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  1. 八戸市議会 2009-06-11
    平成21年 6月 民生常任委員会−06月11日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成21年 6月 民生常任委員会−06月11日-01号平成21年 6月 民生常任委員会   民生常任委員会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  平成21年6月11日(木)午前10時02分〜午前11時08分 第3委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 委員並びに理事者紹介  ● 議案等審査順序について  ● 議案審査             (注:〔 〕内は審査結果、*印は起立採決)   1 議案第75号 平成21年度八戸市一般会計補正予算         〔原案可決〕   2 議案第76号 平成21年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算   〔原案可決〕   3 議案第82号 八戸市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について                                    〔原案可決〕   4 議案第86号 八戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について                                    〔原案可決〕  ● 請願・陳情審査   1 平成21年請願第1号 高齢者肺炎球菌ワクチン接種の助成に関する請願                                    〔継続審査
      2 平成21年請願第2号 乳幼児期ヒブワクチン接種助成に関する請願〔継続審査〕   3 平成21年陳情第1号 国外で作製された歯科医療用補綴物入れ歯等)の取り扱いに関する意見書採択を求める陳情                                      〔採択〕  ● 閉会中の継続調査について  ● 委員派遣について  ────────────────────────────────────── 出席委員(9名)            | 欠席委員(なし)  委員長  田名部 和 義 君     | 委員外議員(なし)  副委員長 壬 生 八十博 君     |  委 員  森 園 秀 一 君     |   〃   夏 坂   修 君     |   〃   三 浦 博 司 君     |   〃   松 橋   知 君     |   〃   畑 中 哲 雄 君     |   〃   伊 藤 圓 子 君     |   〃   坂 本 美 洋 君     |  ────────────────────────────────────── 出席理事者  防災安全推進室長       白 川 文 男 君  健康福祉部長         石 橋 元 生 君  健康福祉部福祉事務所長    貝 吹 彰 穗 君  市民生活部長         林   隆之介 君  市民病院事務局長       松 浦 伸 一 君  総務部理事          橋 本 寿 夫 君  防災安全推進室副室長     新 谷 宗 治 君  健康福祉部次長定額給付金・ 池 本 伸 也 君  子育て応援特別手当給付室長  市民生活部次長市民課長   大 村 典 康 君  市民生活部次長国保年金課長 工 藤   哲 君  市民病院事務局次長      佐 藤 雅 英 君  総務部副理事         嶋 津   明 君  総務部副理事         小 向 洋 一 君          他関係課長  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  主査 和 田   智  ──────────────────────────────────────    午前10時02分 開会 ○田名部 委員長 おはようございます。  本日は全員出席であります。  ────────────────────────────────────── ● 委員並びに理事者紹介田名部 委員長 本日は改組後、初めての常任委員会でありますので、委員の方々並びに理事者の紹介をお願いしたいと思います。  初めに、私からごあいさつを申し上げたいと思います。  このたびの改組に伴って、当民生常任委員会委員長の重責を拝命することになりました私、田名部和義でございます。  御案内のとおり理事者の方々、5部23課にまたがる事務を所管する常任委員会であります。  理事者の方々、委員各位も花の民生、超ベテランの方々であります。一つ一つ建設的な御意見をちょうだいしながら円滑な運営に努めたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、副委員長にごあいさつをお願いします。 ○壬生 副委員長 委員長を徹底的に補佐して、余り時間をかけずに中身の濃い委員会にしていきたいというふうに思っております。  議員になってずっと建設畑一筋でやってきまして一筋な男ですが、ひとつよろしくお願いします。 ○田名部 委員長 それでは、坂本美洋委員から順次紹介をお願いいたします。  〔各委員自己紹介〕 ○田名部 委員長 ありがとうございました。  次に、当委員会に関係する理事者の方々の紹介をお願いします。 ◎白川 防災安全推進室長 〔本人あいさつ及び防災安全推進室の職員を紹介〕 ◎石橋 健康福祉部長 〔本人あいさつ及び健康福祉部の職員を紹介〕 ◎林 市民生活部長 〔本人あいさつ及び市民生活部並び南郷区役所の職員を紹介〕 ◎松浦 市民病院事務局長 〔本人あいさつ及び市民病院事務局の職員を紹介〕 ◎橋本 総務部理事 〔本人あいさつ及び消防本部の職員を紹介〕 ○田名部 委員長 ありがとうございました。  以上で委員並びに理事者の紹介を終わります。  ────────────────────────────────────── ● 議案等審査順序について ○田名部 委員長 これより議事に入ります。  