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平成29年第4回定例会(第2日 6月 8日)

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  1. 扶桑町議会 2017-06-08
    平成29年第4回定例会(第2日 6月 8日)


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    平成29年第4回定例会(第2日 6月 8日)   平成29年6月8日(木曜日)午前9時30分開議 第1 一般質問         ―――――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した案件  議事日程のとおり         ―――――――――――――――――――――――― 出席議員(16名)        1  番     和  田  佳  活  君        2  番     大 河 原  光  雄  君        3  番     小  室  輝  義  君        4  番     千  田  勝  文  君        5  番     佐  藤  智 恵 子  君        6  番     近  藤  五 四 生  君        7  番     兼  松  伸  行  君        8  番     澤  田  憲  宏  君        9  番     丹  羽  友  樹  君       10  番     杉  浦  敏  男  君       11  番     千  田  利  明  君       12  番     矢  嶋  惠  美  君
          13  番     近  藤  泰  樹  君       14  番       木  義  道  君       15  番     小  林     明  君       16  番     市  橋  茂  機  君         ―――――――――――――――――――――――― 欠席議員(なし)         ―――――――――――――――――――――――― 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名      町     長    千  田  勝  隆  君      副  町  長    渡  辺     誠  君      教  育  長    中  島  博  明  君      総 務 部 長    鯖  瀬     武  君      健康福祉部長     千  田  茂  樹  君      産業建設部長     墨  井  康  仁  君      会計管理者        木  幹  雄  君      教 育 次 長    加  藤  忠  昭  君      政策調整課長     北  折  廣  幸  君      総 務 課 長    岩  田  雄  尚  君      税 務 課 長    稲  葉  弘  夫  君      住 民 課 長      木     明  君      介護健康課長     糸 井 川     浩  君      福祉児童課長     渡  邊  隆  吉  君      保  育  長    荒  井  裕  美  君      産業環境課長     江  口  英  樹  君      土 木 課 長    澤  木  俊  彦  君      都市整備課長     小  室  和  広  君      学校教育課長     尾  関     実  君      生涯学習課長     紀  平  剛  志  君      文化会館長      大  脇  綾  子  君      監査事務局長     滝     典  彦  君         ―――――――――――――――――――――――― 本会議に職務のため出席した者の職氏名      議会事務局長       木  寿  幸  君      議会事務局主幹    奥  村     洋  君         ――――――――――――――――――――――――              午前9時30分 開議 ○議長(市橋茂機君) 改めまして、皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は16名であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、一般質問のみであります。よって、日程表を省略させていただきましたので、よろしくお願いいたします。         ―――――――――――――――――――――――― ◎日程第1 一般質問 ○議長(市橋茂機君) これより日程第1、一般質問を行います。  最初の質問者、和田佳活さんに質問を許します。和田佳活さん。    〔1番 和田佳活君発言席へ〕 ○1番(和田佳活君) 改めまして、おはようございます。  議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  今回は、財政の見通しについて7項目、都市マスタープランにつきまして3項目、総括的な財政ということで質問させていただきます。  最初に、過去の決算から見えることということで、どのように分析されておるんでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 決算からは、町の財政状況をいろんな角度から数字で見ることができ、今後の財政運営の分析材料として見ることができると思います。その年度ごとで行政課題や懸案事項への取り組み、例えば保育園へのエアコンの設置ですとか、教育施設の大規模改修など、その年度の重点施策や、また収入においては町税や特定財源などの収入状況を見ることができ、その結果が経常収支比率や財政力指数、公債費比率、実質収支比率などの指標の数字であらわれまして、その年度の財政状況を見ることができます。  最近の特徴としましては、科目別構成比について過去の推移を見ますと、民生費のウエートが大きく年々増加している状況であります。そのほかの総務費や衛生費、消防費や教育費などは、大きな変動が少ないということが数字でもあらわれております。このことから、継続して介護や医療、障害者福祉、高齢者福祉、児童福祉などに財源が多く配分されまして、現在の住民ニーズが福祉の分野に偏重しているということが言えると思っております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 今の御回答をお聞きしますと、全体的な傾向は感じられますが、具体的な数値はちょっと見えませんので、私が捉えた点から、ちょっと数値的なことを述べさせていただきます。  歳出決算によりますと、平成20年度決算は78.4億円、平成27年度決算91億円、8年間で支出は12.6億円増加しております。そのうち民生費、平成20年度26.2億円、平成27年度35.6億円、9.4億円増加しています。予算に占める割合としては、30%強から、今現在40%近くまで増加していることがわかります。この点から踏まえまして、住民ニーズが福祉の分野に及んでいることがわかります。その他の3.2億円が総務費、教育費、衛生費、土木費、公債費、消防費に割り振られ増加していることがわかります。また、一般予算の町債残高においては、平成20年度54億円、本年度6月に報告の72億円、10年間で18億円が増加している、このようなことが現状であります。  このことを踏まえまして、次の質問に参りたいと思います。  今後の町財政の見通しは、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 御質問の今後の町財政の見通しについてですが、先ほど申しましたが、少子・高齢化社会は今後も確実に進んでいきますので、民生費は今後も伸び続けることは避けられないと考えております。加えまして、行政が提供しなければならないサービスであります道路や橋梁、下水道など、社会インフラの整備を進めなければならない一方で、介護、育児、保育や、最近では空き家問題などの分野で新しい財政需要が生まれてきておりますので、従来の事業への予算配分も決して容易な状況ではありません。また、新しいニーズへの対応はさらに厳しい状況と考えております。  ここ4年ほどは円高とか株高の影響で、税全体としては増収傾向でございましたが、それでも行政ニーズの伸びをカバーするほどではなくて、経済成長頼みの税収増は期待が薄く、今後、さらに景気が上昇しても、法人税におきましては繰越欠損金の増加とか、消費税率を上げたところでございますが、法人税の減税、それから所得税におきましては税率階層の改変などもあり、大幅な税収増は期待できないと考えておりまして、歳入に関しましても明るい兆しはちょっと見込めにくいんではないかというふうに考えております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 私も、民生費がこれからまだまだ増加していくというふうに考えております。そのときに、町予算の民生費の割合が増大した場合、やっぱりその他の事業に対する予算配分が制限され、他の新しいニーズに対応が厳しくなるということに本当に不安を私も覚えております。  その中で歳入の決算を見てみますと、町税、平成20年度48億円であったものが、リーマンショック後の不況の影響だと思われますが、平成21年度から25年度までの5年間は、44から45億円であり、平成26年度は48.8億円、平成27年度は46億円と、一応回復傾向にはあります。歳入において、扶桑町の特色である景気動向の影響が少ないという強みがありますが、それでも二、三億円の影響があったと考えております。  4月、日銀の景気動向によりますと、景気の拡大期がバブル期よりも長く続いていると。また、新聞記事によりますと、現在の求人倍率148%は、バブル期の146%を抜いて最高であるというような報道がされております。しかし、日用品において値下がりしている用品等もありまして、物価がなかなか上がらず、消費が拡大されていない状況であり、一般市民においては景気拡大の実感が乏しい今現状であると思っています。しかし、私は、現在が準バブル期というふうに思っております。これ以上の景気の高揚はなく、多分二、三年は続くものであろうと。その後においては、本当に不透明で、ちょっと読みにくいところがあるんかなあというふうに思っております。  ただいま申し述べました景気動向の判断は、今こそ本当に財政の課題に取り組む時期と考えておりまして、次の質問に入りたいと思います。  歳入をふやすポイントとは、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 歳入をふやすポイントでございますが、中・長期的な視点から歳入をふやすポイントとなるのは、歳入の根幹であります町税をふやすことが重要であります。その1つの例として申し上げれば、例えば企業誘致が成功すれば、法人税だけでなく安定した自主財源となり得る固定資産税の増収、また雇用の拡大が見込まれますので、特に有効な方法であろうかと思います。  また、事業実施に当たっては、国や県の補助金制度を最大限有効に活用して歳入を確保することが重要でありますので、我々は常にアンテナを高くし、コスト意識を持って予算の確保に当たることが求められていると考えております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 安定した自主財源として、企業誘致は特に有効だという御回答には本当に同意します。しかし、この結果が出て増収となるのは、早くて10年後になるんではないかと考えております。10年後には、公共施設整備・再編事業等に着手しなければなりません。この財源確保に向け、企業誘致には今後も全力を注いでいただくようお願い申し上げ、また、それまでの10年間、どのように税収をふやすかが問題となってくるというふうに考えております。  それで、次の質問に入りたいと思います。  扶桑町人口ビジョンによると、今後、数年後には当町の人口が減少するという予測が出ています。町民税増収の観点から政策的な人口増加が必要と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) この点につきましては、平成26年にまち・ひと・しごと創生法の施行に伴いまして、人口減少に歯どめをかけ、東京への一極集中を是正するため、全国の市町村において人口ビジョン、それから地方版まち・ひと・しごと創生総合戦略が作成されたところであります。本町におきましては、現在はわずかにまだ人口がふえておりますけれども、近い将来、減少に転じ、これは国立社会保障人口問題研究所の推計によりますと、平成42年、2040年ですけれども、このころには約3万2,000人まで人口が減少するとされております。本町では平成27年度に策定の人口ビジョン、まち・ひと・しごと創生総合戦略において、人口の自然増をもたらす出生率を高める施策に加え、社会増をもたらす現役世代を初めとする人口の転入を促進することや、現在居住している方たちの転出を抑止する施策に取り組むと位置づけておりまして、子育て環境の整備、安心して住み続けることができるまちの実現により、人口減少を最大限抑えていきたいというふうに考えております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 町民の人口増加につきましては、扶桑町の地方版総合戦略に基づいて着実に実施の実現を推進していただくことを強く要望いたしまして、次の質問に入りたいと思います。  歳入をふやすポイントの質問に対して、国や県の補助金を有効に活用することで歳入をふやすという回答がございました。これは、本当に重要なポイントだと思います。今後の事業、放課後児童クラブ専用棟小学校空調設備設置、多機能児童センター建設補助金取得の動きは、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 御質問のとおり、今後、放課後児童クラブ専用棟を初めとする建設事業を予定しておりますけれども、これにつきましては国や県の補助金制度がありますので、それを念頭に計画をしております。県とも既に相談をしておりますけれども、現時点において専用棟の建設につきましては、国費として子ども・子育て支援交付金、県費として愛知県子ども・子育て支援整備補助金を予定しております。また、その後の児童館の建設につきましては、国費として次世代育成支援対策施設整備交付金と子ども・子育て支援交付金というのを予定しております。以上でございます。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) ありがとうございます。  ここで、今肝要なのは、要するにオール扶桑という体制で、少しでも多くの補助金取得に向かう必要があると考えます。解答にあったような補助金・交付金のほかに、ほかにももらえるものがないか、やっぱり国・県に出向き、各課の垣根を越えて、議会を含め町長以下、幹部職員全員で、より多くの補助金取得に向け今後進むべきだというふうに思っておりますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 地方公共団体の財政の原則としまして、財源の担保がなければ事業を執行することはできませんので、税などの自主財源と、それから特定財源を含めまして、なお、財源不足である場合につきましては、事業によっては制度の範囲内で借り入れをして事業をするということが可能でありますけれども、健全な財政運営を続けていくということでありますので、そういう観点からいけば、可能な全ての財源を確保するということは最優先に考えなければいけないと思っております。  他市町のいろんな状況をお聞きしますと、こういった補助金・助成金などの相談につきましては、職員等が直接、国のほう、内閣府とか関係省庁に出向いて情報収集等相談をしているという実態があります。情報といいますのは、やっぱり直接そちらで会って話をして収集できることも多いと思いますので、今後は当町としましても、職員が直接そういった国等へ出向きまして相談をして、情報を得てこられるような機会をふやしていきたいと考えております。  また、参考ですが、本町におきまして今年度、いわゆるキャリア国家公務員の初任者研修の受け入れを行いたいと思っております。これも長い目で見て国とのパイプづくりをして、そういったことに生かしていきたいと思っておりますので、御承知おきいただきたいと思います。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 最終的には、本当に町長にお骨折りいただきまして、やっぱり補助金を少しでも多くとってきていただくということで、その情報収集、または国との下準備というか、それも幹部職員が出向いて下打ち合わせというか、その辺を今後、重点を置いて進めていただくという御回答もありまして、また今後、そういうことを本当に重点に置きまして進めていただくことをお願い申し上げまして、次の質問に参りたいと思います。  要するに、歳入はふえないのに、今、我々は、少子化、高齢化に伴いまして社会保障の経費が増大する時代を経験しております。政策立案においては、今まではあれもこれも、要するにビルド・アンド・ビルドから、現在はビルド・アンド・スクラップ、要するに、あれかこれかという考えを今後正確に持つ必要があるというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長
