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  1. 福岡県議会 2019-01-08
    平成31年 文教委員会 本文 開催日: 2019-01-08


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    平成三十一年一月八日(火曜日)    午 後 三 時 一 分 開 会 ◯川端耕一委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから文教委員会を開会いたします。  なお、長教育監から欠席届が提出されておりますので、念のためお知らせいたします。  本日の議題は、お手元配付のとおりであります。御確認願います。  それでは、本日の議事をとり行います。  報告事項の「平成三十年度全国体力運動能力運動習慣等調査の結果について」を議題といたします。執行部説明を求めます。寺崎体育スポーツ健康課長。 2 ◯寺崎体育スポーツ健康課長 平成三十年度全国体力運動能力運動習慣等調査の結果について報告をさせていただきます。本年度全国体力運動能力運動習慣等調査の結果が昨年十二月にスポーツ庁から公表されましたので、本日は、その内容につきまして、お手元の資料に基づき御報告をさせていただきます。お手元の資料一ページをお開きください。  ここには、調査の目的、調査の対象となります児童生徒など本調査の概要を記載しております。本調査は、小学校五年生と中学校二年生の児童生徒が対象となっておりまして、握力や上体起こしなどの八種目の実技のほか、運動習慣などを聞きます児童生徒質問紙調査、さらには体力向上に係ります取り組み実施状況を聞きます学校質問紙調査を実施しております。  平成三十年度体力運動能力調査結果の概要につきましては、一ページ六に記載をしておりますが、二ページの折れ線グラフ説明をいたします。二ページをお開きください。このグラフは、本調査が開始をされました平成二十年度からの全国本県体力合計点の推移をあらわしております。赤色点線全国平均値青色実線県平均値の推移でございます。まず、全国状況でございます。赤色点線ですが、平成二十年度調査開始以降における比較でございますが、小学校五年生の男子は横ばい、三段目でございますが、中学校男子は若干の向上傾向、小・中の女子、いずれも向上傾向でございます。なお、この全国状況につきましては、中学校男子及び小学校中学校女子については、平成二十年度の本調査開始以降最高値でございました。次に、本県状況でございます。青色実線でございますが、本年度は、小・中学校男女全ての区分で過去最高値となりまして、全国平均値を上回っております。小学校男子は四年連続小学校女子は二年連続中学校男子は三年連続中学校女子につきましても二年連続全国平均値を上回っております。これまでの本県施策目標は、平成三十三年度をめどに全国平均値を上回るとしておりましたが、昨年度目標を達成したということでございますので、今年度からは、毎年全国平均値を上回ることとしておるところでございます。  次に、三ページをごらんください。これは、県内七地区体力合計点平均値状況を示しております。白のグラフ、左側が昨年度数値、黄色のグラフが本年度数値となっております。青色実線が県の平均値赤色点線全国平均値をあらわしております。小学校男子につきましては、福岡北九州京築政令市の四つの地区で昨年度数値を上回っております。また、全地区全国平均値を上回っておるところでございます。小学校女子につきましては、全ての地区で昨年度数値を上回っておりまして、京築地区以外の地区全国平均値と同等もしくは上回っております。中学校男子につきましては、南筑後以外の地区が昨年度以上の数値となっており、全ての地区全国平均値を上回っております。なお、南筑後につきましては、昨年度に二ポイント以上大きく数値を上げておりまして、ここ数年改善傾向にあると捉えておるところでございます。中学校女子につきましては、全ての地区で昨年度数値を上回っておりまして、福岡北筑後南筑後政令市の四地区全国平均値を上回っております。  次に、四ページをお開きください。これは、児童生徒に対して行いました質問紙調査において、学校体育保健体育授業以外に、休み時間、昼休み、放課後、家庭で運動スポーツを行った一週間の合計時間をそれぞれあらわしたものでございます。本県児童生徒は、赤枠、右側に示しておりますが、一週間の総運動時間が六十分未満の割合、いわゆる運動を余りしていないという割合でございますが、全国と比較をしますと、小学校男子は同等でございますが、それ以外では全国よりも高い割合であることがわかります。