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  1. 西宮市議会 2019-03-12
    平成31年 3月12日予算特別委員会教育こども分科会−03月12日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    平成31年 3月12日予算特別委員会教育こども分科会−03月12日-01号平成31年 3月12日予算特別委員会教育こども分科会            西宮市議会              予算特別委員会教育こども分科会記録              平成31年(2019年)3月12日(火)                  開 会  午前 9時58分                  散 会  午前11時42分                  場 所  4号委員会室 ■審査事件  (こども支援局)   議案第611号 平成31年度西宮市一般会計予算   議案第619号 平成31年度西宮市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算
    出席委員   花 岡 ゆたか (主  査)   はまぐち 仁士 (副主査)   坂 上   明   庄 本 けんじ   山 口 英 治   吉 井 竜 二   脇田 のりかず ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   篠 原 正 寛 (委員長) ■傍聴議員   一 色 風 子 ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)   市長      石 井 登志郎  (こども支援局)   こども支援局長 佐 竹 令 次   子供支援総括室長           川 俣   均   参事      安 福 聡 子   参事      池 田 敏 郎   子供支援総務課長           宮 本 由 加   保育施設整備課長           貴 志 健 太   保育幼稚園指導課長           田 中 由 恵   子育て手当課長 山 崎   豊   青少年施策推進課長           牧 山 典 康   子育て支援部長 小 島   徹   育成センター課長           宮 後 賢 至   放課後施策推進課長           中 尾 篤 也   子供家庭支援課長           岡 田 良 一   子育て事業部長 伊 藤   隆   参事      田 中 玲 子   保育所事業課長 西 村 聡 史   保育幼稚園支援課長           松 井 亮一郎   保育入所課長  秋 山 一 枝   こども未来部長 岩 田 重 雄   参事      繁 田 明 子   参事      粟 屋 邦 子   診療事業課長  野 村 和 生   発達支援課長  小 田   晃   地域・学校支援課長           山 本 雅 之   子育て総合センター所長           海 部   康           (午前9時58分開会) ○花岡ゆたか 主査   おはようございます。  ただいまから予算特別委員会教育こども分科会を開会いたします。  この際、お諮りします。  本分科会の審査日程及び順序につきましては、タブレットに配信のとおりにしたいと思います。  これに異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 主査   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  なお、予算・決算特別委員会各分科会におきましては、審査の効率化・合理化を図る観点から、総括課長が口頭で行っていた説明は配付資料に記載すること、必要な事項があれば局長の概要説明で補足すること、以上のように議会運営委員会において確認されておりますので、御承知おきください。  ここで審査に入ります前に委員の皆様に申し上げます。  各委員の質疑におかれては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるように、また、意見は討論等で述べるように心がけてください。  なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、主査において議事整理を行う場合もございますので御承知おきください。  また、御自身の質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う場合は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。  これより日程表に従い審査に入ります。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、新規事業あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについては重点的かつ簡潔に、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いいたします。  なお、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑におきましては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  初めに、こども支援局所管予算の概要についての説明があります。 ◎こども支援局長   こども支援局が所管いたします平成31年度当初予算の概要と主な施策・事業について御説明いたします。  まず、当初予算の概要等について御説明いたします。  お手元に議案第611号及び議案第619号に係る議案資料を御用意ください。この資料でございます。  なお、金額につきましては、千円以下切り捨てで御説明いたします。  まず、資料の5ページをお開きください。  表の一番下、計の行をごらんください。  こども支援局所管一般会計の歳入は、予算額181億3,102万円、前年度に比べ12億5,044万円、7.4%の増額でございます。これは主に、幼児教育無償化認定こども園の施設数の増加、公定価格の単価の増額改定などにより、国庫負担金及び県負担金が増額となったことによるものです。  次に、7ページをお開きください。  一番下の小さな表をごらんください。  こども支援局所管一般会計の歳出は、予算額325億3,020万円、前年度に比べ21億3,392万円、7.0%の増額でございます。  このうち消費的経費につきましては、予算額301億5,516万円で、前年度に比べ26億4,856万円、9.6%の増額でございます。これは主に、幼児教育無償化による補助金の増や認定こども園の施設数の増加に伴う給付費の増額などによるものです。 ○花岡ゆたか 主査   一旦とまっていただいて、ここで、予算特別委員長の挨拶がございます。 ○篠原正寛 委員長   中途で失礼します。  おはようございます。  予算特別委員会教育こども分科会の開会に際し、私からお願いを兼ねまして一言御挨拶を申し上げます。  委員の皆様方には、連日の本会議と常任委員会に引き続いての会議で、大変お疲れのことと存じます。
     本日から審査をお願いしております平成31年度の各予算案につきまして、さらに精力的に御審査を賜りまして、適切なる結論を得ていただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、簡単ではございますが、開会の挨拶とさせていただきます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○花岡ゆたか 主査   続きまして、市長の挨拶がございます。 ◎市長   おはようございます。  予算特別委員会教育こども分科会の開会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  本会議、常任委員会に引き続きまして、本日より平成31年度一般会計及び特別会計予算の御審査をお願いいたします。  当分科会に付託されております所管科目につきまして、何とぞ慎重御審査の上、御承認賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。  よろしくお願いいたします。 ○花岡ゆたか 主査   局長、よろしくお願いいたします。 ◎こども支援局長   それでは、引き続き御説明させていただきます。  7ページの表の歳出の説明でございます。  次に、投資的経費につきましては、予算額23億7,503万円で、前年度に比べ5億1,464万円、17.8%の減額でございます。これは主に、民間保育所等に係る建設補助事業の減や、公立保育所改修工事費の減額によるものです。  なお、予算科目ごとの主な増減理由につきましては、歳入は資料の1ページから5ページ、歳出は6ページから7ページの、それぞれ右側、「増減理由等説明」を御参照くださいますようお願いいたします。また、投資的事業の詳細につきましては、14ページの「7.投資的事業一覧」を御参照ください。  次に、9ページをお開きください。  下側の表、母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計は、予算額4,086万円で、前年度に比べ18万円、0.5%の減額となっております。これは、償還金の減額によるものです。  特別会計の詳細は、16ページを御参照ください。  次に、主な施策・事業等について御説明いたします。  資料の10ページ、「4.新規事業等の概要」をお開きください。  1番目の民間保育所等整備事業では、待機児童解消に向けて、引き続き民有地の活用促進による施設整備を進めるほか、賃貸物件を活用する新たな支援も検討し、32年4月に向けて約250人の定員増を図ります。  