• "三宅委員"(/)
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  1. 愛媛県議会 2018-07-31
    平成30年建設委員会( 7月31日)


    取得元: 愛媛県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    平成30年建設委員会( 7月31日) 建設委員会会議録   〇開催年月日 平成30年7月31日(火) 〇開会時刻  午前  10時26分 〇閉会時刻  午前  11時1分 〇場所    建設委員会室審査調査事項等  〇 第358回臨時会平成30年7月)提出議案   - 件名は別添「建設委員会日程」のとおり - 〇出席委員[7人]  委員長     兵頭   竜  副委員長    松井  宏治  委員      戒能 潤之介  委員      武井 多佳子  委員      中田   廣  委員      中畑  保一  委員      三宅  浩正
    欠席委員[0人] 〇その他の出席者[0人] 〇出席理事者[12人]  土木部長        杉本   寧  土木管理局長      橋本  珠樹  技術監         平野  明徳  河川港湾局長      山下  勝徳  道路都市局長      加藤  嘉朗  土木管理課長      江里  寿樹  技術企画室長      白石  昌史  河川課長        野間  俊男  港湾海岸課長      九鬼  和寛  砂防課長        清家  伸二  道路維持課長      向井  恒好  建築住宅課長      山下  道和               午前10時26分 開会 ○(兵頭竜委員長) ただいまから、建設委員会開会いたします。  これより議事に入ります。  本日の会議録署名者戒能潤介委員武井多佳子委員を指名いたします。  本日は臨時会中の委員会でありますので、付託議案に限って審査を行います。  それでは、臨第92号議案について審査を行います。  理事者説明を求めます。 ○(土木管理課長) それでは、土木管理課より、臨第92号議案平成30年度一般会計補正予算のうち、土木管理課分について御説明いたします。  資料3の51ページをお願いいたします。  土木総務費でございます。  1の災害関連土砂撤去支援費は、市町等からの依頼に基づきまして、建設業団体が行う土砂撤去運搬活動におけるダンプ等大型運搬車両の使用に係る実費相当額の一部を支援するものでございます。  これによりまして、土木管理課の7月補正予算額は693万円、補正後の予算総額は40億8,517万8,000円となります。  以上で、土木管理課説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(河川課長) それでは、河川課より、臨第92号議案平成30年度一般会計補正予算のうち、河川課分について御説明いたします。  資料3の56ページをお開き願います。  初めに、河川改良費でございます。  1は、平成30年7月豪雨により氾濫及び氾濫危険性があった西予市肱川など、35カ所で河床掘削等を実施する経費でございます。  次に、土木災害復旧費でございます。  1は、平成30年7月豪雨により発生した公共土木施設災害復旧に要する経費であり、平成30年度に80%の復旧が図れる費用計上しております。  2は、平成30年7月豪雨により発生した公共土木施設災害復旧事業のうち、国庫補助対象とならない測量設計委託に要する経費でございます。  最後に、港湾災害復旧費でございます。  1は、平成30年7月豪雨により発生した公共港湾施設災害復旧に要する経費でございます。  これにより、河川課の7月補正予算額は174億8,790万円で、補正後の予算総額は290億508万2,000円となります。  続きまして、繰越明許費補正について御説明いたします。  資料1の9ページをお開きください。  下から2番目の土木災害復旧費につきましては、先ほど御説明いたしました補正予算のうち、160億円を公共事業分繰越見込額として追加計上しており、補正後の繰越明許費は218億3,751万9,000円となります。  また、その下の港湾災害復旧費につきましても、先ほど御説明しました補正予算3,990万円を公共事業分繰越見込額として追加計上しており、補正後の繰越明許費は1億3,990万円となります。  以上で、河川課説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○(港湾海岸課長) それでは、港湾海岸課より、臨第92号議案平成30年度一般会計補正予算のうち、港湾海岸課分について御説明いたします。  資料3の59ページをお開き願います。  海岸保全費です。  1の災害関連漂着流木等処理対策事業費は、平成30年7月豪雨影響により堆積した漂着流木等の除去を行うための経費であります。  これにより、港湾海岸課の7月補正予算額は1,500万円で、補正後の予算総額は61億3,412万円となります。  