており、熟知されている。幼稚園とこども園で合わせて10名の薬剤師にお世話になる予定である旨の回答がありました。  以上、質疑終了後、討論を行いました結果、討論はありませんでした。その後、採決を行いました結果、議案第18号については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。
                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第18号を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第18号は、委員長の報告のとおり可決されました。 ◎日程第21  議案第40号 篠山市放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一                部を改正する条例 ○議長(渡辺拓道君)  日程第21.議案第40号 篠山市放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  芦田教育部長。 ○教育部長(芦田 茂君)(登壇)  教育部長の芦田です。  議案第40号 篠山市放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書は1ページ、新旧対照表、そして議案第40号説明資料をごらんください。  古市児童クラブについては、現在、古市コミュニティ消防センターで実施をいたしておりますが、平成30年4月1日から見内地内に新築をしております、新たな施設に移転して実施するため、古市児童クラブの位置を、波賀野682番地の2から、見内1番地に改めるものです。  なお、施行期日につきましては、平成30年4月1日としております。  以上で、提案理由の説明とさせていただきます。  議審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺拓道君)  提出者の説明が終わりました。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第40号を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第40号は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第22  議案第30号 平成30年度篠山市一般会計予算  日程第23  議案第31号 平成30年度篠山市住宅資金特別会計予算  日程第24  議案第32号 平成30年度篠山市下水道事業特別会計予算  日程第25  議案第33号 平成30年度篠山市農業集落排水事業特別会計予算  日程第26  議案第34号 平成30年度篠山市国民健康保険特別会計予算  日程第27  議案第35号 平成30年度篠山市後期高齢者医療特別会計予算  日程第28  議案第36号 平成30年度篠山市介護保険特別会計予算  日程第29  議案第37号 平成30年度篠山市農業共済事業会計予算  日程第30  議案第38号 平成30年度篠山市水道事業会計予算 ○議長(渡辺拓道君)  日程第22.議案第30号 平成30年度篠山市一般会計予算から、日程第30.議案第38号 平成30年度篠山市水道事業会計予算までの9件を一括議題とします。  本案について、予算特別委員長の報告を求めます。  なお、審査の報告と質疑、討論は一括して行いますが、採決は、議案ごとに行います。  園田予算特別委員長。 ○予算特別委員長(園田依子君)(登壇)  予算特別委員長の園田でございます。  ただいま議題となりました議案第30号 平成30年度篠山市一般会計予算から、議案第38号 平成30年度篠山市水道事業会計予算までの9議案についての予算特別委員会の審査について、一括して御報告申し上げます。  9議案につきましては、去る2月21日の本会議において、当委員会に付託されたものです。総務文教・民生福祉・産業建設の各分科会に審査依頼し、審査を行いました。以下、各分科会での審査の過程におきまして、各委員から出されました質疑、意見のうち、主な事項について、御報告申し上げます。  まず初めに、一般会計予算について、コミュニティセンター管理費に関し、要望によりエレベーターを設置していくと認識しているが、1年間でどの程度設置しようとしているのか。また、その他エレベーター設置の必要性が考えられる2階建て以上の施設はどの程度あるのかとの質疑に対し、地域の要望があり、必要性があると判断できれば設置していくという考えである。しかしながら、市の財政状況も考えなければならないので、要望に対して全て設置するのか、あるいは優先順位を決めて設置するのかについては、検討する必要があると考える。また、公民館、コミュニティセンターでエレベーターの設置がないのは5カ所と把握している旨の回答がありました。  次に、ふるさと篠山に住もう帰ろう運動推進事業に関し、3月補正予算で大幅な減額をしたにもかかわらず、30年度も29年度と同じような事業内容で予算計上されているが、どのような考えかとの質疑に対し、現状に合わせて3月補正で減額させていただいたが、当初予算はその減額後の予算に合わせた。高過ぎない目標設定で事業実施していきたいと考えている。しかしながら、補助金の交付による施策については一定の限界があると考える。行政だけの課題ではなく、自治会単位で自分事と考えていただくような取り組みに移行していきたい。さらに、篠山市にかかわる関係人口をふやすことも考えていきたい旨の回答がありました。  次に、学校施設維持管理費に関し、約3億円の予算計上となっているが、今後も同額程度の予算が見込まれるのかとの質疑に対し、学校施設維持管理費は、大規模改修工事関係の予算と各学校の改修工事予算で構成している。このうち、30年度の大規模改修工事については、城東小、城南小、西紀小、篠山養護学校の4校、また31年度は3校、32年度は2校での実施を予定している。大規模改修工事については、今後、対象校数が減るとともに、建築年の新しい施設が対象となることから、予算は減っていく可能性もある一方で、各学校の改修工事については、老朽化の進展に伴い工事件数、費用ともに増加することが想定される状況である旨の回答がありました。  次に、学習環境支援事業に関し、教育研究所(仮称)の平成32年度開所に向け、平成30年度から準備を進めていくとのことであるが、具体的にどのように進めていくのかとの質疑に対し、平成30年度については、研究資料を購入するほか、研究所のあり方について、研究所の持つ機能、教職員の研修業務、研究に係る業務等について整理していくこととしている旨の回答がありました。  次に、安定ヨウ素剤配布事業に関し、ことしが見直しの時期になっているが、どのような検証をされたのか確認しておきたいとの質疑に対し、検証結果は、安定ヨウ素剤事前配布事業3年間の報告書をもって取りまとめている。国内の原子力発電所の動向も加え、市民アンケートの結果でも安心したという意見も多かったことから、効果があったと考えている。今後も引き続き安定ヨウ素剤の配布事業を行っていきたい。また、原子力災害対策検討委員会でも報告を行い、全会一致で今後の方針に支持いただいている旨の回答がありました。  次に、塵芥処理費に関し、地元自治会との約束を踏まえ、市清掃センターの今後のあり方についての検討はどのような状況かとの質疑に対し、現在、地元との約束である平成38年度以降のごみ処理を行う場所の選定作業を職員プロジェクトにおいて行っている。今後、その結果を、清掃センター検討委員会で協議をいただく方向で考えている。職員プロジェクトについては、開発関係等の分野に強い職員9名で常設委員を構成し、それとは別に文化財関係等、専門分野に強い専門委員会を6人で構成している。昨年の10月10日に第1回の会議を行い、常設委員が候補地を持ち寄り、それぞれメリットやデメリット、また、埋蔵文化財の状況等や概算の事業費等を整理し、十数カ所の候補地を数カ所に絞り込む作業を行っている。今後、職員プロジェクトによる候補地の絞り込みを完了し、理事者の判断を仰いだ後、平成30年度の早い段階で検討委員会に諮りたいと考えている旨の回答がありました。  次に、妊娠・出産包括支援事業に関し、新生児聴覚検査補助事業について、上限5,000円という金額の根拠及び人数の見込みはとの質疑に対し、市内医療機関では、5,000円で検査を行っているため、その金額とした。対象人数は、新生児全員に実施することにしている。新生児のうち、86.5%は有料でも検査を受けており、残りの約15%の新生児については、有料という理由で検査を受けていないことから、全ての赤ちゃんに検査を受けてもらうために費用助成を行うものである旨の回答がありました。  次に、次世代育成支援対策事業に関し、赤ちゃんの駅設置事業補助金について、3団体を想定しているということであるが、具体的に候補となる団体はあるのかとの質疑に対し、赤ちゃんの駅の交付金は、民間業者を対象としており、現在、具体的な候補はないが、これから商工会等を通じて、また広報紙やホームページを通じて周知する予定である旨の回答がありました。  次に、景観形成事業に関し、丹波篠山ロマン街道の指定をした後、それをどう生かすのかとの質疑に対し、市内の多くの魅力を広く紹介していくのが目的である。ルートマップの活用に当たっては、ロマン街道の近くで食事などをしてもらったり、まちづくり協議会などで、イベントの企画や地域の散策・案内など、広く活用できるように努めていきたい旨の回答がありました。  次に、観光客誘致促進事業に関し、(仮称)丹波篠山観光ステーションに観光推進専門員を配置することについて、観光拠点のスタッフは笑顔が大事で、情報も発信していかなくてはいけない。篠山口駅は大事な場所になるので、観光推進専門員がよいのか検討してほしいとの意見に対し、人は笑顔が大事で、専門的な知識も欠かせない。外国語が堪能な好印象が与えられる人材を配置したい旨の回答がありました。  次に、集落営農推進事業に関し、集落営農アドバイザーはまちづくり協議会単位で派遣し、集落営農の推進を行おうとするのかとの質疑に対し、農家が減少する中、単独集落でできないことでも、まち協をエリアとすることでスケールメリットを生かそうとの考えで、3月に募集を進める計画である旨の回答がありました。  次に、特産物普及PR事業に関し、台湾への出店商談の今後の展望はとの質疑に対し、事業取り組み当初から3年が1つの区切りと考えており、平成30年度が3年目となる。30年度に評価検証を行い、今後の取り組みを検討する旨の回答がありました。  次に、農業委員関係費に関し、農業委員の改選に当たって、地域性をどのように考えるかとの質疑に対し、農業委員の定数は19人であるが、地域割りはなく、市全域から19人を選任する。農地は地域とのかかわりがあるので、改選では自治会に推薦を求め、ある程度バランスのとれた委員の選出となった。今後においても、地域とのかかわりを踏まえた選考になると考える旨の回答がありました。  次に、住宅資金特別会計予算について、償還残額の償還計画はあるのかとの質疑に対し、平成30年度滞納繰り越し分の収入は約266万4,000円で、滞納分残額は4,440万2,914円であることから相当な年数になる。滞納者は23人で、うち15人は少額でも支払いがある。返済は長期間になる者もいるが回収を行っていきたい旨の回答がありました。  次に、下水道事業特別会計予算について、特定環境保全公共下水道事業に関し、ストックマネジメント計画策定業務はいつごろ完成かとの質疑に対し、平成29年度の診断結果を受けて30年度に方針策定、その後5年ごとに見直し、健全度を確認することになる旨の回答がありました。  