高野町議会 > 2014-03-17 >
平成26年第1回定例会(第6号 3月17日)

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  1. 高野町議会 2014-03-17
    平成26年第1回定例会(第6号 3月17日)


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    平成26年第1回定例会(第6号 3月17日)                平成26年         第1回高野町議会定例会会議録(第6号)        第14日(平成26年3月17日 月曜日)          午前9時31分 開議     第 1 一般質問     第 2 議員派遣の件について     第 3 委員会の閉会中の継続調査(審査)について 2 出席議員(11名)    1番 負 門 俊 篤         2番 所   順 子    3番 中 迫 義 弘         4番 中 前 好 史    5番 掛   正 和         6番 大 谷 保 幸    7番 西 辻 政 親         8番 大 西 正 人    9番 松 谷 順 功        10番 平 野 一 夫   11番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名)
    4 事務局職員出席者   事務局長  奥 坊 恒 雄   書記    森   みどり 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        木 瀬 武 治   副町長       中 島 紀 生   教育長       上中居 悦 弘   会計管理者     上 江 良 幸   総務課長      尾   和 哲   企画財政課長    辻 本 幸 弘   健康推進課長    阪 田 圭 二   建設課長      山 本 剛 久   富貴支所長     中 山 秋 夫   消防長       中 西   清   教育次長      下   勝 己   診療所事務長    中 尾   司   生活環境課長    井 上 哲 也   まち未来課長    佐 古 典 英                午前 9時31分 開議 ○議長(負門俊篤) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、発言を許します。  8番、大西君。 ○8番(大西正人) おはようございます。よろしくお願いいたします。  それでは、質問の機会を与えていただきましたので、ただいまから一般質問をさせていただきます。  私からの質問事項は二つでございます。一つ目は高野町の観光行政について、二つ目は開創1200年を迎える体制について、高野山総合診療所、また高野町消防署、その他の体制づくりの内容についてお聞きをいたしたいと思います。  まず、高野町の観光行政についての質問でございます。  高野山観光協会は、高野山宿坊組合、現在は一般社団法人高野山宿坊協会となっておりますけども、ともに事業、活動をされていたと認識しております。しかしながら、(仮称)高野町観光協会になるというようなことも聞き及んでおります。3月11日の、今日は2番議員が言われんので残念なんですけども、一般会計予算審議において2番議員が質問されて、宿坊協会の理事会において26年度は観光協会としての事業はしないので補助金を町側に請求しませんというようなことでございまして、毎年出ていた補助金が今当初予算には計上されておりませんでした。  観光行政を担ううちの行政の中にはまち未来課、それとともに高野町の将来を左右する観光に携わる大事な事業所ではないかと考えております。町として今後どのようにかかわっていかれるのか。設置場所であるとか、助成金の問題、職員、そして一番大事なのは活動内容だと思います。その辺をお聞かせいただけたらありがたいと思っております。  あとは自席で質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長佐古典英) おはようございます。  今、8番議員から御質問いただきました件につきまして、先日、町長より内容等をお聞きしまして、担当課長として答弁したいと思います。補足的なことがございましたら、町長のほうでお願いしたいと思います。  まず、最初に御説明させていただく前に、高野山観光協会の今までの推移というんですか、ちょっと既に御認識いただいてると思いますが、こういう経過があったもとでこういうふうになっていくという経緯について御説明させていただきたいんですけども、昭和30年の前半に、今の女人道下に諸苑墓案内所というのがあったそうです。ここは全国各地の藩主のゆかりのある寺院に宿泊するというそういうふうな風習の中で、諸苑墓案内所という案内所があったそうです。それで、第2次世界大戦後の昭和23年10月に高野山観光協会が新しく発足して、金剛峯寺に事務所を置いたのが、観光協会のこの町の始まりということです。  それで、その後、昭和30年になりまして、高野町、金剛峯寺、諸苑墓案内所、この3者で観光協会が発足して現在に至っているといういきさつであります。この諸苑墓とは、今でいう宿坊協会のことじゃないかなと思います。  この58年間の歴史の中には、波乱万丈の出来事や宗教を観光と呼ぶことでいろいろ議論があったと伺っております。しかしながら、我が国の旅行形態や経済成長をする中で、奈良、京都でも叫ばれております宗教観光というのが近年になって確立しております。高野町においても将来を見据え、この組織を見直す時期でもあり、本年に入り高野山宿坊協会より理事会と総会を経て、町長に、町にこの組織を移管するので、今後新しい仕組みの展開計画を考えてほしいというふうなお話があったと伺っております。  どのような組織かと申しますと、やはりイメージ的には今、高野町観光事業推進協議会という会でいろいろイベントとか事業を行っております。今日の新聞にも報恩市のチラシ、高野市のチラシが入っていたと思いますが、高野町を活性化していくという大きな事業にも取り組んでおりますが、この観光事業推進協議会を基盤とする組織の拡大、この協議会は高野町の4者合同イベント実行委員会というような感じで、4者で予算を出し合っていろんなイベントをする会ということで立ち上がったわけでございますが、その後、イベントだけではなく、いろいろ取り組んでいくということで、高野町観光事業推進委員会、そして今では高野町観光事業推進協議会という名前で幅広く活動をしております。  先日、仮称でございますが、町長から高野町観光協会という御説明をいただきましたが、ちょっと予算審議のときにも誤解されておるんかなというふうな御発言をいただいた議員さんもおるわけですが、高野町観光協会は、高野町役場を意味する高野町ではなく、ここでいう高野町とはこの地域の名称であり、主役は高野町民がこれからの高野町をつくっていかなければならないという高野町のネーミングであると思います。そこが一番重要なポイントじゃないかなと考えております。  高野町役場ではなく、高野町、この町という、地域の名称が高野町ということでありますが、やはり高野町という名前を使えばどうしても役場の中にあるとか、高野町役場のというふうに誤解されやすいわけでございますが、この地域の名称が高野町ということでございます。  今現在、観光事業推進協議会は、高野町。高野町商工会、高野山観光協会、総本山金剛峯寺で構成されておりますが、各事業所の施策や手法は異なりますが、商工の発展、宿坊の利用者の増進、また大師信仰から、歴史や文化を背景にさまざまな要素から人々が高野を訪れる、人が町を歩く、この町で時間を消費する、この町の経済効果を増やす等々、地域活性化を目的とする、人が来ればさらに魅力のある町になり、人が住み、人口減少を食いとめる。各事業所とも最終目的は一緒であり、地域を活性化するということじゃないかと思います。新しく組織ができればこれまでの各組織の機能を十分に生かしながら、利便性を図り、一本化されたワンストップ窓口を目指した、直結型の観光推進の核になる組織運営が展開することが望まれてまいります。  例えて申しますと、昨年ですけども、奈良で行われた日本青年会議所主催地域活性たからいちにおいて、高野町観光事業推進協議会取りまとめ役となりまして、高野山真言宗の僧侶の方々、高野山宗教舞踊の方々、高野町商工会青年部高野山青年団観光協会、町民、町行政、約80人が一丸となって、高野の歴史、文化、伝統、習俗など、人と人、人と地域とのつながりとなる地域の誇りや郷土芸能を全国に発信し、70近く展開してきた全国地域の中から、たからいちグランプリ2013一般審査部門で3位に輝きました。このような活動を実績として、今後も取り組んでいくことが重要施策と考えております。  高野町においても、近年では高野町の次世代を担う若者たちが立ち上がり、高野町次世代地域活性化会議、そしてまた町民で組織される高野の明日を考える地域勉強会など、28年観光、法会の終わった後の年、28年観光、高野町の未来に目が向けられ、誰しもが地域づくりを考えていることと思います。いろんな立場から見る高野町を、地域住民とともに目指すべき組織ができることと思います。  議員からもどのような組織というような御質問もいただきましたが、会員組織はどのような組織になるのか、まだまだ課題も多く、今後検討段階に入っていくと思いますが、皆さんの力、協力、特に高野町議会議員の皆様の御理解と御協力がなくして行政の中で地域振興ができるとも考えておりませんので、議員各位においても御理解と御協力をお願いしたいと思います。  ただ、誰がかかわるとか、どういう名称にするとかという議論も先日いただきまして、固有名詞等も出ておりましたし、いろんな表現が出ておりましたが、言えることは観光事業推進協議会を基盤として各事業所から観光力のノウハウを持ったものが人選されると伺っております。そういう中で、その組織の中できちっとしたコンセプトを立てて、そのプロセスをどのように展開していくかということが一番重要でもございます。とりあえずその組織で立ち上げて、そこで勉強して、何年後に花開くというのではなく、即効性のある、間近に迫った大法会、また法会後、お客さんの動きがどういうふうになっていくかということも見きわめながら、28年、高野山の地域を挙げての観光というのが重要な施策になってくると考えております。  8番議員においても、商工会青年部で若いころいろいろ御活躍され、また今町議会議員として、また本年は奉賛会の会長として御活躍ですので、いろいろ奉賛会とも連絡をとりながら、お知恵をかしていただきながら、この事業を進めていかなければならないんじゃないかなと考えております。  議員にいただきました質問につきまして、簡単でございますが、答弁にさせていただきます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 課長のほうから御答弁をいただきましたのは、今の観光協会が最初からどういうふうに今に至ったかというようなお話と、それから今は高野町の地域の活性化を主とした観推というところとの融合といいますか、観推を基盤として、高野町、そして金剛峯寺、商工会、観光協会がかかわって、全体で高野町の地域の活性化を図っているというようなお話であったと、まとめるとあったんではないかと思います。  私も奉賛会という大事な役目を今年お受けいたしまして、皆さんにお願いに回るばかりで、頭を下げて、協力をお願いするというような立場になっております。したがって、高野町の行政、そしてまた民営活力の観光協会と思っておりますが、そういう全ての観光に携わる、また地域に携わるところにお願いを、もちろん高野町、町長を初めとするこの行政体もそうなんですけれども、全ての人に助けていただいて、奉賛事業をしていくような立場になりましたので、町のしんどいところといいますか、大変なところはわかる気がするんですけれども。  今、課長のほうから答弁をいただいたんですけども、観推へのかかわり方ですよね。観光協会が今ある程度観推を基盤として四つでやっているところに入っているということで、報恩市のことも御紹介していただきました。今日もちょっと朝入っておりましたので、チラシも持っております。行政としてのかかわり方で、私もずっとじゃないですけど、少しうちのほうもかかわらせていただいて、冬は非常に寒い、冬の時期の寒いとこに協力してくれる人が来ていただいて、そして四つですね、金剛峯寺のほうは助成金ということで、観推というところは人が出てないわけなんですけども、まち未来課の職員さん全部総出で協力といいますか、やっていただいている姿を見ると、行政挙げてやっているような、関係する行政ですね、まち未来課が一生懸命取り組んでおられるというような姿が見られたわけです。  それは何でそんなことを言うかといいますと、やはり行政でないとできないといいますか、なかなか一つの事業体で1回、2回やったからというて、冬は人が来ません。もうそれでやめてしまおうかということにならないのが行政のいいところで、しつこくといいますか、ある程度結果が出るまで一生懸命続けていただける、そういうところと民間が一緒になってやるというところが、やっぱり行政のいいところかなと思うんです。  特に、今度高野山の観光協会というのは、私も最初に言いましたように、やっぱり観光行政のかなめやと思うんです。皆さんが今度そしたら今の宿坊組合のほうから出られてひとり立ちしていくというか、別の組織に、別の組織といいますか、今までもちょっとわかりにくかったわけなんですけれども、どこで活動場所拠点場所にするんですかとか、そして職員の構成はどうなるんですか、高野町から出ておった助成金だけでは賄えれへんさかいに、今までも観光協会というのは52ヶ寺の宿坊さんと、そして特別会員である金剛峯寺さんというような構成になっておったと思うんですけれども、そういう方以外に今度はいろんな会員さんが増えると思うんですけども、そういう会費とで構成されていくと思うんです。そして各いろんなところからの委託事業になってくると思うんですけど、そういう金額的な助成金的なこと、活動資金というのはそういうところになってくると思うんですけど、一番大事なのはやっぱり活動内容ではないかと思うんです。その中でやっぱり観推へのかかわり方というのは非常に強いと思うんです。  今の課長の答弁の中でも、観推を基盤としてというような答弁もいただいておりますので、私の思うには、今、物すごく観光というのが役割が広くなっておって、地域の資源とか、魅力とかを活用して、観光に貢献するというのはもちろんなんですけども、文化の高揚であるとか、地域おこしであるとか、幅広い意味での観光振興になってきてると思うんです。観光行政のことを長年かかわられてきた課長に言いますと、釈迦に説法というようなことになりかねませんけども、私としましては民間の活力をうまく生かした観光振興を図っていくというのが観光協会ではないかなと思うわけです。もちろん行政とのタイアップも必要だと思うんですけども、その辺の今後のお互いの関係ですね、そういうところをお聞かせいただきたいと思うんです。  そして、お答えできるならば、設置場所をどう考えておられるかとか、職員の、名前とかそんなことは言いませんよ。どういう方たちを中心にまず始めたいとか、助成金は今までどおりなのかとか、活動内容は、今言いましたように一番大事です。そして観推への今後のかかわり方です。その辺のところを少しお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長佐古典英) 今いろいろ御質問いただいたわけでございますが、最終決定は町長にございますので、町長から私の補足分を答弁いただけると思いますけども、当然、行政でできる観光、地域でできる観光というのはあるわけですけども、私も何十年という中で行政で観光の担当をさせていただいたんですけども、本当に地域と連携して観光行政をやっていくときは、公務員という枠を外れないとできないということも多々ございました。これは役場の職員と違ったらこんなんできるのになとか、いろんなことを思いながらしたこともございます。  ただ、行政がしてでも、地域がしてでも、やはり相手は高野町の中におる住民がどのような形で観光に携わっていって、これが経済につながって、雇用につながってという、そういうふうなことをどんどん目指していかなければならないというのが原点と思います。  高野市のお話も今出ましたが、本日の新聞を見ていただいても高野市のチラシ、だんだん高野山の商店の方の協力が増えてきております。