鹿角市議会 1998-02-10
平成10年第1回臨時会(第1号 2月10日)
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議なしと認めます。よって、さよう決します。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
○議長(
佐藤洋輔君)
市長より発言の申し出がありますので、この際これを許可いたします。市長。
(市長
杉江宗祐君 登壇)
○市長(
杉江宗祐君)
平成10年第1回
鹿角市議会臨時会が開会されるに当たり、若干の時間をいただき、報告いたしたいと思います。
初めに、第71回
全日本学生スキー選手権大会にかかわる
自然災害見舞金の給付についてでありますが、本市の
地域活性化と全国へのPRの絶好の機会として市が招致いたしましたこの大会は、1月14日から19日まで開催されました。大会を盛り上げるため、
各種団体の協力を得て、各団体が自主的に種々の事業を実施いただきましたが、1月15日午後2時17分ごろ、鹿角市
物産協会が主催した
物産販売事業に参加した
鹿角畜産農業協同組合職員の
黒沢正敏さんが、
物産販売用に設置したテントが突風であおられた際、倒壊防止のため使用していた約25キログラムの砂袋が首と胸付近を直撃し、死亡されました。今回の
自然災害による死亡事故に対し、市といたしましても2月5日、ご遺族に弔意をあらわすとともに、
災害見舞金を給付いたしましたが、まだ36歳の若い命が、突風による不慮の事故で亡くなられ、ご遺族の皆様の深い悲しみに心痛の極みであり、心からご冥福をお祈りいたします。
次に、2月2日に設置しました
豪雪警戒本部についてでありますが、今冬は
エルニーニョ現象の影響で暖冬と予報されておりましたが、予想に反し1月19日以降、連日降雪があり、現在の積雪量は55センチメートルとなっております。冬季間の
市民生活の安定を図るために重要である道路網を確保するため、除雪体制に万全を期しており、現在は順調に推移しておりますが、今後降雪により
市民生活に支障を来さないよう道路網及び通学路の確保、
公共施設の安全点検、
弱者対策を重点とした対策を講じるため、
豪雪警戒本部を設置しております。
次に、
景気対策についてでありますが、2月4日、
景気対策などを盛り込んだ国の97年度
補正予算が成立し、新年度の
公共事業を先取りして発注するゼロ国債が過去最大の1兆 5,000億円程度盛り込まれております。このことを受けて、本市においても事業の
前倒し発注を実施し、景気の下支えを期待して
補正予算をお願いするものであります。
国の
補正予算に伴う
債務負担行為は、
一般会計で
農村総合整備事業・急
傾斜地崩壊対策事業・
総合運動公園整備事業の3件、1億 4,418万円、
下水道事業特別会計で2億円、合わせて3億 4,418万円の
追加補正をお願いするものであります。
また、市独自の対策として、
一般会計歳入歳出予算に、平成10年度の
前倒し分 3,000万円の
追加補正をお願いしており、補正後の
予算総額は 180億 3,995万 6,000円となります。
なお、
補正財源につきましては
地方交付税等で措置いたしておりますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
(市長
杉江宗祐君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
市長の発言を終わります。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
日程第4 議案の上程(議案第1号から議案第2号まで)
○議長(
佐藤洋輔君)
次に、日程第4、議案を上程いたします。
本日上程されます議案につきましては、
委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。
議案第1号平成9年度鹿角市
一般会計補正予算(第8号)及び議案第2号平成9年度鹿角市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)の2件を一括議題といたします。
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
提 案 説 明
○議長(
佐藤洋輔君)
順次、提案者の説明を求めます。
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
議案第1号平成9年度鹿角市
一般会計補正予算(第8号)でございますが、今回の
補正予算は国の
景気対策関連補正予算成立に対応いたしまして、
債務負担行為による平成10年度予算の
前倒し発注とあわせて、
市単独事業としての工事費、
原材料費の追加等により編成してございます。
歳入歳出予算の補正第1条でございますが、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ 3,000万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ 180億 3,995万 6,000円とするものであります。
第1条第2項でございますが、
