事務局長 北 林 哲 二 係長 北 田 晋 一
次長 藤 江 久 志 副主査 松 井 友 樹
議事調査課長 新 田 智 巳
〔午前9時59分
開会〕
○
議長(
田中正剛) おはようございます。
ただいまから
西宮市議会第12回
定例会を
開会し、直ちに本日の
会議を開きます。
本日は、
当局から
市長は欠席との
報告を受けております。
開会に際し、副
市長の
挨拶があります。
〔
松永博副
市長登壇〕
◎副
市長(
松永博) おはようございます。
開会に当たりまして、
市長にかわり、私のほうから
一言御
挨拶申し上げます。
本日ここに、第12回
定例会を
お願いいたしましたところ、
議員の
皆様におかれましては、御
出席を賜りまして、まことにありがとうございます。
今期定例会におきましては、
西宮市
一般職員の
給与に関する
条例等の一部を
改正する
条例制定の件などの諸
議案について御
審議をいただきます。何とぞ慎重に御
審議の上、御協賛賜りますよう
お願い申し上げまして、簡単ではございますが、
開会の
挨拶といたします。
よろしく
お願いいたします。
○
議長(
田中正剛)
開会に際しまして、私から
一言、御
報告と
お願いを兼ねまして、御
挨拶を申し上げます。
まず初めに、
今村市長が
新聞取材の際に発した
暴言に関する問題につきまして、去る1月12日に、
市議会を代表し、
議長声明を発出させていただきました。
声明では、これまで幾度となく繰り返されてきた
市長の不適切な
言動に対して、そのたびに
市議会として決議や
声明を発し、是正を促してきたこと、そして、このたびの
市長の
暴言は、公人として自覚に欠けるという指摘を超え、
脅迫罪にも問われかねない
発言であったことを指摘し、これ以上市政に混乱を招き、
西宮市及び
西宮市民の名誉を毀損しないよう慎まれたいということを
議会の意思として伝えさせていただきました。しかしながら、その後行われた
市長記者会見における
言動につきましても、
議会としても看過できない
状況となりました。
本来でございましたら、この3月
定例会においては、来年度
予算案並びに関連諸
議案に先立ち、
市長の
施政方針を聴取し、
代表質問を行うのが通例となっておりますけれども、
今期定例会におきましては、
施政方針は聴取せず、
代表質問を行わないこととさせていただいております。
市当局、
市民の
皆様には、
本件について御理解を賜りますよう、心から
お願いを申し上げる次第でございます。
さて、こうした
状況下ではございますけれども、
今期定例会は、来年度
予算を
審議する極めて重要な
議会となっております。
市長選挙を控えまして骨格的な
予算編成をされたと伺っておりますけれども、
総額では昨年度を1.7%下回る約3,125億円となるものの、
一般会計では0.8%増となります約1,781億円の
予算が組まれております。
予算編成に際して
市当局の
皆様の御努力に対しまして敬意を表しますとともに、
議員各位におかれましては、厳正かつ公正なる
審議を通じまして適切なる結論を出していただきますよう、
お願いを申し上げる次第でございます。
最後に、この3月
定例会が円滑に運営できますよう、
皆様には格段の御協力を
お願い申し上げまして、
開会の
挨拶とさせていただきます。
現在の
出席議員数は39人であります。
本日の
会議録署名議員に、
会議規則第87条の
規定により、
花岡ゆたか議員及び
大石伸雄議員を指名します。
本日の
議事日程は、タブレットに配信またはお手元に配付のとおりであります。
これより
日程に従い
議事を進めます。
まず、
日程第1
会期決定の件を
議題とします。
お諮りします。
今期定例会の
会期は、本日から3月23日までの32日間にしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中正剛) 御
異議なしと認めます。
よって、
今期定例会の
会期は本日から3月23日までの32日間と
決定いたしました。
ここで、
議会運営委員会を開催するため、暫時
休憩します。
なお、
再開時刻につきましては、追って御連絡いたします。
〔午前10時05分
休憩〕
――――――――――――――――
〔午前11時04分
開議〕
○
議長(
田中正剛) 大変長らくお待たせいたしました。
ただいまから
休憩前に引き続き
会議を開きます。
この際、
報告します。
昨日、
今村市長より
退職の
申し出が提出されました。
お諮りします。
市長の
退職申し出の件を本日の
日程に追加し、直ちに
議題とすることにして御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
