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  1. 山口市議会 2007-03-20
    平成19年第1回定例会(6日目) 本文 開催日:2007年03月20日


    取得元: 山口市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-14
    2007年03月20日:平成19年第1回定例会(6日目) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)    午後 2時09分開議       ────────────・────・──────────── ◯ 議長武田寿生議長) これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、6番、入江幸江議員及び26番、原田欣知議員を指名いたします。  日程第2、議案第1号平成19年度山口市一般会計予算から日程第52、請願受理番号1、公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の「安心・安全」の確立を求める請願までの51件を一括議題といたします。  これより各委員長の報告を求めます。教育民生委員長平田悟議員。             〔教育民生委員長 平田 悟議員登壇〕 ◯ 11番 平田 悟議員 教育民生委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案の審査結果を御報告いたします。  議案第1号平成19年度山口市一般会計予算のうち関係分については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第2号平成19年度山口市国民健康保険特別会計予算については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号平成19年度山口市老人保健医療特別会計予算については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第4号平成19年度山口市介護保険特別会計予算については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号平成19年度山口市介護サービス事業特別会計予算については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第7号平成19年度山口市土地取得事業特別会計予算については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第16号平成18年度山口市一般会計補正予算(第6号)のうち関係分については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第17号平成18年度山口市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第18号平成18年度山口市介護保険特別会計補正予算(第3号)については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第30号山口市文化財保護条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
     次に、議案第31号山口市秋穂コミュニティセンター設置及び管理条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第32号山口市敬老金支給条例の一部を改正する条例については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第33号山口市デイサービスセンター設置及び管理条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第35号山口市小郡地域集会所設置及び管理条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第38号秋穂町奨学金貸与条例及び阿知須町奨学金貸与条例を廃止する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第39号字の区域の変更及び町の区域の新設については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第45号養護老人ホーム秋楽園組合規約の変更に関する協議については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第46号ひまわり学級、はちのこ学級及びしらさぎ学級の指定管理者の指定については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第47号山口市柚野地域活性化センター指定管理者の指定については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第48号山口市上村高齢者女性等活動促進センター指定管理者の指定については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第51号山口市国民健康保険条例の一部を改正する条例については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長武田寿生議長) 環境水道委員長、小林訓二議員。             〔環境水道委員長 小林訓二議員登壇〕 ◯ 2番 小林訓二議員 環境水道委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案の審査結果を御報告いたします。  まず、議案第1号平成19年度山口市一般会計予算のうち関係分については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号平成19年度山口市下水道事業特別会計予算については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号平成19年度山口市農業集落排水事業特別会計予算のうち関係分については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第11号平成19年度山口市漁業集落排水事業特別会計予算のうち関係分については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第12号平成19年度山口市地域下水道事業特別会計予算については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号平成19年度山口市水道事業会計予算については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第16号平成18年度山口市一般会計補正予算(第6号)のうち関係分については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第19号平成18年度山口市下水道事業特別会計補正予算(第4号)については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第34号山口市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第36号山口市地域下水道条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第44号宇部・阿知須公共下水道組合規約の変更に関する協議については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長武田寿生議長) 経済建設委員長氏永東光議員。             