八戸市議会 > 2014-03-13 >
平成26年 3月 予算特別委員会−03月13日-04号

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  1. 八戸市議会 2014-03-13
    平成26年 3月 予算特別委員会−03月13日-04号


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    平成26年 3月 予算特別委員会−03月13日-04号平成26年 3月 予算特別委員会 予算特別委員会記録(第4日目)   ────────────────────        平成26年3月13日(木)   ──────────────────── 出席委員(33名)   委員長        松 橋   知 君   副委員長       冷 水   保 君   委員         高 山 元 延 君   〃          伊 藤 一 喜 君   〃          高 橋 一 馬 君   〃          西 村 吉 晴 君   〃          田 端 文 明 君   〃          田 中   満 君   〃          三 浦 博 司 君   〃          工 藤 悠 平 君   〃          藤 川 優 里 君   〃          小屋敷   孝 君
      〃          森 園 秀 一 君   〃          島 脇 一 男 君   〃          夏 坂   修 君   〃          松 田   勝 君   〃          坂 本 眞 将 君   〃          下 田 保 夫 君   〃          古 舘 傳之助 君   〃          三 浦 隆 宏 君   〃          壬 生 八十博 君   〃          立 花 敬 之 君   〃          吉 田 淳 一 君   〃          前 澤 時 廣 君   〃          伊 藤 圓 子 君   〃          大 島 一 男 君   〃          五 戸 定 博 君   〃          八 嶋   隆 君   〃          石 橋 充 志 君   〃          秋 山 恭 寛 君   〃          山 口 広 道 君   〃          大 館 恒 夫 君   〃          吉 田 博 司 君   ──────────────────── 欠席委員(1名)   委員         坂 本 美 洋 君   ──────────────────── 説明のため出席した理事者   教育長        伊 藤 博 章 君   まちづくり文化スポーツ観光部長              高 島   司 君   財政部長       原 田 悦 雄 君   農林水産部長     工 藤 良 弘 君   市民健康部長     梅 内 昭 統 君   都市整備部長     工 藤   哲 君   是川縄文館長     小 林 和 彦 君   まちづくり文化スポーツ観光部次長              在 家 秀 則 君   まちづくり文化スポーツ観光部次長まちづくり文化推進室長              松 橋 剛 義 君   スポーツ振興課長   村 山 博 康 君   美術館長       山 田 泰 子 君   財務部次長兼財政課長 松 家 敏 夫 君   財政部次長兼収納課長 兼 田 茂 人 君   水産事務所長     出 河 守 康 君   水産振興課長     磯 嶋 美 徳 君   市民健康部次長兼市民課長              日 山 克 之 君   国保年金課長     松 田 大 平 君   都市整備部次長兼都市政策課長              後 村   勉 君   区画整理課長     丸 山 光 則 君   区画整理課参事    佐 京 利 光 君   駅西区画整理事業所長 小 川 裕 司 君   建築指導課長     石 田 良 一 君   教育部次長兼教育総務課長              澤 田 多嘉男 君   教育部次長      嶋 脇 郁 夫 君   学校教育課長     齋 藤 信 哉 君   教育指導課長     正部家 光 彦 君   社会教育課長     船 田 泰 寛 君   是川縄文館副館長   前 田 美智子 君   総合教育センター所長 井 上 貫 之 君   図書館長       津取場 重 行 君   ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       池 本 伸 也   次長兼庶務課長    松 田 哲 郎   議事課長       阿 部 寿 一   副参事(議事グループリーダー)              田 中 瑞 穂   主幹         細谷地 幸 夫   主査         鈴 木   馨   〃          林   一 秀   ────────────────────        午前10時00分 開議 ○松橋 委員長 おはようございます。  これより昨日に引き続き予算特別委員会を開きます。  この際、各委員にお願い申し上げます。本日の審査は特別会計まで行いたいと思いますので、議事進行に御協力をお願いいたします。  第10款教育費の審査に入ります前に、第8款土木費に関連し、坂本眞将委員の質疑に対して、石田建築指導課長から発言の申し出がありますので、これを許します。 ◎石田 建築指導課長 昨日、第8款で坂本眞将委員から御質問のあった鉄骨むき出しの廃墟についての質問について再度答弁させていただきます。  鉄骨にむき出しの廃墟があった場合について、都市整備部として行政関与をどのようにするかという質問に対し、ありませんとお答えいたしましたが、鉄骨むき出しの廃墟があった場合、その建物の規模や状況を現地で確認した上で所有者を特定し、住宅などの場合には、空き家等の適正管理に関する条例により、それ以外の場合には従来どおりの対応により都市整備部として所有者に適正な管理を指導してまいりますという内容に訂正させていただきます。また、防犯安全上及び生活環境上問題がある場合には、関係部署と連携をとりながら対応してまいります。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 訂正の御答弁ありがとうございました。きのうは関与がないということで、思惑と違う御答弁でしたと発言いたしましたが、関与するということでございますので、ありがたく受けとめさせていただきます。  空き家対策条例等もできておりまして、鉄骨むき出しということになりますと、想像するところは住居とは違うものでありますけれども、しかし、空き家対策条例の制定目的の安全対策、景観上等云々というところからいけば、大きい建物、建設物ということになれば、それよりもはるかに強く行政関与しなければいけないと解釈いたしております。後ほど個別にこういった事案についてどうかということを伺いますので、そのときにはまた対応方よろしくお願い申し上げまして終わります。ありがとうございました。 ○松橋 委員長 第10款教育費並びに関連議案第41号及び第42号の説明を求めます。 ◎松家 財政部次長兼財政課長 おはようございます。それでは、予算に関する説明書の119ページをお開き願います。第10款教育費について御説明申し上げます。  本年度の予算額は89億1501万2000円であり、前年度と比較いたしますと、17%の増、12億9814万1000円の増額となるものでございます。  1項1目教育委員会費は、1節の教育委員の報酬、教育総務課、学校教育課、教育指導課等の職員の人件費、物件費、8節の地域密着型教育推進事業に係るコーディネーター謝礼のほか、120ページに参りまして、13節の用務員業務等委託料、19節の田代小学校中学校組合負担金私立高等学校助成補助金国有資産等所在市町村交付金八戸市立小中学校閉校記念事業費補助金、21節の奨学金貸付金、23節の田代小学校中学校組合に対する普通交付税の返還金が主なものでございます。  2目指導費は、121ページにわたりますが、1節の心の教室相談員に対する報酬、19節の児童・生徒文化活動促進費補助金が主なものでございます。  3目教育センター費は同センターの管理運営経費でございますが、1節の臨床心理士、教育相談員、適応指導教室指導員教育相談アドバイザー及び外国語指導助手の非常勤職員などの報酬、職員の人件費、11節の学校図書館用の図書購入のための消耗品費、122ページに参りまして、教育の情報化推進に係る12節の通信運搬費、13節の学力調査等委託料、教育情報ネットワークシステムHENS運用保守等委託料、教育の情報化推進に係る14節のOA機器等借上料が主なものでございます。  4目特別支援教育推進費は、1節の特別支援教育アシスタント75人分の報酬が主なものでございます。  2項1目学校管理費は、次の123ページにわたりますが、小学校46校の管理運営に要する職員の人件費、物件費でございます。  2目教育振興費は、18節の教材等購入費、20節の準要保護児童学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  3目学校建設費は、124ページに参りまして、13節の仮称・第二白山台小学校建設等に係る設計等委託料、15節の島守小学校の太陽光発電システム整備、図南小学校のキュービクル改修、西園小学校の下水道切りかえ、三条小学校の屋上防水等の工事費、23節の白山台小学校建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  3項1目学校管理費は、125ページにわたりますが、中学校24校の管理運営に要する職員の人件費、物件費でございます。  2目教育振興費は、18節の教材等購入費、20節の準要保護生徒学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  3目学校建設費は、13節の非構造部材耐震化のための施設点検等委託料、明治中学校ほか4校の太陽光発電システム整備、15節の小中野中学校の屋上防水等工事費、23節の白山台中学校建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  126ページをお開き願います。4目学校騒音防止対策費は、市川中学校及び北稜中学校の防音機能復旧事業に係る設計等委託料、工事請負費が主なものでございます。  4項1目幼稚園費は、19節の就園奨励費補助金、私立幼稚園補助金、第3子保育料軽減事業費補助金が主なものでございます。
     5項1目社会教育総務費は、1節の社会教育委員、社会教育指導員等の報酬、職員の人件費、物件費のほか、127ページに参りまして、13節のアートプロジェクト等委託料、19節の文化協会補助金、八戸小唄まつり事業補助金、演奏会補助金が主なものでございます。  2目青少年対策費は、青少年健全育成推進のための少年相談センター非常勤職員等の報酬、物件費のほか、13節の青少年海外派遣事業等委託料、次の128ページに参りまして、19節の子ども会育成連合会など関係団体への負担金、補助金が主なものでございます。  3目公民館費は、地区公民館、瑞豊館、南郷公民館の館長、非常勤主事の報酬及び市公民館を含む物件費などの管理運営経費のほか、8節の開催講座の講師謝礼、13節の清掃業務等委託料、建てかえする公民館の設計等委託料、15節の白銀南公民館ほか2館の太陽光発電システム整備等工事費、18節の小中野公民館備品等購入費、129ページに参りまして、23節の白山台公民館建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  4目図書館費は、市立図書館、南郷図書館、図書情報センターの管理運営のための職員の人件費、物件費のほか、13節の市立図書館の清掃業務等委託料、南郷図書館、図書情報センターの指定管理料、18節の図書類等購入費が主なものでございます。  130ページに参りまして、5目視聴覚センター費は、児童科学館の管理運営経費でございますが、13節の同施設の耐震診断業務等委託料、指定管理料、15節の改修等工事費、18節の視聴覚教材等購入費、19節の青少年のための科学の祭典実行委員会負担金が主なものでございます。  6目博物館費は、131ページにわたりますが、博物館及び南郷歴史民俗資料館の職員の人件費、物件費などの管理運営経費及び特別展、常設展の開催経費のほか、13節の受付業務等委託料、展覧会企画等委託料が主なものでございます。  7目南部会館費は、13節の同会館の指定管理料、15節の施設改修等工事費が主なものでございます。  8目美術館費は、132ページにわたりますが、同館の職員の人件費、物件費などの管理運営経費及び特別展、常設展の開催経費でございます。  9目文化財保護費は、133ページにわたりますが、13節の蕪島ウミネコ繁殖地保護監視業務等委託料出土品修理等委託料、15節の古墳発掘場所説明板設置等工事費が主なものでございます。  10目文化財調査費は、次の134ページにわたりますが、林ノ前等、市内の遺跡の発掘調査に要する経費でございます。  11目是川縄文の里事業費は、是川縄文館及び縄文学習館の管理運営経費、特別展の開催経費でございますが、13節の受付案内業務等委託料資料展示設営等委託料、17節の用地購入費、135ページに参りまして、19節の世界遺産登録推薦書案作成等事業負担金是川縄文館バス運行事業負担金が主なものでございます。  12目八戸南部氏庭園事業費は、春、秋に一般開放するための経費のほか、13節の樹木剪定等委託料が主なものでございます。  13目史跡根城の広場費は、13節の同広場の指定管理料、15節の根城跡環境整備等工事費が主なものでございます。  14目公会堂費は、13節の公会堂、市公民館及び南郷文化ホールの指定管理料、15節の公民館の多目的トイレ等整備工事費が主なものでございます。  15目文化ホール費は、南郷文化ホールの運営経費でございますが、13節の南郷名画座事業等委託料が主なものでございます。  次の136ページに参りまして、16目市民大学講座費は、市民大学講座20講座を実施するための経費でございます。  6項1目保健体育総務費は、1節の学校医、学校歯科医、学校薬剤師の報酬、スポーツ振興課の職員の人件費、物件費のほか、137ページに参りまして、12節の児童生徒等の心電図検査などの手数料、19節の日本スポーツ振興センター共済掛金中学校体育大会派遣補助金、20節の要・準要保護児童生徒医療給付費扶助費が主なものでございます。  2目社会体育振興費は、1節のスポーツ推進委員報酬、仮称・多賀地区多目的運動場整備事業のための13節の実施設計等委託料、17節の用地購入費、19節の八戸スポーツ振興協議会負担金、138ページに参りまして、青森県アイスホッケー連盟事業補助金、各種スポーツ大会への補助金が主なものでございます。  3目体育施設管理費は、市の体育施設の管理運営経費でございますが、13節の八戸市体育館等及び南郷体育施設等の指定管理料、15節の長根野球場電光掲示板設置東運動公園テニスコート人工芝張りかえなどの整備工事費が主なものでございます。  4目学校給食管理費は、学校給食に係る職員の人件費、物件費のほか、20節の準要保護児童生徒学校給食費扶助費が主なものでございます。  5目特別会計整備費は、学校給食特別会計に対する繰出金でございます。  以上で第10款教育費の説明を終わります。 ◎船田 社会教育課長 それでは、議案第41号八戸市社会教育委員に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  議案書の49ページをお開きください。  改正の理由でございますが、社会教育法の一部改正に伴い、社会教育委員の委嘱の基準を定めるとともに、その他所要の改正をするためのものでございます。  50ページをお開きください。  改正の内容でございます。中ほどにあります「委嘱の基準」、第2条を第1条に追加するものです。第2条「委員は、学校教育若しくは社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者又は学識経験のある者のうちから八戸市教育委員会(以下「教育委員会」という。)が委嘱する。」。  また、第2条、第3条、第4条を、第2条を追加したことによって順に送ることにします。  その他所要の改正を行うものです。  なお、この条例は平成26年4月1日から施行するものでございます。  以上で説明を終わります。 ◎前田 是川縄文館副館長 続きまして、議案第42号八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  議案書の51ページをお開き願います。  改正の理由でございますが、史跡是川石器時代遺跡は、昨年10月に約16万平方メートルが追加指定を受け、現在、約21万3500平方メートルが史跡となっております。これら指定地の今後の取り扱いについての基準を定め、史跡の恒久的な保存管理推進を図ることを目的とする保存管理計画策定のため、保存管理計画策定委員会を設置するものでございます。  続きまして、52ページをお開き願います。  改正の内容でございますが、史跡是川石器時代遺跡保存管理計画策定委員会の設置及び担任事務等について規定するものです。  また、同条例の改正に伴い、八戸市特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の別表に附属機関の名称を追加するものでございます。  施行月日でございますが、平成26年4月1日から施行するものでございます。  以上で説明を終わります。 ○松橋 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 おはようございます。私からは、10款6項長根公園野球場整備事業についてお伺いいたします。  先ほど施設改修工事の中でも電光掲示板ということで、その件がメーンでございますが、昨年の9月の一般質問の議会で、長根公園の野球場スコアボードはずっと手動式だったものを電光掲示にできないかとかなり力強く、力説して要望させていただきました。すぐさま市長は政策公約に電光掲示板を盛り込んでいただき、そして今回、次年度の予算に計上していただきまして、スピード対応といいますか、市長の答弁を聞いていて、少しこれは時間がかかるのかと思っていたことからすれば、今回こうやって予算に上げていただいたことに関しては、私的にはいい意味での青天のへきれきといいますか、大変ありがたく、感謝を申し上げている次第でございます。また、さまざま野球関係者の中からも、待望の電光掲示板だということで喜びの声もいただいております。  そこで、早速、電光掲示板はどのような形態のものを想定しているのかを伺いたいと思います。 ◎村山 スポーツ振興課長 お答え申し上げます。  整備する電光掲示板の概要ですが、得点、チーム名、選手名はもとより、映像等も表示可能なフルカラーのLEDの得点板を計画しており、長根公園野球場の掲示板を撤去いたしまして電光掲示板を新設するものでございます。この電光掲示板は、今後、長根公園野球場が移転されることになった場合でも、他の球場に移設して使用することができるように移設可能な構造で設置する予定です。  工事の期間ですが、電光掲示板は、掲示板のフルカラーユニットの作成に3カ月、現場での据えつけ調整に一、二カ月かかることから、工事期間だけで四、五カ月、設計、入札、契約等で必要な期間を全て合わせますと最低でも7カ月必要となっております。また、長根公園野球場は、例年4月から10月まで利用されており、その期間に工事を行うことは使用に支障を来すことから、現場での工事は11月以降に行う予定でございます。このことから、電光掲示板の完成は早くても平成26年12月以降となり、利用者が実際に利用できるのは平成27年4月からの予定となっております。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。スケジュールまで細かく説明していただきましてありがとうございました。  今の形態を聞きましたら、フルカラーの映像もつくということで、そこまで私も期待はしていなかったのですけれども、設備を充実していただけるということです。ただ、予算が1億3700万円ということで、大丈夫なのかといささか不安は持っているわけなのですが、今、全国の各球場でも電光掲示板にする動きもあって、当然メーカーなどもいろいろな工夫をして省コストでと、さらに、省コストでありながらも質の高いものということで多分工夫されているのかとは思うのですが、非常に期待をしております。  スケジュールを聞きましたら、まずことしのシーズン終わりに着手して来年の4月からで、そうすると、来シーズンのちょうど春のさまざまな大会から利用できるということで、ぜひ電光掲示板はすばらしいもので、さまざまな大会などを開催していただきたいという思いがございます。  私も先ほど聞こうと思ったのですが、長根公園再編プランとの兼ね合いということで、将来的には、長期の計画ではこの野球場も移転するという計画では非常に気になってはいたのですが、仮に移転になった場合でもスコアボードが移転できるということでありますので、少しほっとしております。  野球場の電光掲示板ですが、これはもちろんバックスクリーンと一体型になったものということで多分想定していると思うのですけれども、それでよろしいのですよね。――了解しました。  今、手動式のスコアボードというのは、どうしてもバックスクリーンの横にあるものですから、角度からすれば非常に見えにくいということで、私も期間中、たまに車で通って、高校野球の予選などをやっていると、元三八教育会館の前を通って、ふとスコアボードが見えるのですが、でもちょうど角度的には見えにくい位置でして、車に乗りながらもスコアボードを凝視して、うんと気になりながらも少し危ない思いをしたときもありまして、そういう意味では、中央にきちんと、センター方向にバックスクリーン一体型の掲示板ができると、どの角度からも見えやすいところにあるかと思いますので、そういう意味でも非常にいい取り組みだと思います。また、野球をする選手が、自分の名前がしっかりとスコアボードに名前が掲示されるということはやはり士気が高まりますし、また、見ている観客等も見やすい。どうしても選手の名前がわからなくて、パンフレットを目で追いながら確認しなければならないという作業も、スコアボードに選手の名前がしっかりと掲示されれば非常に見やすいというところはあると思います。  訂正か何かがあればどうぞ。 ◎村山 スポーツ振興課長 現在計画しておるのは、現在の場所の土台のところを撤去するか、それを使うかというのを勘案しながら、結局、現状ではバックスクリーンを横の形で設置する。ただ、視認性とかを考えまして、設計委託はこれから始まるのですが、それで大丈夫だというような形のバックスクリーンの脇の電光掲示板になる予定でございます。 ◆夏坂 委員 バックスクリーンを撤去してそこではなくて、バックスクリーンがあったその横にということですか。 ◎村山 スポーツ振興課長 撤去するか土台を生かして、現在の場所と同じところに電光掲示板のユニットをつくる予定でございまして、視認性については、各スタンドから見えるような視認性のよいものを計画しております。 ◆夏坂 委員 電光掲示板のほとんどはバックスクリーンと一体型のところがほとんどだと思いますので、各角度から見えやすい位置となると、センターの真正面のところでないと、公平かつ均等には観客席から見えないというところがあると思いますから、そこもしっかりと考えていただきたいと思っております。  そこで、4月からということであれば、来年度の年度末ぎりぎりの完成ということで、完成して記念試合とか、こけら落としのイベントなどは考えておりませんでしょうか。 ◎村山 スポーツ振興課長 現在のところ考えてはおりません。 ◆夏坂 委員 長根野球場スコア電光掲示板は、ある意味、歴史上非常に大きなことかと思いますので、期間的な余裕があればの話ですけれども、例えば、地元の少年野球のチームとかを招いて記念試合のようなものもできればいいなとは思っておりました。  また、でき得ればのことなのですけれども、プレこけら落とし的なことでもいいのですが、我々議員の中にも野球好きな議員もおります。野球部も今は実情は活動停止状態でございまして、もし可能であればなのですが、我々議員の野球チームと理事者の野球チームで、しっかりと電光掲示にそれぞれの選手の名前が載って、これは私の個人的な願望でもあるのですけれども、1回はスコアボードに私の名前が掲示されて、せっかく野球のユニホームもありますし、ずっと試合ができなくてうずうずしている議員もおりますので、こういう機会をぜひ利用していただいて試合ができればと思っております。当然市長も巻き込んでいただいて、理事者の皆さんの中にも野球をしたくてうずうずしている方もいらっしゃると思いますので、もし可能であればそういうものも検討していただきたいと思っております。電光掲示板については、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  最後にちなみに、野球場の整備の中で、今、長根野球場は両翼が91メートルということで、もちろんこれはプロ野球の1軍の試合ができる規格にはないと。これは八戸市だけではなくて、青森県内の野球場が全て1軍の試合ができる規格にはないということで、これは大きさも含めて、観客席の数もそうなのですけれども、過日、地元紙にも、プロ野球の試合ができる球場が東北では唯一青森県内だけがないという現状の中で、さまざま市民からも、また県民からも、プロ野球の1軍の試合ができる球場を要望される動きがあったかと思うのですが、これは将来的には長根野球場も移転ということになっておりますけれども、今の91メートルの両翼を少し広げるような工事は難しいのでしょうか。 ◎村山 スポーツ振興課長 現在の長根球場におきましては、敷地の関係、また、長根公園再編プランの中長期の観点から移転ということが決まっておりますので、現在の長根球場に際しては難しいところがあるかと考えております。 ◆夏坂 委員 いいです。91メートルと狭いほうが逆にホームランも出やすいというのもあるでしょうし。一昨年の夏の高校野球の予選の青森山田対光星学院の試合が、2回戦で山田と光星が当たるというその球場が長根球場でございまして、当然好カードで、当日はかなりの観客の皆さんが集まりまして、周りの住宅地にも車が路駐されて困ったというぐらいの観客の数でございました。  私もそこにいた一人だったのですけれども、延長戦で竹田選手が起死回生の勝ち越しホームランを打って試合を決めたという。あれが91メートルの両翼だったからホームランが入ったと。あれよりも大きければホームランはでなかったということもありますし、プロ野球の球場でも、神宮球場なども両翼は91メートルですし、実際に本来の規格でないのにプロ野球の試合をやっているところもあるものですから、確かに大きくするということは難しいかと思います。とりあえず今回の電光掲示板は、野球に携わる方々、またさまざまな野球史をつづった長根公園にしてみれば、本当に画期的な取り組みであろうと思っております。どうか先ほどのスケジュールがおくれないように、また、できれば少しでも前倒しできるように、そして来シーズンに間に合うようにぜひ整備を進めていただきたい、そのことを申し上げて終わります。 ○松橋 委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆松田 委員 10款1項の奨学金について質問します。  今、卒業、入学シーズンの時期で、これから親御さんたちもさまざまな経済的な準備をしながら子どもたちを送り出すという時期に入りますけれども、その中で奨学金の制度が非常に大きい役割を果たしているかと思うのですけれども、現在の八戸市の奨学金制度のあらましと、利用、活用状況、その他について、簡単でいいですから説明してください。 ◎齋藤 学校教育課長 それでは、委員にお答え申し上げます。  本市の奨学金制度は、将来を担う人材の育成を図るために、就学困難な学生、生徒に広く支援するということを目的に昭和30年度から導入した事業でございます。現在の応募区分は、一般奨学金と償還免除型の特別奨学金という大きな区分がございます。また、一般奨学金の中には、予約制の奨学金ということで、これは前年度の8月から9月に決定して、翌年度の4月から奨学金を貸与するといった制度も設けております。  平成26年度の募集予定者数として、大学の在学採用は20人程度、高校の在学採用は14人程度、大学の予約採用は20人程度、そして高校の予約採用は26人制度、専修学校の在学採用は13人程度を見込んでおります。