豊岡市議会 > 2018-06-27 >
平成30年第2回定例会(第6日 6月27日)

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  1. 豊岡市議会 2018-06-27
    平成30年第2回定例会(第6日 6月27日)


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    最終取得日: 2021-06-07
    平成30年第2回定例会(第6日 6月27日) ────────────────────────────────────────────────      平成30年第2回豊岡市議会定例会(第6日)                            平成30年6月27日(水曜日) ────────────────────────────────────────────────                          平成30年6月27日 午前9時30分開議 日程第1 諸般の報告 日程第2 報告第5号 専決処分したものの報告について       専決第6号 損害賠償の額を定めることについて       専決第7号 和解の申立てについて 日程第3 報告第6号 専決処分したものの承認を求めることについて       専決第8号 豊岡市市税条例の一部を改正する条例制定について       専決第9号 豊岡市立市民センターの設置及び管理に関する条例の一部を改             正する条例制定について       専決第10号 平成29年度豊岡市一般会計補正予算(第12号) 日程第4 報告第7号 平成29年度豊岡市繰越明許費繰越計算書について 日程第5 報告第8号 平成29年度豊岡市水道事業会計予算の繰越しについて      報告第9号 平成29年度豊岡市下水道事業会計予算の繰越しについて 日程第6 報告第10号 平成29年度豊岡市土地開発公社の決算について 日程第7 報告第11号 平成29年度豊岡市農業共済事業特別会計予算に係る弾力条項の適
               用について      報告第12号 豊岡まちづくり株式会社第23期の決算及び第24期の事業計画に関            する書類について      報告第13号 一般社団法人豊岡観光イノベーション第2期の決算及び第3期の            事業計画に関する書類について      報告第14号 専決処分したものの報告について       専決第11号 損害賠償の額を定めることについて      報告第15号 株式会社日高振興公社第24期の決算及び第25期の事業計画に関す            る書類について      報告第16号 株式会社シルク温泉やまびこ第14期の決算及び第15期の事業計画            に関する書類について 日程第8 第53号議案 市有財産の処分について      第54号議案 物件購入契約の締結について 日程第9 第55号議案 工事請負契約の締結について      第56号議案 兵庫県市町交通災害共済組合規約の一部変更について 日程第10 第57号議案 工事請負変更契約の締結について      第58号議案 市道路線の廃止について 日程第11 第59号議案 物件購入契約の締結について      第60号議案 損害賠償の額を定めることについて 日程第12 第61号議案 物件購入契約の締結について 日程第13 第62号議案 豊岡市市税条例等の一部を改正する条例制定について 日程第14 第63号議案 豊岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について 日程第15 第64号議案 平成30年度豊岡市一般会計補正予算(第1号) 日程第16 第65号議案 平成30年度豊岡市国民健康保険事業特別会計事業勘定)補正予            算(第1号)      第66号議案 平成30年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第1号)            (以上26件、委員長報告、質疑、討論、表決) 日程第17 意見書案第3号 但馬地域県立高校生徒募集定員見直しに関する意見書の提              出について 日程第18 意見書案第4号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書の提出につい              て 日程第19 意見書案第5号 子どもたちと向き合う時間の確保に関する意見書の提出につ              いて 日程第20 決議案第1号 2025年国際博覧会の誘致に関する決議について            (以上4件、説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決) 日程第21 請願・陳情の審査結果について            (委員長報告、質疑、討論、表決)         ───────────────────────────────                  本日の会議に付した事件 日程第1 諸般の報告 日程第2 報告第5号 専決処分したものの報告について       専決第6号 損害賠償の額を定めることについて       専決第7号 和解の申立てについて 日程第3 報告第6号 専決処分したものの承認を求めることについて       専決第8号 豊岡市市税条例の一部を改正する条例制定について       専決第9号 豊岡市立市民センターの設置及び管理に関する条例の一部を改             正する条例制定について      専決第10号 平成29年度豊岡市一般会計補正予算(第12号) 日程第4 報告第7号 平成29年度豊岡市繰越明許費繰越計算書について 日程第5 報告第8号 平成29年度豊岡市水道事業会計予算の繰越しについて      報告第9号 平成29年度豊岡市下水道事業会計予算の繰越しについて 日程第6 報告第10号 平成29年度豊岡市土地開発公社の決算について 日程第7 報告第11号 平成29年度豊岡市農業共済事業特別会計予算に係る弾力条項の適            用について      報告第12号 豊岡まちづくり株式会社第23期の決算及び第24期の事業計画に関            する書類について      報告第13号 一般社団法人豊岡観光イノベーション第2期の決算及び第3期の            事業計画に関する書類について      報告第14号 専決処分したものの報告について       専決第11号 損害賠償の額を定めることについて      報告第15号 株式会社日高振興公社第24期の決算及び第25期の事業計画に関す            る書類について      報告第16号 株式会社シルク温泉やまびこ第14期の決算及び第15期の事業計画            に関する書類について 日程第8 第53号議案 市有財産の処分について      第54号議案 物件購入契約の締結について 日程第9 第55号議案 工事請負契約の締結について      第56号議案 兵庫県市町交通災害共済組合規約の一部変更について 日程第10 第57号議案 工事請負変更契約の締結について      第58号議案 市道路線の廃止について 日程第11 第59号議案 物件購入契約の締結について      第60号議案 損害賠償の額を定めることについて 日程第12 第61号議案 物件購入契約の締結について 日程第13 第62号議案 豊岡市市税条例等の一部を改正する条例制定について 日程第14 第63号議案 豊岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について 日程第15 第64号議案 平成30年度豊岡市一般会計補正予算(第1号) 日程第16 第65号議案 平成30年度豊岡市国民健康保険事業特別会計事業勘定)補正予            算(第1号)      第66号議案 平成30年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算(第1号)            (以上26件、委員長報告、質疑、討論、表決) 日程第17 意見書案第3号 但馬地域県立高校生徒募集定員見直しに関する意見書の提              出について 日程第18 意見書案第4号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書の提出につい              て 日程第19 意見書案第5号 子どもたちと向き合う時間の確保に関する意見書の提出につ              いて 日程第20 決議案第1号 2025年国際博覧会の誘致に関する決議について            (以上4件、説明、委員会付託省略、質疑、討論、表決) 日程第21 請願・陳情の審査結果について            (委員長報告、質疑、討論、表決)         ───────────────────────────────                    出席議員(24名)          1番 清 水   寛         2番 岡 本 昭 治          3番 土生田 仁 志         4番 田 中 藤一郎          5番 井 垣 文 博         6番 松 井 正 志          7番 伊 藤   仁         8番 足 田 仁 司          9番 青 山 憲 司         10番 西 田   真          11番 竹 中   理         12番 芦 田 竹 彦          13番 浅 田   徹         14番 上 田 倫 久          15番 関 貫 久仁郎         16番 木 谷 敏 勝