最初立ち上げたころは、どのような形で何をするんよということで天神さんの境内に来られた方もおられましたが、やはり数を重ねていくことによってだんだん理解も深まって、いろんな方が、じゃあ協力しようよと、天神さんの境内に行けないけど、うちでは20日の日に、21日の日は特別なおもてなしをしようよとか、そういうふうな商店がだんだん増えてきておるということで、この催しも将来的には我々がしなくても店主の方が自主的にやっていただける大きな仕掛けが進んでいくんかな、進んでいるんかなと感じております。  ただ、20日の夜にお逮夜ナイトウオークという形で、11番議員さんも議会でこういうことはどうよという御提案のもとで形がついて、ちょうど東北の震災の年の3月に始まったわけですけども、今では固定客というんですか、大阪、橋本、和歌山から、20日の夜はこれだけに来ますという方も増えてきております。PRしなくても、やはりこの大師信仰とか高野山観光というのは、この町で体験していただける、この町で実感していただける、そういうことを体験していただければ、おのずから広がっていくんじゃないかなという要素もございますし、またこういう組織をつくって全国にどんどん発信していくということも重要かとも思いますし、事務所等、職員については各事業所から選出されるんじゃないかと思いますし、とりあえず観光事業推進協議会、この場所が基盤となってこれから進めていくことと伺っております。  ただ、4月からどういうふうにしていくとか、どういうふうになるというふうなこともまだ決定してございませんし、私ももう3月を年頭に一旦退職という形になってまいりますので、今後どのような形で行政にかかわれるんかということも未知数でございますけども、今までの経験を生かしながら、いろんなことに取り組んでいくというのがこの公務員生活最後の高野町への御奉仕、恩返しかなというふうにも感じております。  一住民になっても、議員さんももちろん全議員さん、高野の町民でございますので、高野山、町をどのように変えていく、どのような町をつくっていくというのも、職員と一緒になっていろいろお知恵をおかりしながら御指導もいただきたいというのが議員さんの立場じゃないかなとも感じておりますので、その辺もあわせてお願いしたいと思います。  あと、私の足らない分につきましては、町長から補足説明をお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 課長のほうから詳しく説明をいただきました。3年ほど前から、何件かのお寺の住職さんと話をさせていただいております。もちろん観光というのは高野町にとっての基盤産業であると、まず第一の基盤産業であると。その辺の部分の中で、宿坊組合の中の高野山、名前は宿坊組合高野山観光協会となっておりますが、現在の状況であるんであれば、宿坊組合の中の高野山観光協会というような形で捉まえがちであります。  先ほども言いましたが、基盤産業は観光であるという部分の中で、高野町の観光協会立ち上げて、そこを主体とした観光事業を展開をという話を、3年ほど前から話を進めさせていただいております。  具体的なお話をさせていただきますと、通称観推になります。先ほどから8番議員が質問をする中で、高野町観光協会でまず観推が受け持っておった、取り組んでおった事業を高野町観光協会で、課長も先ほどから基盤という言葉が出たわけなんですけども、そこで全て企画立案、実施もしていただこうと。  ただ、学童軟式野球、桜、ゲートボール、ジェトロ等々、報恩市の話ももちろん出てるわけなんですけども、学童軟式野球等に関しましては、役場の職員、観光協会宿坊組合、商工会、また金剛峯寺等々、住民の方々の多くの手がなければ運営はできない分に関しましては、総動員でお手伝いをしましょうと。  まず、先ほどから議員も言われているように、全体で、全員でこの高野町の観光を盛り立てていこうという、その中心基盤になるのが高野町観光協会であります。観光行政はもちろんまち未来課の一つの部署の中でやるわけなんですけども、高野町観光協会観光行政、もちろんすみ分けもしていかなあかん部分もあるし、もちろん協力でタイアップして取り組んでいかなければならないことも多くあろうと思います。観光行政に関しましては、ほとんど観推の事業にかかわっていく部分であろうと考えております。  先ほどから具体的な場所云々という質問でありますが、この間2番議員が質問をされたときに、今の観光情報センターという話を少しさせていただきました。ただ、場所的に言うのであれば、観光情報センターより、今の千手院にあるあの場所、あの場所が高野町観光協会の母体となる場所として、あの場所がいいんではないかと今考えております。その場所云々に関しましては、これから宿坊組合理事長、理事さんを含めた中でお話をさせていただきたいと思っております。  それと、人員に関しても5名前後というような形で先般答弁をさせていただいたわけなんですけども、多分それぐらいのメンバーで最初は取り組みをしていただきたいと思っております。ひょっとしたら最初の社団法人高野観光協会という社団法人立ち上げなければなりませんので、4月1日、今から時間的にはとても無理です。立ち上げまで高野町の観光行政に携わるものが出向という形で出る場合も考えなければならないんではないかと思っております。  補助金云々の話が出たわけなんですけども、今年度は高野山観光協会には補助金の申請がなかったので出しません。だけど、高野町観光協会という一つの観推を受け継ぐ事業の母体ができましたときには、そこに対しては助成を出す、この町長選が終わった後の補正か、6月の補正で出したいと考えております。  最初の人件費云々という部分で考えるのであれば、1年間は助成なしではやっていけようとは考えておりますが、これからの企画立案の中でかなり費用的なものがかかるんではないかと考えておりますので、もちろん高野町を担う観光協会に対しては補助金は惜しみなくとは言いにくい部分がありますが、補助金を出して運営をしていただくように考えております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今、微妙な時期といいますか、3月いっぱいまでは今の形でやっていただけるというようなことを、会長さんといいますか、理事長さんに聞いております。その後といいますか、それは立ち上げまでは今のまち未来課が高野町の観光行政を承る窓口になっているわけですから、母体になっているわけですから、そこのかかわりといいますか、町長のほうでどういう人選をなさるのかはわからないけれども、立ち上げのときのことはどういうふうになるかわからんけれども、そういうお含みを持っておるということですね。  それで、助成金に関しましてはちょっと1年ぐらいはなしでも行けるんじゃないかというような話もありましたけれども、できたらそういう形ができてきたら補正とかそういうので必要な内容を検討した上で補正をしていくということも考えられるということですね。  職員に関しましては大体5名ぐらいをお考えで、その内容については、それはまだまだ決まってないと思うんですけれども、やはりそれなりに観光ができる方というような方になるんではないかと推察するわけですけども、5名ぐらいを考えておられるというんですね。5名ぐらいを考えられているという、大体町長の頭の中では人員構成としてこのぐらいが適当じゃないかなというようなイメージ、イメージ的にね、というようなお考えで、その設置場所は、最初は観光情報センターがいいんじゃないかなというような考えがあったんだけれども、今は千手院にあります今の場所ですね、宿坊協会観光協会という看板が今まだ二つ掲げておりますけれども、あそこがいいんではないかというように今は思っているというような内容であったと思うんです。  一番大事なところは活動内容でありまして、課長のお話、町長のお話をお聞きしますと、観推がやってきた事業を中心に観光振興をしていくというようなお話だったと思います。私は高野町の観光推進協議会ですか、その内容、非常にすごい大変なところをやっていただいておると思います。観推の事業といいますと、先ほど言いましたけど、高野町、そして金剛峯寺観光協会、商工会から分担金を持ちまして、金剛峯寺のほうは人は一人だけだったんですけども、高野町のほうから、また観光協会のほうから、商工会は一番人が少ないので、私もあたっておりますので少ないんですけど、その四つが中心になってやっておるわけで、物すごくその事業をしていただいております。  その中で学童野球大会であるとか、今全日本というような冠もいただきまして、私もこの立場になってから、毎年開会式に行かせていただいて、商工会で高校のところのグラウンドのお手伝いにも行かせていただいておりますが、すごく大きな大会になってきて、すばらしくなってきております。そして、またゲートボール大会であるとか、桜祭りであるとか、いろいろと大変な事業をやってくれております。  それを、また今度は観光協会が中心となって引き継いでいくということになりますと、5人ぐらいで足りるんかなというぐらいの思いもあるんですけれども、そこはそういう細かいところまでは、誰がなるんかとか、そういうことはまだわからないと思いますのでお聞きはいたしませんけれども、やはりそれを進めていくのは、今までそこにそういうことに携わってきた町である、自分とこの組織から少し離れたような形になりますけれども、宿坊組合の理事長さんとか、そしてまた高野町でいえばかかわるまち未来課、そして町ではないかと思います。その二つが相まって人事とかも進めていくと思うんですけれども、そこはそごのないようにといいますか、ほかのところからあまりやゆされないような方向で進んでいかれるほうがいいんではないかなとは思うんですけれども。  今後の一番大事なところ、観推へのかかわり方といいますか、観推の将来的な見通しです。これはまち未来課の課長にお聞きしたらいいのか、町長のほうにお聞きしたらいいのかわかりませんけれども、観推とまち未来課の相乗効果が一番いいと思うんですけども、観光協会とうちの行政でやっておるまち未来課の観光部門がありますから、その相乗効果が相まって高野町民全部を巻き込んで、観光というものを盛り上げていく、観光振興をしっかり図っていくというのが大事なんですけども、そこら辺の観光推進事業を進める基盤としていく観光協会と町行政がやっておられるまち未来課との今後のかかわり方、こういうふうにして盛り上げていきたいと思ってるんですよというようなところを、もう少しお聞かせいただければなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 先ほど観推の事業を(仮称)高野町観光協会が中心に基盤としてやっていくという話をさせていただきました。現在、観推、協議会なんですけども、会長という形で私が会長を引き受けさせていただいております。前回は持明院さんが宿坊組合の理事長であったときに会長を引き受けられたと。それで理事長をやめられた後、私が引き受けさせていただきました。  まず、高野町観光協会の最初の立ち上げまでは私が引き続いて、理事会組織になろうと思いますが、理事長なり、会長なりを引き続いてやらなければならないんではないかと考えております。もちろん理事組織になっていくと思いますので、金剛峯寺から、また宿坊組合から、また商工会から、役場からというような形で、理事何名かを出していただいて、その理事の中で理事長を決めていただくという、そういう流れになってくるんではないかと思います。  それと、8番議員が質問をされた協会と行政とのかかわりというのは、行政に関しては県、国とのパイプ役になってきます。そんな中でパイプ役を通した形の中で高野町観光協会とのタイアップという部分になってこようと思います。  先ほどお話をさせていただいた高野町の産業の基盤である観光に関しては、もちろん観光協会が主体になるわけなんですけども、金剛峯寺、商工会、宿坊組合、高野町行政全てがかかわっていく、全ての住民を巻き込んだ中で高野町の観光を盛り上げていく、中心にしていく高野町観光協会として育てていかなければならないし、またそういう中で動きをしていただかなければならない高野町観光協会だと考えております。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 佐古課長には答弁していただいたら最後になるかわからんのですけど、長い間、定年を迎えられるということで、またいろんな形で観光にかかわっていかれるとは思いますけれども、またよろしくお願いしたいと思います。  私のほうの時間配分をちょっと間違っておりまして、こっちのほうで大分時間をとりましたので、町長からも大分言えないところが多いとは思いますが、お話しできるところ、大分お話をしていただいたと思うんで、最初は町長が会長のようなことになって、理事長をまた決めていって、その中からまた選ばれていくんではないかというようなお話もいただきましたし、設置場所につきましても、今のところがいいんではないかなというようなお考えを持っているというようなこともございました。これから関係者の方と詰めていかれて、しっかりした形ができてくることと思います。高野町の大事な観光のかなめになる、基盤産業でございます観光を担う観光協会であると思いますので、責任を持ってベストな形になるよう、よろしくお願いをいたしたいと思います。今の質問に関しましてはこれで終わりたいと思います。  二つ目でございますけれども、時間がないのでちょっと早く言わせていただきます。  開創1200年を迎える体制についての質問をさせていただきます。  これはまだ詳しくわからないところがありますけれども、大勢の人が来山されるというふうに予想されるわけです。今、高野山総合診療所は24時間の緊急の受け入れができない曜日が多くなっております。その中ではありますが、関係機関に町を初め、関係の方々がお願いをしていただいて、協力をお願いしに行っていただいて、できる限りの支援をいただいておるわけなんですけれども、まだまださらなる努力を重ねて早急に体制を整えて、大勢の人を迎える体制づくりが必要ではないかなと考えるわけです。また、消防署のほうにおきましても、緊急、また救急の24時間出動体制についても、万全にしていかなければならないとそういうふうに考えるわけです。  そして、1200年を迎えるに当たり協議会をつくって、これは今ある会を使ってもいいと思うんですけども、情報を共有して、町民挙げてのおもてなしの準備をする必要があるのではないかなと思うわけです。  そこで、高野山総合診療所、高野町消防署を中心としたこちら側の受け入れの体制について、また情報を共有する協議会のような形をつくっておもてなしの準備をしていくというようなことに関してのお考えをお聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼いたします。
