八戸市議会 2014-05-21
平成26年 5月 建設協議会-05月21日-01号
初めに、
平成25年度
公共用水域水質測定結果について、御報告いたします。
お手元の資料1ページをお開き願います。
まず、(1)
公共用水域の
水質測定結果についてのアの河川でございますが、新井田川5
地点、五戸川1
地点、浅水川1
地点において
測定いたしました。
水質汚濁の代表的な指標である
BODはすべての
地点で
環境基準を達成しました。
カドミウム、鉛等の
健康項目も全ての
地点で
環境基準を達成しております。
次に、イの海域でございますが、
八戸前面海域14
地点、
南浜海域2
地点において
測定いたしました。
水質汚濁の代表的な指標である
CODは、
八戸前面海域の
ステーション3、4、5、12、15及び
南浜海域の種差の
地点で
環境基準値を超過しております。この詳細については、後の資料で御説明いたします。
カドミウム、鉛等の
健康項目は全ての
地点で
環境基準を達成しております。
次に、(2)
公共用水域の
底質測定結果についてでございますが、これまでと同様の
測定を行っており、その結果はおおむね
例年どおりとなっております。
2ページをごらん願います。
公共用水域測定地点図でございますが、河川の
調査地点は四角、海域の
調査地点は丸であらわしており、丸中の数字は
ステーション番号であらわしております。
次に、3ページをごらん願います。
こちらは
平成25年度の
公共用水域の
水質測定結果
総括表で、各
測定地点の結果をまとめてございます。
測定項目は、上の欄のとおりですが、
水質汚濁の代表的な指標となるのが河川については
BOD、海域については
CODとなり、河川については全
地点で
環境基準を達成しておりますが、海域については先ほども述べたとおり、
ステーション3、4、5、12、15及び種差で
環境基準値を超過いたしました。この中で、海域の
ステーション3、4、5につきましては、以前から
環境基準値を超過している年もあり、
平成25年度の
環境基準値超過の要因としましては、
事業所排水や
生活排水等が流れ込む
河川水の影響が考えられます。市としては、各
事業所に対し、立ち入りや指導を行うとともに、
子ども水質探検隊や
環境展をとおし、家庭でできる
生活排水対策についての啓発を行うなど、安定的な
環境基準が達成できるように努めてまいります。
4ページ目をごらん願います。
この
グラフは、各河川の
BODの推移をあらわしています。示されておりますとおり、各年度とも
環境基準を達成しております。
次に、5ページをごらん願います。
この
グラフは
八戸前面海域、
南浜海域の
CODの推移をあらわしております。左側上から2番目の
グラフをごらんください。こちらは
ステーション3、4、5の
経年変化を示しておりますが、
平成21年度と
平成24年度は、3
地点全てで
環境基準を達成しておりますが、
平成22年度、
平成23年度、
平成25年度が超過しております。そのほかの
地点についてはほぼ安定して
環境基準を達成しております。
6ページから7ページになりますが、河川、海域における
重金属類などの
健康項目についての結果表になります。こちらについては、全ての
地点、項目で
環境基準を満たしております。
8ページをごらん願います。
こちらは
公共用水域底質測定結果表でございます。前段で申し上げましたが例年の数値に近い結果になっております。
以上が
公共用水域の
水質測定結果であります。
それでは、次に、2の
平成25年度
水質関係事業場立入検査実施状況について御報告いたします。
9ページをごらん願います。
(1)
水質汚濁防止法に基づく
特定事業場数でございますが、
平成25年度末時点で344
事業場あり、そのうち
有害物質を使用または貯蔵している、もしくは
排水量50立方メートル以上の
規制対象事業場は74
事業場となっております。
(2)工場・
事業場の
排水監視でございますが、
立入検査は延べ150回実施し、そのうち
排水基準超過は5件で、届け出に係る
口頭指導は11件でございました。
その内訳は10ページ、上の表のとおりとなっております。
基準超過に対しての
行政指導につきましては、下の表の文書による
改善指導の内訳のとおり、文書により改善を指示し、装置の
設置更新等、
改善対策が実施されたことを確認しております。
以上が
事業場立入検査実施状況であります。
続きまして、
平成25年度
地下水水質測定結果について御報告いたします。