    ○総務部長(鯖瀬 武君) 先ほどの町財政の見通しにおいても触れさせていただきましたけれども、今後、歳入におきましても非常に厳しい状況、明るい兆しが余り見えないということと、歳入におきましても、先ほど申し上げましたが、民生費ということが増大していくというふうなことは避けられないと思っております。限りある財源をより重要な施策に充当するために、ビルド・アンド・スクラップの考え方は今後も重要であると考えております。予算編成におきましても、過去に、言い方はスクラップ・アンド・ビルドと言っておりましたけれども、そういった考え方は常に持って事務の予算編成等に当たっております。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 歳入が横ばい、または右肩下がりの場合は、本当に明らかにビルド・アンド・スクラップという考え方を持たないと、財政が成り立ってきません。今、第5次総合計画が策定されていますが、その中に財源的な調整がなければ、幾らつくっても絵に描いた餅になると思っております。やっぱり今後、ビルド・アンド・スクラップの考えを進めていくあたりに、その実現を確かなものとするシステムの構築はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 先ほどもちょっと申し上げましたけど、現在の予算編成というシステムにおきましては、部局枠配予算方式というのを採用して予算を編成しております。この部局枠配予算方式といいますのは、前年度の一般財源ベースの一定割合を各部局に配分しまして、その配分内であれば、その各部局が自主的に、いわゆる予算の組み替え等をして予算を編成するという方式をとっております。これは、より現場に近い事業担当者が、みずから抱える事業を積極的にビルド・アンド・スクラップするということを促進する効果がありますので、そういった意味では、この方式の中でビルド・アンド・スクラップシステムというのは、ある程度機能しております。今後も、よりそういった機能を高める方式を考えていきたいというふうに考えております。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) それで、スクラップすることは、本当に住民の理解と協力が不可欠だと考えておりますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 事業をスクラップするとか、大きく組み直すという場合につきましては、住民の方の理解は重要な点であります。行政としましては、そういった場合、住民の方の理解が得られるように丁寧に説明する必要があると思っております。こういった見直しが不可欠となった場合につきまして、一般的なプロセス、手法としては、その事業が時代のニーズに合っているか、それから費用対効果、それからスクラップした場合の影響、そういったことを視点に評価をし、優先順位を設けるということが考えられます。  いずれにしましても、今の医療・介護、それから子育て支援、それから防災、老朽化したインフラの整備など、行政需要が増大していく中で、それに見合った財源の増収は期待できない状況でありますので、大胆な事業の組み替え、ビルド・アンド・スクラップ等のそういったことを行わなければいけない時期というのは、もうそういう時期に来ていると考えておりますので、議会、それから住民の方の御理解をいただけるような施策の構築を町の全部署でこれから考えていきたいというふうに考えております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 私もビルド・アンド・スクラップというのは、言葉でいうと簡単であるんですけど、実際は、これを実施しようとすると大変厳しいものがあるというふうに私も思っております。  しかし、そのためにそういう政策を今後進める必要があるというふうに思っておりまして、まず1つ目、ビルド・アンド・スクラップの明確な目標を設定し、政策を立案することが大事であると思っております。2番目としまして、やっぱりそれに対して執行部側の職員の高い遂行意識が必ず必要であるというふうに思っております。3番目としまして、やっぱり住民の十分な理解が大切であると。4番としまして、住民を含めた実行システムがつくられることが要件であるというふうに考えております。大変これを実施するには本当に厳しいと思いますが、やっぱりこういう考え方を持って今後進むべきだということをまず御提案します。  じゃあ、それで財政の観点から、都市マスタープランについて質問させていただきます。  本年度、都市マスタープランの見直しの内容はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 本年度に予定しております都市マスタープラン部分見直しの主な内容につきましては2点ございます。  1点目でございますけれども、高雄地域の国道41号沿線に位置づけられております産業流通ゾーンの拡充であり、土地利用計画市街地フレーム等についての部分見直しを行うものであります。  2点目でございますけれども、山名地域において新愛岐大橋整備に関するワークショップからの提言を踏まえて、道路等の施設整備の方針などについての部分見直しとなっております。この見直しに際しましては、庁内関係部署による作業部会、それから県や学識者を含めた策定委員会、それから住民の意見を反映させるためのパブリックコメントなどを実施しながら十分な調整を行い、策定をしていきたいということを考えております。以上です。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 先ほどから申し上げておりますが、財源確保に向けまして、今後、本当にこの41号線の開発を着実に進めていただくことをお願いいたします。  都市マスタープランの中に、市街化が進んでいる市街化調整区域内の集落については、市街化区域への編入及び下水道整備等の基盤整備を検討しますとありますが、その見直しのお考えはあられますか。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 市街化区域、それから市街化調整区域の区域区分の見直しにつきましては、愛知県が市町村からの市街化区域への編入などの希望に対し、おおむね10年ごとに実施しております。現在、愛知県では平成30年度を目標に見直し作業を実施しているところでございます。本町の市街化区域、市街化調整区域の区域区分の変更箇所は、高木字福・吉山地内で都市計画道路愛岐大橋線の整備に伴う町道路線の統廃合がありまして、これによって区域区分の境界ラインが民地内に存在するということになったため、区域区分の境界ラインを隣接の道路センターに修正するものでございます。この見直し対象面積は、約650平方メートルとなっております。  この局部的な変更のほかに大きく見直しをする予定は今のところはございませんので、よろしくお願いいたします。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 現在のところは見直すところはないということですね。市街化区域の規制緩和というのは、本当に厳しいということも私も承知しておりますが、しかし、将来に向けてやっぱりこれは見直しして、今後、財政面から、またまちづくりということで考えてほしいものでありますが、将来に向けてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 現在、区域区分の抜本的な見直しを検討しておりませんけれども、県が定める都市計画区域マスタープラン、それから町が定める総合計画などの上位計画や、それから企業誘致の進展など、社会情勢の変化を見据え、見直しの必要性が高くなった場合は、必要に応じて検討していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。    〔1番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 和田さん。 ○1番(和田佳活君) 将来に応じて必要があれば検討していくということでありますが、これは先ほどから何度も申し上げておりますが、財政面から、まちづくりの面から、本当にこれは大事なことだと思いますので、また33年度には都市マスタープランの見直しということもあります。それまでに、まだこれから本当に問題意識を持って検討していただくことをお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(市橋茂機君) 以上で、和田佳活さんの質問を終結いたします。  次の質問者、杉浦敏男さんに質問を許します。    〔10番 杉浦敏男君発言席へ〕 ○10番(杉浦敏男君) 改めまして、おはようございます。  議長のお許しをいただきましたので、さきに通告いたしました項目につきまして質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  初めに、高雄地区の国道41号沿道周辺地区におけるまちづくりについて、3点お伺いいたします。  1つ目は、まちづくりの方向性についてお伺いいたします。  高雄地域の国道41号沿道周辺地区の整備方針については、扶桑町都市マスタープランによれば流通ゾーンに位置づけられており、無秩序な開発を防止し、必要な都市基盤の整備・確保を図りながら町の産業振興を牽引する良好な工業地の実現を目指しますとされております。都市マスタープランでこのような位置づけがされている中、地元では有志による高雄東部地区まちづくり協議会が発足し、住居系・商業系・工業系の用途が混在した55ヘクタールの土地利用が計画されているところであります。しかしながら、昨年度において、町は国道41号沿線地区土地利用構想業務が発注され、工業系の用途を主体とした37ヘクタールの土地利用構想案がまとめられているところであります。  そこで、お伺いいたします。  町と地元協議会とのまちづくりの方向性が乖離している中、町は今後、国道41号沿道周辺地区のまちづくりの方向性をどのように考え進めていくつもりなのか、お伺いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 今、杉浦議員のほうからも御質問ありましたように、昨年度に実施しました国道41号沿線地区土地利用構想検討業務につきましては、4月の議員全員協議会におきまして報告をさせていただいているところでございますが、町と、今の話、地元、高雄東部地区まちづくり協議会の土地利用計画案には、開発区域の規模や住宅地、大型商業施設の有無など、方向性に乖離がある現状でございます。現在の状況としましては、関連する各法令等を研究するとともに、町として国道沿線地区の目指すべき姿を明確にした上で、地元まちづくり協議会と調整を図っていきたいと考えているところでございます。  いずれにいたしましても、地元の方々の協力なしでは進まない事業でありますので、調整を図りながら進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) 協働で進めていくということは大変必要なことだと思います。ただ、事業には、やはり時期が必要になってまいります。  そこで、お尋ねいたします。  国道41号6車線化の今後についてです。  小牧から五郎丸までの区間にアンダーパスが4カ所あると思うんですが、小牧、大口、扶桑4号函渠、扶桑1号橋があり、ことしの7月には大口の入札が始まるとも聞いております。  そこで、6車線化の今後の予測をお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 今、お話がありましたように、今、41号線の6車線化が進んでいるところでございますけれども、今後の国道41号の6車線化、工事のスケジュールに関しましては、平成26年度より、小牧市の村中交差点より北方向への6車線化工事が始まっておりますが、本年度で小牧市内の6車線化は完了する予定と聞いております。また、大口町内約3.5キロにおいても本年度より盤下げ工事が始まるところでございます。国の予算等の状況にも関係いたしますので、あくまで予定でございますが、扶桑町内の6車線化につきましては、今後、1年間で約1キロのペースで工事を進めていく予定と聞いておりますので、3年、4年、5年後には6車線化工事が着手となる見込みであります。  そこで、町といたしましても、この6車線化工事の進捗に合わせ、農地への乗り入れ、残土処理等、こちらを関係機関等と調整を図って進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) 大口がことし始まったということは、もし順調にいけば、来年、再来年ぐらいに扶桑の工事が始まってまいるわけであります。工事は始まるんですが、そのためには準備が必要になってまいります。当然、扶桑町として2つのアンダーパスがあるわけでありますので、当然、愛知国道への事前の要望、特に交通の迂回ですね、地域内で出ていく車、通り過ぎる車、それから工事用の車両、それと先般、ちょっと知り合いのところへは、地先乗り入れの事前の土地の確認のお伺いがあったとも聞いております。ということは、もう工事は2年後であっても、やはり準備するものは来年から始まっていくわけであります。そういうことを考えた場合、やっぱりそんな先の話ではないと思います。  それから高雄東部では、まちづくり協議会について、去年、県庁のほうで平成29年に区画整理の計画協議を行っていく、30年に区画整理の設計、事業化の作成をしていくと。