鹿角市議会 1998-07-31
平成10年第5回臨時会(第1号 7月31日)
3
ページをお開き願います。
第2
表地方債補正であります。1の
追加でありますが、心の
教室整備事業であります。これは
事業費 820万円でありますが、これから
国庫補助金相当分3分の1の額を除いた額の80%
相当額をお願いするものでございます。
2の変更でございますが、
都市計画街路整備事業、
花輪通り線であります。これにつきましては
県事業でありますが、 6,000万円を
追加することに伴い、市の
負担分6% 360万円でございますが、この
負担額の増に伴うものであります。この額の80%の 280万円を
追加いたしまして、
補正後の額を 1,900万円とするものでございます。
次の
ページをお開き願います。4
ページ、
歳入であります。
7款1項1目
地方交付税であります。今回、
地方交付税 1,461万 5,000円を
追加をするものであります。なお、
地方交付税につきましては、
地方交付税の国の対前年度
伸び率は 2.3%でありますが、
鹿角市におきましては 0.6%の伸びを見込んでおりましたが、1%増の68億 3,287万7,000円の
交付決定見込みとなったものでございます。
次に、11款2項4目3節
中学校費補助金は、木の
教育研修施設整備費補助金でございます。これは
補助対応額が 410万円で、これの3分の1の
補助率でございますが、掛ける2校分の
補助金273万 2,000円をお願いするものでございます。
5節
社会教育費補助金でございますが、
史跡等購入費補助金でありまして、これは
大湯環状列石の
追加指定地公有化事業の
追加事業費でございまして、
補助対応額が 3,750万円の80%でございます。
次に、12款2項8目2節
文化財保護管理費補助金、これは今説明しました
特別史跡整備事業費補助金の
県対応分でございます。
補助対応額 3,750万円の10% 375万円でございます。
市債につきましては、前の
ページの
地方債補正のとおりでございます。
次に、5
ページの
歳出でございます。
4款3項1目
水道施設整備費でございますが、19節
負担金補助及び
交付金、
上水道事業会計補助金でございます。これは
花輪産土神地区の
給水区域編入のための
上水道給水区域変更認可申請委託事業にかかわる額の
補助金でございます。
6款1項14目28節
繰出金は、
農業集落排水事業特別会計への
繰出金 735万円でございます。これは
事業費1億円の
追加配分のうち、
一般財源負担分の
追加分でございます。
次に、8款4項2目19節
都市計画道路花輪通り線整備事業費負担金は、
事業費 6,000万円の増によるものでありまして、それに伴う
負担金の増分、6%に相当するものでございます。
次に、10款3項1目15節
工事請負費ですが、これは心の教室の
相談員の配置に伴います教室の
改造費、2
教室分でございます。
次に、5項2目
文化財保護費の関係ですが、これにつきましては、
大湯環状列石の
追加指定地公有化事業にかかわる
追加事業でございます。13節
委託料につきましては、
用地測量委託の面積の増に伴うもの及びそれに伴う
建物鑑定の増に伴うものでございます。17節
公有財産購入費ですが、
用地購入費でございます。これは当初2万 9,084平米の予定でありましたが、
追加配分によりまして4万 3,739平米、差し引きまして1万 4,655平米の増に伴うものでございます。
次に、22節補償、補填及び
賠償金ですが、これは
事業費の増によります
小屋移転等の増分及び
立木補償費の
追加分でございます。なお
立木補償につきましては、当初 3,149本の予定でしたが3,571本、 422本の増に伴うものでございます。終わります。
○
議長(
佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○
上下水道部長(
賀川一男君)
議案第71号、7
ページをお願いします。
平成10年度
鹿角市
下水道事業特別会計補正予算 (第2号) について説明いたします。
第1条、
歳入歳出予算の総額に、
歳入歳出それぞれ2億 2,747万 9,000円を
追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ13億 3,204万 4,000円とするものであります。
第2条でありますが、
地方債の
補正は、次の
ページの第2
表地方債の
補正によるものであります。
次の
ページの下の方でございますが、
補正の内容は
限度額の変更でありまして、「4億 5,440万円」を「5億 6,360万円」とするものであります。
次の
ページですが、
歳入の3款1項1目
下水道費国庫補助金でございますが、これは国の
経済対策に伴う
下水道事業費の
補助金、
事業費の2分の1
相当額1億 1,000万円を
追加し3億 1,000万円とするものであります。
5
款繰越金でございますが、前年度繰越金の一部 827万 9,000円を
追加し 1,507万 6,000円とするものであります。
7款市債でございますが、
下水道事業債でございます。1億 920万円を
追加し5億 6,360万円とし、
歳入総額を13億 3,204万 4,000円とするものであります。
次に、10
ページの
歳出をお願いします。
追加の主なものは、1款1項2目13節
委託料の
追加でありまして 1,980万円であります。これは、
尾去沢花輪地区にかかわります
実施設計と
土質調査委託料であります。15節
工事請負費1億9,803万 7,000円の
追加でありますが、これは市内6カ所、
管渠延長 1,700メートルにかかわる
工事費でございます。19節
負担金補助及び
交付金の
追加 867万 9,000円でございますが、これは
流域下水道鹿角処理区
建設費負担金の増に伴うものでございます。終わります。
○
議長(