11ページをごらん願います。
地下水質の
調査は
概況調査、
汚染井戸周辺地区調査、
継続監視調査の3区分により
測定を実施しております。
まずアの
概況調査でございますが、
八戸市内の全体的な
地下水質の概況を把握するために実施する
調査で、およそ5年で市内を一巡いたします。
平成25年度は市内5
地点で全ての
環境基準項目について
調査を行いました、その結果、
尻内地区でヒ素が、
鮫地区で鉛と
硝酸性窒素が微量検出されました。これらの地区につきましては、その
汚染範囲を確認するための
汚染井戸周辺地区調査を
平成26年度に予定しております。
次に、イの
汚染井戸周辺地区調査でごさいますが、これは前年度の
概況調査で汚染が確認された地区について
汚染範囲を確認するための
調査であります。
田面木地区10
地点及び
新井田地区4
地点で鉛を
測定した結果、
田面木地区8
地点及び
新井田地区3
地点で微量検出されました。これらの
検出地点については各地区で最も濃度が高かった2
地点を選定し、
平成26年度から
継続監視調査を実施する予定です。
12ページをお開き願います。
ウの
継続監視調査でございますが、
汚染井戸周辺地区調査で
汚染範囲が確定された後、定点を設け、
経年変化を
測定するための
調査で、市内45
地点で
測定を行いました。その結果、鉛が1
地点、
有機塩素化合物が4
地点、
硝酸性窒素が15
地点、フッ素が1
地点で
環境基準を超過しました。
有機塩素化合物が基準を超過している
城下地区、
尻内地区については、濃度がほぼ
横ばいとなり、
大久保地区では、
基準値を超過したものの例年を下回りました。
城下地区は
平成15年度に改善が見られたものの、その後は超過が続いているため、今後の対応について引き続き
事業者と協議してまいります。
尻内地区については、過去に付近の
事業場で
土壌汚染が発覚し、
平成20年度に除去された経緯があり、除去後の
平成21年度から
平成23年度までは
基準値を下回っていましたが、昨年度から再び基準を超過しております。
超過原因は不明ですが今後も
調査を継続してまいります。
また、
調査地点のうち、
市川地区、
岬台地区の各1
地点における
硝酸性窒素と
岬台地区、
白銀地区、
根城地区の各1
地点及び
小中野地区3
地点における鉛については、3年連続で
環境基準の9割を超えないことを確認したため
測定を終了といたします。
なお、13ページの図では、これまで説明いたしました
超過地点のおよその位置を示しております。
以上が
地下水の
測定結果であります。
最後に、
平成25年度
自動車騒音調査結果について御報告いたします。
14ページをごらん願います。
調査は市内の
主要幹線道路7路線の21区間について行いました。この
調査は、
地理情報システムを利用し、対象となる路線における各区間の
道路端から両側50メートルの範囲内にある住居について、何戸が
環境基準値以下となったかという
面的評価により、行っております。その結果、
平成25年度は、商店、
事務所専用の家屋、ビルを除いた合計3370戸において
調査を行い、その結果、昼、夜とも
環境基準値以下の住居は3320戸の98.5%となりました。昼、夜のいずれか、あるいは昼夜とも
環境基準を超過した住居は50戸であり、全体における1.5%となっております。
なお、この
調査は
平成23年度から
平成27年度までの5カ年で合計1万6321戸の住宅について評価を行う予定でございます。
調査結果の一覧を15ページに、
環境基準値を16ページに記載しております。
また、
平成25年度の
評価区間を17ページに、
平成23年度から
平成27年度までの
評価予定区間を18ページに示しております。
以上4件の
当課関係について説明を終わります。
○古舘
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
◆島脇 委員 詳細に
調査していただいてすばらしい中身だと思いますけれども、基本的にちょっと
調査方法なんですけれども、これはどこかの業者さんに委託してやっているのか、それと、季節とか、時期によって、この値というものが変わるものなのか、大体毎年この期間でやっているから比較しているのか、その季節によって何かいい数値が出るとか、だめな数値が出るとかというようなのはないのでしょうか。ちょっとお伺いしたいんですけれども。
◎澤山
環境保全課長 公共用水域測定でございますが、
