高野町議会 > 2017-03-08 >
平成29年第1回定例会(第2号 3月 8日)

ツイート シェア
  1. 高野町議会 2017-03-08
    平成29年第1回定例会(第2号 3月 8日)


    取得元: 高野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    平成29年第1回定例会(第2号 3月 8日)                平成29年         第1回高野町議会定例会会議録(第2号)        第7日(平成28年3月8日 水曜日)          午前9時40分 開議     第 1 一般質問     第 2 請願第1号 富貴地区における三つの公共事業に関して委員会               で不採択になった件に関して 2 出席議員(10名)    1番 所   順 子         2番 﨑 山 文 雄    3番 下垣内 公 弘         4番 上 野 幸 男    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 谷 保 幸         8番 大 西 正 人    9番 松 谷 順 功        10番 負 門 俊 篤 3 欠席議員(0名) 4 事務局職員出席者
      事務局長  倉 本 文 和   書記    大 谷 燎 平 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       角 濱 正 和   会計課長      植 田 達 夫   総務課長      下   勝 己   税務課長      和 泉 ひろみ   防災危機対策室長  井 上 哲 也   企画公室長     辻 本 幸 弘   福祉保健課長    上 江 良 幸   建設課長      奥 坊 恒 雄   富貴支所長     茶 原 敏 輝   消防長       中 西   清   教育次長      中 西   健   診療所事務長    中 上 浩 貴   生活環境課長    松 本 嘉 文   産業観光課長    中 尾   司                午前 9時40分 開議 ○議長(所 順子) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。  松谷君。 ○9番(松谷順功) 皆さん、おはようございます。  朝早くから、傍聴をたくさんいただきましてありがとうございます。また、質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。私の一般質問子育て支援についてでございます。議案の審議前の一般質問ということで、内容の説明を受ける前でございますんで、何か食い違うところもあるかもわかりませんが、一つよろしくお願いしたいと思います。  まず、議案第2号で、高野町学校給食費に関する条例の制定についてというのがあります。高野町学校給食に関する条例を制定したいので、地方自治法96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるというのが出てまいります。提案理由は、学校給食法に基づく町が実施する学校給食に係る学校給食費の取り扱いについて、条例を制定しようというものであります。  まず、平野町長は平成26年9月19日だったと思うんですが、26年第3回の定例会におきまして、医療費、給食費の無料化を継続しており、安寧、安らぎ、安定、そういうことを言われて、今事業を進めているんだという、無料化を継続しておるという言葉が出てまいります。それにもかかわらず、今回有償化するというような条例が出てくる、その経緯について、まず御説明を願いたいと思います。町長よりの答弁をお願いします。今回、答弁を求める方は町長、教育長、企画公室長福祉保健課長の以上の方でございます。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) おはようございます。  先ほど松谷議員さんからの質問に対して御説明させていただきます。  今回のその条例の制定の云々につきましては、福祉保健課子育て支援クーポン事業というのがございまして、そちらのほうで給食費のほうも支払いが要るということで、今まで条例上、特に制定されていなかったというところで、他の市町村においても、制定されないままに徴収をしていて滞納等が発生するという問題も起こっておりますので、今回そういう制定の議案ということで上げさせていただきました。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) まずちょっと調べてみたんですが、平成29年、本年度です、2月の4日の日経新聞ですが、給食費の無償化が広がるというタイトルで、大きな見出しで、地方都市が子育て支援のために給食費を無償化するというような自治体が増えているよというような話が出てきております。子育て支援を充実させ、安心して暮らせる環境を提供したい。滋賀県長浜市は昨年9月、市立小学校27校の児童約6,000人について、給食費の全額補助を始めたと。そういうことで、自治体としては非常に増えていると。  保護者からは、家計の助けになってありがたいとの声が寄せられているという。1億6,520万円も計上して、こういう大きな自治体でも無償化が広がっているという中で、なぜ有償化なのかというのがどうも疑問であります。  クーポンを配布するということですが、クーポンで支払うということになりますと、非常に問題点が多々出てくることになると思うわけですが、クーポンの弊害もあるんではないかと思うんですが、その辺のところはいかがでしょうか。  まず、集金の煩雑さ。クーポン券をいただいて、それを持って学校へ給食費を支払うというような形になりますと、差額も出てきますでしょうし、学校での事務取扱、これも非常にややこしくなるというようなこと。  それから、クーポンに対する財源は何かと。何を財源にするのかと。対象者はどのぐらいなのかというようなところも含めてお伺いしたいと思うんですが、よろしくお願いします。  現在は振り込みの形をとっておりまして、非常に学校としては処理しやすい状態であります。以上についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 9番議員の御質問に対して説明させていただきます。  学校の集金等について、今、口座振り込みでしているのに、手集金というような形になってくるんじゃないかと、煩雑化になってくるんじゃないかということに対してなんですけども、確かにその件に関しては、学校のほうからもそういう意見はございます。原課との検討で、今後、そのクーポンの取り扱い、集金方法について、できるだけ学校の事務の負担にならないようにとかいうことで考えていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) おはようございます。  先ほどの御質問で財源が何かということでございますけれども、今回、予算に計上しております総額が3,330万8,000円ということになっております。そのうちで財源といたしましては過疎対策事業債、これが1,070万円、またふるさと基金、こちらのほうで2,260万8,000円という財源内訳になっております。  以上です。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 今、教育次長のほうからは、学校の負担にならないようにと。これ学校の負担だけじゃないんですね。要するに家庭の負担、役場の負担、この事務経費、この辺もかなりかかってくると思います。  総額で3,380万円という話でしたが、これには対象者、まず対象者は誰なんかというのもお聞きしたいと思うんですが、対象者をまず御説明いただきたいと思います。教育次長にお願いします。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) おはようございます。  今、9番議員さんから御質問がありました対象者なんですけども、一応ゼロ歳児から中学校卒業までの、中学生3年生までの方を対象としております。1月31日現在での住民基本台帳上からいいますと、253名の方になっております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 財源は何かということで、財源は過疎対策債と、あとはふるさと納税であるということです。  それから、今教育次長のほうが、学校の負担にならないように、もちろんこれは家庭の負担、役場の負担ということも含めてやと思うんですけども、負担にならないような方法ってどうやってやるんですか。これ負担になりますよ。 ○議長(所 順子) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) ただいま9番議員の質問に御説明させていただきます。  検討している中の案ということなんですけども、クーポン券、1万円発行、約月1万円発行ということで伺っております。それで、その分について学校で必要である経費もそれで払えるということで伺っております。その分については、現金化して、学校の口座に振り込むとかそういう、集金とかそういう、何というんでしょう、子供が持ってくるとか、そういうことをできるだけ避けて、口座のほうへ振り込むような形でできたらなということで、学校の口座のほうですけども、そういう方法もちょっと考えております。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 今、現金化して学校のほうへ振り込むという話が出ましたけども、クーポン券を事前に現金化するということですか。先にとって、現金化して、学校に振り込むということ。これ非常にややこしい話になってくる、そうなってきたら。でしょう。  これ案としてはええ案とは思うんですよ。私もそれを最後に話したいんですけども。現金化するというのはちょっとどうなのかなと。  それから、これ選挙前でもあって、何か1年だけやってあとはないよというようなことになったら困るんで、これ何年ぐらい持続可能なのかということもちょっとお伺いしたいと思うんです。  町長、あと任期1年ですよね。保証できるのは1年です。でも、町長自体は若い。これ5期ぐらい、20年ぐらい続けるということも不可能ではない。そうなってくると、ちょっと外れてくるかもわかりませんが、これ三千数百万の例えば20年やったとするとすごい金額になりますね。6,600万円、単純計算で6,600万円。いや、6億6,000万円という形になってくるんで、これも別な利用の仕方も考えられるんではないかなとも思うんですが、その辺はいかがでしょうか。先ほどの金額の件のほうからお願いします。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) すみません。先ほどの件なんですけども、費用のクーポン券の発行を今現在考えているのは月1万円です。その中で、学校で1カ月に係る費用、給食費が今回の案では2,000円、そして学校の諸経費があります。その諸経費が3,000円で、合計5,000円ぐらいが毎月学校のほうへ集金として発生してる費用です。その費用をクーポン券の費用として保護者さんの了解も得た上で5,000円分をクーポン券の費用として学校の会計のほうへ振り込ませていただきたいという、一つの案です。そのことで今考えているところでございます。  以上です。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) そうなってくると、事前に必要な経費を引いてしまうということですよね。引いて残りをクーポンで渡すという案になってくるんですね。  その辺、これ予算との関係も出てくると思うんやけど、予算では実際上がったようになってるんで、予算の修正をせなあかんような形にもなってくるし、そうなってきたら実質無償化と同じようになってしまうんで、決して今回の条例制定を出す必要性がなくなってくるんではないかなと思うわけです。  これざっと計算値を聞いただけのことで申し訳ないですが、学校の給食費約実質2,000円ぐらい。中学校の教材費が2,000円ぐらい。旅行の積み立てが3,000円ぐらい。これ全部引いても1万円やったら余るんです。ということは、例えばこういうことをするとなると、もう全額無償。町は要するに学校に対して、義務教育に対しては無償という政策を打ち出したほうがはるかに効果的だと僕は思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) おはようございます。  9番議員の御質問にお答えさせていただきます。  先ほど来から子育て支援に関する貴重な御意見を賜りまして誠にありがとうございます。施政方針でも述べさせていただいたように、非常に施政方針、29年度以降の施策に対して関心を持っていただいておるということで、この場をおかりしまして厚く御礼申し上げます。  まず、施政方針でも言わさせていただきましたが、やはり高野町の人口が急激に減り、そして今現在は緩やかな減少のカーブになってきつつございます。その中で、最終的には地方創生の総合戦略で2,800人を維持しようというような目標を掲げている中で、本町の一番の問題はやはり少子、そして高齢化、そして社会的な流出。その中で考えますと、やはり自然増ですね。子供の自然増と社会的流出をどないかして食いとめなければならないというのが私の結論的なものでもございます。  当然、平成20年から中学生までの医療費無料化、そして20年、保育料の無料化、これは後藤町政のときにしていただいております。それと第2子出産報償金も17年度から、また25年度、木瀬町政のときは中学生までの給食費無償化等、子供たち、子育て支援に関してほかの自治体と肩を並ぶ、もしくは少しいいような施策になっておるのかなというふうに思っております。  その中で、今年度、29年度からやはりもう3,100人台に入ってきておるということで、最重要課題として子育て支援、また人口、移住ですね、移住定住、そういったもので少しでも高野町の人口が維持できるような施策の元年、本格的な元年にしてまいりたいというふうに思ってます。  そして、この子育てクーポン事業というものも、あまりほかの自治体でもされておらない事業でございます。日本全国中探しますと、一つ、二つあるとは思うんですが、より効果的に、そして効率よく効果が出るものをしていかなければならないというようなことで、今回させていただいております。  議会初日でも合計特殊出生率等のお話もさせていただきました。0.3のときもあれば、平成21年あたりは2.1、物すごいばらつきがあるというようなことで、出産していただけるお母様の数が少ないゆえにこういったばらつきが出てくるのかなというふうに思っております。  が、しかしこの10年間を見ますと、合計特殊出生率の平均が1.2という非常に低い数字が出ております。何を優先していかなければならないかということを考えますと、やはり小さい子供、当然若い世帯がこの町で暮らして、子供をもうけ、2世代、3世代の暮らしができるというものが、当然財源の問題のクリア、また医療とか福祉、介護にクリアしていける突破口というんですか、まず一つ目の大きな施策というふうにも考えておるところでございます。  先ほど9番議員がおっしゃられた私の任期ですね。人気はあまりないんですが、町長の任期はあと1年ございます。その任期をしっかり次の任期に、次の高野町のために一番大切なことは何かというものをやはりこの最終の29年度に打ち上げて、そしてできる限りこの制度をしていきたい。  ただ、やはり何年かたちますと検証もしていかなければならないというふうに思います。当然、給食費の無償化という事業、非常に県内でも高野町ともう一つ、二つの町村がやっておる中で、新聞にも載ってます。非常にこれからのトレンドかなというふうには思うんですが、もうそのトレンドをうちの町はトレンドはトレンドで、より先端に行き、地域経済と子育て支援、そして全国的な問題である社会的流出、それに総合的に取り組もうという。給食費の無償化も一部無償化というような考えやったと思うんですが、やはりクーポンの中でも賄えるしということで、完全無償化、有償化ではないというふうに思います。だから、より最先端な子育て支援、また地域支援をしていく取り組みの一つとして、29年度から私の任期が続く限り、続けてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 町長は今子育て支援、要するに出生率も低い、これを何とかしたい。そのためには子育てをしたいと、その支援をしたいと、そのためのクーポンの発行であるというふうな話でしたが、実際、費用がかかるのはそこではないんです。ゼロ歳から15歳ではないんです。実際かかるのはそこから先なんです。高校生から大学生。大学卒業が一番費用がかかる。これは私も自分で経験してわかっている。  このクーポンの話が出てまいりましたが、今無償化したらどうかという意見、差し引きしたらどうかという意見も出てきておりますが、これ東北大学のデータですが、子ども手当制度は本当に効果があったかというデータがあります。これにつきまして、子ども手当のほぼ46%が全額貯蓄に回る。クーポンで貯蓄に回らへんと思ったら大間違いで、クーポンをどないかして換金して、置きかえて貯蓄に回すということもあるんで、必ずしも地域の活性化とはつながらないと私は思います。子ども手当が実質的に子育て支援充実とつながったとは実感して受けとめられていないことがわかるというようなデータがあります。  このクーポンなんですが、非常に煩雑になるさかいに事前に処理したらどうかという意見と、町長のお話では、そういう話は出てないわけで、いろんなことが考えられると思うんですよ。要するに差し引きして渡す、あとの差額だけ渡すということも可能だけども、これ予算上は難しいですよね。要するにばらまきに近いような形のものというのは、非常に夢がないと。何を目的のために、今おっしゃられましたけども、目的がはっきりしていない。もっと夢ある施策ではなかったらいかんのじゃないかなというふうに思うわけです。  この利用するクーポンの環境整備が非常に大事だと私は思うんです。例えば、高野町には英語の塾みたいなのはありますよね。これで通っておられる方もおられる。ところが、見てみますと、電車にたまたま遅く乗ったりしますと、ケーブルカーで橋本の塾まで行ってる子供たちもいてる。その塾へ通うのはどうか、ええかどうかというのは別としまして、そういうクーポンの利用する環境が整っていないんではないかと、子育て支援に関してですよ。これが燃料費に消えたり、ほかのものに消えて、また貯蓄に回って効果がないよというふうになってくればあまり意味がない。ばらまきのような感じがする。  これちょっとあるんですが、データですが、山梨県の早川町というところです。これ義務教育の無償化をやってます。多分1件だけかもわかりませんが、これは町長の言葉とよく似てるんです。  早川町は日本で一番人口の少ない小さな町ですが、まちづくりの根幹である子供たちを大切にし、子供は地域の宝を具体化するための取り組みを行っていると。そのために平成24年度から町内小・中学校に通学する児童や生徒の教材費、給食費、修学旅行費などの義務教育に係る経費を町が負担することに決定したと。ただこれだけと違うんですよ。ここにはもう1個あるんです。施策を打っとんです。山村留学について、非常に積極的に進めている。こういうことをやっとる、もう、自治体が実はあるんです。  ですから、今回も考え方によったらもう差し引きしますよという考え方だったらもう無償化と一緒じゃないですか。もう無償化を打ち出したらどうですか、基本的には。全体無償。それはもう高野町のインパクトはもっと強いですわ。山村留学もしてくださいよ、高野山へ留学してくださいよ、これも可能。  クーポンをまいて、一々学校へ持っていく。事務処理もせなあかん。町も非常に事務手続が要る。お母さん方も困る。小銭も要る。こんな施策をやって、実際、高野町の経済が潤うと思いますか、二百数十名ですよね。家庭数、児童数にしたら百何十名、対象者271名ですよ。  私の家の実例を一回挙げてみましょうか。私の家はすごい収入になりますよ。町長。ゼロ歳児から今4歳児まで、毎月3万円ずつ入ってくる。年間36万円入ってくる。これ10年続けてもうたら360万円。これ経済回ると思いますか。多分貯蓄に回りますよ。私はそう思いますけど。そんな夢のない施策を打つんやったら、もう無償化したらどうですか、全体無償化。  確かに山外へ行かれてる、学校でも中学校等で山外へ行かれてる方、例えば橋本とか私学へ行かれている方もおられる。その方についてはクーポンを差し上げたらいい。対象になる義務教育の方は、何もせんだらええように、教育次長、思いませんか。全体無償化したらええじゃないですか。こんな条例も上げる必要性も何もないし。ただし、予算は組み替えらなあかんということになってくるんで、その辺のところは非常に難しいところですが。
     もっとインパクトのある施策にして、その使い道、どのようにして利用するのか、一生懸命政策研究所で研究してもらって、早急にこういう部署で使えますよというのを打ち出して、教育に使えるような形、それを施策として打ってくれませんか。でなければ、もうこれ食費にかわったり、燃料代にかわったりしてしまいますよ。何もならないと思いませんか。教育長、どうですか、お答えください。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼をいたします。  今の9番議員さんからの質問でございますけども、子育て支援の政策については、非常に私はありがたいというふうに思っております。といいますのは、給食を無償化しているのは全国で55市町村。その中でうち、和歌山県では高野町、それから北山村、そして古座川町の3町でございます。その上に子育て支援及び定住の促進対策ということであれば、私のほうは給食費、もちろん無償化、そして修学旅行費の積み立てであるとか、教材費、いわゆる副教材費、そういうものを出してあげますよと、本当にありがたいことだと思っております。  ただ、私が一番心配するのは、9番議員さんも同じとは思うんですが、残ったお金をどういうふうに使うかと。例えば、5,000円余った、その5,000円を10年間ためていくことはできる可能性はあるわけです。そうすると、高野町でお金を落としてくれるかというとそうではないというふうに私は思うんです。それよりも教育の、ごめんなさい、給食費の無償化ということプラス教材費とか、そういうのを全て賄ってあげるというのは、これは子育て支援にとっては、それこそ新聞社も飛んでくるという大きなインパクトは私はあると思います。そのためには、やっぱり残ったクーポンについては、これはどうかなというのは私も実のところ、町長の足を引っ張るのはあれなんですけども、もしそれよりもむしろ全額というか、そういう教材費の負担であるとかということをしてあげますよと。1万円という金額を切るんじゃなくて、それ以外のいわゆる学校で集金しているものについて、学校のほうでは煩雑化ならないように。ということは、高野町の財源は少ないんですけれども、その中で一つ学校の口座のほうに生徒分、どれぐらいほどかかるというふうなことを振り込んであげるほうが、私にとっては教育としては非常にありがたいというふうに思っておるところでございます。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 教育長の意見と私の意見とはほぼ一致してきてる、一部の部分では。となると、クーポンで相殺して先に払ってしまうという案も一つの案ではないかなと。その残りについてはいろいろ施策を考えていただいて使う方法を考えていくと。実質上の無償化、これを打ち出したほうが、町長、ええんじゃないですか。  給食費、これただで食べてるからということで、ありがたがってないという方もおられますが、ある市ではこんなことを書いてます。税金で賄っていることを意識してもらうため、児童には、市民の支えがあって給食を感謝して食べましょうと呼びかける。これは市ですが、市担当者は、給食を通じ、学校の仕組みについて学んでもらうきっかけにしてほしいと話す。それから、ある市では、子育て支援に加え、人口減を食いとめる施策として給食の無償化を選んだ。これは給食の無償化の話です。これからもう一個踏み込むんやから、町長のそのクーポンを配るという施策の中にそれを含めないと。  花坂地区、富貴地区、これクーポン使えますか。実質使うところがないということになって、高野山までわざわざ買いにこなあかんというようなことにもなります。で、煩雑さ。いろんなことを考えたときに、この施策を打ち出すならば僕は無償化がええと、全体を無償化するのがええと思いますが、町長いかがでしょうか。もう簡単明瞭に答えてください。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 貴重な御意見ありがとうございます。  高野町の一番の課題に対しての施策でありますんで、さまざまな御意見あるのは当然なことだというふうに思っております。  この子育てクーポンですね。全くインパクトないということ以上に、学校関係の完全無償化、いろんな自治体がやっとる中で、人の取り合いの中で、それよりもクーポン事業、地域経済も考えた中でのクーポン事業というほうが、インパクトは必ず出てくると思いますし、インパクトが出るように情報発信はしていきたいというふうに思っております。  また、当然、そのクーポンの中で教材費、また給食費。給食費といいましても、大体250円の一月4万8,000円、小学生でもかかっているので、今までも1人当たりそれぐらいの負担をして、今回は一部ちょっと払ってくださいねというようなことでお願いする。  無償化が全てがいいのかというところで、平成24年、25年、この給食費無償化に対してはかなり担当課のほうでは議論があったそうです。無償化にするというところで、食教育に関する意識が薄れてくる。これは非常にゆゆしきことなのかなというふうにも思いますが、時代の流れを考えますと、当然、給食費の無償化、また学校関係に係るさまざまな諸経費、そういったものも今後このクーポンでも支払えたり、また違った事業等でも考えたりして、他にないような子育て支援、定住、移住施策につなげていきたいというふうに思っております。  このクーポン事業ですね、使えるための環境づくりというものを役所として、また地域の方々と一生懸命つくり上げていきたい。先ほど先生言われたように、塾であるとか、学童保育であるとか、いろいろなとこでの使い方。当然嗜好品に関して、それも道徳的な問題がありますので、そのあたりは配布先のところにお任せしないといけないとは思うんですが、原点を考えると、今の高野町の最重要課題に対してこのクーポン事業をし、まだまだ制度設計等がしっかりしておりませんが、基本的にはこの月1万円の事業でして、先ほど教育長の意見とは全然相入れないということでもないんです。いろいろ議論する中で、当然これも、このクーポン事業も学校の教材とか、富貴、花坂の児童・生徒のことを考えると、そういったところにも使えていけるように柔軟性を持ち、環境づくりをしていかないといけないというふうに思っておりますので、予算のとこでも当然いろんな質問があると思いますけど、町としては最重要課題解決に向けてのスタートにしていきたいと思いますので、どうぞ御協力をお願いします。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 町長のおっしゃることもわかるんです。教育長のおっしゃることもわかる。ですが、ですがですね、この煩雑さ、クーポンによる煩雑さを何か解消せなあかん。このクーポンが、要するにもしやるとしたら、このクーポンがほかの貯蓄に回らないようにせなあかんということから考える。それと環境づくりの話が出ました。それから町長、今給食費が、給食を無償化したらありがたく思わないんではないかみたいな発言、それに近いような発言がありましたが、そうじゃなしに、それは教育の問題やと思うんです。  教育長、そういう教育をされてますか。これ給食、皆さんの税金で賄ってもろうて食べて、皆さんの税金で食事ができているんですよというような、感謝して食べましょうというふうな教育はされてるんですか。もう簡単にお答えください。だんだん時間がなくなってきますので。