以上で、港湾海岸課説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○(砂防課長) それでは、砂防課より、臨第92号議案平成30年度一般会計補正予算のうち、砂防課分について御説明いたします。  資料3の64ページをお開き願います。  砂防費でございます。  1の災害関連緊急砂防事業費、2の災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業費は、平成30年7月豪雨により県下全域に多数の土砂災害が発生し、多大な被害をもたらしていることから、緊急に砂防施設設置工事を施工し、再度災害防止を図るための経費であります。  3の災害関連緊急がけ崩れ対策事業補助金は、平成30年7月豪雨により崖崩れが発生した箇所について、市町が実施するがけ崩れ防災対策事業に対する県補助金であります。  4の土砂災害関連応急対策事業費は、平成30年7月豪雨により土砂災害が発生した箇所について、砂防施設設置工事の着手までに応急対策工事等を施工するほか、砂防施設除石を行い、災害防止を図るための経費であります。  これにより、砂防課の7月補正予算額は98億6,000万円で、補正後の予算総額は165億5,491万6,000円となります。  続きまして、繰越明許費補正について御説明いたします。  資料1の9ページをお開き願います。  上から2番目の砂防費につきましては、先ほど御説明しました補正予算のうち、94億2,178万8,000円を公共事業分繰越見込額として追加計上しており、補正後の繰越明許費は135億9,824万7,000円となります。  以上で、砂防課説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○(道路維持課長) それでは、道路維持課より、臨第92号議案平成30年度一般会計補正予算のうち、道路維持課分について御説明いたします。  資料3の67ページをお開き願います。  道路橋りょう維持費でございます。  1の大規模災害緊急道路啓開等事業費は、平成30年7月豪雨により一般交通や避難・救助、物資輸送支障を生じている道路施設について、崩土倒木撤去等啓開対策を緊急的に実施するとともに、機能不全となっている道路施設復旧し、再度災害防止を図るための経費であります。  これにより、道路維持課の7月補正予算額は3億4,408万円で、補正後の予算総額は134億4,878万3,000円となります。  以上で、道路維持課説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○(建築住宅課長) それでは、建築住宅課より、臨第92号議案平成30年度一般会計補正予算のうち、建築住宅課分について御説明いたします。  同じく資料3の72ページをお開き願います。  県有施設災害復旧費でございます。  1の県営住宅災害復旧費は、7月の豪雨災害により浸水被害を受けた県営住宅大洲東団地の1階住戸等復旧に係る経費でございます。  これにより、建築住宅課の7月補正予算額は3,010万円で、補正後の予算総額は11億93万円となります。  以上で、建築住宅課説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○(兵頭竜委員長) 以上で、理事者説明が終わりました。  委員皆さん議案に関する質疑はありませんか。 ○(三宅浩正委員) まずは、先ほど御説明いただきました公共土木施設災害復旧費について質問をいたしたいと思います。  今回の豪雨災害で多くの県民の命が失われたということであります。各地では非常に甚大な被害も発生しているのですけれども、そんな中、先ほどの御説明の中に公共土木施設災害復旧費計上をされております。  まず、1点目、伺いたいのですが、今の県内における被害発生状況について御説明をいただけたらなと思います。 ○(河川課長) 委員お尋ね公共土木施設被害発生数状況でございますけれども、県の公共土木施設災害につきましては1,372カ所で、約202億円、それから市町の管理する施設災害としまして925カ所、約116億円となっております。合わせまして、2,297カ所、約318億円となっておりまして、これは平成に入って最大でありました平成16年度を上回るものとなっております。一つ気象現象としましては、統計が残っております昭和28年以降、過去、ことしを入れて66年間になりますけれども、最も被害の大きかった昭和51年の台風第17号の被害額、約262億円を上回る過去最大級の甚大な被害となっているという状況でございます。 ○(三宅浩正委員) 本当に大変な被害で、一つ一つというのは大変なのかもしれないのですが、それでも一刻も早く復旧することで県民の安全・安心を確保するということが非常に大事だと思います。復旧に向けて、今後、どのようにお取り組みになるのか、聞かせていただけませんか。 ○(河川課長) これらの多数多額の災害復旧を進めるためには、まず国の実地調査、通称、我々は災害査定と呼んでおりますけれども、実地調査を行う必要がございます。  また、今後の台風などによる二次災害防止するため、損壊した護岸部分大型土のうを設置し補強するなど、緊急対応が必要な箇所につきましては、査定に先駆けて直ちに応急工事に着手しているところでございます。  災害査定につきましては、来週8月7日から開始する予定としておりまして、年内に先ほどの約2,300カ所全ての査定を終えるよう、現在、県、関係市町が一丸となって査定の準備に取り組んでいるところでございます。  なお、災害査定が終わり次第、順次復旧工事を発注し、一日も早い公共土木施設復旧を図りまして、県民の安全・安心確保に努めてまいりたいと考えております。 ○(三宅浩正委員) どうもありがとうございました。  続いての質問をしたいのですけれども、災害関連漂着流木、これらの処理対策事業費についても今回計上されています。発災以降、被災されたところの県民皆さんの声を我々も実際の場で聞きながら、いろいろな現地にも赴いて見てまいりました。ちょうど昨日だったのですけれども、私の地元の松山市に梅津寺という海岸がありますが、そこの住民の方から、梅津寺が、もう長年住んでいるけれども、近年見たこともないほど、目を覆いたくなるような状況になっている、どうしたらいいのだろうというお話がありまして、すぐに担当部局の方には御連絡を申し上げたところであります。まさにそれの関連でございまして、海岸にも本当にたくさんの流木ごみが打ち上げられ、海水浴場とはとても思えない光景で、海面にも大きい流木がたくさん浮いていて、本当に目をふさぎたくなるような光景でありました。  今回、豪雨で大量の流木各地港湾海岸に流れ着いているとお聞きをしておりまして、このことで港湾施設の利用への影響が相当懸念されている、また、海水浴場支障があるということです。県として早期対策を講じていただかねばならないと考えておりますけれども、今回計上していただいている補正予算でどのように対応をいただくお考えなのか、お聞かせいただけたらと思います。 ○(港湾海岸課長) 今回の災害土木部が所管いたします港湾海岸施設での、そういった漂着流木被害でございますけれども、まず愛南町の御荘港の泊地におきまして約800立米流木、川から流出しましたアシ等が漂着しまして、小型船の入港や接岸の支障になっているため、撤去処分費を今回800万円計上させていただいております。これにつきましては、急ぎますので、7月17日までに撤去を完了しております。  今治市の富田海岸など4海岸につきましては、約10キロにわたりまして約800立米流木等が出ておりますので、それについては県単予算で今回、撤去処分費として1,500万円計上させていただいております。  それから、海岸ではなくて沖まで流れた、普通海域流木漂着ごみ回収につきましては、国土交通省地方整備局回収船いしづち」に現在作業を行っていただいておりまして、7月8日から27日までの間に、伊予灘の重信川の河口から興居島周辺、双海町の沖、釣島周辺安芸灘等において、約920立米撤去していただいております。今治周辺もまだ多いということなので、ほかの、香川県や徳島県の国土交通省が所有する回収船にも援助いただきまして、日々、撤去をしていただいております。  今、委員の方から話がございました梅津寺など、松山港港内の海岸に漂着した流木ごみにつきましては、この回収船では、水深が浅く、ちょっと回収はできないような状況だったのですけれども、このたびの台風で沖に一部流れたので、それにつきましては、松山港湾空港整備事務所国土交通省の方と話をいたしまして、そちらの方で撤去していただきますし、海岸に残った分については、県単予算で除去するようにしております。  以上でございます。 ○(三宅浩正委員) 御説明ありがとうございます。どうぞよろしくお願いをしたいと思います。  最後に1点。前回の委員会でも質問した河床掘削の件なのですけれども、今回も災害関連の緊急の河床掘削事業費ということで計上をいただいております。今回の豪雨災害でも、本当に浸水被害が大変だったわけでありまして、多くの河川土砂堆積をしています。これから大変な台風ラッシュの時期を控えて、河川氾濫防止、これは早急な河床掘削を行うということが大事だと思いますし、そうすることで治水機能を回復させる必要があると思います。今回、これの事業費計上していただいているのですけれども、どのように取り組んでいただく内容になっているのか、お聞かせをいただけたらと思います。 ○(河川課長) 今回、記録的な豪雨によりまして南予地域を中心に県内の多くの河川氾濫し、甚大な浸水被害が発生しております。それとともに、洪水により土砂が流出して異常堆積しておりまして、今後の台風等の出水に備えて、再度、氾濫防止対策が必要になっています。  このため、今回の補正予算緊急対策としまして4億4,800万円を計上し、河川内に堆積した土砂撤去して、河川の断面を確保する河床掘削を実施したいと考えております。  具体的には、南予地域肱川、広見川、それから愛南町の惣川など、実際に氾濫した河川、それから宇和島市の須賀川など、氾濫危険水位を超過して氾濫危険性が高かった河川について、流下能力向上対策として即効性の高い河床掘削を実施しまして、再度災害防止に努めてまいりたいと考えております。