分析自体は、業者に委託して
調査を行っておりまして、職員が一緒に同行して採水となっております。
測定の状況ですが、1年を通して大体6回から4回、各
地点の
測定を行うんですが、まず、季節的というのは、これまでの経験からやはり微生物が活発になる夏のほうがやはり水質が悪化する状況というのがございます。あと、冬のほうは安定的になるという傾向にございます。それで、今回は超過した主な原因というのが、やはり夏場のときが超過しておりますが、そのときの
塩化物イオン濃度等を見てみますと、その標準が
海水濃度から比べますと、
塩化物イオンが低いものですから、河川の影響が例年より大きく影響しているのではないかなと考えております。
また、冬場、天候不順により、通常であれば6回
測定する予定でしたけれども、それが4回の計測になり、それらが影響しているものと考えております。
以上でございます。
◆島脇 委員 わかりました。ありがとうございました。
それでちょっともう1つ。これから
海水浴のシーズンになるんですけれども、
海水浴場の
水質検査とかあると思うんですけれども、白浜、蕪島、あれは担当は
環境保全課でいいのですか。それはこれから。
◎澤山
環境保全課長 水浴場については、
測定対象が蕪島と白浜でございますが、それについてはまず
水浴場の開設前ということで2回
調査をする予定となっております。既に1回は
調査は開始しております。まだ結果とかは出ておりませんが。また、近日中に開設前の2回目の
調査をする予定となっております。また、開設中についても2回ほど
調査するといったところで予定しております。
以上でございます。
◆島脇 委員 わかりました。ありがとうございました。
○古舘
委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○古舘
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
──────────────────────────────────────
7 中部第10
幹線下水道整備工事(一工区)請負の一部
変更契約を締結することの
専決処分について
8 中部第10
幹線下水道整備工事(二工区)請負の一部
変更契約を締結することの
専決処分について
○古舘
委員長 次に、中部第10
幹線下水道整備工事――一工区――請負の一部
変更契約を締結することの
専決処分について及び中部第10
幹線下水道整備工事――二工区――請負の一部
変更契約を締結することの
専決処分についての2件を一括して報告願います。
◎中村
下水道建設課長 それでは、
報告案件の中部第10
幹線下水道整備工事、一工区及び二工区の請負の一部
変更契約を締結することの
専決処分について御説明いたします。
資料の1ページをごらんください。
中部第10
幹線下水道整備工事――一工区――請負の一部
変更契約を締結することの
専決処分について御説明いたします。
まず、
専決処分の理由は、
国庫補助金の
繰越承認の手続の関係から、
平成26年3月20日閉会の定例会までに工事期間の変更仮契約及び変更本契約の締結ができなかったため、地方自治法第179条第1項に基づき
専決処分したものでございます。
次に工事期間の変更についてですが、工事期間の変更前、
平成26年3月31日までを、変更後、
平成26年11月28日までとし、242日間延長するものでございます。
次に、主な変更理由ですが、施工に支障となる不要構造物の取り壊し撤去及び平面線形の見直しに伴う工事期間の変更をしたものでございます。
続きまして、資料の2ページをごらんください。
中部第10
幹線下水道整備工事――二工区――請負の一部
変更契約を締結することの
専決処分について御説明いたします。
専決処分の理由、工事期間の変更及び主な変更理由については、一工区と同じでございます。
続きまして、資料の3ページをごらんください。
主な変更理由の内容について御説明いたします。
平面図の赤色で表示している部分が整備区間であります。
横断図①、②のとおり、掘削範囲を
試掘して確認された青色で表示しております施工に支障を来たす不要な構造物の取り壊し撤去と、平面線形の見直しに不測の日数を要したものであります。
なお、この
専決処分につきましては、次期6月議会で御報告申し上げ、御承認いただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。
○古舘
