高野町議会 > 2015-12-17 >
平成27年第4回定例会(第3号12月17日)

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  1. 高野町議会 2015-12-17
    平成27年第4回定例会(第3号12月17日)


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    平成27年第4回定例会(第3号12月17日)                平成27年         第4回高野町議会定例会会議録(第3号)        第14日(平成27年12月17日 木曜日)          午前 9時33分 開議     第 1    一般質問     追加日程第1 発議第 5号 議長不信任決議案について     第 2    議員派遣の件について     第 3    委員会の閉会中の継続審査について 2 出席議員(10名)    1番 所   順 子         2番 﨑 山 文 雄    3番 下垣内 公 弘         4番 上 野 幸 男    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 谷 保 幸         8番 大 西 正 人    9番 松 谷 順 功        10番 負 門 俊 篤 3 欠席議員(0名)
    4 事務局職員出席者   事務局長  山 本 剛 久   書記    辻 本 香 織 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       角 濱 正 和   会計課長      阪 田 圭 二   総務課長      下   勝 己   税務課長      中 谷 鈴 代   防災危機対策室長  井 上 哲 也   企画公室長     辻 本 幸 弘   福祉保健課長    上 江 良 幸   建設課長      奥 坊 恒 雄   富貴支所長     南   明 人   消防署長      亀 田 修 平   教育次長      中 上 浩 貴   診療所事務長    中 尾   司   生活環境課長    松 本 嘉 文   産業観光課長    倉 本 文 和                午前 9時33分 開議議長(所 順子) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。順番に発言を許します。  6番、中前君。 ○6番(中前好史) 皆さん、おはようございます。  私からの質問ですけれども、通告させていただいておりますのが、細川地区町営住宅紫雲団地町営住宅について。もう一つ桜ヶ丘土壌についてということで質問させていただきます。  まず、初めに細川地区住宅に関しましては、町当局方々ももう既によく御存じだと思いますけれども、かなり傷みが激しいようでございます。耐用年数はあるとしても、早く建ててはいけないということではないかと思います。また、今この高野町ににぎわいの町をつくるという意味では、多くの方に住んでいただきたいという希望も持っておりますので、何とかまたその方向も考えていただき、建てかえということも考えているのではないかと思うんですけども、その辺も聞かせていただいたらと思います。  ある場所によっては陰になり、また水のある川の付近では湿気があり、傷みが激しくなるようです。住んでいる方々は、借りてある建物なので大事に使いたいという気持ちで使われておりますけれども、自然に傷んでくるということでは、これは防ぎようがないかと思います。その辺でしっかり考えていただきたいと思います。  それと、建てかえという意味に関しては、建てかえることによって費用もかなりかかると思うんですけれども、移住、定住を考えた折に、費用をかけてでも、住んでみたい、また住み続けてみたいという、そういう建物があれば、また高野町に来て住み、また既にもともとこの高野町に住んでいる方々も、いい場所があることによって高野町から出て行かずに住める、そういうことも考えていかなければならないかと思っているわけですけれども、その辺でまたどのようなお考えか聞かせていただきたいと思います。  その折には、実際子育てする場合につきましては、子供を育てていく上で教育面、何かと費用もかかってきている現在でございます。その辺も考慮していただき、安くきれいなところに住むにはどうすればいいか、その辺もよく御存じだと思いますので、その辺もしっかり考え計画なんかも聞かせていただけたらと思います。  その後、また桜ヶ丘土壌についてですけれども、前回、道路の改修については質問をされた議員さんもおられ、町当局のほうもその後、道路を見回り、調査して、これからきれいな道路にしていくという企画はされているかとは思います。その辺も既に考えているとは思いますけれども、そこの桜元団地、今桜ヶ丘下桜団地、そういう名称をつけておりますけれども、造成をし、宅地にしてもう既に何十年もたっておるのでございます。  道路を見ましたときに、もちろん道路の大きな改修の工事なんかはされておらず、補修補修で来ておる状態。また、じっくり見た場合に、表面だけでなしに土壌の沈下なんかもしているんではないかという場所もあるのは御存じかと思いますけれども、その辺もどのような調査をしているのか。また、調査をしていないとすれば、調査もこれから必要ではないか、そのように私は考えておる次第です。  その場所を既に私は見ておるけれども、町当局のほうでどのような調査をし、考えているか、その辺も答弁いただきたいと思いますので、聞かせてください。  自席に戻って、また答弁いただき、また質問もさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長奥坊恒雄) おはようございます。  6番議員さんの質問について御説明させていただきます。  まず最初に、公営住宅建てかえ計画についてお問い合わせと思います。ちょっとその前に、今の現状のほうも説明させていただきたいと思います。  一応公営住宅建てかえについては、うぐいす谷団地建設ですね。それに伴い、平成15年から計画的に建設を行ってきました。紫雲団地の15戸分をうぐいす谷団地3号棟に移動して、それで今まで立てていた計画は一旦終わっております。  今後の公営住宅建設についてなんですけども、紫雲団地は昭和48年から50年に建設されており、簡易耐火構造2階建て建設されていることから、耐用年数は45年ということになっております。それで、一番早く耐用年数が切れる箇所紫雲団地になるんですけども、それは紫雲団地を上がっていただいて、一番かかりにある右側の建物になります。それが右側の3列18棟になるんですけども、その建物については平成30年に耐用年数が切れます。  同じように昭和50年ごろに建設された細川団地なんですけども、これは52年から56年にかけて建設されております。構造は紫雲団地と同じで、簡易耐火構造2階建てとなっております。ですから、耐用年数は45年となりまして、7年から10年後に耐用年数が切れる、こういう状況になってます。  それと、残りの凌雲団地桜団地については、鉄筋コンクリート造耐火構造になっておりますので、耐用年数は長くて、あと30年以上残っております。  参考までに、現在の町営住宅入居状況などをちょっと報告させていただきたいんですけども、一応紫雲団地全戸数46戸ありまして、入居数が38戸になってます。細川団地が26戸で19戸。凌雲団地のほうが92戸で88戸。桜団地が24戸で22戸。うぐいす谷団地が54戸で53戸。合計242戸の町営住宅を所有しておりますが、そのうち入居数が220戸。その中で、あと残りの中で震災用を3戸とっております。