豊岡市議会 > 2005-07-29 >
平成17年全員協議会( 7月29日)
平成17年第4回臨時会(第1日 7月29日)

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  1. 豊岡市議会 2005-07-29
    平成17年第4回臨時会(第1日 7月29日)


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    最終取得日: 2021-06-07
    平成17年第4回臨時会(第1日 7月29日) ────────────────────────────────────────             平成17年第4回豊岡市議会臨時会(第1日)                            平成17年7月29日(金曜日) ────────────────────────────────────────                          平成17年7月29日 午前9時30分開会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 報告第11号 株式会社シルク温泉やまびこ第1期の決算及び第2期の事業計画            に関する書類について      報告第12号 専決処分したものの報告について       専決第248号 損害賠償の額を定めることについて       専決第249号 損害賠償の額を定めることについて      第49号議案 物件購入契約の締結について      第50号議案 豊岡市行政改革委員会条例制定について            (以上4件、一括上程、説明、質疑、委員会付託委員長報告、             質疑、討論、表決) 日程第5 第51号議案 平成16年度豊岡市各会計歳入歳出決算の認定について      第52号議案 平成16年度豊岡市公共下水道事業特別会計決算の認定について
         第53号議案 平成16年度豊岡市水道事業特別会計決算の認定について      第54号議案 平成16年度城崎町各会計歳入歳出決算の認定について      第55号議案 平成16年度城崎町上水道事業会計決算の認定について      第56号議案 平成16年度城崎町下水道事業会計決算の認定について      第57号議案 平成16年度竹野町各会計歳入歳出決算の認定について      第58号議案 平成16年度日高町各会計歳入歳出決算の認定について      第59号議案 平成16年度日高町水道事業会計決算の認定について      第60号議案 平成16年度出石町各会計歳入歳出決算の認定について      第61号議案 平成16年度出石町水道事業会計決算の認定について      第62号議案 平成16年度但東町各会計歳入歳出決算の認定について      第64号議案 平成16年度北但広域行政協議会会計歳入歳出決算の認定につい            て            (以上13件、一括上程、説明、質疑)            決算特別委員会の設置及び委員の選任            (委員会付託)       ───────────────────────────────                 本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 報告第11号 株式会社シルク温泉やまびこ第1期の決算及び第2期の事業計画            に関する書類について      報告第12号 専決処分したものの報告について       専決第248号 損害賠償の額を定めることについて       専決第249号 損害賠償の額を定めることについて      第49号議案 物件購入契約の締結について      第50号議案 豊岡市行政改革委員会条例制定について            (以上4件、一括上程、説明、質疑、委員会付託委員長報告、            質疑、討論、表決) 日程第5 第51号議案 平成16年度豊岡市各会計歳入歳出決算の認定について      第52号議案 平成16年度豊岡市公共下水道事業特別会計決算の認定について      第53号議案 平成16年度豊岡市水道事業特別会計決算の認定について      第54号議案 平成16年度城崎町各会計歳入歳出決算の認定について      第55号議案 平成16年度城崎町上水道事業会計決算の認定について      第56号議案 平成16年度城崎町下水道事業会計決算の認定について      第57号議案 平成16年度竹野町各会計歳入歳出決算の認定について      第58号議案 平成16年度日高町各会計歳入歳出決算の認定について      第59号議案 平成16年度日高町水道事業会計決算の認定について      第60号議案 平成16年度出石町各会計歳入歳出決算の認定について      第61号議案 平成16年度出石町水道事業会計決算の認定について      第62号議案 平成16年度但東町各会計歳入歳出決算の認定について      第64号議案 平成16年度北但広域行政協議会会計歳入歳出決算の認定につい            て            (以上13件、一括上程、説明、質疑)            決算特別委員会の設置及び委員の選任            (委員会付託) 追加日程 台風23号災害に係る復旧・復興対策に関する調査の中間報告の件       ───────────────────────────────                   出席議員(91名)        1番 加 藤   実         2番 一 幡   勉        3番 岩 田 幸之助         4番 木 谷 敏 勝        6番 岡 田 重 明         7番 渡 辺   毅        8番 滝 本   実         9番 伊 藤   仁        10番 湊 ア 康 雄         11番 岩 見 倬 史        12番 奥 野 初 見         13番 田 中 英 裕        14番 谷 澤   誠         15番 長 岡   優        16番 木 瀬 秀 美         17番 稲 葉 康 介        18番 植 田 佐 一         19番 芝 地 邦 彦        20番 長谷川 幹 夫         22番 福 田 静 剛        23番 植 田 慶 一         24番 小 西 貞 夫        25番 寺 田 孝 夫         26番 榎 本 哲 郎        27番 金 澤 省 三         28番 金 子   實        29番 篠 原 和 三         30番 津 田   正        31番 谷 口 秀 夫         32番 加 藤 勝 一        33番 木多見 春 夫         34番 竹 村 貞 夫        35番 成 田 美 好         36番 森 田 健 治        37番 熊 本 善兵衛         38番 岩 崎 夏 雄        39番 堀 江 勝 美         40番 宮 垣 三 二        41番 青 山 憲 司         42番 宮 田   弘        43番 国 村   猛         44番 中 村 正 実        45番 谷 口 雄一郎         46番 峰 高 千 明        47番 三 輪 卓 右         48番 鷹 野 久 司        49番 谷 口 勝 己         50番 谷 本   昇        51番 岡 谷 邦 人         52番 堀 江 治 信        53番 吉 岡 正 章         54番 古 谷 修 一        55番 堀     正         56番 山 本 久 雄        57番 伊 賀   央         59番 西 垣 善 之        60番 西 川 金 吾         61番 結 城 紘 一        62番 椿 野 仁 司         63番 橘   卓 爾        64番 定 元   稔         65番 野 口 逸 敏        66番 原     甲         67番 若 林 悦 三        69番 井 崎   昭         70番 稲 垣   薫        71番 広 川 善 徳         72番 森 岡   進        73番 古 池 信 幸         74番 中 家 和 美        75番 大 谷 英 子         76番 福 田 幸 一        77番 足 田 茂 樹         78番 瀬 藤 洋 行        79番 川 口   匡         80番 瀧 下 繁 喜        81番 水 口 和 美         82番 森 本 陸 夫        83番 綿 貫 祥 一         84番 和 田 貞 夫        85番 岩 崎 誠 喜         86番 大 井 昭 次        87番 森 井 幸 子         88番 森 田   進        89番 安治川 敏 明         90番 武 田 厚 志        91番 村 岡 峰 男         92番 木 下 哲 学        93番 陰   良 夫         94番 稲 垣 のり子        95番 太 田 清 喜       ───────────────────────────────                   欠席議員(4名)        5番 上 坂 正 明         21番 中 野 利 朗        58番 木 谷 孝 行         68番 岡   満 夫       ───────────────────────────────
                      欠  員(なし)       ───────────────────────────────                  事務局出席職員職氏名   局長        田 中 茂 樹  議事係長       松 本 幹 雄   次長        阪 根 一 郎  議事係主査      大 槻   稔   庶務係長      前 田 靖 子  技能職員       藤 井 正 吾       ───────────────────────────────                説明のため出席した者の職氏名   市長        中 貝 宗 治  助役         奥 田 清 喜   収入役       塚 本 信 行  技監         谷 川 俊 男   企画部長      神 尾 與志廣  行革推進室長     谷 岡 慎 一   国体推進部長    西 村 昇 一  総務部長       中 川   茂   防災監兼消防長   菅 村 和 弘  市民生活部長     植 田 政 由   健康福祉部長    岡 本 幹 雄  商工観光部長     砂 田 利 正   農林水産部長    太田垣 秀 典  建設部長       井 本 雅 士   建設部参事     福 井 與司光  企業部長       蘆 田 和 美   城崎総合支所長   齋 藤 哲 也  竹野総合支所長    神 田 美 稲   日高総合支所長   小 西 康 夫  出石総合支所長    多 根   徹   但東総合支所長   松 本 和 洋  教育委員長      久 本 良 光   教育長       石 高 雅 信  代表監査委員     大 禮 謙 一   農業委員会長    竹 村 公 男  選挙管理委員会委員長 籏 谷 力 夫   教育次長      村 田 正 次  監査・選管事務局長  池 上   晃   農業委員会事務局長 井 谷 勝 彦        ──────────────────────────────                  ◎議長あいさつ ○議長(木谷 敏勝) おはようございます。  開会に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。  いよいよ暑気日ごとに加わり、海に山に涼を求めるころとなりましたが、議員各位にはご健勝にてご参集賜り、本日ここに平成17年第4回豊岡市議会臨時会を開会する運びに至りましたことは、まことにご同慶にたえない次第であります。  さて、今期臨時会に付議されます案件は、当局における専決処分の報告及び事件決議、条例制定、平成16年度各市町等の各会計にわたる決算認定議案合計17件についてであります。  申し上げるまでもなく、この決算認定議案については新市移行後各市町の決算について責任を持って審査するということが在任特例を採用する理由の一つでもありましたので、議員各位には何とぞ慎重にご審議の上、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げまして、甚だ簡単粗辞でございますが、開会のごあいさつといたします。           ────────────────────                 ◎午前9時30分開会 ○議長(木谷 敏勝) ただいまの出席議員数は91名であります。よって、会議は成立いたします。  ただいまから平成17年第4回豊岡市議会臨時会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  暫時休憩いたします。再開は9時55分。                 午前9時32分休憩           ────────────────────                 午前9時55分再開 ○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これより日程に入ります。           ────────・──・──────── ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(木谷 敏勝) 日程第1は会議録署名議員の指名であります。  会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、伊藤仁議員稲垣薫議員の両議員を指名いたします。           ────────・──・──────── ◎日程第2 会期の決定 ○議長(木谷 敏勝) 次は日程第2、会期の決定についてであります。  この際、議会運営委員長の報告を求めます。  69番、井崎昭議員。 ○議会運営委員長(井崎 昭) 皆さん、おはようございます。  本日の議事運営についてご報告いたします。  まず、会期につきましては、本日1日間といたしております。  次に、日程についてでありますが、本日は諸般の報告の後、当局提出の報告第11号及び報告第12号並びに第49号議案及び第50号議案を一括上程し、説明、質疑の後、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託して本会議を休憩いたします。  休憩時間はおおむね1時間30分程度とし、休憩中に委員会の開催を煩わし、審査の終了を待って本会議を再開し、委員長報告、質疑、討論、表決を行います。  次に、第51号議案ないし第62号議案及び第64号議案を一括上程し、説明、質疑の後、議長発議により平成16年度決算審査のために決算特別委員会の設置を決定し、委員を選任した後、同委員会に審査を付託し、本会議を休憩いたします。  休憩時間はおおむね30分程度とし、休憩中に特別委員会の開催を煩わし、会議の終了を待って本会議を再開し、閉会中の継続審査議決を行います。  次に、災害復旧・復興調査特別委員会に付託中の台風23号災害に係る復旧・復興対策に関する調査の中間報告の件を急施事件と認定して上程し、委員長報告、質疑を行います。  