八戸市議会 > 2014-09-19 >
平成26年 9月 定例会−09月19日-04号
平成26年 9月 定例会−09月19日-付録

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  1. 八戸市議会 2014-09-19
    平成26年 9月 定例会−09月19日-04号


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    平成26年 9月 定例会−09月19日-04号平成26年 9月 定例会         平成26年9月八戸市議会定例会会議録(第4号)         ────────────────────── 議事日程第4号  平成26年9月19日(金曜日)午前10時開議 第1 認定第1号 平成25年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について    認定第2号 平成25年度八戸市公営企業会計決算の認定について    議案第108号 八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理について 第2 議案第87号 平成26年度八戸市一般会計補正予算    議案第88号 平成26年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算    議案第89号 平成26年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計補正予算    議案第90号 平成26年度八戸市霊園特別会計補正予算    議案第91号 平成26年度八戸市介護保険特別会計補正予算    議案第94号 八戸市市税条例等の一部を改正する条例の制定について    議案第95号 八戸市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について    議案第96号 八戸市ひとり親家庭等医療費給付条例の一部を改正する条例の制定について    議案第97号 八戸市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第98号 八戸市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について    議案第99号 八戸市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
       議案第100号 八戸市保育の実施に関する条例を廃止する条例の制定について    議案第101号 八戸市南郷へき地保健福祉館条例を廃止する条例の制定について    議案第104号 中部第10幹線下水道整備工事(二工区)請負の一部変更契約の締結について    議案第105号 柳町根城線(柳橋)橋脚耐震補強工事(その3)請負の一部変更契約の締結について    議案第106号 公有水面の埋立てに係る意見について    議案第107号 市道路線の廃止及び認定について    議案第109号 平成26年度八戸市一般会計補正予算 第3 請願2件、陳情2件 第4 議会案第6号 八戸市議会の議決すべき事件を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議会案第7号 市長が専決処分できる軽易な事項の指定についての一部を改正することについて 第5 議員派遣について  ────────────────────  本日の会議に付した事件 議事日程に同じ  ──────────────────── 出席議員(35名)        1番     高山元延 君        2番     伊藤一喜 君        3番     高橋一馬 君        4番     西村吉晴 君        5番     田端文明 君        6番     田中 満 君        7番     三浦博司 君        8番     冷水 保 君        9番     工藤悠平 君        10番     藤川優里 君        11番     小屋敷 孝君        12番     森園秀一 君        13番     島脇一男 君        14番     夏坂 修 君        15番     田名部和義君        16番     松田 勝 君        17番     坂本眞将 君        18番     下田保夫 君        19番     古舘傳之助君        20番     三浦隆宏 君        21番     壬生八十博君        22番     豊田美好 君        23番     立花敬之 君        24番     吉田淳一 君        25番     松橋 知 君        26番     前澤時廣 君        27番     伊藤圓子 君        28番     大島一男 君        29番     五戸定博 君        30番     八嶋 隆 君        31番     石橋充志 君        32番     秋山恭寛 君        34番     大館恒夫 君        35番     坂本美洋 君        36番     吉田博司 君   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 欠席議員(1名)        33番     山口広道 君   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 地方自治法第121条による出席者    市長         小林 眞 君    副市長        奈良岡修一君    副市長        田名部政一君    南郷区役所長     佐藤 卓 君    総合政策部長     大坪秀一 君    まちづくり文化スポーツ観光部長               高島 司 君    防災安全部長     高橋信幸 君    総務部長       早狩博規 君    財政部長       原田悦雄 君    商工労働部長     大平 透 君    農林水産部長     山本 寧 君    福祉部長       石田慎一郎君    市民健康部長     工藤 朗 君    環境部長       赤石和夫 君    建設部長       石黒一之 君    都市整備部長     在家秀則 君    教育長        伊藤博章 君    教育部長       佐藤浩志 君    交通部長       山地信男 君    市民病院事務局長   池本伸也 君    監査委員       白川文男 君   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 出席事務局職員    事務局長       吉田幸司    次長兼庶務課長    松田哲朗    議事課長       阿部寿一    副参事(議事グループリーダー)               田中瑞穂    主幹         鈴木 馨    主査         知野大介    主査         林 一秀  ────────────────────
