鹿角市議会 > 2011-02-28 >
平成23年第2回定例会(第1号 2月28日)

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  1. 鹿角市議会 2011-02-28
    平成23年第2回定例会(第1号 2月28日)


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    平成23年第2回定例会(第1号 2月28日)     平成23年2月28日(月)午前10時開会   開会   開議   議長報告  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 市長施政方針及び行政報告  第4 議案の上程      議案第3号及び議案第4号       説明、質疑、討論、採決      議案第5号から議案第51号まで       説明   散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 会議録署名議員の指名   2 会期の決定   3 市長施政方針及び行政報告   4 議案の上程
         議案第 3号 専決処分の承認を求めることについて             (平成22年度鹿角市一般会計補正予算(第8号))      議案第 4号 鹿角市生活改善センター等条例の廃止について      議案第 5号 財産の処分について      議案第 6号 財産の処分について      議案第 7号 財産の処分について      議案第 8号 指定管理者の指定について             (鹿角市東山デイサービスセンター)      議案第 9号 指定管理者の指定について             (鹿角市商工業振興センター)      議案第10号 指定管理者の指定について             (鹿角観光ふるさと館)      議案第11号 指定管理者の指定について             (鹿角市八幡平ふれあいやすらぎ温泉センター)      議案第12号 指定管理者の指定について             (鹿角市八幡平地域連携営農推進団地)      議案第13号 指定管理者の指定について             (鹿角市柴平地域活動センター)      議案第14号 指定管理者の指定について             (鹿角市下川原地域活動センター)      議案第15号 指定管理者の指定について             (鹿角市川島牧野ほか3施設)      議案第16号 指定管理者の指定について             (鹿角市畜産総合振興団地)      議案第17号 指定管理者の指定について             (鹿角市下川原市民農園)      議案第18号 指定管理者の指定について             (鹿角市山根農村公園)      議案第19号 指定管理者の指定について             (鹿角市大地平農村公園)      議案第20号 指定管理者の指定について             (鹿角市下川原農村公園)      議案第21号 市道路線の認定について      議案第22号 鹿角市下水道事業特別会計への繰入れについて      議案第23号 鹿角市農業集落排水事業特別会計への繰入れについて      議案第24号 鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れについて      議案第25号 秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について      議案第26号 鹿角市地上デジタル放送受信施設条例の制定について      議案第27号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について      議案第28号 固定資産評価審査委員会条例の一部改正について      議案第29号 鹿角市犯罪被害者等支援条例の制定について      議案第30号 鹿角市国民健康保険税条例の一部改正について      議案第31号 鹿角市簡易水道条例の一部改正について      議案第32号 鹿角市道路占用料徴収条例の一部改正について      議案第33号 鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について      議案第34号 鹿角市消防団員の定員、任免、報酬等に関する条例の一部改正             について      議案第35号 平成22年度鹿角市一般会計補正予算(第9号)      議案第36号 平成22年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4             号)      議案第37号 平成22年度鹿角市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号             )      議案第38号 平成22年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)      議案第39号 平成22年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第3号)      議案第40号 平成22年度鹿角市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2             号)      議案第41号 平成22年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)      議案第42号 平成22年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第4号)      議案第43号 平成23年度鹿角市一般会計予算      議案第44号 平成23年度鹿角市国民健康保険事業特別会計予算      議案第45号 平成23年度鹿角市後期高齢者医療特別会計予算      議案第46号 平成23年度鹿角市介護保険事業特別会計予算      議案第47号 平成23年度鹿角市下水道事業特別会計予算      議案第48号 平成23年度鹿角市農業集落排水事業特別会計予算      議案第49号 平成23年度鹿角市簡易水道事業特別会計予算      議案第50号 平成23年度鹿角市大湯財産区特別会計予算      議案第51号 平成23年度鹿角市上水道事業会計予算 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(19名)        1番  遠 藤 浩 二 君     2番  兎 澤 祐 一 君        3番  栗 山 尚 記 君     4番  田 口   裕 君        5番  和井内 貞 光 君     6番  児 玉 政 明 君        7番  倉 岡   誠 君     8番  吉 村 ア イ 君        9番  栁 舘 一 郎 君    10番  阿 部 博 文 君       11番  浅 石 昌 敏 君    12番  髙 杉 正 美 君       13番  宮 野 和 秀 君    15番  黒 澤 一 夫 君       16番  中 西 日出男 君    17番  阿 部 佐太郎 君       18番  田 村 富 男 君    19番  米 田 健 一 君       20番  大 里 恭 司 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(1名)       14番  福 島 壽 榮 君 ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君  教育委員長     安 倍 良 行 君    教育長       吉 成 博 雄 君  総務部長      木 村 忠 好 君    市民部長      佐々木 忠 臣 君  産業部長      畠 山 義 孝 君    建設部長      岩 根   務 君  教育部長      青 山 武 夫 君    会計管理者     栁 舘 ハツヨ 君  総務部次長     安 保 一 雄 君    国体・インカレ事務局長                                   髙 杉 恭 二 君  総務部付次長待遇  奈 良 俊 幸 君    市民部次長     菅 原   勤 君  教育次長      青 澤 敏 博 君    総務課長      児 玉   晃 君  農業委員会事務局長 畠 山 行 雄 君    財務課長      阿 部   薫 君  監査委員事務局長  今 泉   修 君    選挙管理委員会事務局長                                   熊 谷 純 二 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      工 藤 勝 康 君    主幹        金 澤   修 君  主査        成 田 真 紀 君    主任        田 原 智 明 君
         午前10時00分 開会 ○議長(黒澤一夫君) ただいまから平成23年第2回鹿角市議会定例会を開会いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     開議 ○議長(黒澤一夫君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付いたしております議事日程第1号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(黒澤一夫君) これより議長報告をいたします。  初めに、監査委員より地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査書が提出されております。  次に、2月21日までに受理いたしました請願・陳情につきましては、別紙、請願・陳情一覧表のとおりであります。  次に、平成22年12月16日から平成23年2月27日までの議会閉会中における会議開催状況及び出席者につきましては、別紙のとおりであります。  以上で議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(黒澤一夫君) 次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により11番浅石昌敏君、12番髙杉正美君を指名いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 会期の決定 ○議長(黒澤一夫君) 次に、日程第2、会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期については、お配りしております会期議事日程表のとおり、本日から3月18日までの19日間と決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日から3月18日までの19日間に決定いたしました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第3 市長施政方針及び行政報告 ○議長(黒澤一夫君) 次に、日程第3、市長の施政方針及び行政報告を受けます。市長。     (市長 児玉 一君 登壇) ○市長(児玉 一君) おはようございます。  平成23年第2回鹿角市議会定例会の開会に当たり、予算案及び諸議案の提案に先立ち、市政運営に当たって、私の所信及び主要施策の概要を申し上げます。  まずもって、さきに開催されました「あきた鹿角国体」、「第84回全日本学生スキー選手権大会」が、市民並びに関係団体、議員の皆様のご協力により、両大会とも成功裏に終えることができましたことに対し、心から感謝とお礼を申し上げます。  大会期間中は好天に恵まれ、休日も重なったことから、連日多くの市民、観客で賑わい、特に、地元選手の優勝など県勢の活躍で大いに盛り上がりました。  両大会の連続開催に当たりましては、短い準備期間の中で、さまざまな課題もありましたが、心配された競技役員の確保については、市内企業や地元高校からの支援のほか、歓迎接待や競技運営などに携わるボランティア「国体・インカレサポーター」として延べ317人のご協力をいただき、万全の状態で競技を実施することができました。  また、十和田八幡平観光物産協会やかづの商工会、かづの農協、鹿角果樹協会等のご協力により、きりたんぽ鍋や豚汁、かづのりんごやジュースに加え、売り出し中のかづの蕎麦と淡雪こまちを提供し、全国から訪れた選手・役員団にご好評をいただいており、本市特産品等のPRにも一役買ったものと考えております。  今後とも、「スキーのまち鹿角」として、さまざまな競技会を積極的に開催しながら、鹿角らしさ、鹿角のすばらしさを全国に発信してまいりたいと考えておりますので、一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。  次に、所信及び主要施策についてでありますが、我が国の景気に関しては、一部に持ち直しに向けた動きが見られると言われているものの、緩やかなデフレ状態が続き、失業率が高水準にあるなど、依然として厳しい状況が続いております。  こうした中、本市では、第5次鹿角市総合計画の最終年である平成22年度の予算を「地域活力創造予算」と位置づけ、市営住宅の建設、花輪定期市場の改築といった「中心市街地対策の充実」や、待機児童ゼロの実現、第2子以降の出産祝い金制度の創設等の「保育サービスと子育て支援の充実」など、行政評価制度に基づく重点方針11項目を中心に取り組んでまいりました。  また、平成21年度の国の数次にわたる臨時交付金制度を活用した地域活性化対策の展開や市単独事業の前倒し実施など、積極的に予算措置を講じながら、地域経済の活性化や市民生活の安全・安心の確保に努め、元気な鹿角づくりを進めてまいりました。  平成23年度は、第6次鹿角市総合計画のスタートの年であります。  新たな総合計画の基本構想では、「共動のまちづくり」を基本理念に据えるとともに、「笑顔がつながり活力を生むまち・鹿角」を将来都市像として掲げております。行政のみならず、市民や事業者、各種団体など、地域のさまざまなつながりによって「地域力」や「産業力」を創出し、鹿角全体に活力を呼び起こすことで、笑顔あふれる市民生活の実現を目指すものであります。  第6次鹿角市総合計画には、五つの基本目標と12の施策大綱を掲げております。この実現に向けた具体的な手だてとして、平成23年度から27年度までを計画期間とする「前期基本計画」を策定したところであります。  この前期基本計画には、新たな構成として「五つの重点プロジェクト」を設定し、これまでの第5次総合計画の評価結果を踏まえ、これから5年間で戦略的に、重点的に進める内容をプロジェクトとしてまとめております。  重点プロジェクトを順に申し上げますと、一つ目の「産業ブランドアッププロジェクト」では、北限のももや淡雪こまちなどの生産拡大に加え、加工、流通販売に至るまでのいわゆる「6次産業化」への取り組みや、農商工観の連携による新たな付加価値づくりを図るなど、確かな「産業力」の創造と、雇用の確保はもとより、生活の基盤となる所得の向上を目指すものであります。  二つ目の「子どもの笑顔きらめきプロジェクト」では、子供を安心して産み育てられる環境づくりや、子供たちが健やかに育つ環境づくりに重点を置いて取り組みます。合計特殊出生率の高さなど、本市の強みである子育て支援施策を一層充実させてまいります。  三つ目の「健康生き生き長寿社会プロジェクト」では、高齢者の皆さんが住みなれた鹿角の地で自立し、元気に活躍され、健康ではつらつと暮らせる環境づくりを目指します。一方、地域全体では、ボランティア活動などを活性化させ、地域で支える福祉の体制を整えるとともに、介護が必要になった場合においても万全な対応ができるよう介護サービスの充実・強化を図ります。  四つ目の「まちなか賑わい創出プロジェクト」では、(仮称)学習文化交流施設の整備に着手いたします。同時に地元商店街等との有機的なアクセスを図るなど、中心市街地における交流の促進と賑わいの創出に取り組むほか、市営住宅の建設や鹿角花輪駅周辺整備といった都市基盤の整備を進め、快適で魅力あるまちづくりを進めます。  五つ目の「地域コミュニティ活力再生プロジェクト」では、人口減少や高齢化が進む中で、地域コミュニティのつながりを深めることにより、地域に活力をもたらし、住みよい社会の実現を目指します。そのため、自治会活動や農村環境の保全に向けた共同作業に対する支援を強化し、元気で暮らしやすい地域づくりを進めます。  この五つの重点プロジェクトは、庁内各課の横断的な取り組みはもとより、市民や各種団体等とのつながり、すなわち、共動の意識を高めることで課題解決に積極的に立ち向かおうという強い姿勢をあらわすもので、とりわけスピード感を持って臨んでまいります。  国の平成23年度予算案は、平成22年度当初予算における水準が維持され、歳入においては、租税等は回復を見込むものの、その他の収入が落ち込み、新規国債発行額は過去最大であった昨年度と同規模となっております。  地方財政全体については、地方財政収支見通しにおいて、地方税及び地方譲与税の増、地方交付税においても国税5税の回復により増加となりますが、臨時財政対策債の減少により、実質的な交付税額では減少するものとしております。  歳出においては、扶助費等の社会保障経費が年々増大する中で、給与関係、投資的経費が昨年度以上に厳しく抑制されております。  