佐藤洋輔君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(
木村久男君)
議案第72号、14
ページをお願いします。
平成10年度
鹿角市
農業集落排水事業特別会計補正予算 (第1号) についてご説明を申し上げます。
歳入歳出予算の
補正でございますが、第1条、
歳入歳出予算の総額に、
歳入歳出それぞれ1億185万円を
追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ1億 9,719万 4,000円とするものであります。
地方債の
補正、第2条、
地方債の変更は、第2
表地方債補正によるものであります。
次の
ページをお願いします。
第2
表地方債補正、変更でございます。
限度額 2,750万円を、国の
事業費の
追加1億円によりまして、
限度額を 5,650万円に変更するものでございます。
次の16
ページ、
歳入でございます。
1款1項1目1節
農業集落排水費補助金 6,550万円の
追加をお願いするものであります。これにつきましては、当初
事業が 8,200万円にセットされておりましたが、国から
事業費が1億円
追加になりまして、国50%、県15%、加えまして
事務費、国が
事業費の1%の2分の1補助というふうなことで、トータルしまして 6,550万円の
追加でございます。
2款1項1目1節
一般会計繰入金 735万円でございます。
4款1項1目1節
農業集落排水債 2,900万円の
追加でございます。これは
事業費の
追加によりまして
地方債の増額をお願いするものでございます。
補助対象分、
特例措置分、
単独分と、この3本の柱からなってございます。
次の
ページをお願いいたします。
歳出、1款1項1目
事業費でございますが、1億 185万円を
追加し、トータルで1億 9,719万4,000円にするものでございます。主なものは、15節
工事費 9,105万円、これは
農業集落排水事業の
管路布設工事、延長 900メートルを予定したものでございます。それから17節
公有財産購入費 400万円でございますが、これは
処理場の
建設用地購入費、おおよそ 2,800平米を予定したものでございます。19節
負担金10万円、これは
農業集落排水協会への
入会金の10万円でございます。
それから22節
補償補填及び
賠償金 500万円でございますが、これにつきましては、
小豆沢集落には既設の
簡易水道組合が五つございまして、その配管がはっきり定かではございません。
事業を進めていく上でそれに当たった場合、その配管を補償しなければならないというふうな形の 500万円でございます。終わります。
○
議長(
佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○
上下水道部長(
賀川一男君)
19
ページをお願いします。
議案第73
号平成10年度
鹿角市
上水道事業会計補正予算 (第2号) について説明いたします。
補正予算の資料で説明したいと思いますので、最後の26
ページをお願いいたします。
資本的収入及び支出の収入でありますが、1款2項2目で 150万円の
追加をお願いしております。これは
一般会計からの
補助金でありまして、
支出経費の約2分の1相当の金額であります。
次に支出でございますが、支出におきまして 311万 5,000円の
追加をお願いしております。
内訳といたしまして、1款1項3目
施設拡張費において、旅費6万 5,000円、
備消耗品費5万円、
委託料 300万円でございますが、これは花輪の
産土神地区の、給水区域内編入するための
変更認可申請書作成の
委託経費でございます。説明を終わります。
○
議長(
佐藤洋輔君)
提案説明を終わります。
これより
議案第69号から
議案第73号までの5件について、一括して質疑を受けます。質疑ございませんか。石川君。
○1番(石川 徹君)
教育費についてお伺いいたします。
予算書の5
ページの
教育費、10款3項1目
学校管理費の
施設整備工事費 820万円に関してでありますが、3
ページの起債の心の
教室整備事業並びに4
ページの
歳入の方の木の
教育研修施設整備費補助金、これが抱き合わせということになるかと思いますけれども、3点ほどお伺いいたします。
まず、心の
教育整備事業の起債と木の
教育研修施設整備費補助金、この性質について、もう少し詳しく説明をいただきたいというのが1点でございます。
2点目は、2校分ということでしたが、この教室の配置、
相談員が何名であるかとか、
あとレイアウトなんか、ざっとわかれば教えていただきたいと思います。
3点目は、これまでにこのように起債と
補助金を抱き合わせて執行した例というのはあるかどうかということ、以上、この3点について質問いたします。
○
議長(
佐藤洋輔君)
教育次長。
○
教育次長(高畑 直君)
心の教育の内容でございますが、既にご承知のとおり、非常に最近
子供たちの心の
居場所がないということでいろいろな事件を起こしておりますが、それらの
子供たちの心の教育の充実のために、
居場所をつくってやるということで、今回
八幡平中学校と
十和田中学校の2校に設置するものでございます。
相談員でございますが、これは市内には
中学校が5校ございますが、各学校に1名ずつ配置する予定にいたしておりまして、これはいずれ9月の
補正予算で措置してまいりたいと考えております。
それから、起債あるいは
補助金、それから
一般財源の関係でございますが、
補助事業ですので、いずれこういうふうな
予算措置をたびたびお願いしているものでございます。(「木の教育の方は」の声あり)木の
研修施設ということで、
歳入はそういうふうになっておりますが、内容は、心の教室の整備は木を使った
整備をするということで、床は全部フローリング、あるいは壁もそういう種類のもので工事をしてまいりたいと考えております。
○
議長(
佐藤洋輔君)
石川君。
○1番(石川 徹君)
