船橋市議会 2019-03-14
平成31年 3月14日文教委員会−03月14日-01号
│ 2 │請願第1
号 │教育格差をなくし、子どもにゆきと│ 不採択
│採択= 共産 市民
創啓 │
│ │ │どいた教育をもとめる
請願 │ │ │
├──┼──────┼────────────────┼────┼────────────┤
│ 3 │陳情第33号 │金杉台中学校統廃合問題に関する陳│ 不採択
│採択= 共産 創啓 │
│ │ │情(
継続審査事件)
│ │ │
├──┼──────┼────────────────┼────┼────────────┤
│ 4 │陳情第9号
│船橋市立船橋高等学校行田テニスコ│ 不採択
│採択= 共産 │
│ │ │ートを使用する場合の騒音に関する
│ │ │
│ │ │陳情 │ │ │
├──┼──────┼────────────────┼────┼────────────┤
│ 5 │陳情第10
号 │幼児教育施設等における
幼稚園類似│不
採択 │採択= 共産 民主
創啓 │
│ │ │施設園児補助金に関する
陳情 │ │ │
├──┼──────┼────────────────┼────┼────────────┤
│ 6 │陳情第11号 │イジメ問題に関する対策等を求める│不
採択 │採択= なし │
│ │ │陳情書 │ │ │
└──┴──────┴────────────────┴────┴────────────┘
………………………………………………………………………………………………
9時59分開会
○委員長(
橋本和子) ただいまから、
文教委員会を開会する。
──────────────────
△委員席について
○委員長(
橋本和子) 会派の異動等があったので、審査に入る前に委員の
着席位置について、諮る。
委員の
着席位置については、現在着席しているとおりとすることでよいか。
[「はい」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子) それでは、そのようにさせていただく。
──────────────────
△
審査順序等について
○委員長(
橋本和子) お手元の
審査順序表をごらんいただきたい。
まず、平成31年度
船橋市立船橋高等学校「
前期選抜」結果通知に係る事故について報告を受け、質疑を行う。その後、本委員会に付託をされた議案1案、請願1件、陳情4件の順に審査を行う。
以上の順序で進めたいと思うが、よろしいか。
[「はい」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子) それでは、そのように決する。
次に、審査の方法だが、順序1の議案第30号については、
提案理由説明を省略し、質疑、討論、採決を行う。
順序2の請願第1号から順序5の陳情10号までについては、所管課から審査の参考のため
状況説明を受けた後、質疑、討論、採決を行う。
まず、順序1から順序5までについては、このとおりとすることでよろしいか。
[「はい」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子) それでは、そのように決する。
次に、順序6の陳情第11号についてである。この陳情は、さきの
議会運営委員会で
請願陳情文書表の別冊として議員のみに配付し、理事者には
文教委員会に出席をする場合に配付し、閲覧できるようにすることと決したものだが、本陳情の審査について、理事者の出席はいかがするか。
何か意見のある方、いないか。
◆
長谷川大 委員 要らない。
○委員長(
橋本和子) ほかにどうか。
[発言する者あり]
○委員長(
橋本和子) 出席を求めない。
それでは、陳情第11号については、理事者の出席は求めないこととし、直ちに討論、採決を行うこととする。
なお、本日の休憩については適宜とっていくこととする。それでよろしいか。
[「はい」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子) それでは適宜とっていくことにする。
──────────────────
△委員会の傍聴について
報告から順序4までに関し、2人から、全ての案件に関し、4人から傍聴の申し出があり、これを許可した旨、委員長から報告があった。
──────────────────
1.平成31年度
船橋市立船橋高等学校「
前期選抜」結果通知に係る事故について(報告)
○委員長(
橋本和子) 報告の前に、理事者から発言を求められているので、発言を許す。
◎教育長 先日の
市立船橋高等学校前期入学者選抜における選抜結果通知の誤送付について、体育科を受験した生徒及び保護者の皆様に多大なる迷惑をかけ、大変申しわけなく思っている。
また、議員の皆様を初め、市民の皆様に心配をかけたことに心よりおわび申し上げる。
この後、校長より説明させていただくが、今後二度とこのようなことのないように指導してまいりたいと考えている。まことに申しわけございませんでした。
○委員長(
橋本和子) 本件について理事者の報告を求める前に、お手元に配付した資料について申し上げる。資料を確認いただきたい。
お手元に配付した資料については、理事者より本件終了後に回収したい旨の話があったので、ご承知おき願う。よろしいか。
[「はい」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子)では、本件について理事者の報告を求める。
◆
長谷川大 委員 延ばしてもらえないか。休憩か何かとって。
○委員長(
橋本和子) では、暫時休憩する。
10時05分休憩
10時12分開議
○委員長(
橋本和子) それでは、会議を再開する。
本件について、理事者の報告を求める。
………………………………………………
[
理事者説明]
◎
船橋高等学校校長 本校の
前期選抜体育科の結果
通知発送事務において、
内定通知書と結果通知書を誤って発送してしまうという、本当にあってはならない事故を起こしてしまい、受験生、
保護者並びに
関係中学校の皆様方に多大なる心痛、迷惑をかけてしまい、まことに申しわけありませんでした。
また、市民、県民の皆様、そして市議会の皆様方に多大なる迷惑、心配をかけ、
市立船橋高校の信用を失墜させたことについても、重ねておわび申し上げる。まことに申しわけありませんでした。
続いて、着座して説明させていただく。
委員の方々には、2月20日に書面で報告させていただいたが、発覚の経緯等について改めて説明させていただく。
2月19日の火曜日、午前9時の学校での発表を待って、受験者へ結果通知を郵送したところ、翌2月20日水曜日、本校に受験者の保護者から学校での発表掲示やウエブ上での掲載で合格となっていたにもかかわらず自宅へ不
合格者宛ての通知が届いたとの指摘が寄せられて確認したところ、誤発送が発覚した。
事故発覚後、体育科全受験生に対しておわびと正式な通知書の再発送をする旨を伝えるとともに、
関係中学校宛てに同様の連絡をさせていただき、正式な通知書を速やかに発送させていただいた。
今回の原因については、結果
通知文書の
発送業務において、
内定通知書と結果
通知書仕分け作業及び封筒への
封入作業時の
確認作業が徹底されていなかったというあってはならないこと、そして、
作業内容が記載されている本校の
マニュアルどおりの作業が行われていなかったことが原因と考えられる。
今回の事故に関する
再発防止に向け、緊急の職員会議を行い、その後の
後期選抜に向けては
マニュアルの見直し、担当業務にかかわる人員の増加等々をして、
再発防止に努めた。
先ほど話があった今回の
前期選抜に関しては、
マニュアルに基づいて作業をしたところだが、人為的なミスが発生、そして確認が行っていないというようなさらなるミス、これがたび重なって今回のようなことになってしまった。詳細については、質問いただき答えたいと思っている。よろしくお願いする。
………………………………………………
[質疑]
◆
岩井友子 委員
マニュアルどおりの作業が行われていなかったということだが、ことしに限ったことなのか。それとも、いつから
マニュアルどおりの作業ではなくなっていたのか。
◎
船橋高等学校校長 原因を追及したところ、昨年度から
マニュアルどおりにやっていなかったことが確認できた。
◆
岩井友子 委員 昨年度からどうして
マニュアルどおりではなくなったのか。一気に全部職員が入れかわるわけではないから、今までいた職員も多く残っていたと思う。昨年
マニュアルどおりにやらなくなったのはなぜなのか。
◎
船橋高等学校校長 まずは作業時間の短縮に関して、
マニュアルでは使わない書類に大きくバツをして廃棄する旨を明らかにしていた。ところが、
マニュアルに従った行為を行わず、振り分け、
仕分け作業は間違いなく行っていたが、その作業をまず行っていなかったことが1つ大きな……
マニュアルどおりにやっていなかったことの要因だと思っている。
◆
岩井友子 委員 結局使わない資料にバツをする作業を昨年からやめたということか。
◎
船橋高等学校校長 そのとおりである。
バツをして、明らかに使わないという、廃棄するという旨のチェックを入れることで一目瞭然にわかるところを、分けてバツという形を省略化したところが1つ大きな原因だと考えている。
◆
岩井友子 委員 バツすることをやめる判断は誰がしたのか。
◎
船橋高等学校校長 それについては、誰という命令があったことは確認できていない。
ただ、丸とバツを使う、使わないを、そこの判断で間違いなくできるだろうと
担当者レベル、あるいはそのグループの中で判断したものと考えている。
◆
岩井友子 委員 責任の所在を曖昧にするとまた繰り返す。
厳しいかもしれないが、最終的には誰が確認をしなければいけなかったのか明らかにしていただきたい。もしできていないのであれば、きっちり教育長の責任でやっていただきたいと思うが、いかがか。
◎
船橋高等学校校長 そのことについては、こちらとしても大いに反省すべきと言うか、ならないことなので、
後期選抜では、この部分に関しては改めて
マニュアルにある「大きくバツをつける」を徹底して、なおかつ人員をふやして、1人がバツをつけているのをもう1人が確認することをした。
また、再検査では、もう一度人を変えて、今度は赤ペンではなく青ペンを使って間違っていないかどうかを再チェックするということで、ミスの防止を徹底するような形に
マニュアルを改めて
後期選抜は実施した。
◎教育長 今、
岩井委員が言われたように、誰が責任者なのかを明確にして、次年度の
入試作業に取り組ませるように指導してまいりたい。
◆
岩井友子 委員
校長先生は、私の真意がわからなかったようだ。
私は、バツをつけないという、今まで
マニュアルどおりにやっていたのを時間短縮ということで
マニュアルどおりにしなくなった、まずその判断をしたところに問題があったと思っている。その判断を誰がしたのか。そういうことをきちっとした上で反省はあるのだと思うので、それをちゃんとやってほしい。要望しておく。
◆神田廣栄 委員 今の
岩井委員の延長というか、流れだが、去年から
マニュアルを無視と言っては別にあれだが、
マニュアルどおりにしなかったというと、恐らく曖昧な……あれだが、大体誰だかはわかって……去年、ことしと同じような人がいると思うので、大体わかると思うが、それはいい。ちゃんとやっていただくと。
今、聞いていて気になったのは、今度それを集中して、今度こんなことがないようにとやっていくと、またどこかでぽろっとミスすることがあるので、そういうことのないように、全てにおいてきちっとやっていただきたいと要望しておく。
◆渡辺賢次 委員
再発防止ということで、二度とこういうことが起きないようにしっかりやっていただきたい。
1つだけ確認したいのだが、私立の高校等を受ける受験生もいたと思う。そういった場合、市船でだめになったから違う学校に入学金を納めたとか、そういった2次的……そういったことがあったかどうかの確認はできているのか。
◎
船橋高等学校校長 今回の事故が発生し、各保護者、そして中学校に連絡をさせていただき、特に中学校に関しては、背景等々についても伺ったところだが、今委員のおっしゃったようなことに関しての言及はいただかなかった。そういった事例については、
後期選抜があるので、それに向けて学校としてはやらせるということで謝罪に関しての了解をいただいた。
○委員長(
橋本和子) ほかにあるか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子) では、質疑を終結する。
以上で、本件を終了する。
ここで会議を休憩する。
10時24分休憩
──────────────────
10時28分開議
2.
