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平成30年第4回定例会(第2日 6月11日)

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  1. 扶桑町議会 2018-06-11
    平成30年第4回定例会(第2日 6月11日)


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    平成30年第4回定例会(第2日 6月11日)   平成30年6月11日(月曜日)午前9時30分開議 第1 一般質問         ―――――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した案件  議事日程のとおり         ―――――――――――――――――――――――― 出席議員(16名)        1  番     和  田  佳  活  君        2  番     兼  松  伸  行  君        3  番     小  室  輝  義  君        4  番     千  田  勝  文  君        5  番     佐  藤  智 恵 子  君        6  番     近  藤  五 四 生  君        7  番     大 河 原  光  雄  君        8  番     澤  田  憲  宏  君        9  番     丹  羽  友  樹  君       10  番     杉  浦  敏  男  君       11  番     千  田  利  明  君       12  番     矢  嶋  惠  美  君
          13  番     近  藤  泰  樹  君       14  番       木  義  道  君       15  番     小  林     明  君       16  番     市  橋  茂  機  君         ―――――――――――――――――――――――― 欠席議員(なし)         ―――――――――――――――――――――――― 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名      町     長    千  田  勝  隆  君      副  町  長    渡  辺     誠  君      教  育  長    中  島  博  明  君      総 務 部 長    鯖  瀬     武  君      健康福祉部長     千  田  茂  樹  君      健康福祉部参事    糸 魚 川     浩  君      産業建設部長     澤  木  俊  彦  君      会計管理者      江  口  英  樹  君      教 育 次 長    加  藤  忠  昭  君      政策調整課長     北  折  廣  幸  君      総 務 課 長    澤  木  明  人  君      税 務 課 長    岩  田  雄  尚  君      住 民 課 長      木     明  君      介護健康課長     渡  邊  隆  吉  君      福祉児童課長     兼  松  和  彦  君      保育長        荒  井  裕  美  君      産業環境課長     志 津 野     郁  君      土 木 課 長    川  瀬  直  彦  君      都市整備課長     小  室  和  広  君      学校教育課長     尾  関     実  君      生涯学習課長     紀  平  剛  志  君      文化会館長      大  脇  綾  子  君      監査事務局長     滝     典  彦  君         ―――――――――――――――――――――――― 本会議に職務のため出席した者の職氏名      議会事務局長       木  寿  幸  君      議会事務局主幹    奥  村     洋  君         ――――――――――――――――――――――――              午前9時30分 開議 ○議長(市橋茂機君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は16名であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、一般質問のみであります。よって、日程表を省略させていただきましたので、よろしくお願いをいたします。         ―――――――――――――――――――――――― ◎日程第1 一般質問 ○議長(市橋茂機君) これより日程第1、一般質問を行います。  最初の質問者、小室輝義さんに質問を許します。小室さん。    〔3番 小室輝義君発言席へ〕 ○3番(小室輝義君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。  最初は、登下校での安全対策ということについてお聞きをしたいと思います。  先月、ゴールデンウイーク明けの5月7日に新潟市で事件は発生をいたしました。小さな子どもの命を狙う卑劣な事件でございました。またかといった暗い気持ちになりましたが、同時にこの扶桑町でも起きかねない事件だと思いました。  そうこうしていると、5月23日の午前5時ごろに、放火犯で刑事責任があるかどうか調べるために名古屋市の病院に入院していた男が病院から逃走し、犬山市内で目撃されたということで、児童・生徒の登下校への注意喚起のメールも発信されました。すぐに対応していただいて、大変感謝をしております。また、被害者もなく、犯人はその日の夜に逮捕されましたが、そういった事件があるたびに、子どもの安全対策を見直すことは大切なことではないかと思い、質問をさせていただきます。  不審者があらわれるのは、家にいても、学校の中でも、また地域の公園などでも不審者は出没しますが、今回は登下校時に限って質問をいたしたいと思います。  それでは、最初の質問でございますが、現在の不審者対応の現状と課題についてお伺いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) おはようございます。小室議員さんの質問にお答えさせていただきます。  不審者対応の現状につきましては、児童・生徒や保護者から寄せられました情報に加え、犬山警察署や近隣の市町からの情報をもとに緊急性、危険性の高い情報を中心としまして、教育委員会から各学校を通じて、保護者の皆さんやスクールガードの皆様に不審者情報を速やかにメールで配信しているところでございます。  また、不審者対応の課題につきましては、不審者がいつ、どこで、どのような事件を起こすのかがわからないことであり、その対策としまして、児童・生徒みずからが身を守ることができる対策として、各学校で年1回程度防犯訓練を実施しております。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  メールで配信して、また年1回の防犯訓練をしているとのことでありますが、メールで広く知らせることは本当に大切なことと思います。メール配信については、本当に広く住民に知らせるということは大切なことと思いますし、また子どもへの防犯訓練も、実際に笛を吹く練習だとか、友達と別れて1人になったときの対応など、具体的に、また臨場感のあるような体験的な訓練も含めていただくと大変いいのではないかなあというふうに思います。  先日、通学路の安全を見て回っているときに、下校途中の子どもに出会ったので挨拶をいたしました。しかし、数日たってから、前の区長さんと会ったときに、その不審者はあなたじゃなかったのというふうに言われまして、これは、そのときの子どもたちが、ちょっとこの人は不審じゃないかという情報を親だとかそういう方にすぐに知らせたということだと思いましたので、これは大変、そういう面では子どもたちの訓練が行き届いているなあということで感心しましたが、一方、そういった登下校時に下手に声をかけるということは、やっぱりちょっと慎むべきだったなあということも思ったわけでございます。  それはともかく、この点で思うことは、やはり保護者への不審者対応の啓発が本当に大切だなあということを感じました。うちの子に限って被害はないだろうと思っている保護者が意外と多いのではないでしょうか。ですので、PTAなどの研修のメニューにもそういった不審者対応のお話だとか話し合いだとか、そんなようなメニューも入れていただきたいなあということも思ったわけであります。  まずは、朝学校へ行くときの見送りだとか帰宅の受け入れなど、家族や近隣の人々にも応援をしてもらって、できる限り子どもの安全に気をつけていただけるといいなあというふうに思ったわけでございます。  新潟の事件でも、殺された現場は自宅から170メートルの近さだったと報道されていました。大人の目がなくなる空白地帯をできるだけなくする、またそこを通過するときの注意などが必要であり、これが根本的な課題解決だと思いますが、なかなか現状では難しいところですね。日本国内の自治体でも、本当に頭を悩ませている問題であり、繰り返し事件が起きている原因だなあというふうに認識しております。  それでは、続いて2の質問に移らせていただきます。  こういった不審者に対応して、見守り活動を充実していく必要があると思いますが、その対策はどんなでしょうか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 現在、スクールガードが6小・中学校で143人登録されており、毎日の登校時、下校時に各学校下で交通安全や防犯のため、見守り活動に御尽力をいただき、扶桑町が安全・安心なまちとなっていますことに深く感謝しております。  見守り活動への対策としましては、スクールガードの皆様が活動しやすいよう御意見、御要望をよく聞きまして、活動しやすい環境の整備に努めているところでございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  しかしながら、スクールガードをやっていただける人がもう少しふえるといいなあということを思うわけでございますが、私も機会を捉えて住民の皆さんにお話はしておりますが、なかなか引き受け手が少なくて、私どものところでも80歳を超える、そうやって長年やっていただいている方にも、本当に私は頭が下がる思いでいっぱいでございます。  そういった方々の多くは、地元からの推薦で町からの表彰をしていただいたり、やってよかった、私もやってみようという、そういった気持ちになれるような施策があるといいなあとは思うわけでございますが、私もスクールガードをやっておりまして、そこの学校では、卒業前に学校へ集まりまして、子どもたちからお礼の言葉と作文集をいただいております。大変よい取り組みで、また来年も続けてやろうといった気持ちにさせられるというふうに思い、よいことだなあということを思いました。  しかし、毎日となると、なかなかスクールガードとして登録していただくことは難しいわけでございますが、ちょっとした見守りといいますか、散歩のついでと言っちゃあ言葉は悪いですが、中には犬の散歩、これをワンワンパトロールとか、または畑の仕事をちょうどその時間帯などに重なっておれば、見ていただくだとか、毎日というわけでございませんが、ちょっとしたときに見ていただく、そんなような応援をしていただく人をふやすことが肝要かなあということを思います。  それで、ちょうど3時ごろに広報無線で教育委員会のほうから、お願いというか呼びかけをしていただいております。大変感謝をしておるわけでございますが、その声でございますが、今、職員の方がやっていただいておると思いますが、できたら子どもの声で今から帰りますのでよろしくという声があったら、もうちょっと効果が上がるんではないかなあということをふと思ったわけであります。  といいますのは、先日テレビである近くの自治体の銀行のATMのところに、振り込め詐欺を防ぐために、機械のほうでこう出てきますけれども、そうじゃなくて、子どもの声が横から、小さなスピーカーのところでつけてあって、それで、おじいちゃん、気をつけてよというような感じの音声での防止策を一度実験的にやってみるという、そんなような報道がテレビで流されておって見ましたが、これは防犯パトロールのことにでも、お願いのときに子どもたちが頼むと、ちょっと行ってみようかなあという、多少の効果があるんではないかなあということも思いましたので、ぜひ検討をしてみていただけるとありがたいと思います。  長くしゃべりまして大変申しわけございません。それでは、次の質問に移りたいと思います。  それでは、いろいろ防犯について不審者対策をしておっていただくわけでございますが、先ほどの新潟市の例でも、ちょうど子どもたちは学校からあるポイント、集合場所まではこういったパトロールの方がついてきてもらいますけれども、それより家に近いところが、要するに空白地帯にどうしてもなるわけでありまして、それを防ぐためには、防犯ベルと書きましたが、最近調べてみますと、防犯ブザーというのが一般的かなあということを思いまして、防犯ブザーという言葉にかえさせていただきたいと思いますが、今、現状の携帯率と指導はどうされているのか、こんなところをお聞きしたいと思います。お願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 防犯ベル防犯ブザーの携帯率と指導の現状ということでございます。  携帯率につきましては、1年生はほぼ全員が携帯している状況でございます。さらに毎年、民間企業からの提供がございまして、新1年生全員を対象に防犯用の笛を配付していただき、児童はランドセルなどにつけて登下校しているところでございます。  また、安全対策の指導の現状としましては、不審者に出会った場合など、身が危険な状況のときには、この笛、ブザーを活用して、周囲に知らせることを防犯訓練や下校時の集会などで指導をしておるところでございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  私も、日本マクドナルドから防犯の笛が渡されているということを十分承知していなくて、こんな質問になったわけでございますが、ちょっと調べてみましたら、ことしの平成30年度の新入生は全国で87万人、87万個の笛が渡されているというふうに書いてございました。1個幾らか知りませんが、30円ほどでも数千万円というすごい高価なお金を出していただいておるなあということを思うわけでございますが、愛知県では2008年ということでございますので、ちょうど私が退職した年でございますが、そのころから行われているということで、私も十分承知していなかったわけでございますが、大変ありがたいことだなあということを思います。  それで、そんなに危険の少ない子どもたちにはいいのかもしれませんが、先ほど言いました空白地帯を通る子については若干心配もあるわけで、といいますのは、笛というのは、口から離したらもうならないわけでありまして、防犯ブザーはボタンを押すタイプと引っ張るタイプとございまして、それをすればずうっと鳴り続けるということで、防犯上そういった面ではいいんではないかなあと。しかも、それは遠くへぽっと投げて、それがずうっとなり続けるようなふうにして扱うといいということも書いてございました。ただ、笛と比べて非常に高価、500円から1,500円ぐらいで、大切なときに電池が切れておったりだとか、そんなようなマイナス面も確かにあるわけでございますが、その中にウルトラボイザーといって、2,000円ちょっとするわけですけれども、実際の女性の声で「きゃー、助けて」と、こういうように発声する防犯ブザーがあるんだそうでございます。確かに、ああいう緊急なときに、襲われたときに声が出ないということをよく聞くわけでございますが、そういった面でのよいタイプのものも出てきているなあということを思ったわけで、そういうように、一人一人の子どもの状況によりましては、そういったものも併用していくことも必要かなあと思ったわけでございます。  どんなタイプでも、瞬間的にそれが動作としてあらわれなければ効果はないとも思いますので、やはり時々の訓練が必要かと思いますので、先ほどの訓練の中にもこれを取り入れていただければ幸いに思います。  それでは、続いて次の質問のほうに移りたいと思います。  次は、通学路の安全対策の現状の要望だとか改修の見通しだとか、大変難しいことは重々承知でございますが、質問をさせていただきます。お願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 通学路の安全対策の要望の現状につきましては、各学校で行います通学路の状況調査や点検によりまして、総務課、土木課、警察署に対しまして、必要に応じ改修をお願いしております。また、改修の見通しにつきましては、小規模な改修の要望は土木課と連携し、速やかに対応するようにしております。  また、大規模な改修や一宮建設事務所公安委員会、警察署との調整が必要となるような要望につきましては、総務課、土木課と連携しまして、優先順位などにより計画的に改修できるよう取り組んでいるところでございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。