     8番議員御質問のうち、まず開創法会1200年を迎える高野山診療所の24時間の受入体制をどうするのかということで、私のほうから御説明をさせていただきます。  議員御指摘のとおり、開創法会まであと1年少しということで、お越しいただく方も30万人とも50万人ともお聞きしております。その中で法会期間が平成27年4月2日から5月21日の50日間ということで、当然お越しいただく方も御高齢の方が多くなると思います。長旅でお越しいただく方も多いですし、バスでの旅ということで、車酔い等も起きると思います。持病をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、当然、この間については特別な対策が必要であるということで、今実は県とも協議を始めております。  県としてどのような支援をいただくかというところの具体的な中身までまだ協議はしておりませんが、県についてもこの期間は特別な対策が必要やという認識を持っていただいております。ただ、今の現状が平日の夜間、当直をできてないという、その大きな理由として、先日もちょっと御説明させていただいたんですけども、応援いただく先生方がそれぞれ御自分の診療所とかお持ちです。平日は当然そちらの診療がありまして、医師会の先生等については夜診もされているということで、平日の夜に応援いただく先生がどうしてもいないということで、今土曜日の夜のみという当直の現状になってます。  という中で50日間、数えますと当直50日。あと土日の日直が18日ございます。あわせて58日、58コマの当直と宿直の応援をいただかなければいけないことになるんですが、問題は平日の夜をどうするかというところで、今県と協議する中で、ぜひ県に応援いただきたいなと思っているのは平日の夜の当直です。うちのほうの希望としては、和歌山県立医大の先生に応援をいただければ、医師会の先生方とか、市民病院の先生がちょっと対応が無理やという平日の夜、何とかできるんじゃないかなと。できれば医師会の先生ではなくて、和歌山県立医大の先生に平日の夜間、対応していただけないかなということで、残り日数も少なくなってきておりますので、できるだけ早い時期に県としてどの程度応援いただけるかというところを協議して詰めていきたいなと思っておるところでございます。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) おはようございます。  8番議員から御質問のありました来年の開創1200年を迎えるに当たって、法会期間中における消防本部(署)出動体制の構想について御説明申し上げます。  まず、質問の内容から、議員も非常に危惧されていると思われます救急出動の件についてですが、法会期間中は高齢者等の参拝者を初め、多数の観光客が当地を訪れることが予想され、これに伴い必然的に救急出動件数も増加するものと考えられます。  このようなことから、平成24年第1回定例会において、2番議員からも同様の質問が出されておりましたが、私自身も当時の消防長と同様の考えで、法会期間中の救急車の増車、これは考えておりませんが、人員配置等について、非番職員にも待機等で協力を仰ぎ、出動体制の強化を図りたいと考えております。  ただ、消防の救急出動体制は現状以上に診療所の受入体制に左右される部分が大きくなると思いますので、先ほど診療所事務長のほうから説明のありました対策等を講じていただければ非常にありがたく存じます。消防は持てる機材、人員を駆使するなど、全力を注ぎ、法会期間中の救急はもちろんのこと、火災を初めとする各種災害への出動体制の強化を図りたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 昨日ですけども、ある会で、観光参拝の方々を平成25年の1月から12月まで約136万人の方が高野町に登山をされたと。それを200万人にするんや、300万人するんやという、少し話をさせていただきました。300万人となりますと、常に開創法会と同じ人員が高野に登山をされると。もちろんそういうことを、夢ではなしにそういうような達成をしたいんだという話をさせていただきました。もちろん今、近々の課題は医師確保という部分で、それもお話をさせていただいたわけなんですけども、医師確保さえ対応ができれば、もちろん24時間の受入体制ができると。その1年間ではなしに、近々にその課題に関しては対処をするよう努力をさせていただきます。  今現状の診療、また消防のほうから答弁をさせていただいたのは現状の内容でございます。そこで協議会云々という話になるわけなんですけども、金剛峯寺のほうからはある部分資料もいただいております。多いときには1万というような数字もこちらで把握をしてるわけなんですけども、ただ、この日に何千人云々というそういうまだ詳しい資料はいただいておりません。もちろん8番議員が言われるように、協議会云々というのは金剛峯寺との連携をとった中で、それを町民にお示しをする。町民自体もそういうおもてなしを含めた中で取り組みをしていただくというのは、これがベストだと考えております。  去年の伊勢の式年遷宮なんかもこちらも行かせていただいたわけなんですけども、町民を挙げて接待をして、もてなしをするというそのような体制が確立をされておったように思います。その辺の部分も手本にさせていただいて、体制づくりはもちろんしていかなければならないんではないかと考えております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 議長、あと何分ぐらい私、持ち時間がありますでしょうか。 ○議長(負門俊篤) あと7分です。 ○8番(大西正人) それぞれお答えをいただき、ありがとうございます。  時間がないのでちょっと早く言わせていただきます。私のほうからの提案といいますか、これはどうでしょうかというようなことになると思うんですけれども、高野山総合診療所に関しましては、期間中、県のほうからも特別な期間ということで、特別なことということで、いろんなお考えを持ってその期間は何とかしていただけるんではないかというような甘い考えはだめだと思うんですけども、考えていてくれるということはありがたいことだと思いますので、その辺をうまく話を持っていかれてすることが大事だと思うんですけれども。  消防署の体制につきましては、私のほうが前隊員の方にも少し、幹部職員の方にもお話ししたことがあるんですけども、署のほうに伺いまして、2日から50日間、週何日かを町外に住んでいる職員の方につきましては単身赴任のように、町内、できれば山内に住んでいただくというような体制を考えられないんだろうかと。費用は二重生活になりますので本人が持つというのは厳しい面もあるかもわかりませんけども、関係団体が負担するというようなことも考えられるんではないかなと少し思ったわけでございます。  そして、協議会のことなんですけども、これは開創イヤーということで、おもてなし実行委員会みたいな形はどうかなと思いました。高野町、金剛峯寺さん、宿坊協会さん、観光協会さん、商工会さん、警察のほう、町内会等が情報を共有して、万全の体制をつくっていくというようなことが、町民挙げてのおもてなしの機運を高めていけるような気持ちもいたしましたので、そういうことはどうかなと思ったわけでございます。そして、協議会というのはどうですかというようなことなんですけれども。  あと診療所につきましては、一生懸命努力をされておるわけなんですけれども、なかなか医師に来ていただけないと。この際、開創1200年を迎えるに当たって、専門チームのような形をつくって、本山のつながり等を全て生かして実行していったらどうかなとか。奨学金制度、今までは看護師さんは使われておったんですが、うちの娘もそうでした。今度は医師を育てるような奨学金制度をしっかり考えていったらどうかなと。長い道のりではあると思うんですけども、そういうことも必要になってくるんではないかなと思いますので、もう時間もありませんので、御答弁を早口になるかわかりませんけども、いただけたらありがたいと思います。お願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 答弁をお願いします。  木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 議員の質問を参考に検討させていただきます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 短い時間であったんですけれども、来年の開創1200年の記念大会ですね、記念大法会ですけども、高野町に、この高野山に来てよかったと思って、無事に帰っていただけるよう、万全の体制を整えていただきますように申し上げ、私のほうの質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(負門俊篤) 3番、中迫君。 ○3番(中迫義弘) 失礼いたします。  私の場合は、病院入院時の負担格差についてということで質問させていただきたいと思っております。  この件につきましては、昨年実施されました中の橋の憩いの家で開催された町政懇談会の席上でもお願いしたのですが、高野山診療所に移行の際、入院病棟の閉鎖に伴い、近場では橋本市民病院に入院を余儀なくされております。ところが、橋本市民と高野町民の入院費用の差額、例えば個室の場合、橋本市民1人当たりの費用が3,000円に対して、高野町民は2,000円アップの5,000円。特別室、私の場合は必要ございませんが、特別室においては6,000円近くの負担増となっております。財政逼迫の折ではありますが、この格差を自治体負担等の予算措置ができないものか、お伺いいたします。  子供につきましては、医療費免除、保育園児の給食費免除と優遇措置がとられておりますが、高齢者対策にも力を注いでいただきたいと願っております。木瀬町長様、よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼します。  まず、私のほうから現状と市民病院の今の差額ベッドの様子につきまして、ちょっと御説明をさせていただきます。  まず、議員御質問の橋本市民病院の差額のベッド料ですけども、議員おっしゃるとおり、市内の居住者と市外の居住者で差額がございます。これは橋本市の公立病院ということで、市の税金を投入して運営しているということで、市民の方が安くなっております。ただ、これについては個室と特別個室のみの設定で、4人部屋につきましては差額は発生しておりません。全て保険給付の範囲内で賄えるという仕組みになっております。  ほかの病院も同じで、差額ベッド料という形で4人部屋等の相部屋と個室、特別個室等の差額は設けておりますが、市民と市民以外で価格の差を設けているというのは公立病院、高野山病院であったときもそうでした。高野町民が利用する場合と、町民以外の方が利用する場合は料金の設定が違いました。これは先ほども言いましたように、税金を投入して運営しているんで、差があるというのはいたし方ないところではあります。  ただ、繰り返しになりますけど、相部屋等については同じ料金で入れるということと、あと全て保険の範囲内で給付されると。日数等が増えて高額になった場合は、高額療養費等で償還されるという仕組みになっております。  ただ、市民病院さんは最近入院患者さんが増えてまして、例えば相部屋に入りたくても相部屋に空きがないという場合は、個室に入らざるを得ないということもたまにあると聞いております。制度的にもそうですけども、最終的には患者さんの同意をもって個室に入るということになっておりますが、そうはいいましても入らざるを得ない場合もあるということも聞いております。  ただ、その場合についても相部屋があけばすぐに相部屋のほうに回していただけるというふうには聞いております。  ただ、差があるのは事実ですし、個室に入ることによって患者さんの負担が増えるということもあります。日数が増えると高額になるということもありますので、補助の検討も必要かなとは思いますが、対象者をどうするかですとか、日数に制限を設けるのかとか、上限をつくるのかとか。例えば市民病院以外の病院に入った場合はどうするのかとか、いろいろ制度の設計が難しいと思います。それについては今後さらに検討が必要かなと思っておるところでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 3番、中迫君。 ○3番(中迫義弘) 今、中尾事務長のほうから詳細につきまして説明いただきました。ただ、私が不審に思っているのは、町政懇談会が金曜日の夜間に開かれました。そして、月曜日の朝、町長さんのほうから9月補正で予算措置をしますという返事をいただきました。私、間違いなく8時15分に、木瀬ですということでお電話をいただいたんです。その話については、もう終わってるんかなと思ってました。昨年の10月、議会のほうに首を突っ込ませていただきまして、そして財政課長に、予算措置、補正であったんかなというのを聞かせてもらいました。それがなかったので、また今回、再度議会の席で質問させていただいたという運びとなりました。このことにつきまして、町長さん、何か御回答いただけたらありがたいなと思うんですけども。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 最初の質問の中で、老人福祉に力を入れてないんではないかという質問があったように思います。決してそういうことはございません。  それと、町政懇談会でしたか、そのときに3番議員からそういう質問をいただきました。すぐ調査をいたしまして、月曜日か火曜日かその辺のところは記憶にございませんが、説明状況は3番議員に説明をさせていただきました。ここで3番議員が予算措置をすると断言して言われたわけでございますが、そういう思いはございません。そういう検討はさせていただくという話はさせていただいたと思いますが、予算措置をするなんて、いろんなまだ検討課題を、今診療所事務長のほうから話をした中で、いろんな段階を踏んでないとすぐ2日後、3日後にそんな予算措置をするなんて、そんなことを私はそんな簡単なことでは、問題とは思いませんので、決してそういうことはいたしておりません。  ただ、橋本市民病院にどれぐらいの人が入院をされているか、全ての方が個室へ入ったときにどれぐらいの金額が要るか、50%入ったときにどれぐらいの金額が要るかというのはこちらで試算をして、これから事務長が言うたように、いろんな段階を踏んだ中で、もしやるとするんであれば、また議会の中で報告をさせていただきますし、決して3日後にそんなすぐやりますとか、予算措置しますとか、そんな単純なことではないんで、決してそういうことは申しておりませんので、御了解をいただきたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 3番、中迫君。 ○3番(中迫義弘) 了解いたしました。せっかくの機会ですので、今後予算措置等に向けて進んでいってくれるんじゃないかなということで、了解いたしました。  それと、もう一つ関連してなんですけども、ちょっと私ごとで恐縮なのですが、実は私の2歳になる孫ですが、この3カ月間で2回、救急車で橋本市民病院と、もう一回は五條病院に救急搬送されました。高熱から来るけいれんで、幸い入院の必要もなく、夜中、12時回ってからどないか家には帰ってこれましたが、2歳の子供が1時間以上も救急車に揺られて、川筋まで走らなくてはならないというこの現状を鑑み、早急な診療所の入院施設の回復とは行かなくても、簡単な救急医療については回復していただきたい。  そして、子供から老人に至るまで安心して暮らせるまちづくりをお願いして、質問を終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。 ○2番(所 順子) 答弁は要らんの。 ○3番(中迫義弘) 多分事務長さんの話と同じようになると思いますので、以上で終わらせていただきます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 今日は病院のことが、質問が多いのですけれども、私も病院のことになってしまいますけれども、御容赦をお願いいたします。  高野山診療所についてを質問させていただきます。  病院から入院施設のない診療所に移行してから2年以上が経過しました。当初、町長は町が財政破綻する、その後マンパワー不足との理由で診療所化のやむなきに至ったわけでございます、そう説明をしています。町長選挙を目前に控え、各戸に配られていたチラシには、前町長や院長、副院長、薬局長までも引き合いに出して、いかにも私には責任はない、またあらゆる方法により医師確保に努めていると自分を売り込んでいます。町長の施策にある、安心、安全なまちづくりからはほど遠い結果ではないでしょうか。  医師確保について何度聞いても、探している、お願いに行っている、努力しているで2年以上が過ぎました。逆に言えば、町長のネットワークのなさを露呈しているということだと思い、失礼かとは思いますが、次期町長を任せられないのではないかと危惧しております。常勤医師の確保ができず、土曜日だけの夜間勤務医では、施策と大いに異なります。任期満了を控え、次回も立候補する意思のある町長の、診療所化してからの総括と今後の展望をお聞きいたしたいです。  あとは自席で質問をいたします。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 診療所についてのこちらのチラシを2番議員が見られたという、それに関しての質問であります。あれは決してうそを書いているわけではございません。正確に事実を把握した中で、院長にも確認をしていただいて出させていただいております。事実でございます。  それと、医師確保云々の中で何も努力をしてないんではないかという非常に憤慨するような質問をしてくれたわけなんですけども、地域医療振興協会等々にお願いをした中で、今日直、宿直等が確保できてる状況であります。  全国的な医師不足云々という部分は2番議員も御理解をいただいていると思います。この間も橋本の市長選が昨日投開票があったわけなんですけども、新聞の中でも橋本市民病院も60人の医師でないと順調に運営がやっていけないと。現在45名か6名の医師しかいてないので、なかなか非常に医師不足という部分の中で確保が難しいというような、新聞紙上でそのような内容が出されておりました。橋本市民に関しても、かなり議会のほうでそういう議員の追及というか、要望というか、意見というか、そういうのが出ておるようでございます。  もう一つ例をとらせていただきますと、有田市民病院なんかは入院形態を維持するということに、今現在外来もできていないような状況、そういう病院も現在出ております。そんな中で今日直、宿直、当直等を含めた確保ができておるのが地域医療振興協会、また町民の方から御紹介をいただいた医師等々、また和医大等の応援に来ていただいて、その辺のマスを埋めさせていただいてるのは、事務長を含め、また議員の御努力、また私の自負をするわけではございませんが、その結果、今の状況になっておるわけでございます。