ですから、実質の空き数は19戸ということになっております。入居率であらわしますと91%の入居率というのが現状です。  それと、今年度の10月にうぐいす谷団地2戸と凌雲団地3戸、それと紫雲団地細川団地、それぞれ1戸の計7戸分の募集を行ったんですけれども、応募者人数は5名で、その中で辞退などもあり、最終3名が入居されております。  現在の大まかな状況は以上のとおりなんですけども、実際のところ耐用年数が近づいて、また建物自体も相当古くなってきている状況考えたときなんですけども、新たに建てかえも必要と考えてはいるんですけども、先ほど説明させていただいたように、全体の入居率が91%という状況で空き室があると。それと、建設に相当な費用が要るというようなこともありますので、このような点も十分考慮して、実際新築が必要なのかとか、あるいはもっとほかに、議員さんもおっしゃっていたように、ほかの対策等も必要な場合もあると思いますので、もっとよい方策がないのかなどを早急に検討していきたいと思っております。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 今、いただいたんですけども、私が思うのは、もちろん耐用年数があるというのはもちろん知っておりますし、入居率も100%ではないというのは存じております。けれども、なぜ私がこういう質問をするかといいましたら、この高野町で住みたい、住んでみたいと思ったときに、これから新たに住居を設けて家庭を築こうとしたときに、建物を外から見ますよね。中はきれいな設備をしていたとしても、まず外観を見ます。外観を見たときに、そこでこれから新たな新居を設けて、家族を育てる、そういうことを思ったときに、果たして今の建物で本当に募集したときに入ってくるか、入ろうとするか、そこを一度考えてもらえたらどうかなと思います。  もちろん費用もかかることはもちろん知っていますけれども、費用のことも十分大切なことですけども、これから高野町を賑やかにしていくためには、住んでもらなくてはなりません。その何十年か前には、孫からおじいちゃんまで、3世代住んだわけですけども、今は核家族にもなっており、新たな家族を持った折に、今住んでいる場所では狭いために、一つ何か建物を借りたい、部屋を借りたいと思ったときに、どこをまず見るかというときに、やっぱり町営住宅に一番先に目を向けるわけです。  そんな目を向けたときに、きれいなところに住みたいなと思っているにもかかわらず、建物が傷んでおり、また中を見てみれば天井がちょっとめくれておる場所もあったり、そんなしたときには、もっときれいな場所に住みたいなと、こんなことを思うのが一般方々の思いではないかと思います。その辺は耐用年数もあり、入居率が少ないということは、今答弁をいただきましたけども、そこをもう一度聞かせていただけたらなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長奥坊恒雄) 失礼いたします。  今議員さんのお話にあった外観とか、そういう入りたくなるかどうとか。ちょっと外観のほうについては、今、昨年度、凌雲団地のほうも一応コンサルのほうで調査を入れました。というのはいろいろ要望等もございまして、また耐用年数はあるんですけども、表面上崩れてきたりとか、そういうものもございました。そんな中で、計画的に直していきたいという計画は持っております。  それと、入りたくなるかどうか、内装の関係なんですけども、今現在、入居を募集する前に全面修繕をかけております。ですから、中のほうはそれなりにきれいにしている状況とは思っております。  ただ、紫雲団地等はつくり等がもう相当昔からのもので古いということで、すごくきれいなという状況にまでは戻せない状況がありますので、そういうところも含めて建てかえ等もまた考えていかなあかんかなという一つの案であるのはそういうところでございます。  それと、子育て世代とか、ああいうところですね。住んでいきたいという部分についてなんですけども、移住・定住住宅とか、子育て住宅とか、いろんな名前のある住宅があると思うんですけども、現在行っている公営住宅建設については、公営住宅法を適用して建てるようになりますので、家賃とか、いろんな優遇制度ですね、うまく設けることができないという点もございまして、またほかの施策というふうな感じで考えていかなければいけないんかなと思ってます。  耐用年数まであと3年あるのと、費用とかの関係もございますので、そこら辺も議員さんのおっしゃっているいろんな面のところも当然検討材料一つに含めて、各課と連携してちょっといろんな方策を考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) これからしっかり考えていくと聞かせていただきました。  その中で、このようなことは考えているのかちょっとお聞きしたいんですけども、自由がきくということに関しましては、町単独建てた場合は、入居するに当たっての費用面でありますとか、またそれぞれ見回したときに補助金を使って建てるよりも自由がきくような、そんな建て方、また使い方ができるかと思いますけども、その辺は今現在考えているんですかね。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長奥坊恒雄) 先ほど言った、今後検討させていただきたいという部分の中で、当然、単独の住宅建てた場合ある程度自由がきくと、そういうことは考慮して検討材料一つには含めております。そんな関係もあって、すっと進まないんですけども、今の空き地有効利用とか、空き地といいますのは紫雲団地なんですけども、そこら辺も含めてちょっといろいろ幅広く検討していきたいなとは思っております。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長平野嘉也) 6番議員質問にお答えさせていただきます。  まず、細川地区町営住宅、また紫雲団地町営住宅の件でございます。議員指摘のとおり、耐用年数はあと少しあるということで、なかなか次にというようなふうにはなかなかならないんですが、指摘のように、外観とかそういったものもだんだんよくというほどのものでもないというふうに認識しております。  高野町で残りたい、ぜひ住みたいというような中で、まず住宅がきれいだから高野山で、高野町に住みたいというのはどうなのかなというふうに疑問にも思います。やはり私が思うには、まず仕事もあって、そしてぜひ高野町で教育を受けたいというようなところで、そういったソフトが充実しておれば、逆にいろんな施設で住んでもらえるという可能性もあるんではないかというふうに考えております。  今後、そういった教育にもしっかりと力を入れて、当然、こども園から始まる小学校、中学校、そして高野山高校ですね。大学とも連携をこれから密にして、ぜひ高野町で教育を受けたいというような環境を時間をかけてつくっていきたいというふうに思っております。  また、全国的に今の地方創生とか、またそれぞれの自治体での現施策で人の取り合いに、これからなっていく、今後それが加速していくものというふうに考えております。高野町で住みたい、高野町に帰ってきたいという町に、先ほどから言いますようにしていかなければならないし、短いところでいうと、2034年の御遠忌の節目のときには、大勢の方で迎えられるような町にもしていかなければなりません。議員指摘のように、住宅の新たなものを考えてはいかがかなという提案も当然出てくる議題だというふうに考えております。  しかしながら、たくさんの空き家、またたくさんのアパート、民間のアパートですね、そういったものも町内にはたくさんございます。まず町としてはその空き家、また民間のアパートをうまいこと活用できないものかというのも、今役場内でも考えている最中でございます。  