説明のため出席した者の職氏名
市長 奥 五 一 君
衛生局長 藤 井 金 也 君
助役 小 田 忠 彦 君
建設局長 前 田 一 男 君
助役 南 野 三 郎 君
土木局長 杉 山 武 君
収入役 森 原 孝 雄 君
中央病院長 久保山 敏 郎 君
企画局長 馬 場 順 三 君
中央病院事務局長 阪 下 勝 彦 君
総務局長 三 村 幸 治 君
消防局長 福 田 昌 巳 君
行政部長 植 田 悟 郎 君
水道事業管理者 小 野 行 茂 君
財政局長 安 藤 音 次 君
水道局業務部長 今 井 章 君
財務部長 白 井 利 治 君
代表監査委員 平 山 義 一 君
同和対策局長 河 村 吉 庸 君
教育委員長 側 垣 雄 二 君
福祉局長 中 村 哲 也 君 教育次長 松 村 暢 之 君
職務のため議場に出席した
事務局職員
事務局長 川 崎 正 君 書記 中 野 守 道 君
庶務係長 滝 本 憲 司 君 書記 関 本 平一郎 君
議事課長 藤 本 敏 夫 君 書記 乾 隆 文 君
議事係長 金 重 勝 己 君 速記書記 西 岡 衛 君
主査 野 口 修 君
(午前10時30分 開議)
○議長(
江上常富君) ただいまより、定例会第10日目の会議を開きます。
現在までの
出席議員は39名であります。
本日は、目黒邦典君、森 豊君は病気のため、前田 東君は所用のため、それぞれ欠席、小林益男君は病気のため午前中欠席、橋本 完君、田中謹二君、半田幸雄君、八木米次君、宮本克俊君は、それぞれ所用のため遅参、以上の
通り届け出を受けております。
本日の
会議録署名議員に
会議規則第113条の規定により、29番 塚田信義君、33番 西埜博之君、以上両君を指名いたします。
本日の
議事日程は、お手元に配付いたしました日程表の通りであります。
これより、日程に従い議事を進めます。
まず、日程第1 議案第145号外19件を一括して議題といたします。
各案に対する委員長の報告を求めます。
まず、
総務常任委員長 鳥飼黎明君。
◆25番(
鳥飼黎明君)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中の諸議案のうち、当委員会に付託されました、議案第160号昭和51年度西宮市
鳴尾外財産区
特別会計予算、議案第161号昭和51年度西宮市
集合支払費特別会計予算、以上2件につきましては、去る18日以来開催の委員会において、当局の詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決しました。
議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(
江上常富君) 次に、
文教常任委員長 今西永兒君。
◆7番(
今西永兒君)
文教常任委員長報告。
ただいま上程されております議案第159号昭和51年度西宮市
藤田奨学福祉資金特別会計予算のうち、当
委員会所管科目につきましては、去る18日以来開催の委員会におきまして、当局より詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認すべきものと決しました。
議員各位の御賛同をお願いいたしまして、
委員長報告といたします。
○議長(
江上常富君) 次に、
民生常任副委員長
塚本幸治郎君。
◆31番(
塚本幸治郎君)
民生常任委員長報告。
ただいま上程されております、議案第145号昭和51年度西宮市
国民健康保険特別会計予算、議案第146号昭和51年度西宮市
公益質屋特別会計予算、議案第147号昭和51年度西宮市
食肉センター特別会計予算、議案第148号昭和51年度西宮市
農業共済事業特別会計予算、議案第153号昭和51年度西宮市
中小企業勤労者福祉共済事業特別会計予算、議案第156号昭和51年度西宮市
同和対策用地買収事業特別会計予算、議案第157号昭和51年度西宮市
住宅改修資金貸付事業特別会計予算、議案第159号昭和51年度西宮市
藤田奨学福祉資金特別会計予算のうち当
委員会所管科目、議案第162号昭和51年度
西宮市立中央病院事業会計予算、以上9件につきましては、去る18日より開催いたしました委員会において、当局より詳細なる説明を聴取し、提出された資料をともに慎重に審査いたしました結果、議案第145号及び議案第162号につきましては賛成多数をもって、その他はいずれも異議なく原案を承認すべきものと決しました。
議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(
江上常富君) 次に、
建設水道常任委員長 中村芳雄君。
◆43番(
中村芳雄君)
建設水道常任委員長報告。
ただいま上程されております、議案第149号昭和51年度西宮市
下水道事業特別会計予算、議案第150号昭和51年度西宮市
区画整理清算費特別会計予算、議案第151号昭和51年度西宮市
住宅費特別会計予算、議案第152号昭和51年度西宮市
宅地分譲事業特別会計予算、議案第154号昭和51年度西宮市
生活環境施設整備事業特別会計予算、議案第155号昭和51年度西宮市兵庫県
住宅供給公社委託事業特別会計予算、議案第158号昭和51年度西宮市
街路用地買収事業特別会計予算、議案第163号昭和51年度西宮市
水道事業会計予算、議案第164号昭和51年度西宮市
工業用水道事業会計予算、以上9件につきましては、去る3月18日以来開催の委員会におきまして、当局より詳細なる説明を聴取するとともに提出された資料をもとに、慎重に審査いたした結果、議案第152号は異議なく、その他はいずれも賛成多数をもって原案を承認すべきものと決しました。
議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(