続いて本会議を暫時休憩して全員協議会を開催し、当局から豊岡市の市章の制定について報告を受け、全員協議会終了後、本会議を再開して今期臨時会を閉会することといたしております。  以上、本日の議事運営について、よろしくご協力をお願いいたします。以上でございます。 ○議長(木谷 敏勝) お諮りいたします。今期臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認めます。よって、会期は、1日間と決定いたしました。           ────────・──・──────── ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(木谷 敏勝) 続いて日程第3、諸般の報告であります。  まず、本日の会議に欠席届のありましたのは、上坂正明議員岡満夫議員木谷孝行議員中野利朗議員であります。  次に、本日当局より第63号議案、平成16年度北但行政事務組合会計歳入歳出決算の認定について、豊岡市議会に提案すべき事件ではないことが判明したことを理由に撤回の請求があり、議長においてこれを許可いたしますので、ご了承願います。  次に、本日当局より提出議案に係る正誤表が提出され、お手元に配付しておりますので、ご清覧願います。  次に、監査委員より1市5町及び北但広域行政協議会の平成16年度各会計に係る決算審査意見書が提出され、お手元に配付いたしておりますので、ご了承願います。  次に、去る6月定例会において可決されました意見書案第1号、地方六団体改革案の早期実現に関する意見書ほか1件については、国会及び関係行政庁に対し送付、要望しておきましたので、ご報告いたしておきます。  以上で諸般の報告を終わります。           ────────・──・──────── ◎日程第4 報告第11号及び報告第12号並びに第49号議案及び第50号議案 ○議長(木谷 敏勝) 次は日程第4、報告第11号及び報告第12号並びに第49号議案及び第50号議案、株式会社シルク温泉やまびこ第1期の決算及び第2期の事業計画に関する書類について外3件を一括議題とします。  これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○市長(中貝 宗治) おはようございます。  本日ここに平成17年第4回豊岡市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位にはおそろいでご出席をいただき、厚くお礼申し上げます。  また、議員各位のご健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろのご精励に対しまして深く敬意を表します。  さて、今期臨時会に私から提案いたします案件は、報告事項2件、事件決議1件、条例1件、決算認定議案13件の計17件です。  なお、決算認定議案として提案を予定していた平成16年度北但行政事務組合会計歳入歳出決算の認定についてですが、本件につきましては北但行政事務組合において共同処理をしていた衛生、消防、農業共済、介護認定の事務を本市が承継したため、決算認定の取り扱いについて県の指導を受けたところ、当初は豊岡市議会へ提出すべきとの見解であり、その準備をしておりました。しかしながら、共同処理事務に変更ありましたものの、北但行政事務組合そのものは存続しているため、本市が承継した事務に係る会計の決算認定についても北但行政事務組合議会へ提出すべきであるとの県の指導の変更が急遽なされたことを受け、提出予定議案の撤回をお願いしたものです。議員各位には、ご迷惑をおかけすることになりましたことにつきましておわびを申し上げます。  それでは、ただいま議題となりました報告第11号ほか3件につきまして、一括してご説明申し上げます。  まず、報告第11号、株式会社シルク温泉やまびこ第1期の決算及び第2期の事業計画に関する書類についてにつきましては、地方自治法第243条の3第2項の規定により、株式会社シルク温泉やまびこの第1期営業報告書並びに第2期事業計画及び収支計画について報告するものです。  報告第12号、専決処分したものの報告についてにつきましては、去る6月2日及び6月8日に発生した交通事故に関し、市長に委任する専決処分事項の指定についての規定により、損害賠償の額を定めることについて専決処分をいたしましたので、報告するものです。  次に、第49号議案、物件購入契約の締結についてですが、これは豊岡市消防本部の救助工作車の購入について物件購入契約を締結しようとするものであり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものです。  第50号議案、豊岡市行政改革委員会条例制定についてにつきましては、行政改革に関する大綱の策定その他必要な事項について審議、答申する委員会を設置する必要があるため、新たに条例を制定しようとするものです。  各議案の詳細につきましては、担当部長からご説明いたしますので、何とぞよろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(木谷 敏勝) 但東総合支所長。 ○但東総合支所長(松本 和洋) 報告第11号、株式会社シルク温泉やまびこの決算及び事業計画につきましてご説明申し上げます。  お手元に経営状況説明書として決算報告書等を添付しておりますが、去る6月25日の株主総会で承認されております。  3ページをお開きください。株式会社シルク温泉やまびこは、旧但東町から51%の出資を受け、平成17年1月24日に設立され、但東シルクロード観光協会が行っていた営利部門を2月1日に指定管理者として引き継ぎました。  市民の豊かさの向上や都市との交流の拠点的役割を保ちながら、収益性と公共性を兼ね備えたサービス精神で、やまびこ、シルク温泉館を始めとする関連施設の経営に当たっていただいております。  第1期となります今期は、2月、3月の2カ月間のみの営業報告となっております。  入り込み客は、宿泊、休憩のやまびこで3,936人、シルク温泉館が4万1,912人の入浴客などで、売上総額は8,663万3,000円でした。  7ページの損益計算書をお開きください。  下段から5行目の今期の経常利益が290万7,000円、法人税等充当額を控除した後の純利益並びに当期未処分利益は179万7,000円となっております。  この利益処分につきましては、9ページをお開きください。  利益準備金に100万円を積み立てし、残り79万7,000円を次期繰越金としております。したがいまして、株主配当を行うまでには至っておりません。  次に、第2期の営業計画でございますが、10ページをお開きください。  いまだ台風災害の影響により温泉客などの入り込み客は尾を引き、大きな打撃を受けているのが現状であり、地域密着の方針をさらに追求しながらリピーターの拡大、経費の節減、定期的なイベント等を通して経営の安定に努めるとしております。  なお、豊岡市から新役員として代表取締役に助役、監査役に収入役が就任していただいております。  詳細につきましては、お手元の経営状況説明書をごらんいただきますようお願い申し上げ、報告といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(木谷 敏勝) 建設部長。 ○建設部長(井本 雅士) 同じく議案ファイルナンバー1の13ページをごらん願います。  報告第12号、専決処分したものの報告についてご説明をいたします。  本件は、下記事件につきまして専決処分をいたしましたので、地方自治法第180条第2項の規定に基づき報告するものでございます。  次のページをごらん願います。  専決第248号、損害賠償の額を定めることについてご説明いたします。  本件は、損害賠償額につきまして当事者との合意を得ましたので、平成17年7月8日に専決して損害賠償の額を決定し、示談を行ったものでございます。  内容につきましては、本年6月2日午後11時55分ごろ、豊岡市日高町鶴岡地先の市道池上日吉線で発生しましたもので、車両を道路左端に寄せた際、道路側溝部の鉄板がはね上がり、車両ドア部分が破損しました物損事故でございます。  相手方は、豊岡市出石町町分76の2、小繰洋介様で、損害賠償額は38万7,242円でございます。  なお、この賠償額につきましては、全国市有物件災害共済会から全額補てんされることとなっております。  続きまして、次のページをごらん願います。  専決第249号、損害賠償の額を定めることについてご説明いたします。  本件は、損害賠償額につきまして当事者との合意を得ましたので、平成17年7月8日に専決して損害賠償の額を決定し、示談を行ったものでございます。  内容につきましては、本年6月8日午前5時ごろ、豊岡市日高町日置地先の市道江原駅前鶴岡線で発生しましたもので、車両が暗渠水路のコンクリートぶたの上を通過した際、ふたが浮き上がって車両底部に当たり、変速機が破損した物損事故でございます。  相手方は、豊岡市日高町宵田119、柴田勝信様で、損害賠償額は36万6,756円でございます。  なお、この損害賠償額につきましても、全国市有物件災害共済会から全額補てんされることとなっております。以上でございます。 ○議長(木谷 敏勝) 消防長。 ○防災監兼消防長(菅村 和弘) 続きまして、議案書の16ページをごらんください。  第49号議案、物件購入契約の締結についてご説明申し上げます。  本件は、救助工作車を取得したいので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  まず、契約の目的ですが、救助工作車、いわゆるレスキュー車でございますけども、それ1台を取得し、豊岡消防署に更新配備するものでございます。  この救助工作車は、平成7年の阪神・淡路大震災を契機に消防庁が制定をいたしました新しい救助工作車の規格によるもので、兵庫県の緊急消防援助隊に登録されております救助隊に対して配備されるものでございます。  この車両の特徴は、火災や交通事故等で人命救助はもとより、震災等の大規模災害にも対応が可能となっておりまして、市民生活の安全安心に寄与するものと考えております。  装備の特徴といたしましては、現在豊岡消防署に配備しております標準タイプの救助工作車、これは昭和63年12月に配備をされたものでございますけれども、その標準工作車に配備しております一般救助器具、例えばはしごであるとか担架あるいはロープ等でございます。それから重量物の排除器具、これは例えば油圧のジャッキ等でございます。それから切断用の器具、例えばエンジンカッター等でございます。それから破壊用の器具、これはハンマー等。これらが通常の資機材のほかに高度の救助資機材を装備をするものでございます。高度救助資機材とは、例えばがれきに埋もれた要救助者を画像により探すための資機材として画像探索機を装備をします。また、土砂崩れであるとか陥没あるいは地すべりなどの現場で生き埋めになりました要救助者を探索するための地中音響探知機、これらを主に装備するものでございます。  契約の方法といたしましては、去る7月の20日に指名業者8社により入札を執行いたしました結果、落札者がなく、地方自治法施行令第167条の2第1項第8号の規定により、最低価格業者と随意契約をしようとするものでございます。  契約の金額でございますけれども、消費税を含めまして1億2,232万5,000円となっております。  契約の相手方でありますが、大阪市淀川区野中北2丁目2番6号、キンパイ商事株式会社、代表取締役、平井幹夫となっております。  納入期限でございますけども、製作に要する日数を170日と見込んで、平成18年1月18日といたしております。  以上でございます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(木谷 敏勝) 行革推進室長。 ○行革推進室長(谷岡 慎一) 議案の18ページをごらん願います。  第50号議案、豊岡市行政改革委員会条例制定についてご説明申し上げます。  本議案は、本市の行政改革の推進について必要な審議、答申等を行うため、地方自治法第138条の4第3項に規定する機関を設置する条例を制定するものです。  内容につきましては、21ページをごらん願います。  豊岡市行政改革委員会要綱によりまして、その概要についてご説明申し上げます。  本条例は、第1条から第9条まででございます。  第1条は委員会の設置について定めており、社会経済情勢の変化に対応した持続可能な行政を推進するため設置するものです。第2条は所掌事務を定めています。第3条は委員会の委員数について。第4条は委員会の構成、任期について定めています。第5条は委員長等の選任、職務について。第6条は委員会の運営について定めています。第7条は必要に応じて小委員会を設置できる規定を。第8条は委員会の庶務担当部局を明示しております。第9条は委員会の運営についての補則を。附則では施行期日等を定めております。  以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(木谷 敏勝) 説明は終わりました。  これより報告第11号及び報告第12号並びに第49号議案及び第50号議案の4件について一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。  73番、古池議員。 ○議員(73番 古池 信幸) 73番、古池。シルク温泉の決算につきましてお尋ねいたします。  取締役社長に奥田助役が就任されております。この指定管理者制度による指定管理者、あるいは第三セクターによる企業体の運営、これらにつきまして原則をお尋ねしたいと思っております。  一つは、特別職の職員、市長とか収入役とか助役とかですね、そういう方々が社長及び取締役になれる法的根拠、また一般職の職員がそれらにまたなれるのかどうか。社長及び取締役になれるのかいうことのこの原則につきまして質問いたします。 ○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。  暫時休憩いたします。                午前10時14分休憩           ────────────────────                午前10時16分再開 ○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  但東総合支所長。 ○但東総合支所長(松本 和洋) 市長、助役につきましては、国会議員等につきましては兼職規定に反するわけでございますが、町が出資します第三セクターにつきましては、自治法上兼職規定の禁止はございません。 ○議長(木谷 敏勝) 総務部長。 ○総務部長(中川 茂) 一般職員につきましても特段制約はないわけですが、ただ、任命権者の当然直轄ということがございますが、それ以外につきましては特にないというふうに判断をしております。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。  73番、古池議員。 ○議員(73番 古池 信幸) 兼職の禁止に当たるという状態は、それではどういう状態になるのかということについてお尋ねしたいわけです。特別職については自治法上問題ないということを私も勉強させていただいておりますが、一般職については問題があるのではないのかなと。兼職の禁止条項がありまして、公務員は他の職についてはならないと。職務に精励すべしというふうに書いてあります。だから任命権者の許可があればできるという問題ではない。で原則論を聞いておるわけでありますが、一般職についてはいかがですか。 ○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。  暫時休憩いたします。                午前10時18分休憩           ────────────────────                午前10時22分再開 ○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  総務部長。 ○総務部長(中川 茂) 一般職員の扱いにつきましては、最初この許可ということを申し上げたわけですけども、これは地方公務員法の第38条にございますが、営利企業等の従事制限というものがございます。