これが一般奨学金の区分になります。さらに、特別の奨学金の区分として、大学の特別奨学金に2人程度を予定しております。  以上です。 ◆松田 委員 そうしますと、最初のところでお話があった一般と償還という言葉が出てきましたけれども、償還というと返済を求める、一般というと給付制と理解していいのですか。 ◎齋藤 学校教育課長 特別奨学金以外の奨学金については給付という捉えで結構です。 ◆松田 委員 わかりました。  奨学金の特に償還についてのことなのですけれども、償還ということは卒業してから返還ということになると思うのですけれども、何年ぐらいの返済期間で、最近の特に滞納している状況があればお知らせください。 ◎齋藤 学校教育課長 返済期間は10年を見込んでおります。そして現在の滞納額については、平成24年度末現在で3022万5172円となっております。人数にすると、1年以上滞納している方が約100人という数が出ております。  以上です。 ◆松田 委員 人数で100人というと、私が考えていたよりも多いという感じでいますけれども、卒業してからも働きながら返済する、もしくは親がかわって返済する場合もあると思うのですけれども、100人というと、皆さんの催促といいますか、回収作業も大変だと思うのですが、これに当たってどのように解決策をとっていますか。 ◎齋藤 学校教育課長 今、委員から御指摘がありました回収については、我々も恒久的な財源の確保ということで、これは大変重要な課題であると受けとめています。これまでは通知文、電話による督促、そして職員による自宅訪問という形を重ねてまいりましたけれども、実際にやってみて大変大きい限界を感じているところが正直なところです。よって、今年度、債権回収会社、俗に言うサービサーというところと委託契約を結んで、民間の力をかりながら回収業務も進めていくという予定でおります。実際の稼働は来年度4月からの稼働になりますけれども、現在のところはこの会社と情報を共有して、どういう手だて、あるいはどういう方法で住所等を確認するかといった部分の細かいところを共有しているところでございます。 ◆松田 委員 つまり、ないものからはなかなか取れないということが結論的に、煮詰まるとそういう話になると思うのですけれども、これについては保証人はとっていますか。 ◎齋藤 学校教育課長 貸与する段階で連帯保証人という形ではとっているものの、実際に訪問した際には、連帯保証人の方が高齢であったり、あるいはもう収入がない方であったり、大変困窮しているような状況もあります。そこに連帯保証人ということで、こちらのほうで強制的にまたお願いするのも大変心苦しいところがあるのも実情でございます。  以上です。 ◆松田 委員 今年度の国の予算の中でも、高校生、専門学校あたりで給付制の予算が国の予算で盛られたというお話がありますけれども、もしつかんでいる情報があったら、対象者の問題等を教えてください。 ◎齋藤 学校教育課長 国のほうでは、奨学金の貸与については拡充する方向でというお話もあるのですが、実際のところ財源の部分については具体的にまだ示されていないところがございます。我々としても、具体的な支援があればさらに拡充できるのではないかなという部分では考えております。  以上です。 ◆松田 委員 私のほうで知り得た情報では、対象者が低所得者、住民税非課税やその辺のところだと思うのですけれども、新しい年度の入学生から対象という情報が少しありますけれども、この問題については、普通の場合の商売をして借金するというのと性格がやはり違うだろうという感じを持っています。日本の場合は、義務教育のあたりはほとんどかからないのですけれども、高校生だとか特に大学生になると、大学生を2人入れるとかまどを返すという、親も大変だというようなことが、特に八戸市のあたりは東京あたりに出すと生活費も含めて大変だということもあります。  ですから、どうしても日本の場合は、子どもの教育はほとんどそれぞれの親の責任というところにずっとかかってきます。それを補う形で奨学制度ができて、どういう子どもであっても経済的な事情で教育を受けられないことがないようにと、いわゆる教育の機会均等ということでつくられてきた経過があるかと思います。国のほうでも、給付制の枠を広げていく姿勢がとられていくということで、それは一歩前進だと思うのですけれども、諸外国を見ると、ほとんどが大学まで授業料も含めて無料だと、そして給付制の奨学金というのが韓国も含めて当たり前の流れになっているみたいです。  ぜひそういう意味での見方を持っていただきながら、特に滞納者に対する対応については、十分教育的な立場でやっていただきたいと。単に金の問題だけで終わらないでやってもらいたいと思うのです。特に回収会社との話がさっきありましたけれども、その辺については十分教育委員会のほうでは教育的な配慮も含めて、そして先ほど私が言いましたけれども、奨学金そのものを取り巻いている背景、そして今の経済的な子どもたちを取り巻いている日本の経済なり若者の就職の問題も十分考慮に入れながら回収会社と事前の話をきちんとしていただいて、対応をきちんとやってもらいたいということを要望して、終わります。 ◎齋藤 学校教育課長 先ほど一般奨学金の中で、貸し付けする場合を給付と言いましたけれども、貸与ということで訂正させてください。そして返還が要らない部分については給付という区分でお願いしたいと思っています。  なお、今委員からございました給付型の奨学金を導入している状況ですけれども、例えば、青森市、弘前市あたりでは現在給付型は導入していません。また、平成22年度の調査ではございますが、全自治体の23.6%程度という数字も出ておりました。ただ、これは一部償還不要というような奨学金を導入しているといった情報もありますので、これからそういう部分をしっかり見ながら、拡充できるものについてはしっかり前向きに検討していきたいと思っております。  以上です。 ◆松田 委員 丁寧な御説明をいただきましたけれども、そういう点で、先ほど流れとしての給付制の問題を少しお話ししましたけれども、八戸市の奨学金の制度の中でも給付制の枠組みを広げるようなこともぜひ検討して、特に低所得者のところについては大いに広げていただきたいということを申し上げて終わります。 ○松橋 委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 会派四季に所属しております坂本眞将でありますが、冒頭、委員長からスムーズ、円滑な議事進行ということがございましたので、きょうは特別会計までやるということでございますので、それを受けて手短にいきたいと思っております。  私は、100番の長根公園野球場の電光掲示板整備について通告させていただいております。先ほどスポーツ振興課村山課長より夏坂委員に対して全て網羅した大変御丁寧な御答弁が出ておりますが、加えて大変恐縮でございます。  私はこれは本会議では取り上げておりませんで、過去に担当課に赴いてこれを御質問申し上げておりました。その際に、実は今回は1億3700万円計上されておりますが、私は最初に電光掲示板というときに2000万円、3000万円のことをイメージして言ったわけでありますけれども、担当課の村山課長から、これはメーカーが時計のセイコーで、特許を取っているもので非常に高いのだというお話で見積もりもいただきまして、それが約1億円ということで資料提示を受けまして大変驚きました。費用対効果、それから長根公園全体が流動的な中にあるということで、余り押してほしくないというような話も受けまして差し控えていたところでありますが、今回ぼろっとこれが予算計上されました。この経緯につきまして、過去これまで押さえてきたものがいきなりばんと計上になったのですけれども、どういった経緯でこのようになったのか、御説明をお願いいたします。 ◎村山 スポーツ振興課長 お答えいたします。
     今計画している電光掲示板につきましては、長根球場がかなり古いことから、以前から掲示板は高校生が補助員としてストライク、アウト以外は手差しでやっているわけでございまして、普通の大会であってもなかなか選手名までは回らないというのが現状で、各方面から電光掲示板にしていただけないかというのは昔から声が上がっていたところでございまして、市長のほうも思いがありました。電光掲示板の設置に踏み切ったという経緯でございます。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 そうですか、ありがとうございました。では、要望して終わります。  要望というか、移設可能だということが先ほど夏坂委員に対しての御答弁の中でありましたので、有効活用ということで、今後球場が変更になっていっても移設が可能であるということを承っております。有効活用を御要望申し上げまして、会派四季ですが、終わります。ありがとうございました。 ○松橋 委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆三浦〔博〕 委員 通告をしております、104から109までの部分について質問をしていきたいと思います。  まず、スクールソーシャルワーカー導入についてですけれども、これはこれまでにわたって、本会議でもそうですし、私の選挙公約の1つの部分でもあります。スクールソーシャルワーカー導入についての見通しを伺いたいと思ってはいるのですが、この提案活動を続けているうちに、公益社団法人青森県社会福祉士会が主催しているスクールソーシャルワーク普及促進研修会という形で学ぶ機会もいただきまして、本当に関係各位に感謝しております。  そこで、後援が青森県教育委員会、青森県P.A連合会、そして青森県精神保健福祉士協会という中で、スクールソーシャルワークの意義と実践例を学んでいくという中で、この青森県でもやるからには継続していくような教育と福祉の融合という中にあって、子どもを取り巻くさまざまな環境、教師だけでは解決できない、スクールカウンセラーだけでも限界がある、心の教室相談員でも限界がある。そういう中にあって、八戸版のコミュニティスクールというハードをしっかりと生かしていく意味でも大変大事な、導入が必要だという思いを持って取り組んでいる事項であります。  青森県では、導入にようやく踏み込んでいくような感触もあるみたいなのですけれども、前回の答弁等では、国が助成、そのうちの半分のうちの半分の青森県がなかなか首を縦に振らない。八戸市はこれまでやってきた経緯もありますから有効性は十分認識していると、何とかして導入していきたいという思いを伺っておりましたけれども、今の見通しについて伺いたいと思います。 ◎正部家 教育指導課長 お答え申し上げます。  文部科学省が公表いたしました平成26年度文部科学関係予算におきまして、いじめ対策等総合推進事業の拡充といたしまして、スクールソーシャルワーカーの配置人数が1355人から1466人への拡充が掲げられております。それに伴いまして県のほうでは、県内に6教育事務所がございますが、来年度、各教育事務所に、つまり八戸市で言えば三八教育事務所にスクールソーシャルワーカーを1名配置することが決まりました。それとあわせまして、2年かけて市町村へも広げたいという県のお話がありました。  よって、八戸市教育委員会といたしましては、さらに必要性に鑑み、拡充を強く要望してまいりたいと思っておりますし、先ほど委員もお話をなさっていましたスクールカウンセラー、心の教室相談員も既に配置しておりますので、それぞれが協働的で調和的なパートナーシップの構築をとれるように努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございます。教育環境、子どもを取り巻く環境は特にクローズアップされてきて、今、国でもさまざまな改革をしていくという中にあって、この部分はより一層焦点が当たってきているなという感触があります。そういう意味では、その動向に常にアンテナを張っていただいて、スクールソーシャルワーカーを学校に導入していく。その形でスクールカウンセラーとの協働、役割分担の形のあり方の設計をして、スクールソーシャルワーカーを1名配置するということでありますから、そことの関係でいい事例を蓄積していく中で、本当に子どもたちが学べる、そして家庭も喜ぶ、そして教師が本来業務を一生懸命でき、地域がそれを支えていくのだというようなよりよい関係の潤滑油となるような取り組みになっていただきたいと要望しまして、この質問を終わります。  続きまして、学校図書館についてですけれども、私も一般質問で取り上げたり、また同僚、先輩議員も関心を持って取り上げてきているところであるわけですが、学校図書館という部分では、学校図書館図書標準というものが示されて八戸市に交付税措置されている。ただ、御承知のとおり、当時でしょうか、小泉政権の三位一体の改革という中にあって、教育費だけがひもつきが外されていったというような環境もございました。そういう中にあって、自治体がまさに自由に使える大切な財源として措置されていく中で、どのくらい教育に回っていくべきなのかが今問われてきていると思うわけであります。  そしてまた、NIE、ニュースペーパー・イン・エデュケーション、教育に新聞をという取り組みもまたあって、それは昨年の質問の中でも、学校を指定して、無料で配付される新聞教育に取り組んでいるのだというお話もあったわけでありますけれども、学校図書館の中に、少なくとも全ての中学校に新聞を通した学習ができるような環境をつくっていくということが、言語活動の充実という部分においてもより効果が高まるということは、皆様実感しているところだろうと思うのです。  質問に入るのですけれども、これまでの質問で、市内の小中学校に対して、毎年図書購入費は大体2300万円の配分を維持してきているというところ、そしてまた8割以上の充足率で伸びているというところは本当にすばらしいことであるし、これからも努力を重ねていってほしいと敬意を表するわけでありますが、実際当市に交付税算入額として図書整備に係る交付額はどのくらいあるのかということを、まずは財政課に聞きたいと思います。 ◎松家 財政部次長兼財政課長 交付税のことですので財政課からお答えさせていただきます。  まず、交付税は幾ら入っているという言い方になりがちなのですけれども、各自治体が必要な経費としてどのぐらいかかるかと見積もることが交付税のまず第一段階で、これを基準財政需要額と申しますが、この中でもちろん小学校の運営経費、中学校の運営経費、全ての行政経費が網羅されております。必要な仕事の量を金額に換算して幾らと。それに対しまして収入、おおむねは市税ということになるのですけれども、自主財源が幾らあるのかによって、そのギャップが交付されるということでございます。  今、委員のお話では、どう入っているかを計算されているかということになるのですけれども、ちょっと視点が違うかもしれませんが、平成25年度のもう決定したベースでございますが、交付税の概要をお伝えさせていただきますと、まず教育費に係る一般財源、八戸市の人口規模、学校の規模でございますと、国の見方として37億円ほどの一般財源がかかると見られております。  一方、これを実際に八戸市の予算編成の中でどのぐらい教育費に一般財源を使ったかということで、これは予算書からも拾うことが可能なのですが、平成25年度の予算で見ますと約62億円ということで、図書購入費の枠とは違うのですけれども、教育費全体の話をさせていただきますと、交付税では37億円と見られていて、実際八戸市では、一般財源を投下しているのが62億円だということで、予算化率は単純計算で170%ほどとなっております。したがいまして、実際国で見ている教育費に係る経費に対しては、十分不足なく予算は投下していると、計上しているとは考えております。  図書購入費を正確に計算するのがなかなか難しいことではあるのですけれども、約6200万円ほどは入っているのかと推計はされます。ただ、これは国の計算方法が完全に明らかになっているわけではないので、あくまでも独自の計算で行えばという前提つきでございます。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございます。大変難しい中、具体的な数字を出していただいたことにまず感謝いたします。当市の予算編成において、教育費にお金をかけていないということでは決してないということがまず明らかになった、また、実感としてまた私も持っておりますし、市民もまた感じていると思っております。  その中でまず平成24年は、国の図書整備5カ年計画では、5年で1000億円、200億円という形で図書整備のために交付税措置をしている環境にあると、また新聞配備については5年で75億円、ですから15億円と、また学校司書の配置に150億円、これは単年度で交付税で措置をしているのだという中にありながら、基準財政標準額という算定の中にあって、一般財源は37億円ということも申されておりました。  そのような中で、もちろん教育は、耐震化を初め学校もつくるという形もあって、土木のほうにも大変予算を割かなければならないというような環境にもございますし、また、公民館、さまざまな文化施設にも目を配っていかなければならない。そのような環境にある中で大変努力をされていると思ってはいるのですけれども、6260万円ぐらいの推計のうちに、図書の整備費で2300万円を維持というところに関しては、少し残念な気持ちがいたしますし、ここは努力を重ねていく余地があるかと思っております。そういう意味におきましては、図書購入費の充足率のさらなる向上に努めていただきたいと思っております。  そしてまた、先ほど申し上げましたNIE活動だけではなくて、新聞配備費用というものもついた中にあって、地方新聞、地元の新聞、または中央の新聞を小学校、中学校全校に、全てのというところはどこまでかという話にはなってきますけれども、少なくとも新聞を学校図書館に置いておくというお考えについて担当に聞きたいと思います。 ◎正部家 教育指導課長 お答え申し上げます。  現在、図書購入費は、平均いたしますと各学校30万円ということで購入費が充てられておりますけれども、学校図書館への新聞を配備している学校は1校でございます。昨年度まで私も中学校におりまして、NIEを活用して各学級へ新聞をということで取り上げておりましたが、図書の入れかえ等を考慮いたしますと、図書購入費、先ほど申し上げました平均30万円の一部を新聞購入に充てるということは、現段階ではなかなか難しいと考えております。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 御答弁ありがとうございます。各学校の学校図書の意味はどこにあるのかなという、本来の目的達成のためにもこれからも努力をしていってほしいなと。ただ、新聞配備が1校だけだというところは、我が会派の先輩の石橋充志委員も本会議場でも質問しておりました。やはり現場では新聞を活用していくということ。私が小学校のころは、新聞をつくるということですごく楽しくつくりました。賞をもらうととてもうれしくて、楽しく学習をした記憶がございます。  新聞の中にあって、新聞を読んでいくことの有効性というのは、新学習指導要領でもうたっているので皆さん十分御存じかと思いますし、その中からスクールジャーナリズムという考え方もまた育てていくことがより民主主義の発展につながっていく。そしてまたそれが選挙に関心を持つということにもつながっていく、模擬投票というような部分にもつながっていく。そのような中にあって、新聞を読むのだ。それは世の中でどのような情報を取捨選択していけばいいのだろうかというような素地を養う。これは本当に大事なことだと思いますので、学校新聞充実というところ、文部科学省が掲げている理想に当市も追いついていくような努力をお願い申し上げまして、この質問を終わりたいと思います。  続きまして、給食業務委託についてです。  これは先輩議員が本会議場での建設的な話し合いを伺っていてなるほどなと賛同もしますし、地元企業の育成、活用という部分でも大事な視点だと思って聞いておりました。  ここで聞きたいのはもう1つの視点です。地元企業を生かすということは私も賛同していますし、それに異論のある市民は一人もいないと思っています。一方で、学校給食を親の立場から見れば、我が子の口に入る給食というものが安全で、衛生的で、そして栄養も、元気いっぱいになってほしいというような視点もまたあるわけであります。そういう中で提案書とプレゼンテーション、公募型のプロポーザル方式という中での選定が行われたと思っているわけであります。  提案において、衛生マニュアルとか食中毒危険管理マニュアル等の安全衛生という部分の提案がよりよい評価として受けとめられたと議会答弁でありましたけれども、私は、選定した後、提案どおりに進んでいっているのかというアフターフォロー、支援も含めて、チェック、検査も含めて、この2年の間にどのようにしていくのかというところが気になっているところであります。そこのところを伺いたいと思います。 ○松橋 委員長 ここで議事の運営について改めてお願い申し上げます。  委員各位にお願いいたします。簡潔に質問をお願いいたします。答弁は簡潔明快に理事者の方々にもお願い申し上げます。 ◎齋藤 学校教育課長 それでは、委員にお答え申し上げます。  受託業者が決まった後のことということで、実際に東地区の学校給食センターにおいては、過去2カ年、業者委託の調理業務の委託をしておりましたので、その経緯も含めて御説明します。  現在のところ、引き継ぎについて、前業者との引き継ぎを行っているところであります。その中には給食業務全般にかかわる内容も含まれますが、特に今御指摘のあった衛生管理、あるいは万が一不測の事態が発生した場合の緊急対応の部分も含まれております。実際給食業務がスタートするに当たって、市教委といたしましても、教育長を初め私どもも現場に出向いて状況を確認しながら、また、課題があったところについては、委託した業者と緊密な連携を図りながら情報交換を行っているところであります。  その結果、過去2年間の部分では特に重大な事故等も発生しておりません。そういうことを全てお任せというわけではなくて、実際に業務の中でも緊密な連携を図っていくということが大変重要だということは我々のほうでも認識しております。 ◆三浦〔博〕 委員 アフターフォローという言葉がなじむのかどうかはなかなか難しいところかと、言葉が正しいかどうかというところはありますけれども、御答弁を伺っていて、継続的に見ていくのだということが聞けてよかったと思っております。  というのも、ほかのプロポーザルで、例えばこういう事例がある。当市において番町ヒルズが建てられたと。そこで1階は病院、託児所をつくるのだと。そこがまた評価されて建てられた中にあって、今現在、1階はどうなっているかというところ。現状を見れば、そのときにいいことを言っていても、採択された後にどうなっていくのだろうかということは市民も大変興味を持つところであるわけでございますので、特に子どもの口の中に入るという大変大切な部分でありますので、そこのところのフォローをこれからもしていってほしいと、そしてまた、今回は残念ながら都心の企業に選定がなされたわけでありますけれども、都会はライバル企業も多いでしょうし、もまれて提案力とかも磨いております。そういう中にあって、都会の企業に地元企業は負けるなというようなエールを込めまして、この質問を終わりたいと思います。  次に、旧旭商会の存続について。  これも本会議場で議論がなされているのを聞いておりました。何とか存続してほしいと思ってはいたのですけれども、まず解体が決定していったという旧旭商会は、専門家による計測とか、事前にビデオカメラで撮影して記録保存を行ってくれるということでありました。これは要望で、それをもとに、例えば、はっちで詳細に再現された模型を展示するとかという中で、いつまでも重要文化財、登録有形文化財、大事な文化財でありますから、これからも市民に親しまれていってほしいなと要望したいと思います。  次に、亡失した出土品についてでございます。  これも今定例会で建設的なお話があって伺っておりました。そこで、ここも要望でおさめたいのでありますけれども、職員研修を実施して、保存管理が適切に行われるように努めていくのだという今後の対応を言われていたわけですけれども、ぜひ、興味関心のある人材を配置していかなければ、そのよさ、また大切さがわからないというところがあります。そういう意味では、適切な職員配置をまず第一に考えて、どうしてもいろいろな部門を経験させて育てていきたいというような大きな立場がおありでしょうけれども、そこで価値を余り見出せないような方が仕事だからというのと、大好きだという人が仕事につくのとではやはり思い入れが違うと思うのです。そういう意味では、適切な人材配置ということを心がけていってほしいと思います。それは要望におさめたいと思います。  最後、図書館についてです。  図書館については、市史編さん事業が終了した後、資料を番屋小学校で一元管理をしていくというところを教育長に言っていただきました。一括管理をしていくことで触れられる機会もありますし、一方で、親しみに行くのに距離がどうなのかとか、場所がどうなのかというところもありますので、今後、場所というところも常に検討を重ねて、よりよいところ、もちろん公文書館というところが大目標としてあるわけで、そこの階段を一段一段上がっていく中で、よりよいところで市民に触れられるような、より市民に触れやすい場所に配置してほしいと思うわけであります。  質問ですけれども、市史編さん事業を終了後に、その事業の中で経験した人材がこれからも図書館に残って活躍してほしいと思うわけであります。それは私が前回質問しました、なぜ図書館が指定管理になじまないのかと、図書館の公共的価値のある中核業務というものは、貸し館機能よりも、むしろ文化的、歴史的なレファレンスに対応していくことなのではないかということで、市長も指定管理になじまないということは言われたわけであります。そういう意味でも、今後、図書館の業務グループとかの中にあって、その経験を生かしていって、整理、公開のレファレンスに対応できる専門職員を配置してほしいと思うのですが、そのお考えについて伺いたいと思います。 ◎津取場 図書館長 お答えいたします。  市史編さん事業終了後の市史編さん室の職員には、終了後、図書館の職員として残っていただいて、公開とかレファレンスとかの対応をしていただきたいと思っております。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 御答弁ありがとうございます。これからも図書館が本来の中核的な価値というものをしっかりと発揮され、市民に親しまれていくという図書館であっていただきますよう要望いたしまして、私の質問にかえさせていただきます。誠実な御答弁、まことにありがとうございました。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 三浦博司委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆森園 委員 済みません、恐縮でございます。簡単に。  今、八戸の給食センターというのが4カ所の給食センターに委託されているわけでございますけれども、その中で40年を過ぎました西地区と南郷地区が、新たに新給食センターを北インターのほうにつくりまして、平成28年4月から供用ということが決まっております。  その中で1点、新しい給食センターと、旧来あるといいますか、北と東の学校給食の格差が生じると聞いていますけれども、そのあたりはどういった格差が生じて、それについてはどういった改善を図られる予定なのかをお聞きしたいと思います。 ◎齋藤 学校教育課長 それでは、お答え申し上げます。  今委員から御指摘のありました新給食センターと既存のセンターの格差についてでありますけれども、新しい施設になるわけですので、確実に格差というものは生じるだろうと考えています。その中でも、実際に子どもたちが目にして、あるいは口にする中で十分配慮しなければならないものとして2点ございます。まず1点目は、現在、御飯をアルミ1個炊きで提供しております。これが新学校給食センター供給時にはクラス炊きといって、大きな釜で炊いて、それぞれの学級でまた盛りつけをするといったものが導入されます。ここがまず1点目です。  それから2点目は、おかずを盛りつける皿、これは一部導入はしているのですけれども、今、アルミ1枚で仕切りのない皿を使っている給食センターがあります。これによって、例えば違う種類のものが皿に盛りつけられたときに汁とかがまじってしまう。もっと具体的に言うと、サバの缶詰に桃缶の汁がまじった状態で食べるといったことがあります。