             17番 福 田 嗣 久         18番 椿 野 仁 司          19番 井 上 正 治         20番 嶋 﨑 宏 之          21番 上 田 伴 子         22番 村 岡 峰 男          23番 奥 村 忠 俊         24番 石 津 一 美         ───────────────────────────────                    欠席議員(なし)         ───────────────────────────────                    欠  員(なし)         ───────────────────────────────                   事務局出席職員職氏名   局長         松 本 幹 雄  次長        羽 尻 泰 広   主幹兼庶務係長    前 田 靖 子  主幹兼議事係長   佐 伯 勝 巳   調査係長       木 山 敦 子  副班長       藤 井 正 吾         ───────────────────────────────                 説明のため出席した者の職氏名   市長         中 貝 宗 治  副市長       森 田 敏 幸   副市長        前 野 文 孝  技監        上 田 英 則   政策調整部長     土生田   哉  政策調整部参事   谷 岡 慎 一   防災監        垣 江 重 人  総務部長会計管理者                                 成 田 寿 道   地域コミュニティ振興部長        地域コミュニティ振興部参事              幸 木 孝 雄            桑 井 弘 之   市民生活部長     井 上   貢  健康福祉部長    久保川 伸 幸   環境経済部長     上 田   篤  環境経済部参事   小 林 辰 美   コウノトリ共生部長  水 嶋 弘 三  都市整備部長    井 上 良 一   城崎振興局長     井 瀬 邦 夫  竹野振興局長    瀧 下 貴 也   日高振興局長     小 谷 士 郎  出石振興局長    榮 木 雅 一   但東振興局長     岸 本 直 幸  消防長       田 邊 光 之   上下水道部長     米 田 眞 一  教育長       嶋   公 治   教育次長       堂 垣 真 弓  監査委員      保 田 勇 一   選挙管理委員長    浮 田 一 雄  選管監査事務局長  谷 垣 一 哉   農業委員会長     森 井   脩  農業委員会事務局長 宮 﨑 雅 巳   総務課長       安 藤 洋 一  総務課長補佐    西 村 嘉 通         ───────────────────────────────      午前9時30分開議 ○議長(嶋﨑 宏之) おはようございます。  ただいまの出席議員数は24名であります。よって、会議は成立いたします。  これより本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。 ────────・──・──────── ◎日程第1 諸般の報告 ○議長(嶋﨑 宏之) 日程第1は、諸般の報告であります。  まず、去る6月22日付をもって、会派とよおか市民クラブより会派役員異動届が提出され、変更後の会派結成状況をお手元に配付しておりますので、ご清覧願います。  次に、委員会発議意見書案第3号から意見書案第5号まで及び決議案第1号が提出され、お手元に配付いたしておりますので、ご了承願います。  続いて、文教民生委員長から議報第1号から議報第4号まで及び建設経済委員長から議報第5号の審査報告書5件が提出され、お手元に配付いたしておりますので、ご了承願います。  次に、各常任委員会行政視察報告書をお手元に配付いたしておりますので、ご清覧願います。  続いて、本日の議事運営について、議会運営委員長の報告を求めます。  17番、福田嗣久議員。 ○議会運営委員長(福田 嗣久) おはようございます。本日の議事運営についてご報告をいたします。  本日はこの後、委員会審査の終了した報告第5号から報告第16号まで及び第53号議案から第66号議案までの合計26件を、議案ごとに、また、関連議案は一括して上程し、委員長報告、質疑、討論、表決いたします。  次に、意見書案第3号から意見書案第5号まで及び決議案第1号の合計4件を個別に上程し、説明の後、委員会付託を省略し、全体審議で即決いたします。  続いて、請願・陳情の審査結果について、委員長報告、質疑、討論、表決を行います。  次に、各常任委員長及び議会運営委員長から申し出いたしております所管事項について、閉会中の継続審査議決を行い、今期定例会を閉会することといたしております。  以上、本日の議事運営について、よろしくご協力をお願いいたします。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 以上、報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第2 報告第5号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第2、報告第5号、専決処分したものの報告について、専決第6号及び専決第7号、損害賠償の額を定めることについてほか1件を一括議題といたします。  建設経済委員長の報告を求めます。  23番、奥村忠俊議員。 ○建設経済委員長(奥村 忠俊) 報告第5号、専決第6号及び専決第7号について、建設経済委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。  まず、報告第5号、専決第6号は、都市整備課職員の運転する公用車が車両をバックで駐車する際に、駐車場内の旗掲揚ポールに車両を衝突させ、損傷させた物損事故損害賠償額の決定に係る専決処分についての報告であります。  審査の結果、異議なく、了承すべきものと決定しました。  なお、当委員会は、次のとおり委員会意見及び要望を付すことに決定しました。  大型車両をバックさせる際は、助手がホイッスルや手旗等を用いて安全確認に努めることを徹底されたい。  続いて、専決第7号は、市営住宅の犬の飼育者に対して飼育禁止の指導等を行ってきたが、改善が見られないため、平成30年6月30日を期限に、ペットの飼育及びこれに類する一切の行為を行わないことについて、訴えの提起前の和解を申し立てる専決処分についての報告であります。  審査の結果、異議なく、了承すべきものと決定しました。  なお、当委員会は、次のとおり委員会意見及び要望を付すことに決定しました。  市営住宅等入居契約の際には、入居条件の遵守を入居者に徹底されたい。  以上、報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  報告第5号、専決第6号及び専決第7号については、いずれも委員長報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第3 報告第6号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第3、報告第6号、専決処分したものの承認を求めることについて、専決第8号から専決第10号まで、豊岡市市税条例の一部を改正する条例制定についてほか2件を一括議題といたします。  まず、総務委員長の報告を求めます。  6番、松井正志議員。 ○総務委員長(松井 正志) 報告第6号、専決第8号及び専決第9号について、総務委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。  まず、報告第6号、専決第8号は、地方税法等の改正が平成30年3月31日付で施行されたことに伴い、法人市民税の控除、法人市民税の納期限を延長した場合における延滞金の計算期間の変更及び土地に係る固定資産税負担調整措置の延長等のため、市税条例関係部分について、同日付で所要の改正を行った専決処分についての報告であります。  次に、報告第6号、専決第9号は、但東市民センターの和室を廃止するため、豊岡市立市民センターの設置及び管理に関する条例の関係部分について、平成30年4月23日付で所要の改正を行った専決処分についての報告であります。  審査の結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり承認すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) 次に、予算決算委員長の報告を求めます。  7番、伊藤仁議員。 ○予算決算委員長(伊藤 仁) 報告第6号、専決第10号について、予算決算委員会における審査の結果をご報告いたします。  本件は、平成29年度一般会計について、地方譲与税地方交付税及び各種交付金の確定並びに事業費の確定に伴う地方債の最終決定等をもとに増減整理を行い、平成30年3月30日付で行った補正予算専決処分についての報告であります。  各分科会長報告をもとに慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり承認すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。
           〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本件は、いずれも各委員長報告のとおり承認することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、報告第6号、専決第8号から専決第10号までは、いずれも各委員長報告のとおり承認することに決定いたしました。 ────────・──・──────── ◎日程第4 報告第7号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第4、報告第7号、平成29年度豊岡市繰越明許費繰越計算書についてを議題といたします。  予算決算委員長の報告を求めます。  7番、伊藤仁議員。 ○予算決算委員長(伊藤 仁) 報告第7号について、予算決算委員会における審査の結果をご報告いたします。  本件は、平成29年度豊岡市一般会計における繰り越し事業鉄道交通対策事業ほか20事業に関する繰越額及び財源についてであります。  各分科会長報告をもとに慎重に審査を行った結果、格別異議なく、了承すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  報告第7号は、委員長報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第5 報告第8号及び報告第9号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第5、報告第8号及び報告第9号、平成29年度豊岡市水道事業会計予算の繰越しについてほか1件を一括議題といたします。  建設経済委員長の報告を求めます。  23番、奥村忠俊議員。 ○建設経済委員長(奥村 忠俊) 報告第8号及び報告第9号について、建設経済委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。  報告第8号は、平成29年度水道事業会計について、配水施設整備事業において、老朽配水管等整備施設整備における工事の進捗におくれが生じるとともに、地元調整関係機関との協議に時間を要したために、また、報告第9号は、平成29年度下水道事業会計について、公共下水道事業特定環境保全公共下水道事業において、関係者との協議や設計仕様書の見直しに不測の日数を要したため、それぞれ平成30年度に予算の繰り越しを行ったことの報告であります。  審査の結果、本件については、格別異議なく、いずれも了承すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  報告第8号及び報告第9号は、いずれも委員長報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第6 報告第10号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第6、報告第10号、平成29年度豊岡市土地開発公社の決算についてを議題といたします。  