〇
欠席委員[0人]
〇その他の
出席者[0人]
〇
出席理事者[12人]
土木部長 杉本 寧
土木管理局長 橋本 珠樹
技術監 平野 明徳
河川港湾局長 山下 勝徳
道路都市局長 加藤 嘉朗
土木管理課長 江里
寿樹
技術企画室長 白石 昌史
河川課長 野間 俊男
港湾海岸課長 九鬼 和寛
砂防課長 清家 伸二
道路維持課長 向井 恒好
建築住宅課長 山下 道和
午前10時26分
開会
○(
兵頭竜委員長) ただいまから、
建設委員会を
開会いたします。
これより議事に入ります。
本日の
会議録署名者に
戒能潤之
介委員、
武井多佳子委員を指名いたします。
本日は
臨時会中の
委員会でありますので、
付託議案に限って
審査を行います。
それでは、
臨第92
号議案について
審査を行います。
理事者の
説明を求めます。
○(
土木管理課長) それでは、
土木管理課より、
臨第92
号議案平成30年度
一般会計補正予算のうち、
土木管理課分について御
説明いたします。
資料3の51ページをお願いいたします。
土木総務費でございます。
1の
災害関連土砂撤去支援費は、
市町等からの依頼に基づきまして、
建設業団体が行う
土砂の
撤去・
運搬活動における
ダンプ等大型運搬車両の使用に係る
実費相当額の一部を
支援するものでございます。
これによりまして、
土木管理課の7月
補正予算額は693万円、
補正後の
予算総額は40億8,517万8,000円となります。
以上で、
土木管理課の
説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○(
河川課長) それでは、
河川課より、
臨第92
号議案平成30年度
一般会計補正予算のうち、
河川課分について御
説明いたします。
資料3の56ページをお開き願います。
初めに、
河川改良費でございます。
1は、
平成30年7月
豪雨により
氾濫及び
氾濫の
危険性があった
西予市の
肱川など、35カ所で
河床掘削等を実施する
経費でございます。
次に、
土木災害復旧費でございます。
1は、
平成30年7月
豪雨により発生した
公共土木施設災害の
復旧に要する
経費であり、
平成30年度に80%の
復旧が図れる
費用を
計上しております。
2は、
平成30年7月
豪雨により発生した
公共土木施設災害の
復旧事業のうち、
国庫補助の
対象とならない
測量設計委託に要する
経費でございます。
最後に、
港湾災害復旧費でございます。
1は、
平成30年7月
豪雨により発生した
公共港湾施設災害復旧に要する
経費でございます。
これにより、
河川課の7月
補正予算額は174億8,790万円で、
補正後の
予算総額は290億508万2,000円となります。
続きまして、
繰越明許費の
補正について御
説明いたします。
資料1の9ページをお開きください。
下から2番目の
土木災害復旧費につきましては、先ほど御
説明いたしました
補正予算のうち、160億円を
公共事業分繰越見込額として追加
計上しており、
補正後の
繰越明許費は218億3,751万9,000円となります。
また、その下の
港湾災害復旧費につきましても、先ほど御
説明しました
補正予算3,990万円を
公共事業分繰越見込額として追加
計上しており、
補正後の
繰越明許費は1億3,990万円となります。
以上で、
河川課の
説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○(
港湾海岸課長) それでは、
港湾海岸課より、
臨第92
号議案平成30年度
一般会計補正予算のうち、
港湾海岸課分について御
説明いたします。
資料3の59ページをお開き願います。
海岸保全費です。
1の
災害関連漂着流木等処理対策事業費は、
平成30年7月
豪雨の
影響により
堆積した
漂着流木等の除去を行うための
経費であります。
これにより、
港湾海岸課の7月
補正予算額は1,500万円で、
補正後の
予算総額は61億3,412万円となります。
以上で、
港湾海岸課の
説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○(