この木の教育
研修施設というものですが、例えばこれは木造校舎の学校の改築などというものにも、今後対応していけるものですか。例えば屋根が壊れたとか、床がゆがんだという場合に、この
補助金を使ってそういう施設の改修などにも対応できるのかどうかということがわかりましたら教えてください。
○
議長(
佐藤洋輔君)
教育次長。
○
教育次長(高畑 直君)
この
補助金は、今回の心の相談室をつくるのに限ると思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
ほかに。阿部君。
○11番(阿部節雄君)
2点ほどお尋ねいたしますが、まず4
ページですが、
地方交付税について先ほど説明がありましたが、当初予算においては対前年 0.6%を見て、今回は1%増になったということですが、先般の新聞報道によりますと、10年度の
地方交付税大綱が去る24日の閣議において報告され、了承されたということでありますが、この内容を見ますと、市町村においては4.4%増になっているわけであります。ふえた内容はどういうことかなと思って見ましたら、総合
経済対策、あるいはまた、いろいろなそれに伴うところの起債の償還増に対するものだということでありますが、それにしては
鹿角市も総合
経済対策、あるいはまたその他の有利な起債等に対する償還、そういうものは決して他の市町村に引けをとらない多い額ではないかなと思うんですが、この1%と、全国平均の市町村の 4.4%の違い、ここら辺をもし把握しておりましたらお願いしたいと思います。
それからもう一つは、先ほど
総務部長は、10年度の交付税が決定したと言っていますけれども、法律では普通交付税は当該年度の、遅くとも8月31日まで決定しなければならないとあるわけでして、これは決定ではなくして、当面交付税算定資料の算定結果によるとこうだということではないかなと思うわけです。そこら辺をひとつ確認したいと。
それからもう一点でありますが、6
ページ、
地方債の現在高の見込みに関する調書でありますけれども、合計欄の数字において 6,720万円の差があるわけであります。その理由は何なのか、間違いなのか、そこら辺をご説明いただきたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
地方交付税に関しまして、1%と全国平均との差ということでございますが、調べてみますと、全体的に国の投資的な経費の
伸び率がマイナスになってございます。
それで、普通建設費が下がってございます。中でも道路費の落ち方が大きくなっているようでございます。そういう中で、まず当初では 0.6%の伸びを見込んだわけですが、結果的にはそれよりも上回って1%増の見込みというふうになってございます。
それから2点目の、私は気をつけて話をしたんですが、決定したということになれば、それは間違いでございまして、今年度の交付税の分については、これはまだ閣議決定のところまでは行っていないわけです。いずれ今の、発足しました内閣においての閣議決定になるという段取りになっていると聞いております。その点、私、間違いましたら訂正いたしたいと思います。
それから、3点目について、もう少し詳しくお願いしたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
暫時休憩いたします。
午前10時33分 休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前10時37分 開議
○
議長(
佐藤洋輔君)
再開します。阿部君。
○11番(阿部節雄君)
総務部長、私は何も閣議決定したとは言っていないんです。24日の日に閣議に報告されて了承されたと、ですからあなたの決定というのはおかしいのじゃないかということで質問しているわけですから、そこらあたりははき違えないようにしてください。
○
議長(
佐藤洋輔君)
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
おっしゃるとおりでございます。
○
議長(
佐藤洋輔君)
阿部君への答弁は保留いたしまして、ほかにございませんか。齋藤君。
○22番(
齋藤啓一君)
4
ページの先ほどの石川議員の質問に関連しますが、心の教室の
整備事業ということなんですが、さまざまないじめとか、いろんな事件が今各地であります。しかし
鹿角市の場合、喫緊の必要性というものが、どういうものがあってこういうことをしなければいけないのか、その実態を少しお知らせ願いたいのと、あとは生徒数が多ければそういう割合が多いと思うんですが、今回、
十和田中学校、
八幡平中学校に心の教室を設ける理由はどういうものか。
花輪一中が2番目に生徒数が多いと思いますが、その先手づけの理由をお知らせ願いたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
教育長。
○
教育長(淺利 忠君)
鹿角市の小・
中学校におけるいじめだとか、その他の実態についての問い合わせでございますけれども、一番あれなのは、ふざけているのといじめているのの、この見境が非常につかないケースが多いので、実態といいますか、これがいじめだと決定的に決めつけて指導の対象にするようなことというのは、まず起きていません。
それから、不登校の生徒は、
中学校の方で8名おります。小学校の方が5名、合わせて13名いるわけですけれども、いずれ齋藤議員ご指摘のように、キレたりなんだりする
子供たちがいるものですから、そういう結果、悪い現象が出ないようにという、いわゆる予防的な、あるいは事前の策として対応しておかなくてはならないだろうと。幸い私たちの市にはああいう凶悪なことというのは起きていないわけですけれども、絶対に起こり得ないと考えるのは、これは間違いだと。起こり得る可能性もあり得るのだから、やっぱり十分に対応しなければならないのではないかなと、そういうことでございます。