江上常富君) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告について質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
江上常富君) なければ、質疑を打ち切り討論に入ります。
上程中の各案に御意見はありませんか。──3番。
◆3番(楽野信行君) ただいま上程中の諸議案のうち、
公明党議員団は、議案第145号昭和51年度西宮市
国民健康保険特別会計予算、議案第149号昭和51年度西宮市
下水道事業特別会計予算、議案第151号昭和51年度西宮市
住宅費特別会計予算、議案第154号昭和51年度西宮市
生活環境施設整備事業特別会計予算、議案第155号昭和51年度西宮市兵庫県
住宅供給公社委託事業特別会計予算、議案第158号昭和51年度西宮市
街路用地買収事業特別会計予算、議案第162号昭和51年度
西宮市立中央病院事業会計予算、議案第163号昭和51年度西宮市
水道事業会計予算に反対であります。そのうち、145号、149号、162号及び163号については、すでに
関係条例の改正の場で反対の理由を述べており、また、158号については、
一般会計予算のときに、その
反対理由を述べておりますので、その理由を省略いたします。議案第151号、及び155号については、
公営住宅の値上がりが、単に居住者ばかりでなく、
一般借家家賃にまで波及効果を及ぼし、
市民生活の圧迫につながる恐れがありますので、現時点においては、これに反対するものであります。なお、154号については、
甲子園地区埋立地に予定されている、
終末処理場調査費が含まれておりますので、市対案の最終決定がいまだない現状では、承認するわけにはまいりません。
以上でございます。
◆28番(
岡本佐久次君)
社会党議員団はただいま上程されております、20議案のうち、第151
号住宅費特別会計予算、第155号兵庫県
住宅供給公社委託事業特別会計予算、第158号昭和51年度西宮市
街路用地買収事業特別会計予算、第162号昭和51年度
西宮市立中央病院事業会計予算、第163
号水道事業会計予算について、
委員長報告に反対をする立場から、意見を簡潔に申し上げたいと思います。
まず、
住宅費特別会計予算でありますが、この内容は、平均1.5倍の
使用料値上げを前提とした予算案であります。値上げの理由として、当局は、使用料の不均衡の是正をあげておりますが、委員会の質疑でも明らかになりましたように、
市営住宅入居者の所得の実態も、完全に把握をされておらない現状の中で、機械的に値上げを行なうことは、別の面からの不公平を拡大することになると思うのであります。また、本市が兵庫県や神戸市、尼崎市等に先がけて値上げを実施することにも問題があると思います。
次は、
住宅供給公社委託事業特別会計予算案についてでありますが、これも同様の趣旨で反対であります。
次は、
街路用地買収事業特別会計予算でありますが、わが
党議員団は、51年度
一般会計の
街路事業関連予算に反対の立場をとりましたので、本
特別会計予算にも反対をするものであります。この
都市計画街路を建設するにあたりましては、その立場、立場によって利害や考え方が相反するものであります。不況のさなかで、工事の発注を期待する業者や、土地が売れて喜ぶ地主もありますけれども、反面また道路ができることによって、被害を受けて苦しむ人々もあるわけであります。われわれは、原則的に後者の生活を守る立場に立つわけであります。また従来から、わが
党議員団で問題にしてまいりました
山手幹線についてでありますが、
山手幹線は、他の
都市計画道路と性格を異にいたしまして、神戸、芦屋、西宮、尼崎を結ぶ、広域的な
幹線道路でありますから、県や国で建設し、維持、管理するのが至当であるものと考えるものであります。当局はまた先に、
都市計画道路の
見直し作業をやりたいといっておりますけれども、いまだにはっきりとした答えが出されていない現状であります。今後、
社会党議員団は、
市民生活との関連において、
幹線道路はどうあるべきかということについて見直しをやりたいと考えておりますが、現時点においては
街路事業を推進する
用地買収事業特別会計には、反対であります。
次は、
病院事業会計について意見を申し上げておきたいと思います。本年度も
一般会計から数億円に上る膨大な繰出金によって、ようやく収支のつじつまを合わせている現状であります。反面、現場の
医療体制はどうかといいますと、せっかく306床のベッド数を持ちながら、240床しか稼働していない現状であります。
公立病院の経営は、赤字が当たり前という風潮が一般にあるとすれば、これは大変なことでありますから、われわれは警鐘を鳴らす意味からも、この
病院会計には反対をするものであります。
次は、
水道事業会計についてでありますが、この案の内容はほぼ倍額に上る
水道料金の値上げが織り込まれているものであります。昔から、太陽と空気と水はただという言葉がありますが、
水道料金は他の値上げと違って、こと40万市民の生活につながる問題であります。わが
党議員団は、昨年8月
阪神水道企業団からの受水料が70%値上げされた事実をも考慮して、少なくとも家庭用水については月20m3までは
現行料金に据え置くべきであるとの意見を持っておるのであります。また、今回の
料金体系では
口径別料金が採用されました結果、同じ水量を使用いたしましても、
個人住宅と
共同住宅との間に、料金上の格差が生ずる結果になりかねないのであります。わが
党議員団は、
水道事業関係者の努力を一応評価をいたしまして、従来から
水道事業会計予算については賛成の立場をとってまいったのでありますが、今回の予算につきましては、
料金値上げの内容について意見を異にいたしますので、反対をいたします。
以上でございます。
(登 壇)(拍 手)
◆12番(中山正義君) お疲れのところ、まことに恐縮ですが、しばらくの間、お許しを願いたいと思います。
ただいま上程されております、議案第140号昭和51年度西宮市