     交通安全対策といいますと、カーブミラー、路側帯、側溝のふた、カラー舗装など、さまざまな要望が出ているかと思いますが、昨年も、私の地域でも何カ所か側溝にふたをしていただいたり、改善を図っていただいておるところでございます。感謝を申し上げるとともに、これからもそういった要望を、特に通学路については優先順位ということはお答えいただきましたが、できるだけ優先順位を上げていただいて、取り組んでいただけると幸いに思います。  もう一つ質問をさせていただきたいと思いますが、実はうちのほうの地域でございますが、例の新愛岐大橋の建設に伴って、地域の交通安全についても十分配慮するというようなことで、ワークショップを開いて、皆さん方で検討をさせていただいたわけでございます。私もその会議に入っておりましたけれども、それ以降、その件につきまして、具体的にどのような進展があるのか。これも、子どもたちの通学路の安全に深くかかわる問題であると思いますので、お答えをいただきたいと思います。お願いします。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) おはようございます。  今ほどのワークショップからの提言について、その以降どうなっておるかということについてお答えさせていただきます。  町としましては、ワークショップからの提言を受けまして、生活道路交通安全対策について効果的な対策事業を実施する必要があると判断し、昨年12月に生活道路交通安全対策協議会を立ち上げました。協議会は、地元の皆さんに密着した切実な問題である生活道路交通安全対策を検討していくことから、地区の正・副区長を初め、学識経験者、犬山警察、愛知県、山名小学校の先生など、各関係機関にも参加していただき、意見や助言をいただきながら、生活道路の交通安全が図られるように進めております。  今年度は、小学校の南側の町道南山名・宮前線において、段差を設けることによって、その設置前後における車の交通量や走行速度を調査する交通社会実験や地区住民の皆さんにアンケート調査を行う予定としております。その後、実験結果やアンケート調査の結果を踏まえ、交通安全対策計画を策定する予定をしております。  いずれにしましても、地域の皆さん、児童・生徒の皆さんが安心して道路を利用できるよう、地域の皆さんの意見を聞きながら交通安全対策を講じてまいりたいと考えております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  生活道路交通安全対策協議会を立ち上げて、その中には学校の先生も入っているということを今お聞きしました。どうか、そのあたり、子どもたちの安全、命を守れる視点を持っていただいて、協議を進めていただければ幸いに思います。  それでは、続いて次の質問に移りたいと思います。  次は、自転車通学者についての質問でございますが、御存じのように平成27年に道路交通法が一部改正され、自転車に厳しいルールが適用されるようになったわけでございます。  それで、自転車の免許証を交付している自治体もあるやに聞いておるわけでございますが、そのあたりでの指導と保険加入率についてお尋ねをしたいと思います。お願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 自転車通学者への指導につきましては、両中学校とも生徒の自転車を点検し、整備された自転車に乗るよう指導しております。  自転車の保険加入率につきましては、個人での加入のため把握しておりません。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) 私も、ちょっとインターネットで調べてみますと、大体自転車の保険の加入率は2割ぐらいというふうに出ておりました。また、先ほど言いました免許証については、1割程度というようなことだそうでございます。  それはともかくとしまして、この自転車通学者だけでなくて、中学校ですと部活動の大会試合などにも多くの生徒が使用しているというふうに思うわけでございます。その自転車通学者に対しての保険で、ある自治体で補助をしているところがふえてきているそうでございますが、その現状についてもう一度質問させていただきたいと思います。お願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 自転車通学者への加入保険料の補助につきましては、今のところ予定はしておりませんが、町におきまして掛金を負担しておりますので、万が一事故が発生した場合には、日本スポーツ振興センターによる見舞金の給付があるところでございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  それでは、最後の質問をお願いしたいと思います。  子どもたちが家から出発しまして、そして登校しまして、最後、学校の中に入るわけでございますが、学校の中での安全対策については学校のほうで御指導をいただいておりますので、それを守っている学校のフェンスですね。外回りのフェンスや校門といいますか、門の扉など、不審者侵入への対策はどうなっているかお聞きしたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 学校のフェンスや校門など、不審者侵入対策としましては、学校周辺にはフェンスを設置しており、授業中など平常時は必ず校門を閉めています。また、校門にはインターホンや侵入したことがわかる感知器を設置し、来訪者を把握できるようにしております。  また、緊急時の避難対応としまして、マニュアルを各学校で作成し、教職員間で共有しております。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございます。  一つ、今の御質問した中で門の扉でございますけれども、私は住民の方から、この場で言っていいのかどうかわかりませんが、山名小学校の門の扉が動かないというようなことをお聞きしたわけですけれども、どうなっているのか最後にお尋ねしたいと思います。お願いします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 今、議員さんが言われましたように、山名小学校の北門でございます。私どもも動きが悪いという話をお聞きしました。早速現場も確認しまして、議員さんの言われるとおり動かないということでしたので、早速、戸車の動きが悪く、長年の利用で壊れているような状況でありましたので、早速取りかえ修繕のほうを直させていただいたところでございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  早々にそういった情報をキャッチしていただいて、直していただけたということで、本当に感謝を申し上げたいと思います。  感謝を申し上げながら、次の2つ目の図書館についての質問に移りたいと思います。  日ごろ、図書館の運営や利用者への優しい対応をしていただいておりますことを、まずもって感謝を申し上げながら、質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず最初でございますが、この数年の図書館の利用者数といいますか、貸出数はどれほどであるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) この数年の図書館の利用者数を過去3年間の利用実績でお答えさせていただきます。  まず、入館者数でございますが、平成29年度は16万8,405人、28年度は16万5,774人、27年度は16万9,228人でございました。  貸出者数につきましては、平成29年度が7万1,209人、平成28年度が7万3,935人、27年度が7万1,542人でございます。  貸出点数につきましては、29年度が34万2,255点、28年度が34万6,444点、27年度が34万899点でございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  今お聞きしますと、利用者数は17万人弱と、大体ここは横ばいの状態だというふうに思いますが、扶桑町の人口で割りますと、1人1年で5回利用していると。また、1世帯では各月に1回は利用しているというようなことかと思いますが、図書の貸し出しについても、1人年間6から7冊を借りているということでございます。私も平均は何とかクリアしないかんなあというふうに思っているわけでございますが、それでは、その利用者数や貸出数は全国平均、または県平均と比べてどうかということについてお尋ねをしたいと思います。お願いします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 全国平均、あるいは県平均との比較につきましては、住民1人当たりの貸出件数につきましては、全国では3.1冊、愛知県では6冊となっております。扶桑町におきましては6.5冊となり、全国と比べて倍となっております。  次に、町民1人当たりの資料費につきましては、全国で225円、愛知県では205円でございます。扶桑町につきましては304円となっており、全国より3割ほど多くなっております。  次に、貸出件数を蔵書数で割った蔵書回転率につきましては、全国で1.5回、愛知県で2回でございます。扶桑町では2.6回となっておりまして、全国、愛知県よりも上回っているところでございます。  次に、図書の受け入れ冊数を蔵書数で割った蔵書新鮮度につきましては、全国で0.037、愛知県では0.0374でございます。扶桑町につきましては0.050となり、全国を上回っているところでございます。以上でございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  今述べていただいたように、全国平均、県平均を上回っているということでございます。これは、当然町当局の御支援のことが大きいと思いますが、やはりきめ細かな図書館の職員の御努力がこの結果に結びついているんだろうなあというふうに感じさせていただきました。  次の質問のほうへ移りたいと思いますが、こういった努力をしていただいておりますが、利用についていろんな決まりといいますか、利用方法があると思いますが、その中で、改善したいというか見直したいというようなところはあるか、そのところはどうでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 図書館を御利用いただいております利用者の皆様からは、当館についてよい評価をいただいております。利用者からいただきました御意見で、今年度改善した点につきましては、図書館内では飲食を御遠慮していただいていますが、近年の暑さによる利用者への熱中症予防の対策としまして、1階のロビーに椅子とテーブルを置き、水分補給ができるスペースを設置いたしました。また、高齢者や障害者が階段の上りおりやスロープを利用する際に安全に利用できるよう手すりを設置するため、今議会におきまして補正予算を計上させていただいておるところでございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) それで、今、見直しのところで、熱中症対策だとか手すりだとか、そういうような検討をしていただいておるということでございます。  続いて、今のペットボトルの話がありましたけれども、最近学校でも、昔は途中でお茶を飲んだりとかいうことはだめだという指導があったんですけれども、最近は逆に、給水タイムといってお茶を飲ませないといけないみたいな、そんな風潮になってきておるわけでございますが、図書館へ行きますと、中でのお茶はだめというようなことに今なっておるわけでございますが、1カ月ほど前のテレビで、これは岐阜県の例でございますが、みんなの森というところにある図書館の例をやっておりまして、といいますのは、そこでは館内に喫茶店というかファストフードじゃないですけど、そんなような施設もあったり、そのコーナーではちょっとした飲食をしてもよいと。また、ちょっとしたおしゃべりもいいというようなことで、これは本当にそんなことができるのかと。大体それを許したら、何かうるさくなってしまえへんかなあというようなことで、私も半信半疑でそちらのほうへちょっと見学に行ってきましたが、そんなに話し声が大きいわけでもなくて、それなりに学習したりいろんなことで利用をしてみえたわけでございます。  これがすぐ扶桑町の図書館に当てはまることだとは思いませんが、ペットボトルのお茶をちょっと飲む程度のことは許されてもいいんではないかなあということを思ったわけですけれども、どんなもんでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) ペットボトルの中身につきまして確認ができないということもございますので、開架室内におきましては、今までどおり飲食は御遠慮いただき、今申しましたロビーのほうでの水分補給をお願いしたいと考えておるところでございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  続いて、施設設備のことでお尋ねしたいと思います。  今、先ほど手すりのお話がございましたが、改善すべきような点はないかどうかというようなことでございますが、お尋ねしたいと思います。お願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 施設・設備で改善すべきことにつきましては、図書館施設の老朽化に伴いまして、空調設備の改修を今年度行う予定にしております。平成31年度以降につきましては、実施計画に基づきまして、計画的に施設の改善に努めていきます。具体的には、平成31年度には開架室の椅子の修繕、32年度には閉架書庫移動棚の修繕を予定しているところでございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  続いて、次の質問に移りたいと思いますが、図書館の資料収集の基準と保管スペースはどんなもんでしょうか。これは施設設備ともかかわってくる問題かとも思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 図書館の資料収集基準としまして、条例、あるいは規則等に定めはございませんが、具体的な運用としまして、高度な専門書、貴重な書籍の資料収集は国及び県の図書館からの御支援をいただきまして、また入門書的なもの、公共図書館ならではの町民のニーズに幅広く提供できるものにつきましては、町独自で資料収集を行っております。  保管スペースにつきましては、平成29年度末の所蔵数は14万9,658点でございます。そのうち開架室では9万9,119点、閉架書庫内では5万539点ございます。  保管スペースは、現在のところ、特に問題はないと考えております。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  県や大きな自治体と比べるのではなくて、扶桑町らしい基準を考えていただいて、可動性があり、利用しやすい図書館にしていくことが大事かなあということを思いますが、これから10年先のことも見据えていただきまして、スペースの確保も非常に大事なことではないかなということを思いますので、そんなところを考え合わせていただいて、お進めいただけたら幸いに思います。  それでは、最後に、司書の件についてお話をさせていただきたいと思います。  当然、図書館には司書がいなければならないということでございますが、この司書の研修と将来につながる人事配置についてお尋ねしたいと思います。お願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 司書の研修と将来につながる人事配置につきましては、現在、図書館所属職員で司書資格を持っている者は1名おります。司書の研修につきましては、愛知県公立図書館長協議会が行っております児童サービス研修、レファレンス研修などがあり、積極的に参加するようにしております。  また、今後も司書資格が活用できる専門研修などがあれば、積極的に参加を促し、司書の育成に努めていきたいと思います。  将来につながります人事配置につきましては、図書館として司書が継続して配置していただけるよう人事担当課へ要望していくところでございます。以上でございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。
    ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  図書館業務というのは、大変専門的な分野が多いだけに、将来的に、また継続的に司書の配置をしていっていただくことが肝要かなあということを思うわけでございます。本当に、図書館業務は実直でこつこつと進めていく分野のように思いますが、どうか扶桑町民から愛される図書館づくりにこれからも励んでいただくことを願いまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(市橋茂機君) 以上で、小室輝義さんの質問を終結いたします。  ここで議事の都合上、休憩に入ります。再開は10時35分から行いますので、よろしくお願いいたします。              午前10時16分 休憩              午前10時35分 再開 ○議長(市橋茂機君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  次の質問者、矢嶋惠美さんに質問を許します。矢嶋さん。    〔12番 矢嶋惠美君発言席へ〕 ○12番(矢嶋惠美君) 改めまして、おはようございます。  議長に許可をいただきまして、さきに通告した内容に沿って質問いたしますが、さきの小室議員の質問と相当な部分でかぶっておりますので、なるべく省略したいと思っておりますけれども、また内容が類似しているところについては、お許しいただいて、質問を続けさせていただきたいと思います。  通学路における安全対策全般について伺ってまいります。  ここ数年、全国的に通学路における交通事故、犯罪などが起きて、大変痛ましい事故が続いております。  本年の4月に小牧市では、やはり集団登校時に軽トラックが児童2人をはねた事故もありました。通学路の交通安全の確保に万全を期す必要があり、文科省、警察庁、国土交通省などから通学路の交通安全確保に向けた取り組みについての通達も出されております。  現時点で状況、課題、対策などを伺いまして、また通学路の安全対策については、交通事故のみならず、先ほど話題に出ておりました防犯の対策についても伺ってまいります。交通安全対策と防犯対策2点について伺ってまいります。  まず最初に、通学路における交通安全対策ですけれども、通学路に実態調査、点検あるいは交通安全教室の実施、児童・生徒の安全教育、指導の取り組み事項の内容について伺いますけれども、答弁で重複されるところは省いていただいて結構ですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 通学路におけます交通安全対策としまして、安全教育、指導の取り組み状況でございます。  先ほどもちょっと述べましたが、各学校での通学路の点検を行っております。また、PTAの方の協力も得ながら、教職員で実施し、道路の安全確保に努めております。  交通安全教室につきましては、高雄小学校で江南自動車学校の自転車シミュレーターを利用し、映し出されたスクリーンを見て正しい乗り方の講習を行います。扶桑東小学校では、犬山警察署員によります交通安全指導を実施しております。  児童・生徒の安全教育や指導の取り組みは、毎日の下校時など、交通ルールをしっかり守ることを指導し、常に交通安全に心がける意識を育てる指導をしております。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) 今の御答弁の中で、交通安全教室に関して、高雄小学校、それから扶桑東小学校というところで、今お話しいただきました。確認ですけど、全小学校の実施ではなく、小学校については2校ということでよろしいでしょうか。それと中学校のほうはどうなっているかということと、それからスタントマンなんかによるリアルな訓練についてはどうされているのか。よくテレビとかで出てきますよね、そういうのもあるというのを聞くんですけど、そういったようなものはやられているかどうかということですけど、その辺はどうでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 小学校の交通安全教室につきましては、今申しました高雄小学校と扶桑東小学校で実施をされておりました。ほかの学校と中学校におきましては、去年は実施しておりませんでした。  スタントマンによる訓練ということでございますが、スタントマンによります交通安全教室につきましては、犬山警察署にお聞きしたところ、JA共済が主催する交通事故対策活動の一つとしまして、中高生の死傷者が多い警察署管内の中学校と高等学校で行っているというところでございます。  