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  1. 宝塚市議会 2009-11-17
    平成21年11月17日総務常任委員会−11月17日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    平成21年11月17日総務常任委員会−11月17日-01号平成21年11月17日総務常任委員会   開会 午前10時23分 ○小山 委員長  それでは、総務常任委員会を開会いたします。  お諮りをいたします。  審議の順序ですけれども、議案第116号、第117号、第118号を最初に一括で進めたいと思います。それから後、議案第107号、そして125号、そんなふうに進めたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。                 (「はい」の声あり)  では、そのように進めさせていただきます。  それでは、議案第116号、宝塚市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第117号、宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第118号、宝塚市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件を議題といたします。  説明を求めます。  谷本総務部長。 ◎谷本 総務部長  それでは、議案第116号から議案第118号までの3件を一括いたしまして、提案理由の御説明を申し上げます。  まず、議案第116号、宝塚市議会議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第117号、宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、この2件につきましては、本年の8月に実施をされました人事院勧告を受けて改正をされます、国の特別職の職員に対します期末手当支給の根拠となっております特別職の職員の給与に関する法律に準じまして、市議会議員及び特別職の職員の期末手当支給月数を改正しようとするものでございます。  その内容につきましては、市議会議員特別職の職員の期末手当の年間の支給月数を現行3.35カ月でございますが、これを0.25カ月引き下げ、3.1カ月とするものでございます。具体的には6月期1.6カ月を1.45カ月、12月期1.75カ月を1.65カ月にしようとするものでございます。今、お話を申し上げました部分は、本日お配りをしてございます総務常任委員会資料、お手元にございますけれども、特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の概要、ここに今申し上げた内容を載せさせております。ボーナス引き下げということで、一般職に準じてボーナス支給月数引き下げということで、6月期、12月期、改正前、改正後、それぞれ今申し上げました内容、載ってございます。  続きまして、議案第118号、宝塚市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、この件につきましても先ほど申し上げました本年8月の人事院勧告に準じまして、一般職の職員の給与を21年12月1日から給料表引き下げまして、民間との年間給与格差相当分を改正するための減額調整及び期末手当及び勤勉手当支給月数の引き上げを行い、あわせて給与条例主義の観点から期末手当及び勤勉手当の支給に関する規定の整備を行うため、それぞれ条例の一部を改正しようというものでございます。  その主な内容でございますけれども、医療職給料表1以外の給料表につきまして引き下げ改定を行うことといたしてございまして、行政職給料表及び総合職給料表をそれぞれ平均で約0.2%、医療職給料表2につきましては平均で約0.1%の引き下げを行い、あわせまして18年度に行いました給与構造改革に伴って、経過措置として18年3月31日に受けておりました給与の月額を保証している、俗に言う現給保障をしている職員につきましても、その給料月額に100分の99.76、逆に言いますと0.24カ月を減じた額に引き下げようというものでございます。また、本年4月から11月までの期間に係ります官民の格差の相当分を解消するため、4月の給料に格差率の0.24%を乗じた額に4月から11月までの月数を乗じて得た額に相当する額を、今回の12月期の期末手当から減額することといたしてございます。期末手当及び勤勉手当支給月数につきましては、再任用職員以外の職員につきましては、年間の支給月数を4.5カ月から0.35カ月引き下げまして、4.15カ月とするものでございます。その内訳といたしまして、期末手当は3カ月から2.75カ月に、勤勉手当は1.5カ月から1.4カ月に、それぞれ引き下げるものでございます。また、再任用職員は年間の支給月数2.35カ月から0.15カ月引き下げ、2.2カ月とするもので、それぞれの内訳として、期末手当は1.6カ月から1.5カ月に、勤勉手当は0.75カ月から0.7カ月に、それぞれ引き下げるものでございます。  以上で提案理由の御説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますようにお願い申し上げます。 ○小山 委員長  説明は終わりました。質疑に入ります。  梶川委員。 ◆梶川 委員  議案第118号、一般職の職員の条例の改正なんですけれども、今ちょっと説明いただいて、わかりにくいところがあるんですけれども、ページを打ってないんですけれども118号の裏のページですね。第20条第3項を次のように改める、3、勤勉手当のところの(1)第2項の職員のうち再任用職員以外の職員、これちゃうわ、すみません。一番下やね。23番、期末手当及び勤勉手当の特例のところの23番で、これは再任用職員のことを書いていると思うんですけれども、再任用職員については、これの前がすみません、その前のページの第19条、一番下から6行目くらい、第19条に次の4項を加える。4、再任用職員に対する前項の規定の適用についてはと書いてあったところを、100分の125とあるのを100分の65と、100分の150とあるのを100分の85、ちょっと言い方がわからへん。再任用職員の期末と勤勉手当引き下げは、これで読んだら今年度に限って期末だけを下げるというように私読んだんですけれども、人事院勧告で今年度だけじゃなしにずっと、要は再任用職員は何ぼ下がって、人勧で何ぼ下がって実際ことしは何ぼ下げて、来年度からはどうなるのか、ちょっと説明してください。
    ○小山 委員長  中西行政管理室長。 ◎中西 行政管理室長  再任用職員の手当、一時金につきましては、現在2.35月になってございます。それが、今回の人事院勧告を受けまして2.2月ということで、0.15月の減ということになります。これは本年度も来年度以降も同じということになるんですけれども、若干、勤勉手当の今年度と来年度以降の月数が若干違うといういような形になります。ですから、勤勉手当期末手当割り振りが若干違うということで、本則のほうでは12月期だけを例にとりますと0.85月が期末手当で、勤勉手当が0.35月ということで1.2月ということになりますけれども、附則のほうで書いております分につきましては、この12月、ことしの12月につきましては期末のほうが0.8月で勤勉手当が0.4月、合わせて1.2月ということで、合計の月数は同じなんですけれども、若干本年度だけ割り振りが違うということになります。ただ、下げる月数としましては0.15月ということになってございます。  以上でございます。 ◆梶川 委員  だから、これは期末手当勤勉手当両方で0.15下がるけれども、期末は何ぼで勤勉何ぼで、今回は期末だけが下がる、12月期は期末手当だけを0.15丸々下げている感じやけど、人事院勧告では期末と勤勉は別々にあったんちゃうかなと思うんですけれども。これ読んだらわかるんですけれども。 ○小山 委員長  中西室長。 ◎中西 行政管理室長  先ほどの現行の2.35月の期末手当勤勉手当の内訳でございますけれども、今現行が期末手当のほうが1.6月、勤勉手当が0.75月で合計2.35月になってございます。勧告後ということで、改正後ですけれども期末手当が1.5月、それから勤勉手当が0.7月ということで合計2.2月ということで0.15月の減ということになってございます。  以上でございます。 ○小山 委員長  梶川委員。 ◆梶川 委員  これ全部、すべて、ことしの12月だけは丸々期末0.15下げるいうのも人勧で出た分ですね。はい、わかった。もういいです。  それと、もう一つ、先ほどの期末手当及び勤勉手当の特例の22番なんですけれども、職務段階別加算のことですね、これ。職務加算が平成21年12月1日、22年6月1日、同年12月1日を基準日とする期末・勤勉手当については傾斜配分役職加算は適用しないということですけれども、要するに平成22年度末まで役職加算一般職については支給しないということですね。 ○小山 委員長  谷本部長。 ◎谷本 総務部長  22年度末までは支給しないということをこの条例の中で今回明記をしておるということでございます。 ○小山 委員長  梶川委員。 ◆梶川 委員  これ、前、特別職、議員と市長や副市長の報酬、ボーナス引き下げたとき、特別職についても一般職と同じ月数やって、期末手当勤勉手当があったんですけれども、特別職について勤勉手当を支給するのは法的におかしいということで、期末手当に一括して、合わせて月数が3.35に減った。4.5から3.35に減りました。しかし、それでボーナスがぐっと特別職は下がるかなと思ったら、そのかわりに役職加算がそれまでゼロやったんが特別職、議員と市長、副市長は45%の傾斜配分が加算されて、だから給料、報酬は65万から61万に下がりましたけれども、ボーナスの月数も下がりましたけれども、支給額は下がらなかった。わずか下がりましたけれども。この辺で私言いましたけれども、一般職についてもずっと下がってきたし、役職加算についてやっぱり人勧でどんどん下がってきていますからこれはやむを得ないと思いますけれども、この一般職役職加算の復活は他市ではどんどんされているんですけれども、もうぼちぼちいうか、今回これについてやっぱり22年度末まで凍結やなしに国どおりにやるんやったら、この役職加算の復活というのは考えられないんですか。 ○小山 委員長  谷本部長。 ◎谷本 総務部長  現在阪神間での状況から申し上げますと、職務段階別加算100%凍結をしておりますのが川西市と、それから宝塚市ということになります。他の市の中でいいますと、全体を凍結しているのではなく、一部凍結というような状況が見受けられます。ただ、本市の場合だけ申し上げますと、本俸そのもののカットはしてございませんので、あくまでも手当についての役職加算の100%凍結という形でしてございます。ただ、この100%凍結いたしましても年間の効果額というのは相当大きなものでございまして、現在の厳しい財政状況の中でこの部分を何とか乗り切っていくためには必要だということで、22年度末まで全面凍結ということを行っておるわけでございます。ただ、この分を100%凍結しているのを解除するということになりますと、果たして今の財政状況財源不足対策は対応できるのかどうかという問題と、あるいはこれを解除するにいたしましても給与適正化そのものを100%達成するということが一定のその中での議論になってこようかなというふうに考えております。例えば住居手当ですとか、もろもろの給与の適正化で取り組まなければならない事案もたくさんございますので、そういったものとの均衡あるいは市の現在の財政の状況の見通し等も踏まえまして、22年度中に一定の方向づけをしていかなければならないのではないかというふうに考えております。 ○小山 委員長  はい、梶川委員。 ◆梶川 委員  労働組合との交渉もそれで一定解決したということですから、それ以上は言いませんけれども、ただ私心配しているのは、22年度末で、今言っていますけれどもまださらに財政が厳しいからと言ってこれをさらにまた延長するというような、私も昔組合の役員していたときに凍結があって、4年とかいうて約束やったのがさらに4年とか延びましたから、またそのとき財政が厳しいからといってまたさらに延長と、これをやると、職員の給料だけを財政を立て直すために職員だけを、川西と宝塚だけが100%凍結ということですけれども、このあたりはやっぱり職員の手当、期末勤勉手当だけにしわ寄せをやるというのはいい加減どこかでとめないと、またさらに延長ということが考えられると思うんですけれども、それは約束としてもう22年度末で復活するという気持ちはあるんですか。 ○小山 委員長  谷本部長。 ◎谷本 総務部長  職員労働組合との団体交渉の中でも、やはりこの役職加算についての凍結解除という話が常に出てきておるんですけれども、やはり職務段階別加算効果額というのは年間2億4千万を超える額でございますので、非常に大きな額だということもございます。  ただ、一方で阪神間で役職加算の100%凍結をして年間の受け取る給与額あるいは期末勤勉手当の額というのは非常に下位にあるというのも事実でございますので、十分職員の意向も反映させながら、ただ一方で厳しい財政状況でございますので、これを乗り切るための、職員にとってもやはり我慢するところは我慢していただかなければということもございますので、十分その辺のところを踏まえまして、今後との検討なりあるいは職員組合との交渉をしていかなければならないというふうに考えております。 ○小山 委員長  梶川委員。 ◆梶川 委員  わかりました。あと、ちょっと表の見方なんですけれども、次のページの別表第1の添付と書いてある表が78、79、80、それの右に4ついったところで45、46、47、これが1個ずつ上がっているという表なんですけれども、きのう見とったんですが、意味がどういう意味かわかりやすく説明してもらえますか。 ○小山 委員長  中西室長。 ◎中西 行政管理室長  別表4のほうは、昇格時の号級対応表ということになりまして、一番左側に書かれている78から始まっている分が昇格した日の前日に受けていた号級ということになりますので、その右側につきましてはそれぞれ2級、3級、4級、5級、6級、7級ということになりますので、それぞれ昇格した前日に受けていた号級をまず見ていただいて、自分がどこの級にあるかといったときに、例えばそれが3級から4級に昇格する場合は4級の欄のところを見ていただいたら自分が昇格をしたときに対応する級、号級が決定するというような内容になっております。これも全体で給与表0.2%の引き下げをしましたので若干の微調整をしているということで、若干ずれが生じているというのが実際でございます。  以上でございます。 ○小山 委員長  梶川委員。 ◆梶川 委員  この表は例規集のどこに載っている。今回初めて。前からあったんかな。何ページ。 ○小山 委員長  中西室長。 ◎中西 行政管理室長  ちょっとページ数はすみません、わかりませんけれども、一番最後のところに別表という形で整理をいたしております。また、ページ数でいきましたら701ページ。 ◆梶川 委員  また後で聞きます。 ○小山 委員長  よろしいですか。 ◆梶川 委員  はい。 ○小山 委員長  はい、ほかにありますか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  それでは、6月のときに、夏のボーナス支給のときに、また同じ議論が出ていましたけれども、それとの絡みで、このときに非常にこの民間のボーナスの落ち込みが非常に厳しいということで、臨時的な、暫定的な措置として、その後8月に正式な人事院勧告が出るからそのときにということでしたけれども、この8月の人勧の調査に合わせてこれは調整されているんですね、6月のボーナスとで。ちょっと確認だけです。 ○小山 委員長  谷本部長。 ◎谷本 総務部長  8月に出たのが正式に人事院勧告でございますので、6月期の分については支給の凍結という形でございましたので、今回は正式にその分の引き下げということでございますんで、前回の凍結分を含めて今回処理がなされているということでございます。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  このときにもまだ兵庫県では正式な調査が行われていない等の理由で夏の凍結自体を見送られたと聞いておりましたが、その後どうなったのか。それと全国の自治体で同じように動いているのか、そこにどんな議論があるのか聞かせてください。 ○小山 委員長  谷本部長。 ◎谷本 総務部長  兵庫県は今回8月の人事院勧告を受けまして、引き下げについては同様の引き下げを行うということでございます。したがいまして、一般職のほうで申し上げますと0.35カ月の期末勤勉手当引き下げにつきましては、今回の12月期で一気にしてしまうということでございますので、引き下げ額は大きいということでございます。全国的には臨時の人事院勧告どおりで、6月期のボーナスの支給につきまして一部凍結をした自治体のほうが多いというような実態でございますので、この近辺では大阪府、大阪市あるいは神戸市が6月期で凍結そのものを実施してきたということでございます。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  そうしたら今度は議会のほうをお聞きしますけれども、前回私は賛成はしましたけれども、やはりこの議員報酬行政側特別措置の報酬とに分けて制度化されたにもかかわらず、同じような扱いを受けることについて非常に疑問が残るというふうに申し上げましたが、今回も私たち議会独自での提案ができないままに、6月と絡んできますので見守らざるを得なかったんですけども、全国の自治体議会の議員に対する期末手当というかボーナスについての動きというのは、把握されていたら教えてください。 ○小山 委員長  谷本部長。 ◎谷本 総務部長  全国の市議会議員皆さん方ボーナスの関係、人事院勧告の関係、全部我々調べたわけでございませんけれども、知っている範囲、やはり国の法律の改正に基づいて準じるというのが一般的でございますので、我々も特別職合わせて市議会議員報酬等の条例の改正を今回一緒で提案させていただいているということでございます。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  今、宝塚市、特別職の報酬に関する審議会報酬自体は決めていっていますよね。特別職報酬審との絡みでこの人事院勧告とはどういうふうに考えておられるんでしょうか。 ○小山 委員長  谷本部長。 ◎谷本 総務部長  直接報酬等審議会の部分と人事院勧告とは連動はしないと言っておりますけども、ただ人事院勧告を受けて国の特別職給与条例等、これ国会議員あるいは内閣総理大臣等ボーナス引き下げ等が行われるのであれば、それに連動させるのが本来的な考え方ではないかなという部分につきましては、審議会の答申の中にも一部うたわれている部分もございます。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  私たちのこの市では、特別職報酬自体引き下げを行った直後だったということもありまして、市によって状況違うと思うんですよ。引き下げたところ、下げてないところ、いろいろあると思うんですけれども、非常にだから職員からすれば、ちょっと皆さんそれから私たち議員にしても、実際には引き下げの幅が大きくなっているという、一時的というにしても大きくなっているわけなんですね。ちょっとこの報酬審のあり方と連動しないとはいえ、考える必要があるのではないかと思うんですけれども、いかがですか。 ○小山 委員長  谷本部長。 ◎谷本 総務部長  今回は報酬審を受けた形の中で議長、副議長、議員の報酬そのものが6.5%から約10%引き下げられてきたという経過がございますけれども、その報酬の引き下げの部分と期末手当の支給に関しましては、やはり国の動向を見ながら判断をしてきているというのが全国的な動きではないかなというふうに考えてございますので、報酬そのもののあり方と期末手当支給率そのものについては特段の連動はしないと思いますけれども、期末手当支給率そのものは国の大きな中で御判断いただけるものではないかなというふうに考えてございます。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  その件わかりました。固定の部分、報酬、月々の報酬については一定市の財政状況との関係が大きいと思いますので、それでやっているけれども、期末手当についてはやっぱり経済情勢だとかある意味時価というか、そういうところで動いているというように理解していいのかな。前回の御説明でもありましたように、人事院勧告自体がストできない公務員の特性から見ても出てきているわけですよね。私たち議会というのはまたちょっと違うと思うんですよ。もちろんストとかじゃなくて、自分たちで決めていく自律的な組織であると思いますんで、決して下がるのが嫌やとかいう議論ではなくて、この制度からしてやはり人事院勧告に常に変動を受けるというのはどうなんだろうなというのは、これは引き続き私たちの議会改革を通じてまた提案というか、検討していきたいと、それは思っています。それは意見です。  ちょっと絡みで、勤勉手当の訴訟についてはどのようになっているのか簡単な経緯を、今後のスケジュール的なものがわかればお願いします。 ○小山 委員長  中西室長。 ◎中西 行政管理室長  17年度の勤勉手当についてということで訴訟が提起をされまして、神戸地裁のほうの判決につきましては一定違法性があるよと、ただ返還命令までは求める必要はないよという判決が来ていました。それを受けまして、高等裁判所のほうの判断につきましては、少なからず勤勉手当につきましては成績率を反映しているということで違法性はないというような状況の判断が出まして、今現在最高裁のほうで審議をされるというとこら辺までは聞いておりますけれども、日程につきましては具体的な日程はまだ今現在ではわかっておりません。  以上です。 ○小山 委員長  ほかにありますか。ありませんか。                  (発言する者なし)  はい、それでは質疑を終了します。  討論に入ります。討論はありますか。                (「ありません」の声あり)  それでは、議案第116号、議案第117号、議案第118号を可決することに異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。可決されました。  次に入ります。議案第107号、平成21年度宝塚市一般会計補正予算(第6号)を議題とします。  説明を求めます。  樋之内行財政改革担当部長。 ◎樋之内 行財政改革担当部長  それでは議案第107号、平成21年度宝塚市一般会計補正予算(第6号)につきまして説明を申し上げます。  お手元に皆様に資料をお渡しして、お配りしていると思いますので、資料に基づきまして説明をさせていただきます。  今回の補正予算の概要でございますが、規模は歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,558万6千円を追加し、698億2,513万6千円とするものでございます。  補正の内容は、今回新型インフルエンザワクチン接種費用につきまして補正をするものでございます。新型インフルエンザワクチン接種の低所得者生活保護世帯だとか中国残留邦人支援給付者だとか市民税非課税世帯、このような方々に接種費用を助成するものでございます。