当委員会に付託になりました議案等を順次審査いたします。  お諮りいたします。  議案等の審査の順序でありますが、お手元に配付しております審査の順序のとおり審査したいと存じます。  これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御異議ありませんので、そのように審査いたします。  ────────────────────────────────────── ● 議案審査  1 議案第75号 平成21年度八戸市一般会計補正予算田名部 委員長 議案第75号平成21年度八戸市一般会計補正予算中、当委員会に付託になりました第1条中の歳出予算関係部分を議題といたします。  なお、審査の方法は、款ごとに説明、質疑を行い、最後に意見を徴したいと思います。  第2款総務費関係部分について理事者から説明を求めます。 ◎大村 市民生活部次長市民課長 それでは、第2款総務費補正予算について御説明いたします。  補正予算説明書の23ページをお開き願います。  当委員会にかかわる項目は、2款1項3目財産管理費の25節積立金のうち社会福祉基金積立金で、山端松雄様から5万円、株式会社青森銀行八戸支店青友会様から20万円、有限会社栄進工業様から30万円、琴城流大正琴琴華会様から3万円、花とおどり愛好会様から5万円、みちのく興業株式会社様から10万円、そのほか1件30万円、合わせて103万円の寄附金を積み立てるものでございます。  以上で第2款総務費の説明を終わります。 ○田名部 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御質疑なしと認めます。  第3款民生費について、理事者から説明を求めます。 ◎池本 健康福祉部次長定額給付金子育て応援特別手当給付室長 それでは、第3款民生費所管項目について御説明申し上げます。  予算説明書の24ページをお開き願います。  第3款民生費は1億3181万7000円を増額し、総額248億5749万7000円とするものでございます。  1項2目障害者福祉費8266万8000円の増額の主なるものは、障害者自立支援法の円滑な実施を図るため、20節扶助費におきまして、自立支援実施事業者に対しまして従前の収入の9割を保障する事業運営円滑化費4600万円を措置するとともに、通所施設で行っております送迎サービスに要する経費を助成する通所サービス利用促進費3640万円を措置するものでございます。  3目老人福祉費4914万9000円の増額は、消防法施行令の改正に伴いまして、スプリンクラー設置が義務づけられた認知症高齢者グループホーム小規模特別養護老人ホームなどの地密着型施設設置者に対しましてスプリンクラーの整備費を補助するためのものであります。  以上で第3款民生費の説明を終わります。 ○田名部 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御質疑なしと認めます。  第9款消防費について理事者から説明を求めます。 ◎新谷 防災安全推進室副室長 第9款消防費補正予算について御説明申し上げます。  説明書の29ページをお開き願います。  第9款消防費は140万円増額し、補正後の額を26億6747万4000円とするものであります。  1項4目災害対策費140万円の増額は、19節負担金補助及び交付金の自主防災組織育成助成事業補助金の増額で、中居林地区自主防災協議会に対し財団法人自治総合センター助成決定によるものであります。  以上で説明を終わります。 ○田名部 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    田名部 委員長 御質疑なしと認めます。  これより意見を徴します。御意見ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御意見なしと認めます。  本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第75号は原案のとおり可決されました。  ──────────────────────────────────────  2 議案第76号 平成21年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算田名部 委員長 次に、議案第76号平成21年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算を議題といたします。  理事者から説明を求めます。 ◎工藤 市民生活部次長国保年金課長 それでは、議案第76号平成21年度八戸市国民健康保険特別会計補正予算について御説明を申し上げます。  平成21年度八戸市一般会計・各特別会計補正予算及び説明書の7ページをお開き願います。  第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1132万7000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ253億9638万円とするものでございます。  歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、9ページ、10ページの第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。  その内容につきましては、補正予算に関する説明書で御説明申し上げます。  39ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第9款繰越金は1132万7000円の増額でございますが、今回の補正財源として、前年度からの繰越金を充当するものでございます。  41ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  1款総務費2項1目賦課徴収費は600万5000円の増額でございますが、税総合オンラインシステム課税限度額の変更及び年金からの特別徴収が解除されたときの普通徴収特別徴収の期割りの重複を避ける変更に対応するための改修等委託料でございます。  次に、8款保健事業費2項1目疾病予防費は532万2000円の増額でございます。