自転車安全教室につきましては、全ての小学校で犬山警察署、愛知県警、江南自動車学校などの協力を得まして、飛び出し事故防止やヘルメットの正しい取り扱い方などの教室を実施しておるところでございます。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) 交通安全教室は全小学校ではやっていないんだけど、自転車安全教室は全部やっているということですね。今の答弁ですとそういうことですね。  できれば、内容がひょっとしたら、自転車は自転車なので違うと思うんですけど、交通安全教室に関しても、できるだけ今後各学校で工夫していただいて、やっていただけるといいかなあと思うのと、先ほどスタントマンのことをお聞きしましたけど、JA共済の交通安全活動の一つなので民ですけれども、そういうのがあって、中高生の死傷者が多い警察署管内ということなので、扶桑ではやられていないし、もしも、よくはないですけど、そういった状況になったときに、こちらから例えばお願いするとか、あるいは警察のほうから言ってくるのかわかりませんけど、そういったことが今はやられていないけど、そういった状況にあって、条件が整うときはそういうこともされるということの理解でいいですか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) はい。別に教室を行う場合には、学校のほうでやる形になるかと思いますので、実際に犬山署、あるいはJA共済のほうに、そういうやられるところに対しましてやっていただけるのかどうかということを確認しながら、また小・中学校のほうの意向も確認して、やっていきたいということになれば、またそのような形で進めたいと思います。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) では、スタントマンのそういったリアルな訓練も、条件が余り整っているというのはよろしくないんでいいですけれども、どちらにしても、各全小・中学校でそうした交通安全教室についてはやっていただけるといいかなあと思います。  通学路の環境整備について伺ってまいります。  通学路の環境整備には、どのような取り組みをされているかということで、先ほど答弁された部分もあるので、同じであればいいですけど、もしも若干内容的に少し違うのがあるのかどうかわかりませんけど、お答えいただければと思います。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 答弁としましては同じ答弁になるかと思いますが、取り組み状況につきましては、点検をしまして、横断歩道や白線が薄くなっている、あるいはカーブミラーの向きがゆがんでいる、それとか、側溝のふたが傾いているとか、樹木が道路からはみ出しているなど、例えばですが、そういったような項目を各学校で実態調査あるいは点検をしてもらいまして、その結果を受けまして、総務課、土木課あるいは警察署のほうに対処をお願いしてやっているところでございます。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) わかりました。  少し具体的な、一般論ばかり言っておっても仕方ありませんので、具体的な事例で質問させていただきますけど、例えば今横断歩道の白線が薄くなっているとか、そういったこともおっしゃったので、横断歩道というのは、通学路にとっては非常に大事なものです。特に、横断歩道において危険箇所、私どもが居住しております斎藤地区ですけれども、県道の小渕・江南線になりますでしょうか。斎藤という信号から江南市江森のほうに向けていくラインですけれども、日中はそんなに多いわけではないんですけれども、やはりどうしても朝・夕、通り抜ける車が多いのかと思うんですけど、私もあそこに立っておりまして、15分立っていると、大体この間何回も通っていく車を数えていますと150台ぐらい行き交いします、そのたった15分の間に。しかも変則5差路になっているので、角度がさまざまなところから来たり、あるいは曲がり方もさまざまだったりして、本当に危ないなあというふうに思っておりますけど、その変則5差路なんですけど、町道のほうに関しては、「とまれ」ということで赤いラインも引いていただいたんですけど、県道のほうは全く何もないんです。以前から地元のほうからも信号機ということもありますけど、そこも県警のほうにも来ていただいたこともありますけど、なかなかいろんな条件が整わなくてつかないんですけど、ただ、本当にあそこはスピードを緩めないで行かれる方がまだまだいらしゃるということで、非常に危ないと思うんですけど、先ほど言った短い時間帯に中学生、高校生、もちろん通学班も通っていくんですけど、そこについて、現状はそうであるんですけど、交差点の周辺道路全体の、町道のほうだけではなくて、県道も含めてカラー化、信号機は無理でも道路を交差点だけカラーにするとか、そういった対策みたいなことはないでしょうか。何かお考えはありませんでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 柏森小学校下の県道小渕・江南線における斎藤地区の変則5差路につきましては、今議員さんが言われましたように、信号機もなく、スピードを上げて通る車が多いため、大変危険な箇所となっております。  この交差点付近につきましては、カラー舗装がしてありますが、今後、土木課のほうにおきまして総合福祉センターの入り口付近までカラー舗装を延ばす計画をしております。  また、県道交差点付近の交通安全対策につきましても、何らかの交通安全対策を講じることができないかと土木課と連携し、一宮建設事務所に要望等もしていきたいと思います。  あと、県道の斎藤から江南のほうにつながる県道につきましても、通学路として斎藤座敷野、斎藤榎を結ぶラインとしまして、横断歩道を設置できるかについて、PTAからの要望もありますので、総務課と連携し、さらに犬山警察署のほうに相談していきたいと思います。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) 地元だから言うわけではないんですけれども、本当に県道のところは、さっき言った変則5差路の交差点の対策、それから、今も言っていただきましたけど、もう少し南下したところも、通学路なんだけど、横断歩道も何もないカーブのところを子どもたちが曲がって、これも地元から前々から横断歩道の設置をしてほしいということも随分お願いしてあります。  それから、ついでですので、大丸センターの前、横断歩道はあるんですけど、全部白線が消えてしまって、本当に全体の1割ぐらいでしょうか、残っているのが。ちょんちょんと白いのが残っている程度です。そういった意味において、あくまでも県道で町の責任ではありませんけど、今言ったのは全部通学路なんです。なので、その通学路の環境整備についてはもう少し気を配っていただいて、特に車の多く通る部分もありますので、そうしたことをさっきも御答弁いただきましたけれども、教育委員会が点検をしたり、計画を持って関係部署、総務課、それから土木課、その辺をしっかりとみんなで連携してやっていただきたいなというふうに思っております。  たまたま私は、今自分の地元のところはよくわかるので、見えるので、例としてお話しさせていただきましたけれども、これは多分、町内全体ではもっともっとほかにも山名校下、あるいは高雄校下、いろんなところに、いろいろそれぞれの課題があるんじゃないかなと思うんです。  今回これをやるときに一番思いましたのは、やはり通学路の交通安全対策ということで計画的にそれぞれの各部署が連携をして、今はたまたま教育委員会が窓口ですけど、先ほどの国からの通達もあって、その後、自治体によっては計画書を策定までして、安全対策によければということでやっているところもあるので、私はそこまでしなくてもいいんではないかと思うんですけれども、ただ、やはり連携をして、行政のところでしっかりと計画を持って、何年度はこういうふうだとか、それから年に1回こうしましょうとかというのを、先ほどからいろいろ御答弁いただいている内容を少し順序立ててやっていただけるといいんじゃないかなあというふうに思いますので、ぜひとも交通安全教室だとか、いろいろやるのももちろん大事ですけど、行政に関しては環境整備の推進ということは非常に重要だと思いますので、そうしたことをしっかりこれからやっていただけるといいかなあと思うんですね。それだけお願いして、通学路の安全対策の2番目の質問に行かせていただきます。  通学路における防犯対策について質問させていただきます。  先ほども5月8日の新潟の事件のこともありましたし、それから5月23日の放火犯の逃走劇のこともありました。それ以外にも、本当に最近はひまわりあんしん情報メール、それから犬山警察からのパトネットの関係、あるいは、たまたま私は江南エリアに近いところに住んでいるので、江南警察署からの情報も、結構和田とかもあるので、そういうのも入るようにメールでしているんですけど、本当に毎日いろんな不審者のメールですとかいっぱい入ってきます。  特に最近、柏森校下なんかは、窃盗といいましょうか、自動車から何か盗んだりとか空き巣だとか、そういった軽犯罪に近いのもたくさんあるなあというふうに思っています。それは日常のことですけど、通学路において安全教育ってすごい大事なので、しっかりと安全が確保できることは大事かなあと思いますので、まず防犯についての安全教育の充実について、どういったものがあるのかということを、先ほど各種訓練のお話がありましたけど、地域安全マップのことですとかマニュアルとか、そういったものはどのように進めているか、お話しください。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 不審者対策の訓練としまして、各学校で年1回程度実施し、児童・生徒には不審者に出会ったときの声の出し方、逃げ方、身の守り方、草むらや人目が届かない場所など、危険箇所の確認を行っております。  学校内では、刺股による訓練、インターホンを使った避難訓練、犬山警察署からの指導を受けるなどにより、緊急時に備えております。  地域安全マップは、子ども110番の家、不審者の出没場所、交通事故発生場所、大雨時の浸水箇所などを掲載し、各学校で配付または掲示しております。  緊急避難マニュアルは、不審者に対する学校内における緊急時の避難対応として、各学校で作成し、教職員間で共有しております。先月には、この地域でも逃走犯の事件が発生していますので、今後も児童・生徒には安心・安全に向け、不審者に十分気をつけるよう指導を徹底しているところでございます。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) ありがとうございました。  先ほど地域安全マップについて、幾つかの情報を掲載して、各学校で配付または掲示していますというふうにありましたけど、これは子ども110番の家、不審者の出没場所、交通事故の発生場所、それから大雨のときの浸水場所というのを1個のマップにそれを落とし込んでやっているのか、どういうふうですか。  先ほどですと、何かそれを全部掲載して、各学校で配付して、または掲示していますということでしたけど、1つのマップにそれが落とされているんですか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) それぞれ学校で作成しておりますので、学校によって違っておりますが、例えば柏森小学校ですと、子ども110番の家につきましては、こちらのほうで80軒近い数がありますので、1枚だけの地図で子ども110番の家はあらわしています。  あと、ほかに大雨時の冠水場所、交通事故の発生場所、不審者の出没場所などについては1枚の紙で表示して、子ども110番の家と合わせまして2枚で表示をしています。  高雄小学校ですと1枚ですね。扶桑東小学校も1枚で表示しております。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) ありがとうございます。  私は、たまたま柏森小学校の子ども110番の家とかの地図ももらっていますけど、それは110番の家しかなかったもんで、1枚になっているものを見たことがなかったもんですから、今、改めてお聞きしました。  この地域安全マップなんですけど、これは安全教育ということでいうと、できれば、それは多分大人の目線でつくったと思うんです。やっぱり大人の目線と子どもの目線の見る位置も違ってきたり、いろいろ違うと思うので、今後それを地域安全マップってどうしても必要だと思うので、つくっていただいて、あるいは見直しも必要だと思うんですけど、子どもたちの目線も一緒に入れていただいて、危険な箇所がどこにあるのか、そういったものも取り入れること自体が、やっぱり教育になっていくんじゃないかと思うんですけど、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) このマップにつきましては、子どもと一緒に作成はしておりませんが、教職員がPTAと協力し作成しております。子どもにわかりやすいものになるようにこれからも心がけていくように話をしたいと思います。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) 要望になりますけれども、ぜひ子どもと一緒に歩いて、何の時間になるか、総合教育なのか何になるかわかりませんけど、歩いていくなり、PTAのお母さんとでもいいですし、そうした子どもの言葉、子どもの目線というのをぜひ入れていただけるといいかなと思いますので、またよろしくお願いします。  そうしたら、次ですけれども、安全な環境整備について伺ってまいります。  安全な環境整備というのは、さっき言った子ども110番ですとか、先ほどは安全教育でしたけど、それについては子ども110番の確保だとか普及だとか、それから暗くないか、空白地帯と、割合、住宅のあるところのほうが照度は確保されているんですけど、ちょっと離れていると、本当に薄暗くなったりします。そういった照度の確保とか、街路灯の整備とか、そういったいろんなことについて、現状と対策について伺ってまいります。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 通学路におきます防犯対策は、安全な環境整備をするため、緊急避難場所の確保として、各事業所、商店や御家庭の協力によります子ども110番の家がありますので、今後も各地域と連携しながら、さらなる呼びかけをし、児童・生徒の通学路の一層の安心・安全を確保していきます。  道路照明灯の照度確保に向けたLED化や街路灯整備につきましては、通学路の点検時に現場を確認し、土木課と連携を図り、整備していきたいと思います。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) 子ども110番なんかは、本当にいい取り組みだと思いますので、しっかりと取り組んでいただけたらと思いますけど、残念なことに、多分これは毎年点検していないんじゃないかなと思うんですけど、やっぱりどんどん空き家がふえていく中で、以前、子ども110番だったけど、私の知っている地図を見ても、もうここは住んでいらっしゃらないなとかいうようなお宅もそのまま110番に載っていたりするので、やっぱりこういったものも定期的にきちんと点検していただけたらと思います。  それから、先ほど防犯ですとか、あるいは街路灯についてもお話ししましたけれども、状況を。現在は多分地区からの要望ということで動いていると思うんですけど、特に小学校というよりも、もう少し遅い時間に部活動ですとか、そういったことで5時以降に帰ってくる中学生、高校生の子どもたちの下校の薄暗い時間帯ですけど、こういった意味のその子たちの安全確保ということは、非常に重要だと思いますし、またそういった意味では学校からの、中学校、高校の要望も、やれるやれんは、それこそ順番がありますけれども、そういったことも聞いていく必要があるんじゃないかなと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 防犯灯や街路灯、中学校、高校などの下校時の薄暗い時間帯に安全確保をすることは大切なことだと思います。中学校、高校からの要望は総務課、あるいは土木課に伝え、検討していきたいと思います。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) 要望を伝えていくということは、要望があるのか。または要望は特に聞いていないのか。また、今まで特に学校から防犯灯とか街路灯の薄暗いところの対策というのを聞かれたことはありますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長
