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  1. 八戸市議会 2013-03-22
    平成25年 3月 定例会−03月22日-06号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成25年 3月 定例会−03月22日-06号平成25年 3月 定例会         平成25年3月八戸市議会定例会会議録(第6号)         ────────────────────── 議事日程第6号  平成25年3月22日(金曜日)午前10時開議 第1 議案第1号 平成25年度八戸市一般会計予算    議案第2号 平成25年度八戸市自動車運送事業会計予算    議案第3号 平成25年度八戸市立市民病院事業会計予算    議案第4号 平成25年度八戸市国民健康保険特別会計予算    議案第5号 平成25年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計予算    議案第6号 平成25年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計予算    議案第7号 平成25年度八戸市学校給食特別会計予算    議案第8号 平成25年度八戸市都市計画下水道事業特別会計予算    議案第9号 平成25年度八戸市公共用地取得事業特別会計予算    議案第10号 平成25年度八戸市都市計画駐車場特別会計予算    議案第11号 平成25年度八戸市中央卸売市場特別会計予算    議案第12号 平成25年度八戸市霊園特別会計予算    議案第13号 平成25年度八戸市農業集落排水事業特別会計予算    議案第14号 平成25年度八戸市介護保険特別会計予算
       議案第15号 平成25年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計予算    議案第16号 平成25年度八戸市後期高齢者医療特別会計予算    議案第40号 八戸市附属機関設置条例の制定について    議案第41号 八戸市協働のまちづくり基本条例等の一部を改正する条例の制定について    議案第42号 八戸市特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第43号 八戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について    議案第44号 八戸市職員の特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について    議案第45号 八戸市職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例の制定について    議案第46号 八戸市歯科口腔保健の推進に関する条例の制定について    議案第47号 八戸市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について    議案第48号 八戸市児童館条例の一部を改正する条例の制定について    議案第49号 八戸市乳幼児等医療費給付条例の一部を改正する条例の制定について    議案第50号 障害者自立支援法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について    議案第51号 八戸市難病患者等ホームヘルパー派遣手数料徴収条例を廃止する条例の制定について    議案第52号 八戸市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について    議案第53号 八戸市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について    議案第54号 八戸市都市公園及び公園施設の設置に関する基準を定める条例の制定について    議案第55号 八戸市手数料条例の一部を改正する条例の制定について    議案第56号 権利の放棄について    議案第57号 八戸地域広域市町村圏事務組合規約の変更について    議案第58号 三戸町と八戸市との間の障害者自立支援法第15条に規定する市町村審査会の事務の委託に関する規約の変更について    議案第59号 五戸町と八戸市との間の障害者自立支援法第15条に規定する市町村審査会の事務の委託に関する規約の変更について    議案第60号 田子町と八戸市との間の障害者自立支援法第15条に規定する市町村審査会の事務の委託に関する規約の変更について    議案第61号 南部町と八戸市との間の障害者自立支援法第15条に規定する市町村審査会の事務の委託に関する規約の変更について    議案第62号 階上町と八戸市との間の障害者自立支援法第15条に規定する市町村審査会の事務の委託に関する規約の変更について    議案第63号 新郷村と八戸市との間の障害者自立支援法第15条に規定する市町村審査会の事務の委託に関する規約の変更について    議案第64号 おいらせ町と八戸市との間の障害者自立支援法第15条に規定する市町村審査会の事務の委託に関する規約の変更について    議案第65号 青森県新産業都市建設事業団に委託すべき事業に関する計画の一部変更に係る協議について    議案第66号 八戸市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について 第2 議案第67号 平成24年度八戸市一般会計補正予算    議案第68号 平成24年度八戸市都市計画下水道事業特別会計補正予算    議案第69号 八戸市教育委員会の委員に任命する者につき同意を求めることについて    議案第70号 館鼻地区荷捌き所B棟改築本棟工事請負の一部変更契約の締結について    議案第71号 館鼻地区荷捌き所B棟改築機械設備工事請負の一部変更契約の締結について    議案第72号 第一魚市場北側テント上屋等設置本棟工事請負の一部変更契約の締結について 第3 陳情4件 第4 閉会中の継続審査について 第5 議会案第4号 八戸市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について 第6 議会案第5号 硬膜外自家血注入療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書 第7 各特別委員長諸般の報告   ────────────────────  本日の会議に付した事件 議事日程に同じ   ──────────────────── 出席議員(36名)        1番     高山元延 君        2番     伊藤一喜 君        3番     工藤悠平 君        4番     藤川優里 君        5番     高橋一馬 君        6番     西村吉晴 君        7番     夏坂 修 君        8番     田端文明 君        9番     秋山恭寛 君        10番     冷水 保 君        11番     三浦博司 君        12番     田中 満 君        13番     小屋敷 孝君        14番     森園秀一 君        15番     島脇一男 君        16番     壬生八十博君        17番     三浦隆宏 君        18番     大島一男 君        19番     坂本眞将 君        20番     松田 勝 君        21番     下田保夫 君        22番     古舘傳之助君        23番     石橋充志 君        24番     八嶋 隆 君        25番     豊田美好 君        26番     立花敬之 君        27番     吉田淳一 君        28番     松橋 知 君        29番     前澤時廣 君        30番     伊藤圓子 君        31番     田名部和義君        32番     五戸定博 君        33番     山口広道 君        34番     大館恒夫 君        35番     坂本美洋 君        36番     吉田博司 君   ──────────────────── 欠席議員(なし)   ──────────────────── 地方自治法第121条による出席者   市長          小林 眞 君   副市長         奈良岡修一君   副市長         田名部政一君   南郷区役所長      佐藤 卓 君   総合政策部長      大坪秀一 君   まちづくり文化観光部長 古舘光治 君   防災安全部長      石黒一之 君   総務部長        早狩博規 君
      財政部長        高島 司 君   商工労働部長      沼畑龍男 君   農林水産部長      工藤良弘 君   福祉部長        田名部源一君   市民健康部長      梅内昭統 君   環境部長        妻神敬悦 君   建設部長        岩藤寿通 君   都市整備部長      工藤 哲 君   教育長         松山隆豊 君   教育部長        芝 俊光 君   交通部長        東森直人 君   市民病院事務局長    工藤 朗 君   監査委員        白川文男 君   ──────────────────── 出席事務局職員   事務局長        池本伸也   次長兼庶務課長     岩澤昭治   議事課長        阿部寿一   副参事(議事グループリーダー)               秋山直仁   主幹          細谷地幸夫   主査          鈴木 馨   主査          毛利誠司   ────────────────────   午前10時01分 開議 ○議長(秋山恭寛 君)これより本日の会議を開きます。   ────────────────────   諸 報 告 ○議長(秋山恭寛 君)この際、諸報告をいたします。  市長から、地方自治法の規定に基づいて議会に対し、2件の報告がありました。  本報告書は、お手元に配付してありますので御了承願います。   ──────────────────── △日程第1 議案43件 ○議長(秋山恭寛 君)日程第1議案第1号平成25年度八戸市一般会計予算から議案第16号平成25年度八戸市後期高齢者医療特別会計予算まで及び議案第40号八戸市附属機関設置条例の制定についてから議案第66号八戸市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定についてまでを一括議題といたします。  