令和 3年 9月 定例会本会議(1) 第一号 九月二十九日(
水)◯議員出欠状況(出席八十六人 欠席〇人 欠員二) 一番
中川誠太君(出席) 二番
前田将臣君(〃) 三番 坂 こうき君(〃) 四番
魚森ゴータロー君(〃) 五番 角谷庄一君(〃) 六番 三橋弘幸君(〃) 七番 西元宗一君(〃) 八番
松浪ケンタ君(〃) 九番
みよしかおる君(〃) 十番 塩川憲史君(〃) 十一番
西村日加留君(〃) 十二番 須田 旭君(〃) 十三番 奥谷正実君(〃) 十四番 山田けんた君(〃) 十五番 野々上 愛君(〃) 十六番
内海公仁君(〃) 十七番 石川たえ君(〃) 十八番 中野 剛君(〃) 十九番 原田 亮君(〃) 二十番 うらべ走馬君(〃) 二十一番 原田こうじ君(〃) 二十二番 中井もとき君(〃) 二十三番
冨田忠泰君(〃) 二十四番
西川訓史君(〃) 二十五番 奥田悦雄君(〃) 二十六番
中川嘉彦君(〃) 二十七番 岡沢龍一君(〃) 二十八番
山本真吾君(〃) 二十九番 上田健二君(〃) 三十番
永井公大君(出席) 三十一番
前田洋輔君(〃) 三十二番
中川あきひと君(〃) 三十三番 おきた浩之君(〃) 三十四番 紀田 馨君(〃) 三十五番 いらはら勉君(〃) 三十六番 河崎大樹君(〃) 三十七番
泰江まさき君(〃) 三十八番 西林克敏君(〃) 三十九番
松浪武久君(〃) 四十番 広野瑞穂君(〃) 四十一番
植田正裕君(〃) 四十二番 笹川 理君(〃) 四十三番 横山英幸君(〃) 四十四番
杉江友介君(〃) 四十五番 池下 卓君(〃) 四十六番 うるま譲司君(〃) 四十七番 徳村さとる君(〃) 四十八番 金城克典君(〃) 四十九番
橋本和昌君(〃) 五十番 和田賢治君(〃) 五十一番 杉本太平君(〃) 五十二番
徳永愼市君(〃) 五十三番
しかた松男君(〃) 五十四番 藤村昌隆君(〃) 五十五番 中村広美君(〃) 五十六番 山下浩昭君(〃) 五十七番 大橋章夫君(〃) 五十八番
肥後洋一朗君(〃) 五十九番
内海久子君(〃) 六十番
加治木一彦君(〃) 六十一番
八重樫善幸君(〃) 六十二番 西野弘一君(出席) 六十三番
川岡栄一君(〃) 六十四番 大山明彦君(〃) 六十五番
垣見大志朗君(〃) 六十六番 林 啓二君(〃) 六十七番 西 惠司君(〃) 六十八番 西野修平君(〃) 六十九番 富田武彦君(〃) 七十番 中野稔子君(〃) 七十一番 坂上敏也君(〃) 七十二番
中谷恭典君(〃) 七十三番
久谷眞敬君(〃) 七十四番 鈴木 憲君(〃) 七十五番 西田 薫君(〃) 七十六番 森 和臣君(〃) 七十七番 中司 宏君(〃) 七十八番 欠員 七十九番
松本利明君(〃) 八十番 土井達也君(〃) 八十一番 三田勝久君(〃) 八十二番 大橋一功君(〃) 八十三番 岩木 均君(〃) 八十四番 欠員 八十五番
横倉廉幸君(〃) 八十六番 三浦寿子君(〃) 八十七番 三宅史明君(〃) 八十八番 奴井和幸君(
〃) ~~~~~~~~~~~~~~~◯議会事務局 局長 山本 讓 次長 川崎浩二
議事課長 瀬野憲一 総括補佐 佐藤 実
~~~~~~~~~~~~~~~◯議事日程 第一号 令和三年九月二十九日(水曜日)午後一時開議 (
議員辞職許可の報告) 第一
会議録署名議員の指名 第二
会期決定の件 (
新任行政委員の紹介) (採択請願の
処理経過の報告) 第三 議案第一号から第四十一号まで及び報告第一号から第二十三号まで(「令和三年度大阪府
一般会計補正予算(第七号)の件」ほか六十三件) (知事の説明及び最近の府政に関する課題に係る発言) (第四十号議案の
先議) ~~~~~~~~~~~~~~~◯本日の会議に付した事件 第一 日程第一の件 第二 日程第二の件 第三 日程第三の
件 ~~~~~~~~~~~~~~~午後一時開会
○議長(鈴木憲君) ただいまより令和三年九月定例会を開会いたします。
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○議長(鈴木憲君) 本日の会議を開きます。
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○議長(鈴木憲君) 議事に先立ち、一言申し上げます。 府議会においては、
新型コロナウイルス感染症の予防及び
拡大防止を図るため、引き続き三密の回避、マスクの着用、
手指消毒を徹底した運営を行ってまいりますので、議員、理事者、