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) この件に関しましては、私も当然PTA等で深くかかわっている中で、平成24年、25年、町としてどれだけの税金が使われて、1食幾らで町が面倒みてくれるよというPRというんですか、そういうのが全くなかった。ただただ、ただにしていただけるというような話でしたんで、これは教育長とも話をしております。しっかりとこれだけのお金がかかっている、町がどれだけ負担しているというような、保護者、また地域の方々にPRしていく、わかっていただくというのは、4月以降にしっかりとやっていきます。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼します。  今、松谷議員さんがおっしゃられたように、今後、このことにつきましては、ありがたいよという教育をこれから進めていかなければならないというふうに思っております。 ○議長(所 順子) まだまだ時間はございます。  松谷君。 ○9番(松谷順功) これ何か打開策はないですかね。これクーポンを発行することは僕は反対するんではないです。要するに、そういう使えるような環境づくりをしてもらったらいいんです。  事務手続が非常に煩雑になる、家庭も煩雑になる。例えば650円、こんな金額が出てくるかどうかわかりませんけども、650円支払わなあかんと、クーポン券が1枚何ぼかわかりませんが、例えば500円としたら、500円プラス百何ぼを子供に持たさないかんという、その事務手続を全部やらなあかんというようなことをやるんじゃなしに、教育長は相殺したらどうよみたいな発言があったと思うんですけども。  福祉保健課長、その辺いかがですか。もう相殺して実質無償化に近い形。もう事務手続せんで済むわけですわね。残り残額をクーポンで支払うというふうな考えはできませんか。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 失礼します。ありがとうございます。  クーポン制度の中で、まず月1万円の給付をするという中で、事務の煩雑化をどないするかということで、先ほどからいろいろ議論があったと思うんです。その中で、先ほど言わせてもらいましたように、学校会計のほうへその相当分、学校で要る費用、給食費等々、教材費等の費用を学校のほうへクーポンの給付事業として振り込む方法はないかなということで検討している最中です。  残りの分については、当然1万円ですので残り5,000円と。その5,000円についてはクーポン券として発行し、そのクーポン券の使用については、町内の店舗で使用するということで、町内の店舗、各取扱店さんを指定させていただいて、手を挙げていただいて指定させていただいて、そこで使ってもらうような方向を考えているところです。  当然、クーポン券が現金化されないのかというところを今御指摘あったわけなんですけども、あくまでクーポン券は現金化はできませんので、その分は、そしてまた使用期限というのを当然設けなければならないと思ってます。年度中で全て使用できるかどうかというところがありますので、ある程度ちょっと次年度の半年ぐらいまでの期間とか、有効期間を設けた上で使用してもらうということで考えております。そやさかい、残ることはないと。そのクーポン券はあくまで地元のお店のほうへ、確実に消費につながっていくというふうに考えておりますので、まず事務の煩雑化を防ぐための決まった金額については、学校の会計のほうへクーポンの給付事業として振り込ませていただいて、残りについてはクーポン券として発行させていただいて、有効期間を設けて現金化はできないようにするというところで考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 現金化というのは非常に言葉としてはきつかったんで、ちょっと現金化について僕の考えを言います。  現金化するということは、それをお金にかえるということはないんですよ。例えば食費で使う、お金をクーポンで払う、でしょう。その残ったお金を現金、貯金したら済むだけのことで、実質上はそうやって多分親たちはためていくんではなかろうかなと。これ実際そういうデータは出てるから、半分ぐらいはそういう考えで使っているよと。そういう環境にもない、今現時点はそういう環境もない。これ使い道ありませんやん。お父ちゃんのお酒買うわけにいかんでしょう。  そうなってきたときに、そうなってきたときにですな、例えばお肉を買いますよ。その買ったつもりでこっちの金をこっちに移したらええだけのことで、結局は現金化と、貯蓄に回る可能性があるよということでございます。  だからこそ、先ほど言うたように、引けるものは皆とったらどうよと。例えば、卒業の旅行費、これも5,000円というような話が出ましたけども、5,000円の根拠はないんで、引けるもんは全部いただいておくと。それから残りについては食費なり、子ども子育て支援の環境づくりをしていただいて使うと。環境づくりがない現時点では使うのは非常に難しいというような私の考えでございます。  一つちょっと極端な例というんですか、例を挙げたいと思います。これ北海道の西興部村というとこなんですけれども、こんなやつが出てます。これインターネットですが、中学生も海外旅行、村内中学生2年生全員を海外研修に派遣。西興部村の中学2年生は皆、夏休みの10日間をアメリカアラスカ州で過ごします。教育委員会では広い視野と国際感覚豊かな人材育成のため、昭和60年から本プログラムが開始。ジュノー市でホームステイや学校との交流会など、いろいろなメニューを体験します。これ夢ある話じゃないですか。こんな施策を打ってほしいよ、もう払うんであれば。  クーポンも結構。確かに知育になる。けど、これ子供をどない育てるか、どない体験させるか、これ大事やと思います。特に高野町の外人が非常に増えている。フランス人も増えている。中国人の方もかなり多い。なってきたこういう一番国際的に対応しなければいけない町なのに、そういう施策が打たれないというのは、やはり問題あると。クーポン発行したらええでは済まないと私は思います。発行するならば無償にしてほしい。差し引きして、有効利用できるような形の体制にしてほしい。それはもう実質無償化やというふうに思うわけです。これ相反する意見みたいに思います。  また、これ校舎の問題も出てきます。小中一貫の問題も出てきます。小中一貫の施策として、校舎を建て直す。こういうクーポンを発行せずに、給食費だけ無償にして、残りの金を積み立てる。3,300万掛ける何十年。これ起債して何十年計画でやればいいわけですから、それのほうがよっぽど意味があるようにも思えるんです、この使い方ですね。3,300万の財源、余裕がある財源があるならば、そういうことを考えたらどうですか、町長。もう町長の答弁、簡単で結構ですけども、そういう夢ある施策に向けてクーポンが生かせるような考えだけ、ほかのことは結構ですんで、ここだけお答えください。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 9番議員ありがとうございます。大変いい話をしていただきました。  ただ、クーポンのことと教育のことで、うちの町、国際的なものがあるので英語教育を低学年から、こども園からでも始まるんですけど、英語教育をしっかりしていくとか、ネパール、そしてイタリアのアッシジと友好があるので、そこにこういうふるさと納税を使って研修に人事交流できないか。また全然違うところでそういったものも進めております。だから、全体を考えるといろんな施策を打っておる中で、今大事なものは一体何かというところでクーポンをしてる。クーポンだけで町を何か何とかしていこうって、それだけじゃあ当然ありませんので、今後、このクーポン事業を、先ほども申しましたように、しっかり多くの皆様が子育て、また子供を産みやすい、産んでいただきやすい環境づくり、子供の声が町なかでたくさん聞こえるようにこの事業をして、いいそのための環境づくり、使ってもらえる環境づくりというのも積極的にやっていきたいというふうに思います。  これと同時に、子供が生まれたときの報償金というのも29年度からかなり増額もしておるということは、また予算のときにも出てきますので、そのときには御報告させていただきます。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 最終結論として、これどんな形に持っていくのか、お答え願いたいと思います。教育長の考えでは、要るもんは全部引いて、クーポンから引いてよという考え方ですよね。町長はあくまでやっぱりクーポンクーポンで配るべきやという考えだと思うんです。福祉保健課長はやっぱり相殺的な考え方ですよね。それも一部相殺型、これ三つのとおり今あるんです。どれか一つにまとめてもらえませんか。当然、今まで話し合いされてると思います。私発行するんであればですよ、ゼロ歳児から学校へ入るまでの方はまたそのまま渡す。どない利用する、これ非常に難しいですけれども。  学校教育に関するやつは最初から無償化する。もう全額もらうというような形に持っていけませんか。そうなってくるとこれ条例の制定が必要でなくなってくる。これなら事務手続も要らないという形になってくると思うんですが、上江課長のほうは、ちょっと名前出して申し訳ないんですけども、ちょっと中途型、教育長は全体をそれでという考え方、町長はあくまでクーポンで支払うという考え方、3通りありますが、もう時間もだんだん、あと5分ぐらいに迫ってきてますんで、これ予算との関連も出てまいります。条例の制定が必要かどうかも出てまいります。その辺で結論を出していただけませんか。  企画、これ企画がやっぱりかなり、財政もありますんで。 ○議長(所 順子) 答弁いただくんやったらあと少ししかない。 ○9番(松谷順功) 企画公室長に答弁お願いできませんでしょうか。 ○議長(所 順子) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) 失礼します。  ただいま結論を出してくれないかというようなお話でございますけど、もちろん私のほうから結論は出すことはできません。ただ、私の考えといたしましては、町長が決められた施策、それに基づいて事業を実行していくということでございます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 9番議員にお答えいたします。お答えというか、追加で言いますが、三人三様の意見ではございません。とにかくクーポン事業をして、それがいろんな環境で使えるような制度設計を今みんなで、福祉保健課、教育委員会、他の関係課と知恵を絞っていろいろやっておりますので、当然、形を変えた学費の、学校に係る完全無償化にもつながる可能性も当然ございますし、そのあたりはしっかり方向性を最終的には一緒にして進みたいと思います。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) これ相殺は、町長にそしたらお伺いします。諸収入で給食費515万4,000円上がっております、小・中学校でですね。小学校で324万4,000円、中学校で191万円ですか、出てますが、これ相殺できますか、クーポンで相殺できますか。当然、先ほどもおっしゃったように、修学旅行の積み立ても使える、教材費にも使えるよと言ってくれるんであれば、これ相殺できますか。そこだけ結論を出して言うてください。相殺できると言っていただいたら、もうこれ実質無償化と一緒ですから。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 相殺の方法として、先ほどから説明してますように、学校会計のほうで給食費の会計があります。その会計のほうへクーポン券の事業として振り込ませていただくことは可能だと考えております。 ○議長(所 順子) あと1分です。 ○9番(松谷順功) 最後にお願いします、町長に。クーポンで全額教材費から旅行積み立て、これ全部支払うことはできますか。 ○議長(所 順子) 平野町長。どうぞ。あと1分。 ○町長(平野嘉也) 1分を有効に使わせていただきます。  いろいろな制度でしっかり進めていかなければならないというふうに思いますけど、事務手続の煩雑さ、手間がかかるというよりも、今この町に何が一番の課題なのかというのを考えると、多少事務手続のこともいろいろ御協力を得なければならないというふうにも思いますし、クーポンを使える環境づくりというのは幅広く考えていきたいと思います。 ○議長(所 順子) もう時間オーバーです。 ○9番(松谷順功) クーポンが使えるかと聞いてるのに、答えてくださいよ、町長。答えてない。クーポンを給食費以外に使えるか、教材費以外に使えるかと聞いてる。答えてないじゃない。それを答えてくれらな。答えてよ、それだけは。イエスかノーかだけでいいんや。 ○議長(所 順子) 町長、40秒。 ○町長(平野嘉也) 基本的に、もうこれはずっと言うとるんです、学校で徴収する給食費や学用品等、子育て経費についての支払いも可能と考えたいということは当初から言うております。 ○議長(所 順子) もう時間オーバー。 ○9番(松谷順功) ありがとうございました。終わります。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 皆さん、おはようございます。  私からの質問ですけれども、今回、除雪作業と防災行政無線(町内放送)運用についてということで、質問していきたいと思います。  平成29年新春を迎え、穏やかな日々を迎えておりましたが、晴天から雪雲に変わり、近年にない大雪があったことについては、町民の皆様方は雪害と感じたことだったかと思います。  積雪があった場合には、住まいしているところについては、道路等、みずからが除雪をすることは当然のこととし、住民の方々は行っております。また、隣近所でも助け合いをして作業を行っていることかと思います。  町道につきましては、道路の除雪については町当局が除雪計画を立て、業者の方に作業を行っていただいていることは承知しております。しかし、このたびのような大雪の場合には、除雪作業には時間を要することだったかと思います。常々住民の安全と安心を与えることを考えている町当局では、このたびの大雪での対策について、どのようなことを行ったのでしょうか。そのことについて聞いていきたいと思います。  この後は自席に戻って聞かせていただき、また質問したいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) おはようございます。  6番議員さんの御質問について御説明させていただきます。今回、どのような対策をとったかということで、私のほうの建設課のほうでの対応について、ちょっと御説明させていただきます。  うちの課のほうでも、雪の降り始め、これが9日だったんですけども、9日の朝の時点では、約10センチになるかならないかぐらいというところだったんですけども、長期予報等以前から十分注意しておりまして、ちょっと二、三日は降り続くんじゃないかと。そんな中で、大雪になるんではないかということでちょっと危惧していた次第です。  それと議員さんの質問にありましたように、今回のような大雪になると、1路線の除雪に時間がかかってなかなか次の路線に入れず、どんどん除雪がおくれてくる路線が出てきたり、例年は積雪が少なくて、地区の人たちの協力で除雪を行ってもらっている路線や、ちょっと時間を置いたら溶けるというんですかね、10センチぐらいでしたら1日、2日でなくなるときもあるんですけども、今回は車が立ち往生するほどの雪が積もったということで、除雪が追いつかず、住民の皆さんに御不便をおかけしているのは十分認識しております。  そんな中で、うちの建設課としましては、天気予報とかの予測に合わせまして、10日の時点になるんですけども、一応集落地区、車の進めない状況ですね。今回の雪は結構重くて、普通30センチ以上、20センチぐらいで車の前が当たると思うんです。ですけども、雪が軽い状況であれば、押しのけて走っていくということも可能なんですけども、今回の雪のときは、うちの調査の中ではそれがおもしになるというんですか、障害となってスリップして前へ進めないというふうな状況を把握しております。  そんな中で、土曜日、日曜日、10日は金曜日ですので、次に土日を挟むという中で、長期にわたる孤立集落の発生というのを予測しました。通常時は委託路線には町職員は作業に入らないんですけども、今回の状況では委託業者の手が回らないことの予測を十分行いましたので、積雪の多い周辺集落へ土木作業員に除雪を指示し、対応してきた次第です。  また、委託路線でも道路が1本しかなく、そして迂回路のない周辺集落の雪の質、それと積雪予想量から倒木による通行どめ、大量の積雪による車の自走不可能による集落の孤立などを予想し、休みに入ってもいろんな問い合わせが来るんではないかということで、そういうことにすぐに対応できるように、一応土曜日と日曜日、建設課の職員は一応出勤し、対応してきた次第です。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) おはようございます。  私のほうからは、防災危機対策室として対応したことについて御説明させていただきます。  まず、情報配信ということで、1月13日から和歌山気象台のほうから、大雪に関する気象情報というのが入ってきまして、これを知らせてネットを通じて、合計9回配信しているんですけども、1月の13日から2月の11日にかけて、これをさせていただきました。  あとケーブルカーが運休に、2月の10日からですかね、なりました。これに関しての町内放送、あとまたそれについての知らせてネットの配信というのを計6回させていただきました。  あと、現場対応ですけども、11日の土曜日は私も出てきまして、情報収集、周辺集落のほうの町内会長さんに電話とかさせていただいて、状況はどうですかという感じで、何か起こってませんかという感じで情報収集をさせていただいたり、あと建設課も出てきていろいろなとこを回ったんですけども、ちょっとそのときに湯川相ノ浦のほうが建設課のほうが手が回ってなかったんで、そのほうには私も巡回に行って、道路状況の確認とか、倒木の確認、あと道路上の木の枝がちょっと雪でたまってきて折れるかなというようなやつは、また持ってきた棒でつつきながら雪をどけたりとかする対応をしました。  あと、それらから帰ってきたら、スキー場の駐車場についてのクレームとかが日直のほうにかかっていたりで、それの確認とか対応に出たことや、あと鶯谷のほうでレジャー客がノーマルタイヤでスタックしてあったのを救出したりというようなことを土曜日はしました。  また、日曜日のほうも出てきまして、これもまた朝から情報収集、周辺のところへ電話して、どうですかというような感じで問い合わせ。それから、湯川地区で倒木があるという通報がありましたので、チェーンソーを持っていって、それは処理、2カ所ほどをしたりしました。  あと西ケ峰地区もちょっと、金曜日ですかね、除雪したというふうには聞いてたんですけども、西ケ峰に住んでる人の話の中で、ちょっと雪深いかなということを聞きましたんで、一遍どんな感じかなと思って行ってみたんですけども、途中でちょっとこれはスコップでかきながら進んだんですけども、途中でやっぱりこれは無理やなということで、引き返してきました。  そうこうしてるときに、杖ケ藪のほうで倒木があって停電という情報があったんで、これもちょっと孤立になるなということで、1世帯、杖ケ藪で残られてたんですけども、そのお宅に伺って、どうしますかということで、もし橋本のほうの息子さんとこの家へ行かれるんやったら連れて行かせてもらいますよというような話もしたんですけども、その方は、灯油も十分あるんで、ここでとりあえず電気復旧するのを待っとくよというふうな答えでしたんで、また何かあったら電話してくださいねということで、そこは引き上げて、その後、杖ケ藪の倒木の箇所で、関電さん、NTTさんが工事してたんで、どのくらいの復旧になるんかなとか、工事を見ながら聞いたりとか、あとまた警察も現場検証に来ましたんで、それについてのちょっと立ち会いとかを7時ごろまでですかやってました。  それは土日のことで、あと月曜日なんですけども、朝から各課長に集まってもらって、ちょっと対策会議ということで、午前中は町内の状況の把握にいろいろ職員さんに出てもらって、その後、その情報を持ち帰って、午後からは摩尼地区ですね、そこへ25人、あと湯川へ6人、杖ケ藪に4人、除雪作業に出てもらいました。
     その次の日、火曜日、14日ですけども、この日も明遍の一部、ちょっと荒れてるとこがあったんで、4人の職員さんに除雪に出てもらってます。  15日も大門の一部、ちょっと荒れてるところがあったんで、10人職員さんに出てもらいました。  この除雪作業、やっぱり人力ではとてもとても限界があるなということで、急遽、除雪機2台、火曜日に発注したんですけども、それが18日に貴志川の運送会社の営業所どめということで納品されまして、それを引き取りにいって、あと鶯谷地区で一つきつい坂で、業者の除雪機が入られないということで、手つかずのとこがあったんで、試運転を兼ねてそこの除雪にちょっと私行ってたんですけども、そういうことで、軽自動車の通れる部分は、何とか小一時間作業して切り開いたというか、除雪したような次第です。  うちのほうで対策というか、対応したことについては以上のようなことになります。以上です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 建設課の職員の方々、また防災室の方々が、大雪のことを把握するために現場に行き、また作業をしてくれたということを今聞かせていただきました。  対策室長のほうから、会議を開いたということを聞いたんですけども、どのような会議を設けたのでしょうか。何人かが集まって、町長が招集して集まったのか、また防災室長が先頭になって会議を開いたのか、その辺も聞かせていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) その月曜日の会議につきましては、町長のほうから集めるようにということで招集をかけました。各課長に集まってもらったような次第です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) その会議の内容によって除雪作業に入れてくれたり、また倒木があったときにその対処に向かってくれたことだったかと思います。この業者の方々による作業に入ってもらってない場所につきましても、町職員の方が出てくれた、そういうことを今聞いたわけですけども、これを大雪の降っているときに町民の方々に知っていただくために、防災の町行政無線ですね、それによって、こういうことを今対処をしていますよというようなことは考えてはなかったんですかね。いかがですかね。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) その放送するということについては、そのときには全く考え及びませんでした。月曜日というのも普通に勤務に入っとる日ですし、その中でどれだけの職員さんにその除雪に出ていただけるんか、それを集めてどう班分けしてとかという、そっちのことに気をとられてしまいましたんで、そのことの放送については全くそのときはほんとに気がつかなかったというか、考えに至る余裕がちょっとなかったような次第です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) そうしましたら、知らせてネット9回の内容については、どのような内容だったか、お聞かせ願えますか。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) その知らせてネット9回というのは、和歌山気象台からの大雪に関する気象情報ということで、一例を読み上げさせてもらったらいいですかね。ちょっと長いんですけども。  和歌山県では、これは10日の日に配信した内容になるんですけども、10日の8時51分、ちょっと遅かったんですけども、2月10日16時43分、和歌山気象台発表ということの情報です。和歌山県では12日にかけて大雪となるおそれがあります。積雪や路面凍結による交通障害に注意してください。近畿地方の上空約5,000メートルには氷点下39度以下の寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となっています。この強い冬型の気圧配置は、12日にかけて続くでしょう。そして、雪の予想ということで、和歌山県では12日にかけて大雪が続く見込みです。10日、18時から11日の18時にかけて予想される24時間降雪量は、多いところで北部山地30センチ、北部平地10センチ、南部山地30センチ、南部平地5センチ、ちょっとこの後、手元の資料が途切れとんですけども、こういう内容で、大体24時間の降雪予想というのが、これは、まず1月13日の朝の6時の発表、1月13日の16時42分の発表、1月14日17時9分の発表、1月24日11時の発表、2月9日16時13分の発表、2月10日5時40分の発表、2月10日16時43分の発表、2月11日5時41分の発表、2月11日16時20分の発表というような感じで、多いときは朝の6時前後と夕方の4時、5時前後に2回発表されていました。  ちょっと配信がおくれたのは、私も出張してあって、帰ってきたら夕方の発表のものがあったりで、それを慌てて配信したりとかでちょっと遅い時間に流させてもうたものもあるんですけども、一応そんな感じで入ってきた分については情報提供させてもらおうかなということで、配信させていただきました。  以上です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 今のそのような発表があった場合に、住民に不安をあおるんではなしに、どのような対処をすればいいかというようなことを考える中で、自助、共助、公助ということを常々言われておりますので、その辺はその地区の方々に言葉を一人一人に投げかけるのは難しいということもありますので、防災行政無線、町内放送を運用していただいて、地域、自分たちで自主防災組織があるなら、その方々にまたこういう協力をしていただくとか、そういうことを住民の方に投げかけてもよかったんではないかと思うんですけれども。  そして、今回のような大雪の場合、自分たちの力では及ばないぐらいの重たい雪だったかと思います。そのことで、地域に住む方々は、今回これで体も限界に近いなという言葉も聞いたのではないかと思います。それを振り返ってのこれからの公助についての考え方なんかも聞いていきたいと思いますので、その辺もお答え願えますか。お願いします。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 町内放送を通じた情報提供は、また今後、こういうようなことがあったらまたそういうことで活用していきたいと思います。  それから、今後のことなんですけども、先ほど除雪機2台購入したとお話しさせていただいたんですけども、これも今度来シーズン以降、やっぱり毎年除雪という問題も出てきますし、建設課のほうで取り組んでくれるんですけども、なかなか間に合わないとか、いろいろ除雪機が入らないとかいうようなとこもありますので、町長のほうからも指示もあったんですけども、除雪機を幾らか来年度貸し出しとか、いろいろできるぐらいは買えないかなということを考えてます。そういうものも活用しながら、貸し出しなりなんなりできれば、町内でももっと労力をかけずに対応できて、してもらえるんかなと思いますし、また職員が除雪に出る際にも、今もスコップ1本で出てるんですけども、そういう機械類を使うことでもっと効率的に除雪ができるんやないかというふうに考えております。  以上です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 次に大雪になった場合に備えていろいろ対策を練っていただいているということを今聞かせていただきました。  その中で、今回の雪の対策じゃなしに、台風のときにボランティアで自分たちの町の助けも得たということもあったかと思いますので、今回、ボランティアの方に呼びかけとかいう、そういうことなんかは考えたことはなかったですかね。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 今回の除雪に関してですかね。 ○6番(中前好史) はい。 ○防災危機対策室長(井上哲也) ボランティアとか、それは全くそこには考えも及びませんでしたし、とにかく職員でできるところを対応しようかなというところで、今回は行いました。  以上です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 今回はボランティアの方の要請なんかは、お願いなんかは考えていなかったということです。けれど、雪というのは溶けてなくなってしまえば、何事もなかったかのように思うわけです。けれども、降っている最中、また積もっているときには助けてほしいという、こういう気持ちが住民ではあります。年齢の若い方は体力もありますので、すぐさまその除雪作業をすることはできますけれども、年齢のいった方に関しましては、時間を費やすことによって体力を奪われ、本当に助けてほしい、このような気持ちに今回はなったのではないかと思います。そんなことを考えて、今後、ボランティアの方の呼びかけとか、そういうことをすればどうかなと思うんですけども、その辺は今後いかがですかね。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) ボランティアというのは、町外の方を言われてるんですかね。町内の方でしたら、まずそれよりもそれぞれ自分の住まれてる町内の雪かきにまずはするんじゃないんかなというふうに思うんですけども。私も自分の町内、朝から2時間除雪作業をして、日曜日なんかはこっちへ出てきてというふうな感じでした。  今回、特に役場に対してあまり助けてくれとかいう声がなかったというのもあるんです。町職員が雪かきの都度都度、出るのがいいのかというところもちょっとありまして、当然、出てあげたら町民の方は喜ぶかと思うんですけれども、それをし出すと、町職員も体力が続きませんし、全て要望するとこを回りきれるのかといったら、それもなかなか難しいというとこがありますんで、まず町内で取り組んでいただいて、先ほどいろいろ話しました、今度除雪機なんかが十分整備できれば、それを役立てて、今までよりも楽に除雪していただけるんじゃないかなと。まずそこのところをちょっと今は考えている次第です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 今、室長がおっしゃられたことは当然のことかと思います。町職員が出ればいつも出てくれるんじゃないかと、そういうような捉え方をされるんではないか。そんなことも十分考えてボランティアの呼びかけというのをしたわけです。それは、今住んでいる自分たちの町のものが出るのは、もう自分たちの周りだけで精いっぱい。余裕のある町外の方に来ていただけたらなという呼びかけのボランティアのことなんかはどうですかということを尋ねたわけですけども、その辺はどうですかね。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) よく大きな災害が起こったときにボランティアさんって出てくれますね。そういう場合、ボランティアセンターとかいうのが立ち上がってするんですけども、ボランティアセンターとかを立ち上げるということは、一応社会福祉協議会がするような形にはなっているんです。今回、雪がたくさん降りましたっていうのが、災害というたら災害なのか、というて何が害が起こったんかというのがちょっとあるんですけども、ボランティアをするとなったときにどこがするんかというのが、体制とかもありますんで、そこはちょっと考える必要は、するとすればよく考える必要があるんかなと思います。ちょっと今どうこうというのはよう言わんのですけども、社会福祉協議会に相談する必要もあるのかなと思ったりします。  以上です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 今、町当局だけでは考えていないようなので、今後住民の町内会の方々や、また防災組織をつくっている方々の話も聞くような、そんな会も必要ではないかと思います。  先ほどから言いましたように、年齢の上がった方につきましては、本当に体力が奪われて、助けてほしいということは、町にはなかったと言ってあるんですけれども、実際には本当に助けてほしいというものもあったかと思いますので、その辺、今後どのような会議をもって次の災害、災害ではないと言うんであれば、このようなことに対しても助けをしましょうという、そういう呼びかけなんかもしていってほしいと思いますけども。その辺は町長はどのようなお考えですかね。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 中前先生、ありがとうございます。  先日の大雪、災害というよりも、近年見ない大雪ですね。高野町だけじゃなくて、もうそのときは和歌山県全体というんですか、ほかの県はわかりませんけど、和歌山県全体が大混乱になっておりました。その中で、まだ雪が通年というか、季節になれば降る地区というところで考えますと、当然、いろんな方々の不満等も出てくるかもしれないですが、混乱ということを考えれば、和歌山の県内の中では一番まだまだましなほうやったのかなというふうに思っております。  何せ台風とか、また地震はちょっとまだまだ経験はしてないんですが、局地的なこの箇所が水につかった、ここががけ崩れになった、そこに職員、また消防団の方々、消防本部の職員、ボランティア、集中的にだっと投下するというのは可能ですが、いかんせん、雪というのは大体ひとしくぱっと降りますので、ひとしく降られるもんで、全てのところに対して同時に雪かきをして回るというのは物理的に不可能なことやというふうに思います。当然、幹線の道路をまずあけていかないといけないというのが根本にあるかなというふうに思います。それとやはり役場等で気にしていかなければならないのは、完全孤立する集落はないかというところで、この時系列でいいますと、10日の金曜日ぐらいから担当課、防災、建設等が夜昼問わず、いろいろ情報を集めていただきました。そして、金曜日の夜に、まだまだ降り続いとったんで、どのあたりで職員招集する判断をしていけばよいのかなというとこで、この基準がまだまだございません。次のシーズンにはしっかりとそういったものも考えて、職員の招集するタイミングというのをもう少し検討していけばいいのかなというふうにも思っております。  それで金曜日の夜中、夜に防災対策室の室長に指示を出して、必要であれば日曜日に災害の防災対策本部ではないですが、職員招集してはどうかというようなことも私のほうから指示をしてます。それを受けて、総務課長と防災対策室長のほうで日曜日の降る状況、まだまだこれは降り続くんではないのか。今招集するのか、月曜日、職員が出てきて、いろいろ進めていくのかというような協議の中で、月曜日の朝に集まり、そして町の中の情報を調査して、それから町なかに出ていくというような順序立てをさせていただきました。  そういう中で、今回の大雪の中でなんですが、当然先生が言われるように、今後、いろんな方々のお力もかりていかなければならないというふうにも思っております。町内会にも当然お願いしなければならないというのもありますし、消防団の方々にもお願いをすることも出てくると思いますし、まず機動的に動くために、診療所等は除外して、高野山の本庁とそして消防本部、支所等で、ああいう、基準は当然必要やと思うんですが、何センチという、必要と思うんですが、機動的に動くための班体制というんですか、そういったものも役場内でできるのか。また、それをつくって、なおかついろんな機関にもお願いする。で、まずどこに注意を払っていかなければならないのかというのが、今回の大雪でいっぱい資料としても出てきております。1本道で、その先に1軒しかないところとか、そこにはもう1人しか高齢の方がいないとか、そういったいろんな情報も集まってきますので、次は今年のシーズンを迎えるまでにはいろいろな体制が組める状況をつくっとかなければならないのかなというふうに思っております。  町の全ての道を当然業者に任せて重機が入ってやっていただくというのは、これは予算からもう、議員の先生も皆さん、もうわかってくれてると思うんですが、予算的には不可能なことです。当然、業者の数も少ないし、重機の数も少ないしということを考えて、ほかの町からがっと呼んできて、町の二百何キロの町道をばっとやるというたら、数億円かかってしまうこともありますので、そのあたりは自助、共助、これをいかに力をかけずというか、労力を少しでも減らしていけるような環境づくりも考えていかなければならないし、その後に役場の職員が、また消防署の職員が、どこの地区に危険な状況がふりかかってきておるのかというあたりも同時に進めながら、していかなければならないのかなというふうに思っております。  いずれにしてでも、とにかく高齢化、また地域力、町内会の中の高齢化等も当然考えていかなければならないですが、まず初めに役場が出ていってどうのこうのというところはなかなか進めていく中ではより不公平なところも出てくるかなというふうにも思いますので、基本は自助、共助、それをどう支援していけるのかというところをしっかり考えて、今年の冬に臨みたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 町長からも力強い言葉を今聞かせてもらいましたので、次のことに備えていろいろ考えて進めていってほしいと思います。  また、今皆様に呼びかけております自主防災組織のことなんかももっと知っていただくように、呼びかけも必要ではないかと思いますので、今後よろしくお願いします。  以上で終わります。 ○議長(所 順子) しばらく休憩。30分からです。            午前11時22分 休憩            午前11時30分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、議事を進行いたします。  通告がございましたので、一般質問を許可いたします。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 私の通告は、個人情報の返却を求めている問題についてであります。  朝は非常に多くの傍聴者がおられたので、職員の人たちにも私の発言の意図するところをお酌み取りいただいて、自分の質問に行かせていただきたいと、このように期待を持っておったわけですけれども、残念ながら、今のところ1人もいないというような状況でございます。  高野町が進めている個人情報の返却を求めている問題で、個人情報保護法の観点から、この機密情報が外部に持ち出されていることは、高野町にとっても、被害者の住民にとっても、一刻も早く回収することが重要な課題であります。既に返却を求めて随分日数、数えてみますと半年ぐらいはもう経過しているのではないかと思うわけですけれども、この回収はまだ終わっていないのか、終わりましたのか。まだ終わっていないようでありましたら、進捗状況というのでしょうか、経過報告の説明をお願いいたしたいとこのように思います。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問にお答えさせていただきます。まだ終わっていません。返却していただくよう、会計課より、8月19日、10月6日、12月13日、29年1月18日、2月21日に、返却についてのお願い文書を送付しています。あわせて電話でのお願いをしております。3月も返却についてのお願い文書を送付する予定です。  なお、今後も返却していただきますようお願いの文書と電話を続けていき、理解を求めていきたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 今の課長の答弁によりますと、もう何回かにおいても文書を出されて、返却をお願いしたいという御回答をいただきました。  昨年の12月定例会では、町長が10番議員に非常に御迷惑をおかけしている。一刻も早くこの書類等の返却をいただきますようお願いしますと、このように答弁されております。また、町としては引き続き、返却してもらうようにお願いを継続していくという約束というんでしょうか、答弁がされております。そして、また会計課長におかれましては、その他の質問に答えた後に、最後にこの場をおかりいたしまして、持ち出されているこの文書の返却をお願いしますと懇願されたことは皆さんも御承知のとおりであります。にもかかわらず、このような現状にあってもいまだ回収できていないことは残念なことであります。町当局がこれ以上、誠意を持って交渉に当たっても返却してこないと考えておられるんではないでしょうか。  だとすれば、所持している者の常識を待つことにされますか。それとも期限を切って、解決すべく方法を模索して結論を出していくということにしますか、お伺いします。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼します。  2番議員さんの質問にお答えさせていただきます。今後とも返却していただけるように、こちらからは文書等、電話で理解を求めていきたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 今、答弁いただいたのによりますと、今後もこの問題について返却いただけるまで返却してほしいということを続けていくと。先ほど私申し上げましたように、もう求めないのかということではなくて、今後もなおこの返却を求めていくというお答えでございました。  これらの個人情報は原本がそのままコピーされたもので、当該住民にとっては、毎日が不安な状態だと聞いております。先に一部がもう既にネットで公開されております。このことは多くの人が知ることになりました。我々にとっても非常に残念なことであります。  このような事件は今後二度と繰り返してはならないと私は思っております。公務員たるもの死守して守るべき個人情報を誤って出してしまった。これは町側の言い分であります。公務員として死守して守るべき個人情報を誤って出してしまった、こういう答弁をいただいてます。また、誰の許可もなく_________、この行為があります。そして、このことによって非常に迷惑をこうむっている住民がおりますという状況であります。  このような現状をしっかり捉えていただきまして、早期解決に取り組んでいただく方策を回答いただけませんでしょうか。この問題については、大体何月何日ごろまでにはもう完結しますと。いつまでもこのような状態であれば、その都度、その都度、質問してお伺いせんなんということが非常に不自然でありますし、町に対してでも、何しとんよというようなことにつながっていくんではないかと、このように思いますので、最終的な決意というんですか、この問題についてはこのようにして解決します。あるいはもう相手の常識を待って返却を待ちます。これはしないという最前の話でしたので、どのように解決されるのか、お伺いします。 ○議長(所 順子) 﨑山君、ちょっと訂正をお願いいたします。_____わけではないので。今あなたが質問したのに_____とありましたけれども、それは_____おりません。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員にお願いいたします。さまざまなこの工事に関しての情報というのは、マスコミ等が、いろんな各議員さんの働きかけもあり、ネットに載ったりしとるということはもう御承知しとるんですが、その中で、やはり清福等にもこの機密情報、また事件というような、あたかも事件が起こっておるというような内容で、物すごく混乱を招いてるということもありますので、そのあたりは個人情報の観点から、機密文書でも当然ございませんし、機密というのはやはり政治的、軍事的に隠さなければならないものというような定義もされておりますので、それとあと事件というような言葉というのは、非常に住民にとってもいろいろ誤解を与えると思いますので、そのあたりは十分配慮して、していただきたいなと思います。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 町長のおっしゃることも理解できるところであります。この問題については、最終的にはどうされるお考えですか。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問にお答えさせていただきます。返却してもらうように。 ○4番(上野幸男) ちょっとごめん。悪いけどね、ずっと朝からよ、マイクの近くで物を言うてもらわなね、何かごそごそいうて聞こえれへんよ。悪いけど、前へ立って言うんやったら、マイクの傍で物を言うてくれへんかな。 ○議長(所 順子) じゃあ大きい声でお願いいたします。 ○会計課長(植田達夫) 今後も返納してもらうように、お願いの文書と電話を続けていき、理解を求めていきたいと思います。一日も早く返していただけるようにお願いします。 ○議長(所 順子) 﨑山君。
    ○2番(﨑山文雄) そうなりますと、これは返してほしいということを続けていく、返してもらわなければならないものであるということをここで今確認できたわけですけども、そういうことをいつまでも同じようなことを続けていくんですか。どういうようなことをして返してもらうようにするんですか。これをお尋ねしておるわけであります。  町民の、町民って、その当該町民も、毎日が不安であるということを聞かせてもらっておりますので、それをどうするかということをお聞きしたいと、説明願いたいとこのように思います。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問にお答えさせていただきます。この28年12月3日、29年1月18日、2月21日の3回に、3回の内容証明郵便で発送させていただいております。今後も内容証明郵便を出させていただきまして、電話でも返却のお願いをしたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 二度にわたって内容証明の郵便を出しておられるということでありますので、これを出すということは、次のことについては想像できます。こういった問題というのは、すぐに解決する方向に職員も動かなければならないというのが私の考えであります。  私もこういった関係の少し仕事をしておりますけれども、職務上知り得た、職務上ですよ、その場所へ行くことが許された人間、職務上知り得た個人情報を第三者に提供してはいけない。これは私の場合、毎月2通から3通のこういう郵便物が届けられるんです。それを読んでサインをしてお返しするんです。そういうことが今、毎月続けております。毎月2回ぐらいがそういうのが届きます。  そういう中で、職務上、3者に委託されて、その個人情報を提供した場合は、これは犯罪ですよと、私に言われております。そして、職員としての懲戒処分の対象になりますよ、そういうことですね。なぜそういうような会社としてきついことを毎月言い続けるのかということになりますと、そんなことはもうわかっておることやというような、口答えしたいような気持ちですけれども、そういうことをすることによって会社の信頼が低下すると。会社の信頼が低下すれば、あなたの嘱託職員としての処分の対象になるんですよと、そういうことが毎月毎月そういうような意味のことの文書が来て、それに署名してそういうことを出しておる。そういう中で、こういった事件というのはあまりよくないんだなということは私自身が知るところであります。  そういうことですので、既に内容証明を出されたということであり、内容証明郵便って1通でいいと思うんですけども、もう既に2通出されておられる。それはまだ返ってきてないんですか、返事は。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問に答えさせていただきます。 ○議長(所 順子) もっと大きい声で言うたってください。 ○会計課長(植田達夫) 返事のほうは返ってきてないです、返事というのは。 ○2番(﨑山文雄) 返ってきてない。 ○会計課長(植田達夫) はい。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) まだ内容証明の郵便を出している、その回答は戻ってきていない。その中には何月何日までにこれについては回答くださいよという文面が入っておりますか。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問に答えさせていただきます。何日までとかいう日は入ってないです。返却をお願いしますという文書になってます。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。先ほどの_____との発言は不適切と認めますので、発言の取り消しを命じたいと思います。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 今、議長のほうから御指摘されましたので、その部分については取り消しをいたしますが、ほかに言葉としてどういう言葉を使えばいいか、わかれば御指導いただきたいと思いますが、いかがですか。なければ次、続けさせてもらいますけど。 ○議長(所 順子) それにはあまり関係ないので、私は答弁するわけにはまいりません。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 内容証明の中で、何月何日までにこれについて回答くださいよということを書いていないということになれば、この内容証明自身が不備じゃないかと思うんですけども、いかがですか。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問に答えさせていただきます。日付とかは入ってなくて、返却をお願いいたします。個人情報が含まれております。よろしくお願いします、というふうな文書です。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 課長、内容証明郵便を出すということについては、内容証明郵便ってどういうものであるかという理解の中でそれを発送するということをやらなければなりません。上司に相談して出されましたか。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問にお答えさせていただきます。伺いを上げて、伺い書を出して、了解をもらってから発送させていただきました。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 伺い書を出して内容証明郵便を発送したということですけれども、私の常識では、どうでしょうかね、伺いを出して、それを認めた人ということになれば、町長ではないかと思うんですけれども。この内容証明郵便を出すということは次の段階を踏むというのが建前の文書であります。そういうことで、どうだったのか、町長の御意見を。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 内容証明と配達証明で出しております。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 内容証明と配達証明をつけて出した。それを許可した。その内容については、何もおっしゃられませんでした。  そうですね、こういうことを水かけ論をしておっても仕方ないと思うんですけれども、私の常識では、こういうことは考えられません。正当化できないというのが私の実態であります。ですから、お願いしときますが、この内容証明郵便の回答が来たときに、私に提供していただくことはできますかどうか。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問にお答えさせていただきます。手続をとっていただきましたら、出させていただく。  以上です。 ○議長(所 順子) ちょっと待ってください。今の植田課長の何を出すんですか。ちょっと内容がわからなかった。答弁について、何を出されるんですか。前に来て。意味がちょっと理解できない。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問にお答えさせていただきます。個人情報を抜いて公文書を出させていただきます。 ○2番(﨑山文雄) なんて、なんて。 ○会計課長(植田達夫) 公文書を。 ○2番(﨑山文雄) 公文書。それはないよ、公文書と違うけどな、これは。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 課長、確認ですけれどもね、課長がもう2回内容証明を出されておるんだと、配達証明つきの郵便、今町長が言われた、それを出されておる。それについて、向こうから回答が来るはずです。回答来るはずやけど、回答をくださいよということをその文書の中に書いてない。非常に不備ですね、それは。非常に不備な郵便であって、私にはそういう文書を出すことの理解ができません。  それで、次また電話なり文書で請求されても同じことだと思うんですけれども、はっきりした内容証明を出されて、それでこの件について何月何日までに回答してくださいと、返却してくれますか、返却してくれませんか、どうですか。返却しますとか、返却しませんとか、その日を切っておれば、その日までに文書が来る。その文書によって、私に文書が来れば、その文書を私に見せていただけますかというたら、手続さえすればお渡ししますというんですか、お見せしますという今お話だったと思うんですけれども、そのように解釈してよろしいですか。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問にお答えさせていただきます。この3月にも次の文書を出すつもりでいてるんで、ちょっと考慮して発送させていただこうと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 今、植田担当課長のほうから答弁をいただきました。3月にもう一度内容証明郵便を出すということでございますので、その内容については、持っておられる書類の返却をお願いしますという内容だと思います。その出ておる文書を、個人情報を返していただけるんかどうかということを文書の中に書いといていただいて、何月何日までにこれについて回答くださいと。もし回答がくれば、その回答を手続しますから私に提供してください。そして、それがその日までに来なかったら、来ないということを私に御連絡ください。これを約束していただけますか。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問にお答えさせていただきます。3月の結果をまた報告させていただきます。  以上です。 ○4番(上野幸男) 動議ということは言えるんか。 ○議長(所 順子) これちょっと一般質問で、ちょっとごめん、言えれへん。 ○4番(上野幸男) あかんの。 ○議長(所 順子) 休憩、休憩はいけるけど。休憩はいけます。しばらく休憩。休憩動議。休憩動議やったらいける。休憩して話し合いとかそういうのは。 ○4番(上野幸男) 休憩動議。 ○議長(所 順子) 休憩、しばらく休憩。  賛成者はおりますか。賛成者。おります、おります。おります、おります、おります。はい、はい、おります。ほんならしばらく休憩。1時からにしましょう。ちょうどいい時間やな。            午前11時58分 休憩            午後 1時00分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、議事を進行いたします。  通告がございまして、﨑山さんは30分まだ時間がございますが、午前中に引き続き一般質問の時間がございますので、質問の許可を出しますので、どうぞ。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) ありがとうございます。  担当課長のほうから、3月に入って内容証明郵便をもう一度出すんだという回答をいただきました。そして、それの返事に対しまして、私に提供していただけると、見せていただけるということを約束していただきました。それによって、その時期をお待ちしたいとこのように考えております。  これで一般質問は終わるわけですけれども、できれば高野町の問題として、あるいは住民の被害をこうむっているというたらいいのか、住民が心配している問題として、それまでに解決できるものであれば解決していただくということが一番よろしいんではないかと、こんなふうに思いますんで、極力その点についてはお願いを申し上げときます。  私の関連する質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員の内容を受けて、引き続き、会計の担当者のほうから当該の案件については進めてまいりたいというふうに思っております。  また、個人情報を、高野町の個人情報保護条例の4条にも、3条ですね、3条に実施機関は個人情報にかかわる基本的人権の侵害を防止するため必要な措置を講ずるとともに、あらゆる施策を通じて個人情報の保護に努めなければならないとあります。その実施機関たるものは何か。町長、教育委員会、選挙管理委員会、監査委員会、農業委員会及び資産評価委員会等、また議会等は地方自治法第2編第6章に定める議決機関であり、実施機関とするとあります。その流れで第4条に、町民は個人情報の保護の重要性を認識し、この条例により保障された権利を正当に行使するとともに、個人情報の保護に関する町の施策に協力しなければならないとありますので、実施機関、議員の皆様もそうでありますので、この個人情報保護に関していろんな形で全力なる協力をしていただくというのが公人としての努めではないのかなというふうに思います。  以上です。 ○2番(﨑山文雄) 2番、﨑山。 ○議長(所 順子) 終わったんと違います、先ほど。 ○2番(﨑山文雄) 終わります。 ○議長(所 順子) 続いて。中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼いたします。  今年は雪も少なく、例年にない暖かい冬を過ごしていましたが、1月中旬から2月にかけての寒波到来により、60センチを超える積雪に見舞われ、除雪に関するトラブルが多々あったように思われます。そこで除雪作業について質問いたします。  今回の積雪に対しては町職員の方々も非常に積極的に除雪のほうに回っていただけたと聞いて感謝しております。年間1,400万円の除雪予算が計上されていますが、国道、県道、町道で優先順位はあるのでしょうか。  あとは自席にて質問させていただきます。
    ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) 5番議員さんの質問にお答えさせていただきます。  まず、除雪作業について、中身のほうを少し説明させていただきたいと思います。除雪作業については、第一の目的としまして交通網の確保を目的に、一応建設業会と契約しております。それと、契約している路線については、町道と国道、高野山上は入り乱れているんですけども、住民の方から見られたら国道も町道も見た目は多分一緒だと思うんですけども、県と町では契約内容がちょっと違っております。  国道のほう、町なかを中心に走っていますので、結局交通網というか、交通量が多い道になると思います。そんな関係とは思うんですけども、伊都振興局のほうで契約を結んでいると思うんですけども、一応3センチぐらいで除雪に入ると聞いております。それと町道については建設課のほうで10センチ以上で除雪、10センチ未満で融雪、その作業を基本として契約を結んでおります。  次に、道路の除雪の対象となる範囲についてなんですけども、一応県道、町道にかかわらず、先ほども言いましたように、交通を確保することがメインになっておりますので、どうしても国道から除雪に入りまして、その次には町道に入ってくるような形になっております。  建設業会のほう、どちらも発注しているんですけども、うまく除雪が進むようにということで、委託先のほうで段取りを組んでやっている関係からか、どうしても国道から入る。それと基準値が短いというか、低いということで、国道から入る形になっております。  それと、町道なんですけども、そういう形で国道、県道から各地区のメインの道路に入ってくるんですけども、うちの中では一応町道のメインの道路1本の契約範囲で発注させてもらっております。なぜ1本にしているかといいますと、基本にある役場の考えとしましては、やはり自助、共助の観点から、自分たちの町内は自分たちで守っていただくとか、ある程度の作業は協力していただくような地域の活動として見守ってほしいというような考えがありまして、1本にしております。  ただ、その1本のところまで細かいところの路地の雪を出していただければ、契約の中で一緒に運んでいただけるようには指示しております。  以上です。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今、課長のほうからお話を聞かせていただいたんですけども、国道にもかかわらず1車線のみの除雪にとどまり、車が対向できない道路もあったと聞いておりますが、いかがなものでございましょうか。答弁お願いいたします。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) 失礼します。  国道のほうの指導のほうはちょっと私のほうではわかりかねるんですけども、一応今回特異なというか、30センチ、40センチ、ひどい場所によっては60センチという積雪があったように思います。そんな中で、雪の量が多くなると、どうしても交通網確保の観点からいくと、きれいにとって回っていると全路線に入れないというふうなことが町道でも起こりました。そんな関係から、とりあえず車が1台でも通れるように、交通網の確保ですね。それを広くするようにというふうな考えでそういうふうな方向になったんではないかと思っております。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 予算にも限界があり、支線は後回しになるのはわかっていますが、速やかな対応を今後お願いしていきたいなと思っております。  私も積雪後、もう大丈夫かなということで、玉川線を登ってきたことがあるんですけども、途中で車と出会いまして、ずっとバックしないことには対向できなかったって苦い経験が今回ございました。途中でとまりますと、私の車は四駆ではございませんので上へ登れませんでした。一番最後まで下がったのを覚えております。  それではほかの質問に移らせていただきます。  まず、12月議会でお願いした沈砂池ですが、水量も増え、十分防火用水池として対応できると考えております。そこで、今回の提案なんですが、中の橋は個人所有の土地があり。 ○議長(所 順子) 中迫議員、申請外の問題ですわ。 ○5番(中迫義弘) いや、除雪に関してです。 ○議長(所 順子) ああ、そうですか。 ○5番(中迫義弘) 最後まで聞いてください。  境界のかげんで、国道にかかわらずグレーチングが施工されておらず、非常に道幅の狭いところがあります。その側溝に沈砂池からの水を流し込むと、流雪溝に早変わりし、渋滞緩和にもつながるのではないかという提案です。他の地域でも同様のことがいえると思います。近くに川がある箇所については川に雪を持っていける。ないところは道の中央に集めて業者さんが来てくれるのを待つ以外ない。雪をかくのに捨てる場所に困っているからです。早急の対応をお願いしたいと思うのですが、いかがなものでございましょうか。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) 失礼します。  御質問のほう、御説明させていただきます。今、沈砂池のほうということで、ちょっと建設課の管理ではないんですけども、河川のほう、一応うちのほうの管理になってますので、あわせての説明をさせていただきたいと思います。  沈砂池のほうは、一応うちの中では準河川にも登録しておりませんので、水路的な扱いなんですけども、そちらを流れまして行く行くは河川のほうへ入っていくという形のもんであります。そんな中で、一応雪を川に捨てればすぐ処理できるというふうな御質問やったと思うんですけども、一応確かにそういうことをされて便宜上している地区、地区というんですか、市町村もあると思うんですけども、一応河川法のほうで、川への雪とかはいけないような感じで決まっております。  関係法令を読ませていただきますと、河川法の29条第1項において、河川の流水の方向、清潔、流量、幅員または深さ等について、河川管理上支障を及ぼすおそれのある行為について、政令で禁止または制限することができると定めており、これを受けて、河川法施行令第16条の4は、河川区域内の土地に廃物を捨てることを禁止しています。したがって、国や地方公共団体が設置した河川敷の雪捨て場以外に雪を捨てることはできませんということになっております。  以上のようなことから、むやみに捨てれないというふうな状況で、当然、今後それを雪捨て場として認定していくかというような問題も残ってきますので、今後の検討材料にさせていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今、課長の答弁ですけども、溝へ水を流すだけと私は考えとんですけども、そこへ雪を入れると、そしたら勝手に溶けていくんじゃないかなと思うんですけども、可能でしょうか、不可能でしょうか。法律からいうたらそれは不可能なことなんでしょうか、お答え願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) 可能か不可能かというお問い合わせですけども、一応厳密にいうと、雪をほうり込んだところに一応堰なんかもできる可能性もございますし、やっぱり流域というんですか、水の流れに支障が起こるというふうな観点から、好ましくないとは思っております。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) そしたら、不可能だと判断いたしますが、流雪溝のような施設、どこかにつくっていただく。千手院通りなんかも以前は川が道と並行して流れていたと思います。車が多くなって、その道の拡幅のために、川をふたをして道を広くしたっていきさつが、私たち、小学生のころは川が流れておりました、間違いなく。消防署の前、ずっと川でした。あそこへ少しした穴でもあけていただけたら、雪を捨てるのにいいんじゃないかなと思うんですけども。これは不可能な話でございましょうか。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) 失礼いたします。  昔、川があった際には、自主的というか、役場の指導で落とすこと、ほることはなかったんですけども、個人さんの考えで投棄してて、雪が町なかへ積もらないという形になって、確かに便利やったことを私も覚えております。ただ、今新たにふたをしたところにそういうものをつくると、やっぱり河川上の管理上、今度逆の話で、雪のないときに人が落ちたりとか、そういう2次障害のほう、そっちのほうが心配になりますので、ちょっと大分検討の必要があるかなと思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) その融雪溝のような何か施設を考えていただければ非常にありがたいかなと考えております。  それでは、もう一つ、最後のあれですけども、今回の積雪は60センチを超えるものでありましたが、その後、雨が降った影響で屋根の雪おろしも必要なしでよかったと思いますが、積雪が続いていた場合、屋根の雪おろしも必要となる可能性も考えられますが、町としては屋根の雪おろし等の対策は何かございますか、お答えいただけたらと思います。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 午前中もこの雪の問題についてこちらでも御説明したんですけども、まず雪かきの体制につきましても、極力職員が再々出向くような体制はできないかなというふうにも考えております。それと、屋根の雪おろしというのもあまりちょっと想定もしてなかったんですけども、道路の除雪と同様に、ちょっと難しいところもあるかなとは思うんですけども、危険というふうに判断できるような仮に御家庭があるとかそういうのがあれば、何らかの対策は必要かなと思います。  ただただ広くあちこちの家が屋根にぎょうさん雪がたまっとるよということで、こちらがその雪かきに出るというのは、ちょっと体制云々というのは今のところは思い当たるところがありませんし、今後の課題ではあるかと思いますが、今後の課題ということでちょっとしたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 中迫議員、ありがとうございます。  午前中も雪の件で話があったと思うんですが、先ほど防災の室長が屋根の雪おろしについても検討ということを言うたんです。なかなかこれは安全の面から考えても非常に厳しいと言わざるを得ないと思います。雪おろしをしなければ家屋が倒壊するぐらいの雪がこの高野山に、1メートル、2メートルですね、その屋根の上にたかってどうしようもないということになってくると、やはり県に対して災害要請するとか、そういったところで対処の仕方というのは考えていかなければならないと思います。まず第一に雪をおろす人、そしてその手伝いをする人等の安全をまず確保した中で、次にどうしていくかというところで考えていかなければならない。  午前中も言いましたが、雪は町にひとしくばっと降ってきますので、ここがあふれた、あっちが崩れたというんでしたらいろいろ対処の仕方はあると思うんですが、ひとしく1メートル積もった、ひとしく皆さんのとこにサービスをしに行くというのは物理的には不可能でございますので、そのあたりはいろんな機関と協力して、また自助、共助を側面的、後ろからしっかりと行政が応援できるような体制を今後とも考えていきたいと思います。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 町長さん、いろんな対策を考えてくれると。今回の雪に際しまして、私、一度だけ雪おろしした経験があるんです。小学校5年生ぐらいだったかなと思うんですけども。このまま雪積もったら、私とこの家も古くなってますんでひょっとしたら倒壊するんじゃないかって、そんなことも考えておりました。雨が降ってくれたおかげで雪がすっと溶けてくれたんでよかったんですけども、子育てサポートとかありますけども、何かシニアの方、シニアの方もちょっと危険が伴うのであれなんですけども、子供だけにサポート券を渡すんじゃなくて、独居老人というんですか、これ以上積もったらもう私とこの家、ドアがあかないって、おばあちゃん、ちょっと言うてた方もいらっしゃいましたので、これも考えていかんと、ゲリラ豪雨とか、最近天変地異がすごくおかしくなってきてますんで、地球温暖化で雪は少なくなってきてますけども、今回の雪のように60センチ積もるという可能性もありますんで、そんなようなサポート券というんですか。6番議員さんもボランティア云々って、そういうお話も一般質問してくださってたんですけども、そこらもまた考えて、安心、安全な町にしていっていただけたらと思いますので、どうかよろしくお願い申して、一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 御意見ありがとうございます。しっかりと役所として、5番議員の言われたこと、いろいろ参考にして進めてまいりたいというふうに思っております。  今回の大雪に関してでも、また平素、災害が起こるかもしれないというような案件のときには、防災対策室を中心に、また福祉保健課とも連携して、独居の方々が孤立しないかとか、そういったところをしっかりと連絡をとり合ったり、各町内会長さんのとこに直接電話をしたりして、いろんな面で確認、気配りはしておりますので、今後とも孤立しないように、安全と安心が担保、完全なそれは無理かもしれませんが、安全と安心が担保できるような形に進めてまいりたいと思います。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) よろしくお願いします。  当局のミスで負門議員に振り込まれた件についてですけれども、昨年の12月の﨑山議員での一般質問で、会計課長は、最後にこの場をおかりいたしまして持ち出されている文書の返却をお願いしますと答弁しているが、これは事実ですか。また、12月6日の委員会で、町専属の弁護士に尋ねたら、負門電気商会に振り込み直したほうがよいと言われたと答弁し、下課長は、補正を組み直し、負門議員から一旦お金を返していただき、負門電気商会に振り込み直すと言ったが、それに間違いないですか。また、昨年の補正はいつでき上がったのか、答弁願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  3番議員の質問にお答えさせていただきます。昨年12月の議会の件なんですけれども、持ち出されたとは言うていません。そして、地方財務執務提要に、誤った支払いがあった場合、発見次第、速やかに訂正処理をしなければならないと書かれております。誤って振り込んだ金額を入金して正しい口座に振り込みをするため、会計上予算を組まないと処理できないので、12月補正予算で計上させていただいております。  以上です。 ○議長(所 順子) どなたですか、答弁。答弁なかったら質問に入りますよ。答弁は。手を挙げてよ。  辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) 失礼いたします。  予算がいつでき上がったのかということでございますけれども、去年の12月議会、これは12月6日が提出日ということで開会されたということかと思います。その中で、約1週間前に議運が行われていると思いますので、その1週間前から約二、三日前ぐらいかなということで、定かな日にちというのは、今現時点でちょっと覚えておりませんので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(所 順子) 下総務課長。スムーズに手を挙げて言うてくださいよ。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  3番議員様のほうから、先ほど質問がありましたが、その町の弁護士に確認してという話ですが、前のときに植田課長が答えたと思うんですけども、町の弁護士に、誤って振り込んだのであれば振り込み直したほうがいいと。それが先ほど植田課長のほうから言いましたけども、地方財務提要にそういうことが載っているということで、弁護士のほうに確認しても、振り込み直したほうがいいという返事をいただいたということで、先ほどから12月の議会で補正予算を組ませていただいて振り込んだということになっております。  以上です。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今の答弁ですけども、植田課長の最初の持ち出された文書というのは、植田課長は言ってないと。ということは、これ﨑山議員は自分の一般質問のテープを聞いて原稿を書いているので、植田さんとは話が違うと。間違った内容を清福に載せたということで認識、私はさせていただきます。こういうことがあってはならんのと違うんかなと私自体は思っています。  それと、今の下課長の答弁ですけども、植田課長も、会計課長は町専属の弁護士に尋ねたらと、これはっきり言ってるんです、弁護士にと。その後、下課長が来て、補正を組み直し、負門議員から一旦お金を返してもろうてと述べとるんですよ。そしてその後、町長が来て、補正を上げてくれと、それは後で話させてもらうんですけども。ということは、地方財務提要でわかったのは、ある議員は、松谷議員は、12月6日以降やと。全然これ話が食い違うてきてるんですけどね。財務提要であろうが、弁護士であろうが、最終的には振り込み直したという事実は間違いないですよね。返していただいて、振り込み返したと、負門電気商会に。その辺のところは間違いないですか、それで。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  3番議員さんの質問にお答えさせていただきます。12月15日に、12月議会で承認されまして、12月19日に負門俊篤さんより220万円の返金があり、12月22日に負門隆子さん名義へ220万円の送金を行いました。  以上です。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) これまあそういう形になって振り込んでいただいて、振り込み直したと。これ当初、町長始め皆さんは、返す必要ないと言ってましたよね。それで、奥さんは会社の社長やとか、議長の質問に対しても。また、町長は社員と社長の関係やと。これ何で、急に財務で知ったからといって、これこういう形にしたのか。私にしてみたら、これ不思議でしゃあないんですけどね。あんだけかたくなに返すことない言うてたのに、こういう形で補正を上げたというのは、私自身ちょっと納得しかねるところがあるんですけども。  それと、これほんまに不思議なことなんですけど、これの実務提要というのが出てきたのは、松谷さんの息子さんが知って、町長に相談して、松谷さんと﨑山さんが知ったと。そういう経緯で私は聞いておるんですけども、これもし本当だとしたら、公文書じゃないんですけども、まあいうたらもうこれ住民監査請求をされている問題に対して、そういう文書を親であるとはいえ、役場の職員が情報をこれ流したということに私は認識できるんですけども、その辺のところはどう思っているんか、その辺のところ、答弁お願いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 答弁お願いします。  下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) ただいまの質問について御説明させていただきます。  その松谷議員のどうのという、今息子が流したとかということについては、私はちょっとわかりませんので答えることができません。ただ、振り込み直さなくてもいいとか、いろいろ議論があった中で、去年の9月議会のときですか、議長のほうから、誤って振り込んだんですから、一旦返してもらって、振り込み直したほうがいいのではないですかと、議長のほうから提案されて、そのときに町長が、過年度の支出になるので、そういうことが今できるかどうかというのを検討させてもらいますと返事したと思います。その後において、弁護士と相談したりとか、そういう誤りがあったときは振り込み直したほうがいいとか、そういうことがわかってきたために、そして過年度の支出であっても今そういうことができるという、可能であるということがわかったために、12月に補正予算を組んで振り込み直したと、そういうふうな流れになっております。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) これそしたら補正組んで組み直した、負門さんから返してもろうて22日に振り込み直したと。これ書類はどないなっとんですか。これ19に返してもうたってことは、今まであそこの工事は、富貴の児童館の工事は負門さんに振り込まれているということは、仕事が終わってないということですよね。そうなりますわな。金を振り込んでないんやから、負門電気商会に。今までさんざん、町も議員の皆さんも言うてきたけど、これは負門隆子さんが仕事しとるんだから、負門議員は関係ないと。これはもう職員の方も言うてきた、議員の方も言うてきたんですけども、これ今こないして補正上げて、これ載せたということは、返してもろうたということは、今まで負門さんとこに振り込んどったんやから、負門隆子さんが契約人でしょう。契約人のところに金が入っていないような仕事を、これ補正を上げて返してもらったと。ほな書類かえなだめですわね。変更したんやから。解約したんか、変更手続とったんか、そりゃわからないんですけども。その書類はあるんですか。その辺、聞かせていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  変更の契約とかということではなくて、仕事は終わっているので、ただ振込先が間違ったということで、それをただしたということになります。  以上です。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) これ下課長、間違ったでは済まんのですよ。これ補正上げて返してもうてやっとる以上。町は間違ったと言ってますけどね、その間違ったのはもうこれ補正上げて、こういう形をとったら、間違ったでは済まん問題になっとんですよ、これ。だから、もう一度聞きますけどもね、これほんま言うたら、支出命令書、これあるんですか、負門さんからもらって。ほいで変更契約書、負門さんから返してもらって、負門隆子さんに振り込んだと。これ変更の契約書がなかったら、それこそまずいんと違いますか。その辺、もう一度答弁してください。 ○議長(所 順子) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) すみません。契約しているのが負門隆子さんとこれ25年ですかね、契約をしています。それで、ただ220万のお金について、誤って負門さんの本人に振り込んでしまったということです。ですから、契約者は負門隆子さんであるんですが、それによって工事も終わってます。支払いをするときに、誤って個人のところに振り込んでしまったということなんで、負門隆子さんと契約している内容については、現場は終わってますので、ただその振込先が間違ったということで、その振込先を、返してもらって予算をもって正しいほうの負門隆子さんのほうに振り込んだということです。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) これ何回言ってもかみ合わない議論になるんで、同じことを言いませんけれども、これ間違ってますよ、やり方が。今までミスでした。社員と社長の関係やいうてきたのが、これを組んで、そういうやりとりした時点で、そんな間違うとったでは済まんのですよ、これ。今まで言うてきたような答弁では。ちゃんと書類がなかったら変更契約書が、負門隆子さんに金を払うてないんやから、実際に。それは役所が間違うて振り込んだ言うとるだけで、正式なあれでは、そんなん、仕事が終わったことにはなってないんですよ、これ。振り込んだ、あれした時点で。それも何ぼ言うてもあれなんで、これ以上は、この件についてはやめますけれども。  これもう1点だけ、ちょっと不思議なかった補正前の額18万7,000円、これ何のお金ですか、補正の220万、工事請負のとこにありますけども、18万7,000円。これ1点だけ教えてください。 ○議長(所 順子) 答弁願います。