予算特別委員長から委員会における審査の経過と結果について報告を求めます。  壬生八十博委員長  〔16番壬生八十博君登壇〕 ◎16番(壬生八十博 君)予算特別委員会における審査の経過と結果について報告をいたします。  審査の内容については、後日会議録として作成し、配付いたしますので、当委員会の報告は、質疑を中心にその概要のみ申し上げます。御了承願います。  最初に、議案第1号平成25年度八戸市一般会計予算の歳出及びこれに関する議案27件に対する質疑の主なる内容は、第2款総務費及び関連議案では、市民課の窓口案内、市政評価委員会経費、広報はちのへの声の広報事業、改正高年齢者雇用安定法の施行、八戸市連合町内会連絡協議会、第3款民生費及び関連議案では、母子家庭の自立支援、児童館指定管理料、生活保護費、認知症患者の受け入れ体制、福祉体育館のスポーツ用具、重症心身障がい児者、ファミリーサポートセンター業務委託料、第4款衛生費及び関連議案では、ことばの教室相談員報酬斎場指定管理料、乳幼児の医療費無料化、木質ペレット利活用推進事業費輪番制医療費補助金、八戸市環境美化協議会補助金災害廃棄物処理事業、路上喫煙、避難者への対応、第5款労働費では、若者サポートステーション、街歩きとおもてなし強化事業等委託料の内容、フロンティア八戸職業訓練助成金、奨励金、第6款農林水産業費では、南郷そば振興センター指定管理料、燃油の高騰、農業新ブランド育成事業費、第7款商工費及び関連議案では、館鼻岸壁朝市、八戸駅前駐車場連絡通路維持管理等委託料、ジャズの館南郷指定管理料三陸ジオパーク推進事業費種差海岸復興国立公園指定記念式典生活再建相談事業桔梗野工業団地軟弱地盤地の賃貸、蕪島エントランス整備事業、第8款土木費及び関連議案では、陸奥湊駅周辺地区活性化対策西母袋子線開通関連委託料、電線の地中化、木造住宅耐震事業安全安心住宅リフォーム促進事業新井田川河口部親水空間整備事業、本八戸駅通り地区整備、八日町優良建築物等整備事業、第9款消防費では、防災行政無線整備事業費、グループホームの防火対策、第10款教育費では、公民館におけるコピー機等の取り扱い、中学校の女子サッカー部員の現状、アートのまちづくり事業、社会科副読本、図書館費、柔道畳の新規購入、長根リンクのスケート靴の現状、美術館費、史跡根城の広場、学校図書館活用推進、小中学校非構造物材の点検・改修事業についてであります。  歳入では、滞納繰越分に係る徴収率及び不納欠損についてであります。  次に各特別会計予算及び各企業会計予算に対する質疑の主なる内容は、議案第4号平成25年度八戸市国民健康保険特別会計予算では、国保の現状についてであります。  議案第11号平成25年度八戸市中央卸売市場特別会計予算では、中央卸売市場整備事業についてであります。  議案第14号平成25年度八戸市介護保険特別会計予算では、24時間訪問介護サービスの現状と課題についてであります。  議案第2号平成25年度八戸市自動車運送事業会計予算では、西霊園への公共交通アクセスの利便性向上策についてであります。  議案第3号平成25年度八戸市立市民病院事業会計予算では、面会者の受付対応、LED導入についてであります。  以上が各議案に対する主な質疑であります。  続いて、議案第1号及び議案第45号を採決に付した結果、賛成多数をもって原案のとおり可決されました。  次に、ただいまの議案を除く議案第2号から議案第16号まで、議案第40号から議案第44号まで、及び議案第46号から議案第66号までの41件の議案については、全員異議なく原案のとおり可決されました。  最後に、慎重なる御審議を賜りました委員の皆様並びに適切な答弁をいただきました理事者の皆様にお礼を申し上げ、報告を終わります。  〔16番壬生八十博君降壇〕 ○議長(秋山恭寛 君)ただいまの委員長報告に対し御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  工藤悠平議員の発言を許します。  工藤悠平議員 ◆3番(工藤悠平 君)自由民主・市民クラブを代表いたしまして、意見を申し上げます。  議案第1号平成25年度八戸市一般会計予算、議案第2号平成25年度八戸市自動車運送事業会計予算、議案第3号平成25年度八戸市立市民病院事業会計予算及び各特別会計予算並びに関連する各議案に賛成いたします。  先の見えない世界経済の停滞の中、昨年末の衆議院総選挙の結果、3年3カ月ぶりに自民党が政権を奪還し、第2次安倍内閣が発足し3カ月が経過いたしました。  安倍首相が打ち出した大胆な金融緩和政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する戦略の3本の矢を柱とするデフレ脱却のための経済政策への市場の反応が連日動きを見せる状況のもと、平成25年度の国の予算案は前年度より2.5%増の92兆6115億円となり、復興と防災対策、景気の底割れの回避と成長、国際競争力の再強化を図ることなどに基づき編成されております。  そのような中、当市の予算規模は、一般会計では通常分が前年度比0.5%減の約819億8000万円、復旧復興分が約34億4000万円、合わせて2%減の854億2000万円、特別会計では通常分が前年度比2.1%増の628億1453万6000円に復興分の6063万1000円を合わせた2.2%増の628億7516万7000円、合計で0.3%減の1482億9516万7000円となりますが、国の緊急経済対策に基づいた追加補正見込みである18億6638万6000円を加えると1.0%増の1501億6155万3000円となる見込みであります。  財政環境が依然として厳しい状況にある中、第5次八戸市総合計画後期推進計画及び第5次八戸市行財政改革大綱に基づいた市民生活の向上と福祉の充実、行政サービスの向上を図ることを基本とする一方、八戸市復興計画に基づき、震災復興特別交付税や震災復興基金などの財源を活用し、被災者の住宅再建支援や緊急雇用創出事業、種差海岸の復興国立公園指定に向けた各種施策の推進は、復興元年と位置づけた本年度に引き続き、創造的復興に真撃に取り組む小林市長の姿勢に敬意を表するとともに、慎重かつ戦略的な財政運営がさらなる市勢発展へとつながりますことを期待し、以下、平成25年度八戸市一般会計予算及び各企業会計並びに各特別会計予算について我が会派各委員から要望、意見がありましたのは次のとおりであります。  第2款総務費では、ホームページ上の広報はちのへにおいて音声を加えることによる普及促進について、第3款民生費では、医療関係との連携による認知症患者の早期受け入れ体制の整備について、第4款衛生費では、八戸市民病院での非輪番時の看護師等の受け入れ体制のさらなる充実について、カラス被害対策においては、ごみ箱設置補助金の有効活用について、第7款商工費では、種差海岸復興国立公園指定記念式典における蕪島周辺でのおもてなしイベントについて、いかずきんズによるゆるキャラとしての全国への八戸PRについて、第10款教育費では、柔道畳の新規購入による大会誘致、スポーツ観光の促進について、中央卸売市場特別会計では、経営展望に沿い設備整備を進め、集荷力を上げることによる、さらなる市場の活性化について、等に関する意見、要望が寄せられました。  次に、議案第2号平成25年度八戸市自動車運送事業会計についてであります。  少子化を初めとする社会情勢によりバス利用者が減少傾向にあり、また燃油価格が高どまり傾向にある中、開業80周年を迎え、厳しい経営環境のもと、公共交通の再生に向け八戸市地域公共交通総合連携計画を初めとする、経営改善へのさまざまな取り組みに御尽力されておりますことを高く評価いたします。  来年度は経営健全化計画の最終年度でもあり、等間隔運行化、上限運賃化実証実験などの革新的な施策のさらなる遂行と、変わらぬ公共交通サービスの向上に期待をいたします。  次に、議案第3号平成25年度八戸市立市民病院事業会計予算についてであります。  全国的に見ましても厳しい経営環境下にある自治体病院が多い中、本年度にはドクターヘリ2機体制がスタートし、県南地域における基幹的役割と医療水準の向上に対する期待がより一層増す中、当病院におかれましてはそれに応え、救急救命医療の充実と医療サービスに貢献されているものであります。  次年度におきましても引き続き老朽化した機器の更新や周産期センターの拡充など施設の改修、改善を図り、より一層の地域の中核基幹病院としての役割を担いますことを期待いたします。  結びに、今議会会期中に3選目への出馬表明をされました小林市長におかれましては、今後とも高い見識のもと行政手腕とリーダーシップを発揮され、北の中核都市の実現へ向けさらなる飛躍を期待し、また、本年度にて退職されます職員の皆様に敬意と感謝を申し上げ、意見といたします。 ○議長(秋山恭寛 君)古舘傳之助議員の発言を許します。  古舘傳之助議員 ◆22番(古舘傳之助 君)民主クラブを代表いたしまして、意見を申し上げます。  予算特別委員会に付託されました識案第1号平成25年度八戸市一般会計予算、議案第2号平成25年度八戸市自動車運送事業会計予算、議案第3号平成25年度八戸市立市民病院事業会計予算並びに特別会計その他各関連議案に意見と要望を付して賛成いたします。  小林市長にとって就任2期目の締めくくりとなる平成25年度予算ですが、通常分の予算と復興分の予算を織りまぜながら、総合計画と復興計画に沿った意欲ある事業を展開されていることを評価します。  しかしながら、地方交付税交付金の減額の大きな流れがある中で、自主財源を活用した事業に影響を及ぼすことのないように、より一層市民の視点に立った情報公開と説明責任を果たし、効率的で効果的な事業運営が強く望まれます。  それでは、質疑を振り返りながら何点か意見と要望を述べさせていただきます。  市政評価委員会について、小林市長のマニフェストは市政運営上欠くことのできない重要な市政運営の起点になっておりますが、当市の予算を使っての評価に対して市民の理解が得られるように、中立性、客観性に努め、その課題を共有する中で、質の高い行政サービスを目指されるように要望いたします。  また、評価委員の選定について、中立性、客観性に努めていくために、八戸市民に限ることなく広く県内外のマニフェスト専門家を入れた評価体制とし、市民アンケートで補完していくような評価方法を望みます。  八戸ポータルミュージアム・はっちについて、その管理運営経費が建設当時に話し合われた金額と開きが出始めていることを憂慮しています。維持管理経費が多額に膨らむことのないように、早急に指定管理者制度導入を検討していくよう要望いたします。  道路維持管理や側溝築造の事業について、道路管理の管理者責任に照らして事業予算が少な過ぎる感が否めません。