先ほどの許可をとる段階で、そもそもそういった業務につくことによって通常業務に支障を来さないかといったあたりも当然許可権者が行いますから、関連してくる部分はここかなというふうに思います。その他につきましては、特段制約はないというふうに判断しています。 ○議長(木谷 敏勝) 73番、古池議員。 ○議員(73番 古池 信幸) 公務員は職務に精励すべしと、これはもう大原則で、地方公務員法に書いてあります。こういう点からいうと、そういうところに従事する、就任するということが職務に精励するという観点からいうとやっぱり甚だ疑問が残ると思うわけであります。  これから新市になって、各地域でいろんな第三セクターあるいは指定管理者制度による事業体の運営、これらが出てくるわけでありますが、それらが健全な財政運営、経営をされるということを皆願っておるわけでありますが、逆の思いといいますか、市の幹部がつかれたら仕方がないのかなというふうに一般の市民は思ってしまうわけですね。本当にそれでいいのかどうかというところ、この辺は今申し上げました、私は職務に精励するという観点からいっても、市の職員あるいは市の幹部、特別職職員ですね、これらはそういうふうなものにつかない方がいいと基本的には思っております。そんなんで、法律に抵触しないからいいんだという範囲と、本来はどうあるべきだという企業体の運営の問題ですね、これらについて精査願いたいというふうに思いまして、職務に精励という観点からいうと従事制限ということが出てくるわけでありますから、そこのところのきちんとした、特に市長あるいは総務部長たちの市民にわかりやすい説明が一回一回行われた上でそういうものを採用されたい。基本的にはしていただきたくないと思いますが、最後の質問といたします。 ○議長(木谷 敏勝) 総務部長。 ○総務部長(中川 茂) 確かに三セクといえどもこれは営利企業であります。しかし、市が出資をしている会社でありますし、あながちその業務と全く関係がないということももちろんないわけです。むしろ市としてその三セクの会社の経営に積極的に参加をするという視点からは、その職員を派遣するということについてもそれなりに意義があるというふうに判断いたしております。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。  14番、谷澤議員。 ○議員(14番 谷澤 誠) 14番、谷澤です。49号議案について質問いたします。  豊岡市消防本部の救助工作車の購入に対して先ほど説明がありましたが、一般競争入札で希望額に達しなかったら随契になったんだと私は理解しておりますが、当初の希望額とその開きがある観点を当局側のその理解の仕方となぜ違ったのか。私は、基本的には指数はもともとの国レベルのもの使われとるとは思うんですけど、この随契に至るまでの数字の違い方についてのちょっとお答えをお願いしたいと思います。 ○議長(木谷 敏勝) 総務部長。 ○総務部長(中川 茂) まず、入札に諮るまでに、先ほどおっしゃいましたけれどもこれは予定価格を定め、さらにその希望の事情であれば何社その入札に参画させるかというようなことで、審査会でもってこれは検討いたしました。  それに基づいて、1回目、これは8社参加をしたわけです。ところが、いずれもこちらの考えておりました価格よりも高い価格であったために、引き続いて2回目の入札を執行いたしました。その中で8社のうち3社が辞退をいたしまして、残り5社での2回目の入札となったわけですが、その段階でもなおかつ市の思っておった価格よりも高いというふうなことから、2回目の入札金額で最も低い業者と。いわゆる不落随契ということで随意契約の契約をしたということでございます。 ○議長(木谷 敏勝) 14番、谷澤議員。 ○議員(14番 谷澤 誠) 以前の自治体の審議の中でも、契約行為いうものは住民に不信を与えたり疑惑の念を持たれることが多々ありました。よって、随意契約に至るその流れの中というのは非常に危険なものがあると思うんですね、住民の理解を得るのに。そして、こういう特殊工作車はどうしても高額なものになってしまいます。やはり住民、市民に理解を得る十分な説明をしなければいけない責任が私は当局にあると思うんです。余りにも膨大な金額の差が出るとこれはもう不信の原点になりますから、行政不信というものにつながらないように、私は契約行為というのはきれいな清潔な契約をしていただきたいということを議員生活の中で常に言ってまいりました。  それで、日本の各自治体、都道府県でこういう機関を持っておられるから、会社そのものも少ないとも思うんですけど、総体的にここの裏に説明出てる基準のものが最低の基準なのか、その工作車としての条件をクリアするのに。他の都道府県と比べて、やはりこれがよかったのかと。その点だけ最後にお答え願いたいと思います。 ○議長(木谷 敏勝) 消防長。 ○防災監兼消防長(菅村 和弘) 今ご指摘の点なんですけども、消防庁が救助工作車、これは第3型というふうに言っておるわけですけども、この3型を補助対象として購入するためには、今、議員がご指摘のこの性能が常備されてるということが条件になっております。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。  89番、安治川議員。 ○議員(89番 安治川敏明) 50号議案について質問いたします。
     行政改革委員会の条例でありますが、設置目的が社会経済情勢の変化に対応した持続可能な行政を推進するということになっていますが、そもそもその行政改革というのはどういう目的のためにこれを行おうとしているのか。市民の期待は、市民の負担の軽減と行政サービスの改善というところにそもそも行政改革を求めている根拠があるのに、このことに関しては一言もこの表現がないのはなぜかということを第1にお尋ねしたいと思います。  それから、第2番目には、定例議会で豊岡市10年の基本計画を決める予算も決定をいたしましたが、いわゆる基本構想とこの行政改革の大綱との関係というのは極めて密接な関係があると思うんだけれども、基本構想の策定がないのに行政改革の委員会というのがまたこれ独立をしてつくられるということはどういうことであるかということについてご説明を願いたい。  それから、この委員会の権限でありますが、市長の諮問に答申し、また必要に応じて市長に意見を述べると、こうなっております。従来から行政改革というものは、本来、市の事務の根本にかかわることなのに議決事項にもなっていない。本来は、私は行政のあり方についての審査は議会に固有の権限であるのにもかかわらず、議決も何にもなしにこの委員会で決まったことは市長においてこれを決定してしまうという性質のものをあらかじめ議会がこれを議決をして委任するという性質の条例になっているように思うんです。そもそもこういう条例を出されたこの根拠なり意義なり、それほど行政改革というものは超越的な立場のものなのかということについて私は疑問を持っているので、お答えをいただきたいと思います。  さらに4条、委員の構成でありますが、学識経験のある者、また市民という表現が出てきております。これは定例議会でも他の審議委員に関して出てきた表現でありますが、極めて不可解な表現であります。学識経験のある者をもって組織する。これも従来から常識的な表現で甚だあいまいな表現でありますが、「市民」という表現は一体何であるか。全く不特定多数の人を任意に市長が都合よくこれを指名するという人をもって充てるというふうにしか理解できない。すべて市長が任命し、しかも市長の事務執行に関しての行政改革について審議を行う、答申を行うという委員会がこういう決め方でいいのか。私は、先ほど申し上げました議会との関係ももちろん大事でありますが、こういう委員会を設置する以上、当然物が言いたいという市民は積極的にこれに参加できるように公募委員を設けるのが最低限の務めではないかと思いますが、これまた議会も公募も全く無視をして、単に市民、ある意味では極めて漠然たる対象を置いておるというのはなぜかということについてお尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(木谷 敏勝) 行革推進室長。 ○行革推進室長(谷岡 慎一) たくさんの点についてご質問がありましたので、答弁漏れがありましたらまた指摘いただければと思います。  まず、行政改革の目的ですが、負担の軽減が一義ではということでありますけども、それも大きな要素であるというふうに考えておりますけれども、社会経済情勢に応じて歳入、入りを図って出るを制すると。でありますので、全体その調和をとれるように行政を行っていく。それが一義でして、もし可能であったら、その負担の軽減も図りたいというところであろうというふうに考えているところです。  ですので、この持続可能な行政を推進するというふうな文言とさせていただいておるところです。  続きまして、基本構想がないのに独立した委員会を設置する必要があるのかという点でございますけれども、行政改革というのは特別な事項を審議する機関でありますので、それについては特定の課題と思っていますので、独立的機関というふうにさせていただきたいと思っているところです。  また、議決をして委任するそもそもの根拠でございますが、ちょっと長くなりますけれども、逐条解説によりますと、こういった審議会は附属機関ですが、附属機関といえども普通地方公共団体の行政組織の一端をなすものであるから、普通地方公共団体において任意に設置をするときにはすべて条例で定めなければならないというような解釈がなされております。  続きまして、執行機関の補助職員以外の外部の者の委員、あるいは構成員として加わるときには、組織として理解されるべきであり、その設置について附属機関として自治法138条の4第3項の規定によって条例で定めなければならない、こういった基本理解が逐条解説にありましたので、こういった基本的な理解に従いまして当方としては条例設置を望むものでございます。  また、委員の構成でございますが、市民と漠然と据えられているといいますが、学識経験のところに必ずしも市民でない方が入るかもしれないということもありますので、こういった大きな概念としてさせていただいておりますし、また公募委員についてはぜひ公募委員を募るような形にしたいというふうに思っているところでございます。以上です。 ○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川議員。 ○議員(89番 安治川敏明) 目的でありますが、収支をバランスよく調和のとれたものにするというのはまさに予算決算を含む議決を要する事項であって、私はこれが行政改革ということとは意義を異にする。行政改革というのは何か特定の事件だというふうな意味の話もありましたが、この設置目的では社会経済情勢の変化に対応した持続可能な行政の推進と。これは何も特定のことではなくて、全く抽象的かつ包括的な事件、目的であります。この点については再度ご答弁を願いたい。  なお、基本構想と離れて行政改革だけがひとり歩きをして、市民の要望についてはどうなるのか。これはどう考えたらいいのか。  それからまた、この附属機関だから条例設置なんだと。こういうことでありますが、附属機関という場合には、これは特定の目的を持って市長の事務執行を助けるという趣旨のものであろうと思います。しかし、いわばこの行政改革委員会というのは、議会の権能にかかわる問題について市長がこれを制定するために設置するものであります。これを議会に議決を求めるというのは、らちを超えているんではないか。そういうふうに思いますが、いかがでしょうか。  それから、学識経験のある者の中に市民以外の人が入る可能性がある。それはそうでしょう。市民も当然入るわけであります。この市民と書くところ、公募の委員を明定するのなら意味がわかりますけれども、これは条例上極めて不備なご提案ではないかと思いますが、いかがでしょうか。学識経験というものであればこれは市民も入るわけでありまして、市長が任命されるのに学識経験のない人を指名するということは通常あり得ないことです。その人が人格、識見において審議委員とするにふさわしいということで市長がご任命になるわけでありますから、何か学識経験のある人と市民とを区別するというようなやり方は甚だ失礼ではないかというふうにも思えるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(木谷 敏勝) 行革推進室長。 ○行革推進室長(谷岡 慎一) 先ほどちょっと舌足らずな点があったと思いますが、収支のバランスだけではなくて、その持続可能に行政を行うために、組織の改編も含めてさまざまなことを時代の情勢に合わせた行政体にしていくというのが目的としているところでございます。  また、その点では基本構想とも非常に密接にかかわり合うというところが多分あると思いますけれども、その行政改革というある種の特定のテーマでもございますので、こういった独立の機関とさせていただいているところです。  附属機関としての、繰り返しになりますけども、むしろ積極的に広く市民の生活に影響を及ぼすような事項を審議するところでありますので、附属機関として明確に位置づけて、行政組織の一つとして位置づけて諮問、答申を行うといったことが適切ではないかなというふうに考えているところでございます。  学識経験のところですが、市民の方ももちろん学識経験あると思いますが、市民以外の方に学識経験のある方もできれば入っていただきたいなという希望があるものですから、こういった表現にさせていただいております。以上です。 ○議長(木谷 敏勝) 89番、安治川議員。 ○議員(89番 安治川敏明) では、最後の方からもう一度尋ねますけど、学識経験のある者の中に市民は含まれるということを言われたわけだから、それ以外の市民というのをまたわざわざ明定する必要があるのですかとお聞きしました。  というのは、私がなぜこのことを聞くかというと、この公募規程が明定されていない。都合によってそういうことをしてもよいというようにしかこのご提案はありません。従来から、私はこの附属機関のあり方についてしっかり考えなくてはならないと思いますが、合併協においてもかつて議会が参加しているのか参加していないのかわからない状況でこれを決めていくということが続きました。そして、今また行政改革大綱という市の根幹にかかわる問題について、我が市議会は予算あるいは一般質問で関与できる程度であって、もう行革大綱で決まっていますよということになってしまえば、その枠の中でしか市民要望を貫徹することができない。一番大事な市民の要望をどう考えていくのかということであれば、基本構想の策定を待って、基本計画の策定を待ってこの過去の行政実例その他からこの評価を審査するいう機関があるいは設置必要かもしれませんが、まだ新豊岡市の重要な事項が何も決まっていない段階で持続可能なということをおっしゃるのは、これは極めておかしなことだと。初めからもう持続不可能なような枠をはめようとする、そういうことなのかいうことを考えるんですが、さらにお答えを願いたいと思います。 ○議長(木谷 敏勝) 行革推進室長。 ○行革推進室長(谷岡 慎一) 市民の位置づけですけれども、総合計画の審議会のときにもこのような文言でさせていただいておりまして、それに倣って今回も提案をさせていただいているところでございます。ですので、広く市民に参加を求めたいという考えからこのような文言とさせていただいているところでありますし、繰り返しになりますが、公募についても積極的に考えていきたい、ぜひ実施したいというふうに考えているところです。  持続可能な行政につきましては、むしろ不断に改革をしていく、不断に行政を改めていくということが持続可能性に寄与するものと非常に考えておりますので、そういった観点からご理解をいただければといった次第でございます。以上です。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。  32番、加藤議員。 ○議員(32番 加藤 勝一) 32番、加藤です。シルク温泉の関係でちょっと2点ほどお聞きしたいと思います。  まず1点は、入湯税の関係等はどうなってんのかいうことでございます。なぜこんな質問するかといいますと、旧豊岡市と離れてあとの5町については、出石にしても竹野にしてもみんな温泉がございます。