〔経済建設委員長 氏永東光議員登壇〕 ◯ 22番 氏永東光議員 経済建設委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案の審査結果を御報告いたします。  まず、議案第1号平成19年度山口市一般会計予算のうち関係分については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号平成19年度山口市駐車場事業特別会計予算については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第9号平成19年度山口市小郡駅前第三土地区画整理事業特別会計予算については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号平成19年度山口市農業集落排水事業特別会計予算のうち関係分については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第11号平成19年度山口市漁業集落排水事業特別会計予算のうち関係分については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第13号平成19年度山口市国民宿舎特別会計予算については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第14号平成19年度山口市特別林野特別会計予算については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第16号平成18年度山口市一般会計補正予算(第6号)のうち関係分については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第20号平成18年度山口市小郡駅前第三土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第21号平成18年度山口市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第29号山口市使用料、手数料徴収条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第49号山口市働く婦人の家の指定管理者の指定については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長武田寿生議長) 総務委員長藏成幹也議員。              〔総務委員長 藏成幹也議員登壇〕 ◯ 21番 藏成幹也議員 総務委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案の審査結果等を御報告いたします。  まず、議案第1号平成19年度山口市一般会計予算のうち関係分については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第16号平成18年度山口市一般会計補正予算(第6号)のうち関係分については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第22号行政組織の改編に伴う関係条例の整備に関する条例については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第23号山口市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第24号山口市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第25号山口市特別職等の給与の特例に関する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第26号山口市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第27号山口市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第28号山口市特別会計設置条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第37号山口市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例の一部を改正する条例については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第40号山口市過疎地域自立促進計画の変更については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第41号辺地に係る公共的施設総合整備計画を定めることについては、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第42号山口県市町総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更に関する協議については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第43号山口・防府地区広域事務組合規約の変更に関する協議については、全員をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、請願受理番号1、公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の「安心・安全」の確立を求める請願の審査概要について御報告いたします。  審査の論点は、昨年5月の公共サービス改革法の成立等によりまして、官民競争入札の制度が既に整備されている状況の中で、願意にあります請願者の不安について議会としてどう対応すべきかということでありました。  まず、この請願の紹介議員から請願趣旨について説明を受けた後、委員の意見交換を行ったところであります。この意見交換の中では、この請願の願意に反対する意見はなく、賛成する意見のみがありました。