これは平成21年1月20日付の厚生労働省保険局国民健康保険課長通知で、ジェネリック医薬品希望カードを、原則としてすべての保険者において被保険者への配布を行うよう努めることとされたことを受けまして、ジェネリック医薬品希望カードつきパンフレットを国保被保険者全世帯に配布する費用を計上したものでございます。  以上で説明を終わります。 ○田名部 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御質疑なしと認めます。  これより意見を徴します。御意見ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御意見なしと認めます。  本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。  ──────────────────────────────────────  3 議案第82号 八戸市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について ○田名部 委員長 次に、議案第82号八戸国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  理事者から説明を求めます。 ◎工藤 市民生活部次長国保年金課長 それでは、議案第82号八戸国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定につきまして御説明申し上げます。  議案書の17ページをお開き願います。  提案理由でございますが、地方税法及び同法施行令の一部改正に伴い、納税義務者である世帯主等の前年からの所得の状況の著しい変化等がある場合に、当該納税義務者減額措置の対象から除外する措置を廃止するとともに、介護納付金課税額に係る課税限度額を引き上げるためのものであります。  18ページをお開き願います。  改正の内容でございますが、これにつきましてはお手元の資料により御説明いたします。  2の主な改正の内容でございますが、2点ございます。  まず、(1)の2割軽減に該当する世帯主に対しても、7割、5割軽減に該当する世帯主同様に前年からの所得状況の変化にかかわらず減額措置を適用させるものでございまして、第24条第2項を削るものでございます。  国保税減額措置は、7割、5割、2割の軽減がありまして、前年の所得で判定いたします。下に表がございますが、これまで地方税法では、7割、5割につきましては、前年からの所得状況の変化にかかわらず一律に軽減措置を適用させることになっておりましたが、2割軽減につきましては条件がございまして、市町村長が前年からの所得の状況の著しい変化等により国民健康保険税の減額が適当でないと認めるときは、市町村の条例で定めるところによって減額対象としないことになっておりました。今回の改正ではこの条件を削除いたしまして、7割、5割と同様に、2割軽減につきましても前年からの所得の変化にかかわらず一律に軽減措置を適用させることになるものでございます。  裏面をごらんいただきたいと思います。  次に、(2)は介護納付金課税額の限度額を9万円から10万円に引き上げるものでございまして、第3条第4項ただし書き中の、9万円を10万円に改めるものでございます。  下に平成21年度の税率表を載せてございますが、介護納付金課税額はいわゆる介護分と言われるものでありまして、国保税医療分後期高齢者支援金分介護分から構成されておりますが、介護分は40歳以上65歳未満の被保険者が負担するものでございます。この改正によりまして、医療分後期高齢者支援金分介護分を合計した国保税の全体の課税限度額は、68万円から69万円となります。  その他、地方税法の改正によりまして所得についての規定が改正されましたので、附則の中の所得に関する部分を改正するものでございます。  3の施行期日等でございますが、(1)この条例は、公布の日から施行することになります。  また、(2)改正後の条例の規定は、第3条と第24条でございますが、平成21年度以降の年度分の国民健康保険税について適用し、平成20年度分までの国民健康保険税につきましては、なお従前の例によることになります。  参考といたしまして、介護保険制度が開始されてからの介護分課税限度額の推移を載せておりますが、制度開始以来、介護保険料の見直しが行われるたびに課税限度額は上がってきております。  以上で説明を終わります。 ○田名部 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御質疑なしと認めます。  これより意見を徴します。御意見ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御意見なしと認めます。  本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。  ──────────────────────────────────────  4 議案第86号 八戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について ○田名部 委員長 次に、議案第86号八戸国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  理事者から説明を求めます。 ◎工藤 市民生活部次長国保年金課長 それでは、議案第86号八戸国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。  議案書その2の1ページをお開き願います。  提案理由でございますが、健康保険法施行令の一部改正に伴いまして、出産育児一時金に係る支給額の暫定的な引き上げを行うとともに、被保険者から除外する児童を追加するためのものでございます。  改正の内容でございますが、2ページをお開きいただきたいと思います。  また、お手元にお配りいたしました資料もあわせてごらんいただきたいと思います。  第4条第1号は、児童福祉法の規定により児童福祉施設に入所している児童であって、民法の規定による扶養義務者のいない者は、国民健康保険の被保険者適用除外として全額公費で負担するものでございますが、児童福祉法が一部改正されましたことに伴いまして、これに、小規模住居型児童養育事業を行う者若しくは里親に委託されている児童を加えるものでございます。  