7
会議に付した事件
別紙次第書のとおり
8 配付した
参考資料 別紙のとおり
9
議事の
経過概要 別紙のとおり
議事の
経過概要
開会宣告 10時00分
《
文化スポーツ部所管分》
1 議第1号
令和5年度
滋賀県
一般会計予算のうち
文化スポーツ部所管部分について
(1)
当局説明 谷口文化スポーツ部長、
東郷文化スポーツ部次長
(2)質疑、
意見等
◆
黄野瀬明子 委員 スポーツ施設整備費についてお聞きします。
彦根総合スポーツ公園などの大
規模な
施設整備の
経費がどこまで膨れ上がるのかをずっと気にしています。今回、
彦根総合スポーツ公園整備事業として2億5,800万円
余りが計上されており、未
買収地の
買収をするということですが、今回計上されている
経費だけで済むのか、それとも
買収後の
建設費等がかかるのか、それが幾らなのかをお聞きします。
次に、
プール整備支援事業として1,280万円
余りが計上されていますが、どういった
事業なのかをお聞きします。
それから、先日、総
事業費が593億円と発表されましたが、その中にこれらの
事業予算は含まれているのでしょうか。
◎
濵川 スポーツ課長 1点目の
彦根総合スポーツ公園の
用地の
関係ですが、今回、2億5,800万円ほど計上させていただいています。これは未
買収地の
買収、
補償等に係るもので、順調に進んだ場合、
一定の
補償がもう少し必要になると見込んでいます。概算ですが、あと1億円
程度が必要になると考えています。今回、計上させていただいているのは、順調に進んだ場合、
令和5年度に必要となる額です。
2点目の
プール整備支援事業については、今回、1,200万円ほどの
予算を計上させていただいております。これは市道の付け替え工事を草津市が行っていますので、それに対する
財政支援です。今後、
PFI事業のほうも
施設が完成し
支払いが生じてきますと、その
支払いに合わせて県のほうも
財政支援を行っていく
計画です。
3点目のお尋ねについてですが、
国スポ関係の総
事業費593億円にこれらの費用は含まれています。
◆
黄野瀬明子 委員 美術館管理運営費について伺います。
美術館魅力向上検討部会で
機能向上の
方向性を
検討するということですが、
コロナ禍の3年間、
芸術家の
皆さんの作品の発表の場を
県立美術館の中で一部提供するということで、
場所代を安くして提供するといったこともやってこられたかと
思います。私の知り合いの
芸術家の方も非常にありがたいと言っておられましたので、そういうことも含めてより発展させていただけるのか、
美術館魅力向上検討部会ではどういったことを
検討されるのか、具体的に何かあれば教えていただきたいと
思います。
◎辻
文化芸術振興課美の
魅力発信推進室長 まず、美の
魅力発信プランにおいて既に今後
魅力あふれる
美術館づくりを進めていくと定めています。また、
文化観光拠点施設を中核とした
地域における
文化観光の
推進に関する法律に基づく
文化観光拠点に認定されるなど、
リニューアルオープン以降に新たに生まれたニーズや
DXへの対応などが
県立美術館に対して求められています。今、
委員がおっしゃいました
芸術家の
皆さんたちへの
支援については、
ハード面、
ソフト面両方から今後の
県立美術館の様々な課題を改めて洗い出した上で、
機能向上の
方向性を
検討する必要があると考えており、そういった
検討を行うために、まずは
部会を設置したいと考えています。
◆
黄野瀬明子 委員 少なくとも今までやってくださっていた、
県内の
若手芸術家など、なかなか
出展の場がない方に対して
出展の場を提供することを続けるということでいいのでしょうか。
◎辻
文化芸術振興課美の
魅力発信推進室長 そういったことも含めて
検討してまいりたいと考えています。
◆
角田航也 委員 シンボルスポーツ創出支援事業について、まず
シンボルスポーツとはどういうものなのか教えてください。そして、具体的にどの
地域のどの
スポーツを想定しておられるのでしょうか。
それから、
滋賀スポーツコーチ養成・
人材活用構築事業について、
指導者人材バンク制度を構築するとのことですが、何人ぐらいを
目標にされているのかをお聞きします。
◎
西川 スポーツ課交流推進室長 まず、
シンボルスポーツ創出支援事業について、どういったものを
シンボルスポーツと定めるのかですが、各
市町で国スポ・障
スポ大会の各
競技を
開催されますので、その
開催競技を
シンボルスポーツとして定着させていきたいと考えています。前回の
滋賀県で
開催された国体を例に挙げますと、米原市のホッケーです。そういったものを新たな
シンボルスポーツとするために取り組む各
市町に対して
支援していくものです。例えば、今年、
長浜市で
ソフトテニス大会や柔道の
大会をされていますし、
高島市では
