何とぞよろしくご審議のほど,お願いを申し上げます。
4
◯委員長(
梅田幸広) 当局の報告は終わりました。
それでは,ただいまの
報告事項についてご質疑はございませんですか。
(なし)
5
◯委員長(
梅田幸広) 次に,この際,水道局の
所管事項についてご質疑はございませんか。
(なし)
6
◯委員長(
梅田幸広) 他にご質疑がなければ,
水道局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。
当局,どうもご苦労さんでございました。
なお,
委員各位におかれては,
建設局が入室するまで,この場においてしばらくお待ち願います。
(
建設局)
7
◯委員長(
梅田幸広) それでは,これより
建設局関係の審査を行います。
議案2件及び
報告事項2件について一括して当局の説明及び報告を求めます。局長,着席されたままで結構です。
8
◯松浦建設局長 ありがとうございます。それでは,第96
号議案指定管理者の指定の件(
布引公園の1区域ほか)につきましてご説明申し上げます。
資料1の3ページ,
参考資料,
布引公園の1区域ほかの
指定管理者の指定についてをごらんください。
本件は,
布引公園の1区域としての
布引ハーブ園ほかの
指定管理者を指定しようとするものでございます。
1.公の施設の名称及び
指定管理者ですが,このたび指定を行う公の施設は神戸市
都市公園条例に基づき設置している
布引ハーブ園,
相楽園,
森林植物園,
離宮公園,
北神戸田園スポーツ公園の5公園でございます。
布引ハーブ園につきましては,後ほど,第97
号議案でご説明いたします
公共施設等の買入れの件(
新神戸ロープウェー)の
PFI事業による施設との
一体的運用が必要な施設として公募いたしました。
布引ハーブ園の
指定管理者につきましては,
候補者として選定した
日本ケーブルグループが
指定管理事業と
PFI事業を実施するために設立した
特別目的会社である
神戸リゾートサービス株式会社を指定しようとするものでございます。
相楽園につきましては神戸市
造園協力会・神戸市
公園緑化協会グループを,
森林植物園につきましては
財団法人神戸市
公園緑化協会を,
離宮公園につきましては神戸市
公園緑化協会・神戸市
造園協力会グループを,
北神戸田園スポーツ公園につきましては
神戸電鉄株式会社を,それぞれ
指定管理者として指定しようとするものでございます。
2.
指定期間は,
布引ハーブ園につきましては,
PFI事業の
運営期間と同じ平成22年4月1日から平成38年3月31日までの16年間でございます。
相楽園ほか3公園につきましては,平成22年4月1日から平成26年3月31日までの4年間でございます。
3.選定の経過ですが,
布引ハーブ園につきましては,
募集要項の公表を平成21年4月17日に行い,
参加表明書等の
受け付けを6月10日に行い,
提案書類の
受け付けを7月27日,28日の両日に行いました。
候補者選定については,8月27日に行っております。
次ページをお開きください。
相楽園ほか3公園につきましては,
応募要領を平成21年6月19日から30日まで配布し,
提案書類の
受け付けを8月10日から12日まで行いました。
候補者選定については9月10日に行っております。
4.