付託事件について
@議案審査
△議案第30号
学校教育法の一部を改正する法律等の施行に伴う
関係条例の整備に関する条例
[質疑]
なし
………………………………………………
[討論]
◆
岩井友子 委員 【
原案賛成】
原案賛成で討論する。
条例改正のもとになった
学校教育法の一部を改正する法律による
専門職大学及び
専門職短期大学の制度化は、
職業教育を口実に
大学設置基準の規制緩和を進めるもので、
大学教育の質の低下を招くものだと批判をされているものである。
私
たち日本共産党は、そのために本法案には反対をした。
しかし、今回提案されている条例案は、この条例案による
関係条例の改正を行わないと、今後法律に基づいて
専門職大学や
専門職短期大学が開校した場合、そこで学ぶ学生や卒業生が不利益を被ることは避けなければならないと考える。そういう観点から、本条例には賛成する。
………………………………………………
[採決]
全会一致で可決すべきものと決した。
10時31分休憩
──────────────────
10時36分開議
A請願陳情審査
△請願第1号
教育格差をなくし、子どもにゆきとどいた教育をもとめる請願
[
理事者説明]
◎
学務課長 学務課からは、
請願事項の1番、2番、7番の教材費の関係、そして8番について説明させていただく。よろしくお願いする。
まず、1番についてだが、
公立小中学校の
学級編成については、標準法により同学年の
児童生徒で編成する1学級の
児童生徒数は40人を標準としており、平成23年度には小学校1年生のみ35人を標準とする一部改正が行われた。
また、平成13年度から標準法の一部が改正され、
都道府県ごとに標準法の基準を下回る
学級編成、いわゆる弾力的な運用による
学級編成が可能となった。平成19年度より段階的に
弾力的運用の拡大が進み、平成30年度、今年度は小学校2、3年生で35人、4年生から6年生で38人、中学校1年生で35人、中学校2、3年生で38人という
学級編成が可能となっている。
弾力的な運用によりふえた学級には、
県教育委員会より教員が配置される。
願意のとおり、
教職員定数を改善し、少
人数学級を拡充することは、きめ細かな指導を推進する上で重要なことだと考えている。
市教育委員会としては、
公立小中特別支援学校の教職員は国及び県が措置することが基本であると考えており、今後も
学級編成の基準の引き下げを
県教育委員会に要望するとともに、弾力的な運用の拡大についても要望していきたい。
続いて、請願2についてである。
事故補助教員については、運用方法を工夫し、平成29年度より5名を通年で雇用した。年度の途中で県費による代替者が確保できないときに県費に任用を変更し当該校に配置してまいった。産前産後休暇、育児休暇、
育児休業取得者の増加により、今後も代替教員が不足することが予想されるため、今年度は9名に増員し、対応したところである。
続いて、7番である。
教材費については、漢字・
計算ドリル、
算数セットなどがあり、各学校の
教育課程や
取り組み方に応じて購入するものが異なっている。そのようなものは
児童生徒が一斉に学習しやすいよう一括して学校でそろえたり、あるいは子供に応じた使いやすいものを各家庭で用意していただいており、
児童生徒の個人の所有物となるものは今後も各家庭で負担をしていただきたいと考えている。
続いて、8番である。
就学援助制度は、経済的な理由で子供に
義務教育を受けさせることが困難な保護者に対して
学用品費、
衣料費等を援助する制度である。
現在、
学校窓口に申請していただいており、申請に来られた保護者との相談を通し、学校は
児童生徒の
家庭状況を把握することができ、
児童生徒に配慮した指導や対応ができると捉えている。
◎
保健体育課長 請願事項の7、保護者の
子育て支援としての
給食費無料について、状況を説明する。
学校給食に関する諸経費のうち、保護者の皆様には
食材料費の
実費相当分を
学校給食費として負担をいただいている。なお、経済的な理由により給食費の負担が困難な家庭については、
就学援助認定者の
学校給食費を免除するなどの必要な対応を行っている。
◎
教育支援室長 総合教育センターからは、3番と4番について説明させていただく。
まず、
請願事項3についてである。
本市では、障害のある
児童生徒を支援する職員として支援員や、
発達障害通級指導教室において
担当教員の指示に基づいて子供の指導に当たる
発達障害通級指導教室指導員、さらに
臨床心理士や
特別支援学校、
特別支援学級の経験のある元教員などが学校を訪問し、専門家の立場から学校や教職員への
指導助言に当たる
巡回相談員を派遣している。
本年度の支援員の
配置状況だが、予算については83名分相当、3月1日現在で88名、そのうち通常の学級には34名の配置をしている。
また、
発達障害通級指導教室に指導員を8名配置し、
巡回相談員については要請のあった小中学校に派遣している。
また、来年度の支援員の配置については、
総合教育センター教育支援室の職員が学校を訪問し、平成30年度に支援した
児童生徒の中で継続して支援する必要がある
児童生徒や、
就学相談等で新たに配置が必要と思われる
児童生徒を考慮して適切に配置してまいる。
さらに、新たに開設する
葛飾中学校発達障害通級指導教室に指導員を配置し、
発達障害通級指導教室指導員は9名となる予定である。
次に、
請願事項4についてである。
肢体不自由等の
児童生徒が入学、在籍するときには、障害の状況に応じて手すりや段差を解消するスロープの設置、トイレの改修等の工事を関係課に依頼するなどしており、今年度も手すりの設置等を行った。
エレベーターの設置については、校舎の増改築時に検討、設置をしてまいった。さらに、
エレベーターの必要な
児童生徒が就学する場合、在籍する学校に設置の検討をしてまいる。
◎
施設課長 施設課からは、4番と6番の所管について説明する。
初めに、4番については、毎年実施している
学校営繕調査を踏まえ、職員が
学校現場の実態を調査した上で校舎の内部や外部の施設、設備の改修、
トイレ改修などを進めている。
また、
学校要望により随時の修繕については、その都度担当者が現場を確認し対応している。
次に、6番については、地元の業者にはこれまでも修繕内容や規模等を考慮して発注しているので、引き続き地元業者に発注するよう配慮してまいる。
◎
教育総務課長 最後に、5番について説明する。
まず、小学校の新設だが、現在仮称塚田第二小学校を
AGCテクノグラス船橋事業場跡地において平成33年4月に開校することを目指しており、今年度より工事に着工したところである。
次に、中学校の新設については、行田3丁目の
国家公務員宿舎船橋行田住宅跡地を
新設中学校の用地として取得している。
学校の新設は、長期的な視点に立って検討する必要があることから、今後も
児童生徒数の推計を見きわめながら可能な対策を進めてまいる。
………………………………………………
○委員長(
橋本和子) 質疑に入る前に、委員の皆さんに1つ確認だが、今理事者から説明を求めた。それに対しての質疑をこれから行うが、その後にもし紹介議員にも聞きたいと思う方がいたら、理事者の質疑の後に申し出ていただきたいと思うが、それでよろしいか。
[「結構でございます」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子) では、そのようにさせていただく。
………………………………………………
[理事者に対する質疑]
◆
長谷川大 委員 ちょっと確認である、質疑というよりもね。
請願事項の4番、
危険校舎──曖昧な表現だと思うが、
危険校舎ってあるのか。
◎
施設課長 文部科学省の定義するところの危険な校舎はない。
◆
長谷川大 委員 では、この方は何か勘違いしている。
5番である。安全で快適な
学校生活を送れるように
プレハブ校舎を解消しと書いてあるが、安全で快適でない
プレハブ校舎はあるのか。
◎
施設課長 基本的にはない。
◆
池沢みちよ 委員 8番の
就学援助申請の窓口を、
先ほど相談窓口を通して保護者の方に配慮するという話だったが、去年も聞いたかもしれないが、窓口に来たときにどなたが相談を受けて対処しているのか。
◎
学務課長 保護者の要望に応じてやっているが、校長に相談したいというときは校長が対応するし、事務室で事務の手続を聞きたいというときは事務室が対応したり、あとは担任に
家庭状況を説明したい、話たいという保護者の要望があれば担任ということで、保護者の要望に応えて学校では対応している。
◆
池沢みちよ 委員 近所の目があるから学校ではなくて違う場所で相談したいという方が現在いるのか、もしそういう方がいたらどうするのかわかるか。
◎
学務課長 保護者の中には学校に相談するところを子供に見られたくないという方も、実際には私も経験している。そういう場合は授業中に、この時間であれば大丈夫なので、この時間でどうかということで保護者の要望に応えながら時間設定して保護者が来られる時間を決めて対応している。
◆
池沢みちよ 委員 保護者の方が仕事の都合などでなかなか授業中の時間に来られない場合はどうしているのか。
◎
学務課長 当然働いている保護者もいるので、先ほども申し上げたが、保護者が例えば6時半とか7時に仕事が終わってから伺いたいという要望もあるので、それについては保護者と相談して時間を決めて来ていただいている。
◆
池沢みちよ 委員 学校でそのように相談を受けているとのことだが、それでもなお学校ではなく違う場所がいいという保護者はいるのか。
◎
学務課長 教育委員会に
就学援助制度について話を聞きたいということで、当然制度上、話を聞きに来る方も当然いる。来ていただいたときには当然この制度については説明し、今後どのように事務手続をしたらいいかということは説明する。
そして、学校にもこういう方がきょう来たのでということで、保護者に当然了解を得るが、相談に来たので、今度は学校で話をしていただきたいと案内したのでと学校に連絡をとって連携している。
◆
池沢みちよ 委員 3番だが、先ほど支援員とか特別養護学校とかで経験のある先生方を派遣しているというところで、要請のあった学校に派遣しているという話だったが、これは誰が要請するのか。
◎
教育支援室長 巡回相談員については、年度当初に学校に案内文書を通知して、学校から申請を上げていただき、派遣という手続になっている。
◆
池沢みちよ 委員 学校の要望というのは、保護者からの要望も含まれるか。
◎
教育支援室長 巡回相談員については、基本的には学校、教職員への
指導助言が中心となっているので、保護者からの相談を受けてということはあるかもしれないが、直接保護者に相談対応ということではなく、先ほども申した学校や教職員への
指導助言が中心になる。
◆
池沢みちよ 委員 事前に聞けばよかったが、先ほど
プレハブ校舎についての質問が委員からもあったが、
プレハブ校舎のデメリットはあるのか。
◎
施設課長 プレハブ校舎の定義だが、
プレハブ校舎というのはプレハブ工法でつくられた校舎ということで、正式には鉄骨造の校舎ということになる。