それと、単費住宅等建設すると、価格設定とか、いろんな意味で動きやすいという面もありますが、うぐいす谷の1号棟、2号棟のそういったところでもやっぱり3億か4億円のお金もかかっております。これは公営住宅法を適用していろんなところからの補助金等建てさせていただいておるもので、当然、それの補助金をいただいておる以上、入居するための価格というのは町独自ではなかなか決めれるものではございません。  議員指摘単費でというようなことでしてしまうと、当然いろんな設定はできるんですが、これをまた過疎債とか、そういったものに当てはめていけばというような考えも出てくるんでありますが、いろんな事業に対し過疎債の枠も決まっておりますので、なかなかそれをすぐに当てはめていくということは、今現在では難しいのかなというふうに考えております。  今後、新しいものも当然考えていかなければならないんでありますが、まだまだ使える町内のものというのも最大限活用できないかというのも考えながら、総合的に状況を見ながら進めてまいりたいと思いますので、どうかまた御指導よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 町長の答弁を今聞かせていただきまして、教育考え方も、より一層住む者がおれば教育にも力を入れていけるということでございますけれども、まずこの山、またこの高野町から出ていかないということをまた前提にしていただいて、もちろん多方面から来ていただくということは大変ありがたいことです。その前に今の現在ある空き家アパートでありますとか、それも生かしたらいいということを今聞かせていただきましたので、その辺は借りるとしたときには一般の方の経営になりますので、その辺も考えていかなければならないかなとは今思っているわけです。その辺も考えているかと思いますけども。  そして、住む者が多くなればまた教育のほうにも力が入る。今決して力が入っていないというんじゃないですよ。より一層力が入っていくんじゃないかな。また、全国からこの高野町に来て学びたいという、そういう方が多く増していけるように考えていくということがありますので、これから議論をいろいろ考えて、各課の枠を超えて、お互いに話し合ってどうぞ進めてください。  もう一つ質問に入りたいと思います。もう一つ質問ですけれども、桜ヶ丘土壌についてということでございます。この土壌についてということですけども、宅地になっているところに関しましては、それぞれ皆さんの御家族建て建物でありますので、その辺はどのようにしたらいいかということは、今ここでは言いませんけれども、道路を見た場合に、かなり沈み込みがあるように見えるわけであります。その辺は、私の素人考えなんですけども、谷あいに建てているので山の水が地面に入り込んで、地面の中で空洞状になって落ち込んでいるんではないかなと、そのような思いがあるわけです。その辺はどのような考え調査されているのか、聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 奥坊課長。 ○建設課長奥坊恒雄) 失礼いたします。  桜ヶ丘の舗装の状況なんですけども、これは私のほうでも確認をして把握しております。実際のところ、亀の甲のようになって、いつはがれてもおかしくない、そういうふうな状況になっておると思います。  今御質問ございました地盤沈下とかそういうものですね。それについては道路の舗装を直す際に、舗装を直すのにもいろんな方法があるんですけども、オーバーレイとか、あるいはちょっと掘り起こして直すとかという方法がございます。  そんな中で、実際のところああいう亀の状況になってるのは多少沈下しているというふうに思います。ただ、造成地にはよくあることでございまして、埋め戻した部分なんかについては特にそうなんですけども、やっぱり盛り土という分があるんで、10年、20年、30年ですね、どんどん沈下していくと、そういうふうな状況考えられております。  ですから、補修の際にはオーバーレイではなく、できるだけ起こして、内部の状況ですね、確認できるような状況で、地中深くは無理なんですけども、圧縮状態とかそういうのはわかりますので、そのときに判断して状況を判断していくというんですか、そういうふうな対応をとっております。  それと、桜ヶ丘の中で把握している中でも、ちょっと側溝のほうが一部沈下して下がっている部分もございます。その分についても、補修の際にはそういうふうな形で同じようにちょっと深めに掘って確認してみたいと、そういうふうには今の段階では思っております。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 盛り土したところが地盤沈下するのは当然であるということではございますけれども、それが何十年もたっており、土壌の中は目で見ることはできませんけれども、ここはしっかり調べておかなければならないなというところがありました場合には、少し深く掘ってでも調べておかなければ、もし今後大きな地震なりが来た折に陥没してしまったという、そういうことがないように調査していただいて、道路補修なんかもしてもらいたいと思いますけども、その辺はいかがですかね。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長奥坊恒雄) 失礼いたします。  道路補修の際なんですけども、地中深くとなりますと当然ボーリング等が必要になってくると思います。全般にわたることなんですけども、地盤調査等については、まだ検討していないのが現状です。といいますのは、現在防災関係で県のほうが高野町全体の危険箇所調査を行った段階で、これを危険箇所ハザードマップを作成していくという段階になっております。防災ハザードマップが完成すれば危険箇所などもある程度把握できるというところで、そういうところはあわせてそういう機会があれば、また予算と段取り等いろいろあるんですけども、順次調査していけばいいかなというふうに考えております。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) その調査の分に対しましては、それぞれの得意分野専門分野があるかと思いますので、そこはどこを先にという順序はこれから決めていくかと思いますけども、そこも見た目だけではなしに、これから今後大きな震災があった折には、ここをもっと早くしておかなければならないなというところを考えた折に、そこも含めて今後とも検討をお願いいたします。  今回の桜ヶ丘土壌については一旦これで私の質問は終わらせていただきたいと思いますけれども、実際、あの場所で住みたいということであの場所を購入して皆さんが住んでおられますので、そこも十分しっかり考えていただいて、外周道路だけではなく、また営団に入っている、各住宅に入っている道路の亀裂なんかも調べていただいて進めてください。  これで質問を終わらせていただきます。 ○議長(所 順子) 答弁は要りませんか。  奥坊課長。 ○建設課長奥坊恒雄) 失礼します。  議員さんのお考えはよく今後参考にさせていただいて、見ていきたいと思います。  ただ、造成地の、先ほどもお話させていただいたんですけども、経年による地下状況を把握するとなると、相当箇所数ボーリング調査等が必要になりますので、経費的にも大変苦しいという面がございます。そういうことがありますので、今後は目視調査とか、点検などで常時状況を注視しながら、状況に応じて各段階で必要な措置を講じていくというふうな体制で監視はしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長