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○古舘
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
──────────────────────────────────────
9
尻内雨水ポンプ場(土木)
整備工事請負の一部
変更契約を締結することの
専決処分について
○古舘
委員長 次に、
尻内雨水ポンプ場――土木――
整備工事請負の一部
変更契約を締結することの
専決処分について報告願います。
◎中村
下水道建設課長 尻内雨水ポンプ場――土木――
整備工事請負の一部
変更契約を締結することの
専決処分について御説明申し上げます。
工事の名称は
尻内雨水ポンプ場――土木――整備工事、契約者はフジタ・田名部・東復特定建設工事共同企業体。
専決処分の理由は、工事請負額の変更が生じたため、地方自治法施行令第180条第1項に基づき、
専決処分したものでございます。
契約額は、変更前が13億6991万6100円、変更後は14億1302万6640円で、4311万540円の増額でございます。
主な変更理由でございますが、1点目として、消費税法の改正により、契約日が
平成25年10月1日以後で、引き渡しが
平成26年4月1日以後の請負契約の適用税率が5%から8%に変更されたための増額。
2点目として、仮設桟橋の基礎となるH形鋼のくい打設を油圧式くい圧入引抜機による圧入工法で計画しておりましたが、施工機械の調達が困難となったため、アースオーガ工法による場所打ちくい工法に変更したための増額。
3点目として、河川堤防への通路を通行どめにして工事を進めておりますが、河川管理者との協議により、代替の歩行者用通路を設置したための増額となっております。
専決処分の処分年月日は、
平成26年3月25日でございます。なお、当該
専決処分につきましては、6月定例会で報告させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で報告を終わります。
○古舘
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
◆山口 委員 これ、消費税が5%から8%に今上がりました。今後、機械設備とか、ポンプ設備の電気とかって、これから出てくるわけですよね。その場合、どうなるの。やっぱり契約高は高くなるんですか。
◎中村
下水道建設課長 現在行っている土木工事で今後建築とか、電気機械設備が入ってきますが、その時点での税率が適用されますので、今であれば8%ですが、もしかすれば10%になるかもしれません。
◆山口 委員 当初、総事業費が何ぼだった、53億円だったですか。それがアップするということになっていくんですかということをお聞きしたいんです。
◎中村
下水道建設課長 全体事業費を算定時は5%で計画しておりましたので、税率が上がれば上がるものと考えております。
以上です。
○古舘
委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○古舘
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
──────────────────────────────────────
10
市道路線の廃止及び認定(案)の概要について
○古舘
委員長 次に、
市道路線の廃止及び認定案の概要について報告願います。
◎小杉 道路維持課長 次に、
市道路線の廃止及び認定案の概要について御説明申し上げます。
お手元の資料1ページをごらんください。
廃止路線4路線、認定路線9路線の一覧表でございます。
廃止路線延長は、1772メートルで、認定路線延長は1898メートルでございます。
2ページをごらんください。
中居林地区、
鮫地区、長苗代地区、
尻内地区の位置図でございます。
3ページをごらんください。
中居林地区の
市道路線の廃止4路線及び認定4路線の詳細でございます。この4路線は、主要地方道八戸環状線の整備に伴い、起点及び終点が変更になることから、一度廃止し、再度認定をお願いするものでございます。廃止路線の延長は1772メートルで、認定路線の延長は1403メートルでございます。
図では、廃止路線を点線、認定路線を実線で表示しております。
以降の図面についても同様でございます。
4ページをごらんください。
鮫地区の
