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  1. 愛媛県議会 2018-10-02
    平成30年農林水産委員会(10月 2日)


    取得元: 愛媛県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    平成30年農林水産委員会(10月 2日) 農林水産委員会会議録   〇開催年月日  平成30年10月2日(火) 〇開会時刻   午前   9時59分 〇閉会時刻   午前   10時19分 〇場所     農林水産委員会室審査調査事項等  〇 第359回定例会平成30年9月)提出議案   −件名は別添「農林水産委員会日程」のとおり− 〇出席委員[7人]  委員長     松下  行吉  副委員長    塩出   崇  委員      菊池  伸英  委員      徳永  繁樹  委員      中   政勝  委員      村上   要  委員      森高  康行
    欠席委員[0人] 〇その他の出席者[0人] 〇出席理事者[20人]  農林水産部長      田所  竜二  農政企画局長      大北   秀  営業本部長      八木  一成  農業振興局長      道菅   稔  農業振興局技術監    菊池  洋之  森林局長        佐々木 秀和  水産局長        馬越  史朗  農政課長        鶴村  幸弘  営業本部マネージャー  矢野  悌二  農地担い手対策室長  久保田  誠  農業経済課長      藤井  大輔  ブランド戦略課長    高岡  哲也  農地整備課長      小崎  勝次  農産園芸課長      山本  浩二  畜産課長        佐伯  拡三  林業政策課長      西浦  政隆  森林整備課長      尾花  充彦  漁政課長        芳我  保男  水産課長        前原   務  漁港課長        中川  新六               午前9時59分 開会 ○(松下行吉委員長) ただいまから、農林水産委員会開会いたします。  初めに、八十島営業本部長は、本日、都合により欠席する旨の連絡がありましたので、お知らせいたします。  これより議事に入ります。  本日の会議録署名者徳永繁樹委員、中政勝委員を指名いたします。  定第100号議案、定第117号議案、定第121号議案及び定第123号議案一括議題として審査を行います。  委員皆さん、昨日に引き続き、所管事項も含めて質問はありませんか。 ○(森高康行委員) きのう、近大マグロ養殖が全滅したんですよね、何かスマも全部死んだようですけれどもと聞かれて答えられなかったんで、ぜひ聞きたいと思うんですが、7月の豪雨災害赤潮等でどんな被害が出ておるのか、この際ちょっと明らかにしていただけたらと思うんですが。 ○(漁政課長) 今回の豪雨によります水産物被害額は約1億8,000万円となっております。また、同時期に発生いたしました赤潮による被害額は約2億3,000万円となっております。両方合わせまして約4億1,000万円となっておりまして、全体の被害額で見れば、平成28年の海面漁業養殖業の総生産額が約913億円に上る本県水産業に与える影響は限定的でないかと考えております。  ただ、被災した地域によりましては、経営に深刻な打撃を受けた漁業者もいらっしゃいます。特に被害の大きかった宇和島市吉田町では、豪雨赤潮を合わせた水産物被害額が約1億3,000万円と、県全体の3割以上を占めてございます。作業場や冷蔵施設などの被害も出ておりまして、中には被害額が数千万円に上るなど、経営継続が危惧される漁業者もあるというような状況になっております。 ○(森高康行委員) よくわかりましたが、今回の災害本県マグロスマは生きておるのかどうか、聞かれたので。 ○(水産課長) 今年度は、6月中旬ぐらいからカレニア・ミキモトイという有害赤潮が発生いたしましたが、豪雨以降、沖合域に拡散し、沿岸域に戻ることで宇和海全域赤潮被害が及んだということでございます。この沿岸域に戻ってきた赤潮により愛南町でも被害が発生し、養殖中のマグロスマについて若干のへい死が見られたということですが、試験養殖中のスマにつきましては、100尾、200尾という単位の数でおさまったということでございます。マグロにつきましては、もう少し規模は大きいですけれども、1,000尾程度のへい死だったと聞いております。 ○(森高康行委員) そういう意味でフェイクニュースというか、愛媛養殖がだめになったみたいだと捉えておる県民がおったということは、ニュース等でしっかり正しく伝わってないのかなと思いますけれども、ただ今回、台風が上陸しなかったものの3つ連続して来たということは、やはり山のものが海に入ったり、海の環境が変わったりということで、じわじわと影響が出てくることも懸念されるんじゃないかなとも思いますので、気候変動期に入って、例年のことが余り役に立たぬと、何があるかわからぬという構えを養殖研究機関にはぜひ持っていただきたいなということを要望しておきたいと思います。 ○(松下行吉委員長) 要望ということでよろしくお願いいたします。  ほかに。 ○(徳永繁樹委員) 先々月でしたか、東京ビッグサイトでインターナショナル・シーフードショー開催されまして、私も視察に行かせていただきました。水産王国愛媛というのを存分に誇示していただいたなと思っておりまして、他県の方々からは、愛媛県というのは行政を挙げて、かなりの思いを持ってやってくれているよね、うらやましいよねというようなお話もありました。出展に対しての思いであったりとか、あそこでいろんな果実というのもあったんだろうと思うんですけれども、出展の結果、そして今後の見通し、このあたりについてお聞かせをいただきたいんですけれども。 ○(漁政課長) 委員質問の件でございますけれども、細かい数字の方は、今、精査中でございますが、出展数は19業者で、昨年が18業者でしたので1業者ふえております。  県としても積極的に出て行って支援をしているんですけれども、特にことし注目を浴びましたのが、済美高校女生徒さんと魚島村漁協さんのコラボでつくりました「梅たころっけ」、そういうのを宣伝していただいておったんですけれども、女生徒さんということと、ちょうどあの時期、甲子園で済美高校が活躍されておりましたので、端で聞いておりましたら、ああ知っとるよというような声がありまして、非常にPR効果といいますか、ちょっと言葉は変ですけれども誇らしい気持ちになったところでございます。  今回で、たしかシーフードショーへの出展は6回目だったと思うんですけれども、やはりああいう東京の有名なところで、全国から関係者が集まった中でやっていくというのは、いろいろな意味効果があると思いますので、今後も引き続いて積極的に連携してやっていきたいと考えております。 ○(徳永繁樹委員) ありがとうございます。  確かに世はJKかなというふうに私も思って、すごく人だかりができていまして、分け入ったら「梅たころっけ」だったということで、それはそれで広報という意味ではよかったのかなと思うんですけれども、やはりあれだけの大仕掛け行政もバックアップをしているわけなので、消費者の志向であったりマッチングであったり、そのあたりの検証というのも必要なのかなと思うんですが、このあたりについてはどんな感じでしょうか。 ○(漁政課長) おっしゃられましたように、あれだけの大きい展示ですので、どのような効果があったかとか、そういうものは検証していかなければならないし、毎年させていただいているところでございます。  よく言われますように、最近はいわゆる生産者の方がつくったものを消費者に押しつける、プロダクトアウトじゃなくてマーケットイン消費者がどういうものを求めているかというようなことが大事ではなかろうかと思います。ああいうところに行きますと、いろいろな方がやってこられて、それぞれ貴重な御意見もあるし、夜はちょっと反省会みたいなことをやったんですけれども、こちらから出て行かれた業者さんからも、それぞれ御自身のところの考え方、アピールする点や、ほかの人と一緒になったときにこういうふうに力を入れていったらいいんではなかろうか、引き続きやっていきたいというような意見が多々出てまいりましたので、そこら辺は十分検証して、マンネリ化するんではなくて、毎年深化させていきたいなと考えております。 ○(営業本部マネージャー) 先ほどのシーフードショー以外にも、営業本部でも、例えばギフトショー食品系、非食品系、あるいはインテリアライフ、これは非食品系なんですけれども、継続して出展して、スゴ味事業者、すごモノ事業者さんにも参加していただいております。  こういった展示会というのは、短期間の量販店とか百貨店の催事と違いまして、継続的なバイヤーとの取引につながりますことから非常に効果が高いと考えております。そういったところへの出展の品ですとか、参加した事業者の反応を見させていただきながら、次はどういった仕掛けをするか、そこは継続的な成約につながるような形で、営業本部の方も検証して営業活動を進めていっているところです。 ○(徳永繁樹委員) もう最後にしますけれども、あの場所というのは、本当に最新の冷凍技術であったり加工技術であったり、いろんなもののエキスが詰まった商品が陳列されていたと思いますので、確かに愛媛県のものを売っていくということもそうなんですけれども、大いなる学びと気づきの場所なんだろうなと思いますので、いろんなものを持って帰っていただいて、愛媛県の中で縦横の展開をしていただきますように、改めて要望させていただきたいと思います。 ○(松下行吉委員長) ほかに御質問はありませんか。 ○(菊池伸英委員) 漁協のことについてお尋ねします。  漁業協同組合の団体の統合とか廃合の話が出ていたと思うんですけれども、どんな現状ですか。 ○(漁政課長) 今、漁協につきましては、御案内のように県1漁協ということで、県漁連が主体となりまして合併の調整を行っております。現在は、それぞれの漁協1つになりますので、それぞれの漁協資産状態調整していかなければいけないものですから、平成28年度の決算平成29年度の決算に基づく資産査定を行っておりまして、その査定基準等をつくって、どのように調整するかというのを財産面ではやっております。  