それで、31年に組合設立総会を行って、34年、国道41号の6車線化の大体終わる5年後ぐらいをやはり目標として掲げておるように思われます。そういうことを考えますと、やはり先ほど言われたように、協調してやっていっていただかないかんのですけれども、そんな先の話ではなくて、もう、きょう、あしたぐらいからも進めていっていただきたいと、こういうふうに思うわけですが、いかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 今の国道41号の6車線化も含めまして、先ほどもお話しさせていただきましたように、やはり地元の方の協力なしでは進められないところもありますので、調整を図りながら、また41号線につきましても、関係の愛知国道事務所等と調整を図りながら進めていくというところで考えておりますので、よろしくお願いいたします。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) 打ち合わせ事項ですので、1回で終わる話ではないので、逐次打ち合わせを進めていっていただきたいと思います。  それでは、次に移ります。  次に、企業の誘致についてお伺いいたします。  日本の人口は平成20年を境に減少しているが、本町は幸いにも増加を続けているところであります。しかしながら、いずれ本町の人口も減少に転じることとなる。この人口減少を緩やかに迎える施策を進めることが重要になってくると思います。  人口減少を食いとめるための施策として鍵を握るのは雇用の創出であると考えております。雇用創出の代表的な手法に企業誘致があります。地域経済の持続的な発展につながるような企業誘致を進めるには、自治体の主体的・戦略的な取り組みが重要であり、その一つとして、企業が立地する際に税の軽減措置や金融支援が受けられる国際戦略総合特区に指定することにより、積極的な企業誘致が図れると考えます。  そこで、お伺いします。  本町の雇用を創出し、持続的な発展につながる企業誘致を推進するに当たり、企業誘致の方策及び国際戦略総合特区の指定をすることについて、町はどのようなお考えか、お伺いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 国際戦略総合特区につきまして話をさせていただきますが、こちらにつきましては、我が国全体の成長を牽引することが期待される産業の国際競争力を強化するために地域を厳選し、地方公共団体と民間事業者が連携した当該産業の拠点の形成に資する取り組みに対しまして、規制の特例措置等の施策を集中的に推進して支援を行うものであります。  愛知県におきましては平成23年12月に、愛知県と岐阜県の12地方公共団体が参加する形で、アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区という区域指定がなされたところであります。その後、こちらにつきましてはエリアが拡大されまして、現在、愛知、岐阜、三重、それから静岡、長野の5県にまたがる80以上の自治体が区域指定となっておるところであります。このクラスター形成特区の指定がなされますと、議員申されましたように、特に航空宇宙産業に係る企業誘致に有利な規制の特例、また税制の措置がありますので、本町としましても企業誘致を促進させる上で大変有意義なことであるというふうに認識しておりますので、この制度につきましては、近日中と申しますか、早々に職員を愛知県の担当部局へ出向かせまして、指定区域となるための要件とか手続につきまして、ちょっと御相談、確認をする予定にしておりますので、こういったところから企業誘致を進めていきたいというふうに考えております。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) 今、御回答ありましたアジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区であります。これは、三菱重工、川崎重工、それから各飛行場等々、それから名古屋大学の圏域ということで範囲が決められておるわけでありますが、現在の近隣市町、申請して参画しておられる市町、春日井、小牧、豊山、北名古屋、大口、江南、犬山、可児、各務原、この近隣で参画していないのは岩倉と扶桑町だけであります。そういうことを考えましても、ぜひとも集中的に参画していただくようにお願いをしたいと思います。  また、企業誘致、企業があっての特区なんですが、ただ企業を誘致する場合に、当然、事業計画、建物の建設、それから機械、それと人、当然、従業員の大移動があるわけですので、扶桑町にお尋ねになるときは、多分、計画の3年から5年ぐらい前にお尋ねになってくるわけです。ということは、もう5年後、3年後を目指すことで、扶桑町にお尋ねが来た場合に、ある程度目鼻だちのわかるような回答が得られないと、ほかも検討に入っていくと、こういうのがやはり企業の経営であると思います。先ほど早急にというお話がありましたので、ぜひともそのことについては早急に対応していただきたいと思います。  それでは、次の質問に移ります。  先ほど早急にやられるというお話でしたので、最後に、庁内の機構改革についてお伺いいたします。  国道41号沿道周辺地区のまちづくりは、まちづくりの計画、整備、そして地元や県を初めとする関係行政機関との調整だけではなく、農地関係の手続や企業の誘致、特区の指定、国道6車線化との調整を取り上げても、国道沿道の田畑を埋める造成工事を進める上で、国道の盤下げに生ずる大量の残土、恐らく2万立米から3万立米と言われてはおりますが、それを埋め戻し財源として有効に活用すれば、かなりのコスト削減につながるはずであります。  そのためには、付近に残土の仮置き場を確保しなければならない。また地区の道路、公園などの配置や無秩序な建築行為、開発行為などの誘導及び規制に関する都市計画の地区計画や、区画整理地区内における建築設備に関する一定の取り決めを行う建築協定の認可業務は本町にあります。国道41号周辺地区のまちづくりは、現在は都市整備課が主体となって取り組んでおりますが、このような課題が山積みする開発プロジェクトを迅速に進めるには、都市整備課の職員だけでは、日常業務を抱える中、対応が難しいと考えております。  そこで伺います。  課題が山積みする国道41号線沿道周辺地区の開発プロジェクトを推進していくには、庁内の機構改革に取り組み、プロジェクトの対策室のような専門部署を発足させ、取り組んでいかなければならないと考えるが、これについて町のお考えをお伺いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 現在のところ、機構改革を行いましてプロジェクト対策室というような組織をつくるといったことは予定をしておりませんが、御質問の国道41号周辺の開発の推進につきましては、担当課の職員の増員ですとか、経験豊富な再任用職員を配置するとか、それからまた、現在やっておりますけれども、愛知県からの職員の派遣の継続なども要望しまして、そういったことで推進体制を整えまして、あとは、現在もこれはやっておりますけれども、必要に応じて政策調整課のほうの企画部門の職員などと一緒になって、今、会議を開いて、いろんな問題解決とか情報の共有といったことをやっておりますので、そういったフレキシブルな体制で対応していきたいというふうに考えております。以上です。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) 何にしてもやはり人がやっていく仕事でありますので、準備をしていただきたいと思います。  また、ことし行われました小牧のアンダーパスの当事者にお伺いしますと、ことしうまくいったのは、小牧市の事前の準備が十分であったために行うことができましたと、こういうお話も伺っております。  それと、やはり近隣で3月に犬山市さんが橋爪・五郎丸地区の道の駅誘致の予算計上ですね、1,545万円計上されております。また、大口町さんに当たっては、河北の道の駅等も準備、予定されているというようなことも流れ聞いております。やはり今、本町にとって41号沿いの企業誘致、あそこの産業流通ゾーンを熟成させることが、10年後の本町の税収、やはり5億、6億の税収を確保するためにも今やらなければいけないことだと思いますので、早急に手当てをしていただいて準備をしていただきたいと思います。  この件はこれで終わります。  次に行きます。  次に、公共施設等総合管理計画についてお伺いいたします。  総務省より作成要請があり、本町においても公共施設やインフラの施設全体の状況を把握した上で、長期的な視点に基づき、長寿命化などを計画的に行うことで財政負担の軽減・標準化を図る目的とありますが、公共施設総合管理計画と、過去にされております公共施設整備再編計画の違いについてお伺いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長
    ○総務部長(鯖瀬 武君) 御質問の扶桑町公共施設等総合管理計画と、その前につくりました公共施設整備再編計画の整理をさせていただきたいと思います。  まず、扶桑町公共施設等総合管理計画でございますけれども、こちらにつきましては、扶桑町が所有します公共施設、これにインフラ資産というのを加えまして、そちらの状況を把握しまして、総合的・長期的な観点から公共施設等の管理に関する基本的な方針を取りまとめたものでございます。こちらのほうは平成28年度に策定をしたものでございます。  もう1点、そのほかに公共施設に関する計画としましては、平成23年度に扶桑町公共施設整備再編計画を策定しております。こちらにつきましては、その当時の緊急雇用対策といった事業を活用して町独自でこちらのほうをつくったものでございますが、これを作成した後に総務省のほうから、長期のそういった市町村の計画を策定しろというような要請がありましたので、それを受けまして、さきにつくりました扶桑町公共施設整備再編計画の中間見直しというような位置づけで、またさらに先ほど言いましたように、インフラ資産も加えて新計画としてつくりましたのが、平成28年度の扶桑町公共施設等総合管理計画ということになります。  主な違いと申しますと、先ほどもちょっと申しましたけれども、インフラ資産というのを新たに入れたということと、議員さんもちょっとおっしゃいましたけれども、もともとの平成23年度の整備再編計画につきましては、公共施設の目標耐用年数を60年と定めまして、耐用年数の残りの年数などから公共施設の整備再編の方針を示させていただいたものでございます。基本的には、現在の施設を目標耐用年数まで使用し、目標耐用年数経過後は、順次建てかえ等の整備を行うものとし、施設の利用状況によっては統廃合も視野に検討するというようなまとめをしたものでございます。  平成28年度に策定をしました公共施設等総合管理計画では、施設の長寿命化による予防保全の考え方を取り入れまして、建物につきましては、建築後45年を経過したときにコア抜き調査を行いまして、その結果、良好な建物につきましては目標耐用年数をさらに延ばす方針を示しております。施設をより長く大切に安全に使用するために、施設の長寿命化を図ることにより、経費の軽減、平準化につなげていきたいというふうな考えでつくったものでございます。以上でございます。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) 今御説明がありましたように、公共施設整備再編計画が、私の認識では新耐震に対する耐力、それから60年に対する耐用年数、これを主にしたと思っております。また、今回の整備管理計画の主なものは、やはり有効利用、施設の再編、過去にないものが加わっておることが一番大きなことだと思っております。ですから、長寿命化だけではなくて、施設の利用範囲、再編、その他も含めて検討していくべきことだと思っております。  それでは、次の質問に移ります。  扶桑町町民プールの現状と今後についてお伺いいたします。  まず、平成28年度の利用状況をお伺いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長(加藤忠昭君) 平成28年度の町民プールの利用状況でございます。  幼児が335名、小・中学生が490名、一般が361名で、あと60歳以上の方としまして61名で、合計1,247名でございます。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) 使用日数は何日ですか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長(加藤忠昭君) 使用日数としましては、40日間でございます。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) ありがとうございました。  総合管理計画では、扶桑町町民プールが廃止や用途変更、年間を通して利用できる運動施設への転換をすると、コスト削減や利用率向上の視点を含めた検討を進めていますと、平成24年3月の公共施設整備再編計画と同じことが提言されております。  プールの現状は、再編計画には管理棟264平米という書き込みがあるんですが、実際には幼児用プール254平米、それからアプローチを含めた面積が1,730平米、平成27年度の年間利用が45日で、残りの320日は未利用という報告が出ているわけです。ちなみにですが、総合体育館のアリーナ部分が1,330平米、柔剣道場は420平米です。また、この施設の部分を駐車場にした場合に70台収容できる面積であります。  そこで、お伺いいたします。  利用のことを考えて、現在、プールもコンクリートではなくて組み立て式のプールもあります。今後も今の状態を平成39年の見直しまで変えないで続けていくのか、ちょっとお伺いをいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長(加藤忠昭君) 今御質問がありましたように、町民プールにつきましては、昭和49年に建設され、40年以上が経過しております。近年におきましても若干の修繕等は行っております。今後につきましても、プールサイドのフロアの張りかえなどの改修も必要があるかとは考えております。今の御質問にもありました、例えば組み立て用のプールというのも一つの案かとは思いますが、それにつきましても実際に営業しようと思いますと、ちょっとこの場ではわかりませんが、保健所の指導を仰いだり、そういったことも必要になろうかと思います。そういったこともございまして、当面の間は今のプールを継続して運営して活用していきたいというふうに考えております。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) 今、ちょっとお答えをいただいたんですけれども、管理棟の横にポンプ室がありますよね、井戸水を使っておるわけですが、この子ども用プールに井戸水をわざわざポンプをそのまま再整備、ポンプも耐用年数を迎えていると思うんですけれども、それだけの水量を井戸水で確保しなきゃいけないのか。  それと、先ほど簡易なプールと言いましたけれども、この1,730平米という敷地を半分かえてプールを移動するなり、もうこれで現状のままで終わっておるわけです。このままいけば、もう10年、20年と年間320日ぐらい何もしないで、駐車場にも利用しないでいるわけですが、ぜひとも何とか早くいろんなことを考えていただいて、プールの需要があるようですので、当然このプールを残しながらも含めて、さらに検討していただくことをお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長(加藤忠昭君) こちらの公共施設等管理計画のほうにもありますように、廃止、用途変更、年間を通して利用できる運動施設へ転換するなどを含めた検討というふうに計画させていただいております。