市道路線の認定1路線の詳細でございます。この路線は、環境省による種差海岸インフォメーションセンター周辺整備に伴う道路移管による認定でございます。認定路線の延長は55メートルでございます。
5ページをごらんください。
長苗代地区の
市道路線の認定1路線の詳細でございます。この路線は、道路整備による認定でございます。認定路線延長は94メートルでございます。
6ページをごらんください。
鮫地区の
市道路線の認定1路線の詳細でございます。この路線は、観光課で蕪島地区国立公園エントランス整備事業により、整備予定でありますが、今現在は主要地方道八戸階上線となっていることから、この部分の道路移管を受け、整備を進めるための認定でございます。
認定路線延長は130メートルでございます。
7ページをごらんください。
尻内地区の
市道路線の認定2路線の詳細でございます。この路線は、今後インターチェンジの計画の検討、調整を進めるに当たって、連結施設となる市道を明確にするための認定でございます。認定路線延長は216メートルでございます。
これで
市道路線の廃止及び認定案の概要についての説明を終わります。
なお、この案件につきましては、6月定例会に提案させていただく予定となっております。よろしくお願いいたします。
○古舘
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○古舘
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
──────────────────────────────────────
11 第2次
八戸圏域公共交通計画の策定について
○古舘
委員長 次に、第2次
八戸圏域公共交通計画の策定について報告願います。
◎澤田
都市整備部次長兼
都市政策課長 それでは、第2次
八戸圏域公共交通計画の策定について御報告いたします。
お手元にお配りした資料に基づき御説明いたします。
まず、(1)背景・目的でございますが、八戸圏域におけるこれまでの公共交通政策は、
平成22年度に策定した
八戸圏域公共交通計画――以降第1次計画と申しますが、この第1次計画に基づき、路線バス上限運賃化実証実験や乗継対策情報提供事業などを実施してまいりました。
しかし、この第1次計画は、昨年度が計画の最終年度となっており、今年度からを計画年度とする圏域公共交通政策のマスタープランを策定する必要性があり、さらに、第1次計画のリーディング施策の柱である路線バス上限運賃化実証実験が昨年9月末をもって本格実施へ移行したことに伴い、次の段階を見据えた戦略立案も急務でありました。
こうした背景を踏まえまして、圏域内の日常生活に必要不可欠な公共交通について、引き続き維持、確保していくことを目的として、
八戸圏域公共交通計画推進会議において、今後新たに実施していく施策をまとめた第2次
八戸圏域公共交通計画を
平成26年3月に策定したものでございます。
(2)計画策定の考え方につきましては、1つ目として、第2次計画と同様に、昨年度中に策定作業を進めておりました第2次八戸圏域定住自立圏共生ビジョン及び第2次八戸市
地域公共交通総合連携計画との整合性を図ること。
2つ目として、第1次計画の
基本理念及び基本方針を継承しながら、これまで実施してきた
取り組みの検証結果や今後5年間に予想される変化等を踏まえ、理念達成に向けた今後の課題への対応策を検討することといたしました。
(3)計画区域は、八戸圏域定住自立圏を構成する8市町村。
(4)計画年度は、
平成26年度から
平成30年度の5カ年としております。
(5)計画の理念は、公共交通指向型の圏域づくり。
(6)基本方針は、方針1、圏域住民に対する広域的な活動保障、方針2、地域公共交通の品質向上戦略の実践、方針3、財政支援を基にした利用しやすい公共交通サービスの構築、方針4、地域公共交通の運営に関する
事業者間連携の推進の4つの方針としております。
理念達成へ向けた(7)課題解決のためのリーディングプロジェクトは、表に記載しているとおり、1、広域路線バス上限運賃政策の継続実施とモニタリング、2、鉄道・バス乗継環境の改善事業、3、広域移動を支援する環境整備、4、圏域の一体的な公共交通マネジメントの展開の4つのプロジェクトでございます。
今年度は、資料の(7)の表の1の①の事業として、わかりやすく使いやすい上限運賃政策の継続、1の④の事業として、経営的にも持続可能な新運賃制度の検討、4の①の事業として、企画乗車券等により、利用促進を図る各種モビリティマネジメントの展開、4の③の事業として、ほっとスルメールを活用した緊急時における運行情報の発信を実施してまいります。