総務委員長の報告を求めます。  6番、松井正志議員。 ○総務委員長(松井 正志) 報告第10号について、総務委員会における審査の結果をご報告いたします。  本件は、豊岡市土地開発公社に係る平成29年度の決算報告についてであります。  当局に対し、各項目にわたり、詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、了承すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  報告第10号は、委員長報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第7 報告第11号から報告第16号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第7、報告第11号から報告第16号まで、平成29年度豊岡市農業共済事業特別会計予算に係る弾力条項の適用についてほか5件を一括議題といたします。  建設経済委員長の報告を求めます。  23番、奥村忠俊議員。 ○建設経済委員長(奥村 忠俊) 報告第11号から報告第16号の6件について、建設経済委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。  まず、報告第11号は、平成29年8月から10月にかけて3度の台風接近に伴う大雨により、大豆共済加入者の圃場が冠水被害を受け、畑作物共済金の予算額に不足が生じたため、弾力条項の適用を行ったとの報告であります。  次に、報告第12号は、豊岡まちづくり株式会社、報告第13号は、一般社団法人豊岡観光イノベーション、報告第15号は、株式会社日高振興公社、報告第16号は、株式会社シルク温泉やまびこのそれぞれの決算及び次期事業計画に関する報告であります。  次に、報告第14号は、建設課職員が現場で公用車を後退しようとした際、運転操作を誤り、前進し、停車中の相手方車両に接触し、損傷させた交通事故損害賠償額の決定に係る専決処分についての報告であります。  審査の結果、異議なく、いずれも了承すべきものと決定しました。  なお、当委員会は、次のとおり委員会意見及び要望を付すことに決定しました。  株式会社シルク温泉やまびこについては、前期に引き続き今期も赤字となった。前期同様、経費の中の燃料費や水道光熱費の占める割合が非常に大きいため、将来を見据えて省エネに努められたい。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  報告第11号から報告第16号までは、いずれも委員長報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第8 第53号議案及び第54号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第8、第53号議案及び第54号議案、市有財産の処分についてほか1件を一括議題といたします。  総務委員長の報告を求めます。  6番、松井正志議員。 ○総務委員長(松井 正志) 第53号議案及び第54議案について、総務委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。  まず、第53号議案は、出石町袴狭の市有土地を売却しようとするものであります。  次に、第54号議案は、消防団に配備する消防ポンプ自動車3台、小型動力ポンプ2台を購入しようとするものであります。  審査の結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、いずれも委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第53号議案及び第54号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第9 第55号議案及び第56号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第9、第55号議案及び第56議案、工事請負契約の締結についてほか1件を一括議題といたします。  文教民生委員長の報告を求めます。  13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) 第55号議案及び第56号議案について、文教民生委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。  まず、第55号議案は、豊岡市立出石総合スポーツセンター野球場改修工事に係る工事請負契約を締結しようとするものであります。  次に、第56号議案は、平成33年度末をもって兵庫県市町交通災害共済組合を解散することに伴い、同組合が共同処理する交通災害共済の期間を平成31年度末までとするため、同組合規約を変更しようとするものであります。  審査の結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
           〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、いずれも委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第55号議案及び第56号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第10 第57号議案及び第58号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第10、第57号議案及び第58号議案、工事請負変更契約の締結についてほか1件を一括議題といたします。  建設経済委員長の報告を求めます。  23番、奥村忠俊議員。 ○建設経済委員長(奥村 忠俊) 第57号議案及び第58号議案の2件について、建設経済委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。  第57号議案は、栃江橋右岸下部工事について、入札減等に伴う工事費精査により工事請負変更契約を締結しようとするものであり、第58号議案は、国土交通省の日置地区堤防整備工事に伴い、堤防敷となるため、市道路線、向日置連絡線を廃止しようとするものであります。  審査の結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、いずれも委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第57号議案及び第58号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第11 第59号議案及び第60号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第11、第59号議案及び第60号議案、物件購入契約の締結についてほか1件を一括議題といたします。  総務委員長の報告を求めます。  6番、松井正志議員。 ○総務委員長(松井 正志) 第59号議案及び第60号議案について、総務委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。  まず、第59号議案は、消防本部城崎分署竹野出張所に配備する消防ポンプ自動車を購入しようとするものであります。  次に、第60号議案は、平成29年10月23日に日高町東芝で発生した交通事故損害賠償の額を決定しようとするものであります。  事故の概要は、消防本部日高分署の消防ポンプ自動車が建物火災からの引き揚げ途上、現場付近の駐車場のコンクリートブロックに接触し、コンクリートブロック及び車両の双方が損傷したものです。  審査の結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、いずれも委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第59号議案及び第60号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第12 第61号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第12、第61号議案、物件購入契約の締結についてを議題といたします。  文教民生委員長の報告を求めます。  13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) 第61号議案について、文教民生委員会における審査の結果をご報告いたします。  本案は、中学校9校に教育用情報機器を購入しようとするものであります。  審査の結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第61号議案は、原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第13 第62号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第13、第62号議案、豊岡市市税条例等の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。  総務委員長の報告を求めます。  6番、松井正志議員。 ○総務委員長(松井 正志) 第62号議案について、総務委員会における審査の結果をご報告いたします。  本案は、地方税法等の改正に伴い、個人市民税の基礎控除に係る所得要件の創設及び市たばこ税の税率の引き上げ等を行うため、市税条例関係部分について所要の改正を行おうとするものであります。  審査の結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第62号議案は、原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第14 第63号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第14、第63号議案、豊岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。  文教民生委員長の報告を求めます。  13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) 第63号議案について、文教民生委員会における審査の結果をご報告いたします。  本案は、平成30年度国民健康保険税の税率改正等を行う条例改正であります。  国民健康保険事業は、今年度から県単位で実施されており、県から示された標準保険料率等を参考に税額を算定した結果、財政調整基金を取り崩すことなく、1人当たりの国保税額を対前年度比13.8%減、1万5,501円減の9万7,043円とし、税率改正を行おうとするものであります。  各項目にわたり、当局から詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第63号議案は、原案のとおり可決されました。 ────────・──・────────