速やかに再検討されるよう要望いたします。  屋内スケート場建設の実現性が高まる中、当市としてもスケートを取り巻く環境の底上げや市民の機運の醸成などに鋭意取り組まれるよう要望いたします。  次に美術館について、行政内部での議論に終始することなく、市民有志と交流を深めながら市民の意識を高めて、官民一体となった施設整備につなげていくよう要望いたします。  自主防災組織の組織率が100%を超える計算式となっていることに憂慮しています。実効性や有効性など中身を検証しながら、乱立することのないよう、自主防災組織のあり方を検討するよう要望いたします。  次に木造住宅の耐震診断を促していきながらも、倒壊のおそれがあると診断された木造住宅に対して速やかに耐震改修されるような使い勝手のよい助成制度となるよう改善を求めます。  スクールカウンセラーの全校配置、スクールソーシャルワーカーの導入を、全庁挙げて県に積極的に実現を働きかけていくように要望いたします。  以上、主な部分であり、その他の質疑、要望も含めて、タイミングを逃すことなく適切かつ抜本的に取り組まれるよう要望いたします。  次に、八戸市自動車運送事業会計についてであります。  近年の交通手段の多様化、少子化の進展などを背景に、経営環境は極めて厳しい状況にある中、経営改革に取り組んでいることを評価します。  経営改革を今後も推進し、引き続き定住自立圏内での公共交通としての取り組みや、バスロケーションシステムなどによる利便性の向上、ラッピングシステムなどによる事業外収益への努力もなされていく中で、市民の足として利用促進策にも、より一層積極的に取り組み、地域の公共交通の活性化と再生に向け、その方向性を見出されるよう期待いたします。
     次に、市民病院事業会計についてであります。  青森県南から岩手県北地域の中核病院として、また地域医療支援センターとして、地域医療の充実と地域住民の健康の保持増進に努めておりますが、資金不足など経営状況は依然として厳しい状況にあります。  その中で改革プランを着実に実行し、平成21年から3年連続で黒字決算を実現するなど、その経営努力を評価いたします。  一方で、設立から15年が経過する中で、老朽化した設備や医師の確保など時機を捉えた投資にも力を入れていきますようお願いいたします。  今後も、より一層市民の医療需要に応じながら、市民病院の果たすべき役割を発展させ、そして病院経営改革に取り組まれながら、医療の質の向上と患者サービスの充実を図られますよう要望いたします。  最後に、我が国日本を取り巻く環境は少子高齢化の人口減少社会に移行し、またグローバル経済の進展の中、国内産業は幅広い分野で国際競争にさらされようとしています。その中で、当市において人口の自然減と社会減に対応していきながら、人材の確保や地域経済の活性化と雇用の創出により一層力を入れ、市民福祉の向上に努めていきますよう期待いたします。  財政基盤の安定とともに重要施策の推進との両立は極めて解決困難な課題であります。しかしながら、その課題を解決した自治体が、社会的責任のもと持続可能な自治体として存続できるものと思います。  効率的、効果的な財政運営のもと、各課の枠を超えて連携し、厳しい時期だからこそ全庁一丸となって結束され、積極的に市政運営に取り組んでいかれますことを心より期待いたしまして、意見といたします。 ○議長(秋山恭寛 君)高橋一馬議員の発言を許します。  高橋一馬議員 ◆5番(高橋一馬 君)政新クラブを代表して、意見を申し上げます。  議案第1号平成25年度八戸市一般会計予算、議案第2号八戸市自動車運送事業会計予算、議案第3号八戸市立市民病院事業会計予算及び各特別会計予算並びに他の関連議案について賛成いたします。  内閣府が発表した直近の平成25年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度によりますと、日本経済再生に向けて大幅な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の3本の矢により、長引く円高、デフレ不況から脱却し、雇用や施策の拡大を目指すとし、緊急経済対策を速やかに実施し、景気の底割れを回避し、持続的成長を生み出す成長戦略につなげるとした上で、今後の経済転向については、世界経済の緩やかな回復が期待される中で、平成25年度の経済財政運営の基本的態度に示された施策の推進策により、着実な需要の発現と雇用創出が見込まれ、国内需要主導で回復が進むとの見通しが示されております。  しかしながら、私たちが暮らす地方経済への波及までは、さらに時間を要することから、地域間格差の広がりを実感せざるを得ないのが現状であります。  このような中にあって、当市の平成25年度当初予算案における予算規模は、一般会計では854億2000万円、特別会計では約628億7500万円、合わせて約1482億9500万円となり、これを前年度と比較しますと、一般会計では2%の減、特別会計においては2.2%の増、合わせて0.3%減となる予算案が提出されております。  新年度の予算編成に当たり、提案理由税明において市長は、国の予算及び地方財政対策の動向を踏まえ、国の緊急経済対策に基づく補正予算に対応して、平成24年度の迫加補正予算と一体的なものとして平成25年度の予算を編成するとともに、八戸市復興計画が目指す、より強い、より元気な、より美しい八戸の実現に向け、平成24年度までの復旧期に続く再生期の初年度として、復興を加速させるための地域再生の基礎づくりに資する復興施策を推進することとしたと述べております。  市民の方々が震災を乗り越え、復興に向けて厳しいながらも着実に歩み出しております。  新年度予算は、数字的に見れば財政状態に大きな変化がないと感じられますが、歳入の大きな柱を占める市税収入に関しては、個人、法人市民税の増収が期待されるという明るい兆しが一部である中で、新年度においても引き続き地価の下落による固定資産税の減収が見込まれます。  また、繰入金は従来からの財政調整基金、市債管理基金、市の震災復興基金からの繰り入れなどで、前年度比28%の増となりました。  一方、歳出においては、新年度においても扶助費などの義務的経費の増嵩により財政の硬直化を招くことが危惧されることから、当市にとって依然として厳しい財政環境に置かれていることも事実であります。  それでは、平成25年度八戸市一般会計予算及び各企業会計並びに各特別会計予算について、我が会派各委員からの要望、意見を申し述べます。  第4款衛生費については、紙おむつ有料袋以外での収集の再検討について要望。  生活保護者ごみ袋配付事業の配付方法の見直しについて要望。  第5款労働費においては、雇用環境は改善しているというものの、県内求人倍率を見ると全国平均を下回り、依然として低水準であります。若者が希望を持って社会人として活躍できるよう、雇用関係のより一層の取り組み、改善を要望。  第10款教育費においては、地域スポーツチームの応援シャトルバスについて要望。  屋内スケート場建設推進講演会費においては、講演に加え、実技も兼ねたスクール等でのスケーターたちへの直接的な普及啓発も含めて開催に当たっていただきたいことを要望。  美術品収蔵庫の対応を含め、八戸市における美術館のあり方を確立していくべきであることを意見といたします。  次に、自動車運送事業会計予算についてであります。  地域公共交通を取り巻く経営環境は、バス利用者の減少により極めて厳しい状況下にあって、経営改善に取り組み、業務の効率化、経費削減など各分野にわたって経営努力をなされている姿に心から敬意を表します。  また、平成25年度は、市営バス事業経営健全化計画の最終年度になることから、掲げられた目標の達成に専心努められますよう御期待申し上げます。  交通部におかれては、公共交通機関として利用者の利便性と利用率を第一に考え、一層の向上を図っていかれますことを望みます。  また、屋根などのない停留所に関しましては、利便性向上を目指し、スーパー、コンビニ等とより一層の連携を図っていただき、また中心街ターミナル停留所においては、はっちとの連携をより深め、停留所の利便性の向上を図っていただくことを要望いたします。  地域公共交通の使命を胸に、公営バスのあるべき将来像を常に追い求め、さらなる前進をされますよう希望いたします。  次に、八戸市立市民病院事業会計についてであります。  青森県南地域の中核的基幹病院として、地域内の他の医療機関との協調連携を図り、一般医療はもとより高度特殊医療を担い、救命救急センター、周産期医療センターなどにおいて地域医療の確保と医療水準の向上に努めておられることに敬意を表します。  新年度には、周産期センター増築工事が本格化することで、現状の42床から1年後には24床プラスの計66床となることから、当地域の産科医療がより充実することとなり、期待されております。  また、一般エックス線撮影システム、デジタル式乳房エックス線診断装置、分娩監視システムなど、新たな医療機器が整備されることから、今後より質の高い医療の提供も期待されます。  市民病院におかれましては、病院職員の努力により患者の方々への心配りとサービスの徹底を図りながら、相互信頼を高め、市民病院政革プランに沿って経営の健全化に努められ、中核病院としての機能を十分に果たされますことを希望し、また御期待申し上げます。  市長におかれましては、これまで同様、行政コスト削減に鋭意努められ、市の財政の健全性に配慮しつつ、市民生活の向上と福祉の充実を図るための各施策に取り組み、行政の効率化と市民サービスの向上と復興施策にも目配りされた上で、総合的観点から予算の執行を実施されますことを希望し、また、御期待申し、意見といたします。  また、本年度をもって御退職なされる職員の皆様には、長きにわたり市民の生活向上のために、また市勢発展のために鋭意御尽力いただきましたことに心より敬意と感謝を表したいと思います。今後も健康に御留意されまして、培われた豊富な経験を市、市民のために賜りますようお願い申し上げます。  以上で意見といたします。 ○議長(秋山恭寛 君)夏坂修議員の発言を許します。  夏坂修議員 ◆7番(夏坂修 君)公明党を代表して意見を申し上げます。  議案第1号平成25年度八戸市一般会計予算、議案第2号平成25年度八戸市自動車運送事業会計予算並びに議案第3号平成25年度八戸市立市民病院事業会計及び各特別会計予算並びに関連する各議案に賛成をするものであります。  昨年12月26日の自公連立政権発足から2カ月半が経過し、アベノミクスと言われる経済・金融政策への期待から、経済指標の改善が相次いでおります。  政府が公表した2月の月例経済報告で、基調判断を東日本大震災前の2011年1月から2月以来2年ぶりに上方修正したことは、景気が後退期を脱し、拡大局面に入ったことを印象づけております。日経平均株価は3月8日、終値で1万2283円にまで上昇し、2008年のリーマンショック前を超え、円相場も最近は1ドル90円台前半から半ばで推移しております。