詳細につきましては、第2次
八戸圏域公共交通計画の概要版をお配りしておりますので、そちらをごらんくださるようお願いいたします。
以上で説明を終わります。
○古舘
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○古舘
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
──────────────────────────────────────
12 第2次八戸市
地域公共交通総合連携計画の策定について
○古舘
委員長 次に、第2次八戸市
地域公共交通総合連携計画の策定について報告願います。
◎澤田
都市整備部次長兼
都市政策課長 それでは、第2次八戸市
地域公共交通総合連携計画の策定について御報告いたします。
平成21年3月に、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づき策定しました八戸市
地域公共交通総合連携計画――以降第1次計画と申しますが、その第1次計画の期間満了に伴い、計画を見直し、第2次八戸市
地域公共交通総合連携計画として
平成26年3月に策定したものでございます。
この第2次計画は、第1次計画の
基本理念を継承しつつ、さらに発展させるために、これまで実施してきたプロジェクトを見直し、さらに今後5年間に予想される変化を踏まえ、理念達成に向けた今後の課題への対応策を検討して策定いたしました。
計画区域は、八戸市全域。計画期間は、
平成26年度から
平成30年度の5カ年でございます。
第2次計画は、2つの
基本理念と4つの基本方針に基づき策定しております。
基本理念の1つ目として、第1次計画では中心街を起点に利用者が多く見込まれる路線バスの区間を市内幹線軸と位置づけ、等間隔運行の実施や、中心市街地や八戸駅などでのわかりやすい路線案内の実施など、路線バスを中心とした運行サービスの向上を目指してまいりましたが、第2次計画では、さらに鉄道、タクシーの複数の交通モードと連携することで、車でなくても移動できる範囲を拡大させ、使いやすい地域公共交通ネットワークを形成し、また、主要な駅やバスターミナルでの人による交通案内とおもてなし等による交通拠点の機能強化をすることで、意外と使えるね、迷わず乗れるよと感じられるサービスの実現を目指します。
2つ目として、これまで第1次計画に基づき、官民路線バス間の連携や財政投入を行い、運賃体系を見直した結果、路線バス利用者は増加、運送収入の減少も下げどまりの傾向が出てきました。しかし、将来的な人口減少と少子化の進展が予想される中で、地域公共交通を維持するためには、交通
事業者、行政の努力だけではなく、沿線の住民や企業、沿線施設と協働し、地域に適した形態で維持することが必要となります。
また、まちづくり施策や観光振興施策と連携することにより、新たな需要をつくり出し、路線の維持を図っていく必要があります。
第2次計画では、他分野の施策との連携や多様な主体と協働して、地域公共交通を継続的に見詰め直し、改善しながら育てていく仕組みづくりを目指します。
この2つの
基本理念をもとに、4つの基本方針と項目とを定め、資料(6)の表のとおり、リーディングプロジェクトとして4つの戦略と15のプロジェクトに取り組んでまいります。今年度は、資料(6)リーディングプロジェクトのうち、戦略1の④の八戸駅等で乗継案内を行う、交通ターミナル乗継機能強化プロジェクト、戦略2の②の沿線の観光施設等と連携した企画乗車券を販売する、「育てる公共交通」実践・普及プロジェクト、戦略2の④の利用者の意見を改善に反映させる、公共交通「みんなでかいぜん」プロジェクト、戦略3の①の駅等でバスマップや路線別時刻表を自由に手にとれる環境を提供する、「情報ツール」利用拡大プロジェクトなどの事業を行ってまいります。
詳細につきましては、第2次八戸市
地域公共交通総合連携計画の概要版をお配りしておりますので、そちらをごらんくださるようお願いいたします。
以上で説明を終わります。
○古舘
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
◆高橋 委員 ちょっと先ほどの策定の部分について絡まるのかなと思うんですけれども、消費税が増税されるかもしれないという方向の中で、バスの運賃体系は今8%に上がった中で、踏みとどまって何とかわかりやすい体系をとっているんですけれども、今後10%に上がるかもしれないという可能性があるんですけれども、現段階でこのわかりやすい運賃体系をどのように進めていくか検討しているものがあれば教えていただきたいんですけれども。