    ◎日程第15 第64号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第15、第64号議案、平成30年度豊岡市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。  予算決算委員長の報告を求めます。  7番、伊藤仁議員。 ○予算決算委員長(伊藤 仁) 第64号議案について、予算決算委員会における審査の結果をご報告いたします。  本案は、平成30年度一般会計について、指定管理者制度を導入する施設の管理者を公募するための債務負担行為、豊岡市ワークイノベーション戦略策定、新文化会館整備に係る基本構想及び基本計画の策定など、緊急やむを得ないもののみ補正を行い、必要な一般財源は財産収入等で措置した補正予算であります。  各分科会長報告をもとに慎重に審査を行う中で、一部委員より反対の立場から、ひぼこホールを愛する会や女声合唱団カモミールから提出された陳情に対しての採決も行われていない中、新文化会館整備事業費1,083万6,000円を含む補正予算が提出された。市民の意見を傾聴し、審議を丁寧にすることが肝要であり、補正予算の提案を急ぐべきではないと考える。よって、本案については反対であるとの意見が出されました。  一方、賛成の立場から、老朽度調査の結果、市民会館については、多額の耐震工事とリニューアル費用を費やしてきたにもかかわらず、長寿命化については多額の費用が必要とされた。また、ひぼこホールについては、合併後、修繕もほとんどされない中で長寿命化には建設費並みの費用が必要とされた。当局の計画的な施設管理のあり方としては問題が残るが、両館の機能を統合する形で新文化会館の整備に向け、計画する以外には方法がないと考える。新文化会館整備基本構想・基本計画を策定するための予算を含んだ本案は、適切妥当であり、賛成であるとの意見が出されました。  このため、採決を行った結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。  なお、当委員会は、次のとおり委員会意見及び要望を付すことに決定しました。  まず、キャリアデザインアクションプランは、本年度から取り組む重要な施策の一つであり、その成果を大いに期待している。プランの策定に当たっては、単に業務を委託するのみではなく、庁内検討委員会における実態把握や検討を踏まえて、女性職員の能力がさらに生かされる組織の実現を目指すよう取り組まれたい。  次に、新文化会館整備事業費については、新たな文化会館の整備に当たっては、建設費や維持運営等に係る財政負担の軽減を図り、かつ市民に広く愛され、活用される施設とするため、市民各層、文化団体等の意見も聴取した上で、立地、規模、機能等を十分に検討されたい。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  討論はありませんか。  21番、上田伴子議員。 ○議員(21番 上田 伴子) ただいまの第64号議案、平成30年度豊岡市一般会計補正予算(第1号)について、反対の立場から意見を申し上げます。  先ほども反対にありましたように、この予算に含まれる主要事業の中でナンバーツーの新文化会館整備事業基本構想・基本計画の策定、予算額1,083万6,000円については、ひぼこを愛する会や合唱団カモミールから出されている陳情に対しての賛否もとられておらず、また、議会での審議も十分にされていない中、新文化会館についての計画策定の予算をつける審議を急ぐことをせず、市民の意見、議会での審議を丁寧にすることこそ、肝要であります。補正予算の提案を急ぐべきではないと考えます。ひぼこホールの廃止が新聞報道でなされる中、多くの市民からなぜという疑問の声、また、委員会で管内視察した際に目にした、余りにもメンテナンスがされていなかったのではと思える現状、そして市民会館においては、数年前に6億円もかけて耐震と改修を行ったのに取り壊しとは到底、市民の理解は得られないと思います。これらのことを鑑み、市民と議会、当局とのもっと時間をかけての審議が必要であると考えます。  よって、現時点での補正予算案には反対いたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) ほかにありませんか。  17番、福田嗣久議員。 ○議員(17番 福田 嗣久) この基本構想・基本計画策定の補正予算1,083万6,000円でありますけれども、賛成の立場で討論をいたします。  出石ひぼこホール、豊岡市民会館については、老朽度調査の結果、両館とも改修には多額の費用が見込まれる結果となった。そのため、ひぼこホールは廃止、両館のホール機能を統合する形で、新文化会館の整備に向けての基本構想・基本計画策定の予算でございます。市民会館の合併後の修繕につきましては、特に平成25年度、26年度と多額の耐震工事費用とリニューアルの費用が費やされており、また、ここに来ての多額の長寿命化費用が必要という点、また、その上、当局の計画のなさについても理解に苦しむところがあります。加えまして、ひぼこホールについては、合併後、予防的修繕もほとんどなされていない。また、突然のように危険である、そして長寿命化につきましては建設費用並みの費用が必要ということであります。この点についても理解に苦しむところではありますけれども、結論としてはいずれも多額の費用が必要であるということには変わりがなく、この期に及んでは機能を統合する形で計画する以外には方法はないと考えるところであります。  よって、賛成の立場の討論といたします。  また、附帯の意見としましては、1番には、新たな文化施設の建設費用と維持運営に係る財政負担をできる限り軽減を図って、かつ広く市民に愛され、活用される施設とするため、各層の意見、文化団体の意見を十分に聴取し、立地規模、機能等を検討すること。さらにひぼこホールの廃止に当たっては、特に小ホールの代替案の検討が必要であると考えております。特に設立以降、長く利活用されてきました文化団体等の意見も十分に反映させ、周辺地域の文化風土の継承、発展に支障のないよう十分に配慮すること。この2点を申し上げて、賛成の討論といたします。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) ほかにありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論を打ち切ります。  お諮りいたします。これより第64号議案を起立により採決いたします。本案は、委員長報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 起立多数であります。よって、第64号議案は、原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第16 第65号議案及び第66号議案 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第16、第65号議案及び第66号議案、平成30年度豊岡市国民健康保険事業特別会計事業勘定補正予算(第1号)ほか1件を一括議題といたします。  文教民生委員長の報告を求めます。  13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) 第65号議案及び第66号議案について、文教民生委員会における審査の結果を一括してご報告いたします。  まず、第65号議案は、平成30年度豊岡市国民健康保険事業特別会計事業勘定補正予算、次に、第66号議案は、平成30年度豊岡市診療所事業特別会計補正予算であります。  各項目にわたり、当局から詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、いずれも委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、第65号議案及び第66号議案は、いずれも原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第17 意見書案第3号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第17、意見書案第3号、但馬地域県立高校生徒募集定員見直しに関する意見書の提出についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  17番、福田嗣久議員。 ○議員(17番 福田 嗣久) ただいま議題となりました意見書案につきまして、案文の朗読をもって説明にかえさせていただきます。 ────────────────────    但馬地域県立高校の生徒募集定員    見直しに関する意見書(案)  但馬地域における全日制普通科は、かつての南但・北但学区制から但馬1学区制、複数志願選抜制度となり、生徒にとって選択肢の広がったところである。しかしながら、人口減少の傾向はとどまらず高校入学対象者数も減少の一途をたどっている。それに対しては、近年、南但・北但地域ごとの中学校卒業者数の減少状況を基に、南但・北但各地域の学級数で調整が図られていると推察される。  但馬1学区制となっている今、今後の但馬全体の高校の在り方を考えることが必要である。また、その際には広域でかつ過疎地域であることに加え、地域における高校の存在意義なども十分に考慮していただきたい。  教育の質の保持、人材の育成という視点で考えると、特色ある市内の普通科2校の学級数、教員数は現状の規模を最低条件として維持すべきである。但馬内の公立高校が小規模校ばかりになると、公立高校の地盤沈下が始まることを懸念する。  よって、下記の事項について特段の配慮を強く要望する。           記 1 高校卒業後、高等教育機関(大学など)への進学を望む子どもたちの割合は今も増え続けている。全日制普通科は大学などへの進む過程として、重要な役割を果たしていることは明らかである。  市内、普通科高校の入学者定員、教員数、学級数は減らさないこと。 2 生徒がどういう学校に行きたいのか十分に考慮すること。 3 地域の特性、地域における高校の存在意義を十分に考慮し、長期的展望に立ち、生徒にとって学びたいことが学べる特色と魅力のある高校の在り方を検討すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。    平成30年6月27日                 豊岡市議会 ────────────────────  議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 説明は終わりました。  お諮りいたします。本案は、委員会審査を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、原案のとおり可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第3号は、原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第18 意見書案第4号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第18、意見書案第4号、義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書の提出についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  13番、浅田徹議員。 ○議員(13番 浅田 徹) 意見書案第4号、義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書の提出について、案文の朗読をもって説明にかえます。 ────────────────────    義務教育費国庫負担制度の堅持に    関する意見書(案)  義務教育は、国民として必要な基礎的資質を培うものであり、憲法の要請として、教育の機会均等と全国的な義務教育水準の維持向上をはかることは国の責務である。