    ○3番(下垣内公弘) 高野町一般会計補正予算の5ですわ。 ○議長(所 順子) 休憩しますか。 ○3番(下垣内公弘) これ見てもらえますか。 ○8番(大西正人) 議長、休憩をお願いします。休憩をお願いします。ちょっと時間が。 ○9番(松谷順功) 時間とられるだけ。 ○議長(所 順子) 一般質問の時間がもったいないので。休憩、5分。            午後 1時45分 休憩            午後 1時50分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、議事を進行いたします。  答弁願います。  辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) 失礼いたします。先ほど失礼いたしました。  先ほどの御質問の中で、補正予算第5号、18ページの児童館費、補正前の額18万7,000円は何かという御質問でございました。この金額につきましては、当初予算におけます富貴児童館費の中の需用費11万3,000円、役務費7万4,000円ということで、あわせて18万7,000円ということでございます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今の説明でわかりましたけども、これ220万、負門さんにこれ振り込んだ。これは利息とかはかかってないんですか。本来ならば、間違って負門さんに220万払ったと。その間、3年近くは、まあいうたら払ってないことになりますわね、契約者に。誰が考えたかって。契約者のお金が入ってない。じゃあほんならそれがわかったから返しましょうと、ミスやからというて、そんなことが通るのかと、本来ならこれ利息払わなあかんの違うかなと私の認識ではそう思ってるんですけども、当局のほうはどう解釈、これしとるんですか。 ○議長(所 順子) 答弁お願いします。答弁。また休憩ですか。答弁よろしくお願いします。  下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  220万の訂正をしただけですので、利息のことは考えておりません。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 町もこれ税金であるのに大概ええかげんなことをするなと私は思いましたわ。書類はない、またこれ書類ないんですか、今言うたみたいに。間違い、間違いましたと済む話じゃないと思いますよ。これ以上議論してもこれはしゃあないんですけどね。  これに当たって、問題は松本氏の請願を議員は不採択しとるんですよ。それで町には賛成して、7名の議員が当局と議員の、当局ではないですわ、本会議では採択して、可決して、これ請願者は不採択にしとると。こういうのも大概の問題ですけども、こういうことを後でわかってきたら、これこそが当局と7名の議員の癒着じゃないんかと、私はそんな認識してますよ、これ。こういうことがわかってきたら、あまりにも最初に隠し過ぎてきたから。  これ最初、僕も聞いた話ですけど、変更手続とられへんだんは、何か大層になるからと、それをやったら。聞いたんですけども、それは本当か。1点だけ、その辺、答えていただきたい。これは税金ですよ。大層になろうがならんがいうのは。自分らが間違うたんやから、当局が。そんなもん邪魔くさいとか、大層になるからいうて、せえへんって3年間もほっといて、この問題が出てきたからというて、そういうことを言うこと自体、間違うとん違います。これ税金ですよ、はっきりいうて。  これ所議長が、まあいうたら当局のほうのミスで、書類をいただいてくれって僕が頼んで、だからこういうふうな問題に発展してるけど、これそうじゃなかったら、こういう問題には発展してませんよ。もっとほかにあるんかと、僕は思えてなりませんわ。  これ﨑山議員もさっきから言うてた、これね、間違うとるということは、個人保護法、保護法言うとるけど、ちゃんとしたとこへ振り込んどったら、個人保護法のあれにはならんのです、負門氏は議員であるんやから。まあみな間違うて、その間違うたやつが出てきたからいうて、個人保護法やとかいうのは、僕は間違うとると思いますよ。その辺とこの問題はあると思いますよ。  まずそれに対して答えてください。もう一回。 ○議長(所 順子) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  先ほどからも説明しているとおり、振込先が間違っておりましたので、訂正したということでございます。  それから、変更契約をしたとかいうことでございますけども、誤って支出したものについては、その戻してもらう納入の通知に相当する戻入の通知書というのを発行しております。それは会計課のほうから発行しているということが先ほど確認できましたので、御報告いたします。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) そういうことでしたので、次、時間ないので進みますけども。  これ地方財務実務提要で知ったからといって、補正220万計上しましたと。負門議員から返却してもらい、負門電気商会に編入し直しましたと。これ今までこれだけしてきてなかって、今になってやるという意図が何かあったのか。それともそういうことをして、町民に、間違いましたでは済まん問題やと私は思っていますよ。これ謝罪するべきじゃないですか、これ。今さら間違いました。振り込み返してもうてしましたという行為そのものが、私にしてみたら税金を扱っているのにほかにもまだあるん違うかなと。こういうええかげんなことをしとる問題が、後、出てくるん違うかなって思えてなりませんけども、私は。  それと、負門議員がはっきり言ってたのは、町に返すと言ったら、町は返さなくてよいと言ったと。返さなくてよいと言った職員は誰か。また、このときの監査委員は誰か。当局のお抱えの弁護士は誰か。役場の職員で、副町長に議長が怖い顔してカウンターの中に入っていったと話をした職員は誰か、教えていただきたいです。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) いつも3番議員の元気な質問に当局もいろいろ考えておるわけでございますが、かつては過年度になっとる部分で再度振り込み直すというようなことは、こちらの勉強不足等でありました。これはもう何回も言いません。私の6月、9月、12月の議会の議事録をちゃんと読んでいただけたら、このことの成り行き、そして対処の仕方というものはわかるのではないのかなというふうに思っております。しっかり役場としてはこの件を、取っかかりでも何でもないですが、一つのきっかけとして、伺い書の審査の仕方とか、そういったところに十分注意するような形にも進んでおりますし、訂正しなければならないところがあり、改善するべきところはしていくというしっかりした体制で臨んでおりますので、どうぞ御理解お願いします。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 御理解できへんのはこの220万の件ですよ。あとの2件は、だからあえて僕はこれ質問には入れてないんですけども。この220万の件はいろいろと問題あるんで、きちっとした形で住民にも説明せえな、これ住民監査請求を出されている以上。そして、今の答弁では僕の質問の答えになってないんで、先ほどから言った質問に対して答えていただきたい。 ○議長(所 順子) 答弁お願いします。違う答弁をしないように。答弁願います。3番議員の答弁。 ○2番(﨑山文雄) 議長、休憩して議会運営委員会を開いてください。 ○議長(所 順子) そんなことはできませんよ、一般質問中ですよ。 ○9番(松谷順功) 時間がもったいないんで、ちょっと休憩とったらどうですか。答え出てこんなら。 ○議長(所 順子) 全然答弁になってないんですけれども、当局も当局で、言われた質問に対して答えらなあきませんでしょう、一般質問には。質疑応答という形をとっておりますので、質問されたことには答えるというのが当局の役割であります。そのために議員も勉強してきて、質問していらっしゃるということになりますので。質問されたことには何らかの答弁をいただかないと。 ○2番(﨑山文雄) 答弁が出てきませんので。 ○議長(所 順子) 平野町長。﨑山君、ちょっと手を挙げて。 ○町長(平野嘉也) 3番議員に確認したいんですが、どの方からそういうふうな話が出たのかというのは、こちらでも把握も何もできませんので、答えようがございません。どなたから聞いたというのがあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 僕が質問したのは、これあれですよ。この当時の監査委員はわかるはずですよ、少なくとも。それと、弁護士、当局のお抱えの弁護士は誰か、こんなんすぐわかるん違います。何を言うとんですか。わかるとここれ、二つはすっとわからなおかしいんと違います。それとこれ、役場の職員で副町長に議長が怖い顔をしてカウンターの中に入った職員と、負門さんに返さなくてよいと言った職員ぐらい、これわかるはずですよ、これ。少なくともこの三つは答弁してもらわな。監査委員や、弁護士さんは。 ○町長(平野嘉也) 監査委員や弁護士はわかるけど、そういう顔、怖い顔して入ったとかね。 ○議長(所 順子) ちょっとお静かに。お静かに。 ○町長(平野嘉也) そういう質問をすること自体があかん。 ○3番(下垣内公弘) 何であかんのですか。 ○議長(所 順子) 町長。 ○副町長(西上邦雄) 誰がそんなことを言うた。私がそういうことどこで言うたんよ、それ。 ○3番(下垣内公弘) 議員に言うたっちゅう話ですよ。 ○副町長(西上邦雄) 誰が言うたんですか、それを。 ○議長(所 順子) しばらく休憩いたします。            午後 2時03分 休憩            午後 2時15分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、議事を進行いたします。  下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 先ほどの答えですけども、わかるとこは後でまた、監査委員とか、弁護士ぐらいわかるっておっしゃったんで、それをまた教えていただきたい。  こういうことで、町には弁護士が、お抱えの弁護士がついているにもかかわらず、今の今までわからなかったのが僕は不思議でしゃあないんやけども。大谷議員のように、町が振り込むときにボタン間違うたとか、そんな問題とかでこれ済まされない話になってきてるのも事実です。  また、これ当時の恐らく監査委員、この前委員会で言うとったですけども、答弁聞いてないんではっきりとは言わなくて、これ﨑山議員やったん違うんですか、これ。当局は当初から、当局は当初から事件扱いにしていないのに、監査委員で、当時の監査委員である﨑山議員と、この一件の当事者の負門議員は、当初から職員は委員会でのテープを議長はとっていないと言っているのに、事務局長までこれ警察に連れて行ってるんですよ。そして、一緒に行こうかいうたら、行けへんし。その内容、自分が言うたんやったら教えてくれるやろうし。  とにかく﨑山議員は最初から事件扱いにして、どうしても議長を犯人に仕立てたかった。そういう理由があったから、今の今までそういうことをやってきとるんです。  また、これ副町長も、先ほどえらい私に対してどなってましたけども、これ。副町長も職員に言ったことはある、議員に伝えたと。これもそやけど私にも聞いた話に、議長ももちろんそうやけど、窃盗犯扱いにするいい材料にこれ利用されたということもあるんですよ。これも副町長はそういうことを知ってか知らんかそれは知りません。副町長の責任を私は問いたい。そもそも副町長、これ会計課には一度も入ってないんですか、会計課に。まだ終わってませんよ。  今まで町長がこう思われるような答弁しているにもかかわらず、何も町長には助言してこなかったのか。また、昨日町長は富貴に来賓として来られてたが、副町長は昨日はどこの学校に行っとったんか。これまで副町長としての役割を果たしていないと私は思います。町民も言っているが、税金の無駄遣いであると。そんなお金があるのであれば、町道にもかかわらず除雪もしてもらえないところにお金を使うべきで、副町長はもうやめていただきたいと。これも住民の声です。その辺については、副町長、どう答えますか。 ○議長(所 順子) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 3番議員さんにお答えをいたします。  私の進退は、任命権者である町長が決定をされることだと考えております。  それから、先ほどから、私が会計課に入ったかどうかということですか。 ○3番(下垣内公弘) そうです。今までですよ。 ○副町長(西上邦雄) 今まで一度入りました。 ○3番(下垣内公弘) 入りました。同じですね。 ○副町長(西上邦雄) その書類がなくなったというのを聞きまして、それでどこへ置いてあるんやということで、会計課の倉庫を見せてもらいました。それぐらいですね。その当時ですか、ですから去年ですね。それ以外何かありましたですかね。 ○3番(下垣内公弘) いや、答弁としては入ったかでしょう。 ○議長(所 順子) 怖い顔をしてというのがあるでしょう。 ○3番(下垣内公弘) 怖い顔をして、この辺ははっきりしてくださいよ。 ○副町長(西上邦雄) 怖い顔をしてどうしたんですか。 ○3番(下垣内公弘) 議長がカウンターの中に入っていったと。 ○副町長(西上邦雄) どこのカウンターへ入ったというんですか。私はそんな一切見ておりませんし、そのときのことを言われてるんだったら、全く議長がどんな行動をされたかというのは全然把握もしておりませんし、私はずっと部屋でたしかそりゃおったと思いますんで、見ておりません。ですから、そんな発言もできることはありません。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 私は見たとは言うてないんですよ、副町長が。職員が、怖い顔をして入った。 ○議長(所 順子) ちょっとあかん、あかん、今質疑中。 ○3番(下垣内公弘) ちょっとあれしてください、順番に。副町長たるもんが。  これ最終的に今の答弁は後でしていただきますけども、これ一番の問題はですね、当初から、先ほどから言ってるんですけど、﨑山議員、負門議員の悪を見て、見ぬふりしてきた。これ町にも責任もあると思います。もちろん議会の中でもいろんな問題もあったと思います。だからこういうことをまずきっちり直していかないと、このまま議会も今の状態ではむちゃくちゃになってしまってるのも私は事実やと思います。これじゃあとても議会の体をなしていけへんのちゃうんかなと。  この件に関しては、私自身ももちろん責任あると思ってます。何も富貴のことなんか知らんと、工事の件で議長に当局からもらっていただいた書類のことで議長がまさかこれ、﨑山議員やほかの議員に窃盗犯にされるとは夢にも思っていなかったこともありますし、この場をおかりして、議長には私自身としても謝罪したいと思います。本当に迷惑かけてすみませんでした。  これもそやけど、町長も町のトップとしてこのような混乱を招いた件に関しては、やっぱり町民の皆さんや議長に対しても謝罪すべきであると思っていますが、本人はどう思うか。  また、これこの問題に関して中前委員長のときに、事務局長とともにこれ議長に何の相談もせずに県に行って、法に任せるべきやと。そういう案件に不採択にされて、松本氏が住民監査請求を起こしました。今度4月14日からです。これをほかの職員にも迷惑がかかってくることも多々あると思いますが、松本氏もそういうことは望んでなかったんですけども、法に任せれということで、4月14日から裁判が始まるということですが、これに対しては町長はどう思っているのか、答弁願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 答弁願います。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) まず、先ほど3番議員の質問のときに一言、二言言わせていただきましたこと、それで議事が混乱してしまったということに関しましては、おわび申し上げます。  今回のこの件に関しては、関係各位、また議会等、9月議会、12月議会、6月議会等で公式にこの場で謝罪もしておるところでございます。  また、議長等が窃盗というようなことは全く町としては考えてもおりません。遺失物届を出したというだけでございますので、その点に関しましては、犯人扱いにも当然してないということもありますので、町からの謝罪というところにも当てはまらないのかなというふうにも思っております。  うちの役所の中でといいますと個人情報条例、個人保護条例ですか、それに伴って書類を出してこなかった、出さなかったというところの落ち度というところに関して、何回かわかりませんが、議会等で公に謝罪をしておるところでございます。  また、議員のほうから、副町長等に対するいろいろな御発言もありましたが、町全体、いろいろ運営していく中で二人三脚でしっかりと町を進めており、私も大変助けていただいておる大切な人材でありますので、どうぞこれからも御指導よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) まだ時間ありますか。
    ○議長(所 順子) まだまだ、15分あります。 ○3番(下垣内公弘) 私はこの問題で当初から思ってたんですけども、この問題に関して町長はかんでない、わかってますよ、もちろん。でもこれ当初町長が言うてきたように、この問題に関してはもう220万の件も町長違うし、あの件に関してもそんな一々細かいとこまで見えへんやろうけども、この問題は、だからもうすんなり6月の議会、3月の議会でごめんなさいして、でも僕は前の町長のときのことなんでって言うてやったら終わっとる話なんやけども、ところがですよ、本来はそういう問題で終わるのに、先ほども言いましたけども、﨑山議員みたいに、とにかく所議長を犯人扱いに頭からしようとして筋書き書いてきたと。これ本来の議会は、議長はいつも言っとるんやけども、議員は当局に対してのチェック機関やと。それが議員の身内であったり、弁護士や職員では本来の当局の公平や公正な役割が果たせないと。また、当局も議員を味方につければ数の力で何でもできる、そういった古い体質の政治はやめるべきやと私は思っています。  本人は、町長にしてみたら違うと思うかもわからないですけども、これはそういうふうに見えるんですよ、そういう形に。この高野町の政治というのは。また議会のトップは議長であり、行政のトップは町長であるんですけれども、それ先ほどからも私言ってるように、議長から最初から犯罪者扱いに仕立てようとした﨑山議員に対しては、やっぱり行政のトップとして、ほかからも言われたと思うんですが、やはりそういう議員に対しては高野町のトップとしてやっぱり議員に対して注意したりしていくべきやなと。せやないと、やっぱり行政って成り立っていかないんと違うかなと私は思っていますけどもね。  先ほどから言ってますけれども、議長に謝ることもないやろうし、本人、﨑山氏本人は。だから僕はけじめをつけるという点でも、町長の、もちろん町長は最初からとったとは言ってませんよ。事件扱いなんか一切していないんやから。それはもう議長はよくわかってるし、私らもようわかっとんですけどね。でもそうやって現に、いまだに今日の今日までそういうことを事件扱いにする人間がいてるということは、やっぱり町長としてやっぱりきっちり言葉でけじめつけるべきじゃないんかなと思うけども。最後に答弁願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 3番議員の話を解釈させていただきますと、町はもうしっかり手落ちに関しては謝罪しとるんだというふうに解釈させていただきます。また、このいろんな案件についてかかわる議員に対して、いろいろ御指導していかなあかんの違いますかというような御指摘だというふうに思っております。  当然、いろんな先生方に、全先生にはないですが、高野町の抱えております今のいろいろな案件、特に去年から話題となっております富貴の3件の件に関して、高野町内の中でもいろんな意見があると思います。それはもっとこれはただしていかなければならないよという人も当然いらっしゃいますし、もう過ぎてること、そしてもっと先の話を議会でしてほしい、将来の町のことを議論してほしいという切実な願いというのも私のとこにも届いてきます。  当然、両者のいろんな意見があって当然だとは思いますが、一刻も早く、この高野町議会が将来に向けていろんな政策的なお話をして、両輪となっていく。決して行政が前輪、議会が後輪になっては絶対だめであると思います。チェック機関だけであれば、今世間で言われる議会の必要性というところまでやはり行くと思いますので、やはり政策的な提言、一緒に政策を組んでいくというような中で、高野町の抱えておりますいろんな諸問題に対して、意見を交わして前に進んでいきたいというふうにも考えております。  この件に関して3番議員がおっしゃられている議員に対しても、高野町議会の正常化に向けて、その議会介入まで私がしてもいいのかどうかわかりませんけど、正常化に向けてまた副議長としていろいろ政治的な判断をしてほしいというようにお願いしたことも事実でございます。  とにもかくにも高野町の議会が町民の期待にこたえれるように、当局も同じであります。しっかりと勉強して、町民の負託にこたえてまいりたいと思います。 ○議長(所 順子) まだ時間はあります。  下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今の答弁で町長の言う分もわかるんですけど、やっぱり町のトップとしてやっぱり議会に介入すべきとこはやっぱりしていかな、議会も円滑におさまらないし、また議会のほうも議長である所議長がまた行政に対しても待ったをかける、ストップをかけたりする役割を担っている、トップ同士が担っていると私は思っていますし、これからもそういう形で議会運営を進めていくのは当たり前なんですけど、誤解のないようにやっぱりやっていただきたい。町長にしても、議員の方にしても、こういう書類を渡したりとか、勝手に見たりしたんか知らんけども、あのときのように、やっぱりそれからみんな補正上げるのは反対してたのに、議長も知らなんだ書類ですよ、あれは。それを松谷氏が見て、﨑山氏に渡して、﨑山氏はもうてないってとぼけてましたけど、渡しとるのに。だから、それをもろうたことによって、ほかの議員の方も知って、結局はそれで賛成になった、反対した人が。僕らは知らんだけども、その書類というのは。なぜ反対しといて賛成するんかなと。そこまでせなあかん理由って何かあるのかなって僕らは思う。だから、そういう誤解のないように町もしていくのがこれ当局の務めじゃないんかと。  また、議員の方もそうです。悪いのがわかっとって、懲罰ようかけらんのも、そりゃ悪いですわ、はっきりいうて。町ばっかりじゃない、議員の人らも、議長に対して暴言吐いたと。それに対して悪いと。議長はとってないというとるにもかかわらず、懲罰ようかけらん議員も悪いですよ、はっきりいうて。だからもう解散したほうがええっちゅうて、上野議員も僕らも言うとるんですけど。これ解散もようせえへんし。だから、謝ることもできない、議会なんていうのは、議員なんていうのは、あってはならんことなんですよ。どんな子供らに教育するんかなと思いますわ、僕は。悪いことをしたら謝りなさいです。はっきり言うて、これ誰でもわかることやけど。悪いことやるんやったら、表向きに堂々とやったらええんで、こそこそこそこそ_____みたいなことをして悪さするのは、議員のやることと違いますよ、はっきり言うて。だからそういうことも町は気をつけていただいて、チェック、議会に対してもチェックしていただく機関やと私は思っています。その辺のところ、よろしくお願いしたいと思います、これから先は。  あとは議長にですよ。もう一回言いますけども、謝罪の言葉、別に﨑山さんには、さっき名前は出さなかったけど言うとるみたいなことは言うてますけども、きっちりこの辺は謝罪したほうがいいんじゃないかなと思うけど、それの最後答弁をお伺いして、質問を終わりたいと思います。 ○議長(所 順子) その前に1点ちょっと訂正をお願いします。_____というのは、ちょっと差別言葉になりますので、訂正を要求します。____それはだめな、私たちもだめ、訂正をいたします。取り消しさせていただきますので。まだ時間ございますので、答弁お願いいたします。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 一連の案件、前回の議会でも言わせていただきましたが、町長がかわっておってもこの問題、25年の問題は私の責任のもとで解決するというふうにも言わさせていただきました。その一連の発言のもとで12月議会で補正予算でお願いしたということでございます。  また、謝罪に関しては、うちの当役場内において文書の処理が適正にできなかったということに対して謝罪を、12月議会、9月議会、もしかしたら6月議会にも言っとったのかなというふうにも思います。特段、議長を犯人扱いしたわけでもありませんし、紛失物というところでうちの役場の中をしっかりと体制を整えていくというようなことでしておりますので、そのあたりは日ごろ町長と議長という中でいろいろ政策的な協議もさせていきながら、今後も進んでいきたいと思います。 ○議長(所 順子) あと3分あります。 ○3番(下垣内公弘) 3番、下垣内。 ○議長(所 順子) ちょっと待って。先にほんならどうぞ。  下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  先ほどから3番議員様のほうから質問がありました監査委員と弁護士は誰だということですが、監査委員は当時平田永一郎氏と﨑山議員でございます。それから、町の顧問弁護士は中迫広氏になっております。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 先ほど副町長に聞いた中で、答えを聞くのを忘れたんですけど、昨日はどないしていたか、7日の日。それを1点と。先にそれをお願いします。 ○議長(所 順子) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 3番議員にお答えいたします。  昨日とおとついはちょっと風邪を引きまして、申し訳なかったんですが、2日。おとついは午前中はちょっと出てきておりましたんですが、診療所へ行って診察を受けてから、昼前からちょっと帰らせていただきまして、昨日は1日、家のほうで休んでおりました。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) その点が、僕もこれも聞いた話ですけども、休んでいたと。一番肝心なときに、副町長と町長、これ二本柱で行かんなんのに、なるべく出るのが当たり前だろうし、そういうときにやっぱり挨拶するのも課長じゃなしに、やっぱり代理として議長がするべきじゃないんかと。それが正しい道と違うんかなと思いましたんで、その辺だけつけ加えさせていただきます。  それと、1点だけ。みなあれしてましたんで、除雪のことは。今回富貴にも大雪が降ったんですけどね、茶原さんに聞きたいんですけども、あの大雪のときに茶原さんらは出てきていたんか、いてなかったのか。それと、ちょっと待ってください。今後、これからですよ。やっぱり村の中で集約して、ここはやっぱりこういうしたらなあかんとか、そういう人間の確保というのも必要やと思うんですけど、その2点だけお答えください。 ○議長(所 順子) 茶原富貴支所長。短目に、時間がないです。 ○富貴支所長(茶原敏輝) 今、3番議員さんの御質問ですけれども、大雪が降った日、土曜日、日曜日のことをおっしゃっているんだと思うんですけれども、前日、金曜日から雪のほうがありまして、金曜日、孤立になるような方のお宅の路線なんかを支所のほうでかきに行ったりとか、そういったことをやっておりました。土曜日につきましては、私7時半ぐらいから8時半ぐらいまで、早朝の状況を確認するということと、夢たまごハイランドタクシーが通常に運行できるかどうかというのが気になりましたので、出勤をしております。その中で、朝6時から委託業者のほうがもう西の富貴のほうを中心に雪かきをしてるということで、業者さんのほうが適切に入っていただけると、それとハイランドタクシーのほうも運行ができるということの確認ができましたので、帰りました。  以上です。 ○議長(所 順子) 時間オーバーでございます。 ○町長(平野嘉也) 簡単に。 ○議長(所 順子) もうない。時間は終わりです。もうだめです。  しばらく休憩。45分から開会いたします。            午後 2時42分 休憩            午後 2時48分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、議事を進行いたします。  通告がございましたので、8番、大西君。 ○8番(大西正人) 失礼いたします。  質問の機会を与えていただきましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。  私からの質問は、町長の施政方針についてでございます。この3月議会の初日に当たりまして、前年よりの事業経過報告も兼ねて、平野町長は施政方針を話されました。多くのことを言われておりましたが、その中で幾つか詳しくお聞きしたいと思いますので、御答弁をよろしくお願いをしたいと思います。また、さきに質問された議員の方と重なる点ありますけれども、よろしくお願いをいたします。  まず、人口減少に対して引き続き取り組むということで、先ほど9番議員が詳しく質問されておりましたが、子育てクーポン、そういうような新政策を、施策を打ち出され、この高野町で子育てしやすい、そういう環境をつくろうというふうに考えておられるという内容でございました。  私、この子育てクーポンのことをいろいろ9番議員の質問によって、聞きたいと思うようなところはほぼ99%ぐらいもう済んでしまったわけなんですけれども、私が思いますのは、子供に本当に必要なものというのは子育てクーポンとかじゃなくて、誰もがやはり平等に持てるようにすべきと、私はそういうふうな考えであります。