    町長平野嘉也) 6番議員桜ヶ丘の件でございますが、町全体が非常に桜ヶ丘以外にたくさん危険な箇所がございます。歴史的な、年数的に言いますとまだまだ桜ヶ丘は新しいというようなところもございます。個人的ですが、私のうちも傾いております。傾き出しました。これは仕方ないと思います。下に水が走ってて、年数がたてば傾いてくる。傾いてきたら自分とこが何とかしなけりゃならないのかなというような考えがあります。自分のところの敷地はですよ。  道に関しては優先順位をしっかりと町全体で考えてやってまいりたいというふうに思いますが、いろんなボーリング調査をして、それで危険箇所がわかった、それでいろんな補助ができて、その上流に砂防ができるとか、そういったことができることも今後考えられますが、やはりこの道とは関係ない話になってしまうんですけど、危険な天候、雨が降ったり、ゲリラ豪雨が来たり、まず自主防災の組織で、来る前に、しっかりもうここは崩れるんだぞというような意識をまず持っていただいて、まず安全なところに逃げるというようなくせを今後高野町のみんながやっぱり持っていかなければならない、それをまず第一に町としてはしていかなければならないのかなというふうに思っております。  行政がいろんなところにコンクリを張ったり、舗装を直したりしましても、どうしても天候には勝てないときもございますので、まずはそういったことも町民の人に考えていただいて、そして整備するとこはやはり優先的な場所考えてしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 続いて、通告がありましたので発言を許可いたします。  下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 皆さん、おはようございます。  私からの質問は2点で、1点目は過疎地域の地方創生とふるさと納税についてです。そして、もう1点は富貴小・中学校の存続を含めた今後についてです。  まず1点目の質問ですが、私は山内だけでなく、近隣地区の予算も十分生かした形で地方創生考えていくべきだと思っていますが、当局はこの点についてどう思っているか、質問させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) おはようございます。  ただいま3番議員さんから御質問がございました山内を中心に周辺集落のよさを十分生かした形の地方創生というようなことでございます。まず、地方創生に関しまして、全般的なことから御説明をさせていただきます。  2060年までの人口ビジョン、平成27年度から平成31年度までの5カ年計画の総合戦略、これは計画でございますが、今年度中に作成することとなっております。人口ビジョンは既に推進委員会、また本部会議により承認をいただいておりますが、計画につきましても随時作業を進めているところでございます。  計画の検討につきましては、役場職員内で立ち上げている検討チーム、また外部組織から御参加いただいている推進委員会町長を本部長とした全課長による対策本部を設置しております。また、住民の方の御意見として、今年度行った行政報告会の全ての会場で住民の方から御意見をいただき、また高野山中学生とワークショップ、子育て支援センターの母親からの御意見もいただいております。それと、平成27年4月号の町広報誌によりまして、住民の皆様に御意見をいただきますよう広報いたしました。これはただ残念なことに2件のみの提案ということでございます。  地方創生考える中で、もちろんそれぞれの周辺集落の活性化が必要ですが、住民の方に御意見もいただきましたが、高野山地区が活性化することによって、高野山を中心として循環できる環境が整うことが高野町の再生につながり、周辺集落の活性につながると考えます。  高野町の基本目標の現在まだ案でありますが、地域資源を生かした産業振興と雇用の創出、産業観光を生かした、住んでよし訪れてよしの町。結婚、出産、子育てができる環境の創出。高野山を中心とした周辺集落との連携による魅力ある地域の創出と、安心、安全な暮らしを守るを目指し、計画を立て、実行していくことにより、地域の活性化を進めることができるのではないかと考えております。  地方創生に関しましては、一応今御説明させていただいたようにそれぞれの委員会等によりまして現在作成中でございますので、またそれが完了次第、また議員さんのほうには報告させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今、答弁いただいたとおり、私もこの前いただいた資料に、高野町基本目標が山内を中心としたイメージ図で示されていました。私自身も同じ思いです。  ただ、高野町過疎地域自立促進計画でいろいろ書かれてましたが、私は大事なことは当局と地域の方々とのコミュニケーションだと思っております。役所目線で見るのではなくて、住民目線に立って計画を立てていくことが私は大事だと思っています。  今年も当局が行政報告会を実施され、その後地方創生について住民の方から意見を聴取されたと思います。今後、地方創生について考え、進めていく上において、より多くの方々やもっと若い人たちの声を聴取するといった観点から、各地域の区長さんや町内会長さんを通じ、幅広い考えや意見を当局を交え話し合いの場をもっとつくっていくことが大切ではないかと私は思っています。  富貴地区では町長みずからが先頭に立ち、ブドウの苗木を植え、ワインをつくるという、地方創生につながるような取り組みをしていただいたことは大変ありがたいことだと思います。しかし、順序として住民説明会などを通じ、町長考えや今後の展望などについて、地域の皆さんと話し合いの場を持って説明していただければもっとよかったんではないかと思っております。  この件を含め、質問を私がなぜさせていただくかといいますと、今まで当局と地域の方、また特に若い人たちとの話し合いの機会が大変少なかったと思ってきました。これからは若い人たちにもっと地方創生のような大きな問題に参加していただけるような仕組みを当局とともに考えていかなければならないと私は思っていますが、答弁願います。 ○議長(所 順子) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいま御質問いただきました件で、当局と地域住民の方がもっといろいろ相談、検討した上で、いろんなことを決めていければいいのではないかというふうなお話だったと思います。  まず、今回の地方創生に関しましては、こちらのほうは既に今年度の途中からもろもろ計画を立てる準備を行って、現状進んでいるという中でございます。その中から、先ほども御説明させていただいたように、まず住民の方から御意見をいただくということで、各地区での行政報告会の終了後等々、意見をいただいたわけでございますけれども、やはりそのときに、富貴地区だけではないんですけれども、全ての住民の方から意見を確認すると、意見をいただくと、これは基本的にできることではございません。そんな中で、ある程度一定の意見をいただいた中で、推進委員会であるとか本部会議等において、その意見を検討して、ある方向性で計画を立てていくということで現在地方創生のほうは進んでおります。  それと、また当然町と地域住民ということになるわけなんですけれども、場合によりましては地域住民さんの御意見等があったときに、各地区で各議員さんもおられます。そういったことでその住民の方の意見を仮に議員さんが吸い上げていただいて、それを町のほうに提案していただくというのも一つの方法ではないかというふうに考えます。  それと、今後ですけれども、この地方創生だけではなしに、いろんな各地域、地区で何かしていくということがございましたら、もちろんこれは十分に住民の方に町としての説明すべき部分、そういったことは説明した中で、また住民の方にも御協力をいただき、町ができることは進めていく。またもちろんできないこともあると思います。