ツイート シェア
  1. 市川三郷町議会 2017-12-07
    12月07日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    平成29年 12月 定例会(第4回)平成29年第4回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程                             平成29年12月7日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 請願の付託 日程第4 議案第80号 市川三郷町農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例制定について      議案第81号 市川三郷町立保育所条例中改正について      議案第82号 市川三郷町簡易水道給水条例中改正について      議案第83号 市川三郷町水道給水条例中改正について      議案第84号 峡南衛生組合規約の変更について      議案第85号 平成29年度市川三郷町一般会計補正予算(第7号)      議案第86号 平成29年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)      議案第87号 平成29年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第3号)      議案第88号 平成29年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第2号)      議案第89号 平成29年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)      議案第90号 平成29年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)      議案第91号 平成29年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号) 日程第5 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(16名)       1番 小川好一   2番 丹澤 孝       3番 高尾 貫   4番 佐野勝也       5番 川崎充朗   6番 市川朝嗣       7番 笠井雄一   8番 宮崎博已       9番 有泉 希  10番 内田利明      11番 松野清貴  12番 内藤 優      13番 三神貞雄  14番 村松武人      15番 秋山詔樹  16番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.会議録署名議員       7番 笠井雄一   8番 宮崎博已      10番 内田利明 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(25名)  町長        久保眞一   統括        武田智宏  企画課長      一瀬 浩   防災課長      立川祐司  施設建設課長    丹沢和人   総務課長      石原千秀  財政課長      保坂秀樹   政策推進課長    小林武仁  町民課長      武田真一   税務課長      芦沢 正  いきいき健康課長  渡邉まゆみ  福祉支援課長    内藤 勝  保育課長      窪田正彦   農林課長      丹沢宏友  商工観光課長    林 茂一   生活環境課長    海沼良明  土木整備課長    塩沢正也   まちづくり推進課長 渡辺 浩  三珠支所長     望月順二   六郷支所長     望月和仁  会計管理者     薬袋和幸   教育長       佐藤紀征  教育総務課長    井上靖彦   生涯学習課長    森川規彦  つむぎの湯所長   丸山章仁 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(4名)  議会事務係長    深澤美佳  議会書記      櫻井 茂  議会書記      望月直人  議会書記      一瀬えみ     開会 午前10時00分 ◎議会事務局(深澤美佳君)  おはようございます。 開会に先立ちまして、相互にあいさつを交わします。 ご起立ください。 相互に礼。 ご着席ください。 ○議長(有泉希君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 議員各位には、年末を控え、ご多忙のところご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。 安心安全な暮らしやすいまちづくりのための行政サービスが求められています。 さて、定例会に提出される諸議案につきましては、後刻町長から説明がありますが、議員各位には、慎重な審議の上、適切妥当な結論が得られますよう切望し、あいさつといたします。 ただ今から、平成29年第4回市川三郷町議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 9月定例会以降の諸般の報告は、お手元に配付したとおりでございます。 続いて、一部事務組合議会の報告を組合議員に求めます。 三郡衛生組合議会の報告をお願いします。 第4番、佐野勝也君。 ◆4番議員(佐野勝也君)  議長の命により、三郡衛生組合議会の報告をいたします。 平成29年三郡衛生組合議会、第2回定例会は、11月30日に開会され、本町からは高尾議員、三神議員、一瀬議員と、私、佐野が出席いたしました。 提出された案件は、平成28年度三郡衛生組合一般会計歳入歳出決算の認定、し尿処理事業特別会計歳入歳出決算の認定、火葬事業特別会計歳入歳出決算の認定についての3件、公平委員の選任に伴う同意についての1件の合計4案件で、いずれも原案のとおり認定・同意されました。 審議に入る前に、昭和町議会の議員構成の改選に伴い、新しく2名の議員の紹介がありました。 また、市川三郷町において、任期満了に伴う町長選挙の結果、久保眞一町長が再選され、副管理者として紹介されました。 続いて、昭和町議会の石原高明氏が議会運営委員に選任されました。 それでは内容について報告いたします。 まず、平成28年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額は2,076万3,583円、歳出総額1,707万7,513円であり、歳入歳出差引額は368万6,070円でありました。 歳入の主なものとしては、各市・各町からの分担金1,713万9千円、繰越金359万1,782円でありました。 歳出の主なものとしては、総務費の1,628万18円でありました。 次に、平成28年度し尿処理事業特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額は2億3,636万4,436円、歳出総額2億1,533万7,522円であり、歳入歳出差引額2,102万6,914円でありました。 歳入の主なものとしては、各市・各町からの分担金2億1,099万1千円、使用料1869万4,740円でありました。 歳出の主なものとしては、し尿処理場費2億1,530万5,131円でありました。 次に、平成28年度火葬事業特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額は1億9,203万6,360円、歳出総額1億7,937万2,365円であり、歳入歳出差引額1,266万3,995円でありました。 歳入の主なものとしては、各市・各町からの分担金1億7,306万9千円、使用料1,555万7千円でありました。 歳出の主なものとしては、火葬場費8,258万9,792円、公債費9,676万1,569円でありました。 次に、任期満了に伴う公平委員の選任に伴い議会の同意を求める件については、南アルプス市の村松寛治氏が再任されました。 以上、三郡衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(有泉希君)  次に、峡南広域行政組合議会の報告をお願いします。 第14番、村松武人君。 ◆14番議員(村松武人君)  議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 平成29年峡南広域行政組合議会第2回定例会は、10月12日に開会され、本町からは秋山議員と私、村松が出席いたしました。 今回の定例会では、決算認定3件、正副議長選挙、常任委員会委員の選任、議会運営委員会委員の選任、監査委員の選任2件、議会議員研修の実施についてで、いずれも原案のとおり議決され、その審議等の内容は次のとおりでありました。 まず、平成28年度一般会計決算介護保険特別会計決算峡南ふるさと市町村圈特別会計決算について、代表監査委員より適正に処理されている旨、報告がありました。 次に、議長選挙についてですが、富士川町の小林進議員の議長辞職が承認されたことにより、選挙が行われ早川町の佐野理男議員が就任いたしました。 そめ後の副議長選挙については、南部町の遠藤光宣議員の副議長辞職が承認されたことにより、選挙が行われ、私、村松が副議長に承認されました。 続いて、常任委員会委員の選任については、任期満了に伴う選任であり、総務消防常任委員会委員計算センター慈生園常任委員会委員の選任が行われました。 それぞれの委員長、副委員長については、委員による互選で、総務消防常任委員会委員長に南部町の遠藤光宣議員、副委員長に富士川町の井上光三議員が、計算センター慈生園常任委員会委員長に身延町の広島法明議員、副委員長に富士川町の神田智議員がそれぞれ選任されました。 議会運営委員会委員の選任についても、任期満了に伴う選任で。選任された委員の互選により、委員長に南部町の遠藤光宣議員、副委員長に私、村松が選出されました。 続いて監査委員の選任の件は、学識経験監査委員の任期満了と、議会選出監査委員の秋山詔樹議員の辞職に伴うもので、学識経験監査委員は、岸本正幸氏が再任され、議会選出監査委員は富士川町の小林進議員が選任されました。 以上で峡南広域行政組合の報告を終わります。 ○議長(有泉希君)  続いて、中巨摩広域事務組合議会の報告をお願いします。 第10番、内田利明君。 ◆10番議員(内田利明君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 平成29年中巨摩地区広域事務組合議会9月定例会は、10月5日に開会され、本町からは市川議員と、私、内田が出席いたしました。 提出された案件は、平成29年度一般会計補正予算(第1号)、ごみ処理事業特別会計補正予算(第1号)、他特別会計補正予算3件、平成28年度一般会計歳入歳出決算の認定、ごみ処理事業特別会計歳入歳出決算の認定、他特別会計歳入歳出決算の認定4件で合計11議案でありました。 提出された案件は、いずれも原案のとおり、可決・認定されました。 審議に入る前に、昭和町議会の議員構成の改選に伴い、新しく2名の議員の紹介がありました。 また、議会運営委員会の副委員長に、遠藤辰男氏が選任された旨の報告がありました。 それでは、議案の内容について報告いたします。 まず、一般会計補正予算(第1号)については、歳入歳出それぞれ20万円を追加するもので、歳入は繰越金、歳出は人事異動に伴う、総務費の給料ほか、人件費の節の組み換えによる追加および更正でありました。 次に、ごみ処理事業特別会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれ210万円を追加するもので、歳入は繰越金、歳出の主なものは消耗品費・修繕料の追加でありました。 次に、老人福祉事業特別会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれに500万1千円を追加するもので、歳入は財政調整基金繰入金および繰越金、歳出の主なものは人件費の追加でありました。 次に、勤労青年センター事業特別会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれ45万円を追加するもので、歳入は繰越金、歳出は人事異動に伴う人件費の増が主なものでありました。 次に、し尿処理事業特別会計補正予算(第1号)については、歳入歳出それぞれに827万円を追加するもので、歳入は繰越金、歳出は人件費、修繕料の追加が主なものでありました。 続いて、平成28年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額4,331万6,728円、歳出総額4,155万2,844円で、歳入歳出差引残額は、176万3,884円でありました。 歳入の主なものは、分担金及び負担金の3,380万3千円で、歳出の主なものは、総務費の3,949万1,796円でありました。 次に、平成28年度ごみ処理事業特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額は12億6,208万9,214円、歳出総額は12億158万2,304円で、歳入歳出差引残額は6,050万6,910円でありました。 歳入の主なものは、分担金及び負担金9億1,419万5千円、使用料及び手数料2億5,127万7,605円で、歳出の主なものはごみ処理事業費の11億9,108万8,214円でありました。 次に、平成28年度地区公園事業特別会計歳入歳出決算では、歳入総額、989万6,066円、歳出総額845万1,785円で、歳入歳出差引残額は144万4,281円でありました。 歳入の主なものは、分担金及び負担金の838万9千円で、歳出は、地区公園事業費の845万1,785円でありました。 平成28年度老人福祉事業特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額3,911万6,895円、歳出総額、3,658万3,261円で、歳入歳出差引残額は253万3,634円でありました。 主なものとしては、歳入では、分担金及び負担金の3,503万9千円、歳出では老人福祉事業費3,658万3,261円でありました。 次に、平成28年度勤労青年センター事業特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額は5,375万8,215円、歳出総額は5,177万9,240円となり、歳入歳出差引残額は197万8,975円となりました。 歳入では、分担金及び負担金の4,480万4千円が主なもので、歳出では、勤労青年センター事業費の4,547万9,940円が主なものでありました。 次に、平成28年度し尿処理事業特別会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額は2億3,584万2,628円、歳出総額は2億2,456万6,997円で、歳入歳出差引残額は1,127万5,631円でありました。 主なものとしては、歳入では、分担金及び負担金2億1,090万7千円、歳出では、し尿処理事業費2億2,456万6,997円でありました。 以上、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(有泉希君)  次に、峡南衛生組合議会の報告をお願いいたします。 第8番、宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  議長の命により、峡南衛生組合議会の報告をいたします。 平成29年峡南衛生組合議会第2回定例会は、10月11日に開会され、本町からは川崎議員と私、宮崎が出席いたしました。 提出された案件は、平成28年度一般会計歳入歳出決算の認定、平成29年度一般会計補正予算(第1号)の2議案であり、いずれも原案のとおり認定・可決されました。 審議に入る前に、早川町からの出向議員につきまして、組合議会議員の改選に伴い、新たに2名の議員の紹介がありました。 それでは、内容について報告いたします。 まず、平成28年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額4億2,177万5,457円、歳出総額4億1,053万5,245円であり、歳入歳出差引残額は1,124万212円でありました。 歳入の主なものは、各町からの負担金2億5,556万円、使用料及び手数料1億1,987万1,620円でありました。 歳出の主なものは、衛生費3億3,888万5,687円、火葬費1,893万3,591円でありました。 次に、平成29年度一般会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれに239万9千円を追加し、歳入歳出の総額を3億8,936万3千円するものでありました。 歳入では前年度繰越金を追加し、歳出ではし尿処理費に77万8千円、ごみ処理費に162万1千円をそれぞれ追加するもので、修繕費等、需用費の追加でありました。 また、議案審議の後、指名推薦により、早川町議会の米山久志氏が議会運営委員に選任されました。 続きまして、第1回臨時議会の報告をいたします。 平成29年峡南衛生組合第1回臨時議会が11月30日に開会され、本町からは川崎議員と私、宮崎が出席いたしました。 提出された案件は、監査委員の選任につき同意を求めることについての1件でありました。 審議に入る前に、身延町からの出向議員につきまして、組合議会議員の改選に伴い、新たに6名の議員の紹介がありました。 また、市川三郷町において、任期満了に伴う町長選挙の結果、久保眞一町長が再選され、副管理者として紹介されました。 続いて組合議長および副議長の選挙が行われ、指名推薦により、議長に身延町議会の河合淳氏、副議長に早川町議会の望月十四朗氏がそれぞれ就任されました。 それでは内容について報告いたします。 任期満了による監査委員の選任に伴い議会の同意を求める件につきましては、市川三郷町の川崎充朗議員が選任され同意されました。 また、議案審議の後、川崎充朗議会運営委員長より辞職願が提出されたことに伴い、指名推薦により、議会運営委員長に、身延町議会の川口福三氏、副委員長に私、宮崎、議会運営委員に身延町議会の伊藤雄波氏、赤池朗氏がそれぞれ選任されました。 以上で、峡南衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(有泉希君)  続いて、山梨県後期高齢者医療広域連合組合議会の報告をお願いします。 第12番、内藤優君。 ◆12番議員(内藤優君)  議長の命により、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をいたします。 平成29年第2回山梨県後期高齢者医療広域連合議会定例会は、10月27日、山梨県自治会館において開会されました。 議案審議に入る前に、広域連合議会運営委員会委員の選任が行われ、久嶋成美氏が選任されました。 今定例会に提出された案件は、決算認定2件、専決処分の承認1件、補正予算案2件であり、いずれも原案のとおり認定、承認、および可決されました。 また、副広域連合長、監査委員の選任について同意を求めることについても、原案のとおり同意されました。 議案の内容および審議の結果は次のとおりでありました。 平成28年度一般会計および後期高齢者医療特別会計の決算認定に先立ち、監査委員より決算審査の結果報告がありました。 平成28年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額を4億9,332万4,140円、歳出総額4億6,745万1,478円、歳入歳出差引額2,587万2,662円を次年度に繰り越すものでありました。 また、平成28年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定では、歳入総額を993億9,074万2,314円、歳出総額を968億8,378万418円、歳入歳出差引額25億696万1,896円を次年度に繰り越すものでありました。 次に、承認第1号専決処分の報告及び承認を求める件は、平成29年度後期高齢者医療特別会計補正予算について、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,600万4千円を増額し、総額を993億8,470万6千円とするもので、保険料軽減特例等制度見直しリーフレットの作成および郵送料などによる補正でありました。 次に、平成29年度一般会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれ2,587万1千円を増額し、総額を5億525万3千円とするもので、歳入では前年度繰越金の計上で、歳出では基金への積立て等でありました。 また、平成29年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれ20億6,910万9千円を増額し、総額を1,014億5,381万5千円とするもので、歳入では、前年度繰越金の計上のほか、歳出では、昨年度の概算交付金の精算返還金の追加20億5,748万8千円などでありました。 次に、副広域連合長の選任では、鳴沢村長の小林優氏が同意されました。 次に、監査委員の選任では、南部町の望月藤一氏が同意されました。 以上、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。 ○議長(有泉希君)  以上で、報告を終わります。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定によって、 第7番 笠井雄一君 第8番 宮崎博已君 第10番 内田利明君 以上、3名を指名いたします。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件につきましては、議会運営委員会において協議がされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第13番 三神貞雄君。 ◆議会運営委員長(三神貞雄君)  議長の命により、議会運営委員会の報告をいたします。 平成29年第4回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る11月29日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日12月7日から18日までの12日間といたします。この間、9日、10日、16日、17日を休会日とし、11日、13日、15日を予備日といたします。 本日は、この後、提出された請願の委員会付託を行い、次に、議案第80号から議案第91号を一括上程、説明、質疑を行った後、各常任委員会へ付託いたします。 続いて、一般質問を行います。 一般質問は5人から通告がありました。 次に、8日、12日および14日の3日間を各常任委員会の審査日に充て、8日を総務教育常任委員会、12日を厚生常任委員会、14日を土木環境常任委員会とし、いずれも午前10時から開催することといたします。 続いて、18日の最終日に本会議とし、付託案件についての委員長報告を行います。 また、追加議案が提出された場合には日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布いたしました日程のとおりでございます。 以上、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(有泉希君)  お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告どおり、決定することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から12月18日までの12日間とすることに決定しました。----------------------------------- ○議長(有泉希君)