     そのためにも、義務教育費国庫負担制度は、「国による最低保障」の制度として、義務教育水準を確保するために不可欠な制度であり、現行教育制度の根幹をなしている。  しかし、義務教育費国庫負担制度の負担割合が2分の1から3分の1に縮小され、地方交付税に依存する度合いが高まった。全国的な教育水準の確保や地方財政を圧迫させないためには、これ以上の国庫負担金の削減はすべきではない。  教育予算は未来への先行投資であり、子どもたちがどこに生まれ育ったとしても、等しく良質な教育が受けられることは、憲法の保障するところである。  よって、下記の事項について、特段の配慮をされるよう強く要望する。           記 1 義務教育費国庫負担制度について、制度を堅持すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。    平成30年6月27日                 豊岡市議会 ────────────────────  議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 説明は終わりました。  お諮りいたします。本案は、委員会審査を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、原案のとおり可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第4号は、原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第19 意見書案第5号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第19、意見書案第5号、子どもたちと向き合う時間の確保に関する意見書の提出についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  13番、浅田徹議員。 ○議員(13番 浅田 徹) 意見書案第5号、子どもたちと向き合う時間の確保に関する意見書の提出について、案文の朗読をもって説明にかえます。 ────────────────────   子どもたちと向き合う時間の確保に   関する意見書(案)  子どもたちに豊かな教育を保障することは、社会の基盤作りにとってきわめて重要なことである。  学校現場における課題が複雑化・困難化する中で、子どもたちの豊かな学びを実現するためには、教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが不可欠である。特に小学校においては、18年度から新学習指導要領の移行期間に入り、外国語教育実施のため授業時数の調整など対応に苦慮する状況となっている。さらには、相対的貧困率を見ても分かるように、近年、課題を抱えた子どもたちは増加傾向にある。そんな子どもたちに教職員が寄り添うためには、学校現場にゆとりが必要なことは言うまでもない。明日の日本を担う子どもたちを育む学校現場において、教職員の長時間労働是正は喫緊の課題であり、そのために教職員定数改善は欠かせない。  しかし、義務教育費国庫負担金制度の負担割合が2分の1から3分の1に縮小されたことや、地方交付税削減の影響、厳しい地方財政の状況などから、自治体において教育予算を確保することは困難となっている。  地方財政が逼迫している中、少人数教育の推進、学校施設、旅費・教材費、就学援助・奨学金制度など教育条件の自治体間格差も拡がっている。  さらに、就学援助受給者の増大にあらわれているように、社会全体として低所得者層の拡大・固定化が進んでおり、所得の違いが教育格差につながってきている。  自治体の財政力や保護者の所得の違いによって、子どもたちが受ける「教育水準」に格差があってはならない。  日本の教育予算は、GDP比に占める教育費の割合や教員一人当たりの児童生徒数などに見られるように、OECD諸国に比べて脆弱と言わざるを得ない。教育予算を国全体として、しっかりと確保・拡充させる必要がある。  よって、下記の事項について、特段の配慮をされるよう強く要望する。           記 1 「子どもたちと向き合う時間の確保」をはかり、きめの細かい教育の実現のために、少人数学級を推進すること。 2 学校施設整備費、就学援助・奨学金、学校の安全対策など、教育予算の充実のため、地方交付税を含む国の予算を拡充すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。    平成30年6月27日                 豊岡市議会 ────────────────────  議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 説明は終わりました。  お諮りいたします。本案は、委員会審査を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本案は、原案のとおり可決することに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第5号は、原案のとおり可決されました。  ただいま可決されました意見書案の取り扱いについては、議長に一任願います。 ────────・──・──────── ◎日程第20 決議案第1号 ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程20、決議案第1号、2025年国際博覧会の誘致に関する決議についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  18番、椿野仁司議員。 ○議員(18番 椿野 仁司) ただいま議題となりました決議案につきまして、案文の朗読をもって説明にかえます。 ────────────────────    2025年国際博覧会の誘致に    関する決議(案)  2025年に「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする国際博覧会を大阪・関西が一体となって開催することは、新たな産業や観光のイノベーションが期待できるなど、大きな経済効果をもたらすとともに、全世界に向けて圏域の存在感を示す絶好の機会となり、極めて大きな意義がある。  また、このような国際博覧会の開催は、圏域全体のみならず、兵庫県における産業振興や観光文化交流等を促進するとともに、県内各地域の振興や住民の生活向上にも寄与することが期待できる。  よって、豊岡市議会は、大阪・関西における国際博覧会の開催を支持するとともに、誘致実現に向けた国内機運の醸成など、必要な取組みを国、地元大阪府市、経済界とともに積極的に推進していく。  以上、決議する。    平成30年6月27日                 豊岡市議会 ────────────────────  議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 説明は終わりました。  お諮りいたします。本案は、委員会審査を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。  22番、村岡峰男議員。 ○議員(22番 村岡 峰男) 決議案第1号、国際博覧会の誘致に関する決議について、反対の立場から意見を申し上げます。  今議会に提案された決議案第1号、2025年国際博覧会の誘致に関する決議について、決議すべきではないという立場から意見を申し上げます。  日本共産党・あおぞら議員団は、国際博覧会が持つ産業や技術の進歩、展望を示し、広く教育的に広めようという理念そのものに反対するものではありません。また、決議案で言われている新たな産業や観光のイノベーションが期待できるなど、大きな経済効果をもたらすとともに、全世界に向けて圏域の存在感を示す絶好の機会となるという指摘、さらには県内各地の産業や観光の振興に一定の効果をもたらすことにも異論を持つものではありません。  しかし、この大阪万博の起爆剤とも言われる、さきの衆議院でも強行可決をされた、カジノを含むIR誘致がまさにセットで進められようとしていることを見過ごすわけにはいきません。今、延長国会の参議院での審議が続いていますが、この万博に間に合わす形で解禁が大きな焦点でもあります。IRイコールカジノが成長産業どころか、ギャンブルが何の財を生み出すものでもないことは明白です。それどころか、ギャンブル依存症の拡大、不法集団の暗躍、まともな産業、経済の衰退など、人の不幸を成長産業の起爆剤と考えるなど、あり得ないことであり、人類の進歩、展望とも相入れないものだと言えます。決議案文にカジノもIRの文言も全く入っていません。しかし、カジノ法案の審議の中でこの万博の起爆剤とされ、外国人観光客の増加の切り札とされるカジノを決議案文に入れず、近畿各自治体に押しつけること自体、許されることではないと考えます。  さらに万博会場に予定されている舞洲が近い将来、南海トラフ地震が確実とされるもとで、大地震、大津波に耐えられないと言われる中、半年にわたって多くの人を集中させようとする計画にも大きな疑問を持つものであります。  以上、反対の意見とします。 ○議長(嶋﨑 宏之) ほかにありませんか。  15番、関貫久仁郎議員。 ○議員(15番 関貫久仁郎) 2025年国際博覧会の誘致に関する決議案に対して、賛成の立場で討論いたします。  現在、決議文にありますように「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとし、大阪市舞洲を会場とする国際博覧会の開催地としての立候補をし、よい結果を待つばかりですが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに続き、我が国にとっての一大イベントを誘致、開催を目指すところであります。加えて現在、東京一極集中と言われる中、関西、大阪で開催することは、かつて48年前、大阪万博が開催されたときのように、関西圏域に大きな経済効果をもたらすものと確信しております。また、国が観光立国を目指す中、より関西のすばらしさを世界の人々に紹介する絶好の機会となり、関西全域に新たな観光や産業を生むことを期待できるとも考えられるところであります。  IR法案のもと、カジノ併設が行われることにカジノ依存症などを懸念されておりますが、国内においては公営ギャンブルが数十年にわたり各地で開催されており、また、カジノに関しては日本人の利用を制限する内容を設け、依存症による個人の不利益なども防ぐ策を講じることとされております。  よって、本決議文に賛成をするところであります。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。