報道関係者各位並びに傍聴されます皆様方には、御理解、御協力をいただきますよう、よろしくお願いをいたします。 なお、議場内はパーティションを設置しており、また機械換気により空気を常時入れ替えておりますので、演壇での発言につきましては、発言を分かりやすくするためマスクを外して行っていただきますようお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(鈴木憲君) この機会に御報告いたします。 去る八月二十六日付で、今井豊君から議員を辞職したい旨の願い出がありました。 本件につきましては、
地方自治法第百二十六条ただし書の規定により、同日これを許可いたしましたので、御報告いたします。
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○議長(鈴木憲君) 日程第一、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第百二十三条の規定により、
植田正裕君、笹川理君及び原田こうじ君を指名いたします。
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○議長(鈴木憲君) 日程第二、
会期決定の件を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から十二月十七日までの八十日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(鈴木憲君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、八十日間と決定いたしました。
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○議長(鈴木憲君) この機会に、新任の
行政委員を御紹介いたします。 まず、去る六月二十四日付をもって再び
人事委員会委員、同日
人事委員会委員長に就任されました松本岳君を御紹介いたします。
人事委員会委員長松本岳君。
◎
人事委員会委員長(松本岳君) 去る六月二十四日に
吉村知事より
人事委員会の委員に再任をいただきまして、同日、互選により委員長に就任いたしました松本岳でございます。議会の同意を早くいただいておきながら御挨拶が遅れましたことをおわび申し上げます。
人事委員会は、皆様御案内のとおり、
人事行政の適正化を図るため重要な役割を担っているというふうに認識しております。私は、その委員長として、本府の
人事行政の公正、適正のために尽力をしたいというふうに考えている所存です。議員の皆様方におかれましても、ぜひとも御理解を賜りますようにお願いを申し上げます。 近くになりますけれども、
人事委員会といたしまして、職員の給与等に関する勧告、意見あるいは報告というものを議会及び知事に提出させていただきます。ぜひとも、議員の皆様におかれましても御一読いただいて、御検討いただきますようにお願いをしておきたいと思います。 私、今日、非常に大事なお時間を頂戴しておることを自覚しております。甚だ簡単ではございますけれども、これをもって就任の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(鈴木憲君) 次に、七月十日付をもって再び
公安委員会委員に就任されました
本荘武宏君を御紹介いたします。
公安委員会委員本荘武宏君。
◎
公安委員会委員(
本荘武宏君) このたび、七月十日付で引き続き大阪府
公安委員会委員に任命されました
本荘武宏です。 微力ではございますが、
誠心誠意全力を尽くしまして、
公安委員の職責を全うする所存でございますので、今後とも引き続き御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。 甚だ簡単ではございますが、就任の御挨拶とさせていただきます。
○議長(鈴木憲君) 以上で紹介は終わります。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(鈴木憲君) この際、御報告いたします。 知事から令和二年二月定例会において採択いたしました請願の
処理経過の報告がありました。その報告書は、お手元に配付いたしておきましたので、御了承願います。 (報告書は巻末に
掲載) -------◇-------