2番目の公立保育所改築等整備事業では、入所児童の安全確保を図るため、耐震診断の結果をもとに、北夙川保育所の移転建てかえ工事などを行います。  上から3番目から5番目までの3項目は、留守家庭児童育成センターに係る事業で、利用者の増加が見込まれる中、待機児童対策が喫緊の課題となっており、施設整備として、3番目の留守家庭児童対策施設整備事業において、香櫨園育成センターほか4カ所の新築工事や、瓦木小学校ほか1カ所の教室改修などを行い、新たな手法として、4番目の留守家庭児童育成センター管理運営事業(民設民営)を実施し、受け入れ枠の拡大を図ります。また、5番目の留守家庭児童育成センター管理運営事業では、長期休業期間中の開所時間の繰り上げの全市展開を図るとともに、小学4年生の通年受け入れの拡充や、支援が必要な児童に対応するための加配指導員を増員するなど、利用者の多様なニーズに対応いたします。  次の保育士確保事業では、民間保育所等保育士確保に向けたさまざまな支援や補助を行いますが、新たに、保育に係る周辺業務を行う保育支援者を活用するための費用の一部について補助を行い、保育士等負担軽減策を拡充いたします。  次の病児保育事業では、施設型病児保育事業において、31年4月から新たに1施設の開設を予定しており、加えて、実施施設に対する市単独補助金の単価を利用児童1人当たり1,000円から2,500円に増額し、病児保育施設の安定的な運営を支援いたします。  次の認可外保育施設利用料補助事業では、認可保育所等への入所を希望したにもかかわらず利用保留となり、やむを得ず認可外保育施設を利用する世帯のための利用料補助事業を拡充し、待機児童世帯の経済的な負担の軽減を図ります。  次に、11ページをお開きください。  次の地域子育て支援事業の充実では、JR神戸線以南の地域で市内4カ所目の利用者支援事業の開設を目指します。また、改築中の香櫨園小学校内に市内21カ所目となる子育てひろばを開設するほか、子育てひろばのない地域では移動児童館の拡充を図ります。  次の不登校児童生徒適応指導教室の再編・拡充事業、「(仮称)プレあすなろ学級」の設置では、教育委員会が、鳴尾北幼稚園の建物を活用して、より学校に近い環境で社会復帰・学校復帰を目指した教育的支援を行う適応指導教室あすなろ学級として開設するとともに、こども支援局は、現在こども未来センター内にある適応指導教室を少人数クラスで個々の状況に応じた福祉的・医療的支援を行うプレあすなろ学級として再編し、不登校児童生徒の多様な状況に対応したきめ細かな支援を行います。  次に、15ページをお開きください。  新規の債務負担行為の一覧でございます。主なものといたしましては、上から三つ目の留守家庭児童対策施設整備事業として、深津留守家庭児童育成センター新築工事、限度額4億4,879万円、下から二つ目の公立保育所改築等整備事業として、北夙川保育所新築工事、限度額4億9,888万円、一番下の公立保育所園舎賃借料として、朝日愛児館園舎及び仮設園舎の借り上げ、限度額1億9,106万円、以上の3件が主なもので、全てで6件を計上しております。  当初予算の概要と主な施策・事業につきましては以上でございます。  よろしくお願いいたします。 ○花岡ゆたか 主査   予算概要の説明は終わりました。  まず、議案第611号平成31年度西宮市一般会計予算のうちこども支援局分を議題といたします。  なお、当局の説明は資料配付にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  本件に質疑はございませんか。 ◆坂上明 委員   局長、ありがとうございました。今、局長が御説明いただいた分、それと市長の施政方針、それに対する関連のもの、その辺を一括してやらせてもらいますね。  今、局長もおっしゃっていただいたように、認可外保育施設利用料補助事業等、これは施政方針の中でも――施政方針で言えば8ページになるんですかね、待機児童対策ということで、一つ一ついくと切りがないので、簡潔にいきたいと思います。  まず、施政方針の中で、私立幼稚園が不安なく認定こども園に移行できるよう支援に努めるとともに、預かり保育事業を拡充していただけるような支援策の検討に取り組みますと。次に、今もおっしゃった、やむを得ず認可外保育施設を利用される方への支援を拡充する。それともう一つが、認可保育所に通うのと同等程度の負担で認可外保育施設を利用できるよう、大胆に負担軽減を図りますというふうなことを書いてらっしゃって、予算は先ほど少し説明していただいたような分が入っているんですけれども、今言いました預かり保育の拡充、それと、今御説明もありましたけども、認可外保育施設を利用する人への支援の拡充、それともう一つが、最後に、大胆に負担軽減を図るというふうなこと、この辺をまず詳しく教えていただけませんか。  とりあえずそれでお願いします。 ◎参事(安福聡子)  認可外保育施設利用料補助について御説明させていただきます。  この関連につきましては、まず、認可保育所に入れた方と入れなかった方との格差が余りにも開いてしまうというところもございまして、今までも御要望があったところなんですけれども、今回は、ゼロ歳から2歳で、認可保育所に入れず、また、認可外保育施設にやむを得ず入った方――例えば認可保育所に2カ所以上申し込んだけれども入れなかった方であるとか、幾つか条件をつけさせていただきまして、やむを得ないと判断された方について、月額5万5,000円を上限とした補助金の新設を検討しております。また、3歳から5歳につきましても、同じように上限5万円を予定した補助金を検討しているところです。  この5万5,000円と5万円という金額の設定につきましては、市内の認可外保育施設の利用料について調べまして、フリースクールやプレスクールといった非常に高額な認可外保育施設もございますけれども、そうではなく、御両親がお勤めになって就労している方がやむを得ず利用されるようなところということで条件を絞って確認いたしましたところ、大体5万5,000円もしくは5万円程度の補助を行った場合に一定選択肢があるということで、この金額を想定させていただいております。その方が認可保育所に入れた場合の保育料の決定がまずあるんですけれども、その額とこの補助限度額との差額を支給するという、そういった制度を検討しているところです。  大胆にというところはどうかということだと思うんですけれども、他市での状況を拝見しますと、大体2万円から3万円程度を上限にしているところがこのあたりでは多く見受けられます。しかし、今回私どもは、認可保育所に入れた場合との差額ということで考えておりまして、その結果、例えば生活保護を受けてらっしゃる方、低所得世帯などは、認可保育所に入れた場合は非常に低額で御入所いただけるわけなんですけれども、その方が、例えば2万円、3万円を上限とした場合、そういった金額で入所できる保育施設というのはなかなかないわけでございまして、そういうところから、低所得の方でも負担が余りなく御入所いただけるような形での金額設定ということで、この金額というふうにさせていただきました。  私立幼稚園認定こども園への移行についての支援ということでございますけれども、不安なくというふうに申し上げましたのは、今、私立幼稚園のほうにお伺いいたしますと、移行した場合にどうなるのかというところが見えないということであるとか、また、事務量の増加というところが非常に負担となるというお話を移行できない理由の大きな内容として挙げてらっしゃいますので、その中で情報提供という部分をこちらのほうから支援させていただくことで、不安なく納得して移行いただけるようにということを検討しております。  預かり保育の拡充についてですけれども、このことにつきましては、代表質問のほうでもお答えさせていただいた件があったんですけれども、今、県のほうの私学助成という制度があって、私立幼稚園に助成金が支払われておりますけれども、この部分で、預かり保育に対して市が独自に補助をした場合、その同額の2倍の額が、私学助成から減額されるという制度ございまして、このままでは市が助成をしたとしても余り意味がないような形になっておりますところ、昨年から県との協議を行っておりまして、かなり前向きな反応をいただいております。今、私学助成を減額するという制度自体が県の要綱に基づいて実施されていらっしゃる制度になっておりまして、この要綱が改正されましたら、詳細についてまた詰めていきたいと考えております。今のところ、まだその要綱の改正は行われていないということで、それについて引き続き協議を行っていきたいと考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  今、上限が5万5,000円と5万円と。民間保育所整備事業というのが15億円ほど予算がついているんだけれども、これで1年間で約250人の定員増を図る。ここで15億円ほどついているんだけども、この5万5,000円であるとか5万円という上限の対象になるような子供たちというのは、大体どれぐらいが予想されるんですか。総額はどれぐらいになるんですかね。250人の定員増を図り、それに15億円かかっているけれども、なおかつ、そういうふうなことももちろん待機児童対策として考えているんでしょうけれど、どれぐらいの金額になるんですかね。 ◎保育入所課長   この認可外補助の対象の想定人数なんですけれども、31年度、約300人程度を想定しております。事業費につきましては、7,984万円というところの予算を計上させていただいております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ごめんなさい、見てなかった。ごめんなさい、ちょっと僕がそこと関連してなくて質問をしてしまったということで、済みません。それは失礼いたしました。  ちょっと話はかわるんだけど、民間保育所整備事業に15億円。いつでも同じことを言うてしつこいかもわからないんですが、新設が幾つぐらいで、そのときに、施政方針にもある、今、局長からのお話にも少しありましたけども、よく言う病児保育であるとか休日保育、あるいは病後児保育なんかのことに対する御提案というか、お願い、あるいは指導なのか、どういう言葉を使ったら適切かわからないんですが、今後新しくつくっていくであろうそういう施設に対するそういうことに対する要望であるとかはやってらっしゃるのかな。