こうした財政状況を踏まえ、本市の平成23年度予算編成に当たりましては、地域活性化戦略予算と位置づけ、「笑顔がつながり活力を生むまち・鹿角」の実現に向けて着実な一歩を踏み出せるよう、前期基本計画における五つの重点プロジェクトを推進するための予算配分を行い、一般会計は、172億5,068万4,000円、対前年度比7.3%増の予算規模となりました。また、上水道事業会計を除く特別会計予算の総額は、96億4,927万5,000円となっております。  以下、平成23年度の主要施策について、総合計画の体系に沿い、その概要を申し上げます。  初めに、基本目標1の「活力や賑わいを生むまちづくり」についてでありますが、産業の振興と雇用の創出に向けた取り組みを進めるため、農林業の振興では、生産組織体制の強化や農業基盤整備を推進して生産性を高め、自給率の向上と農業所得の向上を目指してまいります。  農業者戸別所得補償制度の本格実施を迎え、米に加え畑作物が新たに対象となりますが、反収増や品質向上に向けた農業者の努力が反映されるよう、数量払いと面積払いが併用され、さらに規模拡大加算や再生利用加算などの措置が講じられることから、万全な制度の周知に努めてまいります。  一方、生産調整は一層強められますが、こうした中においても、水田機能のフル活用と耕作放棄地解消への積極的な取り組みは、地域資源を生かし、所得を得るための戦略として、引き続き「そばの里」プロジェクト推進事業を重点的に進めてまいります。  また、生産拡大に向けた農業法人や集落営農組織等による農業機械の導入支援を続けるとともに、生産者や地元飲食店等と連携をとりながら鹿角産そばのPRを行い、地産地消に向けた取り組みも進めてまいります。  野菜や果樹等については、国や県の補助制度を積極的に活用しながら、収益性の高い作物や高齢化に対応した省力型の作物の普及を図るとともに、特に、「かづの北限のもも」については、面積の拡大に努めるほか、品質の高い、すぐれた産地形成を図ってまいります。  畜産については、かづの牛の生産振興策として、新たに「肥育用子牛購入支援制度」を創設し、かづの短角種の増頭を目指すとともに、肉用牛担い手育成施設のさらなる活用を図ってまいります。  担い手対策については、若手農業者の確保を図るため、これまでの就農研修支援に加え、就農後の営農経費を支援する「新規就農者営農奨励制度」を創設するほか、これまでに設立された20の集落営農組織に対するフォローアップや、集落営農組織の新規設立、認定農業者や新規就農者の育成支援に積極的に取り組んでまいります。  農地、農業用施設の整備につきましては、高屋地区での県営ほ場整備事業、松館地区での県営ため池等整備事業、高清水地区での県営公害防除特別土地改良事業が進められることとなっております。  また、新たに農村集落活動の活性化や農村環境の保全と機能向上を目的とする「ふるさと鹿角農村環境保全活動支援事業」をスタートさせ、活力ある元気な地域づくりに努めてまいります。  林業振興では、森林整備地域活動交付金や県水と緑の森づくり税を活用しながら、除間伐の促進や広葉樹林の再生を継続するとともに、「鹿角市秋田スギ利用促進事業」により、住宅の新築や増改築、リフォームに当たっての構造材・内装材として地元産材の有効活用を進めてまいります。  商工業の振興では、中小企業振興資金の保証料の助成を引き続き行い、中小企業者の資金調達の円滑化と経営の安定確保に努めてまいります。  また、製造業分野においては、産学官連携や企業間による共同開発を促進し、各企業の枠を超えた一体的なものづくり体制の確立を図るとともに、展示会・商談会などへの積極的な参加を支援し、販路と受注の拡大を促進してまいります。さらには、市内企業の重要課題とされている人材の確保を支援し、足腰の強い企業の育成に取り組んでまいります。  商業振興については、中心市街地における都市機能の充実や、賑わい創出につながる意欲的な事業展開により商店街来訪者の増加を図るため、イベント開催や空き店舗利活用の支援を拡充し、中心市街地の空洞化対策を強化するほか、歴史あるこもせを生かしたまちづくりと賑わいのある商店街の再生を支援してまいります。  雇用対策については、管内の有効求人倍率が回復の傾向を示していますが、決して十分な水準とはいえず、さらなる改善が求められていることから、国の緊急雇用対策の活用を図るほか、新規学卒者の積極的な採用を行う企業への助成制度を新たに設置し、さらには、県や公共職業安定所などとも連携を図りながら雇用環境の安定に努めてまいります。  また、雇用の創出につながる企業進出を促進するため、企業の立地に関する情報収集と、すぐれた立地条件及び支援制度のPRを強化するとともに、市内企業による事業の高度化への支援を継続し、内発的な産業の拡大を促進してまいります。  ブランドアップ戦略の推進については、新たに策定した「鹿角ブランドアップ戦略」に基づき、「農商工観の連携」を核とした産業の創出に取り組み、ブランドアップ推進の中核を担う組織体制を構築します。地域の人材の育成や新たな商品開発において、一貫性のある支援体制づくりと分野を超えた人材のマッチングを進め、市民や企業がさまざまな事業に積極的に取り組むことができる環境を整備するとともに、新しい商品を研究・開発に対する助成制度を創設し、地域のすぐれた資源と人材を最大限に生かして地域活性化を図ってまいります。  観光振興では、JR花輪線が全線開通80周年を迎えることから、JR東日本や花輪線利用促進協議会に参加している沿線市町村と連動した記念事業を展開することとし、JR花輪線を利用したツアーを企画するほか、鹿角花輪駅でイベントを開催するなど、本市への誘客とともに、JR花輪線への関心を高め、今後の利用促進につなげてまいります。  また、本市の歴史・文化、食、風土を生かした、まち歩き観光を推進するため、花輪地区を対象としたモデル事業を実施することとしており、古地図を含めた案内板の設置や「屋台村」、「軽トラ市」、「食べ歩きチケット」などの事業を試験的に実施いたします。  取り組みに当たっては、まち歩き観光を牽引する人材として、新たに地域おこし協力隊員を受け入れ、都市から見た目線での魅力発見や、市民の参画や関係機関との連携を図りながら、地元の方々が自信を持って歓迎できる体制を構築し、観光客が地元の方々と触れ合いながら街中を回遊するなど、街全体がまるごと観光地となることを目指してまいります。  冬季誘客については、新たに鹿角deウィンターアクティビティプログラムを展開することとしており、スキー場を活用した観光体験メニューの提供のほか、本市が特区認定を受けて取り組んできた「どぶろく」を提供できる予定であり、果実酒については、新たにワインづくりに向けたブドウの実証栽培に取り組んでまいります。  観光宣伝については、ふるさと祭り東京への参加や、十和田八幡平黄金歴史街道観光キャンペーンを継続して実施するほか、平成24年4月より開催される、いわてデスティネーションキャンペーンへとつなげる推進協議会への参加など、全国的な大型キャンペーンを活用しながら、本市のPR、認知度向上を目指してまいります。  広域的な観光連携については、盛岡・八幡平広域観光推進協議会事業を中心に、十和田八幡平地域の観光振興の取り組みを進めてまいりますが、本市と岩手県内の温泉郷が連動した、湯めぐり温泉連泊事業や旅行事業者を対象としたモニターツアー、情報発信事業を本年度に引き続き実施してまいります。  交流居住の推進については、昨年4月にオープンした「中滝ふるさと学舎」を拠点として、自然、農業、食の体験など、交流体験メニューの提供や都市の青年層をターゲットとしたワーキングホリデーの実施、都市農村交流事業など、地域との連携とともに、昨年着任した地域おこし協力隊員を生かしながら、本市ならではのふるさとライフを提供してまいります。  また、本市が認定を受けている森林セラピー基地については、より質の高いサービスの提供による企業利用の促進など、「森と水の癒し里かづの」としてのブランド確立を目指してまいります。  次に、基本目標2の「誰もが生き生きと暮らせるまちづくり」についてでありますが、子育て支援では、市内8カ所目となる放課後児童クラブを新たに平元小学校に開設するほか、認定こども園の整備に向けた取り組みを進めながら、多様なニーズに対応した保育サービスの提供を継続することで、より一層安心して子育てができる環境を整備してまいります。  また、新たに、子供の発育や子育ての不安解消を目的として、生後4カ月までの子供を持つすべての家庭を訪問する「こんにちは赤ちゃん事業」を実施するほか、虫歯予防の推進のため、2歳児の歯科健診時にフッ素塗布を取り入れるなど、子供たちが健やかに成長できるよう、関係機関と連携しながら子育て支援に取り組んでまいります。  高齢者福祉では、これまでの緊急通報システムの設置に加えて、救急医療情報の把握や火災警報器設置への支援を進め、高齢者のより安全で安心な生活を確保してまいります。  また、地域で気軽に交流を楽しめる場所づくりを進めるなど、高齢者が地域で生き生きと生活することができる環境を整えるとともに、新たな小規模老人保健施設やグループホームを整備し、施設入所待機者の解消と介護サービスの充実を図ってまいります。  健康増進については、ウォーキングやラジオ体操といった身近な運動の効果的な実施について普及を進め、健康づくり事業への参加者や各種検診を受けた市民に対し、市内で流通している「ハミングカード」や「コナンカード」に健康ポイントを付与するなど、自主的な健康管理への意識づけを図り、高齢になっても健やかに過ごせるよう、市民の健康づくりを支援してまいります。  医療体制については、本市の喫緊の課題である医師確保に向けて、引き続き要望活動や岩手医科大学への寄附講座による地域医療連携に取り組み、市内に開業を希望する医師への開業資金の支援等を実施してまいります。  また、昨年開院したかづの厚生病院を中核として、地域の医療機関の連携を強化することにより、必要な時に安心して医療が受けられる体制の確保に努めてまいります。  次に、基本目標3の「安心して住み続けられるまちづくり」についてでありますが、交通基盤の整備については、(仮称)学習文化交流施設へのアクセス道路の確保と中心市街地の活性化に向けて組合病院1号線の整備に着手するほか、都市計画街路久保田古舘線整備の採択を目指した予備設計と協議を実施し、利便性が高く地域内の交流を円滑にする道路の整備を進めてまいります。  また、道路橋の予防保全を計画的に実施し、修繕や架け替えの費用を縮減するために、今年度策定した「道路橋長寿命化修繕計画」に基づき、平成24年度からの工事着手に向けて詳細設計を行い、早期に計画が終了するよう努めてまいります。  住環境の整備では、花輪駅西住宅建設事業において、鉄筋コンクリート造り6階建て住宅2棟、34戸の建設工事に着手することとしており、建設に当たっては、オール電化方式を採用するなど、居住者が安全で安心して過ごせるよう整備を進めてまいります。  また、個人住宅の増改築工事費用やリフォーム工事費用の一部を助成する制度を設け、市民の居住環境の質の向上及び市内経済の活性化に努めてまいります。  公園の整備では、遊具やフェンスなどの公園施設の老朽化に対する安全対策の強化及びライフサイクルコスト縮減のため、今年度策定の「公園施設長寿命化計画」に基づき、公園施設の適切な修繕、改築を進め、安全で快適な公園整備に努めてまいります。  地域情報化については、今年度市内全域において整備が完了したブロードバンドを活用し、中滝ふるさと学舎及びあんとらあへの無線LANアクセスポイントの整備や、電子申請システムの運用など、利便性の高い行政情報サービスを提供しながら、市民の情報サービスの利活用を推進してまいります。  環境については、低炭素社会への転換を目指して今年度策定を進めている「新エネルギービジョン」に基づき、太陽光パネルの設置に対する補助制度を新設するほか、公共施設へのクリーンエネルギー設備の積極的な導入など、地域内にあるクリーンエネルギーの利活用を推進してまいります。  また、市民が健康的で安全かつ快適な生活を送り、次世代に美しい環境を引き継ぐことができるよう、鹿角市環境基本計画に基づき、自然環境保全やごみの減量化等の取り組みを継続し、循環型社会を構築してまいります。  防災対策については、高齢者や障害者などの災害時要援護者に関する情報の整備を進め、防災・避難支援体制を確立するとともに、防災情報等を一斉に伝達できる情報発信システムを整備し、市民の生命と財産を守ります。  次に、基本目標4の「豊かな心と文化を育むまちづくり」についてでありますが、(仮称)学習文化交流施設整備事業では、平成27年度の開館を目指し、これまでに策定した基本計画や市民参加方のワークショップを踏まえ、新年度からは施設を具体化するための基本設計を実施し、本格的に施設整備に着手してまいります。  また、設計期間中におきましても市民の皆様が参画できる機会を設け、できるだけ多くの意見を基本設計に反映させながら、よりよい施設になるよう事業を進めてまいります。  次に、基本目標5の「参加と連携を促進するまちづくり」についてでありますが、自立したコミュニティの形成とパートナーシップの構築については、「共動」の理念のもと、各地区の市民センターは、地域コミュニティの拠点施設として、各地域づくり協議会等により市民主体の自主的な運営が行われており、指定管理5年間の4年目として、折り返しを過ぎております。  新年度では、より自立した体制のもとで運営を進めることができるよう、4地区の地域アドバイザーにかえて、総括的な役割を持つアドバイザーを配置します。  また、各協議会においては、職員を1名ずつ増員することとし、地域や市民の多様なニーズにこたえ、地域を支える組織として、運営体制を強化することでより一層の市民サービスの向上を図るとともに、地域が主体性を持って進める地域づくりを支援してまいります。  集落支援事業については、少子高齢化、人口減少が進行する中で、いかに集落の維持・活性化を図っていくかを見出す必要があるため、秋田看護福祉大学との連携により集落の実態調査を行うこととし、住民参加型のワークショップの開催などを通して、潜在的な地域力の発掘や地域における新しい価値の創出など、集落再生の糸口を見出してまいりたいと考えております。  老朽化が進んでいる市民センター施設の耐震補強工事については、耐震診断結果を踏まえて、十和田市民センターの体育場改築と大湯地区市民センターの耐震補強を行うこととし、十和田市民センター体育場は、年度内に地域のスポーツ拠点として、バスケットボールやバレーボールなど各種競技に対応できる新体育場を改築いたします。また、大湯地区市民センターは、管理棟と体育館棟の耐震補強工事を実施するほか、老朽化した部分の更新とあわせ、利便性を高めるため改修工事を実施し、これまで以上に市民が利用しやすく、安全・安心な施設を目指します。
     以上、平成23年度の市政運営に対する私の所信を申し上げました。  次に、諸般の報告について申し上げます。  ことしの大雪についてでありますが、大晦日から元日にかけての大雪では、市内各所で雪の重みによる倒木や断線が相次ぎ、通行止めや停電の被害が発生したため、市では、自治会長等を通じて、停電となった集落の安否確認を行い、停電が長期化した場合に備えてストーブの手配等を行っておりましたが、幸い、元旦の夕方までには全ての地区で停電が復旧いたしました。  また、その後も断続的な降雪に見舞われたため、雪害防止の啓発広報を行いましたが、1月18日には、鹿角アメダスの積雪深が警戒対策の目安を超え74センチに達したことから、鹿角市雪害警戒対策室を設置し、介護事業所や民生委員を通じて高齢者世帯等の見守りを再度お願いするなど、雪害予防に努めております。  降雪経費につきましては、例年に比べて億単位での大幅増となっており、これに関連して特別交付税の増額交付などを国に対し要望しているところであります。  2月28日現在の被害状況につきましては、除雪作業中の事故による死者が1人、重傷者が7人、倒木や雪の重みによる住家の一部損壊が3棟、積雪によるパイプハウスや畜舎の損壊では31棟が被害を受けるなど、全体の被害額は判明しているだけで約1,448万4,000円となっております。  次に、民生関係についてでありますが、自治会との共動につきましては、昨年度からスタートしました、私と自治会との座談会「おらほの自治会」は、年度内に目標とする50自治会を達成し、平成21年度と22年度で合わせて81自治会と直接対話を行ってまいりました。  私が地域住民と直接対話を行うことで、地域課題の解決につながるよう努めており、出された要望については、「できることはすぐ対応する」姿勢で臨んでおります。  また、意見や提言については、可能な範囲で平成23年度以降の事業に反映させてまいります。新年度は、50自治会を目標に地域との直接対話を進めてまいります。  次に、児童福祉関係についてでありますが、平成23年度の保育園入園承諾状況につきましては、1,085人の申込者全員について入園承諾書を発送しており、昨年に引き続き年度当初での待機児童の解消が図られる見込みとなっております。  なお、入園児童数が減少している米代保育園については、休園の可能性も危惧いたしましたが、一定の園児数が確保できる見込みとなり、平成23年度については継続運営する方針を保護者、周辺自治会に説明しております。  次に、観光関係についてでありますが、平成22年1月から12月までの観光客入り込み数につきましては、約213万人で、前年比1.5%の減少となっております。大雨などの気象条件による影響も大きかったと考えられますが、依然として回復傾向が見られない状況となっております。  宿泊者数については、前年並みの約27万人となっておりますが、外国人宿泊者数では、アイリス効果が見られた韓国からの宿泊者が前年より約1,400名の増加となったものの、台湾や香港の減少が大きく影響し、全体では前年比21%の減少と大幅に減少しております。  教育旅行については、前年比28%の増加となり、今後も受入数の伸びが期待されますが、全体としては、依然厳しい状況にあると認識しております。昨年12月に全線開業となった東北新幹線や大館能代空港の大阪便休止といった、高速交通体系の変化による影響も注視しながら、誘客に努めてまいります。  