田中正剛) 御
異議なしと認めます。
よって、そのように
決定しました。
次に、
日程第2
市長の
退職申し出の件を
議題とします。
昨日2月19日に、
今村市長より本日2月20日をもって
退職したい旨の
申し出がありました。
法定期日前の
市長の
退職につきましては、
地方自治法第145条の
規定により、
議会の
同意を必要とします。
これより
討論に入ります。
討論の
通告を受けておりますので、
発言を許可します。
よ
つや薫議員。
◆12番(よ
つや薫) お許しをいただきまして、
本件、
市長の
退職の件につきまして、この
申し出に対しましては、即刻辞職してほしいという点では全く
異議はございません。しかし、御本人は、この場にも、また、きのうの
退職の願いを出されたときにも、その真意を語らず、無責任きわまりないものであり、
状況を判断すれば、
議会が一致して上程を目指していた
退職金の
減額の
条例に対抗するための辞職であることは明らかであると私は推測いたします。これは、
市議会議員時代から彼が不適切な公費の
支出の態度を幾つかやってきました、その一部が露出したものと考えられます。
暴言を反省し、これまでの数々の不適切、不適法な行為を反省して、本来であれば
退職金を全て返上すべきところ、少しでも多くを持ってその場を逃れたいとする
市長の
退職の
同意につきましては、
採決に加わらず、退場したいと思います。
○
議長(
田中正剛)
通告による
討論は終わりましたが、ほかに御意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中正剛) なければ、
討論を打ち切り、
採決に入ります。
本件に
同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中正剛) 御
異議なしと認めます。
よって、
今村市長の
退職に
同意することに
決定しました。
なお、先ほど
日程を追加したことにより、以後の
日程順序につきましては順次繰り下げますので、御了承願います。
次に、
日程第3
議案第407号ほか50件を一括して
議題とします。
当局の
提案理由の
説明を求めます。
松永副
市長。
◎副
市長(
松永博)
提案理由を御
説明申し上げます。
なお、
議案番号のみを申し上げ、
事件名を省略いたしますので、よろしく
お願い申し上げます。
議案第407号は、
職員の
扶養手当制度等について
所要の
規定を
整備するもの、
議案第408号は、
国家公務員退職手当法等の
改正に伴い
職員の
退職手当などについて
所要の
規定を
整備するもの、
議案第409号は、
職員の
介護休暇制度及び
介護時間
制度等について
所要の
規定を
整備するもの、
議案第410号は、
教育職員に対する
特殊勤務手当について
所要の
規定を
整備するもの、
議案第411号は、
後期高齢者医療制度の被
保険者について
所要の
規定を
整備するもの、
議案第412号は、
企業立地奨励金制度を継続実施するもの、
議案第413号は、
西宮市
勤労福祉審議会の特例に関する
規定を設けるなど
所要の
規定を
整備するもの、
議案第414号は、
園芸施設共済について
危険段階別共済掛金率を設定するもの、
議案第415号は、
介護保険法等の
改正に伴い
所要の
規定を
整備するもの、
議案第416号は、第7期
西宮市
介護保険事業計画に基づき
平成30年度から
平成32年度までの第1号被
保険者の
保険料率を定めるほか
所要の
規定を
整備するもの、
議案第417号は、
障害者自立支援施設いずみ園を廃止するもの、
議案第418号は、
援護資金貸付事業を廃止するもの、
議案第419号は、
旅館業法等の
改正に伴い
所要の
規定を
整備するもの、
議案第420号は、
中央病院職員の
扶養手当制度について
所要の
規定を
整備するもの、
議案第421号は、
浜甲子園団地地区整備計画の
変更及び
宝生ケ丘地区整備計画の
決定等に伴い
所要の
規定を
整備するもの、
議案第422号は、
風俗営業等の規制及び業務の
適正化等に関する法律の
改正に伴い
所要の
規定を
整備するもの、
議案第423号は、
市営住宅及び店舗について
定期借家制度を導入することに伴い
所要の
規定を
整備するもの、
議案第424号は、
事務費及び
路面復旧費を適正な金額で徴収するため
所要の
規定を
整備するもの、
議案第425号は、
道路法の
改正に伴い
違法放置等物件に対する措置など
所要の
規定を
整備するもの、
議案第426号は、