選定方法でございますが,
布引ハーブ園につきましては,
新神戸ロープウェーの改修・運営を行う
PFI事業者との
一体公募を行い,1件の応募がございました。
応募者の
提案書の内容について,
新神戸ロープウェー再
整備等事業者審査委員会において,
事業計画,
リスク対応,集客力,
収支計画,
運営計画,
維持管理計画等について総合的に評価を行い,
指定管理者候補者かつ
PFI事業優先交渉権者となる
事業者を選定いたしました。
相楽園ほか3公園につきましては,
指定管理者の公募に対して9件の応募がございました。
応募者の
提案書の内容について,
建設局指定管理者候補者選定委員会において,
法人等の概要,
事業計画,
収支計画について総合的に評価を行い,
指定管理者候補者を選定いたしました。
以上で第96
号議案についてのご説明を終わらせていただきます。
続きまして,第97
号議案公共施設等の買入れの件(
新神戸ロープウェー)につきましてご説明申し上げます。
資料2の3ページ,
参考資料,
新神戸ロープウェーのうち改修により整備される部分の買入れについてをごらんください。
本件は,
新神戸ロープウェー施設のうち,改修により整備される部分を
公共施設等として買い入れようとするものでございます。
まず,
新神戸ロープウェーの改修・
運営事業(
PFI事業)の概要でございますが,
新神戸ロープウェーの改修・
運営事業は,
PFI法に基づく事業として実施することとしており,
事業者が
ロープウェー施設を改修し,
契約期間中の運行及び
維持管理を
独立採算で行います。市は,
改修費用の一部を負担し,改修により整備される部分を
事業者から買い入れます。
改修費用は,総額は12億9,150万円であり,このうち市が4億7,250万円を負担し,
事業者が残りの8億1,900万円を負担いたします。
改修内容は全搬器の
車いす対応化,搬器とホームの
段差解消,
換気性能の向上,揺れの低減,
スピードアップ等でございます。
施設仕様は,資料の表に記載しているとおりでございます。
PFI事業契約の
契約期間は市会の議決を得た日から平成38年3月31日まででございます。
事業者選定は,第96
号議案でご説明いたしましたとおり,
布引ハーブ園の
指定管理者との
一体公募により選定いたしました。
今後の
事業スケジュールは,平成22年4月に
事業者が
ロープウエー及び
布引ハーブ園の運営を開始し,11月から
ロープウエー改修の
現地工事を開始いたします。
布引ハーブ園は休園といたします。
改修工事が終了した後,平成23年4月に改修後の施設の
グランドオープンを行う予定でございます。
続きまして,買入れについてですが,1.買入物件は,
新神戸ロープウェー施設のうち改修により整備される部分でございます。主な
整備内容は,
ロープウエー設備・
システムの更新,これには
原動装置,
緊張装置,搬器,
制御システム等が含まれており,このほか支柱の増設,駅舎の改修等でございます。
2.買入価格(
市負担分)は,4億7,250万円でございます。
3.
選定事業者(売渡人)は,
神戸リゾートサービス株式会社でございます。
次ページの4ページには,議決の
根拠法令となります
PFI法及び同施行令を記載しておりますのでご参照ください。
以上で第97
号議案についてのご説明を終わらせていただきます。
続きまして,報告,
指定管理者の指定の件(神戸市しあわせの村の公の施設)について(第82
号議案)
建設局関係分についてご説明申し上げます。
資料3の1ページ,
参考資料,報告,
指定管理者の指定の件(神戸市しあわせの村の公の施設)についてをごらんください。
本件は,しあわせの村の
指定管理者を指定しようとするものでございます。
1.公の施設の名称及び
指定管理者ですが,このたび指定を行う公の施設の
建設局関係分は,
屋外運動施設である
陸上競技場,球技場,
テニスコート,
アーチェリー場や体育館,プール,温泉などの
温泉健康センター,
宿泊施設である
野外活動センターあおぞら,
キャンプ場等でございます。
指定管理者として,
財団法人こうべ
市民福祉振興協会を
代表者とした6団体から成るしあわせの
村運営共同事業体を指定しようとするものでございます。
2.
指定期間は,平成22年4月1日から平成26年3月31日までの4年間でございます。
3.選定の経過につきましては,
応募要領を平成21年7月3日から17日まで配布し,
提案書類の
受け付けを9月16日から18日まで行いました。
候補者選定については,10月13日に行っております。
4.
選定方法につきましては,
指定管理者の公募に対して,1団体の応募がございました。
応募者の
提案書の内容について
保健福祉局及び
建設局合同の
指定管理者候補者選定委員会において,
法人等の概要,
地域貢献,
事業計画,
収支計画について総合的に評価を行い,
指定管理者候補者を選定いたしました。
なお,3ページに
保健福祉局上程議案をつけておりますのでご参照ください。
以上で報告,
指定管理者の指定の件(神戸市しあわせの村の公の施設)について(第82
号議案)
建設局関係分のご説明を終わらせていただきます。
続きまして,平成22年度兵庫県予算に対する要望のうち,
建設局関係分につきましてご説明申し上げます。
資料4の2ページをお開きください。
まず,
要望事項につきましては,全市で7項目ございますが,アンダーラインを引いておりますのが
建設局関係分で,2.安全で安心な
まちづくりの推進について,7.