そういったときにはできないものはできないというふうなことで、町と住民の方が協力して今後進めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長平野嘉也) 3番議員質問地方創生の観点で、当局がいろんな方の声をいま以上に聞くべきだというような内容というふうに思っております。  先ほど企画公室長のほうから今までの取り組み、今年度の取り組み、今の地方創生の取り組みというのをしっかり説明していただいたというところでございます。  行政として、私の方針として、できる限り毎年各地域に行きまして、タウンミーティングをしていきたいと。また、いろんな団体を通じても意見を聞きたいということで、今現在、これが精いっぱいのところでございます。もっともっと地域に入って、いろんな各地区の青年団やら、町内会やら、全ての高野町の町内会の会合に参加して意見をいただくとか、小学校、中学校、高校のPTAに行っていろんな意見を聞くとか、そういったことが体が五つぐらいあったらできるんですが、なかなか時間的にも非常に厳しいものがございます。  それで、私になってから毎年、各地域、主なところに行かせていただいて、住民様の声を直接聞かせていただくというような声、また広報で地方創生に関して提案をしていただきたいというようなこともさせていただいております。  いろんな祭りとか、そういったところに出席させていただいたときには、議論することもございますが、今現在のところ、今年度していったようにしていきたいというふうに考えておりますし、先ほど企画公室長が言うたように、当局以外に10人の議員の先生方もいらっしゃいますので、こちらから当局と議員さん、議会と一緒になって町を進めていく、考えていかなければならないというような観点から考えますと、それぞれの議員さんのところで町政の報告会とか発表会とか、いろんな意見、それぞれの地域に私たちよりももっと近い議員さんで意見を集約していただいて、そして当局に持っていただく、そういうのが物すごく当局と議会との連携を考えますといいんではないかなというふうに思っておりますので、今後、町も今までと同じようにしっかりと住民の声も聞きながらいたしますので、議員先生のほうでも当局の今年度の動き、また来年度の動き、そして議会の報告とかをしっかりしていただいて、またそこから意見を細かく吸い上げてきていただけたらというふうに思っておるところでございますので、どうかよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今町長が話されたことは十分わかっています。ある程度の意見を吸い上げて、もちろん町政のほうへ上げるというのが一番正しいことだと私自身も思ってます。でも、なかなか議員が中心になってやったら、やっぱり富貴は富貴の事情があって、一番肝心な若い人たちの声がなかなか聞こえてこんというか、吸い上げにくいのも事実なんです、これは。どこも一緒だと思うんですけども、昔のように高齢者の方と若い人たちとの世代交代がうまく行っていないので、どうしても若い人がその中に入ってきて意見を述べるということはなかなかできないので、一番その辺が問題というか。  富貴にも支所というものがあって、町長自身に出てきてくれじゃなしに、やっぱり身近なところからこういう地方創生のような問題についても、当局のほうでやっぱり中心になっていただいて、議員ももちろん参加しながら、より多くの若い人たちがとにかく集まって、そういうふうに前向きに考えていくべき問題だと僕自身思っていますので、その辺はやっぱり当局のほうも理解していただきたいと私自身は思っていますが、答弁願います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長平野嘉也) この地方創生のことで、それぞれの議員の先生、10人の議員の先生がいますので、それぞれのお考えがあるかと思います。  当局、役場としてもしっかり住民の方の意見を直接吸い上げる、また議員先生から上がってくる意見も聞いて、できるものは予算化していくとか方向性もあると思いますが、私自身は議員さんがやはり一番地元の方に根差しておるというふうに思っております。地元の議員さんがなかなか意見が吸い上げられないというような状況というのは、町長が行っても多分吸い上げられることはできないというふうに思っております。そこはやはり議員さんのほうで意見をできるだけ吸い上げていただくような努力というものが必要なことじゃないかなというふうに思います。  また、当然町に言いにくいこと、町内会長さんに言いにくいこと、議員さんに言いにくいこと、いろいろあると思いますが、それが当局が絶えず出ていって話を聞きにいくというようなことでは解決しないというふうに思っております。それぞれがやはり最大限の努力をしていかなければならないと思いますし、私自身も地域に根差していきたい。また、地域に根差すとともに、高野町を世界に発信していきたい。いろんなことを考えながら日々やっておるわけですが、当局という役場の職員等が事情等を聞きに行くというのも、当然あるかと思いますが、町が何かをしてくれるんではなくて、住民の人が町に何をしていけるのかというような考えられるような町にやっぱりなっていきたいというふうに思っております。  役場だけが一生懸命して、この住民の声を聞いたんか、あの人だけの声を聞いたんか、うちが打つ施策で賛成される方もおれば、ちょっとおかしいなと思われる方も当然おると思います。だから、一方的なまちづくりではなくて、やはり住民が町に何ができるのかと考えるまちづくりというのをしていかなければならない、それがやはり持続可能なまちづくりの基本であると思います。  だから、議員のおっしゃることも当然わかりますが、それぞれの責任のもとでしっかりと仕事をしていくのが当然であるというふうに思っております。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今町長がおっしゃったことは私も十分思っておることですが、議員はもちろん住民のことはやっぱり中心になってやっていかなあかんというのは十分承知の上なんですけども、そこへやっぱり行政という役割も大事になってくると思っています。ちょっと意見のかみ合いがちょっと違うんじゃないかなと思うんだけど。  今おっしゃったことはもちろんわかっているんですけども、やはり行政報告会のように1年に一遍来て、ほとんどが報告という形になって、残りの時間は地方創生について来た人に聞くという、これで意見を聴取したという当局の考えだろうと思いますけれども、本当の意味での意見の交換、住民の声を聞くということに関しては、やはりテーマというものを決めて、町長自身に出てくれと言うてるんじゃなしに、当局を交えて意見をまとめ上げて、ある程度まとまった話を行政に上げるというのは私らの議員の努めでもあると私自身は思っています。だから、何も出てくれじゃなしに、お互いに事情というのも、高齢化の時代になってきてるんで、若い人の声をなるべく吸い上げていくためには、やっぱりお互いに考えていかなあかんのと違うかなと私は思っています。  それでは、次に、町の予算が少ない中、ふるさと納税の役割、使い道が大事になってくると思いますが、当局はどのように考えているか、答弁願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) 失礼します。  それでは、ただいまの御質問でございます。ふるさと納税の役割、使い方ということで御説明をさせていただきます。  まず、高野町におけるふるさと寄附金についての御説明をさせていただきます。  寄附金制度は、平成23年度から始まっております。平成26年10月にリニューアルするまでは、高野町の寄附金は毎年約200万円から300万円前後の寄附額でございました。