    △日程第3 請願の付託を行います。 本日までに受理した請願は1件であり、お手元に配布した請願文書表のとおりです。 所轄の委員会に付託します。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第4 議案第80号から議案第91号の12議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、平成29年市川三郷町議会第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多用の中ご出席を賜り、ここに定例会が開会できますことに、厚くお礼を申し上げます。 また、平素、町行政の推進に深いご理解とご協力をいただいておりますことに併せて感謝を申し上げます。 はじめに、県立高校峡南北部3校再編、新設高校建設のため、11月30日をもって閉館となりました町民体育館、町民会館に関しまして、先月、11月11日、町民会館閉館セレモニーを第7回スポーツクラブフェスティバルに引き続き、スポーツクラブ関係者をはじめ、町民の皆さまのご参加をいただき行いました。 また、11月26日町民会館閉館イベントを第12回町民合唱祭に引き続き行い、町民の皆さま300名以上のご参加をいただきました。 12月4日、新市川大門児童館の開館式が議会から厚生常任委員長、地元議員児童館関係者ならび児童30名のご出席をいただき行われました。 この事業費ですが、総事業費は6千万円余であります。内訳は、設計および管理189万円、建築工事費4,990万円、外構工事821万円であります。財源のうち国庫補助金、次世代育成支援対策施設整備交付金1,593万9千円、県補助金山梨県児童厚生施設等整備補助金1,593万9千円であります。 国県補助金の合計額3,187万8千円で、総事業費6千万円の53%でございます。 このほか、11月20日、東京での平成29年度治水事業促進全国大会の後、国土交通省水管理国土保全局芦川護岸整備事業予算について要望しました。芦川護岸整備事業は、平成25年度から平成36年度までの12年事業で、笛吹川合流点からJR身延線鉄橋までの約1,300メートルであります。右岸側、芦川の橋上下流域を引堤とし、芦川橋の架け替えが計画されております。 計画どおり護岸整備が進むことの予算確保の要望であります。 芦川右岸は、平成23年9月21日、台風15号による増水で、JR身延線鉄橋下流で堤防が決壊寸前となり、住民80世帯、290名に避難勧告を出し、上野小学校体育館に避難していただいた経緯があります。 本日、ご提案申し上げます案件は、条例制定1件、条例改正3件、規約の変更1件、平成29年度市川三郷町一般会計・特別会計補正予算7件の12案件であります。 それでは、提案理由の説明を申し上げます。 議案第80号 市川三郷町農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例制定について 農業委員会等に関する法律の改正に伴い、市川三郷町農業委員会の委員および農地利用最適化推進委員の定数を定めるものであります。 議案第81号 市川三郷町立保育所条例中改正について 市川保育所と富士見保育所を統合した新保育所を設置するにあたり、新保育所の名称と位置を条例で定める必要があるため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第82号 市川三郷町簡易水道給水条例中改正について 安全で安定した水の供給や、災害時の飲料水を確保するための施設等の整備および維持管理に伴う費用は、簡易水道事業の経営を圧迫している状況でありますが、今後も引き続き水道施設等の更新、改良を進めていく必要があります。 このような中で、簡易水道事業会計の健全な財政運営を図るため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第83号 市川三郷町水道給水条例中改正について 安全で安定した水の供給や、災害時の飲料水を確保するための施設等の整備および維持管理に伴う費用は、上水道事業の経営を圧迫している状況でありますが、今後も引き続き水道施設等の更新改良を進めていく必要があります。 このような中で、上水道事業会計の健全な財政運営を図るため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第84号 峡南衛生組合規約の改正について 峡南衛生組合管内の葬祭業者による霊柩車の運用が確立されたことに伴い、霊柩運送事業を廃止し、南部町が同組合に加入することに伴い、組合議員の委員定数および副管理者の選任方法を変更する必要が生じたことから、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 議案第85号 平成29年度市川三郷町一般会計補正予算(第7号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ7,059万7千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ102億1,193万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 また、第2表「地方債補正」は変更1件であります。 次に、補正の概要について歳入からご説明申し上げます。 地方交付税は4,939万9千円の追加。 国庫支出金は子どものための教育・保育給付費負担金追加、次世代育成支援対策施設整備交付金、社会保障・税番号制度システム整備費補助金の追加など、1,913万1千円の追加。 県支出金は子どものための教育、保育給付費負担金追加、山梨県児童更生施設等整備補助金、農地中間管理機構集積協力補助金追加など1,676万7千円の追加。 町債は篭鼻川浦線にかかる過疎対策事業債1,470万円の更正であります。 次に、歳出についご説明申し上げます。 総務費はふるさと納税関連事業費、若者定住促進住宅補助金、共通番号制度対応システム負担金などの追加、固定資産評価システムリース料更正、税還付金の追加など、合せて1,785万9千円の追加。 民生費は国民健康保険特別会計繰出金追加、保育所臨時職員賃金更正、保育士派遣業務委託料追加など、合せて3,947万4千円の追加。 衛生費は清掃委託料など、81万6千円の追加。 農林水産業費は農地中間管理機構集積協力補助金55万円の追加。 商工費は印章購入費助成金追加など、125万5千円の追加。 土木費は篭鼻川浦線にかかる工事費の追加、工事費の追加、用地購入費の更正など合せて1,570万円の更正。 消防費は、防災備蓄倉庫、消防団詰め所建設用地費に320万円の追加、教育費は陶芸施設建設工事費、上野スポーツ広場テニスコート改修工事費追加など665万1千円の追加。 公債費は町民会館に係る地方債の任意繰上げ償還金1,649万2千円の追加をする者であります。 議案第86号 平成29年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は事業勘定で、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ8,900万円を更正し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ23億437万4千円とするものであります。 次に、直営診療所では、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ318万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8,040万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 事業勘定の補正は、歳入では国庫支出金5,257万9千円更正、療養給付費等交付金を2,130万1千円更正、県支出金を3,828万6千円更正、繰入金を2,316万6千円追加し、歳出では保険給付費を8,900万円更正するものであります。 次に、直営診療施設勘定の補正は、歳入では繰入金を318万6千円追加し、歳出では総務費318万6千円追加するものであります。 議案第87号 平成29年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ432万1千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ21億487万9千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では保険料に331万円、国庫支出金に7万7千円、県支出金に3万8千円、繰入金に4万円、繰越金に85万6千円をそれぞれ追加するものであります。 歳出では、保険給付費に326万7千円を追加、地域支援事業費に19万8千円を追加、諸支出金に85万6千円を追加するものであります。 議案第88号 平成29年度市川三郷町簡易水道特別会計特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ7万4千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億4,260万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では繰越金を7万4千円追加、歳出では総務費に償還金3万円を追加、管理費に土地借上料3千円を追加、公債費に4万1千円を追加するものであります。 議案第89号 平成29年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1,716万8千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億1,812万2千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 また、第2表「地方債補正」は変更1件であります。 補正の概要につきまして、歳入は繰越金に466万8千円追加、町債に1,250万円追加、歳出では、流域関連公共下水道費に138万2千円追加、特定環境保全公共下水道費1,619万4千円追加、公債費で40万8千円を更正するものであります。 議案第90号 平成29年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,558万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の内容は、歳入では繰越金に1万2千円を追加、歳出では公債費に1万2千円を追加するものであります。 議案第91号 平成29年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ52万9千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,059万2千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では繰越金に52万9千円を追加、歳出では総務管理費に52万9千円を追加するものであります。 以上、提案理由といたします。 ○議長(有泉希君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件につきましては、議会運営委員長の報告にもありましたように、所管の常任委員会に審査を付託いたします。 したがって、ここでは大綱的な質問をお願いします。 これより質疑に入ります。 第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  質問ではございませんが、お願いが実はございまして。 ○議長(有泉希君)  質問以外は。 ◆3番議員(高尾貫君)  質問とお願いです。 いわゆる簡易水道と上水の条例中改正、イコール料金改定がございます。いずれ料金改定になりますと、私どもは当然町民のみなさんにその内容について詳細に説明、ないしは場合によってはお答えをしていかなくてはならない場面が出てくるだろうというように思います。 そこで今回、私どもに、今手元にあるのは、当局からいただいたのは、あくまでもいわゆる数字だけいただいておりますから、その意味では非常に分かりにくいというように思います。 そこで、私の提案でありますけれども、この中でぜひお願いと言いますか、しておきたいのは、いわゆるこれまでの審議会の中身を公開を本当はしなければいけないんですけど、それをしろという話しではなくて、これまでの経過、そこをきちんとやはり町民に説明できるようにしておかないと、なぜ料金改定をするのかというところがしっかりないと、もちろん数字だけで、もちろん説明しろと言えばできますけれど、非常にこれは困難が生じるのではないかと、あるいはまたこの後、管の修繕だとか、あるいは電気の改善、修繕だとか出てくるわけでございますから、そういった意味で、もう少し丁寧な仕様説明があってもいいのではないかと、こういう意味で実は質問させていただいていますので、よろしくお願いします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  上水道、簡易水道の料金等につきましては、経過ですけれども、平成18年7月12日に諮問をし、平成18年10月27日に答申をいただきました。 それからもう一度平成22年6月29日に諮問をし、平成22年10月25日に答申をいただきました。 今回は、その後、簡易水道につきましても諮問が、平成22年12月21日、答申を平成24年3月14日でございました。 今回、やはり諮問をさせていただき、答申をいただきましたのが、答申をもとに料金改定をさせていただくことになったんですけど、実は平成18年ならびに22年の答申、諮問に対する答申で、料金改定を一気に高い率ですることは、町民の皆さまに大きなご負担をいただくことになるということで、改定を3回に分けてやろうという答申を受けまして、平成19年に料金改定、平成23年に料金改定をし、そして27年に料金改定をする3番目の改定があったんですが、これをずっと現在まで料金改定しなくて来たんですけど、上水道会計、簡易水道会計とも、非常に改善するのに困難であるということで、今回、例えば通常の過程で20立方メートルの水をお使いになる加算料金でも300円くらい、ペットボトル3本分くらいの改定に抑えさせていただいたところです。パーセントは11%くらいなのかなと考えているんですが、これをやらないと老朽化している水道施設、あるいは上水道管も現在まだ石綿管が布設されているところが、まだかなりあります。 ダクタイル鋳銅管に替える必要があるし、耐震管に継手等はする必要もあるし、こうした事業を推進をし、地震対策等でも地震等があっても安全な水を町民の皆さまに安定的に供給させていただくためには、この料金を最低このくらいをということで、かなり答申もそうですけど、抑えさせていただいた、ギリギリのところの料金改定案でございます。 諮問に対する答申については、講評はしておりますし、ほとんどの方はご承知だというように思っているですけど、もしもう少し丁寧に、そういうことを発信すべき、町民の理解を得るべきというご提言でございますので、そのことは広報等を通しても、あらゆる機会にそうした説明を申し上げていきたいと思っているところでございます。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  大変常任委員会でやる中身までお話いただきましたので、私が今回料金改定を中でするわけでございますから、その意味で今の市川三郷町、本町の簡易水道、上水道の現状をきちんと町民に認識してもらうということと、それから料金改定に至るまで、今お話いただきましたけど、それをきちんと作文していただいて、それを答弁して当局は町内に出て、各地区にその話はしていくわけですから、その材料としても必要ではないかなと思うので、そういう意味では、水道事業の損益状態だとか、あるいは設備投資事業というのはどういうふうなところにかかっていくんだというところを、きちんとあるいは将来のシミュレーションもきちんと出していかないと説明できないのではないかと、もちろん先ほどのペットボトルで3本くらいという話しもいただきましたけど、これは大変ありがたいことだし、重要なことだと思っていますけれども、その中身がプロセスがきちんと組み立てられないと、町民に説明できないのではないかということを、私は言っているわけでございます。 そこは町長お話いただきましたけど、それがないとちょっと不親切ではないのかなと、このように私は思っているわけでございます。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  逆に私どもの立場で申し上げれば、議員の皆さまにもそういうことはしっかり学習していただき、現状を認識していただきたいと。今質問されていることは、議員というお立場であれば、当然理解していただいていなければならない事柄だというように思います。 それから、簡易水道に関しましては、一気に料金の統一化も、当時平成22年の答申では料金の統一化があったんですが、非常にバラつきがありまして、旧町単位でですね、料金の低いところを平均化するために上げるということは、あまりやるべきではないということで、かなり抑えてあります。 新しい、先ほど申し上げましたような、耐震化、石綿管を更新する安全、安心な水を安定的に供給する事業としては、そのことを最低限町民の皆さまにご理解をいただかなければならないという思いですし、それから地域にそういう説明をするということは、計画に入っております。 それから水道事業の基本計画につきましても、前議会でそういうことをしますというご説明はしています。 介護保険、そのほかもそうですけど、地域に行って、すべて地域の説明会をしております。しかしそういう機会でも、町民の皆さまがなかなか会場にお越しいただくということが、率として必ずしも十分でないという点がありますから、あらゆる機会を通して、そのことのご理解をいただく手立てはしていきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  長くはやりません。できるだけ常任委員会の中で揉んでもらうということが、まず第一だと思いますし、できるだけ町民に分かりやすい丁寧な説明ができるような、資料をぜひ揃えていただきたいことを、ここではお願いということはだめなようでございますから、政策的に造っていただきたいということを申し上げておきます。 ○議長(有泉希君)  質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員会に審査を付託します。 これにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定しました。 ここで、暫時休憩いたします。 再開は、11時20分とします。     休憩 午前11時09分-----------------------------------     再開 午前11時20分 ○議長(有泉希君)  再開します。----------------------------------- ○議長(有泉希君) △日程第5 一般質問を行います。 第3番、高尾貫君ほか4名から通告がありましたので順次、発言を許します。 第3番、高尾貫君の一般質問を許します。 第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  あらためておはようございます。 国民健康保険広域化による町民に与える影響についてお伺いします。 平成30年4月から、「国民健康保険制度の広域化が実施され、役割分担が変ります」との見出しで広報いちかわみさと10月号に掲載されておりました。 県と市町村の役割分担について、県の主な役割、町の主な役割と分類し説明がありました。 私は、この記事を見た時、町民の皆さんは国民健康保険の広域化とはどういう意味なのか、広域化の目的は何なのか、最初に疑問を感じたのではないかと考えお尋ねしたいと思います。 1961年に、昭和36年ですが、国民健康保険(以下国保)が確立され、約56年が経過しようとしております。 この間、さまざまな課題を抱えつつ制度を維持するために、都度改善がされてきたことは、多くの皆さんが理解されていることと思います。 国保制度は、国民皆保険制度の中心的役割を担い、市町村が運営し国民生活を支える貴重な役割を果たしてまいりましたことは史実であります。 しかし、昨今の景気の低迷等により、良い経済状況が望めない中で、高齢化や医療技術の高度化、生活習價病等の増加等に伴い、医療費の増幅が続いています。 全国的には医療費増による保険料金の負担が増加し、保険料の収納率低や滞納世帯の増加などが懸念されております。 町が努力に努力を重ねても運営するには財政運営上厳しい現状に置かれていることも事実でございます。 そこで、町の現状と国保の本来の目的、国保の広域化による町民への影響について、町民の皆さんに解りやすく丁寧に説明していただきたく以下何点か質問するのでお答えください。 最初に、国保広域化によって長期的に持続可能な安定した医療保険制度を保つために制度改革、いわゆる広域化は必要とは思いますが、国保は低所得者層の生活を支える国民皆保険として位置付けてまいりました。 今後もそうした考え方に基づいて、本町では取り組んでいくのか伺いますので、町長の所見を聞かせてください。 2つ目は、国保制度はこれまで頻繁に改正されてきました。国民に分かりやすい制度に今後も努力してほしいと思います。 極端な言い方かもしれませんが、町民の多くは医療費の負担軽減と保険料の低いことを願うわけです。 国保の広域化によって納得できる制度、利用しやすい制度、町民が安心と信頼を確保できる制度になっていくのかどうかが心配であります。国保の広域化の目的は何なのでしょうかお答ください。 3点目は、山梨県内においては、各市町村で医療費の格差、保険料(税)の格差があります。統一することによって、本町の保険料は増幅する可能性があると考えられます。平成30年度の保険料は、どのように考えているのかお答えください。 4点目、持続可能な国保制度維持のため、町としては健康づくりと疾病予防対策の推進にこれまでも力を注いできたことと思います。 これまで実施してきた特定健康診査・特定保健指導の成果と、今後どのような方策と目的をもって臨むのかお尋ねします。