    ○議長(嶋﨑 宏之) ほかにありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論を打ち切ります。  これより決議案第1号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 起立多数であります。よって、決議案第1号は、原案のとおり可決されました。 ────────・──・──────── ◎日程第21 請願・陳情の審査結果について ○議長(嶋﨑 宏之) 次は、日程第21、請願・陳情の審査結果についてを議題といたします。  お手元に配付いたしておりますとおり、文教民生委員長から議報第1号から議報第4号まで及び建設経済委員長から議報第5号の審査報告書5件が提出されております。  まず、議報第1号、平成29年陳情第5号、ひぼこホール存続検討に関する陳情書を議題といたします。  文教民生委員長の報告を求めます。  13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) 文教民生委員会に審査を付託されました平成29年陳情第5号、ひぼこホール存続検討に関する陳情書について、審査の結果をご報告いたします。  本件は、出石文化会館ひぼこホールの存続検討が行われる中で、改修検討に当たっては、公益社団法人全国公共文化施設協会の支援を求めるなど、劇場改修と運営管理、市民協力のあり方など、事情に通じた専門家の協力を得ること、また、2018年度の新規予約受け付けの早期再開、さらに市民協力強化を含む対話会の推進を図ることを求めるものであります。  委員会では、陳情者の参考人招致により陳情内容の把握に努めるとともに、当該施設の現場視察を実施するなど、慎重に審査を行う中で、一部委員より不採択の立場から、改修検討に当たり専門家の協力を得ること、対話の推進を図ることなど、本陳情の趣旨はおおむね達成されたものと理解する。老朽度調査の結果、出石文化会館ひぼこホール、豊岡市民会館は、両館とも改修には多額の費用が見込まれることが判明した。両館の機能を統合する形で新文化会館の整備に向ける計画以外には方法はないと考える。よって、本陳情は不採択とせざるを得ないとの意見が出されました。  一方、採択の立場からは、本件は1万3,500筆を超える多くの市民等の署名が添えられていたが、市の公共施設再編計画の中で市民の意見を聞くことなく、一方的に廃止の方向が示された。本陳情の趣旨を達成している部分もあるが、十分に対話の推進を図り、当分の間、引き続き使用を求める本陳情は採択すべきであるとの意見が出されました。  このため、採決を行った結果、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  討論はありませんか。  21番、上田伴子議員。 ○議員(21番 上田 伴子) ただいま陳情第5号、ひぼこホール存続検討に関する陳情書について、採択する立場で意見を申し上げます。  昨年9月議会で出石文化会館ひぼこホールの老朽度調査によって改修費に16億円を要するとの説明がありました。市の公共施設再編計画の中で市民の意見を聞くことなく、一方的に廃止の方向が示されていました。この間、ひぼこを愛する会の人たちを中心に、多くの市民の方たちを初めとして1万3,500筆を超える署名を添えて、ひぼこホールを残してほしいという陳情書が提出されました。  委員会でひぼこホールを管内視察した際、非常に驚いたことは、余りにも施設維持のためのメンテナンスがなされていないことでした。市民会館の耐震工事に伴う改修には6億円ものお金をかけて、外観的にもリニューアルがなされているのに比べて本当にお粗末、ふぐあいの都度、危険を回避することだけしかされておらず、そのやり方にあいた口が塞がりませんでした。地元の方たちは今までほったらかしにしておいて、今さら廃止などとは到底納得できるものではないと思われます。その思いは十分に理解できます。  陳情の項目の中には対話の推進など、一部実現しつつあることもありますが、当面必要な安全面等の最低限必要な改修や修繕を行い、当分の間、引き続きの使用を求める本陳情は十分理解でき、採択すべきものと考えます。  以上、採択の討論といたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) ほかにありませんか。  17番、福田嗣久議員。 ○議員(17番 福田 嗣久) 私は、不採択に賛成の立場で討論をいたします。  まず、市役所の建設、建てかえのときのことを思い返しておりました。私は、できる限りシンプルで現在も、そしてまた将来的にも財政負担の少ない市役所をつくるべきということで、強く意見を申し上げてきておりました。市長はといいますと、復興建築を本当にシンボルとしていきたいということ、強い思いでこの稽古堂を残してまいりました。大変、私も仕方がないという判断をしたわけでございますけども、今回、出石地区を中心とした市民の熱い思い、強い思いに対し、ひぼこホールを廃止するという本当に厳しい判断でございますけれども、この市民の願いに対しては少し軽くあしらうという態度が見受けられて、私は大変残念に思うところもございます。  しかし、不採択に賛成の立場をとらせていただきます。この陳情における1万3,500筆を超える存続署名は大変重たいものというふうに考えておりますけれども、先ほどの補正予算案賛成の立場でございますので、不採択と考えております。  この陳情においても、附帯意見を申し上げたいと思います。  先ほどと同じでございますけども、改めて新たな文化施設の建設費用と維持運営に係る財政負担をできる限り軽減を図る。そしてかつ広い豊岡市の市民に愛され、活用される施設とするために各層の意見を、そしてまた文化団体の意見も十分に聴取し、立地、規模、機能等を十分に精査し、検討していただきたいということが1つでございます。  2つ目としましては、ひぼこホールの廃止に当たっては特に小ホール機能代替案の検討が必要であると考えております。特に設立以降、長く利活用されてきました文化団体等の意見を十分に反映させ、周辺地域の文化風土の継承、発展に支障を来さないよう配慮していただきたいということをお願いして、不採択に賛成の討論といたします。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) ほかにありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論を打ち切ります。  これより議報第1号、平成29年陳情第5号を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、不採択であります。  本件は、委員長報告のとおり不採択と決定することに賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 起立多数であります。よって、議報第1号、平成29年陳情第5号は、不採択と決定されました。  次に、議報第2号、陳情第2号、出石文化会館ひぼこホール使用に関する陳情書を議題といたします。  文教民生委員長の報告を求めます。  13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) 文教民生委員会に審査を付託されました陳情第2号、出石文化会館ひぼこホール使用に関する陳情書について、審査の結果をご報告いたします。  本件は、市内で活動する合唱団が出石文化会館ひぼこホールの使用に関し、現在、新たな使用申請を受け付けていない大ホール及び平成30年7月までの使用申請を受け付けとする小ホールの再開を求めるものであります。  委員会において、陳情の内容について慎重に審査する中で、一部委員より不採択の立場から、当該施設は外壁材、屋根材の剥離等が散見され、これまで一時的、簡易的な修繕は行ってきたものの、今後、いつ落下、飛散するかわからない状態である。利用者の安全を確保できない状況の中で、使用を続けることは困難である。よって、本陳情は不採択とせざるを得ないとの意見が出されました。  一方、採択の立場からは、無期限に使用延長を認めるものではなく、最低限の安全対策に配慮しながら、現状の中で安全確認、点検も十分徹底し、継続使用されることが望ましい。よって、本陳情は採択すべきであるとの意見が出されました。  このため、採決を行った結果、賛成多数により採択すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。  11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) ただいま陳情第2号に関する委員長の報告を伺いました。うちの会派豊岡市議会公明党は、文教民生委員会に所属しておりませんので、委員長に3点質問したいと思います。1問ずつお聞きします。  まず、この陳情第2号の内容についてどのような議論がされたのか、端的に、お聞きしたいと思います。 ○議長(嶋﨑 宏之) 13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) この議論につきましては、さきの2件、1つは64号議案、補正予算での新文化会館整備事業基本構想・基本計画策定でございます。もう1件は、陳情第5号、ひぼこホールの存続の検討に関する陳情書の審査でございます。当然この審議を踏まえた上で、この件についても審査を行っております。  特にどのような議論がというふうなお尋ねでございますけども、特に市の対応についての意見が集中しました。例えば陳情者との事前の協議、今の進捗状況の説明等、それからまた施設が使用できない場合についてほかにどのような対応ができるのか、また、懇談会の席にも陳情者も来ておられたと、そういうことに対してどのような対応等々、そういうことが出ました。市としましては、直接この要望書そのものは市には出ておりません。そういう中で特に市長も出席された懇談会等の席にもこの陳情者の方も見えられておったと。そういう中で、懇談会等についても具体的な意見がその中で出なかった。そういうことも踏まえて、理解をいただいていたとの判断もあったというふうなことであります。  