その中で、また検討のほうはしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) 最後になりますけれども、年間320日未利用な時間があるということを申し添えて、次の質問に移ります。  続きまして、学習等供用施設についてお伺いいたします。  本年より放課後児童クラブ施設の建設が計画されております。施設の完成後は、放課後児童クラブの学習等供用施設の利用がなくなると思われますが、今後の運用についてお尋ねいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長(加藤忠昭君) 学習等供用施設につきましては、町民の学習・保育・集会など、福祉の増進を図るために町内に8カ所設置させていただいております。地区の集会やサークル活動で幅広い層の町民の方に利用していただいております。  今申されました学供の中で、高雄、扶桑東、山名西、斎藤、柏森、柏森中央学習等供用施設の6施設におきましては、今議員さんの言われましたように、放課後の児童クラブとして活用をしていただいております。今、議員さんが言われましたように、児童クラブ専用棟が完成しますと活動拠点が移るわけでございます。移りましたら、児童クラブが利用していました時間帯、そのスペースに空きができることになります。このことにつきまして、今まで児童クラブの活動時間に利用を見合わせていた団体の活動が可能になるということになりますので、広報あるいはホームページ、広報無線を使いまして、幅広く町民の方に施設の利用を周知し、学習等供用施設が町内各地区の活動拠点となるような環境づくりに努めていきたいと考えております。    〔10番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 杉浦さん。 ○10番(杉浦敏男君) 何にしても町民のための施設でありますので、有効に活用していただきたいと思います。  これで私の質問は終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(市橋茂機君) 以上で、杉浦敏男さんの質問を終結いたします。  議事の都合上、ここで10時50分まで休憩をいたします。              午前10時35分 休憩              午前10時50分 再開 ○議長(市橋茂機君) それでは、休憩を閉じ、会議を続けます。  次の質問者、澤田憲宏さんに質問を許します。澤田憲宏さん。    〔8番 澤田憲宏君発言席へ〕 ○8番(澤田憲宏君) おはようございます。  議長のお許しをいただき、通告に基づき2項目の質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  まず1項目めといたしまして、地域防災計画ということで、災害に対する備えについてのことでございます。  災害における基本構想ということで、町のほうでも地域防災計画ということで、災害対策基本法に基づいた計画をつくられておられます。こういったものが町のホームページからも閲覧できるということで、なかなか中身の濃い資料でありますので、住民の方も十分目を通されている方も少ないかと思います。しかしながら、この計画におきましては、災害予防でありますとか恒久対策、それから復興・復旧ということで、かなり重要なポイントが述べられておりますので、私ども議員としてもしっかり目を通して、何か本当に災害が起こった場合に、この計画を頭の中に描きながら対応していきたいと思っております。  まず第一としまして、この災害に対する予防について教えていただきたいと思います。  まず最初に、災害予防における防災協働社会の形成促進ということで、町のほうとしてはどう取り組んでおられるか、教えていただきたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 災害予防における防災協働社会の形成促進における取り組みにつきましては、あいち防災協働社会推進協議会が策定しました災害に強い地域づくりに向けた活動方針というのがございまして、そちらに基づき活動を実施しておるところでございます。具体的な内容としましては、防災知識の普及啓発という点で、地区からの御要望があれば出前講座を実施しております。それから、安全への備えという点につきましては継続して行っておる事業でございますが、木造住宅の耐震化補助、それから家具の転倒防止補助等のほうをやっておりまして、こちらのほうをPRしながら進めておるところでございます。  それから、地域に密着した防災リーダーを育成するために、地域防災リーダー養成講座を本年度も実施する予定にしております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 私ども住民のほうも、みずからの身の安全はみずから守るということを基本として、平時より備えを心がけてほしいということで、この計画の中にもうたってあります。また、災害時には初期消火、それから近隣の負傷者・避難行動要支援者を助ける避難場所での協力・寄与に努める等々書かれております。なかなか行政だけでは時間的にも量的にもやはり限界があるということの中で、自助・共助という果たす役割が大変極めて大きいということで、この計画にも述べられております。こういった中で本町としても、部長のほうがおっしゃいましたさまざまなこういった活動のほうがまた生きてくると思いますので、ぜひ今後もよろしくお願いしたいと思います。  その次に行きます。  私どもの各地域におきましては、自主防災組織、そしていろいろ訓練等やられるんですけれども、こういった自主防災組織、あるいはボランティアさんとの連携については、現在どのような状況になっておられますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 自主防災組織との連携に関しましては、まず毎年4月に自主防災会会長会議を開催しておりまして、町のほうからは、自主防災組織のお願いするような役割とか、お願いしたい活動内容について説明を行っております。また、特に本年度におきましては、この会議の際に、扶桑町防災連絡協議会より、地区での防災訓練を行う場合とか、あとHUG訓練、避難所運営ゲームでございますけれども、こういったことにつきましても説明をさせていただきまして、こういったことについて支援、サポートができるというようなことも御説明をさせていただいたところであります。また、ボランティアとの連携につきましては、昨年度から扶桑町防災連絡協議会におきまして、平時、それから災害発生時の活動について等々、いろいろ協議を実施しておりまして、この協議会につきましては平成29年5月までに9回の協議を行っております。  今後につきましては、もちろん地区のほうからお声がかかった場合につきましては連携して訓練を行うこと等で地域の防災力向上につながるため、自主防災組織、ボランティアとの連携を続けていきたいというふうに考えております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) ますますこういった自主防災への活動ということにつきましても、大変重要な役割がこれからまだまだ必要になってくると思います。さきの東日本大震災、あるいは熊本地震等を見ておりますと、実際の反省のもとにこの計画もかなり見直しが入ってきていると思います。また、こういったボランティアさんとの連携についても、なかなか昨年からまだ始まったばかりかもしれませんが、こういった協議を横連携も踏まえてやっていくということは、かなり大事な要素であると思います。  いろいろ南海トラフ等の地震につきましては、予測が間もなく30年の中でということがだんだん短くなってまいりました。こういった中で、災害に強いまちづくりの中で、地域の方のコミュニティ、あるいはこういった自主防災組織、あるいはこういったボランティアさんとの連携ということは、ぜひ大切にしていただきまして、これからも進めていっていただきたいと思います。  次に移ります。  私ども自身は、住民であるとともに、企業あるいはどこかの事業所に勤めながら企業防災ということで、各事業の中におきましても、こういった防災のことにつきましてはいろいろと課題が与えられております。こういった部分につきまして、町としては各事業所さんとか、そういった部分の企業防災のところにおきましての促進についての取り組みとしてはどのような状況でございますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 大規模災害が起こった場合につきましては、行政による公助だけでなく、みずから対応する自助、それからともに助け合う共助が必要となってくるわけでありますけれども、これにつきましては企業のほうも例外ではなくて、防災の担い手としまして、まずはみずからの事業所、従業員、財産を守るという姿勢が求められるというところではあると思います。  こういった企業の災害の備えとしましては、BCP、いわゆる事業継続計画の策定が上げられますけれども、この点につきましては、愛知県が総合防災対策資金制度によるBCPの策定及び実施に必要な資金の融資、それから業種、企業規模に応じたあいちBCPモデルを作成することにより、今、中小企業のBCP策定を支援しておるところであります。  また、業務期間中にこういった大規模災害が発生した場合は、企業さんとしては帰宅困難者ですとか危険物の安全管理など、そういった面が企業特有の問題として発生するんではないかということが想定されます。危険物は消防のほうの管轄になりますけれども、町といたしましても、企業の安全管理が周辺住民の方への安全確保につながりますので、二次災害が発生しそうな事象が起こった場合は、速やかに情報を伝達していただけるような依頼と、それから特に町外の方で帰宅困難者となりそうな方、こういった方の把握等について、また逆に企業としてお助けいただける部分はないかとか、そういった面につきまして、企業と協力して情報交換をして防災の促進に努めていきたいというふうに考えております。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 私も会社員の身ではありますけれども、こういった中で企業でありますと、1年に1回避難訓練でありますとか、それから安否確認だとか、いろいろなBCPの対策ももちろんそうですけれどもやっております。こういう中で、町としては住民の方の生命、それから財産、いろんな役割で守っていくということで活動されると思いますが、実際、帰宅困難者が出た場合ですとか、あるいは二次災害につながるようなことが起きないかとか、そういった備えについては、これからも十分把握をしていただきまして、この計画におきましても、本町において帰宅困難者が予想としては1,400人ほど大災害が起こった場合に出るんじゃないかという予想が載っておりました。  こういった中で、じゃあ避難所のもともと広域避難所とか町のほうで用意されている避難所におきまして、こういった方も避難をされる可能性もあるということも頭に置いていただいて、あるいは企業と町との災害協定等もいろいろ結ばれていると思いますが、そういう中で連携をしながら、事前にできることは事前にやれたらいいんじゃないかと思っております。以上です。  次の質問といたしまして、消防水利の設置状況ということで、これは地域の住民の方々にとっても、自治会等で年に1回ないし2回ほど点検等でされていると思います。私も先月の5月に、自治会の役員の方々と地区の消防水利を点検させていただきました。そういう中で、やはり取りかえが必要なものだとか、あるいは数の確認というのが主になってはいましたけれども、いざとなったときに使えるような状況をしていきたいと思いますし、なかなか場所によっては消防水利といってもおくれている部分もございます。こういった部分で、現状としては今どのようになっておられるか教えていただきたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 消防水利としまして、消火栓が現在163基、それから防火水槽につきましては221基の設置状況になっております。充足率としましては84.9%という状況になっております。この数値の出し方でございますけれども、これは均等に直線で仕切った升の中に、そういった設備があるかどうかで判断をしておりますので、ないところにおきましても、隣の区域のすぐ近くにあるとか、そういったこともありまして、必要な住宅に対しましての充足率というのはかなりあるというふうに考えております。  また、今年度におきましては、高雄字宮前地内で消火栓を1基新設する計画をしております。以上でございます。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 消防水利におきましては、かなり充足がされているという状況で今お聞きをしました。しかしながら、先週とかも発生しております斎藤地区の火災なんかを見ておりますと、1時間で消火が可能であったもの、あるいは3時間ぐらい消火活動としてかかってしまったもの等、いろいろあるかと思います。この消防水利等だけの設置だけでは、恐らく予防ということにはなるかと思いますが、全てに対応することは無理かと思います。地域の方々との御協力も必要だとは思いますが、こういった災害に強いまちづくりをする中で、いろいろこういう設備の点検でありますとか、あるいはいざ火災が起こったとき、ここの道路に入っていかなきゃいけないとか、いろんなことが想定があると思いますが、そういった部分も想定しながら、いろいろ点検に町のほうもまた関心を持って、結果等をお聞きしながら進めていっていただけたらいいかなと思います。  次に行きます。  各自主防災の組織が各地区にはございますけれども、町のほうではこの地域防災計画ということで計画を立てられておりますが、各自主防災組織におきましては、なかなかこの防災計画をどのように立てるかというのは、いろいろさまざまであるとは思います。4月に自主防災会の全体の集まりがあったと思いますが、そういう中でも活動の状況というのを昨年と見ておりますと、やはり自主防災会自身は各地区で自主的にやってくださいというのが基本にあるのかわかりませんが、なかなか防災活動の内容につきましてはさまざまでありました。こういう中で、各自主防災の中で、こういった防災計画というのは現状余りないんじゃないかなと思いますが、現状、あるところに関してでも結構ですけれども、どんなような状況か、ちょっと教えていただけたらありがたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 各自主防の防災計画についてでございますけれども、町内の自主防災組織において防災計画を策定しておるということで、今把握しておるのは1地区でございます。また、これから未策定の地区で新たに策定の意向をお持ちの地区もあるように聞いておりますが、現状ではその内容等、ちょっと全て把握をしていないのが実情でございますので、次のそういった活動報告をしていただく機会ですとか、そういったときに、まず地区のほうでそういった計画を策定しておられるのか、またどういった内容なのか、そういったことをちょっとお聞きしまして、非常にほかの地区の方にも紹介するといいというものもあろうかと思いますので、そういった情報を今後、地区のほうにお流しをさせていただきたいというふうに考えております。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) この地区のほうの防災計画につきましては、国のほうもようやく今、こういうモデルがありますよということでホームページにも展開がされ始めてまいりました。こういった中で、また先ほどおっしゃられましたように、南新田の地区におきましてもそういった計画を持っておられるということで、いろんな各地域でまたこういったものを参考にしながらやっていきたいと思います。