ここの部分は、新給食センターになったときには仕切り皿の導入が実施されるわけですけれども、この2点については、既存のセンターも新給食センターと同じようにして合わせていくといった形を今考えております。  よって、実際に子どもたちが目にしたり、口にしたりする部分の解消は、可能な限り市教委としては対応していきたいと考えております。 ◆森園 委員 対応されるということで。私もたまに給食を食べに行って、アルミのやつで食べると、なれている子はいいのでしょうけれども、私からいくとちょっと違和感があって、余りおいしくないと正直言って思ったのですけれども、解消されるということでいいのですけれども。  その中で多分保冷の問題、あと、学校給食はドライというのが今は大体メーンになっているのですけれども、それは当然古いところでは対応できないわけでございまして、そのあたりについて、今見ると北が35年、東が24年と大分たっているわけであります。新給食センターになりますと、予定でいくと西と南の分を合わせて、もっとプラスになってつくる予定になっていると思うのですけれども、今、北が石堂ですよね。北インターにまたできますよね。そうすると、配送計画は少し変わってくるのでしょうか。 ◎齋藤 学校教育課長 新給食センターの給食の供給数は約1万食を見込んでいます。よって、これから既存センターとの食数ともあわせて検討していかなければならないと思っております。それに基づいてまた配送計画がこれからできていくということで、可能な限りそこの部分は迅速に対応していきたいと考えております。  以上です。 ◆森園 委員 わかりました。同じ地域の生徒で余り格差があってもいけないのかなと。アレルギー対応の問題などもあると思いますので。これは予算の問題もあると思いますけれども、年数も、つくろうとすると多分四、五年かかるわけですから、そうすると、来年から計画したとしても、北などの場合ですともう40年になるわけでございます。そのあたりで格差が余り出ないように、予算と相談しながら計画していただきますよう要望いたしまして終わらせていただきます。 ○松橋 委員長 他に関連質疑はありますか。 ◆坂本〔眞〕 委員 会派四季の坂本眞将でありますが、究明したい問題につきまして、簡潔に、効率的に質問させていただきたいと思います。  先ほど、亡失した出土品についての質問の中で、興味のある者の適正配置という御要望がありました。並んでおられる方々を拝見いたしますと、なるほど、ついこの間まで学校の先生だったという方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいまして、そうすると、配置の人事権はどのようになっているのか、御説明をお願いいたします。 ◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 人事権につきましては、是川縄文館に例をとりますと市職員ですので、市全体で勘案しながら配置をするというふうに考えてございます。その後、教育委員会でそれがいいのかどうかということがありますが、基本的には市全体の配置になると思います。 ◆坂本〔眞〕 委員 基本的には市全体の配置と。適正配置全体に求めることでございますが、今いらっしゃる教育委員会に申し上げて適正配置がなされるわけではないわけでございまして、そうしますと、教育委員会から人事課に適正配置がなされるように上申していただきますことを御要望申し上げまして、終わります。ありがとうございました。 ○松橋 委員長 他に関連質疑はありますか。 ◆高橋 委員 私も短目に。  図書館の件で一般質問をさせていただいた部分もあったのですけれども、紛失などもありまして、今、地域資料であったり、古文書の管理という部分では、どれぐらいの人数を割り当てて管理されていますか。 ◎津取場 図書館長 図書館が管轄しております地域資料、古文書類の管理の職員は1名でございます。 ◆高橋 委員 図書館の立場的に、人事に対して少し少ないというのは言いづらい部分もあると思うのですけれども、私は実際図書館の3階の地域資料の保存であったり、収蔵庫を拝見させていただいたのですけれども、全体に対して1人というわけではないですが、地域資料だったり、古文書に対して1人というのは少し厳しいのではないか、難しそうだというのを感じました。ですので、紛失の事件もありましたので要望として、もう少し人事を考えていただきたいという部分で終わります。  あと一般質問の件で、私は青森市と弘前市の中央図書館の件で、青森市は7374平米あると言ったのですけれども、市長はそれは県立を入れているのではないかという答弁だったのですけれども、私は調べたのですが、アウガとかを含めると7343平米あると思うのですが、図書館に詳しい図書館長は市長の答弁に対してどう思われますか。 ◎津取場 図書館長 青森市の市立図書館の面積7000平米というのは県立図書館は入らない、青森市立のみの面積でございます。 ◆高橋 委員 公の場でそれが確認できてよかったです。この件と人事の件で終わりたいと思います。  ありがとうございました。 ○松橋 委員長 他に関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 ないようですので、以上で三浦博司委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  他に御質疑ありませんか。 ◆大島 委員 通告してあります多賀地区多目的運動場について。  西村委員の本会議における一般質問は本当にすばらしい質問をされまして、るる全部わかりました。ちょっと聞きたいのは、軟弱地盤の話もありましたけれども、近場で柱状図をとっていると思うのだけれども、その辺は調べてみなかったのかどうかということです。グラウンドではなくて、例えば、過去、団地とかいろいろなものがあると思います。その辺の参考図はありませんでしたか。 ◎村山 スポーツ振興課長 お答えいたします。  近隣の軟弱地盤は、データとして、過去、団地で支持基盤まで45メートルぐらい、多賀小学校あたりで40メートルぐらいと聞いております。  以上です。 ◆大島 委員 市民病院がなぜ田向に行ったかという理由は、支持基盤が45メートルだから、こちらから向こうに行ったのです。くい代がかかるということです。そういうことをきちんとしないうちに。だから、概略予算が、近場の柱状図を見たら45メートルで支持基盤があるということですから、そうすると、総体的な予算が例えば20億円を見ていた。くいがすごい本数がなければだめだとなると30億円を超えるかもしれない。そういう予算規模になるのです。そうすると、この財源をどうするつもりですか。 ◎村山 スポーツ振興課長 お答えいたします。  整備に係る財源につきまして、当初予算におけるほうで震災の復興基金、また国の復興交付金制度、また整備に当たってはスポーツ振興くじの助成金を活用していくわけですが、またこれからも復興事業として活用できるような有利な財源等がございましたら、検討を進めていきたいと考えております。  以上です。 ◆大島 委員 ここまで来て言いたくないけれども、屋根の崩壊もあったでしょう。45メートルの基盤といったら半端ではないですよ。それを押さえて物をつくっていくというのは、強靱な八戸をつくるのが、軟弱な地盤で強靱な八戸をつくれないわけですから、私は、その辺の進め方が非常に今回はだめだ。今の進め方については失望しています。いいですか。  多賀地区復興まちづくり計画検討委員会をどこの委員会にかけて委員を決めましたかと言ったら、かけていないと言うのです。何十億円もかかる工事を進めるのに、検討委員会を選考するのに委員会にも諮っていない。出てきた回答が、整備構想はまちづくり計画検討委員がつくったからこれをつくりました。私らが目にしたのは去年の3月です。それまではずっとどこで議論したのかがわからないのです。ぽっと出てきた。10万平米が出てきた。それからその後すぐこれが出てきて、製本がきれいになって出てきた。僕ら議会はどこで参加すればいいのかなという疑問をずっと持っていた。20億円の市の予算を使うのに、議員が1つもそれに参加をできないで図面ができてきたということは、私らは議員失格でしょう。完全に失望しています。私の失望とアメリカの失望は全然違うと思うけれども、格差はあっても、選ばれた議員としては本当に今回は失望です。  これから45メートルをクリアしてタワーをつくって、運動場をつくって、J3を呼んで試合をする。そういうイメージの中で市民にきちんと定着させるには、しっかりとした情報公開をしなければだめだと思いますよ。これはあなたに言ってもだめだろうから答弁を求めませんから。やはりそういうことをきちんとやらないと、屋根倒壊があるのです。私は建設常任委員会で事前に視察もしています。そういう意味では、我々の責任もあると思っています。ですから、あなた方だけの責任ではないのです。両輪、両輪と言っているでしょう。私は脱輪したほうの両輪ですけれども、やはり脱輪した方にもわかるように説明してもらわないと、市民に我々は説明できません。まずとりあえず45メートルの支持基盤云々を含めて、これからの情報公開をしっかりしてください。  要望で終わります。よろしくお願いします。
     (「関連」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 大島委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 今、大島委員の御発言どおりです。脱輪したとはいえ、無所属の会派のときに非常にこの件につきましてもいろいろな議論を部屋の中でさせていただきました。私も冒頭から、これだけのことを計画するのに、プロセスが非常にまずいのではないかと。協働のまちづくりと言いながら、全く協働とは裏腹にトップダウンで来ている。あるいは議員の中でも、議員全体ではなく一部だけの合意をいただいて、それでゴーサインが出ているのかと疑われても仕方のないような進め方ではなかったか。  それから財源の問題ですけれども、では、ここの費用というのは、今いろいろと財源の中身を言っていただきましたけれども、復興財源ということで、地元の方たちのためにも、元気を出していただくためにもということで、避難タワーを含めたものができるわけですけれども、復興財源は、避難に係る床の部分だけが復興財源が入って、あとはそうではなくて市の持ち出し。あるいはさまざまな助成などの財源を探し当ててくるということになっているわけですので、余り復興ということで前面に出されると、ああ、そうかということになってしまうわけです。  こういうことで、本当にこの進め方についてはじくじたる思いをしながら伺っておりました。どうぞ、今大島委員もおっしゃられたように、これからの進め方において十分な情報公開をしていただきながら、また、市民、議員の意見をきちんと聴取しながら進めていっていただきたいと強く要望して終わります。 ○松橋 委員長 他に関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 ないようですので、以上で大島委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  他に御質疑ありませんか。 ◆八嶋 委員 きずなクラブの八嶋と申します。事前通告しておりました102番と103番、ちょっと時間が押しているようでありますから、一問一答方式でスピーディーにいきたいと思っています。  予算説明書133ページ、これはそのまま聞きます。説明板というのは一体何のことでございますか。認識の共有、一致のためにお伺いします。 ◎船田 社会教育課長 お答え申し上げます。  この説明板は、根城の鹿島沢古墳群にある説明板が老朽化したため、改築するための経費等です。  以上です。 ◆八嶋 委員 課長、私の不勉強かもしれないけれども、説明板というのは例えば――前置きはいいや、ロータリーがあります。行在所、明治天皇が来た小さいプレートがある。あれはいわゆる説明板ではないわけですか。 ◎船田 社会教育課長 大きさは、通路の部分に八戸小学校かいわいという、擬木で大きな板があります。あのような形のものになります。 ◆八嶋 委員 不勉強を露呈しているのはじくじたるものがありますが、この間のあれは白板で、例えば類家の義経伝説がどうのこうのとか、南宗寺もある。あれが教育委員会担当の説明板という範疇の、左の隅に必ず教育委員会と載るのが説明板ですか。 ◎船田 社会教育課長 市教委で立てたものについては、全て八戸市教育委員会と銘を打たせていただいております。 ◆八嶋 委員 そこで、ここで話ががらっと変わるのですが、ステンレスの説明板と私は思うのですが、市内各所にあるのは教育費ではなくて、つまりコンベンション協会、文化協会のほうなのでしょうか。 ◎船田 社会教育課長 はっちとか、あるいは役所を出てすぐの花屋とか、金属プレート板という少し小さなものはコンベンション協会、あるいは三浦哲郎文学顕彰協議会とか、いろいろな民間団体がつくったものと私は記憶しております。 ◆八嶋 委員 課長、わかりました。それでもう話は終わるのですけれども、私は長い話はしません。生前の正部家種康さん、皆さん御案内のとおり物知りで、何回も御一献を傾ける機会がありまして、あれぐらい物知りはいないわけです。歴史とか民俗、文芸、何でも。よく正部家さんがおっしゃっていました。八嶋君、八戸市は意外と―こういう言い方ではないですけれども、弘前市とかと余り歴史がないようなイメージがあるけれども、とんでもないと。  市内にはまさに各所、旧跡がたくさんあるのだと。説明板は項目を見ると文化財保護費の中の説明板だから、そこがこの範疇の線の切り方が難しいと思うのですけれども、私の言いたいのは、正部家さんの言葉をかりて言うと、例えば小中野には、意外と知らないけれども、亡くなったけれども、石川啄木の妹さんが住んでいたのだよとか、女白虎隊の話とかいろいろありました。  例えば、そこに行在所があって明治天皇が来たときに、グランドホテルの奥に井戸があるのですが、そこにプレートみたいなのがちゃんとあるのです。そして八幡神社に行って休んで、洞に行って、洞からぐるっと曲がって五戸を通って、最後は野村さんという旧邸の野辺地まで明治天皇は行っているのです。広げると切りがないけれども、そういう要所要所のもの。だから、教育委員会と観光協会の兼ね合いが必要だけれども、大きなプレートはある意味では邪魔だし、元治元年何とかかんとかと講釈が長いのだから、見ないのだから、もうコンパクトに、数よりもいっぱいやったほうが市民のための教育の啓蒙にもなるし、この間言ったフィールドミュージアムという概念にもつながるだろうし。  そういう意味で、知らないところがいっぱいあるから、そういう形態に変えたほうがいいのではないか。例えば、しゃべると、どこで線を切るかわかりませんが、明治天皇が来る前に、大久保利通が前年の先発隊として、いわゆる三沢の牧場まで来ているし、歴史はいっぱいあるわけです。鮫に大隈重信が来ているし、そのときに有栖川さん、つまり篤姫の一時期フィアンセと言われた、いわゆるそういう埋もれた歴史を市民に知らしめるのも大いなる教育の1つのマターだから、そういうのをやはり市会議員のほうでも取り上げてやったほうがいいよということで、生前、正部家さんにアドバイスされて、なるほどなと思いました。  ですから、課長、しゃべれば切りがありませんから最後にします。例えば、意外だけれども、おとぎの森で有名な長者山に自由民権運動で板垣退助が来て、相当演説して、そのときの写真があるのだからということで、私は、八戸夜話という本を見たらちゃんとした写真があるのです。まさか板垣退助さんまでが長者山まで来るとは、これはやはり知らしめるべきだし、そういう意味の話を聞くならいいけれども、これは文化財でしょう。  そういうことで、話はちょっと矛盾するけれども、説明板の範疇とかやり方とか、いろいろなものをもう1回再検討して、もっと知らしめなければならない。文化的価値がある云々の範疇にならないかもしれないけれども、そういうのは再検討すべきだということをお願いして、最後に聞くのは、これはどの分野で、どこに何をやるというのは検討委員会みたいなのはあるのでしょうか。市民を入れているのかどうかをお伺いします。 ◎船田 社会教育課長 お答え申し上げます。  特に検討委員会というものは設けてございません。説明板とかは私どもの社会教育課の範疇の指定文化財、名所、史跡、いろいろなものがありますので、昭和50年代から順次計画的に進めてまいっております。まだまだつくらなければならないところもたくさんありますので、委員のおっしゃることも含めながら計画的に進めていければと思います。  以上です。 ◆八嶋 委員 課長、まことに大きい話をしてざっくりした話で、最後は小さい話をするのは非常に恐縮だけれども、いい機会ですから。是川の新井田川に行きます。  はしょって言います。産業文化的な価値がある、いわゆる類家田んぼの発祥は、類家は水がなかったから、新井田川はぐにゃぐにゃした田んぼができなかったものだから、これが採石場で、新井田川から隧道、穴を掘って、それでぐっと引っ張って、長館橋のたもとに、田向のそこに水を放流して、これが類家の芭蕉堂公園に、西助役さんたちが書いた能書きがあります。なるほどなと。  私はたまたま通ると、隧道がトラックの砂利でどんどん風化して、道路を改修したものだから穴自体がわからなくなったわけ。類家が発展したのは、発祥は新井田川の隧道を掘って水を通した。いわゆる十和田湖の稲生川の補修と同じですよ。しゃべれば切りがないですけれども、ドイツの何とかという学者、土木工学を引っ張ってきて穴をあけたのですから、大変な文化財だと思うわけ。ですから、そういうところにも、いわゆる早い話、冒頭しゃべればよかった、新井田川の隧道のところの穴も消滅しそうだから、あそこにもぜひつくってくださいということを言えばもうすぐ終わるのだけれども、この節は要望だけにとどめます。  時間が押していますから、12時には終わります。  次に、新美術館建設の見通しについて。  ところで、これは芸術パークの県の要望の兼ね合いもあるけれども、単純に言って、新しい美術館が欲しいとかという市民からの要望云々は当局に来ていますか。 ◎山田 美術館長 芸術パークの件は、直接美術館がかかわっておりませんのでお答えできないのですけれども、市民で立ち上げた新美術館を熱望する会の動きに関してはちょくちょくお話をいただいておりまして、動向とかも伺っております。 ◆八嶋 委員 館長、市民でつくる何とかかんとかをもう1回。 ◎山田 美術館長 新美術館を熱望する会。 ◆八嶋 委員 端的に聞きますが、そういう要望がある云々は別として、片や市長は提案理由の中にも大上段に構えてしゃべっているでしょう。芸術やアート文化を生かしたまちづくりを進めたいと思いますと、大変大上段に構えて言っているわけだ。私はそういう方向からすると、新美術館をつくろうという予定みたいなのは、庁内の段階で今はどうなっているのでしょうか。 ◎山田 美術館長 具体的に新美術館をどうするかという検討は現在のところ至ってはおりません。 ◆八嶋 委員 私はそういう意味では、市長がこう言っているわけですから、非常にポジティブな考えにもうそろそろ入ったほうがいいかな。そこでしゃべると切りがありませんが、我々議連で、去年、金沢と熊本へ行ってきました。美術館の視察のためです。端的に言います。金沢は別として非常に参考になったのは、行った議員の方がどう思ったかはわかりません。私は熊本の現代美術館を見てまいりました。早い話、いや、これが美術館と思うくらい、言い方はいろいろありますけれども、非常にわけのわからない美術館。これが美術館かと。  早い話、美術館は美術館ですが、図書館もあって、人がソファーに横になって本を読んだり、こちらにショップがあったり、私は古い人間ですから、美術館というイメージが全く変わって、まさに現代美術館です。70万都市の熊本市と二十何万ちょっとの八戸市を比べることも問題があるかもしれないけれども、言いたいのは、感じてきたのは、しゃべれば切りがないけれども、まちなかに複合ビルなり、再開発の一環としてやったのです。いわゆる複合ビルの一環、ましてや中心街活性化のための意味もあって、簡単に言うと、旧長崎屋の店舗の中にぽこんと美術館をはめ込んだという感じです。いや、これもなかなかいいものだなということを感じてきたのです。そういう積極的な意味です。  ですから、しゃくし定規で、はい、これが美術館だという、いわゆる上野の森の美術館だとか近代美術館のイメージではなくて、盛岡のああいうイメージではなくて、青森の県立美術館みたいなああいう周辺の中にぽこんという考え方ではなくて、まちなかにぽこんと入れるのも――話が飛ぶけれども、また芸術パークで云々と言ってしまうと、また県のことだもの。  皆さんしゃべれば、桔梗野工業団地の問題、正月の水道漏れの問題、今のスケートリンクの問題、県はやたらと八戸市に予算をつけたがらないのが、けんかをするわけではないけれども、現状ですから、また県立の箱物の芸術パークなどと言うと、しゃべらないけれども、彼らの腹の中は、また八戸市のこんなものというのがあって、何だかんだ理屈をつけて、スケートリンクみたいにまたぴよっと県立の陸上競技ということがあって、高度な政治判断でしょうということで、県云々というと、また何十年、何百年とおくらせられがちだと思います。私はそういう意味では、美術館を要望している方々とはちょっと違うけれども、金もかかるのでがっちりした美術館ではなくて、十和田がいい例です、ああいう今風にアレンジしたまちの中にある、いわゆる複合ビルにはめ込む、さっき言った眞照堂さん、中村さんのレックの問題とかがいろいろあるでしょう。そういうことも考えて、まちなかにぴこっとああいう感じの、熊本みたいな美術館も1ついいのではないのかということを考えているのです。  そこで、館長が来ていますから、例えば、十和田美術館は年間どれぐらい。当然八戸市の美術館もどれぐらい。私は八戸市の美術館は、税務署の跡地ですけれども、非常に健闘していると思うのです。それからもう1つ、通告をしていないけれども、青森市の棟方志功記念館と同時に、近場の三沢の寺山修司記念館は年間どれぐらい人が入っているかを教えてください。 ◎山田 美術館長 ここ二、三年でよろしいでしょうか。古い年代の平成23年から、青森県立美術館は33万2000人ほどです。寺山修司記念館は1万1000人、十和田市現代美術館は14万2000人。細かい数字ははしょっていますので、申しわけないです。棟方志功記念館が3万3000人です。当館が平成23年は2万9434人です。平成24年、昨年度ですけれども、青森県立美術館は38万9000人、寺山修司記念館が1万人、十和田市現代美術館は13万4000人、棟方志功記念館は3万3000人、当館が3万8000人というような感じです。 ◆八嶋 委員 なるほど。やらせではないけれども、意外と我が八戸市の美術館、これぐらいの税務署の跡地と入っていながら、隣の便所の音がジャーっと聞こえる美術館は、本当の美術館ではないよという批判もあるけれども、意外と人が入っているということを感じていただきたいのです。ですから、もう時間がないのであと5分でやめます。  館長、昭和21年、戦後間もなくです、昭和20年に戦争に負けて、今の十三日町と三日町の角、いわゆる言いたいのは、富士画廊というのが御承知のとおりあったのです。津取場図書館長の御尽力で、「〈はちのへ・るねさんす〉の風景」を書いた山根勢五さんの講演会を図書館でやってもらいました。私も聞きに行きました。山根さんはちょっと体は弱くなったけれども、富士画廊をつくったときの張本人、いろいろな意味の若き青年だったのです。その中心人物が、山根さんと同時に、島脇一男委員が本会議場で言った村次郎さんです。村次郎さんがしょっちゅう鮫から毎日歩いてこの富士画廊に集って、私の言いたいのは、昭和20年に戦争が終わって翌年の昭和21年6月に富士画廊をイシオカビルの2階に設けたのです。  その次の年、昭和22年に旧商工会館の2階で山根さんが言っていました。彼らが集まって金を取って、いわゆる今で言う文化祭です、総合美術展というのをやっているのです。ここに書いてあります。金を取ってですが、超満員だったそうです。ですから、私の言いたいのは、あの昭和20年のギブ・ミー・チョコレートと言った何もない時代に、八戸市は連日連夜、山根さん、村次郎さんたちがやった文化祭に金を払ってまでも来て超満員だったそうです。ですから、いかに我が八戸市は昔から文化的素地があるかということを言いたいのです。  よって、座ではないのです。富士画廊という民間の小さい建物です。そこに文学から画家から芝居から踊りから彫刻から、若きアーティストが集まって八戸市の今の文化の流れが、小寺隆韶さんの演劇もあるけれども、写真のまち、何とかのまちといろいろあるけれども、演劇でもまちでもいいけれども、そういう文化的素地の発芽が昭和20年に既に富士画廊が起点となってやったということですから。それを考えると、建物ではない、中身が問題だと思うのです。我が八戸市は、そういう意味では文化的ファンダメンタルズがすごく熱かったということをここで訴えて、よって、もう終わります。  ぜひ若きアーティストたちを育てようではありませんかということで、そういう意味で、締めです。小林市長が、庁内の組織がえを去年、おととししたのでしょう。まちづくり文化スポーツ観光部という、ごちゃまぜみたいと言えば失礼だけれども、高島部長が何かしゃべりたいような顔をしているけれども、この理念がまさにまちを起こして、文化的にスポーツも加味して発展しようということでしょう。このコンセプトは誤っていないし、大いに我々は賛同するところであります。はっちもそうです。ですから、教育長、そういう意味で、何も答弁は要らない。時間までに終わりますから、ひとつ頑張っていただきますことをお願い申し上げまして、大変短かったと思います。ありがとうございました。 ○松橋 委員長 この際暫時休憩いたします。         午前11時57分 休憩    ────────────────────         午後1時00分 再開 ○冷水 副委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  第10款教育費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆森園 委員 それでは、簡潔に質問させていただきたいと思います。2点、OA機器等借り上げ料についてと、仮称・第二白山台小学校建設についてお伺いしたいと思います。  まずOA機器等借り上げ料、これは122ページにございますけれども、この内容について御説明をお願い申し上げます。 ◎井上 総合教育センター所長 OA機器等借り上げ料は、センターで行っております小中学校の児童生徒用のコンピュータ及び教職員の校務用コンピュータが主なものでございます。 ◆森園 委員 昨年の一般質問で前澤委員から市の職員のいわゆるXP.サポートの質問がございましたけれども、市では情報事務系のパソコンがたしか1385台、基幹系が384台、全部対応すると。事務系については実際には外部と接触していないということでこれからやるのもあるみたいですけれども、学校はとにかく何台ぐらい今あって、どういう対応になっているのかをお聞きをさせていただきたいと思います。 ◎井上 総合教育センター所長 学校では、児童生徒用のコンピュータは、各校、中学校が1人1台、小学校が2人で1台をめどに整備されております。校務用コンピュータに関しましては1408台現在導入されております。 ◆森園 委員 全部で1408台ということでよろしいですか。 ◎井上 総合教育センター所長 先生方用が1408台でございます。子ども用はおよそ1000台ぐらいです。 ◆森園 委員 わかりました。実はこれは昨年、市の更新をするときに、学校のほうは少しおくれるのではないかということで私も大変心配しておりましたけれども、ほかの自治体では大変おくれていまして、要するに役所でもまだ全部済んでいないとか、計画でいくと、今年度に間に合わないのではないかという自治体もあるようでございます。これは市の当局の財政部の考え方なのでしょうけれども、八戸市はとにかく学校も全部済ませてしまおうと、年度内にやってしまうということでございます。大変評価したいと思います。事務のおくれ等、手続の不明な点が出ないように今後もよろしくお願い申し上げたいと思います。それについては終わります。  もう1点、白山台小学校の建設についてでございますけれども、これも実は昨年、前澤委員から質問がございまして、県下随一のマンモス校、白山台小学校の増築か、分離新設かというような議論がこれまでずっとあったのですけれども、ことしの補正に土地購入予算も組み込まれて、平成29年の4月から供用ということになっています。これまで大規模校ということで弊害とか幾つかの課題もあったと私は思っております。  