鉄骨造の校舎のデメリットは、特にはないと思うが、耐久年数でいえばRC──鉄筋コンクリート造の校舎よりも耐久年数は落ちるかと思うが、鉄骨造であることをもってデメリットがあるとは考えていない。
◆
池沢みちよ 委員 知識がなくて申しわけないが、例えば空調設備の関係とか、あとは空気。普通の校舎と違って空気というか、何て言ったらいいか、空気清浄というのか、密閉された空間で、例えば防音設備が少ないからしっかり閉めなければいけない配慮を学校がするとしたら、その関係で子供たちに健康的な被害があるとか、そういうことはあるのか。
◎
施設課長 例えばプレハブのイメージとしては、工事現場の仮設のプレハブをイメージすることが多いかと思うが、現在学校で使っているのは、先ほども言ったように鉄骨造の校舎、プレハブ工法でつくった鉄骨造の校舎なので、しっかりとした基準のもとにつくられている。エアコンとか空気の循環とかそういう機能も鉄骨造と同等のものをつけているので、特に問題はないと考えている。
◆
長谷川大 委員 2番の
状況説明のときに、
事故補助教員という言葉を使ったが、執行部側が委員会に説明するときに陳情者のことをそんたくする必要は全くない。この文面から我々が判断する話であって、
状況説明をするときに請願の中に
事故補助教員なんて一言も触れてないのだから、余計なことは絶対言わないようにしていただきたい。
◆渡辺賢次 委員 1番について伺う。
30人以下学級に向けてという要望がかねてより出ている。先ほど現状のクラスの人数割、そういう話があったが、それは国・県の基準……そういう法律に従って実施されてきているということでよいか。
◎
学務課長 学級編成基準については、国の法律、標準法というもので、それの中で、先ほども説明させていただいたが、
都道府県ごとに弾力的な
学級編成していいというものが加わったので、先ほど説明した数字については、千葉県がこうするということを示しているので、それに基づいてやっている。
………………………………………………
○委員長(
橋本和子) ほかに質疑ないか。
◆
長谷川大 委員 紹介議員に対する質疑はある。
○委員長(
橋本和子) では、紹介議員にも聞きたいということで、今申し出があった。
今ここに岩井議員が紹介議員としているので、岩井議員に聞くということでよろしいか。
[「はい」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子) それでは、岩井議員、申しわけないが移動をお願いする。
[
岩井友子議員 席移動]
○委員長(
橋本和子) 最初に確認だが、趣旨説明は必要か。
[「要りません」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子) 必要なしということなので、質疑を行いたいと思う。
………………………………………………
[紹介議員に対する質疑]
◆
長谷川大 委員 お答えいただければで結構だが、請願者は
義務教育学校に通っているお子さんの保護者か。
◆
岩井友子 議員 違う。中には保護者もいる可能性はあるが、保護者だけの団体ではない。
◆
長谷川大 委員 ここにはコ田暁夫さんという名前しかないが、今の答弁、全く意味がわからないのだが、訂正していただけるか。
◆
岩井友子 議員 申しわけない。今の答弁、間違っている。小学生の
義務教育学校の
児童生徒の保護者ではない。
◆
長谷川大 委員 まず、
請願事項の1である。
市独自で取り組んでくださいという表現があるが、市独自で取り組んだ場合の予算はどれくらいになるものと想定しているのか。
◆
岩井友子 議員 現在のところ、その数字は持ち合わせていない。
◆
長谷川大 委員 2番目である。
未配置が生まれないよう、それから、市費教員の配置と書いてあるが、これに関する予算はどのように考えているのか。
○委員長(
橋本和子)
岩井委員、答えられるか。
◆
岩井友子 議員 はい。厳密な数字は持ち合わせていないが、現在、先ほど答弁があった
事故補助教員によって未配置が生まれないようにという船橋市が努力をしている。その配置数を大幅にふやすことで可能になるのではないかと思う。
◆
長谷川大 委員 ここでいう市費教員という表現だが、任用形態はどうイメージしているのか。
◆
岩井友子 議員 常勤職員の採用……正規職員での採用が本来では一番子供たちに安定的な教育になるのではないかと思うが、緊急避難的に今船橋市が行っている1年の臨時的任用……1年契約の採用も緊急避難的には必要やむを得ないことだと思う。
本来であれば、千葉県が必要数をきちっと採用することが必要なことだと思うし、そちらを強く求めていきたいと思っている。
◆
長谷川大 委員 今、答弁の中で正規職員という言葉が出たが、船橋市の例規の中で正規職員という表現はどこにも出てこないが、新たな造語か何かなのか。
◆
岩井友子 議員 調べるので、少し休憩をいただきたい。
◆
長谷川大 委員 答弁できないなら、答弁できないと言っていただいて結構なので、引き続き行く。
4番である。先ほど私も執行部に確認したが、ここでいう
危険校舎とはどんなものだと考えているのか。
◆
岩井友子 議員 例えば、最近伺った話だが、体育館のカーテンをあけ閉めするのに、子供たちがあけ閉めすることがあり、柵がなくて危険という話を伺った。授業中にやることはないだろうが、まだそういうところが残されていたりするのは、直近では聞いている。
◆
長谷川大 委員 柵って何か。
◆
岩井友子 議員 手すりがない。
◆
長谷川大 委員 えっ。カーテンのあけ閉めで柵と言ったが、聞いている学校名がわかれば、学校名を知らせていただきたい。
◆
岩井友子 議員 葛飾小である。
◆
長谷川大 委員 ちょっと執行部に確認していいか。その事実は把握しているのか。
◎
施設課長 船橋市の多くの鉄骨造の校舎の窓のところには、窓際……ああ、体育館。体育館の上の窓のところには通路がある。その通路の窓際にはほとんど手すりはついているが、フロア側というのか、内側には手すりがないところがある。これについては、学校教育部から各学校に教員があけ閉めするように指示している。
◆
長谷川大 委員 5番目だが、小中学校の新設を急いでくださいとは、どの辺の地域を想定しているのか。
◆
岩井友子 議員 西側の地域で、想定できるのは現在法典東小学校、法典小学校、塚田小学校、あのあたりがかなり過大規模になっている。塚田第二小学校が新設されても、それらの学校の過大規模は解消されず、さらに第二小学校自体が開校してすぐに過大規模になると言われている。その地域はまだ宅地開発が今後も進むことが見越されるので、この地域の過大規模を解消していくためには新設を検討すべきではないかと考えている。
◆
長谷川大 委員 紹介議員の会派では、過大規模校の解消は新設以外あり得ないと考えているのかどうかを聞きたい。というのは、私は学区の再編等によって過大規模の解消は可能ではないかと考えており、その辺の議論は紹介議員皆さん、会派の皆さんがなっているようだが、会派での話し合いはあったのか。
◆
岩井友子 議員 基本的に、子供の通える範囲、徒歩で通える範囲で通学圏はあるべきだと考えているし、少ない人数の学校があるからといって、そこに学区の見直しで解消できるかというと、既にその対策はかなり行われてきている。これ以上難しいのではないかと思っているし、そういう点で会派では一致していると思う。
◆
長谷川大 委員 私は二宮中学校に通っていた。当時は三山中も三田中もなかったので、おおよそ25分から30分歩いて通っていたが、徒歩でそれくらいは、そうすると通える範囲と認識してよいか。
◆
岩井友子 議員 質問か。
◆
長谷川大 委員 質問である。
◆
岩井友子 議員 私も実は丸山に住んでいたが、法典小学校まで通っていた。当時は丸山から法典小学校までやはり30分〜40分かけて通っていたが、それがいい距離だとは、現在は考えていない。
だからこそ今その間に法典東小学校が設置され、丸山小学校が設置され、通える範囲に設置されてきていると思う。長谷川議員が住まいの地域であっても同様のことが行われているし、以前の形に統廃合すればいいということは違うと思う。
◆七戸俊治 委員 常に、請願している会派の人たちは30人以下、30人以下と言うが、30人以下になったから学力等向上するのか。頭がよくなるのか。
○委員長(
橋本和子) 答えられるか。
◆
岩井友子 議員 専門ではないので、うまく説明できないが、今世界的な流れとして子供によりよい教育を考えたときには15人とか1クラスの人数がその程度が主流になってきていると思う。そういう動向は、私は間違ったことではないと思うし、日本の教育もそういう方向を目指していくべきだと思っている。
◆七戸俊治 委員 多くても物すごい偉人たちはいっぱいいる。それについてどう考えるか。
◆
岩井友子 議員 過去の教育がどうであったかも参考にしなければいけないことはあると思う。
ただ、現在の教育がどうあるべきかという到達点があると思うし、その到達点に立って私たちは考えるべきだと思うので、100年前、200年前にいろいろなすばらしい方々がいたと思うが、そのときの教育をこれから先に持ち込んでいく必要があるかといえば、それはちょっと同意しかねる。
◆七戸俊治 委員 今の答え聞いて不思議に思ったのは、歴史というのは過去があって現在があって未来がある。つながっている。それを断ち切るわけ。今の話聞いていると、それこそ過去にこだわらないって、そんなばかな話ないと思うが、その辺はどう考えるか。
◆
岩井友子 議員 過去があって現在の教育制度がつくられてきていると思うし教育制度もどんどん改善されていくと思う。
1学級の人数が45人から35人に改善されてくると、そういう改善はこれからどんどん進めていかなければならないと思うし、その先に、私はもう少し少
人数学級も視野に入れるべきだと考えている。
◆七戸俊治 委員 それは岩井議員の考え方であって、私たちの考え方はちょっと違うので、これ以上質問してもしようがないから、これで終わりにする。
◆
池沢みちよ 委員 3番の特別なニーズを持つ子供を支援する教員、または支援員を全校に配置してくださいということだが、これは今学校側が要望している数だけでは足りないということか。どれぐらいの配置が必要だと考えているのか。
◆
岩井友子 議員 先ほど支援員の配置ということで83人分の予算、今年度確保していて、88名実際にはいて、そのうち通常学級には34名ということであったが、実態としては支援が必要な子供はどこの学校にもいる。学校から要請しても、やはり予算の枠が限られているから、全部に応えられていないのが実態だと私自身は感じている。
特別支援学級にも支援員を配置しなければならないから、83人分の予算で
特別支援学級に配置した残り……残りというか、配分があって、そのうちの34人しか通常学級には派遣できない。今船橋市内に小中学校82校だったか、そのことを考えると、82校のうちの半分以下の学校にしか支援員が今置けてないのが実態である。これは本当に子供にとっても教員にとってもやはり大きな負担になっていると思うし、特に
請願事項の中でもこの項目は切実な項目ではないかと感じている。
◆
池沢みちよ 委員 8番の