歳入歳出予算の補正の款項の区分及び
当該区分ごとの金額並びに補正後の
歳入歳出予算の金額は、第1
表歳入歳出予算補正によるものであります。
債務負担行為の補正でございますが、第2条
債務負担行為の追加は第2
表債務負担行為補正によるものであります。
3ページをお開き願います。
第2
表債務負担行為補正でありますが、追加といたしまして国の
予算配分として3事業分、1億 4,418万円を限度額といたしまして、平成9年度、平成10年度の2カ年事業として追加するものであります。
総合農村整備事業につきましては、
集落道四ツ谷高清水線であります。
急
傾斜地崩壊対策事業につきましては、
事業箇所が下花輪2の2、いわゆる
花輪小学校の下の部分のところの県工事の10%の負担分でございます。
総合運動公園整備事業につきましては、平成10年度
予定テニスコート8面中、4面を完成まで、残りの4面は
下層路盤舗装までにかかわる分でございます。
4ページをお開き願います。
歳入につきましては、
普通交付税前年度繰越金で措置いたしております。
次に、5ページ、歳出6
款農林水産業費でありますが、工事費につきましては、
農業用施設整備工事費として5カ所分。
原材料費につきましては、
補修用材料費といたしまして7カ所分であります。
8
款土木費につきましては、
道路整備工事費4カ所であります。なお内訳といたしまして、
道路改良2カ所、
側溝改良2カ所でございます。終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
上下水道部次長。
○
上下水道部次長(賀川一男君)
7ページをお開き願います。
議案第2号平成9年度鹿角市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)について説明いたします。
第1条
債務負担行為の補正であります。
次の8ページをお願いします。
第1
表債務負担行為の補正は、
国庫債務負担により追加するものでございます。
内容としましては、
公共下水道整備事業にかかわるもので、期間は9年度から10年度まで、限度額は2億円でございます。これにかかわる事業は、市内4カ所を予定しております。
以上で説明を終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
提案説明を終わります。
これより議案第1号について質疑を受けます。質疑ございませんか。阿部君。
○11番(
阿部節雄君)
ゼロ
国債対象3事業、説明の都合で3事業ということで申し上げたいと思いますが、10年度
予算計上の
予定事業費はどのくらいあるのか、それをまずお聞きしたいと。
それから2点目は、今回、国のゼロ
国債発行は、
景気浮揚対策の一環として10年度予算の前倒しということになるわけでありますが、その前倒しした額に見合う予算額は、今後
補正措置がなされる見通しであるのかどうか、
前倒し措置だけで終わってしまうのか、その辺の見通しについて把握していたら、ひとつそのことをご説明願いたい。
それから3点目は、ゼロ
国債事業の
配分打診があったと思いますけれども、返上したものがなかったのかどうか。
それから4点目は、5ページでありますが、市の
単独工事等の補正に関連して質問したいと思います。
今回の
緊急経済対策としての
補正措置は、
債務負担行為を含めて
一般会計、下水道合わせて3億 7,418万円ということであります。急
傾斜地崩壊対策事業にかかわる
実質事業費は別にしましても、これらの事業費に充当する
一般財源というのは全体事業費の約12%相当と、非常に少ないものであります。全体事業の約88%というものが
特定財源であるということであります。8年度決算による繰越金あるいは9年度
地方交付税の
財源留保の状況を見ても、
市単独事業をもっと措置すべきではなかったのかどうか、その辺の検討された経過をお願いしたいと。
それからもう一つは、国の
補正予算では、
公共工事は
災害関係経費ということで多額の追加がなされているわけです。 4,053億円というのが措置されているわけでありますが、そこで市の現年災あるいは過年災で残っている事業はどれくらいあるのか。なお、
災害復旧事業関係予算の
標準進度は、発生年度30%、2年度50%、3年度20%とこういうふうになっているわけでありますが、現在鹿角市の場合、
標準進度を満たしているのかどうか、あるいはこの関連において
事業実施に向けての検討がなされたのかどうか、そこら辺の事情をお聞きしたいと思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
1点目の10年度前倒しだけれども、10年度予算が幾らほどあるのかということでございますが、 9,700万円弱となってございます。
それから、10年度の前倒しにつきまして、前倒しした分の今後の補正というふうにとりましたけれども、現在のところはまだ具体的には検討してございません。今前倒ししたからその分を即10年度でその分に見合う分について、具体的にどこのところをどうするかという検討にはまだ入ってございません。