◎澤田
都市整備部次長兼
都市政策課長 4月から消費税が8%に上がって、運賃はとりあえずそのまま据え置きという状況でございます。
来年10月には10%に消費税が増税されるということも予定されておりますので、その今年度どのような形で、今のままで果たして成り立っていくのかというところとか、その上限のもしかしたら上限を市内は300円ですけれども、そこのところを上げるとか、あるいは初乗りを上げるとかといったようなところをちょっと今年度から検討していきたいと考えています。
以上でございます。
◆高橋 委員 はい、本当に非常に難しい問題で、利用者はふえるけれども、実質的な収入、収益というのは上がらないなど、難しい部分はあると思いますけれども、私自身もいろいろと研究して、進捗状況を研究していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○古舘
委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○古舘
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
──────────────────────────────────────
13
公園内樹木の伐採について
○古舘
委員長 次に、
公園内樹木の伐採について報告願います。
◎程熊
都市整備部次長兼
公園緑地課長 それでは、
公園内樹木の伐採について御説明いたします。
お手元の資料をごらん願います。
初めに、伐採に至る経緯でございますが、ことしの3月から4月にかけて、市内及び他県で枝落下や倒木による事故が多数発生していることを受けまして、公園緑地課では、自主的な緊急
調査を行い、人身事故等につながるリスクの高い樹木については、順次伐採することとしたものであります。
最近の事故ですが、ことし3月16日に、広島県三原市でポプラ倒木による死亡事故、そして3月21日は、当市ですが三八城公園で風雪による枝落下で隣接地建物破損事故が発生しております。この三八城公園での事故については、現在、示談交渉中であり、示談が成立し次第御報告させていただきます。
また、4月14日は、神奈川県川崎市でケヤキの枝落下による重大な人身事故が発生しております。新しいところでは、先週の16日に、本八戸駅付近で、民有地からの倒木事故が発生し、市民生活へ大きな影響が出ております。
今回の伐採についてですが、音波
調査により、根元部分の約6割が腐食化しており、倒木の危険性が非常に高く、また樹木が歩道及び図書館に隣接しており、人身事故につながるリスクが高いことから伐採することとしたものであります。
伐採対象の樹木ですが、ポプラの木1本でありまして、木の高さは約23メートル、幹の周りは4.67メートルありました。所在地は市立図書館に隣接する長者緑地でございます。
伐採は5月12日に行いました。
資料の裏面に位置図を掲載しております。
事前説明及び周知ですが、地元では、長い間親しまれ、存在感のある樹木でしたので、市民感情に配慮しまして、地元
町内会長へ事前説明するとともに、場所が旧長者小学校跡地であったことから学校へも事前説明をしており、また、報道機関や八戸市ホームページを通じて、市民への周知も行いました。
今後の伐採についてですが、目視等での緊急
調査を踏まえまして、必要に応じて専門
調査を行い、リスクの高いものから順次伐採や剪定を実施することとしております。
また、公園内の危険性の高い、それこそ気になる木については、市のホームページ上で市民からの情報提供の呼びかけをしております。
以上で説明を終わります。
○古舘
委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○古舘
委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
以上で本日予定しておりました
理事者からの
報告案件は全て終了いたしました。
この際、その他で何かございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○古舘
委員長 ないようですので、以上で
建設協議会を閉じます。
御苦労さまでした。
午前10時52分 閉会...