就学援助申請の窓口を学校以外にもふやしてくださいということだが、具体的にどこがいいというのはあるのか。
◆
岩井友子 議員 先ほど答弁の中に、他人に見られたくない保護者の気持ちがあるという認識が示されて、それは本当にそのとおりだと思う。
実は、窓口を学校以外にふやすだけでなく、もっと申請の方法としていろいろなやり方があるのではないかと私自身は思っている。
例えば、東京の23区などでは、一人一人が申請するというよりも、お知らせのチラシが調査票になっている。それで、就学援助の申請を希望するか、しないか、全員に調査票で回収するようになっていて、就学援助を申請する子供だけが持っていくということではなく、全員が調査票に回答する、回答用紙が申請用紙を兼ねている。そういうやり方をとっているところがあり、知られたくないという保護者への配慮がしっかりできている。そういうやり方も窓口をふやしていくやり方の1つとしては、私はいいのではないかと考えている。
○委員長(
橋本和子) ほかに質疑はないか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子) それでは、質疑を終結する。
岩井議員、ありがとうございました。委員席に戻っていただきたい。
[
岩井友子議員 席移動]
………………………………………………
[討論]
◆斎藤忠 委員 【不採択】毎年のように出されてくる請願だが、幾つか書かれている項目の一部分については、同意できる部分もあるが、特に1番、2番の中で、いわゆる市独自で取り組んでいくという中で、市費の教員の配置をさらに拡大をするとか、いわゆる教員の増員については、これまでも私どもの会派の主張として国・県によって行うべきとの考えに変わりがないので、この請願については不採択としたいと思う。
◆
池沢みちよ 委員 【採択】昨年に引き続き出されたものだが、今回は事前に手紙をいただき、それを拝見した。
国に対し全国署名活動に取り組んでいるとのことだった。また、国会では全ての党派、会派の議員が紹介になっているとの話だった。
外4,000人を超える先生方からの請願だと認識し、保護者とも共通課題であると思った。
子供たちの未来のために、今からできること、今取り組まなければならないこと、今後取り組むべきことを行政として明確化していく中で、やはり今後取り組むべきことが予算の関係もろもろで先送りになってしまうこともあるかと思う。
先ほど教育委員会に説明いただいた中でも努力していると感じられたところはあるが、請願の全ての項目を今すぐにとはいかないにせよ、常時課題として念頭に置いていただき、教育予算増額を求めていくべきと考えるので、採択とする。
間違えたか。(発言する者あり)だから、保護者も含めてである。(「いや、1人でしょう、請願書って」と呼ぶ者あり)外4,700……(「議運で切られたはずだよ」と呼ぶ者あり)ああ、そうか。(「いや、いいよ」「言っちゃったんだからしょうがない」と呼ぶ者あり)個人的にお手紙……。
○委員長(
橋本和子) いいですよね。今の討論ね。
[「手紙の中にはそういうふうになってたということですよね」と呼ぶ者あり]
◆
池沢みちよ 委員 そう、手紙の中ではそうなっていた。教職員だけではなくて4,700名。
○委員長(
橋本和子) まあいい、討論だから。いいか。
[
池沢みちよ委員「はい」と呼ぶ]
○委員長(
橋本和子) 今の討論でね。わかった。
◆
長谷川大 委員 【不採択】先番委員の討論でもあったように、毎度毎度出てくる。まさにこの30人以下学級の話だが、これの是非は十分な議論がされるべきだと思っているが、請願の内容に、市独自あるいは市費教諭……教員か、とかという市単独で予算をとらざるを得ないような話が随所に見られて、教育だからお金を使うことが許されるというふうにもとれるが、一定の歯どめがなければいけないと思うし、だからこそ
義務教育という国が行う教育になっている話であって、全くもって、賛成、採択するに当たらない理由が多いと思う。
その中でも、幾つか採択というか、賛同できる部分はあるが、それをも上回る全く認められない部分があるので、不採択である。
◆
岩井友子 委員 【採択】採択で討論する。
義務教育学校の教育環境の整備、教育条件の整備は、市町村にとっても大きな責任がある。
請願した項目は、いずれも現在の教育環境の不備の解消を求めるものである。本来であれば、行き届いた子供たちに
義務教育がきちっと提供されるのは当たり前のことである。当たり前のことができていないからこそこうした請願が出てきていると思う。
教員の未配置の問題では、現実に今担任が配置されない学校が船橋市内にも起きている。そのために、専科の教員とか教務主任の先生とかが担任に入って、その仕事はほかの先生方とみんなで分け合わなければならないわけだが、ブラック職場とも言われている学校が未配置によって大変深刻な、より深刻な状況になっている。
県がやらないからといって手をこまねいていていいのかということはやはり言えないと思うし、だからこそ船橋市は
事故補助教員の採用に踏み切ったと思う。そのような努力は、やはり市町村であっても行うべきだと思う。
保護者の負担を軽減していく、そのことで子供が安心して学校に通えるようにしていく、そのことも大切である。学校の改修なども必要だし、ここに出された請願項目一つ一つしっかり市として取り組んでほしいと思うので、賛成する。
………………………………………………
[採決]
賛成少数のため、不採択とすべきものと決した。(賛成者
岩井友子・神田廣栄・
池沢みちよ委員)
11時21分休憩
──────────────────
11時22分開議
△陳情第33号 金杉台中学校統廃合問題に関する陳情(
継続審査事件)
[
理事者説明]
◎
教育総務課長 金杉台中学校について、まず簡単にこれまでの検討経過を説明する。
船橋市では、平成29年8月に船橋市立小中学校の学校規模・学校配置に関する基本方針を定めており、本市の学校規模の標準は小中学校ともに標準規模は12から24学級とする。その期待される効果の例としては、中学校の場合、さまざまな状況に対処した効果的なクラスがえが可能。教員数がある程度確保されることで、より多くの部活動を設置することができ、生徒一人一人の個性に応じた活動が選択できる。教科担任制であるため、原則的に各教科において複数名の教科担当者が配置できるなど、組織的な教科経営や生徒指導がしやすくなるといったことが挙げられ、中学校の小規模校における基本方針としては、生徒推計において今後過小規模となることが継続的に見込まれる場合や、単学級の学年が継続的に発生することが予想される場合、または複数の過小・小規模校が隣接している場合は、通学区域の変更・弾力化、統合等も視野に入れ、望ましい対応策について検討を始めるとしている。
金杉台中学校については、ここ数年間3学級が続き、平成30年度も3学級、生徒数59人であり、今後も3学級が続き、平成42年度には生徒数28人になる見込みなので、望ましい対応策について検討を始めた。
平成29年秋から金杉台中の現状について関係者から話を聞くことから始め、平成30年2月、7月、8月に金杉台中学校の今後を考える会にて存続を含めた対応策について意見を伺ってきた。
意見はおおむね4つに集約され、小中一貫教育、通学区域の変更、存続、統合の4つについて検討してまいった。この検討結果をもとに、昨年11月に保護者説明会を行ったことは前回の議会で説明したとおりである。
地域の皆様には、ことしに入って1月19日に第1回説明会を開催した。今回対象としたのは、関係機構や周辺地域の町会自治会のほか周辺の保育園、幼稚園等を通じて計3,200枚ほどの説明会開催の案内を配った。
当日は35名の方に出席いただいた。
第1回目の地域説明会なので、内容は保護者説明会の内容とほぼ同じで、冒頭に金杉台中学校の現状と今後の生徒数の推計、対応策の検討経過に加え、対応策の中には実現困難なものや効果が一時的なものがあることから、教育委員会としては教育環境の充実のためには学区の位置関係等からほかの学校よりも地理的課題の少ない御滝中学校との統合が望ましいと考えている旨説明した。
その後、意見、質問をいただいたが、さきの保護者説明会にいらしていた方も多く、説明会と同様な質問、意見も多かったが、幾つか挙げると、統合ではなく人数が減ってしまったならあいている教室をどう活用したらいいかという話にならないかとの問いに対し、あいている教室はほかに活用できればしていきたいが、子供たちの学習環境というところで見ると、小規模校であることは続いてしまうと回答している。
また、クラスがえの利点に教育的配慮が行えるとあるが効果はあるのかという問いに対し、クラスがえをすることで実際に学校に通えるようになった事例はあると回答した。
このほかに、中学校がなくなると地域がどうなるのか、跡地の利用はどう考えていくのか、また、金杉台中学校を統合すると財政的な影響はどうなるのか、コストについて触れられていないといった質問もあった。
最後に、説明会の内容……時間内で言い切れなかった意見等を把握するため、ご意見等記入用紙に記入いただいたが、自由記入欄に書かれたのは、意見の11件は統合反対、存続を望むものだったが、一方で統合に賛成、統合後の校舎利用を検討してほしいという意見も2件あった。
地域説明会は、今月23日に第2回を開催し第1回目の質問に対する回答を中心に行う予定だが、さきの質問にもあったコストについて示すとともに、跡地利用の考え方について所管課にも説明を頼んでいるところである。
………………………………………………
○委員長(
橋本和子) 最初に申し上げるのを忘れたが、お手元に資料を配付してあるので、皆様ごらんいただきながら質疑していただければと思う。
………………………………………………
[質疑]
◆
岩井友子 委員 今の説明の中で、3学級の弊害ということでクラスがえができないとか、部活動のこととか、教科担任が複数配置できないということが言われたが、今船橋市内に学級数が少ない学校はほかにもある。豊富中学校は4学級、小室中学校は3学級である。こういう学校はどういう工夫をしているのか。こういう学校も今後一緒にしてしまおうということなのか。
こうした少人数の学校はどういう……今話があったデメリットに対しては、どう考えているのか。
[
長谷川大委員「議事進行です」と呼ぶ]
◆
長谷川大 委員 陳情からはちょっと離れている話なので、さばいていただきたい。
○委員長(
橋本和子) 統廃合に関する陳情の継続審査を今やっているので、今の質疑はなくてよいか。
◆
岩井友子 委員 はい。金杉台中学校で存続を望む声もあるという話だったが、存続していくとした場合、クラスがえとか部活動とか教科担任が複数配置できない問題についてはどんな対応が考えられるか。
○委員長(
橋本和子) それは金杉台中のことか。
◆
岩井友子 委員 金杉台中について。はい。金杉台中だけできないのか。(「速やかに答えてくれよ」と呼ぶ者あり)
◎学校教育部長 金杉台中学校についてということで、とにかく今の状況の中で、子供たちに教員はよりしっかりと寄り添って、子供たちの抱える問題等については丁寧に対応していくということであると思う。