      午前10時00分 開議 ○議長(田名部和義 君)これより本日の会議を開きます。  ──────────────────── △日程第1 認定2件及び議案1件 ○議長(田名部和義 君)日程第1認定第1号平成25年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について及び認定第2号平成25年度八戸市公営企業会計決算の認定について並びに議案第108号八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理についてを一括議題といたします。  決算特別委員長から、委員会における審査の経過と結果について報告を求めます。  三浦隆宏委員長  〔20番三浦隆宏君登壇〕 ◎20番(三浦隆宏 君)おはようございます。決算特別委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  審査の内容については、後日会議録として作成し、配付いたしますので、当委員会の報告は、質疑を中心にその概要のみを申し上げます。御了承願います。  最初に、認定第1号平成25年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定に対する質疑の主なる内容は、まず一般会計歳出中、第2款総務費では、期日前投票所、クールビズ、徴収業務、住民基本台帳、元気な八戸づくり市民奨励金制度、修繕料、ボランティア活動支援事業、第3款民生費では、病児・病後児保育事業補助金生活保護費障害者福祉費、発達障がい、地域集会所整備費補助金、第4款衛生費では、新処分施設建設事業費カラス被害対策事業ごみ箱設置補助金、立て看板による啓発、第5款労働費では、緊急雇用創出事業費テレマーケティング事業八戸シーガルビューホテル屋根塗装工事費路線バス運転士育成事業、第6款農林水産業費では漁港費ハサップ、第7款商工費でははちのへ総合観光プラザ、第8款土木費では、市道・歩道の整備、東霊園と東運動公園の境界フェンス、借上市営住宅整備事業市道冠水箇所の現状と対策、第9款消防費では災害対策費原発避難計画、第10款教育費では、学校内の樹木診断、江陽公民館建設、非構造部材耐震化貸しスケートの管理、青少年派遣事業、各特別会計中、国民健康保険特別会計では一般会計からの繰り入れ、都市計画土地区画整理事業特別会計では八戸駅西土地区画整理事業中央卸売市場特別会計では使用料についてであります。  次に、認定第2号平成25年度八戸市公営企業会計決算の認定及び議案第108号八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理に対する質疑の主なる内容は、自動車運送事業会計ではドライブレコーダー市民病院事業会計では院内保育所設置の進展状況についてであります。  以上が各認定に対する主な質疑であります。  続いて、認定第1号を採決に付した結果、賛成多数をもって認定することに決しました。  認定第2号及び議案第108号については、全員異議なく認定、可決することに決しました。  最後に、慎重なる御審議を賜りました委員の皆様並びに適切な答弁をいただきました理事者の皆様に御礼を申し上げまして、報告を終わります。  〔20番三浦隆宏君降壇〕 ○議長(田名部和義 君)ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田名部和義 君)御質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  藤川優里議員の発言を許します。  藤川優里議員 ◆10番(藤川優里 君)自由民主・市民クラブを代表して意見を申し上げます。  認定第1号平成25年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について、認定第2号平成25年度八戸市公営企業会計決算の認定について及び議案第108号八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理についての各議案に賛成いたします。  さて、2014年は2008年以降のユーロ圏の経済崩壊、中国経済のハードランディング、アメリカの債務危機などの金融崩壊をようやく脱し、大局的に比較的安定した経済状態と言われておりますが、アメリカの同盟危機、各国リーダーの求心力低下、新興国、中東の混乱拡大やエネルギー革命による核や石油産油国の動向等、地政学において大変な混乱の中にあり、中心的役割を果たす国が不在であるGゼロ状態が浮き彫りとなっております。この世界的混乱の中、日本は対GDP比200%超の政府債務残高を抱え、財政の硬直化や国民の将来負担などが経済成長の足を引っ張り、さらに消費税増税の影響で家計の消費支出が落ち込み、新たな景気刺激策が必要と指摘されておりますが、日本の経済はアベノミクスの奏功によるこの好機を逃すことなく、持続的な成長軌道に乗せ続けることを意識し続けなければなりません。  以上の状況下にありまして、当市の平成25年度の決算において、一般会計の実質収支額は25億9477万3000円、特別会計は10億8432万4000円、合わせて36億7909万7000円の黒字決算となり、財政健全化法に基づく財政指数も基準を満たしております。  予算執行を見ますと、全ての事務事業において、必要性、緊急性、効率性の観点から見直しを行い、財政健全化と行財政改革の推進に配慮し、第5次八戸市総合計画に定めた地域活力の戦略プロジェクトを中心とした市勢発展上重要な施策について重点的に配分するとともに、積極的に新規事業にも取り組み、最少の経費で最大の効果を上げておりますことを高く評価するものであります。  平成25年度八戸市一般会計決算及び各特別会計並びに各企業会計決算について、我が会派各委員から意見、要望がありましたものは次のとおりです。  第2款総務費においては、クールビズについて、国や東北地方3県において既に期間延長をしており、当市でも県内の先駆けとして開始時期を5月に前倒ししての早期実現、南郷区役所について、新市建設の延長を踏まえ、建てかえと機構改革という2つの課題を考慮しながら、市民の利便性と合併の効果を今後も継続。  第3款民生費においては、病児・病後児保育事業補助金について、中核市を目指す八戸市として、また産業の集積地として、周辺地域から来られる方々にとって働きやすく、そして小児科の少ない地域の方々が育児しやすい環境づくりの早期制度化、生活保護費について、来年4月から法制化される生活保護受給者になる可能性の高い生活困窮者の自立支援を相談事業だけでなく、任意で雇用支援対策課やハローワークなどと連携し、就労までつなげるよう支援する仕組みづくり。  第8款土木費においては、東霊園と東運動公園の境界フェンスの撤去について、双方の公園利用者、あるいは駐車場の相互利用についても相乗効果があり高く評価、また八戸駅東西自由通路にて、駅利用者及び観光客のおもてなしの意味からはちこブースを活用し、八戸の叙情歌を駅中メロディーとして利用。  第10款教育費においては、江陽公民館の建てかえについて、地域住民の声を最大限に取り入れた平成27年度中の早期実現。  以上、各課におきまして十分御検討いただきますよう御要望申し上げます。  次に、自動車運送事業について、ダイヤ改正やバスロケーションシステム等利用者目線の事業を取り入れるとともに、上限運賃制度実証実験の成功による本格実施、徹底的な経費削減等の取り組みにより、資金不足等解消計画を前倒しで達成されるなど、公共交通機関を守り続けるための不断の御努力に敬意を表します。  昨今の公共交通を取り巻く状況は厳しいものでありますが、今後とも一層の経営健全化に努められ、これからも安心安全で多くの皆様に利用していただける市営バスの実現に向けお努めいただけますよう御要望申し上げます。  次に、市民病院事業会計につきまして、地域のニーズに即し、また、先進的な医療提供に積極的に取り組みながらも、5年連続黒字決算となりましたことを高く評価いたします。  平成26年度診療報酬改定は、消費税分を除けば実質マイナス1.26%となり、また、消費税増税分による控除対象外消費税病院機能報告制度の導入、老朽化した設備の更新ラッシュと、自治体病院にとって大変厳しい状況が続きますが、引き続きとうといお務めを果たしていただけるよう御要望申し上げます。  結びに、小林市長におかれましては、そのリーダーシップと政策力を存分に発揮され、中核市移行に向けて本格的に始動した八戸市を力強くお導きいただけますようお願いを申し上げまして、意見といたします。 ○議長(田名部和義 君)石橋充志議員の発言を許します。  石橋充志議員 ◆31番(石橋充志 君)きずなクラブを代表して、このたび上程されております認定第1号平成25年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について、認定第2号平成25年度八戸市公営企業会計決算の認定について及び関連議案について、意見を付して賛成の立場で申し上げます。  さて、現在は最優先課題である震災復興計画を進める中にあって、第5次総合計画後期推進計画戦略プロジェクトなどへの取り組み、一方では、第5次八戸市行財政改革大綱に沿った基金残高の維持などにも注意を払うといった難しい行政運営を強いられております。  その中で、一般会計全体では25億9477万3000円、特別会計で10億8432万4000円、合わせて36億7909万7000円の黒字決算であり、効率的、効果的な政策の取り組みが行われ、財政健全化法の4つの財政指標もクリアされるなど、不安定な経済、財政状況下にあっても、結果として健全な財政維持はされたものとおおむね評価できるものでありました。  