都市基盤の充実についての2項目でございます。
それでは,内容につきましてご説明させていただきます。
3ページをお開きください。
2.安全で安心な
まちづくりの推進についての(4)河川の
安全度向上に向けた
取り組みといたしまして,
浸水想定区域のある河川の
治水安全度の向上,
新湊川水系における
洪水対策に係る
計画調査,志染川,明石川の
改修事業の推進,神戸市域内における
武庫川水系二級河川の改修を
河川整備計画へ位置づけることによる
改修事業の推進,並びに
河川緑地軸に係る防災ふれあい
河川整備(新湊川)の推進について,また,
一級河川(
指定区間)及び二級河川における
維持管理の充実,並びに
増水警報装置の設置等(妙法寺川及び新湊川)による
河川利用者の
安全確保対策の
充実強化について,さらに,
都市基盤河川改修事業に係る
事業費の確保につきまして要望いたしております。
(5)でございますが,急
傾斜地崩壊対策事業等の治山・
砂防事業や
土砂災害警戒区域等の指定など,総合的な
土砂災害対策の推進を要望しております。
(6)でございますが,
六甲山系グリーンベルト整備事業の継続的・計画的な
事業推進を要望しております。
(7)でございますが,森林の
保全育成に係る支援の継続を要望いたしております。
(8)でございますが,
県民緑税を財源とする事業について,
対象事業の拡充及び事業枠の拡大を要望しております。
5ページをお開きください。
7.
都市基盤の充実についての(1)でございますが,新
名神高速道路,
神戸山手線南伸部,
大阪湾岸道路西伸部,及び第二
神明道路北線未
整備区間(
永井谷ジャンクションから
石ケ谷ジャンクション)の早期の整備に係る積極的な
取り組み,並びに新
神戸トンネル有料道路の
阪神高速道路ネットワークへの編入に対する支援を要望しております。
以上で,
建設局所管議案及び報告のご説明を終わらせていただきます。
何とぞよろしくご審議のほど,お願い申し上げます。
9
◯委員長(
梅田幸広) 当局の説明及び報告は終わりました。
これより順次質疑を行います。
最初に,第96
号議案について,ご質疑はございませんですか。
10
◯委員(
松本のり子) 96
号議案は,まず
相楽園と
離宮公園のことで,ちょっとお聞きしたいんですけども。この
相楽園と
離宮公園は,神戸市
造園協力会と神戸市
公園緑化協会グループが
指定管理者となってますが,これ4年前は
相楽園が
造園協会で,
離宮公園が
緑化協会が
指定管理者になってました。今回,ほかの
神戸電鉄という強力なところが,
離宮公園を見ますと,応募してきたために,2つの
グループが一緒になって,強力なところを阻止するために一緒になったんじゃないかというふうに,この記者さんに発表されてます選定結果を見てると,そう思わざるを得ないんですけども。というのが,
離宮公園は合計点見たら,
候補者が78点で,次点が74点と,この次点が
神戸電鉄の
共同事業体となってますが,
造園協会と
緑化協会が一緒になって,結託して,他の参入を防いだんではないかというように見えるんですが,その点はどのように結果見られてるのかということが1つと,あと,
布引公園,これ
ハーブ園ですけれども,ここはきのう,うち,
議案質疑をさせていただきましたが,応募が,ここも
リゾートサービス会社1社であったということで,
競争性が働いてないのではないかという質問をさせていただいたところ,副市長の方は,3つの会社が
説明会に来たので,応募したのは1社であっても,十分,
説明会に来たから
競争性は働いてるというふうなご答弁だったと思うんですけれども。しかし,実際これまでも
ケーブルが,あそこ運営しておりましたし,そして
市場調査なんかも,
ケーブルがこれまでにしてたという経過から見ると,ほかの説明に来た会社にとっては,あっ,これはもう当初から無理だというふうに思われて,応募しなかったんじゃないんかなと思うのが妥当じゃないんかと思うんですが。やはりそういうことから考えて,
競争性というのは働いてないので,これについてももう1回,本当に検討し直すべきではないかと思うんですが。それと,この
布引ハーブ園,前の9月の議会でもお聞きしましたが,
ロープウエーに乗る──入場料が歩いて
ハーブ園に行く人にとっては,かなり金額が高く──今まで以上に高くなるということだったと思うんですね。それについて質問したら,検討するとおっしゃってましたが,ここの入園料,
ロープウエーを使わない人の入園料はどのように検討をされたのかお聞きします。