砂防課長) それでは、
砂防課より、
臨第92
号議案平成30年度
一般会計補正予算のうち、
砂防課分について御
説明いたします。
資料3の64ページをお開き願います。
砂防費でございます。
1の
災害関連緊急砂防事業費、2の
災害関連緊急急
傾斜地崩壊対策事業費は、
平成30年7月
豪雨により
県下全域に多数の
土砂災害が発生し、多大な
被害をもたらしていることから、緊急に
砂防施設の
設置工事を施工し、再度
災害の
防止を図るための
経費であります。
3の
災害関連緊急がけ崩れ対策事業補助金は、
平成30年7月
豪雨により
崖崩れが発生した
箇所について、
市町が実施する
がけ崩れ防災対策事業に対する
県補助金であります。
4の
土砂災害関連応急対策事業費は、
平成30年7月
豪雨により
土砂災害が発生した
箇所について、
砂防施設設置工事の着手までに
応急対策工事等を施工するほか、
砂防施設の
除石を行い、
災害の
防止を図るための
経費であります。
これにより、
砂防課の7月
補正予算額は98億6,000万円で、
補正後の
予算総額は165億5,491万6,000円となります。
続きまして、
繰越明許費の
補正について御
説明いたします。
資料1の9ページをお開き願います。
上から2番目の
砂防費につきましては、先ほど御
説明しました
補正予算のうち、94億2,178万8,000円を
公共事業分繰越見込額として追加
計上しており、
補正後の
繰越明許費は135億9,824万7,000円となります。
以上で、
砂防課の
説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○(
道路維持課長) それでは、
道路維持課より、
臨第92
号議案平成30年度
一般会計補正予算のうち、
道路維持課分について御
説明いたします。
資料3の67ページをお開き願います。
道路橋りょう維持費でございます。
1の大
規模災害緊急道路啓開等事業費は、
平成30年7月
豪雨により
一般交通や避難・救助、
物資輸送に
支障を生じている
道路施設について、
崩土・
倒木撤去等の
啓開対策を緊急的に実施するとともに、
機能不全となっている
道路施設を
復旧し、再度
災害の
防止を図るための
経費であります。
これにより、
道路維持課の7月
補正予算額は3億4,408万円で、
補正後の
予算総額は134億4,878万3,000円となります。
以上で、
道路維持課の
説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○(
建築住宅課長) それでは、
建築住宅課より、
臨第92
号議案平成30年度
一般会計補正予算のうち、
建築住宅課分について御
説明いたします。
同じく
資料3の72ページをお開き願います。
県有施設災害復旧費でございます。
1の
県営住宅災害復旧費は、7月の
豪雨災害により
浸水被害を受けた
県営住宅大洲東団地の1階
住戸等の
復旧に係る
経費でございます。
これにより、
建築住宅課の7月
補正予算額は3,010万円で、
補正後の
予算総額は11億93万円となります。
以上で、
建築住宅課の
説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○(
兵頭竜委員長) 以上で、
理事者の
説明が終わりました。
委員の
皆さん、
議案に関する
質疑はありませんか。
○(
三宅浩正委員) まずは、先ほど御
説明いただきました
公共土木施設の
災害復旧費について
質問をいたしたいと思います。
今回の
豪雨災害で多くの
県民の命が失われたということであります。
各地では非常に甚大な
被害も発生しているのですけれども、そんな中、先ほどの御
説明の中に
公共土木施設の
災害復旧費が
計上をされております。
まず、1点目、伺いたいのですが、今の
県内における
被害の
発生状況について御
説明をいただけたらなと思います。
○(
河川課長)
委員お尋ねの
公共土木施設の
被害の
発生数、
状況でございますけれども、県の
公共土木施設の
災害につきましては1,372カ所で、約202億円、それから
市町の管理する
施設の