○議長(鈴木憲君) 日程第三、議案第一号から第四十一号まで及び報告第一号から第二十三号まで、令和三年度大阪府
一般会計補正予算(第七号)の件外六十三件を一括議題といたします。 議案につきまして、知事の説明を求めます。 あわせて、知事から最近の府政に関する課題につきまして発言の申出がありますので、この際、これを許可いたします。
知事吉村洋文君。
◎知事(
吉村洋文君) 令和三年九月
定例府議会の開会に当たり、府政の課題に対する私の考え方を申し述べさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、現在療養中の皆様の一日も早い回復を願っております。 そして、医療、福祉等に携わるエッセンシャルワーカーや府民、事業者の皆様の御協力に深く感謝を申し上げます。
コロナ対策につきましては、デルタ株への置き換わりが進んだ第五波では、一日当たりの
感染者数が三千人を超えるなど、第四波を超える
感染爆発となりました。
ワクチンの効果により、高齢者においては
感染者数や
重症者数が減少しましたが、一方でまだ接種できていない若年層、中年層を中心に感染者が急増し、医療、
療養体制については、
軽症中等症病床の逼迫に加えて
自宅療養者も最大一万八千人を超える非常に厳しい状況に陥りました。 八月二日に発出された
緊急事態宣言については、府民、事業者の皆様の御協力により、明日をもって解除となりますが、感染のリバウンドを起こさせないためにも、営業制限の緩和を段階的に実施していく必要がありますので、引き続き皆様の御協力をお願いいたします。 今後も、
ウイルス自体がなくなることはなく、
感染拡大のリスクが常にあるということを心に留めておかなければなりません。第四波、第五波の経験を踏まえ、今後の
コロナ対策は、いかに重症化を防ぐかが鍵になります。 一方で、感染の波は、いつも我々の想定を大きく上回ってきました。想定外の災害級の
感染爆発にも対応できるように備えを万全にしておく必要が求められています。
感染状況が落ち着きつつある今こそ、府民の命を守るため、打てる対策は全て実行していく決意です。 まず、何よりも重要なことは、病床の確保です。感染の急拡大にも対応できるように、
医療機関の協力も得て、六百床を超える
重症病床を確保しましたが、
軽症中等症病床についても三千床まで拡充を目指します。こうした病床を土台としながら、重症化を防ぐ
初期治療体制の確立を図っていきます。
宿泊療養者や
自宅療養者が病院の外来、自宅への往診等、さらには
宿泊療養施設において早期に
抗体カクテル治療が受けられる体制を整備していきます。 次に、できるだけ身近な
医療機関で治療が受けられるように地域における往診や入院の受入れなど、
圏域ごとの
ネットワーク体制を構築するとともに、保健所からの連絡前にでも医療等にアクセスできる仕組みを進めていきます。 また、
重症化予防に高い効果がある
ワクチン接種も着実に進めてまいります。希望する府民全員の十一月中の
接種完了を目指すとともに、二十代、三十代の接種率の向上に向けて取り組んでいきます。 こうした対策に加え、想定を超える災害級の
感染爆発が発生した場合に備え、府民の命を守る最後のとりでとして、
軽症中等症患者を受け入れる
大阪コロナ大
規模医療・
療養センターの整備を進めています。一人でも多くの命を守るため、
感染対策のさらなる徹底を行い、いつ起きてもおかしくない第六波にしっかりと対応してまいります。 大阪の経済を支えていただいている事業者の皆様には、これまで大変な御苦労をおかけしております。
コロナ禍が長期化することで、府民の暮らしや
社会経済に深刻な影響が出ていることを受けて、本府としても、
社会経済活動の回復に向けた
ロードマップとなる出口戦略の検討を進めるとともに、国に対しても策定を求めてまいりました。このたび、国において、希望者への
ワクチン接種が完了する十一月以降、
ワクチン検査パッケージを活用し、
日常生活を徐々に取り戻していく考え方が示されました。国の
技術実証に大阪が積極的に協力するとともに、
感染拡大防止と
社会経済活動の維持の両立を目指してまいります。
ワクチン接種の進捗や
感染状況を見極めながら、今後、
社会経済活動の再開に向けた取組も進めてまいります。
飲食店等の皆様には、安心して飲食できる
環境づくりとして、
感染防止認証ゴールドステッカーの導入をお願いしてきました。