城崎にしても外湯がありまして、実は城崎温泉では旅館の関係にあっては宿泊と休憩も含めて入湯税取っております。ですから、外湯におきましても食堂もあれば温泉もある。旅館の休憩と何ら変わりはないにもかかわらず、もし取るとこと取らんとことあるのでは非常におかしいのではないかと。今後のこの体制としてどういうような形で進めていかれようとしとるのか、その点をまずお聞きしておきたいと思います。  いいますことは、これは入湯税というのは地方税ですから、非常に財政の厳しい中、取れるものは取っていかなきゃならん。これは一つの方向づけでもあろうかと思います。しかし、その中では非常に今不平等性を感じております。旅館の休憩、そして外湯との関係、何ら宿泊等については矛盾を感じないんですけども、この浴場と旅館等に対する休憩については余り変わらないのではないか。にもかかわらず、一方では入湯税を課せられるし、一方では課せられない。取れるとこと取れないとこということはあろうと思うんですが、この決算を通じて全般的に言えることですので、ここでその考え方だけをお聞きしておきたいと思います。 ○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。  暫時休憩いたします。                午前10時45分休憩           ────────────────────                午前10時54分再開 ○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  但東総合支所長。 ○但東総合支所長(松本 和洋) 合併までの旧但東町のときにつきましてご報告申し上げます。  入湯税につきましては、宿泊、休憩とも徴収して、町の方に納税しておりました。  4月以降につきましては、総務部長の方からお答えいたします。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。                  〔質疑なし〕 ○議長(木谷 敏勝) 質疑を打ち切ります。(発言する者あり)もう打ち切りましたんですけど。(発言する者あり)  質疑を打ち切ります。  ただいま議題となっております報告第11号及び報告第12号並びに第49号議案及び第50号議案、株式会社シルク温泉やまびこ第1期の決算及び第2期の事業計画に関する書類について外3件については、お手元に配付いたしております付託分類表のとおりそれぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  この際、暫時休憩いたします。再開は午後1時30分。                午前10時55分休憩           ────────────────────                午後 1時30分再開 ○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  これより報告第11号、株式会社シルク温泉やまびこ第1期の決算及び第2期の事業計画に関する書類について、建設経済委員長の報告を求めます。  88番、森田進議員。 ○建設経済委員長(森田 進) 報告第11号について、建設経済委員会における審査の結果をご報告いたします。  本件は、株式会社シルク温泉やまびこの第1期の決算及び第2期の事業計画に関する書類の報告であり、審査の結果、本件については格別異議なく了承すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(木谷 敏勝) これより委員長報告に対する質疑に入りますが、議長よりお願いをいたします。  議員各位におかれましては、議長にわかりますように発言の申し出は大きな声で申し出ていただくようにお願いいたしておきます。質疑はありませんか。                  〔質疑なし〕 ○議長(木谷 敏勝) 質疑を打ち切ります。  報告第11号は、建設経済委員長報告のとおりご了承願います。  次に、報告第12号、専決処分したものの報告について、専決第248号及び専決第249号、損害賠償の額を定めることについて外1件について、建設経済委員長の報告を求めます。  88番、森田進議員。 ○建設経済委員長(森田 進) 報告第12号、専決第248号及び専決第249号について、建設経済委員会における審査の結果をご報告いたします。  本件は、一般車両が市道の側溝の鉄板または暗渠水路のコンクリートふたにより車体の一部を破損させた交通事故の損害賠償額の決定について、それぞれ7月8日付で専決処分を行ったとの報告であります。  審査の結果、本件についてはいずれも格別異議なく了承すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(木谷 敏勝) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔質疑なし〕 ○議長(木谷 敏勝) 質疑を打ち切ります。  報告第12号、専決第248号及び専決第249号については、それぞれ建設経済委員長報告のとおりご了承願います。  続いて、第49号議案、物件購入契約の締結について、企画総務委員長の報告を求めます。  83番、綿貫議員。 ○企画総務委員長(綿貫 祥一) 83番。第49号議案について、企画総務委員会における審査の結果をご報告いたします。  本案は、豊岡市消防本部の救助工作車の購入について、キンパイ商事株式会社と1億2,232万5,000円で購入契約を締結しようとするものであり、審査の結果、格別異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(木谷 敏勝) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔質疑なし〕 ○議長(木谷 敏勝) 質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。討論ありませんか。                  〔討論なし〕 ○議長(木谷 敏勝) 討論を打ち切ります。  お諮りいたします。本案は、企画総務委員長報告のとおり原案可決することに決定してご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認めます。よって、第49号議案は、原案のとおり可決されました。  次に、第50号議案、豊岡市行政改革委員会条例制定について、企画総務委員長の報告を求めます。  83番、綿貫議員。 ○企画総務委員長(綿貫 祥一) 83番。第50号議案について、企画総務委員会における審査の結果をご報告いたします。  本案は、行政改革に関する大綱の策定その他必要な事項を審議、答申する委員会を設置しようとするものであり、審査の中で、一部委員より精査を必要とするとして継続審査の動議が出されましたが、賛成少数により本動議は否決されました。  討論において、一部委員より行政改革の目的は市民負担の軽減や行政サービスの向上などであり、市民が求める改革がうたわれていない。また、市民参加のあり方が不明確。公募委員数が全体の委員構成からすると少な過ぎるとの反対意見が出されました。  一方、賛成の立場から、合併において住民サービスや税金負担の公平性が求められており、市民の声を聞く中で、一日も早く行政改革に取り組むべきである。また、パブリックコメントの指標など広く市民参加が得られるよう運営上の配慮に努めること。  さらに、委員会の持つ意義は大きく、11名の委員を決定する前に当局側の人選について議会に示されたいとの意見が出されました。  このため、採決を行った結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、ご報告いたします。 ○議長(木谷 敏勝) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                  〔質疑なし〕
    ○議長(木谷 敏勝) 質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。討論はありませんか。  89番、安治川議員。 ○議員(89番 安治川敏明) 本案に同意できないので、討論をいたします。  第1条、設置目的が、質疑のところでも申し上げましたが、市民の行革に対する要望をきちんと整備されていないこと。また、特に委員会審査の中でも委員長からもお話がありましたが、第3条で定数を11人としたということの意義について明快な説明はありませんでした。私は、今回の行革で具体的に心配されている市民の声は、簡単に言うと総合支所がいつどうなるのだろうか。また、職員がそれに応じてどうなるか。これは住民、職員の中でも賛否両論いろいろあります。  そうすると、例えば4条で決められている学識あるいは2の市民と言われるところで、この委員定数のあり方も極めて重要な関連があります。こういうことを考慮しているかということについても委員会審査を行いましたが、十分な答えは得られておりません。  また、4条につきましては、学識経験のある者の中には市民も含まれる。また、市民でない者もある。そうすると、2の市民とあるのは、本来1の学識経験ある者と全く同義語ではないか。つまり含まれているわけなんです。  また、3の前2号に掲げるもののほか市長が特に必要と認める人というのは一体どういう人かということも十分な説明をされることはありませんでした。委員会審査でも、この点では議員の意見も集中いたしました。  少なくともこういう疑義がある以上、本条例は定例議会に送って、その間、慎重な審査を継続すべきであるという立場から継続審査の動議を提出いたしまして、表決に付された結果、賛成少数ということで継続審査の動議が否決をされました。  私は、特に本会議にお願いを申し上げたいのですが、豊岡市が合併をいたしまして、これから先一番重要な基本構想を決める過程でこの行政改革の大綱を決めると言われるわけでありますから、この中には当然旧1市5町の今後のあり方、これが含まれることは当然でありますし、軽々に急ぐべき問題ではないと思われます。そういうことから考えましても、本臨時議会で急施を要するような内容のご提案でもないということを考えますと、本来は継続審査とすべきところでありますが、委員会で継続審査ではないという結論でありますから、本会議で一たんこれを否決をして、定例議会あるいは慎重な当局の検討の上、慎重な取り扱いを図られるのが至当であるということを考え、本議案については同意できませんのでお取り計らいをお願いいたします。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。  54番、古谷議員。 ○議員(54番 古谷 修一) 54番、古谷でございます。委員長報告に賛成の立場で討論いたします。  今日の激しい社会経済情勢の変化の中で、そしてまた合併による合併前と新市になってからの市民に対してのサービスと負担の変化、差異が感じられる状況下に、一日も早く行政改革推進委員会を設置していただきまして、行政改革等設置目的を達成していただき、一刻も早く市民サービスの向上と、あわせて受益と負担の公平性を確保していただきたいいう目的から本条例案に賛成し、委員長報告に賛成の討論といたします。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。                  〔討論なし〕 ○議長(木谷 敏勝) 討論を打ち切ります。  これより第50号議案を起立により採決いたします。  本案は、企画総務委員長報告のとおり原案可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○議長(木谷 敏勝) 起立多数であります。よって、第50号議案は、原案のとおり可決されました。           ────────・──・──────── ○議長(木谷 敏勝) 32番、加藤議員。 ○議員(32番 加藤 勝一) 32番、加藤。議長の議事整理権について1点お伺いします。  問題は、6月の定例会におきまして、最終日に共産党の出された議員の一本化にする際の動機であります。この反対討論の中で、くしくも旧町会議員は市会議員として認められていない、このような発言があった。議長に、精査して善処してほしいとこういう発言をいたしました答弁として、議長は議事整理権で後刻処置をするというふうな形で済んでおります。議長の整理権については、後刻処置はその会期中にするのが後刻処置である。これ終わってしまうともう無効になっちゃうんですね。これがまず1点。  しかし、議員録を精査しないとわからない。こういうことがあったんで、私は議長預かりというふうに判断をいたしております。であるなら、この臨時会の中において、適当でないなら9月の定例会なり、何かのときにその問題については討議するなり、本会議の中で言っていただくのが順序ではないか、そういうふうに思います。  なぜなら、この問題はくしくも共産党の出された発議でありましたけれども、地方自治法及び憲法に抵触するおそれのある非常に大事な発議だというふうに私は理解いたしております。結果は何とも言いません。しかし、そんなことの中で今言うような発言があったことについてはゆゆしき事態である。それが事実であるならすぐさま謝罪し、そして訂正をされるべきである。それがないなら、私は侮辱罪で控訴しなきゃならない。発議しなきゃならない。侮辱罪というのは、これはその感じた本人1人でもできるわけですから、それほど私は重要な問題だというふうに理解いたしております。  そして、そういうことを無視されて議長が放任されるなら、私は議長不信任を提出しなきゃならん。これほど大事な状況だというふうに私は理解しておるんですけれども、議長及び事務局、どういうようなこれ扱いをされようとしとるのか。今回預かりになっとるのか、ほったらかしにされておるのか。それによっては私はそれなりの態度をはっきりしなきゃならん。  いかにもごねとるように思われますけども、豊岡病院のときでもしかり、本会議でやってしまうと廃案になってしまうから前もって言ったのであって、その真意が議員の皆さんに伝わっていない。あいつはごねとると、こういうことが耳に入ってます。非常に遺憾に思う。  今回もこの問題についてはまさにそのとおりである。どういうふうに処置されるのか、その点だけ議長の議事整理権についてお伺いしたい。 ○議長(木谷 敏勝) 先ほどの32番、加藤議員の発言ですけども、私ども今、議長において精査中でございますので、いましばらく時間をいただきたいと思います。  32番、加藤議員。 ○議員(32番 加藤 勝一) ですから、もし今回の議会でも私は預かりというふうに理解をいたしましたので、議長それなりに本会議で私に対した発言に対しての議事整理権を行使されたわけですから、当然今回そういう旨を前もって言っておかれるべきである。そうじゃないですか。私は、議長の議事整理権というのは偉大な力を持っております、責任も偉大である。そういうふうに思います。ですから、この関係につきましては非常に大きな問題でございますので、私は議長の、では今預かりというふうに理解してよろしいんですか。 ○議長(木谷 敏勝) 現在議長において精査中でありますので、いましばらく時間をいただきたいということでございますので、ご了承願います。           ────────・──・──────── ◎日程第5 第51号議案ないし第62号議案及び第64号議案 ○議長(木谷 敏勝) 次は日程第5、第51号議案ないし第62号議案及び第64号議案、平成16年度豊岡市各会計歳入歳出決算の認定について外12件を一括議題といたします。  これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○市長(中貝 宗治) ただいま議題となりました第51号議案外12件につきまして、一括してご説明申し上げます。  これら13件の議案につきましては、旧の1市5町及び北但行政協議会に係る決算認定議案です。  平成16年度の決算につきましては、4月1日付の市町合併に伴い、地方自治法施行令第5条第2項の規定に基づき、消滅の日、つまり合併の日の前日の3月31日をもって打ち切り、調製したものです。  