国民健康保険特別会計予算外19件の
予算議案につきまして、市政会を代表しまして、賛成の立場から意見と要望を申し上げます。時間の関係上、諸議案のうち、特に
健康保険、
下水道事業、住宅費、
中央病院事業会計などについて、意見と要望を申し上げたいと思います。
国民健康保険事業は、市民の医療と、健康の保持、増進に果たしている役割りはきわめて大きく、その意義はまことに深いものがあります。最近の医療費は、受診率の上昇、
医療内容の向上、
老人医療費、
高額療養費に加え、診療報酬の改定などの影響によって年々増高を示しております。その財政については、一定率の
国庫支出金と、保険料とで運営する制度でありますが、本市は、加入者に給付する費用のうち、他都市に先がけて実施している給付の改善分や、
老人医療の波及分など、市独自の施策に関連する経費は、加入者に負担させることなく、従来から多額の市費の繰り入れを行なってきたところでございます。新年度も非常に苦しい財政から繰入金を増額され、加入者の負担を大幅に軽減しながら、単年度収支のバランスを堅持している点、市当局の市民に対する
医療保障にかける意気込みを高く評価するものであります。また、
保険料負担において、その限度額を15万円に引き上げ、
高額所得者の負担増により、低所得者の負担増を緩和するなど、細心の注意を払われている予算と言えるのであります。なお、
国保会計における過去の累積赤字につきましても、並み並みならぬ努力を払われ、国からの
特別財政援助として、49年度、50年度、合わせて約2億円を獲得し、計画以上の解消が図られておりますが、今後、これらの早期解消と将来における
保険財政の恒久的安定のため、
医療保障制度の改善について国に強く働きかけられるよう、要望するものであります。
次に、議案第149
号下水道事業特別会計予算について申し上げます。本市の
下水道普及率は、まだ全人口の約25%で、75%の多くの市民が下水道の恩恵に浴していないのが現状でありまして、下水道の
早期整備は市民の等しく期待するところであります。一方、
下水道施設の
維持管理面につきましても、最近の物価、
人件費等の著しい高騰により、多額の経費を必要としております。しかるに、
下水道使用料は、昭和45年度以来、据え置かれているため
下水道事業の
財政状況は、使用料の占める率が年々低下し、昭和50年度には26%に落ち込み、残りの74%の多額の経費を
一般会計から繰り入れている現状であります。本来下水道の
維持管理経費の大部分については、利用者の負担する使用料によって補うべきものでありまして、下水道を利用する市民と利用しない市民との
不公平是正については、
受益者負担の原則に基づき使用料の適正化をはかることは当然であります。市当局は今後とも、さらに
下水道維持管理を強化させるとともに、いまなお、75%の下水道の恩恵に浴していない市民のいることを肝に銘じ、万難を排して
下水道事業促進に努力されるよう、強く要望いたします。
次に、議案第151
号住宅費特別会計について若干の意見を申し上げます。西宮市が、
住宅政策として
公営住宅を建設したのは昭和21年であり、今日まで30年を経過しておりますが、この間家賃につきましては、昭和36年に改定なされたのみで、その後15年経過しております。この間、経済情勢や、社会事情の著しい変化は、各
住宅家賃に大幅な格差を生じてきたことは、皆さんも御承知のことと存じます。たとえば、木造住宅では、最低500円、最高2800円、鉄筋住宅では、最低2100円、最高2万7000円と、その格差は著しくなっております。かかる不均衡を放置することなく、適切な家賃体制の調整が必要であります。一方、最近の
公営住宅の応募状況を見ると、本市は住宅都市として、民間資本による住宅建設は著しいものがあるにもかかわらず、
公営住宅への入居申し込みは殺到しており、昭和50年募集の市営住宅について見ますと、1種住宅13倍、2種住宅で49倍、同年の西宮市内に建設された県営住宅では、1種で71倍、2種で51倍で、まことに狭い門であります。それは、民間住宅と
公営住宅の家賃に著しい格差が存することを示す一端であります。先に申し上げました通り、30年にわたる月日の経過は社会経済情勢の変化をももたらし、特に物価の上昇は現行家賃を構成している修繕費では、適正な住宅の維持、修繕は困難な状況になることは必至であります。1種平均2901円、2種で平均2138円の改定を織り込んだ本年度予算に、賛成いたしたいと思います。
最後に、議案第162号中央病院事業余計予算について若干の意見と要望を申し上げます。
昨年3月の新病院開設以来、1ヵ年を経過し、その間
医療体制の充実と、施設の効率的運営に努力されていることと考えますが、しかし、健全経営にはほど遠く、約5億円の累積赤字を抱えているほか、昭和51年度においても、
一般会計から7億円近い巨額の市費繰り入れを行なっている現状であります。もとより、最近の新聞紙上にもいろいろと報道されている通り、全国
公立病院の財政事情が極めて窮迫している現状、現行医療制度の抜本的な改正の必要性、また、今回の保険点数制度の改定によっても、それを十分補完できないことなども理解できるのでありますが、ここ数年来、病院再建に巨額の市費を投入して、なおかつ財政事情が好転していないことは、まことに遺憾のきわみでございます。当局におかれては、自主再建5ヵ年計画を策定して、人的にも物的にも鋭意努力し、効率的な運営を図ることを基本方針として、再建に取り組み、その一つとして料金の適正化、施設の効率的運用、運営の合理化などのために、今回の予算案においても、前年度の料金改定に引き続いて差額ベッド使用料などの料金改定を行ない、2億2340万円の増収を図っており、これは、このような経営状況の中ではやむを得ない措置であると考えますが、また、増収を図るのみで、経営の健全化が可能なわけはないのであります。