決算特別委員会では慎重に審議してまいりましたが、委員会で我が会派の委員が申し上げた意見、要望の中でも、新処分場施設建設事業費において、屋根倒壊事故に関連し提起された一連の問題を整理し、今後の改修事業に的確に反映いただきたい。また、借り上げ市営住宅番町ヒルズを建設したまちづくり八戸に対し、出資者でもある市は、プロポーザル選定当初の診療所及び託児所の運営が行われておらず、適切な指導助言を行うなど、早期解消に努力いただきたい。  その他委員会で議論されました中身を引き続き精査を行い、市民目線に立った効率的、効果的な質の高い行政サービスが継続的に提供できるよう不断の努力のもと、より実効性ある事業展開を求めたいと思います。  続きまして、自動車運送事業会計でありますが、経営健全化計画のもと、資金不足比率で八戸市市営バス事業経営健全化計画を1年前倒しして完了され、常に資金不足解消に鋭意努力されており、その改革への姿勢は評価できるものであります。  しかし、地域公共交通を取り巻く環境は、人口減少や燃料費高騰などで厳しい状況にあり、より強い使命感を持ってさらなる経営の健全化に取り組まれるよう御期待いたします。  また、審査の途中意見がありましたバスレーンの確保など、市営バスの定時走行、そして機動性にすぐれた市民の足として、今後とも安全安心な輸送サービスの提供を常に基本とし、利便性の向上に御期待をいたします。  最後に、市民病院事業会計でありますが、健全経営に努められ、5億1682万円の黒字決算となり、5期連続黒字決算として、継続的に収支の改善が行われてきていることを高く評価いたします。  また、審査の途中意見がありました市民病院利用者サービス向上の観点からも、駐車場拡充についての御検討もよろしくお願いいたします。  現在、周産期センターを増設され、また、市民の急性期医療のニーズに応えるなど、地域の中核病院として市民の高い信頼のもと、その果たす役割がますます大きくなってきております。一方で、通常の医療機器に加え、高度高額医療機器の更新など、常に経営の健全化にも配慮していかなければなりません。病院の経営悪化は、その地域の医療水準の低下につながりかねず、今後とも安定的かつ継続的な市民の医療需要に応え得るサービスが図られるよう御期待申し上げます。  以上、市政全般にわたり健全財政のもと、市民との協働を進め、市民福祉の向上、市勢発展に御尽力されることを御期待し、きずなクラブとしての意見といたします。 ○議長(田名部和義 君)前澤時廣議員の発言を許します。  前澤時廣議員 ◆26番(前澤時廣 君)公明党を代表しまして意見を申し上げます。  認定第1号平成25年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について並びに認定第2号平成25年度八戸市公営企業会計決算の認定について及び議案第108号八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理について賛成いたします。  第2次安倍政権発足から間もなく1年9カ月、日本再生を掲げ、低迷を続けていた我が国経済の復活を図るべく、大胆な金融政策、機動的な財政出動、民間投資を喚起する成長戦略、いわゆる3本の矢と表するアベノミクスの実施により、円安、株高が進行し、経済の歯車がかみ合ってまいりました。長く続いたデフレ経済により、経済の縮小、所得の減少傾向が続いておりましたが、輸出を中心とした大企業の業績が目に見えて改善してきている効果により、従業員の所得アップへとつながってきております。同時に、建設業も震災対応事業の後押しもあり、賃金の上昇が見られてきております。  しかしながら、現状では大企業や一部業種、そして首都圏を中心とした大都市部へ集中しており、中小企業や地方、何よりも家計へはその景気や賃金上昇の流れは届いておらず、当市においても、一部を除き景気回復は実感としては感じられない状況であります。政府においては一層の努力を重ね、成長戦略をしっかりとした軌道に乗せ、国民生活の改善を図っていただきたいことを念願いたします。  東日本大震災から3年半が経過しました。1000年に一度という我が国史上最大の自然災害であり、多くの犠牲者を出し、被害額は数十兆円に及び、その再建にはこれからも長く険しい道のりがあります。福島第一原子力発電所の放射能汚染問題も深刻な状況のままであります。大震災は当市にも甚大な被害をもたらしました。小林市長を初め関係者の御努力により、他被災地のモデルとなる取り組みについて高く評価しております。今後とも復興計画に沿って、よりよいまちづくり、安全安心なまちづくりを目指し、災害を克服していただきたいと思います。  さて、平成25年度の我が国の予算は、政権交代後、緊急経済対策に基づき、これ以上の景気低迷を防ぐと同時に、デフレからの脱却、そして経済成長の強化を図るとともに、復興、防災対策、成長による富の創出、暮らしの安心、地域活性化を重点とする方針で編成されました。  このような状況のもと、平成25年度の一般会計決算は、歳入合計970億5295万4000円、歳出合計は938億8522万4000円となり、繰越財源を除いた実質収支は25億9477万3000円の黒字となりました。特別会計と合わせ、歳入総額1630億7647万5000円、歳出総額1585億6884万7000円で、実質収支は合わせて36億7909万7000円の黒字となりました。  現状の厳しい財政状況や経済環境を踏まえ、財政の健全化に配慮しながら、市勢発展に向けた諸施策について重点的に予算を配分することを基本に平成25年度予算は編成されました。  特に復興分においては、八戸市復興計画のより強い、より元気な、より美しい八戸の実現のため、再生期の初年度として、復興加速のため、被災者の生活支援、地域経済の再興、都市基盤の再建、防災力の強化の4つの基本方針に基づき各種施策を推進することといたしました。  通常分においては、第5次八戸市行財政改革大綱に基づき、同計画に定める4つの戦略プロジェクト、地域活力の創出、まちの魅力創造、地域の安心確立、自治力の向上を中心に予算の効率性を最大限高め、選択と集中に徹した行政運営、財政健全化を図った小林市長の手腕を高く評価するものであります。今後とも限られた財源を効果的に市民生活の福祉向上に向けていただくことを要望いたします。  なお、本委員会で議論、要望のあった事項については、今後の市の政策に反映させていただくことを要望するものであります。  次に、自動車運送事業会計についてであります。  バス事業の環境は、車社会の現状や少子化の急速な進展等により、御案内のとおり、利用者の減少を余儀なくされ続けております。しかしながら、厳しい環境の中でも経営努力をされ、平成25年度約7422万円の利益を出すと同時に、資金不足比率ゼロ%を達成されたことに対し敬意を表します。  かつての隆盛は期待できない社会環境ではありますが、一方では、地球温暖化や超高齢社会の中での公共交通機関としてのバス事業は、環境に優しい、高齢者等の交通弱者の足を守るという大切な役割を担っております。厳しい中にあっても、利用者へのサービス向上を目的に、バス到着予測時刻を提供するタブレット端末を設置、運行経路の見直しで利用者の利便性の向上を図るなど、経営努力を続けております。今後も八戸市営バス事業経営健全化計画に沿って経営改善を推し進め、市民の信頼を得られるよう鋭意努めていただくことを要望いたします。  次に、市民病院事業会計についてであります。  市民病院は、岩手県北を含む当地域の中核病院として、高度医療、救命救急医療を中心として当地域の医療水準の向上に大きく貢献しております。また、地域医療支援病院として、各病院、診療所等との機能を分担し、地域完結型の医療体制づくりに努められております。平成25年度においては、一般エックス線撮影装置手術用顕微鏡等の老朽化した医療機器の更新を進めるとともに、県南地域における分娩数の増加に対応するために、建設が進められてきた周産期センター増築棟の完成で産科病床数が倍増、医療提供体制の充実が図られております。また、病院事業としての収益を図りつつ、医師、研修医の確保、看護師等の増員を行うなど、良質な医療の提供に努められていることに対し敬意を表するものであります。  一方、助からなかった命が救われる、ドクターヘリ、ドクターカー出動が年々増加する中で、広域連携によるさらなる救急医療体制が期待されるなど、地域の中核病院として役割がますます求められております。