次に、農業集落排水事業特別会計予算について、農業集落排水管理費に関し、水洗化率の見込みの根拠と人口減少による影響はとの質疑に対し、公共桝の設置数とその接続数から率を求めている。今後空き家がふえれば未接続がふえて影響が出てくることも予測される旨の回答がありました。  次に、国民健康保険特別会計予算について、東雲診療所管理費に関し、東雲診療所ベッド型マッサージ器の更新について、他の診療所にも設置しているのか。利用者にとっては身近な診療所でリハビリができればよいが、診療所として、提供すべきサービスと認識しているのかとの質疑に対し、東雲、今田診療所は設置しているが、草山診療所には設置していない。まずは、身近なかかりつけ医に診ていただき、大きな病気等、対応できない場合は、ささやま医療センターや岡本病院で診察、処置していくものと考える中、東雲診療所については、高齢者が多い地域でもあることから、軽度な病気やリハビリについては、診療所で対応できればと考えている旨の回答がありました。  次に、介護保険特別会計予算について、第7期介護保険事業計画における予算や給付費の基本的な考え方はどうかとの質疑に対し、高齢者世帯やひとり暮らし世帯、障がい者世帯等がふえており、地域での助け合いに限界が生じてきていることを危惧する中、介護保険では、軽度の方への支援を手厚くすることが難しいため、いきいき塾の活用等、自身での介護予防の取り組みが大切であると考えている。誰もが住みなれた地域で最後まで生活することは難しいことから、高齢者住宅等での生活を含め、総合的に考えていく必要があると考えている旨の回答がありました。  次に、農業共済事業会計予算について、家畜共済勘定に関し、家畜共済の技術料とはどのようなものかとの質疑に対し、家畜診療所に支払う獣医師の診療費用である旨の回答がありました。  次に、水道事業会計予算について、水道事業収益に関し、水道料金の件数と水量の減の要因はとの質疑に対し、件数は単身世帯がふえたため増加しているが、水量については、1戸当たりの使用量の減少により減っている旨の回答がありました。  なお、後期高齢者医療特別会計予算については、分科会審査において、質疑等はありませんでした。  民生福祉分科会座長報告に対しては、各委員より、安定ヨウ素剤配布事業に関し、市民の中にはアレルギー等、体質的に安定ヨウ素剤を服用できない方もいること等を踏まえ、受領者が一定自己負担いただくことも必要ではないか。事業継続に当たっては、所管委員会として、事業の検証を含め、調査等をすべき事案であったと考えるなどの質疑や意見が出されました。  座長報告に対する質疑終了後の議員間討議では、各委員から、問診によりヨウ素剤を受領したくても受領できない方もある。全員が受領できないのであれば一部自己負担を求める考えがないのかどうか、市長に確認する必要があるのではないか。今後、事業を継続していく中で、自己負担について検討を行う余地があるのかどうかを確認してほしい。事業の効果に関しては、検証を行ったことが伺えるが、「今後の国の原子力対策の状況の変化を判断する必要」については、今後も国の原子力対策の動向を見きわめる必要はあるなどの意見があり、協議を行った結果、「安定ヨウ素剤配布事業について」、予算特別委員会の総意として、市長に対し質問を行いました。なお、質問は、委員長からの一問一答方式で行いました。  私が委員会を代表し、安定ヨウ素剤配布事業について、平成27年度の事業開始後、3年経過したことから、安定ヨウ素剤事前配布の効果等の検証が行われ、全員協議会で報告があった。しかしながら、その報告によると、安定ヨウ素剤の受領者数は1万3,119人と対象者の31.1%となっており、問診の結果、服用ができない方もいる中で、対象者全員が安定ヨウ素剤を受領していると言いがたい。今後も公費で事業を進めていく上で、公平性の観点からも一定の自己負担を求めるという考えはないのかとの質問を行い、市長からは、篠山市では安定ヨウ素剤の事前配布に係る受領については、成長期にある子どもたちに特に受領を進めている。成長期の子どもたちへの配布状況は、3歳以上13歳未満の子どもたちには80%を超えており、また、40歳未満においても49.7%と大変多くの方に受領いただいていると考えている。平成28年度に実施した安定ヨウ素剤の保管状況に関するアンケートの中で6割を超える方が配布前に比べて安心ができたと回答いただいており、受領された方に一定の安心を与えるという効果を与えることができている。また、事前配布説明会などを通して、いざというときに安定ヨウ素剤を服用する手順、また、原子力災害に備えた知識などを身につけていただいたことなどは大きな効果であったと考えられる。配布当時の新聞記事においても受領いただいた方からは、「子どもは宝で、大人には守る責任がある。篠山市では私たちの不安に対応しようとしており、市民が大切にされていると感じた」という記事も掲載されている。  また、予算額については、事前配布1年目の平成27年度の予算額は592万円であったが、3年目の更新時期である平成30年度の予算額は400万3,000円と、200万円の削減を図っているところである。自己負担を求めることについては、実費は極めて安く1丸が5円、また個人用容器は30円という金額であることから、わずかなお金を徴収するのにかえってその手順や余分な経費がかかることもあり得るので、篠山市としては自己負担を求めずに、今後においてもこの事業が継続して続けられるように、常に見直しを行いながら、できるだけ経費と手間をかけないように配布を続けていくという考えであるとの回答がありました。  市長への確認質問終了後、討論を行いました結果、討論はなく、採決を行いました結果、議案第30号、35号、36号の3議案については賛成多数、また、議案第31号、32号、33号、34号、37号、38号の6議案については、全員賛成で、原案のとおり可決するものと決定いたしました。  表決終了後、議案第30号 平成30年度篠山市一般会計予算に対し、3名の委員から附帯決議案が提出されました。附帯決議案の提案理由及び内容は次のとおりです。  平成27年度より開始された安定ヨウ素剤配布事業について、小さな子どもを持つ保護者からは、安心するという声が多くあり、事業開始後3年経過したことから、市においてその効果等を検証し、平成30年度も継続して事業を実施していくことについては異論はない。しかしながら、国の基準と異なる範囲での配布でもあり、また、今後、国の原子力対策の状況の変化も起こり得るかもしれないことから、再度3年後に検証し、その結果を議会に報告いただきたい。よって、「安定ヨウ素剤配布事業について、事業開始3年の検証の結果、継続して事業を実施する。しかしながら、その効果及び今後の国の原子力対策の状況の変化を判断する必要があるとともに、3年後に市民等への公平な事業実施のあり方を検討すること」を強く求める。  附帯決議案に対して、委員から、今回提案のあった附帯決議の内容は、3年前の附帯決議と同趣旨であると理解してよいかとの質疑があり、提案者からの3年前の附帯決議と同趣旨である旨の回答を受け、「市民等への公平な事業実施のあり方を検討すること」についてはどうかとの質疑があり、提案者からは、一定の自己負担を求めてはどうかとの意見もあったことから、所管委員会において3年間かけて議論してほしいとの意味を含んでいる旨の回答がありました。  質疑終了後、討論を行いました結果、討論はなく、採決を行いました結果、賛成多数で、議案第30号 平成30年度篠山市一般会計予算に附帯決議を付すものと決定いたしました。  議員各位におかれましては、予算特別委員会の決定どおり、御賛同賜りますようお願いします。  なお、今回の審査において、各分科会や全体会審査の中で出された多くの意見等につきましては、執行部において十分な検討をいただくとともに、とりわけ、附帯決議を付すことに至った経緯を十分に踏まえていただき、今後の予算執行に反映いただきますよう申し添え、審査の報告とさせていただきます。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、一括して委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  安井博幸君。 ○14番(安井博幸君)  議席番号14番、安井博幸です。  議案第30号 一般会計予算の防災基盤整備事業に関し、お尋ねします。  (仮称)大山コミュニティ消防センターについてですが、人口減少に伴う市の財政状況を考えると、公共施設をどのように統廃合していくかが重要であると考えます。当該コミセンの総事業費は2億7,000万円ほどを超える規模ですが、この規模を適正かどうかということに関して、審議は行われたのか、お尋ねいたします。
    ○議長(渡辺拓道君)  園田委員長。 ○予算特別委員長(園田依子君)  そのことに関しまして、全体会の中での意見はございませんでしたので、ここでの回答は控えさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから、一括して討論を行いますが、討論に際しては、冒頭に議案番号を述べていただきますようお願いします。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  議長との声がありますので、これから討論を行います。  まず、原案に反対者の発言を許します。  前田えり子君。 ○1番(前田えり子君)(登壇)  議席番号1番、前田えり子です。  議案第30号 平成30年度篠山市一般会計予算、議案第35号 平成30年度篠山市後期高齢者医療特別会計予算、議案第36号 平成30年度篠山市介護保険特別会計予算に反対の討論をします。  篠山市では、再生計画の実行により、収支見通しでは平成31年度に収支バランスがとれる見込みになってきました。「花を咲かせよう予算」とうたわれる平成30年度予算、当初予算は、篠山再生に取り組みつつ町の魅力をますます高めるまちづくりを進めるともに、住みよさを実感していただける取り組みを推進しますとして、基金の繰り入れも多くの事業で行われ、子育て支援、定住促進、農業施策、企業振興、原子力防災の取り組みなど、先進的、積極的な事業も多く、計画されている事業の1つ1つについて、反対するところではありません。  しかし、平成20年に策定した篠山再生計画は、計画の当初から行政、議会、職員、市民みんなで痛み・負担を分かち合うとして進められ、職員定数の削減や給与カットが行われ、住民サービスが削られてきました。その考えのもとに平成30年度においても引き続き、財政再建が取り組まれようとしています。  また、国による医療や介護の制度がどんどん悪くなる中で、住民の命と暮らしを守る自治体の役割は大きくなっています。4月から後期高齢者医療保険料や介護保険料・利用料が引き上げられます。介護保険料は、65歳以上の高齢者、後期高齢者医療保険料は、75歳以上の後期高齢者、多くの方が年金からの天引きです。年金額が据え置かれたもとで、介護や医療の保険料負担は実質年金額の引き下げに等しく、受診や介護サービスの利用の抑制を招きかねません。高齢者の暮らしと命を脅かすものです。国民に「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保障した憲法25条の理念にも反します。  自治体の中には、一般会計から特別会計への繰り入れを、繰り出しを行うなどして、保険料などの負担を独自に抑制しているところもあります。それでも自治体の対策には限度があり、保険料・利用料の値上げをせずに制度の充実を図り、安心できる制度にするには、国の負担割合を大幅にふやすしかありません。  