また、政府が閣議決定した2013年度の経済見通しでも、実質成長率を2.5%、名目成長率を2.7%と予測するなど、自公政権のデフレ脱却への取り組みが奏功すれば、名目が実質を下回る名実逆転が16年ぶりに解消することになります。  こうした中編成された国の予算は、2012年度補正予算と合わせ15カ月予算としたことで、日本経済再生のための成長戦略を着実に実行できる予算となりました。財政出動や金融政策、税制などあらゆる政策手段を機動的に行使し、政策効果を引き出し、着実に経済を成長させることで、国民の期待を信頼に変えていく。まさに結果を出す政治に徹していただくことを現政権には強く求めるものであります。  さて、東日本大震災の発災から2年が経過いたしました。安倍首相は施政方針演説の冒頭で、共助や公助の精神は、単にかわいそうな人を救うことではありません。懸命に生きる人間同士が苦楽をともにする仲間だからこそ、何かあれば助け合う。そのような精神であると考えますと述べられましたが、八戸市復興計画が目指す、より強い、より元気な、より美しい八戸は、首相が言うそのような精神が根底にあって実現できるものかもしれません。  そうした復興を加速させる再生期の初年度として編成された当市の新年度予算は、一般会計で854億2000万円、特別会計で628億7516万7000円、合わせて1482億9516万7000円を計上し、うち復興分は35億115万2000円となっております。  依然厳しい財政環境にある中で、経常的な管理経費や行政経費の削減に努めながら、第5次八戸市総合計画後期推進計画の着実な推進を図るとともに、国の緊急経済対策に基づく補正予算に対応し、地域再生の基礎づくりに資する施策を推進する小林市長の政策的リーダーシップに心から敬意を表するものであります。  それでは、以下、新年度の予算、施策に対して要望を申し上げます。  まず防災・減災対策についてでありますが、自然災害の脅威から国民の生命と財産を守るための社会基盤の整備は最重要課題の1つであり、特に社会インフラの整備強化は国民の命を守る防災・減災に直結します。  市民生活を支える道路、橋梁等の修繕、維持については、予防保全の考え方を基本に、国の防災・安全交付金を活用しながら積極的に推進していただきたい。  また、津波対策については、津波避難タワーなどのハード面の整備を急ぐとともに、自主防災組織の充足や防災教育の推進など、ソフト面の取り組みにも力を入れていただくことを要望いたします。  県立屋内スケート場の整備については、県は基本計画の策定費を新年度予算に計上しておりますが、三村県知事が県立での施設建設と早期着手を明言されたことを追い風にし、早期に具体的な建設時期が示されることを期待するとともに、関係者がさらなる早期建設に向けた不断の努力を続けていただくことを要望いたします。  観光振興については、本年5月の種差海岸の三陸復興国立公園への編入を今後のさらなる観光振興の起爆剤にするために、一段と当市の人や自然という観光資源の魅力発信に努めていただき、さらには縄文遺跡群の世界遺産登録実現への機運醸成を図るとともに、新幹線新函館駅開業を見据えた連携事業にもかかわりながら、北東北、北海道南地域の広域観光の振興にも取り組んでいただくことを要望いたします。  中心市街地の活性化については、オープンして2年が経過したはっちが、地元地域のみならず全国にも強いインパクトを与えており、その活用方法にさまざまなアレンジを加えることで、人を呼び、情報が発信されるなど、今後も中心市街地活性化のボランチ的存在になることは間違いありません。こうした中、民間活力による2つの複合ビル構想が中心市街地活性化の新たな起爆剤になろうとしております。国の有利な支援制度を活用しながら、関係者と連携を密にし、また最大限の支援を向けながら、官民一体となって魅力ある中心市街地づくりに邁進していただくことを要望いたします。  子育て支援について、乳幼児等医療費の無料化については、今般、自己負担や助成方法などの新たな負担軽減策を講じていただいたことに敬意と感謝の意を表します。さらなる子どもの医療費の負担軽減に努めるとともに、4月からの子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチンの定期接種化を契機に、子どものワクチン接種費用のさらなる負担軽減についても検討いただくことを要望いたします。  教育行政について、当市内の学校耐震化率100%達成は、子どもの安心安全を最優先に取り組んできた大きな成果であります。今後は学校施設の非構造部材の耐震化に努めていただくとともに、登下校時の子どもの安全を最大限担保できる通学路の安全対策についても、危険箇所の早急な改善を図り、地域と行政が一体となって子どもの命を守る安全対策に心血を注いでいただくよう要望いたします。  そのほか、予算審査の中で要望した点についても前向きに御検討いただくよう要望いたします。  次に、自動車運送事業会計についてであります。  当市のバス事業を取り巻く環境は、自家用車の普及や少子化による通学者数の減少などを背景に、利用者の減少傾向が続く厳しい状況にあります。こうした状況の中、八戸市地域公共交通総合連携計画に基づき、民間バス会社との共同運行や、市内路線バス上限運賃化実証実験を実施するなど、利用者の増加に努めていただいていることに敬意を表するものであります。  経営健全化計画の最終年に当たり、より一層の利用者の増加とともに、さらなる経営改善に努力され、市民に愛される公共交通としてその存在を不動のものにしていただくよう要望いたします。  次に、市民病院事業会計についてであります。  市民病院は、県南地域の中核病院として地域医療のかなめであり、地域住民の大きな期待を背負っております。先般、ドクターヘリが常駐配備されたことでも、県南地域のさらなる救命率の向上と県境を越えた運航による広域的な医療連携も大きく期待されているところであります。こうした中、平成20年度に策定した八戸市立市民病院改革プランにより、平成21年度から3年連続で黒字決算に至ったことは、経営健全化に不断の努力を重ねてきた成果であると高く評価をするものであります。  今後は、周産期センターの整備により、市民病院が県南地域の産科医療の希望のとりでとなり、また救命救急医療や高度な専門医療の提供など、地域の中核病院として、まさに命の防波堤としての使命を全うしていただくことを切に要望いたしまして、公明党代表としての意見といたします。 ○議長(秋山恭寛 君)田端文明議員の発言を許します。  田端文明議員 ◆8番(田端文明 君)日本共産党議員団を代表して、意見を述べます。  議題となっております43件の議案のうち、議案第1号、第45号の2件に反対し、ほかの議案には、一部意見を付して賛成をいたします。  第2次安倍内閣が新自由主義の全面復活を目指していることは、日本の前途にとって極めて危険なことであります。  これまで進めてきた財界中心の政治という点で最も深刻なのは、長期にわたって国民の所得が減り続け、経済が停滞、後退するという成長しない国となっていることです。  雇用者報酬は平成9年から14年間に88%まで落ち込みました。GDPは90%に落ち込んでおります。このような事態になっているのも、発達した資本主義国では日本だけです。  当市においては、生活保護件数は過去10年間で倍になりました。勤労者の賃金は4万5000円減少し、1世帯当たりの実収入、実支出とも減少と停滞を示しております。  昨年の12月議会で、当市の人口は平成47年には平成17年比で5万8000人減の18万8000人になるとの市長答弁がありました。新自由主義は、経済の後退と人口減少をもたらし、市勢発展と市民生活に深刻な影響を及ぼしてきております。  アベノミクスと宣伝している経済政策も、新しい中身は何もありません。3本の矢と言いますが、無制限の金融緩和、大型公共事業の拡大、大企業応援の成長戦略、そのどれもがデフレ不況と格差を拡大してきた過去の政策の繰り返しであります。  株価上昇が伝えられておりますが、バブル経済の兆しであり、長続きしないものであります。閣議決定された新年度予算は101兆円の巨額予算となります。しかし、デフレ不況打開と国民生活向上のための施策は全く欠落したものであります。  来年度からは国民の生活最低ラインである生活保護費の大幅な削減が計画されており、人からコンクリートへの予算となりました。補正後の国と地方の長期債務残高は930兆円となり、GDP比では196%となります。この借金は消費税増税という形で私たち市民生活に重くのしかかってくることになります。  このような中で編成された当市の新年度予算は、一般会計で2%減、特別会計で2.2%増、全体で0.3%減の1482億9000万円規模となりました。  施策については、保育料の負担軽減、乳幼児医療費無料化の拡充、市立図書館の直営を明言したことについては評価をいたします。しかし、全体として市民の期待に応え得る予算となっておりません。特に雇用と地元企業の仕事おこしを通して地域経済を活性化させる面での立ちおくれを指摘しなければなりません。  企業誘致については、雇用と経済波及効果の高いものへ改善、見直していくべきであります。  住宅リフォーム助成制度については、被災住宅のリフォーム等が加えられ、利用が拡大したことは一歩前進です。さらに対象枠の拡大を通じて、当市としても予算措置を講じ、利用しやすい事業に発展させていくことを要望いたします。  市道の整備については市民から立ちおくれが指摘され、迅速な対応を求める声が寄せられているところです。予算の増額を行い、生活道路、通学路の整備とあわせ、地元企業への仕事拡大につなげるべきです。  指定管理者制度について、当市では公の施設に次々と導入してきております。しかし、運営が移行された後は正確な実態が把握されていない場合が多く、市や議会のチェックが有効に働かないことがあります。公の施設として役割を十分果たせるよう市として責任を持って監督していくことが必要であります。  生活保護行政について、今回の政府の削減案は際限のない生活水準の引き下げにつながるものです。特に就学援助について、要保護から準要保護への移行が拡大されれば一般財源の対応となるため、市財政の負担増に直結することになります。生活保護基準は38の施策と連動することになるもので、最低賃金の引き下げなど市民生活全体に多大な影響を及ぼすことになります。保護費の全額国庫負担とすることとあわせ、引き下げは行わないよう国に求めるべきです。  陸奥湊駅前の活性化について、八戸市民の台所として親しまれてきた陸奥湊駅前の魚菜市場について、近年全国から観光客が訪れ注目を浴びる一方、出店数の減少が続き厳しい状況となってきております。早期に駅周辺の実態を踏まえた活性化の方向性をつくることを求めます。  魚菜市場については、今後、観光客の増加が予想されることから、現在の担当課である水産振興課から、観光課に移管したほうがより支援体制が強化されると考えております。