そこで、私自身一番大きな課題だったと思っていたのが、児童健全育成の観点から見た白山台小学校の地区の問題もあったと思うのですけれども、今回、第二白山台小学校を分離新設されるに当たって、まず児童健全育成の観点からは対策をどのように考えておられるのかをお聞きしたいと思います。 ◎齋藤 学校教育課長 それでは、委員にお答えします。  現在当市で進めている適正配置事業の最大の目的は、子どもたちの教育環境の充実と、ただこれ1点を目指して進めているところであります。今委員からも御指摘があったように、小規模校、大規模校とそれぞれあるわけですけれども、小規模校は小規模校でメリットもあります。ただ、その中でやはりデメリットもある。同じように大規模校でもメリット、デメリットもあります。このデメリットの部分は、それぞれの学校事情によってさまざまなわけですけれども、まず1つは安心安全面の部分での管理徹底といった部分もあろうかと思います。  また、教育環境を考えたときに、1つの教室に、本来使う使用目的がある特別教室等が一般教室に使われているといった状況は決して望ましいものではないと考えております。よって、今後、仮称・第二白山台小学校が建設されれば、規模の適正化という部分では十分改善の方向に向かうのではないかと思っております。ただ、あとは中身の部分については、今後、地域密着型教育を通じながら、地域とともに歩む学校づくりということで、新しい学校のスタートに当たっての体制づくりを今後進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◆森園 委員 少し観点を変えまして、白山台小学校は第二になりますと分離新設されて、トータルの人数はそれほど今までと変わらないと思うのですけれども、現状、白山台の児童館がございますよね。児童館の利用率は現状どのような形になっているのか。そのあたりはこの款ではなかなかわからないと。  そうしたら、平成29年4月に向けて建設、供用されるわけですけれども、それまでの簡単なスケジュールがもしあれば教えていただけますか。 ◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 スケジュールをお答え申し上げます。  今、実は建てるに当たりまして、設計の業者選定をプロポーザルを考えてございます。その方針等を今教育委員会で検討しているところでございます。4月、5月にかけましてプロポーザル案ができましたら、地域の方々とプロポーザル案について御意見を賜りたいと思っております。その後、平成26年度中に業者が決まりまして、最初に基本設計がございます。基本設計も随時機会を捉えながら地域の方々と御相談をして、よりよい学校をつくっていきたいと思ってございます。平成27年度の後半に工事にかかりまして、委員おっしゃるとおり平成29年4月開校を進めていくということでございます。  以上でございます。 ◆森園 委員 もうこれで終わりますけれども、今、基本設計も平成26年度中ぐらいにやるということでよろしいですね。わかりました。  柏崎小学校の移転のときも、たしか地域の皆さんとの会合で、仲良しクラブですとか、地域の集会機能を兼ねた多目的スペースは地域の集会の中で決めていったと思うのですけれども、プロポーザルが多分6月中ぐらいではないかと思うのですけれども、できれば建物の大きなものについて、どういった特徴があるものか。それを聞くのを忘れていましたので、1つ。今、第二白山台小学校で考えていらっしゃるような特徴的なもの、今回、分離新設するに当たって、こういったものは大変特徴があると考えているものが今あればお願い申し上げたいと思います。 ◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 今検討中でございますけれども、冒頭おっしゃいましたプロポーザルに向けてどのような学校がいいのだろうかということで鋭意検討してございます。その中には、当然でしょうけれども、安全安心の施設にするということがございます。あとは後々違う用途にも使えるということを考慮しながら、低層棟、簡単に言うと平家とか2階建てを多くしたいという案もございます。あとは、今の普通の学校のように真四角ではなくて複数棟に分かれた棟で、後で使い勝手がいいような感じにしたいと。もちろんその間には渡り廊下はつくのでしょうけれども、複数棟にしたいという考えがございます。  あとは地域の木材を使った木の香りがするものをつくりたいと思っていました。もちろん地域密着型でございますので、地域の方々がともに活用できる施設も考えていきたいと思っています。この辺がだんだんにこういう形で進めている方針の中でございます。これが固まり次第、地域の方々とまたこの案について御検討、御意見を賜りたいと思っています。  以上でございます。 ◆森園 委員 わかりました。大変盛りだくさんだと今聞いていて思いました。これから要望の中で、先ほど地域密着という言葉も出ましたけれども、プールなども含めて地域から要望がいろいろ出ると思います。新しい学校をつくるというのは八戸市でも何年かぶり、何十年かぶりだと思います。ぜひいい学校をつくっていただきますよう要望いたしまして、終わります。 ○冷水 副委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆高山 委員 私は、113番、防災教育副読本購入後の啓発活動について、114番、本のまち八戸構想としての古本市についてということでございます。  まず最初に、防災教育副読本についてお伺いいたします。  全国都道府県教育長協議会第1部会におけるところで、防災教育の推進についてというテーマのもとに、各県教育委員会のアンケート調査をした結果が公表されております。その中で防災教育で重点としていることの項目があり、最も高い数値の1番目が、自然災害から身を守り、被災した場合でもその後の生活を乗り切る能力の育成を図ること、第2番目が災害・地域の特性や防災科学技術等についての知識を身に付けることとありまして、つまり、子どもの防災教育には、行動と知識の両面を重視している教育委員会が多いとの結論が述べられておりました。  しかし、防災教育にかかわる副読本を作成しているかという問いには、作成しているが14県、作成する予定が5県、作成していないというのが28県でした。つまり、作成が30%、予定が10%、していないというところが60%という結果だったのです。ここで、県教委のほうでこういう状況下でありますから、市町村単位だと作成率はもっと低いという推測がされます。しかし、八戸市にあっては、今般の予算で防災教育副読本の導入事業費を計上されたということは大変評価をしております。  ということで、副読本の導入とは、どこかの出版社でつくった子ども向けのそういう防災教育向けの副読本なのか、あるいはまた違った形、どのような形の副読本なのか、その辺のところをお伺いいたします。よろしくお願いします。 ◎正部家 教育指導課長 お答え申し上げます。  副読本の作成につきましては、教育委員会が作成委員会を来年度5月に立ち上げまして、その中で方針内容等を検討することとしております。  以上です。 ◆高山 委員 ということは、既製のものではなくして八戸市独自ということですよね。これはやはりすごいと思っております。先ほどのアンケート調査の第2番目のところにこういうことが書いてありました。災害の特性、あるいは地域の特性の知識を身につけること、そしてそういう行動だということだったのです。ということになれば、これはまさに私ども八戸は、特に地域の特性として思うことは、海のまちですから、地震が来ると大きな津波被害が予想されます。現に大変な被害に遭ったわけです。  そういう地域の特性、あるいは災害の特性というものが非常に顕著にあらわれるということですので、八戸市独自で作成委員会ということになると、執筆者というか、副読本としてあらわす方々はどういうメンバーの方々なのでしょうか。先生方なのでしょうか、どういうようなものなのか。作成委員会を立ち上げてからどういうプロセスというかスケジュール、そしてもう1つは、実際にそれができ上がったとして、子どもたちに配本した後の学校内でのカリキュラムの中でどのような位置づけでやっていくのか、その2つの点をよろしくお願いします。 ◎正部家 教育指導課長 執筆者につきましては、学校教員、校長、教頭、教諭、それから市役所からは防災危機管理課職員、さらには消防署職員、市教委担当ということで、約12名ほどを考えてございます。必要に応じまして、防災にかかわる専門的な知識という点で、防災の専門家であるとか大学等の教員にアドバイザーとして指導、助言をいただく場合もあろうかと思ってございます。スケジュールにつきましては、約1年ほどかけまして原稿を作成いたしまして、平成27年4月に全児童生徒ということで配付を予定してございます。  どのカリキュラムの中で子どもたちに展開されるのかということについては、例えば避難訓練の事前、事後の指導の時間や3・11ということで市の防災教育の日を設けてございますが、その日であるとか、さらには、日常の授業の中では、学級活動の時間、あるいは保健体育、総合的な学習の時間等の指導ということで考えてございます。  以上です。 ◆高山 委員 先生方とか消防署、市教委の皆さん12名ということですけれども、最終的には、本というのが作成されると、やはり専門分野のいろいろな監修を受けるということがあります。防災的なものの専門部課とすれば、当然ここに防災危機管理課がありますので、防災安全部の最終的な監修を受けるということまで考えているのかをお伺いします。 ◎正部家 教育指導課長 それも検討事項として参考にさせていただきます。ありがとうございます。 ◆高山 委員 先ほどの1年がかりで、物を書くというのはすごく大変だというのはよくわかるのです。他にいろいろ参考にしながらでしょうけれども、市の独自のものかというと、物書きというのは何でもそうなのですが、ゼロからの出発です。無から有を生むということになると、かなりいろいろな検討課題、特に八戸市の独自のものをつくっていくということになると、それぞれたくさんのいろいろな協議するものがあると思います。ですので、そういうプロセスを経ながら、やはりよりよきものをつくってもらいたいということを希望いたします。
     次に、学校のカリキュラムの中でやっていくということになると、実際の副読本というものは、聞くところによりますと、小学校の場合ですと1年生から3年生、4年生から6年生、そして中学生用という3巻本だとお聞きをしましたけれども、これは低学年用、高学年用、そして中学生用と同じ内容のものをそういう表現で書くのでしょうか、それとも発達段階においてレベルアップというか高度化しているのか、その辺はどちらでしょうか。どのような内容でしょうか。 ◎正部家 教育指導課長 お答え申し上げます。  それぞれの発達の段階に応じまして、文章の内容、文字等については配慮をしていきたいと思っております。特徴といたしましては、児童生徒に、みずからの命を守るにはどうすればいいのかというのを書き込みながら、自分の地域の特性を踏まえて考えさせ、そして主体的に行動する力の育成を考えております。  もう一言加えますと、小学校1年から3年生までには、まず自分の身を守ることができるよう、安全な行動ができるということを考慮したいと思います。4年から6年生には、自分の身を守ることプラス他の人、家族や友達の安全の気配りができる、さらには中学生におきましては、自分の身をしっかり守った後で、ボランティアとして地域の防災活動や避難所等での助け合いができるというイメージで考えていきたいと思っております。どの発達段階におきましても、自分の身を守る上で重要な共通の指導内容というのがありますけれども、そこは3種類全てに対しまして記載をして、繰り返し繰り返し指導するものとしております。 ◆高山 委員 発達段階において、低学年においてはまず自分の身を守ること、今度は4年生から6年生になると他の人にも、そしてまた今度は中学生になると周りの人たちも引き込んでというような1つの段階に応じてということになるのですけれども、先般、私も思い出があります。江陽地区での去年の秋の防災訓練は、休日ではなくして平日でやりました。江陽中学校が最終避難所でありましたから、そのときに中学生がボランティアという形で高齢者の方々の介助、そういう意味での避難訓練に携わっていました。あのときは行ってみてびっくりしました。なるほどと。津波あるいは地震はいつ来るかわかりません。そういう中で平日であるかもしれないし、夜中である、あるいは学校の授業をやっているときかもしれない。そういうときに手伝うということの想定をしてやったということを見て、なるほどなと。例えばそういうことが結局、教科書の中にも盛り込まれているということなのですね。(「はい」と呼ぶ者あり)  もう1つお伺いしたいのですけれども、そういうことは今度は学校で学ぶだけでなくして、家庭のお父さんやお母さんというような、本の内容が漠然としたものでしょうけれども、例えば市教委の構想といいますか、学校で子どもたちに知識や行動を学ばせるだけではなくて、もっと家庭、地域も引き込んだところまでいっているのかどうか。漠然とした形でも、そういう構想、特性があるのならばお伺いしたいと思います。 ◎正部家 教育指導課長 お答え申し上げます。  例えば、自分が学校から帰るときの危険な場所と避難する場所を書き込む。特に避難する場所につきましては、家の人と相談をするということ。あるいは、学校あるいは家にいたり、外にいて地震等が起きたときに、例えば落ちてこないとか倒れてこないとか、物が移動してこないような場所に避難することであるとか、家での防災対策、部屋の安全確保、あるいは非常持ち出し品の確認、さらには中学生には、先ほど申し上げましたボランティアについても内容として考えてございます。  済みません、1カ所、先ほどの作成委員、私は先ほど12名と申し上げましたけれども、全員で16名ということで考えております。 ◆高山 委員 先ほど副読本に書き込み式とたしか話をしましたよね。ということは、1冊の本をもとにして子ども自身が本をつくっていくということですよね。ただ見て学ぶだけではなくして、自分自身で自分用の副読本、自分用の防災ノートになりますよね。今聞いていて、書き込み式というのはすごいと思いました。結局、そうすると、自分用のノートということでは、自分と家族も引き込んでということになりますけれども、1つの副読本が自分用の独自のものに展開するということがすごいと思います。  そこで、1つ、そのようになってくると疑問というか、どのようにしていくのかということが頭の中で今ぐるぐると回転したのですけれども、それはこういうことなのです。1年生から3年生、4年生から6年生、そして中学3年間ということだと、1冊の本が3年間用なのか、1冊の本が3年間サイクルするのか。そういう構想はどのような形の本なのですか。1冊の中で1年分ずつが3年間たまるような形なのか、1冊が1年間で完結して、またさらに繰り返して3年間使うのかという。ここの本の構想です。 ◎正部家 教育指導課長 副読本は、20ページほどの例えばノートサイズのものを今想定しております。3年間でつくり上げるというよりは、小学校1年生であっても、例えば小学校3年生であっても、3年間のレベルとすれば全く同じでございますので、1年でまず完結で、それを繰り返し繰り返し2年目も3年目も使う。そして次に4年生に上がれば、また新しい、先ほど申し上げたような今度は視点が、他を思いやるとかさまざまそういったことも含めてのものということで想定してございます。 ◆高山 委員 そういうことで書き込み式をしながら、結局1年間ずつ完結型であって、3年間リピートで繰り返していくという。これは1つの方法とすれば、完全なるすり込み型というか、知識として、あるいは知識からもう1つ超えた行動といういろいろなところでかなり習熟度が高まるというところにつながるかもしれません。そういう意味では、はっきり言えばぼろぼろになるまで使う、そして学年が1年生からであれば、学年が上がればまた次に、今言った4年生から6年生用に切りかえて、また新しい視点で感性で磨いていくというのは、想像するだけでとてもおもしろいと思います。ぜひともいい本をつくってもらいたいと思います。  ということで、最後に要望というか、思いつきみたいなことを言います。子どもたちが学んで、私は先ほどロビーに行きましたら、今の八戸のテーマによって、それぞれの児童の絵画がずっとロビーに展示されていました。市長賞が山車に乗った小学校2年生の子どもの絵画でした。あるいは、この前、環境展を見に行ったときに子どもたちの絵画等が紹介されて、それがまた次のごみの不法投棄の防止のために使われるということでした。そういう意味から見て、防災教育の副読本、防災教育ということを受けたときに、今度はもう1ついろいろな意味で貢献をしていく。あるいは、それが児童の絵画、あるいは標語みたいなものが社会の中でも貢献をしていくというか、みんなの絵画が避難誘導とか防災教育に役立っていくのだ。そのように展開していってくれればと思うのです。  一番おもしろいのが、八戸百景かるたというのがあるのですけれども、八戸百景の中に新井田川の灯籠流しとかいろいろなものを風物として取り上げているので、夏休みになると、そういうテーマが宿題で与えられるとよく取材に来ます。かるたを通してやはりいろいろなものを学んでいるのです。そういう意味からすると、こういう防災教育を受けた後、副読本を読んだ後には、単純なことなのですけれども、防災かるたのようなものをつくると、それを子どもたちが、それ逃げろ、そうだぞといって、みんなでてんでこ逃げろというようなことが、いっぱい標語みたいなものが盛り込まれたかるたができると、それが次にいろいろな実践というか、家族の中でみんなでかるたをやったりするとおもしろいのではないかと思っております。  もう1つは、先般の一般質問で述べさせていただきましたが、海抜標示のときに、副読本はA4判なのですか、B5判ぐらいなのでしょうか。 ◎正部家 教育指導課長 A4サイズだと思います。 ◆高山 委員 A4サイズだと、例えば海抜標示みたいなやつをびらんとつけて、それをコピーして、自分の家の海抜をマジックで5メートルなら5と書くなどというのも、あのときはホームページからリンクしたらどうですかということもありましたけれども、子どもたちは自分の副読本を生かした、そして家庭や地域にもそういうものを出せるというような、子ども自身が社会発信をする。ただ学ぶだけではなくて、社会発信をするというような副読本にでもなってみたらどうかなというところを一応意見として述べて、この項は終わります。  では次に、本のまち八戸構想としての古本市についてです。  本のまち八戸構想、ブックスタート、それからブッククーポン事業は、1冊の本を赤ちゃん、あるいは児童に与えて、未来を担う子どもたちが絵本から言葉を聞き、言葉に親しみ、そして親子の情愛を深めながら学んでいくということです。さらには小学生の子どもたちは保護者とともにみずからが本を選び、自分の感性を磨き、想像力豊かにして、本を大切にして学んでもらいたいとのことの理念であり、それが契機となって、いろいろな本との出会いで、本を求めたり、そして楽しんでいくということだと思います。  今回、質問のテーマは、与えられた本、あるいは求めた本というものを大事にして、いかに生かして学び、そして古くなった本をどう終末を考えるかということです。これは実は本のまち八戸構想でも、やはり少しちゃんと考えてあげなければならないと思っています。ただ与える、求める、でも本自体は最終的にはどうなるのですか。本の命を大切にしてもらいたいというところがあるのです。ということで、家庭にあっては古くなった本をずっと書棚に入れて、次の世代への受け継ぎというのもあるだろうし、あるいは誰かにあげたりということもあるかもしれません。ただ、本自身が単なるごみとして捨てられたり、あるいはただ段ボール箱に入れて押し入れの中にしまいっ放しということではなくして、やはりこれも本の命を生かしてあげたいというところが大事ではないかと思います。  そこで、聞きたいことはこういうことです。市立図書館や学校図書館の蔵書に対する古くなった本の対応はいかなるものかということです。学校図書館も、あるいは市立の図書館も原資は、今予算計上されていることもありまして、もともとは税金です。だから、税金をもとにしてつくられた、買い求められた本は、除籍された後、どのような終末を迎えるかというところをお聞きしたいと思います。最初に市立図書館の問題をお願いします。 ◎津取場 図書館長 お答え申し上げます。  図書館で除籍された本ですけれども、まず1つ目は、希望する施設、児童館とか公民館とか学校などへ3年から5年に一度提供しております。  2つ目ですけれども、毎年1回、秋の読書週間のころに、休みの日を1日利用しまして市民の方へのリサイクルフェアを開催しております。希望する市民の方へ無料で差し上げております。これで残った本は、引き取りに来ますのでリサイクルプラザへ持っていってもらっています。  それから3つ目としまして、本としてぼろぼろになったような本は、紙の資源ごみとして廃棄しております。  以上でございます。 ◆高山 委員 では次に、学校図書館はどうでしょうか。 ◎正部家 教育指導課長 学校長の判断において対処してございます。例えば表記が古いものであるとか、破損がひどくほとんど読まれていない本につきましては、除籍するよう、こちらのほうでも助言をしてございます。それから、特にひどいものにつきましては廃棄処分をしてございます。あるいは、除籍した本を学校のバザー等の学校公開日に紹介いたしまして、読みたい本を持っていってもらっているという例もございます。  以上です。 ◆高山 委員 今言ったように学校図書館は校長先生のいろいろな判断ということになると、結局、例えば、いろいろな読む内容によっても、ぼろぼろになるまで読んでもらってよかったなという感覚と、ぼろぼろになっちゃったなという、同じような言葉を使いますけれども、本に対するものというのはやはり感覚が違うのです。愛着がある本なのか、どうでもよくなった本かということになります。そういう意味で言うならば、除籍の判断は、専門家の司書がやるのか、例えば学校の場合は校長先生なのか、あるいはまた市立図書館の津取場図書館長のほうでは津取場図書館長の判断なのか、その辺をお伺いします。 ◎正部家 教育指導課長 12学級以上の学校には司書教諭を配置してございます。あるいは11学級以下でも、司書教諭、あるいは担当ということで置いてございますので、最終的には学校長の判断、あるいは司書教諭との相談で、学校長の判断で対処ということになります。  以上です。 ◎津取場 図書館長 図書館ですけれども、除籍の基準がありまして、それにのっとって除籍しますけれども、実用本などで内容が古くなってしまったもの、あとは汚損、破損というものでございます。 ◆高山 委員 少し視点を変えまして、では、除籍の本は年間どれぐらいなのか。校長の判断ということになると、学校によって除籍数が一律ではないと思いますが、わかる範囲でよろしくお願いします。 ◎正部家 教育指導課長 除籍の冊数でございますが、全小学校の除籍冊数は1万133冊、1校当たりに平均しますと約220冊、中学校におきましては、除籍冊数2442冊ということで、1校当たりでは101冊ということの冊数でございます。これは平成24年度のデータです。  以上です。 ◎津取場 図書館長 図書館の除籍冊数ですけれども、平成22年度は2171冊、平成23年度は1553冊、平成24年度は1万2875冊を除籍しております。平成24年度の除籍がふえましたのは、書庫がいっぱいになってきましたので、冊数がふえたものでございます。  以上でございます。 ◆高山 委員 最後のふえたのは、書庫が狭くなったと言いましたか。 ◎津取場 図書館長 書庫がいっぱいになりました。 ◆高山 委員 先ほどの津取場図書館長の話を聞くと、古くなった基準がありましてというような話をしていながら、結局、今度は書庫がいっぱいになったからということになってしまうと、ここが非常に疑問になることですけれども、それは一応触れません。  小学校は年間1万133冊、中学校は2442冊、図書館では、昨年は特異であったということにして、平均2000冊ぐらいだということですね。そこでもう1つ。では、予算計上されていますので、年間どれぐらいの図書数が購入されるのでしょうか。学校と図書館をお願いします。 ◎正部家 教育指導課長 小学校におきましては、購入冊数が1万205冊、寄贈冊数が3527冊、合わせまして補充冊数は小学校が1万3732冊になります。1校当たりの補充冊数で申し上げますと298.5冊、中学校におきましては購入冊数8427冊、寄贈冊数が176冊ということで、補充冊数といたしましては中学校は8603冊、1校当たりで申し上げますと358冊ということになります。  以上です。 ◎津取場 図書館長 図書館の補充冊数ですけれども、平成22年度は1万6584冊、平成23年度は2万1688冊、平成24年度は1万5803冊を受け入れております。  以上です。 ◆高山 委員 それぞれどうもありがとうございました。ということは、結局、補充されて除籍されるというのが、毎年このようにたくさんの冊数があります。そして学校によっては学校長の判断によって、それぞれにバザーに出されたり、あるいは廃棄されたり、あるいは学校によって、私はこういうところを見ました。それは段ボール箱に入れられて、ただ片隅に置かれているという現状がありました。それを見たとき、いろいろ愕然とする思いがあったのです。  ということで先ほどの一番最初のテーマに戻りますが、本にもやはり命があるという感覚で見てあげないと、本自身に対する、本のまち八戸構想の骨格は、やはり本にも命があるという生命感を倫理観として持っていなければならないのではないかと私は思います。本は単なる知識や物を学ぶだけではなくして、本に愛着を持ったりして、最後には終末をきちんと見てもらえるべきものではないかなというところがありまして、きょうのテーマがそういうところで、八戸市としては本のまち構想という壮大な構想を立ち上げたのですから、最終的には古本に対する思いも八戸市として責任を持ってやるべきではないかなと思うのです。  そういう意味で、例えば、市庁前にえんぶりとか、三社大祭があると出店が出たりして、ここに大いなるにぎわい広場ができます。ああいうような大古本市というものを市が主催する、あるいはどこかの団体にしてもらうということです。これは実は税金をもとにして得られた図書類でありますから、それを図書館も学校も一体となった形で、それは市民への還元という形です。結果的には無償になるし、あるいは家庭からのものを持ってきてお互いに本を交換しましょうというようなこと。民間も抱き込むような形での古本市にならないかなと思いますが、この辺は、津取場図書館長も正部家課長もいずれ異動があるかもしれませんから、教育長はどう思いますか。 ◎伊藤 教育長 委員の一言一言が大変心にしみるお話でした。ブッククーポンで子どもたちに本を与える、読書環境をつくってあげるという発想が非常に強かったのでありますけれども、私も本に育てられた人間でありますので、本の終末を考える、本の命を大事にする。単なる本を与えればというのではなくて、本からいただいた知識をまた還元して、また市民や地域にも還元していくという発想。委員は本のまち八戸の骨格というお言葉を使いましたけれども、まさに本にも命があるのだということを小学校、中学校の教育現場を通じて徹底していきたい、そして今の古本市の発想も非常にすばらしい発想だというので、教育委員会も音頭をとりながら実現をさせてみたいと考えております。ありがとうございました。 ◆高山 委員 とてもありがとうございました。教育長の本にも命があるということを理解していただいてとてもうれしく思います。  もう1つ、意見として言います。それでも残る本があるのです。それでも残った本は、先ほどの資源ごみとして出すという発想は、私はそこもつらいのです。1つはこういう方法があるのです。東京にSVA、シャンティ国際ボランティア会といって、それはいろいろなところから古本を回収して、それを海外の子どもたち、特に東南アジア、カンボジア、ラオス、ミャンマー、特にカンボジアの難民キャンプの子どもたちに届けるというリサイクル・ブック・エイドという制度があるのです。これは全国どこにでも無料で回収に宅急便が来るのです。そして回収して、それを古本として、最終的にはそちらのほうではリサイクルするという形でお金に変えるのですけれども、そのお金が最終的には、ちょっと言葉に語弊があるのですが、海外の恵まれない子どもたちの絵本となるのです。そういういろいろな最終的な本の終末という方法もありますので、一応意見として述べさせていただいて、いろいろな本の活用、終末というところまで考えていただければなということを述べまして終わります。ありがとうございました。 ○冷水 副委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆高橋 委員 私は、通告してありましたスポーツ振興協議会についてまず質問させていただきたいと思います。  