豊岡市議会 > 2013-12-11 >
平成25年第6回定例会(第4日12月11日)

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  1. 豊岡市議会 2013-12-11
    平成25年第6回定例会(第4日12月11日)


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    平成25年第6回定例会(第4日12月11日) ────────────────────────────────────────────────      平成25年第6回豊岡市議会定例会(第4日)                            平成25年12月11日(水曜日) ────────────────────────────────────────────────                          平成25年12月11日 午前9時30分開議 第2日(平成25年12月9日)の議事日程を援用         ───────────────────────────────                  本日の会議に付した事件 日程第1 諸般の報告 日程第2 報告第20号並びに第 132号議案〜第 176号議案及び第 178号議案〜第 184号議      案〈専決処分したものの報告について、ほか52件〉一括上程      各議案に対する質疑並びに一般質問         ───────────────────────────────                    出席議員(24名)          1番 門 間 雄 司         2番 浅 田   徹          3番 井 垣 文 博         4番 野 口 逸 敏          5番 上 田 倫 久         6番 松 井 正 志          7番 前 野 文 孝         8番 西 田   真          9番 上 田 伴 子         10番 村 岡 峰 男
             11番 広 川 善 徳         12番 竹 中   理          13番 関 貫 久仁郎         14番 福 田 嗣 久          15番 嶋 ア 宏 之         16番 椿 野 仁 司          17番 升 田 勝 義         18番 木 谷 敏 勝          19番 伊 賀   央         20番 青 山 憲 司          21番 奥 村 忠 俊         22番 古 池 信 幸          23番 伊 藤   仁         24番 井 上 正 治         ───────────────────────────────                    欠席議員(なし)         ───────────────────────────────                    欠  員(なし)         ───────────────────────────────                   事務局出席職員職氏名   局長         井 ア 和 義  次長         原   重 喜   主幹         谷 垣 一 哉  主幹         山 本 正 明   庶務係長       宮 代 将 樹  技能職員       藤 井 正 吾         ───────────────────────────────                 説明のため出席した者の職氏名   市長         中 貝 宗 治  副市長        真 野   毅   副市長        齋 藤 哲 也  技監         登 日 幸 治   総務部長兼会計管理者 森 田 敏 幸  政策調整部長     杉 本 正 憲   政策調整部参事    早 水 博 子  防災監        森 合   基   消防長        中 島 幾 良  市民生活部長     田 中 道 男   健康福祉部長     福 井 周 治  環境経済部長     井 上 隆 俊   環境経済部参事    吉 谷 義 奉  コウノトリ共生部長  本 田   互   都市整備部長     田 中 孝 幸  上下水道部長     中 貝   稔   上下水道部参事    一 幡 和 之  城崎支所長      新 谷 博 志   竹野支所長      太田垣 健 作  日高支所長      飯 田 正 巳   出石支所長      羽 尻 知 充  但東支所長      谷 岡 慎 一   教育委員       友 田 千 織  教育委員       宮 嶋 珠 美   教育長        石 高 雅 信  農業委員会委員    森 田 徳 久   代表監査委員     多 根   徹  選挙管理委員会委員長 畠 中 隆 夫   教育次長(総務・社会教育担当)              西 村 昇 一  教育次長(こども担当)前 場 芳 幸   監査事務局長     吉 谷 英 司  選管事務局長     天 野 良 昭   総務課参事      伊 達 史 典  農業委員会事務局長  縺@垣 吉 嗣         ─────────────────────────────── ◎午前9時30分開議 ○議長(野口 逸敏) 改めまして、おはようございます。  ただいまの出席議員数は23名であります。よって、会議は成立をいたします。  これより本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。 ────────・──・──────── ◎日程第1 諸般の報告 ○議長(野口 逸敏) 日程第1は、諸般の報告であります。  まず、遅刻届のありましたのは、関貫久仁郎議員であります。  次に、本日の議事運営について、議会運営委員長の報告を求めます。  18番、木谷敏勝議員。 ○議会運営委員長(木谷 敏勝) おはようございます。本日の議事運営についてご報告いたします。  本日は、この後、昨日に引き続き、第13番目の上田伴子議員から質疑、質問を継続いたします。  なお、本日も会議の状況により適当な時点で延会することとしておりますので、あらかじめご了承の上、議事運営にご協力をお願いいたします。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 以上、報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第2 報告第20号並びに第132号議案〜第176号議案及び第178号議案〜第184号議案 ○議長(野口 逸敏) 引き続き、昨日の議事を継続し、質疑並びに一般質問を続行いたします。  一般質問中、選挙管理委員会に関する質問のある際は、当局より座席の変更をしたいとの申し出があり、これを許可いたしておりますので、ご了承を願います。  なお、質疑、質問はくれぐれも重複を避け、簡潔に行っていただくとともに、当局答弁についても要点を押さえ、適切、簡明になされるよう強く要望いたしておきます。  次は、9番、上田伴子議員。(拍手)      〔上田伴子議員 登壇〕 ○議員(9番 上田 伴子) おはようございます。9番の上田伴子です。  11月下旬に初雪が降りまして、ことしの冬は大雪になるとの声が聞こえています。天気予報が外れて思いのほか大雪にならずに済むことを願っています。  私は、このたび新しく市民の皆様にご信任いただき、市会議員としてのスタートを切りました。その期待と責任を日を追うごとにひしひしと感じて、身の引き締まる思いでおります。  さて、今国会で強行採決された秘密保護法について一言申し上げます。  市会議員選挙に当選して数日後、私は遠方のいとこから意外な事実を知らされました。そのいとこは私の父とは10歳違いぐらいで私とは年が離れているのですが、私の父は大正14年生まれ、自分の戦争体験を何ひとつ語らずに死んでしまいましたので、私は誰から聞いたかもわからないのですが、父は志願して航空隊に入ったという話を信じていました。ところが、いとこの話では、父は終戦前、18か19で徴兵され航空隊に配属となり、鹿児島の知覧で訓練を受けていたとのこと。あの特攻隊基地です。そしていよいよあす出撃という日に終戦となり、命拾いはしたものの、自分をなくしたようになり、帰りの飛行機から持ち物を全て海に投げ捨てて、ただ一つ、5センチ四方くらいの飛行機の防弾ガラスのかけらを持って帰り、死んだように眠っていたとのことです。  いとこは京都に住んでいまして、学童疎開といいますか、それで私の実家に来ていたようです。そのいとこからその話を聞いて、父の思い、とうとう子供に戦争体験を話すこともなく死んだ、心の深い闇をのぞいたようでした。思春期の青年がどんな思いで戦争と向き合い、一生消えることのない心の痛みを抱えて生きていったのかと思うと、本当つらい。強行採決された秘密保護法は、まさにこういう青年をつくっていく戦争へと続く道筋をつくる法律であり、たくさんの人の反対の声を無視して強行採決した安倍政権に強い憤りを感じています。  さて、私は、最近まで40年近く保育士として働く中で、多くの子供たちやその保護者にかかわって、子供たちが健やかに成長できるように、安定した環境の中で暮らしていけるようにと見守ってきました。しかしながら、行政改革の嵐の中で、保育を取り巻く状況は随分変わってきました。そんな中でも、保育に携わる人たちの思いは変わらぬものがあると思いますので、子供たちの健やかな成長のために、できるだけのお手伝いをしていきたいと思っています。  1つ目は、放課後児童クラブの冷暖房の状況についてお聞きいたします。  地球温暖化の影響によって、近年は異常気象が続いております。私の子供時代に比べると、夏は10度以上高く、冬は積雪量が極端に少なかったり突然大雪になったり、温暖な春と秋の時期が短くなり、急激に暑くなったり寒くなったりします。  最近、放課後児童クラブで、11月の夕刻、寒くて子供たちが震えているのに暖房もつけられないという話を聞きました。市の規則では冷暖房は決められた日からでないと稼働させてはいけないと言われているということのようですが、暑くてたまらない日でも冷房を稼働させてはいけなかったり、寒くてぶるぶる震えていても暖房をつけてはいけなかったりするのでしょうか。家庭と同じような環境の中で子供が安心して過ごせるようにするのが保育や教育の原点だと思いますが、いかがでしょうか。  資料をいただきますと、7月の中旬から冷房、11月の下旬から暖房とは書いてありましたが、果たしてそれがしっかりと実行されているのでしょうか、確認いたします。  次に、関連するかもしれませんが、小・中学校のエアコンの設置状況についてお聞きいたします。  最近新築された校舎ではエアコンの設置は既にされていると思いますが、以前に建築された校舎においてはストーブと扇風機だけでしのいでいるのでしょうか。9月議会の教育長の答弁の中で、中学校の扇風機設置は26年度中に完了予定とありましたが、現在の進捗状況はいかがでしょうか。  ストーブの前だけ暖かいとか、扇風機の風が行くところだけ涼しいとかではいけないと思います。一歩進んでエアコンの設置というお考えはありませんか。  3つ目は、八条認定こども園についてです。  240人もの多くの子供を保育、教育している施設の状況を想像してみてください。私は、こども園になる前の施設に勤務していたので多少は理解できますし、こども園になってからも何回か保育の仕事に行きましたが、本当に大変です。幼稚園部4クラス、約130人、保育園部6クラス、約110人をたった1人の園長で管理運営し、園長補佐も保育園部こそフリーですが、幼稚園部はクラス担任をしながらの業務となり、園長はどちらも見なければならず、本当に大変です。幼稚園部の補佐をフリーにする人員配置をぜひお願いしたいと思います。  また、給食も240人の子供たちと職員の分をつくらなければならず、目の回る忙しさであり、ここにも人員増をお願いしたい。総じて認定こども園の職員配置、どのように考えておられますか。  あわせて9月議会の答弁を見させていただいた中で、人手が足りないときはプール保育士が配置してあり、病欠のときにはすぐに対応できるようにしているとのことでありますが、近年はプール保育士も人員不足のために職員体制の中に組み込まなければならない状況となっており、緊急に人手が要るときは人夫賃対応の登録保育士に頼らざるを得ないのが実情です。とても担当課のほうでフォローし切れておらず、園長の負担は想像を超えます。ぜひこのような状況を改善するために、雇用形態の安定した職員を確保していただくようにお願いします。  ハローワークで募集しても申し込みがないのは、臨時保育士は今や3Kになっているからです。賃金の安定した職員を採用する以外、改善策はないと認識しますが、いかがでしょうか。  あわせて、大変な職務をこなしている園長をいつまで課長補佐級とするのか、検討を求めます。  次に、アートチャイルドケア豊岡こうのとり保育園に東保育園から採用される保育士の処遇について、採用条件をお聞きいたします。また、保護者への説明会の中で出された要望や意見について、どのように改善されていくのかもご説明願います。  省略してアート保育園と言わせてもらいますが、公立の東保育園の保育内容、給食内容を継承していくとの答弁が9月議会の中で述べられていますが、その後の打ち合わせはどのような状況でしょうか。文書での約束は取り交わしておられますか。豊岡市として大変なお金を拠出して援助していくのですから、市として指導していくのが当然だと思います。  次に、奈佐幼稚園の跡地についてお尋ねいたします。資料で要望書を見せていただきましたが、これについての回答はどのようになっていますか、お尋ねいたします。  また、この要望書を出されて以後、ヒアリングが数回あったとのことですが、どのような話が出ていましたか、お聞きいたします。  奈佐幼稚園は、地元にとって本当に大切なものでした。その幼稚園を、区民の大きな反対があったにもかかわらず、あり方計画の中で廃園にしてしまわれたのですから、この施設を市が責任を持って維持管理をして、奈佐の住民が利用できる施設として残すのが当然だと思いますが、いかがでしょうか。  区長会にお聞きしますと、市有財産貸し付け契約書案として無償貸与となっていますが、昨年11月に出されている要望書の内容とは随分違う内容になっています。これはどういうことでしょうか。大方の区民は知らないことであり、私は選挙中、地元の人たちから跡地利用についての要望を聞きましたが、そのことからもかけ離れた内容となっています。  次に、私が住んでいる奈佐地域では、長い間、道路の狭い状況が続いていましたが、福田からら目坂にかけての道路が順次整備され、歩道もできて大変通行しやすくなりつつあります。そんな中で道路整備が順調にいかない箇所が数カ所あり、いつ事故が起こってもおかしくない状況のところもあります。野垣地区では9月21日午後5時ごろ、道路が狭いために車をよけそびれて自転車ごと側溝に落ちるという事故が発生いたしました。幸い大事には至らず軽症でしたが、市民の生命と安全を守るため、側溝にふたをするなど、期日を決めて早急に対策をお願いいたします。  次に、戸牧川沿いの新川水路の上に設置されているあおぞら市場の公衆トイレですが、当局は、地元で管理の方向、または廃止の方向で打診されているとお聞きしていますが、あおぞら市場を利用している出店者やお客にとっては大変な問題だと思います。清掃管理を地元に任されても、出店者の激減により無理な話。ぜひ市民に必要な公共トイレとして今までどおりの対応をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。  1度目の質問は終わりまして、質問席であとは行います。よろしくお願いいたします。 ○議長(野口 逸敏) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。私からは、新川水路のトイレについてお答えをいたします。  ご質問の公衆トイレにつきましては、市街地の公衆衛生の向上を目的に設置したものでございまして、市ではこれまで衛生上の維持管理のために清掃作業等を業務委託しております。このトイレは第2次行政改革の実施計画でその管理を地元へ移管するとの決定を受けまして、あおぞら市場のトイレとして、あおぞら市場管理委員会とその管理方法について協議を進めてまいりました。  スタート当初は市全体の観点からの公衆衛生ということでございましたけれども、現在の利用実態があおぞら市場の方々のための、出店者であり利用者の方のトイレでありますので、本来その利便を受ける人たちが管理をすべきである、こういったことで交渉を進めてまいりました。  その後、市の内部との調整も踏まえまして、11月14日に再度、地元代表者と協議を行い、管理経費のうち市が上下水道代と電気代を負担し、あとの清掃等は地元の側にお任せをするということで地元側の承諾の回答をいただいてるところです。時期といたしましては、12月末日までは市がこのトイレを管理をし、来年1月以降は地元での管理をお願いすることにいたしております。
     なお、今申し上げましたように、上下水道代と電気代は引き続き市が負担することにいたしております。  その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) まず、放課後児童クラブの冷暖房の開始時期や基準についてのお尋ねをいただきました。  放課後児童クラブの冷暖房の使用につきましては、基本的に夏季の冷房は7月中旬ぐらいから9月中旬ぐらいまで、それから冬季の暖房につきましては、小・中学校の使用、そういうものもあわせまして、11月の下旬ぐらいから4月の上旬ぐらいまでという基本的な考え方をいたしております。  しかし、ご指摘がありますように、時期によって寒い時期、あったかい時期というのがどうしても出てきますので、市の基準も、冷房については28度を超えた場合、暖房については19度を下回った場合に対応するということがありますので、基本的な考えとしては放課後児童クラブについてもそのような考え方をいたしております。  ただ、指摘がございましたように、その件につきましては確認をいたしましたら、急に気温の変化があったために灯油の手配が間に合わなかったということで、灯油という危険なものを置くわけですから、あらかじめ早く手配をしていくと事故のことなどが心配ですので、ぎりぎりになって手配してるという現状がありますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。  どちらにしましても、子供たちの健康管理が重要ですので、気温の変化を注視しながら児童が体調を崩さないように対応したいというふうに考えておりまして、毎年7月、11月に放課後児童クラブの連絡会を開催をいたしまして、判断に困るような場合については、こども育成課のほうに連絡をしていただいて指示を受けていただくようにというようなことで周知をいたしております。  それから、八条の認定こども園について、幼稚園の部分の増員についてのご質問をいただきました。  本当に、豊岡市内の中でも八条地区につきましては非常に急激に子供さんの数がふえてる地域でございます。さらに保育園、幼稚園ともに、少子化にもかかわらず園児数がふえている地域でございます。そういう中で、職員の皆さん、限られた人数の中で一生懸命やっていただいてるというのが現状でございます。  八条認定こども園につきましては、12月1日現在で園児数が238人というようなことで、基本的には園児数に応じた職員の配置はいたしております。しかしながら、認定こども園として幼稚園と保育園が一緒になったというようなことで、報告書の作成でありますとかさまざまな事務、新たな事務が生じてきております。それからまた、夏祭りであったり運動会などの行事で職員間で調整をしたりというようなことで、そんなような機会も随分ふえてきております。したがいまして、園児数が多いために事務量がふえているという状況もございますので、職員体制につきましては来年度の園児数の状況も見ながら、人事異動等、それから事務分掌なんかも含めまして検討をしていきたいなというふうに考えております。  それから、同じく八条認定こども園の調理員の確保についてのお尋ねをいただきました。  給食調理におきましては、1日平均239食をつくっていただいております。現調理員で頑張って対応していただいておりますけれども、調理員につきましては園務のほうも兼ねていただくような事務分掌になっておりますので、園務に手が回らないという状況も生じてきております。そのために、この調理員、園務員の配置につきましては、事務分掌も十分踏まえながら全体の職員配置を見ながら、来年度、調整のほうをしていきたいなというふうに考えております。  それから、アートチャイルドケアの採用についてと、採用条件についてのお尋ねをいただきました。  現在、東保育園に在職しております臨時職員のうち新たにアートチャイルドのほうに行かれます方が、臨時保育士の中から7名と、それから早朝、延長対応のパート保育士から2名の方がアートチャイルドケアへの採用が内定してるというふうにお聞きをいたしております。保育士の雇用条件としては、正社員が7名、それから非常勤の方が2名というようなことで、引き続き東保育園からアートチャイルドケアにかわられる園児の方につきましても、顔見知りの保育士さんがおられるというようなことで安心感を持っていただけるんじゃないかなというふうに思っております。  それから、保護者からさまざまな説明会でいろんなお尋ねもいただきました。11月13日の保護者への説明会では、あらかじめ保護者会で取りまとめをしていただきました質問項目に対しまして、アートチャイルドケアのほうから説明がなされております。主なものだけちょっと報告をさせていただきます。  まず、開所時間、延長保育の時間、これを東保育園と同じにしてほしいという話がございました。アートチャイルドは当初、開所時間については7時からという考え方をいたしておりましたが、要望によりまして7時30分からということで、延長保育についても18時30分から19時30分までということで調整をしていただいております。  それから、ゼロ歳の受け入れは何カ月からかということで、アートチャイルドケアについては生後57日目から受け入れをさせていただきますというふうに対応していただいております。  それから、先生がかわる不安があるというようなことにつきましては、先ほど申し上げましたように、9名の方が引き続き採用されるということでございます。  それから、アレルギー食等への対応についてのお尋ねがございました。これについては、基本的に東保育園の園児については今対応しておりますが、その方針を引き継ぐということと、それから、改めて入園時に、園長、それから担任、それから栄養士のほうで子供の状況に応じた個別面談を行って、きめ細かく対応していきたいという回答をしていただいてます。  また、市に対しての質問で一番大きかったのは、入所の申し込み手続や保育料は変わるのかという質問で、これまでと変わりませんという報告をさせていただいております。  それから、アートチャイルドケアのほうですが、給食内容が東保育園の内容と差ができるのかという質問でございました。これにつきましては、アートチャイルドケア株式会社につきましては園児や保護者の方が混乱されないようにということで、基本的には東保育園のものを引き継ぐということでございます。これにつきましては、市に対して覚書といったようなものもいただいております。  特に給食につきましては、アートチャイルドケア株式会社の標準献立というのがございます。豊岡こうのとり、アートチャイルドの保育園の栄養士が採用されるという予定になっておりますので、独自の給食内容ということになります。今、公立では西保育園に配置されておりますが、栄養士が公立の標準の献立をつくるということになっておりますが、アートチャイルドケアにつきましては、その栄養士の方が献立をつくるというシステムです。ただ、できるだけ地元の食材を使用して子供たちには食べていただくように配慮したということでお聞きをいたしております。  それから、奈佐幼稚園の跡地についてでございます。地区の要望に沿った対応について、どういう状況かということでお尋ねをいただいております。  奈佐幼稚園の跡地につきましては、平成24年の11月7日付で奈佐地区から跡地についての要望書をいただいております。奈佐地区からの要望につきましては、まず幼稚園舎を、今後も園舎や土地を第三者に転売することなく、できるだけ市の管理運営のもとで奈佐区民のために使っていただきたいということを基本にしながら、災害の避難場所であったり、それから奈佐の子供たちや地区の方が地域のよりどころとして有効に利用できるような施設をといったようなことや、それからまた、奈佐駐在所の移転先について考えてほしいというような要望をいただいております。この要望につきまして調整をさせていただき、検討させていただきました。  その結果、管理費につきましては地元のほうで負担をしていただくという条件のもとで、奈佐の地区の区長会のほうに施設を無償でお貸しするというようなことでしております。今のところ、子供たちやお年寄りがそこで集ってその施設を利用される、そういう施設にするというような考え方で今調整をいたしておるところでございます。  それから、駐在所の移転先につきましては、県の警察のほうから協議があれば、それに向けて調整を図っていきたいという考え方をいたしております。以上でございます。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 私のほうからは、小・中学校のエアコンの設置状況と、その考え方についてをご説明させていただきます。  猛暑対策の必要性は感じておりますが、室温調整の対策としまして、平成23年度から普通教室への扇風機設置を進めております。平成24年度までに全幼稚園と全小学校への設置を終え、今年度から中学校への設置に着手いたし、来年度に設置を完了する予定としております。  エアコンの現状ですが、小・中学校のエアコン設置状況は、市町合併前に建てられた小坂小学校や但東中学校におきましては、新築時にエアコンの設置を行っております。その他の学校では、特にエアコンの設置の必要性の高い保健室、特別支援学級、パソコン教室、管理諸室などに設置しております。  エアコンの考え方でございますが、教室などへのエアコンの設置の必要性は十分感じておりますが、財政事情の厳しい折の中、まず子供たちの安全対策として、耐震化やプールの整備などの喫緊の課題を現在最優先として行っております。したがいまして、現時点で既存の学校の多くの部屋にエアコンを設置するという具体的な計画は持ち合わせておりませんが、今後、耐震化終了後の学校整備のあり方について基本方針をまとめていく中で、財政状況を勘案しながら検討していく必要があると、このように考えております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 私のほうからは、県道におけます野垣地区内の自転車転落事故の対応につきましてお答えをさせていただきたいと思います。  県道辻福田線の道路側溝は、ふたのかからない構造であるため、側溝そのものの構造の改修が必要となっております。しかしながら、道路改良工事の計画があるため、側溝のみの改修は現在難しいと兵庫県のほうからはお聞きをしております。しかしながら、道路拡幅まで交通事故が発生しないように、別の工法で安全対策をしていただくように早急にお願いをしてまいりたいと、そのように考えております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 上田です。再質問させていただきます。  放課後児童クラブについてですが、私が聞いたところによりますと、11月下旬にとても寒い日があり、暖房をつけてもいいかと当局、こども育成課かな、聞いたら、ちょっとそれは待ってくださいと言われたとのことです。大体どこの施設においても12月1日から暖房はつけるということになっているので、この資料でいただくと11月下旬となっているんですが、その実際の現場でそれがちゃんと、19度を下回った時点、灯油が間に合わなかったということがあるんですけども、その施設によって差があったりとか、11月下旬にはもうつけられるように灯油は手配していくのが当然だと思いますが、いかがですか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 気温の状況をしっかり見ながら、ことしは冷え込むのが早いのかどうか、その辺も見きわめながら手配をするというのが基本だろうというふうに思っております。基本的に子供たちの体調管理というのが第一でございますので、もうそれを基本にしながら、もしも、先ほど言いましたように7月と11月に連絡会で放課後児童クラブの指導員の皆さんと会議、打ち合わせを行っておりますが、そこでうまいこと伝わってないようでありましたら、しっかりとその辺については徹底をして、問い合わせがありましたら、しっかりと気温の状況も見ながら指示ができるように調整していきたいというふうに思っております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 学校との連携の中で、学校のほうで冷房、暖房がついていないと児童クラブのほうでつけられないということはないでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 確かに学校の立地条件でありますとか、それから学校によって、やっぱり冷暖房が完備してるところや、ないところや、学校の施設によってさまざまです。