日本共産党は、国庫負担割合、現在25%を10%引き上げ、将来的には国庫負担50%に引き上げることを提案しています。その財源は、消費税ではなく、富裕層や大企業に応分の税負担を求めることで確保できると考えています。  誰もが住みなれたところで安心して暮らせるように、国に対しても要望し、提言もし、命と暮らし最優先に市政が執行されることを願って、反対の討論といたします。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。  向井千尋君。 ○9番(向井千尋君)(登壇)  議席番号9番、向井でございます。  ただいま議題となっております議案第30号 平成30年度篠山市一般会計予算から、議案第38号 平成30年度篠山市水道事業会計予算までの9議案について、一括して賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  平成30年度当初予算は、篠山再生計画に取り組みつつ、町の魅力をますます高めるまちづくりを進めるとともに、市民の一人一人にとって住みよさが実感できる取り組みを推進するため、1「日本遺産、景観刷新、観光」、2「農都創造」、3「子育て、定住促進、雇用」、4「医療、公共交通」の4つを柱として、編成されています。  平成30年度は、平成31年度の市制20周年に向けて、非常に重要な年度でもあります。その中にあって、限られた財源の中、最大の効果を発揮していくための予算が編成されていると考えるところです。  財政の健全化に取り組んでいかなければならない中にあっても、高齢化の進む本市において、社会保障費の占める割合は大きく、次期におけるそれぞれの社会福祉計画に基づく予算が立てられていると考えます。中でも、介護保険特別会計予算においては、保険料額が全国平均で6,192円に対し、本市においては5,880円となっており、全国的に見ても介護保険財政が厳しい中で、市民の負担をできるだけふやさないよう努力したものと考えます。  このように、国民健康保険や介護保険など、福祉や市民生活にも配慮された予算が編成されていることを確認できましたことから、当初予算案に賛成するものです。  議員各位におかれましては、市制20周年に向けた「花を咲かせよう予算」に御賛同いただきますことをお願いして、賛成討論といたします。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、原案に反対者の発言を許します。  安井博幸君。 ○14番(安井博幸君)  議席番号14番、安井博幸です。  議案第30号 平成30年度篠山市一般会計予算の防災基盤整備事業に関し、反対の立場で討論をさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  安井議員、個別の分はできませんので、全体に対して反対ということでの答弁ならお願いします。 ○14番(安井博幸君)  わかりました。失礼しました。  公共施設をどのようにこれから統廃合していくかが重要な場合におきまして、この消防コミュニティセンターのような施設を住民の要望とはいえ、拡充していくことは市の財政、そして将来の負担というものを考えますと、非常に危ういものを感じます。やはりもっと精査をして、減らせるべきところは減らして、減らした上で、事業を推進していただきたいと願うわけです。  その点から、私はまだ減らせる余地があると、まだスリム化する余地があると考え、この30年度予算に反対させていただきます。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、原案に賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  次に、原案に反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  これで討論を終わります。  これから、議案第30号 平成30年度篠山市一般会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立多数です。  したがって、議案第30号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第31号 平成30年度篠山市住宅資金特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第31号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第32号 平成30年度篠山市下水道事業特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第32号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第33号 平成30年度篠山市農業集落排水事業特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第33号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第34号 平成30年度篠山市国民健康保険特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第34号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第35号 平成30年度篠山市後期高齢者医療特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立多数です。  したがって、議案第35号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第36号 平成30年度篠山市介護保険特別会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立多数です。  したがって、議案第36号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第37号 平成30年度篠山市農業共済事業会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第37号は、委員長の報告のとおり可決されました。  次に、議案第38号 平成30年度篠山市水道事業会計予算を採決します。  本案に対する委員長の報告は、原案可決です。  委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第38号は、委員長の報告のとおり可決されました。
     ここで、暫時休憩といたします。再開は午後1時といたします。               午前11時54分  休憩               午後 1時00分  再開 ◎日程第31  議案第41号 平成29年度篠山市一般会計補正予算(第13号)  日程第32  議案第42号 平成29年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第5                号)  日程第33  議案第43号 平成29年度篠山市農業集落排水事業特別会計補正予算                (第5号) ○議長(渡辺拓道君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第31.議案第41号 平成29年度篠山市一般会計補正予算(第13号)から、日程第33.議案第43号 平成29年度篠山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)までの3件を一括議題とします。  議案の朗読を省略し、提案理由の説明を求めます。  まず、議案第41号について、稲山政策部長。 ○政策部長(稲山 悟君)(登壇)  それでは、ただいま御上程賜りました議案第41号 平成29年度篠山市一般会計補正予算(第13号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  今回の補正は、市道西峠線ののり面崩壊防止及び早期復旧に係る事業費のほか、台風21号により被災した道路・河川、農地農業用施設の復旧など、年度内完了が困難となった27事業について、平成30年度への繰り越しをお願いするものです。  結果、第1条の歳入歳出の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,400万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ222億7,014万6,000円とするものです。  それでは、予算書9ページをお開きいただき、歳出予算について御説明いたします。  14款 災害復旧費、1項 公共土木施設災害復旧費、1目 道路橋りょう災害復旧費1,400万円の追加は、後川上ノ西地内の市道西峠線ののり面崩壊に係るもので、本年1月15日、16日ののり面崩壊により3.5メートルの幅員が1メートル程度となり、現在は通行どめとなっているため、早期に工事を実施するために今回計上させていただいております。財源は全額一般財源で、財政調整基金繰入金により措置をしています。  次に、第2条の繰越明許費につきましては、予算書3ページの第2表 繰越明許費で順に説明させていただきます。  まず、2款 総務費、1項 総務管理費 景観まちづくり刷新モデル事業は、市営西町駐車場の整備で、整備区域の調整に日数を要したもので、繰越額は3,410万円、平成30年8月30日の完成を見込んでいます。  コミュニティセンター管理費は、岡野文化会館、玉水会館のエレベーター設置工事で、設置場所の決定等に時間を要したもので、繰越額は2,820万8,000円、平成30年5月31日の完成を見込んでいます。  次に、3款 民生費、2項 児童福祉費 たきこども園整備事業は、実施設計委託及び旧幼稚園舎の解体撤去で、解体作業は春休み中に実施するため繰り越すもので、繰越額は1,812万5,000円、完了は平成30年6月30日を予定しています。  次に、6款 農林水産業費、1項 農業費 農業用施設災害復旧支援事業は、台風21号による被害者に対する支援事業で、復旧支援が年度を超えて行われるために繰り越すもので、繰越額は4,269万7,000円、完了は平成31年3月29日を予定しています。  生産調整対策事業は、特産振興プラン策定交付金で、集落内でのプラン策定に時間を要するための繰り越しで、繰越額は1,360万8,000円です。  鳥獣被害防護事業は、猿用電気柵設置事業において、積雪により自治会等での事業実施に不測の日数を要し、年度内での事業実施が困難となったことにより繰り越しを行うもので、繰越額は210万6,000円、完了は平成30年4月19日を予定しています。  ため池等整備事業は曽地川堤防擁壁設置工事で、年度内の工期確保が困難なことから繰り越すもので、繰越額は268万8,000円、完成は平成30年5月4日を予定しています。  次に、2項 林業費 市単独治山事業は、西谷地内渓流工整備事業補助で、地元内の調整に日数を要したためで、繰越額は100万円、完了は平成30年5月15日を予定しています。  県単独補助治山事業は火打岩地内の山腹復旧工事で、測量調査設計業務に日数を要したことによるもので、繰越額は800万円、完成は平成30年7月31日を予定しています。  7款 1項 商工費 商工振興施設管理費は陶の郷の屋根改修工事で、設計等に時間を要したことによるもので、繰越額は954万3,000円、完成は平成30年5月31日を予定しています。  