あと、そこら辺も踏まえまして、今後、県1漁協になりましたらどういうふうなメリットがあるのかとか、本県水産業の場合は浜ごと文化がございますので、大きく1つになった場合でも、そこら辺の文化はきちんと生かされていくようなシステムになりますよと、皆さんが御心配されておるようなことにつきましては、そのようなことはございませんよと、皆さん一緒にやりましょうよというような方向で、現在のところ大体スケジュールどおり進んでいると考えております。 ○(松下行吉委員長) 菊池委員、よろしいでしょうか。 ○(菊池伸英委員) はい。 ○(松下行吉委員長) そのほかございますか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(松下行吉委員長) それでは、質疑等もないようですので、採決を行います。  まず、定第100号議案平成30年度愛媛一般会計補正予算(第5号)中、歳出第6款、第11款関係分議題とし、本件原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                〔全員挙手〕 ○(松下行吉委員長) 全員挙手と認めます。  よって、定第100号議案原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第117号議案平成30年度県営土地改良事業負担金の額の変更についてを議題とし、本件原案のとおり可決することに賛成委員挙手を願います。                〔全員挙手〕 ○(松下行吉委員長) 全員挙手と認めます。  よって、定第117号議案原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第121号議案専決処分承認について(平成30年度愛媛一般会計補正予算(第4号))中、歳出第6款、繰越明許費関係分議題とし、本件承認することに賛成委員挙手を願います。                〔全員挙手〕 ○(松下行吉委員長) 全員挙手と認めます。  よって、定第121号議案承認することに決定いたしました。  次に、定第123号議案専決処分承認について(平成30年度愛媛国営農業水利事業負担金特別会計補正予算(第1号))を議題とし、本件承認することに賛成委員挙手を願います。                〔全員挙手〕 ○(松下行吉委員長) 全員挙手と認めます。  よって、定第123号議案承認することに決定いたしました。  以上で当委員会に付託されました議案審査を全て終了いたしました。  なお、委員長報告につきましては、私に一任いただくことで御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(松下行吉委員長) 御異議ないものと認め、そのとおりに決定いたします。  次に、閉会中の継続審査承認要求についてであります。  お手元にお配りしております要求書を提出することで御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(松下行吉委員長) 御異議ないものと認め、そのとおりに決定いたします。  次に、さきの正副委員長会議において決定及び報告されました主な事項について申し上げます。  まず、閉会中の委員会の日程ですが、常任委員会は10月23日火曜日午前10時から一斉開催とし、決算特別委員会を除く4特別委員会は、地方創生産業基盤強化特別委員会が10月22日月曜日午前10時から、エネルギー・危機管理対策特別委員会が10月24日水曜日午前10時から、行政改革地方分権特別委員会が10月26日金曜日午前10時から、少子高齢化人口問題調査特別委員会が10月25日木曜日午後1時から開催することが決定されました。  また、決算特別委員会については、10月29日月曜日午前10時から普通会計及び企業会計総括審査並びに前年度の審査過程で出された主な意見への対応状況報告質疑、10月31日水曜日午前10時から常任委員会を一斉開催部局別決算調査、11月22日木曜日午前10時から審査現地視察採決日程開催する。  なお、現地視察については、実施の有無も含め委員長一任となったことが報告されました。  次に、常任委員会県外視察についてですが、当初、7月下旬の実施決定していた県外視察は、直前に豪雨災害が発生したことに伴い延期しておりましたが、復旧・復興も進んできていることから改めて日程調整を行い、来年1月15日火曜日から18日金曜日の間に2泊3日の日程実施することが決定されました。  視察先日程等詳細につきましては、私に一任願うことで御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(松下行吉委員長) 御異議ないものと認め、そのとおりに決定いたします。  内容が固まり次第、御連絡を申し上げますので、委員皆さんの御参加をお願いいたします。  正副委員長会議での主な決定事項等は以上であります。  以上をもちまして、農林水産委員会閉会いたします。               午前10時19分 閉会...