都市公園法施行令の
改正に伴い
都市公園における
運動施設の
敷地面積の割合の上限を定めるもの、
議案第427号は、
上下水道局職員の
扶養手当制度等について
所要の
規定を
整備するものでございます。
続きまして、
議案第428号から
議案第443号までの16件は、
平成30年度の
一般会計及び
特別会計並びに
企業会計の
予算案でございます。
議案第428
号一般会計予算は、
歳入歳出予算総額1,780億5,602万8,000円で、前年度当初
予算に比較して14億3,291万2,000円、0.8%の増でございます。増額の主な
理由は、第二庁舎の
整備や
小学校校舎の改築などによる
総務費や
教育費の増でございます。
議案第429号から
議案第439号までは、
国民健康保険など11
特別会計に係る
予算で、
歳入歳出予算の
総額は878億5,220万2,000円で、前年度当初
予算に比較して68億6,648万1,000円、7.2%の減でございます。
減額の主な
理由は、財政の
責任主体が都道府県に移行することによる
国民健康保険特別会計の減によるものでございます。
次に、
企業会計でございますが、
議案第440
号水道事業会計予算は、
収益的収支では、
収入110億9,625万8,000円、
支出101億9,343万6,000円で、
差し引き9億282万2,000円の純
利益を予定し、
資本的収支では、
収入19億1,346万円、
支出43億5,799万5,000円となり、
差し引き24億4,453万5,000円の
不足額については
損益勘定留保資金などで補填いたします。
議案第441
号工業用水道事業会計予算は、
収益的収支では、
収入4億8,779万2,000円、
支出4億4,556万5,000円で、
差し引き4,222万7,000円の純
利益を予定し、
資本的収支では、
収入1億9,560万円、
支出3億8,301万3,000円となり、
差し引き1億8,741万3,000円の
不足額については
損益勘定留保資金などで補填いたします。
議案第442
号下水道事業会計予算は、
収益的収支では、
収入123億4,110万1,000円、
支出113億5,840万9,000円で、
差し引き9億8,269万2,000円の純
利益を予定し、
資本的収支では、
収入75億2,552万5,000円、
支出123億5,555万7,000円となり、
差し引き48億3,003万2,000円の
不足額については
損益勘定留保資金などで補填いたします。
議案第443
号病院事業会計予算は、
収益的収支では、
収入57億2,485万4,000円、
支出64億3,623万2,000円で、7億1,137万8,000円の損失を予定し、
資本的収支では、
収入11億7,319万8,000円、
支出10億7,505万2,000円を計上しております。なお、
一般会計からは16億3,063万6,000円を繰り入れするとともに、
長期借入金として1億1,060万6,000円を計上しております。
議案第444号は、
平成30年度の
包括外部監査契約を締結するものでございます。
議案第446号から
議案第449号までの4件は、いずれも
農業共済事業に係るもので、
平成30年度の
事務費の
賦課総額及び
賦課単価を定めるもの、
平成28年度
農業共済事業特別会計への
繰入金を
一般会計へ繰り戻さないこととするもの、
水稲共済損害防止事業を実施するにつき
農業共済事業基金の
特別積立金を取り崩すもの、
園芸施設共済における
農業者ごとの
危険段階基準共済掛金率を設定するものでございます。
議案第450号は、阪神・
淡路大震災に係る
災害援護資金貸付金の
滞納者に対し、未償還の
貸付元金等の
支払いを求めて
訴えを提起するものでございます。
議案第451号は、
市営住宅等の
家賃等を滞納し、催告に応じない者及び
市営住宅を不正に使用している者などに対し、
市営住宅等の明け渡しと
滞納家賃等の
支払いを求めて
訴えを提起するものでございます。
議案第452号は、
開発行為に係る
公共施設の
帰属等により、4
路線について新たに市道の
路線認定を行うものでございます。
議案第453号は、川西町における(
仮称)新
センター新築工事に係る
工事請負契約を締結するに当たり提案するものでございます。
議案第454号は、花の峯における
のり面耐震補強工事に係る
工事請負契約を
変更するに当たり提案するものでございます。
議案第455号は、
市営住宅上ケ原七番町5・6号棟
耐震改修他
工事に係る
工事請負契約を
変更するに当たり提案するものでございます。
議案第456号は、西波止町ほかにおける