それだけ聞かせてください。 ◎保育施設整備課長   新設する保育所の募集要項の中で、病児ないし病後児保育、休日保育や延長保育等を行うように求めておりまして、応募書類のほうでも、それらについて記載する欄を設けておるところでございます。また、市有地公募型の募集におきましては、病児保育事業などの御提案があった場合につきましては、事業者選考の際に加点――得点をプラスする対象とする旨、募集要項に記載しておるところでございます。  以上です。 ◆坂上明 委員   要項の中に書いているんだけど、こちらからあえてこれを何とか頼むよ、それが必須の条件だよということはやってないわけやね。 ◎保育施設整備課長   現状、必須というところまではいたしておりません。  以上です。 ◆坂上明 委員   今後、こういう病児保育、休日保育なんかをふやそうという考えは、市は当然あるんでしょう。それはどうなんですか。 ◎保育幼稚園支援課長   病児保育、それから休日保育というところで御質問いただいておるわけでございますが、病児保育につきましても、今度の4月に新規の施設がオープンしますけれども、私どもといたしましては、これからまだ面的な部分でも課題がございますので、当然必要だということを考えております。それから、休日保育につきましても、やはりこの辺、いろんなニーズ等もございます。その辺も含めながら、どれぐらいのものが要るかということについては当然検証していかないといけないとは思っておりますけれども、委員御指摘のとおり、両方の施設とも、私どもといたしますと、まだ必要であるというふうな認識を持っておるところでございます。  以上でございます。 ◆坂上明 委員   だったら、何でもう少し、必須条件と言ったらどれだけのハードルになるのかわからないんですけれど、市としては今どうしてもこういうものが必要だと考えているんだけれど、これを何とか設置してもらえないかというふうな強い要望というのはできないんですかね。僕はいつも同じことを聞いているんですけどね。 ◎子供支援総括室長   確かに委員御指摘のように、病児保育と休日保育は、今後も我々は必要とは考えております。ただ、募集の際にそういったものを義務づけるであるとか必須とすると、ハードルが上がって、本市に今待機児童が多くて、それの整備を進める中でハードルを上げてしまうことによって、新規の事業者の応募がなくなるということも我々は懸念するところでございます。事業者には、できるだけこういう病児保育、休日保育をしていただきたいんだという要請は今後もしていきたいとは思いますけども、なかなか必須というところまでは難しいかなというふうに考えておりますので、今後、慎重に検討していきたいと思います。  以上です。 ◆坂上明 委員   考え方っていろいろあるんでしょうけど、ハードルが高くなったから応募が少なくなる、だったら待機児童を解消することが難しくなると。今、川俣さんがおっしゃったことは当然だと思うんですけれど、市としてはどうしてもこういうものが必要なんだということで、だから、例えば医師会であるとかそういうところと相談しながらやろうとしておるので、ぜひ協力してください。今後はそういうところを中心としてこちらとしては採用したいということを言えないんかな。言葉の使いようやとも思うしね。  恐らく実績を――ごめんなさい、病児保育とかの実績じゃなくて、いろいろな保育園をあちこちでつくってらっしゃる方、つまりいわゆる実績のある業者というんですか、法人が、西宮市にも新しく参画する、あるいは二つ目、三つ目の施設をつくろうというふうに考えているところがほとんどだと思うんですよ。確かに新規で入ってこようとしたら、いやあ、ちょっとハードルが高いからということになるんでしょうけれども、実際に実績のあるところだったら、より一層そういう相談というのは、逆にこちらが持ちかけることというのはできるんと違うんですか。または、それをやるべきじゃないんかなと僕は思うんですけどね。例えば、単年度で一つずつ施設をふやすという――今回の病児保育でも一つふえるんですけれど、これをまとめて、来年に幾つ保育園をつくるから、そこのうちの半分は何とかこれをつくろうやないかと。点在するんでしょうけども、その位置関係まで考えて、相手に御提案する、お願いをする、協力してやっていこうという姿勢というのは、僕は大事やと思うんやけどね。今までのそういうのを見ていると、新規に応募してくるところってあんまりないと思うんですけど、大体実績のあるところが西宮でもやろうとか、西宮でも何件目をやろうというようなことでやってらっしゃると思う。その辺の考え方はどうなの、ねぇ、川俣さん。 ◎子供支援総括室長   最初に貴志のほうが御説明させていただいたと思うんですが、我々、全く要請してないわけではございません。また、市有地公募型の場合なんかでは、病児保育をするとか休日保育をするという事業者が――複数の事業者が応募された場合に、病児保育をしますよという提案をいただいたところには加点して、そこに事業を進めていただくというふうな配慮をさせていただいておりますので、そういった意味では、我々市としても、そこを進めていくという姿勢は示しているつもりではございます。御理解いただければありがたいです。 ◆坂上明 委員   川俣さんに言われたら御理解せなしゃあない。  でも、本当にちょっと考えてくださいよ。ぜひそれは、毎年毎年同じことを言っているんですけれど、とにかくよろしくお願いします。  それと、もう1個だけね。  朝、きょう始まる前に川俣さんのほうに御相談をさせていただいて、早速資料ももらったんですけれど、全国的に、今、家庭教育支援条例というものが、各自治体、市町村であったり、都道府県――都道府県というか、県でやっているんですけど、これは一体何かというと、子供たちの教育は、今の時代だから、まず大人が変われば子供も変わるという、そういうふうなキャッチで、親が育てば子供も育つというふうなことがある。つまり、家庭教育というのは本当に大事だよ、だから、親もしっかりと子供を育てるための教育を、自分たちもそれなりに成長して、そして子供たちを教育してくださいよというふうなこと。これは一体何でかというたら、核家族化が進んでおって、また、核家族化が進むとともに地域の自治会とかそういう人間関係が希薄化しておるということで、昔のような子供の教育というものが家庭でされてない。例えばおじいちゃん、おばあちゃんに昔の話を聞いたりとか、そういうふうなことができてないから、より一層希薄化するというふうなことです。これは今の時代の趨勢なんでしょうけれどもね。しかし、子供たちの凶悪犯罪であるとかそういうことも考えると、絶対に家庭の教育というのはやっぱり大事だというふうなことで、今、結構この家庭教育支援条例というものが施行されてきておるところが多いんです。  今回、そのようなことで御説明をさせていただくと、川俣さんが早速資料を、本当に朝の何分間かの間に調べていただいて持ってきていただいて、今、都道府県では八つの県でこれが条例化されてますよね。市町村でも、全国で六つ条例化されていると。  きょうはこども支援局ということでお聞きしておって、教育委員会が主に――こども支援局があるところでもそうなのか、あるいは教育委員会が中心になってやるべきものなのかということで、どちらにお聞きしていいかわからなかったので、きょうはあえてこども支援局、そして、その後が教育委員会というようなことで――これは恐らく年齢を区別されてやっているんでしょうけどね。  うまく説明できないんだけども、家庭教育支援条例というのは、今後の子供施策に対するすごい重要事案の一つじゃないかなと僕は考えておるんです。ただ、家庭にまで他人が入ってくるなよと。最近、プライバシーの問題であるとか、そういうふうなことが問題になっているというふうなことも資料としては残っているんですけれど、しかし、それ以上に、家庭教育というのは大事じゃないかなと。それを条例化したからといって、一体どこまでのことが市として参入できるのか、それは別にして、まず条例化するということも一つの考え方じゃないのかなと思うんですけれど、この辺について何かお考えがありましたら。 ◎子供支援総括室長   先ほど委員おっしゃるように、私も、委員に質問されて、慌てて調べたのが正直なところでございます。ただ、今現在、他市で、例えば南九州市の家庭教育支援条例なんかを拝見しておりますと、まずは家庭は教育の原点であるという冒頭に始まりまして、あと、学校の役割、保護者の役割、地域社会の役割、事業者の役割というような、義務化まではいかないにせよ、今、委員がおっしゃったような理念を条例化したものだというふうに理解をいたしました。  ですので、今後、西宮市としてこういう条例が必要なのかどうかというのは、今ここでお答えするというのは難しいと思いますが、こども支援局教育委員会とにかかわってくることでございますので、今後また研究はしていきたいなというふうに考えております。  以上です。 ◆坂上明 委員   ありがとうございます。  ぜひ一度御検討いただきたい。急にどうこうするというようなことは大変難しいことだと思うんですけども、実際に今、全国的にこういう条例が制定されているところがあるということを見ていただいて、子育てするなら西宮というキャッチがあるんですから。あれは山田市長のときですかね。それからずっとそのようなことでやってらっしゃる、実際に子供の数もふえたという実績もあるんですから、より一層こども支援局として、教育委員会とよく連携をとっていただいて、一度御相談していただくことを希望したいと思います。