お答ください。 5点目は、滞納世帯のきめ細かい実態把握、適時・適切な指導等確保をするために担当者の知識・経験や介護福祉などの関係部署とのネットワークづくりはどのように進められているのでしょうか、また、行動力や現場力が必要であり、困った時に役場が窓口となって相談しやすい環境づくりをしていかなければならないと私は思います。 本町においては、どのような取り組みとなっているのかお答えください。 6点目は、格差社会の広がりの中で、無保険者が増大しないか懸念しています。本町における無保険者対応策はどのように行っているのかお答ください。 7点目は、市町村間の所得格差について伺います。本町の国保加入者1人あたりの所得格差は、県内市町村の中では、どのような位置付けとなっているのでしょうか分かる範囲でお示しください。 8点目、国民皆保険を持続可能とするため、医療費の動向についてお伺いします。県の資料によりますと、本県の1人あたりの医療費は、全国と比較すると下回っていると報告されておおります。しかし、医療費は、年々増加傾向にあるとのことです。本町では27市町村中、どのような位置付けとなっているのでしょうか、分かる範囲でお答ください。 9点目は、医療費適正化の取り組みとして、後発医薬品の使用と差額通知などの普及啓発はどのような取り組みを実施してきたのか伺いますのでお答ください。 国保の将来見通しについて、被保険者数、世帯数、一般世帯と高齢世帯の割合など、今後の推移について教えてください。 11点目は、これまで本町では、国保料の負担を抑えるため平成27年度までは一般会計法定外繰入を実施してきました。今後も繰入方式は継続していくのでしょうかお答えください。 12番目は、広域化になった時、本町の保険料はどのような算定方式となるのか、保険料を県内統一しようという動きは今後あるのでしょうかお答ください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  高尾貫議員の一般質問にお答えします。 国民健康保険広域化による町民に与える影響はについての1点目、本町の取り組みについてでありますが、国民健康保険は国民皆保険の最後の砦です。対象者は全員、被保険者となり、安心した社会保障が受けられるよう、今後も引き続き、きめ細かな対応を行ってまいります。 2点目、国保の広域化の目的についてでありますが、現在、国民健康保険は市町村単位で運営しているため、小規模保険者が多く、財政が不安定になりやすく、また、事務処理方法にバラつきがある等の財政運営、および事業運営に課題があります。これらを解消するために、県が主体となり広域化することで、安定的な財政運営や、効率的な事業運営が可能となり、制度の安定化が図られるものであります。 3点目の、平成30年度の保険料についてでありますが、町では、県より本年12月中旬に提示されます国保事業納付金の仮算定額、さらに来年1月の本算定額の内容を精査し、分析し、町国保運営協議会において議論していただき、平成30年度の方向性を決定する予定となっております。 4点目の特定健康診査・特定保健指導の成果についてでありますが、平成28年度の特定健康診査の受診率は55.8%、特定保健指導の終了者率は56.3%であります。生活習慣病やその危険因子を早期発見し、適切な生活改善ができるよう栄養や運動などの生活指導を行い、疾病の予防や悪化防止を図り、結果、医療費の抑制につながるよう今後も努めてまいります。 5点目の滞納世帯への取り組みについてでありますが、納税困難な滞納世帯には、納税相談によりその世帯の生活状況を把握し、医療・福祉・介護サービスが必要な方には、国保年金係、福祉係、介護係、包括支援係等が連携して対応しております。 今後も、民生児童委員と連携し、滞納者の的確な実態把握に努めてまいります。 6点目の無保険者の対応策についてでありますが、町の広報紙やホームページへの掲載、窓口に設置されておりますリーフレットなどにより加入促進の周知をしております。また、各課と連携を図りながら、無保険者とならないよう取り組んでおります。 7点目、国保加入者1人あたりの所得についてでありますが、公表されております平成26年度の本町の1人あたりの所得は51万7,508円で、県下で2番目に低い所得となっております。 8点目、本町の1人当たりの医療費についてでありますが、平成27年度の本町の1人当たりの医療費は39万3,078円となり、県下で5番目に高い医療費となっております。 9点目、後発医薬品の取り組みについてでありますが、対象者へ差額通知の発送のほか、後発医薬品に対する理解を深めてもらうために町の広報紙への掲載、医療窓口等で後発医薬品への切り替え希望が記載された保険証ケースの配布、町内医療機関および調剤薬局への訪問を行っております。 10点目の、今後の推移についてでありますが、過去の伸び率から推計しますと、平成27年度から平成37年度で、被保険者数は4,419人に対し3,650人で769人減少17.4%の減。世帯数は2,633世帯に対し2,450世帯で183世帯減少、6.95%の減であります。64歳までの国保加入者の割合は58.6%が52.8%、5.8ポイントの減、65歳以上は41.4%が47.2%、5.8ポイント増になると推計されます。 11点目、一般会計法定外繰入についてでありますが、医療費の動向や被保険者の所得の状況等を注視しながら判断してまいります。 12点目、保険料の算定方式についてでありますが、現在、本町において保険料算定に、所得割、資産割、均等割、平等割の四方式を採用しておりますが、県の運営方針では将来的に、所得割、均等割、平等割の三方式で統一化する方針となっております。市町村の医療水準に差があることや、算定方式が異なることなどから、当面保険料率は一本化せず、まずは、算定方式の平準化や医療の適正化などを進めていくこととなっております。県では、具体的な進め方については、3年ごとの運営方針の見直しの中で検討することとなっており、本町につきましても状況等を分析しながら検討いたします。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ありがとうございました。 もう少し詳細と言いますか、詳しく聞きたいんですけども、まず一番目の最初の質問の中で、広域化ということで質問をさせていただきましたけれども、ぜひ町長も今言われた全体像の中で、その所見を聞いて、ひとまず安心をすると言いますか、あまり突っ込んだ危険性はないのかなというように、私もそういう意味では理解しますけども、ぜひその気持ちと言いますか、所見を大事にしていただきたいということをお願いしておきたいと思います。 2つ目のところで、実は目的を質問させていただきました。 やはり財政の不安定解消と、それから事務処理の効率化、さらに財政事業運営の課題解決というふうに私は理解をしているんですが、本町の国保の対象者は、何人が、先ほど少し細かく説明いただきましたけど、対象者は何人が加入しているのか、それだけ、28年度ベースでも結構ですので、分かれば教えていただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町民課長、武田真一君。 ◎町民課長(武田真一君)  平成29年4月1日現在の状況でございますが、国保の加入者、被保険者数は4,182人であります。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ありがとうございます。 実はちょっと気になるんですけれども、広域化によって、本町の保険料が増になるのか、減になるのかという、そこがやはり非常に心配を町民のみなさんもしていると思います。 実は、11月24日に県が示した資料によりますと、8つの市町村が増額すると、19市町村が減額となりますと、その時の24日の段階では数値は公表しないということで、県の算定では1人あたりの、先ほどもちょっと触れていただきましたけども、調定額が一番高いのが道志村で11万9,404円、丹波山村が5万5,197円と低くなって、本町が7万9,977円、下から3番目に低い調定額となっているわけでございます。 そうすると、先ほど11月24日にいわゆる示された県の資料でいくと、当然これを見たときに感じるのは、町内本町は上がってしまうのではないかなという、そういう心配事がある。そうなった時の現行の保険料から、さらに保険料が上がるという話しになってくると、これがなかなか町民に理解はされないだろうというところをお伺いしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  さきほど議員からも話がありました、本町の実態を申し上げますと、平成27年度の数字ですけども、1人あたりの保険料というか、国保税ですが、27市町村のうちで25番目、7万9,977円で、下から27市町村ですから3番目ということですね。そしてかかる医療費は27市町村のうちで上から5番目、39万3千何がしです。これは県下27市町村と国保税、要するに保険料の高いところは11万1千円のところを本町が7万9千円、8万円弱ということですね。 1人あたりの医療費の一番高いところは57万6,872円が一番上で、本町が39万3千円ということで、医療費は上から5番目で保険料は下から3番目という、その差額を法定外繰り入れ等で町民の皆さまにご負担にならないように、実は町ではそういうことをさせていただいているということです。 ですから、本町は医療費は県下の中でも本当に低いほうだというふうに、先ほどの数字から見て取れるというように思います。 今後ですけども、国は説明ですと3,400億、この関係で入れると、そういうことで当面は12月中旬、あるいは1月に入ってから具体的な数字が出てくると思いますが、本町の場合で見ますと、ほとんどの27市町村の中で、据え置きくらいか下がるほうが多いんですが、本町の場合も正確な数字が出てこない段階で申し上げるのはどうかと思うんです。上がることはないと思っています。 若干ですけども、今言ったように、医療費がかかって保険料が低いということもありますから、下がる率がかなり圧縮されて、他の町では例えば数千円下がるけれども、本町の場合は下げ幅がちょっと縮小されるけれども、上がることはないというように思っております。数字から見てですね。 今回やはり、高尾議員の質問の中で、一番やはり大きなのは、国保は自営業者や無職の方、それから非正規労働者の加入ということで、ともかく未納率とか、保険料収入が伸びないという点が最大です。 それだからご負担を、そのことを理由に町民の皆さまに、保険者の皆さまにご負担をお願いするということは、いたしません。そのために法定内というのは、人件費そのほか認められている繰り入れですけど、法定外の繰り入れをさせていただいて、町民の皆さまのご負担を軽減させていただくということです。 県に対しても、国が3,400億投入して、この安定化を図ると、ただこれが国のほうの計画が3年くらいで打ち切られたあと、例えば県で、自治体で、負担をしなさいということにならないような施策が必要ではないかと、むしろそちらのほうを注視している状況です。 ですからこのことを、いろいろな機会に、町村会等々で発言をしていくつもりでおりますけれども、国の支援を引き続きしっかりしていただければ、町民の皆さまへのご負担というのはないんではないかと、そう上がることはないと思うし、今回このことによって、切り替えの時点では上がることはありません。下がることはあると思いますけど、上がることはないというように判断しております。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ありがとうございます。 丁寧に説明いただきましたし、少し分かりやすくいただきました。ありがとうございます。 私も、事前に一定程度の勉強をさせていただいておりますので、理解できました。一番高いのはやはり早川町ですね、重傷者がいるということで、これは余計なことでございますけども。 今のお話で3,400億、ここに期待をする、当面はそこに期待をするしかないのかなということと、それからあと最後に町長のほうから答弁をいただいたところの、山梨県の国保広域連合連絡協議会ですか、これがありますから、この中でその後、3年後、4年後、中長期的にしっかり国民皆保険の安定した運営をぜひ求めていただきたいということをお願いを申し上げまして、1点目の質問については終わります。 ありがとうございました。 続きまして、2点目の質問に移ります。 2点目の質問は、峡南医療センター・市川三郷病院の建替えについて、開設者の1人としての考えと今後の道筋を聞かせてください。 第2次総合計画の基本計画の中で、次世代につなぎ、幸せに暮らせるまちづくり、健康長寿で安心・安全なまちづくりについて掲げられております。 また、10月20日執行された市川三郷町長選挙広報によりまして、ハッピーライフタウン構想の中で、市川三郷病院の建て替えについて公約として掲げられていましたので、あえてお尋ねします。 峡南医療センターは開設以来、4年が経過しております。どのような改善策が施され、赤宇解消はされてきたのでしょうか、また、市川三郷病院の建て替えについては、開設者としてどのような具体策をもって臨んできたのかお伺いします。 1つ目の平成26年峡南医療センター開設以来、平成28年度末までの資金不足を補うために、本町における厳しい財政事情の中で補填してきた額はどのぐらいになるのかお答えください。 2つ目の赤字解消の改善策はどのような形で意見具申をしてきたのでしょうか、開設者として把握している範囲でお答えください。 3点目は、開設者の1人として、市川三郷病院の建て替えはどのような計画をお持ちなのか伺います。 私は、平成27年12月定例会におきまして、市川三郷病院の建て替えの気持ちをお尋ねしました時に、市川三郷病院の建て替えは企業団とは共通認識もっており、重要課題として受け止め、実現に向け計画どおり進めてまいりたいと思っているとの答弁がありました。 さらに平成29年9月第3回定例会におきましては、現行の医師数の確保状況や、さらに市川三郷病院の建て替えの方向性など、具体的にお示しいただきました。 その内容は、建設予定年度を平成31年度の建設を峡南医療センターに主張する。病床数は、当初考えていた病床数より大幅減であるけども30床を予定。建設財源は、へき地医療拠点病院施設補助金を活用する。さらに建設予定地は現在地を検討しているなどを明らかにしていただきました。 今後は、もちろん企業団や組合議会、私ども議会とも相談し、町民の健康長寿で安心・安全なまちづくりを目指した病院建設を願うところでございます。 企業団に意見具申していくために、整備基本計画、実施設計、建設工事、開院の時期、総工事費、医療事業費、収支でございますが、医師確保数、あるいは医療従事者数などの確保策について、骨子案作成にあたって協議会の立上げなどは、今後予定されているのでしょうか。改めて今の気持ちを町民に聞かせていただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  峡南医療センター・市川三郷病院の建て替えについてでありますが、1点目の平成26年度から平成28年度までの本町が資金不足を補填してきた額につきましては、負担金が3カ年で4億9,158万円、長期貸付金が平成27年度に1億5千万円、出資金が平成28年度に2,500万円となり、総額で6億6,658万円の支出となります。 2点目、赤宇解消の改善策につきましては、峡南医療センター企業団には、地方公営企業法に基づく管理者として企業長が設置されており、業務の執行に関しては法律上広範な権限が与えられた、企業長の名と責任において地方公営企業業務を執行し、その業務の執行に関して地方公共団体を代表することができるとされております。町といたしましては、赤宇解消に向けて、開設者ならびに企業団議会とともに医師の確保を要請するのと併せ、峡南医療センター企業団の開設者会議などの機会をとらえ、企業長に対し、峡南医療センター改革プランの目標達成を強く要請しております。 3点目、市川三郷病院の建て替え計画についてでありますが、市川三郷病院の建て替えに関する業務につきましては、地方公営企業法に基づく管理者として企業長が地方公共団体を代表し行う業務でありますので、現時点で、町として協議会の立ち上げは予定しておりません。なお、峡南医療センター改革プランにもありますとおり、数年以内に、山梨県地域医療構想に従い、病床数を30床程度まで削減し、地域包括ケア病床も備えた病院として建て替えを予定しておりますので、今後も引き続き企業団議員とともに、市川三郷病院の建て替えに向けて、着実に実現できるよう取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  公約に掲げてあったからどうでもやれという意味合いで強く求めているところではありませんけど、ただ公約は町民が政策として出されたものでありますから、その期待というのは大きいということだけは、ぜひ受け止めていただきたいというように思います。 もう少し具体的にお伺いさせていただきたいんですが、先ほど30床の話ですけど、理由はちょっと補足の説明の中でありましたけど、30床にしたのはどういう訳かという理由は先ほどの話ですけど、ベッドの1床あたりどのくらいかかるのかとか、そういうことを踏まえての、もちろんご答弁だと思いますけど、例えば介護関係のベッドだと450万とか600万くらいでできるんですけども、医療の場合は高機能をどうしても備えなくてはなりませんので、ある意味では600、800という大きな数字になってくるわけですね、当然にして。その辺のことも踏まえて、きちんとご検討と言いますか、申し上げる意見具申の中で、ぜひしていただきたいということを、お願いをしておきたいと思います。 そこをちょっと確認だけさせてください。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  企業団の経営が非常に困窮している状況が開設当初から起こっております。これは市川三郷町立病院時代の債務がありました。当時の市川三郷町の町立病院時代の債務をどう整理するかということがありまして、土地、建物、医療機器の資産と債務との関係で、資産のほうが債務より1億ちょっと多かったんですね。その資産の多い分を富士川町では現金で企業団に入れていただきました。 そして、市川三郷町立病院時代の債務はなくなったんですが、しかし、26年度の医業収入が入るのは3カ月後、4カ月後ということで、運転資金が全くなかったことで、初年度7億からの赤字が出、次が1億9千の赤字、28年度が2億9千からの赤字ということですが、本来医業構想の中では、基幹診療型の富士川病院が黒字化して、市川三郷病院のような総合診療型病院の赤字分を補って、企業団としては赤字の出ないようにするという計画だったんですが、28年度の収支を見ると、市川三郷病院の赤字が1億3千万円、富士川病院が1億2千万円の赤字、2億5千万円、残り4千万円は2つの老健施設の赤字ということで、富士川病院のほうが、その▲が取れていなければいけないとところが、同じくらい赤字額が出ているというのが、構想に対して大きな差異が生じているというところです。 そういう意味では、市川三郷病院があれだけの医師数で、久保寺院長を中心に、本当に頑張ってくださっている数字であると思っています。 だから、病院の改革プランを達成するように強く要請しますという、そういうことを込めた答弁をさせていただいたところですが、医師確保につきましても、先般行ってまいりました、医大へはですね。 新年度、平成30年度から数名の医師を派遣してくださることを、新病院長はじめ副院長がおっしゃって下さいましたので、そのことが実現できれば、三珠国保診療所の勤務も若干お願いをしたり、今まで具体的な医師の派遣の回答をいただけなかったのが実態ですけど、30年度から2名ないし3名くらいが派遣していただける印象を持ちました。そういう意味では、かなり改善がされるかなと思っております。 この赤字がなくなってはじめて病院建て替えというのではなくて、両町である程度の負担はしても、これは議会のご同意が必要ですけれども、やはり1974年、ですから昭和49年11月開院して、43年経っている今の建物を建て替えをするというのは、市川三郷町の町民としては、本当に心から願っていることでありますし、私自身もそのことは何とか実現したいということです。 現在の市川三郷病院の病床稼働率は、100床に対して28.5くらいが平均で、25から28くらいの病床利用率のことを考えて、建て替えに負担をできるだけ抑える形で30床規模でという数字は、そういうところから、これは病床数が多いことには越したことはないんですが、医師の確保との関連もあるし、医療機能分担をどこまで明確に線引きができて、2つの病院が担当する医業の関係を明確にできるかということも含めて、正しい病院建設についてはいくつかの要件があると思いますので、若干そのことはまだ未知数な部分がありますけど、建て替えるということは大前提で、今進めて、開設者会議等では話をさせていただいているところであります。 ○議長(有泉希君)  第3番、高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  今のお話は、実は平成27年度12月の第4回の定例会で質問をしたときに、ほぼ30床は別として、ほぼそれに近い答弁をいただいておりますので、それなりに理解はしております。 ただ、その後、今市川三郷病院は、三郷病院のことだけになってしまうんですけども、13診療科目を持っていて、先ほどのベッドの話もありましたけれども、20数%しか稼働されていないという話しもありましたけども、実は私も時々病院に訪れ、午後から状況を見させていただいておりますけども、これはここでお話しませんけども、大変厳しい実態になっているというのが、目の当たりにしておりますから、それは十分理解をしているんですが、実は2025年問題ではありませんけども、65歳の高齢者が4人に1人ということになって、私もその中に入っていくわけですけど、そういった時期に合わせて、高齢者が住み慣れた地域で、自分らしい暮らしをしていくということは、厚生労働省が一生懸命説明していますけど、その昔は当時の政権が、実は核家族を推奨して、今になったら在宅で核家族を戻して、在宅で見ろと、こういう形になってしまいまして、私どもはどうしていいのかということが、右往左往している実態でありますけども、人生の最後までを続けるということができるように、地域でサポートする、これが当然先ほどありました地域包括ケアシステムとの連携と、厚労省が一生懸命推奨をしている、いわゆる24時間在宅支援対応ができることが最も最適だというような話をしていますけども、それに対処していくためにも、在宅支援センターのような形で、富士川病院と市川三郷病院のすみ分けと言いますか、これは当初27年の12月の時にもお話いただきました急性期医療と、いわゆる慢性期医療のその部分との違いをしっかりして、そして病院というのを建て替えを検討したいという話しをいただきました、その時は。