討論の場におきまして、各委員から次のような意見がありましたので、主なものを御報告いたします。  まず、この請願への反対意見といたしましては、「本市としても民間化の推進に計画的に取り組むこととされているとおり、公共サービス民間化自体は国民の権利保障を後退させるものではなく、民間の知恵を市民サービスの向上という観点で反映させていく制度である。市場化テストについても同様な趣旨で取り組まれるものと理解している」や、「既に市場化の実施に際しては、問題点の抽出等を行う第三者機関の設置など、制度上整備されている。」、さらには、「公共サービスを民間委託することが、コストの偏重であるとか、労働者のワーキングプアの問題に直結するということは少し短絡的ではないか」として、この請願の趣旨に反対する旨の意見がありました。  一方、賛成意見といたしましては、「市民が『市場化テストに対する不安があるので、法の運用を慎重に行ってほしい』と考えていることは当然のことであり、こうした市民の声に、市民の代表である議会がこたえることが請願に対する基本的な態度である」や「公共サービス改革基本方針に、公共サービスの改革に当たって、実施者や国民の声を聞きながら、さらに検討して進めるなど、初めての取り組みに対する慎重な仕組みがうたわれていることから、住民参画の観点からも、国民の願いを意見書として提出することは意義がある」さらには、「雇用の問題は日本社会の最も重要な国民の暮らしに関する問題であるので、国民の声を聞きながら、慎重に対応してくれという請願は、当然のことである」として、この請願の趣旨に賛成する旨の意見がありました。  次に、請願の審査結果について御報告いたします。  請願受理番号1、公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の「安心・安全」の確立を求める請願につきましては、賛成少数をもって不採択すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ◯ 議長武田寿生議長) 以上で、各委員長の報告が終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長武田寿生議長) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。18番、須藤杲一議員。               〔18番 須藤杲一議員登壇〕 ◯ 18番 須藤杲一議員 日本共産党の須藤杲一でございます。共産党を代表いたしまして討論に参加をさせていただきます。  まず、反対する議案について述べます。7つあります。議案第1号平成19年度山口市一般会計予算、議案第2号平成19年度山口市国民健康保険特別会計予算、議案第4号平成19年度山口市介護保険特別会計予算、議案第15号平成19年度山口市水道事業会計予算、議案第22号行政組織の改編に伴う関係条例の整備に関する条例、議案第32号山口市敬老金支給条例の一部を改正する条例、議案第51号山口市国民健康保険条例の一部を改正する条例、以上7議案に反対します。残る43議案は賛成です。  次に、反対する理由について述べます。反対する7つの議案、当初予算に関する4件、条例3件、それぞれ関連がありますので、総括的に反対の理由を述べます。  市長は、予算編成方針の中で、引き続き財政が厳しいことを殊さら強調しておられますが、具体的な予算編成になると、第一に、目線が国や県の方に向いた予算編成となっていることであります。また、市民の暮らしを守る具体策、渡辺市政としての努力の姿が見えません。もちろん、一定評価できる事業も展開されていることはあるものの、新年度予算全体を基調としているのは、むしろ市民と職員への負担増とサービス後退が随所にあらわれていると言わなければなりません。  審議で明らかになった点について、3つにまとめて述べたいと思います。その1つは、市民への負担増とサービス後退が加速したこと。2つには、聖域扱いされる開発行政都市間競争の問題、3つには合併効果が見えず、合併協定違反が続くことの3つです。  まず、市民への負担増とサービス後退について、少し詳しく述べます。敬老金削減については、予算と条例の2議案が関連しますが、なぜここまで高齢者いじめをしなければならないのでしょうか。これが渡辺市政の本質とするならば、きわめて重大であります。高齢化社会、すなわち長生きすることは本来喜ばしいことです。しかし最近は、医療、介護、年金など、高齢者をめぐる制度と施策が次々と後退しています。財政が厳しいときだからこそ、市民と行政の信頼関係を示す血の通った政治姿勢となるべき防波堤にすべきではないでしょうか。また、市税など、滞納者への民間事業者による督促の強化、これも行政への信頼を崩す点では同じことが言えると思います。個人情報保護の観点から見ても大きな後退です。追加議案の国保料の限度額引き上げについても、国庫支出金、負担金の激減や合併による激変への対応などのツケを最高限度額引き上げに求めることについて認めるわけにいきません。介護保険事業についても、介護予防の名によるサービス削減、また介護サービス利用料の廃止など、これまた国の政策言いなりです。国保や介護保険事業は、山口市が事業主体であるだけに、この事業には特別に福祉の心が求められていると思います。しかし、行政経営の立場は見えても、事業主体としての支援策は見えません。  次に、聖域扱いされている開発行政都市間競争の問題について、少し述べます。市民サービスは大きく後退し、市民負担は一層重くなっています。本当にお金がない、財政が厳しいのなら、市民も我慢するでしょう。理解もするでしょう。しかし、ターミナルパークや国体など投資的事業開発事業は財政面だけでなく、職員体制も特別扱いで進められようとしています。財政が本当に厳しいのなら、こうした開発や投資的事業こそ見直し、削減すべきです。開発事業によって、都市間競争に打ち勝つなどということは、地方自治体には相入れない政策ではないかと思います。足りないのはお金ではなく、市民を思いやり、大事にする福祉の心ではないでしょうか。このことが鮮明になっていると思います。  次に、合併効果が見えず、合併協定違反が続くことについてです。合併して2年目の当初予算でしたが、合併効果が見えてきません。財政は一層厳しさを増し、この議場においても市長の口から市民へ我慢を求める結果となっています。合併効果としての新市のまちづくりの姿は、公共交通の検討が始まったことぐらいしか見えてきません。一々上げませんが、一体感の醸成とか、事務事業の一元化の名のもとに、合併協議会の約束事が次々にほごにされていることも重大です。総務省の指示でつくった集中改革プランに沿った4月1日付の組織改編、実態としては総合支所方式の変質、本庁方式への転換であり、合併協議会約束違反そのものです。住民から出た合併でなく、国や県の方針に従って進めた平成の大合併、1市4町合併の矛盾が出ていると思います。今後阿東町との協議に生かすことを改めて指摘しておきます。  最後に、請願への賛成討論をいたします。  公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の「安心・安全」の確立を求める請願についてです。