当然、放課後児童クラブも既存の施設、主に学校であったり幼稚園を活用して設置をしておりますのでさまざまな状況がありますけども、あくまでも放課後児童クラブの指導員の判断のもとで子供たちの健康管理をしっかりとやっていくというのが基本ですので、学校と合わせるという考え方ではございません。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 私が聞きましたところでは、学校のほうでついていないと、なかなか児童クラブのほうではつけられないということを聞きましたが、また、学校のほうでしたら昼間ですのでそんなにも気温が下がらない状態のまま下校することになりますけれども、放課後児童クラブでは6時半まで子供たちはいます。その分、夕方になるとだんだんと冷えてきますので、次長が言われましたように、学校ではつけていない状況のところでも6時半ごろになって寒くなったら放課後児童クラブのほうはつけられるという状況にはなるんでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 基本は、先ほど申し上げましたように市の基準であります28度、それから19度、これが基本でありますので、それぞれの放課後児童クラブのやってる事業、やってる場所によって、温度計の設置の位置であったりとかそういうところによって多少温度が、豊岡市内一律一緒ということではありませんので、あくまでも放課後児童クラブの立地条件、いろんなことを考えて、先ほど言いました28度、19度を基本にしながら対応していくという基本がありますので、この辺につきましても徹底していきたいというふうに思います。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 温度計の設置場所というのではなくて、子供が体感して寒い寒いという状況の中で、やっぱり指導員の方はその状況を改善してやりたいと思うのが当然だと思いますし、ぜひ指導員の方の判断で暖房や冷房がつけられるように指導のほうをよろしくお願いいたします。  次に、八条認定こども園についてですが、事務量が多いとか給食の数も多いとか、そういうところはちょっと認めていただいたように思いますが、来年度、検討検討ということで、本当にそのことをきっちりとしていただくようにお願いしたいのと、それから、今の時点で人手が足りないときに園長のほうにすごい負担がいってるんですけれども、そこのところの対応をもう少し育成課のほうで、人手が足りない、職員体制が足りない状況のまま放置しておくという状況がずっとこの何年間か見られると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 先ほど言いましたように、八条認定こども園というのは、豊岡市内の中でも保育園、幼稚園の園児数が非常に多いところです。多いということは異動も非常に大きいということです。退所される方や、新たにまた入所をされるような方の異動なんかも非常に多いです。それからまた、職員の方も大変たくさんおられますので、当然、例えば病気で休まれたとかというような不慮の対応というようなこともありますので、それにつきまして、市のほうといたしましても速やかに対応できるようにということを基本に対応のほうをしております。  その中でも、特に子供さんの数に応じて保育士や幼稚園教諭、これの配置については絶対基準を下回らないようにということでしっかりやるわけですが、先ほどから指摘のありますように、どうしても園長となりますと、今まで保育園だけ、幼稚園だけを見てた園長が、保育園も幼稚園も一緒になって見ていかないといけない。それから、それに伴ってのさまざまな事務処理であったり労務管理であったり、いろんなこともあります。そういう中で、なるべく早いうちにということで園長のほうからいろんな相談を受けながら、うちのほうとしては子供たちの保育や幼児教育に影響が出ないようにという労務管理というか、対応をさせていただいてるつもりなんですけれども、人を簡単に動かす、採用するというのがなかなか難しくて、やっぱり瞬間瞬間的には既存の職員さんで頑張っていただかないといけないという状況も発生しようと思います。  しかし、その辺についても速やかにそれを解消できるように努めておりますし、それから今、園児の募集をいたしておりますが、傾向として、やっぱり去年より八条認定こども園はさらに多くなりそうな受け付け状況でもありますので、職員の配置、園児数の配置を十分踏まえた上で、今課題となってるところについては速やかに対応するとして、来年以降のことにつきましても、しっかりと事務分掌や職員配置については考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 私がこの中で申しておりました、幼稚園部の園長補佐というか、その方が担任を持ちながらの業務になっているということで、すごくそれも全部の園長の仕事量の多さに拍車をかけていると思いますが、来年度はそこのところを幼稚園部分の園長補佐をフリーにするという考えはありませんか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) とにかく来年の幼稚園児、それから保育園児が何人ぐらい受け入れることになるのか、それに対して幼稚園、保育園の保育士や幼稚園教諭をどう配置するのかというその配置の中で、今ご指摘のありますことについては、それも含めて人事配置を考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 八条認定こども園のところの幼稚園部の園舎は、4クラスあってホールもありまして大変広い園舎になっております。その部分で、普通でしたら独立園でも必ず専任の園長がいるという状況があると思いますが、ただ認定こども園だというだけで、そこに専任の総合的な認定こども園の園長を補佐する役目の人がフリーでいないというのは矛盾してると思いますが、いかがですか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 先ほどから申し上げてますように、認定こども園でも規模の大きなところと小さいところ、さまざまです。八条の認定こども園というのは公立の中でも突出して園児数の多いところでございますし、それから幼稚園のクラスも、今言われましたように4クラスというようなことで非常に大きなクラス数でもあります。それから認定こども園ということで、やっぱり利便性というか、非常に高くて、入所の希望も非常に多いところですので、その辺の状況も踏まえた上で、しっかりと人材の配置についてはしていきたいというふうに考えております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 総じて臨時保育士が足りない状況はいつもほかの園でも何件か聞いておりますし、4月時点で職員が足りないままでスタートという状況になっております。やっぱりこれを改善するためには雇用条件の安定した職員をもっとふやして、その職員体制が4月始まるときにきっちりとそろっている状況で受け入れをしないと、子供たちにもよくありませんし、保護者に対しても申しわけないと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) それぞれ幼稚園、保育園の園児の人数に合わせて配置基準というのが決まっておりますので、この国の基準を下回ってはいけないという認識ですし、下回っていないというふうに思っております。  ただ、先ほど言いましたように、園務であったりとか事務処理であったりとか、それから、それぞれの園が行ってるさまざまな事業、行事、そういうものに対しての調整会議であったりとかということで、通常の保育、それから幼児教育以外のさまざまなことが園の規模によってあります。そこのところの対応については、事務分掌であったりシステムを改善したり、それから人を配置したりというようなことでしっかりと対応していきたいというふうに思っておりますので、ただ、傾向といたしましては、やはり指摘がありますように、保育士、幼稚園教諭を募集をするんですが、なかなかご応募いただけてないという現状がありますので、それの解消も含めて対応していきたいというふうに思ってます。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 4月時点ではちゃんとそろっていたという認識でしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 国の基準は下回ってないというふうに思っております。  ただ、先ほどから言ってますように、保育士や幼稚園教諭以外の部分で十分対応し切れてない部分があったかもわかりません。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 今、次長がおっしゃったのでは、多分その人数で割った小数点、例えば保育士をカンマ幾らという数値で全部をひっくるめたら合ったという認識だと思います。人間を半分に割れませんから、例えばこのクラスとこのクラスを合わせたら足りてるけれども、クラス担任を分けていったら0.7と0.3になるという状況の中での、ひっくるめた多分人員でそろっていたという認識ではないですか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 基本的にはそういうことだというふうに思います。  ただ、言いましたように、園の中でも、入園する人、出ていく子供さんあります。瞬間瞬間で幼稚園の方が年休、それから病欠で休まれる場合とかというのがありますので、そういうときも含めて、もう常時本当にそれぞれの個別に抽出をして全て基準を満たしてるかというと、ちょっとそこまでの把握はいたしておりませんが、全体として基準を下回るということになれば当然、良好な保育、幼児教育が提供できませんので、それにつきましては精いっぱい確保できるように調整してるつもりです。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) つもりではありましょうが、現場ではそうなっておりませんので、ぜひ改善をよろしくお願いいたします。  次に、アート保育園のほうに移りますけれども、アートの保育士の東保育園からの採用の資料を見させていただきますと、求人票の中で2つありまして、正社員と契約社員とありまして、正社員のほうは転勤の可能性あり、正社員以外のほう、契約社員は転勤の可能性なしとありまして、雇用期間も、転勤の可能性があるほうは正社員で雇用期間も定めがないけれども、転勤の可能性がないほうは、正社員以外、契約社員は雇用形態は1年契約でやっていくとありますが、東保育園から採用される保育士7名については正社員だというふうにさっき回答があったと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 正社員だとお聞きしております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) それでは、この転勤の可能性がありのほうになるんでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 転勤の可能性がありということになります。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 私が以前聞いたところによりますと、東保育園からアート保育園のほうに行く保育士については、近隣にアートの保育園がないので転勤はなしということになっているというように聞いた覚えがありますが、そういうことではないですか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) ちょっと詳細に説明をさせていただきます。  アートチャイルドケアは、ほとんどが関東エリアで今まで保育事業を展開をしておられました。関西エリアではほとんど保育園を経営しておられません。そういう中で今までの正社員というのは、関東エリアは非常に交通も便利ですので、当然通勤が可能な方について、そういう方が正社員ということになっておりました。ただ、今回初めて関西のほうで保育事業をされます。ご存じのように、兵庫県でアートチャイルドケアが経営してるところはございません。関西でも無認可のところがあるようですけれども、実際に豊岡から通勤をするということについては実際不可能でありますので、正社員でうちのほうが聞いてますのは、将来できて、通勤が可能なエリアについてかわられる、このことを受け入れた方は正社員として扱いますということですので、当分の間、豊岡ではそういう通勤が必要な転勤というのはあり得ないというふうに考えております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) それでは、7名については正社員として採用され、転勤はしなくていいということで、当分というのはいつまでかわかりませんけれども、とにかく通える範囲内の園ができるまでは転勤もしなくていいという条件をちゃんと示していただいてもらってるんでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) そのように説明を受けて、正社員として採用内定の方にはそのように伝えてるというふうにお聞きしております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 私が聞きましたところによりますと、契約社員でなくて地域限定社員という名前になってて、給与も低いようになっていたとちょっと聞いていますが、いかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) そこまではうちのほうで把握いたしておりませんので、また改めてお聞きをして確認をしたいというふうに思います。
    ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 東保育園からアートのほうに行く保育士たちは、やっぱり東から行く子供たちをちゃんと見てやりたいという思いもあり、保護者にも不安を与えない、子供たちにも不安を与えないという思いで行く職員も多数あると思います。ですので、やっぱり当局としてちゃんとフォローして、給与に差が出るようなことにはならないように、しっかりと指導していってほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) ここにつきましては、うちの幼稚園と保育所のあり方計画に基づきまして、アートチャイルドケアにということでお願いした園でございます。  それから、アートチャイルドケアにつきましても、当然、豊岡市の保育を十分尊重した上でしっかりと保育をやっていきたいというふうに言っておられますので、そういう視点で今後も協議もし、これからのほうも要請をして調整をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) ぜひ詳細をつかんでいただきまして、適切な指導をしていただくようにお願いいたします。  また、給食内容についてですが、先ほどアートの栄養士がつくった献立を使っていくとのことでありましたが、以前ネットで関東のほうのアートの献立を見たときに豊岡市の献立とは随分違っていまして、豊岡市の献立は毎日違うようになっていますが、アートの献立は1週ごとに繰り返していたりとか、そういう状況もありました。豊岡市の献立を継承していくということであれば、アートの献立をきっちり、給食の連絡会があるんですけれども、そこに示していただきまして、豊岡市の献立と比較してきっちり東保育園の献立が継承していけるように、そういうことのちゃんと細かいチェックもされるようになっているんでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 今現在、アートチャイルドケアにつきましては2週間ごとに献立を決めながら、2週間サイクルで回しておるというふうにお聞きをいたしております。それで現在は、先ほどから言いましたように関東エリアでやっておりまして、いろんな食材の配送であったりとかいろんなことがありますので、そのようにやっております。  今回、関西エリアで展開をしていくわけです。関東と同じような食材の搬送であったりとか、そういうことについてはできないというふうに思っております。当然、豊岡市の食材は利用しながら、今まで東保育園でやってた献立、これについてもあんまり大きく子供たちが混乱しないようにという考え方はお聞きしておりますが、個別のメニューはまだ示していただいておりませんので、なるべく豊岡市の献立、これを重視していただくようなお願いはしていきたいというふうには思っております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 地元産を使うという約束になっているとのことですが、例えば今、公私立、豊岡の保育園では地元の業者から材料を入れているのがほとんどですが、やっぱり株式会社になりますとどこで利潤を上げるかといえば、職員の賃金、それから給食のそういう給食内容の低下とか材料代のことで利潤を生んでいくということが多々見られますので、地元産を使うといってもどれだけの地元産、少しだけ使って地元産を使っているというようなことで開き直られては困ると思います。だから、食べるという、食育ということは本当に大事なことですので、しっかりとそこら辺をちゃんとチェックしていくように、これからもよろしくお願いいたします。  それからもう一つ、生後2カ月から保育をするということですが、生後2カ月といいますと8週間ですね。生後8週間で、そうなれば看護師の配置が必要不可欠ではないんでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 配置もされるというふうにお聞きしております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) ここの資料で見させていただきますと、配置するように努力しますというような、資料ではありましたが、しっかりと配置するという返事がいただけているんでしょうか、お聞きします。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 常駐ではなしに非常勤で、向こうの基準できちっと対応できるようにするというふうにお聞きをいたしております。 ○議長(野口 逸敏) 上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) その2カ月の子供がもし来たとすれば、必要なときだけ来るんじゃなくて毎日登園すると思うんですけれども、そんなことでいいんでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 57日目からお預かりしますと聞いております。募集をしたときに、57日目というか、生後間もない子供がいるかもわかりませんし、いないかもわかりません。それで、今うちのほうが聞いてますのは非常勤で、おる場合については、そこに行きて時間給での対応というような職員配置を考えてますというふうな説明を受けております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 今そこまでの小さい子供を預かってるところはないと思いますので、預かってるところは多分、看護師が配置されていますし、もしそういう小さい子が措置されるということであれば市のほうとしても把握できますし、きっちりとそこら辺の指導もよろしくお願いいたします。  総じて、職員が大変不安な気持ちを持っている、また保護者も同じように不安な気持ちを持っている、そのことを解消するべく、市のほうとしてもきっちりと指導をしていただくように重ねてお願いいたします。  次に、奈佐幼稚園の跡地についてですが、跡地利用について要望があったわけですが、その要望書の後、この契約内容になるまでに何度ぐらいヒアリングとかはされたんでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 奈佐の区長さん始め区長会長のほうから要望書をいただきました。その後、じゃ、その要望に行政としてどの程度応えられるのかということで内部のほうでさまざまな検討を行い、いろんな調整も行いました。その中で要望に応えられる部分と応えられない部分とがございまして、これまで区長会長さんと、私の記憶では3回お会いをして、進捗状況、それから市の考え方をお伝えしながら、また区長会の会長さんの思いも聞かせていただきながら現在進めております。  そういう中で、急がないといけないような部分、どちらにしましても遊具があったりとか周辺で危険なものがあって、子供たちが入っていってそこでけがをしたりということがないようにということで、それについては早急に遊具であるとか危険なものを撤去をして、今現在、今後活用できるようなことになってもいいような状態で今対応してるというような状況でございます。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) ヒアリングの中ではどのような話が出たんでしょうか、お聞きします。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) ヒアリングというか、区長さんとの話の中では、警察のことにつきましては非常にありがたい話ですということでございました。  それから、避難所ということにつきましては、学校があります、すぐ公民館があります、ただ、避難所というようなことも、一つの選択肢としてそこで避難所の資材等が置けたらなというような思いもあって出させてもらったけれども、結局そこを活用できるということになればいろんなものが、地域のものも避難の備品なんかも含めていろんなものが置けるしというようなことで、特にそこについては強い要望はなかったですが、ただ、一番向こうが言っておられたのは、今後も市の施設としてそこを奈佐の皆さんのために使えるようしてほしいということだったんですが、市のほうといたしましても、当然ランニングコストも要ってきますので、これについては、うちのほうとしては、もしも市が活用するとしたら、例えば倉庫のようなランニングコストが要らないようなものしかもう考えられないんですというようなことのお話をする中で、向こうとしてはランニングコストのこれについては地区が負担してでもというようなお考えもありましたので、今のところは市が無償でお貸しをして、ランニングコスト、電気代や水道代等は地区で見ていただきながら、地域の方が、市のように条例や規則で時間を決めたりなんかして設置をして縛りがあるような形ではなしに、区民のほうで自由に使っていただけるような形で利用するというような形で今もうおおむねいいんじゃないかということですが、最終的なことについては、恐らく区長会長さんがかわられて、そういう中で最終的な報告はいただけるだろうというふうには思っておりますが、今のところはそういう方向でほぼ調整をしてるというような状況です。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 私が聞いている時点では、今年度中の区長会長さんとの何か契約の案になっているんですけれども、まだ最終的な区長会での納得の時点には至っていないというふうに聞いていますけれども、その過程の中で地域の人からは、放課後児童クラブ、今、奈佐の体育館の2階を使っているんですけれども、今現在が13から14名の子供たち、来年度は17名になると聞いています。その放課後児童クラブの子供たちが使うにしたらちょっと場所的に狭いので、放課後児童クラブとして使うことに対しては、市としてはどういう態度をとっておられますか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 現在、奈佐地区につきましては、体育館のミーティングルーム、そこを放課後児童クラブとして開設をいたしております。現在14名の方が利用しておられまして、十分な部屋の広さだと思ってます。加えて、そこについては体育館がありますので、雨の日でも子供たちが自由に動き回れて運動量もしっかりと確保できる恵まれた環境だというふうに思っておりますので、今現在、体育館で行っている放課後児童クラブについては何ら問題ないというふうに思っております。  ただ、言われますように、もしもここを放課後児童クラブで旧幼稚園舎を使うということになりますと、県道を横断するというようなこともありますし、子供たちの運動をしっかりと動き回れるだけの確保できるようなスペースがあるかというと、そういう点では課題がありますので、今の放課後児童クラブ、これ以外、将来随分ふえてきてミーティングルームがもうとてもじゃないが狭いというような状況になれば、また考えないといけないと思ってますが、当分の間は今の放課後児童クラブで適正だというふうに考えております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 私、先日、奈佐のミーティングルームの放課後児童クラブをちょっと訪問したんですけれども、今、次長が十分な広さだとおっしゃいましたが、行かれたことはありますでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) はい、行ったことあります。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 私は大変狭いと思いました。2年生の男の子たちが大変、男の子がほとんどでして、からも大きいですし、何か詰め込まれているという感じを受けまして、奈佐の幼稚園のほうに移ったら広いんじゃないかという思いはいたしました。  先ほど体育館で伸び伸びと遊ぶことができなくなるとおっしゃいましたが、道を渡っていくことは信号もありますし何ら問題ないと思いますし、体育館を使うことは小学校のほうと連携をとれば、横断歩道を渡るだけのことですので十分可能だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) やはり放課後児童クラブでお預かりするということになりますと、指導員はその間の安全確保をしないといけません。道を渡ったりするたびに指導員が出かけていってそれをチェックしながら横断させるとかというような作業が発生いたしますし、効率的なことやなんかも考えても、今の放課後児童クラブの場所が適切だというふうに考えております。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 今の指導員の方の思いもあるんでしょうし、今、奈佐幼稚園の跡地を、いつか指導員がまた考えが変わったりとか子供たちがふえたりしたら、そういう状況の中で今の奈佐幼稚園の跡地を使わなければならない状況になることも出てくると思いますので、奈佐の本当にあの幼稚園の跡地利用については最初の要望どおりに、ぜひ市の管理運営のもとで残していただきたいということを申し上げておきます。  今、奈佐の幼稚園の子供は、廃園になり、五荘奈佐幼稚園に通園しているということで多分認識されていると思いますが、五荘奈佐幼稚園の子供たち100人中、今通っている子供はたったの5人です。あとの子供たちは、幼稚園を卒園して奈佐の小学校にまた行かなあかんやないかってことで、ほとんどが今通っている保育園に引き続き通ったりとか、辻の向こうにあります八代保育園に入園したりという方法をとっておられます。来年度は、今のところ2人しか行かないというように聞いております。ということは、やっぱり奈佐の住民は奈佐幼稚園から奈佐の小学校に行くということが、本当に奈佐の幼稚園児、また地域の人にとってはどのような大切だったかということをしっかりと認識しておいていただきたいという思いでおります。ですので、奈佐幼稚園の跡地はそういう地区民の思いも考慮いただきまして、ぜひ市の管理運営のもとに置いていただきたいと思います。  次に、野垣の道路のことですが、期日をいつまでに決めてしてほしいという要望のほうで、期日を決めてということは、しっかりということはできないんでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) とりあえずお願いをしてまいります。期日を決めてということは、そこまではちょっと言えないかなと、そのように思っています。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 今度の自転車の事故以前にも車が、私もたびたび通りますけれども本当に狭くて、子供たちも通学する道路であります。歩道がそこで途切れておりますし、溝も本当に深いです。地区の者ならとまってしっかりと、車がすれ違いもできませんので、車のすれ違いも待っているということで対応していますけれども、地区以外の人であれば、いつそのスピードを落とさないまま突っ込んでくるという可能性は十分にありますので、本当に危険をはらんでいる道だと思っています。なので、しっかりと置き去りにせずに何回も言っていただきたいと思います。  それと、向こうの柿の木のある場所、買収のところですが、それは買収をするのはどこの仕事になるんでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) その買収につきましては、兵庫県のほうが買収の事業主体ということになります。