11
◯松浦建設局長 まず,
相楽園と
離宮公園が
造園協力会と,それから
緑化協会合同でというお話でございますが。そもそも
指定管理者の指定に当たりましては,指定の
委員会を設けまして,各
選定基準を設けまして,評価をしております。この4公園──
相楽園,
離宮公園,
森林植物園,
北神戸田園スポーツ公園,この
4つ一緒にやったわけですが,
法人等の概要,それから
事業計画,
収支計画,こういった点でさまざまな評価を,第三者の委員の方を入れまして評価していただいております。その結果,
相楽園につきましては,昨年は
造園協力会,これまだ法人化してなかったんですが,今回法人化されたようでございますが,単独だったということで,今回は
緑化協会が参入して,合同で
相楽園の
指定管理に応募されたということで
候補者になってるということでございますが,我が方で確認いたしますと,やはり相互補完的な話がございまして,
造園協力会が主として
相楽園の
管理運営をしていただくということなんですが,協会につきましては,
相楽園の
集客対策というか,市の
観光スポットとしてのPR等,
関係機関との調整役という役割を協会が主体的に行っていきたいというようなことを伺っております。また,協会は
園内最大の行事であります菊花展──この間ございましたが,3万人ぐらいのお客様が来られておりますが,これの
共催者でございまして,
共催者,
管理者の──これまでは
管理者ではございませんでしたが,
共催者,
管理者の両方の立場で積極的に推進していくということで,よりそういった
イベント面の事業をやりやすくしていくと,こういった形で
公園緑化協会が主として
イベント関連とか広報等,そういった関連で参画するということで,主体は
造園協力会と聞いてます。
相乗効果を高めて,より
相楽園を皆様に親しんでいただこうと,こういう考えを伺っております。
それから,
離宮公園でございますけれども,
離宮公園は,前回は
緑化協会だけということでございました。
離宮公園,さまざまな施設がございまして,特に
園地管理,バラ園とか,花の庭園とか,いろいろ植物関係ございますが,そういった施設につきましては,これは当然
緑化協会直営で全部できるものではございませんので,
造園業者にいろいろ工事,それから
維持管理等,委託したりしてるものもございます。今回は,そういった,特に温室とか,
花ショウブ園とか,そういったところにつきまして
造園協力会にまとめて
指定管理者として,協会からの
受託者ではなく
指定管理者として責任を持ってやっていただこうという,
業務分担をはっきりさせまして,お互いに責任を持って
離宮公園の
管理運営をやっていこうと,こういうスキームになっておりますので,特に,他団体を排除するとか,そういったお話ではございませんで,よりよい
管理運営をするという目的のもとに,この2つの団体が一緒に応募されて,
管理者の
候補者になったということでございます。
それから,
ロープウエーの話で,
競争性の話でございますが,確かに,実際に応募してきましたのは,最後は
日本ケーブルを主体とする
グループでございまして,今,
神戸リゾートサービス株式会社というSPCを,神戸市に本店を置いてつくっていただくという話になっておりますが。今もご指摘ございましたが,
説明会のときには複数の会社が参加されておりまして,
ロープウエーと,それから
ハーブ園の
指定管理,両方まとめて公募しました関係上,計12社ほど,
説明会には確かに来られてます。ほかの
ケーブル会社も来られてます。日本には
ケーブル会社は大体大手3社が大部分を担ってるということで,こういった市場の状況は市で変えられるものではございませんので,本事業を実施する上では,
前提条件としてとらえざるを得ないということでございます。手続に関しましても,これ
PFI法というのがございまして,かなり厳しくといいますか,がんじがらめに公共性,公平性,
競争性といったものを担保できるようになっております。当然,
ロープウエーのメーカーは数が少ないといいましても,1社によって完全に独占されてるわけでは──先ほど申しましたように,ございませんので,今回選定した
企業グループも,当然,ほかに
競争相手がいるという可能性があることを前提に応募してきておりますので,一定の
競争性は十分担保されてるんではないかと思います。
加えて,これも
審査委員会ございますが,
審査委員会の中で十分にこの1社につきまして
経営状況,それから