まず、この請願は、昨年5月、公共サービス改革法が成立したことを受け、これの導入に当たって、慎重な対応を求めるとともに、実施の際にも、国民へのサービスの質とそこで働く労働者の生活水準の確保を求めるものです。この法律に基づき、政府が決めた改革基本方針の中には、その対象として国民健康保険料収納事業ハローワーク関連人材銀行事業キャリア交流プラザ事業求人開拓事業、また統計調査関連事業登記関連事業などが上げられています。また、今後3年間で行う事業所なども示されており、実施状況を見ながら拡大していくとしています。制度としても、整備されているわけではありません。地方自治体に関連するものは、窓口業務について、特例規定の整備を検討することになっております。まさしく、これから市町村もしっかり検討すべき課題であり、また事業者や国民の意見がしっかり反映されることが求められております。市民を代表する議会として、請願の願意を素直に理解し、採択すべきであると考えます。この請願は、官から民への構造改革や民間化の是非について云々している請願ではありません。議会として議員として、民間化の中身に対して意見があれば、それこそ議会で質問し、主張すべきです。それが議員の務めでもあると思います。付託された総務委員会では、審議に当たって、意見交換の機会が持たれました。その中では、採択すべきとして賛成の意見はありましたが、反対については一切主張がされず、討論の段階でその理由が述べられたに過ぎません。こうした結論先にありきの委員会審議では、市民の負託にこたえたとは言えないと思います。委員会に付託した意味がないと言わなければなりません。武田議長から事前にこの請願の委員会審議には、御遺漏なきようにとの文書による連絡がありましたので、そのことをつけ加え、討論といたします。 ◯ 議長武田寿生議長) 26番、原田欣知議員。               〔26番 原田欣知議員登壇〕 ◯ 26番 原田欣知議員 県都クラブの原田欣知でございます。県都クラブを代表いたしまして、討論に参加をいたします。  本議会に提案されました全議案につきまして、賛成の立場から討論をいたします。  平成19年度予算につきましては、改革と創造に向けたチャレンジの年として、引き続き新しく生まれたこの山口市が必ずや山口県の中核を担う県都として生まれ変わるべく大きな構想を持ってまちづくりを推進されようとしていることに対しまして、大きく期待をしているものでございます。  そうした中で、新しい基準の補助制度の運用により、補助金削減額は、昨年と比べ1億3,000万円の減額となっております。市民との協働のまちづくりのための改革の一定の成果と説明をされておられますが、その一方で、市民の多くに不安と不満があることを指摘をしておきたいと思います。また、合併特例債の活用でありますが、10年間で448億3,000万円の特例債を発行できるわけでありますが、これはいわゆる借金に相当するものでありますから、財政状況や総合的見地から新市建設のために有効に活用していただきたいと考えます。  さらに、このたびの組織改編での総合支所機能につきましては、合併協議会におきまして、いろいろな形で総合支所機能の充実を図るべき議論がなされ、旧町各協議会委員が納得できる総合支所の機能についての報告もありました。しかしながら、このたびの組織改編は、合併してからまだ1年半しか経過しておらず、関係市民に対しては、組織改編による不安を解消すべく、いろいろな手段を講じて、わかりやすく説明をしていただきたいと思います。また、本庁と総合支所との連携強化を図るなど、総合支所機能の低下にならないよう、今後もきめ細やかな住民サービスを実施されるよう強く要望をしておきます。  次に、公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の「安心・安全」の確立を求める請願につきましては、趣旨は理解できるものの、既に国において市場化テストの実施に際しては、競争条件均一化等の確保のため、中立的な第三者機関の設置など、監視機能の整備、また改革法には民間業者からの意見聴取、地方公共団体からの意見聴取も規定されており、あえて請願の必要がないと考え、不採択といたします。  今年3月末をもって御勇退される井上教育長さんにおかれましては、長年にわたり本市の教育行政をリードしていただいた御功績、御努力に対して感謝の意を表明し、今後の御健勝と御多幸を心からお祈りいたします。ありがとうございました。  以上で私の討論を終わります。 ◯ 議長武田寿生議長) 20番、浅原利夫議員。               〔20番 浅原利夫議員登壇〕 ◯ 20番 浅原利夫議員 新世紀クラブの浅原利夫でございます。会派を代表いたしまして、討論に参加させていただきます。  まず、議案の賛否ですが、議案第1号から議案第49号及び議案第51号はすべて賛成の立場で、また請願受理番号1につきましては、反対の立場で討論いたします。  本議会は、議案第1号平成19年度山口市一般会計予算を初め、特別会計、また組織改編、行財政改革、合併効果、教育、福祉、環境などの諸課題について議論が交わされ、特に本市の将来のまちづくりの指針となる総合計画を策定する合併後2度目の通年予算について、さまざまな角度から多くの議論が交わされたところでございます。  渡辺市長におかれましても、2度目の予算編成に際して、平成19年度を改革と創造に向けたチャレンジの年と位置づけられ、財政健全化への着実な足がかりとなる取り組みを進められる一方、将来の飛躍に向けた堅実型予算、合併効果が実感できる着実な取り組み予算を編成されましたことに対しまして、大変な御苦労があったものと思っております。合併後のこれからのまちづくりに対する大きな期待と同時に、三位一体改革による厳しい財政状況から、今後の行政施策に対する不安といったことが市民の皆様の率直な思いとしてあることにつきましては、私も承知いたしております。本予算は、こうした市民の皆様の思いをしっかり受けとめた予算であり、またこれまでの議会での議論の内容を十分踏まえた予算になったと感じておりまして、私は本予算を高く評価するものでございます。