附則第10項は、少子化対策の充実を図るための当面の施策として、出産育児一時金の金額を暫定的に引き上げる健康保険法施行令の一部改正に伴いまして、現行は出産育児一時金の支給額は35万円で、産科医療補償制度対象の出産の場合は3万円を加算するものでございますが、これを被保険者が平成21年10月1日から平成23年3月31日までの間に出産したときに支給する出産育児一時金の支給額を、35万円から39万円とし、産科医療補償制度対象の出産の場合は3万円を加算して42万円とするものでございます。  施行年月日でございますが、この条例は平成21年10月1日から施行するものでございます。  ただし、第4条第1号の改正規定は公布の日から施行し、改正後の規定は同年4月1日から適用するものでございます。  以上で説明を終わります。 ○田名部 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御質疑なしと認めます。  これより意見を徴します。御意見ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御意見なしと認めます。  本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。  次に、請願・陳情の審査に入りますので、審査に関係のない理事者の方々は退席されて結構です。  御苦労さまでした。  〔理事者一部退席〕  ────────────────────────────────────── ● 請願・陳情審査  1 平成21年請願第1号 高齢者肺炎球菌ワクチン接種の助成に関する請願 ○田名部 委員長 それでは、請願・陳情の審査に入ります。  初めに、平成21年請願第1号高齢者肺炎球菌ワクチン接種の助成に関する請願を議題といたします。  事務局から請願の趣旨について朗読させます。 ◎担当書記 朗読いたします。  番号、平成21年請願第1号。受理年月日、平成21年5月22日。件名、高齢者肺炎球菌ワクチン接種の助成に関する請願。提出者、青森市松原一丁目2番12号、青森県保険医協会会長河原木俊光紹介議員松田勝議員
     要旨、本県の平均寿命は御承知のとおり全国では下位に属しており、高齢期の死亡要因を改善することが重要です。  高齢者死亡要因第4位となっているのが肺炎です。高齢者の肺炎は死亡につながる重篤な疾患とされ、肺炎球菌に罹患することで起こる病気です。  これらの感染症予防には肺炎球菌ワクチンの接種が有効とされることから、全国の自治体でワクチン接種のための対策が講じられております。  肺炎球菌ワクチンの接種は、1回の接種で5年間有効とされていますが、1回の接種費用が7000円前後と高額なため、高齢者世帯にとっては負担が大きく、自治体の助成が不可欠です。  全国で助成をする自治体が拡大しており、本県では外ヶ浜町、東通村が既に助成を決定しており、八戸市においても肺炎球菌ワクチン接種のための費用助成を実施するよう要望します。 ・ 肺炎球菌ワクチン接種費用の一部を助成して下さい。  以上でございます。 ○田名部 委員長 本請願の審査の参考に資するため、理事者から概要等について説明を願います。 ◎加賀 健康増進課長 それでは、御説明いたします。  肺炎球菌は身の回りに日常的に存在する菌で、ふだんは症状を起こしませんが、体力が落ちているときや、高齢者などが免疫力が弱くなってくると肺炎や慢性気道感染症、中耳炎、敗血症などのいろいろな病気を引き起こす原因となります。また、インフルエンザ等感染症にかかると、発育、増殖して肺炎を起こしやすくなります。  当市における肺炎による死亡状況は、青森県の保健統計年報によると、平成19年では186人であり、死因の第4位を占めておりますが、原因が肺炎球菌によるものかどうかの統計は出されていない状況にあります。  肺炎球菌ワクチンは任意の予防接種であるため、現在、国の公費負担がなく、ワクチンを接種できる医療機関も限られている状況にありますが、肺炎球菌による肺炎を予防するためには、インフルエンザワクチン肺炎球菌ワクチンの両方を接種することが望ましいとされております。  肺炎球菌ワクチン予防接種費用に関する助成を実施している市区町村・特別区は平成21年4月現在、全国で97となっており、平成19年度と比較し51増加しておりますが、接種費用およそ7000円の半額程度を助成しているところが多いようであります。  県内においては現在2カ所で実施しており、外ヶ浜町では70歳以上を対象に1500円、東通村では65歳以上を対象に4000円を助成していると伺っております。  当市では現在、予防接種法に基づいて、65歳以上の高齢者及び60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能、免疫の機能に重い障害を有する人として厚生労働省令で定める人を対象として、毎年10月から12月の間に受託医療機関において接種し、1回分の接種費用の一部を助成しております。平成20年度の助成額は9666万1400円となっております。  なお、予防接種法により、健康被害が発生した場合については、同法の規定により救済されることになっております。  高齢者インフルエンザ予防接種者数及び接種率では、平成20年度は3万241人、55.4%であり、少しずつ向上しておりますが、まだ十分とは言えない状況にあります。まずはインフルエンザワクチンの接種の必要性について周知強化をし、接種率の向上に努めるとともに、肺炎予防の知識について普及啓発を進めなければならないと考えております。  なお、肺炎球菌ワクチンの一部助成に係る経費について、仮にインフルエンザワクチン接種と同数の高齢者が1回接種するものと仮定し、接種費用半額程度の3500円を助成すると仮定した場合は1億584万3500円の経費となります。また、接種費用の3分の1を助成すると仮定した場合は6955万4300円の経費となります。  以上でございます。 ○田名部 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御質疑なしと認めます。  これより意見を徴します。御意見ありませんか。 ◆坂本〔美〕 委員 これは本会議でも質問が出ていまして、石橋部長も前向きに答弁したのかなというふうに聞いていまして、今また課長からは、何分の1を助成すれば幾らだという具体的な数字まで説明があり検討していただいているなと思ったので、今ここで採択となると慌てちゃうでしょうから、石橋部長にも心の準備をしてもらうように。恐らくやる方向で考えているんじゃないかなというのを大いに期待して、私どもも勉強するという意味で、もう少し詰めるために継続審査というふうにしてもらえれば。何分の1の助成だと何千万と言っていましたから、できるだけ高い率にというのを期待したいので継続審査をお願いしたいです。 ○田名部 委員長 ほかにありませんか。 ◆夏坂 委員 私も今回の本会議で取り上げさせていただきお願いしましたし、以前にも1度、この助成について取り上げさせていただいた経緯もございます。さまざまな勉強会にも参加させていただいて、このワクチン接種の必要性というのを非常に痛感しております。少しでもワクチン接種率を向上させるためにも何らかの助成が必要かなと思って取り上げさせていただいた経緯がございます。  こういう試算の数字も出れば、現実的に、ああなるほど、これくらいかかってしまうのかということになり、財政状況の勘案という部分もありますが、私としても前向きに助成をお願いしたいということもありますので、今、坂本美洋委員のほうからありましたように、もう一度吟味していただく意味でも、前向きな形での継続審査ということでお願いしたいと思っています。  以上です。 ○田名部 委員長 ほかにありませんか。 ◆松橋 委員 一般質問された方もあり、今の理事者の説明からもわかりますように、このワクチンの必要性というのはそれぞれが大変認めているということだと私も思います。特に新型インフルエンザの問題が今出ておりますけれども、説明ですと、インフルエンザワクチンと一緒に接種したほうがいいということもあるものですから、今すぐということではなくて、早急にインフルエンザとの関係も含めて、接種に対する助成をする方向で検討していただきたい、早急に詰めていただきたいという意見を申し上げながら、もう少し継続して審査したほうがいいんじゃないかなということです。 ○田名部 委員長 ほかにありませんか。 ◆伊藤 委員 今、皆さんのお話は大変前向きな方向ですので、本当にうれしい限りです。実は私の父親も最終的な死因がこれによるものだということを聞いておりまして、ぜひともこれは実現してほしいものだと個人的にも思っておりました。  したがいまして、継続審査といいましても、本当に次のときぐらいまでには1つの方向性を出していただきたいと、そういう要望をつけて継続審査に賛成でございます。 ○田名部 委員長 ほかにありませんか。 ◆畑中 委員 本会議でも取り上げたことなんですが、実は私の知っている84歳の、風邪も引いたことがないという人が、ことしの1月の水道が出なかった日にぽっくり逝っちゃったんです。だから、こういう件だとまして……。  それから、3月にこれらの講演会を青森でやったんです。私も行ってきて、なるほどなと思っていまして、これをお願いされて急いで出したという経緯もあるので、何とかこれを早くやってほしいんです。皆さんが継続審査であれば、それでやむを得ないんですが、伊藤委員が言ったように、次回には何とかやるように急いでいただければと思っています。よろしくお願いします。 ○田名部 委員長 ほかにありませんか。 ◆三浦〔博〕 委員 継続審査に賛成です。 ○田名部 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 ただいま坂本美洋委員、夏坂委員、松橋委員、伊藤委員、畑中委員、三浦博司委員から意見があったとおり、平成21年請願第1号を調査、検討の要ありとし、継続審査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御異議なしと認めます。  よって、本請願は継続審査と決しました。  ──────────────────────────────────────  2 平成21年請願第2号 乳幼児期ヒブワクチン接種助成に関する請願 ○田名部 委員長 次に、平成21年請願第2号乳幼児期ヒブワクチン接種助成に関する請願を議題といたします。  事務局から請願の要旨について朗読させます。 ◎担当書記 朗読いたします。  番号、平成21年請願第2号。受理年月日、平成21年5月22日。件名、乳幼児期ヒブワクチン接種助成に関する請願。提出者、青森市松原一丁目2番12号、青森県保険医協会会長河原木俊光紹介議員松田勝議員。  要旨、本県の平均寿命は御承知のとおり全国では下位に属しております。厚生労働省の資料では、特に本県男性の平均寿命が低く、ワースト30位に16市町村が名を連ねる状況です。  平均寿命は、0歳児が平均して何年生きられるのかを表した統計値であり、平均寿命のアップには、乳幼児期死亡要因を改善することが重要です。  乳幼児期死亡要因の1つに細菌性髄膜炎が挙げられています。細菌性髄膜炎には、年間1000人の子どもたちが罹患し、そのうち約5%のとうとい命が奪われ、25%もの子どもがその後遺症と向き合っています。その原因菌の60%がヒブ――Hib――で敗血症、急性喉頭蓋炎も引き起こすとされています。  これらの感染症は、ワクチンで予防することができ、WHOでは乳幼児への定期接種を推奨し、既に多くの先進国では定期接種化され、子どもたちを感染から守っています。  世界からおくれること10年以上たってようやく日本でも同ワクチンの接種がスタートしましたが、接種費用は1回7000円前後で、計4回の接種が必要とされ、任意接種による全額自己負担という現状のため、各地で助成が広がっております。  子どもたちの命や健康はお金にかえられませんが、若い子育て世代にとっては、大きな負担です。経済的な事情が子どもたちの命の格差を生み出すことになりかねません。このようなことから、八戸市として乳幼児期の細菌性髄膜炎感染症予防のためのワクチン接種費用の一部助成を要望いたします。 ・ 乳幼児期のヒブワクチン接種費用の一部を助成して下さい。  以上でございます。 ○田名部 委員長 本請願の審査の参考に資するため、理事者から概要等について説明を願います。 ◎加賀 健康増進課長 それでは、御説明いたします。  