要望いたします。  国保特別会計についてです。この制度は国の手厚い保護があって成り立つ医療保険制度です。政府は昭和59年以来国庫負担を減らし続け、半減させたことが自治体の財政を圧迫し、被保険者の負担を増大させ、滞納問題を深刻化させてきたものです。  国庫負担をふやさない限りは滞納問題の解決と制度の充実は図れないものです。当市では加入世帯の78%が年収200万円以下という厳しい状況にありますが、保険料の引き上げは行わず、極力市民の負担にならないよう努めること、被災者医療費減免継続に努めることを要望いたします。  介護保険特別会計についてです。多くの自治体で保険料の引き上げが行われている中、当市では据え置いてきたことに対して評価をいたします。今後とも利用者の立場に立ち、負担増にならないよう配慮に努め、介護職員の待遇改善を進めていくことを求めます。  自動車運送事業会計についてです。公共交通事業を取り巻く状況は厳しさを増しております。一方で公共交通以外に移動手段を持たない高齢者への対応、交通不便地の解消など充実が求められております。  地球温暖化という点でも公共交通機関の果たす役割は大きくなってきており、今後も利用者に親しまれ、市民の足を守る役割を果たしていただくようお願いいたします。  市民病院事業会計についてです。市民病院での救急医療体制の充実、周産期センターの拡充、医師派遣事業など、地域の中核医療施設としての役割を果たしてきたことに対して評価いたします。  長期にわたる診療報酬の据え置きで厳しい経営状況の中、黒字化を達成してきております。現在、消費税5%で年間3億円を負担しているとのことですが、今後8%、10%に税率が引き上げられると黒字化は達成できなくなります。  日本がTPPに参加すると、国民健康保険制度は非関税障壁の対象となり、提訴されかねません。混合診療や営利企業の参入が現実のものとなり経営が大きく脅かされることになります。  市民の命と健康を守るためにも、市として消費税増税反対とTPP不参加の立場に立つことを求めるものです。  議案第45号について、退職手当は賃金の後払いという性格のものであり、退職後の生活費の一部となるものです。労働法では、労働条件については労使間で協議の上決めるとされており、交付税措置で準拠を求めるのは地方自治を否定するものであります。  以上のことから、議案第45号に反対し、退職手当の引き下げは行わないよう求めて、意見を終わります。 ○議長(秋山恭寛 君)伊藤圓子議員の発言を許します。
     伊藤圓子議員 ◆30番(伊藤圓子 君)無所属の伊藤圓子です。提案されました全議案に賛成の立場から討論いたします。  平成25年度一般会計、特別会計を合わせた当初予算は、約1482億9500万円、前年度比0.3%減の規模で、復興分として約35億円を計上しております。  歳入の根幹である市税については、個人、法人市民税ともに増額となり、本市の震災復旧、復興が順調に進んできているものとうかがえます。  一方、財政調整基金、市債管理基金からの繰り入れは、厳しい財政運営を如実に示していますが、市債残高と基金残高の推移に注視していきたいと思います。  意見要望を述べます。  1つ、復興・防災対策について、なぜ復興予算での事業か、被災者の立場から理解しがたい事業もあり、執行に当たっては十分な説明を要する。多賀地区同様、沼館、城下、江陽地区等、津波防災対策をスピーディーに進めること。  2つ、被災者に寄り添った支援策と体制で生活再建を図るとともに、孤独死、自殺死のない安全安心なまちづくりを実現すること。  3つ、八戸ポータルミュージアム・はっち事業が中心市街地活性化につながる結果を出すこと。民への移管を念頭に置いた運営基盤の確立に努めること。  4つ、自然農法、有機農法による攻めの農業を振興すること。  5つ、桔梗野工業団地軟弱地盤活用の選定に当たり、議会軽視的行政プロセスは、疑問を残しました。より正当な行政手法とプロセスを求める。  6つ、本八戸駅前の仮称・公園通り地区まちづくり協定は、住民との協働のまちづくりのモデルとすべく丁寧に推進すること。  自動車運送事業についてです。資金不足比率の改善等、新年度を最終年度とする経営健全化計画を順調に進めていることを評価する。  要望。1つ、バスの低床化、2つ、バス停の工夫改善、3つ、バスロケーションシステムの増設、4つ、バス利用促進商品の開発。  市民病院事業について。平成21年度より3カ年連続黒字決算、そして財務に係る数値目標の達成を評価する。ドクターヘリ、ドクターカー運行に加え、周産期医療の拡充により急性期医療の機能が高まり、その成果に期待する。  要望。がんの地域拠点病院として、緩和ケア病棟の設置。  平成26年度は八戸藩開藩350年という八戸の歴史上大変大きな節目を迎えます。来年度はそのプレイベントを多様に展開しまして、その盛り上がりを援助するということに期待を申し上げます。  以上のほか、審査の過程で述べた意見、要望を尊重され、業務を執行されるよう願って、討論を終わります。 ○議長(秋山恭寛 君)大島一男議員の発言を許します。  大島一男議員 ◆18番(大島一男 君)無所属の大島一男です。私は、予算特別委員会に付託になりました平成25年度の各予算案並びに各関連議案に、賛成の立場で何点か意見を申し上げます。  去る3月15日朝、市内最高15階建て、八戸八日町、旧長崎屋建てかえの記事が地元紙の一面で躍動し、その記事のイメージ図に寄り添うように、種差海岸芝生地に春を告げるフクジュソウの花が、つつましくも、しっかりと大地からその姿を誇示しておりました。  2013年度のスタート、それは、八戸のあすへの元気と、その方向性を予感させてくれる、その粋なロケーションに拍手を送ります。  そして同日、現政権によるTPP交渉参加への表明がなされました。それは昨年12月の総選挙において国民が選択をした自公政権、第2次安倍内閣の志向する国家運営の第1波であり、続く第2波以降の政策への懸念を禁じ得ません。  確かに世論はアベノミクスによる円安、株高の異常現象の中で、交渉参加への支持が高まりつつありましたが、グローバルに展開せざるを得ない今後の国政運営全般の根幹をなすと言っても過言ではないと私は思います。よって、地方はしっかりと検証し、ならぬものはならぬとの姿勢を堅持すべきだと私は思います。  そのような中で、創造的復興を第一義の当市の平成25年度の市政運営をしっかりと支え、また、以下の視点でしっかりと検証してまいりたいと思います。  1つは丁寧な施策の推進と情報の共有、1つは八戸の持つ可能性と、たくみを生かした市民参加による基幹及び地場産業の育成強化、1つは若者の雇用促進と定住、1つは安全・安心を志向した、美しい生活道路、通学路、公園などの居住環境整備への加速、1つは被災者、弱者に寄り添った施策の推進と防災全般の構築、1つは観光、文化、スポーツと一体となったまちづくり、1つは民活を生かしての中心市街地及び周辺のまちづくり、1つは真撃な課題克服への姿勢確立と、八戸の教育力の向上、1つは市場原理を超えている地方の路線バスの維持に向けて、1つは市民病院のさらなる質の向上と、医療・介護現場の施設及び労働環境の改善などなどを重要な視点に位置づけ、市民サービスの向上と八戸の元気アップに向けて、ともに全力を傾注してまいりたいと思います。  結びに、3月をもって退職される理事者並びに職員各位に衷心より感謝を申し上げ、3期目に挑戦される市長へ重ねて格段のエールを送り、あわせて、みずからの責務をしっかりと全うすることを申し上げ、討論といたします。 ○議長(秋山恭寛 君)以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)これにて討論を終結いたします。  これより議題のうち、議案第1号及び議案第45号を採決いたします。  以上の議案の委員長報告は可決であります。  以上の議案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(秋山恭寛 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、ただいま議決されました議案を除く議案第2号から議案第16号まで、議案第40号から議案第44号まで並びに議案第46号から議案第66号の議案41件を一括して採決いたします。  以上の議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。  よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。   ──────────────────── △日程第2 議案6件一括上程 ○議長(秋山恭寛 君)日程第2議案第67号平成24年度八戸市一般会計補正予算から議案第72号第一魚市場北側テント上屋等設置本棟工事請負の一部変更契約の締結についてまでを一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長  〔市長小林眞君登壇〕 ◎市長(小林眞 君)ただいま上程されました議案について説明申し上げます。  議案第67号平成24年度八戸市一般会計補正予算について御説明申し上げます。今回追加提案いたしました補正予算は、緊急経済対策により措置された国の補正予算に対応し、新たに防災倉庫設置事業費を計上したほか、公民館耐震診断経費、道路、橋梁の新設改良・維持補修費、市営住宅建設事業費、公園施設整備事業費、小学校改修事業費及び東日本大震災被災者の住宅再建事業を実施するための震災復興基金積立金などを計上したものであります。  その結果、歳入歳出予算の補正額は、それぞれ29億2449万円で、既決予算と合計いたしますと、総額は984億3297万円となるものであります。これに対応する歳入といたしましては、国・県支出金及び市債等をもって措置いたしました。  議案第68号平成24年度八戸市都市計画下水道事業特別会計補正予算においては、緊急経済対策により措置された国の補正予算に対応し、管きょ整備及び老朽管調査事業費を計上いたしました。  次の議案第69号は、八戸市教育委員会の委員であります松山隆豊氏の辞任等に伴う後任として、伊藤博章氏、簗瀬眞知雄氏の2名を新たに任命することについて同意を求めるものであります。  伊藤氏は、人格が高潔で、現在、八戸市立第一中学校の校長として、また八戸市中学校長会会長として子どもたちの教育に全力をもって取り組んでおられます。  これまで市内の中学校の教頭、校長として教育現場でその指導力を発揮されるとともに、当市教育委員会の指導課指導主事を初め学校教育課長、教育部次長として通算10年余りにわたり教育行政に御尽力いただいており、教育に関しすぐれた識見と豊富な知識、経験を有しておられますので、教育委員として適任であると存じます。  