景観まちづくり刷新モデル事業は、大正ロマン館授乳室改修等で、3月補正予算での上程で工期の確保が困難なための繰り越しで、繰越額は337万2,000円、完成は平成30年5月31日を予定しています。  次に、8款 土木費、2項 道路橋りょう費 道路維持管理費は、修繕箇所の測量や設計に日数を要したため16件が年度末までの完成が困難となったために繰り越すもので、完成は平成30年6月30日を予定しています。繰越額は2,150万9,000円です。  国庫補助道路整備事業は、般若寺橋橋りょう修繕工事ほか2件で、県管理河川にかかる橋梁で、足場の占有が許可される渇水期の着工となったことなど、年度内の完成が困難となり繰り越すもので、繰越額は1,711万2,000円、完成は平成31年2月28日を予定しています。  市単独事業は、災害復旧工事を優先した結果、年度内の完了が困難になったもので、市道黒岡乾新町線道路改良ほか2件の繰り越しで、繰越額は2,610万8,000円、完成は平成30年10月31日を予定しています。  景観まちづくり刷新モデル事業は城東線ほか2路線で、関係機関との調整に日数を要したことによるもので、繰越額は1億1,969万5,000円、完成は平成30年12月31日を予定してます。  橋りょう維持管理費は長寿命化のための修繕で、災害復旧工事を優先した結果、年度内の完了が困難になったもので、繰越額は719万9,000円、完成は平成30年12月31日を予定しています。  3項 河川費 河川維持修繕事業は安口南谷川ほか2件の繰り越しで、災害復旧工事を優先したことによるもので、繰越額は431万5,000円、完成は平成30年6月30日を予定しています。  ふるさとの川再生事業は、候補地選定に不測の日数を要したことによる繰り越しで、繰越額は1,900万円、完成は平成31年2月28日を予定しています。  4項 都市計画費 景観形成事業は、丹波篠山グランドデザインの協議等に時間を要したことによる繰り越しで、繰越額は205万3,000円、完成は平成30年9月30日を予定しています。  景観まちづくり刷新モデル事業、繰越額2,545万円は無電柱化に関するもので、詳細設計に時間を要したことにより、完成は平成31年3月22日を予定しています。  続いて、1,010万円の繰り越しは、篠山城跡公園整備の桜植栽で、対象物件及び工法の選定に日数を要したことによるもので、完成は平成30年1月31日を予定しています。  次に、9款 1項 消防費 非常備消防施設管理整備費は、新荘地内の消防団詰所兼車庫及び草山地区消防センター改修工事で入札の不調により不測の日数を要したことによるもので、繰越額は1,459万1,000円、完成は平成30年5月31日を予定しています。  防災基盤整備事業は、西浜谷、東吹地内の防火水槽新設工事等で、地盤対策に不測の日数を要したことによるもので、繰越額は2,872万2,000円、完成は平成30年5月31日を予定しています。  次に、10款 教育費、1項 教育総務費 学校地域連携事業は、社会科副読本の改訂及び編集作業に時間を要したことによる繰り越しで、繰越額は226万8,000円、完了は平成30年4月20日を予定しています。  14款 災害復旧費、1項 公共土木施設災害復旧費 道路橋りょう災害復旧費は、台風21号による災害復旧事業10件、及び今回の補正予算で計上しております西峠線の災害復旧事業費で、諸手続に時間を要したなど年度内の工期確保が困難なために繰り越すもので、繰越額は6,085万円、完成は平成30年12月31日を予定しています。  河川災害復旧費も台風21号による災害復旧事業費で、大藤川ほか13件について、諸手続に時間を要したことにより、年度内工期の確保が困難なために繰り越すもので、繰越額は、5,796万5,000円、完成は平成30年12月31日を予定しています。  2項 農林水産業施設災害復旧費 農地農業用施設災害復旧費も台風等によるもので、圃場や水路、農道等34件について、国との事務調整や入札の不調等により繰り越すもので、繰越額は3,139万9,000円です。  以上、平成30年度へ繰り越そうとする事業は27件、繰越額は、6億1,178万3,000円です。これら繰越事業におきましては、一日も早い事業の完成に向け、努力いたしますので、御理解いただきますようお願いいたします。  以上で、提案理由の説明とさせていただきます。  御審議をいただきまして、御決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、議案第42号及び議案第43号について。  酒井上下水道部長。 ○上下水道部長(酒井一弘君)(登壇)  ただいま御上程いただきました議案第42号及び第43号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  このたびの補正予算につきましては、平成29年度中に完了しない工事等につきまして、繰越明許費として、平成30年度へ繰り越そうとするものでございます。  議案第42号 平成29年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第5号)につきまして、補正予算書をごらんいただきたいと思います。  1ページ、第1表で、2款 1項 下水道建設費 公共下水道事業建設費で、2億8,392万円を繰り越そうとするものです。  工事の内容につきましては、京口排水ポンプ場整備工事につきまして、機械・電気設備の製作に不測の日数を要したため、年度内の完成が困難になったことから、関連する施工監理業務、ガス管、水道管の支障移転工事費など1億7,101万2,000円で、平成30年6月30日の完成予定としております。  また、統廃合事業の丹南処理区実施設計業務におきまして、古市地区などの接続ルートについて、最適なルート選定に時間を要したことから、宇土岩崎地区の接続工事と合わせまして、1億1,290万8,000円を繰り越そうとするもので、平成31年2月28日の完成を予定しております。  次に、議案第43号 平成29年度篠山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)につきまして、御説明いたします。  1ページ、第1表で、2款 1項 農業集落排水建設費 農業集落排水事業建設費302万4,000円を繰り越そうとするもので、県道泉八上新線の道路改良工事に伴う中継ポンプ制御盤移設工事でございます。県道の工事期間が平成30年6月30日まで延長されることとなったため、道路工事と合わせて6月30日まで延長しようとするものでございます。  以上、議案第42号、第43号の説明とさせていただきます。  御審議いただきまして、御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(渡辺拓道君)  提出者の説明が終わりました。  これから、一括して質疑を行います。  質疑はありませんか。  河南克典君。 ○6番(河南克典君)  6番、河南です。  先ほど説明いただいた、この明許の分で、例えば昨年の21号の台風でいろんな被害が出て、事業がおくれている。これは理解するんですけれども、先ほどこの14款の河川災害復旧費なんかちょっと聞いておったら13件で、それでなおかつ事業の完了予定が12月末というようなことで、これ梅雨のシーズン、またこれから台風シーズンも越すわけです。そのころに完成しておればいいんですが、最後が12月末ということですけれども、大体見通しとしては、10月のその台風シーズンまでに終われるぐらいの感じなんか、それとも無理なんか。そうしないと、仮に台風がまた来れば、また傷口が広がるというようなことが考えられるんですけれども、その辺、応急的に何かやられておるのか、それとも事業がその時分までには大体終わると、このように見られておるのか、そのあたりをお伺いいたします。 ○議長(渡辺拓道君)  横山まちづくり部長。 ○まちづくり部長(横山 実君)  河南議員の御質問について、お答えをさせていただきますが、公共災害の河川災害復旧費につきましては、全部で18カ所のうち、年度完了3カ所を済ませまして、繰り越しを15カ所させていただきます。そのうち契約繰り越しが4カ所、それで未契約繰り越しは11カ所となっております。このようにおくれてきておる要因につきましては、12月の補正でお願いしました後に、本年の1月15日から4日間で査定を受けてしておりまして、鋭意努力をして着工に向けて頑張っておるところでございます。  もちろん御指摘のとおり、次の災害といいますか、降雨期とかが来ますので、それまでといいますか、速やかに着工して、順次済ませていきたいと、このように努力してまいりたいと思っております。そのほかにも、さまざまな事業で繰り越しをさせていただいておりますので、全てスケジュール完了をちゃんと行いながら、進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  河南克典君。 ○6番(河南克典君)  6番、河南です。  先ほど従来から道路のオーバーレイ的なもんで優先したと、こういうものはいたし方ないにしても、水害で被害が出ていろんな工事ができていないというところが、特に重点的にやっていかなければ、辛抱して待てるようなところはいいんですけれども、その辺十分精査して、またその応急の対応も視野に入れて、取り組む必要があるんじゃないかと。事業はできなくても、その応急的なこともそういうことは考えられておるのかどうか、その辺だけ1点お伺いします。 ○議長(渡辺拓道君)  横山まちづくり部長。 ○まちづくり部長(横山 実君)  当然そのような二次災害を防ぐための応急措置は必要な場合には施していく必要がございますので、そこは現場対応させていただくことにはなろうと思います。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから、一括して討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、議案第41号 平成29年度篠山市一般会計補正予算(第13号)を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第41号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第42号 平成29年度篠山市下水道事業特別会計補正予算(第5号)を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、議案第42号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第43号 平成29年度篠山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)を採決します。  本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。
