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  1. 神戸市議会 2009-11-26
    開催日:2009-11-26 平成21年文教経済委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時3分開会) ◯委員長(大かわら鈴子) おはようございます。  ただいまから文教経済委員会を開会いたします。  本日は,昨日の本会議で付託されました議案及び当局からの報告の聴取のためお集まりいただいた次第であります。  最初に,守屋委員が総務財政委員会に付託された請願2件の趣旨説明のため席を外されますので,ご了承願います。  次に,委員の定席についてでありますが,黒田士郎議員が新たに本委員会の所属になられましたので,お手元に配付いたしております定席表のとおりにいたしたいと存じますので,ご了承願います。  次に,本日の協議事項のうち,予算第38号議案の所管分については,11月18日の市会運営委員会において,緊急雇用創出事業に係る部分は本委員会に付託するものの,個々の事業の具体的な内容については,関係委員会において質疑を行った後,それぞれの委員会の意見を本委員会に伝えていただき,それを踏まえて本委員会において意見決定を行うことが確認されております。したがいまして,予算第38号議案のうち本委員会所管分の意見決定に限って11月30日に行いたいと存じますので,お含みおき願います。  次に,私からご報告いたします。  去る11月4日に常任委員長会議に出席し,平成22年度兵庫県予算に対する要望について報告を受けました。このうち本委員会所管分については,この後,当局から報告を聴取いたしますので,内容の説明は省略いたします。 (教育委員会) 2 ◯委員長(大かわら鈴子) これより教育委員会の審査を行います。  それでは,議案6件及び報告2件について,当局の説明及び報告を求めます。  教育長,着席されたままで結構です。 3 ◯橋口教育長 それでは,お手元の文教経済委員会協議事項にございますように,議案6件,報告2件につきまして一括してご説明申し上げます。  まず,1ページをお開きください。  報告第7号専決処分報告の件(訴えの提起)についてご説明申し上げます。  本件は,大阪高等裁判所に対し,神戸地方裁判所,平成18年(ワ)第1905号損害賠償請求事件について,同裁判所が平成21年10月27日に言い渡した判決の取り消し及び相手方の請求の棄却を求める旨の控訴を提起するに当たり,急施を要したため専決処分したものでございます。  まず,1の相手方の住所及び氏名でございます。  相手方Aにつきましては未成年であり,少年法の趣旨も考慮し,氏名については匿名としております。親権者は記載のとおりでございます。
     次に,本件の概要についてご説明申し上げます。  本件は,兵庫区所在の神戸市立兵庫中学校において,平成17年11月19日に発生した事故に係るものでございます。相手方は,兵庫中学校の柔道部に所属し,同校の柔道場で部活動の練習後に着がえをしていたところ,同柔道部の別の部員から突然飛びげり及び殴打を加えられたことにより,頸椎歯突起骨折及び外傷性低髄液圧症候群の傷害を負いました。相手方は,本件事故は,柔道部の顧問である教諭らの安全配慮義務違反によるものであるとして,本市を被告として,国家賠償法第1条第1項等の規定に基づき,平成18年8月18日,神戸地方裁判所に約620万円の損害賠償を求める訴えを提起したものでございます。その後,相手方は,平成19年11月8日に請求額を約1,792万円に拡張いたしました。同裁判所は,平成21年10月27日,本市が相手方に対して約831万円の損害賠償をするよう命ずる旨の判決を言い渡しましたが,本市としましては,加害生徒が事故以前に粗暴行為を行っていたとは認識しておらず,過去の最高裁判例においても,部活動が本来生徒の自主性を尊重するものである以上,危険性を具体的に予見できるような特段の事情がない場合は,顧問の教諭は常時立ち会うべき義務は負わないとされており,本件の場合,当該顧問に立会義務はなかったと考えております。また,本件事故は,柔道部活動後の着がえ中に起こったものであり,一般的に着がえ中に事故が起こる可能性はなく,裁判所の判断は,顧問に過重な負担を強いるものであり,部活動の運営に多大な影響を与えるものと考えてございます。さらに,判決では,後遺障害14級と認定されておりますが,本市が求めた法定機関の医師による障害等級の認定申請を相手方が拒否しているため,後遺障害についても正しく認定されたとは考えておりません。これらのことから,この判決を検討した結果,控訴して上級審の判断を仰ぐのが妥当であると考え,控訴の提起をすることとし,専決処分した件について報告いたしまして,承認を求めるものでございます。  続きまして,第108号議案から第112号,教育委員会の所管各施設の指定管理者の指定の件につきましてご説明申し上げます。  本件は,神戸市立青少年科学館・三宮図書館・須磨図書館・婦人会館・自然の家・生涯学習支援センター,その他の施設につきまして,指定管理者を指定しようとするものでございます。  いずれも平成21年7月23日より公募を行い,平成21年10月8日の指定管理者候補者選定委員会で選定を行いました。  なお,指定管理の期間につきましては,いずれの施設も平成22年4月1日から平成26年3月31日までの4年間でございます。  まず,3ページをごらんください。  神戸市立青少年科学館でございます。  施設の指定管理者は,大阪ガスビジネスクリエイト大阪ガスコミュニティライフ共同事業体でございます。  4ページをごらんください。  当施設につきましては,1団体の応募があり,6選定理由にございますように,選定委員会での選考において,事業計画や収支計画等を選定基準に基づき総合的に評価した結果,経験を踏まえた創意工夫のある提案がなされており,非常にすぐれているとの理由で選定いたしました。  なお,青少年科学館の概要につきましては,5ページに記載しております。  続きまして,6ページをごらんください。  神戸市立三宮図書館及び神戸市立須磨図書館指定管理者は,神戸新聞・TRCグループでございます。  7ページをごらんください。  神戸市立三宮図書館でございます。  6選定理由にございますように,当施設につきましては,2団体の応募がございました。選定委員会での選考の結果,図書館の運営やサービス内容に関する項目について,経験を踏まえた創意工夫ある提案がなされている。地域図書館では新たな試みとなるビジネス支援についての提案は,具体的で評価できる。提案額は適正で,事業計画とも整合しているとの理由により,神戸新聞・TRCグループが総合的にすぐれていると判断し,選定いたしました。  なお,三宮図書館の概要につきましては,8ページに記載してございます。  続きまして,9ページをごらんください。  神戸市立須磨図書館でございます。  6選定理由にございますように,当施設につきましては,3団体の応募がありました。選定委員会での選考の結果,図書館の運営やサービス内容に関する項目について,経験を踏まえた創意工夫ある提案がなされている。人員配置やスタッフの資質向上策について適切な内容であり,評価できるものである。提案額は適正で,事業計画とも整合しているとの理由により,三宮図書館と同様に,神戸新聞・TRCグループが総合的に最もすぐれていると判断し,選定いたしました。  なお,須磨図書館の概要につきましては,10ページに記載してございます。  次に,11ページをごらんください。  神戸市立婦人会館でございます。  指定管理者は,神戸市立婦人会館管理運営共同事業体でございます。  12ページをお開き願います。  当施設につきましては,1団体の応募があり,6選定理由にございますように,選定委員会での選考において,事業計画や収支計画等を選定基準に基づき総合的に判断した結果,指定管理者候補としての業務遂行能力を有していると判断し,選定いたしました。  なお,13ページには婦人会館の概要を記載してございます。  次に,14ページをお開きください。  神戸市立自然の家でございます。  指定管理者は,財団法人神戸市体育協会でございます。  15ページをごらん願います。  6選定理由にございますように,当施設につきましては,4団体の応募がございました。選定委員会での選考の結果,適切で安定的なサービスを供給できる組織体制を備えており,維持管理計画においても,安全管理に十分配慮され,施設を良好な環境で運営できる内容である。野外活動の支援業務については,きめ細かく手厚いプログラムの提供や支援を計画している。収支計画も適切で,事業計画とも整合しており,非常にすぐれているなどの理由で選定いたしました。  なお,16ページには自然の家の概要を記載してございます。  次に,17ページをごらん願います。  神戸市生涯学習支援センター,その他の施設でございます。  指定管理者は,財団法人神戸市体育協会でございます。  18ページをお開きください。  当施設には1団体の応募があり,6選定理由にございますように,選定委員会での選考において,事業計画や収支計画等を選定基準に基づき総合的に判断した結果,経験を踏まえた創意工夫のある提案がなされており,非常にすぐれていると判断し,選定いたしました。  なお,19ページには,生涯学習支援センターの施設の概要を記載してございます。  次に,20ページをごらんいただきたいと思います。  平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち,緊急雇用創出事業についてご説明申し上げます。  教育委員会所管分として2,600万円を計上しておりますが,本事業につきましては,産業振興局で一括して補正予算計上されております。教育委員会におきましては,中央図書館,書庫,所蔵図書のうちバーコードラベルの貼付がなされていない図書に,バーコードラベルを貼付することにより,市民の利便性を向上させる中央図書館蔵書図書整理事業に係る作業員等の経費,及び神戸市立博物館等における資料等の有効活用を図るために,資料の整理,データベース化を行う神戸市博物館等のデジタルアーカイブ事業について計上されておりますので,ご報告いたします。  続きまして,お手元の別紙,平成22年度兵庫県予算に対する要望をごらんいただきたいと思います。  報告,平成22年度兵庫県予算に対する要望のうち教育委員会所管分につきましてご報告申し上げます。  まず,資料の1ページをお開きください。  神戸市の平成22年度兵庫県予算に対する要望につきましては,7つの大項目から成っております。そのうち教育委員会所管の要望事項は,下線を引いて示しております3項目でございます。  それでは,順にご説明申し上げます。  2ページをお開き願いたいと思います。  2安全で安心なまちづくりの推進についての(3)でございます。ここでは学校施設の耐震化を促進するために,現在国庫補助の対象となっていない公立高等学校への補助対象の拡大や,公立,私立ともに国庫補助率の拡大など,国庫補助制度の拡充を国に働きかけることや,兵庫県独自の財政支援制度の創設を要望しております。  続きまして,4ページをお開きください。  5教育環境の整備についてでございます。  (1)でございますが,周辺地域と比較いたしましても,人口に対して公立高校が少なく,また地理的に通学費や通学時間の負担が大きくなっている北神地域について,県立高校を設置するなどの公立高校への進学対策を要望しております。また,神戸第1・芦屋学区の中学校卒業見込み者数増への対応としての県立高校募集定員の拡大及び夜間部と昼間部の双方で授業を行う多部制の県立定時制高校の神戸市内への設置を要望しております。  (2)でございますが,基礎学力の向上ときめ細やかな指導を実現するため,国において,平成18年度以降策定が見送られている新たな教職員定数改善計画を早期に策定し,円滑に実施することを国に働きかけることや,教員加配の拡充による少人数学級や少人数指導の推進などを要望しております。  (3)でございますが,家庭環境の事情等から支援を必要とする児童・生徒の増加に対する児童生徒支援教員や,児童・生徒による問題行動の多様化・深刻化に対応するため,生徒指導を専門に担当する生徒指導担当教員の増員など,加配教員の配置拡充を要望しております。  (4)でございますが,学習指導要領の改訂により,平成23年度より小学校5年,6年生において外国語活動が必修化されることに伴い,専科教員の配置や外国人英語指導助手等に係る経費などに対する財政措置を要望しております。  (5)でございますが,現在,知的障害児対象特別支援学校である北区の県立神戸特別支援学校について,肢体不自由児の受け入れも可能となる特別支援学校とすることなどを要望しております。  続きまして,6ページをお開き願います。  (6)でございますが,LDやADHDなど特別な教育的支援を必要とする児童・生徒への対応の充実を図るため,教員加配制度の創設や特別支援教育支援員の配置などを要望しております。  (7)でございますが,私立幼稚園はそのほとんどが出生数の多い時期に設置されたものであり,近年の少子化の影響などにより,市内全体では定員に相当数のあきがあるため,現在,神戸市内では私立幼稚園の定員増や新設は認めない状況にあります。そのため人口がふえている地域での収容定員の変更や幼稚園の新設などを柔軟に認めるよう要望しております。  続きまして,8ページをお開き願います。  6都市の魅力・活力の創造についてでございます。  (2)でございますが,神戸の魅力を感じながら走ることのできるフルマラソン大会を実現することができないか,その可能性を検討するための調査を現在,兵庫県と共同で実施しておりますが,その実現に向けて,引き続き県・市がより一層連携して進めていくことを要望しております。  (3)でございますが,平成23年7月に神戸ユニバー記念競技場で開催が予定されておりますアジア陸上競技選手権大会について,県・市が連携して準備を進めていくことを要望しております。  以上,簡単でございますが,教育委員会所管の議案6件,報告2件につきまして,一括してご説明申し上げました。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 4 ◯委員長(大かわら鈴子) 当局の説明及び報告は終わりました。  これより質疑を行います。  まず,報告第7号についてご質疑はございませんか。 5 ◯委員(西 ただす) 今回の裁判の内容で,少し原告側との言い分等で非常に差があるなというのを非常に感じておりまして,例えば子供に後遺症が残った,あるいは残っていないという問題や,あるいは原告側としては,日常的に粗暴な行為を加害生徒が行っていたと言うけど,そのことを認識していたというふうなことを言っているんですよね。それに対してもう少し当局としてどう考えているのかお聞かせください。 6 ◯橋口教育長 具体的な訴訟上での主張の違いでございます。特に,今その粗暴行為というようなお話がございましたが,この件については,判決なり,また原告の主張でございますが,本件事故がある3週間前に同級生に足の骨を骨折させるという大けがをさせたということを重大視しているように私自身は思ってございます。ただ,それまではいわゆる悪ふざけでやってたことについては学校の方は認識しておりまして,その都度注意を促していたということでございます。そういった意味で,予見可能性についての争いがございます。それと,後遺症につきましては,先ほど申し上げましたように,やはり認定自体の証明がなされてないということで,公的な機関での障害認定を訴訟の中で求めていたわけですけども,それについては結果的に拒否されたということでございます。 7 ◯委員(西 ただす) 今回控訴されるということですが,やはりこの判決に対して原告側あるいは神戸市側の話,両方聞いてますと,今言いました件でも,事前にそういうけがを及ぼした加害生徒,その先生の個人としての管理責任というのは,それをどんどん問い詰めていくというのは必ずしも正しいとは私は思わないんですが,親としてやっぱり学校に通わせている子供が,以前ほかの子にけがをさせた生徒によってまたけがをされて,そしてそのことに対して裁判自身でこういう形で神戸市が負けているということですから,ちょっと控訴というのはどうかなと,もう質問はしませんが,そういうふうに思います。 8 ◯委員(たけしげ栄二) 裁判のことはこれでそういう結果が出てくるんだろうけれど,その事故を犯した子供たち,あるいはその家庭に対してはどういうようなことになっておるのか,言える範囲内で教えていただきたい。悪い子供,例えば事故を起こした子供たち,今後こういうことがあってはならんためにも,教育委員会として,事故を起こした側の家庭あるいは子供たちにどのようなことを指導し,二度と起こらないようにするためにどないするのか。 9 ◯橋口教育長 今先生ご指摘のことは当然でございます。したがって,その訴訟自体では同じ被告となってましてございますけども,当然そういったいわゆる悪ふざけがそこまで重大な事故を起こしたということについては,その生徒本人の責任もございますので,その点については当然学校側としても強く指導をしてございます。そういった今いろんな粗暴行為そのものが争点になってございますけども,今神戸市と一緒になって──被告になってございます生徒本人については深く反省しているというふうに私ども認識しております。ですから,こういった重大事故につながらないように,常日ごろから各学校でそういった生徒指導の一環の中で私どもも強力に推進していきたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 10 ◯委員(たけしげ栄二) 監督・指導の先生の問題もあるけれど,やった子供たち,あるいはそういう子供たちの親にまで波及するかどうかわからないけれど,二度とこういうことがあってはならんことでありますから,やっぱりやったことに対して責任をとらすというかな,ある意味,そういうことがなければ,これはいつまでたっても同じようなことが起こってくる。起こってくればいつも同じようなことになってしまうから,もっとやっぱり厳しい態度が必要ではないのかということをひとつ,答弁要りませんけれど,しっかり指導をしていただいて,二度とこういうことが起こらないように,厳しい姿勢を持って臨んでもらいたいというふうに思います。 11 ◯委員(松本 修) 裁判そのもののことにもちょっとかかわる部分があるんですが,部活動のあり方について,そういうちょっと面から質問をしたいと思いますが,委員会の方でいつも部活動というのは教育活動の大事な1つの教育活動であるというふうに言われておられます。そうであるならば,学校の中で部活動のとき,あるいはその前後,着がえのときも含めて,やっぱり学校で行われてることですから,教育活動の一環であるというふうにとらえざるを得ないだろうと思うんですね。そういう意味では,学校の責任といいますか,それはどうしてもあるんじゃないかなと思うんです。ちょっとお聞きしたいのは,先ほどの説明では,部活動をしている最中は当然管理責任というか,あるんだけれども,着がえとか,そんなところでそういった事故が予見されることはないと,だから管理責任はないんだというお話があったと思うんですけれどもね。言うたら全体通して部活動というのが教育活動の一環として大事なものなんだという認識であるならば,当然前後の着がえのときだって,予見できる,できないではなしに,やっぱり委員会としての責任というのは僕はあるんだろうと思うんです。今回の裁判だけでなしに,今までいろんな学校の中での事故の裁判が幾つかあったと思うんですけれども,そのときに当然加害者に対しても賠償を求める,それと同時に学校に対しても賠償を求める,教育委員会に対して賠償を求めるという,そういう判決がずっと出ていますね。これはもうこれから先も同じような形で裁判の判決が出てくるんだと思うんです。  そこで,今まで何回もちょっと質問もさせていただいてますが,部活動というものの考え方を考えていく必要があるんじゃないんかなと。これが学校教育の大事なものなんだと,それについては否定はしませんけれども,そういう立場であるならば,これはいつまでたっても同じようなことになるんだと思うんです。学校の中で起きた事故,それ教師が見ていようが,見ていなかろうが,学校の責任というのは必ず問われてくる。そういう意味で,本来,さっきもちょっとお話があったけれども,自己責任の部分といいますか,そういうものなんだというふうにちょっとお話があったと思うんですけれども,そういうふうに考えるんやったら,その部活動のあり方そのものを今の学校教育から少し離して,前もちょっと言いましたけれども,例えば複数校で部活動をやる,部活動をやるためには,それなりのきちっとした体制をつくる,そこに指導員として学校の教師がかかわることは僕はあってもいいと思いますが,責任体制はきちっと違ったところに持っていく,そういったことをしないと,そこに参加する子供たちは,言うたらそれをちゃんとわかった上で,了解をした上でそれぞれの責任のもとに参加をするとか,そういったことをきちっと立て分けるような体制というか,仕組みをつくっていかないと,こういうことというのはこれからずっと同じ形で裁判の結果というのは出てくるんじゃないかなと,こう思いますが,そのあたりについてちょっとお聞かせをいただけたらと思います。 12 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 確かに部活動といいますのは,教育活動の一環ということで,また今度の指導要領でも明確にされたというふうなことではあるというふうに思います。ただ,今回の件に関して言いますと,やはり部活動を終え,そして着がえだったということ,その中でその顧問の先生は当然活動中は指導しておったが,着がえてるとこで,そこまで立ち入ってというふうな形の中でどうやっていくのかと,指導していくのかというふうなところでの一定の限界といいますか,その中での事実上,物理的に厳しいものがあったというふうな形でというふうに思っております。ただ,その中で先生おっしゃったように,その部活動をどうしていくのかということで,新たな責任体制を切り分けてでもというふうな表現も先生ございましたけども,やはり学校の中でいわゆる教育の一環,あるいは生徒指導的な側面も一面有しているある意味部活動,そして青少年,あるいは健全な体力・精神を養うという形のもので,やはり学校としてもかかわっていくというのは当然でございまして,そこで新たな例えば別の責任所在をやっていくということが果たしていいのかどうかということにつきましては,やはり学校の運営上,非常にちょっと難しい問題があるかなというふうにも思っております。  