細菌性髄膜炎は、脳や脊髄を覆っている髄膜に細菌が感染して炎症を起こす病気であり、ゼロ歳から4歳の乳幼児が感染しやすく、5歳以上では極めてまれとされ、我が国では年間約1000人が罹患し、中には脳性麻痺などの後遺症や死亡の例が報告されております。  細菌性髄膜炎の原因は、約50%以上がヒブと呼ばれるb型インフルエンザ菌によるものであり、ヒブワクチンを接種することにより予防できるとされてアジア、アフリカを含む世界100カ国以上で導入されておりますが、日本においては平成19年1月26日に厚生労働省によって製造販売が承認され、昨年12月から販売され、接種可能となっております。  ヒブワクチンは現在、ワクチンの供給が不足し、全国で接種の予約待ちが続いている状況にあると聞いております。  ヒブワクチンは、生後2カ月以上5歳未満を対象として4週間から8週間の間隔で3回接種し、その1年後に1回接種するもので、合計4回の接種が必要とされております。1回の接種費は7000円前後で、約3万円程度の接種費用がかかるとされております。  現在、県内で接種費用の助成を行っている市町村はなく、全国でも宮崎市や鹿児島市、東京都品川区・渋谷区など一部の自治体だけで、その助成額は接種1回につき3000円から4000円程度と伺っております。  当市では、麻疹、風疹、ポリオ、百日ぜき、ジフテリア、破傷風、BCG、日本脳炎といった、予防接種法に基づく8種類の予防接種全額公費で実施しており、予防接種法により健康被害が発生した場合は同法により救済されることになっております。  当市においては、任意の予防接種であるヒブワクチンや水ぼうそう、おたふく風邪、インフルエンザ等については現在、助成していない状況にあります。  ヒブワクチンの一部助成に係る経費についてですが、平成20年度に出生した全乳児1922人を対象に、接種回数の4回分について接種費の半額程度の3500円を助成すると仮定した場合、2690万8000円の経費となります。また、接種費の3分の1を助成すると仮定した場合は1768万2400円の経費となります。  以上でございます。 ○田名部 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御質疑なしと認めます。  これより意見を徴します。御意見ありませんか。 ◆坂本〔美〕 委員 これも先ほどの高齢者肺炎球菌ワクチンと同様、本会議で取り上げられて、石橋部長が答弁していたのを聞いていたのですが、必要性は十分認識しているんだなと。今、加賀課長のほうは、どの程度負担すればいいのかと悩みながら答弁しており――課長のはあくまでも、我々が決めることの参考にしていただくということでわざわざ詳しく出していただいているんで、我々も課長のお話をもとに進められるので大変ありがとうございます。  この請願は、一部を助成していただきたいということなので、どの程度が合うのかということの検討が必要だろうと思っていますので、これも先ほどと同じで、やる方向で継続審査ということにしてもらえれば。  それから、先ほどの請願もそうですが、請願者は一部を市に対して助成してほしいと、これはこれでいいんですが、もっと大きく、国のほうに対して今言ったワクチンの中に加えてもらうというふうな運動も必要じゃないのかなと。これは全会派が賛同できることだと思うので、即やる方向で、議員提案で国へ意見書を出すやつです。  これは、ワクチンもたくさんあるわけでして、無料になるもの、国が主にしているものとしていないもの、任意と言っていますけれども、通常のインフルエンザの予防のためのワクチンと今のヒブワクチンとはちょっと違うんじゃないかなと。こっちはランクからいけばもっと上のワクチンになるのかなと思っていますので、国も様子を見ているのだろうと。全国を見ても、宮崎市とかだけでまだそんなにやっていないということであれば、そういうことも含めて、これについては先ほど同様、今回は前向きな意味での継続審査ということでお願いしたいと思います。 ○田名部 委員長 他にありませんか。 ◆夏坂 委員 今、坂本美洋委員がお話ししたとおりでございます。私も今回の本会議で取り上げさせていただきました。  日本でもまだ、供給されて間もないということもありまして、さまざまな状況を見ている感はあると思うんですが、ただ、必要なものは必要だということで、財政状況を勘案しながらという部分も含めて前向きに検討していただければと思っております。継続審査ということで検討していきたいと思います。 ○田名部 委員長 他にありませんか。 ◆三浦〔博〕 委員 私も継続審査という方向で。先ほど先輩委員が言われたとおりで、もっともだなと思っておりました。国のほうが平成19年1月26日にワクチンの承認ということで、やはりまだ日が浅いというところもありますので、そういった部分ではもちろん当市から必要だということの発信から始めていって、できるだけ早く実現可能になればいいかなということで、私も審査に継続的にかかわっていきたいと思っております。  以上です。 ◆松橋 委員 基本的には継続審査ということでお願いしたいと思いますけれども、これも助成する方向で緊急に協議をしていただきたいということです。  それからもう1つ、これは議会の問題ですけれども、請願・陳情の取り扱いとして、市に助成していただきたいというのはニュアンスが違うのかなと。この場合、国にも意見書を上げる必要があるのではないのかなというふうな気がするんです。市への場合であれば一般質問とか政策的なもので提言すればいいんであって、ここでの取り扱いは、いかにして国のほうに意見書を上げるかの審査になると思うんです。この趣旨からいけば、内容的に合うと思います。ですから先ほどの高齢者肺炎球菌ワクチンの問題も含めて、ぜひとも国のほうにも提出するような形の意見書としての内容を含めて継続的に審査したらどうかなというふうに思います。 ○田名部 委員長 他にありませんか。 ◆畑中 委員 これも先ほどの肺炎球菌と同じように、同じく3月に講演会が青森であって、これを聞いていたら、ワクチンの導入は100カ国と言われましたけれども、実は130カ国もあって、ほとんどが過去の病気となっているそうで、日本はワクチンの導入が随分おくれているというふうなことを埼玉医科大学の教授の方が言っていました。やっぱりおくれているんだなという感じです。そういうこともありまして、今、坂本美洋委員や松橋委員が言ったように、国のほうにも国策としてやってもらうようなことを上げるということも含めてやってもらえればなと思っていました。  