ですから、給食費であるとか、その材料費であるとか、修学旅行であるとか、実質PTAの会費もそれに含まれると思います。そういうことも含めて、今回のこの子育てクーポンというのは、9番議員のおっしゃりたかったのは、実質上の無償化というふうに考えてよいのではないかというような気持ちであったんだろうと思います。私も事実上の無償化、クーポン制度は発足しますが、事実上の無償化と考えていいのではないかと、そういう考えでございます。そこの認識のところをまず町長にお伺いしたいと、そういうふうに思いますので、どうぞ御答弁をよろしくお願いいたします。  あとの質問につきましては、また自席のほうで行わさせていただきます。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 失礼します。  ただいまの御質問について御説明させていただきます。  午前中に9番議員さんからいろいろ質問いただき御議論あったんですけども、子育てクーポン券を制度化して指導していくのが福祉保健課となりますので、私のほうで一応福祉保健課のほうで考えていることを全体的に説明させていただきます。  まず、文部科学省が平成24年度、子供の学習費調査というのがございました。その中で、子育て費用の中で子供の学習費にかかる費用がその調査の中で発表されておりました。公立幼稚園で年間23万100円。公立小学校で年間30万5,807円、公立中学校で年間45万340円となっております。これはあくまで学習費に関することでございます。この費用に保護者さんの養育費を加えると倍以上の負担となるということです。以上のことから、子育てにかかる保護者の負担は大きく、その負担を少しでも軽減するためということで、制度を今回考えているわけなんですけども。  もともとある制度で国の児童手当制度があります。そして、これまでの高野町の独自施策としまして、町長から説明がありました就学児の医療費制度、第2子以上の保育料の無料化の施策、そして給食費の無料化施策等でございます。  特に、平成28年3月策定のまち・ひと・しごと創生の高野町総合戦略というのがございます。そこにおいて、定住人口における転出抑制や転入促進の効果が期待できる取り組みを重点的に進めていくべきやというふうにうたわれておりまして、限られた財源の中で今の高野町に何が必要かを念頭に、子育て家庭の経済的負担を軽減し、安心して子供を産み育てられる環境の構築と、次世代を担う子供の健やかな成長に資するためということを目的として、子育てに必要な経費の一部を助成する新しい施策として子育て支援クーポン券の交付事業を行いたく、29年度の当初予算へ計上させていただいております。  また、当事業はクーポン券を町内で利用することによって、町内での消費を喚起し、町の商業の活性化を図ることも目的として考えております。  具体的に、この制度をしていく上で子育て支援クーポン券の交付事業実施要綱というのを今後策定したいと思っております。  内容としまして、午前中の話とはちょっと多少ダブると思うんですけども、支給の対象者は高野町に住所を有する出生児から中学校3年生までの支給対象児童の保護者といたします。支給対象児童につきましては、1月31日現在の住民基本台帳上で253名となっております。支給額につきましては、児童1人当たり月額1万円を考えております。クーポン券の1枚当たりの額面は500円で、年間3回ぐらいに分けて交付を考えているところです。  クーポン券の取り扱いなんですけども、取扱店につきましては、町内に店舗を有する事業所から取扱店として登録をしていただき、登録店での使用を考えております。そして、先ほどからの学校での給食費とか教材費の費用負担をどない考えるかというところで、それにつきましては、クーポン券を通じて費用の無償化を図れるのではないかというふうに私のほうでも考えているところでございます。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 9番議員の質問のときにも大体その今の答弁を含んだことが述べられておりましたので、その辺は私からはもう質問いたしませんけれども、学習費であるとか、教材費であるとか、小・中学校、またそして公立と私立とは違いますが、23万から40万台の支出があるというようなお話の中で、少しでも軽減されるようにということで、クーポンを考えていただいたと思うんですけれども。  少し話されておりましたのは、地域経済と結びついたものにしているというようなお考えがあるというようなお話でありました。地域によって、花坂であるとか、富貴であるとか、筒香であるとか、その辺は、やはり今までプレミアム商品券を発行してもなかなかそのときに消費できないような地域もあります。そういうところもいろいろ考えていただいて、そういう地域でも経済、地域経済と結びつくようなものを入れていただければいいんじゃないかなと思うわけでありますけれども。  事実上の無償化と考えてよろしいですかというような話をさせていただきました。それにはお答えがなかったわけなんですが、町長は子育てしやすい町というのはどういう町とお考えでしょうか。御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員、ありがとうございます。  施政方針の中で、子育てクーポン事業、高野町の人口減少に少しでも歯どめをかけていくという、最重要課題として今回事業をさせていただいております。実質クーポン事業の延長線上にあります義務教育完全無償化につながる、そう解釈してくれて結構です。  ただし、それぞれの学校で徴収する金額とか費用というのが今後調査して均一化を図れるのか、そのあたりも教育委員会等がしっかり調査をして、していかなければならないと思いますが、この月1万円のクーポン事業の延長線上にこの義務教育期間に限ってですね、これは無償化に当てはまる、そういったものになっていくものだろうというふうに考えてます。  それと、質問にありました子育てしやすい町ということはどういったことかというふうに言われますと、今現在、私自身、高野町で3人子育てしております。地域の方々がいろいろ見守る環境、そして小さいころからの教育、そういったものがやはりこの地域の子育てしやすい要件にも当然含んでくるんであろうかなというふうに思います。  今の世の中、核家族化が一段と進みまして、地域が見守るというのもだんだん薄れてきている中、いま一度高野町全体で、地域全体で子供を育てていくという環境づくりというものも同時に進めていきたいというふうに考えております。  いろいろ家庭の事情等で子育てのしやすさ、しやすいのかしやすくないのかというのは、それぞれの家庭で考えが違うかなというふうに思いますが、やはり教育、また家計の支援等で、いろんな形で潤いが皆様で共有できるような子育てタウンというものをつくっていくのが子育てしやすい町になるのではないのかなというふうに考えております。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 町長のほうからは、最重要課題であるということの中での答弁ということであったと思います。義務教育期間における無償化と思ってもらっていいというようなお言葉をいただきました。そういうふうに私も理解をさせていただきます。  それで、私の質問の中で子育てしやすい町はどういう町とお考えですかということにいろいろ答えていただきましたが、出産をする、そして子育てがある、その中で子供の教育をし、その中で医療にかかっていったり、環境としては大きくなるにつれて図書館であるとか、公園で遊ぶ、何かあったら高野山は総合診療所ですが、そういう安心安全の中で子供が育ってくれるような環境。地域の人が適度な関係で、あまりごたごたするんでもなく、いつも見守ってくれている。何かあればすぐ、大丈夫ですか、大丈夫かい、病院行かなあかんで、連れていったろか、そういう優しい町であるのが私は子育てのしやすいような町ではないのかなと思うわけです。その辺は町長とよく似ておると思うんです。  そして、これは一つだけ、ちょっと町長に失礼になるかわからんけど、一つだけ御紹介をさせていただきますのは、ある保護者の方、私、幸いなことに小学校、中学校と合わせて3名の関係者が、孫がおりまして、保護者の方とか子供たちからいろいろなことが入ってくるわけなんですが、その一つのお話の中に、これは小学校の保護者の方でした。平野町長、ずっと交差点に立って、子供らの朝の登校時に見守ってくれてる。あれだけは偉い。あれだけと違うんやでと、言うといてよと後でつけ加えがありました。そういうこともありますので、やはり地域の人たちが見守ってくれるような町というのは、本当に保護者にとって安心できるような町ではないかなと思います。私もそのようなところを大事にして、そういう地域全体で子供を育てていく環境をつくっていかなくてはならないと思っていますという町長の先ほどの答弁の中でありました。それは非常に大変大切なことだなと思って承らせていただきました。  そこで、子ども、子育てクーポンが子育てしやすい町の一助になるように、これからまだ予算、条例が出てきます。そこのところを私たち議員がまたしっかりと検討して議論をしていかなければならないとは思っておりますが、それはそれで皆さんが今日はいろいろと、9番議員初めいろいろと質問をしていただきましたので、しっかり考えていただければと思っております。  引き続き、この人口減少に対する施策に取り組んでいただいて、よりよい子育て環境のレベルアップを図られるようにお願いをいたしまして、この件は終わりにしたいと思います。ちょっといろいろなことを聞きたいので、ちょっと時間がありませんので、申し訳ございません。  続きまして、雪の除雪に対してです。これは6番議員と5番議員からもう既に、そして先ほど3番議員も少しおっしゃっておりました。重なっておるところもありますが、よろしくお願いをいたします。  効率よくするにはどうしたらいいのか。自助、共助、公助、全てを使って、住民の方が少しでもよりよい方法がないのか探しているところですと、これは2日の施政方針の中で述べられていたお言葉でございます。  私が思うには、住民の方というのは常に除雪の方法をお知らせしないと、私たちはこの区間は契約区間で、そしてこの本線の間にある路線の小さなところの道路の町道の雪を皆さんで、共助で頑張ってもらって寄せてきて、それをとってもらうと。ここは契約してないので、ここは皆さんでお願いしますとかいうのは、ある程度私たちは聞いておりますし、そういう図面も見たことがありますので知っておるんですが、住民の方は、前にそんなことを言うたけども忘れたよとか、お知らせに載っとったけどちょっと見るのを忘れたとか、常に除雪の方法をお知らせしないと、そういうトラブルというか、言うた、言わんとか、聞いてないとか、そういうふうな問題になりやすいと思います。そして、あそこは除雪して、こっちはしてくれない。同じように税金を払っているのにと、そこまで言う人もおられます。ですけども、皆が納得できるというような方法というのは、私もいろいろ考えるんですが、才がないもんですから非常に難しい問題であります。  しかし、今年はこういう方法で除雪をしますというようなお知らせ伝達を町民の方にしっかりと伝えることが大事、そういうふうに思うわけです。その辺はどうでしょうか。建設課長のほうで、今年はこの契約区間はこの外周道路であって、その中の路線についてはまた去年と同じように除雪車が来ると思われるようなよきときに、前へ出しといてもろうたら、本線のときにはそれをかき出して、トラックに積んで持っていってくれるとか、今までと同じですよとか、また、少し便利な方法が考えられるんで、こういうことでちょっと軽減したいとか、そういうお知らせになるのか、それはわかりませんが、きっちりとしたその年の方針といいますか、そういうのを町民に知ってもらう、そういうことが大事やと思うんですが、その辺のお考えはどうでしょうか。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) 失礼します。8番議員さんの質問に説明させていただきます。  貴重な意見、どうもありがとうございます。今回、この間の2月の9日からですか、その雪のときに、住民の方からいろんな質問、また要望、たくさんお聞きしております。そんな中に、今議員さんがおっしゃったような、結局どういうところが範囲に入ってあるのかとか、そういうことを、そこの説明から入っていったのは事実でございます。それで、今思ったんですけども、当然、これから冬に入る際に、そういう地域的なもの、まずお知らせする必要があるんかなと思って感じております。  それで、今後、今回重たい雪が短期間で降りまして、ちょっと災害であるんか、あるいは通常の道路の交通網確保の範囲であるんか、ちょっと悩む部分もあるんですけども、実際、いろんな面を想定しまして、その時々にあわせていかに効率よくしていくかということで、毎年、うちのほうでも路線の見直しとか、あるいは距離の追加とか、1個例を出させていただきますと、昨年度は富貴支所のほう、リース車を置いてなかったんですけども、富貴地区へ行くのにどうしても遅くなるというふうな面もありまして、というのが、こっちから重機を押していくとすごく時間がかかるというふうな面もありまして、そこら辺を解消するために、一応リース料のほうを見まして、富貴支所ですぐ動けるような体制に変更したりとか、またどうしても必要であるなというような路線の変更とか、そういう見直しを行っておりますので、そういう旨というんですか、そういうのも含めて地区住民の人にですね、というか高野町全域に、そういう方向性というのを雪のシーズン前にお知らせしていきたいと思っておりますので、またそのようにさせていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 建設課長のほうから、この間の大雪のときに住民の方からいろんな質問といいますか、要望といいますか、そういうのをお聞きしたということで、そういう内容も含まれておったということでございます。それを次からはそういう方向性のお知らせというものも必要かなと思っていただいておるということでございますので、ぜひともそういうことをしていただいて、少しでも住民の方がそれを理解した上で除雪を待っていただけるような、協力をまたしていただけるような体制を考えていただければと、そういうふうに思います。  それで、私からの提案というふうになるかわかりませんが、これはほかの方もおっしゃっておったことなんですが、その前に、これは言いわけになるかもわかりません。議長のほうに怒られた日の出来事であります。広報の委員会のときでありました。  重機が来まして、雪を出しているときに、年配の女性が雪かきの道具を持って出てきたわけです。もう八十四、五ぐらいですか、細い小柄な方です。近くに住んでおりまして、重機の音がしますと出ていこうとするわけですよね。私のことを、その方よりは若いんで、「兄ちゃん、兄ちゃん」と呼んでくれます。「兄ちゃん、私も手伝わなあかんけど、こんな体でようせんのやけど、悪いな、悪いな」というようなことでございます。それが雪かきの道具を持ってきたその年配の女性が雪をとろうとするんですが、もう腰も曲がってきとるし、力もないしで、滑っても危ないし、「中へもう入っといてよ」と、「僕がするさかいに」というような声がけをしまして、「そやけど、そんなあんたにばっかり任せるわけにいかん」というようなことであったんですが、僕がそれを制止して、「中に入っとってよ、うちの息子も今ちょっと腰痛の病気が去年多く出てようせんけども、僕今日は何とか動けるんでやります」というようなことでやっとったら、「もう若い人ばっかりに世話かけるようなこんな町に住みたくない」と、「気を使うてしゃあない」と、「もう嫌や」というような言葉を聞きました。  僕は本当は公務で出てこないかんだんですけど、その住民の方のそういうお気持ちを聞いて、出ていけませんでした。議員である役目をすっぽかしたということで、非常に責任は感じております。  そういうこともありまして、私が提案いたしますのは、その除雪の積み立てですね、基金の。あまりこれから雪の降らない、あまり除雪に費用がかからない年もあるかもわかりません。そういうふうなときに除雪の基金を積み立てておく。または、ふだんからもう予算がないんでできませんというようなことでは、これはもう済むことではないので、やはり消えてしまうような雪ですけれども、そのときは大変住民は困っておられます。左うちわで雪を見ながら過ごすというふうなとこまではそりゃいきませんけれども、この雪が降って難儀するような高野山でも、住みやすいような、そういうことも考えていかなければ、ただこの町に住んでほしいよと言うだけではやはりなかなか難しいところがあると思うんです。  そういうことも含めまして、除雪の基金、そういうものも考えていただけたらどうかと思いますが、この点に関してどういうふうなお考えがあるのか、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいま御質問の中で除雪基金を積み立てたらという御説明でございますけれども、現在はその除雪の基金を積み立てるというところまで考えはいっておりません。ですが、実際、当初予算におきましては、除雪費用ということで1,400万計上いたしまして、今年度でありましたら当然その1,400万で回らないということで、またこれ補正予算も上がっております。そんな中で、やはり必要な費用というものにつきましては、財政調整基金というものがございますので、そちらのほうで予算化をして対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 大西君。
    ○8番(大西正人) 除雪基金というようなお話をさせていただきました。そこまでは考えて今のところはいないということで、1,000万円の基礎的な予算、今年も当初予算を見させていただきましたら、そういう予算が、除雪の費用が計上されておりました。それに加え、今年2月に大雪があって、増額の補正予算がありましたが、載っておりますが、そういうことで対応して、そして基金はできないけれども、財政の調整基金を回すことができるということでの対応というような答弁でございました。  私もだいぶ町なかで聞きました。遅かったんでありますが、皆さん、役場の職員の課長の方たちが招集されたのが月曜日だと思うんですけれども、日曜日でしたか、休みをいただきましたので、ちょっと声がすみません、日曜日にいろんな町内を回らせていただきましたときに、こんなときこそそういう資金が、基金があるならば、財調のことだと思いますが、使わないつ使うんですかというようなお言葉もいただきました。今企画公室長によりますと、そういうものを使っていきたいというお言葉でありますので、それに頼るといいますか、もしものときはそういうことも考えてくれているということで、私のほうも財政的なことはそれで安心というよりは、考えてくれておるということで、予算がないというようなことが言われないように、またそういうところは住民の方にも説明をしていきたいというふうに思います。  除雪に関しては以上で終わります。  続きまして、医療に関してです。これは、今現在、夜間の急患に木曜、土曜と宿直していただいておるというようなお話をされておりました。非常にこれは経過報告を兼ねた施政方針であるので、経過報告の部分かもわかりませんけれども、医療に関してお話をさせていただきます。  そういう体制の中で、夜間、子供が少し熱を出した。泣きやまない。どこか悪いところがあるのか気になるが、救急車を呼ぶのもためらう。ぜんそくが少し出る。子供や大人、お年寄り、軽い発作を起こしてかわいそうなんだけれども、救急車を呼ぶほどでもないのかなと、朝まで傍らで心配し続ける。そういう場合に、診てもらえて処置してもらえるところをサポートしてもらえるようなところがないか。サポートしてもらう、そういうような仕組みというか、制度というか、そういうことができないのかというような声を聞きます。  救急車を呼ぶ前に、救急相談センターというところが全国にありまして、各都道府県で体制は違いますけれども、あります。そういうとこに相談するのも一つなんですが、対応がしっくりこないという方が多いと思います。よい手だてはないものかなと思っておりますので、もし何かこういうことで対応できないかというようなお考えがありましたら、一つお願いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 答弁。  中上診療所事務長。 ○診療所事務長(中上浩貴) 失礼いたします。  大西議員御質問の夜間等の救急までは至らない病気等の対応でございますが、子供さんの場合でしたら、電話で子供救急ダイヤルというのがございます。それと、当診療所の院内会議等でも協議というか、案を出し合って相談している中で、医師、看護師等の確実な確保ができたら、シフト制、大体救急搬送の、昼間以外の救急搬送の多い時間帯、午後6時から9時ぐらいの急患対応、医師1名、看護師1名でできないかなという協議を始めているところでもございます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 事務長からの説明で、緊急子供ダイヤルがありますよというような答弁と、医師が、また看護師の方が確保できたら、夜間6時から9時ぐらいまでの急患の対応をしていきたいというような話をこれからしていきたいというようなことですが、これは医師、看護師さんが確保できたらというふうなことだと思います。いろんなことを考えてくれてはおると思うんですが、こういうことを一つ一つ積み重ねていくことが、さきに質問しました子育てしやすい町、そういうふうにつながるんではないかと。人口の流出を防ぐということにもつながってくる問題ではないかと思いますので、この辺もすぐにこうしたらすぐ解決できるというようなところはなかなかないとは思いますが、少しでもよい方策を、急にこんないいことができたんかということでなくてもいいです。ちょっとでもいいものができたなと思うようなものがありましたら、取り入れて実行をしていただきたいと、そういうふうに思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。  それでは、富貴のワインづくりについてなんですけども、これは施政方針の中で、今年700本の苗木を植えるというような話をされました。私どもも最初は植樹に参加をさせてもらいましたが、その後はシカに食べられて姿が見えなくなったのか、近くに行ったときにどこにあるのかわからないような状態で、ほかの周りの木が大きくなっとったんか、周りに雑草ができたのか、ちょっとわからなかったんです。やはりそういうふうな支援をしていくならば、地域の人たちが自分たちの子供を育てるような感じで、成長が楽しみにできるような工夫が必要であると思うんです。どこでやっとんか、私ら富貴の者でも知らんでという方もおられました。ですから、直接携わらなくても、育っていく様子が見やすいような工夫をして盛り上げていく必要があると思うんですが、この辺はどうでしょうか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番、大西先生、ありがとうございます。  なかなか発言させていただけず、次の質問に行っちゃいましたんで、ちょっとだけ戻らさせていただきます。  大西議員言われるように、聞いた話で、お年をめされた方が気をつけて、気を使い過ぎてもうしんどいよというような言葉を聞かせていただいて、本当に私の力不足か、申し訳ないなというような気持ちでいっぱいでございます。そういうふうな気持ちにさせてしまっているという状況、それを一刻も早く、何かしらの形で少しでも安全で安心するというような方向性に持っていけたらというふうに思っております。  また、そうですね、雪かき等に関しては、29年度にしっかりと建設課と防災危機対策室のほうで、今年あった大雪に関しての反省点を踏まえて、新たな自助、共助に対してどう支援できるか。そして、役場の職員、役場といっても診療所以外の職員が、どういった班体制でどういうタイミングで出動していくかというのも、当然今年の夏ぐらい、29年度に入ったら議論してまいりたいというふうにも考えています。また、それを進めていく中で、町内会さん、また消防団さん等と、季節に入る前にいろんな形で協議できたらなというふうにも考えております。  それと、医療に関して、先ほど事務長が申しましたように、連絡先というか、相談センターはございますということで、これはしっかり情報の共有ということで、広報等で再度皆様に御周知していただきたい、させていただきたいというふうにも思っておりますし、小規模多機能診療所を目指す中で、今、木曜日の夜間の救急体制、そして消防からも、消防にお願いしてデータもつくってもらっております。どの時間帯、どういった、症状まではちょっと私のほうでも見ていますが、ちょっとそのデータとリンクさせていないんであれなんですが、どの時間帯に救急患者が多いとかというところをしっかり今、診療所スタッフ、院長を初め、いろんなスタッフの中で考えて、人材確保等徐々に進んできておりますので、その中でシフト制等につなげていければ、少しでも進むことではないのかなというふうに考えております。  また、富貴のワイン等について、とりあえず詳細だけは、詳細のほうは担当課長からお答えさせます。 ○議長(所 順子) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼いたします。  富貴のワインづくり、ブドウづくりですが、議員も植えるときに行っていただいて御存じのとおり、大きな農業機械とか、軽トラックが入れない今農地になってます。そういうこともあって、水やりですとか、機械化が難しいということで、今の本数の植えつけになってるわけですが、来年度からは農地中間管理機構というところの仕組みを通しまして、隣の畑をお借りすることができそうなめどがついたということで、軽トラックで水を運んだりとか、農業機械が入ったりというところがしやすくなるということで、先ほど言いました700本を来年度で植えつけをしていただくということで、アコモファームというところが今植えておりますが、そちらが来年度植えつけをするという予定になっております。  ブドウについては、大体3年ぐらいで収穫が始まる見込みです。今一番アコモファームさん困ってるのが、植えつけしてしばらくの水やりですとか、あとブドウが大きくなるまでの下草刈りとかという作業が、有田に本社がありまして遠いということもあって、なかなか小まめにできないということでお困りで、そこもちょっとこの前も実は相談に行かせてもうたんですけども、地元の方に手伝っていただきながら、水やりをしてもらうですとか、下草刈りをしてもらうような仕組みがつくれないかというところで、今ちょっと相談をさせていただいているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) これは所議長を先頭に植樹に行かせていただいて、そのときの写真、議長もうれしそうに写っておりました。我々も楽しみにしておったような事業だと思うんです。富貴の方はなおさら、どういうふうになるんやろうと関心のあった方も多いんではないかと、最初はですよ、そういうふうに思ったんですが、だんだんだんだん何かどこでやっとるんよ、そんなん知らんよというふうな方が結構おられるんではないかなと思って心配をしとったわけです。  今お聞きしますと、水やりとかの今の場所では機械化が難しいということでありましたが、隣の畑を借りられる見通しがついて、今年700本ぐらいの苗木の植えつけをしたいというようなお話でありました。また、有田のアコモファームさんがそれをやっているということで、地元の方に、少し遠いですから、有田ですから、水やりとか下草刈りをお願いできるかどうかというような話も出ているようで、そういうふうに地元の方と協力し合って、そういう夢のある話が遠い将来実現できるかどうかわかりませんが、富貴ワイナリーまでいかんかもわからなくても、3年がたって絞れた、高野富貴ワイン、富貴成金ワインとか、何かいい名称がついて私たちの前にあらわれれば、本当に夢のあるいい話ではないかなと思いますので、またその支援のほうは、あまりお金をかけるということはできないのかもしれませんが、また夢のある話を応援していただきたいと、そういうふうに思います。  それでは、次に行かせていただきますが、小中一貫校についてであります。