今後の病院経営にあたっては病院再建の基本方針、再建5ヵ年計画を強固な基盤として、財源の確保、経費の節減、職員の適正配置、そのほか、運営全般にわたる合理的運営方策などを徹底的に究明し、病院の再建と市民病院の使命達成のためには全職員をあげて、労使一体となって、最大の努力を期待するものであります。なお申し上げますが、病院が保有する300余の全病床をなぜ運営、開床することができないのか。あえてその理由を私は追及する考えはありませんが、病院長はじめ、管理職の方々は胸に手を当ててお考えになれば、おわかりのことと推察するのであります。また、病院幹部のみではなく、全職員がいかにすべきか、そして貴重な市費を繰り入れ、補助金をいかにサービス面に還元すべきかを考えるときでありまして、その時期が来ているのではないかと痛感するものであります。私はその辺に何かが欠けているのではないかと申し上げたい。繰入金が全くなくなることが直ちに期待できるような財政事情ではありませんが、
民生常任委員会の審議の過程におかれましても、各委員から強くこの点を指摘され、要望されており、その内容は当局も御承知のことと存じます。どうか、この経営体制の実現に一日も早く切り換えられるよう、強く要望するとともに、奥市長の勇断を期待いたしまして、賛意を表するものであります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
(登 壇)(拍 手)
◆18番(礒見一君) 日本共産党市会議員団は、ただいま上程中の諸議案のうち、議案第145号昭和51年度西宮市
国民健康保険特別会計予算、議案第149号昭和51年度西宮市
下水道事業特別会計予算、議案第150号昭和51年度西宮市
区画整理清算費特別会計予算、議案第151号昭和51年度西宮市
住宅費特別会計予算、議案第154号昭和51年度西宮市
生活環境施設整備事業特別会計予算、議案第155号昭和51年度西宮市兵庫県
住宅供給公社委託事業特別会計予算、議案第158号昭和51年度西宮市
街路用地買収事業特別会計予算、議案第162号昭和51年度
西宮市立中央病院事業会計予算、議案第163号昭和51年度西宮市
水道事業会計予算、議案第164号昭和51年度西宮市
工業用水道事業会計予算、以上に対して反対であります。なお、このうち、議案第145号、149号、162号、並びに163号につきましては、昨日のわが党の代表によるところの討論の中で、その
反対理由については明らかにしておりますので、これは省略したいと思います。なお、今回の値上げの問題につきまして、基本的な共産党の立場については、昨日も、るる述べておりますので、この点についても省略させていただきます。ただ、昨日来、いわゆる公共料金の値上げをめぐって賛否の論議がありましたので、その点について一言つけ加えて、論及しておきたいと思います。ただいまも、上程中の諸会計のうちには、幾つかの料金の値上げに伴う議案があります。その原因は、今日の不況とインフレ、とりわけ地方財政の赤字が大きな原因とされているわけであります。その地方財政の危機をもたらしたのは、まさに戦後30年にわたる自民党政治そのものの体質的、構造的結果であります。いま大問題となっておりますロッキード問題は、まさにその帰結であります。このような自民党政治に追随してきた西宮市政、また、これを推進してきた政党政派にも、今日の地方財政の危機に対する責任なしとは言い難いのであります。今日の市民の生活苦の中で、今回の値上げ案に賛成することは、さらにその上に二重三重の過ちを犯すと言わなければなりません。さらにこのような党派の人々は、いわゆる受益者論を持ち出して、いかにも市民の公平を装った論議をしてこられておりますが、それは、針の穴から天井をのぞく論議と言わざるを得ません。すなわち、いまの税制そのものを見た場合、たとえば、昭和50年度8月の総理府統計の家計調査によりますと、勤労者の4人家族月平均の生活費は、24万8367円、1年に直しますと、298万円を超えるものになっておりますが、昭和50年度課税最低限は、4人家族の場合、所得税で104万円、住民税に至っては、わずかに72万円というものであります。ところが一方では株券の配当などの、いわゆる高所得を得ている大金持ちは、税法上の特別措置によって年間所得384万円まで所得税はかからないのであります。また、大企業は租税特別措置法によりまして、昭和49年度だけでも地方税合わせると実に、5兆8000億円もの税金が大まけにまけられているわけであります。しかも、資本金5000万円以上の大企業は不況で塗炭の苦しみにある中小企業者や勤労者をよそに、大蔵省の発表によりますと、昭和50年の4月から7月までの4ヵ月間に、1316億7500万円もの法人税の還付を受けているのであります。このような不公平な直接税に加え、収入の少ない者ほど重い負担になる間接税があるわけであります。間接税は、酒税、揮発油税、物品税など、17種類67品目もあり、しかも、ビールは41.9%などの税率が宝石などの13%よりも高いなど、日常必需品に高率の課税がされているために、全体に低所得者ほど負担が重くなっているわけであります。このようなことを見ても明らかなように、労働者勤労大衆は大きな収奪を一方で受けているわけであります。すなわち大きな負担を強いられているわけであります。大企業はインフレの中で大もうけをし、いわゆる税制の上でも大きな恩恵を受けているわけでありますから、このような受益をひとり占めしているものにこそ負担をさせるべきであります。このような全体の仕組みを見ずして受益者論を持ち出すのは、まさに木を見て森を見ない論議と言わなければならないばかりか、真に政治に対する責任を持つものということはできません。
さて、それでは各項目にわたって反対の理由を申し上げます。
まず最初に、議案第150号昭和51年度区画整理清算費特別会計であります。区画整理事業そのものが、公共の名によって土地と金を取り上げ、各種公害の原因となる