     以上です。 ◆庄本けんじ 委員   きょうは、まず、保育所の待機児童やその他関連する問題と、虐待の問題を主に、幾つか質問したいと思います。  一問一答でお願いします。  まず、保育所のほうなんですけども、来年度、250人の枠をふやすという計画が示されていますけど、当初の計画との関係でいったらどのくらい足りないんですかね、1,500人目標からいいますと。 ◎保育施設整備課長   委員おっしゃる当初の計画と申しますのは、3カ年1,500人のことですかね。3カ年1,500人の実績と申しますか達成状況につきましては、平成29年度開設が189人、30年度中開設分が412人、31年度中――こちらは、4月でなしに、おくれて開園する分も含めまして610人ということで、市の対策による成果で3カ年通しで1,211人という状況でございまして、1,500人の達成には至っておりません。  最初におっしゃいました来年度予算250人、こちらにつきましては、3カ年の範疇ではございません。その後に続くものでございます。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   3カ年の目標は達成できない、それはとりあえず諦めて、来年度250人、そんな計画ですね。3カ年間の目標の問題――達成状況を言われた問題と250人という、この辺の関連がよくわからないんですけど。 ◎子供支援総括室長   今、貴志が申しました1,211といいますのは、平成28年度に策定しました3カ年で1,500人の定員枠の増を行うという計画に基づいて整備をしてきたものでございます。それで1,211でございますので、実際には目標に至っていないということでございます。  改めて、この計画ではないんですけども、実際に西宮市で言いますと、平成31年4月の待機児童数は、ゴールデンウイーク前後には確定するかとは思うんですが、それを我々が推測する限りでは、待機児童がゼロになるというのはなかなか見込めないということもありますので、また改めて31年度以降、保育所の整備を進めてまいります。そこで、平成31年度には、今申しました約250名の定員枠増加の保育所整備ができるであろうということで計画を立てた次第でございます。 ◆庄本けんじ 委員   ということは、来年度、この250人達成をする、できたとして、それでも待機児童はゼロにはならないんですか。 ◎子供支援総括室長   ことしの4月1日現在の保育所の入所の状況なんかを保育入所課のほうから聞いておりますと、物すごく保留児童数が減ったという状況ではございませんので、待機児童についてはまだまだ厳しいところがあるのかなというのがございます。要は、子供の数自体は年々減ってきてはおるんですけれども、やはり保護者の方、特にお母さんの就労される方がふえておりますので、待機児童に関しては、保育所を整備してもなかなかすぐにゼロになるというのは難しいのかなというふうに考えております。  ただ、代表質問なんかの答弁でも言わせていただきましたけども、内閣府が進めております企業主導型の保育所については、市内でもたくさん整備がされておりますので、そこが一定、待機児童の吸収をしていただくという場にはなっているのかというふうには考えております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   今、当面の目標としては、政府の方針の無償化、こういうのを踏まえて、大体見通しが出てきたら計画を立てて整備を進める、そういうお答え――ずっと答弁されていて、私どものほうから言わすと、そういうこととは別立てでちゃんと当面のことも考えなきゃいけないでしょうということを言ってきているんです。そういう事情は理解したとして、待機児童あるいは保留児童をなくしていくという大きな大目標として、これまでも言明されている認可保育所を整備する中で、保護者の方が二、三カ所、住んでいる近くの保育所に申し込めば大体そこに入れるような、そういう整備をしていく、この大目標は変わりませんよね。お答えください。 ◎子供支援総括室長   我々としても、西宮市全体で考えますとやはりまだまだ整備が足りない地域も、特に夙川沿いの地域に関しましては待機児童が今非常に多い地域になっておりますので、そういうことも含めて、今後も認可保育所の整備については進めてまいりたいと考えております。委員おっしゃるような姿勢といいますか、我々としても今後も整備に努めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   大きな目標としては堅持していく、変わらないという御答弁だったと思います。ぜひそうしていただきたいと思います。  ただ、先ほど言われた企業主導型がふえてきて、待機児童がそちらへ吸収されていくと。そこに期待をかけるというのはしないでいただきたいなという立場を表明しておきたいと思うんです。企業主導型の問題は、いろいろ新聞報道でも最近幾つか出てまして、批判的な状態が広がってきていると思うんです。企業主導型の申請の仕方とか、認可の基準だとか、その辺が非常に曖昧な状態があって、保育の質が担保できないということが全国的にも言われていると思いますし、私もいろいろそういう実情を議会で紹介もさせていただいているんですけど、企業主導型の保育所を開設するに当たって、非常に手軽で安易な状況になっている。しかも、補助金を比較的多く受け取ることができてということで、申請するのが殺到してくると。申請が殺到してくる。そういう中で、審査に時間がかかって、開設はしたけども、補助金がおりてくるのが随分おくれて、そういうことから破綻してしまう、あるいは内容も非常にいいかげんなところもあったりして、保護者や子供たちが非常に嫌な思いをする。そういうことが今ぱたぱたと起きていると思うんですよ。  ですから、そういうところへ誘導するということで待機児童解消という考えには絶対に立たないでほしいと思うんですけど、その辺はどう評価されてますか。企業主導型を広げて待機児童を解消というのはよくないと思うんですけど、その辺はどういうふうに思われますか。 ◎子供支援総括室長   確かにマスコミ報道で言われてます企業主導型の弊害についてですけども、それに全ての企業主導型が必ず当てはまるという認識ではございません。  あと、まだ正式に決まっておりませんけども、31年度の企業主導型の募集に当たりましては、国としましても、一定今までより条件が厳しい基準を設定しようというような報道も聞いております。  ただ、今我々がやっている保育所整備を、企業主導型ができているからそれでいいじゃないかという認識には立っておりませんけども、ただ、どうしても家庭の都合で子供を預けたいという御家庭が認可保育所に預けられないときに、やむを得ず認可外ないしは企業主導型に預けられて働かれるということは、我々としても、それはそれで一定役割を果たしていただいているのかなというふうに考えております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   やはりやむを得ず預けざるを得ない、そういうのが実態だと思いますので、先ほど答弁いただいたように、西宮市のこの大方針を堅持していただきたいと思います。  次に、保育所のあり方というか、そういう部分にかかわることで幾つかお聞きしたいんですけど、パーク・アンド・ライド保育所がいよいよ始まったんですけど、以前も指摘させていただきました駐車場の安全確保という問題なんですけど、何か新しい対策をとられましたでしょうか。 ◎保育施設整備課長   新しい対策と申しますと、以前に御説明させていただいたもの以外、何かあるのかという意味かと思われますが、駐車場出入り口にゲートを設置する等々は説明させていただいたんですが、さらなる追加の安全策というものは現状ございません。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   駐車場の中というのは、子供の格好の遊び場になってしまいます。車が幾つかとまっていたりしたら隠れ場所になったりして、突然走り出したり、そういうところの場所になりますので、これはぜひ、以前説明されたことよりも、きちっと予算も立ててさらに対策をとっていただきたいなというふうに思います。  それから、阪神西宮の駅にできたステーションの保育所なんですけど、特に、見ていて心配される方の声を聞きますと、お散歩のときに、エスカレーターを使って、人混みの中を通過してお散歩されていると。こうした状況を見ていて、あの体制で大丈夫なのかというふうにおっしゃる方がいたんですけど、実際、お散歩のときの安全対策なんかはどう見てらっしゃいますか、ステーション保育所のほう。 ◎参事(安福聡子)  委員おっしゃってらっしゃいます送迎保育ステーションにつきましては、この4月から開園の予定となっておりまして、ごらんになってらっしゃる子供たちのお散歩というのは、認可外保育施設利用者のことかなとも思うんですけれども、そういうことでよろしいんでしょうか。 ◆庄本けんじ 委員   ごめんなさい。ちょっと言い方があれやったんやけど、そういう状況を考えて見ていたらと。現に始まっているということでなく、あの人混みの中でエスカレーターをおりて散歩に出かけるということになると思うんですけど、そういうときの特別な安全対策というのは考えているんでしょうかという意味です。お散歩のとき。 ◎参事(田中玲子)  4月から開園ということにはなるんですけれども、建物の構造でありますとか環境の中で、より子供の発達に応じた安全な環境の中で、エスカレーターもありますけれども、階段といった設備もありますし、どのような方法が子供たちにとってより安全であるかということを、園の職員と巡回なども行いますので、また一緒に考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   巡回というのは、市のほうでしていただくということですかね。 ◎参事(田中玲子)  地域型の担当の巡回の職員もおりますし、保健師なども一緒に巡回のほうをいたします。こうした巡回時の訪問の際に安全確認などは行っておりますので、そういったお散歩についても一緒に考えていきたいというふうに考えています。 ◆庄本けんじ 委員   注意喚起というのが非常に大事だと思うんですけど、体制強化が必要であれば、その対策もぜひ考えていただきたいなと。体制を強化、補強するということが必要であれば、そういうことも提案していただいてということをぜひお願いしたいなと思います。  