特に中学校女子については、全国割合よりも二・七%高い状況が見られております。平成三十年度福岡教育施策実施計画、下に明記しておりますが、これにおいては、子供運動習慣の定着を図る指標としまして、学校体育授業以外で週三日以上運動スポーツをする児童生徒割合を五〇%と設定をしておりましたが、平成二十九年度時点では四七・四%と目標には至っていない状況がございます。上の表の観点とは違いますが、同じ運動習慣化という視点から、今後は、運動習慣の定着に向けまして、一週間の運動時間が六十分未満の児童生徒割合を減らしていくことが重要であると考えております。  続いて五ページをごらんください。これは、児童生徒に対して行いました質問紙調査において、運動スポーツが好きかといった運動スポーツに対します肯定感をあらわしたものでございます。本県児童生徒運動スポーツが好きと回答した割合、これは赤い色の部分でございますが、小・中学校男子全国よりも高く、小・中学校女子は低いということがわかります。これも下に明記しておりますが、第二期スポーツ基本計画におきまして、中学生の数値目標として、スポーツが嫌いな生徒割合を八%以下にするということが示されております。本県では、小学校五年生だけがこの目標を達成している状況でございますが、先ほど述べました運動習慣化に向けては、まずはこの児童生徒に対します体育保健体育授業を中核としながら、運動スポーツが好きという肯定的な意識を育んでいくことが必要であると考えております。  以上、説明しましたとおり、今回の結果から、本県児童生徒体力は継続して改善傾向にあるということが見受けられまして、これまでの十年間の取り組みが成果としてあらわれてきているのではないかと考えております。具体的には、体力向上に係ります取り組みは、県の教育委員会だけでなく、各教育事務所市町村教育委員会による各学校への継続的な指導福岡体育研究所福岡スポーツ振興センターなどによります調査分析などさまざまな関係機関が連携をしまして、県下一斉の取り組みとして浸透徹底が図られてきたことが要因であると考えております。そのことによりまして、各学校において教職員や子供体力向上に対します意識が高まり、一校一取組運動など体力向上に係ります取り組みが充実をしてきていると捉えております。なお、県教育委員会としましては、体力向上方策等を通しまして、単に体力テストの点数だけを上げることを目標、目指しているということではございませんで、私たちの本来の目的は、本県子供たち運動への動機づけや習慣化を図りまして、運動が好きな子供たちになってもらいまして、生涯にわたって豊かなスポーツライフへと導くことであると考えております。  終わりに、今後、児童生徒学校に対します質問紙の結果と体力との関係性など詳細な分析はこれからでございます。詳細な分析をまとめた報告書を今年度中にまとめる予定としております。説明をしましたとおり、女子を中心とした運動習慣の定着など、まだまだ課題も残っておりまして、これらの成果と課題を踏まえ、今後とも本県子供たちのさらなる体力向上に向けましてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。以上で、説明を終わります。 3 ◯川端耕一委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はございませんか。神崎委員。 4 ◯神崎 聡委員 ありがとうございました。ちょっとだけ質問させていただきたいんですけど、今、いろいろ働き方改革も言われていますけど、部活動と、この体育運動向上分析というのは、詳しい分析は今年度末ということですけれども、今までずっと取り組んで分析されている中で、どのような関係になっているのか。  それと、指導者が外部からということもこれから考えていくということだとは思うんですけれども、やはり学校の先生が部活動の中で、授業以外で取り組むことによって、結局生徒と先生の人間関係というか、運動が好きとか嫌いとかいうのも、指導者によるところも大きいんだと思うんですよ。そういった意味で、今の時代がそういう方向じゃない、働き方改革の中で、今後の考え方というか、県としての考え方をお聞かせいただきたいと思います。 5 ◯川端耕一委員長 寺崎体育スポーツ健康課長