また、直接相談があれば20周年のコンサートが12月というふうなことで予定されておるようですけども、もしも市民会館を使用される場合には、ひぼこホールの使用料を上限とする減免措置の対処とか、また小ホール機能についても今後、検討を、十分それもしていきたいという方針が説明をされました。  内容は以上でございます。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) 2点目ですけども、この採択された陳情第2号と不採択となった平成29年度陳情第5号との関係性について、内容はされたのか。されたのであれば、どういった内容だったのかっていうのをお聞きしたいと思います。 ○議長(嶋﨑 宏之) 13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) 関連性について議論の内容というようなことでお尋ねがありました。  特に陳情の5号につきましては、ひぼこホールの存続等に関する陳情でございます。施設をどうするか、こういうものについては先ほど申しましたように一般補正予算等で、新たな新文化会館等で検討していくというふうなことで方向づけをしております。また今、問題になっております陳情2号については、その陳情者の中でもございました、一利用者団体による、何とか20周年記念コンサートをさせてほしいという、使用に関しての陳情というふうなこともございまして、当然これ分けて審査の議論もやっております。中身的にはそれぞれ継続はしてございますけども、審査としては分けて行ったという内容でございます。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) 11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) ありがとうございます。  最後の質問ですけども、先ほど第1回目に質問をしたんですけども、再確認しますけども、市当局からの、委員会の中での話では、陳情者から市当局に対して本件に係る具体的な要望がなく、協議もされなかったのかっていうこと。それからまたもう一つは、大ホールにつきましては、市当局から豊岡市民会館の代替案の提示はあったけれども、小ホールの代替案について、これはまだ検討途上であったのかということについて、2点お聞きします。 ○議長(嶋﨑 宏之) 13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) まず第1点目でございますけども、当然この議論の内容等につきましては、我々が地元に出向きまして、この愛する会、これ12月の陳情でございますけども、その折にもこの合唱団の皆さんもお見えになっておりました。それから先ほど申しましたように、市長との対話会にも代表の方が出席をされておると。ただ、その中で議論とか意見、要望はなかったというふうなことで聞いております。ただ、委員会としてはそういう段階ごとについて、丁寧に説明ができてなかった。こういうことについては、当局に申し入れをしたところでございます。そういう状況でございます。したがいまして、回答書とかそういうことについては一切、この陳情者には市から現在の状況についての状況報告はされてないということでございます。  また、その次の設問でございますけども、当然この小ホール云々につきましては、これ一般の質問のときに市長も答えられましたように、いろんな小ホールの検討については検討中ということで、現在の場所も含め、また今の振興局等、そういうところも具体的な場所の想定もされながら、検討中というふうなあり方でございますけども、当局の考え方もある程度示していただけると。そういうふうなことの中での結審といいますんか、委員会の方向づけでございます。以上です。 ○議長(嶋﨑 宏之) ほかにありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 質疑を打ち切ります。  11番、竹中理議員。 ○議員(11番 竹中 理) ただいま議題となっております陳情第2号、出石文化会館ひぼこホール使用に関する陳情について、継続審査の動議を提出いたします。  提出理由を述べます。  本陳情は、長年にわたる本施設を拠点に活動してこられた団体から、20周年記念コンサートを大ホールで行いたいという陳情とあわせて、これまで使用されてきた小ホールの使用申請の受け付け再開を求める陳情でございます。  先ほど委員長報告では、無期限に使用延長を認めるものでなく、最低限の安全対策に配慮しながら現状の中で安全確認、点検も十分に徹底し、継続使用されることが望ましいとして、採択すべきとの報告がされました。  一方で、昨年来より本件に関する当局からの説明では、当該施設は外壁材、屋根材の剥離等が散見されたため、簡易な修繕はしてきたが、利用者の安全確保ができない状況では使用を継続することはできないとの説明があり、さらには老朽度調査の結果、本施設を市民に安全に使用していただくための長寿命化の改修には、多額の費用が必要との説明がありました。  それを受けて、先ほど第64号議案において、市民会館と統合して新しい文化会館整備に向けて基本構想・基本計画策定に係る補正予算を議会として可決しました。その結果、平成29年度陳情第5号のひぼこホール存続検討に関する陳情は、補正予算との兼ね合いから不採択という結論に至ったところです。  本陳情に関しまして、施設利用者に対して事前の協議もない状況で、一方的で施設の使用を打ち切ることに対する抗議の意向も含まれているものと判断されるところであります。しかしながら、先ほど委員長からお聞きしたとおり、委員会審議の中で陳情者から市当局に対して本件に係る具体的な要望もなく、当然市からの協議もされていないとのことであります。また、これも先ほど再確認しましたが、20周年コンサートは市民会館を利用し、その使用料を配慮することや小ホールの代替案につきましても、まだ検討途上にあるとのことから、議会としまして、本陳情をより慎重に審査し、適切妥当な結論を得るためにもう少し議論の猶予が必要と判断します。  よって、本件は、会議規則第46条の規定により文教民生委員会に再付託の上、閉会中の継続審査とすることを提案いたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いします。 ○議長(嶋﨑 宏之) ただいま竹中理議員から、本件について、文教民生委員会に再付託の上、閉会中の継続審査とすることを求める動議が提出されました。  動議の賛成者はありますか。(発言する者あり)  所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。よって、本動議を直ちに議題といたします。  お諮りいたします。本動議のとおり決定することにご異議ありませんか。    〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 23番、奥村忠俊議員。 ○議員(23番 奥村 忠俊) 今、議題になっております出石文化会館ひぼこホールに関する陳情書を継続審査にという動議が出されました。私は、その動議に対して反対をするものであります。  この陳情書は、同開館3年後に自分たちもこのステージに立ちたいとの思いから結成された女声合唱団カモミールが20周年のことし12月にコンサートを開催させてほしいという願いから提出されたものであります。これまでのコンサートに感動した多くのファンが5年ごとの開催を待たれています。女声合唱団カモミールは、そのために5年前から練習を重ね、何としてもステージに立たせてほしいと真剣に願われています。しかし、昨年9月に同ホールの長寿命化検査の結果が出され、危険な建築物であり、改修にも多大な費用を要するとして廃止することを一方的に決めておられます。女声合唱団カモミールは30年12月に満20周年のコンサートを開催し、それを予定して今も練習に励んでおられます。大ホールを使用させてほしいと、議会の皆さんの理解と協力のお願いをされました。  そして先日、開催された文教民生委員会では、賛成多数で採決されたことが報告をされています。このような中で継続審査の動議が出されました。この陳情はことし2月5日に受理され、以後4カ月がたって、今回、文教民生委員会でしっかり審議をされ、採択されたと聞いております。既に豊岡市はことし7月末をもって使用を停止すると言われており、かわりにこの陳情は継続審査になれば審議未了等で実質廃案になってるんじゃないかというふうに心配をするところであります。今議会で真剣に議論され、採択された文教民生委員会の権威をむしろ失うんではないかとさえ、私は思います。  既に方向が決まっておりまして、恐らくこのコンサート、最後となるだろういうふうに思われます。それ実現するべきであると私は考えております。  したがって、文教民生常任委員会が決断されましたように、本陳情を採択するべきである。継続審査の動議に対して反対をするものであります。
    ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。ご異議がありますので、起立により採決いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) それでは、起立により採決をいたします。  本動議に賛成の議員の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 起立多数であります。よって、本件について、文教民生委員会に再付託の上、閉会中の継続審査とすることを求める動議は可決されました。  続いて、議報第3号、請願第1号、義務教育費国庫負担制度の堅持に関する件を議題といたします。  文教民生委員長の報告を求めます。  13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) 文教民生委員会に審査を付託されました請願第1号、義務教育費国庫負担制度の堅持に関する件について、審査の結果をご報告いたします。  本件は、全ての子供が全国どの地域に住んでいても一定水準の教育が受けられるよう、義務教育費国庫負担制度の堅持を求め、意見書の提出を求めるもので、請願の趣旨はもっともであり、全会一致により採択すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。議報第3号、請願第1号については、同趣旨の意見書案第4号がさきに可決されておりますので、採択されたものとみなすことに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  次に、議報第4号、請願第2号、子どもたちと向き合う時間の確保に関する件を議題といたします。  文教民生委員長の報告を求めます。  13番、浅田徹議員。 ○文教民生委員長(浅田 徹) 文教民生委員会に審査を付託されました請願第2号、子どもたちと向き合う時間の確保に関する件について、審査の結果をご報告いたします。  本件は、子供たちに豊かな教育を保障し、きめの細かい教育の実現のため、少人数学級の推進と国の教育予算の拡充を求め、意見書の提出を求めるもので、請願の趣旨はもっともであり、全会一致により採択すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。