それで、学校の生徒数の多いところにはそういう現象が多く見られるのではないのか、これは一般的に言えばそういうふうに言えると思います。ご存じのように、花輪第一
中学校は建ててから十何年になるわけですけれども、一応今日的なそういう課題に対応できるようないろいろな部屋の設備が比較的よくできていると。
八幡平中学校あるいは
十和田中学校の方には、そういったようなものが十分にできていないということで
八幡平中学校と
十和田中学校、明年度は花輪第二
中学校を対象にして実施したいという考え方でございます。
それから、
相談員については、全学校に配置する予定でございます。大まかに申し上げますと、国では、4学級以上の学級を有している
中学校 2,000校についてこれを今年度実施すると、そして来年度もまた実施したいという言い方をしているわけですが、
相談員については、今年度は
中学校 8,000校を対象にして 8,000人の
相談員を配置するようにと。そしてできるだけ早い機会、10月ごろをめどにそれぞれ配置して相談活動ができるように進めなさいという指導でございます。
こんな答弁でご理解いただけたでしょうか。
○
議長(
佐藤洋輔君)
齋藤君。
○22番(
齋藤啓一君)
大体わかりましたけれども、現実にいじめとか不登校の現状を見ますと、今でも校長先生や各先生方が生徒を呼んで、各校長室でも対応できていると思うんです。それに対して心の教室をつくるというのは、どういうふうにするとそういうのが解消されるような部屋づくりにするのかなということを聞きたかったんですが、
相談員を配置するために部屋をつくるということですか。そこら辺を詳しく。
○
議長(
佐藤洋輔君)
教育長。
○
教育長(淺利 忠君)
相談員を配置するためにその教室を特別どうのこうのではなくて、
相談員は、先ほど申し上げましたように全部の学校へ配置すると。そして、そういう機能を持った部屋を持っていない
中学校、これらを対象にして、これも国の総合
経済対策の、景気対策の一つとして実施しなさいということで、国では 360億円、このカウンセリングルームの
整備のためには300億円、それから
相談員を配置するためには38億円とかどうのこうのということで出てきているわけです。
それで、
相談員は5校全部に配置しますけれども、ほかの2校については、
尾去沢中学校はこの間建てたばかりで新しい機能をたくさん持っています。それからもう一つ、花輪一中、こちらの方にもそれなりの機能を持った部屋がありますので、これは対象にならないということで実施することにしております。
○
議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。阿部君。
○11番(阿部節雄君)
議案第71号、第72号に関連して、下水道
事業全体のバランスの確保をするという観点からお尋ねをいたしたいと思います。
まず、市民が衛生的で文化的な生活を営むために下水道
整備事業は不可欠の
事業であると。したがいまして、本
事業はこれを積極的に推進していかなければならないと思うわけでありますが、ただ財政上非常に心配がある点についてお尋ねをしたいと思うわけであります。
まず最初に、公共下水道
事業は昭和63年に着手されまして、今年度の10年度で11年目を迎えるわけでありますが、この間の総
事業費あるいは
一般会計からの繰入金及び起債額はどのくらいになっているのか、もしおわかりでしたら、それをまずお聞きしてから質問を進めてまいりたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○
上下水道部長(
賀川一男君)
今の質問の起債の部分についてだけは資料がございます。昭和63年度から平成9年度までは、借入額が47億 6,710万円でございます。それで平成9年度の元金残高は、46億 8,139万 4,000円でございます。その他の部分については、ちょっと資料がありませんので……。
○
議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○11番(阿部節雄君)
私が調査した段階では、総
事業費が約80億円、これに対する
一般会計からの繰入金が約12億円。今9年度の起債の説明がありましたが、10年度現在予算まで含めて約53億円に達しているわけであります。公共下水道の
整備地区というのは、これまで花輪、毛馬内、大湯、錦木地区で実施されてきているわけでありますが、今後はさらに
尾去沢地区にも着手されると思います。当初の計画においても、総
事業費は約 300億円と推定されましたが、最終的にはこの額をはるかに上回る大
事業になると思います。
今後、各年度の
事業費に対する
一般会計からの繰入金、あるいは多額の起債償還費に対する
一般会計からの繰入金など、非常に大きな財政負担になり、財政圧迫になるということが予想されるわけであります。それゆえに市民がひとしく恩恵を享受できるように、農村地域における
農業集落排水事業、あるいは温泉観光地における単独公共下水道
事業の実施に積極的に対応しないと、市費負担の不均衡を増幅して、市民の不満が出てくるということを非常に危惧するものであります。
そこで市長にお尋ねしますが、当初の財政計画と大幅に差が出ているという状況でありますが、これを市長は把握されているのかどうか。それから、これらの財政負担にどのように対処されるお考えなのか。
2点目は、今後の
農業集落排水事業及び単独下水道
事業をどのように進められるお考えなのか、市長の考え方をきちんとお聞きしておきたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
市長。
○市長(
杉江宗祐君)
下水道
事業でありますが、近年国体開催を目前に控えて、当初の計画よりも積極的に大湯地区を含めて投資したという経緯もございます。それはなぜかというと、ご承知のように、できるだけ水洗化を図りたいという観光地としての希望もございましたし、単独でやると二重投資になるというようなこともありまして、下水道を積極的に進めたと。それから、国の方の今の景気浮揚対策の中でも、生活関連