したがいまして、前年度までのような出納整理期間はなく、会計によりましては赤字が発生するなど本来の旧市町の的確な決算状況をあらわしたものでありませんが、この点ご了承願いたいと存じます。  また、北但広域行政協議会に係る決算認定議案についても提案しているところですが、北但広域行政協議会の事務を本市が承継したため、協議会規約第28条第2項の規定に基づき決算認定に付するものです。  旧1市5町の決算の概要ですが、実質収支につきましては一般会計で1市2町が黒字、3町が赤字となり、1市5町全体では1億2,995万2,000円の赤字となりました。39ある特別会計では、19の特別会計で赤字となっています。これらの赤字額につきましては、旧市町で一時借入金等により補てんし、新市に引き継いでおります。  また、16年度で収入できなかった未収入金や支出できなかった未払金については、そのすべてを旧市町のものとして平成17年度本予算に計上しているところです。  次に、主な財政指標ですが、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、打ち切り決算に伴いいずれの市町も悪化しており、1市5町全体で96.2%、また財政構造の健全性を示す公債費比率は20.3%、起債制限比率は11.6%、公債費負担比率は17.5%となりました。  本市の財政事情につきましては、昨年の台風23号の影響などから主要な歳入である市税の伸びは期待できない中にあって、地方交付税の制度改正を始めとする三位一体の改革が進められております。  一方、扶助費や公債費、他会計への繰出金、附帯金の増嵩に加え、最優先課題である台風23号災害関連経費、道路、街路、学校施設の整備など大型ハード事業の財政需要が増大し、今後も厳しい財政状況が続くものと予測しております。  したがって、各種施策の緊急度、優先度などの順位づけの上で財源の重点的、計画的な配分に徹するなど、中長期的視点に立った節度ある財政運営が求められております。  また、税収入の確保、滞納対策の徹底や未利用土地の売却など、財源の一層の確保に努めるとともに、合併効果をさらに発揮するため、特に人件費や経常的経費については徹底した見直し、削減を図らなければならないと考えているところです。  以上が平成16年度決算の概要ですが、各会計に係る決算書及び関係資料を沿えておりますので、ご清覧賜りますようお願いいたします。  各議案の詳細につきましては、担当部長からご説明いたしますので、何とぞよろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(木谷 敏勝) 総務部長。 ○総務部長(中川 茂) 議案の22ページをお願いいたします。第51号議案、平成16年度豊岡市各会計歳入歳出決算の認定についてご説明を申し上げます。  本案は、地方自治法第233条第3項の規定によりまして、平成16年度豊岡市各会計の歳入歳出決算を別紙、本日配付をされておりますが、監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものであります。  内容につきましては、恐れ入りますがファイルのナンバー2をお願いいたします。ファイルナンバー2の旧豊岡市の決算書でありますが、それの350ページ、351ページをお願いいたします。  よろしいでしょうか。それでは実質収支に関する調書によりまして、各会計の概要につきましてご説明を申し上げます。  なお、市長の総括説明でも申し上げましたけれども、平成16年度の決算につきましては4月1日付の市町合併に伴いまして地方自治法施行令第5条第2項の規定に基づき、消滅の日、つまり合併の日の前日、3月31日をもって打ち切り、調製を行ったものであります。  それでは、まず左から一般会計でございます。一番上ですが、歳入総額が218億3,025万円、その下、歳出総額であります。214億1,148万5,000円。3番、歳入歳出の差し引き額、これが4億1,876万5,000円になります。次に、4の翌年度に繰り越すべき財源につきましては、旧市町が消滅したことによりまして、いわゆる繰り越しという概念が存在いたしませんので、これは発生いたしません。したがって、5番でありますが、実質収支額、これは先ほどの3の同額でございまして、4億1,876万5,000円の黒字決算ということになります。その下の欄ですが、平成15年度の実質収支額が6億2,280万2,000円でありましたので、平成16年度単年度で見ますと2億403万7,000円の赤字ということになります。  なお、多額の実質収支額になっておりますが、これにつきましては特に打ち切り決算に伴いまして16年度中の支払いができなかったもの、あるいは歳出経費の徹底した削減などを行いまして、財源として確保したものであります。ご理解をいただきたいと存じます。  次に、その右側に特別会計を6つ上げておりますが、主なものにつきましてご説明申し上げます。  2つ目の国民健康保険事業であります。5番の実質収支、これでいきますと2億6,596万2,000円の赤字となっておりますが、この理由につきましては、主に財政調整交付金、療養給付費交付金、そして国民健康保険税が3月の末日までに収入されなかったことによるものでありまして、この当該赤字額につきましては一般会計からの歳計現金を繰りかえ流用により補てんをいたしております。  なお、この黒字または赤字決算でありましても、当然これは新市に引き継ぐことになるわけでありますが、会計処理上特に赤字の場合、これは他会計でありますとか、あるいは一時借入金等によってその赤字額を年度中に補てんすることにより新市に引き継いだといったことになります。  その右であります。老人保健医療事業ですが、同じくこれも5番の実質収支額で申しますと8,938万4,000円の赤字決算となっております。この理由としましては、先ほどと同様でございますけれども、主に支払い基金交付金が3月末日までに収入されなかったことによるものでありまして、この赤字額につきましては国保会計同様、一般会計からの歳計現金の繰りかえ流用により補てんをいたしております。  その右の住宅建設、そして改修資金貸付事業、さらには高齢者住宅整備資金貸付事業につきましては、16年度から一般会計に統合したところでございまして、参考欄のみ記載をいたしております。  その右ですが、簡易水道事業、集落排水事業、介護保険事業、これら3事業につきましては未収金、未払い金等もございますが、結果としてすべて黒字決算となりました。  なお、財政事情等につきましては、先ほど市長の提案説明の中で触れておりますので、省略をさせていただきます。  各会計歳入歳出決算の概要は以上のとおりでございます。決算書さらには本日お配りをされました監査委員決算審査意見書、そしてこの決算書の各ファイルの決算書の次には主要な施策の成果を説明する書類というようなことで、概要以下13項目についての説明を提出をさせていただいておりますので、これらをご清覧いただきまして、よろしくご審議をお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(木谷 敏勝) 企業部長。 ○企業部長(蘆田 和美) 議案の第52号、平成16年度豊岡市公共下水道事業特別会計決算の認定についてご説明申し上げます。  この決算につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定によりまして、平成16年度の豊岡市の公共下水道事業特別会計の決算を監査委員の意見をつけて議会に認定をしようとするものでございます。  それでは、ファイルのナンバー2、平成16年度豊岡市公営企業会計決算書1、2ページをお開きいただきたいと思います。  平成16年度の豊岡市の公営企業会計の決算につきましては、収益的収入及び支出では収入が16億6,303万7,000円、支出が16億7,482万9,000円となりました。  3、4ページをお開きいただきたいと思います。資本的収入及び支出では、収入が26億8,666万2,000円に対しまして支出が35億3,561万5,000円で、不足額の8億4,895万3,000円は下段に付記をしておりますとおり過年度分の損益勘定留保資金7億3,575万円などで補てんをいたしました。  次に、5ページの損益計算書をごらんください。  当年度純損失は6,497万2,000円となりましたが、台風災害によります特別損失2億917万8,000円が発生したことによるものであります。前年度繰越欠損金5億1,833万8,000円を加えました当年度未処理欠損金は5億8,331万円となりましたが、この欠損金の処理は8ページの欠損金処理計算書のとおり翌年度以降繰越欠損金といたしました。  9ページ以降に貸借対照表及び決算附属書類として事業報告書、その他の書類を添付いたしておりますので、ご清覧をいただきたいと思います。  以上、簡単ですが平成16年度の豊岡市の公共下水道事業特別会計の決算の提案説明といたします。  引き続きまして、議案の第53号、平成16年度豊岡市水道事業特別会計決算の認定につきましてご説明を申し上げます。  本議案につきましては、地方公営企業法の第30条第4項の規定によりまして、平成16年度豊岡市水道事業特別会計決算を別紙のとおり監査委員の意見をつけて議会に認定を付すものでございます。  ファイルのナンバー2の59、60ページをお開きいただきたいと思います。収益的収入及び支出では、収入が10億8,581万7,000円、支出が7億9,653万6,000円となりました。  61ページ、62ページをごらんいただきたいと思います。資本的収入及び支出では、収入が15億9,960万7,000円に対しまして支出が20億4,720万7,000円で、不足額の4億4,760万円は下段に付記いたしておりますとおり引き継ぎ金や当年度分損益勘定留保資金などで補てんをいたしております。  63、64ページの損益計算書をごらんください。当年度の純利益は2億2,144万7,000円で、前年度の繰越利益剰余金1億2,135万1,000円を加えました当年度未処分利益剰余金は3億4,279万8,000円となりました。当年度の未処分利益剰余金につきましては、66ページの剰余金処分計算書のとおり減債積立金に2,500万円、建設改良積立金に1億998万1,000円、中江奨学金基金積立金に110万円、合わせて1億3,608万1,000円を積み立てております。  翌年度繰越利益剰余金として2億671万7,000円を翌年度に繰り越すことといたしております。  67ページ以降に貸借対照表及び決算附属書類として事業報告書その他の書類を添付いたしておりますので、ご清覧をいただきたいと思います。  以上、簡単でありますが、平成16年度の豊岡市水道事業特別会計決算の提案説明といたします。 ○議長(木谷 敏勝) 城崎総合支所長。 ○城崎総合支所長(齋藤 哲也) 続きまして、ファイルナンバー1、25ページをごらんをいただきたいと存じます。第54号議案、平成16年度城崎町各会計歳入歳出決算の認定についてご説明をいたします。  本案は、地方自治法第233条第3項の規定により、平成16年度城崎町各会計歳入歳出決算を別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。  実質収支に関する調書によりまして、各会計の概要をご説明申し上げます。  今度はファイルナンバー3、決算書の方をごらんください。決算書の158ページをごらんください。  まず、一般会計ですが、歳入総額が40億9,215万2,088円、歳出総額が40億8,525万5,439円、歳入歳出差し引き額が689万6,649円の黒字というふうなことになっております。  続きまして、同じく決算書の178ページをごらんください。国民健康保険事業特別会計についてご説明をいたします。  実質収支で1,486万6,768円の赤字となっておりますが、主に財政調整交付金、療養給付費交付金、国民健康保険税が3月末までに収入されなかったことによるものであり、当該赤字につきましては一時借入金により補てんをいたしております。  続きまして、決算書183ページをごらんください。  次に簡易水道事業特別会計ですが、実質収支はゼロでございます。なお、城崎地域におきます簡易水道事業につきましては、平成17年4月1日より上水道に変更いたしましたので、16年度が最後の事業会計となっております。  続きまして、決算書194ページをごらんください。
     老人保健特別会計ですが、実質収支額で1,632万9,288円の赤字決算となっております。主に支払い基金交付金が3月末までに収入されなかったことによるものであり、当該赤字額につきましては国保会計と同様に、一時借入金により補てんをいたしております。  続きまして、決算書199ページをごらんください。  温泉施設整備特別会計ですが、実質収支はゼロでございます。この特別会計につきましては、合併協議におきます兵庫県との協議の中で新豊岡市では一般会計で処理することとされておりますので、16年度が最後の会計となっております。  続きまして、決算書208ページをごらんください。  介護保険特別会計ですが、2,066万3,383円の黒字決算となっておりますが、これは主に3月末までの保険給付費が11カ月分になっており、そのために実質収支が黒字決算となっているものでございます。  続きまして、214ページをごらんください。  ガス事業清算特別会計ですが、実質収支はゼロとなっています。この特別会計は、民間事業者にガス事業の売却によります清算会計でございましたので、16年度のみの会計処理となっております。  以上でございます。よろしくご審議をお願いいたします。  続きまして、ファイル1の26ページをごらんをいただきたいと思います。  第55号議案、平成16年度城崎町上水道事業会計決算の認定についてご説明を申し上げます。  本案は、地方公営企業法第30条第4項の規定により、平成16年度城崎町上水道事業会計決算を別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものです。  内容は、ファイルナンバー3をご清覧お願いいたします。特別会計の下に別冊で企業会計の決算書ございますので、よろしくお願いいたします。  その中の上水道事業会計をお開きください。  1ページでございます。収益的収支におきましては、上水道事業収益1億9,417万2,568円、収益的収支におきましては水道事業費用として1億8,852万9,779円となり、資本収支ではゼロで、資本的支出9,539万4,955円となりました。資本的収入額が資本的支出額に不足します額9,539万4,955円につきましては、2ページの下段に明記していますとおり過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金、繰越利益剰余金及び当該年度の消費税及び地方消費税資本的収支調整額により補てんをいたしております。  次に、3ページの損益計算書におきましては、当年度純利益が412万399円、前年度繰り越し剰余金1億839万8,135円、当年度未処分利益剰余金は1億1,251万8,534円となりました。当年度未処分利益剰余金につきましては、4ページの剰余金計算書のとおり減債積立金に30万円、建設改良積立金に1,375万8,920円、合わせまして1,405万8,920円を積み立て、翌年度繰越利益剰余金9,845万9,614円を翌年度に繰り越すことといたしております。  6ページ以降に貸借対照表及び決算附属書類として事業報告書その他の書類を添付いたしておりますので、ご清覧ください。  続きまして、ファイルナンバー1に戻りまして27ページをごらん願います。  第56号議案、平成16年度城崎町下水道事業会計決算の認定についてご説明を申し上げます。  本案は、地方公営企業法第30条第4項の規定により、平成16年度城崎町下水道事業会計決算を別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。  再びファイルナンバー3をごらんください。平成16年度城崎町公営企業会計決算のうち、下水道事業会計決算、19ページをお開きください。