市民病院も移転新築されて十数年が経過し、機器の更新や設備の改修の時期を迎えております。厳しい財政状況の中にありますが、今後も市民病院改革プランに沿って経営健全化に努めると同時に、当地域の基幹病院としての役割を誇りを持って果たしていただくことを期待いたします。  結びに、小林市長においては、中核市移行を目指し、今後も困難が予想されますが、議会と力を合わせ、力強い八戸市構築のために施策の推進を図っていただくことをお願い申し上げまして、意見といたします。 ○議長(田名部和義 君)大島一男議員の発言を許します。  大島一男議員 ◆28番(大島一男 君)会派四季を代表いたしまして意見を申し上げます。  今決算特別委員会に付託になりました認定第1号、認定第2号及び関連議案第108号について賛成いたします。  去る16日の閣議後の会見で甘利経済再生担当大臣は、OECDが日本のGDPの成長率見通しを1.2%から0.9%に下方修正したことについて、消費税の駆け込み需要の反動減からの回復が長引くという観点があり、そういう視点は確かにあるとの認識を示したとあります。その上で、7、8月は天候不順でダメージを受けており、9月以降どうなるか、消費マインドを冷やさないための政府の考え方、方針を今後示していくことの必要性を述べ、「選択する未来」委員会のシンポジウムを来月に東京、島根で行うことも明らかにし、人口急減、超高齢化社会という危機克服へ向けた具体策や選択肢を盛り込んだ最終案を取りまとめるに当たって、メンバーだけでなく、女性、若者、地方の声などを幅広く聞く機会にするなどなど、担当大臣としての直近の経済動向についての認識を示したとあります。  また一方で、経済財政諮問会議は、来年秋に予定する消費再増税に向けた議論に着手し、消費、投資、輸出、物価、市場の景気5項目を集中点検し、個人消費が伸びる環境づくりのための政労使会議の月内再開方針も正式決定したとあります。気になるのは民間議員の過度な悲観は不要との強気の見立てと、足元の円安を自然な形と容認の考えを崩していない黒田日銀総裁の姿勢であると考えます。  そうした中で、18日付の新聞報道によると、20日、21日開催のG20では、欧州デフレ議論が焦点とあり、また政府が9月月例経済報告での景気の基調判断を下方修正する方向とあります。さらに、日本商工会議所の三村会頭は、今より円高が進むほうが心地よいと述べ、加えて中小企業への円安影響に懸念を示す識者も多いとあります。そして、一番懸念する記事は、中国中央銀行が約8兆円の資金供給に踏み切ったとの内容でありました。シャドーバンキング対策を甘く見過ぎていたとの識者の指摘と、中国崩壊で日本経済は世界のどこよりも衝撃を受け、日経平均4000円も遠からずの見立てを払拭する施策が今こそ求められていると思います。それはかつての高度成長時代に時計の針を戻すかのような物言いは許されない話であると考えます。  そうした現下の経済状況は状況として、八戸市の平成25年度の予算編成の基本方針は、第2次安倍内閣が発足3カ月を経過しての3本の矢を柱とするデフレ脱却の国の予算と呼応したものとなりました。また、小林市長2期目の締めくくりとなる予算で、市の掲げる推進計画や行財政改革大綱に基づき、さらには八戸市復興計画が目指す再生期の初年度として復興を加速させ、強い八戸市の創造を目途に編成されました。  さて、当市の平成25年度の決算状況は、2年続きで1000億円を超えていた一般会計の歳入が前年比6%減の970億5295万円となったものの、歳出で前年比5.5%減の938億8522万円となり、実質収支で25億9477万円の黒字、また特別会計においても10億8432万円の黒字となっており、震災復興の順調な進展がうかがえるものとなりました。それは総じて厳しい財政環境にありながらも、有利な財源を活用し、財政の健全性を確保しつつ、市民生活の向上を図るという市政運営に対する小林市長の思いの結実であり、そのことへの市民の率直な声が3期目への期待であり、ともどもに高く評価をいたします。  また、本委員会で何点か意見、要望を申し上げましたが、特に1つは、地域担当職員制度を活用した職員の資質の向上を求めます。1つは、ボランティア活動支援事業の拡大を求めます。1つは、八戸圏域の公共交通施策へのさらなる取り組み強化を求めます。1つは、放課後児童健全化事業のさらなる検証と施設環境の改善と安全性の確保を求めます。1つは、市道の管理を含めた市内の冠水箇所への早急な対応を求めます。1つは、児童生徒が戦争の悲惨さと向き合える事業の推進を求めます。1つは、八戸駅西地区区画整理事業の推進と地域住民への丁寧な対応を求めます。  以上を申し上げ、強く、元気で、美しい八戸の構築に向けての施策のさらなる強化を求めます。  次に、自動車運送事業についてでありますが、平成23年10月から実施してきた市内路線バス上限運賃化実証実験が正しく検証され、平成25年10月から本格実施に移行しているが、その結果、利用者が前年比8.4%の増となっていることは、今後の施策の展開の大きなはずみとなると高く評価をいたします。あわせて運送収益減への歯どめとなるよう、さらなる検証を求めます。  また、収支において純利益を計上し、建設改良事業を推進し、利用者の利便性向上を図り、資金不足比率のゼロ%を達成されたことは、当市の公共交通への真摯な取り組みの成果として、他に誇ることであり、各位の努力に敬意を表します。  しかし、現下の状況において、公共性、公益性を追求することは今後より厳しくなると思いますが、ドライバーの確保、育成を含めて使命感を大切に事業を推進されるよう要望いたします。  最後に、市民病院事業会計についてであります。  今ほど市民病院が内外ともに高い評価をいただいている事実に敬意を表します。  それは積極的に収益を追求しつつも、医師、研修医の確保を初め、看護師、医療技術員などの増員を行い、良質な医療を提供し続ける体制づくりと運営の熱い思いは享受できます。しかし、拡大する事業への対応、また、老朽化した施設設備などの更新、さらには公立病院特例債の償還など、多額の費用支出が見込まれる中で、純利益計上の継続は困難をきわめることも事実であります。また、特に周産期医療センターの完成、増大する救命救急医療への対応など、一番の懸念は関係各位の健康と事故などの発生であります。そのことに十二分に留意され、地域医療の質の向上に努められますよう要望いたします。  結びに、市長3期目の市政運営に求めることの大事は、減少する職員への配慮と資質の向上にあるのではとの思いを強く申し上げ、意見といたします。 ○議長(田名部和義 君)田端文明議員の発言を許します。  田端文明議員 ◆5番(田端文明 君)日本共産党議員団を代表して意見を述べます。  認定第1号平成25年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定については反対をします。認定第2号平成25年度八戸市公営企業会計決算の認定について並びに議案第108号八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理については意見を付して賛成します。  政府は、アベノミクス効果で株価は上がり、景気は回復しつつあるとしております。大企業は大型公共工事の再開で過去最高の利益を上げる一方で、市民生活面では実質賃金の13カ月連続減少、年金の削減、物価上昇、4月に消費税が増税されたことにより、GDPの6割を占める個人消費はすっかり冷え込んでしまいました。