事業最優先ということで、割り当てが大変多く来ております。そういうことで
事業費が当初よりも伸びてきているということは事実だろうというふうに思います。
ただ、国の割り当てが来ているから逐一消化するんではなくて、やはり一つの目安として、私は大体10億円前後が
鹿角市の下水道
事業の目安ではないかなと、こういうふうに財政的には見ております。そんなことで、国の方がいいからということでも余り無理しないで、ひとつ秩序のある財政計画に基づいて進めてまいりたいというふうに思います。
また、それに関連しまして、今お話がありましたように、それでは農村部の方はというお話でございますが、農集排もいよいよことしから着手するわけでありますが、希望の集落もあちこち要望が出ておりますので、その地域のコンセンサスを得ながら、これも計画的に進めてまいりたいというふうに思っております。
○
議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○11番(阿部節雄君)
私が心配するのは、例えば62年に立てた計画では、
事業費が67億円というものが80億円になっていると。あるいはまた、
一般会計からの繰入金、当初の計画では4億円というものが12億円になっていると。さらには起債も、当初40億円と計画したものが53億円というような非常に大きな額になっているわけであります。これは、これらの会計の中で処理できればいいわけですが、最後には
一般会計からの繰り入れというものを仰がなければ収支の均衡はとれないということになるわけであります。ただでさえ
一般会計が大変な事態に直面しているときに、やはりこうした皆さんがまだわかっていない財政負担が非常に大きなものがあるというこの実態だけは理解しておかなければならない。
そういうことで、私は公共下水道
事業の実施計画あるいは財政計画を調整して、やはり議会にその旨を報告すべきだと思うわけであります。その点について、市長はどのようにお考えになるのかお尋ねをいたします。
○
議長(
佐藤洋輔君)
市長。
○市長(
杉江宗祐君)
下水道会計についての中期の財政計画は立てておりますし、昨年もそれをチェックさせております。その観点からいきますと、公共下水道としては、今急激に一般財政から負担をするというような状況下にはございませんけれども、加入戸数がふえてきますと、流域の方の処理費がかさんでくる見通しとなっております。
そんなことで、当分の間は私どもが立てている財政計画の範疇の中で消化できるだろうというふうに思っていますが、近い将来、流域の負担関係について手数料がふえてまいりますので、このことについて、若干調整が必要だろうというふうに考えております。いずれ決算などのときに皆さんにそのことについて資料を提示して、またご報告を申し上げたいと存じます。
○
議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
議案第73号の上水道
事業会計の
補正予算、資料の26
ページについて、3点ばかりお伺いいたします。
まず1点目でありますが、
歳入に他会計
補助金 150万円とあります。これはちょうど
事業費の2分の1の
一般会計からの
補助金であろうというふうに思うわけですが、この
補助金を出すという解釈といいますか、根拠について、これが1点目です。
それから、2点目は、前の定例会の際に説明がありましたけれども、今回区域変更の手続をされるということで、その具体的な今後の対策については、もう少し時間をかけて詳細に検討してみたいというようなお話があったわけですが、今回この予算を計上するに当たって、変更認可の進め方、それから認可の見通し、こういったものはどんなものかなということと、それからもう一つは、それまでの間、これらの区域の水道料金は営業外収益で扱いたいというような御説明があったように記憶しております。果たして営業外収益として扱うことができるのかどうかというのを私は多少疑問に思っていますので、その辺の解釈。
それから、3点目でありますが、これは私のこの前の質問に関連して、「週刊かづの」に投書記事が、この問題を取り上げていたように思います。あえてサブテーマの中に、「上水道区域外給水の公費不正支出について」と。要するに正しくない支出だということのようですけれども、そういうタイトルでいろいろと法の解釈であるとか現状であるとか、そういったものを書いておられたように思います。したがって、ここまで市民にわかられてきた実態もあるわけですから、この投書の記事に対するご見解をお伺いしたい。この3点であります。
私は、なぜこういうことを申し上げるかというと、なんかこういう状況になってまいりますと、改めて現実の問題を正確にやっぱり把握しておく必要があるということ。とにかくそれに対する認識がきちんとしていなければいけない。
それから、変更の認可の見通しも、確かなものになるのかならないのかというようなことによって、この予算を決定するための考え方もまとめておかなければいけないというふうに思われるわけであります。殊に今回の
補正については、
委員会付託を省略して直ちにここで決められるものだというふうに思う余りに、どうであったのかということを正確に把握したいのでお聞かせいただきたい。この3点であります。
○
議長(
佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○
上下水道部長(
賀川一男君)
私からお答え申し上げたいと思います。
まず、1点目ですけれども、 150万円の
一般会計からの
補助金のことでございますが、公営企業法におきましては、「他の会計から補助をすることができる場合は、災害、その復旧、その他特別の理由により必要がある場合」と規定がされております。したがいまして、今回の 150万円につきましては、この特別の理由に該当するものとして考えてございますので、妥当なものと解釈してございます。