    6 ◯寺崎体育スポーツ健康課長 まず、運動部活動との関係ということでございますが、これは、端的に言いますと、運動部に加入している子供たち入部率体力関係ということになろうかと思いますが、まず端的に入部率だけで言いますと、本年度入部率全国中学校子供さん方、男女合わせて六一・八九%、福岡県の場合は五八・五九%ということで、入部率は低いということでございます。今、手元にはございませんが、過去の分析等の記憶から申しますと、やはり運動入部率が高いところは体力も高いという傾向がございますので、私どもも、これまでもそういった入部率を上げる取り組みをやってまいりましたが、今後ともやっていく必要があると思っております。  それから、外部指導者による指導等が入ってきて、今後、いわゆる地域部活動が委ねられるんじゃないかというようなことも含めての御指摘ではないかなと思っておりますが、まず、外部指導者につきましては、本年度から部活動指導員という形で、単独で引率ができる役割を持った方にお願いをしておるところでございまして、外部指導者がそれに移行をした初めての年でございます。また、部活動というのは、やはり学級や授業とはまた違った一面を顧問の先生から子供たちを多角的に見られるという、そして、心と心の交流があるというすばらしい価値があるものであると認識しております。これが外部指導者、あるいは今、働き方改革の中で地域へというお話も国のほうでは出てきつつございます。本県では、まだそこまではいっておりませんで、今、運動部活動調査研究委員会というのを立ち上げまして、先般、運動部活動ガイドライン、国のガイドラインに沿った県の運動部活動の指針を作成したところでございます。その運動部活動調査研究委員会の中で、福岡県としての今後の部活動のあり方について、今後検討していくということで、ことしから来年にかけて論議をしていくという予定にしておるところでございます。以上でございます。 7 ◯川端耕一委員長 そのほかにございませんか。森下委員。 8 ◯森下博司委員 一つ、二つ、要望も交えてちょっと質問ですけど、冒頭、課長のほうから、今から詳細な分析をされるというから、具体的な質問は避けますけど、気になっているのが、やっぱり三ページの中学校女子の筑豊と京築、前年よりもよくなったとはいえ、全国平均を下回っている地域北九州北筑後もあるんだけど、特に筑豊、京築、ここにおいてはもっと詳細な分析をして、何が足りないのか、何が原因なのかは調査すべきじゃないかと私は思いますが、これは回答せんでいいんですけども、分析の中で、特に特化してここはお願いしたいなと思います。  もう一つは、一ページに戻って、調査事項の実技に関する調査、この八項目がありますよね。これをしてもらっての結果だと思うんだけど、六番目に八種目合計点、十点掛ける八種目八十点と、この平均値を比較しているんだけど、握力とか上体起こしとか、これは意味があってこの八項目を選んでいると思うんだけど、これの詳細というか、例えば上体起こしなんかは力強さとか、粘り強さとかいったところを見るのかなと思うんだけど、ここのところをもう少し把握しないと、その子供に対する何が足りないのかというのは、明確に、その学校自体の問題なのか地域なのか本人なのか、ここを、何ていうか、調査する場合に、しっかり分析すると、よりいい形の対応策改善策というのが出てくるんじゃないかなとは思います。いずれにしろ、全体が全部上がったということに関しては、指導者、また教員の努力のたまものだと思ってます。それは評価するんだけど、課長から悪いところの評価が何もされなかったので、今からきちっとされるということを信じて、質問はもうしません。要望としておきます。 9 ◯川端耕一委員長 そのほかにございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 10 ◯川端耕一委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 11 ◯川端耕一委員長 特にないようですので、次に進みます。  「今後の委員会活動について」でありますが、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 12 ◯川端耕一委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。加地邦雄委員仁戸田元氣委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の議事は全て終了いたしました。  これをもちまして文教委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。    午 後 三 時 十 九 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...