それから、ゼロ国債の返上ということですけれども、これについては返上したのはないつもりでございます。これはいろいろ県の方からもあらかじめ相談を受けてございます。また、希望の調査等もございました。ただ、市の方としてもどの辺まで受け入れることができるかということを検討いたしまして、その箇所、また金額等を要望いたしまして、そのまま認められたというふうな状況でございます。
それから4番目でございますが、
一般市単独事業、今回の場合は
特定財源が8割以上で、
市単独事業が少ないということでございます。また、確かに財源の留保をしている部分が若干ございます。ただ、それらにつきましては
財政計画を立てまして、今後に想定しております大
プロジェクト等にも対応するということも視野に入れて考えてございます。
それから、
標準進度についてでございますが、これはちょっとお待ち下さい。
○議長(
佐藤洋輔君)
都市建設部長。
○
都市建設部長(
千田俊夫君)
私の方から、
災害復旧関係について申し上げます。
公共土木施設災害でございますけれども、現年災で全部対応しております。
○議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○11番(
阿部節雄君)
どうも私の質問しているところとかみ合わない答弁でありまして、例えば私が1番目に申し上げたのは、10年度予算を前倒しするということですから、市の方も大体市長査定が終わって、例えば今
農村整備事業、あるいはまた
総合運動公園の10年度分に計上する事業費はどれくらいか、それで今回この前倒しをしたのでしょう。そこを聞きたかったわけです。
それから、2番目の問題は、国の見通し、例えば国は今回1兆 5,000億円というものを前倒ししたわけですが、それは10年度の年度後半ではまた空白になってしまうわけです。だから、それに対して国の
補正措置がなされるというような情報を把握していたら聞かせてほしいと、そういうことですから、市の予算とは関連してくると思いますが、私の質問はそちらの方です。
それから、今最後の災害の
標準進度の問題でありますが、例えば過去に災害の
復旧事業を3、5、2の割合で
標準進度どおりやって来ているわけですが、たまたまこういう景気の状況がうまくないという場合には、この3、5、2にとらわれないで、県の方にお願いして
災害復旧事業を起こすという措置を講じて来たわけですが、そこら辺、私の質問の仕方も悪いかどうかわかりませんが、そういう検討がなされたのかどうかということをお聞きしているわけですから、そこら辺をきちんと整理してお答え願いたいと思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(阿部 正君)
それでは、私の方から
農村総合整備事業について申し上げたいと思います。
このうちの
四ツ谷高清水集落道でございますが、10年度では 9,600万円を予定しておりました。うち今回、
事務費絡みで 4,040万円の前倒しとなっています。したがって、10年度中にその分の穴埋めといいますか、事業の追加というふうなものをお願いしておりますけれども、今のところは県あるいは国の方からそういったことは何とも回答はいただいておりません。そういう状況です。
○議長(
佐藤洋輔君)
都市建設部長。
○
都市建設部長(
千田俊夫君)
それでは、私の方から
総合運動公園の内容についてご説明申し上げたいと思います。
まず一つは、今のゼロ
国債関係については1億円というようなことになっておりますけれども、平成10年度においては、そのほかに通常分というようなことで一応1億円を県の方にお願いしております。さらに、工事を進めるためには、単独分というふうなことでの対応の仕方をして約1億 2,000万円ぐらいの内容でお願いしております。したがって、事務的なものが若干変更があると思いますけれども、現在
工事関係でもっていきますと3億 2,000万円ぐらいというようなことです。それから、国の補正、さらに今後の対応の仕方でございますけれども、現在のところは情報はつかんでおりませんのでご理解賜りたいと。
それから、急
傾斜地関係でございますけれども、箇所については
花輪小学校ということで、市としての要求は一応 7,000万円、
花輪小学校部分についてはそういう要求をお願いしておりますけれども、今回 3,780万円というゼロ国債というふうなことでございます。
そういうことで、ほかにまだ箇所数がありますけれども、いずれ今回お願いしているゼロ
国債関係についてはそういう内容で、これについても今後これは
国庫補助で県の方でやるわけでございますけれども、国の補助金が導入されているようなことですけれども、今後の補正等についての状況はまだわかっておりませんので、ご理解賜りたいと。以上、終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
阿部君。
○11番(
阿部節雄君)
それでは、また質問したいと思いますが、今回提案の
補正予算は、執行部は
緊急経済対策関連というふうに位置づけておりますが、関連というからにはこの
補正予算だけではないというふうに考えるのであります。県内の景気も本地域の経済も一段と深刻化の度合いを増してきているわけでありますが、ある新聞によりますと、呼吸困難に陥っている
中小企業も少なくないというふうに表現されております。