何の努力もしてないというような、そういう失礼な質問をされては非常に憤慨でありますので、答弁にかえさせていただきます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 失礼かとは思いつつ、やはり今の状況ではこのようなことを言わざるを得ないかなとは思っております。  先日までは土日も夜間医師が当直あったにもかかわらず、もう今は土曜日しかないというふうに私たちは聞かされております。これでは努力したかのようには思えませんし、そしてこれから次期町長を目指しているのであれば、やはりもう少し努力をしたらよかったのではないかと思いますし、最初の出だしについてが、安心、安全、24時間体制をし、その上での診療所訪問看護をするということが建前でありましたし、そして、この診療所にするに当たっては、夕張のように財政破綻になってくるからだということを議会に、私たちは計上されまして、あとは医師が時間、たくさん働き過ぎだと、時間オーバーであるので、私たちは体がもたないと。だから私たちはそれ以上はできないというふうなようなことを議会に申し出たことを私は忘れもしておりません。  それがある日から突然財政破綻ではなく、マンパワー不足、医師不足ということに変わっていっているように私は、自分自身はそう認識をいたしております。その辺のところがだんだんとニュアンスが違ってきておりますし、その辺のところが住民も含め、議員さんの中にもこうして病院、診療所ですね、今では診療所のことをお尋ねする議員さんが多い。私も含めてですけれども、やはりそのことに住民からの不満、そして不安、安心がないということにおいて、こうやって皆さん質問をされているということを、町長は認識していただかなくてはいけないんですよ。それに心外だ、そんな失礼なと言っているようでは、とてもあなたの施策をちゃんと守ってきたわけではないと思ってるんですよ。その辺のところをお伺いいたしたいです。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 努力をしてないと言われても、努力をしておりますとしか答えようはございません。  それと、最初は訪問看護をし、訪問看護は行っております。24時間の救急体制もそれを確立してやらせていただきます。それは医師がそのときはいてたからできた結果で、院長が倒れられて、副院長が倒れられて、医師2名がそのような状況になった、そういうことを想定して診療所化になったわけではないんで、そういう体制がある中で今の状況に陥ったということは、2番議員も十分理解をしていただいておるんではないかと思います。  それと、夕張のように財政破綻をするとか、そういうことをこの議会の中の答弁で一言も言ったことはございません。もちろん病院形態のときに医師4名で入院体制をとって行われておったわけです。医師4人で病院のときに入院体制をとって、外来をとって、検査をしてと、その時点からもう医療資源、医師不足というのは認識をして、皆さんも御理解をいただいておったと思います。そのときの、今現在の会計課の課長が事務長をしとったわけですが、説明会の中でも、院長が来られて、今現状、入院形態をとっておる中の院長、副院長の勤務時間等々を皆さんに、院長が直に説明をしていただいたと思います。そのときに超過勤務が百数十時間あるという説明を各議員さんが聞かれたと思います。その辺の部分で、これは院長、副院長にかなりの負担が行ってると。これを、4人体制のままでももちろんやっていけば、それこそ入院形態を4人体制でとっておれば、それこそ入院患者を医療難民にするような状況が起こったんではないかと思っております。本当に医師不足に関しては事務長を含めていろんな方にお願いをしてる中で、今現状が現状でございます。  2番議員も医師不足を何年前からわかってるんであれば、何らかの紹介をこちらへしてくださいよ。そういう形をこちらに一個も返ってくる部分がございません。極端に言えば、3名医師がおればまた入院形態もとれます。そういう説明をしてる人もいてるとこちらの耳に入ってきてますんで、3人今すぐ連れてきていただければ、私もすぐかわりますよ、本当に。すぐかわらせていただきますよ。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) ちょっと投げやり的な答弁をいただいたように思います。連れてきていただくんであれば、すぐ私はかわりますよって、議場でそういうことはやっぱり現役町長でございますので、言ってはいけないのではないですか。ほかにも立候補される方もいらっしゃって、お医者さんはおりますと言っているのだったら、すぐそれを連れてきたら私はそちらに向けますよというふうな今答弁をいただいたんですけれども、そういうふうな答弁をいただきたくないんですよ。次期町長選にまで、昨日もあなたの出陣式があったようにお伺いはしておりますので、そんな中でのそういう答弁は私はふさわしくないと思っております。やはりこれから次期町長になるんであれば、私はこれに向かって邁進して、きっと診療所に入院施設をつくっていきますというような、力強い答えをいただけるものであればよろしいんですけれども、ほかにそういうふうに、そういうのがすぐあれば、紹介してくれたらいいんやと、そういうふうなことをおっしゃっているようでは具合悪いです。町長として具合悪いと私は思っております。  私はやはり診療所のとき、私は病院から診療所になるときは唯一反対をしました。嫌でした、診療所になるのは。だからその辺のところの経緯を含めて、あなたも認識しているんだろうということは、私は全てを認識しておりません。診療所反対派だったのでありますので、この件に関しましては私はいまだに認識はしておりませんし、医師不足、当然全国的に医師不足、それはわかっております。しかし、やはり動きが足りない、ネットワークが少ないと言われても仕方のない状況にあると思いますよ。ほかのまだ町長立候補の方が医者3人おる、何やらと今町長が答弁の中で言ったようなニュアンス的なことがありましたですけれども、それはそれなりにその人たちが努力しているという、やはり簡単に医師なんて見つけられるという状況にはない中で、自信を持って私は探してこれますよと思って豪語している方がいらっしゃっている、また探しているものもいるとしましたら、それは何らかの努力をしているというふうにしか私は思いませんので、その辺のところはやはりそういう、町長が努力してないとは言いませんが、努力が足りないというふうに見受けられるということですよ。その辺のところについてお伺いいたしたいです。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 昨日のチラシを見ていただいてお話をしていただいとると思います。力強い宣言を一番下にさせていただいております。その辺の文面をしっかりと読んでください。夜間対応に努力をします、医師確保に努めますとそこをしっかり読んでから、その質問をしていただきたいと思います。  努力が足らん、努力が足らん、ネットワークが足らん、ネットワークが足らん、どんなネットワークがあれば、この間も世耕さんと直接話もして、そういう話もしてきてあるんですよ。石田さんともそういう話をしてきてあるんですよ。和医大へ行ってそういう話もしてきてます。東京へ行って、地域医療振興協会とも常に話をしてます。近大へも行ってます。阪大へも行ってます。伊都医師会へも行ってます。個人的な医院、同級生の名前を出して言いましょうか。それだけの努力を尽くしております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) そうすることによれば、努力していてもいらっしゃらないというふうに受けとめてよろしいですか。そうすることによりますと、夜間対応の体制づくりを目指しますというこの公約の中では、それは通じないんじゃないですか。努力をいたしていましても、一向にその明かりというんですか、光が見えてきておりませんですよ。その辺のところを私が申し上げたいんですよ。その辺のところをしっかりと光が見えるように、高野町の住民にやっていってもらわないと、診療所の体制は変わっていかないのではないかと思いますので、その辺のところを危惧しているんです。ですからこの質問をさせていただいてるんですよ。ちゃんとして、本当に診療所に入院施設ができるのかなという心配と危惧をいたしておりますので、この質問をさせてもらっております。ちょっと次に進みましょう。  次に、昨年、病院棟の2階部分を活用のため100万円のコンサルタント料が計上されていました。その後、報告がありません。進捗状況をお伺いいたします。 ○議長(負門俊篤) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 一応、コンサルタントに確認をしております。基本的には診療所における医師ということで、宿直医がおらなければ施設はできないということでございますので、今の現状では2階の診療所はできないということでございます。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 今の課長の答弁では、宿直医、入院施設のお医者さんがなければ2階の診療所はできないということの答えというふうに認識をいたしました。であるならば、余計にお医者さんが、当直医がなければ2階の診療所はできないというふうに思わざるを得ないということでございます。ですから、今のように、町長のように、私は努力しております。しかしながらお医者さんを連れてこれません。全国的に医師不足ですというのであれば、この高野山診療所の診療所体制づくりを目指しますからは、おおよそ外れるのではないかなと私はいたしております。  そして、いろいろ議会の質疑応答の中で、7番議員さんが御質問いたしました、某施設のショートステイのお話も出ておりました。そういうコンサルタント料の調査の結果、某施設には何かが関連があるのでしょうかね。その辺のところをお伺いいたしたいです。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) ショートステイという話が、今某施設と言いましたけども、高野には施設が一つしかございません。そこはグループホーム、グループホームはわかりますか。 ○2番(所 順子) グループホーム、そんなん知りませんけど、どういうことですか。 ○町長(木瀬武治) グループホームから説明をさせていただきます。  9人のユニットになってるわけなんですけども、認知症の人を9人単位で預かっております。それが1部屋いるということで、その施設に関しては3月で一旦休止をすると。そこをショートステイに方向をしていくということで、高野山診療所に来られて、患者さんによっては、今まで高野山病院のときにも療養型、またそういうような患者さんがもちろん多かったわけであります。そういう患者さんがおられて、患者さんによってはショートステイとしてそういう施設へ預かっていただけるんではないかと考えております。
    ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) ということは、診療所の2階を活用するというような意味合いのことなんでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 2番議員さんが質問したのは、ある施設をという質問で私が答弁をさせていただきました。2番議員さん、2階云々という質問では私のほうには答弁を求めてなかったですよ。再度、質問をしていただけるんであれば、また答弁もさせていただきます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) では、再度質問をいたします。私はグループホーム、そういうふうなのは内容的なことは知りませんので、今町長から説明がありました。これは某施設、はっきり言って南山苑のことですね。高野山には1個しかないというので、もうお名前を出させていただきます。それに関連性があってこのコンサルタント料が私は出て、調査をなさったのかと質問を再度いたしたいです。そして、この施設に貸し出すことなどはこの先はないのですか、それについてをお伺いいたしたいです。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 質問の趣旨がもう一つ理解しにくい部分があって、質問するのも正確に質問して。 ○2番(所 順子) 2階の使い方ですよ。それがわかりませんか。 ○町長(木瀬武治) 2階の使い方云々というのは、いろんなことで検討をしてるわけです。コンサルに出して、高齢者向けの住宅ができないかという形も検討をいたしました。今検討をさせていただいておるのは、リハビリ施設、作業療法士、理学療法士を入れて、リハビリ施設ができないかという、そういう検討もさせていただいております。  ある施設にコンサル等云々という話が出たわけですが、その施設、南山苑さんとは決してコンサル云々という話は、全然別ものですので、再度その辺のところは前回、今年の当初予算ですか、その辺のところを議員のほうでもしっかりと勉強していただきたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) コンサルタント料、税金から100万円出しておりましたのにもかかわらず、何ら議員にもこのコンサルタント料については説明がないんですよ。ですから、私はこのコンサルタント料の説明を今お伺いして、そしてまた今リハビリ施設とか、そういうところを考えているというふうなことのような感じに聞こえてまいりましたですけれども、それも視野にあるというふうなニュアンス的な今の町長の答弁かなと私は思ってしまいました。  その辺のところは、では2階の活用については貸し出すというふうなことはあるのか、ないのか、これに関して答弁いただきたいです。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) ニュアンス的、ニュアンス的と、ニュアンス的な、正確な話をしてるわけですよ。それをニュアンス云々って、しっかりした答弁をさせていただいておりますので、変な勘ぐりをするようなニュアンスとか、その辺のところがちょっと理解ができないんですけども。  ただ、住民のためにとってあの2階の部分をどのような形で利用ができるような形、いろんな模索をしてるわけです。先ほども言いましたけども、高齢者向けの住宅ができないかとか、リハビリ施設ができないかと、いろんなところでできることを、住民にサービスを提供できることを考えてるんですよ。それがまたしっかりした形ができるんであれば、また議会、議員さんにも説明をさせていただきますし、提案もさせていただきます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 今の答弁の中ですけれども、私はそういうことを考えているんでしたら、早く入院施設を取り戻したほうがいいと思うんですよ。どの方向がいいのかを今模索している、そういうリハビリ施設にしたらいいか、今はそういうところを模索していると、そういうふうな答弁じゃなくて、入院施設が要るんですよ、今の状況には。住民の要望なんですよ。それをほかの施設に使っていくということも頭の中の視野にはあるというふうな答弁をいただいては困るんです。この診療所を入院施設、それに変えなくてはいけない状況にあるのではないかと思っておりますので、ほかのそういうふうなリハビリ施設、総合的なことを考えているとか、そういう前に入院施設を考えなくてはいけないんではないかと思ってるんですけれども、その辺のところをお願いします。  私がニュアンス的、ニュアンス的とは言うて町長は言われますけれど、住民の方々も個々にうわさをしていることもございます。あそこの2階は某施設に2階を貸すのではないかとか、そういうふうなことも住民の方々からの声からも聞こえてるんですよ。ですから、このことを今私はお聞きしているということを町長も認識をしていただきたいです。私はやっぱりはっきりと質問しておりますので、町長もこのことについては、貸します、貸しません、そういうふうな答弁でいただいたら私は納得するかと思います。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 夜間の受入体制を含めて入院形態をとりたいというのは、非常に強く私は思っております。病院から総合診療所に変更・転換をしたのは、本当に苦渋の決断でした。そういう説明をさせていただいた中で、議会の中でも了承をいただいて、今の形態になってるわけです。  何回も何回も言わせていただいておりますが、本当に医師の確保に努力をいたしておるが、まだ常勤の医師確保ができないというのが現状であります。