改修工事も入ってますが,そういったことを慎重に検討していただいて選ばれたものでございまして,特に,現在やっております
グループに有利なようにというようなことは考えておりません。
加えて,手続も
PFI法の通常の手続以上に,加えて事業公募する前に,その事業公募の内容につきまして,意見公募を行っておりまして,質疑なんかも行っております。そういった
PFI法以上の公募の方もやっておりますので,十分公平性を保っていると考えております。
それから,
布引ハーブ園の,歩いていく方が高くなるという話でございます。このご趣旨は,一体徴収になれば,
ハーブ園へ行くだけのための人が
ロープウエー乗らないのに1,000何百円か払うということだと思いますが,これは当然,だれが考えても
ロープウエー乗らないのにその料金払うというのは,非常にちょっとおかしな話でございますので,まだ具体的にどういうふうな徴収方法にするかというのは,これまだ決めておりませんが,当然,公平になるように十分,この候補業者と相談してまいりたいと思います。
以上でございます。
12
◯委員(
松本のり子)
造園協会と
緑化協会の件なんですけども,
相楽園は,結局
造園協会が
代表者ですし,主体になると。
離宮公園の方は,
代表者が
緑化協会ですので,そっちが主体になってやっていくということになれば,ここの2つがこれからどんどんどんどんとっていって,この2つですみ分けて主体を決めていくっていうふうな,例えば,ふと私が思ったのが,建築関係でも大林組と竹中とが一緒になって,どんどん事業をとっていって,ここは大林,ここは竹中とかいうふうに,そういうふうな談合とは言いませんけれども,それに近いような,これでいけばほかに参入できなくなるような形になるんじゃないんかなと,どうしても私はそのように思うんですね。だって,
代表者がすみ分けてますもんね,本当に。だから,やはりもうちょっと公平なやり方も含めて考えていただきたいなと,そのように感じます──思いました。
あと,
ハーブ園の方にしましても,
説明会に12社来て,きちんともうしっかり説明してるということで,本当に
競争性働いてるっておっしゃいましたけれども,これまで──さっきも言いましたが,ここの
市場調査なんかをこの
ケーブルの方に任せていたというような経過も見れば,やっぱし皆さんが,ちょっと自分とこはどうせとれないなというのが,だれが見ても,そう見えると思うんで,やはりこのやり方というのも,私は
競争性が働いていないというふうに思いますので,意見として,じゃあ,申し述べておきます。
13
◯委員長(
梅田幸広) 他にご質問はございませんですか。
(なし)
14
◯委員長(
梅田幸広) なければ,次に,第97
号議案についてご質疑はございませんか。
15
◯委員(
松本のり子) PFIなんですけれども,本当に今,高知の医療センターとか,あちこちでこの
PFI事業が失敗してるんですが,局長はPFIが公共性,公平性,きちんと担保されてて,いい事業なんだとおっしゃるんですが,本当に。しかし,現実は全国見たら失敗してます。破綻してますよね,病院なんかでやってるところが。それについて,どのように,現実と違うことを私は局長がおっしゃってると思うんですが,どのように感じておられるのか,ちょっとお聞きします。
16
◯松浦建設局長 全国でたくさん
PFI事業をやられてまして,その状況が1つ1つどうかというのは,私ちょっとつぶさには存じておりませんけれども,神戸市では,たしかこれが5つ目やったかと思います。今回,
PFI事業を進めるに当たりまして,これがうまくいくかどうか,
事業者が破綻するおそれがないかというような心配,当然ございますんで,いろいろなリスクについて検討いたしております。その結果,
事業者からは
リスク対応策として,例えば,予備費として
事業者自身の資金負担で7,000万円を確保するとか,それから金融機関の運転資金枠の設定をしてもらうとか,それから代表企業であります
日本ケーブルからの運転資金枠を設定するとか,そういった,いわゆるセーフティーネット的なことをやっていただくというようなことがありました。そういうことも勘案して,今回,
候補者に選ばれているということでございます。
それから,さらに,万一の場合は代表企業による財政支援措置等の緊急の資金需要に対応するというようなこともなっております。
それから,当然,契約に当たりましては,保証金とかいただいてやっていくということで,そういったことで万全の体制でやっていきたいと。これも