予算概要にもありましたスポーツ振興協議会ですけれども、この内容を教えていただきたいのでお願いします。 ◎村山 スポーツ振興課長 お答えいたします。  まず、スポーツ振興協議会の予算を含めました地域スポーツチーム応援事業について御説明いたします。本年度までは、スポーツ振興協議会のものも市が予算を一本化して事業をしておりましたが、来年度からは市が直接行うものとスポーツ振興協議会が行うものとそれぞれ予算化して事業を行うことになりました。  まず市の直接行うものとして、市内の商店街への応援フラッグの拡充、それから八戸駅東西自由通路にチームの広告幕、庁舎の玄関用の看板、これはチームが優勝したとき等のものでございます。あと地域のスポーツの活用P.業務委託料、これは各スポーツチームを活用して、アウエーのゲームや県外のゲームのときに、チーム自体のP.とともに、八戸の観光P.を業務委託するものでございます。  それから最後に、スポーツ振興協議会の負担金ということで予算化しておりますものは、チームの試合のときのシャトルバス、チームを使ったイベント事業を計画しております。  以上です。 ◆高橋 委員 何度かいろいろ提案させていただいて、フラッグなどを形にしていただいたり、シャトルバスにしても形にしていただいたり、あと看板に関してもいろいろ提示したのが新聞などにも取り上げられていて市民の方々も見に来たりして、本当にスポーツに関する関心というものは高まってきて感謝申し上げます。  また、チームシャトルバスに関してですけれども、引き続き継続していただけるという部分なので、ヴァンラーレ八戸に関しましては16日から試合が始まって、ホームが21日からなのですけれども、今出ている日程だと、東運動公園と五戸町の試合開催が予定されています。シャトルバスにつきまして、運行の予定があれば教えていただきたいのですけれども。 ◎村山 スポーツ振興課長 お答えいたします。  シャトルバスにつきまして、ヴァンラーレ八戸のほうですが、昨シーズンは南郷の陸上競技場でございましたが、今シーズンからは東陸上競技場と五戸町のひばり野運動公園の2つの会場となります。東運動公園につきましては、近くにバスの営業所等がございまして交通の便がいいということでございまして、シャトルバスの計画はございませんが、五戸町が公共の交通機関が市内と比較してかなり少ないと、それから駐車場の収容台数もまた少ないということを考えまして、五戸開催のホームゲームにシャトルバスを運行しようという計画でございます。  以上です。 ◆高橋 委員 八戸市で応援しているチームですけれども、試合が五戸町ということでいろいろ懸念される部分、また問題点、駐車場であったり、交通の便の問題がある中で、他地域であってもバスを出していこうという姿勢に本当に敬意を表したいと思います。  アイスホッケーの東北フリーブレイズのバスにしても、ヴァンラーレ八戸のバスにしても、初めはちょっと大変な部分があったのですけれども、後半は乗車人数などがふえてきて、徐々に試合の映像VTRであったり、ファンの方々がアイデアを出し合っているのを吸い上げて採用していただいているということなので、市民参加型であったりファン参加型の、自分たちでこのチームを盛り上げていきたい、地域スポーツを盛り上げていきたいということをしっかり酌み取って、自分たちでつくっていくのだというチームの流れ、シャトルバス、ファンのコミュニティの場所をつくってほしいなと思って、要望したいと思います。  あと、地域スポーツを応援するという部分で、はっちなどの中心街に地域プロスポーツチームのブースみたいな部分、これは提案なのですけれども。今、ヴァンラーレ八戸、アイスホッケーの東北フリーブレイズ、バスケットの青森ワッツも入れて、3つのプロチームを応援していこうということを市長は掲げていましたけれども、そういったことの情報発信という場所で、はっちのほうでいろいろテナントの改選とかもあると伺っているので、1階か2階か、3階、4階になるかはわからないのですけれども、ちょうど2階にルオーテというスポーツバーがあると思うのですが、あのような場所と連携して、大画面を使って地元の試合を見たり、地域で流している録画の部分をもう1回再放送で見る。若者が集ったり、地元にこういうスポーツがあるというのを再認識できるような場所をつくってほしいと要望したいと思いますけれども、課長、御意見だったり、展望があれば意見を伺いたいと思います。 ◎村山 スポーツ振興課長 お答えいたします。  当市の地域で持っているスポーツ資源を活用、P.していくための一般向けの紹介スペースは必要と認識しておりますので、御提案のありましたはっちの活用について、今後、はっち側と協議をして進めてまいりたいと思います。  以上です。 ◆高橋 委員 もちろんスポーツ振興課だけではなくて、はっちの承認も必要だと思いますので、そういった中で、課長から非常に前向きなお答えがいただけたのではないかと思います。  そういった中でプロスポーツチームというものを進めていきたい部分と、もしほかにも、地域スポーツで言うと、アントラーズの柴崎岳君は七戸町出身です。あとは光星学院出身の坂本勇人選手だったり、レスリングの伊調さん、小原さん、今回オリンピックに出たスマイルジャパンの近藤陽子さん、中村亜実さん、さまざまなスポーツの著名人も八戸から出ています。そういった方々の地域スポーツの発信場所という部分も考えて、いろいろな可能性を考えてはっちと協議したり、中心街にも生かせるスポーツ資源として活用していただきたいと要望して終わります。  笑顔の教室については取り下げます。 ○冷水 副委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆石橋 委員 通告してあります1つ、学校適正配置についてお伺いをしたいと思っております。  学校適正配置は、平成22年、検討委員会等から出された部分、短期、中期、長期というような形の進め方の中で方向を示されております。今回の予算案の中にも、その中から学校の統廃合及び新設の部分で第二白山台小学校の開校の準備に入るというような形での動きが出ております。八戸市の学校の適正配置というのは、青森市などと違った中で非常に細やかに、市民がどのように、学校に対しての通学方法であったり、学校に対する地域の思い、および部活動のあり方など、現状を聞いた中でどういう形で進めればいいかということをやったということは、これは非常に評価されるやり方だったと思っております。  その中で、早急に対応すべき課題というのは3年というのがあったわけですけれども、3年が大体経過した中で短期的な成果はどのように見えていたのか、また、中期的な取り組みとしてはどのようなものが今行われつつあるものなのかどうか、現状の時点での見えているもの、結果が出たものについてお知らせいただきたいと思います。 ◎齋藤 学校教育課長 それでは、お答えします。  適正配置事業の中で短期課題に挙げられている地域につきましては、現在のところは最新のもので3月18日付で、これも新聞で掲載されましたけれども、南郷区の3小学校の統廃合が合意形成についたといった記事がありました。そのことも含めて、現在、短期課題で挙がっている5地区のものについてはようやくめどが立ったところであります。  以上です。 ◆石橋 委員 その中で、少し細かいのですけれども、このたび第二白山台小学校建設という形になっていますけれども、白山台小学校が、例えば直近の3年で人数がどのぐらいに移っておりますでしょうか。平成22年であれば854人というのがあったのですけれども、推計的な部分で、平成23年、平成24年、平成25年の資料が今そちらにあればお知らせいただけますでしょうか。 ◎齋藤 学校教育課長 それでは、白山台小学校の2月28日現在の児童数ですが、868人の27学級でございます。平成24年度は881人の27学級となっております。平成23年は867人、平成22年度は854人、平成21年度は825人です。緩やかに増加しているという状況があります。  以上です。 ◆石橋 委員 わかりました。今なぜ聞いたかというと、以前に検討委員会の中でも出された、学区ごとに出された学校カルテで見た際に、例えば白山台小学校も平成23年であれば856人ということで微増、2人ぐらいふえるかなというところが、実際はプラス11人ぐらいふえたり、その後もふえていっている。予想したよりも人数がふえたことが、カルテから見たことからも、地域の中では、保護者にとってみては、いや、今の学校でできれば維持していったほうがいいのではないのかと。  学校カルテからすると、本来であれば、それこそ平成25年、平成26年ごろから下降線をたどるであろうというのが出たものが、ところがそうではなくて、開発的な部分が進んだり、商業的な部分での開発が進んだこともあって、そこの部分での居住環境のよさがあってふえていったと。その部分があったことで少し変わってきたということがあって今の部分に結びついたかと思っています。  そういう意味では、学校カルテを出したということの部分で、定期的な面で健康診断的といいますか、学校の今の状況を知るという意味ではこのカルテというのは非常に役に立って、学習環境、周りの人の思いというのはさほどそう変わりはないかと思うのですが、今みたいに人数とかのシミュレーション、地区にとって今どのぐらいの前後で、近隣の小学校とか、隣り合った学校同士がどういう環境にあるかというのは非常に気になるのです。  それによっては、その学校が、いや、中期と言いながらもう少しスタンス的に早まるのではないのかな、いや、少しふえたから、これはもう少し伸ばしていいのではないのかなということの示しになるのかなと。今までもそういう形で使ってきた経緯があるので、そういう意味では、定期的な健康診断的なカルテの必要性をもう1度見るところに来ているのではないのかと思うのですけれども、市教委の考え方はどうでしょうか。 ◎齋藤 学校教育課長 それでは、お答え申し上げます。  今委員から御指摘のありました学校カルテについては、平成20年度から平成23年度7月の適正配置事業の検討方針と課題を策定するに当たって作成した資料でございます。その当時は広く一般市民の方々に、適正配置事業とはということで周知を図るための手段ということで、先ほどお話にあった学校の沿革とか、あるいは現在の児童生徒数、あるいは学級数、教職員数、部活動の数といった情報を市のホームページに掲載したものであります。それから3年近く経過しておりますので、委員からあったように児童数にしても教職員にしても、あるいは部活動の種類にしてもどんどん更新されてきております。  我々は、適正配置事業を進めるに当たっては、資料として最新のものを提供しているわけですけれども、ただ、それは適正配置の事業で検討会を立ち上げたある限られた方々への資料であって、広く周知するためには、委員からあったように、ホームページ上の学校カルテというのが大変有効であると考えていました。よって、今御指導のありました学校カルテの内容、それから数字等も今後少し検討しながら、どういうものが一番適しているのかという部分も見直しをかけながら検討してまいりたいと考えております。 ◆石橋 委員 学校カルテといいますか、この中での生徒数の推移は、これは保護者としては非常に気になって見ています。実際のところ、私たちも住んでいる学区の中で、周りの学校の生徒数というのは、ともすれば維持するからふえるというところが減っている。そういうことがある中で、では、これはどうなるのかなというのは、今の部分でいくと、検討委員会の際には、3年、6年、10年、要するに短期、中期、長期と言っていますけれども、動き方としては3年スタンスぐらいに持っていかないと、地域の中で10年後にこうなりますよというよりは、もう少し細やかにそれを示しながら、方向のあるところを、ああ、そうなのだなということで意識づけたり、議論を進めさせる動きをしてあげないとならないのではないのかなと。  1回あったから、10年後そうですよではなくて、そういう意味ではカルテを出すことは必要だと思うし、保護者としても周りの学校の状況を知りたいということがあります。ですので、カルテをつくるのに予算的な部分で必要であるのであれば財政部とも相談して、保護者としても周りの環境を知りたい部分がありますので、ぜひその部分で学校カルテといいますか、新しい診断結果を出していただければありがたいと思っております。  その中でお聞きしたいのは、あの時点では、八戸市学校適正配置検討委員会というところでもんでいたわけですけれども、今後、この委員会を立ち上げるとか、またこういう形の中で議論をする予定があるのか。というのは、今みたいに数字が変わってみたり、また同じであれば、最初に配置のあった時点では、毎年500人近く、1つずつ学校がなくなっていく状態です。これはもう待ったなしの状態ですから、ぜひそういう部分での皆さんとの議論をしていきたいのです。ですから聞かせてくださいということがスタートでした。  そういう意味では、今3年たっても、いろんな部分で動いていく周りの環境があるとすれば、こういう部分での配置検討委員会的なものが途中経過的な部分での検討を重ねることがあるのかどうか、その点についてのお考えを聞きたいと思っております。 ◎齋藤 学校教育課長 現在進めている適正配置事業は、最長で10年間のスパンで進めているものです。その中で、短期は3年、中期は6年、長期は10年という一応の目安は示させていただいておりますけれども、現実は、3年、6年という中ではなかなか合意形成までいかないというのがほとんどであります。これは議会でも取り上げていただいた部分ですけれども、我々は一番大事にしているのは、地域としっかり向き合って誠実に丁寧に対応していくといったことを大きな柱としておりますので、これは時間がかかってもいたし方がないと考えています。  ただ、子どもたちの推計が、我々が予想した以上に進んでいる地域もないわけではありません。ただ、その部分は、途中でまた必要があればということでありますけれども、現在のところ、あえてまた立ち上げて話し合いを持つといった部分は必要性を感じないところでありました。今後そういう状況が出てくれば、また検討していきたいと考えております。  以上です。 ◆石橋 委員 今のところ必要性を感じておらないというようでありますけれども、私とすれば、できれば中間的な部分でも、例えば市でも総合計画というのは10カ年やってもやはり半分で切っていかなければいけないし、その中で今どういうふうに移っているのかということを示した中で私たちも進む方向というのを確認しながら、改善をしながら、これはいいなということになれば、そこを伸ばしながらということがあるかと思います。
     確かに適正配置という、配置ということだけに限った部分でしょうけれども、ただ、子どもたちにとってみれば、今の本当に部活動の部分でもどうなっていくのだろうかという部分の中でのあり方及び先生方にとっても非常に負担感的な部分がふえてきた。要するに、いじめ問題もそうですし、食べることもそうだし、そのような部分でのあり方というのは、私は3年前に比べてもっとふえてきていると思っているのです。そういうことも入れた際には、今の私たちの地域の中での部活動を縮小しなければいけない。では、どうするか。周りの子どもはどうなる。そういうようなことで議論になっています。  その中でこういうこともあるのですが、できれば私は、その中の意見を聞いたりする場面が、今は途切れてないわけです。うちの学区はこのままだろうなと、カルテが出たし、大体長期的な見方はこうだろうから、そうだろうなという思いはあるけれども、ただ、もう1回途中でも、現状ではどうですか。今のままでの適正の部分で行く状況でいいのかどうか、やはりどこかの途中で聞いたりしながらも、その中にカルテとあわせながらも、地域の方々と学校の進むべき現状はどうかという場面は、やはり私は途中に設けてほしいなということは、ここは御要望申し上げたいと思っております。  今話したように、先生方の負担であったり、または学校の中での部活動及び中学校との結びつきの関係の中でもいろいろ変わってきておりますので、どうかそこら辺での意見交換できる場面、また今後とも、私は何としても適正配置をしろということではありません。やはり地域の人の実情を持ってやっていただいた市教委及び委員会の部分でのあり方は正しいと思っておりますので、その中でも、そういう環境で組み上げた中での取り計らいのもとよろしくお願いして、終わります。 ○冷水 副委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆前澤 委員 2点についてお聞きしたいと思います。118、119です。  まず、再生可能エネルギー等の導入推進事業について。  3年前に大震災があって、震災時に広く停電が起こりました。地域の防災拠点や避難所も当然停電して、通信機器とか照明、暖房等々が使えないというようなことが起きて、初期は大変混乱いたしました。それらの反省からだとは思うのですけれども、それぞれの拠点、拠点に、再生可能エネルギーをそこで生んで危機に備えるという、多分そういうことかと思うのですけれども、新年度予算で4億5000万円強の予算が組まれております。  まず、この事業の趣旨、目的、概要等についてお知らせください。 ◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 概要をお答え申し上げます。  目的等、再生可能エネルギー等導入推進事業というのは、委員おっしゃるとおりに、災害時に地域の住民の避難場所として利用される公民館及び小中学校に災害に強い自立分散型エネルギーを導入するというのが目的でございます。補助金の流れといたしましては、国の補助金を受け県が基金を増設して、そこから市が交付するというものでございます。補助率につきましては基本的に100%補助というものを活用して実施するものでございます。  以上でございます。 ◆前澤 委員 事業は平成24年度から始まっているのですけれども、予算の規模から言えば、新年度からが本格的に工事に着手する件数がふえてくるのだろうと。今年度までの事業内容と新年度の大まかな事業についてお知らせください。 ◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 委員に私から、小学校、中学校につきましての概要を御説明申し上げます。  委員おっしゃるとおりに、事業は平成24年度から平成27年度までの動きでございまして、この4年間でございます。4年間のうちに、小学校4校、中学校8校、合計12校を設置してまいりたいと思ってございます。  事業の内容は、先ほど委員がおっしゃったとおりに、避難所に使われる通信機器の電源とか、そこまで行くトイレの廊下の電源とか、保健室の電灯をつくるために10キロワットの太陽光パネル、蓄電池は15キロワットアワーの新設、それと体育館の高いところの照明をLED化にするということでございまして、平成24年度は設計1校、そして随時、設計した次の年に工事なのですけれども、工事のほうだけ申し上げますと、平成25年度は1校工事をいたします。平成26年度は6校工事をしてまいります。平成27年度は予定でございますが、5校工事をして設置していきたいと思っています。  以上でございます。 ◎船田 社会教育課長 私のほうから、公民館の部分についてお知らせいたします。  先ほど澤田次長のほうからパターンをお知らせしたので、公民館はパターンは省略させていただきます。平成24年度は白銀公民館を設計しまして、今年度、今工事が終わりました。今年度はそのほかに、来年度の工事に向けて、鮫、湊、白銀南を設計しております。当然来年度はこれらの工事を行います。来年度はさらに根岸及び東公民館を設計して、最終年度は工事をやるという予定です。  工事概要は、屋根等に10キロワットの太陽光パネル、蓄電池は10キロワットアワーの蓄電池を設置する予定です。同様に、避難部屋となるホールとか廊下、あるいは拠点となる事務室の照明器具を設置しております。  以上です。 ◆前澤 委員 ありがとうございました。大体の概要はわかりました。  やはり発電機だけというのであればこれまた大変な部分もございまして、ぜひ蓄電池がついて、災害時に役立てるような事業だということでございます。命を守っていかなければならない避難所、また地域の防災拠点といいますか、避難場所と言えばいいのでしょうか。全てではないですけれども、まず平成27年度までこれだけの事業があるということで、地域とすれば、災害時に希望が持てる事業ではないかと思っています。  全体計画を見ますと、要は公共施設については10割補助ということになっておりますけれども、公民館は10割補助でなっているような形なのですが、小中については持ち出しが出ているようなのですけれども、これはまだ別個に事業があるのか、それとも当てはまらないものが出るのか、そのあたりを教えていただけますか。 ◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 持ち出しの部分はございます。太陽光パネルと先ほど言った蓄電池、それから送電はございますけれども、学校の場合、公民館もそうなんですけれども、特に学校の場合は屋根の上に設置するということで、屋根が老朽化をしているところがございまして、パネルだけの部分を塗りかえたりするのだと困るということで、棟全部の屋根を改修するということで進めてございますので、改修費用をお願いしているところでございます。  以上でございます。 ◎船田 社会教育課長 澤田次長は基本的なことを申し上げましたけれども、私のほうも同様に屋根の部分、当然対象外経費を持っています。今回、対象外経費を算定できなかったものですから、とりあえず10分の10ということで予算を盛っていますけれども、当然対象外経費が約20%ほどございます。屋根のほかに避難室である照明器具も、補助要綱上、対象外経費となってございます。  以上です。 ◆前澤 委員 既存の部分についてはこちらでやらなければならないということだろうと思います。  公共施設については、今言ったように本体の部分は10割、民間施設についても、同事業では補助が2分の1補助ということであるのですけれども、市内の状況はどうなっていますでしょうか。 ◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 委員おっしゃったとおりに、民間のほうは事業は2分の1と聞いてございます。窓口は県でございますけれども、平成24年度はございません。平成25年度は民間施設、病院が1院、社会福祉施設が3施設で合計4施設でございます。平成26年度はないと聞いてございます。平成27年度の予定とすれば、福祉施設が2施設手を挙げるのかなと伺ってございます。  以上でございます。 ◆前澤 委員 わかりました。ありがとうございました。  民間施設も上限が、当然基金ですから県のほうで差配しなければならない部分だろうと思いますけれども、要望だけ申し上げますと、公民館、小中学校は八戸市内にもっとありますので、なかなかこういう事業に乗っからないとできない部分もあろうかと思います。10割補助ですから非常にいいのですけれども、単費とかになると大変な話になりますので、今後についてもこの事業と同様の何かがありましたらぜひ検討して、震災のときに地域の防災拠点、また避難施設が困らないような形での整備を要望しておきたいと思います。  次に、江陽公民館の建てかえについてです。  きのう第9款で防災のほうをやって、尻切れとんぼみたく私もなっているのですけれども。今回、予算書で言えば約9500万円の予算が盛られておりまして、去年、耐震診断して、倒壊の可能性があるのは館と江陽がなったと。この2つ分の解体費用と実施設計までの費用だと思うのですけれども、きょうは江陽公民館に限ってお話をさせていただきたいと思いますが、江陽公民館の改築の構想概要と今後のスケジュールについてお知らせいただきたいと思います。 ◎船田 社会教育課長 お答え申し上げます。  昨年、耐震診断を行いました江陽公民館は、鉄骨2階建て、707平米ほどございます。これを建てかえることですけれども、現在、私どものほうでは、鉄筋コンクリート造2階建て、約820平米ほどを予定しております。スケジュールとしましては、当然ながら今ある建物を来年度中に解体、そして建てるために基本及び実施設計、実施設計のために地質調査委託という3本の柱で進め、平成27年度に工事を開始したいと考えております。 ◆前澤 委員 これについて、言えるかどうかわかりませんけれども、津波が実際ありました。江陽公民館のところには来なかったけれども、レベル2だと7.1メートルだということもあって、教育委員会ではそれらに対応したような内容になるのか、なっていないのか、そのあたりを。設計はこれからなのはわかっていますけれども、今の構想ではどうですか。 ◎船田 社会教育課長 建てかえるに当たりまして、防災危機管理課とも協議しましたけれども、予想浸水深が7.1メートルということで、津波避難ビルということも一時考えましたが、近くに下水道事務所がありますし、また、今策定している津波避難計画にのっとった形で防災危機管理課と相談して、津波避難ビルとしては想定しておりません。ただ、通常、公民館といえば地震、あるいはL2ではないL1対応ということで考えております。当然ながら通常の公民館に、現在、どこの公民館でも自主防災会を連合町内会で持っておりますので、防災倉庫みたいなものも考えていかなければいけないのかと考えております。 ◆前澤 委員 済みません、予想している今の本棟の事業費というのは概算で出しているものですか。 ◎船田 社会教育課長 本棟だけの工事費ですと、多分3億円程度はかかるのではないかと。ただ、労務費とか資材費が高騰しておりますので、ひょっとすれば3億円から3億5000万円ぐらいまでいく可能性もあるかと思いますけれども、おおむねざっくりで3億円ぐらいかと考えてございます。 ◆前澤 委員 ありがとうございました。あとは答えにくいだろうと思うので私から要望といいますか、話をさせていただきたいと思いますけれども、きのうも言いました。今建っているのをかさ上げしろとかということではなくて、今新しく建てるという時期に合わせて、私は、レベル1だと津波が来ない、2だと7.1メートルだということで、皆さんのほうでどこで線を引くかというのを悩むのは、私も十分わかります。私もそちらにいれば多分悩むだろうと思いますけれども、こちらにいれば余り悩まないのです。  やはり津波は、どういう津波が来るかはわからないし、きのうも言いましたけれども、地域の方は津波に対応した建物でなくても逃げるから、聞き方によれば、やはり地域の灯台としての避難場所としての役割も果たしてほしいという方もおります。今ざっくりで3億円かかるということで船田課長からお話がございましたけれども、ぜひ、あそこの場所、江陽のあたりは何回も津波が来ています。  あそこには私が生まれてからは来ていないと思うのだけれども、チリ津波から何から何回もあって、津波常襲地帯といえば、当然川沿いですからあのあたりがあって、同じような話になりますけれども、沼館にできる、小中野にできるという、あそこは江陽のちょうど中ごろに多分なるのだろうと。逃げるといえば、江陽を通っていくのか、玄中寺のほうまで逃げるというきのうの答弁でしたので、このことを考えれば、やはり逃げおくれる人もあるでしょうし、レベル1、レベル2という考えばかりではなくて、ぜひ、これから設計するものですから、お金もかかることはわかりますけれども、地域の人たちが安心できるような、避難ビルとかという形で私は考えているわけではなくて、できればそういう機能を含ませたような公民館にしていただきたいと思っているわけです。  先ほど課長から防災の方とも話をしているという話でしたけれども、まだこれからの部分ですから、ぜひ市長部局としっかりと話し合って、どういう方向性がいいのか十分検討なさって建物の工事にかかっていただきたい。このことを要望して終わります。 ○冷水 副委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆伊藤〔圓〕 委員 120番から123番までの4点について、図書館について、読書推進について、子ども議会について、スケートリンク利用促進についてです。  まず図書館についてです。  先ほど高山委員から、本にも命があるという、私も大変感銘深くこの言葉を受けとめておりました。本にも命があるということを認識しておれば、東京都の公立図書館であったアンネ・フランクの関係の本、アンネの日記を初め多くの本が引きちぎられるというような無残なああいう事件というのは起こらないのだろうと、いろいろな思想、信条、考えがあるかと思いますけれども、あのような卑怯なやり方で大切な財産を無残な姿にさせられるというのは、東京都であっても心が痛む思いがいたしましたし、また私も、アンネ・フランクの本に関しては非常に感銘を受けた一人として残念に思えてなりません。  