次に、商工関係についてでありますが、かづの商工会が発行しております「あきた鹿角国体・インカレ応援商品券」については、発行総額、額面で2億2,000万円分を完売し、2月25日現在で1億8,711万1,000円、85.05%の換金率となっております。  今回は、売り上げの一部を来市された選手団、役員、観覧者の方々へ還元する取り組みが行われ、市内で利用可能なウエルカムマネーを発行し、歓迎ムードを盛り上げました。来市された大会関係者へのサービスの向上に貢献するとともに、大会開催による経済効果をさらに高めることができたものと認識しております。  次に、教育関係についてでありますが、十和田小学校山根分校につきましては、明治16年6月に毛馬内小学校高清水分校・芦名沢分校として開校し、明治36年に現在地に移転しております。開校以来128年間、地域の方々に親しまれ、多くの児童を送り出してきましたが、今年度を限りに本校への統合の運びとなり、来る3月19日に閉校式を行うこととなりました。このたびの統合にご理解をいただきました保護者や関係各位に改めて感謝申し上げます。  次に、本定例会に提案する補正予算の概要についてでありますが、一般会計では、各種事業費の精算見込みに基づく歳入歳出予算の調整を中心に編成しております。また、新年度当初から業務を円滑に進めるために必要な施設管理委託料などについて、債務負担行為を設定しております。  その結果、補正額は9,220万6,000円の減額、補正後の予算総額は172億1,028万円となりました。  特別会計及び上水道事業会計では、精算見込みに基づく歳入歳出予算の調整を中心にそれぞれ補正しております。  本定例会には、専決処分の承認案件1件、財産の処分案件3件、指定管理者の指定案件13件、市道案件1件、特別会計への繰り入れ案件3件、一部事務組合規約の変更に係る協議案件1件、条例案件10件、補正予算案件8件、当初予算案件9件、合わせて49件のご審議をお願いいたしております。  詳細につきましては、それぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いいたします。     (市長 児玉 一君 降壇) ○議長(黒澤一夫君) 市長の施政方針及び行政報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第4 教育委員長教育方針 ○議長(黒澤一夫君) 次に、日程第4、教育委員長の教育方針を受けます。  教育委員長。     (教育委員長 安倍良行君 登壇) ○教育委員長(安倍良行君) おはようございます。  本日、平成23年第2回鹿角市議会定例会の開会に当たり、これまでの教育行政に対する皆様の温かいご指導、ご支援に深く感謝申し上げます。  現在、我が国ではさまざまな分野でかつてない変革の時を迎えております。教育においても、社会の移り変わりに対応することはもちろんのこと、時代を通じて変わらない不易の部分も大切にすることが求められており、教育行政の果たす役割はますます重要となっております。  市教育委員会といたしましては、何よりも鹿角の地域に根差した教育を展開していくことを基本に据え、子供が輝く学校教育の推進、地域をつくる生涯学習の推進、生きがいと活力を生み出すスポーツの推進を三つの柱に、「豊かな心と文化を育むまちづくり」の実現を目指し、これまで以上に体制の充実を図り、自主・自立性を発揮し、より高い使命感をもって責任を果たしてまいります。  平成23年度においては、本市の教育目標を「心豊かで たくましく 郷土を愛し その発展に尽くす市民をはぐくむ教育を進める」と掲げ、教育方針について、その基本的な考え方と主要な施策についてご説明申し上げます。  学校教育の充実につきましては、基本方針として、「幼児・児童・生徒一人一人の個性と能力を伸ばし、心豊かで自主・自立の態度をはぐくむ学校教育の充実を図る」を掲げ、みずからの志や実現に向かって積極的に、しかも粘り強く努力し続ける子供の育成を目指して、次の重点目標を定め施策を講じてまいります。  なお、重点目標につきましては、平成23年度から32年度までの10年間の本市教育の指針となる「鹿角市学校教育振興基本計画」との整合性を図るため、内容の大幅な見直しをしております。  初めに、「確かな学力の向上と、社会の中でたくましく生き抜く力の育成」についてでありますが、これまでどおり基礎学力の定着に全力を尽くすことはもちろん、本市の子供たちの課題である読解力や応用的な学力の向上を目指します。また、いじめ・不登校問題の根絶に向けた取り組みを強化するとともに、健康教育や食育の推進、ふるさと教育の一層の充実を図るなど、心の教育の充実に努めてまいります。さらに、国際理解やコミュニケーション能力を養う外国語活動への支援、「夢の教室」開催による夢をはぐくむ教育、発達段階に応じたキャリア教育の推進等に積極的に取り組んでまいります。  次に、「児童生徒、保護者及び家庭から信頼され、地域の元気の源となる学校の創造」については、学校の果たすべき役割は時代と共に変遷しており、変化の激しい社会を生き抜き、本市の将来を担う人材を育成するために、学校や教師が保護者や地域から信頼され、互いに手を携えて教育を行うことが必要です。そのために、学校評価制度の効果的な運用による学校の活性化、教師の実践的指導力向上のための研修活動の推進、教職員が児童生徒と触れ合う時間を確保することなどにより、地域の元気の源となる学校づくりを目指します。  次に、「学校・家庭・地域の連携による学校の活性化」については、本市の将来を担う人材育成を学校だけに委ねることは不可能であり、学校・家庭・地域が、それぞれの役割と責任を自覚した上で、具体的な仕組みを定着させなければなりません。そこで、学校支援地域本部事業を核とした地域の教育力を生かす取り組みや、校種間の連携と協力体制を強化しながら学校の活性化を図ってまいります。  最後に、「学校教育環境の整備・充実による、質の高い教育の実現」についてであります。児童生徒が安心して学び、教育効果を高めるための条件整備は、教育にとって不可欠なものです。中でも、安全で快適な学校施設、学校内外の環境の整備、一人一人のニーズに応じた指導等については、計画的・総合的に推進する必要があります。このため、通学区や通学費補助制度の見直し、安全で安心な学校施設と屋外環境の整備、学校生活サポーター等の配置による、一人一人を生かす教育の充実などについて重点的に取り組んでまいります。  次に、生涯学習の推進につきましては、基本方針として「市民一人一人が自己の人格を磨き、心豊かで充実した生活を送ることができるよう、生涯にわたって、いつでも、どこでも学習できる環境づくりを進め、その成果を生かした人づくり、まちづくりを目指す」を掲げ、次の重点目標を定め、施策を展開してまいります。  初めに、「生涯学習推進体制の整備と地域づくり協議会等との連携」についてでありますが、市民の多様な学習ニーズや、現代的課題に対応した学習機会の提供と、学んだ成果を地域社会に還元することで社会全体の教育力の向上を目指す「循環型生涯学習社会」の確立のため、市民センター、地域づくり協議会、生涯学習奨励員などの連携強化に努めてまいります。また、地域づくり活動のための人材育成により、地域の活性化の推進を図ってまいります。さらに、多種多様な生涯学習を効果的に展開していくために、広報「まなびぃウインドウ」による学習情報の提供など効果的なPRに努めてまいります。  次に、「子どもたちの育ちと学びを支援する体制づくり」については、子供たちの育ちを社会全体で支援するという時代の要請にこたえるため、学校教育活動にも地域のさまざまな世代の人がかかわり、体験交流活動を通したコミュニケーション能力の向上を図る学習支援体制づくりを進めてまいります。  また、家庭教育が、子供たちの基本的倫理観や社会的なマナー、自制心、自立心の形成など、すべての教育を行う上での出発点として重要な役割を果たしていることから、情報の共有や子育ての仲間づくり、保護者の学習機会の確保などの支援に努めてまいります。  「地域特性や各世代に対応した学習と活動の支援」については、少年期においては、地域の教育力を活用した多様な学習の充実に努めるとともに、社会の国際化に向けた教育と異世代との交流の場の充実を図ってまいります。青年期では、地域意識・ボランティア意識の高揚と、主体的な地域活動への参画の支援。成人期では、地域づくりの主体となる成人の社会参加を推進するための地域づくり事業の運営支援と地域間ネットワークづくりを支援。高齢者世代では、心と体の健康づくりと生きがいを高める学習機会の充実に努めてまいります。このように、生涯各期における質の高い学習機会の充実を図るとともに、世代間の交流を進め、学習成果を還元する機会を充実させてまいります。  次に、文化振興につきましては、基本方針として「市民一人一人が、生涯にわたりふるさと鹿角の優れた文化に親しむ環境を整えるとともに、豊かな文化財をはじめとする郷土の貴重な文化遺産の保護保存と有効活用を図る」を掲げ、次の重点目標を定め、施策を展開してまいります。  初めに、「芸術文化活動の推進」についてでありますが、芸術への理解と豊かな感性をはぐくむ優れた芸術文化の鑑賞の機会の提供として、本市にゆかりのある芸術家などによる公演、コンサートの開催や市が所蔵する美術品の展示公開を実施してまいります。また、市民の芸術文化活動への支援と、関係団体との連携による芸術文化の振興に努めてまいります。さらに、市の芸術文化活動の拠点となる(仮称)学習文化交流施設の建設に向けた取り組みを進めてまいります。  次に、「文化財の保護伝承」については、遺跡分布調査や史跡案内板の設置などを進め、地域文化を伝承するための郷土、歴史、民俗資料の保護保存と、文化財の調査研究を進めてまいります。また、花輪ばやしの国重要無形民俗文化財指定に向け、記録作成事業を行うとともに、民俗芸能の保存伝承と後継者の育成支援に努めてまいります。  次に、「世界遺産登録推進と国内外への情報発信」については、大湯環状列石の環境整備事業を継続するとともに、世界文化遺産登録に向け、関係道県、市町村と連携し、登録に向けた問題解決に努めるとともに、市民の理解と支援が得られるよう講座や見学会を開催するほか、広く市内外に大湯環状列石の魅力を発信してまいります。  また、大日堂舞楽が一昨年ユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載されたことから、この貴重な舞楽がこれからも保存伝承されるよう、保存団体の支援に努めるとともに、舞楽の情報発信に努めてまいります。  次に、スポーツ振興につきましては、基本方針として「市民一人一人が、自らスポーツに親しむとともに、心身ともに健康で豊かな生活を営むことができる、心豊かで活力ある地域社会の実現を目指すスポーツの振興と充実を図る」を掲げ、次の重点目標を定め施策を展開してまいります。  初めに、「生涯スポーツの普及推進」についてでありますが、生涯各期におけるスポーツ活動の充実を図るため、タートルマラソン大会やスノーフェスティバルなどを開催し、だれもが気軽に親しめる生涯スポーツを推進するとともに、総合型地域スポーツクラブの育成・設立支援を継続し、地域のスポーツ環境の充実を図ります。また、スポーツによる健康づくりに対する意識の醸成のため、関係機関と協力しながら、広報等を活用し定期的な啓蒙活動を推進してまいります。  次に、「スポーツによるまちづくりの推進」については、「スキーのまち鹿角」の推進のため、市内小学校へのスキー指導者の派遣や全日本ローラースキー選手権大会、全県規模のスキー大会の開催などにより、競技力の向上を目指すとともに、スキスキークーポン券発行事業や新たなアルペンスキーシーズン券購入支援事業、鹿角でスキー・ウィンターアクティビティ推進事業等の実施により、スキー人口の底辺拡大を図ってまいります。  また、「駅伝のまち鹿角」の推進については、十和田八幡平駅伝競走全国大会や浅利純子杯争奪鹿角駅伝の開催など、地域の特性を生かした事業をより一層推進してまいります。  さらに、全国の青少年があこがれ訪れるスポーツ拠点づくりの推進のため、全国ジュニアサマーノルディックスキー大会を開催するとともに、スポーツ合宿奨励事業や合宿誘致によりスポーツを通じた交流人口の拡大を図るとともに、楽天イーグルス野球教室の開催や浅利純子さん派遣事業の実施など、スポーツ選手との触れ合いを通じた子供たちの夢と希望をはぐくむ機会の充実を図ってまいります。  「指導体制の確立と指導者の育成」については、市民のスポーツニーズに対応するため、体育協会の組織強化と加盟団体の活動の充実を図るとともに、体育指導委員の研修会等への参加を促進し、活動の活性化に努めてまいります。  また、多様化・高度化するスポーツ活動に対応した指導者の育成・活用を図るため、指導者養成講座やスポーツ講演会を実施し、生涯スポーツの推進と競技力向上を目指してまいります。  「スポーツ施設の利用促進と整備」については、本市のスポーツ拠点である東山スポーツレクリエーションエリアを中心とした施設の活用を促進し、関係機関と連携しながら市民が気軽にスポーツ活動ができるよう努めてまいります。  また、施設の整備においては、アメニティパークアリーナの耐震補強工事などを行い、利用者に安全快適な施設を提供してまいります。  以上、平成23年度の教育方針と重点施策について申し述べましたが、これらの施策を進めるに当たりましては、市民が積極的に参画し、市民と行政が一体となって推進してこそ、その成果が期待できるものであります。  教育委員会といたしましては、本市の特性、先人がはぐくんできた歴史や伝統、美しい自然を生かし、広く市民のご意見を伺いながら、市民と行政が共動し、将来を担う子供たちのたくましい成長と市民一人一人の生涯にわたる学習の支援に最善の努力をしてまいります。  議員の皆様並びに市民の皆様の深いご理解と一層のご支援・ご協力を心からお願い申し上げ、私からの説明とさせていただきます。     (教育委員長 安倍良行君 降壇) ○議長(黒澤一夫君) 教育委員長の教育方針を終わります。  ここで暫時休憩いたします。  11時10分より会議を再開いたします。     午前11時04分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前11時11分 再開 ○議長(黒澤一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第5 議案の上程 ○議長(黒澤一夫君) 次に、日程第5、議案を上程いたします。  お諮りいたします。  本日上程されます議案第3号及び議案第4号の2議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  初めに、議案第3号専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 議案第3号をごらんいただきたいと思います。  議案第3号専決処分の承認を求めることについて、ご説明申し上げます。  地方自治法第179条第1項の規定により、別紙のとおり平成23年2月23日をもって専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  別冊の専決処分書、予算書をごらんいただきたいと思います。  平成22年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)について、別紙のとおり専決処分するものであります。  平成23年2月23日。鹿角市長。  1ページをお開き願います。  今回の補正の内容でありますが、除雪対策費において、2月7日開催の臨時会において除雪委託料8,000万円の追加を議決していただいたところですが、その後の降雪や降雨により、幅出しや排雪、災害対策としての樹園地に係る農道等の除雪、国体へのきめ細かな除排雪などへの対応で想定以上の除雪委託料がかさみ、除雪委託経費が不足する見込みから、追加補正したものであります。  平成22年度鹿角市一般会計補正予算(第8号)についてであります。  歳入歳出予算の補正でありますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ173億248万6,000円とするものであります。  平成23年2月23日。鹿角市長。  7ページをお開きいただきたいと思います。  2歳入でありますが、9款1項1目1節の地方交付税ですが、今回の補正財源として、特別交付税7,000万円を措置するものであります。  次のページをお開きいただきたいと思います。  3歳出でありますが、8款2項3目除雪対策費でありますが、13節委託料として除雪委託料7,000万円を追加補正したものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