護岸前出し
工事に係る
工事請負契約を
変更するに当たり提案するものでございます。
以上49
議案につきまして、何とぞ御賛同賜りますよう
お願い申し上げます。
次に、
報告第75号は、
処分報告の件で、
地方自治法第179条第1項に基づき
専決処分いたしましたので、同条第3項の
規定により、
報告し、承認を求めるものでございます。
処分の内容といたしましては、
夙川河川敷緑地内の腐食していた樹木が
強風により倒れ、
相手方建物に当たりこれを破損させたものについて、
損害賠償の額を
決定したものでございます。
次に、
報告第76号は、
地方自治法第180条の
規定による
市長の
専決処分事項の
指定に基づく
専決処分で、和解に係るもの2件、
損害賠償の額の
決定に係るもの17件につきまして
報告するものでございます。
以上、よろしく
お願い申し上げます。
○
議長(
田中正剛)
提案理由の
説明は終わりましたが、上程中の各件に対する質疑は後日行うことにします。
次に、
日程第4
議案第445号を
議題とします。
当局の
提案理由の
説明を求めます。
松永副
市長。
◎副
市長(
松永博)
提案理由を御
説明申し上げます。
議案第445号は、車両事故に係る
損害賠償の額を
決定するものでございます。
何とぞ御賛同賜りますよう
お願い申し上げます。
以上でございます。
○
議長(
田中正剛)
提案理由の
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
上程中の
本件に御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中正剛) なければ、これをもって質疑を打ち切ります。
上程中の
本件は担当常任委員会に付託します。
付託区分は
議事日程に記載のとおりであります。
これより、先ほど
議案の付託をしました担当常任委員会を開催し、その後、
議会運営委員会を開催するため、暫時
休憩します。
〔午前11時19分
休憩〕
――――――――――――――――
〔午後0時14分
開議〕
○
議長(
田中正剛) ただいまから
休憩前に引き続き
会議を開きます。
上程中の
議案第445号につきましては、担当常任委員会の審査が終了した旨、
報告を受けております。
これより上程中の
本件に対する委員長の
報告を求めます。
総務常任委員長 竹尾ともえ
議員。
◆15番(竹尾ともえ) 総務常任委員長
報告。
ただいま上程中の
議案第445号
損害賠償の額の
決定の件(消防車両の
交通事故)につきましては、先ほど開催の委員会において、
当局から詳細な
説明を聴取するとともに、提出された関係資料をもとに審査しました結果、
異議なく原案を承認すべきものと
決定しました。
以上、委員長
報告とします。
○
議長(
田中正剛) 委員長の
報告は終わりましたが、ただいまの
報告に対し、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中正剛) なければ、質疑を打ち切り、
討論に入ります。
上程中の
本件に御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中正剛) なければ、
討論を打ち切り、
採決に入ります。
上程中の
本件を先ほどの委員長の
報告のとおり可決することにして御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中正剛) 御
異議なしと認めます。
よって、ただいま
採決しました
議案第445号は原案のとおり可決されました。
次に、
日程第5
包括外部監査結果
報告の
説明要求の件を
議題とします。
お諮りします。
包括外部監査人から提出のありました
平成29年度
包括外部監査結果
報告については、
地方自治法第252条の34第1項の
規定により、
包括外部監査人に
出席をいただき、
説明を求めたいと思います。
これに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中正剛) 御
異議なしと認めます。
よって、
本件については、
包括外部監査人に
出席をいただき、
説明を求めることに
決定いたしました。
以上で本日の
日程は全部終了しました。
次会は、来る2月28日午前10時から本
会議を開くことにします。
なお、ただいま議場に在席の
議員には、文書による
開議通知を省略させていただきますので、御了承願います。
本日は、これをもって散会します。
御協力ありがとうございました。
〔午後0時17分 散会〕...