あと、部活動とかについては、その学校だけでは人数が足りないときにはほかの学校と一緒にチームを組んで大会に出たり、それぞれの状況の中で可能な対応ができるところは、そういった形で対応している。
◎
学務課長 教員の配置については、県が定めた定数配置基準によって配置されるが、金杉台中学校のような学校については、そのほかに教科担任講師ということで県が非常勤講師を配置する予算を措置しているので、学校の希望に応じて県に要望して教科担任講師を配置している。
◆神田廣栄 委員 ちょっと確認させていただきたいが、下から3行目、ちょっと私、読解力ないもので、この主な質問・意見の最後だが、ほかに跡地の利用、コストについて出たということだと思うが、この右の矢印、次回説明会にて説明ということで、跡地の利用、コストということはもう決まった暁の話になっていくのかどうなのか、ちょっと思ったのだが。
◎
教育総務課長 説明会に来た方からの意見、質問の中で、統廃合になったらどうなるのか、跡地の説明が……この地区をどうしていくのかという説明はないのかということだったので、もし統合になった場合はどのようにやっていくかについては、所管課を今度呼んで説明していくと答えている。
コストについては、納税者の立場からコストについて説明していただければその辺考えていくこともできるのではないかという意見があったので、教育委員会としては、教育的見地からこれまで進めてきたところなので、ちょっとコストのことについては計算していなかったので、それについては次回の説明会までに計算して示すと答えている。
◆神田廣栄 委員 質問に答える形でやるということか。これのために跡地利用コストについてのみの説明会ではないと。質問の中の答えをするのが一部だということでいいのか。
◎
教育総務課長 次回の説明会では前回第1回で出された質問に対して丁寧に答えていこうと考えている。
………………………………………………
[討論]
◆
長谷川大 委員 【不採択】私が教育委員会と話をいろいろ伺っている限りでは、丁寧な説明もしているし、十分な対応をしていると思う。
改めてこの陳情を読むと、審議をしてほしいというのが2つあるが、まだ私どもに議案が上がってきているわけでもなく、無用な期待を陳情者に抱かせてしまうのはある意味罪なことだと思う。
私どもに条例案なり何なりが上がってきた段階で丁寧な議論をすればいいと思っているが、まだ土俵に上がってきてないものだから、これは執行機関できちんと住民の皆さん、あるいは地域の皆さんと話し合う必要があるのか、あるいは丁寧な説明をする必要があるのかわからないが、私が聞いている範囲では特に問題はないと思っているので、不採択。
◆
岩井友子 委員 【採択】採択で討論する。
学校は教育機関であり、地域の社会資源である。対象の生徒がいるのであれば、学校として存続すべきだと思う。教育委員会が言う小規模校のデメリットは、統廃合しなければ解決できない問題ではないことも先ほどの質疑ではっきりしたと思う。教育委員会の努力で解決できるもので、地元に不利益を押しつけることはしてはならないと思う。
何より、希望する生徒がいる以上、ドラスティックなやり方で子供や保護者を傷つけるようなことは教育行政のやり方としてはなじまないものだと思う。
慎重な対応を強く求めて、採択とする。
◆斎藤忠 委員 【不採択】前回提出されて継続になった案件だが、この陳情にあっては、地域住民への丁寧な住民説明会の実施をしてほしいということが大きなポイントになってくるかなとも思う。
先ほど先番議員からも討論があったように、現時点で丁寧な住民説明会を実施しているとも判断できるところから、その推移を見守りながら今回については不採択としたいと、このように思う。
◆
池沢みちよ 委員 【採択】これは継続だったが、今回新たに第1回金杉台中学校に関する地域説明会を行ったと報告を受けた。
まず冒頭に、統合が望ましいと考えると説明と書いてある。これだと、陳情の存続させることも選択肢に入れて審議してほしい、審議することをお願いしますというところには至らないと判断したので、採択とする。
◆神田廣栄 委員 【不採択】会派では一応採択だったが、いろいろこう……(笑声)採択というのは、理由は、慎重な説明を求めることに採択だった。ただ、それをやってこられたということと、それから、本当に、さっき先番委員のほうからもあった、淡い期待を持たれても困るというのもあるので、会派を説得しなければいけないのだが、心を鬼にして不採択。
◆高橋けんたろう 委員 【不採択】不採択の立場で討論する。
継続審査の案件だが、前回我が会派も継続審査を希望した。その理由としては、やはり陳情者の丁寧な説明をしてほしいというところの観点から継続審査を希望したが、前回の
文教委員会閉会後、早速ことしの1月に地域説明会を開催の上、丁寧な説明……今の説明を聞いた中と、この文面から、しっかりと住民の方に丁寧な説明をされたと見受けられる。
非常に判断は悩むところだが、丁寧な説明をしたところから、その後の経過を見守るというところから、今回に関しては不採択としたい。
………………………………………………
[採決]
賛成少数のため、不採択とすべきものと決した。(賛成者
岩井友子・
池沢みちよ委員)
11時42分休憩
──────────────────
11時44分開議
△陳情第9号
船橋市立船橋高等学校行田テニスコートを使用する場合の騒音に関する陳情
[
理事者説明]
◎船橋高等学校事務長 行田のテニスコートの騒音についてだが、陳情書にはソフトテニスの打球音とプレー中に発する甲高い声が全く改善されないということが書かれているが、現在までに陳情者と話し合いの中で幾つかの改善策をとり、対応を行っている。
この陳情と同じ案件が2月26日の本会議の質疑の中でも出て、既に回答済みであることから、その推移を見守っていただければと考えている。
………………………………………………
[質疑]
◆
岩井友子 委員 まず、改善策、どういう改善策が行われたのか、具体的に答えていただきたい。
◎船橋高等学校事務長 今までの改善策ということでよろしいか。
◆
岩井友子 委員 今までとこれからと。
◎船橋高等学校事務長 今までだが、28年4月にテニスコートが完成してからだが、第4テニスコートの防音シートを設置、第4コートのソフトテニスの使用を禁止、第4コートの照明1機を使用禁止、道路側前面に目隠しシートの設置、照度調査を行い、玄関前72ルクスを20ルクスに調整。騒音だが、騒音計ではかった結果、昼間の一般開放と部活動の騒音が50から60デシベルと同様であったり、そういったことを対策として行ってまいった。
今後だが、この間お答えしたとおり、目隠しシートの部分を防音シートに変更することなどを考えている。また、補修が必要な防音シートの修繕も行いたいと考えている。
◆
岩井友子 委員 まず確認したいのだが、軟式テニスと硬式テニスとボールの音が違うことはご存じか。
◎船橋高等学校事務長 2月26日にも回答させていただいたが、軟式テニスコートの音は乾いた音が特徴なので、一概に何デシベルではかれないと答えているので、テニス音……打球音の違いはわかっているつもりである。
◆
岩井友子 委員 生涯スポーツにも聞いたが、硬式のボールのほうが音が低い。軟式のボールのほうが高い音が出るので、それだけ聞こえる負担は大きくなるという認識を持って、まず対応されてきているのかどうか。いかがか。
◎船橋高等学校事務長 おっしゃるとおり違いはわかっている。陳情者ともその違いについて話し合いをしたことがある。
◆
岩井友子 委員 実は私、きのう見に行ってきた。
ちょうど練習をやっている時間帯で、法典のほうから行ったのだが、丁字路に行く前の段階でボールの音が聞こえてきて、これかと思ったのだが、結局周りに遮るものがないから、ボールの音がよく聞こえる状態だった。
近づいてみたら、外側のフェンス、ちょっとこれ、(資料を示す)今こういう状態だが、このフェンスのすぐ脇がコートになっていて、ボールが高く飛ぶとこの壁にもぶつかるぐらい、通常テニスコート、練習場でいうと、もうちょっと壁際からコートを離して、例えば駐車場が中にあったが、道路側に駐車場を置いて奥側にコートを設置するとか、周りに対する音の配慮が全くない設計になっていたのがわかった。
それだけに、防音の対策は本当に真剣に考えなければいけないと思ったが、皆さん見ていただきたい。ぼろぼろである。防音のシートをやっているといっても一部だけ。これでは、やっているのかやっていないのかわからない状態である。
質問するが、今回改善策で防音シートをするのはどこの部分をやるつもりなのか。
◎船橋高等学校事務長 前にも答えたが、現在目隠しシートになっている部分を全面防音シートにしようと考えていると答えているとおりである。(発言する者あり)すいません。先ほど言った、破れている防音シートも補修する。
◆
岩井友子 委員 こんなひどい状態である。(資料を示す)きのうは風が強かったから、ばたばたあおられる音もひどかった。
防音シートをつける場所だが、どこからどこまでつけるつもりか。今、この一部分だけ防音シートが張られている。この一部分だけ防音シートを張って、今度はこの目隠しの部分も防音シートをやるとのことだが、どこからどこまでか。この3本の間だけ防音シートをやるつもりなのか。これだとボールの音がそこらじゅうから出てきてしまうから効果がない。ちゃんと全面を覆うだけの防音シートの工事をやるつもりなのかどうか。そういう防音シートに支柱が耐えられるのかどうか。本当に防音対策をやろうとしたら、ちゃんとした防音設備にしないと、防音やっただけ、形だけやっただけで、実のない効果のない防音対策になってしまう。これまでやってきたのは効果のない防音対策だった。効果のある防音対策になるのか。
◎船橋高等学校事務長 今ちょっと壊れているが、そこのシートだが、うちの対策というより要望でその場所に、その部分にという要望で設置をしたものである。
今後だが、防音シートのつけ方に関しては今後相談して、どのような支柱が必要なのか専門的な業者に確認はとる。
◆
岩井友子 委員 通報した方がここからここまでと言って、それが本当にふさわしいかどうかは、素人の方が言っただけでは本当にちゃんとした効果になるかどうかはわからない。そこのところはどういうことをやったらちゃんと効果的に迷惑をかけないようになるのかというのは、例えば社会教育の施設なんか船橋市はいっぱい持っている。そういうところとも含めて相談して、防音効果のある防音設備にしていただきたいのだが、いかがか。
◎船橋高等学校事務長 効果があるかどうかは、要望によってそこだけで、うちは効果がないということも会話をした上での設置だったので、当時の記録から見るとそうだったので、それに関しては、私たちは効果がある、ないに関しても一応考えはした。
今言ったように、今後どのような防音というのは、どこまですればというのもあるので、その辺はどういうものにするのか、どういうものになっていくのかは考えたいと思っている。
◆
岩井友子 委員 このぼろぼろになった……(資料を示す)ぼろぼろである。もうひどいぼろぼろ状態で、見てあきれた。何でこういうことが放置されているのか。