だから私ども町民は、議会もそういう思いでずっとおりましたから、であるとすればその過去は過去としても、やはり先ほど申し上げました2025年問題とか、この町の人口、高齢者の状況を全部トータル的に踏まえて、そういった方向で、国、あるいは県のそういった方向を進めていったときに、どのような、いわゆる補助金ですね、予算事情の関わりを加味した時に、どういう補助金がもらえるのか、付けてもらえるのか、そういうことをやっぱりしっかりと研究をしていただいて、その上で町民の思い、有識者の意見ももちろん聞きますけど、町民の思いをぜひ聞いていただいて、そしてどういう方向で建て替えるかというのを、やはり開設者として、大変申し訳ないけども、ここは発言権はないにしても、企業団に進言をしていただかないと、これは企業団と、そして両町の町長とも話も当然必要だろうと思いますから、そこら辺をしっかりすみ分けをしていただいて、そして富士川病院と市川三郷病院のしっかりとしたすみ分けの中で、黒字にしろということではなくて、少なくとも一定程度は町でも負担をするけれども、そうは言っても三郷病院と富士川病院が一定の運営ができる峡南医療センターとなれるような、そういうことを模索をしていかないと、町民は理解をするのは非常に難しいだろうなと思いますし、町長もそうい気持ちになっていて、前回、4年前にもそのことを言っていただきましたし、このあと4年間の任期の中で、その辺のことを着手していただいて、これは余計なことですけど、町長ももちろん苦労されておりますし、私も幼少のころから町長の近くにおりましたから知っておりますけども、大変苦労されていることは十分分かっております。その意味でも、ぜひ町民の心が一番分かる人だというように思っておりますので、そこのところはぜひ汲んでいただいて、ぜひその方向で、建て替える方向を早期に模索をしていただきたいことをお願いをしたいと思いますけどいかがでしょうか。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  2025年問題というのは、団塊の世代が75歳を迎えるという意味で、要するに高齢化社会がさらに加速するということで、2025年問題というのがあるわけです。今は急性期の病床よりも、回復期とか、慢性期とか、あるいは急性期からむしろその回復期のほうの病床を増やすという国の方針もあるわけですから、本来で行きますと30床ではなくて、もっと多い病床が必要で、急性期をやる富士川病院のほうの病床が減って、総合診療をやる、回復期をやる市川三郷病院のほうの病床が増えることのほうが望ましいというように思っています。 これは企業団とのやり取りもありますし、県の考えもありますし、いろいろ調整をしています。今の開設者という立場で、県にはトップの方とお会いをしてお願いをし、県も最大限の協力はしますというお話をいただきました。 内々ですけども、いろいろな方面で、今の財源の問題も含めて、あらゆる手を尽くそうと、尽くしている部分もあるし、尽くそうとして努力をしております。 いずれにしましても、着手できる方向を早く目途をつけたいという気持ちであります。そういう意味で、できるだけそういう機運を企業団議員の皆さまと力を合わせて取り組みたいということを、最初の答弁をさせていただきましたけど、さらにさらに努力を重ねていくつもりでおります。 ○議長(有泉希君)  高尾貫君。 ◆3番議員(高尾貫君)  ありがとうございます。 まさにご答弁いただきましたように、本当に町民の思いというのは、そこにありますので、時折一瀬議員も同様な内容で一般質問しておりますけど、本当に町民の思いというのはそこにありますので、ぜひ開設者として、意見具申をしていただきたいと思いますし、おそらく国は別としても、県は峡南医療センターについては、たぶん心配されていると思います。その意味では、職員任せでなくて、町長自らがやはり県に足を運んでいただいて、庁舎内にいなくてもいいですから、毎日県のほうに足を運んでいただいて、ぜひ働きかけをお願いしておきたいことを申し上げまして、質問を終わりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第3番、高尾貫君の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。 再開は1時15分といたします。     休憩 午後12時13分-----------------------------------     再開 午後1時15分 ○議長(有泉希君)  再開いたします。 第16番、一瀬正君の一般質問を許します。 第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  これより一般質問を行います。 最初に、市川地区中央通りの一方通行は解除すべきと考え、町長の見解と方針を伺いたくて質問します。 旧市川大門町は、中央通りが一番広い道路で、大型トラックやダンプカーが行ったり来たりしていました。商店街としても大賑わいの道路で、交通事故もありました。そうした中で、一方通行にされました。昔の話です。 国民体育祭が山梨で開催された時、市川大門町は空手会場に決まり、市川大門町議会は市川本町駅をメインステーションにしたい思いと、一方通行全面解除の願いの中で、山梨中央銀行と、現在のとりしん駐車場の間の一方通行を解除を決議し、関係機関に働きかけましたが、残念ながら実現しませんでした。あれから40数年経過しました。市川中央通りは車どころか人も歩かない寂しい通りになってしまいました。中央通りを寂しい通りにしてしまった最大の要因は一方通行です。 去る10月12日にJAとりしんホールで葬儀が行われました。その時、焼香を終え、来た道を戻ろうとした3台の車が中央通りのすぐ上で待機していたパトカーに3台ともつかまってしまいました。 一方通行の道路であることを知らなった町外の方たちと思います。一方通行と知らないで、逆進してパトカーに停止されている車、知らないで走行していく車は日常的ではないでしょうか、市川地区の道路事情は中央通りが一方通行になった時代とは大きく変化しています。市川大門バイパスをはじめ、大規模農道が整備されてからは、中央通りをダンプカーや大型トラックが通ることは極端に少なくなっています。交通事情による事故の発生も心配しないでいいと思います。昨年の9月議会での一般質問の中でも述べましたが、一方通行になってから中央通りの商店は極端に減少しました。対面通行であったならば、富士川町、南アルプス市、身延町から来てくれるお客さまに真ん中の通りをまっすぐに来てくださいと言えるのですが、それができないのです。 私は文教通りから上の人たち不便を感じていたのですが、最近7丁目の人からも不便であることを聞きました。 中央通り終点の交差点で、家がすぐそこなのに、文教通りまで行くか、南線通りを上がって、中央通りを下らなければならない不便の話を聞きました。中央通り一方通行解除は、市川地区住民の切実な願いです。昨年の9月議会での町長答弁は、中央通りの一方通行の解除、本当にできたらいいというように思っていますでした。 あれから1年経過しました。一方通行解除が本当に必要と考えているのであれば、遠藤浩県議会議員のお力もお借りして、町長のトップ外交が必要です。中央通り一方通行は解除すべきと、私は考えますが、町長の見解と方針をお尋ねします。 答弁をお願いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  一瀬正議員の一般質問にお答えいたします。 中央通りの一方通行解除についてでありますが、この事業を進める上で、最優先課題として考えなければならない点は、歩行者等の安全確保であります。当然のことながら、交通規制の解除により、ご高齢者や、障害者、通学する児童・生徒などが重大事故に遭遇してはなりません。安全対策が不完全な状態での一方通行の解除は、人命にかかわる重大事故が起きないとも限りません。以前にも議会で答弁をさせでいただいておりますが、警察署の指導・協議事項といたしまして、十分な道路幅員の確保という点について、強調させていただきました。 現在、警察署との協議を進めながら、対応策を模索しているところでありますが、一方通行解除につきましては、歩行者の安全確保の点、整備したばかりの道路・水路が国庫補助事業という点、地域住民の理解と総意を得るべき点など、数多くの課題があります。ご指摘のとおり、高校再編に伴う主要公共施設の所在地移転もあり、道路網の見直し整備と併せて、今後も継続して取り組み、実現に向けて努力いたします。 付け加えさせていただきますと、平成16年1月23日と、2月20日、市川中央部まちづくり研究会、これは大山梨大教授も交えて、通行改善実験をした結果、幅員が足りないという結論が出ております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  今の答弁は、町長これまでも似た答弁をされています。まちづくりにも、私加わって検討していたんですが、コンサルの方の主張が、最初は本通りというのは、こういう道に使用ではないかということで、それはだめですよということで、今のようになったわけです。歩行者の安全確保が第一だということなんですが、本通りを見て、普通はこういうと思うんです。しかし、実際私たち町民が本通りを見て、ここが対面交通になって危険があるのかということ、それを一番考えますね。というのは、私の前の通りも、狭い道路が両面交通なんですね、避けて通るということで、そういう意味からいったら、私は、例えば大型のダンプカーだとか、大型バスについては通るのを考えたらどうだとか、いろいろな工夫があると思うんです。なぜこの質問をするかと言いますと、市川地区中央通りは、寂しい通りになってしまったということです。個人経営の商店が激減したのは、一方通行になったからではないでしょうか、大きな原因の1つだと思うんです。それは大店舗が変わったり、それからコンビニ中心の商売になってきたりして、アメリカ型になってきていることが大きな要因ではあるかもしれませんが、中央通りについては、商店が一方通行になったために、激減している要因の1つであると思うんですね。 今、建設されている仮称生涯学習センター、町民体育館、そして保育園が市川地区の外れに建設されているわけです。 中心部活性化という面からも、これからの施設の建設地の選択に、私はこれらの施設の建設には反対をして来たわけなんですが、しかし、高校生までが使用できる児童館が本町駅のすぐ近くに、町長、建設してくださったり、陣屋の歴史観も含めた中地区公民館が市川地区中心部の旧寿会館周辺に建設されるわけで、市川地区の活性化にはこれは大きく役立ってくると思うんです。そして中心部の活性化策は政治に携わっているものの私は責任だと思います。 これまでも何回か、町長が先ほどの答弁を何回か私は聞いているんです。合併して3町になったことによって、旧六郷町、旧三珠町の人たちにとっては、あの中央通りが果たしてきている、旧市川大門町にとっては、どういう役割を果たすのかということです。 私が質問の中にも書きましたが、あの道はかつてはダンプカーが通ったり、あそこしか広い道がなかったんですね。その後北線通りが拡幅されたり、南線通りが整備されたりすること、それからさらには広域農道、それから52号線というような形で、大門バイパスが建設されて大きく変わったんですね。しかし、当時決めた一方通行、中心街、市町村の中で本当に中心街が、メインストリートが一方通行というところが、どこがあるんだろうかと、甲府市のオリオン通りでしたか、かつてありましたが、私はそういう変化が出てきている。車が通りぬける車が通らなくなってきているということ、逆にそのことが寂しさにもなってきているわけなんですが、中心部の活性化は、本当に私たちが考えなくてはならないことだと思うんです。 中央通りを一方通行にした時代は、現在の状況とは全然違っている、先ほど申しましたが、交通量も今と比べものにならないだけでなく、大型車両も頻繁に走っていて事故があったということなんですが、先ほども述べたように、その時代とは違い、今は大きな道路もできて、町を素通りする大型車が中央通りを通ることはなくなっているということです。 中央通りの一方通行の解除は、市川地区の活性化にとって、私は必要だと思います。新しく建設される高校は、生徒数県下一の高校との説明を受けています。高校新設と一方通行解除が市川地区中心部をにぎやかにする市川地区活性化策として考えるべきではないかと思います。 確かに交通安全は必要ですが、その安全が確保されることは、それは昔とは違って、ダンプカーが通ったり、大型車が通ったり、老人が事故を起こしたんですね。それが当時の老人クラブの人たちが県に対して一方通行にしてくれという請願にもなっていったわけなんです。 そういうようなことを考えたとき、今、私たちは中心を一方通行解除するということは本当に町にとっては私は大きな課題だろうと考えます。 確かにまちづくり研究会のアドバイス、お願いした先生からのアドバイスは一方通行解除ではなくて、あの道をくねった道にして、そこを人間が歩けるようにしてはどうかというような、甲府市の裁判所のわきの道路みたいな提案がされた記憶があります。しかしそれはだめですよという提案をしたところです。 確かに国庫補助金をもらって、そこを埋めたりいろいろしています。しかしその働きかけを、ぜひ私はしていただきたいと、かつての市川大門町では、先ほど申しましたが国体が開かれた時、議会で中銀から先ほど言いましたが、今のとりしんさんの駐車場までの間、当時は甲陽自慢だったんですが、あそこだけを一方通行を解除しようということを決議して、県へ働きかけたんですが、残念ながらさっきも言ったような状況です。 そういう意味では、これは重要課題だと思いますので、町長、前向きにご検討いただきたい。安全は人によって守れるわけですが、こうした一方通行という制度をこのままにしておいたら、本当に町というか、市川の中心部はさびれていくばかりだろうと考えます。 私も、一歩下がったところに住んで商売をしておりますが、本当に飲食店もガタガタ減ってしまいました。商店も減りました。八百屋さんもあの通り2件しかなくなってしまったわけです。魚屋さんはのりさん1件です。そういうような状況を考えたときに、私はもっと人が通るように、人が買い物しやすいような、そういう状況というのは行政が作っていかなければならない。それには道幅が、今の道幅でも十分だろうと考えて、この質問を3回位しているんでしょうか、しているのはそういうような中で、商店の人たち、住んでいる人たちがもっと便利になれるようにということで、今回も入れたのは7丁目の人と話をしたんですよ。私たちだって家が見えるんだけど、ずっと回らなくてはいけないだよというようなことで、不満を述べておられました。 そんなことで、再度お答えをいただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  今、一瀬議員の質問の中で、さらにちょっと難しいなと感じたのは、駐車場のない商店で買い物に来た方が、店の前で車を止めて買い物をする。その間、対面交通の状況を考えたときに、警察署、ないしは公安委員会が駐車禁止にしますとか、そういうことが付帯的に出てくるんではないかとか、いろいろ考えられるんですね。 ですから、今のように、商店がそのためにさびれてしまったから、対面交通にすればそうでなくなるということだけでは、警察との交渉やり取りで、またそういう問題の今言ったような駐車場は別のところに車を止めて歩いてお買い物をしてくださいみたいなことになりかねない状況もあるのかなと。それでこの問題はずっと取り組んでいるんですね、だからもう1つの方法としたら県議のお力もというご提案、もちろんそういう話はしているんですが、議会も一緒にやっていただけませんかね。議会の決議をいただいて、町と議会が一緒になって、警察署、公安委員会等々に一緒に力を合せて、このことをお願いをするという力を貸してもらいたいという思いもあるんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  当然そうだと思いますが、市川地区の議員も、合併したことによって、ずいぶん分かっている議員というのは少なくなっていることも事実です。それから今は商工会が管理している中銀のところの駐車場も、商店が駐車場に使うために町が買ってというか、旧役場庁舎跡を提供したし、中銀にも駐車場があるし、その上の金融機関にもあるし、私のところの駐車場もそういう意味では利用もできると思いますし、私はそうした商店活性化策にとっては、これは本当に、市川地区の活性化にとっては重要だと思うんですが、そういう意味では町長はどうお考えでしょうか。市川地区、旧市川大門にとっては大事な課題だとお考えでしょうか、その点だけ教えてください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  対面交通できればいいと思っています。 ただ、規制というか、決まりがあって、それを解除して対面交通にするというのは、やはり決まりというか法律の中で、警察署も、公安委員会も判断していると思うんですよね。それをまげて対面交通にしてくれということは、なかなか難しい。だから40年以上かかっているということなですよ。 そうでなければ、それは町民の総意であれば、警察署、そういう配慮、ただできないそういう決まりがあって、できないということですから、時間がかかってなかなかできないということです。そういうふうに交渉した過程ではそういう感じでおります。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  相手は、私は町長、そういうと思うんです。南線通りにしても、北線通りにしても、対面交通なんですよね。そして交通量からいったら、3線ともそんなに変わらないと思いますし、あれを40年前に一方通行にした状況とは、さっきも私、最初の質問でも言っていますが、状況等は全然変わってきているんです。 そういう意味では、先ほど議会もということですから、議長を通してそういうようなことで、私たちにも相談していただけたらいいと思います。そして行動を起こしていかないと、市川署がなくなって、鰍沢署なんですよね。公安委員会もそのままにしておいたほうが楽なんですよ。しかし町にとっては切実な問題だろうと考えます。 私も、市川へ戻ってきて商売を始めて、もう45年から50年近くになっているわけですが、仲間がどんどん閉めていく。それはお客さんが夜なんてほとんどあの通り通っていないんですよ。本当に夕方からは、商店だってガラガラなんですよ。本当に大変で、その大きな要因になっていることは、町長もご存じだと思いますので、これは大きな1つの課題として、取り組んでいただきたい。また取り組んでいくようにしていきたいと考えています。 2番目の質問に移ります。 JA西八代本店のところの交差点の道路改良について質問します。この質問をすることにしたのは、町内の複数の高齢女性ドライバーの方々の要望からです。 その方々は、JA西八代のところの交差点をバスやトラックが曲がるとき危険を感じて、大型車が楽に曲がれる交差点にしてほしいということと、2車線にしてほしいという要望でした。私もあの交差点で、信号待ちをしているときに、同じ思いをしていました。特に役場前を通って、JA西八代のところの信号では、直進する車は少ないのですが、右折、左折の車が多いとともに、文教通りから役場方面へ進む車との交差は、事故こそないのですが危険度は高いのです。特に小中学生だけでなく、高校生の登下校時は、非常に危険を感じています。これからは、新設高校の建設に関わる工事が始まります。工事関係車両なので、いろいろ考えるとJA西八代のところの交差点のところの道路改良は、緊急、重要な課題だと考えます。JA西八代本店と、市川支店のところと、向かい側右の用地を活用すれば、道路の改良はできると考えます。 JA西八代本店のところの交差点の道路改良について、町長の見解と方針をお尋ねします。 お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  JA西八代の交差点の道路改良についてでありますが、既設交差点につきましては、都市計画道路整備事業中のため、未改良交差点であります。平成25年度から平成26年度の2年間をかけて、交差点南側にありました商店2軒のご協力を得て、通学児童等の安全確保のスペースを改良実施したところであります。 今後につきましては、既存の余地等の利活用が出来るか否かを、県道管理者および県公安委員会等と協議を行い、より安全かつ利便性の向上した交差点改良を検討いたします。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  工事車両の点の答弁がなかったですが、工事車両は大門バイパス経由で入って来れば、私は安全だろうなと思います。 相当長期間にわたって、工事に係ると思うんです、まず、体育館、町民会館をつぶして、その後へ校舎を建てる、古い校舎をつぶしていく、グラウンドを整備するとなると、相当の期間、の、それも大型車が通ってくるとなると、私が今回提起している道路の改善というのを待っては、非常に難しいだろうと思うんですが、その点について、町としてやはり県のほうへ要請していく、要求していくことが大事だろうと思いますので、まずその点、工事車両の問題について、お答えがなかったんでお答えいただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  もちろんそのことは、県との協議の中で、最優先で申し入れをするつもりでおります。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひお願いいたしたいと思います。 質問書の中では言葉が足りないところもあったんですが、私が言いたいのは、JA西八代側の道路幅を広げて、役場方面からの車は、道路は3本にできないかということなですね。 というのは、右に曲がる車は曲がれるようになっているんですが、左へ曲がる車と、直進するのが同じところなんですね。もちろん優先されるのは、文教通りから来る車を優先しますので、北線通りの信号機が照らしている時間と、役場のほうから行く時間が差があるんですね、北線通りのほうが長くて短いんですね、そうすると役場のほうから行こうという車は、どうしても焦ってしまうんですね、特に夕方の危ないなと思って、もう赤になるのに曲がったりというような状況が出てきます。そういう中で事故こそ起こっていなんですが、この改善というのは非常に必要だろうなと思うんです。 私が言いたいのは、JA西八代側の道路幅を広げて、役場方面からの道路は3本にして、1本は左に曲がるのと、文教通りに直進するのが1本と、もう1本は、文教通りのほうから入れる優先の道路にすると。というのは、あれを待っている時間が非常に長いので、そして文教通りから来たのが右へ曲がれるようにするというような形で、というのは車の量は少ないんですが、文教通りのほうから来るのは少ないのですが、どうしても役場のほうから来る車が多いということが、私のところに相談されてきた、お2人のドライバーからそんなお話を聞いたわけなですね。 とにかくこの信号の時間も含めて考えて検討してもらえたらなと、道路の本数を替えていくということで、特に役場への、今度新しい高校が建設されるとなると、農協、JA西八代の本店があるとかなって、地帯を、それから大型店もあるわけであって、セルバもあるし、マルアイさんもあるというようなことで、町にとっては重要な交差点だけに、私は十分検討して、そして改善をしていくことが必要だろうとなと、町の大きな課題だろうなと考えて質問をするわけなんですが、その点について町長のお考えをお聞かせください。