中小企業の置かれている状況は、一刻の猶予もならない事態にあると思います。これから年度末において、
資金需要が多くなるという時期であります。先ほど市長の冒頭の説明の中に、何かこうした地域の
経済情勢についてあるのかなと思いましたが、全然それなしでございましたから、そうした認識というのはどこら辺にあるのかなということを今痛感しているわけであります。
それから、昨年1年間における県内の
企業倒産というのは 170件もあったと。これは、件数、負債ともに過去10年間では最も多いという最悪の事態であるというふうに言われているわけであります。当然また
雇用情勢も悪化してきております。
県がこのたび明らかにした
経済対策にかかわる
補正予算では、3つを柱にしているわけでありますが、1つは今の市の提案と同じように、
公共事業の前倒し、
早期発注、それから2つ目は、
中小企業への
金融支援であります。それから3つ目は、米価の
下落対策、この3本を
緊急経済対策として出しているわけであります。そこでお尋ねしますが、県の
金融支援対策とタイアップして、よりタイムリーな対応となるような市の
金融支援は措置できなかったのかどうか。
2点目は、今回の
補正予算は、直接的には建設業のみのものである、こういうふうに理解をしております。ほかに製造業もあれば非製造業もあるわけであります。
景気低迷の長引いているこの危機を乗り切るためには、国と県と市町村も一体となって対応を考える必要があると。今回の
補正予算のほかに市が考えている対策等があったら、ひとつ詳細にご説明願いたいと、このように思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
産業振興部長。
○
産業振興部長(阿部 正君)
市内の
中小企業におきましては、皆さんご承知のように大変厳しいものがあるというふうに私どもも受けとめております。したがって、今言われたような
資金需要につきましても、そういった要望というか声があることは確かでございます。ただ、
中小企業そのものの体力が非常に弱まってきております。したがって、資金を借り入れしてまでそうした事業を拡大あるいは増強していくというふうな方向にないというのが、非常に私どもといたしましても残念に思っております。
したがって、今後におきましても、そういった需要が出次第といいますか、そういったことを私どもも足を運んで、調査あるいは対応というふうなものをしていかなければならいなと、このように思っておりますのでご理解いただきいたと存じます。
○議長(
佐藤洋輔君)
総務部長。
○
総務部長(勝田 尚君)
2点目の建設業関係のみでほかへの対応はということでございますが、今回の場合は国の
補正予算に対応するということをまず第一に考えたわけでございます。したがいまして、国の1兆 5,000億円の補正については、建設事業関係が主たるものでこざいます。
また、これらの事業については、その波及効果が多いということからとらえて市でも対応してまいったのでございます。ただ今後については、そういうふうに建設業だけでなくて、やはり全般的な対応が考慮されなければならないと思ってございます。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「議長、最後に一つだけ」の声あり)
いや、3回です。1議案について。
(「本会議で決すべきときはちょっと考えなければいけないのではないですか、議長。これは委員会でやるときと違うんですよ。そういうしゃくし定規で運営すれば……」の声あり)
暫時休憩いたします。
午前10時30分 休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前10時31分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。石川君。
○1番(石川 徹君)
歳出に関して1点ですけれども、道路新設改良費の、まず
道路改良と側溝工事、これは4カ所 1,600万円と説明ありましたが、この工期について説明いただきたいと思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
都市建設部長。
○
都市建設部長(
千田俊夫君)
この工期については、いずれも発注等々の関係もありますけれども、年度内完成ということになっております。
○議長(
佐藤洋輔君)
よろしゅうございますか。奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
議案第2号の
債務負担行為の内容についてちょっとお尋ねをいたします。
平成10年度のこういったものは既に計画が出ていて、国債の配分があったろうと思いますけれども、その計画もそうですし予算の内示等もされ……、まだですかな、市長の査定が終えられているようですから、ほぼ全容が明らかになっていると思いますが、その計画から見て、この債務負担の
特定財源の比率が事業全体から見て、今回
特定財源が国庫支出金が1億円ですか、それから地方債が 8,800万円ですか、こういった計上がなされているわけですが、大体どの程度の比率を今回計上になられたのか。
○議長(
佐藤洋輔君)
暫時休憩いたします。