その中で,体制づくり,確かにいろんな部活動に際しては,いわゆる減少していくという中で,外部指導員とか,先生から指摘がありました合同の部活動,それについては今検討はしているところでありますけども,そういったのをひっくるめた中での学校の教育の一環としての部活動という分につきましては,ちょっとその責任を切り分けたということまでは今のところはどうなのかなというふうに思っております。ですから,責任の所在をこれまでどおり教育委員会としても果たすということには変わりはございませんが,ただ部活動でやることについての予見可能性なり,四六時中と言うたら語弊があるかもしれませんけども,生徒との関係の中でやはり一定の限界というか予見可能性ということも否定できないということにつきましてはご理解いただきたいというふうに思います。ただ,今後とも,先生からいただいたご意見を参考にしながら,よりよい部活動の推進につきましては,委員会挙げて検討していきたいというふうに思っております。  以上です。 13 ◯委員(松本 修) おっしゃられようとしていることはわかるんですけれども,現実問題として,僕はこの部活動というのか,こういった運動にせよ,文化活動にせよ,やっぱり子供たちにとって教育という部分では非常に大事なものだと,教育としては大事なものだと,こう思いがあります。ただ,これが学校教育の中ですべて行わなければならないのかということにちょっと違和感があるんです。どうしてもいろんな意味で制約もあります,学校の中だけでやろうと思ったときに。ただ,日本の明治からの新しい近代教育の中で,そういうものが社会にはなかった。その中でやっぱり学校で場所もある,人もいる,そこでそういう部活動という形で学校の中で行われてきたという歴史もありますから,それは非常に大事なことだと思うんですね。  だけども,これからの時代は学校教育から少し離れた形で,そういった子供たちの情操を高めるとか,体力を高めるとか,それぞれの子供たちのやりたいことをきちっとできるような受け皿をどうつくっていくのか,そういった方向に考えていかないと,いろんな問題が部活動については考えられてますけれども,それが解決できないことになってるんじゃないんかなと。こういった運動したりするときには,けがもあります。前後でふざけてたとはいえ,いろんな不慮の事故も出てくるわけですね。本来ならばこういったものはいろんな保険に入っているとか,それぞれの個人がきちっと入って対応すべきものであるかもわかりませんけれども,学校教育の中で包含して入ってるという今の現状では,僕は控訴したとしても,ある一定の責任は学校として持つべきだろうということになるんだろうと思うんですね。なかなか覆られないんじゃないかなと。控訴することについてどうこうとは言いませんけれども,そういったもうちょっとやっぱり,検討はされてると,考えようとしてるというのは評価はしますけれども,これはもっと本気になって取り組んでいく課題ではないかなと,こう思いますので,意見だけ述べさせていただきたいと思います。 14 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 15 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは次に,第108号議案より第112号議案に至る指定管理者の指定にかかわる5議案について,一括して質疑を行います。  これら5議案についてご質疑はございませんか。 16 ◯委員(西 ただす) まず,108号議案なんですが,これは青少年科学館の指定管理の件ということなんですが,これは4年前かな,4年やったかな,以前の指定管理のときにも私たち,この青少年科学館というところは非常に公共性が強い教育施設であるということで質問をしたんですけども,今回私が見た資料というのは,青少年科学館に対しての選定とか評価結果というので,点数という形では何点とって通りましたというのは書いてるんですけども,少しわかりづらい,これだけではちょっとわかりづらいので,少しそこを詳しく,なぜここになったのかということをお聞きしたいのと,この選定に当たって,例えばやっぱり青少年という名前がついてますから,正確に僕ちょっとわからないんですが,青少年にかかわっての条例なり,あるいはこの館の施策なりというところに関しての,それをちゃんと守ることができるのかとか,そういうことが応募要項とかに書いていたのか,あるいは向こうからの協定書にはそういったものが書かれていたのか,こういった点がちょっと,それに対しての態度とかというのが向こうにあったらちょっと教えていただきたいんですが。 17 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 青少年科学館の件でございますけども,これにつきましては,大阪ガスビジネスクリエイト等の企業体がとるという形で候補になっておるということでありますけども,実はこれにつきましては,今回,以前18年度からやっておるところが評価の結果,同様の会社になっておったということでありますけども,そのときにも一定の評価があったということで思っております。例えばこういうふうな大ガスの関連会社の中で,入場者数も順調に推移しております。例えばで申し上げますと,平成17年の入館者数というのが30万2,000人だったところが,昨年で申し上げますと約33万人ということで伸びておりますし,同様に入館料につきましても,いろんな経営努力の中で入館料収入も5,000万円だったところが5,500万円という形で伸びておるというふうな状況にありまして,いろんなそういうふうな経営努力をしておるというふうに思っております。さらに,その間,いろんな例えば利用者アンケートをとってみておるんですが,そのときに利用者アンケートとしましても,全体の満足度といいますと,95.1%が満足ということで,逆に不満というのが5%という形で,サンプル数1,700程度ですけども,そういうふうな結果が出ておるということの中で,今回審査会で厳正に審査した結果,このような結果になっておるというふうに思っております。  あと,指定管理者の要領についてどう記載されているのかというお尋ねでございましたけども,これにつきましては,指定管理者の募集の目的でありますが,当然設置条例に基づいた青少年館については,青少年の科学に関する教育の振興,また市民のサービス向上,さらに行政コストの観点から,その設置目的をより効果的,効率的に達成すべきという形で目的を述べており,そしてまたその運営の基本方針の中でも,科学の基本的示唆に立ち,系統づけ,整理された基礎的な知識及び最新の科学情報を提供していく等々,科学に親しみ,それを吸収していくための機会を創出してくださいということを申し上げ,応募しておるということですので,一定の担保ができておるというふうに思っております。  以上です。 18 ◯委員(西 ただす) 後半の部分の質問は,実はこれは,例えば横浜などでは指定管理の件に関して,青少年の育成のための事業に関しては,非常に詳細に青少年育成に関する施策の方針を理解し云々という細かい要件がつけられているということで,どの程度かというふうなことでお聞きしたんです。私たちとしましては,やっぱり効率性というようなところで,単に人数がふえてるとか,非常にそういったことはよろしいんですけども,今回も大阪ガスの共同事業体という形で,非常にこういう共同事業体というのが時々,指定管理の段階になったら出てくるという形で,継続性という点でも問題があるんではないかなというふうなことも考えてますし,この点ではやっぱり少しちょっとわからないなというふうなことを思ってまして,自治体と企業というところでの──いろんなところで共同事業体というのが今回出てきてるんですけども,その点から言っても少し疑問があるかなということです。一応回答はいいです。  図書館の問題でも少しお聞きするのを忘れてまして申しわけないです。図書館の指定管理の問題でなんですが,私,一昨年,文教経済委員会におりまして,そのときにもかなり指定管理というのを図書館に対してやることはいいのかということでいろいろ議論したんですが,今回三宮と須磨ですかね,ということが出てきているので,改めてこの間の図書館がどういう状況になっているかというのを少し何点かにわたって,指定管理になってから変わってるかなというのでお聞きしたいと思うんです。  1つは,図書館ネットワークという団体の方が以前ちょっと要望書を出されてたんかなと思うんですけども,司書の新規採用とか,こういった面というのは今どうなっているのかなと。この間,何か書いてる文書を見たら,10年ぐらい進んでいないということで,やっぱり図書館としてよりよくなっていくということとこの指定管理ということがどうかかわっているのかということで,これちょっとお聞きしたいのと,あとは昨年ちょっと質問しましたが,蔵書数というとこですね。昨年聞いたところで言うと,現在神戸市の図書館の蔵書数は176万ですかね,ということですが,この蔵書数というのは政令市の中で見れば,18都市中16位という状況で,私はその指定管理という問題を先に議論するより,どっちかというと,例えば今までの満足度調査でも少しずつ図書館に対しての満足というのは強まっていったという背景もありましたし,その中で特に何をしてほしいという市民の要求の中では,やっぱり本がたくさんあってほしいというのもあったと思うんですね。そういう点でよくなっているのかなというふうなことで,今言いました司書職の件と蔵書の件では今どう進んでいるんでしょうか。 19 ◯喜多教育委員会事務局中央図書館長 司書採用の方でございますけれども,これはご指摘がありましたし,また決算特別委員会等の方でもいろんなご意見もあったかと思いますけれども,平成13年度からですか,以降は新規の採用は行っておりません。同時に指定管理の方に導入をするということで,順次直営館の方から指定管理に移行をしていくということで,地域館の方から職員を引き揚げているような状況でございますので,現在まだやや余剰があるような形になってございます。ですから,もうしばらくは新規採用は難しいのではないかなというふうに考えております。  それから,2点目の蔵書の件でございますけれども,確かに従前から市民1人当たりの蔵書としてどうかということで,残念ながら私どもの図書館の方は余り上の方ではございませんで,指定都市の中では下の方にございます。確かに市民満足度調査等を見ておりますと,この蔵書に対する問題というのは我々も課題として認識をしておりますけれども,ただ一方で今回,ことしの1月にやりました市民満足度調査の中で,一番評価として──変動でございますけれども,上がっておりましたのは,指定管理館3館についてでございますけれども,時間延長について昨年と比べて非常に大きく上がっておるという状態がございます。それからもう1つ,祝日開館についても同様上がっておると,全般的に項目少しずつは前年比較ではよくなっておりますけれども,ことしの中では特にそれが非常に大きく目立つのではないかなと,そういう点では時間延長,祝日開館については,市民の方から評価をいただいているのではないかなと,指定管理館についてはそのように考えております。  私どもの蔵書,全体で言いますと,現在の蔵書数は180万4,000冊というぐらいのところでございますけれども,少しずつ蔵書についてはふやしておるような状況でございまして,この選書等につきましては,指定管理館を含めて中央館の方でまとめて,指定管理館の方からの選書要望,選書候補のリストを上げていただいて,それに基づきながら,中央館,神戸市立図書館全館として蔵書の選択をいたしておるというような形で今進めております。  以上でございます。 20 ◯委員(西 ただす) 蔵書の方がなかなか進んでないということで,今回の指定管理,私自身は賛成はできないんですが,1つはやっぱりそれで金額的にもそういう蔵書数というのはふえるような状況もできたんかなと私は思ってたんですけど,ちょっともう少しそれは頑張っていただかなきゃならないなというふうに思ってます。  司書職の話なんですが,引き揚げたということではわかるんですが,やはり年齢的な,10年間採用していないということで,非常にそれはちょっと不安があるのではないかなというふうに思うんです。それは事業としての継続性という観点からいっても,あるいはこの間,司書職──新聞記事でこの前見たんですが,司書職が非正規ということで,なかなかそれでは続けられないということで,そういう面でも結局指定管理などが全国的に広がっていく中で,技術とかそういうのを,それが継続できていくのかというところでその新聞記事は書かれてまして,やはりこういう問題があるのかなというふうに思いました。  時間延長の問題なんですが,これも随分議論をさせてもらいまして,直営でも時間延びるん違うかというふうに私は質問をしたわけですね。ほんで,休日でも開いたらどうかとかということも言うてきたんですけども,例えばここ須磨区の図書館なんかは,開館時間見ますと,午前10時から8時までというのを,これから指定管理しても8時になるということなんですけども,10時から8時で一緒ということなんですけども,これは確認させてもらいたいんですけど,たしか指定管理が幾つかの図書館で実施されたときに,直営の方もそれに合わせて8時にしていったという流れがあったような気がするんですが,これはどうですか。
    21 ◯喜多教育委員会事務局中央図書館長 時間延長,祝日開館につきましては,平成20年度につきましては,指定管理館のみで先行実施をしたと。21年度,今年度から4館──分館を入れて4館について指定管理を導入するときに際しまして,指定管理館のみではなくて,直営館についても実施をしていくと。これは指定管理館について時間延長,祝日開館をしていくということでございましたけれども,4館入れますと全部で大体7割ぐらいの館が指定管理になります。そういうことで,そこから引き揚げてくる職員の数というのもある程度出てまいりますので,直営館についても前倒しでこの祝日開館,時間延長が可能であるという判断で,これをあわせてやろうということでしたわけでございます。  以上でございます。 22 ◯委員(西 ただす) 指定管理にあわせてということですが,やはり以前私が言ってたとおり,直営でも努力したら時間延長はできるん違うかという話をしてて,それはちょっと無理なんですと言われたんですが,やっぱりそれはできてる状況を見ますと,私の思いとしては,いろいろ当時議論しているときに,一番の売りが開館時間が延長できるというところと,ちょっとよくわからないけど,民間になったらいろんな知恵が入ってくるということを言われてたんですけども,直営でもできたん違うかなというのはやはり感じております。特にもう質問はしません。 23 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご質疑はございませんか。 24 ◯委員(井坂信彦) まず,青少年科学館についてなんですけども,2年ほど前だったか,青少年科学館の関係の方から,中の設備・施設の老朽化が激しくて使えないもの,遊べないものが非常に多いというようなことを伺って,行ってみたら確かにそういうことがあったんですね。今回指定管理を新しくまた切りかえ直すに当たって,その辺の保守整備とか,あと老朽化したものを順次更新していくあたりのことについては,どういう切り分けになっているのかということを1点教えていただきたいと思います。  それから,図書館についてなんですけども,三宮図書館の方で,選定理由で,ビジネス支援についての提案が具体的で評価できると書いてあるんですけども,これ具体的にどういうことが提案されて実現されていくのかを教えていただきたいということ。  それから,須磨図書館についても同様に,スタッフの資質向上策が評価できると書いてあるので,これもどういうことが提案されてきたのかを教えていただきたいと思います。  次に,婦人会館及びその後の2件──自然の家と,それから生涯学習支援センター,これどれも──違う,違う,自然の家はいいんですね,生涯学習支援センターと,これは1件ずつしか応募がなかったということで,財団法人の方が指定管理者をとろうという議案になっているわけですけども,この2件について,応募がここの財団しかなかったということについて,どういう理由が考えられるのかを教えていただきたいと思います。  以上です。 25 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 まず,青少年科学館での展示品のいわゆる更新といいますか,ということのお尋ねだったと思いますが,これにつきまして,募集要領には,展示品の補修とか修繕ということにつきまして規定がございまして,その中で修繕金額30万円以下の修繕は,所管課に連絡の上,指定管理者において実施してくださいというふうなことを言うております。そしてまたさらに,交換部品の購入を含めたいわゆる修繕費につきましては,トータルで1,500万円,それは指定管理料に含めてくださいと,それを含めてそういったのをやり,そして年度末に精算というふうなことにしていただけませんかというふうな提案をしております。そういったことで,こういう新たな更新というのをやっております。また,指定管理者だけでなくて,市としましても,やはりいろんな神戸市内の企業とかという部分について,継続して館の展示品の何か寄贈といいますか,という部分も働きかけていきたいというふうに思っておりまして,例えばで言いましたら,今思ってますのは,例えば医療産業都市構想進んでおりまして,いろんな企業も集積しております。その中でそういったところから何らかの形で応援をしていただけないのかといったことにつきましては,関係部局とともに働きかけを行うなどして,トータルとしての展示品の増強,あるいは維持管理というのをしていくというふうにしておるというふうに思っております。  あと私の方から,もう1つ,婦人会館あるいはコミスタ,1件のみ,なぜなのかというふうなことでございましたけども,これにつきまして,指定管理者の部分がありましたけども,例えばコミスタ,婦人会館,前回のいわゆる17年度のときの募集でしたら,数件の登録あるいは応募がございました。ただ,今回につきましては1者しかなかったというふうになっております。例えば婦人会館で申し上げますと,婦人会館そのものの条例──婦人会館条例というのがございまして,その条例の中で,婦人会館としましては,婦人の文化と教養を高め,婦人の社会的地位向上を図ることを婦人会館の目的としておる公の施設です。一方,今回申し込みされ,管理者としての候補となっておるところは婦人団体協議会ですけども,その婦人団体協議会としても,その設立の目的が,婦人の地位向上及び民主化を図り,健康にして文化的な生活を確保するということを目的とした団体でございまして,その事業としましても,地位向上に必要な調査研究を行い,あるいは婦人の教養と福祉をどういうふうにしていくかということを目的として活動しておる,そういうところがさまざまな今回の提案で言われておったその良好な講座,あるいは良好な管理についての提案を求めたところ,高い評価を得てとっていったというふうになっております。ただ,1者のみで競争原理が働いているのかというふうなご指摘かと思うんですが,それにつきましては,応募した段階では,どこが何者するかということは我々もわかりませんし,応募したところもわかりません。その中でやはり婦人団体とすれば必死になって経営努力をし,いろんな改善策を持っていって応募したというふうなことがあるというふうに思いますので,そうしたところからすると,そういった創意工夫あるいは努力については損なわれていないというふうに判断しておりますし,指定管理の選考委員会の中でもそういったところは厳しく審査し,評価が出たというふうに思っております。同様に,コミスタにつきましても,かねてからの改善,あるいは経営努力をしており,また他市に先駆けた市民講座──市民のいわゆる講座を設け,その人たちが市民みずからが講座をつくり,市民みずからがまた講師になっていくというふうな循環をしていくということを高く評価されておるということですので,そういった努力の結果というふうに認識しております。  以上です。 26 ◯喜多教育委員会事務局中央図書館長 指定管理者の選定理由の中で2点お尋ねでございましたけれども,三宮図書館の場合に,ビジネス支援で評価できる具体的なことはどうかということでございますけれども,これは三宮というのは非常に都心の図書館としてビジネスマンの利用が期待できるということで,非常にスペース的には限界はございますけれども,そういうビジネスマンの利用のために何かできることはないだろうかということで,今でもある程度はビジネス関係の資料については集めるようにいたしております。提案ございましたのは,単にそういうことだけではなくて,例えばデータベース,流通,いろんな新聞・雑誌,いろんなあれがありますけれども,ビジネスに使えそうなもので有料のデータベースがございますけれど,そういうものを例えば導入してサービスしてはどうかとか,それからそういうような形でインターネットが使えるような環境,こういうものをつくってビジネスマンの方が若干でもそこで何か仕事に関連のあるような資料を探すということに便宜を図ることはできないかと,そういう具体的な提案がございましたんで,これはいいかなということで評価をいたしました。  それから,須磨図書館の方でスタッフの資質の向上ということで書いてあるけれどもということをお尋ねでございます。この事業者の方は全館同じような形で提案内容をしておりますけれども,1つはこの事業者は,筑波大学の図書館学の寄附講座を持ってございまして,そういう点で研究成果というのを社内の方に還元をして,それを事業に対して活用していきたいと,こういうようなことがございましたし,そういう意味での社内教育体制が非常にすぐれているのではないかと。それから,これは今指定管理,実際に請け負ってやってくださってるわけでございますけれども,その中でも例えば月のうちの一定の休館日,第4か第3かだと思いますけれども,月曜日にそれを館の中での研修日というふうな形に位置づけて研修する時間設定をしていると,そういう具体的な取り組みについて評価をしたと,そういうことでございます。  以上でございます。 27 ◯委員(井坂信彦) まず,青少年科学館なんですけども,さっきご説明いただいた形というのは,前回も同じようなルールでやっていたのか,それとも今回新しくこことここは変えたので今後はもっと更新とか,あるいは新しい施設の導入がたやすくなりますよということなのか,前回との違いを,ちょっとどこが変わったのかを教えていただきたいと思います。  