大概がそうですから、継続審査ということでお願いします。 ○田名部 委員長 他にありませんか。 ◆伊藤 委員 寿命が全国でもワーストの中で、高齢者、それから乳幼児の対策の中で大事な対策だろうというふうに思います。一日も早くと思いますけれども、次回に向けて前向きに取り組むということで継続審査に賛成いたします。 ○田名部 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 ただいま坂本美洋委員、夏坂委員、三浦博司委員、松橋委員、畑中委員、伊藤委員から意見があったとおり、平成21年請願第2号を調査、検討の要ありとし、継続審査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御異議なしと認めます。  よって、本請願は継続審査と決しました。  ──────────────────────────────────────  3 平成21年陳情第1号 国外で作製された歯科医療用補綴物入れ歯等)の取り扱いに関する意見書採択を求める陳情 ○田名部 委員長 次に、平成21年陳情第1号国外で作製された歯科医療用補綴物――入れ歯等――の取り扱いに関する意見書採択を求める陳情を議題といたします。  本陳情は、継続審査となっておりましたが、改組があったことから、再度事務局から陳情の要旨について朗読させます。
    担当書記 それでは、朗読いたします。  番号、平成21年陳情第1号。受理年月日、平成21年2月20日。件名、国外で作製された歯科医療用補綴物――入れ歯等――の取り扱いに関する意見書採択を求める陳情。提出者、青森市松原一丁目2ー12、青森県保険医協会会長河原木俊光。  要旨、国民の健康を守る上で大切な口腔医療の現場において、通常、歯科医療用に供する補綴物――入れ歯等歯科技工物――等は、歯科医師または歯科医師の指示に従って歯科技工士が作製するとされていますが、近年、国外で作製された歯科医療用補綴物等が使用されているのにもかかわらず、歯科材料の性状等何ら検査も受けずに、雑貨物扱いで輸入されて患者に供されている事例が増加しています。  近年、国外からの輸入品にまつわる事件として、ギョーザの薬物混入、歯磨き粉による死亡事故、玩具からの有害塗料検出など健康被害の実例が相次ぎ、国民の安心安全が脅かされています。  こうした事態に対し、国は、歯科医師が国外で作製された歯科医療用補綴物を患者に供する場合は、十分な情報提供を行うよう指示しています。しかしながら、患者が安心して歯科医療を受けることができるようにするには、国外で作製された歯科補綴物等の品質や安全性確保に向けて一層踏み込んだ対策が急がれます。  よって、以下の陳情項目を採択いただき、地方自治法第99条の規定により、関係各省庁に意見書を提出いただきますよう要望いたします。 ・ 歯科補綴物等の輸入取り扱いに関する法整備を行うとともに、国外で作製された歯科補綴物等の品質や安全の確保のために、必要な措置を講ずること。  以上でございます。 ○田名部 委員長 本陳情の審査の参考に資するため、理事者から概要等について説明願います。 ◎佐藤 健康福祉政策課長 それでは、御説明いたします。  お手元の資料をごらんください。  まず、陳情書提出者の青森県保険医協会でございますが、昭和54年に開業保険医が中心となって設立された任意の団体で、保険医の経営と権利を守り、医療制度の改善を目的に結成されたものでございます。  同協会からの聞き取りによりますと、本年5月末現在で県内の医師・歯科医師1308名が入会。うち八戸市内では医師159名、歯科医師103名、合計262名が入会し、活動しております。  陳情の内容は、国が歯科補綴物――入れ歯等歯科技工物――等の輸入取り扱いに関する法整備を行うとともに、国外で作製された歯科補綴物等の品質や安全の確保のために必要な措置を講ずるよう求める意見書を関係各省庁に提出してくださいということでございます。  歯科補綴物とは、歯科治療の上では最後にかみ合わせをつくる金属、セラミック、レジン――高分子樹脂――等の人工の歯や入れ歯等を指すそうでございます。  資料の裏面をごらんください。  3の国のほうの通達でございますが、厚生労働省は平成17年9月8日、「国外で作成された補てつ物等の取り扱いについて」を各都道府県衛生主管部局長に通達しております。  通知の抜粋でございますが、歯科技工については、患者を治療する歯科医師の責任のもと、安全性等に十分配慮した上で実施されるものですが、国外で作製された補綴物等については、使用されている歯科材料の性状等が必ずしも明確でなく、また、我が国の有資格者による作製ではないことが考えられることから、補綴物等の品質の確保の観点から別添のような取り扱いとしますので、よろしく御了知願いますというものでございます。  別添の取り扱いの抜粋でございますが、国外で作製された補綴物等を病院または診療所の歯科医師が輸入し、患者に供する場合は、患者に対して特に以下の点についての十分な情報提供を行い、患者の理解と同意を得るとともに、良質かつ適切な歯科医療を行うよう努めることというものでございます。  以下の点は1から7まででございますが、当該補綴物等の設計、作製方法、使用材料、原材料等でございます。  4番目としまして、他の地方自治体における採択の状況はごらんのとおりでございます。平成21年5月末現在、採択した県内市町村は、青森市ほか14団体、県外の採択状況は13団体となっております。  以上でございます。 ○田名部 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 ちょっと教えていただきたいんですが、海外からの補綴物の輸入は、いつごろから、そして現在どのぐらい出回って私たちの治療に使われているものか、把握はされていますでしょうか。 ◎佐藤 健康福祉政策課長 私どものほうでは、使用実態というのは把握しておりませんけれども、この陳情書を提出した青森県保険医協会による、昨年の2月にみずからの歯科医の会員を対象としたアンケートがございます。445名の県内の歯科医にアンケートをとりまして、回収状況は102名からで、回収率は25.1%と低いものでございますけれども、主な質問についての結果でございます。  質問の1つ目としまして、これまで海外技工物の案内やチラシを見たことがあるかないか。