スポーツイベントでウエイトリフティングや
銃剣道の
教室を
開催されています。そういったものを
支援していくことを考えており、全
市町を
対象として展開していきたいと
思います。
次に、
滋賀スポーツコーチ養成・
人材活用構築事業ですが、
指導者人材バンクについては多様な
研修会を
開催したり、
指導者資格を取得される際の
支援をしたりすることを通じて
スポーツコーチの掘り下げをしていきたいと考えています。たちまち年度で何人というのは
お答えが難しいのですが、今は
推進計画の中で
スポーツコーチを1,000人増やすことを
目標にしていますので、1,000人を
一つの
目標として展開していきたいと考えています。
◆
角田航也 委員 今の
コーチの件ですが、
現時点で登録されそうな方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。
◎
西川 スポーツ課交流推進室長 先ほどの
答弁を少し修正させていただく形になりますが、
現状、
公認指導者が
滋賀県に3,200人ほどおられます。その数をベースにしてさらに1,000人
程度上乗せすることを
推進計画の
目標にしていますので、マックスで言うと、約4,000人が
コーチとして登録できればいいなと思っています。
◆
角田航也 委員 では、約4,000人いらっしゃった場合、
部活動の
地域移行に必要な
人数は満たされるのでしょうか。それでは全然足りないのでしょうか。
◎
西川 スポーツ課交流推進室長 現在の
滋賀県内の
中学校の
部活数が約1,200です。そこに少なくとも
指導員なりサポートする方が入っていただくといいなと考えています。全ての
部活動に入っていただくことが理想ですので、1,000人以上に登録していただいて、そこにつないでいければと考えています。
◆
川島隆二 委員 シンボルスポーツは国スポ・障
スポ大会の
開催競技に限定しているのですか。例えば
長浜市では
アメリカンフットボールを昔からやっていて、それもある
意味地域の
シンボルスポーツです。
シンボルスポーツ創出につなげるというのであれば、国スポ・障
スポ大会の
開催競技以外の
スポーツでもいいのでしょうか。また、今回は670万円ぐらいの
予算ですが、国スポ・障
スポ大会以降のケアはどう考えているのですか。
それから、
滋賀スポーツコーチ養成・
人材活用構築事業はやはり
部活動の
地域移行が
メインになります。4,000人という話ですが、
地域バランスと
競技ごとの
指導者の数の
バランスが取れるのかをお伺いします。
◎
西川 スポーツ課交流推進室長 シンボルスポーツについては、国スポ・障
スポ大会開催競技を
一つの基準としては考えています。ただ、
地域によって
開催競技以外の
スポーツで取り組まれているところがあると
思います。そういうところも幅広には認めていきたいと思っています。
この
事業をいつまで実施するのかについては、まず、国スポ・障
スポ大会の
機運の
醸成も含めて実施するということ、
開催後もレガシーとして、
シンボルスポーツとして
地域に根づかせることを考えると、
一定程度の
継続性は持たせたいと考えています。
それから、
スポーツコーチの件は、
競技によって
指導者の数が全然違うことは承知しています。例えばソフトボールは
指導者が少なくなっているという話も聞いていますので、そういった
スポーツについては
指導者研修会や
資格取得に対する
支援を並行して実施していきたいと思っています。そういった
支援によって各
競技団体等で
指導者養成を実施していただければと考えています。
◆
川島隆二 委員 シンボルスポーツについては
支援をするのでしょうか。例えば
アメリカンフットボールであれば
小学生ぐらいでフラッグフットをやったりしているのですが、そういった
大会の
支援をしたり、
チーム維持のための
支援をしたり、要は
マイナースポーツをどうやって
シンボルスポーツにしていくのか、どういう
支援の仕方を考えているのですか。
◎
西川 スポーツ課交流推進室長 まずは
スポーツ教室、
体験教室が考えられますし、そういったものを
メインにしていきたいと考えています。
規模感は
お答えが難しいのですが、
有名選手なり一流の
選手を招聘した
体験会の場や
教室等の
スポーツイベントを
中心に考えているところです。また、
小学生の
大会も可能であれば
支援の
対象にしていきたいと考えています。
◆
川島隆二 委員 国スポ・障
スポ大会の
PCR検査や
文化事業の
感染症対策支援といった
事業について、
感染症対策が5月8日以降に変わる場合は、国からのガイドラインに従ってやめることになると
思いますが、残す
部分と残さない
部分があると
思います。その辺はどういう整理をされているのですか。
◎
東郷 文化スポーツ部次長 県全体でも各
部局で