あと,婦人会館のご説明は,やはりちょっとその婦人会館条例の目的とそれから婦人団体協議会の目的がそもそも合致していると言われた,それはもう本当にそのとおりだと思うんですが,そういう観点で管理者を選ぶんであれば,私はこれはもうむしろ指定管理制度でなく,もう別に堂々とこれまでどおり随意契約的にやったらどうかと逆に思ってしまう部分がありまして,やはり指定管理をやるからには,もっと本当にオープンな開かれた応募の体制が私はあってしかるべきだと思いますし,応募がたまたまないとか,ふさわしいところが事実上1団体しかないというような施設については,これは指定管理制度でやる必要がないというふうに私は思いますので,その切り分けについてどう考えておられるのかを教えていただきたいと思います。  あと,図書館についてなんですけども,図書館を指定管理制度にするという以前の議論の中で,やっぱり公のいわゆる正規の職員が図書館を運営することのメリット,政策的な新しい取り組みができるのをそれを民間に任せてしまうと,もう単に本当に効率的な管理になるのではないかという議論が当時あったわけですけども,それに対する1つのお答えとして,各区の図書館から引き揚げた職員さんが中央図書館の方に行って,そういう一歩進んだ政策的なことを,サービスとか,あるいはそういう人員の問題とかを一歩進んでやっていくというような流れが当時あったのかと思いますけども,逆にこういう民間の中から新しいこういうサービスがどんどん出てくる中で,中央図書館とこういう指定管理者,民間からの新しく出てきたサービスの情報交換とか,やりとりとか,三宮図書館で今回されるこういったことは,じゃほかの図書館にどういう展開をされていくのかとか,そういったことについてお聞きをしたいと思います。 28 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 まず最初に,婦人会館の件で,もう随契でもいいん違うかというふうなお話でありましたけども,ただ今回といいますか,前回から指定管理者やっておるんですけども,そのときからというか,そういうことをきっかけにして,婦人会館においても指定管理者の導入にしても平成18年から,やはりこれまでと違って新たに,例えば新規講座で例えばワンコインIT講座とか──いわゆるワンコイン500円とか,あるいはリフレッシュ講座をやっていこうという部分で,いろんな趣旨目的に沿ったいろんな事業展開を工夫してされておったり,あるいは指定管理者の提案以外であったとしても,例えばAEDの講座を行いましてやっていこう,そしてまた今回についてもさらにワーカーで言いますといわゆる介護のヘルパーをとるための講座を設けていこうという形で,やはりこういう指定管理をとらんがためのといいますか,いわゆるみずからの努力をして時代に即応した研修,講座,そしてみずからの教養を高めていこうというような取り組みをするというふうなことで,1つのきっかけといいますか,になっておるということで,よりよい方向になっているということでありますので,大変ご苦労されてることはあると思うんですけども,そういった部分でオール神戸市としてもいい方向に行ってるかなと思っておりますので,というふうに今理解をしておるとこであります。  あと,青少年科学館,前回のときも同様のことであったかと,今ちょっと手元に資料がございませんので,また前回のを見て確認してまたお答えさせていただきます。  私の方から以上です。 29 ◯喜多教育委員会事務局中央図書館長 指定管理者,三宮の方でビジネス支援等でやったことについて,他の館にどういう形で波及展開をしていくかというご質問と,それから地域館の方から引き揚げた職員でもって中央館の機能強化を図っている,これはどういう形になっていくのかと,この2つご質問でございます。  ビジネス支援という点については,他の地域館と三宮というのはやはり少し相当状況が違いますので,ビジネス支援を他の地域館の方に展開していくというのはなかなか難しいのかなという感じはちょっとしております。まずは三宮と,それからそれと同時に,これはビジネス支援,今中央図書館の方でも若干やってございますけれども,中央図書館と三宮図書館と連携をしながら,できれば充実したものにしていければなと,こういうふうに考えております。ただ,指定管理館で実施をしたサービスにおいて,他の館に波及ができるものがほかにないだろうかなということで,例えば20年度に指定管理を導入しました灘図書館で,いわゆる灘図書館の持っている返却時間の制限というのがございまして,これに対して指定管理者の方から,コンビニエンスストアでもって返却をしたらどうかという,タイアップして返却したらどうかという提案がございまして,なかなか時間はかかったんでございますけれども,ことしの10月からそれが実施をできるような運びになりました。例えばこういうような提案については,他に実施ができるようなところ,常にそういう提案をいただいている館がありますので,そういうところについては,あわせて同じような形で実施ができないだろうかということで,引き続き指定管理者の方と協議をしてまいりたいというふうに考えております。  それから,中央館の機能強化ということで,これは職員の方,地域館の方から引き揚げてきて増員等もさせていただいたわけでございますけども,2つございまして,1つは中央図書館の方で非常に今まで日常業務にばっかりかまけておりまして,中央図書館,図書館サービスとしてどういうことをすべきなのか,今後展開していけばいいのかと,そういう企画機能,それから今図書館というのは非常にコンピューターシステム,情報システムが支えでいろんな業務をやっておりますけれども,こういうものをどういう形で展開をして充実をしていくのか,この2つにとって非常に厳しい状態でやっておりました。こういうものについて企画情報係というのを設置をいたしまして,そこで専任でやるような形になってきた。このことによりまして,今このビジネス支援の問題──これは調査相談係でやってますけど,この辺のところが充実をしてまいりましたのと,それからレファレンスについてのスタッフが増加をいたしましたので,特に夜間でのレファレンスの体制が従前より随分よくなりました。そういう関係で,お客様,図書館の調査相談係に来られますと,レファレンスの件数が,窓口での件数が随分ふえて,20年度の実績といたしましては,前年よりも4~5割レファレンスの件数がふえておるというような状況になってございます。それから,レファレンスについては,あわせまして電子メールでのレファレンスというのに非常に手間がかかるわけでございますけれども,対応するようになって,これもだんだんコンスタントにふえてきておりまして,まだ毎月20件まで参りませんけれども,コンスタントに14~15件ぐらいはそれへおこたえできるような形になってまして,そういう点では広く市民の方にレファレンスを身近に使っていただけるようになったんじゃないかなと,こういうふうに感じております。そういう意味で,中央館の機能強化をいろんな形で図っていきたいと,こういうことですので,またいろいろご助言をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 30 ◯委員(松本 修) 2点ちょっとお伺いしたいと思います。  まず,青少年科学館なんですけれども,先ほども1者だけということで決まったわけですが,ちょっと評価のことについてお聞きしたいんですが,21年度の評価,ちょっと21年度から評価の何か表記の仕方がちょっと変わってまして,今までは5段階でやってたやつが,AとかAAとか,Bとか,Bはないですけど,どっかあったかな,評価になってるんですが,これちょっと青少年科学館の場合,19年度,20年度と4という評価で,21年度がAになっとんですね。これを見ますと,Aというのは下がったんではないんかなと思うんですけれども,その21年度の評価でどこがどういうふうに問題点があったのか,それをクリアして今回また指定管理に選定をされたと思うんですけれども,その辺1点お伺いしたいと思います。  それから,指定管理の選定をされて,そのときに相手側に対していろんな要望というか,ことをされると思うんですが,その他の中に障害者雇用という項目があると思います。障害者の雇用を促進するために,指定管理者においても障害者雇用に努めるという1項目があるんですが,教育委員会の今回選定された指定管理のところで,障害者の雇用がどれぐらいされておられるのか,もしわかりましたらお聞かせいただきたいと思います。 31 ◯大寺教育委員会事務局社会教育部長 青少年科学館で18,19が4で,20年度ですね──20年度の分ですね,はい,わかりました。その件ですけども,実は先ほどちょっと申し上げましたように,入館者数,入館料とも順調に推移しておるんですが,実は19年度にいわゆる指定管理者の方で独自にプラネタリウムにおきまして銀河鉄道の夜というふうな番組をつくりました,独自に。それが19年につくって,すごい番組的にはよろしくて,19年度に──入場者で言いますと,17年度が先ほど申しました30万2,000人だったところが,19年度が34万3,000人と,4万人もかなり大きくアップしまして,20年度につきましては33万人と,ちょっとリバウンドといいますか──ちょっとぐっと上がって,19頑張って,若干ちょっと減ったというふうなことがありますんで,そういったところが減点的な要素になったかなというふうに思います。ただ,そうは申しましても,さらにいろんな工夫をしておりますし,またインフルエンザがあったとしましても,対策につきましても,例えば「行こう!神戸キャンペーン」もあったせいか,この夏休みにおきましては,通年より3倍入ったということもありますので,そういったことを克服していきながら,よりよいサービスに努めているというふうなことでご理解していただきたいというふうに思っております。  障害者の件はちょっと……。 32 ◯橋口教育長 ちょっと今障害者雇用の項目については,資料等がまだそろっておりません。また確認後,改めてまたお答えさせていただきたいと思います。 33 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 34 ◯委員長(大かわら鈴子) 次に,報告,平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち緊急雇用創出事業(関係分)についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 35 ◯委員長(大かわら鈴子) 次に,報告,平成22年度兵庫県予算に対する要望についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 36 ◯委員長(大かわら鈴子) 次にこの際,教育委員会の所管事項についてご質疑はございませんか。 37 ◯委員(西 ただす) 所管事項で,前回質問いたしました友生養護学校の件で,少し状況がまた動き出してきたということと,以前の質問のお答えに基づいて少し質問させていただきたいと思います。  本日とあしたかな,友生養護学校の保護者の方に,以前の案,次の菊水の案が余りにもひどかったので,新しい形でのA案,B案という説明会がされていると思うんです。きのう当局の方に少しその案というのを,親御さんにも配られているということで見させていただきました。前回の質問の中で教育長は,子供たちの日々の生活の中で,学習面,生活面に関してマイナスがないように極力頑張りたいというような発言をされていたり,過去の答弁とかでも,やっぱり市としての見切り発車はしないということを言われていたんです。が,少し疑問があるなというふうに思っています。  きょうは3点から質問をさせていただきたいんですが,まず1点目は新校舎案に関しての質問です。今回の新案というのが,見ますと,以前なかった例えばスロープができるとか,あるいは教室の横に食事室ができるということでは加味されたんですけど,やはり保護者が言われてた問題の多くは解決できていないのではないかなというふうに思うんです。例えば友生のトイレには,お聞きしましたら,ベッドが複数ついてるようなんですけど,図を見る限りなかなかこれ狭いんではないかなという気がします。これは身動きができない子供が便座に座った後おむつをするために必要な器具で,絶対これ必要なんですね。あと廊下もこれは,廊下の面も狭いということが問題になってきたんですけど,実は通常重度の子供の生活を支援するというもので言うと,車いすが部屋用やったり,廊下用とかというふうに分かれているということを聞いてます。それ以外に歩行器,あるいは立位台というものが必要だと言われてるんですね。やっぱりそれでは狭いんじゃないかなというふうに思うんです。1つ1つの行動に,子供たちの行動に先生の援助とその器具とそのための施設がどうしても必要なんですね。根本的にこの学校は知的と肢体の子供を狭いスペースに入れてるんじゃないかなと,それは大きなマイナスになっているんではないかなと,このマイナスになっているんじゃないかなということに関してちょっとお答え──今の例も示しましたけど,マイナスになるんじゃないかなということにお答えください。  2つ目が,校区編成の問題です。前回,校区編成は,県との関係もあり,なかなか明らかにできないというふうに言われてまして,事実今回出てきました兵庫県に対しての要望という形でも,県立神戸特別支援学校における肢体不自由児部門の設置並びに市立の既設特別支援学校の整備及び複数の障害に対応できる特別支援学校への転換に関する財政措置ということで求められているような状況で,この県の出方次第という面が大き過ぎるんじゃないかなというふうに思うんです。一方で,知的が80名,肢体が60名という枠だけはこの菊水の方で決まっているということで,菊水の新学校の開校は平成24年ですから,2年強でもう行われるということなんです。ただ,今の段階では,友生の子供たちは行くというのはわかってるんですが,ほかの知的の子供たち,どこが行くかというのもようわからない。非常にこれ無責任だと思うんです。その中で,この校区編成,いろいろ保護者の中で議論が出てまして,知的障害の子供がいる青陽とか垂水の養護の親たちは,それがよいか悪いかは別にして,自分たちが行くことになるかもしれない学校が,自分たちの意見も聞かずに建設されようとしているということに対して不満があったりとか,あるいは友生の方のこれは幼稚部かな,菊水の少し近くにその幼稚部を収容できる──これあじさいというんですかね,があるからそっちに行かされるん違うかとか,いろいろそういうことも出てます。また,東灘や灘の保護者からは,県との関係ということを言われているんで,他市に結局行かんとあかんようになるん違うかとかというふうなことが言われてまして,計画を立てられています教育委員会としては心配し過ぎやと言われるかもしれないんですが,やっぱり切実なこれ保護者の思いです。この保護者の思いを混乱させてるということに対してどう思われてるのかということをお聞きしたいんと,もう1つ,納得してないが,もし友生の子供が移動するとなると,幼稚部から高等部卒業まで最後まで菊水におれるのかというのもよくわからないと。今回のように強制的な移動のような話が出てこないのかということを確認したいと思います。今回の校区編成がちょっとようわからんまま,そのまま進められようとしてるんで,その後も不安なので。  それで,3つ目は,現地改修という点から,耐震化に関しての質問なんですけども,やはり私たちは最善の策は現地改修で,そこに残って子供たちがいられる環境というのが一番いいと思ってます。移転の議論の中で,何か聞いてますと,その耐震化というのが移転せざるを得ないというその正当化の理由にすごい使われているなという感じがありまして,現地改修無理やから菊水跡につくるんやと言うんですけども,やっぱりこれ飛躍があるんじゃないかなというふうに思うんです。そもそも例えば東灘区で言うたら,御影工業高校跡地やったりとか,あるいは旧区役所の跡地だとか,いろいろあるんですが,近隣に市有地があって,一方でそれが売却されて,それで土地がないというのはちょっと納得いかないなと,見通しがないなというふうに思うんです。そもそも近隣のほかの市有地,ちょっとこれどこにあるとか私言えませんけども,仮校舎を建てるとか,こういう努力は考えられていないのかと,あるいは耐震化されている北校舎を活用して,それが少し分かれる形になるかもしれませんけども,市有地と,そういう形でも何しろ現地改修という形ができないのかというふうに思います。この点に関していかがですか。 38 ◯橋口教育長 まず,3点お話がございますが,1点目の新しい校舎についてのお話だったというふうに思います。前回もお話ししたと思いますけども,いわゆる図面的になっておりますけども,いろんな体育館とかプールも含めた基本的な施設の配置をこういうふうにしていこうという──前回も同様でございます。いわゆるイメージでございます。実際,工事に着工する意味でのいわゆる基本設計とか実施設計というのは,もう少し詳細な別途になるというのをまずご理解をいただければというふうに思います。そういった意味で,いろんな今,友生検討委員会の中で回を重ねて,いろんな保護者の方のご意見等をお聞きしております。その中で,確かにご指摘があったように,ランチルームがないとか,教室が狭いのではないかとか等々いろんな個々具体的なご指摘がございました。そういった点を踏まえまして,今回新たにイメージ図を作成いたしております。その中で,1つは全体としまして,今の旧菊水小学校から若干100メートルほど離れておりますけども,もともとこの小学校のプールとして使っていた用地がございますけども,それについては従来の案でございましたら,保護者用の駐車場だけだったんでございますけども,それに工夫いたしまして,例えば生活訓練室を配置するということで,8月に提示した案から若干体育館とかプールも見直ししておりますけども,教室面積を最大限確保いたしまして,また食事室も設置した,それから要望の強いスロープについても何とかならないかというような案をつくりまして,最大限保護者の代表のご意見を反映できるようなものに今しているつもりでございます。こういった回を重ねながら,当然受け入れ側の兵庫区の方の地元のご理解もいただきながら,現在7月には菊水の測量,それから8月にはボーリング調査を行っております。今月については,旧の菊水小学校の校舎解体についてもご説明いたしまして,スケジュール的にはできたら年内に解体工事の契約を締結いたしまして,年明けには着工できればというふうに思ってございます。そういった段取りも含めて,きょう友生養護学校の全体の保護者会の中でもお伝えしているという状況でございます。  それから,施設の機能としてマイナス面がないと,そういうふうな懸念のご指摘でございますけども,現在の友生学校については,前もご説明いたしましたように,まず耐震の対応が急がれる学校であるということがございます。それ以外にも例えば廊下等に冷暖房ができていないため,例えば体温調整が難しい子供がおられるわけですけども,その子供たちの教室間の移動にやはり負担がかかる。それからまた,いわゆる床暖房でございませんで,現在はホットカーペットで暖房しておりますけども,やはりカーペットですので,いわゆる掃除がしにくいとか,そういう意味で衛生的にやはり問題があるんじゃないかというふうなこと,それから実際の現在の学校でいきますと,児童・生徒のバスとか車の乗降場所が若干狭うございます。そういった面で登下校にも若干支障があるようなこと。それから,洗面台自体がやっぱり一定の高さになっているようなことがございまして,障害状況によってはやはり使いにくい,いわゆるユニバーサルデザインになっていないというふうな課題があろうというふうに思ってございます。そういったことも踏まえまして,当然新しい友生養護学校になりますと,耐震化につきましては当然でございますけども,それ以外でも先ほどの課題等を克服するために全館空調であるとか,あるいは肢体不自由児教室の床暖房であるとか,また児童・生徒のバスとか車の乗降場所を十分に確保する,そういった点,また先ほどの子供たちが使えるようなユニバーサルデザインの洗面台を設置する,そういった障害の状況に応じたきめ細かな対応を行いまして,教育環境を改善していきたいというふうに考えてございます。また,保護者の駐車場につきましては,現在3台しかないわけですけども,新しい学校につきましては約20台確保をしたいというふうに思ってございます。こういったことで教育環境の改善に努めていきたいというふうに思っているところでございます。  それから,県との関係で,校区等の問題がございますけれども,やはり特別支援学校については,法によりますと県に一義的な設置義務というのがございまして,やはり県抜きでいろんなことを神戸市独自で判断できないというふうな関係がございます。そういった面で,当然神戸市内にも県立の特別支援学校がありますので,校区も含めて県教育委員会との調整が必要でございます。そういった点で,まだその校区等も含めて公表できる段階ではございませんけども,学校が移転いたします兵庫区を中心に,できるだけ地元の子供が通学できるように取り組んでいきたいというふうに考えております。  それから,この友生検討委員会につきましては,これまで5回開催しておりますけども,いわゆる保護者の代表等のご意見がなければ,すべて原則公開という場になってございます。そういった意味で,情報については公開できているというふうに思ってございます。  それから,現地の改修につきましては,これもずっとこれまでも申し上げてきましたとおり,先ほどの現在の友生学校のやっぱり教育環境の改善の問題点といいますか,限界があるようなこと,それからやはり仮設校舎の用地がやはり見通しとして非常に少ないという面がございます。仮に仮設用地があっても,仮設校舎自体に引っ越して再度──そういった面で児童・生徒の負担が非常に強いというようなことでございまして,現在の菊水小学校跡地に新しい支援学校を設置して建てかえ移転すべきであるというようなことでございます。  以上でございます。 39 ◯委員(西 ただす) 1つずつですが,新校舎案に関してですが,今の友生でできないことをこういうことができるんだという話も幾つかあったと思うんですが,ただ根本的に私の言うた空間狭いん違うかという話,これ自体にはやっぱり対応できた話ではないなというふうに思ってます。それで,これまだ新校舎案だからということで言われてるんですが,例えばこの案を見てみますと,数字で2,400とか3,000とかというて書かれてまして,多分これ校舎の面の幅なんだろうなというふうに思ってまして,これなんか見たらかなり決まってきてるんじゃないかなというふうに思います。もう少しこれは説明会,保護者に対しての説明を受けてもう少し質問をさせていただきたいんですが,ただ1つ,車の乗降場所の話で,今の友生がマイナスやと言われたんですが,少し車の問題で言うと,例えば今回の菊水の案で言うと,4台車がとめられるというふうに計画で今されているようですけども,例えば今の友生だけでも3台あるんですね。