簗瀬氏は、人格が高潔で、市内の小学校の教頭、校長として長く教育現場で活躍されたほか、県の教育庁及び三八教育事務所において通算7年にわたり教育行政に携わっておられます。  また、市の少年相談員、柏崎公民館長を務められるなど広く地域の実情に精通するとともに、教育に関しすぐれた識見と豊富な知識、経験を有しておられますので、教育委員として適任であると存じます。  議案第70号及び議案第71号は、さきに請負契約を締結した館鼻地区荷捌き所B棟改築の本棟工事及び機械設備工事について、設計変更により期間を変更するためのものであります。  議案第72号は、さきに請負契約を締結した第一魚市場北側テント上屋等設置本棟工事について、設計変更により契約額及び期間を変更するためのものであります。  何とぞ慎重に御審議の上、議決くださいますようお願い申し上げ、議案の説明を終わります。  〔市長小林眞君降壇〕 ○議長(秋山恭寛 君)この際、お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案のうち、議案第69号八戸市教育委員会の委員に任命する者につき同意を求めることについては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに審議いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。  よって、議案第69号は、委員会の付託を省略し、直ちに審議することに決しました。  これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)討論なしと認めます。  これより議案第69号を採決いたします。  本案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。  次に、議案第67号及び議案第68号並びに議案第70号から議案第72号までを審議いたします。  これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御質疑なしと認めます。  ただいま議題となっております議案第67号及び議案第68号並びに議案第70号から議案第72号までを、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  この際、委員会開催のため暫時休憩いたします。   午前11時06分 休憩   ────────────────────   午前11時39分 再開 ○議長(秋山恭寛 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。   ────────────────────
      議案5件 △日程第3 陳情4件 ○議長(秋山恭寛 君)本日付託いたしました議案第67号平成24年度八戸市一般会計補正予算、議案第68号平成24年度八戸市都市計画下水道事業特別会計補正予算及び議案第70号館鼻地区荷捌き所B棟改築本棟工事請負の一部変更契約の締結についてから議案第72号第一魚市場北側テント上屋等設置本棟工事請負の一部変更契約の締結についてまで並びに日程第3陳情4件を一括議題といたします。  各常任委員長から委員会における審査の経過と結果について、順次報告を求めます。  総務常任委員長の報告を求めます。  壬生八十博委員長  〔16番壬生八十博君登壇〕 ◎16番(壬生八十博 君)総務常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  本日付託になりました議案第67号平成24年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、総務管理費において県から交付される東日本大震災復興推進交付金を震災復興基金に積み立てるものであります。  第10款教育費では、小学校費において小学校のトイレ改修及び校庭造成に係る工事費を増額するものであります。  一方、歳入予算の主なる内容は、国庫支出金及び市債を増額するものであります。  第2条繰越明許費では、農業費においては農村環境改善センター耐震化事業の、社会教育費においては公民館耐震化事業の、いずれも年度内の完了が見込めないことから、それぞれ設定するほか、小学校費においては小学校建設事業の額を変更するものであります。  第3条地方債の補正では、道路橋りょう事業ほか6事業の起債の限度額を変更するものであります。  審査の過程において委員から、学校の耐震改修について質疑があり、理事者から、申請があった全ての学校が対象となっているとの答弁があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  平成24年陳情第5号消費税増税の中止を求める意見書の提出を求める陳情については、工藤委員、田名部委員、高橋委員、前澤委員から、消費税率引き上げ分は全て社会保障として還元され、また経済情勢次第で税率の引き上げの停止等を講ずるとされていることから、不採択とされたいとの意見があり、本陳情は全会一致で不採択と決しました。  以上で報告を終わります。  〔16番壬生八十博君降壇〕 ○議長(秋山恭寛 君)経済常任委員長の報告を求めます。  島脇一男委員長  〔15番島脇一男君登壇〕 ◎15番(島脇一男 君)経済常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第67号平成24年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の内容は、第6款農林水産業費において、県営七崎地区ため池等整備事業負担金を増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第70号から議案第72号は、さきに請負契約を締結した館鼻地区荷捌き所B棟改築本棟工事及び同機械設備工事については期間を、第一魚市場北側テント上屋等設置本棟工事については契約額及び期間を、いずれも設計変更により変更するためのものであります。  以上3件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、平成25年陳情第1号TPPへの参加反対の意見書提出を求める陳情については、伊藤一喜委員及び三浦博司委員から、当市議会は平成22年12月に政府に対しTPP交渉への参加は断じて行わないよう強く要望する意見書を提出しており、この考えが変わるものではないことから、再度の意見書提出は不要と考えるので、不採択とされたい。  一方、松田委員から、首相が交渉参加を表明するなど新たな情勢の展開があることから、再度意見書を提出すべきであり、採択とされたい、との意見がそれぞれ出されたのであります。  本陳情を採決に付した結果、起立少数をもって不採択と決しました。  以上で報告を終わります。  〔15番島脇一男君降壇〕 ○議長(秋山恭寛 君)民生常任委員長の報告を求めます。  豊田美好委員長  〔25番豊田美好君登壇〕 ◆25番(豊田美好 君)民生常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第67号平成24年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の内容は、第9款消防費では、防災倉庫2棟の新設に伴い、地質調査業務等委託料及び防災施設整備等工事費を増額するものであります。  第2条繰越明許費では、消防費において、防災施設整備事業の年度内の完了が見込めないことから設定するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、平成24年陳情第6号生活保護基準の引き下げはしないことなどについて意見書提出を求める陳情については、森園委員及び田中委員から、陳情項目のうち、老齢加算については廃止を合憲、適法とする判決が出されていること、また、生活保護基準の切り下げについては既に閣議決定がされていることから、不採択とされたい。  一方、田端委員、伊藤圓子委員から、老齢加算の廃止や生活保護基準の切り下げは最低賃金や年金、市民の生活レベルにまで大きく影響すること、また、現在、生活必需品等の物価は上昇しつつあり、物価下落を勘案した生活保護基準の切り下げを行うタイミングではないことから採択とされたいとの意見が、それぞれ出されたのであります。  本陳情を採決に付した結果、起立少数をもって不採択と決しました。  以上で報告を終わります。  〔25番豊田美好君降壇〕 ○議長(秋山恭寛 君)建設常任委員長の報告を求めます。  石橋充志委員長  〔23番石橋充志君登壇〕 ◎23番(石橋充志 君)建設常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第67号平成24年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第6款農林水産業費では、農業費において農道保全対策事業負担金を増額するものであります。  第8款土木費では、道路橋りょう費において、維持補修等工事費、道路新設改良工事費及び橋りょう整備等工事費を、都市計画費において、公園整備等工事費を、住宅費において、多賀台団地市営住宅建設事業に係る工事費を、それぞれ増額するものであります。  第2条繰越明許費の補正では、国の補正予算に係る事業の年度内執行が困難なことから、第2款総務費では、総務管理費において鉄道施設総合安全対策事業を、第8款土木費では、道路橋りょう費において主要幹線舗装補修事業を、都市計画費において公園整備事業ほか2事業を、住宅費において多賀台団地市営住宅整備事業を、それぞれ設定するほか、道路橋りょう費において社会資本整備総合交付金事業ほか2事業を、住宅費において計画修繕事業を、それぞれ増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第68号平成24年度八戸市都市計画下水道事業特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では、建設費において管きょ等整備工事費を、歳入では、社会資本整備総合交付金及び下水道事業債を、それぞれ増額するものであります。  第2条繰越明許費の補正では、建設費において公共下水道管きょ等築造事業を増額するものであります。  第3条地方債の補正では、起債の限度額を増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、平成24年陳情第4号国の地方出先機関の存続を求める陳情については、吉田淳一委員から、本陳情の背景にある国の出先機関の原則廃止については前政権が推進してきた制度であるが、現在の新政権においては、本制度について具体的な取り組みが見られない状況にあることから不採択とされたいとの意見があり、本陳情は全会一致で不採択と決しました。  