当市の図書館においては、そういったことはなかったと、これからもないことを信じておりますけれども、それでも大なり小なり、私も図書館を利用した折に、せっかく大事な本にラインを引いてみたり、あるいは、部分的にそこがどうしても欲しかったのか引きちぎるといったこともたまにはあるわけです。そういったことで、図書の損傷などが発生しないための抑制、防止策というのもされていますけれども、現状とそのあたりをお聞かせください。 ◎津取場 図書館長 図書館の本の汚損、破損を防ぐ方策は、張り紙等で大事に扱いましょうというようなことはしております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 こういう大変な事件が起きると、えてしてどうやって防ごうかということで、本来、図書館というのは、自由に誰でも利用できるという場所でなければならないわけで、余り強い防止策をとられ過ぎても困るなとは思っておりますけれども、張り紙等でもしもう少し、人数的にもなかなか図書館も大変かと思いますけれども、閲覧されている方々、探している方々の邪魔にならないように、たまには遠くから目配せをしたりとか、あるいは図書館のボランティアの方々にお願いし、いろいろなお手伝いとともに、そういう目を向け、余り死角のないような状況というものもさりげなくつくるというようなこともあっていいのかと、これは意見として申し上げます。  それからあと、市の図書館の蔵書、あるいは利用状況という全体像は高橋一馬委員の御答弁で伺っておりますけれども、幼児、児童向けの図書の整備状況をお知らせください。 ◎津取場 図書館長 幼児、児童向けの図書の整備状況の御質問ですけれども、蔵書は一般向けと児童向けと大きく分けておりますけれども、児童向けは、八戸市立図書館は3館ありますが、平成24年度末では蔵書は全部で49万3690冊のうち児童書は11万9635冊ございます。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 それでは次に、図書の貸し出し状況で、幼児、それから児童、その児童もどういった把握をされていますでしょうか。余り細かいデータというのはないのでしょうか。あれば、幼児、そして小学生、中学生、あるいは小学生の低学年、中学年、高学年というあたりがわかればお知らせください。 ◎津取場 図書館長 図書貸し出しの年齢ごとによる利用状況ですけれども、年齢ごとに統計はとっておりますけれども、今この席にはちょっとありませんので、後ほどの回答にしたいと思います。 ◆伊藤〔圓〕 委員 わかりました。なぜ伺ったかというと、今年度から市長たってのということで、本当に子どもたちから本に親しむ環境をつくっていこうということで取り組まれるわけですので、今年度から始まってブックスタート、あるいはクーポンで御自身の本を持つということだけではなく、学校図書の利用だとか、あるいは市の図書館の利用もあわせて促進していくということで連動していかないといけないと思いまして、そして平成26年度には、これまでの導入前と比べてどう変化していくのかというあたりをやはりつかんでいく、それからさらにどうしていったらもっと効果が出てくるのかということのためにもこういう統計を伺って、またこれからも比較検討していただきたいということで取り上げました。後でお知らせいただければと思います。  それから、図書の利用者が近年は大変ふえておりまして、すばらしいなと思っております。平成24年の利用者は約19万人近く、それも前年から比べたら8800人と大変ふえている。このふえているあたりの年齢層というか、利用者はどのあたりにポイントがあるのでしょうか。 ◎津取場 図書館長 最近の貸し出し利用者の増の要因は、団塊の世代の方々が引退した後、図書館に来られる人が多いと感じております。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 またそれもとてもいい傾向だと思いますけれども、ブックスタート、ブッククーポンという新しい読書推進策がスタートする今年度でありますので、これを機に、やはり市の図書館も幼児、児童の利用を促進していただくことに力をそそいでいただきたい。毎年新たな図書の購入もされているようでありますけれども、幼児、児童向けの図書の充実、また、それらの本を読みたくなるような選定をしていただきたいし、また、読みたくなるような本のお勧めの仕方の工夫、仕掛けも工夫がされればいいかと思って提言したいのですけれども、ちなみに、幼児、児童の子どもの人気本とか推薦本を、図書館においでになる方々からアンケートなどをとったことがありますでしょうか。 ◎津取場 図書館長 子どもさんがどのような本を読みたいかというアンケートをとっているかということですけれども、ふだん日常的に、大人もそうですけれども、読みたい本のリクエストと言っていますけれども、こういう本が欲しいという要望は常に受け付けております。 ◆伊藤〔圓〕 委員 それを参考にしながら選定されていると理解したいと思います。大人の本もそうですけれども、ベストセラーと言われると、読んでみようかということになるので、子どもたちに推薦していただいた本を取りそろえて、できたら、人気のある本などは、たまには、あるいはブックスタートで大変人気のあった本などの読んだ後の読書会、全地域からの子どもたちを集めて読書会を開く。私もある読書会に加盟しているのですが、市読連などもあり、学校単位のものもある、地域ごとの単位のものもあるけれども、読書会というのは、会にもよりますけれども、私の加盟しているところはとても楽しくて、読まなくて行っても、本当にこれは読まなければならないという気持ちにさせられるような、大変楽しい読書会なのです。  読書会が、自分が読んで、自分の感想なりを持つのだけれども、人がどのように捉えて、どこに感動したり、この方はどこにポイントを持って読んでいるかという自分との違いもわかって非常に楽しい。1冊の本でも非常に深みがあって最終的には捉えることができるということなので、それもまた次の読書の意欲にもつながっていくのです。したがって、そういう企画もぜひ図書館でできないものか。これは市読連とか図書ボランティアの方々にもお手伝いいただいてやれることではないのかなと思います。  それからあと、最近、とても楽しいなという取り組みのものがあったのですけれども、それは縫いぐるみが選ぶ絵本ということで、これは幼児向けかと思いますけれども、おうちから自分の大好きな縫いぐるみを1つ持って図書館に行きます。その縫いぐるみを図書館の職員の方にお預けします。そうすると、職員の方が子どもたちの絵本のあるところに行って、まるで縫いぐるみが選んだ絵本という感じで絵本を選び、そして縫いぐるみの手に持たせる形で、お子さんが受け付けのところに来たときに、縫いぐるみと一緒にその絵本をお渡ししてあげる。  そうすると、自分の大好きな縫いぐるみが選んでくれた絵本ということでは、また特別な思い入れでその絵本をお母さんと一緒に見るなり、自分で見るなりして楽しむことができ、物語も本当にしっかりと捉えることができる。そういう試み。これはまた次の絵本に取りかかっていくいい動機になっていくかと思うのです。そういった楽しい企画もいろいろ工夫されて、子ども、幼児、児童の読書量をふやしていこうという試みがいろいろなところでされていますので、これ以外の工夫などもまだまだあるかと思いますけれども、ぜひ、ことしの平成26年度の新たな取り組みに連動しまして、市の図書館も頑張っていただきたいと思います。それについてコメントをいただければと思います。 ◎津取場 図書館長 今言ったような提案とか、他の図書館で行っているようなことを研究しまして、平成26年度以降に行っていきたいと思います。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 次に読書推進について伺います。  ブッククーポンのスタートで子どもたちが本が好きになって読書欲を喚起するいいきっかけとなることを大いに期待するわけですけれども、これは学校でぜひお願いしたい、前にも取り上げたのですけれども、読みっ放しではなくて、自分の読んだ本、読書の履歴を記録するということで読書ノートをそれぞれがつくっていただき、自分の思い出として、また大人になって振り返ったときに、もう1回読み返したときに、成長ぶりとか感じ方が違うということにもなるし、そういうことで、前に御紹介したかもしれませんけれども、堺市は読書推進に大変力を入れておりまして、読書ノートというのも、小学校の低学年用、中学年用、高学年用と学年によってつくり方を工夫して、そして次の1冊をまた意欲を持って取りかかるということができる、そういう読書ノートを市でつくっているわけです。  ですので、今回は、今からではなかなか難しいでしょうから、それぞれの子どもに読書ノートをつくるとか、あるいは学校単位で簡単な読書ノートをつくるということで、次年度以降、できれば市として、教育委員会として共通のものをつくっていくというようなこともあっていいのではないかと思いますけれども、その辺の考え方をお伺いしたいと思います。 ◎正部家 教育指導課長 お答え申し上げます。  大変貴重な御意見をありがとうございます。本のまち構想ということで先ほど来答弁しておりますが、読書ノートということにつきましては各学校ごとのことと捉えておりましたので、参考にさせていただきたいと思っております。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 まず学校ごとでよろしいかと思いますけれども、これを申し上げたのは、本当に工夫されていて、少しでも多く読んで50冊まで頑張っていきたいなとか、そうなってくると、あなたはたくさんの本を読みました、これからもたくさんの本を読みましょうというようなことがところどころに書き込まれていて、次への読書欲の喚起を促すといったことにつながっていき、楽しい読書ノートだと私は思っていて、私個人でもこれを使わせてもらっているので、ぜひ取り組んでいただきたいと要望して終わります。  それでは次に、子ども議会のことについて伺います。  以前に何度か子ども議会が開催されましたけれども、議会を開催しての成果をどのように評価されていましたでしょうか。 ◎正部家 教育指導課長 子ども議会につきましては過去に3度行われております。平成11年、小学校40人、それから平成15年、中学生12名、3回目として平成24年、中学生42名で行っておりますが、子どもたちの感想からは、政治への関心が高まったとか、ふるさと八戸を見直す機会になったという感想が寄せられております。あとは子どもたちの八戸市政、あるいは政治への関心を高める上で非常に効果的な取り組みであると考えてございます。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 そういう意味では、できたら本当は毎年やって、子どもたちにそういう経験を持っていただきたいと、そういう機会を持たせてあげたいと思うのですが、ただ、準備とかいろいろなことで大変なことは私も十分に知っているわけですけれども、それでも、まだ小学校は1回、中学校は2回ということですので、できたらそろそろまた子ども議会を開催し、このような体験ができる機会をつくっていただければと御提案申し上げたいのですが、どのようにお考えかを聞かせてください。 ◎正部家 教育指導課長 現段階では、毎年開催ということになりますと、今委員おっしゃったような理由でありますとか、各学校でさまざまな課題であるとかいろいろなことで多忙感を抱えているということがございます。本会議のような形式となれば大変かと思いますけれども、より負担の少ない開催方法、時期、あるいは議会の傍聴ということで政治や地方自治への関心を高める、あるいは地域密着型教育の地域住民とのかかわりといったところでの地域の愛着を深める活動がさまざまございますので、その1つとして検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 議場で議員の席に座り、そして緊張な面持ちであってもしっかりと、本当に議員に負けない子ども議員の方たちが理事者に向かって質問をし、その答弁を真剣に聞いている。私も開催のたびに行って伺わせていただきますけれども、本当に立派だと思います。今、いろいろな方法だとか時期というお話をいただきました。これもぜひ進めていただき、近ごろは学校単位の傍聴というのも見かけないという感じがいたします。そういったこともあわせてぜひ御検討いただきたいと思いますので、御要望申し上げておきます。  それでは次のスケートリンク利用の促進につきまして、これは一般質問でもさせていただきました。  小学校46校が1回4時間の利用ということで、大変いいことだと思っておりました。ただ、中学校では利用されていないということですが、授業数であるとか、いろいろな事情で難しいかと思いますけれども、屋内スケート場ができていったときに、小学校で一生懸命やっていて中学校で途切れてしまうというのも、これから裾野を広くし、スケート八戸ということで、そのようなことのためにも、途切れてしまうことを私も懸念して、何とか工夫してできないものかと思いますけれども、そのあたりはどのようにお考えかを聞かせてください。 ◎正部家 教育指導課長 委員御指摘のように、ただいま中学校では、市内25校で活用はしてございません。おっしゃるように授業時数の確保ということから、かつて行われておりましたスケート大会であるとかスケート学習を実施することが難しい状況になってきているのではないかと思っております。屋内スケート場が完成することによりまして、長期間、1年の中でも親しむこともございますと、天候ということもございますので、左右されずに練習することが可能となり、中学校のほうでもより利用することになるのではないかと期待してございます。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 それを私も次に言おうかと思っておりました。本当に屋外であると天候に左右されますので、授業時数を工面して実施しようと思ったときに、悪天候で実施されない。それをまた延長してやれるかというとなかなか難しいといったこともあって、困難だったというのはよく理解できますので、新しいスケートリンクができるということに向けて、そのような体制でやっていただきたいと思います。  小学校も中学校もスケートリンクからの距離、そこでリンクまでの移動ということで、近場の学校の場合は容易なのですけれども、遠いところは徒歩では無理であろう。そうすると、現在であれば新井田のインドアに近い学校はそれを利用するという形になっておりますけれども、これから屋内リンクができたときにはそこを活用となると、なかなか遠くの学校というのは、同じ学校予算をいただいても、そこにバスを利用しなければいけない学校と、そうでなくて行ける学校と、そこに格差が出てくる。  そういうことで、活用はどの子どもにもどの学校にも格差なく、経費も負担なくさせていただけるように、これはできれば教育予算という中ではなくて、スポーツ振興というところに予算を置いてスケートリンクの活用、スポーツ振興というところで組めてやっていけないかと思います。これは財政当局としてぜひ教育委員会関係の方々との協議を持って、そういう形に持っていくことをしていただきたいと思いますけれども、ここは教育長と、それから財政部長から考え方を伺いたいと思います。 ◎伊藤 教育長 委員御提言のように、私もホッケー、スピード、フィギュアのある学校で教員をしてまいりましたけれども、年々スケート人口が減ってきまして、氷都八戸というのは、今や風前のともしび状態であります。したがって、屋内スケート場ができるというのは、言ってみれば非常に大きなチャンスですけれども、今委員がお話しになったように、これは子ども議会も全てそうなのですが、この本庁、あるいは屋内スケート場に行く足が1つ大きなネックになっていますので、バスの交通費の問題がクリアできますと、今御承知のように、中学校であっても、県立高校の前後期が今年度で終わります。来年度からは1本になりますので、これまで何かと授業時数確保が困難という理由があったわけですが、これが来年度からはクリアできますので、交通費のところが何とかめどがつけば、スケートリンクを活用したスケート教室等がこれまで以上に盛んになるだろうと考えております。 ◎原田 財政部長 私どものほうに振られましたけれども、スポーツ振興という観点から我々財政部がどういう予算をつけるかという観点ではなかなか申し上げられないのですが、教育委員会の状況、それからスポーツ振興であれば当然屋内スケートリンクを管理する部署等の考え方等を参考にしながら、それをもとに我々としてもどの辺の予算がつけられるかというのを判断してまいりたいと思います。 ◆伊藤〔圓〕 委員 ありがとうございます。ぜひスポーツ振興課、教育委員会と財政のほうでよく検討していただきたいと思います。  本会議でも申し上げましたように、金沢の21世紀美術館は、美術館が予算を持って子どもたちが美術館に来て大いに楽しむという機会を持てるようにしているようです。そういったことで、それをスケート場に置きかえてみればそういうことも可能であり、振興につながっていくのではないかと思いますので、よろしくお願いして、終わります。 ○冷水 副委員長 この際、暫時休憩いたします。         午後2時59分 休憩    ────────────────────         午後3時15分 再開
    ○松橋 委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  第10款教育費の審査に入ります前に、伊藤圓子委員の質疑に対して津取場図書館長からの発言がありますので、これを許します。 ◎津取場 図書館長 先ほどの伊藤圓子委員の図書館の子どもの利用状況について御説明いたします。  まず図書館本館ですけれども、児童の図書貸し出し冊数というのが出ていますが、これは全体の貸し出し冊数66万5836冊中、児童への図書の貸し出し冊数は17万1708冊となっております。  それから、年齢別の貸し出しの利用者ですけれども、全体で平成24年度は18万8180人の貸し出し利用者のうち、ゼロ歳から6歳までの子どもの貸し出しの人数は5464人、7歳から12歳の子どもの貸し出し利用者数は1万6729人でございます。  以上でございます。 ○松橋 委員長 それでは次に、森園委員の質疑に対して、井上総合教育センター所長からの発言がありますので、これを許します。 ◎井上 総合教育センター所長 先ほどの小中学校のコンピュータ室のコンピュータの台数について訂正させてください。  小学校808台、中学校は861台、合計1669台になります。  以上です。 ○松橋 委員長 それでは、第10款教育費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 私からは、No.124から126番までの3点にわたって質問いたします。  初めに、121ページにありますいのちをはぐくむ教育アドバイザーの事業についてです。  この事業は、八戸市学校教育指導の方針に基づいて平成14年から行われている事業です。子どもたちの周囲には暴力的なものや興味本意の性情報があふれている現実がありますが、これまで当市でも子どもの命にかかわる事件が連続して起こったことがありました。これらの事件を契機に、学校現場では性教育がどうしても必要との議論が沸き上がり、この事業を立ち上げてきたという経緯があります。取り組みの中身につきましては、市内の産婦人科、小児科、泌尿器科の専門医が市内22校を分担して、命の誕生や大切さについて講演会を実施して成果を上げているということです。今では定着した事業になっており、全中学校で継続の要望が出されているということです。  しかし、いつも3月の予算が通らなければ具体的な策定ができないということで、苦慮していると。教育編成の時期に計画に組み込むために、ぜひとも予算化をしていただきたいという強い要望が出されていることですが、今後の見通し、対応について質問いたします。 ◎正部家 教育指導課長 お答え申し上げます。  今おっしゃっていただいたように、来年度も継続ということで考えてございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 継続はとても歓迎されることですが、予算化をして組み込んでいくと、プログラムに入れていくという点ではいかがですか。 ◎正部家 教育指導課長 ほかの事業もそうなのですけれども、3月議会を待ってということでございますので。ただし、重要性に鑑み、今後もぜひ継続というふうなことで考えてございます。  以上です。 ◆田端 委員 ただいまの答弁で了解をいたしました。私たちの世代、または私たちの上の世代にもなるかもしれませんけれども、性のことについては、学校の保健体育の授業の時間で触れられる程度で、命の大切さや深さというのは余り学校現場では私たちは聞いてこなかったように思います。また、性に対してはどこかタブー視されるようなところがあって、それが犯罪につながってきたのではないかという思いも持っております。  2月8日に八戸地区思春期問題連絡懇談会というのが開かれておりますが、この中で松山前教育長が、生き方の指導として多大な成果を上げており、八戸市が全国に誇れる事業だと述べております。私もそのとおりだと思っておりますので、今後、発展をさせていくということでも、ぜひとも予算化の方向に向けていただきたいという要望を申し上げて、この質問を終わります。  続いて、小中学校校舎の修繕についてですが、旭ヶ丘小学校のことについて要望を申し上げたいと思います。  学校から出されている要望は、委員会には2度、3度と来ていて承知はしていることだと思いますが、上げます。3階校舎の雨漏りがあって、女子トイレが水浸しになります。東校舎は西風からの強い吹き込みがあれば、廊下に雪が吹きだまると。また、給食センターからコンテナが来て荷受けする台がありますけれども、シャッターの内側、校舎側は緩いスロープになっておりますので、雨が降ると廊下が水浸しになる。また、体育館はつくられて10年ほどになると思っておりますけれども、地下室があります。こちらは梅雨時、または台風のときには地下室に雨水が入り込み、こちらも床に水たまりができるということがあります。  また、児童の昇降口がありますけれども、こちらはひさしがないので、直接に3階の屋根から雨が落ち、または今の季節では雪庇が張り出して落下してくるというのですね。とても危険なことで、子どもたちの登校時、下校時には先生方がついて安全を確認してから、校舎に入るときも帰るときも指導していると聞いております。  旭ヶ丘小学校は昭和40年につくられた学校ですので、ことしで49年になります。至るところが傷んでいて修繕が必要だなと思っているところで、子どもたちの安全とあわせて、先生方はとても苦労しているようですので、このことについての対応についてはいかがか、質問いたします。 ◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 修繕についてのお答えを申し上げます。  たくさんの修繕がございますが、やはり児童に関して危険だというふうな部分につきましては、確認させていただきながら対応していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ◆田端 委員 迅速な対応を求めて、この質問は終わります。済みません、1つ言わせてください。市内の小学校、中学校は、昭和40年代の初めから昭和50年代の半ばまでにつくられてきているのです。私も過去に調べたことがありますけれども、雨どいがなかったり、ひさしがなかったり、またはある学校では、過去に昇降口が古くてゆがんで鍵がかからないというところもあったように聞いておりますので、市内の小中学校の点検をあわせてお願いしていただくことをお願い申し上げて、これは終わります。  3点目ですが、多賀地区多目的運動場についてですが、この問題については私もさまざま思うところがあって何点かお聞きしたいと思っていたところですが、午前中に大島委員が質問してさまざまなことを取り上げましたけれども、私も賛同するところが多いという思いを申し上げて、以上で質問を終わります。 ○松橋 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  他に御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 なしという声に反発して申し上げて恐縮でございますが、奨学金について、一番最初のところに戻って恐縮でございます。  最初に学校教育課長の御答弁で、親とか保証人のところに行っても生活苦の状況にある中でなかなか回収ができなかったと、忍びないというような現況も目にしたという御説明があったわけでありますけれども、それがいきなり債権回収会社に譲渡されるということになりますと、私は議員以外に税理士業務もやっておりますので、また個人的にも債権回収会社のやり方を直接見る機会が間々ありまして、彼らはマニュアルに従ってばんばんやっていきますから、情とか云々は一切ないわけでございまして、マニュアルに従ってどんどん詰めていくというやり方をやるのですけれども、債権回収会社に譲渡するということを決めた経緯について御説明ください。 ◎齋藤 学校教育課長 先ほど奨学金のところで債権回収業者について御紹介しましたけれども、大変説明不足のところがあっておわび申し上げます。また、今回改めて質問していただいて、機会を与えていただいて本当にありがたいと思っていました。  まず経緯についてですけれども、先ほども言いましたとおり、奨学金の趣旨、目的を踏まえながら、できるだけ多くの子どもたちにこれを対応していくという方向で進めてきたところであります。ただ、今後、恒久的な財源確保ということを考えたときには、やはりどうしても貸したものを返していただく。これが基本であろうと考えています。ただ、その回収方法については、先ほども言いましたとおりお知らせとか電話、あるいは職員の自宅訪問等で御理解をいただいてきたところですけれども、いかんせん、なかなか訪問してもお会いすることができない、あるいは住所があっても所在不明といった状況もあって、実際の回収額が見込みとして8割程度しかなかなか回収できない状況があります。  ただ、それでも何とか御理解をいただくために根気強くやってきたところではありますけれども、昨年度の平成24年9月の行政改革委員会の中でもこういう御提言もありました。御紹介申し上げます。「生活保護費や給食費などと同様、善良な市民が馬鹿臭く思ってしまう状況はあってはなりません。督促状を送る回数を増やす、等というのが業務だとは思えません。法的措置は取れないのでしょうか?行政はいい子になることの方を優先しがちですが、それは市民から見れば、面倒な事、厭な事はしない悪者にしか見えません。給与差し押さえをするなんて酷い、なんて該当者以外、思いません」と、そういった御意見もあるのも事実であります。そういうことも踏まえながら、我々としては本当に検討に検討を重ねた結果、債権業者への委託という部分に踏み切ったということで御理解をいただければと思っておりました。  なお、債権管理業者というのは、特別措置法によって債権管理回収業を法務大臣から認可された業者であると。これは坂本眞将委員からも御紹介がありましたけれども、そういう業者であります。また、提案書あるいはプレゼンテーションの中では、決して強制的に取り立てを行うものではないと、あくまでも我々市教委の意を受けて親切、丁寧にやっていくものだと。そして万が一トラブルが発生した際にはそこで中断をして、そして市教委にその旨を相談するといったことも取り決めの中で決めているところでございます。よって、これから、4月からスタートしてみるわけですけれども、我々、この進め方については、他県のやり方、内容等も十分踏まえながら、最終的には奨学金の趣旨に沿ったものを構築していきたいと思っていました。  なお、最後になりますが、これは一方的に全部債権回収業者にお任せするということではありません。あくまでも基本は我々市教委でやっていく。ただその中でもなかなか難しい状況があった場合には、民間のそういう情報網も効果的に活用していくといった考えでございますので、御理解いただければと思っております。  以上です。 ◆坂本〔眞〕 委員 齋藤先生におかれましては、現場におきましては生き生きと先生として御活躍でありましたが、ここに来まして議会対応という非常にやりたくない業務につきまして一生懸命努力されているというお姿に心痛むわけでありますが、それにまた突っ込んで申し上げるのは大変恐縮でありますが、私が知っている債権回収会社というのは、代位弁済をばんとやって、その債権をまたほかに売り飛ばす。