     本案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒澤一夫君) ないものと認めます。  これより採決いたします。  議案第3号について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。  よって、議案第3号専決処分の承認を求めることについては、原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号鹿角市生活改善センター等条例の廃止についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。産業部長。 ○産業部長(畠山義孝君) 私から、議案第4号鹿角市生活改善センター等条例の廃止についてご説明申し上げます。  議案の第4号をお開きいただきたいと思います。  鹿角市生活改善センター等条例を別紙のとおり廃止するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、鹿角市生活改善センター等を廃止するため、条例を廃止するものである。  次のページをお開きいただきたいと思います。  鹿角市生活改善センター等条例を廃止する条例(案)。  鹿角市生活改善センター等条例は、廃止する。附則といたしまして、この条例は、平成23年4月1日から施行するものでございます。  この条例は、現在、堀内生活改善センター、水沢多目的集会施設、十和田開拓多目的集会施設の三つの公共施設で構成されている条例でございますが、第7次行革大綱に盛られております事務事業の見直しの中で、公共施設の適正な管理運営について検証してまいりました結果、いずれの施設も補助金適正化法の耐用年数である26年を経過しており、地元自治会等との協議が整いましたことから3月31日をもって用途廃止し、普通財産とし、そして本議案が議決された後に普通財産として地元の自治会等へ無償譲渡する、こういう考え方でご提案するものでございます。  以上でございます。 ○議長(黒澤一夫君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒澤一夫君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  本案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒澤一夫君) ないものと認めます。  これより採決いたします。  議案第4号について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒澤一夫君) ご異議ないものと認めます。  よって、議案第4号鹿角市生活改善センター等条例の廃止については、原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号財産の処分についてから、議案第51号平成23年度鹿角市上水道事業会計予算までの47議案について、一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 議案第5号財産の処分についてであります。  地方自治法の規定により、下記のとおり財産を処分することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  議案資料の1ページに位置図を記載しておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。  建物の表示でありますが、堀内生活改善センターであります。所在は十和田大湯字堀内37番地。建物の構造等は木造平屋建1棟で、建築面積が97.71平方メートルであります。処分の方法は無償譲渡。処分の相手方ですが、堀内自治会であります。  提案理由でありますが、本年3月末をもって用途廃止する掘内生活改善センターの建物を堀内自治会が集会施設として使用することから、無償譲渡するものであります。  次のページをお開き願います。  議案第6号財産の処分についてであります。  地方自治法の規定により、下記のとおり財産を処分することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  議案資料の2ページに位置図を記載しておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。  建物の表示でありますが、水沢多目的集会施設であります。所在は八幡平字湯坂62番地19。建物の構造等は木造平屋建1棟で、建築面積が275.75平方メートルであります。処分の方法は無償譲渡。処分の相手方ですが、水沢自治会であります。  提案理由でありますが、本年3月末をもって用途廃止する水沢多目的集会施設の建物を水沢自治会が集会施設として使用することから、無償譲渡するものであります。  次のページをお開き願います。  議案第7号財産の処分についてであります。  地方自治法の規定により、下記のとおり財産を処分することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  議案資料の3ページに位置図を記載しておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。  建物の表示でありますが、十和田開拓多目的集会施設であります。所在は十和田大湯字西の森43番地3。建物の構造等は木造平屋建1棟で、建築面積が199.96平方メートルであります。処分の方法は無償譲渡。処分の相手方ですが、十和田高原自治会であります。  提案理由でありますが、本年3月末をもって用途廃止する十和田開拓多目的集会施設の建物を十和田高原自治会が集会施設として使用することから、無償譲渡するものであります。 ○議長(黒澤一夫君) 市民部長。 ○市民部長(佐々木忠臣君) 議案第8号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称、鹿角市東山デイサービスセンター。指定管理者となる団体の名称、社会福祉法人花輪ふくし会。指定の期間、平成23年4月1日から平成24年3月31日まで1年間であります。  提案の理由ですが、施設の効率的管理・運営に資するため、鹿角市東山デイサービスセンターの指定管理者を指定するものであります。  なお、この施設につきましては平成18年から指定管理をしておりますが、今年度末で指定期間の5年が経過することに伴い更新をするものでございます。更新に当たりましては、鹿角市の施設の指定管理者の指定手続に関する条例第4条における指定基準を満たしており、公募によらない指定候補者の選定を行うものとして、引き続き花輪ふくし会へ委託をするものでございます。  また、指定期間につきましては、第7次の行政改革に基づきまして譲渡関係の協議を進めておりますので、その進行とあわせ1年間の指定期間として提案しております。  以上でございます。 ○議長(黒澤一夫君) 産業部長。 ○産業部長(畠山義孝君) 議案第9号についてご説明申し上げます。  議案第9号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称は、鹿角市商工業振興センター。指定管理者となる団体の名称は、かづの商工会。指定の期間は平成23年4月1日から平成28年3月31日まで、5年とするものであります。  提案理由でございますが、施設の効率的管理・運営に資するため、鹿角市商工業振興センターの指定管理者を指定するものでございます。  先ほど議案第8号で提案の説明をいたしましたが、同様で、市の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例の第4条の規定を満たし、第3条の規定により、公共的団体であるかづの商工会に公募によらず指定管理者として指定するものでございます。  続いて、議案第10号をお開きいただきたいと思います。  議案第10号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  以下の説明で、公の施設並びに団体の名称、指定の期間についてそれぞれご説明申し上げます。施設の名称は、鹿角観光ふるさと館。団体の名称は、株式会社鹿角観光ふるさと館。指定の期間は、平成23年4月1日から平成26年3月31日までの3年間でございます。  これは議案第9号で提案説明をいたしました理由と同じでございまして、関連する条例の規定に基づき、公募によらず株式会社鹿角観光ふるさと館を引き続き指定管理者として指定するものでございます。従来までは5年間の指定管理の期間でございましたが、この鹿角観光ふるさと館は市並びに広域観光圏等の観光拠点施設であり、期間を短縮することで、より迅速に、かつ効果的な管理運営を期待する、この観点から3年間とするものでございます。  続いて、議案第11号をお開きいただきたいと思います。  議案第11号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  公の施設の名称は、鹿角市八幡平ふれあいやすらぎ温泉センター。団体の名称は、特定非営利活動法人かづのふるさと学舎。指定の期間は、平成23年4月1日から平成26年3月31日までの3年間とするものでございます。  これは公募いたしまして、それぞれの公募者である企業それから特定非営利活動法人からプレゼンテーションを受け、選考会を経て特定非営利活動法人かづのふるさと学舎を指定管理者とするものでございます。  なお、指定の期間は3年間となっておりますが、従来まで5年間でございました。期間短縮の理由といたしましては、森林セラピー基地としてさらなる事業展開を予定しており、これを集中的に実践していただく必要性を重視し、3年間という短いスパンで指定管理を行っていただきたいというものでございます。  続きまして、議案第12号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  公の施設の名称は、鹿角市八幡平地域連携営農推進団地。団体の名称は、有限会社八幡平地域経営公社。指定の期間は、平成23年4月1日から平成28年3月31日までとするものでございます。  これの理由につきましても、関連する条例の規定を満たし、公募によらない指定管理者として有限会社八幡平地域経営公社を指定するものであり、指定の期間は従来の5年間と同じものでございます。  続きまして、議案第13号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  公の施設の名称は、鹿角市柴平地域活動センター。団体の名称は、小平自治会。指定の期間は、平成23年4月1日から平成28年3月31日まで。  この施設につきましても、関連する条例の規定に基づき、公募によらず従来どおり小平自治会、そして指定の期間も5年間を継続するものでございます。  続きまして、議案第14号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  公の施設の名称は、鹿角市下川原地域活動センター。団体の名称は、下川原自治会。指定の期間は、平成23年4月1日から平成28年3月31日までの5年間でございます。  この理由については、議案第13号と同様の理由でございます。  続きまして、議案第15号をお開きいただきたいと思います。
     議案第15号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  公の施設の名称は、鹿角市川島牧野、曙牧野、熊取平牧野、熊取平基幹牧野。団体の名称は、いずれの4施設とも秋田県畜産農業協同組合。指定の期間は、いずれの施設も平成23年4月1日から平成28年3月31日まででございます。  この理由につきましても、議案第13号、議案第14号の提案理由と同じでございます。  議案第16号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  公の施設の名称は、鹿角市畜産総合振興団地。団体の名称は、秋田県畜産農業協同組合。指定の期間は、平成23年4月1日から平成28年3月31日まででございます。  これの選定の理由等についても、議案第13号から議案第15号までの議案と同じでございまして、公募によらず継続として更新するものでございます。  議案第17号をお開きください。  議案第17号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  公の施設の名称は、鹿角市下川原市民農園。団体の名称は、下川原自治会。指定の期間は、平成23年4月1日から平成28年3月31日までの5年間でございます。  この議案についても、関連する条例の規定を満たし、継続して下川原自治会に指定管理をお願いするものでございます。  続きまして、議案第18号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  公の施設の名称は、鹿角市山根農村公園。団体の名称は、山根農村公園管理組合。指定の期間は、平成23年4月1日から平成28年3月31日までの5年間でございます。  この議案についても、選考の理由については、ただいままで申し上げた理由と同じでございます。  続きまして、議案第19号でございます。指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  公の施設の名称は、鹿角市大地平農村公園。団体の名称は、小豆沢自治会。指定の期間は、平成23年4月1日から平成28年3月31日までの5年間でございます。  これにつきましても、公募によらず継続して小豆沢自治会に指定管理をお願いするものでございます。  続きまして、議案第20号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  公の施設の名称は、鹿角市下川原農村公園。団体の名称は、下川原自治会。指定の期間は、平成23年4月1日から平成28年3月31日までの5年間でございます。  この議案についても、選考の理由等について、ただいま議案第19号までご説明した理由と同じでございます。  以上でございます。 ○議長(黒澤一夫君) 建設部長。 ○建設部長(岩根 務君) 議案第21号市道路線の認定について。  道路法第8条第2項の規定により、市道路線を別紙のとおり認定することについて、議会の議決を求める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、道路の新設に伴い、市道路線に認定するものでございます。  次のページと資料4ページの位置図をあわせてごらんください。  整理番号2890、路線名福士環状2号線でありますが、起点・終点はそれぞれ花輪字福士119番地8、121番地4であります。この道路は、延長が78.13メートル、平均幅員は5メートルであり、花輪字福士地内の住宅地に位置しており、住宅用地の造成に伴い新設された道路でありますが、市道認定要件を満たしており、工事が完成いたしましたので市道認定をお願いするものであります。  次のページをお開き願います。  議案第22号鹿角市下水道事業特別会計への繰入れについて。  鹿角市下水道事業特別会計は鹿角市公共下水道事業推進のため、平成23年度鹿角市一般会計から4億3,000万円以内を繰り入れる。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、鹿角市公共下水道事業の推進を図る上で、経費の一部を平成23年度鹿角市一般会計から繰り入れる必要があるため、議会の議決を求めるものでございます。  次のページをお開き願います。  議案第23号鹿角市農業集落排水事業特別会計への繰入れについて。  鹿角市農業集落排水事業特別会計は鹿角市農業集落排水事業推進のため、平成23年度鹿角市一般会計から6,100万円以内を繰り入れる。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  この提案理由も、鹿角市農業集落排水事業の推進を図る上で、経費の一部を平成23年度鹿角市一般会計から繰り入れる必要があるため、議会の議決を求めるものであります。  次のページをお開きください。  議案第24号鹿角市簡易水道事業特別会計への繰入れについて。  鹿角市簡易水道事業特別会計は鹿角市簡易水道事業推進のため、平成23年度鹿角市一般会計から4,200万円以内を繰り入れる。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由は、鹿角市簡易水道事業の推進を図る上で、経費の一部を平成23年度鹿角市一般会計から繰り入れる必要があるため、議会の議決を求めるものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 議案第25号秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について。  地方自治法の規定に基づき、関係地方公共団体で協議のうえ、秋田県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数を減少させ、秋田県市町村総合事務組合規約の一部を別紙のとおり変更するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、北秋田市上小阿仁村病院組合が平成23年3月31日に解散することに伴い、秋田県市町村総合事務組合規約を改める必要があるため、組合規約の変更に関する関係地方公共団体との協議について、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。  次のページをお開き願います。  変更の内容でありますが、議案資料の新旧対照表によりご説明申し上げます。  議案資料の5ページをごらんいただきたいと思います。  別表第1中、「北秋田市上小阿仁村病院組合」の項を削除し、また、別表第2第2項中、「、北秋田市上小阿仁村病院組合」を削除するものであります。  議案にお戻り願います。  附則として、この規約は、知事の許可を受け平成23年4月1日から施行するものであります。  次のページをお開き願います。  議案第26号鹿角市地上デジタル放送受信施設条例の制定について。  鹿角市地上デジタル放送受信施設条例を別紙のとおり制定するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、地上デジタル放送の難視聴地域の解消等を図るため、平成21年度から2カ年で地域情報通信基盤整備事業により整備した地上デジタル放送受信施設を設置することに伴い、施設の設置並びに使用に関する諸規定を定めるため、条例を制定するものであります。  次のページをお開き願います。  鹿角市地上デジタル放送受信施設条例(案)でありますが、第1条は、地上デジタル放送受信施設の設置について。第2条は、各施設、装置等の用語の定義を。第3条では、別表のとおり、条例(案)の最後に記載しておりますが、名称及び受信点設備及び対象地区等を定めるもので、八幡平受信施設と大湯受信施設の2施設に係る受信点設備の位置及び対象地区を表示しております。