以上で報告を終わります。  〔23番石橋充志君降壇〕 ○議長(秋山恭寛 君)以上をもって各常任委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)討論なしと認めます。  これより議題のうち、議案第67号及び議案第68号並びに議案第70号から議案第72号までの議案5件を一括して採決いたします。  以上の議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。  よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。  次に、陳情4件を採決いたします。  〔30番伊藤圓子君退席〕 ○議長(秋山恭寛 君)まず、平成25年陳情第1号を採決いたします。  本陳情の委員長報告は不採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(秋山恭寛 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、本陳情は委員長報告のとおり不採択と決定されました。  〔30番伊藤圓子君着席〕 ○議長(秋山恭寛 君)次に、平成24年陳情第6号を採決いたします。  本陳情の委員長報告は不採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(秋山恭寛 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、本陳情は委員長報告のとおり不採択と決定されました。  次に、平成24年陳情第5号を採決いたします。  本陳情の委員長報告は不採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(秋山恭寛 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、本陳情は委員長報告のとおり不採択と決定されました。  次に、平成24年陳情第4号を採決いたします。  本陳情の委員長報告は不採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(秋山恭寛 君)御着席願います。
     起立多数であります。  よって、本陳情は委員長報告のとおり不採択と決定されました。   ──────────────────── △日程第4 閉会中の継続審査について ○議長(秋山恭寛 君)日程第4閉会中の継続審査についてを議題といたします。  各常任委員長から会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。  よって、各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。   ──────────────────── △日程第5 議会案1件上程 ○議長(秋山恭寛 君)日程第5議会案第4号八戸市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。   ────────────────────              (案文は資料欄に掲載) ○議長(秋山恭寛 君)お諮りいたします。  ただいま議題となっております議会案については、提案理由の説明、委員会の付託、質疑及び討論は省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。  よって、提案理由の説明、委員会の付託、質疑及び討論は省略することに決しました。  これより議会案第4号を採決いたします。  本議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(秋山恭寛 君)御着席願います。  起立総員であります。  よって、本議会案は原案のとおり可決されました。   ──────────────────── △日程第6 議会案1件上程 ○議長(秋山恭寛 君)日程第6議会案第5号硬膜外自家血注入療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書を議題といたします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  27番吉田淳一議員  〔27番吉田淳一君登壇〕 ◎27番(吉田淳一 君)提案理由の説明をいたします。  議会案第5号は、脳脊髄液減少症の患者を支援、救済するため、治療基準を速やかに定め、保険適用とすること及び脳脊髄液減少症の診断、治療の確立に関する研究の継続と診療ガイドラインの早期作成などを求めるものであります。  なお、案文については、お手元に配付のとおりであります。  以上で説明を終わります。  〔27番吉田淳一君降壇〕   ────────────────────              (案文は資料欄に掲載) ○議長(秋山恭寛 君)お諮りいたします。  ただいま議題となっております議会案については、委員会の付託、質疑及び討論は省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恭寛 君)御異議なしと認めます。  よって、委員会の付託、質疑及び討論は省略することに決しました。  これより議会案第5号を採決いたします。  本議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(秋山恭寛 君)御着席願います。  起立総員であります。  よって、本議会案は原案のとおり可決されました。   ──────────────────── △日程第7 各特別委員長諸般の報告 ○議長(秋山恭寛 君)日程第7各特別委員長から諸般の報告をいたしたい旨の申し出がありますので、順次これを許します。  広域連携推進特別委員長の報告を許します。  小屋敷孝委員長  〔13番小屋敷孝君登壇〕 ◎13番(小屋敷孝 君)広域連携推進特別委員会における活動経過の概要について報告いたします。  当委員会は、定住自立圏構想について調査研究し、広域連携の推進を図るため平成23年5月に設置されました。  委員会では、定住自立圏形成協定に係る施策及び事業の進捗状況、共生ビジョンの変更、定住自立圏の形成に関する講演会の開催、全国の定住自立圏の取り組み状況などについて理事者から説明を受け協議してまいりました。  また、昨年10月には委員会の調査視察を実施し、今年度、総務省が実施した定住自立圏推進調査事業に当市と同様、全国15市の1つとして選定された滋賀県長浜市の音楽でつながる地域クレッシェンド事業について、さらに定住自立圏形成協定を締結していた関係自治体と合併された愛知県西尾市の定住自立圏構想の取り組みについて学んでまいりました。  さて、当八戸圏域は、平成21年3月に当市が中心市宣言を行い、同年9月に関係7町村と定住自立圏形成協定を締結し、翌平成22年2月に圏域全体の将来像や構成市町村が連携して取り組む具体的な事業をまとめた共生ビジョンを策定し、現在、医療や福祉分野など22施策30事業の推進に取り組んでおります。  また、議会としても定住自立圏の形成に向けて、平成21年9月に圏域内の市町村議会全議員で組織する八戸圏域定住自立圏形成促進議員連盟を設立し、圏域内の振興、発展に取り組んでおります。  このように行政と議会がともに定住自立圏構想を積極的に推進している当圏域の取り組みは全国的にも先進的な取り組みとして評価されており、その成果も着実にあらわれております。  定住自立圏形成協定締結から4年目を迎える新年度においては、共生ビジョンの計画期間の最終年度となることから、これまで取り組んできた各種事業の進捗状況や課題等を検証するとともに、新たな取り組み事業を検討され、定住自立圏構想のさらなる推進に向けた次期共生ビジョンの策定を期待するものであります。  最後に、2年間にわたりまして当委員会の活動に御支援と御協力を賜りました関係者の皆様に心から御礼を申し上げ、報告を終わります。  〔13番小屋敷孝君降壇〕 ○議長(秋山恭寛 君)観光開発特別委員長の報告を許します。  森園秀一委員長  〔14番森園秀一君登壇〕 ◎14番(森園秀一 君)観光開発特別委員会における活動経過の概要について報告いたします。  当委員会は、観光事業の推進について調査研究し、その振興を図るため平成23年5月に設置されました。委員会では、首都圏等において八戸三社大祭ミニ山車の展示や法霊神楽、八戸えんぶりの披露などによる観光復興キャンペーン、県立自然公園種差海岸の三陸復興国立公園編入、八戸、久慈、二戸の地域独特の食文化に触れる北のコナモン博覧会などについて理事者から説明を受け、協議してまいりました。  また、昨年9月には環境省八戸自然保護官を交え、勉強会を開催し、三陸復興国立公園の創設及び国立公園制度における保護と利用なども含めたその概要等について理解を深めてまいりました。  さらに、同年10月には委員会の調査視察を実施し、宮古市では陸中海岸国立公園の復旧状況及び三陸復興国立公園指定に伴う取り組みについて、裏磐梯ビジターセンターでは国立公園の魅力向上のための取り組みなどについて、会津若松市では会津地域17市町村の広域的な連携による誘客宣伝活動事業について、以上のことを学んでまいりました。  さて、昨年10月に北九州市において開催されたB級ご当地グルメの祭典、第7回B−1グランプリでは、八戸せんべい汁研究所が悲願のゴールドグランプリを受賞し、八戸せんべい汁とともに八戸の知名度が高まったところであります。  また、ことし5月には種差海岸が三陸復興国立公園に指定され、来年4月には種差天然芝生地前に種差海岸インフォメーションセンター及び休憩施設の開設が予定されております。  このことを契機として、三陸復興国立公園の北の玄関口として、これまで以上に種差海岸の魅力をPRし、観光客の増加につながることを期待するとともに、既存の観光資源の魅力向上にも官民一体となって、さらなる観光振興を図ることを望むものであります。  最後に、2年間にわたりまして当委員会の活動に御支援と御協力を賜りました関係各位に対し心からお礼を申し上げ、報告を終わります。  〔14番森園秀一君降壇〕 ○議長(秋山恭寛 君)港湾振興・震災対策特別委員長の報告を許します。  藤川優里委員長  〔4番藤川優里君登壇〕 ◎4番(藤川優里 君)港湾振興・震災対策特別委員会における活動経過の概要について報告いたします。  当委員会は、八戸港の港湾施設及び貿易振興並びに東日本大震災への対策について調査研究し、その推進を図るため平成23年5月に設置されました。  委員会では、被災した防波堤などの港湾施設の復旧や八戸港コンテナ定期航路の状況、完成目前に被災した館鼻地区荷さばき所の復旧などについて理事者から説明を受け、協議してまいりました。  また、平成23年7月には国土交通省八戸港湾・空港整備事務所の御高配により八戸港防波堤の現地視察を行い、被災及び復旧の状況を直接確認してまいりました。