1%ぐらいで売り飛ばして、本当に商売でやるわけです。血も涙も本当にないわけで、ありとあらゆるところから、将来的な、生命保険から何から全部調べて差し押さえしていくというのが一般的なやり方なわけでございますが、市教委でやるのに限界があったので、債権回収会社に委託するという前に、本市に収納課があるわけでございますが、収納課とはどのような協議をしたのでしょうか。 ◎齋藤 学校教育課長 債権回収業者については、こういうことで進めていきたいということでは相談しましたけれども、あくまでも内容が異なるということで、じっくり腰を据えて協議したというところはございません。 ◆坂本〔眞〕 委員 そうしたら、もうこれ以上突っ込むのをやめまして御要望で終わりたいと思いますが、収納課に兼田課長がいらっしゃいまして、この間、ある市内の企業家と会ったときに、あれは大したものだよと。たかをくくって払わないでいたら差し押さえられるよと。何とか払ったというのを言いまして、優秀な人間がいるなということをある企業の社長から言われたのでありますけれども、大変に優秀だと思いますので、そういったいろいろなノウハウをやはり持っている。  ですから、債権回収会社に任せるにしても、ぜひその前の段階で、八戸市役所の中にいる収納のプロと、この中でどれを回収会社に持っていったらいいのかというようなことにつきましても具体的に、いきなり100件未回収があるから、不良債権があるから100件委ねるということではなくて、徐々に幾つかずつ移行していくのだと思うのですけれども、そこにつきましてはぜひ収納課の意見も聞きながら、血の通ったやり方でということを御要望申し上げまして終わります。ありがとうございました。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 坂本眞将委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆田中 委員 ありがとうございます。今、坂本眞将委員からもお話がありまして、課長からいろいろお話を聞きまして、なるほどということを改めて思ったところでありますけれども、未回収の部分の年齢別の人数はどのような感じなのかがもしわかるようでしたらお知らせください。 ◎齋藤 学校教育課長 申しわけありませんが、私の手持ちの部分では、年齢層の部分については今ありません。時間をいただければ。 ◆田中 委員 私が別ルートで調べたところによると、20代、30代が大半を占めている状況だと。やはり今のこの現状は、社会的時代背景で就職できていない状況とかがあるのかなと。その辺も勘案して、私も委託を見直してほしいなという方向で話を進めていきたいと思っていますし、あと、本当に慎重に回収に向かっていただきたい。  というのは、最近よく、こういうお金の問題で自殺するというのもあって、せっかく庁舎にも自殺防止という垂れ幕がかかっている八戸市でありますので、もともと奨学金というのはお金持ちが借りているものではなくて、本当に学ぼうとする子どもたちのための制度でありますので、その辺も今回収できなかったからということではなくて、少し大きな目で見て進めていただきたいというところも思いますので、その辺も考えて回収していただきたいということを御要望申し上げて、終わります。 ◎齋藤 学校教育課長 ただいま委員から御提言のあった部分はしっかり心に受けとめて、そして丁寧に、そして状況を見ながらやってまいりたいと思っておりました。実際に行ってみると、先ほども少し紹介しましたけれども、年老いたお父さん、お母さんがいて、そこからまたお金というところでは本当に忍びがたい部分があります。これが現実です。ただ、中にはそうでない方もいるというのもまた事実ではないかなと。一生懸命返している人たちもいるわけで、その人たちがばかを見ないように、やはり行政としてしっかり向き合っていかなければならないと考えておりました。ありがとうございました。 ○松橋 委員長 他に関連質疑はありますか。 ◆松田 委員 震源地なので一言だけ、申しわけないです。  言葉尻を捉えるようで申しわけないのですけれども、返すことが当たり前だというお話をしましたけれども、確かに貸与ですから借りたお金です。しかし、借りるというお金はさまざまあります。それこそギャンブルで使う金もあれば、生活費もあれば、商売もある、さまざまあります。しかし、この場合は子どもの教育のためのお金ということで、実際にその子どもが支払い能力があるかどうかもわからない、しかし、将来の日本を背負って立つという、そういう社会的な公の役割を持ったお金として貸すということもありますし、世界的には――貸すという制度があって保証人までとるところは日本だけなのです。  ですから、そういうことも頭に入れながら、しかし、課長は、回収業者に頼むというお話でしたけれども、先ほどのお話を聞くとかなり狭めて、しかし、責任は教育委員会がきちんと持って、そこをチェックしながらやるというお話がありましたので若干ほっとしているのですけれども、本来的には私は回収団体に移行するのには反対なのです。しかし、皆さんの御苦労もあるし、社会的な背景もあるものですから、先ほど慎重にという表現を使いましたけれども、根本的な問題をしっかり見据えてやっていくということをお願いして、終わります。 ○松橋 委員長 他に関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 ないようですので、以上で坂本眞将委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  他に御質疑ありませんか。 ◆田中 委員 通告外で1つ申しわけございません、お願いいたします。  先日、報道でもありましたけれども、最近話題の武雄市で反転授業というのをやられているということですけれども、それについての情報を把握していますか。 ○松橋 委員長 田中委員、もう一度質問の内容をお願いします。 ◆田中 委員 実は簡単に言うと、家で授業の内容を各自がタブレットで勉強して予習ということで、次の日に実際勉強してきたことについて学校で話し合いをするという反転授業、要は家で勉強してきたことを学校でみんなで共有するみたいなのが反転授業ということらしいのですけれども、これは武雄市の小学校全部で、ことしの5月から導入することになりました。  これから考えること、子どもたちに考えさせることというのがすごく基礎学力のアップにつながるということで、これは武雄市が導入したということなのですけれども、御存じなかったので、若干私がわかっているところをお知らせしますが、自宅でタブレットで動画を見て、学校で話し合いをするということですけれども、理科と数学を、こういう実験をしたときに答えはどうなるでしょうかみたいなのを動画でやって、子どもたちが見ながら、次の日に、きのうの答えはどうだったの、どうしてこうなったのかなというのを話し合いで進めるような学習なのです。  すごく魅力があって、子どもたちの会話力やディベート力、要は2つに分かれてどうだああだと言い合うような能力がすごくアップするという取り組みだそうなのですけれども、このことを御存じなかったので、どう思いますかと言ってもあれでしょうから、研究していただいて、今までは一部の大学や高校などで取り入れられたということですけれども、武雄市は小学校でこれを導入したということがニュースになっておりましたので、その辺を研究していただきたいという御要望を申し上げて終わります。 ○松橋 委員長 他に御質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第10款教育費並びに関連議案第41号及び第42号の質疑を終わります。  この際、お諮りいたします。  第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 御異議なしと認めます。  よって、第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査いたします。  説明を求めます。 ◎松家 財政部次長兼財政課長 それでは、140ページをお開き願います。  第11款災害復旧費の本年度の予算枠は、科目存置のために1000円を計上するものでございます。  141ページに参りまして、第12款公債費でございますが、本年度の予算額は94億2377万8000円であり、前年度と比較いたしますと6.1%の減、6億1579万2000円の減額となるものでございます。  1項1目元金は平成25年度までの一般会計借入金の定期償還金、2目利子は平成25年度までの一般会計借入金に係る利子償還金並びに一時借入金の利子償還金でございます。  次の142ページに参りまして、第13款諸支出金でございますが、本年度の予算額は6億451万6000円であり、前年度と比較いたしますと32.2%の減、2億8725万6000円の減額となるものでございます。  1項1目公営企業整備費は、自動車運送事業会計に対する補助金、貸付金でございますが、19節の補助金は前年度より225万6000円減の4億451万6000円、21節の貸付金は前年度より2億円減の2億円を計上するものでございます。  143ページに参りまして、第14款予備費でございますが、本年度の予算額は前年度と同額の5000万円を計上するものでございます。  以上で第11款災害復旧費から第14款予備費までの説明を終わります。 ○松橋 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第11款災害復旧費から第14款予備費までの質疑を終わります。  以上をもって一般会計予算の歳出並びに関連議案22件の質疑は終了いたしました。  これより一般会計予算の歳入を審査いたします。  説明を求めます。 ◎松家 財政部次長兼財政課長 それでは、予算に関する説明書の5ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款市税は、本年度の予算額は298億3500万円で、前年度と比較いたしますと2.6%の増、7億5500万円の増額となるものでございます。  主な税目について御説明申し上げます。  1項1目個人市民税は、平成25年度決算見込みを参考に前年度と比較いたしまして2.8%の増、2億6700万円の増額を見込み計上したものでございます。  2目法人市民税は、一部企業において業績の改善が見られることから、前年度と比較いたしまして11.7%の増、2億9200万円の増額を見込み計上したものでございます。  2項1目固定資産税は、前年度と比較いたしまして2.1%の増、3億1000円の増額を見込み計上したものでございます。これは、土地については地価下落による減を見込み4.2%の減、家屋については新増築の増により2.1%の増、償却資産については大臣配分額等の額を見込み14.5%の増として、それぞれ計上しております。
     2目国有資産等所在市交付金及び納付金は、平成25年度決算見込みを参考にしまして1.5%の減、100万円の減額を見込み計上したものでございます。  3項1目軽自動車税は、登録台数の実績等をもとに1.7%の増、700万円の増額を見込み計上したものでございます。  4項1目市たばこ税は、平成25年度決算見込み及び地方財政計画を参考にいたしまして5.2%の減、1億1100万円の減額を見込み計上したものでございます。  5項1目鉱産税は、平成25年度決算見込みを参考にいたしまして前年度より99万9000円を増額して計上しております。  次の6ページに参りまして、6項1目特別土地保有税は過年度保有分として科目存置するものであります。  7ページに参りまして、第2款地方譲与税は、本年度の予算額は6億8400万円で、前年度と比較いたしますと4.7%の減、3400万円の減額となるものでございます。  次の8ページに参りまして、第3款利子割交付金は、本年度の予算額は5500万円で、前年度と同額でございます。  9ページに参りまして、第4款配当割交付金は、本年度の予算額は3300万円で、前年度比較で申しますと13.8%の増、400万円の増額となるものでございます。  次の10ページに参りまして、第5款株式等譲渡所得割交付金は、本年度の予算額は100万円で、前年度と同額を計上したものでございます。  11ページに参りまして、第6款地方消費税交付金は、本年度の予算額は25億9200万円で、前年度と比較いたしますと4.8%の増、1億1800万円の増額となるものでございます。地方財政計画を参考にいたしまして計上したものでございます。  次の12ページに参りまして、第7款ゴルフ場利用税交付金は、本年度の予算額は260万円で、前年度と比較いたしますと3.7%の減、10万円の減額となるものでございます。  13ページに参りまして、第8款自動車取得税交付金は、本年度の予算額は9000万円で、前年度と比較いたしますと47.4%の減、8100万円の減額となるものでございます。  次の14ページに参りまして、第9款国有提供施設等所在市助成交付金は、本年度の予算額は4億6500万円で、前年度と比較いたしますと28.8%の増、1億400万円の増額となるものでございます。  15ページに参りまして、第10款地方特例交付金は、本年度の予算額は9100万円で、前年度と比較いたしますと5.2%の減、500万円の減額となるものでございます。  次の16ページに参りまして、第11款地方交付税は、本年度の予算額は157億3000万円で、前年度と比較いたしますと3.1%の減、4億9500万円の減額となるものでございます。減額となった理由でございますが、地方財政計画等のデータを用いた試算結果及び災害等廃棄物処理事業費の減に伴う震災復興特別交付税分の減によるものでございます。  17ページに参りまして、第12款交通安全対策特別交付金は、本年度の予算額は4500万円で、前年度と比較いたしますと6.3%の減、300万円の減額となるものでございます。  次の18ページに参りまして、第13款分担金及び負担金は、本年度の予算額は12億7451万8000円で、前年度と比較いたしますと0.6%の増、785万1000円の増額となるものでございます。  1項負担金の主なものは、2目1節の老人福祉施設費用徴収金、2節の私立及び市立の保育所費用徴収金でございます。  19ページに参りまして、第14款使用料及び手数料は、本年度の予算額は13億4531万2000円で、前年度と比較いたしますと0.8%の増、1078万7000円の増額となるものでございます。  1項使用料の主なものは、2目1節の高齢者福祉施設使用料、総合福祉会館使用料、3目1節の看護師養成所授業料、5目2節の魚菜市場使用料、7目1節の道路占用料、住宅使用料、汚水処理施設使用料、住宅駐車場使用料、次の20ページに参りまして、八戸ポータルミュージアム使用料、9目1節の公民館使用料、是川縄文館使用料でございます。  2項手数料の主なものは、1目1節の税関係証明、戸籍、住民基本台帳、印鑑の各手数料、2目2節の廃棄物埋立処分手数料、廃棄物収集処理手数料、21ページに参りまして、5目1節の建築確認申請手数料でございます。  次の22ページに参りまして、第15款国庫支出金は、本年度の予算額は152億558万4000円で、前年度と比較いたしますと5.9%の増、8億4226万円の増額となるものでございます。  1項国庫負担金の主なものは、1目1節の特別障害者手当等給付費負担金、障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、2節の私立保育所運営費負担金、3節の児童手当負担金、4節の児童扶養手当負担金、5節の生活保護費負担金、6節の国民健康保険基盤安定費負担金、2項国庫補助金の主なものは、1目1節のうち地域生活支援事業費補助金、臨時福祉給付金事務費補助金及び同給付事業費補助金、子育て世帯臨時特例給付金給付事業費補助金及び同事務費補助金、2節のセーフティネット支援対策等事業費補助金、2目1節の疾病予防対策事業費補助金、23ページに参りまして、5目1節の特定防衛施設周辺整備調整交付金、2節の道路、住宅、都市・地域整備の各事業に係る社会資本整備総合交付金、6目1節の騒音防止対策事業費補助金でございます。  3項委託金では、2目1節の国民年金事務費委託金が主なものでございます。  25ページに参りまして、第16款県支出金は、本年度の予算額は65億7130万4000円で、前年度と比較いたしますと9.7%の増、5億8312万8000円の増額となるものでございます。  1項県負担金の主なものは、1目1節の障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、2節の私立保育所運営費負担金、3節の児童手当負担金、4節の生活保護費負担金、5節の国民健康保険基盤安定費負担金、2目2節の後期高齢者医療保険基盤安定費負担金でございます。  2項県補助金の主なものは、1目1節の重度障害者医療費補助金、2節のひとり親家庭等医療給付事業費補助金、放課後児童健全育成事業費補助金、子育て支援特別対策事業費補助金、延長保育事業補助金、次の26ページに参りまして、2目1節の乳幼児はつらつ育成事業費補助金、2節の再生可能エネルギー等導入推進事業費補助金、3目1節の緊急雇用創出事業補助金、6目2節の屋内スケート場建設事業費補助金、3節の被災者住宅再建支援事業費補助金でございます。  27ページに参りまして、3項委託金では、1目2節の徴税費委託金、5節の県議会議員選挙費委託金が主なものでございます。  次の28ページに参りまして、第17款財産収入は、本年度の予算額は1億561万円で、前年度と比較いたしますと1.8%の増、183万円の増額となるものでございます。  1項財産運用収入の主なものは、1目1節の土地及び建物貸付収入、2目1節の各種基金利子及び配当金、2項財産売払収入の主なものは1目1節の生産物売払収入でございます。  29ページに参りまして、第18款寄附金は科目存置のために1000円を計上しているものでございます。  次の30ページに参りまして、第19款繰入金は、本年度の予算額は39億7332万8000円で、前年度と比較いたしますと67.8%の増、16億476万5000円の増額となるものでございます。  1項1目は都市計画駐車場特別会計からの繰入金でございます。  2項1目基金繰入金は、1節財政調整基金、2節市債管理基金、3節社会福祉基金、7節地域活性化基金、11節奨学ゆめ基金、12節震災復興基金、13節東日本大震災復興交付金基金、14節地域の元気臨時交付金基金からの繰入金が主なものでございます。  31ページに参りまして、第20款繰越金は科目存置のために1000円を計上しているものでございます。  次の32ページに参りまして、第21款諸収入は、本年度の予算額は23億3084万2000円で、前年度と比較いたしますと23.1%の減、7億72万1000円の減額となるものでございます。  諸収入の主なものは、1項1目1節の税滞納延滞金、3項1目貸付金元利収入のうち、1節の地域総合整備資金、7節の商工組合中央金庫、9節の中小企業特別保証制度、33ページに参りまして、11節の自動車運送事業会計の各貸付金に係る元利収入、4項1目受託事業収入のうち、1節の後期高齢者医療健康診査受託事業収入、5項3目1節雑入のうち、市町村振興宝くじ収益金交付金、コミュニティ事業助成金、乳幼児及び重度心身障害者の医療費高額療養費等返還金、高齢者等バス特別乗車証負担金、定住自立圏医療体制整備費負担金、次の34ページに参りまして、介護予防サービス計画費収入、水産会館電気等使用料、八戸駅ビル保証金返還金でございます。  35ページに参りまして、第22款市債は、本年度の予算額は69億1990万円で、前年度と比較いたしますと10.2%の減、7億8280万円の減額となるものでございます。  市債の主なものは、1目1節の税総合システム開発事業債、4目2節の市民の森整備事業債、6目1節の道路新設改良事業債、同じく道路新設改良事業債交付金分、橋りょう整備事業債交付金分、2節の公園緑地等事業債、都市計画事業負担金債、3節の公営住宅建設事業債、7目1節の消防施設整備事業債、8目1節の小学校施設整備債、36ページに参りまして、2節の中学校施設整備債、4節の社会体育施設整備事業債、9目1節の臨時財政対策債でございます。  以上で歳入の説明を終わります。 ○松橋 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で一般会計予算の歳入の質疑を終わります。  以上をもって議題となっております議案第1号平成26年度八戸市一般会計予算並びに関連議案23件の質疑は終了いたしました。  この際、委員各位に申し上げます。本日の特別会計の審査は17時までとしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  これより議案第4号から議案第16号までの各特別会計予算を一括議題といたします。  議案第4号平成26年度八戸市国民健康保険特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎松田 国保年金課長 それでは、議案第4号平成26年度八戸市国民健康保険特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の25ページをお開き願います。  第1条は歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ265億7660万1000円と定めるものでございます。  歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は27ページから30ページにかけまして記載しております第1表歳入歳出予算のとおりでございまして、その内容につきましては予算に関する説明書で御説明申し上げます。  第2条は、地方自治法第220条第2項ただし書きの規定により、保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合、同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用ができることを定めるものでございます。  それでは、予算に関する説明書の231ページをお開き願います。  事項別明細書は232ページにわたりますが、歳入歳出の予算の総額はそれぞれ265億7660万1000円で、前年度より2億9252万1000円、率にして1.1%の減となっております。  233ページをごらんください。  まず、歳入について御説明を申し上げます。  第1款国民健康保険税は、1項1目一般被保険者国民健康保険税及び2目退職被保険者等国民健康保険税でございますが、前年度比2.6%減の55億924万2000円を計上しております。  234ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は国保税の督促手数料が主なものでございます。  235ページの第3款国庫支出金は、1項1目の療養給付費等国庫負担金、2目の高額医療費共同事業国庫負担金及び3目の特定健康診査等負担金から成る国庫負担金と2項1目の財政調整交付金でございまして、前年度比1.5%増の71億6136万6000円でございます。  236ページに参りまして、第4款療養給付費等交付金は退職被保険者等に係る療養給付費等について、237ページの第5款前期高齢者交付金は前期高齢者の偏在による負担の不均衡調整のため、ともに社会保険診療報酬支払基金から交付されるものでございます。  238ページに参りまして、第6款県支出金は、1項1目高額医療費共同事業負担金、2目特定健康診査等負担金及び2項1目調整交付金、2目健康増進保健事業費補助金でございます。  239ページの第7款共同事業交付金は、1件80万円を超える高額医療費を対象とする高額医療費共同事業交付金と、1件30万円を超える医療費を対象とする保険財政共同安定化事業交付金で、県国保連合会から交付されるものでございます。  240ページに参りまして、第8款財産収入は国民健康保険特別会計財政調整基金の利子収入でございます。  241ページの第9款繰入金は一般会計からの繰入金で、1項1目1節の地方交付税で措置されます事務費分、出産育児一時金分及び財政安定化支援事業分の一般会計繰入金及び2節の保険税軽減分と保険者支援分の保険基盤安定繰入金でございます。  242ページに参りまして、第10款繰越金は科目存置でございます。  243ページの第11款諸収入は、国保税の延滞金のほか、交通事故等に係る第三者納付金、保険給付費の返納金が主なものでございます。  続きまして、245ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費は、職員14人分の人件費及び物件費のほか、13節の国保高額療養費システム改修等委託料、19節の県国保連合会に対する負担金が主なものでございます。  246ページに参りまして、2項1目賦課徴収費は職員14人分の人件費及び物件費が主なものでございます。  2目納税奨励費は納税貯蓄組合に対する事務費補助金等でございます。  247ページの3項1目運営協議会費は、国保運営協議会委員18人分の報酬のほか、協議会の運営に要する経費でございます。  248ページに参りまして、第2款保険給付費は、一般被保険者及び退職被保険者の療養給付費などの療養諸費及び高額療養費、移送費、249ページにわたりますが、出産育児諸費、葬祭費に要する経費で、前年度比1.2%減の177億7882万円を計上しております。  250ページに参りまして、第3款後期高齢者支援金は後期高齢者医療の医療費及び事務費に係る支援分として、また、251ページの第4款前期高齢者納付金は前期高齢者の偏在による負担の不均衡を調整するため、ともに社会保険診療報酬支払基金へ拠出するものでございます。  252ページに参りまして、第5款老人保健拠出金は老人医療の給付費の精算等に伴う費用を社会保険診療報酬支払基金へ拠出するものでございます。  253ページの第6款介護納付金は介護保険第2号被保険者の保険料分を社会保険診療報酬支払基金に納付するものでございます。  254ページに参りまして、第7款共同事業拠出金は、1件80万円を超える高額医療費を対象とする高額医療費共同事業及び1件30万円を超える医療費を対象とする保険財政共同安定化事業に要する拠出金等でございます。  255ページの第8款保健事業費でございますが、1項1目の特定健康診査等事業費は13節の特定健康診査等委託料、2項1目の疾病予防費は、訪問指導看護師に要する人件費のほか、13節の総合健診等委託料、19節の市民保養所利用負担金が主なものでございます。  256ページに参りまして、第9款諸支出金は国保税の過誤納金還付金が主なものでございます。  257ページの第10款予備費は前年度と同額の3000万円を計上しております。  以上で説明を終わります。 ○松橋 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆前澤 委員 国保税について簡単にお聞きしたいと思いますけれども、今年度と比較して減額になっております。高齢化が進んでふえていくのかと思ったら減額になっているものですから、主な要因を教えてください。 ◎松田 国保年金課長 お答えいたします。  平成26年度の国保税当初予算額が平成25年度と比べて減っている要因として大きいものは、被保険者数の減少でございます。近年、国保から後期高齢者医療制度への移行がありまして、その影響によりまして、平成20年度以降、平均で1500人ほど被保険者が減っている状況にございます。平成25年度の当初予算の試算時には被保険者数を6万7603人と見込んでおったわけですけれども、平成26年度においては、過去の被保険者数の推移をもとに2009人減の6万5594人と見込んで積算したものでございます。  一方、1人当たりの国保税額も影響を与えることがあるのですけれども、これにつきましては、ここ数年は大きな増減はないという状況でございまして、平成26年度は平成25年度と同程度と見込んでおりますので、国保税予算額の減要因は、被保険者数の減少ということで捉えてございます。  以上です。 ◆前澤 委員 数字で見ても高齢化が進んでいるということだと思うのですけれども、新年度、国が限度額の引き上げを決定しているわけですけれども、市の対応はどのようになるのですか。 ◎松田 国保年金課長 国保税の限度額の引き上げでございますけれども、国においては、昨年の末に平成26年度の税制改正大綱を閣議決定してございます。改正内容でございますけれども、国保税は、医療分と後期高齢者支援金分、介護納付金分という3本立てで課税計算されるわけでございますけれども、それぞれに課税限度額というものが定められております。このうち今回の改正で、後期高齢者支援金分の課税限度額を現行の14万円を16万円に、また、介護納付金分を現行12万円から14万円にそれぞれ2万円ずつ引き上げるというものでございます。  今後、国において国保税の限度額を引き上げるための地方税法の施行令が改正される予定と伺っておりまして、市としましては、国の趣旨を踏まえまして、平成26年6月の市議会に国民健康保険税条例の改正案を提案したいと思っております。平成26年度の課税分から適用したいと考えてございます。  以上です。 ◆前澤 委員 皆さん、提案してほしくない気持ちだと思うのですけれども、今でも、余り言われないのですけれども、非常に高いと。4万円ふえれば多分80万円を超えるということに、ここにいる方はみんなふえるということになるだろうと思うのですけれども。この限度額の引き上げは、年間1兆円ぐらいの社会保障費が上がってきていると、医療等、年金を除いてなっているということで、ある一定の割合の負担はいたし方ない部分もあろうかと思いますけれども、所得税とか住民税をひっくるめてもこれのほうが高いというような状況で大変だと思うのですが、これを上げることによって、限度額以下の方たちの保険料率とか低所得者、今でも2割、5割、7割という軽減税率を掛けているのですけれども、そちらのほうは変化があるということですか。 ◎松田 国保年金課長 お答えいたします。  国保税の税率等につきましては、新年度に変更はないということで予定しております。ただ、今委員おっしゃいましたけれども、今回の国保税制の改正につきましては、限度額の引き上げとともに、低所得者に対する国保税の軽減措置の拡大というものも実施される予定となっております。  国保税のうち被保険者1人当たりに課税されます定額の均等割額というものと1世帯当たりに課税されます定額の平等割額というのは、所得に応じて7割、5割、2割を軽減するという制度が今現在あるわけですけれども、このうち5割軽減の対象となる世帯と2割軽減の対象となる世帯の基準を拡大いたしまして、国保税の軽減対象となる世帯、被保険者を拡大するという内容でございます。この軽減措置の拡大につきましても、国による地方税法の施行令の改正が予定されておりますので、その改正がなされました後、平成26年の6月市議会に国民健康保険税条例の改正を提案したいと考えております。 ◆前澤 委員 わかりました。まず限度額引き上げと軽減税率の部分での拡大を図っていくということです。これによって、限度額の人の収納率がどのようになっているかはわからないのですけれども、収納率の低下ということが考えられないのか、もしわかっていたら、限度額当たりの人数はどれぐらいあるかをお知らせください。 ◎松田 国保年金課長 お答えいたします。