    教育次長加藤忠昭君) 自分の記憶するところでは、今のところ直接、自分の耳に入ったことはございません。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) であるなら、やはりそういうのもあるのかないのか聞いていただいて、もしあればそういうことをなるべく伝えて、連携して対応していただきたいというふうに思います。  私の家の近くも畑が多いんですけど、ただ、本当に畑なんだけど、ちょっと行くと住宅があって、こちらのほうもちょっと行くと、ちょうど私のところがはざまになっていて畑なんですけど、結構中・高生が通るんですね。なので、警察もよくパトロールカーは巡回していますけど、暗くなると本当に真っ暗なところですので、そういった意味でも、特に高校の子たちはよく通ったりして、たまに事件というか、そういったこともあったりするので、全般に学校からの要望もぜひ聞いていただけたらというふうに思います。  それから、防犯グッズのことですけど、先ほど防犯のブザーですとか、そういったことがありましたけど、ちょっとそこだけもう一点、同じことではありませんけど、今、小学校1年生の子にメーカーから配付してもらっているのが笛なんですけど、あれですと、本当に物がこれくらいで、ひもがこれくらいで、こんな短い感じでラップなのかな、ひも式になっていて、どこかにつけるんでしょう。多分ランドセルだと思うんですけど、ただ、ランドセルにそれをつけたときに、何かあったときに、絶対これ届かないですよね、それ自体は。いざとなったときどうやって使うんだろうというふうに思っています。  なので、そのことはいいんだけど、もう一個何か工夫があるといいなあ。何かあったときにすっと引っ張って、ゴムのように伸びてくるとか、何かわかりませんけど、そういったことももうちょっと考えられるといいなあと思いますし、できれば6年生まで、ほとんどの方がついていると思うんですけど、やっぱりブザーなり、笛でもいいと思うんですよね。防災のときは笛でいいというふうに言われているので、なるべくみんなが使いやすいものでやっていただけるといいかなあと思います。ぜひそういったことで、また工夫、検討していただきたいと思います。どうでしょうか、その辺は。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) こういった防犯ブザーの所有率は、結構皆さんがつけているということを教育委員会としても確認しているところでございます。その辺の使い勝手についても、実際どうなのかというのも、また学校のほうにも一遍問い合わせなんかはしたいなとは思います。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) よろしくお願いします。  では、防犯の関係で最後に1点です。  先ほど出ました地域で協働で取り組むということが非常に大事だと思いましたので、例の子ども110番のマップの確認、それから連帯強化とか普及とかいうのをぜひ定期的にやっていただきたいということと、それから、これは一例ですけど、スクールガードの中で、柏森小学校のJB隊があるというふうに聞きました。JB隊というのは、はっきり言えば「じじばば隊」ということらしいですけれども、それはスクールガードさんとは違って、声をかける、挨拶見守り活動らしいですけれども、おうちの前に出て、下校時に、小室議員が先ほどやられたら不審者だと言われたんですけど、そういうふうに不審者だと思われないように、おうちの前に出て、大体こういう活動が扶桑町全般にあるんだというように普及をしていただくと、もう少しそういうふうにも。いきなり個人的になると不審者となってしまうといけませんので、ぜひ地域の中で取り組む安全対策ということで、そういったことも取り組んでいただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長加藤忠昭君) 今のJB隊ですが、非常にいいことだと思います。  町は町のほうでも、またこういったものがありますよということは、何かの機会がある折にPRのほうはしたいと思います。また、地区は地区のほうでも、こういうPRや何かはしていただいているかと思いますが、町のほうとしても、こういった違った活動をされている団体もありますよということは紹介していきたいと思います。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) ありがとうございます。  では、1つ目の質問については、本町の子どもたちの安全・安心の確保、推進のために関係部署とよろしくお願いしたいと思います。  では、2番目の質問に参ります。  保育園における幼児教育についてであります。  保育所の保育指針ですけど、昭和40年に策定されて以来、もう既に3回改定されております。その後の改定では、平成27年、2年前ですけど、全ての子どもに質の高い教育・保育を提供することを掲げました子ども・子育て支援新制度が施行されております。保育所が果たす社会的な役割が一層重視されてきたわけですけれども、昨年2017年に幼稚園教育の要領、保育所保育指針、そして幼保連携型認定こども園教育・保育要領の3法令が改定されまして新保育指針、ことし、2018年4月に施行されております。今回の改定で、3歳以上の教育について、内容、記述ともに3文書が同一です。先ほど言った幼稚園とかのそういったところがみんな同じになっております。そして、保育園では、幼児教育を行う施設であるというふうに明記されております。幼保一元化に当たり、改定後の本町7園の保育園における幼児教育のあり方について、その概要、詳細、進め方を伺ってまいりたいと思います。  まず、今言いました保育指針、改定のポイントということで伺ってまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 改定のポイントについては、大きく2点あります。  1点目は、乳児と1歳以上3歳未満児の保育の狙いと内容が、家庭保育の補完だけでなく、食育や健康、災害、安全の意識などについても、より充実した具体的で丁寧な記載となったことです。  2点目につきましては、3歳以上の保育の内容について、幼稚園、幼保連携型認定こども園と同様に、保育所が日本の幼児教育を行う施設として位置づけられ、教育において就学前までに目指す姿が具体的に示されたことです。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) ありがとうございます。  では、特に今の保育所における幼児教育について伺ってまいりますけど、特に教育基本法の第11条におきまして、幼児期の教育の振興がうたわれていて、小学校就学前の幼児が生活する全ての場において行われる教育を総称したもの。保育所における教育も含まれております。遊びが学びにつながっているのか、意識的に取り組むことが求められていますけれども、具体的にはどのような内容で進めていくのですか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 保育園が幼稚園や幼保連携型認定こども園と同様に、幼児教育機関に位置づけられたことで、現場において教育・保育における全体的な計画や年間指導計画、個別指導計画を刷新して、教育面の充実を図っております。全体的な計画は、各保育園が創意工夫して保育できるように地域性や独自性を盛り込んだ計画としております。  また、個別指導計画の活用により、年間を通して子どもの成長をまとめた記録を次の学年へ引き継ぎ、さらには小学校へと引き継ぐことができ、子どもの育ちを途切れることなく援助していくことで、今まで以上に教育を意識した保育が展開できると考えます。  保育士がこの指導計画に基づき、質の高い遊びを提供することが教育につながります。子どもは提供された遊びを通して、楽しみながら知識や技能とともに、最後までやり抜こうとする力である忍耐力、人とうまくコミュニケーションをする力である社会性、気持ちをコントロールする力である自信、楽観性を学びます。この学びにより小学校以降、生涯にわたる生きる力の基礎を培うことが保育園における教育と考えております。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) これまでに保育所の中にはなかった指導計画というものが、今回入ってきたわけです。個別の部分と全体の部分ということで、こういった指導計画、これは学校のほうでは当然やっておりますし、幼稚園でもやっているんですけど、そういったことも保育園の中でもやるように求められてきたということで、保育所の特徴としては、遊びとかいうのがやっぱり大事ですので、質の高い遊びというようなことになってきて、どちらにしても保育所も幼児教育機関としての役割を持ち、計画的に保育所の独自性というものを持ちながら、それが明確になってきたということだと思うんですね。なので、本当に保育士さんたちは、言いかえれば、失礼ですけど、お母さんがわりに預かるだけの保育ではなくなってきていると。今までももちろんやっていたんですけど、それが本当に幼児教育という機関だということになってくると、それなりに質の高いものを目指していかなきゃいけないで、大変保育士さんの負担が大きいなあというふうに思います。  2番目ですけど、保育士さんの関係でいくと、保護者のお母さんたちもそうなんですけど、そこの理解もしっかり持っていただかないと、保育園は保育園なんだけど、やはり少し内容的にも変わってきているので、子育てをするのにお母さんたちも一緒に子育てをしていく、そういった理解が必要じゃないかと思うんですけど、そういった子育て支援との相互理解については、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 子育て支援には、保育者と保護者が情報を密接に共有して理解していることが非常に重要です。そのため、毎日の保育を連絡ボードで公開したり、園だよりやクラスだよりの配布、送迎時の対話、保育参観や運動会、生活発表会での保育の公開、保護者の保育への参加、さらにはクラス懇談会や個人懇談会の機会を利用して、保護者との相互関係を深めており、それが子どもの育ちを保護者と一緒に支えるという積極的な子育て支援につながっております。  特に、3歳未満児においては、連絡ノートを活用することにより、幼児の保育以上にきめ細やかな保護者との相互理解に努めております。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) ありがとうございました。  今はお母さんたちもお忙しいので、本当に中身を理解していただいて、一緒にやっていくということは、なかなか保育参観なんかも出てこられなかったりする場合もあるんじゃないかなあと思うんですけど、ぜひそういったことも含めてしっかりと体制をとっていただきたいと思います。  今回のこの改定で、もう一点すごい重要なことがあるんですね。こういった意味において、施設長の責務ということなんですけど、これがしっかりと明記されているんです。今まで、こういう形のものが明記されることはなかったと思うんですけれども、施設長というのは保育園長になるのかなと思うんですけれども、扶桑町でいうと園長なのか、あるいは保育長なのか、ちょっとその辺はわかりにくいですけれども、今回改めて加えられた保育士の研修、職場づくり、そうした内容がしっかりと明記されております。保育士さんが今までにやってきた保育の内容と、そういった意味で大きく変わってきているということもあるので、その辺のキャリアアップのシステムをつくっていくというのが、そうした環境整備が非常に大事だと思うんです。勤務体制の調整ですとか、そういった工夫なんかが求められておりますけど、研修機会の確保、それからその研修の充実、それから施設長の責務、計画的な研修の実施体制について伺います。 ○議長(市橋茂機君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 保育士の資質向上と専門性を高めるために、職員の研修機会の確保と充実を図ることが施設長の重要な責務の一つと考えます。そのため、新任研修、中堅研修、主任研修、園長研修、乳児保育研修、障害児保育研修、食育やアレルギーに関する研修等、職員がそれぞれに必要な職場内外の研修に計画的に参加できるように、職場環境を整えております。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) 非常にたくさんの中身があるなと思うんですけど、これが保育に支障がないように配置していかなきゃいけないと思うんですけど、代替職員の配置はどうなっておりますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 研修を受講する職員のための代替職員の配置はないという状況でございます。現状は、園長補佐や非常勤のフリー保育士で賄っておるということでございます。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) 保育指針が改定されて、施設長の責務ということで、あえて国のほうもこれを確保するのは相当大変だし、しっかりと責務を明記しないとできないというふうに多分思ってのことだと思うんですけど、その改定の中にしっかりとそれなりのことをやりなさいということで書いてあります。私は、代替職員の配置がないということで、本当にこれで皆さんがこれまでと同様な体制で十分に行っていけるかどうかというのが、大変心配ですけど、その辺はどうでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 保育指針が改定されまして、専門性の向上から研修が義務づけられ、それに対応できるような職場環境の整備が求められております。それを踏まえまして、人材確保等の職場環境の整備に向けて努力していきたいと思っております。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) 何回も言いますけど、3分野が同一になったことで、研修と義務がしっかりと、今までの幼稚園の先生とか認定保育園の先生たちは、みんな研修とかいうのは義務になっていたんですけど、保育士さんは義務ではなかったんです。でも、今回は義務づけられたということは非常に大きなことだと思うので、やはりその辺をきちんと職場環境を整えていただくということが本当に必要じゃないかなと思っております。  人の配置ということですので、保育士が少ない中でこういうことを申し上げるのは大変心苦しいんですけど、やはりそこは大事なところなので、しっかりと押さえていただきたいと思います。  あえて伺いますけど、現在、半数以上の保育士、100名近くか100名以上なのか、多分100名ぐらいが非常勤だというふうに聞いております。正職員以外の研修はどのような状態になっておりますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 非常勤職員の研修につきましては、年4回実施の町内の保育士研修会と、つくし学園と各園で実施する療育研修に参加を促しております。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) 現場が厳しい中で大変心苦しいんですけど、やはり非常勤職員が正職員を上回る中でのことですので、こういった内容においても、非常勤職員にもしっかり正職員同様の研修が必要ではないかなあと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 現場におきましては、非常勤職員も正職員も保育士であることには違いないと考えております。園全体の保育の質の向上と専門性を高めるために、今後は非常勤職員に対しても、通常業務内において研修機会が確保できるよう考えていきたいと思います。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) ぜひそういうことをお願いしたいと思います。  直接職員のことではないんですけど、30年度の国の予算だったと思うんですけど、保育士さんじゃなくてもいいところの補完する、いわゆるフォローするお仕事のパートさんですけど、子どもに直接触れるんじゃなくて、いろんなものを準備したりとか、そういった方たちの予算がついておるということも聞きましたので、またそのことが役に立つかどうかわかりませんけど、何らかの形で徐々に今体制が変わって、内容が変わった中ですので、そういうこともぜひとも検討していただきたいと思います。  研修なんですけど、先ほども何回も研修機会を確保できるようにと言っておりますけど、座学も大事ですけれども、私はこの周辺市町、大口町さん、あるいは江南市さん、犬山市さん、それぞれに幼児教育部門を始めている保育園もたくさんあるんじゃないかなと思うんです。町内ですと扶桑幼稚園もそうですけど、幼稚園ですから。そういった形で、近くの保育所とか幼稚園ですとか、そういったところの視察研修なんかも行ったらどうかなと思うんですけど、そういった現場での研修等の計画というのはありますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 2市3町保育士会や愛知県指導保育士会を通じて、周辺市町とは情報交換程度はしておりますけれども、視察研修は行っておりません。座学研修とは違い、周辺市町の保育園や幼稚園の保育の現場を見て、さまざまなことを感じることにより、本町の保育の課題や今後の方向性について考えるきっかけになると思われます。今後は、視察研修を積極的に計画して、さらなる保育の質の向上を目指していきたいと思います。  職場内における研修は、各園で毎年テーマを決めて園内研修を行っている状況でございます。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) ありがとうございます。  ぜひ、身近なところでも研修はやれるかと思いますので、そんなことも活用していただけたらと思います。  最後になりますけど、保育園の呼称とか組織体制について伺ってまいります。  今回の法の改定で明らかになったように、内容的にもう幼保一元化が進んでおります。今日的に保育と幼児教育が大きく変化している。そして、組織の体制、呼称なども周辺市町の行政体制は、子ども課、あるいは子ども支援課、子ども未来課、そういったようにさまざまに変わっておりますし、また保育園自体の呼称も少しずつですけれども、同様に子ども未来園とか子ども園と、そんなふうにも変わっているとも聞いております。今後におきまして、本町はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 保育園の呼称につきましては、例規上は保育所となっております。本町におきましては、保育園という呼称が長く親しまれ、定着しておりますけれども、今回の保育指針の改定で保育園が幼児教育を行う施設として位置づけられたことを踏まえて、今後どのようにしたらよいかを園長を初め、現場の職員の考えや意見を聞きながら検討していきたいと思います。  子育て支援を所管する組織体制については、今後、行政組織の機構改革も含め、町全体で検討していくものだと考えております。    〔12番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 矢嶋さん。 ○12番(矢嶋惠美君) ありがとうございます。  国は、来年、2019年10月から幼児教育・保育の無償化を全面的に実施する方針を固めたと聞いております。2020年度から全体的に広げる予定だったのを前倒しにするということらしいですけれども、子育て支援に関してはもう国策ですので、ぜひとも日本の幼児教育、あるいは保育に関しては大きな転換期になっております。本町においてもハード整備を今着々と進めている中ですので、そういった状況の中で、社会全体で子育て体制を支援して、こういった時代に合うような適切な方向ですとか、可能性のある未来の子どもたちをしっかりと支援していくというのは、本当にこれからもぜひともお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(市橋茂機君) 以上で、矢嶋さんの質問を終結します。  次の質問者、和田佳活さんに質問を許します。和田さん。    〔1番 和田佳活君発言席へ〕 ○1番(和田佳活君) 通告書に従いまして、一般質問させていただきます。  まず最初に、都市マスタープランの高雄地域のまちづくり構想の木津用水周辺の地域拠点について質問させていただきます。