PFI事業はいろんな種類がございまして,この事業はいわゆるRTOと言いまして,リハビリテッド・トランスファー・オペレートということで,改修をしていただいて,財産を神戸市が買い入れる,そしてオペレートはPFIでやっていただくと,こういう事業でございまして,そういうスキームの中で,先ほど申し上げましたような資金繰りを確実にやっていただくということを確認いたしまして,今回,議決いただきましたら契約したいと,そういうふうに考えております。
17
◯委員長(
梅田幸広) 松本委員,いいですか。
じゃあ,他に。
18
◯委員(安達和彦) 1点,ちょっと経緯だけ教えていただきたいんですが。
改修内容の中に,一番最後のところにスピードアップというのが入ってるんです。僕はスピードアップする必要ないん違うかというふうに思うんですが,スピードアップするようになった経緯だけ,ちょっと教えていただきたいと思います。
19
◯松浦建設局長 たしか,11分が9分とか,何か,どっか書いてあったと思いますが。これにつきましては,これは能力的なことを言っておりますので,確かに,お客様にとっては長いこと乗っていたいわということもございますんで,場合によっては,ゆっくりするということも物理的には可能かと思いますので,検討課題にはなろうかと思います。
20
◯委員(安達和彦) いわゆる普通の交通機関であれば,1分でも短くという,速くというのが当たり前やと思うんですが,こういうのは交通手段じゃなくて,むしろ観光施設だから,要はできるだけ長いこと乗って,景色を楽しんで,それに対する対価を払うということだというふうに思いますんで,技術的なことでそういうことが可能であれば,むしろやっぱり,もともとの11分にするべきではないかなという意見だけ申し上げておきたいと思います。
21
◯委員長(
梅田幸広) ほかに質問はございませんですか。
22
◯委員(山下昌毅) この
ロープウエーに関しては,乗り場が非常にわかりにくいとか,不便だというふうなことで,もっと利便性の高い入り口,あるいは乗り場にすべきというふうなことが前から意見として出ておったんですけど,今回の改修については,その点についてはどのような対策を講じていかれるのか,ちょっとお聞かせを願いたいと思います。
23
◯松浦建設局長 確かに,ご指摘のように,ホテルのちょっと裏側にありまして,坂道もありまして,ちょっとわかりにくいし,ちょっとバリアフリーにも問題があるというのは事実でございます。今回の
PFI事業では,直接この中には入れてなかったんですが,審査会の中とか,
PFI事業者からの話もありまして,何がしかのやはり対策をすべきだという意見はございました。これにつきましては,神戸市側で今検討してる段階でございます。
24
◯委員(山下昌毅) あわせて,駐車場が──やはりそういったところについては車で来られる方が,そこの駐車場にとめて,そして観光をするという,そういうケースが非常にほかの地域でも多いと思うんですけれども,場所的,用地的,非常にそういうのは難しいなというふうには思うんですけど,今以上の,そういった駐車場のスペース等も考えていただきたいと思うんですけれども,その点については,神戸市が今後どういうふうな検討をされるかわかりませんけれども,局長としてどのように思っておられるのかお聞かせ願いたいと思います。
25
◯松浦建設局長 ちょうど,現在,大きな階段,下のところにパーキングございますね,あそこを利用されてる方もおられるかと思います。それから,それだけで不十分な場合であれば,今回
事業者の提案の中にもありますけれども,
PFI事業も,それから布引の
ハーブ園を一体的に集客するために,北野町とのやっぱり観光の連携は必要であるというようなこともございますので,その辺でパーキングをどう使うかとか,そういったことも検討課題かと考えております。
26
◯委員長(
梅田幸広) よろしいですか。
他にご質問はございませんですか。
(なし)
27
◯委員長(
梅田幸広) 次に,
報告事項,
指定管理者の指定の件(神戸市しあわせの村の公の施設)について,ご質疑はございませんか。
28
◯委員(山田哲郎)
指定管理全体の話に通じる話なんですけれども。先ほどもありましたけども,やはり
指定管理者制度,まだ歴史が浅いわけでございますけれども,本来の
指定管理というのは,公とか,また外郭団体とか,そういう主体ではなくて,積極的に民間の活力を活用して費用の低減,さらには利便性とか,サービスの向上につながるというのが本来