学童保育もそうなんですけど、保育所なりの待機児童対策が、行政で責任を負うということではなく、民間、規制緩和という流れが非常に気になります。ですので、市としても、本当に保育のあり方、安全・安心の保育を提供するということの立場で、いろんな規制緩和の流れに流されないように頑張っていただきたいなと思います。  その点でいいますと、例えば西宮は、保育体制の基準を国の基準より厳しくしています。それは運用上そうされているんですけれども、ぜひとも条例化していただいて、西宮は規制緩和の流れにのみ込まれないぞという体制をぜひつくっていただきたいなと思います。  次に、虐待の問題に移りたいと思います。  痛ましい事件が後を絶たないわけですけど、西宮の虐待の相談件数、あるいは重大な事例が、ここ数年どんなふうに推移してきているか、数字を紹介していただいていいですか。 ◎子供家庭支援課長   虐待の相談件数等につきましては、平成28年度の児童相談件数総計が1,891、うち虐待の相談対応件数が1,074、平成29年度につきましては、児童相談件数の合計が1,694、虐待対応件数が645、平成30年度につきましては、12月末現在ですが、相談件数が1,317、虐待対応件数が503件となります。平成28年度から新しいシステムを導入した関係で、平成29年度の数字から新規件数のみを計上しておるということになりますので、数字的には減っておるように見えますが、全体の数としてはふえておるというふうに認識しております。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   件数がふえる原因には、虐待の認識がずっと広がっていったということもあると思うんですけれども、しかし、虐待の実態も広がっているということもあると思います。そういう中で、本当に痛ましい事件が起きている現状を考えますと、やはりしっかりとした体制を組む必要があると思うんです。  全国的に今指摘されているのは、一時預かり所が足りないということが言われています。児童養護施設も足りなくて、一時預かり所に、本来ならば2週間以内がふさわしいと言われているのに、1カ月、あるいは1カ月を超して一時預かり所にいなきゃいけない、そういう状況の中で、一時預かり所に入れてあげなきゃいけない子供がいるのに対応できない、そんな事態が今全国的に広がっていると思うんですね。  西宮では、児童相談所や一時預かり所を持ってないので、そういうことには目が行ってないという言い方は言い過ぎかもしれないですけど、そういうことの実態把握というのは必要じゃないかもしれないんですけど、その辺の実態は把握できるようになっているんでしょうかね。 ◎子供家庭支援課長   兵庫県の場合、明石市に集約されておりますが、確かに一時保護所というのがいっぱいというふうにはよく聞きます。市内の児童養護施設のほうに一時保護委託という形で預けられる子供がいるというふうにも把握しておりますし、我々としても、一時保護所ですとか、あるいは児童養護施設等の預かっていただく施設ですね、そういったところが不足がちだということは認識はしております。ただ、どれぐらい不足しているかとかというところまでは、申しわけないですが、把握はしておりません。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   西宮が相談を受け、いろいろ対応はされている。だけど、その子供たちが実際にどんなふうに措置されていくのか、それが把握できないというのは、児童虐待対応の部門を持ちながら対応できないというのはいかがなものかというふうに思います。ぜひともその辺はつかんで、相談を受けて、その子たちがどうなっていくのかということは少なくとも把握できるようにはしていただきたいなというふうに思います。  そういう点では、一番ふさわしいのは児童相談所の設置ということになると思うんですが、そこへ向けた研究というのは予算に反映していますか。 ◎子供家庭支援課長   児童相談所の件につきましては、本会議一般質問のほうで市長のほうからも答弁申し上げたとおり、現状につきましては、設置については考えておりません。予算上にも特に金額を計上するということはしておりません。ただ、ほかの市の状況ですとか、あるいは、現状、国のほうでかなり動きがございますので、その辺の動向につきましては注視しているところでございます。  以上です。 ◆庄本けんじ 委員   今、児童相談所の設置については研究をするということの方針にあるということは間違いないですか。 ◎子供家庭支援課長   方針としてはそのとおりでございます。 ◆庄本けんじ 委員   だったら、研究の予算をとってほしいと思います。  以上、終わります。 ◆吉井竜二 委員   送迎保育ステーションについて一問一答でお願いいたします。  もう間もなくスタートする予定だと思うエビスタなんですけど、定員って30名だったと認識しているんですけど、現在、定員がいっているのかいってないのかという状況はどのようなものなんでしょうか。 ◎保育入所課長   現在ですけれども、3月4日に最終の利用調整の結果発表がございまして、今の時点の入所内定数なんですが、利用定員30人に対して内定者数は9人となっております。  以上です。 ◆吉井竜二 委員   それは、応募がそもそも少なかったという認識ですか。 ◎保育入所課長   1次、2次での申込者数――今つかんでいるのは申込者数なんですけれども、送迎保育ステーションに関しましては全申込者数が23人となっております。  以上です。 ◆吉井竜二 委員   じゃあ、質問をちょっとかえるんですけど、エビスタで預かれる最大人数、募集は30やと思うんですけど、最大人数ってどれぐらいいけそうなんですかね。 ◎保育施設整備課長   定員のとおり、30人がマックスというふうに考えております。  以上です。 ◆吉井竜二 委員 
     わかりました。  ここからは意見なんですけど、この送迎保育ステーションがある程度成功すれば、夙川とかの待機児童の多い地域にはとても助かる事業だと思うんですね。例えば夙川でできた、そしたら、北口でもしできたりとかしても、北口のエリアでは待機児童が減ると思うんですけど、今回は高須のほうに行くバスだと思うんですけど、はまぐち副主査も以前の一般質問でしてはったと思うんですけど、鷲林寺のエリアとか、あとは閉園になった幼稚園とかというのも建物として使えたりするところもあったりするのかなと思うので、そういったところに保育園を誘致するなりとかして、拡充していけるヒントがここにあるのかなと思いますので、4月に開園してから、ここの研究というところは引き続き行って、いいものをつくっていただきたいなと思います。そこだけ要望させていただきます。  簡単ですが、以上です。 ◆脇田のりかず 委員   私からは、保育士確保事業についてお聞きしたいんですけれども、一問一答で。  今回、予算が、平成30年度3,678万円から1億6,123万円と拡充するということで、民間保育所などに対する保育に係る周辺業務を行う保育支援者を活用するために要した費用の一部を補助するということなんですけれども、これは具体的にどういったところを拡充するのか、教えていただきたいんですけれども。 ◎保育幼稚園支援課長   今回新規に予算のほうを計上させていただいております保育士確保関連の保育支援者の部分でございます。  こちらのほうは、保育士以外の方になるわけですけども、清掃業務、あるいは遊具の消毒、あるいは寝具の片づけといった保育に係る周辺業務を行う方の配置を申請された場合に補助をさせていただくという内容になっております。中身につきましては、1施設当たり月額9万円の補助の内容ということになっております。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  であれば、保育士を確保するための直接的な予算の拡充をするわけではない、何か新しい施策を打つということではないという認識でよろしいんでしょうか。 ◎保育幼稚園支援課長   私どもといたしますと、結論から申し上げますと保育士の確保策の一環というふうに捉まえております。その理由といたしましては、保育士の確保の中に、採用の部分と定着という部分、2点あろうかと考えております。保育士さんのお仕事自体が非常に忙しいというところもございまして、なかなか定着の部分についても課題があるというふうに認識しております。少しでも保育士さんが保育の業務に専念していただくことで少しでも定着率を上げていきたいという思いもございまして、今回この予算を計上させていただいております。それ以外の保育士の確保策というのも当然させていただいておるわけでございますけれども、このことにつきましても保育士確保の一環というふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  平成30年度、保育士確保事業を行っていらっしゃって、その成果と現状の課題というのを教えていただきたいんですけども。 ◎保育幼稚園支援課長   保育士確保策につきましては、現状、幾つか事業としては行っております。  まず、1点目が、保育士の就職フェアというのを実施させていただいております。これは年2回、東館のほうでさせていただいております。あるいは、東館だけではなくて、市内の保育士養成所――例えば武庫川女子大でありますとか甲子園短大等との共催での保育士の就職フェアというもの。それから、そこに来ていただいた方、あるいはそれ以外の方も対象にしておりますけれども、リクルートバスツアーということで、市内の保育所を実際に回っていただいて、働いている職場の環境といいますか、そういったものも実際に体験していただくということもさせていただいております。  それから、昨年度から実施をさせていただいておりますけども、法人が宿舎を借り上げた際の家賃の補助というものもさせていただいております。  それから、今年度から開始させていただいておりますけど、これは西宮市独自の支援策ということになりますが、奨学金の返済補助事業ということで実施をさせていただいております。  先ほどの就職フェアで、昨年度の数字で申し上げますと、221名の方が御参加をいただいております。