それから、6月定例会以後、この問題につきまして県の方の協議、指導を仰いでおりますが、これによりまして、変更認可の申請を遅ればせながらやることについて指導を受けております。
このスケジュール的なものとしては、きょう議決されますと、8月早々に委託業者の選定なり契約を完了しまして、年内いっぱいで変更認可申請書類等の作成を完了したいと。その後、県の方に申請をし、1月から2月にかけて県の方の申請に対する審査を受け、2月いっぱいまでには認可をいただきたいものと考えております。その後、条例によりまして給水区域が示されておりますので、その変更の手続を議会の皆さんにお願いをすることになります。
それから、現在のここの地区へ水の供給は継続しておりますので、その料金の取り扱いについては、水道料金
相当額を6月使用分、7月調定分からは、営業外収益の雑収益として扱ってございます。4月から6月までの分については、既に営業収益として扱っておりましたので、これについては伝票上の振替で営業外収益ということで扱っております。この部分につきましても、県の指導を得まして、これで扱うことが今の段階ではベターということで扱わせていただいております。
それから、次の地方紙に載りました投書の件でございますが、前段につきましては、非常に詳しくいろいろな法律等も調査され、記述されたものと思っております。後段につきましては、投書者は明らかに不正であると、したがってこれを追及し、責任の所在を明らかにすべきではないかというような趣旨で投書されておりますけれども、実際ここの地区に運動公園の
整備をした際に、水道水の濁りを回避したいという一念のもとに
予算措置をし、工事をしたものでありまして、そのことにつきまして、読者の投書のような形のことについて、私から不正であるとか、この問題を調査して明らかにするというようなことについては軽々に申し上げられませんので、ご理解をお願い申し上げたいと思います。終わります。
○
議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
1点目の解釈は、財政法の6条のその他を使われたというようなお話のようでありますが、前にも災害の関係で、いわゆる
一般会計から2分の1を補助したというような例もあったわけです。
私は、これと今回のものは同列ではないなと思えるのですが、なぜかというと、管を布設するための
事業費の名称が、公園
整備の
事業費ということになっているわけです。あえて申し上げますと、運動公園
整備事業の東山地区の給水管布設
事業だというような名称になっているわけです。ところが、実際は運動公園には配管もしていないし配水もしていないと。ただ部落だけであると。直接的には運動公園には関係ないところに布設されていると。ただし、今のご説明のように、運動公園とかスキー場で濁り水が発生したためでというようなお話もあるようでございますから、そのために緊急避難的にやられたということはこの前も伺っているわけですけれども、そうすると、そのために生じたのであればそのために生じた、言ってみれば
産土神地区といいますか、東山地区の配管工事でいいわけですけれども、あえて総合運動公園整備東山地区というようなうたい方が、初めからそういったことを意図してあったのではないだろうかなというふうに思えるわけであります。
しかも、この前の助役のお話を承ると、この工事は、公園
整備竣工をめどに暫定的に給水をするために布設したものだというようなことを言われているわけです。そうすると本当に暫定的であったのかどうかと。さらに申し上げますと、私の調査では、何かこのころに福士川の川の流れを変える工事があったと。東山地区というのは、伏流水からとって水を使っているので、これは必要であったというようなこともあったし、さらに東山スキー場からの水も1年間かなんかにわたって水の量なんかの調査もしたと。ところが、それでは少し足りなくなるのではないだろうかというようなお話もあったと。
さらに、その地区の人は、やはり産土神の地区にはもともとスキー場の水が行っているわけですからそれは肯定しても、運動公園にスキー場からの給水はうまくないよといった経緯もある等々の話があるわけであります。新聞にもあえて書いていましたけれども、設計から工事に至る万般の対応というのは、現実にはほぼ2カ月ぐらいかかっているわけですから、そうすると、本当にやむを得なくて緊急避難としてやったものかどうかということに対する大きな疑いが出てまいるわけであります。
そういったものも含めて、その他の項目に当たって
補助金を出さなければいけないのか。むしろ運動公園
事業で経費を投じたのであれば、そのまま運動公園で押していって、そちらの方で収入をとった方がいいのではないかなとさえ思えるわけですが、何か先ごろの答弁と今の
補助金の出し方はちぐはぐだというふうに思えるわけですので、その辺の解釈を承りたいのであります。
それから、この
事業を進めるための手順であるとか、それから県にもあえて照会されたようですから、その辺のことはわかりました。私は、確かにこれが認められるという状態のものであれば、何ら異議を差すものではありません。ただ、やってはみたけれども、どうもうまくなかったというようなことでは議会の決定がおかしくなるわけですので、その辺を心配してお聞きしているわけですから、確かであればいいのです。
ただ、営業外収益として扱うということは、何といっても人の会計を使ってやって、そして上水道の営業外収益で取るということについては、何か会計の原則みたいなものが企業会計にだってあると思うんです。あるとすれば、営業外収益というのは、これこれのものだという定めがあるだろうというふうに私は思うわけであります。そうした場合に、こういったものを営業外収益として取り扱うということはいかがなものかなと。