第4条は、受信施設の使用対象について。第5条は、使用許可について。第6条は、使用の不許可について。第7条は、許可の取り消し等を定めるものであります。第8条は、引き込み設備の工事等を定めるもので、施工については市長の承認を得て行うものとし、これに要する経費は使用者の負担となるが、市の事業で設置された引き込み設備については市で管理するものとする。第9条は、設置の移転等について。第10条は、設備の管理。第11条は、利害関係者の承諾について定めるものであります。第12条は、受信施設の使用を定めるもので、引き込み設備ごとに年額6,000円とし、規則で定める基準日に使用している使用者から徴収する。第2項では、共同受信装置を管理する者が一括して許可を申請した場合にあっては、利用する住居または事業所の数を乗じて得た額とすることを定めるものであります。第13条は、使用料の免除。第14条は、使用料の不還付について。第15条は、権利譲渡等の禁止。第16条は、使用者が故意、過失によって受信施設を破損、滅失したときの損害賠償について定めるものであります。  附則として、この条例は、平成23年4月1日から施行するものであります。  2項として、平成23年度に限り、使用料については、アナログ廃止が7月24日からでありますので、「年額6,000円」とあるのは「年額4,000円」とするものであります。  議案第27号をお開き願います。  議案第27号職員の育児休業等に関する条例の一部改正について。  職員の育児休業等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、国家公務員の育児休業等に関する法律等の一部を改正する法律が、平成23年4月1日から施行されることに伴い、同法により、地方公務員の育児休業等に関する法律も一部改正されることから、条例を改正するものであります。  次のページをお開き願います。  改正の内容につきましては、議案資料の新旧対照表によりご説明申し上げます。  議案資料の7ページから10ページをごらんいただきたいと思います。  第2条は、地方公務員の育児休業等に関する法律の運用を受け、育児休業をすることができない職員を条例で規定するものですが、第3号として、一定の任用要件を満たす非常勤職員以外の非常勤職員を追加するものであり、法や人事院規則の改正を踏まえ、非常勤職員としての任用期間が1年以上あり、かつ育児休業の対象となる子が1歳に到達した日を超えて任用が見込まれる職員について、育児休業が取得できることとする改正であります。  第2条の2は、同じく育児休業法の運用を受け、非常勤職員が育児休業を取得することができる期間の末日を、両親の育児休業の取得状況などに応じてそれぞれ子供が1歳に到達する日、子供が1歳2カ月に到達する日、子供が1歳6カ月に到達する日までの期限を定めるために新設するものであります。  第3条は、法により、出生の日から条例で定める期間内に育児休業をした職員については再度の育児休業をすることができるとされたことを受け、非常勤職員が再度の育児休業を取得することができる特別の事情を規定するものであり、第6号は、両親のいずれかが対象となる子の1歳到達日に育児休業をしている場合で、子供が1歳に到達した日以後に育児休業をすることが特に必要と認められる場合について規定するものであり、第7号は、任用期間の末日まで育児休業している非常勤職員が任用期間の更新に伴い引き続き育児休業の取得をすることができるとした規定を追加するものです。  第19条は、法により、部分休業することができない職員を条例で規定するものですが、一定の要件を満たす非常勤職員以外の非常勤職員を追加するもので、短時間勤務を除く職員で非常勤職員として1年以上の任用期間がある職員について、部分休業が取得できることとした規定を追加するものであり、また、それに伴う条文の整理を行うものであります。  第20条は、一定要件を満たす非常勤職員が部分休業を取得できるようにしたことに伴い、その承認方法を規定するため第3号を追加するもので、非常勤職員の部分休業の承認は、1日の勤務時間から5時間45分を減じた時間の範囲内で行うものとし、育児時間を取得している場合には当該範囲内で2時間から育児時間を減じた時間を超えない範囲内とすることを定めるものであります。主な改正点は以上であります。  議案にお戻り願います。  附則として、この条例は、平成23年4月1日から施行するものであります。  議案第28号をお開き願います。  議案第28号固定資産評価審査委員会条例の一部改正について。  固定資産評価審査委員会条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、条例名に「鹿角市」を加える題名及び固定資産評価審査委員会に置く書記の人数を1人から複数に改めるため、条例を改正するものであります。  次のページをお開き願います。  改正の内容につきましては、議案資料の新旧対照表によりご説明申し上げます。  議案資料の11ページをごらんいただきたいと思います。  固定資産評価審査委員会条例の一部改正する条例(案)でありますが、題名ですが、「固定資産評価審査委員会」を「鹿角市固定資産評価審査委員会」に改める。  第1条中、「固定資産評価審査委員会」を「鹿角市固定資産評価審査委員会」に改める。
     第2条第3項中、「固定資産評価審査委員会規程」を「鹿角市固定資産評価審査委員会規程」に改め、第3条第1項中、「委員会に書記1人を置く。」の「1人」を削るものであります。  第14条の見出しを「固定資産評価審査委員会規程への委任」を「委任」に改め、同条中、「固定審査評価委員会規程」を「規程」に改める文言を整理するものであります。  議案にお戻り願います。  附則として、この条例は、平成23年4月1日から施行するものであります。  以上です。 ○議長(黒澤一夫君) 市民部長。 ○市民部長(佐々木忠臣君) 議案第29号でございます。  鹿角市犯罪被害者等支援条例の制定について。  鹿角市犯罪被害者等支援条例を別紙のとおり制定するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、犯罪被害者等の権利利益の保護及び被害の軽減を図るために必要な支援等について定めるため、この条例を制定するものでございます。  次のページをお願いします。  条文の説明の前に、今回この条例を制定することとなった経緯についてご説明をいたします。犯罪被害者等基本法は平成17年4月に施行されておりますが、法律の施行を受け、本市でも平成18年に条例制定に向けて協議した経緯がありますが、当時の判断で条例化は見送られておりました。今回、条例制定に至ったのは、法律に基づき策定されております秋田県の犯罪被害者等支援基本計画が平成22年度で最終年度となっており、現在、23年度からの次期計画を策定中で、県としては、計画の改定時期を迎え、県内25市町村で条例化をし、足並みをそろえて次の計画に入っていきたいという思いがあり、まだ条例化していなかった本市と仙北市に働きかけがあり、改めて検討しました結果、条例制定の方針に至ったものであります。市といたしましても、不幸にも犯罪被害に遭われた方たちを支援する体制を明文化することにより、犯罪被害者にやさしい、住みよいまちづくりにも寄与するものとして考えております。  なお、市町村によっては犯罪被害者等基本条例と見舞金支給条例をそれぞれ別に規定しているところもございますが、本市は基本条例と見舞金支給条例を一つにまとめ、支援条例としております。  それでは、条文の説明をいたします。  第1条は、本条例の目的について定めております。犯罪被害者等の権利利益の確保及び被害の軽減を図るため、必要とする支援等について定めることとしております。第2条では、用語の定義。第3条では、市民の責務。第4条では、市が実施する支援を定めております。情報提供の窓口として共動推進課を予定しております。  次のページをお願いいたします。  第5条から第12条までは、見舞金の支給について定めております。第5条では、犯罪被害者に対して見舞金を支給することを定め、第6条で見舞金の種類を、死亡した者の遺族に支給する遺族見舞金と身体に傷害を受けた者に対する傷害見舞金の2種類としております。第7条では見舞金の額を定めておりますが、見舞金の支給することとしている県内他市町村とほぼ同じ水準となっております。第8条では、遺族見舞金の支給を受けることができる遺族の範囲とその順位を。第9条では、見舞金の支給制限について。第10条では、申請の時効を定めています。第11条では、申請があった場合、速やかに支給の適否を決定しなければならないこと。第12条では、不正等により支給を受けた場合、見舞金を返還させることができる旨規定しております。  次のページをお願いいたします。  第13条では、条例施行に関し必要な事項については、規則で定めることとしており、同時に施行予定の施行規則において、見舞金支給申請の方法、必要書類の詳細について定めることとしております。  附則により、この条例は、平成23年4月1日から施行するものであります。附則の2項におきまして、経過措置として、第5条から第12条までの条文の適用日について規定しております。  次に、議案第30号をお願いいたします。  鹿角市国民健康保険税条例の一部改正について。  鹿角市国民健康保険税条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、国民健康保険税の普通徴収における納付額の平準化を図るほか、新たに減免の申請期限を定めるため、条例を改正するものでございます。  次のページをお開き願います。  鹿角市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)でありますが、別紙の議案資料に基づいてご説明いたします。  資料の12ページをお願いいたします。  鹿角市国民健康保険税条例の新旧対照表でございます。  第26条でございますが、改正案において、第26条に第2項を新たに加えております。内容は、普通徴収における各納期の納付額の端数計算方法を変更するものでございます。現在、地方税法第20条の4により、1,000円未満の端数を最初の納期に合算する方法としておりますが、これを100円未満の端数を最初の納期に合算して計算する方法に改め、最初の納期の金額とその他の納期の納付金額の差が大きくならないようにして、納税者が納付しやすいように改正するものでございます。  次の第27条は、普通徴収により徴収される者の場合は、納付期限7日前までに申請すること、また、特別徴収により徴収される者の減免申請期限については、特別徴収対象年金給付の支払日7日前までに申請することを規定し、減免申請手続を明確にするために改正をするものでございます。  それでは議案の方に戻っていただきまして、附則をごらん願います。  施行期日でございますが、平成23年4月1日からの施行であります。  以上で説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 建設部長。 ○建設部長(岩根 務君) 議案第31号鹿角市簡易水道条例の一部改正について。  鹿角市簡易水道条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由は、湯瀬簡易水道の給水区域を鹿角市水道事業の給水区域へ統合するため、条例を改正するものであります。  次のページと資料の13ページの新旧対照表をあわせてごらんください。  鹿角市簡易水道条例の一部を改正する条例(案)でございます。別表第1中、給水区域の「湯瀬簡易水道」の項を削除するものであります。  附則といたしまして、平成23年4月1日から施行するものであります。  次のページをお開きください。  議案第32号鹿角市道路占用料徴収条例の一部改正について。  鹿角市道路占用料徴収条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由は、道路法施行令の一部を改正する政令が平成23年4月1日に施行されることに伴い、条例を改正するものであります。  次のページと資料14ページから19ページまでの新旧対照表をあわせてごらんください。  鹿角市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例(案)でございます。地価水準の変動を踏まえ、国道にかかわる占用料の額が改定されたことにより、別表と備考欄を記載のように改正するものであります。ほとんど全部の部分で減額となっております。  附則といたしまして、平成23年4月1日から施行するものであります。  次のページをお開きください。  議案第33号鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について。  鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由は、鹿角市水道事業の給水区域の変更及び湯瀬簡易水道の給水区域を統合するため、条例を改正するものであります。  次のページと資料20ページから23ページの新旧対照表をあわせてごらんください。  鹿角市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例(案)でございます。第1条の2の表中、取水施設と導水施設の欄と、別表中、給水区域の大字八幡平、花輪、十和田瀬田石の欄を、それぞれ現行から改正案に改正するものでありまして、取水施設と導水施設の改正は柏木森水源の廃止によるものであります。給水区域の改正の大字八幡平は松館・石鳥谷地区、大里・小豆沢地区、大久保地区、湯瀬地区を、大字花輪は高屋地区を、大字十和田瀬田石は字赤冗地区をそれぞれ給水区域とするものであります。  附則といたしまして、この条例は、平成23年4月1日から施行するものであります。  経過措置といたしまして、八幡平湯瀬地区につきましては、平成29年3月31日までの間はこの法の規定を適用しない。この場合において、この間の給水事業に必要な事項については、鹿角市簡易水道条例の例によるものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 昼食のため午後1時まで休憩といたします。     午後0時05分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後1時00分 再開 ○議長(黒澤一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  総務部長より発言の申し出がありますので、これを許可いたします。  総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 午前中に議案説明いたしました議案第28号固定資産評価審査委員会条例の一部改正についての提出議案の字句に誤りがありましたので、訂正をお願いしたいと思います。  説明では、表題を議案第28号固定資産評価審査委員会条例の一部改正についてとしましたが、配付した提出議案の表題から「審査委員会」の「審査」が抜けておりましたので、「審査」を加え、「審査委員会条例」に訂正いただきますようお願いいたします。大変申しわけありませんでした。 ○議長(黒澤一夫君) ただいま総務部長より発言がありましたが、訂正を了承願いたいと思います。  引き続き、議案の説明を行います。  総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 議案第34号をお開き願います。  議案第34号鹿角市消防団員の定員、任免、報酬等に関する条例の一部改正について。  鹿角市消防団員の定員、任免、報酬等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、鹿角市消防団員の士気高揚と県内他市との均衡を図るため、報酬の改正を行うため、条例を改正するものであります。  次のページをお開きください。あわせて議案資料の24ページをごらんいただきたいと思います。  改正する内容でありますが、第7条は団員の報酬について規定しておりますが、市民を守る魅力ある消防団づくり基本計画において、消防団員の確保と処遇改善に取り組んでいるところであります。第7条第1項中、団員の報酬について、階級ごとに報酬の額を定めるため、一部改正をお願いするものであります。  附則として、この条例は、平成23年4月1日から施行するものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) それでは、引き続き、議案第35号平成22年度鹿角市一般会計補正予算(第9号)についてご説明申し上げます。  補正予算書の1ページをお願いいたします。  平成22年度鹿角市一般会計補正予算(第9号)についてご説明申し上げます。  条文でありますが、歳入歳出予算の補正は歳入歳出からそれぞれに9,220万6,000円を減額し、総額をそれぞれ172億1,028万円とするものであります。  第2条から第4条につきましては、この後ご説明申し上げます。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  6ページをお開き願います。  第2表繰越明許補正でありますが、3款2項児童福祉費、子ども手当システム改修事業509万3,000円は、平成23年度から子ども手当が3歳未満の児童は月額2万円に引き上げられ、支給要件の一部改正と保育料など本人の同意に基づいて特別徴収できるように改正されることから、現在のシステムを改修する必要があり、歳出予算にこの経費の計上をお願いいたします。年度内に完了できないことから、繰越明許費の追加をお願いするものであります。  同じく、6款1項農業費、雪害復旧・再生支援対策事業750万円は、ことしの大雪による農業施設や果樹の被害に対する復旧費用の2分の1を助成する制度に要する経費の計上をお願いいたしますが、年度を超えた復旧事業となることから、繰越明許費の追加をお願いするものであります。  次の6款1項農地集積加速化基盤整備事業(高屋地区)110万円と、県営ため池等整備事業(松館地区)59万9,000円、8款3項急傾斜地崩壊対策事業193万1,000円は、県営事業に対する負担金でありますが、事業の一部において年度内に完了できない事業があることから、当該負担金について繰越明許費の追加をお願いするものであります。  次の第3表債務負担行為補正でありますが、平成23年度当初から業務を円滑に行うために、3月中に契約する必要がある30件の管理業務等について債務負担行為の設定をお願いするものであります。  次のページ、8ページ、9ページをお開き願います。  第4表地方債補正であります。それぞれの事業において実績見込みにより借り入れ額を調整するもので、補助整備事業など8件であります。変更の要因は契約による請負差額等による事業費の変更等でありますが、公営住宅整備事業と尾去沢小学校大規模改造においては、国からの交付金が当初の見込みよりふえたことから地方債の額が減少しております。合計で6,960万円の減となっております。  13ページをお開き願います。  2歳入であります。  今回の歳入の補正は、事業の実績見込みによる補助金や交付金の補正が主なものであります。1款1項1目の個人市民税でありますが、所得割の調定見込みにより調整するもので、3,434万9,000円を追加するものであります。  次のページ、15ページをお開き願います。