コロナ対策の施策がありますので、今後国から示される
方針を踏まえた上で、統一的な
ルールの下で継続するもの、継続しないものを判断していくことになると思っていますが、
現時点では具体の
内容は未定です。今後
検討したいと思っています。
◆
川島隆二 委員 部としてこれは残したいというものはあるのですか。県全体の
ルールに従うしかない感じなのですか。
◎
東郷 文化スポーツ部次長 基本は県全体の
統一方針に従うべきと考えています。これまで
支援を受けておられる
方々の声や実情も十分に考えて、それを県の
方針決定の際に反映させることになると思っています。
◆
川島隆二 委員 分かりました。
◆
中沢啓子 委員 「
彦根城」
世界遺産登録推進事業について、やはり
彦根城が
世界遺産登録されることで
滋賀県
自体の
歴史や城郭が非常に
注目を浴びると
思いますので、ぜひしっかりやっていただきたいと思っています。特に
大阪・
関西万博がありますので、
世界から
関西が
注目を浴びるときに、
滋賀県の
魅力をどう出していくか、
琵琶湖や
近江の
歴史といったものがしっかりと発信できるように、
機運醸成にもしっかりと取り組んでいただきたいと思っています。ぜひそこは頑張っていただきたいと思っています。
それから、
スポーツコーチの
養成については、やはり
学校の
先生だけではなかなかできない
スポーツも多々あると
思います。先日、
彦根東高等学校を訪れたら、
ヨット部が今はもうないと聞いて残念に
思いました。
滋賀県は
ヨット競技が強くて、私の同級生は
全国大会に出場して賞ももらっていたので、
琵琶湖があることを考えれば、そういう
スポーツに
優位性があると
思います。しかし、そういう
スポーツの
指導は顧問の
先生だけではなかなかできないと思うので、しっかりと
地域の
方々の力を借りて
指導する必要があると
思います。やはり
琵琶湖に出ること
自体が
子供たちにとってもすごく新鮮だと
思います。そして、
琵琶湖に対する
思いを感じることができると
思いますし、
水上スポーツの面白さも感じることができると思うので、今はない
部活も
体験等を通して
子供たちが
琵琶湖を感じ、この
滋賀で育ったことを誇りに思えるような形となるようにしていただきたいと
思います。そのことについて何かあれば一言いただけたらと
思います。
彦根総合スポーツ公園の
整備に関しては、2024年から
プレ大会も始まりますので、
用地買収等はしっかりと
地権者の御理解も得ていただくようにぜひお願いしたいと思っているのですが、その辺のお考えをお聞かせください。
それから、
障害者スポーツ共生社会プロジェクトについて、
特別支援学校だけではなく、
通常学級にいらっしゃる
障害者の
方々も
障害者スポーツに触れる
機会が大事だと
思いますので、その辺のこともこの
予算に入っているのか、入っていなくてもきちんとするつもりなのかを教えていただきたいと
思います。
◎村田
文化財保護課長 彦根城については、
委員のおっしゃるとおり
世界遺産を目指してこれからますます力を入れて取り組んでいこうと思っていますが、
県内だけの
取組に限らず、今おっしゃっていただいた
大阪・
関西万博の場でも
PRをしていくことについて、もちろん
企画調整課とも連携しながら取り組んでいきたいと思っています。
関西広域連合のブースの
スペースは限られているとも聞いていますが、
催事スペース等もあると聞いていますので、
観光部局などともしっかり連携しながら、
文化財のコンテンツを
活用した誘客や
魅力発信につながるような
PRを、
安土城も含めてしっかりと行いたいと思っています。
◎
西川 スポーツ課交流推進室長 スポーツコーチの
養成事業についてですが、今、
部活動の
地域移行の中の
議論の
一つとして、いわゆる
競技スポーツだけではなくレクリエーションである
シーズンスポーツも取り入れたらどうかという
議論もあります。
湖北地域ではカヌーを
総合型クラブでやっておられるところもあります。そういうところにつなげていくのも
一つの方法としてあるかと
思います。
そのものずばりの
指導者がおられるかは、今後の展開の中でいろいろと考えていくところがあるかと
思いますが、そういったいろいろな
受入れ方を含めて、
教育委員会と一緒に考えていきたいと思っています。
◎
濵川 スポーツ課長 彦根総合スポーツ公園の
用地買収の
状況ですが、
地権者が3名おられて、これまで
説明等を行ってまいりました。
地権者のお二方が亡くなられるという事情もありましたが、お一方については
相続手続も完了し、相続された方と、具体的なことも含めて相談させてもらっているところです。引き続き
彦根市とも協力しながら取り組んでまいりたいと考えています。
◎南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 障害者スポーツ共生社会プロジェクトについては、