     まちづくりの目標として、美しい田園風景を背景に、鉄道を軸とした快適な居住機能を国道41号線を軸とした活力ある産業機能を備える多面性豊かな地域づくりという目標のもと、今回都市マスタープランの見直しをしていただいて、今回初めて木津用水周辺の地域拠点として位置づけしていただきました。今回、位置づけしていただいた理由ということはどうなっているでしょう。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 昨年度、都市マスタープランの部分見直しを国道41号の6車線化事業を踏まえた国道沿道の計画的なまちづくりを推進するために行いました。御質問の今回提示した理由につきましては、この国道沿道周辺の新たな拠点開発区域をまちづくり創生ゾーンと位置づけ、このまちづくり創生ゾーンにおける動線の一つとしての連携を図り活用するために、現状において生活に密着した郵便局や店舗などが集積している木津用水駅周辺を地域拠点として位置づけたのが理由でございます。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 国道周辺、41号の6車線化が始まるということで、その地域をまちづくり創生ゾーンという位置づけをしているというところで、通称、高雄東部開発と言われておるんですけど、それに伴いまして木津用水駅周辺を利用していこうということで、地域拠点として今回記載していただいたというふうに、私は今の答弁で理解しております。  木津用水駅は無人駅でありまして、集中管理システム導入の駅であるということと、内外にトイレはありません。自転車置き場が2つありまして、1つは町所有地の自転車置き場、1つは借地で、自転車置き場は非常にほかの駅よりも町管理でしっかりと管理しているなあというところを思っております。  その中に1つ仮設トイレがあるというところでありまして、今まで柏森駅、扶桑駅というのは中心拠点として位置づけされておったんですけど、今回、木津用水駅におきましては、地域拠点というふうに掲載されておるんですけど、その相違はどのように考えられていますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 町内にあります3つの駅のうち、柏森駅、扶桑駅につきましては、乗降客も多く、商業施設や都市サービス機能等の集積など、市街地の中心拠点としての位置づけをしているものであります。木津用水駅の拠点としての位置づけの相違は、まちづくり創生ゾーンにおける動線などの一つとして連携を図り、活用するという観点から、鉄道基軸のバランスを鑑み、地域拠点として位置づけをするものでございます。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 今ほど鉄道拠点ということで、ちょっと統計は古いんですけど、2013年の統計によりますと、1日の平均乗降人数としまして、柏森駅が1万337人、扶桑駅が6,285人、木津用水駅が2,009人であるということで、これは乗降者数の人数の格差ということで、拠点というふうに考えていただいたかなあというふうに理解しております。  この木津用水駅の周辺におきましては、木津用水、扶桑高雄郵便局、シオン会館、東洋紡犬山工場、村田機械犬山工場、マックスバリュの扶桑店を中心としました商業地域、またふるさと納税でお世話になっております眼鏡の赤札堂本店というような、最近、商業地域として、以前とは大分さまが変わってきているなあというふうに思っております。  まちづくり創生ゾーン、国道41号線の交通の利便性を生かした新たなまちづくり地域拠点開発地域として、その土地利用を図るとされております。通称、高雄東部開発の視野も入れながら、この木津用水駅周辺を地域拠点として、今後本当に整備していく必要があると思うんですけど、具体的に将来イメージ、また事業施策として何かお考えでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 現時点での具体的なイメージや事業施策はございません。  今後のまちづくりの進展にあわせまして、まちづくり創生ゾーンにおける動線などの一つとしての連携を図り、活用するという観点から、具体的に検討していくものと考えております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 現時点では、具体的なイメージも事業施策もないということで、私が一番に思いますのは、木津用水駅から幹線道路につなぐ道の整備がぜひとも不可欠だと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 駅と幹線道路をつなぐ道路につきましては、町道531号線という道路がございます。木津用水にかかります白雲寺東橋は、幅員が3.0メートルと狭く、いわゆるボトルネックとなっている状況ではございます。先ほどお答えしたとおり、具体的な計画は現在持っておりません。今後のまちづくりの進展にあわせまして、こちらも検討していくものと考えております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 答弁の中にありました町道531号線と幹線道路をつなぐことが、私も本当にこの道が重要になってくるんじゃないかなあというふうに思っております。  町道531号線というのは、シオン会館がある北側の道でありまして、木津用水駅から、今ありました白雲寺東までの区間、これは150メートルぐらいあるんですけど、両方側に側溝がありまして、4.5メートルから4.6メートルの道幅が確保されております。今の答弁にありました白雲寺東橋においてはボトルネックということで、3メートルの幅員はあるんですけど、急に折れ曲がっているという状況でありまして、また、その白雲寺東橋から犬山・浄心線というところがあるんですけど、これの道に関しましては、シオンの駐車場と併設しておりまして、はっきりどこまでが道幅なのか、現時点では現場で見たんですけどわからなかったというところでありまして、この白雲寺東橋と犬山・浄心線の道の整備を白雲寺東橋は9メートルから10メートルぐらいの長さなんですけど、あとそこから150メートルぐらいですね。その隣に犬山・富士線という大きな道があるんですけど、まずとりあえず犬山・浄心線までを今後整備をしていただくべきかなというふうに私は考えておるんですけど。  また、木津用水駅周辺におきましては、南側は住宅でありまして、非常に道幅が狭く、すれ違うこともできないと。地域としましては、地域の中に車が入ってくるということはいろんなことで対策等も考えなきゃいかんということで、やっぱりこの531号線を整備というのが非常に重要であるなというふうに私は思っております。  また、木津用水駅は、皆様御存じですけど、車の待機する場所が全くございません。やっぱり今後、将来に向けて利用価値を高めるためにも、ある程度の駅前広場というところも必要になってくるんじゃないかなあというふうに考えておるんですけど、その辺の将来に向けた土地整備ということでは、どのようにお考えでしょう。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) こちらもですが、現時点では駅周辺の整備についても具体的な計画はございません。道路整備と同様、土地整備につきましても、今後のまちづくりの進展にあわせまして検討をしていくものと考えております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 土地整備につきましても、今のところは事業施策等もまだ今のところありませんという御回答なんですけど、ぜひとも今後、改定版の後に都市マスタープランの検討もあると思うんですけど、私はこの2案を一生懸命提案させていただいたんですけど、ぜひとも都市マスタープランの施策に今度は具体的に載せていただけるように努力していただきたいなあというふうに思っております。  また、都市マスタープランには、目標年次というのが2ページ、初めのほうに書いてあるんですけど、愛知県の都市マスタープランとの兼ね合いも書いてあるということで、理解もなかなかできないということで、今、私が申したこと、以上2点を実現するために、都市マスタープランに記載されています目標年次というのはどのようになっておるんでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 現在の都市マスタープランの目標年次は、平成33年としております。次期マスタープランは、平成32年度から改定作業に取りかかる予定となっております。なお、次期都市マスタープランの目標年次は、10年後の平成43年を想定しております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 次期マスタープランの改正が32年度から始めますよというところでございまして、目標年次がその後の42年度ということなんですけど、木津用水駅周辺の幹線道路につながる道路整備、駅周辺の都市整備というところを事業施策により具体的に書いていただくことをお願いしまして、都市マスタープランの質問を終わらせていただきます。 ○議長(市橋茂機君) 現在、和田議員による一般質問中ですが、議事の都合上、ここで昼食休憩に入ります。午後は1時から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。              午前11時39分 休憩              午後1時00分 再開 ○議長(市橋茂機君) それでは休憩を閉じ、会議を再開します。  午前中の一般質問に続いて入っていきます。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 次に、防災訓練について質問させていただきます。  私も、今までこの防災訓練につきましては、一般質問を何度かやらせていただいた経緯もありますが、特に来年度、平成31年度の防災訓練が、要するに実りあるものにしたいという思いから、今回も質問させていただきます。  現在、本町におきましては、防災の日に総合型防災訓練が実施されていますが、防災の日に行う利点は何なのでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 御承知かと思いますけれども、防災の日と申しますのは、大正12年9月1日に日本最大級の被害をもたらしました関東大震災が発生したことに由来しております。広く国民の方に災害とかにつきまして認識を深めていただくとともに、いざというときの心構えとか、そういった備えを充実、強化することによりまして、災害を未然防止、それから被害の軽減と、そういったことに資するように制定されたものでございまして、防災訓練につきましてはいろいろなやり方、いろいろな体系がありますけれども、防災訓練を防災の日に行うことが全国的にも多いというふうに承知をしておりまして、本町におきましても、この防災の日に行うことで住民の方の御理解と防災についての関心を高めることができるという点から、毎年9月1日に総合防災訓練を行っているところでございます。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 防災の日にやるか否かということにつきましては、また後の議論に今のところはしておきたいと思います。  私は、防災訓練というのは防災のことだけを目的にする訓練ではなく、やっぱり地域のコミュニティをやっぱり確立するという観点からも、やっぱりより多くの地域住民の方に参加していただきまして、目的に特化した地域住民参加型の防災訓練が必要であると思っておるんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 毎年、町のほうで実施をさせていただいております防災訓練につきましては、まず職員が行う訓練と、会場となる小学校の校下の自主防災会の方等にも御参加をしていただきまして、総合的な防災訓練として行っているところでございます。  以前からいろいろ御意見はいただいているとおり、それぞれの訓練の形態に応じた意義とか必要性がございますので、町としましても、今後につきましては、住民一人一人がそういった災害が起こったときに何をすべきかということを考えていただけるような、そして災害に対する認識が含められるような防災訓練というふうに移行をしていって、議員おっしゃるような目的を絞った、いわゆる住民参加型の防災訓練を検討していきたいというふうに考えております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) ことしは5月19日だったと思うんですけど、水防訓練が扶桑町主催で行われまして、あれは尾張水害予防組合が主催のもと、扶桑町が担当ということでやりました。それはそれで水防訓練として成果は私もあったものと思います。  前から私も、今回質問しておりますが、本年度は、防災訓練のあり方について来年度に向けてやっぱり考える時間があるということで、私も前回から、また今回にかけて一般質問しておる次第でございまして、今の答弁の中で、住民一人一人が災害時に何をすべきかを考え、災害に対する認識が深められる防災訓練に移行し、目的を絞った防災訓練を検討していただけるというような御答弁をいただきまして、そうなりますと、実際今度、来年度、平成31年度防災訓練を行うわけですけど、そのあり方というのは、来年度の防災訓練はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 来年度、平成31年度につきましては、まず9月1日がちょうどカレンダーで日曜日になります。  先ほどいろんな一人一人の認識とか、住民参加型という御答弁をさせていただきましたけれども、日曜日ということであれば、それだけで、例年と比較して多くの住民の方が参加できるというふうには考えられますので、同じ例年の比較をしまして、多くの方に参加していただくという点ではそういったことが考えられますので、ボランティア団体を初めとした防災関係機関、こういったところの協力を得ながら、今まで以上に、ちょっといろんなほかの市町の参考とかもさせていただきながら、今まで以上に住民の防災意識が高まるような、そういった工夫をした防災訓練にしたいというふうに考えております。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 前回の一般質問、来年度、31年度の9月1日がたまたま今度は日曜日であるというふうで、私も前から言っておるように、31年度に防災訓練のあり方を変えないと、多分ずうっと今までどおりの防災訓練になるんじゃないかというふうなことを、変えるんだったら31年度に、より地域住民の方に参加してもらえるようなやっぱり防災訓練をしていかなければならないということを考えています。  今の答弁で本当に前向きな、私の理解としては回答をいただいているというふうに思っております。  実施内容としましては、地域住民の方に多く参加をしていただくというのは本当の目的でありまして、それには楽しい内容というか、やっぱり来てよかったなと。ただ、防災訓練に参加して、御苦労さん、ありがとうございましたじゃなくて、やっぱり来てよかったなというような内容も考えていただきたいというふうに思っています。  今度、私の地域で行われるわけなんですけど、私も住民の一人として、また地域のいろんな会にも携わっているものですから、また精いっぱい協力していくつもりでおります。  私の考えとしましては、今後、9月1日の防災の日には行政中心の防災訓練をやっていただくということ、また、本当に住民が参加しやすい、休日にはやっぱり住民参加型の訓練をやればいいのかというふうには思っております。  今後の日程につきましては、31年度の防災訓練の実績等を鑑みてどうあるべきかということは、一番最初に防災の日になぜやるんですかという質問をしましたが、実績を鑑みて考えていくものだというふうに思っております。ぜひとも、平成31年度の防災訓練が実りある訓練にしていこうではありませんかということを御提案します。  防災訓練につきましては、以上とさせていただきます。  続きまして、行政発注工事並びに委託事業の安全対策について質問させていただきます。  今年度、放課後児童クラブ4棟、並びに村田排水路工事、斎藤貯留槽工事ということで、来年には、また児童館建設というふうで、今年度におきましては下水道工事、通常の土木工事は除きまして10億近くの予算を使いまして、一斉に扶桑町地内、この前も入札が終わりまして、扶桑町の業者さんが全力を注いで、いろいろ施設とか土木工事をやっていただくわけなんですが、私の思いとしましては、とにかく工事が安全に施工できますことを本当に願っております。  その中で、発注側というか行政側ですね、その安全対策についての責務というのはどのようになっているでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 発注側の安全対策につきましては、労働安全衛生法の第3条第3項に、こういった発注者側の責務について記載がされておるところでございます。そこの中で、設計書ですとか、仕様書ですとか、そういったことなど、必要な安全対策が盛り込まれていない工事で、例えば事故が発生した場合、そういった場合は発注者側の安全対策について責任が問われる可能性があるというふうなことになると思います。  当町が発注しております工事につきましては、現場に必要な安全対策を、これ設計書のいわゆる経費という中に計上しておりまして、請負業者への指導もしております。  参考までに、近年の工事で事故が発生した事例はないという状況でございます。以上でございます。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 今の答弁でありますと、安全対策費が経費の中に計上されておるということで、業者さんにおいては、安全対策を施行する義務があるわけでありますけど、発注側においても、今年度本当に工事がたくさんあるというところで、これは業者任せにするんじゃなくて、やっぱり行政としてリーダーシップをとって安全の指導をするということが大切かと思うんですけど、ちょうど7月1日から7月7日までの間、「新たな視点でみつめる職場 創意と工夫で安全管理 惜しまぬ努力で築くゼロ災」という、これ全国のスローガンなんですけど、安全週間というのが実施されます。  現場におきましては、安全施工サイクルというのがありまして、朝の朝礼から始まりまして、ラジオ体操、KY活動といいまして、危険予知活動ですね。打ち合わせとかそういうものをやりまして、それから休憩とりまして、仕事をして、最後は整理整頓して帰るよというのが、通常の安全施工サイクルというんですけど、その辺を遵守していただきながら安全対策をしていくべきだと思うんですけど、本町としまして安全対策の指導はどのようになされますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 町の安全対策ということでございますけれども、まず愛知県が発行しております土木工事標準仕様書などの中には、こういった安全対策に関することが記載をされておりまして、本町もそちらのほう、愛知県にこの部分については準拠をしております。このような仕様書を遵守するよう契約書のほうに記載というか、添付というか、同じそういった内容を盛り込んで契約しておりまして、請負業者さんのほうへ安全指導をしておるところでございます。そのほかに現場での指導ですとか、事後にはなりますが、工事完了検査時に請負業者の方から提出される書類をもとにしまして、安全対策事項を確認、指導しておるところでございます。  議員さんおっしゃられますように、今年度、4棟の放課後児童クラブ専用棟の新築工事など、こういった住民の方の関心の高い工事がありますので、こういったところにつきましては、特に地域住民の方の目を意識した安全対策をしていただけるよう、請負業者さんのほうへも文書による通知も考えておりますので、そういったことを含めて今後も適正な安全対策を指導、また管理して、町の全ての工事現場でそういった事故が発生しないように努めてまいります。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 文書による安全対策通知を一応考えられておるということであります。  本当に今度、小学校で4棟建つということで、当然住民の皆様もそうですし、学校の子どもたちも興味津々でありまして、今、工事現場というのは、見える現場というのを目指しておるんですね。今までは囲いの中で工事をやっているようなイメージだったんですけど、外から見て何をやっているんだろうかとか、そういうのが今、社会の主流というところであります。住民と子どもの目というところを、やっていただく業者さんにもその辺はよく理解していただくように、先ほど申しました安全施工サイクルというところをしっかりやっているということ。また、子どもたちの、ちょうど朝ですと8時から大体現場の朝礼が始まるんですけど、そのとき、もう子どもたちも、人が集まっていると興味津々しております。やっぱりその辺、大人の社会もちゃんとルールを守っていろんなことをやっているんだよという見本を見せる場でもありますので、学校の中で今回仕事をするというところで、その辺の意識の通達を各業者さんにしっかりとお示ししていただきたいというふうに思っております。  また、文書で今後出されるということだと思いますけど、これがまた出して終わりじゃなくて、やっぱり定期的に安全に対する意識が本当にできているということも確認していただきまして、工事を進めていただきたいというふうに思っております。  また、今回、工事のことだけを言いましたが、本町からその他の業務につきましても委託事業等やっております。ここで私、具体的なことを言うつもりはありませんが、私の目から見たら、まだちょっといかんという案件もあります。それは、今回の質問に当たりまして、ちょっと口頭でも申し述べておきましたので、その辺も今回、安全週間という機会もありますので、いま一度、やっぱり安全に対する意識を深めて、工事が済めばいいという話じゃなくて、工事を済ますためには安全な施工ができるということが第一でありますので、その辺を肝に銘じて御指導のほどお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(市橋茂機君) 以上で、和田佳活さんの質問を終結いたします。  次の質問者、澤田憲宏さんに質問を許します。澤田さん。    〔8番 澤田憲宏君発言席へ〕