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) 県が買収するんですけども、市は関与はしないのですか。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 県からの要請があれば、一緒に同行させていただくというふうな取り組みをずっと進めております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) その買収については随分前から懸案事項だと思いますが、その経緯についてはご存じでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 経緯はある程度は知っておりますけど、この場でちょっとお話しするということはできないかなと思ってます。現在1筆残っておりまして、兵庫県としましたら、現在交渉に入れる状態ではないということでお聞きをしております。そのような状態です。 ○議長(野口 逸敏) 9番、上田伴子議員。 ○議員(9番 上田 伴子) そこをやっぱり広げていただかないと、本当に車もすれ違いができないですし、やっぱりほったらかしにするんじゃなくて、県のほうが手つかずでずっとこれから先もおいていくということには問題があると思いますので、ぜひそちらのほうも県のほうに再三の要請をしていただいて、何とかそこの場所が買収できるように努力していただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、こども担当より発言を求められておりますので、これを許可します。  どうぞ。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 済みません。先ほど私、アートチャイルドケアの正社員ということで一くくりで説明をさせていただきました。少し詳しく説明をさせていただきたいというふうに思います。  これまでは正社員と非常勤とだけだったんですが、今回、豊岡でアートチャイルドケアを開設されるということで、実は地域限定正社員ということで新たな正社員の枠を設けられました。これで正社員との給与の差は1,000円差がついてるというふうにお聞きしておりますが、正社員であっても地域限定の正社員ということでございますので、ちょっと詳細のほう改めて説明させていただきました。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 以上で上田伴子議員に対する答弁は終わりました。 ──────────────────── ○議長(野口 逸敏) 暫時休憩をいたします。再開は午前10時55分です。     午前10時44分休憩 ────────────────────     午前10時55分再開 ○議長(野口 逸敏) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次は、3番、井垣文博議員。(拍手)      〔井垣文博議員 登壇〕 ○議員(3番 井垣 文博) 皆さん、おはようございます。会派かがやきの井垣文博でございます。伝統と格式のあるこの豊岡市議会におきまして質問させていただく栄誉をいただきましたことに感謝申し上げます。  私はこのたびの選挙で、豊岡市、また竹野町は確かに多くの課題を抱えていますが、一方でいいところをいっぱい持っている地域であるということを市民の方々に訴えてまいりました。豊かな自然環境、どこよりも誇れる美しい海、山、川、そして、そこで育まれたおいしい食べ物の数々、そしてまた、先人から受け継いできたすばらしい伝統文化、そして何より心優しい人々のきずながございます。このようにすばらしいものを持った地域に住んでいることに誇りを持って暮らしていくことが何よりも大切だと考えております。豊岡に生まれてよかった、豊岡で暮らしてよかったと思える地域づくりを基本に置きながら、これからの議員活動を進めていきたいと考えております。  本日の質問は議員となって最初の質問でございますので、このたびの選挙を通じまして主に竹野町民の方々からいただいたご意見、思いを中心に質問させていただきます。  まず最初に、行政に対する市民感覚について質問をいたします。  竹野町の皆さんから一番よく出されたご意見は、行政が遠くになってしまって自分たちの思いが届いていない、また、竹野が忘れ去られて置き去りにされてるように感じるなど、行政と竹野町民との距離感が遠くになってしまったと感じている住民の方々が多くおられたということでした。もちろん、この距離というのは実際の距離ではなく心理的な心の距離感でございます。平成17年の市町合併から始まり、ことしの総合支所の縮小などもその原因となっていることは明白でございますが、しかし、それらは時間の経過とともに薄らいでいくものと思います。しかしながら、その距離感はむしろ広がっているようにすら感じられます。もしそうであるならば、それは行政の組織上の問題ではなく、別のところに住民にそう感じさせる原因があるのではないかと思っております。  行政の意思を伝える媒体として、広報紙の全戸配布、声の広報、防災無線を通しての事業のお知らせ、また市政懇談会やさまざまな相談業務などの取り組みが行われております。また一方、議会におきましても議会広報特別委員会を設置をして住民と行政とのパイプ役としての使命を果たすべく、その取り組みも行っております。それでも現実に不満があるのであれば、これまでの取り組みを検証し、新たな対策が必要ではないかと思います。  せっかく住民の声を聞く機会がつくられていても、また職員の皆さんが毎日住民のために一生懸命仕事をしていただいていても、それらが十分に住民のほうに届いていないのであれば、それは住民にとっても、また行政にとっても不幸なものであります。中貝市長がいつも言われております、知られなければ存在しないのと同じというのは、ここでも当てはまるものではないかと思います。これからの時代は、行政と住民の役割分担を見直し、住民と行政が協働して地域づくりに取り組んでいくということが求められております。そのためにも住民と行政が身近なものでなければなりません。住民と行政の心の距離感について、どのように把握され、その解消に努めようとされているのかお伺いをいたします。  次に、このたびの選挙における投票率の結果について質問いたします。  投票所の数が減らされて初めての市議会議員選挙でありましたが、その投票率は、前回68.78%から今回67.08%と1.7ポイント下がっております。投票所によっては15ポイント以上も減少したところがございます。  その原因はさまざまな要因があっての結果だと思いますが、その原因の大きな部分は、投票所の廃止があるのではと考えております。各地域を回っていて多くの方から、投票所が遠くになって選挙には行きたいけれど行かれへんわとか、私たち年寄りはもう投票に行かんでもええと言われてるみたいだという声でありました。もとより、選挙権の行使は憲法に定められた国民の権利であります。投票することは住民が市政に参画する大きな手段でもございます。その権利が行使しにくい状態に置かれているということではないかと思います。確かに選挙事務には多額の費用がかかります。厳しい財政運営の中で経費節減に取り組まれている状況は理解できますが、このたびの結果は余りにも影響が大きかったということを示していると思います。  そこでお聞きします。このたびの結果をどのように分析されているか、そして問題があるのであれば、今後どのような対応を検討されるのかお聞きをいたします。  次に、主要地方道日高竹野線の道路改良について質問いたします。  竹野町内でよく出てきた意見の中で、道路をよくしてほしいという問題もありました。南北に細長い竹野町を背骨のように貫いている道路が主要地方道日高竹野線であります。そして、主要地方道でありながら多くの未改良部分が存在する道路でもございます。竹野町の基幹道路でありますので、ただ単に道路を拡幅して車の流れをよくするといった、そういった類いのものではなく、竹野町民の生活全てにかかわる道路なのだということをどうかご理解いただきたいと思います。  子供が毎日、歩道もなく、しかも道路幅はセンターラインも引けない狭い道路を、徒歩あるいは自転車で命がけで通学しています。但馬の道路整備を語るとき、よく道路整備は助けることのできる命を助けるための命の道路だと言われておりますが、竹野町内の道路は、命は命でも、まさに命がけの道路だと言っても過言ではありません。観光バスの運転手から、竹野は道路が悪いので行きたくないという声も聞かれる始末であります。雨などの災害時にも弱い欠点も持っております。その結果、死亡事故など大きな事故を始め、自転車事故など小さな事故も多く発生してます。  このように、災害上の問題、子供の通学路の安全確保の問題、観光振興の問題、住民の生活問題など、あらゆる課題を抱えております。これらの課題の解消のために毎年、道路改良の要望が出ており、部分的な改良も進められているところでございますが、残された部分がまだまだ多くございます。県道でありますので事業の実施主体は兵庫県でありますが、その道路を利用し毎日命の危険にさらされているのは豊岡市民であり竹野町民であります。どうか真剣にこの現状を認識され、その一刻も早い解決のための努力をお願いいたします。
     そこで、現在進められております竹野新橋の進捗状況と今後のスケジュール、通学路の安全確保のための事業の実施予定、そしてその他の未改良部分に対します豊岡市としての現状認識と、今後の整備に向けての決意をお聞かせください。  次に、森本中学校の統合問題についてお聞きをいたします。  現在、森本中学校の統合が検討をされております。どういう結論が出されるのか、竹野町民が固唾をのんで見守っています。竹野町民にとって、また子供たちにとって、ああ、よかったなと思える結論が出ることを町民全てが望んでおります。  そこで、現在の検討状況と統合に向けてのタイムスケジュールについてお聞きをいたします。  次に、観光振興について質問いたします。  豊岡市総合計画後期基本計画の中で、新たな戦略として大交流がうたわれております。より多くの人々に豊岡に訪れていただくことで、豊岡市が抱えるさまざまなマイナス面を補うことができる。そのために、1つとして、行ってみたくなる魅力的なまちをつくること、2つ目として、そのようなまちが存在することを全国、世界に発信し、存在を知ってもらうこと、3つ目として、その交流を支える交流基盤を整備することの3つが不可欠となっております。  そうした中で、2020年、東京オリンピックに向けて訪日外国人旅行者数を現在の1,000万人から2,000万人に高める計画が進められようとしております。豊岡市におきましても、国内外を問わず観光客受け入れのチャンスであります。  そこで、後期基本計画に盛り込まれた事業を具体的に進めるための戦略がつくられているのかお聞きをいたします。もしつくられておりましたら、その内容も含め、情報発信の現状と今後の方向、方針、観光客受け入れの環境整備の方針、おもてなしの取り組みについてお聞きをいたします。  また、JR九州が実施をしておりますクルーズトレイン、ななつ星in九州が話題となっておりますが、JR西日本でもこのクルーズトレインを検討していると聞いております。JR西日本でも実施されるのであれば、ぜひ豊岡をそのコースの中に入れてもらい、停車駅になれば一気に注目度が上がることになります。JR西日本への働きかけをぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。  次に、除雪対策についてお聞きをいたします。  師走に入り除雪体制がスタートしていますが、ことしの除雪計画の内容、特に昨年度と変更されている部分がありましたら、住民への周知方法もあわせてお聞きをいたします。  また、昨シーズン、除雪作業での事故や苦情など何か問題が発生していたか、ありましたらその対応についてお聞きをいたします。  最後に、ドクターヘリの現場での離発着場の整備についてお聞きをいたします。  ドクターヘリの出動回数は、年間1,200回を超えていると聞いております。広大な面積を有する豊岡市におきましては、救急車が到着するまでにヘリが到着する、そういった地域が多くあると思いますが、その地域におきましては、ドクターヘリの有用性というのはますます非常に高いものでございます。しかしながら、中には民家が近接しているために飛んだ小石が窓ガラスに当たるなど、危険な箇所があると聞いております。そんな危険箇所の把握と、危険を排除する手だてについてお聞きをいたします。  以上、1回目の質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(野口 逸敏) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。私からは、観光振興についてお答えをいたします。  人口が減少している中にあってどのように地域経済を活性化するか、その有力な柱が大交流である、つまり、定住人口が減ったとしても、より多くの人々に頻度よく豊岡にお越しいただいてお金を落としていただこうという、こういう戦略でありまして、その大交流の柱をなすものが観光振興ということになります。  議員もお触れになりましたように、2020年の東京オリンピックで海外から多くの方々がお越しになります。さらに今、関西広域連合では2021年度に世界マスターズの誘致をほぼ決めておられまして、これはオリンピックのOB会のようなものでありますけれども、これまた海外から多くの方々が関西にお越しになる。こういったことを一つの時間的なスケジュールとして意識をしながら、それまでの間に、行くならば豊岡だと国内外を問わずにそう思っていただけるような流れをつくっておくことが極めて大切なこと、またそのチャンスであるというふうに考えております。  後期基本計画の中には、この観光振興に関しまして、議員もお触れになりましたような3つの柱が掲げられております。  一つは、観光資源の充実と活用です。戦略についてはどうかというお尋ねをいただきましたけれども、基本的な戦略といいましょうか、考え方は、私たちがもともと持っている地域固有の資源を磨く、充実をするということに尽きると思います。例えばディズニーランドのようなものは豊岡にありませんけれども、ないものを外から持ってくるのではなくて、例えば竹野の中に既に海があり、川があり、山があり、あるいは、たけのスタイルと呼ばれるような人々の暮らしぶりがある。それをさらに磨くということを基本的な戦略として、この観光資源の充実、活用を図っていきたいと考えております。  例えばでありますけれども、ジオパーク、これは地球活動遺産というふうに訳しますけれども、地球活動によって竹野の海や浜ができた、あるいは竹野の山々ができた、そのことを生かそうということでありますけれども、その中でも特にジオカヌーが大変な人気を博しております。ジオカヌー利用者は、ちょっと今数字を手元に持ち合わせておりませんけれども、急速な勢いでふえておりまして、夏の集客数の増の部分の増のベクトルに役立ってることがございます。  例えばジオカヌー体験者、22年度174人でしかありませんでしたけれども、25年度は2,383人まで伸びてきてる。これも、もともと持っていた固有の魅力を磨くという考え方でございます。  また、竹野につきましては、竹野浜の光のプロムナード整備というようなことがなされておりますし、あるいは農山漁村の体験学習の拠点施設の整備計画も進めております。これらも全てもともと竹野が持っていた魅力をブラッシュアップをしていって、より多くの人々を引きつけようという作戦でございまして、他の地域におきましても同様の姿勢で取り組んでいきたい、このように考えております。  それから、観光客の受け入れ環境の整備でありますけれども、特にこの豊岡の現状を見ますときに、一度豊岡まで来たんだけれども、その後動き回るためのネットワークが十分できていない、公共交通はぶつ切りのような感じになっておりますので、豊岡に入ってからの二次アクセス、二次交通をどのように整備するかといったことが例えば重要であります。  それから、この広い豊岡に一旦来たんだけれども、どこにどういう魅力的なものがあるのかわからない、城崎にもたくさんの外国人とか日本人もお泊まりになりますけれども、城崎から、じゃあ次にどこに行ったらいいんだというときに、竹野の魅力をきちっとお教えするような仕組みがまだ十分でないことがございますので、こういった情報提供のあり方、仕組みについてもしっかりと整備を進めてまいりたいというふうに考えております。  さらに、今現在、検討しているところでありますけれども、カーシェアリングのシステムをぜひ導入したいと考えております。例えばJRに乗って豊岡までお越しになった、城崎までお越しになった、あるいは竹野にお越しになった。次に例えば出石に行こうとすると、公共交通がなかなかない。これを全但バスに走ってくれといいましても、なかなかこれまた経費がかかって成り立たないということで、うまくいかない。そこでカーシェアリングのシステムを導入してはどうかということで、今その検討に入っております。  例えば、将来的な話ですけども、豊岡市には市役所は多くの公用車を抱えておりますけれども、使うのは平日だけでありまして、土日はいわば公用車は遊んでおります。だとすると、その土日は観光客にシェア、共有をしていただく。しっかりしたシステムができれば、例えば竹野の方が車を借りて城崎まで行って、城崎で乗り捨てをする。また別の観光客が城崎から今度出石に行って乗り捨てをする。こういったようなシステムができれば公共交通が足りない部分を補うことができますので、そのようなことの実現に向けても今検討してるところです。  いずれにしても、お越しいただいた後ぐるぐる回っていただけるような情報の仕組み、あるいは移動する手段、そういったものの整備を中心に進めてまいりたいと考えております。  観光推進力の強化では、これはもう情報発信に尽きるのではないかというふうに思っております。特に、例えば豊岡で記者発表しましても、せいぜい但馬版に載る。ところが、但馬の方にはいいんでありますけど、観光客の増加にはほとんど影響しません。まずは中国山脈を最低限越えさせて、そして神戸あるいは大阪の人々に情報を伝えなければいけない。しかし、最大のマーケットは東京にあります。しかも全国発信しようとすると、東京発の情報発信でないと全国発信になりませんので、私たちは豊岡の情報を箱根の山を越えさせろということを合い言葉にして情報発信戦略を進めてまいりました。東京のマスコミに対して、あるいは情報の発信媒体に対して豊岡の情報を伝えて、そしてそこから全国の人々に知っていただく、あるいは世界の人々に知っていただく、こういった作戦をとってまいりました。これをさらに進めてまいります。  それから、お一人お一人のお客様に豊岡がすてきだというふうに訴えることも大切ですけれども、例えばテレビコマーシャルを毎日のように打って消費者の方に豊岡を売り込むことは、豊岡としてはほとんど不可能です。したがって、直接に消費者に働きかけるのではなくて、消費者に働きかける力を持っているマスコミでありますとか媒体に対して豊岡を売り込んで、なるほど豊岡はすてきだと思った新聞社とかテレビとか雑誌とか、それが個々のお客さんに対して豊岡のことをPRしていただく。これは、いわば省エネ的にも非常にすぐれてることでございますので、そのことを中心に、この観光推進力の強化ということものを図ってまいりたいと思います。  また、各観光協会が十分連携をとられてませんので、豊岡として一つになる、このことについてもさらに努力を進めてまいりたいというふうに思っております。  外国人の方につきましては、残念ながら城崎温泉の宿泊客数以外には外国人の数が把握されておりません。竹野でも随分、外国人のお客さんはふえてるとお聞きしておりますけれども、数字はございません。城崎だけの数字で見ますと、平成23年の外国人の1年間の宿泊客数は約1,100人強、平成24年が、これが4,700人強、4倍にふえております。ことしは1月から9月までの数字しかございませんけれども、既に6,000人を超えておりまして、多分、対前年、倍ぐらいいくんではないか。としますと、2年間で8倍に外国人の宿泊客がふえたことになります。恐らくそれに近いような割合で豊岡市にお越しになるお客様はふえてると思いますので、さらに竹野も含めまして多くのお客様にお越しいただけるように努力を進めてまいります。  その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。 ○議長(野口 逸敏) 齋藤副市長。 ○副市長(齋藤 哲也) 私のほうからは、市民と行政の距離感を縮めるための取り組みについてお答えをさせていただきます。  合併後、市民と行政の間に距離感を感じてるというお話はたびたび聞いてるところでございます。なかなかその距離がどの程度なのかということはわからないわけですけども、やはり気軽に話ができるということが少なくなってきたのではないかというふうに感じてるところでございます。そのためには、行政を市民の皆様に身近に感じていただくということが必要というふうに感じておりまして、対話と共感の市政の推進が必要だというふうに考えてるところでございます。  市長と直接対話をしていただく機会を拡充するということで、市民の皆さんの意見や提言などを市政に生かすために市政懇談会あるいは地区別の懇談会等をしてるわけですけども、そういった場ではなかなか発言、気軽に意見交換ができないというふうなこともございますので、さらにもっと市長と気軽に語り合える場をつくるということで、グループ単位での市長とのふれあいトークを毎年開催をいたしてるところでございます。  特に本年度はさらに拡充するというふうな考え方で、年明けには、誰でも参加できる通常の懇談会では先ほど言いましたように発言しにくいというふうにお聞きしております。特に女性の皆さんを対象にしたトークも計画をいたしてるところでございます。  各所管課も、事業の推進に当たりましては地区説明会の積極的な実施に努めてるところでございますし、皆様からのさまざまな要望や提言、苦情も含めまして、それぞれ所管課で直接お受けをいたしてるほか、広聴の主管課でございます秘書広報課のほうでも広く受け付けをさせていただき、対応させていただいてるところでございます。  また、参画と協働の推進も必要でございまして、企画段階からの市民参加をお願いするとともに、行政と市民が役割分担をしながら事業を実施していくことが求められてるということでございます。  また、各種計画の策定に当たりましては、市内の関係団体の代表の皆さんや公募市民に委員にご就任をいただきまして、市民の皆様の意見を反映するようにしていますし、女性の視点を行政に生かせるように、女性の委員の登用も推進をしてるところでございます。  また、多文化共生や環境、経済の分野では、特にNPOを始めまして市民の皆さんとの協働を進めてるところでございます。以上でございます。 ○議長(野口 逸敏) 教育長。 ○教育長(石高 雅信) 私からは、森本中学校の統合問題についてお答えをさせていただきたいと思います。  森本中学校の校区の皆さんには、このたび中学校の統合という大変重い決断をされて、そうした中で、竹野南地区の区長会長並びに森本中学校のPTA会長連名から成ります要望書をいただきました。教育委員会としましては、その要望書を受けまして9月27日に、森本中学校区の地域代表者、PTA、さらには学校職員等によります豊岡市立森本中学校統合検討委員会を立ち上げ、要望書にあります統合先並びに統合時期につきまして調整、協議を進めております。  現在のところ、第2回検討委員会の中で統合先候補を竹野中学校と豊岡北中学校2校とする決定を受けて、現地視察を踏まえ、その後の検討委員会で比較検討を進めております。  続きまして、今後のスケジュールについてですが、今後のスケジュールにつきましては、本年度中を目途に統合先及び統合年月日を統合検討委員会で決める予定で、現在協議、調整を進めております。その後、検討委員会の報告を受け、豊岡市教育委員会を開催する中で正式に統合先と統合時期を決定したいと思っております。  なお、教育委員会での正式決定を受けた後、その後に森本中学校と統合先中学校との関係者で組織します統合準備委員会を立ち上げ、平成27年度の統合に向け準備を進めていく予定としております。以上でございます。 ○議長(野口 逸敏) 選挙管理委員長。 ○選挙管理委員会委員長(畠中 隆夫) 私のほうから、市議会議員選挙の投票率について、投票率の分析、またその問題点、その対応策についての質問にお答えいたします。  個々の投票所の投票率を見てみると、確かに大きく投票率を下げた投票区、また反対に投票率が上がった投票所もございます。これは市議会議員選挙のような身近な選挙ですと、地元地域からの立候補の状況等が大きく影響を及ぼしたのではないかと推測いたします。  しかしながら、これまでの答弁でも申し上げてまいりましたが、投票率は選挙の種類やそのときの社会情勢、当日の天気といったさまざまな要因が重なって決まるものだと考えております。したがって、立候補の状況が影響したとも言い切れませんし、投票所の統合が影響したとも言い切れません。投票率に影響を与える要因は決して一つではなく、さまざまな要因が重なり合って決まってまいります。投票率向上のために投票所を増設することにつきましては、現時点では考えておりませんが、今後とも有権者の皆様が投票しやすいよう、投票場所の変更や区割りの変更等につきましては、今後とも選挙管理委員会の中で検討し続けてまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 私のほうからは、竹野地域におきます道路整備につきまして現状報告させていただきたいと思います。主に日高竹野線の整備状況ということで回答をさせていただきたいと思います。  まず最初に、竹野新橋のかけかえ工事に伴います進捗状況でございます。  現在、竹野新橋につきましては、今年度11月末の用地買収状況が88%でございます。今後、平成25年度、今年度も含めまして26年度に下部工の整備が実施をされます。下部工の整備に引き続きまして、平成27年6月供用に向かって上部工の整備が実施をされる、そのようにお聞きをしております。  また、私が一番気にしております日高竹野線の竹野町の須谷から和田区間の交通安全施設整備事業でございますけども、これ距離が1.5キロメートル、歩道幅員を2.5メートルで整備をしようというものでございますけども、これにつきましては今年度、事業説明会を終えた後に用地測量、それから物件調査に入りたいというようにお伺いをしております。これも1年以上おくれてきてるということで、今後ともできるだけ早い事業実施をお願いしてまいりたいと、そのように考えております。  ほかにつきましては、未着手の区間といたしまして、特に轟地内の道路整備、これにつきましては兵庫県の考え方としましては、竹野新橋が平成27年度まで実施をされるということの中で、この事業と同時施行は実際難しいということを言っておられますので、その後、28年度以降の轟地区内の道路整備ということになろうかと思っております。  また、下塚地内の歩道整備につきましても整備の必要性は強く認識をされておりまして、現在、地権者ともまだ了解が得られてないということで着手ができてないという状況でございます。  その他、この日高竹野線について思います市の考え方ですけども、この道路につきましては、生活道路はもとより、通学路ももとより、観光産業を支える重要な幹線道路だというふうに考えております。市としましても、未改良の区間がたくさんありますので、今後地元の促進期成同盟会とともに連携しまして兵庫県へ強く要望を重ねてまいりたいと、そのように考えております。  ことしの除雪計画のあらましでございます。  まず、ことし車道の除雪につきましては、市内全域で627.1キロメートルを、直営と委託業者80社によりまして142台の除雪機械で行う計画であります。また、歩道の除雪につきましては、109.2キロメートルを直営と委託業者18社により30台の除雪機械で行う計画としております。全体では、736.3キロメートルの除雪を172台の除雪機械で実施をすることとしております。  昨年と比較しまして、車道の除雪延長は2.6キロメートル延びております。さらに、歩道の除雪延長につきましては1キロメートルふえてるという状態でございます。全体で3.6キロメートルの増加を見ております。  これら市民への周知につきましては、毎年、市の広報とか防災行政無線並びに市のホームページにより、除雪の作業内容等の周知を行っております。今後とも、除雪につきましては市民の皆様の協力をお願いしたいと考えております。  昨シーズンの除雪の作業の中で問題点はあったかということもお聞きをされました。昨シーズンの除雪の作業につきましては、比較的積雪が少なかったということもございます。そのため除雪の作業時間が短かったということも幸いをしておりまして、事故などの大きな問題点は生じてないという状況でございました。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 環境経済部参事。 ○環境経済部参事(吉谷 義奉) 私のほうからは、観光振興についての中で、おもてなしの取り組みについてと、そしてJR西日本クルーズトレイン計画への働きかけについてお答えをさせていただきます。  まず、おもてなしの取り組みについて関係することですけれども、2020年の東京オリンピック誘致の活動の中で、おもてなしという言葉は大変有名になりましたが、とりわけ観光地域においては大切なことだと認識いたしております。