収益的収支におきましては、下水道事業収益3億2,944万943円、収益的支出におきましては下水道事業費用として3億5,222万3,256円となり、資本的収入では7,163万4,752円、資本的支出2億366万8,207円となりました。資本的収入額が資本的支出額に不足します1億3,203万3,455円につきましては、20ページの下段に明記していますとおり、当年度分損益勘定留保資金、当該年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額、引き継ぎ金で補てんをいたしまして、なお不足します395万7,394円は一時借入金で措置をいたしております。  次に、21ページの損益計算書におきましては、当年度純損失は2,363万9,323円となり、当年度未処理欠損金は2,363万9,323円となりました。当年度未処理欠損金につきましては、22ページの剰余金計算書のとおり欠損処理金額はゼロで、翌年度繰越欠損金2,363万9,323円を翌年度に繰り越すことといたしております。  24ページ以降に貸借対照表及び決算附属書類として事業報告書その他の書類を添付しておりますので、ご清覧ください。以上でございます。 ○議長(木谷 敏勝) 竹野総合支所長。 ○竹野総合支所長(神田 美稲) ファイルナンバー1の28ページをお願いいたします。第57号議案、平成16年度竹野町各会計歳入歳出決算の認定についてご説明いたします。  本案は、地方自治法第233条第3項の規定により、平成16年度竹野町各会計歳入歳出決算を別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付すものでございます。  実質収支に関する調書によりまして概要を説明いたします。  ファイルナンバー4、決算書の198ページをご清覧お願いいたします。  それでは、まず一般会計ですが、歳入総額43億7,053万4,000円、歳出総額44億3,445万3,000円、歳入歳出差し引き額マイナス6,391万9,000円です。翌年度に繰り越すべき財源については、旧市町が消滅したことによりましていわゆる繰り越しという概念がございませんので、発生はいたしておりません。  したがいまして、実質収支額は同額の6,391万9,000円の赤字決算ということになります。  なお、多額の赤字決算となっておりますが、これは特に打ち切り決算に伴いまして16年度中に国、県支出金等の収入の受け入れができなかったことによるものでございます。  当該赤字額につきましては、一時借入金によりまして補てんいたしております。  なお、特別会計におきましても同様であります。ご理解の方をよろしくお願いいたします。  次に、199ページから国民健康保険特別会計を始め7特別会計を記載いたしておりますが、一般会計と同様に実質収支に関する調書によりましてご説明をさせていただきます。  まず、216ページの国民健康保険特別会計ですが、実質収支で4,220万1,000円の赤字となっております。主に財政調整基金、療養給付費交付金、国民健康保険税が3月末までに収入されなかったことによるものであります。  次に、228ページの簡易水道事業特別会計ですが、実質収支で724万2,000円の赤字決算となっております。合併に伴う打ち切り決算によりまして、水道使用料及び16年度災害復旧費の補助金が3月末日までに収入されなかったことによるものでございます。  次に、237ページの老人保健特別会計ですが、実質収支で2,570万9,000円の赤字決算となっております。主に支払い基金交付金が3月末までに収入されなかったことによるものでございます。  次に、254ページの下水道事業特別会計ですが、実質収支で1,143万8,000円の赤字決算となっております。合併に伴います打ち切り決算によりまして、下水道使用料が3月末日までに収入されなかったことによるものでございます。  次に、265ページの森本診療所特別会計ですが、実質収支で496万7,000円の赤字決算となっております。主に2月及び3月診療分の診療報酬が3月末日までに収入されなかったことによるものでございます。  次に、280ページの介護保険特別会計ですが、実質収支で2,470万4,000円の黒字決算となっております。主に2月サービス分の介護給付費が3月末までに支出されなかったことによるものでございます。黒字額を新市に引き継いだ後に、新市で支払われることになっているものでございます。よろしくご審議の方お願いいたします。以上です。 ○議長(木谷 敏勝) 日高総合支所長。 ○日高総合支所長(小西 康夫) それでは、続きまして第58号議案、平成16年度日高町各会計歳入歳出決算の認定についてご説明申し上げます。ファイルナンバーは5でございます。日高町歳入歳出決算書をごらんいただきたいと思います。  第58号議案、日高町各会計歳入歳出決算の認定、これにつきましても、地方自治法第233条第3項の規定によりまして、別紙監査委員の意見を付しまして議会の認定に付するものでございます。  市長の提案でもありましたように、平成16年度の決算につきましては4月1日付の合併に伴いまして地方自治法施行令第5条第2項の規定に基づき、日高町の消滅の日、つまりその前日の3月31日をもって打ち切り、調製したものでございます。  説明につきましては、いずれも実質収支に関する調書によりまして概要をご説明申し上げます。  まず、一般会計でございます。157ページをごらんいただきたいと思います。歳入総額108億7,078万9,000円、歳出総額が114億7,889万9,000円、歳入歳出差し引き額は6億811万円の赤字でございます。翌年度に繰り越すべき財源につきましては、旧町が消滅したことから発生いたしておりませんので、実質収支も同額の6億811万円の赤字となっております。  打ち切り決算により多額の赤字決算となっておりますが、通常でありますと16年度の出納整理期間内に収入します起債等の特定財源がこの時点で入っていないことによるものでございます。  なお、当該不足額につきましては、一時借入金をもって補てんし、新市に引き継いでおります。また、赤字決算となりました他の特別会計におきましても同様の方法で処理をいたしておりますので、ご理解いただきたいと存じます。  次に、国民健康保険事業特別会計についてご説明いたします。193ページをごらんください。  歳入総額14億2,830万6,000円、歳出総額が14億8,561万円、実質収支額で5,730万4,000円の赤字となっております。主に財政調整交付金、療養給付費交付金が3月末までに収入されなかったことによるものでございます。  次に、老人保健事業特別会計についてご説明いたします。205ページをごらんいただきたいと思います。  歳入総額は17億4,124万9,000円、歳出総額17億9,132万5,000円、実質収支額で5,007万6,000円の赤字となっておりましたが、収入支出の中心となります支払い基金交付金と医療諸費の最終精算が4月になりますために、3月末の打ち切り決算の時点では赤字決算となったものでございます。  次に、介護保険事業特別会計についてご説明いたします。224ページをごらんください。  収入総額10億8,718万6,000円、歳出総額が10億445万3,000円となりました。収入の支払い基金交付金と支出の保険給付費がいずれも11カ月相当額の収入または支出になっておりますけれども、結果として実質収支額で8,273万3,000円の黒字決算となっております。  次に、神鍋診療所事業特別会計であります。238ページをごらんいただきたいと思います。  歳入総額8,100万6,000円、歳出総額7,628万6,000円となり、2月から3月分の診療報酬収入が未収となっておりますが、実質収支額で472万円の黒字決算となっております。  次に、公共下水道事業特別会計でございます。256ページをごらんください。  歳入総額37億9,599万9,000円、歳出総額37億9,329万6,000円となりまして、打ち切り決算の関係で主に3月末納期分の下水道使用料が未収になっておりますが、実質収支額で270万3,000円の黒字決算となっております。  次に、農業集落排水事業特別会計でございます。270ページをごらんください。  歳入総額2億4,418万4,000円、歳出総額2億4,653万4,000円となりまして、これも打ち切り決算の関係で下水道使用料及び県補助金が未収となりまして、実質収支額で235万円の赤字決算となっております。  次に、分譲宅地整備事業特別会計でございます。280ページでございます。  歳入総額が1億6,068万5,000円、歳出総額が1億5,886万円で、3月末までにすべての収入及び支出等済ませまして、実質収支額で182万5,000円の黒字決算になりました。  なお、山本分譲宅地につきましては、38区画すべてを16年度中に完売いたしております。  次に、簡易水道事業特別会計でございます。294ページをごらんください。  歳入総額1億5,488万4,000円、歳出総額1億5,021万4,000円で、未収金や未払い金はございますが、実質収支額で467万円の黒字決算となっております。  各会計歳入歳出決算の概要は以上のとおりでございますが、決算書、監査委員決算審査意見書、主要な施策の成果を説明する書類を提出しておりますので、ご清覧賜りますようお願いいたします。  引き続きまして、第59号議案、平成16年度日高町水道事業会計決算の認定についてご説明申し上げます。  本案につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定によりまして、監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。別冊の日高町公営企業会計決算書、水道事業会計、これをごらんいただきたいと思います。  まず、1ページをごらんいただきたいと思います。収益的収支でございますが、収益が2億7,790万4,000円、費用が3億1,987万3,000円となりました。  それからまた、右側の2ページの資本的収支でございます。収入が2億2,319万9,000円に対しまして支出が3億8,156万3,000円で、差し引き1億5,836万4,000円の不足額。これにつきましては、下段に書いておりますように過年度分損益勘定留保資金等で補てんをいたしております。  次に3ページ、損益計算書をごらんください。当年度の純損益でございますが、5,410万7,000円の赤字となっております。これは合併に伴いまして2月、3月分の水道使用料収入を新市で計上しましたこと、それから台風災害によります特別損失、こういったことによる結果となっております。前年度繰越利益剰余金を差し引きました当年度未処理欠損金5,098万6,000円は、5ページの欠損金処理計算書のとおり翌年度繰越欠損金といたしております。  7ページ以降の事業報告書と、並びに別冊の監査委員決算審査意見書につきましてはご清覧ください。  以上、16年度の旧日高町各会計の決算をご報告をいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(木谷 敏勝) 出石総合支所長。 ○出石総合支所長(多根 徹) それでは、ファイルナンバー1の31ページ、第60号議案、平成16年度出石町各会計歳入歳出決算の認定についてご説明をいたします。  本案につきましては、地方自治法第233条第3項の規定により、平成16年度出石町各会計歳入歳出決算を別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。  決算書はファイルナンバー6ですが、ファイルナンバー1の最初の部分、予算関係議案の概要、10ページの実質収支に関する調べによりまして各会計そこに一覧になっておりますので、各会計の概要をご説明申し上げます。  なお、市長提案説明の中でも申し上げましたが、平成16年度の決算につきましては4月1日付の市町合併に伴い、地方自治法施行令第5条第2項の規定に基づき、消滅の日、つまりその前日の3月31日をもって打ち切り、調製したものでございます。  それでは、まず左から一般会計ですが、歳入総額は74億4,611万円、歳出総額は74億7,523万4,000円、歳入歳出差し引き額は2,912万4,000円の赤字でございます。翌年度に繰り越すべき財源については、旧市町が消滅したことによりいわゆる繰り越しという概念がありませんので、発生はいたしません。したがって、実質収支額は同額の2,912万4,000円の赤字決算ということになります。  その下の欄ですが、平成15年度の実質収支額が1億2,464万円でありましたので、平成16年度単年度で見ますと1億5,376万4,000円の赤字ということになります。  なお、実質収支額が赤字となっておりますが、これは打ち切り決算に伴うもので、一時借入金の流用により補てんをいたしております。ご理解をいただきたいと思います。  次に、その右側に特別会計7会計を記載しておりますが、主なものについてご説明をいたします。  2つ目の国民健康保険事業ですが、実質収支で6,809万6,000円の赤字となっておりますが、主に財政調整交付金、療養給付費交付金、国民健康保険税が3月末日までに収入されなかったことによるものであり、当該赤字額につきましては一時借入金の流用により補てんをいたしておるところでございます。  その右の老人保健医療事業ですが、実質収支で3,605万3,000円の赤字決算となっておりますが、主に支払い基金交付金、国庫支出金が3月末日までに収入されなかったことによるものであり、当該赤字額につきましては国保会計と同様に一時借入金の流用により補てんをいたしておるところでございます。  その右、介護保険事業、簡易水道事業、1つ飛んで公共下水道事業、宅地造成事業につきましては、それぞれ未収金や未払い金等がありますが、結果としてすべて黒字決算となりました。  次に、農業集落排水事業は実質収支で1,675万5,000円の赤字決算となっておりますが、主に県支出金が打ち切り決算により収入されなかったことによるものであり、他の会計と同様に一時借入金の流用により補てんをいたしておるところでございます。  以上、各会計歳入歳出決算の概要は以上のとおりでございますが、決算書、監査委員決算審査意見書、主要な施策の成果を説明する書類を提出いたしておりますので、ご清覧いただき、よろしくご審議をいただきますようお願いをいたします。  次に、ファイルナンバー1の31ページの第61号議案、平成16年度出石町水道事業会計決算の認定についてご説明申し上げます。  本案は、地方公営企業法第30条第4項の規定により、平成16年度出石町水道事業会計決算を別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。  ファイルナンバー1、ファイルナンバー6の決算書をごらんいただきたいというふうに思いますが、まず1、2ページ、収益的収支の水道事業収益は2億1,851万9,378円、水道事業費用は2億3,937万573円となりました。  次に、3、4ページでございますが、資本的収支の資本的収入は6,442万7,450円、資本的支出は1億4,032万5,300円となり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額7,589万7,850円は当年度消費税資本的収支調整額153万7,236円及び過年度損益勘定留保資金7,436万614円で補てんをいたしたところでございます。  5ページから8ページでございますが、損益計算書におきましては当年度純損失2,360万3,554円、前年度繰越欠損金1億2,704万4,755円、当年度未処理欠損金は1億5,064万8,309円となりました。当年度未処理欠損金1億5,064万8,309円は、建設改良積立金2,500万円、その他資本剰余金1億2,704万4,755円を処分して欠損金を処理し、残額の139万6,446円は翌年度繰越利益剰余金として翌年度に繰り越すことといたしておるところでございます。  決算書の9から10ページに貸借対照表を、決算附属書類として11ページから事業報告書、収益費用明細書、固定資産明細書、企業債明細書を添付いたしておりますので、ご清覧いただき、よろしくご審議いただきますようお願いをいたします。以上でございます。 ○議長(木谷 敏勝) 但東総合支所長。 ○但東総合支所長(松本 和洋) ファイルナンバー1の33ページをごらん願います。第62号議案、平成16年度但東町各会計歳入歳出決算の認定についてご説明いたします。  本案は、地方自治法第233条第3項の規定により、平成16年度但東町各会計歳入歳出決算を別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものでございます。  内容につきましては、ファイルナンバー7によりまして各会計の概要をご説明いたしますが、合併によりまして3月31日をもって打ち切り、調製したものでございます。  ファイルナンバー7の170ページをお開きください。実質収支に関する調書でご説明いたします。  歳入総額が66億8,301万4,772円、歳出総額が65億3,747万5,958円、歳入歳出差し引き額並びに実質収支額が1億4,553万8,814円の決算となります。多額の黒字でございますが、打ち切り決算により3月31日までに支払いができなかったものがあるためでございます。  次に、各特別会計を実質収支によりご説明いたします。  202ページをお開きください。国民健康保険事業の事業勘定でございますが、実質収支額で1,549万7,643円の赤字決算となっております。この赤字の要因は、財政調整交付金、療養給付費交付金等が3月末までに収入されなかったことによるものでございます。