それと、接種に係る追加費用を支出するものでございます。そこに書いておりますが、左側が歳入、右側は歳出なんですが、歳出のほうごらんいただきまして、人事管理事業としましてアルバイト職員社会保険料、それからアルバイト賃金、それぞれ書かれております。またその下に消耗品費印刷製本費、手数料、これらの事務的な経費合わせまして880万3千円でございます。それと、その下に予防接種事業新型インフルエンザワクチン接種扶助料、これ、先ほど言いました低所得者の方々に対する扶助でございまして、これが1億3,678万3千円、合計1億4,558万6千円、その歳出に対しまして扶助料のうち、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1負担することになっておりますので、県支出金としまして1億258万6千円、これは国と県の額を合わせたものでございますが、これが補助金として出されます。あとの分、人事管理事業にほかのものとか、その他消耗品、印刷費、これらに係るものとそれと市の負担分合わせまして4,300万円、これを財政調整基金から取り崩しをしようとするものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようにお願いいたします。 ○小山 委員長  説明は終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。  となき委員。 ◆となき 委員  ちょっと幾つか確認したいんですけれども、11月6日に健康福祉部から新型インフルエンザワクチン接種についてと、これ配られていたんですが、この数字と若干、事務費のほうですかね、違う部分があると思うんですが、この違いというのはどういうことなんでしょうか。 ○小山 委員長  小坂健康長寿推進室長。 ◎小坂 健康長寿推進室長  今回の事務費につきましては、補正予算に上げさせていただいている金額は880万3千円の合計金額でございます。この前にお渡しさせていただきました資料では1,100万用の金額を出していただいております。これにつきましては広報、16日付で臨時号出しました広報の経費等も含めて事務費として計算させていただきましたので、1,100万という形になっているものでございます。  以上です。 ○小山 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  先ほどの11月6日付の資料で、スケジュールが一定示されているんですが、実際にはこのとおり受けられてないというか、そういう状況があるんではないかなと思うんですけれども、実態としてどうなのか確認したいのと、それをもし何らかの事情でおくれているとかというんであれば、その原因なり、今後どうするのかということなりを確認しておきたい。 ○小山 委員長  山口健康福祉部長。 ◎山口 健康福祉部長  このワクチンの供給につきましては、国のほうからと供給のほうがされるということで、それを受けまして各都道府県のほうで費用を決められたと、実際にはそれぞれの医療機関、接種を可能とされている医療機関のほうが県のほうが把握されておるので、それに応じまして供給をされておるということでございまして、市のほうがその分の数までは把握はしてございませんけれども、そういった状況の中で各医療機関が供給されましたものをそれぞれ希望される方について対応を個々にされておる。ただ、実際にはなかなか人数の部分について、すぐにということじゃなくてやはり予約をされたり、いうようなことでワクチンが十分に行きわたっているような状況ではないということは聞いておりますけれども、いずれにしましても国内産の部分、それから国外からの部分ということで全体的には、一時的には今少し、すぐに全員がということにはいきませんけども、当然優先接種の方、それからそれ以外の余裕が出てくればまたそれ以外の方ということになろうかと思います。 ○小山 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  聞いている部分では特に医療従事者の関係なんですけども、まだ受けられてないという声もよく聞くので、その辺がどうなのかなという心配があるんでちょっとお聞きしたんですけども、数的には確保されると。ちょっと時期はおくれるかもしれないけれども準備ができるということで理解したいと思いますけども。  もう一つ、助成対象、低所得者ということで今回されているんですが、2万2千人となっているんですけれども、これ対象をもう少し広げていることとかもあると思うんですが、その他市の状況とかをつかんではるんですか。 ○小山 委員長  山口健康福祉部長。 ◎山口 健康福祉部長  基本的に国のほうで決める、今申し上げました助成対象としましては生活保護者かそれから市民税非課税の方ということで国・県のほうからも2分の1、4分の1が出されるわけですが、我々のほうで把握しておりますのは、大半が本市がしようとしております市民税の非課税の方について無料ということで、市が4分の1を助成してということでございます。川西さんのほうが妊婦さんのほうに対して市独自でされるということを新聞等で報道されていましたですけれども、その他のところについては阪神間並びにその他神戸市につきましても我が市と同じ対応だということでございます。 ○小山 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  川西市が妊婦さんに対して助成されるということは聞いていたんですが、こういう何らかの形で対象者を広げて市のほうでやるというような検討はこちらではしたんでしょうか。 ○小山 委員長  山口部長。 ◎山口 健康福祉部長  私どものほうで、今対象を申し上げましたように2万2千人の方がいらっしゃる。そういったことからいきましても、市の予算が4千万ということでございますので、それにさらに範囲を広げることになりますと、かなり金額がふえてまいります。妊婦さんに対しましても本市の場合は約2,100人の方がいらっしゃる。このうち100人の方は低所得者ということで、市民税非課税の方が100名ほどいらっしゃいますから、残り2千人の方がそういうことになりますと、さらに市の単独で1回接種だけで終わるとしましても3,600円に対して2,000人としますと720万円ほどは要るというようなことでございますので、市としてはこれ以上さらにふえるということについては、無理かなということで、現在申し上げましたような対応をしているということでございます。 ○小山 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  一応試算されて、それで財政的なことで無理やと判断したということで、一定検討はされたという事情はわかったんですけれども、何らかもう少し考えてそういうこともできたらよかったんではないかなと、川西市の話を聞いて思ったんで、その辺が今からといったらもう遅くなるのかもしれないですけれども、そういう積極的にいろんなことを考えていくことも必要かなと思いますので、意見としてですけれども、そういうことです。  以上です。 ○小山 委員長  山本委員。
    ◆山本 委員  もう同じなので結構です。 ○小山 委員長  もういいですか。はい。それでは、ほかありませんか。  梶川委員。 ◆梶川 委員  支出の中にアルバイト賃金474万と社会保険料ですけれども、具体的にどこどこに何カ月ぐらい、どんな仕事をされるのか教えてもらえますか。 ○小山 委員長  小坂室長。 ◎小坂 健康長寿推進室長  現在、無料券という交付を9カ所、本庁で1カ所、それと健康センターで1カ所、サービスセンター、サービスステーション7カ所ございますので計9カ所で交付いたしてございます。その交付対象といたしまして、現在臨時職員としまして本庁で2人の方、そしてSS、SCで1人、健康センターで1人ということで臨時職員は4人の方で採用して対応していると。ただ、今後交付券を2万2千人の方にお渡しする予定にしておりますので、事務量が膨大になってくると。また、市外で受けられた方についてはその費用を償還していかなければいけないという償還払い、また医師会からこの無料券で利用された方に対する医師会からの請求に対しての支払い、132医療機関ございますので、そこへの支払い事務が生じるということで今後膨大な事務量が発生いたしますので、今回アルバイトの賃金等を要求させていただいているということでございます。現在の採用については、今申しました4人ですけれども、今後の状況を見まして採用していかなければならないということでございます。  以上です。 ○小山 委員長  梶川委員。 ◆梶川 委員  だから、SSね、サービスセンターで今1人、今サービスセンター何カ所ある、7カ所ですね、7カ所で最低1人ずつつけとかないかんのちゃうかなと思っているんですけれども。それとあと、これの事務は前に説明を聞いたと思いますけれども、大体いつ、3月末やったかな。その辺ちょっともう1回教えてください。 ○小山 委員長  小坂室長。 ◎小坂 健康長寿推進室長  今回のワクチン接種事業につきましては国の事業でございますけれど、このワクチン接種に係る費用のみ補助事業でございます。また、4分の1は市負担、その4分の1は特別交付税という形で措置されるわけでございますが、事務費につきましては補助事業ではないということでございますので、すべて市が現在のところ負担しなければいけない経費ということでございます。ですから、臨時職員さんを雇い入れると当然市がその分を負担しなければいけないということで、先ほどお話ございましたSS、SCは臨時職員、1人でございますが、それ以外のSS、SCについては庁内応援という形で職員の応援体制をとって対応していくという状況でございます。  以上です。 ○小山 委員長  山口部長。 ◎山口 健康福祉部長  今のにちょっと補足させていただきますと、今回予算に計上させていただきますのは、アルバイトさんについては各月8名の2月までと、11月からということで計上させていただきました。当然今の9カ所で対応するために、それぞれの現下の職員、私ども健康福祉センターの職員もそうですけれども、市民税課だとかあるいは窓口サービス課の職員を加えて、庁内の応援をそれぞれお願いをしておりました。その職員と合わせてこのアルバイト職員でもって対応しておるというようなことで、それぞれの箇所の配置等につきましてはいわゆる複数名対応できるような形で基本的には考えてございまして、今後もその状況においてはそのような応援体制なんかもまた総務部と協力しながら対応してまいりたいというように考えてございます。 ○小山 委員長  梶川委員。 ◆梶川 委員  何で聞くかいったら、SS、サービスステーション、仁川とか売布とか、前から言っていますけれども、やっぱり職員が再任用職員の配置とかもあって、物すごい、仁川なんか3人いてはりますけれども、実際3人そろうのはほとんどない。週に何回か。それでやっぱり休みにくいとかありますから、そこにさらに今回のこの仕事で、私はだからサービスステーションに1人、必ずアルバイトさん1人入るんかなと思って、結局応援するけれども毎日応援ないから、結局そこのサービスステーションの職員の仕事がさらに忙しくなって、休暇とられへんような状況にならないかということです。 ○小山 委員長  山口部長。 ◎山口 健康福祉部長  少し先ほどの説明で不足しておりましたのでさらに申し上げますと、今おっしゃいました仁川駅前については2名、これは庁内の職員が本来は仁川のSSにおる職員とは別に応援、これ用にということで2名つく。それから売布神社のサービスステーションにつきましても2名、それから雲雀丘、中山台につきましてもそれぞれこのワクチン接種の関係で2名ずつという体制でございます。