旅行者のニーズが多様化、高度化する中で、旅行者に好印象を持って帰っていただき、またリピーターとなっていただくためには、行政や観光事業者だけでなく、市民一人一人が地域の誇りと愛着を持って来訪者におもてなしの心を実践することが重要であると考えております。今後も国内外からの多くの観光客を受け入れることができるよう、継続して観光関係者との連携をして、受け入れ体制の充実に努めてまいりたいと考えております。  続きまして、JR西日本クルーズトレイン計画の働きかけについてでございますけれども、JR九州がことし10月から運行を始めた沿線観光地をめぐる豪華寝台列車ななつ星in九州、これは高額にもかかわらず、手厚いサービスと高いおもてなし力で乗車希望者が殺到してるということでございます。  新聞等の報道によりますと、JR西日本は2017年度までに、大阪、京都から日本海側を通って瀬戸内を抜けるルートで豪華寝台列車の運行計画がされているようでございます。市といたしましては、今後積極的に情報収集に努め、周遊ルート上に組み込んでいただくことはもとより、国内外の旅行者が市内に宿泊していただけるよう、商品造成も含めながらJR西日本へ働きかけていきたいと考えております。私のほうからは以上です。 ○議長(野口 逸敏) 消防長。 ○消防長(中島 幾良) 私のほうからは、ドクターヘリの現場離発着場の危険箇所の把握と対策についてお答えをさせていただきます。  豊岡市内のドクターヘリ現場離発着場につきましては、現在89カ所を選定しております。このうち民家が比較的近くにあり、飛散した小石や砂じんにより被害を及ぼすおそれがある箇所といたしまして、竹野、日高、出石地域に各2カ所、豊岡、城崎、但東地域に各1カ所の合計9カ所について把握をいたしております。  ドクターヘリ現場離発着場につきましては、アスファルト舗装や芝生化されたところは散水を行っておりません。しかし、ただいま申し上げました9カ所を含むそれ以外の場所につきましては、民家への被害やドクターヘリの損傷防止のために、消防自動車により十分な散水を行っております。以上でございます。 ○議長(野口 逸敏) 3番、井垣文博議員。 ○議員(3番 井垣 文博) ご答弁ありがとうございます。  それでは、再質問をさせていただきます。  まず、行政に対する市民感覚についてご答弁をいただきました。住民が行政を身近に感じる、そういったために市長もできるだけ出ていただいて、地域の方々とふれあいトークを行っていくというお話をお聞きをしました。市のほうでもさまざまな取り組みがなされているというふうに思いますが、しかしながら、それがそのまま住民に届いてないというのが、繰り返しになりますが、現実ではないのかなと、そのように思っております。やっぱり大きな原因といたしましては、お互いに顔の見えないところで行政が動いているという、そういうところにあるのではないのかなというふうに思っております。  中貝市長さんもよくご存じのように、旧竹野町時代の吉岡町長さん、住民の方から、たかっちゃん、たかっちゃんと言われて非常に親しまれておられまして、住民と一緒に近いところに存在をしていたというところでございました。1市5町が合併をした豊岡市長さんは、6人の市町長さんが果たされてた役割を1人で果たさなければならないということで大変でありますが、過日行われました竹野町の老人会の50周年の式典に中貝市長ご出席いただいたんですが、そのときに、今度、中貝市長が来てくれるようだということで老人会の皆さんが大変喜ばれておられました。そのように、市内で一番有名で、また一番人気があるのが中貝市長だというふうに思っておりますので、お忙しいのは重々承知をしておりますが、少しでも多く住民の前に顔を出していただいて、そして住民と触れ合う機会をつくっていただければ、その効果が非常に大きいというふうに思っております。そして、あわせてその思いを職員全員の方、そして議会も共有することができれば、住民と行政が身近なものになると、そのように思っております。  豊岡市の教育委員会が取り組まれております、子どもと心でつながる市民運動、この中のスローガンに、顔でつながり、声でつながり、心でつながる。もう一度言いますと、顔でつながり、声でつながり、心でつながる、こういうスローガンがございます。これは子供たちと地域の大人たちとの人間関係ということだけと違って、これは行政と住民の間にも私はそのまま言える言葉ではないのかな、そのように思っております。どうかそういう思いで行政が進められていくことを願っておきます。  次に、市議会議員選挙の投票率でございますが、さまざまな要因があるので投票所の廃止が必ずしも影響したというふうには考えられないというような意味のご答弁があったというふうに思いますが、例えば、いただいた資料によりますと、宇日の投票所では15.93ポイント下がっております。もともとありました宇日の集落が、例えば前回と同じ投票率だというふうに過程をした場合、投票所がなくなった田久日の集落、これ私のもうほんまの丸っこい集計で申しわけないですが、27ポイントぐらい下がってるのではないかというふうに思います。少なくとも25ポイント以上は下がってるというふうに思います。これは余りにも大きいと思いますし、これは、2つの集落で今まで2つあった投票所が1つ廃止されて一方の集落のほうに行かなければならないという、そういう結果になりますので、非常に比較がしやすい部分でありますが、余りにも大きいと思いますが、それにつきましてはどういうふうに思われておりますでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 選管事務局長。 ○選管事務局長(天野 良昭) 竹野の地域についてのお答えをいたします。  先ほどありましたように、宇日の集会所につきましては確かに15ポイントほど下がっております。先ほど選管の委員長が申したように、投票所の投票区の数につきましては増設は考えてはおりませんけども、投票の場所変更等について、さらに区割りについては、非常に大きく下がっておりますので、今後、区長さん始め区民の皆さんと、それから選管を交えて検討していきたいというように考えております。 ○議長(野口 逸敏) 3番、井垣文博議員。 ○議員(3番 井垣 文博) ありがとうございます。  この地域は日曜日にはイナカーも通っておりませんので、もう全く公共交通機関がない状態であります。投票所の場所を含めてということのお話もありましたが、例えば宇日と田久日の場合でありましたら、もうどちらかに置かなければならないというふうな、そういう問題も発生をしてきます。ですから、どちらにしましても車が運転できなければ、また自分の家に運転ができる人がいなければ、あるいは近所に気楽に頼める人がいなければ投票は絶対に無理だというような地域でもございます。ご答弁がありましたように、投票所が可能な方策を検討をしていきたいと、そのように理解をしてよろしいですか。もう一度お願いいたします。 ○議長(野口 逸敏) 選管事務局長。 ○選管事務局長(天野 良昭) お答えいたします。  竹野地域につきましては、以前15カ所の投票区がございました。それが10カ所になりました。その竹野地域の全体の10カ所の個数につきましては変更する考えはございませんけども、例えば竹野支所の区域の見直し、あわせて宇日の区域の見直し等については今後検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(野口 逸敏) 3番、井垣文博議員。 ○議員(3番 井垣 文博) 竹野町内の投票所の数を幾らと決めて、それの割り振りだけでは問題は解決しないのではないかというふうにも思いますが、どちらにしましても、住民の方々が投票が可能な方策というものをぜひ検討していただきたいというふうに思います。これは強く要望をしておきます。  次に、道路整備について質問をいたします。  長年の懸案が少しずつ事業化されておりますので、兵庫県も非常に厳しい財政状況の中で精いっぱいの努力をしていただいてることに大変感謝をしております。まだまだ、しかしながら懸案の箇所は非常に多く残っておりますので、さらなる働きかけをお願いをしたいというふうに思っております。  先ほどの説明で、竹野新橋の供用開始が27年の6月ということをお聞きをいたしました。できるだけ早くの供用開始をお願いをしたいと思いますが、地域の方々は、何でこんなに長いこと工事に時間がかかるんだというような声をよく聞いております。河川がかかわる工事は出水期には工事ができないというような、そういう理由があるというふうに聞いております。そういう理由があるんですが、そういったことを事業を実施するに当たって十分に住民に周知をしていただく、こういうことだからこれだけ時間がかかるんですよということを、ただ単に事業の説明会のときにさらっと言うことではなくして、やっぱり住民の声に届くように丁寧に地元の方々に説明をしていただく、そういうことが、先ほど一番最初に質問いたしました行政と住民との間を身近にするということにもつながってくると思いますので、そういう部分での配慮をお願いをしたいと、そのように思っております。  轟地区のことも懸案として認識をしていただいておりますが、小学生の登校の様子を見ておりますと、子供たちの肩に車が触れるのではないのかなというふうな、そんな感じで車が行き交っておりますが、田中部長さん、この小学校の登下校の様子、実際に現場で見ていただきましたでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 轟の現場は、ふだん通学時間帯になかなか通ることはないので、普通昼間によく走るんですけども、確かにあそこの道路については、民家が連たんしたりして狭い危険な箇所だなということはよく認識をしております。ただ、通学時間帯には見たことはございません。
    ○議長(野口 逸敏) 3番、井垣文博議員。 ○議員(3番 井垣 文博) ぜひ一度、その時間帯の現場を見ていただけたらなというふうに思います。竹野町内の道路、ほんまに一刻も早く、命がけの道路から住民のさまざまな期待に応えることのできる道路、そういったことを願っておりますので、ぜひとも関係機関への働きかけを今後とも強くよろしくお願いをしたいと思います。  それから、きょうは質問をしておりませんが、一般県道の村岡竹野線につきましても非常に道路改良の必要な箇所がたくさんあるというふうに認識をしておりますので、その分につきましての働きかけもあわせてお願いをしておきます。  次に、森本中学校の統合問題について質問をいたします。  PTAとか地域の代表者の方々が入って検討委員会がなされてるというような説明を聞かせていただきました。そういうことでございますので、地元の意見が十分尊重された結論が得られることと期待をしております。  そうした中で、北中と竹野中、この2つの中学校が一応統合先ということで絞られたという説明もございました。そうした中で、統合先によりましては、現在、教育委員会が進められております小小連携、小中連携教育、また、ふるさと教育に影響が出るのではないかなというふうに思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 教育長。 ○教育長(石高 雅信) 小規模校の多い本市では、近隣の小学校同士が教育活動をともにしていく中で、一定の集団を必要とします教科学習、あるいは多様な人間関係の中での生活体験ができますそういった小小連携に取り組んでおりますし、あわせまして中学校ごとに小中連携教育にも取り組んでおります。  この小中連携教育、子供の育ちや学びにとってこれは私は一つのたて糸ではないかなと考えたときに、やはり小小連携教育はよこ糸の役割を果たす、そういった面から考えたら、まさにこの小小連携教育と小中連携教育は一体的なものでなきゃならない。したがって、小小連携教育の枠組みと小中連携教育の枠組みが違ったんでは、これは子供たちの育ちや学びにとっての連続性、系統性が非常に損なわれる、こう思っております。  そういった中で、現在、森本中学校区では旧竹野町の3小学校が小小連携教育に取り組み、そして竹野中学校区と一緒になっての小中連携教育に取り組んでおります。今後、検討委員会の中でどういった結論が出されるか、まだ統合先決めておりませんが、そういった中で、統合先によっては現在行っております連携教育じゃなしに新たな連携教育を検討していく必要が生じてくるものと考えております。 ○議長(野口 逸敏) 3番、井垣文博議員。 ○議員(3番 井垣 文博) 小小連携あるいは小中連携教育、ふるさと教育というのは、非常に地域性があらわれるという、そういう教育であると思いますし、また、子供たちの成長過程で非常に大切な教育であるというふうに思っております。そういう意味におきましても、子供たちをどのように育てていくことがよいのかしっかり考えた上での結論が出されることを期待をしておきます。  次に、観光振興について質問させていただきます。  観光振興は、情報発信、環境整備、おもてなし、この3つの柱が非常に大事だというふうに思っておりますが、そして城崎への外国人の入り込みが倍々ゲームでふえてるというような説明もお聞きしました。  真野副市長さん、ロンドンとパリにPRに行かれたというふうに聞いておりますが、そのときの外国の方々の日本に対する、あるいは豊岡市に対する反応というんですか、関心というのはいかがなものだったか、ちょっと感想をお聞かせいただければというふうに思います。 ○議長(野口 逸敏) 真野副市長。 ○副市長(真野 毅) ロンドンに行きましてお会いした、日本にお客さんを持ってこられる海外のトラベル会社、また日本の旅行に関する発信をされてるメディア、そういう方とお話をして、まずはそぞろ歩きができる温泉城崎、非常に興味を持ってもらえます。それと同時に、城崎からどこに行けるのかということで、城崎から行ける竹野の浜、そこでできるカヌー体験、そういうことの説明。または山にも行けます、スキーもできます、パラグライダーもできます、コウノトリもいるところ、野生復帰をやったところ、そういう説明をしますと非常に興味を持ってもらえる。そういう需要がたくさんあるということは実感してまいりました。 ○議長(野口 逸敏) 3番、井垣文博議員。 ○議員(3番 井垣 文博) ありがとうございます。  これからどんどん外国の方にもPRしていただいて、来ていただくということの取り組みがなされていくと思いますが、外国の方が豊岡に、あるいは城崎温泉に来られるとき、受け入れ側として何が必要なのか、ちょっと言いかえれば、豊岡、城崎に外国の方々が何を求めて来られるのか、その辺につきましてはいかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 真野副市長。 ○副市長(真野 毅) 基本的には、日本にたくさんの外国人のお客様が来られてますけども、今、都市部の東京、大阪、京都なので、日本を体験できる、体感できる、そういうところを求めてられるということで、温泉なんかは、今ゴールデンルートを訪問された外国人のお客さんが次に行きたいところでは温泉というのが次に上がってます。それと3番目が、たしか自然に触れたい、そういうところが統計で今上がっております。 ○議長(野口 逸敏) 3番、井垣文博議員。 ○議員(3番 井垣 文博) 井垣です。外国の方々への誘客につきましても、十分な情報発信、そして環境の整備、それからおもてなし、やっぱりこの3つの柱というのは非常に大事だというふうに思っております。  その中で、先ほど市長からのお話もございましたが、もともと持ってる地域の資源というのを磨いていくという、その部分が非常に大事だと思いますし、まさに私は外国の人たちはそれを求めて来ているのではないのかなと、そのようにも思っております。  それから、あわせて環境整備につきましてですが、ネットワークの話も出てまいりました。非常に大事な要素だと思いますし、特に竹野町の観光を考えた場合には、城崎温泉とどうネットワークをつくっていくかというのも非常に大事な部分だというふうに思います。  そういう意味でも城崎と竹野を結ぶ道路としましては、これは豊岡竹野線だと思います。鋳物師戻の峠、その部分が、たしか大型の観光バスが通れないというような状況でございます。そういった部分での道路改良も、これからの観光を考える上で非常に大事な部分ではないのかなというふうに思いますので、その分の要望もあわせてしておきたいというふうに思います。  そうした中で、観光客というのは、先ほども出ておりました温泉とか、あるいはおいしい食事とか、あるいは美しい景色、そういったものを確かに求めて訪れてこられるというふうに思いますが、私が思いますのには、観光客のその心の底に流れているのは、例えば温泉を守り続けてきた地域の人々、またおいしい食べ物を受け継いできた地域の人々、またすばらしい伝統文化などを受け継いできたその土地の人々、そういう人々に会いに来てるんだと、その土地の人々の心に触れたくて来ている、そういうことではないのかなというふうに思っております。  そういうふうに考えますと、おもてなしというのは非常に大事な部分になってくるのではないのかなというふうに思っております。観光振興を図る上で、情報発信、環境整備、おもてなしの3つの柱ということになってまいりますが、ややもすれば、このおもてなしという部分での取り組みがどうしても弱くなりがちだという部分があるのではないのかなと、そういうふうに思っております。  そういうふうに考えますと、ただ単に観光施設に従事する人々だけの問題ではなくして、その土地、その地域に暮らしている人々、全ての人々、自分たちの地域に誇りを持って暮らしている、私は観光客の方たちはそういう姿を求めて来ているのではないのかなと、そんなふうに思っております。これからの時代、観光で勝負するときには、このおもてなしの部分が一番ポイントとなる部分でもありますし、豊岡市が進めようとされてる小さな世界都市、そういった部分でのまちづくりの基本をなす部分は、地域の人たちがどういう思いでもって毎日の生活を暮らしているだろうか、誇りを持って暮らしているだろうか、そういった部分が私は観光とか地域の活力に大きくつながってくる一番基本な部分ではないかと、そういうふうに思っております。多分これは中貝市長も同じ思いで持ってられるのではないのかなというふうに思いますので、そういったことでの取り組みをぜひお願いしたいというふうに思います。  次に、除雪対策についてでございます。  特に問題はなかったということでございますが、除雪につきましては冬場の住民の生活を支える上で重要な作業でもございます。それだけに関心も高いものでございますので、住民に対しての十分な広報をぜひよろしくお願いをしたいと思います。  それとあわせまして、委託の業者の方々に対しまして、除雪作業というのは非常に危険を伴う作業でございますので、くれぐれも事故がないように、それからまた迅速な作業、また丁寧な作業に心がけるよう、こういった点につきまして、委託業者に十分な周知をお願いをしたいというふうに思っております。  最後に、ヘリポートについてでございますが、周辺地域のヘリポートの重要性というのはこれからますます高まるというふうに思われます。先ほど危険な箇所につきましては、消防車等で散水をして危険の排除というようなこともお話をしていただきました。例えば救急車とかそういったものが到着するまでにドクターヘリが到着するというような地域では、それも非常に難しいのではないのかなというふうに思っておりますが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 消防長。 ○消防長(中島 幾良) 確かに、消防自動車あるいは救急車の到着までにドクターヘリが早く到着するという箇所は多くあります。従前は、命の重みというところから、ドクターヘリの機長さんが判断をされて独自におりられたというような、安全管理ができているからおりられたというような事案もございました。しかし、多くのところから、こういう小石であるとかほかのところで被害の情報が入りまして、私どものほうから、あくまでも私たちが散水をして、そして私たちが安全を確保した後におりていただきたいというふうなことを強く申し入れまして、現在のところはそういう体制が整って以降、離着しているというようになってるというふうに聞いております。 ○議長(野口 逸敏) 3番、井垣文博議員。 ○議員(3番 井垣 文博) 場所によりましたら、やはり非常に地域の方々が、ヘリコプターがおりるときの危険な箇所、もう窓ガラスにバンバンと小石が当たって非常に危険だと感じられてる箇所もございます。そういった部分につきましてのそういう場所が存在するということと、それとあわせて、そのために今後どういうふうに取り組みが必要なのかいうことにつきましても十分な検討をお願いをしておきます。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(野口 逸敏) 以上で井垣文博議員に対する答弁は終わりました。 ──────────────────── ○議長(野口 逸敏) 暫時休憩をいたします。再開は午後1時です。     午前11時56分休憩 ────────────────────     午後 1時00分再開 ○議長(野口 逸敏) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次は、19番、伊賀央議員。(拍手)      〔伊賀 央議員 登壇〕 ○議員(19番 伊賀 央) 失礼いたします。会派みらいの伊賀央でございます。  このたびの市議会議員選挙において、新しい4年間の任期をお預かりさせていただくこととなりました。また気持ちを新たに勉強を重ねてまいりたいと存じます。議会の皆様、そして当局の皆様、そして市民の皆様、ぜひ何とぞよろしくお願いを申し上げます。  私は、議会の中にあって、心の中でさまざまに感じること思うことがあれども言葉をのむことこそ、我々議会としての不作為だと思っております。よりよい結論を得るために、この上も心に映るよしなしことをも口に出しながら、ぜひこのことを忘れずに頑張ってまいりたいと存じます。  さて、一昨日、同僚議員より、突然にも会派みらいとしての来歴を語れとのむちゃぶりを受けましたが、みらいの未来まで入れますととても一口では語り尽くせませんので、3月議会に譲りたいと存じます。  それでは、早速質問に入ります。  まず最初に、今議会、多くの議案としても上程されております指定管理者の選定について、その考え方をお尋ねしたいと存じます。  指定期間満了とともに、新たに議員として議決を繰り返してきておりますが、そもそもこの指定管理先の適正性、受託団体の活動、あるいは指定管理料の合理的設定など、なかなかその実態は見えにくく、多くの課題があると認識をいたしますが、この選定手順、方法についてお聞きをいたします。どういった手順でこの指定管理が適正なのかどうかを判断されているのか、ご説明をいただきたいと存じます。  また、今回、使用料、手数料の改正につきましてもおおむね3年ごと見直しを行ってきたとのことでありますが、今回の見直し作業の結果、基本的に使用料の改定は行わない旨のご説明をいただきました。この部分につきましても、その判断の妥当性をどう導き出したのか、その手順、方法についてご説明をいただきたいと存じます。  また、使用料の改定に際して、専ら受益者負担の適正性、公平性の観点とのことでありますが、湯の原温泉オートキャンプ場の設管条例案において、施設の利用時間の延長が織り込まれております。考えてみれば、民間において値段を上げる場合、何らかのサービス向上策をあわせて展開されることにより利用者の理解を得る努力があるようにも思います。競争する相手があれば、むしろ当然に入る観点ではないかとも思いますが、片や公共的施設によるサービス提供にはこの観点は必要ないのか、そもそもこの観点において検討がなされているのか、あるいは新たに発生するコストという概念によりなされないのか、ご所見をお聞かせいただきたいと思います。  次に、災害対策としてくくらせていただきましたが、多少くくりに無理があるところもございますが、ご容赦をいただきたいと思います。  まずは、障害者の方や高齢者、あるいは災害弱者とされる市民の皆様に対する災害時の対応としては、現在、豊岡市として豊岡市障害者福祉計画においてどのように定められているのか、また計画そのものの進捗、また評価についてもご説明をいただきたいと存じます。  次に、AEDの配備についてお尋ねをいたします。ここが多少無理がある場所かなと思いながら、現在、防災課において補助メニューが組まれている関係でくくらせていただきました。  この課題については、前期議会よりさまざまにお尋ねをさせていただく中で、現在、豊岡市自主防災組織資機材整備事業補助メニューの中で、AEDを取り入れる形で地域側のニーズに応えられる制度として現在に至っております。  申し上げるまでもなく、AEDは、心肺停止状態において、きちんとした拍動として全身に血液を送れなくなるけいれんのような状態の心臓に対して電気ショックを与え、興奮状態にある心臓をショックにより一瞬とめてやることにより、自発的な拍動再開を促す機材として認識をしております。完全に心静止、電気的にも心臓が機能停止する前の段階、時間的にはわずかな時間が適応状態だとも聞きかじっております。市民のもしものときの安全、安心を考えたときに、AEDという手段があるにもかかわらず、その場に機材そのものがない場合、手当てするにも救急車到着までいわゆる心肺蘇生法のみの、もちろんそれがとても大事だということは第一義として理解をいたしておりますが、そういう状況を何とか改善したいとの思いを酌んでいただいて、各地区への配備のために資機材補助メニューに載せていただいたものと理解をいたしております。  そこで、まずお尋ねをいたしますが、現在のところ、この資機材補助メニューを使って、いわゆる地域側にAEDを配備した地区がどういう状況であるのか、実例をまぜながらご説明をいただきたいと存じます。  次に、災害対策としてこのところお尋ねをさせていただいております地震対策であります。  現在の豊岡市では、一般住宅の耐震化については、豊岡市耐震改修促進計画で平成27年度には耐震化率を90%にするという目標に向かい、鋭意取り組んでおられるところであります。大がかりな工事を伴うその進捗はなかなかと難しく感じている一人として、比較的安価で耐震性のある構造物を家の特定の部屋に組み込む耐震シェルターを補助制度の中に組み込む必要があるとの投げかけを行ってまいりました。検討する旨ご答弁もいただいておりますが、その後の検討、現在の状況についてお知らせをいただきたいと存じます。  次に、上下水道料金についてお尋ねをいたします。  上下水道料金等の消費税転嫁についてであります。一昨日も少しやりとりがあったところですが、3%相当額が、水道料金5,000万円、下水道使用料4,400万円の計9,400万円となり、転嫁しなければ実質収入の減少を招くとのご説明は、それはそれでわかります。しかし、現在の水道事業あるいは下水道事業の経営状況との関係から、実際のところその必要性がどうであるのかご説明をいただきたいと存じます。  また、今後の見込みについてもお聞きしておきたいと思います。水道料金改定時に、時期的なものもたしか平成27年度には資金不足が予想されており、平成26年度料金改定についても言及されていたと記憶をしておりますけれども、下水道料金の改定については現在どのような検討状況になっているのか、これについてもご説明をいただきたいと思います。  また、議案に関連して1点確認をお願いしたいと存じます。  一昨日のやりとりもあったところでありますが、今回の議案で外税方式に変えるとのご説明ですが、さきの答弁では消費税法に委ねるとのお話でございました。今後、消費税の改正がヨーロッパ並みになるのかをどうか全くわかるところではありませんが、この先、例えば15%とか仮に出てこないとも限らない。となりますと、つまり、ずっとこの形でいこうとされるのか、確認をお願いしたいと存じます。  次に、先月29日に文科省により、全国学力テストの学校別成績表を、市町村教育委員会が判断して学校と相談の上、あくまで順位づけや一覧表としての取り扱いは認めない配慮事項も示しながら学校別公表を認めるとの発表がなされました。しかし、その取り扱いについては罰則もなく、第三者がまとめれば容易に位置づけも可能になるという極めて多くの問題に派生していくと指摘がなされております。文科省の7月に行ったアンケートでは、実に反対する教育委員会が79%に上り、公表することの弊害を8割の教育の責任者が問題として感じていることが浮き彫りになっています。こういった状況の中、本市の教育を預かる教育委員会としての見解を、ぜひこの際、明らかにしておくべきだと考えます。ご所見をお伺いいたします。  次に、この市議選に対する総括をお願いしたいと存じますが、多くのやりとりがございました。私も今回多くの市民から、投票所が遠くなったというお話も聞かせていただいております。現実として既に見直しが動いていて、先ほどから選管の皆さんが、現時点でそのことの原因を特定できないと言われている以上、いかに市民の投票行動の大切さを、それこそ釈迦に説法の前提で市民の皆様にお願いするしかないとも思います。と同時に、独自の投票バリアフリーへの取り組みを模索する必要があります。巡回バスは多くの皆様から指摘がなされておりました。もっとエリアを広げて、例えば投票バリアフリー特区、こういったような考え方が必要あるのかないのか、こういったことも含めて今後検討を加えるべきだと思います。特にご所見は求めませんが、申し上げるだけ申し上げておきたいと思います。  個人演説会場の設定について、一つ問題提起を申し上げたいと思います。いわゆる公営個人演説会施設、市の選管が指定をして候補者が無料で使用することができる、いわゆる候補者が市民と直接、政策課題についてやりとりができる、その会場の設定であります。  