非常勤云々というのは、ある部分でかなりカバーをしていただいた中で、夜間、宿直、当直等は全て、夜間に関しては土曜日なんですけども、そのマスはしっかりと埋めさせていただいております。  リハビリ云々というのは全部を2階を利用してという部分ではございません。ある部屋を改造すればできることであります。今現在も2床と19床の診療所ということで登録をいたしております。決して夜間対応を諦めた形の中で答弁をしておるわけではないので、全てを考えて住民のために、このサービスがええんではないかと、そういう方向性を今見出しておるところでありますので、その辺のところも議員さんのほうからも、ただなぜできやんのか、何で云々という話ではなしに、もっと前向きな提案をいただいてもいいんではないかと思っております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 私がなぜこの質問をしているかといいますと、前に薬局やカイロプロテックなどに安い料金で公的な高野町の建物を今は貸し出しをしておりますので、前もってそういうことがあっては公共の建物でありますし、困るという意味も含めましてこの質問をさせていただいているわけでございます。  本当にただのような金額で、公共の建物を使っていただいたら困るんですよ。高野町のやはり収入源になるような、世間並みのと申しましょうか、そういうふうなお家賃をいただけるというふうなものであれば、また別の方向性も行くのではないかと思いますけれども、前のようにそういうふうなただ同然、ただではないですけれども、本当に高野町の住宅だって2万、3万、今は5万と給料によって高いんですよ。それを月1万円で、5,000円で貸すようでは困ると私は思っておりますので、これを懸念して、よそ様に2階を貸し出しするようなことがあれば、このような安い家賃で高野町の公共の建物を使っていただいては、その辺のところは具合悪いのではないかなというふうに懸念をして、今回このような質問もさせていただいてるというところを町長も認識をしていただきたいです。  まずは入院施設があって、あとは何かに使って、高野町に収入源があるというふうな形というのが望ましい形でありますので、その辺のところを私の質問の御理解をいただきたいと思っております。  そして、入院施設の再開の意思はあるのですか。その辺のところを答弁として町長にお伺いをいたしたいと思います。入院施設再開の意思はございますか。 ○議長(負門俊篤) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 先ほどからそのような思いの答弁を何回もさせていただいておると思います。夜間の体制を確立をさせていただきたいと、受入体制を確立をさせていただきたい、そういう話を何回も何回もここで答弁をさせていただいたと思いますが、もう何回も言うのも口も渇いてくるわけなんですけども、今の入院形態、入院を受け入れをするのであれば、最低3名の常勤の医師の確保が必要であります。今の状況では3名の医師の確保は難しい状況であります。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 今のところは難しいとおっしゃるということは、なかなか入院施設は今はできないというふうなこととしか聞こえてはまいりません。とても心配であります。もし次期町長に立候補している町長さんであるならば、やはりこれを今実行すべき方向づけで持っていかないとまずいのではないかと懸念をいたします。入院施設ありきを住民は強く要望していると思うんですよ。ですから、この町長選も入院施設云々でやはり選挙をなさっている方々だとは認識をしている中での私は質問をさせていただいています。  現に、本当に住民たち、私たちも含めてです。私も含めてです。とても不安であります。これを解決しない限り、高野町に住む住民は減っていくものと懸念をいたしますので、町長、その辺のところをしっかり踏まえて町長選に挑んでいくのであれば、その辺のところをしっかり私は要望をして、この質問を終わります。時間もないので、ほかの質問に入りたいと思います。  高野山こども園についてを質問、あと何分ありますか。 ○議長(負門俊篤) あと約20分です。 ○2番(所 順子) それでは、高野山こども園についてを先に質問いたします。時間があれば、また病院のところで戻って質問いたしたいと思っております。  昨年11月に保護者説明会を行ったのみで、その後、父兄にも、議会でも詳細説明もなく、先日議会で可決されました。やはり、昨年私が言ったとおり、高野山学園ありきのようで、運営は高野山学園となりました。契約書では5年契約ということですが、それに違いはないのですか。まずこれについてをお答えいただきたい。 ○議長(負門俊篤) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 指定管理者の募集に当たりましては、あくまでも5年という指定管理期間を示して募集をいたしました。高野山学園さんがそれに手を挙げてきたということで、指定管理期間は5年で間違いないです。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 契約書以外に協定書はないかと私は議案のときにお尋ねをしましたが、協定書はまだ結んでないということでした。私が入手している町と学園との管理運営に関する協定書というものがあります。ここにありますね。これによりますと、指定管理者の責務として、第5条、3項に、乙、すなわち学園は管理業務の継続が困難となった場合、またはそのおそれが生じた場合には、速やかに町に報告し云々とあります。学園は昨年7月、新しい内局となって、幼稚園がなくなるということを11月に初めて聞いたようです。評議員会や理事会で猛反対があり、年末、ここに至ってはいたし方なく1年のみ幼稚園を休園し、再来年度から再開することを前提に委員会を立ち上げるとのことです。もし、一、二年後に幼稚園再開、管理者変更となれば、県を、国を欺くことにはなりませんか。その辺のところはいかがでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 今、学園の内部の理事会ですかね、評議員会のことをおっしゃられましたけれども、私どもにとってはそういった細かい、どういったことがお話しされてるということは知り得ぬ部分でございます。したがいまして、あくまでも高野山学園が5年の指定管理期間をもって申請を上げてきたということは、これは5年仕事をお任せするという認識でおります。5年は5年でございます。  ただ、契約書、協定書ということをおっしゃっておりますけども、全員協議会等々でも御説明申し上げました。契約書というのはございません。この指定管理を行う場合は協定書という、今議会でもちょっとそういった質問が出て、協定書というのは相互の理解をきっちりするための書面であると、そういう認識でございます。ですから、契約書はございません。それだけはちょっと御認識いただきたいと考えております。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 私、たしか契約書を見たような気がするんですけれども、そうすることによりますと、協定書はもうできているのですか。これについてお願いします。 ○議長(負門俊篤) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 2番議員はどういった協定書をごらんになっていたのかわからないですけども、私ども、現状あるのはひな形程度のものであって、4月1日から始まるということで、最終的にちゃんとした仕様書のもとに、そしたら高野山学園さんとうちとの間でお金のこと、あるいはその支払い方法とか、もろもろの細かい部分のすり合わせというのを現在行っております。  その辺がちょっと通常の契約書と違う部分で、双方がそうしていろいろ細かい部分をすり合わせてトラブルのないように事前に備えておくと、そのような作業を行っております。これは早急に完了をして、4月1日付の調印に結びつけたいとそういうふうに考えております。 ○議長(負門俊篤) 所君。 ○2番(所 順子) 幼稚園、保育所併設の今までどおりではなぜいけないのでしょうかね。文部科学省と厚生省との見解も十分に出ていない時期に、なぜ町も議会も参考資料も提出せず、また十分な説明もないまま認めたことは、まことに私は遺憾に思っております。  また、現在の幼稚園では礼拝対象のお大師様や仏様がまつられております。このような礼拝対象のものは取り除かれるのですか。それともそのままの状況でまつられるのでしょうか。その辺のところを答弁お願いします。 ○議長(負門俊篤) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 「れいはい」とか、「らいはい」とかいう言葉が出てまいりました。今まで一元化の中で宗教活動がどうのこうのということで問題になっております。私どもの考え方として、宗教活動はもちろんまずいです。ただし、お大師様の教えという観点で、そういったことを地域文化として子供に教えていくのは、これは非常に逆にいうたら大切なことではないかと考えています。そのために、手を合わすということももちろんそれは反対はできないというふうに考えています。  現状、こども園に「のの様」でしたかね、それも一元化した後は必要なときだけ出してくるか、あるいはふだんはもう見えないようにしておいてくださいと、そのように学園さんのほうには依頼しております。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 公設民営の施設では宗教教育が禁止されています。もしこのままであるならば、必要なときには出してきて礼拝をするとか、そういうようなことであれば、県や国を欺くことにならないのでしょうかね。そういうことをやっていましたら、補助金が出ないことになるのではないかと危惧しますけれども、その辺のところは宗教活動が、私立の宗教法人の幼稚園との一体化ですので難しいところでありますので、それが出してきてというのは難しい状況にあるんじゃないでしょうかね。その辺のところを、ちょっと時間も迫ってますので、簡単につじ詰めをしていただきたいと思います。  そして、時間もございませんので、全容を保護者に伝えるのはいつか。開園まではもうあと少ししかございません。4月に入ったらすぐ開園なさると思っておりますので、その辺のところを保護者にいつ説明されるのかをお伺いしたいんですけれども、時間はもうございませんか。あと何分ありますか。 ○議長(負門俊篤) 12分。 ○2番(所 順子) じゃあ最後まで言ってしまいます。  何はともあれ、町と議会が決めたことですが、子供や父兄からクレームの出ないことを祈るばかりでございますけれども、その「のんの様」の、仏様のことにつきまして、最後に一言いただけたら、よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) まず、御確認いただきたいのは、補助金はございません。今議会でも全員協議会でも申し上げました。それだけはぜひ知っておいていただきたいと思います。  それと、「のの様」のことですけれども、私が考えているのは、宗教教育ではそれはまずいです。確かにまずいです。ただ、地域文化として教育でそういったものも利用する、活用するという考え方であれば、これはいいんじゃないかと、そういう物の見方をしております。ですから、「のの様」も本式に拝んで、お経を覚えれとか、そういうことやったら困ります。ただ、小さな子供たちが、何もなかったらわかりにくいと思うんですよ。何かのものに対して、地蔵さんに対して拝んだり、そういう考え方であるんやったら、特段細かい部分まで、これはいかん、あれはいかんと言うつもりはございません。  宗教というのは、私は教育者じゃないんであまり深くいろいろ言えないと思うんですけども、何かそういった地域文化というのを活用するというのは、逆に言うたらすごい大事なことではないかと、常日ごろからそう考えておる次第でございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) その辺の線引きですね、その辺のところがすごく難しいかと思うんですよ、この状況になって。ですから、私は今までどおり幼稚園と保育園の、補助金も出ないのであれば、高野町からの持ち出し金があるのであれば、どうして今までの形を守っていかなかったのか、いまだに不思議で仕方ありません。なぜこの複雑なことを実行なさったのか、私はすごく遺憾に思っているわけであります。「のんの様」も拝めるし、保育園は保育園としていけていたものを、こういうふうな難しいことに運んでいったことがどうしても理解ができないので、この質問をさせていただいております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) しばらく休憩いたします。  再開は13時です。            午前11時30分 休憩            午後 1時05分 再開 ○議長(負門俊篤) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 一般質問のお時間をいただきまして、これから四つについてお尋ねを申し上げます。  まず、最初に人事評価制度の推進について、12月も少しお尋ねしたわけなんですけども、人事評価制度については、国家公務員においては能力、実績主義の人事管理を導入等を内容として、平成19年7月に成立した国家公務員法に基づき、平成21年10月から人事評価制度が実施されているわけですけども、地方公務員につきましても、地方公務員法第40条において勤務成績の評定及び実施及びその結果に基づく措置が義務づけられており、現行法のもとにあっても、一人一人の能力、実績を評価することが重要であると位置づけられております。  このような状況を地方公共団体においては人事評価制度の導入はもちろんのこと、特に評価結果の給料への反映、能力、実績主義に基づく人事評価システムを構築して、職員のキャリアアップ、各課長が部下への指導及び育成に当たっていると理解しております。被評価者への評価結果のフィードバックをどのように行っているのか、また何らかの工夫を行ってるかということを、少しお尋ねをいたします。  目標設定、業務遂行、評価の実施、結果の通知の全ての段階において、被評価者と評価者の面談を行っているか。職員各課で専門資格等を配置しないと住民サービスができない課があります。人事異動についても専門資格を持っている職員に配置した異動と、新たに養成しているかということをお尋ね申し上げます。  2点目、高野町消防職員の服務規程第4条について、趣旨としては、昭和55年10月1日に改正した中で、第4条、職員は高野町内に移住しなければならないとなっていますが、そうなっているにもかかわらず当然少し高野に住所を置いていない、要するに消防職員さんがおられるということでございますんですけども、まずその点についても、人事考課制度と関連して2点目をお尋ね申し上げます。  3点目、高野山旗全国学童軟式野球大会の参加チームについての拡大についての方向性。目的としましては、うたわれているのは都道府県各県代表による全国学童軟式野球大会を開催し、小学球児にとって仲間を思いやる心、すなわちチームワークの大切さ、強い心を養い、そして野球ができる全ての環境に感謝の気持ちを促すということが書かれております。そして、また宿坊に宿泊し、精神修養やスポーツマンシップの精神を学ぶと同時に、参加チーム間の交流や夏休みの思い出づくりに寄与し、この大会が学童野球の拠点として全国小学生球児の憧れの大会となるように開催されております。  この目的趣旨を広げていく施策、過去18年間、第18回、去年で実施され、去年から全国大会ということで、非常に継続的な事業の中で観光を含めた行政をされていることには、深く感謝を申し上げます。  現状の課題、今後の参加チームの拡大を進めていただけるようにお願いする点につきまして、お尋ね申し上げたいと思います。  4点目、皆さんも御存じのとおり、周辺集落の住民に対しての生活対策についてでございます。当然、超高齢化が進む中、限界集落等が出てきている周辺集落について、現在、過去からいろんな形で事業が行われておりますし、また現在も進められており、今後の対策、課題、安全、安心な生活の確立ということを含めてお尋ねをするわけでございます。この4点について、よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 西辻議員さんの御質問で、人事評価制度の導入の意義、目的について、職員に研修を通じて人材育成と組織の活性化を図っているかという質問に対して御説明させていただきます。  