それが友生の方が少なくて60人で,ほんで知的の方が80人ということで,確かに知的の方でやっぱり自主登校されてる方もおられるというのはあるんでしょうけども,それがへたすれば1台だけというような話になってしまうというんが少し,これも親の声を聞かないと判断できないことだというふうに思います。  2つ目に校区編成の話ですけども,結局県抜きでは判断できないということなんですけども,ただそれ平成24年という本当に2年後と──2年強ですけど,今は友生でさえこんだけ問題になっているわけです。それで,その後,それより多くの方が入ると,知的の方で入ってくるという計画になっているわけですから,またそれはそれも1年とかずれて聞かされたら,えっという話になるわけではないですか。それがだから県がどうこうやから伝えられないというのでやってれば,また友生以上に大きな問題になると思うんです。これやっぱり親の方が混乱されてるというその気持ち改めてわかると思うんですけども,このことに対しての議論は,知的に対しての議論は一体どういう方が対象やというのはいつごろ出てくるという見通しか,改めてお聞きします。  あと,耐震化の問題ですが,これも再度移動──仮設校舎にいてまた再度移動するのは負担やというのは確かにそれはそうだと思います。ただ,親の方の気持ちとしては,例えばこの東灘に今生徒さんたちが59名ほどおられるんですけど,22名,これ去年の数字かな,余り変わってないと思うんです。かなりの方がおられるわけですね。それが遠くに行ってしまう,それに対してやっぱり,そのことがずっと続くというのは非常に大きな問題なんですよね。今言われてるのは,例えば非常に重度の子供たちは直接バスには乗れないから,タクシーで来てくださいと言うてるんです。タクシーということになると,親が一緒についていくと。東灘の子供の保護者の方が菊水まで行ってまた戻ってきて,何でというたら,その生活が全然変わってしまうんですね。この議論は親の方からも,菊水の方になったら私の方も近くなるけども,こんな形はおかしいん違うかという声が出ているわけですね。この耐震化という問題が,菊水に移転せんとあかんという理由に使われている気がしてならないんです。改めてこれお聞きしますけども,近くで近隣で仮設の校舎というのをどれぐらい真剣に考えられたんかなと,ほんでそれ親に例えば,ちょっとご不便かけるけど近くでどうですかという話もなかったわけじゃないですか。これはちょっとおかしいと思うんですけども,なぜ親の方にそういう話はなかったのかということをちょっとお聞きします。 40 ◯橋口教育長 今バスの話ございましたけども,確かに現在3台でございますが,これは将来的にどうするかというのは今後の検討課題だというふうに思ってございます。  それから,校区等の県との協議でございますけども,やはりその県との関係で言えないといいますのは,具体的にまだ協議が調ってないという意味でございます。例えば神戸市と県が当然最終的に折り合いがつくという見通しがついてない段階で公表するというのは,やはり混乱を来すのではないかということでございます。これについてはできるだけ早く県との協議を調えまして,周知徹底を図っていきたいというふうに思ってございます。  それから,仮設の件でございますけども,ちょっと先ほどお答えの中で漏れたかしれませんけども,現在の友生養護学校の敷地がやはり狭いというのが基本的にございます。あの中でやはり──これもずっと申し上げているところでございますけども,全体のいわゆる知的障害と肢体不自由が一緒になって学んでいこうという,いわゆる特別支援学校というのが,そういう理念に変わっておりますので,そういった点も含めたら,やはり現在の友生養護学校が狭いというのがございます。それと,現実に先ほど申し上げたのは,仮設が仮にあったとしたらというような仮定で言わせていただいたわけでございます。  以上でございます。 41 ◯委員(西 ただす) ちょっとまだ明らかにしていただけない面がたくさんあるんですけども,結局こういう状況で合意形成に非常に問題があるというふうに思うんです。友生の保護者,先生,知的のお子さんらの範囲もわからないということで,これで本当に平成24年に開校できるんかというたら,やっぱり私は無理だと思います。バスも経過を見て将来的に課題やと言われているんですけども,例えばその知的のほかの学校やったら,生徒数に合わせてバスが2台,3台あるというふうに聞いてるんですね。それが基本的に予定では1台分というのがやっぱりおかしいと思いますし,1年目足りひんからというて,慌てて次の年に予算つけてもらって,ほんで次の年に来るというのもまたそればたばたですし,ここで1つ親の方が心配されているのは,例えば今回の案というのは,知的と肢体を一緒の学校にするんやけど,保護者の方はそれで何かトラブルというか,何か事故とか起こったら大変やという思いがあるんですね。下手をしたら今後バスが同じ,一緒に違う障害の子供たちが乗るというような状況も生まれるんじゃないかという不安があるんです。こういったことがまず,ちょっと最後の質問ですが,それがないというふうに考えておられるのかと,あとさっきちょっと,これはお答えされたんかちょっともう1回確認なんですけども,今菊水に移動するという話になったら,そのまま幼稚部から入ったら高等部までいられるのかということに関して,いきなりまた校区編成で,今までの友生の子供たち,移転はしてもらったはいいけど,またやっぱり変えてくださいというか,ほかのとこへ行ってくださいという話になっても困るんです。 42 ◯橋口教育長 今の1点目の保護者の方々の不安の話ですが,今回お示ししている案にもありますように,その不安をできるだけ,やはり児童・生徒の安全・安心というのがありますので,当然交流とは若干矛盾するんですが,そういった保護者の方の不安のために一定の仕切りといいますか,等について配慮していくというふうなことでございます。いずれにしても,いろんな今ご意見ございますので,それを可能な範囲内で取り入れて,円滑に24年開校を目指して頑張っていきたいと思います。  それから,2点目ですが,これについてはまだ各保護者の方々のご希望なりご意見聞いておりません。質問の趣旨が,現在の友生養護学校に通われてる肢体の児童・生徒のことだというふうに思いますけども,少なくとも肢体に関しては,例えば東灘のままで何とかならないかという保護者も出てくる可能性がございます。そういった点で,今のところは県立との関係では今おっしゃったそういう個々の保護者の事情によって変わる可能性はございますけども,一般的に今のところ可能性というのは少ないというふうに考えてございます。 43 ◯委員(西 ただす) もう質問はしませんが,合意形成という面で非常にいろいろ問題がこれだけあると思うんです。よくわからないままただ進んでいっているということで,校舎の話は一方的に進んでいくということで,質問は終わりますが,やはりこれ平成24年度の開校は無理ではないかなと思います。  以上です。 44 ◯委員(守屋隆司) ことしが天皇陛下のご在位20年ということで,文科省の方から,別に神戸だけでないんですけども,それを記念した形でDVD等が各学校に配付をされたというふうにお聞きをしてるんですけども,それはどのように利用をして,また教育現場で活用されてるのか,お聞きをいたしたいと思います。 45 ◯橋口教育長 今お話があった点でございますけど,9月に文科省の方を通じまして,内閣府から私どもにいわゆるDVDが送付されてまいりまして,各学校へ1部ずつ配付するように依頼がございました。その内閣府等から出された通知文を見ますと,このDVDにつきましては,11月12日に内閣が主催する記念式典の上映が予定されておるので,多くの国民の方にこのDVDを見ていただくよう,小・中学校等への配付について依頼する旨が記載されております。教育委員会といたしましては,この依頼の趣旨にかんがみまして,内閣府からの通知文を添付の上,各学校──全校には配付をいたしております。どういった活用の仕方についてまでは教育委員会で現在把握はしてございません。  以上でございます。 46 ◯委員(守屋隆司) 通常教育委員会と現場の学校のかかわりというかどうもこの常任委員会のいろんな話の中でも,そういうDVDが来て,1つの学校に1枚渡したと,後は国から来た添付書類を一緒につけて,後はどうなるかわかんないというような体制じゃないでしょう,この教育委員会は。違うんですか,そんなもんなんですか。とても今のご説明はちょっと,いや現実には把握してないというのはわかるんですよ。だけども,そんなもんなんでしょうかね。やっぱり日本国の象徴ですよね,天皇陛下というのは,違うんですか。その在位20年の慶祝の年に,そういうDVDが来たので,それを児童・生徒さんに見せろというふうに何で指導できないのかなと思うんですが,そういう点についてお伺いいたします。 47 ◯森本教育委員会事務局指導部長 今DVDのお尋ねがあったんですけども,内容につきましては,天皇の在位20年ということで記念をされて来たですけども,その中に天皇の国事行為というふうなことがありまして,そのことについては教科書の中で出てきますし,例えば社会科の時間に当然取り扱うことができますので,そんなふうな活用も考えられるのではないかと思いますけども,特にその件について調査をしているわけではございません。  それからもう1つ,このときには国旗を揚げましょうということで,事務局の方からもプリントを配付させていただきましたけども,国旗を揚げられた学校はあるかと思いますけども,そのときに学校の方で国旗を揚げられたということについての意味を校長先生が説明されているケースもあったと思います。これについても特に調査はしておりません。 48 ◯委員(守屋隆司) 今何をおっしゃったか,よく意味がわかんないんだけども,国旗を掲揚するって,あれが祝日にはならんかったんですね,12日もですね。しかし,一応この1号館でも記帳場を設けられたということもありまして,国旗を揚げるのは当たり前だなというふうに私は思うんですけども,そういうものがどうやって活用をされたかということなんかを調べるというのは,別に全校に聞くことないわけでして,部長の場合やったら,もともとそういう現職なわけですから,部下と言ったら失礼ですけども,ご関係の方いっぱいいらっしゃるわけですから,教育委員会としてじゃなくても,個人的に聞くことってすごい簡単でしょうし,情報を得るということは非常にたやすいというふうに思うんですけども,違いますか。 49 ◯森本教育委員会事務局指導部長 私自身も学校におりましたので,今お尋ねありましたように,特に調査したわけでないですけども,自分と親しい人がおりますんで,どんなふうに使ったんかというのは個人的には聞いたことはあります。  以上です。 50 ◯委員(守屋隆司) 今のご答弁聞いて大体の姿勢がよくわかるんですけども,非常に遺憾だなというふうに思います。やっぱり日本国というのは立憲君主なんですね,一応ね,違いましたっけ。そういう天皇というのはやっぱり象徴で,直接政治にはかかわりませんけれども,そういう中でその程度のことをしっかりちゃんと,せめてそんなのを見たかと,それとどういう意味合いでこの国がこう形づくられて,綿々と天皇制のもとに日本がこう発展し今があるということぐらいを,常々のその教科書の中に,国事行為がどうやとかなんかというのを,そのときに子供さんがどれだけの意味合い──意義を持って見られてるかと。いっぱい教えてるでしょう,それだけを教えてるわけじゃないじゃないですか。であるんだったら,せっかくこういう1つ1つの節目のときに,そういうことをもう1度見直すなり,再認識するような形でのことをされるいいきっかけではなかったかなというふうに思うんですけども,全くそういうお考えがないみたいですから,今後このことについてこれ以上言ってもしょうがないので,いろんな形でまた求めていきたいというふうに思います。  以上です。 51 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 52 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご発言がなければ,教育委員会関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局どうもご苦労さまでした。  なお,委員の皆様におかれましては,産業振興局が入室するまでしばらくお待ち願います。 (産業振興局) 53 ◯委員長(大かわら鈴子) これより産業振興局関係の審査を行います。  それでは,議案7件及び報告2件について当局の説明及び報告を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 54 ◯吉武産業振興局長 それでは,ただいまから予算第38号議案平成21年度神戸市一般会計補正予算における産業振興局関係分,第90号議案から第95号議案指定管理者の指定の件,平成22年度兵庫県予算に対する要望における産業振興局関係分及び中央卸売市場西側跡地の利用検討についての報告書につきまして,一括してご説明申し上げます。  なお,金額の1万円未満は省略させていただきます。  まず,補正予算につきましてご説明申し上げますので,お手元の委員会資料の1ページをお開き願います。  補正予算額は1の歳入歳出補正予算額一覧にございますように,歳入歳出合計とも2億円でございます。  内容としましては,6月補正に引き続き,厳しい雇用情勢に対応するため,国の緊急雇用創出事業を前倒しし,さらなる雇用機会の創出を図っていくものでございます。  2ページをごらん願います。  緊急雇用創出事業の全市分を掲載しておりますので,後ほどご参照願います。  その中で中段にございます下線を引いている8つの事業が産業振興局が実施するものでございます。  まず,就業支援事業1,200万円でございます。これは求職者に対する就職促進を図るため,就職を円滑に進める上で必要なパソコン技術などのスキルの向上を支援するものでございます。  次に,企業誘致推進事業1,000万円については,立地の可能性が高いと思われる企業に対し,投資計画などの調査や神戸の立地環境などの情報提供を行い,企業誘致活動のさらなる推進を行うものでございます。  次に,神戸ものづくり企業情報発信事業3,300万円については,神戸のものづくり企業の活性化を図るため,県内をはじめ近隣地域の企業に対し,市内中小製造業の技術や強み,企業参加型イベントなどの情報発信を行い,販路拡大を行うものでございます。  次に,特色ある商店街・小売市場づくり応援事業2,000万円については,商店街・小売市場における活性化を支援するため,実践的な取り組みをコーディネートし,イベントの企画や魅力発信事業などを展開するものでございます。  次に,新規就農推進事業500万円については,農業分野における人材の育成のため,新規就農を希望する者に対して,農業技術や農業経営のノウハウの取得を支援するものでございます。  次に,農村景観保全推進員の派遣500万円については,里づくり協議会が実施する散策路整備,案内板設置,清掃,草刈りなどの補助作業を行うものでございます。  次に,農業体験交流施設などの点検整備作業1,000万円については,六甲山牧場におきまして,今後もより多くの市民に親しまれ利用していただくために,散策路などの整備や樹木の伐採を実施するものでございます。  最後に,地域交流拠点の整備事業2,200万円については,フルーツ・フラワーパークにおきまして散策路などの整備を行うものでございます。  次に,指定管理者の指定につきましてご説明申し上げますので,3ページをお開き願います。  第90号議案の指定管理者の指定の件(神戸ファッション美術館)でございます。  4ページをごらん願います。
     2の指定管理者候補者は,神戸市中央区東川崎町1丁目8番4号,財団法人神戸市産業振興財団でございます。  3の指定期間でございますが,平成22年4月1日から26年3月31日までの4年間でございます。  4の平成22年度の契約予定額は2億4,798万円でございます。  5の選定までのスケジュールでございますが,本年8月3日に公募要領の配布を開始し,8月20日に説明会を開催いたしました。提案図書等の受け付けの期間は9月15日から18日までであり,期間中に2団体から具体的な提案をいただきました。選定委員会において,候補者から提出された事業計画書,収支予算書について選定基準に基づいた審査を行った結果,本候補者が最適であると判断し,選定されたものでございます。  なお,本候補者は本件施設の現在の指定管理者となっております。  5ページをお開き願います。  第91号議案の指定管理者の指定の件(神戸市ものづくり復興工場)でございます。  6ページをごらん願います。  2の指定管理者候補者は,神戸市兵庫区新開地1丁目3番24号,神戸電鉄株式会社でございます。  3の指定期間でございますが,平成22年4月1日から26年3月31日までの4年間でございます。  4の平成22年度の契約予定額は1億3,195万円でございます。  5の選定までのスケジュールでございますが,7月24日に公募要領の配布を開始し,8月4日に説明会を開催しました。提案図書等の受け付けの期間は9月7日から11日までであり,期間中に2団体から具体的な提案をいただきました。選定委員会において,候補者から提出された事業計画書,事業提案書,収支予算書について選定基準に基づいた審査を行った結果,本候補者が最適であると判断し,選定されたものでございます。  7ページをお開き願います。  第92号議案の指定管理者の指定の件(神戸市立自然休養村管理センター)でございます。  8ページをごらん願います。  2の指定管理者候補者は,神戸市北区山田町衝原字道南13番地の1,特定非営利活動法人山田の里自然学校でございます。  3の指定期間でございますが,平成22年4月1日から24年3月31日までの2年間でございます。  4の平成22年度の契約予定額は100万円でございます。  5の選定までのスケジュールは,先ほどの神戸市ものづくり復興工場とほぼ同様でございます。応募団体が1団体のみであったため,選定委員会において,候補者から提出された事業計画書,収支予算書などについて選定基準に基づいた審査を行い,指定管理者としての業務遂行能力を有すると判断し,選定されたものでございます。  なお,本候補者は本件施設の現在の指定管理者となっております。  9ページをお開き願います。  第93号議案の指定管理者の指定の件(神戸市立水産会館)でございます。  10ページをごらん願います。  2の指定管理者候補者は,神戸市垂水区平磯3丁目1番10号,神戸市漁業協同組合でございます。  3の指定期間でございますが,平成22年4月1日から26年3月31日までの4年間でございます。  4の平成22年度の契約予定額は630万円でございます。  本件施設は本候補者の本部事務所に隣接して建設されており,建物内部も相互に行き来できる構造となっていること,水道・電気・ガスなどの供給設備も供用しているなど,本件施設は本候補者の本部事務所と一体的に管理されております。そのようなことから,指定管理者の選定に当たりましては,運用指針に定められております公募の例外中,当該施設に併設する施設の運営法人等を指定する場合に該当するものとして,本候補者を随意選定しようとするものでございます。  なお,本候補者は本件施設の現在の指定管理者となっております。  11ページをお開き願います。  第94号議案指定管理者の指定の件(大沢農業集落排水処理施設ほか)でございます。  14ページをお開き願います。  2の指定管理者候補者は,神戸市中央区浜辺通5丁目1番14号,財団法人神戸市都市整備公社でございます。  3の指定期間でございますが,平成22年4月1日から26年3月31日までの4年間でございます。  4の平成22年度の契約予定額は1億5,800万円でございます。  5の選定までのスケジュールは,先ほどの神戸市ものづくり復興工場とほぼ同様でございます。  提案図書等の受け付けの期間中,2団体から具体的な提案をいただきました。選定委員会において,候補者から提出された管理運営提案書,見積書などについて,選定基準に基づいた審査を行った結果,本候補者が最適であると判断し,選定されたものでございます。  なお,本候補者は本件施設の現在の指定管理者となっております。  15ページをお開き願います。  第95号議案の指定管理者の指定の件(神戸市立六甲山牧場)でございます。  16ページをごらん願います。  2の指定管理者候補者は,神戸市西区押部谷町高和字性海寺山1557番地の1,財団法人神戸みのりの公社でございます。  3の指定期間でございますが,平成22年4月1日から26年3月31日までの4年間でございます。  4の平成22年度の契約予定額でございますが,当施設は利用料金により賄われるため,委託料は0円でございますが,指定管理者から市に対して毎年500万円納入いただく提案をいただいております。  5の選定までのスケジュールは,先ほどの神戸市ものづくり復興工場とほぼ同様でございます。応募団体が1団体のみであったため,選定委員会において,候補者から提出された事業計画書,事業提案書及び収支予算書について,選定基準に基づいた審査を行い,指定管理者としての業務遂行能力を有すると判断し,選定されたものでございます。  なお,本候補者は本件施設の現在の指定管理者となっております。  続きまして,平成22年度兵庫県予算に対する要望のうち産業振興局関係分についてご説明申し上げますので,お手元の資料の17ページをお開き願います。  1雇用創出と神戸経済のさらなる発展に向けての(2)では,次世代スーパーコンピューター関連産業の誘致促進のため,賃料補助制度の創設などの誘致支援策を要望しております。  次に,(3)では県・市協調による企業誘致を一層加速させるため,産業の集積による経済及び雇用の活性化に関する条例に係る設備投資補助をはじめとしたインセンティブの強化及び対象分野の拡充を要望しております。  19ページをお開き願います。  (4)では,関西における次世代ロボット産業への取り組みを進めるとともに,ロボット開発を通じた産学民官の連携による神戸経済の活性化及びロボット技術の進展を目指した神戸ロボットテクノロジー構想の推進に対する支援を要望しております。  (5)では,兵庫経済雇用活性化プログラムに基づく地域産業の活性化対策や雇用就業対策の強力な推進と,神戸市内での就業促進を目的に,市内の関係機関で設立した神戸ワーク・ネットワークにおける連携・協力を要望しております。  (6)では,緊急雇用創出事業,ふるさと雇用再生特別基金事業における本市への重点的な配分を要望しております。  (7)では,商店街や小売市場の活性化を進めるため,商店街などが行うイベントや空き店舗対策といった地域全体のにぎわいにつながる事業に対する支援強化を要望しております。  (8)では,上津橋地区及び伊吹南地区における県営ほ場整備事業の事業完了までの円滑な実施と財源の確保を要望しております。  (9)では,花卉生産組織の先進的な取り組みなど,農業分野におけるさらなる支援強化を要望しております。  21ページをお開き願います。  2安全で安心なまちづくりの推進についての(9)では,市内産農水産物の食の安全・安心に対する取り組みへの支援を要望しております。  6都市の魅力・活力の創造についての(11)では,神戸コレクションの前後の期間に,ファッションショーをはじめとしたイベントを集中開催し,県内・市内への集客消費を図る神戸ファッションウィークに対する事業費の確保を要望しております。  これの要望につきましては,その実現に向けて,今後ともあらゆる機会をとらえて精力的に要望してまいりますので,先生方におかれましても,お力添えのほどよろしくお願い申し上げます。  続きまして,報告,中央卸売市場西側跡地の利用検討についてをご説明申し上げますので,別冊の資料をごらん願います。  2枚めくっていただきまして,「はじめに」をごらんください。  まず,中央卸売市場本場におきましては,平成16年より施設の老朽化を解消するとともに,施設の充実,高度化を図り,市場業務の効率化を図るため,市場施設を高松線の東側に移転集約する再整備事業に取り組み,平成21年5月に新設施設が全面供用開始となっております。再生利用の西側跡地につきましては,売却を前提として兵庫区南部地域のにぎわいと活性化に資する必要があるため,平成18年度に学識経験者をメンバーとする研究会を設置し,望まれる土地利用方針について検討を行っていただきました。さらに,平成19年度からは学識経験者のほかに,地域住民の方々を含めた跡地利用検討委員会を設置し,望ましい跡地利用について検討を重ねていただきました。そして,このたび検討のまとめをご報告いただいたところでございます。  それでは,報告書の1ページをお開き願います。  I望まれる跡地利用の考え方では,中央卸売市場と兵庫運河に隣接するという立地特性を生かし,兵庫区南部地域のにぎわいと活性化をリードする役割と位置づけ,またその実現のために集客・商業施設の展開,食文化関連機能の導入や開放的な魅力ある空間づくりといった観点が示されております。  3ページをお開き願います。  II導入すべき具体的な機能としては,にぎわいを生み出すための集客施設や広域からの集客を目指した商業施設の展開,中央卸売市場に隣接する立地を生かした食文化関連機能の導入をご提案いただくとともに,4ページをお開き願いまして,神戸の食文化のアピールや観光振興への貢献,兵庫運河の魅力を生かす工夫の必要性について,さらに5ページをお開き願いまして,III,空間づくりの考え方としては,潤いとゆとりの空間づくりを進めるために,兵庫運河への回遊動線や地下鉄出口からのアプローチなどの工夫の検討について,6ページをお開き願いまして,兵庫運河を生かした開放的でくつろげる空間や交流が図れる空間づくり,兵庫の歴史を踏まえた仕掛けづくりをそれぞれご提案いただいております。  今後は,この報告書の内容も踏まえまして,市として具体的な処分案件について検討を進めるとともに,経済情勢も見きわめながら適切な時期にコンペにより処分したいと考えております。  以上,産業振興局における補正予算,議案6件,報告2件につきましてご説明申し上げました。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 55 ◯委員長(大かわら鈴子) 当局の説明及び報告は終わりました。  委員の皆様に申し上げます。  午前中の審議はこの程度にとどめ,この際暫時休憩いたします。  午後1時10分より再開いたします。   (午後0時10分休憩)   (午後1時10分再開) 56 ◯委員長(大かわら鈴子) ただいまから文教経済委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き審査を行います。  まず,予算第38号議案平成21年度神戸市一般会計補正予算(関係分)についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 57 ◯委員長(大かわら鈴子) 次に,第90号議案より第95号議案に至る指定管理者の指定にかかわる6議案について一括して質疑を行います。  これら6議案についてご質疑はございませんか。 58 ◯委員(西 ただす) 91号議案のものづくり復興工場のことで少しだけ質問させていただきます。  この工場はもともと震災の後に中小の企業が立ち上がる,そういった面で公的なものとしては何か全国初めてですかね,貸し工場をされたということで聞いてるんですが,やはり私たちが思っているのは,特に今現下の非常に厳しい経済状況の中もありますし,そもそもその復興からの回復という面で言うと,やはり正直なところ,実際になされていないんじゃないかなというのが私たちの認識なんですね。以前これを指定管理として出して,そして今回この候補者がとったわけなんですけども,ちょっといただきました評価結果というのを見ますと,決していい点数がついていないなというふうに思いまして,今回とった候補者は59.31点,ほんでそれでもう1つの落ちたとこですけど,多分それが前のとこやと思うんですけど,48.5ということで,やはり内容的に本当に今の中小の業者を応援していくという意味では不安はあると思うんですが,ここら辺はどうか,分析されているんでしょうか。 59 ◯吉武産業振興局長 ものづくり復興工場でございます。2件の応募がありまして,先生ご指摘のように,神戸電鉄の方が59.31点ということでございます。まず,この点数が少し低目ではないかというご指摘でございます。採点の方法なんですけども,一応応募要領で行政の側が求める内容に対しまして,それぞれの項目で5段階評価になっておりまして,1,2,3,4,5となっておりまして,こちらが求めている基準を満たしてますと,3ということになります。それを上回ってたら4,さらに上回っていると5という形でということなんで,基本的に言えばそこが10点満点のとこでしたら,3になると5点になるわけですけど,結局5点であれば一応基準を満たしているという形になりますんで,それをもう少し粗い言い方をしますと,一応トータルで50点を満たしていると基準は満たしているということになろうかと思います。あと,ものづくり復興工場の経緯から考えても,また今の昨今の厳しい経済状況の中で,こういう民間の事業者で問題ないのかというお尋ねかというふうに思います。確かに非常に厳しい状況に引き続きありますし,いろんな形で1つはやはり支援をしていかなければならない。当然その支援については,指定管理者が専らやるということでなしに,行政の方が専らやっていくわけですけども,当然指定管理者と連携をとりながら,協力を求めていかなければならないことも多々ありますので,そのあたり本当に心して協力をしっかり求めていって,連携にそごがないように努めていかなければならないということを思っています。  それともう1点は,この復興工場の指定管理の業務の内容なんですけれども,やはり非常に厳しい経済状況の中ですと,なかなかその使用料が払えないというようなことも起こってまいります。基本的に徴収に関しまして,指定管理者に求めておりますのは,これはあくまでも市の業務として残しておりまして,市の業務の補助者として,例えばいわば納付書を持っていってもらう,それから最初,その滞納,その期限までに納められてなければ,お支払いをお願いしますということで,まず初期対応として回ってもらうという形ですけど,あくまでもそれにつきましては,市の方が,私どもの方があくまでも行うということでして,管理者は補助業務という形になっておりますので,そういった面で特にこの民間企業になって支障はあるかということは,ないかというふうに思っております。 60 ◯委員(西 ただす) 市の方が考えるという言い方も変ですけど,基本的なところでは頑張るからという話だったと思うんですけど,やはり本当に今の状況の中で,以前とってたとこと思われますAなんかが本当に事業計画書の中で基本方針というところで,運営業務を行っていく上で基本方針は7点と,20点中7点とか,候補者も12点と決して高くないんですけど,やっぱり改めて本当に今の中小の事業者に対してどう神戸市が向き合っていくのかという問題とも──これ単一にここだけ,このものづくり工場というのはちょっと,だけではなくて,やっぱり神戸市の姿勢が出ているんじゃないかなと思ってて,本当に一番大切な中小の人は頑張ってもらいたいと,いろんな業者の人頑張ってもらいたいというのはやっぱり直営の方がいいんじゃないかなというふうに思います。  以上です。 61 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 62 ◯委員長(大かわら鈴子) 次に,報告,平成22年度兵庫県予算に対する要望(関係分)についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 63 ◯委員長(大かわら鈴子) 次に,報告,中央卸売市場西側跡地の利用検討についてご質疑はございませんか。 64 ◯委員(守屋隆司) この中央卸売市場西側の部分,非常に長期間にわたっていろんな検討,委員会等含めてご意見聞いて,大分前に踏み出してるということは感じさせてもらいますけれども,今回の場合は,以前にいただいた資料に比べると,もうちょっと大まかな,本当の概要という部分があるというふうに思うんですけども,この1ページに,実現のため,集客・商業施設を展開し,にぎわいと活力を創出するとか,中央卸売市場との連携,また兵庫運河を生かしたまちづくりという,これはキーワードとしては当然なんですけども,じゃこれでどうなるというふうな問題でなくて,これはだれが委員になってもこういうキーワードが出るんじゃないかなという部分があるというふうに思うんですけども,あれだけの,また中心市街地から近い部分に跡地ができるということは,今後そうあるもんじゃないというふうに思いますので,大変に有効利用できる可能性のある土地だということが1つと,やはりもともと中央卸売市場の一角なわけですけども,中央卸売市場自体が非常に今疲弊しているという部分がありますので,やはりそれをどの形でバックアップできるかなということもやはり考えざるを得ないんじゃないかなというふうに思うんですね。  こういういろんな基本理念等をまとめられて,コンペという形になるというふうに思うんですけども,その時期的な問題はもう少し先というふうに思うんですけども,最初にこの西側の跡地を売却して,売却益もこの中央卸売市場の方のいろんな整備なり活性化の一助としようというふうな文面があったように思うんですけども,そこら辺はどのような形で実現されていくのか,ちょっと具体的なことがあればお聞きをいたしたいと思うのが1点と,それと国の方も兵庫運河の活性化等で国のプロジェクトに認定されたということで,歩みとしては遅いですけども,1つのあのプロムナードを改修したりしようとしておりますけども,やはりこの中央卸売市場の西側の跡地というのが,あの地域全体のまた再開発なり活性化の起爆剤になるというふうに思うんですね。この西側の土地は更地に恐らくなるんでしょうから,それ自体でも非常にすばらしいんですけども,あの近隣は業務形態が大分変わってきまして,土地等余り有効利用されてない部分が結構あるんですよね。だけども,今さら何もできないと,業の転換もできないという形で残っている部分もありますので,ここが起爆剤になって地域全体がまた大きく発展する可能性もあるので,そこら辺まで含めた取り組みについてどのようにお考えなのか,お聞きをいたしたいと思います。 65 ◯吉武産業振興局長 この西側跡地につきましての認識,先生のおっしゃられるとおりだというふうに私どもも認識しております。また,地域の方々の期待というのも非常に大きいというふうに感じております。またその一方で,我々としてはここの売却費を当てにして再整備をやっていたという経緯もございますので,やはり事務方としては,何とか少しでも高い金額で売れるようにということも一方で思うわけでございます。常に悩んでしまうんですけども,高い金額で売却できる話と,それから公共的な役割を担う要素というのが,普通はトレードオフになってしまうんで,どういうふうに動いていったらいいのかというのは,正直ずっと悩んでおるんですけども,それはコンペという形でどのように実現していくかというのは,結局はこれから我々自身が──こういったご意見いただいておりますんで,我々自身が1年かけて具体的なコンペ条件をどういうふうにしていくかということで具体化をしていくことになります。まだまだ悩みの上に,一番困っているのは現下の経済情勢で非常に厳しい情勢になってますんで,一番もともとの前提のその売却するということのタイミングもあわせて見計らっていかなければならないということで,その辺で非常に悩みが多うございます。特に気をつけておかなければいけないなと思っておりますのは,ここの場所自身で何か完結するということじゃなしに,先生ご指摘のように,周辺はもともと兵庫津の道をはじめ,また目の前は運河でございます。そのあたりのいわばトータルの中でどういう役割を果たしていけるのか,ここの場所だけでポテンシャルを出し切れるということではないと思います。いわば例えばの話なんですけど,委員会の中でも少し地元の方からご意見あったんですけども,基本的にここをこういったものにしてもらうというよりも,ここに人が集まるようなものにしてもらって,その集まってきた人たちにうまく自分たちが一生懸命取り組んでる,その兵庫のあの南部のまちの中に回ってもらえるような,そういうことを特に考えてほしいということもご意見にございました。なるほどなというふうに思いました。そういったことで,あれだけの土地,非常に貴重なものですから,何とか地域の活性化の起爆剤というふうにならなければいけないというのは認識はしておりますし,これからもよく考えていきたいと思います。ただ,何度も恐縮ですけども,どうしても事務方としては売らなければならないというノルマが課されておりますんで,そのあたりのバランスを考えながら,あと1年詰めていきたいと思います。  以上でございます。 66 ◯委員(守屋隆司) この中央卸売市場の西側部分と,それとすぐ隣接して中部下水処理場が機能も停止して,そこもどういう形になるかまだ,地元でいろんな意見はありますけども,やっぱりそれも恐らく売却という形になると思うんです。これもう運河挟んでくっついてるんですよね,と思えるぐらい近いわけですから,やはりこの両方が重複を避けながらやっていくと,可能性としては非常にすばらしい今条件がそろってきてるんじゃないかなというふうに思うんです。そういう点でやっぱり,もちろん少しでも高く売るということは大事ですけども,ハーバーランドも今苦しんでますけども,せっかくきれいなきれいなものができても,どんどん入ってきたものが退店をしたり,業種がどんどん変わっていって,最初の描いていたイメージと全く変わってきてしまうということでもやっぱりつらいことがありますし,成功例も大事ですけども,ああいうハーバーも失敗とは言いませんけども,非常に苦しんでいる部分を参考にしていただかないけないなというふうに思うんです。また特に,同じようなんをつくるでしょう,新神戸のとことか,このハーバーランドとか,あちこち,どこへ行っても余り,似たり寄ったりで変わんないと,入ってる店舗が違うだけというのがありますので,それは恐らく同じようなことをすると,またその轍を踏むということもありますので,そういう点はぜひ注意をしていただかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですけども,きょうは本場の場長さんも来てるんですけども,これね,やっぱりこの西側の跡地を売却して,コンペしたこのリンクですよね,この中央卸売市場の本場との,そこら辺の決意というのが余り,これはふわっとしたもんなので,そこに書くもんじゃないのかもしれませんけども,もっともっとやっぱり考えていただかないと,母屋なわけですね,こっちがね,本場が,そこがどんどん今こうなってるときですから,この売却益とか,それと誘致するもんでも,やっぱり本場の方も迂回部屋があって行くというものも考えていただかないといけないと思うんですけども,現場としてはどんなふうにお考えなのか,ちょっとご意見をお聞きしたいと思います。 67 ◯川端産業振興局中央卸売市場本場長 本場,委員おっしゃるように,取引高も年々,若干ずつ下がっておるというのが現状でございます。おっしゃいますように,西側跡地に,先ほど局長の話にもありましたように,人が集まることによって,特に私どもの中央市場では今一般の市民が利用できる関連売店,それから飲食がございます。おかげさまで新しいところに行って売り上げが伸びておるよというふうなお声もちょうだいしてございますが,さらに西側に人が集まることによって,その波及効果が正直なところ欲しいなとは思ってございます。また一方で,そういうふうな中央市場に隣接してございますので,できるだけ私どもの中央市場,安全・安心な新鮮な食品を取り扱ってございますので,そういうふうなものを取り扱っていただいたら,委員おっしゃるようないわゆる連携,そういうふうなものが生まれるんではないかと,現場を預かる者としてはそういうふうに考えてございます。  以上です。 68 ◯委員(守屋隆司) これからもっともっとこれ具体化した形でいくというふうに思いますので,ぜひ積極的に本当はこれ神戸市民の財産みたいなもんだというふうに思いますので,そういう点でぜひ今後とも,すばらしい案をつくっていただいて,またそれがもとでやっぱり高くいいふうに売れていくというようなご提案をご期待して,質問を終わります。
    69 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 70 ◯委員長(大かわら鈴子) 次にこの際,産業振興局の所管事項についてご質疑はございませんか。 71 ◯委員(川原田弘子) きのう地元中小企業と進出医療関連企業のマッチングの交流会に荻阪先生と一緒に前半だけ参加させてもらったんですけど,今まで何個か聞いてた以上に,いろんな市とか国とかの多分助成金とかを活用したような研究とか,それから製品とかが出つつあるというのを思ったんですけども,もっとそれを例えば議員の先生方とかも余り,私も知らなかったし,知られていないので,発信していってほしいなというふうに思います。発信するときに,インターネットとかを何かうまく活用して,そこを見ればどんなことをやってるかとか見えるようにしておいてもらったら,どんな人ともっとマッチングできるかという可能性がいっぱいあると思うので,その辺の発信力がちょっと弱いんじゃないかなと思うんですけども,ご見解をお伺いします。 72 ◯吾郷産業振興局次長 昨日,地元の中小企業者と,今回は進出の医療関連企業ということで,双方がいろいろプレゼンテーションをやったというようなことで,先生さっきもお話ありましたように,その進出企業が今どんなことを考えて,どんなことに取り組んでいるんかというふうな意味で,こういうプレゼンテーションができたというのは大変意義が大きかったんではないかというふうに思ってまして,我々としても,特に地元の中小企業の方々のその商取引という以外の部分で,新たな接点ができたという意味では大変意義のあったマッチング交流会ではなかったんかなというふうに我々は認識しておりまして,その辺の情報発信機能ということについては,例えばこれまでやってましたものづくりの商談会というような枠を超えて,新たな企業の取り組みというのを紹介できるような方法も含めて,今回の成果を踏まえてちょっと1度検討させていただければというふうに思っています。具体的にどんな方法があるのか,ちょっとよく検討させていただきたいと思いますけども,こういう場をできれば継続して行っていきたいというふうなことも含めて検討させていただきたいと思います。  以上です。 73 ◯吉武産業振興局長 マッチング交流会の方ですけども,現下の非常に厳しい経済状況の中で何かできないかということで,こういう形でやるのは本当初めての手探りの状態でやりましたんですけども,実は私行ってませんので,すいません,実態がよくわからないんですけど,今,川原田先生に評価いただきまして,多分単にマッチングして商談が成立するということ以上に,それぞれの企業さんが一生懸命取り組んでおられるやつをうまくアピールするということも重要やというご指摘なんだろうというふうに思います。確かにそういう視点でもおっしゃられるとおりかなというふうに思っております。そういったことで,例えばこの交流会,単発で終わるということでなしに,そこで出てきたものをどんだけうまく行政がアピールしていけるかということも,これからがちょっと大きな宿題かなというふうに思っています。いろいろ考えていきたいと思いますし,またできれば今回の教訓を踏まえて,ことし限りということでなしに,これからもそういうご評価いただきましたんで,頑張っていきたいと思いますので,またご支援のほどよろしくお願いいたします。 74 ◯委員(川原田弘子) ぜひネットをうまく使って,そこに来ている人たち同士だけのマッチングじゃなくて,もっと外に向けてニーズの方とシーズの方の発信を検討していただきたいと思います。きのうすごくおもしろいなと思ったんが,炭酸ガスを皮膚から吸収させて,運動しなくても筋力がつくというような,そんな何か研究を神大の先生とそこの業者がやっているようなことをやられてたりとかして,そういうのを聞いただけでも結構みんな興味を持ったりとかするので,そういううまくネットとか,ああいう形でいつもやれればいいですけど,それが難しいんだったら,常にそういうのを発信できるような活用をお願いしたいと思います。 75 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 76 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご発言がなければ,産業振興局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局どうもご苦労さまでした。  なお,委員の皆様におかれましては,国際文化観光局が入室するまでしばらくお待ち願います。 (国際文化観光局) 77 ◯委員長(大かわら鈴子) これより国際文化観光局関係の審査を行います。  