     次の質問に移らせていただきます。  本町の職員さんのほうの非常招集ということで、これもいろんな災害が起きるときには招集がかかると思いますが、こういった部分での状況はいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) これまで扶桑町のほうで、実際に職員を役場のほうに招集させた職員招集訓練というのは2回ほど実施をしておりまして、またその後は携帯のメールを利用した訓練に移行しておりまして、全職員にメールによる非常招集訓練を実施し、職員はメールを確認後、コメント欄に入力をするということで、職員の安否確認をするといった訓練を行っております。  あと、職員の居住関係でございますけれども、現在、職員の49%が町内に居住をしておるというような状況でございますが、大口町、江南市、犬山市、小牧市の3市2町の合計が41%居住しておりまして、こちらを合わせますと約9割の職員が町内と近隣市町に居住しておりますので、必要なときには時間をかけずに招集をできるんではないかというふうに考えております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 今、やはり時代としてはメール等で安否確認をされながら、実際に、もし何か起こったときの招集で集まられる職員さんは9割方お見えになるんじゃないかということでおっしゃられました。こういったメールの中身も、実際には、じゃあ1時間以内に来られるのか、あるいは、まだ周りが被災をしてしまってすぐには来られないとか、いろいろコメントの内容もさまざまだと思います。こういった中で、台風であれば警報が出たらすぐ役場に集合ということで、これも今はいろいろまたちょっとやり方が違うかと思いますが、こういった中で住民の方が安心していただけるような心強い味方となっていただけるように職員さんたちにも無理をお願いしますが、災害が起こる、何かいろんなことが起こったときには扶桑町を守っていただけるということで、ぜひやっていただきたいと思います。  次の質問に移らせていただきたいと思います。  こういった中で風水害ということで、浸水というのが扶桑町の場合、青木川の氾濫とかで、やはり昨年6月にも川の氾濫ということで道路の冠水ですね、それから9月、8月もそうだと思いますけれども、ゲリラ豪雨みたいなものがあったときにいろいろ発生する場所がございます。そういう中で、こういった浸水というのはだんだんと水かさがふえてまいりますので、すぐそばにいる者にとってはかなり恐怖を覚えながら見ている状況だと思います。こういったときの今現状で結構ですので、こういう被害把握をどうされているか、それからこういった部分での初動体制というのはどういうふうに動きをされるのか、こういった部分でもちょっと教えていただけたらありがたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 初動体制についてになりますけれども、台風とか、特に最近のゲリラ豪雨が多発をしておりますが、こういった浸水等が発生するおそれがある場合につきましては、非常配備の準備態勢というような形で今持っております。これにつきましては、総務班、道路班、情報収集班、それから土のう運搬班というような班編成をしておりまして、これを2組編成しております。こういった今、最近は気象の情報の精度も上がっておりますので、夜間におきましてそういった被害が発生するというおそれがある場合につきましては、前もってこういった職員に、夜間にそういった招集の可能性があるということを、まずお知らせしております。それで迅速に対応できるような体制をとっております。  あと、その内容としましては、被害の現場調査につきましては情報収集班が行いまして、その状況を把握した上で道路の通行どめ、また場合によっては土のうを運搬して、そういったのを食いとめるというようなことを実施しております。さらに、これで被害が拡大して、この班体制ではちょっと難しいという場合につきましては、通常の非常配備体制に移行していくというようなマニュアルで動いております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 今現在としては2班に分けて、それぞれの班を決めて役割を決めて対応するということで、昨年の状況なんかを見ておりますと、やはり浸水の箇所、道路の冠水が起こってくる場所というのは、ある程度の経験上でわかってはきているんですが、時間帯によっては通勤・通学の時間帯に重なっていたり、あるいは、そこは経験則では大丈夫だろうという、水の推移としてはいいわけなんですけれども、ただ、それが30分続いた、1時間続いたことを想定しながら、地区の方も役員の方が骨折りいただきまして、結構初動的に動かれておられるのを昨年見ておりました。  こういう中で、やはりお互いに連携しながら、情報交換しながら、早く初動体制で動けばそれだけ予防が早くできるということで、災害をある程度防いでいくことができるんじゃないかということも思いますので、こういった中ではいろいろ地区の声も、冠水の起こっているようなところとか、いろいろ災害の起こるようなところの予測はなかなか難しいとは思いますけれども、現場の声もちょっとお聞きしながらいろいろ対応を考えていただければありがたいなと思っております。  次の質問に移ります。  地域の防災計画ということで、こちらの地域防災計画、先ほどから言っておりますけれども、これの修正のポイントが、やはり大震災が起こってくることに、いろいろその中で反省を生かしながら変わってきております。こういった中で、その修正のポイント、今年度、前年度等、何かこういうふうに変わってきているということで、あれば教えていただきたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 鯖瀬総務部長。 ○総務部長(鯖瀬 武君) 市町村地域防災計画は、災害予防、災害応急対策及び災害復旧等に関する事項別の計画について定めた総合的な計画であります。これにつきましては毎年検討を加えまして、必要があるときには修正をしなければならないというふうにされております。本町におきましても、防災基本計画や愛知県地域防災計画などの修正を基本に毎年修正を実施しておるところでございますが、本年2月に南海トラフ地震発生時における広域受援体制の確保に係る修正などを行っております。  なお、それからことしも愛知県の計画が修正されましたので、これは熊本地震を踏まえた応急対策、生活支援策などについての部分で、今後修正を行う予定をしております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 本町が安全で安心なまちづくりということで、ぜひ災害に強いまちにこれからも留意していただきたいと思っております。  次の2つ目の大きな質問のほうに移らせていただきます。  まちのPRということで、今の第4次総合計画におきましても、郷土愛と協働愛で築く自治のまちということで本町も取り組んでおられると思います。こういった中で、特にPRの部分につきましては、今、現状、特産品の紹介等につきましてはどのようなことをされておられるでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 扶桑町の特産品であります守口大根の紹介につきましては、ホームページの掲載、それから役場ロビー付近で、守口漬と守口大根の見本展示により行っております。また、地産地消の促進、郷土への関心を高める取り組みとして、町内全小学校の3年生から5年生を対象とした守口大根の種まき、収穫と漬け込み作業による体験学習を生産農家と漬物業者の協力を得て行っております。  それから、全国的なPRとしましては、東海農政局が運営しておりますスマートフォン用アプリ「東海の農まるごと!特産品ナビ」にて、守口大根の特徴や販売店舗まで検索できるよう情報提供を行っております。  今後も各種イベントへの参加や、7月から開始しますふるさと寄附金事業の謝礼品により、守口大根や、それから特色のある商品のPRを行っていきたいと考えております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 私がこのPRのことについてお尋ねをさせていただきましたのは、今、扶桑におきましては、食品としてはそういった守口のことが有名ではあります。また、つまおり傘ですとか、それから文化会館でありますとか、いろいろ町のほうのスローガンの中にもございますように、文化の香り高いまちづくりということで進めてきておられることと思います。そういう中で、ふるさと納税が7月から始まるということで、私も楽しみにはしておりますけれども、この実際の参加される事業者さん等、もしわかれば今教えていただいて、こういった中で扶桑町が、先ほど和田議員さんのほうの質問にもありましたように、税収を確保していく中で、今はふるさと納税におきましては、寄附金としては町からの持ち出しがかなりあるかと聞いております。これがPR活動ということで、多少でも少しプラスになるようであれば、余り返礼品のものにこだわってはいけないとは思いますけれども、いろいろとPRの方法を考えていただいて、現状どのような事業者さんが参加をされる予定だとか、ちょっと教えていただけたらありがたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 5月末現在になりますけれども、町内の業者さんで11社で、その中で28商品が提案されているというところでございます。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 11社28商品ということで、守口以外にも結構出ているんだなということでわかりました。そういう中で、商品だけにこだわるわけではないんですけれども、まちとしてのPRにつきましてはいろんな見方があると思いますので、ぜひさまざまな見方で、地域資源というような見方もあるかと思いますので、いろいろ掘り起こしていただきながら見ていただけたらありがたいなと思います。  次の質問に移らせていただきます。  本町でも緑化の活動ということで、いろいろ緑化推進はされていると思いますが、こういう中で、平成31年におきましては愛知県で全国植樹祭というのが開かれる予定だということで、県のホームページにも載っておりました。こういう中で、今進めておられる緑化の活動でありますとか、あるいはこういった大きなイベントにつきまして、何かPRをされる予定というのはございますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 今、お話がありましたように、第70回全国植樹祭が平成31年5月から6月に愛知県森林公園で開催され、天皇皇后両陛下の御臨席のもと、県内外からの多くの方の参加により式典行事や植樹行事が行われます。愛知県で行われるのは40年ぶり2回目となります。愛知県では今後、全国植樹祭の記念事業が実施されていくこととなりますので、本町といたしましても、愛知県と調整と図りながらPRできるところを検討していきたいと考えております。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) もう一つ、次の質問に移らせていただきますが、愛知県は花の出荷が全国1位として、花いっぱい運動というのをPRされておると思います。その中で、町としても緑化運動を、先ほど申しましたように推進はされておると思いますけれども、花いっぱい運動のPRにつきましては、現在どのような取り組みをされていますかということでお尋ねしたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 扶桑町では、緑化推進事業の一環としまして、町民の記念日に記念樹をプレゼントする記念樹配布事業、生け垣や壁面緑化等費用の一部を助成します緑化推進事業や、町民まつりにおいて緑化の啓発として町民へ緑化木を配布する緑化木配布事業を実施しております。  花いっぱい運動としましては、毎年5月と11月に扶桑町役場を初め各公共施設、扶桑駅、柏森駅、都市公園、花いっぱい運動のPRも含め、町内全小・中学校、保育園へ合計約4,000株の季節の花を配布し、植えていただいております。また、春・夏はヒマワリの種や秋・冬はチューリップの球根なども公共施設へ配布し、植えていただいております。記念樹配布事業、緑化木配布事業など、町民への緑化推進は、広報「ふそう」や、それからホームページへの掲載や町民まつり会場においてパネルを掲示するなどのPRを行っております。  御質問にあります協働による花いっぱい運動については、目的に沿った住民活動団体も承知しておりますので、そのような団体等と意見交換をするなど、御意見を参考にしていきたいと考えております。以上です。    〔8番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 澤田さん。 ○8番(澤田憲宏君) 花いっぱい運動につきましては、前、ちょっと年数は忘れましたけれども、わかしゃち国体がありましたときに、町の学供、公共施設等で花を飾っていただいた覚えがあります。さすがにそのころと比べますと、今は限られた施設にはなってきますけれども、継続されているということで安心をしました。  そういう中で、1点御紹介だけですけれども、高雄の地区で高雄小学校ですけれども、毎年FBCというフラワー・ブラボー・コンクールというのに毎年参加をされておりまして、昭和40年から毎年ずうっと参加をされておられます。校長室に入ると、ここで毎年のように賞をいただいているということで、高雄小学校自体は花いっぱい運動をかなり、種まきから始めて進めておられるということで、こういう活動を見る中で、花を育てる気持ちであるとか、花が咲いていろんな花が咲くということで、子どもさんの成長にいろいろ生かされているということで、先ほど言っていましたように、郷土愛、それから協働愛ということで築く自治のまちの中にこういったものも十分また見直しをしていただきながら、特に扶桑町は人が交流される駅等が3駅もございますので、こういう中で、柏森、扶桑駅等については花を今見かけることはできますが、木津用水もこれから1駅加えていただきながら、私もぜひ協力していきたいなと思っております。  以上で、私の質問のほうは終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(市橋茂機君) 以上で、澤田憲宏さんの質問を終結いたします。  議事の都合上、ここで昼食休憩といたします。午後は1時から再開します。  それでは、休憩に入ります。              午前11時29分 休憩              午後1時00分 再開 ○議長(市橋茂機君) それでは休憩を閉じ、会議を続けます。  次の質問者、小室輝義さんに質問を許します。小室輝義さん。    〔3番 小室輝義君発言席へ〕 ○3番(小室輝義君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。  