     まず、財政健全化についてでございますが、とりわけ補助金の見直しに関して、渡辺市長は、心を痛められたのではないかと察しております。財政状況が厳しい中、より効果的な補助金を目指すことや、民間と行政の役割と責任を明確化することに関しましては、今後とも一層の説明責任を果たされるようお願いいたしておきます。  また、三位一体改革により、地方自治体が自己の責任で資金を調達し、その使い道を決定していくというお金の集め方、つまり歳入の自治が今後より重要になってくると思うところでございます。本市におきましても、企業誘致や市税徴収率の向上による税収増、市有地の売却等、財産の有効活用に取り組まれることになっております。このほか、市債残高の抑制、財政融資資金等の繰り上げ償還の検討、集中改革プランの着実な実行など、こうした財政健全化への着実な取り組みを私どもは要請するものでございます。  次に、予算編成の中で、渡辺市長が人の創造と活力の創造について意を注がれた点についてでございます。人の創造につきましては、みらいを担う人財づくりプロジェクト関連事業におきまして、少子化対策やいじめの防止などの最重要課題について、重点的にその対策の推進を講じられております。一方、活力の創造につきましては、合併特例債を活用した都市機能の整備や観光振興・交流プロジェクト事業の展開、新山口駅ターミナルパーク整備推進事業、中心市街地活性化対策事業等の都市機能の充実強化など、将来に向けたまちづくりの歩みがしっかりと位置づけられております。また、防犯灯、街灯設置の促進を進めるなど、安心・安全な生活の環境づくり施策につきましても、昨年度に引き続き実施されます。このように、本市が将来飛躍する土台を今まさにつくり上げていくという信頼感あふれる予算であると思うところでございます。  次に、議案第22号行政組織の改編に伴う関係条例の整備に関する条例についてであります。総合支所機能の重点化、行政区域の拡大に対応した本庁機能の分散、施策目的を効率的に実施するための組織の一元化など、これまでにない大きな組織改編となっております。今後の諸施策の推進に当たりましては、市民の皆様への十分な説明をされるとともに、各部局間の連携を図りながら、行政運営をされるようお願いいたすものでございます。  さて、今日的課題であります夕張市問題では、地方自治体の経営者である市長と、その行政運営をチェックする役割を担う議会の責任の大きさもクローズアップされているところです。私は、本議会での議論、審議を通じまして、この意味を再認識するとともに、今後とも私どもがしっかり受けとめて努力していくことが求められていると改めて感じたところでございます。  以上の内容をもちまして、議案第1号から議案第49号及び議案第51号の賛成討論とさせていただきます。  次に、請願受理番号1の公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の「安心・安全」の確立を求める請願については反対いたします。その理由につきましては、山口市集中改革プランの中で、民間化の推進として、事業の仕分けにより抽出された民間活用が可能な業務については、定員適正化計画との連動を図り、民間化を計画的に進めていくとされています。また、民間化を進めるに当たっては、利用者の安心や安全等も確保するため、行政責任を明確にし、管理・監督機能等が発揮できるよう留意するなど、制度運用のためのガイドライン等を定める必要があるとされております。さらに、行政改革大綱(素案)で協働の推進のうち、民間活用の推進においても、長期的な視点により段階的な民間活用を進めていくこととされております。そのことは本会議における私の一般質問での市場化テストの活用についても市場化テスト、いわゆる官民競争入札も含め、さまざまな民間活力を利用した取り組みを推進することによって、行政のスリム化に努めていくとの考えを答弁されており、民間化は時代の流れであり、市場化テストについても、コストのみによる官民競争ではなく、これからの新しい公共サービスを目指すものであると理解するところでございます。よって、今回の請願に対しましては、反対するものであります。  終わりに、今年度をもって退任されます井上教育長さんの御功績に対しまして、会派を代表いたしまして、感謝と敬意を申し上げる次第でございます。16年間にわたる数多くの御功績は御案内のとおりでございまして、一般質問において井上教育長さんが語られた教育への思いの中で、人間愛を大事にするという深みのある言葉に感動したのは私だけではなかったと思います。人を育てていく奥深さを改めて知り、人を育てるにはその思いを強く持つことが大切であると私は感じたところでございます。今後の御多幸を祈念いたしまして、私からの感謝の意とさせていただきます。ありがとうございました。  以上で討論を終わらせていただきます。 ◯ 議長武田寿生議長) 16番、重見秀和議員。               〔16番 重見秀和議員登壇〕 ◯ 16番 重見秀和議員 山口未来クラブの重見秀和です。会派を代表し、討論に参加をさせていただきます。  議案第1号平成19年度山口市一般会計予算から、議案第51号山口市国民健康保険条例の一部を改正する条例まで、すべての議案に賛成をいたします。  また、請願受理番号1、公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の「安心・安全」の確立を求める請願については反対をいたします。  まず、議案第1号平成19年度山口市一般会計予算の審議につきましては、渡辺市長は、改革と創造に向けたチャレンジの年と位置づけ、平成20年度を計画初年度とする総合計画の着実な実施に向けた体制を整え、徹底した行財政改革を図る予算でございました。この説明どおり、厳しい財源の中、合併効果を発揮させるため、各地区の施設整備などの予算を計上されており、その御苦労と御配慮には敬意を払うところであります。  しかし、この予算審議を通して感じましたことが数点ありますので、指摘と要望をさせていただきます。まず、今年度10月に行われました決算審査特別委員会の委員長報告で取り上げ、事業を市がやることについての必要性や妥当性、また、目標設定を求めた事業につき、来年度予算でどのような観点から事業の必要性や妥当性を見出したのか。また、どのような目標設定をされたのかについて明確にされていない事業が数点ございました。行政評価システム構築中とはいえ、制度がなくてもこのようなプラン・ドゥー・チェックは当たり前のことと考えていただけに、決算審査特別委員会の委員長報告での指摘事項についての検証がなされていなかったことは非常に残念です。今後、予算が厳しい中での事業展開は続きますので、プラン・ドゥー・チェックを実施され、その後のアクションを起こしていただきたいと思います。  毎年、事業の必要性、妥当性、また目標設定をしっかりなされるよう要望をいたします。  また、財源不足の中、行財政改革を実行し、財源確保の方策をすることは予算編成方針にもうたわれております。この9月に集中改革プランや財政運営健全化計画を策定したばかりですので、それらの計画の具体的な実行に伴い、具体的な効果が示せる初めての予算ですので、担当部署ごとに予算策定時における歳入・歳出両面での財政効果を尋ねたところ、取り組みに熱心な部署とそうでない部署があるなど、まだまだ全職員挙げての行財政改革への真剣な取り組みには至っていないと感じたところであります。今後は、策定された各種の計画と、予算、決算における具体的な検証及び全職員が一丸となった行財政改革推進のための職員意識の向上を求めます。  また、請願受理番号1、公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の「安心・安全」の確立を求める請願につきましては、現在、山口市は民間活用ガイドラインを策定をされ、その趣旨も質の高い市民サービスを効果的、効率的に提供するためとありますとおり、単に価格偏重を求めているわけではなく、市場化テストについても同様の趣旨で行われるであろうこと、また、今後は官と民との役割分担を明確にしながらも、民の知恵を活用しながら、多様な市民ニーズについて対応していく必要があると考えますことから、この請願については反対といたします。  