平成13年12月に、公務員制度の改革大綱というのが閣議決定されています。一番大きな改革については、年功主義から能力の実績主義、もう1点はその評価を給与に評価して与えなさいということで、2点大きく変わっております。高野町では平成20年から人事評価制度を行っております。  人事評価の目的は部下の指導及び育成の一環として実施しています。適切な個人目標の設定とその達成を促進することを通じて、職員の主体的な職務遂行及び能力の開発を促すとともに、公平な評価を行うことを目的としています。評価の結果を活用するということで、勤勉手当の成績に反映させるということでございます。以上のようなことを含めて、平成26年度より評価の見直しを行ってまいりたいと思っております。評価については、課長、課長補佐を対象に行っていき、係長及び一般事務職員と順を追って評価をしていきたいと思っております。  今後も職員については研修を随時行って、職員の能力の開発を促すとともに、公平な評価をできるよう、研修を積み上げていきたいと思っております。県におけるヒアリングにおいても、評価に従い勤勉手当の成績に反映させるように指導をいただいておりますので、実施していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) ただいま総務課長のほうから答弁をいただいているわけなんですけども、当然、前言ったように、それぞれ職員さんの能力をアップすることと、それが住民サービスにつながっていくということでなかったらいけないと思うわけでございます。  それと、その中で特に人事評価が各課長、部署から、部局から出てくるわけなんですけども、部局から出てきた人事考課の人事評価された部分が、組織でいえば総務課長のところで一旦まとめられて、そしてまたそれが例えば副町長なり、町長さんのところへ流れていくと理解しているわけなんですけども。  そうしますと、その評価された分を先ほどから課長の答弁にあったとおり、給料なりとか、要するに成果配分的な勤勉手当というんですか、勤勉の評価をされるというシステムになっておるわけでございます。当然そうしますとその評価された結果を例えば課長を通じて、例えば係長を通じて、各職員に面接して行っているかということが出てくるわけでございます。  そして、その中で当然面談の中で少し自分の自己評価、それから部署の評価、例えば3段回方式ぐらいになってるんですかね。例えば評価するのはまず自分で評価して、そしてまた部課長が評価するんですね。そしてまた例えば副町長、町長というふうな評価の仕組みにシステムがなっていると思うんですけども、その結果をまた被評価者に面談して戻しているというようなところまで進んでいるか、進んでいないかということも少しお尋ね申し上げます。 ○議長(負門俊篤) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 今行っている評価について、一般職に対して係長が一般職を評価しております。課長補佐が係長の評価をしております。課長が課長補佐、係長の評価をしております。課長については、副町長、町長が評価をしております。フィードバックについては、その都度、担当の面接のときにやって返しておりますので、フィードバックも行っておりますので。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 評価、今の課長の答弁に若干補足させていただきます。
     現在やっております評価に関しまして、やっぱり何らかの課題はございます。何点も課題がございます。まず適切な事務分掌がなされているかということ、適材適所かというのが前提なんですが、その上で一人一人が自分の個人目標を適切に設定しているかどうか。その目標について難易度をちゃんと設定できているかどうかというのもございますし、その業務の進行管理が都度都度、適正に行われているかということもございます。  また、給与とのリンクという点でございますが、これもかなり難しゅうございます。私も県の担当課長としてやっておったんですが、その当時は、例えば下5%とか10%はできの悪い職員チームです。上の5ないし10は優秀チームです。できの悪いチームを削ります。給料を減らします。その分を優秀なところへ積むんですが、誰がだめチームで、誰が優秀チームに入れるのかは極めて難しゅうございます。しかも入れた後本人を納得させるという作業もやってまいりましたけども、こういうあたりが職員の十分な理解を得た上でちゃんとやっていければ行くんですが、なかなか課題が多い点でございます。  ですから、このあたりもっともっと我々新年度、研修を積み、共通理解を図った上で、趣旨を徹底し、適材適所の人事配置とともに取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) ただいま副町長のほうからも少し御答弁をいただいたわけなんですけども、当然人事を評価するというのは非常に難しいというよりも、評価の仕組みをきっちり構築して、そしてまた目標値を設定しなければ、なかなか評価がしにくいということでございます。  先日から、特に部局によっては専門性の資格が要ると。そしてまた専門性の資格が経験年数でクリアできてるとこもあれば、また新たな職員さんが学んでいく目標として設定をしなければいけないというふうな部局があるわけなんですけども、そうしますとその点も含めて、やはりそういう自己研さんをしながら自分がその部署での目標値の中で、申請してこういう目標を定めて、例えば資格を取りにいくということになれば、とった時点では資格手当がないとか、何らかのそういうことをやっていかなければ、取らんもんも取っても一緒やということであれば、非常に向上心が非常に低くなってきます。  その点につきまして、全体的な中やはりそういう目標を定めながら自己が評価するとか、目標値を自己で上げてきたとこを大事にしながら、面接の中でも生かしていただけば、それが係長だけに任せておくとか、課長補佐に任せとくんじゃなしに、やはり課の責任者、要するに課長なりとか、例えば副町長なりが、今後そういう中で進めていただければ非常に効果が出てくるんではないかなということでございまして、その点をお願いして、1番目のお尋ねについては終わりたいと思います。  続きまして、この2点目についての消防署の服務規程の4条についてのことに対しては、消防長のほうからよろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 7番議員より御質問のありました、高野町消防職員服務規程第4条に規定されている居住地の制限に違反したものの査定等が人事評価制度に反映されているかについて、御説明させていただきます。  まず、私ども地方公務員の服務につきましては、皆様も御存じのとおり、職務遂行上、または公務員としての身分に伴って守るべき義務ないし規律として、地方公務員法の規定に定められているところでありますが、消防では法令、その他の規定によるほか、その職責を自覚し、使命を達成するため、それぞれの消防本部において消防職員服務規程を定め、この規定を遵守して職務を遂行するものとなっております。  高野町消防本部におきましても、業務を開始した昭和55年10月1日に服務規程を定め、現在に至っているわけでございますが、議員御指摘に第4条に規定している居住地の制限については違反者が続出しており、頭を悩ませる問題であるとともに、住民からも苦言をいただいているところでございます。  消防本部としましては、初めての違反者が出た時点から懸案事項として取り上げ、何らかの措置といいますか、対策を施し、あとに続くものが出ないようにと、町当局に対しても問題提起はしてきましたが、解決策が見出せず、現在に至っているものでございます。  しかし、私としましては、幾ら憲法で居住移転の自由が許されているといえども、地域の特性を鑑みて規定されている服務規程第4条であるということを認識した上でこの職についているのであれば、守るべき義務であると捉えておりますので、今後はこれ以上の違反者が出ないよう、努力する所存でございます。  なお、人事評価制度導入に当たって、この件が評価制度に反映されているかどうかの問いに対しましては、消防本部の所管事務ではございませんので、まことに申し訳ございませんが、御説明することができません。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) ただいま消防長のほうから、お尋ねに対して的確な御答弁をいただいております。先ほどからの質問とか、中でも1200年の開創法会を踏まえた中でのそういう緊急体制、これも含めた中で、今回特に人事評価制度の中でそういう違反、職務規程第4条に違反者が出ているということに対しての、どういう人事評価をされているかということは、消防長のほうから今度は当然総務なりとか、戻ってくるわけなんですよ。やはり今後どういう形で対応されるかということの御答弁をいただければありがたいんではないかなとこう思うわけでございます。 ○議長(負門俊篤) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 人事評価制度については、先ほども言われましたとおり、職員の研修を通じて行っていきたいと思います、資質向上ということは第一番の目的になってくると思いますので、研修等を重ねてやっていきたいと思いますので、この服務規程については、また今後上司と相談させてもらって検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 先ほど来、消防長がお答えしております点に関しまして、私もいろんなところへ当たって、罰則、ペナルティーを科すことができないか云々を調べて研究しておるんですが、先ほどから言うております憲法との兼ね合いとか、条例等の条理会というのがあって、ほかの市町村なりを見ましても、これが一番いいというようなペナルティーがなかなか見つけかねているのが現状でございます。  それはそれとしましてでも緊急時に十分な体制で対応せんとあかんというのは事実ございますので、それのほうは進めるとともに、職員の採用に当たりまして、もう何年か前からでございますが、町職員、それから消防職員はもちろん、高野町在住を条件として採用に当たるように努めております。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 当然、今言ったように服務規程に書かれてますから、例えばそのときに採用のときには多分文書的にもらってると思うんですよ。その点、文書をもらっていて、そしてまた部署によってとか、公務員の中でも、例えば消防署となりますと、消防署に合ったような人事考課制度を検討するというのは大事なことなんですね。これを言いたいわけです。  そうすると一律の公務員とそういう形で条例で定められてますから、だから今後の課題としてそれを時期的に、来年は開創法会を含めた中でのまたたくさんの方が上ってくるまでに、そういう方向の中で少し具体的に進んでいくことを少し期間的な問題というか、時期、これを少し答弁の中に入れていただければありがたいんではないかなとこう思うわけでございます。 ○議長(負門俊篤) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 御質問のありました消防職員の人事評価、それから評価の結果の反映等々につきまして、これから御質問のあった時期を踏まえながら検討してまいりたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 今、副町長から力強いお言葉で検討を進めてまいりますということをお約束していただきましたので、この件につきましてはこれで終わらせていただきます。  続きまして、3番目の高野山の高野山旗全国大会、学童の野球大会の参加拡大について、先ほどから少しお話しした中身を、お尋ねしている内容について御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長佐古典英) 7番議員より学童野球大会についての今後の進め方というんですか、チーム拡大等について、大会の充実等について御質問いただきましたので、御答弁させていただきます。  御存じのとおり、昨年、第18回大会にして全国大会として開催したわけでございますが、この学童野球大会の起こりというのは平成8年に始めたわけですけれども、昭和26年当時は3,000人の林間学校の生徒でこのお山がにぎわっておったという、京阪神の小学校は全て高野山に来るというふうな感じで、高野山の町がにぎわっておったわけでございますが、近年になって林間学校の数が急激に減ってまいりまして、林間学校の誘致会議等を大阪でしたことも記憶にございますが、なかなか一度高野山を離れますと、元に戻すのに時間がかかるというんですか、いろんな場所に林間学校に分散してしまったという現状の中で、平成8年に、当時の観光協会の会長から、小学生を林間学校に取り戻せないのであれば、何か小学生が高野山に来るような何か催しはできないのかというふうないろんな協議の中で、平成8年に学童の野球大会を開催させていただきました。  当時は、近畿大会という形で42チーム参加をいただいて開催したわけでございますが、やはり高野山で野球大会をするという、議員が先ほど御指摘いただきました、宿坊に泊まって精神修養する、夏休みの思い出づくりに寄与するとか、いろんな高野山で開催することに意義があるということで、四国方面からも出場をしたいというふうな声が上がりまして、第3回にして西日本大会という形で開催いたしました。  それで、数を重ねていく中において、いろんなうわさの中で、高野山大会、すごい大会を高野山でしてるよということで、この近畿、西日本周辺、東海、北陸、甲信越、また関東からもぜひこの大会に出場したいというふうなお申し出がありまして、現在に至っているわけでございます。そして、平成24年の大会では、北海道からもこの高野山大会にぜひ出たいということで、実質17回にして北海道から沖縄までの大会を迎えたわけでございます。  この野球大会を続けていく中において、町民からもおしかりの声を聞いたり、車が渋滞するとか、役場からうぐいす谷に行く間のバスが何台も連なって、交通の支障になるとか、何か物事を一つ始めるとやはり町民全体で賛同を得られるというのはなかなか難しいものですが、ここで、じゃあやめます、ここでくじけてしまったらということも継続できない中で理解を求めて、住宅からも病人がおるのにわいわい騒がんといてくれとか、本当にいろいろ悲しいようなことで、来年の大会がどうなるのかなというふうなことも懸案として検討したこともございますが、やはりそこは高野町の大きな大きな活性化という意味で御理解いただいて、こうして大きな大会になってきたということでございます。やはり継続というのはすごい力かなというのも感じております。  それで、昨年、全国大会を迎える中で、地域活性化センタースポーツ拠点づくりという補助金があるわけですけども、学童野球に関しては高野山、いろんなスポーツ競技があるんですけども、拠点として全国で学童野球の拠点を高野山ということで認めていただきまして、10年間の補助金も確約していただきました。  そして、また中南米のコスタリカ共和国からも国際親善チームとして昨年は参加していただき、名実ともに学童野球の拠点、和歌山県の高野山ということで位置づいてきたわけでございます。  この第1回から第18回までの間でございますが、選手、保護者を含めて7万人の方が宿泊されております。経済効果としまして、この1回から18回までの宿泊地としまして、高野山のほうで3億8,000万円の収入を得ております。また、1回大会をすることで、宿泊も踏まえて高野山の山上に3,500万円から4,000万円の経済効果が5日間で見込まれる大会にまで育ってまいりました。  今後、どういうふうに進めていくんかということでございますが、やはり56チームが限度となっております。これはやはりグラウンドの関係が一番懸念されることでございます。現在、高野山高校のグラウンドもお借りしているわけですが、夏の全国大会の予選の間近で、都合によれば高野山高校も使えないというふうな現状の中で、高校のほうの野球部に御協力をいただいて、グラウンドを開放していただいているという現状でございますが、グラウンドがあれば今後アジア大会、また欧米からの誘致も視野に入れ、大きな大会にし、チーム数を増やしていくということも今後の大きな課題と思いますが。  この高野山大会が今に来てどんどん人気が上がってきているというのは、やはりこういう学童野球の大会、全国で開催されております。