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  都市計画道路整備事業中の未改良交差点ということで、答弁をさせていただきましたけれども、県道路管理者のほうで、どういう交差点にしようと計画図があるのかどうか、それから公安委員会との協議という答弁をさせていただきましたけれども、今のようなことも含めて、担当課でもし分かることがあれば、担当課長に答弁をさせます。 ○議長(有泉希君)  土木整備課長、塩沢正也君。 ◎土木整備課長(塩沢正也君)  一瀬正議員さんのご質問であります文教通り、役場前線からの交差点でございます。状況を見させていただきましたが、南側に進む農協の前が、右左折で大変渋滞しているという状況もかなり見受けられている状況も確認しております。 また中銀から北側に向かう文教通りの交差点のところでも、何台かが滞留しているという状況も見ております。 さきほど冒頭町長も答弁をさせていただきました、現在の交差点は都市計画街路の交差点の中の未改良交差点でございます。今、役場前の道路は16メートルの設定で、南進については11メートルの設定でございますので、まだ未改良の部分で、暫定供用という形で交差点の作り込みに当たっておりますもので、右折レーン、基本的には滞留長、車が止まる滞留長、車幅が3車線となりますと、現在の既存の幅では確保が難しいという状況になっております。 その観点の中から、信号で時差式とか、そういう部分を公安委員と協議をしながら進めてまいりたいと思います。 以上、答弁とします。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひご検討いただきながら、働きかけて改善をしていただきたいと思います。 あの地域の活性化にもつながっていくだけに、特に今度新設高校が建設されるだけに、若い人たちが歩いたり、その危険度も上がるかもしれませんけれど、朝などは歩行者専用の信号だけになったり、いろいろな工夫もされていくことは承知しておりますが、そのへん、十分な検討をする中で、働きかけていっていただきたいと思います。 3番目の質問に移ります。 役場総合案内所と、すぐやる課の新設について質問します。 役場総合案内所の新設については、平成27年の9月議会の一般質問でもお尋ねしましたが、役場を退職した方で、行政経験が豊かな人を配置した、役場のことの、なんでも相談窓口の設置が必要です。 役場の各課の窓口は職務経験が浅い職員が多く担当しています。役場の業務全般を理解することは困難です。 ところが、役場に相談に来る町内外の人たちの相談は、多種多様で難しい問題や、担当する課が複雑困難です。 町道や農道に関する相談、町内水路等、後期高齢者医療や介護保険、国民健康保険の保険料問題や診察、療養、サービスの相談などなど、困っている町民が相談に役場に来たが、どこへ行っていいのか分からずに、迷っている人に声をかけ、相談に乗り、担当課、係へ案内して、困っている人を支援してやれる総合案内所が必要です。特に、三珠分庁舎や、六郷分庁舎にある商工観光課、農林課、そしていきいき健康課に関する相談も少なくないと思います。 次に、すぐやるかの新設についてです。 町民の方から役場で緊急に対応してもらいたい問題が出たとき、町民が相談に行き、すぐに対処してくれるすぐやる課を設置してほしいとテレビで放映された千葉県柏市の取り組みを話してくれました。 町民のその方の話も聞く中で、私も緊急性が求められている住民要求にすぐ対応できる役場窓口が必要と考えます。 役場総合案内所とすぐやる課の設置は、住民サービスの向上という点で重要と考え質問するものですが、町長の見解と方針をお尋ねいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  役場総合案内所とすぐやる課の新設についてでありますが、現在、正面玄関に一番近い町民課が、総合案内窓口の業務を担当し、窓口を担当する職員だけではなく、全課員の経験・知識を合わせ、行き先を迷われている皆さまや、ご高齢者等の案内を行っております。 お体が不自由な方や、ご高齢者の場合には、担当者が町民課の窓口に来て対応するなど、親切・丁寧を旨とした窓口対応を指示しておりますが、今後、専任職員による総合案内所の設置につきましては、検討いたします。 次に、すぐやる課の新設についてでありますが、すぐやる課の先進例は、昭和44年(1969年)10月6日に発足した千葉県松戸市があります。当時は、急増する人口に対し、道路や上下水道などの整備が追い付かず、増加かつ多様化する市民の声に素早く対応し、同時に行政を身近で分かりやすいものにしようと設置されたようであります。 本町におきましては、全課にすぐやる精神が根付いてきており、複数の課にまたがる課題等は政策推進課・企画課等が調整して早急な対応を取るよう心がけております。 今後もより一層きめ細かな対応に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  私もこれまでも質問して、対応をしていると思うんですが、総合案内所については、町民課の窓口がということで、やはり大きな表示が必要だろうなと思います。そういう果たす場合についてなんですが、町民が役場に用事に来るというのは、ほとんどの人がまれにしか来なくて、しょっちゅう来ている人もいますね、あそこで休んでいる人もいますけど、相談事で来るという人は、まれにしか来ないわけで、どこに行ったらよいのか迷っている人に声をかけておられるということで、私もしょっちゅう来ているわけではないので、その辺の声をかけて、相談に乗っているというところを見かけるのは少ないわけなんですが、声をかけて案内してやったり、何の用事で来ているのか相談に乗ってやるということで、それだったらここがいいですよとか、こうですよということで、私が考えていたのは、役場のOBの方で、親切になんでも理解しているような方たちを置いたらどうかというようなことで思っているわけですね。 どうしても窓口ではいろいろ対応にも困難な点があるんだろうというようなことを思いながらの質問だったわけです。 次に、すぐやる課なんですが、先ほどの答弁にもありましたけど、役場の中での各課の連携、関係課で連携を取っているということなんですが、町民の要求を聞く機会というのは区長会の前に組長さんに私のところも組長さんが回して、何か町に対して、こうしてほしい、ああしてほしいということはありませんかというような文書を回して、回覧で来て、それに申請すると、そうするとこれを区長会の時に、町で集約したり、前の時に要求が出ていたのはどのように解決したかとかいうような資料を、よその市町村に比べたら私は非常に親切なことをやっていると思っているわけなんですが、従来の方法はこうしてきたわけですが、そのほか町民が議員に頼んで、ここをやってくれと言って、議員のほうから要請してすぐにやってもらうというようなことも、町の中ではそれぞれの議員がそういう役割も果たして来ているわけなんですが、役場というのはいくつもの課に分かれているので、町民の要求の実現には、複数の課が関わることが珍しくないわけで、私も持ち込んで相談するのが、道路の問題についても農業用水であれば農林課に行くとか、建設のほうへ行くとか、いろいろな仕分けとか何か、それだけに町民の要求を聞き、実現させるために集約し提言できる課が必要なのかなというような、かと言っても課員が大勢ではなくて、これとこれはこういうようにしてと言って、そこで関係課を寄せて、すぐやる課が中心になって諮っていくというような、そういう利便性が、課長会議にかけるには、それぞれの大きな問題ではないと思います。大きな問題だったら当然区長会とか行くけど、町民のそういう要求に対応できるようなことが必要だろうなということの中での、いろいろな苦情を聞いたり、要求を聞いていく中での今回の質問にしたわけなですが、その点についてどういうふうな現体制で、先ほどの答弁にあって、工夫がいろいろされて、語りかけもされているようですが、その点について、もう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  改善するところはたくさんあると思いますし、それは日進月歩、本当にそういう努力はしなければならないという思いがあります。 最近の例を申し上げますと、町民課と福祉支援課の関係ですが、他の市や、他の町で、同じ手続きを関係があってしたら、数日、2日とか、3日とか、処理にかかったと、本町の場合には、福祉の関係は1日で1回だけで済ませていただいたと、他町の方ですけど、そのご不幸があって、その手続きの関係で、市へ行ったときにかかって、市川三郷では本当に瞬時に処理をしてくれたと、本当にありがとうございましたということを、直接聞きました。町民課も、町外の方ですけども、手続きに来て、その方が住んでいる市では時間がかかったけれども、市川三郷ではすぐに処理をしていただいた、本当に助かりましたというお電話もいただきました。 そういう意味で、議員も今、話してくださったように、職員全体がそういう機運で、すぐ町民の皆さまのそういったことについては対応しようということで取り組んでいます。 職員がお伺いをすれば、すぐ2課でも、3課でも、関係する課の課長に指示して、動くようにということはします。 今は、武田統括が中心にとてもしっかり取り組んでくださっておりますし、改善点はあるにしても、課全体が、町全体が、役場全体がそういうことで、しっかり取り組む必要はあるということで、さらにそのことを、精度を高める努力をしてまいります。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  町民中心の町政という意味で、他町から来た人はなおさら、その辺では町長の答弁にありましたような、そういうふうな心配りをなさっているということで、やはりもっともっとということが必要だろうなと、それが県下一を誇れるまちになって行くんだろうなと思います。 ぜひご尽力をお願いしたいと思います。 次に、4番目の質問に移ります。 学校給食費無料化実施に向けて、今後のスケジュールについて質問します。 今回の町長選挙の久保町長の選挙公約の中では、町内すべての保育園児、幼稚園児から中学3年生までの給食費無料化がうたわれていました。10月30日付の山日新聞には、進む少子化対策として、園児から中学3年生までの給食費の無料化を計画的に進める考えで、新施設の建設が落ち着いた段階で取り組みたいと掲載されていました。 給食費についての平成28年度決算書によれば、平成28年度給食費の収入未済額は、455万6,578円でした。 貧しくて給食費を払うことができない中で、給食を食べている子どもたちの気持ちを考えると、1日も早く無料化を実現していただきたいと考えます。 そこでお尋ねします。学校給食費無料化実施に向けて、いつからどのように実施していかれる方針なのか、具体的にお答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  学校給食費無料化実施に向けての、今後のスケジュールについてでありますが、現在給食費の補助は、一食あたり小学校20円、中学校30円の助成を行っております。更なる少子化対策、子育て支援策といたしまして、園児から中学三年までの給食費の無料化を、計画的に進めてまいります。まず平成30年度、新年度より、園児から小学生までの給食費無料化の実施を計画しております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  1点漏れているので、お答えいただきたいと思うんですが、平成30年には幼稚園児、保育園児から小学校6年生までということですが、中学生についてもお約束なさっていると思いますが、それはいつごろやある計画なのなお答えください ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  計画的にと申し上げた中に含まれておりますけど、2年ないし3年のうちには実現したいと思っております。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひ早く実現してやってほしいと思います。 子どもたちは、給食費払っていないということは分かっているわけですから、そういう中で給食を食べている子どもたち、やはり援助してほしいと思います。 5番目の質問に移ります。 町営住宅、町有住宅を含む公共施設の電球のLED化への進捗状況と、今後どのように進めていかれるのか、町の方針について質問します。 市川三郷町では補助金を活用して、街路灯のLED化を強力に進めてきました。私の住んでいる第43組でもLED化したために、1灯あたり135円の格安な電気量になりました。 電球のLED化が進行する中で、これまで中心的な役割を果たしてきた蛍光灯や、従来の電球が占める割合が大きく後退するとともに、生産のストップも考えられないことではありません。 そこで、町が管理している町営住宅、町有住宅を含めた町の公共施設のLED化への促進を計画的に早急に勧めなくてはならないと考えます。 この質問は、厳密な調査をやっての問題提起ではありませんが、すべてのLED化が完了しているとは到底考えられません。 そこでお尋ねします。 町営住宅、町有住宅を含めた公共施設のLED化はどれくらい実現し、今後はどのように進めていく方針なのかお尋ねします。お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  町営住宅・町有住宅を含む公共施設のLED化への進捗状況と今後どのように進めていくかについてでありますが、各消防団詰所、防災備蓄倉庫や排水機場などの緊急時のみ使用する施設を除いた、日常的に使用する町の公共施設におけるLED化の進捗率は、7.15%と低い数宇となっております。 LED化の推進は、電気料の節減と、それに伴う環境エコロジー、環境保全の観点からも重要なことと認識しており、ご指摘のとおり従来型の電球の生産ストップもしくは生産量の減少は、電球単価の上昇や、器具修繕等コスト上昇に繋がる問題とも捉えております。 現在、町の公共施設に関して、LED化することによる初期投資金額と電気料節減効果による予算措置上での各施設の実施の可否を決定しているというのが実情ではありますが、今回の質問を、貴重な提言として、財政効果・環境問題・従来型電球等の生産状況など、LED化をさまざまな角度から検討し、計画的にLED化を進めます。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  答弁にもありましたが、消防団詰め所とか、そういうのは除いても、日常的施設としてはまだ7.15%として、非常に低いということで、実体をやはりよく把握して、計画的にLED化していくことが、私は必要だろうと考えます。 町長の答弁にもありましたが、蛍光灯とか電球等の生産をストップ、または激減していくということの中での問題、私の質問の中にはいれませんが、町長ご指摘になった環境問題等もあります。そういう意味では、LED化は本当に必要に、緊急必要になってくると私は考えますから、やはり計画的に進めていくことが、非常に必要だろうと思います。 電気料金が格安になると同時に、電気の取り換えということも激減してくるわけですから、ぜひそのような形の中で、具体的に進めていただきたいと思います。 おそらく7.15%ということは、計画の中に入っていなくて、新しい施設を造るときはLED化というような形で、今までは来たと思いますね。 町内の該当を見ても、本当にLED化は町の援助の中で進んできております。そういう意味では公共施設も、ぜひ計画的に進めていただきたいと思います。その点は要望しておきますので、ぜひ早急に検討し、進めていただきたいと思います。 6番目の質問に移ります。 市川中地区公民館建設に向けて、市川大門町民会館の利用団体の代表者を各団体2名ずつが入った建設審議会を設けるべきだと考え質問します。 去る8月17日に中地区公民館および市川陣屋跡周辺整備に関わる準備会が開かれました。準備会のメンバーは、現在の中地区公民館の館長、主事、正副運営委員長3名、丹澤孝議員と私の議員2名、それに役場の事務局2名の、計9名で開かれました。 私はこの席でもお願いしたのですが、正式に発足させる建設審議会の審議員に、現在市川大門町民会館を利用している料理教室、陶芸、コーラス、短歌、書道、ヨガ、舞踊などの各団体から2名ずつ、審議員として協議に加わってもらうことが大切だと考えます。 私はこれまでも、機会あるごとに旧サンペーパー跡地への仮称生涯学習センターを建設しても、市川大門町民会館を利用していた高齢者の皆さんの多くの方は、あそこまではとても行くことができませんと主張していました。 そして久保町長は、旧寿会館を中心にした新しい中地区公民館の建設と、御陣屋跡の整備を発表されました。 市川地区の人たち、特に高齢者の方々は、市川大門町民会館に代わる新しい施設の建設を大歓迎してくれると信じています。 それには、市川大門町民会館を利用している各種団体の声が反映される施設にすることが大切であるとともに、利用される方々の希望と知恵を提供していただくことではないでしょうか。 市川中地区公民館の建設に向けて、市川大門町民会館利用各団体2名ずつも加えた建設審議会にすることを提言するものですが、町長の見解と方針をお尋ねします。 お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  市川中地区公民館の建設審議会の設置についてでありますが、新たな中地区公民館建設につきましては、現在地周辺の歴史的背景を考える中で市川代官所跡地整備を含む建て替えを予定しております。施設の規模・機能につきましては、利用される方々が利用しやすい施設となるよう検討いたします。 施設建設の検討につきましては、既に準備会を開催しておりますが、今後、本格的に検討するための検討委員会の設置を考えております。その設置に際しましては、市川大門町民会館の利用者の声も反映できますよう、その利用団体の代表者にも参加していただきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひ利用者を加えていただきたいと思うんです。 そして、利用者を加えたそういう検討委員会、審議会がやることは、その利用者の人たちにとってもグループへ帰ってこうなんだよ、こういうことを言ったよということで、中地区公民館建設をみんなの希望の中で仕上げていく、また要求が実現できていくということで、非常に私は大切なことだろうと思います。ぜひ町長のお答えにあったような方向で進めていただきたいと思います。 この質問を私提出した後は、陶芸施設建設予算が計上されまして、質問の中では陶芸のということを申し上げたんですが、町長の中地区公民館建設構想の中には、私が上げたこれまでの市川大門町民会館を利用して来られた高齢者の方々のために、これまでと同じようなサークル活動ができる場づくりをしたいというお考えだと思います。 そのためには、これまで使っていた人たちの生の声を検討委員会、つまり審議会で加えていくことが本当に必要だろうなと考えます。 先週、町民会館、話はあれなんですが、中地区公民館へお風呂を造るという計画も、町長表明されているわけですが、先週、町民会館の風呂を利用していた、高齢者の方から、週2回の町民会館のお風呂は、私たちの生きがいですと、お風呂に入って一緒にみんなが作ってきたもので、おかずを食べたり、おにぎりを食べたりして、そうやって話をすることが、本当に楽しい場だったと、その場がなくなって困っているということで相談があって、担当課へもご相談をして来たわけなんですが、そういう中でごみの湯、中巨摩にあるごみの湯というけれど、あれはいい温泉なんですが、私も時々行っていたんですが、あそこには朝9時半ですか、オープンして、夕方3時半ころ、3時過ぎると片づけに入っていくわけなんですが、碁をしたり、将棋を打ったり、市川地区の人も行っているようですし、カラオケで歌を歌ったり、飯を食べたりいろいろして、和やかな場になっているんですね。あのいわゆるごみの湯を利用できないかという要求があって、ただ年寄りですから運転免許を持っている人もいるんですが、人を乗せていくには非常に危険だとか、いろいろな話し合いをその後したんですね。 そしたら、小井川の駅から週1回バスが出ているんだそうです。違うところを回ってく9時ごろ小井川の駅で乗せて、帰りはお風呂を3時半に出発して、小井川の駅経由で帰るというバスがあるんだそうです。 お風呂の事務局へ行って聞いて、それから中央市の社会福祉協議会に聞いたりして、そんなことがあって、ただ限られた中でこの利用ができるような、市川三郷町から関係の町に働きかえて、中央市に働きかけて、これが実現できたらいいなという思いもあったりします。 それと、どうしてつむぎの湯を利用しないんですかという話しも聞いたんです。 つむぎの湯の休憩時間が変更になって短くなったんですね。お年寄りが風呂へ入って、何か食べて、また風呂へ行って帰るというのが、今まで市川地区の人たちも、ずいぶんそうやって利用していたんですが、市川地区の人たちが、特に激減したんですね。というのは大門駅から、本町駅から鰍沢口の駅へ行って、そこからバスへ乗って、バスがこっちまで来られないんですかというような質問も年寄りから出ました。そして私が言ったのは、非常に難しくて、JR東海との交渉とか、タクシー会社との交渉とか、いろいろ複雑な問題があるから難しいですよという回答の中をしたわけなんですが、大門駅とか、大門駅のところにある下地区公民館、上地区公民館の利用はどうですかというような話なんですが、上地区の場合は、同じ風呂を午前中は男性、午後から女性とか、そういう具合に使い分けているということが1点と、今まで町民会館の中の風呂の中でお年寄りの人たちがお風呂へ入って、ご飯を食べて、話をして、またお風呂へ入ってというようなことができないというのが1つだったんですね。それが楽しみなんです。週2回だったけどそれが楽しみですというお話をされていました。 大門駅のところは下地区公民館はどうですかといったんですが、下地区公民館の場合は、食べたりするところが無理というのと、お風呂がお湯が制限されてしまっていると、午後になればまた足して入るということで、温泉ではないから当然そういうようなことにもなるのかもしれないけど、そういう中でお年寄りの人たちが、いわゆるごみの湯の利用をというようなことを、利用しやすいようにしてもらえないかというような要求も出ています。 だから町民会館を使っていた中で、中地区公民館へ移って、お風呂が出れば当然それを中心の人たちは利用できると思うんですが、そういう点についても、ぜひこの問題、せっかくいい方向へ進めようとしているんですから、今まで使っていた人たちにどうやってそれが継続して、元気でいて、病気にならない元ですから、病気になればそれこそ医療費がかかってしまうわけですから、元気づくりにぜひ行政として役立てていく工夫が必要だろうと思うんですが、その点についての町長のご見解をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ちょっと質問、いくつもあったので、つむぎの湯の関係は検討します。制度が変わる前と、変えた後の実態がどのくらいの状況かをもう一度確認をし、検討します。 それから中巨摩地区広域事務組合の関係のお風呂、これは可燃ごみの処理をした熱でお湯を沸かしてということで、構成団体3市3町がお金を出して運営をしている施設ですから、当然市川三郷町民の皆さまはご利用を充分いただけるわけです。 ただ、足のどうするかの今、ご提案がありました。これも担当課、コミュニティバス運行を関係している課を含めて検討に入ります。 それから、新しい中地区公民館の施設については、検討委員会の話をさせていただきましたけれども、委員のおっしゃられるように、そのグループの代表が入っているとお戻りになって、こういう話が出て、こうですよと、それが実はすごく大事なんですね。そういうことをしながら、みんなに喜ばれる施設ができればというように思っております。
    ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひご尽力をいただきたいと思います。 7番目の質問に移ります。 図書館利用者の利便を図るために、今後はどのような施設利用を図っていかれるのか、町の方針について質問します。 本を読むことは、生きる大きな力になります。 私も人生で読書がくれた影響は非常に大きかったと思います。困難な問題にぶつかった時、どのように立ち向かうかを学んだのは、カーネギーの「道は開ける」でした。また、高校生の時勇気を与えてくれたのは、教科書の中に書いてあった「学問も芸術も求めれば得られないことはない。人間の一生は自ら創るもので運命ではない」読書は生きる力と知恵を与えてくれます。その図書館が市川地区の場合、高齢者が自転車や歩いて行けた場所から遠くへ移ってしまいます。高齢者は遠くて行きたくても行けなくなる場所です。本を読むことは生きる楽しみ、生きる力を与えてくれます。 そこで質問します。 1.新しい図書館が完成するまでは、市川地区の人たちは、どこで本が借りられるようになるのですか。 2.新しい図書館が完成した後も、高齢者は遠くへ行けませんが、市川地区高齢者に図書を貸し出す施設やサービスはどのようにする計画ですか。 3.新児童館が今年12月に完成する予定、もう完成しましたが、幼児、小中学生、高校生が読書できる場所の確保や、図書の貸し出しはどのようにするのですか。 以上、お答えください。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  図書館利用者の利便を図るための施設利用の1点目、新図書館が完成するまでの利用方法についてでありますが、基本的には町立図書館三珠分館と六郷分館を利用していただくことになりますが、本庁舎内マルチメディアコーナーが使用できる期間を利用して、新刊等の図書資料を開架し、貸出・返却・予約の受付等のサービスを提供していく予定であります。 2点目、新図書館完成後の高齢者の図書利用への対応についてでありますが、新しい市川中地区公民館において、図書が閲覧できるコーナーを設置し、定期的に図書の入れ替えを行う貸出サービスを検討してまいります。現在でも、一部の公民館や保育所等で2カ月から3カ月ごとに図書を入れ替える図書の長期貸出サービスを行っておりますので、このような長期貸出サービスを活用した中で、中地区公民館に図書コーナーを設置することを検討いたします。 3点目、新児童館における読書ができる場所の確保等についてでありますが、新しい市川大門児童館には、児童や生徒が図書を閲覧できるコーナーを設置いたしました。この図書コーナーの図書につきましては、旧市川大門児童館の図書を移設するとともに、図書館の長期貸出しサービスを活用し、定期的な図書の入れ替えを行うことを検討いたします。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第16番、一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  1点目については、本庁舎の入り口を入って、右側の献血などをやっているスペースでいいのか、その点1つ教えてください。 ○議長(有泉希君)  生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 その場所でございます。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  2点目なんですが、公民館を利用してということで、中地区公民館の中にもそうした簡易図書館的なものを設置するという確認でよろしいでしょうか。 というのはお年寄りがあっちへ行くと、本当にあそこまで行けなくて、あきらめる以外はないよというようなことが耳に入っているので、それだけに確認したいんですが、いかがでございますか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  そのとおりでございます。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  三珠図書館は、私行ったことがないんですが、三珠図書館と基本的には六郷の図書館を利用ということですが、これまで聞くところによると、三珠の図書館は週2日休館日になっていたというようなことを聞いているんですが、その点についてはいかがでございますか。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  基本的には本館と同じでございまして、月曜日が休館でございます。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  分かりました。 児童館も4日に見せていただいて、図書コーナー、もう本が並んでいましてあれですが、高校生についても、今度は自習できるので、その辺については高校生が本を借りれるようなコーナーが、本は並んでいなくても必要な本が借りられるようなコーナーを作るご予定はあるのかどうか教えてください、 ○議長(有泉希君)  いきいき健康課長、渡邉まゆみさん。 ◎いきいき健康課長(渡邉まゆみ君)  現在の児童館でも、高校生の方が来ていただいている現状もありまして、新しい児童館に移りました中では、子ども子育て会議部会がありますので、その中でまた高校生読書についても検討を図っていきたいと思います。 以上です。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  高校生の憩いの場にぜひ、安全という面からいっても、JR東海がいうことを聞くわけがないんですよ。私も何回も交渉していますが、JR東海いうことを聞いて、本数を増やすなんてことはしなと思うんです。そうすると、クラブ活動が終わった高校生たちがここで勉強したり、話し合いができるような場として、非常に児童館が18歳まで使えるというのは、本当にいいことであるし、それから本が貸し出せるとしたらなおさら高校生たちにとってもいいことだと思います。 特に新しい新設高校になった時は、生徒数が増えていくし、きっと他町から通う人たちも多くなって来ると思うんで、そういう点については、十分先を見ながら、ぜひ検討して、よりよい児童館にしていただきたい。 そう思いますが、いかがでございますか。 ○議長(有泉希君)  いきいき健康課長、渡邊まゆみさん。 ◎いきいき健康課長(渡邉まゆみ君)  やはり部会の中でもその高校生の皆さま方のことについては、いつも話題として出るところでありますので、できるだけ高校生の居場所というところも、図っていきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  一瀬正君。 ◆16番議員(一瀬正君)  ぜひご尽力いただきたいと思うんです。市川保育園へ、高校生たちが来て、市川保育園の園児たちとの交流もやったりして、本当にそれは高校生にとっても良かったし、園児たちにとってもいい経験だろうなと思いながら、私見させてもらいました。 児童館が、すばらしい児童館として、子どもたちに歓迎されるような、また高校生に歓迎されるような、そういう知恵と工夫、また声を高校生から聴いたりする。また高校生にアピールしていくことも重要だろうと思います。 ぜひご尽力いただきたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第16番、一瀬正君の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。 再開は2時40分といたします。     休憩 午後2時29分-----------------------------------     再開 午後2時40分 ○議長(有泉希君)  再開いたします。 第7番、笠井雄一君の一般質問を許します。 第7番、笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  財政運営状況および財産管理について質問を行います。 はじめに、例年12月は議会対応、新年度予算の編成に向けての準備等忙しい毎日が続き、町長はじめ職員は大変な時期だと思われます。 一般的に予算編成はまず、国や県の予算編成方針・各種計画などの資料や情報を得ることからはじまり、代表的なものとして、国の各省庁新年度予算概算要求、国の財政計画、県の予算編成方針などがあります。これらの国県などの資料情報のほか、町の総合計画、決算資料なども整理し、参考にして予算編成に生かしていくものと理解しております。 町長の下、全庁的に取り組む制度上、町の予算案調整権や、議会への予算提出案件、執行権はすべて町長に集中しています。しかし実際は、財政課を中心に全庁的な体制で予算案を積み上げていくものと思います。 まず町長は、来年度へ向け、平成30年度予算編成方針を課長など幹部が出席する庁舎内会議で伝え、予算案の基本的な考え方や歳入歳出それぞれの重点事項や、留意点を全職員にも周知させ、それぞれに基づいた平成30年度予算編成要項を財政課が作成し、説明会を開き、各課、各係に周知するものと思われます。 平成30年度の予算編成方針はどのような点を重視し作成したか伺います。 2点目目の財産管理について伺います。 本町の財産管理については市川三郷町行政組織要綱に基づき財政課で管理しているものと理解していますが、財産の取得・売り渡し・譲渡等どのような事務手続きの流れで行われているか伺います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  笠井雄一議員の一般質問にお答えします。 財政運営状況および財産管理についての1点目、予算編成方針についてでありますが、去る11月21日に、財政課および各課の課長、係長、担当職員を交えた平成30年度予算編成会議を実施、予算編成方針は、国の経済財政運営と改革の基本方針、地方財政の課題、本町の財政状況ならびに平成27年8月策定の市川三郷町人口ビジョン、同年12月策定の地方創生総合戦略、本年平成29年3月策定の第2次総合計画、さらに、事業実施5カ年計画の平成30年度計画事業、これは新規と継続がありますけれども、予算へ反映することとしております。 2点目の、財産管理についてでありますが、町有財産の総括的な管理は財政課にて行っており、行政財産と普通財産に分類されます。 行政財産につきましては、日常的な管理と事務執行上の取得に関する事務処理を、各所轄課で行っております。 普通財産につきましては、日常管理をはじめ、処分、譲渡を財政課で行っております。 事務手続きにつきましては、用地取得を例に上げますと、行政財産、普通財産とも、それぞれの所轄課にて、契約、予算執行等の事務処理を行い、最終的に町の財産台帳への記載となります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  まず1点目の答弁については、作成上のもととなる物については理解できました。 地方財政の課題と本町の財政状況をどのように捉え、方針を立てたのか、具体的に教えていただきたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  さきほど答弁したとおりであります。 処理としては、各課で予算要求が出されたものを1次査定、2次査定、3次査定等々の査定を経て、最終予算案としてまとめ、議会に提案をする運びになります。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  歳入歳出のバランスについて伺います。 歳入の主たるものは地方税、地方交付税、各種交付金等がありますが、過去10年間の本町の町民税、固定資産税、軽自動車税、町たばこ税、都市計画税の収入済額合計はほぼ横ばい状況ではないかと理解しております。 平成27年度をもって、普通交付税、臨時財政対策債の合併特例法の特別措置が終了し、28年度より5カ年をかけて段階的に削減されることになっています。 合併特例法の特別措置の縮減中の平成30年度の交付税は前年度に比較しどのように見込んでいるのか伺います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  笠井議員に再確認をしたいんですが、何をお聞きになりたいんですか、ちょっと聞きたいことが伝わってこないんですよね。何をお聞きになりたいのかお願いします。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  分かりませんか。 私が言っているのは、交付税が縮減されていて、前年度の交付税の額と、今年度、30年度に予定されている交付税を比較した時に、交付税の入る分としてどのくらい見込んでいるかという質問でございます。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  交付税交付金については、算定替えがあって、一度に縮減されることは自治体にとって大きな影響があるから、激変緩和措置で、5年間かけて落としていきます。このことは議員の皆さまもご承知のはずです。 だから入りを量りて出を制すの精神で事業は執行しなければならないわけです。それを何を聞いて、どういうふうなことをお聞きになりたいのかというのが伝わってこないです。それは当然のことですよね。ある歳入の中で、町民の皆さまの要求に応じた、できるだけのことをはたして行きたいと、執行しなければならない。これまでも大きな事業では、三珠陸橋の矢作上野線の16億からの事業、それから高田排水機場の事業約7億、これらもその苦しい中で執行してきているんです。だから減るのは分かっておりまして、その中で予算編成、英知を出し合って、職員の。そして事業計画を達成するということなんです。 だから質問している意味が、何をどうして、それがよく、いくらですか、いくらですかというのは分かることなんですよね。 それが何を聞きたいのか、ちょっとピンとこないものですから、お願いします。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  私が言っているのは、今言うように、交付税が前年度に比較して、どのくらい町が見込もうとしているのか、分かりませんかそういうことが。答えられませんか。 それに基づいて質問をしていくわけではないですか。 町長おかしいではないですか、質問に対して答えていただきたいんですよね。先がどうなのかではなくて、質問は一問一答制ですから、一つひとつ処理していくというのが、私たちのルールの中でやっているはずです。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  正確な答えを聞きたいということであれば、正確な質問をしていただかないと、正確な聞きたいことを。きちんと答弁できないですよ。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  議長、今町長から正確な質問をということが出たんですけど、私の言っていることは正確な質問ではありませんか。 議長どう思いますか。 ○議長(有泉希君)  私の考えではなく、答弁をする方が理解できるようなことを質問していただきたいと思います。 笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  どういう部分で理解できないでしょうか。 ○議長(有泉希君)  質問の内容を端的に、このことがこうだという簡素化の質問にしていただければありがたいと思います。 笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  一問一答制ですから、私は簡素化して、交付税の見込みを前年度と比較して、どのくらいになるかという質問をしているわけです。これほど簡略な質問はないと思いますよ。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 財政課長、保坂秀樹君。 ◎財政課長(保坂秀樹君)  これは予算編成会議の中でもお話しましたけど、30年度は29年度と比較して、あくまでも試算ですけど約5,100万ほど減少する見込みでおります。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  よく分かりました。 そういう答えでよろしいかと思います。 歳出では、継続事業費や新規事業、また少子高齢化対策事業等による扶助費等の増、また大型建設事業の増、特別会計繰出金増など、大幅な要求が想定されますが、調整に対しては先ほど町長がおっしゃられましたとおり、いろいろと工夫する中において調整をしていくのではなかろうかと、このように思うわけでございます。 そうした中で、今後の財政負担について、大規模事業や、町長公約事業を踏まえた財政負担に関するシミュレーション等を組んだのか、それとも策定してあるのかどうなのか、伺いたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 財政課長、保坂秀樹君。 ◎財政課長(保坂秀樹君)  大規模事業に関しましては、シミュレーションはすでに作成済みです。町長公約事業については、現在作成に向けて準備を進めております。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  公約事業については、いろいろと数字的なデータや、実施日が未確定なものもあろうかと思いますので、シミュレーションはまだということではないかと理解します。 あくまでも私の推測かもしれませんけども、大規模事業、それに町長の公約事業を確実に実施していくことは、限られた財源では大変なことではないかと思われます。 そのために、できるだけ早く公約事業も含めてシミュレーションを作成し、それに伴う財源確保の計画も立てるべきではないかと考えますが、どのように考えておられるでしょうか。 また、これに併せて、現在の財政状況について職員はどの程度理解しているのでしょうか。これは幹部職員だけではなくして、一般職員も含めた中で、どの程度理解しているのか伺います。 ○議長(有泉希君)  財政課長、保坂秀樹君。 ◎財政課長(保坂秀樹君)  シミュレーションに関しましては、現在作成中ということで、大至急作るようにいたします。 あと職員の周知に関しましては、予算編成会議、ならびに予算査定、諸々のところで周知しておりますので、職員も十分承知しているものと理解しております。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  町長の今までの努力の中で、財政に関しても健全化を図ってきて、数字も安定した数字になっているというように解釈しているわけですけども、これから数多くの事業を展開していかなければならないという中において、なお一層健全化財政を保っていくためには、職員皆さんが最善の努力をしながら、また歳入面においても、財源を何とかうまい知恵を出し合いながら、確保する必要があるのではなかろうかと、私はこのように思うわけですけども、その辺についても職員の能力を結集する中で、どうしてうまい財源を求めるかというようなことも、今後の大きな課題ではないかと思いますので、鋭意努力する中で、予算編成にも臨んでいただきたいと、このように要望するところであります。 2点目の質問に入ります。 私は、町有地は町民共有の財産であると理解しております。 昨年、11月高校再編に伴う基本合意書を提携する際に、町有財産を管理する財政課は関与していなかったのでしょうか。 また、将来負担等に関する考察をどのように行っているのかお聞かせください。 ○議長(有泉希君)  財政課長、保坂秀樹君。 ◎財政課長(保坂秀樹君)  財政課も主要課として合意書の締結前の内部での打ち合わせには参加しておりました。将来の負担についても、財政的に十分な考察をした上で、条件が町にメリットがあると考えて賛同したというところです。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  当然無償譲渡が財政的に何かメリットがあると判断したのでしょうか、メリットがあるとすれば、どのようなメリットでしょうか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  あれですか、そうすると取り壊しは町で行って、そして用地を提供するということをすべきだというお話ですか。ちょっと確認ですが、そういうことでよろしいですか。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  そういうことがメリットであれば、それでよかろうかと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  さきほど申し上げましたように、笠井議員が何をお聞きになりたいのかというのがしっかり伝わってこないんですよ。何を聞きたくて、そしたら理解ができますという話しではいいんですけど、平行線のような形のやり取りになりますから、今のように、例えば用地代、計算式がありまして、それに当てはめますと、1億6,600万という数字でございます。取り壊し費用は、1億7千万円という当初の計算でしたけれども、議会だから申し上げますと、アスベストが両方の建物に使われているということもあって、解体費が3億5,080万円、しかし町はあくまでも県が取り壊していただくということで、今回の約束をしましたので、その1億8千万円増の金額は、県にご負担をお願いするということで、県は承知をしていただき、県議会も議決をいただき、3億5,080万円は、ただそのアスベストの関係は取り壊しは非常に周辺住民にとっても心配事でありますから、近く県は地域住民の皆さまへの説明会を開いて、解体方法から、アスベストが地域住民の健康に及ぼさないような手立てをしっかり取って解体をしていただくということですから、そういう選択を私としてはさせていただきました。 それから、笠井議員も法律を勉強されていてお詳しいと思いますが、前回の議会でも繰り返しお話を申し上げましたけども、地方自治法第96条第1項の6を適用させていただき、町は判断をさせていただいたというお答えをしておりますが、あくまでもこの地方自治法に則った処理をさせていただいたところであります。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  地方自治法の96条の話が出たわけですけど、実は私は6月の定例会で質問する前に、県の教育委員会へ地方財政法の27条の件でお尋ねに行ったわけです。その時に、私は県とそういった合意書が結ばれているということは全く知らなくて行ったわけなんです。 