◎船橋高等学校事務長 そこは修繕するが、効果がないという話だったので、その後話を続けている段階であった。だから、一応その状態のものを修理するとは今言っている。修理もするが、一応効果がない、次の対策がない、次どうしようかという対策の中で今そのような状態だと……今継続して話し合いをしている中での状態である。
全く何も話し合いをしていないのではなく、話をしている状態の中での指摘なので、それ以上は何とも……。
◆
岩井友子 委員 公共施設の管理として、こういう(資料を示す)ぼろぼろの状態で、風にあおられたら音が出るような状態で、これは別に
市立船橋高校とか公民館とか関係なく、公共施設のあり方として、この状態が放置されていること自体問題ではないか。周りの方からの苦情があるとかないとかかかわりなく、こういう施設の管理のあり方というのは、ましてや公立高校の施設の管理とあり方として正しいのか。
◎教育次長
岩井委員おっしゃるように、確かに公共施設なので、きちんとしっかりした管理をしていきたい。それに伴う予算措置等についても財政課と十分に協議して、今後の必要な維持補修の予算の確保には努めてまいりたい。
また、今回のこの件に関しても、音ということなので、専門的な知識も必要だろうし、関係部署の意見も十分に聞きながら根本改修に向けて努力はしたいと思っている。
◆
岩井友子 委員 たまたま私が伺ったときに近くの方が2人……別々の方がいて、そうだよ、大変だよ、うるさいと言われた。
担当者は1件だけと、特殊な方ともしかして思っているのかもしれないが、迷惑をかけているのは間違いない。迷惑をかけていることに対して申しわけないという姿勢も実は余り感じられない。そこのところはやはり
市立船橋高校、本当に生徒たち頑張っているのだが、せっかく頑張っている子供たち……頑張っているが施設のあり方で周辺に迷惑をかけていることについては、必要な謝罪はしていただきたいし、速やかな対応をしていただきたい。
○委員長(
橋本和子) 要望か。
◆
岩井友子 委員 はい。
◆神田廣栄 委員 陳情書のところで、今回受忍の限界を超える騒音というのはテニスボール等の打球音、それから甲高い発生音と書いてある。次のページに、昼間の市民の登録団体が使用する場合を除き、騒音に対する改善が全くされていないと。市民の登録団体に何かアクションを起こして打球の音を出さないようにしてくれとか、甲高い声はわからないが、打球の音がしないような工夫は何かしたのか、この文章からすると。何もしていないなら、していないで結構。
◎船橋高等学校事務長 昼間の団体に関して市立高校から何か言ったことはない。
◆神田廣栄 委員 ああ、そうだよね。ごめん。市立高校は関係ない、市船は。わかった。陳情者の主観だと思うので、一応それはちょっと。
それともう1つ、診断書が添付されているが、近所のテニスコートの騒音が原因、起因みたいなことが書いてある、診断書に。近所にテニスコートは幾つかあるのか。知っている限りで結構だが。
◎船橋高等学校事務長 すいません、周りにはちょっと見当たらないような……。
◆神田廣栄 委員 地図で見てもないと思うが、市立高校の意味で書いたのではないかと思うが、私、よくわからない、医者ではないからわからないが、診断書にこういった表現が書いてあるのがすごい疑問に思った。交通事故が原因だったらこの事故と断定できるが、心の問題とかこういった問題をここのテニスコートにある意味限定して、医者が書くものなのかちょっと疑問に思った。一方通行で結構だから答弁求めないが、ちょっとこれは疑問に思った。
◆高橋けんたろう 委員 先ほど騒音の数値で50から60デシベルという話があった。騒音の度合いについて、一般的にはどの程度になるものなのか。
◎船橋高等学校事務長 例えば、機械であったり、ものであったり、そういったものに関して居住地、場所によって何デシベルとかいう基準はあると思うが、環境のほうでちょっと確認したときに、テニス音とか生活音とかそういったものに関しては個人の感じ方なので、それが50でも40でも騒音になると言われれば騒音、そうでないと言えば騒音ではないみたいな形で私たちは受けていた。
◆高橋けんたろう 委員 確かに個人差があると思う。
先ほど、現状の目隠しシートを今後、防音シートに変更を検討しているとのことだったが、これは防音シートに変更した場合、どのくらい改善されるのか。その騒音の度合い、数値というか、どのくらい改善されるのか、改善見込みについてどう考えるのか。
◎船橋高等学校事務長 例えば、高さにもよるので、防音シートの性能というよりも高さとかどのくらいに囲むかにもよるので、一概にどのくらい消えるかは業者に計測等はしていない。見積もりの中で業者にいろいろ確認したが、どれだけ効果があるかは、人の感じ方、ある程度の基準はあるらしいが、高速道路のように7メートルにするのか、それでも気になる方は気になるという形では言われている。
◎
船橋高等学校校長 いろいろと市立高校のテニスコートに関しては、近隣の方に迷惑をかけているということで、私も昨年の4月に校長になり、視察に行った。そして、陳情者の方にも挨拶させていただいた。
やはり、高校生が通常の部活動を行うことに関して、やはり一般市民の方よりも声が出たりとかそういう部分があり、迷惑をかける部分があるなというところは感じている。それに対しては、今事務長が言ったように、第4コート、一番近いところをソフトテニスが使わない形で部活動に制限を与えたり、あるいは、出てしまっているかもしれないが、生徒たちには余り奇声を上げるなということも今学校としては指導している。
ただ、本当に、委員の言ったように、非常に生徒に制限を与えている状況があるので、これは私としても本意ではないところである。そのことに関しては、陳情者の方に本当に迷惑を──陳情者だけではないと思うが──かけているなということはつくづく感じている、しかしながら、学校の生徒たちにもそのような形で制限を与えざるを得ない状況でやらせていることも事実であることを申し伝えさせていただく。
◆
池沢みちよ 委員 市船の当該施設の利用状況を大幅に改善するよう陳情すると、この利用状況についての改善は何か対策を考えているのか。防音以外のことを指しているのか、この陳情。最後から4行目のところである。
[
長谷川大委員「議事進行について」と呼ぶ]
◆
長谷川大 委員 これは執行機関に聞く話ではなくて、この陳情書の書面から委員が判断する話なので、答弁を求めるのは僕は違っていると思う。
◆
池沢みちよ 委員 わかった。では、結構である。
………………………………………………
[討論]
◆
長谷川大 委員 【不採択】不採択の立場である。
まず願意に、騒音を出さないことと言い切られてしまっている。それから、理由の中でも、今質問しかけた部分があるが、大幅に改善という言葉があったりするが、私どもが市船の生徒の学校における活動に制約が加わるような陳情の採択をしたら、大きく市船の教育に影響するところがある。既に次長からの
状況説明の中で、専門家の話も聞いて改善するということをいただいているので、第三者的に、しっかりと中立の立場でこの音の問題を……僕は騒音という言葉を使うこと自体が果たして正しいのかどうかわからないが、音の問題を住民側の立場に立って正当な判断をして、しかるべき改善をしていただくことを望んでいる。
しかしながら、願意とか理由とかからすると、非常に曖昧な、あるいは個人的な意識が反映されている文章の部分があるので、これで採択すると、我々議会が曖昧なことに関してバックアップする形になってしまう可能性があるから、ここはしかるべき対応をしてもらうということで、陳情に関しては不採択ということでいく。
◆
岩井友子 委員 【採択】採択で発言をする。
現場を見てきて、陳情者の方はもう自分たちが言ってもなかなかやってもらえないということでやむを得ずの議員への訴えだったのではないかと感じた。それは本会議での質疑であり、今回の陳情でありという形で、やはりこれまでの市船の対応に問題があったのだろうと感じている。
テニスの音だが、個人宅で自分の家の前でテニスの練習をやったりすると、かなり音の苦情が出る。ちゃんとテニスコートで練習しろと。練習するならこんなところでやってないでテニスコートで練習しろと言われる。その思い切り練習できるはずのテニスコートが騒音問題で思い切り練習ができないことは、本当に子供たちにとっても不幸なことだと思う。だから、施設として万全のものにしてあげてほしい。それで子供たちもちゃんと練習できるし、周辺の人たちも気持ちよく生活できる。そういうことをやはり教育委員会の責任として、市船任せにしないで教育委員会の責任としてぜひ実現していただきたい。
市船だから許されるということは絶対あってはならないと思うし、せっかく市民が期待している市船である。市民の信頼を失うようなこともしないでほしいと思うので、採択とする。
◆斎藤忠 委員 【不採択】不採択の立場で討論したい。
本会議における会派の議員からの質疑に対する答弁もあったし、ただいまも説明の中で目隠しシートを防音シートに変える等、現時点で市としてでき得る対応をしていると考えるので、今後しっかり見守っていきたいと思うので、この陳情については不採択としたいと思う。
◆
池沢みちよ 委員 【不採択】先ほどの質疑の中で、次長答弁で、専門家の意見を聞きながら予算をとって……はい、部署と連携をとって、予算もとって、防音設備について対応していく話があった。
しかしながら、市船の、学校のほうである。部活動に制限をかけるとか奇声を発するなということは生徒に言えないという話があったが、それはもちろん当然のことであって、やはりそこではなくて、市船の対応に少しやはり問題があったのかなと感じた。丁寧な対応とか、幾らやっても進まないという態度ではなく、しっかりと向き合っていただきたいし、やはり防音に関する予算措置もとっていただきたい。
それで、そうやっていただけるという話だったので、それを求めてこの陳情に対しては不採択とする。
◆高橋けんたろう 委員 【不採択】不採択の立場で討論する。
今回、改善を求めるという陳情に対して目隠しシートから防音シートに対策をとるということなので、その対策の効果を、様子を見る上でも、今回不採択とさせていただく。
◆神田廣栄 委員 【不採択】当初この陳情だけ見たとき、大変だと思ったが、いろいろ調査する中で、市船も対応してきた。陳情者にとっては不十分かもしれないが、次から次へと要望出されても対応し切れない部分もある気もするし、市も……
岩井委員の写真にも基づいた……修繕、当然だと思うが、やはり市船だから何でも許されるとは思っていないし、そういうことであってはいけないのだが、今後……対応、全然していないならともかく、やってきたし、あとは専門家の意見を聞きながら対応する時期に来ているのではないかなと思う。
本当にくどいが、この診断書も、私は疑問だと思っている。
………………………………………………
[採決]
賛成少数のため、不採択とすべきものと決した。(賛成者
岩井友子委員)
12時14分休憩
──────────────────
13時20分開議
△委員会の傍聴について
順序5に関し、36人から傍聴の申し出があり、これを許可した旨、委員長から報告があった。
──────────────────