     総務省が7月に発表した経済指標は、4月から4カ月連続の減少となりました。内閣府が8日に発表した4月から6月期のGDPは、年率換算でマイナス7.1%となり、過去20年間で最大の落ち込みとなりました。典型的な増税不況です。貧困層の拡大と人口の流出は深刻であり、来年10月に消費税が10%に増税されれば、地方の経済は破壊的な打撃を受けることになります。  このような情勢の中で、当市の平成25年度決算ですが、スクールサポーターを全額市費で配置したこと、小中学校のトイレ改修工事などの施策に対しては評価をいたします。  市側では指定管理者制度と業務委託を拡大してまいりました。賃金などの労働条件は指定管理者、業者側のこととされ、さまざまな問題があっても、議会でも解明、是正されず、不安定雇用の要因ともなってきたと考えております。今後は公契約条例を制定するなど、働く人たちの生計費を賄える賃金が確保されているのか、また、事業の透明性についても市が責任を持って指導していくことを求めます。  雇用については、地場産業である農林水産業、地元経済の主力となっている自営業、中小企業の発展育成に努め、若者の地元雇用拡大に全力を尽くすべきです。  除雪については、生活道路、通学路の確保、市民生活が滞らないよう迅速な除雪体制と、歩道の除雪は市民から重ねて出されている要望です。抜本的な見直しを求めます。  国保特別会計では、当市では加入世帯の78%が年収200万円以下という厳しい状況にあります。保険料の滞納状況は、市民の負担が限度に来ていることを示すものです。この制度は国庫負担をふやさない限りは、滞納問題の解決と制度の充実は図れないものです。国に対して大幅な国庫負担増を求めるとともに、保険料の引き上げは行わず、極力市民の負担にならないよう努めることを要望いたします。  自動車運送事業会計については、燃料費の高騰、消費税増税と、公共交通事業を取り巻く状況は厳しさを増す中、バスロケーションシステムの整備が行われました。バス上限化運賃では、輸送人員は3年連続の増加となり、バス離れに歯どめがかかりつつあると考えております。現在では運転業務の大部分を嘱託職員が担うまでになっております。嘱託運転職員の賃金の改善を求めます。  今後とも利用者に親しまれ、市民の足としての役割を果たしていただくよう要望を申し上げます。  市民病院事業会計については、ドクターヘリは2機体制となり、ドクターカーの出動件数の増加で劇的救命率の向上、周産期センターの増築棟の竣工、医師派遣事業など、中核医療施設としての役割を果たしてきたことを評価いたします。  消費税の増税など、厳しい経営状況にありながら、黒字を達成しております。今後とも地域医療の中核施設として、市民の命と健康を守るとりでとしての役割を果たしていただくよう求め、意見といたします。 ○議長(田名部和義 君)高橋一馬議員の発言を許します。  高橋一馬議員 ◆3番(高橋一馬 君)政新クラブを代表して意見を申し上げます。  このたび、決算特別委員会に付託されました認定第1号平成25年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について、認定第2号平成25年度八戸市公営企業会計決算の認定について及び議案第108号八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理について賛成いたします。  さて、先月末に発表された内閣府の月例経済報告における我が国経済の基調判断によりますと、景気は緩やかな回復基調が続いており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動も和らぎつつあるとし、今後の先行きについては、当面消費税率引き上げによる反動からの影響が次第に薄れ、各種施策の効果が発現する中で緩やかに回復していくことが期待されるとする一方で、海外景気の下振れなど、我が国の景気を下押しするリスクに留意する必要性を強調し、前月までは言及していなかった消費税率引き上げによる駆け込み需要の反動の長期化を懸念する内容となっております。また、企業収益については、改善しているから改善に足踏みが見られるとここに来て下方修正がされてきております。  転じて、青森県内の産業活動、殊に当八戸地域における建設業界では、新規工事が発注される稼働率を高めてはいるものの、個人消費では、消費税増税以降、反動減が和らいでいる商品もかい間見れる反面、総じて弱い動きが続いており、ガソリン価格、また食料品などの物価が上昇する中、生活防衛意識の高まりが芽生えるなど、消費の底がたさは当面続くものと考えられ、今後の先行きは依然として不透明感を払拭するまでには至っていないのが実情であると言えます。  このような状況の中にあって、当市の平成25年度一般会計における歳入歳出の決算状況を見ますと、歳入では前年度比6%減となる970億5295万4000円、歳出では前年度比5.5%減の938億8522万4000円となり、歳入歳出差引残額は31億6773万円であり、翌年度への繰越財源5億7295万7000円を差し引いた実質収支額は25億9477万3000円の黒字決算となりました。  また、合わせて13の特別会計決算額が歳入では前年度比7.6%増の660億2352万1000円、歳出は前年度比7.5%増となる646億8362万3000円、歳入から歳出を差し引いた残額は13億3989万8000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源2億5557万4000円を差し引いた実質収支額で10億8432万4000円の黒字を計上し、一般会計、特別会計の実質収支額を合わせて36億7909万7000円の黒字であります。市長の市政運営を高く評価いたします。  平成25年度の通常収支分における歳入では、市税、普通交付税といった一般財源について前年度並みの水準が確保でき、歳出では、給与削減の実施により人件費が削減された一方、依然として義務的経費である扶助費、公債費の増加に加え、記録的な大雪による除雪経費の大幅な増加など、厳しい財政環境の中での決算でありました。  また、東日本大震災からの復旧復興にかかわる施策の推進に向け、東日本大震災交付金基金、震災復興基金、震災復興特別交付税などの財源を活用し、当市の復興計画に掲げる早期復旧からの創造的復興への移行期間として、社会的機能や社会経済活動の復旧を完了させると同時に、地域再生の基礎づくりに取り組む期間とする再生期初年度に当たり、被災者の住宅再建支援など、復興を加速させるための地域再生の基礎づくりに資する復興施策に果敢に取り組まれましたことに敬意を表します。  今後とも継続する東日本大震災からの創造的復興施策を強く展開していかれるとともに、第5次八戸市総合計画の戦略プロジェクト関連事業を推し進める中で、快適な市民生活を営んでいけるよう英知を集め、海と大地が響き合う北の中核都市とする当市の将来像を具現化し、第5次総合計画の集大成に向け、鋭意取り組んでいかれますよう御期待申し上げます。  なお、本決算特別委員会における議論、要望のありました事項におきましては、今後の施策に極力反映させていただきますよう要望いたします。  次に、八戸市自動車運送事業会計について意見を申し述べます。  昨今の地域公共交通を取り巻く経営環境は極めて厳しい状況下の中、市交通部に当たっては経営改善に取り組み、業務の効率化、経費削減など、各分野にわたり経営健全化の努力を重ね、八戸市民の生活を支える重要な交通機関として、安全安心で快適な運送サービスやバスロケーションシステム導入など、利便性向上に日夜努められておりますことに敬意を表します。  平成25年度の経営状況ですが、総収益は15億7647万1000円となり、前年度比2.1%の減となりましたが、費用においては、石油製品価格の上昇などの影響があったものの、経費圧縮に努められた結果、純利益7422万円の黒字を確保いたしました。平成25年度、平成26年度と2カ年度で資金不足比率ゼロ%を目標とした資金不足解消計画を策定し、その達成に向けて計画を推進した結果、資本金8500万円の増資などにより、本決算においてゼロ%となり、予定より1年早く達成されたことは評価に値するものであります。今後も資金不足を招くことのない健全な財政運営の維持に努められますよう切望いたします。  また、平成25年度の未処理欠損金、いわゆる累積赤字も前年度の1億28万7000円から2495万4000円と大きく減少しております。今後ますます加速する人口減少による運送収益の落ち込みが想定されることから、市民に愛される魅力ある市営バスであり続け、その時々の利用者のニーズに対応できる公共交通機関としてサービスの向上に努められ、より一層経営努力を図っていかれますよう要望いたします。  次に、八戸市立市民病院事業会計についてであります。  八戸市立市民病院は、地域の中核病院として、救命救急医療、周産期医療などの急性期医療や高度で専門的な医療を地域住民に提供し、加えて地域医療支援病院として、地域の病院や診療所との機能分担による連携を進め、地域完結型の医療体制に努められるとともに、三戸中央病院、五戸総合病院への医師の派遣など、八戸地域全体の医療体制の充実にも協力するなど、地域の医療水準の向上に貢献されておられることに敬意を表します。  平成25年度の経営状況は、収益において、入院収益、外来収益ともに収益増となり、事業収益全体では前年度比3.6%増の174億983万2000円、費用では事業費全体で昨年度比4.7%増の168億9301万2000円、収支の結果、純利益5億1682万円を確保し、5年連続の黒字決算となっております。  