私が承るところによると、建設水道委員会で、何かこの料金の取り扱いは、法的にはいろんなことがあるだろうと、でも取り扱いのときはこうした方がいいのではないかというような、委員会での話があったというふうにも承っているわけですが、そのときは営業外収益として取りたいというようなことになっていたのかどうか、私には甚だ疑問であります。したがって、本当に営業外収益に間違いないのか。県に聞いたらいいと言われたというけれども、私の方ではこうやりたいからどうですかと言えば、「まあ、そちらの自治体がよければいいでしょう」ということになるかもしれませんけれども、本当にいいかどうかということを改めて確認をさせていただきたいものであります。
それから、新聞の記事のことについて見解を承ったら、簡単にはどうだこうだということは言えないのだというようなお話でございますけれども、少なくとも法にかなっていないというようなことをされているとすれば、やっぱりかなうようになるべく早く修正をしておくというような決断も必要ではないのかなと思うわけです。問題の性質をうやむやにしてこのまま進めていって、認可にもならない、許可にもならない、ああでもない、こうでもないというようなことになれば困るなと思いまして、老婆心ながらお伺いするんですけれども、その辺ももう一回お聞かせいただきたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
上下水道部長。
○
上下水道部長(
賀川一男君)
一般会計からの繰り入れの件でございますけれども、本来ここの地区は豊富な水源が当初はあったということから、上水道の給水区域から除かれてあったものと考えております。
次に、総合運動公園の
整備に伴って、緊急避難的な給水であったと。その後始末が悪かったということから、今回この予算をお願いし、正常な姿にしたいということであります。したがいまして、そうした前段的なものがなければ、給水区域の編入は上水道
事業会計で負担してやるべきものであろうと思いますが、今回の
補正予算計上の要因を勘案した場合に、当時としては災害に等しい緊急的な要因があったということで、このことを正常なものに戻したいということで、逆に企業会計で全額負担するということになると、いろいろまた……。その辺も考え合わせ、2分の1相当を
一般会計から援助してもらうということで提案させていただいたものであります。
それから、水道料金
相当額の営業外収益扱いの関係でございますが、所管の委員会では、
一般会計の雑入で扱って、
一般会計から水道会計に何らかの方法で支出する方法を考えたらどうかというような話もありました。いろいろそのことも検討しましたけれども、
一般会計で受けたものを水道会計に支出するには、やはり今のような財政法なり企業法の規定がありますので、これらをクリアできる項目が存在しないということから、やむなく正常……、正常な姿とは申し上げられませんけれども、そういうことで今回の措置とさせていただいたものであります。
それから、三つ目の新聞記事の関係でございますけれども、私からはこれ以上この部分については申し上げかねますので、ご了承をお願いします。
○
議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
3回目ですから、これでなるべくわかって終わりたいと思いますが、1点目の災害に匹敵するということですが、スキー場をかましたり運動公園をかましたりしたために災害だということだとすれば、災害の認知が全く不適切だと思うわけです。その辺のことはどうも、理由づけをしてしまったから、何としてもそうしていかなければならないというような感じがしてならないわけですので、本当に災害に匹敵するのかなということを、もう少しはっきりお聞きしたい。
それから、管を布設したときの
事業の名称が、だれが見ても運動公園に布設するものだというような工事名ですよ、これは。ところが運動公園には全くしないで、私も運動公園だから上の方から水を下げてきているものだと思っていた。そうしたら、反対に赤坂の途中の小松さんの周辺のところから行って、今度は上水道の水を反対に上の方に揚げてやった。そして、上の方は圧が足りないというようなことを言っている実態なんです。むしろスキー場の水を使えば、下がってくるからその方がよかったのではないか。
だから、何か最初にこの名称をつくるときから、意図的なものがあったのではないかと。これは都市
整備課の
事業であったようですから、それをあえて工事を発注するときは水道課で発注したということのようです。しかも給水を受ける受益者の方々は、このときにやっていって9軒なら9軒みんな一緒に受けているわけではないんです。2年だか何ぼにまたがって水の供給をいただいているわけです。そうしたら私のところにも入れてほしい、私にも入れてほしいと。だから、その間に課長が3人ぐらい変わっている。そういう実態もあるものですから、本当に緊急避難的だというようなことになるのかならないのか、そういったことも極めて疑わしいわけです。
私は、先ほども申し上げましたように、何回も同じことを言って恐縮ですけれども、助役の答弁では、暫定的な給水だと。これだと恒久的な給水になる。その辺の解釈もちょっと伺っておきたいものだと思うわけで、そこら辺をもう一回お伺いします。
それから、収益外収入のことについては、委員会でそういうことを話したけれども、それはやっぱり
一般会計から繰り出すのは大変だというようなことでこうしたということについては、わかりました。そうすると、委員会の了承もやっぱり得ておかなければいけないと思いますが、これはさておき、ただ営業外収益として取ることも、やっぱり厳密に言えば苦しい、しかしやむを得ないというような現状だと思うわけです。ただこれとて、正式に後で監査されたりなんかすれば、やっぱりクレームのつく部分ではないだろうかなと思って、あえてお尋ねをしているわけですから、そこら辺の整理はきちんと今からしておいていただきたいと思うわけです。