災害としまして925カ所、約116億円となっております。合わせまして、2,297カ所、約318億円となっておりまして、これは
平成に入って
最大でありました
平成16年度を上回るものとなっております。
一つの
気象現象としましては、統計が残っております
昭和28年以降、過去、ことしを入れて66年間になりますけれども、最も
被害の大きかった
昭和51年の
台風第17号の
被害額、約262億円を上回る過去
最大級の甚大な
被害となっているという
状況でございます。
○(
三宅浩正委員) 本当に大変な
被害で、
一つ一つというのは大変なのかもしれないのですが、それでも一刻も早く
復旧することで
県民の安全・
安心を確保するということが非常に大事だと思います。
復旧に向けて、今後、どのようにお取り組みになるのか、聞かせていただけませんか。
○(
河川課長) これらの多数多額の
災害復旧を進めるためには、まず国の
実地調査、通称、我々は
災害査定と呼んでおりますけれども、
実地調査を行う必要がございます。
また、今後の
台風などによる二次
災害を
防止するため、損壊した
護岸部分に
大型土のうを設置し補強するなど、
緊急対応が必要な
箇所につきましては、
査定に先駆けて直ちに
応急工事に着手しているところでございます。
災害査定につきましては、来週8月7日から開始する
予定としておりまして、年内に先ほどの約2,300カ所全ての
査定を終えるよう、現在、県、
関係市町が一丸となって
査定の準備に取り組んでいるところでございます。
なお、
災害査定が終わり次第、順次
復旧工事を発注し、一日も早い
公共土木施設の
復旧を図りまして、
県民の安全・
安心確保に努めてまいりたいと考えております。
○(
三宅浩正委員) どうもありがとうございました。
続いての
質問をしたいのですけれども、
災害関連の
漂着流木、これらの
処理の
対策事業費についても今回
計上されています。
発災以降、被災されたところの
県民の
皆さんの声を我々も実際の場で聞きながら、いろいろな現地にも赴いて見てまいりました。ちょうど昨日だったのですけれども、私の地元の
松山市に
梅津寺という
海岸がありますが、そこの住民の方から、
梅津寺が、もう長年住んでいるけれども、近年見たこともないほど、目を覆いたくなるような
状況になっている、どうしたらいいのだろうという
お話がありまして、すぐに
担当部局の方には御連絡を申し上げたところであります。まさにそれの
関連でございまして、
海岸にも本当にたくさんの
流木や
ごみが打ち上げられ、
海水浴場とはとても思えない
光景で、海面にも大きい
流木がたくさん浮いていて、本当に目をふさぎたくなるような
光景でありました。
今回、
豪雨で大量の
流木が
各地の
港湾や
海岸に流れ着いているとお聞きをしておりまして、このことで
港湾施設の利用への
影響が相当懸念されている、また、
海水浴場も
支障があるということです。県として
早期に
対策を講じていただかねばならないと考えておりますけれども、今回
計上していただいている
補正予算でどのように
対応をいただくお考えなのか、お聞かせいただけたらと思います。
○(
港湾海岸課長) 今回の
災害、
土木部が所管いたします
港湾海岸施設での、そういった
漂着流木の
被害でございますけれども、まず
愛南町の御荘港の泊地におきまして約800
立米の
流木、川から流出しました
アシ等が漂着しまして、
小型船の入港や接岸の
支障になっているため、
撤去処分費を今回800万円
計上させていただいております。これにつきましては、急ぎますので、7月17日までに
撤去を完了しております。
今治市の
富田海岸など4
海岸につきましては、約10キロにわたりまして約800
立米の
流木等が出ておりますので、それについては
県単の
予算で今回、
撤去処分費として1,500万円
計上させていただいております。
それから、
海岸ではなくて沖まで流れた、
普通海域の
流木や
漂着ごみの
回収につきましては、
国土交通省の
地方整備局の
回収船「
いしづち」に現在作業を行っていただいておりまして、7月8日から27日までの間に、伊予灘の重信川の河口から
興居島周辺、双海町の沖、
釣島周辺、