リニューアル後は平成26年度で約1億3,500万円、また平成27年度見込みベースでは、この間の補正の際には約2億5,000万円ぐらいと申し上げましたけれども、約3億円前後まで寄附額が伸びてくるのではないかと予測をしております。  この額は平成26年度決算額の町民税、これは個人と法人を足した分ですけれども、1億5,400万円を超える額となり、当町にとっては大変ありがたい財源となっています。また、平成26年度と平成27年度をあわせたふるさと基金は約2億円前後になる見込みでございます。  それで、このふるさと寄附金の使い道ですが、大きく分けますと三つございます。一つ高野町のために、もう一つ高野町住民のために、また高野町を訪れてくれる方のために活用していきたいと考えております。  また、この平成28年度の当初予算におきましては、これからの検討になりますが、町の自然と環境を保全する事業、町の歴史と文化を伝承する事業、生涯学習で輝く人たちを応援する事業、町の活性化を応援する事業、町民の福祉と健康を応援する事業、子供たちの未来を応援する事業、住民自治やコミュニティー活動を応援する事業などに活用させていただきたいと考えております。  大変貴重な財源でございます。有意義に高野町のため、高野町民のために活用していく方向で考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今の答弁ですけども、私も大体それは思っていたんですけども、私からは特に今まで予算が少なく十分な住民サービスが受けられなかった、特に小規模地域などにもやっぱりふるさと納税を活用していただきたい。私は特にそのことは思っています。また、高野町全体の高齢者の皆さんや子供の皆さんが喜んでいただけるようなものを考えていっていただきたいなと思っています。この点については以上です。  次に、富貴小・中学校の存続を含めた今後についてですけども、このままで行くとあと三、四年で富貴小・中学校は休校または廃校になると思いますが、当局はどのように思っているか、答弁願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼します。おはようございます。  今の3番議員さんの質問でございますけれども、経過報告から申し上げますと、小学校についてはそれこそ明治9年に創設され、そして今年で139年の歴史があると、非常に長い伝統校でございます。その中で、前回の質問で中迫議員さんのほうから、1人になっても生徒はどうなのかという御質問があったと思うんですが、そのときにも答弁をさせていただきましたとおり、やはり生徒が1人になってでもこれはやっていかなければならないというふうに思っております。  現在の状況を申し上げますと、児童・生徒数は、今は6年生が2人、そして中学校2年生の男子が1名と3年生の男子が1名の計4名でございます。来年度になりますと、小学生6年生が中学生に上がっていきますので、小学校が誰もいなくなるという状況でございます。ですから、休校という形をとらざるを得ないと思うんですが、このまま行きますと、議員さんが申されましたとおり3年後、いわゆる2019年には中学校が休校になるんじゃないかなと。  ただ、住基上では1歳の子供さんが年を重ねていきまして小学校に入ってこられる予定はあるんですが、これも今のところちょっと望めません。そして、もう一つは、1人になったときに、御父兄の方が、あるいは生徒さんが、小学校に行くかどうかという疑問がここで一つ心配事が起こってまいります。ですから、2019年には中学校が休校と、そして2019年には現在のお子さんがもしかして上がってくれれば小学校が復活するという状況にあるわけなんですけれども、これが今のところなかなか思うようになっていないと。  そこで、富貴の小・中学校のあり方を語る会というのがあるんでございますけれども、2015年8月21日、第16回の富貴の小・中学校のあり方を語る会という中では、いろいろと先生方、あるいは地元の方々が寄り集まってお話をしていただいた中で、小学校のほうに地域の小学校の図書館を開放をお願いしたと。その中でも、地域の方の利用者が非常に少ないというふうなお話もございました。そして、いま一つは、富貴に喫茶店を開店する予定の人がいるということも伺って、そしてなおかつ富貴に来て生活をしたいという方もおられたみたいでございますけれども、間近になってお父さんのいわゆる近隣の仕事がないということでキャンセルになったという経緯もあります。  いま一つは、富貴の小・中のあり方を語る会の中で、不登校の児童・生徒を受け入れるのはどうかと。これは私は現在九度山町が行っている、いわゆる河根の小・中学校でございますけれども、これも橋本管内のほうからいわゆる九度山町の河根のほうに不登校の生徒が来て通学しているという経緯もあるみたいでございます。  以前は、富貴でも不登校の生徒を受け入れて卒業させたという経緯もありますので、今後このような形がとれるかどうかという判断のもとで私どもも進んでいきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) この件に関しては、今おっしゃったとおり、以前から地域の方や先生方もいろいろ取り組んでこられてきたんですけども、やはりもう生徒が入ってこないという現実だと思います。富貴地区で生まれ育った皆さんにとって何とか存続できればと、住民の方もアンケートを前にとったように思っている人がかなり多かったと思います。  何年か前に耐震工事とか、今年は体育館の天井工事も行われました。また、少人数の生徒にもかかわらず、校長先生を初め、ほかの先生方も勉強に、スポーツに、子供たちとともに頑張ってくださっています。大変ありがたいことだと思います。また、子供たちも助け合いながら、少人数ではありますけども一生懸命頑張って、運動会も見させてもらったんですけども、あないして頑張ってやってくれてたと思います。  そんな中で、先ほどからおっしゃってくれておるとおり、やっぱり都会の子から見ると、いじめであったりとか、自殺であったりという中で、学校もきれいだし、富貴の場合特に廃校にするのはもったいない話で、そういう面で富貴ももちろんそうですけども、高野町全体で何とか受け入れられるように、もう一つ踏み込んだ形で、当局のほうももう一つ踏み込んだ形でやっぱり考えていってもらいたいと、私自身はそう思っているんですけども、答弁願います。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼します。  今、踏み込んだ形ということでおっしゃっていただきました。と申しますのは、アクションプランを立ち上げることによって、空き家の対策であるとか、それから里親制度であるとかということも考えていかなければならないと思っております。  ただ、本当に残念ではございますけれども、現在のところ、生活のいわゆる基盤というんですか、それが橋本管内のほうに移ってしまっているような気がして、なかなか定住というんですか、子供さんがいらっしゃらない。ですから、現在いらっしゃるのが、この間もお話しさせていただいたとおり、駐在さんのお子様が、この方が上がってくれればと思ったりもしているんですが、これがなかなか転勤とかそういうふうなこともあって望めないというので、なかなか具体策というのが非常に思案するところでございます。  なおかつ、せんだってもお話の中で未婚者のいわゆる婚活の制度もということで、一度婚活もやろうやないかというふうな取り組みもされたみたいでございますけれども、5名以上が集まらなかったということで中止になって、本当に地域の皆様方におかれましては、いろんな取り組みをしていただいておることは本当にありがたいことだと思っております。  