     次に、222ページをお開きください。資母診療所に係ります国保直診勘定でございます。  実質収支額で140万8,777円の赤字決算となっております。この赤字は、国保、社会保険、老人保健などの診療報酬が3月末までに収入されなかったことによるものでございます。  次に、242ページをお開きください。簡易水道施設費特別会計でございますが、実質収支額で242万8,011円の赤字決算となっております。赤字の要因は、水道使用料が3月末までに収入されなかったことによるものでございます。  次に、262ページをお開きください。下水道事業特別会計でございますが、実質収支額で23万6,463円の赤字決算となっております。これは生活排水処理施設使用料が3月末までに収入されなかったことによるものでございます。  次に、老人保健特別会計ですが、276ページをお開きください。実質収支額で554万6,435円の赤字となっております。これは支払い基金交付金等が3月末までに収入されなかったことによるものでございます。  次に、300ページをお開きください。介護保険特別会計でございますが、実質収支額で4,271万1,198円の黒字となっております。これは保険給付費の未払いがあるためでございます。  以上のとおりでございます。よろしくご審議をお願いいたします。 ○議長(木谷 敏勝) 企画部長。 ○企画部長(神尾與志廣) 議案目録の35ページをお願いします。第64号議案、平成16年度北但広域行政協議会会計歳入歳出決算の認定についてご説明いたします。  平成17年4月1日の市町合併に伴いまして、17年3月31日をもって北但広域行政協議会は解散いたしましたが、本案は北但広域行政協議会規約第28条第2項の規定によりまして、平成16年度北但広域行政協議会の収支を解散の日をもって打ち切り、協議会の事務を承継いたしましたので、決算を行って議会の認定に付するものでございます。  ファイルナンバー7の一番後ろでございますが、決算書がございます。それによりまして概要のご説明を申し上げます。  まず、1ページでございます。まず一般会計でございますが、歳入総額200万5,154円に対しまして、歳出総額117万2,679円となっております。歳入歳出の差し引き額83万2,475円が打ち切り決算額となっておりますが、4月以降の未収金、未払い金の精算を行いましたところ、最終的な精算額は30万9,366円となりました。これにつきましては、北但1市10町の市町負担金に応じまして、合併後の1市3町に還付することとなっております。  2ページには予算費目別の歳入歳出決算を、3、4ページには事項別の明細書を掲げておりますので、ご清覧ください。  次に、5ページをお願いします。電算事業特別会計でございますが、歳入総額2億6,514万2,782円に対しまして、歳出総額は2億2,898万6,228円となっております。歳入歳出の差し引き額は3,615万6,554円が打ち切り決算額となっておりますが、4月以降の未収金、未払い金を精算を行いましたところ、最終的な精算額は565万5,393円となりました。これにつきましては、浜坂町、温泉町を除く北但1市8町の市町負担金に応じまして、合併後の豊岡市と香美町に還付をするということになっております。  6ページには予算費目別の歳入歳出決算、7ページから11ページにわたりましては事項別明細を掲げておりますので、ご清覧をお願いいたします。  次に、12ページをごらん願います。市町合併事業特別会計でございます。  歳入総額4億868万3,243円になっております。歳出総額は2億720万5,439円となっております。歳入歳出の差し引き額は2億147万7,804円ということで、これが打ち切り決算額となっておりますが、4月以降の未収金、未払い金の精算を行いましたところ、最終的な精算額は187万7,375円となりました。未払い金のうち、1市5町の電算システム統合業務というのが大変大きい事業でございまして、約1億9,300万円というようなことになっております。精算金につきましては、北但合併協議会の構成市町が本特別会計の負担金を拠出しておりますので、全額を合併後の豊岡市に還付するということでございます。以上でございます。 ○議長(木谷 敏勝) 説明は終わりました。  これより第51号議案ないし第62号議案及び第64号議案の13件について、一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。  59番、西垣議員。 ○議員(59番 西垣 善之) 59番、西垣です。但東町の一般会計についてお尋ねをいたします。  51ページから63ページまでの間に、但馬空港関連に係る支出が掲げられています。51ページの12節但馬空港利用に係る保険料5万2,440円、それから52ページの14節空港回数券使用料63万5,000円、それから63ページの但馬空港利用促進補助金40万2,000円。これらはいずれも但馬空港に関連する諸支出であります。当然、但馬空港というのは民間の航空会社が参入をしているものでありますけれども、この赤字補てんのために自治体が半恒久的にこういう補助金を出すということが自治体の本来の業務かということについて、私は疑問に思っているわけでありますけれども、これについての見解をお聞きしたい。  それから、もう1点は61ページの19節です。北但合併協議会市町負担金として237万3,321円というのがあります。これはお聞きするところによると、合併協の各市町負担は対等合併をする趣旨を踏まえて、1市5町が均等に均等割をしているということをお聞きしているものでありますが、果たして財政、人口規模の全く違う市町がこの合併協の負担金を同額で負担をすることが対等平等の合併かと。私は、極めて不合理なやり方、不平等な実態だと思うんですね。  例えば、一部事務組合においても人口割等を導入して各市町の負担分をそれぞれの財政規模等に応じて負担割合を軽減したり、あるいは大きくしたりしている。これが対等平等な自治体間の関係であったはずにもかかわらず、こういう一律負担というのは極めて私は不平等だと思いますけれども、これについての見解もお尋ねをしたいと思います。 ○議長(木谷 敏勝) 答弁願います。  但東総合支所長。 ○但東総合支所長(松本 和洋) まず1点目のご質問が、但馬空港利用に係ります自治体のこの負担につきまして、本来の業務であるかという部分に対する見解をというご質問に対しましてお答えいたします。  まず、この但馬空港につきましては、誘致の経過等からも踏まえまして、やはり公共交通の位置づけとしてまず認識されております。そうした中で、空港利用を官民一体となって推進しなければならないと。そうした中で、運行します航空会社のやはり経営努力ももちろんでございますが、やはり経営がやっていける形に対しまして各自治体の支援が必要と考えております。  そうした中で、特に但馬空港のその推進協議会ですか、それにつきましてはやはり空港のPR、また欠航時の伊丹までのバス運行といった形で、空港そのものの信頼性といいますのか、そういう部分につきまして一定の役割を果たしておりますので、この負担につきましてはそういった展開で必要と考えております。  次に、今回の合併に伴います市町の負担金が平等割となっている部分につきましての見解ということでございますが、既にこれにつきましても議員の先ほど質問されました見方もございますが、今回の合併につきましてはやはり対等合併といった形で、各首長また各議会での審議の中で予算化で認められたものでございまして、今回の執行につきましてもそういった中で確認されておりますので、これで問題ないと考えております。以上です。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。  12番、奥野議員。 ○議員(12番 奥野 初見) 12番、奥野でございます。  今回の予算は、1市5町合併に当たりまして各市町それぞれ平成16年度が最後の予算でありましたが、総括的にどのように評価されているか。  また、昨年の秋、台風23号により一時期大変心配されたことと思われます。このような状況の中で、予算の執行状況、災害復旧の取り組みについての評価、また今後の事業の推進についてお伺いいたします。 ○議長(木谷 敏勝) 総務部長。 ○総務部長(中川 茂) 1市5町の概括的な決算状況というふうなことでございますが、これにつきましては提案説明の中で市長も申し上げましたけれども、豊岡市にとりましても非常に財政状況が厳しいわけであります。  まず、歳入となるべき旧市税、町税が大幅に減ったというようなこともございます。さらに国県支出金、これも本来入るべき額が3月末までに入らなかったというふうなことから、先ほどのような数字が出ておりますけれども、あと台風の影響によりましてほとんどの町では逆に交付税はふえたところも多かったわけですが、そうはいってもやはり財源を確保するにはなかなかいかなかったというふうなことから、旧1市5町とも財政調整基金なり、あるいは例えば城崎町であればガス事業、それらも処分をしたというふうなことで、財源の確保に努めたというふうなことがございます。  財政指標の中でもお示しをしましたけれども、やはり全体としては1市5町とも非常に厳しい財政状況に置かれているというようなことでございまして、経常収支比率あるいは起債制限比率を見ましても、それを如実に物語っているんではないかというふうに考えます。以上です。  災害復旧状況につきましては、また答弁を申し上げます。 ○議長(木谷 敏勝) 建設部参事。 ○建設部参事(福井與司光) お答えいたします。  旧市町での災害復旧状況ということでして、平成17年の3月末現在の状況を申し上げます。  ただ、公共土木施設のみでご理解いただきたいと思います。  乙災害で全部で489件ございましたが、そのうち16年度内には13.5%の執行率となっております。さらに小災害であったりや一般単独、さらには災害関連、地域防災がけ崩れ対策事業等もありますが、非常に旧町の執行率では、先ほど申し上げましたが13.5%、さらにちょっと上乗せぐらいの程度であります。農災の方は承知いたしておりません。以上であります。 ○議長(木谷 敏勝) 農林水産部長。 ○農林水産部長(太田垣秀典) 農林関係の災害につきましては、かねての一般質問の中で予算のその執行状況も含めまして、進捗状況も含めましてご答弁申し上げておるとおりでございまして、農地農業用施設、治山、林道それから風倒木などにつきまして、特別な要因のもの、それから今後さらに追加として出てくるようなそういう特殊なものを除きまして、本年度内に処理をしたいということでこれまで進めておるとおりでございますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。  54番、古谷議員。 ○議員(54番 古谷 修一) 今回の決算、合併協議の中ですべてその決算を引き継いでいくということで、それは尊重していきたいというふうに思いますし、またこの決算が我々議員が今日まで予算を認めてきた時点での最終の決算であるということで、新市に見据えている状況でございます。  そういった中で、先ほど総括でも説明ございましたけども、災害があった中で総括で1億2,000余りの赤字が出ていると。大変特別交付税たくさんいただいたんですけれども、最終的にそういう赤字が出てしまったという中で、主要な事業を説明する資料を見ますと、この経常収支比率が本当に大幅に悪化してきております。もちろん公債費比率も悪化してきております。極端な例を見ますと、経常収支比率につきましては92.8%のとこと、また極端に100%超しとるとこがある。そして、公債費比率も24%を超しとるところもあるというような状況下の中で、現在の中貝市長、また合併協議の中で会長を務められておりました市長につきまして、この総括、先ほど部長が申されたわけでございますけれども、どのように思っておられますか。  そしていま一つ、日高の総合支所の方にお尋ねいたしたい思うんですけども、100億の一般会計の予算の中で6億ほどの実質収支の赤字が出ていると。6%近い赤字というような状況だと思うんですけれども、3月から4月にかけて特別交付税等で調整基金の調整もされておるようですけども、最終決算、この6億というようなことにならざるを得なかったのかどうか。昨年の経常収支比率を見ますと86.4%が100.4になってると。そしてまた、公債費比率も24を超してるというような状況で、16年度決算を総合支所長どのようにこれを説明されるのか、お尋ねいたしたいと思います。 ○議長(木谷 敏勝) 総務部長。 ○総務部長(中川 茂) この実質収支に基づいて主に説明をしてまいったわけでありますけども、冒頭の市長の提案説明にもありましたが、これは出納整理期間、それを経ない3月末での打ち切り決算というふうなことでありまして、従来各市町でやっておりました的確な決算状況を示した数字ではないということはまずご理解をお願いしたいと思います。  その意味からいきまして、たまたま今、実質収支で3町ほど赤になってるというお話でございました。この理由につきましては、今申し上げましたとおりに主な理由というのはやはり3月末の打ち切りによって収支のバランスがとれずに△になってしまったというふうなことがあります。この内容についてさらに検討してみますと、3月以降支払うべき金額もございます。逆に、特に災害関連が多いわけですが、県の支出金あたりが入るべきものが3月末までに入ってなかったというふうなことで、いわば支出以上の歳入がされてないといったことも非常に大きい理由になっているかと思います。  さらに、この実質収支における赤字なんでありますけれども、これは赤の市町においては一時借入金の支出があったというふうなことでございまして、それらの特殊的な要素、それを除外すると5月末の段階でいきますと数字上は確かに赤字というふうなことになっておりますけども、実質的には程度の差はございますが黒字というふうなことで、決して赤字のまま新市に引き継いだといったことではないと思われます。  同様に、先ほど経済指標のこともお触れになったわけですが、そういった理由がございまして、確かに状況としては悪化はしております。ただ、その状況というのは必ずしもお示しをしておりますような財政指標にはならないというふうなことで、ご理解をいただきたいと思います。以上です。 ○議長(木谷 敏勝) 日高総合支所長。 ○日高総合支所長(小西 康夫) 日高の決算についても、6億余りの赤字決算と。それで先ほどの総務部長の方の説明のとおりでございます、内容的には。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。  54番、古谷議員。 ○議員(54番 古谷 修一) 今ご答弁いただいたように、合併によるいろんな要素も、また特例等もあって、数字のわかりにくいところもあるということも想像されるわけでございます。  