最後に、この3月をもって退任をされます井上教育長を初め、職員の皆様、長年、市勢発展のため御尽力されましたことをまずもって御礼を申し上げます。特に、井上教育長におかれましては、16年間の長きにわたり、教育長として山口市のみならず、全国教育長会長としても御活躍をされ、教育の発展に寄与されましたことに感謝の意をあらわします。本当にありがとうございました。きょうも午前中、小学校の卒業式がありました。子供たちの規律正しい行動に、先生方の日ごろの熱心な教育を感じ取ることができます。また、義務教育は、学ぶという、ただひたすら学ぶ時期であろうと思います。個性を伸ばす時期を間違えず育てたいものだと思います。先日の中学校の卒業式でも、思春期の男の子、女の子が恥ずかしそうな表情を見せず、堂々と歌を歌う姿に、今までの山口市の教育行政の成果を見る思いでした。「教育の基本は人間愛」と言われた井上教育長の思いが各学校に伝わっていると実感をいたした次第です。本当にありがとうございました。  以上で討論を終わらせていただきます。 ◯ 議長武田寿生議長) 34番、藤村和男議員。               〔34番 藤村和男議員登壇〕 ◯ 34番 藤村和男議員 市民クラブの藤村和男です。会派を代表いたしまして討論に参加をいたします。  今議会には、平成19年度予算であります一般会計予算を初めとします各特別会計、また、今後の市民生活に直結します多くの条例が提起をされています。  一般会計予算は、少子高齢化や分権型社会への対応、中核都市づくりの牽引役としての役割を果たすとして、平成19年度は総合計画を策定することから、改革と創造に向けたチャレンジの年と位置づけ、行財政改革を進め、都市の活力や質の高い市民生活の創造に向けて市民が安心して暮らせるまちづくりを推進することとし、人の創造と活力の創造に取り組むものとして提起したと説明されています。今日、新しい山口市としての将来のまちづくり、暮らしづくりのもととなる総合計画の策定途上にありますことから、合併時の新市建設計画なり、調整事項と、この総合計画とのはざまにおける予算編成であったと推測をするところであります。合併後この方、議会での議論は合併協議の時点でまとめられた新市建設計画の実行を求める論調が多数を占めてきた感は否めないと認識をいたしています。  新市建設計画は、合併特例債を活用するもととなる計画であることは承知いたしていますが、その策定に当たって、旧市町時代の計画やその規模の自治体では取り組めなかった事業などが盛り込まれており、新市において必ずしも今日までその必要性などについては、十分検証されてはいないと思っています。私ども会派は、今日の厳しい財政状況や新しい公共空間のあり方等を考えたとき、また新しい山口市のまちづくり、暮らしづくりを考えたとき、改めて事業選択等に検討が加えられるべきと考えています。また、そのことが、新しい議会、私たち議員に求められている役割であると認識をいたしています。  さて、その視点で、平成19年度予算を見ますと、一般質問でも指摘しました約6億3,000万円の巨費をかける小郡図書館建設など、その必要性は認めるとしても、将来の小郡地域あるいは市南部地域のまちづくりを展望したとき、果たしてその建設予定地が適地であるのか否か、なお検討されるべきであろうと考えるところであります。  しかしながら、予算全体を見たとき、旧市町時には住民要望があったものの、取り組むことができなかった事業を盛り込まれるなど、合併効果もかいま見られるなど、市長の予算編成にかけられた熱意も感じられるものとなっていると理解するところであります。  そこで、指摘事項は指摘とし、議案第1号であります平成19年度山口市一般会計予算につきましては賛成をいたします。  また、議案第2号以下すべての議案に賛成をいたします。  さて、最後になりますが、16年の長きにわたり教育長として、本市のみならず、また県下にとどまらないと思いますが、多大な御尽力をいただきました井上教育長に心から感謝を申し上げます。一般質問の最後、須子議員の問いかけに対し、「教育とは、人間愛である」と、この道を貫いてこられた井上教育長ならではのまことに心に響く言葉をいただきました。教育は、まさに人と人との触れ合いの上に初めて成り立つものである。このことが、ひいては日本の社会、また、世界の平和であり、繁栄をつくりだす礎であると改めて認識を深くしたところであります。井上教育長におかれましては、今後とも御健康に御留意をいただき、御指導をいただきますようお願いをいたします。  以上で討論といたします。 ◯ 議長武田寿生議長) 17番、佐田誠二議員。               〔17番 佐田誠二議員登壇〕 ◯ 17番 佐田誠二議員 公明党の佐田誠二でございます。最後に、公明党を代表して本会議に提案されましたすべての議案に賛成し、請願受理番号1については反対の立場で討論を行います。  最初に、議案第1号平成19年度一般会計予算についてでございます。  合併が実現して2度目の予算編成ですが、本年度も基金を取り崩すなど依然厳しい財政状況下の予算編成であります。各種補助金の削減や行政サービスの平準化に向けた公共料金の引き上げ等は、市民にとって必ずしも満足のいく予算編成とは言えません。しかし、山口市の将来のために、財政健全化を目指し、あえて批判を受けても山口市民のために今やるべきことはやるという渡辺市長の姿勢を支持したいと考えています。  評価できる第1点目は、市内各地域において、公平な予算配分であることです。このことは、本市の南部と北部、中心地域と山間地域、あるいは農村地域と漁村地域と細かく公平に予算配分されており、地域の課題に的確な投資を行い、その効果に大いに期待を持てるところであります。2点目には、行政コストの削減に取り組まれている点であります。平成19年度は、大きく機構改革に取り組み、職員数削減による人件費の見直しや行政コストの削減が進んでいるところであります。また、前年度に引き続き、市長を初め特別職の報酬削減や特別職の旅費の改定を行うなど徹底した行政コストの削減に向けての努力を評価するものであります。3点目には、高齢者、障害者福祉などの予算増に代表されるように、民生費が前年度比で大幅に増となっており、福祉充実に努められている点であります。このように公平な予算配分、行政コストの削減、福祉政策の拡充の3点が顕著であることを理由に、平成19年度一般会計予算に賛成をいたします。  しかし、一方では、合併によるサービスの平準化や公共料金の値上げは住民にとって行政サービスの低下であり、各種補助金の削減は市民負担につながっている場合があることから、さらなる経費削減と住民サービス向上を目指し数点の要望をさせていただきます。  議案第1号では、教育費の中の学校図書館推進事業です。現在、審議中の国の予算では、前年度対比で約1.5倍の200億円が計上されており、措置後に本市においてさらなる学校図書館充実のための迅速な対応を要望いたします。また、各部局の委託料について、経費削減と適切な行政執行の観点から、精査、検討されるよう要望いたします。