それから長尾、西谷につきましては1名ずつということで、いわゆるアルバイト職員とそれからそれ以外の庁内の各部の職員でもって2名、あるいはアルバイト職員だけで、本庁なんかの場合ですとアルバイト職員と窓口サービス課、市民税課の職員が5名とかいう形で、現在それぞれの職場で業務されている部分とは別にこういった形で、基本的には2名体制という形で組むということですすめようとしておると。 ○小山 委員長  梶川委員。 ◆梶川 委員  わかりました。先ほど2月まで8人と言うてましたけれども、いつから……11、12、1、2、4カ月分の8人という、この470万、その計算ですね。 ○小山 委員長  ほか、ありますか。  はい、中野委員。 ◆中野 委員  すみません、何点か確認だけすみません。  まず、予防接種事業の対象人数は先ほど言われた2万2千人でよろしいでしょうか。 ○小山 委員長  山口部長。 ◎山口 健康福祉部長  今のは市民税非課税の対象人数ということでしょうか。いわゆる市民で、優先接種の対象者は10万8千人ほどいらっしゃいまして、そのうちで市民税非課税のこの今回の対象になる方が2万2千人ということでございます。 ○小山 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  そういうことですよね。これはそうしたら2万2千人に対して1億3,678万3千円を使うということですよね。これはそうしたら、接種というのは1回とか2回とか、いろいろテレビでも報道されていますけれども、それはどういう設定でされているんですか。 ○小山 委員長  山口部長。 ◎山口 健康福祉部長  我々のほうでの予算の出させていただく段階では2回接種をということで来ておりますので、まず2回分の費用で計算をさせていただいております。その後において、今のそれぞれ1回接種あるいは2回というものが国のほうで方向づけを出されておりますけれども、現在最終的にはまだ確定はしておりませんので、それにきちっと通知が来た上で対応することになると思いますけれども、一応枠としてはそれぞれの方の、2万2千人の方のすべて2回分、そういうことで実際に1回分で終わればこの予算そのものがそれなりに下がるということでございます。 ○小山 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  ということは先ほどの、1回やったらその分、半分減らすという形で、この分を一たん今回補正で上げました。議会で通しましたとなっても、残ったらまた補正で減額するということですね。 ○小山 委員長  山口部長。 ◎山口 健康福祉部長  金額的には半分にはならないと思います。2回接種の方も当然残りますし、1回接種の方一部ということと、それから金額が1回目と2回目の金額が違いますので、実質的には今国のほうで言われている額でいきましても1億3千数百万円のうちの4千万円ほどかなと思うんですけれども、最終的にこのあたりの回数だとかそういったものが決まりますのがどの段階になるかわかりませんので、我々としては3月補正で即対応できるかどうかということがありますので、少しその辺の状況などを踏まえて進めたいというように思います。 ○小山 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  そうしたら次に、先ほどこの接種事業は国の事業で、今回国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1支出するけれども特別交付税で補てんするという話、今言われたと思うんですけども、それについて説明をお願いします。 ○小山 委員長  森本財政課長。 ◎森本 財政課長  ワクチン接種の費用につきましては国2分の1、県4分の1ということで、市の負担が4分の1発生しますけれども、その部分については特別交付税で措置されるということが情報としまして私たちも入手しております。今後そのことを宝塚市においての費用の必要額等について調査があるものと考えております。 ○小山 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  今のでは確定という形ではないんですね。情報があるということですか。 ○小山 委員長  森本課長。 ◎森本 財政課長  現時点では情報は得ているという段階でございます。 ○小山 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  情報があると。それは未確定だから、もしなくなるということもあり得るということで、そうなれば今回例えば市で持ち出しする分、財政調整基金取り崩した4,300万は国から返ってこないという可能性も十分あるということで考えてはりますか。 ○小山 委員長  森本課長。 ◎森本 財政課長  十分あるということではないですけれども、そのようなことも私たちは想定しなければならないと思っておりますが、特別交付税の調査等がこれから個別にまいりますので、そのときにはしっかりと要望してまいりたいと思います。 ○小山 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  ごめんなさい、ちょっと僕の理解があれなのかもしれないけれども、その特別交付税、ワクチン分ですよという形ではなくて交付税の計算の中に入れ込まれるという形で考えておられることですね。 ○小山 委員長  森本課長。 ◎森本 財政課長  特別交付税も含めまして交付税一般財源ということで交付されますので、ワクチン接種の分で幾らというようなことにはならないと考えています。 ○小山 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  となると余りよくわからない形ですよね、最終的には。入ったのか入ってないのかというのは検証できたらいいんですけれども、多分計算かなり難しいと思うんで、なかなかわからないということであれば、やっぱり市の持ち出し分というふうにものを考えたほうがいいのかなというふうに僕は思ったんです。ただ、今回決算の中で財政調整基金取り崩さずに黒字化したという部分で、今回これを崩さずというとこら辺がどうなんかなというのが若干思ったぐらいで、ただ接種事業というのはやっていかないといけないし、先ほど2回がもし1回になればある程度予定しているんであれば、先ほど妊婦さんのという話もありましたけれども、そういったことも考えることは、どうせ持ち出しなのであれば、ある程度そうしようというふうに決めたのであれば、ある程度また検討余地もあるのではないかなという気がちょっとしたので、質問だけさせていただきました。  以上です。 ○小山 委員長  ほかにありますか。ありませんか。                 (「なし」の声あり)  それでは質疑を終結し、討論に入ります。討論ありませんか。                (「ありません」の声あり)  ありませんので討論は終結します。  それでは議案第107号について、可決することに異議ありませんか。                (「異議なし」の声あり)  はい、可決されました。  次に、議案125号、宝塚市教育委員会の委員任命につき同意を求めることについてを議題といたします。  説明してください。  井上企画経営部長。 ◎井上 企画経営部長  議案第125号、宝塚市教育委員会の委員任命につき同意を求めることについての提案理由を御説明申し上げます。  本件は教育委員会委員である滝波泰氏が本年11月20日をもって辞職いたしますので、新たに宝塚市中洲2丁目10番26号、伊達達治氏を適任者として任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○小山 委員長  説明が終わりました。  質疑に入ります。  寺本委員。 ◆寺本 委員  すみません、質疑の前に、この議案については市長は同席されないんですか。 ○小山 委員長  市長の任命ですか。求めますか。 ◆寺本 委員  はい。 ○小山 委員長  それは皆さんの意見で、私のほうからは出席要請は今のところしていません。ですから、皆さんのその辺の要望が強いならば、出席を要請いたしますけれども。            (「来てもらったほうがいいな」の声あり) ◆寺本 委員  市長の選任なので、お考え聞かなきゃいけないんじゃないかと思うんですけれども。 ○小山 委員長  それじゃ、市長の出席を求めることにいたします。  しばらく休憩します。                 休憩 午前11時22分               ───────────────                 再開 午前11時30分 ○小山 委員長  それでは、休憩を解いて会議を再開します。  この案件につきましては市長の選任事項でございますので、市長にお尋ねをしたいというか、直接私のほうから発言を求めましょうか。それでよろしいですか。                 (「はい」の声あり)  市長、経緯等について説明をいただきたいと思います。  中川市長。 ◎中川 市長  私はずっと宝塚で子どもを育てております間、PTA活動、地域の子ども会のこと、いろいろ子どもに携わる活動をしてまいりました。そんな中で私の子どもが小学校、中学校に通っております間にさまざまな問題が地域でも生じましたが、やはり教育現場の先生方、教育委員会、また保護者が心を一つにして、未来を担っていく子どもたちのために懸命に活動をしてまいりました。私は今回の市長選挙におきましても、やはり子どもたちが健やかに育っていける宝塚ということを大きな公約として掲げてまいりました。  しかしながら、就任以降、やはりさまざまな問題が教育現場で発生をし、特に就学の現場の状況、子どもたちの教育環境そのものが非常に不安定になっているさまざまな事件というのを教育委員会から報告がありました。そのときに一つ一つの事案に対して、滝波教育長初めさまざまな議論をいたしてまいりました。それで、一つ一つの事案に対して本当に懸命に取り組んでいきたいということでの議論を精いっぱいつくしてまいりました。しかしながら、私が公約に掲げました、いわゆる子どもたちの環境整備、子どもたち自身が不登校の問題、また傷害事件を起こす、集団万引きが発生する、さまざまな事柄が全く教育改革をしっかりしていかなければなくなっていかない、ますます深刻な状況になるということで、教育委員会とは、特に滝波教育長とは議論を重ねてまいりました。しかし、私自身が滝波教育長との合意の中で得た結論は、やはり現場の子どもたちのことをよく知っていらっしゃる教育者、また現場の先生方との信頼関係そのものを長年築いていらした、そういう方にゆだねていくことに対して教育長との合意を得、教育長の辞表をいただきまして、そして新たな人事ということでの決定をいたしました。  私は子どもたちを救いたい。家庭でのさまざまな問題があるかもしれないけれども、子どもたちの居場所はやはり学校にあるべきだと思います。これ以上悲しい事件を、私は教育現場から報告をされたくありません。そのために決断をした次第です。  御理解をいただきたく、お願い申し上げます。 ○小山 委員長  はい、それでは質疑を続けます。  寺本委員。 ◆寺本 委員  それでは幾つかお伺いしたいと思います。  市長も3年ごとにかわってはるし、教育長も1年半くらいでかわり続けているんですよ、私が議員になってから。大変残念なことがありまして、この任期についての確認をしておきたいんですけれども、今の滝波教育長が選任されて私たちが合意したときにも、任期を全うするとお考えでかなりの覚悟で来られたということで、私たちも知らない人でしたけれども立派な方だと聞いてお受けしたわけなんですけれども、その総括というか、現市長、文部科学省から来られた方の教育長人事というか総括というか、そのよかったこと、それからそうでなかった点、そうでなかった点は地元のことがという今おっしゃったことからもうかがえるんですけれども、その点についてお答えいただきたいと思います。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  私も文科省からいらした方であるとか、前市長が任命したことに対しては一切白紙の状態で、ともに教育改革をしていきたいという気持ちは一緒でした。しかし、先ほども申し上げましたように、やはりこの宝塚のさまざまな地域の問題、また現場の先生たちとの、ある意味ではちょうちょうはっしでやらなければいけないようなところに対して、私はある意味もう現場の経験を積んでいらっしゃる方しか無理ではないのかなというようなことをお伝えしました。任期を全うしていただくことは私も希望でした。ですから、就任以来教育の問題は何度も何度も教育長とお話し合いをしました。しかし、任期があと何年あるということより、私は目の前の子どもたちを優先した結果だということで御理解いただけないでしょうか。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  任期の問題ですね、あるんですけれども、文部科学省の方が来られることに一定の期待をしての人事だったと思うんです、前市長の。ごめんなさい、滝波教育長それから前の岩井教育長、勝山教育長、3代続いているんですけれども、その成果みたいなものをお聞きしたいんです。それちょっと市長いらっしゃらなかったんで、どなたか……。 ○小山 委員長  では、市長にかわってどなたか答えてください。  山下副市長。