未処理欠損金は前年度比5%減少し97億5689万8000円に圧縮され、不良債権に当たる資金不足額が5年連続で生じなかったことは、八戸市立市民病院改革プランに沿って専心経営健全化に努められた結果であり、高く評価いたします。  平成25年度は分娩取扱件数が1300件余りと過去最高を記録する中で、地域の分娩施設不足に対する周産期センター増築棟が完成、竣工し、新年度よりこれまでの22床から46床へと産科病床数が倍増し、医療提供体制の充実が図られてきております。それに加え、ドクターヘリ、ドクターカーの出動件数も増加する中で、ドクターヘリの広域連携によるさらなる救命救急医療体制の拡充が期待されるなど、今後も地域の中核病院として市民病院の果たす役割はより重要性を増してくるものと考えます。  市民病院が現在地に移転し、新築から十数年が経過し、引き続き老朽化した医療機器の更新や病院設備補修に伴う経費の増大、公立病院特例債の元金償還など、多額の費用が見込まれる状況にあることから、今後とも収益の確保と経営健全化に努められますとともに、引き続き地域医療の質の向上に邁進していかれますよう要望いたしまして、政新クラブを代表しての意見といたします。 ○議長(田名部和義 君)以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田名部和義 君)これにて討論を終結いたします。  これより認定第1号を採決いたします。  本決算の委員長報告は認定であります。  本決算を委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(田名部和義 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、本決算は委員長報告のとおり認定することに決しました。  次に、認定第2号及び議案第108号を一括して採決いたします。  本決算及び議案を委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田名部和義 君)御異議なしと認めます。  よって、本決算及び議案は委員長報告のとおり認定及び可決することに決しました。  ──────────────────── △日程第2 議案18件 △日程第3 請願2件、陳情2件 ○議長(田名部和義 君)日程第2議案第87号平成26年度八戸市一般会計補正予算から議案第91号平成26年度八戸市介護保険特別会計補正予算まで、議案第94号八戸市市税条例等の一部を改正する条例の制定についてから議案第101号八戸市南郷へき地保健福祉館条例を廃止する条例の制定についてまで、議案第104号中部第10幹線下水道整備工事――二工区――請負の一部変更契約の締結についてから議案第107号市道路線の廃止及び認定についてまで及び議案第109号平成26年度八戸市一般会計補正予算並びに日程第3請願2件、陳情2件を一括議題といたします。  各常任委員長から委員会における審査の経過と結果について、順次報告を求めます。  総務常任委員長の報告を求めます。  森園秀一委員長  〔12番森園秀一君登壇〕 ◎12番(森園秀一 君)総務常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第87号平成26年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、総務管理費において、各種基金積立金にそれぞれの寄附金を充当し積み立てるほか、東日本大震災復興交付金基金積立金については、復興交付金の配分予定額を充当し積み立てるものであります。  第7款商工費では、ふるさと祭り東京2015での観光PRに係る経費を計上するほか、種差海岸芝生地内の公衆トイレの解体撤去等工事費を増額するものであります。  第10款教育費では、小学校費及び中学校費において、屋内運動場の天井等落下防止対策事業に伴う施設改修等工事費を増額するものであります。  一方、歳入予算の主なる内容は、国庫支出金及び繰越金を増額するものであります。  第2条継続費の補正では、中学校費の学校防音機能復旧事業に伴い、総額及び年割額を変更するものであります。  第3条債務負担行為の補正では、コンビニ収納代行業務準備委託料の債務負担行為の期間及び限度額を設定するものであります。  第4条地方債の補正では、水産業整備事業を追加するほか、道路橋りょう事業ほか4事業について、起債の限度額を変更するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第94号は、地方税法の一部改正に伴い、法人市民税法人税割の税率の引き下げ、軽自動車税の税率の引き上げ、経年車に係る軽自動車税の重課の導入、その他所要の改正をするためのものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第109号平成26年度八戸市一般会計補正予算のうち、歳入予算の主なる内容は市債を増額するものであります。  第2条地方債の補正では衛生施設災害復旧事業を追加するものであります。  審査の過程において委員から、最終処分場復旧工事について、設計図書のチェック方法及び積雪加重基準の考え方、屋根勾配などの設計について、復旧工事の進め方について、工事の監理体制についての質疑があり、理事者から、事故調査委員会からは、設計図書のチェックの見直しとして、特殊な工事については、大学等の専門家からさらにチェックをしてもらうことがいいという指摘があったことと、積雪加重を見直した理由については、実際に雪が降ったときの加重を参考としたこと、設計等においては基準以上のものを今後プロポーザルによる技術提案を進めていく中で求めていくこと、復旧工事に当たっては、第三者へ工事監理を委託していきたいとの答弁があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔12番森園秀一君降壇〕 ○議長(田名部和義 君)経済常任委員長の報告を求めます。  小屋敷孝委員長  〔11番小屋敷孝君登壇〕 ◎11番(小屋敷孝 君)経済常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第87号平成26年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第5款労働費では、緊急雇用創出事業の震災等対応事業に教育旅行・MICE受入体制整備・支援事業及び水産物流通機能高度化対策事業を追加実施するため、委託料を増額するものであります。  第6款農林水産業費では荷さばき所C棟の改築に係る施設整備等工事費を増額するものであります。  審査の過程において委員から、八戸市南郷新規作物研究会議の経緯及び栽培試験について質疑があり、理事者から、総務省の委託事業として、八戸ワイン産業創出プロジェクトが採択になり次第、今年度内のブドウの栽培を計画しており、品種等については、今後の会議において検討していくとの答弁があったのであります。  第7款商工費では、エネルギーシステム転換支援事業補助金を活用する企業が当初1社の予定から2社になったことに伴い、同事業補助金を増額するものであります。  第2条継続費の補正では、農林水産業費において、水産物流通機能高度化対策事業を追加し、総額及び年割額を定めるものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第89号平成26年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では荷さばき所C棟建設のために解体する旧上屋の財産処分に係る災害復旧事業費補助金の返還金を、歳入では前年度からの繰越金を、それぞれ増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第95号は、農業経営改善計画検討会議の担任する事務に青年等就農計画に関する事項を追加し、その他所要の改正をするためのものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔11番小屋敷孝君降壇〕 ○議長(田名部和義 君)民生常任委員長の報告を求めます。  藤川優里委員長  〔10番藤川優里君登壇〕 ◎10番(藤川優里 君)民生常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第87号平成26年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、総務管理費において、市へ寄附された寄附金を積み立てるほか、戸籍住民基本台帳費において、社会保障・税番号制度の導入に向けて、個人番号の付番に必要な住民基本台帳システムの改修等委託料を計上するものであります。  第3款民生費では、社会福祉費において、平成25年度障害者自立支援給付費等の実績額確定に伴う返還金を計上するほか、児童福祉費において、保育士等処遇改善臨時特例事業補助金を計上するものであります。  第4款衛生費では、保健衛生費において、予診票印刷経費、予防接種委託料などの必要経費を計上するものであります。  第9款消防費では沼館地区津波避難ビル整備に係る設計業務等委託料を計上するものであります。  第10款教育費では、幼稚園費において、国の補助限度額の改定及び減免対象者の所得制限の一部廃止に伴い、幼稚園就園奨励補助金を増額するものであります。