次に、消防費の削減については、市民の生命と財産を守るべき重要な使命を有しており、さらに慎重な協議を重ね、激変緩和に向けて取り組まれるよう要望をいたします。  議案第22号の行政組織の改編に伴う関係条例の整備に関する条例についてであります。組織強化と効率化を目指しての改編でありますが、大きな改編なので、地域住民にも職員にも戸惑いがあるようです。そこで、市民サービスの低下にならないよう、また、職員の就業意欲を阻害させないよう、関係者等の意見には柔軟かつ迅速な対応を要望いたします。  続きまして、議案第32号山口市敬老金支給条例の一部を改正する条例についてでございます。旧1市4町の法定合併協議会における協議から旧山口市の例により調整されていた敬老金支給対象年齢を縮小するものであります。本議案のみに注目すると、一方的な削減であり、財政難だけを理由に市民の理解を得られるものではありません。しかしながら、平成19年度予算を見ると、敬老金を含む老人福祉費予算全体は、敬老行事など補助の拡充などで約2億4,000万円の増となっております。そのほかにも実質的利用者の約7割が高齢者である障害者タクシー料金助成事業費が大幅増額されているなど山口市の老人福祉は包括的に拡充されていると判断します。今後の山口市の高齢者福祉行政のさらなる充実を望むものでございます。  最後に、請願受理番号1、公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の「安心・安全」の確立を求める請願についてであります。国が簡素で効率的な政府を目指すように、地方も住民負担の軽減のために簡素で効率的な自治体を目指さなければなりません。現在では、国、地方とも膨大な借金を抱えている上、少子高齢化の進行で社会保障費などの増大は避けられない状況です。国民負担の将来的な上昇を抑制するには、行政のむだを徹底的に省くことが重要な課題になっていることは共通の認識であります。行政サービスの民間化や市場化テストについては、政府においても地方においても慎重な審議検討を重ね取り組んでいることは明らかであり、請願項目にある安易な導入については当然のことながら慎重に取り組まれているのが実情であります。また、安易な導入にならないようチェックするのが我々市議会の当然の責務であると考えています。さらに、公務、公共サービスを民間委託にする際には、コストを偏重することなく、入札する事業者に対し業務の質の確保をいかに図るか明らかにされるとともに、雇用する労働者が自立して生活できる賃金を保障させることとありますが、現行制度の中で十分取り組まれていることであり、請願として適切とは考えていません。以上の理由で、請願受理番号1には反対の立場を表明し、公明党としての討論といたします。  なお、井上教育長初め本年度をもって退職されるすべての職員の皆様に対し、長年山口市の発展のために御尽力いただきました功績に心より敬意を表するものでございます。大変お疲れさまでした。  以上でございます。 ◯ 議長武田寿生議長) 以上で通告による討論は終わりました。以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議案第1号平成19年度山口市一般会計予算及び議案第2号平成19年度山口市国民健康保険特別会計予算を一括して採決いたします。  議案第1号及び議案第2号について、関係委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立多数であります。よって、議案第1号及び議案第2号は関係委員長の報告のとおり可決されました。  議案第3号平成19年度山口市老人保健医療特別会計予算について、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔全員起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立全員であります。よって、議案第3号は委員長の報告のとおり可決されました。  議案第4号平成19年度山口市介護保険特別会計予算について、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立多数であります。よって、議案第4号は委員長の報告のとおり可決されました。  議案第5号平成19年度山口市介護サービス事業特別会計予算から議案第14号平成19年度山口市特別林野特別会計予算までの10件を一括して採決いたします。  議案第5号から議案第14号までの10件について、関係委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔全員起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立全員であります。よって、議案第5号から議案第14号までの10件は関係委員長の報告のとおり可決されました。  議案第15号平成19年度山口市水道事業会計予算について、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立多数であります。よって、議案第15号は委員長の報告のとおり可決されました。  議案第16号平成18年度山口市一般会計補正予算(第6号)から議案第21号平成18年度山口市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)までの6件を一括して採決いたします。  議案第16号から議案第21号までの6件について、関係委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔全員起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立全員であります。よって、議案第16号から議案第21号までの6件は関係委員長の報告のとおり可決されました。  議案第22号行政組織の改編に伴う関係条例の整備に関する条例について、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立多数であります。よって、議案第22号は委員長の報告のとおり可決されました。  議案第23号山口市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の一部を改正する条例から議案第31号山口市秋穂コミュニティセンター設置及び管理条例の一部を改正する条例までの9件を一括して採決いたします。  議案第23号から議案第31号までの9件について、関係委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔全員起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立全員であります。よって、議案第23号から議案第31号までの9件は関係委員長の報告のとおり可決されました。  議案第32号山口市敬老金支給条例の一部を改正する条例について、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立多数であります。