それでは,議案8件及び報告3件について,当局の説明及び報告を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 78 ◯大森国際文化観光局長・観光監 それでは,お手元にお配りしております文教経済委員会資料によりまして,第74号議案指定管理者の指定の件(神戸市立丸山コミュニティ・センター)から第81号議案指定管理者の指定の件(神戸国際展示場)までの8議案並びに平成21年度神戸市一般会計補正予算(予算第38号議案)のうち緊急雇用創出事業(関係分),平成22年度兵庫県予算に対する要望(関係分)及び「~港で出合う芸術祭~神戸ビエンナーレ2009」の開催結果の報告について,一括してご説明申し上げます。  なお,金額につきましては,1,000円単位以下を省略させていただきます。  委員会資料の1ページをお開きください。  第74号議案指定管理者の件(神戸市立丸山コミュニティ・センター)につきましてご説明申し上げます。  詳細についてご説明させていただきますので,2ページをごらんください。  1指定管理者候補者は丸山コミュニティ・センター管理運営協議会でございます。  2指定期間は平成22年4月1日から平成26年3月31日までの4年間でございます。  なお,後ほど説明させていただきます他の施設につきましても,指定期間につきましては,同様に平成22年4月1日から平成26年3月31日までの4年間でございます。  3指定管理料は,平成22年度から25年度の年平均額で1,022万円でございます。  5選定理由でございます。丸山コミュニティ・センターは,利用者が周辺地域の住民に限られる施設であり,神戸市の公の施設の指定管理者制度運用方針の公募の例外,地域人材の活用など合理的な理由がある場合に該当するとして,平成18年4月に地元の自治会,婦人会を中心に組織される候補者が指定管理者として随意選定されました。以来,これまで候補者によって問題なく運営されており,またこのたびの事業計画書の提案内容についても適当であることから,選定委員会において,今後も引き続き指定管理者候補者とすることが適当とされました。  次に,3ページをお開きください。  第75号議案指定管理者の指定の件(神戸市立東灘区民センター本館ほか)につきましてご説明申し上げます。  詳細についてご説明させていただきますので,5ページをお開きください。  1指定管理者候補者は,1)東灘区民センター本館を含む6カ所の区民センターについては,一括して財団法人神戸市民文化振興財団が,2)東灘区民センター小ホールについては,特定非営利活動法人コミュニティ・サポートセンター神戸が,3)灘区民ホールについては,日本管財・文化律灘共同企業体がそれぞれ指定管理者候補者として選定されました。  3指定管理料は,利用料金制のもとで,平成22年度から25年度の年平均額が1)区民センターは6施設を一括して3億347万円,2)東灘区民センター小ホールは846万円,3)灘区民ホールは4,117万円でございます。  5選定理由でございますが,1)区民センターについては,1団体から応募があり,応募団体の概要,運営上の基本方針,施設の管理運営体制と組織・業務に関する計画,利用者へ提供するサービスの計画,収支計画といった審査項目について総合的に評価を行った結果,各センターの地域特色に対応した施設運営の実施や開館時間の柔軟な運用などの提案がなされており,指定管理者候補者として適当であるとして選定されております。  次に,2)東灘区民センター小ホールでございます。東灘区民センター小ホールについては,1団体からの応募があり,審査項目について総合的に評価を行った結果,地域団体や他のNPOとの連携を深めるとともに,地域の課題に取り組む講座の新規開催などの提案がなされており,指定管理者候補者として適当であるとして選定されております。  次に,3)灘区民ホールでございます。灘区民ホールについては4団体からの応募があり,それぞれの提案を審査項目について総合的に評価を行った結果,灘区の有する文化・芸術資源を把握し,柔軟な開館時間の運用や訪問による相談対応などの提案がなされており,候補者の提案が他の提案に比べて総合的にすぐれているとして選定されております。  次に,8ページをお開きください。  第76号指定管理者の指定の件(神戸文学館)につきましてご説明申し上げます。  詳細についてご説明させていただきますので,9ページをお開きください。  1指定管理者候補者は株式会社神戸新聞地域創造でございます。  3指定管理料は平成22年度から25年度の年平均額で2,136万円でございます。  5選定理由でございますが,神戸文学館については2団体からの応募があり,それぞれの提案を審査項目について総合的に評価を行った結果,専門知識を持った有資格者を配置し,文学資料収集や調査研究を行うなどの提案がなされており,候補者の提案が次点者の提案に比べて総合的にすぐれているとして選定されております。  次に,10ページをごらんください。  第77号議案指定管理者の指定の件(神戸市立神戸セミナーハウス)につきましてご説明申し上げます。  詳細についてご説明させていただきますので,11ページをお開きください。  1指定管理者候補者は,株式会社ケントクでございます。  3指定管理料は利用料金制のもとで,平成22年度から25年度の年平均額で670万円でございます。  5選定理由でございますが,神戸市立神戸セミナーハウスについては2団体からの応募があり,それぞれの提案を審査項目について総合的に評価を行った結果,学術・芸術団体の利用向上策や景観・環境へ配慮した提案がなされており,候補者の提案が次点者の提案に比べて総合的にすぐれているとして選定されております。  次に,12ページをごらんください。  第78号議案指定管理者の指定の件(神戸市立須磨海浜水族園)につきましてご説明申し上げます。  詳細についてご説明させていただきますので,13ページをお開きください。  1指定管理者候補者は,ウエスコ・名鉄インプレス・アクアート特定業務共同事業体でございます。  3指定管理料は利用料金制のもとで,平成22年度から25年度の年平均額で1,500万円を収益の中から納付金として市に納めていただくこととしております。  5選定理由でございますが,神戸市立須磨海浜水族園については3団体からの応募があり,それぞれの提案を審査項目について総合的に評価を行った結果,学芸普及活動に関する提案のほか,集客力及び魅力の向上のための施設整備への投資などの提案がなされており,候補者の提案が他の提案に比べて総合的にすぐれているとして選定されております。  次に,14ページをごらんください。  第79号議案指定管理者の指定の件(金の湯ほか)につきましてご説明申し上げます。  詳細についてご説明させていただきますので,15ページをお開きください。  1指定管理者候補者は,金の湯と銀の湯の2施設を一括して財団法人神戸国際観光コンベンション協会でございます。  3指定管理料は利用料金制のもとで,平成22年度から25年度の年平均額で2施設を一括して4,100万円を収益の中から納付金として市に納めていただくことにしております。  5選定理由でございますが,金の湯ほかについては,4団体からの応募があり,それぞれの提案を審査項目について総合的に評価を行った結果,地元などとの連携や活性化へ向けた取り組みとあわせて,市街地のホテルや交通機関との連携など,神戸市の観光振興も視野に入れた提案がなされており,候補者の提案が他の提案に比べて総合的にすぐれているとして選定されております。  次に,17ページをお開きください。  第80号議案指定管理者の指定の件(神戸国際会議場)及び18ページの第81号議案指定管理者の指定の件(神戸国際展示場)につきましてあわせてご説明申し上げます。  詳細についてご説明させていただきますので,19ページをお開きください。  1指定管理者候補者は,2施設を一括して神戸コンベンションコンソーシアムでございます。  3指定管理料は利用料金制のもとで,平成22年度から25年度の年平均で2施設を一括して2億円を収益の中から納付金として市に納めていただくこととしております。  5選定理由でございますが,神戸国際会議場・神戸国際展示場については3団体からの応募があり,それぞれの提案を審査項目について総合的に評価を行った結果,神戸の持つ資源や特性を踏まえた他都市との差別化戦略や,ホスピタリティー,市内コンベンション関連業界との具体的な連携などの提案がなされており,候補者の提案が他の提案に比べて総合的にすぐれているとして選定されております。  21ページをお開きください。  続きまして,報告1,平成21年度神戸市一般会計補正予算(予算第38号議案)のうち緊急雇用創出事業関係分についてご説明申し上げます。  観光情報発信事業は,季節のイベントや新しい店舗情報など,まちのしゅんの情報を実際にまちを歩くことで収集し,それらを多言語に翻訳するなどして広く発信しようとするものでございます。あわせて,案内サインなどの再点検も行い,改善につなげていきたいと考えております。  外国人観光客詳細動向調査については,現在行っております市内観光スポットでの外国人観光客への聞き取り調査を拡充し,より詳細な動向把握をするものでございます。  22ページをごらんください。  報告2,平成22年度兵庫県予算に対する要望について,国際文化観光局所管の関係分につきましてご説明申し上げます。  23ページをお開きください。  5教育環境の整備についてのうち(8)は,外国人学校への助成に関する要望でございます。下の表にございますように,外国人学校は現在市内にカナディアン・アカデミーなど8校ございます。それぞれの学校は外国人市民の子弟の教育の一翼を担っており,地域との交流を通じて市民の国際理解の促進に寄与しているものと考えております。多くの外国人が居住する国際都市神戸において,外国人学校は外国人が暮らしやすいまちづくりに不可欠であり,助成金のさらなる充実を要望しております。  24ページをごらんください。  6都市の魅力・活力の創造についてでございます。  (9)は神戸ルミナリエに関する要望でございます。ルミナリエにつきましては,協賛金等の収入が減少する一方,警備費等の増加により,近年収支状況が厳しくなっております。財源確保のため神戸ルミナリエ組織委員会におきましても,平成19年度からは1人100円募金に取り組み,何とか運営資金を確保している状況です。今年度も引き続き募金の呼びかけ等に力を入れてまいりますが,県に対しましても事業費確保に向けた取り組みの強化を要望しております。  次に,(10)は外国人観光客や教育旅行の誘致促進に関する要望でございます。外国人観光客の誘致については,東アジアを中心に,本市としても積極的に取り組んでおります。誘致に当たっては,近隣市との広域連携による誘致が効果的であるため,県が実施しております外客誘致事業や県を含む30団体で構成される兵庫県外客誘致促進委員会が実施する誘致・宣伝活動や受け入れ体制の整備について一層の充実を要望しております。また,教育旅行の誘致については,神戸ならではの取り組みとして,人と防災未来センターや長田などの地域における語り部や炊き出し体験など,震災をテーマにした教育旅行の誘致等に努めておりますが,今後とも誘致・宣伝活動における連携及び受け入れ体制の充実について要望しております。  25ページをお開きください。  報告3,「~港で出合う芸術祭~神戸ビエンナーレ2009」の開催結果についてご説明させていただきます。  神戸ビエンナーレは,神戸に芸術文化の力を結集して内外に発信する機会を設け,神戸の芸術文化のさらなる振興を図るとともに,まちのにぎわいや活性化につなげるために開催する2年に1度の芸術文化の祭典でございます。今年度の神戸ビエンナーレ2009につきましては,平成21年10月3日から11月23日までの52日間にわたって神戸メリケンパーク,兵庫県立美術館,神戸港,三宮・元町商店街などを会場として,「和」をテーマに開催いたしました。開催に当たりましては,委員の先生方をはじめといたしまして,協賛企業や会場近隣の商店街,また芸術文化関係者やボランティアなど多数の方々からご支援をいただきました。おかげさまをもちまして,会期中は大きな事故もなく,また目標の15万人に対しまして16万4,000人の来場者を達成することができ,多くの方に芸術文化に触れていただくことができたものと考えております。改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。  以上,簡単ではございますが,第74号議案指定管理者の指定の件(神戸市立丸山コミュニティ・センター)から第81号議案指定管理者の指定の件(神戸国際展示場)までの8議案並びに平成21年度神戸市一般会計補正予算(予算第38号議案)のうち緊急雇用創出事業関係分,平成22年度兵庫県予算に対する要望(関係分)及び「~港で出合う芸術祭~神戸ビエンナーレ2009」の開催結果の報告について,一括してご説明申し上げました。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 79 ◯委員長(大かわら鈴子) 当局の説明及び報告は終わりました。  これより質疑を行います。  まず,第74号議案より第81号議案に至る指定管理者の指定にかかわる8議案について一括して質疑を行います。  これら8議案についてご質疑はございませんか。 80 ◯委員(川原田弘子) 78号議案の水族園のことでちょっとお伺いしたいんですけれども,私この水族園はいろんな企画とかを割とやったりとかしていて,環境学習的なことの企画とかも結構されてたので,頑張ってるとこだなというふうに思ってたんですけど,何か今回指定管理が交代するようなことになってるんですけども,こちらの提案がよかったんだろうなというふうには思いますが,水族園ってやっぱり魚とかイルカとか難しいラッコとか飼ったりとかしてるので,そこに勤めていらっしゃる方のスキルとかもそこならではのものがあったりとか,調査であったりとかも裏でありますから,そういうようなことがこれからちゃんと継承──まずはそういう経験とかノウハウはどこにあるかといったら,やっぱりその人が持ってると思いますから,そういう人たちが継続して何か雇用されるのかなというのがちょっと心配だなというのがあるのと,あとそういう調査活動とか,今までやってきたような学習的な側面とかがきちんとこれからもずっと継続されていくということをどんなふうに考えられているのか,どういうふうなやり方でやっていくのかということをお伺いしたいと思います。 81 ◯大森国際文化観光局長・観光監 今回候補者となっておりますウエスコ・名鉄インプレス・アクアート特定業務共同事業体でございますが,これは代表者のウエスコは,環境コンサルタントとして環境調査とか生物調査,それで学習支援などにおいてこれまでも長年の実績を有しております。また,名鉄インプレスでございますが,これは水族館の南知多ビーチランドを運営しているところでございまして,そこでイルカとかアシカなどのふれあいイベントをやっておりまして,そういった面を高く評価されているところでございます。また,アクアートにつきましては,よその多数の水族館におきまして,水族館施設の設計・施工を手がけて豊富な経験を持っているところでございます。ですから,ベースとしては,そういったそれぞれの企業,非常に高いものを持っているということが評価されております。それとまた,我々この水族園につきましては,当然ながら観光集客施設という側面に加えまして,社会教育施設という側面も重要であると,当然ながら考えてございまして,応募要項等につきましても,そういった目的に基づく運営をしていただくようにということで書いてございまして,運営上の基本方針とか,利用者へ提供するサービスの計画等の中でも,そういったことを明記してございます。候補者からは,例えば当然ながら,園内の活動においては,飼育・育成・展示にはもちろんでございますが,そのほかにも例えば理科実験専門教室の運営会社と連携した生き物教室の開催とか,それであと須磨周辺の海洋環境をテーマにした連続講座を開催するとか,そういったまた園外活動につきましては,生物調査の実施とか,また出ていって市民向けの講演会を開催するとか,非常に社会教育面でも充実した内容の提案がされてございます。そういったことを踏まえまして,選考委員会におきまして,総体的に今回の候補者がすぐれているという選定をしていただいたんだと考えてございます。  また,今働いている方々についてでございますが,当然今回の候補者の意向といたしましては,今後施設の管理運営を円滑に行うためには,当然ながらこういう提案内容とか雇用条件等の問題があるにしましても,今働いている方々を引き続き雇用することについては考えているというふうに聞いてございます。我々といたしましても,当然ながら円滑な施設運営のために,候補者に対しまして雇用についてはお話をしていきたいと考えてございます。それが先ほど言われておりました勤めている人のスキル,もちろんよそから来る人のスキルもございますし,今現在勤めている人たちのスキルというのも合わさってよりよい水族園の運営がされるんではないかと考えてございます。  以上でございます。 82 ◯委員(川原田弘子) 選定の理由というのはよくわかりました。ここはやっぱり歴史があって,ずっとここで,この海でしかいないものとか,川で減ってきた魚を飼育したりとか,そういう活動もここならではのものとかがいろいろあると思いますので,そういうことをぜひ継承をお願いして,その人材を,せっかくの人材なんで,ちゃんと雇用とかも確保して,そういうのが途切れることがないようなことを要望して,終わります。 83 ◯委員(守屋隆司) 15ページの金の湯,銀の湯ですかね,この2つの施設,これを一括というふうに見させてもらうんですけども,当該区の議員等から質問をということでさせてもらいますけども,有馬温泉の中で民間の施設も公的な施設も含めてやっぱり一体的に運用し,お客さんを集客するということについての場合に,やっぱりこの金の湯,銀の湯を温泉の組合等含めて,お任せして,それの方がより効率的に運営ができて,また集客もできるんじゃないかと,またお客さんのこの回遊というんでしょうか,それもしやすいんじゃないかなというふうな思いがあるようなんですけども,今回は4団体が応募してますので,逆に言うと選考基準は厳しいのかもしれませんけども,随意的にそういう地元の組合員にお任せするというような発想というのはないんでしょうかね,ちょっとお聞きをいたしたいと思います。 84 ◯大森国際文化観光局長・観光監 もちろん金の湯,銀の湯につきましては,有馬特有の外湯でもございますが,ただ入浴サービス施設ということもございまして,十分民間のサービスのノウハウを入れたような形でも運営できるのではないかという形で,随意選定でなしに,公募選定という形をさせていただいております。ただ,現実的には有馬を束ねております有馬観光協会も非常に興味を持っていただいている施設ですので,体制さえ整えば,きっと選考,もちろん選定委員会を経てになると思いますが,一括的に運営するというのは可能だと考えております。ただ,どうしても公募選定の中でやはりどちらがいいかということを競っていただきましたら,まだ若干今回選ばせていただきました観光コンベンション協会の方が総合的に評価が上だということになってございます。  以上でございます。 85 ◯委員(守屋隆司) 今のご答弁を聞くと,もうちょっと地元の力をつけよという意味かもしれませんけれども,神戸の国際観光コンベンション協会さんも,もう少しふわっとした手広い,もともとがお仕事ですよね,こういう銀の湯とか金の湯,単体の運営をしたりするというのがそれほど得意だというふうには思わないんですけども,まあまあ今回の提案はよかったんでしょうけどね。ぜひ地元のそういう観光協会なんかのレベルアップを逆に皆さんもお手伝いしていただきながら,将来的にやっぱり一体的な有馬温泉の活性化と,お客さんの集客の一助となるようにお願いをしたいと思います。  以上です。 86 ◯委員(西 ただす) 何件かあるんですが,この間,今回指定管理が各局全体に4年たって出てきたということですが,その中で1つが,75号ですが,こちらの方は従前の国際ライフパントナーから日本管財に変わるということで,私たちがこれまで言っていた雇用の継続性というもので,非常に民から民へということで,なかなか継続性を求めることはできないであろうしということと,募集要項でも余りそのことは触れて──そのこと自体は書かれていなかったようでしたので,これはこちらの意見ということで,指定管理はよくないであろうなというふうに考えてます。  78号議案なんですけども,先ほど一定どういう状況かということはお話いただいたんですけども,これもやっぱり本当に公の施設としてこれまで本当に多くの方に利用してもらえて,本当に公としてやるべきものではないかなというふうに思ってるんです。指定管理の問題で少し,結局そこの企業がどういうふうな提案をしたのか,あるいは募集要項がどうだったのかというのはなるべく今回各局に私たち聞いて,情報も出してもらったんですけど,今回ちょっと気になったんは,ここへ出てきた海浜水族園をとったそのウエスコというところなんですけど,出てきたんですけど,全然状況がよくわからないというかね。本来議論をするに当たっては,もう少し状況を与えていただかなければ,どうしても仕方ないところは隠さざるを得ないというふうなことなんでしょうけども,例えば指定申請書というものなんですけども,これを見ますと,正社員や契約,そういった人の人数は黒塗りで全然わからないし,配置人数や営業時間など,あとは協力する企業などわからないということで,本当にこれは判断する材料として非常に大きな障害があるというふうに思うんです。これも指摘でとどめますけど,今回ほんまに大量に出てきてるので,私たちも大変だったんですけども,本当に議案が出てきたときに,いろいろこちらで議論できるように,時間がないのでということでいろいろ断られたりもして,出てくる局──出てこなかった指定業者はたくさんあったんですけど,そこら辺はこういうところまで調べて質問したいというふうに私たちは思ってますんで,もう少し円滑な対応をしていただきたいなというふうに思っています。これも指摘だけにしておきたいと思います。やはりこれも50名程度が今この水族園で働かれているということですから,幾らかは継続してこのウエスコの方で働かれるんだと思うんですが,これまでの雇用の継続性も,専門性というところでも問題があるんではないかなというふうに思います。  あともう1つ言いたいのは,第80号と第81号なんですけど,こちらは両方とも以前の観光コンベンション協会が共同企業体というんですかね,コンベンションコンソーシアムという形でなったんですけども,これ指定管理に対して共同のという形になったんじゃないかなという感じがしてまして,またそれ例えば4年間これでいくんでしょうけど,その後も指定管理のときに,この形が継続されるのかな,一時的なこの指定管理に手挙げるためにつくられた団体ではないかなという疑問があるんですけど,これに関してはどうでしょうか。 87 ◯大森国際文化観光局長・観光監 ご指摘のとおり,今回の指定管理に関しまして,コンベンション協会と日本コンベンションサービスが組んで指定管理の応募に手を挙げられたものでございます。ですから,4年後また当然ながら指定管理の公募があった段階で,再びこのペアで出てくるかどうかは今私の段階ではわかりかねる。うまくいけば──当然うまくいくと思うんですが,もう1度組む可能性も当然ある。今回特にこういった会議場・展示場に関しましては,3団体と申し上げましたが,すべてグループ的な応募で,1者だけで指定管理に手を挙げたものではございません。やはり管理面と運用面とか,いろんなそれぞれの特色を生かしながらグループを組んで応募してきているということでございます。もちろんこの国際展示場・会議場以外にもグループを組んで応募してきている候補者もたくさんございます。やはりその方がそれぞれのメリットを発揮できるというふうに考えて,そういうグループを組まれてるんではないかと思っております。