今年度も一定御参加いただいております。それから、宿舎借り上げにつきましては、実績で申し上げますと、平成29年度は10人ですけれども、今年度、まだ年度途中ではございますが、約60人の方を対象にさせていただいております。  こういった事業を現在展開させていただいておるところでございます。  課題についてということでございます。  先ほど申し上げましたけども、全国的に保育士さんの数が少ないという中で、やはり課題は確保そのものとなってくるわけでございます。それと、先ほども申し上げましたけれども、少しでも定着率を上げていきたいというところが課題かというふうには考えております。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   ありがとうございます。  確保の実績ってどんな感じなんでしょうか、わかる範囲でお答えいただきたいんです。平成30年度、実施内容もろもろを今御説明していただきましたけれども、これによってある程度確保するべき保育士の目標数みたいなものが恐らくおありかと思うんですけれども、それに対して実際に確保できた保育士の数というのを教えていただきたいんですけど。 ◎保育幼稚園支援課長   保育士の確保数の目標につきましては、保育士さんの数というのが、実際に保育所に入られる方の年齢構成でありますとか、そういったものによって左右してきますので、なかなか具体的に何人というのを立てるのは難しいところではございます。ただ、私どもは、先ほど申し上げました就職フェアに参加していただいた方の中でどれぐらいの方が実際の就職に結びついているのかということにつきましては、就職された各施設のほうにいろいろ問い合わせをさせていただいておりまして、現在私どものほうが数字としてつかんでいるのは、29年度の実績値としては、パーセントでいくとフェアに参加された方のうち大体21%の方、人数で申し上げますと35名の方が実際に市内での就職に結びついてございます。やはり私どもの目標としては、先ほどの待機児童対策という問題もございますので、各施設において保育士が一定充足しているというようなお声が聞けるというのが一つ目標かなというふうには考えております。  以上でございます。 ◆脇田のりかず 委員   確保するべき目標数というところを定めることが難しいというお話でしたけれども、保育士確保事業の大もとが採用と定着ということであれば、もちろん採用するべき、確保するべき数と定着率ですね、これをしっかりと数字として見ていっていただきたいと思うんです。その上で、保育士の確保事業、これは各自治体がやっていることですし、兵庫県の施策もありますし、明石とかは保育士定着支援事業みたいな形で、7年間ぐらいの中でマックス150万円ぐらいの補助金を出しているというような制度もあります。お金を出せばいいのかというわけではないんですけれども、ある一定の効果測定というのをしていただいた上で、これからの取り組みというのを考えていただきたいなと思います。  もちろん、今回の予算計上されている、保育士以外の清掃員ですとか、その他周辺業務を担う方々を確保していっていただく、補助していくということも重要かと思いますので、そういったところも踏まえながら、平成31年度の保育士確保策に関しましてもより前進していただけるように、内容の精査、検討をお願いしたいと思います。  以上です。 ◆山口英治 委員   31年度の当初予算の全体像としましては、幼児教育の無償化と保育所待機児童対策というのがこの局にとっての一番大きな部分だというふうに掲げられていますし、また、私も、今後もその点が一番大きなことだと思います。その2点について御質問させていただきます。一問一答でお願いいたします。  まず、幼児教育の無償化についてなんですが、これについての準備段階というのは、制度的な部分での説明というのに関してで申しわけないんですが、対象となる方々に対する説明というのを今後どのような形でスケジューリングされているのか、教えてください。 ◎参事(安福聡子)  市民の方への広報につきましては、まだ最終、国のほうでの法案が確定していないこともありまして、恐らくその法案が通ってから細かい実務的なところについてこちらに来ると思いますので、そういったものを踏まえた上で周知させていただきたいと思っております。ただ、皆様、この4月から気になさるところだと思いますので、できるだけ早いうちにとは思っておりますけど、日程的にいつというのはまだ決まっておりません。  以上です。 ◆山口英治 委員   全体的なことで言うと、国のほうの法案とかいろんな部分が通っていかなくてはいけないというのがあると思います。もちろん、準備としてはされていらっしゃると思いますが、この場で明言するのはなかなか難しいことがあるとは思いますが、我々も、かなり多くの市民の方から、この辺の不安とかこの辺の状況とかいうのをよくお聞きいたします。その辺の準備はもちろん速やかに進めていただいていると思いますので、その辺を国のほうが提示された段階ですぐに対応できる体制だけ先に進めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、先ほどから各委員がおっしゃってました保育所の待機児童対策でございますが、まず、民間保育所等整備事業についてなんですが、この件について、今後、市の関与として、募集要項で説明会であるとかそういったことはさまざま書かれていますけど、そういったところの民間からの説明のほうの時期とかそういった部分に対して、ちょっと遅いのではないかとかいう声をお聞きしているんですが、その点は、市としてはどのようにお考えでしょうか。 ◎保育施設整備課長   今、委員のお話にありましたとおり、保育事業募集要項におきまして、近隣への御説明とかをお願いしているところでございます。事業者におきましては、それに基づき説明しますし、そういったときに、工事の規模によりましては、いわゆる開発に当たりまして、そちらでの実施義務があって説明をやるという場合もございます。  以上です。 ◆山口英治 委員   施工する業者が決まってから説明をするという部分がありますけど、その段階では、もう認可がおりて、結局、補助金の対応とかをしていてという形になりますので、その辺から言うと、募集しました、それから承認されましたという段階で、地域の代表者の方とかに対してはまずしっかりとそういったことの御説明はされるべきだと思います。あと細かな点に対して、施工に対するとか建物に対することというのは、もちろん説明会というのは業者が決まらないとできないんですけど、何ができるかわからんのに、急に施工主が決まって、もうあと何カ月というところで説明会が開かれているというのが現状である場合、やはり近隣住民の方の誤解を非常に招いて、もう既に補助金が出ているじゃないか、それは決定しているじゃないか、それに対して市は何の監督もしてないのかという誤解を招くような形になると思います。ですから、その辺を踏まえると、しっかりとした形で、市の補助金を決定する前段階でのしっかりとした手の打ち方というのがやっぱり必要ではないかというのが今受けていて思いますので、その点、今後またお願いしたいと思います。  もう一つ、今、民間保育所等整備事業があるんですが、そのほかにも公共施設――この間の一般質問でもさせていただきましたが、市営住宅の保育所とかのそういった部分での活用という、今二つの市営住宅でされていらっしゃいますが、今後もさらにそういった市の持っているものというのでさらに広げていくべきではないかというふうに思います。また、公園等も、交通公園が保育所としてでき上がってきたという部分もありますし、私どももいろんな地域を見ていると、公園の中でいろんな条件があるんですけども、公園がほとんど何も活用されていない、遊びもされていない、そういった公園というのも多々あって、逆に言うと、そういったことを積極的にそのエリアの中で不足している部分を、全庁的に話し合いをしながら保育所対策をしていくべきだというふうに思っているんですが、その辺の全庁的な話し合いというものはいかがなっておりましょうか、保育所整備について。 ◎参事(安福聡子)  委員御指摘の、例えば市営住宅の活用が可能かどうかというお話なんですけれども、このことにつきましては、確かにここ何年か、市営住宅の担当部署に確認をとりまして、保育所ができる場所がないかどうかなどというお話をさせていただきました。実際にここがあいているというふうに情報提供を受けたところもあるんですけれども、なかなか園庭を確保するということが市営住宅では難しいことから、あるとしても小規模保育事業であるとかの誘致になろうかと思います。ですので、今後もまた必要であればそういった協議もさせていただきながら、活用については確認していきたいと考えます。  また、公園の活用につきましては、公園部署ともここ数年間、一応のやりとりはよくさせていただいているんですけれども、西宮というのは公園の面積がやはり多くないというような状況の中、公園を潰してしまうことについてはやはり地元の御反対が多いのではないかという御意見もありまして、活用可能な洗い出しを、この何年か、させていただいているところではあります。これも、ここは使っていいというようなことでおっしゃっていただいているところも何カ所かございましたので、そこについての活用が現実味を帯びれば、待機児童ですとか保育需要の状況を見ながらまた検討していきたいと思います。  以上です。 ◆山口英治 委員   市の部分でのやつをしっかりと検討していきながら、先ほどもありましたように、確かに西宮市の、特に保育所がない地域というのは公園も少ないという問題があります。ただ、活用されているかどうかというのはまた別問題だというふうに思います。この公園がどのような形で使っているかというのは、済みません、こちらのほうに言うことではないんですけど、全体の中でもっと積極的にそういったことを踏まえて、待機児童問題は、こども支援局が一番考えていただいている部門だと思いますので、積極的に他局に対してしっかりと提案をしていただきながら、進めていただきたいことを要望いたします。  以上です。 ○はまぐち仁士 副主査   先ほどから委員の方が取り上げてらっしゃいますけど、病児保育についてが一つ目、二つ目が虐待について、三つ目が送迎保育ステーションについて、それぞれ一問一答でさせてもらいます。  まず、病児保育についてなんですけど、坂上委員も先ほどおっしゃってましたが、非常にその必要性というのは感じるところではあるんですけれども、その辺について、今の病児保育の利用状況というのはどうなっているのかというのをお聞かせいただけますか。あと課題と。 ◎保育幼稚園支援課長   病児保育の現状の利用状況ということでございます。  どうしても施設の性質上、1年間の中で変動とかがあるわけでございますけども、通年で申し上げますと、おおむね3割程度の利用率ということになってございます。  課題につきましては、これも本委員会でいろいろ御指摘、御意見をいただいているところではございますけれども、一つは、使っていただく方の利便性と申しますか、どうしても施設柄セーフティーネットの役割もございますので、非常に難しいところはあるんですが、そこの利便性の部分がございます。  それともう1点は、施設の周知についても我々としても課題だと思っております。今回、4月に新規にオープンいたしますので、そういったところも一つ周知するタイミングというふうには考えておりますので、そういうのをやっていきたいと思いますし、それから、御紹介ということで申し上げますと、その周知につきましては、これまでは保育所の入所決定者の方にのみ施設の周知をさせていただいておりましたけれども、今回から保留の方につきましてもそのパンフレットの郵送をさせていただいております。ですので、今後も、こういった施設があるんだということを皆さんにしっかり知っていただきたいという思いは持ってございますので、そういった部分についても取り組んでいきたいというふうには考えているところでございます。  以上でございます。 ○はまぐち仁士 副主査   ありがとうございます。  3割程度ということで、この数字をどう見るか。いろいろ見方はあると思うんですけど、いずれにしてもこの利用があると。年間を通せば、当然、病気を理由に使う施設なので、なかなか需要が読みにくい部分はあるかと思うんですけれども、ちょっと視点を変えて、ファミサポがあるじゃないですか、ファミリーサポート。で、同様の利用をされている方っていらっしゃるんですかね。この辺の利用実態って、何か把握されてますか。病気を理由にファミリーサポートを利用して対応されている方というのは。 ◎子育て総合センター所長   ファミリー・サポート・センターの病児の利用ということでございますけれども、制度的にはもちろん可能ではあるんですけれども、病児を預かるということでやはりかなりハードルが高いというところで、こちらとしましても、マッチングという部分でかなり慎重に対応させていただいているところで、それほど実績としましては――以前にそういう御指摘をいただいて、かなり危ないというようなところでの危険性の部分、安全面の部分で問題があるということで、26年度に廃止ということでお聞きしております。  以上でございます。 ○はまぐち仁士 副主査   わかりました。  意見、要望です。  保育の目的って、やっぱり就労支援だと思うんですよ。保護者からすると、病気のときにそばにいてあげたいという思いはすごくあると思うんですよね。ただ、就労が目的なので、突発的な病気を理由に会社から帰宅しないといけないというのもなかなか難しいなと。そこで言うと、こういった病児保育というのはできるだけ利用者のニーズに合うような形でやっぱり整備していくべきだと私も思ってますので、その辺は、利用状況を踏まえながら、ぜひとも拡充していっていただきたいなというふうに思っております。  これについては以上です。  虐待についてなんですけども、昨今、ニュースを見ていても、つい先日も痛ましい動画が配信されたりとか、非常に見ていてつらい、どうにかしないといけないと思うんですけれども、本市の取り組みとして、保護者へのアプローチ、こういう虐待についての周知であったりとか、保護者に対する取り組みというのは、具体的にどういうことをされているのかというのはお答えできますでしょうか。 ◎子供家庭支援課長   まず、虐待等が疑われる通告等を市のほうが受けた場合、まず、子供に状況確認をいたしまして、その後、保護者のほうに抑制という意味で話を持っていくことになります。当然、保護者が特定できない、あるいは子供が保護者に言わないでほしいと言ったような場合につきましては、特定されないように、その方が住んでいる地域に啓発のカードですとかチラシ等を配ったりして、抑制に努めているところです。  以上です。 ○はまぐち仁士 副主査   ありがとうございます。  ここから意見、要望です。 具体的にそういう形でアプローチされてらっしゃると思うんですけど、とにかくこの問題については、できることは全てやる、これが本当に重要だなというふうに思ってます。見ていてもこの問題というのは、私もいろいろ考えてはいるんですけど、なかなか虐待の問題というのは非常に難しい。見つけるのも一苦労だし、それを見つけた後の対応も一苦労だし、本当に課題が多い問題だと思います。ただし、被害者が小さい子供であるということを考えると、やはり命を守るということも重要な取り組みではありますし、私も小さい子供を育てているので、その方々が、完全なブラックな方はさておきとしても、ちょっと行き過ぎた言動になってしまったりとか、少し手が出てしまう、そういった衝動に駆られてしまう心情が全く理解できないというわけでもないんです。それぐらい子育てというのはすごく大変なんだということを私も今実感しているところで、そういうところで言うと、この問題の解決の一つとしては、子育て環境を改善していくというのもやっぱり重要な取り組みなのかなと思うので、例えば、先ほどありましたけど、子育てひろばの拡充ですよね、こういう形で相談窓口をふやしていく、一人で悩まずに多くの方に相談できるような仕組みをつくる、そういったところもすごく大事だと思います。ありとあらゆる施策を講じていただいて、ぜひ虐待の防止に努めていただきたいと思います。  これについては以上です。  最後、送迎保育ステーションなんですけれども、先ほど吉井委員から詳細な質問があって、実際の利用状況も把握できました。初年度にしては一定の成果は出ているのかなというふうに思っております。もちろん、新しい取り組みなので不安もおありかとは思いますが、やはり待機児童の解消というのは喫緊の課題でありますので、ぜひとも今後も進めていただきたいというふうに思うのと、もう一つは、他市の事例を見てましても、この送迎保育ステーション事業の目的の一つに、やっぱり偏在解消があるんですね。ここは、もともと私はそういう趣旨で質問させていただいたわけですけれども、実際に本市でも、今後、少子化になってくると、当然ながら地域によっての偏在が生まれてきます。定員のある保育所とそうでない保育所、そういった偏在を解消できる手段の一つとしても、やはりステーション事業というのは効果が発揮できるんではなかろうかという期待を持ってますので、ぜひその辺も含めて、そういうところをきれいに定員を埋めていくことで、ちょっと語弊があるかもしれないですけど、過剰に施設をつくるという必要性もなくなってくる可能性はありますので、ぜひともそういうところも検討しながら、待機児童の解消に努めていただければと思います。  私からは以上です。 ○花岡ゆたか 主査   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 主査   それでは、私からもお願いします。 ○はまぐち仁士 副主査   では、主査の職務を交代します。 ○花岡ゆたか 主査 
     主査でありますが、一つ、一問一答でやらせてもらいます。放課後施策について。  まずは、育成センターの待機児童の推移と今後の予測のほうを、わかる範囲で教えてください。 ◎育成センター課長   まず、育成センターの待機児童の推移でございますが、平成30年度につきましては、5月1日時点で15名の待機がございました。平成31年度につきましては、1次募集、2次募集をした段階で言いますと、待機児童としまして80名の待機児童が発生いたしました。しかしながら、その後、取り下げがありましたり、待機対策として余裕教室であったりスポーツクラブ21をお借りするというような話ができましたので、実際に純粋にまだ待機対策ができていない待機児童というのが現在25名いらっしゃるというような現状でございます。  以上でございます。 ○花岡ゆたか 主査   済みません、今後の推移も。 ◎育成センター課長   今後の推移でございますが、利用者数につきましては、毎年度、当然上がっていくものというふうに考えております。平成30年度に出しました推計に基づきますと、利用者数が平成35年度には4,500人を超えるというふうな推計を見ております。単純に余裕教室を借りていなかったり、暫定的な利用というものを全くしなかった場合でございますが、そういった待機対策がない場合には、35年度には660名が待機になるというふうに見込んでおります。  以上でございます。 ○花岡ゆたか 主査   ありがとうございます。  35年度には660名出るかもしれないという中で、来年度から始まる放課後施策――放課後キッズ、来年度は2校でパイロットということですけど、今後何校で展開するか、わかる範囲で将来の予測を教えてください。 ◎放課後施策推進課長   まず、来年度につきましては2校でパイロットをするということでお示ししているかと思います。その後につきましては、現在のところ、校数についてはまだ未定です。ただ、今、育成センター課長のほうから報告がありましたように、今後、育成センターの待機は非常に喫緊の課題というふうになっておりますので、できるだけ実施校については来年度の2校以上にふやして、そのパイロットの結果によって効果が得られるようであれば、今後加速度的に実施校をふやしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○花岡ゆたか 主査   ありがとうございます。  