今回、たまたま豊岡小学校の講堂を借りる検討を行ったときに、2階の場所では大き過ぎる、あるいはパイプ椅子を1階から持ち上げなければならない、さまざまな状況の中で、1階をその場所として検討いたしました。しかし、よくお尋ねをしてみると、1階のところも既にその時点で多くの社会教育団体やスポーツ団体が予約を入れられている状態で、もはや個人演説会として会場を設定するというそのものが不可能であるというような実態がわかりました。このような実態を選管として把握をされていたのかどうか。当然ほかの施設にも同じような事象が考えられると思います。この部分についてのご認識をお聞かせをいただきたいと思います。  もう1点、ただいまの点とも重なり合いますが、合併をして広くなった市域の中でいかに候補者の考えを市民にお伝えするのか、この個人演説会というのは一つの大きな大切なツールであろうと思います。全域的に考えると、設定できる回数にも制限がある以上、より大きな会場というよりは、駐車場がしっかり確保できることも大切な要素となります。そうなってみますと、ローカルな話で恐縮ですが、市街地で考えると、アイティ、豊岡公民館、豊岡南中、豊岡市民体育館、総合体育館、市民会館、どこも市街地の片側に場所的に位置します。  豊小は今申し上げたとおりと考えてみますと、市役所の稽古堂、ここを演説会場として設定をするのも大変理があるのではないか、こういう思いで今回、一般の貸し館として打診をいたしましたが、豊岡市立交流センター豊岡稽古堂の設管条例に照らし合わせて、特段はじかれる条例上の理由がない状態ではありながら使用することができませんでした。もちろんそのことはその段階で了としていますので、そこを問題にするつもりではなくて、前段申し上げました市民の大切な選挙という場所において演説会場として利用できるよう、根拠等を整理された上、運用可能な状況に持っていくべきだとの思いからお尋ねをさせていただいております。これにつきましても明快にご答弁をいただけたらと思います。  以上、第1回目の質問といたします。残余は質問席で行わせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(野口 逸敏) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 市長、中貝。障害者福祉計画に関してお答えをいたします。  この計画におきまして、障害者、災害弱者の災害対策につきましては、防犯、防災対策の促進として掲げております。  具体的な施策展開です。まず1点目に、災害時要援護者登録制度の推進、充実がございます。これにつきましては従前のものを見直しをいたしまして、身体の状態及び世帯の状況により支援がなければ避難が困難な避難行動要援護者と、情報伝達等の支援によって、みずから、あるいは家族等で避難が可能な情報伝達等要援護者に区分をいたしました。ことしの8月1日段階での登録者総数は、避難行動の要援護者が589人、対象者が732人でございますので登録率が80.5%、情報伝達等要援護者が5,374人の登録で、対象者数は7,951人、67.6%の登録率、合計いたしますと登録者が5,963人、対象者8,683人、登録率は全体で68.7%という状況になっております。今後、さらなる登録を目指して努力を重ねてまいります。  それから、実際の避難行動を支援をするというのは、行政ということではなくて各地域社会のほうでお願いいたしておりますので、それぞれの地域において実質的な要援護の体制なり計画がつくられることを市としては期待をいたしてるところでもあり、また促してまいります。  それから、福祉避難所の充実も大きな課題です。  この点につきましては、昨年の4月に豊岡市特養・養護施設長連絡協議会と協定を結びまして、10施設が福祉避難所としての役割を引き受けていただきました。それから同日に、出石愛の園、これは介護老人保健施設でありますけれども、同じく豊岡シルバーステイにもお引き受けをいただきました。また、ことしの5月に新たに但馬障害者通所施設連絡協会加入の16施設と協定を締結しまして、現在28施設に福祉避難所をふやしております。  この協定では、単に災害時に避難所として提供するということだけではなくて、施設に勤務するスタッフが一般の避難所に出向き、そして避難された障害者等のサポートを行うことが盛り込まれておりまして、こういった方々は日ごろ要援護者のような方々に接しておられる方でありますので、大変心強く感じているところです。  この福祉避難所につきましては、しかし、なおまだ課題がございます。今年度は救護用の担架の使い方の講習を行うこと、それから手話通訳者を避難所に派遣するために養成講座を実施することにいたしておりまして、質的な充実を図りたいと思っております。  それから、現在28でございますけれども、できることなら、さらに事業所をふやしたいというふうに考えているところです。  それから、災害時等に障害者が避難先で支援者から適切なサポートが受けられるように、家族や緊急連絡先、障害特性、配慮事項を記載した災害時安心ファイルを昨年度、豊岡市障害者自立支援協議会が作成し、配布をされたところです。そういった情報を持っておられれば、周囲の方々がご本人から直接聞くことができなくても必要な情報が得られる、こういった備えができたところでもございます。  さらに、今後の検討課題でございますけれども、豊岡市で導入を進めておりますGIS、地理情報システムでありますけども、その中に災害時要援護者の情報を載せることができるかどうか、できればベストなわけでありますけれども、その検討も今後行いたい、このように考えております。  現時点での評価のお尋ねもいただきました。まだまだたくさんの課題がございますけれども、少なくとも一歩ずつ着実に前に行ってるのではないか、このように考えてるところです。  ただ、いざというときに本当に事前の描いた絵のとおり動くかどうかということは大変大切でございますので、そういったことについても今後の課題としてしっかりと目配りをしてまいりたい、このように考えております。  その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。 ○議長(野口 逸敏) 齋藤副市長。 ○副市長(齋藤 哲也) 私のほうからは、指定管理者の選定の手順、方法についての考え方についてお答えをさせていただきます。  指定管理者の指定につきましては、豊岡市公の施設の指定管理者の指定手順条に関する条例及び指定管理者制度に関する運用方針に定めております。  手順につきましては、まず施設主管課におきまして公募か非公募かの検討を行い、公募とする場合は、告示するとともに公募要領をホームページに掲載して周知を図り、指定管理者指定申請書の受け付けを行うことになります。指定管理者の候補者の選定につきましては、豊岡市公の施設指定管理者選定審査会におきまして意見を聞いた上で指定管理者を内定し、その後、指定について議会の議決を受け、指定の通知を行う手続となっております。  指定管理者選定審査会におきましては、申請者により申請内容のプレゼンテーションを行っていただくともに、複数からの申し込みの場合は、その内容について、1つには住民の平等な利益を確保することができるか、2つ目には、施設の効用を最大限に発揮することができるか、3つ目には、施設の適正な維持及び管理を行うことができ、その管理経費に係る経費の縮減が図れるかなどの選定基準及び細分化した評価内容を5人の審査会委員が個別に評価し、その平均点が高い申請者を指定管理者の候補者といたしてるところでございます。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 教育長。 ○教育長(石高 雅信) 私からは、学力テストについてお答えをさせていただきたいと思います。
     本市では、本年度から市全体の数値結果につきましては、今後の改正方策とあわせまして教育委員会だより「豊岡きょういく」の臨時号で公表しております。次年度も市全体の結果につきましては同様の取り組みを行っていきたいと考えております。  しかし、学校別成績の公表につきましては、1学級の児童数が10名以下の小規模校が9校あるなど、学校の結果が個人の特定につながる、そういったおそれもあること、さらには過度な学校間比較が生じることなどから、そういった弊害が多いために、現時点では学校別成績の結果公表は考えておりません。  ただ、だからといって各学校が自分の学校の課題をそのままにしておくということについては、私はこれは問題あろうと思います。したがいまして、各学校ではそれぞれの各学校の課題を分析する、そういった中でしっかりとその結果につきましては保護者に周知していく、このことについては今後も、今までもやっておりますが、今後もあわせて徹底していきたいと考えております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 私から、使用料、手数料についてご答弁をさせていただきます。  まず、どう導いたのかということでございました。見直し内容につきましては、設定料金に関しまして、計算方法や設定の考え方等について項目ごとに調査を行いました。  次に、原価計算について、使用料では、その性質が原価計算になじまないもの、あるいは法令等で定められてるもの等を除きまして計算を行っております。  使用料の原価計算の考え方及び方法は、次のとおりです。1つ、人件費を含む施設等の維持管理、運営に要する費用の合計金額を原価の合計とみなしまして、時間または利用回数等で除して1時間当たりまたは利用1回当たり等の額を算定しております。  2つ目に、算定に当たりましては、平成23年度及び24年度の決算額をもとに2年間の平均といたしておりまして、各部屋等の使用単位ごとに算定をいたしました。  3つ目に、算定した原価と条例で規定しております料金単価を比較いたしまして、現行の料金でどの程度原価を賄えているかを検証いたしました。  4つ目に、現行の料金の設定に当たりとられた政策的な配慮等を勘案いたしまして、現行の料金の妥当性を判断いたしました。  その結果でございますが、多くの施設使用料で原価を賄えていないという状況でございましたが、前回の見直し結果と比較したところ、その率に際立った変動がなかったことなどから、基本的に使用料の改定を行わないことにしたということでございます。  一方、手数料につきましては、証明件数の多い住民票、印鑑証明業務、税務証明業務の原価計算を行いまして、前回の見直し結果の原価との比較を行っております。  こちらにつきましてもおおむね適正水準にあるものと判断いたしましたが、ただ、消防証明につきましては他の証明手数料との均衡なども考慮し、他の証明と同一単価とする改正案を今議会に提出させていただいたところでございます。  次に、サービスの視点ということでございました。適正、公平でコストの概念だけかというようなご質問だったと思います。  コストも大切だと思っています。受益者負担の適正化、公平性の観点におきまして、原価を賄えていない施設につきましては、本来であれば、原価のうち維持管理経費を賄える水準までは使用料の値上げをお願いする必要があると考えています。しかし、使用料の値上げは、多少でございましても利用者の減少につながるリスクもございますし、その結果、収入の減収を招くことも懸念されます。また、近隣の同類施設の料金と比較いたしますと値上げは難しい施設もございます。こうしたさまざまな要素がございまして、そこまでは現在のところ求めていない施設がほとんどだということでございます。  使用しやすい金額設定というのはわかりやすい市民サービスだと思いますが、しかし、議員ご意見のように、便利であるというようなことや気持ちよく使っていただくということも大切な要素だと思います。仮に多少料金が高くても、施設を利用したいと思っていただくためには、接遇、応対も含めた施設サービスの向上や施設全体の魅力アップなど、さまざまな工夫が必要であろうと考えております。せっかくある施設でございますので、どうすれば使っていただけるのか。今後、各施設でさらなる努力を行っていきたいと考えます。  また、指定管理者においても、同様の趣旨で、経営努力いただくよう要請、指導していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(野口 逸敏) 防災監。 ○防災監(森合 基) 資機材整備補助金制度、これを利用したAED配備の実例ということでご質問をいただきましたので、お答えします。  これを補助対象といたしましたのは、議員のご助言もありまして、平成23年度から取り入れているわけなんですが、その23年度に2地区2台、それから24年度は実績がございません。25年度は1地区1台ということで、計3台が現在までのこの制度を利用したAEDの配備状況です。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 私のほうからは、災害対策のシェルターの取り組みにつきまして、現状をご報告させていただきたいと思います。  今年度、シェルター工法の耐震化につきまして研究を進めてまいりました。耐震シェルターにつきましては、一部屋型とベッド型がございます。一部屋型の耐震シェルターの設置の費用は高額であることから、設置の事例が少ないとお聞きをしております。このことから、市では地震が発生した場合に自力で避難することが困難であると考えられる高齢者、または身体障害者の方を対象に、命を守る空間を確保することができるベッド型の耐震シェルターを市の耐震改修促進事業の補助対象と決定をしたところでございます。  今後、ホームページを立ち上げるなど、また出前講座、地区の回覧等で啓発を行っていきたいと、そのように考えております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 上下水道部参事。 ○上下水道部参事(一幡 和之) 上下水道料金についてご質問をいただきました。  まず、議案について、消費税転嫁で経営にどのように影響を及ぼすかということでございます。  市長総括説明でも、今、先ほど議員にも触れていただきましたように、消費税増税分に相当する額を仮に平成24年度決算数値をもとに算出いたしますと、水道料金で約5,000万円、下水道使用で約4,400万円となります。  これを個別にご説明いたしますと、水道事業におきましては、平成24年度決算を例にとりますと、純利益が約9,400万円であったものが約4,400万円まで減ってしまうことになります。また、平成23年度から27年度までの料金改定期間における各年度の純利益の合計額は現時点では約3億円というふうに見込んでおりますが、増税分を転嫁しないとすれば、その額は約2億円というふうになります。平成23年度に企業債の依存体質からの脱却を最大の目的として料金改定を行ったところでございますけれども、資産維持のための積立額が当時の想定していた額、これは約4億600万円ということになりますけれども、この額に大きく届かないことになりますので、料金改定の最大の目的が達成できない事態にも陥るということにもなるというふうに考えております。  それから、下水道事業についてですけれども、下水道事業につきましては、昨年9月の時点での収支シミュレーション、これは昨年9月の建設経済委員会でお示しをしたものでございますけれども、平成26年度から単年度収支が赤字になるという見込みをお知らせをさせていただいておりますが、その赤字額が拡大をしますし、同時に累積欠損の額も大きくなりますことから、経営状態がさらに悪化をする、厳しくなるというふうに考えております。  今、平成27年度までのことを申し上げたわけですけれども、これはもう平成27年度まではもちろん、それ以降についても同様の状況が続くことになりますので、経営に及ぼす影響は非常に大きいというふうに考えておりまして、消費税増税分の転嫁は必要不可欠というふうに判断をしております。  それから、上下水道料金について、今後の見込みについてもお尋ねをいただきました。  現在の上下水道事業につきましては、経営改善アドバイザリー業務の支援を受けまして、持続可能な健全経営に向けた中長期的な経営改善計画の検討を行っております。  今後、各事業の抱えます経営課題について、具体的な改善策の検討を進めていきたいというふうに考えております。  なお、下水道料金の改定につきましては、下水道事業の経営改善について、料金改定を含めて、今後、総合的に検討をしていくこととしております。  最後に、外税方式に今度なったんだけれども、ずっとこの形でいくのかというご質問を頂戴しました。  消費税法に係る税の転嫁、あるいはその率につきましては一公営企業が判断すべき内容ではないというふうに基本的には考えておりまして、このことにつきましては消費税法に委ねたいというふうに考えておりますことから、外税方式にさせていただくものでございます。これとは別に、他方で、我々としましては、市民の負担がふえるということには変わりはないわけですので、このことについて十分認識をして、経営改善に一層努めていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(野口 逸敏) 選管事務局長。 ○選管事務局長(天野 良昭) 私のほうは、個人演説会の公営施設についてのお尋ねがございました。  学校、公民館など公営施設による個人演説会につきましては公職選挙法の第161条によって定められておりまして、市全体としては124ございます。使用につきましては、通常施設の利用者と同じ扱いになります。選挙ということで特別優遇されるものではございません。しかしながら、今後、候補者の皆さんが個人演説会を開催されるに当たりまして、少しでも利用しやすいよう施設のあきの状況だとか備品の状況などリストを作成し、利用しやすくしてまいりたいと考えてるものでございます。  また、豊岡稽古堂についてもお尋ねがございました。  今回の選挙につきましては、豊岡稽古堂の使用を、期日前投票がございましたので、ご遠慮させていただきましたが、今後は個人演説会として利用していただけるよう考えておるところでございます。  なお、その利用に当たりましては、期日前投票をしている場合には、豊岡稽古堂を演説会場として利用している候補者が有利にならないよう、公平性の確保の課題をクリアできる、例えば期日前が終わる8時以降に実施してもらうとか通路を別の方向から入ってもらうだとかいうような使用の条件をつけて使用していただくような方法で検討してまいりたいというように考えておるところでございます。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) ありがとうございました。それぞれお答えをいただいたというふうに思います。  選管のほうの今、お答えをいただいたところであります。ぜひ有権者の皆さんによりそれぞれ候補者の思いが伝えられる、伝えやすい、そういったところでのお取り組みをぜひお願いをしたいと思います。ありがとうございました。  ということで、市議選のほうはこれで置かせていただいて、学力テストのほうの問題につきましても、今、るる教育長のほうからご説明をいただきました。私も課題認識は同じだというふうに思っております。特に豊岡市は東井義雄先生の功績も大切にする中で、やっぱり東井義雄先生がいたずらに競争をあおるようなことがあってはならないというような先生のこういったお考えというのも私も認識をいたしておりまして、結果的に、子供たちに本筋でない理由によって競争主義がさらに進んでしまうような、こういったことについては決してあってはならないというふうに認識をいたしておりますので、ぜひ今後とも今の教育長のご答弁をいただいた方向でお願いをしたいというふうに思います。これもこれで置かせていただきたいと思います。  それから、地震対策につきましても、補助としてご決定をいただいたということで、これも本当に市民からすると心強いことだなというふうに心から感謝を申し上げたいと思います。  1点確認をお願いしたいのは、このことがいわゆる前段制度上の問題として私は指摘を申し上げたところですけれども、これが耐震化の90%を向上させることに寄与するのかしないのか。この部分についてご説明をいただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) この一部屋の改修ということについては、耐震化率としては上がってこないということになります。ただ、こういう取り組みも別枠として、これも耐震化の一つとして、それに豊岡市自身の考え方として、プラスアルファの耐震化率として上げていきたいなと思っております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) そのご英断に心から敬意を表したいと思います。これも日進月歩の対策のようでございまして、この間もニュースを見ておりましたら、震度7相当の揺れにも倒壊しなかったというような方策、取り組みの一つとして、これ壁柱方法というんですが、璧柱工法というんでしょうか、壁に柱と、壁のかわりに間伐材の柱9本を壁上に立て込んで耐震性を高めるという。壁の部分に柱をがあっとつなげて、9本ずらっと並べて、こうすることによって震度7相当の揺れにも倒壊しなかった。間伐材は完全に接着せずにボルトで適度な強度で締められておって、そこでこのエネルギーを吸収すると。こういったような取り組みも今、この間の京都大の防災研究所で行われてたテストだそうでありますけれども、こういったこともまたスタートをされております。今後また飛躍的にそのコストも下がってくるのではないかと思います。  前からご指摘を申し上げておりました、例えば東京のホームページ等々でたくさんの民間業者のこういったシェルターの取り組みについてでも紹介するようなページがあるんですが、今、お話を聞いたところ、いわゆるベッド型のというところに限定をされているようでありますけれども、市民からすれば、なるべくたくさんの選択肢が準備されていたほうが、もちろん資金が潤沢にあるご家庭の皆さんはベッド型よりも一部屋型のほうがもっとええんちゃうかというようなご希望にも沿える、こういったことにも今後対応を広げていただきたいと思うんですけれども、この部分について再度おご認識をお聞かせください。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 現在、一部屋の耐震補強については、やはり別の工法のほうが安価でできるなという考え方を持っておりまして、耐震シェルターの一部屋型というのがやっぱり300万円近くする金額のものがたくさんございます。そう思いますと、そういう別の工法を選定したほうがいいのじゃないかなというふうに考えております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) もうこれはここでやめますが、ちょっと300万円というオーダーは私の頭の中にはありませんで、東京都のホームページの中にも見ておりますと、25万円とか30万円とかそれぐらいの規模で、部屋の中に手を入れるというよりは、部屋の中に別の空間をずぼっと入れてしまうというような、そういう箱をずぼっと部屋の中に入れてしまうというような、入れるというか、中で組み立てるというか、そういったような認識でおるわけであります。また引き続いて、そこはぜひさらに層を厚く、いろんな選択肢を市民の皆さんに提示ができるようにお取り組みをお願いをしておきたいと思います。これは以上で置かせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、またもとに戻りまして、順番にお尋ねをしてまいりたいと思います。  指定管理の問題なんですけれども、今、るるご説明をいただいたんですが、実際のところ、5人で評価ということでありますけれども、いただいた資料でいきますと、今回のということだと思うんですけども、4時間の審査時間の中で全部で28団体を審査すると、こういうことになろうかと思います。1団体の審査の状況はどのようであるのか、ご説明をいただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 議員おっしゃいましたように、確かにその時間で今おっしゃった数だけの審査をいたしております。ただ、ほとんどのものにつきましては継続のものでございまして、特に今までの指定管理期間中に重立ったミスといっちゃおかしいですが、なく、きちっと管理がされていれば、その方については引き続きやっていただくということで進めてまいりましたので、そこの部分につきましてはさほどの時間を要しておりません。主には公募いたしましたもの、特にその中でも複数の申込者があったもの、これにつきましてはかなりの時間をかけて審査したと、こういったことでございます。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) そこが、いみじくも今ご説明をいただいたところが一つの課題かなというふうにも感じておりまして、前回踏襲主義というのがその裏に見え隠れするわけでありますけれども、間にいわゆる大過なく指定管理の期間を全うしていただいたということがやっぱり主になってしまってはいけないのではないかと、こんなふうにも感じております。先ほど選定基準についてもご説明をいただきましたが、住民の平等な利用を確保することができるものであるとか施設の効用を最大限に発揮する、その中には、サービス向上への取り組みについてとか地域とのかかわりについてとか利用促進、交流促進への取り組みとか、あるいは施設の維持管理の内容及び手法について、その適切なことができるかということであったりというようなたくさんの課題がある中で、もう一つの観点であるいわゆる経費の圧縮、圧力というのも本来の指定管理の導入のときの一つの大きな目的だったと思うんですけれども、こういった観点が、今のご説明で、はっきりきいてくるのかというのがいまいちよくわかりませんでした。再度お答えをいただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 私のちょっと答弁が正しくなかったかもしれません。大過なくというふうに申し上げましたが、それは、今おっしゃいましたように、指定管理してる期間にきちっと、私たちが指定管理していただくこととして目的に沿ったことをちゃんとしていただいたかどうかと、そういったことを審査しておりまして、ちょっと私、大過なくといったことが、ミスなくといったことが逆の意味でとられたかもわかりませんが、そういう意味ではなく、きちっとされているかどうかというところで判断をして、引き続きの選定になっているということはまずご確認をいただきたいと思います。  それから、当然ながら、指定管理をいたしますと、直営でやるよりもサービスもよくなり、そして管理経費も抑えられるというメリットがないといけません。毎年、管理期間中でも、事業期間が終わりましたらきちんと報告をしていただいて、その報告に基づいてまた担当課もきちっとそれを審査するという作業を続けてきておりますので、そのサービスの向上、それから管理経費の縮減、もっといい対応がないか、そういうことにつきましては毎回議論をしてると、このようにご理解をいただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) この審査委員会の実態をつぶさにというか、間近で見ることもありませんので、そのご説明を了とさせていただかなきゃいけないのかなと思うわけでありますけれども、一方で、5人のメンバーという中で、組織の中で第3条、指定管理者を選定する公の施設の所管部長というふうに、これもいただいた資料の中で出てくるわけでありますけれども、前回開かれた会議の中では教育次長がその席に座っていらっしゃいます。それは出てくる施設が一番教育委員会関係所管が多いということであるのかもわかりませんけれども、それでも、中を見てまいりますと、例えば神鍋温泉ゆとろぎ、あるいは出石農産物加工工場、但東地域特産物加工施設とか、こういったことも中に入ってくるわけであります。実際のところ、どこまで専門的に深く見ていただけるのかというような問題も一方ではあろうかと思います。こういったことも本来なら1回でまとめてやってしまうというのも、それはもちろん効率上からいけばお考えになる部分かもわかりませんけれども、本来、突っ込んだやりとり、あるいは深くやっぱり見ていこうとするときには、こういったことも一つ、今後検討をいただく必要があるのではないか。こんなふうにも思います。  それともう一つは、そのやりとりについてどのように公開をされているのか。市民説明、情報公開という部分についてもご説明をいただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 大変申しわけございません。審査結果につきましては公表はいたします。ホームページに載せておりますが、議事録を載せていたかどうかにつきましては、ちょっと今、私、承知しておりませんので、その分については保留をさせていただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) いわゆる担当の所管部長という部分について、つまり一気呵成に1日の4時間でどんとやってしまうのではなしに、より本旨を求めて、本旨というか、本来の姿を求めて、より適正な指定管理のために取り組んでいこうと思うならば、1日で片づけちゃうというようなことではなしに、それぞれ設定をするということについても再度お答えをいただきたいと思います。  