     以上でございます。 88 ◯委員(西 ただす) この間,指定管理という形で,全国的にもそうなんですが,こういう形で非常にいろんなところがドッキングしてという形で,非常にある意味わかりづらくもなっているんですけど,例えばやっぱりこのコンベンション協会というのは,本来ならば外国である──外国だけではありませんが,いろんな会議とか,そういうのを引っ張ってくるとか,非常に強い立場で頑張らんとあかんところであるのですが,そことして力をつけていくという自己改善というのが本来的に必要だと思うんですね。雇用の問題とかいろいろ,それこそ指定管理そのものの結果なんでしょうけども,非常にその時々で団体がくっついた,また分かれたというのであれば,サービスとして継続性というところがきっちり保障されるのかなというやはり私たち疑問を感じます。  以上です。 89 ◯委員(井坂信彦) 国際会議場と国際展示場の指定管理のことについてお伺いをしたいと思いますが,今出てきました財団法人の方と,それから日本コンベンションサービス株式会社というのが今回は組んで指定管理をとられたということなんですが,これは前回4年前に指定管理をとったコンベンション協会──財団の方の単独でとったんですけども,その4年前の企画書を見ますと,民間とは組まないと,コンベンション誘致に際しては──これは財団の前回の企画書ですけども,コンベンション誘致に際しては,特定の企業系列に属するPCO,プロフェッショナル・コングレス・オーガナイザーですか,こういう会議誘致運営会社,民間企業ですけど,こういった特定の民間企業と連携するのではなく,幅広い企業との協力関係を維持することは不可欠ですと,特定の企業系列に拘束されることはマイナスですというふうに書いておられて,今回は特定の企業とがっちり組んでとられたということで,前回の企画書と今回の企画書はこの点は正反対になっているのではないかなというふうに思うわけですけど,その点について何が変わったのか,企画書を皆さんは一応立場上は読んでおられる側であり,まあまあ実態は所管の外郭団体ですから,非常に微妙な立場かと思うんですけども,こういった民間と今回1対1で組むというふうに大きく180度方針転換されたのはなぜかということをお聞きしたいと思います。  2点目に,これは以前,同じ会派の高山議員も議会で質問したと思うんですけども,市への非常に多額の納付金が上がっていると,これはその金額だけ見れば,非常に神戸市の財政にとっては喜ばしいことかというふうには思います。ただ,これだけの多額の金額,納付金がなぜ出せるのかなということをもう少し詳しく見ていくと,非常に不透明なわからないことがたくさんあるので,教えていただきたいというふうに思いますが,まずその前段として,今回の出された企画書の方では,いわゆる収支予算書というんですかね,その中では総収入とそれから利益はどういうふうに見込まれて表示されていたのかをお伺いしたいと思います。 90 ◯大森国際文化観光局長・観光監 今回,観光コンベンション協会がPCOと組んでおりますが,これは正直言いまして,コンベンション協会の判断でございまして,我々が別に組めとか,そういうようなことを申し上げたわけではございません。ただ,これまで4年間やってきた中で,よりサービスを充実していくためには,やはりコンベンションのPCOと組んだ方がいいのではないかという判断をされたと思います。しかも,今回日本コンベンションサービスでございますが,これはやはり最大手のPCOでございますし,全国規模のPCOとしましては,唯一会議イベント運営事務所を神戸に置いている企業でございますので,非常にこれまでの連携もあったというふうに考えてございます。ですから,そういった点を踏まえて今回共同事業体を結成して,応募してきたもんだと考えてございます。  2点目の今回の提案に基づく納付金,収支でございますが,国際展示場・会議場の運営に関するものといたしましては,今回出てきております部分につきましては,収入で約10億1,600万円,それで支出で7億6,900万円でございます。それで,収支差が2億4,600万円余り──切り捨てておりますが,当然ながら──ございますので,納付金の2億円という数字が出てきたものだと考えてございます。  以上でございます。 91 ◯委員(井坂信彦) まず,なぜ民間と今回急に組んだのかなということで,そらコンベンション協会さんが独自で判断されたことだというお立場は半分はわかるんですけども,ただ一方でやっぱり企画書の方には前回明確に組むのはマイナスですと,それを皆さんは読まれて,なるほどそうだなと,私もこの企画書を見れば,ああそんなもんかなと,組むと確かにそら不都合もいっぱいありそうだなというふうに読めるような企画書なんですが,前回は皆さんはそれを読んで,単独であるとこの財団を選定したと,今回は民間と組んで,どういう理由で組まれたのかはまた企画書に書いてあるのか,ないのか,私はわからないですけれども,ああ今回は組んでる方がいいなというふうに判断して,皆さんもそこを採用されたので,勝手にご判断されたのでしょうというのは半分はそうかもしれないけど,半分は皆さんの判断もそれは当然あるのかなと思ってお聞きしてるんですね。例えばこのコンベンションサービス株式会社さんは確かに最大手で,神戸市内に事務所を置いておられましたけれども,逆に財務状況なんかを見ると,ちょうど今期資本金を半分に減らしておられたりとか,株主の配当,無配に転落されておられたり,財務状況は必ずしもいいというふうには,私はぱっと見ると思えないというような中で,その辺も当然ごらんになった上で,団体として問題なしというふうに当然ご判断をされたから今ここに上がってるんだろうと思いますから,もう少しその辺の財務状況とか,そういったことについても受け手側の判断を,これこれこういう状況というのは知ってましたけどもということをお聞かせいただきたいというふうに思います。  あわせて,これまで財団単独で受けてやれていた業務を民間と組んでやるということで,今回どういうような業務分担でプランを上げてこられているのかなということをお聞きしたいというふうに思います。これまでは財団が一手で全部仕事を受けておられた。今回は組んで,全く同じ仕事を組んで受けたいというふうに言ってきておられるわけで,民間企業とそれから財団との仕事の分担はどういうふうに上がってきているのかをお聞きしたいというふうに思います。  次に,利益と利益率がやはり異常に高いという問題についてなんですけども,収入が10億円で支出が7億6,000万円ですか,差額が2億4,000万円ぐらいあるということなんですが,これは全国のほかの主要な国際会議場の利益率というのはどの程度か把握しておられるかと思いますから,それについてお答えをいただきたいというふうに思います。 92 ◯大森国際文化観光局長・観光監 コンベンションサービスの経営状況でございますが,我々は正直言いまして,この財務諸表を完全に読み取るというのは非常に難しいわけでございますが,ただ選定委員会の中に公認会計士の先生が入っていただいておりまして,その方に詳しく分析等をしていただいておりまして,その公認会計士の判断で大丈夫だというふうに我々お聞きしておりまして,選定委員会そのものが公認会計士の先生が委員でございますので,その中で選定委員会が判断されたということでございます。  それと,2点目の役割分担でございますが,これは当然ながら,今回の指定管理者の代表者は,国際観光コンベンション協会が担っておりますので,メーンの役割というのは当然協会の方が引き続き担当するということでございます。それとあと,やはりこのコンベンションサービスは,世界的なネットワークをお持ちですし,これまでのPCOとしてのノウハウを持っておられますので,そういったノウハウを活用していただくということで,誘致効果を──より誘致が図れるんではないかと,また市民へのサービスがよりできるのではないかということで,一緒になってグループを組んで申し込まれたと。役割分担も基本的には施設管理とか,メーンの仕事はコンベンション協会,それでコンベンションサービスの方は先ほど申し上げました誘致の方をやるとか,そういった営業面のノウハウを活用していただくというふうに思っております。  それで,よその施設の利益率でございますが,私ども今手元にはちょっと持っておりませんので,申しわけございませんが,お答えすることはできません。 93 ◯委員(井坂信彦) まず,1点目の日本コンベンションサービス株式会社との業務分担,役割分担の点なんですけども,お答えいただいたように,施設管理のもう本当に大部分はこれまでどおりコンベンション協会がされるのかなというふうに思うわけですね。それで,誘致とか営業のノウハウ部分,要は見えない部分のアドバイス的なことというか,そういったところが民間企業になるのかなというふうに思うわけですけれども,この募集の要項を見てみますと,神戸市の場合は募集のルールもちょっと変わっていて,1年半以上のすごい長期の──大きな会議は大体もう本当3年,4年かけて準備しますから,そういう長期の会議の誘致に関しては,これは指定管理者の範疇ではないと,コンベンションビューローという役所の本体というか,神戸市の行政本体の方がしっかりやるので,そっちは指定管理者はやらないで,コンベンションビューローに従ってくださいという約束になっていますよね。それで,1年半未満の非常に短い短期の誘致,営業に関しては,これは指定管理者さんがやっても構わないというそういう期間によって,要は長期の,業界で言うところの大物の会議はこれはもう神戸市,ビューロー本体がやると,短期のちっちゃなのに関しては,これは指定管理者がやってもいいという,そういう役割分担になってるかと思うんですけども,この辺は本当にノウハウとか営業のネットワーク,国際的な営業のネットワークが要るというような話は長期の会議の誘致ではないのかなと。でも,それは指定管理者はやってはいけないということだから,それがだからこれまで財団も単独でやってて,特に支障がなかったのも,私はそういうとこにあるのかなというふうにも思っておりますし,それがまた今回になって急にやっぱり民間の誘致と営業のノウハウが要るから入れたんですと言われても,でもその民間が本当にノウハウを発揮できる長期の国際会議の誘致に関しては,これはそもそも指定管理者がやってはいけないと,神戸市のビューローに従ってくださいというルールになっているように公募の要項を見ると思えるんですけども,その辺がちょっと整合性がとれないのかなというふうに思いますから,そこについて,本当に民間企業を入れて,誘致と営業のノウハウを入れるとおっしゃいますけど,じゃ実際に何をしてくれるのかなと,本当にじゃ人員の移動とか,例えば利益とか損失のこの配分とか,そういうところまではなかなかお答えいただけないのかもしれないですけども,本当に実態として組んでやっているんだろうかという私は疑念を持ってこの件についてはお聞きをしているんですね。もう一番極端な言い方をすると,これはもう単に何か半分名前だけ出してるだけぐらいなもんではないのかなと,本当に実態として組んで,必要な業務をやってくださるような組み方になっているのかどうかが私はちょっと今の段階ではわからないのでお聞きしていますから,その辺をお答えいただきたいと,それが1点目です。  2点目で,私が先ほど異常な利益,異常な利益率というふうに申し上げた理由は2つありまして,1つは,前回高山議員の方も議場で申し上げた話になるかと思うんですけども,もともとコンベンション協会が国際会議場と国際展示場をずっと単独で運営をしておられて,平成14年の利益はこれたった200万円ですと,平成15年に2,000万円になって,平成16年に8,300万円,平成17年に1億2,000万円というふうに指定管理者のスタートに向けて急激に利益が上がってきたと。これは企業努力とおっしゃるかもしれないですが,上がってきたと。平成18年に指定管理者が始まったら,前年度は1億2,000万円の利益だったのが,また急に倍以上にふえて,2億5,000万円の利益になって,そのうち1億3,000万円を神戸市に納付するという約束になってたから納付をしておられるということで,もうふえ方も異常であるしというのが1つ。もう1つ異常ではないかなと私が思うのが,ほかのいろんな国際会議場の利益率などを見ますと,札幌とか名古屋,それから京都国際とか,その辺を見ますと,もう本当軒並み4%とか3%とか,そんなもんだと思うんですよね,この数字がもし間違いで違う数字があればと思ってお聞きしたんですけども,数字はお持ちでないということですから,こちらの数字を申し上げますと,ほかの国際会議場・国際展示場・コンベンションセンター,そういったところの利益率というのは,もう本当に3~4%,ひどいとこだと0.何%とか,マイナスになってたりもするという,これなかなかそんな神戸市みたいに20%も30%もこう利益が上がるというようなことは,普通の商売では考えにくいのではないかなと。これは喜んでいいのか,それかほかのところが本当3%程度しかもうからないような業態で,2割,3割も利益が上がっているというのは,これは何でそれだけ利益が上がるのかなというところは,私はやはりもっと皆さんは追及をする必要があるのではないかと思っておりますから,なぜこれだけ収入が上がるのか,過去からの経緯で急増した理由も私は非常に知りたいですし,なぜこんだけ収入が上がって,なぜこれだけ利益が出せるのかということについては,指定管理を発注しておられる皆さんの側はどう見ておられるのかをお聞きしたいと思います。 94 ◯大森国際文化観光局長・観光監 コンベンションサービス,もちろん長期的な誘致に強いわけですが,そのノウハウ等は必ずしも短期的な誘致に弱いというわけではございません。当然ながら,長期,短期,両方の誘致のノウハウをお持ちだと我々は考えております。ですから,今回の先ほど申し上げました誘致部門につきまして,誘致についてのノウハウを活用できるというのは明らかにそういったこともあり得るんだと考えてございます。  それと,私ども今回,長期的な誘致につきましては基本的にはビューローが,それで短期的な誘致につきましては指定管理者が行うものだというふうに応募要項等書いてございますが,指定管理者が長期的な誘致を絶対したらだめだということではないと考えております。当然ながら,いろんなところの情報が当然こういう施設管理されたり,日本コンベンションサービスさんもお持ちだと思いますので,そういった情報はむしろビューローの方に上げていただいたら,それは神戸市のコンベンションのためにも非常にいいことだと思いますので,むしろそういう意味で調整してくださいというような趣旨を我々要項上は書かさせていただいているつもりなんです。絶対したらだめだと,もちろん指定管理者の業務はこれだけですよというのは必ず指定しますけど,ほかの業務をしたらだめだということではございませんので,長期的なコンベンションの誘致について情報等がございましたらビューローの方に言って,ビューローの方がやっていくということは当然だと考えております。この分けてるのは,委員もおっしゃられましたように,指定管理者としては4年でかわってまいりますので,長期的な分野,それとどうしてもその施設だけを見てしまいますので,神戸市内はコンベンション施設,もちろんこの施設以外にもホテルにもたくさんございますので,全市的な施設を見ることが多うございますので,そういった意味でビューローと指定管理者の役割を分けてるというふうにご理解いただけたらと思っております。  それと,異常な利益,先ほど私,ほかの施設の正直言いまして利益率等も把握しておりませんので,今回のこの協会の利益率が異常かどうかというのはちょっと判断しかねておりますが,ただ一般的にお聞きしておりますのは,施設管理の中で当然ながら附帯事業等にも力を入れていったというふうに聞いてございます。単に貸し館をするだけでなしに,コンベンションのサービスにはいろんな幅広い面がございます。通訳の手配とか,そういった面を協会の方が積極的に取り組んでいったというふうに聞いております。それによって利益がふえていったんだというふうに私どもは聞いてございます。  以上でございます。 95 ◯委員(井坂信彦) 最後におっしゃった附帯事業ということで,私も多分その辺だろうなというふうに思っているわけですね。というのは,本体事業のいわゆる本業であるところの稼働率というのがこの間もうほとんど一向に上がっていないと,目標もこれ多分未達のままではないかなというふうに思うわけですけども,施設の稼働率そのものは。ちょっとその辺,私何か数字の読み間違いやったら,いや目標は達成されてますと,伸びてますというふうにおっしゃっていただいたらいいんですけども,これ多分稼働率はそんな上がってないんじゃないんかなというふうに思うんですよね。だから,本業であるとこの稼働率が上がって,それで収益,利益が上がってきてるんだったら,これはもう本当に純粋に喜ばしいことで,私ここで何も質問したりしないんですけども,そこは上がらなくて,附帯事業というちょっと実際何をやっておられるのかわからないところで異常な利益が上がっていると。ここに関していろんな業界のことを聞いてみますと,附帯事業,まず純粋にお聞きしたいのは,附帯事業の内訳,どういうふうに把握しておられるのか,先方は附帯事業でもうけてますという説明どまりではこれは済まされないと思うんですね。やはり実際何をやってもうけておられるのか,公の施設の指定管理の中で,本業ではなくて,附帯事業で非常に大きな利益を上げておられるとしたら,一体何をやってるんですかというのは,これは当然発注側が聞かなければいけないと思いますから,そこについてどういう把握をされているのかをまずお聞きしたいと思います。 96 ◯大森国際文化観光局長・観光監 この附帯事業につきましては,詳細ちょっと把握いたしておりません。ただ,一般的に附帯事業は,コンベンションに伴います通訳の手配,それと施設の設営等の手配,それであと交通面の手配とか,バスの手配とかございますし,それとまたお昼のお弁当とか,それでレセプション,そういったものの手配,そういったことが我々聞いている附帯事業だと思っておりますが。ただ,これでどれぐらい,どういう形で差額がどれぐらいあってというようなことについては,特に今回の指定管理の中でも,そこまでの収支計画というのは求めておりませんので,把握いたしておりません。  以上でございます。 97 ◯委員(井坂信彦) まず,これはやっぱり把握すべきやと思うんですね。普通やったら附帯事業というのはこんなに大きな金額にならないですから,別に本当にその他もろもろという判断,扱いでいいと思うんですけども,このコンベンション協会のこの事業における附帯事業というのはやっぱり物すごい金額で,しかも特に指定管理者導入前後で急激にふえたあたりでこの附帯事業がふえてきて,その附帯事業が急激にふえたことについては,皆さんもある文書の中では,我々も当初予想しなかった,要は予算にも計上してなかった,予想もしなかった附帯事業が先方から上がってきたんで,こんなんになってしまいましたというようなことをどっかでお答えになっておられたようなこともあったぐらいで,何でこんなふえたんですかと,何やってるんですかというのは,これは素朴な疑問として皆さん持っていただかないといけないですし,そこであってはならないですけども,違法なこととか,指定管理者として公の施設内でやってはいけないことなんかやってたら,これは大問題ですから,そこは把握しておりませんでは私は済まないと思うので,把握をしていただきたいと思いますが,その点についてまずお聞きをしたいと思います。  それから,いろんなそういう国際会議の出入りの業者さんとか,それからこれはあくまで聞く話というレベルで聞いていただくしかないんですけれども,例えば出入りの業者さんに仕事を出すかわりに何かキックバックを非常に厳しくとっておられるんじゃないかという話とか,あるいは民間業者が普通にやったらいいような仕事も,こちらの指定管理者の方がまず自分の会社の仕事としてやって,実態は丸請け,丸投げに近い形で中抜きだけして利益を上げているんじゃないかとか,そういった話がやはり出てくるので,そうじゃないんだったらそうじゃないと,附帯事業というのはこれこれこういう場所で,こういう適正なやり方でたまたま上がった利益なんですというご説明がなければいけないですし,やっぱりどこまでいっても公の施設の指定管理ですから,この本来の指定管理の事業の中での利益は,これは当然とってしかるべきですけど,その附帯の事業でがつがつもうけてて,これがここの利益ですと言われたら,私はそれは本当に許していいのかなという思いもありますから,ご説明いただければなるほどとなりますけども,把握しておりませんと言われると,そういった悪い方のうわさも,これやっぱり本当にそうなのかなというふうに思わざるを得ないし,そこはやはり把握をまずしていただきたいというのが1点と,それからあと指定管理,ここに限らず全般なんですけども,ここの会計もコンベンション協会とビューローの関係があったり,それからあと1・2号館とそれから3号館が会計がちょっと分かれてたり,結構複雑になっているんですね。結局全体で幾ら入って,幾ら出て,何で幾らもうけてという割と基本的なことが非常に見えにくい財務の表示の状況になっているので,これ何かやっぱりもう少しすっきり,指定管理を受けるこういう施設は,もう施設ごとに別会計,別口座という形に今後なっていかないのかどうかをお聞きしたいというふうに思います。 98 ◯大森国際文化観光局長・観光監 附帯事業の内容でございますが,やはりこれは企業のノウハウにかかわる部分が当然出てくると思うんですね。