指定管理者制度の長所であるべきだと思うんですけれども,そんな中でまだ歴史は浅いんですけれども,そういう面で,積極的に民間の活力が提案できるような制度になってるのかということで,例えば,最近目立つのが,先ほどもありましたけれども,外郭団体を頭とした
グループを組んだところが1団体だけが入札をしていると。しあわせの村もそういう形になると。そういう実態について,何か当局として,本来の
指定管理者制度のよさが発揮できるような,やはり入札の工夫とか,提案とか,単位とか,そういうことができないのか,どのように──その辺の実態,また改善方法とか,そういうものをどう考えておられるのかというのを局長からちょっと簡明に答えていただきたいと思います。
29
◯松浦建設局長 一般論でのご質問ではございましたが,しあわせの村に関しましては,確かに
市民福祉振興協会ですか,やっておりますが,今回,しあわせの村は前回は単独でございましたが,今回は関連企業と合わせて合同で応募されたということで,形態は変わっております。ただ,外郭団体が主体になってるということは変わりはございません。
先ほどの
公園緑化協会の話も関連してくるんですが,こういった外郭団体が
指定管理者になるということにつきましては,それなりの過去の経験,ノウハウ,それが十分評価されてるということでございます。ただ,確かにおっしゃるとおり,
指定管理者制度というのは民間の活力,それから創意工夫ですか,そういったことをできるだけ取り入れていくということが必要でございますんで,少しずつ民間企業,例えば
北神戸田園スポーツ公園は
神戸電鉄が入ってるとか,駐車場の管理なんかでもほとんど民間が入っておりますので,そういった形になっております。我々としても,できるだけ
指定管理者の選定
委員会の中でも,最初,どういった形で,どういうスキームで,この選定をするかということも議論しておりますので,今後はさらにそういう民間活力をどう入れていくか,あるいはそれから外郭団体自体,市長のマニフェストにもいろいろございましたが,どうしていくかというような議論もございますので,総合的に勘案して考えていきたいと考えております。
30
◯委員(山田哲郎) 流れとしては,もう自明の理というんですかね,外郭団体はやはり縮小していく形になると思うんです。当初,過渡期ですから,当然今までの経験則で,外郭団体ありますけれども,その外郭団体のそういう仕事を守るために,やっぱりそういう
グループを組んで云々というのは,いかがなものかと。それによって,民間が進出しにくいというのは,やはり改めるべきだと思います。本来,そういう形の中で民間が出てきて,今まで公として,また外郭団体としてできなかった利便性とか,サービスの向上が提案できるような,やはり環境を当局としてつくっていくべきやと思います。外郭団体もそういう形で民間が出てきたら,やはりそういう使命が変わったという形の中で──住宅なんか,今回供給公社が1つもなかったですよね。それはそれなりに僕は評価して,反対にその管理の方で,また人間も補充してやらないといけないと思うんですけど,やはり役割がそういう形で変わってくると思うんです。だから,余り大きく
グループ組んで,もうそんだけ大きかったら,民間の方で,特に地元の企業なんかが参画したいんだけどできないというような状況が出てくると思うんです。それやったら,もう少し
指定管理の単位を,渡す方は一括で受けてくれたら管理が楽ですから,それはよくわかるんですけれども,本来の
指定管理,利用者の観点から立った入札の方法とか,
指定管理の単位の検討とかいうのは必要じゃないんですか。その辺のところ,局長の意見を聞きたいと思うんですけども。
31
◯松浦建設局長 指定管理者の
選定方法をどうするかということにつながってくるかと思うんですけれども,現在,例えばしあわせの村では
法人等の概要とか,
地域貢献,それから
事業計画の内容,
収支計画,こういった項目で,細目はもちろんございますが,点数評価してやっていくということになっておりますので,やっぱり,今議員おっしゃいましたような,民間が入りやすいような仕組みも考えた上での採点の方法とか,そういったことを今後,やはり我々も検討していく必要があろうかと思います。ですから,今回の採点結果を踏まえまして,次回,またどうあるべきかを考えていきたいと思っております。
32
◯委員長(
梅田幸広) 他にご質問はございませんですか。
(なし)
33
◯委員長(
梅田幸広) なければ,次に,
報告事項,平成22年度兵庫県予算に対する要望についてのうち,
建設局の関係分について,ご質疑はございませんか。
(なし)
34
◯委員長(