    ◎山下 副市長  はい、私から御答弁させていただくのは適切かどうかとは思うんですけれども、従来から国の方から来ていただいているのは勝山教育長でございます。それから岩井教育長、そして滝波教育長と、3代にわたってこちらへ来ていただいております。当時勝山教育長の時代には渡部元市長の時代、それから同じ考え方だということだと思いますが、阪上前市長につきましても国のほうからお越しいただくということで要請されてきたという経過がございます。それぞれの市長さんが副市長、あるいは教育長等特別職の配置をするときにそれぞれの思いがありまして選任をされたものというふうに推測はいたしております。  今回につきましては、新市長ということで中川市長が当選されまして、就任されまして以来の初めての配置ということで、就任当初、我々も進退伺いをさせていただきましたけれども、それぞれ引き続き公務を執行するようにということで指示をちょうだいいたしております。同様に、教育長につきましても就任、4月の段階で引き続き教育行政に携わるという御指示されたものと思っております。それ以降の教育行政にかかわります方について、十分市長あるいは教育長あるいは教育委員会なりの協議の中で今回御判断されたものということで、それぞれの任命権者であります市長が、教育の政策実現のために判断されたものというふうに、僭越ではございますが私は推測をいたしております。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  任命された市長が既にいらっしゃらないんで、なかなか総括はしにくいのかもわからないんですけれども、私がお聞きしたかったのは文部科学省に要請するという、この市でおいては勝山教育長来られるまではなかったこと。それなりに目標があったんだろうと思うんです。それについてはいいところもちょっとあったんかなという、ちょっとこう言ったら言い方、下手な言い方になりますけれども、それについてまずお聞きしておきたかったんです。どうもそれはお聞きできないみたいなんで、ちょっと質問を変えたいと思います。  続けまして、きょうの新聞に市長と確執があったことをにおわせた上で書かれているんですけれども、これが今中川市長の思いをお聞きしたのとちょっと違った形で、学校給食のあり方について問われたという、ここのところが前面に出ているんですけれども、これについては少し御説明いただけますか。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  滝波教育長とは御一緒に学校給食の試食に行ったりして、そして本当に子どもたちが楽しそうに給食を食べている様子とか、食べたものもとてもおいしかったし、宝塚の給食は本当に誇れるものですねというお話をいたしました。その後またPTAとの、宝P教とのいろいろな方々との話し合いの中でも給食のことが話題になりまして、宝塚の給食というのは子どもたちが大喜びですという保護者の方たちの話があって、本当に給食って宝塚のはすばらしいですねという御認識でした。ですから、学校給食のことを特定のテーマで滝波教育長とお話ししたことは、ともかくいいですねという、宝塚の給食はすばらしいですねというお話しかしたことがない。これは事実です。  それと、確執というふうに書かれていて私もびっくりしたんですが、いわゆる口論とかになったことは一度もありません。常に淡々と、私は宝塚のさまざまなこういう事件、一つ一つ、これに対してどういうふうにやっていけばいいでしょう、これ現場の先生たちはどのようにお話しになっていますか、子どもたちはどういう思いでいるか、教育長のほうも真剣にお願いしますというようなお話は、もう何度も何度もいたしましたが、いわゆるけんかみたいなことは一度もありません。ですから、変な記事だなと思って、けさ見ました。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  変な記事なんだという感じですけれども……。学校給食のことで議論、口論ではなくていろいろお考えをやりとりされたことはあるんですね。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  給食はおいしくてすばらしいですねというお話だけです。学校給食に関しては。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  これは滝波教育長が民営化、民間委託方式の説明をしたと書いてあることは否定されるんですね。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  それは一切ありません。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  わかりました。それでは、今度の新しい教育長を選任された、人物ですね、もちろん議会にも学校教育部長としていろいろ御活躍だったのはよく存じ上げておりますが、今回中川市長がこの方を選任された理由というんですかね、それともう一つですね、中川市長は選挙のときに、教育長についても公募制をとるというふうに公約されていたと思います。それとの関連というか、そこはどういうふうに今回の選任との関係では考えておられるんでしょうか。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  まず、1つ目の御質問の伊達達治さんのお話は、私もずっとPTAをやっていた関係でいろいろな先生たちと仲よく、いまだに二十数年続いております。不登校の子どもたちのサポートをする先生、パルや、現場の校長先生や先生たち、いろいろな方たちとずっと話をしていました。それは、どうすればこの宝塚の子どもたちが本当に健やかに育つような教育環境がつくれるだろうかという相談でした。いろいろな先生方と現場の話を聞きました。子どもたちの話を聞きました。家庭の話、いろいろ聞いた中でどんな人たちが教師の間で尊敬されているか、どういう先生がやはりいろいろなところにきっちりと目配りをして頑張ってくれる先生なのみたいな、それは世間話で、全く私は教育長とかということではなくて、どんな先生が理想かとか、どういう教師になりたいかと聞いたときに、多くの方々から伊達先生のお名前が挙がりました。そして今も支援員として子どもたちのサポートをしていてくれて、校長先生にもどなることができる先生だと、そして子どもたちの信頼も厚いというようなことで、伊達元校長のいわゆる信頼度が非常に教師の間では厚いなと思いました。あと複数のいろいろな方々の、すばらしい教育現場での活動というのは伺いましたが、一番名前が出てきたのが伊達先生で、私も伊達先生というのが頭の隅っこにありました。私は市長就任以降からずっといろいろな親、教師と積極的に話し合いを続けてまいりました中での一つの結論が今度の人事です。  そして、2番目の公募に関しては、副市長や教育長を公募したいということでの希望を公約の中に挙げましたが、必ずそれをするというような公約ではありませんでした。もう就任したときは、副市長人事も教育長人事も、それは続けて任期を全うしていただきたいというお願いをしました。その中で、私自身が次の任期がまいりましたときに、一定程度もう本当にこの宝塚に新しい風をと思うときには公募も視野に入れてというような形でのお約束の文言であるわけですので、はっきりそれを公約として掲げた、公約の中の選択肢、選ぶときの選択肢としては挙げましたが、それに対しては今回は、特に教育長に対しましては現場を熟知していて、また今のこの時期というのは来年度の予算という時期でもあります。教育に対して、やっぱり人にしっかりと予算を使いたいという強い思いがありましたので、時間的にその余裕もございませんでしたし、この宝塚の中でそれにきっちりと信頼に至る人材がいらしたという判断で、今度の人事を決めました。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  したいというのは公約なんじゃないかと思うんですよね。なので、やはり教育長の公募制というのは非常に新鮮な提案として私たちは受け取ってきたし、そのような人もやはり多いと思うんですね。なのでちょっと意外だったというか、今回急だったと言われましたけれども、慰留とかってされ……滝波教育長のほうから辞表が出たようにお聞きしていますけども、それはないんですかね。といいますのは、時期がやっぱり今おっしゃったように予算編成の大事な時期で、現場からのいろいろなお話を聞いている中で、この時期にやめられるというのは何か違和感が確かにあったんです。それでこう、確執というのが出てきたので、何事というふうに思ったんですけれども、それは市長からすればチャンスだと……。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  それはもう話し合いの中での合意ということです。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  じゃ、急にじゃなくて、一定期間お話を続けてこられた結果、今日、いろいろな状況からこの道を選ばれたというふうにお伺いしていいんでしょうか。それとその、公募制については、そうしましたらあれは公約ではなく、いつか考えたいという程度に……。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  公募したいんです。ですから、その思いは強くあります。しかし、今は本当に目の前、喫緊の課題の中で教育改革がございますので、今の時点はふさわしくないという判断をしたまでです。お約束はお約束でしっかり生きています。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  任期は全うしていただきたいと、それの終わった後で公募をするというお考えだったと。だけどこの急場のこの時期だから、最善というか最適な人材を選任したと思います。気になるのは、そうしますと今の教育長、これから新しい教育長来られて任期が4年、市長の任期よりもあとに微妙に半年ぐらい、半年ちょっとですか後になるんですけれども……            (「違う、今の滝波さんまでは」の声あり)  ごめんなさい、ちょっと勘違いしました。