    ○8番(澤田憲宏君) 議長のお許しをいただき、通告に基づき質問をさせていただきます。  梅雨に入りまして、大変蒸し暑い日々が続いております。昨年は、7月、8月と2回のゲリラ豪雨ということで、住民の方々や職員の方々も大変御苦労されたことと思います。  本年も大雨の時期に入りまして、住民の方からもお尋ねがいろいろとございますので、私のほうは今回このような水害についての対策ということで質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、ゲリラ豪雨に対する対策ということで、5項目お尋ねをしたいと思います。  昨年の状況を踏まえまして、まずは浸水の被害状況と冠水地区についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 昨年の浸水被害状況としましては、まず7月14日に発生をしました集中豪雨では、床上浸水が8棟、床下浸水が52棟、主な道路冠水箇所は5カ所でございました。  それから、8月18日に発生をしました集中豪雨による被害につきましては、床上浸水が7棟、床下浸水が59棟、主な道路冠水箇所は5カ所という状況でございました。こういった冠水地区というふうで区分をいたしますと、まず斎藤東地区、伊勢帰地区、高木東地区、平塚地区におきます青木川周辺ですね、こういった地区。それから、東川南地区、南新田地区、南定松地区における、こちらは巾下用排水路周辺。それから、北新田地区におきます村田排水路周辺と竪井堀排水路周辺において、こういった被害を確認しております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 近年、こういった短時間の記録的な豪雨がふえている傾向もございます。また、こういった中で、特に本町は内水氾濫の傾向が、近隣の市町の被害を見て比較をしてみても多いなというふうに感じております。  ちなみに犬山市さんですと、同じ7月14日で、床上浸水1件、床下浸水11件、道路冠水15件、それから大口町さんですと床上浸水ゼロ件、床下浸水4件、それから小牧市さんにおきましても床上浸水1件、床下浸水15件ということで、扶桑町は7月も8月におきましても、50件以上の床下浸水の家屋があったということで、こういったところは本町の特徴になってしまうのではないかなあというふうに思います。  過去を振り返ってみても、平成23年8月23日に、このときも記録的な豪雨ということで、時間当たり85ミリほどございましたが、そのときも床下浸水が57件ほどございました。これは、総務課に置いてありますあいち防災通信等でいろいろ数字が出ておりましたので、少し拾いあさっていただいて、やはりここ5年ぐらい比べてみてもまあまあ傾向としては床下浸水も、浸水被害というのは減っていないのかなというふうに思います。  住宅の戸数もその5年の間にもふえてまいっておりますので、そういう部分では、そのふえた部分もございますが、ただ5年ぐらいの前後を比較しても、こういった傾向は本町の特徴になってしまっているかなと私は感じております。  続きまして、事前準備としての対応についていかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) ただいま町で大雨の備えとして、まず、こういった浸水の被害から住宅を守るために、事前に土のうを配付しております。これ今、防災行政無線とかホームページでもお知らせをしております。  昨日もちょっと台風の接近のニュースがございましたので、2件お問い合わせがございまして、休日ではございましたけど、総務課の職員が対応させていただいたところでございます。  それから、今年度につきましては、各地区のほうに土のうの配付拠点となります、いわゆる土のうステーションとして防災倉庫、物置等を設置していただいた場合につきましては、扶桑町消防防災施設等整備事業補助金の補助率を従来の2分の1から3分の2に補助率を上げさせていただいておりまして、町としましても、できる限り迅速に対応できるよう、各地区の防災力を向上できるよう御協力をお願いしておるところでございまして、この件につきましても、数地区からのお問い合わせをいただいております。そういった状況でございます。  それから、今年度につきましては、防災マップを作成して全戸配付を予定しております。先ほどございました内水氾濫とか外水氾濫も含め、そういった浸水被害と地震による揺れやすさなども、住民の方にあらかじめ認識をしていただいて、そういった災害に対する事前の備えという対策をとっておる状況でございます。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 事前の備えとして、町のほうもいろいろ昨年から見ておりますと、土のうの事前配付とか御努力をされておるということで、感謝申し上げます。  それから次の質問ですが、じゃあ、実際に大雨が降ってきまして、こういったときの情報収集の対応という部分ではどうでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) この御質問、ゲリラ豪雨というのは、非常に予測が難しくて、短時間に非常にたくさんの雨が降るということで、そういったことに備えまして、町のほうでは、今、非常配備の準備体制というのを定めておりまして、これをとったときに情報収集班というのを設けておりまして、そちらのほうの役割でちょっと御説明をさせていただきますと、町内でこういった雨によりまして、冠水とか発生している場合、発生しそうな場合とか含めまして、それから町民の方から現地を見に来てくれと、そういった確認の依頼があった場所等へいち早く情報収集班を行かせまして、その被害状況等を確認しまして、公用車のほうに防災行政無線の無線機が積んでございますので、そちらのほうで、その現場の状況を総務班、総務課の職員にそれを報告することになっております。  先ほど申しましたけど、これは警報発令等関係なく、発生しそうな場合につきましては、いち早く情報収集班は収集をして、できる限りの被害軽減に努めているところでございます。その情報収集班の情報によりまして、その次の職員をどう配置するのか、何を、土のうを持っていかせるのかという指示をするような体制をとっております。  それから、情報収集ということの御参考までに、平成29年9月に各市町から愛知県に対しまして、水位計ですとか監視カメラの設置を要望しておりまして、一宮建設事務所管内では、まずこれは五条川水系の大口町、岩倉市に危機管理型の水位計の設置を進めておるところでございまして、青木川水系につきましても早急に設置いただけるように要望している現状はございます。この危機管理型水位計につきましては、設置をしますとスマートフォン等で河川の水位を閲覧することが可能になるというふうに聞いておりますが、こういった機器が、扶桑町の小さい河川でございます、内水氾濫が多いということでございますので、こういったことが当町の被害の発生状況に合うかどうかは、ちょっとまだ今後研究する必要があるというふうに考えております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 私も、危機管理水位計の設置についてちょっと調べてみますと、特徴としては低コストで1台100万ほどということで、小中河川のところにセンサーで感知して、それが無線というか電波で本町側のほうに連絡が入って、あとスマートフォンのほうでも、河川の水位の状態を見ることができるということで、この電波を使うことによって、5年間給電というか、電気をバッテリーか何かでやっていると思うんですけれども、そんなに電源の供給としてもわずかな量だということで、今週大口町で、6月13日水曜日に現地で説明会があるということで、恐らく本町も多分参加をされるかなあというふうで思っております。  費用対効果も見ながら、本町も浸水箇所が多いもんですから、こういったものの設置はぜひ検討していただいて、活用して住民の方々に早い段階ということもないですけど、こういった情報収集の一つの方法として活用していけることが、できれば安心感を持っていただけないかなと思っております。  今年度の場合だと五条川水系の大口町、岩倉市ということで2カ所に、昨年末、越水が起こった近いところに水位計を設置するということで新聞に載っておりましたので、私も関心を持って見ているところでございます。  次に行きます。  この危険情報の伝達については、今、住民の方等にはどのようなことでされておられますか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) こういったゲリラ豪雨等の災害時におきましては、防災行政無線、いわゆる広報無線とひまわりあんしん情報メールを中心にして気象警報の発令とか避難所の開設、こういった情報を住民のほうに発信をしておるところでございます。  防災行政無線につきましては、一昨年、屋外子局をちょっと増設して、Jアラートとか警報発令を自動的に流れるように、そういった緊急情報の伝達を整備したところでございます。  雨が降り出してから早い段階で冠水が予想される箇所につきましては、現状としては地区の駐在員さん等に御協力をいただきながら、地区においてそういった通行どめ看板を設置していただいておるとか、そういったことも進めておるところでございます。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) この件で少し再質問を1件させていただきたいと思います。  斎藤の前利神社の前とか、それから柏森地区もそうだと思うんですけれども、地区のほうで、この通行どめの看板をあらかじめ持っていただいて、先ほどおっしゃってみえたように、駐在員さん等の協力をいただいて設置がされるということでお聞きをしました。  私、北新田のほうも、やはり低地の道路の冠水箇所を去年見ておりますと二、三カ所ございまして、降り出している雨の中で車が突っ込んでいったという状態も、地区の方と、とめようがないぐらいやはり行ってしまうもんですから、地区のほうも役場のほうと御協議を事前にさせていただきながら、こういった低地における道路冠水の箇所に対して、何かこういう通行どめの看板だとか、また設置していいものかどうかまた後日相談したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 今の御質問ですが、例えば前利神社付近に大雨看板が三、四枚設置されております。ふだんは、交通に支障がないように路肩部分に隠すような形で設置しておりますが、実際大雨になりますと、我々職員がなかなかすぐに出かけられないということで、地元の方が実際設置していただいておるというのが、実は現状になっております。こういうことをほかの地区でもやれないかということですけれども、こういう件に関しましては、決して地元の方々と一緒になってやるということは非常に結構なことですし、看板の準備もすることも可能ですので、一緒になって考えて進めていきたいと思っております。お願いします。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) やはり地区との協力体制というのは、こういったときには大切なことになるんじゃないかなあと思います。  やはり、昨年起こっていましたこういったゲリラ豪雨に対しても、昼中、もうお留守のお宅とかが、やはりもう通勤をされた後で土のうも用意ができないとか、いろいろそういった部分で浸水が起こったお宅がございます。だけど、幸いにして、隣近所の方が連絡をとりながら、土のうを置いていただいたりだとか、できる限りの対応をしていただいたりとか、そういったこともされておった状況も見ております。  愛知県では、こういった水害リスクと身を守るための情報を知るための「みずプロ」ということを地域共同事業として行われておると思います。地区においてこういった手づくりのハザードマップとか、それから大雨行動訓練などの危険箇所を歩いて回ってチェックとか、こういった水と向き合う地域づくりというのが愛知県では現在進められていると聞いております。  こういう中で、役場のほうもこういう地域との協力という部分では、ことしも結構いろいろお考えだと思いますが、何かあれば教えていただけますか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) いわゆるこういったゲリラ豪雨の際、短時間に町内の多くのところで一気に浸水箇所が発生するような状況になっておりますので、役場職員も参集しておりますけれども、電話とか現場の対応など、それぞれの配置をしますので、時間とか人員が割かれまして、地区への対応がおくれるということは想定をされるところでございまして、こういった場合につきましては、やはり地区の方の御協力が、また町としてもありがたいものでありまして、不可欠なものになるというふうに考えております。  現状としましては、先ほど産業建設部長や私が答弁しましたように、道路冠水の起こるところに通行どめ看板を立てていただいたり、また既に土のうステーション、こういったものを設置して協力をしていただいておる地域もございます。こういった地区との協力体制を構築するということは、被害を最小限にするために一番大事なことでございまして、そのために日ごろから、地区と行政との間で情報共有をさせていただきまして、災害への対応力の向上に今後も努めていきたいというふうに考えております。  なお、御参考までに、ことし7月17日に、これ火曜日なんですけれども、丹羽郡町村会・議長会の研修を2年に1回開催しておるんですけれども、ことしは防災をテーマとした内容を予定しておりまして、議長会のほうのお許しもいただきまして、ことしはそういったテーマですので、一般の方も御参加していただけるようにちょっと御案内をするつもりでおります。そういったことで地区との協力もしていきたいというふうに考えております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 7月、8月ということで、こういったシーズンになってきましたので、地区もそうですし、住民の方それぞれ意識を高めていただけるようなことを私も努力していきたいなあと思っております。  次の質問に移らせていただきたいと思います。  新川の流域水害対策計画ということで、これは平成19年度に策定をされました。この流域水害対策計画につきましては、河川の整備、下水道の整備、その他流域の整備ということで、おおむね30年間で年の時間雨量63ミリ以上の降雨に対しての著しい浸水被害を解消することを目的に策定をされておる計画だと聞いております。  この計画にもたれてお尋ねをしていきたいと思いますが、本町における下水道雨水調整池の整備と計画についてはどんな状況でございますか。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 下水道雨水調整池についてお答えします。  平成19年10月に策定されました新川流域水害対策計画における下水道の雨水対策計画は、おおむね30年間での整備予定での貯留施設としまして、巾下用排水路の上流部で調整池の整備を位置づけしております。現時点では、下水道事業としての具体的な整備予定はございません。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 下水道雨水の調整池については、今のところは、まだ巾下用排水路の上流部での調整池の準備があるということで計画を持っておられます。ありがとうございます。  次に、防災調整池の整備と計画についてはいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 現在、扶桑町内の開発行為に対しまして、特定都市河川浸水被害対策法や扶桑町宅地開発事業に関する指導要綱に基づきまして、雨水対策施設の設置を指導しております。  質問にございます防災調整池とは、特定都市河川浸水被害対策法の対象外である開発行為に対しまして、下水道や河川に流れ込む洪水を増加させないために設置する雨水貯留浸透施設のうち、雨水を一時的にためる調整池を指しております。その中でも、雨水をためる容量が100立方メートル以上のものについて貯留機能を引き続き保全し、浸水被害の防止を図る目的で、愛知県から保全調整池に指定をされております。現在、町内では民間施設10件、公共施設32件が愛知県から保全調整池に指定されております。民間の施設による計画はありませんが、町として雨水対策施設の設置を促進し、要件を満たす施設については、愛知県の保全調整池としての指定を受けていただくように指導をしてまいります。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 開発行為におきましては、こういった指導をされておられるということで、保全調整池を設けられたところについては、県のほうからマークのようなものが多分あったと思います。  やはり市街化区域の中でこういった内水氾濫とか、やはり昔と状況が変わってきておりますので、御指導のほうをよろしくお願いしたいと思います。  それから、扶桑町は都市浸水想定区域ということで指定がされております。これに対しての浸水対策をお聞かせいただけますか。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 扶桑町都市浸水想定区域につきましては、新川を初めとする流域内河川の河道整備状況や町内の下水道管渠、雨水ポンプ施設等の整備状況を勘案し、都市浸水の発生を防ぐべく、目標となる降雨であります1時間当たり52ミリ、おおむね5年に1回程度の降雨により、都市浸水が発生した場合に想定される浸水の状況をシミュレーションにより解析し、区域を想定したものであります。  