県内の
特別支援学校で構成される
体育連盟に対する
支援になりますが、
特別支援学級に在籍しておられる、
スポーツをしたい、あるいは既に
スポーツをされている生徒への
アプローチというのは、この
事業とは別に、例えば
滋賀県
障害者スポーツ協会のほうで
学校を訪問されたりしています。
先日、
障害者スポーツの
育成協会の
会議に出席したときに、
特別支援学校の代表の
先生から、例えば
中学校長会等を通じて
学級におられる方への広報や周知を図ってはどうかという御提案も頂戴しました。そういったことを含め
特別支援学級に対する
アプローチは、この
事業ではなく全体の
障害者スポーツの普及、
振興、あるいは
競技力向上の過程でこれまでもやってきていますし、さらに強化してまいりたいと考えています。
◆
中沢啓子 委員 彦根城の
世界遺産登録については、しっかりと
取組を進めていただきたいと
思います。
要望です。
スポーツコーチの件については、
彦根東高等学校だけではなく
県立大学の
セーリング部もなくなっていると聞きまして、せっかく
滋賀県に来ている
子供たちなので、
琵琶湖のことをしっかりと肌で感じて
交流人口を増やしていくことや、
シガリズム等を考えたときに、やはり
琵琶湖の
スポーツの
活用が非常に大きなメリットになると
思いますし、
滋賀県を感じる非常にいいものだと
思います。ぜひ
子供の頃からの
体験や
部活動に関しても
地域の
方々の力を借りてやっていただくことを進めていただきたいと
思います。ここはぜひ頑張っていただきたいと思っています。
それから、お城のことに関しても、
障害者スポーツのことに関しても、今の
スポーツの
コーチのことに関しても、やはり
文化スポーツ部だけではできないことが多々あると
思います。やはり
教育委員会や
健康医療福祉部といった他
部局との連携をしっかりとしていただいて、着実に様々な
事業効果が上げられるようにしていただきたいと
思います。
◎
谷口 文化スポーツ部長 セーリングの例をおっしゃっていただきましたが、
琵琶湖を有する本県の強みであると思っています。そうした中で、今後とも具体的な地元の
状況や全県的な
バランスもお聞きしながら丁寧に対応してまいりたいと思っています。
ほかの件につきましても、今、
委員がおっしゃったような
内容について、今後とも丁寧に話を聞きながら具体的な
取組をしっかりと進めてまいります。
◆
中沢啓子 委員 ぜひ他
部局ともしっかり連携して
事業効果を上げるようにしていただきたいと
思います。
それから、
琵琶湖を
活用していくことは本当に今、県が進めている
シガリズムに通じるものだと
思いますので、しっかりと頑張っていただきたいと
思います。
意見として申し述べたいと
思います。
○
本田秀樹 副
分科会長 びわ湖マラソン大会負担金について、どういう根拠でこの5,100万円が出てきたのか、
開催経費総額がどれだけの中の5,100万円なのかを教えていただきたいと
思います。
それから、
障害者スポーツ大会開催事業について、
県障害者スポーツ大会を
開催するとのことですが、年に何回
開催するのか、どの
市町で
開催するのか、
ボッチャ以外にどのような
競技があるのかお聞きしたいと
思います。
◎
西川 スポーツ課交流推進室長 びわ湖マラソン大会は全体
事業費が約2億2,000万円で、その約半分をランナーの
皆さんからの
参加費で賄い、
残りを
協賛金などで集めることとしています。その
残りのさらに半分、全体
事業費の4分の1
程度、約5,000万円を
予算計上しています。
障害者スポーツ大会開催事業については、
滋賀県内で
県障害者スポーツ大会を
開催しており、大きく2つに分けて実施しています。
一つは、
スポーツ体験を目的とした
スポーツフェスタの部として
開催しています。
陸上と
フライングディスクと
ボッチャと
卓球を主体にしており、大体6月から7月にかけて
開催しています。もう
一つは、9月から11月にかけて
全国障害者スポーツ大会の選抜もかねた
県障害者スポーツ大会を
開催しています。これは9月の
ボッチャを皮切りに11月まで
開催しており、
個人競技6
競技、
団体競技4
競技で
開催しています。
開催地については、そういった種目が
開催できる大きな会場があるところになります。例えば
陸上競技だと
皇子山陸上競技場、水泳だと
県立障害者福祉センター、ボーリングだと
彦根市のLAPYUTA BOWL、
卓球だと
YMITアリーナで
開催しており、そういったところに各
市町から
選手に集まっていただいて
大会を
開催しています。
また、
スペシャルスポーツの広場という
体験会も
開催しており、例えば今年は栗東市、
東近江市、
長浜市、
高島市で各3回
程度シーンに分けて
開催しています。