梅田幸広) なければ,次に,この際,
建設局の
所管事項についてご質疑はございませんですか。
35
◯委員(浦上忠文)
建設水道委員会でなかったら余り興味を持たないことなんですけれども,動物の豆知識として1つ教えてほしいんですが。最近,キリンが亡くなったと思うんですが,何で,どういう原因で亡くなったかということと,キリンの寿命というのはこれぐらいで,まあ普通にあることなんやろうと思うんですが,動物の生と死について,ちょっと教えていただければありがたいです。
36 ◯石川
建設局王子動物園長 先日,キリンが死亡したんですけれども,まず寿命なんですけれども,大体20年ぐらいです。ですから,まだまだ生きていけるやつだったんですけれども,ただ野生動物の場合は,実はその前兆というのが余りない。ですから,急に死んじゃうというのが結構多くて,そして解剖してみると,非常に中にがんが発生してたりというのが多いです。ですから,外見から見てる場合だけでは,ちょっと判断しかねることがあります。今回も,なぜ死んだかというのは,今いろいろ病理切片なんかを切って,大学に送って調べているところでございますが,突然死というのは,結構あるということでございます。
37
◯委員(浦上忠文) ありがとうございます。それから,この前,カバが生まれたということを聞いたんですが,あれはまた珍しいことなのか,非常にめでたいことなのか,その辺もう1つちょっと。
38 ◯石川
建設局王子動物園長 実は,カバは20年ぶりに生まれたんですが,実は,カバというやつは,例えば,そのカバの子供が生まれたら引き取ってくれる動物園を見つけておかないと繁殖させることができないんですよ。というのが,ああいう水もの,特に大きなプールが要るようなところでは,なかなか難しいところがあって,今回もオスが生まれても,メスが生まれても引き取ってくれる動物園があったもんですから,それでとりあえず一緒にして,繁殖をしたという形になってます。ですから,珍しいんですが,実は結構繁殖はできる動物なんです。ただ,動物園で引き取る計画といいますか,そういうところがないと繁殖させることができないというようなものでございます。
39
◯委員(浦上忠文) ありがとうございました。また,年末からお正月にかけて,いろいろ家に来た人に,また動物園の話をできる知識が得られました。ありがとうございました。
40
◯委員長(
梅田幸広) 他にご質問はございませんですか。
(なし)
41
◯委員長(
梅田幸広) 他にご質疑がなければ,
建設局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。当局,どうもご苦労さまでした。
なお,委員の皆様におかれましては,しばらくお待ち願います。
42
◯委員長(
梅田幸広) それでは,これより
意見決定を行います。
最初に,第96
号議案については,いかがいたしましょうか。
(「異議なし」「異議あり」の声あり)
43
◯委員長(
梅田幸広) 反対という意見もありますので,これよりお諮りいたします。
原案を承認することについて,賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
44
◯委員長(
梅田幸広) ありがとうございます。挙手多数でありますので,原案を承認することに決定いたしました。
次に,第97
号議案については,いかがいたしましょうか。
(「異議なし」「異議あり」の声あり)
45
◯委員長(
梅田幸広) 反対という意見もありますので,これよりお諮りいたします。
原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
46
◯委員長(
梅田幸広) ありがとうございます。挙手多数でありますので,原案を承認することに決定いたしました。
以上で
意見決定は終わります。
次に,
報告事項,
指定管理者の指定の件(神戸市しあわせの村の公の施設)のうち,本
委員会所管分について,特にご意見はございませんですか。
(「なし」の声あり)
47
◯委員長(
梅田幸広) それでは,原案を承認することに支障のない旨,
福祉環境委員会に申し伝えることといたします。
48
◯委員長(
梅田幸広) 本日ご協議いただく事項は以上であります。
本日の
委員会は,これをもって閉会いたします。
どうもご苦労さまでございました。
(午前10時51分閉会)
神戸市会事務局
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