これは将来の小・中学校の議論をしていくということですが、小中一貫校についてどのように進めていかれるお考えなのか。小・中学校の保護者の関係者の方から、もう3年後に小中一貫校の学校ができるというふうな話が出てるけども、本当ですかというようなことを言う保護者の方がおられます。  そこで、私も今最新の議論がどうなっておるんか。今まで積み上げられてきた議論があると思いますが、今の最新の情報ですね、教育長のほうからしっかりとお話をしていただければと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 簡単に、先ほどのワインのことを御説明させていただきます。  過去形では全然ございません。どんどん進んで拡大していくように担当課にも指示をし、また企業さんとも議論をしております。そう進める中で、地元の人をどう巻き込んでいくか。そして新たな人、また地元の人でも結構です。どういった形で起業、生業を興していく、またワイナリーにつなげる、そういったところをどうしていったらうまいこと行くのかというのを研究しながら、積極的に進んでおるところでございます。  富貴というところは非常に宝物がたくさんあるというふうにも思いますので、高野町全体を元気にするために、あの地域に対して29年度は予算ベースでもだいぶ投資もしておりますので、引き続きこのワインに関してでもしっかり進めてまいりたいと思います。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 恐れ入ります。今、大西議員、8番議員さんの御質問でございますけども、ちょっと現況からということでございます。 ○8番(大西正人) 短目にお願いします。 ○教育長(角濱正和) はい。1月の16日に推進会議が開催されたと。その際に、本山から総長様もお見えになって、そして町長も出席された会議で、前向きには進んでいるというふうに思っております。  いま一つは、保護者の皆様のところに、高野山の小・中学校はこんなふうになりますよというパンフレットがもう家庭のほうに届いているわけです。それについて、保護者のほうから、一体どないなっとんのよという意見は、私のほうも承っておるところでございますけれども、一つはやはり場所の選定ということで、なかなか遅々として進まないのが現状かなというふうに思っております。前向きに、やはり少子高齢化の中にあって、子供たちの教育には前向きに進んでいきたいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 1月16日、本山のほうから総長が来られ、高野町のほうからは町長が出席され、会議が行われたということでございます。うちの議会のほうからは、総務文教の委員長が出席されていたと思いますけれども、保護者の方にはこうなりますというような感じの案内が出たんですか。それによっていろいろと質問が、質問がというか、いろんな意見が出たんやと思いますけれども、なかなか場所の選定が進まない。これがなかなか進まない原因の一つだろうと思います。もちろん財政的なこともあると思います。  なぜ進まないのか。その小中一貫校はいつ出現するんですか、これは。なかなか進まないことについての課題、場所が設定できない課題は何なんでしょうか。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 一つには、場所の選定というところで一番つまずいておるところでございます。といいますのは、高野山小学校におきましてはグラウンドが狭いということで、前回にもお話しさせてもらったとおりです。そして、さらに教室の数を、中学校の教室の数を小学校のほうに持っていくということになってくれば、非常に狭い敷地になるということでございます。  高野山中学校の場所は非常にいい環境のところはいいんでございますけれども、そこに至っては通学路の問題が、危険であるということが絡まってきておるというふうに思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 進まない原因が場所の選定の問題と、そこまで来ておるというようなことでございますが、小学校を選択しますと、今のグラウンドが狭い。そして、教室の数が少し足らないんではないかと。中学校になりますと専門のそういう教室も要ります。今の中学校のところを選定しますと、通学路の問題がある。そういうようなお話であったと思いますが。  そういうことは予想されておった課題であると思います。その中で、やはり早く結論を出していかないと、今小学校で就学している三、四年ぐらいの生徒は、あと二、三年の話ならば中学校で、どこの中学校に進むのか、高野山で新しいそういう中学校ができて、そういうよい環境ができたらならばそこにも行きたいな。しかし、今のままであると、やっぱりちょっとほかのところもいいかなと、そういうような人もおられると思います。なるべく早く結論を出されて、こういうふうに決めて進みますよと。いろんな問題があると思いますが、それを乗り越えていくんだという、そういう気概が全く考えられない。感じない。そういうところに非常に不満があります。  そういうことで、やはり教育長がこの問題は教育委員会が責任を持ってみんなを引っ張っていくというような感じで進めていってもらいたいと、そういうふうに強く思います。  時間がありませんので、次に進まさせていただきます。  ふるさと納税のことについてであります。目標を4億円というようなお話をされておられました。28年度も大変努力していただきまして、4億円近いふるさと応援寄附金をいただいておるということでございます。29年度の予算に反映しておられます。これがまだ29年度の予算に反映はしておりますけども、まだ認められていないわけでございます。  本当にありがたいそのことで、今や当町にとってはなくてはならない財源となっております。この制度が続く限り、貴重な財源として目標額を確保していくことが重要であると思います。  そこで、他の市町村もいろいろな工夫で多くの寄附金をいただく、そういう方法を考えておると思います。もう同時スタートでそういうことを考えておるわけなんですけれども、高野町としてはどういうさらなる工夫、努力をされて、目標額をいただくようなことをしていくのか、お考えがありましたらお教えいただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいまふるさと寄附金の関係につきまして御質問をいただきました。その中で、寄附金額でございますけれども、今議員おっしゃられましたように、平成28年度、これは予算額が4億円ということで計上しておりますが、おおむね3月末で約4億円前後の実績になるのではないかというふうに見込んでおります。そして、また27年度におきましては3億6,500万ですか、約。でしたので、若干伸びてきたものというふうに考えます。  ただ、謝礼品等につきましては、現在もJTB初め、町内事業者の方にお願いをした中で取り組んでいっているわけなんですが、やはり町内の事業所の物品というのも実際少なくございます。そんな中で、去年も行ったわけですけれども、まず明日ですね。またそういう希望者の方に役場に来ていただきまして、また説明会をするという手はずになっております。そこでまた御参加いただける事業所等が出てくるものかなというふうに思っております。  それと、28年度も行ったわけなんですけれども、前年度御寄附をいただいた全国的な方のところに案内を出しております。そんな関係で、また29年度につきましてもそういった形で案内を出した上で、少しでも御寄附をたくさんいただけるようにというふうなことで進めていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 議長、あと何分ぐらいありますか。 ○議長(所 順子) あと少しです。6分、5分ほど。 ○8番(大西正人) わかりました。  27年度は4億円には至らなかったけれども、3億6,500万ぐらいですか。28年度が4億円近くいただいておるということで、本当にありがたい御寄附だと感謝をいたすところでございます。  そして、謝礼品につきまして、明日、希望者に来ていただいて、説明会をするというようなことで、何とか魅力のあるようなそういう謝礼品ができて、それを受け取った方が高野町もなかなかしゃれたもんがあるなと、またしてみようかなと思うようなそういう謝礼品ができるといいなと思っておるところでございます。  また、御案内のほう、いろいろとまた策を練っていただきまして、よい案内を。その案内を見るとちょっとでもしてみようかなと思うような案内にしていただきますように、ぜひともお願いをいたしたいと思います。  最後の質問でございます。町長、僕は今から催眠術をかけるわけでも何でもないんで、聞いてくださいね。目を閉じて、じっくり考えてください。町長が描くこの町の将来像、町の光景、目を閉じてじっくり考えたときにどう浮かんできますでしょうか。御答弁をお願いいたします。 ○議長(所 順子) 平野町長。短答に。 ○町長(平野嘉也) 8番議員さん、ありがとうございます。目を閉じればいろいろな光景が浮かんできます。まず、毎日ですが、2034年のお大師様御入定のときにあわせた町並みというのが、自分の頭の上にはずっと毎日浮かんできます。歴史風致的計画等そういったもの、また社会資本整備等でいろいろ投資していかなければならないところでもございます。約20年間かけて西田町長、後藤町長、木瀬町長、そして私のもとで、電線の地中化作業というのが大体おおむね終了したのかなというふうに思っております。  今後は、やはり具体的に言えば、夢なんですが、町道、全町道ではありませんけど、周遊していただけるところの石畳化、また中の橋、一の橋等、参拝者、観光客の方々が見えるところの少しの河川の改良とか、あとは金剛峯寺前広場、またそれに伴う大規模駐車場の整備、そういったものもしっかり考えていくと同時に、この案件に関しましては、県内選出国会議員、また国交省等にも言っておりますし、また富貴筒香等に関しては168号に抜ける新しい構想の道等でできればなというふうなことです。  簡単で申し訳ございません。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 町長の描くこの町の光景、将来の光景、何といいますか、石畳があり、一部の河川が昔のような面影のあるような川が復活し、町並みが整備され、人々が希望や喜びに満ちたような光景が浮かんできたのかなと思うんですけれども。高野町のかじ取り、大変なことだと思いますけれども、今お聞きしたことなどをもとにこの1年間進んでいかれると思います。御自分の信念というのもありましょうけれども、多様な考え、また周りの意見に振り回されてはいけませんが、そういうことにも耳を傾けていただき、高野町の町民の望むよりよき方向に、この町の将来をしっかり進めていただきたいと、そういうふうに思いますので、この1年間、しっかりやっていただくようにお願い申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(所 順子) 議長の私が一般質問を行いますので、副議長の﨑山君に議長の職務についてもらいます。  﨑山君、議長席におつき願います。 ○副議長(﨑山文雄) ただいまから、議長の指名を受けましたので議長として進行させていただきます。皆さん方の御協力をお願いいたします。  それでは、一般質問の許可をいたします。  1番、所君。 ○1番(所 順子) 失礼します。  長時間、傍聴の方も御苦労さまでございますが、あと少しでございますので、もうしばらく御辛抱のほどお願いをいたしまして、質問をさせていただきたいと思っております。  まずは診療所についてから説明をさせていただきます。私は28年度補正、29年度予算についての中での質問とさせていただくことになろうかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  まず、改修工事費総額7,000万円程度を出し、2階リハビリセンターが3月より開始されておりますが、今現在はどのようになっておりますか。  あとは自席で質問をさせていただきますので、この説明をよろしくお願いいたします。 ○副議長(﨑山文雄) 中上診療所事務長。 ○診療所事務長(中上浩貴) 失礼いたします。  1番議員御質問の高野山総合診療所2階のリハビリに変更した内容と工事費についてお答えさせていただきます。  休床中でありました17床を廃止、用途変更ということで、リハビリ室、多目的ルーム、フリースペース等に改修いたしました。それと、2階にありましたカメラ室を1階の元薬局へ移し、診療関係を1階に集中させたということでございます。現在の外来診療、訪問診療、訪問看護に加えて、平成29年1月から通所リハビリを開始しております。  利用者というのは要介護認定を受けた方々の介護予防サービスの一つとして位置づけられておる通所リハビリでございます。居宅介護支援事業者と主治医と相談し、本人、家族との相談、計画を立てて利用していただいております。  また、器具等でございますが、水圧マッサージ器、上半身、下半身等の筋力トレーニング、関節可動範囲を広げる運動器具なども導入しております。  スタッフでございますが、理学療法士1名、看護師1名、介護福祉士1名を配属して、月曜日の9時半から午後4時までのサービス提供で、大体1日10人までということで開始しております。  1日の流れでございますが、8時半から送迎に入りまして、9時半から健康チェック、血圧とか体温などでございます。その後、10時から順番にリハビリテーション、機能訓練、物理療法等を行って、順番に行っていきます。それと、希望者の方だけ機械浴を、入浴ということで実施しているところもあります。その後、レクリエーション、創作活動等をしてリラックスしていただいております。それと体操等を実施して、お昼は昼食。午後1時から癒やしの時間ということで、お昼寝される方もおられます。その後、またリハビリテーション、午前中にできなかった方の分の機能訓練等を行っております。それと、またレクリエーションを実施。3時半ごろからおやつ。4時から送迎ということ。1日の流れとしてはそういうふうになっております。利用者の可能な限り、自宅で自立した生活ができるように健康チェック、理学療法士による専門的なリハビリ、レクリエーション、食事や入浴などの日常生活の支援、機能訓練などを日帰りで提供しておるところでございます。  それと、工事費についてでございますが、本体工事は入札により、原契約は5,167万8,000円、それと12月議会で承認いただきました変更ということで、1,040万4,720円の増額で、6,208万2,720円の改修工事となっております。当初設計に対して予測不能な部分とか、偶発的な部分、かなり大小含めて41件の変更・追加が発生し、先延ばしにしていたメンテナンス等が露呈したのも原因かと思われます。  それと、ちょうど28年から県のほうの補助制度がございまして、病床機能分化連携推進施設等整備事業補助金ということが採択されまして、交付決定を1,360万いただいております。  改修工事の費用については以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) こんなに多額な税を使用し、また工事費をお使いになり、介護1、2しか使えないとし、診療所が開設されたことを町長は誇らしげに言っておられますが、住民は本当に喜んでおられるのでしょうか。何度も進言したはずですが、ベッドをゼロにし、入院施設19床を取り外し、なくならせた責任は大きいのではないか。公約とはかけ離れ過ぎていると私は思っておりますが、その理由というんですか、それはどういうことなのかを説明をいただきたいです。簡単明瞭によろしくお願いいたします。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員、議長さんと対面してできるのが何かほっとしますけどね、後ろからぱっとやられるとね。
     小規模多機能診療所に関しては、スピードはいろいろ評価があると思いますが、順調に前に進んでおるところでございます。また、スタッフの確保につきましても、徐々にではありますが、確保をし、また今後増員できるような環境づくりを今しており、それがいい方向に向かっておる状況でございます。  また、人員をどれだけ増やしていくというとこもありますが、そのあたりは財政、また現場のスタッフとともにしっかり考えていかないといけないと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 私はとてもいい方向ではないとは思っております。やはり入院施設があるほうが住民にとってもいいのではないかなという思いは感じますが、その辺のところは町長とは私の考えとは相違がございますと思っております。  現在、医師は何名でしょうか。その辺のところを簡単明瞭に、言われたことだけをお答えしていただきたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 中上診療所事務長。 ○診療所事務長(中上浩貴) 失礼いたします。  1番議員御質問の医師の数でございますが、院長初め常勤医は3名でございます。ほかは橋本市民、開業医等から応援いただいてるのが現状でございます。  以上です。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 3名とお伺いをいたしました。夜間は何曜日だけ医師がおられるのかをお尋ねいたしたいと思います。先日、私広域の会議に出席いたしましたところ、町長もその席にはいらっしゃいましたですけれども、日曜日の当直もなくなったとその席ではお聞きをいたしております。夜間、日曜日もなくなり、ますます夜間は心配になってきましたが、これはどうなっていくのかを説明をいただきたいと思っております。夜間は何曜日、日曜日がなくなって、今までは木曜日と土日があったはずですが、日曜日もなくなり、1週間のうちに何日夜間当直がございますか。その辺のところをお答えいただきたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 中上診療所事務長。 ○診療所事務長(中上浩貴) 失礼いたします。  1番議員御質問の夜間診療、急患対応でございますが、御存じのとおり、木曜日と土曜日、それとハッピーマンデー等の連休になりましたときは、その前日の夜も当直医をお願いしております。  以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 今お尋ねしましたら、1週間のうち2日しか夜間当直はいないということになるということでございます。連休のときは別といたしまして。今までは週3日当直がおりましたんですけれども、今度は週2日になっております。何だか状況が悪くなっているように感じられますが、CTを7,000万円近くで購入しましたが、医師も少ないのに、医師確保に専念する費用にしたほうがよかったのではないのでしょうか。夜間、高野町の住民が、子供さんが病気が起こりましてでも、2日しか当直がいないというのは、過疎の村といいますか、診療所がないに等しい、夜間は全くない、ヘリコプターも飛ばない、お医者様もいらっしゃらない。そんなことでは、子供たちの命も守れません。幼・小・中ですか、一貫を考えていらっしゃるんであれば、その辺のところもやはり一番重要なところではないのかと私は考えておりますけれども、そういうものがないのに、ほかのことに一生懸命されても、住民は減るばかりであります。  役場の職員さんの中でも、保育園がゼロ歳幼稚園、幼保あったにもかかわらずゼロ歳児は見ていただけないと、橋本のほうに引っ越した高野町役場の職員さんがいらっしゃいました。高野町は、口では簡単に、はい、ゼロ歳から保育いたしますよ、こういうことをいたしますよと言いながら、現実は全然違う、中身が全然違うというふうなことしか考えられないようなにおいがしてきますし、何を考えていらっしゃるのであろうかと私は危惧いたしております、毎日のように。本当は充実して予算も組む、そしていいことも考えるのであれば、やはりもう少し肝心な部分にもお金を使って、税を大切に使っていくことのほうが重要ではないかなと思っております。  今いらっしゃるお医者様3名、常勤の方、9時から5時まで勤務だと思っておりますけれども、この3名のお医者さんがいらっしゃるので、この方たちに交代で夜間診療をしていただけたら、2日しかいないのを3日、そうすることによれば5日間、穴埋めできるということは、町長はお考えになったことはないのですか。どこの医者でも、普通のサラリーマンじゃあるまいし、9時から5時、そこから向こうは医者は自由な時間がございます。お医者様はやはり夜も見てくださるというのが医者かなと私は思っておりますので、サラリーマン並みに高野町のお医者さんは結構で、9時から5時、役場の職員と同じ時間でしか働いてはくださっていないわけでございますので、その辺のところは町長、どのようにお考えでしょうか。やはり夜間診療は入院施設もないのでありますから、せめて夜間だけでも1週間、お医者様を配置していただけるということは大事なんではないでしょうか。そのことについて、答弁を願います。 ○副議長(﨑山文雄) 中上診療所事務長。 ○診療所事務長(中上浩貴) 失礼いたします。  先に1番議員の質問にお答えさせていただきます。  夜間当直の回数でございますが、以前とは何ら変わらず、連休等の前日の夜間も続いておりますので、逆に日数は増えておると把握しております。 ○1番(所 順子) 何日。 ○診療所事務長(中上浩貴) 実際にゴールデンウィークとかは、最後の休み以外は当直医が勤務しております。応援をお願いしております。  それと、常勤医が9時から5時というわけではなしに、医師会、市民病院、個人のドクター等に依頼して、埋められないところはうちの院長はじめ、もう一人の常勤医で対応して日直、当直等も実施しているところであります。  なかなか土日の日直、土曜日の当直等はなかなかすぐ埋まらないのも現状ではございますが、何とか今やっていけてるという状態でございますので、木曜、土曜、連休のときは当直はきっちり配置しております。  以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○1番(所 順子) 短目に。 ○町長(平野嘉也) いろいろ広域等の中での発言がちょっと誤解を呼んでると思うんですが、そもそも日曜日の夜中ですね、それは当直はやっておりません。私になって小規模多機能診療所を目指す中で、1日、木曜日を県立医科大学の先生と協議した中で増やすことができた。また、今診療所内で一番効果的な時間帯にシフト制でおったらどうなというふうなことも議論し始めており、いい環境に進んでおるところではございます。  ただ、今いてます3名の先生に、今晩当直して次の日も朝からまた働け、働いてくださいというような環境を、行政、また高野町としてはつくってはだめというふうに僕は思っております。というのは、やはり長年、そういった環境の中で勤務をお願いしてきた院長、また副院長が体調を壊すというようなことにもなっておりますので、そのあたりは行政、また議会、高野町全体で先生の体調管理を、過酷なものにするのではなく、しっかり効果が出るような効率よくしていかないといけないと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 先日の広域で広域の費用が減ったということで、それはなぜかと尋ねると、高野山の夜間診療、日曜日がなくなったということを私はお聞きしたので、日曜日はなくなったのかなと思ってこの質問をいたしましたですけれども。現にリハビリにかえましたんですから、入院施設はゼロであります。前に診療所にされる前のときには、入院患者がおりましたですよね。高野山病院のときには。診療所になっては入院患者はおりません。ただ、高野町の救急患者を受け入れるための当直医ということになりますので、入院患者を診る必要はないという状況にあります。当直して、誰かがおなか痛くなれば診てあげるということの穴埋めだけですので、お医者さんとしましては、よその市民病院とか、よその医者に比べましたら、お仕事は楽ではないのかなというふうには認識をいたしております。  町長がお医者様のことを考えて、そういうのはいたしませんとおっしゃってます言葉自体が、もう私には信じられないです。町長の公約は24時間、入院患者を守り、入院もできるようにしますということが公約であったというふうに記憶をいたしておりますので、町長の言葉からそのようなお言葉を聞くのは、とても寂しい気がいたしました。  何しろ、7,000万円、6,000万か7,000万円のCTを買うお金もございましたので、高野町は税もあるのだなというふうな感じはいたしておりますので、せめて夜間のお医者様を1週間穴埋めしていただくのが町長の責務ではないかと思っておりますので、この辺のところをどうかよろしくお願いいたしたいのと、町長のこれに関しましての最後の答弁をお願いいたします。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員、ありがとうございます。  小規模多機能診療所の充実というところで、住民の皆様からさまざまな御希望がなされておるというふうにも思っております。24時間の365日というところで考えてもおるという中で、やはり財政的なもの等もある、また効率的なことを考え、また現場の医師、またコメディカルの意見を聞いて、そのシフト制、人材確保ができればシフト制にして、ある程度夜間については対応できたらなというような考えで、今全力で進んでおるところでございます。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) しっかりと診療所の夜間、穴埋めの、穴埋めといいますか、1週間のうちに夜間のお医者様が、せめてもの、診療所が入院がなくなったのであれば、せめてもの夜の医者を確保していただきたいと、住民も思っていると思いますよ。町長のそれは約束事であるということを認識をしていただきたいです。  続きまして、教育の中で、まちかど公民館費についてをお尋ねいたします。  工事費1,620万円と備品代100万、総額1,700万程度を使い、元樹林カフェの跡にどのようなことをするのかをお尋ねをいたしたいと思います。この件に関しまして、わかりやすく説明をしていただきたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  1番議員の質問について御説明させていただきます。  本年度当初予算と、まず設計費といたしまして124万2,000円、そして工事費といたしまして総額1,657万7,747円の金額を使っております。使用の用途なんですけども、言われてたとおり元喫茶店樹林を改装して、その中に展示スペース、そして交流スペース、そして公民館の図書室の本を一部持っていきまして、そこのまちかどサロンという、今仮称なんですけども、そちらのほうで貸し出しも可能なようにと考えております。  子供から高齢者まで気軽に集い、交流できる場として運営を目指してと考えております。始めてみないとまだ見えないところも確かにございますので、サロンを運営していく中で、そこを利用する住民からの要望を踏まえて、活用の方法とか、そういうことでサロンの中で実施するメニューを考えていく必要もあるかと思っております。という方向で行きたいと思っております。  以上です、すみません。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) この内容については、詳しいことは議会は聞いてないんですね。子供の立ち寄り図書館と説明があっただけで、あとはサロンということでございましたよね。そのサロンという名前がくせ者で、一体お茶飲むところもサロンでもあるし、うわさではお茶も飲めるようにするとか、食堂にするっていう住民の方もいらっしゃるし、このサロンという名前がとても紛らわしいし、私自身も、一体このサロンで何をするんだろうという思いもございます。  そして、議会には一切この中身の詳しいことを説明もしておりませんよ。ですから、私たちは子供の立ち寄り所、子供の図書館、そしてまた学校の帰りの子供たちの立ち寄り所と前に町長が説明をされておりましたですけれども、子供が学校の帰りにランドセルを背負って寄り道しちゃいけないでしょうというのが学校のルールではないのでしょうか。その辺のところは、教育長も認識はされていらっしゃるのでしょうかね。  