     本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第88号平成26年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では特定健診未受診者に対する電話勧奨に係る経費を、歳入では特定健診未受診者に対する電話勧奨に係る国庫支出金を、それぞれ増額するものであります。  議案第90号平成26年度八戸市霊園特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では無縁故者等墓地整備工事等の工事請負費を、歳入では前年度繰越金の確定等により一般会計からの繰入金を、それぞれ増額するものであります。  議案第91号平成26年度八戸市介護保険特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では前年度の社会保険診療報酬支払基金交付金に係る受け入れ超過分の返還金を、歳入では前年度の社会保険診療報酬支払基金交付金の返還金として繰越金を、それぞれ増額するものであります。  以上の各特別会計補正予算は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第96号は、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部改正に伴い、規定の整理をするためのものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第97号は、子ども・子育て支援法の施行に伴い、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定めるためのものであります。  審査の過程において委員から、幼稚園などから新制度についての意見や疑問が寄せられているかについて質疑があり、理事者から、新制度の仕組みが複雑であるとともに、収入やゼロ歳から2歳児の受け入れ後の対応への不安などの声を聞いているとの答弁があったのであります。  また、委員からは、関係者の方々の理解を深め、国へ対する財政的な要望を含めた不安感を解消する対応をしっかりと講じていただきたいとの意見があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第98号は、児童福祉法の一部改正に伴い、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  審査の過程において委員から、家庭的保育事業等が受ける外部の者による評価の内容並びに職員のうち保育士資格がない者への手立てについて質疑があり、理事者から、外部の者による評価について、事業者の提供するサービスの質を当事者である事業者、利用者以外の者が公平中立な立場で評価するものであり、みずから行う保育の質の評価と組み合わせて評価の客観性を高めるため実施されることが望ましいもので、当市では八戸市社会福祉協議会が評価機関として位置づけられていること、並びに保育資格のない者への手立てとして、市長等が行う研修が義務づけられているが、今後、国において実施体制も含め検討されるとの答弁があったのであります。  また、委員からは、保育資格のない者への研修は手抜かりのないように行っていただくとともに、保育有資格者の割合を高める努力を行っていただきたいとの意見があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第99号は、児童福祉法の一部改正に伴い、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定めるためのものであります。  審査の過程において委員から、市内における専用区画の面積が設備基準に達していない放課後児童健全育成事業者の数について質疑があり、理事者から、約4割の放課後児童クラブが設備基準に達していないとの答弁があったのであります。  また、委員からは、放課後児童クラブの設備基準達成と、職員の資質向上、待遇改善について努力していただきたいとの意見があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第100号は、児童福祉法の一部改正に伴い、保育の実施基準を廃止するためのものであります。  議案第101号は南郷へき地保健福祉館を廃止するためのものであります。  以上2件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、平成26年請願第3号日本政府に核兵器全面禁止の決断と行動を求める意見書の採択を求める請願については、高山委員から、我が国は唯一の被爆国として国際世論をリードすべきであると考え、採択とされたいとの意見があり、本請願は全会一致で採択と決しました。  次に、平成26年請願第4号米軍垂直離着陸機MV22オスプレイの配備撤回、低空飛行禁止を求める請願については、高山委員から、国による安全性の確保や、国民や関係自治体に対する丁寧な説明は当然であるものの、日米関係、安全保障上の観点から、必要性は理解するべきであるとのことから、不採択とされたいとの意見があり、前澤委員から、防衛省が将来購入を検討していることや、これからの安全保障上、しっかりとした防衛能力を持っていくべきであることから、不採択とされたいとの意見がありました。  一方、松田委員から、日本の安全保障という問題ではなく、米軍の先兵を務めるものであり、日本にとって有害であることから、採択されたいとの意見がそれぞれ出されたのであります。  本請願を採決に付した結果、起立少数をもって不採択と決しました。  次に、平成25年陳情第5号看護師等の夜勤労働改善・大幅増員を求める陳情については、平成26年9月1日付で陳情者より取り下げの申し出があり、全会一致で取り下げを承認することに決しました。  次に、平成26年陳情第2号看護師等の夜勤労働改善・増員を求める陳情については、吉田委員から、趣旨に賛同し、採択とされたいとの意見があり、本陳情は全会一致で採択と決しました。  以上で報告を終わります。  〔10番藤川優里君降壇〕 ○議長(田名部和義 君)建設常任委員長の報告を求めます。  古舘傳之助委員長  〔19番古舘傳之助君登壇〕 ◎19番(古舘傳之助 君)建設常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第87号平成26年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第8款土木費では、道路橋りょう費において、融雪剤の所要経費及び除雪業務等委託料を増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第104号は、先に請負契約を締結した中部第10幹線下水道整備工事――二工区――について、設計変更により契約額を変更するためのものであります。  議案第105号は、平成26年2月13日に株式会社下舘組と締結した柳町根城線――柳橋――橋脚耐震補強工事――その3――請負契約について、設計変更に伴い契約額を変更することにより、議会の議決を要することとなるため提案するものであります。  議案第106号は、公有水面埋立法第3条第4項の規定により、青森県が公有水面を埋め立てることについて、当市としては異議がない旨の意見を述べるためのものであります。  