     今の課税限度額を上げることによる影響世帯数でございますけれども、これは平成25年度の当初の調定額をもとに試算した結果でございますけれども、366世帯の方が現在の77万円の限度額から少し上がると見込んでおります。収納率等における影響でございますけれども、比較的所得が多い層でございますので、担税力もあるということで、また、世帯数自体も全体の世帯数に比較すると非常に少ないので、収納率自体にはさほど大きな影響はないかと考えてございます。  以上です。 ◆前澤 委員 国保自体の収納率がなかなか厳しい状況にあるということで、皆さん、現場の中で大変な、きょうは兼田課長も来ていますけれども、収納の部分でもいろいろあるだろうと思いますけれども、しっかり取り組んでいただくことを要望して終わります。 ○松橋 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  他に御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第4号平成26年度八戸市国民健康保険特別会計予算の質疑を終わります。  議案第5号平成26年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎磯嶋 水産振興課長 それでは、議案第5号平成26年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計予算について御説明を申し上げます。  予算書の31ページをお開き願います。  第1条第1項は歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億6379万2000円と定めるものでございます。  第2項の歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は33ページから34ページの第1表のとおりでございます。その詳細につきましては予算に関する説明書で御説明を申し上げます。  予算に関する説明書の267ページをお開き願います。  事項別明細書は268ページにわたりますが、歳入歳出予算の総額はそれぞれ2億6379万2000円で、前年度と比較いたしまして1302万9000円の減となっております。  次に、269ページに参りまして、歳入について御説明を申し上げます。  第1款使用料及び手数料のうち、1項使用料は魚介類の水揚げ金額に係る市場使用料及び貸し事務室等の付属施設使用料でございます。  2項手数料は、人及び車両等の魚市場入場に係る許可手数料でございます。  270ページに参りまして、第2款財産収入は魚市場施設への自動販売機設置に係る建物貸付収入及び魚市場特別会計基金から生ずる預金利子でございます。  271ページに参りまして、第3款繰入金は一般会計及び魚市場特別会計基金からの繰入金でございます。  272ページに参りまして、第4款繰越金は科目存置のためのものでございます。  273ページに参りまして、第5款諸収入は、魚市場の電気、水道の使用料及び清掃料に対する卸売業者等の負担金のほか、荷さばき所A棟における流動海水氷と冷却海水の供給料収入が主なものでございます。  次に、275ページに参りまして、歳出について御説明を申し上げます。  第1款総務費のうち、1項1目一般管理費は、魚市場の維持管理に従事する職員8人分の人件費及び物件費のほか、夜間、休日の魚市場監視業務等の委託料が主なものでございます。  276ページに参りまして、2目運営審議会費は八戸市魚市場運営審議会に係る経費でございます。  277ページに参りまして、第2款公債費は魚市場施設整備に要した起債借入金に対する元金及び利子の償還金でございます。  287ページをお開き願います。  地方債の現在高の見込みでございますが、当該年度中元金償還見込額を2117万9000円とし、当該年度末現在高見込額を1億1393万1000円とするものでございます。  以上で平成26年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計予算の説明を終わります。 ○松橋 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆五戸 委員 通告してあります275ページの光熱水費についてお伺いいたします。  私は本会議でも質問しておりましたが、A棟についてですけれども、A棟の光熱水費がここに盛られてあるということなので、A棟の維持管理費はこの中に入っているわけですよね。これの金額をお願いします。 ◎磯嶋 水産振興課長 ここの光熱水費は魚市場全体の数字になっておりますけれども、このうちA棟に係る金額といたしましては、電気料といたしまして3218万1000円、水道料といたしまして328万4000円を盛ってございます。  以上でございます。 ◆五戸 委員 電気料が三千幾らですね。このほかにも多分清掃とかがいろいろ入っていると思うのですけれども、これはいいといたしまして、それからA棟に関して、予算書に流動海水氷供給量1300万円とありますけれども、昨年度はたしか4000万円ぐらい盛っておったと思うのですけれども、今年度はそれがゼロだったと。今年度はゼロだったやつがどうして1300万円を予定したのかをお伺いいたします。 ◎磯嶋 水産振興課長 平成25年の実績といたしまして、シャーベット氷の供給ゼロということでございましたが、まずA棟の運営計画の中でシャーベット氷の供給というのを見込んでございますので、昨年ゼロという実績を踏まえて、計画の半分程度を見込みというか、目標とする形で計上させていただいております。  以上です。 ◆五戸 委員 わかりました。ただ、氷の施設ができたのは今年度、その前の年の10月ごろから多分稼働しておると思うのですけれども、その間に売る政策とかを少し考えなかったのかなと。半年ぐらい使って、ほとんど使われていないという。これはサバだけに特化したものなのか、またほかの魚の形態も売れるものだと私は思っているのですけれども、例えば半年ぐらい動かして、それが全然稼働されない、売れない、使われないといったときに、それをできなかったのかと、そういう研究をしなかったのかという、そこに少し不審を感じているのですけれども、その点についてはどうお考えなのか。 ◎磯嶋 水産振興課長 A棟のシャーベット氷の供給につきましては、従来の民間の製氷業者の方々がいらっしゃいまして、その方々の商売とバッティングする部分が出てくる。その方々にとってかわるような立場は行政としても、また国の補助事業としても、余りもうけてはいけないというあたりがありますので、そのようなことで、基本的にはA棟でサバなりを出荷するときに詰めて出荷するというのをメーンに考えております。そのほかに計画段階のときには、シャーベット氷が欲しいという業者の方々もいらっしゃいましたので、沿岸の定置網ですとか、小型底びき網の業者の方もいらっしゃいましたので、そのような方々の要望があれば供給したいとは考えております。 ◆五戸 委員 つくる当初からそういう問題がいろいろあるだろうなということがわかっていたはずなのです。それなのにつくったわけです。そうしたら、去年、4000万円ぐらいを見込んだということであって、それがうまくいっていれば、私は、ここの維持管理費とかで余り文句を言われなくなるのではないかと思っているのです。はっきり言って、今A棟の使用はなかなか厳しいものがあります、私も本会議で言ってきました。ただ、その中でも、もしこれからそれほど批判されないでやれるのであれば、氷の販売を研究してうまく出荷できていけば、ある程度批判とかそういう言葉に少しできるのかなと。その辺はしっかりと研究して、民間を圧迫するということは前々から、初めから言われていたわけですから、それでも施設をつくったわけですから、そこの研究が少し足りないと私は思っているのです。そこをしっかり研究して売り上げが伸びれば、そこの部分はそれほど批判されなくてもいいのかと思っていますので。  本来は、私は、ここの質問はここで終わるという考えであったのです。ただ、少し気になったことがありましたので。私は本会議でA棟についていろいろお話をしてきました。そして、これからは意見ですけれども、市長の答弁に私は驚いたのです。私は大体5年間の水揚げの実績を並べてお話ししました。その中で、ことしは確かに市長が答弁でも申したように、漁場がこの八戸近辺で形成されなかった。そのために荷揚げの回数が減ったからA棟に水揚げができない部分があった。私はこの答えにびっくりしているのです。  何でかというと、5年間の実績を見ると大体5万トンぐらいで推移して、それほど変わりません。今年度の水揚げは落ちた、落ちたと言っても大体1万トン落ちているか落ちていないかです。そして、A棟をつくったときの目的とかを考えれば、魚が少なくとれたときに利用できる施設なのです。そしてA棟の形態から見れば、1日に揚げる隻数というのは時間的に見ればほとんど限られている。時間的に見れば1日に2そうか3そうしか揚げられない。  そして八戸にサバのまき網船が来ている。サバの形態から見れば、魚は徐々にとれていくのではない。1度にがっとその日、例えばその日がっと2000トンも3000トンも揚がれば、次の日はゼロということもあり得るわけです。八戸の市場に荷揚げするのは一気に揚がるわけです。一気に揚がったときに、A棟で揚げられるかといったら、絶対揚げられないわけですから。仮に今、対応できる船が1そうか2そうしかない。私の認識からすれば、それほど数がふえなくてもいいのです。今来ている漁船が設備を持った船で来てもA棟に揚げられるわけがない。そうでしょう。皆揚げられるわけがないから一気に来るわけだから、サバというのは一気にとれるわけですから。だから、もしああいう施設をつくるのであれば、あの施設の3倍も4倍も大きな施設でなければ対応できないのです。だから私は時期尚早だと言っている。  国が確かに補助金も出して応援をしてくれました。しかし、全額出すわけではないわけでしょう。だからこれは国の制度でやるべきだと言っているのです。必ず市からの持ち出し、そのような諸経費がかかるわけです。だから、我々会派全員で、日本一のサバの水揚げができる銚子港にも行きました。そうしたら何と言われてきたかというと、いや、八戸市さんはいいですねと。我々はとてもじゃないけれども、国が全部出してくれるのだったら我々も手を挙げたいと言っていました。銚子市は一般会計からの持ち出しなどはないそうです。ほとんど市場が全部独立採算でやるそうです。だから、今、例えばサバの形態とかを考えれば、とても我々は手を出せない。八戸市さんは随分お金持ちなのですねと皮肉られてきたのですよ。  そして、そういうことを考えれば、これの方向性は食の安全で、方向性としては悪くない。ただ、時期尚早だと言った。何でか。道路とかインフラは50年の大計とか100年の大計でつくればいいです。ただ、機械でしょう。機械というのは10年もたてばまた壊れたりする。10年後にそういう対応ができるようになってきたといっても、まだやらなければならない。機械とかそういうものは即効性を求められるのです。確かに日本で誰もやっていない。これは誰もやらない。やるわけがないのです。小さな港で船が1そうか2そうしかない、そして工場も2つか3つしかない。そういうところでやるのだったら、これは何とかなるのです。八戸みたいに一気に十何そうも来てやるようなところでは、これはなかなか難しい施設なのです。  そして、これは確かに画期的なことだし、理想はいいです。ただ、理想と現実は全然違うということです。確かにその時々の首長はいろいろな施策をやる。大変画期的なことをやってそれが成功すれば、みんな大変称賛されます。ただ、これが全く用がなさなかったといったらとんでもない批判を受けるでしょう。政治とはそういうものです。待ってくれないのです。そういうことを我々はしっかりとチェックして、ブレーキを踏んだりアクセルを踏んだりしていかなければならないわけです。責任も同じく負わなければならないわけです。そういうことをしっかりと行政の皆さんは胸に刻んで、これからのことをしっかりとやっていただくよう御要望申し上げて終わります。 ○松橋 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  他に御質疑ありませんか。 ◆坂本〔眞〕 委員 関連でやると狭まるので通告外でやらせていただきますが、ハサップ対応型の施設をつくったもともとは、商品の差別化ではなかったかと記憶しておりますが、いかがでしょうか。 ◎磯嶋 水産振興課長 日本で今どこにもない、EUの衛生管理基準に適応した市場を目指しておりますので、そのようなことができれば、日本一衛生基準をはっきり管理できた魚市場ということで付加価値もつく、そういう意味では差別化ということになると思います。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 議員の立場で予算に賛成しておりますので、ちょっと突っ込んで次に聞きますが、そうすると海水氷と一般の淡水氷と比べたときに、商品に差別化が起きますか、起きませんか。 ◎磯嶋 水産振興課長 A棟の海水氷、これは海水からつくったシャーベット状の氷でございますけれども、それを入れることによりまして魚の浸透圧といいますか、もともと海水の中にいる魚を淡水に入れるのか、海水に入れるのかという違いも出てきますので、製品の鮮度保持、品質保持という面で効果があると思っております。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 私は個人的には八戸料理人会にも所属しておりますので、海水氷に入れたものと淡水氷に入れたもので劣化が違うというのは現実に見ております。そうしますと、せっかく差別化できる海水氷、シャーベット状ということですから、そうすると、今ある氷の対応とちょっと違って、容器や何かも変えなければいけないというところがあると思いますけれども、せっかくこれだけのものをつくって、確かに民間を圧迫します。圧迫はするのですけれども、それは民間に対しての何かの手当てをしながら、やはり海水氷を活用する。八戸から送られてきたものは鮮度がいい。海水氷をやれば確実に鮮度はいいわけですから、中央市場に送るときも海水氷を入れて送ってやれば、確実に鮮度は保たれるわけですから、そういったことについて取り組むということはお考えはないのでしょうか。 ◎磯嶋 水産振興課長 シャーベット氷の保温時間の能力につきましては、市内で運搬程度ということの想定でやっているものでございますけれども、活用できるものであれば、今のA棟以外でも活用したいという気持ちは持っているところでございますけれども、先ほど申しましたように民間とのところもありますので、今後の課題とさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 今後の課題にしているとずっと課題になってしまうといけないので申し上げるのですけれども、せっかくつくった、我々も議員として予算案に賛成してそれを通しておりますので、それができたときに、ハサップの対応、A棟自体はなかなか機能が十分ではないと、金をかけた割になかなか効果を発揮していないではないかという反省もあるわけですけれども、そうしましたら、そういった中で、せっかくそれに付随してつくった施設、その中での産物につきましては確実に効果が認められるわけですから、それは民間を圧迫するから使わないというのではなくて、それを使いながらも民間と共存できる方向を模索していく、取り組んでいくというのが行政の姿勢かと思うのですけれども、課題にするという御答弁ではなくて、取り組みについてもう少し前向きに踏み込んで御答弁をいただけないでしょうか。 ◎磯嶋 水産振興課長 国からお金をもらっているところもありまして、国のほうからある程度使用の目的を制限されているところもございますけれども、何とか活用できるように考えていきたいと思います。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 くどくなりますけれども、海水氷に入れた魚と、淡水氷に入れた魚と鮮度は全く違います。色も違います。だから、色が違うと形状が違うわけですから、これは絶対市場に出したときに買い手は違うわけですから、そういったところでぜひ積極的なお取り組みを御要望申し上げまして終わります。ありがとうございました。 ◎工藤 農林水産部長 私、当初からこの計画を担当してまいりまして、今年度、何とか稼働に乗せたいということで目指してまいりましたけれども、課題を残したままおりることに関しまして大変申しわけない気持ちでいっぱいでございます。ただ、まずは改革型のまき網漁船の水揚げでございましたので、まずそこを軌道に乗せまして、あとは今建造中の漁船もございます。また、国の支援を得まして水産加工場のハサップ対応の整備も進めさせていただいているところでございます。目標はこれをつなぐという当初からの目的でございました。一つ一つ課題を整理しながら取り組んでまいりたいと考えてございますので、今後の対応につきましてもどうぞよろしくお願い申し上げる次第でございます。  以上でございます。 ◆坂本〔眞〕 委員 卒業を目前に控えまして、御答弁を積極的にいただきましてありがとうございました。みずからいなくなることにつきまして意見を発するというのは難しい立場かと思いますが、この道では右に出る者はないぐらいこれまでずっと長くやってこられましてお詳しいわけですから、引き継ぎをきちんとしていただきまして、今までのことが無駄にならないように、今後に効果を発揮しますように御指導いただきますことを御要望申し上げまして、終わります。 ○松橋 委員長 他に御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第5号平成26年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計予算の質疑を終わります。  議案第6号平成26年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎丸山 区画整理課長 議案第6号平成26年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計予算について御説明申し上げます。  予算に関する説明書の289ページをお開き願います。  歳入歳出予算事項別明細書につきましては、290ページにわたりますが、歳入歳出予算の合計額はそれぞれ12億2820万7000円で、前年度と比較し5694万円、率にして約4.6%の増額となるものでございます。  291ページに参りまして、歳入の内訳について御説明申し上げます。  1款1項手数料は仮換地証明手数料でございます。  2款1項国庫補助金は八戸駅西地区に対する社会資本整備総合交付金でございます。  3款1項保留地処分金は八戸駅西地区の三条中学校用地、売市第一地区の下水道施設用地の保留地処分金でございます。2項財産運用収入は売市第一地区の土地貸付収入でございます。  4款1項他会計繰入金は一般会計からの繰入金でございます。  5款1項繰越金は科目存置でございます。  6款1項雑入は売市第一地区の清算徴収金でございます。  7款1項市債は八戸駅西地区の土地区画整理事業債でございます。  299ページに参りまして、歳出の内訳について御説明申し上げます。  1款1項1目売市第一土地区画整理事業費は清算金徴収に係る事務経費で、2目売市第二土地区画整理事業費は、審議会委員及び評価員報酬のほか、13節の設計等委託料、22節の整地等補償費が主なものでございます。  2款1項1目八戸駅西土地区画整理事業費は、職員の人件費、物件費のほか、13節の橋りょう設計等委託料、15節の街路築造等工事費、19節の水道管布設工事負担金、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。  3款1項公債費は元金及び利子償還金でございます。  次に、311ページをお開き願います。  地方債の現在高の見込みについて御説明申し上げます。  調書中ほどでございますが、当該年度中起債見込額を2億1340万円、元金償還見込額を1億7774万4000円とし、年度末現在高見込額を33億8568万2000円とするものでございます。  以上で説明を終わります。 ○松橋 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第6号平成26年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計予算の質疑を終わります。  議案第7号平成26年度八戸市学校給食特別会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎齋藤 学校教育課長 それでは、議案第7号平成26年度八戸市学校給食特別会計予算について御説明申し上げます。  予算書の41ページをお開き願います。
     第1条第1項は歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ20億2253万5000円と定めるものでございます。  第2項の歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、43ページから44ページの第1表のとおりでございます。その詳細につきましては予算に関する説明書で御説明申し上げます。  第2条、地方自治法第212条第1項の規定による継続費は、45ページの第2表継続費のとおりとするもので、給食センター整備事業の事業費総額を30億4300万円とし、その年割額を平成26年度2億3900万円、平成27年度28億400万円と定めるものでございます。  第3条、地方自治法第230条第1項の規定による地方債は、47ページの第3表地方債のとおりとするもので、給食施設整備事業について起債の借入限度額を1億5940万円、利率を5%以内とするものでございます。起債の方法及び償還の方法は表に記載のとおりでございます。  次に、予算に関する説明書の313ページをお開き願います。  次のページにわたりますが、歳入歳出予算の総額はそれぞれ20億2253万5000円であり、前年度当初と比較し、金額で1億1214万8000円、率では5.9%の増となるものでございます。  次に、歳入歳出について御説明申し上げます。  315ページに参ります。  歳入でございますが、1款1項1目給食費負担金は、児童生徒の保護者が納入いたします給食費負担金と、八戸市階上町田代小学校中学校学校組合が負担する南郷地区給食センターの管理費負担金でございます。  316ページに参ります。  2款1項1目給食費国庫補助金は、給食センター整備事業に係る学校施設環境改善交付金でございます。  317ページに参ります。  3款1項1目一般会計繰入金は、給食センターの管理運営に要する人件費、物件費のほか、市債の償還費用を一般会計から繰り入れするものでございます。  318ページに参ります。  4款1項1目繰越金1000円は科目存置のためのものでございます。  319ページに参ります。  5款1項1目雑入は社会保険料等徴収金が主なものでございます。  320ページに参ります。  6款1項1目給食施設整備事業債は給食センター整備事業に係る市債でございます。  以上、歳入合計を20億2253万5000円とするものでございます。  次に、歳出でございますが、321ページをお開き願います。  1款1項1目給食センター管理費は、2節給料から4節共済費の共済組合負担金までは4地区給食センターの職員の人件費、7節賃金は、パート雇用の調理員、配膳員等の賃金、11節需用費は、食器洗浄用洗剤や温食器等更新のための消耗品費、ボイラー用A重油購入のための燃料費、調理作業等のための光熱水費、施設設備等補修のための修繕料が主なものでございます。  12節役務費はボイラー性能検査等のための手数料など、13節委託料は給食運搬その他業務の委託料、322ページに参りまして、18節備品購入費は、北地区給食センターの下処理用シンク、各小中学校の冷蔵ショーケースの更新が主なものでございます。  2目施設整備費は、給食センター整備事業に係る施設整備等工事費が主なものでございます。  323ページに参りまして、2款1項1目給食費は給食用物資を購入するための賄材料費でございます。  324ページに参りまして、第3款公債費は給食センター施設整備に要した起債借入金に対する元金及び利子の償還金でございます。  以上、歳出合計を20億2253万5000円とするものでございます。  次に、331ページをごらんください。  継続費に関する調書でございますが、給食センター整備事業について、年割額の計が30億4300万円で、当該年度末までの支出予定額は2億3900万円、翌年度以降支出予定額は28億400万円でございます。  333ページをごらんください。債務負担行為の調書でございますが、給食運搬委託料は限度額3億3150万円で、期間は平成23年度から平成26年度まででございます。前年度末までの支出見込額は1億6572万5000円で、当該年度以降の支出予定額は1億6577万5000円でございます。東地区・南郷地区給食センター調理等業務委託料は限度額2億円で、期間は平成25年度から平成27年度まででございます。当該年度以降の支出予定額は2億円となります。  335ページをごらんください。地方債の現在高の見込みに関する調書でございますが、当該年度中起債見込額は1億5940万円、当該年度中元金償還金見込額は140万円、当該年度末現在高見込額は3億6910万円でございます。  以上で説明を終わります。 ○松橋 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松橋 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第7号平成26年度八戸市学校給食特別会計予算の質疑を終わります。  本日はこれにて終了いたします。  明日も午前10時に会議を開きます。御苦労さまでした。        午後4時53分 散会...