東京の神宮球場、四国、九州でもされておりますが、この学童の野球というのは、勝ち負けだけではなく、やはり高野山に来てお寺に泊まる、お坊さんと直接話ができる、精神修養ができるとか、青少年、小学生球児にとって一番大事な根底の部分が高野山には野球とともにあるんじゃないかなということで、各お寺にも協力していただいて、選手団による御住職にお願いしていろんなお話をしていただいたり、朝、本堂へお参りして必勝祈願を皆さんされているようです。やはり手を合わせるという基本的なことであるとか、通常、学校教育では学べないこととか、よその大会ではできないことを、この高野山では網羅できるというのが大きな大きなこの大会の要因になっているように思います。やはり学童野球の本質というのは、この辺にあるんじゃないかなと考えております。  内容も徐々に充実して、チームのほうも徐々に拡大をしておりますが、やはりグラウンドがこの町には、今小学校以外に5グランドがないという現状の中で、もう少し大きなグラウンドがあればいろんな意味で展開できるんじゃないかなとこのように考えております。  議員各位におかれましても、この野球大会、夏場の5日間でございますが、やはり全国からこのような大きな大会ということで認められているとともに、各地から高野山の大会へ行きたいんだと、学童野球をしている生徒から見たら、夏休み高野山に行って野球したいんで、まさに林間学校がにぎわった以上の経済効果も生まれておりますし、大きな大きな大会に今後していきたいなという希望を持ってございます。  どうか議員各位におかれましても、そのような感じで御支援いただき、どこか高野山の場所でグラウンドが1カ所でもできることを願っておりますので、どうか今後この大会、アジア大会、また世界大会になる要素も十分持ち合わせた大会でもございますので、どうか御支援いただきたいと思いますので、お願いしておきます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) ただいままち未来課長から御答弁いただいてるわけなんですけども、当然、経済効果を含め、またこの高野山の特色、1200年の中の1個の守ってきているいろんな文化、伝統、それに含めた中が少し今の時代にうまく共生しながら来てるんじゃないかなと判断するわけでございます。  先ほどから56チームが限界やというお言葉をいただいております。私はできたらせめて広がりの中では少しトーナメント方式から敗者復活も含めて、そしてまたグラウンドの状況も含めて整備をしていくのは当然ですけども、場所があればもう1個グラウンドを整備しながら、そしてまた学童の皆さんが、全国だけじゃなしに、先ほどから課長の答弁のとおり、アジア大会なりとか、またそういうヨーロッパを含めた中での参加をしながら、そういう参加の発信は当然世界遺産の町という1個の中の、参詣道だけじゃなしに、やっぱり青少年の育成を兼ねた中での1個の方向としてやっていただければ、非常にありがたいんではないかなと思っております。  今後、そういうことで広がっていくことを我々も少し御支援させていただきながら、今後その大会が18回から、18年たっているわけですね、19年、20年、末永く継続していくことを望んで、この質問は終わりにいたします。  続きまして、第4点目、周辺集落の住民に対しての生活対策についての現状と今後の対策、そしてまた過去の経緯等について、御説明、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長佐古典英) 周辺集落に対する現状と今後の施策ということで御答弁させていただきます。  いつの議会だったかちょっと忘れたんですけども、ある議員さんからすぐやる課というのは高野山にはないんかというふうな、多分8番議員やったと思うんですけども、そういう課がないんかという御質問をいただいたときに、町長のほうから、そういう課はないけども、そういう要素を持ち合わせたのはまち未来課であるというふうな、町長が答弁されたと思うんです。それでうちのまち未来課ができて丸2年になるんですけども、地域を常に現場主義の課であるという位置づけの中で、職員も机上ではなく、現場へ行くような感じで、作業服を着てくる職員が多いというふうな感じで、常に現場へ足を運ぼうということでこのまち未来課は取り組んでまいりました。やはり机上で考えておればいろんなことが考えられるんですけども、現場へ行けばそうもできないと、いろんな課題があるということも実感しております。  そういう中で、まず高野山の周辺集落に対して町長に予算をつけてほしいということでお願いしましたところ、効果的な予算であればどんどん予算をつけると、どんどん周辺集落の課題を一つずつでも解決していけという町長からの御指示もいただきまして、じゃあ一応高野町高野山以外の周辺全部一回地域へ入ろうということで、地域ミーティングを重ねてまいりましたら、やはり住民の年齢構成とか、産業形態など地域ごとに異なってきまして、住民の思いやニーズの違いというのが各集落でまちまちであるということがわかりました。  それと、年齢構成や人口によって、従来、自助、公助、地域ですることと行政ですることというのがすみ分けして、バランスよく保ってたことが、若い方がいなくなり、地域が高齢になることによって、自助、公助のバランスを保つことが困難な地域がどんどん増えております。  また、もう一つ、生活用水や移動手段の確保に大変不便を来しておるというふうな現状をつかみました。  高野町で今、高齢化率がどんどん進んでおりまして、高齢化率が70%を超えている集落は8集落あります。94.7%、また100%という地域も2カ所ございます。そういう地域の中で、やはり移動手段が困っておる、生活用水が雨が降れば濁る、昔は地域の水取りのところまで行けたのが、もう高齢化によってそこまで行けないとか、そういうふうな現状の中で、じゃあこの2年間で何か地域の中へ入っていこうということで、予算もいただきながら進めた事業がインフラ整備の充実と住民生活の経済活動の確保に関する支援施策事業を展開しました。  まず、生活用水の確保として、安心、安全で、住民生活を確保することを目的として、生活用水の水源地の整備を全地域行いました。大字高野山、大字神谷、筒香、富貴地区については手をつけられなかったんですけども、それ以外の周辺全て回りまして、水源の改修に取り組みました。残っておる部分につきましては、26年度継続事業として実施することも新年度予算のほうで御承認いただいております。  それで、維持管理に関することで、みずから昔から使っていた取り水の改善であるとか、根本的に水量が確保できない場所については、問題のある水源地を別途整備するとか、いろんな感じで生活用水の確保事業に取り組んできました。  それと、ふれあいタクシー事業として、デマンド方式のタクシーを走らせました。今5地区、10路線において運行しております。従来でしたら、自分の車で来たり、隣の方に乗せてきていただいておった、そういう方が高齢化になって車に乗れないということで、デマンドタクシー方式の運行を進めてまいりました。  それと、鳥獣害対策事業として、イノシシ、ニホンジカ、アライグマ等の捕獲、また有害捕獲の実施であるとか、電柵のおりの補助金であるとか、そういうことを実施してまいりました。  それともう一つ、むらづくり支援事業として、集落に元気、安心、安全につなげていこうということで、25年度3地区1団体にむらづくり支援員を配属して、地域の集落の取り組みを目指しております。  そして、地域の魅力につなげる取り組みとしまして、山の学校の推進、廃校の跡の活用であるとか、大滝の学校を改善した「おおたき山の学校」を22年から山の学校として運用活用、また来年度白藤小学校を山の学校第2弾として実施予定で、地域とミーティングを進めております。  それとか、地産地消の推進として、周辺でつくった農作物を高野山で販売する仕組み、高野山里市という仕組みですけども、高野山の2店舗で、周辺集落の農作物の販売であるとか。  それで、今年は事業としてできなかったんですけれども、今後、高齢者の耕作意欲の向上を進めるために、6次産業の振興につなげていける事業を26年度にできたらいいかなということも考えてございます。  それと、高野の手仕事推進として、大師信仰の高野山の歴史の中で、各集落で風土に培われてきた伝統的な仕事に注目し、これを観光資源化として地域のブランドの開発として可能性を探求するということで、24年、25年度、高野の手仕事ということで調査を進めてまいりましたが、26年度より大きな高野の手仕事の事業を展開していきたいと考えております。  午前中質問いただきました観光協会、仮称ですけども、観光協会の中でこれから高野町全体的な観光を捉える中で、周辺集落の野菜であるとか、そういうものも全て観光ブランド化をして、町を挙げて取り組むということも視野に入れて考えなければならないんじゃないかなと考えております。  それで、今後の課題でございますが、周辺集落の今後の課題としまして、各集落にしかないものとか、その地域だからできるものを発掘しながら、田舎観光ということを推進して図っていきたいなと考えております。  例えば、その地域に山菜しか取れへんとか、おいしい湧き水が出るよ、この川に蛍が飛びかったら楽しいしな、こういうところに田舎観光というヒントがあると思うんです。観光って光を見に来る高野山の山上なんか、また見る光をつくるんかということで、観光というのはいろいろあると思うんです。各集落に山菜がとれれば、山菜がその地域の光るものであり、田舎の観光地、何も建物があって、文化財があってだけが観光地じゃないと思いますし、湧き水が出るだけでも田舎の観光として、田舎観光地として売り出していけると思います。そのためには地域に住む人たちは何を望んで、何をすれば元気が出るか、こういうことを地域ミーティングでブラッシュアップを行いながら、どんどん見出していけば周辺集落ももっと元気が出て、活気のある周辺集落ができるんじゃないかなと思います。高齢者しかできないこと、高齢者だからできること、この辺をきっちり26年度から地域ミーティングでブラッシュアップを行っていったらいいかなと考えてます。  それと、新年度、26年度、来年度からは高野に伝わる手仕事プロジェクトを立ち上げて、高野山に伝わる、高野山に伝わらなければならないものを産業の形にして、推進していきたいなとこのように考えております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) ただいままち未来課長から、過去から今の現状、課題ということで、具体的にこういう方向ということを、これは当然安全、安心な、要するに町当局が目指している目標に対して実践されていると理解したわけなんですけども、その点では今後の課題も含めて、やはり元気で安全、安心な中で生活をする、周辺集落の高齢化に対しての力強いお言葉をいただきました。  これを計画していくについてでも、やはり今後そういういろんな医療体制の充実なり、いろんな先ほど午前中にも質問とか、答弁があったんですけども、やはりそれぞれ地域の課題に対してどうやっていくかというきめ細かい行政の中で進んでおられるということで、安心しているわけなんです。  今後とも民意を聞きながら、地域の民意がどんなとこが一番、どんなとこでどない困ってるんやということを、部局が直接出ていかれまして、そういう耳を傾ける中で行政が進んでいることに、非常に感謝しているわけです。今後そういうことも含めて、町全体のいろんな中で、その地域、地域によっての課題を解決していただけることに御期待を申し上げて、私の一般質問を終わります。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) ラストバッターでございます。どうか最後までおつき合い願いたいと思います。  昨年12月、災害に備えての備蓄品について私は質問いたしました。今回もこの質問に携わらせてもらったのは、12月に引き続いての関連質問をいたします。  まず、12月の町の桜ヶ丘の、桜の木の財産問題についても質問いたしました。ここで町の財産の管理ということで、少しちょっとお話ししたいんですが、町有林の木材の売り上げの不適切な処理について、3月14日付で毎日新聞にこういうような記事が載っておりました。町からはこの森林組合についての補助金、これは160万円付与しております。これにつきましては、もう少し我々も、また町当局も議論を重ねていかなければならないと思いますので、議長のお許しを得て、後日これを報告したいと思います。  それでは、一昨日も四国沖の震度5前後の地震が発生しております。近い将来、東南海、南海地震が襲ってくるということで、予想する中で大規模な災害が発生したときに、緊急時に備えて食料品の備蓄というものは、皆さんの家庭におきましてでも最低やはり3日分ぐらいの備蓄は生きていくためには必要である。これは今後皆さんが、できれば3日分じゃなくて1週間分あれば、備えが恐らくこういうのは3日分あれば望ましいなとされている中で、直接被害を受けなくてでも、そういう災害があって、ものの流れ、物流の混乱によって、いわゆる品薄、備蓄品が品薄になったり、また売り切れたりする事態が発生するわけでございます。  やはりそんなときには日もちのよい、そういった乾燥した災害食を準備するとか、そういうのが一番昨今常識になってきております。食べ物の中には水気が少ない、食べにくい、そうするとやはりそういった食品もあるし、かたくて食べる気にもならないということもあります。そして、災害に遭ってもし被災した後、自分の体の調子を考えたとき、体を守るために栄養価を考えておかなければいけないこともあり、一番いいのはふだん食べている日常食が自分の手元のあれば、非常にベターなことであります。そして、また安心を与えてくれるわけなんです。  当町が準備されているアルファ米についてでございます。その他、肉、あるいは魚、たんぱく質、賞味期限の長い缶詰、レトルト食品、こういったものが絶対必要になってくるわけでございます。  そこで、人間がやはり生命を維持するためには最低3リットルの水が必要になってきます。欠かせないわけです。人間、成人がそういうように3リットル必要でありますので、昨年12月の議会で一般質問したときに、高野町にはアルファ米が1,116食、そして水が2,960本、炊き込み300食が町内のヘリポート、富貴集会所に確保されていると報告がありましたですね。これについては賞味期限が切れておったと、これがわかりまして、その後、保存食等をチェックをしていただいて、富貴、それからヘリポート、そして富貴集会所、これについての管理を十分していただいておるわけでございます。  そのときに、いわゆる不適当な賞味期限の切れている品物がどういう品物があったかということと、その品物の量はどれだけあったか。そして、そのときにその商品が賞味期限だったというんだったら、賞味期限がいつからいつまでのものだったか、これを知りたいので報告願いたいと思います。  あとは自席からお話しいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野議員に申し上げます。先ほどの森林組合関係の質問は通告外でありますので、議長において取り下げます。なお、議会においては本日の日程終了後、全員協議会で協議をいたします。  その他の答弁をお願いします。  尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 平野議員さんの備蓄の件に関しまして、御説明させていただきます。  昨年12月の議会において、非常食が期限切れということがありましたので、それも一応確認しまして、後ほど報告させていただきます。今現在、ちょっとあるやつを報告させていただきます。  議会が終わりましてからすぐに、平成25年12月25日に非常食を配布いたしました。西富貴に炊き込み御飯50個、飲料水160本、東富貴に炊き込み御飯100個、飲料水が300本、上筒香に関しましては炊き込み御飯50個、飲料水60本、中筒香につきましては炊き込み御飯50個、飲料水については40本、下筒香につきましては炊き込み御飯50個、飲料水については40本、富貴地区については飲料水については計600本、炊き込み御飯については計300個を配布しております。  高野山の備蓄、先ほど議員さんが言われましたように、ヘリポートにつきましてはアルファ米、エビピラフが166食、これ2017年の8月まで有効期限があります。水については500ミリリットルが360本、これについての有効期限が2017年5月でございます。NTT倉庫につきましては、アルファ米、チキンライスでございますが700食、2018年4月までです。水につきましては500ミリリットルが2000本、これも2018年の4月まででございます。  富貴支所については、先ほど言いましたように、炊き込みおこわということで300食、西富貴、東富貴、上筒香、中筒香、下筒香で300、これの賞味期限が2018年4月でございます。水につきましては600本、先ほど言いましたようにこれについての有効期限が2017年の5月でございます。  合計で、先ほど議員さんも言われましたように1,116食の、水500ミリリットルが2,960本となっております。  それと、この平成26年度の一般会計が御承認いただきまして、防災と対策費の中で、26年度で購入ということで非常食を購入するということで126万7,000円を計上させていただきまして、非常食を3,000食ということで、今年については1,884食の非常食を買いまして、3,000食にさせていただきまして、富貴のほうにも追加でまた持っていかせてもらって、残りは高野のほうで保管させていただきます。  それと、非常食の備蓄なんですけども、一応賞味期限が切れておったということで、どういう内容があったかということでございますが、東富貴の集会所につきましては25年、昨年6月に切れておりまして、ワンデーセットというセットなんですけども、その中身は水500ミリリットルが2本、おでんの缶が1缶、チューブチョコが1本、アルファ米1袋、パン缶1缶、ビスケットが1缶ということで、これがワンデーセットの中身でございまして、これが東富貴の集会所に18食分の17個用意しまして、306食を用意して保管しておりましたんですけども、ちょっと賞味期限が切れておりましたので、これについてはまた役場のほうで回収をしておりまして、新たに12月25日に非常食を置いております。  西富貴のトレーニングセンターについては、同じく180食を置いておりましたんですけども、これの保存期間が24年4月に切れておりました。