よって、議案第32号は委員長の報告のとおり可決されました。  議案第33号山口市デイサービスセンター設置及び管理条例の一部を改正する条例から議案第49号山口市働く婦人の家の指定管理者の指定についてまでの17件を一括して採決いたします。  議案第33号から議案第49号までの17件について、関係委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔全員起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立全員であります。よって、議案第33号から議案第49号までの17件は関係委員長の報告のとおり可決されました。  議案第51号山口市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立多数であります。よって、議案第51号は委員長の報告のとおり可決されました。  次に、請願について採決いたします。  請願受理番号1、公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の「安心・安全」の確立を求める請願について、委員長の報告は不採択であります。本請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立少数であります。よって、請願受理番号1は不採択とすることに決しました。  議事整理のため暫時休憩します。                  午後3時20分休憩       ────────────・────・────────────                  午後3時38分再開 ◯ 議長武田寿生議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。お手元に配布のとおり、委員会提出議案第1号山口市議会委員会条例の一部を改正する条例が提出されました。この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長武田寿生議長) 御異議なしと認めます。よって、この際、委員会提出議案第1号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
     委員会提出議案第1号を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。議会運営委員長、浅原利夫議員。             〔議会運営委員長 浅原利夫議員登壇〕 ◯ 20番 浅原利夫議員 委員会提出議案第1号山口市議会委員会条例の一部を改正する条例につきまして提案理由の説明をいたします。  委員会提出議案につきましては、地方自治法の改正に伴い、議員提出議案第1号を今定例会初日に議決し、会議規則を改正したことによりまして、委員会に議案の提出権が付与されたところであり、早速ではありますが、本日議会運営委員会から議案を提出させていただいたところであります。  改正の内容につきましては、まず、定例会初日の議員提出議案第1号と同様に、地方自治法の改正によりまして第8条において閉会中に議長専権により委員の指名及び常任委員の変更を行うことができることとするものであり、改正後の規定は、公布の日から施行することといたしております。  また、先ほど可決されました議案第22号行政組織の改編に伴う関係条例の整備に関する条例により、組織改編が行われることに伴いまして、第2条において常任委員会の名称及び所管を変更するものであり、改正後の規定は組織改編にあわせ平成19年4月1日から施行することといたしております。  なお、所管の変更により、委員会の組織としての同一性が失われますことから、附則におきまして委員の指名及び正副委員長の互選、同じくその任期並びに委員会付託事件に係る経過措置を規定いたしております。  全議員の御賛同をよろしくお願いいたします。 ◯ 議長武田寿生議長) 以上で提案理由の説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長武田寿生議長) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長武田寿生議長) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。委員会提出議案第1号山口市議会委員会条例の一部を改正する条例について、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                   〔全員起立〕 ◯ 議長武田寿生議長) 起立全員であります。よって、委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。  以上で今定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。  ここで市長からごあいさつがございます。渡辺市長。                〔市長 渡辺純忠君登壇〕 ◯ 市長(渡辺純忠君) 去る2月26日から開催の第1回市議会定例会におきましては、平成19年度山口市一般会計予算を初め諸議案につきまして、長期間にわたり慎重審議をいただき、それぞれ御議決を賜りましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。  御議決いただきました平成19年度予算の執行を初め、今後も市政全般にわたりまして、創意工夫を凝らし、所期の施策を推進し、市勢の進展に努力をしてまいる所存でございます。  また、本会議並びに委員会を通じまして議員の皆様方から拝聴いたしました御意見、御要望等につきましては、今後、十分留意検討いたしまして、チャレンジ精神のもと執行に当たってまいりたいと考えております。  今後とも一層の御指導と御協力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会のあいさつといたします。どうもありがとうございました。御苦労さまでございました。 ◯ 議長武田寿生議長) これをもって、平成19年第1回山口市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。                  午後3時44分閉会       ────────────・────・────────────        地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                    議     長  武 田 寿 生                    会議録署名議員  入 江 幸 江                    会議録署名議員  原 田 欣 知 Copyright (c) YAMAGUCHI CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....