通告のほうでは扶桑の北部地域と、こういうふうに書いたわけでございますが、当然、これはこの地域だけのことではなくて、この地域の発展は、すなわち扶桑町の発展というふうに捉えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  現在、この北部地域には、2つの大きなプロジェクトが進行しておるわけでございます。1つはごみ処理施設の建設の問題、もう一つは新愛岐大橋の建設の問題でございます。まだまだ地元にはさまざまな御意見がある中ではございますが、ごみ処理施設建設にかかわる確約書の中には、施設周辺地域の魅力ある暮らしやすいまちづくりを支援します。また、地元からの新愛岐大橋建設への提言には、新橋の開通の効果活用に向けたまちづくりを検討することというように明記されております。地元への犠牲だけを強いるのではなく、これからのこの地域をどう活性化につなげていくかという声は、地元のあちこちで聞くわけでございます。  それで、今回でございますけれども、確かに活性化と一口で言っても大変難しい問題でございます。この地域の主な産業といいますか、野菜栽培だとか、それからイオン関連、そしてまた西のほうには工場地帯がございます。それぞれそれだけを取り上げてもさまざまな問題はあろうかと思いますが、今回はそのところは割愛をさせていただきまして、今回は、この橋の関係で車の動きが大きく変わる可能性もございます、そういった県道沿線のこと、それから地域の伝統文化のこと、そして、木曽川堤の北部にあります緑地公園のこと、こういったこともこの地域を活性化させることになるのではないかなあと思いながら質問をさせていただきます。  それでは、まず最初の県道沿線のことでございますが、その活性化の一つとして、扶桑町マスタープランにもありますように、イオン北部周辺や新橋建設に伴う南山名地内の沿道を商業地として活用する積極的なプランニング、私は道の駅等も含めまして、このような可能性とか、見通しといいますか、なかなか難しい問題であろうかと思いますが、そんなところについてお聞きをしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 今、小室議員より御質問、またはお話がございましたように、この確約書につきましては、安全対策を初めとします8項目で構成されております。その7番目の項目の中に、地元地区と協議の上、ごみ処理施設周辺地域の魅力ある暮らしやすいまちづくりを支援しますと記載があり、地元地区に対します地域振興策をあらわしております。この地域振興策につきましては、今後、尾張北部環境組合、地元地区と調整を図り検討してまいります。  次に、新愛岐大橋建設の関連でございますけれども、平成27年10月からことしの2月まで地域の皆さんに参加していただき、(仮称)新愛岐大橋と県道小渕・江南線整備に関するワークショップを開催いたしました。そのワークショップからの提言書におきまして、新橋開通後、効果活用に向けたまちづくりを検討することと記載があり、今後の検討課題となっております。また、当該地域は市街化調整区域であり、開発が抑制されるなど、土地利用が制約されておりますが、都市マスタープランでは、イオン北側の都市計画道路、愛岐大橋線沿線を沿道商業地としての土地利用を検討するものとしております。将来訪れるであろう人口減少・少子高齢社会では、地域の活力の低下が懸念されますので、地域の活性化は地域の活力を維持するためにも必要な対策であると考えられます。当該地域の活性化につきましては、今後もさまざまな事業の進展に合わせて地域の方々の御理解、御協力をいただきながら検討してまいりたいと考えております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) どうもありがとうございました。  住民の中には、橋ができて車がたくさん通るようになっても、それは通過するだけで、この地域にはメリットがないと言われる方もあるやに聞いております。ですので、何とかこの活性化についてそういった方々に対しても、こういうようにしてメリットがあるんだよということが言えると私はいいなと思っておりますので、どうぞよろしく今後ともお願いをしたいと思います。  それでは、この地域のところと関連をする質問でございますが、といいますのは、この地帯、イオン北側の県道がございますが、また一帯はちょうど北側から雨が流れてきますので、大雨が降りますとあの一帯が浸水するわけでございまして、もう既に十分御存じかとは思いますが、その対策について、どうこれからの改修の見通しとか、そのところを、もしわかりましたら教えていただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 最近ですけれども、ゲリラ豪雨と呼ばれる降雨が頻繁に発生するとともに、都市化も進み、町内を流れる河川及び用排水路の氾濫による道路冠水等の被害が発生しているところは存じております。扶桑町の北部地域の浸水対策の見通しにつきましては、浸水被害等のない快適な地域として整備していくことが必要であると考えますので、その時期が来ましたら、扶桑町及び開発業者の官民が一体となって整備を計画し、快適なまちづくりをしていきたいと考えております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。この問題は、新愛岐大橋建設に向けてのワークショップの中でも出てきた意見だったと思います。どうかそういった時期までには、また改善の取り組みをよろしくお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に入らせていただきます。  魅力あるまちづくりというような観点から、一つ伝統文化というようなことで質問をさせていただきたいと思いますが、扶桑町内には多くの文化財や伝統芸能がございます。私どものこの北部地域にも有名な史跡や文化が残っております。こういったことを大事にしていくことが魅力あるまちづくりの一つではないかというように思っておるわけでございますが、こういったことへの支援策を少しは見直していただく必要もあるのではないかなあということを思いますが、現在どのように保存・継承への努力がなされているか教えていただきたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長(加藤忠昭君) 今、御質問のありました保存・継承の努力についてでございます。  地域が文化財を保護し、有効に活用することにより地域活性化につなげようとする機運を育てる努力をすることが伝統文化を継承するために大切なことであると認識しております。この認識のもと扶桑町では、このような地域での活動に対しまして自治振興費、あるいはコミュニティ推進地区助成金を交付し、その活動に対する支援を行っているところでございます。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございます。  私ども地元のコミュニティも、そうやっていただいたお金を含めまして住民の皆さんの御理解をいただいて、毎年多くのそういった地域からも支援をしていただきながら、また地元の文化保護委員会というのを組織して、草取りや、またこの保存に努めていただいておるわけでございますが、どうかそういった町の御努力をさらに今後も続けていただきまして、こういった関連の町内の伝統文化が保護されることを期待いたしまして、そのあともう一つ、済みません、関連の質問をさせていただきます。  私の地域には悟渓屋敷という、3月にしだれ桜、そういった行事も行って、町長さんにも挨拶に来ていただいております。それで、その屋敷の中に、今でいうと日展で特選になった地元の画家の作品や、有名な書道家のそういった書作品なども残っておるわけでございます。このところ悟渓屋敷の雨漏りがひどくなってきて、そういった文化財を守っていくことが非常に困難な状況になりつつあるわけですね。本当に非常に困っているわけでございます。  また、明治時代に活躍した中村七賀十郎さんの手による当時の歌舞伎や芝居の台本も多く残っておりますが、現在、個人の家に保管されております。関係者が亡くなってしまうと散逸してしまうのではないかなあということなども心配しております。保管のあり方について、何かよい手だてがありましたらお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長(加藤忠昭君) 個人の家で保管されてみえる文化財に対する町としての支援でございますが、扶桑町内に存在します文化財のうち、特に重要なものと判断できるものにつきましては、文化財に指定しまして文化財保護事業補助金を交付することによりまして、その活用と管理保守に必要な費用に充てていただけると思います。よろしくお願いします。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  私ども、欲を言うと、やっぱり指定をしていくハードルが非常に高うございまして、もう少しその基準を緩和していただいて、広く保護できるといいかなということは思っております。今後ともよろしくお願いをしたいと思います。
     つけ加えて、もう一つ、その関連で質問をさせていただく予定でございましたが、要望という形で述べさせていただいて、この質問を終わりたいと思います。  といいますのは、現在、悟渓屋敷を拠点に地芝居に取り組んでいる団体がございますが、地芝居は皆さん思ってみえるように、本当にちょっとお金がかかる、舞台のセット、小道具、衣装代、化粧といろんなお金がかかって、新作に取り組むには、練習する前にまず予算が不足するというように聞いております。それで、近隣の市町、各務原市、可児市、郡上八幡、下呂、中津川、東濃地帯でまちおこしや村おこしの一環として、最近、歌舞伎や地芝居が盛んに行われるようになったようでございますが、そういった動きを扶桑町も参考にしていただきながら、できたらそういった市町と連携をしながら進めていけると、今後の魅力あるまちづくりのためにいいなあということを思います。町内でも、そこに限らず伝統芸能の活動をしてみえる団体への温かい御支援を今後ともお願いを申し上げまして、この質問は終わりたいと思います。  では、次の質問に移らせていただきます。  この前の議案説明でもありましたが、今度、緑地公園の遊具を改修していただけることについては大変ありがたいことと感謝をいたしております。緑地公園と、そういった遊具を使って土曜日・日曜日には、親子の触れ合いの姿が見えることは本当にいいなあというふうに見ておるわけでございますが、今回は、そのもうちょっと東部の整備について質問させてもらいます。  扶桑町の魅力の一つが扶桑緑地公園であると思いますが、その緑道、散歩道を最近歩いている方や、サイクリングで利用する町民や近隣市民の方がふえていると聞いております。利用者がふえるということは歓迎することですが、問題点も生じております。駐車場が少なく、もう少し整備をしたらどうかとか、また、その東の河原まで行く進入路もちょっとごたごたしておりまして、補修をしていただく必要があるのではないかなという意見がございますが、どんなもんでしょうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 御指摘の駐車場、それから県道からの進入路でございますけれども、河川管理者であります国から扶桑町が公園用地として占用許可された部分ではありませんので、管理をしていないのが現状でございます。しかし、現実的には公園利用者が使用している実態もありますので、河川管理者など、関係者と補修などについて調整していきたいと考えております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  続いて、緑道を利用している方からの声でございますが、歩きながら木曽川や犬山城が見える景観はすばらしい。しかし、最近、樹木が非常に成長してきて、その景観が見づらくなったとのことでございます。適度な樹木の間引きなど、時には必要なのではないかとも思えるわけでございますが、場所は堤防内であり、国交省の管轄ということだと思いますが、そういった作業をすることは可能なのかどうか、また今までそういった作業がなされたことはあるのかお聞きしたいと思います。お願いいたします。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 扶桑緑地公園のサイクリングロードから木曽川を眺めますと、樹木が生い茂り、場所によっては木曽川の雄大な景色が見えにくいところがあります。この河川敷につきましては国が管理している場所となりますので、本町において樹木を間引いたり、下刈りをすることはいたしません。過去には、国により河川を適切に管理するために樹木の伐採が行われたこともありますので、公園利用者の声として樹木の間伐については、河川管理者である国にお願いしていきたいと考えております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  何とか国にお願いをしていただきまして、ここの魅力アップを図っていただければありがたいというふうに思います。  先日もその場所へ行ってきた折に、緑道のちょっと北に少し張り出した休憩所がございまして、何人かの方が天気がよかったもんですから木陰で休憩をしてみえました。そこには、濃尾平野最北地、濃尾平野で一番北側になるんだそうでございまして、といういう看板が掲げてありました。よく見るとベンチがちょっと壊れておりまして、本当にこのところなど、また改修の機会がありましたらぜひ改修をしていただければありがたいというようなことで、最後の質問に移らせていただきます。  これから、水遊びに適したシーズンということで、子どもたちもうれしい季節になるのではないかなということを思いますが、私どもは山那裏と言っていますね、あの地帯を山那の裏と書いて、昔からそういう地名で呼んでおったんですけれども、河原まで行けるというのは、なかなか木曽川のそういった流域の中でも少のうございまして、中にはごみが放置されるだとかいうことで、もうチェーンで入れないようにしているところが多い中で、ああいった岸辺まで行けるというのは本当にすばらしいなということを思うわけでございます。  また、先ほど部長さんもお話しいただきましたように、あの岸辺に立ちますと、東は犬山城、それから北の山々、西は伊吹山と、こういうふうに見えるパノラマは、本当にほかにはない扶桑町で一番の自然の景観ではないかなと私も思うわけでございますが、同時に水の事故も懸念されるところもございます。  現在、管理はどうなされているか、また治水等、総合的に考えると大変難しいお話ではございますが、安全面に配慮しながら川辺で水に親しむような、そういった方策はないものかどうかというような点についてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(市橋茂機君) 墨井産業建設部長。 ○産業建設部長(墨井康仁君) 木曽川川辺までの出入りでございますけれども、釣りを楽しむ人、それから漁業関係者を初め一般の方も入ることができます。河川管理者である国においては注意看板を設置するなど、川は危険であることをお知らせしております。扶桑緑地公園においては、基本的には公園から川辺への出入りはできないようフェンスによって区切るとともに、釣りを楽しむ人などの遊漁者用の開口部についても、河川管理者と一緒に注意看板を設置しております。木曽川では釣りを楽しんだりする方も多く見えますが、流れが速く、水深も深いところがありますので、河川管理者と歩調を合わせ、引き続き注意を促してまいります。  また、水と親しめる方策としましては、現在設置しております噴水施設の憩いの水辺を利用していただくよう周知を図りたいと考えております。以上です。    