ゴールドステッカー認証店舗では、来月から営業時間を二十一時までとするとともに、酒類も二十時半まで提供可能とします。さらに、感染が落ち着いた段階で、
認証店舗を対象として「Go To
Eat大阪キャンペーン・
プレミアム食事券」に府独自で
プレミアム率に上乗せをした支援もしてまいります。 外出の自粛によって、
観光関連事業者は大きな打撃を受けています。府民が府内で旅行する際に、
宿泊サービスの割引や
観光施設など使用可能なクーポンを配布することで、
観光需要を喚起するとともに、路線バスや
タクシー事業者が行う
感染防止対策の取組を支援してまいります。コロナの影響は、飲食や観光、
交通関連事業者のみならず、幅広い業種にわたっています。
協力金等の対象とならない
事業者等の
事業活動を支援するため、一時支援金を支給いたします。
コロナ禍において、府民の暮らしの不安が増しています。厳しい雇用情勢に対応するため、
民間人材サービス事業者と連携した
雇用対策に取り組んでまいります。また、
生活困窮者への
生活福祉資金の貸付けや、不安や悩みを抱える女性への衣類や
生理用品等の提供、さらにはDV、児童虐待に対する相談窓口の充実など、府民の暮らしを支える
セーフティーネットの対策にも引き続き取り組んでまいります。 子どもが家族の介護や世話をするヤングケアラーが大きな問題となっていることを受け、まずは
府立高校での実態調査を進めるとともに、必要な支援につなげていきます。 コロナによって、大阪の成長は一時的に大きく影響を受けておりますが、コロナの収束を見越して成長を再加速させる布石を今から打っていきます。その牽引役となるのが、万博とIRです。これらをインパクトに、世界の中で躍動し、成長し続ける大阪の実現に向け、再び大阪を成長軌道に乗せていきます。 二〇二五年大阪・
関西万博は、
ポストコロナの新たな未来を切り開くシンボルです。国において、
万博関連インフラ整備計画が取りまとめられました。年内には、カーボンニュートラルやモビリティーなど、
ソフト事業や規制改革の取組もまとめた
アクションプランも策定される予定です。
地元開催都市として、万博の
レガシーを承継するため、大阪の強みである
ライフサイエンス、へ
ルスケア分野におけるイノベーションの創出など、大阪の成長につながる取組がプランに盛り込まれるように国に提案をしてまいります。 また、
地元大阪として
出展予定の
大阪パビリオンについて、明日、府、市、経済界で構成する委員会において、
出展基本計画案が示される予定です。「REBORN」をテーマに、未来の
ヘルスケア体験などができる展示に取り組んでいくとともに、万博後も後世に引き継げるように
レガシーの承継も目指していきます。 万博の開催まで四年を切りました。
プロモーション活動を加速化させるとともに、いのち輝く
未来社会を実感してもらえる万博になるように、国、府、市、経済界が一体となって取り組んでまいります。 万博を成功に導くには、大胆な規制緩和が必要です。万博のコンセプトである
未来社会の実験場の実践に向け、
夢洲地区やうめきた二期で新技術の
社会実証・実装ができるように、年度内にも予定される
スーパーシティーの
区域指定を目指します。 万博とともに大阪、関西の成長のエンジンとして期待されるのが、
統合型リゾート--IRです。昨日、MGM・
オリックスコンソーシアムを
設置運営事業予定者として選定をいたしました。今後、議会において、事業者と共同で作成する
区域整備計画を御審議いただき、国への申請、認定を得た上で、二〇二〇年代後半の開業に向けて進めてまいります。世界中から新たに人、物、投資を呼び込む
世界最高水準の
成長型IRを目指していきます。
ポストコロナを飛躍させるもう一つの戦略が、
国際金融都市OSAKAの実現です。経済の血液とも言われる
金融機能の強化は、大阪・
関西経済の再生、成長を図る新たな柱となります。今後、
海外事業者に対する
プロモーション活動や
ワンストップ窓口の設置を進めるとともに、年度末を目途に独自の個性、機能を持つ
国際金融都市の形成に向けた戦略を取りまとめてまいります。 これらの取組に併せて、コロナによる変革をチャンスと捉え、府庁の形も変えていきます。大阪の
まちづくりの司令塔となる
大阪都市計画局を十一月に、さらには万博の準備を進める
万博推進局を来年一月に府市共同で立ち上げます。大阪の成長、さらには人口減少、超
高齢化社会に対応した組織の在り方について検討を進め、令和四年度当初において、