     したがって、議案第43号は、原案のとおり可決されました。 ◎日程第34  同意第1号 農業委員会委員の任命につき同意を求めること及び農業委               員会委員の過半数を認定農業者等又はこれに準ずる者とす               ることにつき同意を求めることについて ○議長(渡辺拓道君)  日程第34.同意第1号 農業委員会委員の任命につき同意を求めること及び農業委員会委員の過半数を認定農業者等又はこれに準ずる者とすることにつき同意を求めることについてを議題とします。  提出者の説明を求めます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、ただいま上程いただきました同意第1号の提案理由の説明を申し上げます。  農業委員会委員の任命につきましては、平成28年4月に施行されました「農業委員会等に関する法律」の改正に伴って、市議会の同意を要件とする市長の任命制に改められました。現在の農業委員会委員の任期が平成30年3月31日に満了することから、新たな農業委員会委員の任命につきまして、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により議会の同意を求めるとともに、農業委員会の委員の過半数を認定農業者等又はこれに準ずる者とすることにつきまして、農業委員会等に関する法律施行規則第2条第1号の規定により同意を求めるものです。  今回、委員として任命をさせていただく方は、お手元の議案書のとおり、篠山市京町6番地、松本登喜雄氏ほか18人の方々です。いずれも農業に関する識見を有し、農地等の利用の最適化の推進に関する事項、その他農業委員会の所掌に属する事項に関し、その職務を適切に行っていただける方ばかりであります。  昨年9月の定例会において、農業委員会の委員の定数を19人、農地利用最適化推進委員の定数を19人とする、篠山市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について議決をいただきました。その後、11月1日から11月30日までを募集期間として推薦と募集を行い、農業委員会の委員につきましては、20人の方の推薦、応募をいただきました。これを受けて、本年1月に副市長、農業委員、識見者ら8人からなる選考委員会を設けて、19人の選考を行ったものです。  19人の内訳については、認定農業者6人、認定農業者に準ずる者7人、農業委員会の所掌に属する事項に関し利害関係を有しない者1人、女性4人となっています。年齢別では、40歳代1人、50歳代2人、60歳代11人、70歳代5人となっています。  また、農業委員会等に関する法律施行規則第2条第1号の規定により、区域内における認定農業者の数が委員の定数の8倍を下回る場合、委員の過半数を認定農業者又はこれに準ずる者とすることについて議会の同意を得たときは、認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しないとされています。  今回の委員の任命については、認定農業者の方が6人、認定農業者等に準ずる方が7人、合わせて13人で、委員定数19人に対し、認定農業者と認定農業者等に準ずる者が委員定数の過半数となります。篠山市内における認定農業者は47人で、農業委員会の委員の定数の8倍152人を下回ることから、同施行規則第2条1項の規定により同意をお願いするものです。  よろしく御審議いただきまして、御同意を賜りますようにお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(渡辺拓道君)  酒井市長の説明が終わりました。  質疑があれば、これを許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これから、同意第1号を採決します。  本件のとおり、農業委員会委員の過半数を認定農業者等又はこれに準ずる者とすることを含む、松本登喜雄さんほか18名の任命につき、これに同意することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、同意第1号は、同意することに決定しました。 ◎日程第35  同意第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めるこ               とについて ○議長(渡辺拓道君)  日程第35.同意第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題とします。  提出者の説明を求めます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、ただいま御上程いただきました同意第2号の提案理由を申し上げます。  篠山市固定資産評価審査委員会委員につきましては、6人の委員の方にお世話になっておりますが、平成30年2月21日付をもって、若泰幸雄委員が辞職されました。若泰委員辞職に伴って、委員の職に欠員が生じたことから、補充して委員を選任しようとするものです。  澤 雅史氏は、平成19年に篠山市役所を退職の後、会計事務所での勤務等を経て、現在、税理士として活躍されており、地方行政における税務経験や税理士としての高い識見のもと、市民の代表として、公正かつ適正な審査に当たっていただける適任者として、これまでの知識、経験をもとに手腕を発揮していただけるものと考えています。  ここに、澤 雅史氏を固定資産評価審査委員会委員に選任したくお願いをするものです。  なお、任期は、地方税法第423条第6項ただし書きにより、若泰前委員の残任期間である平成31年5月13日までとなります。  よろしく御審議いただきまして、御同意を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(渡辺拓道君)  酒井市長の説明が終わりました。  質疑があれば、これを許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これから、同意第2号を採決します。  澤 雅史さんの固定資産評価審査委員会委員の選任につき、これに同意することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、同意第2号は、同意することに決定しました。 ◎日程第36  請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約に調印することを求める意見書               提出に関する請願書 ○議長(渡辺拓道君)  日程第36.請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約に調印することを求める意見書提出に関する請願書を議題とします。  本件について、総務文教常任委員長の報告を求めます。  栗山総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(栗山泰三君)(登壇)  総務文教常任委員会委員長の栗山でございます。  ただいま議題となりました請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約に調印することを求める意見書提出に関する請願書について、総務文教常任委員会の審査について御報告申し上げます。  本件は、去る2月14日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。  委員会では3月5日、請願の紹介議員である前田えり子議員と参考人として請願者原水爆禁止国民大行進篠山実行委員会事務局から2名に出席いただき、前田議員から趣旨を説明いただき、その後、質疑を行いました。以下、審議の過程におきまして、各委員から出されました質疑等について、御報告申し上げます。  まず、日本の置かれている状況と北朝鮮の状況を考えたとき、さらに、安全保障の観点から、日本は、日米安全保障条約のもとに存在していると考える。北朝鮮の脅威に対して、アメリカとの日米安全保障条約によって守られている。請願の趣旨は理解するが、核兵器禁止条約に調印することで、アメリカとの関係にひびが入るのではないかと政府は懸念しているのではないかとの質疑に対し、参考人からは、北朝鮮の核兵器開発は言語道断であり、制裁もやむなしと考える。アメリカ、ロシア、中国3カ国の覇権主義的な核強迫の克服が問題であると考える。国際世論を核兵器禁止でまとめ、北朝鮮を追い込む、それ以外に安全な道はないと考える旨の回答がありました。  また、NPT(核拡散防止条約)との矛盾についてはどう考えるのかとの質疑に対し、紹介議員からは、核拡散防止条約でもなかなか進まなかった。戦後、国連での最初の決議が核兵器をなくしていこうというものであった。その間、いろいろな運動があり、核兵器を前提とした条約が国連でも採択されてきたが、なかなかそれが実行されてこなかったというところに世界の核を早くなくしたいという思いがあったと考える。核拡散防止条約においても保有国に対して、訴えていかなければならないが、今回、それを超える禁止条約ができたことを前面に出して取り組んでいくことが重要ではないか旨の回答を受け、NPT参加国の北朝鮮やイランは核保有国である。条約があっても核を持とうと思えば持てる。NPTとの整合性をもってやっていかなければならない。北朝鮮、イラン、パキスタンなどは核を保有しながら世界を支配する可能性がある。まず核保有国がどうするのか、核兵器禁止条約は、それとの整合性が必要ではないかとの質疑が出され、紹介議員からは、核兵器禁止条約は、122カ国が賛同し、成立した条約であり、条約の持つ力は大きいと考える。条約が発効されると、核保有国を追い詰めていく、また、働きかけていく大きな力になっていくと考える。核保有国がすぐに批准をすることは難しいと考えるが、唯一の被爆国である日本の政府がこの条約に対して、積極的に調印して、国連加盟国に参加を促すことが大きな力になると考える旨の回答がありました。  また、請願書に添付されている意見書(案)では、米国と北朝鮮の直接対話や禁止条約に含めて国の姿勢やそれを問う内容が入っているが、国への意見書はそこまで求めた内容とするほうがよいのか。要請項目としては、日本が核兵器禁止条約に署名し、世界をリードしていってほしいということでよいのかとの質疑に対し、参考人からは、参考に提出した要請文(案)は原文であって、現在の情勢を記述しているが、要請項目としては、日本政府に署名を促すこと、「核抑止力」固執姿勢を見直すことの2点である旨の回答がありました。  質疑終了後の議員間協議では、核兵器廃絶については理解するところであるが、日本の国防を考えたとき、危惧するところもある。世界で唯一、広島、長崎に原爆を落とされた日本は、平和憲法のもと、非核三原則を堅持してきた。核兵器禁止条約の趣旨、重要性は大変高く評価している。北朝鮮においては核実験、ミサイルの発射が続けられ、大陸間弾道ミサイルの完成を宣言し、日本も標的の範囲内となった。非核化は断固として受け入れられないと金委員長が表明している中、日本国民の生命の安全を保障できるのは日米安保の存在ではないかなどの意見がありました。  その後、討論を行いましたが、討論はなく、表決を行いました結果、請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約に調印することを求める意見書提出に関する請願書については、賛成少数で、不採択となりました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、審査の報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長の報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  議長との発言がありますので、これから討論を行います。  まず、請願を採択とすることに反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  次に、請願を採択とすることに賛成者の発言を許します。  前田えり子君。 ○1番(前田えり子君)(登壇)  議席番号1番、前田えり子です。  請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約に調印することを求める意見書採択に関する請願書について、採択していただきたく討論をいたします。  核兵器禁止条約は、昨年7月7日、ニューヨークの国連本部で開かれていた交渉会議で国連加盟国の約3分の2の122カ国もの圧倒的多数の賛成で採択されました。条約は、その前文で「ヒバクシャにもたらされた容認しがたい苦難と損害を心にとどめる」と、核兵器の非人道性を厳しく告発し、その違法性を明確にしています。  これまでも核兵器に関する条約は、核兵器不拡散条約、部分的核実験禁止条約、包括的核実験禁止条約など幾つも結ばれてきましたが、どれも核兵器の存在を前提にしてきました。しかし、今度の核兵器禁止条約は、その前文で「核兵器が非人道的な結末をもたらす残虐兵器であるから、その使用は国際法、人道法や人権法に反するものである」と明快に述べています。核兵器の開発、実験、生産、製造、取得、保有、使用、使用の威嚇などを広く禁止し、核兵器を違法なものとしています。また、核兵器の完全廃絶に向けた枠組みが明記され、核保有国の条約参加にも道を開いています。さらに、条約は「核兵器の使用または実験によって影響を受けた諸個人」に対する支援を「差別なく十分に提供する」ことを核兵器によって被害を与えたことのある締約国の責任としており、長年にわたって被爆者援護を求めてきた被爆者の願いに応える画期的な内容となっています。  核兵器禁止条約の採択は、核兵器の非人道的な惨禍を身をもって体験した広島・長崎の被爆者を先頭にした74年にわたる反核・平和運動が実ったものです。  日本政府は、唯一の戦争被爆国の政府であるにもかかわらず、歴史的な核兵器禁止条約に背を向ける態度をとって、被爆者を初め、各国関係者、平和な世界を希求する人々を失望させました。その後の広島・長崎の平和式典でも安倍首相が禁止条約に全く触れなかったことが、被爆者を初め、多くの心ある人々の失望と怒りを広げました。  政府は、条約に反対していますが、市町村レベル、県レベルでは、賛成している自治体が多数です。篠山市においても、非核平和都市宣言をし、積極的な非核・平和の取り組みが進められているところです。  「北朝鮮が核開発しているときに核兵器禁止条約に賛同できない」などと言われますが、北朝鮮の核開発があるからこそ、世界の国々が核兵器禁止条約に参加し、批准し、一刻も早く発効させることがいよいよ必要になっています。国際社会が核兵器を違法化し、悪の烙印を押したことは、核兵器を進める北朝鮮を孤立させ、核兵器を放棄させる大きな力になることは間違いありません。禁止条約ができたことで攻勢的に議論ができる新しい条件ができました。  日本政府が、被爆国として禁止条約に参加して、北朝鮮に核放棄を迫る、そうしてこそ核抑止力を自衛の手段として主張する北朝鮮に対し、最も強い説得力ある立場に立てます。どんな理由があっても核兵器は許されません。  核兵器廃絶に向けて世界が本気で取り組み、核兵器禁止条約が122カ国もの賛成で成立した今、日本政府は唯一の戦争被爆国として条約参加を決断する責任があります。  この請願は、日本政府が核兵器禁止条約に署名し、核兵器禁止・廃絶のために積極的役割を果たすことを求めています。  議員の皆様には、ぜひ請願の趣旨をくみ取っていただき、請願を採択し、議会より国に対し意見書を提出していただきますようにお願いいたしまして、討論といたします。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、請願を採択とすることに反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  次に、請願を採択とすることに賛成者の発言を許します。  木戸貞一君。 ○8番(木戸貞一君)(登壇)  それでは、請願を採択とすることに賛成の立場で討論をさせていただきます。  広島に原爆が落とされたのは、1945年8月6日のことです。それから73年がたとうとしています。この間、核兵器の開発と縮小を繰り返してきた世界は、今、核廃絶を目指して動き始めています。  バラク・オバマ前アメリカ合衆国大統領は、「核兵器なき世界」の目標を掲げて、核廃絶に取り組み、2016年5月27日、アメリカの現職大統領として初めて広島訪問を実現しました。戦後71年間、どの大統領も広島を訪問することはありませんでした。この画期的な訪問で、オバマ大統領は、坪井さん、森さんという二人の被爆者に歩み寄り、抱きしめ、言葉を交わしました。絶対に実現しないと思われていた大統領の広島訪問。テレビを通して見る光景は、核兵器なき世界の実現という悲願もいつかは達成できる日が来るかもしれないと感動を覚えました。
     さて、今回の請願は、昨年7月、国連で採択された核兵器禁止条約に日本も署名をと願うものです。この条約は、「ヒバクシャにもたらされた苦痛」との一節を前文に入れ、人道的見地から核兵器の存在を否定する内容となっており、核兵器の「非人道性」を強調することで、国際世論を喚起し、核兵器の廃絶を後押しする狙いがあるとも言われています。  この条約について、アメリカの「核抑止力」を国家安全保障の柱に据える我が国としては、これまでどおり、核兵器不拡散場条約、通称NPTの強化に努め、条約には署名しない姿勢を表明いたしました。  我が国では、これまでから核兵器なき世界の実現に向けて取り組んでおり、1994年から毎年、国連総会へNPT体制を前提とした「核兵器の究極的廃絶に向けた核軍縮」決議を提出しています。しかし、2015年に開催された核兵器の削減や拡散防止について話し合う5年に一度のNPT再検討会議は、議論の結果をまとめる最終文書を採択できないまま閉幕してしまいました。そして、日本にとっての脅威である北朝鮮は、2006年に最初の核実験を行って以来、核実験を繰り返し、ミサイルの開発を続け、わずか10年で事実上核保有国になりました。その間、アメリカの核がなかったわけではありません。さらに、アメリカの現大統領であるドナルド・トランプ氏は、核戦力を増強する考えを表明し、世界はまた核兵器の脅威が増しています。  こういった現実を見たとき、どの国にも平等に核兵器は違法であると国際社会でルール化しようとする流れができたことは、歓迎すべきと考えます。  アメリカの核の傘のもとにいながらも、我が国は平和憲法と非核三原則を持っています。核兵器禁止条約は、核保有国と非核保有国をより一層分断してしまうという意見もありますが、既に条約は国連総会で決議されました。新たな核廃絶の取り組みは始まりました。世界で唯一の戦争被爆国である我が国には、新たな枠組みの中でもリーダーシップをとる役割が求められています。  条約への署名は「核兵器を持たず、つくらず、持ち込ませず」という非核三原則が存在する我が国としても、核兵器なき世界をつくる新たな歩みとなるものと考え、請願に賛同いたします。  議員各位も請願趣旨に御賛同いただきますようお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、請願を採択とすることに反対者の発言を許します。  隅田雅春君。 ○2番(隅田雅春君)(登壇)  議席番号2番、隅田です。  請願を採択とすることに反対する立場から意見を述べさせていただきます。  請願者の趣旨は、日本に住んでおる国民として当然の考えと思います。日本は世界で唯一広島・長崎に原爆を落とされた国であります。原爆が存在しない世の中を築いていく、これは日本国民の誰しもが考えておるところだと思います。  今回の核禁止条約、これも世界がこのような方向に行けば、大変すばらしいと思います。この核禁止条約の第1条に禁止のことが述べられております。その禁止の中で、「いかなる場合においても」と書かれております。これは「戦時・平時を問わず、いかなる場合にも」と書かれております。禁止される事項のうち、実験・貯蔵・生産・使用・使用の威嚇などは、核を保有する核保有国に関するものであります。他方で、自国が核を保有していなくても禁止されている事項があります。それが援助・奨励・勧誘という項目であります。このうち、援助・奨励・勧誘とは、ほかの者が違法行為をしていることを援助・奨励・勧誘することであります。各保有国への資金提供や訓練への参加、核兵器を搭載する航空機や艦船の領域通過に対する許可は、交渉過程では議論になったものの、条約には盛り込まれず、明示的禁止とはなっておりません。核保有国である米国の拡大抑止に依存する日本が、特に関心を持たざるを得ないのは、援助・奨励・勧誘の項目であります。条約には、「いずれかのものに対して、いかなる対応によるかを問わず禁止する」と書かれており、核兵器の使用または使用の威嚇をしている者に対する援助・奨励・勧誘は禁止されております。  さらに、もし明示的禁止ではない資金提供なども援助・奨励・勧誘に含まれると解釈できれば、それらも禁止されることになります。例えば、キューバは条約の批准時に援助・奨励・勧誘について資金供与と領域通過は援助・奨励・勧誘に含まれるとの解釈宣言をしました。キューバのような国がふえればふえるほど、援助・奨励・勧誘が広く解釈される可能性がふえてくると思います。特に、重要なのは、使用の威嚇をする者に対しても援助・奨励・勧誘を禁止したことであります。国際司法裁判所は、1996年の勧告的意見で、武力行使と武力行使の威嚇を一体的に捉え、行使が違法であれば、威嚇も違法との論法をとっております。核抑止政策が、武力行使の威嚇になるかどうかについては、使用の違法性に帰着すると述べるにとどめ、見解を明確に示しておりません。国際司法裁判所の勧告的意見は、核兵器の使用または威嚇は、一般的に違法かどうかで見解を述べていますが、また、自衛の極限状況においては、わからないとし、自衛の極限状況では合法の余地を残したとも読めます。  しかしながら、核兵器禁止条約は、いかなる場合にも使用威嚇をしてはならないと定めております。それでは安全保障政策を米国の核の傘に依存する日本の状況において、どのように評価すべきなのでしょうか。また、日本が米国の核の傘から離脱すれば、条約違反にならないのか、大きな議論として浮上してきます。米国の核の傘から離脱しても、それだけをもって援助・奨励・勧誘にならないと結論づけるのは現在の国際社会ではなかなか難しいという議論の途中であります。大変難しい課題であります。これからも国において、また地方において、このような議論がなされていくことが重要だと思います。  今回においては、議員諸氏におかれましては、当総務常任委員会の決定を理解の上、賛同をお願いするものであります。 ○議長(渡辺拓道君)  次に、請願を採択とすることに賛成者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  次に、請願を採択とすることに反対者の発言を許します。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  これで討論を終わります。  これから、請願第1号を採決します。  本件に対する委員長の報告は、不採択です。  請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約に調印することを求める意見書提出に関する請願書を採択することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立少数です。  したがって、請願第1号は、不採択することに決定しました。 ◎日程第37  発議第1号 安井博幸君に対する懲罰の件 ○議長(渡辺拓道君)  日程第37.