     ページの中ほどですが、13款2項3目土木国庫補助金の3節住宅費補助金の社会資本整備総合交付金は、花輪駅西住宅に係る交付金について、交付見込みにより追加計上するものであります。  次のページ、17ページをお開き願います。  下から2段目になりますが、14款2項2目民生費県補助金1節障害者福祉費補助金の障害者自立支援臨時対策事業費補助金は、平成21年度から平成23年度の3カ年において、重度訪問介護の利用促進に係る市町村支援事業で施設により追加計上するものであります。  21ページをお開き願います。  17款2項1目財政調整基金繰入金は、財政調整のため計上していた繰入金について、特定財源の決定見込みと歳出事業費の執行見込みから基金の繰り入れをやめるものであります。  25ページをお開き願います。  3歳出であります。  歳出につきましても、歳入同様に事務事業の実績見込みによる減額が主なものであります。これらの実績見込みによる減額補正等については説明を略させていただきたいと思います。  2款1項4目財政管理費の25節積立金は、減額補正となりました今回の予算補正における財源調整として残余額を財政調整基金に積み立てるものであります。次の7目企画費の25節積立金は、歳入で計上するふるさと鹿角応援寄附金について基金に積み立てるもので、補正後の基金残高見込み額は230万8,000円となります。  31ページをお開き願います。  3款2項1目児童福祉総務費13節委託料のシステム改修委託料509万3,000円ですが、繰越明許費の追加をお願いいたしました平成23年度からの子ども手当の改正に対応させるため、システム改修を行うものであります。  次のページ、33ページをお願いいたします。  6款1項3目農業振興費19節負担金補助及び交付金413万7,000円ですが、農業経営等復旧・再開対策事業費補助金750万円は、繰越明許費の追加をお願いいたしました大雪による被害に係る復旧費用の2分の1を助成する補助金であります。  以上で一般会計補正予算の説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 市民部長。 ○市民部長(佐々木忠臣君) 続きまして、51ページをお願いいたします。  議案第36号、平成22年度鹿角市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。  第1条歳入歳出予算の総額からそれぞれ316万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ42億3,421万5,000円とする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  57ページをお開き願います。  2の歳入でございますが、今回の補正は実績見込み等による調整が主なものでございます。3款1項1目の療養給付費等国庫負担金は、保険給付費や交付金、支援金等について再計算した調整分による補正でございます。  2項1目の財政調整交付金の2節の特別財政調整交付金は、国保連合会システム機器が平成23年度より国保総合システムとして更改されることに伴い、国からの交付金を予算化しておりましたが、市の臨時負担金の額が変更になったため、国からの交付金を増額補正として予算化するものでございます。  4目の事務費等補助金、説明欄の高齢者医療制度円滑運営事業費補助金は、平成23年度末までとされておりました70歳から74歳までの自己負担1割の措置がさらに1年間延長されることになりました。対象者に高齢者受給者証を再発送するために係る経費として、国から補助される額を追加補正するものでございます。歳出1款総務費の財源として充当しております。  9款1項1目の一般会計繰入金は、補正の総額に基づき財源調整した結果による減額補正でございます。  次のページをお願いします。  3の歳出でございますが、1款1項2目の連合会負担金は、国保連合会システム機器更改に係る臨時負担金として、歳入の国庫補助金と同額を負担金として追加補正しております。  2款から6款までは歳入の補正による特定財源と一般財源の構成による補正でございます。  次のページをお願いします。  8款2項1目の特定健康診査等事業費は、実施実績による不用額の減額補正でございます。  以上で国民健康保険事業特別会計の説明を終わります。  63ページをお願いいたします。  議案第37号平成22年度鹿角市の後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条歳入歳出予算の総額にそれぞれ347万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億5,983万3,000円とする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  69ページをお願いします。  2の歳入でございますが、実績に基づきまして、低所得者軽減分に係るルール分として、一般会計からの保険基盤安定繰入金の増額補正が主なものでございます。  次のページをお願いします。  3の歳出ですが、1款1項1目一般管理費は、納付相談への対応強化を図り、収納率の向上につなげるため窓口端末を増設する費用を追加補正するものでございます。  2款1項1目の後期高齢者医療広域連合納付金の保険基盤安定分につきましては、低所得者の者の被用者保険の被扶養者であった者の負担軽減分の確定によりまして、増額分を後期高齢者広域連合に納付するものでございます。県が4分の3、市が4分の1を財源として納付することになっております。  以上で後期高齢者医療特別会計の説明を終わります。  続いて、73ページをお願いいたします。  議案第38号平成22年度鹿角市の介護保険事業特別会計補正予算第4号は、次に定めるところによる。  第1条保険事業勘定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,769万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ37億6,632万7,000円、介護サービス事業勘定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ276万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,275万円とするものでございます。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  81ページをお願いします。  2の歳入でありますが、3款の国庫支出金以降、今回の補正は、いずれも保険給付費の実績見込み等による調整が主なものでございます。  次のページをお願いします。  8款1項1目繰越金の前年度繰越金として3,560万2,000円を追加補正しております。これによりまして、前年度分の繰越金はすべて計上されたことになります。  次のページをお願いします。  3の歳出でございますが、2款1項の介護サービス等諸費及び2款2項の介護予防サービス等諸費につきましては、介護認定者のうち、介護予防サービス対象者が介護サービスの対象者となるなど、予防から介護の方の対象者になるということですが、要支援認定者が減少し、介護認定者が増加する傾向にあります。施設介護、居宅介護ともにサービス利用者が伸びており、実績見込みにより追加補正としております。  次のページをお願いいたします。  4款1項1目の積立金は、実績見込みによる調整をし、3,529万3,000円を準備基金に積み立てるものでございます。  92ページをお願いいたします。  介護サービス事業勘定の2の歳入でありますが、2款1項1目一般会計繰入金の介護予防サービス事業繰入金につきましては、実績見込みにより財源調整して減額補正するものでございます。  次のページをお願いします。  3の歳出でございますが、介護予防サービス計画作成委託料を実績見込みにより減額するものでございます。  以上で介護保険事業特別会計の説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 建設部長。 ○建設部長(岩根 務君) 96ページをお開き願います。  議案第39号、平成22年度鹿角市の下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の総額に645万円を追加し、歳入歳出それぞれ8億2,499万1,000円とする。  第2条地方債の変更は、第2表地方債補正による。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  99ページ、100ページをお開き願います。  第2表地方債補正の変更でありますが、公共下水道関連水道管移設補償費の減に伴い、地方債の額も減として変更するもので、100万円の減であります。  104ページ、105ページをお開きください。  2の歳入でありますが、下水道受益者負担金4,000万円の増額は、大規模病院施設や宿泊施設などの加入による増額であります。一般会計繰入金3,729万4,000円の減額は、事業費の精算と下水道受益者負担金の増及び消費税還付金等雑入の増による調整であります。  7款市債の下水道整備事業債の100万円の減額は、事業費の減によるものであります。  次のページをお開きください。  3の歳出でありますが、需用費、委託料、備品購入費、補償、補てん及び賠償金は、精算の見込みによる減額であります。負担金補助及び交付金は、流域下水道鹿角処理区負担金の精算見込みにより1,286万3,000円の増額をお願いするものであります。  以上でございます。  次に、110ページをお開きください。  議案第40号、平成22年度鹿角市の農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の総額からそれぞれ38万9,000円を減額し、歳入歳出それぞれ8,079万6,000円とする。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  116ページ、117ページをお開きください。  2の歳入でありますが、4款一般会計繰入金905万7,000円の減額は、事業費の精算と、5款前年度繰越金の額の確定により減額するものであります。  次のページをお開きください。  3の歳出でありますが、2目事業費の委託料38万9,000円の減は、末広地区調査計画書作成委託の精算見込みにより減額するものであります。  以上でございます。  続きまして、120ページをお開きください。  議案第41号、平成22年度鹿角市の簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の総額からそれぞれ80万4,000円を減額し、歳入歳出それぞれ6,752万6,000円とする。  第2条地方債の変更は、第2表地方債補正による。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  123ページ、124ページをお開きください。  第2表の地方債の変更でありますが、限度額を1,100万円から1,000万円に100万円を減とするものであります。  128ページ、129ページをお開きください。  2の歳入でありますが、3款一般会計繰入金は、消費税還付金と簡易水道整備事業債が減額となったことから、一般会計より繰り入れるものであります。  6款簡易水道整備事業債は、湯瀬簡易水道浄水施設整備事業費が確定したことにより、市債を減額するもので、100万円の減であります。  次のページをお開きください。  3の歳出でありますが、2目施設管理費の施設整備工事費80万4,000円の減は、湯瀬浄水場施設整備工事の請負差額等による減額であります。  続きまして、134ページをお開きください。  議案第42号、平成22年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。  第3条でありますが、収益的収入及び支出の補正では、予定額の支出を95万円減額し合計で4億9,941万1,000円とするものであります。  第4条の資本的収入及び支出の補正でございますが、収入では、総額から288万7,000円を減額し1億5,949万円とし、次のページをお開きください。支出では、783万1,000円を減額し2億9,202万1,000円とするものであります。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  142ページ、143ページをお開きください。  収益的収入及び支出の支出でありますが、1項営業費用は、花輪工区の配管洗浄委託料の精算と給水装置受託工事費のそれぞれの精算見込みにより減額するものであります。  3項特別損失は、平成20年度消滅事項分の追加をお願いするものであります。
     次のページをお開きください。  資本的収入及び支出でありますが、収入の補償費は、他事業関連配水管等移設補償費でありますが、188万7,000円の減額をいたしております。これは公共下水道関連配水管移設補償費と交通安全施設整備事業関連配水管移設補償費の精算に伴い減額をするものであります。  また、次の企業債の100万円の減額は、配水管整備事業債が減になったことによる減額であります。  支出の浄水施設関係更新工事ほかの429万1,000円と配水管等移設工事の354万円の減額は、それぞれ工事請負費の精算見込みにより減額するものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 議案第43号平成23年度鹿角市一般会計予算であります。  平成23年度予算書・事項別明細書の1ページをお開き願います。  歳入歳出予算でありますが、歳入歳出それぞれ172億5,068万4,000円とするものであります。継続費、繰越明許費、債務負担行為及び地方債については、後ほど説明させていただきます。  第6条は、一時借入金の限度額を15億円と定めるものであります。  第7条は、歳出予算の流用について、人件費に限り同一款内での各項の間で流用ができるものとするものであります。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  8ページをお開き願います。  第2表継続費であります。8款5項住宅費の公営住宅建設事業について、平成23年度から平成24年度までの2カ年、総額9億3,091万8,000円の継続費を設定するものです。平成23年度の事業費は年割額欄の3億12万1,000円、平成24年度は6億3,079万7,000円とするもので、平成23年度から平成24年度の2カ年で6階建ての高層住宅2棟等を建設し、平成24年度では一戸建て住宅9戸と集会施設等を建設するものであります。  次の10款3項中学校費の八幡平中学校改築事業は、平成23年度から平成25年度までの3カ年、総額15億899万9,000円の継続費を設定し、体育館を平成23年度、校舎を平成23年度から平成24年度の2カ年で建設し、平成25年度に校舎の解体と環境整備を行うもので、各年度の事業費は年割額欄のとおりであります。  第3表繰越明許費であります。2款1項総務管理費、(仮称)学習文化交流施設整備事業について6,200万6,000円を設定するものであります。これは実施設計に要する委託料でありますが、実施設計は基本設計の後の執行となり、業務に要する期間から平成23年度で業務が完了しないことにより繰越明許費の設定をお願いするものであります。  第4表債務負担行為であります。平成23年度農業経営基盤強化資金利子助成費補助金は、借入利率0.6%のうち、県、市が0.06%ずつ合わせて0.12%を補助するものでありますが、平成23年度の借り入れ見込み3,500万円について、平成24年度から平成27年度までの補助金の限度額として5万7,000円を設定するものであります。  第5表地方債でありますが、平成23年度の借り入れは17件、21億7,060万円で、前年度と比較して5億2,450万円ふえております。新たな起債事業は、(仮称)学習文化交流施設整備事業、十和田市民センター体育場改築事業、大湯地区市民センター耐震補強事業の3件で、大幅に増額となる事業は八幡平中学校改築事業であります。臨時財政対策債は、地方財政見通しにより平成22年度決算額から20.6%減としております。  