残りの期間、伊達さんが教育長を務められるとして、その次、私はこの何か任期がぶつぶつで、成果をお聞きしても大した成果の報告がお聞きできない状態の中で、結局教育長がまたかわるということがすごく気になるんですよね。市長と同じ思いでやはり教育、今の現状中学の問題だとか、あと総合選抜が新しい高校の入試制度に変わるという、すごくそのことは大事に私たちは慎重に見てきたつもりなんですけども、こんな状況のときに次の任期が来て、またその次に公募されるとかいろいろ出てきたときにどう考えればいいのかというところが気になっているんですね。なので、次、市長は今の時点でこの任期の、滝波さんのところにきたときにどのようにされるおつもりなのか、今の時点での気持ちを確認させていただきたいと思います。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  私は今回の新教育長に期待を寄せております。懸命に滝波教育長の残期間、3年近くございますけれども、その中で精いっぱいこの宝塚で、悲しい事件やまた子どもたちの荒れた、今荒れているという状況を議員の皆様もよく御承知だと思います。それを一つ一つしっかりと解決していくことに取り組む、今はそれに懸命に向かっていくしかありません。その後のことは、やはりみんなと協議しながら、また、教育現場がどのように落ちついていくかということを見定めながら、考えていきたいと思います。任期途中の、これは私も非常に残念です。本当に滝波教育長に任期をしっかりと全うしていただきたかったと私も思います。しかしながら、これほど多くの問題が現下のこの宝塚市内の小・中学校で起きている中で、看過しておくことはとてもできませんでした。それが任期を残した中での、滝波教育長も一生懸命やってくださったと思いますが、やはりこの荒れていく一方と思われる教育の現場の中で、私は市長として今の状態を続けていくという判断はできなかったし、その後話し合いを滝波教育長とする中でお互い合意に至ったというのがこれまでの経緯です。 ○小山 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  市長の思いはわかりました。まだこれから残りの任期がきた、伊達さんが務められた後どうされるかについてはまだわからないというところでお返事だったと思います。  先ほどから言っていますようにやはりぶつぶつの任期、しかも文部科学省から来られた方がなられたということも、それによって地元の教育、現場の課題の解決について何らかのやっぱり、しっかりとかめなかった部分もあるのではないかというふうな、私もそう思うんですね。市長の今度の御判断については、非常に人材としても頼もしい人が来てくれたなという思いがしておりますけれども、せっかく宝塚に滝波教育長が1年と5カ月ぐらいですか、おられたのを無駄にせず、やっぱり今までの歴代の、文部科学省から来られた方が省に帰られたときに、国に帰られたときもこの現場を見ていただいて、これを何らかの形で大きな教育の施策に生かしていただいていると思うんです。そこを言っていただきたかったんだけれども、その分今回の滝波教育長もしっかりとこの現場のことを伝えていただいて、また国で活躍していただけるようにしっかりとそれは伝えていただきたいと意見を申して終わりたいと思います。 ○小山 委員長  はい、ほかに。  山本委員。 ◆山本 委員  教育長の人事の任命権は市長にあると思いますのであれですけれども、議会への説明と納得できる部分での話をやっぱりお伺いしたいと思うので、いろいろお聞きしたいと思います。  教育長について、先ほど同じことをお聞きしたいなと思っておりましたんですけれども、先ほど子どものためには現場を知っている人でないとできないのではないかという、子どもの教育の場ね、地元を知っている人でないと教育長としてできないのではないかという話があったということは、滝波教育長ではできないだろうと判断をされたということになるわけですか。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  私もちょうど半年、もう7カ月ですが、さまざま起こっている教育現場のこと、不登校の子どもや荒れている子どもたち、また支援員の問題、フォロー、それに対して一生懸命滝波教育長とともに議論をし、どうにかしたいと思ってまいりましたが、やはりできないと判断したんです。現場をしっかりわかっていて、先生たちとの信頼関係やまた地域のいろいろな問題点を熟知していらっしゃる方しかできないと思いました。 ○小山 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  ということは、お話をされたのはそうしたら大分前からもうお話がされていたということになるのでしょうか。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  私は就任して以来、いろいろレクチャーとかそういうときに教育長の考え方、また小・中学校の現状を聞きましたし、話し合いました。それに対して、報告は来ます。こんな事件がありました、こんな傷害事件が起こりました、何がありました。それに対して具体的にどうしていきましょうか、こういうふうにしていけばということを話し合ったつもりですが、それに対しての目に見えた形での行動というのが私から見ましたらほとんどなかったというふうに思います。とても難しいことだったんだと思います。文科省からいらして、そしてこの宝塚のさまざまな問題に対して、目に見えて何かやっていくということがとても難しかったのだと思います。そして私自身も気持ちがあせっているのかもわかりません。でも子どもたちにとっては毎日毎日が大事な時間ですし、中学3年生はもうすぐまた卒業していきます。そんなときに、時間を私はゆっくり待っていることはできませんでした。  ですから、教育長ともいろいろ話し合いましたが、一つ一つこれに対してはこういうふうに手を打っていきたいというような具体的な、掘り下げた現実的な対応は私は感じられなかった。それは単に滝波教育長だけの問題ではなくて、教育全般の話であろうかと思います。行政側も、そして現場の先生たちも、保護者も、みんなで力を合わせるべきだと思います。決して教育長だけの問題ではありません。でもそこに手を入れていくには、その中でずっと人脈があり、一人一人の方たちにきっちりと物を言っていける、そのような人材が教育行政のトップとしては必要だったという判断に至りました。 ○小山 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  それでは、そこら辺はやっぱり市長の判断だと思いますので、またちょっと繰り返しとなりますけれども、任期満了していないことに関しての私も疑問がありました。それで辞表を出されたということですから、なぜ教育長のほうから任期満了していないのにそういうことになったのかなと非常にこれは疑問に思っておりましたが、本日の新聞を見ましたら、御本人も任期満了しないで途中でやめることになったのは非常に残念だということがあったと思うんですね。そのことに関して、任期満了させてくださいという話を市長のほうにされたのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  そのようなお申し出はありませんでした。ずっと滝波教育長とは、滝波教育長もしっかりと取り組んでいこうという姿勢は物すごくございました。どうにかしたい。でもなかなか壁が厚かった。それが現実だと思います。その壁を一緒に乗り切っていきたいという思いは双方にありました。ですから教育長が任期満了させてほしいというお申し出はありませんでした。ですから、2人の話し合いの中、私と教育長との話の中でお互いに最善の策をとらせていただいたというのが事実です。 ○小山 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。学期の最後ということでなくても1学期、2学期、3学期のその最終という時期でもなく、もう本当に2学期の全く真ん中の途中ということになりますので、非常にこれは学校現場への混乱も予想されるのではないかなと思うのですけれども、そこら辺は何か対処とかはあるのでしょうか。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  今回新教育長になっていただく伊達先生は現場をだれよりも熟知していて、信頼関係もあり、子どもたちの日々のこともよくわかっていらっしゃる方です。即戦力、そのようなことでの新教育長の決定です。現場に絶対混乱を起こさない。ましてやそれに対して一歩、勇猛果敢にやってくださる人材だと、そのように判断しての決定です。 ○小山 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。伊達先生は学校支援チームのリーダーをされているという話を聞いております。本当に、荒れている現場での大変な行動力があるという話を聞いておりますけれども、行動されていた伊達先生の次の学校支援チームのリーダーとして、次の予定をされてちゃんとその手当てができているのかどうかをお聞きしたいと思います。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  伊達先生の思いの中ではおありだと思いますが、直接お名前は伺っておりません。 ○小山 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  そこら辺が一番ちょっと不安な部分もあるかなとは思うんですけれども、次に後任の人事が決まらずに伊達先生が教育長になってしまう。そしてその学校の現場には行けないということになりますので、かえって現場の荒れている状態を平常化するには伊達先生がこちらのほうに座ってしまわれたら行動ができないということでの手当てがすぐにできているのでなければ、非常なそれこそ混乱になるのではないかなと思いますが、そこら辺はどうでしょうか。 ○小山 委員長  久後管理部長。 ◎久後 管理部長  今、今後のスケジュールの中で、当該委員が新教育長に就任されるというふうな予定の中で当該後任人事についての今鋭意、その空白を生じないように、今現在進めているところでございます。 ○小山 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。なるべく空白が起きないように、今からインフルエンザのこと、そしてまた学期末やなんかのことにもかかわってくると思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  それと、もう一つお聞きしたいんですけども、教育委員会の委員5人いらっしゃるのでしょうか。その中で1人学校長のOBの方が1人現在いらっしゃると思うんですが、伊達教育長が入られたら2人学校長のOBの方が入られると思うんですけれども、それについてちょっと偏りができたりということはないのでしょうか。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  それは偏りができないように、しっかり先生方皆さんに、教育委員の皆様にはお話をいたしまして、偏りができないように私も精いっぱいフォローしていきたいと思っておりますし、委員長の田辺先生が非常に取りまとめがすばらしい方でいらっしゃいますので、田辺委員長によろしくお願いしますということで言っております。 ○小山 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  メンバーを変えるとか、そういうお考えはないのでしょうか。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  現在のところございません。