安芸灘等において、約920
立米撤去していただいております。
今治周辺もまだ多いということなので、ほかの、香川県や徳島県の
国土交通省が所有する
回収船にも援助いただきまして、日々、
撤去をしていただいております。
今、
委員の方から話がございました
梅津寺など、
松山港港内の
海岸に漂着した
流木や
ごみにつきましては、この
回収船では、水深が浅く、ちょっと
回収はできないような
状況だったのですけれども、このたびの
台風で沖に一部流れたので、それにつきましては、
松山港湾・
空港整備事務所、
国土交通省の方と話をいたしまして、そちらの方で
撤去していただきますし、
海岸に残った分については、
県単の
予算で除去するようにしております。
以上でございます。
○(
三宅浩正委員) 御
説明ありがとうございます。どうぞよろしくお願いをしたいと思います。
最後に1点。前回の
委員会でも
質問した
河床掘削の件なのですけれども、今回も
災害関連の緊急の
河床掘削事業費ということで
計上をいただいております。今回の
豪雨災害でも、本当に
浸水の
被害が大変だったわけでありまして、多くの
河川で
土砂が
堆積をしています。これから大変な
台風ラッシュの時期を控えて、
河川の
氾濫防止、これは早急な
河床掘削を行うということが大事だと思いますし、そうすることで
治水機能を回復させる必要があると思います。今回、これの
事業費を
計上していただいているのですけれども、どのように取り組んでいただく内容になっているのか、お聞かせをいただけたらと思います。
○(
河川課長) 今回、記録的な
豪雨によりまして
南予地域を中心に
県内の多くの
河川が
氾濫し、甚大な
浸水被害が発生しております。それとともに、洪水により
土砂が流出して異常
堆積しておりまして、今後の
台風等の出水に備えて、再度、
氾濫の
防止対策が必要になっています。
このため、今回の
補正予算で
緊急対策としまして4億4,800万円を
計上し、
河川内に
堆積した
土砂を
撤去して、
河川の断面を確保する
河床掘削を実施したいと考えております。
具体的には、
南予地域の
肱川、広見川、それから
愛南町の惣川など、実際に
氾濫した
河川、それから宇和島市の須賀川など、
氾濫危険水位を超過して
氾濫の
危険性が高かった
河川について、
流下能力の
向上対策として
即効性の高い
河床掘削を実施しまして、再度
災害の
防止に努めてまいりたいと考えております。
○(
三宅浩正委員) これで終わります。
○(
武井多佳子委員) それに
関連してお伺いしたいのですけれども、緊急で掘削するということなのですが、
事業期間はどのぐらいの
見込みになるでしょうか。今回、随分流れてきているものも多いように思うのですけれども、大体、いつぐらいにはそれが完了する
見込みでしょうか。
○(
河川課長)
予算を認めていただいた後、全部で35カ所ですけれども、すぐ
工事を発注しまして、何月何日までという表現はできませんが、これから
台風が来ますので、一日でも早く
土砂の
撤去をしたいと考えております。
○(
武井多佳子委員) 8月や9月などの目安もないのですか。全く
期間は言えないのですね。
○(
河川課長) 35カ所ありまして、
堆積土砂の少ないところは早くとれると思うのですけれども、
堆積土砂の多いところは少し時間がかかると思いますが、できるだけ早く
撤去したいと考えています。
○(
武井多佳子委員)
砂防費のことについてお伺いしたいのですけれども、かなり
予算がついているのですが、私が視察で見せていただいき、壊れていないけれども、
砂防ダムを乗り越えて
土砂が流出し、
砂防ダムがいっぱいになっているところ、あるいは
砂防ダム自体が流れ出ているところと、さまざまあるのですけれども、今、
砂防ダムの現状全体がどんな
状況なのかということがわかっていたら、それを教えていただきたい。その中で今回どういうふうに
対応されているのかも、あわせてお答えいただけたらと思います。
○(
砂防課長) まず、今回
予算計上させていただいています
箇所につきましては、基本的に
砂防施設がないところについての
計上をさせていただいております。
それから、