なお、251ページ以降に継続費、債務負担行為、地方債に関する調書を添付しておりますのでご参照いただきたいと思います。  13ページをお開き願います。  事項別明細書の歳入であります。  1款の市税でありますが、市税総額は29億946万7,000円で、前年度に比較し2,127万4,000円、0.7%の減と見込んでおります。1項市民税は、景気回復のおくれや就業者数の減少、米価の下落等から個人分は減少すると見込んでおります。法人分は全国的には回復傾向が見られることから5%増と見込んでおり、合計では2.9%減としております。  2項固定資産税は、土地の下落傾向は見られるものの、ほぼ前年並みを見込んでおります。  3項軽自動車税については、引き続き微増するとしております。  次のページ、15ページをお開き願います。  4項市たばこ税でありますが、販売数の減少は続くものの、昨年10月の税率改正により6.9%の増と見込んでおります。  5項入湯税は、高速道路の割引制度等の効果もあり回復傾向が見られるものの、前年度予算額を下回ると見込んでおります。  2款地方譲与税から次のページの8款地方特例交付税と19ページの10款交通安全対策特別交付金については、22年度の実績見込みと地方財政見通しにおける伸び率を参考にして算出しております。  19ページをお開き願います。  9款地方交付税であります。地方財政見通しでは2.8%増としておりますが、2.6%増の66億2,677万4,000円を計上しております。普通交付税につきましては、22年度の交付決定額や総務省から公表されている改正項目、平成22年度国勢調査人口などの数値をもとに試算し、前年度比較2.9%増としております。特別交付税につきましては、前年度と同額の6億円としております。  27ページをお開き願います。  13款1項国庫負担金1目民生費国庫負担金3節児童福祉費負担金であります。子ども手当負担金5億931万6,000円では、3歳未満への子ども手当を2万円に引き上げる改正に要する負担分を含めて計上しております。次の4節生活保護費負担金4億2,635万4,000円は、283世帯380人分に係る国の4分の3の負担を計上しております。  次の2項1目総務費国庫補助金1節総務管理費補助金1億8,580万円の社会資本整備総合交付金は、(仮称)学習文化交流施設整備事業ほか2件に係る40%補助の交付金です。  ページの下段、4目土木費国庫補助金1節道路橋りょう費補助金5,520万円の社会資本整備総合交付金は、花輪小坂線ほか舗装補修事業と道路橋長寿命化対策事業に係る交付金で、補助率は60%となっております。  次のページ、29ページをお開き願います。  2節都市計画費補助金の社会資本整備総合交付金は、公園長寿命化対策事業として行う桜山地区公園施設整備事業に係る交付金で、補助率は50%です。次の3節住宅費補助金の社会資本整備総合交付金は公営住宅建設事業に係る交付金で、補助率は45%です。  5目教育費国庫補助金の1節小学校費補助金と2節中学校費補助金の安全・安心な学校づくり交付金は、尾去沢小学校大規模改造事業と八幡平中学校改築事業に係る交付金であります。  33ページをお開き願います。  14款2項県補助金でありますが、2目民生費県補助金が大きくふえております。これは2節老人福祉費補助金において、4行目の介護基盤緊急整備等臨時特例交付金8,000万円によるもので、平成22年度に13款国庫補助金に計上された交付金が県予算を経由するもので、グループホーム1施設と小規模老人保健施設1施設の開設に係る臨時交付金で同額を歳出予算に計上するものであります。  4目労働費県補助金は、秋田県の雇用対策関係の二つの基金事業に係る補助金で、緊急雇用創出臨時対策基金事業は6事業から17事業、ふるさと雇用再生臨時対策基金事業は16事業から17事業にふえたことから増額となっております。  45ページをお願いします。  17款繰入金であります。2項2目1節のふるさと鹿角応援基金繰入金でありますが、平成22年度までに寄附により積み立てたものを取り崩し、それぞれの目的に沿った事業の財源として活用するため、220万円を措置しております。  次の47ページをお開き願います。  6目1節教育施設整備基金繰入金1億3,500万円は、八幡平中学校改築事業に充当するものであります。特別導入事業貸付牛購入基金繰入金は、家畜導入事業国庫返還が22年度をもって終了したことから、目を廃止しております。  53ページをお開き願います。  20款の市債でありますが、第5表地方債で説明したとおりでありますので、省略させていただきます。  次に、歳出についてご説明申し上げます。  57ページをお開き願います。  初めに、職員数についてご説明申し上げます。一般会計の職員数は242人となっており、昨年に比較して7人減少しております。金額では2,971万7,000円の減であります。特別会計と広域行政組合派遣を含めた全職員数は272人となり、前年に比較しますと6人の減となっております。  なお、247ページ以降に給与費明細書を添付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  69ページをお願いします。  2款1項総務管理費7目企画費ですが、前年度と比較して4億円以上ふえております。(仮称)学習文化交流施設整備事業に係る予算4億4,739万6,000円を計上したことによる増で、13節委託料の用地測量委託料から建物関係委託料までと、次のページ、72ページの17節公有財産購入費の土地購入費等であります。  83ページをお開き願います。  2項市民共動費4目市民センター費ですが、13節委託料の市民センター指定管理料では、各地区の地域づくり協議会の職員の増員分と設備の保守管理について委託業務に含むことから、2,000万円ほど増額となっております。また、十和田市民センター体育場改築事業と大湯地区市民センター耐震補強事業に係る設計管理委託料583万6,000円と、次のページの15節工事請負費に十和田市民センター体育場の工事費3億3,562万円、大湯市民センター耐震補強工事5,440万円、18節備品購入費に体育場の備品購入費を計上いたします。  111ページをお開き願います。  3款1項社会福祉費3目老人福祉費ですが、13節委託料の4行目の火災警報器設置委託料425万円は、65歳以上の非課税のひとり暮らし高齢者及び高齢者のみの世帯に対して火災報知器1個を市の負担で設置するもので、2個以上の設置が必要な場合は自己負担で必要な個数を設置できることとし、設置がおくれている高齢者世帯の普及を図るものであります。  19節負担金、補助及び交付金の説明欄の最後の特定高齢者住宅バリアフリー化支援事業補助金180万円は、高齢者が要介護状態にならずに在宅生活を続けるために必要な住居の改修に要する費用の一部を支援する制度を新たに設けるものであります。  131ページをお開き願います。  4款1項保健衛生費2目予防費9,436万円ですが、193%と大幅な増額となりました。これは、新たにヒブワクチン、小児肺炎球菌予防接種事業を行うことから、11節需用費で次のページの医薬材料費にワクチン購入費用1,383万円と13節の予防接種委託料に942万円、合わせて2,325万円を計上したことと、平成22年度当初予算に計上されていない子宮頸がん予防接種事業の委託料2,539万円等の計上によるものであります。  139ページをお開き願います。  5款1項1目労働総務費であります。19節負担金、補助及び交付金の説明欄の最下段、新規学卒者雇用奨励金2,100万円でありますが、国の奨励制度の対象とならない高校卒業者等を雇用した市内企業に対して1人当たり30万円の奨励金を交付するもので、若者の雇用の推進と、離職者が高い就職後3カ月未満においても事業者が新規就労者の育成に十分な取り組みが行えるよう費用面でも助成することで、企業の戦力となる優秀な人材の確保、育成を奨励するものであります。  157ページをお開き願います。  6款1項農業費11目農地費の19節負担金、補助及び交付金ですが、説明欄の上から6行目、ふるさと鹿角農村環境保全活動支援事業費補助金1,500万円は、鹿角市版の農地・水・農村環境保全事業とも言える事業でありまして、補助事業に取り組まない自治会等においても集落機能の維持や農村環境の保全に苦慮している状況から、これらの取り組みに対する支援と独自の里づくり事業等を助成する制度を設けるものであります。  161ページをお開き願います。  2項林業費2目林業振興費でありますが、19節負担金、補助及び交付金の3行目、鹿角杉の香るぬくもりの家補助金750万円は、間伐材や伐期を迎える地場産の秋田杉の利用促進を図るため、一般住宅の新築や増改築あるいはリフォームに使用した場合に助成する制度を創設するもので、地場産材利用の意識を高め、本市における原木生産、木材販売、住宅建築等の活性化を図るものであります。  次のページ、163ページをお願いします。  7款1項商工費2目商工振興費でありますが、13節委託料の6行目、起業家教育指導者育成事業委託料1,046万6,000円は、県の基金事業を活用し、企業意欲のある人に対し知識やノウハウを適切に指導、フォローアップできる人材を育成するもので、かづの商工会に委託し2名を雇用して研修等を行って人材育成を図るものであります。  次の農商工観連携プロデュース事業委託料549万1,000円は、鹿角市ブランドアップ戦略推進事業の一つとして、連携を推進するプロデューサーとなる人材を雇用し地場産業の振興を図るもので、前の委託料と同様に県の基金事業を活用してかづの商工会に委託するものであります。  次の165ページをお願いします。  19節負担金、補助及び交付金では、ブランドアップ戦略推進事業やビジネスチャンス拡大事業等に係る新たな補助金や内容を拡充した補助金を計上しております。説明欄の3行目のものづくり共同開発事業費補助金200万円、4行下のブランドアップ事業費補助金350万円、最後の産業人材育成事業費補助金120万円等であります。  171ページをお願いします。  2項観光費2目観光振興費であります。13節委託料では、県の基金を活用した委託事業を継続するほか、鹿角deウィンターアクティビティプログラム委託料313万円では、18節備品購入費とあわせて新たな冬季体験型観光交流メニューの構築を図ります。また、イベント委託料395万1,000円では、鹿角観光ファンの集いのほか、本年10月の花輪線全線開通80周年にあわせて沿線市町村それぞれが独自の企画事業を行いますが、本市では4件の記念イベントを実施する予定であります。  次のページ、173ページをお願いします。  19節では観光キャンペーンの負担金、祭典事業や観光物産協会への補助金のほか、外国人観光客誘客推進事業としてトップセールスを実施する6行目の外国人誘客促進事業費負担金78万1,000円と、本市への外国人の観光商品造成と誘客実績に助成する下から2行目、外国人誘客旅客商品造成補助金145万円を新たに計上するほか、7行目、まち歩き観光促進事業費負担金554万7,000円では、7節賃金による地域おこし協力隊員1名を活用しながら、花輪地区をモデルにした資源の再発掘から体験メニューの造成や実験事業を実施し、まちの案内人と連携してまちなか観光の推進を図るものであります。  177ページをお願いします。  5目交流推進費でありますが、13節委託料の実証栽培委託料335万3,000円は、鹿角ワイナリー整備推進事業として約30アールの補助に5種類の醸造用ブドウの実証栽培を委託するものであります。  181ページをお願いします。  8款2項道路橋りょう費2目道路橋りょう維持費であります。13節委託料の橋りょう点検業務委託料3,000万円は、橋りょう長寿命化対策事業として歩道橋と15メートル未満の道路橋364橋の点検を行うものであります。また、実施設計委託料1,700万円は、平成22年度修繕計画を策定した15メートル以上の道路橋98橋の中から補修優先順位の高い3橋について補修のための実施設計を行うものであります。  185ページをお願いします。  5目道路新設改良費では、市単独の道路改良等31件の工事請負費のほか、組合病院1号線整備のための用地測量と実施設計委託料等を計上しております。  189ページをお願いします。  4項都市計画費2目街路事業費は、久保田古舘線の国道交差点から久保田橋までの間について、都市計画街路整備事業の事業採択を受けるために必要な調査設計に係る経費を計上するもので、目を新設しております。  193ページをお開き願います。  5項住宅費1目住宅管理費でありますが、19節では、民間住宅リフォーム支援事業補助金を創設して居住環境の向上を図るための住宅の増改築、リフォームに要する費用を支援するとともに、住宅創始による地域経済の活性化を図るものであります。  197ページをお開き願います。  9款1項消防費3目消防施設費であります。15節工事請負費3,400万円は旭町消防活動拠点施設を建設する工事費で、次の18節備品購入費2,550万円は、小型動力ポンプ付積載車1台を大里に、小型動力ポンプ2台を大久保と小割沢に、消防ポンプ自動車1台を高市に配備する経費であります。  217ページをお開き願います。  10款3項中学校費3目学校建設費であります。八幡平中学校改築事業に要する経費の計上で、13節委託料は体育館と校舎建設に係る工事設計監理業務委託料で、15節工事請負費では、体育館とプール解体工事、体育館建設工事と校舎建設工事の平成23年度分の工事費で、18節備品購入費は体育館用の備品購入費を計上しております。  237ページをお開き願います。  6項保健体育費2目体育振興費であります。18節備品購入費では、アルペンスキーの競技用のスポーツタイマー2台を更新するほか、ジャンプ用スキー板を5組購入し、ジュニア選手の育成を図ります。また、ウィンターアクティビティ推進事業として、アルペンスキーセットとウェアを40組購入し、市民や観光客が手軽にスキー体験できる環境整備を進めます。19節負担金、補助及び交付金では、説明欄の下から2行目、ジュニアスキーヤー共通シーズン券購入補助金を新たに設け、スキー人口の拡大から一歩進みアルペンスキー競技に取り組む児童生徒に対し市内3スキー場共通リフト券を商品化していただき、その購入を支援するものであります。  以上で平成23年度一般会計予算の説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 市民部長。 ○市民部長(佐々木忠臣君) 258ページをお開き願います。  議案第44号、平成23年度鹿角市の国民健康保険事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条歳入歳出予算の総額は、それぞれ42億8,583万9,000円と定める。  第2条地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は2億円と定める。  第3条地方自治法第220条第2項ただし書きの規定により、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は次のとおりと定める。  (1)各項に計上した給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用。  (2)保険給付費の各項に計上した予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。
