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  1. 青森県議会 2012-10-03
    領海侵入及び尖閣諸島不法上陸に関する意見書 開催日: 2012-10-03


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 (可決)      領海侵入及び尖閣諸島不法上陸に関する意見書  8月15日、香港の民間団体である「保釣行動委員会」の船がわが国領海に侵入し、乗組員の一部が、尖閣諸島の魚釣島に不法上陸した。  今回の不法上陸に関しては事前に予告があり、政府としても対応方針を決めていたはずであるにもかかわらず、みすみす不法上陸させることとなった。これらに対する一連の政府対応は、わが国国家主権も守れない愚行と言わざるを得ない。また、海上保安庁艦船に対してレンガ等を投げつけるなど、明らかに他に罪を犯した嫌疑があるにもかかわらず、出入国管理及び難民認定法第65条を適用し強制送還としたことは極めて遺憾である。  メドヴェージェフ大統領北方領土訪問李明博大統領竹島不法上陸が相次いで行われ、一昨年の中国漁船衝突事案では、「那覇地検の判断」との名目で船長を釈放してしまい、わが国外交及び危機管理において歴史上の汚点を残してしまった。政府外交施策は国益を損ない続けている。今回の事案も、政府国家観欠如外交基本姿勢欠如が招いたものであると言わざるを得ない。  よって青森県議会は、日本の国家主権を断固として守るために、以下の項目の実行を国会及び政府に強く求める。 1 今後、同様の事案があった場合、出入国管理及び難民認定法第65条を適用する  ことなく厳正に刑事手続を進めること。また、中国に対し、断固たる抗議を行うと  ともに再発防止を強く求めること。 2 尖閣諸島及びその海域の警備態勢方針を抜本的に見直すとともに、領土領海  を守るために必要な法制度整備関係機関との連携、装備・人員の手当て等の拡  充を急ぐこと。また、南西諸島防衛を強化する施策を実行すること。 3 尖閣諸島近海を有効活用するための施設の整備などを促進すること。 4 尖閣諸島は歴史的にも国際法的にもわが国固有領土であり、そもそも領土問題  は存在しないという明確な事実を国際社会に示す外交努力を行うこと。  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
    平成24年10月3日                              青 森 県 議 会 (第271回定例会・発議第2号・成田一憲外43名提出) Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...