あると回答された歯医者が4割、ないと回答された歯医者が6割となっております。それから質問の3番目としまして、これまで海外に技工物を依頼したことがあるか。これは、あると回答された方が約5%、ないと回答された方が約95%。それから質問の4番目としまして、今後の海外技工物の利用について、利用するつもりがあるまたは、条件が合えば利用すると回答された方が1割、残りの9割の方は利用するつもりはないという回答でございます。  以上でございます。 ○田名部 委員長 他にありませんか。 ◆畑中 委員 私が聞いたところ、今の輸入は中国からのものが大半で、食料と同じでとにかく安いのが1つのねらいで売り出しているということです。伊藤委員の答えになるかどうかわかりませんが、そういうのが多かったように聞いています。 ○田名部 委員長 他にありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御質疑なしと認めます。  これより意見を徴します。御意見ありませんか。 ◆坂本〔美〕 委員 今の説明を聞いても大変慎重にやらざるを得ないだろうと思っていますし、厚生労働省からの通達ももう既に出ているということです。アンケートの結果を見ても、25%ぐらいの回収率の中で5%の人ということで、数はうんと少ないとは思いますが、実際こういうことがあるということだから、前回は勉強するために継続審査でしたけれども、安全性をということであればここで採択というふうにしたいと思っています。 ○田名部 委員長 他にありませんか。 ◆三浦〔博〕 委員 坂本美洋委員の話を伺って、なるほど安全性という部分では採択して市として意思表示をするいうことが大切なのかなというふうに思っております。そういった意味では、私としては採択という形に賛成したいと思っています。 ○田名部 委員長 他にありませんか。 ◆松橋 委員 結論を言いますと、私もこの陳情を採択という方向でお願いしたいと。  というのは、いろいろ国外からの食品に関する問題が出ているのと同時に、国外から入ってくる製品に対しての安全性ということが懸念されていると思います。補綴物が雑貨扱いで、検査も通らないで入ってきているということ自体が異常で、そういう点でしっかりとした法整備がぜひ必要なんだと。いずれにしても安全安心を考えれば、これはしっかりとやっていただきたいということです。  それから先ほど説明がありましたように、県内の14市町村がもう既に採択しているということからしても、採択するべきだというふうに思います。  以上です。 ○田名部 委員長 他にありませんか。 ◆畑中 委員 採択でお願いします。 ○田名部 委員長 他にありませんか。 ◆伊藤 委員 採択でお願いいたします。  我々がとても大事な歯の治療を受けるときに、自分で選択できない状態でそれが使われているとなると本当に心配です。食べ物の場合だと、もう何々産は買わないとかという選択ができるんだけれども。ですからこういう危険物ということについては、即、対応していただきたいというふうに思います。 ○田名部 委員長 他にありませんか。 ◆夏坂 委員 なかなか実態が見えにくい部分があるんですが、この意見書を採択することによって、また見えてくることもあるのかなと思います。そういう意味では採択ということでお願いしたいと思います。 ○田名部 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 ただいま坂本美洋委員、三浦博司委員、松橋委員、畑中委員、伊藤委員、夏坂委員から意見があったとおり、平成21年陳情第1号を趣旨了とし、採択することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御異議なしと認めます。  よって、本陳情は採択と決しました。  以上で当委員会に付託されました議案等の審査はすべて終了いたしました。  なお、報告内容については委員長に一任願います。  ここで理事者の方は退席されて結構であります。  御苦労さまでした。  〔理事者退席〕  ────────────────────────────────────── ● 閉会中の継続調査について ○田名部 委員長 改めて、閉会中の継続調査について委員の皆様にお諮りしたいと思います。  この件については、担当書記から説明させます。 ◎担当書記 委員会の閉会中の継続調査について御説明いたします。  委員会は、議会の会期中のみ活動するのが原則でありまして、閉会中の委員会活動、この中には委員会視察等の委員派遣も含むものでありますが、これを行うためには本会議において閉会中の継続調査の議決が必要となります。  今定例会においては、当委員会の改組が行われましたことから、改めて閉会中の継続審査の申し出を議長に対して行い、最終日の本会議で議決を得ることとなります。  なお、当委員会からの議長への申し出については、お手元に配付の内容のとおりと考えているものであります。  よろしくお願いいたします。 ○田名部 委員長 それでは、お諮りいたします。  民生常任委員会の閉会中の継続調査については、お手元に配付のとおり議長に申し出したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御異議なしと認めます。  よって、当委員会の閉会中の継続調査については別紙のとおり申し出することに決しました。  ────────────────────────────────────── ● 委員派遣について ○田名部 委員長 次に、委員派遣についてお諮りいたします。  当委員会の視察についてでありますが、7月8日水曜日から10日金曜日までの3日間の日程で実施したいと考えております。  なお、視察先につきましては委員長に一任願います。  また、視察を実施するに当たり、議長に対し委員派遣承認要求を行うこととし、諸般の手続につきましては委員長に一任願いたいと思います。  これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○田名部 委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。  ────────────────────────────────────── ○田名部 委員長 これで民生常任委員会を閉じます。   午前11時08分 閉会...