ですから,すべてが公になっていくかということについては,私,若干疑問があるところでございます。  それと,会計の問題でございますが,指定管理の募集要項上,そこまでの部分は当然要求できない部分だと思っております。これはもちろん外郭団体の審議の中では,そういった部門も若干必要になってくると思っております。ただ,1号館,2号館と3号館で会計が分かれておりますのは,3号館は基本的にコンベンション協会の施設でございますので,そういった施設ごとのやはり性格の違いといったものもございまして,若干会計,項目を分けて会計を打ってるというのも当然ございますので,そういった点はご理解いただきたいと思っております。  以上でございます。 99 ◯委員(井坂信彦) この附帯事業の中身で,もしこれが企業のノウハウということで,ちょっと変化球的なものの言い方をしますけど,もしこれが正当な企業努力というかノウハウで,これだけ国際会議場・展示場の運営で25%とか,そういう利益率を出せるようなノウハウであれば,コンベンション協会は今から日本じゅうの指定管理を総なめで私はとるべきだと思うんですよ,本当にすばらしいノウハウですから,これは。どこの会議場へ行っても全部とれますよ,これ本当に。なぜそうならないのかということなんですよ。そこが──私は別に説明をされれば,いやいやああなるほどそうなんですかという可能性ももちろんありますよ。でも,何かやっぱり周りの状況をざっと見る限り,まず金額が異常であるし,附帯事業ばっかりこれだけ上がるのは何でなのかなということに対してお答えがないし,そこを把握されるおつもりも余りないようだということになると,しかもこれ正当なノウハウやったら,これもう日本じゅうから引く手あまたの物すごいノウハウなわけですけども,どうもそうはなりそうもないということですから,ここは私はもうちょっと皆さんしっかり,何でこんな利益上がってるんですかと,附帯事業をちゃんとやってますか,これ何かおかしなことやってませんよねということは,私はもう少し追及してしかるべきじゃないかなと思いますから,最後に会計もう少し明朗にしてほしいと。それから,附帯事業について,これは本当におかしなこと,やり過ぎたこと,公の施設の指定管理として踏み外したことをやってないかどうかということをやっぱりきちんと調べて,私はお答えをいただきたいと思いますが,その点についてお答えいただきたい。  それから,あと最後1点だけ,やっぱり本業は稼働率を上げて,そこで利益を上げていただく。指定管理の制度というのは,どこまで行っても市への上納金を上げるのが本来の趣旨ではないですから,上納金は本当に今神戸市の財政状況としてありがたい,ありがたいですけれども,やっぱりどこまで行っても公の施設で,質量ともに本当に十分なコンベンションを誘致して,神戸市のそういう文化的,学術的な交流を促進していくと,観光とか経済とかの発展に寄与していくのがもうどこまで行っても,指定管理者制度になったってこの施設の本旨ですから,そこについての評価は私は余りよくないんですね,この協会に対して,稼働率という面から見ても。そこについてをもっと本当は厳しく見てほしいし,上納金は上納金でありがたいけども,本当にじゃこんなに上がってていいのかなということも見てほしいと。本来の指定管理の制度にもう1度立ち戻ってやってほしいなという,これはもう申し上げるだけにしておきます。  附帯事業をもう少し詳しく追及してほしいということについてだけお答えをいただきたいと思います。 100 ◯大森国際文化観光局長・観光監 今回の収益がすべてこれ附帯事業によるものでは当然ございません。当然ながら一般的な誘致の営業努力の中とか,それと経費削減,そういった努力も当然して,それで附帯事業等も加えての収入増加の結果であると私ども考えております。その中で,附帯事業の比率がどれぐらいかと言われたら,ご指摘のとおり,我々つかんでおりませんので,はっきりしたことは申し上げられませんが,必ずしも附帯事業だけでこれだけの収益をすべて上げているということではないということはご理解いただきたいと思います。最初に私が附帯事業によるものだと言ってしまったために,その部分だけがちょっと強調されてるのではないかと思いますが,やはり人員配置の見直しとか,経費の見直し,そういったものも当然やってきております,協会におきましては。ですから,それによって一部差額を大きくしている部分も当然あるんではないかと思っております。ちょっとその具体的な数字というのは今持っておりませんので,申し上げることできませんが,そういった面もあるということをご理解いただきたいと思っております。附帯事業につきましては,我々当然ながらどこまでオープンにできるかどうかは別といたしまして,どのような状況かというのはつかんでまいりたいと思っております。  それともう1点,稼働率は当然一番──この国際展示場・会議場の稼働率を上げていくというのは1つ大きな目標でございますので,今回のコンベンションコンソーシアムの協会とコンベンションサービスが組んでるところにおきましても,会議場・展示場につきましては,現状よりも当然上がっていくと,そのためにいろんな誘致,努力をしていくんだというような提案をいただいておりますので,我々としてはそれをきっちりとできるように見ていきたいと考えてございます。  以上でございます。 101 ◯委員(井坂信彦) ちょっと最後にしようと思ってた,もう2点だけ,今おっしゃったことにやっぱりちょっと反論しないといけないと思うんですけども,利益がふえたのは附帯事業だけにはよらないというふうにおっしゃいましたけども,一方で割合を把握してないというふうにおっしゃるわけですね。私が把握しているところによりますと,附帯事業収入というのは,指定管理者が入る前なんていうのはもう本当に微々たるもので,年間1,000万円程度だったんじゃないかなと。ところが,指定管理者の制度が入って,市に上納金を上げなあかんという段になって,平成18年,急にこれが1億6,000万円になって,平成19年は,平成20年はこれもう1億9,000万円,2億円近くになってるわけですね,附帯事業収入が。だから,ふえた分はもう純粋にここだけだと私は思ってるんですよ。だって稼働率もふえてないし,ふえたのは純粋にここだけやと思ってるんですね。だから,もっと詳しくここの内容が知りたいし,皆さんは当然発注している側ですから,追及していかなあかん立場でしょうということをきょう訴えているんですよ。基本的にその1点です。怪しいと思ってます。怪しくないということをお答えいただけるかなと思ってお聞きしたら,把握しておりませんってお答えだったので,非常に残念だなと思っているとこなんです。 102 ◯大森国際文化観光局長・観光監 指定管理に移行します17年度から18年度に移行しておりますが,その際は3号館開館によるスケールメリットと,そういったものも当然ございました。それで,私ども手元に持っております部分では,誘致を含めた営業努力や,あっせん代行等の収入増加により,売り上げが17年度比で1億3,200万円増加いたしております。そのかわり逆にいろんなことで,物件費につきましても若干7,100万円ほど増加いたしております。それで,差し引き6,100万円ほど収支改善をしたと。それで,人件費につきましても,1,800万円ほど削減いたしておりまして,合計合わせて7,900万円ふえた。17年度から18年度,指定管理に移った段階,それプラス附帯事業というふうにお考えいただいたら,ですから我々いただいている部分もあるんですが,すべてを今回の指定管理に絡めて数字を出していただいておりませんので,把握していないと申し上げたわけでございます。  以上でございます。 103 ◯委員(井坂信彦) あと最後もう1点で,もう一方の本来の仕事であるとこの稼働率の方がやっぱりここ3年どうなっているかというと,結局国際会議場の方は目標55%で掲げられていたけれども,46%,46%,49%ということで──違う,48%かな,未達な上におおむね横ばいという感じではないかなと。国際展示場の方も,1・2号館が40%目標で,3号館がこれ35%が目標に平成20年度なってるんですけども,どちらも未達のまま終わっているのではないかなというふうに思いますから,本当にきょう申し上げたように,附帯事業,本当にこれでいいのかということ,それから稼働率,本当にこれでいいのかということをもう1度厳しく見直していただきたいということを申し上げて,終わりにしたいと思います。 104 ◯大森国際文化観光局長・観光監 今委員の方おっしゃられました稼働率ですが,最新の部分でございまして,必ずしも19年度では部分的に満たしている部分もございますし,やっぱり年度によって稼働率,落ちたり上がったりいたしますので,ずっと目標の,例えば3号館の稼働率35%というふうに上げておりますが,確かに最新では33%ですが,18年度,38%,19年度は39%という形で,稼働率につきましても若干到達している部分も当然ございますので,そこはご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 105 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 106 ◯委員長(大かわら鈴子) 次に,報告,平成21年度神戸市一般会計補正予算のうち緊急雇用創出事業(関係分)についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 107 ◯委員長(大かわら鈴子) 次に,報告,平成22年度兵庫県予算に対する要望(関係分)についてご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 108 ◯委員長(大かわら鈴子) 次に,報告「~港で出合う芸術祭~神戸ビエンナーレ2009」の開催結果についてご質疑はございませんか。 109 ◯委員(井坂信彦) 聞き漏らしていたらあれなんですが,人数で,この間の15万人というのが,新聞記事では15万人到達のイベント的には載ってたんですけど,それぞれ県立美術館の方と,それから本体の方とで大体何人ずつだったのか,暫定でも結構ですので教えていただければと思います。 110 ◯大森国際文化観光局長・観光監 全体の入場者数は16万4,434名でございます。そのうちメーン会場,我々把握しておりますメリケンパーク,これが6万2,312人──申しわけございません,下の方は速報値でございますので,若干変わるかもわかりませんが,それで県立美術館のギャラリー会場が2万1,619人,それと神戸港会場,これ船の部分ですが,2万8,844人,その他といたしまして,野外ステージとか音の「わ」コンサート,そういったものも含めまして5万1,659人,合わせて16万4,434人でございます。 111 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 112 ◯委員長(大かわら鈴子) 次に,この際,国際文化観光局の所管事項についてご質疑はございませんか。 113 ◯委員(菅野吉記) ちょっとお聞きしたいんですけども,12月2日から第2回の神戸物産展in上海が行われますけれども,実質これは産業振興局の所管にはなりますけれども,この中で神戸をアピールするDVD,中国語のDVD,チラシを国際文化観光局として提供されているとお聞きしております。全体的にはどのようなかかわりをされているのか,ちょっとお聞きしたいんですけど。 114 ◯大森国際文化観光局長・観光監 ご指摘のとおり,産振局が中心になっておりまして,我々は先ほど申し上げました,言っていただきましたDVDとか観光ツールを提供していくということでございます。また,ただ上海とは絶えずいろんな連絡を事務所の方でございますので,とらさせてはいただいておりまして,観光客誘致に当たってのいろんな情報をいただいたりはしているんですが,この物産展そのものに関しましては,そこまで入りこんでいないと思っております。  以上でございます。 115 ◯委員(菅野吉記) 確かに神戸の特産品を紹介する場で産振中心ということではありますけども,格好なそういう神戸の観光もDVDも見せて,また中国語のチラシですか,神戸をアピールするチラシもお渡しするということでありますので,スペース的な限界もあるんかもわかりませんけども,やはりそういうコーナーを,できたら連動したそういったマッチングした形でできれば本当はいいんじゃないかなと。先ほども局長が東アジアに向けての海外プロモーション事業強化しようということでありますので,そうした連携というものをしっかりと取り組んで本当にいただけたらなというふうに思います。意見として,よろしくお願い申し上げます。 116 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 117 ◯委員長(大かわら鈴子) 他にご発言がなければ,国際文化観光局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局どうもご苦労さまでした。  委員の皆様におかれましては,当局が退室するまでしばらくお待ち願います。 118 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,これより意見決定を行います。  まず,報告第7号専決処分報告の件(訴えの提起)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 119 ◯委員長(大かわら鈴子) 各会派のご意見が分かれておりますので,これよりお諮りいたします。  それでは,原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 120 ◯委員長(大かわら鈴子) 挙手多数であります。よって,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第74号議案指定管理者の指定の件(神戸市立丸山コミュニティ・センター)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 121 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第75号議案指定管理者の指定の件(神戸市立東灘区民センター本館ほか)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 122 ◯委員長(大かわら鈴子) 各会派のご意見が分かれておりますので,これよりお諮りいたします。  それでは,原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 123 ◯委員長(大かわら鈴子) 挙手多数であります。よって,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第76号議案指定管理者の指定の件(神戸文学館)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 124 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第77号議案指定管理者の指定の件(神戸市立神戸セミナーハウス)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 125 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第78号議案指定管理者の指定の件(神戸市立須磨海浜水族園)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり)  各会派のご意見が分かれておりますので,これよりお諮りいたします。  それでは,原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 126 ◯委員長(大かわら鈴子) 挙手多数であります。よって,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第79号議案指定管理者の指定の件(金の湯ほか)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 127 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第80号議案指定管理者の指定の件(神戸国際会議場)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 128 ◯委員長(大かわら鈴子) 各会派のご意見が分かれておりますので,これよりお諮りいたします。  それでは,原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 129 ◯委員長(大かわら鈴子) 挙手多数であります。よって,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第81号議案指定管理者の指定の件(神戸国際展示場)についてはいかがいたしましょうか。
     (「異議なし」「異議あり」の声あり) 130 ◯委員長(大かわら鈴子) 各会派のご意見が分かれておりますので,これよりお諮りいたします。  それでは,原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 131 ◯委員長(大かわら鈴子) 挙手多数であります。よって,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第90号議案指定管理者の指定の件(神戸ファッション美術館)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 132 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第91号議案指定管理者の指定の件(神戸市ものづくり復興工場)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 133 ◯委員長(大かわら鈴子) 各会派のご意見が分かれておりますので,これよりお諮りいたします。  それでは,原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 134 ◯委員長(大かわら鈴子) 挙手多数であります。よって,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第92号議案指定管理者の指定の件(神戸市立自然休養村管理センター)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 135 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第93号議案指定管理者の指定の件(神戸市立水産会館)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 136 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第94号議案指定管理者の指定の件(大沢農業集落排水処理施設ほか)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 137 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第95号議案指定管理者の指定の件(神戸市立六甲山牧場)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 138 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第108号議案指定管理者の指定の件(神戸市立青少年科学館)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 139 ◯委員長(大かわら鈴子) 各会派のご意見が分かれておりますので,これよりお諮りいたします。  それでは,原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 140 ◯委員長(大かわら鈴子) 挙手多数であります。よって,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第109号議案指定管理者の指定の件(神戸市立三宮図書館ほか)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 141 ◯委員長(大かわら鈴子) 各会派のご意見が分かれておりますので,これよりお諮りいたします。  それでは,原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 142 ◯委員長(大かわら鈴子) 挙手多数であります。よって,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第110号議案指定管理者の指定の件(神戸市立婦人会館)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 143 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第111号議案指定管理者の指定の件(神戸市立自然の家)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 144 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第112号議案指定管理者の指定の件(神戸市生涯学習支援センターその他の施設)についてはいかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 145 ◯委員長(大かわら鈴子) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  以上で意見決定は終了いたしました。 146 ◯委員長(大かわら鈴子) 本日ご協議いただく事項は以上であります。  委員の皆様に申し上げます。  最初にもご説明いたしましたが,次回の委員会につきましては,11月30日月曜日午前10時より27階第2委員会室で開会いたしますので,よろしくお願いいたします。  本日の委員会はこれをもって閉会いたします。   (午後2時59分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...