     さらに、昨年10月には委員会の調査視察を実施し、神戸市では神戸港の震災からの復旧復興について、さらに国際コンテナ戦略港湾としての取り組みについて学んでまいりました。  復興庁では国の復興施策について説明を受けたほか、事務次官との面談の機会を設けていただき、当市の被災状況などを訴え、国のさらなる支援をお願いしてまいりました。  現在の八戸港ですが、甚大な被害を受けた八太郎北防波堤などの港湾施設は、平成25年夏ごろの本復旧の完了を目指し着実に復旧作業が進められております。また、コンテナ取扱量も震災前の水準に近づいており、市長を初め関係者一丸となったポートセールスの効果もあらわれてきております。さらに、ハサップ対応型荷さばき施設A棟が昨年10月から試験稼働を開始し、本年漁期の本格稼働が待たれるところであります。  こうした目覚ましい復旧復興に御尽力いただきました関係者の皆様に心から敬意を表するとともに、当委員会の活動に御支援と御協力を賜りました皆様に深く御礼を申し上げ、報告を終ります。  〔4番藤川優里君降壇〕 ○議長(秋山恭寛 君)都市基盤整備推進特別委員長の報告を許します。  古舘傳之助委員長  〔22番古舘傳之助君登壇〕 ◎22番(古舘傳之助 君)都市基盤整備推進特別委員会における活動経過の概要について報告いたします。  当委員会は、中心市街地を初めとする各種都市基盤の整備について調査研究し、その推進を図ることを目的として設置されました。  委員会においては、道路や公園、下水道などの安全で快適な生活を支える都市基盤の整備について、また八戸ポータルミュージアム・はっちや本八戸駅通り地区整備事業など、にぎわいや魅力のある都市環境の形成に向けた取り組みについて理事者から説明を受け、協議してまいりました。  昨年10月には調査視察を実施いたしましたが、石川県金沢市では、市民の台所として親しまれてきた近江町市場再開発の事例から、事業費を抑え、古くからの商いの姿の継承を優先させつつ新たな都市機能を付加する身の丈規模の再開発のあり方を学んでまいりました。  また同県白山市においては、独特の歴史的景観を保存整備し、これを生かして新たななりわい、交流を生み、活性化させる白峰地区のまちづくりを視察し、その個性的な景観が生み出す価値を実感したのであります。  現在の八戸市の都市基盤について、中心市街地では八戸ポータルミュージアム・はっちが東日本大震災の多大な影響を受けつつも、中心街と連携した多種多様なイベントを切れ目なく実施し、当初の見込みを上回る入館者を集めております。  近年、歩行者通行量など、まちのにぎわいを示す各種指標は下げどまりの傾向を見せており、また八日町地区優良建築物等整備事業を初め、民間が主体となった市街地再開発の動きが活発化しており、市においても積極的な支援が求められるところであります。  本八戸駅通り地区においては、平成24年3月にまちづくり協定が締結され、また内丸地区街なみ環境整備事業計画が策定されております。  今後の具体的な整備事業を、地域の声を丹念に拾い上げながら進めていかれるように望みます。  主要道路の整備状況については、復興道路として整備が進む三陸沿岸道路の一部として、八戸市と階上町を結ぶ八戸南道路がことし3月9日に全線開通しました。幹線道路の整備が広域的な交流、救急医療体制の強化などにもたらす効果が大いに期待されるところであります。  厳しい経済情勢の中、多額の財源を要する都市基盤整備の推進は困難とは思われますが、国や県の協力を得ながら一歩ずつ着実に進めていかれることを願いますとともに、2年間にわたりまして当委員会の活動に御支援と御協力を賜りました関係各位に心からお礼を申し上げ、報告を終わります。  〔22番古舘傳之助君降壇〕 ○議長(秋山恭寛 君)以上をもって各特別委員長の諸般の報告を終わります。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。   ────────────────────   教育長挨拶 ○議長(秋山恭寛 君)この際、松山隆豊教育長から発言の申し出がありますので、これを許します。  松山教育長  〔教育長松山隆豊君登壇〕 ◎教育長(松山隆豊 君)議長のお許しをいただきまして、退任の御挨拶の機会をいただきましたことに、まずもって心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。  このたび一身上の都合によりまして、3月31日をもって退任させていただくことになりました。議員の皆様方には、これまで賜りました温かい御指導、御鞭撻に対して心から感謝と御礼を申し上げます。ありがとうございました。  振り返りますと、昭和45年、教員になって以来、子どもたちの健やかな成長ただ一つを願い43年間走り続けてまいりました。  この間、教育行政には16年半携わらせていただきました。最後の6年半は教育長という重責を任せられ、夢はぐくむふれあいの教育八戸を基本理念に、学校教育にとどまらず、社会教育、生涯学習、文化財行政等を進めてまいりました。  これまでさまざまなことがありましたけれども、私の心から離れないことがございます。それは、教育長になった当初、子どもたちが最も愛し信頼しているはずの肉親の手により、理不尽な形で命を絶たれるということが相次いだことであります。なぜ、なぜ八戸でという思いが今でも心を離れず、亡くなった子どもたちが不憫でなりません。  そのこともあって、私は全ての子どもたちに命の多様性やとうとさを実感させ、自他の命を大切にする生き方を教えること、あわせて地域の人みんなが心に悩みや苦しみを持つ人を支え、子どもたちの育ちを温かく見守る、そんなふるさとをつくることを全ての教育の基盤に据えたいというふうに考えました。  命、ふるさと、生きる力を掲げたのも、教職員に対して保護者と子育ての共有を、地域の人とまちづくりの共有を求めたのも、さらには地域密着型教育を本気で進めてきたのも、そんな思いからでありました。  議員各位、そして小林市長の教育に対する深い御理解、御支援、事務局職員の献身的な働きにより、徐々にではありますが、この思いが浸透してきていることを実感しております。これまでの多くの方々の支えに深く感謝を申し上げます。  任期途中で退任することは心苦しいのでありますが、地域密着型教育は来年度、全小中学校で実施する見通しが立ちました。来年度から5年間の八戸市の教育の方向性を示す八戸市教育振興基本計画もできました。そして、年度のかわり目で次に引き継ぐということで議員の皆様にはお許しをいただきたいというふうに思っております。  最後になりますけれども、八戸に生を受けた全ての子どもたちの健やかな成長と、ふるさと八戸の限りない発展、議員の皆様の御健勝と御多幸を心からお祈り申し上げ、退任に当たっての御挨拶といたします。長い間、本当にありがとうございました。  〔教育長松山隆豊君降壇〕(拍手)   ────────────────────   市長挨拶 ○議長(秋山恭寛 君)この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。  市長  〔市長小林眞君登壇〕 ◎市長(小林眞 君)平成25年3月八戸市議会定例会の閉会に当たり、一言挨拶を申し上げます。  議員の皆様には、去る2月26日から本日までの25日間にわたり、本議会に提案しました平成25年度八戸市一般会計予算など議案72件について、終始熱心かつ慎重に御審議を尽くされ、全議案とも原案のとおり議決を賜り、厚く御礼を申し上げます。  議決いただきました各議案の執行に当たりましては万全を期してまいりますとともに、本議会において議員の皆様から寄せられました貴重な御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営に十分に配慮してまいりたいと存じます。  先ほど松山隆豊教育長より退任に当たっての御挨拶がございました。松山教育長におかれましては、これまで八戸市の教育の発展のため、崇高な教育理念のもと、誠心誠意務めていただきました。  特に子どもたちの教育や教育環境について、学校、保護者、地域住民との話し合いを大切にされ、八戸市内小中学校の適正配置を進めてこられたほか、地域の子どもは地域で育むを理念として、地域密着型事業に取り組まれてきたことは、松山教育長の指導によるところが大きかったものと認識いたしております。  また、任期中には東日本大震災がありましたが、松山教育長の陣頭指揮のもと適切な対応をいただいたことで、子どもたちの安全が確保されたことや、学校の耐震化を強力に進めていただいたことが思い出として残っております。  これまでの数々の御指導と御労苦に対しまして、この場をおかりして心よりの敬意と感謝の意を表したいと存じます。長い間本当に御苦労さまでした。  さて、朝晩の寒さも大変和らぎ、日ごとに春らしさが感じられるような時節となりました。昔も今も北国の人々にとりましては、春の訪れを待ちわびる気持ちに変わりがないものと思いますが、この冬は一段とその思いを強くさせるような厳しさであったと思っているところであります。季節は冬から春へと移り変わり、間もなく新年度が始まることになります。  本定例会冒頭でも申し上げましたとおり、八戸市は昨年来からの明るい話題に後押しされつつ、幾つもの希望の芽が芽吹いてきており、春のような心地のよさの中におりますが、八戸市の大きな飛躍のためには、これからが最も大切な時期であり、正念場であると考えておりますことから、新年度においても気を引き締めて市政に当たる覚悟であります。  新体制のもと、決意も新たにし、復興事業の推進を初め市政の諸課題解決に向けて全力を挙げて取り組んでまいりますので、議員各位におかれましては何とぞ今後とも一層の御指導と御協力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会に当たっての御挨拶といたします。  〔市長小林眞君降壇〕   ────────────────────   閉 会 ○議長(秋山恭寛 君)今期定例会における議員並びに理事者各位の御精励に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。  これにて平成25年3月八戸市議会定例会を閉会いたします。   午後0時23分 閉会    署  名  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。   平成25年3月22日     八 戸 市 議 会                 議 長  秋 山 恭 寛                 副議長  八 嶋   隆                 議 員  小屋敷   孝                 議 員  豊 田 美 好...