東京都議会 1983-11-28 1983-11-28 昭和58年_第4回定例会(第17号) 本文
次に、同じ東京都公害研究所の調査で、清掃工場で焼却される水銀電池などによって、水銀が大気中に飛散し、水銀汚染が広がりつつあることが報告されています。また、畑などに捨てられた水銀電池によって農作物に被害が生じるなど、土壌汚染も指摘されています。こりした水銀汚染を防ぐために、水銀電池などを産業廃棄物として位置づけ、メーカーの責任による回収を確立することが、きわめて重要であります。
次に、同じ東京都公害研究所の調査で、清掃工場で焼却される水銀電池などによって、水銀が大気中に飛散し、水銀汚染が広がりつつあることが報告されています。また、畑などに捨てられた水銀電池によって農作物に被害が生じるなど、土壌汚染も指摘されています。こりした水銀汚染を防ぐために、水銀電池などを産業廃棄物として位置づけ、メーカーの責任による回収を確立することが、きわめて重要であります。
エレクトロニクスすなわち電子工業の関連では、既に本県内でも大和町や村田町など、数カ所に半導体を中心とした一流企業の工場が立地しており、また、東北大学金属材料研究所で開発されましたアモルフアス金属、これは非晶質金属というのだそうでございますが、これも同じ原理のアモルフアス・シリコンなどの産業も、太陽電池の開発と相まつて急速に発展の途についていると伺つております。
広範多岐にわたりますので、ここに詳細に言及することは避けますが、たとえばIC生産工程に必要な冷却用液体窒素の製造工場の計画や、現在生産中のIC用基礎資材としてのシリコン製造技術をもとにいたしました太陽電池の研究等、新材料産業分野の新しい夢は、将来への期待を増大させるものであります。
ろうそくと電池は各家庭で日ごろから用意しておきたいものだと県職員が申しましたが、その言葉を待つまでもなく、東京に大地震が襲ってきたときのことを考え、行政の責任はもちろん、都民もまた、自己防衛のための手だてもあらかじめ講じておく必要を強く感じながら帰途についた次第でございます。
東京、大阪はじめ、五大市において純電池式とハイブリット式の二つの方式が実用化されております。この二つの方式のうち都が採用しているハイブリッド方式については、公害発生の点では、ガソリン車に比較いたしまして若干の前進は見られますが、窒繁酸化物の排出がガソリン車に比較してはるかに多いなど、なお幾多の欠陥を有しているのであります。
なおまたこのずたずた停電によりまして、かりに1世帯が100円のろうそく代その他電池代を消耗いたしますと計算いたしましても、本県の世帯は43万7,595世帯あるのでございます。これを金額に換算いたしますならば、4,375万9,500円の損害をこうむつておるのであります。その他あらゆる方面においてかくのごとき損害をこうむつているのでありますが、実に重大問題だと存ずるのであります。