組織体制の強化を図ってまいります。 大阪で、
新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されてから一年八か月が経過しました。これからもコロナとの闘いは続きますが、皆様と共にこの未曽有の危機を乗り越えていく覚悟です。 あわせて、これまで以上に大阪市との連携を強固なものにし、府市一体、
広域一元化での大阪の成長、
まちづくりを強力に推し進め、東西二極の一極となる副
首都大阪の実現につなげてまいります。 議員並びに府民の皆様におかれましては、今後の府政の推進に一層の御支援、御協力を賜りますよう心からお願いを申し上げます。 次に、今次
定例府議会に提出しました第一号議案から第四十一号議案まで及び第一号報告から第二十三号報告までについて、その概要を説明します。 第一号議案及び第二号議案は、令和三年度
一般会計及び
特別会計の
補正予算案で、
緊急事態措置の実施や今後の
感染状況等の変化への対応など、
新型コロナウイルス感染症から府民の命や暮らしを守るため、三千五百六十二億六千三十六万八千円を増額補正するものです。 その主な内容は、
新型コロナウイルス感染症対策として、命を守る最大限の
感染症対策の強化に三千二百六億一千二百四十一万余円、
大阪経済、雇用を支える取組の推進に二百六億二百八十五万余円、暮らしを支える
セーフティーネットのさらなる充実に百四十四億一千八百六十万余円、公の施設の維持に三億五千二百七十三万余円を計上しました。 なお、命を守る最大限の
感染対策の強化の取組のうち、
大阪コロナ大
規模医療・
療養センターについては、いつ起こるか予測できない災害級の
感染爆発に備え、九月中に整備することといたしました。それに要する経費につきましては、議会からの御意見も踏まえ、
必要最小限度の初期経費のみを専決処分することとし、残る運営に関する経費については、議会で御審議いただくこととしました。 また、
新型コロナウイルス感染症対策以外に二億七千三百七十四万余円を計上しました。このほか、新たに
債務負担行為を設定するもの二件の補正をお願いするものです。 第三号議案から第十八号議案までは、
事件議決案で、
地方自治法等の規定に基づき議決をお願いするものです。 第三号議案から第五号議案までは、
モノレール道整備事業などについて
工事契約を締結するもので、
予定価格が五億円以上となるものです。 第六号議案は、
工事請負契約変更の件であり、
都市河川改良事業に係る
契約金額を変更するものです。 第七号議案は、私有地への排水管の埋設に関する損害賠償の額を決定し、和解するものです。 第八号議案は、
指定管理者の指定を行うものです。 第九号議案は、大阪府
市新大学構想会議共同設置規約を廃止するものです。 第十号議案は、
大阪公立大学の設置に伴い、
公立大学法人大阪の定款を変更するものです。 第十一号議案は、
大阪府立病院機構が府から出資を受けた財産の一部を除却したことに伴い、定款を変更するものです。 第十二号議案は、
大阪府立環境農林水産総合研究所が府から出資を受けた財産の一部を除却したことに伴い、定款を変更するものです。 第十三号議案は、
公立大学法人大阪が徴収する
授業料等の上限の変更について認可するものです。 第十四号議案は、
公立大学法人大阪に係る第一期中期目標を変更するものです。 第十五号議案は、
大阪健康安全基盤研究所が今後五年間において達成すべき
業務運営に関する目標を定めるものです。 第十六号議案は、
大阪産業技術研究所が今後五年間において達成すべき
業務運営等に関する目標を定めるものです。 第十七号議案は、
大阪府立水都
国際中学校及び
大阪府立水都
国際高等学校について、
指定公立国際教育学校等管理法人を指定するものです。 第十八号議案は、大阪府
道路公社が
千里丘寝屋川橋有料道路の通行料金の割引等をすることについて同意するものです。 第十九号議案から第三十九号議案までは、条例案で、新たに制定するもの一件、一部を改正するもの十八件、廃止するもの二件です。 その主な内容について説明します。 第十九号議案は、
情報通信技術の活用により、府民の生活の質の向上に資するため、
スマートシニアライフ基金の設置、積立て、管理等について定めるものです。 第二十号議案は、
大阪都市計画局及び
万博推進局の設置に伴い、大阪府
防災会議の幹事の定数を改定するものです。 第二十二号議案は、公務におけるいわゆる