幹線道路づくりの産業優先の事業であるから、これには反対であります。
次に、第3の住宅費特別会計でありますが、これは後ほどまとめて、特に市長さんには聞いていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、第154号生活環境施設整備事業特別会計であります。本来この種の事業は、国、県、市が公費でもって責任をもって早期完全に設立すべき性格のものであります。ところが、国は補助金をしぶり、受益という名のもとに税の二重取りをしようとする、このような
受益者負担制度に対しては、反対であります。さらに、歳出第1款第1項第1目第13節の委託費6800万円のうちには、住民も反対し、論議のあるところの甲子園沖埋立地の終末処理場建設委託料が含まれておりますが、これについては、いまだ市対案も最終的結論が出てない時点で、このような予算を組むことには共産党は反対であります。
次に、議案第155号昭和51年度兵庫県
住宅供給公社委託事業特別会計予算、これにつきましては後ほど、住宅費特別会計の中で述べる理由と同じ理由でありますので、後ほど明らかにしたいと思います。
次に議案第158号
街路用地買収事業特別会計予算において、歳入第4款財産収入第1項同じく第1目不動産売払収入8400万円は、中津浜線を初めとするところの
幹線道路促進にかかわる売払収入でありますので、従来から明らかにしている通りの理由におきまして、そのような通過
幹線道路には反対をいたします。
次に、議案第164号
工業用水道事業会計予算については、料金の一定の改定がなされているとは言うものの、資本的支出第1款第4項投資において滋賀県造林公社社員貸付金107万7000円、並びに第5項負担金4698万2000円のうち、琵琶湖総合開発事業負担金4206万8000円は、いずれも西宮市民のみにかかわらず、近畿一円の市民にとって生命と暮らしの源を絶つ危険な内容を持つ琵琶湖総合開発計画事業にかかるものでございますので、これには反対であります。
最後に、議案第151号昭和51年度西宮市住宅費特別会計、今年、市営住宅等使用料、すなわち家賃の大幅改定を内容とするものであります。
ちなみに、近隣都市の家賃改定状況を見ますと、兵庫県は3月25日に県会において可決されましたが、実施時期は7月の予定であります。神戸市は49年度に改定をしましたが、対象は、昭和35年以前の建設分で空き家の入居分のみについて値上げをするというものであります。尼崎市は現在内部で検討中で、いまだに提案もされておらないのであります。伊丹市もそうであります。芦屋市は、すでに御存じの通り3月議会にかけられましたけれども、これは再検討するということになり、目下内部で改定案の作業中であります。このように阪神間では、わずかに宝塚のみが4月より実施、対象は昭和47年以前の建設分について実施するというものであります。西宮市は昭和48年以前の建設分、実施は5月1日からであります。西宮市民は、県営住宅の入居者よりも、阪神間のどの都市の市民よりも早く、高い家賃を負わされるわけであります。本議案ほど奥市政の政治姿勢を端的に、わかりやすく市民の前に明らかにしたものはありません。第2の問題点は、家賃値上げの算定根拠であり、またこれがきわめて不明確であるという点であります。そのうちの第1の問題点は、値上げの基礎になる家賃そのものの決定額であります。当局の資料によりますと、昭和21年第1種住宅甲子園一番町の場合、家賃限度額は614円のものを160円にきめています。ところが、昭和25年第2種住宅六軒町の場合は限度額は1011円を500円に、26年度第1種住宅上ケ原八番町は1508円に対して1300円に、47年度建設の第2種住宅上ケ原七番町は、8879円の限度額に対して家賃決定額は8800円と、ほとんど限度額いっぱいまでの家賃に決定しているわけであります。その翌年の48年第1種住宅今津巽町は、限度額9345円のものを1万3900円と、大幅に引き上げた家賃に決定しているのであります。このように全く一貫性のない、その年その年の考え方、しかも基本的に根拠のない決定の仕方をしているということであります。今回の値上げの基本になる、この家賃の決定の仕方そのものが以上のようなものでありまして、全面的改正を行なうわけでありますから、当然この点での根本的検討が十分なされなければならないにもかかわらず、その検討は全くされておりません。さらにその第2の点は、このような事情になっておりますから、基本の根拠は非常に弱いわけでありますから、結果に矛盾が出てくるのは当然であります。それはさておき、今回の値上げのみ考えてみても、現行家賃に対して、なぜ今回の改定額になるのか、これについても、非常に根拠は薄弱であります。委員会においても、私は説明を求めてまいりましたが、きわめて不明確、根拠の薄弱なものであることが明らかになりました。さらに、第3の問題点は、いわゆる不良住宅に対する値上げの問題であります。私は、その全住宅にわたって調査をするだけの余裕がありませんでしたので、ここで一つの例を申し上げます。私が当本会議でも再三にわたって取り上げてまいりました、いわゆる東町1丁目、昭和46年度建設の中耐の分であります。この住宅については、すでに数回にわたって指摘をしてまいりました、いわゆる欠陥住宅であります。西宮市で初めて取り入れ、阪神土木が施工した、プレハブ式の中耐住宅です。しかしいまだに根本的解決はなされておりません。入居者は、値上げどころではない、値下げをしてほしいと言っております。これは当然のことであります。欠陥商品を月賦で買わせた。ところが月賦が済まないうちに、欠陥商品の追加料金を請求されているようなものであります。このような多くの問題点を持っているのが今回の家賃値上げ案であります。細部を申し上げればきりがありません。家賃の値上げ問題では、民間で多くのトラブルが起きているのであります。しかし、民間においては家主と借家人が粘り強い話し合いによって決定をしていっているわけであります。今日、西宮市は財政困窮の折から、市民の理解と協力がその根底になければ、財政のつじつまは合うけれども市政全体、行政全体を推し進めていく上で、大きなつじつまの合わないことが起こらないとだれが言えるでしょうか。わが党はそのために