発議第1号 安井博幸君に対する懲罰の件を議題とします。  地方自治法第117条の規定によって、安井博幸君の退場を求めます。                (安井博幸君退場) ○議長(渡辺拓道君)  本件について、懲罰特別委員長の報告を求めます。  足立懲罰特別委員長。 ○懲罰特別委員長(足立義則君)(登壇)  ただいま議題となりました発議第1号 安井博幸君に対する懲罰の件については、地方自治法第135条第2項及び篠山市議会会議規則第110条第1項の規定によって提出されました懲罰動議に基づき、去る平成30年3月15日の本会議において設置された懲罰特別委員会に付託されたものであります。  懲罰動議の理由は、「昨日3月14日の安井博幸君の一般質問において、丹波篠山観光協会が真摯に取り組まれたアンケート調査を「作為的」と愚弄する発言があった。篠山市議会に対し、同協会より抗議を受けている最中のたび重なる発言は、議会と市民及び市民団体との信頼関係を大きく損ねるものである」というものです。  まず、審査に先立ち、懲罰動議提出者の出席を求め、提案理由の説明を受けました。その後、提出者に対する質疑を行いました。  委員から、提出された懲罰動議には、懲罰の種類に対する意見が記述されていないが、懲罰の種類に対する考えはあるのかとの質疑に対し、提出者から懲罰の種類について言及していないが、この動議が日程に追加されるに際し、全員が賛同して議題となったことを考慮いただく中で、懲罰の種類を含め、懲罰特別委員会での審査に委ねる旨、回答がありました。  次に、懲罰事犯者とされる安井議員からは、3月15日付で懲罰特別委員会宛てに弁明書が提出されておりましたが、特別委員会での弁明の申し出はありませんでした。  議員間討議を行うに当たり、法的根拠の確認を行いました。地方自治法の第9節は、議会の「紀律」に関する条項が集められており、第132条は、議会の会議、委員会で無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならないとされています。議員は住民を代表する名誉ある地位にいること、また本会議や委員会では市行政の事務を中心とする公の問題を議論するものであることから、議員の発言内容や用語にはみずから制約があります。これに反した発言は懲罰の対象となりますとあります。  そうしたことを踏まえ、懲罰を科すかどうか、さらに、懲罰を科すとすれば、その懲罰の種類についての議員間討議に移りました。主な討議の概要について、項目ごとに分けて報告をします。  まず、弁明書に関することとしては、3月15日の一身上の弁明においてもあったように、「丹波篠山観光協会がアンケート調査をされた御尽力に対しては、その御努力に感謝し、御苦労をねぎらう気持ちを持っております」との記述がありますが、しかし、観光協会には全く伝わっていないのが現状であります。誤解を招いて抗議を受けたのであれば、その誤解を解く努力をされたのか。丹波篠山観光協会に対する無礼な発言を、アンケートに対する自分自身の主張に置きかえて、理解がされていないのではないかなどの意見が出されました。  次に、無礼の言葉についてであります。去る2月26日付、丹波篠山観光協会から篠山市議会に対し提出された「抗議」文は、3月1日の全員協議会において全議員に配布し、市民及び市民団体との信頼回復に取り組む必要があることについて報告されたところです。発端となった安井議員のフェイスブック等への書き込み内容の削除について、その場で削除のお願いをし、安井議員も謝罪の上、削除される旨の発言がありましたが、しかし安井議員が削除されたのは、その全文ではなく、観光協会に不快感を与えたと自身が認識される部分、「丹波篠山観光協会なので市名も同じ丹波篠山市にするため、姑息にも誘導する質問をした、と申せましょう」の箇所のみの削除でありました。以来、「作為的な質問方法」との部分などは、いまだ残っております。  議会の会議及び委員会で、誤って行き過ぎた発言や失言がある場合は、議長による会議録の調製、あるいは発言者からの訂正などの措置があります。しかし、今回の発言は、観光協会からの抗議において、議会に対する不信感を抱くに至らしめた文言を用い、一般質問で発言をされたというものであります。  次に、アンケート調査について、平成29年12月13日、第111回定例会の清新の会の代表質問において、同会派が、市名変更議論の材料として実施されたアンケートに対し、市長から「信憑性がない、薄い」などの発言があり、発言動議がかけられ、二元代表制において執行機関から信頼関係を揺るがす発言をされると、相手に対し失礼ではないか、活動には敬意をはらい、結果を真摯に受けとめる姿勢が大事であるとの意見が出され、市長も理解され、発言を撤回されました。  その場に安井議員もおられましたので、そのことは理解されているものと認識をしておりました。アンケート調査は、実施された組織が活用されるものであって、議会としては、1つのアンケートの結果として、参考資料として活用し、本来の議論を進めることが肝要であることは認識されていたものと判断できる中での、今回の事犯であります。  次に、議会での議論のあり方について、今回、市の広報紙のあり方に対する安井議員の一般質問であったが、そこにいない第三者の団体のことを誹謗・中傷されるような発言は、不適切であったと言えます。  安井議員も冷静に一般質問をし、当局と議員が議論を交わしていくという面において、今回の発言はみずから制約すべきものであったと言えます。  次に、懲罰の種類については、公開の議場における戒告は、議長からの注意で一方的なもので終わってしまう。安井議員には、議員としての資質向上に努めていただき、議会の信頼回復を全議員で取り組んでいくためにも、安井議員には、公開の議場における陳謝が妥当ではないかなどの意見が出されました。  以上で、議員間討議を終結し、表決に移りました。  まず討論を行いましたが、討論はありませんでした。表決については、まず、懲罰を科すべきかどうかについて採決を行った結果、賛成者起立全員で懲罰を科すことに決定しました。  次に、懲罰の種類について、委員の大半の意見が「公開の議場における陳謝」であったことから、採決を行った結果、賛成者起立全員で「公開の議場における陳謝」を科すことに決定しました。  次に、会議規則第113条の規定によって、「陳謝は、議会の決めた陳謝文で行う」こととなっていますので、陳謝文の内容について協議を行いました。委員から、丹波篠山観光協会に対するフェイスブック等への書き込みについて削除する約束を文言に挿入できないかとの意見が出されましたが、フェイスブック等は個人が行っていることで、議会として行っているものではないので、懲罰の対象にはならないことを確認いたしました。  ただ、安井議員のそうした行為から、他の議員を含めた篠山市議会に対して、丹波篠山観光協会から抗議と、信頼関係を損ねてきた経過は現実のことであり、安井議員も用いる用語について、直接関係のない団体を誹謗・中傷することは反省すべきであり、理解があれば、既に観光協会へ議員個人として陳謝に赴かれていたはずであると考えられます。  結果、お手元に配付いたしております「陳謝文(案)」の内容どおり、賛成者起立全員で決定をいたしました。  以上が、当委員会での審査結果の報告であります。  なお、篠山市議会の歩みにおいて、財政再建に向け「議会は身を切らないのか」「この状況を招いた責任は議会にある」との厳しい御意見とともに、議会への不信感が広がっていたことを受け、定数の削減や、報酬のカットなど、市民への信頼回復に向けた取り組みをこの間、取り組んできたものであり、「開かれた議会」「行動する議会」「市民に信頼される議会」に生まれ変わるべく議会基本条例を制定し、取り組んでいる中、今回のような形で市民団体との信頼関係を損ねることになったことは、非常に残念で仕方がありません。今回のことをかてに、ここにおられる篠山市議会議員全員で力を合わせて、さらなる議会の信頼回復に努めていくことを確認するとともに、念願をいたしまして、報告とさせていただきます。 ○議長(渡辺拓道君)  委員長の報告は終わりました。  これから、委員長に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  質疑なしと認めます。  これで委員長に対する質疑を終わります。  安井博幸君から本件について、一身上の弁明をしたいとの申し出があります。  お諮りします。  これを許すことに、御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  異議なしと認めます。  安井博幸君の一身上の弁明を許すことに、決定しました。  安井博幸君の入場を許可します。               (安井博幸君入場着席) ○議長(渡辺拓道君)  安井博幸君の一身上の弁明を許します。  安井博幸君。 ○14番(安井博幸君)(登壇)  一身上の弁明。議席番号14番、安井博幸です。議長のお許しを得ましたので、弁明させていただきます。  私は、本会議場における再質問において、丹波篠山観光協会による「ようこそ丹波篠山へ」のアンケート調査を「作為的」という言葉を使った件について、反省しています。ところで、哲学者の西田幾多郎は、有名な「善の研究」で「自然的なもの」と「作為的なもの」を対比しています。この場合は作為的に悪意があるという意味で使われてはいません。  丹波篠山観光協会のアンケート結果を検証もせずに市の広報紙にそのまま掲載するやり方は、市民への公平で適正な情報提供という点で問題があった、と今でも私は思っています。このアンケートは、篠山市の「日本遺産まちづくり応援事業」の助成を受けて実施されました。観光協会が独自に実施された事業ではなく、篠山市としても関与していたのです。統計という情報を正しく読み解き活用する能力の観点から見て、「今回の観光協会のアンケートは調査票の設計、調査対象の選定、結果の解釈の各段階で多くの問題がある」と知人からの指摘を受け、私自身もそう思いました。もともとアンケート調査は、社会調査やマーケット・リサーチの専門家の指導によって実施されるのが当然で、助成事業の審査に当たった側が、その点をきちんと確認したかどうかが問題です。甲子園球場に来た観衆に対し、好きなスポーツは何か、ひいきのチームはどこかを尋ねたアンケートに、客観的な答えが期待できるでしょうか。  2月26日、梶原周逸代表の「市名変更駆け込み処」から、酒井市長へ「篠山市広報」の掲載記事についての抗議文が提出されました。それを要約すると、「広報は、市民と行政の間を結ぶ重要なパイプであり、通信手段であるが、「不確実な事実や確認されていない数値・内容」などの掲載はいかがなものか」というものでした。私は、この「市名変更駆け込み処」の主張を代弁して議場で発言しております。この抗議の件は、市の広報紙「丹波篠山」4月号の「市長のHotとーく」で少しふれられているだけです。市名変更すべしとの要望書を出された団体の主張を、市の広報1月号で大きく掲載されたのとは、全く違う取り扱いです。これは、市名変更に関する公平な情報提供という点で広報紙の編集方針について検証の必要性が高いことを証明していると感じます。  私は、懲罰委員会に対し、アンケート調査に造詣の深い学者・専門家の客観的な判断を仰ぎ、その結果を前提として「作為的」等の私の発言が懲罰に値するかを判断してほしいと要望しましたが、かなわなかったようです。「作為的」という言葉を使った件については反省していますが、その対象となったアンケート調査の客観性について何の検証もなされないまま、私の発言の是非を判断されたことは、市名変更問題の解決によい影響を及ぼさないと考えます。