フレックスタイム制度を導入するための規定を追加するものです。 第二十三号議案は、
国家公務員について、心身に著しい負担を与えると人事院が認める作業に従事したときの
特殊勤務手当に関する規定が追加されたことに伴い、同趣旨の規定を追加するものです。 第二十四号議案は、大阪府公衆に著しく迷惑をかける
暴力的不良行為等の防止に関する条例の改正に伴い、
非違行為である
痴漢行為、盗撮等に係る規定について、同趣旨の改正を行うものです。 第二十八号議案は、
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準の改正により、
乳児院等の長の資格の要件を改正するものです。 第三十一号議案は、大阪府
国土利用計画審議会の権限に属する事項の一部について、会長において専決することができることとするものです。 第三十四号議案は、大阪府
住宅まちづくり審議会の名称を大阪府
住生活審議会に改正するとともに、担任する事務を改めるものです。 第三十五号議案は、
指定公立国際教育学校等管理法人による
大阪府立学校の管理に関する条例の制定に伴い、
大阪府立学校条例等の改正を行うものです。 第三十七号議案は、
暴力団事務所の移転が活発化している状況を踏まえ、
暴力団事務所の開設又は運営を禁止する区域に
都市計画法で定める
工業専用地域以外の用途地域を追加するものです。 第三十八号議案は、大阪市と共同して
万博推進局を設置することに伴い、大阪市において同趣旨の基金を設置するため、条例を廃止するものです。 第三十九号議案は、大阪府市新大学構想会議を廃止することに伴い、条例を廃止するものです。 第四十号議案及び第四十一号議案は、人事案件です。 第四十号議案は、教育委員会委員井上貴弘氏の任期が令和三年九月三十日に満了となりますので、同氏を再任いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、同意をお願いするものです。 第四十一号議案は、公害審査会委員十五名のうち十二名の任期が令和三年十月三十一日に満了となりますので、現在空席となっている三名と併せ、全ての委員を任命いたしたく、公害紛争処理法の規定により同意をお願いするものです。 次に、第一号報告から第四号報告までは、
地方自治法第百七十九条第一項の規定により専決処分しましたので、同条第三項の規定により報告し、承認を求めるものです。 第五号報告から第十一号報告までは、
地方自治法第百八十条第一項の規定により、議会から委任をいただいている事項について専決処分にしましたので、同条第二項の規定により報告するものです。 第十二号から第二十一号報告までは、法律や条例の規定により法人の経営状況などを報告するものです。 第二十二号報告は、副首都推進本部(大阪府市)会議の合意事項及び合意事項についての進捗状況について、大阪府及び大阪市における一体的な行政運営の推進に関する条例の規定により報告するものです。 第二十三号報告は、令和二年度における豊かな環境の保全及び創造に関して講じた施策について、大阪府環境基本条例の規定により報告するものです。 以上、御審議賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 最後になりましたが、人権尊重の社会づくり条例に基づく基本方針については、先日、大阪府人権施策推進審議会の答申を踏まえ、変更案を取りまとめたところです。今議会において、府議会の御意見をお聞きした上で、基本方針を変更したいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(鈴木憲君) 以上で、知事の説明は終わりました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(鈴木憲君) お諮りいたします。日程第三の諸議案のうち、第四十号議案は、
会議規則第三十七条第三項の規定により、委員会の付託を省略し、先議することに御異議ありませんか。 (「異議なし」「異議なし」)
○議長(鈴木憲君) 御異議なしと認めます。よって、第四十号議案は、委員会の付託を省略し、先議することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(鈴木憲君) 討論は、通告がありませんので、討論なしと認めます。
~~~~~~~~~~~~~~~