任期は全うしていただくということでございます。御理解いただきたいと思います。 ○小山 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。とりあえず学校のほうの途中ということで非常な混乱が起きないように、滝波教育長も大変すぐれた方だったと思いますので、それに関しての宝塚市の対応も考えていただきたいと思いますし、今後国に帰られてからも、きっちりした形で帰られるように、このような記事が載りましては非常に宝塚市としても困った問題になるのではないかなと思いますので、今後はより一層考えていただきたいというのはたくさんあると思いますが、教育のことに一生懸命頑張っていただきたいと思います。 ○小山 委員長  ほかにありますか。ありませんか。  はい、中野委員。 ◆中野 委員  そうしたら、聞きたいことは皆さん聞いていただいたので、まず今回この議案の中にも伊達さんの経歴とか載っているので、ちょっと教えていただいてよろしいか。確認という意味で。昭和44年4月に宝梅中学、中学校教諭としてつかれた。中学校ですから専門教科みたいなのがあると思うんですけれども、それについては。 ○小山 委員長  橋元部長。 ◎橋元 学校教育部長  専門のほうは体育でございます。 ○小山 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  そして、教諭からずっと、次、教育委員会へポンと行くんですけれども、その間に例えば教頭の経験というのは、ここには経歴には載っていないんですけれども、あるのかどうかだけちょっと。 ○小山 委員長  橋元部長。 ◎橋元 学校教育部長  教頭経験はございません。 ○小山 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  これ、素朴な疑問で、教頭経験なくて校長になるというのはなれるんですかね。 ○小山 委員長  橋元部長。 ◎橋元 学校教育部長  県の教育委員会の方針で、そういう形で就任されることはございます。 ○小山 委員長  中野委員。 ◆中野 委員  現場経験、ずっと現場じゃないんですよね。教育委員会におられたり、校長もされてまた教育委員会に戻られて、今はまた支援チームのリーダーという形でなられているということで理解します。  先ほどの市長の話からいえば、現場経験者で信頼も厚いから大丈夫やというふうな、この判断の仕方というのがよくわからない、一つは。教育改革をしたいというのはよく当然わかりますし、目の前の子どもがという部分もすごい感情としてはごっつわかります。ただ、市長がなられていえば7カ月、8カ月である程度判断をした。任期あるにもかかわらず判断をしたというところの、何やろ、根拠というか目的というかは、まあ子どものためやというふうに先ほども強く主張されていた、いろいろな問題があるからいうので現場の方を投入すれば何とかなるやろというふうな判断ですよね。自分でもあせっているのかもしれないというふうに言われている部分というのは、やっぱり僕らもすごい気になる部分です。市長が考えて選ばれたのではあるんやろけれども、何となくあせりなのかもしれないという部分については非常に危機感があるかなという気がします。これひょっとして今回なられる方を投入しました、また1年たたないままに現場が変わらなかったらかえないといけないですものね。そういう意味でいえばね。またかえないといけない。今の言葉からいえば、いろんな仕組みとかシステムとかを無視して子どものためにというのであれば、変わらなかったらまたかえないといけないという形の判断になりますよね。よくなっていけば当然いいんですけれども、既に今の段階でハードルというか、なる方にとってのハードルは非常に高いところに設定されてしまっているから、非常に、例えば何年かかけて教育改革をしようと思った、でもできないですよね、今の段階では。任命する市長があせっているという形になれば、すぐかえないといけないとなると、非常にある意味、現場ですごい信頼あった方が例えば指揮官になったときにどうなるかというと、うまくいく場合もあればうまくいかない場合もありますからね。そういうことも考えないといけないのではないかなというふうに思います。そういう意味でいったら、今後こういった形の、例えば人事についての物の考え方について、もし何かあればちょっと教えていただければ。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  私は、新人事伊達新教育長を選任するには非常にいろいろな方の意見も伺い、私自身慎重に、慎重に選びました。先ほどのあせったという意味は、私自身のそういう思いだけのあせりではなくて、子どもたちにとってこのままでいいはずはないということはこの半年考えてきたことです。市長になってずっと考えてきたことです。と申しますのは、昨年から宝塚の中学校ではいろいろな事件やさまざまな問題が起きています。昨年からです。やはりその市民の声というのは私も一市民として宝塚の学校、本当に最近荒れているよねという話はいろんな方から聞いていました。落書きの問題もそうです。自死の問題もございました。いろんな事件がもうここ何年か続いております。そのことを憂慮したのも、私が市長に立候補した大きな理由です。ですから、私はずっと教育問題に関しては当初から教育長と何とかしたいという、そのような話し合いを重ねてきました。市長になってから急に教育問題に対して何かやらなければと思ったのではありません。ずっと、一市民としてこの宝塚の教育の問題は憂いておりました。ですから、気持ちがあせってというのは、やっぱり教育改革はもうやらないと遅いという、そのようなあせりです。そして伊達校長に対しては全部丸投げでお任せするわけではありません。地域の保護者、現場の先生、子どもたち、やっぱりその中であるべき宝塚の教育を模索していく。それが私自身の務めでもありますし、職員の務めでもございます。ですから、もう途中でかえるということはないという人事をいたしたつもりです。 ○小山 委員長  いいですか。ほかないですか。  浜崎委員。 ◆浜崎 委員  さっきから大体各委員の話を聞いて、市長の話も聞きまして大体はわかっているんですけれども、今ちょっと中野委員のほうからも話があったんですけれども、学校が荒れているということが一番大きな問題、原点はこの新聞見るまで私、実は知らなかったんです。この新聞を見て、えらいこと書いてあるなと、たまたまきょう来るときに朝見まして、どないなっとんねんというのがまず1点あった上での私自身の疑問なんですけれども、PTAを市長はずいぶん前からやられている、これは保護者であればだれでもやってきたことやと、当たり前やろなとは思っておるんですけれども、教育に対して教育長と議論をずっとしてきましたよと、いわゆる集団万引きやとか学校が荒れているというその議論をいろいろやってきたと、その結果現場を熟知した、経験のある人物を宝塚市の教育のためにはやっていきたい、先ほど市長の子どもを守りたいという熱い気持ちというのはよう聞かせていただきました。また、この新聞に書いてあります、給食がどうのこうのということで書いてあるわけですけれども、それは給食の問題ではおいしいですねという話しかしてなかった。その他のものについても、ここからが問題なんですけれども、教育に対していろいろ議論してきた。集団万引きが発生している、学校が荒れている、子どもを守りたいと言っておきながら、先ほど市長の答弁の中に、教育長とは淡々と、そのいろいろな問題に対しては淡々と話をしてきたというふうに言われたんですけれども、淡々と話をする問題じゃないやろというように私は話を聞きながら感じていたところですけれども。やはり先ほど、今随分とこの後の話になってくると、教育長と現場、先生、生徒の関係等々考えた上でいろいろな判断をしましたということなんですけれども、であれば淡々と話ということはないと思うんですね。やはりもっと真剣に、いみじくも地域の、新しく選ばれるこの伊達さんとかいう方に反対するとかどうのこうのじゃないんですよ。要は前滝波教育長との話を今しているわけで、そういう中で今回は地域の人たちだとか学校とかほかの職員も含めてこの教育について、いわゆる新教育長に対して協力、いわゆるみんなで頑張ってやっていきますというような内容で今私聞こえたわけですけれども、であれば前教育長のときにどうされたのかなと、先ほどの淡々と話し合ったということが非常に私自身はひっかかったんですけれども、そういった今市長がここで議員の前で委員会の中で熱い思いを今語られたわけですけれども、そういう熱い思いでこの滝波教育長と本当に話をされたのかどうかというのをお聞かせください。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  熱い思いはいっぱい語りました。一緒にやっていきたいと。そうしたら一緒に、本当に冷静な方です。そうですねとおっしゃって、そういう意味でその後に対して、全部いろんな方を巻き込んでという状況に至らなかった。淡々とというのは、大げんかとか話し合いの食い違いというのがなかったという意味です。一生懸命私は熱い思いを語ったし、教育長も本当にそうですね、どうにかしないといけないですねという思いはあったんですが、どうにかしようということがいろんな人たちを巻き込んで、じゃあこういうことをしていこうということにならなかった。なれなかった。ここが、すごく私は残念に思っております。 ○小山 委員長  浜崎委員。
    ◆浜崎 委員  先ほども市長の中で問題点に対する姿勢が感じられなかった、いわゆる前教育長の具体案がなかったと、熱い思いを語ってもという、逆に言えば教育長のほうが淡々とした答えしか返してこなかったというふうに、私もそうなんかなと、その現場を見ていませんのでそれしか言いようがないんですけれども、ただやはり組織というものは教育長だけがあって教育委員会というのは成り立たない。これはもう当然ですよね。ということは、滝波教育長と教育委員会の間がスムーズにいっていたのか、いってなかったのか、例えば裏を返して言えば、市長がこういう問題点が、学校が荒れてる、集団万引きが発生した、集団暴力事件が発生している、前教育部長が赴任していった、それも■■■■■になって辞職までしまった、退職してしまった、そういったもろもろのことを多分切々と話されたと思うんですよ。              (「委員長議事進行」の発言あり) ○小山 委員長  はい、寺本委員。 ◆寺本 委員  今、浜崎委員の発言の中で■■■■■になって帰ったという発言がありましたけども、そういうことは、そういうふうにはどこにも報告されてないのでありまして、ちょっと不適切かと。また、前教育長御自身の非常に名誉にかかわることになりますので、少し取り扱いについて協議したいと思います。お願いします。 ○小山 委員長  しばらく休憩します。                  休憩 午後 0時23分                ───────────────                  再開 午前 0時24分 ○小山 委員長  それでは委員会を再開します。  寺本委員から指摘がありました。浜崎委員、ちょっと見解を。  はい、浜崎委員。 ◆浜崎 委員  教育部長が退職されたということに対しての時点で、■■■■■と言ったか、それは私が誤って発言しましたので訂正いたします。削除お願いします。 ○小山 委員長  削除ですね。はい。  それでは質疑を続けたいと思います。 ◆浜崎 委員  そういう形で意欲を持って行かれた方が、そういった形で退職をされてしまったということも現実としてありました。