議案第107号は、道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定により、市川地区における津波避難路及び多目的運動場整備、尻内地区における道路整備並びに櫛引地区における堤防整備に伴う市道路線の廃止及び認定をするためのものであります。  以上4件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第109号平成26年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の内容は、第11款災害復旧費において、一般廃棄物最終処分場被覆施設復旧事業に関する設計等委託料及び施設解体等工事費を計上するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔19番古舘傳之助君降壇〕 ○議長(田名部和義 君)以上をもって各常任委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田名部和義 君)御質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田名部和義 君)討論なしと認めます。  これより議案第87号から議案第91号まで、議案第94号から議案第101号まで及び議案第104号から議案第107号まで並びに議案第109号の議案18件を一括して採決いたします。  以上の議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田名部和義 君)御異議なしと認めます。  よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、平成26年請願第4号を採決いたします。  本請願の委員長報告は不採択であります。  本請願は、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(田名部和義 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、本請願は委員長報告のとおり不採択と決定されました。  次に、平成26年請願第3号、平成25年陳情第5号、平成26年陳情第2号を一括して採決いたします。  以上の請願・陳情は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田名部和義 君)御異議なしと認めます。  よって、以上の請願・陳情は委員長報告のとおり決定いたしました。  ──────────────────── △日程第4 議会案2件一括上程 ○議長(田名部和義 君)日程第4議会案第6号八戸市議会の議決すべき事件を定める条例の一部を改正する条例の制定について並びに議会案第7号市長が専決処分できる軽易な事項の指定についての一部を改正することについてを一括議題といたします。   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−              (案文は資料編に掲載) ○議長(田名部和義 君)お諮りいたします。  ただいま議題となっております議会案については、提案理由の説明、委員会の付託、質疑及び討論は省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田名部和義 君)御異議なしと認めます。  よって、提案理由の説明、委員会の付託、質疑及び討論は省略することに決しました。  これより議会案第6号及び議案案第7号を一括して採決いたします。  以上の議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(田名部和義 君)御着席願います。  起立総員であります。  よって、以上の議会案は原案のとおり可決されました。  ──────────────────── △日程第5 議員派遣について ○議長(田名部和義 君)日程第5議員派遣についてを議題といたします。  お手元に配付いたしました議員派遣一覧表のとおり議員派遣の申し出があります。  お諮りいたします。  議員派遣一覧表のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(田名部和義 君)御異議なしと認めます。  よって、会議規則第167条の規定により、議員派遣一覧表のとおり派遣することに決定いたしました。  お諮りいたします。  ただいま議決されました議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任されたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田名部和義 君)御異議なしと認めます。  よって、議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任することに決しました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  ────────────────────   市長挨拶 ○議長(田名部和義 君)この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。  市長  〔市長小林眞君登壇〕 ◎市長(小林眞 君)平成26年9月八戸市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  既に報道されておりますとおり、天皇皇后両陛下におかれましては、来る9月24日と25日の2日間にわたり、青森県の事情御視察のため、行幸啓いただくことになりました。両陛下が青森県に行幸啓されますのは、平成2年以来24年ぶりでございまして、また、八戸市にお迎えいたしますのは、皇太子殿下、皇太子妃殿下でいらっしゃった昭和41年以来48年ぶりとなられます。  当市におきましては、東日本大震災からの復興状況等の御聴取と、三陸復興国立公園に指定されました種差海岸の御散策をなされることになっております。両陛下をここ八戸にお迎えいたしますのは、まことに光栄の限りでございまして、大震災からたくましく復興する姿とともに、種差海岸の壮大な海岸美をごらんいただき、このたびの行幸啓が思い出深いものとなられますよう、市民の皆様とともに、心から歓迎を申し上げたいと存じております。  さて、先週の12日、当市におきまして最大1時間雨量33.5ミリの集中豪雨が発生しました。人的被害はなかったものの、一部で床上浸水や道路冠水、降ひょうによるビニールハウスの破損などの被害があったところであり、被災された方々には心からお見舞いを申し上げます。  今回は、降雨時間が比較的短かったことから、大規模な土砂災害等にまでは至りませんでしたが、今後とも局地的な豪雨に対しまして、常に警戒を怠ることなく対応してまいりたいと考えております。  さて、議員の皆様には、去る9月2日から本日までの18日間にわたり、本議会に提案しました平成26年度八戸市一般会計補正予算など、議案23件、認定2件について、終始熱心かつ慎重に御審議を尽くされ、全議案とも原案のとおり議決を賜り、厚く御礼を申し上げます。  議決いただきました各議案の執行に当たりましては、万全を期してまいりますとともに、本議会において議員の皆様から寄せられました貴重な御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営に当たり十分に配慮してまいりたいと存じます。何とぞ今後とも一層の御指導と御支援を賜りますようお願いを申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。  〔市長小林眞君降壇〕  ────────────────────   閉 会 ○議長(田名部和義 君)今期定例会における議員並びに理事者各位の御精励に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。  これにて平成26年9月八戸市議会定例会を閉会いたします。   午前11時21分 閉会    署  名  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    平成26年9月19日       八 戸 市 議 会                 議 長  田名部 和 義                 副議長  豊 田 美 好                 議 員  伊 藤 一 喜                 議 員  坂 本 美 洋...