議報第4号、請願第2号については、同趣旨の意見書案第5号がさきに可決されておりますので、採択されたものとみなすことに決定してご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  続いて、議報第5号、陳情第3号、宅地開発に関する陳情書を議題といたします。  建設経済委員長の報告を求めます。  23番、奥村忠俊議員。 ○建設経済委員長(奥村 忠俊) 建設経済委員会に審査を付託されました陳情第3号、宅地開発に関する陳情書について、審査の結果をご報告いたします。  本陳情は、宅地開発予定地域周辺が地盤特性として軟弱地盤であり、降雨等による排水処理機能も悪く、地盤沈下も著しい環境にあるため、さらなる宅地開発による影響悪化を危惧し、開発許可をしないことを求めるものであります。  委員会では現地視察も行い、区長さんの説明を聞いて慎重に審査する中で、委員より不採択の立場から、地域住民の心情は十分理解できる。しかし、宅地開発の許可は条例に基づいて行うものであって、申請手続が適正であれば不許可にすることは困難であるとの意見が出された。  採決の結果、全会一致で不採択とすべきものと決定しました。よって、本件は、議会において不採択とされるべきであります。  なお、本委員会は、次のとおり委員会意見及び要望を付すことに決定しました。  宅地開発については、市において豊岡市良好な地域環境を確保するための開発行為の手続等に関する条例に基づき、適正な事務処理が行われていると考える。しかし、地域住民からのこうした陳情は、市としても真摯に受けとめるとともに、地元住民の意見を十分に踏まえ、現地の地理的状況を確認、把握した上でより適正に処理する必要があるものと判断する。  現在、見直し作業が行われている豊岡市都市計画マスタープランにおいても、安全で安心して暮らせる生活環境、都市基盤の維持、機能増進など、多くの都市づくりの諸課題がある。防災面からも地域住民の安全・安心を基本としたまちづくりを進めるためにも、市においては、今後とも地域住民からの意見に真摯に耳を傾け、宅地開発事業者への適切な指導助言を初め、地域の課題克服に向けた努力を不断に行うこと。  以上、ご報告いたします。 ○議長(嶋﨑 宏之) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。        〔質疑なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) 討論はありませんか。        〔討論なし〕 ○議長(嶋﨑 宏之) お諮りいたします。本件は、委員長報告のとおり不採択と決定することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、議報第5号、陳情第3号は、不採択と決定しました。  次に、各常任委員長及び議会運営委員長からお手元に配付いたしております一覧表のとおり、所管事項について閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査として付託することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認め、そのように決定しました。 ────────・──・──────── ○議長(嶋﨑 宏之) 以上で今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  お諮りいたします。これをもって今期定例会を閉会いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋﨑 宏之) ご異議なしと認めます。よって、平成30年第2回豊岡市議会定例会はこれをもって閉会いたします。     午前10時53分閉会 ──────────────────── ◎議長挨拶 ○議長(嶋﨑 宏之) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  去る18日午前7時58分ごろ、大阪北部を震源とした震度6弱の地震が発生し、5人が死亡し、423人の負傷者が出ました。1万棟を超える住宅が損壊し、停電、水道管の破裂、ガスの停止、交通機関の麻痺など、都市インフラの脆弱性が改めて露呈しました。お亡くなりになられました皆様のご冥福をお祈りしますとともに、被災されました皆様に心からお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧、復興をお祈りいたします。  気象庁は、マグニチュード6程度の地震は日本全国、いつでも、どこでも発生し得ると指摘しています。今回の地震を教訓に、市では教育、保育施設等のブロック塀などの安全点検を実施しました。市民の生命、財産を守っていくためには、この箇所への対応にとどまらず、被害想定の視野をさらに広げ、平時にできる備え、対策をしっかりと講じていくことが重要だと強く感じる次第であります。  さて、今期定例会は6月1日に開会し、本日まで27日間にわたる会期でありました。この間、当局から提出された議案26件を初め、意見書案、請願、陳情等、いずれも重要な案件につきまして、議員各位には終始慎重にご審議をいただき、本日ここに閉会の運びとなりました。議員各位のご精励に対し、深く敬意を表しますとともに、衷心よりお礼を申し上げます。  さて、今期定例会を顧みますと、新文化会館整備、専門職大学誘致、働き方改革、防災・減災対策など、多くの市の重要課題等について活発な議論が交わされました。市長を初め当局におかれましては、議会審議の過程での意見、要望などを十分に尊重され、今後の市政運営に格段の配慮をなされますよう強く要望いたしますとともに、懸案諸課題の解決に向けてさらなる努力を傾注されますよう切望するものであります。  間もなく海開きとともに、本格的な夏を迎えることとなります。議員各位には、くれぐれもご自愛いただき、市政進展のため一層のご活躍を賜りますようご祈念申し上げ、閉会のご挨拶といたします。ご苦労さまでした。 ──────────────────── ◎市長挨拶 ○市長(中貝 宗治) 閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  去る6月1日に開会いたしました平成30年第2回定例市議会は、全日程を終了し、ただいま閉会の運びになりました。議員各位のご精励に対し、深く敬意を表します。  今議会に私から提出いたしました案件は、いずれも原案どおり適切なるご決定をいただき、心から厚くお礼申し上げます。  この際、5点ご報告いたします。  まず、史跡指定に関する不適切な事務処理についてです。  国史跡、但馬国分寺跡の追加指定について文部科学省への意見を具申する際、添付する土地所有者の同意書のうち1名分を、本人の同意を得ずに教育委員会事務局の職員がみずから作成し、提出していました。また、史跡指定に係る固定資産税の減免についても、制度の適用に必要な申請書を職員がみずから作成し、提出していました。土地所有者には深くおわびを申し上げ、了承を得て同意書に署名、捺印をいただき、これを国へ再提出して受理されたところです。また、固定資産税の減免申請書についても、ご本人から再提出いただき、減免の適用を行うことといたしました。職員の行為は法に触れるものであり、市民の皆様の市政に対する信頼を裏切ってしまったことについて、深くおわびを申し上げます。当該職員及び関係職員についての処分は既に厳正に行ったところです。  次に、酒気帯び運転の車への職員の同乗について申し上げます。  6月16日の未明、車を運転する友人男性が飲酒していることを知りながら、消防職員がその車に同乗し、道路交通法違反により警察に検挙されるという事態が発生しました。市民の安全と安心を守る消防職員がこのような行為を行ったことは痛恨のきわみであります。深くおわび申し上げます。当該職員及び関係職員についての処分は、今後、厳正に行うこととしています。  不祥事が重なったことはまことに遺憾です。発生した事実を厳粛に受けとめ、職員の綱紀粛正の徹底を図るとともに、職場の業務改善等により再発防止に努めたいと存じます。  次に、学校等の施設及び通学路の安全調査について申し上げます。  6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震では、倒れてきたブロック塀の下敷きになって、通学途中の女子児童や高齢の男性が死亡するという痛ましい事故が起きました。これを受け、直ちに公立の小・中学校、幼稚園、保育園、認定こども園についてブロック塀等の安全点検を実施しました。その結果、法令上問題または疑義のある施設が14校園で24カ所ありました。これらの施設では、可能な限り早急に安全対策を実施いたします。また、通学路についても地震発生時に児童生徒の安全を脅かす疑いのある塀などがないか、改めて各学校で点検しているところです。  さらに、学校園以外の市の所有施設のブロック塀等についても点検を行いました。その結果、法令上問題または疑義のある箇所が現時点において10施設で13カ所発見されました。これらにつきましては、今後どう対応し、どのような工法をとるべきかなど、早急に検討し、適切に対応してまいります。  なお、必要な経費につきましては、専決処分も含め、的確な予算措置を行いたいと考えていますので、ご了承賜りますようお願いいたします。  次に、市営住宅家賃の平成29年度現年度分の徴収結果について申し上げます。  平成25年度から市営住宅家賃の滞納対策への取り組みを強化してまいりましたが、このたび、平成29年度現年度分の家賃において初めて徴収率100%を達成することができました。徴収額は約2億5,660万円となります。これは、職員の粘り強い努力のみならず、入居者の皆様に適切なご理解をいただいた結果でもあると考えています。今後も引き続き家賃の適正な徴収を行い、自主財源の確保に努めてまいります。  次に、コウノトリ育むお米のオーストラリアへの輸出開始について申し上げます。  現地で日本食文化の発信事業をされている日本人女性とともに、強力に販売促進活動を行った結果、オーストラリアの小売店2社5店舗で有機JASタイプの販売が決定しました。初回発注分として、まず120キログラムが輸出され、8月に納品される予定です。これは、コウノトリ育むお米の品質と理念が高く、ともに評価された結果だと考えています。今後ともJAたじまとともに、世界への販路を積極的に開拓してまいります。  日一日と暑さが増し、本格的な夏を迎えようとしています。海水浴場では、間もなく海開きがあり、夏祭りなども数多く予定されています。この夏、市内各地が大いににぎわうことを期待しています。  議員各位には、市政の運営について不祥事が重なったことを改めておわびいたしますとともに、今後の市政運営へのさらなるご理解、ご支援を切にお願い申し上げます。  皆様のご健康とさらなるご活躍を祈念申し上げまして、私の閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。      午前11時03分 ────────────────────...