そういった中で、9月議会までに旧市町のバランスシートをぜひつくっていただきたい。そして、はっきりとやはりこの内容がわかるようにしていただかなければ、この市町の行政は金の入ったのと出たのとの差し引きが主な数字に上がってきております。企業による貸借対照表、このものがぜひ、やはり新市のいろんなこれからの計画をつくっていく上にはバランスシートが必要であるというふうに思うわけでございますけども、作成願えるでしょうか。 ○議長(木谷 敏勝) 総務部長。 ○総務部長(中川 茂) お気持ちは理解できるわけですが、9月議会までというふうなことですと日数も余りございませんので、これにつきましてはご容赦をいただきたいと思います。  また、16年度決算でただいま言いましたような本来の16年度分、17もそれに関連してくるわけですけども、その分解作業といったものは必要かと思います。ただ、これにつきましても相当な時間を要しますので、ちょっと9月の段階でお示しできるかということは確約はできません。  例えば、市税の状況とかいったことでありますと、これは数字を拾っていけば比較的簡単にできると思いますので可能かと思いますけども、全般的なバランスシートということになればこれは到底難しいというふうに判断しております。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。  90番、武田議員。 ○議員(90番 武田 厚志) 1点だけお尋ねします。  出石町の一般会計105ページ、市民農園事業災害中止援護交付金366万円ですけども、これは多分出石町における一番の被害を受けられた鳥居地区におけるやすらぎ農園の関連かと思いますけれども、これは既に事業が始まっておったわけですけれども、やむなく災害があって地元としても中止をするというような意向で、こういうこの科目が出てきとるんではないかと思うわけですけれども、そのあたりの経過についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(木谷 敏勝) 出石総合支所長。 ○出石総合支所長(多根 徹) ご質問にお答えいたします。  今、質問者からありましたように直接の被災をこうむった地域でございまして、まだ昨年、鳥居やすらぎ農園管理組合を結成して管理棟を建てようとしたやさきで、地鎮祭が終わって、丁張り等した後の出来事だったので、それぞれ皆さん自宅を含めて財産がもう大変な状況になっておりますので、直後を含めてこの冬はまだとてもこの市民農園には向かえないという気持ちで、ほとんどの方がそういう気持ちだったんですが、この春ごろから何とかこれを再開したいという方向に変わってきておりますが、まだ自分の住宅も十分な復旧ができないままでいらっしゃる方もたくさんありますので、負担の問題等課題がありますが、本年から来年に向けて頑張っていきたいというふうなことで決意を聞いておりますので、予算的にもまたそのようなものを上げていかなきゃいけないのかなという思いはしております。以上です。 ○議長(木谷 敏勝) ほかにありませんか。                  〔質疑なし〕 ○議長(木谷 敏勝) 質疑を打ち切ります。  この際、お諮りいたします。ただいま議題となっております第51号議案ないし第62号議案及び第64号議案の審査を付託するため、お手元に配付しております設置要綱のとおり36人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  さらにお諮りいたします。特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、議長指名の方法によりたいと思いますが、これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  これより指名いたします。  足田茂樹議員、安治川敏明議員、伊賀央議員、一幡勉議員、稲垣薫議員、稲葉康介議員、岩崎誠喜議員、岩田幸之助議員、植田慶一議員、榎本哲郎議員、岡谷邦人議員、金澤省三議員、木多見春夫議員、定元稔議員、瀬藤洋行議員、鷹野久司議員、瀧下繁喜議員、滝本実議員、武田厚志議員、谷口雄一郎議員、谷澤誠議員、谷本昇議員、津田正議員、椿野仁司議員、中野利朗議員、中村正実議員、西川金吾議員、野口逸敏議員、長谷川幹夫議員、広川善徳議員、福田幸一議員、古池信幸議員、峰高千明議員、宮垣三二議員、森井幸子議員、渡辺毅議員、以上36名。  お諮りいたします。ただいまの指名のとおり決算特別委員に選任することに決定してご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認めます。よって、ただいま議長において指名いたしました以上の議員を決算特別委員に選任することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま議題となっております第51号議案ないし第62号議案及び第64号議案、平成16年度豊岡市各会計歳入歳出決算の認定について外12件については、決算特別委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認め、そのように決定しました。  この際、暫時休憩いたします。再開は3時30分。                 午後3時01分休憩           ────────────────────                 午後3時30分再開 ○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  休憩中に決算特別委員会が開催され、正副委員長の互選並びに6小委員会の設置及び各正副小委員長の互選が行われておりますので、その結果をご報告いたします。  決算特別委員長に岡谷邦人議員、副委員長に谷本昇議員。旧豊岡市等会計決算認定に関する小委員会の委員長に安治川敏明議員、副委員長に広川善徳議員。旧城崎町会計決算認定に関する小委員会の委員長に津田正議員、副委員長に谷口雄一郎議員。旧竹野町会計決算認定に関する小委員会の委員長に瀧下繁喜議員、副委員長に榎本哲郎議員。旧日高町会計決算認定に関する小委員会の委員長に木多見春夫議員、副委員長に一幡勉議員。旧出石町会計決算認定に関する小委員会の委員長に西川金吾議員、副委員長に中村正実議員。旧但東町会計決算認定に関する小委員会の委員長に渡辺毅議員、副委員長に滝本実議員。以上のとおりであります。  次に、お手元に配付いたしております一覧表のとおり、決算特別委員長から第51号議案ないし第62号議案及び第64号議案について、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。決算特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査として付託することにご異議ありませんか。
                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認め、そのように決定しました。           ────────・──・──────── 追加日程 台風23号災害に係る復旧・復興対策に関する調査の中間報告の件 ○議長(木谷 敏勝) 次に、本日、災害復旧・復興調査特別委員会から、会議規則第45条第2項の規定により、同委員会に付託中の台風23号災害に係る復旧・復興対策に関する調査について、中間報告の申し出がありました。  お諮りいたします。この際、災害復旧・復興調査特別委員会に付託中の台風23号災害に係る復旧・復興対策に関する調査の中間報告の件についてを急施の事件と認定し、日程に追加して議題とすることにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認めます。よって、災害復旧・復興調査特別委員会に付託中の台風23号災害に係る復旧・復興対策に関する調査の中間報告の件を急施事件と認定し、日程に追加して議題といたします。  災害復旧・復興調査特別委員長の報告を求めます。  54番、古谷議員。 ○災害復旧・復興調査特別委員長(古谷 修一) 54番、古谷でございます。  災害復旧・復興調査特別委員会に付託されております台風23号災害に係る復旧・復興対策に関する調査について、中間報告をいたします。  当委員会は、去る4月臨時会において設置され、以来、台風23号災害に係る復旧・復興対策に関する調査を行うため委員会を4回開催、また被災箇所や復旧工事の現地視察を2回実施いたしました。  その中で、台風23号の被害状況や応急措置、さらに復興に向けての災害復旧工事の発注状況及び完成見込みなど、広域になった新市全体における状況把握や調査研究を進めてまいりました。  去る6月27日の委員会審査及び現地視察の結果、国土交通省豊岡河川国道事務所におかれては、円山川緊急治水対策事業により6月15日からの出水期を前に第1期の強化工事として破堤箇所の修復整備や堤防高の確保等の工事がおおむね完了されております。また、兵庫県及び本市の災害復旧工事等についても鋭意努力を続けられ、上半期の9月末までには100%の発注を終えて年度内完了を目指すとされており、関係者のこれまでのご尽力、ご努力に心からの敬意を表する次第であります。  しかしながら、山崩れ箇所を始め河道の修復、風倒木処理等の進捗率を見るとき、出水期に突入した現在、新市の至るところで災害発生の危険性を秘めた状況下にあると憂慮されます。  当局では防災会議を設置し、地域防災計画の年度内策定を目標に作業を進められていますが、本格的な台風シーズンを迎えるに当たり、昨年の台風23号による大災害の貴重な経験を決して無にすることなく、万全の体制で臨む必要があることから、当委員会として次のとおり提言を行います。  1つ、災害復旧工事の早期発注及び工事の進捗に一層努力し、二次災害の発生防止に万全を期すること。2つ、洪水ハザードマップの作成活用、防災情報メール通知サービス等の情報の共有、発信に努め、市民及び職員の防災意識の高揚を図ること。3つ、災害時における本庁と各総合支所との役割分担を明確化し、地域により密着した体制整備、機能強化を図ること。  以上、災害復旧・復興調査特別委員会の中間報告といたします。 ○議長(木谷 敏勝) これより委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。  32番、加藤議員。 ○議員(32番 加藤 勝一) 32番、加藤。この中間報告は、大変いいことであるというふうに思います。  しかし一方、議事の扱いについて、臨時会というのは告示行為のあるものしかしてはならんということになっとるわけです。議会の立場で、当局がもし緊急性ないものについて臨時会開いた場合、必ず追及されとる。議会であることについては議運なり幹事会で決定され、おかしいんではないかと私は思うんですが、間違っとったら教えていただきたい。この関係はいかがなんでしょう、それだけお聞きしたいと思います。 ○議長(木谷 敏勝) 暫時休憩いたします。                 午後3時49分休憩           ────────────────────                 午後3時50分再開 ○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  質疑はありませんか。                  〔質疑なし〕 ○議長(木谷 敏勝) 質疑を打ち切ります。  本件については、委員長報告のとおりご了承願います。  この際、暫時休憩いたします。                 午後3時50分休憩           ────────────────────                  〔全員協議会〕           ────────────────────                 午後4時00分再開 ○議長(木谷 敏勝) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。           ────────・──・──────── ○議長(木谷 敏勝) お諮りいたします。以上で今期臨時会に付議されました案件はすべて議了いたしました。  これをもって今期臨時会を閉会いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(木谷 敏勝) ご異議なしと認めます。よって、平成17年第4回豊岡市議会臨時会はこれをもって閉会いたします。                 午後4時01分閉会           ────────────────────                  ◎議長あいさつ ○議長(木谷 敏勝) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  今期臨時会におきましては、当局提出の専決処分の報告及び事件決議、条例制定、平成16年度各市町等の各会計にわたる決算認定議案につきまして終始熱心にご審議を賜り、決算認定議案は閉会中の継続審査といたしますが、ここにすべてを議了することができましたことは、市政進展のためまことにご同慶にたえない次第であります。今朝来の議員各位のご精励に対し深く敬意を表しますとともに、衷心より厚くお礼を申し上げます。  さて、暑さいよいよ厳しくなりますが、私たちに残された任期もあと3カ月となりました。議員各位には何かとご多忙のことと存じますが、この上ともご自愛くださいまして市政進展のためますますご活躍賜りますよう祈念申し上げ、まことに簡単粗辞でありますが、閉会のごあいさつといたします。           ────────────────────                  ◎市長あいさつ ○市長(中貝 宗治) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  今期臨時会には、私から17件の案件をご提案いたしましたが、決算認定議案が閉会中の継続審査となりましたほかはいずれも原案どおり適切なるご決定をいただき、心より厚くお礼申し上げます。  さて、今週初めには大型の台風7号が日本列島に近づきました。幸い当地方への大きな影響はありませんでしたが、今後本格的な台風時期を迎えることとなります。本市では、地域と行政が一体となった防災、減災のための取り組みの一環として、去る7月13日から21日にかけて計7回にわたり自治会や自主防災組織などの地域リーダー、民生委員、市の全職員を対象とした初めての危機管理研修を実施したところです。研修当日には、消防科学総合センターや神戸大学などの外部からの講師を招くとともに、私も昨年の台風23号による被災の教訓を踏まえた講演をいたしました。  今後とも市民の理解と協力のもとに地域防災力の向上を図り、安全安心のまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましては一層のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。  1年のうちで最も暑い季節を迎えましたが、この時期には本市にも涼を求めて海へ山に多くの人々が訪れています。市内各地域では伝統の夏祭りや恒例行事が催されており、あすは竹野海上花火大会、8月には柳祭り、城崎ふるさと祭りなどのほか世界最大の飛行船ツェッペリン号が飛来するコウノトリ但馬空港フェスティバル、のじぎく兵庫国体のリハーサル大会ともなる近畿空手道選手権大会、そして4,000人を超える参加者数もある兵庫・神鍋高原マラソン全国大会などの大きなイベントが開催されます。これらの祭りやイベントを通じて、市民相互の交流やきずなが一層深められ、郷土愛がはぐくまれることを期待するとともに、新生豊岡市を広くアピールし、地域のさらなる活性化に結びつけてまいりたいと考えております。  終わりに臨み、炎暑の日々が続いておりますが、議員各位におかれましては健康に留意され、市政進展のためますますご活躍されますよう心より祈念申し上げまして閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。           ────────────────────...