昔から、やはり子供たちは学校が終われば集団下校いたしまして、そんな図書館に寄り道して、親が「何時になっても帰ってこないわ」といって心配するようなことにもなってもいけないんではなかろうかと私は危惧いたしますし、アメリカとか外国であれば、誘拐されるんですよね、子供たちが。そんなところに寄ってて、「夕方まで本を読んでました、ここのサロンで」って言って、お母さんが心配されないかなと思って、そんなことは教育委員会さんとかでは、どなたとこの問題の中身を設定しているのかは存じ上げませんが、そのような討議はなされているんですか。それともなされなかったんですかね。その辺のところをお伺いいたしたいですね。 ○副議長(﨑山文雄) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  1番議員の御質問に対して説明させていただきます。  子供の立ち寄る場所ということで、学校帰りの子供が寄り道ということなんですけども、当初、具体的なそういう検討というのは行ってませんけども、今後、そういうことで学校への指導とか、子供たちの指導とかは行っていきたいというふうには思っております。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) この1,620万円は議会で可決されてる問題なので、このように言ったところでは仕方ないんですけれども、議員の皆様も、この内容すら知らないので、知らなくてコンセプトも全然わかっていないにもかかわらず可決をしてしまうという、議会も議会だなという私は思いを持ってるんですよ。中身も十分聞きもせず、議会に計上された予算を通過させる。これはとても危険であると私は常に思っておるんでございます。  そんなの水面下で決めてきて、いつもですけれども、町当局は水面下で決め、そして計上して、予算を上げ、それを可決するのが議会。中身は議会の方はほとんど掌握はしておりません。全てのことでございます。そのやり方はとても間違っていまして、本当は議会発議、町発議、それを議会と町が討議して提案するのが本当かと、そして下の審議委員なり委員会に下げていくのが本来の姿だと思うんですけれども、高野町は先に審議委員、委員会で決議し、その予算だけを議会に上げてきて、それを議会は中身もわからず、どんな大きな予算であったって通過させるという、この間違ったような予算の組み方をしているのが現在の高野町の姿。とんでもないと思っておりますので、議員さんたちと、私も含めてでございますが、私はこちらの席に立って質問はできない立場、今議長でありますので質問はできません。ほかの議員さんたちはもう少しコンセプトをしっかりと聞いて、予算に賛同すべきかなということは思っております。このような内容のことも議会も聞いてはおりませんよ。その辺は、この案は一体誰の案なのでしょうか。その辺のところをお伺いいたしたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員にお答えいたします。  サロンという名前、これは今後どうなっていくか、町の広報で皆さんでいい名前をつけましょうというようなことで、たしか今月ですかね、広報等に愛称の募集というのを始めます。  これをぜひしたかったというのが、当初、町長になる前から生涯教育、また社会教育の拠点というものをつくりたかった。その考えの中で、樹林様をお借りしてする。当然、先生言われるように、学校からの寄り道云々というところも、今後配慮していかなければならないというふうにも思いますが、あそこでまだまだ月、火、水、木、金、土、日、いつ開館して、どの時間帯でどうするかというところまで、まだ細かいところはなってないですが、住民の方からは、あそこでお茶を教えたいよ、手芸を教えたいよ、毛筆を教えたいよと、さまざまな形で参画してくれる方が増えてくるのではないのかなというふうに思います。  また、その中で子育てクーポン等も絡んでくると思いますが、英語塾をしてみたり、町のする塾をしてみたり、そういったことにもつなげていけるんではないのかなというふうに思います。  町の中で、私が先ほどの議員の質問でもあったように、3年間、町なかに朝立って挨拶をしております。そういったのが全町的に広がるように、この生涯学習の拠点が少しでも一助となればというふうに思いますし、まず子供と大人たち、子供と高齢者、高齢者の方から高野のことを話を聞く、そういったいろんな交流ができる拠点にぜひしたいと思いますので、所先生も英語等、またブローチ等をつくるのが、デザイナー等で皆さんに教えるところもあると思いますので、どうか協力していただきたいなと思います。  以上です。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 全然違う答弁で、ありがとうございますとしか言いようがございません。私はこの案は一体誰の案なのですかという質問をしておりますけれども、町長はサロンの中身についてを説明してくださいました。全然議会の言うことの質問に対してはお答えいただけない当局なんですねというふうなことを感じましたですよ。私が質問していることに関して答弁をいただきたいと思っております。私の宝石なんぞ、誰にも教えることなんてできません。そんな高価なものをあそこのサロンでする気もございませんし、そういう発想自体も私は伺ってもおりませんし、この案につきましては一切寝耳に水でございますので、この案は一体誰が出したのかという質問をしましたので、このことを一つ答弁、本当に町長であるとか、教育長であるとか、それだけを答弁をお願いいたします。よろしく。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えします。私です。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 町長の案ということを認識しましたので、その辺のところは町長の案なんだなということを認識いたしました。  そして、またこの工事費1,600万ですかね、しておりますその建物は、この建物は町が買い取ったのですか。それとも貸借関係にあるのですか。その辺のところはいかがなっておりますか、答弁願います。そういうことも議会は存じ上げておりません。 ○副議長(﨑山文雄) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  1番議員の御質問に対して説明させていただきます。  まず、あの建物は買い取ったのかということなんですけども、賃貸借の契約を結んでおります。月2万円ということになっております。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 今お伺いしましたら、貸借関係にあり、月2万円ということをお伺いいたしました。ということは、借りて修理をするという形でございますよね。借り物にいつまで貸していただけるのか、そういう契約もございますでしょうし、町とのね。その辺のところをお伺いいたしたいですね。この契約はいつからいつまでとか、そういうものはどのようになっておりますか。 ○副議長(﨑山文雄) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  賃貸借契約を結んでおります。複数年契約です。 ○1番(所 順子) 複数年契約って何年。 ○教育次長(中西 健) ちょっと、もう一度確認はしてみますけども。 ○1番(所 順子) そんなんわからんとあかんわ。 ○教育次長(中西 健) すみません。5年契約だったと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 民法でいう5年やな。  所君。 ○1番(所 順子) そういうことは議員の人も誰も知らないんと違いますか。それにもかかわらず賛成して可決しているわけでありまして、このたった5年しか借りられない建物に1,700万程度を投入する、税を投入する。とんでもない税の使い方ではないかなと私は思うのでありますが、町長はその5年間で1,700万程度を費やしても、それは何らかの成果が出ると思ってこれを計画されたのかと思いますけれども。町のものであれば町の財産にもなりますが、借り物で5年で1,700万はちょっと大きいのではないかなという気がします。というところをどのようにお考えでこの5年間でこの工事費1,700万円ほどをお使いしようと思ったのか、その辺のところをお尋ねいたします。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 町の、高野町の生涯教育の拠点づくりということを考えますと、月2万円であんないい場所を貸していただけるというのは本当にありがたいことかなというふうに思ってますし、複数年契約、詳細等は次長のほうが先ほど言いましたが、5年だけということではございませんので、しっかりあそこの施設を活用して、住民の方に広く使っていただき、いろんな生涯教育の拠点のファンをどんどんつくっていって、充実した施設につくり上げてまいりたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 月2万円は安いとは思いますけれども、それに費やす工事費は莫大なものでありますし、そして来年は町長選でございます。町長が仮に当選すれば5年はオーケーかもしれません。またほかの町長がもしなった場合は、それは続けてやる事業ではないという可能性も出てきますし、そして、やっぱり賃貸契約というのは契約がありますでしょう。だから、5年以上かもしれませんというのは、その辺のところはあやふやではやっぱり税金でありますので、そういうあやふやな借り方もないだろうし、やはり契約は契約ですので、そこから向こうはまた新たな契約をしなくちゃいけないというふうに賃貸の場合は、どんなアパートであったって、一軒家であったって、駐車場であったって、そのようになっていくというのが本来の姿とは違うんでしょうかね。  町長のように、それには限りませんとおっしゃってくださいますけれども、そこから向こうのことはお話し合いにもまだまだなれない先のことですので、そういうふうなあまり軽く思って税を投入するというのはよくないと思うんですよ。ずっと貸していただけるとかいう保証とか、そういうのはもうなかったら、この使い方は無駄になるんではないかなという思いはするんですけれども。  私は借り物にはこの莫大なお金はかける必要はないと思っております。買い取りなり、無償でずっとレンタルしてくださるとか、そういうんであればいいんですけれども、その辺のところはいかがなもんでしょうか。 ○副議長(﨑山文雄) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 1番議員さんの御質問に説明させていただきます。  5年だけということではないですし、それ以上使えるような、それこそ魅力のあるような使い方をこちらのほうも企画したりとか、住民の方と協力しながらやっていけたらなということを思っております。  以上です。
    ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 5年だけではないと今次長もおっしゃってくださいましたですけれども、5年契約ですので、その貸し手、貸される方が5年後にはもう返してくれって言われないこともないというのもありますよね。そんな5年は、最初の契約では5年は借りる契約をするというのはわかりますよ。それはわかりますけれど、そこから以降のことは、5年後にその方がもし何かで必要になったときには返してください、もう私とこは貸しませんよというふうなこともなきにしもあらずの問題を含めてのこの工事費というんですかね。これはちょっと怖い冒険といいますか、借り物に高野町の税をこれだけたくさんを注ぐというのは、ちょっと問題ではないのかなというふうな思いはいたします。この辺のところはどうお思いなんでしょうか。答弁を願います、教育長。 ○副議長(﨑山文雄) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。  そのようなことのないように、すばらしいまちかどの図書館、名称を今公募中でございますけれども、やはり魅力のある図書館づくりというんですか、そういうコミュニティーの場所にしていきたい。  そして、今言われているのは和歌山県の長期総合計画の中で子供の居場所づくりということが言われております。そして、なおかつ教育コミュニティーということで、ボランティア、先ほど町長のほうもおっしゃってたと思うんですが、ブローチをつくっていただいたり、それから英会話をしていくとか、そういう場所に、魅力のある場所につくっていければなというふうに、ぜひ私どもも5年と言わず10年、10年と言わず20年というふうに使っていけるものであればというふうに考えておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思っております。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) それは勝手にそちらで決めたことでありまして、議会はそんなブローチをつくるや英語を教えたらええとか、そういう説明は一切聞いておりません。もうあなたたちが勝手に決めて、予算を計上してきて、ここにいらっしゃる議員さんたちが内容も調べもせず可決したという形でございますので、石原慎太郎さんのように、議会のせいやと。議会が賛成したやないかと言われかねないような問題かなというのを認識はいたしますので、その辺のところは何とも恐ろしい可決の仕方ではないかなというのを私は思っております。  もう始まって可決もしていらっしゃることでございますので、住民がどのように判断するかというところでございますし、議会軽視も甚だしいといいますか、議会は中身を掌握してございません。議長の私も存じ上げません。そういう中身の話し合いには参加もさせてはいただいておりません。そんな中での決定でございますので、そこから向こうは町サイド、議会の方も賛成された方たちも責任はございますけれども、町がやりたいことをおやりになると。そして、議会も認めたということになるのでありましょう、この問題は。  次の問題にまいります。  答弁いただいときましょうかね。もういいですわ。町長、答弁をお願いします。でないと一般質問書けませんので、一言どうぞ。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 議会に対して、これは説明責任をしっかりして、その上で可決していただいたものというふうにも考えておりますので、議員の先生方が御理解して可決していただいたものをさらによくするために、一生懸命汗をかきたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) そうすることになりますと、私だけが理解不足だったのかもしれませんね。内容は存じ上げてございませんでした。ほかの議員さんたちの方は内容を掌握されて可決されたことのようでございます、今の町長の答弁であれば。そのように認識をするしかございません。  続きまして、次の質問にまいります。  観光費の中での質問です。DMCという項目の中で、昨年6月の予算で1,000万円を繰り越し、補正で出ておりますが、これは何の用途にお使いになっておりますか。答弁を求めます。 ○副議長(﨑山文雄) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼いたします。  1番議員御質問のDMCに係る委託料の件でよろしいですか。 ○1番(所 順子) そうですね。去年の6月に可決してますよね。 ○産業観光課長(中尾 司) そちらにつきましては、今高野町のほうではDMO、当初はDMCという形で考えておりましたが、DMOということで、実は国が今、国の成長戦略の一つとして観光立国というのを掲げてまして、その中の大きな柱の一つとして、日本版DMOというのを日本国内で100設立するということで進めております。DMOといいますのは、デスティネーション・マネジメント・オーガニゼーションといいまして、今まで観光というのはお越しいただく方をお迎えするというところだけでいろいろ事業をしてたんですけども、戦略的な計画をつくって、例えば来られるお客様の数ですとか。 ○1番(所 順子) その1,000万についての使い道を言うとるんですよ。 ○産業観光課長(中尾 司) じゃあ、DMOの説明をちょっと省略させていただいて、国が進めるそのDMOを日本の国内で100つくるというところで、高野町としましてもDMOの設立を目指したいというところで、受け皿としましては、一般社団法人高野町観光協会をDMOとして国のほうに登録をして設立を目指したいというところで、その設立に向けた基礎調査ですとか、あと基本的な計画ですとかの策定に当たるというところで、計画の策定費用と、あとそれに係る人件費というところで計上させていただいて、去年、27年度の加速化交付金を充てる事業として今年度に繰り越して事業をさせていただいております。  以上です。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) ちょっと観光費の中での28年度の1,000万円出てるのと、ビジターセンターに1,000万円出てますね。これ同額ですよね。前、28年度だったでしょうかね、新観光協会の修理費として1,000万円出てましたと思うんですよ。それは何のお金に使いましたか。修繕費と出ておりましたんですけれども、まだ新観光協会の第2駐車場の建物は修復されておりませんよね。それのための1,000万出てましたですよね、前のときに。そのお金は今どうなっておるんですか。その前のときに出ました新観光協会の修繕費。それ出てましたですよね。今回も1,000万、1,000万、たくさん出てますので、前の修繕費はどうなっておりますか。 ○副議長(﨑山文雄) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼します。  去年から繰り越しております施設の整備の1,000万円につきましては、当初、現在観光協会が入っております大乗院跡のログハウスを修繕をするというところで、国の交付金をいただきまして事業化を計画しておったわけですが、改修の計画を進める中で、あのログハウス自体がかなり老朽化しているというところと、金剛峯寺様等と、持ち物としては金剛峯寺さんの建物になるわけなんですが、いろいろ協議を進める中で、果たして高野町の観光の顔となる建物があの場所で、あの景観でいいのかという話も出たりしまして、その中で、経過の中では例えば霊木の家ですとか、中門の作業館等を。 ○1番(所 順子) いや、そんなことは聞いてないやろ、1,000万の使い道は何と聞いてるんやけど。 ○産業観光課長(中尾 司) そうですね。等を改修しようということで進んでおったわけですが、今年度、国のお金をいただきまして、ログハウスの部分を建て直してビジターセンターとして整備しようという計画ができまして、その中で当初1,000万円でログハウスを改修しようとしていた予算につきましては、その建物に付随する多目的トイレを整備するということで、現在工事をしておるところでございます。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) それちょっとおかしいん違いますか。工事費、その建物の工事費で可決してるわけですよ、議会は。それを今度ビジターセンターのトイレに使ったということですよね。それってさあ、何か詐欺的じゃないですか。議会で可決して、修復のために1,000万通過しているのにもかかわらず、それをトイレに使う。それは通過するためだけの予算であって、あとは何に使ってもいいというふうなように見受けられますし、ビジターセンターと何かその新観光協会と私たちは説明もされておりませんし、わけのわからんもんになってるというのが現状なんですよ。その辺のところは、そのお金の使い道も違うと思っておりますし、おかしな問題だな、これはと、痛感する。  議員の方たちもビジターセンターと新観光協会の違いなんて、説明も受けてませんし、知らないと思いますよ。今予算の中に大きな金額が出ておりますよね、これ。1億1,000、2,000、総額1億3,000万ほどのお金がビジターセンターで出ておりますし、観光協会、なんですかこれ、DMOかDMCかわけのわからん名前をつけてややこしいことをされてますけれども、これはトイレの工事に使ったりとか、何か私たちがごまかされるためにこのDMO、DMC、新観光協会とかという、わけのわからんような事業になっているような気がします。これちゃんと分けらなあかんのと違いますか。  そして、新観光協会の事務所の修理費をトイレに使う。そしたら、このビジターセンターというのは一体どこに何を建てるのかなという、そういうことも私たちは聞いてもおりませんし。計上されてはきておりますよ、この1億何千万ね。でも、これは聞くところによりますと、こういうこの会ですか、DMOという会、ビジターセンターのためにお集まりになったということですね。町長のフェイスブックに載っておりましたです。こういう方たちがお集まりになって、このビジターセンターについて討議をしているということが平野町長のフェイスブックに会議をしている写真も載っておりました。そして、その中で、パンフレットも配布をしてございました。  議会は一切パンフレットも知りませんし、このビジターセンターについては一切聞いておりません。これは私がいつも言うことなんですよ、水面下の、我々以外の議員がいる。審議委員、有識者、町長が任命される方かもしれませんが、この方たちで勝手に決めて、そしてこうやって予算を上げてきてる。これ先ほど言ったのと同じで、全く教育のところと一緒で、こういうやり方ばっかりで、ただ議会に上がってきてこれを可決するのが議員さんたち。中身全然知りません。これから予算についてのときに皆さん一般質問して聞かれる議員さんもいらっしゃるかもしれませんが、まあまあ通過するだろうと思ってこの予算を上げてきてるに決まっておりますよ。これを内容を聞く議員さん、どこにいらっしゃるのかなと私も後ろを見上げたいなという思いも持っておりますけれども。この内容もわかっていながらこの予算に上げる。これとんでもないことでございます。  そして、人事のことも一つ聞きたいんですけれども、この新観光協会の中でですよ、今高野町の傘下にいらっしゃる方がいらっしゃるんですよね。お年をめした方、もうリタイアした方、この方は一体何なんですかね。あたかも職員のごとく、産観でいらっしゃいますけれども、この人は。 ○副議長(﨑山文雄) 持ち時間5分です。 ○1番(所 順子) この人の立場を簡単明瞭に説明をいただきたいです。 ○副議長(﨑山文雄) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼します。  お時間いただけるようでしたら、そのビジターセンター、あとDMO等について御説明をさせていただきたいなとは思うんですが。 ○1番(所 順子) いやいや、もう時間ないから、その方の、なぜその方がいらっしゃるか。 ○産業観光課長(中尾 司) ということでございますので、今実はうちの課で勤務していただいているのが大田文明さんとおっしゃいます。立場としましては、観光振興アドバイザーということでお越しいただいております。先ほどから話に出ております高野町DMOの立ち上げにつきまして、御意見ですとか、アドバイス、あといろいろなところとの調整等に当たっていただくということでお越しいただいております。よろしいでしょうか。 ○1番(所 順子) 短く、もう時間ないんで。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) この方は、私たちも承認もしておりませんし、ふいに唐突に役場に入ってるように見受けられますし、この方の今までの役場でのお給料はどこから出ておりますか、町ですか、それともよそですか。簡単明瞭にお答えください。このことだけを、給料はどこから今は出ておりますかということだけを。 ○副議長(﨑山文雄) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼します。  先ほど御質問にありましたDMC設立に係るお金、町のほうから出まして、財源はそちらの交付金を充てております。 ○1番(所 順子) 町職員ですか、それとも、今は。 ○産業観光課長(中尾 司) 非常勤の職員になります。 ○1番(所 順子) 町のですね。 ○産業観光課長(中尾 司) はい。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 給料はお幾らでしょうか。時間ないから早く答えてください。 ○副議長(﨑山文雄) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 給料につきましては、月額20万円になっております。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) そうしますと、役場の職員が退職して、2年間勤められるという給料よりは多いということでございますよね。そして、非常勤、そんなの65歳超した人をお雇いになれるというのが不思議だなと思っておりますけれども。こういう人事のお雇いできるんであれば、高野町の役場の職員さんたちも60を超えてでも雇っていただけるということにはなるのではないかなと思います、非常勤であればね。ということにもなりかねませんし、こんな唐突に役場に入ってきて、非常勤で雇われるというのは不思議でたまりませんねというところでございます。  これは副町長さんの同級生の方とお伺いはしておりますけれども、本当に天下りの何物でもないんではないかなというふうな思いを持っております。今後、この方がどのような立場になっていかれるのかは、また再度質問をさせていただきたいと思っております。  時間もないことですので、答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 御指摘の方の件ですが、今までの高野町の観光行政、また観光関連に関しまして、非常に弱いところを補っていただいて、教えていただいておる貴重な人材でございます。大手旅行会社とのパイプ、また大手広告会社のトップとの会談、また修学旅行、教育旅行の周知というところでは、非常に大きなところで高野町を導いてくれている方でございますので、こちらから頭を逆に下げて、いろいろ観光行政、今後の高野町の観光に対して、これからもどんどん御指導いただきたい方でございます。  以上です。 ○副議長(﨑山文雄) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 少し誤解があるようでございますので、同級生ではございませんで、実は私、現職のときに彼が和歌山のJTBの支店長をやっておりまして、その当時に知り合いになりまして、同級生ではありませんが、同窓ではございます。高校は同じでございます。高校は同じ高校でございまして、同級生ではございません。 ○1番(所 順子) 同窓生ね。 ○副町長(西上邦雄) 以前はあまり知らなかったんですが、その支店長をされてるときに知り合いになりまして、そこからの知り合いでございます。  以上でございます。 ○1番(所 順子) 私は本人から同窓か、同級生かと聞いたもので。 ○副議長(﨑山文雄) 所君の一般質問を終わります。  議長の交代をいたします。 ○議長(所 順子) これで一般質問を終わります。  日程第2、請願第1号、富貴地区における三つの公共事業に関して委員会で不採択になった件に関してを議題とします。  お諮りします。お手元に請願文書表を配付しておりますこの請願については、議員全員で構成する特別委員会を設置し、これに付託して審査することにしたいと思います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、この請願は議員全員で構成する特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定をいたしました。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれで散会します。御苦労さまでございました。  あとは全員で特別委員会となります。時間は5時10分ぐらいからですね。5時5分ですね。            午後 4時50分 散会...