公営住宅入居者との懇談をはじめ、話し合いをもっともっと重視すべきだと考えています。今日必要なことは、住民参加のもとで
財政危機を乗り切っていく市政こそ要求されているのではないかと思うのであります。私は委員会におきまして、このような筋から本議案を
継続審査すべきである。そして、もっと市民の納得と協力を得るような措置を考えるべきであるということを主張いたしましたけれども、これは多数をもって否決されたのであります。以上のような理由によりまして、本議案に対して反対を申し上げるものであります。
以上で私の反対討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
江上常富君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) なければ討論を打ち切り採決に入ります。採決は議事の都合により4回に分けて行ないます。
まず、議案第146号、147号、148号、152号、153号、156号、157号、159号、160号、161号、以上10件の採決を行ないます。
各案につきましては、先ほどの委員長の報告の通り決することにして御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) 御異議を認めません。よって、ただいま採決いたしました10件は、原案通り可決されました。
次に、議案第150号及び第164号の2件の採決を行ないます。
両案につきましては、先ほどの委員長の報告の通り決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
江上常富君) 起立多数であります。よって、ただいま採決いたしました2件は原案通り可決されました。
次に、議案第145号、149号、154号の3件の採決を行ないます。
各案につきましては、先ほどの委員長の報告の通り決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
江上常富君) 起立多数であります。よって、ただいま採決いたしました3件は、原案通り可決されました。
次に、議案第151号、155号、158号、162号、163号、以上5件の採決を行ないます。
各案につきましては、先ほどの委員長の報告の通り決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
江上常富君) 起立多数であります。よって、ただいま採決いたしました5件は、原案通り可決されました。
次に、日程第2 議案第165号外2件を一括して議題といたします。
各案に対する委員長の報告を求めます。
まず、
総務常任委員長 鳥飼黎明君。
◆25番(
鳥飼黎明君)
総務常任委員長報告。
ただいま上程中の諸議案のうち、当委員会に付託されました、議案第165号
指定金融機関指定の件、議案第185号和解の件、以上2件につきましては、去る18日以来開催の委員会において、当局の詳細な説明と提出された資料をもとに慎重に審査いたしました結果、議案第165号は異議なく、議案第185号は要望意見を付し賛成多数をもって、いずれも原案を承認することに決しました。
次に、議案第185号の要望意見を申し上げます。
御承知の通り、本件は、昭和36年に越水町の民有地に設置された消防用貯水槽の区分地上権の設定を行なうにあたり、地価相当額及び区分地上権設定の対価、残地の減価相当額として総額294万5260円を支払うとともに老松町の市有地509.43㎡を4160万7000円で売却することにより、和解しようとするものであります。当該貯水槽は、地元住民の強い要望と消防活動上の必要性に応じ設置されたものでありますが、借地権者の承諾書のみをとり、所有権者の正式な承諾を得ないまま設置したことが、本問題の原因であると考えられます。この点、当局としても、必要な手続を怠っていた事実を認めるとともに、責任を痛感され、遺憾の意が表明されたのであります。委員会としては、当該貯水槽が消防活動上必要不可欠のものであること、あるいは、設置後相当の年月を経過していること等を考えた場合、今般の和解によって解決を図ることもやむを得ないものと判断した次第でありますが、当局におかれては、この種事件の再発を未然に防止するためにも、今回の事件を機会に、今後は事前に法的研究も十分行ない、職務遂行にあたられるとともに随意契約による不動産処分を和解条件に入れることは今回限りとし、以後かかることのないよう、合わせて強く要望をいたします。
議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(
江上常富君) 次に、
民生常任副委員長
塚本幸治郎君。
◆31番(
塚本幸治郎君)
民生常任委員長報告。
ただいま上程されております、議案第166号繰入金を繰りもどさない件につきましては去る18日より開催いたしました委員会において、当局より詳細なる説明を聴取し、提出された資料をもとに慎重に審査いたしました結果、異議なく原案を承認すべきものと決しました。
議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(
江上常富君) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告について質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) なければ、質疑を打ち切り、討論に入ります。