そうしましたら、また育成センターに戻りまして、今後の整備予定、学校名も含めてお願いします。 ◎育成センター課長   平成31年度の整備予定でございますが、まず、夙川育成センターにつきましては、年度の途中でオープンする予定でございます。現在の建物を現地建てかえという形で、4センターのオープンになっております。  続きまして、樋ノ口育成センターにつきましては、新築で2センターをオープンいたします。31年度当初からのオープンとなっております。  続きまして、段上西育成センターにつきましては、2階建ての3センター分を31年度内にオープンする予定としております。  続きまして、香櫨園育成センターでございますが、学校の校舎の改築にあわせて2センター、あと、市民館の1階部分を改修、それぞれ平成31年度中にオープンする予定でございます。  そのほか、瓦木育成センターですが、30年度、教室の改修をいたしまして、31年度、その教室を育成センターに改修する工事を予定しております。  31年度の工事の実施については以上でございます。 ○花岡ゆたか 主査   ありがとうございます。  それ以降は育成センターを整備しないという方針でよろしかったでしょうか。 ◎育成センター課長   32年度以降も、必要性のあるところから優先順位をつけて整備していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○花岡ゆたか 主査   少子化が進んでいく中で、育成センターをしっかりしたものをたくさん整備してどうなるのかということで、それを補完する意味でと言ったらあれですけど、両輪ということで、放課後キッズや放課後子供教室が始まっているんだと思います。そのとおりだとは思うんですが、35年に660名の待機児童の予定。放課後キッズの拡大の予定ともすり合わせて、やはり市としてゼロになるまでの方針を出しておかないといけないんじゃないかなと思います。その点どうでしょうか、部長あたりは。 ◎放課後施策推進課長   もちろん放課後キッズを進める上では、育成センターの待機児童解消を目的に進めていきたいというふうに考えておりますが、ここで注意しないといけないのは、現在進めている放課後キッズの実施内容が完全に育成センターの利用ニーズに対応しているかということについては、現在のところ、まだ未知数です。これは、利用する保護者の意見等を踏まえてこちらも検討していきたいと思いますし、また、今後、放課後キッズの実施内容につきましても、より保育のニーズに対応できる部分については今後も見直しを進めていきたいというふうに考えています。それらの実施効果の検証が進むにつれて、育成センターの待機解消に向けたビジョンですかね、こういったものについてはもうちょっとビジョンがより見えてくるかというふうに考えております。現在のところは、来年度、まずはパイロットでその辺の効果を見ていきたいと思いますので、今後、その辺の進捗状況についてはまた適宜報告していきたいというふうには考えております。  以上です。 ○花岡ゆたか 主査   ありがとうございます。  そのビジョンですよね、市としては何年をめどにゼロにしますみたいなのはありますか。お答えください。 ◎子育て支援部長   話が戻りまして、5年後には待機児童が660名と申し上げましたけれども、これは低学年児童しか想定しなくてこの人数ですが、法律上は高学年までが対象となっております。すなわち、この数は最低のラインで、まだまだふえていくというふうに思っておりますので、放課後キッズが有効に拡大されたとしても、高学年児童をどの程度吸収できるのか、育成センターが吸収しなくて済むのかという検証は、非常に精査していかなければいけないというふうに考えております。  そうしたことから、今の段階ではいつゼロになるのかということはお答えできない状況ではございますけれども、とりあえず新年度、放課後キッズをどのように進めていくのか、そういったところで、何を見直していくのかというところを検証して、全児童対象になるように、また、育成センターの利用児童にとってよりよいようにいくように努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○花岡ゆたか 主査   ありがとうございます。検証しないと将来のことは難しいですよということで理解しました。  しかしながら、事業を行う上でやはり目標というのは、ゼロにするのはいつごろか、いつまでにしたい、だから、もし今度のがだめだったら次の施策を考えなければならない、目標をいつ達成するか、これは決めておいたほうがいいんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○はまぐち仁士 副主査   主査の職務をお返しします。 ○花岡ゆたか 主査   ほかにございませんか。 ◆庄本けんじ 委員   済みません、一つ聞き忘れたのを聞いていいですか。 ○花岡ゆたか 主査   はい。 ◆庄本けんじ 委員   1点だけ。  保育所の関連なんですけど、おむつのことなんですけど、おむつの持ち帰りが大変だという話――大変というほどじゃないんですけど、できれば保育所で処分してほしいという声が結構ありまして、全国的にも、徐々にですけど、そういう対応をするのがふえてきていると思うんですね。こういう要望に応えていくとすると費用がちょっと発生すると思うんですけど、費用について試算されたとか調べたとかいうことはありますか。 ◎保育所事業課長   公立保育所で今は使用済みの紙おむつはお持ち帰りいただいているんですけれども、公立保育所で処理した場合ですが、これは2年前に一般質問で質問されたときに精査したときの数字ではあるのですが、その時点で大体600万円以上700万円ぐらいまでの間の金額が必要になるのではないかという話になっています。ただ、公立保育所だけでそれでいいのかという話になったときに、民間保育所の児童数とかもちょっと考えて積算すると、別にまた1,000万円以上のお金がかかってきて、全体では2,000万円を超えるような金額にはなるのではないかという積算を過去にしたことがございます。 ◆庄本けんじ 委員   1人当たりにしたら幾らぐらいになるんですかね。 ◎保育所事業課長   1人当たりという場合ですと、ゼロ・1・2歳児が大体1,000人程度というふうに見てますので、年間でいくと大体1人当たり6,000円ぐらいという形になると思います。 ◆庄本けんじ 委員   紙おむつを持ち帰ってください、保育所で処分してください、この意見の違いで押し問答、綱引きがあると思うんですけど、持ち帰ってくださいという市の側の言い分といいますか、どういうふうに説明されているんでしょうか。 ◎保育所事業課長   保護者に対しては、子供が1日の大半を過ごしている園での生活を知ること、また、排尿の回数や便の状態から子供の健康状態、体調を推しはかること、排せつの自立に関して子供の変化や成長に気づいて、保育士とともに子供の成長を喜び合うことにつながっているということを御説明させていただいて、御理解いただくようにお願いしております。 ◆庄本けんじ 委員   その説明がなかなか納得いかないような、時代が悪いという意味で言うんじゃないんですけど、そういう変化があると思うんです。布おむつのころは、やっぱりそういう話というのは結構通用したと思うんですね、布おむつがいいですよという話はね。だけど、紙おむつがこうやってずうっと浸透してくる中では、持ち帰っても捨てるだけじゃないのという話になったり、いろんな子供の変化というのは、手帳に書いてもらったらよくわかるし、伝えてもらってもよくわかるしということから言うと、説得力がだんだん薄れてくると思うんですよ。だから、布おむつの時代から紙おむつの時代になり、京都なんかは、保育所で処分をし、リサイクルにまで時代が進んできていると思うんですね。保育所で集めた紙おむつ、それから、お年寄りなんかも紙おむつを使ってはります。そんなんを含めて、資源のリサイクル、そういうのにどんどん進んでいっているということもありますので、時代に合わない対応や説明というのは、余りにもずっとそこにしがみついてしまうと、説明を受ける側と説明する側の乖離がどんどん広がっていくように思いますので、全体的な流れ、動向も見ながら、その説明の仕方というのはちょっと研究もしていただいて、あるところでは実態に合ったような対応もできるようには構えておいてほしいなというふうに思います。  以上です。 ○花岡ゆたか 主査   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  なお、議案第611号のうち本分科会割り当て分に対する討論並びに採決は後日一括して行います。  次に、議案第619号平成31年度西宮市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算を議題といたします。  なお、当局の説明は資料配付にかえさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。  本件に対して質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 主査   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 主査   なければ、討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  議案第619号は、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○花岡ゆたか 主査   異議なしと認めます。したがいまして、議案第619号は承認することに決まりました。  以上で本日の日程は終了いたしました。  なお、明日13日午前10時に分科会を再開いたしますので、定刻御参集くださいますようお願いいたします。  これをもって本日の分科会を散会いたします。  御協力ありがとうございました。           (午前11時42分散会)...