なおかつ、教育につきましては、先生方も少ない数の中であって、パソコンを、富貴の児童・生徒につきましてはパソコンを本当に上手に駆使してくれておる。それが先生方の指導だというふうに思っておりますし、取り組みとしては、子供さんが本当にこちらのほうに住んでいただけるということが一番だというふうに思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) とにかくもっと町のほうもどんどんアピールしていただいて、富貴のよさというものをアピールしていただいて、会合ばかり重ねるんではなくて、宣伝といいますか、そういう形でもどんどん前向きに考えていただいて、もっとアピールしていただきたいと思っています。  以上です。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長平野嘉也) 3番議員の二つ目の質問に対してのことでございますが、まず富貴のことに関して、町がもっと頑張ってPRせいというような御指摘をいただきました。  私、大字高野山に住む人間でございますが、高野町を出ていきますと周辺集落のPRというのは物すごくやっております。国のほうに行ってでも、農林水産省に行ってでも、ワインをするときのことでも、県の幹部の方と会うときでも、知事と会うときでも、国会議員でも、富貴というとこはすごいええとこなんやというようなことで、先頭になってPRをしております。というのが、やはり筒香にしてでも、花坂にしてでも、富貴地区というのは復活できるというふうに信じて今動いておるところでございます。あんないいところはないなというのは、僕は選挙活動中にあそこを走り回って、ここが復活できるというふうにやはり思ったからでございます。  また、高野町全体をしっかり頑張って大きくしていくためには、その周辺集落をしっかりと建て直すというか、もっと元気になってもらわないといけないというふうなことも心の中に置いております。  この小学校が存続を含めた今後について、廃校、休校になるというようなことにならないように、一生懸命空き家調査とか、そういった移住の観点で役場のほうもいろいろやっておる最中でございます。やはりその地域ですね、高野山にこの役場におって富貴の何がいいのか、どこがいいのか、富貴以外のそれぞれの地区のよさというものも、なかなか私のほうで100%把握することはなかなか難しいと思います。やはり住んでおられる方が一番その地区のよさというものが一番わかっておると思いますので、それらをお互いに話をしながら進めていければというふうに思っております。  小・中学校が続けていけるというのは、やはり地方創生でも当然考えていかなければならないことでありますし、まずその地で食べていけること、飯を食っていけるような仕組みも、地元の方を中心に考えていってもらって、それを行政がお手伝いしていくというのが一番理想の形かなというふうに思っております。  また、それぞれの地区、高野山もそうですが、よくあります、三物が必要だと言いますね、三つのものが必要です。よそ者、若者、もう一つちょっと忘れましたけど、そのいろんな考えを持った方々がその地区に、地域には今は必要かなというふうに思いますので、Uターンもしっかりしていかなければならないと思いますが、今後はこの高野町全体によそ者、また若者、そういった方々がたくさん来るように、私も努力していきますので、議員先生のほうでもまた御助言していただけたらというふうに考えております。  それと、初めの質問の中でありますが、行政が地域に出ていく、そして意見を聴取する座談会ということで、そのために行政報告会をさせていただいております。これ1年に大体16日から20日ぐらい費やします。1年にこの地区だけ、この地区だけというふうにやったらいいんですが、大体の地区をカバーするというところで、職員、課長連中を連れて行っておりまして、その貴重な時間をぜひこちらも有効活用していきたいという思いで行っておりますので、その場でいろんな意見が飛び交えればというふうに思っております。  それと、当局がもっと若い人の声をというような議員の御指摘もあります。当然若い人の声も重要でありますが、若い人の声と同じぐらい、またそれ以上に高齢者の方、中年の方の声も大事だというふうに考えておりますので、小学生から大人まで、老人までの意見をしっかりと聴取するように、今後も行政報告会を続けてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(所 順子) まだ時間がありますが、いいですか。  下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今、町長がお話しされたとおり、私自身もしっかりと住民の声を吸い上げて、町政のほうに訴えていきたいと思います。その分しっかりと逆に受けとめていただきたいと思います。  以上です。
    議長(所 順子) これで一般質問を終わります。 ○2番(﨑山文雄) 議長。 ○議長(所 順子) 﨑山君、何か。 ○2番(﨑山文雄) 動議を提出させていただきたいと思います。  私たち議員6名は、平成27年第4回高野町議会定例会に臨み、6名連名で所順子議長不信任決議案を動議として提出させていただきます。 ○議長(所 順子) しばらく休憩いたします。            午前10時55分 休憩            午前11時39分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  先ほど、2番﨑山君から議長の不信任決議の動議が提案されました。会議規則第16条の規定による1人以上の賛成者がおりますので、動議は成立しました。  お諮りします。本件については、追加日程第1として日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。よって、議長の不信任決議を日程に追加し、追加日程第1として日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定しました。  なお、私ごとでございますので、退場いたします。  議長を仮議長にお願いしたいと思います。  お諮りします。仮議長の指名については負門君を指名することに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名した負門君に議長席についていただきます。よろしくお願いいたします。             (所順子議員退場) ○仮議長(負門俊篤) 追加日程第1、発議第5号、所順子議長不信任決議案についてを議題とします。  提案者に提案理由を求めます。  2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) お許しをいただきましたので、提案理由の説明をさせていただきます。  発議第5号、所順子議長の不信任決議について。  上記議案を別紙のとおり高野町議会会議規則第14条の規定により提出します。  平成27年12月17日。  提出者 高野町議会議員 﨑山文雄。  賛成者 高野町議会議員 負門俊篤、同じく大谷保幸、同じく中迫義弘、同じく松谷順功、同じく大西正人。  所順子議長の不信任決議。  本町議会は、所順子議長を信任しない。  以上、決議する。  提案理由。  議会は「言論の府」と言われるように、議員活動の基本は言論であって、問題は全て言論によって決定されるのが建前であります。このため、議会においては特に言論を尊重し、その自由を保障しております。  しかし、議長選挙時、誰が白票を入れたのか調査したり、懲罰委員会においてのテープを聞き、あなたの発言は適切でないとチェックしたりして、今会議の中で自由に発言できる状況にありません。この状況で言論の自由がなくなれば、議員はその職責を果たすことは到底不可能であります。  