砂防ダムが、えん堤を乗り越えて、また、えん堤が流れ出したという話がありましたけれども、確かに今回の
豪雨は、雨が非常に強かったという
関係で、えん堤があったところも
土砂流となって乗り越えた
箇所もございます。ただそれでもえん堤があることによって一定の効果はあった、なければ、もっと大きな
被害になっていたのではないかと考えております。
それと、
砂防施設に関しては、えん堤が壊れた
箇所はございません。
以上です。
○(
兵頭竜委員長) よろしいですか。
○(
武井多佳子委員) はい、いいです。
○(
兵頭竜委員長) ほかに。
○(
戒能潤之
介委員)
道路維持課の方の
緊急道路の
啓開という
事業費ですが、
災害で
緊急道路の寸断や橋梁が
崩壊というような
光景を見たのですけれども、まずは、
道路を
早期に
通常の
通行ができるように戻していくというのは、これは大事なことだろうと思います。今回の
事業費を
計上し、どのあたりから、どういう形で取り組んでいく
予定なのか、具体的に教えていただけたらと思います。
○(
道路維持課長) 今後の本格的な
復旧という
お話かと思いますが、これまではまず当面、
通行どめになっているところを通すということを主眼に置いてまいりました。今後、
災害査定を受けまして、
用地買収の必要がないようなところから、それから、
主要道路と申しますか、
緊急輸送道路で被災を受けたような
箇所、それから、
片側交互通行になっているような
箇所の本格的な
復旧、こういった順番で進めていきたいというふうに考えております。
○(
戒能潤之
介委員) ちなみに、今
通行どめになっている
緊急道路というのはどれぐらいあるかわかりますか。
○(
道路維持課長) 今現在、
緊急輸送道路だけではなく、全体では32カ所
通行どめという
状況になっております。また後で
緊急輸送道路については御
報告いたします。そういう
状況になっております。
○(
兵頭竜委員長) よろしいですか。
ほかに。
○(
砂防課長) 1点、訂正させていただきます。
先ほど今回
計上している
事業で
砂防施設はないと答弁いたしましたけれども、
土砂災害関連応急対策事業費、基本的に
応急対策で
砂防施設がないところがメーンになってくるのですが、一部に
土砂が
砂防施設に異常
堆積して、それを
撤去する
費用も
計上しておりますので、訂正させていただきます。
○(
兵頭竜委員長) よろしいですか。
ほかに議題に関する
質疑はありませんか。
○(
中田廣委員) 先ほどの
三宅委員からありました
河床掘削についてなんですけれども、
愛南町には、僧都川といって、大きな川があります。昨年、2カ所、
河床掘削をしていただいたわけで、
氾濫はなかったのですけれども、一本松の
満倉地域が1階
部分まで水につかったわけでございます。やはり大きな
一級河川だけではなく、小さな川が両方ぶつかって、水があふれて、1階
部分まで
浸水した。ちょっと高台にあるところは、30㎝ぐらい
床上浸水が起きたということがありました。そういう小さな川でも、
河床掘削や堰をつくるなどというようなことは考えているのでしょうか。
○(
河川課長) 今回、35カ所の中には、
肱川のように大きい川もございますし、具体的に、小さい川というのはどれぐらいのイメージと表現するのは難しいのですけれども、非常に小規模な川も含まれておりまして、要は、
堆積土砂の著しい
箇所ということで算定をさせていただいています。
○(
中田廣委員) 大きな川だけでなく、やはり今回出水したような小さな川においても、
河床掘削やえん堤をかさ上げするなどして、こういう
災害が起こらないような体制をぜひとっていただきたいと思います。
○(
兵頭竜委員長) 要望で。よろしくお願いします。
○(
道路維持課長) 先ほど
戒能委員の御
質問の件で、
緊急輸送道路の
通行どめの
箇所でございますが、現在、国道197号はじめ5カ所残っております。一部、地すべりの徴候が認められる
箇所を除きまして、基本的には8月中には解除できる見通しでございます。
○(
兵頭竜委員長) よろしいですか。
ほかに。
○(
松井宏治委員)
砂防費の
関係でお尋ねしたいのですけれども、今回、全体で100億円近く
対応されていまして、今回の