それから、議事録どこまで公開するかという部分ですけれども、やっぱり市民により高次に公開をしていくということも含めて、指定管理の審査のあり方の透明性、公平性を高めていく。この部分についてもぜひ今後とも取り組みをお願いしたいと思います。  モニタリング、あるいは評価というのがこの指定管理制度においていっぱい、いろんなところでご説明をいただいておるわけでありますけれども、より高度に説明責任を果たしていただけるような形を今後ともお願いをしたいと思いますが、最後、ご所見をお伺いしておきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 先ほど保留させていただきました、まず議事録の件でございます。  公表は選定結果のみとさせていただいておりまして、議事録は現在のところは載せておりません。この結果でございますが、ただ単に2つ、Aさん、BさんおりましたらAさんに決めましたと、ただ単にそれだけのことではなくて、審査項目ごとに平均値はどうだったのかと。そして、合計点はこうだったからこちらに決めましたと、そこまで出しておりますので、かなりの情報公開はしているものというふうに考えております。  それから、もっと時間をかけて深く議論すべきだというお話もございましたが、限られた時間ではございましたが、特に複数の申込者があったようなものにつきましては、かなりの質問時間もとり、そして、真剣に議論をしていただいたというふうに考えております。きちっとした議論はなされたものというふうに考えております。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) いわゆる複数の公募の中でいろいろプレゼンテーションを聞かせていただきながらという部分については、それはそうなんでありましょう。しかし、いわゆる前回から指定管理を受けていて、そのまま引き継いで、じゃあ、今回もお願いしようというような流れの中で、実際に具体的に、じゃあ、どこまで圧縮、圧力がきいてくるのかという部分については、今のご説明をお聞きしながら、まだなお疑義を感じるところでございます。こういったこともありますので、ぜひ、より、何というか、よりよい指定管理制度に持っていくために今後ともご尽力をいただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。  それから、使用料につきましては、全くすさまじいという表現がぴったりくるような原価割れもあるようなところも資料の中でお見かけをいたしております。それでも、原価率に際立った変動がなかったため、基本的に使用料の改定を行わないということですが、では、現状では、何がどう変われば使用料の見直しというところに踏み込んでいかれるのか。これについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) それはもうそのときの判断になろうかと思います。この基準、これを超えましたらやりますというような基準は現在のところ持ち合わせておりません。特に施設等につきましては、全く原価に届かないといいますか、維持管理料が賄えない状況にございますけれども、ただ、その設置目的は何かというふうに申しますと、やはり市民の方々の文化の向上であったり生涯学習の場であったり、あるいは健康管理であったりという目的でつくっておりますので、必ずしもそれが賄えないからといって、じゃあ、その施設をどうするのかという議論にはすぐならないと思います。ただ、そうはいいましても、つくった施設を使っていただくのは、使う方が受益を受けておられるわけですから、受益の量が、受益の額が一体どれぐらいだったらいいのかというのは、その社会情勢であったり、あるいはそのときの財政状況であったり、そういうものから勘案して決めていくものだと思います。どうしても多少の値上げぐらいではこれはもうどうしようもない、料金を負担していただいてもどうしようもない施設だということになりますと、それはその施設自体が存続していていいのかという議論にも、そこには発展すると思います。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) もちろんほっといても民間が張りつくエリアというのはさまざまな活動が期待ができるわけでありますけれども、特にこういうエリアでは、公共が果たす役割というのはやっぱり依然として大きいものがあるというふうに私も認識をいたしております。ただ、市長のお言葉によると、いつも財源が苦しいという中で、まさしくスクラップ・アンド・ビルド、これもぜひ進めていかなきゃいけないんだろうなという、一つ政策的課題としては横たわっておるものだというふうに認識をいたしておりますので、さらにより実のあるといいますか、より実質的に実のある指定管理者制度を求めてお取り組みをお願いしたいと思います。  災害対策については、市長のほうからもまず冒頭お答えをいただきました。特に福祉避難所の中でご確認をお願いしたいと思います。しっかり、いざ、実際のときに計画書いたように動くのかという課題意識は市長のほうからもお聞かせをいただきましたけれども、まさしく同じ観点からお尋ねをしたいと思います。  福祉避難所なんですが、各施設で対応可能人数とは幾らなのか。これについてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) 最高何人というような、そういうようなことは定めておりませんけども、例えば特養の施設であれば、いろんな場所に避難ができるわけで、廊下であるとかというような箇所がございますので、そういったところにもまあまあ避難ができるというようなことでありますので、今後、どれぐらいの人数が避難ができるのかといったようなところについても調査というか、そういうようなことをやってまいりたいというふうに思ってます。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) 本当にそこら辺の煮詰めの作業をぜひお願いをしておかなければ、実際のところは動けないのではないかという思いがいたしております。本市では各福祉避難所での対応人数が限られる中、避難者が直接施設へ行くことによる混乱を避けるため、指定避難所の避難者の中で、その場所では過ごせない者を保健師等の職員が判断して、各施設の対応可能人数を確認した上で開設要請した施設に移ることを基本とするというのがいただいた資料の中にうたわれておりますけれども、今お尋ねする限りでは、対応可能人数、仮に今の時点、何かしら大きな災害が起こったときに、もう今の時点で早くもパンクしてしまうということがつながっていってしまうのではないかと思います。言わずもがなでありますけれども、例えば保健師等の職員とは一体誰を指すのかという部分についてもどういった形になってるのか、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) それぞれの施設に保健師の資格を持った方という方もいらっしゃいます。それから、豊岡市の市内の市の職員の中での保健師、そういったような者も対応というようなことにもなろうかと思います。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) それは理解するんでありますけれども、今の豊岡の考え方でいくと、一度指定避難所の中にみんな、自力でというか、あるいは地域の中での援護をいただきながら移動をする。さらにそこで耐え切れない、そこで過ごし切れない人たちをさらに福祉避難所のほうにという、2段階でというふうに計画の中では見てとれるんですけれども、そもそも体調が悪い、あるいは要介護度の3、4、5といいますとかなり大変介護が必要な方であったり、あるいは高齢者であったりという方になると、災害が起こっている中、さらに二次的に避難をするというのが果たして本当に現実的なのかどうかとも思います。こういった問題ももちろんありますし、今申し上げたように、今のお話では、保健師さんたちが、この場合のトリアージという言葉が適切かどうかわかりませんけれども、一次的というか、最初に避難したところでどなたが福祉避難所に移ってもらうのかというのを判断をするにしても、まず総数がわからない。あるいは、より状況の重い方からトリアージ的に移っていただくにしても、誰が一体それをコントロールするのか。例えば、豊岡市の福祉避難所の中で全体としては300人受け入れ枠ができました。じゃあ、一番調子の悪い300人をどのように選んでいくのかというような、こういった問題もあろうかと思いますけど、こういった検討はどのようになっていますでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) 今おっしゃいましたように、一般の避難所の中でどういった方を福祉避難所に送り込むのかというところについては、保健師が中心となってトリアージをして、一般の施設ではなかなかできないというような方については、専門の職員のいる特別養護老人ホームとか、それから介護施設とかといったようなところに送り込むというようなことになろうかと思います。
    ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) ぜひ今後ちょっと検討いただきたいのは、例えばそれは、一般の避難所の中でのトリアージは、それは可能だと思います、様子を見ればわかるんですから。ただ、全市域にいろんな避難所がある中で、もう受け入れ側の福祉避難所の総数が決まっているとするならば、豊岡市全体、つまり何カ所もある避難所の中で最も状況が厳しい人たちをやっぱり順々に入れていきたいという気持ちが仮にあったとしても、ほかの施設の状態を見るわけにはいきませんから、そこにいらっしゃる保健師さんが。そうすると、結果的にはよりプッシュが強い人、あるいはたまたまとてもタイミングよくすぽっと福祉避難所に移られて、そこには例えばポータブルトイレがあったりベッドがあったり、よりケアがきいた状態で入られる、高齢者の方や要支援の方たちがそこに入られたとしても、もう一方で、本当はもっと様態が悪いけれども、たまたまそのトリアージから外れてしまって、かたい体育館の床でまだ寝泊まりをしなきゃいけないというような人たち、そういう公平性をどのように担保するのか。この部分をお尋ねしております。 ○議長(野口 逸敏) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) そのあたりは、これからいろんなことを調整をしていかなければならない課題だというふうに感じております。それで、確かにどの方を優先的にというようなところ、それぞれの避難所で多分比較ができないというようなこともよくわかりますし、そのあたりは連絡ができるような体制だとか、そういうようなことを今後検討してまいりたい、そんなふうに思ってます。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) 全体的には要援護者の登録制度がある中で、要援護者といわれる人たちもかなりというか、ほぼ総数がもう福祉避難所の対象者になるのではないかとも思われるわけでありますけれども、こういった情報があるわけでありますから、もう最初から、もしそういう状況が必要になったときにはもう最初から、二次的に避難とかいう形ではなくて、その人たちがしかるべく福祉避難所に避難ができるような、そんな体制も今後、豊岡としてはより完成形を求めて進んでいくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) それも必要なことだろうと思います。ただ、もともと特別養護老人ホームのほうでどれだけの人が受け入れができるのか、そのときになってみないとわからないというようなこともあると思いますので、そういったことが連携がとれるような体制だとかそういう仕組みを今後検討していきたいというふうに思います。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) ぜひこれは、少なくともこういう福祉避難所等、いろんなところで協定を締結してというのはとても前進だと思うんですけれども、一つ、実際に、ただ災害ですから、もう今起こらないとも限らないということで考えたときには、まだまだ実際のところはもう全く運用が難しいんちゃうかなと、今、お話を聞きながら思っております。ですので、ぜひ加速をして、この今後の詰めの部分をお願いしたいと思います。  それから、上下水道のことで少しお尋ねをしたいと思います。  先ほど、アドバイザリー業務の中で料金改定、総合的に判断ということでございましたけれども、現在、資産維持費の考え方についてはどのようであるのか、下水道料金に対して。この部分についてご認識をお聞かせください。 ○議長(野口 逸敏) 上下水道部参事。 ○上下水道部参事(一幡 和之) まだ具体的な料金改定のところまで踏み込んで考えておりませんし、資産維持費についてもまだ検討すらしていないということでございます。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) 全くその部内協議もしていないという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 上下水道部参事。 ○上下水道部参事(一幡 和之) そのとおりでございます。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) ぜひ、これもいろいろと議論の分かれるところであろうと思います。水道料金でいうところの資産維持費と下水道使用料でいうところの資産維持費というのはやっぱり違ってまいりますので、ぜひそこら辺の注意喚起、注意喚起というか、議論を深める上でも、ぜひ早目にご検討いただく中で、早目早目に情報を出していただきたい、このようにお願いをしておきたいと思います。  議案に対して1点ご確認をお願いしました。消費税の判断に委ねたいというのはわかるんですが、外税方式でいくという部分について、今後ずっとこの形でいくということについて確認をお願いしました。 ○議長(野口 逸敏) 上下水道部参事。 ○上下水道部参事(一幡 和之) 現在のところ、外税方式でいきたいというふうに考えております。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) そもそも、前からふと思ってたんですけれども、条例上からいけば、この消費税が動くたびに条例改正をしなきゃいけないということからいけば、この総額方式、なぜ総額方式になっているのかというのを感じたわけでありますけれども、この部分はなぜ総額方式になっていたのか、ご説明をいただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 上下水道部参事。 ○上下水道部参事(一幡 和之) 私の承知してる範囲では、当初、民間でもそうだったと思いますけれども、総額が原則ということであったと思いますし、税務署の指導もそういうふうにあったというふうに聞いております。県下のほかの事業体でも内税方式が半分弱ですかね、あったというふうに思いますので、多分そういう社会の全体的な流れ、税務署なりの指導から、我々としても当初、内税方式でスタートしたというふうに考えております。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) 素朴な疑問として調べたら、私も消費税法に行き着きました。63条で、明確に表示しなければならないというふうに消費税法には出てまいります、総額表示として。これ消費税相当額を含む支払い総額が一目でわかるようにするために、消費者の利便を考えてというところで消費税法において明示されているわけでありますけれども、これがあって、なおかつ今回、外税表示にするというのは、何を根拠に外税表示にされるんですか。 ○議長(野口 逸敏) 上下水道部参事。 ○上下水道部参事(一幡 和之) 今回、税法の見直しがされて、外税で表示も認められたと。認められて、一般的にいいということになったということで承知しておりまして、我々としても外税方式に変えていきたいというふうに考えております。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) それは何か法律をしっかり押さえた上でということで理解してよろしいですか。 ○議長(野口 逸敏) 上下水道部参事。 ○上下水道部参事(一幡 和之) 国税庁なりの指導の中に外税方式も並列で認めておられるということから、我々としてもそれに倣ったということでございます。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) 外税方式を今回認められている特例というのは、いわゆる値札をつけて、消費者の皆さんが混乱を来すような、そういうときに限って特例を認めるというふうに私は理解をいたしておるんですが、水道料金の場合、別に水に値札をつけて、いつまでの値段が何%だからという消費者の混乱というのはあり得ないんだろうな。こういうことを考えますと、果たしてこの外税方式というのがいいんだろうかというふうな思いもするわけでありますけれども、その部分についてご認識をお聞かせください。 ○議長(野口 逸敏) 上下水道部参事。 ○上下水道部参事(一幡 和之) 我々としましては、先ほど申し上げましたように、消費税の率なり、率の水準なり、転嫁をするかしないかというふうなことはやはり一公営企業としての判断ではないというふうに考えておりまして、そこで基本的に外税にしていきたいというふうなことから、今回、外税方式に条例を改正をお願いしたいというふうに考えた次第でございます。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) ご答弁として、消費税法に委ねて、その分については消費税法に委ねるのは理解をするんですが、法令上、そこら辺の位置づけがどうであるのかなというふうに思いました。先ほどの国税庁が……。 ○議長(野口 逸敏) ちょっと暫時休憩します。      午後2時03分休憩 ────────────────────      午後2時03分再開 ○議長(野口 逸敏) 休憩前に引き続き会議を開きます。  19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) それで、先ほどの国税庁のお話がどの部分なのか、ちょっと今、定かでは理解ができなかったわけでありますけれども、今回の税率表示で外税にしていいという特別措置法というのがございます。これは時限立法であるというふうに理解をいたしますが、いかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 上下水道部参事。 ○上下水道部参事(一幡 和之) 申しわけございません。認識不足でした。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) この消費税法に関連する、消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法というのがございます。これの期限が、消費者の利便性に配慮する観点から、平成29年3月31日までの間であっても、総額表示義務の特例により税込み価格を表示しない事業者はできるだけ速やかに税込み価格を表示するよう努めなければならないこととされているという、その前に、今おっしゃられた、恐らく国税庁の外税表示、総額表示によらなくてもよいというその部分のくくり、一緒のくくりの中での話だと思うんですが、そうやってもし読みますと、特例法がそもそも29年3月31日までなら、今回のこの条例もそもそも時限立法としてつくらなければおかしいのではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 上下水道部参事。 ○上下水道部参事(一幡 和之) そこは研究をさせていただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) 研究をさせていただくのでは遅くて、もう今、上程をいただいてます、議案として。議案としての成り立ちがそもそもおかしいのではないかという部分について、法制のほうの認識をお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 暫時休憩します。再開は午後2時30分とします。      午後2時06分休憩 ────────────────────      午後2時30分再開 ○議長(野口 逸敏) 会議を再開します。  引き続き休憩を続行します。      午後2時30分休憩 ────────────────────      午後2時50分再開 ○議長(野口 逸敏) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 大変失礼をいたしました。  この外税方式か内税方式かにつきまして、例えば水道でいきますと、2段階のレベルで意味がございます。1つは、条例の中にどういうふうな水道料金の金額がどういう表示されるかということと、現に今、いわば消費者に当たる水道の利用者に対して、使用者に対して請求が行くときに、どういう形で請求が行くか、払われるかということに関する2段階の外税か内税かということがございます。今、市のほうで準備しておりますのは、まず条例上の表示方法を条例の中のこうこうこういった料金を課するという、いわば行政側の料金の算定の考え方、あるいは相手方に請求するに対しての考え方というものについていくと、それをいわば外税方式的にしているということになります。まずそういうことがあります。この条例の改正が仮にお認めいただいたとしても、今後とも水道の利用者に対しては消費税込みの金額でこれこれの金額をお支払いくださいということが行きますので、対消費者、あるいは対水道の利用者との関係でいきますと、あくまで内税でもって請求がなされることになります。したがって、住民との関係でいくと、今回は外税方式を採用するものではないということになります。  では、今回の条例改正は何なのかといいますと、現在の条例が、別表の中に金額が書いてあるわけでありますけれども、使用する水量に応じた金額が書いてあるわけですが、それは5%の消費税込みの金額になっておりますけれども、今回は消費税部分を除いて、そしてその金額を書いた上で、その金額に消費税を掛けた金額が実際の料金になりますというふうに書かれています。正確に言いますと、この条例の書き方そのものについては今回の内税か外税かという法制度とは別のことでありまして、つまりどちらでもそれは構わない。現に今の段階、今の5%の段階でも、全国の水道事業に関していうと、込みで書いてるものもあれば、数字を書いて、これに消費税ですと書いているところもあって、どちらも合法であると、こういうことになります。  したがって、今回の提案の本質は何かといいますと、外税方式か内税方式かということではなくて、今後、法律において10%に仮に消費税がアップされたとすると、それはもう条例改正をその分はしなくても、つまり条例には消費税法に定める税率の税を掛けたものというふうに書かれますので、10%に上げるということ自体は議会の議決が要らないと。つまり有効な条例ができる。今回提案してるのは、そういったことをお認めいただきたいという提案になります。  先ほど来、担当の参事のほうが消費税の上げ下げについて一事業者としての水道事業者が判断することではなくて、国政全体での判断ですからということを申し上げていたのは、つまり、国において消費税を上げるということが法律で決まったのであれば、そのことの是非を問わず、水道事業者としては、あるいは下水道事業者としては、そのとおりなるように提案をしたいと、こういったことを申し上げたところです。ただ、表現する側にも混乱はございましたので、わかりにくいことになってたんじゃないかというふうに思います。  重ねていいますと、今回の提案は内税か外税かということとは別であって、今後、消費税がアップされればアップされる、下がれば下がる。もちろんそのときにどういう新たな条例を出すかというのは自由でありますけれども、特に何もなさない限りは自動的に10%に上げるという、そういう条例改正になると。もちろんその前に今回の8%をお認めいただきたいということが入ってるわけでありますけれども、そういった条例改正になります。  そして、もう一度繰り返しますけれども、その後、市民との関係でいえば、市民の皆さんには本体価格プラス消費税が込められた金額でもって請求書が行き、お支払いをいただく。こういうことになります。  ちなみに、議員がお触れになりました今回の特例の期限でありますけれども、議員がお触れになりましたような期間でもって失効するということになりますので、平成29年3月31日限り、その効力を失うということになりますので、仮に消費者との関係といいましょうか、市民との関係で外税方式にしていたとすると、そのときまでに条例を改正して内税で、本来の原則に戻った内税でこの平成29年の3月31日以降、4月1日以降については内税方式にするという条例を新たに制定する必要があると。これさえ仮にあれば、それまでの間なかったとしても、違法の問題は生じないと、こういうことになります。  私たち自身の説明が不十分だった点を改めておわびを申し上げます。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) 今、中貝市長のほうからご説明をいただいたんでありますけれども、内税か外税ではないというふうにご説明をいただくわけでありますけれども、端的に言って、この議案の意味するものは内税方式、総額方式であったものを外税方式に直すという、その条例以外の何物でもないということは一つ申し上げなければいけないということ。  それからもう一つは、どちらも合法という、ほかの自治体の例を引いてご説明をいただきましたけれども、その前に横たわっているのは消費税法の63条であります。これは法として厳密にありますので、消費税額及び地方消費税額の合計額に相当する額を含めた価格を表示しなければいけないというのは、これはもう大前提として法として存在しています。これに対して何でもかんでも、今、特例法のことでお話をいただきましたけれども、何でもかんでもこの特例法によっていいということではもちろんないんだろうというふうに法の成り立ちとして理解をいたしております。それで、読めば読むほど、実は総額表示義務に関する消費税法の特例というのがよくわからなくて、今、ご質問を申し上げたところ、そもそものスタートがそこであります。消費税の円滑かつ適正な転嫁のため、必要があるときは、現に表示する価格が税込み価格であると誤認されないための措置を講じているときに限り、税込み価格を表示することを要しない。つまり、外税方式を特例として認めますよというのは、これが何を意図するのかという部分で、国税庁等のホームページで見る限り、そこが説明をされているのは、専ら値札が同時に混在をする例ですとか、そういったことが例として挙げられているもんですから、水道事業そのもの、水道の料金そのものが果たしてこの法でいうところの消費税の円滑的かつ適正な転嫁のために必要があるときにはのるのかのらないのか。ここの部分をはっきりさせておく必要があるだろうというふうに思っております。この部分について、再度ご説明をいただきたいと思います。 ○議長(野口 逸敏) 市長。 ○市長(中貝 宗治) この消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法、以下特別措置法と言わせていただきますけれども、その第10条に、事業者は現に表示する価格は税込み価格であると誤認されないための措置を講じたときに限り、いわば外税方式ができると、こう書いてありまして、事業者については特に制限ございませんので、水道事業者もこれに該当することができる。  それから、先ほど言いましたように、この規定そのものはこの水道条例の規定を縛るものではないというふうに私は考えておりますけれども、仮にそうだとしても、今回提案しております条例案は、簡単にいいますと、要するに別表2に掲げる区分により算定した基本料金及び重量料金の合計額に、ずっとあるんですけど、要するに、消費税法にいう消費税額を加えた額とするというふうに明確に書いてありますので、私はこの特例法は適用外、そもそも表示とは別の議論と思っておりますけれども、仮にそうだとしたとしても、誤認される、誤認、そもそもないわけでありますので、したがって、外税方式の表示というのは、これは可能である、このように思います。もちろん大前提として、そもそも、繰り返しになりますけれども、この特例法であるとか、原則になっております内税を原則にするという関係はこの条例の規定の適用外、守備範囲外であるというふうに思います。というのは、この条例は、要は水道事業者は一体どういう考え方に基づいて料金を相手に課するのかという、まず行政自体を縛るルールであること。それから、市民の皆さんには、一般的な考え方としてこういうふうに料金が算定されますということを示すものであること。そして、実際に水道を使われる方に対しては、これこれのものがあなたの要するにいわゆる水道の料金ですということが内税方式で示されますので、特に問題はないものと、このように考えておるところです。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) よくわかりませんでした。ただ、もう一回よく今のご説明をかみ砕いてよく考えてみたいと思いますけれども、消費税法そのものの本来の法の趣旨は、あくまで市民にわかりやすい、市民というか、消費者にわかりやすいというところが大前提であります。