午前10時33分 休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――――――――――――――――――
午前10時34分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
再開いたします。
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め質疑を終結いたします。
本案につきましては、討論を省略し直ちに採決いたします。
議案第1号について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議なしと認めます。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号について質疑を受けます。質疑ございませんか。奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
どうも失礼しました。議案第2号についてお尋ねいたします。
公共下水道事業の計画が、平成10年度の計画と、それから既に市長査定も当初予算の査定も終えられたように承っておりますが、そういった面での計上から見て、この債務負担の
特定財源の比率、今言いましたように国庫支出金、地方債、この比率は全体計画から見てどれぐらいになっているのかなということが1点であります。
それから第2点は、参考までにお尋ねしたいのですけれども、現在の下水道の供用開始後の現在の普及率といいますか、加入状況といいますか、それはどのようになっているか、この2点についてお尋ねします。
○議長(
佐藤洋輔君)
上下水道部次長。
○
上下水道部次長(賀川一男君)
まず第1点目でございますけれども、10年度事業の全体は6億円を予定しております。財源的には、そのうち補助対応が4億円で
一般財源が2億円というふうな予定でございます。今回、そのうち全体計画分としての2億円を債務負担でお願いしたいとこういう状況でございます。
それから、2点目の供用開始後の普及率については、41.6%という状況でございます。
○議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
6億円の計画で現在2億円だと。そうすると国庫支出金、要するに
特定財源が4億円で
一般財源が2億円だということですが、地方債の関係はどうなりますか。
それから、普及率の関連でお尋ねしたいのですが、このうち市の施設はほとんど条件ができていて、公共升ができていて、市の施設が全部この公共升ができたところは利用されているのかどうか、その点と2つ。
○議長(
佐藤洋輔君)
上下水道部次長。
○
上下水道部次長(賀川一男君)
地方債は国庫支出金の、今回の場合は44%の比率でございますが、このうち約半分は交付税算入という措置がなされると、こういうふうになっております。
それから、市の施設の加入の状況でございますけれども、できるだけ加入には努めておりますけれども、 100%は行っていない状況にあろうかと思います。これは順次、法に定められた期間内を目指して、加入をしていただくような方向で現在検討してまいります。
○議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(奈良喜三郎君)
実は、なぜ加入率のことをお尋ねしたかというと、計画の段階では、公共升をつけて3年以内に加入してくださいということになっているやに聞いているんです。今の41%というのは、余り実績としてはいい実績でないのではないかなとこう思うんで、一体おらにやれといったっていろいろ改造もしてやらなければいけない、ところが市の施設には活用していないでいて、おらにだけやれというのはおかしくないかというような、言ってみればそういった矛盾があるのではないかというような声が私のところに届いているわけです。そういったことでお尋ねしているわけですので、その辺の協議内容を、市の施設がどれぐらいまで行って、いつごろまでどうしたいというようなことの打ち合わせができていたらお尋ねしたい。
○議長(
佐藤洋輔君)
上下水道部次長。
○
上下水道部次長(賀川一男君)
市の施設について、具体的に個々の施設についての協議は整っておらないと思います。いずれ予算措置絡みがもちろんありますので、下水道課としましては、やはり3年以内という一つの法的な期限がありますので、それに向けて設備させるように取り計らってまいりたいと思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め質疑を終結いたします。
本案につきましては、討論を省略し直ちに採決いたします。
議案第2号について原案のとおり決するにご異議ごさいませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議なしと認めます。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
以上をもちまして、本日予定いたしました
議事日程は全部終了いたしました。ただいまの時刻をもって、第1回
市議会臨時会を閉会いたします。
午前10時40分 閉会
議 長 佐 藤 洋 輔
署名議員 児 玉 政 芳
署名議員 中 西 日出男...