というのは、質問の内容からずれてしまいますけど、実は私は現市川高校の敷地と富士川大橋の敷地が県が提示したものがあったわけですよね、その時に、私たち議会にも話がありまして、私どもの交通の便からいっても、子どもが通学する便からいっても、現在地のほうが有効ではないかと、いいのではないかということで、私も賛成いたしました。 それは当然、地方財政法の27条がある限り、私は当然県がその分を補てんしてくれると、そういう解釈でいたわけなんです。 そうしたところ、県へ行ったところ、県で言うのに、笠井さん、笠井さんおっしゃるとおり、27条にはそういうことがありますと、しかし市川三郷町では、全額うちが出すから、現在地の現市川高校のところへ来てくださいと、こういう合意が結んであるではないですかと、そこで初めて合意書があることを知ったわけなんです。 私も、こんな合意が結ばれているのかということで、実は6月の議会で質問をさせていただいたわけなんです。 その帰りに、私も再度市町村課へ寄らせていただきまして、地方財政法の27条について説明をしてくれということで、説明をしていただきました。 当時の課長さんが、財政法は頭に全部入っていて、べらべらそこで私の前で言ってくれまして、確かにそういうことがうたわれていますと、しかしこれは担当課と、県の教育委員会ですね、学校施設課だと思うんでうけども、そちらのほうでどういうような話がしてあるか分からないのでと言われまして、私も納得したわけではないですよ、合意が結ばれているのであればこれはやむを得ないということで、私は納得はいかなくて、今回はその過程の中において、どういった中でその合意が結ばれたのか、町は一切27条に基づいての県に対していろいろな条件を付けなかったのか、どうなのかというのが基本的な、今回の私の質問の主旨であります。 それに基づきまして、先般、10月31日に山日新聞の私も言いたい欄に、峡南の新設校で、町側負担は疑問という見出しで、町内の女性の方から投稿がありました。 中身は抜粋ですが、内容は現在市川三郷町は、新設校建設準備に取り掛かっています。先日、新設校に隣接する町の体育館や、町民会館を壊し、その跡地を新設校の建設用地に提供するという説明がありました。 その後、取り壊した施設を建て直すため、町の費用で新しい土地を購入し、2つの施設を建てるそうです。 関連の費用は、なんと40億になると言います。 私はこれを聞き、県教育委員会の常識を疑いました。 新設校を建設するために、両方の土地が必要です。移転してください。その費用は県が負担します。 そういうのが当たり前ではないでしょうか、 学校を統合する場合は、地元に負担をかけないという県の方針を聞いたことがあります。これが無視されて、膨大なお金を町民が背負うことになるなら、新設校は必要ありません。どう考えても、県教育委員会のやり方には納得できかねます。ここに至った経緯をお聞かせください。 こういった内容の投稿があったわけです。 それに対しまして、11月15日、同じく山日新聞にお答えしますということで、県の回答が載っていました。これも内容抜粋ですが、県教育委員会は、平成25年から峡南各町で説明会を重ねてまいりました。高校再編の機運の高まりを受け、昨年は峡南5町の首長さんをはじめとする関係者で地域会議を設け、新設校のあり方を協議しました。 この会議において、新設校の建設場所として、市川高校の敷地では手狭なことから、富士川大橋付近に新たな用地を求めることとしていました。 こういった中、市川三郷町から市川高校に隣接する町有地について学校用地として使用することや、町保育所を除く町民体育館などの建物や、付属物を解体することを条件とした上で、無償譲渡する旨の申し出がありました。 県教委が建物解体や、土地造成に要する経営負担となるものの、町の申し入れを受け入れることにより、早期に充実した教育環境の整備が可能になると判断し、地域会議の了承を得て、市川高校の敷地と、隣接町有地を新設校の建設地として決定しました。 現在、整備に向けた取り組みを鋭意進めているところであり、ご理解をお願いいたしますと答えておりました。 私はこの県の回答を読んで、何か矛盾を感じました。当初は富士川大橋付近に用地を求めることとしていたと答えておりますが、大橋付近の用地を求め造成するには膨大な費用が県としてはかかるはずです。このことを考えると、町有地買収、建物補償、解体費用等、県が負担することができるのではないでしょうか。 こんなことを思ったわけでございます。 町は、県の合意締結にあたり、どのような交渉過程で、どのような条件を提示し、交渉してきたのか、その辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  最初からそういう質問をしていただきたかったですね。 だから何を聞こうとしているのか、最初の項目で全然分からなかった、やっと今本当に聴きたいところをおっしゃられたということではないでしょうか。 だから、本当に答弁をしっかりもらいたいということであれば、最初からしっかりそういうことを出していただきたいという思いです。 答弁はいたしますけれども、最初の質問でなかなかそこまで、何を聞こうとされているのかよく分からなかったものですからお聞きしたわけです。あくまでも、富士川大橋近くのあの立地でいいはずがありません。103年の歴史のある、現在地にぜひ市川高校というか、新設校高を残してほしいというのは、町民すべての方の大きな願いであったと思います。 新設高校の整備検討委員会を26年9月12日に開いて、当時市川高校の同窓会長、小林会長が会長だったんですけど、ご本人さまから、この会は町長が会長をすべきだということで、私がその会の会長になり、やっとこぎつけて、こういう結果を引き出せたというように思っております。 だから、結果が出てからあの時こうだった、ああだったと申されても、あの状況の中では一生懸命、ここに残していただくための努力をしてきたところです。 結果が出てから、こうすべきだった、ああすべきだったというべきなのかどうか、私としては自分の責任において、この場所に残すという信念でそのことに取り組まさせていただき、結果こういうことになりましたけど、ぜひこのことには町民の皆さまや、議会の皆さまにも深いご理解をいただきたいという気持ちでいっぱいです。 振り返って、あのときどうだったか、こうだったかと、今の時点で申されても、ここまできておりますから、ぜひ理解をいただきたいという気持ちでおります。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  そうしますと、この問題については、町長の個人と言いますか、独断でこういった合意を結んだという解釈でよろしいですね。 私ども議会は、全く、私が知ったのは、11月に締結した合意書を知ったのが、県へ行ってはじめて、今年の6月の段階で知ったわけです。他の議員さんたち、もしかして知っていたら、当然そういう話も出たと思うんですけど、私は県へ行ってはじめて知ったわけなんですけど、その間においては、町長の判断の中でそういう合意を結んだという解釈でよろしいですね。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  どういうふうにすればよかったんですか。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  私たちも、議員という立場の中におきまして、町民に選ばれた、町長同様議員二元代表制という中において、私たちも町民から直接選挙を受けて議員になっているわけでございます。 そういった中で、私たちにも6月締結をする、合意書で締結する前に、やはり議会のほうへも、こういう内容でこういう合意書を作成するという説明をするべきではなかったかと、このへんです。 そのへんを私たちは、議員として、私たちが知らないものを、町民が知っているわけがないという解釈をしているので、その辺についてどう思いますか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  その6月議会でかなりやり取りをしたと思いますよ。議員も、議員の質問に対して、私どもは精一杯お答えをしているはずですよ。今この12月議会になって、そのことをどうしなさいということなんでしょうか。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  6月議会の段階で質問をしたときには、私は納得はしておりませんでした。見解の相違ということで、町はそういう考え方、私は納得していなかったので、そういうことを私は言っていると思います。会議録を見てもそう載っていると思います。 そういった中において、基本が何なのかと言いましたら、町長今、ここへ来てという言い方をしますけど、これからも県へ対して少しでも、町が優位に立てるような、そういったものを条件として出すことができるのか、できないのか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  直接的な県からの支援というわけではないんですけど、道路整備、通学路の関係の整備等々について、大きな支援をいただけるような取り組みというか、提案をしております。 とりわけ三郡橋から東に向かっての交差点のところまでの計画についても強く要望しておりますし、大門駅、本町駅からの通学路の関係の整備等々も、これは具体的に要望しております。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  県道の整備は県道の整備で、当然またこれは県議さんからでも話して、県道の整備というのは、県が管理主体ですので、これは県がやっていただくのが当然ではなかろうかと、このように思っております。 繰り返すようでございますけども、私はこの町民会館体育館の解体について、もう1つ気になっていることが、おそらく町民会館についても、起債の残があるのではなかろうかと、このように思うわけなんですけども、この起債残の処理については、どのような形で処理をしていくのか、これについてお聞きしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 財政課長、保坂秀樹君。 ◎財政課長(保坂秀樹君)  これは町長の一般会計のほうの提案理由で言っております。町民会館の過去の修繕の残金が償還残が残っていまして、それを明日からの委員会審議のほうへかけて、審議してもらう予定でおります。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  補正予算に載っている、その分ですね。 そういったことやら、いろいろ先ほど来町民会館を解体するにあたって、諸々の例えば児童館の移転についての費用も掛かっていることですし、地区公民館等の費用等も、先ほどの説明の中で補助金等も53%くらい児童館については付くというような説明もあったわけなんですけど、そうは言いましても、諸々の費用が掛かるわけなんですけども、これら等を合せて、町の負担額はおおむねどのくらいになるでしょうか。 ○議長(有泉希君)  財政課長、保坂秀樹君。 ◎財政課長(保坂秀樹君)  すみません。 今手元にトータルの数字は持っていません。議員さんのおっしゃるように、児童館とか、そういうものに対しての財政負担はもちろんあります。ただ、その中でも、これも今回の予算のほうの要求のほうへ出させていただいているんですけど、国、県、補助金が3分の1ずつ付いて、町の負担は残っている分になったりとかとなりますので、ちょっとそこら辺の数字が、協議している事項も数多いもので、今ここの場ではっきりした総額の数字を出すことはできませんが、そこら辺をご承知おきください。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  また後日で結構ですので、その辺の予想もお聞かせ願いたいと思います。 そういった中で、先ほど来、今ちょっと財政課長の答弁があったわけですけども、例えば高校を建設するために、あそこの用地を提供する、これは文科省の関係なんですよね。町民会館についても、これは教育部門なわけなんですよね。起債の部分について、同一系統のものであれば、高校のために用地を提供するんだと、そのために解体をしなければならないということについては、起債の返還をしなくてもいいということが、私は過去にそういったことを、旧町時代にやったような経緯があるんですけど、その辺を職員で検討してみましたか。
    ○議長(有泉希君)  財政課長、保坂秀樹君。 ◎財政課長(保坂秀樹君)  財政課のほうでも、そこらへんは十分検討しました。起債のほうを担当しています市町村課とも相談した上での決定です。これは起債のほうの約定、約款のほうにもいろいろな決め事が書いてありまして、返還をしなければならないというのが市町村課のほうの判断になっております。交渉の余地は今のところないということです。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  そのへんを含めて、いろいろな形で少しでも町の負担を減らすような形を取っていかなければ、これからの財政が非常に大事ではないかと、このように思うわけでございます。 先ほど来、町長からも今になってどうなのかという話しも、お互いに感情的な部分もあったかと思うわけなんですけど、どうなのかというわけですけど、私もやみくもにこうだ、ああだと言っているわけではないんです。本当に、ひとつの町民の財産である物を処分するときに、やはり一言議会へもこういう合意書を作るんだよと、作るに当たって、議会としても何かうまい策がありませんかというような相談があってもいいんではなかったと、このように思っているわけなんです。町長は、私も決断しましたということではなくして、その前にやはりこれだけの大きな事業ですので、何回も、前回の時も私とやり取りがあったわけですけども、当然議会のほうにもそういった話を、私も教育委員会へ、県の教育委員会をやった時に、一瞬呆然としてしまいまして、こんな合意が結ばれたと、圧倒的に頭から言われまして、「俺等知らんじゃん」という中で、半分恥ずかしいような、そんな思いもしてきたわけです。だから6月から何カ月間か経っているわけですけども、やはり1つのものを町でやる以上は、議会ともしっかりとその辺をやっていかなければならないのではないかなというように、私は思いますけど、町長その辺について、どう思いますか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  今回の件で申し上げれば、地方自治法第96条1項の6で、第8号には該当しないという判断をいただきましたので、そういう処置を取らせていただきました。 今後のことにつきましては、そういう地方自治法、その他照らし合わせて、間違いのないようにしなければならないというように思っております。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  今までの答弁を聞く中で、当局としたら間違った処置をしたわけではないという解釈でよろしいですね。 分かりました。 2番の質問に入らせていただきます。 災害時の避難体制について伺います。 10月22日、台風21号の接近に伴い、20時に六郷の山間地域の4地区に対し避難勧告が発せられました。これは六郷ばかりではなくて、他の地域にも発せられたわけでございます。 勧告を受けた住民は避難行動に戸惑ったという話しを、地域の中で聞きました。 衆議院議員選挙の投開票と重なり、当局の対応も大変ではなかったと思われますが、台風接近から避難勧告発令・避難所の開設までの経緯につきまして、時系列でお願いいたします。 先日の臨時会の時に、一部防災課長のほうから予算に絡ませてあったわけですけども、その辺につきまして再度お聞きしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  台風接近から避難勧告発令・避難所の開設までの経緯についてでありますが、10月22日、午後4時28分に大雨警報が発令され、町では第2配備体制を整えました。 同日、午後5時15分に災害警戒本部、これは本部長は私ですが設置し、午後5時30分から第1回の災害警戒本部会議を開き、気象状況の現況や今後の推移、避難対象地区等について、検討したところであります。当日の気象状況でありますが、午後5時20分現在、気象庁の土砂災害警戒判定メッシュ情報では注意段階にあり、今後の情報や雨の降り方に留意する状況でありました。このような状況のもと、台風本体の接近が深夜から明け方になること等を鑑み、夜遅くなる前、降雨量が増える前に、高齢者世帯の多い山間集落を対象に、早めの対応を取ることとし、下九一色地区、寺所、岩下、五八、落居5・6区、落居7・8区を対象に、午後7時10分、避難準備について防災無線を通して放送し、自主避難を促しました。この際、防災無線で放送する前に、各区長さまに対して電話にて事前連絡し、自主避難所の開錠を依頼したところであります。 午後7時30分には、第2回災害警戒本部会議を開き、避難勧告について協議し、午後8時に同地区に避難勧告を発令するとともに、避難所の開設を行ったところであります。翌23日午前1時45分には、土砂災害警戒情報が発令されましたので、早めの対応ができたかと思っております。 なお、災害警戒本部会議につきましては、午前0時30分に第3回を、午前2時に第4回、午前3時30分に第5回、午前5時に第6回、午前7時30分に第7回、午前9時に第8回を開催し、警戒にあたってきたところであります。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  災害警戒本部を選挙のさなか大変ではなかったかと思うわけですが、どういったメンバーで何人くらい集められたか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  最初の第1回の時には消防団長もお越しをいただきました。私を含めて、課長会のメンバー全員であります。 それ以降の会議につきましても、消防団長を除いたすべてのメンバーで第8回まで行いました。 以上です。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  大変ご苦労であったかと思います。 19時10分に避難準備を出したということですけど、そして自主避難を促したということで、20時に避難勧告を発令したという説明があったわけですけれども、先ほど町長のほうからの答弁にもありましたとおり、この自主避難を出すに当たって、準備情報を出すに当たっての基準はやはり土砂警戒注意をもとに出したという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  土砂災害警報はその後出たんですよね。だからご高齢者の多い山間地で、夜遅くなって、あるいは降雨量が多くなってからの避難はむしろ危険ですから、警戒が出る前に、土砂災害警報が出る前に避難をさせていただいたということであります。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  大きな災害が発生しなくてよかったわけですけど、その避難状況について、先般やはり課長のほうから話があったわけですけれども、その後、避難をしなかった方、そういった方たちの、どうして避難をしなかったのか、また避難をした人たちにはどういった理由で避難したなのか、その辺をやはり状況をお聞きすることが、今後のことに役に立つのではないかと思いますけど、その辺の聴取等はしたでしょうか。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 防災課長、立川祐司君。 ◎防災課長(立川祐司君)  お答えいたします。 まず、避難された方のご意見が一部ございました。 その中には、やはり高齢世帯ということで不安があったということで、避難所に来たということが1点ございます。それが前段の部分で、避難されなかった方の意見というのにつきましては、今の段階でちょっと聞いていなかったものですから、今後もそのへんは調査していきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  参考までにちょっとお話させていただきたいんですが、4年くらい前でしょうか、やはり同じようなことが起こりまして、中山地区の方から芦川が増水して、石が流れる音や何か、かなり怖い思いをしたから避難をさせてほしいということだったんですが、その時の状況はものすごい雨が降っていて、避難所まで避難するのにご高齢者が道路も本当に流れているような状況ですから、そこを移動させることは、もうさせたくないという思いで、災害対策本部長、災害警戒本部長の判断に任せますと言われた時に、私は、市川団長のころでしたよね、私は自分の責任において、避難させないと、自宅の2階に上がっていただいて、2階があるお家はですね。そこで要するに状況を見ましょうという判断をしました。結果的には、これは結果的ですけれども、そこでご高齢者を移動させなくてよかったと思っています。 ですから、避難勧告や、そういう避難命令を出しても、ご自身が長くそこに住んでおられると状況もよく分かるから、自分はとどまったという方もきっとおられるかと思います。 そんなこともあって、今回の場合には、地元で一番詳しい皆さんが、自分たちのご判断で、避難所に行かれた方と、自宅にとどまった方がおられたのではないかと思います。 中山での例を申し上げさせていただきました。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  いずれにせよ自主避難をできるだけ高齢者には早めに自主避難をするように勧めることも必要だと思います。実は、その際に落居の7・8区に避難勧告を発令した際に、避難場所を網倉の公民館ということをまず最初に出て、その後、落居の5・6区のふれあいプラザに避難所を開設するということが、役場から連絡があったということをお聞きしまして、避難所の開設について、網倉地域から、課長もご承知だと思うんですけど、5・6区の地域までかなり距離もあるわけなんですが、変更になった理由をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(有泉希君)  防災課長、立川祐司君。 ◎防災課長(立川祐司君)  まず避難所でございますが、指定避難所ということで、指定緊急避難所というものが防災計画のほうで計画がされております。指定避難所につきましては、よくご存じだと思いますが、自宅が被災などして、長期滞在するような施設になります。一方指定緊急避難所につきましては、今回の台風の時のような緊急時に避難するという場所になっております。 今ご指摘いただきました、自主避難の時にはお使いいただけるということになりますけども、避難勧告という発令行為になりましたので、今回、その避難所につきましては土砂災害警戒区域の中に入っている避難所でございますので、安全な土砂災害警戒区域以外の避難所、お近くの避難所ということで、ご指定させていただいたと、こういうことでございます。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  実は、町長もご承知のとおり六郷地域は県内でも一番の地滑りのメッカ地域でございます。 あの時間帯に暗くなってから、高齢者の人たちが網倉から5・6区の公民館までというのは、非常に危険な場所を通らなければならないわけですよね。