そういった部分で、現場における混乱は総額、今回、そういうことが予見、予想できる業界に限って例示をされています、いっぱい、その期間。つまり5%と8%の切りかえ時点で、お店の中に同じような段階で値札がどっちもががあっとあるような、そういった例示や、いっぱいの例示があるんですけれども、水道事業そのものが本来そういう成り立ちで消費者の皆さんの混乱を惹起するようなものではないというふうに私は理解をいたしております。したがって、事業所が何であるかという、その規定がないのは私も理解をいたしておりますので、だから、水道事業がどうだということで申し上げているつもりではなくて、水道料金の成り立ちとして、果たして今回の特例にひっかかるのかどうかという疑義がまだちょっと今のご説明ではよく理解ができませんでした。これはもう一回、またかみ砕いて考えたいと思います。  もう一つは、その特例法が29年の3月31日までなら、本来、この条例も3月31日までで失効するという部分を条例の中に織り込む必要があるのではないかと。この部分についてはいかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 市長。 ○市長(中貝 宗治) これは、法技術として織り込んでもいいし織り込まなくてもいいということになると思います。つまり、今、現に条例はこれで施行しますということを今回提案してるわけでありますけれども、それはこの法律が有効である限りは有効であります。それが今度は仮に法律が期限が失効して、なおかつそれでも条例が改正されてないとすると、その時点で初めて違法になりますので、それまでの間に是正がなされれば、それで違法な状態は全く起きないと、こういうことになります。もちろん今の段階であらかじめその失効というのを見込んで書くこと自体もこれは違法ではありませんので、どちらを選ぶかは、それはまさに裁量の範囲内であると、このように理解いただけたらと思います。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) 考えてみますと、今回、仮に外税にするという形で条例改正をやります。法が失効する29年3月31日までの間に、できるだけ速やかにという注釈つきますけれども、それを外すときに、外すときというのは、もう一回総額方式に戻すときに、もう一度条例改正が要ります。この2回が必要。考えてみますと、この後予想されるまず8%時の条例改正が1回。それから、その後にもう一度来る条例改正、10%がもう一回。これも2回です。だから、同じ行政上の手続上でいけば、どちらも2回の条例改正が必要だということを鑑みますときに、より法63条で示すところの、それは要するところ、市民にわかりやすいというその大もと、大原則に照らしていくならば、総額表示で8%、10%、つまり別表第2を手をつけていじると、いじるんじゃない。だから、そこを改正するというのが本来の法の趣旨に照らして、よりあるべき姿なのではないかと思います。これについてはいかがでしょうか。 ○議長(野口 逸敏) 市長。 ○市長(中貝 宗治) いや、何ていっていいんでしょうか、仮に今、失効するとして変えたとしても、平成29年の3月31日、あるいは4月1日段階の料金をどうするかというのは改めて決めなければなりませんので、つまり、もう条例上は今回の改正をお認めいただければ、本体価格に消費税を加えた額ですと書かれるわけですから、内税方式の表示にした金額は条例、どこにも存在しなくなります。平成29年の3月31日でこの特例法の効力が切れて、そうしますと、新たに今度は議員が言われる内税方式にした条例をつくらなければいけませんので、どちらにしてもそれを出さない限りは、今から単に平成29年の3月31日限りでもって失効すると書くだけでは、実は4月以降の条例は存在しないことになりますので、つまり、議会に条例の改正案を提案しなければいけないという意味では手間の数は同じである。むしろ、冒頭申し上げましたように、今回の眼目は、10%に改正された場合でも、これが29年3月31日までの間であれば、改めて8%を10%にするということ、それ自体についての条例改正は必要がないと。つまり、条例上は消費税額を掛けた、足したものになりますと。ですから、この条例の外で消費税法が決めた金額が自動的にといいましょうか、計算上、自動的に上乗せされることになりますので、その時点の条例改正は必要ではないと。ただし、もちろん、恐らく10%に仮に上がるとした場合に、さまざまな経過措置はつくと思いますので、その経過措置についての条例改正は改めて提案することになるとは思いますけれども、そもそも8から10%に上げるということ自体については、その部分の条例改正は必要がないという、そういった内容の改正案になってるところです。 ○議長(野口 逸敏) 19番、伊賀央議員。 ○議員(19番 伊賀 央) 微妙にかみ合ってないんですけども、手間が一緒だというのは一緒です、今のお話の中で。より市民の皆さんに対してよりどうあるべきかという論点でいくと、8%に上がったときに別表第2として総額幾らになるのか、10%になったときに総額幾らになるのかということをやったほうが市民の皆さんにはわかりやすい。何とならば、じゃあ、なぜ今まで、総額表示方式で今まで豊岡市は来ていたのか。恐らく、それはわかりませんけれども、ご説明は明確にいただきませんでしたけど、63条で合計額に相当する額を含めた価格を表示しなければいけないという法の大もとの体系があるからこそ、豊岡市はそれに従ってきたのではないかという、推論のもとで申し上げてるわけですけれども、そういう意味で条例のあり方としてどちら、より私が申し上げた、つまり別表第2をきちんとそのたびにさわって市民の皆さんに説明をしたほうが、より市民の皆さんにわかりやすい、いい条例になるのではないかという思いを持っております。ちょっと時間がなくなりましたので置きますけれども、そういった課題を含んでいるなということで私は今回質問をさせていただきました。  AEDにつきましては、もうすっかり時間がなくなりました。ぜひ制度、このAEDの機材を何とか地域により整備を、救急車が到着するエリアにこそ配備を進めていくための制度として、よりブラッシュアップをさせていきたい。この思いは、また3月議会に十分時間をとってぜひやりとりをさせていただきたいと思います。ありがとうございました。以上で終わります。 ○議長(野口 逸敏) 以上で伊賀央議員に対する答弁は終わりました。 ──────────────────── ○議長(野口 逸敏) 次は、16番、椿野仁司議員。(拍手)      〔椿野仁司議員 登壇〕 ○議員(16番 椿野 仁司) 16番、会派かがやきの椿野仁司でございます。大変重厚な、言いかえれば、重苦しい雰囲気の後でございますので、爽やかに駆け抜けたいというふうに思っております。
     私は、この時期といいますか、11月、12月ころは去年から大変楽しみにしていることが一つあります。幾つもあるんですが、そのうちの一つは来日山に雲海を見に行くことであります。私はほかの雲海を見たこともないので、日本一というのはちょっと大変おこがましいんですが、来日山に上がると、いろんな雲海マニアの人たちがたくさん来られます。遠くは四国、九州、そしてまた静岡あたりからも来られます。竹田城の雲海を見てこられた、もしくは来日の雲海を見てから、また竹田を見られる方がおられますが、私は日本一の雲海だというふうにいつも思っております。雲海マニアの方々もそのように皆さん口をそろえておっしゃるので、私は間違いないというふうに思っています。  頂上が大変見張らしがよくなりました。支所といいますか、城崎支所、そしてまた市役所の担当者の方々がいろいろと便宜を図っていただきまして、この春、伐採をしていただきました。ちょっと切り過ぎた点もあるんですが、本当に日本海まですばらしく見通しがよくなりました。また皆さん、まだまだもう少し見れると思いますので、ぜひとも朝5時半ぐらいに起きて出れば、十分間に合います。すばらしい景色をごらんをいただきたいというふうに思います。  図らずもこの12月の10日の議会だよりの一番最終ページ、私も議会広報特別委員会に、はえある特別委員会の委員長をさせていただきました。最終ページのところに来日山の雲海を写真を載せております。これは私ごとでございますが、私が去年撮った写真でございます。ことしといっといけばいいんですが、ことしはすすきの穂が写っておりませんので、去年の写真ですが、また皆さん、篤とごらんをいただきたいと思います。  竹田城が大変なにぎわいを今しております。昨年といいますか、つい最近のデータは、何か2万人、3万人ぐらいだった観光客が今やもう40万人ぐらいになっておられるということで、朝来市のご予算も大変だなというふうに思うんですけれども、城崎におりますと、各旅館の看板が、天空の城何々ご一行様というような看板が実は上がることが多くなりました。また、最近ではというか、この1年間で多かったのは、出雲大社の遷宮の関係も多かったように思います。そしてまた、来年からは恐らく黒田官兵衛、姫路城というような看板が旅館のあちらこちらに見えてくるのかなと。旅館の看板というのは大体、旅行の世相を大体あらわしておりました。長続きはしないんですけれども、そのときそのときの旅行のタイトルによくわかりました。そういった状況にしっかりとあらわれてるなというふうに感じております。  ことしは、全く話は違いますが、お姫さん、カメムシが非常に大量発生をいたしております。きょうの新聞にも、何か例年の4倍だというようなことが書いてありましたんですが、カメムシ、お姫さんが多い年は大雪になるというふうに昔からよく言われております。科学的な根拠は全くありませんが、それでも、たまたま大雪だった年にカメムシが多かったのか。その辺はよくわからないんですが、神鍋には適当に雪を降らせてあげて、あんまり大雪になり過ぎますとまた大変というようなことも聞いておりますので、城崎も温泉情緒が楽しめる程度に雪が降ってくれればいいなというふうに実は思っております。  ことしの今回の選挙がございました。私も合併当時、合併前の城崎町議会の選挙と合わせますと4回目の選挙をいたしました。ほかの方はどうかわかりませんが、だんだんと票が減り、下降状況に実は入っております。全ては私の不徳のいたすとこだというふうに思っておりますが、その意味でいくと、市民の皆さんのご期待に沿えてないと。まだまだ責任を果たしてないということになろうかというふうに思っております。今期、力いっぱい頑張って、その負託、また皆さんのためにも頑張ってまいりたいというふうな思いをいたしております。  その中で、今まで同僚議員の皆さんからもいろいろと選挙を通じてのいろんなお話がありましたが、中でも投票所のことについては多くございました。私もやっぱりいろんなところまで入っていっていろんなお話をしたり、お願いに上がると、もう投票所が遠いんで行かへんと。行きたくても行かへんと。行けれへんというふうにおっしゃいます方が、特にお年寄りが多いです。いろいろと申し上げたいことたくさんありますが、やっぱり選挙管理委員会の皆さんに申し上げたいのは、何か工夫ができるんではないのかなと。それをやはりこれから少しずつ、できない、できないではなく、ぜひとも工夫をしていただきたいというふうに思っております。  それでは、通告に従い、これより質問をいたします。  いつもでございますが、私のやり方でございますので、それは私なりの質問の仕方をするんですけれども、事前に通告した質問の内容については細かいご指示、または質問の内容を当局側、そしてまた皆さんからは聞き取りもいただいております。時には赴いて資料提供も逆にこちらからいたしながら、当局の皆さんには質問の内容をお話をしておりますので、事細かな質問は避けたいと思いますから、できるだけ優しく、わかりやすく、丁寧にご答弁いただければありがたいなというふうに思っています。  それでは、今回の質問は大きく分けて2つ質問をさせていただいております。  1つ目の項目につきましては、台風18号、ことしの9月に参りました台風18号の被害状況とその後の検証についてであります。中でも円山川の下流域の治水対策の現状と今後の対策について、幾つか地域を限定して質問を上げさせていただいておりますので、あえて1回目の質問では一つ一つ質問をいたしませんが、ご答弁いただければありがたいと思ってます。  今は亡き、私が大変尊敬する谷洋一大先生が、私は議員の前でございましたが、あるとき、先生と話をする機会がたくさんあったわけですが、円山川の下流部の、下流域の治水対策の話をお願いをいたしました。円山川左岸、豊岡港線についてお願いをいたしました。そのとき谷先生は、左岸はだめだと。JRがあるからできへんと。もうこれからは右岸をやれというふうに実はその当時おっしゃいました。まだ台風23号が来る前の話でございますので、それから以降、時が流れて、近年、こういうゲリラ台風、ゲリラ豪雨だとか台風が毎年たくさん来るようになってから、もう本当にそういう意味でいきますと、この変わりようが本当にすばらしいものというか、簡単にすばらしいというのは言い方が悪いんですが、この変わりようが私には本当にありがたいなというふうに受けとめるしか今はございません。数々の今、現状、行われてる築堤の工事、そしてまた排水機場のポンプの造設、新設等々、本当に適材適所、現状の治水対策事業を国、そしてまた県、そしてまた市の担当部署、そしてまた台風23号以降発足いたしました、今は大分名称が変わりましたが、治水対策の地元の方々の検討委員会の委員のメンバーの方々に対しまして、本当にこの場をおかりしまして心から感謝を申し上げたいというふうに思います。今のこの治水対策が行われているこの事業、かつての谷洋一先生がおられたらどのように思われるのか。私は非常にそれを今、思っております。  治水対策とこのたび、近年の円山川下流の特に港地区における高潮の現状と対策についても同僚議員が前にも質問をされておられますが、質問に上げさせていただいております。  2番目の大きな項目といたしまして、大交流の実現を目指した観光ビジョン、交流ビジョンの策定についてを上げております。これらの一つ一つの項目についてはそれぞれ現状と成果、これからの課題、中長期を見据えたビジョンの策定はどのようなものか。市の組織体制及び民間団体との連携、支援体制はどうなのかということを上げておりますので、具体的に例を挙げてご答弁をいただければというふうに思っております。  1つ目はコウノトリツーリズム、首都圏誘客促進ツアー補助等の事業であります。  2つ目はインバウンド誘客促進事業、市としての現状の対策と、過日、英国ロンドンで開催されました欧州最大規模の旅行博、WTM、ワールドトラベルマーケット出店についてであります。  3番目は情報発信戦略、インターネット戦略についてであります。  4番目はスポーツ交流事業への積極的な取り組み、大会誘致と受け入れ体制と環境整備はこれからどうなるのか。できているのか等々でございます。  5番目は、大交流に伴い、交通網の整備と事業の促進、東京オリンピックに向けてチャンスだと私は思いますが、但馬空港の東京直行便の実現、高速交通網並びに市内道路の整備はこれからどうするのかというようなところをご質問させていただきます。  6番目は東京オリンピックと世界マスターズ、2020年、東京オリンピックが行われます。それに向けてのスポーツイベント、ましてやオリンピックそのもののいわゆる練習等々における誘致はどうなのかというところです。それから、2021年には関西広域連合の世界マスターズというものが何かもう計画なさっているんですが、それについてどういうふうな今、現状にあるのか。また、2018年には、ボートの大会でありますが、世界マスターズボートが今、日本ボート協会のほうが誘致を目指しておられます。それはどうなのか。大きな大会を誘致することは大交流を目指すふさわしい事業だと思っておりますので、この対応をどうやって考えるのかをお願いいたしたいと思います。この点につきましては、現状と成果については省いていただいて結構でございます。  7番目は観光振興の戦略、計画の中に私たちが昔から持ってるそれぞれの固有の文化、地域資源を磨き、育てて、生かしていく。そのためにも目標を立てなければならないと思いますので、7番目に日本一の〇〇のまちを目指してというふうに書いておりますが、これをキャッチコピーとして何か考えられないかなということで、例えば城崎であれば、日本一、いや世界一の温泉まちを目指す、世界一ということになると、ベスト温泉タウンというようなことも言われておりますが、その温泉街だけではなく、すばらしい環境を備えている円山川、来日山、農村、海、その中の城崎のまちはこんなまちでありたいというような世界一、日本一の温泉まちを目指すというふうな目標を掲げたいというふうに思っております。世界を、日本をもてなし、心を込めてもてなせれば、きっと倍以上になって返ってくるのではないのかなというふうに思っております。  2番目の質問はまたお願いをいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(野口 逸敏) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは、東京オリンピック、世界マスターズに関連するご質問にお答えをいたします。  議員もお触れになりましたように、2020年の東京オリンピック、それから2021年のワールドマスターズゲームズの関西大会、もうこれは既に関西広域連合が招致を決定をし、主催者側との協定も締結がなされたとお聞きいたしておるところです。この2つの大きな大会のときには海外から多くのお客様がお越しになりますので、そのお客様をぜひ豊岡にということで、その準備に当たりたいと思っております。その期間を意識しながら、外国の皆様に、行くならば豊岡だというような流れをつくるということでございます。特にゴールデンルートと呼んでおりますけれども、東京、大阪、京都、ここには大量の外国人のお客様が来られて、そこからどう豊岡に足を伸ばしていただくかと。既に京都市とのさまざまな協議等も行っておりますけれども、例えば京都市にとってみると、温泉がないと。日本的な情緒の京都を楽しんだ後に、さらに同じように日本的な情緒があふれるまちであって、なおかつ温泉がある城崎というのは補完的な場所として大変魅力的であるというふうにお聞きをいたしておりまして、こういった連携も深めながら、豊岡への誘致を促進してまいります。  加えまして、東京オリンピックでも、当然のことながらボート競技がございます。円山川はボートのコースになっておりますけれども、恐らく日本を代表するすぐれたコースだろうと思います。現にことしの7月25日から8月11日の間の17日間、8月末から韓国で行われました世界選手権への日本のチーム、ナショナルチームが直前の調整、訓練ということで、城崎で合宿をし、訓練をいたしております。このときの条件が、条件というか、城崎を選ばれた条件は片道8キロメートルで連続してこぐことができる。試合そのものは1,000メートル、1,500メートル、2,000メートルとかになりますけれども、8,000メートル以上を連続してこぐことができれば、これは訓練効果が非常に大きいといったこと。それから、大きな大会の前の選手のストレスは大変なものがあるそうでありますけれども、温泉とかあの雰囲気がそのストレスを和らげてくれること。それから、コースと宿舎がとても近いこと。恐らくこれも日本で最もすぐれた状況だろうと思いますけれども、こういったことが決め手になりまして、かつ地元の方々の積極的な誘致があって、世界選手権に出場するナショナルチームの合宿が決まりました。ということは、東京オリンピックで正式種目となされる場合に、当然、各国はその前に日本、あるいは近隣で調整をするはずでございますので、その日本を代表するようなコースでもって事前の調整をしてはどうかというアプローチが可能なのだというふうに思います。今後、兵庫県ボート協会、あるいは日本のボート協会等ともよく連絡をとり合いまして、早目早目に世界のチームに対して豊岡、あるいは城崎、円山川を売り込んでまいりたいというふうに考えております。  また、当然のことながら、関西の世界マスターズにおきましてもボートは行われることになると思いますので、地元の費用負担がどのくらいになるかということも十分見据えながらでありますけれども、その点さえ大きな障害にならないのであれば、積極的に円山川を売り込んでまいりたいと思います。  また、2018年のこのボートの世界マスターズレガッタにつきましては、日本ボート協会が誘致をしたいという方向を出しておられます。そして現在、日本の中で、では、日本でどこか手を挙げてくれるところはあるかということで、候補地を探しておられる。お聞きしますと、来年3月ごろには決定したいということでございますけれども、そういった今、状況にございます。  したがいまして、まず日本ボート協会の中での候補地が選ばれて、そして、そこをもって世界の中で手を挙げて認めてもらうということが必要になりますけれども、これも同様でございまして、実際の地元負担がどの程度になるかということもよく見定めながら、あるいは世界大会ともなりますと、相当さまざまな水準が、ボートでありますとか運営のあり方でありますとか求められると思いますので、それが可能であるかどうか、十分注視しながら、このまた日本、兵庫県ボート協会等とよく連携をとって取り組んでまいりたいというふうに考えております。  特にこのマスターズの場合には、勝負そのものも、試合そのものも大変重要なんですけれども、普通の大会に比べますと、アフターファイブでありますとかお休みのほうの比重が非常に大きいということで、経済効果もかなりあるということもございますので、そのようなことも十分頭に入れながら、今後の対応をできれば前向きに取り組んでまいりたいと、このように考えております。  その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。 ○議長(野口 逸敏) 真野副市長。 ○副市長(真野 毅) 私のほうからは、今回、WTMに出店しました総括としまして、インバウンド誘客推進事業に関する情報発信戦略、並びに今後の課題、対策について答弁させていただきます。  WTMとはロンドンで開催された世界最大のワールドトラベルマーケット、世界旅行博でありまして、ここには世界各国から臨時ブースを出して商談をするわけですが、日本のブースは比較的、他の国に比べて小さく、日本から出店した地方自治体は東京、大阪、京都、沖縄、そして豊岡市ということです。このことは、日本はインバウンドは重要と位置づけながらも、実際にはヨーロッパにおいて他の国に比べるとまだまだ弱いというのが現状であるということ。それと、実際に積極的に出ている地方自治体は少ないということが現実にあります。そういう意味で、豊岡市にとっては機会があるというふうに考えております。  現地におきましては、日本に旅行客を送っている海外の旅行業者、そして日本の旅行に興味を持ってるメディア、日本のインバウンドを推進してる団体とお会いをしまして、そういう中で未開拓の市場が目の前に広がってるんではないかということを実感しております。井垣議員にもお答えしておりますけども、そぞろ歩きができる温泉街、城崎、そしてそこからすぐに行ける、日本の体験ができる竹野の海、日高、神鍋の山、コウノトリ、小京都出石など、3週間以上休みがとれるヨーロッパの個人客、こういう人たちには確実に需要があるという認識をいたしました。  今後の課題と対策なんですが、ヨーロッパの個人客をさらに増加させるためには、インバウンドの観光に対応した英語のホームページを充実していく必要があります。これは、インターネット時代に入って、ヨーロッパの個人客、また個人客を扱う旅行業者はインターネットから情報を見て旅行の行程を組むというような時代に入ってきております。これも今回訪問して、いろんな方からそういう事情の話を聞きました。いつどこで、何を幾らで、どのように楽しめるのか。そういうことを、情報を英文でホームページ上でちゃんと伝えていく。そういう必要があります。  2点目は、城崎、豊岡の魅力を発信していくことが非常に重要であります。今回の出張でJNTO、日本政府観光局の現地スタッフがおられるんですけども、海外における販促をするために必要な情報ネットワークを持っておられます。既に11月末には城崎のほうに映像のジャーナリスト2人が入られてますし、また、2月には8名のプレスの方が城崎、出石、コウノトリ、みんなを見てもらうような招聘するツアーが決定しております。コストは余りかけられないわけですから、この日本観光局を徹底的に活用していく必要があるかなというふうに思います。  それともう一つ、先ほど市長からお話がありましたけども、海外観光客のゴールデンルートである大阪、京都、ここに来られたインバウンドのお客さんを豊岡に引っ張ってくる。そのために、大阪、京都のインバウンド観光関係者と連携していく必要があるということでございます。城崎、豊岡には、京都、大阪に来られた外国人個人客には都会では提供できない魅力的なオプションが提供できると。井垣議員がおっしゃってた、やっぱりこの地域のよさ、営み、生活、そういうものを体験できるということが非常に重要で、京都の観光の業者もぜひ組んでやりたいというような形で話を聞いております。  あと、今後、組織的な対応についてなんですけども、当地での外国人向けのツアーを手配する組織、また総合的な問い合わせ窓口になれる組織づくりが必要であります。日本から来ていた東京、大阪、京都、沖縄、全てが自治体が支援してつくったインバウンドのための観光をする組織でありました。そういうインバウンドの観光の受け入れの組織をきちっとつくっていく、そういうことを早急に検討していく必要があるというふうに思います。  今回のWTM出店で、インバウンド観光においてお客様が何を考えて、どのようなパートナーと組むのがいいのか。どう戦えばいいのかというのが見えるようになってきております。人口減少の時代に入っておりまして、未開拓の世界市場からの観光客を伸ばすことは戦略的に非常に重要であります。現在、伸びている豊岡への外国人誘客がもっと伸びるように、業界の皆さんと協力をして、日本のインバウンドといえば城崎、豊岡と言われるように施策を打っていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 技監。 ○技監(登日 幸治) 私からは、台風18号の被害状況と検証の結果についてお答えいたします。  まず、円山川下流域の右岸側についてでございます。  台風18号来襲時におきましては、一般県道戸島玄武洞豊岡線の玄武洞公園付近約100メーターの区間におきまして、15センチ程度の冠水が生じております。この区間につきましては暫定整備区間であることから、整備後は同程度の円山川の増水については冠水が解消されるものと考えております。楽々浦地区周辺の主要地方道豊岡竹野線の改良につきましては、県から新城崎大橋にあわせた新たな道路整備の計画があり、現在、ルート選定中であると聞いてございます。この区間につきましては、現行の県の社会基盤整備プログラムにも着工が位置づけられている箇所でもございますので、市といたしましても、早期着工に向け協力していきたいと、このように考えております。  次に、楽々浦地区の治水対策についてですが、兵庫県が平成22年度からワークショップ方式で検討を進めてまいりましたが、最終的に地元の皆様方のご了解を得られるまでには至りませんでした。このため、県では地形測量を平成24年度に、地質調査、予備設計を今年度に改めて実施いたしまして、実施可能な対応について検証するとともに、地元の皆様方の同意を得た上で、構造詳細についての検討を行うため、学識経験者等の審議会を実施していく予定であると聞いてございます。市といたしましては、計画の早期実現に向けまして関係機関に働きかけを継続していきたいというふうに考えております。  また、下島、ボートセンター付近の市道風早線への対応につきましては、円山川本線からの逆流を抑制するため、一部水路改修を実施することといたしております。  次に、左岸側についてでございます。  桃島川につきましては、平成9年ごろ、河川管理者でございます兵庫県により河川改修が進められてまいりましたが、沿線住民の理解が得られなかったことから、未改修区間が残っている状況にございます。市といたしましては、平成16年の台風23号で大きな被害を受けた地域でもあることから、家屋の床上浸水被害を軽減するための対策が必要であると認識しております。しかしながら、一方で、平成25年3月に、台風23号見合いの降雨に対し、20センチ程度の水位を下げる効果のある桃島排水機場が完成したところでもございます。  今後は、来襲いたしました台風18号による状況等、桃島排水機場の効果検証等を行った上で、より効果的かつ即時的な対策について関係機関との協議を進めていくこととしております。  次に、大谷町堤防についてでございますが、国土交通省では漏水対策の必要性を認識しているとのことでございまして、今年度策定されました河川整備計画におきましても堤防の質的強化対策箇所の一つとして明示されているところでございます。また、今年度事業としまして、当該箇所の中ノ島の橋から桃島排水機場までの約1,000メートルの調査測量を実施してございまして、今後、詳細な検討がなされるものと考えております。市といたしましては、引き続き当該箇所の漏水対策が早期に実現するよう国土交通省に働きかけていくこととしてございます。  最後に、高潮の現況と対策についてでございます。  台風18号では、高潮等による水位上昇により、港地区各地で道路冠水が発生いたしました。円山川右岸の小島地区内の市道におきましても、高潮の影響で冠水が生じておりまして、バリケードを設置する等、安全措置を講じたところでございます。