それから、新聞の関係でありますけれども、少なくとも市民にあの新聞の中でいろいろと明らかにされた部分については、法の解釈についてはある程度そのとおりだと、あとの運用の面については部長としては何とも言えないということですから、部長の上は、あとは管理者としては市長ですから、その辺で何か見解があれば承っておきたいと思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
市長。
○市長(
杉江宗祐君)
先ほど来、担当部長が答弁しているわけでありますが、まず不正支出ではなくて、私は不適正な処理であったというふうに思いますので、新聞はどう書こうが、私はそういうふうに認識をいたしております。
あとは、緊急避難的なものの解釈でありますが、災害に準ずるというよりも、災害等にある意味で準ずるという、その文章の解釈の問題だろうと思いますが、「など、その他特別な理由がある場合」ということでありますから、そういう解釈をしていただければ、やはり急がなければならなかったということが、当時の状況としてある程度判断できるのではないかと。ただ、当時の担当の課長がおやめになっていますから、その辺はちょっと調べようがございませんけれども、私はそのように解釈をいたしております。
それから、助役が答弁しました暫定的な処理というのは、それは適正な、要するに水道法に基づいて給水区域をきちんと決めて、認可を得るまでの暫定処置というふうにご理解をいただければ大変幸いというふうに思います。
○
議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
留保しておりました阿部君の答弁を許可いたします。
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
先ほどの阿部議員からのご質問の、6
ページのいわゆる
地方債に関する調書の件でございます。これにつきまして、ご指摘のとおり、表作成時点において調整の誤りがございました。なお、もうちょっと時間をいただいて差しかえさせていただきたいと思いますが、調書の左側の区分でいう合計欄の一番右側の当該年度末現在高見込額の計の欄でございますが、ここに「 161億 2,758万 5,000円」とございますが、この額が「 161億 9,478万 5,000円」でございます。
なお、訂正をお願いする部分につきましては、今調書を正しいものに作成してございますので、もうちょっと時間をいただいて差しかえさせていただきたいと思いますので、おわびして訂正させていただくようお願いをいたしたいと思います。よろしくお願いします。
○
議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○11番(阿部節雄君)
今、
総務部長から説明がありましたが、間違いであったということは理解します。
ただ、予算概要とかの資料とは違うわけでありまして、何で間違ったのか、この内容、例えばこの欄だけではなくして、各区分の内容もかなり違っているんじゃないかなという気がするわけです。せめてその具体的な説明が欲しかったなと。いやしくもこの調書は自治省令の第14条に規定されている予算の添付資料であるわけですから、この点はひとつ今回のこの件を肝に銘じて、十分今後ご配慮をいただきたいと、こう申し上げて終わります。
○
議長(
佐藤洋輔君)
30分までに資料が差しかえできるそうですから、それ以後にまた質疑を受けます。
暫時休憩いたします。
午前11時23分 休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前11時26分 開議
○
議長(
佐藤洋輔君)
再開いたします。
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
ただいま訂正いたしました調書をお手元に差し上げましたが、訂正の部分でございますが、一番右側の当該年度末現在高見込額の
補正前の額のところが違っていたわけでございます。その理由でございますが、専決処分の分を誤ってこれに含めなかったということでございます。訂正させていただきたいと思います。ご指摘のように、このようなことがありませんように今後は気をつけてまいります。よろしくお願いします。
○
議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。大里君。
○12番(大里恭司君)
私から、先ほど以来話をされました産土神地域の上水道供給の件に関してですが、執行部の答弁を聞いておりますと、不適正な支出ということを言われております。しかし、この件については平成5年、たしか6月だったと思いますが、当時の建設水道常任委員会で、この対策については相当検討して、そして審議して、そして認めた予算であります。それを今になって不適正な支出と説明されれば、当時の建設水道常任委員会が不適正な支出を認めたということになりますので、その辺についてはどうお考えですか。
○
議長(
佐藤洋輔君)
市長。
○市長(
杉江宗祐君)
私が答弁したのは、不適正な支出ではなくて、不適正な処理をしたということでございますので、それを是正をさせていただきたいというのが今回の
補正予算の理由でございます。
(「事後処理ですね」の声あり)
そうです。
○
議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
これより討論を省略し、直ちに採決いたします。
議案第69号から第73号までの5件について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
佐藤洋輔君)
ご異議なしと認めます。よって、
議案第69号から第73号までの5件については、原案のとおり可決されました。
以上をもちまして、本日予定いたしました
議事日程は全部終了いたしました。ただいまの時刻をもって、第5回
市議会臨時会を閉会いたします。
午前11時29分 閉会
議 長 佐 藤 洋 輔
署名議員 齋 藤 啓 一
署名議員 成 田 吉 衛...