〔3番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 小室さん。 ○3番(小室輝義君) ありがとうございました。  この地帯は本当に国の、それから愛北漁業組合、それから採石会社など非常に入り組んでいるわけで、外部の者にはどこがどうなっているのかちょっとわかりづらい場所になっておりますが、今後の推移を見ながら長期的な観点で改修ができるといいなと思いますが、これには国の理解やら国の予算がとれることが大前提ではないかと思いますが、どうか今申しましたような視点も勘案していただいて、今後とも行政をお進めいただければありがたいと思っております。  以上、お願いを申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(市橋茂機君) 以上で、小室輝義さんの質問を終結します。  次の質問者、大河原光雄さんに質問を許します。大河原光雄さん。    〔2番 大河原光雄君発言席へ〕 ○2番(大河原光雄君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、質問をさせていただきます。  まずその前に、先日のチャレンジデーには、皆さんの御協力により盛大に開催することができました。町長の熱い思い、皆さんの御協力をいただきましたので、勝つことができました。また来年もよろしく御協力をお願いしたいと思います。ありがとうございました。  それでは、質問に入らせていただきます。  まず、中学校の部活動の見直しについて質問をさせていただきます。  昨年の6月議会の一般質問で、中学校部活動運営補助金について質問させていただいた。そのときも申したんですが、日本のスポーツの原点は中学校の部活動であるということを申しました。私が考える部活の目的は、学校教育活動の一環として実施される教育課程外の活動として、小学校にはない上下関係からの社会勉強と、公正さと規律を学び、一致団結、同じ目線に向かって、目標に向かって努力をするということかと思います。皆さんもそうかと思いますが、学校時代の思い出の筆頭は部活だよという、そういう部活仲間が生涯の親友になるという人も多いと思います。私もその一人です。そういう思いでおります。  現在の部活動の課題として、制度的位置づけの曖昧さ、練習時間の長さや活動日数の多さ、教員の負担過重と専門性の不足、少子化での部員数減少による休部や廃部などが上げられ、部活動は危機を迎えております。そんな中、近年、教員の多忙化が大きく取り上げられ、その原因として部活動に大きな時間が割かれているという報告があります。  本町の部活動に係る教職員の現状をお聞きしたいと思いますが、その前に、部活動の意義、基本的な考えをお聞かせください。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 大河原議員から中学校の部活動に特化して御質問いただきました。部活動の意義ということでございましたけれども、一般的に部活動というのは、今おっしゃったように、学校教育の一環として、スポーツ、文化、芸術に興味・関心を持つ生徒が教員の指導のもとに自主的・自発的に進められておりまして、生徒の心身の成長に大きな成果を上げるものと、今議員おっしゃったとおりでありますが、私もそんな関係をしておりましたけれども、教育の一環として心の教育の一助になっていると思いますし、また先生と生徒が教室から離れて直接触れ合うことによりまして、目標に向かう心、協力、一致団結する心、また勝つ喜び、負けた悔しさ、そういうものを含め、またあわせて学年を越えたリーダーシップ、フォロワーシップ、そういうものを含めまして心の育成に大いに役立っているものと私は思っております。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) ありがとうございました。教育長みずからお言葉をいただきまして。  その内容から、町内2校における活動日の現状と生徒の加入状況、そして、部活動にかかわる教職員、講師はどのぐらいでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 関連しますので、私のほうからお答えさせていただきます。  町内2校、扶桑中、扶桑北中の現状でございますけれども、現在、月曜日を除く平日の朝と放課後、それと土曜日・日曜日どちらか半日4時間程度行っておりまして、加入状況については、生徒加入率は99%でございます。  また、指導に当たる教員としては、管理職を除きました常勤の教員、講師が指導に当たっております。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) そういう中、県の教育委員会が公立小・中学校、高校、特別支援学校の教員を対象とした15年度の調査では、1カ月の残業が80時間を超えた教員の割合は、中学校が4割、100時間を超える人も2割を占める。多くは部活動の顧問をしていたということですが、本町の教職員の長時間労働の実態はどのようなものでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 長時間労働と最初からおっしゃっていただきましたけれども、教職員の多忙化について、時間的には確かに調査をしておりまして、5月の実績を申し上げたいと思いますが、80時間を超える勤務時間外は38名おりました。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) 80時間を超える人が38名ということでございますが、何名中の38名ということでよろしいでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 中学校の指導者ですから、51名のうちでございます。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) ということで、大分率は高いかなと思いますし、そういう感情を持つんですが、先生の仕事の内容として、教科指導、生徒指導、部活指導というものがあって、部活指導が一番簡単に時間を削減できるんじゃないかというような感覚で、この問題が討議されているようにも感じるんですが、先ほど教育長が長時間というのはいかがなものかとは思いますが、この長時間指導の緩和や部活動の指導、安全管理等に関し、責任体制として、スポーツ指導の専門性はなくても、運営・管理を担う顧問教員、いわゆる管理顧問という人を2人以上置く必要があると考えられておりますが、本町の現状はいかがですか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 確かに部活動がやり玉に上がっておるわけでございまして、県のほうも今年度、多忙化解消プランを打ち出しました。その中で、今年度、特に部活動に関して解消していこうという、一番取り組みやすいところだなあということは私もそう思っております。  それと、今議員さんが御質問ありました、やはり児童・生徒の安全は確保しなければならないという管理運営をしていくということでございまして、顧問の2人体制は、文化部を除きまして、ほとんどの運動部で2人顧問制をやっております。また、顧問がその競技について過去体験したかどうかということについては、全てが体験しておるわけではございません。そういうこともございますので、顧問になってから生徒と一緒に体験しながら、他校と練習試合をする中で指導技術を身につけ、そういう試合の役員になっていく、そういうことに今現在なっております。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) ありがとうございます。  次の質問に移らせていただきますが、これも昨年の委員会でお聞きしましたが、中学校部活動外部指導者等謝金ということで、要は部活動にお金を補助するというような形で毎年予算化されております。27年度は116万8,000円という金額でございました。これは、学校で承認された当該部活動の活動時間内に、顧問教員の活動計画に従って生徒の技術指導を担当する外部指導者への謝金、部活動指導業務にかかわる教員特殊業務手当ということでございました。町内2校における外部講師の依頼部と人数、謝金はどのようなものでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 2校におきます外部講師の依頼の部と内容、人数でございますけれども、扶桑中学校は、吹奏楽、剣道、バスケットの3名、扶桑北中学校は、バレーボール、サッカー、バスケットボールの3名、6名が部活動の外部指導者として登録されております。謝金につきまして、28年度は扶桑中3名、北中3名、計6名で77万1,500円でございます。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) 活動中は必ず顧問教員が付き添い、生徒の健康・安全に十分留意できる体制のもとで実施するものとあります。外部講師として指導者資格等の必要なものはございますでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 現在お願いしている外部指導者については、資格はございません。ただ、その学校の部活動の方針を理解していただいている方、そういうことでお願いをしているところでございます。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) 外部講師とそういう部分では、顧問教員との連携はとっておられますか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 連携でございますけれども、現在の外部指導者ですと引率はできないことになっておりまして、ただ練習の技術の面で指導をしていただくということでございますので、教員との連携は大変大事だと思っておりますので、練習時に部活指導者の顧問と外部指導者の顧問は、よく主に練習時を利用して連携をしております。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) そういう中、教職員の多忙化ということの対象の一助として、私どもなんかはお手伝いという感じなんですが、公募による外部講師やボランティアの増員などの考えはございますか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 公募による部活動指導者は考えていません。他市町では、公募によりまして勝利至上主義の行き過ぎの指導、体罰、暴言、選手起用のトラブルなどもございまして、扶桑町では今のところ、公募による増員は考えておりません。現在の方、今後、教員OBも含め指導者の継続を図りたいと考えております。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) ありがとうございました。  次に、今後の部活動の方針についてお聞きします。  県の教育委員会がまとめた教員の多忙化解消プランによると、本年4月からは部活動の休養日について基準を決め、事実上義務化したとあります。その後も休養日の基準については見直しを検討するというような話ですが、本町の部活動の活動時間、活動日の縮減等の立案と実施の考えはいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 今おっしゃいました県の多忙化解消プランというのは、ことし4月に出されまして、確かに中身を読みますと、ベースとしてこのようなことはどうかということで、今議員がおっしゃったようなことが書いてございまして、義務化でこういうふうにしなさいということではございませんで、各、プランを参考にしながら各市町村でガイドラインをつくりなさいということでございますけれども、扶桑町を含めたここの丹葉地区、3市2町につきましては、もう既に以前から校長会のほうで検討しておりまして、27年度からこういう方向はどうだろうということは先行して進めております。  昨年度も試行的にやっておるのは、現在、県のほうから提案されているのとほぼ同一の方向と思っておりまして、内容的には、土曜日・日曜日、連休明けの朝練習はしない。月曜日の放課後の活動は休養日とする。これで週2日は休むということでございます。また、土曜日・日曜日はどちらかを休養日にする。それから、土曜日・日曜日の練習をやった場合は半日の4時間程度とする。また、長期休業中、夏休み等は土・日の練習は行わないというようなことが校長会でも確認されておりますが、完璧な100%実施というのもまだまだそこまでは至っておりませんが、今後、丹葉地方の事務協議会の幹事会の場で情報交換をし合いまして、やはり一つの市町で守っても、他のところがそれを守らんということは、やはり試合をやる上で大変ちょっと差しさわりがあるなということで、これはそういうことと連動しながら、扶桑町の教育委員会として校長会を通じて指導をしていきたいと思っております。夏季の練習時間についても長いということもございますので、できるだけ縮小して効率よくやっていくよう指導をしてまいりたいと思っております。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) ありがとうございます。  そういうふうに町で決めて、活動時間、活動日の縮減ということになりますと、この代替活動というものがどうするのかということになってくると思うんです。要は生徒には時間ができるわけですので、そういう部分で、ほかの部活やスポーツクラブの経験、ボランティア活動や地域活動との、そういう代替活動としての考えはおありですか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) ありがとうございます。今、1週間に2日ということで申し上げましたけれども、ただ試合があるときがございまして、そういうときは原則としてそれから外れるというようなことはつけ加えさせていただきます。