懲罰委員会の「陳謝」の判断は、言論の場である篠山市議会の将来に禍根を残すのではありませんか。  「私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけても守る」、この言葉はフランスの大思想家ヴォルテールの名言として、言論・表現の自由を説明する世界のどの教科書にも載っています。私は不適切な表現があったことを認め反省していますが、意見が間違っていたとは考えていません。  戦前戦後を通じて軍部に対し、最も痛烈な批判を繰り返した斉藤隆夫は、昭和15年、衆議院での反軍演説が原因で懲戒除名されました。しかし、昭和17年の衆議院選挙で、軍部の選挙妨害や大政翼賛会非推薦にもかかわらず、出身地である兵庫5区にて最高点で当選しました。旧多紀郡もその選挙区の一部であり、軍国主義が吹き荒れる中で言論・表現の自由を守り通したのです。これも私たちが誇りとともに受け継ぐべき伝統ではないでしようか。  今回、懲罰処分の「陳謝」に当たり、私は篠山市議会基本条例を読み返しました。篠山市議会基本条例の懲罰に関係する条項としては、第1条「市民が安心して生活できる豊かなまちづくりの実現に寄与する」、第2条(1)「公正性及び透明性を確保する」、第2条(2)「市民の多様な意見を把握し、政策形成に適切に反映できるよう、市民参加の機会の拡充に努める」、第2条(4)「市民本位の立場から、適正な市政運営が行われているかを監視し、評価する」、第3条(3)「議会の構成員として、一部団体及び地域の代表にとどまらず、市民全体の福利の向上を目指して活動する」、第11条第1項「議会は、市民に対し積極的にその有する情報を発信し、情報の共有を推進するとともに、説明責任を十分果たさなければならない」が考えられました。  問題となったアンケート調査の客観性について、何の判断もないまま「陳謝」という懲罰処分を受けなければならないのか理解に苦しみます。基本条例を何度も読み返しましたが、どこに該当するのか理解できません。篠山市議会基本条例の何条の何項に私が違反したのか確認の上、この条例の理念に従って、議員各位の御判断をお願いしたいのです。  これらの点を踏まえて、議員各位におかれましては、私の発言が懲罰に値するか否か、「陳謝」という懲罰を科すことが、今後の篠山市議会のあり方として妥当かどうか、慎重に判断していただきたく希望し、弁明といたします。  以上です。 ○議長(渡辺拓道君)  安井博幸君の退場を求めます。                (安井博幸君退場) ○議長(渡辺拓道君)  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  討論なしと認めます。  これから、安井博幸君に対する懲罰の件を採決します。  本件に対する委員長の報告は、委員会起草による陳謝文により、安井博幸君に陳謝の懲罰を科すことです。  本件は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。                 (賛成者起立) ○議長(渡辺拓道君)  起立全員です。  したがって、安井博幸君に陳謝の懲罰を科すことは、可決されました。
     安井博幸君の入場を求めます。                (安井博幸君入場) ○議長(渡辺拓道君)  ただいまの議決に基づいて、これから安井博幸君に懲罰の宣告を行います。  安井博幸君に陳謝の懲罰を科します。  これから、安井博幸君に陳謝をさせます。  安井博幸君に、登壇して陳謝文の朗読を命じます。 ○14番(安井博幸君)(登壇)  陳謝文。私は平成30年3月14日の第112回篠山市議会定例会(第4日)の一般質問において、丹波篠山観光協会が昨年の丹波篠山味まつりで実施されたアンケートに対し、「作為を感じる」との発言をしました。議員は住民を代表する名誉ある地位にいること、普通地方公共団体である当該篠山市の事務を中心とする公の問題を論議するものであるにもかかわらず、市民団体である丹波篠山観光協会が取り組まれた行為に対して言及したことは議員活動を超えたものであったことを深く反省し、篠山市の観光振興の中心として活躍される市民の皆さんに無礼の言葉となったことを、心から陳謝します。平成30年3月27日 篠山市議会議員 安井博幸。 ○議長(渡辺拓道君)  これで、安井博幸君に対する懲罰の件を終わります。 ◎日程第38  常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件 ○議長(渡辺拓道君)  日程第38.常任委員会等の閉会中の所管事務調査の件を議題とします。  各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第75条の規定によって、お手元に配付しました一覧表のとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。  お諮りします。  各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺拓道君)  異議なしと認めます。  したがって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。  以上で、本日の日程は全部終了しました。  会議を閉じます。  平成30年第112回篠山市議会定例会を閉会します。  閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今期定例会は、2月14日の招集以来、本日まで42日間の長きにわたり、終始格別の御精励を賜り、諸議案を審議いただき、活発な議員間討議を経て、妥当なる結論をもって議了できましたことは、市政推進のため、まことに喜ばしい限りでございます。  ここに、議員の皆様方の御精励と御協力に対し、深く敬意を表しますとともに、心から厚く御礼申し上げます。また、市長を初め、当局の皆様におかれましては、予算の編成から提案までの御労苦は言うに及ばず、各議案の審議に御協力いただきましたことに対し、深く感謝を申し上げます。  当初予算審査の過程において、酒井市長が取り組んでおられます「安定ヨウ素剤配布事業」に関し、3年後の事業検証を求める附帯決議を添えました。また、篠山市の観光振興に対する議会からの提言及び一般質問等で述べられました議員各位からの意見を十分尊重され、スタートする平成30年度の市政執行に反映されますよう強く望む次第であります。  平成30年度施政方針並びに教育方針で述べられましたように、篠山の強みを生かした事業を着実に推進し、市民の暮らしの中でその花が咲きますよう念願するものであり、将来の篠山を担う子どもたちの考える力の向上はもちろんのこと、ふるさと教育及び子育てしやすい環境の充実、篠山市の活性化と定住促進へと進めていただきたく思います。  平成29年度も間もなく終わろうとしています。私たちが、2年間にわたり進めてまいりました議会基本条例の検証と議会改革については、議会改革調査特別委員会を中心に熱心な議論を重ねていただき、「開かれた議会づくり」「行動する議会づくり」の目指すところもおおむね整理され、地方都市のモデルとなる議会づくりの歩みを進めることができました。市名変更並びに地域ブランド振興調査特別委員会についても、各議員の積極的な調査・研究により各小委員会からの報告に基づき、中間報告を行政並びに市民の皆さんに提供することになりました。近く市当局における経済波及効果等調査の結果も出てまいります。引き続き、篠山市のまちづくりの観点から議論をさらに深めていくこととなりますので、行動する篠山市議会として議員各位のさらなる御尽力をお願いします。  市民の皆さんに信頼される議会をつくり上げるのも、私たち議員の大きな責務であります。今後も議員一人一人、お互いが資質を向上させながら、市民の負託に応える議会づくりに引き続き取り組んでまいりたいと考えます。  後になりましたが、報道関係者各位の御協力に対し、深く御礼を申し上げ、閉会の挨拶といたします。  続いて、酒井市長から御挨拶がございます。  酒井市長。 ○市長(酒井隆明君)(登壇)  それでは、第112回篠山市議会定例会が閉会されるに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今期定例会は2月14日に開会され、本日、閉会の運びとなりました。御提案を申し上げました案件は、平成30年度の予算、条例など、いずれも重要な案件ばかりでありましたが、真摯な御審議をいただきまして、適切なる御決定をいただき、本当にありがとうございました。  本会議や各委員会での審議、また代表質問、一般質問において、多くの貴重な御意見、御提言をいただきました。今後はこれらを市政の中に生かし、今後とも議員の皆さん、議会の皆さんとは、議論を交わしながらよりよい篠山市政運営に向けて、篠山市づくりに向けて取り組んでいきたいと考えます。  殊に市名変更の課題につきましては、今回質問でもさまざまな観点からの御指摘をいただいたり、また、本日は市名変更並びに地域ブランド振興調査特別委員会からの御報告もいただきました。これらを尊重し、また近く篠山市において調査しています結果が出ますので、これらをもとに議論を進めていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  さて、今週で平成29年度も終わります。本日は、この後、人事異動の内示を行いますが、この3月31日付で退職する者は10人となっており、この本会議に出席している者の中では、畑消防長が定年退職ということになります。長年、篠山市民のために活躍をされてきたことに感謝をいたしたいと思いますし、議員の皆様には温かい御指導をいただき、本当にありがとうございました。  そして、4月1日付の新規採用者は合計で20人となります。一般行政職5人、保健師1人、医師1人、保育士・幼稚園教諭9人、消防職が4人となっており、平成30年度は458人の体制でスタートをいたします。  日一日と春らしくなってまいりました。お城跡のぼんぼりも準備ができ、桜の開花もあと1日か2日か、本当に目前となってまいりました。4月に入りますと、お堀にボートも浮かびますし、お花見の市長室も始めていきます。きょうも多くの観光の皆さんがお越しをいただいておりますが、さらに多くの方が篠山にお越しをいただき、楽しんでいただきたいと期待をしているところです。  本日、平成30年度の花を咲かそう予算が成立をいたしました。ただいま議長からお話をいただきましたように、篠山の魅力、強みを生かしながら、市民の皆さんが住みよいと思っていただけるような、花を咲かせるようなまちづくりに取り組んでいきたいと考えます。  本日はいろんな議論がありましたが、今後ともより信頼される議会づくりに邁進されますように期待いたしますとともに、議員の皆さんとは今後とも明るく、前向きな議論を交わしながら、市民の皆さんのために取り組みを進めたいと思いますので、どうか議員の皆様の今後とものますますの御健勝にての御活躍をよろしくお願い申し上げます。  大変ありがとうございました。               午後 2時29分  閉会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                        平成30年3月27日                        篠山市議会議長  渡 辺 拓 道                        篠山市議会議員  足 立 義 則                        篠山市議会議員  栗 山 泰 三                        篠山市議会議員  國 里 修 久...