また、私が所君に対する処分要求書を同年12月5日付で所議長に提出してありますが、12月10日の本会議(一番身近な)においても取り上げようとせず、これをコピーして、このようなものが﨑山議員から提出されたと全議員に配布するなど、議員を侮辱したような議長の行動が理解できず、不信が募るばかりであります。この意図がわかりません。  議長は、自治法第104条で、議場の秩序を保持し、議事を整理し、議会の事務を通理し、議会を代表する職責を与えられているのであります。公平・公正指導の原則を忘れた行動で、反省の様子もなく、所議長をこれ以上議長として信任することはできないと考え、ここに議長不信任案を提出いたします。  以上であります。 ○仮議長(負門俊篤) これで提案理由の説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○仮議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。  3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 私は1年生議員ですけれども、この間からのあれを見て。 ○仮議長(負門俊篤) 前へ来てください。 ○3番(下垣内公弘) 私は1年生議員で勉強不足のところもあるんですけども、余りにもこういうあれは、書いている内容を見ても、子供じみた話であると私自身は感じました。  以上です。 ○仮議長(負門俊篤) ほかに討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○仮議長(負門俊篤) これで討論を終わります。  お諮りします。ただいま議題となっております議長不信任決議案については、投票により表決をとりたいと思います。投票に当たっては記名投票と無記名投票の方法がありますので、無記名投票で採決を行いたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○仮議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。  それでは、ただいまより議長不信任決議案について、採決は無記名投票で行います。議場の出入り口を閉めてください。              (議場の閉鎖) ○仮議長(負門俊篤) ただいまの出席議員数は8人です。  次に立会人を指名します。会議規則第32条第2項の規定により、立会人に8番大西君、9番松谷君を指名します。  投票用紙を配布いたします。  念のため申し上げますが、投票は無記名投票で行います。投票用紙には、不信任案決議案を可とする方は賛成と記入し、不信任決議案を否とする方は反対と記載願います。  投票用紙の配布漏れはありませんか。 〇議員(「なし」) ○仮議長(負門俊篤) 投票箱を点検します。  異状なしと認めます。  ただいまから投票を行います。議席番号の2番の議員から順に投票願います。  投票漏れはありませんか。 〇議員(「なし」) ○仮議長(負門俊篤) 投票漏れなしと認め、投票を終わります。  開票を行います。8番大西君、9番松谷君、開票の立ち会いをお願いします。  投票の結果を報告します。投票総数8票、有効投票8票、無効投票ゼロ、有効投票のうち、賛成6票、反対2票、以上のとおりです。  したがって、議長不信任決議案については可決されました。  議場の出入り口を開きます。              (議場の開場) ○仮議長(負門俊篤) ここで議長の除斥につきましては、これを解除いたします。議長が着席されるまでお待ちください。これで仮議長の職を解かせていただきます。 ○議長(所 順子) 日程第2、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付しましたとおり議員派遣を行います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定しました。  日程第3、委員会の閉会中の継続審査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査等とすることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議は全て終了しました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に当たり、町長の挨拶をお願いします。  平野町長。 ○町長平野嘉也) それでは、閉会に当たり、一言御挨拶をさせていただきたいと思います。  平成27年の第4回定例会、議案、また条例等、慎重審議していただきましてまことにありがとうございました。  本年を振り返りますと、年当初から1200年の開創法会の準備段階から始まり、学童保育も始め、そして開創法会が50日間で60万人が来られたということで、役場、金剛峯寺、また宿坊協会、商工会、そして住民の方々議員の先生方もいろいろ御協力いただきましたことを、この場をおかりしまして厚く御礼申し上げます。  また、法会が終わりますと、夏から秋にかけても観光される方、信者の方々も非常に多く、駐車場の問題とか、食べるところの問題とか、次の2034年に向けて考えていかなければならない問題もたくさん出てきておりますので、役場もしっかりと今後考えてまいりたいというふうに思っております。  秋には国体が開催され、3B体操、そしてゲートボールが本町で開催されて、また期間中、1万人以上の方々高野町に宿泊していただき、周辺の市町村からは、高野町はおいしいとこだけを持っていったなとよく言われて、そうでしょうというようなお答えをさせていただいております。  国体も終わり、秋の季節にネパールルンビニとの友好関係も結ばせていただいて、県立医科大学とまたネパールで何かできないかというのもいろいろ議論をしておる最中でございます。それと、やはり11月5日が「稲むらの火」ということで、世界の津波の日ということで認定されました。また、先々日に梅が世界農業遺産としても認定されました。  そういうことを考えますと、今年は和歌山県にとって非常にいい年であった。来年、再来年以降に向けて弾みがつく物すごい年であったのかなというふうに思っております。  また、来年は本町にとってはユネスコの文化遺産として黒子道、また女人道等が追加登録に向けて今動いているところでございます。それが追加されますと、やはり紀南の紀伊山地と霊場と参詣道の熊野よりももっともっとPRをしていきたいというふうに思っております。  それと、高野山とそして九度山ゆかりの武将、真田幸村の大河ドラマも放映されます。高野山に来る方には必ず九度山に寄っていただいて、帰るときにも必ず寄っていただくような形で、高野山上でもPRすることが一番効果的ではないのかなというふうに思っております。  何はともあれ、本年いろいろございました。今年ももう一月を切っており、寒い時期になってきておりますので、議員先生もお体を崩さないように、いい年を迎えていただきますことをお祈りするとともに、高野町全体が来年いい年でありますことをお願いし、また来年しっかりと町のために働くことをお誓いいたしまして、12月定例会の最後の挨拶とさせていただきます。本当に御苦労さまでございました。
    議長(所 順子) これで平成27年第4回高野町議会定例会を閉会します。            午後 0時00分 閉会   この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する   平成27年12月17日   高野町議会   議長   所   順 子   議員   﨑 山 文 雄   議員   下垣内 公 弘   議員   上 野 幸 男...