上程中の各案に御意見はありませんか。──5番。
◆5番(西村義男君) 上程中の諸議案のうち、議案第185号和解の件につきましては、日本共産党市会議員団は反対をいたします。
この問題は、市内越水町の防火貯水槽の存続をめぐって市と土地所有者、文田博雄氏との間に争われてきたものであります。解決内容は貯水槽部分の区分地上権の設定、このための地価相当額、及び区分地上権の対価、残地の減価相当額、合わせて294万5260円を市が文田氏に支払うというものであります。と同時に、市内老松町にある市の所有地約500㎡を文田氏に売却するという条件がついているものであります。この問題につきましては、去る12月定例会の
総務常任委員会でわが党が指摘をし、その実態を市民の前に明らかにして、公正な解決をはかるべきである、こういうふうに主張してきたものであります。しかし、今回の和解内容は、どこから見ても、公正な内容にはなっていないと思います。なぜならば、まず、越水町の防火貯水槽に複雑な経過があったことは確かであります。もちろん、区分地上権を設定することには何ら異存はありません。しかし、その条件として、老松町の土地を文田氏に随意契約で売却する必要性は、全くないものであります。文田氏は、老松町、つまり市が売却しようとしている土地に隣接をして自分の土地を所有しております。この場所にゴルフ練習場設置の計画を持っております。そして昭和49年7月2日に32条協議の申請を市に出しております。この計画書の内容は、今回市が売却しようとしている土地、つまり、自分の土地でないものを含めてゴルフ場の建設計画を出している。言い換えれば、すでに当時から自分の土地になることを前提にして、ゴルフ場建設の計画を出してきたものであります。越水町の所有地に市の貯水槽があることを知りながら、その上に家を建て、その後、市に対しては貯水槽の設置を急ぐ。これを背景にして老松町の土地を売れとの話をもってくる。この話を内々的に、秘密的に進めてきた。ここに大きな問題があったと思います。12月定例会でわが党が問題にしていなかったならば、おそらく市民の目の届かないところで処理され、老松町の土地もどうなっていたかわからなかった、このように思われます。よって、今回の和解内容、区分地上権の設定はともかく、その条件に、老松町の土地売却をすることには、何ら合理性がないものであり、よって、この議案については、日本共産党市会議員団は反対をいたします。
◆38番(木下猛君) ただいま上程中の諸議案のうち、議案第185号和解の件につきましては、日本
社会党議員団は反対をいたします。
本件につきましては、消防当局をはじめ、関係当局の御苦労のあとが十分にうかがえるわけであります。しかし、さかのぼって原因を見ましたとき、その存在を十分解明できない点があるとは言え、市当局にあることは明確であります。すなわち、トラブルの原因が、土地所有者の了解なしに防火用貯水槽を建設したため、市が加害者の立場に立たされてしまった、こういうことであります。その結果、これが解決に多額の市費を使うことになり、あまつさえ、防火用貯水槽とは全く関係のない土地の売却を和解要件に組み入れることを余儀なくされたのであります。したがいまして、この問題の処理、すなわち、本件和解の提案に際しましては、当局の最高責任者である市長が釈明し、謝罪し、もって今後の行政遂行に当たって、かかる単純な事務処理上の不手際をふたたび繰り返さないよう努力すべきである、このように考えるものであります。このような観点に立ち、
総務常任委員会審査の過程におきまして、わが党は市長の陳謝を求めるべしとする動議を提出いたしましたが、多数によって否決されてしまったわけであります。
以上、申し述べました理由に基づき、ただいまの
委員長報告に反対する意思を明らかにいたしたいと思うのであります。
以上であります。
○議長(
江上常富君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
まず、上程中の3件のうち、議案第185号を除く2件について採決を行ないます。
両案につきましては、ただいまの委員長の報告の通り決することにして御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) 御異議を認めません。よって、ただいま採決いたしました2件は、原案通り可決されました。
次に、議案第185号の採決を行ないます。
本案につきましては、ただいまの委員長の報告の通り決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
江上常富君) 起立多数であります。よって、ただいま採決いたしました議案第185号は原案通り可決されました。
ここで休憩いたします。
(午前11時32分 休憩)
───────────
(午後1時30分 開議)
○議長(
江上常富君) ただいまより休憩前に引き続き、会議を開きます。
次に、日程第3 語案第186号外7件を一括して議題といたします。
各案に対する委員長の報告を求めます。
まず、
文教常任委員長 今西永兒君。
◆7番(
今西永兒君)
文教常任委員長報告。
ただいま上程中の、報告第22号
処分報告の件〔(
西宮市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正する
条例制定の件)
専決処分〕につきましては、去る18日以来開催の委員会において、当局より詳細な説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、賛成多数をもって原案を承認すべきものと決しました。
議員各位の御賛同をお願いいいたしまして、
委員長報告といたします。
○議長(
江上常富君) 次に、
民生常任副委員長
塚本幸治郎君。
◆31番(
塚本幸治郎君)
民生常任委員長報告。
ただいま上程されております、議案第186号