     予算総額は、前年度予算との比較で1億2,415万8,000円増の約3%増となっております。  266ページをお開き願います。  2の歳入でありますが、主なものについてご説明を申し上げます。  1款の国民健康保険税でありますが、一般被保険者につきましては、今年度の実績値を参考に被保険者数、世帯数及び前年度の所得金額の95%をベースとして算出しております。1項の国民健康保険税は前年度の当初予算より6.8%減の6億6,960万1,000円となっております。この要因は、被保険者の減少と厳しい経済情勢による所得の伸び悩みによるものと考えております。  次のページをお願いいたします。  4款1項1目の療養給付費交付金でございますが、社会保険診療報酬支払基金からの交付金で、退職被保険者分の療養給付費見込み額を計上しております。前年度当初予算より21%増となっております。  次のページをお願いいたします。  7款1項1目の共同事業交付金でございますが、高額療養費が80万円を超える場合と30万円以上80万円未満の場合に国民健康保険団体連合会から交付金として交付され、前年度より3.1%減の額で計上しております。  272ページをお願いいたします。  9款1項1目の一般会計繰入金でございますが、法定分と法定外繰入額の合算額として計上しております。法定分の内訳としましては、人件費、事務費、保険基盤安定負担金、財政安定化支援分、福祉医療費波及分、出産育児一時給付金の3分の2相当額の合計額が3億1,214万円となっております。法定外繰入金は1億8,924万4,000円となっております。平成22年度に税率の引き上げを行っておりますが、本来の需用額分すべてを税率アップで賄うとなると大変な増額となるということで上げ幅を抑えておりますことから、平成22年度当初予算から法定外予算で計上するという形をとっておりまして、来年度の平成23年度予算におきましても法定外繰入金を見込んだ予算としております。  276ページをお開き願います。  3の歳出について、主なものについてご説明いたします。  次の280ページをお願いいたします。  2款の保険給付費につきましては、平成20年度、平成21年度の実績と平成22年度の見込み額を参考といたしまして伸び率を算出しております。その結果、1項の療養諸費と次のページになります2項の高額療養費の合計額では、前年度より1.3%増となっております。  290ページをお願いします。  8款2項1目の特定健康診査等事業費でございますが、平成20年度から平成24年度までの5年間の取り組み事業でありますが、国の基準による実施計画では平成23年度は60%を目標としておりますが、これまでの実績などから推計しまして予算では40%を見込んでおります。  300ページをお願いいたします。  議案第45号でございます。  平成23年度鹿角市の後期高齢者医療特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条歳入歳出予算の総額は、それぞれ3億3,120万7,000円と定める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  予算総額は前年度予算との比較で2,726万6,000円の減、率にしますと約7.6%減となっております。  306ページをお願いします。  歳入の主なものについてご説明いたします。  1款1項1目の後期高齢者医療保険料です。平成23年度被保険者数を6,510人と見込んで、秋田県後期高齢者医療広域連合の条例に基づき所得割7.12%、均等割3万8,428円、課税限度額50万円の規定によりまして算定しております。  310ページをお願いします。  3の歳出ですが、下段の2款1項1目の後期高齢者医療広域連合納付金です。徴収する保険料と合わせまして保険基盤安定分を広域連合に納付するための予算計上でございます。  以上で後期高齢者医療特別会計の説明を終わります。  続いて、318ページをお願いします。  議案第46号、平成23年度鹿角市の介護保険事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条介護保険事業勘定の歳入歳出予算の総額は、それぞれ37億3,224万8,000円、介護サービス事業勘定の歳入歳出予算の総額は、それぞれ3,352万5,000円と定める。  第2条地方自治法第220条第2項ただし書の規定により、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。  (1)保険給付費の各項に計上した予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  予算総額は、前年度予算との比較で1億3,823万9,000円の増で、率で約3.8%増となっております。  327ページをお願いします。  保険事業勘定における2の歳入の主なものについてご説明いたします。  1款1項1目の第1号被保険者保険料の現年度分は、実績見込みを勘案しまして前年度よりやや下回る額を計上しております。  3款1項1目の介護給付費負担金につきましては、標準給付費の施設分を15%、その他の分を20%相当額で見込んでおります。  次のページをお願いいたします。  4款1項1目の介護給付費交付金につきましては、40歳から64歳までの第2号被保険者における社会保険診療報酬支払基金からの交付金で、給付費の30%相当を計上しております。  次のページをお願いします。  7款1項1目の介護給付費繰入金ですが、介護給付費の市負担分として12.5%を一般会計から繰り入れするもので、前年度より約4%増の計上となっております。  335ページをお願いします。  3の歳出、主なものについてご説明いたします。  339ページをお願いします。  後段になりますが、2款1項の介護サービス等諸費につきましては、今年度の実績をもとに積算しておりますが、要支援から要介護への重度化傾向により、1目の居宅介護サービス給付費と3目の施設介護サービス給付費が前年度より大きく伸びております。  次のページをお願いします。  2款2項の介護予防サービス等諸費につきましては、主に要支援者が居宅において受けた介護予防サービスの給付費でございますが、要支援者から介護サービスへの移行により、特に1目の介護予防サービス給付費が前年度より15.1%減の計上となっております。2項全体といたしましても14.5%減の額で計上となっております。  354ページをお願いします。  2の歳入であります。介護サービス事業勘定における歳入、1款1項1目の介護予防サービス計画費収入につきましては、要支援者の状態にあわせ介護予防プラン作成にかかわるものでございますが、継続・新規を合わせまして4,590件の作成を見込んで計上しております。前年度に比較しまして6.4%の減となっております。  次の356ページをお願いします。  3の歳出の主なものについて説明いたします。  1目の介護予防サービス事業費につきましては、プラン策定に係る人件費や調査員の賃金のほか、介護予防サービス計画作成委託料等事務費の計上となっており、歳出全体として5%減となっております。  以上で説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 建設部長。 ○建設部長(岩根 務君) 362ページをお開き願います。  議案第47号、平成23年度鹿角市の下水道事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の総額は、それぞれ9億2,888万5,000円と定める。  第2条でありますが、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為による。  第3条地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、第3表地方債による。  第4条でありますが、一時借入金の借入れの最高額は4億円と定める。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  365ページをお開きください。  第2表の債務負担行為でありますが、事項といたしましては、平成23年度鹿角市水洗便所改造資金あっせん利子補給費補助金とその損失補償についてであります。期間は平成28年度までであります。  第3表の地方債の限度額の合計は2億4,670万円で、利率は6.5%以内としております。  369ページ、370ページをお開きください。  歳入、1款1項1目下水道費負担金、下水道受益者負担金でありますが、平成22年度までの過年度賦課分と平成23年度賦課分の合計で1,682万4,000円を見込んでおります。  一番下の国庫支出金でありますが、下水道事業費補助金として汚水処理施設整備交付金7,330万円を見込んでおります。  373ページ、374ページをお開きください。  歳出でありますが、1款1項1目一般管理費は、米代川流域広域下水道鹿角処理区及び単独公共下水道湯瀬処理区の管理費及び負担金が主なものとなっております。  13節委託料、施設管理委託料は、大湯真空ステーション等保守管理委託料や湯瀬浄化センター保守管理委託料などが主なものでありまして、2,534万6,000円となっております。  15節工事請負費は、下水道管やマンホールの補修など年間を通じての補修費でありまして、400万円であります。  次のページをお開きください。  2目事業費でありますが、委託料の事業変更認可設計委託料679万7,000円は、認可期間を平成23年度から平成28年度までの期間延伸を行うためのものであります。処理場建設工事委託料8,000万円は、湯瀬処理区に汚泥脱水装置を設置するものであり、実施設計委託料1,100万円は、マンホールポンプや下水管渠の次年度の予定工事を設計委託するものであります。また工事請負費7,410万円は、汚水管渠約900メートルやマンホールポンプ、公共桝などを設置する工事費で、平成23年度は主に尾去沢地区や湯瀬地区及び浜田地区のJR横断などの延長を実施します。  負担金、補助及び交付金のうち、2段目の流域下水道鹿角処理区建設費負担金146万4,000円は、遠方監視設備詳細設計や処理場の長寿命化に関する調査の負担金であります。  次のページをお開きください。  2款1項公債費は元金及び利子のぞれぞれの償還金であります。  以上で、公共下水道事業は終わらせていただきます。  続きまして、385ページをお開きください。  議案第48号、平成23年度鹿角市の農業集落排水事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の総額は、それぞれ1億6,365万9,000円と定める。  第2条でありますが、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為による。  第3条地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利子及び償還の方法は、第3表地方債による。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  388ページをお開きください。  第2表の債務負担行為でありますが、事項といたしましては、平成23年度鹿角市水洗便所改造資金あっせん利子補給費補助金及びその損失補償であり、期間は平成28年度までとしております。  第3表の地方債の限度額の合計は4,510万円で、利率は6.5%以内としております。  392ページ、393ページをお開きください。  歳入でありますが、2款1項1目農業集落排水使用料でありますが、小豆沢地区及び谷内永田地区の使用料1,138万7,000円を見込んでおります。  3款1項1目農業集落排水費国庫補助金でありますが、末広地区の汚水処理施設整備交付金3,750万円であります。  396ページ、397ページをお開きください。  歳出の主な事項でありますが、1款1項1目需用費のうち光熱水費は、処理センター及び中継ポンプ等の電気料金であります。また、13節委託料の施設管理委託料1,464万1,000円は、小豆沢地区及び谷内永田地区の汚水処理施設保守点検委託料や緊急通報システム等の委託料であります。  次のページをお開きください。  2目事業費13節委託料7,074万5,000円と17節公有財産購入費1,122万2,000円は、末広地区の汚水処理施設整備事業に要する経費であります。  3款公債費は、平成10年度からの起債償還元金とその利子で、それぞれ2,322万円と2,033万7,000円であります。  以上で、農業集落排水事業の説明は終わらせていただきます。  続きまして、408ページをお開きください。  議案第49号、平成23年度鹿角市の簡易水道事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算の総額は、それぞれ1億6,603万7,000円と定める。
     第2条地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、第2表地方債による。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  411ページをお開きください。  第2表地方債でありますが、目的は簡易水道整備事業で、限度額は7,100万円、利率は6.5%以内としております。  415ページ、416ページをお開きください。  歳入でありますが、1款1項1目の水道使用料は1,995万4,000円となっております。  2款1項1目水道施設整備費補助金3,000万円は、松館・石鳥谷簡易水道施設整備費補助金であります。  次のページをお開きください。  歳出でありますが、2目の施設管理費のうち、委託料の施設管理委託料573万3,000円は、除雪や土日祭日あるいは夜間等の管理委託料であります。また、15節工事請負費の施設整備工事費1億705万3,000円は、湯瀬浄水場の自家発電機更新と松館・石鳥谷簡易水道統合施設整備費と湯瀬地区下水道事業に伴う配水管移設工事費を予定しております。  次のページをお開きください。  公債費は、起債償還元金と起債償還利子でそれぞれ2,462万8,000円と583万8,000円であります。  以上で説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 総務部長。 ○総務部長(木村忠好君) 427ページをお開き願います。  議案第50号平成23年度鹿角市大湯財産区特別会計予算であります。  歳入歳出予算でありますが、総額は歳入歳出それぞれ787万5,000円であります。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  433ページをお開き願います。  歳入の主なものについてご説明申し上げます。  2款1項1目農林水産業費補助金でありますが、造林地の間伐事業に係る県補助金として50万3,000円を見込んでおります。  3款財産収入1項1目財産貸付収入は、区有地の貸し付け49件分、419万1,000円を計上しております。  435ページをお開き願います。  4款繰入金1項1目財政調整基金繰入金7万9,000円でありますが、財源調整のために基金から所要額を繰り入れるものであります。  6款諸収入2款1目受託事業収入でありますが、北野地区分収造林地の除伐作業に係る森林総合研究所からの受託収入として228万7,000円を計上しております。  439ページをお開き願います。  歳出であります。1款1項1目財産管理費では、財産区管理会経費等のほか、造林地7.19ヘクタールの間伐を行う経費を計上しております。  次のページ、441ページをお開き願います。  2款1項1目造林費でありますが、13節委託料228万8,000円は歳入で説明しました森林総合研究所からの受託事業に係る経費であります。  2款2項1目繰出金は一般会計繰出金でありますが、大湯温泉まつり事業のほか、一本木自治会館建設事業と大湯大太鼓保存会事業への助成分を計上しております。  以上で説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 建設部長。 ○建設部長(岩根 務君) 444ページをお開きください。  議案第51号、平成23年度鹿角市上水道事業会計の予算は、次に定めるところによる。  第3条でありますが、収益的収入及び支出の予定額は、水道事業収益が5億1,370万3,000円、支出の水道事業費用は4億7,335万9,000円であります。  第4条の資本的収入及び支出の予定額は、次のページをお願いします。資本的収入を1億4,563万3,000円、資本的支出を2億9,062万8,000円と定めております。  第5条の債務負担行為をすることができる事項、期間及び限度額は次の表のとおりでありまして、事項といたしましては、平成23年度水道給水装置等設備資金利子補給費補助金とその損失補償及び水道料金等徴収業務委託であり、期間は平成28年度までとしております。  第6条の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は次のとおりで、限度額の合計は1億1,000万円であります。  次のページ、一時借入金の限度額は、1億円と定めるものであります。  第8条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費の5,547万5,000円であります。  また、第10条たな卸資産の購入限度額は2,200万円と定めております。  平成23年2月28日提出。鹿角市長。  461ページ、462ページをお開きください。  収益的収入及び支出の収入でありますが、1款1項1目給水収益の水道料金は、対象給水件数1万875件分、4億9,739万2,000円を見込んでおります。  下段の1款2項3目雑収益の下水道使用料等徴収事務費用負担金774万円は、徴収事務一元化に伴う下水、簡水、農集排からの負担金であります。  次のページをお開き願います。  支出でありますが、1款1項1目原水及び浄水費につきましては、浄水場のほか浄水施設に係る経費でありますが、主な経費といたしまして、浄水場職員2人分の人件費のほか、委託料1,654万7,000円のうち、各浄水場及び配水池関係の電気、計装設備の保守点検業務282万2,000円と浄水施設等の管理業務に係る委託料1,000万円が主な経費であります。  2目配水及び給水費は、配水施設等の管理経費として、職員1名分の人件費のほか、主な経費といたしましては、次のページの修繕料4,109万7,000円は、配水管の漏水修繕及び定期検査、満量等に伴うメーター交換1206戸のほか、消火栓の修繕3基分などと各配水池の動力費522万円などであります。受託工事費1,062万円は、公共下水道関連及び石綿管更新に伴う給水装置の受託工事費であります。  4目総係費は、経営業務関係経費として職員4人分の人件費のほか、主な経費といたしましては、次のページをお願いします。委託料3,142万9,000円は、検針集金等委託料13人分と料金調定及び会計システムの保守委託料及び平成24年度から正式運用を予定しております水道料金等徴収事務にかかわる半年分の試行期間中の委託料1,155万円が主な経費となっております。  次のページをお願いします。  資本的収入及び支出のうち、収入の1款1項1目補償費477万8,000円は、公共下水道及び国道103号改良事業関連の配水管等移設補償費であります。  1款2項1目国庫補助金3,000万円は、石綿管更新分の水道管路近代化補助金で4分の1を見込んでおります。  1款3項1目企業債1億1,000万円は、十和田取水電磁流量計設置工事に対する設備改良事業債と石綿管更新に対する老朽管更新事業債を見込んでおります。  次のページをお願いします。  資本的支出でありますが、1款1項2目設備改良費は、水道施設耐震診断業務委託料1,050万円と十和田取水電磁流量計設置工事2,500万円及び石綿管更新等工事費1億2,575万円を計上しております。  3目施設改良費は、職員1人分の人件費のほか、配水施設等拡張工事費500万円及び4目他事業関連施設整備費1,608万円は、公共下水道及び国道103号改良事業関連の配水管等移設工事費であります。  以上で説明を終わります。 ○議長(黒澤一夫君) 提案理由の説明を終わります。  以上で、本日予定いたしました議事日程はすべて終了いたしました。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午後2時31分 散会...