市といたしましては、当該地区における高潮の被害軽減に向けましては道路のかさ上げが有効であるというふうに考えてございまして、来年度にも着手したいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(野口 逸敏) 環境経済部参事。 ○環境経済部参事(吉谷 義奉) 私のほうからは、コウノトリツーリズム、首都圏誘客促進ツアー補助等の成果についてお答えをさせていただきます。  議員のほうから大枠での説明を求められたわけですけれども、理解をしていただくために、少し細かな数字になることをお許しいただきたいと思います。  ツーリズムバスツアー補助につきましては、首都圏からの旅行者を対象に、豊岡市内へ宿泊を伴う新たな旅行商品の造成などを誘発するため、平成24年度より事業実施をしております。補助対象としては、平成24年はバス110台、4,372人の豊岡市への誘客があり、平成25年度はバス110台、4,399人の誘客が実現できました。補助条件を豊岡市内に宿泊ということで、城崎温泉を中心に、豊岡市の知名度向上と一定の経済効果があらわれたものと認識しております。観光消費額を宿泊旅行者1泊当たり1万3,000円、日帰り旅行者を5,000円と仮に仮定しますと、この補助事業により、平成24年度と平成25年度はそれぞれ約5,700万円の経済効果があったこととなります。そして、ツーリズムツアーバス補助事業を行うことによって、さらに新たな旅行企画を誘発し、旅行社独自の企画商品が生まれてまいりました。平成24年度は宿泊旅行者3,253人、日帰り旅行者8,201人、これの経済効果は約8,300万円、平成25年度は宿泊旅行者3,206人、日帰り旅行者7,500人、この件については見込みもありますけれども、これによりまして約8,000万円が新たに誘発された経済効果としてあらわれております。以上のように、女性対象の旅行商品と、それに伴い新たな誘発された旅行商品を合わせますと、平成24年度には予算550万円で合計約1億4,000万円が、また、平成25年度には予算550万円で合計約1億3,700万円の豊岡への経済効果がこの事業で生まれたこととなります。  次に、続きまして、スポーツ交流事業への積極的な取り組み、その中のNOMOベースボールクラブに関することについてお答えを申し上げます。  NOMOベースボールクラブにつきましては、本年1月に豊岡市に本拠地移転されてきたところですが、今シーズンの20試合の練習試合のうち、市内球場での開催は6試合にとどまりました。また、5つの公式戦に参加しましたが、いずれも大会は京阪神の球場での開催でございました。NOMOベースボールクラブとともに大交流を進めるには本市での練習試合や大会の開催が必要ですが、それにふさわしい球場など、環境整備とともに、市を挙げた受け入れ体制の整備が課題となっております。このため、今後、市民球団として市全体でNOMOベースボールクラブの運営を支援していく機運づくりを進めてまいりたいと考えております。  最後に、日本一の〇〇まちづくりを目指して、そのビジョンの策定について、このことについてお答えします。  豊岡市にはコウノトリを始め、日本一と自負するものがたくさんありますが、インバウンド対策など観光客誘客においては城崎温泉の日本一浴衣が似合うまち、ユカタ・ビレッジをキャッチフレーズに国内外に情報発信しておるところでございます。議員のご提案のように、日本一を売り文句に国内外に情報発信、PRしていくことも一つの有効な手段だとは思いますが、豊岡ならではの〇〇、そんなふうなものについて、マーケティング手法を取り入れながら戦略に取り組み立てていくとともに、さらに有効だと認識をいたしております。このため、観光地として誰に何をどのように提供していくのかについて現状をしっかり把握した上で、観光客誘致に向け、6つのこの豊岡市内の各地域のターゲット、魅力的な独自資源、そして強み、また売りの文句、競合する他の地域などの各地域の観光戦略をきちんと立てることが必要だと考えております。今後も各地域の観光関係者と一緒に知恵を絞りながら、各地域の宝を探し、ブラッシュアップさせ、つないでいくことで、豊岡ならではの〇〇を目指して、さらにアグレッシブに取り組んでいきたいと考えております。私のほうからは以上です。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 私のほうは、スポーツ交流事業についてをご報告させていただきます。  まず、現状と成果でございます。  全国規模のスポーツ大会の開催につきましては、スポーツ推進計画において年間3大会を目標数値として計上いたしております。しかしながら、今年度は神鍋マラソン全国大会を延期するなど、残念ながら大きな大会の開催実績はございませんでしたが、夏に城崎漕艇場がボートの日本代表選手の合宿として利用されるなど、これまでの大会の開催成果と、並びにこれまでの環境整備のあらわれではないかなというふうに考えております。来年度は3大会の誘致開催に向け、ソフトボールやボートの競技団体等と連携を図りながら取り組んでいるところでございます。  課題でございます。  今後とも大規模な大会の開催、あるいはナショナルチームの合宿誘致を進めるためには、施設の充実や競技運営にかかわるスタッフの育成が課題であると認識いたしております。  次に、中長期を見据えたビジョンの策定についてをお答えさせていただきます。  本市については、スポーツ推進計画において、平成33年度には4大会、ソフトボール、ボート、マラソンなど開催することとしての数値目標を計上いたしております。種目別競技団体や地元経済団体と連携を図りながら、引き続き誘致に向けて取り組みを進めてまいりたい、このように考えております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) それでは、私のほうからは、大交流に伴い、交通網の整備と促進についてお答えをさせていただきたいと思います。  大交流の実現に必要不可欠な東京直行便につきましては、小型機も離発着可能な羽田空港の政策コンテスト枠を活用した運航について各航空会社に打診をしてまいりましたが、共同提案できる運航会社は見つからないため、今回の募集については、残念ながら応募には至りませんでした。2年後の再募集に向けて、今後も引き続き兵庫県や但馬空港推進協議会と連携して運航会社と協議を継続するとともに、但馬の航空需要を具体的に示す取り組み、ターゲット70を強化することが重要だと考えております。そのためにも、市内各種団体への利用促進の働きかけを強化することが重要だと考えております。  また、市内道路網の整備等につきましては、国道426号バイパスが供用されたことや、今後、平成28年度に北近畿豊岡自動車道の日高インターチェンジが供用されるなど市内の道路交通量が変わることが予想され、市内の道路網の状況を見ていくことが課題であると考えております。今後、高速道路網と連携のとれた道路、交通ネットワークを形成するとともに、地域間の交流を促進するため、兵庫県では社会基盤整備プログラムや、豊岡市では豊岡市道路整備計画に基づき、計画的に事業を推進していくことが大切だと考えております。これらにつきましては、北近畿豊岡自動車道建設促進期成同盟会、但馬・地域高規格道路推進協議会など各団体と連携をしまして、国や県に強く要望していくことが重要だと考えております。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 16番、椿野仁司議員。 ○議員(16番 椿野 仁司) それでは、2つ目の質問をさせていただきますが、本当によく詳しく丁寧にお答えをいただいたと私は思っておりますので、若干ちょっとどうしても聞きたいなというところがありますので、それはこれからの質問にさせていただきたいと思いますが、順番はちょっとばらばらになって申しわけございませんが、台風18号と下流部の治水対策のほうから行きます。  同僚議員のほうからもちょっと質問があって、大変重複して申しわけなかったんですが、桃島川の排水機場のポンプは大変有効であったし、大変地元の方々も感謝をしていただいております。私も時としてあの場に行って、操作を、担当者のやってられる方を見させていただきました。でも、道路冠水というか、例えば河口部のあたりのやっぱり冠水はちょっと免れなかったなと。これ操作上の問題もあったかもわかりません。先ほど技監のお話だと、台風23号の当時よりも20センチ、水が下がるということが大きな目的だったんだということだったので、それでいいと思うんですが、1つには、同僚議員も昨日、一昨日ですか、ご質問なさいました中に築堤の問題がありました。パラペットの問題がありました。下流の右側、右岸側だけではなくて、河口部のいわゆるポンプが据えてあるところですが、あの広いところですが、あそこもやはりパラペットが必要だというふうに思うんですね。たしか数年前、かなり前に国が示されたんだろうと思うんですが、県の河川であるものの、治水対策の検討委員会が出された中に、パラペットで河口部は守らなければ、やっぱりポンプだけではとても無理であるというふうに私も思ってましたから、さらにそれにポンプができたわけですので、非常に内水対策としてはよくなっていくんだろうと思うんですが、パラペットについては地元の方々もかなり関心を持っておられる。というよりも、逆に言えば、やってほしいというふうなことがある。以前、若干、地権者といいますか、周りの方で非常にちょっと難しい方がおられたということで、なかなか県のほうも困難だったとお聞きしてますが、今はもうそういうことではないということも聞いておりますので、この点については国が示されたことであるというものの、県のほうの取り扱いは今、現状どうで、地域の方々は、やはりそれをしていただければかなり改善されるというふうにおっしゃっておるんですが、その点はいかがですか。 ○議長(野口 逸敏) 技監。 ○技監(登日 幸治) まず、今回の降雨についてなんですけれども、城崎の観測所の記録を見ますと、平成21年の台風9号で累加雨量として105ミリだったんですが、今回は累加雨量でそれを上回る187ミリ降ってございます。そういう意味で、今回のこういう降雨に対して排水機場がどのような効果を果たしているのかということも含めて、議員ご指摘のその整備については考えていく必要があるんではないかなというふうに思っております。 ○議長(野口 逸敏) 16番、椿野仁司議員。 ○議員(16番 椿野 仁司) わかりました。  それから、上山の五差路なんですが、私もちょっと写真をお見せしたんですが、事前に、やはりかさ上げをされて、まだ一部できてないとこもあったんですが、完成をした部分も実は道路冠水をいたしました。原因は何かということはまだこれから検証されるとは思うんですけれども、現状はそういう状況であったということを多分もうお知りになってることだと思います。  それからもう1点は、この後に新堂内川線をまたかさ上げをされて延長されるわけですが、二見の公民館、いわゆるJRの玄武洞駅までの間に直線がありますが、地元からも要望が上がってるんですけれども、通学、それから避難所としても機能が、公民館があるので、あそこも道路かさ上げをできないかというようなことが実は上がっておりました。その点については何かお考えなり、計画とかいうのはありますか。 ○議長(野口 逸敏) 技監。 ○技監(登日 幸治) 議員ご指摘の箇所につきましては、議員からもありましたように、そのまず原因が何なのかというのが正直まだわかっておりません。既設、既存の施設のふぐあいによるものなのか。先ほど申し上げましたのは、城崎でちょっと離れてる箇所の降雨量ではあるんですけれども、局所的な、あるいは一時的なそういう豪雨のためなのか。そのあたりが正直言ってわからないのが現状でございます。そういったこともございますので、まずは今の事業を実施していく上で、この原因についての検証を行いたいというふうに思っております。その上で、ご指摘の避難所に至る道ということでもございますので、そのあたりについても、どういう効果が得られるのかということを含めて検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(野口 逸敏) 16番、椿野仁司議員。 ○議員(16番 椿野 仁司) ありがとうございます。  それから、大谷町の堤防の漏水、これはずっともうきちっと把握をしていただいております。場所も押さえて、もうペイントできちっと押さえていただいておるんですが、このたびの19号でも一番たまる場所に消防団が行って対応させていただきました。消防団が行ってポンプで2台で十分取れる量ですから、大したことはないんですけれども、あのままほっておくと、やはり床下、もしくは床上浸水が免れないなという状況でありました。これも今、調査をされてるということですので、またそういったきちっと対応していただくと思うんですが、大谷川の河口の排水機場から東山、いわゆる桃島の排水機場までの築堤も調査をされるということだったんですが、何か漏水があってからのことですか。なくてもされるんですか。ちょっとその辺を。 ○議長(野口 逸敏) 技監。 ○技監(登日 幸治) 先ほど申し上げました約1,000メートルの調査については、その河川整備計画を策定するに当たりまして、事前に調査した結果をもって調査をしているものでございます。そういう意味では、国土交通省におきましても漏水の問題があるということを把握してる箇所だというふうに認識しております。 ○議長(野口 逸敏) 16番、椿野仁司議員。 ○議員(16番 椿野 仁司) 治水対策は、じゃあ、最後の質問だけお願いいたします。  城崎大橋ができる、できるというか、ある程度絵がかけて、道路のルートが完成しないことには、なかなかさわれないというお話を前々から聞いてはおるんですけれども、いわゆる現城崎大橋から楽々浦地区まで行く間に老人の養護施設、それから市の施設であるボートセンターもあります、奥には。戸島湿地もあります。あそこが実はもうこの毎回の台風時、洪水時には大体かなり道路冠水をするんですね。2つ、2カ所老人施設があるわけですが、行かれる看護師の方々も、もうとにかく下半身、水がつかって、朝、通って施設まで行かれると。お年寄りがおられますから、ほっとくわけにいかないということで行かれるわけですが、そのルートが決まるまでの間に何か方法はないのかなと。いわゆる、単純に申し上げると、何かいろいろと調査なり、ボーリング調査なりをされてるらしいんですけれども、部分的にでも何か道路かさ上げができないものなのかなというふうに思うんですが、その点はいかがですか。 ○議長(野口 逸敏) 技監。 ○技監(登日 幸治) ご指摘の箇所につきましては、最大で約40メーターぐらいの圧密層がございます。緩やかに沈下していく、そういう層を抱えている地盤でございます。そういう意味で、県のほうで今、慎重に地質調査のほうを実施してございます。どういったことができるのかについては、その結果を踏まえて、緊急的なことであるということは認識しておりますので、相談していきたいというふうに思います。 ○議長(野口 逸敏) 16番、椿野仁司議員。 ○議員(16番 椿野 仁司) それでは、大交流のほうに移らさせていただきます。  なぜ今の道路交通網のことをちょっとお尋ねというか、したのは、田中部長、実はやっぱりこの北陸新幹線が金沢まで、2015年の春に開通をいたします。北陸自動車道小浜−敦賀間、それから京都縦貫自動車道全線開通等々、お隣で実は高速交通網がどんどん完成をしていくわけですね。となると、やはり我々のこの地域に人、物、そしてまたお金というとちょっと言い方が悪いんだけども、人、物、金の流れがかなり大きく変わる。簡単に言えば、向こうに流れてしまうのではないかということを非常に懸念するんですが、ですから、大交流という名前のもとに、この道路交通網の整備、当然、北近も今、頑張ってやっていただいてますが、やはりこういうものがもう我々の目の前に脅威になってくるのではないのかなというふうに心配をいたしておりますが、いかがですか。 ○議長(野口 逸敏) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 今のご質問につきましては、豊岡市のほうでも北近畿豊岡自動車道をとりあえず北進させて、今の山陰近畿道に直結させて、やっぱり東西の高速網はしっかり持っていかないといけないというふうには理解しております。少しでもそれが早く実現するように、こちらも団体と一緒に取り組んでいきたいということで、やっぱり議員と認識的には同じだというふうに考えておりますけども。 ○議長(野口 逸敏) 16番、椿野仁司議員。
    ○議員(16番 椿野 仁司) WTMにご参加されました。ちょっといろいろとまたご感想も、実は行かれた方からも、身近におられますので、実はご感想もお聞きいたしております。中でも事業というか、今回初めて行かれたわけなんで、非常にブースについてもまだまだちょっと寂しかったなというようなお話もお聞きいたしておりますが、このインバウンドに対して世界に注目されるような、やはりこの豊岡市、小さな世界都市、そしてまた城崎もそうですけれども、こういう観光を一つの柱とした地域振興を図っていこうというふうな中でも、もう世界というものは大きなマーケットであるということは本当、私も再認識させていただきました。これからどのようにやればいいのかなというとこら辺が私にはよくわかんないところもあるんですが、先ほどインターネットのお話も実はありました。2点お聞かせいただきたいんですけれども、私たちも大体、外国からの方々が予約されるのは大体インターネットが中心です。もうそれしかありません、ほとんど。やはり豊岡市のインターネット、ホームページもそうですけれども、これからインバウンド対策に対してのどのように対応し、そしてまた戦略的にどのように、やっぱり今よりまたWTMに出られて、どのようにそれを改正というか、何かを変えなきゃいけないのかなというところも含めて、体制に何か今後変えようとするところあるのかどうか。  それから、やはり中の感想で聞かれた中に、私もちょっと気になるところは、先ほど市長からもありましたけれども、ゴールデンルートというのは日本の国内にはあるわけですけれども、やっぱり豊岡市版のゴールデンルート、先ほどちょっとそれに関連することをおっしゃいました。ですから、ただ城崎だけでは多くの観光客、もしくはインバウンドのお客様はやっぱり無理だろうと、城崎だけでは。そうすると、やはり周りと連携をするということも大事なことなので、それが豊岡市内だけではなくて、但馬、もしくは兵庫県、京都、大阪、神戸というようなこともちょっとお触れになっておられますけれども、この辺のことを具体的に、より具体的にやっぱり対応、対策を練っていくということに対しては、今の段階ではどのように具体的にお考えなのかをお聞かせいただきたい。なければないで結構ですけど。 ○議長(野口 逸敏) 真野副市長。 ○副市長(真野 毅) お話ししたとおりなんですけども、英語でちゃんとしたホームページがない。実際にお客さんはいつどこで、何を幾らで、どんなことが楽しめるのかということをきっちりウエブ上でやっぱり知らなきゃいけない。ところが、そういう情報はないわけです。旅行の業者さんもそういうところまで情報をとっておられる。日本は非常に時間がきっちりしてるので、何時にバスに乗ってどこに行ったらいいんですよというところまでお客さんに対して日程を提案されてると、そういうところがあります。それと、やっぱりルート開発、今言われたルート開発って非常に重要で、日本においては、日本語においてはいろんな、例えば関西発でバスに乗ってツアーがあるとか、今だとカニのツアーがちゃんとありますとかいうのがあるんですけども、英語ではありません。英語でちゃんとしたツアーを京都のお客さんに、カニを城崎で食べて、ほんでまた乗って帰れます。そういうものも必要です。ほかの高野山なんかは、やっぱり京都、大阪からどんなツアーがあるのか。どうやって楽しめるのかというツアーが、日本旅行だとかJTBだとか、そういうもうちゃんとツアーが組まれてます。それプラス、今後やっぱり城崎を起点に、そこからどういうツアーができるのか。それも含めたものが提案できる。そういうものも造成していく必要があるというふうに思っております。 ○議長(野口 逸敏) 16番、椿野仁司議員。 ○議員(16番 椿野 仁司) 今後も、WTMにつきましては積極的に参加をされるというふうなご予定にあるのかどうか。  それから、いろいろとお聞きしますと、今回、海外の在日のいわゆる旅行者、それからそういった観光団体、諸団体との連携がかなり密接に行われたように聞いておりますけれども、今後、そういうところとも連携を密にされることは当然のことだと思うんですが、具体的にもうそういった話等はもう動かれておられるんですか。 ○議長(野口 逸敏) 真野副市長。 ○副市長(真野 毅) WTMに次に参加するかどうかというのはもっと、継続はやっぱり力なんで、やっていくべきだとは思ってますけども、十分検証したいと思ってます。事由的なことは、WTMに行けば、日本の旅行客を扱っている海外の旅行業者、そして日本に興味を持つメディア、そういうところと一回で会えるということです。それを機に、やっぱりほかのところも回っていく必要があるんだろうなという気がします。  それともう一つは、何か質問があったのか忘れてしまいましたけれども、そういう形で継続をして情報をとっていくことが必要で、今のJNTOといわれるところにつきましても、やっぱり個人のネットワークですから、こちらでちゃんと対応していけば、向こうも頼ってきて、いろんな情報を提案してくれる。プレスに対して宣伝もしてくれる。旅行業者に対しても宣伝してくれる。そういうネットワークを活用していくということが非常に重要だと思います。以上です。 ○議長(野口 逸敏) 16番、椿野仁司議員。 ○議員(16番 椿野 仁司) 間違ってれば、ちょっとまた訂正いただきたいんですが、ミシュランのガイドブックはフランス語ですよね。聞くところによると、英語版になると、もっともっとふえると、まあまあ言い方、表現悪いんですが。そういうふうにちょっと聞いたんですけれども、それはその可能性はあるんですか。それとも、別にそれは当たり前のことなんですか。よくわかんないので、教えてください。 ○議長(野口 逸敏) それでは、市長、答弁。 ○市長(中貝 宗治) 一般的にそのように言われております。やっぱりフランス語圏の方々の人数よりも英語圏の方々の人数のほうが多いということもあり、一気に普及するというふうに言われておりますので、豊岡についても期待をしたいと考えております。 ○議長(野口 逸敏) 16番、椿野仁司議員。 ○議員(16番 椿野 仁司) 後ろから時間時間と言っておりますので、スムーズにもう少しさせていただきたいと思いますが。  大交流の中の観光ビジョン、大交流ビジョン、教育委員会のほうからいろいろと気持ちをお聞かせいただきました。簡単に申しますと、やっぱりスポーツイベントっていうのが一番大きな人間を動かします。城崎もボートを何回も過去にはやってまいりました。神鍋マラソンも5,000人規模であります、昨年は大変残念なことだったんですが。そういう意味でいくと、このスポーツイベントをこの地域に誘致することは大変大切でありますし、我々の地域はまだ恵まれてるのではないのかなと私は思ってるんです。とすると、これから、先ほど言われました世界マスターズ等々を誘致しよう。それから、東京オリンピックの前にナショナルチームもできれば誘致したいと。大変欲が、欲というんか、重なってあれなんですが、でも、大交流と名を打っていれば、やっぱりそこに大きな役割が出てくるのではないのかなと思うんですね。そのためには、本当に今のままで施設は十分いいのかなというふうに思いました。  ちょっと私も参考までにいろいろとあれなんですけれども、教育委員会のほうの関係になるのかわかりません。ただ、先ほどNOMOベースボールクラブの話も出ましたので、彼らが1年、ここで来て、大変いろいろと活躍してくれております。もっと成績がよくなれば、例えば都市対抗で東京ドームで戦うようになってくれば、もっともっと熱が上がってくるのかなと思うんですが、ことしは期待したいと思うんですけれども、要はNOMOチームだけではないんですけれども、そういった全国レベルの試合をこの地域に、例えばですけれども、野球を引っ張ってこようと。例えば全日本のクラブ野球選手権だとか西日本の社会人の大会だとか、いろいろといっぱいあるわけですけれども、そういうチームを呼んでこようと思ったときに、今のこの豊岡市における球場は十分整備というか、条件を満たしているのかどうか。私にはわからないんですが、わかっていれば教えてください。できてなければ、できてない。 ○議長(野口 逸敏) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 私どもの管理する面で、例えば防球ネットだとか開催、練習におけるいろんな課題は各種団体から声は聞いております。そういうことはやはりまず最低限の機能確保はしなければいけないという認識しておりますが、世界的なものについては私のほう、まだそれは承知しておりません。 ○議長(野口 逸敏) 16番、椿野仁司議員。 ○議員(16番 椿野 仁司) これから少しずつ私もいろいろと研究しながら、そういう世界だとか日本の大きな大会、スポーツツーリズム、いわゆるスポーツイベント等々、こちらに誘致しようという市のお考えに基づいて、私もこれからちょっといろいろと研究して、またご提案なりご意見を申し上げたいというふうに思います。  コウノトリ球場というすばらしい球場があるにもかかわらず、非常に何かちょっと、芝生といいますか、グラウンドの整備が余りよくないというようなこともちらっと聞いておりますので、その点もひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。  ぜひ市長、ボートの大会でございますが、全日本交流レガッタも2度にわたりさせていただきましたし、日本マスターズもさせていただきました。また近々、日本マスターズもひょっとしたら豊岡に、城崎にっていうような話も実は聞いております。2018年の世界マスターズ、大体3,000人規模だと聞いておりますが、ぜひとも、いろいろと条件がたくさんございますから、かなり厳しいところもあろうかと思いますが、特にお金の面では厳しいものがあるかと思いますけれども、ぜひともこれはご努力いただきたいというふうに思っております。地元も大いに協力をさせていただきたいと思っております。  アジア選手権、アジアのジュニア選手権も2016年にはありますし、2017年にも同様のアジア選手権がございます。そして2018年には世界マスターズレガッタ、これも大いに期待をするところであります。  最後に、吉谷参事が日本一の〇〇を目指すというように、大変触れていただきましてありがとうございます。城崎の話ばかりすると、城崎だけかと言われましたので、実は同僚議員の皆さんの地域、各ご出身の方々に実はお尋ねをいたしまして、こんなのどうだろうということで、余り大きな反発がなかったので、ご披露させていただきます。  竹野はやっぱり日本一の美しい海のまちということで、ジオパークと海の暮らしを体験できるまち、こんなまちに目指したらどうだろうというようなことで、井垣さんもオーケーと言ってくれました。日高はやはり日本一のスポーツツーリズムのまちということで、これも井上さんがいいよと言ってくれました。但東町は日本一の田舎暮らしのまちということで、これも隣におります福田議員がいいんじゃないのということで、前から言っとるがなと言われましたけど、実は京都の、この間テレビ見てましたら、京都の今の美山町というところがあるんですけれども、カヤぶきのまちなんですけれども、もう最近、外国人がいっぱい来られて予約が全然とれないというような、民宿ですが、ああいうような状況があるようです。それで、外国人の方に尋ねられたんですが、何でこのまちに来られるんですかと言ったら、何にもないからいいんですよって、こういうことだったようでございます。それがいいのか悪いのか、但東町に合ってるのかどうか私にはわかりませんけれども、そうらしゅうございました。出石は奥村さんに、私がちょっと皿そばと城下町でどうって聞いたら、そばが入ってるからいいとおっしゃいましたので、これでいいのかなと。豊岡は日本一、世界一のやっぱりかばんのまちにならなければならないのかなということで、ちょっと何かお遊び的なとこで申しわけなかったんですが、それぞれの地域の日本一とは一体何なのかということで、目標を掲げる上で、そういうキャッチコピーみたいなものもこれから十分入れて、そしてまた総合的に大交流に目指した地域振興のあり方を探っていければというふうに思っております。これで終わります。 ○議長(野口 逸敏) 以上で椿野仁司議員に対する答弁は終わりました。 ────────・──・──────── ○議長(野口 逸敏) お諮りをいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会をいたしたいと思いますが、これにご異議がありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野口 逸敏) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決定をいたしました。  次の本会議は、明12日午前9時30分から再開することとし、議事日程は本日のものを援用いたしますので、ご了承願います。  本日はこれにて延会をいたします。ご苦労さんでした。      午後4時16分延会 ────────────────────...