そういった中で本当に、今市長がお話をされている、学校が荒れている、子どもが大切だということですね、そういったところが教育長との話だけで終わってしまっているということを市長としては心配されたというか、考えられて、非常に残念だと、市長自身もこういうことでは教育が成り立たないからあせっているという発言に先ほどなったと思うんですけれども、次の教育長が仮にかわったとしても、それはまた同じようなこと、先ほど中野委員のほうからもそういう話あったんですけれども、繰り返しになるので余り言いませんけれども、やっぱりそういうことが現場が大事だと言われながらその現場を単に教育長と市長だけの話で終わってしまっていたのか、さらに先ほど言いましたように組織というものはやはりそこから下があるという、そこの組織をまとめる力が教育長になかったというふうにお考えだったのかをお伺いしたいんです。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  教育長がまとめる力がなかったとかそういうことではないと思います。私もやっぱり行政側で管理部長、教育部長、みんなにどうにかしなければということでみんなを交えてともに議論をしました。やはりでも教育委員会のリーダー、教育界の、教育改革のトップリーダーは私は教育長であり、それをサポートしていくのが私でもあると思いますが、そこの力が至らなかったかもしれないと思います。次の人事ではそのあたりしっかり私も、誠心誠意取り組んでいく所存ですので、これからを見ていただきたいと思います。 ○小山 委員長  浜崎委員。 ◆浜崎 委員  それともう一つですけれども、昨年から教育についていろいろなことを考えていたと、先ほど答弁されたんですけれども、教育長の新人事のことに関していろいろな方に相談しましたと先ほど御発言があったんですけれども、そのいろいろな方というのは具体的にといったら、これ言える範囲で結構ですけれどもどういう方に相談されたんですか。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  私は教育長人事で相談したということは言っておりません。いろんな現場の方たちと、今の宝塚の小学校や中学校、どういうことが問題だろうかとか、そしてみんながどんな先生をやはり信頼しているのとか、どういうふうな教師像というのがあると聞いた中で伊達先生のお名前がたくさん出て、私の頭の中の記憶にそれが残っていたということです。あと何人かも、いろんな方のお話は出ました。歴代の校長やさまざまな教育界の方で、この人はすばらしかったとか、いろんな方のお名前はありました。でも、今回の人事で私が特定のだれかに相談したということはございません。 ○小山 委員長  浜崎委員。 ◆浜崎 委員  わかりました。  この新聞で書いてあることなんですけれども、滝波教育長、教育振興基本計画をこの7月から策定し始めたばかりで、学期の途中で辞職するということ自体が学校現場に混乱を与えるという、非常に残念だという思いを語られているわけですけれども、先ほど市長の答弁の中でそういうことじゃないんですよということなんですけれども、ここの基本計画を7月から策定し始め、これはもう事実の話で、だと思うんですね。これを任期途中でかわられる、次の教育長の方にどのようにうまくバトンタッチさせていく、今からやっていく、今やっている最中なんで、バトンタッチはできると思うんですけれども、その辺スムーズにバトンタッチができるかどうかという点を、市長は今これを交代させるということをやられているわけなんで、ちょっとそこのところをもう一度お聞きしたい。 ○小山 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  私は滝波教育長と、辞表を受け取るときに、お互いにかたい握手をしまして、私は本当に残念でした。一緒にやっていきたいとずっと思って議論をしてきましたので、それで教育長とも、宝塚の教育を頼みますと、滝波教育長は私に言ってくれました。私もそれには本当に涙でしか返すことができませんでした。その言葉をしっかり受け取って、これからも滝波さんが文科省のほうにお帰りになっても交流は続いていきます。決して不本意な形での別れではありません。これからも指導を仰ぎたい。そして滝波教育長は宝塚をよろしくと言ってくれました。私はその言葉を重く受けとめて、しっかりと滝波さんに笑って宝塚のことが御報告できる、その日のために頑張っていきたいと思っています。 ○小山 委員長  よろしいか。 ◆浜崎 委員  いいです。 ○小山 委員長  ほかにありますか。 ◆坂下 委員  皆さんおっしゃったんで1点だけ。 ○小山 委員長  坂下委員。 ◆坂下 委員  今ずっと話聞いていましてちょっと思ったのは、滝波教育長に対して各学校長はどういう思いで接しておられたのかなと思ったんですけれども、それは。 ○小山 委員長  答えられますか。それはちょっと答えようがないよね、それは。 ◆坂下 委員  それじゃ、いいですわ。 ◎中川 市長  一言、じゃあ。 ○小山 委員長  はい、中川市長。 ◎中川 市長  私ほとんど体育祭に行きまして、校長先生と競技を見ながらいろいろ話をしました。教育長についての具体的な名前は出ませんでしたので、それぐらいしかお答えできません。お許しください。 ○小山 委員長  それでよろしいですか。  ほかにありませんか。                (「取扱協議を」の声あり)  それじゃ、もうここだけでしましょうか。我々委員だけでやりますか。                 (「はい」の声あり)  それではしばらく休憩します。                 休憩 午後 0時33分               ───────────────                 再開 午後 0時50分 ○小山 委員長  それでは委員会を再開いたします。  質疑を終了してもよろしいね。                 (「はい」の声あり)  質疑を終了します。  討論に入ります。討論はありませんか。  中野委員。 ◆中野 委員  そうしたら私は反対の討論をさせていただきたいと思います。というのは、いろいろ議論、先ほどもあった中で、やっぱり人事というのはすごい大事なことやと思うんですけれども、その部分について在任期間満了でない、結構途中である、今までもそういう形で続いてきたというのと、先ほど市長も言われた、子どもたちのためにということをほんまに考えると、確かに今の子どもたちの大変さも当然あるんですけれども、これから出てくる子どもたちも当然いてるんですよね。そう考えたときに、子どもの問題というのは大人の責任ですから、大人がそういった形で、ある意味人事を変えたら何とかなるみたいな発想というのはあんまりよくないんじゃないかなと。そんなことないと思いますよ。多分市長はそんなこと思って変えるわけではないと、何とかしたいから変えようと思ってはるんだと思うんですけれども、本来であればある程度の期間、例えば今の教育長とともに教育改革を一生懸命するべきだったと思うんです。また、していかないと、そのことは当然子どもも見ていますから、どういうふうに教育長、ほんなら市長が変えて、変えてという言い方は変ですけれどもね。ともにやるのかなというふうに多分見ているとは思うんですよね。それは、僕らの姿もそうですけれども、子どもはやっぱり見ていますから、そういう意味合いでいえば、そういったこともしっかりやっていかないと僕はいけないなと。大変な大きな壁をともに一生懸命乗り越えている姿みたいなところというのは見せるべきやというふうに思います。ただ単にトップを変えたから何とかなったという形よりも、僕はそっちのほうが大事だというふうに思うので、伊達さんがどうのこうのというのは僕もわからないんです。この方がどんな立派な方であるとかいうのはわからないんですけれども、そういう部分というよりも選任、選び方の期間の短さであったりとか、人事の物の考え方であったりというのはちょっと疑問があるので、同意しかねるかなというふうに思います。 ○小山 委員長  ほかに討論ありませんか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  それでは私からは賛成の立場で討論をします。  3代ですね、文科省からの人事ということで、こちらから招聘しての人事がありまして、そのうちの2代の方についてはあちらからの引き揚げということで、二度とこんなことがないようにということで今回の滝波教育長、来ていただいた経緯がございます。結局この3人が任期を全うせずに、短期間の間に教育委員会の重職にある方が変わっていったということは、非常に宝塚の教育行政については大きな損失、ダメージであったと思いますし、そのせいではないですけれども、やはり一丸となって取り組んでいく姿勢については弱いものになってしまったのではないかというふうに思っております。個人の責任というよりもそういう状況があったのではないかと思っております。  今回、なぜこの時期に突然辞表を出されたかということについては質疑の中でも一定お聞きしましたが、市長の教育に対する熱い思いは受けとめるにしても、やはりこの新聞に書かれている御本人の不本意そうな状況と市長の答弁との間の乖離、それから市長の公約された公選制との絡みにおいては私も少しまだ納得し切れてないところもございます。ですけども、今現実大変なたくさんの教育課題を前に、教育長が不在となる時期ができてはいけないと思いますし、また今度就任される御予定の伊達さんについては、非常に教育現場からの信頼も厚いと聞いておりますし、私たち自身も議会答弁などを通じてお人柄や能力については信頼してきている、ベターな人選だと思います。なので、教育長をどういうふうに決めていくかの経緯についてはこれからもしっかりと検討していっていただきたいと。本当にうまくいってなかったわけです、今まで。その反省も踏まえて、新しい教育長と宝塚の教育現場をよくしていっていただきたいという願いを込めまして、賛成討論とさせていただきます。 ○小山 委員長  はい、ほかに。  となき委員。 ◆となき 委員  うちの共産党議員団としてはやっぱり、国から、文科省からの人事ということに対してはやっぱりその地域、宝塚の教育というものをよくわかっている人のほうがいいやろうということで、これまでにも反対という態度をとってきたという経過もありますけれども、今回伊達さんいうことで、僕自身も、部長をされていたんで議会での答弁等お話を聞いたこともありますけれども、いろいろこの地域の教育ということをよくわかっている。熱意ですね、すごい熱意ある方やと僕自身は個人的には思うんですけれども、そういう方が頑張ってやってくれるということであればそこを信頼して、何とか今の教育をよくしていってもらいたいという思いがあります。  先ほどの質疑の中で、他の委員からいろいろ言われていたんですけれども、その中で公選制のことについて質問が出されていたんですが、市長から答弁ありましたように、公選制をやりたいという思いとしてはあると。そやけど、現時点の判断ではそうではないというのも十分理解できる話なんで、これから先どうしていくかというのは今後その時々で考えていくことやと思いますんで、それはしっかりその時々で考えていただければなと思います。  何にしましてもやっぱり、今の教育現場のいろいろ起こっている問題等をきちっと対応していくということが最重要課題だと思いますので、その辺はしっかりやっていただきたいとお願いして、賛成の討論とさせてもらいます。 ○小山 委員長  ほかにありますか。ありませんか。                  (発言する者なし)  それでは、討論を終結いたします。  議案125号、宝塚市教育委員会の委員任命につき同意を求めることについて、お諮りをいたします。  同意することに賛成の委員の方の挙手を求めます。                 (賛 成 者 挙 手)  挙手、賛成多数であります。  したがいまして、議案第125号は同意することに決しました。  お疲れさんでした。  これで総務常任委員会を閉会いたします。                  閉会 午後 0時57分...