この浸水想定区域として、平成25年度、平成26年度に町内の河川や用排水路の流下能力不足による浸水被害の想定を行い、これを参考に順次必要な場所において貯留施設などの雨水対策施設の計画を進めております。  また、新川流域水害対策計画に基づき、計画対策容量1万8,000立方メートルに対しまして、平成30年6月時点で高木調節池、長畑公園貯留施設など、合計1万4,068立方メートルを整備し、進捗率は78.2%となっております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) こういったハード面の整備なんかもやはりしていかないと、なかなかこういう内水氾濫、こういう浸水に対しての備えがなかなか追いついていかないんじゃないかなと思います。やはり費用のかかることでもありますので、状況をよく把握していただきながら、今後もいろいろ御検討のほうをお願いしたいと思います。  次に、高雄東部のほうの調整区域におきましては、周りが市街化で囲まれているようなエリアになっておりまして、犬山の市街地、それから木津用水の向こうにおきましてはもう市街化になっております。そういった中での昨年の豪雨なんかの排水状況を見ておりますと、やはり上部から水が流れ込んでくる状況、これが村田排水路等で昨年はうまくちょっと機能がまだ貯留部分が完成していなかったということで、時間当たりの雨量もかなり八十何ミリということで結構な量が降ったということで、こういう中で、こういった水害の部分が北新田のほうでも被害を受けました。  今後におきまして、こういう調整区域内ですけれども、いずれ市街化ということで変わっていくかもしれませんけれども、こういった中での排水計画について、どのような見込みがございますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 高雄東部の調整区域につきましては、平成26年度に雨水浸水対策の検討を行っております。現状の課題を確認し、今後の雨水排水計画を作成しております。  また、高雄東部の調整区域の一部は、扶桑町総合計画、扶桑町都市マスタープランにおいて、まちづくり創生ゾーンと位置づけ、工業地、商業地、住宅等の都市的土地利用を目指しており、この区域の排水計画は、これらの整備計画を鑑み検討していきたいと考えております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 今のお答えで、またちょっと質問させていただきますが、平成26年度に検討された課題と、その計画にもたれて今検討していきたいよというお考えでございましたが、昨年の浸水被害の状況を少しでも防ぐために、地区としても、昨年9月に水害要望ということで、町のほうに出させていただきました。  当地区内におきましても、浸水防止塀だとか、そういった部分で対策をされた方もございます。そういった部分を踏まえて、今までも土木要望にいろいろと盛り込んでおった内容もございましたが、このあたりで具体的に実現していただけるものはございますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 昨年度、7月、8月の豪雨の後に、地元からは多くの要望をいただきました。小さな点については速やかに対応したつもりではありますが、一部において水路の改修が必要な部分がございました。1つを申し上げますと、竪井堀排水路の背に当たりますが、開水路がありますが、その開水路が道路を横断する部分、暗渠部分なんですが、その部分が水路の断面よりも小さいということで、流れを阻害しておるという状況の箇所が1カ所ございます。その箇所を速やかに整備してくれという地元からの要望がございましたが、何分予算の関係もございまして、すぐには対応できておりませんが、ことしの雨の上がった以降、秋・冬に1カ所、水路の狭い部分を改修する計画もございますので、御協力のほうをよろしくお願いしたいと思います。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 具体的に雨のおさまった時期に入りまして工事を行っていただけるということで、また地元のほうにもお伝えしたいと思っております。  それからあと、先ほど言いましたように、やはり犬山さんのほうも市街化区域の中で、橋爪・五郎丸地区におきましては、今、団地がございますけれども、一部まだ暫定用途の地域がございましたので、住宅街にはまだなっていない地域がございましたが、これが暫定用途地域の解除が行われたということで、この部分、41号バイパスに近い部分ですけれども、この辺が住宅整備がこれから行われるんじゃないかなあということで、お話がちょっと犬山の議会の内容等を見ておりますと聞こえてきます。  そういった中で、私ら高雄のほうの、こちらのほうは下にあたりますので、町のほうにも事前に何かこういうふうに計画を進めるけどどうだとか、何か相談事はございますでしょうか。情報としては私らも、犬山の方にもお尋ねしながら、こちらの要望も言わないといけないかなと思っておりますのでお願いします。
    ○議長(市橋茂機君) 澤木産業建設部長。 ○産業建設部長(澤木俊彦君) 犬山からの正式な話はございません。開発があるといううわさは聞いております。正式な話が扶桑町のほうへ来た場合におきましては、地元のほうに速やかに話をおろしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) その件につきましてはよろしくお願いします。  続きまして、出前講座についての質問をさせていただきたいと思います。  出前講座におきましては、現在、町のホームページを見させていただいても、状況的にはいろいろ興味があるテーマはございますけれども、実際の利用状況についてはいかがなものでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 御質問の出前講座の利用状況としましては、平成28年度が67件、平成29年度が71件というふうな実績になっております。今、全部で18講座のほうがございまして、最も利用が多い講座は交通安全・防犯についてでございまして、その次が認知症サポーター養成講座、それから健康教室、健康相談、資源ごみの分別講座というふうな状況になっております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 近隣の犬山市さん、それから江南市さん、岩倉市さん、大口町さん、いろいろそれぞれホームページを見ておりますと、それぞれ市の特色等ございまして、テーマもいろいろたくさん持ってみえるところもあります。  扶桑町のほうも今お伺いしましたように、18講座でいろいろな講座を受けられておられるということで、利用があるんだなということでわかりました。  江南市さんですね。それぞれこの出前講座を所管される部署が、やはり生涯学習のような内容としてやられているところもございますし、消防署の実施する内容のほうで連携されているという部分もありますので、江南市さんなんかは299件ぐらいあるということでお聞きをしました。  そういった中で、今、扶桑町のほうも、ぷらねっと扶桑さんのほうでマッチング事業ということで、町のほうは行政の出前講座なんですけれども、ぷらねっと扶桑さんのほうは自治会さん、それぞれ団体さん向けにぷらねっと扶桑さんに登録されている方々がマッチングされたら、そこに行って何か趣味の講座であったり、いろいろ講座メニューを用意されて連携させていただけるということで聞いております。  ぷらねっと扶桑さんも、年間の相談件数も今かなりふえておるような状況で、この間総会の資料を見ているとかなりの件数を今持って、ふえてきているということに今数字が出ておりました。  相談件数でいけば、年間でいったら197件ということで、相談が昨年の場合はあったようです。それから、ぷらねっと扶桑さんにおきましては、月間の平均利用者の方も毎月110人ということで平均が出されておりまして、町のほうの出前講座の内容も、私から見ると結構いい内容をやっておられるので、住民の方も行政に対しての理解を深めていただくということで、活用していただければいいのかなということで、いろいろ出前講座について過去を調べてみますと、平成26年のころに千田議員さんのほうから質問がございましたように、町のほうのホームページにも掲載をされるようになりまして、割と利用者が利用しやすい形にされてきているんじゃないかなあと思います。職員の方も実際に地区に出向かれて、いろいろ講座をやりながら地区の状況とか実際現場を見て、それに合った内容に講座を合わせていただいたりされているということもお聞きしておりますので、大変利用する側にとってはありがたいことかなあと思っております。  この講座メニューにつきましては、今18件だと思いましたが、いろいろこの追加とかそういったことについては何かお考えがありますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 今、町で行っております出前講座のメニューにつきましては、各担当課におきまして出前が可能と判断した講座内容を集約してホームページ等に掲載しておりまして、先ほど言われましたように18講座を設けております。  近隣市町の状況を少しお話しさせていただきますと、メニューとしましては、犬山市が34講座、江南市が講座の周知は49講座、大口町が56講座というふうになっておりまして、本町のメニューの数としましては、近隣市町よりもやや少なくなっておる状況でございますけれども、本町の対応としましては、出前講座を御利用される、要望される住民の方のそういった御要望に応じまして、講座のメニューにないものにつきましても、御相談いただいて、職員の対応が可能なものであればさせていただいておるのが現状でございます。そういったことも含めまして、今後のメニューの追加につきましては、御要望が多いものがあれば加えてもいいとは思いますし、その辺いろいろ相談をさせていただいて対応させていただきたいというふうに考えております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 出前講座の数としては少ないかもしれないけど、いろいろ臨機応変に講座内容を対応していただけるということでしたので、ぜひまたよろしくお願いします。  先ほど質問の中でも、ぷらねっと扶桑さんとのことをちょっとお尋ねというか、お伝えしてしまったんですけれども、こういった部分でも何か連携することができればいいのかなと思っておりますが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 出前講座自体は町が行っておるものでございますけれども、町とぷらねっと扶桑との連携という点につきましては、町が行っております出前講座を広く周知するために、ぷらねっとの窓口のほうへチラシを設置させていただいておりまして、また利用者の方へ配布等も御協力をいただいておるところでございます。  また、逆に町のほうも、ぷらねっと扶桑の業務や活動イベント、こういったものをホームページとか広報「ふそう」のほうで、そういったものを通じて紹介をさせていただいておりまして、そういった活動内容を町とぷらねっと双方がさまざまな手段で周知するということで、情報の連携を図るように努めているところでございます。  ぷらねっと扶桑につきましては、御承知のように、既に住民活動の相談に答える活動を行っておりまして、内容によっては、さらに連携ができることもあろうかと思いますので、今後ともぷらねっと扶桑と情報交換を図りまして、出前講座の効果をより充実をさせるためにも、情報交換を図っていきたいというふうに考えております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 以上で、私のほうは質問を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(市橋茂機君) 以上で、澤田憲宏さんの質問を終結いたします。  次の質問者、佐藤智恵子さんに質問を許します。  現在、一般質問中でありますが、ここで議事の都合上、15分休憩いただきまして、2時15分から再開したいと思います。よろしくお願いします。              午後2時00分 休憩              午後2時15分 再開 ○議長(市橋茂機君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  次の質問者、佐藤智恵子さんに質問を許します。佐藤さん。    〔5番 佐藤智恵子君発言席へ〕 ○5番(佐藤智恵子君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い2項目質問させていただきます。  まず1項目めは、防災・減災について。女性の防災力向上についてであります。  防災対策については、男女双方の視点に立って対策を推進することが重要であるということは当然であります。しかしながら、過去の災害において亡くなられた人数は、女性が男性を上回り、震災後の雇用状況や健康状態が厳しく、避難所運営等の意思決定の場に女性が少なかったために女性の声が届きにくく、避難所での着がえや授乳の問題など、さまざまな場面で女性の視点を踏まえた取り組みが十分なされていなかったという御指摘がありました。よりきめ細かく対応していくためには、家庭や職場等で活躍している女性の力が防災分野においても発揮されるように取り組んでいくことがさらに重要だと思います。  そういった動きが各地で広がる中、本町では、女性の視点を生かした防災対策としてどういったことを取り組んでいるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 御質問の女性の視点を生かした防災対策の取り組みという点につきましては、まず扶桑町の地域防災計画の中で、こういった災害が発生した場合の避難所の運営などの場面におきまして、先ほど議員が言われました女性の参画の必要性を盛り込んでおり、男女のニーズに違いや、議員が言われました男女双方の視点などに配慮するように明記しておるところでございます。  あと、避難所の関係でございますけれども、これにつきましては、備蓄品関係としましては、女性や子育て家庭の災害時の避難生活に備えまして、生理用品ですとか粉ミルク、それから昨年度ですけれども、こういった視点を踏まえた改善として使い捨て哺乳瓶、こちらのほうを備蓄品に加えております。  それから、昨年度の扶桑町総合防災訓練におきましては、各地区の自主防災会の方と一緒に女性消防クラブの方も避難所運営ゲームというのに参加をしていただいておりまして、こういった災害の際に対応に生かせていただけるよう、そういった機会を設けておるところでございます。以上です。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。 ○5番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。  今、答弁の中にも出てきました地域防災計画でございますけれども、見直し等する場合に、1年に1度、防災会議が行われていると思いますけれども、再質問になりますけど、女性メンバーは何人入っているでしょうか。国も女性の登用の3割を目指していこうという、望ましいということを言われておりますけれども、扶桑町の防災会議には何名中女性がいらっしゃるのか教えていただきたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 防災会議の関係でございますが、今年度はまだ開催しておりませんので、昨年度の開催状況で申し上げますと、25名が委員でございますけれども、女性はゼロという状況でございます。これ、いろんな中電ですとか、そういった関係機関の方、それから県の機関の方、それから地域の代表の方、それから議員の方等をメンバーに入れておりますけれども、以前は江南保健所長さんと日赤奉仕団の代表の方が女性でございましたけれども、こちらが今、男性の方にかわっておりまして、実績としてはゼロという状況でございます。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。 ○5番(佐藤智恵子君) 以前、私、お聞きしたときに言われた保健所の方がメンバーでいるということを伺ったので、そのときから年数がたっておりましたのでお聞きしたんですけれども、ぜひ女性のやっぱり参画も配慮をしていただきたいと思っております。  じゃあ、次に行きます。  例えば平日の昼間に大きな災害が発生した場合、妊産婦さんや乳幼児を抱える女性、また障害者、介護を必要とする家族の方がいらっしゃったりと、避難するのに困難な状況が想定されます。  日ごろから御近所づき合いというのは女性の方のほうが活発で、あそこのうちには足が悪いおばあちゃんが住んでいてねといったような、女性の方が地域のことにも事情通でつながりを持っていらっしゃったりします。実際、東日本大震災の折にも、家族や御近所で助け合って避難をしたという調査結果があります。  また、避難所生活が長期化してくると衛生面での環境の配慮とか、また安全確保の情報等、それぞれの立場でニーズも違ってきます。防災知識をより多くの女性の方々に身につけていただくこと、より幅広い層の方に防災について関心、興味を持ってもらい、活動に取り組んでいくことが必要ではないかと考えます。地域防災力を高めるために、女性のための防災セミナーの開催を提案しますがいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 防災セミナーの開催につきましては、今年度は予定が12月1日土曜日でございますけれども、公益財団法人あいち男女共同参画財団と扶桑町が共催をいたします男女共同参画サテライトセミナーという中で、女性と防災をテーマにした講演会を予定しております。中央公民館のほうで会場は予定をしておるところでございます。この中で、女性の防災の参加意識の向上を目的としたものでございますけれども、まだ細かい講演の内容につきましては、今後、講師をお願いしております先生と打ち合わせをいたしますので、今、議員さん言われたような女性特有のそういったことが生かせるようなテーマに、もうちょっと先生のほうと相談をさせていただきたいなというふうに思っております。以上です。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。 ○5番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。12月にやっていただけるということです。  実は、私たち公明党の女性議員も、昨年、江南の防災館のほうで、防災アドバイザーの岡部梨恵子さんという方を講師にお招きして、女性の目線で考える防災セミナーというのを受けてまいりました。この方は、今テレビや企業などから引っ張りだこの防災対策にとても熱い方なんですけれども、岡部先生いわく、防災対策の第一歩は、まず片づけにあるんだというふうに言われました。要するに、いざというときに逃げるときの通路が荷物とかで塞がれていたりすると逃げおくれる可能性がある。