△陳情第10号 幼児教育施設等における幼稚園類似施設園児補助金に関する陳情
[
理事者説明]
◎
学務課長 本市では、私立幼稚園に通う市内在住園児の保護者に対し、船橋市私立幼稚園就園奨励費補助金及び船橋市私立幼稚園就園児補助金を支給している。
対象施設は、千葉県に認可され、県の指導監督を受けている私立幼稚園であり、陳情にあるような幼稚園ではない施設については、認可された幼稚園と同等に扱うことは困難であり、補助金の支給はしていない。
本年10月からの幼児教育保育の無償化に係る政府の方針では、法律により幼児教育の質が制度的に担保された施設が対象であることが示されているが、一方で、こうした法令の枠の範囲外にある、いわゆる幼児教育類似施設への対応について検討する動きも見られている。
市としては、10月からの新たな無償化事業や、いわゆる幼児教育類似施設への対応など、今後の国の動きを十分に見きわめる必要があると考えている。よって、現状で認可された幼稚園以外の施設に市単独の補助を行うことは難しいものと考えている。
………………………………………………
[質疑]
◆
長谷川大 委員 私はもう平成7年ぐらいから就園奨励費と就園児補助金の全国的な動きも含めてかかわってきたが、今回、陳情者が求めているような話は常に出てきていたわけだが、今回の無償化に当たって、
状況説明の中で施設等の話が出たが、国ではその手の話は議論がもともと出ていたか。要するに、無償化の話を進めてくる段階で、類似施設──類似施設というのは最近聞く話だが、その手の話は無償化議論の中でもともと出ていた話だったか。
◎
学務課長 無償化の動きの中では、先ほども説明したが、幼児教育保育の無償化に当たっては無償化の対象として法律により幼児教育の質が制度的に担保された施設ということで進んできたと認識している。
◆
長谷川大 委員 保育の話は、もともと幼児教育の無償化はずっと幼児教育側でずっとしていて、いつからか
子育て支援という形で保育が加わってきた部分があるが、幼児教育の無償化はずっと我々も運動していて、なおかつ幼児教育の無償化がイコール
義務教育なのかという議論も、我々してきた。そのときに
義務教育ではない、あくまでも幼児教育の無償化をするのであって、
義務教育にはしないという議論もあったが、そういった視点から見ても、
義務教育にはしないが保護者負担の軽減をしていく中で軽減策をということで、就園奨励費の補助金とか就園児の補助金の増額を常にお願いしてきたわけだが、今回、陳情者は市単でやってくれという話をしていて、なおかつ基準がないわけである。保育園の場合は、認可保育園があり、今うちでいうと小規模の保育所があり、それから認証がありと施設基準や保育所の配置基準とか明確に決まったものがある中でそれらが行われているわけだが……要するに保育のサービスの提供が行われているわけだが、幼児教育のほうはそういう……ちょっと繰り返しになるのかもしれない、施設基準とか教諭の配置基準とかって、一見幼稚園のように見えるが、類似施設という話になると、例えば英語だけ……英語の塾とかがある。あるいは、もっと言うと、受験の専門の塾とかがある。あの手のものまで含んでしまうと思う。陳情者がそうではないと仮に言ったとしても、陳情者が言っている願意からすると、全くそういうものも含まれてしまう話になっていくと思うが、その手のものの基準は、今現在は特にはないよね。国においても、市においても、県においても。
◎
学務課長 そういう基準については、国からも県からも当然出されていないので、陳情の中にある、ほかの市でとあるが、ほかの市でもそれぞれ基準を設けているということで、その基準も各市まちまちで統一されたものではないと確認している。
◆
長谷川大 委員 ちょっと別の角度から伺いたいが、就園奨励費や就園児補助金の事務を扱っているから多分わかると思うが、いつの時点でも結構だが、昨年度ぐらいで、船橋市内の私立の幼稚園の就園率というのか、定員に対する入園している子供の数はわかるか。
◎
学務課長 今年度、30年5月1日の学校基本調査の数字で答えさせていただく。
許可定量が1万1690名に対し、学校基本調査の数が8,643名ということで、充足率という言葉で述べさせていただくが、73.9%と認識している。
◆
長谷川大 委員 それは認定こども園なんかも入ってくるのか。ではなくて、認可幼稚園だけか。認可幼稚園だけ。
そうすると、認可の幼稚園で定員の受け入れ枠としてはまだ余力があるわけだ。逆に入れない状況は余り生まれていないのではないかと思う。幼稚園に関しては。
保育のほうは待機が出ていることは案内のとおりだが、私立の幼稚園に関しては、余力がある中で、さまざまな市が行っている預かりのサービスとかもやっている中で、あえてそこを選ばない保護者の皆さんが費用の無償化によって、保育で出るのだからお願いしますという話があったとしても、非常に市で独自の基準を設けたりするのは大変な話だと思うが、今現在で、さっきも聞いたが、国の動向が明確でないときに、私ども議会でこれを採択することによって、変なプレッシャーというか、変な圧力、あるいは変な期待をさせてしまって、私のところは無償化の対象になるけど私のところはならないという保護者の方々はいっぱい出てくると思う。というのは、類似施設の定義がないがゆえに、どういう施設に通わせていても類似施設だと言った瞬間に類似施設になるわけではないか。その状況の中で、市単で無償化の対象にしていく。無償化の対象はそもそも国が行う話なのに市単で行うことになったときに、今どれくらいの子供が想定されるか。簡単に言うと、僕が言いたいのは、認可の幼稚園、それから……認可の幼稚園は把握しているでしょう。それから、認可の保育所は把握しているでしょう、人数を。所管が違うが。それから、認可外・認証とかって、要するに船橋市が行っている保育サービスの対象になっている子供たちの総数と、戸籍住民課で把握している学齢というか、年齢の子供たちとの差異がどれくらいあるのかチェックしているのか。
◎
学務課長 すいません、そこについて数は出していない。
◆
長谷川大 委員 昔から幼稚園は大体8,000人だったと思うが、保育も8,000人……もっと超えているのかな。わかんない、全然そこは。わかんないね。では、とりあえずここで結構である。
◆
岩井友子 委員 教育の無償化の関係で、幼児教育を無償ということで政府のほうで進められている。当初、幼稚園類似施設は、認可外の幼稚園は対象にしないと言われていたが、やはり総理大臣中心に幼児教育無償ということで、漏れなくという声がかかっている中で、いろいろ動きが出てきている話も聞くが、船橋市としては幼児教育無償化の中で、保育園は認可外も対象になることになって、認可外の幼稚園に対しての国の動きは船橋市ではどの程度把握しているのか。
◎
学務課長 現在、国から県のほうに幼稚園類似施設への自治体の対応状況という調査が来ている。県から船橋市への調査が回ってきているので、国としても類似施設への対応をこれからどう検討していくかというところからこの調査が各都道府県におりてきているので、今そういう動きがあることは我々も認識している。
◆
岩井友子 委員 調査が始まったということは、何らかの課題としては認識があるのだなということで、ぜひ対象になっていくように求めたいが、もう1つ、先ほどほかの自治体の基準、ほかのやっている自治体があって基準がまちまちということだったが、ほかの自治体の様子、調べている範囲で結構なので、紹介していただけるか。
◎
学務課長 八千代市、習志野市については、年3万円補助を出していると確認している。市川市については、生活保護世帯とか非課税世帯等、それに応じて補助金を出していると確認している。
◆
岩井友子 委員 やはり支給については、年3万円にしても、先ほど長谷川委員が言っていたとおり塾みたいなところなのか幼稚園類似なのか、何でもいい、3万円となっているのか、その辺の基準は聞いているのか。
◎
学務課長 市川市も習志野市も基準を設けてやっているということである。いわゆる市長が認めたというところではあるが、市で認めたというところではあるが……幼稚園に準ずる施設として認可しているというところである。
教育の週の数とか教育の日数とか園児の募集の形態、教員の数、あと施設の設置目的等、そういう基準を設けて、それに照らし合わせてとなっているようである。
◆
岩井友子 委員 わかった。それなりに基準がある、なるほどなと、類似施設かどうかというそれなりの基準になっているのはよくわかった。
幼児教育についての船橋市の見解だが、幼児期の教育について船橋市としてはやはり大切、重要だという認識は持っているのか。
◎
学務課長 はい。
◆
岩井友子 委員 幼稚園に行っていない、保育園に行っていない、それ以外の子供たちの幼児教育の実態はどの程度把握しているのか。
◎
学務課長 幼稚園ではないが幼児教育を目的にしている施設の中に習い事に近いようなところもあれば、小学校の受験を意識したもの等もあれば、さまざまな形態があると思っているが、いわゆる幼稚園に準ずる施設と考えたときに、いわゆる幼児教育の質が担保されているのかとか、適切な基準を設け指導監督していくということは今は千葉県がやっているが、それを市独自で今やっていくことはかなり難しいとは考えている。
◆
長谷川大 委員 今の先番委員の質問に関連して聞きたいのだが、旧
学校教育法の102条園と昔、要するに個人立の幼稚園のことを102条園と言っていたが、それのことではないのか。他市が類似施設みたいな形で出してというのは。102条園の延長線上の話のような気がするが、違うか。わからないか。
◎
学務課長 今こちらで把握しているのは、ちょっとその辺についてはわからない。申しわけない。
◆
岩井友子 委員 いろいろな形態があるということだが、実態は船橋市としてはどの程度、どのぐらいの子供たちがこういう形態、どのぐらいの子供たちがこういう形態という、その辺の把握はしているのか。
◎
学務課長 認可されている幼稚園以外は把握していない。
◆
岩井友子 委員 幼児教育、幼児期の情操教育が重要だという認識はあると思うが、どうして認可園に行っている子以外の幼児教育について船橋市として把握しないのか。
[
長谷川大委員「議事進行について」と呼ぶ]
◆
長谷川大 委員 私立幼稚園は一義的には教育委員会ではないもんね。今の質問だと非常に僕は答える立場にないのではないかと思う。
◆
岩井友子 委員 市は全く幼児教育に責任ないのか。
◆
長谷川大 委員 責任ないのではなくて……。
◆
岩井友子 委員 部署が違うということか。
◆
長谷川大 委員 うん。船橋市の場合は……ちょっと休憩とっていただきたい。
○委員長(
橋本和子) では、暫時休憩する。
13時42分休憩
13時44分開議
○委員長(
橋本和子) 会議を再開する。
◆
岩井友子 委員 所管がないということである。所管がないこと自身が船橋市として幼児教育……幼児期の子供を育てている方々にとってはやはり欠けている部分であると考えている。
学教部としては、そういう状況を今後の課題だと、船橋市の課題であるという認識はあるのか。