ご承知のとおり、山田川の上流部には桜田川が、外出川が、鐘山沢が流れ込んで、愛郷橋のへんですね、あそこへ流れ込んでいるんですよ。その上には、下神有地域の大きな地すべりを起こした場所もあるわけなんですよね。そこを経路として5・6区の公民館に行かなければならないわけですよね。 私感じたんですが、前回も防災の関係で質問した時に言ったんですけど、高齢者の方には何もなくても、災害が起こらなくてもいいわけですから、日の高いうちに、台風がどうも方向としてこちらに来そうだという段階で、できるだけ明るいうちに自主避難をしてもらうようなことをしていただいたほうがいいのではないかと、個人的には思うんですよ。 空振りをくっても、命のためにはいいわけですから、その辺を地域ともよく相談をする中において、そのためには避難所の開設をそういった自主避難をする場合には、役場側のほうに地域から連絡をもらうようにしといて、行政はそれなりの避難所の設営を速やかに行えるような体制づくりをやっていく必要があるのではないかと、先日私も地域に行って、あの状況の中の話を聞いたんですけど、「冗談じゃないは、あの雨のくる中、大雨の中、5・6区の公民館へ行くなんていったら、とんでもない、一番危ないところを通っていかなければならないじゃんか」というような話を聞いたもので、私もいろいろ考えてみたところ、そうであれば地域の人たちに承知をしていただく中で、高齢者だけでもできるだけ早い時間帯に自主避難をする体制を取って、またそれに基づいて、行政も協力をして、避難所の開設をしていくというようなことがよかろうかと思いますけど、今後について町長どう思うか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  気象衛星の制度が非常に高くなって、ほとんど気象庁で発表する台風の進路というのは、大きな狂いがないというか、かなり正確になってきていますから、早い段階で進路が明確になれば、今のような早めのというか、日の高い明るいうちに避難というのは必要になるかというように思います。 いろいろな事例というか、状況もありますけれども、基本的にはそういうことを考えていく必要があるのかなと思います。 ○議長(有泉希君)  笠井雄一君。 ◆7番議員(笠井雄一君)  時間も迫っているようですので、最後に避難所へのウォーターハザードマップ等においての避難所が設置されているわけなんですが、指定避難所への経路等も、現地を担当もよく踏査して、それぞれの状況においての避難路を考えていなければ、非常に危険性のある場所が六郷地区においてはあるわけなんです。これは当然どこでも、三珠地域においてもあろうかと思うんですけど、まずは行政側が、建設課の人たちはよく現場等も分かっていますので、その辺の情報も共有する中において、時には現地のほうもしっかり踏査して、ここが災害が起きる可能性の高いところは極力避けて、避難路を設定するようなことも、今後の課題ではなかろうかと思いますので、ぜひその辺も考慮する中で、本当に住民が安全で地域の中で生活できるような防災対策体制を取っていただきたいとことをお願いいたしまして、私の一般質問は終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第7番、笠井雄一君の一般質問を終わります。 続いて、第8番、宮崎博已さんの一般質問を許します。 第8番、宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  これより一般質問をさせていただきます。 健康増進を促す健康マイレージ制度の導入をについてお伺いいたします。 健康でいきいきと日常生活を送っていく、健康寿命が注目されています。ピンピンコロリではありませんが、誰もがそんな人生を送りたいと望んでいるのではないでしようか。 今、多くの自治体で健康増進を促す健康マイレージ制度を導入し健康予防に取り組んでいます。 昨年の6月現在で、394市町村において導入され実施されています。この制度は、高齢者をはじめ健康にあまり関心のない人にも、健康づくりを行ってもらうために、ウォーキングや住民健診受診など、自治体が定めた健康づくりに参加した住民がポイントをため特典と交換できる、というものです。 横浜市では、2014年11月からよこはまウォーキングポイントとしてスタートし、今では24万5千人が参加するまでになりました。同市のアンケート調査によると「1日の歩数が増えた」「周囲の人との会話やあいさつが増えた」との意見が多く、運動週間が定着し地域とのつながりに良い変化が表れていると分析しています。 さらに、ポイントをためると抽選で500人に3000円の商品券が当たり、参加者の歩数が月平均10万歩に達すると国連世界食糧計画に20万円寄付するという、国際貢献につなげています。自治体によって内容はさまざまですが、健康マイレージ事業は、住民の健康増進を応援する新しい仕組みとして効果が期待されています。 本町においても、健康な体を維持するのに楽しみながら、効果が期待できる健康マイレージ制度の導入をするべきと考えますが、町長の考えをお伺いいたします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  宮崎博已議員の一般質問にお答えします。 その前に、データヘルス計画の提案をいただき、国保会計への法定外繰り入れがかなり減少してきている一因でもあって、大変感謝をしております。 答弁いたします。 健康増進を促す健康マイレージ制度の導入についてでありますが、健康マイレージ制度とは、健康ポイント制度ともいわれ、健康づくりへの取り組みをポイント化することにより住民一人ひとりの健康づくりに対する意識向上の契機としていただくためのひとつの方法であり、県内では南アルプス市など5市、これは韮崎市・甲斐市・都留市・富士吉田市で実施しております。 市川三郷町では、地域住民が、健康で安心して生活できるよう、住民健康診断、人間ドック事業、運動習慣づくりのための運動教室、生活習慣病予防教室、健康づくりのリーダー講習会、心の健康づくり事業など、健康づくりのための支援を行っております。これらの事業の課題として、男性の参加者が少ないことなどがあります。 現在、町では健康づくりへの意識には個人差があることを踏まえて、より多くの方に事業に参加していただくため、PR方法や事業内容を工夫するとともに、地域組織と連携を図る中で事業の充実に努めております。 健康マイレージ制度の導入につきましては、今後、さらに、健康づくりの意識の向上を図るために、健康マイレージ制度のメリットや費用対効果などを確認し、健康づくり事業の評価・分析と併せて検討させていただきます。 以上、答弁といたします。 ○議長(有泉希君)  第8番、宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  ありがとうございます。 費用対効果などを検討しながら、今後またさらに検討していっていただけるという答弁だったと思います。 生活習慣病対策に対しても、本当にこの事業は健康づくりに取り組むきっかけづくりになると思いますが、この辺の認識についてお伺いしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 いきいき健康課長、渡邉まゆみさん。 ◎いきいき健康課長(渡邉まゆみ君)  先行している市、または全国的にポイント制を取っているところの状況を確認いたしますと、やはり健康意識を高めるためには効果がみられるのではという評価があります。 健康意識という面でありましたら、山梨県が健康長寿日本一であるというところは、最近テレビでも報道されたところであります。その理由といたしまして、まだ明確な解析はされてはおりませんけれども、山梨県の中でもこの健康づくりの施策をしていく中で、山梨県人は健康意識が高いというところが1つあるのではないかと言われています。 そういった意味合いで考えていきましても、やはり健康の意識というものは健康寿命を延ばしていくということにつながっていくと思われます。 また、市川三郷町民も、山梨県人の中ではありますので、同じように健康意識が高いと考えていきたいと思うんですが、そこにつきましてはいろいろな計画づくりの中で、例えば運動をしているかとか、それからさまざまな趣味をしているかなどの質問項目があります。大体6割くらいの方がそこに参加しているという統計もありますけれども、それがまたそれぞれ対象が違う中ですので、その結果も踏まえて、本当に健康意識がどうであるのかというところは、先ほどお話がありましたように、国保のほうの計画の中、それから来年度健康増進計画の見直しも図るところでありますので、またその状況を確認していきたいと思っております。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  今、課長から健康意識が山梨は高いということで、その市川三郷も山梨県の中にあるので高いのではないかというお話でしたが、健康な体を維持していくというのは、維持し予防に取り組んでいくということで、医療費とか、介護費の抑制にも期待できると思っています。 町長も費用対効果というところでもお話がありましたが、その点においても十分費用対効果が出るのではないかと思っていますが、その辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長(有泉希君)  いきいき健康課長、渡邉まゆみさん。 ◎いきいき健康課長(渡邉まゆみ君)  現状また先ほどの話のデータヘルス計画の中の評価としましても、その医療費についての効果というところが見られますので、その結果を見ながら行っていきたいと思っています。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  すみません。すでに実施をしている5市があるんですよね。そこの実際制度を導入して、どういう成果が出ているのか、当然人口動態というか、年齢構成等もありますから、それらを分析して、市が実際こういう効果が上がっているということを、もっと正確に調べた上で、本町に取り入れる場合に、どういうことを注意しながら導入すればいいのかということをしっかり研究するというか、確認をした上で、この制度導入について、具体的に検討に入りたいと思っております。そのことをまずやらないと、どういうことで、どういうふうになるのかということを、しっかり見極める必要があるのかなと、それは担当課にも指示をして、そのことから入っていきたいと思っています。 ○議長(有泉希君)  宮崎博已さん。 ◆8番議員(宮崎博已君)  いろいろ5市の調査をしながら進めていっていただけるということでしたので、本当に私もまだ質問したいこともあったんですが、町長からそういう答弁をいただいたので、これくらいで切り上げて。11月11日に町民体育館で行われたスポーツフェスティバルがありました。それと同時に、町民の体力測定も併せて行われ、私も友人たちと参加して、町長も、教育長もいらっしゃいましたが、参加して体を動かし、本当にいい汗をかき、楽しい時間を過ごすことができました。 また翌日の12日には、健康と福祉の集いがふるさと会館で行われ、表彰式をはじめ、内容もとてもよかったと感動して帰ってまいりました。 しかし、残念なことにスポーツフェスティバルにしても、健康と福祉の集いにしても、もっともっと本当に多くの町民の方が参加していただけたらと思いながら、それは本当に素直な気持ちで帰ってきましたが、それは私自身がそこに参加させていただいて、健康に対して改めて考える機会になったから、本当に町民の方にもそういったところに参加していただくと、また違ったものが見えてきたりするのではないかなというふうにも感じましたので、本当にそう思いました。 運動や健康に関心を持つ人たちは、今本当に課長からも言われましたが増えております。意識も向上しております。ただそれを実際に運動として動いていくかどうか、意識だけではなくて、体を動かして持続していくというのが、とても大変なんですね。私も毎日ウォーキングを始めて3週間くらいになりますが、今日はちょっといいかとか、段々ずるい気持ちが出てくるんですね。持続するというのは、1人で持続させていくというのはとても大変なんです。でもそこへ楽しみながら、そういったポイント制度というのを設けていくと、楽しみながらポイントをためていく、それがまたいろいろな得点につながっていくということは、本当に大事、楽しみながら運動できる、健康予防にも取り組んでいけるということでは大事だと思います。 さきほど課長からも、いろいろな健康に対して、いろいろな事業を町が行っているとおっしゃっていました。私もそれは承知しておりますが、1人の方が何回か行って、リピーターとしていく、でも裾野を広げていくというのは、とても大事だと思います。高齢者ばかりでなくて、本当に若い時から運動に、健康に留意していくというのが大事だと思いますので、今、町長が答弁をしていただきましたので、しっかり今後も前向きに検討していただけるということなので、実施する方向で進めていただければと思います。 以上で終わります。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第8番、宮崎博已さんの一般質問を終わります。 続いて、第12番、内藤優君の一般質問を許します。 第12番、内藤優君。 ◆12番議員(内藤優君)  私は、子育て支援の充実という公約をどう具体化するかという質問をさせていただきます。 一瀬議員の質問の中で、具体的な公約の実現の方向が示されました。園児から小学生まで無料にすると、しかも30年度の予算で行うと明確に支援策が明らかにされましたので、試算してみましたら4千万くらいかかるんですね。ただし、現在のところ三珠の1食と、市川の1食、六郷の1食、わずかですけど違いがあると。その辺も今後大きな課題になると思うんですけど、大変今次の子育て支援策の第一歩、しかも新年度に実現すると、すばらしいことだと思います。 1日も早く中学生まで実現できるように、ご努力をいただきたいと。 そこで、私は中段になるんですけど、市川三郷選挙管理委員会発行の選挙公報に基づいて質問させていただきますというところから始めたいと思うんですけども、実は私も不勉強で、実際にどのような形で保育園の給食が行われているのかということを知らない部分がたくさんありました。 そこで、複数の園をお尋ねして、若干問題点とか、それから現実の問題について、聞き取りといいますか、話し合いをさせていただいた経緯を踏まえて、提案をさせていただきたいんですが、多くの私立保育園の場合は、副食費が、いわゆる委託費の中から支出されるものとなっているというか、ある園は、委託費のほうから出しているので、保護者自身は無料化と言われても、あまりピンとこないと、表現は悪いんですけど、だから意識の中に公費負担だという意識が、ただ言われてみてよく分からないと、今だってお金を払っていないよというような実情もありました。 さらに保育料の中からでは給食費がというと、これも明確になっていない。つまり保育料の中から副食費を出しているよ、出すことができることになっていると、したがって、異色な問題が内在しているんだなということを思いながらお話を聞きましたら、ただ現在給食というか、主食ですね、ご飯を持って行っていると、おむすびに持ってくる子もあれば、お弁当箱の中に持ってくる子もいるし、その副食費は明らかに保護者負担になっていると。 そこでお話をしていく中で、公費負担を明確にするために、給食費の一部になるわけですけど、還元する方法もあるのではないでしょうかというところで、私もなるほどなと思いましたが、これにはこれで保育園の労力も大変だろうし、また保育課の仕事も増えていくと、いずれにしましてもそういう問題がある中での、来年度からの給食費の無料化、大変ありがたいことだと思っていますし、園長自らも複数の園長ですけど、ありがたいことだと、だから細かく言えばおむすび代は明確に、現在の保護者負担になっていると、あと副食費は委託費の中から、あるいは保育費の中から支出している現状ですということなんです。 私が何を申し上げたいかというと、やはりその辺の難しい問題はいろいろあるでしょうけど、それらを整理して、そして来年の4月に向けて、ぜひ大変子育て支援の重要な政策でありますので、これを具体的に実行していただきたいと思います。 先ほどもちょっと言いましたけど、3つの旧町時代の給食費がわずかですけど違うんですね、だからこれらの統一も課題になるでしょうし、今の保育園の主食持参というやり方の中での昼食時の無料化というのは、現実にはどういう実態となって、保護者に還元されていくのかと、利益が還元されるのかと、こういう問題があるということを申し上げたいと思うんですが、町長ないしは保育課長、その辺についての保育園の無料化に関する、私が先ほど言いましたような問題点について、どう対処されていくか、お答えいただければありがたいと思います。 2点目も併せて質問します。 構想の第2に、児童・生徒の学力県内トップレベルを継続という項目もありますが、具体的にはどういうことか説明をいただきたいという。この2点をよろしくお願いします。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  内藤優議員の一般質問にお答えします。 子育て支援の充実という公約をどう具体化するかの1点目、町内すべての園児の給食費を無料化するという公約の実現をどう進めていくかについてでありますが、公立保育所および私立保育園の給食は、主食であるご飯と副食のおかずで構成されております。 主食につきましては原則ご家庭からの持参となっておりますが、市川地区の公立保育所では、主食を提供しております。ご家庭より主食を持参している施設は、保護者の給食費の負担はありませんが、主食を提供している市川地区の公立保育所に通園するご家庭には、給食費のご負担をお願いしております。 副食につきましては、保護者負担を求めず、設置者が提供することとなっており、公立保育所にて主食を提供する分の炊飯と、副食の調理を町立学校給食センターで行い提供しております。なお、3歳未満児につきましては、主食、副食とも設置者が提供することとなっております。 私立幼稚園につきましては、主食、副食とも保護者負担をお願いしております。園児の給食費の無料化につきましては、主食の持参の有無等を考慮し、公立保育所の給食費を基準に、平成30年度から実施したいと考えております。 このことは、担当課長がこの後答弁をいたしますけど、調整はしております。 2点目の児童・生徒の学力県内トップレベルを継続についてでありますが、本年4月18日に実施された平成29年度全国学力・学習状況調査の結果によりますと、管内小中学校の各教科の平均正答率、正しい答えの割合でございますが、県の平均を上回っており、また、学習意欲や生活・学習習慣などを問う調査では、肯定的な回答の割合が高く、児童・生徒の学校での生活が充実していることが伺えます。 学力の向上につきましては、学校に対し、30人規模学級においての少人数授業のための教員加配や、個に応じたきめ細かな指導推進のための特別支援員などを配置し、基礎学力向上に努めております。 各学校では、全国学力・学習状況調査や山梨県学力把握調査などの結果を分析し、課題を明らかにしながら、授業改善や指導方法の改善に努めております。 学力向上には、教育委員会の支援や学校での授業の充実、および家庭の協力が統合された教育力の結果と、受け止めております。 今後も、学校・家庭をしっかり支え、連携して、学力向上に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 小中学校ともトップクラスという報告は受けております。 以上でございます。 ○議長(有泉希君)  内藤優君。 ◆12番議員(内藤優君)  大変丁寧な説明をいただきまして、よく分かりました。 保育課長のほうから答弁いただけますか。 ○議長(有泉希君)  答弁を求めます。 保育課長、窪田正彦君。 ◎保育課長(窪田正彦君)  さきほどの答弁につきまして、現状等を説明させていただきますけど、現在、市川地区の市川保育所、富士見保育所、市川南保育所につきましては、3歳以上児は学校給食センターで主食を調理しておりまして、提供しておりますので、月額1,200円の給食費を負担してもらっております。 また、三珠地区の三珠保育所、大塚保育所の3歳以上児につきましては、弁当箱にご飯を入れて、家庭から持参しているため、給食費の負担はありません。 また、私立保育園の高田保育園、ひまわり保育園、定林寺立正保育園の3歳児以上につきましても、主食を弁当箱に入れて持参しておりますので、給食費の負担はないということを聞いております。 また、市川幼稚園につきまして、保育の関係の分は全調理しているということで、その辺の負担がありまして、幼稚園につきましては主食・副食分を別額で徴収しているということを聞いております。 また、市川南幼稚園についても、主食・副食分として月額の負担をいただいているということで聞いております。 このように保育所につきましては、主食の持参で給食の負担がありなしということがあったりしますので、今後、この辺を踏まえまして、無料化ということの公平性を保ちながら、予算化に向けて検討していきたいと思います。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(有泉希君)  内藤優君。 ◆12番議員(内藤優君)  いろいろ、園によって事情が違うようですけど、ぜひ公約の実現が新年度図られるという、現時点を踏まえても、4月にスムーズに無料化が進むように、ぜひ保育課も大変でしょうけど、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 学力の問題なんですが、やはりこれは教育に大変力を入れている、本町独自の成果だというように、私自身は認識をしております。これからも、特に小学生の英語科の問題も間もなく具体化するわけですから、そういう点で、1つだけ提案と言いますか、お願いを申し上げたいんですが、英語検定試験の補助、半額確か今いただいていると思うんですけど、できればこれを機に、検定試験を受ける受験者すべてに、全額希望者には補助ができるような体制のご検討をいただきたいと思いますが、この辺について、町長いかがですか。 ○議長(有泉希君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  教育委員会の先生方と、十分協議をさせていただき、実現できる方向が見いだせればと思っておりますので、検討させていただきます。 ○議長(有泉希君)  内藤優君。 ◆12番議員(内藤優君)  ぜひトップレベルの学力を維持しているという、本町の実情が人づてに耳に入ってくるようになっておりますが、ただ今町長から明確にトップレベルだというお話もお聞きして、大変喜んでいるわけですけども、その一助になるかと思いますので、英検の全額補助ということも、今後ぜひ検討していただいて、予算のこともあるでしょうから、さまざま難しい問題はあるかもしれませんけど、実現していただけるようにお願いを申し上げて、私の質問を終わらせていただきたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(有泉希君)  これをもって、第12番、内藤優君の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後4時15分...