    ○(三宅浩正委員) これで終わります。 ○(武井多佳子委員) それに関連してお伺いしたいのですけれども、緊急で掘削するということなのですが、事業期間はどのぐらいの見込みになるでしょうか。今回、随分流れてきているものも多いように思うのですけれども、大体、いつぐらいにはそれが完了する見込みでしょうか。 ○(河川課長) 予算を認めていただいた後、全部で35カ所ですけれども、すぐ工事を発注しまして、何月何日までという表現はできませんが、これから台風が来ますので、一日でも早く土砂撤去をしたいと考えております。 ○(武井多佳子委員) 8月や9月などの目安もないのですか。全く期間は言えないのですね。 ○(河川課長) 35カ所ありまして、堆積土砂の少ないところは早くとれると思うのですけれども、堆積土砂の多いところは少し時間がかかると思いますが、できるだけ早く撤去したいと考えています。 ○(武井多佳子委員) 砂防費のことについてお伺いしたいのですけれども、かなり予算がついているのですが、私が視察で見せていただいき、壊れていないけれども、砂防ダムを乗り越えて土砂が流出し、砂防ダムがいっぱいになっているところ、あるいは砂防ダム自体が流れ出ているところと、さまざまあるのですけれども、今、砂防ダムの現状全体がどんな状況なのかということがわかっていたら、それを教えていただきたい。その中で今回どういうふうに対応されているのかも、あわせてお答えいただけたらと思います。 ○(砂防課長) まず、今回予算計上させていただいています箇所につきましては、基本的に砂防施設がないところについての計上をさせていただいております。  それから、砂防ダムが、えん堤を乗り越えて、また、えん堤が流れ出したという話がありましたけれども、確かに今回の豪雨は、雨が非常に強かったという関係で、えん堤があったところも土砂流となって乗り越えた箇所もございます。ただそれでもえん堤があることによって一定の効果はあった、なければ、もっと大きな被害になっていたのではないかと考えております。  それと、砂防施設に関しては、えん堤が壊れた箇所はございません。  以上です。 ○(兵頭竜委員長) よろしいですか。 ○(武井多佳子委員) はい、いいです。 ○(兵頭竜委員長) ほかに。 ○(戒能潤介委員) 道路維持課の方の緊急道路啓開という事業費ですが、災害緊急道路の寸断や橋梁が崩壊というような光景を見たのですけれども、まずは、道路早期通常通行ができるように戻していくというのは、これは大事なことだろうと思います。今回の事業費計上し、どのあたりから、どういう形で取り組んでいく予定なのか、具体的に教えていただけたらと思います。 ○(道路維持課長) 今後の本格的な復旧というお話かと思いますが、これまではまず当面、通行どめになっているところを通すということを主眼に置いてまいりました。今後、災害査定を受けまして、用地買収の必要がないようなところから、それから、主要道路と申しますか、緊急輸送道路で被災を受けたような箇所、それから、片側交互通行になっているような箇所の本格的な復旧、こういった順番で進めていきたいというふうに考えております。 ○(戒能潤介委員) ちなみに、今通行どめになっている緊急道路というのはどれぐらいあるかわかりますか。 ○(道路維持課長) 今現在、緊急輸送道路だけではなく、全体では32カ所通行どめという状況になっております。また後で緊急輸送道路については御報告いたします。そういう状況になっております。 ○(兵頭竜委員長) よろしいですか。  ほかに。 ○(砂防課長) 1点、訂正させていただきます。  先ほど今回計上している事業砂防施設はないと答弁いたしましたけれども、土砂災害関連応急対策事業費、基本的に応急対策砂防施設がないところがメーンになってくるのですが、一部に土砂砂防施設に異常堆積して、それを撤去する費用計上しておりますので、訂正させていただきます。 ○(兵頭竜委員長) よろしいですか。  ほかに議題に関する質疑はありませんか。 ○(中田廣委員) 先ほどの三宅委員からありました河床掘削についてなんですけれども、愛南町には、僧都川といって、大きな川があります。昨年、2カ所、河床掘削をしていただいたわけで、氾濫はなかったのですけれども、一本松の満倉地域が1階部分まで水につかったわけでございます。やはり大きな一級河川だけではなく、小さな川が両方ぶつかって、水があふれて、1階部分まで浸水した。ちょっと高台にあるところは、30㎝ぐらい床上浸水が起きたということがありました。そういう小さな川でも、河床掘削や堰をつくるなどというようなことは考えているのでしょうか。 ○(河川課長) 今回、35カ所の中には、肱川のように大きい川もございますし、具体的に、小さい川というのはどれぐらいのイメージと表現するのは難しいのですけれども、非常に小規模な川も含まれておりまして、要は、堆積土砂の著しい箇所ということで算定をさせていただいています。 ○(中田廣委員) 大きな川だけでなく、やはり今回出水したような小さな川においても、河床掘削やえん堤をかさ上げするなどして、こういう災害が起こらないような体制をぜひとっていただきたいと思います。 ○(兵頭竜委員長) 要望で。よろしくお願いします。 ○(道路維持課長) 先ほど戒能委員の御質問の件で、緊急輸送道路通行どめの箇所でございますが、現在、国道197号はじめ5カ所残っております。一部、地すべりの徴候が認められる箇所を除きまして、基本的には8月中には解除できる見通しでございます。 ○(兵頭竜委員長) よろしいですか。  ほかに。 ○(松井宏治委員) 砂防費関係でお尋ねしたいのですけれども、今回、全体で100億円近く対応されていまして、今回の豪雨県内土砂災害土砂崩れ全体で被害箇所が、およそどれぐらいあったのかということと、今回の補正予算で緊急的に、応急的に、そのうちの何割ぐらいが応急対策できることになるのか、もしわかれば教えてください。 ○(砂防課長) 今回の豪雨で発生しました土砂災害につきましては、市町からの報告があった箇所ということになりますが、7月25日時点で237件の報告が上がってきております。これは人家を対象とした崖崩れになります。  そのうち、率では出しておりませんが、災害関連緊急砂防事業で30カ所、それから災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業で12カ所、それと市町が実施します災害関連緊急がけ崩れ対策事業で97カ所を対策することにしております。  以上です。 ○(松井宏治委員) ありがとうございました。  市町が97カ所で、一番大きな数なのですけれども、今回、64ページの3番目では市町に対する補助金計上されていると思います。これらは財政的な支援ということになると思うのですけれども、市町との連携といいますか、どのように県としての役割分担をされて対策をされているのか。例えば人手の足りる市町などは早期復旧するかもしれませんけれども、そうでないところがおくれてくるようなことがないように、県として全体に目配りをしていただけたらと思うのですけれども、それはいかがでしょうか。 ○(砂防課長) まず、災害関連緊急がけ崩れ対策事業補助金についてですけれども、この事業につきましては、これまで、がけ崩れ防災対策事業という通常事業を実施しておりましたが、今回の災害に伴うものに限りまして、補助率を従来の5分の3から4分の3にかさ上げすることとして、今回上程させていただいております。その中に、市町が応急的に二次災害防止するためにやらなくてはならない応急工事、これについても、この補助金の中で計上させていただいております。  それから、県と市町との役割分担についてですけれども、補助事業については市町の方で対応していただくのですが、先ほどの緊急砂防事業や緊急急傾斜地崩壊対策事業は、一義的には個人の方や市町がこれまで行ってきたわけですけれども、今回に限りましては、県の方も市町と連携してやるということで、先ほどの全ての箇所について市町と協議をしまして、この部分は県でする、この部分市町でするということで役割分担を設けまして、できるだけ県の方でできるものはやっていこうという姿勢で取り組んでおります。  以上です。 ○(松井宏治委員) ありがとうございます。  今回、過去最大臨時補正予算ということになっていますし、また、夏、台風シーズンも控えておりますので、ぜひ連携されて、引き続き早目に回復できるようによろしくお願いします。 ○(兵頭竜委員長) よろしくお願いします。  ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(兵頭竜委員長) それでは、質疑もないようなので、採決を行います。  臨第92号議案平成30年度愛媛県一般会計補正予算(第3号)中、歳出第8款、第11款関係分、繰越明許費関係分を議題とし、本件を原案のとおり可決することに賛成の委員は挙手を願います。                〔全員挙手〕 ○(兵頭竜委員長) 全員挙手と認めます。  よって、臨第92号議案は原案のとおり可決決定いたしました。  以上で、当委員会に付託されました議案審査を終了いたしました。  なお、委員長報告につきましては、私に一任いただくことで御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(兵頭竜委員長) 御異議ないものと認め、そのとおりに決定いたします。  次に、閉会中の継続調査承認要求についてであります。お手元にお配りしております要求書を提出することで御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(兵頭竜委員長) 御異議ないものと認め、そのとおりに決定いたします。  それでは、以上をもちまして建設委員会を閉会いたします。               午前11時1分 閉会...