     それで今、2日のことでございますけれども、生み出された時間については、やはりまずは休養をすると。体を休める。成長期にとって休養というのもやはり大事なことだと思っておりますし、私は休養するについても、積極的な休養と消極的な休養があると考えております。消極的な休養とするのは、全くやはり体が疲労こんぱい、疲れたときにはゆっくりとうちでくつろいだり休んだりするという消極的休養、積極的休養というのは、よく余暇の善用と言われるように、全く違った、例えば散歩するだとか、またはうちの手伝いをするだとか、町の行事に参加するだとか、そういう全く違ったことをする、そういうことの時間に充てるのがいいんではないかと私は考えております。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) 今、教育長が言われましたように、私も全く同じ考えです。やっぱりスポーツの場合は、適切な休養も練習のうちであるというような考えで理解したいと思います。  活動時間、活動日の縮減ということで、生徒の可能性を伸ばすことや、保護者の期待、これをどう捉えておられますか。また、積極的に部活動の顧問になりたいという教職員もおられると思います。その思いはいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 中島教育長。 ○教育長(中島博明君) 保護者、教職員とのお考えはどうかということでございますけれども、生徒や保護者からの部活動の練習削減についても、おおむね肯定的にとられておりまして、昨年度、学校評価について各学校が保護者、PTA役員に調査をしてもらうんですけれども、部活動について、そういう不平不満ということは聞いておりません。ということでありまして、現在、学習塾や習い事に通っている生徒も確かに多く、中学生は極めて多忙な生活をしている状況でございまして、休養というのは学業とのバランスで重要なことだと思いますし、保護者の中には上位の大会を目指してほしいというお考えもございますけれども、先ほど申しましたような生徒の心身の成長がやはり教育の一環として大事なことだということを捉えておりまして、勝利至上主義にならないような部活動経営が望ましいと考えております。  また、教員においては、生み出された時間を生徒一人一人に丁寧にかかわれるような質の高い授業、個に応じた生徒指導ができるような本来の業務に専念できるように努めてまいりたいと思っております。  今年度、今、検討会を立ち上げて扶桑町でも検討していきたいと思っておりますので、今年度中に方針を出していきたいと考えております。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) ありがとうございます。  教員の方は、スポーツ指導の専門性を有し競技の技術指導を担うことを希望する教員については、勤務時間外に限って外部指導者を兼業すると、その他の学校で指導に当たるということも検討していかなければならないのかなと、そういう思いも先生によって考えます。  最後に、部活動指導員の制度についてお伺いいたします。  文部科学省が部活動は教職員の長時間勤務の要因の一つになっているとして、中学校や高校で部活動の指導や大会の引率を行う部活動指導員を4月1日から学校教育法に基づく学校職員に位置づける省令を施行しました。これは学校職員ということでございます。この指導員を部活動の顧問とすることもできることで、教職員の負担軽減を図りたいという考えですが、本町として部活動指導員の学校職員としての採用の考えはございますか。また、この部活動指導員は学校職員ということがネックで、現在の中学校部活動外部指導者等謝金での対応は可能でしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長(加藤忠昭君) ただいま御質問の部活動指導員の学校職員としての採用につきましては、学校教育施行規則の一部を改正する省令が、今議員さんの言われましたように平成29年4月に施行されました。それまで単独ではできなかった技術指導や引率指導が可能となりました。既に配置をしている自治体もございますが、新規の施策として実施する場合は課題もあります。内容としまして、部活動指導員のみ部活動計画の立案へのかかわり、教員との連携、協力、事故発生時の対応と責任、勝利至上主義的な指導の防止などでございます。  また、現在、本町で進めております中学校部活動外部指導者とは性質を異にするものとなります。予算上の課題も生じますので、これらの課題を一つずつ丁寧に検討し、研究を進めていきたいと考えております。今後、総合型地域スポーツクラブ「わっと楽らくスポーツふそう」、あるいは扶桑町体育協会、各種スポーツ連盟など、多方面から御意見を頂戴したいと考えております。  また、現在、外部指導者は謝金で対応しておりますが、部活動指導員の場合は非常勤職員の身分になり、賃金での対応になるかと思っております。以上です。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) これは校長の指揮監督下にある学校職員として部活動指導員を置くことが必要だということで、能力についても指導者資格などの一定水準の基準を明確に示す必要があり、責任が重くなるとなり手が減る可能性や、先ほども言われましたように人件費の捻出の面では現在の何倍も必要になってくるということが課題かと思われます。資格や処遇は各自治体で学校法人が独自に決めることとされています。生徒や保護者の要望に応えられるよう研修を充実させるなどして、適切な人材を地域で育てていく必要があると考えますが、本町教育委員会による指導員規則の設置や予算化のお考えをお聞かせください。 ○議長(市橋茂機君) 加藤教育次長。 ○教育次長(加藤忠昭君) 部活動指導員を設置する場合は、部活動指導員に係る規則の整備が必要になります。また、一部報道では、部活動指導員の国家資格の国会への議員立法について報じられたりもしております。今後、国や県の動向に注意し、適切な対応を図りたいと考えております。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) ありがとうございました。  指導員の導入がどれだけ教員の負担軽減や指導内容の充実につながるか、これはわかりませんが、期待される部活動の役割は、より多くの生徒がスポーツを楽しむための環境づくりなのか、それともトップ選手を目指す生徒の鍛錬の場なのか、いずれにしても、教員の多忙化の解決の場としないで、主役である生徒の心身の成長に最適な部活動のあり方を探っていただくことをお願いして、次の質問に入りたいと思います。  続きまして、介護予防・日常生活支援総合事業についてお伺いいたします。  この介護予防の質問は、あす、皆さんからも質問されますので、私は総合事業の現在の対応状況を質問させていただきます。  総合事業は、介護保険サービスのうち介護の必要度が比較的低いとされる要支援者向け介護予防サービスの一部が自治体の総合事業に移る制度の見直しがされることで、制度改正は医療・介護一体改革に向けた第一歩として、医療から介護へ、施設から在宅への方向を踏まえた改革で、社会保障の考え方としての自助・互助・共助・公助を基本とし、市町村が中心となって地域の実情に応じて多様な主体が多様なサービスを充実して地域の支え合いの体制づくりを推進し、要支援者等に対する効果的かつ効率的な支援等を可能とすることを目指すとしたものです。  つまり、何らかの支援が必要な65歳以上の全ての方が対象で、要介護認定で非該当の方もサービスを受けやすくなり、要支援と非該当を行き来するような場合も切れ目のないサービスの提供が可能だと考えられています。また、虚弱やひきこもりなど、介護保険の利用に結びつかない方にもサービスを提供するということで期待されております。  この総合事業の4月からの開始に伴い、今までのアンケート調査の実施ではなくて、基本チェックリストや要介護認定申請の介護から始まるということになるわけですが、現時点での申請状況はどれぐらいでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 基本チェックリストについては、4月に11件、5月に3件の合計14件の申請があり、総合事業の対象該当者が13件、非該当が1件となっております。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) 従来の介護予防サービスは、国の介護保険制度によって基準や単価が全国一律でした。しかし、新しい総合事業では、各市町村が基準や単価を設定して運営するということになります。そうしますと、各自治体が主体となることで自由度は高くなるんですが、一方で、自治体間の格差も広がるということも懸念されるということです。  現在、要支援認定を受けている方には、来年の4月までに総合事業に移行することになるという案内も町から配付されております。予防給付から介護予防サービスに移行する可能性もあるということで、判断基準が厳しくなることや、サービスが下がるのではないかと、そういう不安視をする意見を私も何人かの方からお聞きしました。このことについてはいかがでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 予防給付のうち介護予防訪問介護、介護予防通所介護の利用者の全てが平成30年4月には総合事業の利用者へ移行します。扶桑町の総合事業として実施される基準型訪問介護サービス、基準型通所介護サービスへ移行することになりますが、介護予防訪問介護、介護予防通所介護と同等の内容でサービスが提供されますので、これまでどおりのサービスを受けることができると考えております。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) そのうちの総合事業には、現行相当のサービスに加え、基準を緩和したA型、住民主体のB型などのサービスがありますが、緩和した基準によるサービスを今後実施するとあります。これは、緩和したというのは、利用時間の短縮や入浴サービスも提供しないよというようなことも含まれるということ。しないというか、希望しなければいいですよということだと思いますが、サービスの利用は、どのような判断で実施されるんでしょうか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 緩和した基準によるサービスの提供を6月から開始いたしましたけれども、サービスの利用については、利用者、家族とケアマネが相談の上、利用者の状態等により緩和型サービスが適当と判断される場合に緩和型サービスの提供を行います。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) じゃあ、この緩和型サービスの事業所、通所介護事業所の指定というものをするわけですが、現在はどのようになっておりますか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 現時点では、訪問介護が2事業所、通所介護が4事業所の申請がありました。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) ということは、これからも申請があれば受け付けていくと、当然そうだと思うんですが、そういう考えでよろしいですか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) はい、今後も申請があればしていきたいと思っております。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) ぜひとも多くの事業所に申請許可していただいて、いろんなサービスが受けられるような、いろんな場所で受けられるようなことをやっていただきたいと思います。  65歳以上の方がサービスの必要性を希望すれば申請するということになるんですが、現在の申請者から今後どれぐらいの増加を予測しておられますか。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 基本チェックリストによる申請者の増加分は、平成29年度の予算においては8%程度の増加を見込んでおります。来年度以降につきましては、実績を踏まえた影響分を勘案していきたいと考えております。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) 8%というのは、予算的なもので8%ということですので、それが妥当かどうかはちょっと私にはわかりませんが、ふえていく、来たらそれなりに対応していかなければいけないということになると思いますので、そのときはよろしくお願いいたします。  総合事業の目玉として一般介護予防事業というものがあります。現在実施中のものも含めて、どのような場所、どのような内容かをちょっとお聞かせください。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 一般介護予防事業としましては、認知症予防を目的とした認知機能低下予防教室、頭の健康チェック、頭の体操教室を実施しております。また、転倒予防などの運動機能向上と栄養改善、口腔機能向上を図るための運動栄養口腔総合教室、そして、扶桑町包括支援センターへ委託している工作、体操、レクリエーションを行うなど、集いの場となる宅老事業を実施しております。介護予防・日常生活支援総合事業の開始により、これまでの認定者となるリスクの高い二次予防事業対象者だけでなく、65歳以上の方全員を含めた介護予防が必要です。今年度は、より身近な地区公民館で実施する認知機能低下予防教室を1カ所から3カ所にふやして実施する予定です。身近で歩いていける距離で参加できる場として実施し、教室終了後にも通いの場として継続していくことを目的としているところです。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) 生活支援における住民主体の取り組みということで、町内会、ボランティア、NPOなどの団体の方が主体でありますと書いてあります。今後、この実施にはどのような団体のどのような取り組みを推進していくのかをちょっとお聞かせください。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 昨年度まで二次予防事業対象者に限定していた運動栄養口腔総合教室については、二次予防事業対象者以外の方も含め実施していくものです。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) もう一度言いますけど、住民主体の取り組みということをやりますということが書いてあるわけですね。それには、町内会やボランティアの方やNPOなどの団体の方が主体ということで、これを実施するには、どのような団体の方にどのような取り組みをしていただくんでしょうか、お聞かせください。 ○議長(市橋茂機君) 千田健康福祉部長。 ○健康福祉部長(千田茂樹君) 大変失礼いたしました。  生活支援サービスの体制整備には、地域の実情に応じて住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実することで、地域の支え合い体制づくりを推進していくことが必要です。老人クラブの活動内容には、高齢者への声かけ、見守り活動など、生活支援活動も実施されています。また、閉じこもり予防などを目的に、地域の触れ合いの場として地区サロン活動が実施されています。今後は、これらの活動推進も含め、生活支援サービスの体制整備に必要な役割機能を担う生活支援コーディネーターと、協議体の設置により多様なサービスの提供に努め、効率化を図っていきたいと考えております。    〔2番議員挙手〕 ○議長(市橋茂機君) 大河原さん。 ○2番(大河原光雄君) 御丁寧な説明をありがとうございました。  この問題には、介護保険の問題も、あすも先輩議員がより深く御質問されると思いますので、私はこのぐらいにしておきますが、介護のピークは85歳と言われております。団塊の世代の方が85歳に到達する2025年をピークに介護給付が上がって、介護保険体制が逼迫すると言われています。これらのサービスに移行させることで介護保険に使用されるお金を減らしていくというのが総合事業を始めたきっかけだと思います。しかし、はっきり言って自立や社会参加意欲が高い御高齢者もまだまだたくさんおられます。そういう方にサービスの担い手として、またボランティアとして活動する場を提供することも非常に大事な介護予防事業と言えるのではないかと私は考えるわけです。先ほど言われましたコーディネーターや協議体という生活支援サービス体制の早期の整備をお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(市橋茂機君) 以上で、大河原光雄さんの質問を終結いたします。  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(市橋茂機君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。              午後2時07分 延会...