豪雨で
県内の
土砂災害、
土砂崩れ全体で
被害箇所が、およそどれぐらいあったのかということと、今回の
補正予算で緊急的に、応急的に、そのうちの何割ぐらいが
応急対策できることになるのか、もしわかれば教えてください。
○(
砂防課長) 今回の
豪雨で発生しました
土砂災害につきましては、
市町からの
報告があった
箇所ということになりますが、7月25日時点で237件の
報告が上がってきております。これは人家を
対象とした
崖崩れになります。
そのうち、率では出しておりませんが、
災害関連緊急砂防事業で30カ所、それから
災害関連緊急急
傾斜地崩壊対策事業で12カ所、それと
市町が実施します
災害関連緊急がけ崩れ対策事業で97カ所を
対策することにしております。
以上です。
○(
松井宏治委員) ありがとうございました。
市町が97カ所で、一番大きな数なのですけれども、今回、64ページの3番目では
市町に対する
補助金を
計上されていると思います。これらは財政的な
支援ということになると思うのですけれども、
市町との連携といいますか、どのように県としての
役割分担をされて
対策をされているのか。例えば人手の足りる
市町などは
早期に
復旧するかもしれませんけれども、そうでないところがおくれてくるようなことがないように、県として全体に目配りをしていただけたらと思うのですけれども、それはいかがでしょうか。
○(
砂防課長) まず、
災害関連緊急がけ崩れ対策事業補助金についてですけれども、この
事業につきましては、これまで、
がけ崩れ防災対策事業という
通常事業を実施しておりましたが、今回の
災害に伴うものに限りまして、
補助率を従来の5分の3から4分の3にかさ上げすることとして、今回上程させていただいております。その中に、
市町が応急的に二次
災害を
防止するためにやらなくてはならない
応急工事、これについても、この
補助金の中で
計上させていただいております。
それから、県と
市町との
役割分担についてですけれども、
補助事業については
市町の方で
対応していただくのですが、先ほどの
緊急砂防事業や緊急急
傾斜地崩壊対策事業は、一義的には個人の方や
市町がこれまで行ってきたわけですけれども、今回に限りましては、県の方も
市町と連携してやるということで、先ほどの全ての
箇所について
市町と協議をしまして、この
部分は県でする、この
部分は
市町でするということで
役割分担を設けまして、できるだけ県の方でできるものはやっていこうという姿勢で取り組んでおります。
以上です。
○(
松井宏治委員) ありがとうございます。
今回、過去
最大の
臨時の
補正予算ということになっていますし、また、夏、
台風シーズンも控えておりますので、ぜひ連携されて、引き続き早目に回復できるようによろしくお願いします。
○(
兵頭竜委員長) よろしくお願いします。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○(
兵頭竜委員長) それでは、
質疑もないようなので、採決を行います。
臨第92
号議案平成30年度愛媛県
一般会計補正予算(第3号)中、歳出第8款、第11款
関係分、
繰越明許費関係分を議題とし、本件を原案のとおり可決することに賛成の
委員は挙手を願います。
〔全員挙手〕
○(
兵頭竜委員長) 全員挙手と認めます。
よって、
臨第92
号議案は原案のとおり可決決定いたしました。
以上で、当
委員会に付託されました
議案の
審査を終了いたしました。
なお、
委員長報告につきましては、私に一任いただくことで御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
兵頭竜委員長) 御異議ないものと認め、そのとおりに決定いたします。
次に、閉会中の継続調査承認要求についてであります。お手元にお配りしております要求書を提出することで御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
兵頭竜委員長) 御異議ないものと認め、そのとおりに決定いたします。
それでは、以上をもちまして
建設委員会を閉会いたします。
午前11時1分 閉会...