◎教育次長 休憩だったからあれだが、私学の教育については基本的には市長部局、これは地教行法上決まっている。それを私どものほうはどういう仕組みをしているかというと、市長の事務だが教育委員会が補助執行するという協議書を交わした上でやっているということである。
幼稚園そのものの管理監督は県の総務部学事課がやっているので、先ほどおっしゃられた私立幼稚園全体に対する今後のあり方とか方針のような、多分そういうような話だと思うが、そこについて今教育委員会、そこまでの構想を持っているかといえば、持っていない。
◆
岩井友子 委員 私は私立幼稚園というよりも就学前の子供たちの教育についてどう考えるのかは、船橋市の教育全体の中でやはりきちっと考え方を確立していく必要があるのではないかと思う。そこのところは不十分さを認識していただけないのかなと思ったが、答えがなさそうなので、結構である。
きょう要望として出されたことに対して、船橋市としてはどういう考え方を持っているのか。
◎
学務課長 市としては、先ほども一番最初に
状況説明をしたが、今国がそういう対応を検討していく動きがあるので、類似施設に対する国の動きを見ながら市としても検討していくと考えている。
◆
岩井友子 委員 今回無償化のことで認可幼稚園も認可の保育施設も、それから認可外の保育園もということで、幼児教育の無償化の対象になっている。陳情を出された方々は、幼稚園の類似施設ということで、現状では対象外になっている。もしこのまま進んでしまうと、同じ幼児期を育てている保護者の皆さん、子供たちに公的な支援という意味での格差を生じることになってしまう。そういう格差、今までもあったと思うが、さらに無償化ということでは格差が広がることになるが、そういうことに対して懸念は持っていないのか。(「教育委員会じゃないんだよ。
子育て支援部になっちゃうよ」と呼ぶ者あり)そうか、
子育て支援部か。答えられないの。では、
子育て支援部に来てもらうか。(「来てもらうんじゃなくて、関係ないんだからさ」と呼ぶ者あり)
◎教育次長 先ほど来から課長のほうで申し上げているように、幼児教育について、あるいは幼児教育の無償化は、幼児教育の無償化の部分は私どもの一部所管になることは確実に認識している。
今、課長が申し上げているのは、認可幼稚園以外の類似施設の部分についてどういうものが無償化になるかどうかを今国が……そういう動きもあるようだから、国の動きを見た上でどこまでの範囲が決められる、その範囲が決められればいいのだが、決められていない中、私どもで単独で今動くことはちょっと難しいだろうから、国の動向を見させていただきたいと申し上げているつもりである。
………………………………………………
[討論]
◆
長谷川大 委員 【不採択】この後の分科会でもちょっと質問しながら整理していこうと思っていたが、ことしの10月から幼児教育保育の無償化が行われるが、その対象となっているのは法律により幼児教育の質が制度的に担保された施設ということになっているのは明らかである。
そうした、もともと就園奨励費の補助金とか就園児補助金の補助を行っているわけだが、この10月からの無償化に当たっては、私どもの船橋市でも議論になったが、就園児補助金4万円、年額である。これの取り扱いのこともあったりして、幼児教育の無償化がどういうものかいろいろと取りざたされているが、まだ国からさまざまなことが明らかになっていない段階で、実際に無償化の対象になる保護者たち、子供たちに対する取り扱いもまだ明確でない中で、類似施設と呼ばれる施設の、これまた考え方も明確になっいてない中では、対象となるべき施設の保護者、子供たちにどうやっていくかを考えていくのがまず先にある仕事だと思っている。
きょう一連の陳情の採択、不採択のときに申し上げたが、無用な期待を抱かせてしまう採択はあるべきではないと思い、再三執行機関で答えていただいているように、国の動向を見て、国の動向に合わせていくということであるから、私はそちらを選択しようと思っているので、国の動向を見て対応していただくということで、変な期待を抱いていただかないように、そして市単独でこの手の補助を出すことというのは、補助というか、金を出すことはちょっとあり得ない話だから、不採択。
◆
岩井友子 委員 【採択】採択で討論する。
幼稚園に準ずる幼児教育施設に対して、これまで船橋市は公費助成の対象にしてこなかったが、多様な子供たちの幼児教育の必要性に応えるなら、一定の支給基準を設けて公費助成を行うことは、本市の幼児教育をより充実させることになると考える。
ほかの自治体で既に類似施設に対して基準を設けて支給している自治体がある。自治体間でこうした格差が出てしまっている、その格差の中でも船橋市がやっていないというのは、本当に残念なことである。公立幼稚園がないということで、船橋市の幼児教育についての市の姿勢が明確になっていないのは、本当に船橋市内の就学前の子供たちにとっては残念なことだと思うし、公立幼稚園がないからといって、やはり幼児教育について船橋市としてどうあるべきなのかはきちっと考え方をまとめていく必要があると思う。
そういうことも含めて、幼児教育に対して、やはり市として公的な支援は行う必要があると思う。
認可外保育施設を対象に含めた幼児教育無償化の中で、現在のところ幼稚園類似施設が対象から外れており、市内の幼児教育への公的支援がさらに均衡を欠くことになってしまうことを心配する。救済するためにも、改めて市として助成する姿勢は必要だと思うので、採択を主張する。
◆斎藤忠 委員 【不採択】幼保無償化は、小学校、中学校9年間の普通教育無償化以来、70年ぶりの大改革とされており、無償化推進を図ってきた我が党としても子供たちの未来に対して国全体で責任を持つ施策として大きな意味を持つと考えている。
類似施設の補助のあり方については、先ほども理事者側から説明があったように、国において都道府県の実態を調査しているということを伺っているので、その調査結果によって、いろいろ基準等が定められてくるのかなとも考えている。その結果によっては陳情者の方々の思いを満たす可能性もあるとも考えているので、国にも多くの団体からの意見、要望をいただいている状況については認識しているところでもあるので、国の責任においてさらに充実した制度設計の構築を目指していくべきと考えている。
したがって、今の段階で市単独の基準を作成して実施することについては少し時期が早過ぎると判断しており、現時点での本陳情については不採択としたいと考えている。
◆高橋けんたろう 委員 【採択】採択の立場で討論する。
本陳情に対して、市は国の動きを見ながら対応していくということだった。
確かに、さまざまな問題を抱えているのは事実であり。例えば、幼稚園の類似施設の定義がないとか、国の動向が明確でないとか、あるいは幼児教育の質を市で担保できるのかどうかというさまざまな問題点を抱えてはいるが、本陳情の理由にも書いてあるとおり、発達におくれを持つ幼児、帰国生など、多種多様な選択肢を用意すべきというところで、やはり幼児教育に対して多種多様という観点から、今後市でもそういった方向性を示していくべきところから、我が会派としては採択を主張したい。
◆
池沢みちよ 委員 【採択】内閣府で出された官僚合意の中に、幼児教育無償化の趣旨として幼児教育の負担軽減を図る少子化対策、生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児教育の重要性とある。
そして、船橋市では、公立幼稚園がない。私立幼稚園に一貫して任せる形となっている。ここは、先ほど先番委員も言っていたように、市としてやはり幼児教育についてこれを機会に今後しっかり協議していただきたい。
そして、陳情者の方々は、決してほかの園に、余力があるからそこの園に入りたいわけではなく、預かり保育サービスを受けたいからというわけではなく、その園の方針、幼児教育に対する考え方に合った園を探している方々だと思う。そして、その園が決して……類似施設という部類にはなるが、例えば、モンテッソーリとかシュタイナー教育とかを重視している教育する施設で子供たちが自発的に興味、関心を抱き積極的に物事に取り組めるような家庭をつくるという、その家庭の基盤づくりを主としている園もある。そのほか、いわゆる英才教育があるところとか、そういうところも全て含まれてしまう点では、市単でやるのも疑義が残るが、やはり他市の事例も含めて独自の基準を設けることを求めて、採択とする。
………………………………………………
[採決]
賛成少数のため、不採択とすべきものと決した。(賛成者
岩井友子・高橋けんたろう・
池沢みちよ委員)
14時00分休憩
──────────────────
14時02分開議
△陳情第11号 イジメ問題に関する対策等を求める陳情書
[討論]
◆斎藤忠 委員 【不採択】陳情書を拝見させていただいた。
絵画等によって子供の心理状態をいち早く知ることなど、理解できる部分もあるが、陳情文書を拝見すると、県に対する要望ともとれるし、具体的に船橋市に何を求めているのかいまいちはっきりしない部分もあり、今回は不採択としたいと思う。
◆
岩井友子 委員 【不採択】不採択で討論する。
一般論として、音楽や美術など芸術を通した情操教育を充実させていくことは大事なことだと思う。
ただ、陳情者がおっしゃる絵画によるいじめ……具体的に絵画によっていじめを解決していくことについては、その効能とか、陳情者がおっしゃる専門性については評価するすべを持ち合わせていない。陳情内容の適否を判断できないので、不採択とさせていただく。
………………………………………………
[採決]
賛成者なしで、不採択とすべきものと決した。
──────────────────
以上をもって
付託事件の審査は終了。
──────────────────
委員会審査報告書の作成及び委員長報告の内容については、正副委員長に一任することを了承。
14時06分休憩
──────────────────
14時07分開議
○委員長(
橋本和子) 会議を再開する。ほかに何かあるか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○委員長(
橋本和子) なければ、以上で
文教委員会を散会する。
14時07分散会
──────────────────
[出席委員]
委員長
橋本和子(公明党)
副委員長
池沢みちよ(創啓)
委員 斎藤忠(公明党)
渡辺賢次(自由市政会)
中村静雄(自由市政会)
岩井友子(日本共産党)
七戸俊治(自由民主党)
神田廣栄(市民共生の会)
高橋けんたろう(民主連合)
長谷川大(研政会)
[説明のため出席した者]
松本教育長
金子教育次長
栗林管理部長
丸
教育総務課長
安藤
施設課長(参事)
筒井学校教育部長
礒野
学務課長(参事)
内海指導課長
八重樫
保健体育課長
小林
総合教育センター所長
石渡
船橋高等学校校長
三山
市立船橋高校事務長
三澤生涯学習部長
二野社会教育課長
笹原総務部長
小栗職員課長
伊藤健康福祉局長
小出保健所理事
由良衛生指導課長
丹野
子育て支援部長
岩澤児童家庭課長
桜井地域
子育て支援課長
大山環境部長
その他 課長補佐、係長
[議会事務局出席職員]
委員会担当書記 関谷議事課議事第一係長
安東議事課主事...