家の中には危険がいっぱいあるんですよと。断捨離という言葉が今はやっておりますけれども、片づけ方法も教えていただいて、また簡単にできるパッククッキングとか、ローリングストック法なども、とてもわかりやすい防災セミナーで、本当に私たちも目からうろこでした。ぜひこういったことも参考に、女性が本当に関心を持つような内容にしていただけるといいなあと期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、防災ブックについてであります。今、全国各地で女性の視点の防災ブックが配布、また推進されております。  東京都がことし3月から配布しております「東京くらし防災」というハンドブックです。こういったコンパクトにかばんの中にも入れるようなピンクで、とてもわかりやすく書いてあるハンドブックなんですけれども、東京都によると、女性の防災への参画を促すとともに、都民の一層きめ細やかな災害への備えを促進することを目的として作成をしたということで、この中に、冒頭に「いますぐできる!15のこと」というふうに書いてあるんですけど、例えば食器棚にお皿を重ねるかと思うんですけど、重ねるときは高く積み上げるんじゃなくて、下から中・大・小というふうに順番に重ねると、普通は大きいお皿の上に中ぐらいで小さいのというふうに思いがちなんですけど、中・大・小の順に重ねれば、揺れに強く安定した置き方になるそうです。いつも、暮らしの中で始めやすい実践的なアドバイスがこの中で語られています。あらゆることが防災につながることに気づかされるハンドブックになっているんですけど、またこれ視覚障害者にも配慮された専用アプリがここについていまして、全部のページにこういうふうにQRコードで読み取るようになっているんですけど、それを専用アプリで読み取ると音声ガイドが流れるというふうになっております。このような防災ブックの作成の考えはないかお伺いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) こういった災害に対する準備ですとか、いざというときのそういった被災地の避難行動とかですね、扶桑町では、これまでもホームページ等で周知をしてきたところでございますけれども、今回の質問にもございますように、女性、子育て、家庭には、特段のそういった配慮が必要だというふうに思います。  議員、先ほど見せていただきました東京都が女性の視点からそういったのをつくったというのは、私もちょっと見させていただいておりまして、また女性の視点ではございませんが、愛知県では豊川市などがこういった防災ハンドブックをつくって、そういったことで取り組んでおる自治体もございます。  先ほど議員も言われましたように、災害時には高齢者、体の不自由な方、そういった方も、あらゆる方が被災者となりますので、そういったことを周知していくことが非常に大事なことだと思いますけれども、今のところ当町におきましては、この防災ハンドブックというものはちょっと予定しておりません。  今後につきましては、もう少し広報紙とかホームページ、ホームページはいろんなところへリンクもできますので、そういったことを通して周知を努めてまいりたいというふうに考えております。以上です。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。 ○5番(佐藤智恵子君) 今は予定していないということでしたけれども、また今後、先ほど防災会議の中にも女性がいないということでしたので、そういう会議にまた女性の声がふえてくると、その中でまた女性リーダーも誕生したりといろいろ状況は変わってくるかと思いますので、ぜひとも頭に置いていただいて、今後また検討していただければなと要望しておきます。  次に、減災という観点から感震ブレーカーの設置補助について伺います。  阪神大震災のときは、約6割が電気に起因する火災が起きて、東日本大震災のときは、津波の影響がすごく印象的でしたけれども、やはりこの電気の火災という被害が65%報告されております。  国の中央防災会議でも、感震ブレーカーが全世帯に普及し、初期消火を徹底すれば、火災の死者数は9割以上減るという報告もあります。大震災のときに電気が一旦遮断され、復旧するときに通電火災が起こると言われております。それを防ぐのが感震ブレーカーで、強い揺れを感じると自動的に電気を遮断してくれる、出火を防いでくれるというものですけれども、本当に地震が起きて冷静にブレーカーを落として逃げられる人がどれだけいるのかなあと、自分もそういうふうにできるだろうかということを思います。なかなかそういうことができないんじゃないかなあと思いますので、特に住宅密集地において設置しておくと、大きく火災を減らすことができるんじゃないかなあと思います。  多くの自治体で感震ブレーカーの設置のための補助金制度を設けております。本町でも設置補助金制度の考えがないかお伺いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) この感震ブレーカーにつきましては、今、議員さんがおっしゃっていただいたとおりでございまして、まずこの感震ブレーカーでございますけれども、設置に数万円かかる分電盤タイプから数千円でできるような簡易タイプまでございます。既に議員さんおっしゃるとおり助成を行っている自治体もございます。  当町としましては、感震ブレーカーの普及がそういった被害の抑制につながるものと考えておりますので、現在、扶桑町では、地震対策補助金として家具の転倒防止とか飛散防止フィルムという助成制度を行っております。現状としては、こちらのほうの実績が最近ちょっと伸び悩んでおりますので、この補助金と合わせて感震ブレーカーの設置について研究を進めていきたいというふうに考えております。以上です。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。 ○5番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。  今、地震対策補助金の内容を言っていただきました。私もこの数年の実績を見ていると、やはりこの転倒防止のほうの実績が減ってきているなあということを思っておりまして、本当に1回だけしか使えないということもあるかと思うんですけど、それにかわるものとして、この地震対策補助金の中でそういう転倒防止のほうの割合を少なくして、感震ブレーカーのほうをふやすとかという、いろんな見直しができるんじゃないかあと思いますので、ぜひ多くの方に利用していただけるように考えていただければなあと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に行きます。  先ほど紹介した東京都のくらし防災ブックの中にも書いてあるんですけれども、カーテンを閉めるだけで割れた窓ガラスが飛び散るのを抑える効果があるというふうに言われています。  これまで、学校や保育園なんかは、耐震工事で窓ガラスの飛散フィルムというのが張ってあるかと思います。その他の公共施設の状況はどうなんでしょうか。  また、特に役場庁舎も気になるところなんですけれども、状況を教えていただきたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 町の施設の窓ガラスの飛散防止フィルムの状況でございますけれども、まず小・中学校の校舎、それから保育園につきましては、必要な箇所へのフィルム設置をしておりますが、学校の体育館につきましては、柏森小学校と扶桑中学校以外は未設置という状況でございます。これにつきましては、今後の大規模改修等に合わせて設置を考えていきたいと思いますが、ちょっとまだ時期は未定となっております。  それから役場庁舎につきましては、平成15年度に耐震改修工事をやっておりまして、改修をする際に合わせまして窓ガラスの飛散防止フィルムを設置しております。ただ、これも全てというわけでもなくて、凹凸があるガラスがちょっと張れない状況でございましたので、張れるところに張ったというような状況でございます。ただ、今後も、そういった庁舎内の設置状況の点検をして、また対応していきたいというふうに考えております。  そのほかの公共施設につきましては、窓ガラスの飛散防止フィルムにつきましては、設置していない施設となっておりますので、こういったことにつきましては、まず避難所としての優先度が高いところ、そういうところから順次対応を検討していきます。以上です。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。
    ○5番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。  公共施設の窓というのは、普通の家庭の窓と違って大きかったりしますので、またその破片とかでけがをしないように、できるだけ被害を少なくするという点で、やっぱりそのフィルムを張るというのはとても有効だと思いますし、なおかつ、この日差しを遮るのにも役に立つと思いますので、計画的に推進をお願いしたいと思います。  1項目めの最後の質問になります。  今年度、愛知県が防災支援システムの運用を始めたというふうに、先日、5月31日でしたけれども、新聞に記事が載っておりました。このシステムは、災害発生時、現場の被害状況や住民避難の状況など、市町村の端末から入力すると県と情報共有ができ、被害状況を見て、避難勧告の発令とか的確に判断ができるというものであります。  新聞の記事によりますと、既に幸田町初め、今年度から17の市町村が運用を開始するとのことでした。本町もやっぱりこういうことはとてもいいことだと思いますので、積極的に導入していくべきではないかと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) この点につきましては、新聞報道があったところでございますけれども、議員さんおっしゃいますように、このシステムによりまして、市町村のほうも災害対応業務の省力化を図ることができる。それから、県への報告業務とか、そういったことも軽減されるということで、いろんなメリットがうたっておりまして、職員の研修のほうにも、説明会のほうにも行かせておるところでございまして、利用を希望する自治体は、利用料金を負担すればシステムを導入することができるということでございます。  御参考までに導入費でございますけれども、オプション機能を不要とする場合ですと初年度が約100万円程度、2年目以降は毎年40万円ほどの利用料金がかかるというふうに説明を聞いてきております。  議員おっしゃいますように、今年度、17の自治体が導入をされるということでございますので、本町におきましては、今、システムのデモといいますか、そういったものが一応見られるようになっておりますので、そちらのほうで職員にどういったものかよく研究をさせまして、本町にとって、また近隣の状況を見て、できれば来年度から参加に向けて進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。 ○5番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。  毎年この40万ぐらいそのランニングコストがかかるということですけれども、新聞の記事にも載っておりましたけど、単独でシステムを導入すると数千万かかるということでしたので、ぜひ導入をしていただき、業務の負担を少しでも減らしていただけるようにお願いいたします。  それでは、2項目めの抗体をなくした子どもの予防接種再助成について伺います。  まず、アの現在行われている定期予防接種の状況を教えていただきたいと思います。どんなものがあって、接種率もわかりましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 定期予防接種につきましては、乳幼児や学童を対象に、保健センターにおきましては、集団でBCG接種を実施しております。また、これ以外の例えばジフテリア・百日ぜき・破傷風・ポリオの四種混合、あるいはヒブ感染症や麻疹風疹混合などの接種を各実施医療機関において個別で実施をしております。  保護者の方におかれましては、保健センター及び各実施医療機関と打ち合わせの上、接種対象年齢時に計画的に予防接種を行っていただいているところでございます。  平成29年度の定期予防接種の主な摂取率につきましては、BCGワクチンにおきましては98.55%、四種混合ワクチンでは99.82%、麻疹風疹のMRワクチンでは96.02%となっておりまして、全体としてはおおむね95%程度という状況でございます。以上です。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。 ○5番(佐藤智恵子君) 特別なことがない限りは、ほとんどの方が予防接種をきちんと受けてみえるということだと思います。  再質問ですけれども、現在、この定期接種というのは公費助成で無料で受けることができますけれども、これをもし全額実費で払うとしたら幾らぐらいになるものなんでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 現在、乳幼児、学童に関する予防接種でございますが、13疾病につきまして定期予防接種が定められております。また、それぞれの疾病におきまして、ワクチンの接種回数は1回、あるいは2回、3回というふうに定められておりますが、そこの定期接種につきまして、接種料とワクチン代を含めますとおおむね20万円程度というふうになっております。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。 ○5番(佐藤智恵子君) ありがとうございました。  かなり高額だと思います。私も自分の子どもの母子手帳をもう一度見直してみました。就学前までに打った予防接種というのは8種類あって、もちろん学校へ上がってからもありますけれども、今言われました何回かに分けて打たなければいけなかったり、延べ回数にすると約20回ほどありました。本当に、子どもの体調ってそのときによって違うもんですから、本当に適切な時期に予防接種を受けるためには、体調を整えたり、仕事の都合をつけたりと大変だったなあということを思いながら、改めてこれを無料でやっていただけているということに本当にありがたく思っています。  どうしてこういう質問をしたかといいますと、実は私どもの公明党の同僚議員のほうに、2歳の子どもさんが急性骨髄性白血病と診断されて治療を受けている御家族の方からの御相談でした。そういった特殊な治療を受けた方というのは、それまでに受けた予防接種の抗体が全部なくなってしまう可能性が高くて、再接種をしなければいけないということだそうです。その場合は、全額自己負担になってしまうとのことでした。同様の病気と闘う御家族の中には、仕事をやめざるを得なくなった方や、入院に伴う経済的負担が重くのしかかっている御家庭も多いと伺っております。このことについて厚生労働省は、再接種への助成は各自治体の判断によるとコメントを出したということで、大変冷たい回答で残念であります。こういった事例に対して、県内でも独自に助成をしているところが10市あります。今後予定しているところも4市町あります。  本町でも、こういった事例が過去にあったのかわかりませんけれども、今後のためにもこの再助成をすることはできないか、お考えをお伺いいたしたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 糸井川健康福祉部参事。 ○健康福祉部参事(糸井川 浩君) 御質問の抗体をなくされた子ども様の予防接種に対しましては、今、議員がおっしゃられましたように、現状の予防接種法では、定期予防接種の再接種は規定されておりませんので、自己負担での再接種ということになります。  しかしながら、今おっしゃれましたやむを得ない事情により抗体をなくした子どもの予防接種再助成につきましては、定期予防接種を受けたにもかかわらず、原因がやむを得ない治療などによるものであること、また学校等での集団生活において感染症から身を守るためにも、医師会と、また江南保健所管内の自治体の状況を注視しながら研究してまいりたいと思います。以上です。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。 ○5番(佐藤智恵子君) 小児がんにかかる割合というのは、1万人に1人と言われていますので、本当にまれなケースなんだと思います。  わざわざこの予算をとらなくても、予防接種費の中で賄えるんではないかなあと、ちょっと特例というふうで要綱を変えればできるんじゃないかなあと思うんですけれども、最後に町長にお伺いしたいと思いますが、町長は元気なまちづくりの基礎は人にあると、将来を担う子どもたちの健やかな成長は町の発展の鍵になるんだと子育て支援に力を入れておられると思いますが、町長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 千田町長。 ○町長(千田勝隆君) ただいまの佐藤さんの御質問にお答えをします。  病院に行く機会がありまして、本当に小さなお子さん、または学生さんがそういう病気になっている姿を見て、涙が出る思いはしたことはございます。気持ちはよくわかりますし、そういう人たちは骨髄性の白血病でありますので、多分、今おっしゃったように抗体は全て消えてしまうという事例が多い人たちじゃなかったかなあと思いまして、何万人じゃなくて、厚生病院で見たことですから、近くにもそういう方はおられると思っております。  本来こういうものは、できれば国でやっていくべきことだと私は思いますけど、そういう今、議員さんおっしゃられましたように、国はそういう態度をとっているということでありますれば、やはり国がだめなら県、県がだめなら各市町ということになると思いますが、今、参事のほうからも言いましたように、特殊な治療でこれまでの予防接種を受けること、受けてこられたにもかかわらず、抗体をなくしてしまい、再度接種が必要な方につきましては、私たち扶桑町だけではなくて、ここは尾北医師会ですかね、尾北医師会の関係もございますし、また近隣市町、そして、本来それが本当にいいのかどうかの検証もきちっと、そういう医師会のほうからしっかり出てきたものを踏まえまして、できれば前向きに検討していきたいと考えております。    〔5番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 佐藤さん。 ○5番(佐藤智恵子君) ありがとうございます。前向きな答弁をいただきまして本当にうれしく思います。  本当に小さな声なんですけれども、頑張って治療と向き合っている御家族を応援するためにも、ぜひ本当に酌み取っていただきたいと思っております。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(市橋茂機君) 以上で、佐藤智恵子さんの質問は終結いたします。  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市橋茂機君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。  これにて延会いたします。              午後2時48分 延会...