財産取得の件(
清掃施設建設用地取得)、議案第190号
工事請負契約締結の件(芦原第1
地区改良住宅第2期
建設工事)、報告第23号
処分報告の件〔
工事請負契約締結の件(
食肉センター汚水浄化装置改造工事)
専決処分〕、以上3件につきましては、去る18日より開催いたしました委員会において、当局より詳細なる説明を聴取し、提出された資料をもとに慎重に審査いたしました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決しました。
議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(
江上常富君) 次に、
建設水道常任委員長 中村芳雄君。
◆46番(
中村芳雄君)
建設水道常任委員長報告。
ただいま上程されております、議案第187号
工事請負契約締結の件(
中野墓園造成工事)、議案第188号
工事請負契約締結の件(昭和50年度田近野町団地第1種
高層耐火公営住宅新築工事)、議案第189号
工事請負契約締結の件(昭和50年度東町2丁目団地第2種
中層耐火公営住宅新築工事)、報告第21号
処分報告の件〔(
西宮市営住宅条例の一部を改正する
条例制定の件)
専決処分〕、以上4件につきましては、去る3月18日以来開催の委員会におきまして、当局より詳細なる説明を聴取するとともに、提出された資料をもとに慎重に審査いたしました結果、いずれも異議なく原案を承認すべきものと決しました。
議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
○議長(
江上常富君) 委員長の報告は終わりましたが、ただいまの報告について質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) なければ質疑を打ち切り討論に入ります。
上程中の各案に御意見はありませんか。──6番。
◆6番(武田元宏君) 日本共産
党議員団は、ただいま上程中の議案のうち、報告第22号高等学校の授業料徴収条例の改正の
専決処分について反対であります。この種の料金改定についての基本的な見解については、先般来るる述べておりますので、この項についてだけ簡単に反対の理由を述べたいと思います。
この
専決処分というのは、高等学校の入学考査料を2.5倍に引き上げるものであります。その理由として、本市が総合選抜制をとっているということから、県に一方的に追随をして引き上げるという、根拠のないものであります。したがって私たちは、こういう考査料の引き上げ等にかかる条例改正については反対であります。
○議長(
江上常富君) ほかにありませんか。──3番。
◆3番(楽野信行君) 上程中の諸議案のうち、報告第22号
処分報告の件については、
公明党議員団は反対であります。理由については、教育費の父兄負担増につながるという立場からでありまして、重複を避けまして、詳細は略します。
○議長(
江上常富君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) なければ、討論を打ち切り、採決に入ります。
まず、上程中の8件のうち、報告第22号を除く7件について採決を行ないます。
各案については、ただいまの委員長の報告の通り決することにして御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) 御異議を認めません。よって、ただいま採決いたしました、議案第186号ないし議案第190号の5件は原案通り可決され、報告第21号及び第23号は承認されました。
次に、報告第22号の採決を行ないます。
本件は、ただいまの委員長の報告の通り決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
江上常富君) 起立多数であります。よって、報告第22号は承認されました。
次に、日程第4 議案第191号を議題といたします。
当局の提案説明を求めます。──市長。
(登 壇)
◎市長(奥五一君) 議案第191号
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件につき、提案理由を御説明申し上げます。
固定資産評価審査委員会委員の田村徳夫君、松本和雄君及び
宮崎三治君は本日3月31日付をもって、任期満了となりますが、この3名につき、いずれも適任と認め、再任するにつき、市議会の同意を得るため、提案した次第であります。
何とぞ御同意を賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(
江上常富君) 説明は終わりましたが、本案に対する質疑、討論、並びに常任委員会の審査については、これを省略することにして御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) 御異議を認めません。よって、さよう決しました。
これより採決に入ります。
議案第191号は、これを原案通り決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) 御異議を認めません。よって、議案第191号は原案通り可決されました。
おはかりいたします。
本日の会議は、議事の都合によりこの程度にとどめ、延会することとし、明後4月2日午前10時より本会議を開くことにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶものあり)
○議長(
江上常富君) 御異議を認めません。よって、本日はこれにて延会し、明後4月2日午前10時より本会議を開くことに決しました。
なお、ただいま在席の各位には、文書による開議通知は省略させていただきますので、御了承願います。
本日はこれをもって延会いたします。
(午後1時38分 延会)...