     上筒香についても同じく54食で、これも24年4月に切れておりました。  東富貴、西富貴については、支所のほうで処分をしていただいております。上筒香、中筒香、下筒香については、それぞれの区長さんが処分していただきましたということでございます。中筒香の集会所については、これもワンデーセット36食分でございまして、賞味期限が24年の4月に切れておりました。上筒香については90食、これも24年の4月に切れておりました。  今後、このようなことの賞味期限が切れないように、総務課としまして、防災対策についてきっちり管理をいたしまして、1年前になりましたらまた新しいのをかえるということで、心がけていきたいと思いますので、今後このような二度と起こらないようなことにはいたしますので、よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 課長にいろいろとるる説明を受けたんですが、これはかなりの金額になると思うんですよ、交換されるというのは。これの賞味期限が切れたものについての損失というのは、お金にしてどれぐらいの金額になるかということを、それを出されましたか。出してません。これは無駄なほんまに税金の消費だと私は思うんです。だから、これは富貴だけでそれだけであって、高野町のヘリポート、NTTのほうではどれだけの賞味期限の品物があったんですか。今は富貴、それから西、それから筒香、下、中というあたりのストックでしたね。だけど高野山のNTTと、それからヘリポートのそれの賞味期限の切れたのは、どれぐらいあったんですか。これは金額にして相当な金額になると思うんですよ。今も12万というように補正して、上がってきたけども、そういう金額、無駄な使用の仕方を考えておるのはもってのほかで、もっともっとこれの管理の方法を検討していただきたいなと思うんですよ。  賞味期限が切れる、切れないようにしようと思ったら、もっと頭を使って、どのように早期に発見し、それを消費できるかというようなことを考えてもらう。そういう考えてもらったことはありますか。 ○議長(負門俊篤) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 賞味期限については、ちょっと確認してまた後ほど報告させていただきますけども、防災の訓練、去年うぐいす谷、その前に明遍通り、このときに防災訓練をしたときに、ちょっと1年前の賞味期限がありましたので、それを有効に住民の方々に体験をしてもらっておりますので、また防災の避難訓練等々ありましたら、その非常食の1年前に切れるようなやつの有効活用を今後ともやっていきたいと思っておりますので、御了承をお願いします。 ○議長(負門俊篤) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 今課長がおっしゃったことはそのとおり。それを絶えず私は去年から言うてる。防災訓練をしっかりやってくれと。各町内でやってくれと何回も言うてますわね。それは中の橋、それから明遍通り、この間中学校主会場にやりましたよね。これをすることによって、今おっしゃったように、賞味期限の切れそうなやつを先に、いわゆる実体験するというか、そこで防災訓練で食べていただいて、災害のときにはこういうものを食べるんだよというようなことを、町民の皆さんに試食してもらう。これやったらおれは辛抱できるな、あれはこうだというような感じが、皆さんが、町民が持ってくれると思うんですよ。  だから、そういう訓練をまず防災のほうでやっていただく、そのときにこれを使っていく、消費していく。それで、使った分については次の年には、予算で補填されたけど、そのようにまた追加して、新しいものを買い込んで、そこに備蓄するという形をやっぱりやっていくと、ローテーションが組んで、賞味期限が切れるのをあるいはチェックできるし、追加もできるし、新しいものを仕入れるということができるわけなんで、その訓練をやっぱり、訓練というのは高野山で、今はずっとそうですけども、今度は西のほう、あるいは富貴、筒香、そこらで皆やっていただいて、そこで備蓄品の期限の迫っているやつについて、それを体験食として使っていく。そういうことをすると、今言いましたように、村が消費というか、お金を出さんでもいけるわけなんです。そういうことをやってほしいなと希望するわけなんです。  ということは、防災訓練をしっかりやっていただきたいということなんですが、その点について、防災の関係は誰か。 ○議長(負門俊篤) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 2年連続防災の避難訓練をさせていっておりますので、また地区、地区によって、避難訓練をするよう、毎年行っていきたいと思いますので、そのときにまた非常食等の有効活用も考えておりますので、またその点でよろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) そういうチェック体制というのをやっぱり町は、町当局は考えていただかなければいけないと思いますので、十分その点については注意していただきたいと思います。  防災訓練をして、そういうときに体験食を食べていただくということが、本当にそれが住民の皆さん方にもそういう備蓄品の食べ方もわかっていただくし、備蓄品ってどんなものかなということもわかっていただけるし、そういうような訓練をやはりふだんから、そのときだけじゃなくて、ふだんからすることによって、やっぱり経験することによって、自分たちがそういう災害からある程度の何は防げるんではないかなと、こういうように思うわけでございますので、その点、十分注意していただきたいとこのように思います。  この備蓄している商品ですけども、私、この量については、ちょっと備蓄の量が、量的に、高野山はどっちかといいますと陸の孤島というか、道路が決壊して、物資が上がってこない、輸送してこれない、もうヘリが入ってきて投下してもらう、そういったことしか考えられない、津波じゃないので、そういうことを考えると、まず今の量で果たしていいもんかどうかということを、備蓄の量ですね、いいものかということ。例えば山内であれば、人口が今2,460名、山外であれば425、富貴、筒香で531、合計3,420人、これが高野町の人口なんですよ。そういう人口の割に高野町に保存している地区の食事。富貴にしてでも、筒香にしてでも、高野山、また山外、ヘリポート、それからNTT、ここに保有しているところは非常に不便なところにこれが貯蔵されている。だからできる限り、NTTのように、近くのところでヘリポートなどができたら、そこへ行くまでに道路が決壊すればあそこにとりに行くことはできません。せっかくたくさんあるのに、あそこに行くのにはということになります。  前も言うたように、あの道が焼却場の前を通りますので、あの道が崩壊したときには、せっかくの備蓄品が確保できません。だから、できる限り山内のNTTのようなところを見つけていただいて、また学校のあいた教室でも、キープできるところであれば、大変保存するには管理が大事だと思いますけども、そういうところを見つけて保存していただくということも考えていただきたいなと思います。  今言いましたように、保存食については量が非常に少ないと思います。特に、私は高野山は今言うように、3,000人ということ。その中に夏にもし観光客が来てて、1,000人、2,000人入ってて、合計5,000人、6,000人ということになったとする、そういうときに災害が起こったときに、その方はどういうようにしてそういう災害の備蓄品を配布するかというのは大きな問題になってきます。やはり我々が考えるのには、子供、老人、それから観光客、それで我々大人というようになってくると思うんです。そのあたりの量が非常に、高野町の人口だけのものの最低限をキープするよりも、やっぱり観光客も入れた数もちゃんと踏まえて保存することが必要でなかろうかなと、こういうように思うわけです。  だから、観光客、やっぱりおもてなし、安心、安全で、高野山に来てでも、そういう災害にもし遭うたとき、そういうような食事をいただいてもらわないかんときに、そういうようにして高野町でそういうようにおもてなしをしていただいたら、それは一生忘れないとこのように思うんで、こういうて高野山ということを考えて、人口が増えるということを考えて、保存食のキープの量を検討していただきたいなとこういうように思います。  例えば、高野町の場合は、今言いましたようにそれだけの量でありますけども、隣の九度山に行きますと、あそこは4,700人口がいます。それで、そこではアルファ米が3,500をキープされております。缶詰、それから水も2リットルが1,700本を準備されております。  そして、かつらぎにおきましては、アルファ米が5,200、ドライカレー、キノコ御飯、カレー、そういうものが保存されて、水はあそこは上水道が大きなのがあります。自家発電をして、その上水を恐らく1万人分のペットボトルを持っていければ、1万人が供していただくような水の供給はできるという、かつらぎの水のいわゆる管理をされておりますので、そういったこともやはり他町村の比較も、もちろんここらは高野山のように陸続きじゃないんで、その点は非常に隣の町から融資していただくこともできますけども、高野山の場合は特別に山の上のことであるんで、その点は大いに考えてもらわなければいけないなとこういうように思います。  今、先ほど言いましたように、アルファ米が1,116食、炊き込み300、ヘリポートにエビフライ、NTTチキンライス、富貴支所には炊き込み御飯というようなことをおっしゃいまして、ここへ記録したんですけども、やはりこれだけでは恐らく高野町のこのヘリポート、あるいはNTTの倉庫に置いている食事についても、ほんのわずかな食事のキープしかありませんので、これについては、現在2014年から3年、4年かけて保存できる、期限の切れる、そういった防止。先ほど言いましたように、体験されるそのときに、しっかりと消費できるように、無駄のないようにしていただきたいと、こういうように思います。  次に、南海電鉄への要望ということでございます。かつてエレベーターを設置するとき、南海電鉄に要望をしにまいりました。そのときのことを考えると、今私がお願いするのは非常にしやすいような工事だと思います。  というのは、南海電車が極楽橋につきます。そうすると階段があります。下の階段で4段、スロープがちょっと足らないんです。そうすると車いすとか、あるいは大きな外国人の人がトランクを下げてる、結局あの4段をだいたい自らで担いで上へ上がっている。あれを見ると大変だなと思います。我々も若ければそれを助けにいくことができますが、そういうような状態で、非常に階段のところがスロープにしていただいたら非常にありがたいなと皆さん思っております。なるほどケーブルの上のほうの階段のほうは、これはうまいことエレベーターに直結しておりますけども、極楽橋のほうの階段が非常に不適切であるので、あれを改善していただくように要望を南海電鉄に、エレベーターをつけたと同じような要領で要望を出していただきたい。これはどこに言うたらいいのかな。総務課ですか。エレベーターのときはどこがやってくれたのかな、窓口。建設だったかな。違った。 ○議長(負門俊篤) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 議員さんから質問をいただきまして、南海極楽橋のケーブルの改善ということで、南海電鉄高野山駅のほうへちょっとお話をさせてもらいにいかせてもらいました。駅長はおらなかったんですけども、一応助役さんがおられまして、こういうことでちょっと議員さんからの質問があるんですけども、南海電鉄極楽橋に関して、お客様からの改善の要望はありますかというてちょっとお尋ねしましたところ、極楽橋のところにはスロープがついております。それに関してはお客様は何も言うてないんですけども、1カ所、南海の駅の電鉄のほうへ要望が、極楽橋とケーブルカーの間で待ち時間が長いので、待避所というんか、そういうのをこしらえていただきたいということは、お客さんから南海のほうへ要望があるということをちょっと聞いておりますので、御報告させていただきます。 ○議長(負門俊篤) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) あわせて要望してください。  それと今、時間の問題が出たんですが、難波から高野山へ帰ってくるときに、橋本で非常に連結が悪くて、10分ないし20分待たなければいけないようなダイヤがあります。あれを何とか短時間に、5分ぐらいの待ち時間で連絡できるように、橋本で連絡できるように、それもダイヤ改正を、来年1200年祭があるので、あまり来ていただく方にこういうような非常にダイヤが悪い南海電鉄に対して、もっともっとお客さん側に立っての運行をしていただく、できるようにそれも要望をあわせてしてください。  以上で私の質問を終わります。 ○議長(負門俊篤) これで一般質問を終わります。  日程第2、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付したとおり議員派遣を行います。  これに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定しました。  日程第3、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議は全て終わりました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。  これに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に当たり、町長の挨拶をお願いします。  木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 3月議会の全議案を可決をいただきまして、無事終了をいたしました。  季節の変わり目ということで、非常に寒暖の差が激しくございます。1人今日はマスクをしておられるわけなんですけども、お体に十分御留意をしていただきたいと思います。  町長選なんですけども、4月15日告示、20日投開票というような日程でおります。今回の当初予算はそのような加減で骨格予算であったわけです。来年の開創1200年に向けての事業等々、まだまだ山積みをいたしております。町長選が終わりましたら、早急に補正を計上をさせていただいて、提案をさせていくという、そのような手順になっておりますので、また御審議のほどよろしくお願いをいたします。  そしたら、皆さんの御活躍を御祈念申し上げまして、閉会の御挨拶にさせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(負門俊篤) これで平成26年第1回高野町議会定例会を閉会します。  お疲れさまでした。             午後 2時28分 閉会   この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する   平成26年 3月17日   高野町議会   議長   負 門 俊 篤   議員   松 谷 順 功   議員   平 野 一 夫...